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平成 3年 3月18日民生経済委員会−03月18日-目次
平成 3年 3月18日民生経済委員会-03月18日-01号

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  1. 堺市議会 1991-03-18
    平成 3年 3月18日民生経済委員会-03月18日-01号


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    平成 3年 3月18日民生経済委員会-03月18日-01号平成 3年 3月18日民生経済委員会  〇出席委員(10名)        西   惠 司 君        奥 村 健 二 君        加 藤   均 君        山 口   稔 君        中 井 國 芳 君        井 上 敏 江 君        木 本 安 二 君        大 仲 三 二 君        北 条 信 一 君        正 木 良 夫 君  〇欠席委員( 0名)  〇開催通知                               平成 3年 3月15日 委 員            殿                       民生経済委員会                       委員長   奥 村 健 二            民生経済委員会の開催について(通 知)
     次のとおり会議を開きますので通知します。                    記  とき         3月18日(月)午後1時  ところ        議会第一委員会室  あんけん       1.本会付託案件   4 件             2.陳    情  10 件 〇 民生経済委員会審査順序表 ┏━━┯━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓ ┃順序│ 番   号 │   件                名   │ ページ ┃ ┣━━┿━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━┫ ┃ 1 │議案第 29号│平成2年度大阪府堺市一般会計補正予算(第7号) │    ┃ ┃  │       │のうち                     │    ┃ ┃  │       │ 第1表 歳入歳出予算補正           │    ┃ ┃  │       │  歳出 第3款 民生費            │⑧~106 ┃ ┃  │       │     ───────────────────┼────┨ ┃  │       │     第5款 労働費            │⑧~138 ┃ ┃  │       │     ───────────────────┼────┨ ┃  │       │     第6款 農林水産業費         │⑧~140 ┃ ┃  │       │     ───────────────────┼────┨ ┃  │       │     第7款 商工費            │    ┃ ┃  │       │      第1項 商工費           │⑧~144 ┃ ┃  │       │     ───────────────────┼────┨ ┃  │       │ 第2表 繰越明許費              │    ┃ ┃  │       │      第3款 民生費           │⑧~ 10 ┃ ┃  │       │     ───────────────────┼────┨ ┃  │       │ 第3表 債務負担行為補正           │    ┃ ┃  │       │  (変更) 公共用地先行取得及び当該債務保証│⑧~ 12 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │議案第 15号│堺市立老人集会所条例の一部を改正する条例    │②~ 37 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │議案第 31号│平成2年度大阪府堺市国民健康保険事業特別会計補正│    ┃ ┃  │       │予算(第6号)                 │⑧~213 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │議案第 34号│平成2年度大阪府堺市老人医療給付事業特別会計補正│    ┃ ┃  │       │予算(第2号)                 │⑧~275 ┃ ┗━━┷━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛ (陳  情) ┏━━┯━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━┓ ┃順序│ 番   号 │   件                名   │ ページ ┃ ┣━━┿━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━┫ ┃ 2 │陳情第  7号│障害児福祉施策の充実について          │    ┃ ┃  │       │ (あけぼの療育センター)           │陳~ 15 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第  8号│特別養護老人ホームの建設について(登美丘)   │陳~ 19 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第  9号│保育施策の充実等についてのうち第1~10項   │陳~ 21 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第 10号│保育施策の充実等についてのうち第1~8項    │陳~ 25 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第 19号│留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第2・3項│陳~ 43 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第 20号│留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項  │陳~ 47 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第 21号│留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項  │陳~ 51 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第 22号│留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項  │陳~ 53 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第 23号│留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項  │陳~ 55 ┃ ┃  ├───────┼────────────────────────┼────┨ ┃  │陳情第 24号│留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項  │陳~ 59 ┃ ┗━━┷━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━┛ 〇午後1時2分開会 ○奥村 委員長  ただいまより民生経済委員会を開会いたします。  本日の会議録署名委員は、正木委員木本委員のお2人にお願いをいたします。  それでは、本委員会に付託されました案件の審査に入ります。  なお、本日の会議の順序はお手元に配付いたしております審査順序表のとおり進行いたしたいと思いますので、ご参照願います。 ┌────────────────────────────────┐ △議案第 29号 平成2年度大阪府堺市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会所管分 △議案第 15号 堺市立老人集会所条例の一部を改正する条例 △議案第 31号 平成2年度大阪府堺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第6号) △議案第 34号 平成2年度大阪府堺市老人医療給付事業特別会計補正予算(第2号) └────────────────────────────────┘ ○奥村 委員長  まず、議案第29号平成2年度大阪府堺市一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会所管分から議案第34号平成2年度大阪府堺市老人医療給付事業特別会計補正予算(第2号)まで、計4件を一括して議題といたします。  本件についてご質問はありませんか。 ◆中井國芳 委員  1点だけご質問をさしていただきたいと存じます。  実は、昨年の12月12日の第7回定例議会大綱質疑の中で取り上げた課題でございますが、障害者保護雇用制度について堺市としても取り組んでいただきたい旨、提案をさしていただきました。そのことにつきまして、障害者就労状況が大変厳しい状況にあるということと同時に局長より、重い障害を持つ人々の働く場の確保に努めてまいるんだ、堺市としても民生局1つではなく、全庁的な取り組みを必要とするものであるので、現在検討を重ねている、この保護雇用制度保護雇用事業というものが実現できるように鋭意検討していく、こういう趣旨の答弁を12月の12日の本会議の中でいただいておるわけでございます。この事業がきょう言うて、あすできるような簡単なものではないということにつきましては十分私自身も認識をしてるところでございますが、平成3年度の中でぜひともこの事業を形のあるものにしてもらいたいなという希望を持っておるんですが、この12月議会以降、具体的な検討がどういうふうな検討を重ねてこられたのか。