認定第18号 平成25年度西宮市
下水道事業会計決算認定の件
議案第485号 平成25年度西宮市
下水道事業会計利益剰余金の処分の件
認定第20号 平成25年度西宮市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定の件
一般会計
(都市局・土木局・
上下水道局)
認定第20号 平成25年度西宮市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定の件
■
出席委員
和 田 とよじ (主査)
杉山
たかのり (副主査)
大川原 成 彦
草 加 智 清
ざ こ 宏 一
白 井 啓 一
田 中 良 平
谷 本 豊
吉 岡 政 和
■
欠席委員
田 中 正 剛 (委員長)
■
委員外議員等
な し
■
傍聴議員
な し
■説明員(
西宮市議会委員会条例第19条による)
(都市局)
都市局長 伊 藤 裕 美
(土木局)
土木局長 北 田 正 広
(
上下水道局)
上下水道事業管理者
掛 田 紀 夫
上下水道局次長 中 尾 敬 一
上下水道総括室長
牧 正 典
上下水道総務課長
大 神 順 一
経営管理課長 鮫 島 秀 和
財務課長 北 野 健
業務課長 石 川 淳 二
水道工務部長 岩 橋 邦 法
配水課長 隅 谷 信 雄
水道施設部長 浜 埜 吉 博
施設管理課長 山 本 義 邦
下水道部長 厚 見 和 範
下水計画課長 上 野 史 雄
下水整備課長 藤 井 明
下水ポンプ施設課長
中 西 広 宣
下水浄化センター所長
仲 浩 延
(午前9時58分再開)
○和田とよじ 主査
おはようございます。
ただいまから
決算特別委員会建設分科会を再開いたします。
これより日程表に従い審査を進めます。
まず、認定第16号平成25年度西宮市
水道事業会計決算認定の件を議題といたします。
この際、当局に申し上げます。
説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いをいたします。
それでは、当局の説明を求めます。
◎
上下水道事業管理者
初めに、私から平成25年度
水道事業会計決算の概要につきまして御説明させていただきます。
まず、
水道事業を取り巻く環境でございますが、平成25年度も
給水戸数、
給水人口とも
増加傾向でありましたが、配水量、給水量はともに減少しております。
用途別に見ますと、家事用、
事業用等で
使用水量が減少しておりますが、家事用においては、一戸当たりの給水量が減少しております。この要因といたしましては、洗濯機、トイレなど
節水型機器の普及や
節水意識の浸透が挙げられます。これらにより
水道使用量の少ない世帯の割合が増加しており、逓増制の
水道料金体系においては、より
水道料金収入の減少の影響を受けているものと考えております。また、
事業用等の減少の要因は、
地下水等の利用への転換の影響と考えております。
次に、
業務状況については、24年度に比べ、
給水戸数は0.8%、
給水人口は0.3%とそれぞれ増となっておりますが、年間総配水量は逆に0.3%の減となっております。
経営状況については、
収益的収支の決算額は、
事業収入95億2,851万円に対し、
事業費用は95億2,607万円で、わずかながら
差し引き245万円の純利益となっております。
資本的収支の決算額は、収入12億6,866万円に対しまして、支出は35億1,835万円で、
差し引き22億4,970万円の
資金不足となりましたが、不足額は
損益勘定留保資金等で補填いたしました。
主な
建設改良工事といたしましては、原水及び
浄水施設関係では
鳴尾浄水場の
施設整備を、また
配水施設関係では、北部の配水槽の
施設整備や、
越水浄水場屋外整備工事等をそれぞれ実施するとともに、市内各所で配水管の布設及び布設がえ工事として、14.7キロを施工いたしました。
決算の概要は以上でございますが、詳細につきましては、
財務課長より御説明させていただきます。
以上です。
◎
財務課長
(説明)
○和田とよじ 主査
当局の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
○
杉山たかのり 副主査
3点ほど質問したいと思います。
一つは、
鯨池浄水場の売却益の収入の見通しです。毎回聞くんですけれども、なかなか市全体で活用が決まりにくい面があるんですけれども、せっかくの資産、もう使わないわけですから。きょうの決算の状況を聞いても、悪くはないんでしょうけれども、ちょっと前のような何億円の黒字が出るという状況ではなくなってきているようですので。上水道の事業を進める上で大変大事な財源になるというふうに思っておりますけれども、現時点でちょっとどんな状況なのか、聞いておきたいと思います。
市長もかわりまして、方針が変わってないとは思うんですけれども、建設でもいろいろ、今までとは微妙に変わる、市長がかわると変わってきているような気もしているんですけれども、来年度中には
料金体系の見直しということが本会議でも答弁されていますので、間違いなくされるというふうには思っているんですけれども、ちょっとそのあたりどうなのか。準備のぐあい、それから財政上の見通しですね。やっぱり
料金体系を見直すと、そこの部分について、収益が、収入が少し減りますので、ちょっとそれを聞いておきます。
それから、三つ目ですけれども、8月の台風の際に、下水はかなり被害が出て、水道のほうも、大雨で水道が被害を受けるのはあんまり認識なかったんですが、和田主査からちょっとお聞きしたところでは、
丸山ダムで増水が大変なことになって、放流をする際にいろいろ苦労があったというふうに聞いているんですが、私も議員やって20年近いんですけれども、ちょっとそういう経験も――渇水はよくあるんですけれどもね。大雨によって、場合によったら
