長門市議会 > 2009-09-08 >
09月08日-03号

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  1. 長門市議会 2009-09-08
    09月08日-03号


    取得元: 長門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    平成 21年 9月定例会(第3回)───────────────────────────────────────────平成21年 9月(定例)長 門 市 議 会 会 議 録(第3日)                             平成21年9月8日(火曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号)                      平成21年9月8日(火) 午前9時30分開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────出席議員(20名)1番 重村 法弘君       2番 重廣 正美君3番 三村 建治君       4番 長尾  実君5番 先野 正宏君       6番 山根 勇治君7番 武田 新二君       8番 三輪  徹君9番 岡﨑  巧君       10番 大下 和政君11番 谷川 雅之君       12番 阿波 昌子君13番 林  哲也君       14番 大草 博輝君15番 田村 哲郎君       16番 新谷  勇君17番 金﨑 修三君       18番 岡野 正基君19番 今津 一正君       20番 松永 亘弘君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局  長 西岡 隆雄君       次  長 橋本 和則君次長補佐 平川慎太郎君       係  長 宮本 啓治君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 …………………… 南野 京右君  教育長 ………………… 江原 健二君企画総務部長 ………… 山口 雅道君  市民福祉部長 ………… 宍村 龍夫君経済振興部長 ………… 繁澤 裕司君  建設部長 ……………… 山本 正人君会計管理者 …………… 岩崎 伸広君  教育次長 ……………… 藤野 義久君消防本部消防長 ……… 大林 育美君  審議監 ………………… 本山 義雄君三隅支所長 …………… 山田 保則君  日置支所長 …………… 中尾  努君油谷支所長 …………… 南野  新君  企画政策課長 ………… 松尾  要君秘書広報課長 ………… 檜垣 正男君  総務課長 ……………… 永井 武司君財政課長 ……………… 磯部 則行君  税務課長 ……………… 河野 広行君国体推進課長 ………… 上田 達男君  市民課長 ……………… 山中志津子君生活環境課長 ………… 荒川 孝治君  高齢障害課長 ………… 仲野 修史君地域福祉課長 ………… 中原 康博君  健康増進課長 ………… 中野 義三君商工観光課長 ………… 重原 敏男君  農林課長 ……………… 浴田 和拓君水産課長 ……………… 高橋 憲幸君  都市建設課長 ………… 津室  猛君下水道課長 …………… 金子 憲司君  水道課長 ……………… 上田 哲也君消防次長 ……………… 篠原 和男君  警防課長 ……………… 松野 光成君教育総務課長 ………… 石田 哲也君  学校教育課長 ………… 芝田 秀樹君生涯学習スポーツ振興課長 ……………………………………………… 坂倉 誠治君選管事務局長 ………… 五十嵐 徹君  監査委員 ……………… 鐘崎 英二君監査事務局長 ………… 行實 信一君  農業委員会会長 ……… 脇坂 泰行君農委事務局長 ………… 上野 博美君  総務課長補佐 ………… 藤田 一保君──────────────────────────────午前9時30分開議 ○議長(松永亘弘君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(松永亘弘君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第76条の規定により、長尾実君及び先野正宏君を指名します。 一般質問に入ります前に、南野市長から発言の申し出がありますので、これを許可します。南野市長。 ◎市長(南野京右君) おはようございます。けさ7時過ぎに、日置地区の今岬沖合において、漁船同士の衝突事故が発生しました。詳しくは消防長から報告させます。 ◎消防本部消防長(大林育美君) 皆さんおはようございます。今、市長のほうから御報告がございましたように、概要につきまして少し御報告をさせて頂きます。 海上交通事故の発生ということで、漁船同士が衝突をして、乗務員の方1人が今行方不明になっております。事故発生は6時20分頃ではないかというふうに推定されておりますけれども、事故の概要でございますが、場所は今岬沖合700から800メートルの海上でございます。県漁協湊支店及び黄波戸支店所属の漁船同士の衝突で、黄波戸支店の漁船が転覆、乗務員1名が行方不明になっているということでございます。 現在、関係機関の対応と致しましては、仙崎海上保安部の船舶及び県漁協黄波戸支店並びに湊支店所属の漁船約23隻で現場海域一帯の行方不明者の捜索を実施しております。また、海上保安部のほうでは、救難ヘリも出動することになっております。 消防本部の対応と致しましては、情報収集のために黄波戸漁協、それから湊漁協、それぞれに職員を現在派遣をしておりまして、情報収集に当たっております。また、空から捜索のために県の防災ヘリの出動要請をしているところでございます。 以上、簡単でございますが、事故の報告をさせて頂きます。失礼致しました。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(松永亘弘君) それでは、これより昨日に続き一般質問を行います。 順次質問を許可します。重廣正美君。〔2番 重廣正美君登壇〕 ◆2番(重廣正美君) 皆さんおはようございます。私は、大河内湯本の重廣正美でございます。去る4月の選挙におきまして、皆様方の多くの支持を頂き、本当にありがとうございました。この場に立たせて頂き、約5カ月が経過しようとしております。色々な経験、勉強をさせてもらっております。これからもたくさん色んなことを学んでいき、精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。 それでは2日目の一般質問、1番目として質問させて頂きます。市長様には明快な御答弁をよろしくお願い致します。 まず、1件目でございますが、生涯スポーツについて。 現在の市民のスポーツへの取り組み状況を市長がどのように把握されているか。そして、健康とスポーツの関係について。また、滝ノ下ございますが、あれをスポーツ施設としての利用について、この3点をお聞きしたいと思います。 壇上からは以上でございます。これからの質問は発言席にてさせて頂きます。よろしくお願い致します。〔2番 重廣正美君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、重廣議員の生涯スポーツについての御質問にお答え申し上げます。 1点目の市民のスポーツへの取り組み状況と認識についてのお尋ねでございますが、まず、市民スポーツへの取り組みにつきましては、長門市体育協会や体育協会加盟団体或いは地域のスポーツ愛好会スポーツ振興会や、総合型地域スポーツクラブを核にした各スポーツ団体を主体とするスポーツ行事への参加があります。昨年の例では、体育協会主催の市民駅伝におきましては、110チーム、959名の選手が参加され、またスポーツフェスティバルにおいては、260名の参加があり、その他にも市民ハイキング、青海島健康マラソン大会グラウンドゴルフ選手権大会など、多くの市民の皆様に参加して頂いております。また、2,400人余りの方が、体育協会加盟の各競技団体に登録をされ、各種大会が開催され、スポーツ愛好家の方々を中心に参加されております。 更に、各地域のスポーツ振興会が中心となり、体育祭やソフトボール大会バレーボール大会等のイベントが開催され、地域の方々の参加を得ているところであります。 一方、行政としての生涯スポーツの推進の取り組みとしましては、市内の公共スポーツ施設や学校の体育施設を開放し利用して頂き、多くの市民の皆様が体力、年齢に合わせ、いつでもどこでも気楽にスポーツを楽しまれている状況があります。平成20年度では、学校の体育施設を延べ7万9,000人余りの方々が利用されております。また、朝夕、一人でまた複数人で、歩道やグラウンド等をウオーキング、ランニングされている方々を多く見かけます。 こうした状況を考えますと、本市の市民のスポーツへの参加意欲、意識は高いものがあると認識しております。 スポーツへの参加は、健康づくりのみでなく、地域住民のコミュニケーションの場でもあり、今後も生涯スポーツの推進、拡大に努めて参りたいと思っております。 2点目の健康とスポーツの関係についてのお尋ねでございますが、平成19年3月に策定した長門市総合計画においては、長門市の将来都市像を活力ある健康保養のまちとし、健康をキーワードとしております。目指す方向としては、地域資源をみんなの健康な暮らしに生かしていこうとするものであります。また、同時期に策定した長門市健康増進計画においては、若いときから健康づくり意識を持ち、生活習慣病を予防することを目的としての取り組み等を行っていく旨を表明しております。 健康づくりとスポーツを結びつけた取り組みとして、毎年健康の集いを開催しているところですが、気楽に取り組めるスポーツとして、ウオーキングの普及を図っているところであり、市長部局と市の教育委員会部局、そして関係団体が連携して実施しているところであります。 市民の健康づくりを推進するためには、一人一人が日常生活の中で、僅かな時間であっても体を動かすこと、色々なスポーツへの参加が重要であります。これからも、市民の皆様に気楽に健康づくりに参加できる場を提供していくとともに、健康を維持するための食生活改善、適度な運動の啓発を行っていきたいと考えております。 3点目の滝ノ下の利用についてのお尋ねでございますが、国道191号と316号を結ぶ県道下関長門線、通称近松みすゞ道路沿いにあります滝ノ下の市所有地につきましては、当初、野外スポーツの拠点施設として、仮称長門スポーツ交流パークを整備する目的で、平成5年度から平成8年度にかけて、土地開発基金を活用し、約1.1ヘクタールの国有地及び県有地の払い下げを受けるとともに、約5.5ヘクタールの民有地の先行取得を行ったものであります。 また、造成の一端として、平成6年度から平成12年度まで、公共残土処理場として残土約37万立方メートルを受け入れ仮造成を完了したところであります。 この間、平成9年度には野球場をメイン施設とした基本構想を策定し、また、平成11年度に策定した長門市緑の基本計画においては、水と緑のネットワークの拠点施設としての緑化重点地区に指定し、更に平成13年度には基本構想に基づき、市民の憩いと交流の場、スポーツ、レクリエーションの場として、面積約8.9ヘクタール、総事業費約30億円による仮称滝ノ下スポーツ公園の基本計画を策定したところであります。その後の必要な手続であります都市公園としての都市計画の決定や事業認可の取得、実施設計等のスケジュールを定め準備を進めていたところでありますが、1市3町の合併協議も進む中、また長門市総合公園整備事業も実施中であったことから、並行した大型公園の整備は財政負担が大きいため、事業着手に向けた取り組みを一時見合わせ、今日に至っております。 現在、県におきまして、平成22年度を目標に、都市計画区域マスタープランの見直し作業を行っており、それを受け、本市においても、都市計画マスタープランの策定を予定しております。 お尋ねの滝ノ下の利用につきましては、この策定予定の長門市都市計画マスタープランの中で、合併により変化が生じた公園整備のあり方も含め、市民ニーズの把握や、スポーツ関係団体からの意見聴取も行いながら、公園としての規模、施設内容等を再検討し、その上で市の財政状況の推移を見ながら取り組んで参りたいと考えております。 なお、現在の用地利用としては、崩ノ河内(つえのごうち)ため池の改修事業に伴う堤体土の仮置場として平成23年3月まで活用することとしております。 以上で1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) ありがとうございました。生涯スポーツ、あえて私はこの場で生涯スポーツというふうに名前を出させて頂くわけでございますが、生涯スポーツの定義、調べましたところ、遊びやレクリエーション、そしてプロとしての競技スポーツの間にあるスポーツを全て生涯スポーツというふうにあります。私はまさにそのとおりだと思います。つまり、休日や余暇を利用して、体力づくりとしてやっておられる方、ウオーキングやジョギングなど、そしてまた、県大会、全国大会へと繋がる競技を一生懸命やっておられる方など、市の体育協会に登録されている団体全てに当たると考えております。 本年度の体育協会への加盟団体は、協会数が12協会、84チーム、1,491名です。そして連盟数が6連盟、42チーム、1,102名、合計で2,593という数字になります。この中には、複数チーム登録されている方もおられますから、約1,500名強の方が余暇を利用して体を鍛えておられるといっても過言ではないと思います。 また、スポーツ振興会として、先程も言われましたが、通、仙崎、深川、俵山、三隅、日置、油谷の7団体がそれぞれ年間を通して各行事、競技会を開催されております。また、小学生のスポーツ少年団に当たりましては、35団体で、153名もの指導者の方が、742名の児童の方を指導しておられます。 このように、多くの市民が体を鍛えて楽しんでおられる現状でございますが、私は市としても、もっと場所の提供、先程言われましたが、財政的な面の援助を盛り上げて頂きたいと思うのですが、市長いかがでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 確かにたくさんのスポーツを愛好する方々或いは団体、少年に至るまでの団体、場所の確保に大変なことであろうかと思いますが、今新たに場所を提供すると申し上げるには、滝ノ下も少し整地すれば使えるかなと思っておりますが、詳しくは課長から報告させます。 ○議長(松永亘弘君) 坂倉生涯学習スポーツ振興課長。 ◎生涯学習スポーツ振興課長(坂倉誠治君) スポーツ施設として利用できております施設でございますが、先程答弁の中にありました学校施設の開放をしております体育館で24体育館がございます。その他としまして三隅トレーニングセンター、それから上地区健康管理センター等、それから日置のB&G、それから学校のほうの廃校となっております体育施設として、各地区に、例えば文洋の体育館とか、川尻の体育館、そういった体育館が全体で7程ございます。それ以外にもうちのスポーツ施設条例以外で、例えば大河内のトレーニングセンター、これは別の条例で定めております。それからルネッサの総合体育館、それも当たるんじゃないかなと思っております。 大体そのぐらいが施設になります。それから、各学校のグラウンドにつきましても、当然、学校施設の開放として市民に広く開放しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) ありがとうございます。 それでは、スポーツと健康に関してなんですが、多くの市民の方が、何を目的として楽しんでおられるか。スポ少に当たっては、友達との関係や、将来の大きな夢、そして社会に出て生計を営んでおられる方は、本当にスポーツが好きで、勝敗にもこだわりながら、そして最終目標は自分自身の体力づくりだと、これを目標に楽しんでおられると思っております。 そこで市長、長門市を元気にとか、活力をとかよく申し上げますが、そのためにも、各行事や観光面での集客などで、経済的また文化的な盛り上がりはもちろんなのですが、その前に、市民一人一人がまず健康でなければならない。昔からよく体が資本とか申します。今、70歳以上の方の医療費、ちょっと調べさせて頂いたんですが、萩市、下関市、美祢市に比べて長門市が一番高いです。そのあたりも踏まえて、若いころからスポーツを通して、体をつくって、健康でなければいけないと私は思うのですが、市長の意見を聞きたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。
