3ページをごらんいただきます。5.安全・安心な
まちづくりの
推進についてでございます。
(1)「
ユニバーサルデザイン」の
まちづくりの
推進のうち,3番目の
丸印,
公営交通事業者が実施する福祉に配慮したノン
ステップバス等の低
床車両の
導入及び
バスターミナルなど駐
停車環境の
整備に対する
財政措置の
拡充でございます。ノン
ステップバス等の福祉に配慮した低
床車両の
導入を
促進し,また,これに伴って必要となります
バスターミナル,
バス停などの駐
停車環境の
整備に対して
財政措置の
拡充を
要望するものでございます。
4ページをお開き願います。6.
財政支援等についてでございます。
(3)
地方公営企業における
資本費負担を
軽減するための
財政措置の
拡充でございます。特に
地下鉄事業では,
地下鉄建設事業債に係る
支払い利子の
負担が非常に大きいことから,その
負担を
軽減するため,
資本費負担緩和債及び
資本費平準化債の
許可要件の緩和や,
支払い利子に対する
財政措置,
企業債の
償還期間の延長,
耐用年数の
延長等を
要望するものでございます。これら
要望につきましては,
神戸市
単独要望以外にも
公営交通事業協会,10
都市及び
指定都市共同で
要望するなど,あらゆる機会をとらえて
要望活動を行っております。
委員の
皆様方におかれましても,ご
支援のほど,よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
4
◯委員長(
山田哲郎)
当局の
報告は終わりました。
これより順次
質疑を行います。
まず,
平成20年度
国家予算に対する
要望のうち,
交通局関係分についてご
質疑はございませんか。
5
◯委員(西下 勝) 今言われたそれぞれの
財政措置の
拡充なんですが,もう簡単でよろしいから,現状のそれぞれの
財政支援の金額がどれぐらいで,もちろん
要望ですから,結果はどうなるかはわからんわけでありますが,今言われたやつで,それぞれどの程度──金額換算できるかどうかわかりませんが,どの程度の希望を持っておられるのかですね,ちょっとお伺いしておきます。
6
◯澤木交通局長 資本費負担の
軽減を図る
高金利債の
繰上償還につきましては,これまでもずっと続けてまいりました。特に高
資本費対策の借
換債制度ができまして,
平成7年度に
高金利,これ,7.5%以上でございますけれども,発行された
公営企業金融公庫債についての借りかえを13年度末までに126億ほど借りかえをいたしました。その
軽減効果といたしましては,大体25億円程度の利子の
負担の
軽減効果を上げております。また,その他の
公債費負担軽減策といたしましては,63年から
平成10年度まで,7%以上の
公営企業金融公庫の
公庫債の
繰上償還を118億ほど実施いたしまして,これも81億ほどの
利子負担の
軽減効果を上げております。また,
平成11年につきましては,
臨時特例措置といたしまして,122億の
政府資金の
繰上償還を行いまして,29億円ぐらいの
利子負担の
軽減を行っております。
19年度につきましては,利率の
要件が5.5%以上の
公庫債に限定されておりますけれども,
繰上償還が認められておりまして,
神戸市の
対象分といたしましては,2億2,000万ほどが
繰上償還の
対象となっております。また,徹底した総
人件費の
軽減等を行う
公営企業経営健全化対策といたしまして,19年度から3年間で5%以上の
公的資金の
保証金なしの
繰上償還が認められておりますけれども,まだ現在は──一定の条件を満たす団体という
要件がついておりますので,その一定の
要件がまだ定まっておりませんので,はっきりしたことは言えないんですけれども,これが
対象になりますと,全体でやっぱり318億ぐらいの
企業債の
発行分が
対象となりますので,そういう時期に合わせて
繰上償還を図っていきたいと思っております。
以上でございます。
7
◯委員(西下 勝) 今の最後のとこやと思うんですけど,例えば最初の
天然ガスか,これでは具体的には例えば何ぼとかいうのはどうですか,その下もそうなんですけど。
8
◯委員長(
山田哲郎) 各
項目についてのことですか。
9
◯委員(西下 勝) 現状,国から出とる,まあ,もらっとると言うたらいけませんが,
支援してもろとって,それでは不足ですから,もうちょっと
拡充するから,
財政措置,