そして平成3年度の中で具体的にどのようなことをやっていただこうとしているのかということについて、ご説明を賜りたいと存じます。 ◎八田 障害福祉課長  ご質問の中にもございましたとおり、過去議会におきましても何度か論議をされました精神薄弱者等の就労の問題につきましては、その、まず現状でございますけれども、障害者一般就労の困難性が現状としてはあります。これは養護学校卒業生の就労先の確保が年々難しくなってきております。この要因といたしましては、産業構造が近代化し、技術革新が進むにつれまして、障害者の方々の就労可能な場所が狭められてきております。また特に精神薄弱者の就労の可能性についての社会的な認識がまだ十分には育っておりません。また、就労されました精神薄弱者の方々に対して継続的なアフターケア体制が不十分なために、せっかく就職されても離職をされるというケースが多く見受けられます。また就労についての実際面での職業能力を身につける訓練の機会がまだまだ少ないという現状がございます。また、共同作業所授産施設の現状から見て、今後共同作業所授産施設の建設だけでは、今後この問題について対応していくには限界があるというふうに考えております。このような状況の中で、障害者や家族、また関係者から強く就労の場の創設について要望がされてきております。また、議会においても議論をいただいているところであります。  さらに、他市の状況についても一定の調査は完了しておりまして、独自制度をつくり、その働く場づくりの確保を図る市が年々増加をしてきています。  そこで、本市としてどう展開を図るのかという問題でございますけれども、精神薄弱者等自立促進調査事業をまず開始をしたいというふうに考えております。この事業の根拠でございますけれども、国際障害者年堺市における長期計画の中で、福祉的就労及び一般就労の場の拡大を図るということに根拠を置いております。その事業の目的でございますが、障害のため一般企業への就労が困難な精神薄弱者等に対し、福祉的配慮のもとで就労できる場を整備していくに当たり、これに必要な構想及び諸条件の基本的調査検討を行いたいというふうに考えております。仮称でございますけれども、精神薄弱者等自立促進検討委員会を設立し、庁内関係部の職員、障害者団体等の関係者、学識者でもって構成したいというふうに考えております。  具体の検討でございますが、本事業については精神薄弱者等の間接的な雇用の場の創設を図ることを目的に、訓練事業及び就労事業の二本立ての施策をどう展開していくかを、将来も見通した中で検討したいと考えており、それに関連する経費について来年度の予算に計上いたしております。具体の検討でございますけれども、公共事業の中でどういった訓練、仕事を確保できるのかを調査したいというふうに思っています。2番目としましては、この事業を受託される主体をどうつくり上げていくのか。それから3番目は、他機関との調整を今後どう図っていくのか。4番目としては、この事業に入っていただく入所者の措置について、具体的にどういった方法をとっていくのか等々をあわせて検討してまいりたいとこのように考えております。以上です。 ◆中井國芳 委員  どうもありがとうございました。具体に既にもう検討作業に入っていただいてると、そして検討する主要なテーマについてもご説明をいただきまして、非常にうれしく思います。この事業が平成3年度の中で具体的に検討を積み重ねられまして、近い将来にこの重いハンディを持つ人たちにとっても、名実とも社会参加ができるように、皆さん方の全面的なご尽力をお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ◆加藤 委員  失礼をしました。それでは質問をさしていただきます。  観光行政についてお尋ねをいたしますが、まあ従来から当局がおっしゃっているのは、民間依存型であるけども、行政と車の両輪でやっていくと、こういうようなことをいつもご答弁いただくわけであります。そこで組織の上からいきますと、商工部商業課でございますか、その中に通商観光係というのがあって、通商観光係と両方で3名しかいないというのが現実の姿であります。それから片や文化観光協会の方を見てみますと、これもちょっと理解に苦しむんでありますけども、専務理事がいらして常務理事がいらっしゃってる。ところがその常務理事の2名は非常勤なのに常務理事という名称がついてるというようなことなんですね。そこらあたり今後一体、本当に観光に力を入れていくとするなら、いろいろ観光の基本的な問題もありますけども、まず私は、組織上、体制を固めていかなければいけないんじゃないかと思うわけでありますが、どのようにお考えなのか、お答えいただきたいと思います。    (西副委員長奥村委員長にかわり委員長席に着く) ◎花谷 商業課副理事  ただいまの2点のご質問ですが、まず文化観光協会の専務、常務に係ります件につきましてご答弁申し上げます。  常務理事につきましては現在3名、そして専務理事は1名という体制でもって本協会の職務に当たっていただいております。その中で、常務理事につきましては協会勤務の常務が1名ということで、主に総務、財務の庶務分野で経験を生かしていただきながら担当してもらっております。なお、事務局月例会議事務行事の推進、あるいはその状況等を把握していただきながら、文化観光面の職務についても、必要に応じて随時業務執行に係る事項について、他の常務に機会あるごとに報告等を行うというような形で、この両3名の常務間の連携をとっていただいてる。なお、理事会に先立ちまして、常に議案等の件につきましてご報告を申し上げながら、常務の職務を遂行やっていただいてるというような現状でございます。  これらの3人制の常務につきましても、今後十分役員会等を開くなりしながら、この問題につきまして対処していきたいとこのように考えます。 ◎伊藤 商工部次長  前段の、私ども商業課におきます観光行政並びに貿易に係る業務でございますが、まず通商観光係としては既に45年から発足してやっておりまして、1つはご指摘のとおり観光に係る業務、これら堺文化観光協会と相連携しながらやっておるわけでございますが、片や通商対策といたしまして堺製品の販路開拓、それから情報収集提供とか、貿易実務相談、その他伝統工芸品に係る業務まで含めまして、確かにご指摘のとおり3名で十分かと言われますと、観光に係る分は相連携してやってはおりますが、通商に係る分につきましては、加えて堺特産品協会の業務をやっているのが現状でございますので、今後関係部局ともご意見を聞きながら、進めてまいりたいとは思います。以上です。 ◆加藤 委員  その人事の問題については、何回もここでご指摘をしてるわけでありますけれども、実際に通商と観光という広い幅のものをですね、3名で動かしていくということについては、私は随分問題があると思うので、これはぜひ善処をしていただきたい、こういうふうに思うわけでありますが、将来の見通しについて、ちょうどまあこれから4月でありますけども、ことしは遅いかもわからないけども、考えていただかなきゃいけないんじゃないかと思うんで、そこらあたりひとつはっきりしたご返事を聞かしていただきたい。  それから、いろいろあるんですけども、今の文化観光協会の話は、専務理事は市のOBの方が行ってらっしゃるんですね、ですね。それから常務理事3名の構成については、どのような構成になってるんでございましょうか。 ◎花谷 商業課副理事  文化観光協会常務理事の構成でございますが、1名は市のOB、そしてもう2名の方につきましては、ご1名は教育委員会教育次長、そして経済局長、このご両名に担当していただいております。なお、職務的な分担と申しますと、経済局につきましては観光方面、そして教育次長につきましては文化方面というところでお願いいたしております。 ◆加藤 委員  そこで、先ほどの問題とあわせてでありますけども、通常、会社でいきますと常務取締役とか、それから社団法人特殊公益法人における専務理事とか、常任理事とか、または常務理事と申しますが、この場合は通常、常勤するのが常識でありますけども、本市のその外郭団体ではどうして現職の局長級の方が常務理事というようなことで赴任ができるんでございましょうか。私は、通常でいけば会社でいくと平取締役非常勤取締役というようなことで、理事ということであるなら理解ができるんでありますけども、常務理事という肩書で片っ方局長であるとか、教育委員会の次長であるとかいう、大変重要なお仕事をなさっている。その方がまた常務理事というのは、理解に苦しみ、ごく常識的なことからいって理解に苦しみますが、その点どういうふうにお考えでございますか。 ◎花谷 商業課副理事  ただいまのご質問でございますが、本協会の勤務体制、1名は常勤、専従というようなところでございますが、もうお2方に関しましては事務局など、事業面、事務面、それらの関連性の非常に強い部署におきましてお願いいたしておるところでございまして、通常、おっしゃるご指摘の点も多々ございますが、文化観光協会の体制といたしまして常務、専従の常務を中心といたしまして、あと事務局の方から随時担当の常務さんに事業面など、事務面も含めまして十分に事前に相談など、密にいたしておるところでございます。そのような体制の中で現在行っております。以上でございます。 ◆加藤 委員  随分おかしな話だと思いますけどもね。それではちょっとお伺いしますが、寄附行為では常務理事は、どういうような人を常務理事というふうに定めておりますか。 ◎花谷 商業課副理事  役員の専任でございますが、これにつきましては定款の定めておる第13条の第2項に基づきまして、専務理事及び常務理事理事会の互選ということでやっております。なお、役員の職務につきましては、常務理事は会長、副会長及び専務理事を補佐し、本会の会務を処理し、日ごろの会務を遂行するというようなことでございます。