    ◎市長(南野京右君) お答えします。 重廣さん言われるのももっともな話です。医療費が今3市に比較してうちが一番高いということでございますが、健康増進課におきましても、市民の健康づくりについては精一杯努力を致しておりますし、これからも色んなメニューを検討しながら、市民が皆元気になる施策を考えて参りたいと思っています。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) 是非よろしくお願いしたいと思います。 それから、先程答弁にもありました滝ノ下、昔の残土捨て場の件でございますが、22年度までに計画を立てて、その中に盛り込んでいくというお話でございました。 今、土砂を置いておられます。重機等が出入りして、今あそこは何ができるんかと。よく市民の方から素朴な質問がございます。私も知っている限りの説明はするんですが、とにかく広い土地を早急に第2総合公園として利用して頂けたらなと私は思っております。 それと、今、近松みすゞ道路からはちょっと見えないんですが、せせらぎ水路という用水路がつくってあります。現在、それは受益者が58戸、そして下流には20ヘクタールもの水田を賄う大切な水路でございます。そして下流には、市長も御存じだとは思うんですが、長門市の文化財でもあります国近久助翁がつくられました5年かけて1人で掘ったという岩穴もございます。こういうのも子供達への地域の社会教育に非常に役に立つものではないかと私は考えております。そして、整備された水路の周辺には、ちょっと手を加えれば立派なジョギングコースウオーキングコース、簡単にできる状態にまで県のほうでして頂いておると思います。 今ウオーキングは、よくまちで見かけるんですが、歩道等で歩くと、ちょっと恥ずかしい。恥ずかしいから湯本地区の方でも、車に乗って三隅のふれあいパーク、あそこまで行って、1時間程汗を流して、また帰ってくる。そういう方も結構よく耳にするんですが、近くにウオーキングコースでもあれば、利用したいなという市民の方がたくさんおられます。 そして、先程スポーツ団体の人数を述べさせて頂きましたが、特にソフトボール、野球、屋外競技、それを楽しんでおられる方が1,200名おられます。その1,200名、ほとんどの方は、やはり長門市にも是非球場が欲しいなと、これはもうずっと昔から言われてきたことは市長もお耳に入っていると思いますが、特に若い方なんです。私どももやっておりましたが、もう年ですので余り参加はできませんけど、とにかく若い方の気持ちを大事にしてあげて頂きたいと。屋内競技のほうは、長門市総合体育館という立派なものがございます。是非、他市にも誇れるような長門市民球場なるものを建設して頂きたいと思うのですが、市長の意見を伺いたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 健康づくりのためのウオーキング、やはりこれから市内を点検して、ジョギングコースウオーキングコースを再確認して、整備して、そしてコースになればコースにするというので、もっと広くそういったコースにつきましても考えて参りたいと思います。 野球場でございますが、私も長く市会議員をやっておりました。歴代の市長さんが野球場構想を上げておられましたが、今日まで実現できません。残念ですけど、13市のうちで、公認球場がないのは長門市だけです。萩市に至っては2つ目の球場ができております。本来なら、もう既にできておったことも想像されるわけでございますが、先程も申し上げましたように、現在の長門市の財政状況を考えながら、野球場の建設については、やはり前向きに考えていかなきゃならない施設だと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) 是非市民の健康増進と若者の定住の一環として、早急に考えて頂きたいと、このように思います。それでできることであれば、屋外スポーツ施設と、昨日谷川議員のほうから言われました道の駅等を市長さんの好きな言葉、共同設置として考えて頂くと。こういうことも是非お願いしたいと思っております。 スポーツの関連の質問の最後に、23年度に開催されます山口国体、長門市では空手、ラグビー、自転車レース、そしてエキシビションとしてシーカヤック、このような競技が行われると聞いております。是非、運営に当たり、市の職員だけでなく、市民のボランティアの皆様方の応援、御協力をよろしくお願い致しまして、そして国体の大成功を心よりお祈り致します。 続きまして、第2の質問に入らせて頂きます。 2番目ですが、人事評価システムについて、平成19年度より試行的に行われていると聞いておりますが、これまでの展開の経過と、今後の目標について、またその業務評価を、市民への公表をお考えなのかどうなのかということを市長さんに見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 人事評価は、住民に対しよりよい行政サービスを提供するため、職員一人一人が能力を最大限に引き出し、活用し、自治体の組織強化を図ろうとするものであります。 御案内のとおり、国家公務員においては法改正がなされ、人事評価が本年度から本格実施されておりますが、国家公務員法では、人事評価制度を任用、給与、分限、その他人事管理の基礎とするために、職員がその職務を遂行するに当たり、発揮した能力及び上げた業績を把握した上で行われる勤務成績の評価と定義されています。地方公務員の改正案においても、同様の内容が盛り込まれており、継続審議となっております。 さて、本市での人事評価の取り組みでありますが、集中改革プランにおいて、人材育成システムの確立の観点から、人事評価制度を導入することをあげ、平成19年度から試行という形で開始したところであります。 平成19年度は課長及び主幹を評価される人、いわゆる被評価者とし、平成20年度からはこれに課長補佐級を加えたところであります。この制度の成功の可否は、職員の制度への理解、納得が必要であり、本年度もこの制度の理解度を深めるため、被評価者の範囲は据え置き実施しているところであります。 この制度の今後の計画としては、試行を続ける中で、順次対象範囲を広げ、平成24年度からは、職員全体を対象に本格導入していきたいと考えております。 次に、この制度の内容でありますが、主に能力を評価する人事評価シートと、業績の達成度合いを評価する業績評価シートの2種類からなっており、このうち人事評価シートの項目は、人材育成基本方針に定める、求められる職員像に照らし設定してあります。これらシートは、6カ月間の評価期間を終えた後に、被評価者自らが自己評価を行った後に、上司である課長、部長、副市長、教育長等が評価を行い、最終評価者の評価を本人に返す形をとっております。本人へフィードバックさせる理由は、自分の能力を知り、知識や情報の必要性に気づかせ、それによって、自らの自発的行動による学習に結びつける狙いがあります。 また、評価によって、自らの成長を実感させる、そのことによって、更に頑張ろうという気持ちを持たせる狙いもあります。この制度の本格導入に向け、より職員の納得が得られるよう、見直し等を進めていこうと考えております。 次に、評価を市民に公表してはどうかとのお尋ねでございますが、人事評価は職務についての実績と能力を考察するものであり、人格や人間の価値や優劣を評価するものではありません。このため、本人に対する開示は確保する制度としていますが、市民への公表は考えておりません。 以上で答弁を終わります。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) ありがとうございました。 それでは、今、市民への公表は今のところは考えておられないと、このように言われました。 このシステムは、長門市の人材育成基本方針を受けて試行されているものだと伺いました。私は感じますところ、私が嫌いなのかどうか分かりませんが、朝、市の職員さんにおはようございますと言っても、あいさつが返ってこないと。そういう方も数名おられます。僅かではございますが。人間としての基本だと思うのですが、このシステムを利用して頂きまして、平成24年には全職員へ広げたいと、今このように答弁頂きましたが、行政執行役として、意識の改革、そして職員の質の向上のためにも、是非全職員に広げるというのは、早急に行って頂きたいと、このように思います。 また、外部への公表も、上手に個人名を出したり、そうするのではなくて、全体的な評価としての公表は、考え方によってはできるんでないかと思っておりますので、市民の皆様がどのように思っておられるか、小さいところを見ながら、色んなことを考えておられると思いますので、是非上手な公表の仕方を検討して頂きたいと、このように思っております。 また、今自己評価とともに、各部長さんが評価されていると。最終的には、副市長、おられませんけど、そういうシステムなっておりますが、外部の方が入られて、その中に、外部評価ということを考えておられるかどうかといことをお伺いしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 永井総務課長。 ◎総務課長(永井武司君) おはようございます。それでは、私から回答をさせて頂きます。 人事評価は、仕事の健康診断といいますか、そういうものでございますので、上司なりがその職員の日頃の行動なりを評価していくものでございます。従って、外部評価といいますと、例えば以前、窓口アンケートとか行っておりまして、そういった部分での評価の公表はしておりますけれども、それぞれの個人の、職員個人の日頃の仕事のありようといいますか、そういったものを評価する、人事評価については、外部評価というものは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) 中々今のところ公表はできない。外部評価は今のところ考えていない。とにかく行政の透明性、確かに健康診断的なことでやっておられるというふうに伺いましたが、もっともっと市民の方に分かって頂くためには、今言いました公表等、外部評価制度等も取り入れて頂くことを前向きに考えて頂きたいと、このように思っております。 それでは、3番目の最後の質問をさせて頂きます。 自然災害に対する対策、昨日、新谷議員と重複した部分があるとは思いますが、よろしくお願い致します。 まず、7月の21日、集中豪雨、最近ではゲリラ豪雨という言葉を使いますが、におきまして、多くの災害に遭われた市民の皆様方には心よりお見舞いを申し上げます。全県におきましても、防府市、山口市を中心に、多くの生命、財産が失われました。これから、台風シーズンに入っていくわけでございますが、緊急時における市の対策、処置をお伺いしたいと思います。 また、危険予想区域等、地区の今後の対策について、よろしくお願い致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 初日の新谷議員への答弁と重なる部分があることを、まずお断りを申し上げます。 自然災害には、暴風雨、豪雨、降雪、洪水、高潮、地震、津波などがあります。これへの対応でありますが、本市においては、長門市防災計画、長門市職員防災マニュアルを作成しており、これにより緊急時の対応をとることとしております。 気象庁からの注意報、警報及び地震発生情報を受けて、その内容に応じ、第1警戒体制から第4警戒体制まで、並びに災害対策本部体制の5段階の体制をとることとしております。 さて、緊急時の対策と処置についてのお尋ねでありますが、自治体としては、住民の生命、財産を守る役割を果たすことを第一に考え、対策と処置を講じていく必要があります。 まず、情報を収集し、これを整理して参ります。情報としては、県土木防災情報システム等からの気象情報、観測情報、また現地等からの情報を収集します。次に、住民からの被災情報を本庁、支所、消防本部で受け、現地を確認するとともに、土のう等を積み上げるなどして、被災防止の対応を行って参ります。 一方、行政等からの情報伝達にあっては、市の広報車、消防本部或いは消防団を通じての広報と、ほっちゃテレビ、FMアクアなどを含むマスコミを通じた周知を行うこととしております。 また、三隅、日置、油谷地区においては、告知端末機を利用した緊急放送も実施します。 ちなみに、7月21日の大雨の際には、三隅支所から三隅川の水位等について、告知端末機を利用した放送をしたところであります。 情報の収集と伝達については、住民の生命、財産を守るため、災害の種類に応じて、的確な判断のもと実施して参ります。 次に、危険予想区域への今後の対応についてのお尋ねでございますが、県は急傾斜地の崩壊が発生した場合に、住民等の生命または身体に危害が生じる恐れがあると認められる区域を、土砂災害警戒区域として指定しております。市内においては、急傾斜地の崩壊危険箇所として、888カ所、土石流の危険箇所として630カ所、地すべり危険箇所として77カ所、計1,595カ所が指定されております。また、危険ため池として21カ所が指定されています。 これら危険箇所への災害防止工事を完了するには、多くの予算と時間が必要な状況にあります。このため事前に危険箇所を認識し、また、いざというときのための避難所を確認して頂く必要があるため、今年2月、各自治会に2部ずつ、長門地区、三隅地区、日置地区及び油谷地区毎の土砂災害警戒区域設定箇所一覧図を配付するとともに、毎年広報6月号及び9月号で、災害対策に向けた啓発を行っているところであります。 また、河川の氾濫、洪水対策として、ハザードマップづくりを県機関の協力のもと、地元住民の方々の意見も踏まえながら、作成してきております。昨年度までに木屋川、掛淵川、大坊川、泉川、三隅川の洪水ハザードマップを作成し、区域の各戸に配付し、洪水への備えを呼びかけているところであります。本年度、深川川について作成を進めていくつもりであります。 市民の皆様には、日頃からの備えとして、身近にある土砂災害等、危険箇所の把握、避難場所の確認をされるとともに、大雨、長雨で危険を感じられたら、避難勧告を待たれず、早目の自主避難をお願いしたいと思います。また、その際は地域の輪で、人の輪で、声を掛け合いながら、お互い助け合いながら、安全を図って頂けたらと思います。市としましても、情報の伝達や避難所については最大限の対応をして参ります。 以上で答弁を終わります。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) ありがとうございました。緊急時における対策と処置、これは昨日伺いましたので余り質問は致しませんが、ただ、危険予知区域の対策でございますが、今、ハザードマップ等つくられて、市民の方へここが危ない、あそこは危険ですよというふうに呼びかけておられると。それは確かに大事なことでございます。ただ、今、危険箇所に対する土木工事等を今なされているかどうか、伺いたいんですが。市としてです。 ○議長(松永亘弘君) 山本建設部長。 ◎建設部長(山本正人君) お答えします。 県事業として、今、市内各地でそういった急傾斜事業等を今取り組んでおるところでございます。ちなみに、今年度の長門市の県事業、土砂災害等の砂防等の事業費として、約6億8,000万円程度を県事業として予算が計上されているところでございます。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) ありがとうございます。県のほうがして頂くというのはよく分かるんですが、小さいところ、目につくところはたくさんあると思うんです。そのあたりをもっと調べて頂きまして、市のほうでも、小さい堰堤のようなものとか、ちょっとした防護柵を持った擁壁とか、そういうのが要望等で出ておるのであれば、早目、早目に、とにかく地図をつくって、赤い線、青い線を引いて、ここが危ないですよというのは、見やすいんです。災害が起きて、ほら、やっぱり起きたろうがやということではいけんと思うんです。事前に行政の責任として、調べて、できることは予防していく。そういう事業を是非進めていって頂きたいと思うのですが、市長さんいかがでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 重廣議員おっしゃるとおりです。やはり、日頃の備えが大事でございます。災害がやってきたときに、後悔するじゃいけません。災害に備えて万全を期して参りたいと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 重廣正美君。 ◆2番(重廣正美君) ありがとうございました。是非、早急に事業着手をお願いしたいと思います。 それでは、私が本日質問させて頂きましたことは、市民の心からの願いでございます。住みよいふるさと長門市づくりのために、どうか速やかな事業着手に努めて頂くことをお願い申し上げまして、質問を終わらせて頂きます。どうもありがとうございました。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩致します。次は10時20分から再開致します。午前10時12分休憩………………………………………………………………………………午前10時20分開議 ○議長(松永亘弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先野正宏君。〔5番 先野正宏君登壇〕 ◆5番(先野正宏君) 皆さんおはようございます。公明党の先野でございます。傍聴の皆様におきましては、朝早くより御苦労さまでございます。 それでは、通告に従い2問質問致しますので、市長の明快な御答弁をよろしくお願い致します。 まず初めに、少子化対策について。市長は、施政方針の中で、次世代育成支援計画に基づき、子育て支援に取り組んでいくと言っておられるが、具体的な子育て支援について、どのようなメニューをお考えか、お尋ね致します。 壇上での質問は以上でありますが、次の質問からは質問席のほうからさせて頂きます。〔5番 先野正宏君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、先野議員の少子化対策についての御質問にお答え申し上げます。 少子化は本市だけの問題ではなく、日本全体の社会の問題となっております。将来の社会を担う子供達を健全に育成するということは、本市におきましても重要な課題であります。この問題に対応するため、次世代育成支援行動計画を策定し、計画に基づいて子育て支援のための数々の施策を実施しているところであります。 特に、本市における子育ての支援策は、他市と比べてかなり充実していると思っています。 具体的な施策でありますが、まず、保育園につきましては、現在市内では公立の保育園が10園と私立の保育園が1園ありますが、その保育料は、県下では比較的安い水準のものとしております。 また、乳幼児を対象とした福祉医療制度がありますが、本市では、全額公費負担を継続し、個人負担はないようにしているところであります。 次に、子育て支援センターの設置でありますが、現在、市内では公設のセンターが4カ所、私設のセンターが3カ所。子育ての相談を受けたり、仲間づくりの支援をしております。私設のセンターに対しても助成を行っているところであります。 また、小学校の空き教室を利用して、放課後児童クラブを5カ所で、放課後子供教室を2カ所で開いて対応をしております。更に、ファミリーサポートセンターを開設して、子育て世代の保護者の利便を図っているところであります。その他、チャイルドシートの購入費補助や一時保育、病児保育、ショートステイといった支援策を実施しているところでありますが、今後も施策の充実を図り、また改善すべきところは改善しながら、子育て支援に取り組んで参りたいと考えております。 以上で、1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 改善できるとこは改善していくという話だったと思います。他市に比べて長門市は少子化対策が進んでいるほうだと思うていうような答弁だったとは思うんですが、私の友人の子供さんが油谷に住んでおられます。その方にお会いしたときに、今子供が2人いて、次の子供を産みたいけど、経済的な支援というのがもっとあれば長門市にもっといたいような話、そういう話を聞いたこともあるわけです。 今、子供を育てるのに、公明党としてしっかりとした児童手当や色んな育児に関する部分というのは、私達公明党しっかりやっていると思います。しかしながら、今回大変なことになりまして、野党になってしまう恐れがある。その中でもやっぱり少子化対策はしっかり充実をしていきたい、私はこう思うわけでございますが、そこで、今も他市と比べて充実を、長門市の少子化対策はしているというような話でございましたが、私色んな質問を今までさして、少子化対策で致しましたが、放課後子供プランとかは、俵山も実施がすぐできておりますが、質問をさして頂いて。 私が思うのは、長門の少子化対策については、国の政策ていうか県の政策、そういう部分がおりてきたものが多い、こういうふうに感じるところがあるわけです。長門市独自の政策ていうか目玉がない、こういうことをいつも皆さん、ほかの議員さんも少子化対策の中で言われたと思うんですが、18年9月の定例会の質問で、経済的負担の軽減策として多子世帯保育軽減事業のことを言った覚えがあります。