昭和55年 3月定例会(第1回) 昭和五十五年
鳴門市議会会議録 (第二号)鳴門市告示第二十八号 昭和五十五年鳴門市議会第一回定例会を次のとおり招集する。 昭和五十五年二月二十八日 鳴門市長 谷 光 次一、期 日 昭和五十五年三月六日二、場 所 鳴門市議会議場 ────────────────────────────────── 昭和五十五年三月六日(会期二十二日中第一日) 議 事 日 程 第 一 号 諸般の報告第一 会期の決定について第二
会議録署名議員の指名について第三 議案第 百五号 昭和五十三年度鳴門市
一般会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百六号 昭和五十三年度鳴門市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百七号 昭和五十三年度鳴門市
ユースホステル事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百八号 昭和五十三年度鳴門市
交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百九号 昭和五十三年度鳴門市
撫養土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百十号 昭和五十三年度鳴門市
立岩土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十一号 昭和五十三年度鳴門市
新東浜土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十二号 昭和五十三年度鳴門市弁財天・
北浜土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十三号 昭和五十三年度鳴門市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十四号 昭和五十三年度鳴門市
光熱水費等支出特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十五号 昭和五十三年度鳴門市
架橋対策事業特別会計歳入歳出決算の認定について 委員長報告 質疑 討論 採決第四
大学誘致促進特別委員会中間報告第五 議案第 三 号 昭和五十五年度鳴門市一般会計予算 議案第 四 号 昭和五十五年度鳴門市
国民健康保険事業特別会計予算 議案第 五 号 昭和五十五年度鳴門市
ユースホステル事業特別会計予算 議案第 六 号 昭和五十五年度鳴門市
交通災害共災事業特別会計予算 議案第 七 号 昭和五十五年度鳴門市
撫養土地区画整理事業特別会計予算 議案第 八 号 昭和五十五年度鳴門市
立岩土地区画整理事業特別会計予算 議案第 九 号 昭和五十五年度鳴門市
新東浜土地区画整理事業特別会計予算 議案第 十 号 昭和五十五年度鳴門市弁財天・
北浜土地区画整理事業特別会計予算 議案第 十一号 昭和五十五年度鳴門市
公設地方卸売市場事業特別会計予算 議案第 十二号 昭和五十五年度鳴門市
住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 議案第 十三号 昭和五十五年度鳴門市
光熱水費等支出特別会計予算 議案第 十四号 昭和五十五年度鳴門市
農業共済事業会計予算 議案第 十五号 昭和五十五年度鳴門市
モーターボート競走事業会計予算 議案第 十六号 昭和五十五年度鳴門市
病院事業会計予算 議案第 十七号 昭和五十五年度鳴門市
水道事業会計予算 議案第 十八号 昭和五十五年度鳴門市
運輸事業会計予算 議案第 十九号 鳴門市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例 議案第 二十号 鳴門市火災予防条例の一部を改正する条例 議案第二十一号 鳴門市
住宅新築資金等地方債償還基金条例 議案第二十二号 鳴門市
住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例 議案第二十三号 鳴門市
同和地区青少年会館条例 議案第二十四号 鳴門市ねたきり老人等に対する医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 議案第二十五号 鳴門市
遺児手当支給条例の一部を改正する条例 議案第二十六号 鳴門市
母子家庭等福祉奨学補助金支給条例の一部を改正する条例 議案第二十七号 鳴門市奨学金支給条例の一部を改正する条例 議案第二十八号
鳴門市立小学校設置条例の一部を改正する条例 議案第二十九号
鳴門市立幼稚園条例の一部を改正する条例 議案第 三十号
鳴門市立鳴門工業高等学校条例の一部を改正する条例 議案第三十一号 鳴門市総合運動場条例の一部を改正する条例 議案第三十二号
鳴門市民夜間照明施設使用条例の一部を改正する条例 議案第三十三号
鳴門市営住宅条例等の一部を改正する条例 議案第三十四号
鳴門勤労者体育センター条例 議案第三十五号 鳴門市農業共済条例の一部を改正する条例 議案第三十六号 昭和五十五年度鳴門市農業共済事業の事務費賦課について 議案第三十七号 市道路線の認定、変更及び廃止について
市長所信表明並びに提案理由説明第六 請願、陳情書の処理 委員会付託 ────────────────────────────────── 昭和五十五年第一回定例会 地方自治法第百二十一条に基づく
説明員出席一覧表 通知者名 職名 氏名 市長 第一助役 立 石 勝 男 君 第二助役 鍋 島 親 春 君 収入役 満 村 佳 一 君 運輸部長 野 崎 格 一 君 水道部長 田 渕 実 君 競艇部長 田 渕 公 一 君 福祉事務所長 仲 須 賢 君 市長公室長 西 本 信 也 君 総務課長 桜 井 茂 君 人事課長 西 田 素 康 君 市民課長 三 谷 溢 君 会計課長 日 向 高 君 税務課長 大 塚 太 一 郎 君 民生課長 河 野 忠 久 君 国保年金課長 郡 喜 代 志 君
衛生センター所長 高 田 賢 次 郎 君 環境課長 尾 崎 定 男 君 同和対策課長 黒 崎 勇 君
解放センター所長 佐 藤 喜 美 夫 君 農林水産課長 三 島 利 克 君 商工観光課長 歌 川 重 雄 君 土木課長 野 間 繁 満 君 都市計画課長 森 岡 仁 夫 君 下水道課長 中 川 守 君 建築課長 湊 静 雄 君 耕地課長 森 谷 貞 夫 君
競艇部庶務課長 室 鳩 夫 君
競艇部業務課長 益 井 辰 夫 君
競艇部警備課長 谷 康 夫 君
水道部業務課長 岡 田 典 夫 君
水道部工務課長 青 木 博 治 君
運輸部管理課長 美 好 美 喜 夫 君
運輸部業務課長 清 水 敏 正 君
福祉事務所福祉課長 高 田 稔 君 消防本部次長 三 矢 茂 春 君
消防本部消防課長 江 本 猛 君 教育委員長 教育長 佐 賀 弘 君 教育次長 酒 元 光 君 庶務課長 大 島 安 幸 君 学校教育課長 沢 照 雄 君 社会教育課長 冨 士 淳 治 君 同和教育課長 豊 田 昇 君 青少年課長 前 田 久 米 雄 君 体育課長 木 下 正 雄 君 図書館長 橋 本 義 男 君 監査委員 監査委事務局長 米 沢 敏 光 君 選挙管理委員長
選挙管理書記長 大 島 嘉 幸 君 農業委員会会長 農委事務局長 福 永 正 一 君 ────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件 諸般の報告日程第一 会期の決定について日程第二
会議録署名議員の指名について日程第三 議案第百五号より議案第百十五号まで 委員長報告 質疑 討論 採決日程第四
大学誘致促進特別委員会中間報告日程第五 議案第三号より議案第三十七号まで
市長所信表明並びに
