宮津市議会 2020-02-25
令和 2年第 2回定例会〔3月定例会〕(第1日 2月25日)
令和 2年第 2回定例会〔3月定例会〕(第1日 2月25日)
令和2年
宮津市議会定例会議事速記録 第1号
第2回
令和2年2月25日(火) 午前10時00分 開会
◎出席議員(12名)
久 保 浩 星 野 和 彦 松 本 隆
向 山 禎 彦 横 川 秀 哉 小 濃 孝 之
長 林 三 代 松 浦 登美義 坂 根 栄 六
長 本 義 浩 河 原 末 彦 北 仲 篤
◎欠席議員(1名)
德 本 良 孝
◎議会事務局
事務局長 髙 村 一 彦 議事調査課長 矢 野 善 記
議事調査係長 沼 野 由 紀
◎説明のため出席した者の職氏名
市長 城 﨑 雅 文 副市長 今 井 真 二
総務部長 森 口 英 一 企画財政部長 浅 野 誠
市民部長 宮 﨑 茂 樹 健康福祉部長 笠 井 裕 代
産業経済部長 松 崎 正 樹 建設部長 山 根 洋 行
総務課長 大 井 良 竜 財政課長 辻 村 範 一
企画課長 廣 瀬 政 夫 教育長 山 本 雅 弘
教育次長 永 濱 敏 之 監査委員 稲 岡 修
◎議事日程(第1号) 令和2年2月25日(火) 午前10時 開会
日程第1 諸報告
日程第2
会議録署名議員の指名
日程第3 会期の決定
日程第4 議第 2号 令和2年度宮津市一般会計予算
議第 3号 令和2年度宮津市
土地建物造成事業特別会計予算
議第 4号 令和2年度宮津市
国民健康保険事業特別会計予算
議第 5号 令和2年度宮津市
後期高齢者医療特別会計予算
議第 6号 令和2年度宮津市
介護保険事業特別会計予算
議第 7号 令和2年度宮津市
介護予防支援事業特別会計予算
議第 8号 令和2年度宮津市休日
応急診療所事業特別会計予算
議第 9号 令和2年度宮津市上宮津財産区特別会計予算
議第10号 令和2年度宮津市由良財産区特別会計予算
議第11号 令和2年度宮津市栗田財産区特別会計予算
議第12号 令和2年度宮津市吉津財産区特別会計予算
議第13号 令和2年度宮津市世屋財産区特別会計予算
議第14号 令和2年度宮津市養老財産区特別会計予算
議第15号 令和2年度宮津市日ヶ谷財産区特別会計予算
議第16号 令和2年度宮津市
水道事業会計予算
議第17号 令和2年度宮津市
下水道事業会計予算
日程第5 議第18号 財産区管理委員の選任について
日程第6 議第19号
宮津与謝環境組合規約の変更について
日程第7 議第20号 宮津市職員倫理条例の制定について
議第21号 宮津市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
議第22号 宮津市長及び副市長の給与に関する条例及び宮津市教育委員会の
教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改
正について
議第23号 宮津市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部
改正について
議第24号 宮津市手数料条例の一部改正について
議第25号 宮津市
固定資産評価審査委員会条例の一部改正について
議第26号 宮津市
国民健康保険税条例の一部改正について
議第27号
宮津まちなか地域振興拠点施設条例の制定について
議第28号 宮津市急
傾斜地崩壊対策事業費分担金徴収条例の一部改正につい
て
議第29号
宮津市営住宅等設置及び管理条例の一部改正について
議第30号 宮津市
水道事業給水条例の一部改正について
日程第8 議第31号 令和元年度宮津市
一般会計補正予算(第6号)
議第32号 令和元年度宮津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)
議第33号 令和元年度宮津市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
議第34号 令和元年度宮津市
下水道事業特別会計補正予算(第4号)
議第35号 令和元年度宮津市
水道事業会計補正予算(第3号)
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(開会 午前10時00分)
○議長(北仲 篤) おはようございます。
ただいまから令和2年第2回3月
宮津市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
日程に先立ち、全員で宮津市歌を斉唱いたしたいと思いますので、皆さん、御起立を願います。
〔北仲議長 起 立〕
(宮津市歌 斉唱)
○議長(北仲 篤) ありがとうございました。御着席ください。
次に、私から一言御挨拶を申し上げます。
令和2年第2回3月
宮津市議会定例会が招集されましたところ、議員並びに理事者の皆さんには御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。
本定例会は、本市の新年度の当初予算及び条例制定等、市民生活に直結する議案を審議いただく重要な会議でございます。ここに提案されております諸議案につきまして、慎重な審議を賜りますとともに、議会の運営が円滑に運びますよう、格段の御協力をお願い申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
〔北仲議長 着 席〕
次に、本日、德本良孝さんから欠席する旨、届け出がありましたので、御報告いたします。
日程第1「諸報告」であります。
監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく令和元年度11月分の一般会計、特別会計、基金等及び令和元年度12月分の水道事業会計の例月出納検査結果報告書が提出されており、原文は議会事務局に保管しておりますので、ごらんおきを願います。
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○議長(北仲 篤) 日程第2「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、
横 川 秀 哉 さん 小 濃 孝 之 さん
を指名いたします。
以上のお二人に差し支えのある場合は、次の議席の方にお願いいたします。
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○議長(北仲 篤) 日程第3「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から3月27日までの32日間といたしたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北仲 篤) 異議なしと認めます。会期は、本日から3月27日までの32日間と決定いたしました。
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○議長(北仲 篤) 日程第4 議第2号から議第17号までの16件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を願います。城﨑市長。
〔城﨑市長 登壇〕
○市長(城﨑雅文) おはようございます。令和2年度の一般会計を初め、各特別会計等の予算並びに関係諸議案の審議をお願いするに当たり、私の市政運営についての基本的な考え方と主要施策等の所信を申し述べさせていただきまして、市議会並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いいたしたいと存じます。
成長社会から成熟社会へと移行する中で、少子高齢化の進行と相まった人口減少、そして、これに伴う労働力不足や人材不足といった社会的課題、さらには、これまで経験したことがないような自然災害の増加など、日本は今、大きなパラダイムシフトのただ中におります。今、この変化に対応すべく、日本各地では地方創生や国土強靱化に向けて、試行錯誤しながら、それぞれの特色ある取り組みが進められています。
私たちが住む宮津におきましても、企業の後継者不在や農業の担い手不足、介護を初めとする福祉分野での人手不足、また人口の減少に伴う地域経済の規模縮小、空き家・空き地の増加といった多くの問題が顕在化し、さらに、これらの問題は相互に関連し、深刻化しています。運転手不足による枝線路線バスの継続が難しくなるなど、今まで当たり前と思われていたさまざまなサービスや物事が、当たり前ではなくなる時代となっています。私たちは、明るく豊かな宮津の将来に向けて、知恵を絞り、力を合わせ、主体的に取り組みを進めることにより、多くの課題を乗り越えていかなければなりません。「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。」自動車メーカー、ホンダの創業者である本田宗一郎さんはこう述べて社員を奮起させ、世界的企業に育て上げました。困難を恐れ、あすへの歩みをとめてしまうことなく、私たちは積極的に新たな地域・社会の形を模索し、守るべきものが守り続けられるよう、また変革が必要なものに対しては果敢にチャレンジし、夢と希望があふれ、住み続けられる宮津をつくり上げていかなければなりません。
令和2年度は、みやづビジョン2011の最終年度であり、平成23年度からの10年間で進めてまいりましたこの計画の総仕上げの年として、選択と集中のもと、事業を厳選しながら、しっかりと取り組んでまいります。
あわせまして、現在、宮津市では、市民の皆さんや事業者と行政がともにまちづくりを進める新たな総合計画づくりのスタートとして、2030年の将来像を共有し、ともにつくり上げていくための
ワークショップ方式での
タウンミーティングやふれあい座談会などを行っているところでございます。今後のまちづくりにおいて必要な関係人口の創出や、人材育成と意識改革による生産性の向上の視点、AIやIoTなどの人を助ける先進技術の活用などの視点を加え、また、世界が一丸となって取り組むべきSDGsの達成への貢献もしっかりと念頭に置きながら、市民の皆さんと一緒になって明るく豊かな宮津づくりに取り組んでまいる所存でございます。
今回の予算においては、次期総合計画を見据えた、明るく豊かな宮津へのスタート予算といたしまして、ただいま重点的に取り組んでいる安全・安心に生活できるまちづくり、学校教育・子育て支援の充実に加えまして、先ほど申し上げました関係人口の創出や生産性の向上、そして地域の魅力を高め、発信していく
シティープロモーションを軸に、5つの柱を掲げて編成を行っております。
その5つの柱と具体の取り組みについてでありますが、1つ目の柱として、住民生活の基盤を整えるとともに、地域の防災・防犯の力を強化し、さらには、あらゆる世代の人たちが健康に過ごせる宮津をつくり上げる、安全・安心で健やかな暮らしの実現でございます。
地域住民の安全な暮らしを守るために、天災は、忘れたころではなく忘れたところにやってくる、この言葉を心にとどめ、近年頻発・激甚化する自然災害に備え、あらゆる分野において危機感を持ち、市民力を結集し、昨年12月に策定しました宮津市
