碧南市議会 2017-03-02
2017-03-02 平成29年第1回定例会(第2日) 本文
2017-03-02 : 平成29年第1回定例会(第2日) 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (午前 10時 0分 再開)
◆議長(杉浦哲也) ただいまの出席議員は22名であります。
よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成29年第1回
碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。
これより会議に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。
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2 ◆議長(杉浦哲也) 日程第1「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において7番小池友妃子議員及び20番鈴木みのり議員を指名いたします。
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3 ◆議長(杉浦哲也) 日程第2「平成29年度施政方針」から日程第11議案第22号「平成29年度碧南市
病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。
本件については、既に施政方針、教育行政方針及び平成29年度予算案の提案理由の説明が終わっておりますので、本日は10案件を一括して総括質疑を行います。
総括質疑を行うに際しましては、申出書の質疑事項に従い発言してください。
なお、発言の許可は、議事日程表記載の順といたします。
まず、林田要議員の総括質疑を許します。
4 ◆13番(林田 要) 議長、13番。
5 ◆議長(杉浦哲也) 13番。
6 ◆13番(林田 要) おはようございます。新政会の林田要でございます。
議長より発言の許可をいただきましたので、今定例会に上程されております平成29年度施政方針並びに平成29年度教育行政方針につきまして、総括質疑申出書に従い、新政会を代表して質問させていただきます。
施政方針、教育行政方針におかれましては、第5次総合計画並びに
市長マニフェストにのっとっており、将来への種まきを含めた各種事業も含め、新年度への意気込みについて評価するところであります。
一括質問一括答弁方式で、30分以内で今回多くの質問をさせていただくに当たりまして、ちょっと早口ですが、よろしくお願いします。
また、平成29年度各予算案を拝見するに当たりまして、一般会計予算の微減が気にかかるところでありますが、本年度、新政会各議員が、議会を初めとします各所で問いただしてまいりました、例えば防犯灯LED化、公共施設の洋式トイレへの変更、
スポーツ海外交流事業の隔年実施から例年継続への変更など御理解いただけましたことは喜ばしい限りでありまして、会派の予算要望書に掲げさせていただきました、笑顔あふれる碧南市のためにさらなる期待を膨らませるものであります。
今回の総括質疑におきましては、施政方針、教育行政方針に述べられておるもの、また予算化されていないものに加え、会派の各議員がこれまで伺いました内容を一歩深めて伺うものでございますので、執行部におかれましては、明瞭かつ前向きな御答弁をいただきますことを期待させていただきます。
それでは、件名1の平成29年度市政方針を問うでございます。
(1)財政の健全化について。
ア、基金運用について、そのうちの(ア)の基金積み立ての今後の見通しはでございます。
さきに述べましたとおり、一般会計予算は前年度比較、微減の案が上程されております。将来に向けた種まきも重要ではございますが、種をまく畑が豊かな土壌であることも重要であり、財政の健全化は土壌の大きな一要因ではないでしょうか。その中で、財政調整基金の取り崩しに注目させていただきます。
私の後に生田綱夫議員より詳細かつ斬新な質問が控えてございますので、ここでは、財政調整基金を初め各種基金の概要と今後の展望について伺い、生田綱夫議員につながるような答弁を期待させていただきます。
自治体の基金という性質上、何らかの目的を持っているものでございますが、そのうち財政調整基金の重要性は言うまでもございません。新年度予算案で大きな取り崩しが予定されておりますが、今後の財政調整基金を初めとします各種基金の残高見込みをお示しください。
(イ)の基金の積極的な運用はに移ります。
地方財政法上、基金積立金の運用は厳しく定められております。しかし、納税者の立場から見ますと、納税したお金が先行きのわからない状態で保管されていることに疑問を抱く面もございます。
そのような視点で基金積立金を考えますと、法律の枠内で積極的な運用を図ることによって、財政のあり方に対し健全なプラス方面への効果を示していただくことで、これらの疑問を払拭することに寄与することが望まれますが、今後の基金の積極的な運用に対しますお考えをお示しください。
イの産業基盤整備についてに移ります。
(ア)臨海工業地帯の今後の見通しはです。
既存の立地企業に対します御配慮に加え、近年は2号地工業用地の獲得から、造成、分譲を成功していただいた功績は評価されるものでございます。
現
年課税分市税総額のおよそ3割を占めます臨海部の重要性は言うに及びません。既存企業の市外流出を食いとめることとあわせ、2号地企業誘致に続きます臨海工業地帯の今後の新たな見通しと展望についてお聞かせください。
(イ)西端地域の利活用の見通しはでございます。
西端地域の利活用ということで、地元の新美交陽議員が当選以来、積極的に利活用の促進を伺っているところであります。執行部におかれましても、企業訪問や現地調査を実施され、その重要性を御認識いただいていると考えております。
そこで、今後の西端地域の利活用の見通しについてのお考えをお示しください。
(ウ)油ヶ淵水辺公園の見通しはでございます。
こちらも、新美交陽議員を初め、多くの議員より議会にて質問されておりますとおり、油ヶ淵水辺公園の事業進捗は、多くの市民の関心が寄せられているところであります。愛知県の事業ではございますが、碧南市民として、事業内容はもとより、供用開始時期につきましても注目されております。
そこで、現時点での当該事業の進捗と供用開始時期についての見解をお答えいただきたいと思います。
(エ)新たな創業支援者についてでございます。
新年度予算案を拝見いたしますと、中小企業を中心としました既存企業に対します手厚い各種政策を評価するものであります。
ここで提案させていただきますのは、Iターン・Uターン人材を見込んだ創業者支援でございます。
新たなビジネス展開をされる高い志を持たれる創業者支援を実施することにより、雇用を初めとします地域への効果はもとより、既存企業との競争による活性化に加え、碧南市に新しい息吹を呼び込むこととなり、近隣市町に負けない魅力と若い力の活躍が期待されるものであります。市税への影響や雇用増加による定住促進に加え、碧南市の
ブランド力アップにも寄与するものであると思われますが、執行部のお考えをお答えいただきたいと思います。
(2)安心・安全対策についてに移ります。
ア、愛知県消防操法大会について。
(ア)の消防団員との連携について伺います。
平成29年度に実施予定されております愛知県消防操法大会につきまして、消防団員の皆さんとの連携について伺います。
大会の準備、また当日の運営など、開催地としての消防団の皆さんの御労苦が心配されます。大会に出場される方はもちろんのこと、県内全域からの来場者をお迎えする立場としても、準備、運営の面で、ふだんと違う肉体的、精神的な消耗が想像されます。
そのような負担に対しまして、執行部としましても同様な負担感をお持ちでいらっしゃるかと思われますが、実労働の面での密な連携が必須ではないでしょうか。また、真夏の開催ということもあり、県内各地からお見えになります来場者、出場者、特に設営全般を担われます碧南市消防団団員・予備隊の皆さんに対します暑さ対策の必要性も強く感じます。これらへの御対応についてのお考えをお聞かせください。
(イ)消防団、市内企業との連携についてでございます。
県の操法大会につきまして、以前小林晃三議員からも消防団についての質問がありましたが、それとは全く関連はございませんので、あらかじめお断りしておきます。
大会の準備、運営において八面六臂の御活躍が期待されます消防団の皆さんに加えまして、県大会という大規模な事業の開催となりますと、市内各企業との連携も不可欠ではないでしょうか。企業内防災力の向上を目指す上でも、また消防団への御理解や御認識を高めていただく上でも、市内企業の参加や大会との連携が有用性の高いものであるかと思われます。
また、県大会は、消防団の活動、防災力をPRする絶好の機会であります。市内外への大会の開催告知を盛大に試みていただくことで、これまでにない消防団活動のPRとなり、碧南市全体の防災力向上につなげていただきたいと思います。
そこで、今回の大会に向けて、市内企業との連携について、どのような切り口で御対応なされるのか、お考えをお示しください。
(3)まち・ひと・しごとの創生についてに移ります。
ア、保健センターの老朽化について。
(ア)の建物本体の現状と今後の見通しについてです。
昭和57年より供用開始されました保健センターでありますが、平成8年に一部増築された箇所を除き、既に30年余り経過しております。この際、医療機器、空調、トイレほか御不便が生じてきていると伺っております。また、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の市民に利用されている施設でありますが、駐車場面積の狭さから、自動車で利用する際の危険性もございます。
このような建物本体の老朽化、利便性の低下から、建てかえを含めた利便性を高めるための施策が求められますが、残存耐用年数に応じて国、県の補助金返還という問題があり、そのバランスの見きわめが難しい課題であると認識しております。
以前、
祢宜田拓治議員の質問に対しまして、第6次総合計画に乗せるべき課題であるとの執行部認識をあらわしていただきました。その後の研究調査、御検討の進捗について、現状と今後の見通しとしてお答えいただきたいと思います。
(イ)の妊産婦本人への支援の必要性についてに移ります。
ここで申し上げます妊産婦という言葉につきましては、母子保健法の定義から、妊娠中、または出産後1年以内の女性を指すことといたします。
さて、ただいま申し上げました母子保健法を初めとしました各種法律と碧南市独自の施策のおかげをいただきまして、胎児、新生児、乳児に対する各種支援に対しては手厚い支援があります。また、間接的には、
県下トップレベルの不妊治療に対する助成制度も始められ、碧南市の新たな命に対する真摯な姿勢を評価するものであります。
しかし、妊産婦本人への支援といいますと、妊娠中の14回、産後2ヵ月以内の1回において、医療機関における受診支援にとどまっておるのではないでしょうか。もちろん医療機関や保健センターを初めとします専門家の皆さんによります、妊娠期からの各種相談に応じていただいております体制ですとか、出産後も、保健師や母子保健推進員らによります
赤ちゃん訪問事業など、安心して子育てのスタートを切る環境につきましては、市民の1人として感謝いたしております。
今回の質問におきましては、さらに一歩、妊産婦本人に対します支援の考えを進めていただきたく思い、伺います。
妊産婦本人は、妊娠から出産、そしてその後の新しい家族構成の中で、子供中心に人生を考えることが見受けられます。乳幼児は、先述しましたとおり、法律や各種施策によって支援、保護されておりますが、妊産婦本人の身体、精神の健康に対しましては、子供の健康診断時に専門家と対峙した際に、言い方は悪いですが、ついでの診断となってはいないでしょうか。母親となった女性の身体的な変化や病気の初期症状、疲れや急激な環境変化によります精神的な疲労や悩みなど、気軽に相談、問い合わせができる体制づくりへと一歩進めていただく必要性を感じております。
なお、このような自治体単位の施策は、お隣の高浜市を初め、全国的にも珍しいものではなくなっております。一度、碧南市におけるニーズ調査や施策の実施可能性なども含め御検討いただきたいと思いますが、お考えをお示しください。
(ウ)市民全体の健康づくりの拠点機能について伺います。
保健センターは言うまでもなく、碧南市民にとっての健康づくりの拠点機能を果たされているかと思います。乳幼児、妊産婦から青少年、高齢者まで幅広い年齢層をカバーしていることは、先ほどの質問で述べたとおり認識しております。
ここでは、質問の趣旨といたしまして、保健センターこそ市民全体の健康づくりの拠点機能を果たすべきではないかという指摘をさせていただくものであります。
以前一般質問させていただきましたネウボラの機能に加えまして、かねてより生田綱夫議員が指摘されておりました、行政横断的な健康づくりに向けた組織の構成の中心に据えることで、食事を通じた健康づくり、スポーツを通じた健康づくり、妊産婦、乳幼児の安心と家庭円満、高齢者の健康寿命増加と医療費削減と、最大限の市民福祉向上が見込まれます。保健センターという概念を広げて、当該施設を中心とした碧南市の新しい健康づくりへの意識改革をなし遂げていただきたいと感じますが、お考えをお示しください。
