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  1. 神戸市議会 2007-07-20
    開催日:2007-07-20 平成19年港湾交通委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開会) ◯委員長山田哲郎) おはようございます。ただいまから港湾交通委員会を開会いたします。  本日は,平成20年度国家予算に対する要望のうち,本委員会所管分報告聴取等のため,お集まりいただいた次第であります。  まず,平成20年度国家予算に対する要望につきましては,昨日の常任委員長会議において当局から報告を受けました。このうち,本委員会所管分については,この後,関係局から報告を聴取いたしますので,内容の説明は省略させていただきます。  次に,本日の予定でございますが,委員会終了後,中突堤中央ターミナルからポーアイしおさい公園及び新港第1突堤を実地視察することといたしておりますので,委員各位のご協力をよろしくお願いいたします。 (交通局) 2 ◯委員長山田哲郎) それでは,これより交通局関係の審査を行います。  それでは,報告事項について当局報告を求めます。  局長,着席されたままで結構でございます。 3 ◯澤木交通局長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは,平成20年度国家予算に対する要望のうち,交通局関係分につきましてご報告申し上げます。別途お手元にございます港湾交通委員会資料の1ページをお開き願います。  神戸市の要望事項のうち,枠で囲んでおりますところが交通局関係分でございます。要望事項といたしましては,4.都市環境づくりについて,5.安全・安心なまちづくり推進について及び6.財政支援等についてでございます。  2ページをお開き願います。まず,4.都市環境づくりについてでは,(1)次世代環境づくりに資する取り組み推進のうち,丸印の5番目,CNG圧縮天然ガスバス等の低公害車導入に対する財政措置拡充でございます。  環境対策といたしまして,NOxやPMの総量削減に努めるため,天然ガスを燃料とするCNGバス等の低公害車導入に対する財政措置拡充要望するものでございます。  次に,(2)公共交通機関利用促進策等充実でございます。  1点目は,公共交通機関利用への転換を促進する施策の推進及び財政措置拡充でございます。エネルギー資源効率的運用交通渋滞の緩和や地球環境保全及び交通事故防止に資するため,バス地下鉄利用への転換を促進する施策の積極的な推進及びこれに対する財政措置拡充要望するものでございます。  2点目は,地域交通確保を図るための不採算公共路線の運行に対する財政措置拡充でございます。市民の足としてのバス路線確保するため,地域にとって必要不可欠でありながら,効率的経営を行っても,なお不採算とならざるを得ない公共路線の運行に対する財政措置拡充要望するものでございます。  3点目は,丸印の4番目の地下高速鉄道事業及びニュータウン鉄道事業における既設路線改良工事及び安全性向上推進させるために必要な対策工事に対する財政措置拡充でございます。  西神山手線は,部分開業後30年を経過し,機器,設備,施設等老朽化に伴い,今後,大規模な更新工事が必要となってまいりますが,改良工事の大部分が国庫補助事業対象外となっていることから,大規模な更新工事を円滑に実施していくため,補助対象を拡大するとともに,地下鉄車両火災対策など,安全対策工事に対する財政措置拡充要望するものでございます。
     3ページをごらんいただきます。5.安全・安心なまちづくり推進についてでございます。  (1)「ユニバーサルデザイン」のまちづくり推進のうち,3番目の丸印公営交通事業者が実施する福祉に配慮したノンステップバス等の低床車両導入及びバスターミナルなど駐停車環境整備に対する財政措置拡充でございます。ノンステップバス等の福祉に配慮した低床車両導入促進し,また,これに伴って必要となりますバスターミナルバス停などの駐停車環境整備に対して財政措置拡充要望するものでございます。  4ページをお開き願います。6.財政支援等についてでございます。  (3)地方公営企業における資本費負担軽減するための財政措置拡充でございます。特に地下鉄事業では,地下鉄建設事業債に係る支払い利子負担が非常に大きいことから,その負担軽減するため,資本費負担緩和債及び資本費平準化債許可要件の緩和や,支払い利子に対する財政措置企業債償還期間の延長,耐用年数延長等要望するものでございます。これら要望につきましては,神戸単独要望以外にも公営交通事業協会,10都市及び指定都市共同要望するなど,あらゆる機会をとらえて要望活動を行っております。