国土強靱化地域計画に基づき、防災・減災対策のハード・ソフト両面の充実強化に取り組んでまいります。ハード面においては、これまでから豪雨のたびに幾度となく浸水被害に遭っている滝馬地区において、平成29年の台風18号による被災後、地域の皆さんと意見交換を重ね、本年度中に滝馬川の整備計画が定まることから、抜本的な改修に着手いたします。ソフト面では、実効性のある防災訓練の実施や地域主体の地区防災計画の策定、防災重点ため池に係るハザードマップの作成などを進め、災害時における自助・共助の取り組みを強化します。
さらには、地域防対体制の中核を担う消防団の団員確保に向けて、事業所等へ消防団活動に対する理解促進や消防団応援の店登録などの協力を要請するとともに、新たに女性消防団の組織づくりを行い、地域防災力の向上に取り組みます。
また、大津市で発生した園児が犠牲となる痛ましい交通事故など、昨今の事故の状況を踏まえ、未就学児童の集団移動経路や通学路の安全対策を進めるとともに、本年度から設置を進めている防犯カメラにつきましては、新たに由良地区と府中地区に設置、あわせて
ドライブレコーダーによるまちの見守り
活動協力事業所として登録いただいた事業所等との連携した防犯活動により、防犯意識の高い地域をアピールし、安全・安心なまちの実現へつなげてまいります。
枝線路線バスにかわる新たな移動手段を確保するために、地域の皆さんと一緒になって検討してまいりました住民主体の
公共交通空白地有償運送が、4月から上宮津地域と養老・日ヶ谷地域の2つのエリアで開始をされます。その他の地域におきましても、10月実施に向けて、引き続き交通手段の確保に向けて、検討を進めているところであります。宮津市内全域の公共交通においては、鉄道、幹線路線バス、タクシーに加え、新たに導入する住民主体の
公共交通空白地有償運送など、さまざまな交通機関をよりよい形で組み合わせ、MaaSの導入も検討をしながら、この地域に適した交通網を形成するとともに、運行を担う交通事業者や住民組織等をしっかりと支援してまいります。
また、生涯学習活動の拠点である公民館につきまして、老朽化が著しい日置地区公民館を廃校となっている旧日置中学校校舎に移転整備することにより、公民館活動や
地域コミュニティー活動の活性化を図り、地域振興につなげてまいります。
健やかな暮らしの実現に向けては、高齢者を初め、市民が住みなれた地域でいつまでも安心して、生きがいを持って生活できるよう、総合的な
健康寿命延伸対策として、住民健診での新たな検査項目の追加や
健康指導支援ソフトの導入、そして、タブレット端末による特定保健指導を開始し、高齢者のフレイル予防を含めた効果的な保健指導を実施いたします。
さらには、令和元年から開催している
市民スポーツDAYについては、
SONPOボールゲームフェスタと共催し、主に小学生がトップアスリートから運動の楽しさや技術指導を受ける機会を設けます。また、市民体育館に新たな
トレーニング機器を整備し、スポーツを通じた人とまちの元気づくりを進めてまいります。
2つ目の柱として、ふるさと宮津に誇りや愛情を持ち、あすの宮津を担い、つくる子供たちを育てるとともに、子育てしやすい環境をつくり上げる、未来を育む教育と子育て支援の充実でございます。令和2年度を全面実施の年度として進めている小中一貫教育については、栗田学院と宮津学院での本格実施、4小学校連携のさらなる推進を図るとともに、基礎・基本の徹底、言語活動を通した表現力の育成、学習意欲の向上を軸とした宮津市学力向上プランに基づく取り組みにより、質の高い学力の充実・向上を目指します。そして、小中一貫教育の推進にあわせて栗田学院と宮津学院でコミュニティ・スクールを本格導入し、地域とともにある学校づくりに努めてまいります。また、令和3年度からの公立幼稚園での給食開始に向けた準備を進めるとともに、保護者の多様な雇用形態に対応し、子供たちが安全で安心した放課後等を過ごせるよう、吉津小学校の校舎内に新設した
のびのび放課後児童クラブを本年4月から開始します。
子育て支援の充実につきましては、令和2年度から6年度までの5年間を計画期間とする第2期宮津市子ども・
子育て支援事業計画を策定し、「みんなで育み みんなが育まれるまち みやづ」を基本理念として、第1期計画において重点的に推進してきた保育所保育料の大幅な軽減や幼稚園教育・保育の充実など、働きながら安心して子供を産み育てられる環境づくりに引き続き取り組むとともに、子供の貧困対策や児童虐待の防止に取り組み、地域の中で子供と子育て家庭が健やかに育まれるまちづくりを推進します。
子育て支援センターにっこりあにおいては、
利用者支援専門員を配置し、妊娠・出産期から子育て期までの子供に係る総合案内窓口を設置するとともに、
乳児向け事業赤ちゃんひろばの定期開催や、会員同士で相互に育児の援助を行うファミリー・サポート・センター事業の充実、子育てサークル・サロン活動の支援などに取り組んでまいります。また、昨年開設した宮津市、伊根町、与謝野町の共同実施による病児・病後児保育施設りりふるの運営を行ってまいります。
3つ目の柱として、新たな技術の導入や消費トレンドに合った商いづくりなど、生産性を高め、強い産業をつくり上げる、地域経済の活性化と持続的発展でございます。農業・水産業分野においては、水稲の品質を高める食味計・
収量センサー機能つきコンバインや丹後とり貝の育成作業の効率を高めるアシストスーツの購入を支援し、AIやICT等を活用したスマート技術の導入による作業性や品質・生産性の向上に向けた生産者の取り組みを促進してまいります。
また、新規就農者が次世代を担う農業者として経営を確立できるよう、経営が不安定な就農直後の初期段階を支援していくほか、関係機関・団体との連携により京都府漁業者育成校、海の民学舎を運営し、漁師を希望する若者等に対して必要な知識・技術の習得を支援し、担い手の育成・確保を図ってまいります。
観光分野におきましては、本年1月からスタートした、明智光秀を主人公とした大河ドラマ「麒麟がくる」をテーマに、細川忠興・ガラシャゆかりの地として、「麒麟がくる」宮津市推進協議会を初め、官民一体となり、ゆかりの地をめぐるガイドツアーなどを実施するとともに、宮津市を含めた11市町と京都府の12自治体の広域連携により、首都圏イベントや
スマホdeスタンプラリーの実施など、
スケールメリットを生かした観光誘客を展開してまいります。
商工分野におきましては、浜町地区において、
パイロット事業として進めてきた
飲食物等販売施設、いわゆるおさかなキッ
チンみやづについて、本年8月からは農産物等直売所及び
観光交流センターとあわせ、一体的な
地域振興拠点施設として、指定管理による運営の開始やパーキングはままちの24時間化を行うことにより、一層のまちなかの活性化及び地域産業の振興を図ってまいります。また、年末に予定されているマリオットホテルの開業を弾みに、地域の魅力ある商いづくりを推進していくために、
空き家等店舗改修支援など
商工関係補助金制度の見直しを行うとともに、
宮津商工会議所等関係機関や団体、事業者との連携強化を図ってまいります。
4つ目の柱として、地域の宝を活かした魅力づくりと
プロモーション強化でございます。本市が有する歴史文化、自然、人を初めとする豊富な魅力ある宝を広く発信し、選ばれるまち宮津を目指し、市民とのワークショップを通じて
シビックプライドの醸成を図るとともに、SNSなどの媒体を活用し、情報発信力強化を図る
シティープロモーション戦略の構築を行ってまいります。また、あらゆる生活手段に活用されるスマートフォンに対応していくため、アプリの導入も視野に入れた本市の
ホームページ改修を行ってまいります。
そして、宮津の大きな魅力である海を生かし、フランス、
モンサンミシェル湾クラブとの連携交流を深め、ツアー造成等に取り組むとともに、
まちなかインバウンド受入協議会におきまして、多言語化や
キャッシュレス化などの受け入れ環境の整備等、
インバウンド推進に向けた検討を行ってまいります。
また、宮津のシンボルである天橋立を舞台にして、京都府との共同事業による、日本の美をテーマとした
ライトアップ事業の実施や、
丹後ちりめん創業300年の記念事業のメーンイベントとして盛大に開催される
丹後きものまつりin天橋立に合わせ、大河ドラマ「麒麟がくる」宮津市推進協議会が主催する海上茶会を開始します。加えて、
田井宮津ヨットハーバーを中心とした宮津湾のにぎわいづくりに向け、市、地元、関係事業者等による検討会議を立ち上げ、利活用策を検討してまいります。
そして、本年は、私たちが待ち望んでいた東京2020オリンピック・
パラリンピック大会が開催されます。本市では、5月26日に天橋立公園内をコースとして聖火リレーを実施するとともに、8月にはパラリンピックの聖火を市内で採火することとしております。こうした機会を通じ、市民がオリンピックを身近に感じ、夢と希望を与え、市民一人一人に豊かな「スポーツごころ」を育むとともに、本市の魅力を世界に発信してまいります。
天橋立の世界遺産登録については、引き続き、京都府や近隣自治体、天橋立を世界遺産にする会とも連携の上、文化庁の国内暫定リストへの追加記載を目指し、働きかけを強めてまいります。
さらには、現
地球温暖化防止計画の終期を控え、気候変動やSDGsなど新たな社会的要請に対応するとともに、自然との共生、持続可能な環境地域づくりを進めるため、新たな
地球温暖化防止計画を策定します。
5つ目の柱として、関係人口の創出を核とする移住・定住対策でございます。人口減少社会を迎え、また東京一極集中が続く中で、宮津への人の流れを強化していくため、定住には至らなくとも宮津に愛着を持ち、地域活動に積極的に関与いただける方、いわゆる関係人口をふやす取り組みを強化してまいります。
就学前から10年間を見通した小中一貫教育やコミュニティ・スクールの取り組みに加え、市内高校との連携による次世代人材の育成及び地域協働の取り組みとして
地域創生教育推進協働プロジェクトを立ち上げ、地域と幼小中高が連携した新たな取り組みを行い、ふるさと宮津に愛情と誇りを持ち、地域の課題に対して主体的にかかわることができる人材を育成することにより、将来の関係人口の基盤づくりを進めてまいります。
また、
連携協定締結大学等の持つリソースを活用し、地域とともに課題を解決していく取り組みにつきましては、その取り組み件数をさらに広げ、新たな視点や発想での課題解決等による
コミュニティー維持、そして発展を図ってまいります。
移住・定住を地域とともに進める取り組みとして、令和2年度には新たに栗田地区が京都府が指定する
移住促進特別区域となる予定であり、合計5地域の
移住促進特別区域が一体となり、移住の促進が図られるよう、
ワンストップ窓口、
みやづUIターンサポートセンターを運営し、しっかりと支援してまいります。また、増加する空き家対策を推進するため、
空き家再生事業者等との連携を検討してまいります。さらに、都市部での移住相談会や合同就職説明会の実施を通じ、宮津暮らしを案内・発信していくとともに、京都北部7市町や地域で活動する民間団体、個人と連携することにより魅力発信を拡大させ、宮津への人の流れをつくり出してまいります。