拡充してくださいよということでしょう。それで,これで
要望されるのは,例えば何億になるんかというのがわかっておればですね,ちょっと。
10
◯委員長(
山田哲郎) 西下さん,各
項目についてですね。今,最後の
項目は説明あったんですけれども,初めから簡潔に現況と大体期待するところというご質問ですので,簡潔にお答えください。
11
◯澤木交通局長 1番の
CNGバスの
導入でございますけども,大型の
CNGバスの
導入につきましては,大体1車両が3,300万ほどかかります。それで,19年度につきましては3両
導入しておりますので,そのうちの
補助対象経費が4分の1となっておりまして,それが,あとノン
ステップバスとの比較で,どちらか経費が安い方が
補助の
対象となりますので,今,
予算的には2,300万ほどついておりますけれども,差額としては150万ぐらいがあるという形になっております。
それから3番の
公共交通機関の
利用促進につきましては,これは,かつて
エコファミリーとか
エコショッピング制度の
実証実験の
調査費が入っておりまして,これを
調査費が終わった後に
本格実施を今現在やっておりますけれども,今回はモビリティー・マネジメントということで,
西神の
工業団地とか兵庫の
和田岬について,やはり
マイカー通勤の方がたくさんおられますので,それを
公共交通機関に乗りかえができないかという
実証実験を19年度からやろうと思っております。これにつきましては,19年度,NEDOの
補助金がついておりますので,3年間,これはついてくると思います。これにつきましても,
エコショッピング,
エコファミリーにつきましても,当初実験をやってたときは,それに要した経費につきまして
補助があったんですけども,今はもう
実証実験終わってますので,もう
交通局負担で,かつて
補助金で見ていただいたやつを
交通局で
負担しておりますので,それについての
財源措置をお願いできないかというような
要望になっております。
それから,
公共路線の運行に対する
財政措置でございます。これにつきましては,国の方の
財政支援といたしましては,市町村をまたがる路線が
補助対象となっておりますので,これにつきましては,
要件の拡大についてのお願いでございます。
それから,続きまして
地下鉄等の
改良工事でございます。これにつきましても,
地下鉄海岸線,
西神・
山手線につきましては,当初から,もう
ATOとかが設置を
交通局の場合,しておるんですけれども,これに
補助の
対象となりますのが,既存の施設を
ATO等に変える場合について
補助対象となるんですけれども,
西神・
山手線も一部開業より30年経過しておりまして,20年度から
平成50年の30年間で大体1,300の
保守改良費,
施設改良費が要るんですけれども,ほとんどが
補助対象外となっておりますので,そういう大規模な
改良工事についても
補助を認めていただきたいというような
要望になっております。
それから
ユニバーサルデザインにつきましては,これにつきましても,ノン
ステップバスを
導入する場合,国の方が
補助対象経費の4分の1,
一般会計から4分の1
補助をしていただいておるんですけれども,ただし
要件がありまして,
増嵩部分の2分の1ないし
補助上限額を限度とするというような形で,やはり
一般財源の持ち出しが出てきておりますので,これについては,そういう条件をとっていただきたいというような形の
要望でございます。
以上でございます。
12
◯委員長(
山田哲郎) よろしいですか。
13
◯委員(西下 勝) はい。
14
◯委員長(
山田哲郎)他にございませんか。
(「なし」の声あり)
15
◯委員長(
山田哲郎) それでは,他になければ,
交通局の
所管事項についてご
質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
16
◯委員長(
山田哲郎) 他にご
質疑なければ,
交通局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局,どうもご苦労さまでございました。
なお,
委員各位におかれては,
みなと総局が入室するまで,この場においてしばらくお待ち願います。
(
みなと総局)
17
◯委員長(
山田哲郎) これより,
みなと総局関係の審査を行います。
それでは,
報告事項について
当局の
報告を求めます。
局長,着席されたままで結構でございます。
