令和 3年第3回 6月定例会 令和3年第3回丸亀市議会6月
定例会継続会会議録 令和3年6月11日(金) 午前10時 ─────────────── 出席議員 24名 1番 渡 邉 一 馬 君 │ 13番 横 川 重 行 君 2番 守 家 英 明 君 │ 14番 加 藤 正 員 君 3番 角 野 仁 美 君 │ 15番 大 西 浩 君 4番 中 谷 真 裕 美 君 │ 16番 竹 田 英 司 君 5番 東 由 美 君 │ 17番 三 宅 真 弓 君 6番 神 田 泰 孝 君 │ 18番 多 田 光 廣 君 7番 水 本 徹 雄 君 │ 19番 福 部 正 人 君 8番 岡 田 剛 君 │ 20番 内 田 俊 英 君 9番 廣 田 勝 也 君 │ 21番 真 鍋 順 穗 君 10番 武 田 孝 三 君 │ 22番 横 田 隼 人 君 11番 香 川 勝 君 │ 23番 山 本 直 久 君 12番 川 田 匡 文 君 │ 24番 大 前 誠 治 君 ─────────────── 欠席議員 なし ─────────────── 説明のため出席した者市長 松 永 恭 二 君
│ 財政課長 宮 西 浩 二 君副市長 徳 田 善 紀 君
│ 福祉課長 横 山 孝 雄 君教育長 金 丸 眞 明 君
│ 子育て支援課長 好 永 邦 秀 君
モーターボート競走事業管理者 │ 健康課長 奥 村 登士美 君 大 林 諭 君
│市長公室長 横 田 拓 也 君
│ 生活環境課長 松 岡 愼 司 君総務部長 栗 山 佳 子 君 │ 生涯学習課長 田 中 壽 紀 君
健康福祉部長 宮 本 克 之 君
│ 都市計画課長 冨士川 貴 君市民生活部長 小 山 隆 史 君
│ 建設課長 伊 藤 秀 俊 君都市整備部長 吉 本 博 之 君
│ 産業観光課長 林 裕 司 君産業文化部長 山 地 幸 夫 君
│ 文化課長 平 尾 聖 君消防長 田 中 道 久 君
│ 農林水産課長 横 井 隆 浩 君教育部長 七 座 武 史 君
│ 消防本部防災課長 宮 脇 淳 君秘書政策課長 窪 田 徹 也 君
│ 学校教育課長 菅 佳 久 君庶務課長 山 下 友 通 君 │ ───────────────
事務局職員出席者事務局長 渡 辺 研 介 君 │ 主査 高 橋 幸 見 君次長 平 尾 哲 男 君 │ 主任 伊 藤 傑 君 ─────────────── 議事日程第1
会議録署名議員の指名第2 一般質問 ─────────────── 本日の会議に付した事件日程第1
会議録署名議員の指名日程第2 一般質問 ─────────────── 会 議 〔午前10時00分 開議〕
○議長(真鍋順穗君) おはようございます。 ただいまから令和3年第3回丸亀市議会6月定例会継続会を開会いたします。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 本日の会議を開きます。 日程に先立ち、一言御報告を申し上げます。 去る7日の1番渡邉議員の一般質問中、一部表現上、不適切な発言があり、本人から申出がありましたので、後刻会議録調製の段階で措置することといたします。御了承を願います。 それでは、これより日程に入ります。
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△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(真鍋順穗君) 日程第1、
会議録署名議員を指名いたします。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、13番横川重行君、14番加藤正員君を指名いたします。
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△日程第2 一般質問
○議長(真鍋順穗君) 日程第2、これより一般質問を行います。 昨日に引き続き、順次発言を許します。 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) おはようございます。 それでは、大綱3点、一般質問を行います。 大綱1点目は、市長の政治姿勢についてお尋ねいたします。 まず、コロナ対策と市長の公約についてです。1人10万円給付の市長の公約違反について改めて伺いたいと思います。 市長は、本当に10万円給付できると思っておられたのでしょうか。松永市長は、選挙中、また当選直後も10万円の給付について、財源はあります、自信がありますと言われておりましたが、現実には今議会で提案をされているように、出せる最大限の金額はボートからの繰入金63億円、市民1人5万円分でした。では、市長がほかに何の財源を根拠にして10万円給付と、残り50億円近い調達をお考えになっていたのか。昨日までの一般質問で、この財源についての市長の御答弁を並べますと、
ボートレース事業の内部留保金約200億円と、今年度のボートの見込まれる収益、一般会計の166億円の基金、そしてこれは今後のお話でしょうが、国庫補助を確保するため市長自ら陳情を行うと。また、ボートレースの招致に努める、こういうことを10万円給付の根拠として考えていたと御説明されました。しかし、これらの答弁のどれをお聞きしても、疑問が湧くばかりです。ボートの内部留保金200億円と言われていましたが、そのお金というのはほぼ
建設改良費積立金です。少し前までは目的外使用は認められていなかった、施設の将来の建設や改良のための積立金です。そこまで取崩しをしてしまって、将来持続的、安定的に繰入れができるボートの事業が補助できるんでしょうか。また、166億円の一般会計の基金といっても、自由に使える財政調整基金は僅かもう16億円しか残っていないのです。5年後には基金全体が底をつくと言っている基金を早々に給付金で使い切って、その後どうされるのでしょうか。また、国庫補助の確保のため陳情にとも言われておりましたけれども、なぜ10万円の給付に関連するのかよく分かりませんでしたが、国庫補助という制度は、市長が国に陳情に行くか行かないかで増えたり減ったりする性質のものなんでしょうか。どれも納得ができない、理解に苦しみます。市長が選挙中のチラシに書かれていた、実際にはできない市債を発行して給付金にするということも含めて、10万円給付の根拠と市長が言われるもの、どれも具体的、現実的な財源とはとても思えないのです。 長年議員を経験され、財政状況にも十分明るい市長が、こんな裏づけのない財源を根拠に10万円給付しますと公約に掲げ、当選するとやっぱり出せる最大限は5万円でしたというのは、どういった理屈をつけてもそれは市民を裏切る行為、そして公約違反だと思います。公約だから信じていたのに裏切られた、そんな政治不信を市民の中に生んでしまった。市民だけではない、これは全国にも報道されて広がっています。子供たちにも広がっています。僕にも10万円もらう権利があるから、お父さん、あの人に投票してと、こういった話も聞こえておりました。その子供は今どう感じているでしょうか。政治家は、あんなに大真面目に言っていた約束を破るのか、こういう身近な事例を丸亀で作ってしまった。若い人が選挙に行かないと、投票率向上をさせるには、こういった議論をされますけれども、こういった政治不信を持たせることこそが若者を投票から遠ざける一番の要因になってしまうのではないですか。 ですから、市長の今回のこの公約違反の責任は大変重いのです。御自分が立てた公約が引き起こした市民の落胆や怒りや政治不信を、市長はどう認識をされているのでしょうか。まずは、市民に率直に謝罪することを私は求めたいと思います。どうお考えか、市長、お答えをください。
○議長(真鍋順穗君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。 市長 松永恭二君。 〔市長(松永恭二君)登壇〕
◎市長(松永恭二君) 公約違反の責任に関する御質問にお答えします。 まず、私が全市民への10万円給付を選挙公約として掲げたにもかかわらず、本会議では5万円での提案となり、10万円給付を心待ちにしてくださっていた市民の皆様には本当に申し訳なく思っております。これまでにも御答弁申し上げましたとおり、私といたしましても、感染防止対策とともに、10万円給付を第一に検討してまいりました。しかしながら、何度も繰り返すコロナの感染拡大の中、急がれるワクチン接種への対応や、今後も見込まれるコロナ対応への財政需要、また
ボートレース内部留保金の状況と本市の財政計画などを総合的に判断し、市民の皆様の安心につながる最善の選択として5万円という決断に至った次第でございます。こうした公約実現に向けた経緯も踏まえまして、私といたしましては、公約違反との認識ではございませんが、今回の提案となりました責任につきましては、これから始まる4年間の任期の中で、私の市政運営をしっかりと市民の皆様に見ていただくことで果たしてまいりたいと考えております。 私といたしましては、今回の提案も含めまして、引き続き目下の最優先課題である感染症に強いまちづくりに取り組み、市民の皆様からの信頼を得られる市政運営に力を尽くしてまいる所存でありますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) その気持ちがどうだったのかを4年間の市政運営で見ていただきたいというお話でしたが、私は今まず一番にすることは、いろいろ努力をしたので公約違反だとは思っていないということをやめることだと思います。市長の認識がどうであれ、頑張ったんだと思いますけれども、どうであれ事実は10万円と公約をして、そして今議会で議案に自ら出しているのは5万円なんです。違反してるんです、異なってるんですから。その事実はきちんと認めて、公約違反でないなどと言わずに、市民にはきちんと謝罪をして、その後でじゃあコロナ対策を、これから財政需要がかかるのだから、思い切ってしていくんだというならば、本来ならばこの議案で、ほかの財源を使って、その中の財源で急がれる感染症に強いまちづくり、感染症対策、これをするんだと提案をしてくるのが本当ではありませんか。そういったのはありませんよね。この点についてどうお考えなのかお聞かせください。
○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。 〔市長(松永恭二君)登壇〕
◎市長(松永恭二君) 再質問にお答えいたします。 私も、市長になりまして今ちょうど2か月が来ようとしておる、その中で任期としてはまだ始まったばかりで、あと4年ございます。そういった中で、私は今急ぎこの経済格差がどんどん開いているコロナ禍で困っている人たち、そしてまた丸亀の低迷している経済をもう一度ここで活性化させるために、10万円の支給を直ちにするべきだということを、これは公約でずっと言ってきました。そういった中で、今回の
特別給付金事業を5万円にしたのは、これを一度やらせていただいた中で、今回のことをしっかりと検証して結果を踏まえた上で、また今後のコロナの状況や社会状況等を勘案して、また、より効果的な対策というのは検討していこうとは考えておりますので、そういったところの部分も御理解をいただきたいと考えております。誠心誠意、市民の皆様方に対して取り組んでいこうと考えておりますので、どうぞ議員、また中谷議員におかれましても御協力と御理解をいただきますようにお願いしたいと思います。 以上、再答弁とさせていただきます。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) 今もこれからしっかりやって、ほかのこともやっていきたいということをおっしゃってますが、私が公約違反で責任が重いと言ってますのは、そもそも10万円の財源が示されているものが根拠がないじゃないかと。そういった公約をしたということを言っているわけです。 もう次に移りますけれども、市長の公約における基金の扱いですよね。要は、全部の基金を対象にして、これで10万円考えていたんだと。だけれども出なかったんだという、そういう話をこの間ずっとお聞きをしてきまして、私は今後の丸亀市の財政に大変不安を感じております。 そこで次に、市長の財政運営への考え方をお聞きをしたいと思います。 ボートの事業会計から繰入金63億円、この全てを1人5万円の給付金と
キャッシュレス決済ポイント還元事業に充てると提案をされておりますけれども、コロナの終息はいまだ見通せず、コロナ対策は当然今回の給付金だけでは終わりません。この先も、コロナの感染予防の対策も行い、併せて市民生活や事業者への支援策が必ず必要となるでしょう。そのとき、先ほど市長もおっしゃっていますけれども、現在可能な繰入額63億円全部を使い切っていたら、何の財源で、市長もおっしゃっておりましたようなそれらの事業をしていくおつもりなんですか。これをお答えください。 また、市民の皆さんからは、給付金はありがたいけれども、後のしっぺ返しが怖いと。市にもうお金がないので、何でも料金値上げでやったりしないだろうかと。
市民サービスの低下が持ち出されたりしないだろうか、こんな心配の声もお聞きいたします。また、
ボート事業会計への恒常的な依存体質にならないよう考える必要もあると思います。市長は、この後もコロナ対策に素早く適時対応しながら、通常の行政運営も進め、
各種市民サービスも継続させていく、そのための財政運営をどのようにお考えでしょうか、御説明ください。
○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。 〔市長(松永恭二君)登壇〕
◎市長(松永恭二君) 所信表明でお示ししましたように、私がまず取り組まなくてはならないことは、感染症に強いまちづくりと
緊急経済対策であります。 そこで、議員御質問の1点目、今後のさらなるコロナ対策及び市民生活や営業への支援策の財源についてでございますが、まずは令和2年度に
新型コロナウイルス感染症地方創生臨時交付金の第3次限度額として示され、国の本省繰越しとなっている約2億円や、本市の
財政調整基金等を活用して、今後必要となるコロナ対策等に取り組んでまいりたいと存じます。また、国に対しましても、臨時交付金の追加交付などの支援を要望してまいります。 次に、2点目のコロナ対策を踏まえた今後の財政運営についてでございますが、昨年改定した
中期財政フレームでは、
新型コロナウイルスの影響を踏まえ、厳しい財政見込みが示されたことは十分に承知いたしております。 そこで、今回補正をお願いしております
コロナ緊急対策特別定額給付金と、
キャッシュレス決済ポイント還元事業には、臨時的に繰り入れいたします
モーターボート競走事業収入のみを活用することで市の基金等の留保を図り、通常の
市民サービスや市の財政計画に影響を及ぼさないよう事業を実施してまいります。 一方で、本市は今後も厳しい財政状況の中、コロナ対策や
市民サービスの充実、施設の長寿命化などに引き続き取り組んでいかねばなりません。今後も、より一層事業の効果や必要性などを十分に精査し、優先順位を整理しながら、限られた財源を効果的、効率的に活用してまいります。また、
モーターボート競走事業からの繰入れについては、本市の特別交付税が他市に比べて低額となっている状況や、将来の財政需要を踏まえ、繰入れの時期や使途などについて
ボートレース事業局と協議してまいります。さらに、各種施策を実行するに当たっては財源確保が重要でありますことから、機会あるごとに関係省庁に赴き、陳情を行うとともに、ボートレースに関しても関係団体に働きかけ、SGやGⅠなどの
グレードレースの獲得に力を注いでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) 今後の財政運営についてお聞きをしますと、大変堅実なお答えが返ってきて驚いております。これまでの10万円を給付するといったときのお金と一緒なんですよ、残っているのは。そのときは、これだけの財源があって大丈夫だと言ってたのに、今は使うと言っていた基金は、16億円しかない財政調整基金と、あとはボートの売上げで、そして国に対して追加の交付の臨時交付金などを要請していきたいという、全然10万円の公約をしていたときと違うんですよね、今回の財政運営で。現実にやってもらわなくちゃ困るんですよ、確かに。基金は本当に残っていないのですから、今までの
市民サービスをきちんと確保して、その上で取り急ぎのコロナ対策もしていく、そういったことを考えれば、今残っている基金を本当に大事に使わなければ、よくよく考えて使わなければいけないんだと思うんです。 そう考えましたときに、再度お聞きいたしますけれども、その大事に使わなければならないという基金の中に、今回のボートからの繰入金63億円だって入るのではありませんか。63億円って本当に大きい額ですよ。それを一気に使ってしまうという、その財政運営というか、仕方、手法が、今市長がおっしゃったこれからの財政運営として基金も大事に使っていくとおっしゃったことと私は矛盾していると思うんですが、この点について、今回の63億円については一気に使ってしまうというので合ってるんですか、この財政運営ということを再度お聞きをしたいと思います。
○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。 〔市長(松永恭二君)登壇〕
◎市長(松永恭二君) 再質問にお答えいたします。 これが矛盾しているという指摘を受けてますけれども、まず丸亀市の財政状況が厳しいということは、私も議員をしておりましたので、その状況等は十分に把握しているつもりでございます。ただ、その中でコロナが蔓延して、この4月の後半から5月にかけて香川県、そしてこの丸亀市にもコロナにかかった方もたくさん出てきまして、またこれは先行きが見えない状況であります。 そういった中で、私は経済状況が厳しいと分かっていながらも、100年に一度あるかないかと言われているコロナ禍の中、市長選挙に出るということで、1年と4か月間、人を集めることができないし、集まる場所もなかったので、ずっと歩いて歩いて、一軒一軒訪問をしてまいりました。短く言いますね。その中で、実際に本当に困っている生の声をたくさんの方から聞いてきたわけです。これは私にとったら丸亀の一大事、これは日本の一大事、世界の一大事であるんですけれども、有事と考えております。そういった中で、先ほどから言ったボートレースの200億円を超える内部留保金があって、それともう一つプラスに、コロナ需要で令和2年度、3月で締めた売上げが、これは1,399億9,000万円というびっくりするような売上げが出た、これはコロナ特需で、家で皆さんたくさんいるから電話投票、インターネットを見ながら投票してくれたお金で、そのおかげで収益も、まだ決まってませんけれどもこれは100億円を超える、そのお金があるということで、この一大事に使わずに一体いつ使うんだという気持ちで今回のこの提案をして、提案してまだ1か月です。1か月で、この63億円を何とか議案で提案しようと必死でやりました。昼夜問わず、職員の皆さんとも話し合ってやりました。それもこれも丸亀市民のため、丸亀市民にどれだけプラスになるかということ、それだけを考えて、これが一番最善だということを提案してるわけです。厳しい状況も踏まえた上で、今回10万円から5万円にも下げましたんで、この気持ちというか、この私の今言ったことも御理解をいただいて、御協力いただくことを切に願うところであります。再答弁といたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) お気持ちはしっかり聞かせていただきましたけど、気持ちだけでは市政は進みませんので、お話しになると今の財政運営の方針と違うことをおっしゃってると思いますよ。ボートのお金をしっかり使うということをおっしゃってるわけでしょう。その200億円といいますけど、その200億円は将来のボートの事業のために、施設の建設とか改良に使うために積み立てているお金なんですから、そこにもう既に公営企業法を全部適用して、事業の権限は管理者に移っているところに市長が手を入れて、それも全部出してこいというような話をする場合じゃないでしょうということを私は言っているわけですよね。そのお話は十分聞きましたが、やはりそういったところを聞くと、非常に財政運営は今後心配ではないかと。今ある基金を本当に大事に使う、その中でコロナ対策を急いでしなければならないんだと私は思います。 それでは、次に参りたいと思います。 次に、
本市コロナ対策への市長の姿勢を伺います。 市長は、所信表明でも一番に取り組まなければならないのは感染症に強いまちづくりと
緊急経済対策と、2つ述べられております。しかし、本議会で事業が提案されているのは
緊急経済対策だけです。今、最も急がれる感染防止の対策は、給付金を支給してもできるものではありません。やはり、PCR検査やワクチン接種の体制をさらに強化することが急がれます。またあわせて、コロナで苦境に立たされている市民、事業者へのきめ細かな支援を届けることも必要です。例えば、感染やその疑いで仕事ができない事業者への生活保障を行うとか、国の支援策の幅を拡充して、減収に苦しむ事業者を支えるとか、リスクが高い環境で奮闘されている保育所や青い鳥の従事者にも支給、慰労金をするとか、県外で頑張っているアルバイトに苦労している学生への支援とか、丸亀市に行えること、求められていること、本当にコロナ対策はたくさんあると思うんです。63億円という恵まれた財源があるのならば、給付金事業だけでない、検査の充実から細かな支援まで、総合的なコロナ対策にも生かすべきではないでしょうか。市長のコロナ対策への姿勢を御説明ください。 先ほどと重なっている部分はもういいです。
○議長(真鍋順穗君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) コロナ対策への市長の考えについての御質問にお答えいたします。