提案理由説明日程第六 請願、陳情書の処理 委員会付託 ────────────────────────────────── 出 席 議 員(二十六名) 一番 芝 野 彰 君 二番 明 村 春 夫 君 四番 梅 野 健 寿 君 五番 横 川 春 市 君 六番 藤 田 義 行 君 七番 福 本 節 君 八番 開 発 外 之 君 九番 平 松 章 生 君 十番 札 場 清 君 十一番 新 居 徳 松 君 十二番 大 場 明 君 十三番 林 一 豊 君 十四番 矢 野 善 治 君 十五番 松 本 聖 君 十七番 富 田 耕 作 君 十八番 野 崎 博 文 君 十九番 原 田 一 幸 君 二十番 山 下 善 平 君 二十一番 川 内 啓 市 君 二十二番 室 津 サ ワ エ 君 二十三番 関 原 正 雄 君 二十四番 下 八 明 君 二十五番 平 岡 朔 郎 君 二十七番 新 居 義 公 君 二十八番 乾 茂 君 二十九番 大 端 茂 雄 君 ────────────────────────────────── 欠 席 議 員(四名)公務出張議長 遠 藤 将 弘 君 三番 広 瀬 静 男 君 十六番 叶 井 長 助 君 二十六番 石 川 忠 治 君 ────────────────────────────────── 説明のため出席した者 市長 谷 光 次 君 第一助役 立 石 勝 男 君 第二助役 鍋 島 親 春 君 収入役 満 村 佳 一 君 運輸部長 野 崎 格 一 君 競艇部長 田 渕 公 一 君 水道部長 田 渕 実 君 福祉事務所長 仲 須 賢 君 市長公室長 西 本 信 也 君 総務課長 桜 井 茂 君 人事課長 西 田 素 康 君 市民課長 三 谷 溢 君 会計課長 日 向 高 君 税務課長 大 塚 太一郎 君 国保年金課長 郡 貴代志 君
衛生センター所長 高 田 賢次郎 君 環境課長 尾 崎 定 男 君 同和対策課長 黒 崎 勇 君
解放センター所長 佐 藤 喜美夫 君 農林水産課長 三 島 利 克 君 商工観光課長 歌 川 重 雄 君 土木課長 野 間 繁 満 君 都市計画課長 森 岡 仁 夫 君 下水道課長 中 川 守 君 建築課長 湊 静 雄 君 耕地課長 森 谷 貞 夫 君
競艇部庶務課長 室 鳩 夫 君
競艇部業務課長 益 井 辰 夫 君
競艇部警備課長 谷 康 夫 君
水道部業務課長 岡 田 典 夫 君
水道部工務課長 青 木 博 治 君
運輸部管理課長 美 好 美喜夫 君
運輸部業務課長 清 水 敏 正 君
福祉事務所福祉課長 高 田 稔 君 消防本部次長 三 矢 茂 春 君 教育委員長 中 島 圭一郎 君 教育長 佐 賀 弘 君 教育次長 酒 元 光 君 庶務課長 大 島 安 幸 君 学校教育課長 沢 照 雄 君 社会教育課長 冨 士 淳 治 君 同和教育課長 豊 田 昇 君 体育課長 木 下 正 雄 君 図書館長 橋 本 義 男 君 監査委員 竜 越 康 夫 君 監査委事務局長 米 沢 敏 光 君
選挙管理書記長 大 島 嘉 幸 君 農委事務局長 福 永 正 一 君 ──────────────────────────────────
議会事務局職員出席者 事務局長 辻 見 誠 一 君 次長 木 村 善 二 君 議事係長 川 上 昭 憲 君 資料係長 佐 藤 重 明 君 書記 中 井 敦 子 君 書記 浜 尾 安 仁 君 ────────────────────────────────── 午後 一時 七分 開会 ──────────────────────────────────
○副議長(芝野彰君) お忙しいところご参集ご苦労でございます。 これより昭和五十五年第一回定例会を開会いたします。ただちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先だち諸般の報告を申しあげます。 まず議長会関係の報告を申しあげます。 去る二月十九日に東京都において、新
産業都市建設促進市議会協議会の総会が開催されました。 昭和五十五年度予算及び運動目標として、昭和五十六年三月に期限切れとなる新産業都市及び
工業整備特別地域に対する財政特別措置法の大巾延長の実現を図るため強力な運動を展開することに決定してまいりました。 また、役員改選におきまして、松本市が引き続き会長に再選されました。 つぎに同じく二月十九日に池田市におきまして、全国ゴルフ場所在都市議会協議会の役員会が開催されました。 昭和五十五年度の運動方針として、本年度の運動に引き続き、娯楽施設利用税を市町村普通税へ移行してもらうよう運動することを決定してまいりました。 つぎに二月二十一日に東京都におきまして、
全国公営交通事業都市議長会の総会が開催されました。昭和五十五年度の連動方針として、
公営交通事業債枠の拡大と貸付条件の改善等九項目を決定いたしますと共に昭和五十五年度予算を決定してまいりました。 また、役員改選におきまして、徳島市が新会長に選任されました。 つぎに二月二十一日に同じく東京都において、
市議会議員共済会代議員会が開催されまして、昭和五十五年度事業計画及び予算を決定してまいりました。 つぎに二月二十二日に同じく東京都において、社会文教委員会が開催されました。昭和五十五年度の委員会への申し送り事項として、小・中学校における危険建物の補助率引き上げ及び
校地取得補助制度の創設など三項目を決定してまいりました。 つぎに二月二十七日に宮島町におきまして、
瀬戸内地区議会競艇連絡協議会の第七十六回臨時総会が開催され、小池問題、収益きんてん化問題、BG問題について各市意見を交換し、それぞれ協議してまいりました。 つぎに二月二十八日に徳島市の高瀬議長が当市議会を訪問されました。要件は、小松島市の橋本議長より、徳島市の高瀬議長に対し、赤字に悩んでおり、又競合路線を持っている徳島・小松島両市営バスの事務組合をつくることについて、両市議会がお互いに研究をしてゆこうとの申し入れがあったので、申し入れの主旨を受け入れることとし、両市議会は、それぞれ研究していくことになったのでご案内にきたとのことでございましたので、ご報告いたしておきます。 なお会議の詳細なる資料につきましては、いずれも、事務局に保管しておりますので必要に応じてご覧下さるようお願い申し上げます。 つぎに市長及び各委員長等から地方自治法第百二十一条の規程に基づく説明員として出席通知のありました者の職・氏名を一覧表としてお手許に配布いたしております。 つぎに建設委員会に付託いたしております陳情受理番号第十七号「高島地区の水害防止対策について」に、つきましては陳情者より差しかえの申し出がありましたので、所管委員会の了承を得て許可いたしましたのでご報告いたします。 諸般の報告は以上のとおりであります。 これより本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手許へ配布の議事日程表のとおりであります。朗読は省略いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第一 会期の決定について
○副議長(芝野彰君) 日程第一 会期の決定についてを議題といたします。 おはかりいたします。 今期定例会の会期は、本日より三月二十七日までの二十二日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ご異議なしと認めます。 よって会期は本日より三月二十七日までの二十二日間と決定いたしました。 ──────────────────────────────────
△日程第二
会議録署名議員の指名について
○副議長(芝野彰君) 日程第二
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により 十七番 富 田 耕 作 君 十八番 野 崎 博 文 君を指名いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第三 議案第 百五号 昭和五十三年度鳴門市
一般会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百六号 昭和五十三年度鳴門市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百七号 昭和五十三年度鳴門市
ユースホステル事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百八号 昭和五十三年度鳴門市
交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百九号 昭和五十三年度鳴門市