イ、第5次障害福祉計画の策定についてに移ります。
(ア)の障害児の保護者を対象とした支援はであります。
障害児本人への支援としましては、国の各種施策を初め、碧南市におきましても、各種手当の支給によります経済的な支援ほか、さまざま実施いただいております。先ほどの妊産婦本人への支援と同じなんですけれども、ここでは、障害児の保護者、介護者に対します身体・精神両面からの支援、ケアの必要性を伺うものであります。
先天的な障害を持って生まれた子供の保護者におきましては、出産前、出産時から、医療機関や行政の支援の中で、心の準備であり環境の準備であり、俗な言い方で申し上げれば習慣化していく、習慣としていかなければならないことが見受けられますが、また、病気や事故など後天的な障害児を持つ家庭におきましては、突発的に大きな環境の変化が訪れます。いずれの場合におきましても、経済的な支援は必要不可欠なものではございますが、大きな環境の変化に耐え切れずに、保護者が参ってしまうことも考えられます。
そこで、従来の障害児に対する各種支援に加えまして、保護者に対します身体・精神両面からの行政支援の必要性を感じるものでございますが、お考えをお示しいただきたいと思います。
次に、ウ、第7期碧南市高齢者ほっとプラン策定について伺います。
(ア)
認知症カフェ設置・運営に対する支援はでございます。
前回の12月の定例会におきまして
祢宜田拓治議員が質問されました内容を一歩進めていただきたく思い、伺います。
その際、御答弁の内容といたしまして、認知症カフェの開設場所につきまして、碧南市の公共施設を無償利用できるよう配慮したいとの内容がございました。また、新たに開設される場合は、既存の補助金で対応するのを検討するとの内容でございました。これらの答弁内容を踏まえまして伺いますが、まず、碧南市ほっとプランへの追加の必要性でございます。
新年度予算において第7期高齢者ほっとプラン策定事業が予定されておりますが、その際に、認知症カフェの認識を踏まえて計画に盛り込んでいただけるのでしょうか。計画において明確に盛り込まれることで、既存の事業者運営のカフェに加え、多くの地域主導の新たな息吹が芽生えることを願ってやみません。認知症介護者の支援という観点からも、その必要性についてお考えをお示しいただきたいと思います。
続きまして、件名の2、平成29年度教育行政方針を問うに移らせていただきます。
(1)学校教育について。
ア、安全対策について。
(ア)通学路拡幅を含めた児童・生徒の安全対策はを伺います。
安全対策の一環としまして、通学路の安全確保について伺います。
以前、鈴木良和議員が質問されました際の御答弁といたしまして、現在は、PTAを中心に、マンパワーで交通安全対策を実施いただいているとのことでありました。もちろん過去より、PTAに限定せず、地域の方々の御労苦をもって子供たちの通学の安全を見守っていただいており、心から感謝申し上げるものであります。
ここでは、行政面から一歩進めていただくべきではないかという観点で、通学路拡幅の必要性を伺います。
既にカラー舗装を行っていただいたり、カーブミラーの設置など設備の面からも御配慮いただいていることは承知いたしておりますが、市内各所の自動車や自転車とのすれ違いが発生しております、狭くて危険性のある通学路を拡幅することによって改善いただく、そのことによってさらなる安全性の確保を求めるものでありますが、お考えをお示しいただきたいと思います。
(イ)の通学路整備により
ウォーキングマップの作成をに移ります。
(ア)の質問の通学路の拡幅とは連携しているものですが、通学路整備がなされれば、自然と利用する歩行者も増加するものではないでしょうか。子供たちの登下校時に通学路を歩行する市民がふえることで、自然と交通安全の面からも防犯の面からも望ましいことであると考えます。生田綱夫議員が以前質問されました内容と、重複といいますか複合わざとなりますが、通学路の整備にあわせて
ウォーキングマップの作成を提案させていただきますので、お考えをお示しいただきたいと思います。
安全対策についての(ウ)
ハンドボールゴールの危険性に対する施策はでございます。
本年1月に福岡県の小学校で、
ハンドボールゴールの下敷きとなる痛ましい事故がございました。
執行部におかれましては、市内中学校の
サッカーゴールに対します危険性を御判断され、昔の鉄製のゴールから、近年主流となっておりますアルミ製の軽量ゴールに入れかえていただいたことを大変評価しております。今回は、
サッカーゴールだけではなく、授業や部活動でも頻繁に利用されております
ハンドボールゴールの危険性について指摘させていただきます。
現在、市内の学校で利用されておりますものは、鉄製の重量140キロほどのものでございます。平均でございます。これは、利用時の注意はもちろんですが、授業や部活動など子供たちが運搬する機会も少なくありません。また、利用しなくても、重いために、移動させずに授業を行っているというケースもあります。
単純に、この140キロという重さ、どれぐらいのものかといいますと、タレントのマツコ・デラックスとほぼ同じです。皆さん、想像していただきたいんですけれども、子供たちが鉄製のマツコ・デラックスを運搬している姿を考えてみてください。今回の福岡の事故では、ぶら下がって、ぶら下がったものがそのまま頭に当たってという事故だったんですけれども、ぶら下がったりしたり、こうやってふざけていなかったとしても、そのまま運動しているときにぶつかってしまう、アルミ製であれば軽傷で済むんですけれども、また、授業で運搬中に、140キロ、足に落としてしまったり、置くときに、ゆっくり置いたつもりが足の上に置いてしまって大けがをするといった事例もございます。
近年主流となっておりますアルミ製のゴールですと、重量が50キロほどです。これ、特に例えは用意していないんですけれども、アルミ製で比較的鉄よりもやわらかく、また軽いものであれば、万が一落としてしまった、何かぶつかってしまったという事故でも、命の危険性までは及ばないかと思います。
また、運搬のしやすさというものができます。これ、大人2人で持ち上げられるものです。運搬のしやすさとなりますと、今度は利便性と安全性も高まります。
これ、鉄製の140キロだから、重いから運搬しない、運搬しないから利用されない、そのまま置いてある、そのまま置いてあるから危険。ただ、軽量のゴールにかえることによって、利用しないときはちょっと隅に寄せておこうと、すぐに寄せられる、横に倒しておこう、すぐに横に倒せる、容易に安全性、利用性というのが高まるかと思いますので、このあたりの調査と今後の安全対策についてのお考えをお示しいただきたいと思います。
(エ)の児童・生徒らによるAED講習に移らせていただきます。
かねてより山中謙治議員を初め、議会でも多くの議員が質問されておりますAEDの普及と必要性につきまして、今回は、学校教育の現場にスポットを当てて伺わせていただきます。
AED講習は、先日も我々議会でも消防署で行ってきたんですけれども、衣浦東部連合、衣東の管轄であることは議会答弁より承知いたしておりますが、教育委員会と衣東の連携をもって、小中学校の現場において実施できないかという趣旨でございます。
狙いとしましては、学校現場での緊急事態に対する安心・安全の確保といったメーンの部分に加えまして、児童・生徒らがAEDに触れる機会を通じて、家庭に帰った後に、保護者へのAEDの認知も拡大してくれたらというものでございます。AEDに対するアレルギーを取り除く、そういったAEDという言葉であったり、ものに対する先入観をなくしていただくというのが副産物になるのではないかなと考えるものなんですが、そのような観点から、児童・生徒らによりますAED講習の実施を求めるものでございますが、執行部のお考えをお示しいただきたいと思います。
(2)の社会教育についてに移ります。
ア、スポーツを通じた健康教育について。
(ア)広域スポーツ、SNSの必要性と利活用をでございます。
過日、会派行政視察にて訪れました宇都宮市での研修を受け、磯貝幸雄議員より質問されました内容を受け、その後の調査研究の進捗を伺うものであります。
まず、SNSとは、ソーシャル・ネットワーク・サービスの略でありまして、インターネット上のサービスを提供するに当たり、サービス提供側が一方通行に情報提供する従来のものとは異なり、サービスを利用するユーザー同士が情報提供、情報交換し合うプラットホームであるとお考えください。
磯貝幸雄議員に対します答弁としまして、既存の碧南市体育協会が管理されます指導員登録制度について御説明いただきましたが、実際拝見させていただくに当たりまして、これよりも一歩進めていただき、指導者情報にとどまらず、実際にスポーツをする方、スポーツしたいなと思っている方、さらにスポーツできる場所、スポーツ団体の情報、練習試合の情報など、碧南市におけるあらゆるスポーツ情報の中心となるようなサイトの構築を提案するものであります。
これまでは、市内のスポーツ情報は、広報へきなんや部活動の顧問、先輩、後輩、会社の同僚、知人、友人ほかの人づてに紹介される以外に情報を得ることはなかなか難しく、また、フェイスブックなど既存のSNSサービスでは、特定の種目に偏っているかのように思われます。
この碧南市のスポーツSNSの利点としましては、一度プラットホームを構築しますと、情報の中身、いわゆるコンテンツは、サイトのユーザー自身が更新していくものとなり、運営のコストが非常に安価に済むところであります。もちろんサービス運営者として定期的な巡回を行い、間違いや不適切な情報の書き込みなどを削除するなど手間は必要でありますが、これまで以上にコストパフォーマンスの高いスポーツ推進に役立つことが考えられます。このような事業の提供についてどのようにお考えになりますでしょうか、よろしくお願いします。
残り3件ですね。
(イ)の玉津浦グラウンド整備でさらなる利活用をでございます。
現在、多くの市民に利用されております玉津浦グラウンドでございますが、こちらも生田綱夫議員が過日の議会において質問されましたとおり、安全な利用を考えますと、数ヵ所のふぐあいが見受けられます。
バックネットなど防球設備の更新は、その後なされているのでしょうか。マウンドの土を初め、グラウンドの草取りなど、整備不良はございませんでしょうか。また、トイレの場所も、一番遠いベンチからですと不便を感じることがございます。このあたり、整備に力を入れていただくことで、より多くの市民の利活用につながるかと思われますが、お考えをお聞かせください。
(ウ)硬式野球利用環境の整備をでございます。
少年野球経験者を初め、近年では、中学校進級とともに硬式野球を始めることを希望する選手が増加していると聞いています。
現在、市内で硬式野球を行える場所は、2号地多目的グラウンド及び臨海公園グラウンドと臨海地帯の民間企業の私有地のみであるかと思われます。しかし、2号地多目的グラウンドなどにおいては、企業立地に伴います交通量の増加と、また高圧電線が近くにあることから、利用者と周辺環境両面からの危険性が懸念されます。
そこで、現在利用される際の危険性の詳細の御説明と代替場所となる会場の確保についてのお考えをお示しください。
(エ)フットサル利用環境の整備をでございます。
2020年、FIFAフットサルワールドカップ開催招致に向けて愛知県が取り組まれていることは御承知のとおりでありますが、フットサルにつきましては、日本はもとより、世界的に競技人口が増加しております。そこで、碧南市内のフットサル競技人口と利用可能場所のバランスについてお聞きします。
まず、碧南市内のフットサル競技人口はどれほどおみえでしょうか。また、市内公共施設でフットサルをプレーできる場所は、臨海ドームと中央中学校体育館のみと思われますが、そのほかにもございますでしょうか。各種その他多くのスポーツ種目における利用場所の確保について比較検討が必要であることは承知するところでありますが、公共施設の利用率向上と利活用の推進、加えて健康づくりといった観点から、可能であれば新設が望ましいのですが、公園や体育館など既存の施設でのフットサル利用への工夫を求めるものであります。
近隣自治体では、従来は利用不可とされておりました体育館においても、フットサルゴールの後ろに防球ネットや防球マットを用意することで利用可能とした施設もございます。サッカーと異なり、高齢者や女性にも競技者が多く、1チーム5人ということで比較的少人数でも楽しめるフットサルの利用環境の拡大を願い、競技人口と利用可能場所のバランスにつきましてお答えいただきたいと思います。
以上、1回目の質問を終わらせていただきますので、御答弁よろしくお願いいたします。
7 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。
8 ◆議長(杉浦哲也) 市長。
9 ◆市長(禰宜田政信) それじゃ、私のほうから、件名1、平成29年度施政方針を問うを一括して答弁させていただきます。
まず、(1)財政健全化について。
基金運用についてということで、基金運用についての(ア)ということで、基金積み立ての今後の見通しはということでございます。
市の貯金であります財政調整基金につきましては、実施計画における今後3ヵ年の財政計画におきまして、毎年度7億円程度、これは決算剰余金の2分の1の積み立てを予定しておりますが、今後、扶助費や繰出金の増加に伴う不足財源を補うために、毎年度10億円程度を取り崩す計画となっております。
