○
北山照昭 議長
委員長の
報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北山照昭 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
13番三宅議員。
◆13番(三宅浩二議員) 公明党議員団を代表して、請願第30
号子ども・
子育て支援新制度(新制度)に関する請願について、反対の立場で討論いたします。
本請願は、2015年4月より本格施行される
子ども・
子育て支援新制度について、保育に多様な
施設や
事業類型を導入することで格差が生じる。また、学童保育においても多様な民間
事業者の参入が予想され、財政的にも問題があると指摘しております。
審査において、具体的な格差とは何かを重ねて質問いたしましたが、明確な回答はいただけませんでした。
保育、また学童保育において、安全、安心は最も優先されるべきものであり、請願者の
子どもを思う強い思いは十分に理解しました。しかし、現在
宝塚市を初め、多くの自治体が待機児童問題を抱えております。待機児童解消は喫緊の課題であり、その解決にはあらゆる方策を制限すべきではないと考えます。
よって、多様な
施設や
事業類型の導入や多様な民間
事業者の参入を否定的に捉える本請願には反対といたします。
○
北山照昭 議長 ほかに討論はありませんか。
12番寺本議員。
◆12番(寺本早苗議員) ユニットF
宝塚の寺本早苗です。請願第30
号子ども・
子育て支援新制度(新制度)に関する請願について、賛成の立場で討論を行います。
子ども・
子育て支援新制度は、
平成24年8月に民主、自民、公明の3党合意により成立した
子ども・子育て関連3法に基づいて、子育てに関する幼児期の学校教育や保育、地域の
子ども・
子育て支援を総合的に推進しようと国が進めている取り組みです。
大きな目標である全ての
子ども・子育て家庭を対象に、幼児教育、保育、地域の
子ども・
子育て支援の質と量の拡大を図ることについては期待し、消費税増税分の一部を引き当て、追加の恒久財源を確保することなど、国がようやく少子化対策に重い腰を上げたことには評価もしております。
一方で、関連3法のうちの改正児童福祉法第24条1項、市町村の保育の実施義務規定が一旦削除された後、保育
関係者の広範な反対と運動を受けて、3党修正により再び挿入されるなど、何度か改変が行われた結果、1項の市町村の保育実施義務と2項の直接契約方式など、整合性が取れず、相互に矛盾した規定が見られるなど、もともと難解であった当初案が修正が加えられて成立後、さらに複雑な内容となり、幾つもの課題を残したまま実施されることになっています。
3法成立から1年がたってもその問題点はもちろん、内容すら保護者を初め、保育
関係者に十分に周知されていないこと、また多様な保育形態が導入されることにより、
子どもの保育環境や保護者負担に格差が生じるのではないかという不安など、当事者たちに大きな不安を与えているのが現状で、7月から発足した我が市の法に基づく合議機関である
子ども審議会の議論の中でも、幾たびとなく疑問や質疑が呈されております。
このような背景のもとで提出された本請願は、本市に
子ども・子育て会議の適正な
あり方を望み、保育実施責任を踏まえた調査や認可保育所の整備計画、現行保育制度の水準維持などを求める内容です。
本市においては、これまでも保育の質の維持向上に向けて努力をしてこられました。今回の新制度に向けての会議においても、適正な環境を整えておられることも評価をしております。
しかしながら、県に対して学童保育
事業の設置運営基準を策定することなど、いまだ県が策定しないガイドラインについての策定を求めることや、また国に対して、幼い
子どもや児童の発達と生命にかかわる新制度がおざなりなものにならないよう慎重な対応を求めることなど、決して新制度を否定する内容ではなく、より慎重な審議と十分な説明責任を求める内容となっていますことから、本請願に対しては、賛成の立場をとらせていただきたい。
皆さんにおかれましても、十分に当事者の思いをお酌み取り、採択していただけるようにお願いしたいと思います。
○
北山照昭 議長 ほかに討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北山照昭 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、請願第30
号子ども・
子育て支援新制度(新制度)に関する請願を採決します。
現在の
出席議員は25名です。
本件に対する
委員長の
報告は不採択とすることが適当とするものですが、採択についてお諮りいたします。
本件は採択することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
北山照昭 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、11番、12番、17番、18番、19番、20番、25番、26番。
起立少数です。したがって、本件は不採択とすることに決定しました。
請願第31
号中央公民館の存続と
地下移転計画の
見直しを求める請願を採決します。
現在の
出席議員は25名です。
本件に対する
委員長の
報告は採択することが適当とするものです。
本件は採択することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
北山照昭 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、2番、5番、6番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、15番、16番、17番、18番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番、26番。