新型コロナウイルスの収束は見えない状況にあり、本市におきましても5月は114名の感染者が報告されました。市民の皆様におかれましては、これまでにない不安と危機感を持ちながらの生活を送られていることと思います。このような状況の中、今、本市で一番に取り組まなければならないことは感染防止対策であり、何としてもこの状況を改善していかなければならないと考えております。感染予防対策としましては、議員御案内のとおり、PCR検査やワクチン接種を対策の柱として体制を強化していく必要があります。PCR検査におきましては、議員御承知のとおり、本市ではPCR検査センターの設置により、月曜日から金曜日までの毎日PCR検査が行える検査体制を構築しており、気になる症状などがある場合には、市内医療機関での相談により、医師が必要と判断する場合に速やかにPCR検査を行える体制が整っています。また、感染拡大の状況においては、気になる症状とともに、行動履歴などで本人が不安に思う場合に医師の判断により速やかにPCR検査が行われており、検査体制の充実が図られているところです。 また、ワクチン接種体制の強化につきましても、ワクチン接種の加速化を図るため、7月1日からの運用開始の大型接種会場を設置し、医師会だけでなく、歯科医師会、薬剤師会にも御協力をいただき、また民間企業の医療従事者支援サービスも活用することで、高齢者の接種については7月末の完了、また丸亀市民のおおむね7割の接種が11月末に完了する見込みとなっています。 いずれにしましても、市民皆さんの生活と健康を守るため、より多くの方に必要なPCR検査やワクチン接種が安全に速やかに行われるよう、感染対策に総力を挙げ、
新型コロナウイルス感染症に強いまちを目指してまいりたいと存じますので、御理解、御協力をお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) 市長の考えをお聞きはしたかったんですけれども、まだこの後にありますので、そこでお聞きをしたいと思います。 それでは次に、市長の政治姿勢で2点目にお尋ねいたしますのは、今後の方向性が焦点となっております新市民会館の建設と、それに連動する生涯学習センター、丸亀市児童館についての見解です。 新市民会館の建設をどうするのか、今年度の予算審議で意見の一致を見ず、それに連動し、建設予定地である現在の生涯学習センターの解体事業費、生涯学習センターの代替施設とする旧庁舎南館改修事業費、合わせて2億円余りの事業費が事実上、凍結された状態です。新市民会館に連動する事業や施策もありますから、取り急ぎ新市民会館の方向性を決め、動き出すことが必要です。また、市民会館をはじめ、今後の4街区構想に新市長がどんなまちづくりビジョンを持って臨もうとしているのかという点でも、市民の皆さんが注目をされていると思います。 そこで、3点まとめてお尋ねいたしますが、まず市民会館についてです。 現在の計画では、今年度生涯学習センターを解体し、来年夏頃から新しい市民会館の工事にかかる予定ですが、市長はこの新市民会館の建設を計画どおり進めるのか、延期をするのか、それとも計画から見直しをするのか、現時点での市長の見解をお示しください。 2点目は、生涯学習センターと旧庁舎南館についてです。 生涯学習サークルなどの活動場所として改修が予定されている旧庁舎南館の在り方について、予算審議時の担当部署の説明では、生涯学習センターの解体後、生涯クラブ、サークルについては、その活動場所を将来的にコミュニティセンターや民間に移していく方向で、その間の経過措置として庁舎南館を改修し、しばらくの間使用をするというものでした。市長もこれと同様の見解に立つのでしょうか、お答えください。 また、生涯学習センターは現在では取壊し時期も流動的となっております。予定では今年いっぱいで閉館となっておりますが、施設が使用可能な間は十分市民に利用いただいて、その間に生涯学習の拠点の在り方についてよく議論することが必要ではないかと思います。生涯学習の在り方、旧庁舎南館の改修、生涯学習センターの取壊しについてどうお考えでしょうか。 3点目は、丸亀市児童館についてです。 予定では、生涯学習センターの閉館と併せて12月までの事業とされておりますが、児童館は本市こども未来計画においても充実が求められている重要な施設です。丸亀市児童館は、生涯学習センターがある限りは現在の場所で、廃止となる時期には近隣に移転をし、児童館として存続を保障するのが当然と思いますが、市長は丸亀市児童館の今後についてどうお考えでしょうか。 以上、新市民会館、生涯学習センターと旧庁舎南館改修、丸亀市児童館、これらについての市長の見解を伺います。
○議長(真鍋順穗君) 産業文化部長 山地幸夫君。 〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕
◎産業文化部長(山地幸夫君) 御質問のうち、新市民会館建設についてお答えいたします。 議員御承知のとおり、新市民会館の建設に当たりましては、昨年度から債務負担行為により、2か年をかけまして基本設計と実施設計の一括契約をしており、現在基本設計を進めているところでございます。先般、10番武田議員の一般質問に市長からお答えいたしましたとおり、市民会館整備特別委員会や予算審議の中でいただきました議員各位の御意見や、附帯決議でいただきました課題等を整理し、整備事業費の精査とともに、機能面やホールの席数など、改めまして基本設計を見直した上で議会にお諮りしながら、速やかに事業の進捗を図ってまいりたいと存じます。 また、新市民会館の建設に当たりましては、議員御指摘のとおり、コロナ対策費用などが不透明な中、財政状況に大きな影響を生じることがないよう、最大限の歳入確保を図ってまいります。現制度において見込んでおります財源といたしまして、都市構造再編集中支援事業に係ります国庫補助金の活用のほか、公共施設等適正管理推進事業債等の後年度の返済に当たり、地方交付税措置がなされます有利な起債の活用など、財源につきましても早い段階でお示ししたいと考えております。 また、モーターボートの収益により積み立てております大手町地区公共施設再編整備基金からの新市民会館建設支援費への充当や、起債の償還金への充当など、後年度負担の軽減等も今後の予算編成等の中で検討していくこととしております。新市民会館の建設につきましては、大手町4街区にさらなる人の流れを創出し、コロナ禍で顕在化した様々な課題解決など、ポストコロナに向けた社会的必要性のある施設として進めたいと存じますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。 〔市民生活部長(小山隆史君)登壇〕
◎市民生活部長(小山隆史君) 生涯学習センターと旧庁舎南館改修についての御質問にお答えします。 議員御承知のとおり、生涯学習センターにつきましては、平成24年度に実施した耐震診断において耐震性能が不足することが確認され、以後生涯学習センターの機能確保と利用者の安全確保を喫緊の課題としておりました。そうした中、平成30年11月に策定した大手町4街区の再編整備構想に伴う新市民会館建設と連動した方針として、庁舎南館を改修し、一時的に生涯学習クラブの活動場所を確保した上で生涯学習センターを解体する計画でございました。また、議員御案内のとおり、予算審議の過程では、将来的に生涯学習クラブ団体の活動場所の選択肢の一つとして、地区コミュニティセンターを利用する考えも申し上げました。 そこで、御質問の生涯学習の在り方、旧庁舎南館の改修、生涯学習センターの取壊しについての見解でございますが、まず生涯学習の在り方については、現在生涯学習センターで行われている市民講座や教室、クラブ活動団体による日々の活動など、基本的にはこれら全体を担保する必要があるものと考えております。なお、先ほど議員より御指摘をいただきました生涯学習クラブ活動につきましては、現在も団体によってその活動状況は様々であり、南館の活用の有無にかかわらず、将来的にはコミュニティセンターの活用も含め、幾つかの選択肢があるほうが望ましいと考えております。 次に、南館の改修と生涯学習センターの取壊しについてですが、こちらについてはさきの3月議会において、予算修正に至っている点や、附帯決議などの際にいただいた御意見を十分に踏まえる必要があると考えております。したがいまして、新市民会館の整備と連動した中で、生涯学習センターの解体及び生涯学習機能の確保等につきましては、早急に市の考え方を整理し、議員の皆様との協議を進めてまいりたいと存じます。 以上、答弁といたします。
○議長(真鍋順穗君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 丸亀市児童館についての御質問にお答えいたします。 議員御案内のとおり、昨年3月に策定いたしました第2期丸亀市こども未来計画では、子供の健やかな成長を支援するための今後の方針として、児童館において遊びの拠点と居場所を提供し、様々な活動に自発的に取り組めるよう支援すると掲げております。児童館には、遊びを通した子供の発達の増進や、子供の日常生活の支援、子育て家庭の支援など様々な機能や役割がございますことから、児童福祉法の趣旨に沿った施設の位置づけや、社会的必要性に基づく運営が肝要であると存じます。 そこで、御質問の児童館の存続についてでございますが、生涯学習センターが廃止されるまでの間は、丸亀市児童館を引き続き開館いたします。また、生涯学習センターが廃止となる場合の対応についてでございますが、これまでの定例会でもお答えしたとおり、本年3月に開館いたしました市民交流センター、マルタスのキッズスペースや学習スペースにおいて、児童館の一部の機能は補完できているものと考えております。一方で、マルタス開館後、2か月間の丸亀市児童館の利用状況でございますが、コロナ禍の影響もあり、利用者総数は減少しているものの、小・中学生の利用はマルタス開館後も同水準を維持しており、児童館として本市的に求められる役割を果たしているものと判断しているところでございます。 したがいまして、3月議会におきまして予算修正や附帯決議などをいただいております新市民会館の整備や、生涯学習機能の確保などの課題に併せ、児童福祉法に基づく丸亀市児童館の在り方についても、早急に市の考えを整理し、議員の皆様との協議を進めてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 以上、答弁といたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) それぞれお答えを部長からいただきましたけれども、これって3月議会での到達点と全然変わっていないんですよね。同じですよね、基本的に。なので、新しい市長になってそこの今後の方向性をどう考えているのかというのを私はお聞きをしたかったのですよね。急いで考えなければならないでしょう今年度の予算で、予備費という宙に浮いたままの2億円になっているのですから、これは本当に、まずは市長がどういった方向性を自分は考えているのかというのを示すのも、もちろん議会でも考えなければいけないですけれども、そこがないと始まらないのではないかと私は思っています。それで、市長にお答えいただけるならばぜひしていただきたいのですけれども、市民会館については、議会でも何度かお話が出てきました。複合的な施設も考えるということを、複合的なというか機能を、生涯学習、児童館の機能も含めることも可能性としてあるというような御答弁もあったと思いますが、今回の答弁はそういうのはありませんでした。どうなんでしょうか、そのところはというのを、市長にぜひともお答えをいただきたいと思います。
○議長(真鍋順穗君) 産業文化部長 山地幸夫君。 〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕
◎産業文化部長(山地幸夫君) 再質問にお答えいたします。 3月議会で附帯決議等をいただきました。そういった中で、今、市では課題をいただいておりますので、そのあたりは今速やかに整理をしております。そういったことで、市で意思統一ができた時点でまた議会にお諮りをしまして、あと御説明をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) 次、もう9月議会ですからね。本当に、今年度、急いで答えを出さないと駄目だと思います。それで、取り急ぎしないといけないなと思いますのは、ならば方向性はまだ出ていないわけですから、生涯学習センターを取り壊すという話にはならないですよね。そうしますと、今は指定管理の契約にしても児童館の事業にしても、12月ということになってしまっていますから、ここのところを安心して利用者の方も利用できて計画が立てられるように、指定管理者としても事業の先が考えられるような対策を急いで取らなければならないのではと思いますが、この点について再度御答弁をお願いします。
○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。 〔市民生活部長(小山隆史君)登壇〕
◎市民生活部長(小山隆史君) 再質問にお答えいたします。 今、議員御指摘のとおり、生涯学習センターについては今年度12月までの指定管理期間となっております。そこを利用されている方々も、今回の件についていろいろ不安を抱えてる方もおいでると思いますので、早急に方向性を定めまして、また関係者の方にも御理解をいただくよう説明してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上、再答弁といたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) その方向性が定まってからお知らせするというんじゃなくて、実際に決まってないから12月に取り壊す、閉館するということはないでしょう。ないでしょうね。そういったところで計画をみんな持って、先を考えながらいろいろな活動をしてるんですから、指定管理者は特に困るでしょうから、困らないように早くしてあげてくださいということを再度お願いをしておきたいと思います。 それでは次、大綱2点目に入りたいと思います。 大綱2点目に、コロナ封じ込めのためのワクチン接種体制とPCR検査の社会的検査の拡充を求めてお尋ねをします。 香川県でも、あっという間に県独自の非常事態宣言を発令するレベルに感染が広がることを経験しました。命を守るためにも、経済活動をしていけるようにするためにも、子供たちが運動会や修学旅行を当たり前にできるようにするためにも、まずはコロナ感染を抑え込み、広げない対策が何より急がれます。感染症に強いまちづくりに一番に取り組むと言われている市長に、ワクチン接種を安全で速やかに終わらせる体制、それと並行して無症状の感染者を早く見つけ、感染を拡大させないPCRの社会的検査を進めることを求めたいと思います。 そこでまず、ワクチン接種についてお尋ねいたします。 7月末までに希望する高齢者に、10月から11月までに希望する全員にワクチン接種を終了と一方的に国が目標期限を決めて、現場では大変な状況かと思います。先ほども、本市では7割が11月末までに完了となっておりましたから、苦労されていると思います。 さて、この一般質問の通告を出しましてから市内の状況も次々変わり、県下初の大規模接種会場を運動公園多目的広場に設置すると決まり、またかねてから要望が高かった医療機関での個別接種も始まりました。接種環境の整備に努力をされ、また接種に関わり働き続けている職員の皆さん、医療従事者、関係者の皆さんに敬意を表したいと思います。日々状況も変わっている中で、現時点でのワクチン接種の課題と現状、集団接種の会場が増える見通しはあるのかを御説明ください。 あわせて、昨日最初の医療機関での個別接種が始まったようですけれども、どこの医療機関でワクチン接種ができるのか、また接種対象や予約先も医療機関ごとに違うようですから、遠い体育館でなく、近くの慣れたかかりつけ医で接種したいからと待っている高齢者の方が安心して接種の予定を組めるように、医療機関接種の内容についてお知らせください。またこの間、市内の学校や保育所等での感染事例もあり、改めて感染リスクの高い環境における対策が問われています。 そこで、市独自のワクチン優先接種として、既に介護施設の職員は予定をされているとお聞きをしておりますが、併せて優先接種の対象に保育施設、学校、青い鳥教室、障害者施設、放課後児童デイ事業所などで、接種を希望する業務従事者にも優先的接種をするよう求めたいと思います。見解を伺います。 ちょっと時間の関係で、併せて次もお尋ねいたします。 次に、PCR検査社会的検査についてお尋ねいたします。 感染を拡大させないためには、無症状の陽性者を発見するためのPCR検査、社会的検査を増やす必要があります。独自に取り組む自治体も増えておりますが、なかなか大々的に広がらない理由は、自治体の財政負担と、陽性者が増えても対応できるフォロー体制への不安、自治体、保健所、医療機関での連携体制の未整備にあるのかと思います。社会的検査の財政負担や体制づくりは、本来国で責任を持つものだと思いますが、国ができるまでじっと待ってるわけにはいきませんので、まず市民の命を守るという立場で、市ができるところから進めていくべきではないでしょうか。 そこで、本市でも現在陽性者が出た場合の行政検査の範囲は、濃厚接触者だけでなく広がっているとお聞きをしておりますけれども、やはり感染の不安を持つ人が安心して無料で検査ができる体制を本市でも作るよう取り組んでください。また、高齢者施設での定期的PCR検査の頻度を週1回とかに高めるとともに、またさきのワクチン優先接種でも対象といたしましたけれども、どうしても子供と密になる機会が多い環境、学校、保育施設、青い鳥教室、障害者施設、放課後児童デイなどの業務従事者にも、せめてワクチン接種が完了するまでの期間、PCR検査を定期的に行い、感染を広げない努力をすべきと考えますが、いかがでしょうか。併せてお尋ねいたします。
○議長(真鍋順穗君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) ワクチン接種についての御質問のうち、1点目の本市の現状と課題、集団接種会場が増える見通しについてお答えします。 本市における新型コロナワクチン接種につきましては、市議会の御理解の下、接種体制の構築にいち早く取り組み始め、集団接種を中心に接種を進めているところです。会場は、丸亀市民体育館、飯山総合運動公園体育館、市内小学校体育館などを活用していますが、接種人数を増やせられないこと、常設の会場がないため、会場運営に時間や費用がかかることの接種環境における問題が生じている中、国から7月末までに高齢者の接種完了が示されたことにより、接種計画の見直しを行っております。その見直しにより、1日最大1,200人の接種が行える大型接種会場を1か所常設することとしました。 2点目の個別接種の見通しや内容についてお答えします。 新型コロナワクチン接種を実施している医療機関につきましては、6月9日現在、15か所となっております。接種対象者は通院患者のみに制限しているところもあり、接種日程や接種人数など、医療機関により様々となっております。また、現在10か所の医療機関と調整中であり、順次実施していく予定になっております。 3点目の市独自の優先接種についてお答えします。 議員御承知のとおり、64歳以下の方の接種に当たり、国は基礎疾患を有する方、在宅介護施設などの職員の方、60歳から64歳までの方の優先接種を決めております。議員御質問の感染リスクが高いと思われる施設の業務従事者の優先接種につきましては、保育所職員の優先接種も含め、十分協議を行うとともに、早期に本市の対応について決定してまいりたいと考えております。 次に、PCR検査についての御質問にお答えします。 議員御承知のとおり、本市が運営するPCR検査センターにおいては、気になる症状などがある場合に、市内医療機関での相談により医師が必要と判断する場合に、PCR検査を迅速に行っているところです。
新型コロナウイルスは市中感染することが分かっており、感染者と濃厚接触していなくても、感染リスクはゼロでないと言われています。特に、無症状の場合に関しては適切なタイミングというものではなく、陰性であったとしても結果の解釈は慎重に行う必要があります。県におきましては、陽性者が出た場合、濃厚接種者だけでなく、囲い込みのために接触者として保健所において無料で広く検査を行っており、PCR検査が陰性の結果であっても感染していないというものではないとの見解から、検査後の指導についても行われているとのことです。 議員御質問の無料で検査ができる体制及び学校、保育施設などの業務従事者への定期的なPCR検査につきましては、現時点での本市においての実施予定はございませんが、症状や行動履歴などで本人が不安を持つ場合においても、医師の判断により速やかにPCR検査が行われている体制を充実してまいりたいと考えております。御理解をお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) まず、PCR検査のところからですが、今の御答弁の中で、介護施設で頻度を上げて週1回のPCR検査というのをお聞きしたと思うんですが、それの御答弁がなかったように思います。再度御答弁をいただきたいと思います。 それと、ワクチン接種のことなんですけれども、個別接種のことについて再度お聞きしたいと思うのですが、現在15か所の医療機関で行うようになっているけれども、接種日程や人数は医療機関によって様々と。この後、10か所の医療機関が増えていくかもしれないという話なんですけれども、このことを待っている人たちはどうやったら知ることができるのですか。 それと15か所、ホームページでは公表されてますけれども、高齢の方はなかなかホームページで確認するということはできませんのでね、そこがどのように伝わるか。ずっとお医者さんにかかってて、そこで知るということも多々あるかと思いますけれども、そう度々頻度がなければ分からないと思うんですね。どうやったら分かるようにしてあげておりますかという点と、もう一つは、今15か所が公表されているのを見ますと、丸亀市内というか、丸亀市医師会の範囲の病院ばかりかなと思います。綾歌・飯山の医療機関は入ってないんですけれども、それは今後の10か所の医療機関の中に入ってるのでしょうか。どういった見通しになっているのかをお尋ねをしたいと思います。 それともう一点は、ワクチン接種については、保育所職員の優先接種も今後十分協議を行って、対応、決定していきたいということで、ぜひともしていただきたいなとこれは思っております。子供とどうしても密になる場所ですから、働いている職員の方も親御さんも本当に心配をされていると思います。その上で、最近この間宇多津町の報道がされておりましたけれども、余ったワクチンを名簿に登載していた、こういった職員の方に順次打っていくという方法もなされているようですけれども、こういった点についても検討されてるのかどうかというのをお聞きをしたいと思います。3点です。