これがずっと実現していない一つの僕のこれで3回目に多分なると思うんですが、そのことについて少しお話しをさせて頂きます。 皆さん御存じのように、長門市は所得制限が4万円未満は全額と、それ以上は半額の助成をしている。保育園に2人以上同時入所した場合、2人目の保育料は半額、3人目以降の保育料は無料ということになっております。これも県や国の事業の対策であります。3人保育園に同時入所する場合のみ、年長、年中、年少で、保育園に入るのはほとんどない政策だと私は思っております。 そこで担当課で調べて頂きましたが、多子世帯保育軽減事業に入らない3人目の子供さんが保育園にいる方、それが89人いらっしゃるそうです。1人目が小学生、3年生です。私が言うのはです。2人目が小学1年、3人目が保育園の場合、3人目が無料ということです。また、1人目が中学生で、2人目が小学生、3人目を無料にしてほしいというふうに思うわけです。 保育園にいる方の多子世帯保育軽減事業に入らない3人目の子供さん全てを保育料無料にすると、89人で年間1,539万円もかかると、これを無料にしてほしいと私はずっと言よったんですけども、かなり予算的に今財政的な部分で苦しいということもありまして、5分の1の300万円の市の助成ていうのを是非市長に考えてほしいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 子供に対する手当については、民主党さんが公約なさっておりまして、今後どのような結果が出るか私も注目しておるところでございますが、今お尋ねの、先野議員さんのお尋ねの案件でございますが、担当部長とも5分の1の補助について、これから前向きに考えていこうという話はしております。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 僕はできないと言われるかと思って、この質問一番これが重点の問題であったんで、もう本当言うたらもうやめますていう。言うたら早う終わるですけど、もう1点だけお聞きをします。今、前向きに検討するというお話しでしたので。予算的に、全体的に考えてみれば、300万円ていう額は出せない額ではないんではないかなと思います。是非よろしくお願いします。 合併による調整の際に、1市3町で最も低い額に合わせている。これ市長の答弁の中にも少しあったように思うんですが、これも一つの少子化対策ではあります。長門市次世代育成支援計画、19年度進捗状況の中に、「県下でも最も低い保育料となっているので、財政状況を考慮しながら適正な保育料を検討する」というふうに書いてあったんです。これというのは、保育料がいずれは上がる可能性があるということなんですか、どうなんですか。 ○議長(松永亘弘君) 中原地域福祉課長。 ◎地域福祉課長(中原康博君) おはようございます。地域福祉課長でございます。 今の保育料の問題ですけども、現在の保育料は国の階層区分というのがございまして、所得の高い人から安い人に向けて7つの段階に分けて保育料が決まっております。長門市の保育料は比較的安いと申し上げますのは、県下の保育料を全部うちは調べておりますけども、ほとんど他市の保育料に比べて、部分的に階層にもよりますけども、ほとんど半額近い状況になっております。 例年その保育料を私どもの課のほうで決めるんですが、比較的所得が高い人と所得が低い人が保育料の差が小そうございます。だからたくさん収入がある人が比較的安い保育料に設定されております。そのあたりを今うちのほうの課では、まだ内部協議が全部済んでおりませんので発表しませんけども、来年度あたりから保育料を若干見直しをさせて頂きたいということは考えております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) せっかく市長が5分の1助成するよて言うても、ここが上がりゃ余り意味ないかなとは思うんですけど、6階層と7階層については、3歳未満時については5,000円違います。3歳児については1,000円しか変わらないんです、階層によって、今言われた、課長が言われたお金の額ていうのは余り変わってません。そこを改定するというような今話をされたんですけど、僕も次世代育成支援計画の調査の中で、子育て支援計画の充実にはどのような支援が望ましいかという中で、保育所や幼稚園にかかる費用負担を減免してほしいが一番多かったんです。調査対象人数が1,512人の中で、費用負担の軽減が482人のトップでしたから、そこについてはなるべく抑えるような方向性に考えてほしいと私は思っております。 妊婦健康診査について次に話をさせて頂きますが、これ妊婦健康診査は、21年4月から14回になっております、国の助成によって。これも公明党がやった政策です。しかしながら、国から財源措置は21年から22年までで、23年からは国の財源がないと難しいと思うと。23年も14回になるよう市長から国への要望ていうか、お願いをされたということをお聞きしたんですが、事実ですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 実は8月の日にちは確認してませんけど、下旬、山口で市長会が開催されましたときに、本市の提出議案として23年度以降も国の補助を求めるということを市長会に提出致しました。皆様の御賛同を頂いておるところでございます。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) そういうことで、しっかり今14回無料になったのに、23年度からはまた元に戻るよということになったら大変皆さんがっかりされると思いますので、是非そういう部分のこともやって頂きたいなというふうに思います。 先程も申し上げましたが、16日以降多分なると思います。政権が変わって、私達公明党がやった色んな部分の対策等がなくなる可能性も出てきてはおります。しかしながら、長門市長、少子化対策が新市長になって、しっかりやっぱりそういうことになっても市長が充実をして頂ければ私はいいというふうに思っておりますので、是非少子化対策の充実をお願いしましてこの質問は終わります。 次に、定住対策について質問を致します。 定住対策については、地域の空き家対策を活用すると言われていますが、そのほかの具体的な対策についてお考えはないのかお尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) それでは、定住対策についてお答え申し上げます。 定住対策として地域の空き家対策等を活用する以外に、具体的な対策の考えはあるかとのお尋ねでございますが、市外からの定住を促進するためには、都市機能や生活基盤の整備、そして働く場の創出がポイントになると考えております。これまでUターン希望者等に市内の賃借や売買が可能な物件を紹介する空き家バンクを実施しております。平成17年4月から平成20年12月までに8件の賃借や売買の契約が成立しております。今後も中山間部の古民家など、田舎暮らし向きの情報をUJIターン希望者に対し、ホームページ等で地域の情報を提供して参りたいと考えております。 また、市内に定住意思のある転入者に対し、市内に4カ所ある市営公衆浴場に1年間無料で入浴できる温泉パスポートを交付しております。これは転入された方に、近くに温泉があるという地域の魅力を知って頂くことで、地域の特性をアピールする事業になっていると思っております。 また、働く場の創出については、新規就農や新規漁業就業の希望者に対する支援制度の活用、何よりも市内の産業が活性化していくことが重要と考えております。それらの実現に向けて関係機関と連携し、効果的な事業に取り組んで参りたいと考えております。 以上で、答弁を終わります。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 色んな対策のことを今言われたんですけど、効果的な事業についてやっていくとかいう話だったと思います。温泉パスポートも利用して、定住対策に向けてやっていきたいというような、色んな産業の振興も合わせてやっていくような話だったと思いますが、私3月議会のときに、市長に対して地域活性化の話を致しました。定住対策には地域活性化や就職支援、少子化対策、産業に必要な道のことも全て含まれているんだろうと私は思うんですが、私は今の定住対策は大変弱く、定住対策にはなっていないというふうに思うんです。 なぜなら、今長門市の人口は減る一方で、増えて一つもいっていない。市長も御存じだろうとは思います。17年から19年、単純に転入者から転出者を引くと、計4年で1,007人も減ってるんです。これは何か対策を打つ時期に来ているというふうに私は思うんですが、市長はどう思われますでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 先野議員おっしゃるように、このままで放置しますと、どんどん人口は減って参ります。その傾向にもあります。雇用の創出については産業戦略会議等も立ち上げましたので、それらの知恵も拝借しながら、何か新たな雇用が生まれるような施策も考えていかなければならないと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 色んな市がやっちょるけえやれていうんじゃなくて、団塊の世代の引退後の移住志向の高まりとか、都市住民の田舎暮らしのニーズが高まってる。今これ団体などと連携して、地域の空き家等、先程市長の答弁にもありましたけども、地域の空き家等を活用しながら人口定住対策を強化するというふうなことが、施政方針の中に書いてあったんです。 定住対策ていう、団塊の世代の定住対策としては、僕はまだ長門市はやってないと思うんですけども、空き家対策はその対策に私は当たるのかどうかというのをちょっと聞きたいんですけど、どうでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 松尾企画政策課長。 ◎企画政策課長(松尾要君) お答え致します。 空き家対策が団塊の世代の対策になるかというお尋ねでございますけれども、先程お答え致しました17年から20年度までには8件の成約と20人の方の人口の対応となっておりますけれども、実際にはUターンなりIターンでなっているのは、5世帯と10人という程度になっております。ですから、余り大きな増員の要因にはなっておりません。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 資料僕も頂きましたので分かります。人口定住対策には、こういう空き家対策が本当になっちょるかていうたらなってないです、全然、5件で10名ですから。帰ってくるとか帰ってこんとか言われても、帰ってくるほうにはこれは10名やったら当たらないと思います。5名か。 そうでなかったら、僕はやっぱりこれ施政方針の中に入れるのがおかしかったんじゃないかなと思うんです。これ市長がつくったわけじゃないですから。市長、施政方針は。そんなことはないんか。いや、そういうふうに私は思うたんです。 団塊の世代の定住対策を考えてほしいと思うんです。今から2007年度ていうことですから、もう2009年になってますので、そういうことも是非定住対策の中では考えてほしいと思うんですが、市長どうですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 少し定住対策についてこれからも力入れて参ります。と申しますのは、私も例えば大津高の同窓会の東京支部総会で百四、五十人の方が集まりますけど、ほとんどの方が、まだ現役ていうのは半分もいらっしゃらない。ほとんどもう定年退職された方ばかりです。そういった中で田舎に帰りたいというお気持ちを持っておられる方がたくさんあります。そういう機会、もっと広くどうぞ長門市に帰ってきてくださいと、そういうことを行政からも情報を発信して、この定住対策にもっと力を入れて、また受け入れについてももっと皆さんが魅力を感じるような受け入れ態勢もつくっていかなければならないと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 分かりました。 僕の友人も東京のほうにおるんですが、この間、久々に田舎に帰ってきて僕のところに二、三時間ですが寄ったんです。東京からなんで、僕のところに来たときに色々言よったんですよ。「こういうところやったら是非住んでみたいの」と、「青海島今から行くから」と言よったんですけど、「魚もおいしかった」ていうて、後から携帯のほうに電話がかかってきたんです。 この長門市はそういう定住をするのに、ものすごくやっぱりいいまちだという話を、東京のほうでもそういうふうに言っていくぞというような話もしてました。是非こういう定住対策についてもしっかり進めて頂きたいなというふうに思います。 次に、市長は定住対策にお金をしっかりかけて、今やっていくよていう団塊の世代の話はされましたけども、定住対策についてはしっかりお金をかけてやっていく政策だよというふうに思われますか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 やはり定住対策は、今どんどん人口が減っている状況の歯止めをかける一つの大きな手段だと思います。そういう意味では定住対策、大事な施策であろうと思いますので、金をかけるかかけないか、その辺は知恵を出して金をかけずに、これからこの問題にも取り組んで参ります。 実は、今おっしゃったように美しいきれいな海があるということをおっしゃったんですが、実はこれは余談ですけど、参考までに、先日、山陰線に沿った浜田、益田、長門、萩と、4市長会談をやったときに、益田の市長が萩・石見空港ですか、利用者数が少ないということで、全日空も便数を中々増やしてくれないと。そういった中で、利用促進を図る意味で、市が独自にツアーを設けて萩・石見空港を利用して、その行き先は金子みすゞ館であり、青海島である。そして、その後の感想を聞くとすばらしいとこだと、長門市は。そのようなお話しも聞きました。やはり田舎に帰りたいという、この地で生まれた方は田舎に帰りたいという、そういう願望があると思うんです。要は、これからそういった方々に対するアプローチの方法だと思います。金をかけずにしっかりこの問題にも取り組んで参りたいと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 金をかけずにしっかり取り組むということで言われましたので、余りお金のことを言われなくなったんですけど。昔、日置町ですかね、一定の条件を満たすUターン者や転入者に転入奨励金を交付する人口定住奨励金対策事業というのがありました。今お金はかけないということなので、これはもう省きます。旧長門市でも人口定住対策事業として、出産時にお祝い品を贈呈しておったと思うんです。お金についたら、予算の関係上難しいということで、出産時にお祝い品を贈呈することなどはお金も余りかからないというふうに私は思います。 南野市長が議長時代に、私達奥さんに、女房に花とか鉢植えなどを贈っておられました。その気持ちていうか、そういう部分だろうと思うんです。もしお金をかけないんやったらそういう方法もあると思うんです。市長、そういうような方法も考えて頂けないですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 お金をかけるかけないのこの論議になったんですが、先野さんのお話しを聞くと、何千万円かかけてやらなきゃいけないような受けとめ方をしましたが、それはある程度、先程おっしゃったような、子供さんが生まれたらお祝いを差し上げるとか、そういったことにつきましては、今から協議しながら、金も要るときには出さなきゃいけないこともあるかと思いますので、誤解のないように願います。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) お金の額もあるとは思うんですけど、それについてはいいです。 私は思うんですけども、これは前も言ったことがあるんです。長門の特産品であれば、産業とかも絡んで一石二鳥とかにもなるわけです。差し上げれば、定住された方に、それを。 私も色々何かいい定住対策はないか。本当に長門市は定住対策がものすごい遅れちょると思うから、少しもっといい案を出してほしいというふうに思ってます。 今予算の都合上もあるけど、出すとこは出すというような、市長、話はされたとは思うんですが、いい案ていうのは、議員だけで考えるんではなくて、市民の皆さんに聞くということも大事だろうと思うんです。市長さん、市民を大事にされるということで公言されておりますので、そういうことで、ひとつこういう定住対策についてアンケート調査、これも実施してみて、これだけではなくて、ほかの少子化対策も絡めてアンケート調査を是非行ってみて、次世代育成支援計画の中には、そういうアンケート調査をもう2回ぐらいやっておられますが、是非こういう部分のこともやってみたらどうかとは思うんですが、どうですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 今のアンケート調査、検討させて頂きます。 それから、私も今皆さん御存じと思いますが、ふるさと納税、これは定着したっていうか、やっぱり長門市から外に出られた方が、このふるさと納税に非常に積極的に協力して頂いております。そういった方々に対しての私からの手紙を差し上げて、どうですか、このあたりで田舎にお帰りになりませんか、そういうふうなお誘いもしてみたいと思っております。アンケートについても検討させて頂きます。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 今は外に向けてということで市民のアンケートという話をさせて頂きました。内も、この執行部の中にも施政方針の中にあった行政運営会議の設置というのがあります。その中で会議の全体的な取り組みの中で重要施策としてまだ進んでいない定住対策を取り入れて、そういう話し合いも是非してほしいと思います。どうですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 定住対策について十分検討して参ります。 ○議長(松永亘弘君) 先野正宏君。 ◆5番(先野正宏君) 昨夜の三輪議員の高校統廃合の(発言する者あり)済いません。朝ありましたよね、三輪議員。高校統廃合の質問の中にありました。若者の流出に歯止めがかからなければ定住はだめになるというような話も中にあったと思います。 冒頭も申し上げましたが、私は定住対策には地域活性化、就職支援、少子化対策、産業に必要な道のことも含まれているというふうに話をさせて頂きました。 この定住対策については、どこの市も中々いい案が出ないということで、先程アンケート調査や色んな話をさせて頂いたわけでございますが、しっかり検討して頂いて、この長門市に皆さんが戻ってこられたり、定住を望む施策をお願い致しまして、一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩致します。