大田市議会 2006-12-22
平成18年第 6回定例会(第5日12月22日)
平成18年第 6回定例会(第5日12月22日)
平成18年12月定例会
大田市議会会議録
平成18年12月22日(金曜日)
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議事日程(第5号)
平成18年12月22日(金)午前9時開議
第1 議長諸般の報告
第2
付託案件審査報告・委員長報告に対する質疑
議案第49号 平成17年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定に
ついて
[
決算審査特別委員長]
議案第66号 大田市
総合計画基本構想の策定について
[大田市
総合計画審査特別委員長]
議案第50号 平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(歳入、所管
歳出)
議案第59号 大田市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例
制定について
第9 陳情の処理
陳情第 7号 公民館に人員配置を求めることについて
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会議に付した事件
日程第1から日程第9まで
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出 席 議 員 (23名)
1番 石 橋 秀 利 2番 三 浦 靖
3番 石 田 洋 治 4番 松 村 信 之
5番 小 林 太 6番 松 葉 昌 修
7番 河 村 賢 治 8番 林 茂 樹
9番 中 西 義 昭 10番 内 藤 芳 秀
11番 大 西 修 13番 月 森 和 弘
14番 木 村 幸 司 15番 塩 谷 裕 志
16番 熊 谷 直 道 17番 吉 原 幸 則
18番 福 田 佳代子 19番 福 田 実
20番 石 原 安 明 21番 林 仁
22番 松 井 東司彦 23番 清 水 勝
24番 有 光 孝 次
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欠 席 議 員 (なし)
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地方自治法第121条による出席者
市長 竹 腰 創 一 助役 蓮 花 正 晴
総合政策部長 大 谷 正 幸 総務部長 知野見 清 二
健康福祉部長 那須野 強 志 環境生活部長 品 川 保 夫
産業振興部長 皆 田 修 司 建設部長 岩 田 毅
消防部長 松 井 功 総合調整課長 松 村 浩
地域政策課長 森 山 祐 二 人事課長 富 田 正 治
高齢者福祉課長 白 坏 正 道 教育長 小 川 和 邦
教育委員長 岩 根 是 重 教育次長 松 村 淳 真
市立病院事務部長 川 上 佳 也 水道事業局長 三 島 賢 三
温泉津支所長 森 山 和 紀 仁摩支所長 弓 場 広 明
監査委員 丸 山 浩 二
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事 務 局 職 員 出 席 者
事務局長 吉 田 勝 事務局次長 森 山 達 雄
議事係長 和 田 政 人 庶務係 小 谷 直 美
午前9時03分 開議
○議長(有光孝次) これより本日の会議を開きます。
ただいまのご出席は全員でありますので、議会は成立しております。
本日の議事日程はお手元に配布のとおりといたします。
◎日程第1 議長諸般の報告
○議長(有光孝次) 日程第1、諸般の報告でありますが、まず、先般、12月12日開催の
教育環境委員会において、欠員でありました副委員長に、内藤芳秀議員が選出されておりますので、ご報告をいたします。
次に、お手元に
例月出納検査報告書が提出されておりますので、ご覧おきいただきたいと思います。
◎日程第2
付託案件審査報告・委員長報告に対する質疑
○議長(有光孝次) 日程第2、
付託案件審査報告並びに委員長報告に対する質疑を行います。
先に、
常任委員会並びに特別委員会に付託いたしました議案第49号から議案第76号までの28件を一括議題といたします。
各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長より報告を求めます。
初めに、
決算審査特別委員長の報告を求めます。
15番、塩谷裕志議員。
[15番 塩谷裕志 登壇]
○15番(塩谷裕志) 皆さん、おはようございます。
去る12月4日の本会議におきまして、
決算審査特別委員会に付託されました議案第49号、平成17年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について、審査を終えましたので、その結果と経過、可否判定の中で示されました主な意見と指摘についてご報告申し上げます。
当委員会は、12月13日、14日に全委員出席のもと開催いたしました。
審査に先立ち、正副委員長の互選を行い、委員長に不肖、塩谷裕志が、副委員長に内藤芳秀議員が選任され、審査等の進め方並びに資料等の提出についての確認の後、一般会計の決算認定より審査に入りました。
なお、審査の進め方は一般会計については、主要施策の成果、提出資料等の説明を受けた後、歳入に関しては一括、歳出に関しては款ごとに審査を進めてまいりました。
また、特別会計については、所管ごとに説明を受け、所管会計一括にて審査を進めてまいりました。
一般会計の決算審査には、竹腰市長、蓮花助役、小川教育長を始めとして、関係部課長の出席を得て、審査に入りました。
最初に、竹腰市長よりごあいさつを受け、その後、一般会計及び特別会計の総括説明を
知野見総務部長より資料にもとづき説明を受けました。
主な点としては、今回の決算は新市になってからの6カ月分であり、参考として旧1市2町及び広域行政組合の4月から9月分を含めたものを通年分として記載してあるとのこと。
また、合併交付金の交付を受け、今後の財政確保のための財政調整基金4億円の積み立て、公債費の負担軽減のための繰上償還などを実施した結果、一般会計では歳入が対前年度、2.5%減の222億7,467万円、歳出が対前年度1.3%減の219億9,878万円、また、
国民健康保険事業以下、11特別会計の合計では、歳入が対前年度4.4%増の164億97万円、歳出が対前年度5.2%増の160億9,291万円でありました。
実質収支では繰越事業に要する財源を除き、一般会計及び11特別会計を合わせて5億2,215万円の黒字決算とのことでありました。
まず、一般会計の歳入の審査に当たり、森川徴収課長より、
市税等決算資料にもとづき、説明を受けました。
主な点としては、市税で90.73%、国保料で85.21%の収納率であり、前年度より低下。市税においては県下8市において最低であり、滞納額も増加。
滞納理由としては、収入無しが31%の1,004名であり、そして、借金その他であります。
滞納額100万円以上が86名あり、収納対策としては、督促並びに平日、夜間、休日での訪問徴収。市外在住者については、文書通知等を実施しているとのことでありました。
欠損処分についての時効は税が5年、国保料が2年との説明でありました。
一般会計歳入審査の主な質疑と意見としまして、繰入金の予算に対しての減額の理由についての質問に、基金の取り崩しを取りやめたことによる減額である。
収納の直近の状況はとの質問に、平成18年11月現在、2,900万円収入済みであり、昨年より収納率は上がる見込みである。
他市と比較して、収納率の悪い理由と収納方法についての質問に、他市では2倍から5倍の不納欠損処理を実施、また、中には、欠損できない部分がある。
相続税では、物納が認められているが、物の価値の評価が難しく、生活困窮者には猶予ないし免除制度がある。
税には公平負担の原則のもと、庁内体制も含め、県との連携を取りながら、行革プランに従って、収納率の向上に努力していく。
都市計画税の滞納につき、公平感を感じる旨、今後、見直しを検討いただきたい。
以上の質疑、意見がございました。
続いて、
一般会計歳出の議会費については、説明及び質疑はありませんでした。
続いて、総務費の審査に当たり、
大谷総合政策部長並びに
知野見総務部長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、会計管理費の
全国都市収入役会等負担金で、当市では収入役は置かないことになっているが、内訳についての質問に、組織としてはあり、収入役会から第二助役会的な会に移行の方向である。
選挙費で、
選挙用看板設置箇所数の状況についての質問に、新市では大田で1減、温泉津で31減、仁摩で7減であり、今後とも見直しを検討している。
新市電算システムの統合事業で、古い機器の処分についての質問に、17年度は処分しておらず、本年度はデータの流失に留意する中、破砕業者に手数料を払って依頼している。
地方バス路線委託料及び補助金で、富山線の便数等の状況についての質問に、現在、4便であり、
キロメートル当たり120円の補助であり、利用実績から増便は考えていない。
印刷費で不用額についての質問に、広報誌等は設定金額の範囲内で決算しているが、
市勢要覧作成費で、作成部数減による不用額が発生。
続いて、民生費の審査に当たり、
那須野健康福祉部長より説明を受けました。
主な点としては、福祉医療、乳児医療、第
三子保育料軽減事業等、並びに保育料の滞納状況や対策等の説明がありました。
主な質疑と意見としまして、保育料の徴収状況や徴収方法についての質問に、課内で班体制で電話や訪問徴収等で集中的に対応しており、5件につき欠損処理し、18年11月末現在、246万円収納済みである。強制執行や通園拒否は難しい。連帯保証人は考えていないが、園での徴収について検討中である。
続いて、衛生費の審査に当たり、
品川環境生活部長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、新生児への銀の
メモリアルプレゼント事業で、成果と発注についての質問に、地元取扱いで発注しており、17年度は237名、累計で4,033名に進呈している。
ごみ指定袋導入事業についての質問に、取扱店は手数料は8%であり、17年度は3社、18年度は6社で、指名競争入札で製品発注している。
強度については18年度分の外袋方式が破れやすく、今後は発注仕様に材質、厚さに加え、強度についても検討中である。
不燃物処理場についての質問に、市内3カ所の処理場の寿命は、中間報告では4年から5年であり、本年度末の基本計画で報告する。
また、漂着不燃物等の発泡材はそのまま埋め立てており、その他は破砕措置し、延命に努めている。
人権施策の推進費についての質問に、
同和会大田支部への補助は終了するが、今後の取り組みは20年度の
人権啓発基本方針の見直しの中で、方向性を示していく。
出雲エネルギーセンター可燃ごみ処理負担金についての質問に、ストックごみの処理は、12月まで民間に委託する状況であり、外部経費は日立負担である。
合併後、出雲広域組合と協議は開催していない。
市内3カ所の火葬場の運営についての質問に、住民の要望もあるが、将来的に1つが望ましく、まちづくりの観点で検討する必要がある。
仁摩地区の市営墓地の受け入れ状況についての質問に、市内14墓地あり、立平浜墓地に40から50基の空き墓地があり、広報で募集する。
続いて、労働費、農林水産業費、商工費に当たり、
皆田産業振興部長より説明を受けました。労働費についての質疑はありませんでした。
続いて、農林水産業費についての主な質疑と意見としまして、
有害鳥獣被害対策事業で、対策状況と体制についての質問に、イノシシ対策が主流であり、猟友会130名で、8班体制で対応している。
久手町土地改良区の事業体制についての質問に、市補助は16年完成の掛戸排水機場の維持管理に対するもので、国、県に合わせ、市も助成している。5カ年契約で、それ以降は案分率など、再検討していく。
監査等は、
補助金交付要領の申告書、実績報告書で精査している。
体制は10月の総会により、新しい役員で運営している。
市単
土地基盤整備事業についての質問で、実績は18件、要望はかんがい排水など、高額な事業であり、個人は減少しており、保留件数は50から60件、今後とも、予算要求をしていく。
続いて、商工費についての主な質疑と意見としまして、メイド・
イン大田創出支援事業についての質問で、17年度は4件実施しており、実施予定の3分の2を限度に助成する要綱を定め、算出している。
小規模事業指導事業補助で、商工会議所と商工会の今後についての質問に、法令の違いで、当面は2つの窓口対応になる。環境が整えば、将来的には一本化に向け、検討をしていただきたい。
龍源寺間歩の入場者数増による入場料の一部を石見銀山関係の基金への質問に、受け入れ体制の中で、方策を協議しており、庁内でさらに検討する。
続いて、土木費の審査に当たり、岩田建設部長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、市営住宅の使用料の滞納対策についての質問に、現在、2名の保証人が義務づけられている。保証人へ通知する体制で臨んでいる。現在、7名が支払済みであり、夜間徴収も含め努力していく。
地籍調査進捗状況についての質問に、山陰道関係では、波根から久手の一部、山間部はほとんど手つかずであり、久手、鳥井、静間はほぼ終了。五十猛方面と温泉津の海岸部、井田の一部が残っており、進捗率は29.69%である。
明け14日、続いて、消防費の審査に当たり、松井消防部長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、消防本部の耐震強度と消防格納庫の整備状況についての質問に、以前の調査で耐震判断は5弱と聞いている。改修工事により、もう少し強度があると思うが、建て替え構想は防災の拠点として、財政的にも前倒しで計画の中に位置づけていく必要がある。
格納庫整備は19年度3棟を計画しており、整備は完了する。
消防輸送車の配置状況についての質問に、来年1台増車して、51班全部に配置の予定である。輸送車の耐用年数は18年から20年とし、逐次、更新するように計画している。
消火栓整備についての質問に、改修は危険なものから、新設は水道管敷設に併せ、協議の上、実施している。
続いて、教育費の審査に当たり、松村教育次長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、
英語指導外国青年招致事業についての質問に、旧大田市で中学校2名、小学校1名、旧仁摩、温泉津で中学校1名であり、財源は交付税で措置されている。
通学バス運行管理費についての質問に、小学生は4キロ以上の子どもが対象で、野城、
出口方面路線バス代金を補助。高山校区は貸し切りバス。三中は路線バスの定期代補助、その他は他の運行事業に併せ、補助を行っている。
山村留学推進事業についての質問に、長期留学は3年目に入り、希望者が多く、16名としており、短期209名は外国在住の方の参加もある。通学合宿の参加は、北三瓶小中学校、大田小学校である。
富山幼稚園の休園についての質問に、平成15年より今後の推移の説明を実施しており、説明責任は果たしている。
教育費全般での執行状況についての質問に、大型建設事業がほぼ完了し、執行額は減ってきているが、他市町村並みの事業量は確保した。
今後は、学校再編等、基本計画を策定する中、予算額を含め、体制を総体的に見直していく。
教職員住宅の使用状況についての質問に、入居状況は31戸中18戸である。
給食費の滞納状況についての質問に、17年度の滞納は、小学校5校、中学校3校であり、収納率は旧大田市が99.83%、旧仁摩町が98.76%、旧温泉津町が90%を下回り、累積の滞納額は160万円であり、学校長に鋭意努力をお願いしている。
続いて、災害復旧費の審査に当たり、主な質疑と意見としまして、工事の成果についての質問に、過年災害は15年度6カ所、16年度2カ所、現年土木災害で17年度30カ所、単独災害で20カ所、市単独50カ所、すべて竣工検査し、完了している。
