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1996.03.26 平成8年第1回定例会(第4日目) 名簿
1996.03.26 平成8年第1回定例会(第4日目) 本文
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  1. 光市議会 1996-03-26
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    1996.03.26 : 平成8年第1回定例会(第4日目) 本文 ( 84 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロード ※ヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時30分開議   開  議 ◯議長(田中 虎男君) ただいまから本日の会議を開会いたします。       ────────────・────・────────────   議事日程  本日の議事日程は、お手元に配付いたしておりますとおりでございます。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(田中 虎男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行ます。  本日の会議録署名議員は笠井議員、高橋議員、田中道昭議員、以上3名の方を指名いたします。       ────────────・────・────────────   日程第2.議案第1号〜議案第25号・平成6年請願第2号〜平成6年請願第3号・平成8        年請願第1号〜平成8年度請願第3号 ◯議長(田中 虎男君) 日程第2、議案第1号から議案第25号まで及び平成6年請願第2号から平成6年請願第3号まで、並びに平成8年請願第1号から平成8年請願第3号までの30件を一括議題といたします。  これらの事件につきましては、昨日までの休会中にそれぞれの常任委員会において審査されておられますので、その概要と結果について御報告をお願いいたします。  まず、市民経済委員長よりお願いいたします。
     稗田市民経済委員長◯市民経済委員長(稗田 泰久君) おはようございます。去る3月15日委員全員出席のもと市民経済委員会を開催し、本会議より付託を受けた議案の審査を行いましたので御報告いたします。  まず、経済部関係付託事件審査について御報告いたします。  議案第1号、平成8年度光市一般会計予算のうち、経済部所管分について、執行部より詳細なる説明を受けた後審査に入りました。  各委員より、1つ、梅まつりなど祭りに対する取り組み方と助成額についての考え方はどうなのか。  2つ、観光協会への補助金とあわせ、観光行政のあり方、特に夏期の海水浴シーズン駐車場対策についてどう検討しているのか。  3つ、室積キャンプ場トイレ建築工事に関して、観光諸行政の将来的展望を立てた上で、シャワー、更衣室などの併設を考えてはどうか。  4つ、農業後継者育成対策事業など、農協に対する補助のあり方はどのようになっているのか。  5つ、リーディングフラワー産地育成対策事業の内容はどのようなものか。  6つ、農道整備に関して国・県の補助事業と光市単独事業の採択基準及びその考え方についてはどうか。  7つ、山口県植樹祭準備費の内容は何なのか。  8つ、コンピュータカレッジ運営費補助に関して、安易に授業料を改定するのではなく、光市からの補助金をふやし、特色を持った魅力のあるカレッジの運営を図るべきではないか。等々質疑要望したのに対し、執行部より1つ、梅まつりの将来については、関係する所管と協議して方向づけをしたいこと。サマーイベントについては応分な補助額を助成し、気運を高めるよう対応していること。  2つ、観光協会への補助金については応分の助成を行っており、海水浴場駐車場については8年度に整備等を行い利便性を図ることとし、あわせて市内3カ所に観光案内板を設置したいこと。  3つ、現実の問題としてのトイレ不足の解消を図るため、現地の実情を考慮した上で、8年度に地場産品のステンレス製トイレの設置を計画したもの。  4つ、農業協同組合の持つ営農指導等のノウハウを取り入れ、農業者の生産向上等を図るべく光市農協に補助しているもので、室積農協はJA周南で対応していること。  5つ、米から花卉栽培への転換に伴う地域要望によるもので、具体的にはトルコキキョウ、コギクなどの花や苗を含めてやっていこうとするもの。  6つ、国・県において道路幅員等採択基準に差異があるが、5メートル幅を基本に検討している。また、単独市事業として面積3ヘクタール以上の地域では、地元施工方式での事業費に市の補助としての農道等整備事業元利補給方式を採用していること。  7つ、平成9年4月虹ケ浜海岸において、山口県植樹祭を開催予定しており、このための参加者配付用記念樹会場周辺整備、パンフレットの作成等を考えていること。  8つ、コンピュータカレッジ運営費補助以外にも、機器購入費として450万円を助成することとしている。また、国からも約6億円の最新コンピューター機器導入が予定されており、授業料に関しても今後国・県とも協議し、周辺校の状況も加味した上で検討したいこと。等々それぞれの答弁がありました。  続いて討論に入り、委員より厳しい財政の中で末岡カラーを打ち出そうとした努力には一定の評価をするが、上関原発関係問題、農業振興、中小商店活性化、観光行政など問題点の解消がされておらず、本予算を了とするわけにはいかないとの反対討論の後採決に入り、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第18号、光市栽培漁業センター条例についてを議題とし、執行部より詳細なる説明を受けた後質疑に入り、各委員より1つ、光・熊毛地区栽培漁業協会は公共的団体として認められるのか、委託するに際しては本条例との整合性をどう判断しているのか。  2つ、本条例には本場・分場の位置づけがないがどう考えればよいのか。等々質疑・要望したのに対して執行部より1つ、公共的団体については、市内外にあるを問わず、広域的団体も含めてその対象と判断していること。  2つ、光市の栽培漁業センターをつくり、この管理運営を協会に委託しようとするものであり、本場、分場は協会の中でのこととの判断であること。等々、それぞれ答弁があった後採決に入り、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、市民部関係の付託審査について御報告いたします。  議案第1号、平成8年度光市一般会計予算のうち、市民部所管分についてを議題とし、執行部より詳細なる説明を受けた後審査に入りました。各委員より1つ、街路照明灯工事にあわせ、電気料のスポンサー方式のあり方についてどのように考えているのか。  2つ、光地域広域水道事業団への負担金に関して、今後の見通しはどうか。  3つ、おっぱいまつり交付金の内容は何なのか。  4つ、牛島の飲料水対策についてどう考えているのか。  5つ、環境巡視員の役割と国立公園巡視員との連携はどうするのか。  6つ、光市内全域を公共下水道、合併処理浄化槽農村集落排水の3事業区域割を決定し、事業推進を図ってはどうか。等々質疑要望したのに対し、執行部より1つ、8年度においては建てかえを含め20基を計画しており、緊急性の高いところから実施したいこと。また、スポンサー方式については街路照明推進協議会の協力を得ながら、従来どおりで行いたいこと。  2つ、7年度に基本計画の見直しを実施し、8年度は実施計画の策定を予定していること。今後1市4町の水需要の基礎的データをもとに将来を見据えた計画を立てたいこと。  3つ、世界母乳の日である8月1日、保健センターにおいてイベントを計画しており、新感覚としてCDの作成を考えていること。  4つ、牛島の新しい水源については、水道法に定める基準値を若干オーバーしている項目があるので、8年度予算の調査費の中で飲料水として対応可能な計画を検討することとしていること。  5つ、光市生活環境課を母体として情報提供しつつ、市とのパイプ役として場所・方法を検討していること。  6つ、光市上水道取水口より上流地域を特定環境保全公共下水道事業としての施工を考えており、庁内関係課と調整を図り、二重投資とならないよう努力したいこと。等々それぞれの答弁があった後討論に入り、委員より現在の厳しい地方財政の中での関係各課の取り組み、努力には一定の評価をするが、生活者優先、市民が主人公との立場から見て、本予算は納得できるものではないとの反対討論の後採決に入り、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第14号、光市国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題とし、執行部より詳細な説明を受け委員より1つ、周南4市の状況を含め県下14市の状況はどのようになっているのか。など質疑があり、執行部より1つ、8年度に平準化を実施予定しているのは周南4市のほか柳井市、岩国市、下関市及び長門市であること。との答弁の後討論に入り委員より、国民の生命と健康保持は国の責任においてすべきものであり、実質的に低所得者層への増税であり、納得できないとの反対討論があり採決の結果賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第2号、平成8年度光市国民健康保険特別会計予算についてを議題とし、執行部より説明を受け各委員より1つ、滞納を防ぐためにもボーダーライン層の負担増を課せないような配慮が要るのではないか。  2つ、国保税の収納向上対策等先進地の調査も必要ではないか。等々の質疑・要望のあった後討論に入り委員より、一般会計からの繰入金の増などの一定の努力は認めるが、平準化の名のもとに低所得者層への増税であり、本特別会計に反対するとの討論があったのち、採決に入り賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号、平成8年度光市墓園特別会計予算についてを議題とし、執行部の説明を了として全会一致で可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号光市老人保健特別会計予算についてを議題として執行部の説明を受け、質疑、要望があった後討論に入り、委員より基本的には国の責任で、この制度改善、医療費の無料化の復活を図るべきであり、現行制度を容認できないとの反対討論があり、採決の結果賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、継続審査事件の審査を行いました。平成6年請願第3号、年金受給者の生存証明(現況届)の無料化を求める請願についてであります。委員長より3月5日の本会議において承認された訂正文案により審査を願うとの口上の後委員より、昨年12月議会において各委員から字句修正をとの要望から、請願者に対して委員会の意向を話し了解の後訂正願いを提出したものであり、本請願について賛同を得たい旨の経過が報告・説明され、議論の後全会一致で平成6年請願第3号は採択すべきものと決しました。  最後に、請願審査事件として、平成8年請願第1号、「公的年金受給者現況届」の無料化を求める請願書を議題とし審査に入りました。この請願についてはこの前に審査、採択すべきものと決した平成6年請願第3号と同一趣旨のものであることから、「みなし採択」として処理したい旨の委員長提案があり、全会一致で平成8年請願第1号は採択すべきものと決しました。  なお、詳細につきましては、議会事務局に会議録を備えておりますので、御高覧いただきたいと思います。  