知多市議会 > 2018-12-10 >
12月10日-04号

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  1. 知多市議会 2018-12-10
    12月10日-04号


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    最終取得日: 2021-09-04
    平成30年 12月 定例会(第4回)               12月10日1 出席議員 (20名)        1番  川脇裕之       2番  林 正則        3番  久野たき       4番  伊藤清一郎        5番  泉 清秀       6番  藤井貴範        7番  中平 猛       8番  竹内慎治        9番  古俣泰浩      10番  林 秀人       11番  伊藤正治      12番  渡邉眞弓       13番  伊藤公平      14番  冨田一太郎       15番  江端菊和      16番  大村 聡       17番  島﨑昭三      18番  荻田信孝       19番  勝崎泰生      20番  夏目 豊2 欠席議員 (0名)3 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        宮島壽男   副市長       鈴木希明  教育長       永井清司   参与        木和田 亮  総務部長      立川泰造   企画部長      小川隆二  市民生活部長    早川幸宏   福祉部長      竹之越康正  健康部長      市田政充   子ども未来部長   松井みゆき  環境経済部長    早川 毅   都市整備部長    安永明久  水道部長      沢田正久   会計管理者     門井真二郎  消防長       黒宮俊行   教育部長      岩田光寿  監査委員事務局長  彦坂邦之   総務課長      新美良夫  財政課長      竹内和彦   企画情報課長    細川賢弘  秘書広報課長    平岩佳代   職員課長      加藤由裕4 本会議に職務のため出席した議会事務局職員  事務局長      宝 治男   議事課長      松下広子            藤堂時世             東 秀征            武内亮磨5 議事日程日程議案番号件名付託委員会1 一般質問について 245知多市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部改正について総務346知多市職員の給与に関する条例及び知多市使用料及び手数料条例の一部改正について総務447知多市国民健康保険税条例の一部改正について福祉文教548知多市保育所の設置及び管理に関する条例の一部改正について福祉文教649知多市障害者支援施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について福祉文教750知多市立児童発達支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について福祉文教851知多市母子家庭等医療費の支給に関する条例の一部改正について福祉文教952知多市デイサービスセンターの設置及び管理に関する条例の廃止について福祉文教1053財産の無償譲渡について福祉文教1154西知多医療厚生組合規約の一部変更に関する協議について福祉文教1255指定管理者の指定(福祉活動センター)について福祉文教1356指定管理者の指定(障がい者活動センターやまもも第2)について福祉文教1457知多市都市公園条例の一部改正について建設経済1558指定管理者の指定(高齢者能力活用会館)について建設経済1659平成30年度知多市一般会計補正予算(第3号)3常任委員会1760平成30年度知多市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)福祉文教1861平成30年度知多市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)福祉文教19諮問2人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 20諮問3人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 21諮問4人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 22報告5市長専決処分事項の報告について 23報告6市長専決処分事項の報告について 24報告7市長専決処分事項の報告について 2562知多市職員の給与に関する条例の一部改正について総務2663知多市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について総務2764知多市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について総務2865知多市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について総務2966平成30年度知多市一般会計補正予算(第4号)3常任委員会3067知多市みんなで支え合う防災減災推進基本条例の制定について 6 会議に付した事件   議事日程に同じである。     (12月10日午前9時30分 開議) ○議長(冨田一太郎)  本日は、大変御苦労さまでございます。現在の出席議員は、20名でございます。定足数に達しており、会議は成立いたします。ただ今から第4回知多市議会定例会を再開いたします。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付した日程のとおりでございます。この議事日程に従いまして、会議を進めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  日程第1、一般質問について。 10番 林 秀人議員から順次質問を許します。10番 林 秀人議員。     (10番 林 秀人議員 登壇) ◆10番(林秀人)  皆さん、おはようございます。議長のお許しを得ましたので、先に通告いたしました、1番目、縄文遺跡の活用について、2番目、商業環境について質問をさせていただきます。 まず初めに、縄文遺跡の活用について質問をいたします。 知多市内には、知多半島最古級の貝塚遺跡として知られる二股貝塚を始め、幾つかの縄文遺跡があります。私は、この縄文遺跡を本市のまちづくりに活かすことができるのではないかと考えております。 今、空前の縄文ブームが到来していると言われています。今年の夏に東京国立博物館で開催された特別展「縄文-1万年の美の鼓動」には、当初の目標の20万人を大幅に超える30万人以上が来場したそうです。私も、この特別展は見逃せないと思い、8月に見てきましたが、大変多くの来場者でにぎわっていました。展示についても、国宝になっている縄文土器や土偶を始め、日本各地のすばらしい出土品が集められていました。 また、7月には縄文時代をテーマにしたドキュメンタリー映画「縄文にハマる人々」も全国で公開されました。この映画は、縄文時代に夢中になる人たちの様子を追った映画であります。 さらに、北海道・北東北の縄文遺跡群は、文化遺産として世界遺産への登録を目指しています。登録が決まれば、世界に向けて縄文の文化が発信されます。 このブームをチャンスと捉え、縄文遺跡や歴史民俗博物館の展示等を観光やまちのイメージ向上のためのシティプロモーション、またシビックプライドの醸成などに活用していけるのではないかと考えます。 そこで、縄文遺跡の活用についての1点目、市内の遺跡の現状について。こちらは、遺跡の存在等を案内するための案内看板の設置についても答弁願います。 2点目、歴史民俗博物館で近年開催された縄文遺跡関連の展覧会について。 3点目、歴史民俗博物館の展示について。 4点目、収蔵品の現状について。 5点目、ミュージアムグッズの開発について。 6点目、体験講座の開設について。 以上、お聞きいたしまして、壇上からの質問を終わります。     (10番 林 秀人議員 降壇し質問席へ移動) ○議長(冨田一太郎)  市長。     (市長 登壇) ◎市長(宮島壽男)  皆さん、おはようございます。 10番 林 秀人議員の御質問にお答えします。 御質問の1番目、縄文遺跡の活用についてでございますが、市内には現在、96か所の遺跡があり、そのうち縄文時代に属する遺跡は14か所ございます。これらの遺跡は、本市の歴史や文化を理解する上で重要な文化財であり、後世に残すべき貴重な財産として、遺跡の保護や調査・活用に努めております。 御質問の1点目から6点目までにつきましては、教育部長から答弁させますので、よろしくお願いします。     (市長 降壇) ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の1番目、縄文遺跡の活用についての1点目、市内遺跡の現状についてでございますが、埋蔵文化財が存在する可能性のある、いわゆる埋蔵文化財包蔵地のうち、縄文時代の遺物の出土が確認された包蔵地は14か所あります。このうち、二股貝塚や楠廻間貝塚のように全体の発掘調査を行い、調査報告書などで多くの知見を得た後、消滅した遺跡が2か所、一部のみを発掘調査した遺跡が西屋敷貝塚など5か所、発掘調査が行われずに宅地造成で消滅した遺跡が深山口遺跡の1か所、発掘調査が行われていない遺跡は金沢遺跡など6か所があります。 また、遺跡を紹介する案内看板の設置につきましては、遺跡の大半が私有地であるため設置が困難で、市内では七曲公園内の平安時代末から鎌倉時代の窯跡である七曲古窯の遺構展示と寺本新町2号公園内の弥生時代から中世にかけての集落遺跡である下内橋遺跡の案内看板の2か所にとどまり、縄文遺跡を紹介する看板については未設置となっています。 次に、2点目、歴史民俗博物館で近年開催された縄文遺跡関連の展覧会についてでございますが、歴史民俗博物館で開催した縄文時代に関する展覧会は、平成25年度に「見て触れて体験する縄文時代の暮らし」と題した企画展を開催し、観覧者数は3,180人、28年度には「遺跡から見つかった土器」と題した収蔵品展が観覧者数1,328人、29年度は、収蔵品展「知多で暮らした縄文人 7,000年前のタイムカプセル」を開催し、観覧者数1,266人、30年度には、企画展「歴史の勉強はじめました 縄文古墳弥生時代」を開催し、観覧者数1,777人でした。 次に、3点目、歴史民俗博物館の展示についてでございますが、最近は年に1度、考古に関する展覧会を実施し、誰もがわかりやすい展示に努めています。また、「知多の生業と生活」を紹介する常設展示の考古資料のコーナーでは、近年、出土した資料を新たに展示するなど、展示品の更新を行っております。 今後も引き続き、親しみやすい考古に関する企画展等を実施するほか、常設展示においては内容の充実のほか、説明文の工夫などによりわかりやすい展示に努めてまいります。 次に4点目、収蔵品の現状についてでございますが、埋蔵文化財の出土品は、現在、コンテナ約1,000箱を収蔵し、うち縄文時代のものは約100箱あります。 収蔵品については、整理の上、各時代を代表する資料は常設展示とし、それ以外の資料は研究や展覧会、貸し出し等に備え収蔵庫に収蔵しています。 なお、展示では、実物資料の展示を基本としており、復元品を作成し、展示する予定はありません。 次に5点目、ミュージアムグッズの開発についてでございますが、考古資料に関するミュージアムグッズは現在ございませんが、二股貝塚出土の土偶や土器などは特徴があることから、グッズ化が可能か、企画展来場者の意見等を参考にしながら検討してまいります。 次に6点目、体験講座の開設についてでございますが、現在、体験講座は博物館の学芸員を講師として、展覧会開催期間中やゴールデンウイーク、夏休みなどに不定期に実施しています。 そのうち、考古に関する体験講座として、これまでに火おこし体験、勾玉づくり体験、とんぼ玉づくり体験貝塚疑似発掘体験、塩づくり実演などを実施しています。 また、小学校への出前講座では、本市の縄文時代についての学習とあわせ火おこし体験も実施し、多くの子どもたちに参加していただいております。 今後も、大人も子どもも興味を持てる魅力ある体験講座を用意してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  それぞれ答弁ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 1点目の市内の遺跡の現状についてで、案内看板について答弁いただきましたが、二股貝塚については、現在の新知の特別養護老人ホームふれあいの里が遺跡のあった場所であります。公共施設でもありますので、敷地内の道路沿いなどに看板を設置することは可能ではないかと思います。設置の考えについてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の件につきましては、二股貝塚が存在した区域は、特別養護老人ホームふれあいの里の敷地南側に当たり、現在、遺跡は発掘調査後の建設工事により消滅しております。 文化財の案内看板につきましては、指定文化財に対して設置しておりますが、現時点で消滅している文化財に対し案内看板を設置することは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、同じく1点目、市内の遺跡の現状についての再質問ですが、発掘調査が行われていない遺跡として金沢遺跡を挙げておられますが、金沢遺跡近辺は今後、西知多道路の工事範囲に入ることが予測されます。工事範囲に入った場合、調査は行われるのかについてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の件につきましては、一般的に埋蔵文化財包蔵地が工事予定地周辺に存在する場合、標準的な取り扱いとして、分布調査、試掘調査を経て、必要に応じて発掘調査の実施が見込まれます。 西知多道路工事に伴う埋蔵文化財の調査が該当する場合は、愛知県教育委員会が実施いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、4点目、収蔵品の現状についての再質問ですが、縄文時代の出土品コンテナ約100箱の内容についてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の件につきましては、土器類が約70箱、石器類が約20箱、貝殻、骨などが約10箱となりますので、よろしくお願いいたします。
    ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、6点目の体験講座の開設についての再質問ですが、縄文関連の資料館などでは、体験学習として常時、様々な体験講座が可能となっている施設が多くあります。常時体験を可能とする考えについてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の件につきましては、現在、歴史民俗博物館では、規模の大きい展覧会開催期間中の土曜日・日曜日の午後に、機織りの会の協力を得て機織り等の体験事業を実施しております。 縄文関連の常時体験プログラムは、現状では人的配置が困難で、実施することは難しいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、同じく6点目、体験講座の開設についての再質問ですが、縄文遺跡といえば土器づくり体験と野焼き体験を行っている施設が多いようです。土器づくり体験及び野焼き体験を行う考えについてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の件につきましては、野焼き体験につきましては、博物館の防火・防災上、実施を考えておりません。野焼きを伴わない土器づくりのみの体験は可能と思われますので、今後、検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  答弁ありがとうございます。 再質問はここまでとさせていただきます。 ここからは、所感を述べさせていただくとともに、縄文遺跡関連についての要望と提言をさせていただきます。 まず、遺跡の案内看板について、私は経験上、まちの価値を高めるために重要なアイテムであると思っています。 私は、織田信長の実の弟で大草城の城主であった有楽斎、織田長益の研究をしていますが、そのきっかけが、大草城に立てられている大草城址の由来についての案内看板であります。この看板に書かれている由来を読むうちに、馬に乗った甲冑姿の武将の姿やほら貝の音が想像され、その感動が有楽斎についてもっと知りたいという思いにつながっていきました。 第6次総合計画に向けた市民アンケートの集計で、知多市に対して誇りを感じていない市民が多いとの結果が出ています。 私は、豊かな歴史を持ったまちであることを知ることで、まちに対する愛着や誇りであるシビックプライドを高めることができると思っています。シビックプライドの醸成を図るためにも、歴史ロマンを感じてもらえるような仕掛けが必要であると考えます。子どもたちが、僕のまち、私のまちはすごいんだよと自慢できるよう、案内看板等の適切な設置を要望いたします。 金沢遺跡については、今後、西知多道路の工事範囲に入ることが予測されます。金沢遺跡では、これまで石鏃が1,000点以上も採集されているとのことです。本格的な調査が行われた場合、歴史的な大発見があるかもしれません。その際は適切な調査が行われるよう、あらかじめの想定をお願いいたします。 ミュージアムグッズの開発について、二股貝塚出土の土偶や土器などを検討していただけるとのこと、大変うれしく思います。 ここで、パネルをごらんください。 偶然ですが、私も二股貝塚出土の土器と土偶は美しいものであると思い、複製をつくりました。私は今、岐阜市歴史博物館で活動する岐阜縄文土器クラブさんの指導を受け、土器づくりを学んでします。どちらも資料をもとに粘土でつくり、実際に野焼きで焼成いたしました。指導を受けているクラブでは、博物館から依頼を受け、ミュージアムグッズとしてミニチュア土器をつくっておられ、人気のグッズになっているそうです。 こちらは土偶ですが、今、土偶女子という土偶を愛好する女性がふえているそうです。土偶のグッズをつくれば、こちらも人気が出るかもしれません。 この土偶、色や質感がクッキーに似ていることから、市内の洋菓子屋さんにクッキーにできるかと問い合わせたところ、十分に商品化は可能とのことでした。私も試作に取り組んでみたいと思います。 ミュージアムグッズも、歴史民俗博物館のPR等に役立つものと思います。よいものをつくっていただくようお願いいたします。 土器づくりについても、体験ができるよう検討していただけるとのこと、ありがとうございます。その際には、私も体験講座のお手伝いができるよう、土器づくりの腕を磨いておきたいと思います。 本市は、今回、質問させていただいた縄文遺跡のほか、天智7年、西暦668年創建の法海寺もあります。これは、大昔から本市が住みやすいところだったことのあかしだと思います。このことをぜひ本市の価値を高めることに活用していただくことをお願いし、1番目の質問を終わります。 続きまして、2番目の商業環境について質問いたします。 商業とは、商品やサービスを必要としている人に届ける産業と言えます。商業は、市民が生活に必要な物資やサービスを手に入れる手段を提供していることから、生活になくてはならない社会機能の一つであります。また、雇用機会もあわせて提供しています。さらに市内での消費額の一部が税として市の収入にもなります。 とても重要な商業ですが、残念ながら知多市は非常に脆弱であります。商業力の目安となる、人口1人当たりの小売業年間商品販売額は、全国814市区中803位と、全国的に見てもとても低位です。また、顧客吸引力指数は0.4と6割の消費が市外に流出しています。そこで、これからどのように知多市の商業を充実させていったらよいのか、今回は考えてみたいと思います。 そこで、商業環境についての1点目、現状について、2点目、第6次総合計画に向けたアンケートについて、3点目、朝倉駅周辺整備事業における商業施設の考え方について、4点目、今後の環境整備について、以上お聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市長。 ◎市長(宮島壽男)  御質問の2番目、商業環境についてでございますが、消費スタイルの多様化に対し、市民が暮らしやすいまちにするための商業環境の整備は、早急に取り組むべき課題だと思っております。このため、まちの活性化を図るため、朝倉駅周辺整備事業及び信濃川東部地区において新たな商業地を整備するとともに、事業者の誘致を進めているところでございます。 今後も、市民が望む魅力あるまちを実現するため、商工会や関係者等と連携し、商業に適した土地利用の見直しなど、商業の環境整備に努めてまいります。 御質問の1点目、2点目及び4点目につきましては環境経済部長から、3点目につきましては都市整備部長から答弁させますので、よろしくお願いします。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の2番目、商業環境についての1点目、現状についてでございますが、平成24年2月の経済センサス活動調査によりますと、本市の卸売及び小売業の事業所数は487で、従業員数は3,757人、28年6月の調査では、事業所数は437、従業員数は3,421人といずれも減少しています。 この背景として、近隣市へ進出している大型商業施設を利用する市民が増加していることや、地域によっては後継者問題などにより身近な小売店舗が減少していることが要因と思われます。 次に、2点目、第6次総合計画に向けたアンケートについてでございますが、今年度の5月から6月にかけて、市内在住の16歳以上3,000人を対象に行いました知多市の未来を考える市民アンケート調査の回収率は38.9パーセントでした。 このアンケート結果による市民の姿として、住宅を所有し定住するまちとして発展してきており、長きにわたって暮らしている市民が多く、まちが成熟している。また、名古屋市に通勤する人が多いものの、休日はゆっくり過ごす人が多く、買い物を楽しむとともに、年配者は農作業や庭の手入れなどをしている。買い物や外食については、市内で十分に楽しめないため、女性を中心に積極的に市外に出向いているといった特性がうかがえました。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  次に、3点目、朝倉駅周辺整備事業における商業施設の考え方についてでございますが、朝倉駅周辺整備基本構想を策定するに当たり、商業機能についてポテンシャル分析をしたところ、本市は近隣市町と比較して商業施設の規模が小さく数も少ないため、購買客が市外へ流出している状況であり、需要に対応した施設が不足していることが課題であると判明いたしました。 また、朝倉駅周辺整備計画調査検討会議市民ワークショップ等で商業機能について、「商業だけでなく地域の物産品販売等の交流機能との複合化が望ましい」に代表される市民の多様なニーズに応えられる施設の導入について御意見をいただきました。 これらを踏まえ、基本構想では、商業機能を北街区に配置することとし、整備方針を、市民の多様なニーズに応えられる知多市の商業・交流・にぎわい拠点とし、市民の買い物サービスの充実等を図るとともに、計画対象地区に隣接する文化・スポーツ施設と連携したサービスについて民間事業者からの提案を期待するものとしております。 事業手法につきましては、定期借地権方式等の公有地活用事業によることとし、魅力的な商業施設を誘導することにより、商業機能を中心に文化、娯楽等の多様な機能の集積を図ることで、市の玄関口としてふさわしいにぎわいを創出してまいりたいと考えております。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  次に、4点目、今後の環境整備についてでございますが、近年、郊外での宅地開発や車社会の進展、インターネットショッピングの普及などにより、消費者の生活スタイルが変化してきています。また、人口減少や高齢化社会の進展から徒歩圏内にある小売店舗も重要性を増しており、これらに対応した商業展開が求められています。 こうした状況から、現在、各商業者の課題に沿った有効な対応策について、市商工会や金融機関等と連携し検討しているところであります。 また、愛知産業振興機構の愛知県よろず支援拠点などが行っている販路開拓や商品開発などの支援情報を、確実に商業者へ広報することが重要であると考えております。 さらに、市民の買い物が便利になり、まちに活気をもたらす市街地整備として、朝倉駅周辺整備事業のほか、土地区画整理事業により信濃川東部地区の約3.9ヘクタールを商業地として開発する計画をしていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  答弁ありがとうございました。 それでは、再質問させていただきます。 商業環境の整備は早急に取り組むべき課題とのことですか、どのような課題があるのかについてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の件につきましては、商業施設が進出しやすい環境を整備することが喫緊の課題と捉えています。商業環境の整備の遅れは、雇用機会の喪失や、市内での販売額が増加しないことから市の税収に影響を与えると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、1点目の現状についての再質問をさせていただきます。 現状についての答弁にはなかったのですが、商業関連の重要な指標に小売業年間商品販売額があります。この数値は商業力の現状を把握するための最も重要な指標です。総合計画の商業関連の目標値にも小売業年間商品販売額があります。こちらについては増加していますし、目標値を達成しております。 しかしながら、人口1人当たりの小売業年間商品販売額は、全国814市区中803位であります。今後、目標値をもっと上げていく必要があると思いますが、考えをお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の件につきましては、人口1人当たりの小売業年間商品販売額が低いことは、多くの市民が市外で消費行動をされていると認識しております。 目標値を高く掲げ、暮らしに身近で魅力ある多くの商業施設が出店しやすい環境整備を図ることが重要であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、2点目の答弁についての再質問です。 アンケートで、市民が商業面でどのような課題を感じているのかについて伺います。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の件につきましては、市民アンケートの結果から、市民はすてきな店や好きな店が不足している、買い物や外食に不便といった課題を感じていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、3点目の答弁についての再質問です。 商業機能についてのポテンシャル分析で、本市は近隣市町と比較して商業施設の規模が小さく数も少ないため購買客が市外へ流出している状況であり、需要に対応した施設が不足していることは課題であると判明したとのことですが、朝倉駅周辺整備事業における商業施設は、この本市の課題を解決するものになるのかについてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の件につきましては、需要に対応した施設が不足しているという本市が抱える課題のもとで、本事業では計画対象地区において、現実的に想定できる商業機能を導入する必要があることから、ポテンシャル分析を行っております。 その結果としては、広域の集客力を持つ大型店舗は既に充足している一方、計画対象地区周辺には駅利用者や近隣住民の需要に対応した近隣型商業施設がないことから、そのポテンシャルが高いというものでした。 こうした分析結果に加え、朝倉駅周辺整備計画調査検討会議や市民ワークショップで得られた意見を踏まえ、民間事業者の創意工夫あふれる提案により、多くの市民に利用される魅力ある商業施設が導入されるよう、事業者公募のあり方について検討を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  同じく3点目の答弁についての再質問です。 朝倉駅周辺整備計画調査検討会議市民ワークショップ等で、商業機能についての市民のニーズについて意見を得ているとのことでしたが、出された意見についてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の件につきましては、調査検討会議では、ショッピングモール等の人のにぎわいの中心になるような施設の配置を検討してほしい、にぎわい創出という点から魅力的な商業施設が入れば有意義。知多半島初、名古屋初、愛知県初などの点が重要、駅前への商業施設の出店は面積不足で困難であり、道路付きがよく面積が大きい北街区が望ましい、買い物だけでなく散歩に立ち寄っても楽しく過ごせる空間づくりが望ましいなどの多様な御意見をいただきました。 また、市民ワークショップでは、コーヒーを飲みながら読書ができるブックカフェが欲しい、規模の大きな商業施設でおしゃれや買い物を楽しみたい、日常生活のついでに買い物がしたいなどの具体的な施設イメージについて意見をいただきましたので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  同じく3点目の答弁についての再質問です。 市民の朝倉駅周辺整備事業における商業施設に対するニーズを、どのように把握しているのかについてお聞きいたします。詳細に御答弁願います。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の件につきましては、基本構想は、ポテンシャル分析結果に加え、調査検討会議や市民ワークショップでいただいた朝倉駅周辺の未来のまちづくりについてのアイデアや提案をニーズとして捉え、整備の考え方をまとめた上で導入機能等を想定しております。 整備の考え方としては、アクセス性にすぐれ、広い面積が確保できる場所が望ましい、単に買い物だけでなく、飲食や読書、交流など利用者の多様なニーズに応えられる複合的な商業施設が望ましいなどとし、3街区中最大の面積を活用した商業機能を核に、隣接する文化・スポーツ施設と連携し、多くの市民が集い楽しめるにぎわいとくつろぎの空間を導入機能のイメージといたしましたので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  同じく3点目の答弁についての再質問です。 第6次総合計画策定に向けた市民アンケート調査の結果は考慮されているのかについてお聞きいたします。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の件につきましては、基本構想策定時には市民アンケートは実施されておらず、考慮しておりませんが、事業者公募のあり方を検討していく中で、上位計画と位置付けられる総合計画の市民アンケートについては参考にしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  次に、4点目の答弁についての再質問です。 有効な対応策を検討しているとのことですが、いつごろまとまり、実施するのか、またどのような対応策ができそうか、現在の検討状況について伺います。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の件につきましては、商工会との意見交換では小売店の資金調達が課題となっており、融資に伴う利子補給の支援を望む要望が強くあるため、その制度化について検討を進めているところでありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  同じく4点目の答弁についての再質問をさせていただきます。 商業環境の整備について、重要なパートナーである商工会への予算拡充について伺います。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の件につきましては、地域経済の発展を担う商工会からの毎年度の要望に基づき、予算の範囲内で補助金を交付しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  同じく4点目の答弁についての再質問です。 本市の商業環境は大変大きな課題を抱えているわけですが、課題解決に向けて商業関連の市の予算及び職員の拡充について伺います。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の件につきましては、平成29年度の商工費の決算額は3億3,308万円で、毎年度、限られた予算で最大の効果が発揮できるよう、職員を適材適所に配置し取り組んでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  4点目の答弁についての再質問をさせていただきます。 