今申し上げました5つの柱による、夢と希望があふれ住み続けられるまちづくりを進めるに当たりましては、その礎となる財政健全化に向けた不断の努力が必要不可欠であります。まずは、令和元年度から令和5年度までの5年間での収支不足約41億円の解消を図る財政健全化の取り組みを確実に実施していくことが肝要であり、受益者負担の見直しや公共施設の再編など、痛みが伴う健全化の取り組みを不退転の決意で実行していかなければなりません。新年度には、職員定数のさらなる削減を初めとした全32項目を追加し、1,862万6,000円の削減を図るとともに、新たな収入の確保策として、
企業版ふるさと納税に取り組みます。また、市役所内部の改革として、業務改善の有力なツールとされるRPAについて、効果が期待できる業務の抽出、導入に向けた検討、準備に取り組み、提携業務の自動化による業務の効率化を進めてまいります。一方で、今後のまちづくりの土台となる取り組みにつきましては、地方創生関係交付金などの国の財源を最大限活用しながら事業を実施してまいります。
さらには、令和3年度からの新たな行財政運営指針を策定していくこととしており、現在、精力的に議論を進めていただいております宮津市市税等のあり方検討委員会からの御提言をしっかりと踏まえ、持続可能で中・長期的に安定した行財政運営の基盤を構築してまいります。
冒頭にも申し上げましたが、令和2年度は宮津市の新たな総合計画策定を行う年度でございます。宮津の新たなまちづくりに向けて、これまでどおりの行政任せの地域、行政主導のまちづくりではなく、住民一人一人の、自分がまちを変えていくんだという意識と行動を生み出し、市民と行政が力を合わせ、互いに意見、議論を交わし、役割分担をしながら、市民の皆さんと一緒になって明るく豊かな宮津づくりに取り組んでまいる所存でございます。
最後になりましたが、予算の概要について御説明をいたします。次期総合計画を見据えた明るく豊かな宮津へのスタート予算として編成し、令和2年度の一般会計予算額は、対前年度比16.7%減の112億5,229万2,000円であります。13の特別会計の予算額を55億6,060万1,000円、2つの公営企業会計の予算額を30億6,940万2,000円とし、一般会計と合わせた予算の総額は198億8,229万5,000円で、対前年度比7.7%の減としております。一般会計の財源は、市税、地方交付税等の一般財源が72億8,667万9,000円、国庫・府支出金、市債等の特定財源が39億6,561万3,000円であります。また、国の補正予算を活用して、令和元年度の3月補正予算と令和2年度当初予算とを一体的に編成しております。
以上、令和2年度の市政運営の大綱及び主要施策等について申し述べ、私の施政方針とさせていただきます。よろしく御審議を賜り、可決いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(北仲 篤) 浅野企画財政部長。
〔浅野企画財政部長 登壇〕
○企画財政部長(浅野 誠) 先ほど市長から、施政方針を通じて、令和2年度当初予算について審査をお願いいたしました。私から、資料1、令和2年度当初予算(案)及び令和元年度3月補正予算(案)の概要により、上程予算の概要を補足させていただきます。
まず、3ページをごらんください。予算規模についてでございます。一般会計、財産区7会計を含む13の特別会計及び2つの公営企業会計を合わせた全会計の予算額は198億8,200万円で、前年度と比較して16億5,900万円の減となっております。このうち一般会計は112億5,200万円で、前年度と比較して22億6,000万円の減となっております。これは、新ごみ処理施設整備に伴う宮津与謝環境組合への分担金や夕ヶ丘団地の建てかえなど、生活関連基盤に係る大型事業が縮小したことが主な要因でございます。
また、13の特別会計は総額55億6,100万円で、前年度と比較して13億3,100万円の減、2つの公営企業会計は総額30億6,900万円で、前年度と比較して19億3,300万円の増となっております。これは、下水道事業が令和2年度より公営企業会計へ移行したこと、及び移行に伴い、減価償却費などの新規計上により予算規模が大きくなったことが主な要因でございます。
次に、5ページをごらんください。歳入の特徴点でございます。まず、市税でございます。法人市民税が税率改正の影響により減となったものの、地籍調査結果の課税面積への反映により固定資産税が増となり、市税総額は25億4,300万円で、前年度と比較して1,500万円の増となっております。
次に、実質的な地方交付税でございます。普通交付税及び臨時財政対策債は国の地方財政計画から、また、特別交付税は近年の交付実績から見込み、総額は40億9,400万円で、前年度と比較して400万円の増となっております。
次に、繰入金でございます。基金活用可能額が減少する中、市税、普通交付税、地方消費税交付金等の一般財源収入の増が見込まれることに加え、さらなる財政健全化の取り組みを実施することにより、基金繰り入れを大幅減とし、総額は1億8,200万円で、前年度と比較して8,300万円の減となっております。また、昨年12月に公表させていただいた財政見通しにおける令和2年度の繰入金と比較すると1億500万円の減となっております。
なお、さらなる健全化の取り組みの詳細については36ページに記載しておりますので、後刻ごらんおきをお願いいたします。
次に、市債でございます。宮津与謝環境組合分担金、市営住宅環境整備事業の減に加え、その他普通建設事業の厳選により、総額は12億9,400万円で、前年度と比較して16億1,200万円の大幅減となっております。また、先ほどと同じく12月の財政見通しとの比較では、5,000万円の減となっております。
なお、市債発行額の詳細については45ページから48ページに記載しておりますので、後刻ごらんおきをお願いいたします。
次に、6ページをごらんください。歳出の特徴点でございます。まず、人件費でございます。職員定数のさらなる見直し等により、総額は19億3,500万円で、前年度と比較して5,800万円の減となっております。なお、この19億3,500万円は、投資的事業にかかわる人件費を除く財務分析上の人件費でございます。
実質の人件費は41ページから44ページにまとめております。まず、41ページをごらんください。人件費全体といたしましては、一般会計では19億7,300万円で、前年度と比較して7,500万円の減、全会計では22億5,900万円で、前年度と比較して8,400万円の減となっております。その要因でございますが、43ページ、44ページをごらんください。一般職職員を前年度予算との比較で6名減、
会計年度任用職員を、同じく前年度との比較で9名減としたことが主な要因でございます。
6ページにお戻りいただきまして、物件費、補助費等、投資的経費、公債費、繰出金につきましても、それぞれ前年度と比較して大幅減となっております。
最後に、基金及び市債の残高見込みでございます。令和2年度末における基金残高見込みは2億8,900万円で、前年度末見込みから1,700万円の減、市債残高見込みは176億9,600万円で、同じく前年度末見込みから8,500万円の増となっております。
なお、基金残高の詳細につきましては39ページ、市債残高の詳細につきましては予算書の107ページに記載しておりますので、後刻ごらんおきをお願いいたします。
7ページ以降につきましては、予算計上事業の一覧を載せております。後ほど主な事業につきまして、各部長より御説明を申し上げます。
私からの補足説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(北仲 篤) 山根建設部長。
〔山根建設部長 登壇〕
○建設部長(山根洋行) 私から、先ほど市長より予算概要について説明のありました議第16号、議第17号の2件につきまして御説明を申し上げます。
初めに、議第16号 宮津市
水道事業会計予算についてでございます。事業等説明資料45ページをごらんいただきたいと思います。最初に、収益的収支、3条予算について御説明を申し上げます。まず、収入についてでございますが、その根幹をなす給水収益につきましては、近年の給水人口の減少等による影響から、有収水量は前年度より微減の228万立米と見込んでおりますが、別途御提案をさせていただきます水道使用料金等の改定の見込みを考慮し、前年度対比で5,734万6,000円の増となる4億9,212万1,000円としております。
その他、減価償却費の財源である長期前受け金戻入、戻し入れでございますが、これにつきましては、5,336万円の増となる1億2,382万8,000円としております。
また、旧簡易水道事業特別会計で借り入れた市債に係る支払い利息の一部など、収益的収支に係る一般会計からの繰り入れを他会計補助金として625万7,000円の増となる2,810万3,000円とし、収入総額は1億1,621万6,000円の増となる6億6,204万7,000円としております。
支出につきましては、支払い利息を351万1,000円の減となる5,278万8,000円とした一方で、原水及び浄水費については、浄水場の維持管理の増加により1,218万7,000円の増となる1億7,517万3,000円、総係費については、窓口業務等の民間委託を開始するため2,410万4,000円の増となる8,274万8,000円としたことから、支出総額は3,024万8,000円の増となる6億3,738万8,000円としております。その結果、収支差し引きは2,465万9,000円の黒字予算となっております。
なお、窓口業務等の委託に伴う人件費の削減につきましては、次年度の人員体制が確定していないことから、現時点において、当初予算には反映をしておりません。
次に、資本的収支、4条予算について御説明を申し上げます。順序が逆になりますが、支出から御説明を申し上げます。主な内訳の拡張改良費及び浄水場整備費につきましては、漏水多発区域において計画的に老朽管の更新を進めるとともに、令和2年度から上宮津浄水場の耐震改修工事を本格化することから、支出総額は1億169万1,000円の増となる6億3,108万4,000円としております。
収入につきましては、先ほど申し上げました施設整備事業費の増により企業債を9,230万円の増となる3億9,680万円としたこと、また、旧簡易水道事業特別会計で借り入れた市債に係る元金償還金の一部など、資本的収支に係る一般会計からの繰入金を補助金等として5,521万5,000円の収入としたことから、収入総額1億160万4,000円の増となる4億5,318万5,000円としております。その結果、収支差し引きは、前年度とほぼ同額の1億7,789万9,000円の不足となっております。
続きまして、議第17号 宮津市
下水道事業会計予算についてでございます。事業等説明資料46ページをごらんいただきたいと思います。令和2年度より、下水道事業につきましては公営企業会計を適用いたしております。したがいまして、令和元年度下水道事業特別会計の予算を公営企業会計の区分に置きかえた形で予算額の比較をしております。