     寄附行為におきまして規定されておるのは、関係はこのような内容でございます。 ◆加藤 委員  そうすると、今あなたが読み上げられた寄附行為の条項と日常行っていることとは違うんではないんでございましょうか。 ◎花谷 商業課副理事  ただいまご指摘の点、1名の常務理事につきましては、該当するということでございます。ただ、ご指摘の点は、私どもも今後この問題につきまして、なお十分な常務会とか、そういうふうな中で会合を開くなりして、今後この問題に対応していきたいとこのように考えます。 ◆加藤 委員  あなたが言っておられるのは、取締役会の話でね、会社でいきますと、理事会に該当すると思うんですよ。常務会というのは、先ほどあなたが読まれた条項のとおり、日夜、日々いろいろ業務を遂行するためにお務めになる理事をいうんだと私は理解をいたしております。そしたらその人たちが全然来なくてもいいんだと、常務会定例常務会だけで処理をしようという考え方ですか。私は、そういう誤ったことは潔く改めるという姿勢にされたらどうかと思いますが、いかがなんですか。 ◎花谷 商業課副理事  本問題につきましては、文化観光協会の役員等にこのご指摘の件につきましてご報告なり申し上げ、その中で十分にご検討いただき、まあ今後の方針を定めたいとこのように考えます。 ◆加藤 委員  それはそれで結構ですけどもね、そういうような体制でね、どうして民間依存型で観光行政がやっていけるんでありますか。片や、通商と観光で3名だ。通商なんてのは大変な幅の広い仕事でありますから、国際見本市もやってらっしゃるでしょうし、国内の見本市もいらっしゃるでしょうし、大変忙しい、それで3名だと。片っ方、観光をやっていくんだ、片っ方でそれじゃ、民間依存ということでやっていくんだと言いながら、実際ふたを開けてみると専務理事ですか、と常務理事1名が役所のOBであると。ついでにお聞きしますが、その専務理事常務理事というのは、80万都市の観光協会にふさわしい給与はお払いになってるんでありますか。それは一体どうなってるのか。  それからもう1つ、ちょっと待ってください。もう1つ続けて言っときますから。  それから先ほど常務理事の中の1名はOBで専従していただいております。1名は経済局長ですと、1名は教育次長であります。この問題については前にも私はご指摘をして、教育委員会から今までいらした役員の方がいなくなったので、どうなってるかというんで、あなたの方は教育委員会に依頼をして人選をなさったという経過があるわけですね。ところがふたを開けてみると、文化観光協会でありますから、当然社会教育に関連するような部署の方がいらっしゃるのが本来の姿と思うわけであります。ところが、現在いらっしゃってる常務理事は、教育委員会の施設の担当だ。そこらあたりもですね、私は本当にやる気があるのかないのかということをお尋ねしたいと思うわけであります。この点もひとつ、この2つの点についてどういうふうにお考えになってるのか。これは例えばそういうことを言うと大変失礼でありますが、ミス人事であったので早速に改めるという考え方なのか、いや、それは教育委員会という全体の中でとらえたから、施設課長でも施設の担当の次長でもやむを得ないんだという考え方なのか。私は、本来からいけば、いわゆる文化というものはあなたの方でやってるのは、社会教育の中でいろんな文化団体連絡協議会ですか、そういうのを持ちながらやってるわけでありますから、当然私はそちらの方から理事にいらっしゃるとしても、当然そちらの方からいらっしゃるのが本来の筋ではないかと思うんでありますが、この問題について、2つの点についてお答えください。 ◎花谷 商業課副理事  まず、80万都市にふさわしい役員さんの報酬であるかという件でございますが、この件につきましては、現在、週4日25時間以内の勤務ということで、市の非常勤嘱託に準じておるような状況でございます。  また、2点目の教育次長文化観光協会常務理事就任でございますが、これにつきましてはご指摘の面は十分理解いたしております。なお、現在、理事の任期中でもございますので、本件につきましては今後やはり文化の充実という面からの体制を十分考慮して対応していきたいとかように考えております。 ◎岩田 商工部長  加藤委員さんのご質問の内容、十分理解しております。  まず、第1点目の商工部におきます商業課通商観光係の問題でございますが、委員もご指摘ありましたように、年間数回海外の方で堺市の業者の方が見本市に参加されると、こういう場合には担当が通商観光係になっております。私どもとしても3名の人員で精いっぱいやっているつもりでございますが、商業課の職員全体の中でできるだけその見本市に参画させまして、通商観光係に協力するという形もございますけれども、商業課として全員が取り組んでいるような状態でございます。もちろんそのときに、先ほど商工部の次長が申し上げましたように、堺市の観光のPRなども一緒にさせておるわけでございます。堺市の第三次総合基本計画の中で個性的な観光のまちづくりの施策ということで進めている以上、今後いろいろ観光施策につきましても体制を充実させていかなければならないとこういうふうに思っておりますので、今後我々としても十分考えさせていただきたいと思っております。  それから、先ほどの文化観光協会におきます常務理事の問題でございますが、定款の中では勤務状態の中には専務が常時であるとか、あるいは常務理事が常時に勤務していなければならないというのは載っておりません。通常、おっしっゃたように常時張りついて、協会の仕事をやっているのが普通でございます。私どもの局長が兼務をしておるわけでございますが、業務遂行上、いろんな事情の中で兼務しておるわけでございまして、委員さんのご意見、これも十分今後検討さしていただきたいと思ってる次第でございます。  教育委員会の方の方の嘱託の常務理事の問題でございますが、これにつきましてはご意見踏まえまして検討さしていただきます。以上でございます。よろしくお願いします。 ◆加藤 委員  それでは、問題を整理してまいりますと、通商観光係については、将来考えていただけると、機構その他を考えながらですね、もうちょっと充実していただけるというご答弁をいただいたという理解でよろしゅうございますね。  じゃあ、その次でありますけども、文化観光協会の方であります。この問題については、私は教育委員会や経済局から理事にご就任なってることがいけないと言ってるんではないんで、今あなたが言うのは、寄附行為にはですね、だけど寄附行為の先ほどの説明では、まあ常識的に考えると、あの文を聞いておりますとね、常勤している人が、理事の中で常勤している人が常務理事というように聞こえたんですけどもね、また、私も実は社団法人、財団法人、随分関係をいたしております。自分が副理事長をやったのもありますし、いろいろ関係してるわけでありますが、我々の財団でも専務理事というのはやはり専任で来ておりますし、常務理事とか、常任理事ということになりますと、やはり週4日とか5日、ご常勤いただくのが常であります。それじゃないとやはり私は、それなら今、あなた方が言うように1人は常勤で来ておりますよと、2人はまあ役所の局長級ですと、だからいろいろご相談に行きながらやってますよと、こういうことなんですけども、それなら私は、その方たちには理事になっていただいて、いろいろ言うなら社外、何と言いますか、社外理事としてですね、いろいろご相談なさるとかいうことで私は十分ではないかと思う。そうすると、お二方がもしもですね、常務理事を外すとするなら、常務理事のこの1名ですね。するとあとの2名は将来どのように補強されるのか。それからもう1つは、今いみじくもおっしゃったんですが、非常勤嘱託で4日間で25時間以内の勤務だというんですね。そうすると、1日6時間ぐらいの勤務ですな。そんなことで一体、その観光行政を民間に依存していくんだと、両輪でやっていくんだといって市長も言っておられるわけでありますけども、局長にお尋ねしたいんですが、給与の問題はともあれ、そんなような体制で本当にこれからの堺市の観光行政がやっていけるんでありましょうか。 ◎浦野 経済局長  観光協会の事務局スタッフにつきましては、年々人事の方にご無理を申し上げまして、改善をされて充実を見てまいっております。なお、引き続きご指摘のように、これからますます充実していかねばならない部署だと、私の方で十分認識をいたしておりますので、この点に十分留意しながら人事当局ともまたご無理を申し上げていきたいとこのように思っております。以上でございます。 ◆加藤 委員  それでは、最後にしたいと思いますが、ぜひ充実さしていただきたいと。それから今の常務理事の問題については、至急解決をいたしていただきたい、こういうふうに思うわけであります。  それから、これなんですけども、今の給与の問題でありますが、非常勤嘱託で4日で25時間というと、10万か12万ぐらいの給与じゃないんでしょうかね、と私は想像するんでありますけど、あるいはもうちょっとあるかもわかりません。それでその大堺市の80万都市のですね、文化観光協会専務理事常務理事の給与として、それはふさわしいんでありますか。それからもしも本当にそこに適材の人をスカウトをしてきて、来ていただこうとすると、一体そんなような賃金でですね、おいでいただけるんでありましょうか。    (奥村委員長、西副委員長にかわり委員長席に着く) ◎花谷 商業課副理事  ただいまの報酬の、給与の問題でございますが、確かにまあ都市体系等の点から見ますと、ふさわしいものではなかろうかと思います。ただ、現状、市のOBというようなところで、その、非常なご協力を賜っておるような状況でございます。一般的に申しまして、この分野でご勤務いただくということになれば、それ相応の給与も必要かと思います。まあこの市のOBというような体制の中で、非常に多大のご協力をいただいておるというのが現状でございます。  なお、他の市につきましては、やはり専務理事等につきまして、市のOBの方もございますし、あるいは神戸市などにつきましては、現職の市の派遣というような体制などがとられております。さまざまな体系があろうかと存じますが、現状、私の方、専務、常務につきましては、日ごろ十分にご理解いただいて、勤務いただいておるというところでございます。以上でございます。 ◆加藤 委員  その問題ですが、事務局長に聞いても気の毒なんで、市長にお尋ねしてみたいと思うわけでありますけども、私は堺市で何十年もお勤めをいただいて、いろんな経験のある人がいるわけですね。で、その人たちが本来からいけば、OBになられても堺市のために適材適所で今までの経験を生かしていただくということを考えていかなきゃいけないんじゃないかと思うわけです。もちろん賃金が高いからとか、安いからといって、何十年もお勤めになった皆さんは、堺市のためにということでやってくださるとは思うんでありますけども、しかしやはり私は、遇してあげなきゃいけないと思うんですね。例えば神戸方式なんかの場合は、定年でおやめになったときの給与を維持して差し上げる。