こういったことから、平成31年度末の残高見込みは、実施計画の予算上では31億6,000万円余となっております。
また、特定目的基金であります公共施設維持基金につきましては、老朽化した公共施設等の維持保全を行っていくために、財政計画上では毎年度6,000万円から7,000万円程度の取り崩しが必要となり、平成31年度末の残高見込みは2億2,000万円余を予定しております。
また、他の基金につきましては、寄附や基金利子が生じた場合に積み立てを行っておるという状況でございます。
続きまして、(イ)の基金の積極的な運用はということでございます。
現在、本市では、財政調整基金を初め14の基金がございますが、効率的な運用を図るために、小額基金の小口運用をなくし、複数の基金を合算いたしまして一括運用を図っておるところでございます。
基金は、その目的に応じて、毎年必要な金額の積み立てや取り崩しを行っておりまして、長期での一括運用は難しいということから、おおむね1年間の自由金利型定期預金による運用を図っているのが現状でございますが、このあたりで少し分割してできる部分があれば工夫をして、より有効な運用ができるかどうか検討する余地はあるというふうには思っております。
続きまして、イの産業基盤整備についてということで、(ア)臨海工業地帯の今後の見通しはということでございます。
平成27年度より造成、分譲を進めてまいりました約1万坪の衣浦港2号地工業用地につきましては、平成28年10月に1ブロック全区画の売買契約をもちまして、予定していた全ての区画の分譲が完了をいたしました。
今後、臨海部での新たな工業地の確保につきましては、引き続き企業訪問などによりましてニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、(イ)西端地域の利活用の見通しはでございますが、西端地域の利活用の見通しということで、企業訪問などを通じまして、西端地区の工業用地の確保については高いニーズがあるということでございまして、市としても重要な課題であると認識をしております。
今後、全庁的に取り組み、さらにスピード感を持って対応することができるよう、この4月に総務部に資産活用課を新設いたしまして、新たな工業用地の確保に向けて推進してまいりたいと考えております。
続きまして、(ウ)の油ヶ淵水辺公園の見通しはということで、愛知県からは、できる限り早い時期に一部開園できるよう、碧南市の区域では、水生花園のうち、ハス池、駐車場、休憩所の整備を集中的に進めており、また、当公園の供用時期の見込みにつきましては、地元の皆様から公園の早期供用開始を望む声が強いことは十分認識しておるところであり、事業投資効果の早期発現のため、碧南市油ヶ渕内、安城市東端町内の両エリアの整備を引き続き精力的に進め、できる限り早い時期に両エリアの一部を同時開園できるよう努力しており、供用開始時期が確実になった段階で公表をしていきたいとお聞きをしておるところでございます。
続きまして、エの新たな創業者支援についてということで、本市は、愛知県信用保証協会、碧南商工会議所と共催で創業入門セミナーを開催しており、創業の基礎知識やビジネスプランの立て方、創業者の成功体験談、創業保証制度や支援制度の紹介、融資制度の紹介等、本市で創業をお考えの方の支援を行っております。
また、具体的で専門性の高い相談を受けた場合は、あいち産業振興機構内にあります愛知県よろず支援拠点の専門家も加えながら、一緒になって創業に向けた支援を行っているところでございます。
続きまして、(2)安心・安全対策について。
アの愛知県消防操法大会について。
(ア)消防団員との連携についてでございますが、今回は碧南市開催ということで、碧南市消防団といたしましては、出場する立場と他の市町の方をお迎えする立場で大会に臨むことになりますので、準備から運営まで連携を密に進めてまいります。
出場する立場としては例年同様、6月の市操法大会で優秀な成績をおさめられたチームが県消防操法大会に出場することとなり、8月の本番に向け練習を重ねてまいります。消防団の方には、本番に向けての練習のサポートを初め、大会当日のホースの撤収やグラウンド整備及び応援を中心にお願いをする予定でございます。
また、お迎えする立場といたしましては、大会を円滑に進めるため、会場までの交差点での案内や駐車場の誘導などを、消防予備隊の方にお願いしたいと考えております。
大会における暑さ対策といたしましては、御来賓及び消防団の方に対しまして、出場団用のテントで御観覧及び御休息をいただき、交差点等の案内、誘導をお願いする消防予備隊の方には、小まめな交替制により従事をお願いしてまいりたいと考えております。また、来場者の方につきましては観覧テントを設ける予定ですので、こちらで御観覧いただければと思っております。もちろん、いざというときのために救護所を設置し、暑さ対策に万全を期してまいります。
続きまして、イの市内企業との連携についてということですが、実に32年ぶりの碧南市での開催ということで、本市並びに消防団をPRするための絶好の機会と捉えまして、会場整備や、当日は1万人を超える方がお見えになりますので、昼食や飲料水の手配など、消防団協力事業所を初め、市内の企業の皆様にできる限りお願いをしてまいりたいと考えております。また、この大会を企業の方にも積極的にPRし、できるだけ多くの方に会場に足を運んでいただくことで、消防団をより理解していただき、消防団員の確保につなげていきたいと考えています。
また、企業ではありませんが、会場を予定している2号地多目的グラウンドの近くには、農業と食と健康をテーマとした体験型交流施設でありますあおいパークがございますので、当該施設も積極的にPRしまして、大会に来場された方にお立ち寄りいただきたいと考えております。
なお、市民の皆様にも、広報へきなん等で県操法大会を大々的にPRするとともに、ポスターの掲示や会議における宣伝等、積極的な広報活動によりまして、大会の気運を高めてまいりたいというふうに考えております。
続きまして、(3)まち・ひと・しごとの創生について。
ア、保健センターの老朽化について。
(ア)建物自体の現状と今後の見通しについてということでございますが、保健センターは御質問のとおり、ことしで築35年になりまして、経年劣化による突発的なふぐあいが多発をしておりまして、利用者の皆様に御迷惑をおかけしているところでございます。こうした状況に鑑みまして、また関係機関からの要望もございまして、市政3期目のマニフェストといたしまして、保健センターの建てかえの検討を挙げさせていただいております。
保健センターは、市民の皆様の健康を守る拠点として、なくてはならない重要な施設であると考えております。ただ、建てかえをするまでには、建設場所の選定、規模、複合化や多機能化する場合はその種別や内容、資金計画など、多くの事項を慎重に検討する必要があり、また、関係機関との協議も重ねていく必要がございます。したがいまして、建てかえまでにはいましばらく時間がかかることになろうと思いますが、現在のところ、庁内での検討と関係機関との協議が緒についたところでございまして、当面は、引き続き検討と協議を重ねてまいりたいというふうに考えております。
続きまして、(イ)妊産婦本人への支援の必要性についてということでございます。
本市では、妊婦の支援といたしましては、母子健康手帳の交付時における個別面談やアンケート回答に基づく支援、週1回の妊婦相談、毎月の無料の妊婦健診、各種教室などを開催しております。また、直接の妊婦支援ではございませんが、県下トップクラスの不妊治療助成制度も始めさせていただきました。
次に、産婦の支援といたしましては、産婦健診では平成28年度から、健診項目にメンタルヘルスチェックが追加されたほか、育児不安の解消、孤立の防止、育児知識の普及のため、育児相談事業、養育支援訪問事業などの家庭訪問、各種育児教室における個別の相談支援を実施するなど、決して子供のついでということではなくて、産婦自身のために、身体的、精神的な支援ができるよう事業の拡充を図っておるところでございます。
現在、国では、妊娠、出産、子育ての切れ目のない支援体制の構築を進めており、市でも、福祉・医療機関など関係機関と横の連携を図りながら、家庭訪問などの相談業務を中心に、妊娠期からだけではなく、妊娠前からも継続的な支援を実施しているところでございますが、さらなる施策の充実のため、高浜市初め近隣市で実施しております、妊娠・出産包括支援事業の実施可能性も含めまして、検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
続きまして、ウの市民全体の健康づくりの拠点機能についてでございますが、保健センターは、医療・保健分野における健康づくりの拠点施設であります。保健センターの役割といたしましては、3歳児健診やがん検診などの健康診査事業、休日診療所や予防接種などの医療支援事業、疾病不安や育児不安などに対する健康相談事業、育児教室やおたっしゃ大学などの健康教育事業、育児家庭の訪問や疾病重症化予防指導などの保健指導事業、貯筋ルームなどリハビリテーションを目的とした健康増進事業などが主なものでございます。
碧南健康づくり21プランの基本理念である「生涯健やかでいきいきと過ごせるまち碧南市」を目指し、保健センターを妊娠・出産期から高齢期までのライフステージに合わせた健康づくりの拠点としてまいりたいと考えております。
続きまして、イの第5次障害福祉計画の策定について。
(ア)障害児の保護者を対象とした支援はということでございます。
障害児の保護者支援につきましては、児童発達支援ネットワーク事業として福祉課に新設いたします発達支援係にて、2つの事業を新たに実施してまいります。
1つ目は、子供の発達における個別相談の窓口を開設いたします。この窓口にて、専門的相談が必要な場合は、作業療法士や言語聴覚士の個別相談へつなげ、関係機関の連携を図り、切れ目のない一貫した支援を提供する体制の構築を図ってまいります。
2つ目は、ペアレントプログラムの実施になります。これは、厚生労働省が普及、推進しているもので、子育て支援の延長として取り組める保護者支援となるものであり、近隣6市では碧南市が初めての取り組みとなるものであります。具体的には、子育てに難しさを感ずる保護者の方が、子供の行動の理解の仕方を学び、楽しく子育てをする自信をつけることや、子育ての仲間を見つける機会とすることを目的とするものであります。
ペアレントプログラムの効果といたしましては、保護者同士が話し合いながら進めるため、同じような悩みを持つ保護者が体験を共有することで、保護者の抑うつな気持ちが減少し、保護者が子供に対して褒めるなどの積極的なかかわりが増加、叱りつけるなどの否定的なかかわり方が減少する効果があると言われています。
以上のような事業を実施しまして、障害児の保護者支援の向上を図ってまいります。
続きまして、ウの第7期碧南市高齢者ほっとプラン策定について。
(ア)
認知症カフェ設置・運営に対する支援はということでございます。
市では、第6期高齢者ほっとプランにおいて、認知症カフェの支援を掲げているところでございますが、次の第7期高齢者ほっとプランにつきましては、平成29年度から介護保険運営協議会において御協議いただくため、現在のところ、内容は決まっておりません。しかし、認知症カフェにつきましては、継続支援すべき事業といたしまして、前回定例会において15番議員に御答弁した内容を踏まえまして、事務局案によりまして協議会に提出してまいりたいと考えております。
認知症カフェは、認知症介護者の身近な支援の場所という観点から、できれば地域包括支援の単位であります新川、中央、大浜、棚尾、旭、西端の市内6地区の日常生活圏域におおむね1ヵ所ずつあることが理想でございますが、引き続き開設の支援に努めてまいりたいと考えております。
また、認知症カフェの開設や運営の際には、市や社会福祉協議会の地域包括支援センターに配置している認知症地域支援推進員により支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で私の答弁とさせていただきます。
10 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
11 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
12 ◆教育部長(鈴木重幸) それでは、私から、件名2、平成29年度教育行政を問うにつきまして、一括して答弁をさせていただきます。
まず、(1)学校教育について。
ア、安全対策についての(ア)でございますが、通学路拡幅を含めた児童・生徒の安全対策でありますが、碧南市では以前より通学路の安全確保に努めてまいりましたが、これまで以上に継続的、効果的に安全確保を進めていくため、平成27年度に碧南市通学路安全対策連絡会を設置いたしました。
この連絡会は、教育委員会、市土木課、市の地域協働課、知立建設事務所、碧南警察署の担当職員で構成し、各機関が連携して通学路の安全対策を推進しております。平成28年度には、各学校、PTAより、歩道の設置やカーブミラーの設置、注意喚起看板設置などの必要性の報告がありまして、連絡会で情報を共有する中で対策が講じられてまいりました。通学路拡幅につきましても、学校、PTAなどからの報告をもとに、この連絡会で情報を共有し、対策を図ってまいりたいと考えております。