委員皆様方におかれましても,ご支援のほど,よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 4 ◯委員長山田哲郎) 当局報告は終わりました。  これより順次質疑を行います。  まず,平成20年度国家予算に対する要望のうち,交通局関係分についてご質疑はございませんか。 5 ◯委員(西下 勝) 今言われたそれぞれの財政措置拡充なんですが,もう簡単でよろしいから,現状のそれぞれの財政支援の金額がどれぐらいで,もちろん要望ですから,結果はどうなるかはわからんわけでありますが,今言われたやつで,それぞれどの程度──金額換算できるかどうかわかりませんが,どの程度の希望を持っておられるのかですね,ちょっとお伺いしておきます。 6 ◯澤木交通局長 資本費負担軽減を図る高金利債繰上償還につきましては,これまでもずっと続けてまいりました。特に高資本費対策の借換債制度ができまして,平成7年度に高金利,これ,7.5%以上でございますけれども,発行された公営企業金融公庫債についての借りかえを13年度末までに126億ほど借りかえをいたしました。その軽減効果といたしましては,大体25億円程度の利子の負担軽減効果を上げております。また,その他の公債費負担軽減策といたしましては,63年から平成10年度まで,7%以上の公営企業金融公庫公庫債繰上償還を118億ほど実施いたしまして,これも81億ほどの利子負担軽減効果を上げております。また,平成11年につきましては,臨時特例措置といたしまして,122億の政府資金繰上償還を行いまして,29億円ぐらいの利子負担軽減を行っております。  19年度につきましては,利率の要件が5.5%以上の公庫債に限定されておりますけれども,繰上償還が認められておりまして,神戸市の対象分といたしましては,2億2,000万ほどが繰上償還対象となっております。また,徹底した総人件費軽減等を行う公営企業経営健全化対策といたしまして,19年度から3年間で5%以上の公的資金保証金なしの繰上償還が認められておりますけれども,まだ現在は──一定の条件を満たす団体という要件がついておりますので,その一定の要件がまだ定まっておりませんので,はっきりしたことは言えないんですけれども,これが対象になりますと,全体でやっぱり318億ぐらいの企業債発行分対象となりますので,そういう時期に合わせて繰上償還を図っていきたいと思っております。  以上でございます。 7 ◯委員(西下 勝) 今の最後のとこやと思うんですけど,例えば最初の天然ガスか,これでは具体的には例えば何ぼとかいうのはどうですか,その下もそうなんですけど。 8 ◯委員長山田哲郎) 各項目についてのことですか。 9 ◯委員(西下 勝) 現状,国から出とる,まあ,もらっとると言うたらいけませんが,支援してもろとって,それでは不足ですから,もうちょっと拡充するから,財政措置拡充してくださいよということでしょう。それで,これで要望されるのは,例えば何億になるんかというのがわかっておればですね,ちょっと。 10 ◯委員長山田哲郎) 西下さん,各項目についてですね。今,最後の項目は説明あったんですけれども,初めから簡潔に現況と大体期待するところというご質問ですので,簡潔にお答えください。 11 ◯澤木交通局長 1番のCNGバス導入でございますけども,大型のCNGバス導入につきましては,大体1車両が3,300万ほどかかります。それで,19年度につきましては3両導入しておりますので,そのうちの補助対象経費が4分の1となっておりまして,それが,あとノンステップバスとの比較で,どちらか経費が安い方が補助対象となりますので,今,予算的には2,300万ほどついておりますけれども,差額としては150万ぐらいがあるという形になっております。  それから3番の公共交通機関利用促進につきましては,これは,かつてエコファミリーとかエコショッピング制度実証実験調査費が入っておりまして,これを調査費が終わった後に本格実施を今現在やっておりますけれども,今回はモビリティー・マネジメントということで,西神工業団地とか兵庫の和田岬について,やはりマイカー通勤の方がたくさんおられますので,それを公共交通機関に乗りかえができないかという実証実験を19年度からやろうと思っております。これにつきましては,19年度,NEDOの補助金がついておりますので,3年間,これはついてくると思います。これにつきましても,エコショッピングエコファミリーにつきましても,当初実験をやってたときは,それに要した経費につきまして補助があったんですけども,今はもう実証実験終わってますので,もう交通局負担で,かつて補助金で見ていただいたやつを交通局負担しておりますので,それについての財源措置をお願いできないかというような要望になっております。  それから,公共路線の運行に対する財政措置でございます。