18 ◯山本
みなと総局長 それでは,座ってご説明させていただきます。失礼いたします。
それでは,
平成20年度
国家予算に対する
要望につきましてご説明申し上げます。
国家予算に対する
要望は,国の
予算編成時期に合わせて,
例年神戸市として行っているものでございます。このうち,
みなと総局所管分につきましてご説明申し上げます。
委員会資料の1ページをお開きください。まず,
神戸港の振興についてでございます。
神戸港においては,港勢の拡大を図るため,
国際競争力の
向上が最
重要課題となっており,民と官が一体となって
トータルコストの低減や
サービスの
向上に取り組んできておりますが,
スーパー中枢港湾の実現に向け,
国際港湾としての一層の
機能強化が不可欠であります。このため,
スーパー中枢港湾の実現など,
港湾機能の
整備促進に向けて,
次世代高規格コンテナターミナル形成に対する
財政措置や,とん税・特別とん税の
負担軽減に向けた
大阪湾諸港の一
開港化の
早期実現,
国際競争力強化のための
港湾施設の
整備促進に係る
事業費の
確保,
港湾幹線道路,ハーバーハイウェイの
耐震強化に係る
事業費の
確保,
神戸空港島における
係留施設に対する
財政措置について,特段のご
支援をお願いしております。
また,人でにぎわう新しい
ウオーターフロントを創出することにより,
神戸港全体を
活性化する必要がございます。そこで,
都心ウオーターフロントの
活性化の
促進を図るため,
みなと総局所管分といたしましては,下線を引いております,ハーバーランドから中突堤,
新港突堤に至る
都心ウオーターフロントの
活性化の
促進について特段のご
支援をお願いしております。
3ページをお開きください。
海上アクセス航路の運営についてでございます。
平成18年7月13日に
神戸空港と
関西国際空港を結ぶ
航路として再開した
海上アクセス航路,
神戸─
関空ベイ・シャトルは,両
空港を最短で結ぶ非常に
利便性の高い
公共交通機関であり,
神戸の
国際化をさらに
推進するためのゲートウエーとしての機能あるいは両
空港連携のシンボルとしての機能を果たしていることから,必要不可欠な
都市装置でございます。
航路再開以来,約22万7,000人の方々にご利用いただいており,また,
平成19年8月2日に
関西国際空港2期が供用される中,さらなる
利便性の
向上を図り,
乗客増への
取り組みを進めているところでございます。つきましては,
海上アクセス航路の運営に当たり,同
航路の積極的な
利用促進,
空港ターミナル前への船舶の直着けによる
旅客利便性の
向上及び健全な
経営の
確保など,引き続き特段のご
支援をお願いしております。
5ページをお開きください。
神戸空港の
充実についてでございます。
神戸空港は,
平成14年12月及び
平成19年6月の
交通政策審議会航空分科会答申にも明記されておりますとおり,
神戸市及び
周辺地域の
国内航空需要に対応する
地方空港であり,また,
関西国際空港,大阪国際
空港との適切な
役割分担のもと,
近畿圏全体の発展に寄与する重要な
都市基盤でございます。昨年2月16日に開港し,開港後は,
航空会社により
安全運航が進められ,
利用状況も18年度には
旅客数約274万人,
搭乗率約60%となり,今年度に入りましても,4月,5月,6月の
旅客数では,対前年度比較で各月とも増加しており,
神戸はもとより,
関西圏の新たな
玄関口として定着しつつあります。また,
神戸空港は,人・物・情報の
交流拠点として
観光交流の
推進や
医療関連産業の集積など
企業立地に資するものであります。
以上のことから,
神戸空港がより一層
利便性の高い
空港となるよう,次の
項目につきまして,特段のご
支援をお願いしております。
まず,(1)
平成17年度
予算で設定された
空港施設用地の取得に係る
国庫債務負担行為に基づく
事業費の
確保,(2)
飛行場管制・広域一元管制の
充実による運用時間の延長及び
発着枠の拡大,(3)
国際ビジネスジェットなど
国際便の
利用促進に向けた
CIQ体制の
充実の以上3
項目でございます。
7ページをお開きください。
都市環境づくりについてでございます。
みなと総局所管分につきましては,下線を引いております。(3)
廃棄物処理事業の
推進の3
項目めにございますように,
廃棄物埋立護岸建設費に対する広域的な
財政支援が可能となる