11時から再開致します。午前10時54分休憩………………………………………………………………………………午前11時00分開議 ○議長(松永亘弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 三村建治君。〔3番 三村建治君登壇〕 ◆3番(三村建治君) 私は、3番議員の三村建治です。7月の異常な集中豪雨、市内に、各地に洪水の被害が発生し、未だに被害のつめ跡が残り、苦しまれている皆様に対して心からお見舞いを申し上げます。同様に、長雨による農産物の被害が発生し、9月の天候で早く復元することを祈っておる次第でございます。 それでは、一般質問の通告に従いまして質問します。 まず、最初の油谷、日置、三隅各支所における耕地、林務、水産の窓口業務について質問をします。 それと、2番目の監理管財係の権限及び業務内容について、合併時には監理課として入札、或いはまた検査が行われてきましたけれど、数年前に財政課に移管し、私はこの6月の定例会において数名の方から入札に対する質問がされたことに対して、事務が2つになった分だけ権限が縮小したのではないかと危惧しております。監理機能が十分に発揮できたか、市民の多数が関心を持っておられることは、現課の説明不足、或いは制度の運用に配慮が足りなかったのではないかと思い、お尋ねする次第でございます。 以後は発言席より1項目毎に質問をさせて頂きます。〔3番 三村建治君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、三村議員の行政機構のひずみについての御質問にお答え申し上げます。 1点目の油谷、日置、三隅各支所の耕地、林務、水産の窓口業務についてのお尋ねでございますが、御案内のとおり、市町村は国や県に比べ、直接住民に接する機会が多く、住民にとって一番身近な行政機関であります。また、4年前に1市3町が合併したばかりであり、三隅、日置及び油谷地区の住民の方々にとっては、各支所が最も訪問しやすく、相談しやすい窓口であると言えます。 一方、合併した市町村は、その合併効果を実現すべく、行財政基盤の強化が求められており、行政機構のスリム化、定員の適正化に伴う職員数の削減は避けて通れない課題となっているところであります。このため組織改編計画や集中改革プランを策定し、これら計画を着実に実行に移してきており、人員削減においては定年前退職者の増加もあって、1年早く集中改革プランの人員削減の目標を達成したところであります。 さて、平成18年策定した組織機構改編における一つの柱は支所のあり方の見直しであります。この中で、平成20年4月から総合支所を支所にするとともに、ワンストップサービスの実現のため、総合窓口課を設けたところであります。 また、本年4月から経済施設課内の水産林務係を廃止し、当係が行っていた業務を本庁に集約したところであります。水産林務係では、商工観光関係の業務、水産関係の業務及び農林関係の業務のうち、耕地、林務関係の業務を行っておりましたが、本庁に集約したことに伴い、耕地、林務関係の業務を中心に住民の方々の戸惑いもあろうかと思います。4月以降、支所では主に経済施設課において、水産、林務関係の業務に係る申請手続を受け付け、窓口相談に応じるとともに、現地確認を求める依頼についてはその都度対応し、またその後、事案を本庁に取り次いでいるところであります。 一方、本庁の商工観光課、農林課及び水産課では、それぞれの課で業務を引き継ぎ、市全体に及ぶ対応をとっているところであります。また、本庁に出向くことができない方については、御自宅に出向き、或いは現場に出向き、対応しているところであります。 2点目の監理管財係の権限及び業務内容についてのお尋ねでございますが、監理関係の業務について御説明申し上げます。 長門市組織規則の中で所掌する事務は、1つ目として、建設工事等指名審査会に関すること。2つ目として、入札に関すること。3つ目として、工事検査に関することとなっております。 建設工事等指名審査会に関する事務につきましては、入札の参加資格者の登録を受け付けて、業者の格付を行い、審査会に諮る指名業者を選定しております。 入札に関する事務では、各所管課からの依頼を受け、入札通知から入札執行、落札までの事務全般を行い、また低入札調査基準価格以下による応札があった場合は、その業者から施工可能かどうか聞き取り調査等を行い、意見を付して指名審査会に諮っております。その他、入札制度の改善に関することも所管しております。 工事、検査に関する事務では、各所管課からの依頼を受け、中間検査、完成検査等の検査を行っております。それぞれの事務を遂行するに当たりましては、規則等により、適正な執行に努めているところであります。 以上で1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) それでは、初めの市長の窓口業務についてお尋ねを致します。 今4月に改善されたということでございますけれど、合併時にサービスを低下させないていう大きな目的を持って合併をやりました。それに対して、サービスって行政が思っておられるものが何なのか、そのあたりのサービスの内容について説明を致して頂きたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 私は就任時も申し上げましたが、行政機関は市内最大のサービス産業だと自覚致しております。確かに本庁に各業務が集中したことによって、各支所において色々と市民の窓口業務が大変複雑化して、市民の皆様方に大変御不便なり、また御不満もあることは確認致しております。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) それでは、一応今、各支所で、岡野議員も昨日申されましたが、一応今本庁に業務を集約したっていうことで、書類が全部本課に集まってるから、支所の中では内容的な回答ができないという形の話を聞いております。 それで、そうしたら今、昨日の話にありましたように、スペシャリストを1名配置するというお考えのようですけれど、そのあたりの今の合併、ここに統合された件と、そのスペシャリストに対してどういった期待をそこの中に設けられるのか、その内容について説明をお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 私も就任早々でしたから、まず、第一次産業の振興を推進するために、各支所にスペシャリストを置きましたけど、この支所の組織そのものの再編については、今、各支所の職員の皆様と対話を重ねてきております。そういったところで、色んな御意見も賜っておりますので、また庁内で行政経営会議という組織再編等々も考えていく機関がございますので、新年度までには、各支所の組織を見直していく、そういう考えであります。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) それと、まだ具体的に、今の窓口が閉鎖されたというかわりができたということですけれど、そうした人員削減と並行しながら、支所の中に、総合窓口課というものが、名前が残っておりますけれど、そうした総合窓口ということになると、私も集約されたときに、ここが窓口になるのかと思っておったんですけれど、そうした窓口ではなくて、総務課関係或いは住民課関係の業務であるということで聞いております。 それで、建設課関係或いはまた農林関係、経済関係の窓口がなくなったということで、特に耕地関係につきましては、農道、水路の維持補修を初め、ため池の改修等或いはまた災害等の窓口にもなるところでございます。そうした重要な業務のところが、担当なしで進めておりますから、そうした窓口のかわりをできないかというのが私の提案なんです。それをきちんとつくる。今の相対的な中でできない、或いは削減するから人員が少ないというのも行政の中では話になるんですけれど、実際に、今のようにスペシャリストを1名配置して頂くならば、必ずそこに係の担当を3つか4つして頂いたなら、全てのものが解決するんじゃなかろうかというふうに思っておりますし、そしてまた、支所の統合によって、職員もかなり減少してきたというのも事実です。 そうした面から、行政サービスが低下するきっかけにも、職員の削減はなっております。 けれど、それをきちんとサポートする、或いはまたその不便さを解消するというところは、必ず支所以外にはおらんわけですから、機構或いはまた支所の相対的な体制を十分配慮して頂きたいというふうに思っております。 それと、そのときに配慮する中で、まだ人員削減は道半ばのように感じますから、それに伴いまして、必ず今の体制の中では、支所機能が必ず麻痺してしまう可能性は十分にあると思いますから、私はこの前、日置に国体推進課、一つ配置されておりますように、各支所に分庁方式で、管理者を配置していかないと、二重、三重の業務が、重なる担当がつくれないから、どうしても人員の削減に繋がらないというふうに思っていますから、そうした分庁方式によるお考えが今後されるかどうか、或いはまたそういうお考えがあるかどうか、聞きたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 分庁方式は、今私の頭の中にはございませんが、支所のあり方については、職員の配置については新年度から十分考えて参ります。人員削減の中にあって、支所の職員も削減するということでなくて、まだまだ私の目から見れば、色んなところに無駄な人員が配置されているところがございます。そういったところを削減していけば、支所の充実に決して図るのは無理ではございません。私は合併して4年が経過して、支所に職員の数が少ない。しかもそういったサービスの低下もあることが、旧3町の住民の不満に繋がっていると思っております。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) それで、私が今、分庁方式と申しましたのは、各支所は、市長が再々言われるように、長門市の一次産業の一番盛んなところなんです。そうしたところを踏まえて、そうした基盤整備をしていこうと言われるような係の窓口が、全てなくなってしまう。これが現実、市長が言われる一次産業を振興する或いはまた、一次産業を育てていきたいというお考えと相矛盾する面が、ここに起きてくるんじゃなかろうかというふうに思っています。 そうした中で、今、支所の人数を削減しないで、農務関係は残っておりますから、かなりの経営的には支援ができると思っておりますけれど、そうした担当するところが、耕地課については、農地・水・環境保全向上対策事業、林務については、森林整備交付金事業等が各支所で行われております。そうした相談の最小限のできるような窓口は、当然置いて頂かないと、一つ一つの話を本庁で協議をすることも、中々住民としては、ここへ来るだけでも半日かかりますから、大変負担になるように聞いております。そうした面で、市長は、職員の削減はほぼ現況のままが維持できそうだということですから、そうした窓口をきちんと整備をして頂きたいというふうに思いますが、その辺の考え方の確認をしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 おっしゃることはよく分かります。新年度に向けて、そういったところも十分考慮して参りたいと思っています。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。
    ◆3番(三村建治君) 1項目については、以上で終わります。 それでは、その次の監理管財係の権限と業務内容について御質問をしたいと思います。 まず最初に、合併時に監理課を創設をされております。この当初の目的を、つくった目的をお聞きしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) お答え致します。 監理課をつくった目的でございますが、平成17年3月の合併時において、監理課を設けておるところでございます。これにつきましては、従来入札を工事発注部署で行い、発注していたものについて、その公平性、透明性を高めるとともに、平成12年に公共事業の入札及び契約の適正化の促進に関する法律が施行されたことに伴い、各種制度の見直し作業を迅速にさせるということで設置をしたものでございます。 法律では、入札契約に係る透明性の確保、公正な競争の促進、不正行為の排除が基本とされておりまして、発注見通し等の事情の公表、施工体制の適正化がうたわれております。そのような形で設置をしたものでございます。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) そうした目的をもってつくられた監理課が、監理管財係になった。そうした、その分野になったものに対して、私が色んな面で、こうした話が起きたんじゃなかろうかという面から色々質問させて頂きたいと思っております。 まず、市の中で、そうした入札に関するものは、市の財産をつくる、或いはまた市の財産を、健全な立派なものをつくって、市の財産とするというような大きな目的というか、重要なポストでありながら、そうした機能がきちんと発揮できておるんならば、市長が今までこの議会で発言された諸々のお話、或いはまた議員がここで色々質問した内容について、かなりのものが解消されるんではなかろうというふうに思っておりますから、そのあたりについてお聞きをしたいと思います。 まず、そうした入札業務の中で、指名審査会をつくっておられます。そうした中で、昨日から下請人の問題或いはまた地元業者の購入の問題の中に、多少の違反があっても、色々な手が施されないというような話がございました。そうした中で、指名審査会では、そうした業務に対してどういうふうな役割を持っているのか。お聞きしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) お答え申し上げます。 指名審査会の事務局を持っております監理管財係からの答弁とさせて頂きます。指名審査会に図る事務局と致しましては、適正な工事がより競争性、透明性等を確保した上で入札執行が行われるような業者選定、当然ながら、施工能力等も当然加味しておりますけれど、そういった業者の中から、その工事、工種毎によりまして選定をし、指名審査会に諮っておるところでございます。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) 昨日言われたような色々な問題等は、指名審査会で一応全部加味してあるというふうに解釈していいですか。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) お答え申し上げます。 先程申し上げましたように、指名審査会の中では、きちんと指名競争の入札につきましてはなされておると。指名の審査がきちんとなされておると理解しております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) 分かりました。それでは、監理管財係の3番目の工事の検査に関する件がございます。一応これについては、検査官が配置されておりますけれど、工事の検査の今までの、市長も昨日の発言の中でも落札率が下がると、工事に対する品質管理が徹底できるかということで、多少危惧されておるようなお話がございましたけれど、そうした件について、今まで工事の検査について、手直し等の行為がございましたか。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) お答え申し上げます。 手直し工事のことでございますけれど、手直しにつきましては、文書による場合及び口頭による場合の2種類がございます。文書による手直しを指示したという事例はないと聞いております。口頭による注意と申しますか、そういったものはあったやに聞いております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) 口頭の注意というか、手直しというのは、誰がどのようにされるのですか。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) 検査職員、財政課の職員でございますが、検査職員が現地を、できばえを見て、既存の道路とのアスファルトのすりつけですとか、そういった軽微なものについて指導があったということを聞いております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) それでは、今、検査官がそうした行為をしてきたということですけれど、実際に、今から色々な市の公共事業が、通常では17億円の業務、今から給食センター或いはまた学校建設が始まるとかなりの業務になると思いますけれど、そうした件で、今の検査官の職歴というか権限について、ちょっとお尋ねしたいんですけれど、今、検査官が各課の課長に権限を指示しておりますけど、それは可能ですか。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) 確認させて頂きますけれど、検査官の権限ということで、先程私申し上げました手直しとか、そういったものができるかということですか。そういったことでよろしゅうございますか。(「そうです」と呼ぶ者あり)それは、工事検査規則の中できちんとうたってありますので、検査官の権限で可能でございます。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) というのは、今から私も、今の手直し工事が実際にどの程度のものか、ちょっとはっきり分かりませんけれど、そうした危惧がありながら、きちんと検査の中では完了検査がされておる。そうした市民の財産をつくる中で、検査業務がきちんとされないと、良質な品質管理ができないのではなかろうかというふうに危惧しておるところです。それが、今のような検査官が、担当の課長のところに行って、悪いから手直しをしなさいよという命令行為が、今の規則の中でできたといいながら、それ程の権限が今の検査官の中にできないんじゃないかというふうに思っています。それで、私も再々言うんですけれど、それはなぜかというと、課を代表する検査者でないと、相手の課長のところに行って、きちんと手直ししなさいよということが可能ですか、市長。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) お答え致します。 先程申し上げました長門市工事等検査規則によりますと、手直しの措置という記述がございます。その中には、財政課長は、工事等の検査の結果、手直しを必要と認めたときは、直ちに手直し指示通知書により工事主管課長に対し指示しなければならない。ただし、軽易なものについては、検査職員が口頭で指示することができる。これに代えることができるとうたってあります。 