これにつきましては,国の方の財政支援といたしましては,市町村をまたがる路線が補助対象となっておりますので,これにつきましては,要件の拡大についてのお願いでございます。  それから,続きまして地下鉄等改良工事でございます。これにつきましても,地下鉄海岸線西神山手線につきましては,当初から,もうATOとかが設置を交通局の場合,しておるんですけれども,これに補助対象となりますのが,既存の施設をATO等に変える場合について補助対象となるんですけれども,西神山手線も一部開業より30年経過しておりまして,20年度から平成50年の30年間で大体1,300の保守改良費施設改良費が要るんですけれども,ほとんどが補助対象外となっておりますので,そういう大規模な改良工事についても補助を認めていただきたいというような要望になっております。  それからユニバーサルデザインにつきましては,これにつきましても,ノンステップバス導入する場合,国の方が補助対象経費の4分の1,一般会計から4分の1補助をしていただいておるんですけれども,ただし要件がありまして,増嵩部分の2分の1ないし補助上限額を限度とするというような形で,やはり一般財源の持ち出しが出てきておりますので,これについては,そういう条件をとっていただきたいというような形の要望でございます。  以上でございます。 12 ◯委員長山田哲郎) よろしいですか。 13 ◯委員(西下 勝) はい。 14 ◯委員長山田哲郎)他にございませんか。  (「なし」の声あり) 15 ◯委員長山田哲郎) それでは,他になければ,交通局所管事項についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 16 ◯委員長山田哲郎) 他にご質疑なければ,交通局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでございました。  なお,委員各位におかれては,みなと総局が入室するまで,この場においてしばらくお待ち願います。 (みなと総局) 17 ◯委員長山田哲郎) これより,みなと総局関係の審査を行います。  それでは,報告事項について当局報告を求めます。  局長,着席されたままで結構でございます。 18 ◯山本みなと総局長 それでは,座ってご説明させていただきます。失礼いたします。  それでは,平成20年度国家予算に対する要望につきましてご説明申し上げます。  国家予算に対する要望は,国の予算編成時期に合わせて,例年神戸市として行っているものでございます。このうち,みなと総局所管分につきましてご説明申し上げます。  委員会資料の1ページをお開きください。まず,神戸港の振興についてでございます。  神戸港においては,港勢の拡大を図るため,国際競争力向上が最重要課題となっており,民と官が一体となってトータルコストの低減やサービス向上に取り組んできておりますが,スーパー中枢港湾の実現に向け,国際港湾としての一層の機能強化が不可欠であります。このため,スーパー中枢港湾の実現など,港湾機能整備促進に向けて,次世代高規格コンテナターミナル形成に対する財政措置や,とん税・特別とん税の負担軽減に向けた大阪湾諸港の一開港化早期実現国際競争力強化のための港湾施設整備促進に係る事業費確保港湾幹線道路,ハーバーハイウェイの耐震強化に係る事業費確保神戸空港島における係留施設に対する財政措置について,特段のご支援をお願いしております。  また,人でにぎわう新しいウオーターフロントを創出することにより,神戸港全体を活性化する必要がございます。そこで,都心ウオーターフロント活性化促進を図るため,みなと総局所管分といたしましては,下線を引いております,ハーバーランドから中突堤,新港突堤に至る都心ウオーターフロント活性化促進について特段のご支援をお願いしております。  3ページをお開きください。海上アクセス航路の運営についてでございます。  平成18年7月13日に神戸空港関西国際空港を結ぶ航路として再開した海上アクセス航路神戸関空ベイ・シャトルは,両空港を最短で結ぶ非常に利便性の高い公共交通機関であり,神戸国際化をさらに推進するためのゲートウエーとしての機能あるいは両空港連携のシンボルとしての機能を果たしていることから,必要不可欠な都市装置でございます。  航路再開以来,約22万7,000人の方々にご利用いただいており,また,平成19年8月2日に関西国際空港2期が供用される中,さらなる利便性向上を図り,乗客増への取り組みを進めているところでございます。つきましては,海上アクセス航路の運営に当たり,同航路の積極的な利用促進空港ターミナル前への船舶の直着けによる旅客利便性向上及び健全な経営確保など,引き続き特段のご支援をお願いしております。  5ページをお開きください。神戸空港充実についてでございます。  