松原市議会 2021-06-29
06月29日-04号
◎消防長(亀井浩君) 初めに、入団と退団の人数でございますが、平成28年度から申し上げますと入団7名、退団5名、平成29年度につきましては入団6名、退団6名、平成30年度につきましては入団3名、退団7名、平成31年度、令和元年度でございますが入団4名、退団8名、令和2年度につきましては入団2名、退団4名となっております。 年齢につきましては、入団につきましては10代が3名、20代11名、30代5名、40代3名、退団につきましては20代4名、30代6名、40代5名、50代4名、60代7名、70代4名、このようになっている状況でございます。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 この数字については以前から資料をもらっているんですけれども、入団者の年齢、10代が3名、20代が11名、30代が5名、40代が3名となっていて、比較的若い世代の20年が多いように感じます。退団者の年齢ですけれども、20代は4名、30代6名、40代5名、50代4名、60代7名、70代が4名となっています。この数字を見て、20代、30代の若い世代も退団が多いことが分かります。60代、70代の高齢者の退団については、それほど違和感は感じませんが、若い世代の退団には何か理由があるのかなと感じています。全国的にも高齢者の退団は仕方のないことですが、比較的に若い世代が退団していくことも懸念されています。 新規入団者ですが、その方がなぜ、どのように、どういった理由で入団を希望されたのか把握できていますか。幾つかあると思うんですけれども、教えてください。 また、新規入団者についてお聞きしますが、
消防団活動を退団されずに継続されているか、過去10年の中で何名が退団して、何名が継続されているのかを教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 入団理由につきましては、地域へ貢献したいという気持ちが一番大きいと考えているところでございます。 そして、入団のきっかけとなるのは地域の方からの推薦や知人からの勧め、地元分団からの誘いを受けるなどという内容が多く見受けられます。 新規入団者の継続についてでございますが、過去10年間で46名の方が入団いたしまして、12名の方が退団されております。継続して活動していただいている団員は34名となっているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 新規入団者46名、退団者が12名、約26%の方が退団しているということですけれども、この退団された方の理由ですが、これも幾つか教えてもらっていいですか。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 退団理由といたしましては、仕事が忙しくなった、
消防団活動の時間を持てなくなったなど、様々な要因で退団されているというのが現状でございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 松原市では、若い団員確保にある程度結果が伴っているようには感じますが、全国的に若い団員が入団しない理由について、その辺に当たっては調査されていますか。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) この件につきましては、過去に
総務省消防庁が行った
消防団意識調査によりますと、若い世代が入団しない理由といたしまして、仕事が忙しい、仕事を休むことが難しい、毎日の生活で精いっぱいである、活動頻度が多く大変そう、負担が大きそうといった意見が多く見受けられたとの調査結果が出ているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 やはり入団の理由というのは、地域の方からのつながりや知人からの勧めで入団された方が多いということでしたが、この手法が一番多いのかなと思います。実際、私の入団理由も友人からの誘いでした。退団の理由も、やはり今も昔もさほど変わりないのかなと感じます。 私も入団した当時は25歳で、働き盛りでもあり、仕事や子どもの行事などもあり、
あまり団活動に当時は参加できていませんでしたが、私に至っては年々、年を重ねるごとにライフスタイルの変化により、少しずつ参加できる回数も増えてきましたが、自分も経験してきたことから感じることは、若い世代は仕事が忙しく休めない、毎日の生活で精いっぱいである。先ほども理由にありましたけれども、いつも、いつのときも同じように感じます。 一般的に消防団とは自営業の団員が多く、比較的に時間の都合がつきやすいため、昼間帯の災害にも支障を来すことなく活動できていましたが、時代の流れに伴い、全国的にも危惧されているのが、被雇用者団員の比率が年々増加していることです。令和元年の議会答弁で、やはり被雇用者団員の災害現場への出動は難しくなる傾向です、昼間帯の団員確保に向けた取組を実施していく必要があるとの答弁がありましたが、何か取組を行ったのか、教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 団員確保に向けた取組ということでございますが、これは昼間帯に出られる方に限っておりませんが、
地域防災ネットワークプロジェクト訓練をはじめ
各種イベントにおいて、若い世代の方々や様々な職業の方々へ
消防団活動をPRいたしまして、消防団への理解促進や参加の呼びかけに努めているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 私も所属する団では、平日昼間のイベントに関しては所定の人員を確保することに苦労しているように感じています。現在に至っては活動に影響はないにしても、数年後には平日昼間のイベントには弊害が出てくると思われます。平日昼間の火災についても同様だと思っています。火災発生時、いち早く駆けつけるのは大体いつも同じ顔ぶれが多いですし、しかも人数も少なく、最初に集まるメンバーは、私の団でいえば屯所の近くに居住している方や、屯所の近くで商売を営んでいる方です。もしくは、第一線を離れ時間に余裕のある方です。 そこで、松原市での団員の就業形態はどのような割合になっているのか教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 本市の団員の就業形態でございますが、令和3年4月1日現在で申し上げますと、自営業46%、被雇用者32%、そのほか22%と、比較的自営業の方が多いということになっております。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 今の話を聞いていますと、全国的にも団員数が減少傾向、昼間帯に自由に動ける団員数も減少傾向、平均年齢は上がっている、被雇用者もこの先増加していくことは、この傾向は全国的にも危惧されていることなんですけれども、松原市も未来を担う若い世代を確保する。平日昼間の時間体に活動できる団員確保に向けて本腰を入れて積極的に取り組む時期ではないでしょうか、お聞かせください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 本市におきましても、若い世代の団員確保は重要であると考えているところです。
各種イベントでの入団促進はもとより、大学生を対象にしました
消防団サポーターや
高校生ファイアーボランティアなど、若い世代に消防の魅力を発信いたしまして、次世代の
消防団員確保に向けても取組を行っているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 私も、イベントでの消防団員の勧誘活動を目にしたことはたくさんあります。やはり消防団はこれまで以上に露出し、市民と関わり接することで、市民に消防団を知ってもらうことが重要だと考えています。引き続きPR活動のほうをよろしくお願いしていきます。 全国でも数々の取組事例があるんですけれども、参考に幾つか例を挙げます。少し長くなりますが御清聴ください。 大分市では、かた昼消防団、子どもを中心とした地域防災の輪ということで、当市では地域防災力の強化には将来の地域を担う子どもたちに向けた防災教育が重要であると捉えており、幼稚園から大学までの一連の教育課程に合わせて、消防団が何らかの形で携わり続けることで、将来の地域防災を担う人材の育成だけではなく、消防団に入団しやすい社会の雰囲気を醸成できると考えています。 次に、東京都では、消防団への入団促進マニュアルの作成、東京都特別区内の消防団では、入団者の約7割が消防団員から話を聞いてによるものであることから、消防団員が直接入団を働きかけることが最も効果的であることを考え、声かけの際のアピールポイントや伝え方など、ノウハウをまとめた入団促進マニュアルを作成しました。また、マニュアル内容について消防団員及び担当の消防職員を対象とした教養を実施し、本マニュアルを活用し、友人・知人等の地域住民、事業所、大学、専門学校など、ターゲットを明確にした声かけによる入団促進を推進しています。 次に、奈良県三郷町では、中学校に消防団屯所を併設、災害時においては避難所となる中学校に住民の避難誘導や避難所運営の中心的な役割を果たす消防団の屯所を併設することで、迅速かつ効率的な災害対応が可能となることが期待されるなど、安心・安全なまちづくりに寄与している。平時においては、中学校の生徒たちが消防団の活動や訓練を日頃から目にすることで身近に感じ、地域に貢献したいと思う心が育まれると期待されています。また、消防団にとっても、緊張感を持って日々の訓練に取り組むなど、規範意識の向上につながっています。 次に、大分県大分市では、大分市消防団ビジョンということで、南海トラフ地震をはじめとした大規模な自然災害の発生が危惧される中、地域防災の中核である消防団員の担い手不足や高齢化が顕著であったため、消防団長の発意により消防団員が主体となって、平成31年3月に消防団の中長期的な将来計画を策定しました。消防団を取り巻く現状と諸問題を整理し、課題解決に向けた指針となる取組をまとめた、その内容なんですけれども、1、全団員へのアンケートや市民意識調査を行い、正確な情報把握を行った。2、計画の策定過程において、各消防団員からの意見出しの場を設け、消防団員の多くの意見をビジョンに反映した。3、策定作業部会は、消防団員を主体に市の関係部局の職員と消防署員で構成され、計5回開催された。 次に、お近く八尾市では、消防団サポート制度、地域力の向上を目指して、事業所または店舗等が消防団員に対し、積極的に協力または一定のサービス等を提供し応援する制度です。 このように、全国に目を向けますと斬新な事例が数多く行われています。地域で様々な特色がありますので、全てが当てはまるわけではございませんが、どれもすばらしい事例だなと思っています。全国の取組事例には何かしらのヒントや答えがあると考えますので、松原市でもぜひ参考にしていただきたいと思います。 次に、地域の消防団の減少に歯止めをかけるため、
総務省消防庁の検討会は、火災や災害時の出動に支払われる報酬制度の創設や年額報酬、出動報酬の基準の策定等、今後必要な措置として適切に取り組むことと通知を出しましたが、この内容について教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君)
総務省消防庁から、消防団の処遇改善についての通知が発出されたところです。主な内容といたしましては、出動に関する報酬額の基準が示されたことなどがあります。この件に関しましては、現在、大阪府への問合せや、府下市町村の消防団担当者と情報交換しているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 現在、松原市では1回の出動で、費用弁償として現在2,500円を支給されていると思いますが、全国平均は一般市で2,400円から2,800円とされているんですけれども、この金額の設定はどのように決まったのか、この金額の前は幾らだったのか、また何年前に今の金額になったのか、教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 費用弁償についてでございますが、平成21年8月から現在の費用弁償額である2,500円を支給しており、それ以前につきましては1,800円を支給額としておりました。 支給額につきましては、国の考え方や府下市町村の状況を参考にしながら決めているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 大阪府下や南河内近隣を調べても、各自治体で費用弁償にばらつきがあるのが現状なんですけれども、その中でも消防団の処遇改善、成り手不足の解消を目的に、費用弁償の金額を上げている自治体もあります。この金額を引き上げることで処遇改善を図るなど、他市では若い力を取り入れること、団員が継続して活躍しやすい環境をつくることで退団させないなど、消防団員が優遇される事業を行い、まちを挙げて応援し、消防団を盛り上げている自治体もたくさんあります。 成り手不足を解消するならば、先ほどお伝えした他市の事例を含め、報酬や費用弁償などの支援を強化する手法も考えるべきではないでしょうか。南河内9市町村の平均ではなく、松原市は地域防災力に力を入れているからこそ費用弁償も高い水準にある、そして松原市を挙げて消防団を支援することで消防団の知名度は上がり、おのずと消防団の地位は確立され、成り手不足も解消されるのではないでしょうか。実際に、他市ではそのように事業を展開して成果を上げています。 今思えばですけれども、昭和生まれと平成生まれでは考え方が違うことを実感します。今までの考え方を変えて、令和の時代の取組が必要になると思われます。令和の時代はインセンティブを前面に打ち出し、そうすることで若手の成り手不足が解消されるのではないでしょうか。国や国の方針や他市の事例に答えは出ていると思います。 若手の成り手不足には仕事が忙しい、仕事を休むことが難しい、毎日の生活で精いっぱいであるなどの意見がありましたが、そこを読み解くと、仕事を休んだら給料が減る、休日を消防団の活動に使いたくない、自分の時間に使いたいということです。しかし、報酬などの支援があることで、少しでもプラスが増えることで団活動に理解を得ることができるのかなと思います。松原市でも全国の事例をお手本に、地域防災力の強化を図ること、このような取組はできないのでしょうか。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 消防団の入団につきましては、現在におきましても地域貢献という思いが一番大きな要因になっていると考えているところでございます。 消防団の現状の取組といたしましては、消防団単独で行う定期訓練や消防本部との合同訓練、また地域防災訓練やイベント参加による市民との交流など、様々な活動を通して地域防災力の強化に努めているところでございます。そのほかにも、一般企業を対象といたしました消防団協力事業所表示制度の実施や、若い世代には
消防団サポーターや
高校生ファイアーボランティアを通じまして、消防団の魅力を発信しているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 地域貢献というのが一番の思いであれば、一番私もいいとは思うんですけれども、次ですけれども
消防団サポーター、先ほどありましたけれども、その制度についてお聞きします。どのような活動をされているのか、教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君)
消防団サポーター制度についてでございますが、阪南大学の学生さんに消防団が行う消防訓練などの活動をサポートしていただくほか、
地域防災ネットワークプロジェクト訓練や消防出初め式、市防災総合訓練などに参加していただいているところでございます。 若い世代に消防団の活動を知ってもらい、将来的に消防団に入団していただくということを目的といたしまして、
消防団員確保につなげる取組でございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。
消防団サポーターなんですけれども、災害時には実際どのような活動をされるのか、また一般の消防団員のように費用弁償や報酬といった形で支給されるのかを教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君)
消防団サポーターは、災害には出場いたしません。また、費用弁償や報酬につきましても、支給していないというのが現状でございます。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。
総務省消防庁の施策に、学生消防団認証制度というものがあります。この制度は、企業側にも学生側にもメリットがあり、活動認証決定通知書を発行されることで、学生のメリットは、消防団員として地域に貢献してきた実績を企業にアピールすることができる、企業としてのメリットは、社会貢献実績のある人材や団体行動、規律等を身につけた人材を確保しやすくなる、その辺のメリットがあります。 消防団経験者を採用することで、災害対応能力の向上が期待されるとされています。コロナ禍において、就職難であることからも、この制度は学生にとってはうれしい制度になると思われます。松原市でもこの制度は使えないのか、教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 学生消防団認証制度についてでございますが、本市でも同様の取組を実施しているところでございます。
消防団サポーターとして活動された大学生のうち、就職活動に活用できるよう認証を希望される方には、継続的に
消防団活動に従事し、地域防災に取り組んだあかしといたしまして、活動認証状を交付しているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。この制度は学生にとって本当にうれしい制度だと思います。ありがとうございます。 次にですけれども、若者加入促進として、少し全国の事例を紹介したいんですけれども、岐阜県大垣市では、大学生等消防団員奨学金制度があります。
消防団活動をする大学生を対象として奨学金を給付しています。期間は4年間を上限とする月額1万円給付、団員報酬とは別に毎月1万円が給付されるそうです。 次に、福岡県朝倉市では、学生消防団員奨学金給付事業があります。大学生が消防団に入団することを促進することで、進学等による転出増の問題や消防団員欠員の問題を解決し、将来の定住化につなげることを目的としています。月額上限が3万円、うち交通費が1万円だそうなんです。毎月最大3万円の給付だそうです。 このように、学生さんのニーズを捉えて的確な答えを導き出したスマートな制度だと思うんですけれども、これも若い世代を取り込む一つの手法として捉えていただいて、参考にしていただきたいと思います。 次にですけれども、機能別消防団員についてですが、近年は増加傾向にありますが、どのような制度なのか教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 機能別消防団についてでございますが、全ての
