令和 2年 11月 定例会(第344回) 令和二年 第三百四十四回
定例奈良県議会会議録 第六号 十一月 令和二年十二月十五日(火曜日)午後一時三分
開議 -------------------------------- 出席議員(四十一名) 一番 小村尚己 二番 樋口清士 三番 植村佳史 四番 川口延良 五番 山中益敏 六番 亀甲義明 七番 中川 崇 八番 小林 誠 九番 浦西敦史 一〇番 欠員 一一番 池田慎久 一二番 西川 均 一三番 乾 浩之 一四番 松本宗弘 一五番 大国正博 一六番 太田 敦 一七番 佐藤光紀 一八番 清水 勉 一九番 阪口 保 二〇番 井岡正徳 二一番 田中惟允 二二番 中野雅史 二三番 奥山博康 二四番 荻田義雄 二五番 岩田国夫 二六番 小林照代 二七番 山村幸穂 二八番 猪奥美里 二九番 尾崎充典 三一番 和田恵治 三二番 国中憲治 三三番 米田忠則 三四番 出口武男 三五番 粒谷友示 三六番
秋本登志嗣 三七番 小泉米造 三八番 中村 昭 三九番 今井光子 四〇番 森山賀文 四一番 田尻 匠 四二番
山本進章 四三番 川口正志 欠席議員(一名) 三〇番 藤野良次
-------------------------------- 議事日程 一、
常任委員長報告 一、議第八十四号から議第八十七号、議第九十号から議第九十八号、議第百号、諮第一号及び報第三十三号、報第三十四号の採決 一、
教育委員会の委員の任命同意 一、
公安委員会の委員の任命同意 一、
収用委員会の委員の任命同意 一、
意見書決議 一、
選挙管理委員及び同補充員の選挙 一、
常任委員会の閉会中審査事件の上程と同
採決 --------------------------------
○議長(
山本進章) これより本日の会議を開きます。
--------------------------------
○議長(
山本進章) この際、お諮りします。
教育委員会の委員の任命同意、
公安委員会の委員の任命同意、
収用委員会の委員の任命同意、
意見書決議、
選挙管理委員及び同補充員の選挙、
常任委員会の閉会中審査事件を本日の日程に追加することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、さように決します。
--------------------------------
○議長(
山本進章) 次に、議第八十四号から議第八十七号、議第九十号から議第九十八号、議第百号、諮第一号及び報第三十三号、報第三十四号を一括議題とします。 まず、所管の
常任委員会に付託しました各議案の審査の経過と結果について、各
常任委員長の報告を求めます。 初めに、
総務警察委員長の報告を求めます。--二十五番
岩田国夫議員。
◆二十五番(岩田国夫) (登壇)
総務警察委員会のご報告を申し上げます。 去る十二月九日の本会議におきまして、
総務警察委員会に付託を受けました議案の調査並びに審査の経過と結果につきまして、ご報告を申し上げます。 当委員会は、十二月十日に委員会を開催し、付託されました議案五件につきまして、理事者の出席を求め、慎重に調査並びに審査を行いました。 その結果、議第八十四号中・当
委員会所管分につきましては、
日本共産党委員から
新型コロナ危機下で県民の命と暮らしを守るため、懸命に働く職員の期末手当の減額が含まれる予算であるため、認めることができないとの理由により、反対であるとの意見の開陳がありましたので、起立採決の結果、賛成多数をもちまして、
原案どおり可決することに決しました。また、議第九十八号、議第百号につきましては、全会一致をもちまして、いずれも
原案どおり可決することに決しました。 次に、諮第一号につきましては、全会一致をもちまして、
本件審査請求については、これを棄却すべきであるとすることに決しました。 なお、報第三十四号中・当
委員会所管分につきましては、理事者から詳細な報告を受けたところであります。 以上、
総務警察委員会の
委員長報告といたします。 何とぞ、
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山本進章) 次に、
厚生委員長の報告を求めます。--二十七番
山村幸穂議員。
◆二十七番(山村幸穂) (登壇)
厚生委員会のご報告を申し上げます。 去る十二月九日の本会議におきまして、
厚生委員会に付託を受けました議案の調査並びに審査の経過と結果につきまして、ご報告を申し上げます。 当委員会は、十二月十日に委員会を開催し、付託されました議案六件につきまして、理事者の出席を求め、慎重に調査並びに審査を行いました。 その結果、議第八十四号中・当
委員会所管分、議第八十五号、議第八十六号、議第八十七号、議第九十五号及び議第九十六号につきましては、全会一致をもちまして、いずれも
原案どおり可決することに決しました。 以上、
厚生委員会の
委員長報告といたします。 何とぞ、
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山本進章) 次に、
