ツイート シェア
  1. 広島県議会 2013-12-03
    2013-12-03 平成25年地域活性化対策特別委員会 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成25年地域活性化対策特別委員会 本文 2013-12-03 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 24 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯質疑高木委員選択 2 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 3 : ◯質疑高木委員選択 4 : ◯答弁地域振興部長選択 5 : ◯要望質疑高木委員選択 6 : ◯答弁過疎地域振興課長選択 7 : ◯質疑高木委員選択 8 : ◯答弁過疎地域振興課長選択 9 : ◯質疑高木委員選択 10 : ◯答弁構造改革推進部長選択 11 : ◯要望高木委員選択 12 : ◯質疑内田委員選択 13 : ◯答弁構造改革推進部長選択 14 : ◯要望質疑内田委員選択 15 : ◯答弁構造改革推進部長選択 16 : ◯要望内田委員選択 17 : ◯委員長 選択 18 : ◯質疑田辺委員選択 19 : ◯答弁地域政策局長選択 20 : ◯意見質疑田辺委員選択 21 : ◯答弁地域政策局長選択 22 : ◯要望・意見・質疑田辺委員選択 23 : ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長選択 24 : ◯要望田辺委員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 7 会議の概要  (開会に先立ち,11月12日付で委員に指名された渡辺委員の紹介があった。)  (1) 開会  午前10時32分  (2) 記録署名委員の指名        内 田   務        田 辺 直 史  (3) 当局説明   1) 構造改革推進部長が報告事項(1)について、別紙資料1により説明した。   2) 都市圏魅力づくり推進課長が報告事項(2)、(3)、(4)について、別紙資料2、3、4    により説明した。   3) 過疎地域振興課長が報告事項(5)、(6)について、別紙資料5、6により説明した。  (4) 質疑・応答 ◯質疑高木委員) まず、二葉の里のことについてお伺いしたいと思います。  未利用地を有効活用されて、これだけのものをやっていただいて、本当に県にとってもすごくいいことだと思うのですが、けさもここを通ってまいりましたけれども、非常に道路事情が悪いのです。結局、片側2車線ぐらいですか、道路が1本あるだけなのです。しかも、西側に行けばいびつな交差点があって非常に行きにくいし、東側に行けば愛宕の荒神陸橋に曲がるところの交差点、それから向こうの線路の下をくぐっているところなど、両側が首を絞めたような道路になっているのです。この二葉の里の事業を推進するに当たって、道路交通の問題はどのように考えておられるのでしょうか。この先、非常に心配な要素だと思います。 2: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) 二葉の里地区の開発、それから5号線の整備でございます。その中で、今後、渋滞が予測されるという御質問だと思いますが、二葉の里の土地区画整理事業や高速5号線の整備にあわせまして、まず、駅の北側の街路、常盤橋若草線と申しますが、そこは現在4車線から5車線でございますけれども、これを6車線から7車線、一番広いところでは8車線程度に拡幅し、それから交差点の交通処理の見直し、右折車線の追加とか左折車線の追加を行うなどとしております。  それから、駅西高架につきましては、将来の交通量をもとに、現在の4車線でも交通処理ができるというふうに広島市から伺っております。さらには、駐車場の関係では、マツダスタジアムの東側の市有地に、収容台数約100台のバス駐車場等の整備がされているということも伺っています。  それから、交通処理では歩行者の関係があろうかと思います。駅北口のところで、歩行者と自動車交通との合流で交差点のところが込むということもございますが、新幹線口にペデストリアンデッキを整備したり、新幹線口広場の再整備などと連携しながら総合的な対策を進めていくと聞いております。このあたりは、広島市では交通機能の適正な配置、それから新幹線口の周辺の交通混雑を緩和するために、ハード・ソフト両面から対策をとるというふうに聞いております。 3: ◯質疑高木委員) 説明を受けても、具体的なイメージが余りわかないのですけれども、先ほども言いましたように、東側は線路の下をくぐっていますので、あれは2車線以上には広げようがないと思います。多分、東側はそうです。だから、あれを2車線以上にするというのは不可能だと思います。今、何とか西側は大丈夫だと言われましたけれども、あそこの慢性的な渋滞というのは皆さん御存じだと思います。  そうした中で、唯一可能性があるとすれば5号線だけだと思います。この地域の交通を円滑に動かそうと思えば5号線の早期開通しかあり得ないと思うのですが、最近の状況を見ると、5号線の状況が非常に厳しいというふうに感じざるを得ないのです。これは楽観的に見ておられるのでしょうか。 4: ◯答弁地域振興部長) 5号線につきましては、指定高速ということで、再度、地域住民との課題の解決に向けまして、土木局の関係で対応しておられます。事業を推進する方向で鋭意取り組まれているというふうに今は認識しておりますけれども、そのような状況です。