消防団活動に参加することができない場合につきまして、訓練指導や火災予防活動、また救急講習など、特定の活動のみ行う消防団のことを指すものでございます。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。松原市での今の現状というのを教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 現状についてでございますが、様々な業務につきまして、松原市消防団が実施しているところでございます。 また、火災予防、広報活動の分野におきましては、婦人防火クラブの皆様にサポートしていただいておりますので、機能別消防団とある程度同等の体制が、同様の体制が取れているものと考えております。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。松原市でも同様の体制が取られているということですけれども、機能別消防団員についても、少し全国の事例を紹介させてください。 岡山県総社市では、特殊技能消防団員制度があります。特殊技能消防団員制度とは、本制度の利用を希望する各消防団員の資格、技能と災害現場での必要とされる技能のマッチングを行い、マッチングした場合に当該団員に当該資格・技能に基づく活動に従事してもらう制度です。例えば、大型特殊自動車の免許を所有している団員が本制度による活動登録をすれば、大規模地震発生の際に重機の運転をすることとなります。機械の操作に限定せず、他の資格・技能等も含めて幅広く調査及びマッチングを行うことで、様々な形で消防団員の力で被災者に寄り添った支援ができるんではないかと考えている。 次にですけれども、高知県南国市では、南国市消防団機動部隊の設置ということで、南国市から東日本大震災の被災地へ支援を行った際、実際の大規模災害現場での重機の必要性を強く感じ、消防団員の中から特に重機類にたけている者15名を選抜し発足した、このようにすばらしい事例があります。 松原市の消防団員の中にも、様々な職業の方がいらっしゃると思うんですけれども、建築業や製造業、土木業、販売業など、消防団員で家が建てられるぐらいの職人さんが在籍しているのかなと思われます。その団員さんのスキルを生かさないのは宝の持ち腐れになると思われますので、岡山県総社市の特殊技能消防団員制度は、松原市でも参考にしていただきたいと思います。 次にですけれども、消防団等充実強化アドバイザー派遣制度について教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 消防団等充実強化アドバイザー派遣制度につきましては、全国の市町村、消防本部、消防団等から都道府県の推薦を受けまして、消防団員の確保等に必要な知識、経験を有したアドバイザーを各自治体の要請に基づき派遣していただく制度という、このような制度でございます。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 松原市では活用したことはありますか。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 本市消防団におきましては、活用した実績はございません。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 消防団の充実強化ということ、自主防災組織の育成と地域防災力の充実強化を図ることは松原市でも必要不可欠です。このような外部組織で構成されるメンバーに客観的に指摘をしていただくことは、松原市にとってもプラスになると考えますので、今後、活用も検討していただきたいと思います。 次にですけれども、男性消防団員が減少する中で、全国的に団員数を増やしているのが女性消防団員です。消防団の組織の活性化や地域ニーズに応える方策として、女性消防団員を採用しようという動きも全国的に広まっています。女性の持つソフトな面を生かして、住宅用火災警報器の普及促進、独り暮らしの高齢者宅の防火訪問、住民に対する防火教育及び応急手当の普及指導においては、特に女性消防団員の活躍が期待されています。また、消火活動や広報活動、操法訓練にも参加しているそうです。 このように消防団組織の活性化に大きく寄与され、全国的に団員数が増加している女性消防団員ですが、松原市では女性消防団員は存在しないのでしょうか。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 本市消防団には、女性消防団員がいないというのが現状でございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 先ほどもおっしゃっていました松原市では、婦人防火クラブ連合会があると認識していますが、女性消防団のような活動を行っているんでしょうか。婦人防火クラブについて活動内容をちょっと詳しく教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 松原市婦人防火クラブ連合会につきましては、火災予防の普及啓発を主な目的としているところでございます。火災予防の広報活動を行うほか、消防訓練時には炊き出し訓練を行うなど、様々な活動をしていただいております。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 婦人防火クラブの皆様には、非常にありがたく感謝を申し上げたいと思います。出初め式で、毎年ぜんざいの炊き出しを行っていただいている方が婦人防火クラブだと認識しているんですけれども、私も欠かさず毎年おいしく頂いています。このような女性ならではの支援は本当にありがたく、災害時には力を発揮していただけると安心をしております。 女性消防団員について、全国の事例、少しだけ紹介します。 静岡県裾野市では、春と秋の予防週間に合わせて2人1組となり、民生委員とともに高齢者宅へ訪問して防火を呼びかけているそうです。 人口減少の中ですけれども、言われている人口減少の中では、自然災害も多く、ますます地域防災力に力を上げていかなければならない中、地域社会の半分は女性です。女性の視点を防災に取り入れることは重要とされる中で、女性の活躍が期待されていますけれども、女性の活躍でいいますと、本市にも女性消防吏員が活躍をしていると聞いていますけれども、ここ数年間、松原市での女性消防吏員の推移を教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 消防本部では、現在、5名の女性消防吏員を採用しております。 採用の推移といたしましては、平成15年度、平成17年度、平成22年度、平成25年度、平成27年度、それぞれ各1名を採用しているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 消防組織においても、意欲と能力に応じて採用や適正な昇任、人事配置がなされ、女性消防吏員の職域拡大が図られるべきとありますが、松原市の女性消防吏員の現状を詳しく教えてください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 女性消防吏員の令和3年4月1日の配置状況でございますが、総務課に1名、予防課に1名、警防課に1名、消防署に2名の配置となっております。 勤務形態といたしましては、毎日勤務が3名、隔日勤務、これは泊まり勤務になるんですけれども、隔日勤務が2名となっております。 職域に関してでございますが、これまで総務、予防、警防の事務系のほか、救急救命士として救急現場に従事する者や、指揮隊や火災原因調査、通信指令員としても勤務しているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。松原市においては様々なところで活躍していただいている、本当にありがたいと思っています。 次にですけれども、女性消防吏員が生き生きと職務に従事できる環境づくりも課題とされているんですけれども、本市では何か女性消防吏員に対策はされているでしょうか。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 女性消防吏員の職場環境の整備につきましては、平成25年11月に西分署を開設いたしまして、その際に女性用の仮眠室やシャワー室等を設置いたしました。また、平成27年度には本署の庁舎の一部を改修いたしまして、同様に仮眠室、シャワー室を設置するなど、これまでに職場環境の改善を図ってきたところです。 今後につきましても、引き続き女性職員が働きやすい職場環境を整備してまいります。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 やはり女性消防吏員が増えることで、子どもや高齢者、特に災害時の要支援者などに対しての住民サービスが向上すると言われています。例えば、女性の方が救急搬送されるときに救急車に女性がいれば安心するなど、ニーズは高まってきています。松原市でも、ソフト面、ハード面において、女性が働きやすい環境づくりを引き続き進めていただき、女性活躍の推進に努めてください。 次にですけれども、消防団の訓練についてお聞きします。 現在、主にどのような訓練を行っているのか、お聞かせください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 消防団では、これまで中学校区で開催される校区フェスタや町会での防災訓練などに参加いたしまして、地域において交流を図ってまいりました。 また、定期訓練といたしまして、規律訓練、放水訓練、救助資機材取扱訓練を年間の定期訓練として実施しているほか、出水期前には消防本部と合同で水防訓練を行っております。 今後につきましても、消防本部、消防団が力を合わせ、関係団体と連携いたしまして地域に密着した活動を実施してまいりたいと考えております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。 松原市でも訓練、私も消防団訓練は参加させていただいていますけれども、災害や有事を想定した訓練もできていると私も多少は思っているんですけれども、もう少し踏み込んで平成28年の熊本地震における
消防団活動を例に挙げていきますと、熊本県では延べ活動人員5万9千人、最大活動人員が1日9,200人と報告されています。活動内容ですけれども、消火活動、倒壊家屋からの救助活動、土砂災害現場における活動、安否確認、避難誘導、その後の活動として避難所運営の支援、被災地域での巡回など、このような事例に沿った自主防災組織や防犯、町会単位のコンパクトなその地域に合った訓練も必要だと思います。市域で有事を想定した訓練などを取り入れることを進めていただくことをお願いします。 次にですけれども、現在、消防団員への火災発生を知らせる方法についてなんですけれども、メールで配信されていると思いますけれども、他市のように電話での自動音声が流れるシステムを取り入れてはどうでしょうか、お聞かせください。
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○議長(池内秀仁君)
亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 消防団員への出場指令の方法といたしましては、屯所サイレンの吹鳴、個人へのメール指令にて行っているところでございます。これまで問題なく出場しておりますので、現在のところ、電話での出場指令につきましては考えていないというのが現状でございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 田中議員。
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◆3番(田中厚志君) ありがとうございます。これは私も含めてなんですけれども、ほとんどの団員さんが感じていると思うんですね。メールでは気づかない、電話だと気づきやすいというのが現状だと思いますので、全ての団員さんが気づきやすい手法を取っていただきたいと思います。 もう時間がないので終わります。
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○議長(池内秀仁君) 次に、福嶋議員の発言を許します。 福嶋議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一般質問(個人) 日本共産党 17番 福嶋光広議員発言要旨具体的内容備考欄1.安心・安全な学校づくりについて(1) コロナ禍での安全対策と教育保障
(2) オンライン授業について
(3) 教職員の多忙化解消について
(4) 少人数学級実施にむけて
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◆17番(福嶋光広君) (登壇) 17番、日本共産党、福嶋光広でございます。今、議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました発言通告に従いまして、順次質問させていただきます。 今回は、安全・安心な学校づくりについてお伺いいたします。 教育をめぐる状況は、昨年3月からのコロナ感染拡大による全国一斉休校、6月からは分散登校、6月15日からは通常授業の再開、授業時数の確保のため学校行事のカットや夏休み、冬休みも大幅に短縮するなどの対応が取られてきました。 私たちは社会的に3密にならない対策を要請される中で、学校では35人を超えるすし詰め教室での授業がこの1年間強行されてきました。その上、昨年4月からは小学3年から英語教育が導入されるなど学習指導要領の改訂が行われ、コロナ感染再拡大に向けてオンライン授業の準備も進められてきました。 初めに、こうした過密な環境の下でクラスターを招かないための安全対策は、この間どのように取り組まれてきたのかお聞かせください。また、陽性になったり自宅待機になった児童・生徒への教育保障等はどのようにされてきたのか、お聞かせください。 2番目に、3度目の
緊急事態宣言が発出されたときに、大阪市では基本休校とし、オンライン授業が行われたと報道されました。松原市でもこの間、オンライン授業のための準備をされてきたと思うのですが、現状についてお聞かせください。 3番目に、私は数年前から、教職員の多忙化解消について、教員の増員や少人数学級、授業の持ち時間の削減などが必要であると訴えてきました。それらが実現できなくても軽減できることもあると、改善をも求めてきました。コロナ禍で、従来の業務以外に感染防止のための消毒作業や小学校での英語教育の導入、オンライン授業の準備などに、より時間外労働が増えているのではないかと危惧するところです。コロナ禍以前と比べて時間外労働時間数はどのように変化しているのか、お聞かせください。 最後に、国の方針として、5年計画で小学校の全ての学年で少人数学級を実施することを決めました。感染症対策としても有効であり、学力向上にもためになる、有効と認められたわけですので、松原市としてこれをどのように実施していこうと考えているのか、お聞かせください。 以上で壇上での質問を終わります。
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○議長(池内秀仁君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの福嶋議員の安心・安全の学校づくりについての質問につきましては、教育委員会より答弁申し上げます。
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○議長(池内秀仁君) 美濃教育長。
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◎教育長(美濃亮君) 福嶋議員の質問にお答え申し上げます。 コロナ禍での安全対策と教育保障についてでございますが、各学校では感染防止と学びを止めないことを両立するために、感染対策を徹底しながら教育活動を進めております。学校では、身体的距離の確保、マスク着用、手洗い、換気などの基本的な感染対策を継続して行っております。児童・生徒が密集または近距離で行うような感染リスクの高い活動は控えるとともに、給食時には全員が前を向いて静かに食べております。これらの対策により、
新型コロナウイルス感染症によるクラスターは、これまで本市小中学校では発生しておりません。 また、陽性者や濃厚接触者となり一定期間出席停止となった児童・生徒に対しては、本人や保護者の意向を確認した上で、1人に1台配備された端末を活用し、オンライン学習を実施するなど、個々の学習状況に応じた支援を行っております。 教育委員会といたしましては、今後も感染対策を講じながら、コロナ禍にあっても充実した教育活動を進めていけるよう、各学校を支援してまいります。 オンライン授業についてでございますが、今後の感染拡大や学校におけるクラスター発生の可能性も視野に入れ、学びを止めないための対応を想定しておく必要があると考えております。また、陽性者や濃厚接触者等と確認されるなど、一定期間登校できない児童・生徒の個別の学習支援、心のケアなどのための端末活用の在り方についても考える必要があります。 このたび策定しましたオンライン学習実施に関するガイドラインにおきましては、オンライン学習を実施する場合の状況や方法に加え、実施する際の留意事項を示しました。このガイドラインに基づき、各学校は臨時休業に入ったとしても円滑にオンライン授業に移行できるよう準備を進めております。 教職員の多忙化解消についてでございますが、コロナ禍以前と比べた時間外労働時間数の変化について、令和元年度と令和2年度の1か月当たりの平均を比較すると、小学校、中学校ともに令和2年度のほうが減少しております。小学校では、令和元年度が40.6時間に対して、令和2年度は38.6時間で2時間の減少となっております。中学校では、令和元年度が60.9時間に対して、令和2年度は45.5時間で15.4時間の減少となっております。 今後も、勤務時間管理簿による教職員一人一人の勤務時間の管理、一斉退勤日や学校閉庁日の設定、校務支援パソコンを活用した会議の効率化と終了時間の厳守、学校行事の見直し等により多忙化の解消に努めてまいります。 少人数学級実施に向けてでございますが、令和3年第1回定例会でも答弁させていただきましたように、5年計画で小学校の全ての学年で少人数学級を実施するという国の方針を踏まえた対応をしてまいりたいと考えております。加えて、中学校の少人数学級実施に向けての国の動向にも注視してまいります。 以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 この間、身体的距離を確保するとかマスクを着用するとか、リスクの高い学習についてはやめていくとか、いろんな取組をされてきたと思うんですが、そういう状況でも実際のところ、体育の時間であるとか、教室においても多人数のところでは、実質、身体的距離がなかなか取れないという問題も実際にあったと思うんですが、その辺について、さらに現実はなかなか厳しいんやけれども、それを実際にはどのように子どもたちにも理解をさせて取り組んできたのか、その辺についてもう少し詳しく教えていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 御承知のように、現在、全校インターナショナルセーフスクールの取組をしております。子どもたち自ら、そういう3密を避けるためのポスターをつくったりであるとか、児童会あるいは生徒会で、子どもたち自らが新型コロナウイルス感染対策も提案して進めております。具体的には、学校、今、夏に近づいているんですけれども、この期間も必ず窓を2方向開けて換気をしております。一方で、ありがたいことにエアコンを設置していただいておりますので、エアコンを使いながらそれなりの室内の空調環境での学習が可能になっています。 また、先生おっしゃられました体育の時間でありますとか、中学校でいう部活動におきましては、やはり身体接触を激しく伴うような活動は控えておりますので、まさにまだまん延防止等の期間でございますので、今後の国の様々な動向、文部科学省からの指示にも従いまして、さらに感染対策については強化してまいりたいと考えております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 教室での距離についてお尋ねです。横田部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 教室での距離につきましては、座席の位置を前後左右、最大限に間隔を取るようにしております。 一方で、間隔が本来取りにくい、いわゆるグループ学習等を向かい合ってしまう、これにつきましては今配備されたタブレットを使いながら、タブレットを活用したグループ活動なども進んでおります。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 教室で限られた面積の中での多人数の関係で、距離がなかなか開けにくいという現状もあるかというふうに思っております。そういう点では、危険をはらんだ中での授業が進められているというふうには考えております。 その上で、最近、インド株とかデルタ株が流行の兆しがあると、これまでは子どもたちは感染しにくいとか、低年齢層は大丈夫やとかいろんなことがあったわけですけれども、今回、デルタ株が広がってきているという、まだ大阪までたくさんは来ていませんけれども、東京ではかなり広がってきて、大阪にもそのうち感染してくる危険性があるというふうなことが言われている中で、より一層の対策が必要だと思うんですけれども、その辺については何か新たに考えておられることはありますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) これまでの感染対策、かなり徹底して実施をしてきております。それに加えまして、今、議員おっしゃられました新しいインド株の流行において、新たな感染対策の具体的な方法が国や府から示されました折には、直ちにその対応を進めてまいりたいと思います。 なお、本市、現在、各学校においては今までの感染対策は徹底しておりました結果、先ほど教育長の答弁からもございましたように、学校内での子ども同士あるいは子どもと教職員の感染については確認されておりませんので、今のところ非常に感染対策の徹底は進められてきたと認識しております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 実際のところ、