以上で委員長報告を終わります。 ◯議長(田中 虎男君) ただいまの報告に対し質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。  次に、教育民生委員長よりお願いいたします。寳迫教育民生委員長◯教育民生委員長(寳迫 一郎君) おはようございます。去る3月13日委員全員出席のもと、教育民生委員会に付託された事件につき審査を行いましたので、御報告いたします。  まず、市立病院関係の議案審査について申し上げます。  議案第9号、平成8年度光市病院事業会計予算について、執行部から本年度予算は35億1,560万2,000円は前年度に比べ6.6%の伸びで、これは外来一日平均10人増の550人と4月からの診療報酬の改定によるものである。  病院改良工事費1億7,645万円はMRI装置導入に伴う増設工事及び自家発電装置増設工事等であり、資産購入費2億2,540万円はMRI装置、ビデオスコープなど高度医療を行うための装備や厨房設備の整備を行う等詳細な説明を受けた後、委員より一つ、MRIの稼働開始はいつか。その診療費は幾らか。  二つ、非常用井戸確保のためボーリング調査を行ったが、その結果は。  三つ、病床数の問題で、自分では完全に治っていないと思っている人が退院させられるとの声を聞く。病床数の増加はできぬか。また、退院された人々で、なお介護が必要な人々の受け皿をどのように考えているか。  四つ、医事課の新設のその目的及びこれにより増員はと質したのに対し、1点目、MRIの稼働開始は建物の増設を伴うので8年度末を予定している。受診に対する診療報酬は2万4,500円で、例えば社会保険の本人ではその一割負担となる。  2点目、非常用井戸は地下150メートルまでボーリング調査を行ったが、塩分を含まない清水は得られなかった。受水槽等に86立米の水を保有しており、当面は支障はないが塩分を真水に帰る装置または受水槽を増設する方法等について、今後の研究課題とする。  3点目、病床数は厚生省基準によると周南地区はその必要数をオーバーしていて、増床は困難である。緊急指定の当病院は210床のうち、10床程度はそのために必要であるが、入院治癒が必要な人を退院させることはあり得ない。外来で治療するか、なお退院後介護を要する人々に対する受け皿については福祉、保健とも十分連絡をとっているし、そのことが医事課の役割の一つとも考えている。  4点目、医事課新設は医療業務の増加により、医療事務を充実するための組織強化、専門性の高い特殊な業務で、相当な経験を要する。そのため1名の増加をお願いしている。  以上、審議し、討論なく議案第9号、平成8年度光市病院事業会計予算は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、教育委員会関係の審査について申し上げます。  まず、議案第23号、光市奨学金条例の一部を改正する条例について執行部より、資格条件(3)「学業優秀の者」を「向学心に富み有能な素質を有している者」に改め、その貸付額を月額公立高等学校在学生8,000円を9,000円に、私立高等学校在学生1万2,000円を1万5,000円に改定しようとするものとの説明を受け質疑、討論なく議案第23号は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号、平成8年度光市一般会計予算のうち、教育委員会所管分を議題とし、執行部より教育費の歳出総額は18億6,626万8,000円で、前年度に比して0.2%減となっている。これは主として市民ホールの照明設備改修及び野外活動センター用地取得事業等が完了したことや、聖光高等学校への光市からの補助金並びに預託金の減によるものである。  学校関係では、本年度は島田小学校の大規模改修や中学校へパソコン1人1台の体制の整備、野外活動センター平成8年度分工事として管理棟建設、機械、電気設備、流末水路工事に関する件等、各所管より詳細な説明を受けた後委員より一つ、いじめ問題解決は目下の重要、緊急課題である。  (1)いじめ問題対策協議会の活動内容についての説明を。  (2)県教育長は、いじめ対策緊急避難措置として不登校や転校をも認める必要があると、また今年カウンセラーを20人増員して33人にするそうだが、教育長のお考えをお尋ねする。  二つ、学校のコンピューター教育の取り組みについて。コンピューター教室改造を室積中学校と浅江中学校で実施されるが、コンピューター教育に対する基本的な考え方は。また、中学校での生徒の興味度、関心度をはどのように見ておられるか。  三つ、浅江小学校土地借り上げ料は一般質問でもあったが、将来とも借地でいくのがよいのか。  四つ、図書館は、図書購入費にも配慮されているが、その貸し出し方法の一つである「移動図書館」についての考えはどうか。  五つ、浅江小学校に陶芸教室を設置されるが、後期基本計画には公民館整備となっている。この教室の位置づけについて。  六つ、光井中学校グラウンド工事は、現在地に移転のときから問題であったが、今回の工事は徹底したやり方であるのか。と質したのに対し、執行部より1点目、最初は学校5日制推進委員会でスタートしたが、いじめ等が問題化し始めた時点で、学校5日制及びいじめ問題対策協議会とし、委員24名で年2回の協議を行っている。カウンセラーは昨年浅江中学校に1名加配教員をいただいた。8年度にももう1校予定をしている。不登校についてもその状況によっては登校を強制しない。  また、区域外就学をも認めていくことを生徒指導で考えている。  2点目、コンピューターを利用することは授業改善の一つの指導法で、中学校では数学、理科、技術等で利用しているが、関心度は高いと思う。  3点目、浅江小学校土地借上料については、光高用地との関係で交渉してきたが、交渉の過程で買い取りの意思を含めて県当局とも話し合った。将来価格面等条件が折り合えば教育施設でもあり買い取りが望ましいと考えている。  4点目、移動図書館にかわるものとして公民館に配本し、年間約3万冊が貸し出されている。移動図書館の便利さは理解できるが、1冊貸し出すのに数千円かかるのが実情である。  5点目、浅江小学校に開設する陶芸教室については、西部地区を対象と考えている。ちなみに市内陶芸教室の登録者192名中、西部地区の方々は浅江公民館を主体に31名となった現状である。今後これらの方々を主体に新たに希望するグループにも対応していきたい。  6点目、光井中学校グラウンド補修は、排水処理、土入れ等十分な対策を考えているとの回答があった。討論なく採決に移り、議案第1号のうち教育委員会所管分は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、福祉部関係の議案審査について申し上げます。  議案第16号、社会福祉施設整備費借入金に係る利子補給条例の一部を改正する条例は、補助対象施設社会福祉法人等が整備する老人介護支援センターを追加するとの説明の後質疑、討論なく全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第17号、光市社会福祉施設整備関係借入金償還元金に係る補助金交付条例の一部を改正する条例については、1点目、県の要綱改正に連動したもので、今回老人介護支援センターを新たに加えたもの。  2点目、補助対象の範囲を国庫補助事業に限定していたが、国庫補助または公益補助のうち、いずれか低い方の補助を受けたケースに改めるものとの説明を受け、質疑、討論なく全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第1号、平成8年度光市一般会計予算のうち、福祉部所管の審査について申し上げます。  執行部より総合福祉センター基本構想策定委託料500万円は、保健、福祉、医療の一体的サービスを提供するための活動拠点づくりのための専門コンサルタントへの委託経費、時間延長型保育サービス事業費1,066万6,000円は働くお母さん方を支援するための1時間から2時間の延長保育に対する助成。私立保育所措置委託料4億8,079万2,000円は私立8園715名に対する措置費等、詳細な説明を受けた後、委員より一つ、総合福祉センター基本構想委託料500万円には基本設計料を含んでいるのかと質したのに対し、施設の根幹をなす構想づくりの委託で、基本設計料は含んでいない。8年度1年間かけて作成するが、委託にあたっては市の方から一定の仕様書等を示す予定。  二つ、老人福祉について。  (1)介護支援センター運営協議会の協議内容は。  (2)夜間の介護支援センターの対応はどうか。  (3)しまた介護センターは今までと同様な体制で臨まれるのか。  (4)退院者の支援体制について、病院と福祉が協議することがあるのか、と質したのに対し、介護支援センター運営協議会は、在宅の寝たきり老人及びその家族の在宅介護に関する相談や福祉サービス等を総合的に受けられるための連絡調整等を定める。毎年1回開催し、定員10名に対し現在委員は9名である。  (2)介護支援センターの夜間対応は、委託先の福祉施設が対応し、必要があれば介護支援センターの職員に連絡を取る。東部の施設は夜間の利用がまだなく、西部の施設では年数件であり、24時間対応についての啓発不足であると感じている。  (3)しまた介護支援センターは東部、西部の施設と同じ体制で運営する。国の基準ではソーシャルワーカー及び看護婦の2名となっているが、光市では単独でホームヘルパー1名ずつを別枠で配置している。  (4)病院退院者の情報は保健センターに入り、退院後在宅で介護できないとの相談もあり、その場合には老人保健施設等の紹介などをしている。  三つ、児童福祉について。  (1)延長保育で保育所により延長時間が違うため、各家庭の事情によっては近くの保育所では時間が合わないという問題もある。どのように対処されているのか。  (2)保育料軽減措置で、3歳未満児の最高階層はどのようになっているのか。 と質したのに対し、(1)延長保育で一番早いのは2カ所で朝7時、他は7時30分。夕方一番遅い保育所では20時、それ以外は19時までとなっている。時間が合わないときは直接保育所に相談されるようにお願いをしている。  (2)保育料の軽減内容は、3歳未満児最高階層の11階層から12階層への格差約2万円ぐらいであったのを額にして8,500円減額し、県下格差の平均値約19%程度に合わせることとし、現在の月額7万6,000円から6万8,000円程度に引き下げているとの回答の後、討論なく採決に移り、議案第1号のうち福祉部所管分は全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号、平成8年度光市同和対策住宅新築資金等貸付特別会計予算については、質疑、討論なく全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、平成8年請願第2号、「高齢者憲章制定」に関する請願書について審査に入り、委員より市民憲章あるいは老人クラブが採用している県の「老人憲章」との関係など、まだ検討が必要ではないかとの意見があり、本件は継続審査するということで、その旨議長に申し入れをいたしました。  以上で報告を終わります。 ◯議長(田中 虎男君) ただいまの報告に対し質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。  次に、建設委員長よりお願いいたします。高橋建設委員長◯建設委員長(高橋 由雄君) では、建設委員会の報告をいたします。  3月14日建設委員会を開きました。まず、議案第3号、平成8年度光市簡易水道特別会計予算について審議いたしました。  上ケ原簡易水道事業は、給水戸数44戸、年間給水量9,490トン、1日平均給水量26トンをもとに予算編成が行われました。