最初に、収益的収支、3条予算について御説明を申し上げます。まず、収入についてでございますが、その根幹をなす下水道使用料につきましては、近年の給水人口の減少等による影響はございますが、供用開始に伴う新規接続を見込み、前年度対比で974万3,000円の増となる2億8,516万8,000円としております。その他、減価償却費の財源である長期前受け金戻入については、令和元年度は公営企業会計でなかったことから、なしとしておりますが、令和2年度、新たに1億7,026万円を計上しております。また、企業債に係る支払い利息の一部や高資本費対策に要する経費など、収益的収支に係る一般会計からの繰り入れを他会計補助金及び資本費繰り入れ収益として、合算で3,304万6,000円の増となる4億1,981万9,000円を計上し、収入総額は2億4,016万2,000円の増となる9億494万8,000円としております。
支出につきましては、支払い利息を1,576万3,000円の減となる1億2,040万9,000円とした一方で、流域下水道維持管理費、維持管理負担金でございますが、これについては1,793万円の増となる2億9,890万1,000円、減価償却費については、公営企業会計の適用に伴い4億7,061万7,000円を新たに計上したことから、支出総額は4億8,074万4,000円の増となる9億8,108万7,000円としております。その結果、収支差し引きは7,613万9,000円の赤字予算となっております。
次に、資本的収支、4条予算について御説明を申し上げます。順序が逆になりますが、支出から御説明を申し上げます。建設改良費につきましては、滝馬川改修に伴う管渠移設の詳細設計、新し尿処理施設、下水道希釈投入施設の整備に伴う公共下水道事業計画等の変更を行うこととしておりますが、公共下水道の施設概成に伴い、大規模な工事がないことから8,881万5,000円の減となる5,458万5,000円とし、また、流域下水道建設負担金につきましては599万2,000円の増となる4,749万2,000円としております。その結果、支出総額は7,036万4,000円の減となる8億1,984万3,000円としております。
収入につきましては、先ほど申し上げました事業費の減により、企業債を4,390万円の減となる4億3,330万円としたこと、また、企業債に係る元金償還金の一部など、資本的収支に係る一般会計からの繰入金を補助金として4,367万6,000円の収入としたことや、資本的収支不足額に対する補填財源の不足が生じるため、一時的に出資金として一般会計から基準外の繰入金1億358万4,000円を計上し、収入総額は1億2,953万2,000円の減となる5億9,623万2,000円としております。その結果、収支差し引きは2億2,361万1,000円の不足となっております。
最後になりましたが、下水道事業につきましては、公営企業会計の適用により経営の見える化を図った結果、収益的収支において約7,600万円の赤字を計上する、非常に厳しい経営状況となっております。今後一層の経費削減に努めることはもちろんですが、経営状況の分析や将来の財政収支シミュレーションを早期に行い、下水道事業の経営戦略を見直してまいりたいと考えてございます。
以上、まことに簡単ではございますが、宮津市
水道事業会計予算及び宮津市
下水道事業会計予算の御説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) ここで、約10分間休憩をいたします。
(休憩 午前10時54分)
────────────────────
(再開 午前11時03分)
○議長(北仲 篤) 休憩前に引き続き会議を開きます。
浅野企画財政部長。
〔浅野企画財政部長 登壇〕
○企画財政部長(浅野 誠) 私から、企画財政部所管分の令和2年度当初予算に係る主な事業について御説明します。
資料2の事業等説明資料の1ページをごらんください。地域生活を支える交通対策5,436万4,000円です。運転手不足を原因とする市内の枝線6路線、日ヶ谷線、波見線、日置世屋線、上宮津線、田井線、島陰新宮由良線の再編につきましては、持続可能で住民ニーズに合った交通手段の確保に向けて、地域の皆様と検討してまいりました。上宮津地区及び養老・日ヶ谷地区におきまして、地域主体の
公共交通空白地有償運送が令和2年4月からスタートするに合わせ、必要な車両を貸与するとともに、運営経費を支援してまいります。その他の地域の状況については、一覧のとおり、令和2年10月開始に向けて検討を進めているところです。
なお、日置世屋地区につきましては、令和元年12月議会におきまして、スクールバス一般混乗型として定時定路線運行する予定として御説明したところですが、その後、スクールバスを一般混乗型にするためには、想定を上回る経費が必要であることが判明したため、現在のバス運行を9月まで延長し、再度調整をしているところです。
次に、24ページをごらんください。魅力あるまち“みやづ”にUIJターン推進事業1,537万7,000円です。これまでの空き家等を生かしたUIJターン希望者の受け入れ推進による定住人口の増加に加え、関係人口の創出による地域活性化のため、地域の機運醸成を図るとともに、地域おこし協力隊を活用した地域課題解決に向け、地域の取り組みを支援してまいります。
次に、28ページをごらんください。ふるさと納税事業5,969万5,000円です。本市の貴重な財源である、ふるさと宮津応援寄附につきましては、今年度から新たに商品造成を行った体験型ツアーなどの返礼品の充実に引き続き取り組みます。全国に対し宮津の特産品のPRをするため、納税サイトからの情報発信の充実を進めるとともに、新たに
企業版ふるさと納税の活用による寄附金獲得に取り組んでまいります。
次に、資料29ページでございます。まちなか集客施設の立地継続のための丹後地区土地開発公社への債務保証の延長として、債務負担行為2億300万円です。現在、当該公社保有地については、公用及び公共用地として、平成20年度から令和4年度まで15年間、4億円の債務保証を行う一方、当面の利活用が見込まれないことから、地域活性化に資するため、株式会社ローソンと令和2年10月までの定期借地契約を締結いたしております。そうした中で、当該店舗の利用状況や本市の財政状況等を勘案し、引き続き公社保有地のまま同社に貸し付けを行うこととし、その貸し付け予定期間を20年延長し、令和22年度とするとともに、あわせて債務保証の延長をお願いするものでございます。また、今回の貸し付け延長に当たり、隣接する公用車駐車場部分もあわせて貸し付ける予定としており、その結果、公社における金融機関からの借り入れは、貸付期間終了となる令和22年度に解消できる見込みでございます。
次に、資料37ページでございます。公共施設マネジメントの推進980万円でございます。現在、個別施設ごとに維持・更新・廃止等の今後の対応方針を定める公共施設再編方針の策定を行っているところです。来年度において、その再編方針に基づき、それぞれ個別の施設ごとの対策費用及び時期等を定めていく個別施設計画を策定してまいります。また、再編方針において売却とした財産等について、早期に処分していくことといたします。
以上、企画財政部所管の一般会計当初予算の主な事業を御説明いたしました。
○議長(北仲 篤) 宮﨑市民部長。
〔宮﨑市民部長 登壇〕
○市民部長(宮﨑茂樹) 市民部所管の2事業について御説明を申し上げます。
事業等説明資料の通し番号18ページ、右下28をごらんください。持続可能な環境政策推進計画策定事業582万5,000円でございます。現行の第2期宮津市
地球温暖化防止計画、みやづ環の地域づくり行動計画が令和2年度をもって期間満了することから、地球温暖化対策法に基づく新たな計画を策定しようとするものであります。
なお、第3期宮津市役所地球温暖化対策計画が3年度末に期間満了となりますことから、この際、あわせて改定をすることといたしております。
新計画の策定に当たりましては、SDGsあるいは気候変動など新たな社会的要請を踏まえるとともに、現行計画及び平成22年策定の宮津市バイオマスタウン構想についても検証整理を行った上で、本市の新たな地球温暖化防止施策、それから自然環境保全施策、持続可能な環境政策について、基本的な方針を定めてまいりたいと考えております。
次に、ページをおめくりいただきまして、事業等説明資料の通し番号34ページ、右下96をごらんください。宮津与謝環境組合分担金等5億2,994万2,000円でございます。宮津与謝クリーンセンターにつきましては、あさって27日には火入れ式を行い、4月からはごみを全量受け入れる実質稼働、そして6月には施設竣工を迎える予定であります。そのもとで、宮津与謝環境組合の令和2年度予算は、建設最終年度に係る施設整備費11億1,000万円と7月からの運営費4億9,000万円等が計上されているところであり、組合規約に基づく本市負担割合に応じ、5億2,400万円を分担するものであります。
なお、宮津市の清掃工場につきましては、3月末までごみを受け入れることとしております。その焼却処分等に6月末まで運転をすることとしております。宮津市清掃工場の稼働期限につきましては、毎年地元自治会に延長をお願いしてきたところでありますが、令和2年度につきましては、6月末までの延長として地元自治会から御同意をいただいておりますので、申し添えさせていただきます。
以上、所管事業の御説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) 笠井健康福祉部長。
〔笠井健康福祉部長 登壇〕
○健康福祉部長(笠井裕代) 私から、所管する健康福祉部の主な事業2事業につきまして、事業等説明資料に基づき説明を申し上げます。
最初に、資料2ページ、右下3でございます。いきいき健康長寿のまち“みやづ”推進事業、予算額は2,938万9,000円でございます。病気の早期予防・早期発見と保健指導を通じた市民の健康づくりと高齢者のフレイル予防を推進するため、住民健診において、新たに推定塩分摂取量とアルブミン値を検査項目に加えます。また、健診データ分析ソフトを導入し、タブレット端末を活用した保健指導を開始するほか、高齢者のサロン活動での啓発等を実施してまいります。
次に、資料35ページ、右下151をごらんください。特別養護老人ホーム整備費等補助事業、予算額は6,878万3,000円でございます。認知症高齢者グループホーム等の拡大整備等を行う社会福祉法人に対し、開設準備経費と施設整備等に対し、支援を行うものでございます。あわせて、市民の雇用機会の拡大及び課題となっております福祉人材確保を図るため、雇用機会拡大補助金により支援を行うことといたしております。
以上、健康福祉部の事業についての説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) 松崎産業経済部長。
〔松崎産業経済部長 登壇〕
○産業経済部長(松崎正樹) 私から、産業経済部所管の主な事業につきまして御説明を申し上げます。
最初に、事業等説明資料11ページをごらんください。強い農業づくり支援事業762万3,000円でございます。本事業は、スマート技術の導入による生産性等の向上や新たな作物オリーブの産業化の取り組みを支援し、強い農業づくりを促進するものであります。スマート技術の導入につきましては、松尾農家組合及び認定農業者がデータを取得、分析し、収量アップや品質向上につなげるため整備する食味計・
