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平成28年建設水道委員会( 9月 7日)

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  1. 赤穂市議会 2016-09-07
    平成28年建設水道委員会( 9月 7日)


    取得元: 赤穂市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    平成28年建設水道委員会( 9月 7日)                 建 設 水 道 委 員 会 1.日  時                      開会 午前 9時29分            平成28年9月7日(水)                             閉会 午前10時54分 2.場  所   第1委員会室 3.出席者     委員長 藤 本 敏 弘         木 下   守          有 田 光 一         小 路 克 洋          田 端 智 孝 4.欠席者     副委員長 奥 藤 隆 裕 5.地方自治法第105条の規定による出席者
      議 長   家入 時治   (副議長  藤友 俊男) 6.傍聴議員    土 遠 孝 昌   小 林 篤 二   山 田 昌 弘    釣   昭 彦   前 川 弘 文   竹 内 友 江    重 松 英 二   川 本 孝 明   瓢   敏 雄    永 安   弘 7.理事者   別紙のとおり 8.事務局   事務局長  作 本 正 登   書  記  柳 生   信                         笠 原 智 子 9.新聞等   な し 10.傍聴者   な し    (理事者)    市長                    明 石 元 秀    副市長                   児 嶋 佳 文   (建設経済部)    建設経済部長                古 津 和 也    地域活性化推進担当部長           永 石 一 彦    建設課長                  大 黒 武 憲    維持補修地籍担当課長           坂 本 良 広    都市整備課長                小 川 尚 生    建築担当課長                澗 口 彰 利    区画整理課長                山 田 裕 之    産業観光課長                末 井 善 生    農林水産担当課長併せ農業委員会事務局長   柳 生 隆 弘    建設課管理係長               宮 下 裕 章    区画整理課区画整理係長           有 吉   央    産業観光課観光係長             笠 原 裕 之    産業観光課農林水産係長           近 藤 雅 之  請願の審査   (理事者)    市長                    明 石 元 秀    副市長                   児 嶋 佳 文   (建設経済部)    地域活性化推進担当部長           永 石 一 彦    産業観光課長                末 井 善 生    農林水産担当課長併せ農業委員会事務局長   柳 生 隆 弘    産業観光課農林水産係長           近 藤 雅 之                  建設水道委員会            平成28年9月7日            午前9時29分開会 ○藤本委員長  おはようございます。少々時間が早いんですけど、皆さんお揃いなので、ただいまから建設水道委員会を開催いたします。  まず初めに、奥藤隆裕委員長病気療養のため、欠席の届出がありますので御報告いたします。  先日の本会議におきまして、建設水道委員会に付託されました議案につきまして、審査を煩わせたいと思います。  それでは建設経済部農業委員会関係に入ります。  第75号議案 平成28年度赤穂市一般会計補正予算関係部分、歳出7款商工費予算書補の16・17ページ及び8款土木費予算書補の16ないし19ページについて、御質疑ございませんか。  小路委員。 ○小路委員  まず、17ページ観光アクションプログラム推進事業についてお伺いしたいんですけども、これは、本会議の中でも説明があったんですけれども、9月24日から放映されるドラマについての宣伝費ということだったんですけれども、もう一回詳しくそれを改めてお願いします。事業内容。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  まず、需用費につきましてですが、本会議でも御説明させていただきましたとおりでございますが、PRグッズ作成経費でございます。これについては、NHK担当者とも現在交渉中ではございますが、グッズの制作を考えております。PRに使うものでございます。  あと委託料についてですが、NHK番組情報誌、毎週発刊されているものがございます。御参考にこういったものでございます。ステラということで、はい。これにつきまして、このドラマのPRのページを割くということで、それに対応して赤穂市のPRのページ作成委託をいたします。その経費と特別編集版ということで、8ページの構成になるんですが、その8ページをそのまま抜き刷り印刷をしていただいて、それの小冊子を特別編集版ということで作成を委託するものでございます。それを観光キャンペーンとか、さまざまなところでPRに使いたいと思っております。  それとウエスト神姫に協力いただきながら、路線バスですね、それのラッピングのほうをお願いしたいと。これについても、NHKにおかれましても、現時点では、検討していただいてるところなんです。効果とかそういったものも検証する必要があるということでございます。