撫養土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第 百十号 昭和五十三年度鳴門市
立岩土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十一号 昭和五十三年度鳴門市
新東浜土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十二号 昭和五十三年度鳴門市弁財天・
北浜土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十三号 昭和五十三年度鳴門市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十四号 昭和五十三年度鳴門市
光熱水費等支出特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第百十五号 昭和五十三年度鳴門市
架橋対策事業特別会計歳入歳出決算の認定について
○副議長(芝野彰君) 日程第三 議案第百五号より議案第百十五号までの十一議案を一括議題といたします。 本案については、去る昭和五十四年第四回定例会において、閉会中の継続審査方を一般・
特別会計決算審査特別委員会に付託してありましたところ、特別委員長より審査終了の旨、報告がありましたので、只今より一般・
特別会計決算審査特別委員長の審査報告を願います。 〔二十八番 乾 茂君登壇〕
◆二十八番(乾茂君) 議長の許可をいただきましたので、一般・
特別会計決算審査特別委員長報告を申し上げます。 昭和五十四年第四回定例会において、当委員会に付託されました議案第百五号、昭和五十三年度鳴門市
一般会計歳入歳出決算をはじめ、同
年度分特別会計の決算の認定について、審査のため去る一月二十四日から二十六日までの三日間にわたり委員会を開催し、理事者から提出された主要施策の成果報告書及び監査委員から提出されました決算審査意見書を参考に慎重審査いたしました結果、各会計とも、いずれも適切妥当なるものと認めるとともに、十一議案すべてを原案どおり認定すべきであると決した次第であります。 以下審査の概要と、理事者に対して要望を付した諸点についてご報告申し上げます。 まず、各会計の歳入歳出決算の概要を申し上げます。 議案第百五号
一般会計歳入歳出決算では、歳入決算額は、百七十八億四千八百七十万三千二百八十七円で、これに対し歳出決算額は、百七十一億三千九百十万七百四十二円でありまして、歳入歳出差引七億九百六十万二千五百四十五円の残額を生じております。しかし、このうちには継続費逓次繰越及び繰越明許費として翌年度へ繰越すべき財源充当額三億八千九百二十四万八千六百二十五円を差引きますと、実質収支は、三億二千三十五万三千九百二十円の黒字決算となっておりまして、前年度に引続き健全財政が維持されており、
主要施策成果報告書にも示されておりますように、当年度においても、
農業土木施設整備事業の推進をはじめ、漁港改修事業、
道路新設改良事業、
都市下水路整備事業、
公営住宅建設事業、更には、小・中学校の改築事業等市政の各般にわたって積極的な事業投資が行われております。 つぎに議案第百六号
国民健康保険事業特別会計では、歳入決算額は、二十二億二十六万五千五百六十七円で、対調定額では、九五・一%となり、一億一千四百八万一千百六十四円の収入未済となっておりますが、これは新年度には収入となるものであります。一方、歳出決算額は、二十億八千四十四万五千百二十四円で、執行率は、九五・八%となり、歳入歳出差引一億一千九百八十二万四百四十三円の黒字決算となっておりまして、全額翌年度へ繰越されております。 つぎに議案第百七号
ユースホステル事業特別会計では、歳入決算額は、一千八百六十七万四千六百四十九円で、これに対して歳出決算額は、一千七百二十六万五千三百九円で、執行率は九〇・四%であります。歳入歳出差引では、百四十万九千三百四十円の残額が生じており、全額を翌年度へ繰越しております。 つぎに議案第百八号
交通災害共済事業特別会計でありますが、歳入決算額は、一千四百五十三万五千四百三十八円で、これに対し歳出決算額は、五百五十一万八千四百七十五円で、執行率は三七・二%となり、歳入歳出差引九百一万六千九百六十三円の残額を生じ、全額翌年度へ繰越されております。 つぎに議案第百九号 撫養土地区画整理事業特別会計では、歳入決算額は、三千四百八十五万七千三百七十五円で、これに対し歳出決算額は、六十六万二千六百七十五円で、執行率は二・〇%でありまして、継続費逓次繰越金を控除いたしますと、実質収支は、百四十万二百三十五円であります。なお、継続費逓次繰越の主なものは、委託料の二千七百五十四万七千六百八十円であります。 つぎに議案第百十号 立岩土地区画整理事業特別会計では、歳入決算額は、五千三百四十万二千六百三十七円で、これに対し歳出決算額は、七百八十六万六百円で、三五・六%の執行率であります。継続費逓次繰越金を控除いたしますと、実質収支は、三千百三十一万七千百九十九円であります。なお、継続費逓次繰越の主な科目は、委託料、償還金利子及び割引料であります。 つぎに議案第百十一号 新東浜土地区画整理事業特別会計では、歳入決算額は、二億三千三百七十二万八千四百十二円で、これに対して歳出決算額は、二億一千四百三十九万二百十二円でありまして、九一・九%の執行率であります。継続費逓次繰越金を控除いたしますと、実質収支は、五十六万五百二十九円であります。 つぎに議案第百十二号 弁財天・北浜土地区画整理事業特別会計では、歳入決算額三千五百八十一万五百五十一円で、これに対して歳出決算額は、三千三百十四万一千七百九十九円で、九二・八%の執行率でありまして、継続費逓次繰越金を控除いたしますと、実質収支は、八万二千七百二円となっております。 つぎに議案第百十三号 公設地方卸売市場事業特別会計では、歳入決算額一億五百七十四万四千六百七十一円に対して歳出決算額は、一億四百七十九万八千九百四十一円で、歳入歳出差引九十四万五千七百三十円の残額を生じており、全額翌年度へ繰越されております。 つぎに議案第百十四号 光熱水費等支出特別会計では、歳入歳出共に三億三千七百七十九万四千九百六十八円で、歳入歳出差引額は零であります。 つぎに議案第百十五号 架橋対策事業特別会計では、歳入決算額は、三億三千八百九万四千四十二円でありまして、これに対して歳出決算額は、三億三千四百三十四万一千五百十七円で、執行率は九九・七%であります。歳入歳出差引三百七十五万二千五百二十五円の残額が生じており、全額翌年度の一般会計へ繰越されております。 以上が決算の概要であります。 つぎに理事者に対して要望を付した諸点について申し上げます。 まず一般会計では、歳入においては、市税の収入率は前年度に比較して、〇・五%上昇しているものの、滞納繰越分の収入未済額が、九千七百九十万円余に及んでおりますので、完納に向ってなお一層の努力を払うよう要望しておきました。 また、住宅使用料徴収不納分の解消についても、最善の努力を払うよう要望を付しておきました。 歳出においては、諸物価の高騰等により、財政事情が今後ますます厳しくなることは歴然としておりますので、光熱水費等経費節減の徹底化を図るよう要望しておきました。 また、各種団体に対する補助金については、十分見直しを行い、効率的な執行に努めるよう要望を付しておきました。 つぎに
国民健康保険事業特別会計では、高齢化社会の進行に伴い、高額療養費、老人医療費の伸び率が高くなってきている反面、国保税の収入未済額が、一億一千三百万円余に及んでおりますので、早期徴収と徴収率の向上に格段の努力を払うよう要望を付しておきました。 つぎに
