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  1. 神戸市議会 2006-03-29
    開催日:2006-03-29 平成18年第1回定例市会(第5日) 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開議)  (佐伯議長議長席に着く) ◯議長(佐伯育三君) ただいまより本日の会議を開きます。  最初に,諸般の報告を申し上げます。  監査委員より,監査報告第14号より監査報告第19号に至る6件の報告が提出されましたので,いずれもお手元に送付いたしておきましたから,ご了承願います。 2 ◯議長(佐伯育三君) 以上,報告を終わります。  これより議事に入ります。  それでは,日程によりまして,日程第1 号外神戸市人事委員会委員選任の件より日程第3 号外兵庫県公安委員会委員推薦の件に至る3件,一括議題に供します。 3 ◯議長(佐伯育三君) これより当局の説明を求めます。矢田市長。 4 ◯市長(矢田立郎君) ただいまご上程になりました号外議案神戸人事委員会委員選任の件,神戸市固定資産評価審査委員会委員選任の件及び兵庫県公安委員会委員推薦の件につきまして,一括ご説明申し上げます。  人事委員会委員選任の件につきましては,神木哲男氏が3月31日をもって任期満了となりますので,その後任として鈴木正幸氏を選任いたしたいと存じます。  固定資産評価審査委員会委員選任の件につきましては,3月31日をもって任期満了となります小城 修氏,正木靖子氏及び中村増秀氏につきまして,各氏を重ねて選任し,中谷紀之氏の後任として太田尚成氏を選任し,また竹本昌弘氏が辞任されましたので,その後任として堺 充廣氏を選任いたしたいと存じます。  兵庫県公安委員会委員推薦の件につきましては,野澤太一郎氏が5月26日をもって任期満了となりますので,その後任として小倉修悟氏を推薦いたしたいと存じます。  以上の各氏は,その人物・経歴・手腕等から見まして,それぞれ人事委員会委員固定資産評価審査委員会委員公安委員会委員として適任と認められますので,地方公務員法第9条の2第2項,地方税法第 423条第3項及び警察法第39条第1項ただし書きの規定により,その選任及び推薦について議会の同意を求める次第であります。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 5 ◯議長(佐伯育三君) 当局の説明は終わりました。  本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,同意することに決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 6 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも同意することに決定いたしました。
    7 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第4 予算第48号議案より日程第26 第 152号議案に至る23議案,一括議題に供します。 8 ◯議長(佐伯育三君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係常任委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長橋本秀一君。  (28番橋本秀一君登壇) 9 ◯28番(橋本秀一君) ただいま議題となりました諸議案中,本委員会所管分の予算第48号議案の関係分,予算第56号議案,第 144号議案,第 145号議案,第 151号議案及び第 152号議案,以上合計6議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第48号議案の関係分は,起債承認見込みによる市債の増等,並びに特別会計への繰出金の増等に伴い,  次に,予算第56号議案は,公債の元金償還金の増等に伴い,いずれも予算を補正しようとするものであります。  次に,第 144号議案は,住居表示を実施する区域を追加し,当該区域における住居表示の方法を街区方式としようとするものであり,  第 145号議案は,住居表示の実施及び土地改良事業の施行に伴い,町及び字の区域並びにその名称を変更しようとするものであります。  次に,第 151号議案及び第 152号議案は,いずれも工事請負契約案件であります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 10 ◯議長(佐伯育三君) 次に,文教経済委員会委員長松本 修君。  (19番松本 修君登壇) 11 ◯19番(松本 修君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第48号議案の関係分,予算第49号議案及び第 150号議案,以上合計3議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第48号議案の関係分は,兵庫勤労市民センター等アスベスト対策学校施設耐震補強事業計画変更等に伴い,  次に,予算第49号議案は,施設整備費財源更正等に伴い,いずれも予算を補正しようとするものであります。  次に,第 150号議案は,学校医等の公務上の災害に対する補償の金額を政令に規定する額とする等に当たり,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 12 ◯議長(佐伯育三君) 次に,福祉環境委員会委員長守屋隆司君。  (24番守屋隆司君登壇) 13 ◯24番(守屋隆司君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第48号議案の関係分,予算第50号議案,予算第54号議案,予算第59号議案及び第 146号議案,以上合計5議案について,一括してご報告申し上げます。  まず,予算第48号議案の関係分は,民生施設整備に係る国庫認証の決定及び国庫支出金返還等に伴い,  次に,予算第50号議案は,人事異動に伴い,  次に,予算第54号議案は,国庫支出金及び県支出金の返還並びに決算剰余金の準備基金への積み立て等に伴い,  次に,予算第59号議案は,診療単価の増及び退職者の増等に伴い,いずれも予算を補正しようとするものであります。  次に,第 146号議案は,児童福祉法の改正等に伴い,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 14 ◯議長(佐伯育三君) 次に,建設水道委員会委員長金澤治美君。  (31番金澤治美君登壇) 15 ◯31番(金澤治美君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第48号議案の関係分,予算第51号議案,予算第57号議案及び予算第61号議案,以上合計4議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第48号議案の関係分は,中部建設事務所等におけるアスベスト対策に係る予算等を,  次に,予算第51号議案は,駐車場アスベスト対策に係る予算等を,  次に,予算第57号議案は,垂水処理場アスベスト対策に係る予算等を,それぞれ補正しようとするものであります。  次に,予算第61号議案は,給水収益及び固定資産売却益を増額補正し,あわせて基金繰入金を減額補正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 16 ◯議長(佐伯育三君) 次に,港湾交通委員会委員長松本しゅうじ君。  (41番松本しゅうじ君登壇) 17 ◯41番(松本しゅうじ君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第48号議案の関係分,予算第55号議案,予算第58号議案,予算第60号議案,第 147号議案及び第 148号議案,以上合計6議案について,一括ご報告申し上げます。  予算第48号議案の関係分は,国予算の補正に伴い国庫支出金を増額するとともに,高潮対策について,工程調整等により予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであり,  予算第55号議案は,空港整備事業費における環境調査・対策費について,工程調整等により予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであり,  予算第58号議案は,中突堤旅客ターミナル改修に伴う固定資産除却損の増等に伴い,予算を補正しようとするものであり,  予算第60号議案は,資本費平準化債の発行額の変更等に伴い,予算を補正しようとするものであり,  第 147号議案及び第 148号議案は,ポートターミナルほか1施設について,それぞれ指定管理者を指定しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 18 ◯議長(佐伯育三君) 次に,都市消防委員会委員長崎元祐治君。  (27番崎元祐治君登壇) 19 ◯27番(崎元祐治君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の予算第48号議案の関係分,予算第52号議案,予算第53号議案及び第 149号議案,以上合計4議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,予算第48号議案の関係分は,国の補助事業の認証決定等に伴い,予算を補正しようとするものであります。  次に,予算第52号議案及び予算第53号議案は,それぞれ新長田駅南地区復興市街地再開発事業及び市営住宅建設事業等において,計画変更等のため,予算の一部を翌年度に繰り越すに当たり,予算を補正しようとするものであります。  次に,第 149号議案は,消防団員等の公務上の災害に対する損害補償の額を,政令に規定する額とするに当たり,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 20 ◯議長(佐伯育三君) 以上で関係常任委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 21 ◯議長(佐伯育三君) ご質疑がなければ,これより順次お諮りいたします。 22 ◯議長(佐伯育三君) まず,予算第52号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 23 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 24 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第55号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 25 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 26 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第48号議案より予算第51号議案に至る4議案,予算第53号議案,予算第54号議案,予算第56号議案より予算第61号議案に至る6議案,及び第 144号議案より第 152号議案に至る9議案,以上合計21議案について,お諮りいたします。  本件は関係委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 27 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 28 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第27 予算第1号議案より日程第87 第36号議案に至る61議案,一括議題に供します。 29 ◯議長(佐伯育三君) これより委員会審査の経過並びに結果について,委員長の報告を求めます。  予算特別委員会委員長吉田謙治君。  (55番吉田謙治君登壇) 30 ◯55番(吉田謙治君) ただいま議題となりました平成18年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計61議案について,予算特別委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  平成18年度予算は,依然として厳しい財政状況が続く中で一層の行財政改善に努め,市民の暮らしを守り,市民福祉をさらに向上させるとともに,神戸空港開港の好機をとらえ,神戸の新たな飛躍をなし遂げるために積極的に取り組んでいくとの,矢田市長の強い決意があらわれた予算となっております。  委員会は,去る3月3日,これら61議案の付託を受けて以来,3つの分科会を設け,6日から14日まで局別質疑,さらに16日には市長・助役等に対する総括質疑を行いました。  その過程において議論となりました主なものについて簡単にご報告申し上げますと,まず行財政改善に関しては,高金利債の借りかえや市有地の売却等の財源確保策や職員数・特殊勤務手当の削減,指定管理者制度導入による効果などの議論がありました。  次に,安全・安心なまちづくりに関しては,アスベスト対策,住まいの耐震化の促進,耐震強度偽装防止への対応,通学路の安全対策やあんしん歩道整備事業の展開,消防力の強化など,  福祉・子育て・教育に関しては,公立保育所社会福祉法人移管,市営住宅を利用した子育て支援障害者自立支援制度に係るサービスの確保,障害のある児童・生徒に対する支援,高齢者見守り活動,新中央市民病院の整備,分かる授業の具体策などの議論がありました。  また,産業・経済・雇用に関しては,医療産業都市構想における産業化の推進,神戸港の国際競争力の強化,中小企業に対する経営支援,若年者・高齢者の雇用対策,  文化・観光に関しては,神戸ビエンナーレ,近隣都市・空港就航都市との連携,ウオーターフロントの再開発,外国人観光客向け旅行商品の造成,観光ボランティアに対する支援,王子動物園の活性化,  さらに,神戸空港に関しては,ダイヤ変更・運用時間延長の働きかけ,ビジネスジェット誘致,開港を機とした神戸情報の発信,修学旅行利用の働きかけなどの議論がありました。  その他,DV対策の強化,ごみの資源・減量化策,水需要予測見直しに伴う経営目標,地域密着型バス路線の運行,国民保護計画,地域力強化への支援などについても質疑がありました。  委員会では,このような審査の後,3月16日,松本しゅうじ委員外5名から予算第1号議案及び第16号議案に対する附帯決議案が,また赤田委員外8名から予算の編成替えを求める動議及び第16号議案に対する修正案が,それぞれ提出され,17日には各会派からの意見表明を,20日には意見決定をそれぞれ行ったのであります。  その結果,神戸空港や複合産業団地などの開発,中央市民病院の移転,手数料・保育料等の値上げなどに対する反対意見もありましたが,極めて厳しい財政状況の中で,抜本的な市政改革を実行し,企業誘致や地元中小企業の振興など,経済の活性化と雇用の確保を図り,豊かな神戸の創造に向けた予算となっていると判断できることから,赤田委員外8名から提出された動議及び修正案を否決した上で,平成18年度神戸市各会計予算及び関連議案,合計61議案は附帯決議を付して,いずれも原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。  なお,公立保育所社会福祉法人への移管に際しては,附帯決議の趣旨を十分に尊重して対応されるよう,特に申し上げておきます。  以下,委員会の要望事項について申し上げます。  まず最初に,神戸医療産業都市構想の推進についてであります。  本構想については,先般神戸医療機器開発センターが開所し,中核施設の整備が進み,医療関連企業の進出数も順調に増加するなど,着実な進捗が見られてはおりますが,産業化についてはいまだ目に見える成果というには不十分であり,なお一層の取り組みが急務であります。あわせて,医療機関との連携により,高度専門医療を市民に提供できる体制を構築していく必要もあると考えます。  よって,当局におかれては,本構想を加速させるため,神戸空港開港を生かし,具体的な産業化に向けて積極的に取り組むとともに,各研究開発施設との連携を図り,新中央市民病院を核とした高度専門医療クラスターの形成にも努められたいのであります。  次に,観光客誘致に向けた取り組みについてであります。  本市においては,2010年の観光入り込み客数 3,000万人の実現を目指して,観光交流都市の推進に向けて取り組みを進めているところでありますが,神戸空港開港の絶好機を生かし,より遠距離方面からの観光客や修学旅行生の増加に向けた誘致策を繰り広げ,1人でも多くの観光客獲得を目指していく必要があります。  よって,当局におかれては,文化・観光資源の発掘や多彩な観光メニューづくりに努めるとともに,周辺都市との広域的な連携に主体的に取り組まれたいのであります。
     次に,神戸空港の利用促進についてであります。  開港1カ月余経過した現在,羽田便を中心に搭乗率も高く,また連日多数の見学者が訪れる観光スポットとしても人気を集めており,都心に近い空港として高い評価を得ているところでありますが,一方で座席数の増大や利用しにくいダイヤの改善など,利用の拡大に向けた課題も明らかになってきております。  先ほど申しました,神戸医療産業都市構想観光交流都市の推進をはじめ,神戸の新たな飛躍にとって神戸空港は欠かせない都市装置であり,さらなる利活用を図っていかなければならないのであります。  よって,当局におかれては,より市民に親しまれる空港づくりに取り組むとともに,運用時間の拡大,機材の大型化などについて,国等に対し積極的な働きかけを行い,神戸空港の利用促進に向け,全力を挙げて取り組まれたいのであります。  次に,子育て支援の取り組みについてであります。  都市化・核家族化等の進展に伴い,育児の孤立化や地域における交流の希薄化が進み,子育ての負担感の増大や育児不安等への対応が喫緊の課題となっており,また最近では家庭内外で子供が対象となる被害が数多く見受けられ,その対策も急がれるところであります。  よって,当局におかれては,保護者に対する子育ての総合的な相談体制の構築,子供に対する食育の推進,不審者等から子供を守るための見守り体制づくりなど,総合的な子育て支援に取り組まれたいのであります。  以上,委員会審査の経過及び結果並びに要望事項についてご報告申し上げました。  終わりに当たりまして,委員会運営にご協力をいただきました副委員長,理事の皆さん,並びに連日熱心な審査を賜りました委員の皆様に心から感謝の意を表しまして,報告を終わります。(拍手) 31 ◯議長(佐伯育三君) 報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 32 ◯議長(佐伯育三君) ご質疑がなければ,次に赤田勝紀君外8名から「予算第1号議案 平成18年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議,及び第16号議案神戸市立児童福祉施設等に関する条例の一部を改正する条例の件に対する修正案が提出されておりますので,これより順次提出者の説明を求めます。  まず,53番南原富広君。  (53番南原富広君登壇)(拍手) 33 ◯53番(南原富広君) 私は,日本共産党の提出議員を代表して,「予算第1号議案 平成18年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議の提案説明を行います。  この動議は,平成18年度神戸市一般会計予算を,次に述べる趣旨で,市長に対し,編成替えを行うよう求めるとともに,関連する平成18年度神戸市市場事業費予算,平成18年度神戸市国民健康保険事業費予算,平成18年度海岸環境整備事業費予算,平成18年度神戸市市街地再開発事業費予算,平成18年度神戸市営住宅事業費予算,平成18年度神戸市介護保険事業費予算,平成18年度神戸市空港整備事業費予算,平成18年度下水道事業会計予算,平成18年度神戸市港湾事業会計予算及び平成18年度水道事業会計予算についても,予算第1号議案の編成替えに伴い,必要な編成替えを行い,再提出するよう求めるものであります。  まず初めに,なぜ予算の組み替えを求めるかについて理由を申し上げます。  市民の暮らしは,小泉改革のもと,これ以上耐えられない状況にまで追い込まれています。その実態は生活保護世帯の急増に如実にあらわれています。震災から11年経過したにもかかわらず,いまだにその影響は終わっていません。その上にさらなる追い打ちをかける税制改悪や介護保険料の引き上げなど,特に高齢者や障害者など弱者への負担増がメジロ押しとなっています。  国の悪政による負担増が今,容赦なく神戸市民にも襲いかかろうとしているとき,自治体の長は何をするべきでしょうか,自治法に定められた,その本旨を誠実に実行することが求められています。国の悪政に抵抗し,市民の暮らしや福祉の向上のために,持てる力を全力挙げて注ぐべきではないでしょうか。  矢田市長が「豊かな神戸の創造にむけて」と編成された本年度予算案では,市民が豊かさを実感できるものとはほど遠く,国の悪政に追随し,逆に市民に負担増を押しつける内容でしかありません。  その一方で,相変わらずのむだな投資は継続して行われています。必要性も明確にできない不要不急の事業には,どんなに財政難でもお構いなしに,選択と集中などと理屈をつけて推進しています。これでは市民は救われません。  また,矢田市長は,小泉内閣の進める官から民へに追随し,公立保育所の民営化を進め,保護者や職員などの声を無視して強行しようとしています。同時に中央市民病院の移転についても,市民や患者・医療関係者の声を無視して強行しようとしています。  これらに見られるように,矢田市長の民主主義という概念を疑いたくなるのであります。矢田市長は,市民参画を標榜していますが,市民参画とはほど遠いものであります。  このたびの議会論戦を通じて,神戸空港への市税投入を矢田市長は明言されました。これまで市民に対して,開港すれば何もかもうまくいくと宣伝されてきた神戸空港は,開港して破綻が現実のものとなりました。我々が口を酸っぱくして指摘してきた神戸空港の破綻による市民負担増の懸念が現実の課題となりつつあるのです。市民の声に耳を傾けようとせず,強行してきた市長らの責任は重大であります。  市長は,今回の予算編成で選択と集中を行ったと盛んに言われましたが,その選択と集中のあり方が根本的に誤っています。市長が選択し集中すると言われる神戸空港・医療産業都市・中央市民病院移転・スーパー中枢港湾事業などは,市民合意もなく,市民にさらなる負担増を押しつける不要不急の大型プロジェクトばかりです。これでは市民の暮らしと福祉は守れません。今,選択すべきは市民の暮らしを応援する施策であり,そこにこそ予算を集中すべきと考え,日本共産党市会議員団は予算組み替えを提案いたします。  以下,組み替え案の要旨を説明いたします。  第1の提案は,暮らし・福祉を応援する予算に切りかえるということです。  今年度は,高齢者への税制改悪に伴う医療費の負担増や障害者の自立支援法施行による負担増に対する軽減策として,独自の支援策を講じました。これまでに廃止された施策で復活が強く求められている重度障害者福祉年金や生活保護世帯への見舞金,敬老祝い金の支給などを復活させ,特に弱者の生活支援に力点を置きました。  矢田市長の予算案では,生活保護世帯への上下水道基本料金の減免制度を廃止する提案が行われていますが,この制度は廃止せず,引き続き減免制度を継続する予算を計上しています。ホームレス自立支援の予算も具体化しています。  昨年度改悪された,県・市協調の福祉医療制度についても昨年同様の助成を盛り込み,乳幼児については就学前の医療費を完全無料化するための予算を計上しています。また,介護保険料と利用料や国民健康保険料の減免制度を充実させるために一般会計からの繰り入れを行いました。  第2の提案は,子供たちの教育,少人数学級や学校の安全を守るための予算を大幅に増額することです。  今年度,少人数学級の効果をやっと国も認め,制度として取り上げられることになりました。しかし,兵庫県では小学校4年生までの実施が期待されましたが,期待とは裏腹に2年生までの実施にとどめました。市民の少人数学級への期待にこたえ,どの子にも行き届いた教育を実施するために,今年度は3年生までの少人数学級実施予算を拡充しました。  子供たちの安全を守るために,地域ぐるみの学校安全対策費を増額させ,災害に強い学校づくりを進めるための予算や,学校設備メンテナンスプラン,既設校エレベーター設置などの予算も増額しました。  不景気の影響は子供たちの教育にも大きく影を落としています。家庭の事情によって就学困難な児童を応援する就学援助や神戸市奨学金の大幅増額も行っています。  中学校昼食対策費を増額していますが,保護者からの要望の強い中学校給食を実施するための調査費も計上しています。  父母との合意ができていない公立保育所の民間移管は中止します。そのために3保育所分の職員費の予算を増額しています。同時に,待機児童解消のために民間保育所助成や保育所整備助成等の予算も増額を行います。市長が提案している保育料引き上げは中止しています。  第3の提案は,市民の雇用を拡げ,中小業者の暮らしと営業を守り,地場産業政策に真剣に力を入れ,神戸経済の活性化を図る予算を確保することであります。  昨年度に引き続き,雇用対策支援,経済調査・企画及び企業啓発の事業費を計上しています。これは企業のリストラ・工場移転などを調査し,その計画が明らかになった場合,企業に対して計画の撤回を求め,雇用を守ろうとするものであります。  高校卒業者の雇用がスムーズにいくように高校生就職情報提供の予算も計上しています。継続雇用奨励交付金を創設しています。  中小企業対策としては,市内の既存中小企業や地場産業への支援を抜本的に強めるため,中小企業販路開拓支援,経営安定等事業,ケミカルシューズ産業活性化支援,地場産業支援事業,製造業ネットワーク活動等支援事業,小修繕工事発注運用支援,住宅リフォーム助成などの予算を増額あるいは新規に計上し,具体的な支援強化を行います。  また,商店街・小売市場による地域力アップ事業を増額し,市内の商店街・小売市場に対して,使途を限定せず活性化対策に役立てる予算や総合空き店舗活用支援事業への予算を盛り込んでいます。  この他に耐震強度偽装問題に関連して,神戸市では震災後,被災のひどかった旧市街地で多くの民間マンションが建設されています。そのうちの大半が民間確認業者によって建築確認がなされています。  うちのマンションの強度は大丈夫だろうかという市民の不安に答えるために,分譲マンション構造再計算等支援事業や適正で厳正な建築確認を進めるための建築行政費等の予算を増額しました。  また,インナー対策の一環としてインナー若年世帯家賃補助制度を復活しています。  さらに,平和問題等については,国が進める戦争準備のための国民保護法に基づく国民保護計画の作成が提案されていますが,この予算は全額削除しました。その一方,世界に冠たる非核神戸方式と平和の取り組みの情報発信を進めるための予算を計上いたしました。  以上,日本共産党市会議員団が提案している組み替え動議の主な施策を述べさせていただきました。これらの施策を実現するためには財源が必要です。財源対策について申し上げます。  財源対策の中心はむだな事業,不要不急の事業を削って確保しています。また,新都市整備事業の資金は,市民の暮らしに使うべきとの考えから5億円繰り入れました。  今回,歳出の削減を提案しているのは64項目に上ります。このうち主なものについて申し上げます。  医療産業都市構想は,神戸経済の活性化や発展にはつながっておらず,市民にどれほど役立っているかも不明です。また,医療技術の基礎研究は本来国の責任で行われるべきであり,全額削除しています。  産業クラスター形成促進支援事業,戦略的医療関連企業の誘致等は医療産業都市構想関連事業であり,削減します。  産業関連予算においても,医療産業都市構想を中心とした神戸国際ビジネスセンター事業など,外資系・外部企業などに支援を行う事業はすべて削減しました。  需要の見込みもない国際展示場3号館建設に10億円もの予算が計上されていますが,むだであり,削減しました。海上新都心地区の整備に10億円,空港島内の公園整備費7億円,震災復興公園整備費の約10億円など,市民からの批判や推進について疑問の多い事業についても削減しました。  出資金では,本州四国連絡橋公団,関西国際空港株式会社への出資は多額に上っており,本来国が責任を持つべき性格のものであり,削減しています。  神戸マリンホテルズへの貸付金や,神戸ワイン,フルーツ・フラワーパークへの助成金については,今後の再建見通しも立たないままであり,また市民合意も不十分なため削減しています。  神戸空港が開港しました。しかし,当局がこれまで示してきた夢物語はついえ去りました。開港当初から赤字空港への道を進んでいます。現実となった今になっても,神戸市は非現実的な管理収支を立てています。これが市長個人の夢なら許されるでしょう。しかし,その誤りが市民の暮らしに直接かかわってくるのですから,それでは済みません。  神戸空港には市税は投入しないとした決議も既に破られています。今年度,空港整備事業への繰出金が予定されていますが,公約違反の市税投入にほかなりません。この繰出金をはじめ,一般会計の空港関連予算はすべて削除いたしました。  これらの財源対策により約 100億円の一般財源が捻出されます。また,31億円の市債発行を抑制できることから,市の財政再建の一助ともなります。  以上,市民の暮らしを応援し,神戸経済の発展に向けての組み替え提案と,むだな事業を削って生み出される主な財源対策についてご説明申し上げました。  議員の皆様方のご賛同を心からお願いいたしまして,私の提案説明といたします。(拍手) 34 ◯議長(佐伯育三君) 次に,31番金澤治美君。  (31番金澤治美君登壇)(拍手) 35 ◯31番(金澤治美君) 私は,第16号議案神戸市立児童福祉施設等に関する条例の一部を改正する条例の件に対する修正案の提案議員を代表して,提案説明を行います。  この修正案は,保護者との合意がとれていないため,3公立保育所の廃止を1年間延長するというものです。附則の施行期日を平成18年4月1日から平成19年4月1日に修正すべきであると考え,修正案を提案いたしました。  神戸市はこの間,保護者の意見を聞きながら民営化を進めると言いつつ,実際は意見を聞かずに強引に民営化を押しつけようとしてきました。このやり方が市長の言われる協働と参画でしょうか。保護者の声を聞き,十分に話し合いを重ね,1年民営化をおくらせることは市長の判断でできることです。しかしながら,市長は無理やり4月1日に民営化を強行しようとしているため,私たちはこの修正案を提案するものです。  神戸市が,昨年4月に本山北町保育所・中原保育所・鈴蘭台北町保育所の3公立保育所の民営化を発表してから,約1年がたとうとしています。3保育所それぞれの経過をたどりましたが,とりわけ鈴蘭台北町保育所については当局の進め方の問題,保護者の合意がとれていない問題など,このまま条例の改正を行うことは無理です。  このたび鈴蘭台北町保育所について,この1年間の当局の説明会要旨等を改めて見せていただきました。  4月,5月に最初の説明会が行われていますが,保護者が民営化に納得した,理解したと言える状況は全く見当たりません。それどころか,子育て支援部の担当主幹は,民営化について決定でなくて予定である,市会において条例が議決されなければ民間へ移管できないなどと,一般市民が,撤回もあり得ると受けとめるような発言を行っています。当局はきちんと説明責任を果たしているとは言えません。  保護者の合意はとれないまま,神戸市当局は7月には法人説明会を行い,8月に法人募集を始め,プレゼンテーションの実施をし,9月には民営化の法人を決めてしまいました。  その間も鈴蘭台北町保育所では保護者説明会が行われましたが,1年では民営化の期間は短過ぎる,せめてもう1年延ばしてほしいという保護者の願いは聞き入れられませんでした。  10月に入り,鈴蘭台北町保育所の保護者説明会に初めて局長が参加し,おわびとお願いに終始をしましたが,合意がとれるどころか,保護者からは批判と不満の声が噴出をしました。  12月には行政・法人・保護者の三者会が開かれましたが,ここでも保護者は,法人に来ないでほしいという状況でした。  年が明けて2月の説明会で当局は,反対の保護者ばかりではないと数字まで挙げて,賛成の保護者が多数であるような発言を行いました。しかし,保護者たちが数字の根拠を示してほしいと言うと,個人情報だということで数字を引っ込めるということになりました。  なお,この賛成の保護者の数を調査している際に,当局の担当者が名簿を持ち歩き,夜,公衆電話から保護者のところに連絡して,畳みかけるように民営化の話をしたため,その保護者は体調を悪くしたということも起こっているのです。  このような当局の行動は,結果として保護者を分断し,保護者の中に対立を持ち込むことになったのです。  3月4日の法人の紹介の場でも混乱は続き,3月12日の新旧の保育士顔合わせの場では,保護者の強い抵抗により,次の日から予定した共同保育を断念する事態となりました。  結局問題の根本は,保護者の合意をとらないまま神戸市当局がどんどん事を進めてきたことにあります。保護者との間に埋めることのできない溝と不信感をつくってきた原因は神戸市にあるのです。  あるお母さんは,何も問題なく生活していたのに突然土足で入ってきてぐちゃぐちゃにしている,すぐに出ていってほしいと言われました。その言葉は多くの保護者の思いを代弁しています。  この1年間,保護者の皆さんは子育てをしながら仕事を持ち,さらにこの民営化の問題で精神的にも肉体的にもぎりぎりのところで行動してこられました。10回以上行われた説明会は夜9時,10時まで続くこともたびたびでした。それでも保護者は何とか保育所をなくさないでほしいという純粋な気持ちで頑張ってきたんです。  なぜこれほどまでに保護者が民営化に反対し続けるのか。それは子供たちを真ん中にして,保育士・保護者がしっかりとした信頼関係を築いてきたからです。  とりわけ鈴蘭台北町保育所は,民間保育園から希望して転所してきた方が多く,公立保育所の保育内容,運営などに大変強い信頼を持っておられるのです。このことは神戸市の誇りとすべきことです。それを断ち切ることに市長は何の痛みも感じられないのでしょうか。  今でも民営化に納得できない保護者の気持ちは変わっていません。もう1度保護者の皆さんと一から話し合い,信頼関係を回復し,合意をかち取るためには,せめてあと1年の期間が必要と考えます。  神戸市が保護者説明会のときに民営化資料として使った横浜市では,共同保育がまともに行われないまま民営化になった保育所,ここで法人運営に変わった初日の4月1日に,ロッカーに子供が入り,ロッカーごと倒れ,そこで遊んでいた子供にロッカーがぶつかって,子供が大けがをするという事故が起こっています。これは十分な共同保育が行われなかったため,運営管理がきちんとされない中で起こった事故と言われています。このまま4月を迎えることは,横浜市のような事故を引き起こす危険性も十分あることを考えるべきです。  以上,議員の皆さんのご賛同をお願いいたしまして,私の提案説明といたします。(拍手)(傍聴席喧騒) 36 ◯議長(佐伯育三君) 以上で提出者の説明は終わりました。  本件に関し,質疑の通告もありませんので,直ちに一括討論に入ります。  これより順次発言を許可いたします。  まず,32番松本のり子君。  (32番松本のり子君登壇)(拍手) 37 ◯32番(松本のり子君) 私は日本共産党議員団を代表して「予算第1号議案 神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議,第16号議案の修正案に賛成するとともに,予算第2号議案,予算第4号議案,予算第12号議案から予算第16号議案,予算第18号議案から予算第22号議案及び予算第24号議案,予算関連議案の第1号議案から第3号議案,第6号議案,第16号議案,第17号議案,第19号議案,第22号議案,第26号議案,第27号議案,第31号議案,第32号議案に反対する討論を行います。  反対する第1の理由は,提案された予算案が国の悪政による市民負担増を緩和するどころか,逆に負担を押しつけ,社会保障改悪を次々進めるものだからです。  国の税制改悪により18年度の神戸市民の負担増は住民税だけで44億円もの増税です。このような状況の中で,自治体としては市民負担を緩和し,生活を支える予算にすべきですが,そうはなっていません。  神戸市は,昨年も兵庫県との協調事業であった福祉医療制度の改悪や,公共料金の値上げを行いました。18年度の予算案は,保育料の値上げで1億 8,000万円,介護保険料が54億円,市営住宅の家賃が3億円,生活保護世帯の水道基本料金免除の中止で2億円。住民税増税と合わせ 100億円以上の新たな市民負担を押しつけようとしています。  ある84歳の年金生活のご夫婦は,老齢控除などの廃止に伴い,非課税からこのたび2万 3,000円の課税世帯になりました。これに伴い,市営住宅の家賃が1カ月 9,600円から2万 6,600円にはね上がりました。さらに,国民健康保険料・介護保険料も値上げされます。  また,2歳の子供がいる若い夫婦で年収 290万円の場合,年間の保育料が19万 8,000円から23万 4,000円で3万 6,000円の値上げとなります。保育料がかさみ,2人目はとてもではありませんが,望めないとおっしゃっています。  このように小泉政権による国民大増税の影響をもろに受ける人たちに,さらに新たな市民負担を押しつけようとする神戸市の姿勢は断じて許すことはできません。  反対する第2の理由は,小泉内閣の進める官から民への流れに追随していることです。国は,保育分野で規制緩和,保育の市場化を進めています。  神戸市は,2001年に東灘区のすくすく保育園を西日本初の株式会社立保育園として認可をいたしました。利益を生み出すことを第一義的とする株式会社の保育園運営は,保育士の雇いどめや,給食の前日調理,保育所の運営費の流用と,次から次へと問題が明らかになりました。神戸市は,株式会社運営の破綻により来年度の契約更新を中止いたしました。明後日の3月31日が廃園です。迷惑なのは4月1日から保育士も保育園もかわる子供たちです。  すくすく保育園問題の教訓は,経営などに左右されることなく,安定的に子供たちの発達を保障できる場があってこそ,安心して子供を産み,育て,働くことができるということです。この教訓を生かすことなく,今3カ所の公立保育所の民営化を保護者の合意がとれないまま強引に進めようとしており,民間移管の予算は容認できません。  中央市民病院の移転計画は市民や患者,医療関係者の声を無視して,先端医療センターの隣接地に移転させようとしています。しかも,建設・運営はPFI方式で採用しようとしています。この方式は,新たな大手民間企業のもうけの手段にすぎず,公的サービスが後退するという問題があります。パブリックコメントでも移転反対の声が多数あったことを受けとめるべきです。中央市民病院の移転を中止し,PFI導入は行うべきではありません。
     また,市バス営業所の民間委託の拡大,建築確認申請の民間への丸投げなど,市民の安全と安心より経済効果のみを優先しているこの姿勢は許すことができません。  反対の第3の理由は,厳しい財政事情と言われながら,むだな大型公共事業を推し進めていることです。  空港・港湾・新都市・再開発の4会計だけで,矢田市長在任の5年間に 3,513億円の新たな借金をつくっています。その上,18年度予算案では空港整備に 124億円,医療産業都市構想の推進で24億円,都心ウオーターフロント再整備で62億円,新長田再開発に62億円が計上されています。さらに,市民病院移転で総事業費 480億円,スーパー中枢港湾構想には総事業費 306億円もの大型開発を進めようとしています。相変わらずむだな大型開発を進めながら,市民に負担を押しつける本予算は容認することができません。  反対の第4の理由は,神戸空港に一般財源を投入しようとしているからです。  神戸空港に赤字の穴埋めとして一般財源を投入すべきでないとただしてまいりましたが,当局は空港に関する収入は空港に入れてしかるべきと態度を変えず,市長は総括質疑で,市税である航空機の償却資産税を投入すると言われました。明らかに市民との約束違反です。  土地売却が暗礁に乗り上げ,発表した管理収支もつじつま合わせです。市民負担が現実のものになった神戸空港に 124億円もかけて推進する予算は認めるわけにはまいりません。  最後に,国民保護計画の策定については兵庫県弁護士会が,有事に備えるという理由から,平時においても人権侵害が行われる危険があると反対の表明をされています。  神戸市においても神戸2010消防基本計画の中で,有事の場合に国民保護の仕組みが機能するように国民保護制度の普及・啓発,平素から訓練を行うとしており,市が今進めようとしている方向も弁護士会の指摘どおりの内容となっています。人権を侵害する国民保護計画づくりは中止すべきです。  日本共産党議員団は,このような予算から市民生活と営業を守るため,福祉や暮らし,教育を守る施策の拡充と創設,中小企業振興策の強化策などを内容とする,予算の編成替えを求める動議を提案しています。  財源対策としては,空港関連,医療産業都市構想などの事業費の削減をするとともに,新都市整備の資金を空港に使うのではなく市民のために活用することとしています。  なお,16号議案の修正案は,3カ所の公立保育所の廃止を1年間延長するものです。保護者の意見を聞かず強引に推し進めようとしております。保護者の皆さんと一から話し合い,信頼関係を回復し,合意をかち取るためにはせめてあと1年の期間が必要と考えます。  ぜひこの16号議案の修正案に賛成をしていただくとともに,市民の生活支援の方向で組み替えている予算組み替え動議にご賛同いただきますようお願いを申し上げ,私の討論といたします。(拍手)(傍聴席で拍手) 38 ◯議長(佐伯育三君) 傍聴人に申し上げます。拍手は禁止されておりますので,ご静粛によろしくお願いします。  次に,36番加納花枝君。  (36番加納花枝君登壇)(拍手) 39 ◯36番(加納花枝君) 新社会党神戸市会議員団を代表し,2006年度神戸市予算案と関連議案につきまして,ただいまの予算特別委員長報告に反対の立場で討論をいたします。  日々の新聞報道からも格差社会の広がりは深刻な状況にあり,社会問題となっています。景気も上向いたのは大企業だけで,神戸市の状況は,神戸市民の暮らしは政令市の中で低い位置にあります。予算案の中に,どう市民が豊かに暮らすことができるのか,全く見えてまいりません。  総括質疑の中で市長は,ニート・フリーターがさも個人の問題のように精神論を述べ,公・民保育所に違いはないなどと問題の本質を掘り下げる議論はされませんでした。2万人雇用を打ち出しながら,市の職員は減らす一方,事業局では採用もほとんどありません。空港や医療産業都市構想には熱心に取り組むものの,市長の専門分野であるはずが,市民福祉の多くに問題を残した予算案となっています。  私たち新社会党市会議員団は,予算第1号議案一般会計予算をはじめ,国民健康保険・老人保健医療・海岸環境整備・市街地再開発・介護保険・空港整備・港湾・新都市整備・病院の各事業の会計予算10議案と,関連議案10議案に反対するものです。  第16号議案神戸市立児童福祉施設等に関する条例の一部を改正する条例の件は,修正案に賛成し,修正案が否決された場合は,16号議案に反対します。  反対理由の第1は,国の税制改革に伴い,予想される市民負担の増大への救済策が不十分であること,介護保険や自立支援法など目まぐるしく制度が変わる中で,高齢者や障害者の不安の声にこたえていないことです。前の年と収入は変わらないのに負担だけがふえるおそれが多くの人にあります。  国民健康保険制度や介護保険制度などでの一部救済策がなされたとはいえ,市営住宅家賃をはじめ,胃がん・肺がんなど各種がん検診の受診料,インフルエンザ予防注射の医療費,配食サービスなど40項目近い影響があることは認めながら,国の責任論・財政難から議論は進まず,影響額の調査や試算さえ神戸市はしていません。  県営住宅では約5万世帯のうち65歳以上の高齢者の中で 2,300世帯が実質家賃値上げになるとし,2億 3,000万円が値上げ分という試算をしていますが,神戸市の市営住宅でも大きな影響が出ることは見えています。医療費や福祉施策への大幅な負担増に対する手厚い救済策を求めたにもかかわらず,激変緩和策がとられていません。  第2の反対理由は,国民保護計画に関係する国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例,国民保護協議会条例がつくられようとしているためです。  矢田市長も,神戸大空襲を経験した者としては,暮らしを守るのは平和が基本だと答弁されました。戦後60年,二度と再び戦争への道を進まないためにも,私たちの国は平和憲法に基づいた政治を行うべきです。アメリカ一辺倒の外交ではなく,すべての国と友好関係を持つ外交を国に求めるべきです。今必要なものは,外交で避けることのできる有事への備えではなく,東南海・南海地震や台風・水害など自然災害への備えです。  3月4日の神戸新聞「21世紀の進路」で河合雅雄氏は,阪神・淡路大震災の経験から世界有数の天災の国であることを肝に銘じ,緊急災害救助庁を提案されており,自衛隊への莫大な予算の一部でできると言われています。  国民保護計画づくりの国の基本指針はあくまで指針であり,法律やそれに基づく政令のように法規性を持つものではないこと,急いで作成する必要のないことを危機管理室審査の際にも訴えてきました。消防局には本来の消防と救急の仕事をしっかりやってくださいと申し上げてきました。  1号議案から3号議案の2つの条例案と関係する災害派遣手当議案に反対するものです。  第3は,医療産業都市構想推進のための中央市民病院の移転問題です。  市民参画と言いながら,ポートアイランド2期への新築移転は決定した後に計画案に対してパブリックコメントを求めても,現地存続の基本部分に市民の意見は無視されたままで,残念ながら大震災後のまちづくりや空港問題などから変わらず,参画と協働が進んでいないことが明らかです。  なぜ今より遠くに移転しなければならないのか,なぜベッドの数が減るのか,財源はどうなるのかなどなど,市民は多くの疑問を持ち続けているにもかかわらず計画は進められているわけで,承認できません。  第4の反対の理由は,公立保育所の民間移管に反対するからです。  2005年4月末以降約1年になるこの問題は,保育行政に大きな混乱をもたらしました。利用者理解を得てという約束がどのように守られるのか注目していましたが,問題は大きくなるばかりでした。  私たちは,公立保育所を残す立場を主張してきましたが,性急で無計画な提案のされ方に議会がもっと声を上げるべきだったのではないでしょうか。官から民へ,民間でできることは民間での小泉改革の中で,公立保育所の民営化を打ち出している自治体は幾つもあり,進め方の事例をもっと研究もできたでしょう。3年かけて説明会ではなく協議会をつくるなど,本当に丁寧に進めている例は幾つでもあります。  保護者のサポートをすべき保育行政が,保護者・子供たち・保育士・法人にまで大きな負担をかけてしまった原因は,全体計画も示さず次世代育成計画,神戸っ子すこやかプラン21の推進としか説明せず,財政難を子育てにしわ寄せをしてきたものです。  公・民保育園の賃金格差は10万円近く,民間保育園の保育士の勤続年敏が短いことにも影響しています。公立保育所の果たしている役割は大きなものがあり,児童福祉法の精神により責任を負った自治体が保育行政の水準を守ってきたのです。補助制度の不十分なシステムでは民間法人の運営は誠意と努力の限界もあります。  まして,株式会社が参入する時代です。大事なことは保育の質をどう高めるかということです。人件費削減は質の向上に反するものです。これほどまでに公立に保護者がこだわるのは,保育の質の引き下げを心配しているからです。核家族化,長時間労働による長時間保育などにより複雑化する社会にあって保護者も不安定です。そのため,子供の様子の変化にも細かな対応が必要になり,これまで以上に経験豊富な保育士が必要なのです。  新たにつくられるのはすべて民間保育所になっています。公立保育所の存在意義をしっかりと考えるときではないでしょうか。今回のような進め方で20園も民間移管することは,どれだけ多くの保護者や子供たちに精神的負担をかけるのか,はかり知れないものがあり,公立保育所の民間移管に反対します。  第5に介護保険の問題です。  ことし4月,介護保険法が改正され,神戸市でも第3期計画がスタートします。その内容は介護予防の重視や制度の適正な実施,地域密着型サービスが柱になっていますが,本質はこのままでは制度そのものが持たないため,サービスの抑制と保険料の大幅引き上げを進めようとするものです。  審議会の傍聴もしてきましたが,国の具体的な方針のおくれが審議会の議論にも影響し,事業者説明も日々続いているような実態ですから,被保険者や利用者への説明は後回しです。  最大の問題である1号被保険者の介護保険料 3,445円の基準額が36.3%もアップし 4,694円と,1,149 円も値上げされます。政令都市では最高ランクです。市民所得は下から2番目なのになぜでしょうか。デフレで物の値段は下がっているのにという思いです。  年金から2カ月に1度,1万円前後が天引きされてしまうことは,他の生活に大きな影響を与えることになり,保険料の値上げは到底認められません。  介護の社会化をうたった介護保険ですが,介護の会社化です。鉄の会社も福祉産業部門をつくる時代です。会社が参入すれば利益を上げるために積極的に動いていくのは当然です。何が正しい利用のあり方でしょうか。行政が責任を持って認定から援助や介助をしているのなら別ですが,民間丸投げで利用抑制や適正化というには無理があるのではないでしょうか。  市民意見の募集では 216通, 296件の意見が上がっています。意見には,保険料が一気に4割近くもアップするのは欠陥計画だ,課税層の多くは普通のサラリーマンを長年勤めた人であり,決して高額所得者ではないとありますが,そのとおりです。  財務省サイドからは,介護保険制度は持続困難との烙印を押され,その改革の必要性が指摘されているとの専門家の声もあります。複雑な制度をよりわかりにくくしながら国民負担を強いる介護保険制度は,国に差し戻すくらいの地方の声が必要です。  最後に,財政見通し,空域の安全性,需要予測,海上交通など,未解明・未解決な課題を先送りしたままの神戸空港の運用を進めようとしていることにも反対いたします。  財政計画に重大な欠陥を残したままアジュール舞子事業に多額の資金投入が行われようとしていることや,新長田再開発事業に問題が残ることなど,これらの問題を指摘させていただきまして,新社会党神戸市会議員団の反対討論といたします。(拍手) 40 ◯議長(佐伯育三君) 以上で討論は終わりました。  これより順次お諮りいたします。 41 ◯議長(佐伯育三君) まず,「予算第1号議案 平成18年度神戸市一般会計予算」等の編成替えを求める動議について,お諮りいたします。  本動議に賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 42 ◯議長(佐伯育三君) 起立少数であります。  よって,本動議は否決されました。 43 ◯議長(佐伯育三君) 次に,第16号議案及びこれに対する修正案について,順次お諮りいたします。  これら2件の採決の方法は,それぞれ記名投票により決することにいたします。  直ちに議場の出入り口を閉鎖いたします。  (閉扉) 44 ◯議長(佐伯育三君) まず,第16号議案に対する修正案について,お諮りいたします。  この際申し上げます。  本修正案に賛成の方は白票を,反対の方は青票を投票願います。  白票,青票は,お手元にあらかじめ配付いたしておりますが,配付漏れはございませんか。  (なし) 45 ◯議長(佐伯育三君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱の点検をいたします。  (投票箱点検) 46 ◯議長(佐伯育三君) それでは,1番林 英夫君より順次投票を願います。  (投票) 47 ◯議長(佐伯育三君) 投票漏れはございませんか。  (なし) 48 ◯議長(佐伯育三君) 投票漏れなしと認めます。  よって,投票は終了いたしました。 49 ◯議長(佐伯育三君) これより開票いたします。  開票立会人を指名いたします。   1番  林   英 夫 君   3番  壬 生   潤 君   5番  平 井 まち子 君   8番  横 畑 和 幸 君   11番  むらの 誠 一 君   13番  赤 田 勝 紀 君  以上6名の方をご指名いたします。  それでは,開票立会人の方はお願いいたします。  (6立会人立会・開票) 50 ◯議長(佐伯育三君) 開票の結果をご報告申し上げます。  議長を除く出席議員数  70名  投票総数        70票   有効投票       70票  有効投票中   賛 成(白票)    18票   反 対(青票)    52票  以上のとおりであります。  よって,本修正案は否決されました。  ────────────────── (賛成議員)   1番  林   英 夫 君   2番  井 坂 信 彦 君   13番  赤 田 勝 紀 君   14番  大かわら 鈴子 君   15番  高 山 晃 一 君
      16番  浦 上 忠 文 君   30番  森 本   真 君   31番  金 澤 治 美 君   32番  松 本 のり子 君   33番  本 岡 せつ子 君   34番  恩 田   怜 君   35番  井 上   力 君   36番  加 納 花 枝 君   51番  亀 井 洋 示 君   52番  段 野 太 一 君   53番  南 原 富 広 君   54番  あわはら 富夫 君   72番  西 下   勝 君 (反対議員)   3番  壬 生   潤 君   4番  北 川 道 夫 君   5番  平 井 まち子 君   6番  西 本 ただし 君   7番  森 下 やす子 君   8番  横 畑 和 幸 君   9番  川原田 弘 子 君   10番  川 内 清 尚 君   11番  むらの 誠 一 君   12番  坊  やすなが 君   17番  山 田 哲 郎 君   18番  上 脇 義 生 君   19番  松 本   修 君   21番  新 原 秀 人 君   22番  村 岡 龍 男 君   23番  梅 田 幸 広 君   24番  守 屋 隆 司 君   25番  大 井 敏 弘 君   26番  向 山 好 一 君   27番  崎 元 祐 治 君   28番  橋 本 秀 一 君   29番  山 下 昌 毅 君   37番  芦 田 賀津美 君   38番  大 澤 和 士 君   39番  米 田 和 哲 君   41番  松本 しゅうじ 君   42番  安 達 和 彦 君   43番  吉 田 基 毅 君   44番  岡 島 亮 介 君   45番  池田りんたろう 君   46番  白 井 洋 二 君   47番  藤 原 武 光 君   48番  土 居 吉 文 君   49番  たけしげ 栄二 君   50番  大 野   一 君   55番  吉 田 謙 治 君   56番  片 岡 雄 作 君   57番  平 野 章 三 君   58番  浜 崎 為 司 君   59番  福 浪 睦 夫 君   60番  植 中   進 君   61番  平 野 昌 司 君   62番  藤 本 浩 史 君   63番  村 岡   功 君   64番  長谷川 忠 義 君   65番  田 路 裕 規 君   66番  前 島 浩 一 君   67番  田 中 健 造 君   68番  荻 阪 伸 秀 君   69番  浜 本 りつ子 君   70番  安 井 俊 彦 君   71番  北 山 順 一 君  ────────────────── 51 ◯議長(佐伯育三君) 次に,第16号議案について,お諮りいたします。  この際申し上げます。  本件を委員長の報告どおり,附帯決議を付して原案のとおり可決することに賛成の方は白票を,反対の方は青票を投票願います。  これより白票,青票を配付いたします。  (白票,青票配付) 52 ◯議長(佐伯育三君) 配付漏れはございませんか。  (なし) 53 ◯議長(佐伯育三君) 配付漏れなしと認めます。  投票箱の点検をいたします。  (投票箱点検) 54 ◯議長(佐伯育三君) それでは,1番林 英夫君より順次投票を願います。  (投票) 55 ◯議長(佐伯育三君) 投票漏れはございませんか。  (なし) 56 ◯議長(佐伯育三君) 投票漏れなしと認めます。  よって,投票は終了いたしました。 57 ◯議長(佐伯育三君) これより開票いたします。  開票立会人は,先ほどの方にお願いいたします。  それでは,開票立会人,どうぞ。  (6立会人立会・開票) 58 ◯議長(佐伯育三君) 開票の結果をご報告申し上げます。  議長を除く出席議員数  70名  投票総数        70票   有効投票       70票  有効投票中   賛 成(白票)    57票   反 対(青票)    13票  以上のとおりであります。  よって,本件は,委員長の報告どおり,附帯決議を付して,原案のとおり可決されました。  ────────────────── (賛成議員)   1番  林   英 夫 君   2番  井 坂 信 彦 君
      3番  壬 生   潤 君   4番  北 川 道 夫 君   5番  平 井 まち子 君   6番  西 本 ただし 君   7番  森 下 やす子 君   8番  横 畑 和 幸 君   9番  川原田 弘 子 君   10番  川 内 清 尚 君   11番  むらの 誠 一 君   12番  坊  やすなが 君   15番  高 山 晃 一 君   16番  浦 上 忠 文 君   17番  山 田 哲 郎 君   18番  上 脇 義 生 君   19番  松 本   修 君   21番  新 原 秀 人 君   22番  村 岡 龍 男 君   23番  梅 田 幸 広 君   24番  守 屋 隆 司 君   25番  大 井 敏 弘 君   26番  向 山 好 一 君   27番  崎 元 祐 治 君   28番  橋 本 秀 一 君   29番  山 下 昌 毅 君   34番  恩 田   怜 君   37番  芦 田 賀津美 君   38番  大 澤 和 士 君   39番  米 田 和 哲 君   41番  松本 しゅうじ 君   42番  安 達 和 彦 君   43番  吉 田 基 毅 君   44番  岡 島 亮 介 君   45番  池田りんたろう 君   46番  白 井 洋 二 君   47番  藤 原 武 光 君   48番  土 居 吉 文 君   49番  たけしげ 栄二 君   50番  大 野   一 君   55番  吉 田 謙 治 君   56番  片 岡 雄 作 君   57番  平 野 章 三 君   58番  浜 崎 為 司 君   59番  福 浪 睦 夫 君   60番  植 中   進 君   61番  平 野 昌 司 君   62番  藤 本 浩 史 君   63番  村 岡   功 君   64番  長谷川 忠 義 君   65番  田 路 裕 規 君   66番  前 島 浩 一 君   67番  田 中 健 造 君   68番  荻 阪 伸 秀 君   69番  浜 本 り 子 君   70番  安 井 俊 彦 君   71番  北 山 順 一 君 (反対議員)   13番  赤 田 勝 紀 君   14番  大かわら 鈴子 君   30番  森 本   真 君   31番  金 澤 治 美 君   32番  松 本 のり子 君   33番  本 岡 せつ子 君   35番  井 上   力 君   36番  加 納 花 枝 君   51番  亀 井 洋 示 君   52番  段 野 太 一 君   53番  南 原 富 広 君   54番  あわはら 富夫 君   72番  西 下   勝 君  ────────────────── 59 ◯議長(佐伯育三君) 議場の閉鎖を解きます。  (開扉) 60 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第1号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 61 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,委員長の報告どおり,附帯決議を付して,原案のとおり可決されました。 62 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第2号議案,予算第14号議案,予算第18号議案,予算第22号議案,予算第24号議案,第17号議案,第26号議案,第27号議案,第31号議案及び第32号議案,以上合計10議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 63 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 64 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第4号議案,予算第13号議案,予算第15号議案,第3号議案,第6号議案,第19号議案,第22号議案,以上合計7議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 65 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 66 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第5号議案,第14号議案,第18号議案,第20号議案及び第21号議案,以上合計5議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 67 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 68 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第12号議案,予算第16号議案及び予算第19号議案より予算第21号議案に至る3議案,以上合計5議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 69 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 70 ◯議長(佐伯育三君) 次に,第1号議案及び第2号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立
    71 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 72 ◯議長(佐伯育三君) 次に,予算第3号議案,予算第6号議案より予算第11号議案に至る6議案,予算第17号議案,予算第23号議案,予算第25号議案,第4号議案,第5号議案,第7号議案より第13号議案に至る7議案,第15号議案,第23号議案より第25号議案に至る3議案,第28号議案より第30号議案に至る3議案,及び第33号議案より第36号議案に至る4議案,以上合計30議案について,お諮りいたします。 73 ◯議長(佐伯育三君) 本件は,委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 74 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 75 ◯議長(佐伯育三君) 以上で,平成18年度神戸市各会計予算並びに関連議案,合計61議案は,附帯決議を付して,いずれも原案のとおり可決されました。 76 ◯議長(佐伯育三君) この際,申し上げます。  去る3月3日の本会議において,予算特別委員会に付託いたしました請願第 122号より請願第 125号に至る4件の請願は,ただいま予算第1号議案,予算第4号議案,予算第5号議案,予算第15号議案,第16号議案,第18号議案及び第22号議案,以上合計7議案が原案のとおり可決されましたので,一事不再議の原則により,いずれも不採択の扱いとなりますから,さようご了承願います。 77 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第88 第37号議案より日程第94 第43号議案に至る7議案,一括議題に供します。 78 ◯議長(佐伯育三君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係常任委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長橋本秀一君。  (28番橋本秀一君登壇) 79 ◯28番(橋本秀一君) ただいま議題となりました諸議案中,本委員会所管分の第37号議案,第39号議案及び第40号議案,以上合計3議案について,一括ご報告申し上げます。  まず,第37号議案は,本市の職制を改正するに当たり,条例を改正しようとするものであります。  次に,第39号議案は,神戸市公立大学法人評価委員会の組織等を定めるに当たり,条例を制定しようとするものであり,  第40号議案は,公立大学法人神戸市外国語大学の定款を定めようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 80 ◯議長(佐伯育三君) 次に,文教経済委員会委員長松本 修君。  (19番松本 修君登壇) 81 ◯19番(松本 修君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の第41号議案について,ご報告申し上げます。  本件は,神戸市総合教育センターの事業を変更するに当たり,条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 82 ◯議長(佐伯育三君) 次に,福祉環境委員会委員長守屋隆司君。  (24番守屋隆司君登壇) 83 ◯24番(守屋隆司君) それでは,ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の第38号議案及び第43号議案について,一括してご報告申し上げます。  まず,第38号議案は,介護保険法の改正等に伴い,  次に,第43号議案は,健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法等の廃止に伴い,いずれも条例を改正しようとするものであります。  委員会は審査の結果,いずれも原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 84 ◯議長(佐伯育三君) 次に,建設水道委員会委員長金澤治美君。  (31番金澤治美君登壇) 85 ◯31番(金澤治美君) ただいま議題となっております諸議案中,本委員会所管分の第42号議案について,ご報告申し上げます。  本件は,阪神高速道路株式会社が国土交通大臣の許可を受けるに当たり,道路管理者である本市に対して同意を求められたので,これに同意しようとするものであります。  委員会は審査の結果,お手元の附帯決議のとおり,阪神高速道路株式会社に対し,対距離料金の検討や見直しに当たっては,現行の料金を十分配慮するとともに,地域の特性に合った弾力的な料金の設定とすること,新設する神戸市道高速道路2号線の早期完成を図るとともに,全路線における利用料金を抑制するため,より一層効率的な管理運営に努めること,及びさらなるネットワーク化を図り,道路利用者の利便性の向上に取り組むことの3点について要請することを旨とする附帯決議を付して,原案を承認することに決定いたしました。  以上,報告を終わります。 86 ◯議長(佐伯育三君) 以上で関係常任委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 87 ◯議長(佐伯育三君) ご質疑がなければ,これより討論の通告がありますので,発言を許可いたします。  30番森本 真君。  (30番森本 真君登壇)(拍手) 88 ◯30番(森本 真君) 私は,日本共産党市会議員団を代表して,委員長報告に反対し,討論を行います。  まず,第38号議案は,3年ごとに見直される介護保険料を大幅に値上げする議案で,65歳以上の第1号被保険者の保険料の基準額──本人非課税,世帯課税の額を 3,445円から 4,694円とするものです。この値上げは,高齢者に対して3年間で 164億円もの負担をふやすものであり,断じて許されるものではありません。  さらに,昨年10月からのホテルコストの導入や食事代の全額自己負担による利用料の増加に加え,4月1日からは要支援・要介護1の高齢者を介護保険制度から外す予防給付は,国の大枠は決まっているものの,詳細な部分はいまだ不透明で,自治体を含め,利用者や事業者に大きな不安と混乱をもたらしています。  助役は,介護保険制度は高齢者に理解が深まっている制度だ,助け合いの制度だと言い,保険料が上がるのはやむを得ないとの姿勢を示しました。しかし,介護保険制度は,たび重なる保険料の高騰や必要なサービスを保険から外し利用料負担をふやすなど,まさに高齢者を混迷させる制度です。  また, 100を超える自治体は,保険料の高騰に対して一般財源を投入して保険料の減免に努めているにもかかわらず,神戸市は国のルールだと言って減免を拒否し,巨額を高齢者に押しつけています。しかし,政府自身,このルールは地方を強制するものでないと認めています。介護保険は自治事務であり,市長の判断でできることです。助け合いの制度と言うなら,神戸市が高齢者を助けるために一般会計も投入し,保険料の減免を行うべきです。  次に,第39号議案及び第40号議案の神戸市外国語大学の独立法人化についてです。  我が会派は,学問の府としての大学が,独立行政法人化により大学の自治と学問の自由の基盤を著しく侵害し,高等教育,学術研究機関としての大学の発展に障害となり,大学が果たすべき役割をゆがめるものだと厳しく指摘してきました。  2年前から独立行政法人となっている国立大学法人では,企業会計原則で効率化の名のもとに独立採算制や産学共同を押しつけ,理工系学部を中心に企業からの競争的資金を財源に,学問ではなく,企業利益のための研究がなされています。文系の大学では,競争的資金が皆無に等しく,独立採算制のもとでは,経営効率化を優先する評価委員会において学部・学科の廃止が相次いでいます。また,運営費交付金が毎年減らされ,学費値上げも相次いで起こっています。このような事態になっていることについて,委員会審査で学長自身も認め,危惧を表明されています。当事者が不安を抱いているにもかかわらず,独立行政法人化を推し進めようとしているのです。神戸市外国語大学が独立行政法人化されることによって,国立大学法人と同じようなことが起こることになります。  また,職員は非公務員となり,市職員を削減し,経費削減によるプロパー職員と不安定な季節的雇用がふえます。  さらに,議会の関与は著しく制限され,評価委員会の業績評価が報告されるだけで,予算や決算をチェックすることもできません。市議会議決事項で残るのは,運営費交付金の予算等など,ごくわずかです。  これらのことは,国際交流都市として発展してきた神戸市が,60年の歴史を持つ学問の府,神戸市外国語大学を失うことにもなりかねません。このような重大な問題点がたくさんある独立行政法人化はやめるべきです。  最後に,第42号議案では,阪神高速道路の料金を2008年に定額料金制から対距離料金制に変更することによって,現在の 500円の料金が北神戸線全線を利用すると 2.6倍の 1,300円になると試算されています。市民が日常的に利用する市民の足である阪神高速道路の県内主要区間では多くが値上げになります。  常任委員会で附帯決議をつけることになりましたが,これまで同意した案件について変更されたことはありません。市民負担をふやす対距離料金制を同意事項から外すべきです。  以上,反対の理由を述べさせていただきました。議員の皆さんのご賛同をお願いし,討論を終わります。(拍手) 89 ◯議長(佐伯育三君) 討論は終わりました。  これより順次お諮りいたします。  まず,第38号議案より第40号議案に至る3議案について,お諮りいたします。  本件を関係委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 90 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 91 ◯議長(佐伯育三君) 次に,第42号議案について,お諮りいたします。  本件を委員長の報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 92 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,委員長の報告どおり,附帯決議を付して,原案のとおり可決されました。 93 ◯議長(佐伯育三君) 次に,第37号議案,第41号議案及び第43号議案,以上合計3議案について,お諮りいたします。  本件は,関係委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 94 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,いずれも原案のとおり可決されました。 95 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第95 「請願の審査結果について」を議題に供します。 96 ◯議長(佐伯育三君) これより委員会審査の経過並びに結果について,関係委員長の報告を求めます。  まず,総務財政委員会委員長橋本秀一君。  (28番橋本秀一君登壇) 97 ◯28番(橋本秀一君) ただいま議題となりました請願のうち,本委員会所管分の請願第 126号について,ご報告申し上げます。  本請願は,出資法等の改正を要請する意見書を国に提出することを求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,本請願を採択すべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 98 ◯議長(佐伯育三君) 次に,空港・新産業に関する特別委員会委員長平野昌司君。  (61番平野昌司君登壇) 99 ◯61番(平野昌司君) ただいま議題となりました請願のうち,本委員会所管分の請願第 127号から請願第 135号に至る9件の請願について,一括してご報告申し上げます。  まず,請願第 127号から請願第 130号に至る4件,請願第 135号,以上合計5件の請願は,いずれも神戸空港の財政問題等に関連して空港関連事業の見直し等を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,就航機材は既に大型化の動きが出てきており,さらなる増収が期待できること等の理由から,いずれも不採択とすべきものと決定いたしました。  次に,請願第 131号及び請願第 134号は,小型機用地について,埋立工事等の中止等を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,空港島ヘリポートは神戸空港の管制圏に入ることで安全な航行が確保されること等の理由から,いずれも不採択とすべきものと決定いたしました。  次に,請願第 132号及び請願第 133号は,神戸空港の安全性の観点から,神戸空港への着陸不能の疑問を明らかにすること等を求める趣旨であります。  委員会は審査の結果,空港周辺の気象条件の観測は雲高・視程についても行っており,空港の安全性に問題はないこと等の理由から,いずれも不採択とすべきものと決定いたしました。  以上,報告を終わります。 100 ◯議長(佐伯育三君) 以上で関係委員長の報告は終わりました。  委員長の報告に関し,ご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 101 ◯議長(佐伯育三君) ご質疑がなければ,これより討論の通告がありますので,順次発言を許可いたします。  まず,13番赤田勝紀君。  (13番赤田勝紀君登壇)(拍手)
    102 ◯13番(赤田勝紀君) 請願第 127号から第 135号の9件は,いずれも神戸空港にかかわる請願です。私は,日本共産党神戸市会議員団を代表して,これらの請願に対する委員長報告に反対し,討論を行います。  空港開港後の管理収支の見通しについてですが,2011年度には着陸料収入が16億 6,700万円としています。しかし,これは各航空会社が機材を大型化していくことを前提にした現実離れの計画です。国内線でのジャンボの退役は避けられない現実になっています。2006年度の収入は8億円程度です。  最近,矢田市長は,空港会計の起債の元利償還に地方交付税を充てる,また沖縄減免が終了すれば償却資産税を,つまり市税を投入すると表明されています。しかし,これらは本来,市民の暮らし,福祉のために使うべきもので,空港の管理収支に使うことは認められません。  また,空港島の土地売却についてですが,埋め立てだけで 2,000億円の借金,そのほとんどを民間への売却で返済する予定ですが,平米当たりの土地の値段を3割引きにしてやっと 0.3ヘクタール売れただけです。2009年度から本格的に借金の返済が始まります。土地は必ず売れるとしていますが,実際いつまでにどの程度売れるのかについては,相手との交渉次第で,時期はいつとは言えないとしか答弁できないありさまです。  また,請願者が指摘するように,神戸空港ヘリポート,小型固定翼機用地の建設や地盤改良工事について,売れるはずのない土地になぜ税金を使うのか,これはむだではないかと疑問を投げかけるのは当然です。  次は,海上アクセスについてです。7月再開の予定ですが,1994年に就航させたものの,約 158億円の累積赤字を抱え,2002年に休業しました。事実上破綻をしたにもかかわらず,甘く根拠のない需要予測を立てて再開させることは,さらに債務を増大させることにしかなりません。運航すれば,さらに赤字が膨らむことは明らかです。  次は,空の安全性についてです。神戸空港は関西空港と航空経路がふくそうし,大変危険です。現役のパイロットが,南に関西国際空港,北に六甲山がある狭い空域で運航しなくてはいけない,かなり厳しい空港だと語っているほどです。マスコミは,開港して2週間で上空待機が10便も出たと報じました。また,国土交通省は,空港に着陸する旅客機が着陸前に明石海峡の西側上空で待機するケースが相次いでいると指摘しています。にもかかわらず,3月27日の空港・新産業特別委員会で当局は,上空待機は確認してみたがわからなかったなどと答弁をしていますが,それならば徹底的に調べるべきです。  スカイマークエアラインズ社は,羽田-徳島間を運航する機体に重大な不備があるにもかかわらず修理をせず,9カ月間放置したままにしてきました。さらに同社は,部品の点検期限を過ぎたまま,5機の旅客機を約4カ月も運航させていたことが国土交通省の立入検査で判明しました。このことが,神戸空港を利用する乗客に不安や不信感を与えています。利益優先のために安全対策を怠ることは絶対に許せない行為です。にもかかわらず,神戸市は,立入検査の結果を待って口頭でお願いをするというのでは,空の安全に対して責任感を持っておられるのかと疑われても仕方がありません。神戸市は申し入れを行うなど,強い姿勢で同社に働きかけを行うべきです。  神戸空港は開港しましたが,市民は決して認めていません。新聞各社の社説では,手放しでは祝えない,土地売却が進まない,他の2空港との共存など不安も残るなどと厳しく論じられています。  また,市長は早くも3空港の一体運営を打ち出されました。これは,神戸空港の行く末に自信がないことを表明するに等しいものです。神戸市は,市民の声に真摯に耳を傾け,未来に責任を負うべきです。  以上で私の討論を終わります。これらの請願を採択していただくよう,皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。(拍手) 103 ◯議長(佐伯育三君) 傍聴人に申し上げます。  拍手は禁止されておりますので,よろしくお願いします。  次に,54番あわはら富夫君。  (54番あわはら富夫君登壇)(拍手) 104 ◯54番(あわはら富夫君) 私は,請願第 127号から請願第 135号に至る9請願に対して,先ほどの委員長報告に反対して,これらの請願を採択する立場で討論をいたします。  これら請願は,いずれも空港整備事業会計への市税投入問題や空港島造成事業での起債償還に係る土地売却問題,そして空域の管制に係る安全性問題や修理を9カ月も放置したスカイマークエアラインズ社の調査・報告を求めるものなどでございます。  神戸空港は2月16日開港しましたが,いまだ情報開示を求める請願が多数寄せられ,中止を求める訴訟が行われるなど,神戸空港の開港を素直に喜べない市民が多く存在をしております。請願の討論に立つたびに,あの住民投票直接請求運動からことしで8年目になりますが,どのような結果になろうとも住民投票をしていればと残念でなりません。神戸空港開港後の結果がどうなろうと,住民がその結果に責任を持つことができたと思うのでございます。  今回の空港・新産業特別委員会の審議でも,土地処分に係る財政計画や空港管理収支についても,当局の希望的観測が述べられただけでした。また,多くの事件で新聞や週刊誌の誌上を飾っているスカイマークエアラインズ社は,私企業の問題であっても,即安全性にかかわる問題であり,早急な事実解明が求められています。  特に今回の空港・新産業特別委員会では,土地処分など財政計画と空港開港後の10年間の管理収支計画が大きな焦点となりました。空港島造成事業では,民間に売却予定が確定した土地は,依然として土地の値引きを3割した 0.3ヘクタールだけでございます。しかも,本来売却予定地であるヘリポート用地などはいまだため池状態で,ポーアイ1期にあるヘリポート基地さえ移設の予定時期は不明確なままです。局長は,19年度中に空港島造成事業を終わらせると答弁しましたが,いずれにしても空港島売却は平成20年以降にずれ込んだと判断せざるを得ません。  しかし,平成21年から3年間で 1,800億円を超える起債の償還が迫っており,これにどう対応するのかが一番の問題でございます。局長は,これからの3年間で単年度で 250億円の土地売却を実現したいと答弁されました。5割引きなどの値引きを行って,今年度は宅地分譲も入れて何とかめどがつくだろうとのことですが,これからも単年度での 250億円の売却実績が上がるかは極めて難しいと言わなければなりません。  局長は, 1,350億円の基金等の使える現金預金があり,これも含めて積極的に活用するとの答弁でしたが,これらの現金預金は,ある意味で神戸市政の中で福祉施策も含めて市民生活の中で自由に使えるお金であるわけであります。ある程度の土地売却が進んだとしても,このままいけば,この 1,350億円を使い切らざるを得ず,宮崎元市長から築き上げてきた遺産を食いつぶしてしまうことにもなりかねません。したがって,起債償還と土地売却予定と基金等の現金預金などの活用を含めた長期的な財政計画を市民に示すべきと委員会で質疑しましたが,明確な答弁は今回もいただけませんでした。  また,平成18年から平成27年までの神戸空港管理収支の見通しも,10年間黒字が続くとの計画ですが,高いハードルをすべて越えたというもので,その実現性は極めて疑わしいと言わざるを得ません。  そもそも神戸空港は,3空港の役割分担なども含めて国土交通省から往復30便の制限があり,幾ら需要があったとしても便数が限られてしまっています。したがって,機材で大型化しなければ着陸料収入は上がらず,着陸収入をふやそうとするならば機材を大型化しなければならないわけです。したがって,あの平成14年の過大な需要予測を持ち出して,平成21年にはジャンボ機4機就航などとの見通しを立てざるを得なくなってしまっています。  日航が経営再建でまとめた中期計画では,経済性の高い中・小型機を積極的に導入する方向を打ち出し,ジャンボ機は退役させていく方針を明らかにしています。日航だけでなく,国内航空各社も中・小型機の比率を高めていく方針と聞いています。しかも,神戸市が来てくれることを期待するジャンボ機も,今は国際便の一種空港のみで使用されており,三種空港での実績は皆無です。しかも,機材を決めるのは航空会社であり,神戸市ではありません。したがって,全くの希望的観測と言わなければなりません。  また,沖縄便の着陸料減免は,平成18年以降も続けられる可能性が指摘されていますし,地上路線初便の着陸等の減免の見直しも難しいのではないかとの声も出ています。  また,地方交付税にしても,財政基準需要額の算定に神戸空港の整備に係る財源として起債した一般単独事業債の一部が入ることから,これも管理収支に入れるとしていますが,地方交付税は国庫補助と違い使途を指定したものではなく,神戸空港が開港後の平成18年度の地方交付税は,平成17年度よりも 190億円も落ち込んでいるのでございます。今後,三位一体改革の中で,国も地方交付税削減の方針を打ち出しており,この額をそのまま管理収支に入れていいのか,大いに疑問を感じるところでございます。  このように,今回の神戸空港管理収支の長期見通しも,高いハードルをすべてクリアすることを前提にしており,その見通しは極めて厳しいと言わなければなりません。  また,今回の空港・新産業特別委員会では,スカイマークエアラインズ社の修理9カ月放置問題に端を発した企業体質問題が焦点になりました。既に国土交通省が抜き打ちの立入検査に入り,また特別監査チームを1カ月間常駐させるなど,異例の検査が行われています。  スカイマークエアラインズ社では,昨年4月以降,航空整備士の資格保有者が次々に退職し,労働争議が起こるなど,会社の体質に疑問の声が上がっています。報道によれば,ことしの3月期には7億円の最終赤字に陥るとの報道が出されています。神戸空港でも,初期不良で欠航が続き,代替機もなく,乗客は新幹線への乗りかえが行われたと聞いていますし,委員会審査のあった27日も,機体の故障で欠航したとの報告もなされています。その故障も,以前の故障と同じ箇所ということでございます。また,昨日は,製造元から指示されていた機体の点検をしないまま,4カ月間にわたって旅客機を運航していたことが国土交通省から明らかにされました。  そして,このスカイマークエアラインズ社が,神戸空港を本拠地として東京便を7便も占めています。神戸空港はスカイマーク空港とも航空関係者からやゆされております。スカイマークエアラインズ社への過度の依存は,神戸空港の将来に暗い影を落としております。国土交通省に任せるだけでなく,スカイマークエアラインズ社への神戸市独自の調査・検証が安全性の担保のためにも必要ではないでしょうか。  そのことを申し上げ,請願9件の採択に賛同していただくことをお願いし,新社会党議員団を代表しての討論といたします。(拍手) 105 ◯議長(佐伯育三君) 以上で討論は終わりました。  これより順次お諮りいたします。  まず,請願第 127号より請願第 129号に至る3件及び請願第 131号より請願第 135号に至る5件,以上合計8件の請願について,お諮りいたします。  本件を採択することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 106 ◯議長(佐伯育三君) 起立少数であります。  よって,本件は,いずれも不採択と決定いたしました。 107 ◯議長(佐伯育三君) 次に,請願第 130号について,お諮りいたします。  本件を採択することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 108 ◯議長(佐伯育三君) 起立少数であります。  よって,本件は,不採択と決定いたしました。 109 ◯議長(佐伯育三君) 次に,請願第 126号について,お諮りいたします。  本件は,委員長の報告どおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 110 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,委員長の報告どおり採択することに決定いたしました。 111 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第96 議員提出第44号議案を議題に供します。 112 ◯議長(佐伯育三君) 本件は,市の職制改正に伴い,委員会条例を改正しようとするものであります。 113 ◯議長(佐伯育三君) 本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,原案のとおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 114 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 115 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第97 議員提出第45号議案を議題に供します。 116 ◯議長(佐伯育三君) これより提案理由の説明を求めます。  66番前島浩一君。  (66番前島浩一君登壇) 117 ◯66番(前島浩一君) ただいま議題となりました議員提出第45号議案につきまして,自由民主党,公明党,新政会,住民投票☆市民力,民主党の5会派及び無所属議員の提案議員を代表いたしまして,提案説明を行います。  本件は,所期目的の達成により,神戸市市会議員の報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の特例に関する条例を廃止しようとするものであります。  議員の皆様におかれましては,何とぞ全会一致をもってご賛同いただきますようお願い申し上げまして,提案説明とさせていただきます。 118 ◯議長(佐伯育三君) 提案理由の説明は終わりました。  本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,直ちにお諮りいたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 119 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 120 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第98 議員提出第46号議案及び日程第99 議員提出第47号議案を一括議題に供します。 121 ◯議長(佐伯育三君) これより順次提案理由の説明を求めます。  まず,52番段野太一君。  (52番段野太一君登壇)(拍手) 122 ◯52番(段野太一君) 私は,赤田勝紀ほか12名が提出している第46号議案神戸市会議員定数及び各選挙区選出議員数に関する条例の件について,提案者を代表して提案説明を行います。  本議案は,神戸市議会における議員の定数を現状の72名を維持するものとし,各行政区の定数は,1票の格差を解消するため,人口に応じた完全比例配分方式を基本として,それぞれ配分することとしました。  各行政区の定数は,東灘区を9人から10人に増員し,灘区は現状のまま6人,中央区,兵庫区は,それぞれ1名減員して5人に,北区は10人から11人に増員,長田区は1人減らして5人に,須磨区も9人から8人に減員,垂水区は現状のまま11人とし,人口増加の著しい西区は9人から11人に変更しようとするものであります。  まず,定数を72名の現状を維持するとした理由ですが,私たちは,議員の定数は市民と議会,市政とのつながりを希薄にしないためにも減員すべきではないというのが基本的立場であります。  神戸市では従来から,議員の定数は自治法で定められた法定数を遵守し,他の自治体で議員定数の削減が行われる中にあっても,法定数を守ってまいりました。言うまでもなく市議会議員は,住民の奉仕者として,市政に住民の意見や要望を反映させる役割を持ち,市民の立場に立って市政をチェックする重要な役割を持っています。議員としての任務を遂行するためには,市民と行政を結ぶパイプ役として,市民により身近な存在でなければなりません。  昨今,経費削減や行政リストラの観点から議員定数の削減を求める議論がありますが,議員定数は,民主主義の根幹にかかわる問題であります。民主主義の問題を経費削減やリストラ問題に矮小化して議論すべきではないと考えています。  私たちは従来から,むだな行政経費の削減や行政運営の民主化について積極的に提案しています。さらに,議会改革についても平素から提案し,率先して実行する立場で行動しています。議員定数の削減は,議会制民主主義を後退させ,住民と議会の距離を今以上に広げることになります。議員の定数を検討する場合,定められた法的な基準を最大限生かして,住民との関係を可能な限り密接にするよう配慮して決めるのが望ましいと思っています。  現在,議員定数は,1999年の自治法改正によって,各自治体における上限が決められており,神戸市の場合,自治法第91条2項の規定で,72人を超えない範囲に当てはまります。もともと政令都市の議員定数は,一般市に比べてかなり少なくなるよう設定されており,72名という定数は決して多過ぎるものではありません。  ちなみに尼崎市は,人口46万人に対して議員数は45人,人口1万 280人に議員1人の割合,芦屋市の場合は,8万人の人口に対して議員数は24人ですから,人口 3,370人に議員1人という割合であります。神戸市は,人口 152万 5,389人で議員定数72名ですから,人口比は平均2万 1,186人に議員1人の割合です。これ以上の定数削減は,住民と議会との関係をますます希薄にするものとなります。  以上の理由から,神戸市会の議員定数は変更せず,72名としました。  次に,各行政区の定数についてであります。  各行政区の定数配分は,これまで国勢調査の結果に基づき,行政区の人口の完全比例配分とするとしてきました。これは,神戸市議会の先人たちが,1票の格差はつくらないという議会制民主主義を大切にしてきた姿勢のあらわれで,誇るべきことであります。  神戸市の場合,阪神大震災によって,一時人口が 130万人台にまで落ち込み,議員配分も,行政区間で大きな格差が生じるという事態になりました。この間,震災による被災者対策等を勘案し,人口実態と議員定数との間に格差があることを認識した上で,震災特例として震災前の定数を変更することは避けてきました。しかし,この措置は,あくまで特例としてとられたものであり,この際本来の原則に立ち返って各行政区の定数配分すべきものと考え,人口比による議員配分としました。  よって,各行政区の定数は,1票の格差を最小限にするため,完全比例配分を原則として定めることにしました。  議員の皆さん,長年にわたって先輩諸氏が築いてこられた民主主義の制度を堅持し,市民の期待にこたえるため,本議案にご賛同いただきますようお願いいたしまして,私の提案説明といたします。(拍手) 123 ◯議長(佐伯育三君) 次に,24番守屋隆司君。  (24番守屋隆司君登壇) 124 ◯24番(守屋隆司君) それでは,ただいま議題となっております2議案のうち,議員提出第47号議案について,民主党,公明党,新政会,住民投票☆市民力,自由民主党の5会派及び無所属の提案議員を代表して,提案理由の説明を申し上げます。  本条例改正案においては,議員定数を現行の72人から3人削減し69人とするとともに,各選挙区選出議員数いわゆる区別議員定数を,中央区,兵庫区,長田区,須磨区,垂水区の5区でそれぞれ1人減員し,西区で2人増員するよう規定いたしております。  まず,議員定数について申し上げます。  平成14年に定めました現行議員定数は,震災復興という通常の自治体運営にはない膨大な事業と課題があることから,地方自治法に定める上限数いっぱいの72人といたしましたが,あれから4年,大震災からは11年が経過し,本市全体としては,もはや特例的な取り扱いをすべき状況にはなくなった今,市民をはじめとする世論の動向や,政令指定都市及び県下各都市の中でも法に定める上限数をもって議員定数とする市が少ないことなどの諸情勢を勘案いたしますと,議員定数の削減は時代の流れに即応したものであります。  もちろん議会の構成員たる議員は,市民の意見・要望をきめ細かく吸収し,執行機関の立場ではなく市民の立場から,市長の市政運営をチェックすることを求められているのでありまして,ただ削減すればよいというものではなく,慎重に決定するべきものであります。  このため,減数するに当たっては,議会の審査能力の確保や市民の多様な意見の反映に大きな影響が出ないように留意するとともに,本市の同等規模の他都市の例,具体的には京都市が69人であること,また地方自治法の規定から推算した本市の人口規模に相応する議員数が69人となることなどを参考にしながら,さらには区別議員定数において一挙に2人減員となるような激変は避けるべきとの考えのもとに,69人と決定した次第であります。  次に,区別議員定数についてであります。本条例改正案は,公職選挙法の規定に基づき,平成17年の国勢調査人口に比例して区別議員定数を配分する提案となっております。  区別議員定数の決定に当たっては,先ほど申し上げました震災特例のような要素はなくなったとはいえ,各区の均衡ある発展を図る観点から,区によって議員数が大きく差が出ることのないように,また議員数が最小となる区にあっても,市民の多様な意思を確保できるよう留意すべきであることは当然でありまして,今回もこうした考えのもとに検討を加え,許容の範囲内であるとの結論に達したため,人口比例の原則どおり決定した次第であります。  また,これにより,1票の最大格差が現行の1.49倍から1.12倍となり,区別人口と議員数の逆転現象もすべて解消されるものであります。  議員の皆様におかれましては,何とぞ提案の趣旨をご理解いただき,全会一致をもってご賛同いただきますようにお願い申し上げまして,提案理由の説明といたします。(拍手) 125 ◯議長(佐伯育三君) 以上で提案理由の説明は終わりました。
     本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,順次お諮りいたします。  まず,議員提出第46号議案について,お諮りいたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 126 ◯議長(佐伯育三君) 起立少数であります。  よって,本件は,否決されました。 127 ◯議長(佐伯育三君) 次に,議員提出第47号議案について,お諮りいたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。  (賛成者起立) 128 ◯議長(佐伯育三君) 起立多数であります。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 129 ◯議長(佐伯育三君) 次に,日程第 100 議員提出第48号議案を議題に供します。 130 ◯議長(佐伯育三君) 本件は,市民生活の安定を図るため,出資法等の改正を国に要望しようとするものであります。 131 ◯議長(佐伯育三君) 本件に関し,発言の通告もありませんので,本件は委員会の付託を省略し,原案のとおり決しまして,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 132 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  よって,本件は,原案のとおり可決されました。 133 ◯議長(佐伯育三君) この際,お諮りいたします。  ただいま可決されました議員提出第48号議案に関する取り扱いは,議長にご一任いただきたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 134 ◯議長(佐伯育三君) ご異議がないと認めます。  それでは,さよう決定いたしました。 135 ◯議長(佐伯育三君) 以上で本定例市会の議事は全部終了いたしました。  この際,市長のごあいさつがございます。  矢田市長。  (市長矢田立郎君登壇) 136 ◯市長(矢田立郎君) 閉会に当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。  本定例市会には,平成18年度予算案,これに関連いたします多数の議案,並びに平成17年度補正予算案をご提案申し上げました。議員各位におかれましては,1カ月余りの長期にわたり終始熱心にご審議を賜り,ただいま原案どおり議決をいただきました。厚く御礼を申し上げます。  賜りました附帯決議及び本会議・委員会審議におきまして賜りました貴重なご意見につきましては,その趣旨を十分尊重いたしまして,今後の市政運営に反映してまいりたいと存じます。  ご承認いただきました新年度予算「豊かな神戸の創造にむけて」は,21世紀における神戸の新たな飛躍と持続的発展をなし遂げる重要な予算でございます。本市財政は依然として厳しい状況にございますが,市民とともに神戸2010ビジョンと区中期計画を実現するとともに,市民の目線で行財政を改革し,時代の変化に対応した行財政システムを構築するため,不退転の決意のもと取り組んでまいる所存でございます。  最後になりましたが,議員各位の一層のご健勝をお祈り申し上げまして,まことに簡単ではございますが,閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) 137 ◯議長(佐伯育三君) 市長のごあいさつは終わりました。  (佐伯議長登壇) 138 ◯議長(佐伯育三君) この際,私からも一言ごあいさつを申し上げます。  本定例市会は,2月の24日から本日まで34日間という長期にわたったわけでございますが,この間終始熱心な議論が交わされ,本日ここに提案されました全議案を議了して無事閉会の運びとなりましたことは,まことに感謝にたえないところでございます。  議員の皆様をはじめ理事者各位のご努力とご協力に対し,心から厚く御礼を申し上げます。  平成18年度は,神戸空港「マリンエア」の開港を機に,安全で安心して元気に暮らせるまち,そして美しく魅力あふれるまち神戸の実現に向けて,新たなる飛躍の第一歩を踏み出す重要な年でございます。  当局におかれましては,審議の過程で表明されました市会の要望・意見を今後の市政執行に反映されることはもとより,議会との連携を十分に図りながら一層のご努力をいただきますよう,また議員の皆様におかれましても,ともにより一層のご精進を賜りますよう,心からお願いを申し上げまして,甚だ簡単ではございますが,閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)  (佐伯議長議長席に着く) 139 ◯議長(佐伯育三君) これをもって平成18年第1回定例市会を閉会いたします。   (午後0時26分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...