それはどういうことかと言いますと、退職金の金利、今まで従前いただいていた給与、定年のときの給与-(年金+退職金の金利)=ということで、その定年になったときの給与は維持をして、そのかわり従前どおり一生懸命頑張ってくださいよということで、随分効率を上げてる都市があるわけでありますけども、本市ではいろんなところをお聞きしても、非常勤嘱託をおやめになると局長であろうと、部長であろうと、課長であろうと一律ですね、非常勤の嘱託で週4日で25時間だと。多い方でも12万ぐらいしか、まあ例外はあるようですけども、大体十何万ぐらいしかいただいてないんじゃないかと思うんですね。それではですね、私やはり、まあそんなことはあれかもわかりませんが、いろんな責任あるポジションにあって、例えば文化観光協会でもしも専務理事だとすると、対外的にいっていろんなところを歩かれる。類似都市のところへ行っていろんな話が出る。「あなた、給与幾らですか」と聞かれてですね、十何万ですというような話をされたんでは、我々本当は堺市のメンツもございましょうし、やっていただいている方のメンツもございましょうし、私はそこらあたりですね、ひとつぜひもう少し何か遇してあげる。適材適所で頑張ってくださる方については、遇するんだという姿勢を出していただかないと、幾ら職員に一生懸命やんなさい、頑張んなさいといっても、役所をやめたって使い捨てみたいなことで、十何万で雇われるんだよということになりますとね、市長、私はやっぱり、ただやる気を出せ、団結しなさいと言っても、私は非常に難しい問題がある。もちろん名誉とその両方のものがなければですね、いけないと思うわけでありますが、ぜひその点について将来の見通しとですね、今後ご改革いただけるのかどうか、ひとつお答えいただければ大変幸せでございます。 ◎幡谷 市長  外郭団体でご活躍をいただくOBの方々のご待遇についてですが、理論的に考えますと、これはおっしゃるとおりでございます。現在、OBの方々のご好意に頼っているという面があると思います。ただ、まあ現在のいろんな事情から考えますと、当分この体制でいかざるを得ないと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆加藤 委員  市長ですね、実は私、初当選さしていただいて24年になるんであります。そのとき私たちは、歳費はたしか7万円で、手取りが3万円か4万円で私は帰って仏壇に供えたのを記憶いたしております。7万円といたしましょう。我々は既に60万になっております。そのときに私は総務委員会で、やはり当選した当初、総務委員会で私はこの議論をしたことがございます。その当時4万円だったわけであります。そうすると我々の議員の歳費の倍率からまいりますと、もう全然問題にならないわけですね。ぜひですね、この問題については市長、まあそらいろいろご事情もありましょうけども、まあ政令都市を目指していくんでございますから、やる気も出してもらわなきゃいけませんし、いわゆる夢のある、やはり一生懸命40年でも30年も勤めたと。その先にも我々は夢があるんだと、一生懸命働く者は報われるんだということをひとつ、みんなが夢を持てるような制度をひとつですね、考えてやっていただきたいということをお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○奥村 委員長  ほかにご質問ありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり)  委員中に質問がないようでありますので、申し出のあります委員外議員の発言を許します。 ◆町頭 議員  委員の皆さんには申しわけございません。私は、私の所作が非常に子どもがすきだということで、かつて子ども会の会長もしたことがございますが、このまま発言せずに次の選挙で議会に帰って来れないということになりますと、私がお年寄りや子どもに冷たい人間であったと、このように誤解をされては大変ですので、あえて委員外議員として質問をさしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  実は、百舌鳥赤畑町に関西電力の架線敷をお借りしてちびっこ老人憩いの広場というのがございますが、この憩いの広場の入口が閉鎖をされてしまいました。その閉鎖をされたのは何月何日か、保育施設課長、お答えいただきたいと思います。 ◎辻尾 保育施設課長  私の記憶では、1月の24日だったかと思います。以上です。 ◆町頭 議員  記憶とかそういうことじゃなくて、閉鎖を、お金を使って閉鎖したんですから、きっちりと何月何日に閉鎖をしましたとお答えいただきたいと思います。 ◎辻尾 保育施設課長  1月の24日、工事を行っておりまして、撤去を行っております。ちゃんと仕上がりましたのが1月の26日でございます。以上です。 ◆町頭 議員  このちびっこ広場の入口を閉鎖する発端は何でしたでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  発端でございますが、1月6日だったかと思います。1月の6日に付近の住民の方から、この場所につきまして通路から隣に駐車場の部分の車を傷める、並びにいろんな被害がその場に及ぶという申し出があったのが発端でございます。 ◆町頭 議員  その入口に達する通路については、その通路の部分については、どこから堺市がお借りしてた分ですか。 ◎辻尾 保育施設課長  通路の部分でございますが、関西電力からお借りしてた部分でございます。以上です。 ◆町頭 議員  1月の6日にご近所の方から、そのちびっこ広場に出入りするために、車が傷めつけられると、それはそのようなことを何によって苦情の申し立てがあったんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  我々の知る範囲でございますが、何によって申し出があったかというお問い合わせでございますが、私どもとしましては、そういう事実が本人さんが申し立てられたということでございます。それが事実でございます。以上です。 ◆町頭 議員  その近所の方から、どういう形で通路を撤去し、入口を閉鎖するようにあなたの方に連絡あったんですか、その方法はわからないんですか。 ◎辻尾 保育施設課長  1月の6日に電話で申し入れがございました。それから私ども、現地に赴きまして、1月の8日に本人と会っております。以上です。 ◆町頭 議員  そのことをきちっと質問したときに言ってください。私の持ち時間は30分しかない、30分の間で私の思いったけを、この2カ月間の怒り心頭に達してることをね、はっきりささないかんわけですからね。  それで質問をさしていただきますが、この1月の8日にお会いをして、その堺市が関西電力から借りている通路をなぜ返さなければならなかったんですか。 ◎辻尾 保育施設課長  1月8日の話し合いでございますが、我々はその方のところに赴きましてお話をしております。そこで2つのポイントがあったということでございます。第1点は、我々はこの広場につきましては、地元の皆さんにご利用を願っておるわけでございます。地元の皆さんの同意がない限り、通路について閉鎖することができないという1点がございます。もう1点は、関西電力からお借りしておるという関係がございますので、この件につきましても関西電力と協議する必要があるというぐあいに考えたわけでございます。以上、2点を話し合っております。以上です。 ◆町頭 議員  その方とは穏やかな話がされたんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  私どもといたしましては、物事を事分けてお話さしてもらったと考えております。以上です。 ◆町頭 議員  関西電力にその通路の返還手続をしたのはいつですか。 ◎辻尾 保育施設課長  返還手続の関係でございますが、先ほど申し上げましたとおり2点の問題があるというぐあいに考えましたので、まず地元の皆さんの同意の関係でございます。この件につきまして、地元の関係者の方にお話を申し上げております。そこでご同意を得た後、関西電力にあがりまして、口頭での了解をいただいております。以上です。 ◆町頭 議員  関係者という名前を、関係者の名前を出してください、結構ですから。 ◎辻尾 保育施設課長  私ども地元の関係者でございますが、百舌鳥赤畑仲よしちびっこ老人の憩いの広場の地元の関係者の代表者の方でございます。以上です。 ◆町頭 議員  代表者の名前をおっしゃってください。 ◎辻尾 保育施設課長  町頭議員さんでございます。以上です。 ◆町頭 議員  地元の代表者は私で、その地元合意ということは、私だけが合意をしたということでいいんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  私どもといたしましては、地元の関係者の代表者でございますので、代表者ということでご了解をお願いしたというぐあいに考えております。以上です。 ◆町頭 議員  その地元の代表者に対してどのような説明をされたんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  事の発端のお話から申し上げております。こういう電話を1月にいただいております。そういうことで被害を受けておるという申し出があります。通路について閉めてくれという話が出ております。こういうお話をしております。そういうところで、お話した結果としまして、閉めることについてご了解を得たというぐあいに理解をしております。 ◆町頭 議員  地元の代表者の町頭に対しまして、何日に、どれぐらいの時間をかけてこのいきさつを説明し、その入口を閉鎖するという合意を取りつけたんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  ちょっと、質疑、やりとりの途中でございますが、閉めた場所につきましては現在、3カ所ございまして、そのうちの1つでございました。で、今質問のございました件でございますが、1月の16日だったかと思います。3時30分ごろ、大変お忙しい様子でございました。我々この趣旨について、気にはなったんですが、本人さんには趣旨が理解願った上でのお答えだというぐあいに解釈をいたしました。以上です。 ◆町頭 議員  私のうかつな返事がこのようなちびっこ広場の3カ所しかない入口の1カ所が閉鎖されるということになったわけなんです。その1月の16日といいますのは、思い出していただきたいと思うんですが、ちょうどイラクのクウェートの撤退期限が15日で、世界中がこの状況はどうなるんかというような日でありまして、17日に湾岸戦争が勃発しました。