収量センサー機能つきコンバインの導入を、また、オリーブの取り組みにつきましては、オリーブ生産者44会員で組織する宮津オリーブ生産者の会が会員の栽培・加工の技術力アップや栽培の品質向上を図るため実施する講習会等の取り組みをそれぞれ支援してまいります。加えて、オリーブの取り組みの協力活動を行う地域おこし協力隊1名を引き続き配置してまいります。
次に、12ページをごらんください。強い水産業づくり支援事業189万4,000円でございます。本事業は、農業と同様に、スマート技術の導入による生産性等の向上やつくり育てる漁業による漁業経営の安定化等に向けた取り組みを支援し、強い水産業づくりを促進するものであります。スマート技術の導入につきましては、栗田とり貝育成振興協議会及び宮津湾とり貝育成組合が重労働である丹後とり貝の育成作業の効率化や省力化等を図るため整備するアシストスーツの導入を、また、つくり育てる漁業につきましては、京都府漁業協同組合が取り組むイワガキの育成いかだや原木魚礁の設置のほか、海底ごみやヒトデ回収を行う漁場整備の取り組みをそれぞれ支援してまいります。
次に、13ページをごらんください。浜町のにぎわいづくり推進事業3,398万9,000円でございます。浜町地区周辺を魅力ある集客ゾーンにし、地域産業の振興及びまちなかの活性化を図るため、その拠点として、引き続き道の駅、海の京都宮津の運営を行うほか、
パイロット事業期間が満了する7月末までの当該事業施設の運営を支援してまいります。
また、立体駐車場の運営につきましては、利用者のサービスの向上を図るため、24時間化を4月から実施するほか、発券機、精算機の更新等を行ってまいります。
なお、当該
パイロット事業施設につきましては、本年7月末のリース期間の満了に伴い、公の施設として取得、開設するとともに、既存施設とあわせて観光情報の発信、住民と訪問者との交流、産業振興及びまちなかの活性化を図る一体的な施設として設置するため、別途、議第27号で
宮津まちなか地域振興拠点施設条例の制定について、提案させていただいております。
次に、15ページをごらんください。大河ドラマ「麒麟がくる」ゆかりの地観光推進事業300万円でございます。本年1月から始まりました大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を契機に、城下町宮津の礎を築いた細川ゆかりの地として、宮津市街地の歴史文化を発信し、観光誘客を推進するとともに、歴史文化を深掘りし、意識醸成することで市民の地域への愛着心の向上を図るため、大河ドラマ「麒麟がくる」宮津市推進協議会が実施する講演会の開催、ゆかりの地のコンテンツの充実の取り組みのほか、
丹後ちりめん創業300年事業及び丹後きものまつりともタイアップし開催する現代版「海上茶会」イベントを支援してまいります。また、広域連携の取り組みとして、大河ゆかりの地12自治体で構成する協議会において、首都圏イベントでのPRやデジタルスタンプラリーなどを実施し、ターゲットイヤーとして情報発信、誘客等の取り組みの充実を図ってまいります。
次に、19ページをごらんください。
丹後ちりめん創業300年事業15万3,000円でございます。本年が
丹後ちりめん創業300年を迎えることを契機に、丹後地域のブランド力の向上と未来の人材育成を図るため、京都府2市2町、丹後織物工業組合等、丹後エリア内の各種団体機関で構成する実行委員会において、国内外への発信・販路開拓事業、地域内の機運醸成事業、国内外の学生とのコラボ事業に取り組むほか、丹後きものまつり、シルクサミット、大河ドラマ等との事業とも連携し、織物文化と地域の魅力の発信を丹後地域が一体となって取り組んでまいります。
次に、20ページをごらんください。もうひとつの京都「光のアトリエ」支援事業200万円でございます。本事業は、京都府が日本博の一環として実施する「光のアトリエ」アートプロジェクト事業と連携し、一体的に行う天橋立砂浜ライトアップや成相寺紅葉ライトアップの取り組みを支援するものであります。天橋立や寺社仏閣などの文化財を活用して、ライトアップとデジタルアートにより、そこでしかつくられない・見られない作品を光と音で演出することで、一層の夜のにぎわいを創出し、宿泊者の増加や観光消費額の拡大を図ってまいります。
次に、事業等説明資料の32ページをごらんください。有害鳥獣対策事業2,439万円でございます。農林業及び生活環境への被害の低減を図るため、有害鳥獣の捕獲を引き続き一般社団法人京都府猟友会宮津支部猟友会に委託し、地域と一体となって行う有害鳥獣の捕獲を推進するとともに、捕獲個体の安定的な処理を行うため、本年度整備しております有害鳥獣処理施設を本年4月から稼働、運営してまいります。本施設の運営費には、捕獲個体の運搬及び処理に係る業務委託料、電気代、処理に必要な
微生物等の資材費や消耗品等需用費のほか機械警備の安全対策費、環境等に配慮するための排水及び臭気の対策費、これは施設からの排水を業者処理とする費用や、脱臭効果を高めるため、消臭剤等による処理費用でございますけれども、これらの費用を計上しております。また、増加しているニホンジカの捕獲の強化対策としまして、狩猟期間中も捕獲を推進する報償金の支給等を行うほか、ニホンザルの捕獲対策につきましては、宮津A群の個体数を20頭にまで減少させる目標に向けて、伊根町と共同で個体数調整に取り組んでまいります。加えて、地域で行う捕獲おりの設置や防護柵の整備等につきましては、猟友会や農家組合、JA、宮津市などで組織する宮津市野生鳥獣被害対策運営協議会が国の補助金を受けて実施する協議会事業と連携しながら、地域の取り組みを支援してまいります。
以上、産業経済部所管の主な事業の説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) 山根建設部長。
〔山根建設部長 登壇〕
○建設部長(山根洋行) 私から、建設部所管の主要事業3事業につきまして御説明を申し上げます。
最初に、事業等説明資料5ページをごらんいただきたいと思います。道路新設改良事業・未就学児等緊急交通安全対策事業、地域の安全と安心を守る暮らしの基盤整備1億2,119万4,000円についてでございます。本事業は、令和元年度3月補正とあわせ、13カ月予算として一体的に事業を進めるものでございます。令和2年度当初予算、道路新設改良事業1億332万7,000円につきましては、道路・橋梁等の社会資本の老朽化が進む中、橋梁長寿命化修繕計画や通学路交通安全プログラム、昨年12月に策定しました宮津市
国土強靱化地域計画に基づき、国の社会資本整備総合交付金等を最大限に活用し、安全で安心して暮らせる快適な生活環境づくりに努めるものでございます。
主な事業につきましては、重点的に進めている通学路等の交通安全対策の推進として、引き続き宮津中学校線の路肩整備を進めるほか、新たに中橋惣線の歩道整備に着手することとしております。また、道路構造物の維持・補修の推進として、橋梁・トンネル点検に基づき、引き続き中田橋の整備を進めるほか、災害復旧により休止をしておりました辺地対策事業、小田辛皮線ののり面対策工事に着手することとしております。
令和元年度3月補正予算、未就学児等緊急交通安全対策事業1,786万7,000円につきましては、昨年の5月、大津市で発生した園児が犠牲となる痛ましい交通事故を受け、未就学児の集団移動経路の緊急点検において、要対策箇所と判断した危険箇所の安全対策を行うもので、大久保線、惣宮村線等の路肩拡幅やカラー舗装等の対策を実施するほか、防災カルテ点検において崩落等の危険性が認められた浦館線ののり面対策について、測量・設計に着手するものでございます。
次に、事業等説明資料6ページをごらんいただきたいと思います。本事業は、台風や集中豪雨等により頻発する河川流域の浸水被害の軽減を図り、地域住民が安全で安心して生活できるよう環境整備を進めるものでございます。令和2年度は、これまで幾度となく床上・床下浸水の被害を受けてきた滝馬川流域の浸水被害の軽減を図ろうとするもので、令和2年3月中にまとめる滝馬川の整備計画に基づき、抜本的な改修に着手するものでございます。
次に、事業等説明資料36ページをごらんいただきたいと思います。市営住宅環境整備事業、夕ヶ丘団地の建てかえ1億9,721万3,000円についてでございます。本事業は、市民生活の安定と社会福祉の増進に寄与するため、宮津市公営住宅等長寿命化計画に基づき、若者世帯、高齢者世帯にとって魅力ある市営住宅、地域となるよう夕ヶ丘団地の建てかえを行うものでございます。現在、鋭意進めている住宅本体の建設工事につきまして、令和2年4月に完了する見込みとなり、令和2年度は、事業完了に向け、引き続き集会所の建設や関連道路の整備を行うものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、令和2年度一般会計等予算に係る建設部所管の主要事業の御説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) 永濱教育次長。
〔永濱教育次長 登壇〕
○教育次長(永濱敏之) 私から、教育委員会事務局所管の主な事業について、事業等説明資料に基づき御説明いたします。
初めに、資料の3ページ、スポーツ振興事業・市民体育館整備事業、スポーツを通じた人とまちの元気づくりに向けてでございます。予算額は1,030万円でございます。本市のスポーツ振興につきましては、第2期宮津市スポーツ推進計画に掲げる基本理念「スポーツを通じた人とまちの元気づくり」に向け、4つの基本目標に基づき取り組みを進めているところでございます。こうした中、令和元年度から実施しております
市民スポーツDAYの取り組みと連携し、SOMPOホールディングスの支援を受け、トップアスリートによる競技体験や技術指導等により、スポーツに触れる機会の創出やスポーツを通じた交流を図り、次世代の子供たちのスポーツライフを育むためSOMPOボールゲームフェスタを開催するほか、スポーツ振興くじの助成を活用し、市民体育館トレーニング室の大型
トレーニング機器を更新することとしております。
また、全国大会等へ出場する中高生アスリート等への支援や懸垂幕等による顕彰、本市が当番市となる四都市体育大会の開催や全国規模のスポーツ大会等への開催支援を図ることとしており、こうした取り組みを積み重ねながら、スポーツを通じた人とまちの元気づくりにつなげてまいります。
次に、7ページの公民館整備事業、日置地区公民館の移転整備でございます。予算額は8,860万円でございます。日置地区公民館については、施設の老朽化等により整備更新が必要となっておりましたが、地域の皆様からも要望を受ける中で、平成29年から廃校となっております旧日置中学校の校舎を地区公民館及び連絡所に活用することとし、準備を進めてまいりました。今年度、日置地区の公民館改修委員会の皆様との協議結果を踏まえ、実施計画を進める中で、旧校舎の1階部分に公民館及び地区連絡所を移転するもので、この施設環境整備により公民館活動及び