事業スキームの構築など,抜本的な
制度改善についてお願いしております。
9ページをお開きください。安全・安心な
まちづくりの
推進についてでございますが,右ページ,(8)
都市の
浸水対策事業の
推進の2
項目めにございますように,
高潮対策のための
海岸保全施設の
整備及び管理に係る
事業費の
確保についてお願いしております。
以上で
当局の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
19
◯委員長(
山田哲郎)
当局の
報告は終わりました。
これより順次
質疑を行います。
まず,
平成20年度
国家予算に対する
要望のうち,
みなと総局の
関係分についてご
質疑はございませんか。
20
◯委員(
北川道夫)
海上アクセスの
国交省に対する
要望でございますけれども,
関空2期が供用されて,ここに書いてありますように,
ターミナルの直着け,あるいは健全な運営の
確保などというふうに書いてますけども,具体的に
支援を求めて
着地点はどのように──ゴールを考えておられて,どのような具体的にね,
国交省に
予算も含めて具体的にもう少し説明をお願いしたいと思うんですけど。
21 ◯山本
みなと総局長 昨年の7月13日に
海上アクセスを再開いたしまして,ご承知のとおり,昨年度の実績としては,大体私どもの予想の4割程度であったという形で,今年度から新たに
駐車場の
無料化あるいは
ポーターサービスの
充実,また
代替バスの
確保といったことで,新たな手段を通じて
利用促進を図っているところでございます。
この
海上アクセスについては,私ども,短期的・長期的な
要望があるというふうに考えております。短期的に関しましては,
関空─
神戸海上アクセス利用促進協議会と,これは
国土交通省,
関空会社あるいは
海上アクセス会社,そういった
地元経済界等が入って,近運というところが
事務局をされて,いろんな
利便性向上とか
旅客誘致対策について検討が──していただいてるところでございます。引き続き,そういった検討をお願いしたいということが短期的な
要望と言えるんじゃないかと思います。また,健全な
経営の
確保ということであれば
施設使用料,現在,
関空の
ポートターミナルの
ポンツーン使用料の減免とか,あるいはしていただいてますけれども,さらなる
支援,例えば1階
チケットカウンターの賃料を減免していただくとか,そういったことの──短期的にそういった
健全経営確保のための
支援をお願いしたいと思ってます。
1つ,もう1つございますのは,私ども過去から,例の
関空側へ着きますと,また
バスで
ターミナルまで行くということでございますので,2期の
ターミナルが,これはまだちょっと将来的にどういった計画になるか決まってないわけでございますけれども,船舶が直着けできるということが非常に
利便性が
向上するという形で,将来的な
要望としまして
ターミナルビルへの船舶の直着けということを過去からも
要望しておりますし,今後も我々機会を通じて
国土交通省なり
関空会社に粘り強く
要望してまいりたいと思っております。
過去から
要望しておりますので,国の方もその点に関しては十分ご理解いただいてるというふうに考えております。
以上でございます。
22
◯委員(
北川道夫) 具体的に
要望はしていただいてると思いますけれども,
神戸市側の営業努力ももっと具体的に詰めてですね,市民にわかりやすく具体的に,もう緊急事態だと思いますので,進めていっていただきたいと思います。
以上です。
23
◯委員長(
山田哲郎)
要望ですね。
他にございませんか。
(なし)
24
◯委員長(
山田哲郎) 他になければ,次に,
みなと総局の
所管事項についてご
質疑はございませんか。
25
◯委員(あわはら富夫) 1点だけなんですけれども,8月の4日から5日にかけてですね,海上自衛隊の呉地方隊が展示訓練をやるということで,摩耶ふ頭の方を使わせてもらいたいということで,そういう話が来てるというふうに聞いてるんですけれども,その経過ですね,どういうふうな経過でそうなっているのか。たしか,8月の4日は花火大会の日でですね,非常に海上も混雑するという状況の中で,こういう訓練というのはどうなのかというふうな気もしますので,大体向こうから,どれぐらいの規模でですね,例えば摩耶ふ頭の方に何隻着岸したいとか,どんな規模の
要望が出てるのかと。大分ね,3週間ぐらい前の呉地方隊のホームページにもう既に摩耶ふ頭を借りてというふうにもう限定してですね,ホームページ上にも書かれてたと。この前,ちょっと電話させていただいたら,まだ摩耶ふ頭で検討をしてるというふうな回答をいただいたんですけれども,その辺の経過も含めて,ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
26 ◯山本
みなと総局長 花火大会の時期にですね,自衛艦が入港するという形で,実は5月の中旬ぐらいにですね,阪神基地隊を通じまして,呉地方総監部から自衛艦の
神戸港入港についての打診がございました。その後,6月8日には入港予定日程や艦艇の入港情報の詳細について連絡がございまして,8月3日から8月6日までの間,呉地方総監部所属の護衛艦等4隻が
神戸港に停泊し,あわせて期間中の4日,5日,大阪湾,これは淡路島の津名沖と聞いてますけれども──で展示訓練のため体験航海を実施する予定だということで聞いております。
私ども,自衛艦の入港に際しましては,先生ご承知のとおり,阪神基地隊というのがございますので,そこの岸壁があるため,まずは同岸壁を利用していただきたいということになりますけれども,今回は期間中,当基地隊には訓練ということでございますので,潜水艦,掃海艇等が停泊するという形で,公共岸壁の使用希望が出たということでございます。
これまでも自衛艦の公共岸壁利用に際しましては,
神戸港が商業貿易港であるということから,貨物の積みおろしや旅客の乗降に支障がないかどうか判断し,使用岸壁を決めておるということでございますけれども,現在,港湾荷役にも比較的影響の少ない摩耶ふ頭という形で調整をしておるという段階でございます。これは手続的な要素がございまして,どうしても岸壁を決めるのは数日前になりますので,ちょっと今のところ,まだ調整という形になっております。ある程度の文書できちっとしたものを出して決定ということになりますので,私どもとしては摩耶ふ頭といった形で,花火大会に影響のないように,そちらの方で調整を今してるということでございますけれども,ほぼ,そこで決まってるような状況でございます。
以上です。
27
◯委員(あわはら富夫) 前々から,要するに自衛隊の艦船については,基本的には阪神基地隊の方で対応してもらうと,そこがこういうことだから,この公共岸壁という話になったという経緯なんですけれども,実はこれ,’99年と’04年ですか,3年前ですかね,3年前と,そしてことしということで,大体3年から5年置きぐらいに,
神戸港というか大阪湾を使って,こういう展示訓練をやると,これは昔の観艦式というんですかね,僕らは余り昔のことは知りませんけれども,それとあわせたような行動で,大体海の日の近くにやってきたみたいな歴史があって,そういうのもちょっと感じてはいるんですけれども,ただ,非常にちょっと気になるのは,花火大会がちょうど8月の4日あって,花火大会というのは,人がみんな岸の岸壁の方でみんな花火見るわけじゃなくて,大体,僕らいつも見てると,船がいっぱい出て,船からもみんな花火大会を見てるというふうなその日ですよね,これ8月4日。その摩耶と,確かにハーバーランドの埠頭ということになると,距離感はありますけれども,実際には船はもういっぱい,小舟もいっぱいもう乗り出してきてるというところで,摩耶ふ頭からですね──との中で4隻ですよね,この船がね。しかも阪神基地隊にも潜水艦だとかいっぱい,びっくりするほどの数の呉からの船が来てると,それが体験航海に行くというふうなときになると,4日の中の海上の混雑ですね,陸上の混雑ではなくて,海上の混雑と,こういう体験航海というものとを考えた場合に,そういう安全
確保というのはどうされているのか。ちょっとやっぱり問題あるんじゃないかなというふうに思うんですが,どうなんでしょうか。
28 ◯山本
みなと総局長 先生ご指摘のとおり,8月4日は花火大会という形で,我々も船上から花火を見学するいうんですか,ご視察なるいうんですか,そういった方もいらっしゃるということでは承知しておりまして,既にこの件に関しましては,海上保安庁あるいは運輸監理部,もちろん阪神基地隊も含めてですね,私ども参りまして,安全に支障のないように運航していくという形での進め方をしておりますので,現時点では,警察もこれは入っておりますので,問題ないというふうに考えております。
以上です。
29