ユースホステル事業特別会計でありますが、本事業は、利用者が昭和四十五年度をピークとして、毎年減少してきており、厳しい環境下にありますが、今後の運営にあたっては十分検討を加え、繰入額の減少に努めるよう要望を付しておきました。 つぎに交通災害共済事業会計でありますが、前年度に比較して加入者は増加しておりますが、全体の加入率は、二二・〇%でありますので、本制度の趣旨普及に努め、加入促進になお一層の努力を要望しておきました。 つぎに土地区画整理事業会計では、換地処分業務などに相当の期間を要するとのことであるが、今後とも一層の努力を重ね、事業の促進に努めるよう要望しておきました。 以上が審査の概要であります。よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○副議長(芝野彰君) これより質疑に入ります。 ただ今のところ質疑の通告はありません。 質疑ありませんか。 〔「質疑なし」と呼ぶものあり〕 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告がありますので順次発言を許可いたします。 十五番 松本 聖君 〔十五番 松本 聖君登壇〕
◆十五番(松本聖君) 私はただいま決算特別委員会の委員長より報告のありました中で議案第百五号 昭和五十三年度鳴門市
一般会計歳入歳出決算の認定について反対の意見を申し上げる次第であります。 さる一月二十四日から二十六日まで三日間、決算委員会がもたれまして、私も決算委員の一員といたしまして三日間この審議に参画したわけでございますが、その中でいろいろと質問、意見等も申し上げたわけでございますが、私は今回はじめてこういう形の決算委員会が特別につくられ、審議されるということで非常に大きな期待をもってこの委員会に臨んだわけでございますが、委員会の審議の過程で、はなはだ残念と申しますか、憤りを感ずることが多々あったわけでございます。 特に説明をする立場にある、その責任者である教育長が自分の部下の答弁の最中に大きな声で雑談をして委員の質問の妨害をする、まあ意識的ではないにしても、そういう非常識な場面もありまして、はなはだ残念であったわけでございます。委員会のもち方の問題につきましては今後そういうふうな点について反省していただきたいと思うわけでございます。 私は今回のこの決算委員会の審査を通じて、特に内容については、ほとんど当然と申しますか、九十五パーセントまでは当然の施策であったというふうに認められたわけでございますが、以前から絶えず申しております件につきまして、どうしても納得できない点、特にさきほどの委員長の報告では、それを一般的な形で報告しておりましたが、具体的な指摘はなかったわけでございます。一部特定団体に対する補助金の支出の問題でございますが、こういうふうな非常に財政の危機ということが叫ばれて久しくなったわけでございますが、同和対策事業の中で運動団体の一団体に対して年間二千万円もの団体補助金を支出する、その補助金がどういうふうに使われているかというふうなことについて十分な追跡調査もしていない、そういうふうな支出の仕方はでたらめだといわざるを得ないわけでございます。 委員長の報告では、見直しというふうなことがございましたが、当然私はそれ以上、そういうふうななまやさしいことではこの問題の解決にはならないというふうに思うわけでございます。 また市長は、ガラス張りの市政とそういうふうなことをよく申されるわけでございますが、この決算委員会の審査の中ではなはだ残念に思うし、憤りを感じ、現在も納得できない問題の一つが私の反対の理由にもなるわけでございますが、鳴門市の土木事業がいかにやられたかという、五十三年度の具体的にどういう形で土木事業をしたのか、鳴門市内の鳴門市に登録している業者にどういう形で請負契約をしたのかということの決算委員として当然質問する権利があると思うのですが、そういうふうな質問に対して市長はどうしても答えない、という結果に終ったわけでございますが、こういうふうなことではガラス張りの市政と果していえるかどうかと私はこういうふうに思うわけでございます。なんのやましいこともないものならば、堂々とそういうことは積極的に報告するべきが筋でなかろうかというふうに思うわけでございます。 また、もう一つこの機会に指摘しておきたいことは、決算委員会には当然提出しなければならない文書といたしまして、その年の主要成果報告書というのがあるわけでございますが、その報告書の中に実は成果といえないような、非常におそまっな文書になっておったんでないかというふうに思うのでございますが道路、県費補助の道路事業で、その事業が完成してないのにさもその五十三年度に完成したと書いてあるような文書があったわけでございますが、私はそういうふうなことを質疑を通じて感じたわけでございますが、その時に意見を申し上げたわけでございますが、委員会においてそれを取り消してほしいというふうな私は主張申し上げましたが、そういうことは無視されました。 いろいろとその他にも意見を申し上げればきりがないわけでございますが、そういうふうな、ただいま申し上げましたようなことを総合いたしまして、私は五十三年度の決算認定について反対の態度を表明するわけでございます。議員各位のご理解をいただけたら幸いと思います。
○副議長(芝野彰君) 十番 札場 清君 〔十番 札場 清君登壇〕
◆十番(札場清君) ただいま松本議員から百五号についての反対の討論がありました諸点につきましては、委員長の審査報告にもありましたように経理内容はいずれも適切妥当であり、また要望等もつけている報告に対しまして私は全面的に賛意を表するものであります。 議員諸侯のご賛同を心からお願いを申し上げ賛成討論といたします。
○副議長(芝野彰君) 他に討論ありませんか。これをもって討論を終結いたします。 これより議案第百五号 昭和五十三年度鳴門市
一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案認定であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕 起立多数であります。 よって本案は原案のとおり認定されました。 つぎに議案第百六号より議案第百十五号までの十議案を一括採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案認定であります。本案は、いずれも委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ご異議なしと認めます。よって本案は、いずれも原案のとおり認定されました。 ──────────────────────────────────
△日程第四
大学誘致促進特別委員会中間報告
○副議長(芝野彰君) 日程第四 大学誘致促進委員会の中間報告を議題といたします。 特別委員長の報告を求めます。 〔二十四番 下八 明君登壇〕
◆二十四番(下八明君) 委員長欠席でございますので、副委員長がかわってご報告申し上げます。 大学誘致促進特別委員会の中間報告を申し上げます。 昨年六月、第二回定例会で当委員会が設置されて以来、現在までの取り組み活動の経過についてご報告申し上げます。 まず、委員会設置後、七月七日に初の委員会を開催し、理事者からこれまでの誘致促進の経緯と現況の報告を求める一方、今後の委員会の取り組み方針を協議した次第であります。 当委員会の目的は、鳴門教育大学の早期開学されることにありますが、開学までの当面する課題として、 ・早急に専任の創設準備室長を決定されたいこと。 ・昭和五十五年度国の予算に創設費を計上されたいこと。 以上、二項目を当面の柱とし、実現に向け理事者と共に強力に取り組んで行くことの方針を決定した次第であります。 以来、この二項目実現に対処するため現在までに再三にわたる委員会の開催と関係機関に対する陳情を行って来た中で、まず七月十一日、県知事、県議会議長、県教育長、徳島大学学長に委員一同で市長とともに委員就任のあいさつ方々、早急に専任室長の決定、創設費への格上げ等、誘致促進方の強力な取り組みを陳情いたした次第であります。 また、鳴門市・徳島県の強力な誘致運動と徳島大学岡学長の精力的行動とはうらはらに、徳島大学教育学部内の話し合い進行に積極的な動きが見られていない訳でありますが、このような行き詰り状態を打開するため、六月中旬、室長の諮問機関として「鳴門教育大学創設準備に関する懇談会」が四国四県四大学の教育学部長、神戸・兵庫・前大阪教育大学長等、九名のメンバーで設置され、鳴門問題を推進するための意見交換が行われているので、あります。 当委員会といたしましても、この懇談会の意見、動向が専任室長の人選等開学推進に大きな影響を持つものと考え、また期待もしており、岡学長と文部省との間で、近く専任室長が発令できるよう話し合いが進行しているようであります。 