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令和 2年第423回定例会(第4日 9月25日)

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  1. 小野市議会 2020-09-25
    令和 2年第423回定例会(第4日 9月25日)


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    令和 2年第423回定例会(第4日 9月25日)  ┌─────────────────────────────────────────────┐  │                                             │  │        第423回小野市議会(定例会)会議録                   │  │                                             │  │                                             │  │                                             │  │               令和2年9月25日(金)(第4日)             │  │                                             │  │                  開  議  午 後  1時30分           │  └─────────────────────────────────────────────┘      第1 議案第51号〜議案第64号、    各常任委員会審査報告、       議案第66号〜議案第68号     同審査報告に対する質疑、                         討論、表決    第2 議案第69号〜議案第70号     一括上程、提案説明、                         (議事順序省略)表決    第3 各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出 2 本日の会議に付した事件
       日程第1 議案第51号〜議案第64号、  各常任委員会審査報告、         議案第66号〜議案第68号   同審査報告に対する質疑、                         討論、表決    日程第2 議案第69号〜議案第70号   一括上程、提案説明、                         (議事順序省略)表決    日程第3 各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出 3 議事順序    開議(午後 1時30分)    開議宣告    議案第51号〜議案第64号、議案第66号〜議案第68号    議案第69号〜議案第70号    各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出    閉会宣告(午後 2時49分) 4 会議に出席した議員(16名)    1番  村本 洋子    2番  藤原 貴希    3番  松永美由紀    4番  河島  泉    5番  喜始 真吾    6番  久後 淳司    7番  平田 真実    8番  山本 悟朗    9番  河島 三奈   10番  高坂 純子   11番  前田 光教   12番  藤原  章   13番  小林千津子   14番  河島 信行   15番  岡嶋 正昭   16番  川名 善三 5 会議に欠席した議員・説明員    な   し 6 議事に関係した事務局職員    議会事務局長    井岡  伸    議会事務局課長   内藤  暢    議会事務局     近都 祐子 7 会議に出席した説明員(15名)    市長        蓬莱  務    副市長       小林 昌彦    副市長       小林 清豪    防災監       上田 芳敬    技監        森本  孝    総務部長      新免 秀晃    市民安全部長    大戸 英治    市民福祉部長    松井  孝    市民福祉部参事   犬塚 良子    地域振興部長    上月 敏之    水道部長      奥田 謙二    消防長       藤原  靖    教育長       橋本 浩明    教育指導部長    藤原 正伸    教育管理部長    岸本 浩幸 8 会議に付した事件  1.市長提出議案  議案第51号 令和元年度小野市歳入歳出決算の認定について  議案第52号 令和元年度小野市都市開発事業会計決算の認定について  議案第53号 令和元年度小野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  議案第54号 令和元年度小野市下水道事業会計決算の認定について  議案第55号 令和2年度小野市一般会計補正予算(第5号)  議案第56号 令和2年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第57号 令和2年度小野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  議案第58号 令和2年度小野市水道事業会計補正予算(第2号)  議案第59号 小野市税条例等の一部を改正する条例の制定について  議案第60号 小野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について  議案第61号 小野市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について  議案第62号 小野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について  議案第63号 小野市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議案第64号 小野市立コミユニテイセンター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議案第66号 小野市一般廃棄物最終処分場第2期埋立地改修工事請負契約について  議案第67号 河合浄水場整備工事請負契約について  議案第68号 児童生徒学習用コンピュータ機器等の取得について  議案第69号 小野市副市長の選任について  議案第70号 小野市固定資産評価員の選任について                  午後 1時30分                  〜開 議 宣 告〜 ○議長(小林千津子君)  これより、4日目の会議を開きます。  それでは、お手元に配付いたしております議事日程に基づき会議を進めてまいります。  これより日程に入ります。            〜日程第1 議案第51号〜議案第64号、議案第66号〜議案第68号〜 ○議長(小林千津子君)  日程第1、各常任委員会審査報告であります。  去る9月15日の本会議において、各常任委員会に審査を付託いたしました議案第51号から議案第64号まで及び議案第66号から議案第68号までの以上17件を一括議題といたします。  本件について、審査の報告がありましたので、各常任委員長の報告を求めます。  初めに、予算決算常任委員長 岡嶋正昭議員。                 (岡嶋正昭君 登壇) ○15番(岡嶋正昭君)  予算決算常任委員会の審査のご報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第51号から議案第58号までの8件であります。  委員会を9月17日と18日の2日間開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  特に、当委員会として初めてとなる決算議案については、質疑の事前通告を基本とすることで、効果的かつ効率的な審査となりました。
     審査の過程において、中学校の部活動外部指導員については、教員の負担軽減や今後の部活動のあり方を検討する上でも、その処遇について、再度検討されたい。  有害鳥獣対策に関しては、その効果を高めるために防護柵、電気柵、猟友会、狩猟倶楽部等へのさらなる支援を含めた総合的な対策となるよう検討されたい。  五大がん検診の受診率が向上している取組は大いに評価できるが、さらなる向上策に取り組まれたい、との意見があったことを申し添えます。  また、新庁舎建設決定時に設定された基金残高70億円維持、実質公債費比率10%以下、将来負担比率30%以下という3つのガイドラインを全てクリアし、健全財政を維持していること、平成16年度から運行を開始したらんらんバスの乗客数は年間約19万人と、市民にとってなくてはならない存在となっていること、市民の命を守る救急救命士については、1名の資格取得者があり、計画に基づき確実に養成されていることなど、予算が有効に執行され、実施事業等が十分機能していることを確認いたしました。  審査の結果につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、全会一致をもって認定・可決すべきものと決した次第であります。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、予算決算常任委員会審査報告といたします。 ○議長(小林千津子君)  次に、総務文教常任委員長 平田真実議員。                 (平田真実君 登壇) ○7番(平田真実君)  総務文教常任委員会の審査のご報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第59号、議案第64号、議案第66号、及び議案第68号の4件であります。  委員会を9月24日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  審査の過程を申し上げますと、小野市税条例等の一部改正では、独り親控除に関する制度の確認を行いました。  一般廃棄物最終処分場第2期埋立地改修工事請負契約につきましては、第1期の埋立地との兼ね合いですとか、スケジュール、現在のペースで受け入れたとして、第2期の埋立地の埋立可能期間は令和46年度末を想定していること、こちらは災害ですとかということがなく、現在のペースで受け入れたとして、令和46年度末までの容量で計算したということでございます。  児童生徒学習用コンピュータ機器等の取得につきましては、ChromeOSの端末に加え、取得するプリンター15台の配置につきまして、それぞれ確認を行いました。  審査の結果につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、全会一致をもって可決すべきものと決した次第であります。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、総務文教常任委員会審査報告といたします。 ○議長(小林千津子君)  次に、民生地域常任委員長 高坂純子議員。                 (高坂純子君 登壇) ○10番(高坂純子君)  民生地域常任委員会審査報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第60号から議案第63号まで、及び議案第67号の5件でございます。  委員会を9月24日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  審査の過程において、河合浄水場整備工事請負契約につきましては、令和5年3月20日までの3か年の工期でありますが、配水池の建て替えに加え、浄水施設を新設することで、河合地区へより安全な水をより安定的に供給できること、また、事業実施に当たりましては、防衛省の補助金を活用することを確認いたしました。  審査の結果につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、反対討論はなく、全会一致をもって可決すべきものと決した次第でございます。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、民生地域常任委員会審査報告といたします。 ○議長(小林千津子君)  以上で、各常任委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対して、質疑の希望はありませんか。                (「なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  各常任委員長に対する質疑の希望はありませんので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第51号から議案第64号まで、及び議案第66号から議案第68号までの以上17件について、これより討論、表決に入りたいと思います。  これにご異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  議案第51号から議案第64号まで、及び議案第66号から議案第68号までの以上17件について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結いたします。  これより議案17件を一括して採決いたします。  本案は、原案のとおり認定・可決することに、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  よって、議案17件は、原案のとおり認定・可決されました。  ただいま、小林昌彦副市長から発言の申出がございましたので、これを許可いたします。  小林昌彦副市長。                  (副市長 登壇) ○副市長(小林昌彦君)  議長のお許しを頂きましたので、一言退任のご挨拶をさせていただきます。  私は、平成28年4月から副市長として勤めてまいりました。本来なら1期4年で、今年の3月末で辞任するべきところでございましたが、コロナ対応、また新庁舎の建設ということで半年伸びておりました。  在任中には、50年、100年に一度という市役所庁舎の建設という大きな事業に携わってきたわけでございますが、これにつきましては、私が副市長の前、総務部長のときから関わっておりまして、当時の借地の地権者であります熊野神社との賃料交渉、また移転先でありますこの中島町の地権者との交渉、そして地元の皆様への説明などを進めておりました。  この中島町への移転につきましては、1つに、旧庁舎の老朽化及び大地震など災害時の事業継続の問題・課題がございました。また2つに、今後も同じ場所、王子町、旧の市庁舎のほうですけれども、同じ場所であれば長期間借地としてしていかなあかんということでのコストの問題がございました。それから、大きく「新たなまちづくり」という視点、この3つの視点から、中島町へ、この地へ移転する、そしてここで建てるということが最善であろうということを判断をいたしまして、市長へ庁舎の移転新築を進言をいたしました。市長には大きな政治判断をしていただきまして、議会の承認を得て、このたびの移転新築が実現したということでございます。  先日は、旧庁舎の解体工事につきましてもご審議決定を頂きました。これら庁舎の移転新築に絡む件につきましては、ほぼめどを立てることができたと思っております。  これもひとえに、議員の皆様方のご理解とご協力を頂けたことであると喜んでおります。誠にありがとうございました。  現在、小野市での大きな事業といたしまして、県と共同で進めております「ひょうご小野産業団地の整備」があります。既に先行の3社がボーリング調査等に着手をしておりますが、今後さらに多くの事業所が稼働し、1,000人規模の雇用が見込まれます。  また、スマートインターの設置、東播磨道の全線開通など、これら利便性の向上は、小野市のポテンシャルをさらに高め、にぎわい、人口増、財政面においても明るく輝かしい将来の礎となるものと確信をしております。  蓬莱市長リーダーシップの下、各議員のご理解、ご尽力によりまして、ますますこの小野市が、北播磨、東播磨の中心都市となることを、そして、市の花でありますが、市花、ひまわりのように、多くの市民の皆様方の「笑顔があふれる元気な小野市」になることを願っております。  さて、私ごとでございますけれども、副市長退任後は、現在兼ねて兼務をさせていただいております、公益財団法人都市施設管理協会の理事長職に専任する予定でございます。  皆様、ご承知のとおり、都市施設管理協会は、多くの市民の皆様方が利用される体育館、プール、野球場、テニスコートなどの体育施設や、ひまわりの丘公園、そして、榊公園、こだまの森など、大小42の公園を管理をしております。また加えて、昨年度、2億6,000万円をかけてリニューアルオープンいたしました、白雲谷温泉ゆぴかも管理、運営をしております。  全体の利用者数は、有料の施設、また無料の施設がございますけれども、合わせまして年間で140万人の方々が利用されておりまして、管理協会は、市内で最多の方が利用される最前線のサービス部門であると認識をしております。  約80名の管理協会の職員と常時30名のシルバー人材センターの職員とともに、顧客満足度志向の徹底を心がけ、今後もすばらしい施設管理を実施していきたいと考えております。  また、「行政も経営」という小野市政の一端を担った者としまして、公園等施設のあり方や、その統廃合等につきましても、果敢に検討し、市、市長のほうへ提言をしていきたいと考えております。  最後になりますが、これまで議員の皆様方から頂戴いたしましたご指導、ご鞭撻に対しまして厚くお礼を申し上げまして、簡単でございますけれども、副市長退任のご挨拶とさせていただきます。  皆様、本当にありがとうございました。 ○議長(小林千津子君)  小林昌彦副市長におかれましては、4年半にわたり、小野市政伸展のため、ご尽力を賜りまして、心からお礼を申し上げる次第でございます。  今後とも健康に十分ご留意いただきまして、これからも小野市政のため、ご活躍を頂きますことを祈念申し上げます。  誠に簡単粗辞ではございますが、お礼の言葉といたします。  本当にありがとうございました。            〜日程第2 議案第69号〜議案第70号〜 ○議長(小林千津子君)  次に、日程第2、議案第69号及び議案第70号を一括議題といたします。  議案の朗読を省略いたしまして、理事者側から提案理由の説明を求めます。  市長。                   (市長 登壇) ○市長(蓬莱 務君)  議案第69号 小野市副市長の選任について、提案説明をいたします。  議案書の69ページをご覧ください。  議案第69号につきましては、現副市長である小林昌彦君より、令和2年9月30日付で退任したい旨の申出が先ほどありました。  その後任といたしまして、小野市長尾町 藤井 大君を選任したいので、地方自治法第162条の規定によりまして、議会の同意を求めるものでございます。  藤井 大君は、これまで人事財政部門を初め、総合政策部長北播磨総合医療センター管理部長などの要職を歴任してまいりました。特に、小野市のこの目標管理制度というのを制定したわけでありますけれども、その方針管理制度の制度設計や、あるいは業務の効率化による人員削減、また、北播磨総合医療センターにおけるこのたびの新型コロナウイルス対応等危機管理面において優れた手腕を発揮をいたしております。  これからの小野市の礎を築く重要施策を的確に遂行していく上で、適任であると考えます。ご同意を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  なお、先ほど小林昌彦君よりもご挨拶ありましたけれども、辞任ということでありますが、基本的には、42施設、実に140万人も利用しているこの小野市の多くの施設に対して、リストラクチャリング、再構築をして、何を残して何を発展させて、そして新たな拠点をどう構築するかという、ある面では今までの副市長の仕事よりももっとハードな仕事になる、その使命を担っていただいているということをあえてしっかりと申し上げておきたいとこのように思います。  次に、議案第70号でありますが、小野市固定資産評価員の選任について、提案説明をいたします。  議案書の70ページであります。  現固定資産評価員である小林昌彦君から令和2年9月30日をもって辞任する旨の申出がありましたので、その後任といたしまして、小野市長尾町 藤井 大君を適任者と認め、地方税法第404条第2項の規定により、固定資産評価員に選任いたしたいので、ご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上、提案説明といたします。 ○議長(小林千津子君)  提案理由の説明は終わりました。  お諮りいたします。  ただいま上程中の議案につきましては、同意人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。  これにご異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  議案第69号については、これより採決に入ります。  本案は、原案のとおり同意することに決定して、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  したがって、本案は、原案のとおり同意することに決定しました。  次に、議案第70号について、これより採決に入ります。  本案は、原案のとおり同意することに決定して、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  したがって、本案は、原案のとおり同意することに決定しました。  この際、暫時休憩いたします。               (藤井 大病院担当部長 入場)
                    休憩 午後 1時52分                 ───────────                 再開 午後 1時53分 ○議長(小林千津子君)  ただいまから、会議を再開いたします。  藤井 大病院担当部長から発言の申出がございましたので、これを許可いたします。  藤井 大病院担当部長。                 (病院担当部長 登壇) ○病院担当部長(藤井 大君)  議長のお許しを頂きましたので、一言ご挨拶を申し上げます。  このたびは、蓬莱市長並びに議員各位のご高配によりまして、副市長にご推挙を賜り、ご同意を頂きましたことを厚くお礼を申し上げます。  私に与えられましたその職責の大きさに身の引き締まる思いでございます。  私は昭和57年に市役所に入庁し、平成11年から蓬莱市長の下に市政運営に携わってまいりました。その行政経験を生かしながら、さらに研さんを重ね、いま一度ゼロ地点に立って、やはり行政も経営、経営感覚に立った市政運営に取り組んでいきたいと思います。  そして、蓬莱市長リーダーシップの下に、さらに小野市の発展と市民の皆様方が誇りに思えるまちづくりを目指して、誠心誠意取り組んでまいりたいと思います。  つきましては、議員の皆様方におかれましては、今後ともご指導とご鞭撻を賜りますように、お願いを申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。  誠にありがとうございました。 ○議長(小林千津子君)  藤井部長、退場願います。              〜日程第3 各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査申出〜 ○議長(小林千津子君)  次に、日程第3、各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査に関する件について、それぞれ委員長より、会議規則第98条第1項及び第2項の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、閉会中の継続調査をいたしたい旨の申出がありました。  お諮りいたします。  各常任委員長及び議会運営委員長より申出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定して、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(小林千津子君)  ご異議なしと認めます。  よって、各常任委員長及び議会運営委員長より申出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付することに決定しました。                  〜閉 会 宣 告〜 ○議長(小林千津子君)  これにて、本会議に付議された案件の審議は、全部終了いたしました。  よって、今期定例会はこれにて閉会いたします。                   〜議長挨拶〜 ○議長(小林千津子君)  閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  今期定例会は、30日間にわたり、終始慎重にご審議いただき、ここに全議案を滞りなく議了し、閉会の運びとなりましたことは、市政のため、誠にご同慶に堪えません。  ここに、議員各位のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。  今後とも、開かれた議会を目指し、さらなる議会の活性化、円滑な議会運営に皆様方の一層のご指導、ご協力のほど、よろしくお願いを申し上げる次第であります。  また、市長を初め市当局各位におかれましては、真摯なる態度で審議にご協力いただき感謝いたしますとともに、その過程で述べられました議員各位の意見等につきましては、今後の市政執行に十分反映されますよう希望するものであります。  日ごとに爽やかな秋の季節を迎え、議員各位並びに市長を初め、当局の皆様方におかれましては、何とぞ、ご自愛の上、市政伸展のため、一層のご活躍を賜りますようお願いを申し上げます。  終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対し、厚く御礼申し上げ、誠に簡単粗辞ではございますが、閉会のご挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。  それでは、市長より、閉会に当たり、発言の申出がございますので、お受けいたします。  市長。                   〜市長挨拶〜 ○市長(蓬莱 務君)  第423回市議会定例会の閉会に当たりまして、一言お礼かたがた、ご挨拶を申し上げます。  議員各位には、今期定例会に提出しておりました、令和元年度の各会計の決算認定を初め、主要な契約議案、人事案件など20議案につきまして、慎重にご審議を頂き、いずれも原案どおり可決・ご決定を賜りました。心から厚く御礼を申し上げます。  さて、今期定例会におきましても、一般質問を通じまして、9名の議員の方々から、様々な視点で幅広く、そして貴重なご意見、ご提言を頂きました。  ここで、再度、総括をさせていただきます。  まず、旧庁舎跡地の活用方法についてでありますが、商業施設の誘致を含めて地権者と開発業者が計画されておりますが、旧庁舎跡地に限らず、新庁舎周辺、市街地の中の土地の有効利用、そして東播磨道やスマートインターチェンジといった道路網も含めた市内全体における都市計画を総合的に考えていく必要があると考えております。  次に、「新しい生活様式」に向けた諸施策についてでありますが、教育、そして福祉、市民生活など各方面における対応についてご質問いただきましたが、共通して言えることは、「新しい生活様式」に合わせてどう生きるかではなく、コロナの現状を客観的に俯瞰し、自らがどう生きるべきかが問われているということであります。  小野市においては、ICT化や自動化、またタッチレス化を積極的に活用し推進していく方向性は賛成でありますが、単に「新しい生活様式」に合わせるのではなくて、例えば学校教育においては、生きる力を育むことがその本質であるように、何のためにやるのかという本質を見失うことなく、かつ財政的な状況も十分に考慮しながら対応していく必要があると考えております。  次に、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザ同時流行のリスクについてでありますが、小野市においては、重症化リスクの高い高齢者には、無料で予防接種を実施しているほか、今年度は例年よりも2週間早く予防接種を開始する体制を整えております。  議員からご提案のあった64歳以下の方の予防接種の無料化につきましては、高齢者に比べて重症化率が比較的低いという医学的な根拠に基づき、市といたしましては、積極的な接種の推進を図っていくとともに、何よりも手洗い、あるいはうがいの徹底といった自己防衛の意識を高めていただくことが不可欠であると考えております。  次に、大規模災害に関わる受援計画、あるいは業務継続計画の策定についてでありますが、現在、受入態勢など具体的な受援計画を作成しているところでありますが、実際の災害現場においては、実はイレギュラーな想定外のことがほとんどであり、計画どおりの事態になることはまずありません。非常時において最も重要なことは、リーダーがリーダーシップを執れるか否かにあり、加えて情報の一元化と共有化、そして、そのリーダーの指揮命令を伝える仕組みシステムにあると考えております。  もちろんこのことにつきましては、この受援計画とか継続計画がないということ、ある必要はないということを言っているんじゃないですよ。こういうことはきちっとやる必要があると、当然やっていくわけですけれども、しかし、実際はこの想定外ということに対して、そのときやっぱり一つの組織として動くということが迅速に求められると、ここが実は一番大きなポイントであります。なぜか、想定外のことが起こることがほとんどのことであるからです。そういった意味で、あえてそのことをもう一度強調しておきたいと思います。  次に、今年度の予算執行と来年度の予算編成についてでありますが、世の中がシュリンク、いわゆる縮こまっている中にあって、今後、民間企業、また多くの自治体が、不要不急の事業を廃止、または延期する方向に動くと思われます。  しかし、官と民とで決定的に違うのは、小野市がこれまで取り組んできたように、“不景気のときこそ積極的に投資をする”という理念であり、これは、いいものを安くつくり、そしてかつ社会そして市内におけるお金を循環させる、これは行政にしかできない役割であると考えています。まさに利潤、プロフィットだけを追求する企業であるならば、当然のことながら投資を抑え、経費節減のために人件費を削減しというような、いわゆるシュリンクするそういう政策というのは当然のことでありますが、行政だからこそできることを次の予算にどう反映させるかということであります。  具体的に例えば、これまでにない積極的な予算を組んで、生活道路を含めて徹底した市内の道路舗装をもう一回徹底的に見直すこととか、あるいは今現在、防犯灯倍増5000作戦、5,000基を市内につけるということでやってきましたけれども、まだまだいわゆる安全安心のためには、防犯灯があるけれどもバランスよくなってないとか、いろんな課題があります。よって、例えば第2弾として、さらに防犯灯を例えば2,000基をつけて、新たな防犯灯7000作戦、何ていうような形で速やかにこのときこそ明るいまちをつくるとか、このようなアイデアを検討いたしておりますが、まずは、これからのコロナの状況、今はちょっと少し収束に向かっておるようでありますが、まだまだ予断は許せません。  そういう中で、新しい政権の動き、どのような経済政策が打たれるか、もう少し見えてこないと、我々としても動きようがないわけでありますけれども、そして何といっても、やはり小野市の強み、弱みということをしっかり認識した地域特性等を十分に見極めながら対応してまいりたいと考えております。  そのように、予算については、従来、今からでしたらもう淡々と来期の予算を必要なものをヒアリングして、そして本当に真に必要なものを順番に並べていくと。そしてどこかの予算の総額で切っていくということがあるんですけれども、今回はそういう予算でいいのかどうかということは、これは、議員の皆さん方と大いに議論をしたいなと思っております。  今までとは違う環境にあるが故に、予算の組み方も今までと同じような形でいいのかどうか。これ実は、私も非常に悩んでおります。刻々と情勢が変わっているし、統計等でも発表されるのは、想像以上に経済がもっと厳しくなるという見方と、いやいやそうではなくて、やはり日本は違った形でいち早く立ち上がるんじゃないかと、この情報を私、いろんな形で収集しているんですけれども、なかなかその辺がまだ少し見えないというところであります。  そういうようなことで、来期の予算を待つまでもなく、全市民、そして事業者を対象とした経済対策として、このたびは、具体的な話になりますが、市民1人当たり1万円の金券「おの恋らっきゃらっきゃ券」を年末までに支給する予定であるというお話をさせていただきました。  6月には、国等の自粛要請を受け、緊急的に飲食店だけを対象に、「らっきゃらっきゃ券」という先行するものを販売し、約1,200万円の支援を実施いたしましたが、今回は全市民、全店舗、事業者を対象とした「らっきゃらっきゃ券」の第2弾であり、かつ小野市流の定額給付金であり、かつ小野市流の地域通貨であるということであります。  今日も記者会見があったんですけれども、もう端的にはどういうことなんだというと、小野市流の定額給付金、全市民に1万円の定額給付金が当たるということに加えて、プラス、いわゆる地域通貨として、その券がくるくる回っていくという、そういう仕組みをセットにした新しい仕組みであるということを念頭に、もし市民の方からどういうことをやろうとされているんかというような質問があれば、小野市流定額給付金、プラス、小野市流の通貨基金の実践であるとこのようにご理解いただければなと思うところであります。  総額5億1,000万円規模の事業となりますが、特徴は、先ほども申しましたけれども、市民どなたでもが、市内の取扱店舗どこでも、そして何度でも店舗間で繰り返し使用できるという、循環性を持たせる相乗効果により、5億1,000万円以上の消費効果を図っておるということであります。  これもかみ砕いて申し上げますと、何回も申し上げておりますけれども、4人の家族に4万円が当たると、その4万円のものでやっとコロナも少し落ち着いてきたんで旅行でもしようかということで旅行券を買うとしましょう。そうしたら、それでもって旅行券を買って旅行へ行かれるわけですけれども、そこでまたお金を落とすということになるんですけれども、じゃあ、旅行会社の方はそれをもって、今年は厳しかったねと、なかなか旅行へ行く人がいなかったのでと、それでお肉屋さんで肉でも買ってすき焼きでもやろうかということになってお肉を買ったとしましょう。と同時に、お肉と同時に子供にお小遣いをあげるために、いや、クリスマスのお土産にしようとしましょう。そうするとそれをもらった今度、お肉屋さんとそのクリスマスのお土産を買ったおもちゃ屋さんは、それを換金をして現金に換えるか、またそれをもって自分ところの仕事の商売の仕入れをやるかということになるかもしれません。という具合に、お金がぐんぐん回っていくということは、実は5億円は少なくともそれでぴったり使う、例えば1万円使って、1万円ぴったり使うかということはないと思います。恐らくそれの倍、二人で行けば2万円があるならば4万円使うということでありますから、その4万円でいくということは、ほぼ私は5億円は3倍の効果があるんじゃないかと。  現実に、10万円の定額給付金は、先般18兆円の貯蓄額が増えたと言われているんですけれども、10万円のほとんどが実は貯蓄に回っているということなんですね。しかし、この小野市の今回のこのらっきゃらっきゃ券というのは、お金は残りません。全部3月末までに使わなきゃなりません。使わなかったら小野市の負担が少なくなるだけの話です。こんなもん要らんということは、単に小野市にお金を返していただくだけの話です。  こういう仕組みでありますので、その辺のところをかみ砕いて説明しないと、なかなか市民の方には何か頂けるようなんだけど、商品券らしいんですけど。そうじゃなくて、本質は「金が回る」という、ここのところを皆さんにぜひとも理解をしていただくように何かの場合に説明していただきたいなと思います。  同じようなことを繰り返しますけれども、つまり、市民がどなたでもこれから募集する小売店や飲食店、スーパー、また美容院や自動車屋などの事業者も含め、この事業に参加された市内全ての店舗において利用していただけますし、かつ、そこで利用された店舗の方が、別の店でのお買物等でも使っていただけるということが今、説明させていただいた具体的な内容のことであります。  なお、効果を最大限に高めるためにも、集中的な経済対策として実施いたしますので、期限を区切り3月末までとする予定です。  どちらかというと、年末までに配るということで今進めておりますので、そうすると、今年は大変だったけれども、年末のクリスマスのプレゼントであり、加えて年越しのそういう資金のための金券であると、このように理解していただければ、それをもって来るべく次の令和3年をみんなで明るく迎えようやないかと、こんな思いも重なっておりますので、どちらかというと経済の活性化もありますけれども、元気な小野市になろうやないかという意味での小野市特有の政策であるということもご理解いただきたい。いろんな形で皆さんからぜひとも市民の方々に説明をしていただきたいと思うのであります。  経済対策は、いかに市内でお金を回し、消費効果を高めるかという、いわゆる目標を定めた仕事、ターゲティングワークとして取り組むことが重要であります。小野市においては、一部の余裕のある特定の人だけが買えるような少しプレミアムをつけた商品券、プレミアム商品券でありますけれども、というような実施ではなくて、公平・公正に、全ての市民や事業者を巻き込んだ“市民総ぐるみ”で経済対策に取り組み、「元気な小野市」を実現すべく、チャレンジしてまいりたいと思います。  プレミアム券を決して私は否定しているわけではありませんが、プレミアム券だったらそのプレミアム券さえも買える人が大変だという人たちがたくさんいらっしゃると。不要不急のものを、今買う必要もないのに、わざわざ1万円が1万5,000円になるからといって、その1万円を買いに行く必要が今必要なのかどうかというそういう市民がたくさんいらっしゃる声を私は多くの人たちからも聞いております。が故に、このような政策になったということであります。  だといって、他市がやっているプレミアム券を否定しとるわけじゃありません。そういうところもあるよねということをご理解していただきたいということであります。そういうことをひとつご理解いただく上で、これが効果的に動けばなと思うところであります。  次に、水道料金の無料化による影響についてでありますが、小野市における水道料金無料化の理念は、単に負担を少なくするということではなくて、市民の危機管理とシュリンクする社会に対する意識改革にあります。  小野市においては、水道管の老朽化、これは管路経年化率といいますけれども、これが4%、正式には3.6%であります。これは全国平均の17.8%に対して低く、かつ、企業の内部留保資金である利益剰余金が約20億円あって、現時点の経営に対する影響が少ない状況であるから、さらに半年間、トータルで1年間、水道料金を無料化する方針を決定したところであります。社会風潮と同じようにシュリンクするのではなくて、「コロナに負けるな小野市!」といった行政ができる精いっぱいの支援を行ってまいりたいと考えております。  これは議会の答弁でも申し上げましたけれども、必ず反対の方はどう言われるかといったら、今は水道はそれでいけるでしょうと。先行き水道の、先ほど言ったように、管路の経年がきっとそれを直すときに困るでしょうとこういう話なんですね。これが小野市だけだったらそのとおりなんですね。でももうちょっと見てください。全国を見ると、この管路の経年化率というのは、もっと全国的に近隣市も含めて進んでいるはずなんです。そうすると、単独でやるなんていったら絶対無理であるんで、これは当然、兵庫県市長会、近畿市長会、それで全国市長会、私もしておりますからよく分かるんですけれども、総意をもってこれに対する国家としての重大なインフラである水道事業に対して、もっと補助メニューを上げるべきだという声が必ず出てきます。そのときに小野市は早くから管路を整備し過ぎました、いい意味で。結果的には、そのときにはうちはその恩恵を被らないということだってあり得るということなんですね。そういうことからしますと、程々に早く、程々にゆっくりというのが、この経年劣化に対する対応の姿勢であるということであります。  そない言うとって、政府は全くそれに対して補助金を出さないということになるかといったら、黙っていません。そんなことで近隣市も含めてこの経年劣化が進んでいるものに対して、何の補助メニューも現政権も次の政権も出さないということは絶対ないです。私はもう確信を持ってそう思っておりますので、が故に決して先にお金を使い過ぎて、結果として後のそういう設備投資に回るお金がなくなるということのご心配をされる必要は全くないと私は思っております。  仮にそうだったとしても、うちの場合は早くからそういう管路の整備を進めておりますから、全国平均並みに十七、八%までゆっくりやれるんだったら、3年ほど何の設備投資もしなかったらいいんですね。そういうことをやろうと思えばやれんことはないです。そうすると、小野市におけるそれぞれの業者さんが困るわけだから、やっぱりちょっとずつは進めていかないかんという具合に、そういういろんな背景があって、こういう対応をやっておりますので、単純にポピュリズムで水道料金をもう一年間やろかとか、あるいは先行きのことわしゃ、知らんと言って、管路をとにかく整備するのは後回しやと。そんな単細胞で考えていないということが、ここが一番ポイントなんで、ぜひとも皆さん、その辺はよくご理解いただいて、この小野市の水道料金の無料化、やっぱり大事なことは、市民に対する気持ちなんですよ、今は。みんな、すさんでいるんです。だから、ちょっとでも小野市としてできるような意識改革が本質なんですよ。何もいろんな手当が小野市からやってくれたいうことで喜んでいる方もいらっしゃるけれども、そういう問題だけではないという、小野市は小野市の力でもって、小野市のできる範囲内において、市民に対してみんなにやれることを公平公正にやれることをやっていこうやないかいうのは、水道料金のこの一年間の継続無料なんですよ。ぜひともほかの市町村も小野市に続いて一年間やってください。ぜひともお待ちをいたしておりますので、ここから呼びかけをしておきたいと思います。そういうことであります。  次に、ウィズコロナと小野市の観光産業についてでありますが、多くの方々の参画を得て地域の魅力を再発見して、マイクロツーリズムを推進してはどうかというご提案でありましたけれども、「行政も経営」である以上、新たな価値を生み出し、持続可能な観光戦略を考える必要があります。  この観光に対する多様な価値観、多様な考えがある中で、画一的横並びに行うのではなくて、それぞれの地元の人々やグループが自らをもって考えるべきであると私は考えてそのように答弁させていただきました。  決して、いろんないい提案を頂きましたがそれを否定しているものではないとだけはっきり言っておきます。ただし、その中で本当に行政がやらないかん話と、市民自らとか地域自らがやれることがあるはずなんですね。そういうことを分けていきましょうということと、これが持続可能な形でやれるかどうかを考えましょうと。  観光戦略というのは、本当に非常に話題性があって、そして皆さんが集中的に来られて、「すごい、小野市は。」といって観光産業になるかもしれませんが、その後、パタッと止まっちゃうんですね。そういうように持続可能な観光産業、今回、たまたまコロナでありましたけれど、あれだけインバウンドが来て、投資もして、全部整えて、従業員も雇って、もう大々的にこのままでやったら年間2,000万人が4,000万人になって、恐らく1億人の外国人が来るって、みんなそれで設備投資もしたり、人も雇ってしていたんです。こんなことがあると思わなかったんです。途端にがたがたになったんです。これが、いわゆる観光産業の非常に危ういところなんですね。製造業では極端にはこういうことにはならないんですね。  だから、そういうところのこともあります。だといって、チャレンジしないと言っているんじゃないですよ。そういうこともやっぱり考えておかないと、やっぱり観光産業というのは、が故に基軸になる行政がやるものについては、しっかりと行政が持続可能な観光産業として生きるかどうか、しっかりそれを考えて私はいきたいと思っておるところであります。  加西市なんかは今、修学旅行でたくさん来られていますね。鶉野飛行場も話題性もあって、すばらしいと思うんですよ。そこで入場料等を取れば、いいと思うんですが、そこまでやっておられないようですし、この5年間ほどはいろんな形で話題で来ると思うんですけれども、でもコロナ禍が少しもし収まったとしたら、修学旅行生が継続的に来てくれるのかなというようになってくると、多分、これ以上、修学旅行生やその他がたくさん来るから、じゃあ、この際、土産物売場もやりましょうといってやった途端にその修学旅行生がよそへ行ってしまったということになったら、一体どうなるんかということだってあるわけですね。ですから投資はしたいけれどもできないというような環境にあると思うんですよ。私がもし同じように考えるんだったら、したいけれども持続可能かということを反すうすると、少し問題があるかなと。ソフトの面で平和教育のための拠点としては立派だと思いますよ。私もそれは学びたいと思います。だから、そこが大事なところであるんですけれども、ただ、観光産業として見ていくということになってくると、どうかなという点はあります。  ですから、私、言いたいのは、一つの例として申し上げているんであって、そのような、もし、同じようなアイテムが小野市にあれば、観光産業については慎重にならざるを得ないという一つの考え方が、先般のいろんなご提案を頂いたことに対する、その否定的な話ではなくて、私たちの基本的な考え方であると、このようにご理解いただきます。同じやるんだったら、でっかいことをやりたいというように思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、高齢者のICTの利活用についてでありますが、高齢者のICT利活用については、時代のニーズに合わせて、第8期介護保険事業計画に盛り込んでいく予定でありますが、人によっては多様な価値観、生きざまがある中で、誰もが画一的にICTを使えるようにすることが本当にその人にとって幸せなことなのか、ニーズやあるいは実態など地域特性を十分に把握するとともに、多様な生きざま、価値観を認め合う社会こそが本当に幸せな社会であると考えておるということであります。  何もこのICTの利活用したこのデジタル庁もできるわけでありますから、それに対して否定的な話をしているんじゃないですね。しかし、その世代に生きた人にとって、合致する人としない人が、国民として現実にあるということを考えれば、それは、事情をしっかりと考えながらやっていく必要があろうということであります。  そうすると、そんなことをしていると、いつまでたっても、例えば電子化ができないということになるかもしれません。もしそれが、どんどん進めるならばどうなるかといったら、小野市のそのICT化が徹底的に究極に進んでいった場合、市役所の人間は住民100人当たりの職員の数というのは、今、兵庫県下で最も少ない0.524人ということで、兵庫県下で職員が一番少ないんですね。しかし、ひょっとしたら市の職員で残るのは僅か100人だけ残ってあとは誰も要らないという社会が出てくるかもしれません。一体何のためにこれ庁舎を造ったんやと。そうすると、議員さんだって、議員さん活動としてやるけれども、議員さんは家からいろんな形でネットでやってもらったらいいんであって、採決は家でやってもらって、そこからLANでやれば、議場なんて要らんし、ここで議決する必要はないと。つまり、議会の仕組み、それやったら議員さんゼロにして、住民の中から500人を選んで、500人の中で審査をしてもらって、もうネットで投票してもらったらいいという、そんな時代が来るかもしれません。  だからそういうふうに考えていくと、やっぱりそういうことも考えていかないと、このデジタル化、あるいはICTの世界というのは全く変わってこない。すなわち、議会も行政も実は人ごとに思っているけれども、そうじゃない時代が来るかもしれないと、それが本当にいいんですかと。学校もフェース・ツー・フェースこそ学校やと思っているけれども、徹底したオンラインでいけるということになれば、一体、学生生活4年間、あるいは大学院含めてのその年間に何をあなたは学んだんですかといったら、知識は学んだけれども、やはり学生生活にどのような人間形成の中で人脈をつくり、人とともにどう生きたか、それはほとんどありませんでしたというような世の中になるかもしれませんし、そうすると、どこの大学が偏差値が高くて低いかという、そういう問題は全く関係なくなってくるかもしれませんね。何をアウトプットするかであって、どの大学がどう評価されるかなんか、オンラインであれば東大でやっている講義が全然関係のない大学でも同じ講義が同時配信でやれる時代になってきます。そのようにして、そうすると、今NHKでやっています放送大学と同じような形が最終的に出てくると、自分がどういうことを学びたいかということのためには、どの大学へ入るかということは関係なくなってくるかもしれません。  そんなことも含めて、雑談が多くなりましたけれども、そういうようなことを含めて、私が言っているのは、ここで申し上げているのは、多様な生きざまとか多様な価値観というのを認め合いながらこれを進めていく必要があるだろうということであります。  次に、新型コロナウイルス検査と医療体制の拡充についてでありますが、PCR検査に公的費用を負担し、検査の拡充を図ってはどうかというご意見を頂きました。これは、もういろんなところでこの話が出ているわけでありますけれども、予防的にPCR検査を実施することについては、現時点では明確な効果や、検査数と感染者数に相関関係がなく、また感染の可能性がある方についても検査を実施しようという病院がないという問題がある以上は、現時点では私は、やらないと言っているんじゃないんです。現時点では、無理があるとそのように申し上げたということであります。  もちろん、今ちょっと、熱があるような感じなんで、ちょっと行って無料でPCR検査してもらって、ああよかったということの社会ということは当然あっていいと思うんですね。誰もが調子悪かったら医者へ行けばいいわけですから。そういう社会も大事なことであると、それは予防にもつながるということであるんですが、それで安心といって、その後みんなで飲みに行った。行ったその途中でたまたま濃厚接触者と接触してしまって、私、今日さっきPCR検査でもう合格やってん。だからええねんと言った途端が、その2日後になんてことはない、急に熱が出て大変やったって。一体、PCR検査何やったんやと。ここにどう問題点を持ってくるかということは、非常に大きな課題であると。  だから、検査体制を整えて、予防医療と私が言っているように、予防に力をつけて、そして皆さんが関心を持ってこれからコロナに勝っていこうというその理念は決して私は反対するんじゃなくて、当たり前のことだと思うんですね。しかし、費用対効果を考えたときに、市がそこまでやる必要があるのかどうかについては、私は、費用対効果、そしてそのプロセス管理においては、現時点では無理であると。それが5分単位でぱぱっと何かあと自分で持っているもので、ぱっと検査することによって、もう行くたんびに1時間単位で検査が出てくるというならまた話は別だけど、なかなかそこにはなっていないということであります。そういうようなことで、現時点では無理があると申し上げました。  さて、昨年より、議会における新たな試みとして、傍聴に来られた方々からも自由に質問やご意見を提案できる場を設けたところであります。  今期定例会においても、市民の方々から様々なご意見を頂きました。少し総括させていただきますと、まず、国勢調査の実施方法、皆さんからすると、国勢調査ってどないするねんとこういう話が、そんな気持ち、単純なように見えますけど、やはり大事なことです。  各自治会からの推薦を頂きました調査員の方が、一軒一軒訪問して、調査票を配布いたしております。私の家にも今、あります。コロナの影響を避けるべく、回答については、インターネットやあるいは郵送で行っていただくということになっておるという、これが前回と違うところです。今までと、5年前と。
     ひょっとしたらそれによって、非常に統計的なデータが非常に異なった形で出てくるんじゃないかなと、非常にちょっと危惧はいたしております。それだけに、小野市の場合はできるだけ正確な、人口というのは交付税やその他にも全部影響してくるわけでありますので、正確な調査が望ましということでありますので、可能な限りそういう風土というのか、そういう雰囲気をつくっていかないかんなと思っております。  次に、旧庁舎解体の工事、あの古い庁舎いつ潰すねんという話だったと思います。今期定例会においては、解体工事の契約に関する承認を得たところでありまして、非常に当初狙っておったよりは安価で契約ができて、3月末までに更地にして地権者へ返却する予定を進めております。  一方ではここでは申し上げませんが、もう既にその更地後のどのような店舗なりが入ってきて、どのような形になっていくかということについては、着々と今、進められておりますが、コロナ禍がこれ以上どう動くかによってまだ変化があるかもしれませんが、これは基本的には地権者対それを実施する業者さんとの契約であって、市は要はもう更地にするための契約まで来たわけでありますから、後はもう民民同士でやっていただくということになろうかと思います。  次に、公共料金のクレジットカード払いについて。クレジットカード、私もよく使うほうですけれども、これは現状の口座振替、1件10円でありますが、コンビニ等による振込、1件58円よりも、市が負担する手数料が大幅に高くなることから、現時点ではその導入は考えておりません。  便利な社会はいいんですけれども、何でもかんでも便利にせんでも、年に毎日そういうことをやらないかんのやったらともかく、手続を市役所の、せいぜい印鑑証明取ったり、何か住民票取ったりとか、ちょっとした手続というのは、個人でとってみればそんなに件数多くないんで、それに全体のコストをかけるよりは、それぞれが自己実現のためには自己責任を持ってそれぞれの方がやっていただければなと、それぐらいの余裕を持っていただいてもいいんじゃないかなということで、現時点では明快にクレジットカードについては、コストが安かったらやります。コストが高い、つまり血税の拠出金が高いから慌ててやる必要はないということであります。  それから、北播磨総合医療センターの受診について、これはもっとPRせないかんと思うんですが、高度医療を担う機能分担の中で、基本的には開業医等からの紹介状が必要でありまして、一時は全部紹介状なかったら行かれへんのかという話があったんですけれども、そうじゃなくて、診察においては一部の診療科、整形外科、非常に多くの方が来られまして、それから形成という特殊な外科でありますけれども、それと高齢者が非常に多くて待ち時間が5時間に及ぶというようなことになりました泌尿器科等で予約制を採っています。  状況に応じて予約制をできるだけ、あんまり混んでなかったら予約制は当然減らしますし、あんまり混む場合は予約制を採るというような形で、これはもう柔軟に考えていきたいと思いますが、現時点では、今のところ、今申し上げたようなところが予約制を採っておるということで、結果として待ち時間も少なくとは言いませんが、前よりは少しましというような。これ、難しいんですね。私も、病院の今、管理者としておりますけれども、あんまり短い時間になると、そんなに大きい病院へ行ったら、もうちょちょっと言われただけですぐ終わりや言われるし、長い時間になると、待ち時間、こんだけ待ってこんなに長いこと、これかなわんと言って、やっぱり病院へ行かれる方にとってみたら、テレビ見とったりスマホやっとるときは、気がついてみたら1時間ぐらいすぐたっとるんですね。ところが、病院へ行って待っとると5分は、1時間ぐらいに感じるときもあると。そういうやっぱり背景も違うわけでありますので、そういうことで、しかし、こういうことを何で申し上げているかというと、こういうことに対して真摯にやっぱり議員の皆さん方もぜひともその実態というものを、ぜひともPRを市民の方にしていただきたいということであります。  次に、KDDI跡地、あの広大な100ヘクタールのKDDIの跡地の利用でありますけれども、提案を頂きました。アスレチックや、あるいは天体観測所など、様々なご提案を頂きましたけれども、市民の財産であり、今後、いろんな検討委員会を立ち上げ、市民の方々の参画を頂きながら議論していく予定であるという答弁をさせていただきましたけれども、私はすごいなと思ったのが、市民が関心を持ってKDDIの跡地があるんだと、あそこをどうするんだということを関心を持って、一人の方でもいろんなことの提案をされるという、これ自体がいいんですね。  もっと多くの市民の方たちが皆さんにいろんな提案をされて、KDDIの跡地はこういう方向でやりたいと100例ぐらいが出てきたらいいですな。その中でそれぞれの議員が20件ぐらい自分で回答なり、ディスカッションをぜひされて、それが、いろんな形で上がってきて、それが検討委員会に入って、検討委員会で審査されて、財政面とか企画面とか、将来20年先を考えて、それから今を考えてと、いうようなことを考えてそれをしたいと。そのためには、あのときにはどう言いましたかといったら、ぜひともあなたにも検討委員会に入ってほしいと言いましたけれども、これは当然のことながら、市民の方にも入っていただいて、やっぱり検討委員会を立ち上げていったらどうかなというように思います。  ただ、そのときには問題なのは、検討委員会の方が来られたときに一番問題なのは、やはり財政がどうなるかとか、いわゆるお金の仕組みということが、意外にやっぱり分からないところがあるんで、その辺は丁寧にやはりプレゼンテーションしていかないと駄目かなというように考えています。  いずれにしても、こういうような以上が、主なものでありますけれども、少なくともご意見が全然出なくなってきても困るなという思いもありますし、本来は、ご意見を頂いて市長が答える場合もありますし、担当部長が答える場合もありますし、ましてや今回はあえて議員の方にも答えていただくような環境をつくらさせていただきましたけれども、そういうように、いろいろの場で、いわゆる市政懇話会の小野市流のあれがもっと活性化してくれば、議会に対して親しみを持って、そして関心を持っていただくということになるんじゃないかなとこう思っておりますので、皆さん方のお声かけを待っております。  以上が、主なものであります。そして、これらのご意見等の趣旨を真摯に受け止めて、さらに住みよい小野市のまちづくりのために生かしてまいる所存であります。  さて、突然のことではありましたけれども、国では7年8か月に及んだ安倍政権に代わり、新たに菅内閣による新体制が発足いたしました。既にこれまでの政策を継続する方向性が示されておりますが、これまで以上に地方自治体の主体性・自主性に焦点が当てられるものと思っております。  以前、菅総理とは、官房長官の時代でありますが、全国市長会の副会長として、また総務大臣時代にも、頑張る地方を応援しようとする国の懇談会の場等においても幾度となくお会いをいたしておりますが、いわゆる地方交付税に初めて取組の成果にインセンティブをつけることや、また、その是非は別として、「ふるさと納税」を制度化されるなど、自治体運営に競争できる環境や仕組みを取り入れてこられました。その目指す理念たるところは、小野市におけるこれまでの「画一的横並びの仲よしクラブから脱却して、新たな価値観を創造する」点においては、全くある面では、固定観念に捕らわれることなく、前例を踏襲することなくて、既成概念を打破してやるということは、ずっと小野市がこの行政経営の中で実践し、また言ってきたことと相通ずるものがありますので、そういった面では大変安心をいたしておるところであります。  しかし、見える成果が出てからの話でありますので、その辺のところは、簡単に行くかどうか、このコロナ禍において、どうやって日本の経済を元気な形に戻すかということがやっぱり最大の課題であろうということに思います。  小野市においては、行政経営4つの柱の1つ、「オンリーワン」の施策として、「高校3年生までの医療費の完全無料化」、あるいは警察官のOBによる専門的な視点からの「安全安心パトロール」の実施とか、超高齢社会を見据えた福祉政策としてのいわゆる18万人以上が乗っている「らんらんバス」の運行とか、全国的な医師不足に対し、新たな地域医療のモデルとなった小野市と三木市の神戸大学による「北播磨総合医療センター」の整備、そして将来へのビジョン、そして先般におきましては、コロナ禍における市民生活への影響を考慮して、水道代の半年間無料を行い、そしてそれを続けるというように、確実に4つの経営のオリジナリティーであり、ここしかない小野市らしさを持った、他市に先駆けた取組を実践してきたつもりであります。  しかし、これらの取組も、今や他市においても同じように行われるようになっております。これは何も自慢をして、あるいは、他市が小野市のまねをしたとか、そんな小さなことを言っているのではなくて、これまで小野市が、言わば当たり前のこととして、「画一的横並びの仲よしクラブ」的にどこかがやったから私のところもやるというようなことから脱却して取り組んできた結果であり、これからも絶えず時代の先を見据えた、新たな価値観、新たな行政の役割、新たな市民意識、今コロナ禍を受けて、私たち市民はどう立ち上がらなきゃならないのか、行政はそれに対して従来のやり方でいいのかどうか、そういうことをもう一回、やはりそういう意識改革を醸成していく必要があると考えております。  それが結果として、「オンリーワン」、「オリジナリティー」となり、そして言われてからやるのではなく言われる前にやるという「後手から先手管理」となり、かつ市民をお客さんと捉えた、顧客と捉えた徹底した「顧客満足度志向」の徹底につながっているということであります。  そして、その取組に対する結果だけではなくて、プロセスを含めて評価するその「方針管理制度」に基づいた「成果主義」により、モチベーションを高め、結果として、このたびの最新の数字では、市民100人当たりの職員数が0.542人と県下で一番少なくなっているということであります。その点につきましても、十分ご理解を頂ければ、北播磨でも一番、分かりやすく言えば、一番多い、加東市が多いんですけれど、小野市とでは同じ仕事を約30%も少ない人数で小野市の職員は仕事をやっていると、簡単に言えばそういうことです。100人を70人で小野市の職員は同じような仕事を、人口が1万人多いけれどもやっているんやと。それなりに私は、職員に対して誇りを持っております。そういうことだということを分かりやすくご理解いただきたいと思います。この小野市の行政システムを、議員の皆様方には十分にご理解いただきたいと思います。  開会のご挨拶でも申し上げましたが、小野市においては、新たに工業団地を整備し、税収を増やし、王子町や黒川町に続き、新たに垂井南地区において土地区画整理事業へ着手し、財政の健全性を維持しながら、うるおい交流館エクラや、あるいは新庁舎の整備を初め、警察署やホテル、商業施設の誘致により、新たな市街地を整備いたしました。結果として、土地の税金に関わる公示価格というのは、今や住宅地も商業地も北播磨地域で小野市が一番高くなっているということは、それだけ住民にとっては、資産価値が上がったということであり、小野市にとってはそれが持続可能な税につながっているということであります。これが経営であります。  小野市においては、ようやく都市としての基盤が整ったところであり、今後そのポテンシャル、潜在能力ということをいかに高めるかということにつきましては、小野市の中だけを考えるのではなくて、北播磨地域、あるいは東播磨地域、あるいは兵庫県全体を見据えたより広域的な視点で考えることがポイントになってくると考えております。  私は、やはり、これからさらに広域連携ということが一番大きな私は課題になってくるだろうと。もうそれぞれの市のメンツとか、市のこだわりではなくて、将来を見たときに、確実に人口が減る中で、何を広域連携でやっていくかということを考えるということが、私は一番、大きな視点であろうと。これをどう見間違えないようにやるかが、これからの行政の方向性を決めると、小野市の命運を決めるということになろうかと考えております。  いよいよ4年後の2024年(令和6年)の全線開通を目指し、「東播磨道」の整備が進捗中であり、現在約8割の区間にてこれが着工済みであります。臨海部である加古川市の中心から小野市まで僅か12分程度で結ばれることになり、内陸部に位置する小野市のこれまでの距離的なデメリットが、要するに津波などの大規模な災害の心配も少なく、かつ土地も安く、という大きな地政学的なメリットをどう生かしたまちづくりをやっていくかということが、小野市のこれからの将来を決めるということになろうかと思います。  先ほども申し上げましたように、今後、山陽道や国道175号に加えて、東播磨道、スマートインターチェンジの設置といった県内有数の利便性の高い道路ネットワークの形成により、新たなこの市街地等における住宅需要が確実に私は高まると思っております。資産価値もリンケージして高まってくるなど、後手から先手管理により、新たな道路網や新たな市街地といった都市計画全体を見直し、コントロールしていくことが一層重要となってまいります。  加えて、以前から言っておりますように、“医療と福祉と健康”が三位一体となった健康志向、予防医療の中核となるような新たな県下の広域拠点の設置といった、新しい時代の新しい戦略、イコール「夢」といったことにも、したたかにチャレンジしてまいりたいと考えております。  小野市が発展していくか否かは、まさにこれからが正念場であります。成果が出ていると考えたまさにその時点から、劣化が始まるということを私はよく申し上げておりますけれども、絶えず新たな価値観、新たな小野市の姿というものを描きながら、前へ前と進み続ける気迫が不可欠であると思っております。  いよいよ10月からは新たな体制となりますけれども、その夢に向かって“我々はかく戦えり”と胸を張って言える、小野市は、そういう市長であり、そういう職員であり、そういうチャレンジし続ける集団であるという新たな伝統を皆様とともにつくってまいりたいと考えておるところであります。  先般、陸海空、制服組のトップであった、前統合幕僚長にお越しいただきまして、そしてルートインに実は2泊をされたわけですね。それで私、お付き合いもさせていただきまして、いろんな話、もちろん、国の国防の話もそうでありますけれども、開口一番に来られたときにどう言われたか、「私、小野っていうの初めて来ましたけれど」、ずっと東京、当然、統合幕僚長ってもう毎日のように総理大臣と会って連絡せないかんようなそういう立場の人ですけれども、ぱっと来られたときに、「何か小野市って、何かスカッときれいですね。」とこう言われたんですね。私、「いえいえ、もう田舎ですわ。」って言ったんです。ちょっと、何にもないところが強みなんですって、ちょっと負け惜しみを言ったんですけど、意外にやっぱり都会の人が来られますと、小野のこのホテルから見る田園風景、緑豊かな田園風景を見ながら、本当に広々とした解放感のある小野市というのは、意外にここに住んだ人は分からないかもしれないけれども、よそからぱっと来られた人は、開口一番そう言われるんですね。そうでっしゃろとか、意外に言いにくいもんですから、ああそうですかなんて言いますけれど、次のまたお約束をしましたけれども、途端に今日のスマートフォンをぱっと見ましたら、国の防衛戦略についてということで対談をされていることが、ばっと載っていました。そういうことで、これは、日本の安全保障をどうするかということでありますけれども、何しろそういう方にも小野市に来ていただいて、意見交換ができるということは、ある意味では大変、重要なことであろうと考えておるところであります。  そういうことで、9月に入りましてから、朝晩はめっきり涼しくなりまして、一気に秋の気配を感じてまいりました。  おかげさまで私も3キロほど夏は太っておりましたけれども、今日は朝風呂へ入って量りますと、ちょうど2.5キロ減っておりましたので、やっぱり寒くなってくると体重が減ってくるんですな。暑くなってくると体重が増えてくるんですな。これ、健康の尺度で毎日体重だけは量っているんですけれども、やっぱり健康が第一やなとつくづくそう思っておるところであります。役所へ来ればまずは体温を測って、36度4分、プラマイ1度、これにコントロールいつもしておるんですけれども、その中でやはり体調はやっぱり食欲とかはあるんですけれども、やっぱりスポーツも含めて、やっぱり体を鍛えなきゃいかんというように思っています。前幕僚長が言っておられましたけれども、朝晩100回ぐらい腹筋やっているなんて、やっぱり。全然違うんだよね、やっぱり。私は2回したら、もうバタン、チンって落ちますけれども、やっぱりそれぞれ皆さん健康管理をされているということでしょう。  えらい余談な話ばっかりになりましたけれども、毎年恒例となっております第17回目となる小野市研究発表会を実は11月11日(水)に、このたびはこの議場で開催をいたします。コロナ禍の影響により“密”を避けて、議場から庁内テレビ配信及び、YouTubeによる配信をするという新たな形式でのチャレンジであります。  この発表会は、発表するということ自体が目的ではなくて、発表に至るまでのプロセス、どんな研究をし、勉強し、そして関心を持ったかという、このプロセスこそが大切であります。職員の意識改革や能力アップ、あるいは問題解決能力を醸成する、ここにあるんですね。問題解決能力の醸成と、ここにも役立っておりまして、例えコロナ禍にあっても、進化し続け、チャレンジし続ける、これもまた小野市の新しい伝統であります。  議員の皆様にも、ぜひともご参加を頂きますようお願いをいたします。できましたら、今回は、いつも講演家の方と私が講評をやっているんですけれども、議員の皆さん方にも講評をお願いしたいなと今、この場で思いましたので、名指しで突然にお当てしてどう思われましたと言うかもしれませんが、その点にもひとつよろしくお願いをしまして、それだけ職員も緊張して、関心を持ってもらえるということはうれしいことなんですね。やっぱり絶えず勉強しないと、今頃、多分人事の人はそんなこと聞いていないと大慌てするかもしれませんが、でもそれはいろんな形で柔軟に対応していったらいいと思っています。  いろいろ申し上げました。議員各位におかれましては、今期定例会に賜りましたご精励と、そして市民の方もいろんな意見を頂きました。そういうことに対して感謝を申し上げまして、これから小野市はこのコロナ禍において、さらに闘う小野市ということを宣言いたしまして、閉会の挨拶とさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。                 閉会 午後 2時49分...