愛知県よろず支援拠点などの支援につなげるとのことで、支援の重要性を認識していただいていると思います。 次の段階として、本市に支援センターを設置する考えについて伺います。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  御質問の件につきましては、専門家による事業者の経営相談などに対応する体制を整えることの必要性は認識しておりますが、知多半島での広域的な取り組みが求められるもので、本市単独で支援センターを設置する考えはありませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  林議員。 ◆10番(林秀人)  答弁ありがとうございました。再質問はここまでとさせていただきます。 ここからは、所感を述べさせていただくとともに、商業環境についての要望と提言をさせていただきます。 まず、商業環境の整備は、早急に取り組むべき課題との答弁がありました。従来、本市にとって商業環境の整備は特に課題との認識はなかったと思いますので、課題と捉えていただいていることは改善に向けた大きな前進であると感じております。 また、商業に適した土地利用の見直しに努めていただけるとのことでありますが、こちらにつきましても商業環境の整備に向けて大変重要な項目でありますので、高く評価するものであります。 小売業年間商品販売額について、低いことは多くの市民が市外で消費行動されていると認識しており、目標値を高く掲げ、暮らしに身近で魅力ある多くの商業施設が出店しやすい環境整備を図ることが重要であるとの答弁がありました。改善への強い意志を感じるすばらしい御答弁をいただきました。 ここで、わかりやすい目標値を提言させていただきます。ゆっくりと言いますので、よければメモをお願いいたします。 知多半島内の他市の人口1人当たりの小売業年間商品販売額を確認すると、高いほうから半田市が116万3,800円、東海市が94万2,600円、常滑市が93万3,300円、大府市が88万6,200円、ちなみに知多市が51万5,500円です。知多市を除く4市の平均値は98万1,475円です。わかりやすく万の単位で四捨五入して100万円が知多半島の本市を除く4市の人口1人当たりの小売業年間商品販売額と認識していただければよいかと思います。 まず、人口1人当たりの小売業年間商品販売額の目標値は、100万円が適正な水準であると提言をさせていただきます。当然、人口1人当たりの目標値ですから、人口の数を掛ければ小売業年間商品販売額の目標値になります。8万5,000人とすれば850億円です。ちなみに、現在の目標値が414億円で、実績値が434億6,100万円であります。第6次総合計画策定時の目安にしていただきたいと思います。 ほぼ倍増ということで、非常にハードルが高いと感じられるかもしれませんが、これで知多半島の平均であります。目標達成への過程で、消費流出の縮小、税収増、雇用の増加、市民の皆様の買い物での不便の解消、地域経済の活性化、にぎわいの創出等、様々なプラスの効果が出てくることは容易に想像できます。 市民アンケートについては、はっきりと市民の多くが本市の商業環境について満足をしていないという結果が示されたと感じております。そこで、期待をするのが、朝倉駅周辺整備事業における商業施設の存在であります。 朝倉駅周辺整備計画調査検討会議の中でも、ショッピングモールや知多半島初、愛知県初などの商業施設を望む意見が出されております。これらの意見や市民アンケートの結果を見ても、市民の多くが現状、市外に出向かなければ購入できない商品がそろっている大きな規模の商業施設を望んでいると考えられます。 しかしながら、ポテンシャル分析では、広域の集客力を持つ大型店舗は既に充足していることから、駅利用者や近隣住民の需要に対応した施設の導入にとどまるようであります。莫大な消費流出があり、市民も満足していないにもかかわらず大きな規模の商業施設ができないことは大変残念ではありますが、これはむしろ本市にとってよい結果をもたらすのではないかと私は考えております。 実は、アメリカでは、ネット通販の普及などにより大規模ショッピングモールの閉鎖が相次いでいるそうです。日本国内でも、ショッピングモールの利益は流通の部分では非常に小さくなってきているとのことです。今後、日本国内でも大きな規模のショッピングモールは撤退がふえる可能性があります。そこで、本市は、超高齢社会にも対応するよう、中規模、小規模の身近で歩いていくことができる商業施設をふやしていく方向に進んでいくべきだと私は考えます。そのために必要不可欠なのが、専門家による事業者に向けた経営相談であります。このことにつきまして、体制を整える必要性を感じていただいているとのことであります。 6月議会の私の一般質問でも、産業支援の全国的な成功事例は、との質問に対し、富士市産業支援センターや岡崎ビジネスサポートセンターを挙げていただきました。知多市議会においても、11月2日の議員親睦会研修事業で、富士市産業支援センターの小出宗昭センター長を講師にお迎えし、お金を掛けずに売り上げを上げた相談事例等のお話をしていただきました。私は、改めてビズモデルの経営相談所の費用対効果を含めた有効性を確認させていただきました。 専門家による事業者に向けた経営相談について、知多半島での広域的な取り組みが求められるとの答弁がありましたが、これは大変合理的であると思います。 愛知県岡崎市には岡崎ビジネスサポートセンターがありますが、岡崎市の面積は387平方キロメートル、知多半島は392平方キロメートルとほぼ同じ面積であります。知多半島に1つのビズモデルの経営相談所ということで十分だと思います。また、ビズモデルの産業支援センターが広域で設置された事例は今のところありませんので、非常に先進的な取り組みになります。ぜひ進めていただきたいと思います。 予算も人員も拡充することなく課題解決に挑むとのことでありましたが、お金を掛けず知恵を出して売り上げをアップするのがビズモデルの経営相談所ですので、私は無理なことではないと思っています。 今、知多市内の事業者さんで、OKa-Biz、岡崎ビジネスサポートセンターに相談に行っている方が何人か見えます。今後、相談の効果が出てくることと思います。随時、報告をさせていただきます。 今回の質問を通して、本市の商業面での進むべき方向性が見えたと感じております。また、次のステップに向け様々な検討を行っていただいていることが理解できました。感謝するとともに、成果を楽しみにしております。 課題は大変大きいのですが、力を合わせて知恵を出していけば乗り越えていけると思います。ぜひ頑張っていきましょう。 これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(冨田一太郎)  10番 林 秀人議員の質問を終わります。     (10番 林 秀人議員 自席へ移動) ○議長(冨田一太郎)  ここでお諮りいたします。この際、暫時休憩にいたしたいと存じます。御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、ただ今から午前10時35分まで休憩といたします。-----------------------------------     (休憩 午前10時20分)     (再開 午前10時35分)----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 次に、12番 渡邉眞弓議員の質問を許します。12番 渡邉眞弓議員。     (12番 渡邉眞弓議員 登壇) ◆12番(渡邉眞弓)  皆さん、おはようございます。創政会所属の渡邉眞弓でございます。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、先の通告に従い、緑化推進に向けた取り組みについて、市民協働によるまちづくりについての2件に関して質問いたします。 1番目は、緑化推進に向けた取り組みについてです。 今年は、12月に入っても暖冬となり過ごしやすい日が続いていましたが、二、三日前からの冷たい風とともに一気に冷え込み、市街地の木々はすっかり葉を落とし、冬景色となりました。 私たちを取り巻く緑と花は、四季折々に私たちの目を楽しませてくれますし、心の安らぎと潤いを与えてくれます。 本市には、佐布里水源の森を始めふるさとの自然を感じさせてくれる里山や農地、神社やお寺の林、海岸付近の松林など多くの緑が存在いたします。これらの緑を守るとともに、コミュニティの花壇や地域住民の身近で行われている花壇、そして里山の整備など、身近な緑にふれあい、環境保全に携わることは、市民が地域とのかかわりを持ち、豊かな暮らしを送ることができる重要な要素であると考えます。 本市では、昭和46年に策定された第1次総合計画から第4次総合計画までに培われました緑園都市が引き継がれ、現在の第5次総合計画においても、将来像を「笑顔つながる いきいき 緑園都市」とされ、自然と調和した環境で幸せを感じ、生き生きと活動ができる都市の実現を目指しています。 この総合計画に即し、本市の緑を取り巻く実情を勘案しながら必要な事項を定め、都市公園の整備、緑地の保全、緑化の推進を総合的に進めていくための計画として緑の基本計画が立案されています。平成22年3月に出されている改訂版知多市緑の基本計画を拝見しまして、緑化推進の取り組みは、本市のまちづくりにおいても、市民一人ひとりの生活においても重要なものであると思います。 この緑の基本計画では、ふるさとの緑を守る、まちの緑を美しく育てる、緑のつながりを築く、市民による緑と花のまちづくりを推進するの4つを基本方針とされ、緑地の保全、緑化の推進に総合的に取り組んでいただいています。 中でも、市民が身近な緑を感じ、地域活動を行う場所として公園や広場、緑地の確保及び整備に対する取り組みと、地域住民が協力して地域にかかわることができる里山整備などの取り組みは、特に重要であると考えます。 そこで、1点目、知多市緑の基本計画についての1つ目、都市公園の整備状況について、2つ目、他市の整備状況について、3つ目、公園整備における課題と目標達成に向けた取り組みについてお伺いいたします。 2点目は、里山の整備についてですが、本市では、各地域で里山の整備や再生に向けた取り組みが実施されています。 私は、去る10月21日に大興寺で開催されていました四季ざくら祭りに出かけてきました。お天気にも恵まれ、大勢の来場者でにぎわっていました。いろんなイベントも同時に催され、音楽やお茶会席など、また地域の方々による振る舞いにそば粉を使っただんご汁、おでん、焼き芋など、大興寺の山法師の会の方々が中心となり熱心に取り組まれていました。 そのほかにも、5月ごろにはヤマボウシの木には真っ白な花が咲き、それは見事な並木になります。年が明ければ、里山に植えられた100種類、300本のツバキが観賞できます。いろいろ取り組まれている状況をお聞きしますと、大切な、すてきな里山を維持管理していただけることに感謝しているところです。 他の地域においても、地元の方で維持管理されていたり、コミュニティなどを中心に里山の整備が実施されていると思います。 そこで、1つ目は現状について、2つ目、団体等への支援の状況について、3つ目、現状における課題について、4つ目、今後の取り組みについてをお伺いしまして、以上で壇上からの質問を終わります。よろしくお願いいたします。     (12番 渡邉眞弓議員 降壇し質問席へ移動) ○議長(冨田一太郎)  市長。     (市長 登壇) ◎市長(宮島壽男)  12番 渡邉眞弓議員の御質問にお答えします。 御質問の1番目、緑化推進に向けた取り組みについてでございますが、本市は、昭和45年の市制施行以来、知多市総合計画において緑園都市を将来像に掲げるとともに、知多市民の誓いで1番目に、自然を愛し、緑と花につつまれた、美しいまちづくりを進めることとしております。この将来像を実現するための長期的な計画として、平成8年3月に知多市緑の基本計画を策定し、緑地の保全及び緑化の推進の目標を掲げ、施策を実施しておるところでございます。 また、身近な自然とのふれあいの場、自然環境の体験学習の場として利用していくために里山保全事業を支援しています。この事業は、地域住民が主体となって身近な自然や緑とふれあう場所を創出する取り組みであり、本市の緑化推進においても大きな役割を担っていると考えております。 御質問の1点目及び2点目につきましては、都市整備部長から答弁させますので、よろしくお願いします。     (市長 降壇) ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の1番目、緑化推進に向けた取り組みについての1点目、知多市緑の基本計画についての1つ目、都市公園の整備状況についてでございますが、都市公園法施行令には、1人当たりの都市公園の敷地面積の標準が10平方メートル以上とされていることから、緑の基本計画においても、市民1人当たりの敷地面積10平方メートルの確保を整備目標としています。 平成22年3月の計画改定時における71公園、76万3,047平方メートル、1人当たりの面積8.78平方メートルに対して、現在は74公園、77万5,864平方メートルが整備済みで、1人当たりの面積は9.08平方メートルとなっております。公園数、面積とも増加はしておりますが、整備目標には至っていない状況です。 次に、2つ目、他市の整備状況についてでございますが、統計資料のある平成28年度末の1人当たりの都市公園の面積は、近隣市では半田市が7.49平方メートル、常滑市が10.22平方メートル、東海市が10.68平方メートル、大府市が9.05平方メートルとなっております。 また、全国平均は10.41平方メートル、愛知県平均は7.68平方メートルとなっており、知多市の9.08平方メートルは、県内では14番目の整備水準となっています。 次に、3つ目、公園整備における課題と目標達成に向けた取り組みについてでございますが、課題につきましては、整備目標に達していない要因として、七曲公園等の一部の大きな都市公園において、都市計画決定に沿った整備が進んでいないことが挙げられます。財政状況が厳しい中、今後、整備を進めるには、財源の確保、整備手法及び整備後の維持管理方法等についても検討を行っていく必要があります。 目標達成に向けた取り組みとしましては、土地区画整理や民間開発において、愛知県の開発許可技術基準では、整備面積の3パーセント以上の公園等の設置が義務づけられていますが、本市ではより多くの街区公園や緑地が確保できるよう、知多市宅地開発等に関する指導要綱で1パーセント上乗せした4パーセント以上とし、整備面積の増加を図っております。 また、都市公園面積には含まれませんが、佐布里パークロードやつつじが丘遊歩道、新舞子マリンパーク、都市公園以外の公園や広場の活用により、良好な都市の住環境形成を図っております。 次に、2点目、里山の整備についての1つ目、現状についてでございますが、里山と呼ばれる集落周辺の山林の多くは民有地であり、その管理は個人が行うことになりますが、手をつけずに放置すれば鬱蒼とした雑木林となります。 市内には、こうした個人での管理が困難となっている山林を身近な自然とふれあいの場として整備・保全に取り組まれている団体があります。現在、市が把握しているのは、朝倉里山再生プロジェクトの牟山神社周辺、北粕谷の里山を守る会の八社神社周辺、南粕谷の美しい自然を守る会の南粕谷小学校西側、佐布里の里山を美しくする会の佐布里保育園南側、歩いて健康みどりの会の岡田緑が丘地区北側、山法師の会の大興寺地区の6地区です。 次に、2つ目、団体等への支援の状況についてでございますが、里山の整備や維持管理活動等への支援としましては、公益社団法人愛知県緑化推進委員会の地域緑化促進事業や県のあいち森と緑づくり事業等があります。 支援の状況ですが、実績として、地域緑化促進事業では、朝倉里山再生プロジェクトが平成24年度から30年度までの7年間で約76万円、あいち森と緑づくり事業の環境活動及び学習活動では3団体が採択され、北粕谷の里山を守る会は26年度から30年度までの5年間で約235万円、南粕谷の美しい自然を守る会は、24年度から28年度までの5年間で約272万円、佐布里の里山を美しくする会は、今年度約106万円の交付を受けております。 また、あいち森と緑づくり事業の提案型里山林整備事業では、岡田地区で平成23年度に約2,992万円の交付を受けて散策路を整備し、歩いて健康みどりの会が維持管理を行っております。 その他、知多市地域福祉振興事業では、山法師の会が平成24年度から30年度までの7年間で140万円の補助金の交付を受けております。