業者の倒産の事故処理は、出来高払い後、入札発注し、工事は完了している。
続いて、公債費の審査に当たり、主な質疑と意見としまして、借り換え、繰り上げを含め、高利な起債の処理についての質問に、6%以上の高利なものが約4億8,000万円ある。縁故債等は4%以下のものに借り換えをしているし、今後とも、情報を得ながら対応していく。
続いて、諸支出金の審査に当たり、主な質疑と意見としまして、大田町大沢地区の用地取得等についての質問に、道路取り付けは造成、建物に必要最小限のものであり、都市計画道路整備の段階では、制度に従って、起債等で正式に対応する。地籍調査が終わっていないが、残地も有効に活用できる区画に協議していく。
続いて、
国民健康保険事業、国民健康保険診療所事業、老人保健医療事業、介護保険事業の審査に当たり、
那須野健康福祉部長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、保険料の収納率についての質問に、国保料の収入未済は1億8,500万円あり、収納率は低下している。主な理由は60%が生活困窮であり、後は所在不明、死亡等である。
国民年金係、徴収課と連絡を取り、徴収に当たっている。
相談に応じぬ人には資格証明書を、応じる人には短期保険証で対応している。
介護保険の積立金についての質問に、平成17年度末で7,362万円である。
財政安定化基金についての質問に、国、県、保険者が3分の1ずつ拠出したもので、17年度末残高は15億6,100万円、1年間で1億8,000万円貸し出ししている。
続いて、住宅新築資金等貸付け事業の審査に当たり、
品川環境生活部長並びに石賀人権推進課長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、滞納の状況についての質問に、死亡が1名、破産宣告が1名、個人再生法適用が1名の計3名であります。連帯保証人を含め、収納に努める。
続いて、生活排水処理事業、農業集落排水事業、大田市駅周辺土地区画整理事業、下水道事業の審査に当たり、岩田建設部長より説明を受けました。
主な質疑と意見としまして、生活排水処理事業についての質問に、仁摩地区は合併前から実施している事業であり、用途にとらわれず、将来的には、市内全地区での実施に向け、下水道計画構想を示していく。
農業集落排水事業についての質問に、波根地区は122戸に対し100戸、元井田地区は109戸に対し77戸の接続であり、規模は小さくコストは高いが、他の下水道事業との関連を考え、事業を進めていく。
下水道事業についての質問に、仁摩地区は19年度、温泉津地区は20年度、大田地区は21年度から供用開始であり、区域設定には、用途地域とは差異があるものと考えている。
今後の計画は19年度において、事業認可の計画づくりで示していく。
続いて、簡易給水施設事業の審査に当たり、岡田水道事業局管理課長より説明を受けました。
主な質疑としまして、簡易給水での未給水区域についての質問に、大田の出口の高て、川合の忍原の一部、山口多根の一部があり、個人の井戸や共同での山水を利用している。
続いて、土地取得事業の審査に当たり、
知野見総務部長より説明を受けました。
質疑と意見としてはありませんでした。
以上、特別委員会の審議の質疑、意見を報告させていただきました。
総括的な意見としまして、新市になり、厳しい財政状況のもと、5億2,215万円の実質収支を今後の事業展開に繰り越したことは評価するものの、市税を始めとした滞納が著しく、回収、研修、先地視察の実施をする中、新たな体制での対応策と住民要望への取り組みを期待申し上げ、委員会報告とさせていただきます。
審議の結果、議案第49号、平成17年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定については、賛成多数で認定であります。
以上、議員各位のご賛同を申し上げ、報告とさせていただきます。
○議長(有光孝次) ただいまの
決算審査特別委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、大田市
総合計画審査特別委員長の報告を求めます。
8番、林 茂樹議員。
[8番 林 茂樹 登壇]
○8番(林 茂樹) 改めまして、おはようございます。
去る12月8日、本会議におきまして、大田市総合計画審査特別委員会に付託されました議案第66号、大田市
総合計画基本構想の策定についてを12月18日、委員全員出席のもと開催し、委員長、副委員長を決めた後、2名の議員の傍聴の希望があり、委員会に諮り、許可した後、委員会の進め方として、基本構想及び計画についても審査を行うかとの提案に対し、委員より付託された議案は、基本構想であるから、基本構想のみを審査すべきとの結論を得、1章より5章までの各章ごとに審査することにいたしました。
委員会には、執行部より竹腰市長、蓮花助役、小川教育長を始め、関係部課長の出席のもと、開催いたしました。
初めに、竹腰市長よりあいさつを受けたのち、
大谷総合政策部長より各章ごとの説明を受け、1章より審査に入りました。
1章の主な意見と提言についてご報告いたします。
地方分権が進められている中、税源移譲は正しく進められていない。国、県に頼らない大田市づくりが叫ばれている。自主財源が少ない中でも、自立していく大田市が今後、重要となってくる。国、県に頼らないまちづくりを進めてほしい。
定住対策について、団塊の世代を呼び込むことも重要である。しかし、この施策が掲げられていないのはなぜか。
また、子育て支援の強化はうれしいが、これに関連した医療支援にも目を向けるべきだ。
都市機能の充実について、西側地区整備では、あすてらすを中心に活性化させることが強調されている。次は、東側ということ。しかし、現状はどうか。今後の考え方についてお尋ねをしたい。
医療の充実について、市立病院の改築の時期はいつごろの予定か。
行財政改革の推進について、かなり厳しい内容だが、行革をやりながらのまちづくりは実現できるのか。
市民負担増も出てくる。夕張市の例もある。市民は心配している。市として、どのように思われているのか。
以上の意見につきまして、執行部より回答をいただいております。
地方交付税の見直しも厳しい。そうした中で自立をしていかなくてはいけない。産業振興なくして、自立はないと考えている。住み続けていきたい地域をつくることが大切だと考えている。
人口は、経済の1つの単位であるため、一定の人口は必要だが、これに歯止めがかかっていないのも現実である。しかし、石見銀山等の観光資源、三瓶の再生、海等もあり、また、市民1,000人が働いている誘致企業もあり、今後、期待が持てる分野もあるとの回答でございました。
子育て支援、定住対策については、引き続き、検討していく。
市立病院の改築については、平成20年度中ごろから着手したい。院内でプロジェクトチームを設置する。
夕張市を否定はしていない。こういう状況の中でも、サービスを維持し、総合計画を立てていくこと等の説明を受けたところでございます。
また、高齢化率について、介護を必要としないお年寄りもたくさんおられる。また、そうした自治会も多い。こうしたところが今後増えて集落維持が大変になる。旧2町の自治会加入の指導はどうなっているのか。
若者の減少について、若者の定義について、何歳を考えているのか。若者の市外流出が150人の社会減は大きなものがある。これをしっかり押さえないと計画倒れになる。若者の市外流出であるが、中間報告ではたしか180名という数字であったが、今回、150名となっている。訂正の理由は何か。
新たな産業創出に若い起業家、あるいは既存の企業の新分野への進出も必要であり、新分野の希望状況は数値も含めて、お知らせ願いたい。行革上、行政サービスをいかにするのか。低下はやむを得ないのか。
また、自らの責任において、真に住民が必要とする行政サービスとあるが、これは最低限のものか、あるいは、重要なものから行うという意味なのかをお伺いいたします。
道州制が叫ばれている中、県央地域の立地を上げるのは、今後10年を見通せば、この考え方は狭いのではないか。
教育の充実について。
今の教育がきちんとしていれば、地元で働く若者が増えるのではないか。また、子どもへの教育という文言で、大人への教育という文言がなぜ入っていないのか。
小中学校の再編問題について、市の考え方をお聞かせください。
等のご意見に対し、執行部からの回答は、若者の定義は18歳から20歳を考えている。元気な高齢者もおられる。そうした方は保育園との交流等、地域の中で頑張っていただき、集落活動の維持はコミュニティの意味からも検討していきたい。
行政サービスの低下はやむを得ないかの問いに対し、受け止め方によってはあるかもしれない。市民にやっていただいた方がよいものもある。これは以前よりも活発になっており、NPO等も増え、川合の安全・安心まちづくりの例もある。その方がより効果が大きい。行財政改革は真にやらないといけないサービス、行政がすべきこと等を5段階に分け示している。ここでは、行政が責任を持ってやっていくことを意味している。
小中学校の再編計画について、小学校で複式学級の解消、中学校では1学年2クラスを原則として、19年度から具体的な作業に入る。したがって、委員会として具体的なものは持っていない。
ここで、10分休憩をいたしまして、第2章の審査を行いました。
第2章の主な意見と提言について、ご報告申し上げます。
財源がない中、それにかわるものとして、知恵と力を引き出していくことが求められているが、それは市民との信頼関係が必要である。もっと財源等の情報を市民に公開すべきと考えるが、また、仁摩、温泉津の特性について、どのように考えられておられるのか。
また、情報の共有化が書かれているが、行政不信にならないよう計画倒れにならないよう、懇談会等を細かく開催していくことが大切である。
特性については、個々の特性がまだ見えにくいと。
産業振興について、シャッターを下ろしている商店が多い。これからの対策は。
農林漁業について、品目横断的事業等が実施される中、小規模なものを捨てていいのか。
誘致企業について、工業団地の処分方法は検討しているのか。
交通弱者の施策であるデマンド型の内容について、防犯灯の設置について、給食センターについて、PFI手法で導入ということだが、これは東部だけなのか。西部及び単独校はどうなるのか。
農道整備について、大邑農道、延屋農道について等があるが、これ等整備して、本当に農業振興が図られるのか。
石見銀山について、入り込み客対応は緊急の課題であり、行政の守備範囲には限界がある。銀山協働会議、地元の観光協会を含め、地域の協働によるまちづくりのための組織、例として、公社を立ち上げる等をしないと、前進しないのではないか。
また、来年7月2日の市長対応はどのようにされるのか。
来年7月に迫っている銀山関係の窓口を一本化され、正しい情報を発信されたい。
消防の広域化について、非常備消防は地域、住民にとって、最も身近なものである。これも含まれるのか。また、自主防災組織とは自治会、企業であるのかと思うがどうか。
市土の均衡ある発展とは、また、このことに対して、医療、福祉も含まれるのか。
以上の意見に対しまして、執行部からの回答を申し上げます。
協働によるまちづくりという考え方で、情報の共有化は、すべてこれらにうたい込んでいる。言われるとおりである。
新市建設計画の精神を受け継いでいる。産業振興、農林漁業とも、構造的な問題であり、これまで、商店街の活性化につながる対策を打ってきた。農業にもその補てん策として、地域保全活動に支援も行ってきた。市行政としては、地域の特性に合った大田ブランドをつくっていくこと、農地、地産地消の必要がある。官民ともに協力していくことが必要である。
工業団地の処分方法について、具体的なものはない。交通弱者への施策について、19年度から候補地を選定し、モデル的に進めていきたい。地区の合意、取り決め等が必要となる。通院、買い物等を想定して、地区を限定して行う。既存の交通業者に配慮し、これらの組み合わせで、地区のネットワークを構築したい。
給食センターについて、東部センターがPFI方式である。これは老朽化によるもので、西部、仁摩、温泉津については、学校再編実施計画の中で検討する。
防犯灯の設置については、自治会等で主に使用していた。これは、その自治会で対応していた。自治会間については、市が対応してきた。引き続き、同じような考え方で行いたい。
農道の整備について、昭和56年より大邑地区を網羅するものとしてスタートした。今、終結期である。道路は2車線で農産物の流通という面で効果がある。また、生活の利便性にも寄与するものだ。
石見銀山への入り込み客対策については、観光客への対応として、言葉としては不適切であるかもしれないが、ある種、入場制限も検討している。地元も了承している。基本は一方通行。バス等の公共交通機関によってさばいていく。協働会議を通じ、これら対策を講じていくが、基金の構築という課題もある。具体的な組織名はないが、今後、検討していく。
消防の広域について、広域化に非常備消防は入らない。常備消防のみである。自主防災組織は、現在、市内で14組織ある。市土の均衡ある発展について、農林業、宅地、あるいは個別法で縛りもあるものもある。しかし、調和のとれたものをつくっていこうとするものであり、調和のとれた計画ということで、ご理解をお願いしたい。
次に、第4章について質疑等はございませんでした。
第5章につきまして、審査に入り、その意見と結果をご報告いたします。
公民館とコミュニティの財源はとの問い、1点でございました。
執行部より、平成21年度からを目途に、平成19年度、20年度で準備していく。地域が自主的に使える交付金制度も検討していくとの回答をいただきました。
以上で、1章より5章の審査を終え、委員会は休憩に入り、午後より再開することとし、午後1時より再開いたしました。
基本構想部分は、審議したが、以外、重要なことの意見があればとの提案に対し、質疑は終わった。これからは賛否に入ればよいとの結論を得、採決に入りました。
本案は賛成多数で可決でございます。
賛成の主な意見といたしまして、新市建設計画、新生大田市まちづくり推進計画、また、審議会等でも審議されたこの計画が、今後、市民と行政が助け合い、支え合い、実施、施行されるよう望む。
実施計画は、毎年、見直しが行われ、着実に実行されたい。行財政改革の集中改革プランが先行している。市民にとっては、マイナス思考が強い。この計画で、行政サービスの充実を図ってほしい。
また、地域ごとに現状が変化している。これを的確に把握され、サービス向上を願う。また、銀山の取り組みは住民との協働で進めてほしい。
次に、反対意見といたしまして、新生大田市の最初の計画である。従来のものは、行革がやりきれず、そういう意味ではよかった。しかし、今回は借金が400億円、行革断行の中での計画である。それは無理ではないか。人口を設定していないのは評価できるが、行革を推進しながらの計画実施は無理である。
また、市民との協働というが、その熱意がない。市税と手数料の滞納も増えている。協力、協働ということがこの中身ではそれが感じられない。
国・県事業をそのまま受け入れているが、今後は、自分の考えで行政を進めていくべきだが、それも感じられない。
市単独事業の上乗せはしないということが基本のようだが、これでは福祉分野にも痛みが出る。
銀山の世界遺産登録を目標にしているが、今後、これが潮が引くことのないようにしてほしいとの意見もありました。
以上、ご報告を申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(有光孝次) ただいまの大田市
総合計画審査特別委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
21番、林 仁議員。
○21番(林 仁) 何点か、質問をいたします。私は決して、その総合基本構想計画に対して、反対する立場ではございませんが、ただいまの委員長の報告を聞きますと、冒頭に基本構想だけと、のその審議をすると言いながら、内容がですね、委員長報告の内容が、どうも計画とか何か、もうみんな入っているというふうに思っておるんです。