水道施設に被害が出たり、洪水によって下流に被害が出たりという可能性があったようなことを聞くので、ちょっとその状況、どうですかね。
それから、豪雨というのは今の時期はまだわかりませんけれども、何か対策とかがあるんだったら少しこの場で聞いておきたいと思います。
以上3点です。
◎
施設管理課長
まず、1点目の
鯨池浄水場の
跡地利用の検討の
進捗状況ということでございますが、これは庁内で
跡地利用の
検討委員会というのを設置しておりまして、これまで
公共施設の立地というものを中心に検討してきておりました。今年度もその委員会が開かれまして、これまでよりも少し
公共施設の立地の希望が、現在なくなっているような状況になっております。そういうような状況ですが、まだそのあたりの全体計画がまとまっていないような状況になっております。
ただし、
上下水道局といたしましては、これまでも主張しておりますが、できるだけ、今、副主査から御指摘ございましたように、今後の
水道事業の財源となることから、できるだけ早くその用地の処分を進めたいと考えておるところですが、今のところ、その
検討委員会の
公共施設立地の確定を待ってということになっております。その後、もしも売却というような方向になりましたら、その辺の
事業手法をどのようにするかとか、そのあたりの検討に入っていきたいというような状況になっております。
◎
経営管理課長
委員からの2点目の
料金体系の見直しの状況はどういうふうになっているのかという御質問にお答えいたします。
これにつきましては、平成25年3月に
経営審議会のほうで審議いたしまして、7月に
基本水量制については廃止することがよいであろうという答申をいただいておりまして、まずその検討を今やっているところでございます。
この答申の中にも、幾つか留意する点ということで上げられております。
一つ目は、やはりこの
基本水量制をなくしますと、現在の
財政計画期間中であると、この
財政計画の中では料金の値上げをしないというようなことになっておりましたので、水量をとっても、体系上そういう影響が出ないようにということを考慮しなさいと、これがまず1点です。といたしますと、その場合は必ず
水道料金収入の減収が生じるということになります。
それからもう一点ございまして、
福祉減免制度の適用を受けられている方についても負担がふえないような配慮をしたほうがいいですよという指摘を受けております。主な点についてはこの2点ということでございます。
まず、1点目の減収が起こるという点でございますけれども、
水道事業会計につきましては、25年度については200万円ほどの総収支の黒字ということにはなっておりますが、この22年から24年度については総収支が赤字、それから23、24年度については
経常収支についても赤字というのを計上して、この25年度の200万円という中身を見ますと、実質的には赤字と同じというようなところがございまして、
財政状況については依然厳しい状況でございます。
この場合、
基本水量制をとった場合の影響を25年度決算の水量に置き直しまして計算いたしましたところ、仮に100円値下げいたしましても約3,800万円の減収、200円
基本料金を下げますと約7,600万円の減収ということになりますので、これを行いますと、今の状況ですと赤字を計上するというようなことになってしまいます。なるべく早くこの
基本水量制の廃止を行いたいというところではございますけれども、この
財政状況を見ていますと、なかなか、これだけの影響が出ますので、そのタイミングについて、さらに今、検討をしているような状況でございます。
それと、
福祉減免の制度につきましても、本会議のほうで、精神障害の方についてもこの
福祉減免制度について拡充できないのかというようなことをお聞きしておりますので、そういう点についても、あわせて今、検討を進めているところでございます。
以上です。
◎
施設管理課長
丸山ダムのことについて、台風のときの放流の状況等についてお答えをいたします。
まず、
丸山ダムですけれども、これはもともと水道用の貯水池としてつくられておりますので、水を貯めるという機能がまず主な機能となっております。ただし、大雨・洪水になりますと、当然その許容量をオーバーしますので、下流に水を放流するということが必要になってまいります。それが先月の台風11号の8月9日、10日で、実際その放流という操作をやっております。
この放流についてですが、船坂川の下流が北に向いておりまして、鎌倉峡、それから神戸市北区の道場のほうに行っておりまして、最後は武庫川に合流するというような流れになっております。
その中で、この放流をするときはいろいろな規定がございまして、まず事前に下流の方に通報すると。それから、お知らせという意味で
マイク放送とか、そういうことをまずやります。下流の船坂川ですが、そちらのほうには当然民家が数軒ございますので、放流前、それから放流中、これは
丸山浄水場から係員が状況を見に行くと。場合によっては、若干、やはり河川断面が狭いところがございますので、避難を呼びかけるとか、そういうこともやっております。前回も神戸市の消防局と同じような行動になりましたが、避難を呼びかけるということがございました。こういう放流が必要になりますと、常時こういう形での体制をとってやっております。
今後の大雨・洪水への対策ということですが、
丸山ダムは通常、水を貯めるための設備ですが、満水よりも大体1.5
メーターから2
メーターほど下げて水位を保っております。その分は当然、洪水時に余分に水を貯められる容量ということになりますので、ある面、治水の効果がある容量ということで、ふだんから1.5メートルから2メートル下げて運用しているというようなことが対策になっております。
以上でございます。
○
杉山たかのり 副主査
三つお答えいただいたんですけれども、鯨池のほうは、なかなか今のところ見通しが見えないというか、