次に、(イ)通学路整備による
ウォーキングマップの作成をということでございますが、子供がより安全に歩けるように整備された道は、子供だけでなく、高齢者など多くの方に安全に歩行できる道と言えますので、
ウォーキングマップ作成との関連づけは、通学路整備の推進を補強するものと考えております。ただ、
ウォーキングマップを作成する際には、コースが限定されてしまう心配もございますので、通学路だけでなく、地域の中で、夜間も含めて安全に歩きやすいコースを選定してまいりたいというふうに考えております。
次に、(ウ)
ハンドボールゴールの危険性に対する施策ということでございますが、現在、
ハンドボールゴールが設置されておりますのは、小学校では中央小学校、棚尾小学校、西端小学校の3校、中学校は全校に設置をされております。いずれも鉄製のゴールとなります。
小学校では常時、アンカーやロープ等で固定して、運動場に設置されております。中学校では、ふだんは運動場の隅に横にして置いておき、授業などで使用するときだけ運動場に出していき、固定して使用をしております。
ことしの1月の福岡の小学校での事故を受け、本市におきましても全小中学校に、事故防止のために必要な措置を徹底いたしました。今後も引き続き、使用時の固定の徹底と定期的な安全点検を実施し、安全対策を図ってまいりたいと考えております。
次に、(エ)児童・生徒にAEDの講習をということでございますが、現在、小学校では、AEDに関する授業は行っておりません。ただ、機会を捉えて、AEDがどのようなものでどこに設置されているのかについて指導をすることがございます。中学校では、2年生保健の障害の防止について学習をする際に、応急手当の一環として、心配蘇生等とともにAEDについても学んでおります。
児童・生徒のAED講習につきましては、カリキュラムや時間数の関係から、実施は難しいと考えております。
続きまして、(2)社会教育についてのア、スポーツを通じた健康教育についての(ア)でございますが、広域スポーツのSNSとしまして、宇都宮市総合スポーツサイトは、さまざまなスポーツ関係者の参加、利用が可能な情報発信の場を提供し、スポーツに関する情報不足の解消や集約を図ることを目的に、システム運用を開始したとお聞きしております。
また、費用面では、地元の大学と共同研究で構築したこともありまして、イニシャルコストは約350万円、ランニングコストも12万円と伺っておりまして、効果的な情報インフラとして有用であるというふうに思っております。
サイトのコンテンツの利用はユーザーに委ねられていることもございまして、スポーツ関係団体への利用調査などを含め、研究を進めてまいりたいというふうに考えております。
続きまして、(イ)の玉津浦グラウンドにつきましては、本年度グラウンドの整地のために、山砂を入れております。また、C面西側の仮設トイレにつきましては、老朽化が著しいため、2号地多目的グラウンド設置の仮設トイレの移設を考えております。消耗品や修繕等の予算には限りはございますが、適正な維持管理を行い、安心・安全なスポーツ環境の実現に努めてまいりたいと考えております。
次に、(ウ)硬式野球利用環境の整備でございますが、現在、市内のスポーツ施設において硬式野球で利用できますのは、臨海公園グラウンドと2号地多目的グラウンドの2ヵ所でございます。
しかしながら、臨海公園グラウンドでさえも、防球ネットの高さが十分ではなく、しばしば場外でファウルボールが飛び出るという状況が起こっております。
この点に関しましては、利用者の方々に注意をして利用していただいておりますが、隣接をしております247号線に側道ができたことにより、危険度が増したように感じておるところでございます。施設の上部には高圧線が通っておりまして、容易に防球ネットを高くできないという状況がございます。
このようなことから、硬式野球はボールがかたいことから、後方打球に対して十分な安全管理を行う必要がございまして、利用者に対し安全への配慮をお願いするとともに、既存の施設の利用でお願いをしたいというふうに考えております。
最後に、(エ)フットサルでの利用の件数でございますが、まず、競技人口でございますが、通常、競技登録は、個人登録ではなくチーム登録でありますので、チーム数にて答弁をさせていただきたいと思います。
碧南市サッカー協会に確認をしましたところ、所属するフットサル委員会の登録するチーム数は、平成24年度で13チームであったのが、28年度では3チームふえて16チームということでございます。
また、競技可能施設といたしましては、議員の言われるとおり、臨海公園ドームと学校施設開放事業による中央中学校体育館のみでございます。屋内施設で行うには、壁などにボールが当たらないように、防球ネットなどの対策が必要でありまして、どこの体育館でもできるというわけではありません。臨海公園ドームの平日の夜間や土日は、テニスでの利用ともあわせて、ほぼ予約で埋まっている状況でございまして、近年、この点からも、フットサルの競技人口は増加しているように感じられます。
そういった点からも、既存のスポーツ施設を活用して、御提案をいただきました、壁の防護マットなど簡単な整備を行うことによりフットサルが実現できないかなど、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上で答弁とさせていただきます。
13 ◆13番(林田 要) 議長、13番。
14 ◆議長(杉浦哲也) 13番。
15 ◆13番(林田 要) 市長初め教育部長から、件名(1)並びに件名(2)についてるる御答弁いただきまして、まことに長い文章で申しわけございませんでした。ありがとうございました。
2回目の質問をさせていただくに当たりまして、まず1回目の答弁に対する財政の健全化につきましては、非常にわかりやすく詳細の御説明をいただきましてありがとうございます。
産業基盤整備につきましても、西端地域の利活用というところも今後ぜひ推進していただけるといったところで期待させていただきます。
また、安心・安全対策につきましても、消防団の方々への御配慮といったところを深くお考えいただいていることは理解させていただきました。
また、まち・ひと・しごとの創生につきましても、私やまた各議員が提案させていただいている内容のまた一歩先に進んで、既に来年度から実施予定である検討を進めていくといった御答弁をいただきましたので、1つ安心させていただきました。
教育行政方針への質問、また答弁なんですけれども、こちらにつきましても、(1)の学校教育につきましては、たしかAEDの講習はなかなか現時点では難しいといったところではございますが、決してそれを否定する、AEDが不要ではなく、現時点での講習というか、児童・生徒に対する中で、AEDといったものの知識を順番に行っていただいているということもありましたし、また、通学路の拡幅や通学路の整備といったところも御理解いただいていると思っております。
社会教育につきましても、今回、スポーツを通じた健康教育といった形で質問させていただきましたが、これらについても、硬式野球の利用環境、私もこれ、非常に危険なところだなというのを質問させていただき、答弁をいただいた結果わかったものですけれども、まだまだ硬式野球の利用をしたいという方も当然いらっしゃいますので、近隣自治体との連携も、先ほどのスポーツSNSもあるんですけれども、近隣自治体と、碧南市内ではなかなか今こういう状況だけれども、どこどこに行けばあるよといったような、そういった情報提供をしていただけるようにお願いしたいと思います。
産業基盤についての(エ)新たな創業者支援について、この点だけ2回目の質問をさせてください。
産業基盤整備に対して、今回新たな創業者支援といった提案型の質問をさせていただいたんですけれども、既に各種支援を実施されているといったことは承知させていただきましたが、では、実際に現在施策で行われております、例えば創業入門セミナーや保証制度、これらの成果として、具体的に支援された件数、その成果などがおわかりになればお示しいただきたいと思います。お願いします。
16 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。
17 ◆議長(杉浦哲也) 市長。
18 ◆市長(禰宜田政信) 先ほども説明させていただきましたが、本市は信用保証料補助、利子補給補助、償却資産新規取得補助に加えまして、今年度からホームページ作成に対する補助金も創設しておりますが、補助金の受給者が創業者であるかどうかというところまでは、ちょっと把握しかねているということでございます。
創業をお考えの方は、融資の関係で、金融機関、商工会議所、これは中小企業相談所といったところが窓口で相談に行かれるケースが多いかと思われますが、今年度、市の窓口でお受けしました創業に関する相談は2件ほどということで、多くはありませんけれども、今後ともしっかり支援をしていきたいと考えております。
なお、創業支援ということで、1つの項目でまとめて表示するというようなことも、そして対外的にアピールすることも必要じゃないかなというふうに考えておりますので、一度これは検討したいと。また、支援の仕方につきましても、先進地域も見る中で、ほかにどういう支援の仕方があるかどうかも含めまして、検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
19 ◆13番(林田 要) 議長、13番。
20 ◆議長(杉浦哲也) 13番。
21 ◆13番(林田 要) ありがとうございました。
創業者支援といったものが、先ほど1回目の質問で申し上げたとおり、碧南市に新しい風を入れることにもなるかと思いますし、既に答弁なされたとおり、まずは金融機関であったり、そして商工会議所へ相談されに行く、ただ、そこに1つ、行政の窓口といった部分もさらに一歩進めて、創業者の方から見た場合に頼りになる存在になっていただけたらと、そのように切に願っております。
この3月、本年度をもって、高松教育長初め鈴木教育部長、鈴木市民協働部長、鈴木病院経営管理部長の御退職ということで、非常にこれまで公私ともに多くの御指導をいただいてまいりました。本当にありがとうございました。またこれからの碧南市をしっかり見守っていただく中で、これまでと変わらずいただきたいと思いますので、最後、一言、高松教育長に、今回の私の質問を受けての思いをいただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
22 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。
23 ◆議長(杉浦哲也) 教育長。
24 ◆教育長(高松 透) 4年間、本当にありがとうございました。
私自身、いろんな勉強をさせていただきまして、私自身のためにもなったかなというふうに思うわけですが、皆さんから見られるとまだまだやることは足らないぞというふうに思われるかもしれませんが、私自身、やれることはやったかなというふうに思います。これも、皆さん方のおかげだというふうに思います。どうもありがとうございました。
25 ◆議長(杉浦哲也) 以上で、林田要議員の総括質疑を終わります。
この際、暫時休憩といたします。
(午前 11時 3分 休憩)
───────────────────・・───────────────────
(午前 11時 15分 再開)
26 ◆議長(杉浦哲也) それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、生田綱夫議員の総括質問を許します。
27 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
28 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
29 ◆8番(生田綱夫) 皆さん、こんにちは。新政会の生田綱夫でございます。
ただいま議長の発言許可を得ましたので、通告書に基づき質問させていただきます。先ほど新政会の林田君より全体的な質問がありましたので、その中でダブる部分もありますが、基金の運用に関して林田議員のほうからジャブを出していただきましたので、そこからボディーブローへと掘り下げて質問させていただきたいと思いますので、明快な答弁をよろしくお願いいたします。
件名1、新たな収入源の確保について。
禰宜田市政におかれましては、平成20年秋以降に発生しましたリーマン・ショックの影響を受け、税収がピーク時に比べ50億円以上と大幅に減少する中、平成24年9月に、将来にわたり持続可能な財政運営の転換を図るため、財政再スタート宣言を発表し、今まで行ってきた高いレベルにある行政サービスを見直し、県下標準レベルの改革を進めてまいりました。この宣言に基づき、支出面のみならず、収入面においても、積極的な新たな収入を確保するための検討、取り組みを行っておられ、私個人としても評価するところでございます。
平成26年度より本格的に取り組まれたふるさと納税については、県内でもいち早く積極的な展開をされました。職員のアイデアを十分に生かし、効果のあるPR方法、多くのふるさと産品をラインナップでそろえる取り組みなど、その先進的な取り組みには大いに評価するものであります。その結果、県内トップの実績を残し、5億円を超える寄附金収入は、この低金利時代、目をみはるものがありました。