ですから、私は総合基本構想というのは、今後、10年間の構想で、基本計画は前期5年の計画だということで、私は基本構想及び計画をやるべきではなかったかと。
今の委員長報告を聞いてみますと、3章に対して、あれだけの質疑があったというようなこと、私はどうも納得できないんですが。
ですから、私が聞きたいのは、基本構想だけを特別委員会で審議すると言いながら、その理由ですね。基本構想だけに絞ったという理由をちょっと伺いたい。
それと、もう一点、何で基本計画も前期5年計画であるのに、審議の対象にしなかったかと。今の委員長の報告を聞いていると、ごっちゃになっているような感じがして、しようがないんですがね。
もう一点は、今、聞いておると午前中で終わって、昼からまとめに入ったと。やはりせっかく2日間取ってあったわけですから、先ほども言いましたように、構想ないしは計画も含めて、慎重に審議をするべきではなかったかと思うんですけれども、この点に対して、どういうふうな委員長の考えを持っているかと、また、委員長として審議をしたかということを聞きたいと思います。
以上、2点。
○議長(有光孝次) 8番、林 茂樹議員。
○8番(林 茂樹) 林議員さんの質問にお答えいたします。
当初、最初に述べておりますように、基本計画についても、審議するかとの提案をしたところでございますけれども、付議された案件は基本構想のみだということで、このことにつきまして、各1章から5章までについて意見を述べたところでございまして、委員各位の了承を得ての内容となっておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(有光孝次) 21番、林 仁議員。
○21番(林 仁) 委員長はそういうふうにおっしゃいますが、計画の中身を審議しているような内容なんですよね、委員長報告を聞けば。だから、特に第3章あたりは、ページで言えば、構想のページで言えば、何ページかしかないんですが、委員長の報告は計画というか、そういうことを踏まえて、委員長報告していると。
私、やはり、構想は構想、計画は計画、やはり向こう10年間の構想は10年間のものなんですよね。計画は前期計画5年間ということで、分けて審議をするべきではなかったかと。だから、委員長報告では、どうも構想と計画がごっちゃになって委員長報告やっているというふうに聞こえてしようがないですよ。ですから、最初から、構想は構想、計画は計画というような審議をするべきではなかったかと。委員長として、そういうふうな審議をするべきではなかったかと、私は聞いているんですが。
だから、構想だけが特別委員会に付託されたということであったら、構想だけ。計画は別だと。何か知らんけれども、委員長の報告はごっちゃになった構想だけが付託されたと言いながら、計画もごっちゃになっての委員長報告をやっていると。言うんであれば、別々に分けて、せっかく2日取ってあったんですから。どうも聞けば、午前中12時までかからんようなことで審議を終わって、昼からまとめに入ったというようなことを聞いているんです。
どうも委員会の審議の仕方がどうも、私は腑に落ちないんですけれども、もう一度、答弁をお願いします。
○議長(有光孝次) 8番、林 茂樹議員。
○8番(林 茂樹) 林議員さんのお答えになるかどうかわかりませんけれども、この基本構想については、今言われましたように、1つの基本理念でございまして、この理念についての考え方をお諮りしたところ、これにもとづいてやるのが妥当であるということで、委員さんの了解を得て、この委員会を開催しております。
そういった意味で、委員さんの同意を得ながら逐次進めていったということで、その内容等についても、一応、委員長としての報告をさせていただいたということで、ご理解をいただきたいと思います。
○21番(林 仁) いいですわ。いいです。
○議長(有光孝次) ほかにありませんか。
14番、木村幸司議員。
○14番(木村幸司) 1点だけお願いをさせていただきたいんですけれども、実は、この基本構想等々の中で、地元住民の方、これ、公民館に関することでありますけれども、コミュニティサポートセンター等を設置をするということで、地元のその公民館ですね。大体、どこの地区もその公民館を中心に事業を取り組んでらっしゃるんですが、その機能が低下するんではないか。あるいは、また、その公民館がなくなるんではないかというような危惧をされておるところでございまして、実は僕も傍聴させていただいたんですけれども、そこら辺のコミュニティサポートセンター、あるいは地区コミュニティセンターと公民館等々のかかわりについての質疑があったんではないのかなというふうに、ごめんなさい。僕の勘違いであれば、申しわけないんですが、記憶をしているところですけれども、そこら辺の今後の公民館のあり方についてというとこら辺、何か質疑がございましたら、教えていただきたいと思います。
○議長(有光孝次) 8番、林 茂樹議員。
○8番(林 茂樹) お答えになるかどうかわかりませんけれども、コミュニティサポートセンターのイメージであるということで、コミュニティサポートセンターを各ブロック1個ずつ設置すると。非常勤職員を配備し、地域の整備を行う。他のものはサポートセンターと連携し、地域の調整を図る。連絡所業務を維持し、地域自治体の集会所、コミュニティサポートセンター機能は維持すると。中央ブロックは本庁併設。旧温泉津、仁摩町は現在の支所として、支所との連帯を図るというようなご回答をいただいたと思いますけれども。
○議長(有光孝次) 14番、木村幸司議員。
○14番(木村幸司) ちょっと少しわかりにくかったんですが、要するに、その公民館とコミュニティサポートセンターと同じように設置をすると言いますか、同じような機能をしていくというような答弁だったんでしょうか。
○議長(有光孝次) 8番、林 茂樹議員。
○8番(林 茂樹) 意見の中にそういう形のもので、今、申し上げたとおりのことをコミュニティセンター、また、地域のサポートセンターについての答弁は、先ほど述べたとおりのことだったというふうに解釈しております。
よろしくお願いいたします。
○議長(有光孝次) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で大田市
総合計画審査特別委員長報告に対する質疑を終結いたします。
続いて、
総務企画委員長の報告を求めます。
19番、福田 実議員。
[19番 福田 実 登壇]
○19番(福田 実) 去る12月8日の本会議におきまして、総務企画委員会に付託されました議案第50号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(歳入、所管歳出)、議案第59号、大田市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定について、議案第60号、大田市
生活バス運行に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第61号、大田市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第62号、大田市
都市公園条例の一部を改正する条例制定について、議案第63号、大田市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について、議案第64号、大田市
高齢者生活福祉センターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定について、議案第65号、大田市
霊きゅう自動車使用条例を廃止する条例制定について、議案第68号、財産の無償譲渡及び無償貸付けについて、議案第75号、損害賠償の額の決定についての予算案件1件、条例案件7件、一般案件2件の合計10件につきまして、12月11日、委員6名全員の出席のもと、委員会を開催、その審査を終えております。
委員会には、執行部より蓮花助役、小川教育長を始め、
大谷総合政策部長、
知野見総務部長、松井消防部長、森山温泉津支所長、弓場仁摩支所長、関係いたします担当課長、職員の出席を得まして慎重に審査を行いました。
その審査の結果と経過、可否判定の中に示されました主な意見についてご報告申し上げます。
議案第50号の審査の結果について申し上げます。
平成18年度大田市
一般会計補正予算は、全会一致によって原案可決であります。
審査の経過と主な意見でございます。
歳入にかかわる普通交付税の決定額についてとの問いに、この7月に82億1,003万7,000円であるとのことでございました。
歳出では、重要文化財旧熊谷家住宅活用事業のうち、今年度末の入場者見込数はとの問いに、約4万人である。
さらに、嘱託職員人件費の減はとの問いには、臨時職員に振り替えたためであるとの回答でございました。
意見はございませんでした。
次に、議案第59号、大田市行政手続等における情報通信の技術利用の条例でありますが、審査の結果、全会一致で原案可決であります。
経過でございますが、施行期日が3月1日であるが、その理由はとの問いに、準備に要する期間があり、2月22日完了予定のため、3月1日にしたとのことでございました。
意見はございませんでした。
次に、議案第60号、61号、62号、63号の審査の結果について申し上げます。
条例の一部改正でありますが、4議案につきましては、全会一致、原案可決であります。
審査の経過でありますが、議案第61号、保育時間の開始時間の変更はとの問いに、実態に即して7時30分とした。また、土曜日の午後の保育はとの問いに、土曜日も通常保育であるとのことでありました。
意見はございませんでした。
次に、議案第64号、65号の審査の結果について申し上げます。
条例を廃止するこの2議案につきましては、全会一致で原案可決であります。
審査の経過でありますが、議案第65号、霊きゅう自動車でございますが、民間事業者との問いには、旧大田市が4社、仁摩町2社、温泉津町1社、また、旧市町との利用料金はとの問いには、ほぼ同額であるとのことでありました。
意見といたしましては、廃止が決定すれば、市民に周知方を十分してほしいでありました。
次に、議案第68号、議案第75号の一般案件2議案の主な経過と意見についてご報告いたします。
経過についてでありますが、2議案とも全会一致、原案可決であります。
経過について、議案第68号、財産の無償譲渡及び無償貸付けの中で、建物の補償についてはとの問いに、建物は所有権を移転する。また、土地についてはとの問いに、5カ年間としており、地盤沈下等発生すれば、別途、協議をするとの回答でございました。
意見についてはございませんでした。
以上、議案第50号から議案第75号の案件10件につきまして、本委員会審議の経過や結果につきまして申し上げました。
議員の皆さんのご賛同をお願いをし、報告とさせていただきます。
○議長(有光孝次) ただいまの
総務企画委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、
健康福祉委員長の報告を求めます。
13番、月森和弘議員。
[13番 月森和弘 登壇]
○13番(月森和弘) 去る12月8日の本会議におきまして、健康福祉委員会に付託されました議案第50号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(所管歳出)、議案第51号、平成18年度大田市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第52号、平成18年度大田市
国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第1号)、議案第53号、平成18年度大田市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第58号、平成18年度大田市
病院事業会計補正予算(第1号)、議案第67号、島根県
後期高齢者医療広域連合の設立について、以上、議案6件につきまして、去る12月11日に、委員6名全員出席のもと、委員会を開催し、その審査を終えたところでございます。
委員会には執行部より、竹腰市長、
那須野健康福祉部長、川上病院事務部長、岸本看護部長ほか、関係課長及び職員の出席のもと開催いたしました。
初めに、竹腰市長よりごあいさつをいただき、引き続き、所管の部課長より説明を受け、審査を行いましたので、その審査の結果と経過及び提言並びに意見をご報告いたします。
初めに、議案第50号について報告をいたします。
まず、補正について、各課より詳細に説明をいただいたところ、主な質疑として、補助金等返還金の額が大きいのではないのか。制度改正で利用控えなどないのか。児童手当の制度改正について、また、
後期高齢者医療広域連合会設立に向けた経費の内容について、それぞれ詳細な質疑があったところでございます。
以上の経過を踏まえて、議案第50号は採決の結果、反対1、賛成多数、原案可決であります。
なお、反対の主な意見として、国の医療制度を伴うものであるが、医療費が高くなる分、国が責任を負担すべきだ。
また、意見として、制度の利用控えが起らないように、周知の仕方について検討いただきたい。
また、広域連合の関係であるが、全市町村での代表者が集まる協議機関が設置されるよう、また、定期的に開催されるよう願いたい。
続いて、議案第51号について報告いたします。
本件は給与が主な補正で、質疑等ございませんでした。
以上、議案第51号は、採決の結果、全会一致、原案可決でございます。
なお、意見として、平成17年度の繰越金残高について、有効な利用法を検討いただきたい。
続いて、議案第52号について報告いたします。
本件は、嘱託員の共済費の負担に伴う補正で、特に質疑等はありません。
以上、議案第52号は、採決の結果、全会一致、原案可決であります。
続いて、議案第53号について報告いたします。
本件は、精算に伴う返還金、人件費抑制措置に伴う補正でありまして、主な質疑として、返還金の額が大きいが、制度改正での利用控えはなかったのかの質問に、多めに予算を見込んでいる。不測の事態に備えたものであるとの答弁でございました。
以上、議案第53号は、採決の結果、全会一致、原案可決であります。
特に、意見等はありませんでした。
続いて、議案第58号について報告いたします。
補正は給与費の減額予算でございます。主な質疑は、循環器科の非常勤対応など、医師不足についての質問に、医師確保であるが、内科は不足している。少ない人数であるが、今のところ、複数体制を維持している。
医師確保には、引き続き、努力したい。
また、看護師不足で業務に支障があるのではないかの質問に、看護助手の増員を図ったことや、外来を減らし、午前中は一般病床から応援することでやりくりをしている等々、医療スタッフの問題点、課題についての質疑があったところでございます。
以上の経過を踏まえ、議案第58号は、採決の結果、全会一致、原案可決でございます。
主な意見として、医師や看護師の負担が大きいものがある。確保について、引き続き、努力していただきたい。そのためにも、待遇や福利厚生面での充実について検討をいただきたい。
続いて、議案第67号について報告いたします。
国の医療制度関連法に関する改正で、広域連合会設立に向けた規約が提案されたものでございまして、主な質疑として、本件は本格実施されるものであり、目前に迫っている、不透明な部分がある。内容について、しっかりつかむべきだとの質問に、平成20年4月に制度を運営するために、今年度、どうしても、これを設立しないと準備できない。今回、とりあえず、規約について、市町村議会でご理解を願うことで、今後、この1年間、いろいろな方向を検討し、詰めるとの答弁でございます。
また、議員として、竹腰市長にぜひ、出ていただきたいとの提言に対し、市長から期待に応えたいとの力強い答弁がありましたことを申し添えます。
以上の経過を踏まえ、議案第67号は、採決の結果、反対1、賛成多数、原案可決であります。
なお、主な反対意見として、保険料を滞納すると、国保と同様の扱いになること、また、主な意見として、中身に不透明な部分がかなりある。先が見える内容を早く示すべき。また、請願が出せることや、条例が直接請求されるようにとの要望がありました。
以上で、議案6件につきまして、本委員会の審査の過程や結果について報告いたしました。
議員各位のご賛同をお願いし、委員長報告とさせていただきます。
○議長(有光孝次) ただいまの
健康福祉委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、
教育環境委員長の報告を求めます。
22番、松井東司彦議員。
[22番 松井東司彦 登壇]
○22番(松井東司彦) 今議会におきまして、去る12月8日、
教育環境委員会に付託されました議案第50号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(所管歳出)、議案第69号、大田市葬斎場の指定管理者の指定について、議案第74号、大田市民会館の指定管理者の指定についての3議案は、12月12日、委員会全員出席のもと、慎重に審査をいたしました。
当委員会には、執行部より蓮花助役を始め、小川教育長、
品川環境生活部長、松村教育次長ほか、関係いたします課長の出席のもと、審査を行ったところであります。
その審査の経過並びに結果、また、可否判定において示された主な意見について、ご報告申し上げます。
議案第50号について。
当初予算より大幅増額のごみ減量化等推進事業の補正予算464万6,000円の内訳とその理由はとの問いに、分別収集ステーション、不燃物集積所は、当初予算では25件を見込んでいたが、48件の増となり、410万2,000円を、また、可燃物収納施設も16件の見込みが16件の増の54万4,000円を補正し、総額464万6,000円となるものです。
また、このごみ減量化の施設の整備は各自治会の申請にもとづくもので、現在までのところ、不燃物集積所73件の内訳は、旧大田市分2件、旧温泉津町34件、旧仁摩町37件。
可燃物収納施設32件の内訳は、旧大田市分26件、旧温泉津町2件、旧仁摩町4件を見込んでいる。
また、社会人活用事業69万6,000円の内訳はの問いに、この事業は県の学力調査の対応策の1つとして、大田市では五十猛小、静間小、久屋小の3校が適用となり、全額国県の補助事業で、放課後の補充授業やわかる授業のための支援、助言など、地域の人材を学力サポーターとして活用する事業です。
次に、議案第74号について、大田市民会館の指定管理者の指定では、前年度より減額されている。その積算はとの問いに、大田市体育・公園・文化事業団を指定管理者とし、その管理料は過去の数字を勘案し、利用料、負担金、諸収入等を試算し、所要額から指定管理料を算出したものであり、前年度より202万2,000円の減額となったものでありますとの答弁がありました。
以上、
教育環境委員会に付託された議案第50号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(所管歳出)、議案第69号、大田市葬斎場の指定管理者の指定について、議案第74号、大田市民会館の指定管理者の指定については、原案のとおり全会一致、可決であります。
議員各位のご賛同をお願いし、報告を終わります。
○議長(有光孝次) ただいまの
教育環境委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
続いて、
産業建設委員長の報告を求めます。
14番、木村幸司議員。
[14番 木村幸司 登壇]
○14番(木村幸司) 去る12月8日の本会議におきまして、産業建設委員会に付託されました議案第50号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(所管歳出)、議案第54号、平成18年度大田市
簡易給水施設事業特別会計補正予算(第1号)、議案第55号、平成18年度大田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第56号、平成18年度大田市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第57号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第3号)、議案第70号から73号、それぞれ大田市
勤労青少年ホーム及び大田市中央集会所、
サンレディー大田、やきものの里、
大田市民公園及び大田運動公園の指定管理者の指定について、議案第76号、大田市
公共下水道事業(大田処理区)
終末処理場地盤改良工事(2期)請負変更契約の締結についての10件につきまして、12月12日、全委員出席のもと、産業建設委員会を開催、その審査を終えております。
委員会には、執行部より竹腰大田市長を始め、
皆田産業振興部長、岩田建設部長、三島水道事業局長以下、関係いたします担当課長ほかの出席を得まして、審査を行いました。
その審査の結果と経過、可否判定の中で示されました主な意見につきまして、ご報告申し上げます。
初めに、議案第50号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(所管歳出)につきまして、審査の結果から申し上げます。
議案第50号、平成18年度大田市
一般会計補正予算(第3号)(所管歳出)は、全会一致、原案可決でございます。
審査の経過と審査や可否判定の際、示されました主な意見でございます。
初めに、産業振興部所管におけます経過並びに質疑等でございます。
大田市企業立地奨励金でございます。
株式会社イワミ村田製作所への奨励金でございまして、平成18年3月時点で、大田市企業立地奨励条例にもとづく認定増設計画を進めてこられ、従業員数305名から現時点で312名、新規増加雇用が7名、この間の設備投資総額が4億4,768万7,000円で確認をされ、条例に定める支給要件、新規雇用7名以上、設備投資額5,000万円以上を満足することに伴う助成金であります。
なお、今後の雇用計画でありますが、当初計画に沿って、来年4月には10名を新規雇用し、常用従業員数を315名とする予定であるとの補足説明がございました。
次に、立ち上がる産地育成支援事業でございます。
県事業の割り当て増による追加補正でございまして、活動支援、ソフト事業でございますが、2分の1の補助率、整備支援、ハード事業でございますが、3分の1の補助率でございまして、当初予算額から交付決定額を差し引いた予算残額を今回の追加補正金額から差し引いた金額1,018万5,000円の補正でございます。
観光サイン整備事業でございます。
ピーク時の大森地内の混雑を分散化、市道沿いから各遺跡への案内サイン、三瓶、大森等、域内の移動誘導を目的として、21カ所設置するもの等の説明をいただいたところでございます。
産業振興部所管に関します質疑等でございますけれども、イワミ村田製作所は過去に撤退をしようという歴史がある。雇用が増えることは歓迎だが、最終的に大田市内の雇用に結びつくものなのか。
また、観光サインの取り付けですけれども、国道、県道への取り付けがある。国県の支援を受けられないのか。
観光サインについて、旧ルートでの案内板は誘導に混乱を来すと考えるが、撤去についてどう考えるか。
また、銀山と三瓶との連携における域内移動について、農道利用が最短距離であるが、最短ルートでの観光サインをどう考えるか等の質疑があったところでございます。
それぞれ、イワミ村田に関しましては、誘致企業であり、地元と密接な連携のもと、協力関係の中で、40年の歴史をたどってきた。市長も本社へ行き、地元自治体の熱意を示す中で、村田製作所もイワミ村田にてこ入れしたのが今回の形である。人材確保や施設を見たとき、楽観できる状態ではないが、今の段階では深いつながりで取り組んでもらっている。
また、観光サインの国県の支援に対しましては、国道、県道は昨年から協議の場を持ち、基幹的なものはそれぞれで整備をすることとし、それぞれで整備をしている。また、古い案内板の撤去につきましては、道筋としては可能であるので、現在、撤去は考えていない。県の担当者と合わせて、サインについて打ち合わせの場があるので、その中で投げかけたい。
また、農道利用の観光サインにつきましては、農道活用は検討会議の中でも出たが、大量の車がやってくることを想定すると、農道の仕様は脆弱であるので、既存の県道、国道を利用した誘導をしようということとなった。
農林道は、構造が弱いという実態もあり、公的な誘導は現段階ではできないと考えているとの答弁でございました。
次に、建設部所管でございます。
建設部所管の補正は、現年土木災害復旧事業及び除雪に関する補正でございまして、経過並びに質疑等でございますが、災害復旧について、災害箇所も多く、市内業者だけでは手に負えない状況にあるのではないかと危惧をするんだが、状況はどうかという質疑があったところでございますが、災害復旧につきまして、建設部所管336件のうち3分の1、約100件強を既に入札にかけている。やむを得ず、完了ができないときは、繰り越し等、手続きを取らざるを得ないが、年度内完了が原則である。可能な限り、年度内完了を目指すとの答弁でありました。
可否判定の際、出されました主な意見でございますが、企業立地奨励金に対して、新規雇用も含め、継続いただくよう行政から会社への働きかけ等、ご努力いただきたいとの意見がございました。
次に、議案第54号から56号、特別会計補正予算でございます。
審査の結果から申し上げます。
議案第54号、平成18年度大田市
簡易給水施設事業特別会計補正予算(第1号)、議案第55号、平成18年度大田市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第56号、平成18年度大田市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)、ともに全会一致、原案可決でございます。
審査の経過及び主な意見等でございますが、それぞれ本会議にて、ご説明いただいたとおりでございまして、意見等はございませんでした。
次に、議案第57号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第3号)でございます。全会一致、原案可決でございまして、意見等はございませんでした。
次に、議案第70号から73号の指定管理者の指定についてでございます。
審査の結果から申し上げます。
議案第70号、大田市
勤労青少年ホーム及び大田市中央集会所の指定管理者の指定について、議案第71号、
サンレディー大田の指定管理者の指定について、議案第72号、やきものの里の指定管理者の指定について、議案第73号、
大田市民公園及び大田運動公園の指定管理者の指定についての4件は、全会一致、原案可決でございます。
審査の経過及び主な意見等でございますが、それぞれ本会議にてご説明いただいたとおりでございまして、指定管理による節減効果でございますが、
勤労青少年ホーム及び大田市中央集会所において46万円、
サンレディー大田において36万8,000円、やきものの里において15万4,000円、市民公園及び運動公園において、人件費部分における減額ではございますが、120万円。合計で、218万円程度の節減効果でございます。
可否判定における主な意見でございますが、指定管理者の経費節減等により、一般利用者の負担が増えることのないようにお願いしたいとのご意見がございましたので、申し添えておきます。
次に、議案第76号、大田市
公共下水道事業(大田処理区)
終末処理場地盤改良工事(2期)請負変更契約の締結についてでございます。
審査の結果でございますが、全会一致、原案可決でございます。
審査の経過及び主な意見等でございます。
1期工事の際、水処理施設、管理棟など、4つの施設の規模等、設計内容が決まっていなかったため、暫定的な予算での工事施工となった。今回、設計内容が確定したことに伴う工事費の増加及び工期の延長である。
1,405平方メートルの砕石マット工事の追加、土圧をかけ、地盤を安定させるための先行盛土材を運動公園より採取するための経費。採取した土材を仮置きしておく場所において、土材の流出を防ぐための防止工事や、土材を使用した後に残る流出防止等に使用した雑木等の処分、それらの経費を追加するものである等の説明をいただいたところでございます。
質疑でございますが、今後、新たな補正の可能性はどうか。また、事業団任せにすることなく、事業者と受託業者の連携をより密にされたらと思うがどうか等の質疑があったところでございますが、それぞれ新たな補正に関しましては、工事も終盤にかかっており、これ以上の変更は考えていない。
事業団に関しましては、設計は事業団にすべて地盤改良を出すのが通例ではあるが、できるだけ市内業者、市内コンサルを採用したいと思っている。工事についても、大田市職員で設計監理、監督と一連の流れをこなしているとの答弁でありました。
以上、審査の結果と経過、示されました意見につきまして、申し述べさせていただきました。
議員皆様のご賛同をお願い申し上げまして、ご報告とさせていただきます。
○議長(有光孝次) ただいまの
産業建設委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。
23番、清水 勝議員。
○23番(清水 勝) 1点だけ、お聞きをいたします。
イワミ村田製作所増設に伴います助成金の扱いで5,000万円の話があったところでございます。
雇用体制、あるいは設備の増設ということでございましたですけれども、雇用の面について、7名の増員ということでお話があったところでもございます。
この雇用形態でございますけれども、往々にして、この種の企業、現在では安定的な雇用体制が用いられずに、どちらかと言うと、派遣制度とか、契約労働とか、極めて、不安定雇用体制が横行しているわけでございまして、こういう面について、どの程度の話があったのか、少しお聞かせをいただきたいと思います。
○議長(有光孝次) 14番、木村幸司議員。
○14番(木村幸司) 雇用の7名についてですけれども、この7名、すべて正規社員での雇用というふうに伺っております。
○議長(有光孝次) 23番、清水 勝議員。
○23番(清水 勝) 正規社員ということでございますけれども、大変、結構なことだと思います。
ただ、今では先ほど申し上げた不安定雇用のほかに、外国の皆さんを雇用する形態も非常に横行しておるわけでございますけれども、こういう面についての状況はどの程度、質疑の中であったのか、再度、お聞かせをいただきたいと思います。
○議長(有光孝次) 14番、木村幸司議員。
○14番(木村幸司) そこら辺の海外の方等々の職員等ということは、伺っておりません。
以上です。
○議長(有光孝次) ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で
産業建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。
ここで、10分間休憩いたします。
午前10時31分 休憩
午前10時41分 再開
○議長(有光孝次) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎日程第3 討論・表決
○議長(有光孝次) 日程第3、これより本案28件について討論・表決を行います。
まず、議案第49号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、11番、大西 修議員。
[11番 大西 修 登壇]
○11番(大西 修) 私は、議案第49号、平成17年度大田市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について、今後の行財政運営において、改善工夫がなされるよう願い、日本共産党大田市議会議員団を代表いたしまして、認定せずの立場で討論を行います。
平成17年という年は、国では小泉内閣がいよいよ大増税路線に踏み出したときであります。
定率減税縮小、年金課税強化、フリーター課税の強化、中小零細業者に対する消費税徴税強化、年金、介護、雇用保険料の値上げなど、全国で3.3兆円の庶民増税に踏み出した時期でございます。
そして、さらに政府は高齢者の住民税非課税限度額を廃止をして、少なくとも、全国で100万人の高齢者が住民税の非課税から課税になったことで、国民健康保険料や介護保険料も連動して値上げになりました。
家計収入が大幅に減っているもとで、負担増が重くのしかかり、地域の消費購買力を奪って、経済と景気を悪くすることは明らかでございました。そのことは、決算を見てみれば、よくわかってまいります。
歳入で市税の滞納状況を見てみれば、国民健康保険料、保険税、合わせて現年度分、繰越分合計で5億3,388万3,000円で、これに保育料未納額計1,898万2,000円、市営住宅使用料滞納計は1,196万円、住宅新築資金等貸付償還の現年度、過年度分合わせて6,372万9,000円、この合計額は6億2,855万4,000円になるものであります。
では、なぜ、滞納になるのか。市税の事由別内訳を見れば、生活困窮が60%、事業不振が11%、所在不明は20%です。
何と生活困窮と事業不振で約70%であります。これでは、幾ら、夜間休日徴収の実施を行っても、ないものは払えないと思うものであります。
ここは、審査意見書でもうたってありますが、本格的に未納者の実態を把握して、実情に沿った個別の納付指導、生活相談事業、こういう関係部局間の連携を図り、プロジェクトチームでもつくり、強化を図るべきだと思います。
次に、歳出の人権施策推進費に入ります。
ここでは、同和関係団体補助金が全日本
同和会大田支部に年間25万円支出をしております。このことは県下でも、一番進んでいると思いますが、やはり市民の理解を得るには総括的文書が必要と思います。
1つには、旧同和地区と旧一般地区との住環境の格差はどうなったのか。
2つには、旧同和地区住民の非科学的言動が克服されたのか。
3つには、社会的交流は進んでいるのか。
4つには、職業的格差の解消は進んでいるのか。この4つの指標で、格差がなくなったことを内外に知らせることが大切だと思います。
そして、今、人権推進は同和問題を乗り越え、新たな問題、ワーキングプアの問題、高齢者だけではなく、社会的弱者の障害者問題、いじめ、自殺問題など、今ほど、人権問題の総合センターである隣保館の役割が求められているときはありません。この充実を願うものであります。
3番目は、乳幼児医療費と福祉医療費であります。
乳幼児医療費は、県制度のもと、9月では給付件数が837件から10月には1,796件、11月には2,132件と急激に伸びております。このことは評価するものですが、逆に福祉医療費は9月では給付件数が2,672件、10月には1,437件と53%にまで減っております。
社会的弱者である障害者医療がこれでは障害者に冷たい市政と言われても仕方がありません。
4番目は、商工振興費の中小企業振興等利子補給であります。この事業は旧温泉津町、旧仁摩町の中小業者が経営の近代化、合理化等を図るための設備投資を行った際に、金融機関から必要な設備資金の融資を受けたものに対し、利子補給を図る事業であります。
この事業が17年度でなくなるということですが、現在、頑張っている中小企業に、元気になってもらわなければ、とても産業振興は図られません。
このようなところに合併しても、何もいいことはなかったという声が聞こえてきそうであります。むしろ、旧大田市の中小業者にも、枠を広げて充実を図るべきではないでしょうか。
5番目は、教育費の生涯学習推進費で、図書館蔵書整備事業であります。
温泉津図書館の新規購入図書が極端に少ない報告がしてあります。大田市中央図書館は、一般と児童で1,604冊、仁摩図書館は2,284冊であります。それが温泉津図書館は207冊です。なるほど、温泉津図書館は前の2つと比べると、暗くて狭いと思いますが、そうだったら整備をして、温泉津町民の利用を増やしていくことをこのことに努力をしてほしいと思います。
以上、5点を指摘いたしまして、反対討論といたします。
○議長(有光孝次) 次に、10番、内藤芳秀議員。
[10番 内藤芳秀 登壇]
○10番(内藤芳秀) 私は、提案されております議案第49号、平成17年度大田市一般会計及び特別会計の歳入歳出の決算認定につきまして、賛成をする立場から意見を述べさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
初めに、この年度の会期は、平成17年10月1日から平成18年3月31日までの半年間のものでございます。
議員の皆様ご承知のように、昨年の10月1日に1市2町が新設合併をいたし、新生大田市がスタートしたまさに胎動期の決算であります。
10月30日に竹腰市長が誕生するまでは、前市長の熊谷國彦氏が管理者となり、10月31日、竹腰市長に引き継がれてからは、旧大田市、温泉津町、仁摩町の予算を合体し、その上で、市長のマニフェストの中で、すぐに実行できることを取り入れて、行政事業を引き続き展開した半年間だと認識しております。
新大田市の政策の基本的な考え方は、合併協議会で取りまとめられました新市建設計画の基本理念である自然・歴史・ひとが光り輝くだれもが住みよい県央の中核都市を築き上げるために、新生大田市まちづくり推進計画に掲げる諸事業をいかに計画的かつ着実に取り組むことにあります。
この半期の決算認定の視点としては、大きくは合併後の引き継ぎ予算であることを前提として、地方分権が進んでいく時代の中で、新生大田市が現下の状況を踏まえ、きちんとしたスタートができたか否かを判断する重要な決算認定であるととらえております。
決算の全体的な概況としては、委員長の報告にもありましたように、実質収支が一般会計及び特別会計を含めたもので、5億2,215万3,000円となっており、その中で、合併市町村支援交付金を後年度の財源確保に資するために、財政調整基金の積み立てに回し、また、減債基金繰入金などを財源に、繰上償還をするなど、市債残高も2億2,460万円減少していることは、自主財源の乏しい大田市の財政状況をかんがみたときに、厳しいながらも、着実な一歩を記したと考えております。
一方でなお、経常収支比率は96.9%、実質公債費比率は19.2%と予断を許されない状況にあることは変わりなく、今後、一層の歳入確保に努められるとともに、大田市行財政改革集中改革プランを不断の決意のもとに着実に実施されることを希望するものであります。
なお、市税やさまざまな料の収納率が低下し、一般会計及び特別会計において、滞納額が増加する傾向を見せており、そのことは看過できない状況でございます。
生活困窮者への配慮はしつつも、きちんと納付している市民がいることをかんがみたときには、税の負担公平性の観点から、今後については、効果的な対策を講じて、収納を高めていただくことをお願いするものであります。
具体的な主な事業としては、合併し、広域化した行政サービスを展開するために、
新市電算システム統合事業や庁舎整備事業を実施され、また、来年の夏、確実視されている石見銀山の世界遺産登録に備え、旧熊谷家住宅保存活用事業や石見銀山公園整備事業などは、わかりにくい産業遺跡の価値を来訪者に理解していただくためには、大切な事業であると評価しております。
その他、温泉津保育所増設事業や公営住宅整備事業、また、
公共下水道事業や道路整備事業など、市民生活の向上を図り、住みやすい地域づくりに向け、的確な事業を実施されたものと評価しているところでございます。
いずれの事業も合併前のそれぞれの行政体での引き継ぎ事業であるため、市民に対し、合併後も従来と変わらぬ的確な行政事業が展開できていると判断をしているところでございます。
なお、当年度を振り返り、竹腰市政となって、特徴的な政策としては、行財政改革を喫緊の課題として、すぐに取り組み、具体的には収入役体制の廃止、また、自らも率先して襟を正し、特別職の報酬及び職員給与のカットの提案につきまして、実施されたほか、行政組織のスリム化と地元雇用創出の観点から、指定管理者制度の推進を図るなど、新市の基盤づくりに向けた取り組みが積極的に展開されたことは、これまでと比べ、大きく変化したことであり、これから10年を見据えた大田市づくりをする上で、高く評価したいと思います。
今後につきましては、少子高齢化や人口減少の続く大田市にあって、地域経済の活性化や若者定住の促進、市民福祉の向上など、市政の課題は多岐にわたっております。
三位一体の改革後は地方交付税の先行きに不透明感があり、厳しい財政運営は強いられますけれども、市民との協働のまちづくりを通して、自然や歴史、また、文化の豊かな大田市を目指し、新市建設計画の着実な推進を期待するところであります。
以上、議員各位の皆様のご賛同をお願いいたしまして、賛成討論を終わります。
○議長(有光孝次) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案認定であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(有光孝次) 起立多数であります。
よって、議案第49号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第50号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は原案可決であります。各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(有光孝次) 起立多数であります。
よって、議案第50号は、各委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第51号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第51号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第52号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第52号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第53号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第53号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第54号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第54号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第55号及び議案第56号の2件について、討論はありませんか。………討論なしと認めます。
本案2件については、一括採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、一括採決いたします。
本案2件に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第55号及び議案第56号の2件は、いずれも委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第57号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第57号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第58号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第58号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第59号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第59号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第60号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第60号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第61号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第61号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第62号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第62号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第63号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第63号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第64号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第64号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第65号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第65号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第66号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、18番、福田佳代子議員。
[18番 福田佳代子 登壇]
○18番(福田佳代子) 私は、日本共産党議員団を代表いたしまして、議案第66号、大田市
総合計画基本構想の策定について、反対の立場から討論を行います。
この総合計画は、平成19年から平成28年までの新生大田市における初めての計画であり、市民の期待も大きいものがあります。この計画につきましては、本議会の一般質問や特別委員会の中で、さまざまに論議し、市長の考え方もお聞きしました。
市長は、実施に向けて、不退転の決意で臨みたいとおっしゃいました。私は、市民の目線からチェックしたとき、すべてがいけないとするものではもちろんありません。子育て支援として、保育料の軽減や特別保育の実施、放課後児童クラブの増設など評価しながらも、ぜひ、考えていただきたいことを申し上げたいと思います。
まず、第1は昭和の合併以後、旧大田市では、田原、林、石田、熊谷市政の中で、将来を展望して、さまざまな計画が立てられ、実現に向けて努力されてきました。
例えば、昭和45年の旧大田市開発基本構想は、過疎対策を核として、大田市の振興を図るために、いろいろな施策が立案され、具現化されてきました。
その後、新開発基本構想やセーリング21プランとその都度、計画の見直しが行われながら、平成の大合併、新生大田市の誕生となっています。歴代の市政運営に対しての評価はさまざまと思いますが、基本的には少子高齢化が進み、過疎化に歯止めをかけることができませんでした。
平成4年に編さんされた大田市議会史をひもといてみますと、昭和55年の大田市新総合開発基本構想を策定するために、住民のアンケート調査を行い、市民所得推計を実施し、具体的な人口指標として、昭和65年の人口を4万3,800人としています。
特に、配慮されたことは、1つ、市民の気持ちの反映を強く願った。
2、構想倒れにならないよう実効性あるものとし、市民が市政振興に積極的に行政参加の意欲を抱くものとした。
3、財政的な長期見通しの上に立った構想であることと、当時の林市長は述べています。
この計画でも、やはり人口流出に歯止めをかけることができませんでした。
その都度、練りに練った計画がなぜ、達成できなかったのか検討し、良いこと、悪いことなど、次に生かすことが大切と考えます。
今回の総合計画は、過去の計画の教訓が生かされたのでしょうか。
今回の総合計画には、人口指標は掲げてなく、横ばいを期待とのことでした。過疎に歯止めをかけるのは大変なことですが、しかし、例えば、平成の合併で自立の道を歩んだ福島県矢祭町は、この夏からわずかに人口が増加傾向にあります。
第2は、今回、総合計画が、市民が自分たちで作り上げた計画となっているかどうかが問われます。
確かに、6月に20名の委員で組織された審議会に諮問され、7回審議会が開催されています。
計画の原案は、4回の策定委員会でつくられています。市民の声がどのように反映されたのか。どのくらいの市民がこの計画が策定されるのを知っていたのか。自分たちが作った計画だという熱い思いが、計画達成のかぎを握るのではないでしょうか。
第3は、行財政改革推進大綱実現の上に、総合計画があるわけですが、大きな痛みを市民や職員に与えておいて、この計画が本当に実現できるのか、疑問に思います。
国の庶民増税、福祉後退の施策で、市民は苦しんでいます。国民健康保険料、介護保険料の引き上げ、医療費負担の増大、特に高齢者は年金の給付額が下がる中で、暮しは厳しさを増しています。
平成17年度、市税を始めとして、滞納額6億2,000万円、徴収率の向上と公共料金の見直しが行われれば、すべての市民ではありませんが、市民はゆとりをなくし、まちづくりに目を向けるどころか、暮しを守るために必死となります。
行財政改革推進大綱の中身について、市民に対する説明と理解し、納得してもらうことが不十分ではないでしょうか。
第4は、施策については、財政難の中で、ハード事業からソフト事業に重きを置くことも必要ではないでしょうか。
総合計画の中で、事業費として大きいものに、公共下水道整備施設管理事業が10年間で、146億2,400万円あります。
全体計画は30年ですが、これを35年の長いスパンにするとか、接続率を見ながら、途中で計画を見直すことも必要かと思います。
ごみの最終処分場建設事業、10年間ですが、22億4,800万円、
出雲エネルギーセンター可燃ごみ処理負担金、やはり10年間で12億7,000万円など、ごみ処理に多額の財源を使うことについては、ごみ非常事態宣言をするなどし、市民に協力を求めて、ごみを減らす取り組みが早急に求められます。
このほか、疑問に感じる事業として、平成2年から始まった栄町高禅寺線が今までに8億4,000万円使い、いまだに事業が終わっていないこと、ビラおおだの近くに、トンネルを掘る計画は、果たしてどうであったのか。
農道の整備についても、あと3年で終結期ということですが、大邑、大国、延屋、大田地区農道で、総事業費61億円余り、農業振興にどれくらい役立つのでしょうか。後の維持管理は、大田市がしていかなくてはなりません。
第5は、総合計画は民間にできることは民間にとなっていますが、地方自治法第1条の2では、地方公共団体の役割として、地方公共団体は、地方自治の本旨にもとづいて、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとするとしています。
民間は、利潤追求が一番の目的であり、自治体とは違うことを忘れてはいけないと考えます。
最後に、日本の総人口は50年後は、8,000万人台まで減少すると新聞で報じられ、少子化対策の真価が問われるとしています。
地方交付税の抑制という中で、自然・歴史・ひとが光り輝くだれもが住みよい県央の中核都市、新生大田市の真価が試されることになります。
私も今、議員であることの責任の重さを感じ、チェック機能を果たすため、市民が主人公の市政となることを願い、反対討論といたします。
議員各位の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(有光孝次) 次に、16番、熊谷直道議員。
[16番 熊谷直道 登壇]
○16番(熊谷直道) 私は、提案されております議案第66号、大田市
総合計画基本構想の策定につきまして、賛成をする立場から意見を述べさせていただきます。
この基本構想に対する思いを同じくする各位とともに、私の所見であることを申し述べておきたいと思います。
昨年10月1日、大田市、温泉津町、仁摩町の旧1市2町が合併をいたし、早1年が経過いたすものであります。
合併前、合併協議会においては、幾多の課題を精査いたし、かなりのエネルギーを要し、それぞれの特性を理解しつつ、助長いたす新生大田市がスタートいたしたことを認識いたすものであります。
これこそ、合併後の新市における一体的なまちづくりを推進するとともに、いち早く、市民に進むべき方向と施策を公開し、市民共通の願い、指針としての構想策定、また、だれしもが平等に享受できる構想策定をまず評価いたすことを申し述べておきます。
今、振り返り、合併協議会において、策定された新市建設計画、新生大田市まちづくり推進計画を基本に、新市の建設を総合的かつ効果的に推進するねらいとし、言うなれば、旧1市2町の特性を生かすこと、一体化の醸成を図り、住民福祉の向上と新市の均衡ある発展、個性的で魅力のあるまちづくりこそ、合併して良かったと言える我々の役割、任務と認識いたすものであります。
かつての新市建設計画を引用いたすに、自己責任、自己決定による自律ある構想が急務といえます。
次世代へ継続を図る都市像、まちづくりは日に日に新たに。これこそ、新しい時代にふさわしいまちづくりを実現いたす心構えをこのたびの構想に対し、評価をいたし、地域力の向上、今こそ、力を結集いたし、地方分権の流れの中、地方自治の力量が問われる今日、ピンチこそチャンス、まだまだ私たちの地域には資源があります。住んで良かった、行って良かった、大田市のまちづくりとしての基本構想、そして、基本計画は前進あるのみであります。
また、併せて、同時に進めております個別の計画、関連であります。新生大田市まちづくり推進計画、大田市過疎地域自立促進計画、また、新規計画、関連であります。中期財政見通しを含む大田市行財政改革推進大綱、並びに集中改革プラン、また、大田市次世代育成支援行動計画、大田市協働によるまちづくり推進指針等、策定の趣旨を理解いたし、少子高齢化のさらなる振興、住民ニーズの多様化、高度化、協働社会の実現、地方分権の推進ほか、あらゆる大田市を取り巻く状況、社会の動きに対応いたす施策の推進については待ったなし。不退転の心構えを必要といたす
総合計画基本構想であり、多くを列記いたしませんが、基本計画、実施計画を理解いたし、評価いたすものであります。
殊に、市民の関心事であります世界遺産登録を目前に控え、石見銀山遺跡を本市のシンボルとして、さまざまな地域の特性を生かしながら、だれもが住みよい県央の中核都市の実現、将来像としての自然・歴史・ひとが光り輝くだれもが住みよいまちづくりを推進いたすことを理解いたすものであります。
もう一点、申し述べます。
冒頭、新しい時代にふさわしいまちづくりを実現いたす心構えをこのたびの構想に対し、評価をいたすと申し上げました。
この基本構想で掲げる都市像を持つこと、施策の体系化はもちろんでありますとともに、国、県及び民間等とともに、事業体系を明らかにし、連携を図る行政運営を期待いたし、社会経済情勢、あるいは市民ニーズの変化に対して、即応いたし、的確にローリングをいたすこと、日に日に新たにであります。期待いたすとともに、評価をするものであります。
以上、賛成する立場からのご意見を申し上げましての討論といたします。
議員各位のご賛同をお願いいたしまして、終わります。
○議長(有光孝次) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(有光孝次) 起立多数であります。
よって、議案第66号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第67号を討論に付します。
本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。
18番、福田佳代子議員。
[18番 福田佳代子 登壇]
○18番(福田佳代子) 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第67号、島根県
後期高齢者医療広域連合の設立について、反対の立場から討論を行います。
本議案は、2007年2月1日から、島根県内全市町村が後期高齢者の医療制度に関する事務を処理するため、規約を定め、島根県
後期高齢者医療広域連合を設立することについて、提案されたものです。
後期高齢者医療制度は、75歳以上のすべての高齢者と65歳以上の寝たきりの認定を受けた高齢者を対象として、現在、加入している国民健康保険や組合健保などから切り離し、独立した医療保険制度とするものです。
島根県単位で設立される広域連合の議員の議員定数は10人で、多くの自治体で市町村長、市町村議が広域連合議会に入ることができません。
こうしたことから、一番身近で実態をつかめる市議会などが関与できなくなり、市民の声が反映しづらい問題点があります。
新制度の最大の問題は、後期高齢者の医療給付費が増えれば、後期高齢者の保険料の値上げにつながるという仕組みになっていることです。
そのことが、受診抑制につながることにもなり、高齢者の命と健康に重大な影響をもたらすことが懸念されることです。
保険料は、これまで、家族に扶養され、直接、保険料を払っていなかった人を含め、すべての後期高齢者が介護保険と同様に年金から天引きの方式で徴収されます。
島根県の保険料は、全国平均額、年間6万円程度より、多少、低く抑えられると言われていますが、多くの高齢者が介護保険料と合わせ、毎月、約1万円を天引きされることになります。
これでは、今でも生活に苦しむ高齢者をさらに追い込むことになります。
さらに、保険料の滞納者には、国保と同じく短期保険証、資格証明書が発行されます。従来、後期高齢者は障害者や被爆者などと同様、短期証や資格書を発行してはならないとされてきました。医療保障なしで生きていけない弱者から保険証を取り上げるという情け容赦ない制度となっています。
こうしたことから、議案第67号、島根県
後期高齢者医療広域連合の設立については、これまで、長年にわたって社会のために貢献してこられた高齢者が安心して、医療にかかれる制度とはなっていないということを述べ、反対の討論といたします。
議員各位の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(有光孝次) 以上で通告による討論は終わりました。
ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。
これより、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立多数]
○議長(有光孝次) 起立多数であります。
よって、議案第67号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第68号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(有光孝次) 起立全員であります。
よって、議案第68号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第69号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第69号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第70号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第70号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第71号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第71号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第72号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第72号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第73号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第73号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第74号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第74号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第75号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第75号は、委員長の報告のとおり決しました。
続いて、議案第76号について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第76号は、委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第4
付託案件審査報告
○議長(有光孝次) 日程第4、さきに付託いたしました陳情第5号、集配局の廃止再編計画に反対する意見書採択方について、及び陳情第6号、日本郵政公社の
郵便局再編計画に関することについての2件を一括議題といたします。
総務企画委員会における審査の経過及び結果について、委員長の報告を求めます。
19番、福田 実議員。
[19番 福田 実 登壇]
○19番(福田 実) 去る9月定例議会に付されました陳情第5号、集配局の廃止再編計画に反対する意見書採択方について、並びに、12月4日の本会議におきまして、付託されました陳情第6号、日本郵政公社の
郵便局再編計画に関することについての2件につきまして、12月11日に委員6名全員出席のもと、総務企画委員会を開催し、その審査を終えておりますので、ご報告申し上げます。
結果について申し上げますが、いずれの陳情書も郵政民営化後のサービス低下を懸念しての趣旨と理解し、全会一致で採択といたしました。
議員各位のご賛同をお願いをし、報告といたします。
○議長(有光孝次) ただいまの
総務企画委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
本陳情2件については、一括採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、一括採決いたします。
本陳情2件に対する委員長の報告は、いずれも採択であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、陳情第5号及び陳情第6号の2件は、いずれも委員長の報告のとおり決しました。
◎日程第5
市長提出追加議案上程[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(有光孝次) 日程第5、市長より追加議案が提出されておりますので、これを上程いたします。
議案第79号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第39条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本案については、委員会付託を省略することに決しました。
提案理由の説明を求めます。
三島水道事業局長。
[水道事業局長 三島賢三 登壇]
○水道事業局長(三島賢三) 議案第79号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第4号)につきまして、ご説明を申し上げます。
このたび、補正をお願いいたしますものは、平成18年度から3カ年事業で計画しております大森簡易水道統合整備事業に係るものでございまして、国庫補助10分の4を受けての事業でございますが、その国庫補助につきまして、12月5日付にて追加内示がなされたことによるものでございます。