公債費の償還などに対する一般会計からの繰り入れも行い、安全、安定給水を行うとの報告を受けました。  また、岩屋、伊保木地区の事業が簡易水道事業として実施されますので、農業耕地課より報告がありました。御存知のこの計画は対象戸数及び人口は、岩屋地区34戸76人、西伊保木地区22戸78人、東伊保木地区46戸140人となっています。配水管の延長は約5,800メートル、また水源から配水池への送水管延長は約1,800メートルで、合わせて約8,000メートルの配管工事を行うもので、平成10年度に完成を目指しています。  本年度の予算総額は、1億7,777万7,000円、工事には約1億7,489万円が充てられ、低地区配水池と配管延長の配水管及び送水管など約3,400メートルを施工し、高所の配水池建設のための用地買収費などが主なものである。  歳入の主なものとしては、国の補助の50%、県の補助金が25%、1,450万円が一般会計から繰り入れ、市債が約4,100万円で慢性的な水不足解決のため早期建設に努力するとの報告があり、それに対して委員より、  1、市債の利率はできるだけ安くするように。  2、工事にあたっては道路も狭く地盤も軟弱、地下水利用のため陥没等にならないように注意してほしい。担当職員が1名つくようだが、総合的に工事を管理できる業者の体制も必要ではないか。  3、上水道ができれば、当然下水道の整備の問題が起こってくる。二重投資にならないよう将来を見据えた配管が必要なのではないか、などの質問、意見が出され、それに対して  1、市債は政府資金を使う。約3.8%ぐらいと思う。  2、工事にあたっては、地元の人々の迷惑にならないように慎重に工事を進めていきたい。  3、集落排水、下水排水などについては、現在の計画には入っていない。今後検討させてほしいなどの答弁がなされ、全会一致で議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号、平成8年度光市水道事業会計予算の審議に入りました。  今後の水道事業の整備計画については、平成8年度中には基本計画の策定を完了し、実施に向けて関係機関との協議に入りたい。現在厚生省では、本年上旬に耐震化計画指針を発表する。日本水道協会も緊急時の相互支援活動のネットワーク化を発表する。また光市防災計画との整合性も図りながらソフト、ハード両面から計画に取り入れ、基本計画を策定したい。  平成8年度の予算については、7年度の実績をもとに水量算定をし、極力経費節減に努力し、水道料金は現行料金を引き続き維持することで予算編成を行う。業務予定量は給水戸数1万6,700戸、年間給水量は1,271万トン、1日平均給水量は3万4,820トンを見込んでいる。  主な事業としては、未給水地域の解消と安定給水を図るため7件、震災対策として島田1丁目の虹森線道路建設に伴い、配水池より浅江方面の配水管を新たにダクタイル鋳鉄管500ミリを660メートル敷設し、2本にして安全対策を高める工事など3件。  出水不良対策では、三井殿河内などの布設替え工事を行う。また、消火栓は新たに7カ所増設する。  整備事業では、石綿管布設替え工事として6カ所、延長1,165メートルの改良を行う。石綿管は7年度末9,250メートル残っており、今世紀中に取りかえをぜひとも完了したいという目標で努力している。  林浄水場管理本館の改修工事は、中央管理室、受電室、送水ポンプなどがあり、建物が崩壊すれば長期断水が予想されるので、震度7に耐え得る基準で改良することにした。水には市民の関心が高く、浄水場に年間800名を超える人が見学に来られる等もあって、浄水場内の造園整備、フェンスの整備などを行いたいとの報告を受け、委員より  1、他会計の負担金、消火栓の維持管理費は具体的にはどう使われるのか。  2、公営企業と民間企業とでは減価償却の算定が違うのか。  3、水道整備計画策定調査費は具体的にどうされるのか。  4、島田1丁目のDIP管の布設は西側だけではなく、東側も必要なのではないか。  5、中村町の火災のときに、消火栓の水の出が悪いという話を聞いたがどうか。  6、石綿管の取り替えの単価はどのくらいか。  7、工事施工後の道路整備について苦情が多いのでその改善を。などの意見が出され、それに対して  1、消火栓の金具等の壊れたものや消火栓の枠などが崩れたものなどの改修費用。  2、公営企業の減価償却の方法は、現金の支出は伴わない。積み立てるのではなく再投資に回していくという経理の方法がとられている。  3、水道整備計画策定調査費は、光市と同程度の水道施設の管理実績等の資料収集を実施するものである。  4、島田1丁目虹森線のDIP管は東西に分けて入れていく。  5、消火栓の水圧は、消防署の方で全市内の水圧を測定しているので、その報告に基づいて協議改善していく。  6、国道、市道等で単価は異なるが、350ミリの国道はメートル当たり8万円から9万円、市道100ミリ管は約3万円程度である。  7、工事後の道路舗装については、よく注意して改善に努力している。などの答弁があり、討論に入り市民生活にとって欠かせない水道料金に消費税を転嫁することは、料金の実質上の値上げであり、これが5%、10%にでもなれば市民の負担は大変であり、安くおいしい水が市民の有位性の一番のものだけに、消費税の転嫁はやめるべきである。  また、水道企業は公営企業であり、設備投資が多額に必要。しかも水道施設が更新の時期にきている。4次計画を進めると膨大な設備資金が要る時期に差しかかっている。公債費の利息も高く、しかも独立採算制が押しつけられているので、このままでは料金値上げが大幅になる。改善が必要である。長期にわたり料金を据え置いて努力しているのはわかるが、以上の理由で反対との意見が出され、採決の結果、賛成多数で議案第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、建設部関係の議案審議に移りました。  議案第1号、平成8年度光市一般会計予算のうち建設部所管分と、議案第24号、花園住宅建替工事(建築工事)請負契約の締結に係る予算について審査を行いました。  まず、土木課の主なものは、道路新設改良工事は改良14路線、舗装整備17路線、用地買収は1万8,800平方メートルの9路線、家屋補償は5路線。道路維持費は側溝補修約2,400メートル、草刈りや交差点の安全対策として水銀灯6灯の新設。地方道整備事業は虹森線192メートルの工事施工で、全事業区間延長1,320メートルの道路形態の完成が行われる。河川整備の主なものは虹川改修や島田市の排水の見直しのための調査。港湾整備費の主なものはスポーツ交流村のヨットハーバー、エコ・コースト事業(虹ケ浜高潮対策)の現地実証実験工事の着手などである。  都市整備課に関するものは、室積地区の住居表示関係、光井土地区画整備事業、冠山公園のイベント広場、日本庭園等のセンターゾーンの実施設計などである。また、大蔵池公園の多目的広場、駐車場の整備などである。  建築住宅課の主なものは、花園住宅建替工事の8年度事業分、市営住宅の修理、緑町、幸町住宅建替調査。市営住宅管理運営に関するものである。などの報告を受け委員より  1、室積地区の道路計画調査委託料とあるが、庁内で策定ができないのか。  2、脇田線の改良工事で道路の狭いところもあるが、道路拡幅もあわせて検討してもらいたい。  3、島田地区の雨水排水調査委託料は別の水路をつくるのか。  4、住宅の使用料の収納率はどう算定されているのか。  5、市内にポケットパークが各所につくられつつあるが、その管理は。  6、海商通りの整備は全体的な方向としてどのようにしているか。  7、道路工事にあたって入学式、卒業式などに対する配慮を。  8、冠山総合公園の整備の進め方についての説明をしてほしい。などの意見が出され、それに対して  1、室積地区の道路計画については、全部委託するのではなく土木、都市整備、下水道などの三者でよく協議して、できるだけ内部で進めたい。  2、脇田線の改修については、道路が狭いところは承知している。通学の安全等を図るため今後検討したい。  3、虹森線の全面道路整備によって流水がどうなるのか。もう一本の水路の必要性があるのかどうかも含めて調査をしたい。  4、住宅使用料の算定は、前年度実績を基礎に年々改善を図りたいということで、収納率94%で設定した。  5、公園の整備管理については、市民の協力について検討したい。  6、海商通りの整備は、普賢寺から八幡様のところがメインであるが、たたずまいをかもしだす雰囲気をつくっていきたいと考えている。しかし、ある程度集中的な整備をしないと効果が上がらないので、現在は郷土館周辺に力を入れていきたい。  7、道路工事については、入学式、卒業式などは当然配慮をするよう業者にも徹底していきたい。  8、冠山総合公園の基本設計は既に行っている。今度のものは8年度、9年度に実際に工事を進めるための詳細な設計を委託するものである。などの答弁があり、議案第1号は全会一致で原案のとおり可決すべきのと決しました。さらに、議案第24号の工事請負契約の締結についても、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第19号、光市下水道条例の一部を改正する条例及び議案第7号、平成8年度光市下水道事業特別会計予算については一括審議しました。  まず、光市下水道条例の一部を改正するものは、平均12.8%の値上げで、平成8年4月1日から実施するものである。ただし、経過措置として浅江、島田地区は5月分より、光井地区は6月分から新料金になる。これは周南流域下水道の負担金の改定が主な要因である。昭和61年から平成2年までの5カ年間赤字期間として県、各市町が2分の1ずつ立てかえで運営し、平成3年より平成7年までを収支均衡期間として、平成8年度より平成12年の5カ年間で立替金を返済する期間として、当初決定した方針に基づくものである。その返済額は1億3,721万8,000円、この金額を今年度から平成12年まで5カ年間で返済する計画で計算されたものである。  議案第7号は、平成8年度の下水道事業特別会計予算です。  本年度の予算総額は24億9,141万2,000円で、前年度より約1億3,490万円減額となっているが、これは光井ポンプ場建設が完了したためで、一般事業は前年度並みの事業が予定されている。などの報告を受け委員より  1、料金の改定は周南流域下水道の負担金が上がったのが主な原因なのか。  2、赤字を取り返すつもりの料金改定で、収納率が悪くなり赤字にならないか。  3、資本費的平準化債とは具体的にどういうことか。  4、県下、あるいは周南の下水道改定の動きがあるのか。  5、市に黒字として返ってくる立替金及び消費税の還付金はどのように活用されるのか。の質問に対し、  1、料金の改定については下水道の使用料の構成は、県の負担金と市の維持管理費がもとであることから、今回県の負担金がトン当たり96円が110円に改定されたことにより、市の維持管理費を加算した使用料は117円が132円となるもので、一般家庭で25立方メートル使用の場合、月に2,925円が3,300円となる。  2、収納率を上げるということは大変で口座振替の普及、特に郵便局の口座振替を要望している。職員の臨戸訪問も強化して収納率を上げたい。  3、資本費的平準化債は、資本費が地方公営企業の全国平均を著しく越える事業に対しての平準化。利率は4.3%で一応計算している。  4、宇部、小野田市で改定があり、周南流域関連では4町が12月議会で改定済みである。  5、黒字の返還金及び消費税の還付金は下水道特別会計に入り、一般会計の繰入金の軽減を図る。などの答弁があり、討論に入り、今度の値上げ案は5年前に決めたから上げるという方式で、電気料、人件費などの値上がりが当初見込みよりも下がっている社会的情勢などを考慮せず、当初の計画どおりやるという公共料金を抑えるという考えのない官僚的なもの、しかもそのもとになる県の数字も市民には見えない値上げには納得できない。  また、生活に密着している下水道に消費税を転嫁すべきではない。政府は来年消費税の値上げを計画しているが、そうなればまた実質上の下水道料金の値上げとなる。光市はできるだけ値上げを抑えようとしている努力はあるが、反対との意見が出されました。採決の結果、賛成多数で議案第19号及び議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて議案第25号、周南流域関連光市公共下水道根幹的施設の建設工事委託に関する協定の一部を変更することについて、これは光井ポンプ場の建設精算金が177万円減額になるもので、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、建設委員会の報告を終わります。  なお、詳しくは会議録が事務局にありますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。──ちょっと報告を修正します。「議案第24号の」工事請負契約の締結、いうのを私がどうも「議案第2号の」と発言をしたので、修正をしてほしいということでございますので、修正をいたします。 ◯議長(田中 虎男君) ただいまの報告に対し質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。  最後に総務委員長よりお願いいたします。山本総務委員長。 ◯総務委員長(山本 幸伸君) おはようございます。休会中の去る11日総務委員会を開催し、付託事件の審査を行いましたので、その概要と結果について御報告申し上げます。  まず、議案第11号、光市部制条例の一部を改正する条例、議案第12号、光市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第13号、固定資産税及び都市計画税の納期の特例に関する条例、議案第15号、光市特別会計設置条例の一部を改正する条例、議案第20号、光市防災会議条例の一部を改正する条例、議案第21号、光市災害対策本部条例の一部を改正する条例、議案第22号、光市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例についてを議題とし、執行部の提案説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第1号、平成8年度光市一般会計予算(総務委員会所管分)について申し上げます。審議の中で、1、市民税、固定資産税、軽自動車税、それぞれ滞納繰り越し分があるが、その収納率が15%ということで設定されているが、設定率が低いのではないか。  また、収納率向上のための対策、取り組みについて、2、JR跡地の土地利用計画調査委託料300万円となっているが、先に目標を立てて調査すべきもので、今から考えるというのでは主体性に欠けるのではないか。3、公債費負担比率の今後の推移について。4、行政情報化基本計画等策定委託料500万円についてを質したところ、1について、市税の徴収方針は自主納税を推進するとともに、新規の滞納者の発生を未然に防ぐことに重点を置き、現年度分を優先している。納税指導や納税意識の高揚を図り、悪質者には行政処分も行い収納業務に努力している。  また、滞納繰り越し分についても、現年度分が完納すれば納付するように指導している。収納率15%は今までの収納経緯及び実績を勘案して予算計上をした。固定資産税、軽自動車税についても同様に予算化したが、徴収の努力目標は当然予算計上以上を目指す。  2の土地の取得にあたっては、先方の意思との調整のタイミングというものがあり、基本的には目的を明らかにして議会に提案して取得するというのが最も望ましいが、JR用地については平成9年度中に買収をした場合には一定の財政的な支援もあるということもあって、この土地に限らず、場合によっては必ずしも目的が明らかでない土地を将来のために先行取得するというケースもある。  3の公債費負担比率の今後の動向は、平成8年度は14%程度になると見込んでいるが、今後の推移としては総合体育館などの起債の償還が本格的に始まることなどに伴って、平成14年には17%を若干超える。  4の行政情報化基本計画については、光市の情報化を進めるための指針となるもので、現在、情報化プロジェクトチームを設置して、財務会計などの行政内部事務あるいは生涯学習情報などの行政情報提供業務等の検討を進めている。これと並行して業者へ委託をして光市のOA化の現状調査、またその結果を踏まえての課題に対する解決策、代案の検討、新しいシステム、既存設備の活用方策などの検討を進め、計画の原案を策定しようものとするもの、との答弁がありました。  討論に入り、有位性を生かしたまちづくりと言いながら、限られた予算の中で思い切ったことをするには無理があり、大変厳しいものがあったという点では理解するが、従来通りの予算配分に変わりはない。  また、税の不公平感を是正しなければいけないが、残念ながらそういったものになっていないことから反対せざるを得ないとの反対討論の後、政策は市民のためにあらねばならないが、このたびの予算はまさにそのことが反映されていると思う。  また、いろいろな問題への対策、世代間での公平な予算を貫き、地域においても光が届きにくいところへの配慮などきめ細かなところへの配慮がなされており、概ね評価できるとの賛成討論がありました。採決の結果、挙手多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号、平成8年度光市競艇事業特別会計予算についてを議題とし、執行部から説明を受けました。審査の後討論に入り、極めてギャンブル性が高いということで、これらに財源を求めるべきでないとの反対討論がありました。採決の結果、挙手多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、その他の項で1、土地評価について、2、行政改革について、3、公共事業について、4、市役所出入口の安全確保について等の質疑がありました。  次に、平成8年請願第3号、島田川の自然と水を守るための請願についてを議題とし、紹介議員でもあります藤田委員より請願の趣旨説明を聞いた後、委員より請願の趣旨を理解するとの発言があり、全会一致で採択すべきものと決しました。  最後に、継続審査となっております平成6年請願第2号、「上関原発」誘致反対を求める請願についてを議題とし、執行部より休会中の調査結果について報告を受けた後、委員より一通りの学習もしたことだし、請願者の願いを謙虚に受けとめて結論を出すべきではないかとの意見と、この2年間に数々の研修会への参加や現地の研修等もしてきた中で、結論を見い出すに足り得るものを得ることはできなかった。このような中で、採択か、不採択かの二者択一の選択も困難な状況にもある等々の意見が出された後、我々の任期内に結論を出せないことは大変に残念であるが、安全性について研究課題とする必要があるとの意見が出され採決の結果、継続審査としました。その旨議長に申し入れをいたしました。  以上が総務委員会における付託事件の概要と結果です。  報告を終わります。 ◯議長(田中 虎男君) ただいまの報告に対し質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。
     以上で委員長報告を終わります。ただいまの総務、並びに教育民生委員長からの報告にありましたように、平成6年請願第2号、平成8年請願第2号は、会議規則第104条の規定に基づき、継続審査の申し出がありました。よって、お諮りいたします。平成6年請願第2号、平成8年請願第2号はそれぞれの委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、平成6年請願第2号、平成8年請願第2号は総務並びに教育民生委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。  次に、平成6年請願第3号、平成8年請願第1号、並びに平成8年請願第3号の3件につきましては、いずれも討論の通告がありませんので、これより一括採決いたします。  お諮りいたします。平成6年請願第3号、平成8年請願第1号、並びに平成8年請願第3号の3件につきましては、それぞれ委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、平成6年請願第3号、平成8年請願第1号、並びに平成8年請願第3号はそれぞれ委員長報告のとおり採択されました。  ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前11時43分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後1時05分再開 ◯議長(田中 虎男君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより討論に入ります。まず、議案第1号について討論の通告がありましたので御発言願います。高橋議員。 ◯17番(高橋 由雄君) 議案第1号、平成8年度光市一般会計予算について、反対の立場から討論に参加をさせていただきます。  本年度の予算は末岡市長になられまして最初の本格的な予算編成であります。また市長自身が言われておりますように21世紀へのかけ橋として第3次総合基本計画をつくられて、その第1年の年と、最初の予算であるというような意味でも極めて重要であります。  しかも時期的に見まして、市制50周年、そしてこの節目の年をこれから光市をどうやっていくのかという点での第1年目の予算として極めて重要な内容を持っていると思います。  それで、例えば徳山市などでは、前年度比マイナス3%というような状況で、しかも手数料を初めすべてに近い公共料金の値上げを行って予算編成をするというのに比べまして、非常に財政が困難な中にもかかわらず、この予算は2.4%増、しかも新事業が140を超えるというような非常に積極的なと言いますか、予算を編成をされました。  例えば、光市の隅々まで陽の当たるようないうようなことで、牛島の水問題や、小周防、高野の道路改良の問題を初め、地域的にも非常な目配せを行われているということと、昨年行われました市政懇談会での市民の意見、ないし、この議会で議員の皆様方がいろいろと発言をされた件についても、できるだけ取り上げていこうというような形で細かい配慮がなされているという点でも積極的な予算であると評価ができるものであります。  国の市の単独事業が、地方財政計画によって近年になく切り縮められまして3.1%増という中にあって、光市の単独事業は前年度比11.7%増というような形でもそのことが裏づけられるのではないかというふうに思います。そういう点では、市長がことしの市政の事始めのときに後期計画をつくるのにあたって改革、刷新、そして創意工夫ということで努力していこうということを市の職員にお話をされた。その内容を私新聞で読んで見まして、そのことは市長自身に言い聞かせていることではなかろうかということで、好感を持って受け取ったんですが、そういうことが予算の上でも出ているという点では、私は努力の跡は正当に評価しなければならないというふうに思います。  ただまあ、全体として見まして、限られた予算という点もあろうと思いますが、財政が非常に深刻な状況であるというところから、広くて薄いというきらいは前の質問でも指摘したところであります。なぜそうなるのかと言うと、まず第一はやはり国が地方交付税の改悪、補助金カットなどというような形で地方財政が苦しいにもかかわらず地方財政を圧迫するような、そういうような動きがますます強まってきていることが第一の原因であろうと思います。  