また、検査職員は、財政課の職員で、課長のほうから委任できるということもなっておりますので、先程申し上げましたように、検査官がこういったものがなし得るというように解釈しております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 私からもお答え申し上げます。 私も、この入札制度、この検査も含めてこれは考えていかなければいけない。私も二、三情報を寄せられております。比較してみてくれと。現地に来いと、同じ工事をやってこれだけ違うんだと。そういう話も最近あります。私どもがやはり工事を出すわけですから、立派な作品をつくってもらわなきゃいけない。その辺まで行政のほうで、きちんと見届けることが大切です。 私は、この検査制度についても、これから今まで以上に厳しい体制にして、きちんとしたものをつくって頂くと、そのような考えでおります。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) 分かりました。一応、今市長も言われたように、私は、今から公共事業の中で、競争が激しくなると入札の落札率が下がる。或いはまた、競争が始まれば、色々な業者さんの軋轢がかかる。けれど、検査体制がきちんとしておれば、少々の色々な問題も克服できるんですよ。けど、これを今のような形の弱体したものであれば、検査がずさんとは言いませんけれど、検査がきちんとできない可能性がかなりあるということから、色々な憶測が流れるんじゃなかろうかというふうに私も思っております。そうした面で、市長、今言われたように、次の制度の中をきちんと市民のためになるような制度にして、公明正大に厳格な執行ができるようにして頂きたいというふうに思います。 それと、その辺の中で、武田さんが6月の議会の中でかなり言われたのを引用させてもらう中に、市長が今の作品の面で答弁されておられます。 それと、企画総務部長が、下請の関係の中で、そのようなことはあることはずっと聞いていますけれど、正式にはそういう報告はございませんのでというのがあります。 それともう1件、山本建設部長が、中々受注した企業への強制的な指導ということが、今のところできていない状況でございますというような発言が2カ所されております。 そういうふうに、本人が認識をしておりながら、制度の改善に一つも着手しておられないということに対して、私はかなり憤りを持っているんですけれど、そうした問題を目にしたときには、必ずそういうトップの立場におる人は、当然、制度の改善或いはまた指示をして、そうした目的を達成する最小限の、或いはまた最大限の努力をする必要があるんじゃなかろうかというふうに思います。 そうした面で、市長、そうした入札制度を、新しい担当者を入れてされるようですけれど、それに対して、新たな意気込みで市長がそうした考え方をされることに対して、再度そのあたりのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 今回、皆様の御了解も頂きまして、本山審議監を再任用した形で、入札制度について、今、作業を進めて頂いておりますが、この検査制度についても、より充実した制度を考えて頂きたいと、私のほうからも指示を致しておきます。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) それでは、もう1件質問をさせて頂きます。 今、市の中で、今の監理管財係を経由しない入札が行われているようですが、ありますか。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) お答え致します。 財政課を通らないということではございませんで、指名審査会に諮らない入札、例えば工事所管課が特定の、例えば物品なら物品とします。そういったものについて、所管課の指名に基づきまして、入札のみ財政課が執行しておるという事例はございます。以上です。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) それでは、具体的に聞きますけど、水道課の入札は、財政課の中で処理されておられますか。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) ほとんどの部分が水道課の部分につきましても、財政課を通っておると思っております。以上です。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) 分かりました。そうした面で、ちょっと気になったところで。 それと、もう1件は、塩見さんの件ですけれど、あの発注月日は、去年の工事なんですけど、申しわけないですけど、発注月日だけお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 藤野教育次長。 ◎教育次長(藤野義久君) 契約、ちょっと記憶で申しわけありません。平成20年9月1日の契約ではなかったかなというふうに思っています。 ○議長(松永亘弘君) 三村建治君。 ◆3番(三村建治君) 分かりました。 以上で、私の質問は終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩を致します。午前中の一般質問はここまでとし休憩と致します。午後1時より再開致します。午前11時40分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分開議 ○議長(松永亘弘君) 午後の会議をただ今より再開致します。 重村法弘君。〔1番 重村法弘君登壇〕 ◆1番(重村法弘君) 皆さんこんにちは。議席番号1番の重村でございます。午前中に質問が回ってくるかと思いましたけど、午後に参りました。食事もいっぱい食べました。6月に続きまして、元気よく質問をさせて頂きたいというふうに思います。 しかしながら、まだまだ不慣れでございます。昨日の新谷議員、それから先程の重廣議員、重複する部分もあるかと思いますが、質問をさせて頂きたいというふうに思います。 私の本日の質問させて頂きます内容は、去る7月21日の山口豪雨災害による反省、教訓を市長に尋ねるものであります。 この豪雨災害は、皆さんも御承知のとおり、本市のみならず、県内全域にわたりまして、17名もの尊い命が失われました。心より御冥福をお祈り致します。また、今日のこのとき、今現在も、なお復旧に向け、日々戦われている被災者の皆様、それからそれをサポートされる関係者の皆様に、心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。 それでは、通告どおり質問をさせて頂きます。本市の防災安全対策について。7月21日の豪雨災害に対し、市の反省、教訓をお尋ね致します。 再質問は発言席よりさせて頂きます。〔1番 重村法弘君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、重村議員の防災安全対策についての御質問にお答え申し上げます。 本年も、梅雨時期等の大雨により、尊い命が失われるという痛ましい災害がありました。主なものとしては、7月21日を中心とする山口県九州北部豪雨災害があり、また、8月9日から10日にかけての台風の接近に伴う集中豪雨被害があります。1日200ミリを超える降雨があった日数は30年前の1.8倍になっており、また、時間雨量100ミリを超える豪雨も、計測することがしばしば見られるようになりました。 気象庁は、大雨警報発表中に、記録的な1時間雨量をアメダスで観測、または解析雨量で解析したとき、記録的短時間大雨情報を発表しております。 下関地方気象台では、この基準を時間雨量100ミリとしております。また、気象台と県砂防部局とが共同して大雨による土砂災害の危険度が高まったときに、土砂災害警戒情報を発表しております。 さて、7月21日の長門市の状況でありますが、昨日の新谷議員の答弁と重複する部分があることをまずお断り申し上げます。 午前6時28分に大雨洪水警報が発表され、午前8時10分に土砂災害警戒情報が発表されました。11カ所の観測所のうち、午前7時までの1時間雨量が、大坊ダム61ミリ、湯本で57ミリを記録し、更に午前10時までの1時間で、三隅、津黄東で60ミリを記録し、21日の午後1時において、湯本で204ミリ、湯免ダムで199ミリと、総雨量が200ミリ前後に達する地域も存在したところであります。幸いにして、人的被害はなかったものの、この豪雨により、家屋の一部損壊1戸、床上浸水12戸、床下浸水95戸が発生しました。また、国道3カ所、県道9カ所、市道13カ所で損壊による通行止め、河川で9カ所の損壊も発生しました。 このうち、三隅地区の市道3路線では、橋梁の橋脚が沈下し、橋が一部落下するなどの被害が発生しております。また、複数の漁港において、葦等が大量に漂着するなどの被害や、農産物の冠水被害、農地の災害も発生しております。 この度の集中豪雨は、約6時間という短時間に、200ミリ前後の大雨が集中して襲うという事態であり、明け方から市民の皆様から市役所本庁、各支所、各出張所、そして消防本部に、更には県土木建築事務所、警察等に多くの情報が、しかも短時間に集中して寄せられ、その現場確認作業に追われました。 御案内のとおり、危機対応については、市町村は、1つ目として情報の収集とその整理、2つ目として危機対応体制の確立、3つ目として避難誘導、4つ目として避難所の設置・運営、5つ目として関係機関との連携、6つ目として情報伝達を実施し、または準備しておく必要があると言われております。 今回は、住民から入ってきた情報と、それへの対応としての現地確認、並びに浸水への対処に追われました。大雨豪雨に伴う危機発生時においては、市町村は、その役割として、住民の安全に関し避難誘導など、直接住民にかかわる対応が求められます。この度においては、消防本部以外に、各地区の消防団員の協力により、浸水被害を少なくできました。この度の貴重な教訓を、これからの危機対応に生かして参りたいと考えております。 以上で、1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) ありがとうございました。私自身も、一人の長門市民として、それから今回、4月から議員にならせて頂いたという点から、私も一個人として反省すべき点が本当にたくさんあったと。学ぶべきところが多数見つかったというふうに思っております。 今日の質問は、もちろん執行部側に、行政に十分に検証と教訓をして、忘れないで頂きたいという思いと、私個人の反省、それと今日も、多分、ほっちゃテレビをたくさん見られているでしょうし、録画でも見られる市民の皆さん、本当に多いと思います。防災意識の啓蒙といいますか、意識の向上に、少しでも役立てればという思いで質問をさせて頂きます。 昨日の新谷議員の質問の御答弁の中で、9月議会が終了した後、この災害についての総括と反省を是非したいという御答弁を市長のほうから頂きました。反省と総括をする上で、やはりその7月21日がどういう状況であったか。これをまずもう一度思い出して、的確に現状がどうだったのかというのを、まず検証するところから、教訓なり反省点を得るというのが、まずそれが一番大事だというふうに思います。 これから先、この会場にいらっしゃる方々も含め、市民の方も含めて、私がこれから質問することで、違う認識、誤解というと語弊がありますけど、認識を間違った方向に取って頂きたくないという思いがありますので、災害が起こる、災害が起こるかもしれない。危険を感じるというような場合に、まず、大前提というのがございます。私、そんなに記憶力よくないものですから、こういう分厚い本を持ってこさせて頂きました。まず最初に、そういった災害が起こるかもしれないといったときの、まず最初の初動といいますか、心がけ、自らの身の安全は自らが守るが、防災の基本であり、市民はその自覚を持ち、平常時より災害に対する備えを心がけるとともに、発災時には、自分の身の安全を守るように行動することが重要であるというふうに書いてあります。ということは、今から行政に色んなお願いなり質問をするわけでございますけれども、まずもっては、自分の身は自分で守るというのが、まず第一の根底にあっての質問ということで皆さんに御理解頂きたいと。市長、もし私、勉強不足の点もありますので、補足説明があればお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 重村議員、おっしゃるとおりです。 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) それでは、リアルタイムに再現ということもないですけど、振り返ってみたいと思います。 まず第一に、災害は7月21日の早朝起こったわけですけれども、私がまず考えたのは、まず予測ができなかったかという観点も必要ではないかというふうに思いまして、下関地方気象台に、先日電話を入れて聞いてみました。前日の夕方、予報はどうだったんでしょうかという問い合わせです。山口県北部地方、これは7月20日の夕方5時に発令された予報、次の日の予報です。山口県北部地方、予報は雨、朝方から昼過ぎにかけ激しく雨の降る恐れがある。これだけの予報では、明日は雨が降ると。激しい雨が一時的に降るかもしれないということで、今回のような予想を超える雨、初体験のような雨というのは、非常に想定しにくい。今、全国各地で、ニュース等でも言われてますけど、ゲリラ的な豪雨というふうに捉えるしかないのかなというふうに思いました。 いよいよ7月21日の朝を迎えるわけですけれども、昨日来から洪水警報は何時に出た云々という話がありましたけど、まず、これも地方気象台から取ったあれですが、まず、朝方の4時18分に、長門市にこれは出てます。4時18分に、大雨雷強風波浪洪水注意報、注意報です。これがまず4時18分。私も含めてほとんどの方がまだ休んでるという時間帯にこういう注意報が出てる。明け方からぱらぱらと降り出した雨は、6時ぐらいに激しさを増してくるわけですね。雨量計の関係を言いましたら、やはりこれは土木建築事務所のほうから頂いたデータですけど、各地でやはり降ってる時間がかなり違う。早かったのは、やはり三隅、早い時間に降り出しました。それから、長門地区も早い時間、旧油谷とかそこらあたりが若干遅い時間に降り出してるという状況です。ぱらぱらと降り出した雨が激しさを増して6時28分、もう何回も聞かれたかもしれませんが、大雨洪水警報が山口県北部に発令されてます。8時10分、もう皆さんもう危険だと、これは今までに経験したことのない雨、そして川の水量、こういうのを見て、多分危険を感じられた時間帯ではないかなと思うんですが、このときに土砂災害警戒情報が発令されてるという状況です。 今ざっと振り返りましたけど、ここでお尋ねしたいことがございます。このたびの7月21日の豪雨、これは警戒態勢はレベルは何だったか。レベルがあります。1、2、3、4とありますけど、レベルは何だったのか。それと避難勧告、避難指示は市として出されたかどうか、これをお尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 永井総務課長。 ◎総務課長(永井武司君) お答え致します。 今、重村議員さんからの御質問の件でございますが、まず、第1点目の警戒態勢はどのような段階にあるかということでございますが、第2警戒態勢にございます。 それから、もう一つ質問で、避難勧告、避難指示は出されたのかという御質問でございますが、これは避難勧告、避難指示は出しておりません。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) ありがとうございました。 9月の市政のたよりに、ちょうど防災月間ということもあるかもしれませんけど、気象情報、避難情報はこうして伝わりますということが懇切丁寧に書いてあります。私思ったのは、今回の雨、第2警戒態勢と、避難勧告、避難指示は出ておりませんと、後で報告で聞くと、自主避難という方が4名ですか、いらっしゃるということで、その方は多分身の危険を感じて自らが自らを守るということで避難されたんだというふうに思うんですが、これからはちょっと仮定という形で話をさせて頂きます。というのが、防災対策というのは、あくまでもこうなったらどうするという仮定のもとにつくられてるというふうに思いますので。 もし、今回の雨がもう30分長く、もう50ミリ降ったら指示を出さないといけないということになったら、どなたが判断をされて、どなたが指示を出されるか。これをお尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) お答え致します。 避難勧告、避難指示は市長のもとに出されます。 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) もう少し掘り下げて、それじゃお尋ねを致します。 避難指示は、避難勧告は今回出てません。私が聞き取り調査に行ったときも「出しておりません」という返事でございました。 問題は、避難勧告、避難指示を出す、出さない、どうするか。例えば湯本地区、ほっちゃニュースで流れましたけど、橋に水がついて、温泉が本日休業になりましたていうほっちゃニュースでありましたけど、私はあの画像を見て、湯本温泉と言えば温泉客も多いところです。あの状況を見ると勧告、指示、指示ていうのはかなり強い拘束力を持つようでございますけど、危ないよという指示が出ても私は、私が素人なのかもしれませんけど、出てもおかしくないんじゃないかなというふうに1人の市民として思ったわけです。 問題は、避難指示とか避難勧告を出そうか、出すまいか、この地区は危ないんじゃないかという検討がされたかどうかなんです。私はそこをお尋ねしたい。 ちょっといやらしい質問かもしれませんけど、ひょっとしてそういう論議っていいますか、色んな情報を精査して大丈夫かと、いや、まだ勧告は出さないで大丈夫でしょうという論議はされたかどうか、これをお尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 永井総務課長。 ◎総務課長(永井武司君) お答え致します。 各地の雨量については把握しておりましたが、具体的に避難勧告、避難指示の検討はしておりません。 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) はい、分かりました。 ちょっといやらしい質問だったかもしれません。新人にしては憎たらしいやつだと思われたかもしれませんけど、実はこれ1週間後の新聞なんですけど、極めて、やはり他の市の市町村の災害ですけど、長門市だけではなくて、ほかの市町村で起こったこともやっぱ教訓に今回是非議会が終わったら、何ていいますか、もう1回精査して頂きたいという思いがありますので、ちょっと読み上げます。 ここには、「県の情報を放置、避難勧告遅れる。