公共施設が何か整備されるのであれば、すぐ市のほうに買い取ってもらえるので財源化というのはかなり早いのかなと思っていたんですが、そこがとまっているとなると、ちょっと困ったものですね。
2点目の
料金体系のほうで、
基本料金制の廃止ということになれば、金額を今ちょっと言われていましたよね。数千万から億単位の、引き下げる場合によってはかなり違ってきますけれども、300円引き下げると1億円を超えるわけですからね。どこから財源を持ってくるんやと。
財政状況はそう大きく変わらないでしょうから、経費の削減にも限界があるでしょうから、そういう点ではこの浄水場の処分というのが一つの財源となってくるわけなんですけれども、これでは見通しが立ちにくいですよね。
きのうも、土木局で公園なんかが不足しているし、市の持っている土地でできないかとかみたいな話をしたんですけれども、場所がなかなか、ど真ん中にありませんのでね。市の南部の端のほうですから、なかなか、全体の
公共施設を建てるということは、そうないかもしれませんけれども、
福祉施設であるとか、いろんな方法が考えられるでしょうし。
事業管理者としては、水道のほうから何かこれを建ててくれというのはないでしょうけれども、早くやっぱり――かなり広いですからね。
部分部分でも何らかの処分をしてもらわないと宝の持ち腐れになるし、さっきの
料金体系の見直しについても、場合によってはできないということになりかねないですよね。公約ではないですけれども、一応本会議でそう答弁をされていますので、実施する上ではこれ、すごく大事だと思うんですが、強く言ってもらっているんでしょうか。その点、また後で答えてください。
財政力がかなり厳しいということですけれども、
料金体系の見直しはちゃんとするんですよね。今の答弁だと、やっぱりできないかもしれないみたいなことにもなりかねないですからね。
財政状況を抜きにはもちろんできませんけれども、それでも
一定見通しがあって、やりますよということになっていると思うので、そういうことはどうなのか答えてください。
それから、ダムの関係は、幸い、何か被害が出たということでは多分ないと思いますが、結構被害が出かけたりとかいうのがあって、御苦労があるんだというふうに思います。施設上の改善というのはなかなかできないのだろうと思いますのでね。これ、よく気をつけていただいて、初めての経験じゃないのかもしれませんけれども、そうそうあることじゃないと思います。今後はちょっと、もしかしたらたびたび起きる可能性もありますので、これはぜひ、貯めることと、放流することと、南部の被害が出てくると関連しますので、よく熟達していただいて、被害の起きないようにしっかり監視、管理していただきたいと思います。
◎
上下水道事業管理者
まず、1点目の
鯨池跡地の売却等のことでございますが、これにつきましては、市のほうで全庁的な視点でもって、あそこを市の
まちづくりという形の中で、今――今というよりも大分前から検討しているところでございましたが、基本的には
公共施設としての活用ということについては、なかなか困難な形になってきております。
しかしながら、新市長になってから、再度、
公共施設のことについての考え方が、再度検討してみるという――検討というのは、全庁的な姿勢でという部分がありますので、少し鯨池につきましても、なお、まだ模索といいますか検討中でございます。しかしながら、前の議会でも申し上げておりますように、これにつきましては、
水道事業としては大変な収益を生むところでございますので、このことにつきまして、いつまでも時間がたっていくということについては、非常に我々としても問題だろうというふうに考えておりますので、できるだけ今年度中というイメージで、議会でも申し上げておりますように、活用について結論を出すということでこちらも言っていますし、そういう形で今考えておるところでございます。
次に、2点目の
料金体系の見直しのことでございますが、もちろん、
料金体系を見直しするということにつきましては、
水道事業の運営というのは、市民の方に対しての
安定給水と、水の安定供給ということが大前提、大使命でございます。そのことを踏まえまして
水道料金の体系の見直しを図っていかなければならないという中で、本市の場合、非常に他市の状況と違うところは、
給水人口がなお
逓増傾向にあるという中で、ところが
給水人口は逓増であっても、
給水収益、給水量は低減していっているという相反する状況にあるということで、国全体で見ますと、人口が減少している中で
給水人口も減って
給水収益も減っているという状況ですけれども、本市の場合はそういう状況でないにもかかわらず低減していっているという状況の中で見た場合に、西宮市といえども、今後、人口の減少が起こってくるということを踏まえると、今の状況以上に
給水収益は非常に、加速度的に減少していくという状況が近い将来あるということを踏まえ、しかも給水量を安定供給するということにつきましては、昭和30年代、40年代に拡張していった管路についての更新・耐震化をしていかなければならないということを踏まえますと、投資は明確にしていかなければならない。
水道は独立採算でやっているという中で収益をどのようにしていくかということがあります。やはり根本の
水道料金のことについても、全体の体系の見直しを図る中で考えていかなければならないということで考えておりますので、これについては今現在、中長期的なことを頭に入れていると。
その中で、一つは、やはり皆さんも御指摘のように、
水道事業の運営における
内部管理経費の見直しを徹底的にする中で、一方では的確な投資をし、経費の見直しで支出を抑える。しかしながら、全体ではやはりこれだけ必要な費用が要るという青写真の考えの中で
料金体系の見直しをしていきたいと考えております。
以上です。
○
杉山たかのり 副主査
今年度中に鯨池の処分については結論を出すということで動いていただいていますので、