地域コミュニティー活動の活性化、地域振興を図るものでございます。また、災害時における避難所機能もあわせて整備し、地域の安全・安心への対応も図ることとしており、地域に根差した親しまれる公民館として、また地域づくり・ひとづくりの拠点施設として整備をしてまいります。
次に、8ページの小中一貫教育推進事業、質の高い学力の充実・向上と地域とともにある学校づくりに向けてでございます。予算額は1,128万9,000円でございます。本市の小中一貫教育につきましては、教育振興計画に掲げる質の高い学力の充実・向上、心身ともに健やかな子どもの育成を図るため、令和2年度からの全面実施に向け、取り組みを進めてまいりました。令和2年度は、前年度の栗田学院に続き、宮津学院で本格実施するとともに、吉津小以北の4小学校について、連携学習のさらなる推進を図ることとしております。
また、引き続き学力サポートコーディネーターによる算数・数学の指導力向上を図るほか、京都府の研究委託事業、未来を拓く学校づくり推進事業を活用して、就学前教育・保育における認知能力及び非認知能力の向上を図るなど、保幼小接続の取り組みをさらに深めてまいります。加えて、高校と地域との連携推進を図るため、府立宮津天橋高等学校及び海洋高等学校と協働して、地域の将来を支える人材育成を推進する
地域創生教育推進協働プロジェクト、仮称でございますが、を立ち上げ、協働体制の構築のもと、具体的な連携の取り組みを進めてまいりますほか、小中一貫教育の推進とあわせ、地域とともにある学校づくりに向けて、栗田学院と宮津学院において、コミュニティ・スクールを本格導入いたします。
また、こうした教育、子育てにかかわる取り組みにつきましては、教育フォーラムの開催や学院だよりなどの広報紙により市民の皆さんへ周知、啓発に努め、御理解を深めるとともに、活動参画への機運醸成につなげてまいります。
次に、10ページの学校給食運営事業、幼稚園給食の導入に向けてでございます。予算額は150万円でございます。幼稚園給食につきましては、就学前の教育・保育環境の充実、保幼小中で一貫した食育の推進等を図るため、令和3年度からの開始に向けて必要な準備を進めていくこととしており、令和2年度は、まずは当初予算において、宮津幼稚園、栗田幼稚園の配膳室整備に係る実施設計の費用を計上しております。今後、実施設計に基づき、令和2年度中に配膳室の整備等に係る補正予算をお願いし、令和3年度春からの幼稚園給食の導入につなげてまいりたいと考えております。
次に、22ページの文化財保護・活用推進事業、文化財保護活用地域計画の策定に向けてでございます。予算額は250万円でございます。財源として、国の文化芸術振興費補助金247万4,000円を充当することとしております。市内文化財の悉皆調査と網羅的把握により、本市の豊かな歴史文化資源の保存・継承・活用を図るためのマスタープランとして、文化財保存活用地域計画を策定いたします。策定期間は3カ年とし、歴史文化を生かしたまちづくり・ひとづくりに資するとともに、市の総合計画等とも整合を図りつつ、明るく豊かな宮津づくりにつなげてまいります。
最後に、23ページをお開きください。東京2020オリンピック聖火リレー事業・パラリンピック聖火リレー事業でございます。予算額は525万円でございます。財源として、京都府の聖火リレー準備費補助金205万6,000円を充当することとしております。本市の東京オリンピック聖火リレーにつきましては、御案内のとおり、5月26日火曜日に天橋立公園内をコースとして開催をいたします。当日は、郷土芸能や太鼓等によるミニセレブレーション実施の後、聖火の点火式を行い、9時50分に第1区のランナーが文珠側の日本三景の碑前をスタートし、府中側の全国健称マラソンの碑前までの2.6キロを13人のランナーで聖火をつなぐこととなります。また、1区のランナーのサポートとして、市内の小中学生20人が伴走することとなっておりますほか、公園内において、オリンピアン等を招聘した小・中学生向けのオリパラ学習会を開催することとしております。
さらに、8月15日土曜日には、パラリンピック採火式を多様な方々の参加のもと、島崎公園芝生広場で行うこととしており、こうした機会を捉え、障害がある人や児童生徒も含め、市民みんながオリンピック・パラリンピックを身近に感じることで夢と希望を与える機会の創出を図るとともに、一人一人豊かなスポーツごころを育む機会、宮津の魅力を世界に発信する機会としてまいりたいと考えております。
以上、教育委員会事務局所管の予算についての説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) 浅野企画財政部長。
〔浅野企画財政部長 登壇〕
○企画財政部長(浅野 誠) 私から、土地建物造成事業特別会計について御説明いたします。資料2の事業等説明資料38ページの特1をごらんください。土地建物造成事業特別会計でございます。令和2年度当初予算額は、定住促進奨励金の終了に伴い、前年度より減少し、予算額923万円を計上しています。
まず、主な歳出です。UIターンサポートセンターとの一体的な販売促進を行うこととし、分譲地の成約に顧客を紹介していただいた方への謝礼等の事業費49万8,000円を計上しています。
次に、主な歳入です。つつじが丘団地2区画の売り払い収入922万8,000円を計上しています。
なお、今後の団地の活性化や土地の販売促進を図るため、地域住民と一緒になって、魅力向上などの取り組みを行っていくこととしております。
以上、土地建物造成事業特別会計について御説明いたしました。
○議長(北仲 篤) 宮﨑市民部長。
〔宮﨑市民部長 登壇〕
○市民部長(宮﨑茂樹) 市民部所管の2つの特別会計について御説明を申し上げます。
事業等説明資料の通し番号39ページ、特の2をごらんください。国民健康保険事業特別会計でございます。まず、本会計の仕組みでございますけれども、歳入の1、本市被用者保険者からの国民健康保険税と歳入の6、一般会計からの繰入金の一部、この法定の繰入金、これを財源としまして、歳出のほうの3、国民健康保険事業費納付金、これは国保財政の運営責任を担う、府へ納付するものでございますけれども、これを納付することで、歳出の2、その上の本市被保険者の医療費の国保負担分である保険給付費、そして、これに相当する歳入の4、府支出金、これを京都府から受けることができると、こういうものでございます。このもとで、令和2年度の歳入歳出の予算案でございますけれども、総額は21億9,366万3,000円で、794万2,000円、0.4%の減としております。予算概要欄に記載をしておりますとおり、歳入におきましては、保険給付費の減に伴いまして、府支出金を2.3%の減、また、別途条例改正を提案をいたしておりますけれども、府から提示された標準保険税率を踏まえた保険税率により、1人当たり保険税は0.7%の増とするものの、被保険者数の減少によりまして、国民健康保険税の予算額をトータルで1.8%の減としております。
歳出におきましては、1人当たりの医療費はわずかに増加に転じましたが、被保険者の減少により、保険給付費を2.2%の減、また、府から提示された国保事業費納付金を0.9%の増、この増は、府全体の1人当たり医療費の増及び府全体における本市被保険者のシェア割合の増加等によるものということに御理解いただきたいと思いますけれども、これによりまして0.9%の増という計上をいたしております。
また、令和2年度からの高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施、これを踏まえまして、保健事業の拡充を図ることとしております。歳入の6の2段目にありますとおり、今年度から当分の間、国民健康保険事業基金からの繰り入れを行うことといたしております。
続きまして、その下でございます、事業等説明資料、通し番号40ページ、特の3をごらんください。後期高齢者医療特別会計でございます。本会計は、京都府後期高齢者医療広域連合が決定、賦課をした保険料と、それから本市一般会計からの法定の繰入金を受け入れ、広域連合へ納付金等として支出するものでございます。歳入歳出の予算総額は3億6,584万9,000円で、3,588万7,000円、10.9%の増としております。
歳入におきましては、さきに後期高齢者医療広域連合議会において増額改定がありました保険料率の増額12.6%となってございますが、この増額と被保険者の増によりまして、保険料の予算額全体を14.2%の増といたしております。
歳出におきましては、保険料分に加え、低所得者等の軽減に係る保険基盤安定負担金を増しまして、広域連合への納付金を11.1%の増といたしております。
以上、所管の特別会計の御説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) 笠井健康福祉部長。
〔笠井健康福祉部長 登壇〕
○健康福祉部長(笠井裕代) 私から、所管する3つの特別会計について御説明申し上げます。
最初に、議第6号 介護保険事業特別会計でございます。事業等説明資料は41ページ、特4をごらんください。歳入歳出予算総額は29億1,632万1,000円で、前年度比では4,078万4,000円、1.4%の増となっております。予算概要欄に記載のとおり、歳入の部では、消費税率改定に伴う低所得者の保険料軽減強化により、保険料が前年度比1,780万5,000円、3.1%の減となっております。また、歳出の部においては、保険給付費が介護報酬の増額改定及び特別養護老人ホームの増床等により、前年度比2,767万8,000円、1.1%の増となったほか、地域支援事業費では、職員人件費の減額や介護相談員派遣事業の廃止等により、前年度比151万1,000円、0.9%の減となっております。65歳以上の高齢者数が人口の41%超を占める中、令和2年度におきましても適切な介護保険事業運営に努めるとともに、在宅医療、介護連携による多職種が参加する地域ケア会議の継続実施と地域の生活支援体制の構築により、本市における地域包括ケアシステムを推進してまいります。
次に、議第7号 介護予防支援事業特別会計についてでございます。事業等説明資料は42ページ、特の5でございます。歳入歳出予算総額は1,838万4,000円で、前年度とほぼ同額でございます。本特別会計は、介護予防係に設置しております宮津市地域包括支援センターが指定介護予防事業所として要支援認定者のサービス利用にかかわるケアプラン作成と給付管理を行うものに係る経費でございます。事業費において、予算概要欄に記載のとおり、
会計年度任用職員1名分を本特別会計で対応することとしたことにより、事業費が増額となっております。
次に、議第8号 休日
応急診療所事業特別会計予算についてでございます。資料は43ページ、特6でございます。歳入歳出予算総額は2,138万6,000円で、前年度比111万1,000円、4.9%の減となっております。休日において、応急的な診療を行う宮津市休日応急診療所の管理運営経費を計上いたしております。診療所に出務する医師の報酬や診療経費が主なものでございまして、令和2年度は、休日の減に伴う診療日数の減により減額予算となったものでございます。
以上、所管の説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) 松崎産業経済部長。