まあ、こういう中で市民の要求、そういうものを実現していくのは並大抵のことではないと思いますけれども、どうしても私たちは指摘をしなければならない第一の問題は、御存じのように非常に地方の時代などと言っておりますけれども、起債一つみても、また交付税、交付金のあり方一つみても、きょう審議されましたような国保一つ取ってみましても、口では地方の時代とか、地方分権とか言っておるけれども、中央集権はますます強まっていると言わざるを得ない内容であります。  ですから、3割自治とか1割自治とか言われますが、制約が非常にあるのはわかるんですけれども、その中におっても、なおかつ市長が言われるように21世紀に向かって「ひともまちも自然もひかり輝くまち」にしていこうと言う時にはどうしても逃げてならない、いわゆる解決をしていかなければならない問題が多々あると思うんでんす。それに対して残念ながら真正面から取り組んでいくという姿勢に欠けるんではなかろうかというふうに思います。  例えば、その第一の問題として光市の広域水道事業計画の──光地域広域水道事業計画のものであります。平成14年には17%にも起債比率になるというような報告がありましたが、そういうような状況のもとでこれから取水、上水施設をつくるだけで、水はあるのに140億円もの投資をしていく、そういうことは全体の市政の運営上大きな足かせになっていくのではないだろうか。  しかも、この問題について、残念ながら後期計画の中では、水事業の動向を見ながら他の町村とも──町とも協力して推進するという立場を明確にしましたが、私は20年前ぐらい、まだゼネコン行政が華やかなりしころ水と言えばダム、それから広域水道事業というものが出されて非常に大きな計画、投資が行われるということが依然として行われておりますが、最近では御存じのように、建設省ですらダム建設の見直しをしなければならない。いわゆる20年、30年前に計画をされたものについては、社会情勢の変化によって見直そうというような動きが出てきているような状況であります。  光市は、それでなくても水道事業は水がないところへ水を送るとか、それから耐震性を強化していくとか、4次計画には莫大なお金が要りますが、それに加えて広域水道を進めていくという点については、財政面から非常に大きな問題点がある。これに対して推進に踏み込むということについては、これからの光のまちづくりにおいて承服できかねるものであると。  しかも、この広域水道計画は、あの筏場に大きな取水場──取水堰を造るということによって、島田川の環境に大きな悪影響を及ぼすことは非常に明らかであります。環境問題を非常に重視している市長の立場から見ても、この問題は再考を要するものではないかと思います。光市の有位性の第一がアンケート調査にもありますように、おいしく──安くておいしい水、これが光市民の大きな財産の一つであるという中で、市長、忙しいから行ってごらんになってないかも知れんけど、中山川ダムの水を見てください。青く、また土色に濁った水、現在たまっております。こんな水を飲まされるのかというんで、見に行った人はみんなびっくりするような状況です。やはり何といっても水を、水道水をつくっていくためには、島田川の周辺の山を涵養して、きれいな水が川へ注ぐようなそういう対策こそ必要なのであって、広域水道事業によって水源を確保していくというやり方は時代遅れであると同時に財政面からも、環境面からも大変問題のあることであると言わざるを得ないのであります。  二つ目の問題は合併問題であります。  合併問題についてもこの予算に見られますように、市政の講演会等を開いてやると、それに対して私の質問に賛成、反対の立場からやるという市長のお考えを示していただきましたので、ある程度了解できるのでありますが、この合併問題が今進められているように2001年までというような強引なやり方がやる中で、合併問題にずるずる手を貸していくいうというやり方は、これから後期計画に基づいて「21世紀ひかり輝くまち」をつくっていく上において、政策決定権も計画実行権も失うようなことがあるならば、「まちも人も自然もひかり輝くまちづくり」という市長の情熱を傾けたまちづくり計画は、まさに宙に浮くと言わざるを得ないのであります。  そういう意味で、合併にずるずる引き込まれてくる姿勢は改めていかなければならないと思います。  また、拠点都市づくりの中でも、最大の目玉として湾岸道路の建設が合意され進められようとしておりますが、こんなものは光市にとって全く役に立たないと言わざるを得ないのであります。そういうところに、県の事業に巨大な投資が行われるならば、県事業で進めなければならない瀬戸風線の問題や、三島を中心とした三島橋の改修を初め、あの地域の開発については県の多大な力を借りなければなりませんし、浅江小学校の校舎の──用地の問題についても県にお願いをしていかなけりゃならない問題がたくさんある中で、合併を推進するということで湾岸道路などを重点にやるなどというようなことを考えてみますと、光のこれからのまちづくりにも大きな悪影響を及ぼすからであります。  また、3番目に原発の問題についても、これは環境の上から言っても、安全の面から言っても、伊予灘の極めて危険なところへ世界最大級の135万キロワットの原発が建設されると、いうのに対して、光市は建設にあたっての直接的な決定権はないけれども、地方自治の精神に基づき光市民の安全とそして安心、福祉の向上という点から見て、この原発建設の問題については避けて通れない問題でありますが、残念ながら末岡市長に対して市民は大きな期待を持っておるにもかかわらず、安全の問題は国の問題であるという以上がまだ出されておらない。21世紀に向かって今この上関原発問題は急速な勢いで建設を急がれようとする時期に差しかかっております。この時期にあたって、光市民の安全と安心、福祉の向上を図っていく上において、原発建設について明確なやっぱり確たる考え方を持つということは極めて重要でありますが、その点についてあいまいであると同時に、漁業栽培センターの建設に見られますように、原発絡みの事業については今までどおり推進するという残念な状況にあるというようなことも含めて、非常に創意工夫、そして改革・革新を何とかしていこうという情熱の跡は伺えるのでありますけれども、基本政策の上において従来と基本的に変わらない。国言いなり、県言いなりと言いますか、そういうような路線を歩んでおられるのでは、新たに寄せられた市民の熱烈なる改革と革新の期待に十分応えられないのではないかというふうに私は感ずるものであります。どうか、あなたは若いし、これからの政治家であります。そして誠実にいろいろな問題に対処されております。どうか、あなたが施政方針の中でおうたいになられましたように「ひともまちも自然もひかり輝く光市」をつくって未来に希望の持てる光市を建設する上にあたっては、今決断を迫られる重要な問題について政府や県言いなりではなくて、あなたに多くの期待をかけた市民の皆さん方の声を改めて確認をしていただいて、明るい希望の持てる光市を建設していっていただきたい。そのことを心から期待し、心からお願いをして反対の討論にかえる次第であります。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 次に、西村議員。 ◯12番(西村 憲治君) 私は、議案第1号、平成8年度光市一般会計予算案につきまして、賛成の立場から二十日会を代表して討論に参加いたしたいと思います。  市長は就任当初の所信表明で、光市政運営の基本的な指針として次の3点を申し述べられました。まず、第1点は、光市の有位性を生かした個性あるまちづくり、2点目は市民参加による心の通ったまちづくり、3点目は効率的な行政運営の推進であります。末岡市長におかれましては、就任以来2回目の予算編成を迎えられ、私たちもこうした末岡カラーが本年度予算にどのように反映されていくのか注目をいたしてきたところであります。  施政方針の中でも、第3次総合計画の後期基本計画に基づき、「ひともまちも自然もひかり輝くまち」の実現を目指し、本年度をその初年度として隅々までひかりの当たる施策を展開し、21世紀へのかけ橋を築いてまいりたいと決意を述べられ、この目標達成のため環境問題など今後取り組むべき5つの重要課題を掲げ、特に21世紀を見据えた多くの計画や調査業務に重点的に取り組まれようとされております。  新年度の施政方針、予算案を見てまいりますと、私どもがかねてより市民各層の要望に基づき要請してまいりました多くの課題につきまして、真剣にかつ誠意を持って取り組んでいただき、この予算案にも十分反映されているものと考えております。  さて、予算案の内容に目を向けますと、光市の有位性とも関係の深い環境対策として、光市の環境をよくする条例の精神に基づき、環境巡視員や環境パトロール車を配置し、指導や啓発活動を展開されるとともに、虹ケ浜、室積両海岸のクロマツ植栽など海岸松林の保全にも積極的に取り組まれようとしております。  また、100トン耐震性防火水槽の設置、市立病院の非常用自家発電装置の増設及び水道局林浄水場の耐震強化などに見られます市民生活に直結した防災安全対策にも格段の努力をされております。福祉対策としましては、総合福祉センターの建設を目指した基本構想の策定、島田在宅介護支援センターの建設、ひかり苑の地域交流ホームへの建設補助、休日などに対応したホリデー・サービスの実施等々その一層の充実が図られております。  さらに、瀬戸風線や虹ケ丘森ケ峠線などの幹線や冠山総合公園、花園住宅建設、岩屋・伊保木地区の水対策、下水道事業といった都市生活基盤の着実な整備を進められるとともに、ソフトパークへの企業誘致促進や、ポイントカード、広域化推進事業など商工業活性化対策、虹ケ浜サマーイベントなどの観光対策を初め、市民生き生き農園整備やふれあいの森整備事業、栽培漁業センターの建設など農林漁業振興に対しましてもきめ細やかな施策が展開されております。教育関係におきましても、生涯学習の充実や野外活動センターの建設、学校施設やスポーツ公園施設整備、空き教室を活用した陶芸室整備など、市民の御意見や御提言を踏まえた事業実施に努められておられます。このほか行政情報化や広報公聴活動の充実など、効率的な行政運営や幅広い情報提供による市民サービスの向上にも配慮がなされているものと考えております。税収などの伸び悩みが予想される中で投資的経費のうち、単独事業におきましては、前年度比11.7%の増となるなど市民生活や景気対策に視点を置いた予算を編成され、その努力に感謝申し上げたいと思います。  しかしながら、公債費の増加にあらわれておりますように、今後公債費負担比率などの上昇が予測され、財政構造の硬直化も懸念されるところでありますので、財政運営の健全性の維持にも十分留意され、またこのたび策定されました後期基本計画や行政改革大綱に基づき、市民が将来に夢と希望を持てる施策の展開に取り組み、その負託にこたえていただきますよう強く要望するものであります。  最後に、私どもがかねてより市民各層の要望に基づき提案してまいりました多くの課題が本予算に反映されており、改めて敬意を表しまして私どもの賛成討論を終わります。 ◯議長(田中 虎男君) 次に、守田議員。 ◯6番(守田  勉君) 私は、議案第1号、平成8年度光市一般会計予算案につきまして、光萌クラブを代表し賛成の立場から討論に参加したいと思います。  末岡市長にとりましても今年度予算は自分の理念を生かせる自主的な予算編成と言っても過言ではありません。そういう意味で多くの市民及び議会は光市の個性的なまちづくり実現にどのような手腕を発揮されるのか注目してまいりました。  予算書の内容を見ますと、市民集会で各地域の市民から要望があった事項及び各会派の議員が壇上から一般質問などで行政に対して要望した事項等実現可能性があるものに対し、きめ細やかな配慮がなされておる感じが見受けられます。