起立多数です。したがって、本件は採択することに決定しました。
次に、請願第32
号宝塚市立中央公民館の存続と
半地下・
地下移転の
見直しを求める請願を採決します。
現在の
出席議員は25名です。
本件に対する
委員長の
報告は採択することが適当とするものです。
本件は採択することに賛成する議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
北山照昭 議長 起立している議員の議席番号を点呼します。
1番、2番、5番、6番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、15番、16番、17番、18番、19番、20番、21番、22番、23番、24番、25番、26番。
起立多数です。したがって、本件は採択することに決定しました。
次に、
議案第161号、
議案第163号、
議案第164号、
議案第166号から
議案第169号まで及び
議案第171号の以上8件を一括して採決します。
本件に対する
委員長の
報告は可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の
報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北山照昭 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は
委員長の
報告のとおり可決することに決定しました。
日程第3、
議案第165号、
議案第170号及び
議案第173号の以上3件を一括して議題とします。
△───── 日程第3 ─────
……………………………………………
議案第165号
宝塚市営住宅
管理条例の一部を改正する
条例の制定について
議案第170号 公の
施設(
宝塚市立文化
施設ベガ・ホール及び
宝塚市立文化
施設ソリオホール並びに
宝塚市立
宝塚文化創造館(
宝塚音楽学校旧校舎))の
指定管理者の
指定について
議案第173号 公の
施設(
宝塚市立勤労市民センター及び
宝塚市立末広駐車場)の
指定管理者の
指定について
(産業建設常任
委員会付託)
……………………………………………
○
北山照昭 議長 本件については、さきの産業建設常任
委員会に付託をして
審査が終わっておりますので、
委員長の
報告を求めます。
25番たぶち産業建設常任
委員会委員長。
◎25番(たぶち静子議員) 産業建設常任
委員会の
審査報告を行います。
本
委員会は、11月19日、11月25日、12月13日に
委員会を開会し、付託を受けた
議案3件を
審査しました。
その経過及び結果につきましては、お手元に配付の
委員会報告書47ページ以降に記載のとおりです。
議案について、その概要を
報告します。
まず、
議案第165
号宝塚市営住宅
管理条例の一部を改正する
条例の制定についてです。
主な質疑の内容としては、
条例改正に伴う要件拡大の周知徹底はとの問いに対し、市営住宅募集の申込書を取りに来られた方に説明を求められた場合は丁重に説明していくが、DVはデリケートな問題であり、広く周知することによる影響も考えられるため、その程度にとどめることとなるとの答弁でした。
本件については、
全員一致で可決いたしました。
議案第170号公の
施設(
宝塚市立文化
施設ベガ・ホール及び
宝塚市立文化
施設ソリオホール並びに
宝塚市立
宝塚文化創造館(
宝塚音楽学校旧校舎))の
指定管理者の
指定についてです。
主な質疑の内容として、見学会には6団体参加したが、実際の応募は文化財団だけである。何か明確な理由があったのかとの問いに対し、特に理由は聞いていない。推測になるが、
施設規模が小さいので、企業側にうまみがなかったのではないかとの答弁でした。
また、
指定管理者選定の適否の採点基準を6割以上とした根拠はとの問いに対し、選定
委員会において検討した結果、これまで、ほかの
指定管理者の選定基準において5割とする場合が多く見られたため、今回は応募が1者であったことから、少し基準を厳しく6割以上としたとの答弁でした。
本件については、
全員一致で可決いたしました。
議案第173号公の
施設(
宝塚市立勤労市民センター及び
宝塚市立末広駐車場)の
指定管理者の
指定についてです。
主な質疑の内容としては、応募資格の設定に不手際があったと説明されたが、昨年の市営住宅の
指定管理者指定の
議案での件が全く反映されていない。認識が甘いのではとの問いに対し、市営住宅の
指定管理者の
指定の際には厳しい応募条件を設定したが、結果的にはそのほうが適切だった。当初の候補者は指名停止期間は終了していたが、指名停止の原因が本業務とは関係がなく、
施設利用者の評判もよいため、最終的な可否は選定
委員会で決定するものと考えていた。結果的には適切な判断ではなかったと反省しており、今後はこういったことがないよう協議していくとの答弁でした。
また、今回
指定期間は1年間だが、その後の勤労市民センターの方向性はとの問いに対し、勤労市民センターについては、
平成26年度末で廃止し、建物は解体撤去する方針だが、この1年間をかけて
関係者と協議していきたい。跡地活用についてはいろいろな意見が出ており、この1年間の中で適切な活用を考えていく。廃止時期については利用者の意見や、近隣の公共公益
施設の利用状況等も考えながら、慎重かつ柔軟に対応していきたいとの答弁でした。
本件については、
全員一致で可決いたしました。
以上で産業建設常任