一方、創設費への格上げ問題につきましては、昨年八月、文部省の五十五年度予算の概算要求で創設準備費のまま据え置かれたため、取り組みを十二月の政府予算内示と復活折衝に最大の山場を置き対応した次第であります。 十二月十六日、自治大臣就任後に初帰県し、本市に来訪された後藤田自治大臣に議長・市長とともに委員一同で開学促進に対する予算確得について強い陳情をいたした次第であります。 また、十二月十八日には、議長・市長とともに委員長が上京し、文部省に対しまして専任室長の速やかな選任を陳情いたしますとともに十二月二十三日、自民党本部で開催されました自民党文教部会と文教制度調査会の合同部会に県教育次長・議長・市長とともに委員長が出席し、本県選出の代議士の応援を得て鳴門教育大学の早期開学と五十五年度予算に創設準備費三千四百四十二万円の計上方を強く陳情した次第であります。 当委員会といたしましては、以上申し上げたような取り組みを行って来た訳でありますが、昭和五十五年度政府の予算案発表によりますと、鳴門教育大学関係予算は、残念ながら五十四年度に引き続き創設準備費として据え置かれ、一千二百五十万五千円が認められ、金額にして本年度より約百五十万円の増と、事務要員が一名増の四名となることに決定し、四名の内訳は、教官二名、事務官二名となっております。 今回、創設費への格上げがなされなかった背景には、徳島大学教育学部内の事情が大きな要因となっておりますが、現在岡学長が全精力をあげ円満解決の方向へ調整が行われている現状等を勘案した場合、格上げがなされないことは誠に残念な事ながらも万止むをえない事情と考える次第であります。 従いまして、当委員会の今後の取り組みと致しまして、 ・ 本年早々に専任室長を決定すること。 ・ 五十六年四月から創設費と開学の同時獲得すること。 以上二項目達成の為、理事者と共に一層強力な取り組みを行っていくことを申し上げ、当委員会の中間報告と致します。
○副議長(芝野彰君) 以上で大学誘致促進特別委員会の中間報告を終ります。 小休いたします。 午後 一時五十四分 休憩 午後 二時 九分 開議
○副議長(芝野彰君) 小休前にもどり再開いたします。 ──────────────────────────────────
△日程第五 議案第 三 号 昭和五十五年度鳴門市一般会計予算 議案第 四 号 昭和五十五年度鳴門市
国民健康保険事業特別会計予算 議案第 五 号 昭和五十五年度鳴門市
ユースホステル事業特別会計予算 議案第 六 号 昭和五十五年度鳴門市
交通災害共済事業特別会計予算 議案第 七 号 昭和五十五年度鳴門市
撫養土地区画整理事業特別会計予算 議案第 八 号 昭和五十五年度鳴門市
立岩土地区画整理事業特別会計予算 議案第 九 号 昭和五十五年度鳴門市
新東浜土地区画整理事業特別会計予算 議案第 十 号 昭和五十五年度鳴門市弁財天・
北浜土地区画整理事業特別会計予算 議案第 十一号 昭和五十五年度鳴門市
公設地方卸売市場事業特別会計予算 議案第 十二号 昭和五十五年度鳴門市
住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 議案第 十三号 昭和五十五年度鳴門市
光熱水費等支出特別会計予算 議案第 十四号 昭和五十五年度鳴門市
農業共済事業会計予算 議案第 十五号 昭和五十五年度鳴門市
モーターボート競走事業会計予算 議案第 十六号 昭和五十五年度鳴門市
病院事業会計予算 議案第 十七号 昭和五十五年度鳴門市
水道事業会計予算 議案第 十八号 昭和五十五年度鳴門市
運輸事業会計予算 議案第 十九号 鳴門市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例 議案第 二十号 鳴門市火災予防条例の一部を改正する条例 議案第二十一号 鳴門市
住宅新築資金等地方債償還基金条例 議案第二十二号 鳴門市
住宅新築資金等貸付条例の一部を改正する条例 議案第二十三号 鳴門市
同和地区青少年会館条例 議案第二十四号 鳴門市ねたきり老人等に対する医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 議案第二十五号 鳴門市
遺児手当支給条例の一部を改正する条例 議案第二十六号 鳴門市
母子家庭等福祉奨学補助金支給条例の一部を改正する条例 議案第二十七号 鳴門市奨学金支給条例の一部を改正する条例 議案第二十八号
鳴門市立小学校設置条例の一部を改正する条例 議案第二十九号
鳴門市立幼稚園条例の一部を改正する条例 議案第 三十号
鳴門市立鳴門工業高等学校条例の一部を改正する条例 議案第三十一号 鳴門市総合運動場条例の一部を改正する条例 議案第三十二号
鳴門市民夜間照明施設使用条例の一部を改正する条例 議案第三十三号
鳴門市営住宅条例等の一部を改正する条例 議案第三十四号
鳴門勤労者体育センター条例 議案第三十五号 鳴門市農業共済条例の一部を改正する条例 議案第三十六号 昭和五十五年度鳴門市農業共済事業の事務費賦課について 議案第三十七号 市道路線の認定、変更及び廃止について
○副議長(芝野彰君) 日程第五 議案第三号より議案第三十七号までの三十五議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 〔市長 谷 光次君登壇〕
◎市長(谷光次君) 本日第一回定例会を招集いたしましたところ議員皆様方におかれましては、公私なにかとご多忙の折にもかかわりませずご出席いただき誠にありがとうございます。 提案いたしました昭和五十五年度予算並びに関係議案のご審議をお願いするにあたり市政に対する所信の一端を申し上げ、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 まず本州四国連絡橋につきましては、昭和五十一年七月二日着工以来五年目を迎え工事はほぼ順調に進んでおります。橋の下部工事も大部分完了し、いよいよ上部工事へと進むわけでありますが、今後主塔の架設等目に見える工事になってまいりますので、鳴門公園周辺は従来の自然の美しい景観と我が国最高の橋梁技術を駆使した雄大な架橋工事とがあいまって、近代的な観光資源として公園を訪れる観光客にも十分楽しんでいただけるものと思っております。また陸上部につきましては、すでに亀浦高架橋の工事に着手いたしており、近く孫崎高架橋並びに小鳴門海峡に架ける撫養橋の工事に取りかかる予定であります。撫養地区での用地取得も本年度に予定されており、私といたしましては市民の幸せを第一に考えながら早期完成のため積極的に協力をいたしたいと考えておりますので、議員各位におかれましても、より一層のご協力をお願いするものであります。 鳴門教育大学の誘致につきましては、ご案内のように昨年六月「鳴門教育大学創設準備に関する懇談会」がつくられ、又、十二月には徳島大学教育学部に「学部将来構想検討委員会」が設けられ、学部の将来と鳴門教育大学問題について熱心に討議が重ねられており、間もなく結論が出されるものと期待しております。一方、文部省におきましては、徳島大学の意向を尊重しながら本年度中に専任の準備室長を任命され、昭和五十六年度予算において創設費が計上される予定であります。本市といたしましては、大学予定地へ通ずる道路の改良を速やかに行うとともに第二小鳴門橋の架橋などについても関係機関と積極的に協議を重ね大学立地に遺憾のないよう取り組む所存であります。 永年待ち望んでおりました文化会館の建設は、議員各位並びに関係皆様方のご協力によりまして三月三日着工することができました。この間、多くの方々のご意見を承りながら設計につきましても検討を繰り返し、立派な成案を得ることができました。多目的ホールとしては内容、規模ともに他に誇り得る充実した施設となり、躍進する本市の文化振興の中核として市民の皆様に喜んでご利用願えるものと存じております。今後市といたしましても積極的に文化事業をおこし、市民の皆様に視聴覚を通じて日常生活に大きな潤いと喜びを与え得るよう計画を進めたいと考えております。 図書館の建設につきましては、昨年十月着工以来順調に工事が進捗し、予定どおり本年七月には完成する見込みであります。今後は年次的に図書類の充実につとめ、文化都市にふさわしい内容の充実した図書館にいたしたいと思っております。 