皆さんそれぞれテレビに首づけになったりしておりました。ちょうど16日は先日の委員会でも質問がありました。百舌鳥本町で不幸な出来事がありまして、私、葬式に行って帰ってきたような、その控室でてんやわんやしているときに、今の保育施設課長がまいりまして、立ち話で「ちびっこ広場に出入りする子どもさんが車を傷つけるという市民からの苦情がありますので、閉めてよろしいですか」と、いかにもフェンスのどっか破れている箇所を修繕するような立ち話で終わって、明くる日に関西電力の方に通路の返還手続をするという、非常に手際のいいことがやられております。先ほどその付近の方と穏やかな話がされたと言いますが、実はこの通路の返還については、そのような穏やかな話じゃなかったはずなんです。その点をもう1回、きちんとお答えいただきたいと思います。 ◎辻尾 保育施設課長  付近の皆さんと穏やかな話ではなかったのではないかということでございますが、当初、我々は地元の周辺の付近の皆さんとは話し合いに入っておりません。付近の皆さんからお話がございまして、我々の方に電話のあった結果については、地元代表者の方にお伝えして、この件については善処いたしますというご返事までいただいたところでございます。以上です。 ◆町頭 議員  私はね、1月の8日の日にね、あなたは先ほどその、子どもさんがちびっこ広場に出入りするために、車に傷つけられるという苦情の申し立て者と穏やかな話がされたんかどうかということをお聞きしておるわけなんですが、その方は苦情については丁寧におっしゃる方でしたんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  私どもとしましては、事を分けてお話さしてもらっております。今、お問い合わせの件につきましては、おのおのの判断の違うところかと思いますので、その件についてはお答えは差し控えさしていただきます。 ◆町頭 議員  私は何もまだ判断していないわけです。物事の進みぐあいが尋常でないから、その方の、子どもさんがちびっこ広場に出入りするために車を傷つけられるという、その苦情の仕方については、穏やかな申し立てであったんかどうかということをお聞きしておるわけなんです。その点について皆さん方が恫喝されるとか、そういうことはなかったんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  今、恫喝されるかというお話でございますが、そういうことはございませんでした。 ◆町頭 議員  この間の話し合いの中で、あなた自身が恫喝されたこともございましたと私に申しました。なぜかと言いますと、1月の6日の日に、先ほどは電話でこの苦情が来たと、8日の日に話し合ったと、16日の日に立ち話で私の同意を得て、その時点では全く地元の方、だれ一人、このちびっこ広場の3カ所のうちの1カ所を閉めるということは知らないわけで、この事実を知っておりますのはあなた自身と私に立ち話で閉めますよと言うた、その2人に実際の苦情を申し立てた3人の方しかこの事実は知らないわけなんです。こういうことで、あなた自身は老人福祉課長いう立場で、お年寄りの気持ちをよく理解しなければいけない立場の仕事もしていた方で、まして今は保育施設課長ということで、子どもさんに対するいろんな思いやり、そういうものをお持ちの方が、このような車が、子どもさんが出入りするために車に傷つけられるということだけで、簡単にこのようなちびっこ広場、3カ所しかない1カ所を簡単に閉めるということが解せないわけなんです。あなた自身が、もしね、私がその3カ所しかない。例えば、後で地図を見せますけど、北側の入口を閉めると、反対側の南側の入口まで交差点、四つ角2カ所も通らなければならない。非常に子どもさんやお年寄りにとりまして、ちびっこ広場を利用する上で危険が伴うわけです。そういうような無謀とも言えるようなちびっこ広場の入口をふさぐということになりましたら、もし私自身がふさぎなさいと言ったら、あなたは体を挺してでもそんなお年寄りや子どもの立場を考えたら、ふさぐわけにはいきませんという立場の人じゃないんですか、そうでしょう。それを私は言いたいんですよ。私自身がね、そんなお年寄りや子どもさんに遠回りさせるような、入口をふさぐようなね、人間かどうかいうことなんですわ。私は、そういう事実を知ったら、そんなこと絶対許すはずないんです。あなた自身が、もし私が許せと言ったら、そんな殺生なことはできませんという立場の人なんですよ。だからこの入口をふさげということについては、尋常でない苦情があったんではないかということをお聞きしてるわけなんです。どうなんですか。 ◎辻尾 保育施設課長  順当でない理由があったかというお問い合わせでございますが、我々この苦情に対しては、事分けて話をさしてもらっております。  それから、精神のお話があったかと思いますが、私ども先ほど2点について非常に懸念しました。申し上げましたとおり、地元の皆さんの総意というのが一番気になったところでございます。地元の利害の調整を図るために、現状の形状も見にあがりまして、その上で地元の関係者の代表者の方にお話をさしてもらったところでございます。そういうところから、この件についてのご推察をお願いしたいというぐあいに考えております。以上です。 ◆町頭 議員  このちびっこ広場の3カ所のうちの1カ所を閉鎖するということは、関西電力にはご通知なさった上で行ったんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  口頭での説明は申し上げております。以上です。 ◆町頭 議員  関西電力の用地担当の方は、この入口を閉鎖したのは、苦情を申し立てている方か、堺市当局なのか、知らなかったと。私が関西電力に尋ねましたときには、これを閉めたのはその苦情の申し立て者でしたら、私の方から注意を申し上げますと、このようなご返事をいただいた後、あなたはその翌日に関西電力の方に行ってるはずなんです。だからこの通路の部分について、関西電力にお返しすると言ったのは17日であるが、このフェンスを閉じるということは、関西電力は聞いていないんです。この点、いかがでしょう。 ◎辻尾 保育施設課長  私どもといたしましては、関西電力で口頭で了解をとっております。以上です。 ◆町頭 議員  現在、その通路は完全に関西電力に返却されたんでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  その通路の部分でございますが、現在のところ契約更新時との関係で、正式には関西電力に返っておるものではございません。以上です。 ◆町頭 議員  実はここに簡単な地図、持ってきております。ぜひ見ていただきたいと思うんですが、このちびっこ広場、この上は高圧線が走っておりまして、現在、ここに入口が1カ所あります。それからここにもう1カ所入口があります。これはなぜここにあるかと言いますと、これはこの近所の方がもしこちらの方から火が出た場合に、逃げる場所がないので、関西電力に頼んで開けてくださいといった、これ、出入口なんです。正式の出入口はここじゃないんです。これは避難のために、住民の方々が関西電力に頼んで開けておる入口なんです。問題になっておりますこの出入口なんですが、1月の6日に苦情がありまして、16日に私に二、三分の立ち話で閉めますと言うて、17日の日に関西電力に返還の手続を電話でやったのは、口頭でやったのは、この通路の部分、これを関西電力に返すということなんです。だからこれだけの敷地について、関西電力はその近所の苦情を申し立てた方に貸借関係を結んで、こんだけの面積の車庫代を、土地代を、地代を関西電力はいただいております。この通路については、堺市が借りておるわけなんです。そしてここの出入口をふさいでしまったのは24日と、6日に苦情がありまして、この通路をふさいで、そしてまだこれは堺市が借りてるわけなんです。なぜ私がこの苦情を申し立てた方の苦情の仕方についていろいろ申したかと言いますと、現在、この車庫全部、その苦情を申し立てた方が借りております。しかしこの部分については、これは堺市のもんなんです。ところが、24日に閉めましてから今どうなっておるかと言いますと、ここの部分に通路がありますと、この車が入らないんです。今は完全にこのフェンスを張っていた通路を堺市が壊してしまって、入口もふさいだので、この借りた方はここに車をぴしゃっと入れて、通路がなくなってしまってるわけなんです。まだ返してない通路の上に車が入ってるんです。この車を入れるために、いろいろのいきさつは結果的には、ずっとここに車がとまったまま、ワゴン車が。このようにいっぱいに、このフェンスがあったら、この車は入らないんです。そういうことはもう事実としてあなた方つかんでる、現場を見に行ってね。で、このガレージについては、私は委員長の許可を得られましたら、建設常任委員会でいろいろとまた質問をしたいと思うんですが、事実はこういうことなんです。まだこの通路の部分については、関西電力から堺市は借りております。借りておるところにこの車、ちゃんともう毎日とまってるんです。堺市のもんなんです、まだ。だから私は、近所の人から、人がいいのもいいかげんにしいや、言われてまんねん。そういう自分の恥を忍んでもね、あなた方のやり方、今回のこのやり方ね、尋常やないと思うんですよ。だから私はね、きょうは委員外質問ということで、自分の恥をさらしながらでも、あなた方は怖いことを言う人についてはね、さっきからいろいろ言うてますよ。そういうあれじゃないと、それは見解の相違や、いうような言い方をしてますけど、実際は車が、ぴしゃっとそのフェンスを取ったために、きれいにきちっと入ってるわけなんです。子どもさんの入口をふさいで。こんなこと許されますか、この、もう1カ所もね、さっき言いましたように、これは避難の出入口、実際はだから私は、きょうなぜ質問するかというのは、こっち側の人はね、ここのチビッコ広場を使おう思うたら、こういうぐあいに回らないかんわけでしょう。こっち側、こう回らないかんわけですよ。そんな殺生なこと、私が「うん」言うはずがない。それをうまいこと言わしたいうことになる、あんたは。ベテランですよ、ほんと。そういう点物すごいベテラン。いとも簡単にさっとする。だからこういう事情をね、ごっついいろいろ言われているいうことを、きちんと私に説明すると、事情がわかって、私は絶対「うん」と言わへんいうことなので、さらさらさらっといとも簡単に、破れたフェンスを繕うような言い方をして、そいでパッパッパッパッと閉じてしまってね、問題はそっから起こってきたわけですわ。