そこで、新たな収入源の確保について質問させていただきたいと思います。
まず、(1)基金利子収入の前年度対比大幅減の要因について質問させていただきます。
新年度予算の予算書を拝見すると、15款財産収入、2項財産運用収入、2目利子及び配当金、1節基金利子収入の平成28年度当初予算予算額は2,271万9,000円だったのが、平成29年度当初予算額は175万7,000円と10分の1以下、92.3%というマイナス、大幅な減額となっております。また、平成28年度の予算の3月補正でも同様な状況であります。
この要因は何か、まずお答えください。
30 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
31 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
32 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。
皆様も御存じのことだと思いますけれども、日本銀行が平成28年の1月29日にマイナス金利政策の導入を決定いたしております。昨年度27年の9月の予算要求の時点では、マイナス金利というのは全く予想ができておりませんで、そのときでは、過去3ヵ年の率を参考に、基金利子収入の当初予算を算出しております。
29年度の予算におきましては、預金利率を前年度予算の10分の1以下ということで見込んだために大きな差が出て、大幅な減額となったというものでございます。
33 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
34 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
35 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。
こういった資金運用というのは、誰がどのように決めているのか、また、平成28年度は金融機関及び利率はどう決められているのか、定期預金に預けられた金額や利率など内訳をお示しください。
36 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
37 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
38 ◆副市長(松井高善) 現金の預金先、種別の決定は、会計管理者の権限で行っております。
平成28年度における基金の運用につきましては、おおむね1年間、本市の指定金融機関及び収納代理金融機関に利率等を照会する中で、運用先を決定いたしております。
基金全体の預金額は69億円余、平均運用利率は0.148%でございます。
39 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
40 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
41 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。
続きまして、(2)の資金運用の考え方及び経緯についてですが、ここで論点整理をさせていただきます。
地方自治法241条第2項では、基金は確実かつ効率的に運用しなければならないと規定され、また、地方財政法第4条の3第3項で、積立金は、金融機関への預金、国債証券、地方債証券、政府保証債、その他証券の買い入れ等の確実な方法によって運用しなければならないと規定されており、債券による運用は法的には可能であります。
対象とする金融商品につきましては、為替リスクのある商品やハイリスクの社債や株式での運用は避け、国債、地方債、政府機関債など、公共債に限定されている自治体もあります。
ゼロ金利・マイナス金利政策の中で運用収入を確保するために、どういった観点で資金運用しているのか、資金運用の多様化を図ることでより有利な運用が期待できると思いますが、元本が保証されている商品を検討したことはあるのでしょうか。碧南市は、どういう理由で預金のみの運用としているのか、また、債券運用していた時代もあったと思いますが、過去の経緯についてもお聞かせください。
42 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
43 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
44 ◆副市長(松井高善) 資金運用の状況につきましては、先ほど13番議員に対しての御質問にもお答えしております。
債券による運用は、基金については平成21年度まで、基金以外の資金につきましては平成24年度まで行った実績はございますが、その後、平成25年度以降は行ってはおりません。
債券運用に消極的な理由といたしましては、基金はその目的に応じて毎年必要な金額を随時、積み立てや取り崩し、これをそれぞれ行っているため、長期での運用が難しいという、そういうことが挙げられます。また、年度当初など歳入不足時の資金繰りの安定性を図るために、基金から一時的に歳計現金に繰り替えまして、一定程度の基金を確保していく、そういう必要がございます。
平成27年度では、財政調整基金から12億円、28年度におきましては6億円を繰り替えしておりまして、こういうことからも、長期の運用は現状では考えておりません。
45 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
46 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
47 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。しかし、債券運用について、少し消極的過ぎではないでしょうか。
碧南市の基金は全体で69億円ということですが、その中で大きく取り崩す可能性があるのは、財政調整基金と公共施設維持基金ぐらいだと思います。一時的な歳計現金に繰り替えを行うことも理解できますが、一番の理由は、そもそもやる気の問題じゃないでしょうか。平成25年度以降実績がないようですが、平成24年9月の財政再スタート宣言の際には、新たな収入源の確保に取り組む観点で、資金運用にどう検討されたのか、お示しください。
48 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
49 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
50 ◆副市長(松井高善) 資金運用に関しましても、先ほどお答えしたとおりでございます。議員御指摘の財政再スタート宣言のときということでございますが、この時点におきまして、運用を考えるというような余裕資金もございませんので、何も検討はしておりません。
よろしくお願いします。
51 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
52 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
53 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございました。再スタートと銘打った割には、運用部分に何も検討しなかったということは、いささか物足りないような気がしますね。
それでは、続きまして、(3)資金運用の全国的な傾向と近隣市の状況はどうでしょう。また、その結果を踏まえ、どう分析しておられますか、お示しください。
54 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
55 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
56 ◆副市長(松井高善) 平成27年3月に地方公共団体金融機構から発行されました自治体における資金管理等の現状、これによりますと、全国の市、区における財政調整基金の運用は、普通預金や定期預金での割合が高く、債券による運用の割合は10%弱、こういう現状でございます。
これに対しまして、近隣市の状況でございますけれども、西三河9市のうち、債券による運用を行っているのは4市でございまして、碧南市を含めた残り5市は債券による運営は行っておりません。仮に現在の金利状況が当分の間続くようであれば、近隣市の動向も踏まえまして、今後の対応は協議をしてまいりたいと考えております。
よろしくお願いします。
57 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
58 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
59 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。
債券運用の全国的な割合は10%弱と、西三河9市では4市が債券運用を行っているとのことですが、改めて債券運用を行っている4市の市名とその4市の運用方法、どういう債券に幾ら、利率、資金運用の全体の割合など、わかれば教えてください。
60 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
61 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
62 ◆副市長(松井高善) 先ほど私が申し上げました、債券運用を行っている4市というのは、岡崎市、刈谷市、安城市、みよし市の4市でございます。
このうち、岡崎市は、基金の総額が約310億円でございますが、債券ではなく、その全てを自由金利型定期預金で運用しておりまして、歳計現金のうち1億4,000万円程度を債券で運用しているという状況と伺っております。
刈谷市は、基金総額約200億円のうちの4%程度、8億円になると思いますけれども、債券運用をしているということであります。
安城市は、基金総額約290億円、12%ということですので34億円程度の債券運用をしているということでございます。
みよし市は、基金総額170億円のうちの約3%でございます。約5億円でございますけれども、債券運用をしているという状況でございます。
以上です。
63 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
64 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
65 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。
近隣4市における債券運用の割合は高くないようですが、運用していることは事実であります。御答弁では、近隣市の動向を踏まえとのことですが、資金運用に近隣市の動向を踏まえる必要はないと思います。隣の家が債券運用をやるようになったから自分もやるという人もいるかもしれませんが、やる人はやっぱりやると思います。先ほども申し上げたとおり、やる気の問題だと思います。
それでは、続きまして、(4)公金管理運用方針の制定についてお伺いいたします。
ある自治体では、資金の確実かつ効率的な運用を図るため、その運用及び管理に係る基本方針等を定め、歳計現金と基金について、支払いや基金の取り崩しに支障のない範囲で、国庫短期証券、定期預金、国債、地方債、財投債などで安全かつ効率的に運用を行っているところがありますが、碧南市では制定する考えはありませんか、お答えください。
66 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
67 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
68 ◆副市長(松井高善) 碧南市におきまして、公金の管理及び運用に当たりましては、碧南市資金管理及び運用指針を定めておりまして、安全で確実かつ効率的な運用に努めることとしております。また、碧南市預貯金等資金運用管理基準及び碧南市債券運用管理基準を設けておりまして、運用の種類や運用先の選定の基準をここで定めております。
以上です。
69 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
70 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
71 ◆8番(生田綱夫) 認識不足で申しわけございませんでした。
碧南市資金管理及び運用指針や碧南市債券運用管理基準が、碧南市にもあったんですね。しかし、そこには、1年の運用で定期預金のみとなっているとは思えません。金利低下が続く中、金利運用の効率化を図るために長期運用が有効だと思います。金利変動リスクに対処するため、途中売却も視野に入れた運用を行うべきだとも思います。例えば毎年1億円ずつラダー運用するとか、方法はいろいろあると思います。
改めて確認いたします。債券運用を含めた長期運用の考えはないのか、お聞きします。
72 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