お手元にお配りをしております補正予算(第4号)説明資料をご覧いただきたいと思います。
建設改良費を5,000万円増額補正をお願いするものでございます。
補正理由でございますが、石見銀山の世界遺産登録予定を来夏に控えまして、平成18年度国庫補助対象事業費5,000万円の追加内示を受けましたので、それに伴う工事請負費の追加計上をお願いするものでございまして、世界遺産登録を目前に控えている状況下におきまして、事業の推進を図るものでございます。
これによりまして、大森簡易水道統合整備事業につきまして、既決予定額1億6,005万円に5,000万円増額補正いたしまして、補正後2億1,005万円といたすものでございます。
予算措置でございますが、収入につきましては、簡易水道資本的収入、国庫補助金を2,000万円増額、企業債につきましては、3,000万円追加するものでございます。
支出につきましては、簡易水道資本的支出、工事請負費を5,000万円増額いたすものでございます。
次に、消費税及び地方消費税の142万8,000円の減額補正でございます。
補正理由でございますが、このたびの建設改良費の補正に伴いまして、控除対象仕入れ税額が142万8,000円増額することに伴いまして、納付に係る消費税及び地方消費税を142万8,000円減額とするものでございます。
恐れ入りますが、次ページの図面をご覧をいただきたいと思います。
当初計画を青色、実施計画を黄色、補正計画を赤色でお示しをしております。
当初、青色の区間につきまして、本年度、工事を実施する計画であると説明をいたしておりましたが、実施設計の段階で、黄色で示しております区間に一部変更をいたしました。その理由でございますが、図面の右側、ふれあいの森公園でございますけれども、当初、公園内にありますトイレ側の裏山に予定をいたしておりました配水池が拠点施設整備計画との関係で、設置場所の変更が必要となったところでございまして、配水池の設置場所をふれあいの森公園の後背地で、標高地の確保できる場所に変更をし、送水管、配水管のルートもNTT大森中継局の手前から入るルートを県道仁摩邑南線を経て、ふれあいの森公園に入るルートといたしたところでございます。
また、図面の左側、桜橋から県道への予定を旧県道を通しまして、中村館の後ろから県道へ埋設する予定といたしました。
現在、黄色でお示しをしております区間につきまして、事業実施しておりますが、このたびの補正によりまして、赤色部分でございます代官所前駐車場から中村館付近までを事業実施をいたしまして、今年度中に下佐摩地区を除きます大森地区内の送配水管敷設工事をほぼ終了したいと考えております。
恐れ入りますが、補正予算書(第4号)の1ページをご覧いただきたいと思います。
以上の補正内容によりまして、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第4号)でございますが、第1条は総則でございまして、第2条から第5条までの補正をお願いするものでございます。
第2条の業務の予定量でございますが、第4項目めの主要な建設改良事業につきまして、第4条の補正に伴いまして、簡易水道事業配水設備改良費を5,000万円増額し、補正後2億2,661万5,000円に改めるものでございます。
第3条の収益収入及び支出でございますが、収入の補正はございません。
収益的支出の予定額を142万8,000円減額し、補正後10億6,624万8,000円といたすものでございます。
第4条の資本的収入及び支出の収入でございますが、2ページでございます。
5,000万円増額し、補正後3億4,458万1,000円に、資本的支出の予定額を5,000万円増額いたしまして、補正後6億9,505万3,000円にそれぞれ補正するとともに、補正後の資本的収支不足額及びその補てん財源につきましては、恐れ入ります。1ページに返っていただきまして、予算第4条本文括弧書きを「資本的収入額が資本的支出額に対し、不足する額3億5,047万2,000円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額739万5,000円、減債積立金200万円、建設改良積立金1,000万円及び過年度分損益勘定留保資金3億3,107万7,000円で補てんするものとする」に改めるものでございます。
第5条、2ページでございます。企業債でございます。
起債の方法、利率、償還の方法は変更ございませんが、起債の目的であります簡易水道建設改良事業の限度額、補正前9,600万円を3,000万円増額をいたしまして、1億2,600万円に改めるものでございます。
以上で、議案第79号、平成18年度大田市
水道事業会計補正予算(第4号)の説明を終わります。
○議長(有光孝次) 本案についてご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
本案について、討論はありませんか。………討論なしと認め、本案を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、議案第79号は原案のとおり決しました。
◎日程第6 市長提出議案(人事案件)上程[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(有光孝次) 日程第6、市長より人事案件が提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
議案第80号及び議案第81号の
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
竹腰市長。
[市長 竹腰創一 登壇]
○市長(竹腰創一) 議案第80号並びに議案第81号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。
人権擁護委員のうち、岩谷淳一氏、岩永和子氏、林 英美氏、大原愛子氏の4名が、平成19年3月31日をもって、3年の任期が満了となります。松江地方法務局長から、後任の
人権擁護委員候補者の推薦依頼がありましたので、お手元の議案に掲げておりますとおり、岩永和子氏及び林 英美氏の両名を再推薦いたしたいと考えます。
なお、市町合併により、大田市の人権擁護委員の定数は14名から12名に2名減となりますことから、このたび、任期満了となります4名のうち、2名を再推薦いたすものであります。
議会のご意見を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○議長(有光孝次) ただいまの説明について、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案2件は、討論を省略して直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、本案2件を採決いたします。
まず、議案第80号について、原案のとおり推薦することに異議なく、同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(有光孝次) 起立全員であります。
よって、議案第80号は、原案のとおり推薦することに異議なく、同意することに決しました。
続いて、議案第81号について、原案のとおり推薦することに異議なく、同意することに賛成の議員の起立を求めます。
[起立全員]
○議長(有光孝次) 起立全員であります。
よって、議案第81号は、原案のとおり推薦することに異議なく、同意することに決しました。
ここで休憩いたします。
午後1時再開いたします。
午前11時46分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(有光孝次) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎日程第7
行財政改革特別委員長中間報告
○議長(有光孝次) 日程第7、行財政改革特別委員会の中間報告についてを議題といたします。
お諮りいたします。
行財政改革特別委員会に付託中の大田市行財政改革に関する調査検討、並びに意見具申の件について、会議規則第47条第1項の規定により、この際、中間報告を求めることにいたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、大田市行財政改革に関する調査検討、並びに意見具申の件については、委員会の中間報告を求めることに決しました。
本件について、委員長より報告願います。
16番、熊谷直道議員。
[16番 熊谷直道 登壇]
○16番(熊谷直道) お疲れのことと思います。しばらくおつきあいいただきたいと思います。
行財政改革特別委員会の中間報告を行います。
9月市議会定例会にて、中間報告をいたしました。その後、休会中11月15日、第5回目を、そして、今議会中12月20日、第6回目を開催、都合2回について報告を申し述べます。
第5回目の協議内容であります。
委員全員出席、審議いたしました時間は、おおむね4時間であります。
執行部より蓮花助役始め、
大谷総合政策部長、松村総合調整課長、福富総合調整課主査の出席を得て、付議いたしましたのは、10月26日、審議会による行財政改革大綱の答申のまとめとして、それを受けての大綱策定の中で生じた集中改革プランの修正部分、具体的な改革の実施年度の協議、もう一点は、遊休地の処分活用方法についての協議をいたしたところであります。
まず、1点目、行財政改革大綱並びに集中改革プランについてであります。
委員質疑、そして意見であります。
全体像として、マイナス思考的な内容でないか。住民から見ると、行政サービスが低下するという方向で受け止められる。実際、元気を出させる行財政改革なのかであります。
この見解として、大綱の中には、今後、行財政サービスを責任を持ってするためには、効率的、効果的なシステムの確立が必要とする原則を持っている。より市民の参画がないと市政運営ができない。
1つの取り組みとして、ブロックごとのまちづくり委員会からも意見が出ている。これらをブロック単位へ総合交付金的なものが必要ではないか。ブロックで解決できないものは、市全体として施策として取り組む必要がある。
一例としての説明であります。
また、全体としては、総合計画の推進であり、この推進するための集中改革プランと判断いたすということであります。
自主財源が27%、そういう中でサービスを維持するためには、市民に参加いただけるものはいただき、これが指定管理者制度であり、今後、民間の皆さんにお手伝いいただけるものはいただき、サービスの後退ではなく、現状を分析いたしながら、理解を求めるものであります。
このことについては、さらに調査検討すべき他の委員意見でもあります。
事務事業の見直しについてであります。
事務事業評価の実施は、5年間の計画に具体性がないのではないか。評価システム等、年度別が必要ではないかであります。
行政評価の1つが、事務事業評価である。事業評価、ランクづけをする中で、優先順位を付けている。大きな施策を含めた行政評価について、システムの確立を19年度に細部の検討をいたし、平成20年度から行政評価システムの中で、事務事業評価について、さらに改めるものがあれば改める。その段階から公表すべきは公表いたす検討であります。
経常収支比率についてでもあります。
事業と財政とのバランスで辛めに数値を持っていかなければ、先々の展開が厳しくならないかであります。財政状況の厳しい中で、目標設定を85%くらい持っていこうとか、あるいは、起債制限比率18.7%となっているが、15%に近いところに持っていくとか、考えはないかであります。
併せて、人口が年500人程度減る想定をいたすものは何なのかであります。努力目標として、高く掲げることは十分理解いたすが、このことをどう着実に実施するかであります。
実績を公表しなければならないこと、健全な財政運営がなるよう、しっかりバランスを持つことが必要とし、目標数値に近づけるような努力での集中改革プランをいたすものと伺うものであります。
また、人口減は財政状況に影響を及ぼすもの、税収の落ちこみもあり得る。当然、含みも加味いたしたものの、中期財政計画に十分反映いたすもの、一定の根拠を持つもの、若干の数字は動く可能であるということであります。
民間委託についてであります。
PFI、学校給食は市が責任を持ってすべきであります。安全性についてであります。という意見であります。財政的なことは、八雲はやっている。民間では心配だから、行政ですべきではなしに、一例として、病院は給食を委託いたしている。不都合はない。栄養士をつけ、地産地消を含めて、献立、カロリー計算をする。理解を求める見解であります。根強い直営の委員意見もあるところであります。
併せて、PFIの手法について意見があったところであります。
また、衛生処理場、不燃物の扱い、可燃ごみの収集は可能な限り、直営ですべき。現状の実態等勘案して、方針を出してほしい。雇用についても、慎重に考えるべきではないかであります。
行政としても、どこまで直営でやるのか。限られた財源をどうするか。システムが導入、確立されると、市民の判断もいただく。責任を持っていただくわけでありますから、民間委託について、殊に十分検討、議論はいたすものであります。
さらに、中心となる機構の心臓部分、組織の機構であります。直営であってしかりと一委員の意見でもあります。
定員管理についてであります。
人事評価制度の導入は、だれがどのようにするかであります。
評価による給与体系は職員の士気に影響するのではないかであります。効果はいかがかであります。
公務員はやる、やらないではなく、努力が報われることがいい意味での職場活性化をいたすもの、そのために管理職から試行的に導入すべきと検討いたすもので、具体的には職場が混乱したり、牽制し合ったりするのでは導入すべきではない。ただ、人事の停滞を解決すべき人事評価制度に取り組むと伺うものであります。
職員組合においては、科学的評価なら理解をいたすものではないだろうかという見解をいただいたところであります。
財政の健全化についてであります。
収納率向上のために、何かのシステムが必要ではないかであります。本年より徴収課の設置、専門職員が対応できるよう改めたものであります。
島根県の専門的な知恵もお借りし、当面、収納率をどう持っていくか、検討課題とさせていただきたいという見解であります。
また、未利用地の活用、波根工業団地の活用等、積極的な手法について、努力すべき資産活用の意見であります。
一例としては、民間の初期投資を抑えるためにも、あるいはレンタルリースの方法もあり得ることを伺うものであります。
次に、協働によるまちづくりについてであります。
まちづくり委員会をつくり、7ブロックで進めている中心となる公民館はよいが、学校はなくなり、公民館がコミュニティセンターになる地域では、何かしらの計らい、知恵を絞っていただきたいであります。
ブロックの公民館には、公民館機能を置く。館長、主事を配置。そこには、ふるさとづくり委員会でつくった諸事業を進めるためにも、正規職員を張り付ける。コミュニティサポートと連携を取り、ブロックの振興策、公民館事業を進める各種団体の自主的な運営を期待するものであります。
一定の予算の範囲内で総合交付金的なものを持って実施、ブロックで対処できないことは、行政で行う構想を組み立て中であります。
機能が薄くなってくる地域、寂れてくる地域の展開がないよう、さらなる複数委員の意見であります。
郷土意識の共有、どのように振興計画を作成するかであります。
職員の声を通して、リサーチを図ることであります。
もう一点の遊休地の利用処分の活用については、資料説明で終始をいたしたところであります。
以上が、第5回委員会における主だった意見であります。
次に、第6回の協議内容であります。
委員全員出席、審議いたしました時間はおおむね90分であります。
執行部より蓮花助役の出席を得て、付議いたしましたのは、大田市行財政改革に関する調査検討、意見具申でありますが、このたびの
