東かがわ市議会 2024-05-02
令和６年第３回臨時会（第１日目） 本文 開催日：2024年05月02日
4:
◯渡邉議長 日程第４ 報告第１号 地方自治法第１８０条第１項の規定による市長の専決処分の報告についてを議題といたします。
提出者からの提案理由の説明を求めます。
市長。
5:
◯上村市長 報告第１号 地方自治法第１８０条第１項の規定による議会において指定されている事項に基づき専決処分した損害賠償額の決定２件について説明を申し上げます。
まず、１件目につきましては、本年２月２６日、危機管理課職員が高松市番町三丁目１番１号の香川県番町地下駐車場において庁用車を駐車場に駐車させ降車した後、後部座席の荷物を取るため右側後方ドアを開けた際、そのドアが庁用車右側に駐車していた相手方車両の左側後方ドアに接触し損傷させたものであります。
本件事故につきましては職員の不注意により発生した事故であることから、市の過失割合を１０対０とし、相手方車両の修繕費及び台車料を市が賠償することで、別紙専決処分書のとおり示談し、相手方に対する損害賠償額を２３万６，５００円と決定したものであります。この賠償額については、任意保険で全額補填されております。
次に、２件目につきまして、本年３月７日、長寿介護課の会計年度任用職員が庁用車を運転中、国道１１号田高田交差点において信号待ちのため停車していた際、不注意によりブレーキから足が離れ、前方に停車していた相手方車両に追突し損傷させたものであります。
本件事故につきましても職員の不注意により発生した事故であることから、市の過失割合を１０対０とし、相手方車両の修繕費及び代車料を市が賠償することで、別紙専決処分書のとおり示談し、相手方に対する損害賠償額を３２万３，４００円と決定したものであります。この賠償額についても、任意保険で全額補填をされております。
なお、事故を起こした両職員に対しましては、今後このようなことのないよう、自動車の運転だけでなく、駐車後においても周囲の状況に細心の注意を払い、交通法規の遵守と安全確認を徹底するよう、安全運転管理者を通じて指導しております。
以上、報告第１号についての説明といたします。
6:
◯渡邉議長 これより、報告第１号の質疑を行います。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
7:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
以上、報告第１号については、これにて報告済みといたします。
日程第５ 承認第１号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市税条例の一部を改正する条例）を議題といたします。
提出者からの提案理由の説明を求めます。
市長。
8:
◯上村市長 承認第１号 東かがわ市税条例の一部を改正する条例に関し専決処分の承認を求めることについて、説明を申し上げます。
この度の改正は地方税法等の一部改正に対応するもので、個人市民税及び固定資産税に係る改正となっております。
主なものといたしまして、まず個人市民税について、１点目は令和６年能登半島地震災害により住宅や家財等の資産について損失が生じたときに、令和６年度分の個人市民税において、その損失の金額を雑損控除の適用対象とすることができるよう特例を新設し、所要の改正を行ったものであります。
２点目は、国のデフレ完全脱却のための総合経済対策に基づいて実施される個人市民税の定額減税に伴い、令和６年度分及び令和７年度分の特別税額控除に係る規定を新設し、所要の改正を行ったものであります。
次に、固定資産税について、３点目は再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置のうち、一定のバイオマス発電設備についてわがまち特例の割合を定める規定を新設したものであります。
４点目は、認定長期優良住宅に係る特例について、申告書の提出がない場合でも一定の要件に該当すると認められる場合には特例を適用できることとする規定を新設したものであります。
５点目は、土地に係る固定資産税の課税の特例の適用期限の延長に関し、所要の改正を行ったものであります。
最後に、６点目は、両税において職権による減免が可能となるよう所要の改正を行ったものであります。
本条例の改正につきましては、法律の公布日が１点目は２月２１日、２点目から６点目は３月３０日、条例の施行日がいずれも４月１日であり、議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、地方自治法第１７９条第１項の規定に基づき専決処分を行い、同条第３項の規定によりこれを報告し承認を求めるものであります。
よろしく御承認を賜りますようお願い申し上げます。
9:
◯渡邉議長 これより、承認第１号の質疑を行います。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
10:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております承認第１号については、会議規則第３９条第３項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
11:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、承認第１号については委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより、承認第１号の討論を行います。
討論はありませんか。
（「なし」の声あり）
12:
◯渡邉議長 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。
これより、承認第１号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市税条例の一部を改正する条例）を採決いたします。
本案を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