市民にできる限り、まずはPRをしていきたいと、周知を図っていきたいということでございます。  負担金補助につきましては、10月末に港区の新橋のSL広場で開催される物産展に急遽出店を考えております。そのときにもドラマのPRをしていきたいということで、上程させていただいてるものでございます。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  るる説明いただいたんですけれども、私何が言いたいか言いましたら、結果、これ放送されるのもあらかじめわかってたし、きのうの議員の質問にもあったんですけど、市独自としての取り組みいうのが僕はちょっと欠けてるんと違うかなと思うんです。というのは、NHKとか全部丸投げしてそこで宣伝していただくいうことで、市自体を挙げて次の大河ドラマとかにつなげるんでしたら、やっぱり市挙げて、市のそういった熱意いうんですか、その取り組みいうのをもっともっとPRする、それこそ市自体がPRすることが必要ではないかなと思うんですけど、その点についてはどうでしょうか。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  NHKの御担当の方とかとも直接お会いして、お話をさせていただいてます。例えばですね、委員さんおっしゃってのとおり、のぼりとかポスターなんかも例えば、データを提供いただければ、こちらで印刷をかけてどんどんPRをさせていただきたいというふうなお話も伺ったんですけども、NHKの規則といいますか、そういうことは大変ありがたいんですけども、便宜供与に当たるということで、例えば洩れておりましたけどもポスター制作もございますが、それについてもデータをいただければ、どんどん印刷かけますよというふうなお話もさせていただいたんですが、8分の1のルールというのがどうもあるらしくて、大河のポスターなんかもそうなんですけども、下8分の1のスペースに自治体なりのPR記事を載せないとポスターがつくれないんですということでございます。ですからできる限り、委員さんおっしゃってのとおり、PRをしていきたいところなんですが、NHKのそういった難しい部分もございまして、実現がかなわない部分もございますが、できる限り、まずは市の広報、ホームページでも当然周知をさせていただきますが、できる限りのPRをしていきたいと考えております。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  わかるんです、そんなルールがあって宣伝するにも制限がかかるということはわかるんですけれど、ただ、私も質問なんかでも言うてます、時たま触れるんですけどね、今忠臣蔵いうのを中心にいろいろ今回のドラマなんかはありがたいことなんですけれども、その忠臣蔵を知ってる世代いうのが我々視察に行っても、ほとんど播州赤穂なんかどこにあるのいうのをよく聞くことから考えたらね、やっぱり若い世代の中では忘れられる存在になってるんですね。ですから今こう棚からぼたもちやないんですけど、そういったNHKがやってくれるいうのに乗ることばっかりもいいんですけれども、常日頃から、私が言いたいのは結果的にはこういうことを捉えての宣伝ではなく、やっぱりルールがあって、今回のドラマはできんのでしたら、次の大河ドラマにつなげるようなPRの仕方とかいうのが同じお金をかけるんでしたら有意義ではないか。こうかけても今言ったような8分の1ルールがあって、それ以上はできないいうことになったら、もっと有意義な方法があるんじゃないかと思うんですけど、その点についてはどうでしょうか。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  委員さんおっしゃってのとおりでございます。今回のドラマにかかわらず、やはり若い世代に対しましても、忠臣蔵をPRしていただく必要がございます。今回のドラマにつきましても、できる限りそういった形でPRをしていきまして周知をしたいところでございますが、今年度、別事業ではございますが、素・流・人(ソルト)プロモーション事業観光アプリの開発なり、PRビデオの開発も行う予定でございます。そういったことも当然活用いたしまして、あらゆる世代に忠臣蔵を知っていただくという活動を今後も行っていきたいと思います。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  確かに、忠臣蔵を中心に売るのも大事なんですけど、僕はまあ観光、例えば福祉にしてもいろんなことにしても、観光につなぐ、義士のまちの赤穂でこういうことをやってるいうことをいうのも一つのPRにつながりますからね、常日頃からやっぱりそういうことに心がけた観光の発想いうのをもっていただきたいなと思います。  次の質問にいきますけど、この前も本会議で、また繰り返しになるんですけど、質疑があったんですけれど、備前福河駅のトイレの問題なんですけどね、質疑の中で図面を前提に議員が質問されておりましたわね。どこにその図面あるんですか。そういう図面があるんでしたら、こういう議案が出てきたら参考資料としてつけるべきじゃないのでしょうか。あるんでしたらその図面出してください。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  予算額を見積もるに際しまして、工事設計はお願いしております。他のトイレと同じようなものということで考えております。図面につきましては、予算要求に当たり、以前に建設した天和の児童遊園地トイレをあくまでも参考に活用させていただいております。正式なものにつきましては、今後場所の問題もございます。そういったことは、JRと正式に協議をしていく必要もございます。あと地元との協議、時間がございませんでしたので、確定しておりません。