勧告判断に迷い」、それで勧告判断ていうのは、避難勧告を出すか、避難指示を出すかというのは、昨日も聞きました。その基準が明確でないから、先週の金曜日に県のほうに各市町村の代表者が集まって、その基準をもう1回きちんとしとかんと出せないねということで会議があったっていうのは聞きました。 しかし、その判断基準に、例えば迷いが生じても、その前にどの地区が危ないのか、どの地区にまず最初に避難勧告を出すようになるんかという論議は最低レベル僕はあってしかりじゃなかったかなと。 これは、あるその日の新聞なんですけど、もうちょっと読み上げます。もう市の名前は出しませんけど、大体分かると思います。 床上浸水やあふれた水路への対応を求める電話が午前中だけで100本以上かかった。対応する職員は10人程。現場に向かわせる指示が飛び交い、本部内は騒然となった。そのさなか県から土砂災害警報情報が午前7時40分から午後1時半にかけて4回届いた。いずれも土砂災害発生の恐れ、最高危険度を示すレベル4が4回続いて出てた。しかし市民に避難を促す必要があったんだが、情報は結果的に放置された。 ですから、この紙を見ても、そういう災害が起こりそうだ。これは今までない体験だと、危ないと思ったときに、気象庁と山口県土木防災情報システムから危ないですよと、各市町村で検討してくださいていう検討となる材料が送られてくる。しかし、この大きな災害があった市では、目の前のことに奔走して協議をする暇がなかったというのが、早い話、パニクっていた。パニック状態であったというのが実情ではないかというふうに思うんです。 ですから、本市は亡くなられる方もいらっしゃいませんでした。災害もたくさん起きましたけど、時間を頂いて、予算を頂きながら修復できるかもしれません。しかし、やはり人命というところにかかわってくる、その指示っていうのが、やはり今回議論される場がなかったら、まず議論があって、指示をそれじゃどの段階で出すっていうのが順番だろうと思います。 この日の新聞に、多分この方もそういう立場の方だと思います。こういうコメントが載ってます。「情報を伝えていれば犠牲者が少なく済んだかもしれず、責められても仕方ない」、この情報を放置してたことに関してそういうコメントが載っております。 最初に質問しました、この避難勧告は出たか、出なかったのか。それと、実を言うと今回その協議がされたのかどうなのかていうところを質問させて頂きました。この9月定例議会が終わって、1回反省されるとき、現場の仕事をする方も必要です。しかし、冷静沈着にやっぱり何名かの方が色んな情報を精査して、どの地区にこの時点では勧告を出さないかんというのを、その冷静な方が何人かいるということだけはひとつ教訓の中に入れて会議を開いて頂きたいというふうに思います。 次の質問に参ります。同じ新聞で、災害情報をどう伝える。問題は、勧告をそれじゃ例えば出すとか、避難指示を出すといったときに、災害情報をどう伝えるかというのが問題になってるということです。過疎化と高齢化が同時に進む山がちの地域で、住民の安全をどう守るのか、災害から1週間たって切実な課題が自治体に突きつけられてる。まさに長門地域、4年前に1市3町が合併して非常に広くなりました。孤立するような地域っていうのも山間部にあります。情報を、例えば情報をきちんと精査して避難勧告を出さんないかんというふうに決まっても、それじゃ、その情報をどういうふうに伝えていくのか。これが次の質問でございます。 済いません、お待たせしました。この防災計画の中には、その伝達の手段として、1、信号による伝達。これはサイレン等を鳴らしましょうという取り決めです。2、放送、電話等による伝達。これはケーブルテレビ、FMラジオアクア、防災行政無線、3、広報車による伝達。4、関係機関による直接伝達というふうに明記してあります。 ここで一つ、俵山地区のことを言わせて頂きます。俵山地区今回孤立を致しました。俵山地区もすごい雨で災害がたくさん起きました。これは俵山出張所に聞いた話なんですが、その日、最低の情報を俵山地区の皆さんにお知らせしたかった。しかし、ここに書いてある伝達広報手段の一つ、広報車による伝達、車がないんです。俵山出張所は2名の勤務です。公民館民営化等をして、今俵山出張所には車がございません。市長、これどう思われますか。広報車による伝達が必要ですよ。しかし、乗る車がない。済いません、お答えをお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 私も俵山の出張所に車がないていうことを最近私も聞いて知ったような次第でございます。出張所にもやはり1台ぐらいは配備しないと、緊急時もございますし、今後これは十分考えて参ります。 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) ありがとうございます。 当日、最低の情報を各地区の皆さんにお知らせしようと思って、乗ろうと思って、本庁に電話をされたらしいです。「全部車が出払ってありません」と。被害が起きて1時間かけて取りに来て、取りに帰って、それから広報活動をする。こういうことはまず考えられませんし、確かに使用頻度というのは低いかもしれません。車両1台でもなくしたい、行政の台所事情によってあるかもしれません。しかし、そういった何が起こるか分からない、この地域には最低1台置いとかないかんというところが俵山とかあると思うんです。そういうところには車両を少なくする上で、ひとつやはり省みて御配慮頂けたらというふうに思います。 次に行きます。先程言いました中に、情報伝達網として、手段としてケーブルテレビ、FMラジオアクアというのも載ってます。サイレンによるお知らせであるとか、関係機関による直接伝達、これはある程度できるかもしれません。FMラジオ、これも電話で聞いてみました。「俵山地区入りません。例えば渋木の大峠地区も入らないでしょう。それから、油谷地区の半島の山間部、これも入らないでしょう」ということでござました。 そうなると、ここでひとつ是非今度の教訓を調査する会に上げて頂きたいのが、ケーブルテレビの対応です。私災害が起きて、たくさんの方から「情報が遅い」と、「伝わってこん」と、「どうなってるんだ」という御意見がありました。これについて、ほっちゃテレビをもっと活用すべきではなかったかという私は思いがあるんですが、市長どうでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 やはりそういった緊急時にはほっちゃテレビをもっと有効に活用して、早くその地域の住民の方に画面でお知らせすると、これも大変大事なことだと思います。そういうことで、今回の反省事項色々あるわけでございますが、今後やはりほっちゃテレビ等ともそういう緊急時の対応について十分考えて参りたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) 先に最後の答えを導き出してしまいまして、後の質問にちょっと困るところもあるんですけど、当日の、当日といいますか、災害が起きてほっちゃテレビがどういう情報を流してくれたかというのを、これもちょっと調べましたんで、今度の会議のときの材料にして頂ければと思います。 私が先程も見たといった湯本温泉の橋がつかって、今日温泉が休業になりましたというのは、7月26日のほっちゃニュースの枠で、深川川に車が浸水しかかった場面と一緒に流れております。これ7月26日です。災害が起きて5日目です。しかしながら、私の記憶の中では、そのほっちゃニュースの中の1分あるかないかです。湯本温泉が一日休みましたていうのは、それよりももっと違うことがあるやろうと私は思ったんですけど、災害について文字と音声で連絡を入れだした。画面に二次災害に今後も気をつけてくださいというような内容で、男性の方の音声で、何かあったら避難してくださいという画像が流れたのも7月26日、災害から5日目です。 もちろん言い忘れましたけど、下にテロップ、例えば県道34号線、土砂崩れで通行止めであるとか、JRの山陰線、運転見合わせ中とかいうのは、これはもう常時流れてました。 問題は、私地区の皆さんから言われたのは、当日ほっちゃテレビが放送してたのは議会中継の録画、第2回目だったと思います。地区の方から非常に言われました。「議会の録画を流してる場合じゃないやろ」と、議会が悪いていうんではないですよ、その方が言われた意味も。今はそういう時期じゃないと、そういう状態じゃないだろうと。僕に電話がかかってきて厳しく言われたわけですけど。 それから、災害の現状を実際に映し出したのは、県道34号線、今でも不通になってますが、この画像が流れたのは8月9日、災害から19日たって初めて、特に俵山地区の皆さんは、「ああ、こうなっとったんか」ということで、画像で見られたんじゃないかなと思います。 私は、この防災計画の中にもケーブルテレビ、ほっちゃテレビ、それからFMラジオアクア、これも使いましょうよということが会議で、皆さんで決められてます。そういった中で、ほっちゃテレビに、私がこれは独断と偏見で考えたんですけど、例えば9時、10時にある程度雨も少しずつ小降りになってきて、終息状態を迎えてきた。その後すぐ、やはり市民の皆さんていうのは土砂が出たりとか色んなことで、現状回復に動き出すわけです。そのときに生中継、これは無理でしょうけど、例えば画像をその時点で危険度のないところだけとってきて、例えば夕方7時ぐらいからほっちゃ臨時ニュースをやりますと、今回の災害について分かる範囲で情報を提供しますというような番組はつくれませんかという問い合わせをしました。この意見について市長どうでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) やはり情報、早く伝達するにはほっちゃテレビです。画面に流すことが一番だと思いますが、今のほっちゃテレビのスタッフでは素人集団の集まりでございますので、中々その辺が機能しないと、そういう意味で、私もそのほっちゃテレビについては早くそれなりの機能というか、機動力も備えたものにアウトソーシングといいますか、したほうがいいのではなかろうかと思っております。今のほっちゃテレビに重村さんがおっしゃるようなことを求めても、中々これは残念ですけど、多少なりとほっちゃテレビも今回のことを教訓にして災害に対して取材をしていくという体制ができるかもしれませんが、やはりここはアマチュア集団といいますか、中々何ていいますか、そこまではとても期待はできないなと思ってます。 そういう意味で、やっぱり早く民間委託でもして、もうその日にあったニュースを流していく。そして早く市民に情報を伝達すると、そういう機能ができる、機能するほっちゃテレビを考えて参りたいと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 重村法弘君。 ◆1番(重村法弘君) アマチュア集団というのは、僕は市民の皆さんそれは認めないと思うんです。何も民放のような報道番組をせえて言うわけじゃないんです。視聴率をとって何ぼという世界でもないんです。すっぱ抜いたほうが勝ちという、そういうメディアとしての市民の皆さんは考えてないと思います。間違いない情報をいち早く、できるだけ早く伝えてくれる。1チャンネルに合わせたら、そういうときに長門市の必要な情報が流れてくると、そういう僕はやはり1チャンネルにして頂きたい。 それから、「そういう臨時ニュース的なことできませんか」ということでお尋ねしたときに、「上からの指示があれば可能でしょう」と。というのが、長門市の組織の中の一部ですから、指示がないとできませんと、勝手にニュース流すわけにいきません。確かにそうでしょう。しかし、今度会議を開かれるときに、僕思うんです。上手、下手じゃないと思うんです。画用紙に今この県道34号線がこういう状況で通行どめになってます。素人でいいんで、そういった部分では素人感覚でも構わないと思うんです。 しかし、メディアの一つとして、市民の皆さんはやはり考えられてます。1チャンネルに合わせたら何か情報を頂ける、くれるんだという思いで多分加入されてると思います。3月現在で80.5%ですか、加入率かなり高いと思います。情報伝達の一つに私はなってもいいと思いますし、そういう会議の中で努力をお願いします。 それで、そういった番組云々のときは、色々調べましたら長門市ケーブルテレビ放送番組審議会というような審議会もあるようでございます。そういう番組編成に当たって、そこの諮問機関にきちんとお伺いを立てないといけないのであれば、そういう臨時ニュース的なこととかいうのも、今後災害のときに対応したいというのをきちんと伝えて頂きたいというふうに思います。 定刻の時間が来ましたので、もう3分で終わります。 今回の質問が、もちろん執行部側にとっても、私にとっても、そして市民の皆さんにとっても防災意識もうちょっと高めないといけないと、日頃から考えとかんないかんというふうに繋がってくれれば、これ幸いと思います。 また今回、俵山地区は非常に孤立した状態が一日半続きました。その中で後の対応も、行政の方には大変よくして頂いているというふうに思っております。この場を借りて、俵山の一人として感謝を述べたいというふうに思います。 最後に、市長にお伺いしたいことがあります。俵山の現状は温泉客全く来ません。一日大型バスが必ず1台入ってたのが来ません。土日は四、五台入ってたバスが全く来ません。旅館、予約が入りません。猿まんじゅう、全く売れません。果樹農園、これもどうしようかと。1年間汗して、今こそ稼ぎ時と、1年間の労がねぎらえるという時期に来て全く売れません。地区民ももちろん倍の時間をかけて、倍の燃料を使って多分勤務地に行かれてます。それから、地区民だけじゃない。俵山に勤務として来られる方、大変な苦労をされてます。もちろん34号線を早く早期に直して頂くというのはもちろんの願いですけど、今回の衆議院の選挙で政権与党が変わりました。今年の3月に湯本俵山間道路の計画が発表されました。俵山地区民は今度こそと、頼みますという思いで一丸となっております。市長、この県道34号線、湯本俵山間の道路について、今現時点での思いを聞かせて頂いて最後の質問にしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 この道路につきましては、私どもも国交省に何度も足を運んで、今日では国交省の局長あたりも、俵山湯本間のあの道路のことを「命の道」と言ってくれるようになりました。しかし、私が心配してるのは政権与党が変わりましたので、毎日新聞からの取材で私は答えましたが、政権与党が変わり、民主党の都会型の議員さん、税金の無駄遣いというふうに解釈されたら困る。これからもこの早期着工に向けて、既に地元との協議が秋に入ると始めるということでございましたから、近々始まると思いますが、私どももこれからも国交省にはもちろん足を運びますし、民主党もあの手、この手でルートを探して強くアピールして、何とかここまでこぎつけた努力が水泡のように消えてしまうことなく、この道路実現のためにこれからも全力を挙げて頑張って参ります。 ◆1番(重村法弘君) ありがとうございました。以上で終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩を致します。再開は1時55分と致します。午後1時45分休憩………………………………………………………………………………午後1時55分開議 ○議長(松永亘弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 阿波昌子さん。〔12番 阿波昌子君登壇〕 ◆12番(阿波昌子君) 皆様、こんにちは。今日最後の質問者となりました阿波昌子でございます。 私は、今年7月の豪雨によって各地で多くの災害が起きました。その関係で消防署を中心にお尋ねしたいと思います。 この7月に各地で災害が起きましたけれど、長門市では人命にかかわる被害がありませんでしたが、家屋の浸水とか県道、市道などに土砂の流出があったり、また土方の崩壊によって未だ通行止めのところがあるなど、色々の被害が出ております。もうこれを機会に救急救助業務についての長門市の状況及び課題についてと救急車の不適切な利用があるか、あればそれに対する方策と、今後の取り組みについて市長さん、関係部課長さんにお尋ね致します。 以降は質問席で行います。〔12番 阿波昌子君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、阿波議員さんの救急救助業務についての御質問にお答え申し上げます。 1点目の救急救助業務の現状と課題についてのお尋ねでございますが、本市の救急業務は、昭和47年の常備消防発足以来、救急出場につきましては増加の一途をたどり、現在では市民の安全を確保する上で必要不可欠な行政サービスとして定着しているところであります。 救急出場の現状を申し上げますと、平成20年中の出場件数は1,741件、搬送件数は1,679件となっており、前年より僅かに減少しているものの、管内人口搬送比は約24人に1人となっており、管内人口の減少と対比すれば実質上高くなっております。 次に、救急体制につきましては、平成3年に救急隊員の行う応急処置等の範囲の拡大及び救急救命士制度が施行されたことを受け、本市においても救急業務の高度化を推進するため、高度救命資機材を積載した高規格救急自動車の整備を図るとともに、長門市医師会協力のもと、平成9年から救急救命士を配置し、医師の指示により行う薬剤投与や気管挿管といった専門の応急処置ができる救急救命士の養成を進め、病院前救護体制の充実強化を図ってきたところであります。 救急業務に関して特に重要なことは、いかに早く救急処置を施すかであります。救急自動車の要請から救急隊が現場に到着するまでに要する時間は、全国平均6.5分に対し、本市は地理的条件もあって平均約7.2分かかっていることから、この間に救急現場に居合わせた一般市民による応急手当てが救命率の向上に繋がることになります。 このため、市民に対する救命救急講習を積極的に行う一方、公共機関や事業所等に救命率の向上に大きく役立つAED自動体外式除細動器を設置することにより、市民の安心、安全の確保に努めているところであります。 今後の救急業務の課題についてでありますが、救急医療を取り巻く環境と疾病構造の変化による専門医不在や病床の満床等により、搬送決定に時間を要する場合があります。医師会等と協議し、より迅速な搬送体制を構築して参りたいと考えているところであります。 次に、救助業務についてお答え申し上げます。 昭和47年の救助体制の発足当初は、現在のような資機材は有しておらず、消防ポンプ自動車に簡易な救助資機材を積載して運用を行っておりましたが、昭和61年救助隊の編成、装備及び配置の基準を定める省令が定められたことにより、平成2年に救助資機材を搭載した救助工作車の配備と専門知識及び技術を有する救助隊員の配置を行い、ここ数年は年間約40件の救助事案に対応しております。 