73 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
74 ◆副市長(松井高善) 重ねて申し上げることになってしまいますけれども、碧南市は現在、長期的に固定化できるよう、そういう余裕資金が余りなくて、そういう状況でございます。資金繰りの安定性を図るために、現状では長期での運用は考えてはおりません。
先行き不透明な世界経済の動向を考慮する中で、景気の変動によっては、本市の市税収入に大きな影響を及ぼす、そういうおそれもございまして、今後も碧南市に合った運用に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解お願いいたします。
75 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
76 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
77 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございますというか、全く平行線ということですね。
残念ながら、今回の答弁を聞いていますと、固定化できる資金がないのではなく、1年間の自由金利型定期預金が固定化されているように思います。長期的に固定化できる資金がなく、資金繰りの安定性を図るため長期運用は考えていないとの答弁ですが、各定期預金の金額や予算執行計画など、資金繰りの安定性を示す具体的な数値は答弁されませんでした。財政再スタート宣言では、広告収入など新たな収入源の確保を明示されているわけですから、いろんな角度で収入増につながる手段を検討すべきだと思います。
今回の質問を通じて、初めて碧南市資金管理及び運用方針を見させていただきましたが、その中には、公金の運用に当たっては常に市民の利益を求めて職務に当たるとありますし、運用の対象は、預貯金、国債、地方債、政府保証債、金融債、事業債等幅広い運用を行うとありますが、矛盾していませんか。
また、碧南市は交付税の不交付団体なので大きく影響はしませんが、この資金運用での増収分は、交付税算定の基準、財政収入額にはカウントされません。こういった観点からも、資金運用での収入アップは意義があると思います。いま一度庁内で検討していただくよう、要望とさせていただきます。
今回の資金運用の件もそうですが、あらゆる行財政改革を通じ、引き続き市民の方々の期待に応えるべく、最大の市民満足度とコストパフォーマンスを追求していただいて、市長がふだんから言っておられる、世界に誇る碧南市を目指してをテーマとして、広く碧南市を発信していただくことをお願い申し上げまして、件名1の質問を終わります。
続きまして、件名2、碧南緑地整備の継続事業実施のためのスポーツ推進基金の創設について。
2020年の東京オリンピック事前合宿地を目指し、予算書には、碧南市緑地スポーツ施設整備事業が新規事業として1億4,700万円余の予算計上がされました。
これまでの当局説明では、この整備もあくまで、とりあえずオリンピックの合宿施設完成までの一時整備であり、その後の整備は時の情勢を勘案しつつ進めるという、全く先の見えない状況であります。
では、市民要望はどうでしょうか。身近に世界トップレベルの練習風景を見られることも1つの楽しみでしょうが、実際には、自分たちの活動の場所をいち早く確保したい要望のほうが強いと思われます。2次整備への期待感のほうが強いわけです。
この整備及び会場は、オリンピックの事前合宿のみではなく、その後の2026年に開催されるアジア大会の誘致も決定している場所でもあります。その際に周りの環境が整っていない状況では、誘致会場としてふさわしくないように思われますが、また、施設の整備次第では、10年あれば碧南市の選手がアジア大会に出場できる可能性も十分に起こり得ることでもあります。
現に、2年前の高校サッカー選手権の決勝で、延長戦のとき決勝ゴールを上げた森山君やら、ことしの箱根駅伝で裏のエース区間と言われる第9区を区間3位で走った聞谷君らは、碧南の出身の選手なのです。碧南市の出身の多くの選手が10年後のアジア大会で活躍するためにも、施設が必要ではないでしょうか。
市内の選手が出ているのといないのでは、盛り上がりも全く違うものになりますので、そこら辺を考慮しながらお尋ねしますが、(1)2次整備となる陸上競技場とサッカー場の整備費用はどのぐらいと予定しているのか、お答えください。
78 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
79 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
80 ◆教育部長(鈴木重幸) 2期工事全体の概算費用としまして、約10億円前後を見込んでおります。
81 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
82 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
83 ◆8番(生田綱夫) それでは、(2)陸上競技場とサッカー場を兼ねる施設整備に関してどういった補助金があるのか、お聞かせください。
84 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
85 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
86 ◆教育部長(鈴木重幸) スポーツ振興くじ助成金、通称totoが対象になると見込んでおります。また、その他の財源といたしまして、市債についても可能であると考えております。
87 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
88 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
89 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございます。
次に、(3)基金の設立はどのようにして行うのか、お答えください。
90 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
91 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
92 ◆教育部長(鈴木重幸) 現在、直接的な基金はございませんが、過去のスポーツ施設整備に対する充当基金といたしまして、健康都市推進基金がございます。
また、大規模な施設整備となりますと、後年度負担の考え方、つまり起債の活用もありますので、新たに基金を設立することは、現在のところ考えておりません。
なお、御質問の中でも出ておりましたが、2期整備の早期着工につきましては、関係団体からも早期整備の要望をいただいているところでございますが、社会的情勢だとか経済的情勢を勘案しつつ、かねてから懸案事項でございますので、最大限の早期整備を模索する中で、これらの財源確保に努めてまいりたいと考えております。
93 ◆8番(生田綱夫) 議長、8番。
94 ◆議長(杉浦哲也) 8番。
95 ◆8番(生田綱夫) ありがとうございますとは言えないようなお答えですが、最大限早期整備のための財源確保を期待いたします。
ただ、今の状況でビーチバレーコートのみの予定であるならば、以前にも申したとおり、現状、碧南市には全くかかわりのないビーチバレーに多額の予算投入をすることによって、今ある現行の実存競技団体への軽視と捉えられ、以前、新体操のまち碧南として、臨海体育館オープンから十数年続いたにもかかわらず、この問題で全ての全国大会をやらなくなってしまったという、衰退の一途をたどったという経緯があります。その二の舞になりかねません。同じことを繰り返すことのないようにするためにも、継続整備が必要となると思われます。
施政方針の今年度の取り組みには、碧南緑地には新たなスポーツ施設の整備を行うことにより、誰もが健康で安心して暮らせる環境づくりを進めるとともに、第5次碧南市総合計画のテーマであります「ひとのわで 楽しさつくる みなとまち へきなん」の実現を目指してまいりますとありますが、ビーチバレーコートだけでは片手落ちになってしまいます。第2次整備が完成してこそ、この方針に合致するのではないでしょうか。
施政方針を実現させるためにも、補助金もほとんど当てにならない中で確実に実行するためにも、スポーツ推進基金の新たな設立を考えないなら、今ある健康都市推進基金を利用し、そこへ組み入れを多方面より検討するなり、先ほどの件名1の基金運用の効率化を図り対応するなどして、ビーチバレーコート完了後に速やかに第2次整備を進め、多くの市民の要望に応えていただけるよう要望といたします。
以上で総括質疑を終了しますが、先ほども林田議員が言われましたが、今月いっぱいで退職される3名の部長のほかにも、今回、会計管理者もこの場におりますので、あわせて定年まで責任を持って勤務されたことに対して敬意の意を、それからお疲れさまでしたということで、今後の御活躍や御健勝を祈念しまして、送別の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
これで終了いたします。
96 ◆議長(杉浦哲也) 以上で、生田綱夫議員の総括質疑を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩といたします。
(午前 11時 41分 休憩)
───────────────────・・───────────────────
(午後 1時 0分 再開)
97 ◆議長(杉浦哲也) 休憩前に引き続き、午後からの会議を再開いたします。
次に、鈴木みのり議員の総括質疑を許します。
98 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
99 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
100 ◆20番(鈴木みのり) こんにちは。みらいクラブの鈴木みのりです。
こんなにも多くの傍聴の中で質問するということで少し緊張しますけれども、ただいま議長のお許しをいただきましたので、申出書に従って総括質疑をさせていただきます。
ただ、今回、私が長年こだわってまいりました総括質疑とは異なりまして、一般質問的になってしまいますけれども、どうしても今このタイミングでしかなく、1点に絞ってお聞きをしたいと思いますので、御理解ある御答弁をよろしくお願いいたします。
また、その件名の市民病院につきましては、過去にも何回かは質問してまいりましたが、今回は特に、恐らくここにいる皆さんを含めて多くの市民の皆様の心の声を代弁して、パンドラの箱をあけるようなつもりでお聞きをするもので、ギリシャ神話の中ではいろんな災いが出てくる、最後に残ったものがエルピスという、希望ということですので、その希望が見出せるように期待をして質疑したいと思います。
それでは、件名1、市民病院についてお聞きします。
この3月議会というのは、1年の中でも予算審議がメーンの議会であり、一般会計、特別会計、企業会計とそれぞれの会計の予算が上程されております。この予算の中で、病院事業というのは、一般会計の中でも断トツと言われております民生費の100億9,000万円余を上回る106億9,000万円余となっており、事業費として占める割合も民生費の17.1%に対して約18.2%あるんですね。にもかかわらず、予算書で割くページ数というのは、今回も521ページある中で48ページであります。
また、施政方針演説の中でも300行以上市長は書かれておりますけれども、病院については昨年もことしも5行足らずです。当然、量の問題ではないんですけれども、一番税金を使っておりまして、ましてやいろんな問題を抱えていて、それなのにコメントが5行というのは余りにも寂しい、何となくバランスがとれていないような感じがしてしまいます。
昨年は選挙を控え、骨格予算になることは十分理解するところでありますが、逆にことしは、禰宜田市長3期目の、そして2年目ということで、まるっと禰宜田色を存分に出せる年であるはずです。少なくとも、財政力指数でいえば、1.00を超えた0.288の部分であったり、経常収支比率でいえば91.8%というのは繰出金の多さを物語っておりますけれども、反面、残った8.2%というのは個性が唯一出せるわけですから、この部分で禰宜田イズム、禰宜田色を表現していただけたらというふうに思います。
そこで、何と言っても、経営感覚にたけております市長として、また、常日ごろから身の丈に合った市政をとか、費用対効果とか、他市比較とか、全てをゼロベース見直しで、はたまたスクラップ・アンド・ビルドと言われております市長にまずはぜひ聞いておかなくてはなりませんので、お尋ねいたします。
(1)大前提として、中小企業診断士としての市長に確認するが、今の碧南市民病院を経営面、財務上の意義と市民の生命を守るという公共性、行政上の意義の両面から見て、どのような考え、認識あるいは方向性をお持ちなんでしょうかということで、施政方針の中で、先ほども言った5行で述べられているそういった一般論だけでなく、1歩踏み込んだ御答弁をよろしくお願いいたします。