この事業は、高齢者がふれあい交流をする中で里山整備をしていただいております。 次に、3つ目、現状における課題についてでございますが、里山は、整備された後も地域住民や活動団体による継続的な保全・活用の取り組みが必要となることから、長期的な活動が可能で熱意のある地域住民による団体を組織することが課題となっています。 また、長年手入れがされておらず、整備が進まない里山も数多くありますが、そのほとんどが民有地であり、事業をするには土地所有者全員の承諾が必要となります。 現在、活動している団体について課題となっているのは、会員の多くが高齢化しており、若い世代の後継者不足であると伺っております。 次に、4つ目、今後の取り組みについてでございますが、里山事業は地域住民が主体となって行う事業であり、整備後の里山林は集落周辺の環境改善に役立つとともに、地域住民が森と緑にふれあう場となります。 里山事業の普及・啓発のために、毎年コミュニティ連絡協議会で事業内容や助成についてのパンフレットを配布し、実績を公表するなどPRを行っております。また、新たに整備状況の実例をまとめたリーフレットの作成や市のホームページで紹介し、少しでも多くの方が興味を持ち、現地へ足を運んでいただくきっかけづくりをしてまいります。 こうした取り組みにより、里山事業に参画する地域がふえ、住民が主体となり里山の保全・維持管理をすることで緑化推進を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  詳細な御答弁ありがとうございました。 現在は、都市公園が74か所あること、市民1人当たりの面積は9.08平方メートルで近隣市においては3番目であることがわかりました。今後は、目標の10平方メートルの達成に向けた公園整備に努力していただきたいと思います。 それでは、再質問を2点お願いいたします。 1点目の3つ目、公園整備における課題と目標達成に向けた取り組みについてのところで、都市公園以外の公園や広場の活用とありましたが、それらを含めた市民1人当たりの公園敷地面積はどれくらいになりますか、お伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の件につきましては、緑と花の推進課で管理をしております都市公園以外の公園及び広場は42か所、8万9,893平方メートルで、これを加えますと、市民1人当たりの公園敷地面積は10.13平方メートルとなりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  ありがとうございました。 続きまして、2点目の里山の整備についての2つ目、団体等への支援の状況についてのところで、里山事業について市で把握している団体は6団体あるとのことですが、それぞれの団体ではどのような活動を行っていますか。事業内容についてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の件につきましては、朝倉里山再生プロジェクトは、牟山神社の裏山を整備し、ウオークラリーなどのイベントを行っています。北粕谷の里山を守る会は、自然観察が楽しめる里山づくり事業として、間伐や整地、下草刈りなどを実施し、かつての里山を再生し、子どもたちの環境学習の場、遊び場として利用できるようにしています。南粕谷の美しい自然を守る会は、トトロの森フレンドシップ事業として里山整備、地域の小学生や保育園児に環境学習の場を提供しています。佐布里の里山を美しくする会は、森と緑の育成活動事業、里山ビューティー事業として、竹に侵食された里山の整備やビオトープの整備による水辺でのふれあい体験学習の機会を提供しています。歩いて健康みどりの会は、森林整備・森林体験の実施、散策路を利用した健康活動を行っています。山法師の会は、里山の整備、里山散策路づくり、花木等の植樹、四季ざくら祭りの開催、竹炭・竹細工工房を行っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  詳細に御答弁いただきましてありがとうございました。 国の都市公園法施行令もよくわかりました。 それでは、ここで所感と要望を述べさせていただきます。 今年も各公園で行われた季節ごとのイベントでは、大いに楽しませていただき、また四季折々の草花に心が和みました。そうした自然とのふれあいによって、私たちは自然の恩恵を受けて生活しているということを改めて実感することができます。 さて、都市公園の面積目標を達成することも重要ではありますが、御答弁にもありましたとおり、七曲公園等の都市計画設定に沿った整備が完了していない、つまり平成17年2月に9.6ヘクタールに拡張する都市計画変更がされていますが、現在は3.9ヘクタールしか整備されていない状況であります。厳しい財政状況もあり、都市公園の整備に手が回らない状況なのも理解できますが、早急に整備計画にのせていただきますように強く要望しておきたいと思います。 里山につきましても御答弁をいただきましたが、リーフレットを活用するとともに、ホームページももう少しわかりやすくしていただきますようお願いしておきます。 また、既存施設の活用や市民ニーズに合った公園づくりが今後、ますます必要となってきます。知多墓園に隣接しています旭東公園には展望台があります。市内全域を一望できる眺めは感動いたします。また、大草公園には歴史を感じさせてくれる展望台といったシンボリックですばらしい施設もありますが、必ずしも全てが有効に活用されているとは言えない状況にありますので、これらを活用し、市民に利用しやすい活気あふれる公園づくりをしていただくようにお願いし、要望といたします。 これで、1番目の質問を終わります。 次に、2番目は、市民協働によるまちづくりについてお伺いいたします。 平成30年度も12月となり、各地域におけるコミュニティ事業は少なくなってきたと思います。また、各コミュニティにおいて、本年実施した事業の反省を踏まえ、来年度に向けた事業計画を検討するとともに、あわせて予算の作成に取り組み始めているところだと思います。 本市においても、来年度予算の編成作業が始まっていますが、11月の全員協議会で、第5次知多市総合計画組織別計画の後期4年に係る主要事業に関する報告がありましたが、財政状況としては引き続き厳しい状況が見込まれると思います。 こうした状況下においては、市役所、市民、地域などそれぞれが持てる力を発揮し、お互いの理解のもと、立場を尊重して力を合わせていく市民協働の理念に基づく地域経営が重要であり、その下地として各地域における市民活動の活性化は大切な要素であると考えるところであります。 私は、先日、東部コミュニティで開催されました生バンドで歌う歌声喫茶に参加してまいりました。この事業は、東部コミュニティが主体となって実施している平成30年度コミュニティ活性化委託事業ですが、会場には大変たくさんの方が集い、とても楽しそうに合唱してみえました。地域のきずなを紡ぐコミュニティの事業としては、大変すばらしいと感じたところです。今月23日には第2回目が開催されます。 こうした取り組みの一方で、現状において自治会や町内会などへの加入率は低下傾向にあるのではと危惧しています。また、高齢社会問題、役員にかかる負荷が大きいなどの課題も浮き彫りになっています。 本市が目指すまちづくりの実現に向けてはコミュニティの活動が必要不可欠であることから、改めてコミュニティの現状と種々の課題を明らかにし、さらなる地域活動の活性化を図るべく質問をいたします。 1点目は、地域活動の現状についての1つ目、コミュニティ組織への加入について。地域活動を支えるコミュニティへの加入状況について伺います。 2つ目は、コミュニティ活性化委託事業の実施状況について。先ほども申し上げましたが、東部コミュニティでは本年度の事業がとてもすてきな取り組みをなされていますが、各地域の課題解決を図るために実施されているコミュニティ活性化事業の状況についてお伺いいたします。 2点目は、まちづくりセンターの状況について。 まちづくりセンターは、昨年の4月、地域活動の拠点を担う施設として公民館がまちづくりセンターに改められたところです。まちづくりセンターは、より市民の方に利用しやすい施設としています。そこで、現状におけるまちづくりセンターの状況についてお伺いいたします。 3点目は、課題と今後の取り組みについてです。 各地域では、様々な地域活動が展開されていますが、事業実施に係る負担の増大、また事業のマンネリ化や参加者の減少傾向などの課題があらわれています。そこで、現状においてどういった課題を認識され、その解決に向けてどのように取り組まれているのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(冨田一太郎)  市長。 ◎市長(宮島壽男)  御質問の2番目、市民協働によるまちづくりについてでございますが、本市は、各地域においてコミュニティなどが主体となり、地域の特性を活かした個性あふれるまちづくりを進めております。 市民の皆様が安心して豊かに暮らせる自立した地域社会の実現に向けて、地域活動に携わっている地域の方々やNPO、企業などの多様な主体が、市とも連携を図りながら地域資源を最大限効果的に活用し、持続的な発展を生み出す地域経営を推進しているところでございます。 御質問の1点目から3点目までにつきましては、市民生活部長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の2番目、市民協働によるまちづくりについての1点目、地域活動の現状についての1つ目、コミュニティ組織への加入についてでございますが、各地域には町内会、自治会といった組織が存在し、その加入率の低下が課題として挙げられています。 本市では、平成28年度にコミュニティ連絡協議会、コミュニティ研究会及び市が協働で自治会加入促進ハンドブックを作成し、町内会等の役員の方が町内会への加入を促す手助けとして配布しています。 また、コミュニティはいわゆる会員制度やクラブ組織のような特定の人で組織するものではなく、地域の誰もが参加し、活動できる開かれた組織であると考えています。 次に、2つ目、コミュニティ活性化委託事業の実施状況についてでございますが、この事業につきましては、平成19年度から地域で新たに取り組む課題解決活動に対しコミュニティからの事業提案を支援するもので、1事業40万円程度の委託事業としています。これまでも各コミュニティから様々な事業提案がされており、地区の伝統継承をテーマにしたものや、竹林や里山を整備するものなど事業内容は多岐にわたり、どの事業も委託を受けた単年だけに終わらせることなく継続性を持った活動を展開されており、地域の活性化に寄与しています。 次に、2点目、まちづくりセンターの状況についてでございますが、本市の各公民館については、社会教育を推進するための施設として重要な役割を担ってまいりましたが、社会情勢の変化や市民ニーズに対応した利用しやすい施設とするため、昨年度から八幡、東部、岡田、旭及び大興寺の各公民館をまちづくりセンターに改め、市民の方に利用やすい施設としています。 これまで、社会教育施設としての運営基準などにより、営利活動や宗教的活動、政治活動などの利用制限がありましたが、まちづくりセンターに改めることにより営利活動等の利用が可能になり、利用率も若干ではありますが上がっている状況です。 次に、3点目、課題と今後の取り組みについてでございますが、コミュニティは設立当初、地域の親睦、連帯感の醸成といった活動からスタートしました。しかし、現在は地域課題の解決へとさらに進んだ段階に移ってきています。 地域の抱える課題につきましては、住民と地域社会のつながりの希薄化に伴う防犯や治安の維持、防災といった問題や、少子高齢化に伴う役員のなり手の減少問題など様々です。 市では、各コミュニティの会長及び副会長から成るコミュニティ連絡協議会などと協働して、今後のコミュニティの組織運営やリーダーとなる人材を養成する講習会を開催するなど、今後のコミュニティの課題解決に向けた取り組みを進めています。 また、朝倉団地では、昨年度から朝倉団地自治会、日本福祉大学、UR都市機構、本市と地域共生社会の実現に向けた地域包括支援体制の構築に取り組んでおり、この10月23日には、本市とUR都市機構、さらに日本福祉大学とUR都市機構による連携協定を締結したところです。その協定を踏まえた取り組みとして、空き店舗を活用した地域拠点の整備を進めており、多様な世代が暮らし続けられるまちづくりを目指しています。 その他、将来、地域活動に携わる人材を養成するために、若い世代への取り組みとして若者チャレンジ支援事業ちた未来塾を開催し、人材育成に取り組んでいますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  それぞれに御答弁いただきありがとうございました。 それでは、何点か再質問させていただきます。 1点目、地域活動の現状についての1つ目、コミュニティ組織への加入についての御答弁のところで加入率の低下が課題とありましたが、町内会の加入率についてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、毎年7月に駐在員の方にお願いして調査を行っております。 昨年度の加入率は71.69パーセント、今年度は70.78パーセントですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  ありがとうございました。 同じところで、他市の状況についてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、近隣他市の今年度の状況についてでございますが、東海市は58.4パーセント、大府市が58.7パーセント、半田市が67.35パーセント、常滑市が69.13パーセントですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  ありがとうございました。 同じところで、コミュニティ組織への加入についての中に、町内会等の役員の方が町内会への加入を促す手助けとしてハンドブックが配布されていると伺いましたが、ハンドブックの活用についてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、自治会・町内会加入を促進する手引き書として、平成28年度に自治会・町内会加入促進ハンドブックを3,000部作成し、各コミュニティ会長及び駐在員の方に、地域の皆さんに町内会・自治会への加入を呼びかける際の手助けとしてお使いいただくよう配布しております。また、地区の班長にも配りたいなどの御要望に応じて、随時配布しています。 このハンドブックを御活用いただき、より効果的な加入を呼びかけていただくことで、自治会・町内会等の加入を促進しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  ありがとうございました。 1点目の地域活動の現状についての2つ目、コミュニティ活性化委託事業の実施状況についてに関連して、今までの活性化委託事業についてお伺いいたします。
    ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、コミュニティ活性化委託事業は、平成19年度からスタートした事業で、各コミュニティにおいて様々な事業が行われています。 主なものを紹介しますと、地域の伝統技能や歴史に関する事業では、「伝統技能 祭り囃子生演奏復活」事業、「郷土の誇りを学ぶ」事業、「岡田三世代雅休邸塾」事業など、防災に関連した事業では、「特別救出隊出動!!」事業、「つつじが丘あんしんとなり組」事業、「岡田防災会再編」事業、「東部コミュニティ・7町内会防災連携強化」事業など、観光に関する取り組みでは、「観光資源と路線バスを活かした岡田のまちづくり」事業、「マリンパークや新舞子の歴史文化も活かした旭南のまちづくり」事業など、環境に関する事業では、「竹林をきれいにし隊」事業、「三世代で築こう・ふるさと里山再生」事業など、また多世代の交流に関する事業では、「多世代が集う地域の交差点づくり~みんなの顔がつながる~」事業があり、いずれも地域の課題を解決し、地域社会の利益を増進する事業が行われておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  詳細にありがとうございました。 続きまして、3点目の課題と今後の取り組みについてのところで4点お願いいたします。 コミュニティ連絡協議会の取り組みの中で、リーダーとなる人材を養成する講習会の具体的な内容についてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、コミュニティ連絡協議会と市で協働して、リーダーとなる人材を養成する講習会を開催しています。 そのうち、コミュニティリーダー研修会では、コミュニティの仕組みやコミュニティ事業交付金、防災、市民協働などをテーマとして年に4回実施しています。また、ファシリテーションスキルの向上による地域活動の円滑化を目的として、ファシリテーション研修を1月から3月の3回連続講座で実施しており、それぞれ講義やグループワーク、演習等を行っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  ありがとうございました。 同じところで、朝倉団地で昨年度から取り組んでおられる事業について、もう少し詳細にお伺いしたいと思います。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、空き店舗を活用した多世代・多文化にわたる地域拠点の整備に向けて、地域住民を始めとする多様な主体がかかわり合いながら、スペースの活用方法や運用方法などを話し合っています。 一方で、住民参加によるDIYを活用した椅子づくり、壁のしっくい塗り、黒板の作成・設置などイベントを通した取り組みを活用したPRなど、住民への周知活動も積極的に行っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  また同じところですが、将来、地域活動に携わる人材を養成する若い世代への取り組み事業として、ちた未来塾の内容についてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、ちた未来塾は、若者チャレンジ支援事業として、地域の未来を担う若者を対象に、まちづくりについて学び体験することでまちづくりの核となる新たな人材の育成を目的として、平成28年度から実施しています。 まちづくりについて、実際に活動しているNPOなどの市民団体の話を聞くだけでなく、フィールドワークとして実際の活動に参加したり、古民家を活用したカフェを実践したり、現場の声を聞いて体験することができるプログラムとなっております。 3年間で、高校生や大学生を中心に55名の参加があり、この塾生が次年度のサポーターとして参加したり、施策に関するワークショップで若い世代の声を届けたりするなど幅広く活躍しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  最後に質問させていただきます。 同じところで、今後のコミュニティのあり方について、また施策の進め方についてお伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、コミュニティのあり方については、従来の親睦型から課題解決型へ移行している時期であり、コミュニティカフェなどのコミュニティビジネスに取り組む事例も紹介されるなど、コミュニティが独自で事業運営を行うことも将来的には必要なことです。このような様々な課題を解決する上で拠点となる施設として、まちづくりセンターの活用も検討すべきものと考えております。 今後は、まちづくりセンターを地域活動の拠点施設とするため、地域組織自らが管理運営を行う指定管理者制度を検討し、地域組織と協議を進めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  渡邉議員。 ◆12番(渡邉眞弓)  再質問につきましても詳細に御答弁をいただき、ありがとうございました。 それでは、これまでの答弁内容を踏まえまして、所感と要望を申し上げます。 まず、コミュニティや町内会組織への加入率の低下についてです。 質問の中でも申し上げましたが、本市のまちづくりは市民協働を基本としており、それが本市の行政経営における大きな特徴となっています。その基盤をなすのがコミュニティであり、町内会等であります。ですので、こうした組織への加入率の低下は、本市のまちづくりの根幹を揺るがしかねない大きな問題ではないでしょうか。町内会等へ加入してもらうことは、御答弁にもありましたが、任意であり個人の意思に基づくものですから、有効な手立てを講じにくいことは十分承知しています。 以前にお聞きしたことがありますが、市では、転入者に対して、転入される時点で町内会等への加入案内をしたり、集合住宅が建設される際には、業者の方から入居される方に対し町内会・自治会への加入の案内をしていただくように依頼をされているなどの取り組みも実践されているとのことでした。こうした地道な取り組みを今後も継続するとともに、御答弁にありましたが、自治会・町内会加入促進ハンドブックは、知多市コミュニティ連絡協議会、コミュニティ研究会でつくられたものと、大変わかりやすくなっており、このハンドブックを配布されているようですが、もっと有効に活用してさらなる啓発を呼びかけるなど、加入率の低下を何とか食いとめていただくように要望いたします。 次に、次代の地域のリーダーとなる人材の育成についてです。 現在、若者チャレンジ支援事業ちた未来塾を実施し、若い世代の人材育成に取り組んでいるとのこと、若い意欲のある方々が積極的に参加されているということで、大変心強く、頼もしく感じるところでございます。こうした方々が、将来、地域活動に携わっていただくためには、地域での活動を体験してもらうことも必要ではと思います。未来塾の中にそうしたプログラムも含めていただくことも検討していただきたいと思います。 次に、コミュニティ活性化委託事業についてですが、各コミュニティの主体的な取り組みとして様々な事業が行われており、よい取り組みであると評価いたします。 お聞きいたしますと、これまでの事業の中には、コミュニティの一部の方の参加にとどまっているもの、単発的で継続性がないものもあると思います。質問で申し上げましたが、今年度の東部地区の歌声喫茶には、役員の皆様方の御努力がうかがえますが、大変多くの方が参加され、とても楽しそうに活動されていました。事業が単発で終わるのではなく、継続されて実施されることも必要だと思いますので、事業主体への働きかけについても御配慮願いたいと思います。 最後になりますが、まちづくりセンターの管理についてです。 御答弁にもありましたように、今後は地域活動の拠点施設とするため、地域組織自らが管理運営を行う指定管理者制度を検討しているとのことですが、そのためには地域との十分な話し合いを持っていただき、地域組織の理解を得ることはもち論ですが、地域住民にとって使いやすく愛される施設としていくことだと思います。地域組織による指定管理者制度を含め、地域の方が活動しやすく利用しやすい施設としての管理形態をしっかりと検討していただくことを要望いたします。 以上、要望事項を述べまして、12月定例会の私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(冨田一太郎)  12番 渡邉眞弓議員の質問を終わります。     (12番 渡邉眞弓議員 自席へ移動)----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  次に、20番 夏目 豊議員の質問を許します。20番 夏目 豊議員。     (20番 夏目 豊議員 登壇) ◆20番(夏目豊)  市民クラブの夏目 豊です。 議長のお許しをいただきましたので、先の通告に従い、質問いたします。 最近のはやりか、最後のというフレーズが多用されていますので、私も平成30年知多市議会最後の一般質問として、力を込めて質問をさせていただきます。 質問は、これからの地域公共交通についてです。 私が議員になった約20年前の市内公共交通は、路線バスと鉄道だけでした。この質問に際し、コミュニティ交通の歴史を振り返るため調べてみました。 導入目的は、高齢社会が進む中、公共交通空白地域の解消のため、高齢者の日常の移動手段を確保し、社会参加や公共施設の利用促進を図るとして、平成15年10月から東部コースと南部コースの試行運用が始まりました。もう15年たったんですね、びっくりしました。そして、試行運用を経て、17年9月からあいあいバスとして本運行が始まりました。また、27年5月から北部コースが運行を開始し、現在では3路線で運行し、市内の貴重な公共交通手段として、まさに市民の足となっています。 運行開始以降、多くの市民の皆さんに利用していただくため、当時の知多市民病院への乗り入れ等、路線、停留所の変更、平成28年10月からは運賃のワンコイン化、全ての車両への低床バスの導入、高齢化社会の進行に伴う65歳以上の運転免許証自主返納の動きに応じた、1年間限定利用できる無料あいパスや75歳以上の方への定期券の導入、周辺自治体との接続等、利便性の向上による利用者拡大への取り組みが行われ、現在に至っていることを改めて認識いたしました。 議会でも、多くの議員が一般質問を行ってきました。私も、平成23年6月議会で、市内交通網についての中で、デマンドタクシーの運行による新たな地域への公共交通について質問しましたが、導入には至りませんでした。まだ時代が追いついていなかったんじゃないかなと思います。 それから7年が経過しました。地域公共交通を取り巻く背景はどのようになったでしょうか。 超高齢社会の到来とともに、高齢者が加害者となる交通事故の増加による運転免許自主返納者の増加、価値観の多様化による若者の車離れ、さらにAIやICTの進歩による自動運転技術、IoTを活用したコネクテッドカーの開発のスピードには目をみはるものがあります。先月には、無人タクシー、アメリカで近く発進という新聞記事を読みました。自動運転技術の進歩は早く、既存の公共交通や自動車社会の概念を覆すシステムが私たちの生活に入ってくるのはすぐだと実感しています。 これらの背景を踏まえ、質問をいたします。 1点目は、市民ニーズの変化に対する考え方についてです。 2点目は、現状の課題と解決に向けた取り組みについて伺います。 3点目は、先ほども少し触れましたが、GPS機能を利用したバスロケーションシステムや将来的な自動運転技術等、既に実現しているものや今後、実用化が期待される新技術の導入・活用を考え、今後実用化が期待される新技術を導入・活用していく考えについて伺います。 以上で、壇上での質問を終わります。答弁よろしくお願いいたします。     (20番 夏目 豊議員 降壇し質問席へ移動) ○議長(冨田一太郎)  市長。     (市長 登壇) ◎市長(宮島壽男)  20番 夏目 豊議員の御質問にお答えいたします。 御質問の1番目、これからの地域公共交通についてですが、団塊の世代が後期高齢者となる2025年を目前に控え、社会環境は大きな転換期を迎えております。また、ICTの進化により公共交通を取り巻く環境も大きな転換期を迎えており、これまでにない新たな移動サービスが生まれてきております。それに伴い、地域公共交通のあり方につきましても、ハード・ソフトの両面から全く新しい考え方で今後のあり方を検討する必要があるものと考えております。 このため、本市の地域公共交通について見直しを進め、市民ニーズや地域特性を踏まえた上で、新たなテクノロジーの活用も調査研究してまいります。 御質問の1点目から3点目までにつきましては、市民生活部長から答弁させますので、よろしくお願いいたします。     (市長 降壇) ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の1番目、これからの地域公共交通についての1点目、市民ニーズの変化に対する考え方についてでございますが、市民ニーズの変化としては、高齢者による交通事故の増加を受け、子ども世帯から勧められて運転免許を自主返納する高齢者がふえていると感じています。核家族化が進み、高齢世帯がふえていることから、免許を返納した場合には公共交通への依存度が高い世帯がふえていく傾向にあると考えています。 また、通信技術の発達に伴う働き方や価値観の多様化により自動車の所有価値が低下し、若者の車離れが進んでいます。そのため、これまでのように高齢者の生活の足としてだけでなく、若者の移動手段という視点も加えて、公共交通のあり方を考えていく必要があると考えています。 今後は、スマートフォンを使いこなせる高齢者がふえていくことが予想されることから、アプリを活用した配車サービスなど、スマートフォンを活用したサービス提供へのニーズも高まりを見せるのではないかと考えています。 次に、2点目、現状の課題と解決に向けた取り組みについてでございますが、従来は地図上で計測した距離によって平面的に交通空白地域を把握していましたが、道路の幅員や傾斜といった地理的特性や地域ごとの高齢化率、特に後期高齢者の割合といった在住者の特性なども踏まえた地域ニーズに合った公共交通手段の検討が必要となります。 課題解決のためには、全国の先進事例を参考に、地域の実情に沿った新たな交通手法を積極的に取り入れていく必要があると考えており、乗り合いタクシーなどの先進事例について調査研究しているところです。 また、バスの利用については、自家用車での移動と比較した場合に制約が多いことや、複数路線が停車するバス停では乗車すべきバスがわかりにくいなど、高齢になって初めて利用する際に戸惑う点も見受けられます。そのため、若い世代からバスを利用してもらえるような取り組みを進めることで、バス利用のハードルを下げることも必要と考えております。 次に、3点目、今後実用化が期待される新技術を導入・活用していく考えについてでございますが、持続可能な公共交通体系を構築するためには、利用してもらえる環境を整えることが必要となります。そのためには、新技術の導入によるハード面での利便性の向上とともに、技術革新を利用した新たなサービスを活用してソフト面での利便性の向上を図ることも重要な要素です。 地域公共交通会議には、事業者、利用者の代表のほか、中部運輸局や愛知県の交通担当職員にも参画していただいているところであり、最新技術やサービスについて広い視野で情報収集を図り、共有できるように努め、本市の交通網形成に活かしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  夏目議員。 ◆20番(夏目豊)  答弁ありがとうございました。 市長は、公共交通を取り巻く環境の大きな転換期を迎える中、地域公共交通についてもハード・ソフトの両面から、全く新しい考え方で今後のあり方を検討する必要があると考えていると答弁をしていただきました。 さらに、部長の答弁では、市民ニーズを考えたとき、高齢者の生活の足としてだけでなく、若者の移動手段という視点も加えた公共交通のあり方の検討が必要とし、さらに高齢者へのスマートフォン普及を背景にした、スマートフォンを活用したサービス提供へも言及をしていただきました。 実は、私も約20年前に初めて携帯を使い出し、今年の9月に初めてスマホデビューをいたしました。その機能に驚くとともに、使いこなせれば便利だなと感じている一人です。 余談になりましたが、本題に戻ります。 また、現状の課題として、これまでは地図上で計測した距離によって平面的に交通空白地域を把握していたが、地理的特性や地域ごとの高齢化率、特に後期高齢者の割合といった在住者の特性なども踏まえた地域のニーズに合った公共交通手段の検討が必要との答弁をいただきました。これまでの答弁とまた一線を画す、すばらしい答弁であったと思います。次世代の地域公共交通の始まりを予感させてくれる答弁だと受け取りました。 そこで、少し詳細について再質問をさせていただきます。 まず、1点目に関連した質問で、スマートフォンを活用したサービス提供とは具体的にどのようなサービスのことかお伺いをいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、代表的なサービスとしては、スマートフォンのGPS機能を活用したタクシーの効率的な配車サービスであるライドシェアがあります。スマートフォンで専用のアプリケーションを取得し、目的地を指定することで効率的な配車が可能であるとともに、事前に乗車賃の目安が確認でき、支払いもキャッシュレスで済ませられるなど、手軽で便利なサービスとして注目を集めています。 また、バス事業においても、同じくGPS機能を利用したバスロケーションシステムが運用されております。これは、車両に搭載したスマートフォンの位置情報により、車両の運行状況や到着予想時間を自分のスマートフォンで確認できるというもので、導入するための車両の改修工事の必要がないというメリットがありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  夏目議員。 ◆20番(夏目豊)  ありがとうございました。 タクシー、バスが便利になるというのがよくわかりました。 次に、2点目に関連した再質問です。 地域のニーズに合った公共交通手段の検討とは、例えばどのような手段が考えられるのかお伺いをいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、料金、運行の柔軟性、輸送力など様々な面において、バスとタクシーの中間に位置するような交通手段であるデマンドタクシーによる乗り合い事業が考えられます。 