緊急事態宣言になったときに、机や椅子の消毒だとかトイレの掃除とか、それから給食時もかなり厳しく取り組んでこられたと思うんです。登下校の際にも、やはりなかなか大変やけれども、登下校、やっぱり子どもだけになるわけですから、その辺での一層の感染対策の徹底が必要だと思うんですが、現在、
緊急事態宣言のときに行ってきた消毒だとか、登下校などの注意とかその辺についてははっきりは分かりませんけれども、少しずつ緩まってきている面があるんではないかと危惧しているわけで、それがまたこのデルタ株が広がってくるというふうなことになれば、また元に戻すといったらあれですけれども、そういう消毒作業だとかそういうことも、もっとやっぱり厳密に考えていかないといけないんじゃないかというふうに思うんですが、その辺はいかがですか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 消毒作業につきましては、昨年度から放課後引き続き必要な場所、子どもたちが特に共有する場所については毎日行っております。 ただ、新しいインド株に対する消毒の方法が、さらに今までの方法以上に必要であるということであれば、それについては各校に周知徹底してまいりたいと思っております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) 学校に関わることでもありますので、例えば市内の教師、先生方にはいち早く、幼保も含めて打っていただきました。今後、他市の教職員に対しても、これできるだけ順位を上げて打ってもらいたいなということで、松原市なりに、これは他市も含めて努力してもらわなきゃいけないことですけれども、本市においてもそこらはしっかり取り組んでいきたいなと思っております。 かつ、子を持つ親の世代も、松原市においては7月の頭、5日頃には、それより前倒しを何とかしたいですけれども、できる限り早く府下でも打っていただける環境にありますから、保護者が打って子どもにうつさない、あるいは先生方が予防の観点からワクチンを接種していただく環境が整いつつあるのかなと思っております。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) いろんな面で、感染拡大を起こさないような対策を打っていくことが大事だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 この間に、実際に陽性になったり、それからPCR検査を受けたりとかした児童の数、どれぐらいおられるのか教えていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 保護者からの申出により把握した数でございますが、令和2年度、昨年度から6月28日、昨日までの数字で申し上げますと、PCR検査を受検した児童・生徒は412名でございます。そのうち陽性となった児童・生徒は61名でございました。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 陽性になった方の感染経路というのは、どういうことで感染したかというのは把握されていたら教えていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 感染源につきましては、明らかになっている感染源を言いますと、御家族、お父さん、お母さん、あるいは近隣に住む祖父母、また学校外での習い事、放課後デイケアなど、感染源が不明なものも多くございますが、明らかになっているのは以上でございます。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 学校でのクラスター発生はないという先ほどの答弁にもありましたので、家族だとか習い事などでの感染がほとんどであるということなんですが、陽性になった場合とか自宅待機になった場合、そういった場合はインフルエンザと違って、2週間とかかなり長い時間の欠席になるわけですよね。そういう点での一定の対応が必要だと思うんですが、その点はこの間、どうされてきたのか教えていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 児童・生徒の保護者とどういう対応が一番子どもさんにとっていいのかという、まず十分な協議を行いました。その上で、可ということであればオンライン授業を実施した家庭もございますし、そうではなくてまとまった課題プリントを持っていって学習した場合もございます。 オンライン学習の手法としましては、一つはまさに教室の授業をそのままライブ中継するような形で実施したケースもございますし、やはりそれは自分の感染が明らかになるということで避けたいということであれば、放課後、担任の先生が1対1で個人指導をしたケースもございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 確かにライブ中継するとかなったら、誰が感染したとかいうようなことも、子どもたちの間で、あってはならないことですけれども、あまりよくないことが広がる可能性もあります。そういう点では、放課後にやるほうがよりそういう点では安全があるかなと思うんですけれども、放課後に1対1でするというのは、子どもたちが帰った後、担任から欠席している児童の家とのオンラインの授業といいますか、そのまま映す場合もあれば、個人的に今日はこんなことやったよという説明をするような形になるかと思うんですが、そういうことも含めて、長期の休みになった子をなおざりにしない、放置しないということが大切だと思いますので、先生方もお忙しいとは思いますけれども、ぜひその点の配慮をお願いしたいというふうに思っています。 自宅待機になった場合は、今後も出てくる可能性はあると思うんですけれども、その場合に、今おっしゃったような形も十分あれなんですが、次のオンライン授業と関連してきますけれども、より、せっかく全ての子がタブレットを持っているわけですから、それを活用したようなオンライン授業もスムーズにいけるような、準備をぜひやっていっていただくようにお願いしたいなと思います。 それでは、2つ目のオンライン授業について質問させていただきます。 大阪市でテレビなどで報道されているオンライン授業というのは、大ざっぱに言うたら午前中2時間はオンライン授業をやって、給食は学校へ行って食べて、その後、午後一、二時間、通常授業をして下校というふうなことがあったと聞いているわけですが、松原市ではタブレットを使った授業といいますか学習、学校によっては違いがあるかと思うんですけれども、教育委員会としては一定ここぐらいまでの点、到達を目標にして今取り組んでいるというところがあれば教えていただけますでしょうか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 本市の教育委員会が、授業での目標に従来から掲げておりますことにつきまして、2点ございます。根拠を基にして自分の考えを表現する力を育成する、もう1点が、話合い活動を通して自分の考えを深めたり広げたりする力の育成をする、この2点でございます。とりわけこの2点につきまして、現状、先ほどの質問にもございましたように、対面しての話合い活動と制限されていますので、この力を逆にタブレットを利用して身につけるために、日常の授業で、これまでのノートであるとか鉛筆などと同様に、児童・生徒が意見を入力したり、送信したり、そして教師が集約して意見の交流を進めると、そういったある意味、効率的、効果的な取組を基本に進めていこうと考えています。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) いろんな形で慣れていってもらうということも大事だというふうに思いますけれども、オンライン授業といったら、僕自身が頭で考えたらいろんな形があるかと思うんですけれども、1人の学級担任がクラス全員を相手にオンラインで授業をするという形もあるかと思うんですが、そういう形は打合せのときにもおっしゃっていましたけれども、先生が別の部屋で操作をして、先生のいない教室で全員がタブレットを見て授業を受けるというふうなこともやってこられたりと聞いているんですけれども、それをほぼ全ての学級でそういう形が取り組まれてきているのか、その辺はいかがですか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) ほぼ全ての学校、練習については開始しておりまして、日々各学校のホームページで紹介されているところです。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) そういった場合、一遍に全てがすっとうまくいったというふうには思われないんですけれども、例えばパスワードを忘れたとか、やれ画面が出てこないとか声が聞こえないとか、いろんなトラブルといいますか、うまくいかない場面があると思うんですけれども、特にやりかけのときなんかは、担任の教師1人ではそれを対応するのは本当に大変やと思うんです。そういう意味でも、やはりそれをカバーしてもらえるようなICTの支援員といいますか、そういうふうな人的な保障も要るかと思うんですが、現時点でそういうオンラインの試し授業みたいにするときに、予備の先生に入ってもらうとか、そういう取組はされているんでしょうか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 議員おっしゃられますように、やはり初めての取組ですので、試行錯誤という現状がございます。その際に、やはり各校の情報教育の担当の教員でありましたり、校長、教頭、またはその授業時間中にフリーで、チーム・ティーチングとして入れる教員が入るようにはしております。その上で、さらに授業後、やはりうまくいかなかった部分については教育委員会の情報教育の担当も含めまして、あるいは端末の導入業者、システムの問題であれば導入業者と相談もしまして、その後スムーズなオンライン授業ができるように、日々改善していっているところでございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 今、そういう情報教育の担当している先生とか管理職の先生とかの支援も得られるということですけれども、やっぱりそういう機械に精通している業者といいますか、業者でなくてもそういうことをよく知っているICTの支援員とか、そういうのは今、松原市には何人か、別個に採用されているんでしょうか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) ICT支援員の配置は現在ございませんが、今後、様々な活用を進めるに当たりまして、1年間検証してまいった上で、必要であれば何らかの人的なサポートについても研究をしてまいりたいと考えています。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) ぜひICT支援員というのがどれぐらい必要なのかも十分検討していただいて、配置をしていただくようにお願いしておきたいと思います。 次に、子どもたちにタブレットを家に持って帰らせて、試しに授業をするというのはなかなか難しいとは思うんですけれども、子どもたち、一旦タブレットを持って帰らせて、機械が動くかどうかのテストぐらいはしてはると思うんですけれども、今後、家でそういう、例えばドリルを自分でやるという経験をさせていくとか、それから先生の顔を見ながら授業を受けるとか、そういうふうなことも徐々にやっていかなあかんようになるとは思うんですけれども、その辺についての計画といいますか、予定を少し聞かせてください。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 現在、Wi-Fi環境のない家庭に対してのルーターの準備も出来上がっておりますので、近いうちに、委員おっしゃるように様々な家庭での活用法を試行して進めてまいりたいと考えています。できれば1学期中、あるいは夏休みの間にはということで考えております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) これは、隣に先生がおって教室で子どもたちが授業をやるのと違って、各家庭とつながっていかなあかんわけですから、これもまた分からへんようになったりとか、トラブルが起こったときに、先生が把握するというのはなかなか難しいと思うんですけれども、確かに画面全体にクラスの子の画面が出るかも分からないんですけれども、それをしっかりと先生に伝えることができるかどうかも含めて、やはりまだまだやっていかなければならないことはたくさんあると思うんです。とりわけ、アップルの創始者のスティーブ・ジョブズさんという人が、自分の子どもにiPadを持たすのがほんまにいいのかどうかということを発言されている、10代の子どもに持たせるのがいいのかどうかということを考えて、使う時間を厳しく制限していたというふうなことがあります。 それで、家へ持って帰らせたら、やっぱり子どもたちは面白いから、授業だけではなくていろんなことを試したくなったりとか、先日の質問の中にもありましたけれども、トラブルをなくすためのいろんなこともやっておられると聞いておりますけれども、その辺の子どもだけで処理するのはなかなか難しいと思うんです。特に低学年の子どもについては、親が家にいない家庭では特になかなか厳しい、難しいと思うんですけれども、その辺のことはまだやっておられへんと思いますけれども、今後やっていく上に当たってどんなことを考えておられるのか、ちょっと聞かせていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 家庭での活用における、特に小学校1年生あるいは2年生あたりの戸惑いというのは当然予想されますので、十分学校で活用の練習をした上で、同じことをすれば家庭でもできる、オンライン授業が一番そうなんですけれども、今その段階にございます。まだ実は1年生、入学してまだ3か月ということで、学校生活にやっと慣れてきた段階でございますので、無理のないように、逆に先生が御心配のように、家に持って帰って保護者がついても全くできないというようなことがないように、十分に準備を進めてまいりたいと考えております。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) これまでの取組の中で、中学校の修学旅行の説明会をリモート通信でされたというふうに聞いておりますが、このときもまだ慣れていないということも十分あると思うんですけれども、トラブルといいますか、なかなか通信が受けられなくて修学旅行の説明の中身が分からなかったとか、そういうふうなこととか、聞くところによると、学校に問合せの電話がかなりかかってきて、ちょっと大変やったということも聞くんですが、中学生でもそういうふうな状況なわけですから、その辺でこの中学校の修学旅行説明会のときにどんな状態やったんかとか、もし分かれば教えていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) この四中の修学旅行の説明会についてですが、基本的には学校に集合した形で実施をしました。その上で、当日お仕事、様々な私用で学校に来られない保護者に同時配信で、この説明会を配信したということでした。おおむね非常に保護者からの感想は、都合が悪かったんだけれども違うところで見られて助かりましたということだったんですが、一部、ちょっと画像の配信の際にやや重たくなったということで、その問合せはあったようですので、これについてはまた課題です。 参考までに、これは子どもたちのタブレットを持ち帰って保護者が視聴したわけではなくて、保護者が持っている端末、おおむねスマホが多かったと思うんですけれども、それで視聴された折のお話ということで御理解ください。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 家庭とのやりとりも、これからタブレットを使ってということも起こってくると思いますので、その辺ではいろいろと検討していく必要があるかというふうに思っております。 タブレットを使って学習するに当たっての教材、いろんな教材を担任の先生が自分の教え方でつくれたらそれはそれで一番いいとは思うんですけれども、市販の教材もあるでしょうし、ここでいろいろ取り組んでいただいていますような、何市かで共同してつくっておられる教材とかも検討されているかと思うんですけれども、実際にタブレット用の教材というのは、今時点でどの程度用意されているのかというのがあれば教えていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) まず、日常のタブレットを活用するに当たりましては、特段、別建ての教材を作成する必要はございません。つまり、これまでの教科書を活用した授業を、タブレットをうまく活用して進めていくというのが基本でございます。ただし、議員おっしゃりますように、例えばドリル、今まで紙媒体でしていたドリルをタブレットですることが実はできるようになっています。今、配備しましたクロームブックには、ドリル教材も当初より活用できるようになっておりますので、そのあたりは先生方が逆に準備しなくても活用できる状態です。 先生方の声を聞いてみますと、むしろこれまでコピー機でつくっていた掲示用の張りものでありましたりとか、子どもに配布していたワークシートの印刷、そのあたりがタブレットあるいは電子黒板に映し出すことによって代替できますので、非常に授業準備については時間短縮が実現したというふうにも聞いています。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 一斉休校になったりとかして、実際上、家庭と直接結んでオンライン授業せんなあかんというふうになったときは、またまた別の形で問題も出てくるかと思いますので、そういう場合も十分見通して、いろんな取組をこれからも行っていただきたいというふうに思います。 このGIGAスクール構想で、タブレットを使った授業が少しずつ広がっていくかと思いますけれども、文部科学省が言うように、低学年からどんどん取り入れていくのが本当にいいのかどうか、今、立ち止まって検討することも必要かというふうに思っています。