101 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。
102 ◆議長(杉浦哲也) 市長。
103 ◆市長(禰宜田政信) じゃ、この件は私から答弁をさせていただきます。
碧南市民病院は、西三河南部西医療圏におきまして第二次救急を担う病院でございまして、施政方針で申し上げたとおり、市民病院は、市民の安心・安全を確保する上でも重要な役割を担っておりまして、その公共性は高く評価されるものと考えております。
無論、現在の赤字経営でもよいという考えはございませんが、地理的条件とか周りの状況もございまして、黒字化は容易なことではないというふうに認識しております。
また、自治体病院としては、利益を中心として経営していくという点では、そういう利益を中心とする経営というのは難しいというふうな点もあるということを御理解いただければ幸いだというふうに思っております。
そんなことで、市民病院は、市民の安心・安全を確保する上での公共性をより重視し、必要不可欠な施設であるという認識でございます。市民病院としても、国の示す新公立病院改革ガイドラインや県の地域医療構想に基づいた中期経営計画の改定についても取り組んでおりまして、経営の面でも効果があらわれることを期待しているということでございます。
以上、私の答弁です。
104 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
105 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
106 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。それだけ市長のほうが理解されて、最初の答弁では効果があらわれることを期待しますというふうだったんですけど、今そうやって言っていただけたので結構かと思います。
それでは、(2)のほう、現状把握について何点かお聞きをします。
まず、アの全国で人口10万以下もしくは300床前後の自治体の市民病院は幾つであるのかお答えください。
107 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
108 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
109 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 私から答弁をさせていただきます。
まずもって、国が取りまとめております平成26年度における公営企業年鑑からの抽出となりますことをお断りさせていただきます。
300床規模の自治体病院、これは300床から399床でございますけれども、全国では72病院がございます。
以上でございます。
110 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
111 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
112 ◆20番(鈴木みのり) 市町村だとか連合会やらは除かれているので若干数字は少ないですけれども、それでは、イとして、今お答えになった中で、診療科目数、病床数、職員数、特にドクターはそうなんですけれども、その平均的な数字と、それに対して当碧南市の市民病院の数字を教えてくださいということで、市長もいつも、最近よく他市比較ということでいろんなものを比較されることが多いもんですから、当然いろんなことを調べられていると思いますので、お答えください。
113 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
114 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
115 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) こちらも平成26年度公営企業年鑑からの抽出となりますけれども、アで答弁いたしました72病院でございますけれども、診療科数、医師数等の平均については確認がとれておりませんので、申しわけございません。
なお、診療科数について、県下における300床から399床の公立病院で申し上げますと、蒲郡市民病院、382床でございますが診療科が22、稲沢市民病院、320床でございますが診療科は17、当院は20診療科でございます。
また、病床数の全国平均は344床、正規職員数は366人、うち医師は45人、看護師は240人となっております。当院の医師数は、1月末現在で51名、看護師数は247名でございます。
なお、職員数は、その病院の有する病床機能にも影響されますので、病床数だけでの人数比較というのは非常に難しいものであると考えております。
以上でございます。
116 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
117 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
118 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。
それでは、今のアで答えられた病院の数があったんですけれども、その中で黒字経営と赤字経営の病院の割合をどの程度かお答えください。
119 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
120 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
121 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 経常収支が黒字の病院が29病院で、その率は40.3%でございます。赤字の病院が43病院で、その率は59.7%となってございます。
以上でございます。
122 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
123 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
124 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。
では、エとして、ウの中で、特に赤字経営の病院において、総務省自治財政局が平成19年12月に策定されました公立病院改革ガイドラインによって、経営の効率化、再編ネットワーク化、経営形態の見直し、この3点の視点に立った改革プランをつくられましたが、何%の赤字病院が改善されたのかということで、当市はどうであったのかお答えください。決して赤字がそのままぱっと黒字になったというケースだけではなくて、赤字が減少したというケースも含めてで結構ですので、お答えください。
125 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
126 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
127 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) これも総務省発表の資料によりますと、平成20年度に経常収支が黒字の病院は全国で280院あり、平成25年度には414院となりました。平成20年度に経常収支が赤字の病院が663院で、これが平成25年度には478病院となっております。
これを構成比で申し上げますと、平成20年度における黒字病院が全体の29.7%、赤字病院が70.3%であったものが、平成25年度においては、黒字病院が46.4%、赤字病院が53.6%となっております。
議員が言われる赤字幅の改善された割合というのは、申しわけないですが、つかんでおりませんので、よろしくお願いいたします。
それで、当院の場合ですけれども、平成20年度の赤字が8億5,400万円ございましたが、平成25年度の赤字が5億400万円となっておりますので、赤字は改善しております。
以上でございます。
128 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
129 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
130 ◆20番(鈴木みのり) それでは、今の答弁の中でもわかるように、統合だとか廃院ということもあって50幾つかの病院が減っています。また、黒字化が進んだかのような数字を言われましたけれども、実際には一般会計からの繰出金を著しくふやしているというのが本当のところではないでしょうか。御所見をお聞かせください。
131 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
132 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
133 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 前回の改革プランの中で、確かに黒字のほうがふえておる病院が多くなりましたが、確かに一般会計からの繰出金が多くなったということも聞いておりますので、そういった原因の中で黒字病院もふえたということを認識はしております。
以上でございます。
134 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
135 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
136 ◆20番(鈴木みのり) それでは、次、オ、平成27年3月に、依然経営の厳しい状況を鑑み、総務省は新公立病院改革ガイドラインを示され、当市はそれにより、今月21日、新たな改革プランの報告があると思われますけれども、この本会議で審議の後、タイムラグのある報告というのは、議会封じとは言いませんけれども、1年、審議、対応がおくれると思われますが、いかがでしょうか。お答えください。
137 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
138 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
139 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 国の示した新改革ガイドラインには、県が公表する地域医療構想を計画に盛り込むことが義務づけられております。
愛知県の場合、西医療圏、特に当院が属している西三河南部西医療圏における必要病床数の調整が進まず、地域医療計画との整合性もうまくとれないなど、本来、昨年の夏前に公表されると言われていた地域医療構想の公表が10月中旬までずれ込むことになりました。その結果、策定がおくれてしまいました。
計画は、平成32年度末を標準期間とすることが定められ、平成28年度末までに策定することが義務づけられております。この中期経営計画改定版を新公立病院改革プランと位置づけ、国、県の指導を仰ぐ中で計画を進めてまいりたいと考えておりますので、議員各位の御理解、御協力をお願いしたいと思います。
以上でございます。
140 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
141 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
142 ◆20番(鈴木みのり) では、私の提案であります(3)のほうにも大変関係がありますので、ここでお聞きしておきます。
今、答弁の中で、必要病床数の調整がなかなか進まずというふうにお答えになられました。要するに、碧南市の324床を堅持するという主張と県のほうで示された適正な数字というのは、どの程度の乖離、開きがあったのでしょうか。ここはポイントです。お聞かせください。
143 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
144 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
145 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 細かい数字は持っておりません。
当初、碧南の市民病院は320床ございますけれども、その中で、急性期、それから回復期等が中に含まれておったんですけれども、当初の計画では、西三河南部西医療圏のほうが減らされるという形の中で非常に危惧をされました。そういった中で、ここの医療圏にある病院の病院長等が県にも陳情に行き、そういった中での数字のほうを改定していただいて、当初のとおりの数字の中でおさまっております。それは、今、急性期、それから回復期、そういったものがちょうど中に含まれる数字が病院と合致していったという形になっております。細かい数字は持っておりませんので申しわけないですが、よろしくお願いします。
146 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