経済労働委員長の報告を求めます。--三十七番
小泉米造議員。
◆三十七番(小泉米造) (登壇)
経済労働委員会のご報告を申し上げます。 去る十二月九日の本会議におきまして、
経済労働委員会に付託を受けました議案の調査並びに審査の経過と結果につきまして、ご報告申し上げます。 当委員会は、十二月十日に委員会を開催し、付託されました議案三件につきまして、理事者の出席を求め、慎重に調査並びに審査を行いました。 その結果、議第八十四号中・当
委員会所管分につきましては、
日本共産党委員から県職員の一時
金引き下げは、職員のモチベーションの低下を招くとともに、
新型コロナ危機の下で地域経済にも大きな影響を及ぼすとの理由により、反対であるとの意見の開陳がありましたので、起立採決の結果、賛成多数をもちまして、また、議第九十号につきましては、全会一致をもちまして、
原案どおり可決することに決しました。 なお、報第三十四号中・当
委員会所管分につきましては、理事者から詳細な報告を受けたところであります。 以上、
経済労働委員会の
委員長報告といたします。 何とぞ、
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山本進章) 次に、
建設委員長の報告を求めます。--二十四番
荻田義雄議員。
◆二十四番(荻田義雄) (登壇)
建設委員会のご報告を申し上げます。 去る十二月九日の本会議におきまして、
建設委員会に付託を受けました議案の調査並びに審査の経過と結果につきまして、ご報告を申し上げます。 当委員会は、十二月十一日に委員会を開催し、付託されました議案七件につきまして、理事者の出席を求め、慎重に調査並びに審査を行いました。 その結果、議第八十四号中・当
委員会所管分、議第九十一号、議第九十二号、議第九十三号、議第九十四号、報第三十三号につきましては、全会一致をもちまして、いずれも
原案どおり可決又は承認することに決しました。 また、報第三十四号中・当
委員会所管分につきましては、理事者から詳細な報告を受けたところであります。 以上、
建設委員会の
委員長報告といたします。 何とぞ、
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山本進章) 次に、
文教くらし委員長の報告を求めます。--二十九番
尾崎充典議員。
◆二十九番(尾崎充典) (登壇)
文教くらし委員会のご報告を申し上げます。 去る十二月九日の本会議におきまして、
文教くらし委員会に付託を受けました議案の調査並びに審査の経過と結果につきまして、ご報告を申し上げます。 当委員会は、十二月十一日に委員会を開催し、付託されました議案三件につきまして、理事者の出席を求め、慎重に調査並びに審査を行いました。 その結果、議第八十四号中・当
委員会所管分につきましては、
日本共産党委員から
新型コロナへの対応のため懸命に働く職員の期末手当の減額が含まれる予算であるため、認めることができないとの理由により、反対であるとの意見の開陳がありましたので、起立採決の結果、賛成多数をもちまして、
原案どおり可決することに決しました。また、議第九十七号につきましては、全会一致をもちまして、
原案どおり可決することに決しました。 なお、報第三十四号中・当
委員会所管分につきましては、理事者から詳細な報告を受けたところであります。 以上、
文教くらし委員会の
委員長報告といたします。 何とぞ、
議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山本進章)
委員長報告に対する質疑、討論を省略し、これより採決に入ります。 まず、議第八十四号について、起立により採決します。 議第八十四号について、各
常任委員長報告どおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立) 賛成の議員は、しばらくの間ご起立願います。 ご着席願います。 起立多数であります。 よって本案は
委員長報告のとおり決しました。 お諮りします。 議第八十五号から議第八十七号、議第九十号から議第九十八号、議第百号、諮第一号及び報第三十三号、報第三十四号については、各
常任委員長報告どおりに、それぞれ決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認めます。 よって、それぞれ
委員長報告のとおり決しました。
--------------------------------
○議長(
山本進章) 次に、議第百一号から議第百三号を一括議題とします。 以上の議案三件については、質疑、
委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認めます。 なお、採決については議案ごとに行います。 まず、議第百一号、
教育委員会の委員の任命についてお諮りします。 本案については、原案に同意することに決して、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、本案は、これに同意することに決しました。 次に、議第百二号、