○議長(真鍋順穗君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 再質問にお答えいたします。 まず、1点目の介護施設へのPCR検査でございますけれども、こちらにつきましては、現在県が行っておりますその後のフォローアップといたしまして、月に1回、最長3か月間の接種を行うということで制度設計をしているものでございまして、現在のところ、議員の御指摘のありますように、月に何回も行うというようなことにつきましては、計画はしておりません。今現在のところ、高齢者につきまして、また施設につきましてもワクチン接種が進んでおりますので、事業を展開するときにも、ワクチンの接種が始まるまでにPCRを行うというようなことで制度設計をしていたところでございますので、現在のところは予定をしておりません。 次に、医療機関の件でございますけれども、10か所の医療機関と調整中というところでございますけれども、こちらにつきましては、綾歌医師会とも調整中でございますので、順次そちらの医療機関も入っていく予定でございます。 3点目の優先接種でございます。保育所の職員におきましても、今後市の中で十分に協議を進めまして、どのような優先接種を進めていくのが有効であるかということにつきまして検討いたしまして、速やかに決定をしていきたいと思っております。また、先ほどの個別接種でございますけれども、医療機関につきましては、市のホームページと、また接種券を配付するときに、こういうような病院で受けられますよというようなことを入れさせていただきまして、周知を図っていきたいと考えております。 以上でございます。
◆4番(中谷真裕美君) 議長、4番。
○議長(真鍋順穗君) 4番 中谷真裕美君。 〔4番(中谷真裕美君)登壇〕
◆4番(中谷真裕美君) そのワクチンについては、会場の周知を十分お願いをしたいと思います。 それと、高齢者施設でのPCR検査、市が組んでいたそのPCR検査は、ワクチンがそれまでに行き届くからしないということですね。そうですね。そしたら、予算も組んでいるわけですよね。それを、高齢者施設はもうワクチンがいくんだったら、いっていない保育所とか、障害者の施設とか、そういったところへのPCR検査に回したらどうですかと、私は市長に強く思います。 もう時間がないのでこれは要望にしておきますので、また今後お聞きをしたいと思います。 それでは、大綱3点目に移ります。 長引くコロナ禍にあって、コロナ対策としても、またその後の恒常的な支援策としても通用する事業が必要になってきているのではと思います。そんな子育て支援策として、私は18歳までの医療費無料化についてお尋ねをしたいと思います。 子育て家庭、それぞれの年代が抱えるコロナの影響が非常に凝縮されていて、今大変な思いの中で子育てを頑張っています。それで、これまでの子育て支援策は、どちらかというと、年齢の低い幼児・児童期の支援策が多かったと思います。本市の最近の支援策を見ても、保育の無料化に合わせた給食費無償化であったり、第3子以降の多子出産祝い金であったり、もちろんこれも大変歓迎をされておりますけれども、実際子育てに係る金額が高くなっていくのは年齢が大きくなってからです。今、高校生の時期までの途切れのない子育て支援策として、医療費を中学卒業までから18歳までに引き上げる自治体が増えてきています。ぜひともこの丸亀市でもこれを行って、生まれてから高校を卒業するまで、18歳まで途切れのない子育て支援にしていただきたいと思います。県下では、直島町、琴平町、そして4月からお隣の善通寺市が18歳まで無料になって、丸亀でも早くと望む声が聞こえてきております。この実施について市の考えを〔ブザー音あり〕お聞きをしたいと思いますが、時間がなくなりました、申し訳ありません。また次回に回したいと思います。ありがとうございました。
○議長(真鍋順穗君) 以上で4番議員の発言は終わりました。 ここで10分間程度休憩いたします。 〔午前11時02分 休憩〕 ─────────────── 〔午前11時12分 再開〕
○議長(真鍋順穗君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続行いたします。 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) どうぞよろしくお願いいたします。 私からは大綱4つ、長引く
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う支援について、再婚家庭の子育て支援について、離島施策について、広域行政の推進についてお伺いいたします。 まず、質問に入る前に、今なお
新型コロナウイルス感染症対策に従事されています医療従事者の皆様をはじめ、関係の皆様に御礼申し上げます。 それでは、質問に移ります。 大綱1つ目、長引く
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う支援についての1点目、行政の手が行き届かないところへの支援についてお伺いいたします。
新型コロナウイルス感染症による影響は、経済面は基より精神面での打撃も大きく、政府が発表した昨年度のDV相談件数は19万30件で、コロナ感染症発生前、一昨年度の11万9,276件から1.6倍に急増しています。しかし、まだまだ終息が見通せない中、長引く
新型コロナウイルス感染症が我々の生活に及ぼす様々な影響は深刻化し、昨年以上かと思われます。全国的に離職、在宅時間の増加や外出自粛などにより、孤立やひきこもり、育児ノイローゼや産後鬱、自殺、貧困の子供、虐待やいじめ、DVや性被害など、様々な相談やシェルター、支援を必要としている人が増加していると聞きますが、本市でも同様の状況ではないかと思われます。最近では、生理の貧困についても切実な問題としてクローズアップされています。市の各部署でも、それぞれの担当で支援を必要としている人に対応していると思いますが、十分に行き届いていますでしょうか。支援にたどり着けない人を把握できていますでしょうか。 昨年度、本市の社会福祉協議会が地域活性化支援寄附金を募集し、約170万円が集まりました。その寄附金は民間団体に支給して、地域づくり活動、子ども食堂への支援、子供の学習支援、高齢者の福祉活動、生活困窮者への食料支援、児童福祉施設への活動支援、障害者福祉団体等への活動支援へと有効に使われたようです。その事業は一旦終了し、社協では引き続き食料品や日用品の寄附を受け付け、生活困窮者に寄り添って相談を受けています。支援が届きにくい、支援を必要としている人を行政が把握するには限界があり、もう一度民間団体などの力を借り、知見や能力を活用して、そういう人たちへのさらなる支援が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。お答えください。
○議長(真鍋順穗君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 5番東議員の御質問の行政の手が行き届かないところへの支援についてにお答えいたします。 議員御指摘のとおり、昨年1月に国内で初めて確認された
新型コロナウイルス感染症は、市民生活に多大な影響を与えており、当初誰も予想し得なかった長期化の様相を示しています。このような中、
新型コロナウイルス感染症の影響は多岐にわたり多様な問題を抱え、支援を必要とする市民の方々に対して、本市では産後ケア事業、子供第3の居場所、地域子育て支援拠点事業、子ども食堂や生活困窮者自立相談支援事業など、複数の民間団体と連携しながら各種事業を実施しているところでございますが、従来の方法では量的、質的の両面から行き届かない場面があることも議員御指摘のとおりと認識しております。また、丸亀市社会福祉協議会が募集しました地域活性化支援寄附金につきましては、令和2年5月18日から同年9月30日までに169万1,193円の寄附が集まり、地域活性化支援活動助成金配分審査委員会での審査の後、令和2年11月頃に福祉に関係する44団体へ各種事業活動支援のため配分され、有効に使われたことも議員御案内のとおりです。本市におきましては、生活困窮者自立支援法に基づき、丸亀市自立相談支援センター、あすたねっとを丸亀市社会福祉協議会に開設しており、その相談件数は平成30年度は112件、令和元年度も同じく112件であったところ、令和2年度には705件と急増いたしました。 このような状況の中、国の自立相談支援機関など強化事業補助金を活用し、あすたねっとの相談員を増員して、コロナ禍の相談や貸付金などの申請処理業務の急増に対応してきたところでございます。その相談内容につきましては、議員御指摘のとおり多岐にわたるものでありますが、従前と比べ、新たな問題が表れているというよりは、これまでに行ってきた各種支援を必要とする件数が増加しているものと捉えています。 そこで、各種支援事業におきまして、件数の高止まりが見込まれる相談状況に合わせて、きめ細やかな支援を可能とするべく、国や県の補助制度の活用も視野に入れながら、民間団体との連携を強めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) 日頃からの相談体制が整っているようにはお聞きできました。 お聞きしたいのですが、夜間や休日の対応もできているのでしょうか、お答えください。
○議長(真鍋順穗君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 再質問にお答えいたします。 ただいま相談窓口で設置しておりますのは平日の相談となっておりまして、議員御指摘のございますような夜間でありますとか休日につきましては、対応できていないというのが今の現状でございます。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) 困ったときはいつでも相談できるような体制というのは必要かと思います。香川県が緊急事態対策期にあるとき、本市では公共施設や公共的施設を閉じていました。そして、その施設を会場として実施予定だった相談業務や子ども食堂などが中止されていました。それを見て、とても残念に思いました。そんな折、高松市ではこの6月議会に、子ども食堂運営団体などに1団体125万円を支給する事業に2,370万円、男女共同参画センターでの相談業務の充実に250万円などの補正予算を上げたと新聞記事できっちり他市の動きを見て、丸亀市は大丈夫かなと思った次第です。十分に支援ができてればいいのですが、つい最近も強盗事件がありました。コロナ禍だからこそ対面式の相談業務が無理なら、電話相談にしたり、集合しての子ども食堂を弁当配付に切り替えるなど、工夫して実施されるべき事業はあるのではないかと思います。先ほどの夜間であるとか休日の対応も、何らかの方法を考えていただけたらと思います。 今後、爆発的な感染拡大はないと思いたいですけれども、まだまだコロナの影響は当分の間続くと思われます。誰一人取り残さないという理念を掲げている丸亀市。再度民間団体と連携して、相談や支援が足りているか、行き届いているか確認いただき、先ほど言われていましたが、国や県の補助制度の活用も視野に入れていただきながら、さらなる充実をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、次に移ります。 2点目、給付型奨学金事業についてお伺いいたします。 先日、同僚議員が同様の質問をされていましたが、市からは満足のいく御回答が得られなかったので、再度お聞きします。 長引く新型コロナ感染症の影響で、家庭の経済状況が悪化し、修学意欲を持ちながら、大学受験、進学を断念せざるを得ない学生が増えていると聞いております。断念するまでにいかなくても、自分の学力から少し下げ、志望校を変更したり、受験料の安い大学を選んだり、自宅通学できる進学先に変える学生が増えているようです。国は、大学などに通う低所得世帯の学生に昨年度から給付型の奨学金を支給していますが、県内では三豊市が今春に、大学、短大、専門学校に入学した低所得世帯の学生を対象とし、大学の修業年限に相当する4年から6年の期間、月額5万円を支給する制度を設けました。新型コロナ感染症により様々な影響を受けている家庭があると思いますが、将来のある学生が進学を断念する、志望校を諦めるのは心が痛みます。災害が少なく、コロナ感染拡大も大都市と比較して少ない香川県丸亀市、改めてその住みよさを感じた人は少なくないと思います。未来の丸亀を背負う若者を育て、応援する制度として、本市も大学受験をし、進学する学生に対し、卒業後に本市へUターンする人については、返還不要とする奨学金制度を設けてはいかがでしょうか。お願いします。
○議長(真鍋順穗君) 教育部長 七座武史君。 〔教育部長(七座武史君)登壇〕
◎教育部長(七座武史君) 5番東議員の給付型奨学金事業の御質問にお答えします。 議員御案内のとおり、どのような社会状況下においても、子供たちが夢や目標に向かって意欲的に学ぶことができる環境を整えることは重要であると考えます。本市小・中学校においては、コロナ禍の中でも持続的に児童・生徒等の教育を受ける権利を保障していくため、学校における感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減した上で、学校運営を継続していくよう努めているところです。また、議員御指摘の市外の大学等へ進学した学生が、卒業後、本市へUターンするための施策といたしましては、本市教育大綱の施策の方向性の一つである郷土丸亀の歴史や自然を知り、丸亀に愛着を持つ子供を育てるため、小・中学校の各教科や総合的な学習の時間において積極的に地域教材を活用し、ふるさとのよさを発見したり、丸亀の将来について考えたりするなどの活動を充実させることが必要と考えております。それらの活動を通して、県外に進学した子供たちが将来は丸亀に帰ってきたいと思える心を育んでまいります。同時に、小中地域連携教育やコミュニティ・スクールの充実を通して、ふるさとを愛し、地元で活躍できる人材の育成に努めてまいります。一方、大学生等においては、
新型コロナウイルス感染症の影響による家庭の経済状況の悪化、あるいはアルバイト収入の大幅な減収などにより、中退、休学を選択した学生がいるというニュースも聞き及んでいます。 議員御提案の本市独自の給付型奨学金制度は、学生支援の有効な施策の一つであると考えます。しかしながら、先日の16番竹田議員への答弁で申し上げましたように、近年国や県が実施する奨学金や支援金の制度が充実してきており、現状におきましては、本市独自の入学金貸付事業と併せ、国や県の制度の情報発信や相談活動に注力したいと考えております。 なお、本来であれば先日の竹田議員の御質問の際にお答えすべきでありましたが、申し訳ございません。5月25日付で、文部科学省が公表した
新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生等の学生生活に関する調査等の結果についてによりますと、全国の大学、短大で2020年度に中退、休学した学生は、前年度と比べ約2万1,000人減少しているとのことです。その理由といたしましては、学費負担を心配する学生に対し、各大学が国の支援策に合わせて各大学独自の支援策などについての相談活動に力を入れた結果であると分析されております。文科省の調査結果では、支援策が十分に理解されない等により、支援策を利用しなかった学生も一定数存在することが判明したことから、さらなる情報発信を進めていくとしております。本市といたしましても、ホームページ等を活用し、国や県の施策を含めた情報発信や相談活動に力を入れ、各制度が市民にとってより身近なものとなるよう努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 以上、答弁といたします。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) 丸亀に帰ってきたいと思える心を育てるとか、国や県の施策を含めた情報発信や相談活動に力を入れる、これは当たり前のこととしてやっていただきたいと思います。国や県の施策が充実してきたということは本当にありがたいことですけれども、困ったときに一番身近な丸亀市が応援してくれてるということがうれしいのではないかと思うんです。それが丸亀市に帰ってきたい、恩返しがしたいと思う制度になるんではないかと思います。三豊市に問い合わせてみましたけれども、三豊の制度は他団体の奨学金とも併用可能とのことです。とてもありがたく、本当にいつか恩返しがしたいと思わせる制度です。今回、大きな財政出動をする予定ですので、財源を心配されているのかもしれません。もし財源が御心配なら、部長がよく御存じのふるさと納税で集まった寄附も一部充当させてもらったらいかがでしょうか。ふるさと納税の額ですが、一昨年度2019年度は約9,000万円、コロナ禍の昨年度2020年度はさらに伸びて、約1億1,000万円を御寄附いただいております。そのうちの子供たちの教育に関する事業、市長が選んだ事業などの寄附を利用し、ふるさと丸亀の未来を担う子供たちの応援に使われたら寄附者も喜ばれるのではないでしょうか。コロナの影響が落ち着くまでの時限措置でも構わないと思います。ここで改めてお返事はできないと思いますので、ぜひとも財政当局と御相談の上、御検討ください。お願いいたします。 それでは、大綱2つ目に移ります。 再婚家庭の子育て支援についてお伺いいたします。 まずは1点目、児童手当の受給資格についてです。 児童手当制度は、児童手当法に基づき、次代の社会を担う児童の健やかな育ちを社会全体で応援するとされている制度で、児童を養育する家計の主たる生計維持者が申請し、支給されています。ところが、子連れで再婚した家庭の場合に、少し不合理だと思わざる制度となっています。前夫、前の夫との子供を持つ女性が再婚した場合は、現夫、今の夫がその妻の連れ子を看護し、主たる生計維持者であっても、妻の連れ子と養子縁組をしない場合はその子の児童手当の受給資格者は妻のままとなり、現夫と妻との間に初めての子供が誕生した際には、その子が第1子とみなされ、現夫がその子の児童手当受給者となります。例えば、男性が2人の子供を連れた女性と結婚し、その後、夫婦の間に1人子供が生まれた場合、現夫が子供3人を養育していても、上の2人の妻の子と養子縁組をしなければ、3人目の子供は第3子扱いとなりません。上の2人の子供は、妻が児童手当受給資格者、妻にとっての第3子で夫にとっての第1子については、夫が受給資格者となる場合が多く、第3子としてなら手当てが増額される場合があるにもかかわらず適用されないことがあります。連れ子を実際に養育し、看護し、行く行くは養子縁組を望んでいても、多感な時期の子供にとっての名前の変更による精神的苦痛等を考慮すると、縁組のハードルは高いと思われます。縁組をしないことによる手当の減額もさることながら、実生活で我が子として養育し、看護しているにもかかわらず実子扱いされないのは、あえて親子関係に溝を作られるような扱い、家族の絆や一体感を持とうという気持ちを踏みにじるような扱いとなっています。もともとの次代の社会を担う児童の健やかな育ちを社会全体で応援する制度の趣旨からは外れているのではないでしょうか。 現在、連れ子を児童手当支給要件児童として取り扱うには、原則として受給資格者との間に養子縁組をしなければいけませんが、父と母が婚姻関係にあり、その児童について実子と全く同様にその生計を支え、看護しているような場合には、認定児童として扱えるよう、国に対し法の見直しを要望できないでしょうか。また一方で、四日市市や横浜市など養子縁組の手続について、将来的には予定しているとして、養育申立書などの書類を提出することにより実子扱いをしている都市もあります。法の改正には時間を要しますので、本市も積極的に実態に即した運用をしていただけないでしょうか。国への要望と実態に即した運用についてお答えください。 続けて質問します。 もう一つ、どういう訳があってか、児童手当法に基づく子の数え方が関係している事業ですので、続けてお伺いいたします。 2点目は、病児・病後児保育事業についてです。 本市の制度として2人以上の児童を扶養する世帯に対して、経済的負担を軽減し、子育て支援の充実を図るために、第2子の3歳未満の児童及び第3子以降の6歳未満の児童の病児・病後児保育の利用料が無料となる制度があります。そして、受給者資格登録により、香川県内の病児・病後児保育施設が利用できるようになっています。しかし、この事業についても児童手当法に基づくとしているため、例えば前夫との子供を持つ母親が再婚した場合、その子供を現夫が扶養していたとしても、養子縁組しない限り現夫の子供としてみなされず、母親にとって3人目の子供であっても夫にとって第1子であれば、夫が申請者である以上、病児・病後児保育利用料無料化事業に適用されない現状となっています。この制度の経済的負担の軽減や子育て支援の充実という目的からしても、当然適用されるよう図られるべき事案だと思いますが、実態に即さない制度となっています。この制度こそ申立書などの提出を求めることにより適用できないものでしょうか。また、そもそもこの制度は、児童手当法に基づく必要があるのでしょうか。要綱を改正できないものでしょうか、お答えください。