神戸空港は,平成14年12月及び平成19年6月の交通政策審議会航空分科会答申にも明記されておりますとおり,神戸市及び周辺地域国内航空需要に対応する地方空港であり,また,関西国際空港,大阪国際空港との適切な役割分担のもと,近畿圏全体の発展に寄与する重要な都市基盤でございます。昨年2月16日に開港し,開港後は,航空会社により安全運航が進められ,利用状況も18年度には旅客数約274万人,搭乗率約60%となり,今年度に入りましても,4月,5月,6月の旅客数では,対前年度比較で各月とも増加しており,神戸はもとより,関西圏の新たな玄関口として定着しつつあります。また,神戸空港は,人・物・情報の交流拠点として観光交流推進医療関連産業の集積など企業立地に資するものであります。  以上のことから,神戸空港がより一層利便性の高い空港となるよう,次の項目につきまして,特段のご支援をお願いしております。  まず,(1)平成17年度予算で設定された空港施設用地の取得に係る国庫債務負担行為に基づく事業費確保,(2)飛行場管制・広域一元管制の充実による運用時間の延長及び発着枠の拡大,(3)国際ビジネスジェットなど国際便利用促進に向けたCIQ体制充実の以上3項目でございます。  7ページをお開きください。都市環境づくりについてでございます。  みなと総局所管分につきましては,下線を引いております。(3)廃棄物処理事業推進の3項目めにございますように,廃棄物埋立護岸建設費に対する広域的な財政支援が可能となる事業スキームの構築など,抜本的な制度改善についてお願いしております。  9ページをお開きください。安全・安心なまちづくり推進についてでございますが,右ページ,(8)都市浸水対策事業推進の2項目めにございますように,高潮対策のための海岸保全施設整備及び管理に係る事業費確保についてお願いしております。  以上で当局の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 19 ◯委員長山田哲郎) 当局報告は終わりました。  これより順次質疑を行います。  まず,平成20年度国家予算に対する要望のうち,みなと総局関係分についてご質疑はございませんか。 20 ◯委員北川道夫) 海上アクセス国交省に対する要望でございますけれども,関空2期が供用されて,ここに書いてありますように,ターミナルの直着け,あるいは健全な運営の確保などというふうに書いてますけども,具体的に支援を求めて着地点はどのように──ゴールを考えておられて,どのような具体的にね,国交省予算も含めて具体的にもう少し説明をお願いしたいと思うんですけど。 21 ◯山本みなと総局長 昨年の7月13日に海上アクセスを再開いたしまして,ご承知のとおり,昨年度の実績としては,大体私どもの予想の4割程度であったという形で,今年度から新たに駐車場無料化あるいはポーターサービス充実,また代替バス確保といったことで,新たな手段を通じて利用促進を図っているところでございます。  この海上アクセスについては,私ども,短期的・長期的な要望があるというふうに考えております。短期的に関しましては,関空神戸海上アクセス利用促進協議会と,これは国土交通省関空会社あるいは海上アクセス会社,そういった地元経済界等が入って,近運というところが事務局をされて,いろんな利便性向上とか旅客誘致対策について検討が──していただいてるところでございます。引き続き,そういった検討をお願いしたいということが短期的な要望と言えるんじゃないかと思います。また,健全な経営確保ということであれば施設使用料,現在,関空ポートターミナルポンツーン使用料の減免とか,あるいはしていただいてますけれども,さらなる支援,例えば1階チケットカウンターの賃料を減免していただくとか,そういったことの──短期的にそういった健全経営確保のための支援をお願いしたいと思ってます。  1つ,もう1つございますのは,私ども過去から,例の関空側へ着きますと,またバスターミナルまで行くということでございますので,2期のターミナルが,これはまだちょっと将来的にどういった計画になるか決まってないわけでございますけれども,船舶が直着けできるということが非常に利便性向上するという形で,将来的な要望としましてターミナルビルへの船舶の直着けということを過去からも要望しておりますし,今後も我々機会を通じて国土交通省なり関空会社に粘り強く要望してまいりたいと思っております。  過去から要望しておりますので,国の方もその点に関しては十分ご理解いただいてるというふうに考えております。  以上でございます。 22 ◯委員北川道夫) 具体的に要望はしていただいてると思いますけれども,神戸市側の営業努力ももっと具体的に詰めてですね,市民にわかりやすく具体的に,もう緊急事態だと思いますので,進めていっていただきたいと思います。  以上です。 23 ◯委員長山田哲郎) 要望ですね。  他にございませんか。  (なし) 24 ◯委員長山田哲郎) 他になければ,次に,みなと総局所管事項についてご質疑はございませんか。 25 ◯委員(あわはら富夫) 1点だけなんですけれども,8月の4日から5日にかけてですね,海上自衛隊の呉地方隊が展示訓練をやるということで,摩耶ふ頭の方を使わせてもらいたいということで,そういう話が来てるというふうに聞いてるんですけれども,その経過ですね,どういうふうな経過でそうなっているのか。たしか,8月の4日は花火大会の日でですね,非常に海上も混雑するという状況の中で,こういう訓練というのはどうなのかというふうな気もしますので,大体向こうから,どれぐらいの規模でですね,例えば摩耶ふ頭の方に何隻着岸したいとか,どんな規模の要望が出てるのかと。大分ね,3週間ぐらい前の呉地方隊のホームページにもう既に摩耶ふ頭を借りてというふうにもう限定してですね,ホームページ上にも書かれてたと。この前,ちょっと電話させていただいたら,まだ摩耶ふ頭で検討をしてるというふうな回答をいただいたんですけれども,その辺の経過も含めて,ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 26 ◯山本みなと総局長 花火大会の時期にですね,自衛艦が入港するという形で,実は5月の中旬ぐらいにですね,阪神基地隊を通じまして,呉地方総監部から自衛艦の神戸港入港についての打診がございました。その後,6月8日には入港予定日程や艦艇の入港情報の詳細について連絡がございまして,8月3日から8月6日までの間,呉地方総監部所属の護衛艦等4隻が神戸港に停泊し,あわせて期間中の4日,5日,大阪湾,これは淡路島の津名沖と聞いてますけれども──で展示訓練のため体験航海を実施する予定だということで聞いております。  私ども,自衛艦の入港に際しましては,先生ご承知のとおり,阪神基地隊というのがございますので,そこの岸壁があるため,まずは同岸壁を利用していただきたいということになりますけれども,今回は期間中,当基地隊には訓練ということでございますので,潜水艦,掃海艇等が停泊するという形で,公共岸壁の使用希望が出たということでございます。  これまでも自衛艦の公共岸壁利用に際しましては,神戸港が商業貿易港であるということから,貨物の積みおろしや旅客の乗降に支障がないかどうか判断し,使用岸壁を決めておるということでございますけれども,現在,港湾荷役にも比較的影響の少ない摩耶ふ頭という形で調整をしておるという段階でございます。これは手続的な要素がございまして,どうしても岸壁を決めるのは数日前になりますので,ちょっと今のところ,まだ調整という形になっております。ある程度の文書できちっとしたものを出して決定ということになりますので,私どもとしては摩耶ふ頭といった形で,花火大会に影響のないように,そちらの方で調整を今してるということでございますけれども,ほぼ,そこで決まってるような状況でございます。  以上です。 27 ◯委員(あわはら富夫) 前々から,要するに自衛隊の艦船については,基本的には阪神基地隊の方で対応してもらうと,そこがこういうことだから,この公共岸壁という話になったという経緯なんですけれども,実はこれ,’99年と’04年ですか,3年前ですかね,3年前と,そしてことしということで,大体3年から5年置きぐらいに,神戸港というか大阪湾を使って,こういう展示訓練をやると,これは昔の観艦式というんですかね,僕らは余り昔のことは知りませんけれども,それとあわせたような行動で,大体海の日の近くにやってきたみたいな歴史があって,そういうのもちょっと感じてはいるんですけれども,ただ,非常にちょっと気になるのは,花火大会がちょうど8月の4日あって,花火大会というのは,人がみんな岸の岸壁の方でみんな花火見るわけじゃなくて,大体,僕らいつも見てると,船がいっぱい出て,船からもみんな花火大会を見てるというふうなその日ですよね,これ8月4日。その摩耶と,確かにハーバーランドの埠頭ということになると,距離感はありますけれども,実際には船はもういっぱい,小舟もいっぱいもう乗り出してきてるというところで,摩耶ふ頭からですね──との中で4隻ですよね,この船がね。しかも阪神基地隊にも潜水艦だとかいっぱい,びっくりするほどの数の呉からの船が来てると,それが体験航海に行くというふうなときになると,4日の中の海上の混雑ですね,陸上の混雑ではなくて,海上の混雑と,こういう体験航海というものとを考えた場合に,そういう安全確保というのはどうされているのか。ちょっとやっぱり問題あるんじゃないかなというふうに思うんですが,どうなんでしょうか。 