本年八月一日から四日間、四国で全国高等学校総合体育大会が行われ、本市では柔道並びに弓道競技が県営鳴門総合運動公園で行われることになっております。主催はもちろん高体連でありますが、全国から多数の選手、役員並びに報道関係者等が来鳴されることになっており、地元として若人が日頃鍛えた実力を十分発揮できる環境づくりに努力いたしたいと考えております。この大会を成功させるため議員皆様方におかれましても今後とも一層のご協力をお願い申し上げます。 低地区の浸水対策につきましては、それぞれの地域に応じた事業の推進に努力いたしておりますが、堀江地区低地部及び大津東部地区の排水事業につきましても国の協力を得て県営事業として本年度から着工することができるようになりました。また下水道事業につきましては、現在施行中の撫養都市下水路事業、撫養西部都市下水路事業を積極的に進めるとともに更に高島都市下水路事業につきましても事業計画の承認許可を得ましたので、国の補助を得て年次的に事業を実施したいと考えております。なお低地区の排水対策については、昨年来襲しました台風による浸水被害の経験等を十分生かし、住みよい都市づくりのため努力いたしたい所存であります。 水田利用再編対策につきましては、農家のご理解とご協力により過去転作目標を達成することができました。しかしながら全国的には農家の稲作志向が極めて強く、一方、米の需要が引き続き停滞しているため米の過剰基調は一層強まっております。国は、このような情勢の中で単年度需給均衡を図るための措置として転作目標面積を改定し、前年度転作目標面積に追加されることになりました。本市におきましてもこの目標面積を達成することは容易でないと考えられますが、関係者に十分趣旨をご説明申し上げご協力をお願いしたいと考えております。なお、今後国、県の転作方針に対応して農業施設等諸条件の整備に努力したいと考えております。 競艇事業につきましては、総理府において各界の有識者による「公営競技問題懇談会」が昭和五十二年十一月に設置せられ、昭和五十四年六月二十一日に意見の集約を行っております。また、実施方法を検討するため昭和五十四年七月三日に「公営競技問題関係省庁連絡協議会」を設置し、いろいろと検討が行われております。本市といたしましては、こうした情勢を踏まえ競艇事業収益も伸び悩んでおりますが、この際、県町村振興基金の原資として本年度から昭和五十九年度までの五年間、毎年一億円ずつ出資し、有効に活用してもらいたいと考えております。現在、県と出資方法等について覚書を交換するため協議を重ねております。 つぎに財政について申し上げます。政府の昭和五十五年度の財政計画は、国民生活の安定と着実な経済発展のための基盤を強化し、財政の対応力を高めるため公債発行額をできるだけ圧縮して財政再建の第一歩を踏み出すとともに、経費の節減合理化につとめ、一般歳出の増加を極力圧縮することにより全体としての歳出規模を抑制する方針を打ち出しております。本市におきましてもこのような観点から昭和五十五年度の予算編成にあたっては、国と同一基調により厳しい社会情勢を考慮し、可能な限り冗費を節約し、一方、行政の効率化、簡素化を推進しなければならないと考えております。また歳入面におきましては、負担の公平確保について市民の理解を得ながら財源の充実に時間をかけ努力いたしたい所存であります。八十年代を迎え市民生活はますます多様化いたしており、今後更に新たな行政需要の生ずることが考えられます。限られた財源でこうした多様な行政需要に対応して行くためには更に効率的な運用が必要であります。新しい年度を迎えるにあたり節度ある財政運営に積極的に努力いたしたいと考えております。 それでは昭和五十五年度一般会計予算についてご説明申し上げます。 まず歳入でありますが、市税では市民税の課税最低限度額の引き上げによる減税、一方、税率適用区分に所要の調整並びに均等割の引き上げ等が予想されますが、いずれも現行法により計上いたしました。地方交付税につきましては、国全体としては五パーセントの伸び率を見込んでおりますが、現在自治省において基準財政需要額の算定方法について改正する方向で検討中でありますので、見積り過大とならないよう配慮いたしました。使用料につきましては、本年は市立工業高等学校の授業料、幼稚園の保育料並びに夜間照明の使用料について応分の負担増をお願いすることにいたしております。国庫支出金、県支出金につきましては、規定された負担率並びに補助率に基づき確実な数値を見込んでおります。諸収入のうち競艇事業収入につきましては、前年度の実績を勘案の上、四十一億円を計上いたしました。また地方債につきましては、今後事業によって厳しい制限がありますので、適債事業の選択には十分配慮の上計上いたしました。 つぎに歳出でありますが、物価の上昇等に伴い経常経費の増嵩は避けがたいものがありますが極力節減につとめ、市民生活に直結する諸事業を最優先させることを基本として総予算を編成いたしました。結果的には予算総額は百九十九億一干五百万円となり、昭和五十四年度当初予算に比べ十一億六千二百万円、率にして六・二パーセントの増にとどまり抑制型の予算となりました。 以下歳出の各款にしたがいその概要をご説明申し上げます。 まず総務費でありますが、開発公社への貸付金三十七億五千万円を計上いたしました。そのうちの三十二億五千万円は鳴門教育大学の用地取得費に充当するものであります。このほか運輸事業会計への出資金、国土利用長期計画の調査委託料、本年七月に予定されております参議院議員選挙に要する経費、又、本年は国勢調査の実施年でありますので調査費をそれぞれ計上いたしました。 つぎに民生費について申し上げます。国保事業会計は、制度的にも財政基盤が弱く、加えて毎年医療費も増嵩いたしておりますが、保険税を据え置きましたので一億五千万円を繰り出し、運営に遺憾のないよう配慮いたしまた。老人福祉につきましては、シルバーシティープランも二年目を迎え趣味の作業室の建設並びに活動推進費を計上いたしております。また、昨年田渕ナツさんから福祉基金にと一億円の寄贈を受けましたが、昭和五十四年、五十五年度の利息をもって御主人の出身地であります北浜地区に老人憩の家を建設いたしたいと考え所要額を計上いたしました。また、遺児手当及び母子家庭等福祉奨学補助金を増額するとともに、新しい事業として母子家庭につきましては、入院に要する医療費を県と協力いたしまして助成いたしたいと考え、それぞれ所要額を計上いたしました。 つぎに衛生費でありますが、本年度も水道事業会計に対し二億五千万円を繰り出し、水道事業の運営を円滑に実施できるよう配慮いたしました。また、昭和三十四年に建築いたしました伝染病隔離病舎は、木造でかなり老朽化いたしておりますので、この際、隣接の鳴門病院の増改築にあわせて検討のうえ改築いたしたいと考え調査委託料を、又、継続事業で実施いたしております、じん芥焼却施設については周辺地域にご迷惑をかけないよう配慮し、整備、充実に要する経費をそれぞれ計上いたしました。 つぎに農林水産業費でありますが、公設地方卸売市場事業会計に対し、建設費の市債償還費及び運営補助のための繰出金七千万円を計上しました。農業振興費では、国、県の施策を受けて水田利用再編対策事業及び地域農政特別対策事業を、又、積極的にかんがい排水路の整備並びに農道の改良舗装事業を実施するため所要額をそれぞれ計上いたしました。林業費では、年次的に実施いたしております林道の改築、又、森林病害虫の防除事業を本年度も引き続き施行いたしたいと考え所要額を計上いたしました。水産業費につきましては、漁港建設並びに漁港改修に要する経費を計上し、港湾の整備充実につとめ漁業経営の基盤の強化を図りたいと考えております。 つぎに商工費でありますが、中小企業等の金融対策として継続的に実施いたしております制度融資につきましては、経営安定合理化資金、小口融資並びに勤労者住宅建設資金の枠の拡大を図るとともに本年度も引き続き実施するため、又、前年度建設いたしました勤労者体育センターの設備充実を図るため所要額をそれぞれ計上いたしました。 観光費につきましては、社会情勢の変化により観光客の考え方も大きく変わり経営努力にもかかわらず利用客が減少し、経営が困難となっておりますユースホステル事業会計に八百万円を繰り出したいと考えております。