これは市民本位のまちづくり、また市民参加型の行政を目指しておられる末岡市長の考え方が反映されており、まことに喜ばしいものと思います。  しかし、末岡市長が掲げられております光市の有位性を生かしたまちづくりの基本となる構想が本年度予算では見受けられません。ただ、その構想の種がまかれているという感じが見受けられます。具体的には1、行政情報化基本計画策定費、2、JR跡地利用計画調査費、3、総合福祉センター基本構想策定費、4、障害者福祉基本計画策定費、5、住宅団地開発適地可能性調査費等であります。これらの調査費を計上していることは来年予算以降において末岡市長の言われるまちづくりが実現するものであることを期待しておきます。  次に、緊急の課題であります環境対策につきまして、光市の環境をよくする条例の具体化の一環として、環境パトロール車の購入及び環境巡視員などによる自然環境保全などに特に積極性が見受けられます。  また、市民の財産と安全を守る立場から、昨年の阪神・淡路大震災を教訓に地域防災計画の見直しに着手されるとともに、引き続き耐震性防火水槽の設置を進められるなど防火対策の着実な対応がなされているものと受けとめております。  しかし、我が会派が特に要望しておる行政の情報化への取り組み、または行政改革、事務等の効率化についてはまだまだ十分な対応がなされているとは思われません。今後ともこれらの事項に留意し積極的な予算査定をお願い申し上げておきます。  最後に、本年度の予算規模といたしましては、前年度比2.4%伸びを確保されているものの、景気低迷の影響から、財源的には税収環境など大変厳しい状況にありますので、行政大綱策定委員会の答申を経て策定されました光市行政改革大綱の精神に基づき、簡素で効率的な行政運営に精力的に取り組んでもらっていただきますように強く要請いたしまして、議案第1号、平成8年度光市一般会計予算案に対して賛成の意をあらわし、討論を終わります。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 次に、白丸議員。 ◯3番(白丸 利一君) 私は、平成8年度光市一般会計予算案について、民社クラブを代表し賛成の立場から討論に参加をさせていただきます。  末岡市長は今議会の初日、施政方針の中で10年後、20年後の光市の姿に責任を持たなくてはならないというふうに述べられました。その言葉のとおり平成8年度の予算を編成されるにあたって、市長と語る市民集会を初め市内各地の市民ときめ細かく対話を進められ、市民の意見を反映されたことと同時に議会制民主主義を尊重され、議会の意見も十分反映した予算案になっていると思います。  第3次総合計画の折返点となった平成8年後期基本計画策定に取り組まれ、それにあわせて予算案を精力的に取り組まれました。教育、文化、スポーツ対策、福祉、健康、安全対策、道路、河川、公園、上下水道対策、農林水産、商工、観光対策、そのすべてに水木前市長の政策を継承されたことに加え、末岡カラーで奥深い味つけがされておりその努力の跡が伺えます。  中でも、行政の温かい光が届きにくかった牛島、伊保木地区の水源対策は地元住民の長年の願いでありました。当該地区の水源対策の着手によって、住民の快適な市民生活に大きく貢献することになり、一定の評価をするものでございます。  また、学校週5日制及びいじめ問題対策協議会の設置、福祉面におきましても、エンゼルプランの策定のためのアンケート調査や、島田介護支援センターの建設等々多くの施策が私ども民社クラブの地域間での公平、世代間での公平という考え方にも当てはまる予算で、まさに「政策は市民のためにあらねばならない」という末岡市長の考え方がうまく表現された予算案であると言えます。  しかしながら、「ひともまちも自然もひかり輝くまち」の実現をさせるためには、大きな行政課題を克服していく必要があります。周南地区において確たる位置づけに評価されるようなまちづくり、例えば瀬戸風線や新バイパス、通称湾岸道路、環境をよくする条例にのっとった松林の保全や虹ケ浜海岸保全事業、冠山総合公園、ひかりソフトパークへの企業誘致など、国・県が関係する大事業を完遂しなければなりません。  そのためには、国・県との太いパイプ、これは地方分権が確立されていない今日では不可欠なものであります。末岡市長におかれましては、国・県との良好な関係を確立され、これらの大事業を早期に実現されますよう強く要望申し上げまして、賛成の討論といたします。 ◯議長(田中 虎男君) 最後に今村議員。 ◯2番(今村 鐵雄君) 私は、議案第1号、平成8年度光市一般会計予算につきまして、賛成の立場から公明を代表して討論に参加したいと思います。  市長は施政方針の中で「市民参加による心の通ったまちづくり」、「光市の有位性を生かしたまちづくり」、そして「政策は市民のためにあらねばならない」、また「10年後、20年後の光市の姿に責任を持たなきゃならない」等々の市長の信念を披瀝されております。その上で今回の平成8年度の予算は第3次総合計画の後期基本計画の「ひともまちも自然もひかり輝くまち」と目標を設定し、平成8年度はその初年度として取り組まれたと述べられております。私たち公明も市民とともに、この光市のまちづくりを進めていく信念は同じであります。  そこで、戦後50年今これまでの我が国の100年にわたるまちづくりは、欧米の諸都市をモデルに、また首都東京一局集中のもと、全国同じようなまちづくりが進められてきたと言われております。  しかし、一般質問等でもるる述べましたが、21世紀をすぐ迎えようとする今日、高度技術革新、高度情報化社会、国際化、超高齢化社会、生活環境変化等々に対応し、地方分権に向かわざるを得ない情勢の中で、各都市は主体的にそれぞれのまちづくりを目指す時代になってきていると思います。  しかしながら、地方分権にしてもまだ不透明であり、我が光市は周南合併を目指すのか、目指さないのか、今は不明確であり、財政的にも今日では将来明るい展望も見えてこない。高齢化も全国平均より早く進展していることは確実であります。そのほかいろいろの背景、情勢を踏まえて、市長はこのたび市民集会や市民アンケート等の市民ニーズを把握され、後期基本計画を策定、また他市よりも早く行政改革大綱策定にも取り組まれ、光市のまりづくりの一定の方向を示された策定努力には敬意を表したいと思います。  そこで、平成8年度の予算についてでございますが、さきに述べた背景から見ますと、昨年より2.4%増の172億円、そして予算の内容も私たち公明は妥当であると判断しております。一般質問でも述べましたように、物から心への時代であり、生活者優先、福祉充実、生活環境改善、文化面の向上等の要求に対して、数多くの生活者優先、市民ニーズに配慮された新事業が数多く取り組まれておるところであります。市民との対話、コミュニティ推進では市民ふれあいトーク、ふれあいコールほか、福祉関係の各新事業、また現事業の充実、防災関係の一歩前進の取り組み、農林水産関係も市民生き生き農園整備事業などユニークなもの、商工関係、また観光、教育文化関係ときめ細かい気配りが伺われ、一定の評価をしているものであります。  しかし、市長は「まちづくりはひとづくり」と言われる。我々も同感であります。そして市政は市民との共生、つまり市民の協力が不可欠でありますと述べられていますが、我々にはもう少し具体的な政策取り組みがほしかったと思われます。  そして、後期基本計画に基づき光市は、まちづくりの骨子になる総合福祉センター基本構想策定、行政情報化基本計画、住宅団地開発適地可能性調査、商業環境意識調査などなど予算化されていることであります。しかしながら、執行にあたっては、充分に我が市のものにしていただきたい。視察などで参りますと、往々にして著名者の設計だから、またあの一流のところが調査をしたのだからと反省されるところがありました。光市はないと思いますが、まちづくりはじっくり時間をかけて取り組んでいただきたい。とにかくまちづくりの政策の失敗はその時限りの失敗に終わらない。時として復元不可能な環境変化をもたらし、次世代の市民に大きなつけを残すことになるからであります。  以上、財源厳しい中での予算取り組み作業、努力に感謝を申し上げ、我々なりの要望を添えて賛成討論を終わります。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第1号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第1号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第2号について討論の通告がありましたので御発言を願います。衛藤議員。 ◯1番(衛藤 高靖君) 議案第2号、平成8年度光市国民健康保険特別会計予算に対しまして、日本共産党議員団を代表して反対の立場から討論をいたします。  本来国民の生命と健康を守る健康保険事業については、国が責任を持って推進をするべきものと考えております。ところが国庫負担率の引き下げや老人保健への巨額な拠出金の押しつけ、さらに昨年度からは平準化という名のもとに、低所得者への負担の増大、こうした中で低所得者層対策、いわゆる急激な負担増を抑えるために、光市として6割、4割軽減制度を守ろうと、そうした中で応益割を36%のぎりぎりに引き上げる、こうした努力に対しましては一定の評価をいたすところです。  また、平成8年度からは納付回数を4回から8回に改善をしたこと、これも一定の努力として評価をしなければならないと考えております。  また、もう一つには一般会計から老健拠出金の超過負担分3,947万1,000円を新たに繰り入れる、こういったことも大きな努力であったということで評価をいたしておきたいと思います。  しかしながら、結果として平準化ということ、国庫負担の切り下げ、こういうものが影響しましてとりわけ低所得者層に対しての増税という結果となっているわけです。こういったことから到底私は今回のこの予算に対して賛成をすることはできない。それは国庫負担を増額をさせて、県助成のアップ、そして国民健康保険税の引き下げをという市民加入者の大きな要望、切実な要求、これに叶えられるものではない。こういった声を代表いたしまして本予算案に反対の態度を表明いたしておきます。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第2号は、先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。。                   〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第2号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第4号について討論の通告がありましたので御発言願います。藤田議員。 ◯9番(藤田 一司君) 議案第4号、平成8年度競艇特別会計予算について、日本共産党議員団を代表して反対の立場から討論に参加をいたします。  さて、競艇事業により一般会計繰り入れという地方自治体としての財政運営そのものの問題点とあわせて競艇事業そのものが極めてギャンブル性の高いものであります。私どもはこうしたものによる財源確保には反対であり、不公平税制の見直し等により新たな財源確保こそ本来のあるべき姿だと思っております。こうした立場からこの平成8年度──議案第4号、競艇特別会計予算に反対の立場を表明し、討論にかえます。