◯委員(あわはら富夫) だから,そもそも考え方に相違があるんでね,これ以上余り言うつもりはないんですけれども,ただ,やっぱり花火大会という
神戸市民が楽しむようなそういう日にちにですね,わざわざ展示訓練という,ある意味では戦闘訓練をこの日を挟んでやるというふうなあり方というのは,僕は非常に問題があるなと。
神戸港は,一番最初に言われたように,平和な港という商業港というのが基本的な考え方にありますから,それがしかも市民がみんなで楽しむその日にこういう展示訓練,基本的にはこれ戦闘訓練ですから,防災の訓練やってるわけじゃなくて,これ戦闘訓練なんで,そういうのをその日にやっぱり合わせて行われるということに対しては,私は非常に問題があるなというふうに,これも考え方の相違かもしれませんけれども,非常にそういうふうな気持ちを持つんですけれども,局長自身はそのことについてはどういうふうにお考えですか,それだけお聞きします。
30 ◯山本
みなと総局長 私どもとしましては,
神戸港はあくまで商業貿易港であるという観点から,自衛艦に関しましては阪神基地隊というところでのお願いをするという形で過去からもやっておりますし,そういう形で進めてきておると。その中で,阪神基地隊がいっぱいの場合,
神戸港の場合は公共岸壁について船を着けるということに対して,これは法律的にも拒否はできないという立場でございますので,そういったことを受けて,支障のない方法で一定受け入れるという立場を今まで貫いておりますし,そのことに関しまして,商業貿易港としての機能が失われるということのないように,いろんな関係機関と調整して,それを実施するという立場だと思っております。
以上です。
31
◯委員長(
山田哲郎) よろしいですか。
他に。
32
◯委員(西下 勝) 関連してですけども,訓練やいうて言われとんで,単なる見学会ではないようなんですね。だから,その辺のところは,これ,僕は市民募集して見学会かなと思っとったら,向こうの位置づけはそうではないということのようですから,その辺はちょっとどうなんか,訓練とはいかなるものかというの。
33 ◯山本
みなと総局長 呉地方総監部からの入港の申し入れでございますので,私どもとしましては,その中で,展示訓練のための体験航海を実施する予定であるということを聞いておりますし,また,津名沖でそういった訓練をされるということでございますので,そういった呉地方総監部がされることに対して私としてはコメントする立場にはないと思っております。
以上です。
34
◯委員(西下 勝) ちょっとその姿勢はいかがかとは思うんですが,もうこれでやめますけど,午前中,市長に一応中止を求めるように要請も,市長室を通じてしてますから,多分局の方には連絡があったかとは思いますが,特に自衛隊で言えば,この間,国民監視というか情報保全隊が直接さまざまな動きをしておったというのも一つは問題になっておるわけでありますし,今,局長言われるように,商業港やと──やったら,別に阪神基地ならともかくもというのはあるかもしれませんが,あんまり大規模に来られたら,そこだけで今回のようになるわけでありますから,やっぱり行政としては,ちょっと,言われたこと,「はい」というのはいかがなものかというふうに思いますから,我々は中止もきょう午前中には要請もしておりますから,そのことだけ伝えておきます。
35
◯委員長(
山田哲郎) 他にございませんか。
(なし)
36
◯委員長(
山田哲郎) 他にご
質疑がなければ,
みなと総局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局,どうもご苦労さまでした。
37
◯委員長(
山田哲郎) 次に,本
委員会の行政調査についてお諮りいたします。
本年度も他
都市の施策・事業等を調査するため,8月27日から29日までの3日間の日程で行政調査を実施したいと存じますが,ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
38
◯委員長(
山田哲郎) 異議がないと認めます。それでは,さよう決定いたしました。
なお,調査先及び調査事項については,正副
委員長にご一任いただきたいと存じます。
39
◯委員長(
山田哲郎) 本日ご協議いただく事項は以上であります。これをもって本日の
委員会を閉会いたします。
(午前10時41分閉会)
神戸市会
事務局
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