また、中央公園、妙見山公園の整備、管理に要する額をそれぞれ計上いたしました。 つぎに土木費でありますが、道路新設改良費では国庫補助事業の継続事業として計画施行中の山田津慈線の整備を更に推進するとともに、単独事業についても日常生活に密接な関連をもつ路線を重点的に改良と舗装整備を行いたいと考え所要額を計上いたしました。また、対象地区の整備事業も幹線については国、県の補助事業に乗せ、準幹線についても単独事業として財源確保を図りながら優先して実施いたしたいと考えております。河川改良事業では、排水系路の整備をするとともに準用河川については、国庫補助事業として年次計画的に改良いたしたいと考えております。また、昨年来襲しました台風の被害を教訓として排水ポンプに発電機を設置し、停電時にも機能を発揮できるよう改善し、排水効率を高めたいと考え所要額を、又、地区改善施設整備事業として、国の協力を得て旧吉野川への排水系路の整備を行いたいと考え所要額をそれぞれ計上いたしました。 つぎに都市計画費でありますが、継続事業として実施中の高島・三ツ石地区、明神地区及び中水尾地区の区画整理事業につきましては順調に実施されておりますが、本年度も県営事業負担金として所要額を計上いたしました。また、新東浜土地区画整理事業、弁財天・北浜土地区画整理事業には、施行者としての負担金及び繰出金をそれぞれ計上いたしております。街路事業につきましては、国庫補助事業として継続的に実施いたしております岡崎里浦線、立岩里浦線及び、辷岩岡崎線を引き続き施行いたしたいと考えそれぞれ所要額を計上いたしました。なお、岡崎橋の建設につきましては、その工法について建設省と協議を進めており、結論が得られ次第着工いたしたいと考えております。また単独事業につきましては、明神区画整理区域内の幹線道路と国道十一号線との取合道路の建設費を計上いたしました。都市下水路事業につきましては、前段でも申し上げましたように昨年大きな被害を受けました高島地区に都市下水路事業を起し、年次的に排水施設を整備いたしたいと考えておりますが、とりあえず緊急措置として発電機をもつ排水ポンプの増設を行いたいと考え所要額を計上いたしました。なお、快適な市民生活に欠くことのできない公共下水道事業につきましては、昨年度から調査検討中でありますが、本市の大事業でありますので引き続き調査を行いたいと考えております。公園費につきましては、ドイツ村公園のメイン広場の用地購入費及び塩田公園並びに新しい図書館建築地北隣の公園整備に必要な額をそれぞれ計上いたしております。 つぎに消防費でありますが、年次計画的に整備いたしております消防団詰所並びに防火水槽の建設費を、又、最近救急自動車の出動要請が増加いたしておりますので、この際、近代的な装備を備えた救急車の購入を考え所要額を計上いたしました。なお、防災無線整備事業につきましては、国の協力を得られる見込みでありますので、この際、本部と各分団との緊急時の情報伝達を速やかに行い、防災に役立たせたいと考え所要額を計上いたしました。 つぎに教育費でありますが、毎年重点施策として教育施設の改善及び内容の充実に特に力を入れてまいりましたが、本年度も未改築並びに学級増を伴います学校につきましては、速やかに建築したいと考え所要額を計上いたしました。具体的に申し上げますと、島田小学校及び
島田幼稚園を全面的に改築したいと考え三か年の継続事業を起しました。第一小学校については、児童の増加に伴う教室の増築、堀江北小学校のプール建設、第一中学校の継続事業の校舎改築、板東小学校の校庭整備事業費をそれぞれ計上いたしました。市立工業高校につきましては、防音対策工事を本年度も引き続き実施いたしたいと考え所要費を計上いたしております。なお、未整備校につきましては、調査のうえ今後も引き続き重点施策として改善いたす所存でございます。ご理解と今後のご協力をお願い申し上げます。図書館の建築につきましては、前段申し上げましたが、継続事業で実施中の建築費を、又、内容充実につきましては多額を要しますので、年次的に充実を図りたいと考え所要額を計上いたしました。文化会館につきましては、前段にも申し上げましたが、着工いたしましたので第三年次分の所要額を計上いたしました。教育振興のため継続的に整備いたしております教育機器につきましては、学校増改築に適応する所要額を計上いたしました。また、幼稚園、小中学校の給食費のうちパン代の補助につきましては、諸般の情勢を考慮して本年度は限定補助金にいたしました。教員住宅につきましては、昨年度と同程度の建築を考え所要額を計上しました。 つぎに災害復旧費でありますが、昨年の台風十六号及び二十号による農業用施設、公共土木施設等の災害復旧に要する所要額を計上し、速やかに復旧いたしたいと考えております。 つぎに公債費でありますが、過去二か年来、国の積極的な公共投資政策に対応して、極力適債事業を推進してまいりました結果、市債の償還金が漸増いたしております。今後は長期的観点から財政の健全化のための具体的な対策を講じたいと考えております。 つぎに各特別会計並びに企業会計予算についてご説明申し上げます。 まず国民健康保険事業会計でありますが、最近の高齢化社会の進行に伴いまして心臓疾患による特殊疾病が増加し、療養費が増嵩いたしておりますが、税の自然増、繰越金も見込まれますので、一般会計より昨年と同額の一億五千万円を繰り入れ収支の均衡を図りたいと考えております。 つぎにユースホステル事業会計でありますが、昨年十一月宿泊料金を改定し、又、施設の改善等サービスの向上につとめてまいりましたが、一般宿泊施設の増加と生活環境の変遷により宿泊利用者の減少がみられます。義務的経費の支出増もあり、かなりの財源不足となりますので、一般会計より繰り入れを行い運営に支障をきたさないよう配慮いたしました。 つぎに交通災害共済事業会計でありますが、共済加入者を一万五千七百人と見込みその所要額を計上いたしました。今後更に加入率の向上につとめるとともに共済制度を通じ交通安全思想の普及と救済措置を積極的に推進してまいりたいと考えております。 つぎに撫養、立岩及び新東浜並びに弁財天・北浜土地区画整理事業会計でありますが、四事業とも継続費を設定し年次的に事業を推進いたしておりますが、撫養、立岩地区につきましては換地処分に伴います登記事務の委託費等を、新東浜、弁財天・北浜地区につきましては事業推進のための所要額をそれぞれ計上いたしました。 つぎに公設地方卸売市場事業会計につきましては、昨年秋の台風被害等によりまして野菜類を中心に若干の入荷減がありましたが、全般的にその取扱量は順調に推移し事業効果をあげております。しかしながら建設費に係る長期債償還費がピークに達する本年度を中心にここ数年間は財政的にも苦しく、合理的な運営にもかかわらず収支の均衡を図ることは困難であります。市場運営をスムースに実施するため一般会計よりの繰入金で補てんすることといたしております。 つぎに住宅新築資金等貸付事業会計でありますが、同和地区の環境改善を図るため昨年度より実施いたしております住宅新築資金等の貸付けについて、本年度も引き続いて行うためその所要額を、又、今回新設いたします住宅新築資金等地方債償還基金の積立金を計上いたしました。 つぎに光熱水費等支出特別会計でありますが、運輸事業会計を除く各会計の電気、水道及び電話料の支払事務の合理化と予算の集中管理により経費の節減を図るものでありますが、本年度は特に電気、水道料の値上げが予定されておりますので、前年当初に比較して九千三百二十七万一千円増の四億六千二百五十三万六千円となっております。 つぎに企業会計でありますが、農業共済事業会計におきましては、後段ご説明いたしますが条例の改正もございますので、その改正に基づきましてそれぞれ所要額を計上いたしました。 つぎにモーターボート競走事業会計でありますが、本年度の舟券売上げは前年度実績に基づいて一日平均二億五千万円と見込みその所要額を計上し、一般会計へは昨年と同額の四十一億円を繰り出すことといたしております。管理費の中には競艇場周辺の環境整備を促進するため地元対策費、環境整備費をそれぞれ計上いたしました。資本的支出では、フアンサービスの一環といたしまして発売業務の機械化に要する経費と、場内諸施設の改善整備費を、又、前段ご説明申し上げました収益金の県内均てん化対策として総額五億円のうち本年度分一億円の出資金を計上いたしました。 