売却もちゃんとしていただくということで。全庁的な問題でもありますから、必ずしも
上下水道局の意向が、必ずということにはならないかもしれませんけれども、その立場で引き続き意見を言っていただきたいと思います。
料金体系のほうは、ちょっとこれはよくわからないんですけれども、中長期的に見るというのは大事ですね。単年度でいうと確かになかなか厳しい状況が出ていて、場合によったら赤字になるのかもしれませんけれども、まだそれでも一定の
内部留保があるわけですから、当面の問題ではその料金を引き上げないとか、
福祉減免の問題についても解決しながら、場合によったら、ちょっと今後どうなるのかわかりませんけれども、来年やろうと思えば、これは私は可能だと思いますし――単年度で見たらきついですよ。でも長期的に見れば、財源も一定あるし、ここで一応
料金体系についてはまずちゃんとしておくと。その上で今後の財政というのを、来年度は何年かおきにはせなあかんのですから、その際によく検討するということになるんだと思います。その上で鯨池による財源が生きてきて、値上げせずに――僕は値下げしてほしいとずっと言っていますけれども、値上げをせずにするという要求も出ると思います。
それと、内部の経費ですね。これはまだまだ頑張ってやってもらわなあかんと思いますので。幸い、浄水場の統廃合とか、以前に比べると、そういうまた統合が生きてくる部分がたくさんありますので、長期的に見るというのは、私、大事だと思います。今はちょっと厳しいですけれどもね。管の問題もあるにせよ、全体としては好転する材料というのもそれなりあると思っています。その上で、やっぱり来年、きっちり体系を見直していただきたいと思います。
以上です。
◆
大川原成彦 委員
施策評価シートをちょっと見させてもらっていたんですけれども、鉛管の率がまだまだ高いということ、あるいは耐震化がなかなか進んでないということ、それと、
事業管理者のお話の中でも、将来に向けての管の更新の話がちょっとありましたけれども、その見込みというか見通しについて、どのようにお考えかというのが一つと、あと、
ソーラーパネルの
発電事業の見込みですね。それからあと、
マイクロ水力発電の研究ですとか、そういった、何か少しでも利益を生み出すような取り組みについてどのようにお考えか、ちょっと教えてください。
◎
水道工務部長
1点目の鉛管と管路の耐震化についてでございますが、鉛管につきましては、現在も市のほうで精力的にやっておりますが、現在のところは年間約1,500カ所の改修を図っております。それと管路につきましては、年間15キロ
メーターを耐震化するということで精力的に進めております。
以上です。
◎
施設管理課長
2点目の
太陽光発電設備の状況について申し上げます。
現在、
北山配水所で
太陽光発電設備を設置いたしまして、この22日に工事が完了いたしまして、発電のほうは8月から既に開始をいたしております。この施設ですが、旧のグラウンドの用地、約7,100平方メートルに
太陽光パネルを一面に敷き詰めまして、その
最大出力が490キロワットの設備を設置しておりまして、年間の
発電電力量といたしましては、大体55万キロワットアワーを予定しておりまして、その量はどれぐらいの量かといいますと、
一般家庭の
消費電力で大体150世帯、CО2に換算しますと年間170トン分の効果があるというふうに考えております。また、
水道事業全体で使用します電力量の大体5%に相当する量を発電するということで考えております。
それから、これの収益等の見通しですけれども、年間、大体1,800万円から1,900万ぐらいの収益を見込んでおりまして、20年間の事業として考えておりますが、20年間の売電の収益から建設費、
維持管理費等を除きましたら、大体20年間でこういうような事業として9,000万円ぐらいの収益が上がるのではないかと見込んでおります。
それから、
マイクロ水力発電について、ちょっと
水道施設についてということでお答えをさせていただきます。実は、昨年度から、北部の
東山台配水所、こちらのほうは兵庫
県営水道をここで受水しているポイントですが、ここが大体、兵庫
県営水道から70
メーターぐらいの落差の圧力で水を受水しております。この70
メーターの落差の圧力を使って何らかの、小
出力発電とかに利用できないかという検討を昨年度行いまして、その結論から言いますと、小
出力発電をつけることは可能ですが、これは上水のラインになります。ですので、もしもその小
出力発電が急にとまったりしたときに、その上水のラインが濁りを生じたりする懸念があると。それと、上流側は、これはちょっと
県営水道の持ち物になっておりますので、その調整が必要であると。
それと、ふだん、その
東山台配水所というところが、人が常駐してないというようなこともございますので、技術的にはできないことはございませんが、小
出力発電自体は余り向いてないんじゃないかというような結論に達しました。
ただし、もう一点、これに関しましては、その70
メーターの落差の圧力がございますので、こちらのほうを、そこで一旦水槽で受けて、またそこからポンプで北部各所に送っていますけれども、ポンプのかわりにその70
メーターの圧力を利用して、水槽に直接送るというようなことをちょっと考えておりまして、そちらのほうは実現性があるということで、現在、それは未利用エネルギーの利用といういうような形での検討を進めているというところでございます。
以上でございます。
◆
大川原成彦 委員
はい、ありがとうございました。精力的に管の入れかえを進めていただいているということではあるんですけれども、何十年もかかるということなんで、頑張ってくださいとしか言いようがないんですけれども。例えば、発電の事業を
上下水道局のやる仕事なのかという議論があったりしましたけれども、できることは何でもやっていただいて、少しでも財務体質の強化に努めていただけるように頑張っていただければありがたいというふうに思います。