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第4号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第4号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第7号について討論の通告がありましたので御発言願います。高橋議員。 ◯17番(高橋 由雄君) 議案第7号、平成8年度光市下水道事業特別会計予算について、反対の立場から討論に参加をいたします。  さきの委員長報告で基本的なところは述べておりますから、そう長々とやる必要はないのでありますが、改めて言いますと、まず第一に、下水道料金に消費税を転嫁していくという問題であります。消費税は言うまでもなく逆進性の強い税制度でありまして、今度政府が今決めているだけでも3%を5%にしていく。1%上げれば大体2兆4,000億円程度の増税になると言われる悪税であります。  しかも、来年度はことし行われた特別減税、そういうものもなくすと言われてまいりますと、5%値上げをしただけでもう9兆3,000億円程度の増税になり、しかも年間所得700万円以下の人たちはすべて増税と、サラリーマン世帯は9割近くが増税となるものであります。こういうものが生活に欠かすことのできない事業の料金に転嫁をするということは非常に市民生活にとって重い負担になります。  先日、私の自治会で総会がございまして、総会が非常に早く進んだ段階で、自治会長さんが今せっかく新年度の議会が開かれているので、少し報告をしていただけないかということになりまして、私なりに報告をしました。その中でね、今自治会総会に出て来るのは婦人が多いんですが、「ええ、どうして」という声で出たのは下水道料金を12.8%引き上げるという問題を報告したときであります。  だけど、まあ市長の与党ではありませんけども、私は、さっき委員長で報告いたしましたように、その根底には終末処理場の料金が上がるのが基本であって、光市の方はやむを得ず上げたんだというふうには私のあんまり主観を入れずに説明しておきましたけれども、給料は上がらない、不景気だというような中での12.8%の値上げ、これはやはり主婦にとっては非常に大きな御不満のように私は受けとめたのであります。  しかも、消費税を転嫁することによって政府の方針に従えば、また消費税の値上げで来年度、下水道料金を引き上げざるを得ないというような状況は、私どもは改善をしていかなければならない問題だというふうに思います。  だからといって、光市の進めている下水道事業すべてに反対をしているものではありません。非常に担当の方で努力をしながら順調に進んでいることは確かであります。環境をよくしていく上において下水道を整備していくことは極めて重要でありますが、政府のこういう公共──こういう事業に対する起債の問題なんかは利息はこの超低金利でありながら利息は極めて高い。それが事業を圧迫している、事業会計を圧迫している。それがまた料金の値上げをせざるを得ないとすべてが国民に、市民に犠牲を押しつけるような政治の仕組みになっております。
     しかも、そのような中で、全国的には下水道事業団を初め、ゼネコンと官僚との癒着による政治腐敗も生まれてくるというような今のやり方は改善していかなければなりません。幸い光市においてはそういうような問題はなく進んでおります。その努力は充分高く評価しながらも国民生活に、市民生活に欠かすことのできないこういう公共料金に果てしなく上げられようとする、しかも逆進性の強い消費税の転嫁が行われるということについては、どうしても賛成することができませんので、改善方を強く要望しながら反対の立場を表明するものであります。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第7号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第7号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第8号について討論の通告がありましたので御発言願います。衛藤議員。 ◯1番(衛藤 高靖君) 議案第8号、平成8年度光市老人保健特別会計予算に対して日本共産党議員団を代表いたしまして反対の立場から討論をいたします。  老人医療無料化制度が有料化されまして、その後老人保健制度が実施をされました。以来たびたびの改悪のもと対象者の個人負担も重くなり、制度そのものも改悪をされてまいりました。病院からお年寄りが追い出されるといった今日であります。  一方、各種健康保険からの老人保健への拠出金も年々増加し、とりわけ国民健康保険会計にとては会計そのものの厳しい状況のもとで、多額の老健への拠出はまさに限界と言わざるを得ないと思うのであります。そのため、一般会計からの繰り入れを増やさなければならず、結果的には地方自治体、そして国民への負担の押しつけとなっている現状であります。  老人医療無料化制度を国の責任で復活をさせ、地方自治体や国民、特にお年寄りに負担を押しつけることをやめて、お年寄りが安心して暮らせる社会の実現を目指すべきだと考えるのであります。一地方自治体の努力での抜本的解決はとても困難ではありますけれども、その基本的責任は国にある、こういうことは言えますけれども、本制度に伴う平成8年度光市老人保健特別会計予算を了とするわけにはまいりません。  以上の立場から本予算に反対の態度を表明しておきます。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第8号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第8号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第9号について討論の通告がありましたので発言願います。藤田議員。 ◯9番(藤田 一司君) 議案第9号、平成8年度光市病院事業会計の議案に対して日本共産党議員団を代表いたしまして、反対の立場から討論に参加いたします。  今日、自治体病院を取り巻く環境は全国的に厳しいものがあるわけでありますけど、関係者一同の努力、また光市立病院の発展のために努力され、MRIの購入やカルテ自動検索装置の設置、待ち時間の改善等々、より市民的な立場から愛される病院事業へと努力をされている点については高く評価をするものであります。  しかし、残念ながら医療経営面での消費税の適用、転嫁の問題、入院給食費負担の問題等々納得しがたいものがあり、反対の立場を表明し討論を終わります。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第9号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第9号は委員長報告のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。約10分程度休憩いたします。                  午後2時00分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前2時15分再開 ◯議長(田中 虎男君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  次に、議案第10号について討論の通告がありましたので、御発言願います。高橋議員。 ◯17番(高橋 由雄君) 第10号、平成8年度光市水道事業会計予算について、反対の立場から討論に参加をいたします。  光市の水道事業は、皆さん方も御存じのように光市の非常に大きな問題として、安くておいしい水、有位性の第一に上げられるということで市民は喜んでおります。  また、他市では全国各地で水不足が言われている中で、この光市の場合には市民の飲料水はもとより工業用水についても取水制限というようなことがなく行われておりますし、また、低料金を長く継続をして、今年度もまたその料金でいくという努力の跡はよくわかるわけでありますが、今年度の中でも出ておりますように安定、安全給水という立場から耐震対策、また未給水地域の解消というようなことも含めて、これから水道事業は非常に大きな課題を抱えて進んでいくところであります。  水道事業を円滑に進めていくためには、どうしても島田川を守っていかなければなりません。島田川の水を豊かにしていくためにはダムを造るのではなくて、島田川周辺の山、森林を整備をして水源そのものを豊かにしていくということが第一であります。今、山口県の水道事業でも、また光市でも、そのために島田川の水源を守り、よりよくしていこうというようなことが光市の環境条例の改正も含めて、島田川流域の環境をよくしていこうというような努力を労働組合なんかと一緒になって進めるというような計画もあるやに聞いております。安くて、おいしくて、安全な水、これをつくっていくためには、どうしてもそういう課題が要求されると思うのであります。ぜひとも、これは行政全体、市民全体でこのことは進めていかなければならない、いうふうに思うのです。  それと同時に、水がなくては生きていけません。その重要な水に残念ながら消費税が転嫁をされるということは実質上の料金の値上げにつながるものであります。消費税の問題点については、下水道の事業の討論のときにやりましたので繰り返しませんが、欠かすことのできない水に消費税を転嫁しないようにしていただきたいということと、もう一つは水道事業にあたっては多額の投資がこれからますます必要になってまいります。  ところが、残念なことに、政府や事業債基金の利息は依然として高く、それが水道企業運営に大きな重荷となっている現在のこういう事業のあり方について、国などに改正を求めていかなければなりません。  ましてや、広域──光広域水道計画に光市の水道事業が組み込まれてまいりますと、光市の売り物であるところの安くて、安全で、おいしい水というものが失われる危険性を多分に含んでおります。そういう将来展望も含めながら水道事業に携わる皆さん方の努力、そういうものを評価しつつも、さっき言いました2点の問題の改善が絶対欠かすことのできない必要な問題であるという立場で反対の立場から討論を行います。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第10号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第10号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第14号について討論の通告がありましたので御発言願います。衛藤議員。 ◯1番(衛藤 高靖君) 議案第14号、光市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、日本共産党議員団を代表いたしまして反対の立場から討論いたします。  先ほど国保予算のところでも触れましたけれども、国民の命と健康を守る国の責任を放棄し、地方自治体と加入者に負担を押しつける方向は到底容認することはできません。  また、平準化と称して国庫負担を増額することなく、同じ器の中での負担率の操作であります。現行国保負担をそのままにしておいて、応益割合、応能割合をそれぞれ50、50にするということは、当然低所得者層への負担を重くするものであります。条例改正にあたって、応益割をぎりぎりの36%に抑え、また8回分割納入にするなどの改善については評価をいたすものであります。  しかしながら、制度改定を行うにあたっては、当然国が財政措置を施して負担増を救済すべきであります。こうしたことが考慮されず、ただ地方自治体に対して平準化を、こういう押しつけであります。そういった立場から本条例改正について容認はできない。  以上の理由により、本条例の一部改正について反対の態度を表明いたしておきます。