つぎに病院事業会計でありますが、これまでの施設整備により周辺市民の健康管理の拠点として成果をあげておりますが、隣接地域の医療機関の増設により医業収益は伸び悩みの状況にあります。諸経費の増とあいまって収益率の低下が予想されますが営業収支は均衡しております。今後は医療体制と医療機器を整備充実し、地域医療の向上につとめたいと思うものであります。 つぎに水道事業会計でありますが、市内全域に完全給水を行うため過去九回にわたり配水施設の整備拡張を行ってまいりましたが、現在水道普及率も、ほぼ百パーセントに達し、市内全戸に清浄な水を豊富に提供できるようになりました。しかしながら施設拡張に伴います長期債の元利償還金と施設維持費が増嵩し、これが財政上の大きな負担となっております。このまま推移いたしますと大きな欠損が予想されますので先にご了解を得ましたように止むを得ず水道料金を改定し、一般会計からの繰り入れ措置とあわせて収支の均衡を保って行きたいと考えその所要の額を計上いたしました。 つぎに運輸事業会計でありますが、運輸事業本来の収入となる一般乗合部門では毎年利用者が減少し、貸切部門でも遠距離利用者が減少いたしております。このため所要の収入が得られず、国、県及び一般会計からの財政援助なくしては収支の均衡は困難な状態であります。生活路線維持費補助金もなお流動的なため確実な額にとどめましたので、収支差引では欠損金を生ずることとなりました。建設改良費では、中型貸切車一台と、車両の改造費等を計上いたしております。 以上が各会計予算の概要であります。つぎに条例その他の議案についてご説明申し上げます。 まず鳴門市報酬及び費用弁償条例の一部改正でありますが、本市議会議員と市長、助役等の特別職の期末手当につきましては年間を通じての支給率は同率となっておりますが、各支給期ごとの率が異なっており、この際、支給期ごとの率を一本化いたしたいと考えるものであります。 つぎに鳴門市火災予防条例の一部改正でありますが、最近の科学技術の進歩に伴い火を使用する設備及び器具は、その構造が複雑化するとともに機種も多様化してきており、火災予防の視点からその設備、器具ごとに具体的な設置方法等を示す必要性が高まったこと並びに最近のビル火災の事例等にかんがみ合成樹脂類の貯蔵、取り扱いの基準を示す必要性が生じたことから消防庁においては、条例準則の改正を行い、条例改正を行うよう指導がありましたので、本市におきましても今回改正を行うものであります。 つぎに鳴門市
住宅新築資金等地方債償還基金条例についてでありますが、ご案内のように昭和五十四年度から住宅新築資金等の貸付事業を行っておりますが、これら貸付事業に要する市債の償還に必要な財源の確保と、将来の財政の健全な運営を図りたいと考え基金を新設しようとするものであります。 つぎに鳴門市
住宅新築資金等貸付条例の一部改正でありますが、今回の改正は内容の変更はなく条文中の字句を一部修正しようとするものであります。 つぎに鳴門市
同和地区青少年会館条例についてでありますが、同和地区青少年の健全な育成を図り、部落解放への資質と意欲を養うための拠点として同和地区青少年会館を設置いたしたいと考えるものであります。 つぎに鳴門市ねたきり老人等に対する医療費の助成に関する条例の一部改正でありますが、母子家庭の方々の福祉の向上を図るため新年度からこれらの方々に対し医療費の助成を実施いたしたいと考え所要の改正を行うものであります。 つぎに鳴門市
遺児手当支給条例の一部改正でありますが、児童福祉の充実を図るため昭和四十七年より市独自の遺児手当制度を発足させておりますが、今回これら手当額を月額五百円引き上げるとともに所得制限額を六十万円引き上げ三百万円に改正するものであります。 つぎに鳴門市
母子家庭等福祉奨学補助金支給条例の一部改正及び鳴門市奨学金支給条例の一部改正でありますが、新年度において県下高等学校の授業料が引き上げられることになっており、これら奨学金につきましても現行額を五百円引き上げ月額五千円にしようとするものであります。 つぎに
鳴門市立小学校設置条例の一部改正でありますが、島田小学校につきましては、昭和五十五年度から室分校を統合した新しい校舎を瀬戸町中島田字北田三十六番地に移転新築することにいたしておりますが、事務手続き上、今回条例改正を提案したもので、条例の施行期日については昭和五十六年四月一日からといたしております。 つぎに
鳴門市立幼稚園条例の一部改正でありますが、本市の幼稚園の保育料につきましては、昭和五十一年現行額に改定して以来据え置いてまいりましたが、他都市の状況等いろいろと検討いたしました結果、この際、保育料を千円引き上げて月額三千円に改定いたしたいと考えるものであります。 つぎに
鳴門市立鳴門工業高等学校条例の一部改正でありますが、県下高等学校の授業料が新年度から引き上げられることになっており、市立工業高校につきましても県下の高校と同様に改定いたしたいと考えるものであります。 つぎに鳴門市総合運動場条例の一部改正及び
鳴門市民夜間照明施設使用条例の一部改正でありますが、すでにご案内のように近く電気料金の引き上げが予定され現行料金が大巾に増額されることが確実な情勢であります。したがいましてこうした情勢等を踏まえて検討いたしました結果、夜間照明の使用料をそれぞれ五十パーセント引き上げたいと考えるものであります。なお、市営球場の球場使用料については、市民、市民以外のものを問わず同一料金といたしておりましたが、今回これに区分を設け、市民については現行額を据え置き、市民以外のものの利用については料金を引き上げております。 つぎに
鳴門市営住宅条例等の一部改正でありますが、公営住宅法施行令の改正によりまして入居者の入居基準による収入基準の改正と収入超過者の収入基準等の改正がありましたので、これに準じて条例の改正を行うものであります。 つぎに
鳴門勤労者体育センター条例でありますが、先に大桑島に建設をすすめておりました勤労者体育センターが近く完成する予定であり、新年度に入り使用開始となりますので、これに伴い条例を制定し、同センターの名称、位置、使用料等を定めようとするものであります。 つぎに鳴門市農業共済条例の一部改正でありますが、水稲における補償の充実を図るため、現行共済金額を一段階上位へ移行するための改正を行うものであります。 つぎに昭和五十五年度鳴門市農業共済事業の事務費賦課についてでありますが、農業共済条例の規定に基づき毎会計年度共済事業を行うために必要な事務費の賦課につきましては、議会の議決を経て定めることになっておりますので本案を提出したものであります。 つぎに市道路線の認定、変更及び廃止についてでありますが、今回提出いたしましたのは、開発行為による寄附のあったもの等認定二十五、変更五、廃止三の計三十三路線であります。 以上で提案理由のご説明を終わります。なお、詳細につきましては、ご審議を通じてその都度くわしくご説明申し上げたいと思いますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ──────────────────────────────────
△日程第六 請願・陳情書の処理
○副議長(芝野彰君) 日程第六 請願・陳情書の処理を議題といたします。 お諮りいたします。 本件については、会議規則第百三十七条の規定によりお手許へ配布の請願・陳情文書表のとおり、空港対策特別委員会に付託いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ご異議なしと認めます。 よって本件については、空港対策特別委員会に付託することに決しました。 以上をもって本日の議事日程はすべて議了しました。 おはかりいたします。 議事の都合により明三月七日から三月九日までの三日間は休会いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶものあり〕 ご異議なしと認めます。 よって三月七日から三月九日までの三日間は休会とすることに決しました。 次回は、三月十日午後一時より再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午後 二時五十一分 散会...