なぜかと言いますと、閉められることはだれも知らんわけ、私と課長とその部下の人、いてはるかしらんけど、苦情の申し立てた人、この3人が知ってるわけ。部長、知ってるかどうかそれは知りませんで、知ってたんはそんだけ。それで閉めてしまった、さっと。そしたら近所の人から電話がかかってきますやん、そしたら町頭議員が閉め、言いました、こうなってる。関西電力には地元の合意を得ました、自治会の合意も得たいうようなね、みんなその合意の上で閉めたようなことを言いながら、その実、「うん」言うたんは私、さっきから答弁してることでわかりますやろう。地元の代表者の私だけでんねん。私が「うん」言うたためにやってまんねん。それで近所の人から役所の方に電話かかってきますと、「町頭議員が閉め言いました」と、これなんです。こんなんでね、立つ瀬ないですよ、私は。これが真実なんですよ。  こういうやり方をされると、これから私なんかがね、議員として理事者の方々とやりとりするとき、それから控室に来ていろいろ説明するために来たときには、きちっと座り込んで、裏をとってきちっとやらないかん。物すごいこういう関係で、私はもう皆さん方信頼した上で、いろいろ今まで8年間議員やってきたわけです。こういうことをされるとね、いろんな説明で裏をとるか、きちっとまず最初から疑問を持ってかからないかんいう、そういう大事な問題をはらんでいるので、私はきょうは時間をね、とっていただいて、委員外議員としての質問をしておるんです。私の気持ちはそこなんですよ。このまま、もし私が議員やめてごらんなさい。町頭さんいう人は、子ども会の会長もしまして、常日ごろいろいろ演説するときには「お年寄りを大切にする」言いながら、こんな不便なことをするような、入口ふさいだやないかと言われますやないの。これで皆さんわかっていただいたと思うんですけどね。事の次第はそうなんですよ。私は、だから怒ったら事情が皆さんに理解していただけないので、ずっと気持ちをね、抑えながら質問もしてきたわけなんです。だからこの通路については、まだ関西電力に返済をきちっとしてないねん、まだ堺市のもんなんです。だから私は言ったんですよ、この車は堺市がまだこの借りてるところに入ってるんやから、この人にきちっと話しに行きなさいと、開いてからもう1回話をしたらいいねん、地元の方々みんなに相談してね、地元の方は全然そういうことを知らんうちに閉めてしもうたんですわ。それが事実なんですよ。この点については私は部長にも言いました、こういういきさつを。こういうやっぱりね、やり方されたらね、信頼関係がなくなるんですわ。私は、さらっとね、「よっしゃ、よっしゃ」言うたんが、これは責任ですわ、これはもうはっきりしてまんねん。だけど、こんな裏があるなんて知らんもん。堺市はこの人にこんだけいろいろ言われてね、恫喝もされた。あなた、私の話し合いの中で「恫喝もされました」言うてますねん。そやからやったんや思いますわ、ほら。丁寧にね、やってるんやったら、こんな話はこういうぐあいに進みませんよ、はっきり言うて。こんな無茶なことできますかいな。あなた自身体を張ってやね、入口ふさぐのんね、やめる立場の人なんです、はっきり言うて。こんだけしか入口ないんですもん。見ただけでわかりますやん、こんなぐるっと回らないかんいうことを。これだけ明らかにせんかったら、私はもう議員として8年間何をやってきたかと思われますんでね。迂闊な私の返事がこの原因をつくったいうことは出した上で、やっぱりはっきりするとこははっきりせないかんいうことで、きょうは委員外質問をさしてもらったんです。やはりね、この入口、やっぱり開けていただきたいと思うんです。どうですか、その点は。 ◎辻尾 保育施設課長  入口を開ける問題でございますが、地元の関係者の皆さんの総意を得て、その総意に沿ってまいりたいというぐあいに考えております。以上です。 ◆町頭 議員  閉めるときはね、地元代表者、関係者の町頭だけで、今度は開けるとなると私1人じゃあかんのですか。私がこういう場所で開けなさいと言うても、地元の代表者にならんわけですか。今、何をやってるか言いますと、地元のね、自治会とか連長のとこまで行ってね、町頭の名前を出してますねん、いいですよ、しゃあない、事実なんやから。そして町頭が「うん」言うたと、そういうことで閉めたと、だから閉めたままで合意してくれへんか、いうようなことを話をしに行ってるんです。出張所の所長さんまで使うて、百舌鳥の出張所の所長まで行ってるんです、会長のとこへ。閉めたままで合意をしてくれ、いうことを言うてるんです。これはそういう電話かかってきましたんです。そんなやり方までしてますやん。閉めるときは町頭代表でパッと閉めて、今度はそこを私が「開けてください」と言うて懇願してるのにね、そういう連長やら町会長のとこへ行って、閉めたままで合意してくれへんかいう地元合意を取ってるんです。こんなんですよ、ほんまに情けないいうんかね、開けてくださいよ、これ、本当に。開けるためにいろいろ会長とか、そういうとこへ行ってくださいよ。まだありますねん、その閉めたままで、それぞれ条件出してますねん、こんなことしますよってに、閉めたまま「うん」言うてくれ、いうことも言うてるいうことを聞いてます。それは事実をつかんでないから、きょうは言いません。交換条件出してやね、閉めたままで「うん」言うてくれというようなことで、さっきから私はこの苦情の申し立て人、どんな人か私知りませんけどね、よっぽど何か、よう説得できんような、普通やったらその人のとこへ行きまっせ。1回閉めましたが、実はこういうことでというて、その人のとこへ行かないかんのにひとっつもそっちへ行かへん。何でですねん、これ。こういうことね、委員外質問でほんまにしたくないんです。だけども、これだけ言うとかなんだら、私、もうこの2カ月間、ほんまにもうしんどかったんですわ。きょう言うて、ちょっと気持ちはね、皆さん、わかっていただいた分だけでもちょっと楽になると思いますけど、まだこれ、あと続きがありますねん。このガレージの問題。ひとつ私の質問の中で明らかになったことから、ぜひこのちびっこ広場をもう1回開けていただいて、北側のお年寄りや子どもさん方が出入りできるように、まだ通路そのものは堺市の分でございますので、努力をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎辻尾 保育施設課長  ご要望を踏まえまして、地元の関係者の皆さんとよく話し合ってまいりたいと考えております。以上です。 ◆町頭 議員  ぜひ開けてください。最後にお願いして、質問を終わらしていただきます。どうもありがとうございました。 ○奥村 委員長  ほかにご質問はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり)  ご質問なしと認めます。  続いて討論に入ります。ご意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり)  ご意見なしと認めます。  これより本件を採決いたします。  本件は、それぞれ原案のとおり可決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、本件はそれぞれ原案のとおり可決されました。  以上で本会から付託されました案件の審査は終わりました。 ┌──────────────────────────────────┐ △陳情第 7号 障害児福祉施策の充実について(あけぼの療育センター) △陳情第 8号 特別養護老人ホームの建設について(登美丘) △陳情第 9号 保育施策の充実等についてのうち第1~10項 △陳情第 10号 保育施策の充実等についてのうち第1~8項 △陳情第 19号 留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第2・3項 △陳情第 20号 留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項 △陳情第 21号 留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項 △陳情第 22号 留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項 △陳情第 23号 留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項
    △陳情第 24号 留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項 └──────────────────────────────────┘ ○奥村 委員長  引き続きまして、陳情の審査に入ります。  陳情第7号障害児福祉施策の充実について(あけぼの療育センター)から陳情第24号留守家庭児童対策の拡充等についてのうち第1項まで、計10件を一括して議題といたします。  本件についての当局の意見を求めます。 ◎井阪 あけぼの療育センター園長  陳情書綴15ページをご参照願います。  陳情第7号障害児福祉施策の充実について意見を申し上げます。  第1項及び第2項並びに第3項の職員の増員等につきましては、本市の厳しい行財政事情からして、非常に困難ではありますが、療育内容の充実を図るために必要な職員の増員等について、今後も関係部局と協議をしてまいりたいと考えております。  なお、今年度4月に保母2名の増員を図っております。  第4項の毎日通園につきましては、施設の規模等から定員の60名が毎日通園することは物理的にも不可能でありますが、本園の建て替えを検討していく中で、毎日通園の実現に努めてまいりたいと考えております。  第5項の介助員制度につきましては、保護者の出産、病気等特別な事情がある場合、介助員を派遣しているところであり、さらにその範囲を拡大することについては、体制の問題等さまざまな問題があり、困難でありますが、今後も検討を重ねてまいりたいと考えております。  第6項の在宅重度障害者の緊急一時保護事業につきましては、これまで本市内にその利用施設がなく、適切十分な対応が困難な状況にあったことを承知しております。  今般、本市単独事業により、社会福祉法人南湖会が本市平井482番地において建設を進めておりました在宅心身障害児緊急保護施設が間もなく完成し、本年度中には事業を開始する予定になっております。今後は、この充実に向けて努力してまいります。以上です。 ◎豊西 老人福祉課長  続きまして、陳情第8号について意見を申し述べます。  我が国においては、世界に例を見ない急速なスピードで人口の高齢化が進行しております。