○議長(真鍋順穗君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 5番東議員の御質問のうち、まず児童手当の受給資格についてお答えいたします。 議員御案内のとおり、児童手当制度は、児童手当法に基づき、子育て家庭への生活の安定と子供の健やかな育ちを社会全体で応援するために、児童を養育する親などに手当を支給する制度です。3歳未満は月額1万5,000円、3歳から中学校卒業までは月額1万円が支給され、第3子以降は3歳到達後も小学校修了まで月額1万5,000円が支給されます。 議員御質問の2人の子供のいる女性が再婚し、現在の夫との間に子供が生まれた場合には、現在の夫が妻の子と養子縁組の手続を済ませておけば、3人の子を支給要件児童として認定され、3人目は増額した手当てを受け取ることが可能となりますが、何らかの理由で養子縁組ができていない場合、市として積極的な運用はできないかについてお答えいたします。 国から、将来的には養子縁組の手続を予定し、養育がある場合は支給要件児童に含めて差し支えありませんとの取扱いが示されていることから、婚姻時に夫婦のどちらか一方でも子供がいる場合、子育て支援課窓口で、養子縁組をする意思があるのか否かを口頭にて意思確認をしています。今後も、児童手当申請の際に養育状況の確認、養子縁組の予定の有無など詳しく聞き取るとともに、その内容を申立書に記入していただくことで、児童手当制度の趣旨に合った児童の健やかな育ちを応援する制度としての役割を担っていきたいと考えております。なお、法改正の要望については検討したいと思っております。 次に、病児・病後児保育事業についてお答えします。 議員御案内のとおり、病児・病後児保育事業は、2人以上の児童を養育する世帯に対して、経済的負担を軽減し、子育て支援の充実を図る目的で県が全額補助をしている事業です。市内在住で疾病にかかっている保育を必要とする児童が対象で、第2子の3歳未満の児童、または第3子以降の6歳未満の児童に対して、県内の病児・病後児保育施設が無料で利用できる制度であります。また、この病児・病後児保育事業は県要綱に基づく事業であり、第2子、第3子以降に該当するか否かの判断については、児童手当法に基づいた運用とされております。 そこで、議員御質問の申立書の提出により適用できないかについてお答えいたします。 先ほどの例を基に説明しますと、2人の子供のいる女性が再婚し、現在の夫との間に子供が生まれた場合、児童手当の申請の際に記入していただいた申立書に、将来的には養子縁組を予定し、かつ養育しているとの記載がありましたら、第3子として満6歳到達後の最初の3月31日まで無料で利用できることになり、経済的負担の軽減や子育て支援の充実に寄与するものと考えております。 なお、議員御提案の要綱改正においては、この無料化事業は県の実施要綱に基づく全額県補助による事業であり、市においても要綱を定めた上で、全額県補助金を活用して事業を実施していますことから、要綱の改正は難しいものと考えております。 以上、御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) ありがとうございます。 これまでも、子育て支援課の窓口で、養子縁組をする意思があるのか否かというのを口頭で意思確認されていたということですが、やはりデリケートな部分がありますので、聞き方とか受け止め方によって、結果といいますか措置が変わってくる場合があるので、そこら辺は申立書などの利用により、はっきりしてもらったほうがいいかと思います。 あと、病児・病後児保育の無料化のことなんですけれども、県の実施要綱に基づく県補助ということなので改正は難しいということなんですが、県へ要望していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。今回のことで、金銭的な部分でも心理的な部分でもかなり助けられる家庭があるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 次は大綱3つ目、離島施策についてお伺いいたします。 まず1点目、高等学校等就学支援についてです。 本市の制度として、島嶼部に住む高等学校等就学支援金の支給に関する法律第2条に規定する高等学校等に通学する生徒に対し、通学のために購入した定期乗船券1人につき購入費用の2分の1、同一世帯に2人以上の対象生徒がいる場合は、2人目以降については購入費用の3分の2を補助する高等学校生徒通学航路費補助金があります。ただし、これは定期船で通学できる生徒に限られる制度となっていて、本市の離島においては本島、広島に住む人にしか適用できません。牛島、手島、小手島では、本土の高校に通学したくても不可能な状況にあるのです。島への移住政策を図っている本市において、今後これらの島に住んだ子供が大きくなり、高校生となる場合の支援をどのように考えていますでしょうか。当然、当該生徒は通学できないため、本土に下宿、あるいは賃貸アパートなどに住んで通学するものと思われます。その場合、島から通学できると仮定して、その定期乗船券分の2分の1相当の家賃補助などをする考えはありませんか。参考までですが、坂出市の場合は、通学定期券購入額、または下宿等の費用の2分の1を補助する制度があります。本市の考えをお聞かせください。
○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。 〔市民生活部長(小山隆史君)登壇〕
◎市民生活部長(小山隆史君) 高等学校等就学支援についてお答えいたします。 本市では、議員御案内のとおり、島嶼部から通学する高校生の経費の負担軽減を図るため、丸亀市高等学校等通学航路費補助金を設けています。現在、この補助金を利用しているのは、本島から通学している高校1年から3年生までの4名となっており、定期乗船券の購入費用の2分の1の額を補助しています。しかしながら、その一方で、議員御指摘のとおり、牛島、手島、小手島には、県内の高等学校等に通うための時間帯に合わせた船便がなく、下宿や転居など島外に拠点を構える必要が生じるなど、保護者の経済的負担が大きくなる状況となっています。現在、この3島に高校生はいませんが、小手島には中学生が在籍しており、将来的に進学する場合には下宿や転居が必要となる可能性があります。また、本島では、市外の学校へ通うために島外に賃貸住宅を借りている家庭があるとも聞いております。 このような状況を鑑みますと、議員御提案の家賃補助を含めた離島高校生への就学支援につきましては、離島への移住・定住促進にも効果が見込まれるものと考えます。国においては、高等学校等が設置されていない離島に住む生徒の通学費や居住費を支援する離島高校生就学支援制度もあることから、この制度を活用するなど、同様の課題を持つ他市町の補助制度を参考にしつつ、本市の実情に応じた支援の在り方について具体的に検討してまいります。 以上、答弁といたします。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) 前向きな御答弁ありがとうございました。それでは、具体的に考えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 それでは2点目、丸亀から広島航路の客船の寄港地についてお伺いいたします。 現在、広島には江の浦港、青木港の2港の寄港地があります。しかし、以前より青木港を利用している乗客は少なく、しかも客船での乗降は危険が伴うと聞いています。広島には、島内交通としてコミュニティバスもあり、江の浦港発着の船の便にも接続しています。また、最近ではデマンドタクシーを地元NPOが運営し始め、他の島に比べて交通施策は充実しています。一方、丸亀から小手島、手島間の乗船時間は、フェリーで80分以上、客船でも45分以上となっていて、しかも1日3往復と、丸亀から江の浦間の1日8往復と比較して、運行サービスの水準に大きな格差があります。青木港への寄港がなければ、丸亀から小手島、手島間の乗船時間は短縮されます。乗船時間の短縮は、小手島、手島の人たちが島での生活を維持していく上でとても重要な鍵を握っています。人口減少が著しい島にとって切実な問題で、ここ数年航路改善について要望書を提出されているとも聞いています。1日平均何名がフェリー客船で青木港を利用しているのかお聞かせください。 また、客船で危険とされている青木港をあえて利用して事故があったら、誰が責任を負うのでしょうか。危険を伴う青木港への客船の寄港は廃止すべきではないでしょうか。そして、広島港区の3島全体での利便性を考え、広島の寄港地を江の浦1港とし、広島島内交通の充実を図ってはいかがでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。 〔市民生活部長(小山隆史君)登壇〕
◎市民生活部長(小山隆史君) 丸亀-広島航路の客船寄港地についてお答えします。 丸亀-広島航路は、丸亀港を起点として、広島の江の浦港、青木港を経由し、小手島、手島を結ぶ生活航路として重要な役割を担っています。手島-小手島-丸亀間は、フェリーもしくは旅客船が1日3往復しており、フェリー便で80分以上、旅客船で45分以上を要し、移動には大きな時間を費やしているものと認識しております。 そこで、広島の寄港地のうち、青木港を廃止し、島内交通の充実を図ってはどうかとの御質問ですが、昨年度の青木港の利用状況は1年間で1,212名、1日平均で約3名と必ずしも多くの島民が利用されている状況ではありません。また、議員御指摘のとおり、青木港は浮き桟橋等の整備がなされておらず、岸壁に船を直着けすることから、乗り降りの際、潮位によって大きな段差ができると、乗客の安全が十分に確保されていない状況となっております。そうしたことから、青木港の廃止は、移動時間の短縮とともに、浮き桟橋のない港での乗り降りの不安も解消されるなどのメリットがあると考えます。 しかし一方では、手島、小手島の島民の中には、広島の青木地区にある診療所やデイサービスを利用する際に青木港を利用する方もおられます。青木港が廃止された場合、手島、小手島の施設利用者は、江の浦港でコミュニティバスやタクシーに乗り換える必要があることから、これまで以上に移動時間と費用を要することになるというデメリットもあります。青木港の廃止については、議員御案内のとおり要望書も提出されており、地域内で継続して協議がなされておりますが、様々な意見があり、具体的な議論になると合意形成が図れていないのが現状であると聞いております。 こうした状況を踏まえ、青木港の今後の在り方については、広島港区の自治会をはじめ、島民の皆さんの意見を十分に聞いて慎重に判断する必要がありますが、旅客船のみ寄港を廃止することも一つの選択肢とするなど、航路の変更については、行政、運行事業者及び地域の代表者等で構成する離島航路確保維持改善協議会を通じて、今後の方向性を定めたいと考えております。 以上、答弁といたします。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) 令和2年の3月議会、公明党の代表質問での青木港への簡易浮き桟橋設置についての先輩議員の御提案に対し、小山部長自身が、青木港の利用者数や他島とのバランス、老朽化が著しい港湾施設の対策等総合的に勘案すると、現時点では難しいと考えている。こうした状況において、例えば広島の玄関口である江の浦港と、診療所のある青木港の間を小型タクシーで補完するなど、島内での移動手段も考慮に入れた中で、地元の意見を踏まえながら、3島間における航路の在り方を検討してまいりたいと答弁されています。ここで、既に市の方針としては1島1桟橋、行く行くは青木港は利用せず、広島島内の交通を充実させていきたいという方針があるように聞き取れました。この答弁からでも1年は過ぎています。 また、先ほど言いましたが、危ないとされている青木港で何か事故があったら誰が責任を負うんですかという話になります。船会社は県から指導を受けていると言い、地元広島の代表の方も危ないから何かあると困ると心配し、手島や小手島の代表者からは抜港の要望が出されています。今後の方向性を離島航路確保維持改善協議会を通じて定めるとしておりますが、具体的にどう進めていかれますか、その手順について御説明ください。再質問といたします。
○議長(真鍋順穗君) 市民生活部長 小山隆史君。 〔市民生活部長(小山隆史君)登壇〕
◎市民生活部長(小山隆史君) 再質問にお答えいたします。 今、議員のおっしゃられたとおり、前回私から答弁させていただきました。その当時は、まだ広島で運行している乗合バスとかデマンドタクシーの取組も、市の補助金、提案型共同事業といった補助金を使って運行している状況でございましたが、それが終わって現在自立した運行もされている状況です。そうしたことを鑑みますと、あのときお答えしましたように、1つはこういう地元での別の輸送手段によって、青木港の着船を少し改めるといった方法も選択肢であると考えております。 ただ、先ほど申し上げましたとおり、やはり地元においてもそこを残してほしいという方の意見はあるのも事実でありまして、広島で住まわれている方もその青木港を使われている方もございます。そうしたことから、連合自治会等を通じて、そこは丁寧に島民の方の御意見をお伺いした上で、最も合意形成の得られる手法を考えていきたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 以上、再答弁といたします。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) 広島は、石の島としてそのストーリーが日本遺産登録もされています。どうしても、島内交通については充実させていかないといけないという使命があると思います。 それと、先ほども言いましたけれども、船会社も県が指導を受けて困っているんだと言われてましたし、地元広島の代表の方、島民の全ての方ではありませんが、代表の方も危ないから何かあったらどうしようと心配しておられました。そしたら、市も1島1桟橋という方針があって、島内交通ももうちょっと充実させていかないといけないという考えがあるのならそういった方向に、持っていくと言ったらちょっと語弊があるんですけれども、青木港を利用していた人の不便さが解消されるような方法をまず考えてあげて、またそういう方向に市が持っていくというのも必要なのではないかなと思います。無理やりするわけにはいかないんですけれども、ただ手島、小手島の方はここ最近ばたばたと亡くなられて、この要望を最初に受けたのが3年前ぐらいなんですけれども、その要望をした方も亡くなられました。その島民の方たちの要望も私は背負っておりますので、できる限り本当にいい方向で考えていただけたらと思います。部長は長く担当されていますので、手島の状況も御存じだと思います。島での仕事がない状態での移住政策は、環境が整わないと続きません。住んで島の担い手となってもらうための政策を併せて考えていただきたいと思います。 最後になります。 大綱4つ目、広域行政の推進についてお伺いいたします。 市長は、所信表明の中で、人口減少が深刻化し、高齢者人口がピークを迎える2040年頃を見据えると、今の段階から広域行政による取組を強化し、スケールメリットによる業務の効率化や財政基盤の強化などを目指すことが必要、中讃広域の構成市町をはじめ、近隣の自治体と手を取り合い、協力しながら事務事業や財政負担の合理化を進めてまいりますと述べられています。ここで言う2市3町以外の近隣自治体とはどこを指しているのでしょうか。市長個人のホームページの8つの施策の中に、丸亀城から見渡せるまちがワンチームとなることを呼びかけるとありますが、具体的な構想はあるのでしょうか。現段階での市長の考えをお示しください。 また、例えば今凍結している市民会館計画のほか、将来的に建て替え予定の市民体育館など多額の費用を費やす施設についても広域での整備を考えていますでしょうか。市長の考えをお示しください。
○議長(真鍋順穗君) 市長 松永恭二君。 〔市長(松永恭二君)登壇〕
◎市長(松永恭二君) 広域行政の推進についての御質問にお答えいたします。 私が所信表明の中で広域行政に関して申し上げた近隣自治体につきましては、地域で暮らす皆様の生活圏域が1つの自治体にとどまらない現状を踏まえますと、中讃広域は基より、状況によってはその枠組みも超えて協力する必要があるとお伝えしたものでございます。また、私個人のホームページでの丸亀城から見渡せるまちがワンチームになることを呼びかけるとは、こうした私の考えを表現したものであり、現時点で具体の構想を持って申し上げたものではございません。私といたしましては、県下第2の都市である本市を中心として、中讃広域、さらに坂出市や綾歌郡も含め、一定の生活圏域を形成している中讃地域が、生活機能の確保や地域の活性化、また人口定住などを目指し、可能な場合には連携した取組を推進していく必要があると考えるものでございます。 一方で、地方都市は今公共施設等の老朽化に対する更新需要の高まりがありながら、負担を分かち合うべき人口は減少が続くという課題に直面しています。こうした観点からも、各自治体がそれぞれに公共施設をフルセットで整備する対応が難しくなってきており、議員御質問の多額の費用を要する公共施設の建て替えにつきましても、私は広域での整備の視点が必要であると考えております。そのため、これから迎える人口減少や少子高齢化のピークを見据え、近隣自治体との連携による業務の効率化や財政基盤の強化により、持続可能なまちづくりを目指していく中で、広域での公共施設への対応も今後の検討課題の一つとしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げ、以上答弁といたします。
◆5番(東由美君) 議長、5番。
○議長(真鍋順穗君) 5番 東 由美君。 〔5番(東 由美君)登壇〕
◆5番(東由美君) ありがとうございます。 私としては、市長は現時点では具体の構想を持って申し上げたものではございませんと言われましたが、頭の中では構想ができているけれども、相手があるので申し上げられないと答弁されるのかと思っておりました。私も含め市長もそうですが、任期は4年です。そんなにもたもたはしてられないと思います。しっかりと見据えて考えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(真鍋順穗君) 以上で5番議員の発言は終わりました。 会議の途中ではありますが、ここでしばらく休憩に入ります。 再開は午後1時を予定しております。 〔午後0時01分 休憩〕 ─────────────── 〔午後1時00分 再開〕
○副議長(福部正人君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続行いたします。 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) 一番最初にですが、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、医療職をはじめ各現場で激務をこなされている様々な職業の皆様、心より感謝と敬意を表させていただきます。そして、
新型コロナウイルスに罹患された皆様と御家族の方々に心よりお見舞いを申し上げます。 本来ならば、全国的に話題となり、テレビだけではなくネットニュースなど様々な媒体で大きく取り上げられている市長の公約、
新型コロナウイルス経済対策として市民全員への10万円給付についての質問をする予定としていましたが、通告が議案に係る内容であったため、ルールにのっとり、この場では取り下げ、担当である常任委員会でいろいろと質問、提案をさせていただくことを、たくさんの様々な場所で厳しい意見、お声をいただいておりますので、この場を借りて報告をさせていただきます。 神田は、4月に行われた市議会議員選挙で、常々言っていることではありますが、住んでよかった、働いてよかった、来てよかった、関わってよかったと皆さんが丸亀のことを大好きと言える環境づくりを掲げ、3期目に当選させていただきました。そのことを踏まえ、今回も質問と仕掛けを提案させていただきます。 それでは、一番最初に
新型コロナウイルスワクチン接種についてです。 5月中旬に、香川県は
新型コロナウイルスのワクチンについて、県内全ての高齢者が接種できる量が6月中に供給される見通しとなったことを明らかにしました。現場レベルでの課題はあるにせよ、国が目指す7月末までの高齢者の接種完了に向け、供給面では一定の見通しがついたこととなり、先日の答弁においても、65歳以上の接種を7月までに完了、年末までに64歳以下の接種完了を目指すとありました。市長は、所信表明において、一番に取り組まなければならないのは感染に強いまちづくりと言われており、多くの丸亀市民の要望としても速やかなワクチン接種を望んでいることや、現場の負担減などの観点からも、丸亀市としてしっかりとした見えるアクションを起こしていただきたいと考えています。 そこで、これからのスムーズなワクチン接種のため、以下の点を提案させていただきます。 これまでに神田の耳に届いている接種会場などでのトラブルの多くは、言うまでもなく、マンパワー不足から起きるものや、情報の有効的な発信不足に一因があり、それを原因として現場への負担を強いているのではないでしょうか。今後は、64歳以下のワクチン接種が段階的に進められていくわけですが、その中には基礎疾患のある方への接種準備も含まれています。国の基準では、自己申告制、診断書の不要、広範囲にわたり、そのたびに拡充変更となる基礎疾患の定義など、都度都度現場への負担がさらに大きくなっています。見方を変えれば、新たに市民に向けても負担を強いる可能性が高くなっていると言えます。 そこで、これから接種する世代へ向け、市民の利便性向上や、職員の業務効率化につながることも踏まえ、ふだんから使い慣れたスマートフォンなどから、24時間場所を問わず予約やその管理を行える、LINEなどを有効活用した新型コロナワクチン接種予約システムの導入の提案を、先日も3月定例会で行わせていただきました。これについては、現段階ではいろいろと話はされているようで、導入も視野に検討していると伺っています。 ここからが提案になります。現在運用中のワクチン接種に関する御相談、丸亀市新型コロナワクチン接種相談専用ダイヤルの開設時間は、土曜日を含む平日の8時半から17時となっていますが、これは今後のワクチン接種対象者の多くが非常にかけにくい時間設定であり、相談もしにくい状況ではないでしょうか。ワクチン接種時のトラブルの軽減や接種率の向上のためにも、毎日24時間、それが無理ならばせめて7時から20時までの開設時間の延長を行うべきではないかと考えます。また、トラブルを減らすための大事なお知らせ、例えばですけど、接種の際は密を避けるため、受付時間を20分ごとに設けてあります。現在、接種会場において受付時間より早く接種会場に来られても、会場に入れないため、大変お待ちいただくことになっております。待機時間での密を避けるため、予約時間での来場に御協力をお願いしますなどが、ホームページや広報のみの周知となっており、うまく情報が伝わらず、トラブルが起きていると報告を受けています。ワクチン接種の予約方法も、接種券発送直後の電話予約はオペレーターにつながりにくい場合がございますので、ウェブサイトからの予約をお勧めしますと同場所等で記載されています。これでは、まだまだ不十分と考えます。 そこで、情報取得や予約ウェブサイトへの誘導のしやすさ、今後の接種世代の利用者負担減の観点から、SNS、主にツイッターなどでの発信を、ワクチン接種に関する部分だけでもするべきではないでしょうか。これはコストもかからず、労力もほとんどかかりません。 そこで伺います。 丸亀市新型コロナワクチン接種相談専用ダイヤルの開設時間の延長、丸亀市新型コロナワクチン接種用SNSの運用についてどのようにお考えでしょうか。