デマンドタクシーといっても、バス停もルートも決まっておらず、運行エリアだけが決まっているフルデマンドから、ダイヤもルートも決まっていて、予約があったときのみ運行するセミデマンドまで段階があります。 運行についても、地元の交通事業者に運行を委託した有償運送、NPO法人が自家用車両を使用するボランティア有償運送、住民が中心となった任意団体が自家用車を使用する無償運送と様々です。当然、自由度に比例して経費も高額になることから、地域の特性とニーズを把握し、費用対効果とともに事業継続性の高い運行方法を検討することが重要であると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  夏目議員。 ◆20番(夏目豊)  デマンドタクシーの時代がいよいよ来たなという感じがいたしますけれども、2点目に関連した再質問の2つ目を行います。 全国の先進事例としては具体的にどのような事例があるのか、お伺いをいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、乗り合いタクシー事業については、道路事情等によりバスの運行ではカバーし切れない地域における移動手段の確保のために、当該地域の住民が主体となって運営されている事例が多く、運行は地元交通事業者や住民主体の協議会など、地域の実情に合わせて様々です。 そのほか、特徴的な先進事例といたしましては、国土交通省が実証調査を行っているグリーンスローモビリティがあります。 グリーンスローモビリティとは、最高時速20キロメートル以下で公道を走行することが可能な4人乗り以上の電動自動車のことで、移動に係るCO2排出量の削減とあわせて地域課題の解決を図ろうとするものです。 今年度、福島県いわき市、三重県東員町、岡山県備前市及び熊本県天草市などの5地域で国による実証調査が実施されており、観光施策としては、近隣する観光地の周遊やイベント会場と駐車場のシャトル運行、福祉対策としては自宅とバス停や自宅とクリニックを結ぶ交通弱者対策など、地域の課題解決に向けた取り組みが実施されておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  夏目議員。 ◆20番(夏目豊)  ありがとうございました。 グリーンスローモビリティというのが出てきましたけれども、これについては私も半月ほど前に、日曜朝7時半の番組や一般のニュースでも見ました。8輪の電気自動車で窓もないんですよね。屋根だけついていて、低速走行によってシートベルトも必要ないというような形でやっていましたけれども、ちょっと考えると、何か夏は暑過ぎて冬は寒いんじゃないかなという思いもちょっとしましたけれども、そういう事例もよくわかりました。ありがとうございました。 続いて、2点目に関連した質問、3問目ですけれども、運行中のあいあいバスについて、コースごとの利用実態と課題についてお伺いをいたします。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  御質問の件につきましては、運行中のあいあいバスにつきましては、平成28年10月の値下げ以降、全てのコースで利用者数は増加傾向にあります。 平成29年度の実績と28年度との比較では、南部コースの実績は4万3,719人で1万396人の増加、東部コースは3万5,745人で7,202人の増加、北部コースは1万5,007人で3,184人の増加となっています。 乗降調査の結果では、南部及び東部コースでは、駅を除くとイトーヨーカドー前と看護専門学校前の利用が多く、日常的に利用されている方が多いのではないかと考えております。北部コースについては、知多翔洋高校前と寺本駅東の利用が多く、高校生の通学手段として主に利用されています。 課題といたしましては、北部コースで利用者数が伸び悩んでいることです。西知多総合病院への移動手段としての利用を期待しましたが、買い物目的での利用がしにくいことが伸び悩みの原因の一つと考えられ、路線の見直しを含めて検討する必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  夏目議員。 ◆20番(夏目豊)  ありがとうございました。 今、ざっと計算しても、もうすぐ10万人達成ということになりますね。できれば、去年1年で東部・南部で大体1万7,000人以上伸びているということだったので、50周年には10万人達成となるんじゃないかなと思いますし、なってほしいなと思います。 課題の一つに、若い世代を中心とした多くの方にあいあいバスに乗っていただく、例えば記念事業として無料乗車体験などのイベントも考えられると思います。 ただ、北部コースの現状と課題もよく理解できました。若干伸び悩んでいるということも含めて、非常に大変だなと思いますけれども、ただ、この課題を解決する前に、ひょっとしたら市長のほうから新たな手法の導入も提案していただけるのかなという思いもしていますけれども、しかし、それまではあいあいバスの現状の課題解決に向けた取り組みもあわせてよろしくお願いをいたします。 最後に、所感と少しお願いを述べます。 今回の質問の答弁から、これからの地域公共交通の構築に向け取り組む姿勢を強く感じました。これまでの経過を考えると、既存のバスルート変更などは法規制があり難しく、制約が多いと私も感じています。 道路運送法の改正などにより、様々な運行形態が可能となっています。しかし、そのベースには、地域の協力が不可欠であることは言うまでもありません。マイカー、自転車、徒歩を含めた自家用が自助、あいあいバスが公助、そしてこれからの地域公共交通を支えるのは、答弁にもありましたが、地域の地形や住む市民の皆さんの実態を把握し、ニーズを反映したシステムの導入に基づく地域における共助だと思います。この取り組みには、日常生活支援総合事業もかかわってくると思いますので、福祉とのすみ分けも含め大きな課題だと思います。 これからの知多市における新たな地域公共交通システムについて思いを述べますと、例えばあいあいバスをベースに各地域での新たな交通手段との結節点に停留所を絞り込み、巡回時間・ルートを見直し、自動運転システムなどの新しい技術が導入される、イメージとしてはあいあいバスが幹、新たな地域公共交通が枝葉となり、市民の皆さんの足として成り立つ姿が見えます。これは、あくまでも私の空想です。ひょっとすると、私などでは思いつかないシステムの導入があるのではと期待をしています。 その上で一番大切なのは、自助をベースとすることだと思います。 私もちょっと高齢化していますので、免許を返納する時期が迫っているんじゃないかなと自覚していますけれども、返納したときの移動手段としての自転車、自らの足を利用するためには介護予防を含めた元気で健康な高齢者となることが重要だと思っています。地域のこれからを支えるもとは、多くの皆さんがそのベースを持って生活できる社会の構築を求めて取り組む姿勢が大切です。私も、先日の一般質問で答弁されていた50周年記念マラソンが開催されたときには、出場して足腰を鍛えたいと思っています。 また余談になっちゃいますので、本題に戻ります。 新たな道は、多くの課題があると思いますが、これまで触れたとおり、技術革新等を考えると、これからの10年は大きな変革時期であり、新たな地域公共交通の構築に向けたチャンスだと思います。多様化する市民の皆さんのニーズに対応することは大変だと思いますが、答弁いただきました強い決意をもって取り組まれることをお願いし、冒頭でも述べましたが、平成30年知多市議会最後の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(冨田一太郎)  20番 夏目 豊議員の質問を終わります。     (20番 夏目 豊議員 自席へ移動) ○議長(冨田一太郎)  以上をもちまして、一般質問を終わります。 ここでお諮りいたします。午前の会議はここまでとし、この際、暫時休憩にいたしたいと存じます。御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、ただ今から午後1時まで休憩といたします。-----------------------------------     (休憩 午前11時44分)     (再開 午後1時00分)----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 ここでお諮りをいたします。日程第2、議案第45号から日程第18、議案第61号までの17件は会議規則第34条の規定により一括議題といたしたいと存じます。御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、日程第2、議案第45号 知多市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部改正についてから日程第18、議案第61号 平成30年度知多市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)までの17件を一括議題といたします。 一括質疑に入ります。 議案第45号 知多市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部改正についてから議案第47号 知多市国民健康保険税条例の一部改正についてまでの3件について質疑はございませんか。 次に、議案第48号 知多市保育所の設置及び管理に関する条例の一部改正について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  現在、岡田保育園に通う園児の転園等の支援についてお伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(松井みゆき)  御質問の件につきましては、現在、岡田保育園に通う3歳児及び4歳児の保護者の方には、岡田保育園の閉園後は岡田西保育園または新しく開園するSORA保育園のどちらか希望する園に転園できるよう入所枠を確保することを入園申し込み時に説明し、了解を得ていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第49号 知多市障害者支援施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  障がい者活動センターやまもも第1の民営化の内容と理由についてお伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  福祉部長。 ◎福祉部長(竹之越康正)  御質問の件についてですが、民営化の内容は議案第53号の財産の無償譲渡についてで御審議いただくことになりますが、社会福祉法人知多福祉会へ建物を無償譲渡することにより、施設管理について、現在の指定管理の形態から直接管理へと移行するものでございます。 理由といたしましては、より利用者ニーズに対応した施設整備が可能となり、安定的かつ良質な障がい者サービスの向上につながるためとしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第50号 知多市立児童発達支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  児童発達支援センターにおける一時保育利用の条件及び申し込み方法についてお伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(松井みゆき)  御質問の件につきましては、岡田保育園で行っている一時保育の利用条件と同様に、兄弟姉妹が児童発達支援センターへ保護者同伴で通所することにより保育が必要となる児童であること、また満4か月未満の児童を除いたゼロ歳から2歳児であること、また保育所等に入所していないこと、これらを全て満たす児童が対象となります。 次に、申し込み方法は、利用開始月の前月の20日までに児童発達支援センターへ申込書を提出していただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第51号 知多市母子家庭等医療費の支給に関する条例の一部改正について質疑はございませんか。 次に、議案第52号 知多市デイサービスセンターの設置及び管理に関する条例の廃止について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  3点お伺いします。 1点目、南粕谷デイサービスセンターの平成30年度上期の利用者数について。 2点目、デイサービスセンター利用者への周知とほかの施設への誘導について。 3点目、デイサービスセンター廃止後の施設と土地についてお伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  福祉部長。 ◎福祉部長(竹之越康正)  御質問の1件目、上期の利用者数についてですが、4月は実人数43人で延べ383人、5月は実人数41人で延べ394人、6月は実人数35人で延べ326人、7月は実人数35人で延べ327人、8月は実人数32人で延べ304人、9月は実人数31人で延べ247人となっており、既に利用者の移行を行っているため減少しておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、2件目、利用者への周知などについてでございますが、平成30年1月から廃止の案内をするとともに、利用者の御意向を確認し、順次、事業所の変更をしておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、御質問の3件目、廃止後についてですが、福祉部の所管といたしましては現在のところ再利用は考えておらず、普通財産として管理する見込みでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第53号 財産の無償譲渡について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  5件お伺いします。 1点目、財産の対象と財産区分について。 2点目、財産の価値について。 3点目、無償譲渡の目的と理由について。 4点目、無償譲渡の根拠について。 5点目、無償譲渡しない場合の影響について。 以上、お伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  福祉部長。 ◎福祉部長(竹之越康正)  御質問の1件目、財産の対象と区分についてでございますが、対象は建物の所有権で、譲渡の日以降に建物の保存登記を知多福祉会が行います。区分は、現在の行政財産から普通財産とした後、譲渡を行うものであります。 次に、御質問の2件目、財産の価値についてでございますが、市の固定資産一覧表で管理しており、平成30年度末の残存価格は3,461万円となる見込みでございます。 次に、御質問の3件目、無償譲渡の目的と理由についてですが、目的は、利用者や施設を熟知している知多福祉会へ譲渡することにより、今後の施設整備や改修も含め施設の有効活用を図り、より安定的かつ良質な障がい者サービス提供が可能となることです。 理由は、譲渡することにより、現在、市の施設のため減算されている給付費収入が増加し、市、知多福祉会ともに経費の節減につながるものと考えております。 次に、御質問の4件目、無償譲渡の根拠についてでございますが、地方自治法第96条第1項第6号に、条例で定める場合を除くほか、適正な対価なくしてこれを譲渡してはならない旨の規定があり、知多市財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例第3条に、公益事業の用に供するため普通財産を他の地方公共団体その他公共団体に譲渡することができる旨の規定がございます。社会福祉法人は公共団体に該当しないため、この条例の規定は適用されず、議会の御議決により無償譲渡が可能となるものでございます。 次に、御質問の5件目、無償譲渡しない場合の影響についてでございますが、平成30年度末までやまもも第1の指定管理の期間が終了いたしますので、指定管理者の指定を行う必要がございます。 また、施設の改修費について市が負担し続ける必要があるとともに、将来、建替えの際、市が実施する場合には国からの補助金を望むことができないなどの影響がございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第54号 西知多医療厚生組合規約の一部変更に関する協議についてから議案第56号 指定管理者の指定(障がい者活動センターやまもも第2)についてまでの3件について質疑はございませんか。 次に、議案第57号 知多市都市公園条例の一部改正について質疑はございませんか。 7番 中平 猛議員。 ◆7番(中平猛)  七曲公園以外の市内のほかの施設の庭球場の整備状況と使用料についてお伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  御質問の件につきましては、七曲公園以外の有料庭球場は、知多運動公園に6コート、旭公園に8コートあります。 知多運動公園は昭和63年度に、旭公園は平成19年度にそれぞれ人工芝コートへ改修されており、今年度行う七曲公園の改修により、市内の有料庭球場は全て人工芝コートとなります。 使用料は、全ての施設で1コート2時間当たり620円となっておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第58号 指定管理者の指定(高齢者能力活用会館)について質疑はございませんか。 次に、議案第59号 平成30年度知多市一般会計補正予算(第3号)について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  8件お伺いします。 15ページ、小学校建設費の(2) 小学校普通教室空調設備整備工事費及び同じく15ページの中学校建設費の(2) 中学校普通教室空調設備整備工事費について、一括で4点お伺いします。 質問の1点目、エアコンの形状とスペックについて。 質問の2点目、設置台数及び動力ごとの1教室当たりのエアコン導入経費と内訳について。 質問の3点目、電気、都市ガス、LPガスと動力方式がそれぞれの学校で異なる理由と積算根拠について。 質問の4点目、調達プロセスの詳細について。 続いて、15ページ、幼稚園整備費の(1) 幼稚園空調設備整備工事費について4点伺います。 質問の1点目、エアコンの形状とスペックについて。 質問の2点目、設置台数及び1台当たりのエアコン導入経費と内訳について。 質問の3点目、積算根拠について。 質問の4点目、調達プロセスの詳細について。 以上、8点お伺いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の1件目、15ページ、1 小学校建設費の(2) 小学校普通教室空調設備整備工事費と1 中学校建設費の(2) 中学校普通教室空調設備整備工事費の、エアコンの形状とスペックについてでございますが、エアコンの形状は天井つり型エアコンを想定し、スペックは、標準的な教室において5馬力を想定しております。 次に、2件目、設置台数及び動力ごとの1教室ごとのエアコン導入経費と内訳についてでございますが、設置台数につきましては、普通教室には各1台、音楽室、図書室には各2台を設置し、小学校に214台、中学校に99台の合計313台を想定しています。 動力ごとの1教室当たりのエアコン導入経費と内訳につきましては、電気エアコンの導入経費は約250万円、内訳としましては、空調機器代が約71万円、設置工事費が約90万円、その他の工事を約89万円と想定しております。 都市ガスエアコンの導入経費は約330万円、内訳としましては、空調機器代が約110万円、設置工事費が約110万円、その他の工事を約109万円と想定しております。 LPガスエアコンの導入経費は約290万円、内訳としましては、空調機器代が約107万円、設置工事費が約91万円、その他の工事を約92万円と想定しております。 次に、3件目、電気、ガス、LPガスと動力方式がそれぞれの学校で異なる理由と積算根拠についてでございますが、基本設計において、既存の受変電設備の容量、ガス供給管の設置状況、配管経路等を考慮し、設置コスト及び運営コストの合計を比較し、動力方式を決定しております。 積算根拠につきましては、愛知県の建築工事設計積算参考資料に準じて、標準単価等の採用や見積もり徴収を行い積算を行ったものでございます。 次に、4件目、調達プロセスの詳細についてでございますが、短期間で多くの教室に空調機器を設置することから、調達から施工までの工事を円滑に行うため、管工事による一括発注を想定しております。 また、契約単位等の詳細につきましては、実施設計の結果により最適な方法を検討しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(松井みゆき)  御質問の1件目、1の(1) 幼稚園空調設備整備工事費のエアコンの形状とスペックについてでございますが、エアコンの形状は天井埋め込み式で、スペックは保育室1部屋で4馬力を予定しています。 2件目、設置台数及び1台当たりのエアコン導入経費と内訳についてでございますが、設置台数は、梅が丘幼稚園に6台、東部幼稚園に8台の合計14台で、1台当たりの導入経費は約137万円を想定しています。内訳としましては、空調機器代が約69万円、設置工事費が約16万円、配管・配電設備工事費が約52万円でございます。 次に、積算根拠についてでございますが、積算根拠は、過去の類似工事の実績を参考に積算しております。 次に、調達プロセスの詳細についてでございますが、調達プロセスの詳細は、空調機器購入から設置工事及び設備工事を一括で、2園をまとめた契約とし、指名競争入札を予定していますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  答弁ありがとうございます。 再質問を4点お願いいたします。 小学校建設費及び中学校建設費についての再質問の1点目、空調機器購入と設置工事、その他工事を一括契約して契約を分けない理由についてお伺いします。 再質問の2点目、学校ごとに契約を分ける等の具体的な契約単位についてお伺いします。 続きまして、幼稚園設備費についての再質問の1点目、空調機器購入と設置工事、その他工事を一括契約して分けない理由について。 再質問の2点目、2つの幼稚園をまとめた契約として分けない理由についてお伺いします。 以上、4点お願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  御質問の1件目、空調機器購入と設置工事、その他工事を一括して契約して分けない理由についてでございますが、調達から施工までの工事を円滑に行うため、また機器購入と工事を分けた場合、交付金の対象事業とならないおそれがあるため、一括して契約することとしています。 次に2件目、学校ごとに契約を分ける等、具体的な契約単位についてでございますが、電気とガスの動力源ごとに数校単位で契約を想定しておりますが、具体的な契約単位は実施設計の結果により工事規模等を考慮して検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(松井みゆき)  御質問の3件目、幼稚園空調設備整備工事費で、空調機器購入と設置工事、その他設備工事を一括契約して分けない理由についてでございますが、調達から施工までの工事を円滑に行うため、また物品の購入は交付金の対象とならないおそれがあるため、空調機器購入と設置工事等を一括して契約することとしていますので、よろしくお願いいたします。 次に、御質問の4件目、2幼稚園をまとめた契約として分けない理由についてでございますが、まとめて契約することで経費の削減が期待できること、また今回の工事規模であれば1事業者で期限までに施工できることから2園をまとめた契約を予定していますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第60号 平成30年度知多市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第61号 平成30年度知多市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)の2件について質疑はございませんか。 質疑を終結いたします。 ただ今議題となっております各議案につきましては、会議規則第36条第1項の規定により、議事日程に記載のとおり各常任委員会に付託いたします。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  ここで、お諮りいたします。日程第19、諮問第2号から日程第21、諮問第4号までの3件は一括議題といたしたいと存じます。御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、日程第19、諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてから日程第21、諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてまでの3件を一括議題といたします。 一括質疑に入ります。 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてから諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてまでの3件について質疑はございませんか。 質疑を終結いたします。 これら3件の諮問案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会負託を省略いたしたいと存じます。御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、委員会負託を省略することに決しました。 一括討論に入ります。 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、原案のとおり適任と認めることに賛成の方は挙手を願います。     (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり適任と認めることに決しました。 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、原案のとおり適任と認めることに賛成の方は挙手を願います。     (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり適任と認めることに決しました。 諮問第4号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、原案のとおり適任と認めることに賛成の方は挙手を願います。     (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり適任と認めることに決しました。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  日程第22、報告第5号 市長専決処分事項の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 本案は報告事項でございますので、これをもって終わりといたします。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  日程第23、報告第6号 市長専決処分事項の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 本案は報告事項でございますので、これをもって終わりといたします。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  日程第24、報告第7号 市長専決処分事項の報告についてを議題といたします。 質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 本案は報告事項でございますので、これをもって終わりといたします。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  ここで、お諮りいたします。日程第25、議案第62号から日程第28、議案第65号までの4件は一括議題といたしたいと存じます。御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、日程第25、議案第62号 知多市職員の給与に関する条例の一部改正についてから日程第28、議案第65号 知多市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてまでの4件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略して、提案理由の説明を願います。市長。     (市長 登壇) ◎市長(宮島壽男)  それでは、ただ今、一括議題となりました4件の議案につきまして、提案説明を申し上げます。 初めに、議案第62号 知多市職員の給与に関する条例の一部改正についてでございますが、本案は、人事院勧告に沿って職員の給料月額の引き上げ等を行うものでございます。 議案第63号 知多市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてでございますが、本案は、人事院勧告に沿って特定任期付職員の給料月額の引き上げ等を行うものでございます。 議案第64号 知多市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてでございますが、本案は、職員の給与改定に準じて平成30年12月以降に支給する期末手当の支給割合を引き上げるものでございます。 議案第65号 知多市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてでございますが、本案は、職員の給与改定に準じて平成30年12月以降に支給する期末手当の支給割合を引き上げるものでございます。 以上、議案第62号から第65号までを一括説明いたしました。詳細につきましては、企画部長から説明させますので、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いいたします。     (市長 降壇) ○議長(冨田一太郎)  企画部長。 ◎企画部長(小川隆二)  議案第62号 知多市職員の給与に関する条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、人事院勧告に沿って職員の給料月額の引き上げ等を行うものです。 改正内容の説明に当たり、改正原文では読みづらい点もございますので、主なものについて概要書により御説明いたします。 A3横長の概要書をごらんください。 左から、改正区分、改正後、改正前、関係条項及び備考の順で整理しております。 最初に、第1条関係の改正は勤勉手当の支給割合を改めるもので、一般職員の12月期を100分の95に、再任用職員の12月期を100分の47.5に改めるものです。 2行目、給料表の改正は、行政職給料表(1) 及び(2) を平均で0.2パーセント引き上げるものです。 右の備考欄ですが、附則として、この条例は公布の日から施行し、平成30年4月1日から適用するものであります。 次に、第2条関係の改正は、3行目、期末手当の支給割合に関しては、一般職員の6月期及び12月期を100分の130に、再任用職員の6月期及び12月期を100分の72.5にそれぞれ改めるものです。 4行目、勤勉手当の支給割合に関しては、一般職員の6月期及び12月期を100分の92.5に、再任用職員の6月期及び12月期を100分の45にそれぞれ改めるものです。 右の備考欄ですが、附則として、第2条関係の規定は平成31年4月1日から施行するものです。 次に、議案第63号 知多市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、人事院勧告に沿って特定任期付職員の給料月額の引き上げ等を行うものでございます。 第1条の改正は、給料表の各号給の給料月額の引き上げと、期末手当の支給割合を12月期を100分の170に改めるものです。 第2条の改正は、裏面をお願いします。 平成31年4月1日以降に適用される期末手当の支給割合を、6月期及び12月期を100分の167.5に改めるものです。 附則として、第1項は、第1条の規定を公布の日から、第2条の規定を平成31年4月1日から施行するものです。 第2項は、第1条による改正後の条例の規定は、平成30年4月1日から適用するもの、第3項は、第1条の規定による改正前の条例により支給された給与は、改正後の条例の規定による給与の内払いとみなすものです。 次に、議案第64号 知多市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、職員の給与改定に準じて、平成30年12月以降に支給する議員の期末手当の支給割合を引き上げるものでございます。 