28 ◯山本みなと総局長 先生ご指摘のとおり,8月4日は花火大会という形で,我々も船上から花火を見学するいうんですか,ご視察なるいうんですか,そういった方もいらっしゃるということでは承知しておりまして,既にこの件に関しましては,海上保安庁あるいは運輸監理部,もちろん阪神基地隊も含めてですね,私ども参りまして,安全に支障のないように運航していくという形での進め方をしておりますので,現時点では,警察もこれは入っておりますので,問題ないというふうに考えております。  以上です。 29 ◯委員(あわはら富夫) だから,そもそも考え方に相違があるんでね,これ以上余り言うつもりはないんですけれども,ただ,やっぱり花火大会という神戸市民が楽しむようなそういう日にちにですね,わざわざ展示訓練という,ある意味では戦闘訓練をこの日を挟んでやるというふうなあり方というのは,僕は非常に問題があるなと。神戸港は,一番最初に言われたように,平和な港という商業港というのが基本的な考え方にありますから,それがしかも市民がみんなで楽しむその日にこういう展示訓練,基本的にはこれ戦闘訓練ですから,防災の訓練やってるわけじゃなくて,これ戦闘訓練なんで,そういうのをその日にやっぱり合わせて行われるということに対しては,私は非常に問題があるなというふうに,これも考え方の相違かもしれませんけれども,非常にそういうふうな気持ちを持つんですけれども,局長自身はそのことについてはどういうふうにお考えですか,それだけお聞きします。 30 ◯山本みなと総局長 私どもとしましては,神戸港はあくまで商業貿易港であるという観点から,自衛艦に関しましては阪神基地隊というところでのお願いをするという形で過去からもやっておりますし,そういう形で進めてきておると。その中で,阪神基地隊がいっぱいの場合,神戸港の場合は公共岸壁について船を着けるということに対して,これは法律的にも拒否はできないという立場でございますので,そういったことを受けて,支障のない方法で一定受け入れるという立場を今まで貫いておりますし,そのことに関しまして,商業貿易港としての機能が失われるということのないように,いろんな関係機関と調整して,それを実施するという立場だと思っております。  以上です。 31 ◯委員長山田哲郎) よろしいですか。  他に。 32 ◯委員(西下 勝) 関連してですけども,訓練やいうて言われとんで,単なる見学会ではないようなんですね。だから,その辺のところは,これ,僕は市民募集して見学会かなと思っとったら,向こうの位置づけはそうではないということのようですから,その辺はちょっとどうなんか,訓練とはいかなるものかというの。 33 ◯山本みなと総局長 呉地方総監部からの入港の申し入れでございますので,私どもとしましては,その中で,展示訓練のための体験航海を実施する予定であるということを聞いておりますし,また,津名沖でそういった訓練をされるということでございますので,そういった呉地方総監部がされることに対して私としてはコメントする立場にはないと思っております。  以上です。 34 ◯委員(西下 勝) ちょっとその姿勢はいかがかとは思うんですが,もうこれでやめますけど,午前中,市長に一応中止を求めるように要請も,市長室を通じてしてますから,多分局の方には連絡があったかとは思いますが,特に自衛隊で言えば,この間,国民監視というか情報保全隊が直接さまざまな動きをしておったというのも一つは問題になっておるわけでありますし,今,局長言われるように,商業港やと──やったら,別に阪神基地ならともかくもというのはあるかもしれませんが,あんまり大規模に来られたら,そこだけで今回のようになるわけでありますから,やっぱり行政としては,ちょっと,言われたこと,「はい」というのはいかがなものかというふうに思いますから,我々は中止もきょう午前中には要請もしておりますから,そのことだけ伝えておきます。 35 ◯委員長山田哲郎) 他にございませんか。  (なし) 36 ◯委員長山田哲郎) 他にご質疑がなければ,みなと総局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでした。 37 ◯委員長山田哲郎) 次に,本委員会の行政調査についてお諮りいたします。  本年度も他都市の施策・事業等を調査するため,8月27日から29日までの3日間の日程で行政調査を実施したいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 38 ◯委員長山田哲郎) 異議がないと認めます。それでは,さよう決定いたしました。  なお,調査先及び調査事項については,正副委員長にご一任いただきたいと存じます。 39 ◯委員長山田哲郎) 本日ご協議いただく事項は以上であります。これをもって本日の委員会を閉会いたします。   (午前10時41分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved.
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