公安委員会の委員の任命についてお諮りします。 本案については、原案に同意することに決して、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、本案は、これに同意することに決しました。 次に、議第百三号、
収用委員会の委員の任命についてお諮りします。 本案については、原案に同意することに決して、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、本案は、これに同意することに決しました。
--------------------------------
○議長(
山本進章) 次に、二十一番
田中惟允議員より、意見書第十二号、
国土強靱化対策と
林業成長産業化の強力な推進を求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、
田中惟允議員に趣旨弁明を求めます。--二十一番
田中惟允議員。
◆二十一番(田中惟允) (登壇)意見書第十二号、
国土強靱化対策と
林業成長産業化の強力な推進を求める意見書(案)につきましては、
意見書案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。
△意見書第十二号
国土強靱化対策と
林業成長産業化の強力な推進を求める意見書(案) 戦後造成された人工林が本格的な利用期を迎える中、近年は
国産材生産量の増加、
木材自給率の上昇、CLT等の新たな技術の進展等、我が国の森林・林業・木材産業には明るい兆しも見られている。これを確実なものとし、国産材の安定かつ循環利用に向けた体制の構築を図るとともに、
地球温暖化防止に向けて脱炭素社会の実現を図るため、建物の木造化・木質化を積極的に進めるなど、木材利用の一層の推進を図ることが緊要である。 一方で、近年、全国各地で集中豪雨や台風、地震等が頻発しており、激甚な
山地災害等へ的確に対応するため、森林整備・治山対策による「緑の
国土強靱化」を、強力に進めていかねばならない。 さらに、
新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な経済停滞により、住宅建築・受注や木材需要の減少が顕在化し、山村をはじめとする地域経済はかつてない危機に直面している。 このため、事態の収束状況も踏まえ、事業・雇用の創出はもとより、新技術を活用したイノベーションの喚起や木材需要の拡大等を進めることで、直面する危機を乗り越えるとともに、森林を活用した
ワーケーション等ウィズコロナを見据えた対策や、
日EU経済連携協定(EPA)・TPP11の影響を踏まえた対策も含めた「強い森林・林業・木材産業」を構築していくことが急務である。そこで、次の施策の実現を強く要望する。 一 防災・減災、
国土強靱化のための三か年緊急対策後も、
中長期的視点に立った必要・十分な予算の確保を図るとともに、国土の保全、
地球温暖化防止等の森林の
公益的機能の発揮に向け、林道等の路網整備をはじめ、間伐・再造林の推進、機械化等の森林整備・治山対策の強力な推進と必要な予算の大幅拡充を図ること。 二
新型コロナウイルス感染拡大の影響が広がる中、「緑の雇用」等による
林業従事者の確保・育成や
労働安全対策の
強化等労働環境の改善、
林野公共事業の推進など山村地域における事業・雇用創出に向けた支援を強化すること。 三 木材の積極的な利用拡大を図るため、建築物等への木材利用やCLT等の利用促進及び
木材加工流通施設整備の促進を図ること。また、木材利用の一層の推進を図るため、「
公共建築物等木材利用促進法」について、民間の建築物を含めるよう改正すること。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 令和二年十二月十五日
奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
山本進章) 六番
亀甲義明議員。
◆六番(亀甲義明) ただいま
田中惟允議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
山本進章) 三十五番
粒谷友示議員。
◆三十五番(粒谷友示) ただいま
田中惟允議員から提案されました意見書(案)に賛成します。
○議長(
山本進章) ただいまの動議は、正規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第十二号については、二十一番
田中惟允議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、さように決します。
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○議長(
山本進章) 次に、九番
浦西敦史議員より、意見書第十三号、
ICT対策の強化を求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、