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第14号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第14号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第19号について討論の通告がありましたので御発言願います。高橋議員。 ◯17番(高橋 由雄君) 第19号、光市下水道条例の一部を改正する条例と、先ほど下水道の問題について討論を行いましたと同じように、条例の一部を改正する条例は、たとえ終末処理場の方の値上げが行われたからそれに準じて行われるという、まあ最小限度の値上げ条例でありますけれども、この改定の根拠となる終末処理場の値上げの内容というものについては、充分理解のできる数字が明らかにされておりませんし、また5年前に計画当初出発をしたから5年後に必ず値上げをするんだというようなやり方は社会経済情勢の変化の中で、公共料金はできるだけ抑えていくという姿勢に欠けるものがその根底になっております。もちろん、光市の場合には値上幅をできるだけ抑えるということで、最小限度の値上げに抑えて先ほど委員会の報告にもありましたように、もし少しでも収納率が落ちたら赤字に転落をするんではないかと言われるほど光独自の値上げ分は圧縮をする努力があります。その点は高く評価するものでありますけれども、先ほども申し上げましたように、今なぜと言う声が市民の中で率直なところ強いものであります。  そういう点から考えてみまして、実際上、現時点では下水道の方が黒字になってきているのに、立替金の返済ということでこの不況のただ中、働く者の賃金が上がらない、預金の利息があってなきがごとし、いうような時期に下水道をどんどんつなぎこみを奨励してやっておきながら、有無を言わせんような値上げをもとにして行われる値上げの条例改正というものについては、まさに市民の立場から見て納得しかねるものであります。  以上の観点から反対を表明しておきます。  以上です。 ◯議長(田中 虎男君) 以上で討論を終結いたします。  お諮りいたします。議案第19号は先ほどの委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 ◯議長(田中 虎男君) 起立多数と認めます。よって、議案第19号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、先ほど継続審査に付することに決しました、平成6年請願第2号、平成8年請願第2号、並びにただいままでに議決されました平成6年請願第3号、平成8年請願第1号、平成8年請願第3号、議案第1号、議案第2号、議案第4号、議案第7号、議案第8号、議案第9号、議案第10号、議案第14号、議案第19号の14件を除く16件につきましては、討論の通告がありませんので討論を終結し、これより一括採決いたします。  お諮りいたします。議案第3号、議案第5号、議案第6号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、並びに議案第20号から議案第25号までの16件は、それぞれ委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、議案第3号、議案第5号、議案第6号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第20号、議案第21号、議案第22号、議案第23号、議案第24号、及び議案第25号はそれぞれ委員長報告のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第3.議員提出議案第1号 ◯議長(田中 虎男君) 次に、日程第3、議員提出議案第1号の件を議題といたします。  本件について提出者の説明を求めます。中本議員。 ◯15番(中本 和行君) 議員提出議案第1号、光市議会委員会条例の一部を改正する条例は、光市部制条例の一部改正に伴い条文を整備しようとするものであります。御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ◯議長(田中 虎男君) 説明は終わりました。本件に対する質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。討論がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。議員提出議案第1号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第4.決議案第1号 ◯議長(田中 虎男君) 次に、日程第4、議案第1号の件を議題といたします。  本件について提出者の説明を求めます。中本議員。 ◯15番(中本 和行君) 決議案第1号、地方分権の実現を求める決議について、御提案いたします。昨年の5月、地方分権推進法が成立し、同年7月には地方分権推進委員会も発足しております。今後、地方公共団体の総意を踏まえ、財源に裏打ちされた地方分権の実現及び実効制のある地方分権推進計画を策定し、その計画に基づく施策を実施されるよう要望決議するものであります。御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ◯議長(田中 虎男君) ただいま私の方から日程第4、決議案のところを議案と申しましたので、決議案に訂正をさせていただきます。  説明が終わりました。本件に対する質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本会は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。討論がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。決議案第1号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。。
                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、決議案第1号は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第5.決議案第2号 ◯議長(田中 虎男君) 次に、日程第5、決議案第2号の件を議題といたします。  本件について提出者の説明を求めます。中本議員。 ◯15番(中本 和行君) 決議案第2号は、保育所措置制度を堅持し、公的保育の拡充を求める要望決議について御提案いたします。出生数の減少、女性の社会進出の増大など、社会の変化に対応した公的保育制度の拡充が必要とされております。そのために現行の保育措置制度を堅持し、児童育成計画の策定など保育予算の充分な財源措置を講ぜられるよう政府、並びに国会に要望するものであります。御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ◯議長(田中 虎男君) 説明は終わりました。本件に対する質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて、討論に入ります。討論がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。決議案第2号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、決議案第2号は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・────────────   日程第6.決議案第3号 ◯議長(田中 虎男君) 次に、日程第6、決議案第3号の件を議題といたします。  本件について提出者の説明を求めます。中本議員。 ◯15番(中本 和行君) 「ひかり輝くまちづくり環境都市宣言」、提案説明をいたします。  お手元に配付しております決議案第3号、「ひかり輝くまちづくり環境都市宣言」についてでありますが、これは先般可決されました光市の環境をよくする条例を審議する際、環境問題の重要性にかんがみ、実行性の高いものにしていく必要性があることから、行動計画の策定と議会への年次報告が付帯決議され、加えて環境都市宣言を行うという運びになったものであります。我々は本市の恵まれた自然や歴史文化を将来にわたって守り育てていくため、行政の努力はもちろんのこと、市民、事業者が一体となって環境美化に努めなければなりません。  また、環境問題は一地域だけにとどまらず、地球的規模で取り組まなければならない問題でもあります。そのため広く世界に向けてアピールする必要があることから、ここに「ひかり輝くまりづくり環境都市宣言」を決議しようとするものであります。読み上げまして御提案申し上げますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  「ひかり輝くまりづくり環境都市宣言」に関する決議。  私たちのまち光市は、白砂青松の室積・虹ケ浜海岸、母なる島田川、緑豊かな峨嵋山などに代表される自然と、永い年月をかけて培われた歴史や文化に恵まれたまちです。  こうした自然と歴史や文化は私たちにとって、郷土への誇りと愛着を生み、生活にうるおいとやすらぎを与えてくれる大切な財産です。  しかし、今、私たちの生活は経済性や利便性を求めるあまり、大気や水を汚し、生態系を壊したり、資源をむだにするなど多くの環境問題を引き起こしています。  自然との共生の中で、美しい環境を創造し、後世に引き継ぐことは、現代に生きる私たちの使命であり、今こそ私たち一人ひとりが立ち上がり、身近な自然と文化に目を向け、進んで環境美化に努めるよう行動を起こさなければなりません。  また、このことは限られた地域だけの問題ではなく、地球的規模で取り組まなければならない問題でもあります。かけがえのない地球がいつまでも青く、光輝くものであるように、わがまちから世界に向けてメッセージを送るため、ここに「ひかり輝くまちづくり環境都市宣言」をします。  以上でございます。 ◯議長(田中 虎男君) 説明は終わりました。本件に対する質疑がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員会付託を省略いたすことに決しました。  続いて討論に入ります。討論がありましたらお願いいたします。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) なければ討論を終結いたします。  これより採決いたします。お諮りいたします。決議案第3号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(田中 虎男君) 御異議なしと認めます。よって、決議案第3号は原案のとおり可決されました。       ────────────・────・──────────── ◯議長(田中 虎男君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  これをもちまして平成8年第1回光市議会定例会を閉会いたします。大変お疲れさまでございました。                  午後2時35分閉会       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会議長    田 中 虎 男                     光市議会議員    笠 井 弥太郎                     光市議会議員    高 橋 由 雄                     光市議会議員    田 中 道 昭...