以上です。
○和田とよじ 主査
ほかに御質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
なければ質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
なければ討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
認定第16号は、これを認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
したがって、認定第16号は認定することに決まりました。
次に、認定第17号平成25年度西宮市
工業用水道事業会計決算認定の件を議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
上下水道事業管理者
平成25年度工業用
水道事業会計決算の概要につきまして、私から御説明させていただきます。
まず、
業務状況でございますが、給水事業所数は、前年度より1所減の49所となっております。また、1日当たりの契約水量は、前年度より30立方メートル減の2万6,088立方メートルとなっております。年間総配水量は52万2,854立方メートル、9.4%の減となっておりますが、主な要因はアサヒビール株式会社西宮工場が平成24年10月末で閉じられたことによるものでございます。
次に、
経営状況でございますが、
収益的収支の決算額は、事業収益4億2,721万円に対しまして、
事業費用は4億832万円で、
差し引き1,889万円の純利益となり、前年度の純利益に比べ1億3,779万円の減となっております。
資本的収支の決算額は、収入1,414万円に対しまして、支出は9,644万円で、
差し引き8,230万円の
資金不足となりましたが、不足額は
損益勘定留保資金等で補填いたしました。
主な
建設改良工事でございますが、
配水施設関係では、今津社前町工業用水道管布設がえ工事を施工しております。
決算の概要は以上でございますが、詳細につきましては、
財務課長より御説明させていただきます。
◎
財務課長
(説明)
○和田とよじ 主査
当局の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
なければ質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
本件に御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
なければ討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
認定第17号は、これを認定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
したがって、認定第17号は認定することに決まりました。
次に、認定第18号平成25年度西宮市
下水道事業会計決算認定の件及び議案第485号平成25年度西宮市
下水道事業会計利益剰余金の処分の件、以上2件を一括して議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
上下水道事業管理者
平成25年度下
水道事業会計決算及び平成25年度
下水道事業会計利益剰余金の処分の件の概要につきまして、私から御説明させていただきます。
まず、
業務状況でございますが、処理区域内人口は前年度と比べて0.3%増で、人口普及率は99.9%となっております。また、水洗化率は0.1%増の99.7%となっております。一方、年間有収水量は、事業所からの排出量の減少等により、1.3%の減となっております。
次に、
経営状況でございますが、
収益的収支の決算額は、事業収益99億5,954万円に対しまして、
事業費用は91億2,048万円で、
差し引き8億3,906万円の純利益となり、前年度の純利益と比べては6,907万円少なくなっております。
次に、
資本的収支の決算額は、収入53億3,003万円に対しまして、支出は103億3,951万円で、
差し引き50億948万円の
資金不足となりましたが、この不足額は損益勘定留保資金、繰越利益剰余金処分額等で補填いたしております。
主な
建設改良工事でございますが、管渠部門では長寿命化対策工事を、ポンプ場部門では計装及び遠方監視設備改築工事を、処理場部門では枝川浄化センター及び甲子園浜浄化センターの設備改築工事を施工しております。
なお、平成25年度
下水道事業会計利益剰余金の処分の件でございますが、平成25年度決算の結果生じました未処分利益剰余金19億7,214万円のうち、9億9,729万円を減債積立金に積み立てる処分について御提案をさせていただいております。平成25年度決算認定とあわせて御審査をお願いいたします。
決算の概要は以上でございますが、詳細につきましては、
財務課長より御説明させていただきます。
◎
財務課長
(説明)
○和田とよじ 主査
当局の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
両件に御質疑はありませんか。
◆田中良平 委員
2点お聞きしたいと思います。
豪雨災害のときの浸水被害の話なんですけれども、25年度はアクタのアンダーパスが冠水するとかニュースがありまして、ことしは土砂災害とか河川のほうが話題としては大きかったんですけれども、ことしも浸水の被害はあったと思うんですけれども、本市では、下水管を6年に1度と言われている47ミリに耐え得るものから55ミリに耐え得るものに変換していくとか、ああいうハードの整備と、被害に遭ったところの手当てを見ていく、その両側面でやっているんですけれども、被害はやっぱりことしも同じようなところに出ているのか。それが一つ目です。
もう一つは、阪急以北が雨水と汚水とが別になっている分流式で、以南が一緒の管になっている合流式。一般には分流式のほうが進んでいるというふうに言われているんやけども、雨水管のほうにも道路からいろんなものが流れ込むわけで、それも一緒に処分、処理をかける合流式のほうが、環境に優しいというふうな見方もできるんやけども、一定の雨が降ったら全部流してしまうと。どっちのほうが環境の面から見たらすぐれているのか。コストの面で見ても、分流式は、単純に考えたら2倍の設備が要るわけですけれども、合流式のほうは雨水管のほうも含めて処理をせなあかん、ようけ処理せなあかんいうことでコストがかかる。それをトータルで見てどうなのか。
今現在は、ある設備で、老朽化が進んだやつを入れかえていくとか、そういう作業をずっと計画的にやっていってはるんで、そのシステムを変えるというのは短期的にはない話なんでしょうけれども、将来的にどっちのほうがすぐれているか、どっちを目指すべきなんかというのを、ちょっと教えてほしいなと思います。
◎
下水計画課長
まず1点目の、ことしの浸水の被害の状況はどうかと。今年度の被害につきましては、先ほど委員から御指摘のありましたように、北部地域について、土砂災害であるとか河川の氾濫、南部地域につきましては、雨はきつかったんですが、どちらかというと我々が今まで整備してきました時間降雨47ミリ、それに匹敵するような、ちょうど同じぐらいの豪雨が降りました。
それで、下水道に直接起因して発生した大規模な浸水被害というのはございません。ただ、一部、やはり現に床下浸水等が発生している部分がございます。その箇所につきましては、これまでにも浸水被害の履歴というのを我々もずっと蓄積しておりまして、そういう中から整備の期限というのも決めておるんですが、そういう比較的早くから整備をしていこうというようなところは、やはり今回も浸水をしておったと。ある意味、我々の47ミリの雨というものと、今回の降ったものが非常に似通っていたということもありまして、一つの検証にもなったのかなというふうに考えております。
それと2点目の、先ほど阪急以北・以南という話がありましたが、JR以北・以南で実は下水道の排除方式を分流式、合流式というような処理をしております。これについて総括的にどちらがいいのか、コスト面も含めて将来的にどういうふうな方向に向かうのかというような御質問だと思うんですが、我々、合流式と分流式というのがある中で、どちらも実は一長一短というのがございます。
分流式につきましては、先ほど委員がおっしゃられたように、初期降雨の段階でいきなり川や海に少し汚い水が直接流れる。それに対して合流式は、ある程度の降雨までは処理場で処理しながら、その処理したやつを流すという点では、分流式についてはマイナスなのかなと。ただ、合流式というのは、ある一定の降雨が降ってしまうと処理場の能力がパンクしてしまいますので、それを防ぐために処理せずに未処理で海のほうに放流をしていると。お互いにどちらも一長一短ありますが、今、全国的に言われております――我々もそうですが、合流式と分流式につきましては環境面と費用面も含めてですが、合流式のほうが費用面では若干安くできますが、環境面でいうと分流式のほうがやはりいいということで、その合流式のまずい部分を改良するような方向で、具体的には合流式下水道の改善ということで事業をこれまでにも進めてきておりますが、そういった事業をしながら、将来的には合流式と分流式というのを今までどおりある中で、合流式を分流式の海域への負荷、汚濁負荷の量を同じぐらいになるぐらいまでの対策をしていこうと。具体的には未処理で放流されるのを少しでも貯めて、処理場の夜間とか夜中に余裕のあるときに処理をして、きれいにして流していくといったような対策をしながら、できるだけ合流式を分流式に近いような水質にまでもっていくような努力をしながら、今の分流式、合流式、二つ併存するような形で我々としたら進んでいく予定をしております。
以上でございます。
◆田中良平 委員
ありがとうございます。
1点、浸水被害のほうなんですけれども、雨の降り方はそのときによって違いますからね。被害出るところが次々に新しいとこ新しいとこ出てきたら大変やなと思ってたんやけど、やっぱりある程度決まったところ、低いところに流れるんやと思います。ターゲットも決まってくるということで、今までどおり全体的な能力を上げるという面の対策と、ピンポイントで被害が出るところを、そこに応じた対応をするという、このような対応をまた引き続きお願いしたいと思います。
2点目についてはよくわかりました。ありがとうございます。
以上です。
◆ざこ宏一 委員
済みません、決算の認定でこんな質問したらあかんかもわからんけども、それはちゃうというんやったら答弁せんで結構ですから。
一つは、公共下水道についてないことで言います。これはちょっと大口の話で、もう名前言いますと、甲山のところに甲山福祉センターというのがありまして、そこが公共下水を通していないということで、老人ホームから流れているのに、もう臭うてたまらんと。僕も行ってきたんですけれども、僕は、臭うてたまらんと言う前に、こんなことしてることがおかしいんじゃないかと。何十年間こんなことやっとんねん。ずっと南側に何十メートルか知らんけど道路があるんやから、その下に公共下水通っとるやないかと。そこへ流せと。まあ費用の問題があってようせんかったんやと思うんですけれども、それは臭いのが嫌と言うんやったらそれをしなさいということで、僕は怒ってきたんですけれども、昔、公共下水道を通すときに、民間やったら何ぼか補助金あったり、何やかんやいうてあったんやけど、今でもそんなんはあるんですか。それとも反公共的な建物にはそんな補助金とか、そういうものはありませんというのかどうかということですね、それをお聞きしたいのと、もう一点は金利の件なんですが、これずっと金利を見とったら、おおむね財務省で借りたのだけは高いんですよね。それ以外は、地方公共団体の金融機構では1.9%から2.0%ということになっておるのが、民間銀行なんかはもっと低いということなんですが、財務省になると突然、昔からの傾向ですが、3.15%とか2.8%になっとるんですが、その辺はどうなんですかね、もう向こうの言いなりですか。こんな時期でちょっとでも、借りる金額が大きいですから、1%違うたら随分違うと思うんで、その点は、いや、向こうの言いなりで払わないかんねんということを主張して、それやったらお前のところとやめやと。我々はそうしたら、こっちの銀行にするわということで、安いところを選んで行くんやけど、そういうことはされてないのか、どういうシステムになっているのかということをお尋ねします。
もう一点、最後に、これは人員の件ですが、相変わらず昨年より1名減ということで、僕は前から言っていますように、下水道と一緒になったら――我々民間では、どの部とどの部が合併したら削減できるということで合併をするということがメーンですけれども、そういうことはされてない。ひっついたとこやからちょっと無理でんねんと言いはるんなら、何かそういうめど、これについてはやってみて、こんだけここが無駄やなということがわかったから何年か後には削減したいとか、こういうスケジュールでいきたいと思うようなことがあれば教えてください。
以上です。
◎
下水整備課長
1点目の公共下水道への接続の件でございます。
平成25年度末におきまして、まだ未接続の家屋の件数は691件ございまして、去年度に比べまして59件、およそ60件減になっております。つないでいない理由と申しますのは、経済的な理由というのが多うございますが、毎年、啓発活動、個別に家を回りましてお願いをしておる状況でございます。
つなぎかえに要する費用につきましての補助はどんなものがあるかと申しますと、くみ取りトイレの撤去に関しましては1カ所5,000円で、マンション等の大きな建物になりますと、それなりに額はふえてまいります。それと貸付金、便器数掛ける40万4,000円までの貸付制度がございまして、水洗便所改造貸付金ということで実施いたしております。
以上でございます。
◎
財務課長
2点目お尋ねの借入金利と借入先のところでございますが、決算書の96ページ以降に企業債の明細書をつけさせていただいておりますが、そこの備考欄にそれぞれの借入先、それから年利率等を書かせていただいておるわけなんですが、これは、先生御指摘の財務省が高いというところの御指摘、これは主に借り入れ時期、例えば昭和の終わりから平成の頭ぐらいにかけてがまだ残っておりますので、ここの借り入れ時期の分が特に高いところが残っているということでございます。
この高利率の分につきましては、平成22年度から24年度までの3カ年で、いわゆる基本5%以上の高利率の分につきましては繰り上げ償還及び借りかえが認められまして、そこについては民間の金融機関、それから地方公共団体の金融機構を借りかえの対象といたしております。それ以外の通常の借り入れにつきましては、大体、平成20年以降ぐらいからは、この地方公共団体の金融機構を中心に借り入れさせていただいているという状況でございます。
以上です。
◎
上下水道局次長
最後に3点目の人員の件でございますが、上下水道統合に当たりまして、1人、人員減ということでございますが、これは統合後の混乱を避けるために最小限の人員の見直しにとどまっておりますが、御指摘のとおり、統合後の効果ということで今後の検討も必要でございますとともに、下水道につきましては、当初、合併までに人員のほうが大幅に見直しといいますか縮減を図っておりまして、下水道としてはかなり厳しい状況で人員削減を図っておるという状況であります。
あわせまして、先ほど来ありました水道関係につきましては、経費削減ということが大きな課題となっておりまして、統合の効果もあわせまして、あるいは今後の経費削減の中で人員計画、業務の計画も、それから施設の計画もあわせて、そして人員の計画もあわせて削減の方向を今後早急に出していきたいというふうに今検討しているところでございますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆ざこ宏一 委員
今の答弁はそうでもないんですけれども、あとの答弁、みんな丁寧過ぎるねん。今の市長の答弁聞いたか。イエスかノーで答えてくれ言うたら、ノーって言うたやない。それでええやん。だから、失礼なこと言いますけれども、今のくみ取りの件ね、一般のやつは今まで散々ここで聞いてきてるねん。要するに甲山にある大きな老人ホーム、病院がもう臭うてかなわんと。このことについては、それを直せということを僕は言っております。公共下水通じなさいと。できるというのは金がかかるというようなことでもありますけども、それに対する補助はあるんですかと聞いたら、なけりゃないでよろしいがな。そのことを答弁してほしいということですよ。
それから金利の件、それは昭和の初めのころはそうかもわからんけども、ここにある、これは平成8年、3.15%、平成9年、2.8%と。そのほかは皆1.5%、0.8%、0.4%なのに、何でこの財務省で借りたやつだけ3.15%で、それから2.8%で、日にちなんか昭和の冒頭に借りてるわけでも何でもない。そんな言いわけは聞きとうない。
それから人数の件は、これはしっかりやってもらわんことには、民間から見たら何やっとんねんということになりますんでね。大体、昔から水道局の職員については甘い。とりあえず、これから考えていきはるやろうけども、それを言い出したらとまらんので言いませんけども、今までそういう人については非常に甘いところがあったんで、これからしっかりと見直してほしい。これは要望しておきます。
◎
下水整備課長
ございます。くみ取りの撤去に助成金が出ます。
◆ざこ宏一 委員
ないということ。
◎
下水整備課長
助成金が出ます。
◆ざこ宏一 委員
ありますのか。
◎
下水整備課長
あります。
◆ざこ宏一 委員
そういうときには丁寧に、どんなものなのか。
◎
下水整備課長
もし、くみ取り便所を使っておりましたら、その便槽を撤去するのに、浄化槽を撤去するのに、普通の家ですと1カ所5,000円の助成金が出ます。何人槽とか大きさがございますので、大きくなりますと助成のお金も徐々にふえていくということでございます。
以上です。
◆ざこ宏一 委員
金利は。
◎
財務課長
先ほど御指摘の分の、102ページ、103ページの、下水道災害復旧事業の財務省の分が3.15%、2.8%、平成8年、9年で借り入れた分でございますが、例えば、96ページぐらいで、やはりその8年、9年、この辺で借り入れた分、地方公共団体の機構等については、やはり同程度の率になっております。それから、近年、借りかえで民間でやっておる分については、残存期間が短うございますので、その分、率等については安くなったというところでございます。
以上です。
◎
上下水道総括室長
財務省、それから時代をさかのぼって平成の初めとか、金融機構ともに3%以上の金利で借り入れしております。これは、ざこ委員、言いなりかということでございましたけれども、これは決められた借入利率ということになっていますので、正直、その年度の貸付利率というのが決まっておりますので、それで借り入れております。
以上です。
◆ざこ宏一 委員
はい、結構です。
○
杉山たかのり 副主査
では、簡潔に答えてもらったらいいです。そんなに長くありませんので。
ちょっと、下水の会計を見ていますと、24年度、25年度、9億円、8億円と、結構黒字が大きいですよね。財政規模から言うと、ちょっと大き過ぎるなと。黒字が出たらあかんわけじゃなくて、黒字が出るのはいいことなんですけれども、ちょっと大き過ぎるのかなというふうに思って、これ、ちょっとどういう評価か、それを一つ。
それから、あえて下水のほうでお聞きしますけれども、4月以降、名称が
上下水道局になりましたね。市長もたしか9月議会の冒頭、水道局いうて名前間違えたと思うんですが、
上下水道局という名称は大分定着してきていますか。市長が間違えるぐらいやから、もしかしたらまだ水道や下水やみたいなことになっているのかなと。せっかく統合して、同じ庁舎で、早く定着――あんまりええ名前じゃないんですけれどもね、普通の名前ですけれども、でも決まっちゃいましたから、ちょっと統合後のことでどうですか。2点だけ簡潔に。
◎
財務課長
まず、1点目の8億円、9億円の黒字が大きいかどうかというところの議論でございますが、ここで単年度にそういう黒字を出しておりますけれども、先ほど御説明させていただきましたように、いわゆる
資本的収支の補填額に、やはりここで8億円、9億円、これを取り崩して使用しております。さらにまた
差し引きいたしますと、その利益剰余金というところについて、繰り越し利益剰余金については、ほとんど、若干下がっていっているぐらいの状況にありますので、決してこれが大きいというふうには思ってございません。
以上です。
◎
上下水道総括室長
4月に下水道部と統合しまして、西宮市
上下水道局ということで名前を変更いたしました。これに伴っていろんな、標示板等のかけかえが必要になってきております。関係するところにも
上下水道局ということで御案内を差し上げておりますので、今、半年経過いたしました時点で、そういった名称についても、一定、
上下水道局、ああ、下水道も一緒になったんやなということで、関係団体等には、一定の周知はできたというふうに思っております。市民に対して
上下水道局というのが広まっているかというのは、今後、ちょっといろいろな調査とかモニターとか、そういったところで御意見をいただきたいと思っております。
以上です。
○
杉山たかのり 副主査
確かに単年度は大き過ぎるけれども、利益剰余金は19億円前後で推移している。減債のほうへ行って、またこれを引き上げる、またこっちに戻すということをしていますけれども、そうは言っても数字の上でも大きいし、19億円というのはかなりの額ではあると思いますけれども、50億円から80億円ぐらいのお金がかかって、市民にかかわるような額で、20億円近い剰余があるわけですから、これは、そう単純にやりとりで、そんな大したことないですという額ではないと思っていますので、それだけ言っておきます。
それから、調査まで必要はないと思いますけれども、ちょっと心象だけ聞けたらなと思っていたんです。市長が間違えたりしたら格好悪いんですけどね。徐々に一緒になって、もともと一緒にやっていたんですし、庁舎に来てるんでね。ちゃんと局名が定着してないとと思っております。
以上です。
○和田とよじ 主査
ほかに御質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
なければ質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
両件に御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
なければ討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
採決は2回に分けて行います。
まず、認定第18号の採決を行います。
認定第18号は、これを認定することに御異議ありせんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○和田とよじ 主査
異議なしと認めます。
したがって、認定第18号は認定することに決まりました。
次に、議案第485号の採決を行います。
議案第485号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)