浦西敦史議員に趣旨弁明を求めます。--九番
浦西敦史議員。
◆九番(浦西敦史) (登壇)意見書第十三号、
ICT対策の強化を求める意見書(案)につきましては、
意見書案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。
△意見書第十三号
ICT対策の強化を求める意見書(案)
新型コロナウイルスの感染が拡大し、国民生活に深刻な影響が及び、政府の支援にも関わらず雇用情勢は
先行き不透明感が増している。政府は、
緊急事態宣言による生活苦を和らげるために
特別定額給付金を支給する対策を講じたが、
オンライン申請よりも紙媒体での
申請書提出の方が円滑に支給されるなど、政府自身の
ICT対策の立ち遅れが明らかになった。
ICT先進国と比較して我が国のICTへの取組が周回遅れであることが、国民生活にも足かせとなっており、
ICT対策が重要な課題であることは、国民全体の認識となりつつある。そこで、次のとおり
ICT対策の強化を求めるものである。 記 一
ICT対策の強化による行政改革 行政のICT化が
国民生活向上のために利便性を高めるよう、官僚機構の膨大な資料、印刷物、
予算消化主義、秘密主義などの風土・文化を根本的に見直して、簡素で分かりやすい
行政サービスと、すべての
行政サービスの透明性を確保する
ICTシステムを構築するべきである。誰もが、いつでも、どこでも
行政サービスを受けられる
仕組みづくりと
ICTツールの提供を求めるものである。 二 ICTに関する職業訓練の強化 世界的に進行している
デジタル革命は第三期に突入し、あらゆる産業に大きな影響を及ぼしている。転職が必要となった勤労者に対して、職業訓練としての
ICT教育を一層充実するべきである。 三
ICT教育の強化
デジタル革命のなか若い人材を育てるため、児童生徒に対するデジタルを活用した教育と、生涯教育で学び直す機会を提供し、各分野のトップクラスの授業を国民誰もが聴講できる
教育ポータルサイトの提供に取り組むべきである。 四 中小企業の
ICT投資の支援
新型コロナウイルスの感染が中小企業に深刻な影響を及ぼしている。
ビジネスモデルや
サービス提供方法の見直しが求められており、地方経済を支えている中小企業も
ICT投資を推進できるよう、支援すべきである。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 令和二年十二月十五日
奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
山本進章) 三番
植村佳史議員。
◆三番(植村佳史) ただいま
浦西敦史議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
山本進章) 八番
小林誠議員。
◆八番(小林誠) ただいま
浦西敦史議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
山本進章) ただいまの動議は、正規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第十三号については、九番
浦西敦史議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、さように決します。
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○議長(
山本進章) 次に、二十七番
山村幸穂議員より、意見書第十四号、子どもの貧困対策の推進と修学支援に関する制度の拡充を求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、
山村幸穂議員に趣旨弁明を求めます。--二十七番
山村幸穂議員。
◆二十七番(山村幸穂) (登壇)意見書第十四号、子どもの貧困対策の推進と修学支援に関する制度の拡充を求める意見書(案)につきましては、
意見書案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。
△意見書第十四号 子どもの貧困対策の推進と修学支援に関する制度の拡充を求める意見書(案)
厚生労働省の二〇一九年
国民生活基礎調査によると、子どもの貧困率は一三・五%となり、およそ子ども七人に一人の割合で貧困状態にあると言える。 平成二十六年一月に施行された「子どもの貧困対策の推進に関する法律」は、令和元年六月に改正され、子どもの将来だけでなく現在の生活等に向けても子どもの貧困対策を総合的に推進することなど、法律の目的・基本理念が充実されたほか、教育の支援については、教育の機会均等が図られるべき趣旨が明確化された。また、同年十一月には法改正を踏まえ、新たな「子供の貧困対策に関する大綱」が策定された。 子どもの貧困対策を推進するには、支援を必要とする
子どもたちに対して教育相談などの機能を充実させる取組や、関係機関と連携して支援を行う取組が必要であり、貧困の連鎖を断ち切るための教育に係る公的支援が求められている。 また、令和二年度には家庭の経済状況にかかわらず、