ですから正式な図面につきましては、今後設計をしていただくという形でございますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  まああの、ほかの公園のトイレを参考にして、聞かれた議員に見せた言うんですけどね、これは議会サイドでもあるんですけど、やっぱりそういうようなことできちっと議会にも示してないような、こういう議案としてですよ、見せてそういうような事前審議すること自体が果たして正当なルールなんかなと思うんですけどね。それがないんでしたら初めから誰に対しても見せるべきではないと思うんですけど、それはどうでしょう。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  図面につきましては、私も直接確認をしておりませんが、どなたに御覧いただいたのかというのは、直接には確認はしておらないのですが、あくまでも参考ということで、正式な図面ではございませんでしたので、参考資料としては添付ができなかったということでございます。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  あのね、誰が見せたかわからへん、そこらの何いうんですか、話をしとんと違うんです。本会議の場で議員が図面を見て質疑をしとんですよ。誰が見せたかちゃんとはっきりしてください。で、どの図面か見せてください。 ○藤本委員長  澗口建築担当課長。 ○澗口建築担当課長  今回の便所につきましては、産業観光課からうちへ見積依頼という形で依頼がありまして、期間もなかったことがございますので、予算要求設計金額を算出するに当たりまして、天和児童遊園地程度トイレで、五百何十万の予算がかかりますということで、予算要求をさせていただいております。それにつきましては、当然予算要求資料という形で、天和のトイレの図面を予算資料として添付してございます。それを財政課に出してございます。本会議の話がございまして、財政課に確認しましたけれども、図面は出していないということなので、どういう形状なのかということは聞かれたという話の中で、一般的な三角屋根トイレだということを伝えたということを財政課のほうで聞いてございます。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  あのね、そこらをきちっとしていただきたいんですけどね。まあ議員自体がわからんのがおかしいんですけど、やっぱり事前審査いうのはあかんのです、やっぱし。ここできちっと議案が出てる以上、その場できちっと審議されるべきであると私は確信してるんですけどね。そこらについて、やっぱりそういうことを議員が言うた場合、副市長、きちっと職員にも徹底するようにしてもらえますか、どうですか。 ○藤本委員長  副市長。 ○児嶋副市長  今委員、御指摘ありましたように、議会の議案審議ルールございますので、職員にも徹底してまいります。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  言われたようにイメージとして、言うたいうことで、僕は質疑から見たら、見て言ったんかないうことで誤解してたら、それは訂正しますけどね。  次に、管理ですか、についてのあれがも一つ定かではなかったですね、あの本会議のところで。これから自治会と協議するいう話でしたんですけれど、やっぱりああいうことも本会議の場でも出ましたんですけど、やっぱりきちっとそこらを調整した上で、500万の予算をかけて、それをつくるということが筋やと思うしね、自治会に頼んで、だめだ言われたらどうするんですか。市が直営でやる言うたんかな。どうでしょう。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  管理につきましては、できる限り地元でお願いしたいという依頼のほうはさせていただいてるところですが、正式にはまだ決定をしておりません。何分、時間がない部分がございますので。ただ、委員さんおっしゃられましたように、極力地元にお願いしたいとは思っておりますが、地元がどうしてもできないということになれば、対応のほうは施設の管理者である市がせざるを得ないとは思っております。
    藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  同じく、福浦の駅のトイレの件なんですけどね、大体本会議で出尽くしたのであれなんですけど、その中でですね、トイレ、大1、小1というような答弁やってね、それで質問の中で、障がい者の方はどうするんですかということで、障がい者も対応できるようなトイレにしたいというような答弁あったんですけど。結局最初に、こういうのをつくるのは、障がい者用1つ、大1つ、小1つというようなきちっとした構想をもって議案にかけてこないと、その質問の中でうやむやうやむやいうて、その身障者についても対応できるようなトイレにしたいというような答えでしたわね。そうじゃなくて、もっと初めからこれとこれとこれは、こうするんだというようなそっちの事務局のほうできちんとした規模のベースをもって、事に当たらないと一つも審議しようがないわけなんですよね。だからもう一遍確認しますけど、ほんまに大1、小1でいくんですか、トイレそのものとしては。僕、今日朝見てきたんですけども、中広のうぐいす公園は、コンパクトに身障者用の1つ、大1つ、小1つ、物置とつくってますので、これはコンパクトでええなあと、今日の朝もトイレ見てきたんですけども、どういう構想でトイレをつくる考えしてるんですか。構造で。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  現時点の設計上は、部長が申し上げましたとおりでございます。ただ、地元の方々と細かな協議というのができておらない状態でございます。基本的には、大1、小1、手洗い場ということでございますが、予算が500万円ということで、今後そのあたりも含めて、綿密に協議を行いまして、地元の希望なりも当然ございますので、そのあたりも含めて詳細を決定していきたいと考えております。 ○藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  地元の希望なりじゃなしに、そういうような施設をつくるんならば、今バリアフリー全部考えなあかん時代ですよ。ですから初めから500万だったら500万の中で、大1、身障者用1、小1というようなのはできないのですか。予算500万もとっとって、大1、小1いうて、そんなもん高過ぎるん違うんですか。僕素人からみたらね、その辺はちゃんと自分たちがこれからトイレつくっていくんだったら、やっぱり絶対バリアフリー入れなあかんのですよ。オストメイトの取り替え用のもきちんと。そういったことをきちんと考えて物事に当たらんと、その辺ちゃんと基本的に検討したんですか、担当部署で。どうですか、部長。 ○藤本委員長  永石地域活性化推進担当部長。 ○永石地域活性化推進担当部長  このたびのトイレの形状につきましては、本会議で申し上げたように、大便器小便器それから手洗いということを申し上げました。その中で大便器については、洋式トイレというふうに考えてまして、それを障がい者の方というか、その車いすが通れるとか、通れないとかという課題は、これから設計の中では協議していかなければならないと思ってますけれども、そういった形で洋風便器小便器というか、男子用トイレというところの組み合わせというのを予算の中で協議を設計の中で建築のほうとも協議していきたいというふうに思っておりますので、できるだけ誰でもが使いやすいトイレにしたいという意味で言ったのでございまして、例えばオストメイトとか、そのあたりはかなり予算がかかりまして難しいかと思います。ただ、今までくみ取りの便所でしたので、それを洋式に変えることでより使いやすいトイレになるのではないかと思っております。 ○藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  要はね、予算を先決めるんじゃなしに、基本的にこれとこれとこれをつくって、建物こういうにして、予算が500万だったら500万になりました。そういうふうに提案してこんと、500万提案してきて、その中で我々が言うたやつを検討していく、こんなやり方ないでしょ、物事進めるのに。自分たちで先にきちんとした構想をもって、それで金を見積もって、それで補正予算とってきて、議会にぶつけてこんと、議会がその予算でこうせい、ああせい、それは金があったらします、こんなやり方ないでしょう、物事進めるのに。自分とこの家建てるのでも、これとこれとこれをして、融資これだけ受けて、貯金何ぼ出して、こうするんやと決めるでしょ。そういうことせんとあかんと思うんですが、もう一遍初めから、そういうことを検討してやったのですか。どうですか。 ○藤本委員長  永石地域活性化推進担当部長。 ○永石地域活性化推進担当部長  だから最初は、そういう障がい者の人も使いやすいようなトイレにしようということの前提で、大便器を洋風にするのが1つと、それから男子用トイレもあったらええかということで一つある。で、手洗いがあるという構想でいって、議員さんの御質問等がありましたので、できるだけ障がい者の方とか、誰でも使いやすいトイレにしようということのデザインは、今後検討したいということで、まあきちっとしたそういうようなものをつくりたいというのはありましたので、その中でできる限り予算内で今後、設計をお願いしたいというふうに思っております。 ○藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  そしたら結局、障がい者用と車いすも兼ねて大便器を一つつくるというような考えを持たれたのですか。本会議から今日まで日が何日かあるんですよ。今日の委員会でその辺の大体構想をできるようなものをもってこんことには、これから考えるんです、これから考えるんです、この後委員会あらへんで、12月まで。12月までに着工するんでしょ。できたら。なら、我々何も指摘することがあらへん、要望するとこがね。それでもう一遍確認しますけども、障がい者用、車いすも兼ねた大便器にするんですか。多分、それはできると思うんですよ。それから小便器1カ所、その2カ所にするんですか。 ○藤本委員長  永石地域活性化推進担当部長。 ○永石地域活性化推進担当部長  どの便器にするのが一番いいのかというのも、できるだけ先ほど私が申し上げたように、予算の範囲内で洋式便器を基準に考えて、車いすができるかどうか、その幅とかとれるかどうかわかりませんけども、それを今後、建築のほうと協議してまいります。 ○藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  初めからトイレをつくるんでしょう。建物も初めからつくるんでしょう、ね。そしたらそういうものが入れるように設計したらよろしいがな。建物が今ある既存の建物の中で、それを活用してどうするじゃなしに、初めからトイレをつくるために建物をつくるんでしょう、建屋を。それらが入るような建屋にしたらええんですよ、ね。この500万足らなんだら、12月議会で、また補正出してったらええんですよ。要るんですから。初めから、で、すぐ考えますいうて、建物つくるのは初めからその中にきちんと納まるようなこと考えて出してこなあかんです。その辺どうですか。 ○藤本委員長  永石地域活性化推進担当部長。 ○永石地域活性化推進担当部長  それは、今現在のところ、予算の範囲内でそういう車いすができるトイレができるかどうかを今後検討してまいります。 ○藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  予算の範囲内違う。今初めからそういうこと決めて、予算取りして、補正予算に挙げてきなさいよ言うとんや。な。ほな、おおよそのものを考えて500万でできるんですよ、そういうの違うやろ、ものをつくるのに。初めからこれとこれとこれで建物こういうふうにして、だから500万要るんです、いうて補正予算挙げてこんことには。ほな、今度議員の質問の中で、予算の範囲内でそういうように変更します、変更します。こんな審議何もならないと思います。 ○藤本委員長  永石地域活性化推進担当部長。 ○永石地域活性化推進担当部長  だから最初の構想は、その洋風便器小便器手洗いというようなことなので、それをベース車いすが通れるかどうかわかりませんけども、使いやすいトイレにしたいということでお願いしたいと思います。 ○藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  もう言うてもあれなんで。要望として、車いすも対応できるような大便器にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○藤本委員長  有田委員。 ○有田委員  幾らか関連した質問で。さっきのトイレの問題については、さらのところへつくるんやで、やっぱりそれなりの構想があって持ってきておる、しかるべきべきやろ、それに余分にしてくれたらいいんやろと思うんやけどね。  次に、観光アクションプログラムの中で、小路委員が言われた物産展の件について、東京の港区で物産展を開くと。具体的にどういうようなものなんですか。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  10月27日木曜日、28日金曜日に、今年度は開催されるものでございます。JRの新橋駅前のSL広場が会場になってございます。数年前にも一度、出店のほうはした経緯はございますが、今年度、忠臣蔵サミットで港区さんにお世話になった関係もございまして、ぜひ参加いただけたらというお話もございまして出店するものでございます。昨年度の実績、参加都市が約35都市、地方都市の物産品の販売や観光PRということでございます。昨年実績ですが、来場者につきましては、2日間で7万2,000人ということで、大変にぎわっているということで、PR効果は相当あると思いますので、積極的なPRに努めたいと思っております。 ○藤本委員長  有田委員。 ○有田委員  そのブースいうのは、かなり大きなものですが、赤穂市の物産だけなんですか。それとも、関連したような例えば姉妹都市、そんなものも出されるいうような。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  北海道から鹿児島まで全国の交流物産展ということで、港区さんとつながりがある自治体さんに主には声をかけられてると思いますが、忠臣蔵のゆかりの自治体にもお声かけをされております。 ○藤本委員長  有田委員。 ○有田委員  次に、18・19ページの中で、公園管理費の都市公園整備事業、これに関しての需用費290万。追加になっておるんですが、これは追加になって640万5,000円になって、事業そのものはどういうような事業をやられるのか。その説明では、何かこう、浜田第2公園の屋根の葺き替えと、そういうようなことが説明があったんですが、全体の事業としてはどうか。 ○藤本委員長  小川都市整備課長。 ○小川都市整備課長  今回の都市公園の修繕料の関係でございますけれども、当初予算の段階では施設の老朽等であるとか、地元からの要望に基づきまして、所要額を積み上げて予算計上しているものでございます。ただ、本年度につきましては、当初予算に計上しておりませんでした城南緑地の施設、テニスコートのフェンスであるとか、野球場のファールポールが緊急に修繕をすることが必要になりましたので、予算のほとんどを執行したような状況でございます。ですので、浜田第2公園は、元の予算に計上しておりましたが、こういうものも含めまして現時点で、今後必要になる修繕料、これを事前修正して積み上げたところ、今回の補正が必要になったというところでございます。 ○藤本委員長  有田委員。 ○有田委員  僕は不思議に思うのは、初めからするいうことになっとって、それが大方倍ほどかかると、当初からぼんとわかってなかったんかないう感じがするんですが、どうなんでしょうか、それ。 ○藤本委員長  小川都市整備課長。 ○小川都市整備課長  緊急に修繕が必要になったものがありましたので、そちらのほうに緊急に修繕料をまわさせていただいたという実態がございますので、今回補正をさせていただいたというところでございます。 ○藤本委員長  有田委員。 ○有田委員  できればこういうようなことは、やっぱりわかっとんやったら、当初からぼんと挙げといてもろたほうが、何で補正が大方倍ほど出てくるんかなというのがちょっと不思議に思うたもんですから。これからなるべくそんな一つのものに対しては、大体予算通り、先ほどのトイレの件もそうなんですが、やっぱり予算の中できちっと執行してもらういうのがわかりやすいんかなあと僕ら思うんです。これからよろしくお願いします。 ○藤本委員長  木下委員。 ○木下委員  先ほど出ましたトイレの件ですけれども、16・17ページの現地ではもう更地になって、結構、駅の確認ですけど、西側ですかね、それでいいかと思うんですけど。結構広い場所だなと思いました。そこの借地、借りるような形になるかと思うんですけども、その点はどうでしょうか。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  正式なJRとの協議というのは、今後してまいりますが、お会いいたしまして、その土地につきましてはJRの敷地でございますので、今後無償でお借りできるような形で、正式な協議をさせていただく予定でございます。 ○藤本委員長  木下委員。 ○木下委員  それは可能性として高いのか。例えば天和駅も同じような形で無償になっているのか、その辺どうですか。 ○藤本委員長  末井産業観光課長。 ○末井産業観光課長  現時点のお話では、その辺は十分に考慮させていただくというお返事をいただいておりますので、可能性は高いと考えています。 ○藤本委員長  木下委員。 ○木下委員  じゃあ、わかりました。  次いきまして、18・19ページの都市景観形成助成事業ですか、これ上仮屋の土塀の修繕ということでお伺いしたんですけども、確か歩道がしばらくちょっと通行困難な状態になっていた所かと思うんですが、ああいった土塀の修理、個人の持ち物であり、指定されたものでありということで、非常に手続とか大変かと思うんですが、交通量が非常に多い所なので、長い期間、結構かかってたと思うんですけど、手続上はやっぱり相当時間かかるんですか。例えば、住んでおられるか、持ち主の方の設計上の了解とか、そういった点ですね。そういった点、まずお聞きします。 ○藤本委員長  小川都市整備課長。 ○小川都市整備課長  今回計上させていただきました都市景観形成助成事業につきましては、委員おっしゃるとおり上仮屋北の住宅の塀の改修に伴う助成金を支出するものでございます。時間が確かにかかっておりました。6月8日に土塀が傾いてるというふうな通報がございまして、その後、倒れてくると歩道が危ないということで、しばらくその間、歩道については迂回をするような措置を建設課のほうで採っていただいたというようなことでございます。時間がかかっておりますのは、本人さんは、まだ家におられないような状況で、その話の交渉につきましては、その息子さんと話を進めておる状況でございまして、そういう事情がございまして、時間が若干かかっておるというふうな状況でございます。 ○藤本委員長  木下委員。 ○木下委員  住んでられないんで非常に大変な面あるかと思うんですが、あの場所で、急にああいうことになると、非常に市民の方も通行に大変なので、そういった今回の土塀の改善ですね、また繰り返しがあってはいけない、当然そうなんですけど、補強的に強度がさらに増すように何か検討されたのか、どうなのですか。 ○藤本委員長  小川都市整備課長。 ○小川都市整備課長  所有者の息子さんと話をしておる中では、今後そういうふうな事態にならないような設計はされておるということには聞いてございますが、都市景観形成助成事業の目的が、建築物、それに伴う工作物が価値がある物を指定しておるものでございますので、その風情、そこら辺を復元していただかなあかへんので、そういうところに関する助成ということになっております。ですので、今後継続して管理していただくためには、必要な補強はされるものというふうに考えております。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  あと1点お伺いしたいのですけれども、18・19ページの耐震改修促進事業で、説明では希望者の増加によるということだったんですけれども、当初どの位予定していて、それでさらに希望者があって、61万8,000円ですか、いうことを計上されているんですけれども、これで今あと希望される方、どの位を予定した金額なのか、お聞かせください。 ○藤本委員長  澗口建築担当課長。 ○澗口建築担当課長  当初予算で20件を予定してございまして、9月1日現在で14件の申請が出てございます。この件数、昨年が7件ということで、現時点でも昨年以上上回っているということで、熊本地震の関係、それから福祉のまちづくり条例の福祉のほうの住宅改造工事に耐震診断が要件として付加されたというような状況から件数が増えてございまして、当初の20件にプラス20件分を今回予算要求させていただいております。 ○藤本委員長  小路委員。 ○小路委員  20件プラスすることで、概ね希望者の希望に沿えるという形で理解していいんでしょうか。 ○藤本委員長  澗口建築担当課長。 ○澗口建築担当課長  いけると考えてございます。 ○藤本委員長  次、歳入に入ります。歳入14款2項4目土木費国庫補助金、予算書補の8・9ページないし、20款5項4目3節雑入のうち耐震改修促進事業負担金、予算書補の10・11ページについて、御質疑ございませんか。(なし)  ないようでしたら、歳入、歳出全般について、御質疑ございませんか。(なし)  ないようですので、建設経済部農業委員会関係を終わります。  委員会を暫時休憩いたします。           (午前10時08分)                  (協 議 会) ○藤本委員長  委員会を再開いたします。           (午前10時21分)  以上で、当委員会に付託されました議案の審査は全て終了いたしました。  ただいまから、表決に入ります。  第75号議案 平成28年度赤穂市一般会計補正予算関係部分について採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。(異議なし)  御異議なしと認め、よって第75号議案は、原案のとおり可決されました。  委員会を暫時休憩いたします。           (午前10時22分)                  (休   憩) ○藤本委員長  委員会を再開いたします。           (午前10時23分)  10時35分まで休憩いたします。           (午前10時23分)                  (休   憩) ○藤本委員長  委員会を再開いたします。           (午前10時35分)  ただいまから、請願の審査に入るわけですが、審査に入る前に、昨日になりますが、請願提出者からの希望により、私と本請願に対する意見交換を実施いたしております。