○副議長(福部正人君) ただいまの一般質問に対し、理事者の答弁を求めます。
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 丸亀市新型コロナワクチン接種相談専用ダイヤルの開設時間延長、ワクチン接種用SNSの運用についてお答えします。 4月より始まっております新型コロナワクチン接種につきましては、本市では集団接種の体制構築を図り、医療機関の御協力、また市民の皆様の御理解の下、予約された希望者の方々が予定どおり接種され、当初の計画どおり現在も進行しているところです。一方、ワクチン接種におきましては、ワクチン供給不足や国の方針が更新される状況に応じて、接種体制や日程の変更など柔軟に対応してまいりましたが、議員御指摘のとおり、いち早く接種を希望する市民の皆様から優先順位や改善点についての様々な御意見をいただいているところです。市民の皆様には、本市の接種状況など情報の発信が十分に行えていないことが要因であるものと認識しております。 議員御提案のコールセンターの運用につきましては、コールセンターの人員増やその研修に要する時間、事業費などを含め、改善に向け対応時間帯や曜日などの検討を行ってまいります。 次に、SNSの運用につきましては、今後64歳以下の一般接種が始まるに当たり、市民の皆様に有効な情報を提供することについての方法としまして、まずは市広報、ホームページはもとより、市が発信するフェイスブックの活用を考えております。ホームページでは、今までいただいている御質問や御意見を参考に、Q&Aをより充実させるなど、できる限り最新の情報をお届けするよう努めてまいります。これまでに経験したことのない大規模な予防接種であり、国から短期間での対応を求められる中、接種を希望される方が速やかに安心して接種が受けられるよう、また丁寧な情報提供を行い、市民の皆様の混乱を招くことのないよう努めてまいります。御理解、御協力賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) まず最初に、担当部署が本当に御苦労なさって、国に振り回されて、現場に振り回されながらも全力を持って当たっていただいてることには感謝申し上げます。そして、なかなか現場の大変なところが伝わらないのかなという現状もある中で、医療職の方々、役所の皆さんが頑張っていることも伝わっております。 しかしながら、これは毎回この手の質問をさせていただくと、役所はどうもフェイスブックが好きなようで、フェイスブックを、フェイスブックを、フェイスブックをと毎回答弁で、そのたびに僕は、いやいや、フェイスブックの利用率、稼働率を考えたらあまり意味ないですよという話はさせていただいております。くしくも、先日の答弁で市長は、大きな変化の最中にございます。その移り変わりスピードを速く、市民生活を支える行政施策に当たっても、状況の変化に的確な対応が求められているところです。また、その責務を担う職員につきましては、これまでに培ってきた経験や知識だけでなく、変化を敏感に察知し、その変化に的確かつ迅速に対応する力が必要となっておりますと。市民の皆様への説明責任を果たすとともに、こうした対応を通じて市民の云々というのがあります。責めてるわけじゃなくて、フェイスブックはやってください。それはそれで全然文句はないです。ただ、相対的にフェイスブックにかける労力とツイッターにかける労力と、コストの面を考えたら似たような状況で、明らかにツイッターはしないと効果が弱いんですよ。匿名性のこと云々とかが多分あるんでしょうけれども、分からんかったら、別にあのブロックに全部させる必要性はないじゃないですか。その情報を投げて運用することとは、僕は別でいいと思うんです。そういう形でしないと、あそこばかり毎回この手合いのものが負担にいくんでは、やっぱり現場はパンクしちゃいますので、できれば、市長がこうやって答弁でされていることもあるんですから、ツイッターも視野に検討をしていただきたいと思うんですが、再答弁としていかがでしょうか。
○副議長(福部正人君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 再質問にお答えいたします。 情報発信の在り方ということでございます。多くの皆様に早く正確な情報をお届けをさせていただくということが行政としての役割の一つだと考えておりますので、言っていただきました御意見も参考に、どのような対応ができるかということにつきましては今後検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) 部長、すみません、何かようけ言うてね。ただ、分かる人がやればいいと僕は思っていますし、構築までは分かる人で話をして、分からんかったら僕に聞いてくれたら、そこそこは分かるので答えられますので、ぜひ遠慮せず聞いていただけたらと思います。 これを言うとる間にもう時間がないので、また現場が始まってから混乱したら、本当に現場に負担を強いるんです。それによってコロナのマイナスイメージがついて、運用がうまくいかないとか、何かもう嫌やわとなってしまったんでは本末転倒ですのでね。そこはうちの職員の皆さんやったらできると思いますので、ぜひ頑張っていただけたらと思います。 それでは、次に行きます。 児童虐待防止の仕掛け、189(いちはやく)の拡充について伺います。 昨年1年間に、虐待の疑いがあるとして警察が児童相談所に通報した子供は全国で10万6,991人と前の年よりも8,769人増え、初めて10万人を超えました。また、警察が検挙した児童虐待の事件は2,133件、被害者は2,172件といずれも過去最多となり、61人の子供が亡くなったそうです。身体的な虐待だけでなく、親から暴言を受けたり、親の暴力を目撃したりして心に傷を負う心理的虐待も多く、全体の73%を占めたと報告がありました。警察は、
新型コロナウイルスの感染拡大で外出の自粛が広がる中、子供の異変に気づきにくくなり、虐待が潜在化しているおそれがあるとして、児童相談所や学校などとさらに連携し、対策を強化することにしていますが、残念ながらまだまだ支援の輪が足りていないのが現状であり、この間にも、今こう話している間にも虐待は行われていて、今こう話した数というのはあくまでも氷山の一角であるということを考えなければならないと考えています。対応現場の極端な人員不足や情報の共有システムの構築など、課題は山積みでありますが、これまでも強く訴え続けているように、決定的な解決手段がない現状、強化月間やマスコミに取り上げられたときだけ注視、注目するのではなく、児童虐待に対して365日24時間多くの目が光っていることを市民に認識してもらうことが必要だと強く考えています。もちろん、これは今現場で頑張られている関係職員だけではなく、また関係されている部署の皆さんだけではなく、ほかの部署の職員や我々議員、そして市民の皆さんをも巻き込み、その力を有効活用していかなければ到底不可能と言えます。 そのために、以前より抑止力増強の意味も込めて、市民全員が110番や119番と同じように知っていなければならない番号として、児童相談所虐待対応ダイヤル189(いちはやく)の拡充の仕掛けを提案させていただいておりますが、まだまだ浸透していないのが現状です。そんな中、3年前の6月より提案させていただいて、ほとんどの市の公用車であってみたり、丸亀郵便局など市内を走る企業や、ボートレースまるがめのトイレなどの要所にプレートやステッカーを掲示してもらい、189(いちはやく)周知に協力していただいております。これがその物なんですけれども、当時は一番最初はステッカーで言って作ったんですが、コストの面があって、ステッカーに最初するんじゃなくて、最初からマグネットにするべきやったのかとか、いろいろなコストのことが出てきたんですけれども、いろいろな企業、多分七、八社は協力していただいて、結構いろいろな、選挙中にもいろいろな方から見たよという話もいただきました。こういうのを周知と協力をしていただいております。 これの次のステップとして、企業や個人をさらに巻き込んでいくという仕掛けが必要との考えのもと、このデータをホームページ上などでオープンにして、誰でもどの企業でもこれをダウンロードすることができ、使えるようにして広げることを2年前に提案させていただきました。このプレートを少しでも多くの市民の皆様が目にすることが、ひいては児童虐待の防止につながっていくと考えられますので、実施する方向で準備を進めてまいりたいとの当時の部長より答弁をいただきましたが、まだそこまで進んでいないのが現状です。コロナ禍で児童虐待増加の今こそ周知の強化を進めるべきであるため、再度これを提案させていただきたいと思います。 ここからがポイントになるんですけれども、このプレートについて、いろいろなところに行ったり、その後にもいろいろなお話をさせていただいたり、こういうんがあるけん、よかったら協力してくれないかという話を、いろいろな選挙前後にさせていただきました。すると、協力したいという企業の方の意見交換の中で、神田の言う、神田議員の意図は十分に理解できますと。しかし、これをダウンロードして使うに当たっても、神田議員個人ではなくて、丸亀市全体の意思として、思いとしてこれをダウンロードするときに見える化したら、より企業としては、おお、一緒に頑張ろうかということで協力できるという話をいただきました。それによって協力がどんどん進んでいくんじゃないか、まず市の見える化をしたほうがいいんじゃないですかという意見をいただきました。 そこで伺います。 この189(いちやはく)周知拡充のため、プレート等のデータを公開し、一般協力を仰ぐ仕掛けについてどのように市は考えているんでしょうか。
○副議長(福部正人君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 児童虐待防止の仕掛け、189(いちはやく)の拡充についての御質問にお答えいたします。 議員御案内のとおり、児童虐待への対応については、制度改正や関係機関の体制強化などによりその充実が図られてきました。しかし、深刻な児童虐待事件が後を絶たず、全国の児童相談所における児童虐待に関する相談対応件数も増加を続けており、依然として社会全体で取り組むべき重要な課題となっています。本市では、児童虐待防止の取組として、昨年度から要保護児童対策地域協議会において、医師会の参画があり、医師から専門的な助言をいただきながら支援につなぎ、関係機関の連携強化に努めています。また、県警の方を講師に招き、虐待事案の対応について、保育所、幼稚園などの職員を対象に研修会を行い、資質の向上、連携強化に努めているところです。周知啓発活動としましては、11月の児童虐待防止推進月間に合わせて、市内の商業施設でキャンペーン活動を行ってきましたが、昨年はコロナの影響でキャンペーン活動が中止となったため、県と連携し、虐待防止のイメージカラーであるオレンジ色に丸亀城をライトアップしたり、児童虐待防止に賛同する主任児童委員の方などにオレンジリボンマークが入ったマークの着用をお願いしたり、医療機関やコミュニティセンター、保育所、幼稚園などの関係機関に協力をいただき、児童虐待防止に関するポスター、パンフレットなどの配布、掲示に取り組んでおります。また、少年育成センターでは、昨年度から市内小・中・高校生の家庭を対象に配布している相談窓口の周知カードに、189(いちはやく)の番号を併せて掲載し、子供やその家庭への周知啓発をしております。 虐待防止につきましては、議員御指摘のとおり、行政や関係機関だけでなく、企業や個人、地域社会全体で取り組んでいく必要があるものと考えており、本市で作成した189(いちやはく)のイラストを市民や企業に広く利用いただくために、イラストデータ及び情報などを市のホームページに公開し、引き続き周知啓発に努めてまいりたいと考えております。 以上、御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) これに関しては、本当に担当課にずっと頑張っていただいていて、実はこのプレートを作るときは3年前、いろいろと担当と相談して、担当のアイデアがすごく出て本当に僕はうれしかったし、すごく前向きにそのときに取り組んでいただいたのを覚えているんです。じゅうじゅう親子をあしらうというのも当時の担当が言って、じゅうじゅうを入れたほうがいいんじゃないですかとか、ああ、いいねというて入れたという経緯があったりはするんですけれども、そのような形でちょっとずつ、ちょっとずつやれることも、大きな解決策がまだない中であるんであれば、やっぱりやっていかないかんと思うし、ぜひとも担当は今頑張っていますので、オレンジライトアップであってみたり、駅で一緒にチラシを配ったりとか僕も見てますので、もっともっと、大変ですけれども頑張っていただきたいなと思っております。 ただ、すんません、ちょっと質問の中で答弁がなかったんで、できればこのパネルをアップするときに市の思いみたいな、市が皆さん、企業さん協力してくださいね、どんどん使ってくださいねみたいな一言がないと、なかなか協力できないという部分がありますので、多分難しいことではないので、そこについてできるのかどうなのかというのを1つ聞きたいのと、これはアイデアというか、実は僕が当時いろいろなところを回ったときに言われたんですけれども、ちなみにこれはコピーして作ったやつなんですかね。この下にDV相談もというて、市のやつが書いてあるんです、この紫のところ。これが入っとんですけど、これが実は入ることによって、丸亀市外にわたる企業が使えませんという話が実はあったんです。189(いちはやく)は広域なんですけれども、この下の部分は広域じゃないので、広域を走る車にはつけられませんという企業が何社かあったので、そこら辺のデザインももう一回考えてみる必要があるのではないでしょうかと思いますし、また協力いただいた企業をホームページに一緒に載せて、一緒に協力してますよみたいにすると、どんどんどんどん芽が広がるんじゃないかなと思いますが、そこら辺についてその3点、もし答えられるところも含めてありましたらお願いいたします。
○副議長(福部正人君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 再質問にお答えいたします。 189(いちはやく)の周知でございますけれども、まずホームページに市の思いというものを掲載させていただきまして、より多くの企業の方に御利用いただけるような形で進めさせていただきたいなと考えております。 また、DVの相談の、おっしゃるように電話番号につきましては、丸亀の家庭児童相談室の電話番号を掲載しているような状況でございます。こちらにつきましては、いろいろな電話の周知も含めまして、いろいろな方がまた市外からおいでましても、丸亀の家庭相談所にこういうふうな相談があれば電話できやすいとか、いろいろ形もありますので、どのような周知の方法が、また掲載の方法がいいか、こちらで一度検討させていただきたいと思っております。 いずれにしましても、周知は拡大させていただこうと思っておりますので、そういうふうな取組をどんどん進めていきますので、よろしくお願いいたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) 協力できることはしますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 それでは、次の3問目、質問に行きます。 市民に寄り添った新庁舎の設備についてです。 所信表明において、新市民会館整備などの課題を一つ一つクリアして、活動場所を確保し、丸亀市が一層品格のあるまち、にぎわいのあるまちとして進化を遂げるための基盤整備を着実に進めてまいりますとあります。実際に、市長はこの新庁舎を利用してどのように感じているのでしょうか。先の話、未来の話ももちろん大事なんですけれども、建ったばかりのこの新庁舎の中身も、さらに市民に寄り添うようにバージョンアップをする必要性を感じています。利用している市民の皆さんからも様々な意見をいただいています。 それでは、写真を御覧ください。 この今写っているのが、西にある車両入り口の左側で一般車、右側が公用車の入るところなんですけれども、分岐しているところの表記が見えないので、車で行くと公用車のほうに間違って行き、一般車が詰まってしまって、後ろからだんご状態になってというのが頻発してると聞いてます。今、ありがたいことに、僕がこれを一般質問すると通告書を出したら、担当が早急に動いてくれて、黄色い部分ですよね、黄色いバーのあるところには、これはないんですけど、黄色いところの上に一般車両、公用車というのを早速貼ってはくれているんですが、貼ってはくれてるんですけど、残念ながら小さいんですね。なんで、バージョンアップをどんどんしていっていかなければいけないと思うので、あそこに貼ったんでは、行ったときにはもう詰んでしまうということが起きるので、これは手前なんですけれども、この白い分離帯のところに、公用車と一般車だよというのが分かるように大きく表記するべきではないかと考えております。それでトラブルが減るんじゃないかなと。 次ですが、一番最初にこの質問をしようと思ったきっかけがこれなんですけれども、これは東側にある思いやり駐車場という、車椅子の方とかが降りるところの駐車スペースになるんですが、これも車を借りて実際にやってみたんですけど、見てもらったら分かるとおり、普通に止めたら車椅子が降ろせないんですよ。左端に寄せたらできんことはないんですけれども、今使っている人の話を実はSNSで見たんですけど、頭から突っ込んで、ぐるって回ってるってという話も聞いております。これは、あまりに思いやりの欠けた思いやり駐車場ではないかなと考えております。 次、これは右側の写真なんですけど、上を見てもらったら屋根があるんです。拡大したのがこれなんですけど、写真が、ごめんなさい、ちょっと撮り方があれなんであれですが、開けて車椅子を降ろして、運転手はその間に作業をする、前に行っている間に、このところに屋根がないので、雨が降ってたらずっとぬれます。これも、何でわざわざこんな中途半端なことをしたん、全部屋根にしたらよかったんと違うんかなって個人的には思うんですけど、デザインであってみたり、何か大人の事情があったんでしょうけれども、ただこれでは車椅子の分が全然意味がないよということを僕は感じたので、ここも改善しないといろいろな人が不便なんじゃないかなと。 次です。 これは俗に言う裏口、東入り口なんですけど、ぱっと見て皆さん、どこが入り口か分かります。これは分かんないですよね。これは、ちなみにこの真ん中のあたりに白い看板みたいなのがある、奥側が入り口なんですけど、何回も使うとる人はそれでいいんですけど、初見の人、役所に来るのは当然、何ら僕らみたいに毎日毎日来るわけじゃないですから、やっぱり見て入り口って分かるようにしてあげるほうが、特に足の悪い人や目の悪い人や、いろいろな方が来られるわけですから、足の悪い人とかね。なんで、そこは見える化にしないと、僕は入り口の意味を体をなしてないんじゃないかなと思います。 さあこれですよ、問題の。これは、一部のトイレ、丸亀市役所の新しいトイレですけど、これはトイレは曲がって入ってすぐのところなんですけど、急いどるときに、これをどっちが男子トイレで女子トイレって認識するんって、すごいハードルが僕は高いのかなと。よく見たら、左側に赤っぽいのがあるじゃないですか。右側に青っぽいんがあるんですけど、これが標識なんですけど、多分これはデザイン重視でやってしまった、デザインの敗北というやつなんですけどね。これは、残念ながらちょっと、なかなかトイレとしてはつらいんじゃないかなと。これは、また似たような感じで違うと思うんですけど、これはぱっと見て、これも分かるのかなと。これは出たところにもないですからね、標識。これは、急いどるときには、実際全国的にも駅とか構内とか、公の場所でこういうデザインによって裁判までいってるやつも実際ありますので、ここは改善したらいいんじゃないかなと。ただ、トイレによったら黒くなってるところもあったりするので、何か全然統一がされてないので、見える化にしたほうがいいんじゃないかなと思います。 これですね。これは一部の方にすごい言われたんですけど、これは役所側から見た、特にコンビニ、ローソンの裏側、うちのところなんですけど、コンビニはどこなと聞かれて、案内してもろうて、あちらになりますというて、ぱっと見たらどこにコンビニがあるんなと言われて、ほんで、いやいや、ここです。その人はまた相談のところまで行って、相談の人をまた職員が連れていって、ここにありますということをやったという話もあるので、ちょっと不親切じゃないかなと。これが今度逆になると、ATMの場所が分からなくなるという状況が起きまして、これは左側のところがATMになるんですけれども、やっぱり急いどるときとかに、コンビニもそうですけれども、そこにコンビニがあるんだよ、ATMがあるんだよ、人の出入りがあるところですから、トラブル、事故を避けるためにも視認性は上げたほうがよろしいのではないでしょうか。 これは写真にはないんですが、もともと水道課が、今飯山に移動になってしまって困るという話もたくさん、新しい新庁舎内にせめて分所であってみたり、出張所みたいなんが欲しいという声はたくさんいただいていますが、そこについての考え方はどうなんでしょうか。これは、実際見ててもわあって思ったやつですけどね。当時の市長がすごい肝煎りのようにフェイスブックにも上げられてましたが、僕はこれを見たときに一番最初に、そのときにも言ったんですけど、ずっと職員がこの中に座っておることって無理なんですよ、360度、人が見てますから。こういう受付の場所で360度、人に見られるってめちゃくちゃ体力を使うんです。なので、僕は壁があるべきやったなと思いますが、それよりも何よりも、見よったら分かるんですけど、ずっとね。真ん中に職員がおるところ、スタッフがおるところにボタンを押すところがあるんです。ということは、一般の方は中へ入ってボタンを押さないんですよ、発券するやつ、順番待ちの。ほんなら、ボタンを押したい人がどこに行くか分かっとる、慣れとる人はボタンを押すために職員をつかまえなきゃいけないんです。360度ですから、職員2人が常在でおるんですけれども、これがほかのことをしてるときがあって、その間待たないかん。休み時間とかに来てるような人が対応が取れなくてすごく困ってるんで、この発券機はせめて外に置かないと対応が全然取れないし、困るし、トラブルになる。早うせえやと怒られたこともあると聞いておりますし、そういうなんで、場所のことも考えなきゃいけないんじゃないかなと思います。 そして、ようけあるんですよこれは、すいませんね。 これがマルタスの東側の駐車場です。これは一番ひどいときに撮ったんですけど、僕のバイクが奥にあるんです。線を引いてないから出せないんですよ。無法地帯みたいになってて、もう一つ言うたら、屋根が上にあるんですよ。雨でびしゃびしゃになるんです。屋根がないのは奥にも駐車場があるのでまあまあともかくとして、せめて線を引いて人も通れるようにしないと、結構このときも年配の方が使ってるようなバイクとか自転車が奥にあって、若い子の自転車が前にあって、これを1人で移動させるというのは物理的にちょっとしんどいと思うので、優しくないことが起きてしまうので、ここは枠線を引いて、改善するところはしたほうがいいんじゃないかなと思っております。 ほかにも、関係部署や市民の方、いろいろな方から情報収集をしておりますと、写真はこれで終わったんですが、写真以外にも新庁舎の左側の駐輪場の場所が分かりにくい。または、足りない。これは、僕がバイクを使うので分かるんですけど、本当に足りません。そもそもの話として、さっきも言うたように、役所を使う人は毎日使うわけじゃないんでね。正面の役所の入り口の視認性も悪いんですわ。結構歩いたり、探したという方もやっぱりいらっしゃると。これは一部の利用されている方から、僕も経験してるから分かるんですけど、エレベーターがまあ遅い。これですごくいらいらされてたり、どうしても足の悪い方とかはエレベーターを待ったりするけれども、さっきも言うたように、休み時間に来たり、限られた時間の中で使うエレベーターがすごい遅いとか、いろいろなところをまだまだ改善して、やっぱり新庁舎を皆さんが使いやすい環境に僕はしてほしいし、ほんなら誇れる丸亀になっていくんじゃないかなと思いますので、そこら辺について考えていただきたいなと思います。 デザインなども、先ほども言いましたように、大事であることはある程度理解しておりますが、まずは行政運営の最適化、適正配置、経営の観点がより重要だと考えます。設備の悪さによる対応には、当然人が呼ばれたり、行ったり、案内したり、こねたりが出てくるので、人的ロスも多々起きると考えます。利用する市民の皆さんや働く職員の皆さんへ寄り添い、使いやすい丸亀市役所であってほしいと願います。 そこで伺います。 市民に寄り添った新庁舎内の設備について、要望の点も含め、今後の対策はどのようになっているでしょうか。