高等教育機関に進学するチャンスが確保できるよう高等教育の修学支援新制度が創設され、さらには、
新型コロナウイルス感染症の影響により経済状況が悪化した学生への対応として、学びの継続のための
学生支援緊急給付金が創設されたが、全ての意欲ある学生が安心して教育を受けられるようにするためには、今後もこれらの制度の充実が必要である。 よって、本議会は、全ての子どもの学びの機会を保障するため、国において、新たな「子供の貧困対策に関する大綱」に基づく施策をより一層推進されるとともに、修学支援に関する制度を更に拡充されるよう強く要望する。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 令和二年十二月十五日
奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
山本進章)
四番川口延良議員。
◆四番(川口延良) ただいま
山村幸穂議員から提案されました意見書(案)に賛成いたします。
○議長(
山本進章) 十九番
阪口保議員。
◆十九番(阪口保) ただいま
山村幸穂議員から提案されました意見書(案)に賛成します。
○議長(
山本進章) ただいまの動議は、正規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第十四号については、二十七番
山村幸穂議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、さように決します。
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○議長(
山本進章) 次に、五番
山中益敏議員より、意見書第十五号、不妊治療への保険適用の拡大を求める
意見書決議方の動議が提出されましたので、
山中益敏議員に趣旨弁明を求めます。--五番
山中益敏議員。
◆五番(山中益敏) (登壇)意見書第十五号、不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書(案)につきましては、
意見書案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。
△意見書第十五号 不妊治療への保険適用の拡大を求める意見書(案)
日本産科婦人科学会のまとめによると、二〇一八年に不妊治療の一つである体外受精で生まれた子どもは五万六九七九人となり、前年に続いて過去最高を更新したことが分かった。これは実に十六人に一人が体外受精で生まれたことになる。また晩婚化などで妊娠を考える年齢が上がり、不妊に悩む人々が増えていることから、治療件数も四十五万四八九三件と過去最高となった。 国においては平成十六年度から、年一回十万円を限度に助成を行う「
特定不妊治療助成事業」が創設され、その後も助成額や所得制限などを段階的に拡充してきている。また、不妊治療への保険適用もなされてきたが、その範囲は不妊の原因調査など一部に限られている。
保険適用外の体外受精や顕微授精は、一回当たり数十万円の費用がかかり何度も繰り返すことが多いため、不妊治療を行う人々にとっては過重な経済負担になっている場合が多い。
厚生労働省は、不妊治療の実施件数や費用などの実態調査を十月から始めているが、保険適用の拡大及び所得制限の撤廃も含めた助成制度の拡充は、早急に解決しなければならない喫緊の課題である。 そこで、政府におかれては、不妊治療を行う人々が、今後も安心して治療が出来るよう、次の事項について早急に取り組むことを強く求める。 記 一 不妊治療は一人一人に最適な形で実施することが重要であるため、不妊治療の保険適用の拡大に当たっては、治療を受ける人の選択肢を狭めることがないよう十分配慮すること。具体的には、「人工授精」をはじめ、特定不妊治療である「体外受精」や「顕微授精」さらには「男性に対する治療」についてもその対象として検討すること。 二 不妊治療の保険適用の拡大が実施されるまでの間については、その整合性も考慮しながら、所得制限の撤廃や回数制限の緩和など既存の助成制度の拡充を行うことにより、幅広い世帯を対象とした経済的負担の軽減を図ること。 三 不妊治療と仕事の両立できる環境をさらに整備するとともに、相談やカウンセリングなど不妊治療に関する相談体制の拡充を図ること。 四 不育症への保険適用や、事実婚への不妊治療の保険適用、助成についても検討すること。 以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。 令和二年十二月十五日
奈良県議会 何とぞ
議員各位のご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
山本進章) 二十六番小林照代議員。
◆二十六番(小林照代) ただいま
山中益敏議員から提案されました意見書(案)に賛成します。
○議長(
山本進章) 二十八番猪奥美里議員。
◆二十八番(猪奥美里) ただいま
山中益敏議員から提案がありました意見書(案)に賛成します。
○議長(
山本進章) ただいまの動議は、正規の賛成があって成立しました。 よって、直ちに議題とします。 お諮りします。 意見書第十五号については、五番
山中益敏議員の動議のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、さように決します。 以上の意見書については、会議規則第四十一条の二の規定により措置することにします。
--------------------------------
○議長(
山本進章) 次に、
選挙管理委員及び同補充員の選挙の件を議題とし、直ちに選挙を行います。 選挙の方法については、
地方自治法第百十八条第二項の規定により、議長からの指名推選によることとしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、さように決します。 まず、
選挙管理委員には、森本俊一さん、谷口宗男さん、石田操さん、福井英之さん、以上四名の方を指名します。 被指名人をもって当選人と定めることにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認めます。 よって、被指名人が
選挙管理委員に当選されました。 次に、
選挙管理委員補充員を指名します。 補充員一番黒田有紀さん、補充員二番箕輪尚起さん、補充員三番北岡篤さん、補充員四番植田重孝さん、以上の方を指名します。 補充順位による被指名人をもって当選人と定めることにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認めます。 よって、被指名人が
選挙管理委員補充員に当選されました。
--------------------------------
○議長(
山本進章) 次に、
常任委員会の閉会中審査事件について、お諮りします。
奈良県議会委員会条例の所管事項のとおり
常任委員会に閉会中の審査を付託することとし、その期間は次期二月定例会開会までとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声起こる) ご異議がないものと認め、さように決します。
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○議長(
山本進章) 以上をもって、今期議会に付議されました議案は、全て議了しました。 よって、本日の会議を閉じます。
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○議長(
山本進章) これをもって、令和二年十一月第三百四十四回
奈良県議会定例会を閉会します。
--------------------------------
△閉会式
○議長(
山本進章) (登壇)十一月定例県議会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。 十一月三十日の開会以来本日まで、
議員各位におかれましては、提出されました諸議案及び県政の重要課題について、終始熱心に調査、審議をいただき、議案は全て滞りなく議了し、ここに閉会の運びとなりました。心から感謝を申し上げます。 また、知事をはじめ理事者各位には、議会審議に寄せられました真摯な態度に心から敬意を表しますとともに、審議の過程において
議員各位から述べられました意見、要望につきましては、県民の声として十分に尊重いただき、今後の県政の執行に反映されますよう望むものであります。 さて、
新型コロナウイルス感染症対策に追われた今年も残すところわずかとなりました。年末年始も関係なくご尽力いただいている医療従事者をはじめとする関係の方々に敬意と感謝を申し上げますとともに、一日も早い収束と皆様のご健勝をお祈りいたします。 最後になりましたが、会期中における報道関係者各位のご協力に対し、厚く御礼を申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。
◎知事(荒井正吾) (登壇)定例県議会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 今議会に提案いたしました各議案につきましては、終始熱心にご審議をいただき、いずれも原案どおりご議決またはご承認をいただきました。誠にありがとうございました。 本会議をはじめ、各委員会の審議の過程でいただきましたご意見、ご提言等につきましては、これを尊重し、今後の県政運営に反映するよう努めてまいりたく存じます。誠にありがとうございました。
議員各位におかれましては、今後とも、県勢発展のため、一層のご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。ありがとうございました。
△午後一時四十四分閉会
地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。
奈良県議会議長
山本進章 同 副議長 乾 浩之 署名議員 小林照代 署名議員 山村幸穂 署名議員 猪奥美里...