委員会報告を終わります。
○
北山照昭 議長
委員長の
報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北山照昭 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○
北山照昭 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから、
議案第165号、
議案第170号及び
議案第173号の以上3件を一括して採決します。
本件に対する
委員長の
報告は可決することが適当とするものです。
本件は
委員長の
報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北山照昭 議長 異議なしと認めます。したがって、本件は
委員長の
報告のとおり可決することに決定しました。
───── 閉 会 ─────
○
北山照昭 議長 お諮りします。
今期
定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。したがって、
会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思いますが、これに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
北山照昭 議長 異議なしと認めます。したがって、今期
定例会は本日で閉会することに決定しました。
なお、閉会に先立って、中川市長からあいさつしたいとの申し出がありますので、これを許可します。
───── 市長あいさつ ─────
○
北山照昭 議長 中川市長。
◎中川智子 市長
平成25年第4回
宝塚市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今回の定例市議会にご提案申し上げました各案件並びに第3回定例市議会から継続
審査をいただいておりました
平成24年度
一般会計及び各特別会計の決算認定につきましては、いずれも慎重なご審議をいただき、それぞれにご決定を賜りまして、まことにありがとうございました。
委員長報告で賜りましたご指摘、また本会議及び各
委員会で議員各位から賜りましたご意見、ご要望などにつきましては、今後市政の執行に当たりまして、その運営の
適正化を図ってまいりますので、なお一層の御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、本年は、私が市長就任2期目の御信任をいただき、通算5年目の年となり、決意を新たに本市が夢に向かって躍動するまちとなるよう、市政運営に取り組みました。
しかし、その矢先とも言える7月12日、市役所の放火事件がありました。
市民の皆様と行政をつなぐ重要な庁舎であり、貴重な財産でもある市役所が放火されたことは、全国的にも衝撃をもたらしました。放火現場の惨状を見る限り、命にかかわる負傷者が出なかったことは奇跡的であったと思っております。全国の自治体などからお見舞いのお便りを初め、お見舞金や応援物資を多くお寄せいただきました。改めてこの事件の重大性を認識するとともに、全国の本市に対する温かいお心遣いを、心から感謝を申し上げたいと思います。
今後は、この事件を教訓に、市民の目線に立った行政運営になるよう再点検をいたし、事件から学び取ったことを発信するとともに、今後の危機
管理に生かしていきたいと考えています。
大きな被害を受けた市庁舎の復旧工事は完了し、今月中には業務をもとの場所で再開する運びとなりました。放火事件当時から復旧工事の間を含め、本会議場、会議室などを行政運営の継続のためにお借りできたことなど、市議会議長を初め、市議会議員の皆様方の御支援、御協力に心から感謝を申し上げます。
市民の皆様には一部仮
事務所での応対となり、御不便をおかけいたしましたこと、まことに申しわけございませんでした。心機一転、市職員一同頑張ってまいります。
一方、東日本大震災の被災地支援ですが、先日、大槌町、大船渡市、南三陸町、女川町に出向きました。現状の把握と本市からの派遣職員の激励をしてまいりました。
被災地の復興の槌音は感じましたが、これからが正念場だとの印象を受けました。今後とも、粘り強い支援を続けていく決意を固めるとともに、平時から人と人とのきずなを培っておく重要性を思いました。引き続き、命を大切にする支え合いのまちの実現に向けた取り組みを着実に進めていく決意です。
さて、来年は、
宝塚歌劇100周年、市制60周年、手塚治虫記念館20周年のトリプル周年を迎えます。市民の皆様、市議会議員の皆様とともに記念すべき周年にふさわしい
事業を展開してまいりたいと存じます。
宝塚が新たな飛躍を遂げる年となるように、精いっぱい市政運営に取り組んでまいります。
最後になりましたが、議員各位におかれましては、本年の市政運営に多大な御尽力と御協力を賜りまして、心から感謝を申し上げます。新しい年のますますの皆様方の御発展と御多幸を祈念いたしまして、閉会のごあいさつといたします。
また、報道機関の皆様方には、この1年間格段の御協力をいただきましたことを、この場をおかりして心から厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
○
北山照昭 議長 以上で、
平成25年第4回
宝塚市議会定例会を閉会いたします。
── 閉 会 午前10時14分 ──
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
宝塚市議会議長 北 山 照 昭
宝塚市議会副議長 坂 下 賢 治
宝塚市議会議員 藤 本 誠
宝塚市議会議員 冨 川
晃太郎...