○副議長(福部正人君) 総務部長 栗山佳子君。 〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕
◎総務部長(栗山佳子君) 市民に寄り添った新庁舎の設備についての御質問にお答えいたします。 本年3月22日に開庁した新庁舎は、ユニバーサルデザインを取り入れるとともに、それまで旧庁舎の本館、別館、南館、生涯学習センター、ひまわりセンター、消防庁舎などに分散していた部署を集約し、利用頻度の高い窓口を1階と2階に集約するなど、市役所に来られた方が利用しやすい庁舎となるよう整備を行いました。市民の皆様には、広報丸亀1月号で各フロアの紹介、3月号で市役所周辺マップと、庁舎移転に伴う変更点を掲載し、新庁舎開庁に先駆け、新しい市役所についてお知らせするとともに、実際に市役所に来られた方に対しましては、庁舎出入口やエレベーター内、各フロアに各課の配置案内を掲示するほか、庁舎1階の総合案内所と中央記載台に案内係を配置し、目的の部署をお聞きして御案内するなど、市民の皆様にスムーズに御利用いただけるよう努めております。また、新庁舎開庁後も、来庁された方からなどの御意見、御要望を受け、1階西側階段部分のスロープ設置や、1階待合スペースの柱に掲げている窓口番号の拡大表示のほか、庁舎周辺における駐輪禁止の案内表示や、市民交流活動センター駐輪場における看板の設置など、順次改善を行ってきたところです。 そこで、議員御質問の市民の皆様からいただいた御意見に対する今後の対応等につきまして、順次お答えいたします。 まず、1点目の西車両入り口の一般車と公用車の入り口表記が分かりづらいとの御指摘につきましては、公用車入り口に一般車が誤って進入しないよう、先ほど御提案をいただいた点も含めまして、表示を追加するなど、注意喚起を行ってまいりたいと存じます。 次に、2点目の思いやり駐車スペースの車止めによる乗降の不便さと屋根についてございますが、現在設置いたしております車止めにつきましては、アクセルとブレーキの踏み間違えによる誤発進が起きた際の被害軽減のために設置をしておりますので、位置の変更などは難しいことなどから、思いやり駐車スペースの御利用の際は、少し前方でお止めいただくか、あるいは前向きに駐車をいただけますよう、御理解、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。 また、前面に屋根がないので降雨の日は不便との御指摘でございますが、前面に屋根をつけようとしますと、建築基準法上、車庫とみなされ、庁舎建物自体にも改修が必要となるおそれがありますことから、御迷惑をおかけし、大変恐縮ですが、車椅子を御利用される方が乗降時に雨にぬれないよう、駐車位置を調整いただければ幸いに存じます。 次に、3点目の庁舎東側の入り口の視認性の悪さにつきましては、まずは敷地内各所に設置をしております案内表示の中に、詳しく入り口を表記することで対応いたしたいと存じますが、このほかにも視認性を向上させる方法について検討してまいります。 次に、4点目の一部のトイレの男女別標識の視認の悪さの御指摘でございますが、この標識につきましては、新庁舎建設に向け開催してまいりました窓口サービス検討部会におきまして、ジェンダーフリーの観点から男女ごとの標識全体を着色せず、薄い色のストライプが入った現在のデザインとすることに決定いたしました。しかしながら、この男女別標識自体の色が、これを貼り付けている壁の色とほぼ同じになっているため、遠方から見ますと標識が壁と同化し、男女で形を変えております標識を見極めることが困難になっているものと考えられます。そこで、今後標識の形がはっきり認識できるよう、標識の配色などを工夫してまいりたいと存じます。 次に、5点目と6点目のコンビニエンスストアやATMの場所が分かりづらいとの御指摘につきましては、案内表示の追加など事業者と調整をしてまいります。また、駐車場の場所が分かりづらいという御指摘につきましては、現在自動車で来庁される方に向けた案内看板を大手町周辺に21か所設置をしておりますので、今後の状況を注視してまいりたいと存じます。 次に、7点目の水道課の出張所の設置につきましては、現在本市の対応として、水道の手続で市役所に来られた方に対し、手続内容に応じた連絡先を掲載したチラシをお渡ししているところですが、出張所の設置となりますと、香川県広域水道企業団において検討することとなりますので、いただいた御意見は当該水道企業団にお伝えをしてまいります。 次に、8点目の発券機に関する御要望につきましては、現在1階フロアにおいて、中央記載台の案内係が御用件をお聞きし、申請書記入の御案内を行った上で、案内係が受付番号札を発券しているところです。この案内係がお渡しする方式のほうが、窓口の誤りや申請書の誤記入が減り、窓口サービスの向上につながるものと考えておりますことから、現在の方式を継続してまいりたいと存じます。 最後、9点目の市民交流活動センターの駐輪場に関する御要望につきましては、議員御指摘のとおり、時間帯によっては駐輪台数が多くなり、歩行者などが通行する際の支障となる事例も見受けられましたことから、駐輪エリアを示す枠線を施工するよう準備を進めてまいります。 いずれにいたしましても、引き続き職員の接遇向上に努めるとともに、来庁された方の御意見等もお聞きしながら現状把握を行い、着実に議員御指摘の市民に寄り添った新庁舎の整備に近づけることができますよう、改善に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) おおむね答弁としては、前向きに進んでいくんだろうなとは思うんですが、トイレの標識とか、赤とか青とかというんじゃなくて最初から黒色にしとったら問題なかったのになとかと思うんですよね。そこはなかなか使ってみないとこういうものって分からん部分もあるし、その都度その都度、僕は改善していったらいいんだと思ってますし、時代とともに変わっていくし、それは理事者等、いろいろな人が意見を出し合ってよくなればいいと思うんですよ。おおむね前向きに進んでいくんですが、今から丸亀市は多様性であってみたり、そういうことをやっていくというのをずっと言ってるわけじゃないですか。なのに、我々が少し努力すれば、お金をかければ変わるところを、身体障害者の足の悪い人とかに、不便をかけるけど頑張ってねという答弁は、それは無理がありますよ。これは現場は見ました。あんまりやいのやいのと言うのは僕は好きじゃないんで、あれですけどね。 後ろに突っ込んだり、こねたりしないようにするための場所がというけど、それはアイデアだと思いますよ。それはお金で、一遍建てたものを移設したり、変えたり、こねたりしたくないのは分かるけれども、それで使わん人らが使う人らに負担を強いるというんはそれはさすがに。今確かに高齢者の方や、いろいろな方がコンビニに突っ込んだりこねたり云々とあるんは知ってます。それは全然そうだろうなとも思いますし、ただアクセルやブレーキの踏み間違いによる誤発進が起きたときの被害軽減の場所は、さっきの写真のあった分を横にずらすとか、せめてステップを降ろしたところだけを開けとくとか、それで車は突っ込まないですから、突っ込めないですから、物理的に。サイズ的な話でね。だって、車椅子が降りるところよりも車のほうがでかいんですから、左右に建てるとか、それとか降りたその先の役所側に何かを建てるということはスペース上あるので、それは工事せないかんというのは分かりますけど、できるのに、それを無視して負担を強いるというのはやっぱり違うと思うんですよね。 だから、昨日の答弁で、これは違うところから答弁してますけど、旧庁舎を解体した後の平面駐車場を整備して、その際には思いやり駐車場を設ける計画の下、マルタスの西側の正面出入口に、自動ドアを設けて云々という答弁があるんですよ。あのときに、ええって思ったんやけど、何で公用車とかそんなのは役所の近くにして、足の悪い人とか距離をできるだけ短くしなければならない人の思いやり駐車場を、西の新しい作ったほうに、作るのが僕は分かんないんですよ。だって、今回の選挙のときにいとこが、足の悪いおばちゃんが投票へ行くために僕はマルタスに行ったんですよ。ほんだら、旧庁舎の駐車場からマルタスに行くに当たって、あんな凸凹の道、大変やったわって。で、これは今新しい、今回答弁でないんですけど、そんな場所に思いやり駐車場を作るんじゃなくて、庁舎の近くにたくさん作るんが優しくないですか。だって、思いやり駐車場といってるんですから。そこら辺をやらんからこんないろいろな問題が僕は山積してくるんやと思うんですよ。結局、はい、作りましたじゃなくて、使った人の気持ちを考えていただかないと。だって今後困難やと思いますよ。役所へ行きたいけど、私が行ってもちょっと使い勝手が悪いけんやめとくわみたいな話になったんでは、本末転倒じゃないですか。やっぱり、皆さんが使いやすい環境に知恵を絞りませんか。そのために我々がおるんでしょう。 何か、これ以上言うても同じことを僕は言うことになるんですけど、そこら辺も踏まえて、できません、御協力をお願いしますじゃなくてね。知恵を絞って、より一歩でもいいような形にするべきだと思いますけど、もう一度御答弁をいただけたらと思います。
○副議長(福部正人君) 総務部長 栗山佳子君。 〔総務部長(栗山佳子君)登壇〕
◎総務部長(栗山佳子君) 再質問にお答えいたします。 私どもも、今回いろいろな点について御指摘いただいた中で、一番何とかしたいという思いが強かったのは、この思いやり駐車場の部分でございます。ですので、都市計画課など、その建築部門も含めまして対応ができないものかということ、ハード的にできないものかということについては十分に協議を行ったんですけれども、現段階で今のあそこの場所のところでの対応というのが、ハード的には非常に難しいところがあるというお答えをいただきまして、まずはこういった形での御対応をお願いできたらと考えております。ですが、最終的な駐車場がきちんと整備された際には、もちろんそういった点も含めまして、きちんとした思いやり駐車場を最終的には整備をしていきたいと考えておりますし、それまでの間につきましても、今御提案がありましたほかの手法についても、本当に対応が難しいものかどうか、再度また検討はしてまいりたいと思っております。 以上、答弁といたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) 僕は本当に市の職員の皆さんはいい大学を出たりとか、優秀な方がたくさんいると思うんでね。やっぱり市民ですから、市民の皆さんが気持ちよく、僕はいつも言ってますけど、丸亀のことを誇りと思えるような環境にしていきたいんですよ。だから、ほんまに取りあえずは、納得はしてないですけど、ここで納めますけど、今後、いや、実は議員さん、いろいろと考えていくともっとよくできましたわというんを期待してますし、あんまり過去の話は言いたくないですけど、新庁舎が建つ前の段階のときに、この駐車場の話を特別委員会で、委員外から僕は発言させてもらって、そのときは多分岡田委員ですか、誰かも言ったと思うんですけど、あまりにも思いやり駐車場の場所が遠かったことがあるはずなんです。それで、それは違うやろと。もっと出入口に近いところが要るやろと話をしたことがあるはずなんですよ。なんで、やっぱりその視点に立ってでないと、今後いろいろな行政でいろいろなことを我々がやっていく中で、協力を得られないじゃないですか、と思うんでね。ぜひ、いや、こんなんできましたよといい報告を待っておりますので、よろしくお願いします。 じゃあ、次に行きます。 最後の質問です。 6次産業、農水産業のビジネス化、その担い手の育成についてです。 所信表明内において、地場産品を持つ農業や水産業の活力増強も必要な取組、この分野では特に夢のある取組を推進することが大切、そこで6次産業化を促進、農水産業のビジネス化を図り、その担い手の参入や育成、耕作放棄地の有効活用にも取り組んでいくとあります。ほかの市町村と同様に、丸亀市の未来を見据えた非常に重要なテーマであると考えます。しかし、それだけ大きな課題であり、またライバルも多いと言えます。では、じゃあ具体的にどのような計画で、どのようにほかと差別化を図り、内外へアプローチをするのでしょうか。 そこで伺います。 6次産業、農水産業のビジネス化、その担い手の育成について具体的な取組はどのようになっているでしょうか。
○副議長(福部正人君) 産業文化部長 山地幸夫君。 〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕
◎産業文化部長(山地幸夫君) 6次産業、農水産業のビジネス化、その担い手の育成についての御質問にお答えいたします。 農水産業は、高齢化や後継者不足等から就業人口も年々減少傾向にありますが、一方では食料の受給率や食の重要性などから、ますますその役割は高まってきており、持続可能な農水産業の在り方が求められております。 このような中、本市といたしましても、農水産業をビジネスとして捉え、もうかる農水産業としての取組が必要と考えており、そのためには何よりも担い手の育成が重要でございます。そこで、集落単位で地域農業の持続的発展を目指す集落営農の組織化、法人化の推進をはじめ、自らの経営規模の拡大を目指す農業者の認定農業者への誘導や、他産業からの新規就農者の確保、育成に努めているところでございます。さらに、経営の発展段階に応じて、多角化や法人化など、経営の革新に果敢にチャレンジする担い手を、市農業改良普及センター、JA、農業委員会等で構成いたします丸亀市地域農業再生協議会の担い手部会において支援し、ビジネス感覚あふれ、自身が作る農産物の認知度や価値を高めるためのブランディング力の向上を図れる企業的な形態の育成にも努めております。 本市漁業におきましても高齢化が進んでおりますが、一方で漁家の若い後継者の方が就業され、親子で漁業を営まれるなど担い手として期待されております。これまでの担い手の皆様の御努力により、本市におきましても多くの方が専業の農家や漁家として成功されておられますが、今後さらなるビジネスチャンスにつながりますよう、6次産業化もビジネス化の一つの手法として促進しているところでございます。本市における6次産業化の事例を申し上げますと、農家が生産した作物を餅やからし漬けに加工し、店舗を構え自ら販売している例や、集落営農法人が生産した米をおすしなどに加工し、産直で販売している例がございます。また、過去に本島漁協において、出荷できないタイラギガイのひもの部分をつくだ煮に加工し、販売していた例もございます。一方で、このような生産から加工販売といった全ての過程を一つの形態で取り組むことは、人手不足や生産に係る手間の面から難しい場合もありますので、加工販売に関して生産者と他分野との連携をマッチングする事業を行っております。 このような6次産業化の取組はまだまだ小規模なものではありますが、新たな価値の創造と市場の開拓を図りながら、ビジネス化への取組を展開し、成功例を作ることで自ら生産したものが商品となり、改めて生産の意欲が湧くといった、まずはモデルケースとなることを目指しております。モデルケースの存在がチャレンジする方の後押しにつながり、新たな担い手の参入や、ひいては耕作放棄地の有効活用にもつなげてまいりたいと存じます。このほか、6次産業化による商品をふるさと納税の返礼品としての活用や、規格外で売り先がなく、廃棄されていた農産物を直接消費者に紹介し、購入していただけるような仕組みづくりも現在進めており、農家の方への支援とともに、ビジネス化にもつながりますよう取り組むこととしております。御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) モデルケースをされていくと。これは他者のあることなんで、具体的なあれはなかなか難しいかもしれませんが、所信表明に書くぐらいですし、力を入れてやるんだということなんで、具体的な数字というのはなかなか難しいかもしれませんが、モデルケースをやるという以上、ある程度の目標数値は要ると思うんですよね。じゃあ、今年度モデルケースを何件作る予定なのか。他者のあることなので、なかなか具体的には難しいかもしれませんが、部長の意気込みとして、何ケースぐらいを今年度作る予定なのかをちょっと聞かせていただけたらと思います。再質問です。
○副議長(福部正人君) 産業文化部長 山地幸夫君。 〔産業文化部長(山地幸夫君)登壇〕
◎産業文化部長(山地幸夫君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの答弁にもございましたように、一歩ずつモデルケースを作って、それが見本となって後につながっていくと、そういった取組を進めております。 ということで、一気に何件といいましても数件程度にはなろうかと思いますが、まず着実に成功例を作っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
◆6番(神田泰孝君) 議長、6番。
○副議長(福部正人君) 6番 神田泰孝君。 〔6番(神田泰孝君)登壇〕
◆6番(神田泰孝君) つまり、今年度が終わったときにゼロということもあり得ると、そう聞こえてしまうんでね。やっぱり、1件だけをやるという目標を立てるのと、100件をやるというんでは、やり方のアプローチも変わってきます。100件は、もう極端な話ですよ。なんで、ある程度目標数値を立てて、できるできんは別としてやっていかないと、数件とかじゃなくて、こういうことをやるときに、具体的な数字がないとなかなか僕らも、こんだけのお金をかけて何となくやりますと言われても困るので、今後こういうときは具体的な数字を言っていただけたほうが、目標なんで、いいと思いますので、ほんだら僕らも、ああしたほうがいい、こうしたほうがいい、まだまだ遅いんじゃないか、早いんじゃないかという話ができたりするので、できたらこういうときは今後は数字を入れていただけたら助かります。 では、次に最後、時間もないので行きます。 所信表明内では、こうした農水産業の消費拡大に当たりましては、市長自らがトップセールスにも力を入れ、丸亀市が誇る地場産品を自信を持って売り込んでまいりたいとあるが、具体的に何をどこに宣伝し、どのような効果と結果を目標とするのでしょうか。 そこで伺います。 地場産品のトップセールスの具体的な計画とゴール、目標の設定はどのようになっているでしょうか。
○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。 〔市長(松永恭二君)登壇〕
◎市長(松永恭二君) 地場産品のトップセールスについての御質問にお答えいたします。 議員御承知のとおり、本市にはアスパラガスのさぬきのめざめや、飯南の桃をはじめ、トウガラシの香川本鷹など、全国に誇れるすばらしい地場産品が数多くあります。しかしながら、全国的な知名度からは、全国の数ある生産地の一つとして埋もれてしまっているのではないかとかねてから残念に思っておりました。私が市長当選後すぐに受けた取材の場でも、アスパラガスのさぬきのめざめが柔らかくてみずみずしく、本当においしくて感動すら覚えたことを改めてお伝えをしました。さぬきのめざめをはじめとする、このようにおいしいこの丸亀の農産物を、農家の子として生まれた私がトップセールスをして、全国の皆様に知っていただき、農家の皆様の御苦労が報われますよう取り組みたいと思っております。 御質問のトップセールスの具体的な計画とゴール、目標の設定でございますが、市長就任前からの私の思いでありますので、具体的にはこれからとはなりますが、市長就任に当たり、これから多くの方にお会いし、全国にも出向く機会が多くあると考えております。例えば、食品の卸等の関係者のトップの方々への売り込みや、物産展などでも私自らがPRを行い、またメディアの皆様や、ふだんからお会いする様々な方に私の思いを伝え、また実際に食してもらえますようトップセールスをしていきたいと考えております。 私は自らの思いや行動力には自信がありますので、七転び八起きの精神で、市長就任期間中に一歩ずつ成果を出してまいりたいと存じます。〔ブザー音あり〕
○副議長(福部正人君) 以上で6番議員の発言は終わりました。 ここで10分間程度休憩いたします。 〔午後2時01分 休憩〕 ─────────────── 〔午後2時10分 再開〕
○副議長(福部正人君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続行いたします。 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) それでは、まず一般質問に入る前、何人かの議員の方々からもお話がありましたけれども、最後でありますんで改めて私からも、
新型コロナウイルス感染症によって犠牲となられた方に心よりまずお見舞い申し上げ、医療従事者、保健所職員及び関係者の皆様には、この場をお借りいたしまして心より感謝申し上げます。 また、本市におきましても、特に健康福祉部健康課の職員、さらにはコロナ禍における
ボートレース事業局の皆様には、本当にありがたく、衷心より御礼申し上げます。 また、さらには、私ごとで誠に恐縮でございますが、不肖、このたび議員在職8年表彰を賜り、心機一転、さらに市民の皆様のお役立ちを精進してまいります。 それでは、令和3年6月議会、最後の一般質問を行います。 まず最初に、丸亀市市民交流活動センター、マルタスの利用促進についてでございます。 令和3年3月22日、マルタスは新丸亀市役所とともにオープンし、2か月以上が経過いたしました。マルタスは、丸亀市とTSUTAYA及び蔦谷書店などのプラットフォーム事業などを手がけるカルチュア・コンビニエンス・クラブ、通称CCCと呼んでますが、このパートナーシップにより、CCCが指定管理者として運用されております。マルタスの館内では、スターバックスコーヒー店、通称スタバをはじめ、キッズスペース及び学習スペース、多目的ホール、貸し会議室も完備し、まさしく交流を目指すための拠点施設として、一定の評価と人気を得ていることをお聞きいたしております。 さて、前回の令和3年3月議会においても、マルタスの利用者増加に向けて、その方針計画と題して私は代表質問の場で質問させていただき、定期イベントや地域の情報発信の主軸として、民間のノウハウを生かしながら展開し、大手町とその周辺地域の活性化にもつながるよう努めてまいると質問における答弁がございました。言うまでもなく、マルタスの施設は大切な税金を使って建てられたものであります。よって、費用対効果がある市民や団体同士が交流し、丸亀活性化のプラットフォームの一つとなり得るための結果を出していかなければなりません。スタバで飲食していただくだけでなく、マルタスの持つ特性や持ち味を生かし、マルタスは便利だ、今日もマルタスに行こうと継続していただくその拠点施設にしていくスキームは、私は丸亀市にあると思います。同じく、CCCが指定管理者である宮崎県延岡市の延岡市駅前複合施設エンクロスでは、館内の資料を探すという、館内にある資料、書籍などを検索できる機能があったり、CDやDVDを置き、館内での視聴を目的とする条件で、ポータブルCD、DVDを貸出しするなどの取組など、利用者目線での工夫や取組が見受けられます。 そこで、現在における、1、開館後にマルタスの利用者がどれぐらいいるのか、2、現時点における評価点と問題点についての見解、3、大手町やその周辺地域の活性化につなげるための施策とその効果をお伺いいたします。
○副議長(福部正人君) 市民生活部長 小山隆史君。 〔市民生活部長(小山隆史君)登壇〕
◎市民生活部長(小山隆史君) 丸亀市市民交流活動センター、マルタスの利用促進についての御質問にお答えします。 議員御案内のとおり、マルタスにつきましては、本年3月22日にオープンして間もなく3か月を迎えようとしております。そこで、御質問の1点目、開館後のマルタスの利用者数の動向についてでございますが、
新型コロナウイルスの感染者の急増に伴う休館措置前、5月13日までの53日間の利用者数といたしましては約11万9,000人、1日平均に換算しますと約2,250人の方に御利用をいただいております。内訳としましては、3月の10日間における1日平均が2,632人、4月の1日平均が2,308人、5月の13日間の平均が1,814人と、4月に入ってからはコロナの影響もあり、来館者がやや減っている状況です。 次に、御質問の2点目、現時点における評価点と問題点についての見解でございますが、評価点といたしましては、まず目標として掲げている年間来館者数70万人、1日平均約2,000人を目安にしますと、短期間での数値ではありますが、来館状況としては順調に推移しているものと考えています。また、館内では、市民活動団体主催、あるいは指定管理者とのコラボによるイベント等が数多く開催されていることや、市民活動支援カウンターへは、個人、団体を問わず毎日のように相談者が訪れるなど、マルタスの開館を契機に、市民活動の活性化につながる反応が出ていることは、今後の展望として評価できる点であると考えております。 一方、問題点としましては、マルタスが市役所との複合施設であることもあり、まだ年中無休で開館していることが市民のイメージとして十分に定着していないと思われることや、逆に平日昼間に活動できる年齢層に対しては、さらに利用を伸ばすためのアプローチが必要な点であると考えております。また、コロナの感染拡大防止の観点から、貸し館利用の制限や、マルタスの館外も使用したマルシェなど、不特定多数の方を寄せる大型イベントの開催を見合わせる処置を継続しており、現時点ではマルタスの持つ機能の優位性を十分に生かし切れていないことが、コロナ禍における懸念材料として上げられます。 最後に、御質問の3点目、大手町やその周辺地域の活性化につなげるための施策とその効果についてでございますが、さきに申し上げました来館者目標は、あくまでも施設を運営する上での一つの指標であり、マルタス本来の目的は、単に館内がにぎわうだけではなく、ここに多くの人を呼び寄せることによって、いかに丸亀市にとってプラスの効果を生み出すかにあると認識しております。そのためには、議員御指摘のとおり、まずはマルタスを継続して利用したいと思っていただけるよう、市はもちろんのこと、施設の運営者側の姿勢として、センターの持ち味を生かした工夫や、利用者目線に立った取組と丁寧な対応が必要であると考えております。 御質問の大手町と、その周辺地域の活性化につきましては、まだ顕著な効果が得られるまでには至っておりませんが、マルタスのオープンな雰囲気から分かりやすい地域情報の発信や、徐々にではありますが、庁舎周辺のにぎわいにつながっているものと考えております。 また、現在も市の商工観光部局や観光協会に、指定管理者も交えて意見交換などを行っており、今後商店街振興組合や丸亀DMO懇談会など、諸団体との関係構築に努め、まちなかの活性化において効果的な対策を検討してまいります。そして、当センターが大手町にあることや、市役所との複合施設であるという利点を最大限に生かし、市役所においても、庁内各課がセンターの有効利用について真摯に考え、マルタスが丸亀の人づくりの場となり、また官民連携のプラットフォームとなることを目指し、取り組んでまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) 御答弁の中で、1日約2,000人の目安ということでいきますと、コロナ禍で平均が2,630人、これはかなりすばらしい結果じゃないかなと私は思いますね。コロナが終息すると、もっと。これは、春夏秋冬の時期にも関わってはきますけど、かなり期待されとるという一つの評価の表れかなと思っております。 ただ、部長ね、これは私が実は聞いた形なんで、状況だけお話ししときます。今コロナ禍で、マルタスは特にスタバが一応テークアウトだけという形にしておりますけど、テークアウトだけであっても、やはりマルタスというのは、私は3月にも言ったと思いますが、公の市の施設でございますんで、民間じゃございません。だから、私が心配しているのは、お電話もいただいたんですが、もしテークアウトだけでも、あれだけの人が来るわけですね。そこにもしも、まだ今は何とかワクチンはどんどんどんどん、市長を中心に今丸亀市も取り組んでいるんで、収束に向かっていくと思いますけどね。しかし、もしたとえテークアウトでもあれだけ今の、私は今日もちょっとのぞきましたけれども、大勢来て、万が一あそこでクラスターが発生したら、誰が責任を取られるんですか。そこをやっぱり心配してますよ。そういうのもひとつ念頭に置いていただきたいなと思います。 そしてまた、当然質問にあった大手町周辺の活性化のためにも、やっと一歩乗り上がりましたね。部長、ありがとうございます。商工観光部局、観光協会、そして商店街も入ってますね。私は、どんどん早くこれを立ち上げて交流していただいて、意見交換してもらいたいと。この間、CVCもあったですかね。商店街の川上さんも、マルタスと話合いをして、よりよくお互いがウィン・ウィンでやっていきたいとコメントをCVCで私は見させてもらいましたんで、次これをスピードを持って取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは次に、まちかど救急ステーションについての質問をさせていただきます。 まちかど救急ステーションとは、市民や事業所の方々などが突然の呼吸、脈が停止するような重篤な状態になった場合や不慮の事故に遭遇したとき、すぐ近くにあるAED設置事業所のAEDを使用して電気ショックを行うことで、効率的な救命処置ができる制度でございます。平成16年7月からAEDが一般市民にも扱えるようになりまして、公共施設や不特定多数の人が集まる施設に設置が急速に進んでおります。救命への道が大きく広がっております。しかし、設置場所や維持管理の状況が把握しにくい状況でございます。 そこで、効率的な救命手当てができるよう、AED設置事業所の認定要件を定め、まちかど救急ステーションとして認定を行い、心肺停止、傷病者の救命率の向上及び安全・安心なまちづくりを目指す取組として、数多くの自治体ではもう既に推進の輪が広がっております。多くの事業所などに救命につながるための取組として、併せてどのようにAEDが設置されているかを示すマップ、例えば防災マップにAED設置を示すサインマークを追加するなどを含め、市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○副議長(福部正人君) 消防長 田中道久君。 〔消防長(田中道久君)登壇〕
◎消防長(田中道久君) まちかど救急ステーションについてお答えいたします。 議員御案内のとおり、AED、自動体外式除細動器は、平成16年7月から医療従事者以外の一般市民も取り扱うことができるようになったことから、公共施設等を中心に普及が進んでいるところでございますが、設置場所や維持管理の把握がしにくい状況であります。 そこで、救急車が到着するまでの間、AEDをもっと効率的に運用し、一人でも多くの市民の救命につなげようとする取組がまちかど救急ステーション制度でございます。まちかど救急ステーション制度の概要につきましては、各消防本部で多少の違いはございますが、AEDを1台以上設置し、適切な維持管理がなされ、営業時間または公開時間中の緊急時においてAEDを誰にでも提供できることや、普通救命講習、または上級救命講習の受講者がいること、また事業所の名称や所在地をホームページ等で公表することに同意していただけることなど、一定の条件をクリアした事業所をまちかど救急ステーションとして認定するという制度でございます。現在香川県内では、高松市消防局がこの制度を運用しております。 そこで、御質問の事業所などに救命につなげるための取組と、AEDマップについての考えをお答えいたします。 本市につきましては、市のホームページにAEDが設置されている公共施設を掲載し、丸亀マップで施設の位置を地図上で確認できるようにしていること、また全国の事業所が情報提供している全国AED設置情報マップ等からも、AED設置場所の地図情報が入手できることから、同制度の導入には至っておりませんが、早期の119番通報を行うとともに、設置場所等の情報を把握し、一分一秒でも早く救命処置が行える取組は、安心・安全なまちづくりにつながってまいります。また、119番通報時に、心肺蘇生法の口頭指導に併せて、AEDの設置場所を伝えるといった活用方法も考えられます。このようなことから、普通救命講習、上級救命講習やホームページ、広報等により事業所に協力依頼を行い、まちかど救急ステーション制度の導入に向け、検討してまいります。 また、AEDの設置されているかを示すマップにつきましては、市のホームページの丸亀マップで確認できることはさきに述べたとおりでございますが、そのほかにも日本救急医療財団が無料提供している救急マップというAEDの設置場所を示すアプリがございます。アプリを開くと、スマートフォンの位置情報から近くのAED設置施設が地図に表示される仕組みになっており、もしものときに役立つものではないかと思われますことから、応急手当て、講習等の機会を捉え、このアプリの広報に努め、一人でも多くの市民の命を守る救急体制を推進してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) AEDの設置場所を伝えるということについては、消防長に今御答弁いただきましたけれども、一分一秒を争う救急車の方々、また通報から始まりますよね、119番というのは。ここで、やはりこういう形が流通しておれば、消防署からのまず一つの、いろいろな幾つかの項目によっての消防署の方が119番を受けたときの質問の仕方、電話がかかってきたときの対応があると思いますけどね。このAEDというのは一つのポイントだと思いますんでね、やはり、それが可視化で分かって、すぐ対応できる場合は。かけるほうは必死で一生懸命やってますから、そういうAEDというのが、例えば目の前にあっても分かりませんからね。そういう現場の状況というのはすごく大事だと思いますんで、ぜひこれを具体的に早く取り組んで、一番大事なのは周知と、そして周知だけでなくて、AEDを皆さん方が使えるような形の内容も当然ながら併せて、早期に取り組んでいただきたいと思いますんで、要望ですけどよろしくお願いいたします。 それでは次に、金倉南北線の防災対策についての質問に移りたいと思います。 ここ最近においても、痛ましい災害が顕著であります。また、喫緊課題となっている丸亀城の石垣崩落も、災害によって発生したものであります。将来起こり得る南海トラフ大地震をはじめ、地震、台風、豪雨などに向けた防災対策は、コロナ禍におかれた現在においても決して足踏みをすることは許されないことであります。特に、防災対策を進める上で、他の自治体との連携が必要な箇所もございます。 そこで、その一つが金倉南北線の道路であります。ここは、多度津町にあるイオンタウン多度津店から南へ南進する多度津町と本市丸亀との境界に当たる道路になっておりますが、厳密には多度津町町道となっている部分であり、その先の南側には市道金倉町川西南北3号線へとつながっております。さらに、またその先の南側には国道11号線へとつながっております。 そこで、これらが1本の幹線道路として整備されれば環状道路としても機能し、災害が発生した際の道路のアクセス問題の回避、例として救急搬送や物資の運搬にもアクセスができるようになっております。今後の災害発生に備える箇所の一つとして、この道路の整備の計画、方針について市の見解をお伺いいたします。
○副議長(福部正人君) 都市整備部長 吉本博之君。 〔都市整備部長(吉本博之君)登壇〕
◎都市整備部長(吉本博之君) 金倉南北線の付近道路の防災対策についての御質問にお答えいたします。 議員御承知のとおり、近年は地球温暖化に伴う豪雨災害や台風の大型化、また南海トラフ地震など、大きな災害の発生が懸念されております。そのような災害時における道路の大きな役割としましては、避難や救命活動、物資輸送などの応急活動を円滑に行うために、事前に指定される緊急輸送道路としての機能がございます。これに指定されますと、災害時における緊急車両以外の車両の通行制限や、瓦礫撤去が優先的に行われるなど、災害活動に特化した道路となります。この緊急輸送道路は、その道路の規模に伴い3種類に分類されます。まず、県庁所在地や空港、防災機能強化港など広域的な輸送に必要な主要幹線路線としての第1次輸送確保路線、次に警察、消防、市役所、災害医療拠点などの主要な防災拠点と、第1次輸送確保路線を接続する第2次輸送確保路線、さらに第1次、第2次輸送確保路線を補完する第3次輸送確保路線がございます。災害時には、これらの道路が連動することで、円滑な災害活動が行えることとなっております。 そこで、議員御質問の今後の災害発生に備える箇所の一つとして、金倉南北線の整備の計画、方針についてでございますが、本路線は多度津町の都市計画道路である堀江丸亀線と接続する計画となっており、全区間において整備が完成した際には、国道11号からさぬき浜街道を連絡し、善通寺市を含めた2市1町をまたぐ広域的な幹線道路として、また防災上の観点からの緊急輸送道路としても有用なものになると考えます。しかしながら、本路線の周辺の主な防災拠点である丸亀市民体育館や丸亀市民球場などへアクセスする緊急輸送道路は、第1次輸送確保路線として市道昭和町田村線と国道11号が、第2次輸送確保路線として主要地方道高松善通寺線が指定されており、また現在整備中の市道原田金倉線は、これらを補完する形としてそれぞれ機能するものと考えております。また、現在金倉南北線の整備状況は、先般の3月議会でもお答えいたしましたとおり、国道11号から県道多度津丸亀線までの計画延長1,200メートルのうち、国道11号から以北200メートルの整備を行い、現道の市道金倉川西堤防線に接続し、供用しており、それ以降の整備につきましては、厳しい財政状況による他事業への予算の重点配分や用地確保の問題などにより、整備を長年中断している状況でございます。さらに、多度津町における都市計画道路の堀江丸亀線につきましては、県道多度津丸亀線からさぬき浜街道までの計画延長1,920メートルのうち、県道多度津丸亀線から旧県道丸亀詫間豊浜線までの1,360メートルの整備が完了しておりますが、それ以降の整備につきましてはJR予讃線との交差に係る調整や財政負担が大きいことなどにより、こちらも整備を長年中断している状況であると伺っております。このように、周辺の緊急輸送道路の再生や、本市、多度津町双方において整備の進捗が望めない状況などを総合的に判断いたしますと、現状では金倉南北線の整備の優先度は高いものではございません。 いずれにいたしましても、この金倉南北線は広域にまたがる都市計画道路でありますことから、今後の整備の在り方については、本市のみならず関係する周辺市町や県などと連携を図りながら、広域的な視点からの防災対策を踏まえ、事業の必要性や実現性を考慮するなど、慎重に検討する必要があるものと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) 今、部長からの御答弁があった緊急輸送道路、これは香川県緊急輸送道路ネットワーク計画というのがございます。もう御存じだと思いますが、その計画において、答弁の中にもありましたように、第2次輸送確保路線という形の位置づけにしておりますね。くしくも、部長、昨日ですけれども、多度津町において同様の質問がございました。そこで、通告制ですから多度津町の職員がいち早く県にも確認されまして、その答弁として、県の答弁ですね、これは。さぬき浜街道は、緊急輸送道路ネットワーク計画で第2次輸送計画路線と位置づけられ、大規模地震災害では、一刻の時間の猶予もない、緊急、救命的にも緊急物資の輸送など非常に重大な道路であると認識しておりますと。県も重視されておりますという答弁をされとんですね。これは、私は別に丸亀市とか、町とかという立場じゃないんですよね。町の職員は、すぐぱっと動いているんですよ、県へ。というのは、やはり町の方は職員も少ないし、課が多い大きな丸亀市のような体制じゃないですから、1人の職員の方がいろいろな兼務をされていると思いますよ。逆に、兼務されればされるほど、いろいろな情報を1人の職員が発信して研究し、それをまたそういう県やったら県に、ぱっと取り組む形があるんですね。部長の答弁は分かりますよ。これはもうおっしゃるとおり、前回の3月も大体似たような予算の問題ということになってますけれども、しかしもうはや町の職員の方はそういう自分の担当課、あるいは何々課も、丸亀だったら幾つかの課でも、1つしかありませんけれども、そういう町ぐらいになると、2つも3つも4つも兼務せないかんわけですね。それだけ勉強し、またそれだけ情報を知らせていくというのが、はやこれだけ違うんですよ。 この県の答弁を私は丸亀で聞きたかったですね、正直申し上げまして。これだけ県も重視してるんですよ。そう考えたら、一番大事なのは、私がいつも言ってるように、やっぱり災害です。これを一番の重点として考えた取組、それを考えたら、前回も同じようにJRの問題が出ました。これはもうJRも一緒なんですよ、災害という捉え方をすれば。そして、ここに書いてますね、答弁で。厳しい財政状況、これは当然です。これは前回の3月のときも同じことをおっしゃっていました。そこで、一番大事なのは、ネットワークなんですね。これは市長の所信表明だったんですかね。もうはしょりますね。広域行政による取組を強化し、スケールメリットによる業務の効率化や財政基盤の強化などを目指すことが必要とされております。中讃広域の構成市町をはじめ、近隣の自治体と手を取り合い、協力しながら事務事業や財政負担の合理化を進めています。まさに、部長、これです。前回のときも、厳しい財政状況は当然です、丸亀市でできるようなものではないです、これは正直言って。これはね。今、まさに市長の所信表明にもあったように、広域行政です、これは。そこに打って出るのは、この中讃市の中心の広域行政で、丸亀市長の松永市長なんですよ。善通寺市はちょっと、直接はひっかかりませんが、善通寺市も入ってきますよ。2市1町とはそういうことだと思いますよ。 それで、この中讃広域に対する取組を、本市の部長として、この内容を踏まえてどのようにお考えか、再答弁をお願いします。
○副議長(福部正人君) 都市整備部長 吉本博之君。 〔都市整備部長(吉本博之君)登壇〕
◎都市整備部長(吉本博之君) 再質問にお答えいたします。 金倉南北線につきましては、中讃広域都市計画道路に位置づけられておりますので、この点につきましては、先ほども申し上げましたように、関係市町と十分協議を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたらと思います。 以上です。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) 何を言うてもそれはトップである市長に期待することでありますが、中讃広域行政事務組合には本市の議員の中からも選ばれた方がいらっしゃいますんで、これもまたぜひぜひ期待したいと思います。 とにかく、部長、要は災害は待ったなしです、南海トラフの場合は。これは本当にいつ起きてもおかしくない状況にはもうなってきてますんで、そのとき浜街道がストップするようなことがありましたら、輸送の問題、ありとあらゆる問題は、今回の金倉南北線の整備事業も、これは待ったなしになってきますんで、今までのようなペースではない。単独でやるときにはまず難しいと思います、正直言って。今答弁いただいたように、ぜひ部長からも庁議やいろいろなものを交えながら推し進めていただき、議会からも、市からも中讃広域と一緒になって取り組んでいただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは次に、ヤングケアラーへの対策についての質問に移りたいと思います。 ケアラーとは、心や体に不調のある人の介護、看病、養育、世話など、ケアの必要な家族や親近者、この方がケアする人のことを指しております。その中でも、法律上の定義はありませんが、一般に家庭にケアを要する人がいる場合に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている、いわゆる18歳未満の子供、これをヤングケアラーと捉えております。家事や家族の世話を行う子供、このヤングケアラーは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、育ちや教育に影響を及ぼしているということもあることから、このような子供たちの家庭に適切な支援を行っていく必要が何よりも急がれております。しかしながら、全国的に見ましても、このヤングケアラーに関する実態把握がなされていないということなどを踏まえまして、一般的にもきちんとした認識がされていないこともあります。対応が遅れがちになっている現状が見受けられているのが昨今であります。また、
新型コロナウイルス感染症拡大の問題に伴い、このヤングケアラーとならざるを得ない子供たちが増えております。ヤングケアラーであるこの子供たちが適切な養育を受け、健やかな成長と教育の機会を得られ、子供が介護、世話をしている家族に必要な福祉サービスを届けられるよう支援することが重要であるため、丸亀市内におけるヤングケアラーの実態を把握、分析することについて市の見解をお伺いいたします。
○副議長(福部正人君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) ヤングケアラーの実態把握、分析、その対策を講じる方針、計画についての御質問にお答えいたします。 なお、答弁につきましては関係部署と調整済みでございます。 議員御案内のとおり、ヤングケアラーとは、一般に家族にケアを要する方がいる場合、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子供をいいます。ヤングケアラーについては、支援が必要であっても表面化しにくい特徴があり、ヤングケアラーの周囲の大人が世話を当たり前のことと認識し、過度な負担により子供の日常生活や学業などに影響が出ていることに気づかず、必要な支援につながらない場合があるということが課題となっております。ヤングケアラーの相談体制の充実を図り、ヤングケアラーを発見、把握した場合は、福祉や介護・医療、教育、子育てといった様々な分野が連携して、支援につなげていくことが重要であると認識しております。 議員御質問の実態把握についてですが、現時点では本市独自での現状把握の実態調査を実施できておりませんが、今年3月に文部科学省と厚生労働省が連携し、実態調査を行っており、その調査報告書によりますと、世話をしている家族がいると回答した子供は、中学2年生で5.7%、全日制高校2年生で4.1%という結果になりました。その中には、世話をしていても自分のやりたいことへの影響は特になしと回答した子供が半数いる一方で、家族への世話をほぼ毎日している中高生は5割弱、1日平均7時間以上世話をしている中高生が約1割存在するという結果でした。また、中学生の8割以上がヤングケアラーを聞いたことがないと回答しています。 このようなことから、国では適切な支援が受けられるよう、ヤングケアラーへの支援の在り方についてモデル事業を実施し、マニュアルなどにまとめ、周知を行う予定であります。本市としましても、ヤングケアラーについて子供を含め広く周知する必要があることから、ポスターやリーフレットなどを配布し、周知啓発を行い、社会的認知度の向上に努めてまいります。 また、支援を行うに当たっては、子供の中には家族の状況を知られることを恥ずかしいと思ったり、家族のケアをすることが生きがいになったりしている場合も考えられます。まずは、子供の気持ちにしっかりと寄り添い、支援が必要な場合は、どのような支援を求めているのかなどについて丁寧に聞き取る必要が支援のスタートとなります。このため、早期発見し、適切な支援へつなぐために、支援に携わる福祉や医療・介護の関係者、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど、学校関係者などへ理解促進を図っていくことが必要であり、ヤングケアラーに関する研修の計画的な推進に努めてまいります。本市の各学校では、子供の様々な悩みに対して、学級担任を中心に見守りや支援を行っております。登校時間や出欠状況、授業中の表情や態度などのささいな変化も見逃さないよう、学校生活のあらゆる場面で子供を観察したり、声を掛け合ったりするとともに、定期的に行っている教育相談や、生活アンケートを活用するなどして、できるだけ早期に悩みや課題を発見、解決できるよう日々取り組んでおります。今後は、ヤングケアラーの概念などについての理解促進を図ることで、早期発見と実態の把握、関係機関と連携協力した適切なケアに努めてまいります。 以上、御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) ヤングケアラーという、この問題については、今宮本部長の答弁にもあったように、文部科学省も一緒になって、厚労省だけでなくて、今日は教育長がいらっしゃいますけれども、よく小学生の子供なんかで遅刻したり、また宿題を忘れてきてる、これが頻繁にある子がいらっしゃる。しかし、なかなかヤングケアラーというラインが全然教職員には一切入ってませんので、単なる遅刻、単なる宿題を忘れてきたと納めてしまう場合が多々あると。丸亀は、実際実態が出てないんで、私はないと思いますし、また分かりませんけどね。蓋を開けてみれば、実際そういうヤングケアラーの実態がある。そういう子供たちが遅刻したり、宿題を忘れたりする者が出ていると。それがそこから先はどうなるのか。いじめになってるんですよ。よく遅刻するなあ、あの子はとか、おまえ宿題を忘れてからできんのかとかというて、周りの子供たちがね。いじめにも入ってくるんですよね。だから、これは文科省にも大きく絡んでくる問題であります。 今、部長に答弁していただいたヤングケアラーに関する研修の計画的な推進と、それに努めてまいると、ここについてもう少し具体的に教えていただきたいんですが、お願いします。
○副議長(福部正人君)
健康福祉部長 宮本克之君。 〔
健康福祉部長(宮本克之君)登壇〕
◎
健康福祉部長(宮本克之君) 再質問にお答えいたします。 先ほど議員に御指摘いただきましたように、ヤングケアラーにつきましては、なかなか表面上出てきにくいような状況でございます。子供に早期に対応して支援をしていく、そのことが子供の健全育成にもつながってくると思っておりますので、地域全体で子供を支えていくということで、学校教育の現場とまた福祉分野が連携をしていって、対応していくということでございます。その中で、やはりそれぞれの職員の方で研修を積んでいただいて、適切なケアにつなげていくというためにも、計画的な研修というものはやっていく必要があると思っております。まだ具体的な研修内容については決まってはおりませんけれども、このことにつきましては、必要な研修、また担当部署とも相談しながら実施していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) 今年度だと思いますので、それを信じておりますので、再質問しませんけど、よろしくお願いします。 これは、6月2日付の毎日新聞のフロントに、私がこの通告書を出したことが事務局の方が率先して自発的に、水本議員さん、こういうなのが出てますよと言っていただいたんですね。ありがたいですね。ちょっと大きいんですね、市としてはね。神戸市で初めて立ち上がりました、正式に。丸亀市とは、全然比べる自治体とは違いますけどね。しかし、もう全国でもだんだんこういうものを重視して、早々と自治体として動いてきているというのが一つの中身であります。一応、御紹介しておきます。 とにかく、このヤングケアラーだけは早期発見、そしてその早期支援というのが一番問われています。そのためにも、学校、福祉、またその地域の連携というものは今急務になっていることを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。 それでは次に、近隣自治体との交通アクセスについての質問に移りたいと思います。 松永市長は、今回の市長選における公約の中で、二十万都市を目指す、そして近隣自治体としっかりスクラムをといったビジョンを掲げております。私も、この二十万都市を目指す上で、近隣自治体との連携を図ることは重要なことであり、見直してみればまだまだ近隣自治体と手を取り合い、協力し合う分野が多く見受けられております。その中の一つとして、まず交通アクセスの改善についてを取り上げたいと思います。 丸亀市にはコミュニティバスが運行し、垂水線、西線、東線、レオマ宇多津線、綾歌宇多津線、綾歌宇多津線、さらには琴平線が運行しております。これらの線は、善通寺市、坂出市、宇多津町などのそれぞれの自治体のコミュニティバスとリンクでき得る停車場もあります。例えば、丸亀市における善通寺インターチェンジバスターミナル、善通寺原田東、竜川、木徳といった停車場は、善通寺市の空海バスの停車場に近く、善通寺市とリンクした場所でもあります。綾歌宇多津線における宇多津駅南口の停車場には、宇多津町のコミュニティバスとリンクしております。そういった意味においても、どこでどのようにつながる、リンクするのかをきちんとお示しすることで、初めて他の自治体とも連携するということにもつながっていくのでないかと思っております。丸亀コミュニティバスの路線図や琴参バスのホームページでも、ここに停車場があり、〇〇自治体とのアクセスとして、この路線のこの時刻に乗車できますよとお示しすることが、市民ニーズに丁寧にお答えすることにつながると私は思っております。それは、飯山町、綾歌町にある丸亀コミュニティバス停車場と坂出綾川線及び島田岡田線とリンクするについても、同様であると私は思っております。自治体同士のアクセス向上を図る取組は、住民のニーズに応える責務の一つであり、そういった丸亀のバスと他の自治体との連携を丁寧に取るという足元から見直すことが、他の自治体とのスクランブル、特に2市3町の定住自立圏の中心地としての役割を果たすのではないかと私は思っております。ウイズコロナが終わり、アフターコロナを迎えても、先行きが不透明な社会を乗り越える手段の一つとして、まずは交通面から改善を図り、市内外の住民ニーズに応える体制が求められると思いますが、市の見解をお聞かせください。
○副議長(福部正人君) 都市整備部長 吉本博之君。 〔都市整備部長(吉本博之君)登壇〕
◎都市整備部長(吉本博之君) 近隣自治体との交通アクセスについての御質問にお答えいたします。 現在、本市をはじめ近隣自治体におきましては、住民の足を確保するためにコミュニティバスが運行されております。こうしたコミュニティバスにつきましては、本来交通体系上、日常生活における移動手段として、地域内の幹線を通り、市内の主要施設をつなぐことを目的としており、これまで各自治体において創意工夫を凝らし、運行努力を行ってきたところであります。そうした中、利用者の利便性をさらに高めるため、近接するバス停同士の連携を図り、乗り継ぎを可能とする協議を近隣自治体間で進めてまいりました。本市のコミュニティバスにおきましても、議員から御案内いただきましたように、複数のバス停において、善通寺市や宇多津町のコミュニティバスと乗り継ぎが可能となっております。 また、これまでにも、これら近接バス停における乗り継ぎの協議に当たっては、路線設定の調整はもちろん、バス停位置を可能な範囲で近い場所に設置するための調整など、利用者の利便性向上に向けた努力も併せて行っており、とりわけ宇多津駅南口やイオン宇多津東側の宇多津町浜二番丁のバス停につきましては、バス停名称の統一も実施しました。しかしながら、議員御指摘の善通寺原田東バス停のように、関係機関の協議が十分調わず、乗り継ぎが不便になってしまっている箇所も一部残っておりますことから、案内看板等の誘導ツールにより、利用しやすいバス停となるよう対応してまいりたいと考えております。昨年度末に策定した丸亀市地域公共交通計画においても、具体的な取組の一つとして、乗り継ぎ環境の改善を掲げ、より一層市民ニーズに応え、利用したくなる環境の整備を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 また、こうした現状改善のほか、定住自立圏内の2市3町をはじめ、既にバス路線の行き来のある宇多津町や坂出市、綾川町も含めた広域連携についても強化を図り、公共交通による移動の範囲の拡大がサービス向上につながるよう、市町間連携を深めていきたいと考えております。 今後、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりの推進、高齢者の移動の足の確保など、公共交通のニーズはますます高まると見込まれ、市内はもとより、市域をまたぐ移動についても対応を求められるものと認識しております。本市といたしましては、公共交通による市内移動サービスの充実を図るとともに、できる限り広域連携によって的確な対応が図れるよう、これまで以上に密に近隣市町の担当者と、情報共有や意見交換を行い、広域的な視点でのよりよい地域公共交通サービスの提供を目指してまいります。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げ、以上答弁といたします。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) 6月8日付の四国新聞に、丸亀市は7日、一般質問の初日、この一般質問のところの内容を新聞が扱っております、8日付で。新たな交通サービスの導入を検討すると表明し、市の特性に合った費用対効果の高いサービスの実現を目指すと述べ、早ければ来年度中にも地域や時間帯などを限定した社会実験に取り組むことを示したと、部長は唱えとんですね。どうですか、部長、これも私の質問の中に抱き合わせ、次にこれに取り組んでいただけたらと、これは要望しときますのでよろしくお願いいたします。 それでは、もう最後になりました。市民への一律給付についての質問に移りたいと思います。 4月に執行された丸亀市市長選挙において、新たに松永市長が選ばれ、市長選で掲げた公約、市民への一律10万円給付が本市のみならず全国的に注目されております。公約は市民との固い約束事項であり、市民との信用をもって成り立っております。そして、5月25日、その給付金を半額の5万円にするという方針を示され、様々な意見が飛び交っております。中には、その5万円をコロナ禍で影響を受けたところへ回してほしい、これは市民の声ですよ、または高齢者や医療従事者、石垣復旧対策にも使ってほしいという意見も多く私は聞いております。5万円に減額されたことによる様々な市民からの意見について、市長としてどのようにお感じになっているのか。そもそもこの公約を掲げたきっかけ、理由は、それをもとにする根拠は何かということを、何をもっての公約に掲げたのかをお聞かせいただきたいと思います。
○副議長(福部正人君) 市長 松永恭二君。 〔市長(松永恭二君)登壇〕
◎市長(松永恭二君) 私の選挙公約であります市民への一律給付金についての御質問にお答えいたします。 これまでの御答弁とも重複しますことを御理解賜りますようお願い申し上げます。 まず、公約を掲げましたきっかけ、理由、根拠、エビデンスでございますが、私は市長選への出馬に当たり、1万人を超える市民の皆様と対話を重ね、
新型コロナウイルス感染症による影響を受け、生活に困窮されている市民の方や、経営に苦しまれる事業者の方々を目の当たりにしてまいりました。私としましては、今経済対策を打たなければ手後れになり、将来の丸亀市に大きな傷痕を残してしまうという強い危機感を抱き、今こそ地域経済を循環させる財政出動が必要と考えました。 そこで、必要な財源を検討し、
ボートレース事業会計の内部留保金を見る中で、当時の私なりの判断として、全市民への一律10万円給付を公約として掲げたものでございます。その根拠としましてのコロナ禍における市民の皆様の状況につきましては、客観的な統計資料を申し上げたものではございません。また、給付金の減額に対する市民の皆様からの御意見でございますが、今回の提案は将来の財政に禍根を残さない、現時点で考えられます最大限の金額として、市民1人当たり5万円の給付を市長として判断させていただいたものでございます。私が公約として掲げた全市民への10万円給付に関する政策が本議会では5万円での減額提案となりましたことにつきましては、様々な御意見があることは私も承知しております。中には、市の苦しい財政状況を御理解いただき、やむを得ないとおっしゃっていただいた方もいらっしゃいますし、10万円の給付を楽しみにされていた方からは、厳しい御意見を頂戴することもございます。今回の減額提案につきましては、私なりの精いっぱいの限りを尽くして御提案させていただいたものの、やりきれない気持ちを感じずにはいられなく、大変申し訳なく思っております。私としましては、これから進めていく市政におきましても、市民の皆様からの御理解や信頼をいただきますよう、私のできる限りの努力を尽くしてまいる所存でございますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、以上答弁とさせていただきます。
◆7番(水本徹雄君) 議長、7番。
○副議長(福部正人君) 7番 水本徹雄君。 〔7番(水本徹雄君)登壇〕
◆7番(水本徹雄君) 市長、私は非常に残念でなりません。また、悲しいです。そして、恥ずかしいです。何で、今定例会に10万円のままの議案で出してほしかったです。私は、これは個人的な一議員としての気持ちです。三人寄れば文殊の知恵というのがあります。そして、今市民からの声で、私が一番残念なのは、政治不信に陥ったら困るんです。そういう声が市民から聞こえとんです。丸亀市から外へ出てみますと、市民は恥ずかしいと言われてます。これが、今の丸亀市民の真実の声です。現状です。この市民の声が、通告した後の私の耳にも入ってきたものでありますので、再答弁は要りませんけれども、とにかく市民とこの市長、市との間に決してしこりを残してはいかんと。この取組を絶対市長はやっていただかないかん。全国から注目されとんです、この10万円問題。モアベターでなくても、よりよい解決ができる、そういうふうなベターな方法を市民は望んでいると思いますよ。我々もそうですよ。この解決方法を、今本当に丸亀市はピンチです、この問題については、10万円問題というのは。しかし、私は石垣のときも前の梶市長にも言いました、ピンチはチャンスですよと。崩れたことのピンチはチャンスに持っていきますよと。これも、今もう一度新しい松永市長に訴えたいです。 私たち議員は議員の役目があります。自分から身を切って、25の定数を今回の選挙でも24、1減しました。また、市長は市長でなければできない使命があるんですよ。私たち政治家は、丸亀市政にブレーキをかけてはいけません。今こそ、与党でも野党でもないんです。保守も革新もないです。皆さん一人一人議員が一緒になって、声を出している議員の皆さんもそうですよ。みんな丸亀市の代表で、同じ気持ちだと思いますよ。呉越同舟をしてこの丸亀丸を、このコロナ禍の大きな海原に、市長、先頭に立って乗り越えていっていただきたいと私は思いますよ。市民は本当にそれを思ってますよ。 本当は、時間の関係がありますけれども、これは宿題みたいになりますけれども、大岡越前の大岡裁きに三方一両損というのがあります。これの大岡裁きを、また今日は時間の関係で説明できませんけれども、どうか政治道、我々も議員道を貫いております。どうか市長も全国に発信するという形で、市長の采配を。私はこの4年間、まして今6月定例会でしっかりと取り組んでいきたいと思います。市長も、その点についてしっかりとお願いすることを、私はこの場をお借りいたしまして申し上げ、今定例会の最後の一般質問を終わらせていただきます。 以上でございます。
○副議長(福部正人君) 以上で7番議員の発言は終わりました。 以上で通告による一般質問は終わりました。 これにて一般質問を終わります。 本日の会議を散会いたします。 なお、次回会議の再開は21日午前10時といたします。 御審議、お疲れさまでした。 〔午後3時11分 散会〕 ─────────────── 地方自治法第123条第2項の規定による署名者 議 長 副議長 議 員 議 員...