〔松崎産業経済部長 登壇〕
○産業経済部長(松崎正樹) 私から、議第9号から議第15号の財産区特別会計予算につきまして御説明申し上げます。
事業等説明資料の44ページをごらんください。上宮津財産区から日ヶ谷財産区までの7つの財産区特別会計がありますが、これらの予算の総額は3,576万8,000円で、前年度に対し1,005万8,000円の増額であります。主な事業といたしましては、上宮津財産区において、平成30年7月豪雨で被災に遭った作業管理通路の復旧工事につきまして本年度予算で可決いただきましたが、復旧工法の大幅な見直しにより、改めて復旧工事費1,400万円を計上させていただき、復旧を図ることとしております。加えて、栗田財産区におきましても、平成30年7月豪雨で被災に遭った財産区有林の山腹のり面の復旧工事につきまして、関係自治会との協議が調ったことから、復旧工事費373万円を計上しております。これらが増額となりました主な要因であります。
また、間伐等森林整備につきましては、上宮津財産区及び吉津財産区におきまして実施し、適切な森林管理を図ることとしております。
以上、財産区特別会計の説明とさせていただきます。
○議長(北仲 篤) ここで、午後1時10分まで休憩をいたします。
(休憩 午前11時53分)
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(再開 午後 1時10分)
○議長(北仲 篤) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(北仲 篤) 日程第5 議第18号を議題といたします。
提案理由の説明を願います。城﨑市長。
〔城﨑市長 登壇〕
○市長(城﨑雅文) ただいま議題となりました議第18号 財産区管理委員の選任につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。議案参考資料1ページもあわせてごらんいただきたいと存じます。
財産区管理会の委員定数は7名で、その任期は4年となっております。今回、栗田財産区管理委員7名のうち2名の任期が3月10日に満了となりますので、委員の選任につきまして議会の同意をお願いするものでございます。
委員の選任につきましては、各財産区であらかじめ選定された方で、中野賢也さんには引き続きお願いし、宮﨑健治さんには新しくお願いするものであり、それぞれ適任と考えておりますので、御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北仲 篤) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、委員会付託を省略することにいたしたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北仲 篤) 異議なしと認めます。本件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。本件に対し、反対その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議第18号を採決いたします。
お諮りいたします。本件は、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北仲 篤) 異議なしと認めます。本件は、同意することに決しました。
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○議長(北仲 篤) 日程第6 議第19号を議題といたします。
提案理由の説明を願います。宮﨑市民部長。
〔宮﨑市民部長 登壇〕
○市民部長(宮﨑茂樹) ただいま議題となりました議第19号 宮津与謝環境組合の組合規約の変更につきまして、私から提案理由の御説明を申し上げます。議案参考資料の2ページもあわせてごらんください。
宮津市、伊根町、与謝野町のごみ処理については、新たな広域ごみ処理施設の設置並びに管理及び運営に関する事務を共同処理するため、平成25年4月に宮津与謝環境組合を設立し、事務所の所在地を与謝野町役場内にお借りをして、新施設の整備等の事務を進めてきたところでございます。こうした中、新施設が本年4月1日から実質稼働いたすということに合わせまして、組合事務所を新施設内に移転をすることとして、関係市町間で事前協議が調ったところでございます。こうしたもとで、組合規約の変更を行うため、地方自治法の規定によりまして市議会の議決をお願いをするものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(北仲 篤) ここで、議案熟読のため、約15分間休憩をいたします。
(休憩 午後 1時14分)
────────────────────
(再開 午後 1時22分)
○議長(北仲 篤) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入ります。御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、委員会付託を省略することにいたしたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北仲 篤) 異議なしと認めます。本件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。本件に対し、反対その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議第19号を採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○議長(北仲 篤) 起立全員であります。本件は、原案のとおり可決されました。
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○議長(北仲 篤) 日程第7 議第20号から議第30号までの11件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を願います。森口総務部長。
〔森口総務部長 登壇〕
○総務部長(森口英一) 私から、議第20号から議第23号までの4件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
初めに、議第20号 宮津市職員倫理条例の制定についてでございます。議案参考資料4ページもあわせてごらんください。
職員の倫理や公務の適正に関する指導につきましては、毎年、年2回の綱紀保持等の通知により全職員に周知徹底を図ってきたところでありますが、昨今、公務員の倫理を問われる事案が多く取り上げられており、市民の公務に対する一層の信頼確保が求められています。
また、本年4月から現行の嘱託職員及び臨時職員を
会計年度任用職員に移行し、正職員と同等の服務を課すこととしているところであります。
こうしたことから、改めて正職員及び
会計年度任用職員の公務員倫理の一層の強化を図り、職務の執行に対する市民の疑惑や不信を招くような行為を防止し、公務に対する市民の信頼を確保することを目的に、本条例を制定するものでございます。
主な内容は、職員が遵守すべき職務に係る倫理原則、禁止行為等を具体的に定めた職員倫理規則の設置、不当要求の拒否や当該倫理条例に違反する行為の通報に対する対応のほか、職員の倫理保持に関して必要な指導等を行う倫理監督者の設置などを規定するものであります。職員の倫理保持に係る具体的な内容につきましては規則で定めることとしており、利害関係者との間における金銭、物品等の贈与、供応接待、旅行や遊戯、ゴルフ等をともに行うこと等を禁止いたしております。
施行日は、令和2年4月1日でございます。
次に、議第21号 宮津市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてでございます。議案参考資料は5ページであります。
一般職職員の任用に際しては、地方公務員法により服務の宣誓が義務づけられています。こうした中、本年4月からの
会計年度任用職員制度の開始に伴い、一般職職員となる
会計年度任用職員の任用に際しましても、正職員と同様に、任用時に服務の宣誓が必要となることから、この宣誓方法を規定するものでございます。
施行日は、令和2年4月1日です。
次に、議第22号 宮津市長及び副市長の給与に関する条例及び宮津市教育委員会の教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正についてでございます。議案参考資料は7ページであります。
市長、副市長及び教育長の給料につきましては、財政健全化の取り組みとして、平成31年4月1日から令和2年3月31日までの間、それぞれ20%の減額を行っておりますが、これを1年間延長し、令和3年3月31日までとするものでございます。
施行日は、令和2年4月1日です。
次に、議第23号 宮津市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでございます。議案参考資料は9ページです。
本改正は、非常勤特別職職員について、提案の概要に記載のとおり、新たに設置が必要となった行政委員の報酬を設定するとともに、報酬額の改定が必要となった職について、所要の改正を行うものでございます。
施行日は、公布の日です。
以上、まことに簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北仲 篤) 宮﨑市民部長。
〔宮﨑市民部長 登壇〕
○市民部長(宮﨑茂樹) 私から、議第24号から議第26号までの3件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
初めに、議第24号 宮津市手数料条例の一部改正についてでございます。議案参考資料の11ページもあわせてごらんください。
本議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に基づき、本条例の一部を改正しようとするものでございます。改正の内容は、個人番号の通知に係る通知カードが廃止をされるということになりましたことから、本市条例における通知カードの項を削除するものでございます。
施行日は、公布の日もしくは政令で定める日のいずれか遅い日といたしております。
次に、議第25号 宮津市
固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてでございます。議案参考資料の15ページをあわせてごらんください。
本議案は、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律が令和元年12月16日に施行されたことに伴い、本条例の一部を改正しようとするものでございます。改正の内容は、引用法律名称及び引用条項の改正でございます。
施行日は、公布の日でございます。
次に、議第26号 宮津市
国民健康保険税条例の一部改正についてでございます。議案参考資料の17ページもあわせてごらんください。