総合計画基本構想について、行財政改革に関連いたす総括として協議をいたしたところであります。
また、委員における今後の調査、検討についてであります。
席上、蓮花助役より、執行部としては、総合計画は何としても、実現させるためには、その担保として行財政改革推進大綱、集中改革プランは新しいまちづくりを推進するためのものであり、執行部としても、成就に向け努力をいたす見解であります。
まず、初めの委員意見であります。
このたびは、集約をいたすものでありますが、この委員会設置については、行財政改革についての調査検討、意見具申でありますので、この大綱については、適期に委員会の役割、任務の引き続きの遂行を全委員で約束、確認をいたしたところであります。
一例であります。組織機構の見直し。合併により部が1つ多くなっている。5年間に72人の減員する中で、組織機構の具体的な考えは何かであります。
今後、職員数を抑制せざるを得ないのも事実であります。組織のスリム化の原則論も一方にある。合併して1年のこの時期であること、コミュニティサポートセンターの組織も想定いたし、その時点まで待つのがよいのか、熟慮いたし、責任を持って検討すべし、今現在の見解であります。
行政サービスの低下、公民館のあり方について、陳情もあり、住民にしっかりと説明責任を果たしていただきたい。複数の委員意見であります。
同様に、手法については、責任を果たすことであります。
また、集約をする意見として、行革を進めていく、ハード事業をできるだけ控え、ソフト事業にシフトすべきであります。一委員の意見であります。
ハードとソフトのとらえ方であります。
ハードをするためにも、PFI、リース等のやり方があり、市民にとって、今、やるべきことは何か。取捨選択しながら、必要なことは実施しかり、たとえとして、施策として
公共下水道事業はハードなのか。あるいは、我々の生活様式では、ソフトなのかであります。見解の相違もあり得るという見解の判断であります。
民間委託について、保育園の指定管理者制度については、長い歴史、地域の特性を考慮いたす意見があったところであります。
一例として、保育園、幼稚園について、殊に富山幼稚園の存続として、併せて、複数委員意見であります。
市税の徴収率向上についてであります。
カラー封筒での督促といった取り組みはないかであります。島根県と連携ばかりではなく、より一層、大田市独自の取り組みについて精査願う意見であります。
以上、大綱に対する集約的あるいは総括的であります。委員質疑を終えたところであります。
次に、今後の委員会について諮ったところであります。
申し合わせとして、当然でありますが、引き続き、行財政改革大綱については、当分の間、調査検討いたすことであります。
1点目、必要に応じて現地視察を行うこと。あるいは参考人の招へい。このことについては、状況を熟慮いたすことでありまして、委員長、あるいは副委員長に判断を委ねるということにいたしております。
2点目、議会のあり方についてであります。
このことについては、政務調査費について、あるいは行政視察について、あるいは議員任期について、また、地方自治法改正に伴い、一方では議会運営に関することでありますが、関連として議会全般にかかわることであり、協議をいたす約束をいたしたところであります。
3点目、国における地方交付税等の改革もあって、財政見通しの適期での調査、検討についてであります。
以上の取り組みでありますが、タイムリーな課題、緊急を要する課題、あるいは予算にかかわる課題、言い尽くせないボリュームのある特別委員会と認識いたしております。委員意見の言葉を借りれば、議会を通しての説明責任を果たす申し合わせをいたしたところであります。
結びとして、当分の間と申しましたが、当委員会の委員意見を忠実にまとめているところであります。その都度の中間報告を進めているところでありますが、執行部におかれましては、説明責任の遂行、適切に時期を見て、回答いただきたく検討を願うことを申し述べておきます。
「ローマは一日にして成らず」という言葉あります。当行革委員会もそういう状況ではないかなというふうに判断いたしておりますけれども、適期、適切にそういった状況を判断いたしながら、進めていく覚悟でございます。
以上であります。
議員各位のご理解をお願い申し上げ、行財政改革特別委員会の委員長報告、中間報告といたします。
ご清聴ありがとうございました。
○議長(有光孝次) ただいまの報告について、ご質疑はありませんか。………ご質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいまの報告は了承することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、行財政改革特別委員長の中間報告は了承することに決しました。
◎日程第8
議員提出議案上程[
提案理由説明・質疑・討論・表決]
○議長(有光孝次) 日程第8、議員提案による意見書案が4件提出されておりますので、これを上程いたします。
まず、意第4号、療養病床の廃止・削減等の見直しを求める意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(有光孝次) お諮りいたします。
本案は、会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、意第4号は原案のとおり決しました。
続いて、意第5号、公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(有光孝次) お諮りいたします。
本案は、会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、意第5号は原案のとおり決しました。
続いて、意第6号、道路整備の財源確保に関する意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(有光孝次) お諮りいたします。
本案は、会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、意第6号は原案のとおり決しました。
続いて、意第7号、全国一律の
郵便サービス機能等の堅持を求める意見書の提出についてを議題といたします。
朗読いたさせます。
[事務局職員朗読]
○議長(有光孝次) お諮りいたします。
本案は、会議規則第39条第2項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、提案理由の説明を省略いたします。
本案は直ちに採決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認め、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、意第7号は原案のとおり決しました。
ただいま議決いたしました意見書は、直ちに関係先へ送付いたします。
◎日程第9 陳情の処理
○議長(有光孝次) 日程第9、陳情書が1件提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。
陳情第7号、公民館に人員配置を求めることについてを議題といたします。
お諮りいたします。
本陳情は、陳情文書表のとおり、
教育環境委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、本陳情は、
教育環境委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることに決しました。
ここでお諮りいたします。
次期開催予定の議会の運営等については、議会運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(有光孝次) ご異議なしと認めます。
よって、次期開催予定の議会の運営等については、議会運営委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。
ここで、竹腰市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
竹腰市長。
[市長 竹腰創一 登壇]
○市長(竹腰創一) お許しをいただきましたので、一言ごあいさつ申し上げます。
今定例会は、12月4日から開会し、議員各位には本会議並びに委員会などを通じまして、平成17年度決算を始め、補正予算、大田市
総合計画基本構想、その他各種の重要案件につきまして、滞りなく議了していただき、まことにありがとうございました。
審議に際しまして、ご意見、ご指摘のありました点等につきましては、十分留意の上、今後の市政運営に努めてまいります。
この12月議会に森山尚志議員の元気なお姿に接することができませんでしたことは、私にとりましても、大変痛恨のきわみでありました。
森山尚志議員は、平成14年、旧大田市の市議会議員に当選され、住民の代表として、市政の進展、また新大田市の誕生にご尽力をされました。新市になって、初めて執行されました本年4月の市議会議員選挙におきましても、見事当選をされ、今後、ますますのご活躍をご期待申し上げていただけに、まことに残念であり、惜別の念を禁じ得ません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
さて、新市が誕生し、私が初代市長に就任してから1年余りが経過いたしました。今議会でお答えいたしましたように、市長選挙において、私の政策や市政を運営する決意を市民の皆様にお伝えするため、マニフェストを掲げましたが、この集大成として取りまとめましたのが、このたびの総合計画であります。
特に、若者定住対策、少子化対策が重要と考え、産業振興及び子育て支援を重点プロジェクトの上位に位置づけ、産学官連携による地域資源を生かした産業の振興、保育料軽減など、子育て環境の整備を具体的な施策として掲げております。
今定例会において、今後10年間のまちづくりの指針となる総合計画が決定されたわけでありますので、早速、総合計画の実現に向けた取り組みを始めたいと考えております。
総合計画を推進するに当たりましては、地方交付税総額の抑制や新型交付税の導入など、今後、さらに厳しい財政状況が予想される中、事務事業の取捨選択など、限られた財源の効率的配分を徹底するため、不退転の覚悟で行財政改革を推進してまいります。
市民の皆様には、ご負担をおかけすることもあると思いますが、市民と行政との協働を基本姿勢といたしまして、行政情報の共有化を進め、市民の皆様に施策の選別や政策決定に積極的に参画いただけるよう取り組んでまいります。
また、来たる平成19年には、いよいよ市民並びに関係者とともに待ち望んでおりました石見銀山遺跡の世界遺産登録への可否が決定されますが、これまでの多くの皆様のご努力が実る結果になるものと確信いたしております。
世界遺産に登録された暁には、石見銀山遺跡は、人類全体の宝となるわけであり、この宝を後世に引き継ぐとともに、国内外から訪れる多くの皆様を温かくお迎えできるよう、受け入れ体制の整備を始め、必要な諸事業を早急かつ着実に取り組んでまいります。
以上、新年に向けての私の決意の一端を申し上げました。
議員各位、市民の皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
終わりに、どうかくれぐれも健康にご留意いただき、ご家族おそろいで幸い多き新年をお迎えになることを祈念いたしまして、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。
ありがとうございました。
○議長(有光孝次) この際、お許しをいただきまして、私からも一言あいさつを申し述べさせていただきたいと思います。
[議長 有光孝次 登壇]
○議長(有光孝次) 平成18年12月定例市議会を閉じるに当たり、お許しをいただきまして、一言ごあいさつを述べさせていただきます。
12月4日開会されました本定例会も議員各位の終始熱心な審議と執行部の皆様方のご協力によりまして、19日間にわたる会期、そのすべてを議了し、本日ここに閉会の運びとなりましたことを議長といたしまして、深く感謝申し上げます。
この一年間を振り返りますと、大田市議会にとりましては、10月30日、かねてより療養中の教育環境副委員長でありました森山尚志議員の急逝はあまりにも早過ぎる出来事でございました。
今ここに空席となった12番議席を見るにつけ、ありし日の姿が浮かんでまいります。
議長といたしまして、ご活躍されました森山尚志議員を追憶し、その業績をたたえるとともに、その遺志に報いることが肝要と存じます。ここに改めて、心からご冥福をお祈り申し上げます。
また、7月の梅雨前線豪雨では、県東部を中心に大きなつめ跡を残し、とうとい人命と貴重な財産が奪われました。今さらながら、自然の猛威を痛感いたした次第であります。
幸い、当市にあっては、犠牲者こそ出なかったものの、家屋を始め、道路、農業施設等に甚大な被害をもたらしました。
今後、執行部におかれては、早期復旧はもちろんのこと、この貴重な教訓を防災計画等に反映されまして、市民の生命、財産をお守りいただきますよう、切にお願い申し上げます。
さて、本年は、全国的には緩やかながらも景気の踊り場状況を脱し、昭和40年代前半のいざなぎ景気に匹敵する好景気と言われておるようでありますが、地方にあっては、その恩恵をいまだ享受できない状況にあり、確かな回復軌道には、なお、道のりが険しい状況にあるところでございます。
このような中、国と地方の役割分担や責任分野を明確にし、自らの判断と責任において、地域の実情に合った行政を展開する地方分権改革が推進されようとしております。
しかしながら、これが推進には、財政基盤の充実強化が必須でありまして、大田市行財政改革推進大綱、集中改革プラン等により、不断の改革に取り組まれ、活力ある新市の形成に努められますようお願いするものであります。
議会としましても、引き続き、特別委員会を設置いたしたところでありまして、これが果たす役割に、大いに期待をするものであります。
また、新生大田市躍進のシンボルとされております石見銀山遺跡でありますが、先般10月には、世界遺産登録に大きなハードルでありました国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査も無事終了し、観光客の受け入れ態勢という課題は残っているものの、本登録がいよいよ目前に迫ってまいりました。残された期間はわずかではございますが、議会挙げて支援する覚悟でございます。
先にも述べましたように、地方都市は長期にわたる景気低迷から、非常に厳しい財政運営を強いられており、また、国における行財政改革もあって、当市のような過疎地域では、その影響が非常に大きなものとなっております。
しかしながら、行財政改革の着実なる実行と、先ほど可決されました大田市総合計画を始めとする諸施策によりまして、少子高齢化、定住人口の拡大、中山間地対策等、山積する諸課題に、議会、執行部一丸となって取り組まれるよう、重ねて念願するものであります。
終わりに、私は在任特例期間経過後の4月臨時会において、議長にご推挙いただいたところでございます。議員各位並びに執行部の皆様方には格別のご指導、ご協力により、議長としての職責を果たすことができました。ここに心より感謝申し上げますとともに、謹んでお礼を申し上げます。
年の瀬迫る慌ただしい中でございますが、皆様方にはお体に十分ご自愛いただき、ご家族おそろいで幸多き新年をお迎えくださいますよう、心から祈念いたしまして、閉会に併せ、納めのごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
[議長 議長席着席]
○議長(有光孝次) 以上で、本定例会に付議されました事件はすべて議了いたしましたので、平成18年第6回大田市議会定例会を閉会いたします。
午後1時44分 閉会
以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。
平成18年12月22日
大田市議会議長
大田市議会議員
大田市議会議員...