（賛成者起立）
13:
◯渡邉議長 御着席ください。
起立全員であります。
よって、承認第１号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市税条例の一部を改正する条例）は承認されました。
日程第６ 承認第２号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市国民健康保険税条例の一部を改正する条例）を議題といたします。
提出者からの提案理由の説明を求めます。
市長。
14:
◯上村市長 承認第２号 東かがわ市国民健康保険税条例の一部を改正する条例に関し専決処分の承認を求めることについて、説明を申し上げます。
この度の改正は地方税法等の一部改正に対応するもので、国民健康保険税の後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額を２２万円から２４万円に、国民健康保険税の減額の対象となる所得の基準について、対象世帯の軽減判定所得の算定に係る被保険者等の数に乗ずべき金額を、５割軽減の対象世帯は２９万円から２９万５，０００円に、２割軽減の対象世帯は５３万５，０００円から５４万５，０００円にそれぞれ引き上げる改正を行ったものであります。
本条例の改正につきましては、法律の公布日が３月３０日、条例の施行日が４月１日であり、議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、地方自治法第１７９条第１項の規定に基づき専決処分を行い、同条第３項の規定によりこれを報告し承認を求めるものであります。
よろしく御承認を賜りますようお願い申し上げます。
15:
◯渡邉議長 これより、承認第２号の質疑を行います。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
16:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております承認第２号については、会議規則第３９条第３項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
17:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、承認第２号については委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより、承認第２号の討論を行います。
討論はありませんか。
（「なし」の声あり）
18:
◯渡邉議長 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
これより、承認第２号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市国民健康保険税条例の一部を改正する条例）を採決いたします。
本案を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
（賛成者起立）
19:
◯渡邉議長 御着席ください。
起立多数であります。
よって、承認第２号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市国民健康保険税条例の一部を改正する条例）は承認されました。
日程第７ 承認第３号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例）を議題といたします。
提出者からの提案理由の説明を求めます。
市長。
20:
◯上村市長 承認第３号 東かがわ市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例に関し専決処分の承認を求めることについて、説明を申し上げます。
この度の改正は、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法第２４条の地方税の課税免除または不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令の一部改正において、固定資産税の課税免除の対象者である特別償却設備設置者となるための取得等の期限が令和６年３月３１日から令和９年３月３１日に延長されましたことから、本条例の失効期限を令和９年３月３１日に延長するものであります。
本条例の改正については、省令の公布日が３月３０日、条例の施行日が４月１日であり、議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、地方自治法第１７９条第１項の規定に基づき専決処分を行い、同条第３項の規定によりこれを報告し承認を求めるものであります。
よろしく御承認を賜りますようお願い申し上げます。
21:
◯渡邉議長 これより、承認第３号の質疑を行います。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
22:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております承認第３号については、会議規則第３９条第３項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
23:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、承認第３号については委員会付託を省略することに決定いたしました。
これより、承認第３号の討論を行います。
討論はありませんか。
（「なし」の声あり）
24:
◯渡邉議長 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
これより、承認第３号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例）を採決いたします。
本案を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
（賛成者起立）
25:
◯渡邉議長 御着席ください。
起立全員であります。
よって、承認第３号 専決処分の承認を求めることについて（東かがわ市過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の適用に伴う固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例）は承認されました。
日程第８ 承認第４号 専決処分の承認を求めることについて（令和５年度東かがわ市一般会計補正予算（専決第５号））を議題といたします。
提出者からの提案理由の説明を求めます。
市長。
26:
◯上村市長 承認第４号 令和５年度東かがわ市一般会計補正予算（専決第５号）について、説明を申し上げます。
この度の補正は、繰越明許費の変更に係るものであります。
内容といたしましては、本年第２回市議会定例会において、令和５年度東かがわ市一般会計補正予算（第９号）で繰越明許費として計上いたしました温水プール整備事業について、建築本体工事に係る工事の施工に関し、３月中旬以降の降雨の影響により工程調整に不測の日数を要し、年度内竣工が困難となったことから繰越明許費を変更したものでございます。
当該工事を継続するに当たり、令和５年度内に繰越明許費の補正予算措置を講じる必要がありますが、議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、地方自治法第１７９条第１項の規定に基づき、本年３月２６日付で専決処分を行ったものであります。
よろしく御承認を賜りますようお願い申し上げます。
27:
◯渡邉議長 これより、承認第４号の質疑を行います。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
28:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております承認第４号については、委員会付託表のとおり予算審査特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
29:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、承認第４号については予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。
日程第９ 議案第１号 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）についてを議題といたします。
提出者からの提案理由の説明を求めます。
市長。
30:
◯上村市長 議案第１号 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）について、説明を申し上げます。
この度の補正は、国のデジタル田園都市国家構想交付金事業の採択を受け、関連する費用を計上するもので、歳入歳出共に１億７，００５万７，０００円を追加し、補正後の予算総額を１７８億７２１万７，０００円とするものであります。
まず、歳出として、総務費では、窓口費で各種証明書等の支払いをキャッシュレス決済対応とするための費用として合計４０２万４，０００円を、電子計算費でスマートフォン保有者向けの情報提供や行政手続等が行える市公式アプリ導入に係る費用として合計８，７９３万５，０００円を新規計上しております。
商工費では、デジタル地域通貨システム導入に係る委託料２，９７０万１，０００円を新規計上しております。また、これに併せて物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者を支援するため、総務費の物価高騰対策事業でプレミアム付デジタル商品券発行に係る費用として合計１，７５０万円を新規計上し、デジタル地域通貨サービスの地域への普及・定着を推進してまいります。
消防費では、災害等における罹災証明書発行事務において迅速な被害認定調査につなげるため、現地調査用タブレット及びシステム導入に係る費用として合計６０１万５，０００円を新規計上しております。
教育費では、デジタル教科書などを用いた双方向型の学習環境を整備するため、市内３小中学校３年生から８年生３９クラスに電子黒板と実物投影機を購入するための費用として２，４８８万２，０００円を新規計上しております。
歳入については、事業に伴う国庫支出金、財政調整基金繰入金等で歳出に対する財源といたしました。
よろしく御審議、御決定を賜りますようお願い申し上げます。
31:
◯渡邉議長 これより、議案第１号の質疑を行います。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
32:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第１号については、委員会付託区分表のとおり予算審査特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
33:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、議案第１号については予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。
予算審査特別委員会開催のため、暫時休憩いたします。
（午前 ９時５６分 休憩）
（午後 １時４０分 再開）
34:
◯渡邉議長 それでは再開いたします。
お諮りいたします。
ただいま配付いたしました追加議事日程を本日の日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
35:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、追加議事日程を本日の日程に追加し議題とすることに決定いたしました。
追加日程第１ 承認第４号 専決処分の承認を求めることについて（令和５年度東かがわ市一般会計補正予算（専決第５号））を議題といたします。
これより、委員会の審査結果について報告を求めます。委員長の報告の後、質疑を行いますので、よろしくお願いします。
予算審査特別委員会、山口大輔委員長、執行部側演壇でお願いいたします。
36: ◯山口予算審査特別委員長 それでは、予算審査特別委員会からの御報告をさせていただきます。
当定例会、当
臨時会で委員会に付託をされました専決処分の承認を求めることについて、令和５年度東かがわ市一般会計補正予算（専決第５号）について、審査の御報告をいたします。
委員会の開催年月日、出席委員及び出席説明者においては、お手元に配付のとおりであります。当委員会は議長を除く全議員で構成をしていることから、結果のみ御報告いたします。
審査に当たり、執行部からの説明を受け、慎重に審査をいたしました。その結果、討論はなく承認いたしました。
以上、当委員会の審査報告といたします。
37:
◯渡邉議長 これより、先ほどの委員長報告についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
38:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって委員長報告についての質疑を終結いたします。
これより、承認第４号の討論に入ります。
討論はありませんか。
（「なし」の声あり）
39:
◯渡邉議長 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。
これより、承認第４号 専決処分の承認を求めることについて（令和５年度東かがわ市一般会計補正予算（専決第５号））を採決いたします。
本案を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。
（賛成者起立）
40:
◯渡邉議長 御着席ください。
起立多数であります。
よって、承認第４号 専決処分の承認を求めることについて（令和５年度東かがわ市一般会計補正予算（専決第５号））は承認されました。
追加日程第２ 議案第１号 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）についてを議題といたします。
これより、委員会の審査結果について報告を求めます。委員長の報告の後、質疑を行いますので、よろしくお願いします。
予算審査特別委員会、山口大輔委員長、執行部側演壇でお願いいたします。
41: ◯山口予算審査特別委員長 予算審査特別委員会からの報告をさせていただきます。
当
臨時会で委員会に付託をされました議案第１号 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）について、審査の御報告をいたします。
内容等につきましては、お手元に配付のとおりであります。当委員会は議長を除く全議員で構成をしておることから、結果のみを報告させていただきます。
審査に当たり、執行部からの説明を受け、慎重に審査をいたしました。その結果、討論はなく、原案のとおり可決と決定をいたしました。
以上、当委員会からの審査報告といたします。
42:
◯渡邉議長 これより、先ほどの委員長報告についての質疑に入ります。
質疑はありませんか。
（「なし」の声あり）
43:
◯渡邉議長 質疑なしと認めます。これをもって委員長報告についての質疑を終結いたします。
これより、議案第１号の討論に入ります。
討論はありませんか。
宮脇議員、反対討論ですか、賛成討論ですか。
44: ◯宮脇議員 反対です。
45:
◯渡邉議長 宮脇議員の討論を許します。執行部側演壇でお願いいたします。
46: ◯宮脇議員 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）について、反対の立場で討論いたします。
今回、プレミアム付デジタル商品券を発行するに当たり、公式アプリ導入を外部委託する予定です。さらには、アプリ導入以外にも地域通貨の導入委託料も別に計上されています。これらは、それぞれ８，７９３万５，０００円、２，９７０万１，０００円であり、これを含めてしまうと事務事業コストは８９パーセントになります。つまり、１，５００万円のお金を給付するために１億２，０００万円の委託料などの事務事業コストを掛けようということになります。もちろん、アプリはほかの目的でも使うものです。しかし、１億円近い膨大な経費を掛けてやるべき話なのかは疑問です。既存アプリの利用など、もっと安く済ませる方法は絶対にあります。また、アプリは開発したら終わりではなく、普通のインフラと同様、維持管理費が発生します。導入の際には国の補助金は出ますが、恐らく維持管理には出ないのではないでしょうか。この辺りの今後の経費の見積りがなされていないというのが大問題であります。もし膨大な委託料が継続的に発生するなら、ある意味で借金のように市の財政を苦しめることになってしまいかねません。
これらは地域通貨システムについても全く同様です。若者から見れば使い慣れているアプリで決済するほうが楽であり、使い慣れていないシニア層から見れば、デジタルの手法を強いられるのは苦痛と感じる人のほうが多いのではないでしょうか。またマイナンバーカードを作っていない人は一切地域通貨システムは使えないというのは、マイナンバーカードは任意だったはずです。マイナンバーカードをまるで強制しているかのように見受けられます。
先ほどもお話ししましたが、毎日新聞の４月１０日の朝刊で地域通貨について言いましたが、生き残れるか地域通貨ということで、死屍累々、多産多死というその継続性に警鐘を鳴らしています。同記事では、専修大学経済学部の泉留維教授が、２０００年代初期の紙の地域通貨ブームの際は、予算が切れたらほとんどの自治体が地域通貨をやめたと指摘していましたが、東かがわ市でも膨大な予算を付けているにもかかわらず同じ轍を踏みかねません。東かがわ市の未来のためには国が旗を振る流行り廃りの事業に惑わされるべきではないと考えます。そうしたやり方で一向に良くならなかったのがこの３０年の歴史です。本当に重要な事業に適切に予算を講じていくことが必要だと考えております。
また、デジタル化を教育に有効に使うということで、電子黒板とか実物投影機、必要なこともあると思いますが、小さい頃からタブレットを触っている子の中には、字を丁寧に書けない、読解力がない、コミュニケーションスキルが育っていない子もいます。ネットで調べることに慣れてしまい、すぐに回答を求めて、しっかり考えることができない子どもも多くなってきている調査結果もあるそうです。デジタル教育の最先端であったスウェーデンでは、２０２３年度以降、紙の本を使った読書や手書きの練習を中心としたアナログ教育に回帰しています。２０１６年から２０２１年にかけて、子どもの学力が低下していたという問題が背景にありました。学校教育大臣は、物理的な本は生徒の学習にとって重要だと述べています。学力を上げるためには、基本的には紙の問題集など、鉛筆を使って解く練習が大切だとも言われています。デジタルを有効に生かしつつも、ただ教育の本質というのは真理の探究であり、実用の学問の奥にある宗教的思想や哲学などを重視していくことが大切ではないでしょうか。子どもたちの心を育む教育をより一層行っていっていただきたく感じます。
こういうところもお願いして、以上、反対討論とさせていただきます。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
47:
◯渡邉議長 ほかに討論はありませんか。
田中貞男議員。
48: ◯田中（貞）議員 私は今回の一般会計の予算について、賛成の立場から討論を行いたいと思います。
今、同僚議員のほうから反対の部分でいろいろ言われておると思います。私も、今回の予算審議の中でいろいろ質疑をさせていただきました。１つは、やっぱり１つの時代の流れだなというのを実感した部分と、これからやっぱりそれに若い人は当然付いて行けると思うんですけれども、年配者の人もやっぱりその１つの時代の流れの中に付いて行かなければならないということが実感をしたということであります。そうした中で、私も経費の問題等々にも質疑をしましたけれども、やはりそれについて、これから全体的な流れが動いていくことによってコストが下がっていくんかなというふうなことも理解しつつ賛成をしてきたわけですけれども、そういったことを踏まえて、今回の一般会計補正については賛成をしていきたいなと、それぞれ理事者側についても十分そこは皆さん方に質疑を受けた中での取組だろうと思っておりますから、御理解を頂きながら、頑張ってコストが掛からないような形で捉えていただけたらいいかなというふうに思っておりますので、そういったことでの賛成討論といたします。
49:
◯渡邉議長 ほかに討論はありませんか。
暫時休憩します。
（午後 １時５２分 休憩）
（午後 １時５２分 再開）
50:
◯渡邉議長 再開いたします。
大田議員、反対討論ですか、賛成討論ですか。
51: ◯大田議員 賛成です。
52:
◯渡邉議長 大田議員の討論を許します。執行部側演壇でお願いいたします。
53: ◯大田議員 議案第１号 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）について、賛成の立場で皆さんに申し上げます。
先ほど反対討論がございました。その経費の中で少し誤差があると思うので述べたいと思います。今、東かがわ市の事業として、１億４，０００万円から５，０００万円の事業を今回提案させていただいております。そして、そのうちの半分は国からの国庫金でございます。そういうところで膨大な予算を使っていうことは、必要であれば予算というのは私たちが認めていかないといけない立場だと思います。今回のデジタルにつきましては多様な時代に入っております。私たちも付いて行きにくいところもございますが、高齢化の人たちにもより時間が短いところでいろんな制度を使っていくことが必要と感じております。そして、今現在はできていませんが、令和７年度に向けていろんなポイント制度を市のほうは構築しておると思います。そのためにもこの予算は是非通すべきと感じております。
議員皆様の賛成の採択をお願いして、私の賛成討論といたします。
54:
◯渡邉議長 ほかに討論はありませんか。
（「なし」の声あり）
55:
◯渡邉議長 討論なしと認めます。これをもって討論を終結いたします。
これより、議案第１号 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）についてを採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
（賛成者起立）
56:
◯渡邉議長 御着席ください。
起立多数であります。
よって、議案第１号 令和６年度東かがわ市一般会計補正予算（第１号）については原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
議会運営委員会委員長から、会議規則第１０６条の規定により、議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について閉会中調査したいとの申出がありました。委員長の申出のとおり許可することに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
57:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中に調査することに決定いたしました。
これをもって本
臨時会の全日程を終了いたしました。
よって、会議規則第７条の規定により、令和６年第３回東かがわ市議会
臨時会を閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
（「異議なし」の声あり）
58:
◯渡邉議長 御異議なしと認めます。よって、これにて本
臨時会を閉会することに決定いたしました。
これで本日の会議を閉じます。
令和６年第３回東かがわ市議会
臨時会を閉会いたします。
（午後 １時５５分 閉会）
地方自治法第１２３条第２項の規定により署名する。
東かがわ市議会議長 渡 邉 堅 次
署 名 議 員 宮 脇
美智子
署 名 議 員 山 口 大 輔
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