昨年9月の総務庁の推計では、65歳以上の人口は1,488万人で、総人口の12%を占めていると言われております。  本市におきましては、8.8%と国に比較しますと低いものの、いずれ肩を並べるものと思われます。  人口の高齢化に伴い、当然、寝たきり老人や痴呆性老人等の要援護老人の急増が予想されます。  ご承知のとおり、寝たきり老人等で家庭においてお世話ができなくなった場合に、入所していただく施設が特別養護老人ホームでございます。  また、近年特別養護老人ホームの地域開放がうたわれ、単に老人ホームへの入所だけにとどまらず、在宅福祉サービスを提供する拠点施設としてデイ・サービス、ショートスティ、施設入浴サービス、ホームケア促進事業等に積極的に取り組んでいただくことが大変重要であります。  幸い、本市にあっては8カ所の特別養護老人ホームの積極的なご協力により、デイ・サービス事業等各種事業を幅広く実施いたしております。  さて、特別養護老人ホームの建設につきましては、大阪府が従来より年次的に整備を行っており、現在は第三次5カ年整備計画により、府下に適正配置を進めております。本市におきましては、老人ホームの建設は従来より、社会福祉法人の協力により建設しておりますので、今後とも府の整備計画に協力しつつ、本市に建設を促進するよう府に対し要望してまいりたいと考えております。  なお、特定の地域を指定されての建設につきましては困難でありますが、市全体のバランス等も考慮の上、努力を続けてまいります。以上でございます。 ◎下尾 福祉総務課長  陳情第9号及び第19号から第24号のうち児童館に関する要望について一括してお答えします。  陳情書綴21ページから23ページ並びに43ページから61ページをご参照願います。  児童館につきましては、行政区域に設置する施設として調査を行ってまいりましたが、今後は第三次総合計画の実施に向けて、本市における児童の健全育成の場のあり方について関係部局と調整を図りながら進めてまいりたいと考えております。以上。 ◎谷口 保育総務課長  陳情書綴21ページ、陳情第9号保育施策の充実等についての第1項及び陳情書綴25ページ、陳情第10号保育施策の充実等についてのうち第7項を2件一括してご意見を申し上げます。  保育料は、国の精算基準を参考に保育所運営経費、市の財政状況、他都市の動向等を総合的に勘案し、平成元年4月、9年ぶりに保護者負担の適正化を図ったものでありますので、値下げはできません。  続きまして、陳情第9号、2項、第6項について意見を申し上げます。乳児枠の拡大につきましては、重要な課題として認識しており、今後とも地域の保育需要の推移を見極めながら、施設的、財政的に可能な範囲で、公立・民間保育所をあわせた中で取り組んでまいります。  続きまして、第3項について申し上げます。育児休業中の女子が養育する児童につきましては、休業期間中は保育所への入所措置の対象となりませんので、ご要望の趣旨に沿いかねます。  続きまして、第4項について申し上げます。現在、本市では、公立・民間保育所あわせて82保育所を設置しております。保育所は児童福祉施設として地域の保育需要に対応すべきところであると認識しており、現在のところ、全年齢においてほぼ充足しておりますので、校区ごとに保育所を整備する考えはございません。  続きまして、第5項について申し上げます。病児・病後保育につきましては、現在、研究課題として受けとめております。  続きまして、第7項及び陳情書綴25ページ、陳情第10号、第5項について2件一括して意見を申し上げます。  公立保育所の保母の配置は、国の基準を上回っており、これ以上の増員は困難です。  続きまして、第8項について申し上げます。食物アレルギー児の給食につきましては、集団給食という一定の限界がある中で、創意工夫して可能な範囲で除去食、代替食を行っております。  アレルギーの原因、治療につきましては、医学的に解明されておらず、対応に苦慮しているのが実情です。今後とも、アレルギー児の給食について研究してまいりますが、ご要望の件につきましては財政面から困難であります。  続きまして、第9項のうち第1号について申し上げます。入・退所式や生活発表会等に活用できる部屋として、四、五歳児室の一体化を図る改修につきましては、検討してまいります。遊戯室の増設については、すべての公立保育所の整備状況からみて困難です。  続いて2号、4号、5号について申し上げます。  保育施設の整備・改善につきましては、従来より緊急度の高いものから実施しております。今後とも予算等を勘案し、可能な範囲で検討してまいります。  続いて、第3号について申し上げます。すべての保育室にクーラーを設置することについては、困難でありますが、現在、一定の基準により年次計画で設置しておりますので、ご理解ください。  続いて、6号について申し上げます。保育所に設置しているプールにつきましては、設備・構造面及び管理面から一般開放は困難です。  次に、陳情書綴25ページ、陳情第10号保育施策の充実等についての第1項についてご意見を申し上げます。  当保育所は、昭和43年9月開設したものであり、耐用年数等から考え、現在のところ全面改築を行うことは困難です。また、保育室の改造につきましては、緊急度、構造上からみて困難な状況であります。  続きまして、第2項について申し上げます。新金岡地域の乳児保育につきましては、新金岡・東浅香山の両エリヤを含めた中で、昭和62年度、63年度事業として105名の定員増を図ってきました。新金岡保育所の乳児保育の実施については、今後の保育需要及び財政状況等を勘案し、検討してまいります。  続きまして、第3項について申し上げます。現場調理の実施につきましては、従来から施設の全面改築の際に同時に行ってまいりましたが、当保育所においては、現在のところ施設的、財政的に困難です。  続きまして、第4項について申し上げます。プレイルームの設置につきましては、財政的に困難です。  続きまして、第6項について申し上げます。アルバイトの採用期間は、市の方針として現在6カ月間といたしておりますので、ご理解ください。  続きまして、第8項について申し上げます。保育所運営補助金の増額及び超過負担の解消等につきましては、平成2年7月に大阪府市長会を通じ国に対し要望したところであります。以上です。 ○奥村 委員長  本件についてご質問、ご意見はありませんか。 ◆井上 委員  児童館についてお尋ねしたいと思いますけれども、堺市に児童館というのはあるんでしょうか。 ◎下尾 福祉総務課長  児童館という名称ではございませんが、解放会館の中に児童文化ホールがございます。以上。 ◆井上 委員  いわゆる児童館だと思いますけれども、あそこの事業内容と職員数、そして利用状況を教えてください。 ◎下尾 福祉総務課長  児童文化ホールの内容でございますが、これは教育委員会の所管でございますので、ちょっと今、こちらでは把握してございませんので、ご理解願いたいと思います。 ◆井上 委員  それじゃですね、今議会にですね、児童館の建設の要望が上がっているんですけれども、今、陳情に対する当局の意見のご報告がございました。児童館は、設置をする施設として調査を行ってまいりましたということでありますけれども、その調査内容をご報告ください。 ◎下尾 福祉総務課長  児童館の調査といいますと、まあこれまで各市の状況等いろいろ調査等を行ってまいりました。また関係部局等もこの、どうあるべきかと、児童館の今後のあるべき姿と、そういう内容についても一応検討してまいったわけでございます。以上。 ◆井上 委員  報告書の中でもね、今ご報告ありましたけれども、今後は第三次総合計画の実施に向けて、本市における児童の健全育成の場のあり方について、関係部局と調整を図りながらというふうにありますけれども、その関係部局とはどこのことでありましょうか。で、どういう調整をされるのでしょうか。調整とはどういうことなのか、教えてください。 ◎下尾 福祉総務課長  関係部局でございますが、これは総合企画部、それから教育委員会等で調整を行ってまいったわけでございますが、まあこれらとも今後調整を行ってまいりたいと思っております。  それから、調整の内容ということでございますが、児童館構想を検討するに際しましては、市の全体計画におきます位置づけ等の問題があるわけでございますし、総合企画部に中心になっていただきまして、事業面につきましては現在、既に児童に関する諸施設を実施しております諸施策を実施いたしております教育委員会と連携を図るべく、調整を行っておるものでございます。以上。 ◆井上 委員  中身がもうひとつはっきりしませんね、調整だけで。関係部局とこれまでどんな検討をされたかということを聞きたいんですけれどもね、いつも検討だとか、調整だとかって言われますが、具体的にどんな検討をされたんでしょうか、教えてください。 ◎下尾 福祉総務課長  検討の内容でございますが、これまで児童館のあり方についての種々の調査、研究をしてきたわけでございますが、地域の福祉事業の見合った健全育成の場のあり方としては、どういうものがいいのかと。また大阪府ではミニ児童館等の考えを持っておるわけでございますし、これらは本市に合致するのか、本市におきます児童の健全育成の場のあり方について検討を行ってまいったわけでございます。以上。 ◆井上 委員  児童館はこういうものであって、今までね、調査研究をして、こういうものであって、本市にはこういうものが、こういう児童館をつくりたいというふうな、いろいろ検討がされたんかなというふうに今思って、中身を聞いたんですけれども、具体的なことがないわけですけれどもね。児童館のあり方についてもね、児童館そのものについてもそうですけれども、当局は調査研究をされて久しいわけなんですが、いよいよ実施をしていこうということだと思いますけれどもですね、ところでですね、三次総計の第1期実施計画が出されたのはご存じのとおりですけれども、その計画を見ましてもね、主な事業の中には入っていないわけですね。児童福祉の充実ということで、施策事業の体系の中では、児童福祉の充実では児童の健全育成の推進というのがありますけれどもね、そこに具体的にそういう児童館というふうなのがないんですけれども、それはどうしてでしょう。 ◎下尾 福祉総務課長  この主要な事業計画、実施計画の中ではですね、児童館という名称は上がってないわけでございますが、児童の健全育成のための施設の整備ということで検討ということで上げさしていただいたわけでございますし、まあこの児童の健全育成のための施策の整備ということでうたわれておるわけですし、私どもといたしましては、本市における児童の健全育成の場のあり方について、今後とも関係部局と調整を図りながら進めてまいりたいとそのように考えております。 ◆井上 委員  じゃあ、今ご報告いただきましたように具体的に児童館ということではないけれども、この児童の健全育成のための施設整備の検討、これが児童館だというふうに解釈していいわけですね。で、私はね、先ほど解放会館の中の、児童館ではないというふうにおっしゃいましたけど、いわゆる児童館の事業があそこで行われているんですね、名称は違うかもわかりませんけれども、それでですね、児童館というのはやっぱりその地域の子どもたちの、それこそ健全育成の場として役に立っている。私はその、今ある児童センターの実績なんかもね、ご報告いただいて、そこの地域の子どもたちにどう役立っているのかというのをね、当局から発表いただきたいというふうに思ってたわけですが、部署が違うということですのであれですが、しかし実際、もう堺市にはそういう児童館があってね、もう実践されてるわけですから、子どもたちにとってはなくてはならない施設だというのは当局も認識をされていると思いますし、だからこそこの三次総計の第1期実施計画にもね、児童館という名前こそないけれども、児童館だというふうに今おっしゃいました。で、私は本当にね、その当局が具体化をする気があるのかどうかということを最後にお聞きしたいなというふうに思うんです。で、この児童館の陳情も本当に毎議会ね、出されておりますし、それから調査研究も、もう何年もされてこられましたし、関係部局との検討もされてこられましたし、いよいよ今からね、実際に建設をしていくというふうに考えられているんだと思いますけれども、ご存じのように今、子どもの権利条約がね、国連で採決をされまして、世界の子どもたちの幸せとそれから権利の前進のために、本当に画期的なことであり、だからこそ今、日本でもいろいろこの権利条約の批准に向けてね、運動もされているわけですし、それからご存じのように児童憲章の中でも、1つには、児童が人としてとうとばれる。児童は社会の一員として重んぜられる。児童はよい環境の中で育てられる。この子どもの権利条約でもそうでありますけれども、子どもの最善の利益が保障されるべきだというふうに明らかにされているわけですね。私は、やっぱりどの子も健やかに育つ権利を持っておりますし、また女性の社会参加が叫ばれておりますけれども、そのための条件整備といいますか、それも急がれるわけですが、その1つであるやっぱり児童館がね、位置づけられるというふうに思いますけれども、そういう観点から、また本当に具体的にこれを実現していくための当局の決意を最後に聞きたいと思います。 ◎下尾 福祉総務課長  児童の健全育成といいますか、この児童の健全育成の場のあり方というのについてはですね、本市としてはどうあるべきかということについて、今後とも関係部局と調整を図ってまいりたいとこのように思ってます。以上。 ◆井上 委員  けさね、私、ちょっとテレビをつけてたんで、はっきり最後まで見なかったんですけれども、テレビでも広島のどこでしたかね、小さな町だったんですけれども、駅舎の中で児童館がつくられててね、やっぱりそこも働く婦人がふえて、で、お母さんたちが勤めに出られて、汽車から降りて通勤帰りにね、その子どもたちをまた連れて帰る。そういう児童館の報告もきょう、NHKのテレビでね、やってたのをごらんになった方もいらっしゃるかと思いますけれども、これは長年の、本当に私ども女性の立場から言いましても、どうしても必要な、どの子も健やかに育てていくためのね、施設として必要なものでありますし、当局もそういうふうに認識をされているということですので、一日も早く実現しますように強く要望して終わりたいと思います。 ○奥村 委員長  ほかにご質問、ご意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり)  ご質問、ご意見なしと認めます。  お諮りいたします。本件については、委員会での審議を十分踏まえられ、当局にそれぞれ善処方を要望して進行することにご異議ありませんか。    (「異議なし」の声起こる)  ご異議ないようですので、さよう決して進行いたします。  以上で、本委員会に付託されました案件はすべて終了いたしました。 ┌─────────┐ △あいさつ └─────────┘ ○奥村 委員長  本日の会議をもちまして、今期最終の委員会になろうかと存じますので、一言ごあいさつを申し上げます。  この1年間、私たち不慣れな正副委員長に対し、委員各位の格段のご指導、ご協力を賜り、おかげをもちましてこの重責を全うできましたことに深く感謝を申し上げます。  さて、近年福祉施策に対する需要が増大するとともに、多様化、複雑化する中でこれからの時代に適応した真の社会福祉の充実が求められております。また、時代に即応した商工業施策や農業施策の充実も、本市の都市づくりの上で欠くことのできない課題であります。今後とも本委員会に課せられた任務は、重要かと考えるものであります。  我々の議員としての任期も残りわずかとなりましたが、過去4年間を顧みますと、本委員会においては各種議案を初め、多くの請願、陳情を通じまして、委員各位から終始熱心な質疑・応答がなされました。時には厳しいご意見もあったかと思いますが、このことはひとえに市民福祉の向上を願う気持ちからであります。  理事者各位におかれましては、これら委員の意見、要望を十分尊重され、今後の市政運営に生かされるよう切望するものであります。  最後になりましたが、委員の皆様におかれましては、今後ともご健康に留意されまして、ご活躍されんことを心からお祈りを申し上げまして、ごあいさつといたします。どうもありがとうございました。(拍手)  続いて、市長からごあいさつがございます。 ◎幡谷 市長  委員の皆様方にはこの1年間、とりわけ民生経済行政につきまして格段のご審議をいただきましてありがとうございました。  また、もう4年間過ぎたわけでございますが、この間いただきましたご意見、ご指摘あるいはご要望につきましては、ご趣旨を体しまして、今後とも市政運営に誤りなきを期してまいりたいと思います。  もうすぐ選挙が近づいてまいります。ご出馬をされる皆様方には、どうか全員ご当選をはたされまして、今後ともご指導賜りますようにお願いを申し上げます。  また、今期を限りとしてご退任される皆様には、長い間大変お世話になりました。職員を代表いたしまして、心からお礼を申し上げます。どうかこれからも十分ご健康にご留意の上、ご多幸をお祈り申し上げます。  皆様方の今後とも一層のご活躍を祈念いたしまして、お礼の言葉にかえさしていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○奥村 委員長  これをもって民生経済委員会を閉会いたします。 〇午後2時43分閉会  ┌──────────────────┬──────────────────┐  │                  │                  │  │  委員長    奥 村 健 二  │                  │  │                  │                  │  ├──────────────────┼──────────────────┤  │                  │                  │  │  副委員長   西   惠 司  │                  │  │                  │                  │  ├──────────────────┼──────────────────┤  │                  │                  │  │  委員     正 木 良 夫  │                  │
     │                  │                  │  ├──────────────────┼──────────────────┤  │                  │                  │  │  委員     木 本 安 二  │                  │  │                  │                  │  └──────────────────┴──────────────────┘ 〇審査結果報告                               平成 3年 3月18日 堺市議会議長   辻 林 幸 雄 殿                       民生経済委員会                       委員長   奥 村 健 二            民生経済委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                     記 ┏━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 番   号 │     件            名     │ 結  果 ┃ ┣━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━┫ ┃議案第 15号│堺市立老人集会所条例の一部を改正する条例    │ 可  決 ┃ ┠───────┼────────────────────────┼──────┨ ┃議案第 29号│平成2年度大阪府堺市一般会計補正予算(第7号) │ 可  決 ┃ ┃       │のうち本委員会所管分              │      ┃ ┠───────┼────────────────────────┼──────┨ ┃議案第 31号│平成2年度大阪府堺市国民健康保険事業特別会計補正│ 可  決 ┃ ┃       │予算(第6号)                 │      ┃ ┠───────┼────────────────────────┼──────┨ ┃議案第 34号│平成2年度大阪府堺市老人医療給付事業特別会計補正│ 可  決 ┃ ┃       │予算(第2号)                 │      ┃ ┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛...