松山市議会 > 1991-12-18 >
12月18日-05号

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  1. 松山市議会 1991-12-18
    12月18日-05号


    取得元: 松山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    平成 3年12月定例会                 平成3年          松山市議会第4回定例会会議録 第5号          ──────────────────             平成3年12月18日(水曜日)             ───────────── 議事日程 第5号   12月18日(水曜日)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 承認第6号 平成3年度松山市一般会計補正予算(第4号)を定める専決処分の承認を求めることについて 承認第7号 松山市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例を定める専決処分の承認を求めることについて 議案第105号 平成3年度松山市一般会計補正予算(第5号) 議案第106号 平成3年度松山市競輪事業特別会計補正予算(第1号) 議案第107号 平成3年度松山市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第2号) 議案第108号 平成3年度松山市老人保健事業特別会計補正予算(第1号) 議案第109号 平成3年度松山市松山城管理事業特別会計補正予算(第2号) 議案第110号 平成3年度松山市ガス事業会計補正予算(第1号) 議案第111号 松山城二之丸史跡庭園条例の制定について 議案第112号 新まつやま女性ふれあい基金条例の制定について 議案第113号 市道路線の認定及び廃止について 議案第114号 公有水面埋立について(由良町地先愛媛県施行分) 議案第115号 公有水面理立について(泊町地先松山市施行分) 議案第117号 平成3年度松山市一般会計補正予算(第6号) 議案第118号 平成3年度松山市老人保健事業特別会計補正予算(第2号) 議案第119号 平成3年度松山市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) 議案第120号 平成3年度松山市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第121号 平成3年度松山市松山城管理事業特別会計補正予算(第3号) 議案第122号 平成3年度松山市水道事業会計補正予算(第2号) 議案第123号 平成3年度松山市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 議案第124号 平成3年度松山市ガス事業会計補正予算(第2号) 議案第125号 松山市職員給与条例の一部改正について 議案第126号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について 議案第127号 松山市公営企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について 議案第128号 市議会議員等報酬・期末手当及び費用弁償条例の一部改正について 議案第129号 特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正について 議案第130号 松山市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正について 議案第131号 松山市公営企業管理者の給与等に関する条例の一部改正について 議案第132号 松山市消防団条例の一部改正について  (委員長報告、質疑、討論、表決)日程第3 請願第10号 白内障人工水晶体(眼内レンズ)の保険適用に関することについて 請願第16の2号 学童保育の増設・改善について(第3項 放課後児童対策事業に対する松山市の補助金を増額してください。)日程第4 委員会の閉会中の継続審査について  (表決)日程第5 議案第116号 松山市,重信町共有山林組合議会議員の選任に関し同意を求めることについて  (説明、質疑、討論、表決)日程第6 議案第133号 固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについて  (説明、質疑、討論、表決)日程第7 議案第134号 人権擁護委員候補者の推薦について  (説明、質疑、討論、表決)日程第8 意見書案第5号 「児童の権利に関する条約」の早期批准に関する意見書について 意見書案第6号 白内障手術に係る人工水晶体の保険適用に関する意見書について  (説明、質疑、討論、表決)   ──────────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 承認第6号・第7号、議案第105号~第115号、第117号~第132号日程第3 請願第10号・第16の2号日程第4 委員会の閉会中の継続審査について日程第5 議案第116号日程第6 議案第133号日程第7 議案第134号日程第8 意見書案第5号・第6号   ──────────────── 出席議員(47名)  1番  井 原 美智子 君  2番  小 路 貴 之 君  3番  豊 田 實知義 君  4番  逢 坂 節 子 君  5番  松 岡 芳 生 君  6番  上 岩 静 雄 君  7番  池 本 俊 英 君  8番  大 森 利 夫 君  9番  川 本 光 明 君  10番  安 井 俊 明 君  11番  玉 井 忠 司 君  12番  佐々木 英 晶 君  13番  船 戸 節 子 君  14番  宮 武 幸 雄 君  15番  野 口   仁 君  16番  吉 岡 政 雄 君  17番  永 木   宏 君  18番  渡 邉 悌二郎 君  19番  松 下 長 生 君  20番  田 坂 信 一 君  21番  菅   正 秀 君  22番  日和佐 善 朗 君  23番  三 宮 禎 子 君  24番  御手洗   健 君  25番  丹生谷 道 孝 君  26番  尾 崎 義 治 君  27番  山 本 立 夫 君  28番  玉 井 敏 男 君  29番  中 西   智 君  30番  栗 原 欣 吾 君  31番  大 木 正 彦 君  32番  花 山 隆 重 君  33番  白 石 研 策 君  34番  松 下 英 裕 君  35番   欠     番  36番  都 築 文 夫 君  37番  牧 野 和 夫 君  38番  村 上   章 君  39番  永 山 幹 雄 君  40番  宇都宮 良 則 君  41番  大 西 俊 雄 君  42番  上 田 初 一 君  43番  加 茂 之 良 君  44番  池 田 弘 幸 君  45番  大 西 弘 道 君  46番  高 橋 勝 明 君  47番  松 谷 照 男 君  48番  寺 井 信 隆 君   ──────────────── 欠席議員(0名、欠員1名)   ──────────────── 事務局出席職員職氏名  事務局長     渡 部 隆 輝 君  庶務課長     松 田   寛 君  議事課長     青 木 博 美 君  庶務課長補佐   玉 井 信 行 君  議事課長補佐   森 崎   護 君  主幹補兼議事係長 岡 部 久 雄 君  調査第1係長   本 江   勲 君  主任       樋 口   進 君  主任       浅 川 光 夫 君   ──────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長       田 中 誠 一 君  助役       二 宮 孝 幸 君  助役       須 貝 俊 司 君  収入役      稲 葉 輝 二 君  企画管理部長   西 山 省 三 君  企画管理部次長  井 上 量 公 君  企画管理部次長  砂 田   勇 君  市長付参事    林   住 夫 君  市長付参事    古 本   克 君  総務部長     熊 本 良 三 君  総務部次長    竹 内 龍 市 君  市民生活部長   山 口 裕 三 君  福祉部長     齊 本 士 郎 君  環境部長     本 田 和三郎 君  都市整備部長   竹 田 晃 敏 君  下水道部長    山 本 新 平 君  土木建築部長   萬 家 照 展 君  産業部長     宇 賀 源一郎 君  市場部長     野 村 一 弘 君  消防局長     金 繁 照 雄 君  消防局長付参事  廉 田 従 剛 君  財政課長     大 西 康 之 君  教育長      池 田 尚 郷 君  教育長付参事   池 田 秀 雄 君  教育委員会委員  渡 邉 百 惠 君  公営企業局長   宮 内 福 一 君  監査委員     高 橋   格 君   ~~~~~~~~~~~~~~~~       午前10時3分開議 ○議長(大西弘道君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付の日程表第5号のとおりであります。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、議長において31番花山隆重君及び32番栗原欣吾君を指名いたします。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) この際、御報告申し上げます。 去る12月13日開催の決算特別委員会において正副委員長の互選を行った結果、委員長に大木正彦君が、副委員長に永山幹雄君がそれぞれ選任されました。 以上で、報告を終わります。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 次に、日程第2、承認第6号・第7号及び議案第105号ないし第115号、第117号ないし第132号の29件を一括議題といたします。 本件に関し、各委員長の報告を求めます。まず、文教消防委員長日和佐善朗君。 〔文教消防委員長日和佐善朗君登壇〕 ◆文教消防委員長(日和佐善朗君) 文教消防委員会の報告を申し上げます。 当委員会に付託されました承認1件及び議案3件の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、議案第111号松山城二之丸史跡庭園条例の制定について及び議案第130号松山市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正を除き、いずれも全会一致の決定であります。 以下、審査の過程におきまして、特に論議がなされた事項等についてその概要を申し上げます。 まず第1点は、松山城二之丸史跡庭園条例の制定についてであります。本件は、松山城、南西山麓の旧城東中学校跡地に平成元年度から3ヵ年継続事業として松山城二之丸史跡庭園工事を整備しておりますが、来年3月完成予定に伴って、今議会にその史跡庭園の運営、管理等に関する規定を整備するため提案するものであります。本件に関しては、既に本会議においても論議されたところでありますが、当委員会においても、茶室名いわゆる聚楽亭命名の由来及びその決定の経過についてただした次第であります。これに対し理事者から、聚楽亭の名称については、明治時代に松山公園を聚楽園と号したという記録があり、このような経緯から故事にならって名称をつけた。また、名称の決定の経過については過去の由来をもとに教育委員会内部で合議を行った後、市長部局とも協議を行い決定をしたとの答弁がなされたのでありますが、今後、こういった重要な名称を決める際は各方面の意見を聞き慎重に審査をし決定すべきであるとの要望がありました点、付言いたしておきます。また、他の委員から、1.既に水道料金においても消費税相当額を取り除いているにもかかわらず、本件、入園料は内税として消費税が含まれているので反対せざるを得ない。2.二之丸庭園を市民が本当に親しみが持てるような場にするためには、城山公園の一部として入園料を取るべきではない。3.二之丸庭園の管理委託については、市の重要な文化公園にしていく意味で市が責任を持って管理運営すべきではないか。以上、それぞれ意見を述べた後、挙手採決の結果、多数をもって原案可決と決した次第であります。このほか、二之丸庭園利用者の駐車場対策についても論議がなされた点、付言いたしておきます。 第2点は、松山市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部改正についてであります。委員から、今回、人事院勧告に準じて松山市職員の給与改定率が3.71%となっているが、他面、特別職報酬改定率については職員の改定率よりも上乗せしていることから、今回の報酬改定は見合わせるべきではないかとの意見が表明された後、挙手採決の結果、多数をもって原案可決と決した次第であります。 以上で、当委員会の報告を終わります。 ○議長(大西弘道君) 次に、市民福祉委員長三宮禎子君。 〔市民福祉委員長三宮禎子君登壇〕 ◆市民福祉委員長(三宮禎子君) 市民福祉委員会の報告を申し上げます。 当委員会に審査を付託されました承認2件、議案4件の審査結果は、お手元配付の委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも全会一致の決定であります。 以下、審査の過程において論議されました事項について、その概要を申し上げます。 まず第1点は、台風19号災害に係る被災者特別援護資金の貸し付けについてであります。本件は、さきの台風19号により、住宅、家財、または事業用施設、設備、商品、その他の財貨に被害を受けた方で、みずからの力で応急復旧もしくは修理、または代替物の購入もしくは入手が困難な方に対し特別援護資金の貸し付けを行い、市民生活の安定及び産業における速やかな生産性の回復に資することを目的とし、9月27日から適用されたものであります。委員から、今日までの貸付状況等についてただしたのでありますが、その中において、当該要綱に触れ、住宅、家財等の被害に対する一般貸付と農林漁業及び商工業被害に対する貸付の併用が認められなかったため、復旧費用が不十分で生活に因窮する方も見受けられたとの実情が述べられた後、その対応についてただしたのであります。これに対し理事者から、被災者からの要望を酌み、一般災害貸付及び農林漁業・商工業被害貸付の双方それぞれ100万円を限度に最高200万円まで貸付を認める要綱改正を行い、対応したいとの回答がありました。当委員会といたしましては、被災直後の対応に問題を残した点を理事者は反省し、今後の災害に際しては、さらに迅速かつ適切に対応されるよう強く望む次第であります。 第2点は、女性行政の推進についてであります。今回、女性による社会活動の促進を図り、男女共同参画型社会の形成に資するため、新まつやま女性ふれあい基金条例の制定議案が提案されたのであります。本件に関連し委員から、女性フォーラム開催事業意識啓発事業及びレディカルセンターについて、その内容をただしたのであります。これに対し理事者から、具体的内容は来年度当初予算において明らかになる予定であるが、概要として、女性フォーラム開催事業については、女性行政に精通した方を中央より招聘し、地元女性の参加のもと、21世紀に向けての本市女性行政をいかに進めるべきか討論していただくことになろう。また、意識啓発事業については、女性行政推進を内容とするビデオを作成し当該目的に利用する方法が考えられる。さらにレディカルセンターについては、現在、平成4年度末を目途に本市女性の行動計画を策定中であるが、今後の女性フォーラムにおける意見等もあわせ、あらゆる市民の声を聞き、好ましいレディカルセンター像を研究してまいりたい。なお、運営費の捻出に関しては、当該基金の果実の一部使用もあり得るとの回答がありました。当委員会といたしましては、今後、飛躍発展する女性行政を企画立案し実施する女性政策室の事務量を思考するとき、その陣容の充実強化について特段の配慮方を望むものであります。 第3点は、国民健康保険事業についてであります。今回の予算措置は、一般会計からの繰入金等、歳入・歳出予算にそれぞれ6億1,366万円を追加し220億5,136万円とするものであります。本件に関連して委員から、先日の本会議では、平成3年度の国保事業収支見込みは約10億円程度の赤字が見込まれるため、この対処方法については、保険料の取り扱いや一般会計からの繰り入れ等、慎重に検討したいとの答弁であった。しかし一方、現市長の選挙公約では、国保料の軽減に努めたいとのことであったが、この選挙公約と本会議答弁をどう理解すればよいかとただしたのであります。これに対し理事者から、国保事業には独立採算の原則があり、保険料の取り扱いについては、国保会計全般の中で検討する必要がある。現時点で保険料値上げあるいは据え置きなどの結論は出ていないが、一般会計からの繰り入れ等も含め、さらに研究し、総合的に判断したいとの回答があり、本件了とした次第であります。 最後に、児童健全育成費について申し上げます。本件は、放課後児童対策事業の内容の充実を図るための補正計上すなわち現在実施されている8ヵ所の児童クラブのうち7ヵ所を小学校へ移すための専用施設建設等に要する経費であります。施設は、軽量鉄骨づくり平屋建、面積約83平米で、中に流し台、手足洗い場、電気コンロ、ロッカー、机、いす、黒板、テレビ、冷蔵庫等を備えたものとなっております。本件につきましては、理事者から詳細な説明を徴した後、原案可決と決した次第でありますが、一部委員から、施設移転が計画されている8クラブのうち、まだ未解決のみどり校区のにこにこ児童クラブについて、移転が完了するまでの間の負担軽減を求める意見がありました。なお、当委員会といたしましては、長年の懸案事項となっておりました放課後児童対策につきまして、児童クラブの現地視察あるいは請願審査等を通し、その実情に触れ議論を交わす中で、児童の健やかな成長に根差したあり方を検討、模索してきた経緯もあり、今回の予算措置は大いに評価するとともに、さらなる事業の進展を期待するものであります。今後、刻一刻と社会環境は変化していくと思われますが、市当局におかれましては、それらに機敏に反応し、常に市民の願いに沿った方策を求め、温もりのある行政を実行されますよう、ここに強く要望する次第であります。 このほか、一部委員から、1.条例制定時における名称のつけ方について、2.養護老人ホームの施設整備について、3.専門の女性相談員の配置について、4.巡回入浴事業における月3回入浴体制の充実方について、質疑応答の後、それぞれ善処方を望む意見のありました点、申し添えます。 以上で、当委員会の報告を終わります。 ○議長(大西弘道君) 次に、建設企業委員長渡邉悌二郎君。 〔建設企業委員長渡邉悌二郎君登壇〕 ◆建設企業委員長(渡邉悌二郎君) 建設企業委員会の報告を申し上げます。 当委員会に付託されました議案等11件の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、議案第122号及び第131号を除くほかは、いずれも全会一致の決定であります。 以下、審査の過程におきまして特に論議された事項3点につき、その概要を申し上げます。 まず第1点は、県費補助空港周辺環境整備事業についてであります。本事業は、騒音防止法の趣旨に基づき空港周辺騒音第2種区域農地等を買い上げるものであり、県、市それぞれ約2分の1の事業費負担により3,429.28平方メートルを1億5,546万円で購入するものであります。本件予算措置については別段異議はなかったのでありますが、関連して一部委員から、その1、県知事が地元との協議により、チャーター便を年間15便以内に抑えるという取り決めを撤廃したとのことであるが、本市は地元との協議に参加しているのかとただしたのであります。これに対し理事者から、県と一緒に本市もいろいろ地元との協議を重ねているが、この中でチャーター便に関する取り決めは撤廃されたとの答弁がなされたのであります。さらに一部委員から、新聞報道によれば県が中心でやっているように見受けられるが、本市も一生懸命にやっているというPRも積極的に行うべきであるとの要望がなされたのであります。その2は、一部委員から、松山空港の進入管制権が岩国基地にある点につき、危険を来した事例の有無、また、軍事基地に進入管制権があること自体異常であり、民間機が迂回し軍用機が直進するということであるが、松山空港で独自に進入管制がとれるような工夫をすべきではないかとただしたのであります。また、他の委員からも、離陸後、青島へ迂回することになれば、燃料面でも航空運賃にはね返ることになるが、運輸省に対して松山空港と岩国基地を分離したエリアにするとか高度差をつける等の要望はなされているのかとただしたのであります。これに対し理事者から、進入管制権が岩国基地にあることが原因で危険を来したという事例はない。また、進入管制権の問題はあくまでも日本国とアメリカ合衆国の合意事項ではあるが、運輸省へはこれまでも改善方を要望した経緯もあり、今後とも要望してまいりたいとの答弁がなされたのであります。 第2点は、議案第110号平成3年度松山市ガス事業会計補正予算(第1号)についてであります。本件は、古三津二丁目に建設が予定されていたマンションの建設延期に伴い、ガス本管敷設工事費及び屋内ガス配管工事費9,420万円を減額補正するものであります。このことについて委員から、1.マンションの建設は中止されたのか。2.建設が中止されたのであれば、ガス事業会計への影響はどうか。3.本事業に係る企業債の減額補正も計上されているが、既に借り入れをしているのであれば償還金、利子はどうか。4.ガス事業創設の経緯等は承知しているものの、今日、ガス事業は民間に移譲し、企業局は上水道に全力を注いではどうか。以上4点につき、ただしたのであります。これに対し理事者から、マンションの建設中止は業者の経済的な事由によるものであり、将来は建設される予定であると思われる。建設中止によるガス事業会計への直接の影響はなく、企業債についても、まだ借り入れをしていない。また、ガス事業については、事業創設の経緯等もあり、これまで市民のために経営努力も重ね収支とんとんで運営しているものの、保安上あるいは経営上の問題等も内包している。今後も引き続きガス事業を経営することが市民サービスにつながるかというと、確かに幾つかの疑問も生じており、そういった点も踏まえ十分研究してまいりたい旨の答弁がなされたのであります。なお、一部委員から、景気の下降等により、マンションなどの建設も従来のような活況は見られない状況下にあるが、今後、かかる減額補正といったことがないよう事態をよく見きわめた上で予算措置を講じるよう要望する意見がありました点、申し添えておきます。 第3点は、議案第122号平成3年度松山市水道事業会計補正予算(第2号)及び第131号松山市公営企業管理者の給与等に関する条例の一部改正についてであります。議案第131号は、特別職報酬等審議会の答申に基づき改定されることとなる特別職に準じて、公営企業管理者の給与等の改正を行うもので、議案第122号は、国家公務員の給与改定等に準じ一般職員の給与改定を本年4月1日から、また、公営企業管理者の給与改定を同12月1日からそれぞれ実施するための所要額を補正計上したものであります。このことについて一部委員から、公営企業管理者のポストが、これまで退職者の再就職先となっていることからしても、管理者の給与が企業局の一般職員に比べて高く、この際、一般職の部長クラス並みに再考すべきではないかとの反対意見が表明され、本件、多数をもって原案可決することに決した次第であります。 このほか、県土木建設事業地元負担金の本市負担率の推移について、四国縦貫自動車道川内・松山間の用地買収に係る地元協議について、土地区画整理事業等の着手前の段階で区域内の市道路線を廃止することについて、新設される管理職員特別勤務手当と管理職手当の併設支給等についても活発な論議がありました点、付言いたしておきます。 以上で、当委員会の報告を終わります。 ○議長(大西弘道君) 次に、環境整備委員長菅 正秀君。 〔環境整備委員長菅 正秀君登壇〕 ◆環境整備委員長(菅正秀君) 環境整備委員会の報告を申し上げます。 当委員会に審査を付託されました議案2件の審査結果につきましては、お手元配付の委員会審査報告書のとおりでありまして、いすれも全会一致の決定であります。 以下、審査の過程におきまして特に論議されました事項等につき、その概要を申し上げます。 論議されました第1点は、台風19号災害による専決処分中、塵芥収集費についてであります。委員から、今回の災害によるごみの収集量はどの程度であったのか。また、興居島や高浜で被害を受け放置されている自動車の処分状況についてただしたのであります。これに対し理事者から、まず、ごみの収集量については、市全体で2,877トンである。次に、自動車の処分であるが、興居島については地元の要望もあり、民間の解体専門業者に委託して98台をごみとして収集した。高浜は所有者が広範囲にわたるため、所有者を調査し連絡することにより、すべて引き取られたとの答弁がなされたのであります。 次に論議されましたのは、同専決処分中、浸水家屋へのし尿処理費の助成金についてであります。まず委員から、理事者説明によると、浸水により、し尿処理を行ったのは562所帯で、このうち実際に市に対し助成を申請したのは443所帯であるとのことだが、この差異が生じている理由は。また、いまだ申請していない世帯への今後の対処方についてそれぞれただしたのであります。これに対し理事者から、差異が生じたのは、松山市浸水し尿等緊急汲取実施要綱により一般家庭に対しては助成するものの、事業所等は対象外となっていること。また、し尿処理費が少額な世帯から助成を断る旨の通知があったこと等が主な理由であるが、いまだ申請していない世帯に対しては個別に申請書の送付を行っているとの答弁がなされたのであります。さらに委員から、今回、特例的に全額助成を実施したが、今後も同様の事態に至った場合、全額を助成していくのか。また、市民が一たん立てかえて支払っているが、負担のかからないよう助成方法について検討する考えはないかただしたのであります。これに対し理事者から、今後の対応としては、要綱において市長が特に必要と認めた場合には、今回のように全額助成ができるという一項を設けていることから、状況に応じて適切に対処していきたい。また、助成の方法については、市民に負担がかからないよう市から直接、業者に助成金を支払うような方法等を検討してまいりたいとの答弁がなされ、本件、了承した次第であります。 第2点は、愛媛県土木建設事業地元負担金のうち都市計画街路事業分についてであります。本負担金は、県が本市市域で施行する街路事業のうち、今回、東一万・桑原線及び千舟町・空港線の道路改良事業並びに松山駅前・衣山線立体交差事業について、本市が県土木建設事業負担金条例に基づき、道路改良事業については本年度事業費の10分の1、また、立体交差事業については同じく6分の1をそれぞれ負担するもので、今回、所要の予算措置が講じられているのであります。本負担金に関連して委員からは、東一万・桑原線道路改良事業について、63年度より道後一万の三角地帯等の用地買収が順次進められているが、その進捗状況及び完成年度、また、千舟町空港線について完成年度はいつごろか、それぞれただしたのであります。これに対して理事者から、道後一万の総買収面積は3,970平米で、このうち今年度末までに2,415平米、約61%が買収できる予定であり、完成予定年度は5年度となっている。次に、千舟町・空港線については、全面供用開始されるのは8年度の予定になっており、現在、用地買収等が鋭意進められているとの答弁がなされたのでありますが、今般、松山空港の2,500メートル滑走路が供用開始されたことに伴い、本路線の早期開通を期待するものであります。 以上で、当委員会の報告を終わります。 ○議長(大西弘道君) 次に、産業経済委員長都築文夫君。 〔産業経済委員長都築文夫君登壇〕 ◆産業経済委員長(都築文夫君) 産業経済委員会の報告を申し上げます。 当委員会に付託されました議案4件の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも全会一致の決定であります。 以下、審査の過程におきまして特に論議がなされた事項について、その概要を申し上げます。 まず、災害援護資金貸付金についてであります。本制度は、台風19号により住宅、家財、農林水産物、農林漁業用施設、店舗、商品等に被害を受けた一般世帯、農林漁業者、商工業者を対象に応急復旧もしくは修理購入等に要する資金につき限度額100万円、償還期限10年以内、据置期間3年以内は無利子、それ以後は年1%の利子を条件として貸し付けを行うものであります。委員から、産業部関係における貸付状況並びに農林水産業に係る貸付と住宅等の損傷に係る貸付の併用が認められていない点について、ただしたのであります。これに対し理事者から、貸付状況については、農業漁業関係では141件、1億3,422万円の申し込みに対し41件、3,931万円の貸し付けを行っている。なお、12月20日には94件、8,410万円を貸し付ける予定である。さらに商工関係では、100件、9,520万円の申し込みがあり、既に80件、7,729万円は貸し付けしているが、12月20日に17件、1,531万円を追加することとしている。貸付の併用については、市単独で住宅、家財被害の一般貸付と農林漁業・商工業被害貸付を実施しているが、当初、併用貸付は認めていなかった。しかしながら、今回の被害が甚大であったため、本制度の説明会あるいは相談業務を行う中で併用貸付の要請が強いことを踏まえ、この対応方につき種々検討した結果、要綱の一部を改正し、農林漁業・商工業者と一般世帯との併用貸付を認めることとし、今後の周知に当たっては農業団体等と連携を密にし、遺漏のないよう努めてまいりたいとの回答がなされたのであります。さらに委員から、農林漁業関係への貸付実績が少ない点について理事者の見解をただしたのであります。これに対し理事者から、今回の台風災害に対しては、農業団体等においても独自の融資制度を設けていること。また、天災資金等の各種制度資金の活用が図られていることから、当初予定していた貸付額を下回ると推測している。総体的に見て総額6億円前後の融資を見込んでいるとの見解が示され、本件、了とした次第であります。 次に、競輪事業特別会計補正予算に関連して、次の5点につき質疑がなされた次第であります。1点、現在の従事員数及び今回50名を採用する理由について。2点、従事員の賃金について。3点、総合的な堀之内公園の整備を考慮した今後の施設整備について。4点、機械化の導入状況について。5点、今後の競輪場のあり方について、ただしたのであります。まず1点、従事員数については12月現在で596名となっている。今回50名を採用する理由については、平成4年3月に退職者が30名程度予想されることと、平成元年度より休暇制度ができ、年に3日の休暇がとれることとなったため、1日に30ないし40名が休むこととなるなど、ファンサービスの低下を来している状態であり、これらに対応するため採用するものである。2点、従事員の賃金については、採用年によって多少異なるが、日当は平均1万2,030円である。一時金は夏期の平均が30万4,750円、年末が34万550円となっており、昨年度の1人平均賃金は168万7,700円である。3点、総合的な堀之内公園整備を考慮した今後の施設整備については、現在、県の堀之内公園整備計画検討委員会において種々検討されており、その結果を待って、今後、全庁的に協議していかなければならないと考えているが、ファンサービス面をも配慮した周辺環境に合った施設整備に取り組んでいきたいと考えている。4点、機械化の導入状況についてであるが、競輪の主な作業としては、車券を発売し払い戻すことであり、この機械化が重要となる。発売に当たっては、シングルユニット機、すなわちどこの窓口においても、また、あらゆる組み合わせでも買うことができるものを導入しており、さらに払い戻しに際しては、機械を通せば支払金額が即座にわかる機械を導入している。今後の機械化の導入については、労働条件の変更等、種々の事情が考えられるので慎重に対応してまいりたい。5点、今後の競輪場のあり方については、過去において存続か廃止か論議されてきていることは周知の事実であるが、過去において公共事業等への繰り入れを行うなど環境整備にも協力してきた経緯等も考え合わせ、将来的な問題として慎重に検討してまいりたいと考えているとの回答がありました。当委員会といたしましても、市民感情等十二分に参酌され、従事員の適正な雇用体系及び賃金体制に取り組まれるよう強く要望する次第であります。 以上で、当委員会の報告を終わります。 ○議長(大西弘道君) 次に、企画総務委員長田坂信一君。 〔企画総務委員長田坂信一君登壇〕 ◆企画総務委員長(田坂信一君) 企画総務委員会の報告を申し上げます。 当委員会に付託されました議案等11件の審査結果は、お手元配付の委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも全会一致の決定であります。 以下、審査の過程において特に論議されました事項等につき、その概要を申し上げます。 まず、議案第105号平成3年度松山市一般会計補正予算第5号の歳入関係部分についてであります。本予算は、ただいま各常任委員長から報告がなされました歳出予算の裏づけ財源として35億5,147万円を補正するものでありまして、財源内訳といたしましては、国、県の補助金、起債等の特定財源が4億4,568万円で構成比12.5%。また、市税を中心とした一般財源が31億579万円で構成比87.5%となり、本年度の予算総額を1,093億2,639万円と定めた結果、対前年比6.0%増の予算規模となったものであります。この予算の編成方針は、国民健康保険加入者の負担軽減や医療関係費に配慮し、道路、街路、港湾、河川等基幹施設の整備促進を図るほか、放課後児童対策の充実、男女共同参画型社会形成のための新基金の設置、さらには台風19号により被害を受けた農林漁業者や中小企業者に天災融資法等の適用に伴う貸付金に対しても市単独の利子補給を行う等、積極的姿勢でしあわせづくりに取り組むものであるとの詳細な説明がなされ、慎重審査を行った後、本件は別段異議なく妥当なる予算措置であるとして、原案どおり可決した次第であります。 次に第2点は、承認第6号の一般会計補正予算第4号を定める専決処分の承認を求めることについてであります。本件は、台風19号災害の早期復旧を図るため、10月4日付で12億9,747万円の補正予算を専決処分により定めたので、承認を求めるものであります。このことについて委員からは、本会議でも種々論議されてきたところであるが、今回の台風災害はかつてない甚大なものであり、当局におかれては苦労の跡がうかがえるとしながらも、歳入予算に関連して、松山市台風被災者特別援護資金貸付要綱の運用面及び今後の対応等についてただしたのであります。これに対し当局から、一日も早い復旧を願う観点から、時限立法的な要綱として、現在まで一般及び商工・農林水産業関係のどちらか一方に100万円を限度とした融資を行ってきたが、今回、この要綱を一部改正して、それぞれ100万円までの併用貸付を認めることとし、その周知に努めたい。また、今後については、この災害を貴重な教訓として対処したいとの答弁がなされたのであります。しかしながら、さらに委員からは、今回、融資枠を増額しても災害発生時から2ヵ月余も経過しているため、遅きに失した感は否めず、当初から貸付限度額の上積み、あるいは連帯保証人を要しない貸付方法等についても配慮すべきであったとの意見が述べられた後、なお委員から、市民の痛みを行政の痛みとして、罹災者の立場に立った弾力的な制度の運用方の要望がなされた点、申し添えておきます。 なお、その他の議案すなわち職員の給与及び報酬等改定関係分の9件につきましても、当局から詳細なる説明を徴する等、慎重に検討を加えた結果、別段異議なく原案どおり可決と決した次第であります。 以上で、企画総務委員会の報告を終わります。 ○議長(大西弘道君) 以上で、各委員長の報告は終わりました。 委員長報告に対する質疑及び討論は、発言通告がありませんので、直ちに採決に入ります。 念のため申し上げます。各委員長の報告結果は、お手元配布の委員会審査報告書のとおりであります。 採決は、分離して行います。 まず、議案第111号、第117号、第122号、第128号ないし第131号の7件を一括採決いたします。 本件は、各常任委員長の報告どおり原案可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大西弘道君) 起立多数であります。よって、本件は原案可決することに決しました。 次に、残余の承認第6号、第7号及び議案第105号ないし第110号、第112号ないし第115号、第118号ないし第121号、第123号ないし第127号、第132号の22件を一括採決いたします。 本件は、各常任委員長の報告どおり承認、原案可決あるいは同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件は各常任委員長の報告どおり承認、原案可決あるいは同意することに決しました。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 次に、日程第3、請願第10号白内障人工水晶体(眼内レンズ)の保険適用に関することについて及び第16の2号学童保育の増設・改善について(第3項放課後児童対策事業に対する松山市の補助金を増額してください。)の2件を一括議題といたします。 まず、請願第10号白内障人工水晶体(眼内レンズ)の保険適用に関することについては、提出者から撤回の申し出があり、これを承認した旨、市民福祉委員長から報告を受けております。 お諮りいたします。本件は、撤回承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件は撒回承認することに決しました。 次に、請願第16の2号学童保育の増設・改善について(第3項放課後児童対策事業に対する松山市の補助金を増額してください。)は、お手元配付の請願審査報告書のとおり関連予算が可決されたことに伴い、みなし採択と決した旨、市民福祉委員長から報告を受けておりますし、ただいま日程第2におきまして関連議案が原案可決されたことにより、みなし採択と決します。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 次に、日程第4、委員会の閉会中の継続審査についてを議題といたします。 決算特別委員長及び企画総務、文教消防、市民福祉の各常任委員長から、目下、委員会において審査中の認定第2号及び請願8件につき、会議規則第101条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。まず、請願第14号及び第17号の2件は、企画総務委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大西弘道君) 起立多数であります。よって、申し出のとおり閉会中継続審査に付することに決しました。 次に、請願第16の1号及び第16の2号(第1項、第2項)の2件は、文教消防及び市民福祉委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大西弘道君) 起立多数であります。よって、申し出のとおり閉会中継続審査に付することに決しました。 次に、認定第2号及び請願第11号、第15号、第18号、第19号の5件は、決算特別委員長及び市民福祉委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 次に、日程第5、議案第116号松山市,重信町共有山林組合議会議員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 これより、提案理由の説明を求めます。助役二宮孝幸君。 〔助役二宮孝幸君登壇〕 ◎助役(二宮孝幸君) 議案第116号松山市,重信町共有山林組合議会議員の選任に関し同意を求めることについて御説明申し上げます。 当該組合議会議員として選任されておりました武智利男氏が去る11月8日御逝去されましたので、その後任者として新たに舛岡 巧氏を選任いたしたく提案申し上げた次第でございます。同氏の略歴を申し上げますと、鷹子町に在住され、年齢は64歳でございます。農業に従事される傍ら、鷹子町町内会長として御活躍されるなど、関係区域の実情によく精通された方であり適任と存じますので、よろしく御同意のほどをお願い申し上げます。 ○議長(大西弘道君) 以上で、説明は終わりました。 本件に対する質疑は、発言通告がありません。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 本件に対する討論は、発言通告がありません。よって、討論を終結、採決に入ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第116号松山市,重信町共有山林組合議会議員の選任に関し同意を求めることについては、同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 次に、日程第6、議案第133号固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについてを議題といたします。 これより、提案理由の説明を求めます。助役二宮孝幸君。 〔助役二宮孝幸君登壇〕 ◎助役(二宮孝幸君) 議案第133号固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについて御説明申し上げます。 固定資産評価審査委員会委員のうち、石原修氏は平成4年3月17日をもって任期が満了となりますので、その後任者として、重ねて石原 修氏を選任いたしたく提案申し上げた次第でございます。同氏の略歴を申し上げますと、三番町五丁目に在住され、年齢は68歳でございます。昭和13年に満州久保田鋳鉄管株式会社に入社され、その後、愛媛トヨタ自動車株式会社を経て石原自動車教習所を設立、現在、同社代表取締役として御活躍をされており、平成元年から1期、当該委員として御尽力いただいている方でございます。したがいまして、人格、識見ともにすぐれ適任と存じますので、よろしく御同意のほどをお願い申し上げます。 ○議長(大西弘道君) 以上で、説明は終わりました。 本件に対する質疑は、発言通告がありません。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 本件に対する討論は、発言通告がありません。よって、討論を終結、採決に入ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第133号固定資産評価審査委員会委員の選任に関し同意を求めることについては、同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 次に、日程第7、議案第134号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 これより、提案理由の説明を求めます。助役二宮孝幸君。 〔助役二宮孝幸君登壇〕 ◎助役(二宮孝幸君) 議案第134号人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。 本市人権擁護委員のうち、上原 勲氏、崎山シゲノ氏、宮脇 甫氏の3氏は、平成4年1月14日をもって任期満了となりますので、その後任委員候補者の推薦について議会の同意を求めるものでございます。その候補者といたしましては、重ねて上原 勲氏を、また、新たに菊地謙次郎氏、阿部千惠氏を推薦いたしたく提案申し上げた次第でございます。3氏の略歴を順次御説明いたしますと、まず、上原 勲氏は御幸一丁目に在住され、年齢は64歳でございます。昭和22年に愛媛師範学校を卒業され、本市教育委員会学校教育課長、東中学校校長等を歴任の後、松山市学校給食会事務局次長の要職に就かれ、平成元年1月から1期、当該委員として御尽力いただいている方でございます。次に、菊地謙次郎氏は桑原三丁目に在住され、年齢は59歳でございす。昭和30年に松山商科大学短期大学部を卒業され、松山地方法務局野村出張所長、同宇和島支局長等を歴任の後、現在、司法書士事務所を開業し活躍されている方でございます。最後に、阿部千惠氏は西野町に在住され、年齢は52歳でございます。昭和35年に愛媛県立果樹講習所を卒業され、農業に従事される傍ら、愛媛県婦人果樹同志会会長として活躍された方でございます。したがいまして、以上3名の方々は人格、識見ともに高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について御理解のある方で適任と存じますので、推薦について、よろしく御同意のほどをお願い申し上げます。 ○議長(大西弘道君) 以上で、説明は終わりました。 本件に対する質疑は、発言通告がありません。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、委員会の付託を省略することに決しました。 本件に対する討論は、発言通告がありません。よって、討論を終結、採決に入ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第134号人権擁護委員候補者の推薦については、同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意することに決しました。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 次に、日程第8、意見書案第5号「児童の権利に関する条約」の早期批准に関する意見書について及び第6号白内障手術に係る人工水晶体の保険適用に関する意見書についての2件を一括議題といたします。 お諮りいたします。本件については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件については提案理由の説明を省略することに決しました。 これより、質疑に入ります。──質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件については委員会の付託を省略することに決しました。 これより、討論に入ります。──討論を終結、採決に入ります。 お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案第5号及び第6号の2件は、原案可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大西弘道君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案可決することに決しました。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 以上をもって、日程は全部終了いたしました。よって、本日の会議を閉じます。   ──────────────── ○議長(大西弘道君) 閉会に当たり、市長よりごあいさつがあります。市長田中誠一君。 〔市長田中誠一君登壇〕 ◎市長(田中誠一君) 今議会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 議員の皆様には、年末を控え、何かと御多忙のところ、補正予算案を初め各種の重要案件につき終始熱心に御審議をいただき、適切なる御決定を賜りまして、ここに会議を滞りなく終了することができましたことを深く感謝を申し上げる次第でございます。本日、御決定いただきました事項につきましては、今後、万全を期して推進してまいりますとともに、今議会を通じて承りました貴重な御意見や御要望につきましても十分尊重し、研究いたしまして、今後の各施策にでき得る限り反映いたすべく、職員ともども一層の努力をしてまいりたいと思う次第でございます。 ことしもいよいよ押し迫ってまいりましたが、振り返ってみますと、本年5月、戸井田議員さんが御逝去されたことはまことに残念でなりません。戸井田議員さんには市議会議員として多方面に御活躍され、市政の発展に御尽力を賜りましたことに対し改めて感謝の意を捧げますとともに、衷心より御冥福をお祈り申し上げる次第でございます。 さて、今年は、湾岸戦争の勃発と終戦、さらにソ連の政変を中心として世界を揺るがす大事件がございました。一方、国内では景気の持続的拡大が過去最長のいざなぎ景気を更新したことは明るいニュースではありましたが、その反面、証券・金融スキャンダル、バブル経済の崩壊、雲仙普賢岳の噴火、そして本市にとりましては、上伊台町の土石流災害や台風19号災害等、憂うべき出来事も多く、実に多事多難な1年であったと存じます。 さて、このような中で私事で恐縮でございますが、去る4月には統一地方選挙が実施され、はえある25代松山市長に就任できましたことは身に余る光栄と今さらながら御支援をいただきました議員各位を初め市民の皆様に厚く感謝を申し上げる次第でございます。既に申し述べているところでありますが、私は、この恵まれた自然環境と香り高い文化、さらに人情味豊かな松山に生まれ、育ち、そして、このかけがえのない唯一の故郷に恩返しをしたいと決意し市政推進に邁進してまいりました。そこで私は、市民のしあわせづくりに取り組むためには心の通い合う行政、すなわち市民と気さくな間柄を築き、市民の生の声が届き、その総意を反映する対話行政を推進することが何よりも肝要であり、そのことが多様化する行政需要にこたえ得る方策であり、都市間競争に打ちかち、魅力ある都市づくりを果たす最良の道と考えております。このような考えのもとで、私は就任以来、皆様方とお約束をしてきた事項を中心に、できるものは直ちに実行に移すべく心がけてまいりました。特に、市民負担の軽減対策、国、県、周辺市町村等との連携による行政の推進、女性行政への積極的な取り組み、地下空間利用等基盤整備への新たな取り組み、そして福祉施策の充実等に特段の配意をしてまいったのでございますが、おかげをもちまして、議員各位を初め市民の皆様方、そして職員の熱意ある御協力をいただき、これら各種施策が早急かつ円滑に市政に反映できましたことはまことに御同慶に存じますとともに、深甚なる謝意を表する次第でございます。今後とも、市政全般に対し幅広い御意見や御提言をいただき市民の声を市政に反映させるため、あらゆる機会をとらえ、私が抱いております副都心構想や福祉タウン構想の推進、レディカルセンターの設置、さらに地域提案制度等々に対し新たな発想もいただきながら、「ゆとり、やすらぎ、うるおいのある生活都市の建設」のための重要施策の具体化に向かって、なお一層努力してまいる所存でございますので、今後ともよろしく御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 終わりに臨みまして、議員の皆様方には市政推進につき絶大なる御尽力を賜りましたことに対し深く敬意を表するとともに、重ねて心からお礼を申し上げる次第でございます。いよいよ厳寒に向かいます折から、くれぐれも御自愛くださいまして、御多幸な新春をお迎えくださいますようお祈り申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(大西弘道君) 閉会に当たりまして、私からも一言ごあいさつを申し上げます。 平成3年もあと数日を残すのみとなりました。議員各位には、この1年、市民の代表としてその重責を全うされ、本市の発展と市民の福祉増進のため絶大なる御尽力を賜りましたことに対し、まずもって衷心よりお礼を申し上げる次第でございます。 顧みますれば、マスメディアの発達により世界の人々を震憾せしめた湾岸戦争の勃発あるいはソ連のクーデターや連邦制の政変、バブル経済の崩壊、証券銀行業界の金融スキャンダル、そして本市にありましては台風による未曽有の災害などまさに激動の時代でございました。また、本年は日米開戦の日、50周年という節目がやってまいりました。今や日米関係は親密な友好国の間柄となり、世界は東西冷戦構造の終えんから新たな国際秩序の構築に向かい、ECにおける市場統合の動きという背景のもとで相互に複雑に絡み大きく変革いたしております。こうした情勢のもと、世界の恒久平和と繁栄を希求する我が国は、国際社会において果たす役割と責任がますます高まっていく中、国連平和維持活動いわゆるPKO協力法案や国際緊急援助隊派遣法案が第122回臨時国会にて国論を分かつ論議が交わされたところでございます。 さて、21世紀への渡り廊下の時代と言われる今日、高齢化、国際化、情報化、そして技術革新など、かつてない時代の潮流とも言うべき大きなうねりを迎え、とりわけ住民意識については、生活のゆとりや安らぎ、アメニティのあふれた物心ともに豊かさを実感できる地域社会を求め多様化の一途にあり、今まさに創意と工夫を凝らした魅力ある都市づくりが求められているところでございます。私ども自治体は住民に最も身近な行政主体として、こうしたさまざまな市民ニーズにこたえていく上で大きな役割を担っており、目に見える形で実現していくことが緊要であろうと思うわけでございます。そうした状況のもと、田中市長におかれましては光輝ある第25代松山市長に御就任されました。市民の幸せを基調としながら新しい時代への認識を深め、「しあわせづくり新松山」をスローガンに「ゆとり、やすらぎ、うるおいのある生活都市の建設」につき、松山市新総合計画基本構想に掲げる重要施策が新たな市政推進の姿勢として、各般にわたり積極的な進展が図られ、着々とその成果を上げられましたことはまことに御同慶にたえません。御承知のとおり、特に、市民負担の軽減対策として、これまで地元負担だった防犯灯設置の市費負担、私道整備費の市民負担の軽減、上水道・簡易水道料金の消費税相当額の引き下げ、生涯学習推進のための公民館建設費の軽減、小規模受水槽の無料点検、四国では初めてのデパート・スーパー3ヵ所に市民のサービスセンター設置等、行政の市民サービスの向上が図られました。また、女性による社会活動の促進を図り、男女共同参画社会の形成に資するため女性代表の海外派遣や基金が設置されました。さらに、都市化の伸展に伴い整備が急がれる道路、街路、港湾、河川等基幹施設の整備促進が積極果敢に遂行されるなど多大の成果をおさめられ、市政に参画する私どもといたしましても、まことに意義深い1年であったと存じます。一方、市議会におきましては、全国でも有数の水不足地域に指定され、慢性的な水不足を解消し、生活都市新松山の創造を目指す本市にとって、広域的な水資源の開発すなわち河辺川ダムの建設及び中予分水事業の早期実現を図ることが命運をかける緊急かつ最重要課題であり、議決機関といたしましても、本件の重要性と公益性について認識を新たにし、早期実現のため広域水源開発促進特別委員会を設置した次第でございます。また、7名の議員が欧州の行政視察を行い、姉妹都市フライブルク市を訪問し友好を深めますとともに、来春にはフライブルク市の皆様をお迎えすることといたしております。 ただ一つまことに残念に思いますことは、去る5月11日、議員として御活躍をいただいておりました戸井田 厚君の志半ばにしての急逝という悲しい出来事がございました。ここに同君の市政に対する熱情と御功績を改めてしのびますとともに、安らかな御冥福を心からお祈り申し上げる次第でございます。 最後に、私、本年6月議長に就任以来、議員各位を初め理事者、報道関係各位及び市民の皆様方の温かい御理解と御協力を賜りまして、大過なく越年できますことは大きな喜びとするところであり、衷心より深甚なる敬意と感謝の意を表する次第でございます。いよいよ厳寒に向かいますが、皆様方にはくれぐれも御自愛くださいまして、御家族おそろいで御健勝に越年せられ、明るい希望に満ちた新春を迎えられますよう心から祈念申し上げ、歳末議会の閉会あいさつといたします。(拍手)   ──────────────── ○議長(大西弘道君) これにて、平成3年第4回定例会を閉会いたします。       午前11時24分閉会    ────────────────────────────────    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                    松山市議会 議  長  大 西 弘 道                          議  員  花 山 隆 重                          議  員  栗 原 欣 吾...