本議案は、先般、国保制度の財政運営責任を担う京都府から令和2年度宮津市分の市町村標準保険税率が提示をされたことを踏まえ、本条例の一部を改正しようとするものでございます。改正の内容は、府が示した標準保険税率及び宮津市国民健康保険運営協議会の答申を踏まえまして、資料中ほどの改定案に記載のとおり、所得割、資産割、均等割、平等割の各税率等を改定するものであります。本改正によりまして、1人当たり平均保険税額は、現行の8万7,155円から0.7%増の8万7,779円となる見込みでございます。
施行日は、令和2年4月1日としております。
以上、まことに簡単でございますが、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(北仲 篤) 松崎産業経済部長。
〔松崎産業経済部長 登壇〕
○産業経済部長(松崎正樹) 私から、議第27号
宮津まちなか地域振興拠点施設条例の制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。議案参考資料の24ページ、25ページもあわせてごらんください。
浜町地区を中心としたまちなかのにぎわいの創出を図ることとして、平成29年8月からおさかなキッチンみやづによる
パイロット事業を実施し、利用客数や売り上げが向上するなどの成果があったところでございます。このパイロット施設については、令和2年7月のリース期間満了に伴い、公の施設として取得・開設するとともに、既存施設とあわせて全体のエリアマネジメントを行うことで運営の効率化、サービス・集客の向上、駐車場の効率的な活用、統一した情報発信など、さらなる相乗効果により、一層の地域産業の振興及びまちなかの活性化に資する施設として、宮津まちなか
地域振興拠点施設を設置するものでございます。当施設は、議案参考資料の図面のとおり、観光案内所、農産物等直売所、飲食物等販売所、屋外駐車場、立体駐車場の5つの施設で構成しています。この施設の管理運営につきましては、立体駐車場を除き、民間の経営視点に立った一体管理による運営が適切と考えており、民間事業者に一定の裁量を委ねることでサービスの向上や行政経費の削減等の効果が期待できる指定管理者制度を導入することとしております。
利用料金につきましては、観光案内所、農産物等直売所、飲食物等販売所及び観光案内所等の屋外部分について、議案参考資料に記載のとおり、それぞれ上限額を設定しております。立体駐車場の料金につきましては、入出場の時間を24時間化することに伴い、これまでの5時間を超える継続利用の駐車料金を午前0時までごとの限度額1,000円から入場後24時間までごとの限度額1,000円に変更するものであります。
施行日は、令和2年8月1日としております。
なお、立体駐車場の24時間化につきましては、現行の規則を改正し、利便性の向上に向けて、前倒しして、本年4月1日から実施することとしております。また、この条例の制定にあわせて宮津市農産物等直売所条例及び宮津市
観光交流センター条例の廃止をそれぞれ行うものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北仲 篤) 山根建設部長。
〔山根建設部長 登壇〕
○建設部長(山根洋行) 私から、議第28号から議第30号までの3件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
初めに、議第28号 宮津市急
傾斜地崩壊対策事業費分担金徴収条例の一部改正についてでございます。議案参考資料26ページをごらんいただきたいと思います。
本条例は、平成30年12月議会において御審議をいただき、京都府が行う急傾斜地崩壊対策事業、保全対象人家5戸以上に係る受益者分担金の徴収について、必要な事項を定めたところでございます。こうした中、昨年4月、京都府において災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費補助金制度が創設されました。これにより、激甚災害によって発生した小規模な崖崩れについて、市町村が事業主体となることで当該補助金制度活用による復旧が可能となりましたので、受益者分担金の徴収規定について所要の改正を行うものでございます。分担金の徴収額につきましては、当該年度における事業に要する費用から国または府の補助金を除いた額の100分の50以内としております。
施行日は、公布の日からとしております。
次に、議第29号
宮津市営住宅等設置及び管理条例の一部改正についてでございます。議案参考資料29ページをごらんいただきたいと思います。
令和2年4月1日、民法の一部を改正する法律が施行されることに伴い、市営住宅の賃貸契約において、連帯保証に係る極度額、負担限度額の設定が必要となります。このため、今後市営住宅の入居に際し、連帯保証人の確保がより一層困難となることが懸念されることから、国の通知に基づき、保証人に関する規定を削除し、入居要件の緩和を図るものでございます。また、市営住宅夕ヶ丘団地の建てかえに伴い、日常生活において車椅子の使用を常態としている方がいる世帯や子育て世帯が優先的に入居できるよう、特定目的住宅の定義、入居者の資格を規定するなど、所要の改正を行うものでございます。
施行日は、令和2年4月1日としております。
次に、議第30号 宮津市
水道事業給水条例の一部改正についてでございます。議案参考資料40ページをごらんいただきたいと思います。
初めに、今回の提案に至る経過等についてでございます。本市の水道事業は、給水人口の減少や節水型社会の浸透により給水収益の減収が続く中、老朽化した水道施設の計画的な更新と地震等の災害に強い施設への耐震化が必要であり、経営環境は年々厳しさを増している状況でございます。こうした中、昨年7月に今後の50年間を見据えた宮津市水道事業ビジョンを策定し、安全でおいしい水をいつまでもの基本理念のもと、安全、強靱、持続の3つの基本方針により水道事業を運営していくことといたしました。
しかし、将来の財政収支シミュレーションでは、赤字決算の平成30年度以降、収支の損益額は年々悪化し、令和3年度には資金残高が枯渇する非常に厳しいものとなるため、令和元年8月、水道事業の健全な経営を図るため、宮津市水道使用料金等審議会に水道使用料金等の見直しについて諮問をいたしました。計5回にわたり委員の皆様に慎重な御審議をいただき、本年1月、現在の水道事業の経営状況、平成30年度赤字決算等を踏まえ、水道使用料金の見直しはやむを得ないとの答申を受けたところでございます。水道は、市民生活や経済活動を支える重要なライフラインでございます。安全でおいしい水をいつまでもお届けできるよう事業を運営していく必要があり、この審議会の答申を踏まえ、今回、水道使用料金の算定期間5年間において、単年度の収益的収支の黒字化が図れるよう、平均33%の増額改定をお願いすることにいたしました。
次に、水道使用料金の改定に係る提案の概要についてでございます。水道使用料金の体系につきましても、審議会の答申を踏まえ、水道使用料金算定要領による算定を基本に、基本料金と従量料金の区別等、個別原価に基づき算定をいたしました。また、特定の使用者の料金が激変しないよう、現行の逓増、使用量が多くなるほど料金単価が高くなる料金制度でございますが、この料金制を維持する水道使用料金といたしました。
料金改定の内容につきましては、議案参考資料に記載のとおりでございますが、基本料金5立米までは1,048円から1,728円に、従量料金の使用水量区分ごとの単価については、それぞれ約19%の増額改定をお願いするものでございます。例として、一般家庭の標準使用量でございます20立米を使用された場合、右下のほうをごらんいただきたいのですが、税抜き額で月当たり2,538円から965円の増となる3,503円となり、これに消費税を加えた3,853円を請求させていただくことになります。また、現在利用のない浴場用、船舶用につきましては、基本料金及び従量料金とも約33%の増額改定としております。
施行日につきましては、水道使用料金の改定は、市民の皆さんへの周知期間を考慮いたしまして、令和2年8月1日、令和2年10月請求分からの適用としております。また、開栓・閉栓手数料の改定は、令和2年4月1日としております。
以上、まことに簡単ではございますが、提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
────────────────────
○議長(北仲 篤) 日程第8 議第31号から議第35号までの5件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を願います。城﨑市長。
〔城﨑市長 登壇〕
○市長(城﨑雅文) 私から、議第31号から議第35号までの令和元年度補正予算関係5件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。今回お願いをいたしております補正予算は、一般会計と3件の特別会計及び水道事業会計で、総額5,984万5,000円を減額するものでございます。
まず、
一般会計補正予算(第6号)についてでございます。歳入歳出ともに7,976万円を減額し、予算の総額を137億2,050万5,000円とするものでございます。別紙の令和元年度宮津市3月補正予算(案)の概要もあわせてごらんいただきたいと存じます。
最初に、暮らしの安全・安心対策についてであります。国の補正予算を活用し、令和2年度当初予算と一体的に実施するものとして、未就学児の集団移動経路安全対策工事等に1,786万7,000円を計上するほか、養老・日ヶ谷地域の
公共交通空白地有償運送事業に係る準備経費に21万8,000円を計上いたしております。
次に、観光を基軸とした産業振興についてであります。京都府の補助金を活用した農業生産体制整備への支援に433万1,000円、農地集積に係る協力金等に516万6,000円を計上いたしております。このほか人件費の整理及び決算見通しによる所要の補正を行うとともに、繰越明許費の設定もお願いいたしております。
以上が補正予算の概要でありますが、その財源は、全額特定財源の減といたしております。
次に、
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)、
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)、
下水道事業特別会計補正予算(第4号)及び
水道事業会計補正予算(第3号)についてでございます。いずれも決算見通しに基づく所要の補正を行うとともに、介護保険事業特別会計及び下水道事業特別会計については、人件費の整理も行っております。
以上、まことに簡単でございますが、よろしく御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北仲 篤) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
次回本会議は3月3日午前10時に開きます。
本日はこれで散会いたします。御苦労さまでした。
(散会 午後1時49分)...