私も教師をやっていたこともありますので、学校教育というのはやっぱり子どもと子どもの間での結びつきだとか、教師と児童・生徒とのコミュニケーション、その中でやっぱり学んでいくということが大切な部分はあると思うんです。教師もこのタブレットを使った授業の準備や実践に、慣れないから大変だと思いますし、子どもたちも楽しく学習しているように見えても、これまでの対面での顔を見合っての授業とはまた違うことがこれから入ってくるわけですから、その辺ではコミュニケーションをやっぱり大事にしながら、オンライン授業といいますかGIGAスクールのことも進めていってもらうように、ぜひお願いしたいなというふうに思っております。 また、このGIGAスクール構想には、健康面での検討も必要かと思います。長時間利用することで、睡眠障害とか視力の低下も心配されています。これは学校から与えられた分だけではなくて、家でスマホを見る時間が長いとかゲームをする時間が長いとか、そういうことも影響してくるかと思いますけれども、そういう健康面でこういうことを気をつけなあかんでということも学校で指導していくことが必要かと思うんですが、その辺については何かお考えのことあったらお聞かせください。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 学校でのICT機器の活用につきましては、先日文部科学省から、利用についてのガイドラインが出ておりますので、それについて教職員には周知しながら取り組んでまいります。 一方で、やはり持ち帰り後の家庭での活用につきましては、活用する時間、これは子どもたち、タブレット以外にも自分で持っているスマホの時間もありますので、そういった総合的な活用についてのルールづくり、これは非常に重要だと思っています。先般、本市が情報モラル教材としてSNSノートおおさか、これを作成しておりますので、場合によってはタブレットにインストールしておりますので、持ち帰った上で保護者と子どもが一緒にそういったルールづくり、確認をしていくということも検討してまいります。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) いろんな面で十分検討しながら、慎重に取り組んでいただきたいというふうに思いますので、次の問題に移っていきたいと思います。 教員の多忙化解消についてでありますが、令和2年と令和3年を比べると減っているということなんですが、ちょっとその辺ではなかなか厳密に、先生方の業務が増えているのか減っているのか分かりにくいので、一昨年の7月、11月と去年の7月、11月と比べてどんなもんだったんでしょうか。1か月で比べていただいて、お願いします。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 令和元年7月の時間外労働時間数ですが、小学校では46.4時間、中学校では65.7時間、11月の時間外労働時間数につきましては、小学校で52.0時間、中学校で74.4時間となっておりました。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 令和元年度が今の時間なので、去年、令和2年の7月、11月も教えていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 令和2年の7月の時間外労働時間数は小学校で56.5時間、中学校で70.0時間、11月の時間外労働時間数は小学校で45.8時間、中学校で54.3時間となっておりました。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 増えている部分もあれば、減っている部分もあるかというふうに思うんですけれども、決して今のこの
緊急事態宣言があって、コロナの感染の広がっている状況の下での時間数が一概に増えているとは言えないというとこら辺はもしあるとしても、この中でもやっぱり週80時間以上の過労死ラインを超している教師もいるというふうに思うんですが、その辺の人数はどんなもんでしょうかね。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 80時間以上の教員としまして把握しておりますのは、直近の令和3年5月について申し上げますが、小学校59人、中学校29人でございます。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) これは、中学校が少ないのがきっとクラブ活動がまだ、5月というのはやっていない時期ですので、これから増えていく可能性もあるかというふうに思いますので、私が思うのは、多忙化解消で一番問題になるのは、80時間を超える教員がやっぱりこのまま放置しておくべきではないというふうに思うわけです。もちろん、学校でも教育委員会でもいろいろ努力をされていると思うんですけれども、こういった80時間を超える方たちに対する対応といいますか、その辺はどのようにされていますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 教職員には、毎月の勤務時間管理簿を翌月の5日までに提出するようにさせております。その上で、80時間を超えていることを教員自身が自覚した上で、そういった教職員につきましては校長、教頭の管理職が必ず面談を実施しまして、時間数の削減ができるような職務内容の整理なども含めて改善に努めるようにしております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 教職員の多忙化を理由にして、中央教育審議会が答申いたしました1年間の間で変形労働制を導入するということが言われています。これは年単位の変形労働制というのは、たくさん時間外勤務をする月があってもいい代わりに、1月とか8月とか、夏休みとか冬休みの間に集中して休ませるとか、そういうふうな中身も含まれているというふうに思うんですが、こういう変形労働制についてお考えを聞かせていただけますか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 現状、コロナ禍におきまして、従前と違った先生方の働き方もございますので、十分に教職員の労働実態を踏まえまして、この変形時間労働制については引き続き研究をしてまいりたいと考えております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 十分検討していただくということですので、それはそれでお願いしておきたいと思います。 もう一つは、やはり私ども、これまでからいろいろお願いしていますように、授業時数をやっぱり見直していくということも必要かというふうに思うんです。小学校で英語が出てきたりとか、それから算数や理科やそういったものに対して専科制を取られる学校も出てきているというふうに聞くわけですけれども、そういうことも含めて、先生方が持っておられる授業の時間数を減らしていくということも、時間外労働を減らす一つの方法かというふうに思うんですが、その点については何か御検討されていることはないでしょうか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 学習指導要領の改訂によりまして、様々な小学校での外国語活動、英語、あるいはプログラミング教育、新しい指導内容がつけ加わってきました。ただし、これにつきましてはその導入前より、様々な先生方の職務軽減としまして、プログラミング教育に関する事前の研修の予算であったり、あるいは英語指導協力員(ALT)の予算であったり、このあたりを皆様方に認めていただいていますので、一定教員の負担のほうにつきましては軽減することができているという状況でございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) あともう一つは、行事を精選するということで、この間も授業時数を確保されてきたというのがあるかと思うんですが、その中で校内外の研修、これを松原はかなり校内研修も盛んに行われていて、頑張っておられる先生方も多かったというふうに聞いておりますけれども、この研修の問題とかこの間に取り組まれてきているセーフスクールの取組など、担当される方の負担も大きいというふうに、私は経験上思うんですけれども、そういう点からもやはり行事の精選を行うべきだと考えているんですが、その点についてのお考えをお聞かせください。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎
学校教育部長(横田雅昭君) まず、校内研修あるいは市が行う中央研修につきましては、現状、かなりの割合でオンライン研修に変更しております。これまでですと、集合場所に集まって、その行き帰りの時間も結果的には時間外、また学校でも多かったんですけれども、勤務時間内で終わるオンライン研修、先生方これも非常に慣れてこられまして、多くの研修につきましては時間削減が結果的に実現できたということです。 行事につきましても様々、コロナ禍で見直しをしてまいりました結果、むしろ今までではなかなかできなかった大胆な改善もできておりまして、行事についてはおおむね、各学校ともにスリム化している状態です。 一方で、セーフスクールにつきましては、今年度全校認証の予定でございますが、明らかにどの学校も、けが、あるいは心のけがということでトラブル、このあたりは数値的にも減少しておりますので、結果的には教職員の授業対応、指導対応、緊急対応、様々な対応を減らすことにつながっているなというふうに考えております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆17番(福嶋光広君) 今回、今年度は、認証を受けるという点では、認証を受けない年と比べれば仕事量もあるというふうに思いますし、私どもが一貫して国際認証を取るためだけの仕事だとか予算とか、そういうのはやはり見直すべきだということを再度言わせてもらって、次の問題に移りたいと思います。 最後の問題は、少人数学級の実施についてですが、コロナ禍で障害児を含めて30人以上、40人超えるような学級も、少ないとは思いますけれどもあると思うんですね。そういうところはやはり、リスクの回避のしようがないと思うんですね。その点について、市独自で何とか対応すべきではないかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 学級定数につきましては、文部科学省のほうが公立学校、小学校の学級編制の標準を改定しまして、40人から35人に一律に引き下げることとなっております。 ただ、逆に学級数の増加に伴う教室あるいは教職員、様々な確保につきまして見通しを持つために、5年間かけて順次整備していくということになっております。一方で、中学校につきましても、教育再生実行会議のほうが小学校と同様に35人学級実現をすることが望ましいということで提言されましたので、今後、国の動向を市としては見据えていく方向です。 一方で、松原市に配置されております様々な加配教員、これを活用しまして、今年度実際に1学級の児童数、生徒数を軽減している学校が複数ございます。小学校で2校5クラス、中学校では2校7クラス、加配教員を活用したら、あるいは弾力的運用をすることによって1学級の児童数、生徒数は軽減されている、そういった取組もしております。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆17番(福嶋光広君) 実際のところは、今、府や国の基準が問題だと思いますけれども、障がい児はクラスの人数から抜いてクラス定員も考えていくという、ダブルカウントがされているところがあるというふうに思いますので、そういう点をやっぱり、障害があっても通常学級で勉強したいという子どもさんというのはたくさんおられますし、そういう点ではこのダブルカウントを何とかなくするような、国や府に対して要望を上げていっていただきたいと思うので、その辺はいかがでしょうか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎
学校教育部長(横田雅昭君) 議員おっしゃられるとおりでございまして、ダブルカウントの問題につきましては、引き続き、国・府の要望を続けてまいりたいと考えています。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆17番(福嶋光広君) 国や府の動向を得てやっていくということは、再三答弁されているわけなんですけれども、実際に先ほどから質問していますように、教室で一定の距離を置いて学習をするというのも、多人数になればなるほどやっぱり困難なんですね。一定の距離を置いているといっても、実際上は当初言われていた2メートル空けるとかいうことは現実的にできないわけで、そういう感染防止の意味からも、また私どもが日頃から言っていますように、先生と子どもたちの日頃の接触というのも、20人1クラスのところと40人1クラスのところでは関わる時間が物すごい減ってしまうわけですよね、1人当たりの子どもさんに関わる時間が。そういう意味からも、やはり松原市独自でこの点を検討すべきだというふうに思うわけです。 今、特にコロナ禍の中で、いじめとか不登校とかそういうことも、起こったときも、起こらないまでも、起こさないための対応というのも、少人数学級をしていくことによってやっていける部分もあるというふうに思うんですよ。その辺で松原市独自として、少人数学級に向けての思いというのがあれば教えていただきたいんです。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎
学校教育部長(横田雅昭君) コロナ禍で、3密を避けるということでの御心配ありがとうございます。 実は、現状で申しますと、国のほうが小学校2年生までを35人学級、順次、来年度以降、3年生、4年生、5年生、6年生と進めていることがございますが、実は本市、現状でいいますと、小学校3年生も全クラス35人以下になっております。これは偶然でございますが。さらに、中学校2年生も全校全クラス35人以下になっております。先ほども説明しましたように、学校長と教育委員会のほうで相談の上、加配教員を活用してさらに35人以下学級を実現することも可能ですが、ただこれは、学級を増やすということは担任の先生が増員される必要がありますので、学校長との協議の上、教員を増やして学級数を増やすよりも、今の定数のまま力量の高い先生が授業をしていくほうが、学校として子どもにとってもいいんではないかという、そういう具体的な個別の学校の状況もございまして検討しておりますので、今後、本当にそれぞれの学校のそれぞれの学年の子どもたちにとって、どういう方向性が、その年、その年で一番いいのかをしっかりと協議しながら進めてまいりたいと考えています。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
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◆17番(福嶋光広君) 今、学校の現場の様子を聞きますと、先ほどもちょっと言わしてもらいましたけれども、小学校の教科専科制といいますか、そういうふうなことも学校の話合いによって、どうすることが一番いいのかという話の中で、きっと教科専任制も取り入れているところもあるかというふうに思うんですけれども、その辺は特に教育委員会が指導して、こういう教科の専任制を進めているということはないんですか。その辺ちょっと聞かせてください。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 今、小学校においての教科の専科制度につきましては、実は多くの小学校でも試行的といいますか、実施されています。2クラスあれば、国語の授業はA先生が2クラス、代わりに隣のB先生は算数の授業というのが実際たくさん行われておりまして、そのことによって教材研究の時間の軽減、あるいは多くの先生の目が1人の子どもに行き届くというメリットもございますので、これにつきましても順次、各校と委員会のほうで協議しながら進めていく方向でございます。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 福嶋議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆17番(福嶋光広君) 加配教員をどのように配置をしていくかということも大変悩ましいところかとは思いますけれども、私どもは過密の学級を一つでもなくしていくというほうに使っていただくことをお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
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○議長(池内秀仁君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 繰り返しになりますが、市としましては引き続き、国・府へ、今後も引き続き学級定数の軽減あるいは教職員の増員については要望してまいりたいと考えています。 以上です。
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○議長(池内秀仁君) 議事運営上、休憩いたします。
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△休憩(午前11時44分)
△再開(午後0時57分)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 〔河本副議長、池内議長に代わり議長席に着く〕
○副議長(河本晋一君) 休憩前に返り会議を再開いたします。 次に、植松議員の発言を許します。 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一般質問(個人) 日本共産党 5番 植松栄次議員発言要旨具体的内容備考欄1.新型コロナウイルス対策における職場等での
ワクチン接種について(1) 本市における状況
(2) 市役所職員への接種について 2.留守家庭児童会室の現状と改善について 3.松原市の施設の改善について(1) 文化会館、松原公民館
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) (登壇) 5番、日本共産党の植松です。議長の許可を得ましたので、通告に従いまして質問いたします。 最初に、新型コロナウイルスについてでございます。 松原市では、おととい現在で、おおむね市民の92人に1人が感染され、また、府下的には全体で、26日現在ではございますが、10万3千人余りが感染され、そのうち2,647人、実に感染者の39名に1人が犠牲となられております。同じ日の松原市の感染状況は、これまで1,289名となっております。プライバシーもあり、松原市の状況は感染数しか分かりませんが、仮に大阪府の統計上の割合を参考にしますと、30人余りもの住民の方がお亡くなりになったことに相当いたします。心から哀悼の意を表するものでございます。 さて、この数字はまだまだ動きますから、松原市に住み働く人のリスク軽減は、どんなどれよりの仕事より優先されるべきと私は考えます。市長の所信表明では、手洗い、マスク、そしてワクチンしか効果がない、それの対策はないんだというふうにおっしゃられておりますけれども、私たち日本共産党は、そういうこともあるんですけれども、感染拡大を防ぐ手段として、大規模な検査と、そして感染者の保護、さらに自粛と補償をと、この間一貫して要望してまいりました。火事を防ぐには火元を絶つのも大事ですけれども、今来ている火を抑えるという、そういうことも必要であります。そういった意味では感染拡大させない、そういう手だてが要るんだということが今本当に重要だと感じております。 さて、第4波が、第3波のときと同様なんですけれども、私はいまだ終わっているとは感じておりませんが、しかし、ちまたでは、今、第5波が迫っているのではとの不安が拡大しております。その解消の一環として、松原市でも
ワクチン接種が近隣市より先行して実施され、市民には喜ばれております。
ワクチン接種についての状況ですが、これまでの取組は、今議会での様々な質問、答弁でもお聞きしました。それらに加えて、住民の不安の解消に努めておられる市の職員さんへの対応について教えてください。 次に、留守家庭児童会室の現状についてでございます。 現小学生の松原市の人口的には、現在の年齢統計で類推しますと、昨年よりは140人ぐらい、2年前よりは380人ぐらい、そして3年前より620人程度減少しているものと考えます。私が留守家庭児童会室に見ていただいた25年前ぐらいは、今よりも対象人口は2千人ぐらい多く、そして、児童会室の全児童数は800人程度だったと記憶しております。 現状でも、児童会室で見ていただいております児童数は、850人程度おられるとお聞きしましたが、そのことについて、本市としてどう受け止め、今後どうなされていくのか、具体的な考え方や方針があればお教えください。 最後に、松原市の施設のありようと今後の改善についてでございます。 今年から様々な主要施設の改善がなされているようですが、具体的な中身をお教えください。特に、周りに真新しい施設が建設ラッシュで建てられていく下で、何か取り残され感が出始めております。文化会館、松原公民館について、今後どう保全され、改善されていくのか教えてください。 以上をもちまして、壇上での質問は終わらせていただきます。あと、再質問を予定しておりますので、理事者におかれましては、真摯な答弁をお願いいたします。
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○副議長(河本晋一君) 澤井市長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの植松議員の質問にお答え申し上げます。 初めに、新型コロナウイルス
ワクチン接種についてでございますが、高齢者の1回目接種は、接種率は78.5%を超え、現在は64歳以下の市民の皆様へ順次接種を進めております。 本市の職員に対しましては、市民の皆様の安心・安全を守るため、消防職員、保育所、幼稚園、認定こども園、小・中学校の職員をはじめ、事務職員を対象に接種を行っているところです。 次に、2点目、留守家庭児童会室の現状と改善についてでございますが、留守家庭児童会室につきましては、保護者のニーズに合わせて児童を受け入れております。また、安心・安全な保育を行うため、保育士や教諭免許等の資格を有する指導員の雇用を行い、必要な人員を配置しております。 今後につきましても、引き続き必要な人員を配置し、安心・安全な保育を続けてまいります。 次に、3点目、松原市の施設の改善についてでございますが、市が保有する公共施設の適正な管理を行うため、令和3年度からの10か年を計画期間とする松原市個別施設計画を策定し、施設の修繕や更新などを計画的に進めているところです。文化会館や松原公民館につきましても、施設の状況に応じた適正な維持管理を進めており、今年度は文化会館の屋上防水工事を行うことで施設の長寿命化を図ります。 今後におきましても、市民ニーズや公共施設の状況を踏まえながら、計画的な維持管理に努めてまいります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) 御答弁ありがとうございます。 再質問で行わせていただきますが、まずは松原市職員さんへの
ワクチン接種でございますが、壇上でも取組を始められておるとお聞きしました。そこで、松原市職員さんへの接種状況について詳しく聞きたいと思います。 市長の答弁では本庁職員、消防職員、保育所、幼稚園教諭、小・中学校の職員に行っているということですが、具体的には何人程度の接種状況となっているのか、教えてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎健康部長(向井貴子君) 昨日現在で、消防職員も含めまして、約300名の職員が
ワクチン接種を受けております。 以上でございます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) 約300人ということですが、全体での進捗は3割から4割程度になるんでしょうか。公務職場は、緊急時や非常時において、やめることのできない業務が集積されております。市の職員さんには安心して仕事をしていただくためにも、本人の意思を優先して、接種を希望する職員にはいち早くワクチンの接種を行っていただきたいと考えております。 今のお話で順調に進捗を進んでいるように受け止めますが、今後はどのようにされるのでしょうか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎健康部長(向井貴子君) 今後の職員への接種ということでございますが、市民の安心・安全を守るというふうな観点、あるいはクラスター発生の予防というふうな観点から、まずは、消防職員、保育所や幼稚園、認定こども園、小・中学校の職員を優先接種として対象にやってきました。 また、現在、接種希望のある庁内職員の方に対しても、順次接種できるような体制を取っているところでございます。 以上でございます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。 職員については、居住地は市内と市外どちらもおられると思いますが、
ワクチン接種についての優先順位とはあるのでしょうか、教えてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎健康部長(向井貴子君) 接種におきましては、市職員をエッセンシャルワーカーというふうに位置づけまして、現在実施しておるわけなんですが、自治体から国に供給されるワクチンは、一定住民を対象にされているというものでございますので、まず市内在住者を優先に接種してまいりたいというふうに思っております。 今後の接種状況ですが、市民の方の接種予約の状況であるとか、あるいはワクチンの供給量を見ながら、市外の従事者についても接種できるような対応を検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。市外の方はちょっと後回しやでということだと思うんですけれども、松原市の状況を考えますと、松原市外から、例えば大阪市だとか、そういったところからこちらに来られている方もたくさんおられると思いますので、感染の可能性から言ったら、高いところから来られているわけですから、そういった面で言ったら、やはりそこに分け隔てしないほうがいいん違うかなというふうに思いますので、なるべく御検討のほうをよろしくお願いいたしたいと思います。 それと、今はもう新規の受付は一時的に終わっておりますけれども、先週の金曜日までは職域接種というものがあり、政府はそれを奨励されていたと私は感じておりました。松原市役所でそういったものを行い、地域の労働者にもなんて考えておりましたけれども、金曜日の市議会で、商工会議所や阪南大学などは検討に入っているような答弁もあり、それに対して市も応援するというようなことを聞きましたので、一日も早く
ワクチン接種ができるように、国の再開を望むものであります。 そのことは、私のこれまでの市議会での質問でも御理解いただけると思いますけれども、松原市のものづくりをたくさんの外国人労働者にも支えていただいております。事業所単位で接種できるようになれば、きっと彼らも接種しやすくなるでしょうし、分け隔てなく、なおかつ親切に接すれば、きっと国際交流にもつながるものと信じ、お願いするものであります。もし復活となれば、積極的な取組をお願いいたします。 また、壇上で、市長の御答弁では、市民の安心・安全を守るためとのことでしたが、私は使用者責任として雇用する労働者、つまり市の職員さんの健康を守る義務はあると考えます。職員の中で、自分がもし感染してもやむを得ないけれども、市民にだけは感染させたくないという不安を持っておられる方がたくさんおられます。松原市に住んでいるか、いないかや、正規や非正規で分け隔てしなくてもいいように何とか工夫して、職員さんの気持ちや健康確保に積極的に御尽力をいただきたいと思います。 なお、
ワクチン接種はあくまで権利です。打ちたくない権利もあり、そのことが差別や風評被害を発生させては意味がありません。個人情報の扱いには、より慎重にお願いいたしまして、次の質問に移ります。 続きまして、留守家庭児童会室ですが、基本的なところで、今の概要を教えてください。
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○副議長(河本晋一君) 中瀬福祉部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎福祉部長(中瀬保君) 留守家庭児童会室におきましては、基準によりまして、支援員の数につきましては、支援の単位ごと2人以上を配置しまして、またその1人を除き補助員を持って代えることができるとされておりますので、その旨配置しておるところでございます。 また、支援の単位は1または複数の利用者に対して一体的に行うものといい、1つの支援を構成する児童の数はおおむね40人以下とされているという事業でございます。 以上です。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) 次に、支援児童という児童が多いとお聞きしておりますけれども、そもそも支援児童とはどのような児童のことを言うのでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 放課後児童健全育成事業、松原市では留守家庭児童会室と申しておりますが、この支援につきましては、小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものにつき、家庭、地域等の連携の下、発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるよう、当該児童の自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立等を図り、もって当該児童の健全な育成を図るということを目的としており、この目的に達するために、支援が必要な児童に対して加配職員を配置しているものでございます。だから加配児童の配置の対象者が一定障がい児と考えております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) いわゆる、私は障がい児のことなのかなというふうに思っているわけですけれども、仮にその中に障がい児がおられるとしたら、幼稚園や保育所では、担任に加えて職員を加配するというふうに記憶しております。 まず、現状の保育園や保育所での加配職員の考え方や基準などあればお教えください。
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○副議長(河本晋一君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 保育所における加配職員の配置の基準につきましては、加配を必要とする園児2人につき1名の職員を配置する基準となっております。加配をつけるという要否に当たりましては、保護者等から加配についての相談があった児童につきまして、臨床心理士が行った行動観察、面接、発達検査等を基に、臨床心理士がほかの子ども施設課等いろいろな職員と、子ども未来室内で当該児童への加配の可否を判定しているところでございます。 また、幼稚園におきましては加配という考え方はございません。まず、2クラスにつき1名の教育支援員を配置して児童の支援に当たっているところでございます。保育所と学童とは目的が違うというものでありますので、職員の加配につきましても、それぞれの施設の目的に合った事業を実施しているものでございます。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。 そもそも目的が違うというのは分かってるんですけれども、親から見てみたらほぼほぼ同じようなものかなというふうに思いますので、一定量そういうふうな配慮が必要なのかなと思いますし、また、学童に入ったときにもそういうふうな認定というんですか、判定をしているというのを聞いております。 児童会室そのものについて、法整備が大変遅れているのではないかなと思います。現状に追いついていないように思いますから、実際加配したくても、そういった補助金とか、そういったものがないというのもあるのかも分かりませんけれども、こういう資料を私も読みながらいろいろ見てきたわけです。何か指針みたいなものがございまして、この放課後児童クラブ関係資料というやつで、数年前に出されたものなんですけれども、そもそも留守家庭児童会室というか、児童会クラブというふうに発展していくべきものだというふうに聞いておりますけれども、実際その中にはそういう加配とか、そういったものが書いていないので、そういったことが弊害になっているのかなと思います。 それにしても、1児童会室に2名の指導員を配置するということになっているんですよね。ところが、松原市には40人を超えるところが数校ございまして、そっちのほうが多いか分かりませんけれども、そうなりますと2クラスというか、2児童会室があるわけなんです。そうなってきましたら、1児童会室に2名の指導員、そのうちの1人は指導員で、もう一人は支援員ですか、というような形に代えております。--でも構わないよというような形ですね。資格のある者と別にない者もあって、支援する人があればいいような形です--いうことが書いております。これはあくまでも望ましいという部分かも分かりませんけれども。 そうなってきますと、ちょっとこの前に今の表を頂いたわけですけれども、現状で40名を超える児童会室については、はっきり言いまして、指導員はほかのところも同じ2名なんです。ところが、40人を超えるところについて2クラスあるにもかかわらず2名なんです。何でこれ4名では駄目なのか。また、なおかつ、2クラスあるのに、指導員数と、その運営補助員ですか、で、3人しかいてないところもあるわけです。これについて、なぜこの指導員は4名というふうに、2クラスあるところについてはならないのか、教えてください。
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○副議長(河本晋一君) 中瀬福祉部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎福祉部長(中瀬保君) 現在、留守家庭児童会室におきましては、有資格者、教員免許、保育士免許等をお持ちの方を59名雇用しております。うち、月額雇用につきましては32名、時間額雇用については27名の職員を雇用しておるところでございます。なお、学生アルバイト等のいわゆる補助員に対応するものにつきましては、13名雇用しているものでございます。 基準によりまして、4名を配置する場合、有資格者を2名、補助員を2名という形で基準を満たすわけですが、議員おっしゃられますように、3名というのは有資格者3名と補助員1名という形で2クラスの運営してるという留守児童会室もあると、そういうところでございます。ですので、4名の配置で基準は満たしているものでございます。 配置上、固定の職員が3人で、その他のもう1名につきましては、固定せずに職員の勤務の状況に応じてフレキシブルに配置しているというところで、名簿が登載されてないというような形で資料をお渡ししたのかなというふうに感じております。 以上でございます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) 分かりました。なるべくこういったものは見える化していただいて、もらった資料ではそういうことにはなっていないと思うので、そういったものはやっぱり我々が見ても分かるようにぜひしていいただきたいなと思います。 それでしたら、仮に2クラスがあって、先ほどの基準といいましょうか、それで言ったら、2人が資格者で、2人は補助員みたいな形で、なおかつ障がい児がおられたら、それに対する加配というような形で運営されているところもあるというふうに考えさせていただいていいんでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 議員おっしゃいますとおり、常時、2クラスの場合は4名配置し、支援の必要な児童につきましては必要な数を配置し、安心・安全な運営をしているところでございます。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。 私も、この間、学童の知り合いなんかにもお話しさせていただきながら、もう本当にしんどいんですというようなことを聞いております。なおかつ時間が延びたこともありまして、募集をかけても来ないというふうな話も聞いておりますので、すぐにどうたらこうたらいうようなことではないとは思うんですけれども、やはり、これからの松原市を支えていくような、そういう子どもたちでございますので、本当に、市長も保育というふうにおっしゃってくださいましたので、育むような、成長を育むような、そういう施設として、安心・安全と加えて、育む組織、施設として発展させていただきたいと思います。 ただいまをもちまして、その学童につきましての質問は終わらせていただきます。 次に、文化会館、松原公民館の問題でありますけれども、市民アンケートにたくさんの意見や要望が寄せられています。それらから質問させていただきます。 まず、文化会館ですけれども、グランドピアノが古くてがたがた、使い物にならんなんて怒りの声がありました。まず、今あるグランドピアノですけれども、相当古くなっているようでございます。グランドピアノは一体設置されて何年たち、設置時のランクといいましょうか、分かりやすい、これぐらいのランクというか、そういうものやでというふうなことがあれば、さらには購入価格が一番それに近いのかなと思うんですけれども、そういったものが分かったら教えてください。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎
市民協働部長(坂野徹也君) 松原市の文化会館に置かせてもらっているグランドピアノなんですけれども、あれは昭和63年に入札で購入したものでございます。ランクというのは、私もちょっとなかなか分かりづらいんですけれども、当時の購入価格、入札した上での購入価格というのはおおよそ180万円でございました。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。 昭和63年といったら1988年になるんですかね。そしたら今からもう33年前に180万円だったということですよね。ちょっと当時としても180万円というのはどうなのかよく分からへんけれども、ちなみに私が翌年に結婚して、配偶者さんの要望を受け入れて、当時アップライトのピアノを購入したんですが、それが70万円台半ばしておりました。あと50万円ほど足したらグランドピアノありますよなんて言われて、そんなもの置けるかいと言って断ったんですけれども、そのときは89年から消費税が導入されましたので、本体価格の3%で買えたんです。ところが、前の年になりますと、物品税というものがありましたので、ピアノは30%かかったそうです。アカデミックなものについては非課税になっていたと思いますので、180万円の中には物品税かかってないと思うので、30%相当したら恐らくもうちょっと高かったと思うし。 ちなみに、私は音楽の知識は全然ございませんから、いろんなことありましたら教えてもらう方がいてるんですけれども、たまたまこのときの入札に参加され、入札に負けた方が知り合いにいてるんですけれども、今おっしゃられた金額より--180万円ですね--よりも100万円以上の価格で応札されたと聞いております。当然それで負けたわけですけれども。そういったことを考えますと、三百数十万円ぐらいで売っていたようなピアノだから、そう考えたらそこそこのピアノなのかなというふうには思います。 ところで、文化会館そのものは、その10年ほど前に建っておりますから、それまでもピアノはあったわけですけれども、もう10年ぐらいでその前のピアノを買い換えているんです。それを考えますと、それを買って、仮にそこそこのランクだったとしても、33年ももたしたというのは、それはそれで節約なのか、それともそれでよかったのかどうかよく分かりませんけれども。 そういったことを考えますと、本市の周辺自治体にも、それぞれそういう文化施設、会館がございまして、うちよりもはるかにいい音が聴こえているなと、私の素人の耳でも思うわけですけれども、グランドピアノが備え付けられていると思いますが、他市の文化会館が備え付けておりますグランドピアノも同じようなものなのでしょうか。他市のグランドピアノの、これも値段を聞くのも変な話ですけれども、値段ぐらいしか私らは比べるものを持ち合わせていませんので、分かったら教えてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) 本市の周辺の自治体のホールにもグランドピアノが置かれてあります。今回これらを調べさせていただきましたら、海外の有名なピアノのメーカー、そういうところのものを置いているところが多くありました。その価格というところなんですが、正確にはちょっとなかなか分かりませんけれども、インターネットで調べてみると、あるサイトでは2,000万円ぐらいというような価格であるというふうに書かれているところもございました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。2,000万円ですか。びっくりしますね、本当に。うちの180万円とほぼほぼ10倍ぐらい違うんやなというふうに思うわけですけれども。 やっぱり市民に質の高い音楽を提供するためには、やはりできるだけ、値段が基準とは言い切れませんけれども、グレードの高いというんですか、音楽をやっている方だったら誰からも認められているような、そういうものが必要だと思います。そういうところにこそお金をかけるべきだと思います。良い楽器からは良い音が出るから、価格が高くても、ほかの自治体はそれを認めて買っているし、またそのことに対して市民も納得されているんだと思います。 松原市の文化会館は、市民が音楽に触れる場所ですし、市内ではプロの音楽家にも来てもらうことのできる、公立としては数少ない施設でございます。その文化会館で、市民、特に子どもたちには、できるだけ質の高いものを経験してもらいたいと思います。良い音に触れることが、市民の文化活動の活性化にもつながると思いますので、そのためにもある程度のグレードの高いピアノへの買換えを考えていくことが必要だと思いますが、いかがですか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) 市民の方に質の高い音楽を提供するであるとか、特に子どもたちには文化とか芸術、これで感動する経験を持ってもらいたい、そういうような気持ちはもちろん同じでございます。 今回のこの文化会館のグランドピアノについての更新等についてですけれども、現在のグランドピアノのコンディションとか、あと文化会館のホールのそもそもの規模、あとグランドピアノの使用頻度など、そういうようなものを踏まえながら、総合的に検討してまいりたいというふうに考えております。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。 先ほど登場しました音楽の師匠がいてはるんですけれども、その方に聞きますと、やはり海外物でして、一番いいピアノを多分置いてはるんやろうなというふうに思いますけれども、大体2,400万円ぐらいするんちゃうかなということを言ってはりました。それでも、やはり海外物で、その6割、7割で買えるものを用意できますよというようなことも言ってはりますので、そういった意味では価格も高いものはあるんやけれども、質もいろんな人から意見を聞いて、購入されるときは購入してほしいなと思います。 また、文化会館の規模が500人程度で、興行するものからしてみたら、これでもうかるのかなというふうなことで、我々もちゅうちょするところがあると思うんですけれども、何せああいうピアノを生かしたような演奏というのは、もう生演奏ですので、あまり大き過ぎても自分たちのパフォーマンスが市民に伝わらないと、逆にお客さんに伝わらないということで、一定500人程度というものに対して、それはそれで優位ですよというようなことも聞いております。 私が思うのは、やはりその演奏者が本当にここのホール来ていいなというような、そういうホールにすることが、そのホールの発展にもつながりますし、また、誰が聴いても、あの人来るんだったら聴きに行きたいわとか、そういう方がついてくれはると思いますので、そういうようなこともその方はおっしゃっておられました。 また、松原市民や子どもたちにもよりよい芸術環境が提供できるものだと私は思いますし、積極的な検討をお願いするものでございます。 次に、その文化会館の2階にあります松原公民館です。 松原公民館は、文化会館の2階にあり、松原公民館を利用するには、今のところ外階段で上がるしかありません。建物の中などに直接松原公民館に上がれるような階段とかエレベーターを設置すべきと考えますが、またそれをしてくださいというふうな要望もたくさん届いておりますが、いかがですか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) あそこの建物につきましては、1階の文化会館、それから2階に松原公民館という複合の施設となっております。 建物の中にエレベーターをつけるというようなことになりますと、1階の部分に公民館用の出入口を設けるとか、そういうようなことも考えないといけないかなというふうに思います。そうなると、相当大きな工事を伴うものになるかなというふうに考えます。 施設自体も、あの地区、あそこは44年になるんですけれども、適切な維持管理を進めながら、長寿命化も図ってまいりたいというふうに考えておりますので、今後、施設の状況など、そういうものも踏まえて研究していきたいというふうに考えます。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) これも、あの建物を建てたときの職員さんに話を聞いたんです。中は無理でしたら、外からでもエレベーターとか階段をつけられる--階段は今あるからいいんです、置いておきますけれども、エレベーターをつけられるよというようなことも聞いております。鉄筋コンクリートの壁ですから、耐力壁とかいろいろあるので、それはちゃんと見てもらったら、やる気さえあればつけられますよというようなことを聞いております。 なおかつ、1階の喫茶店もなくなっておりますし、バリアフリーの観点からも、前の通路もごちゃごちゃしていますので、あの在り方も考えて、検討して整理していただいたら、そういったところに外からエレベーターを造ることもできますし、それを今の階段や踊り場に接続するなど、いろんなことができると思います。そんなもの、私ら素人が考えるよりも、市の技術屋さんに考えてもらったほうがいいと思うんですが、その辺も併せて検討をお願いしておきたいと思います。 次に、松原公民館に上がるための外階段ですけれども、雨の日は傘を差してこの階段を上らないといけないんです。タイルですから雨で足元が滑って、階段の途中でこけたという方も実際におられます。そのほかにも、恐怖を感じておられる方も多数おられると聞いております。あの外階段について屋根をつければ、雨の日でも安全に上り下りができるとは思いますが、どうですか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) あそこの外階段のことなんですけれども、確かに雨の日には傘を差して階段を上り下りすることにはなりますけれども、屋根をつけなければたちまち危険になるというような階段ではないというふうにも考えております。ただし、安全に利用者が上り下りしてもらえるように、注意喚起とか、それからいろいろな安全策について、今後も進めてまいりたいというふうに考えております。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) 私たちはまだまだ健康ですからいいんですけれども、高齢化が進んでおりまして、高齢社会が松原市では進んでおります。 その中で、手すりが一応あるんです。あるけれども、この辺に高い太い手すりなんですよ、子ども用のものは下にあるけれども。あれを持って上に上がる、大変ですよ。なおかつ、雨が降ってきて傘差して、もう道具を持ったら、それを持つことすらもできないというような、そういう状況ですので、直ちに危険ではないというふうにお考えであったら、ちょっとそれは改めてもらったほうがいいんじゃないかなというふうに私は思います。 安心・安全な松原公民館へ、ぜひ、スピード感ある対応をお願いいたします。もう本当にそういう声が高いです。 次に、西側の自転車駐車場の件でございますけれども、これはあの地域全体、テラスにはそもそも自転車置場がないとか、いろんなところで苦情があるんですけれども、自転車置場を何とかしてほしいんやという声がかなりあります。 そしてその中でも、とりわけ駐車スペース、自転車も自動二輪も駐車できて助かっているという声をたくさん聞いております。しかし、雨が降り出したら大変ということで、ぜひ、まずはあそこだけでも屋根をつけてくれへんかなというふうな要望が多数あります。この西側の自転車、二輪車置場といいましょうか、といったところへの屋根の設置は考えられないでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) 今の文化会館の西側の駐輪場ですけれども、あそこの文化スポーツゾーンのそれぞれの施設に自転車でお越しになられる方の一番メインとなる駐輪場だというふうに考えています。また、あそこで大きなイベントとかを行うときには、いろんなブースを設置するとか、そういう意味でも幅広い利用もしている場所でもございます。 エリアの中心的な駐輪場ですので、引き続いて、利用者の利便性の向上とか、それから活用方法について研究してまいりたいというふうに考えております。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) 率直に言って、屋根をつける気はないというようなことだとは思うんですけれども。 利便性の中に、やはり雨のときに何とかせえというのも利便性だと思うので、ぜひこの際、積極的な前向きな検討をお願いしたいなと思います。そういう声が大変多いです。 次に、確認しますけれども、その駐車場の南側にあります西側に延びている歩道のような通路があるんですけれども、今この通路はどこの部署が管理されていますでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) 駐輪場の南側の東西の歩道というか、あそこのことだと思うんですけれども、あそこは市の土地でありまして、所管としては市民協働部が所管しております。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) ちょっとまた確認なんですけれども、私、この間、桜珈琲というんですか、コーヒー店と言っておきますけれども、これの建設に当たって2回ほど質問させてもらって、設計というか、そのイメージ図の中に、北側にある駐車場入り口については、これはいわゆる公道ではないので、建築確認上どうなのというようなことを聞いて、あの北側の駐車場入り口については施錠させないと、そのたび2回ほど聞いた記憶があるんですけれども、御記憶ありますか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) あそこの桜珈琲さんの駐車場については、基本的には西側の出入口を使用していただくというようなことになっております。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) 使わせへんというふうに言わはりましたよね。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) 状況によって北側を使うこともあり得るというふうに御答弁させていただいたかなと思っております。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) 結果、実際には使っておるということになっております。私も、桜珈琲に二度、三度行っておりますけれども、あそこから出ています、はっきり言いまして。 別に、私の質問の趣旨をちょっと間違われたと思うんですけれども、私は当該の通路については、現段階では文化会館の通路で一般的な公道ではないので、建築確認上、この場所に出入口があるのはおかしいのではとは聞きましたけれども、使ってもいいかどうかということは一切言ってないわけです。しかし、実際にあそこに出入口があることで、現実問題、交通混雑対策とか、災害時に松原市に使用させてくれはるということなので、駐車場をそういったところに利用することになれば、これまで以上のことができると考えますので、現実使用していることにつては、いささかも目くじら立てて怒っているつもりはございません。 ただ、そうなりますと、そこまで車が来るんやでということを、頻繁に来るんやでということで、もっと安全確保を行う必要を感じております。例えば、一般道に道路として使用できるのは、その北側出入口までと、それとこの東側に障害者用の駐車場ございます、2台ほどございます。そこまでを通行できるようにして、それから東側については通行させないような、そういうようなことをして、安全な動線の確保をまずしてほしいなと思います。 そして、今の状態でしたら、文化会館から出てこられた方が、そのコーヒー屋さんに寄ろうと思ったら、駐車場のその歩道といいましょうか、そこのところのバリケードか何か知りませんけれども、プランターを置いてあるんです。それを乗り越えて北側の入り口から入っていかはる可能性が高いんです。かなり障害的に問題があるなと思いますので、できたらその東側からそちらに向かうような動線をつくってほしいというふうに思うわけなんですけれども、いかがですか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) あそこの利用者の安全確保については、これはもう第一に考えなければならないというふうに思っております。これまでも、その文化会館の敷地の一部を、先ほど言った東西の道とかですけれども、歩行者用としたり、ポールを立てて車との接触を防ぐとか、そういうようなことで安全確保に努めております。 今後につきましても、利用者の動線の変化とかもあると思いますので、そういうあたりをきちっと留意しながら、さらなる安全の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。
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○副議長(河本晋一君) 植松議員。
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◆5番(植松栄次君) ありがとうございます。ぜひ動線確保をしてほしいなと思います。やはり安全なところに誘導するというのは、施設管理者の責任だと思います。 ちなみに、あの通路の奥には大道具を入れたりするような、そういう道路でございますので、大きなトラックなんかも入ってくることもあるので、極力通ってほしくはないんだなというふうに思いますけれども、それはそのときに安全員を立てたら済むことだと思うのでいいと思いますし、何よりも、大きなイベントとかがあって、例えば、今年ちょっとやられましたけれども、成人式なんかがあったときだったら、あの辺で人がたむろしたりされるので、そういったときのことも考えて、ぜひ安全なゾーンとそうでないところというのを分けてほしいなと思います。 今年もコロナ禍が継続して大きな取組はできないかも分かりませんけれども、しかし、一日でも早くコロナ禍から脱却して、中央公園や文化会館、さらに体育館で様々な取組やイベントが行われ、市民の笑顔や活気があふれる、そんな日を信じて、その際には安全で快適なエリアとなるように、今日からできることはやっていただきたいことをお願いいたしまして、予定した質問は終わらせていただきます。 以上です。
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○副議長(河本晋一君) 最後に、野口議員の発言を許します。 野口議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一般質問(個人) 日本共産党 13番
野口真知子議員発言要旨具体的内容備考欄1.国民健康保険について(1) 子どもの均等割について 2.新型コロナウイルス
ワクチン接種について(1) 在宅介護従事者への
ワクチン接種について 3.生理の貧困(1) 健康で衛生的な生活を保障するために学校や他の公共施設の女子トイレに生理用品の設置について
(2) 児童・生徒が安心して学校生活を送れるように、生理をはじめ心や体の悩みを相談できる環境の整備について
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆13番(野口真知子君) (登壇) 13番、日本共産党の野口真知子です。議長のお許しをいただきましたので、質問通告に従いまして質問をさせていただきます。 市長並びに理事者の皆様の誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。 まず初めに、国民健康保険の子どもの均等割について質問をいたします。 様々な税金や社会保障料でも負担が重いものが国保料です。もともと高い国保料ですが、特に均等割は、所得がゼロの世帯にも所得が減った世帯にも負担が重くのしかかります。生まれたばかりの赤ちゃんにも4万円近くの保険料が発生します。ゼロ歳児を含めた家族一人一人に均等にかかるため、子どもが多い家庭ほど国保料が高くなります。 子どもの均等割減免について、日本共産党市会議員団は繰り返し本会議でも取り上げてきました。また、全国知事会や市町村会等からも要望が出されて、ようやく国が動き出しました。 2022年度から、未就学児までですが、国保料の均等割額の5割を公費で軽減します。国民健康保険に新たな公費を投入することは、一歩前進です。しかし、軽減の対象が未就学児までにとどまるのなら、子育て支援策としては十分とは言えません。 子育てをされている保護者の方にお話を聞きますと、私の家族は子どもが4人、高校生からお金が教育費にすごくかかります。子どもにかかる教育費などを考えると不安を感じるとの子育て中の方々からの声からも分かるように、子どもが成長するに従って、家計への負担は重くなってきます。まさに、子どもの均等割に対する減額措置というのは、やはり子育て支援の一つではないでしょうか。 コロナ禍での生活支援、そして子育て支援を進めるために、国民健康保険料の均等割減免について、対象を未就学児に限定せず、市独自で18歳まで対象を拡大して充実すべきです。市としてのお考えをお聞かせください。 2番目に、在宅介護従事者への
ワクチン接種について質問させていただきます。 新型コロナ
ワクチン接種の優先接種の対象者について、政府は医療従事者を最優先とし、次いで高齢者や基礎疾患のある人、3番目に高齢者施設などの従事者とし、
ワクチン接種が進められてきました。このうち、高齢者施設は特別養護老人施設など施設系サービスの職員が対象で、訪問介護、訪問看護、デイサービスといった通所、在宅系サービスは含まれていませんでした。 高齢者施設は、感染者が出た後もサービスを継続しなければならないことや、クラスターの発生を抑制する必要があることから、必要不可欠なものと考えます。通所や在宅サービスの現場も、感染を広げない点では同じです。本市も6月21日から市内の高齢者、障害者の居宅サービス及び訪問サービス事業者等の従事者に接種クーポンを送付していただくことになり、従事者の方々は大変喜んでおられます。 そこで、在宅介護従事者への
ワクチン接種の具体的な内容をお聞かせください。 3番目に、生理の貧困として、1つ目に、健康で衛生的な生活を保障するために学校やほかの公共施設の女子トイレに生理用品の設置について質問いたします。 就学を支援するために、生理の貧困は避けることができない問題です。経済的な理由で生理用品を買えない生理の貧困は、今回のコロナ禍で大きな問題になっています。子どもたちが保護者からネグレクトで生理用品を買ってもらえないケースや、父子家庭で父親に言えないケースがあると聞いています。多くの自治体で、学校のトイレに生理用品を置くなど、取組が始まっています。 国会でも取り上げられ、内閣府は各省庁と連携を行うと表明し、運用を発展させました。文科省は4月14日の事務連絡で、提供場所を保健室のほかに設けたりするなど、必要とする児童・生徒が安心して入手できるよう、提供方法や配置場所等の工夫などを御検討いただきたい。保健所等に通常備えている生理用品を渡した場合に、返却を求めないとしました。厚労省もマザーズハローワークや福祉事務所での生理用品の配備を表明しました。 本市でも、学びの場である学校で、人目を気にせずに手に入れることができる学校のトイレに生理用品を置くことを進めるべきではないでしょうか。生理用品が必要な子どもは、保健室の先生などに相談することで対応するとなっているとお聞きをしましたが、これでは、保健室に行って、すみません、生理用品を下さいと言わなければならず、大きなハードルです。学びの場である学校でも、必要な子どもの手に届くように、トイレットペーパーがトイレに備えてあるのと同じように、女子トイレに生理用品を備えるべきと考えますが、いかがでしょうか。また、女性がよく利用されている市内公共施設でも、女子トイレに生理用品の設置が必要と考えますが、お考えをお聞かせください。 2つ目に、児童・生徒が安心して学校生活を送れるように、生理をはじめ心や体の悩みを相談できる環境の整備についてお聞きをします。 コロナ禍の中で雇用状況が悪化する中、世帯の収入が減少している家庭の児童・生徒やアルバイトができずに、生活が困窮する生徒、学生も増えています。本市でも、養護教諭の先生は生理の貧困の実態把握に努め、児童・生徒の気持ちに寄り添った相談支援を行っているとお聞きをしました。具体的にどのような対応をされているのか、相談を受ける際の環境整備はどうなっているのか、お聞きかせください。 以上で壇上での質問は終わります。前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。
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○副議長(河本晋一君) 澤井市長。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの野口議員の質問にお答え申し上げます。 初めに、国民健康保険についての質問でございます。 子どもの均等割についてでございますが、今般、全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律が公布され、令和4年4月より、子ども子育て支援として、未就学児の均等割保険料について、最大5割の軽減を実施することとなりました。本市におきましても、法の趣旨に基づき、適正に執行してまいります。 次に、2点目、新型コロナウイルス
ワクチン接種についてでございますが、本市の
ワクチン接種の状況は、松原市医師会をはじめ市内医療機関の御協力により、全国平均と比較しても接種率が高い状況にあります。 在宅介護従事者への
ワクチン接種につきましては、重症化リスクの高い高齢者の安心・安全を守るため、市独自の優先対象とし、希望する方には1回目の接種を完了したところです。今後も希望する全ての市民の皆様が、早期に
ワクチン接種を完了するよう進めてまいります。 3点目の生理の貧困についての質問につきましては、教育委員会より答弁申し上げます。
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○副議長(河本晋一君) 美濃教育長。
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◎教育長(美濃亮君) 野口議員の質問にお答え申し上げます。 健康で衛生的な生活を保障するために学校や他の公共施設の女子トイレに生理用品の設置についてでございますが、現在、小・中学校においては、生理用品は基本的に保健室で保管・管理を行っており、必要に応じて養護教諭等が児童・生徒に直接手渡しております。養護教諭等が対面することにより、様々な発育段階にある児童・生徒の月経に対する不安解消や、個々の身体の成長についての適切な指導につながっております。また、児童・生徒の生活背景や困り感の把握、さらには、必要に応じて庁内関係部署との連携による支援も可能になるものと思われます。 教育委員会といたしましては、児童・生徒の生活背景や困り感をきめ細やかに把握し、一人一人に寄り添うことで、児童・生徒が健康で衛生的な学校生活を過ごすことができるよう支援してまいります。 児童・生徒が安心して学校生活を送れるように、生理をはじめ心や体の悩みを相談できる環境の整備についてでございますが、日常の学校生活の中で、心や体の悩みを相談しやすい環境をつくっていくことは重要だと考えます。特に、身体の成長は一人一人に違いがあり、思春期を迎える児童・生徒にとってはデリケートな問題でもあります。 学校では、心配なことや気になったことを担任や養護教諭などに気軽に相談できる信頼関係を構築するとともに、必要に応じてスクールカウンセラーなどの専門家につなげるようにしております。近年では、ジェンダーについての学習も進んでおり、自分や友達の心や体の変化や悩みを受け止め、正しい学びにつなげていけるよう取り組んでおります。 教育委員会といたしましては、引き続き、各学校と連携し、児童・生徒が安心して過ごせる環境整備に努めてまいります。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、順次、再質問をさせていただきます。 まず初めに、国保の均等割について再質問をさせていただきます。 今回、国の制度の改正によって、今市長も御答弁していただきましたけれども、子育てにかかる経済的な負担の軽減のために、国保制度における均等割の軽減が実施されるわけですけれども、最大5割の軽減という点について、もう少し詳しく教えていただけますか。
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○副議長(河本晋一君) 森理事。
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◎理事(森貴史君) 国民健康保険制度の保険料は応益、応能に応じ設定されているところでございますが、低所得世帯に対しては、既に7割、5割、2割の応益保険料の軽減措置が講じられております。その上で、今般改正により、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、子どもの均等割保険料をさらに5割軽減するものでございます。 具体的に申しますと、7割軽減対象の未就学児の場合、残りの3割の半分を減額することから8.5割の軽減となるものでございます。 また、今軽減につきましては、所得制限は設けられないということでございます。全世帯の未就学児が対象となるものでございまして、今まで軽減のなかった未就学児についても、新たに5割の軽減措置が講じられることとなります。 以上です。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 5割軽減をしていただけるということで、本当に画期的なことではなかったのかなと思います。私たち日本共産党もこれまで何回も何回も国に要望し、また市にも要望し、やってきたことが、やっと実現したかということで本当にうれしく思っています。 それでは、本市における子どもの均等割の対象者とその影響額についてお聞かせください。
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○副議長(河本晋一君) 森理事。
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◎理事(森貴史君) 令和3年6月1日時点で試算いたしますと、未就学児が約720人に対し、軽減額が約940万円となるものでございます。未就学児1人当たりで換算しますと、年間で1万3千円程度軽減される見込みでございます。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 均等割の新たな軽減影響額の財源構成ですけれども、どのようになるのか、もう少し詳しく教えていただけますか。
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○副議長(河本晋一君) 森理事。
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◎理事(森貴史君) 公費の負担割合につきましては、軽減総額に対して国が2分の1、府市がそれぞれ4分の1の負担となってまいります。国及び府負担分につきましては、一般会計で歳入した後、市負担分と合わせて国保特会に繰り入れる予定となっております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 均等割の軽減についてですけれども、実施期間の前倒しや、対象年齢を、例えば、さっきも壇上で言いましたけれども、18歳以下に引き上げる等の拡充策について、市独自策として、私たちは実施できないものかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 森理事。
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◎理事(森貴史君) 子どもの均等割軽減における実施時期の前倒し、あるいは拡充など、独自施策に係る財源につきましては、原則、国保特会の自主財源で措置するものでございます。 現在、国保特会におきましては、累積赤字の解消に向け、大阪府と協議をしながら財政健全化に取り組んでいるところでございまして、自主財源の確保につきましては、他の被保険者も含む保険料に転嫁されるといったことも想定されます。そうした状況も踏まえますと、市独自での拡充策については、非常に難しいものと考えております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 本当にこの均等割なんですけれども、子どもさんが増えるたびに国保料が上がっていくということで、本当に子育てされている親御さんからよく話を聞きますけれども、本当に子どもを安心して産めない、そういうこともお話を聞いています。 確かに、この松原市というのは累積赤字がありまして、たくさん抱えているということで、厳しい状況というのはよく分かります。私たちも何回も国保の問題に関しましては質問もさせていただきました。やはり決算のときでも、減免の要求をしたときにでも、やっぱり黒字分は累積赤字に変化をするということでお聞きをしていますし、今回もそういう厳しい状況であることがよく分かっています。 しかし、今、全国でも、子どもの均等割が、市独自で、赤字を抱えているところでも、市町村でも市独自で支援をしているところもたくさん増えています。2018年度頃からどんどんと増えてきているということで、最近ではお隣の羽曳野市も、今年の4月から、均等割の市独自で支援が始まったということもお聞きもいたしました。 あそこは松原市と違いまして、基金があるということで、そこの差はあると思いますけれども、やはり支援ということがあるないにかかわらず、進めていかなければならないことではないかと考えます。 18歳までの均等割減免をすれば、やっぱり大きな子育て支援につながっていくと思うんです。子育てしやすい環境をつくるのが、これから本当に大きな課題になってくるのではないかと思います。より安心して子育てができることに力を尽くしていくためにも、松原市でも、一般会計からの繰入れも含めて、本市独自の上乗せをして、18歳までの均等割減免を導入していただければと思いますが、いかがでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 森理事。
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◎理事(森貴史君) 先ほど、羽曳野市のお話もありましたが、羽曳野市におきましては、過去の黒字額の積立てされた基金より繰入れして、前倒しで実施しているというような状況でございます。この制度につきましては、本来国が行うべきものというふうに考えておりまして、地方創生の観点や、地方からの提案を踏まえまして、現行制度の趣旨や国保財政に与える影響も考慮しながら、引き続き議論されるものというふうに考えております。 必要に応じて、本市におきましても、国に対し要望していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆13番(野口真知子君) 確かに国がやらなければならない、これは問題だと思うんですけれども、私たちは本当に国待ちにせず、市独自でも、前倒しでもやっていただけないかなという、そういう思いがたくさんあります。ぜひ、松原市も国に続いて強く要望をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、新型コロナウイルス
ワクチン接種について、在宅介護の従事者の
ワクチン接種についてお伺いをしたいと思います。 居宅介護事業所の従事者数ですけれども、例えば市内の事業所がどれだけあって、どれだけの従事者がいらっしゃるのか、把握をされておられますでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) 現在、訪問介護サービスであるとか、通所介護サービスなどに従事する方の人数についてということでございますが、36事業所ございまして、松原市内在住者が292名でございます。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) そしたら、在宅介護サービスの従事者に、どのように案内を出されたのか、もう少し詳しく教えていただけますか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) 今回対象となります従事者の方に対しまして、いち早く接種していただけるように、事業所を通じて
ワクチン接種の希望調査を行いました。市内医療機関の御協力をいただけましたので、
ワクチン接種の優先枠を設けまして、従来のクーポン券の発送前に
ワクチン接種の御案内をすることができました。 ヘルパーサービスの事業所さんにつきましては、いろんなお仕事の都合もありますので、いっときに出れば業務にも支障を来しますし、副反応等の問題もありますので、希望日を確認させていただいて、接種できるような体制を整えました。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) それぞれお仕事を分担されておられるので、一度にたくさんの方が受けるということができないと思うんです。それをどういうふうに区切ってというんですか、分けて接種を事業所としてされておられるんですか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) その日程につきましては、1日だけではなく複数日御案内しまして、そこで事業所の方に複数日を選んでいただいて、それぞれの従事者の方に選んでいただくというふうな体制を取っていただきました。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) これは居宅介護の方ですけれども、ヘルパーさんですけれども、これ明治橋だけで接種をされているんですか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) 基本、今回、明治橋病院さんのほうで、従事者の枠を取っていただきましたので、そちらのほうに御案内させていただいております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) そしたら、例えば事業所が松原にありますけれども、お住まいされているところが他の自治体に住民票があるという方もおられると思うんです。そういう方は対象にはならないということなんですか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) この介護事業所の従事者につきましては、我々優先接種の対象として指定したというふうなところの理由というところは、市内の事業所のクラスター発生予防というような観点から、早期に打っていただこうということで御案内したものでございます。市民、市外というふうなところを考えますと、前段からも申し上げていますように、まずは、このワクチン供給というところは、市民を優先させていただきまして、今後の他の松原市民のワクチンの予約状況であるとか、あるいは供給量も踏まえながら、今後は市外の方につきましても、御案内できるような体制は検討していこうというふうには思っております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) それでは、居宅介護従事者の接種状況なんですけれども、今どういう状況か教えていただけますか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) 今回対象となります292人の方に御案内しまして、228名の方に受けていただくようなことになりました。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) そしたら、もう既に接種を受けられている方もいらっしゃると思いますので、その対象となる方が292人ということで、228人というのが、もう約62人ぐらいの方が、もう受けられているということで判断してよろしいんですか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) 従事者が292人ということで把握しておりまして、そのうち228名が接種されたということでございます。残り64名ほどにつきましては都合が合わなかったと、業務上都合が合わなかったというふうなことでございましたので、後ほどクーポン券を発送しております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 本当に、私たちは、介護従事者の方から、居宅でサービスをしておられるヘルパーの方から、いろんなお話をこれまでお聞きをしました。やはりこれまで、もっと早く居宅の方の接種を私たちはしていただきたいなとは思っていたんですけれども、まずは、医療従事者や施設の方ということで進められてきたと思うんですけれども、早くしていただきたいという話はあちこちから聞いていたんですけれども--ヘルパーさんからですよね--そういう話は市として把握とかされておられましたでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 向井健康部長。