第1条の改正は、12月の期末手当の支給割合を現行から0.05月分引き上げ、100分の177.5に改め、第2条の改正は、平成31年4月1日以降に適用される期末手当の支給割合を100分の167.5に改めるものです。 附則として、第1項は、第1条の規定を公布の日から、第2条の規定を平成31年4月1日から施行するものです。 第2項は、第1条による改正後の条例の規定は平成30年12月1日から適用し、第3項は、第1条の規定による改正前の条例により支給された期末手当は、改正後の条例の規定による期末手当の内払いとみなすものです。 次に、議案第65号 知多市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について御説明いたします。 今回の改正は、職員の給与改定に準じて、平成30年12月以降に支給する市長、副市長及び教育長の期末手当の支給割合を引き上げるものでございます。 第1条の改正は、12月の期末手当の支給割合を現行から0.05月分引き上げ、100分の177.5に改め、第2条の改正は、平成31年4月1日以降に適用される期末手当の支給割合を100分の167.5に改めるものです。 附則として、第1項は、第1条の規定を公布の日から、第2条の規定を平成31年4月1日から施行するものです。 第2項は、第1条による改正後の条例の規定は、平成30年12月1日から適用し、第3項は、第1条の規定による改正前の条例により支給された期末手当は、改正後の条例の規定による期末手当の内払いとみなすものです。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  一括質疑に入ります。 議案第62号 知多市職員の給与に関する条例の一部改正について及び議案第63号 知多市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についての2件について質疑はございませんか。 次に、議案第64号 知多市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  1点お伺いします。 職員の給与につきましては人事院勧告がございましたが、議員の期末手当について、職員の給与改定に準じることの勧告等がなされたのかお伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  企画部長。 ◎企画部長(小川隆二)  御質問の件につきましては、人事院勧告には示されておりませんが、本市では一般職の改定に準じて市議会議員の期末手当を改定しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(冨田一太郎)  次に、議案第65号 知多市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について質疑はございませんか。 1番 川脇裕之議員。 ◆1番(川脇裕之)  1点お伺いします。 職員の給与につきましては人事院勧告がございましたが、特別職の期末手当について、職員の給与改定に準じることの勧告等がなされたのかお伺いします。 ○議長(冨田一太郎)  企画部長。 ◎企画部長(小川隆二)  御質問の件につきましては、人事院勧告には示されておりませんが、国においては、一般職に準じて特別職の給与を改定しています。これまでも本市は、国と同様に一般職の改定に準じて改定しておりますので、よろしくお願いいたします。
    ○議長(冨田一太郎)  質疑を終結いたします。 ただ今議題となっております各議案につきましては、議事日程に記載のとおり総務委員会に付託いたします。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  日程第29、議案第66号 平成30年度知多市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 議案の朗読を省略して、提案理由の説明を願います。市長。     (市長 登壇) ◎市長(宮島壽男)  ただ今議題となりました議案につきまして、提案説明を申し上げます。 議案第66号 平成30年度知多市一般会計補正予算(第4号)でございますが、今回の補正は、歳入歳出予算からそれぞれ1億1,750万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ277億2,791万8,000円とするものでございます。 詳細につきましては、各担当部長から説明させますので、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いいたします。     (市長 降壇) ○議長(冨田一太郎)  総務部長。 ◎総務部長(立川泰造)  議案第66号 平成30年度知多市一般会計補正予算(第4号)について御説明いたします。 8ページをお願いします。 2の歳入でございます。 17款 繰入金、1項 基金繰入金、1目1節 財政調整基金繰入金は1億1,750万円の減額で、今回の補正の財源調整によるものでございます。 10ページをお願いします。 3の歳出でございます。 今回の人件費補正全般についてでございますが、人事院勧告に沿って国家公務員の給与との均衡を図り、給料月額の引き上げ及び期末勤勉手当を0.05月分引き上げることにいたしました。これら給与改定に伴う内容と、人事異動等によるものが補正の主な理由でございます。 以降、各目ごとに従いまして御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 1款1項1目 議会費の1 議員報酬は65万4,000円の増額で、職員の給与改定に準じて議員の期末手当を増額するもの、2 議会事務局職員給与費は80万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 2款 総務費、1項 総務管理費、1目 一般管理費は1,120万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  2項 市民協働費、1目 市民協働推進費は72万4,000円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  企画部長。 ◎企画部長(小川隆二)  3項 企画費、1目 企画総務費は930万円の増額で、給与改定及び人事異動等によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  総務部長。 ◎総務部長(立川泰造)  4項 徴税費、1目 税務総務費は1,320万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(早川幸宏)  12ページをお願いします。 5項1目 戸籍住民基本台帳費は540万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  監査委員事務局長。 ◎監査委員事務局長(彦坂邦之)  8項1目 監査委員費は100万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  福祉部長。 ◎福祉部長(竹之越康正)  3款 民生費、1項 社会福祉費、1目 社会福祉総務費は1,000万円の減額で、給与改定及び人事異動等によるものでございます。 5目 在宅ケアセンター費は60万円の減額で、給与改定及び人事異動等によるものでございます。 6目 訪問看護事業費は140万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(松井みゆき)  2項 児童福祉費、1目 児童福祉総務費は1,090万円の減額で、給与改定及び人事異動等によるものでございます。 14ページをお願いいたします。 4目 子育て総合支援センター費は60万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 5目 保育園費は1,680万円の減額で、給与改定及び人事異動等によるものでございます。 6目 やまもも園費は360万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 3項 若者女性支援費、1目 若者女性支援総務費は240万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 2目 青少年会館費は20万円の増額で、給与改定によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  福祉部長。 ◎福祉部長(竹之越康正)  4項 生活保護費、1目 生活保護総務費は340万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  健康部長。 ◎健康部長(市田政充)  16ページをお願いします。 5項 保険医療費、1目 福祉医療費は560万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 2目 国民健康保険費は550万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 6項1目 国民年金費は170万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 4款 衛生費、1項 保健衛生費、1目 保健衛生総務費は1,020万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(早川毅)  2項 環境衛生費、1目 環境衛生総務費は420万円の減額で、給与改定及び人事異動によるもの、3項 清掃費、1目 ごみ対策費は160万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 18ページをお願いします。 2目 リサイクルプラザ費は470万円の減額で、給与改定及び人事異動等によるもの、5款 労働費、1項1目 労働諸費は140万円の減額で、給与改定及び人事異動によるもの、6款 農林水産業費、1項 農業費、1目 農業委員会費は70万円の増額で、給与改定及び人事異動によるもの、2目 農業総務費は520万円の減額で、給与改定及び人事異動によるもの、7款1項 商工費、1目 商工総務費は110万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(安永明久)  20ページをお願いします。 8款 土木費、1項 土木管理費、1目 土木総務費は490万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 2項 道路橋りょう費、1目 道路橋りょう総務費は50万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 4項 都市計画費、1目 都市計画総務費は320万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 2目 市街地整備費は120万円の増額で、給与改定によるものでございます。 5項 住宅費、1目 建築総務費は310万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 22ページをお願いします。 6項1目 緑と花の推進費は420万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 3目 公園管理事務所費は610万6,000円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  消防長。 ◎消防長(黒宮俊行)  9款1項 消防費、1目 常備消防費は500万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  10款 教育費、1項 教育総務費、2目 事務局費は250万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 4項1目 学校給食費は710万円の増額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(松井みゆき)  24ページをお願いします。 5項1目 幼稚園費は170万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 ○議長(冨田一太郎)  教育部長。 ◎教育部長(岩田光寿)  6項 社会教育費、1目 生涯学習振興費は410万円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 7項 社会体育費、1目 生涯スポーツ振興費は332万4,000円の減額で、給与改定及び人事異動によるものでございます。 以上で、議案第66号 平成30年度知多市一般会計補正予算(第4号)の説明を終わります。 ○議長(冨田一太郎)  質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 本案は、議事日程に記載のとおり、各常任委員会に付託をいたします。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  日程第30、議案第67号 知多市みんなで支え合う防災減災推進基本条例の制定についてを議題といたします。 議案の朗読を省略して、提出者である13番 防災及び減災を推進する特別委員会委員長、伊藤公平議員から提案理由の説明を願います。13番 防災及び減災を推進する特別委員長。     (13番 防災及び減災を推進する特別委員長 登壇) ◆13番(伊藤公平)  議長の御指名をいただきましたので、議案第67号 知多市みんなで支え合う防災減災推進基本条例の制定について御説明いたします。 この条例は、防災及び減災を推進する特別委員会における協議を経て、本市のより一層の防災減災対策を推進するため、新たに制定するものでございます。 第1章は総則で、目的、基本理念、市民・自主防災組織・事業者・市・議会の責務などについて規定するものでございます。 第2章は災害予防対策で、災害発生時に備え、防災知識の普及や各種支援、避難行動要支援者に係る名簿情報の整備など、必要な対策について規定するものでございます。 第3章は災害応急対策で、災害が発生し、または発生するおそれがある場合の避難対策や避難所運営、帰宅困難者対策などについて規定するものでございます。 第4章は復興対策で、災害発生時の復興対策について規定するものでございます。 第5章は応援協力で、災害時における応援協力の要請、また他の被災地への支援について規定するものでございます。 附則といたしまして、この条例は平成31年4月1日から施行するものでございます。 何とぞ御理解いただき、御議決賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。     (13番 防災及び減災を推進する特別委員長 降壇) ○議長(冨田一太郎)  質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 本案は、委員会負託を省略いたしたいと存じます。御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、委員会負託を省略することに決しました。 討論に入ります。 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第67号 知多市みんなで支え合う防災減災推進基本条例の制定について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。     (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(冨田一太郎)  以上をもちまして、本日の議事日程は全部終了いたしました。明日から12月18日までは、各委員会に付託いたしました議案審査のため休会といたします。来る12月19日は、午前9時30分から本会議を再開いたします。 それでは、これにて第4回知多市議会定例会を散会いたします。     (散会 午後1時52分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 平成30年12月10日                知多市議会  議長      冨田一太郎                       8番署名議員  竹内慎治                       13番署名議員  伊藤公平...