     この件につきましては、平成24年度の議会活性化に関する協議結果により、議会運営に関する申し合わせ事項にも規定がされております。つきましては、請願提出者からの意見について、要点を整理し、当委員会に御報告いたしますので、こうした請願者の願意を含んだ上で審査に入りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  請願提出者からの願意を要約して申し上げますと、TPP協定文における「食の安全」を脅かす問題点として、次の3点の指摘がございました。  1つ目として、未承認遺伝子組換え食品の微量混入への指摘。  2つ目として、輸入食品の検査件数・項目を減らすことにより、「安全基準」を下げて、早く市場に流通させることへの指摘。  3つ目として、衛生植物検疫処置はWTO協定に準拠、また、動物飼育への成長ホルモンの使用許可への指摘など、今の日本の「食の安全基準」よりもハードルが低くなり、私たちの市民生活が脅かされるとのことでございます。  こうした請願提出者からの願意もお含みいただきまして、ただいまから請願の審査に入ります。  委員会を暫時休憩いたします。           (午前10時37分)                  (休   憩) ○藤本委員長  委員会を再開いたします。           (午前10時37分)  請願第2号、「TPP協定国会批准に反対する意見書を衆議院及び参議院に提出することを求める請願」について、御意見はございませんか。  有田委員。 ○有田委員  請願を意見書として提出することに、僕は反対。この請願は出さなくていいという考えの採択、立場で話させてください。先ほど、「食の安全」について3件ほど話してくれたんですが、これについても農業分野についていろいろ書かれて意見書として出してほしいということを言われておるんですが、この前の本会議でも議員の中からこのTPPいうのは農業分野だけですかというふうな意見があったかと思うんです。そのときに、どうもこれは学校給食にも関係あるんやいうような話で、ほかの分野のことに触れなかったいうのは、TPPの交渉いうのは金融とか医療とか、製造部門なんかについてもTPP関係してるんやね、ずっと。その農業いうのは1分野である。そのTPPの流れからいうと、2006年ぐらいに4カ国で始めやられたと。それから2010年にアメリカも参加して8カ国になったと。日本は最後に、2013年の平成25年から協議に参加するいうことで。この前も一回、赤穂市議会で出されたのは、2011年の6月議会で出されたことなんです。藤本議長のときに一回出したことがある。当時は、そういうようなことで農業が非常に壊滅的な状態になるん違うかなということで、全国的に都道府県の中で42都道府県ぐらい出したん違うんかなという記憶があるんですけどね。そういうような流れの中で、2013年の7月から日本もTPPの交渉に参加をしたと。そして、2年後の2015年の10月、去年の10月に大筋で合意したいうことで、ことしの2月ですか、ニュージーランドで調印したという流れがある。その中で、農産物だけを捉えて言われてるんですが、これについては僕はマイナスも確かにあるんかなという考え方があるんですが、一方では貿易の自由化によって、自動車産業なんかも輸出が増えることも考えられるし、電気とか機械とかいうのは海外で生産するとかいうことになってくる。そうすると、貿易が活発させるというのは、運輸とか、それから流通とか、商社なんかにも好影響が及ばされるんではないかな。雇用も増えるんではないかなという感じがするわけです。そういうことからすれば、必ずしも日本全体からいえばマイナスにならへん。ほとんどの数字から言えば、ほとんどプラスの数字がほとんどですわ。物差しのあり方によって、多少見方が違うんかな思うけど、そのほとんどがプラス。日本のためにやるんと違うかいうようなことも、アメリカあたりやったらいうのもあって、むしろアメリカあたりやったら、今の政権のうちに何とかやりたいと。政権が変わったら、クリントンになったりとか、そうなってくると反対するん違うかなという声があるぐらい、日本の場合は、反対する理由があらへん。それから合意したときの大筋の合意が、12カ国のうち、半分の6カ国が参加するいうことと、GDPの3,100兆円ぐらいあるんだけれども、85%が賛成せんと、これは発効しないと。日本はそのうちの18%ぐらい、560兆ほどGDPあるんです。日本が抜けたら、それ成立しないわけです。無論、アメリカが抜けたら全く成立しない。日本とアメリカがいて、4カ国がたって85%になってやっと成立する。その中で、日本はそこから抜けるいうことになると、国際的な信用もなくなってしまうんと違うんかなというおそれがある。僕は、だからそういうような形になると、やっぱり日本の信用もなくなるし、国際的な立場も考えると、どうしてもTPPの衆議院とか参議院に提出するいうことについては反対。 ○藤本委員長  田端委員。 ○田端委員  やっぱりそれぞれ意見言わないかんのやね。まあまあ反対の立場で意見を言わせていただきますと、TPP環太平洋戦略的経済連携協定につきましては、要は、関税をなくして貿易の自由化を大前提にしてるわけですね。その話の中で何ぼほどそういうものがあるんかいうたら、大体30種ほどあるらしいね、そのTPPでいろいろ、今有田委員が言われますけど、ずーっと検討しよんのが。その中に農業分野のそういうのもあるらしいですけど。これはTPP、結局自由貿易化になりますと、それぞれの国でより経済の効果が大きくもたらされるという利点が物すごいあるわけなんですよね。その中で、農業関係の「食の安全」をとらまえて、1点だけでもって全体の経済発展のためのものをやめるというのはいかがなものかと思うんです。ただ、そういった中でおいて、「食の安全」の部門だけ国のほうに、TPP結ぶのにおいて、「食の安全」もっと日本人がほんまに「食の安全」で、もっともっと真剣に取り組んでくださいよいう請願なら、どうかなと思うんですけれども、ただ、30品目ある中で「食の安全」だけとらまえて、経済全体に大きな影響をもたらすTPP全部を廃止せよというのはちょっと問題がある請願やなと思うて反対するわけです。その中で、日経新聞が8月23日から8月24日にかけて経済教室いうものをずーっと連載してたわけなんですけども、その中で見てみますと、8月24日の経済教室の中で、学習院大学教授の伊藤先生においては、つまり自由化を進める交渉するいうことは大切だと、TPPそのものは、重要なだけでなく、それにより農業改革などが進み、さらにはということで、農業改革もTPPすることで進んでいくということも、そういった経済専門の先生もうたわれておりますので、これについては、農業だけとらまえて、TPPやめいうのは、いささか問題かなと思いますので、反対をさせていただきます。 ○藤本委員長  木下委員。 ○木下委員  私も、今回、請願には反対ということで述べさせていただきます。先ほども、各委員からも御意見が出ましたけども、攻めの農業というか、そういう今回の食糧自給率のカロリーベースでも書かれてますけど、非常に低いなとは思います。でも、実際やはり日本の農業は、やっぱり信頼されてる、衛生面だけじゃなしに品質いうのが非常に期待されてるので、かえって輸出を1兆円というようなことも声をお聞きしてますし、12カ国の中でたくさん確かに農業関係の製品は輸入してるんですけれども、攻めの農業という視点からでは、TPPも重要な日本の農業も大きく世界に伸びていくためには必要かという視点で、一つはそれがあります。  また、これは一部のその農業だけではなしに、先ほど言われた医療とか製造関係やたくさんの部分があるので、全般からしてとらえていくと、大きなシェアがありますので、それを目をつぶってというか、それをやっぱりきちんと日本も取りに行くいうんですか、やはり日本の産業の振興には必要であると思いますので、反対です。以上です。 ○藤本委員長  ありがとうございます。  小路委員、お願いします。 ○小路委員  私も皆さんの意見と同じなんですけど、先ほど有田委員も言われたように、もう既に調印もされておりますし、またその関連法案も次の臨時国会にも提出されるということでありますので、こういう請願を出しても、今現実にも進んでおりますし、やっぱり私も国益にとってもこれはいいことだと思っておりますので、この請願には反対で不採択にしていただきたいと思います。 ○藤本委員長  ありがとうございます。  委員の皆さん、委員外議員から手が上がりましたけど、どういたしましょう。よろしいですか。  どうぞ、小林議員。 ○小林議員  まず、紹介議員になっておりますが、番外から発言させていただきます。今委員さん方の皆さんの御意見をお伺いし、反対の意向であるということであります。私は紹介議員としても、ぜひ賛成のお話をしたいと思っておりまして、特に一つは、2012年の当時、こういったポスターが貼られました。これ、衆議院選挙のときです。いわゆる自民党さんなんですが、「うそつかない、TPP断固反対、ぶれない。TPP交渉に絶対反対」といった内容でありました。そして、この当議会も平成23年の6月議会で、有田委員委員長のとき、この意見書の提出について提案議員を代表して、趣旨説明をされておられます。その中身をみると、先ほどおっしゃった農業だけじゃなくてという話もありますが、農業の分野について、特に関税が撤廃されれば、日本農業と地域経済、国民に与える影響が極めて甚大であり、国民の圧倒的多数が願っている食糧自給率とTPP交渉への参加は両立しないということをおっしゃって、このTPPに参加しないことの意見書を提案されておられます。そして、これが賛成多数によって可決されたという経過をたどります。そういった意味で、今農業分野だけが今回の請願の趣旨になっているということでおっしゃっておられますが、この農業分野は第一義的にやはり守らなければならない部分が、関税撤廃あるいは食品の問題として、衛生上の問題として基準が下げられてひどいことになってくるということが、まさに数字的にも出てきてるわけです。先ほどおっしゃった他分野の金融等々も含めた中で見ると、相当プラスの面が出るんじゃないかとおっしゃいました。この点については、政府と同様の計算方法で、いわゆるGDPの状態を調べた学者がおられます。東京大学の鈴木教授なんですが、この方の見方によれば、いわゆるGDPの押上げは5,000億と増えるけども、一方で農林水産物の生産額の減少によって、1兆5,594億円が減少する。また、雇用の面でも、かなり影響が出てくると。農林水産部分で63万4,000人の雇用の減、そして全産業になると73万1,000人の減少という数字を出して、これについて警告しているわけです。私としては、農業分野だけではないと思います。そういうプラスの部分が本当ではなくて、マイナスの部分を実態として本当に見なければならない事態だと思っておりまして、特に農業分野は今お話しましたが、それ以外のところでは、ISG条項というのがTPP協定の中にはありまして、その中でいわゆる紛争を解決するために、その条項を使うと、例えば官公需、地元優先発注というルールが、取り扱いができなくなる、負ける。地方自治体として、当然地元優先発注とか等々するんですが、そういったものができなくなる。ちなみに事例としては、ソウル市が韓国ですね、このFTAという日韓の協定を結んだ以降、給食業務について地元優先等々の条例があったんですが、それを自主的にこのFTAが結ばれたために、それを外すと、条例を改正した経過もあります。そういった形でTPPの協定というのは、単に農業分野だけでなく他の分野にも大きな影響を与え、そしてGDPのあるいは雇用の創出が出てくるということが言われております。そういった意味で、今回の請願については、前回、23年度の意見書と同様ですね、採択をお願いし、意見書の提出を求めておきたいと思います。以上です。 ○藤本委員長  ありがとうございます。  それでは、本請願の採決を行いたいと思います。  請願第2号「TPP協定国会批准に反対する意見書を衆議院及び参議院に提出することを求める請願」について、採決いたします。  お諮りいたします。本請願について、不採択にすることに賛成の委員の挙手を求めます。(挙手全員) ○藤本委員長  ありがとうございます。  挙手全員であります。よって、請願第2号は、不採択とすることに決しました。  これで請願の審査を終わります。  以上で、建設水道委員会を終わります。          (午前10時54分)                   ( 了 )...