今後の救助業務の課題についてでありますが、近年の全国的な災害発生の状況からして、本市においても大規模地震や交通機関による集団事故、また放射性物質、生物剤、化学剤等による特殊災害の発生も十分想定されますことから、これらの各種災害にそれぞれ対応する資機材の整備が課題であります。今後検討を加えながら装備して参りたいと考えております。 次に、2点目の救急車の不適切な利用についてのお尋ねでございますが、救急出場の件数は、ここ10年間で約50%伸びており、昭和47年の発足当時と比較しますと2倍となっております。とりわけ高齢者が急病となられる事案の増加が著しい一方、軽症者の搬送が全体の約4割を占めており、この中には頻回利用や症状は軽微であるものの交通手段がない、どの病院に行けばよいか不明といったタクシー代わりと思われる不適切な利用も見受けられます。今後も高齢化や独居化の進展等により、更なる救急出場の増加が予想されるところであり、このような救急需用の変化に適格に対応するため、今後も救急自動車の適正な利用について市、消防本部のホームページやケーブルテレビ、救急広報誌等を活用して呼びかけ、市民の方々の理解と協力を得ながら、消防サービスの提供を図って参りたいと考えております。 以上で、1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 今までも議員がたくさん質問をなさいましたけれど、この度の豪雨による災害で消防署の活動や対応をどのように総括されているかということ。また、本庁と消防署とのかかわり、連携はどのようになっているかも含めて御説明願います。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) 失礼致します。それでは、お答え致します。 初めに、この度の豪雨災害における消防体制の総括ということで、消防関係を重点的に総括させて頂きます。 この度消防本部では災害の警報が出ました直後に、早いうちに消防対策部を設置致しました。そして、消防職団員の招集を行い、各支所に消防職員及び団幹部を配置致しまして、消防職団員による被害情報の収集、管内の警戒及び災害現場の対応が迅速にこのことにより行われるなど、現有消防力で概ね災害に対して対応ができたと考えております。 そうした中で、本庁との災害情報の相互交換をしながら、それ以外の色んな緊急な事項に対しまして適宜対応をしていくという協力体制で実施したわけでございます。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) さっきのこの市長さんの説明の中で、救急車の出場件数というのが1,741件というふうにおっしゃいましたけど、どのような種類が多いもんですか、疾病者として。お尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 松野警防課長。 ◎警防課長(松野光成君) お答えします。 救急の搬送の割合ですが、事故種別毎に分けてみますと、急病が1,080件、一般負傷が2,280件、転院搬送、病院から病院に転院をするという転院が158件、交通事故が134件、こういった順であります。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 分かりました。 負傷は2,280ですね。急病がやはり一番多いということなんです。それから、転院というのは、だから1回病院に入られて、そこへ連れていってだめだからこっちに行けということなんですか。そうですか。
    ○議長(松永亘弘君) 松野警防課長。 ◎警防課長(松野光成君) お答え致します。 一応病院に搬送を救急車で致します。それから、病院の医師の判断で、この患者さんは脳外の関係の病気があるということで、市内の他の病院に搬送をしたり、管外の病院に搬送したりということであります。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 分かりました。 それでは、今年度購入予定の高規格救急車を予定しているんですけど、これまだ、まだ購入はなさってませんね。 それと次にお尋ねしておきましょう、ごめんなさい。そういうふうな高規格救急車と従来の救急車と、この前ちょっとここで説明がありましたけど、もう一度詳しいことを、簡単にでいいですけど説明して頂いたらいいということと。それから、ここの本部と西部との配車関係、台数等が分かればお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) それでは、お答えを致します。 高規格救急車と従来型救急車のまず相違でございますけれども、高規格救急自動車は救急救命士が使用する除細動器、それから輸液器具などの高度救命資機材を搭載しております。 また、救命処置が行いやすいように、患者の収容部分及び資機材の収納庫を拡大し、患者の負担を軽減する防振ベットなどを装備している救急車でございます。これに対して従来型の救急車につきましては、救命士を除く救急隊員が使用する救命資機材を搭載した救急車でございます。 車の配車の関係でございますけども、消防本部の1階にあります中央消防署、ここには高規格救急車が1台、従来型の救急車が1台、計2台配置しております。それから、西消防署におきましては、高規格救急車1台を配置しているという状況でございます。 以上で御報告終わります。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 現在は、だから本部に1台と西部に1台の高規格救急車がいるというわけです。今度新しいものを買われたらそれはどちらにいくんですか。本部でしたか。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) お答えを致します。 現在中央消防署のほうへ従来型の救急車を配置しております。これを高規格救急自動車のほうに更新するわけでございますが、救急車の走行距離等を考えますと、現在、この度更新した救急車は、やはり西消防署のほうへ配置して、西消防署にある救急車をこちらのほうへ配置をするということを今考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) はい、分かりました。それではそれに乗られるような救急救命士でございますよね。その方の資格とか、研修とか、要請とか、そういうふうなことについてお尋ねしたいと思いますけど、救命士は現在のところ何人いらっしゃるかしら、それで十分なのかどうかということ、また、そういうふうな資格はどうして取得されるのかなと思いますので、そのこともお尋ねしたいと思います。 そして、その救命士さん達も一応資格を取られていらっしゃるんですけど、だんだん医療の高度化といいますか、救急処置などの技術がどんどん変わっていくと思いますけど、そういうふうな技術はどのように習得されているかということ、それから、研修のその病院ていうんでしょうか、そういうふうな病院は指定されているのかどうか、その4点についてお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 松野警防課長。 ◎警防課長(松野光成君) お答え致します。 現在救急隊員は、250時間の救急課程の講習を修了した職員が救急業務に当たっております。これは一般の救急隊員になります。その救急隊員が行う応急処置でありますが、意識、呼吸、循環の障害に対する処置ができること、2番目に、出血の止血に関する処置ができる。3番目に、傷に対する処置ができる。4番目に、骨折に対する処置などの基準が定められておりますが、平成3年にこの基準が一部改正されまして、少し高度な喉頭鏡の器具を使用した気道確保や自動心臓マッサージ、それからショックパンツによる血圧保持、こういった処置の範囲が拡大されたところであります。 続きまして、救命救急士のほうですが、これは救命率向上のため、平成3年に制度が制定されまして、救命救急士法に基づく制度でありまして、医師の支持のもとに医療機関に搬送されるまでの間に、高度な救命救急処置を行うことを業務としております。 それから、一般の救急隊員が行う応急処置のほかに、器具を用いて行う気道確保、それから静脈路の確保、また一定の研修により認定を受け気管挿管、それから薬剤投与、こういった医療行為が行うことができるようになっております。 以上でございます。(「研修施設」と呼ぶ者あり)救命士の研修ですが、年間、業務についておる救命士には250時間ですか、この研修を行うことが、2年間でです。行うことが義務づけられております。 それから新しい気管挿管、それから薬剤投与、こういった資格を得るためにも、専門の医療機関で研修をするということが義務づけられております。(「それから、もう一件、救命救急士の人数、現在の」と呼ぶ者あり)現在救急救命士の人数は中央署に6名配置して、西消防署に4名配置しております。これで救急業務に当たっております。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 私が昨年でしたか、長門病院へ行って採血検査することがあったんです。それでちょうどそこへ採血しなさいと言われたそこの窓口に行ったら、私の知った看護師さんでして、「まあいいとこ来た、いいとこ来た」て、「あなた今実験台になってあげておくれ」と言うてんですよ。私は大体注射が嫌いなほうで臆病で、「まあいや、何で」て、男の人がちゃんと待っとってんです。「どうして男のお医者さん、男性のお医者さん」て言うたら、「いや、これ消防署から来とってんです」と言うてんです。「まあ私大丈夫ですか、血管突き抜けんでください」て言って冗談言ったことがあるんですけど、そういうふうに長門病院なんか指定されているんですか、どこで研修を受けられるんですか。長門病院には行ってらっしゃるということはもう分かったけど、どのくらいの期間で、今2年で250時間ですか、そういうふうな人はずっと1人の人が2年間行かれるんですか、どういうふうな研修方法なんですか。 ○議長(松永亘弘君) 松野警防課長。 ◎警防課長(松野光成君) 先程の時間についてちょっと一部訂正致します。2年間で128時間の研修を受けるわけですが、これ全て救命士がその2年間で受けなければいけないということであります。管内の病院では一応救急指定病院、3病院、長門総合病院、それから岡田病院、それと斎木病院、ここで研修を受けております。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) それだけ研修を受けられて自信を持った方が乗ってらっしゃるから私達も安心して救急車に乗れることだと思います。 その次に、今度は先程も出ましたAEDです。応急手当に役立つというふうにおっしゃいましたけれど、これは総務省の発表によりますと、病院に行くまでにそういうふうな市民がAEDを使用した場合の救命率というのが、今までの4倍あるんだというふうに総務省は発表しております。やはりAEDというものは役立つもんだなあと思うんです。それでどんなところに置かれているかというふうなことを調べましたところ、大体市内には36カ所ぐらい、36カ所に設置してあるというふうなことが分かりました。多くは公的な場所に置いてある。保育園とか、小学校とか、中学校とか、高校とか、そして各支所とかいうふうなものに置いてあることが分かりましたけれど、そういうふうなものが置いてあってもその使い方か分からない人は使えませんので、そういうふうな講習会とかいうふうなものは、どのくらいの頻度でやっていらっしゃるものかなということをお尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) それではお答えを致します。 救急講習の実施状況の御質問だと思いますが、市民などに対する救急講習は30分程度の一般的な講習から3時間または4時間をかけて行います普通救命講習、更には8時間をかけて行う上級救命講習がございます。もちろんこの講習の中ではAEDの取り扱いも講習も含まれております。 救急講習は、市民の25%、これを受講の目標に致しまして、実は平成8年から推進しているものでございます。この平成20年で1万人を超え、目標を実は達成したところでございます。なお、平成20年中に実施した救急講習89回でございます。受講者数は2,552名の方が受講しております。こういう受講の状況でございまして、毎年多くの市民の方々が救急の資格を習得しているという現状でございます。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 大分2,552名受けているというふうなこと、それから、89回行っていらっしゃるというふうにことが分かりましたけれど、この名簿をどこに置かれているかというのを名簿を見ましたときに、市内の事業所がまだまだ少ないなと、公的なところにはたくさん置いてあるけど、事業所なんかは割りに少ないほうだと思いましたけれど、そういうふうな事業所の設置と普及教育といいますか、そういうふうなことについてお伺い致します。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) それでは、お答えを致します。 AEDを設置した事業所を中心にした講習状況でよろしゅうございますか。はい。AEDは公共的な施設のほかにも旅館、ホテル、或いは物品販売店というようなほかの事業所にも置いてございます。総数と致しましては、65カ所現在AEDが設置されておると思います。 こういう事業所におきましては、定期的にこちらからも再講習の呼びかけをして、その救急技術が忘れられないように、継続されるように定期的な講習を実施しておるわけでございまして、一般的には2年毎でしょうか。そういう単位で再講習して頂くということで実施をしている状況でございます。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 事業所にもそういうふうに出向いて、使い方等を教育されているといることは分かりましたけど、1回受けたらそれでいいというものじゃなくて、よく忘れますから、平生使わないもので。そういうふうなことでまた定期的にとおっしゃったことは本当にいいことだと思います。今後ともよろしくお願い致します。 それでは、今度先日、数日前といいましょうか。油谷地区の方から、高齢者の方なんですけど、お電話がありまして、救急で救急車を利用する場合、市内の救急病院しか行けないよと聞いたんですけど、本当ですかていうんで、とっても不安げに問い合わせがありました。 油谷地区の人っていうのは、長門市のこの中央、仙崎と深川に来るような距離よりも豊北町の粟野に行ったほうがはるかに近くですので、油谷町の人はかなりの方が豊北の病院のほうへ通っていらっしゃるんです。 だけど、長門市の救急車は本人が希望しても、豊北町は下関になるのですぐには運べないというふうなことを言われたそうでとても不安がっていらっしゃいました。それで私も早速消防署に問い合わせたんです。やはりそのように答えられました。昼間はともかくとしても急に夜具合が悪くなったとき、もう一刻を争うときに長門市の3カ所にあるような救急病院を回って、それから、そこの許可を得て、それでほかの病院に行ってもいいよと言われてから、市外の病院に行くことになるというふうな言い方をなさったんです。そうすると助かる命も助からないのじゃないと思います。 平素から見て頂いているお医者さんに行けばすぐデータも分かるし、様子もよく分かるのですぐ分かって手当てをして頂ける。だからそこへ行ってみたいなというのが一般市民の心情だと思うし、ベストだと思うんです。それについて本当にそういうことになっているのか、またはそれは原則かお尋ねしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 松野警防課長。 ◎警防課長(松野光成君) お答えします。 実際過去に豊北病院に連れて行った事例がございます。まず原則は一応長門市管内の救急指定病院に連れて行くことが原則になっておりますが、この事例と致しまして、豊北病院にかかりつけであったということ、そのために病歴が先程阿波議員がおっしゃいましたように、病歴がよく経過が分かるということもあります。 それから、本人の強い希望があったと、更には時間的に、先程阿波議員も言われましたように、長門の市内の病院に運ぶよりは豊北病院に行ったほうが時間の短縮になると、そういったことを考慮致しまして豊北病院に搬送した例があります。やはり今後もそういった事例がある場合は搬送するようになるかと思います。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) それを聞いて安心しました。それではかかりつけであったり、自分がまたは家族が強い希望でここの粟野へ運んでくれて言われた場合は行くことができる。直に。それでいい。そういうふうな理解で。いい。大丈夫ですね。 そいじゃ、今高度な、それこそ講習を受けられた救急救命士も乗ってらっしゃることだし、連絡もできますので、そういうふうなことができるということを、向こうへ行ってらっしゃる患者さん達が聞かれたら安心なさると思いますので、そういうふうなことを、このほっちゃを見たりなんかされる方は分かるかもしれませんけど、そういうふうなことを住民の皆さんにまた周知徹底してあげてほしいと思います。そうすることで安心して生活ができるんじゃないかと思います。 それでは、その次に今度消防士も色んな検査作業もやってらっしゃると思うんですけれど、どこをどのような検査をしたり、調査をしていらっしゃるのかお尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) 検査ということを今お聞きしましたが、病院、旅館、ホテル、或いは物品販売店なんかの立ち入り検査の件でございますか。(「はい、そうです」と呼ぶ者あり)それでよろしゅうございますか。消防のほうでは一定規模以上の建物につきまして、消防法第4条を用いまして立ち入り検査をしております。この立ち入り検査は、大きな事業所につきましては、消防本部の予防課というところが担当しております。一定規模より比較的小さい事業所につきましては、消防署のほうで立ち入り検査をしているという現状でございます。 立ち入り検査につきましては、1年間を通じて適宜計画的に、また立ち入り検査をしているということがございます。それからもう1つ、予防課というところで今危険物の係がおりまして、これはガソリンスタンドなど、危険物施設に対する立ち入り検査をやっている部門もございます。そういう立ち入り検査の検査状況でございます。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 数カ月前に修学旅行生が泊まった秋吉のホテルで起きた事件でございます。煙突の一酸化炭素中毒によって死亡者を出したというふうなことがありましたけど、これをどのように見ていらっしゃいますか。感想が聞けたら話してください。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) お答えを致します。 この事故は6月2日午後17時30分頃、美祢市秋吉のホテルで発生したCO中毒事故でございますけれども、修学旅行中の小学生、或いは救急隊員などを含む22名がCO中毒を起こしたと、それから同行のカメラマンの方が1名死亡するという事故となっております。 この事故では救急隊員8名が負傷したということは大変消防のほうと致しましては、憂慮するところでございますけれども、こういう事案を考えますと、管内でも類似したガス中毒事故というのは予想されるわけでございますので、こういう災害に備えた救助、或いは救急活動というものを事前によく部内で対応を考えながら、そういう災害への適切な対応をしていきたいというふうに痛感したところでございます。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 毎回決められたところだけというふうなものを、形式的に調べるんでなくて、この秋吉の事件を他山の石として、教訓として、まさかあんなところにとか、こんなことがとか、こんなものがあったではなくて、もしかしたら、ひょっとしてというふうな意識で細心の注意を払って検査に臨んでほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 大林消防本部消防長。 ◎消防本部消防長(大林育美君) お答え致します。 議員おっしゃるとおりでございまして、立ち入り検査に当たりましては、そうした観点に立って漏れのない立ち入り検査、点検をさして頂くと、そして二度とこういう事故が起きないように、適切な事務所側に対して指導をお願いしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 事故というのはいつ、どこで、どんな事故が起きるか分かりません。今朝も市長さんから発表がありましたように、日置の今岬、その辺で漁船同士が衝突したと、今1人が行方不明だからというふうなことで捜索しているというふうなことがありましたけど、そういうふうな災害や急病、事故などが起こったときに、頼れるのは消防署なんです。それで常に危険と隣り合わせである仕事ですけれど、安全面に万全を期すと同時に、常に危機感と使命感を持って、住民の命と財産を守ってほしいと願っております。どうぞよろしくお願いします。これで1問目は終わります。ありがとうございました。 それでは、2問目に入りたいと思います。2問目は子育てにかかわる医療体制について、皆様が御存知のように、全国で医師の数が僅かながら増加はしているけれど、産婦人科医とか、小児科医は減少しているということなんです。このような状態の中で、特に地方の過疎地では医師の確保が大変難しいと聞いております。 少子高齢化が進む現在、地域医療、とりわけ子育てにかかわる医療体制の充実が重要になっています。そこで安心して子供を産み育てられる地域づくりについて、医療体制の構築にどのように取り組まれているか、周産期医療と小児医療の2点について市長さんにお伺い致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) それでは子育てに係る医療体制についての御質問にお答え申し上げます。 近年の保健医療をとりまく環境には、少子高齢化の進行、がんや循環器疾患を初めとする生活習慣病の増加、医療の高度化、専門化の進展など大きな変動が見受けられます。更には医療の質の向上に対する市民の意識が高まっており、医療需要に対応した医療供給体制の整備を図ることや患者の視点に立った医療に関する情報提供を促進することも強く求められております。 こうした状況を踏まえ、保健医療体制の整備を計画的に推進するため、県は平成18年5月に第5次山口県保健医療計画を策定し、本年5月に計画の一部改定しております。 この計画改定の趣旨としては、患者の視点に立った制度全般にわたる改革の一環として、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4疾病と救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児科医療の5事業に係る医療連携体制の一層の構築を図ろうとするものであります。 現在の長門圏域の医療は、長門市医師会や各病院の御協力により支えられており、医療機関及び長門健康福祉センター等関係機関と連携しながら、医療体制を強化する取り組みを行っているところであります。 さて、1点目の周産期医療についてのお尋ねでございますが、御案内のとおり、周産期とは妊娠22週以降から産後1週間までのお産に係る期間をいい、この時期の母体、胎児、新生児を総合的に管理して母と子の健康を守るものが周産期医療であります。 これを扱う施設は妊娠の異常、分娩期の異常、胎児・新生児の異常に適切に対処するために、産科医と小児科医が協力し、その他の医療スタッフを含めた連携医療が必要となります。 第5次山口県保健医療計画では、正常分娩は長門総合病院などで、比較的高度な周産期医療は済生会下関総合病院で、高度な新生児医療等も必要な周産期医療は県立総合医療センターでそれぞれ行うように計画されております。 御案内のとおり、周産期医療に係る産科、小児科の医師は全国的にも不足していることが報じられておりますが、長門圏域の周産期医療に係る常勤医師は産婦人科医がこの9月から1名増員で2名となっており、小児科医は4名という現状にあります。特に産科医師の確保の観点から、本年度から開始となった産科医等確保支援事業について、本市としましても積極的に取り組むこととしております。 2点目の小児医療についてのお尋ねでございますが、小児とは、0歳から概ね14歳までの児童を指し、この小児が病気になったり、けがをしたときにスムーズに適切な医療を受けられるものが小児医療であります。 特に、小児が休日、夜間などで突発的な病症を発したときのため、本市では平成18年度から小児救急医療確保対策事業に取り組んでいるところであります。小児の救急患者が多い土曜日及び日曜日の午前9時から午後2時まで、そして週1日、平日夜間の午後6時から午後11時までについて救急医療体制を整えて、この事業を実施している長門総合病院に対し、その経費の一部を補助しております。 住民生活に密着した地域医療の充実を図ることは、市民がいつでも安心して生活できるためにも大変重要なことであります。市と致しましては、今後も引き続き、県、医師会、医療機関等との情報の共有を図り、現状と対策について協議しながら、市民の安心、安全を確保し、医療サービスが適切に提供されるよう周産期医療、小児医療を含め、地域医療の充実を図って参りたいと考えております。 以上で答弁を終わります。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) ありがとうございました。周産期医療というふうな慣れない言葉があると思うんですが、私達のそれこそ若い時代にはそういうふうなものはなくて、ただ産婦人科というふうなとこで出産しておりましたけど、今は中々リスクの高い出産が多いようで、産科医になるっていうお医者さんが少ないと聞いておりますけれど、そういうふうな中で長門市の長門病院が、今9月から2人になった。長門病院の産婦人科です。産婦人科、今までは初め2人いらっしゃった。私もここにちょっと調べに行ったんですけど、この9月から1人常勤して頂く、お医者さんが増えることができた。これは長門市長さんのおかげだというふうなことを聞いておりますけれど、1人のお医者さんは年間に300人ぐらい出産があるのに、1人で賄うというたら、それはものすごい大変なことなんで、早く来てもらいたいて思ってたけど、中々来てもらえなかった。やっときてもらったということで、2人体制で9月からやられるそうで、妊婦さんにとってもありがたいことだと思います。 そういうふうな産婦人科は2人います。長門病院にいらっしゃるというふうなことになりましたけど、今度、小児科のほうが今小児科医さんが、今4人ておっしゃいましたか、4人というのは、もう1カ所開業医がいらっしゃるところも入れて4人なんですよね。長門病院はそしたら3人でやっていらっしゃるんだと思いますけれど、それでその中で色んな活動で、今土曜日のまたは日曜日の救急小児医療体制を充実してもらってるんだと思います。だから長門病院だけに補助が出てるんですか。ちょっとその辺をお尋ね致します。 ○議長(松永亘弘君) 中野健康増進課長。 ◎健康増進課長(中野義三君) それではお答え致します。 阿波議員さんのお尋ねになっているのは、小児救急医療のことということでよろしいでしょうか。長門病院に対して補助をしております。ということでよろしいでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 分かりました。長門病院だけ補助をしていらっしゃる。ほかのもう1カ所ある個人名を出していいかと思います。大変お世話になっているとこですから、岡田クリニックさんとこも小児科なんです。圏内で小児科があるとこは2施設なんです。それで向こうも大変お世話になってるけど、救急のほうは長門病院のほうへということ、救急というか、土曜日、日曜日とか、夜間の診療とかいうふうなもののために補助が出ているのは、長門病院だけだということでよろしゅうございますね。分かりました。 それでもう一つ、今の市長さんの説明の中に産科医等確保支援事業というふうなものに取り組んでいるというふうなことがありましたけど、産科医等確保支援事業というのはどういうふうなものか、ちょっと内容を説明してください。 ○議長(松永亘弘君) 中野健康増進課長。 ◎健康増進課長(中野義三君) それではお答え致します。 この制度は平成21年度から開始をされる事業でありまして、地域でお産を支える産科医等に対して分娩手当てを支給することによりまして、処遇改善を通じて急激に減少している産科医医療機関及び産科医などの確保を目的としたものであります。 医療機関が産科医に支給する分娩手当て、1件当たり1万円について、国のほうが3分の1を補助します。残りの3分の1を長門市が補助するということで、これは9月の補正に計上を今しているところであります。以上です。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 分かりました。産科のお医者さんがもうとにかく少ないが、産科のお医者さんに対して分娩1回当たりに1万円を与えるとそういうふうな事業、それを長門市が3分の1を補助する。国が3分の1補助する。後は県か施設かが出すんで、そういうふうなもので今予算組んであるておっしゃいましたから、その事業。それによってお医者さんも確保できたんじゃないかと思いますが、それは本当に大変いいことだと思います。 それで続いて、この前小学校の保護者の方が、病児保育があるからとっても助かってるんですよと喜んで話してくださったんですけど、病児保育について、事業内容と利用状況を説明してください。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) それではお答えを致します。 病児保育につきましては、制度自体は以前からあったんですが、事業名が、これまでは乳幼児健康支援一時預かり事業というようなことで、20年度から病児保育という形になっております。これにつきましては、病気中、または病気の回復期にある子供さんを、集団活動がまだできないということで、一時的にお預かりをするという制度でございます。対象につきましては、小学校3年生までの幼児、児童ということでございます。 長門市におきましては、先程出ました岡田クリニックさんのほうでこの対応をして頂いているということでございます。実績でございますけれども、昨年度が、20年度271人という実績でございました。以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) そういうふうに病気の子供とか、それから、病気の子供がいてもお母さんやらお父さんは働きに行かなければならないというときに、そういうふうに岡田クリックさんに預かってもらうということは本当ありがたいと思うんです。結構利用されてるんです。271人というふうなことは。そういうふうなことも子育てに大いに役立っていると思います。これからもどんどん続けていってほしいと思います。 それでは、続いて今度総務省が公立病院に関する財政措置を打ち出しておるんです。それが昨年の12月の終わりだったと思うんですけれど、21年度以降、これが改正されて市が大体設置している病院であればそこへ補助を出していたようなんです。長門市なんかは市が病院を持っておりません。市が病院を持ってないところは、それに順ずるところに特別交付税を出そうというふうなことのように改正されたのですけれど、それについて詳しいことが分かれば御説明願いします。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) お答えを致します。 先程議員さん言われましたように、昨年の12月に公立病院に関する財政措置の改正要綱ということで改正がございまして、その中で公立病院の中に、長門市でいえば厚生連病院、長門病院が該当するということでございます。 この財政措置の追加として、周産期医療病床、それから小児医療病床、それから救急医療施設、この3つの区分に対しての支援というものが出てきております。この中で長門病院さんのほうで該当するというものにつきましては小児医療病床、これが今長門病院のほうで小児のための病床が10確保されております。これに対する支援ということであります。 ただ、これにつきましては、今不採算地区病院ということで、そういった病床を持っていることで経営的にも非常に厳しいというところの要件等もあります。そういったことも確認をしながら、これの対応になろうかと思います。 ただ特別交付税の措置ということで、中々その数字的にはそれが財政措置をされるということでありますけども、中々数字的に見えない部分がございます。そういったことで、山口県内、柳井と山口市にも関係の病院がございますので、そういったとこの対応等も含めて検討をしているというところでございます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) 先程も述べましたように、小児科のお医者様は大変不足して、今長門病院であれば3人来てくださってるんですけれど、1人は外科医のお医者さんの奥さんなんですって、だからその先生が若いからまたどこにいつ逃げられるか分からないというふうな不安もあるようでして、お医者さんも少なくなる可能性もあるということで、こういうふうな田舎にはやっぱりお医者さんに来て頂くというのは、お医者さんの条件がきちんと整っていなければ中々来てもらえないんじゃないかな、そういうふうな一病院だけの努力で中々できなくて、どこの市町村も行政が案外支えてる。協力できるところは補助しているというふうなところがほとんどなようでございます。 そういうふうなことで、総務省が特別交付税を措置しようというふうに打ち出したわけですけれども、1回長門市が出しておけばこういうふうに長門市が援助している。補助しているよというふうな実績つくったら、明くる年からはそれが国から援助して頂けるというふうな内容だそうです。よく読んだら。そういうふうなことでもし行政がちょっとでも手助けができて、後子供達、住民が安心してそういうふうな小児科とか、産科医とか、そういうのにかかられるというふうなことが大変重要になってくるんじゃないかなと、もしここから小児科がなくなったり、または産婦人科がなくなったりしたら、ほんと長門市というところは住みにくいなあと思ってよそへ出ていく可能性もあります。 この医療体制というものはきちっとしておかないと、ここへ住みつくというか、そういうふうな方が少なくなるんじゃないかなと思いますので、今初めの事業でさっき市長さんが、お医者さんを産婦人科のお医者さんを確保されたというのは本当にありがたいことだと思います。 そういうふうに産婦人科に続いて、やはり小児科もどうかベットを確保する。いつでも子供達が入院できるというふうな体制にしてあげたいもんだなあと私は思うんです。それについて市長さんいかがでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 今部長から答弁させましたが、長門市には御案内のように、市立の病院はございません。市立の病院があるとかなりな財政的にも圧迫を強いられておるというのは全国の例でございます。 今おっしゃいました国からの交付税で措置されるというこの案件につきましても、関係部課とよく打ち合わせしまして、今は厚生病院も3病院の中でどの病院もまた対応してないわけですけど、よそがしたからするんじゃなく、長門市がもしできれば長門市自らやりたいと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 阿波昌子さん。 ◆12番(阿波昌子君) ありがたいお返事を頂きました。今から新型のインフルエンザ、今から猛威を振るうんじゃないかと思いますけど、長門病院は去年までは指定になってたけど、今年からはどこに行ってもいいようになったようです。それにしても長門市に小児科のベットが10床程用意してあるというのは、本当にありがたいことで、親子さんも安心して暮らせるんじゃないかと思います。 インフルエンザが流行らないのが一番いいんですけど、もし流行ったときとか、入院しなくてはならないというふうなときには、大変そこでお世話になることができると思います。 それでここの地域でお産ができないとか、子供が入院するところがないというふうにことでは、この地区に安心して暮らすことができないと今さっき言いましたけど、喜ばしいことで市長のおかげで産科医が1人増えられたというふうなことに続いて、また小児医療のほうも再度申しますけれど、行政として協力ができることであれば協力して、妊婦とか、子育ての親御さん達に不安を与えないように、そういうふうな医療体制をしっかり築いてほしいと思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。────────────・────・──────────── ○議長(松永亘弘君) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永亘弘君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決定しました。次の本会議は明9日午前9時30分会議を開きます。 本日はこれで延会します。午後2時53分延会──────────────────────────────    会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成21年 9月 8日                議  長  松永 亘弘                署名議員  長尾  実                署名議員  先野 正宏...