    5: ◯要望質疑高木委員) 5号線は担当ではないということだろうと思うのですが、5号線の説明を聞くときに、常に空港へのアクセスとかそういう話は聞いたことがあるのですけれども、この二葉の里の開発に伴う交通対策だということを一回も聞いたことがないので、その辺はやはり、地元の方の思いも大切だとは思いますが、県全体の発展ということを考えたら、5号線についてはしっかりと対応していただきたいということを知事に言っていただきたいと思います。  次に、過疎地域の未来創造支援事業と中山間地域振興条例についてお尋ねしたいと思うのですが、中身は、ほとんどが農林水産局にかかわるものだと思います。担当は過疎地域振興課が持っておられますけれども、中身は農林水産局にかかわる部分が大部分です。  そこで、農林水産局と過疎地域振興課はどのような連携をとって、その2つの施策を推進しようとされているのか、お尋ねします。 6: ◯答弁過疎地域振興課長) 委員御指摘のように、この未来創造計画でございますけれども、主に今、農林の事業が入っておりますけれども、これにつきましては、庁内に今、関係する課で構成しますバックアップ会議を設けておりまして、こちらのほうで市町の計画ごとに関係課の担当者に集まっていただきまして、また、市町も同席する形で、現在の取り組み状況であるとか、今後どういうふうに進めたらいいかというようなことを意見交換する機会を設けております。そうしたものを中心に庁内連携するような形で事業を支援することとしております。  また、それ以外にも個々の案件等がございましたら、我々のほうから関係課と調整したり、場合によっては、直接市町のほうからその関係する課に相談するといった形で、事業を支援する庁内の連携体制をしっかりとる形で進めてまいります。 7: ◯質疑高木委員) 中山間地域振興条例に基づく計画のほうも一緒ですか。 8: ◯答弁過疎地域振興課長) 中山間地域振興条例に基づく計画の策定でございますけれども、こちらにつきましても、中山間地域の振興ということになりますと、農林であるとか、観光であるとか、医療であるとか、さまざまな施策を展開する形になっておりまして、庁内に中山間地域振興推進本部を設けております。また、本部は、知事、副知事、部局長で構成しておりますけれども、その下に担当者の部局横断的な会議を設けておりますので、そこで調整しながら、全体的な中山間地域振興施策として取りまとめていくことといたしております。 9: ◯質疑高木委員) 過疎地域振興課のほうはそういうふうにおっしゃっておりますけれども、農林水産局のほうとして満足のいくような御相談を受けておられると、施策に反映しておられるというふうに思っておられますか。 10: ◯答弁構造改革推進部長) 条件不利地域の主な産業というと農林水産業です。農林水産業でしっかりもうけていただくということで、やはりそこで生活が賄われていくというふうに考えております。過疎地域の未来創造支援事業及び中山間地域振興条例に基づく振興計画のところでも、しっかりと農林水産局として役割を発揮していきたいということで、連携して取り組んでいるところです。 11: ◯要望高木委員) 最後にします。この2つについては、個人的には農林水産局が持つべきではないかという思いがありますが、過疎地域振興課のほうでしっかりと頑張っていただいているということで了としますけれども、先ほどありましたように、中山間地域というのは、やはり部長が言われたように農林水産業が基本でありますので、そこをしっかりと対応していただくようにお願いして、質問を終わります。 12: ◯質疑内田委員) 資料1の、フードフェスティバルの結果についてお聞きしたいと思いますが、これは非常にいいと思います。年々来場者もふえて、しっかりブースも多くなってきているということなのですが、ただ、これは結果だけでありまして、何か評価とか反省とかはございませんか。 13: ◯答弁構造改革推進部長) 費用対効果というようなこともあると思います。このフードフェスティバルについては、平成23年度に事業仕分け、ないし議会から、効率的に開催すべきではないかというような御意見をいただいたことがありました。全体事業費が8,000万円ぐらいで、その中でも民間が中心になってやっていただくイベントとして将来的には位置づけるというような考えでやっているところです。ということで、民間ないし出店者の方には小間代という形で、1小間10万円ほど、かつては8万円だったのですけれども、負担をいただいて、それで、なおかつ満足していただける、かつ、来ていただいた人にも満足していただけるというようなイベントであるべきだと考えておりまして、毎年、改善を図っているところです。  毎年、アンケート調査を来ていただいた方にしておりまして、来年も来ていただけるだろうか、ことしはどうであったのか、幾ら買い上げがあったのだろうかというようなことを聞いた上で、次の年の設計に生かしてきているところです。ことしについては、クロス集計とかいろいろな集計をしなければいけないので、まだ整理しておりませんけれども、そういった来場者の意見を聞きながら改善に努めているところです。 14: ◯要望質疑内田委員) 来場者の皆さんのアンケートによって御意見を聞きながら改善していっているということでありますので、ぜひ、そういうものは続けていただきたいと思いますし、一度、評価と反省みたいなものをお聞かせいただければと思いますので、これからまとめていただければと思います。  もう1点、特徴的な取り組みの中の下のほうに、スイーツを集めて人気投票をしたら岡山県が1位だったということなのですが、この来場者が81万人あるというのは、大体県外からなのか、広島市中心なのか、どの程度か、もしわかれば教えていただきたいと思います。 15: ◯答弁構造改革推進部長) 毎年アンケートをとっている中で、1年前のアンケート調査の結果ですけれども、県内、県外、それと県内でも広島市か広島市周辺かということをお尋ねした結果があります。県内が合計92%、県外が6%、無回答というのがあるので若干差がありますけれども、県内の92%のうち市内の方が71%ということで、広島市以外の地域の方もたくさんいらっしゃっているというような状況です。 16: ◯要望内田委員) ありがとうございました。これからもPRをしていただきたいと、広島県全体で盛り上げるようなフードフェスティバルにしていただきたいと思います。  前にも一度お願いしたと思うのですが、サッカースタジアムの検討協議会では、しっかり検討、議論していただきたいと思っています。私は、東部にいるものですから、東部の人たちが車に乗ってきて、できれば駐車場も無料がいいと思います。新幹線とかバスで来ると、どうしてもお金がかかるわけでありまして、家族4人で来ると安く来られるので、車が一番いいのです。そういう、車で来るのにアクセスの便利がいいところをしっかりと議論していただきたいと思っております。駐車場の問題も、これから来年の秋を目途に詰めていくということなので、この検討委員会の中に東部の有識者がおられればその人に聞いていただいて、東部地域の皆さんも含め、広島全体で活性化、盛り上げるということでありますので、少し東部のほうにも目を向けていただいて、東部の小さいお子さんが楽しみにサッカーを見に来られるようなことを考えていただきたいと思います。  実は私も東部のほうで、サッカーを見に行きますが、常石もこの間、芝生のコートといいますかピッチをつくりまして、ことしいっぱいか今年度いっぱいぐらいは、もう予約でいっぱいだということです。私の時代は野球だったのですけれども、今はどうもサッカーと野球はファンが拮抗している、あるいはプレーヤーが拮抗していると聞いておりますので、ぜひそういうことも検討していただいて、サッカースタジアムをつくっていただければと思います。これは要望にしておきます。 17: ◯委員長 せっかくの機会なので、委員長としてお願いしておきたいことがあります。  今、内田委員からもフードフェスタ等について質問があったのですが、委員会で説明資料として出されるものにつきまして、この委員会はまだまだ1年以上ありますので、ぜひ、そういった事業報告とか検討結果については、何が問題だったのかとか、今後どうしたいのかとか、ビジョンとか思いとか、そういったものをできるだけ記載していただくようにお願いします。これだったら配付資料でいいのではないかという感じの資料ですと、せっかく皆さんに来ていただいて議論するのに、時間がもったいないという気がします。ぜひ御検討いただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 18: ◯質疑田辺委員) 2点、お聞きしたいと思います。知事選が終わりました。県全体の投票率は31.9%で、福山市は県下最下位の24%だったのですけれども、投票率によって政策は変わりますか、地域政策局長にお伺いします。 19: ◯答弁地域政策局長) 投票率いかんにかかわらず、必要なことをやってまいりたいと思います。 20: ◯意見質疑田辺委員) 前回より県全体の投票率は下がったのですが、福山は0.1%上がったのです、最下位だけれども。福山の一番のポイントは鞆港の問題で、これは知事が望んで、鞆にわざわざ行かれて街頭演説をされた。その中で、今、埋め立て架橋のことは地域とのお話をしているけれども、トンネル案が4案出ているが、これはあいまいもことしているのです。そろそろトンネル案を具体的に出して、この任期中に本格的に議論しなければ,ちゃぶ台を一回ひっくり返しているだけで、ちゃぶ台のおさめ方は出ていないのです。これでは議論のしようがないのです。埋めるか埋めないかだけではなくて、トンネル案を出して土俵にのせて議論すべきだと思います。  地域政策局長、これについて、ここをはっきりさせる気があるかどうか、おさめる気があるのかどうか。ちゃぶ台をひっくり返したまま、ぱっと次の4年が過ぎるということはあってはならないと思います。地域活性化について、鞆の住民からすると、まずトンネル案を明確に示した後、しっかり議論するべきと思いますけれども、どうでしょうか。 21: ◯答弁地域政策局長) 県としてトンネル案を出しましたので、もちろんその実現に向けて、現在取り組んでおります。地元の理解を得ながら進めるというのが大前提でありますので、その理解が得られるよう、タイミングを見て、今進めているところでございます。 22: ◯要望・意見・質疑田辺委員) はっきり言っておきます。トンネル案を示してから議論しないと絶対抽象論で終わっているのです。今のところは、かけないと決めているだけで、トンネル案は4案出ているけれども、まだあいまいなのです。御承知だと思うけれども、埋め立て反対の人たちはトンネル賛成かというと賛成ではないのです。出した途端にまた別の火種が起こるということになるわけです。  そうすると、結局またもとのもくあみで、昔、30年前の原点に返ってしまうわけです。また議論するのかと。これは、ぜひ防いでもらいたいということを強く要望しておきたいと思います。  2点目の質問は、きょうの資料で、都市圏魅力づくり推進課長の説明が3点ありました。資料3の2ページ目には、広島市に存在する大規模な用地がこれだけあるわけです。これを全部処理できるかどうかは別として、西飛行場も、サッカースタジアムも、二葉の里も、球場跡地も、広大跡地もいろいろあります。政令都市の中でも、これだけたくさん土地があるというのは、すごいのではないかと思うのです。これを全部こなせば活力です。  ですが、僕が心配するのは、日本の人口が1億2,000万人で、今、人口減少社会に入って、65歳以上が大体3,000万人、4人に1人は高齢者で、そのうちの団塊の世代が大体800万人ぐらいです。今、団塊の世代は63歳、64歳、65歳です。私は団塊の世代で昭和24年生まれ、63歳、うし年で、あと7年たつと70歳です。7年後は東京オリンピックで、東京オリンピックぐらいまでは何とかアベノミクスの効果がずっといくけれども、そこから奈落の底ではないかと思っているのです、そこから伸びると言う人がいたら、後で意見を聞きたいと思いますが。高齢者1,000万の人が今20万人ずつ減っているけれども、あるときから100万人ずつ減って、僕たちが80歳、平均寿命ぐらいにいくと、もうそこから間違いなく1,000万人の人口ががくっと減るわけです。GDPでよく経済評価されるけれども、GDPは個人消費が6割です。この前、総務省のアンケートが出ましたが、高齢者はサプリメントを飲みながら、乳酸菌を飲みながら健康に気をつけ、ゴルフをし、旅行をして個人消費を支えている。ですが、支えるのもあと10年ぐらいです。  僕はこの7年、東京オリンピックが一つの目安だから、この間にやるべきことをやらないと、その後からやるというのはちょっと間に合わないのではないかと内心思っている。活力ある基盤づくりをやれるのは、この数年です。やるべきことをやるというのを、先延ばしにしていると、もう二度とできないと僕は思っている。いや、そんなことはないと思っている人がいたら、後で意見を聞きたいと思う。  その中で、きょう問題点を絞りたいのは広島西飛行場の件です。ここに問題点を絞って聞きたいと思います。私は、これは県の保有地だから、県が80%、90%持っているのだったら県主導でやれと言ったけれども、きょうの資料を見ますと、これは広島市にあるから広島市を中心に連携をとりながらやるという表現に変わっております。広島市主導でやっているわけですけれども、やはりこれだけの広さを、広島市の視点からやるのかどうかという問題と、今のような状況の中で、広島県を活力ある地域に定住させる、定着させるという観点から、このものを見るのかどうか。  資料2の2ページの広島西飛行場の跡地活用イメージを見ると、何だ、今までどおりかと、スポーツ・レクリエーション、新たな産業、にぎわいのところを見ると、スポーツ施設、公園、キャンプ場、商業施設、テーマパーク、観光関連施設、まだこんなことを考えているのかとがっくりするわけです。人口減少社会で、100万都市だとしても、こういう手段でにぎわいをやるといっても、そんなものは成功していないわけです、人口が減るわけだから。こういうことではなくて、人口を集積する、定住するという観点が必要です。これはいる人をいじくり回しているだけではないかと思うのです。観光で何かこう、言葉は悪いかもしれないが、モルヒネを打ちながら元気にして、その場しのぎ的な、それは続かないと思います。  これからは地域間競争です。東京や大阪や名古屋とか福岡など大都市はいいだろうけれども、あとはもうどんどん人口が減っていくようになってくる。どこが住みやすいまちづくりをするかという観点が最も大事だと僕は思う。そういう意味で、100万都市の一番大事なところにこれだけの土地があって、これだけの遊休地があって、そういう発想をしないと、こういうスポーツだ、公園だ、商業施設、テーマパークだというのは、一時しのぎ的な、人がこうやってばっと寄って、寄れば何もないというような観点の施策では、活力のあるまちづくりにはならないと私は思っているわけです。もう少し人口が集積する、定住するような観点というのが欲しい。  なぜそれを言っているかというと、この4番目、具体的な取り組みで、当該跡地の開発ポテンシャルやビジョンで示した導入機能に関する意見等についてヒアリングを実施していると言っているから、きょうはその意見をヒアリングしてもらうためにしゃべっているわけです。  僕はこう思っている、エネルギー拠点にすればいいと前からずっと言っているはずだ。エネルギー拠点を五日市に持ってきたが、僕は本当はここがいいと思っていた。けれども、ここはカキいかだなどがあって、なかなか入れないと広島ガスの人が言っていた。検討はしたらしい。やっておけばよかったと僕は思う。だから、向こうにとられてしまうわけだ。  日本全体から見ると広島の売り込みというのは、1つは、やはり100万都市という人口集積があると僕は思う。これからは各企業が選ぶ際にエネルギーの確保というのは絶対だし、原発があるところは避けているという風潮です。そうすると、広島県は原発はないわけだから、エネルギーの確保という観点からすると非常にポテンシャルがあると思います。それから、南海トラフという問題がある。この前も備後地域で広島の港湾は、災害が少ない、津波の影響が少ないと聞いた。その観点でも、全国に類のない安全な地域なのです。陸海空の基盤整備も整っている。広島南道路が通れば近いし、空はちょっと遠くなったけれども、空がなくなったことによって高さ制限がなくなっているということは、ビルも建ちやすくなったということで、陸海空の基盤整備、都市基盤整備がこんなにそろっているところはない。人口の集積もあるし、知名度もある。こういうことを考えると、やはり、スポーツだ、公園だ、商業、テーマパークと言うよりも、もう少し人口集積する定住策という観点からやるべきではなかったのかと、いまだに私は思っています。これも、きょう意見を開示するから、そういう観点でぜひ議論してもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 23: ◯答弁都市圏魅力づくり推進課長) まず、開発跡地のイメージということで、スポーツ施設、公園、キャンプ場等といったものは、あくまでも今、我々が検討協議会の中で御意見をいただいた施設例ということです。具体化に向けましては、今後まだ協議、調整を図っていきたい、検討していきたいと考えております。  それから、(3)のビジョンの実現に向けた留意事項の中身は、検討会で出されました意見を記載しておりますが、例えば4番目で、環境・エネルギーを意識することとかといった意見が出されております。それ以外にも、跡地でできることを意識するとか、細切れ的にならないとか、それから段階的な整備、民間活力の導入、こういった意見が出されております。そういった留意事項を踏まえながら、現在、民間事業者にヒアリングを行っておりまして、具体的には申し上げられませんが、開発事業者や金融機関、スポーツ・レクリエーション事業者等に対してヒアリングを実施しているところでございます。事業者の皆様方からは、いろいろな御意見がございますが、当該跡地の海と川に面したウオーターフロントの立地条件とか、その景観の特性について高い評価を得ております。それから、都心からの距離やアクセス道路の脆弱性についての御意見を伺っております。ただ、先ほど委員がおっしゃられましたように、広島高速3号線の開通により物流機能等のニーズがあるのではないか、それから工場の移転用地としてのニーズがあるのではないかとか、そういった個々の御意見はいただいております。  ただ、今後も、跡地の活用について、いろいろな御興味を示されました事業者が数社ございますので、引き続きヒアリング等を行ってまいりたいと考えておりまして、節目節目でまた御報告させていただきたいと思います。 24: ◯要望田辺委員) やはり広島市の中の視点ではなくて、広島県を全国の視点から、今の時代状況、アベノミクスとかエネルギーとか、そういう大きな観点から、この100万都市の中にこれだけの用地があり、陸海空の基盤整備もあるという観点でお願いしたい。今後日本は、2020年のオリンピックまではいいけれども、その後どうなるかと私は思っており、やはり人口集積という地域間競争の知恵を出していかないと、ここは本当に荒廃地になる可能性があるのではないかと思う。そういう観点をぜひとも視点に入れて御議論していただければと要望しておきたいと思います。  (5) 閉会  午前11時32分 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...