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◎健康部長(向井貴子君) 市として調査というふうなところまではやっておりませんが、やはりこの間のクラスター発生というふうなところから、子どもさんの安心・安全を守るというふうな学校現場、保育現場、あるいは高齢者のほうの現場といったところは非常に大切な施設でありますので、高齢者に次ぐ順位として、我々も早く接種する体制は整えたいなというところは思っていまして、今回に至っております。 以上でございます。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) ちょっとこの間、居宅でサービスをされておられる方から話を聞いたことをちょっと御紹介させていただきます。 居宅でサービスを行われる方が、やはり1日5件とか6件とか、利用者のお宅を訪問するということを聞いております。やっぱり感染が大きく広がる中で、日常生活で誰でももう本当に感染してしまう可能性がある中で、従事者が感染して、無症状のうちに利用者に広げてしまう危険があるのではないか、クラスターが受けるリスクは、やっぱり特別養護老人ホームとか入所施設でも、どこでも一緒ではないかということで言われていました。在宅介護をされているヘルパーさんなんかは、まず認知症の方なんかは、マスクをするのをすごく嫌がるらしいんですよ。してくださいと言ってもなかなかしてくれない。でも、やっぱりその方に対しては、対面で密接な身体介護などを行わなければならない。やっぱり入浴介助とか、そういうものもすごく接近してしなければならないということで、高齢者を感染させるリスクが高いことは、本当に指摘をされていました。 私はこの間、その在宅の従事者の方から、こんにちはと、訪問して玄関を開けるたびに、感染はしないだろうかと、本当に命がけで仕事をしているということもお聞きをしました。やっぱりその方は、本当に早く、早急に、
ワクチン接種の順位を早めてくれへんかなということもお聞きをしていました。そのことも実って、やっと今回クーポン券が送付されたということで、本当に喜んでおられました。 今、本当に介護の現場では、特に在宅の介護をされているヘルパーさんなんですけれども、若い職員の方が離職をされて、やっぱりヘルパーさんになる希望者というのが、だんだん少なくなっているということをお聞きをしています。どこでも事業所はヘルパー不足ということで、深刻な人手不足となっているということも、事業者の方からも聞きました。 今、ヘルパーさんの年齢が、平均では60歳が4割ぐらい占めておられて、80歳の方もいるということもお聞きをしました。20歳は僅か4%ぐらいということも聞いております。やっぱりヘルパーの高齢化も進んでおりますので、やっぱり高齢化が進むと、
ワクチン接種を早くしてほしいという思いがいっぱいあったんではないかなと思います。 介護保険の第8期計画の基本理念は、全ての高齢者が住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らせるまちということが書いてありました。地域で暮らすことを支えるためには、やっぱり在宅ヘルパーの在り方が重要ではないかなというふうに思います。 今回の
ワクチン接種をやっとしていただけるんですけれども、その遅れもそうでしたけれども、何よりも介護従事者の苛酷な労働とその環境です。やっぱり低処遇だと思うんです。松原市として、介護従事者の処遇改善を、これからも強く国に求めていただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは次の質問に入ります。 まず、生理の貧困についてお伺いをいたします。 これは今本当に、私も壇上で申し上げましたけれども、全国的にも大きな問題となっております。私は1人の女性の話を聞いて、これは本当に、今回、生理の貧困を取り上げなければならないのではないかということで、ちょっと質問をさせていただきました。 その方は、神戸市にお住まいの方なんですけれども、生理用品の無償配布を実現する会という会を神戸のほうでつくっておられて運動をされている女性だったんです。その女性は、中学生の頃から、なぜ女性だけがお金を払って、肉体的、精神的にもつらい思いをしなければならないのかと、ずっと考えておられたそうなんです。女性は、生涯で平均して、約35年から40年ぐらいですけれども、生理とともに過ごす期間があり、その間、計算すると、生きている間に生理用品を購入する金額が、約60万から65万ぐらいの、自分の生涯で支出をするということも言われていました。昨年から流行している新型コロナの影響で収入が減少して、生理用品の購入が困難になっている女性の存在を知って、やっぱりこの運動をしなければならないのではないかということで運動を始めたそうです。 生理用品までお金が回らずに、小まめに交換できない、トイレットペーパーで対応するという話を聞いたそうです。学校現場の調査でも、壇上でも述べましたけれども、ネグレクトや父子家庭で父親の理解が得られない、また、羞恥心から購入することが難しいという実態や、それからなかなか先生に言えないという事例がありました。 本市でも学校現場の実態をいろいろお聞かせいただきました。教育長からいただきましたけれども、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 学校での対応でございますが、現在、小・中学校22校全校とも、万が一、学校で生理に児童・生徒がなって生理用品を持っていない場合は、基本的に保健室に常備しておりますので、保健室で渡すようにしております。返却は求めておりません。 以上です。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 保健室に置いていただいているということで、子どもさんが突然なったから先生下さいねといって言いに行くということなんですけれども、それがなかなか言えない。トイレットペーパーを代用するということもあったらしいんです。やっぱりそれでは衛生的な面でも駄目だと思うんです。 全国的にも、今トイレの設置というのが進められています。学校もそうですけれども、公共施設、特に女性がよく使う公共施設なんかでも、トイレの個室に設置をされているという話も聞いています。 特に今、自治体としたら、埼玉県とか東京都とか愛知県のほうが進んでいるというお話も聞きました。この近辺では、奈良県の大和郡山市なんですけれども、新たな予算がついて、6月1日から、お昼用が38枚入り、夜間が20枚入りを1セットにして、小学校4年生から中学3年生の女子児童・生徒に、学校の保健室で希望者に配布をする、また市役所や保健センターなどでも配布をするということも、新聞で報道をされていました。神奈川県の大和市でも予算化をして、市内の全小・中学校のトイレに生理用品が配置をされているという話も聞きました。 保健室の設置をさっき言われていましたけれども、生徒の方からちょっと聞いた声を紹介します。やっぱり先生に言いにくい、家庭のことを探られたくない、毎月だと言いにくいということとか、恥ずかしくて言えないという、そういうことを生徒さんのほうから聞いたことがあります。 やっぱり、そんな悩みを抱えることで考えれば、トイレで自分が使いたいときに使えることが一番だと思うんです。やはりそこら辺で、トイレの設置というのはやっぱり予算も要りますけれども、ちょっと考えていただけないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 今、議員がおっしゃられたような状況を、私も大変、子どもがそういった状況になるのであれば、考えなければならない大事なことだと思います。 御質問ございましたので、22小・中学校の養護教諭及び管理職に少し聞いてみました。 養護教諭のほうからの声によりますと、確かに保健室に来る必要がなくなって時間短縮にはなるんだけれども逆に心配があるんですということで、何ですかと聞きましたら、そのことによって、今まで明らかになっていたネグレクトであるとか、あるいは父子家庭の児童が十分に家でそういった生理用品を購入してもらえていない事実が分からなくなるなと。SOSのサインがキャッチできなくなる。確かにトイレにあれば、それで自分でできるんだけれども、その背景にある貧困であるとか、ネグレクト、虐待が、むしろ分からなくなってしまうリスクがありますという意見がございました。 あるいは、トイレにやはり置きっ放しにするということは、いたずらがあったり、様々な衛生面で少し心配だなという意見もございました。 あるいは、やはり本来自分で自分の体に合う商品を選ぶ、そういう力をつけたいんだと。場合によっては、学校へ常備しているものを使ったことによって、肌に合わずにかぶれてしまうとか。そういったこともある。 さらには、特に小学生、中学生の第二次性徴につきましてはデリケートな側面がございまして、発達の個人差というのは非常に大きい。つまり、中学校を卒業するまで初経を迎えない児童・生徒もいるんだということで、その子どもたちにとっては、毎日トイレで生理用品を見ながら、まだ自分には初経がないということで、不安を持たせることにもなるのではないかと、様々な意見がございましたので、総合的に今、私ども教育委員会としては研究してまいりたいと考えております。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 保健室で頂くということで、よその自治体では、その生理用品は頂いたら返却しなければならないということも言われているんですけれども、松原市はどうですか。
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○副議長(河本晋一君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 全校返却の必要はないということで確認しております。 以上です。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 返却しなくていいということでは、本当に前進していると思います。 先ほど、部長が、衛生上の適切ではないとかいろいろ言われましたけれども、やっぱり置く場所とかそういうことにもよりけりだと思うんです。また、男子生徒がいたずらがあるという話ではないかなということも聞いたこともあるんですけれども、この間、民間の企業とかホテルとか店舗に置かれているところもあるということを、私も見たことがあります。それでちょっと聞きましたら、衛生被害はなかったということもお聞きをしました。 やっぱり小・中学校でも、おトイレに商品を入れるケースの工夫とか、設置場所などを考えて、衛生面をクリアされたらいいのではないかなというふうに思うんです。その点ではどうでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 横田
学校教育部長。
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◎
学校教育部長(横田雅昭君) 設置する際には、様々、実際に設置されている箇所については、工夫がされているのは私も承知しております。今、大学さんであったり高校さんで、そういう専用のボックスを置いてということもお聞きしておりますが、今のところ、設置するという方法について、まだ研究段階でございますので、あわせまして、近隣府下の他市町村に私も聞いてみたんですけれども、今のところ、府下の小・中学校では、この間いろんな市町村さんに議会でも御質問出たそうなんですけれども、設置するというふうに決めたという市町村はないと聞いています。その理由は先ほど申し上げた様々な発達段階に応じた必要な段階でございますので、総合的な判断が必要かと考えております。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 本当にこれを実施するとしたら、総合的な判断もいろいろ検討されなければならないと思うんですけれども、やっぱり衛生面のことが、私は一番大きな問題ではないかなと思うんです。やっぱりそれは、いろんな工夫とか、そういう容器の問題で、入れるケースの問題とか、そういうことを考えてやっていただきたいと思いますし、子どもたちが保健室に行けなくて、トイレットペーパーを何重にも重ねたり、それ以外のものを代用するということのほうが、私は不衛生ではないかなということで思います。 あと、いたずら対策ということもありますけれども、それは教育現場の指導の問題だと思うんです。やっぱり生徒の性教育の理解によって、それは解決するのではないかなと思います。 やはり養護の先生が、例えば、下さいと言ったときに、頂きに行って渡してくれたときに、その子がどういう状況になるのか、何か家庭の事情が聞き取れるということも言われていましたけれども、それは先生に声をかけられる子どもさんです。やはりそれをできない子どもさんもいるということも、やっぱり分かっていただければなと思いますので、ぜひ小・中学校の女子トイレに、そういう生理用品の配置を、これから前向きに検討していただければなと思います。 それから、松原市での女子が使う公共施設なんですけれども、例えば、図書館、テラス、そこら辺も、やはり若いお母さん方がよく行かれると思うんです。そこら辺でもやはり設置をしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
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○副議長(河本晋一君) 坂野
市民協働部長。
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◎
市民協働部長(坂野徹也君) 図書館などの公共施設でということですけれども、公共施設はやはり不特定多数の方が利用される場所でございます。そういう場所ですので、生理用品を設置するとしても、先ほどからお話あるように、衛生面をどう管理していくかとか、あと、置いているものを取っていってもらうのか、あるいはどこかに来てもらってお渡しするのがいいのかとか、そういういろいろと配慮しなければならない点がやっぱりあると思います。今後いろいろと調査研究しなければならないかなというふうに考えております。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) 最近ですけれども、やはりこのコロナ禍の中で、女性の貧困ということがすごく言われています。 松原市にも阪南大があります。ある若い松原市にお住まいの団体の方が、今そういう女性の貧困という問題で取り組んでおられて、天美の駅でアンケートを取られて、今何が一番大変なのかということでアンケートを取られて、やはり、アルバイトがなくなった、親の仕送りがなくなったということで、学生さんたちも大変な状況に置かれているということで、その若い団体の方が、フードバンクを松原で取り組まれました、阪南大の方々を対象に。4月、5月、6月と、月に1回ずつやって、そこに皆さんにお願いして、食料品とか、いろんなものを提供していただいて、その中に生理用品もたくさん頂いたということも聞いていまして、それを無料で配布をされたらしいんですけれども、やはり生理用品というのがもうすぐなくなったと、たくさんあったらしいんですけれども、すぐになくなったという話もお聞きをしました。やはり、そういう学生さんへの支援とか、そういうことも含めて。 藤井寺市とか高槻市なんですけれども、ほかの自治体もあるかも分かりませんけれども、災害備蓄品の生理用品を、市役所のロビーとか、それとか社協で、困っている方にお渡しをしたという、そういう事業もされているということも聞きましたので、松原市でもぜひ、その災害備蓄品を使ってしまったら後が大変だということもありますけれども、そこら辺をぜひ考えていただいて、女性の救済をしていただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
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○副議長(河本晋一君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) これは公明党のほうから要望いただいて、今、阪南大学とそういった協議に入らせていただいておりまして、これは現場のほうがやっぱり協力がないと、もちろん事業もそうですけれども、ないと進みませんけれども、今協議に入って、それが整いましたら、そういった女性の支援に当たっていきたいなと、学生の支援にも当たっていきたいなと思っております。
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○副議長(河本晋一君) 野口議員。
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◆13番(野口真知子君) ぜひ本当に、ジェンダー、平等という立場からも、しっかりと女性の支援を考えていただきたいと思いますし、ぜひ公共施設、また、一番重要な小・中学校のトイレの設置も考えていただければと思いますので、前向きな御検討をよろしくお願いいたしまして終わります。ありがとうございました。
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○副議長(河本晋一君) 以上をもちまして、一般質問を終結いたします。
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○副議長(河本晋一君) 次に、報告第3号以下議案第40号までの14件につきましては、議案付託表のとおり各委員会に付託いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 令和3年松原市議会第2回定例会議案付託表議案番号件名付託委員会報告第3号令和2年度松原市一般会計補正予算(第15号)専決処分の承認を求めることについて福祉文教
総務建設報告第4号令和2年度松原市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)専決処分の承認を求めることについて福祉文教報告第5号令和2年度松原市下水道事業会計補正予算(第1号)専決処分の承認を求めることについて総務建設報告第6号松原市市税条例等の一部を改正する条例(令和3年条例第11号)専決処分の承認を求めることについて総務建設報告第7号松原市都市計画税条例の一部を改正する条例(令和3年条例第12号)専決処分の承認を求めることについて総務建設報告第8号令和3年度松原市一般会計補正予算(第2号)専決処分の承認を求めることについて福祉文教報告第9号令和3年度松原市一般会計補正予算(第3号)専決処分の承認を求めることについて総務建設報告第10号令和3年度松原市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)専決処分の承認を求めることについて福祉文教議案第35号令和3年度松原市一般会計補正予算(第4号)福祉文教
総務建設議案第36号松原市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例制定について総務建設議案第37号松原市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について総務建設議案第38号松原市印鑑条例の一部を改正する条例制定について総務建設議案第39号松原市手数料条例の一部を改正する条例制定について総務建設議案第40号松原市移動等円滑化のために必要な道路の構造及び特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について総務建設
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○副議長(河本晋一君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 5日目の会議は7月7日午後1時開会といたします。 本日はこれにて散会といたします。
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△散会 午後2時31分
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以上 松原市議会議長 池内秀仁 松原市議会副議長 河本晋一 松原市議会議員 野口真知子 松原市議会議員 三重松清子...