147 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
148 ◆20番(鈴木みのり) そういう事情があったということではありますが、県のほうは公正に判断したときに、やはりこのエリアでは多いのではないかという判断をされた根拠はあったはずなので、もしそういうことがわかれば、21日のときでも結構ですが、お教えいただければありがたいかなというふうに了解をさせていただきます。
ただ、御答弁の中でもう一点、国の改定の中で、計画の根幹であります収入面について、ちょっと気になる見直しの部分がありますので、この際お聞きします。
新公立病院改革ガイドラインの第5の2項(2)で、公立病院の病床数に応じた地方交付税算定の見直しについて、公立病院の病床数に応じた地方交付税措置については、算定の公平性の確保、稼働病床数の把握が可能になったこと等を踏まえ、算定の基礎となる病床数を許可病床数から稼働病床数に変更するというものですね。持っている病床数ではなくて、動いている実際の病床数だということですね。そうなると、病床利用率が74.6%の当院としては大変な痛手と思われますが、影響額はどの程度と算定して計画を策定されたのかということで、あるいは、うちは不交付団体ということで扱いは関係ないということであればそれで結構ですので、お聞かせください。
149 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
150 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
151 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 碧南市は、地方交付税の交付を受けておりません。不交付団体でございます。ですので、特にこういった影響額は計画策定上考慮に入れておりません。あくまで、当院では一般会計からの繰入金のみとなりますので、今回の交付税措置の変更については直接的な影響は見込んでいないのが現状でございます。
以上でございます。
152 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
153 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
154 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございました。
次に、カといたしまして、今回、職員数の適正数値を出されましたけれども、その中でも際立っている病院の15人のプラスというのがありますけれども、これは名大の医局訪問・めぐりというか、それ以外でどのようにふやされていくのか。また、それによって、29年度からは、現状体制から何名、特にドクター、看護師がふえるのかお答えをください。本議会の初日の上程説明の中及びその質疑、答弁の中で、プラス15人というのは技術職のみということでしたが、確認のため、肝心のドクターを中心にお答えください。
155 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
156 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
157 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) まず、御質問の15人のプラスにつきましては、これは本会議の上程説明の中で他議員からの御質問にお答えしたとおり、理学療法士等の医療技術員の充実を図ってきたことにより定数をふやすものでありまして、医療技術職員の枠を15人分ふやすものであります。
それから、平成29年1月末現在の正規職員数を申し上げますと、医師が51人、看護師247人、医療技術職70人、事務職18人の計386人でございます。
それから、平成29年4月1日現在の、これは見込みでございますけれども、医師は46人、看護師266人、医療技師職74人、事務職18人の計404人を見込んでおります。看護師は現在より19名増となる見込みでございますけれども、残念ながら、医師は、4月当初は現在よりも5人の減となる見込みでございます。
医局訪問以外の医師の確保につきましては、研修医の確保が最重要課題となっておりますので、それに向けて努力してまいりたいと思います。
以上で御答弁とさせていただきます。
158 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
159 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
160 ◆20番(鈴木みのり) 研修医がなかなか残らないという理由はいろいろあると思います。都会に住んでいる方が碧南に来て家庭を持ってというのは厳しい状況、いろんなことは理解をするところでありますけれども、努力はしてください。
ただ、1点、4月からさらに厳しい状況が予想されますが、今の答弁の中で2点ほど確認したいことがあるんですけれども、1つ、ドクターが5人減というふうに言われましたけれども、それによって診療科が維持できなくなって診療科目がなくなってしまうということがないかどうかというこの点と、特にその中でも、産婦人科の優秀なNドクターはことし定年だと思うんですけれども、後任対策というのは大丈夫なんでしょうか。子供を産むならとか子供を育てるならと言っている以上、何としても産婦人科に関しては死守をしなければという思いがあります。一般職でいうところの再任用をお願いするとか、既に新しい後任のドクターの予定があるとか、そういったことがあれば、この2点について希望の持てる御答弁をよろしくお願いします。
161 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
162 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
163 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 常勤医師が減となる診療科につきましては、内科の中では血液内科、呼吸器内科、それから小児科、耳鼻咽喉科、産婦人科の5診療科でございます。産婦人科以外は複数の医師がおりますので、診療科が維持できなくなることはありません。
産婦人科につきましては、御指摘のとおり、常勤医師の補充はできませんでしたが、現在の医師が非常勤医師として残っていただけますので、現在の診療体制は維持できる見込みでございます。
以上でございます。
164 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
165 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
166 ◆20番(鈴木みのり) よかったですというふうに言えばいいのか、大変厳しい綱渡り状況であることは間違いありませんので、これからも御努力のほうはお願いしたいんですけれども、それと答弁の中で、4月当初はという形でかなりそこを強調されたようにスタートの人数を言われましたので、そこに含みのある答弁ということで期待をしたいと思います。
次に、キとして、昭和63年の開院以来、一般会計からの繰出金の累計は幾らかということで、3条関係の収益的収支の主に人件費など運営経費についてと、4条関係の資本的収支の2分の1負担の設備費などを合わせた負担金、支出金の繰出金の合計をお答えください。
167 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
168 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
169 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) これは、平成29年度予算の繰出金も含めての数字でございますが、全体では344億4,196万3,000円でございます。このうち、国が定める繰り出し基準に基づいた負担金、出資金の合計額は248億837万4,000円で、市独自の補助金の累計額は96億3,358万9,000円となります。
以上でございます。
170 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
171 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
172 ◆20番(鈴木みのり) 単純に7万人市民1人当たり50万円弱の借金というイメージがどうしてもついてしまうんですけれども、通常の企業会計として考えた場合、実は私も少しだけ医療法人を経営させていただいてきましたけれども、診療報酬によって、設備だとか、人件費だとか、全てを賄わなければならなかったんですね。当たり前といえば当たり前なんですけれども。しかし、救急医療の不採算部門だとか、地方公営企業法17条の2ですか、そういったことを印籠として使ってきて、今日のような数字になってしまったということは否めないところではないでしょうか。
では、次のク、院内残薬について、二とおりに分けてお聞きします。
通常、医療関係で院内残薬問題といいますと、抗がん剤の未使用分の取り扱いをいいますけれども、今回は、その部分と通常の薬品の消費期限を過ぎたものだとか、調剤後に未使用になってしまったものということで、その両面でお聞きしたいと思います。
まず、アの直近3年間のデータを、抗がん剤の部分と通常薬品の期限切れと未使用分を合わせた部分に分けてお答えください。特に、前者の高価な抗がん剤といいますのは劇薬のため、安全に注意を払わなければならず、今までは残薬を捨てていて、その額は全国の病院で年間約1,000億円以上というふうに言われております。仕方がない部分もありますが、当市のケースをお聞かせください。
173 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
174 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
175 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) まず、抗がん剤などの高価な薬品ですが、一部を使用した後の残薬につきましては、保存することで品質が劣化したり汚染菌が混入したりするリスクを廃除するために廃棄しております。ただし、使用した薬剤につきましては、製品ごとに保険請求ができるため、余った分を捨てても収入には影響がありませんので、数量は把握しておりません。
それから、一般薬品の有効期限切れなどの医薬につきましては医薬品の廃棄ということで金額をお答えさせていただきます。平成25年度は約116万円、平成26年度は約218万円、平成27年度は約202万円であります。廃棄となったものは、有効期限切れとなった医薬品のほか、医師の指示により配合した点滴等で患者の症状、これは科などによりますけれども、などによって使用中止となったものなどでございます。
以上でございます。
176 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
177 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
178 ◆20番(鈴木みのり) ありがとうございます。
抗がん剤の廃棄というのは当然理解するところでありますが、ただ、もったいない精神で一応確認のために聞かせていただきました。
あと、もう一つ、それぞれ、そういう何か国からの指針だとか、あるいは当院だけのオリジナルの改善策だとか効果とかがあったら教えてください。
179 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
180 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
181 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 期限切れのものを少なくするためには、医薬品は最低個数での包装のものをできるだけ購入するようにし、まず在庫を最小限にしております。
抗がん剤などの高額医薬品は、患者の外来診療や入院に合わせて直前に必要数を購入するようにしております。また、一般的に使用期限が6ヵ月以上ある未開封品については返品や交換が可能でありますので、薬剤部では常に有効期限のチェックを行っております。
ただ、しかし、冷蔵庫に保管する医薬品、いわゆる冷所品については、幾ら使用期限があっても、一旦納入すると返品や交換がききません。こうした冷蔵庫保管の医薬品は、高価な抗がん剤や麻薬などの購入価格が高いものがほとんどでございますので、先ほど言いましたように、直前に必要数のみを購入しております。それでも患者の症状の変更、例えば死亡などにより急に使えなくなったりする場合も起きます。その場合は、未使用であれば同じ医薬品が使用できる新たな患者があらわれるまで保管をしますが、使用できる患者があらわれない場合は廃棄せざるを得ないことになります。
なお、医薬品の廃棄につきましては、医療用廃棄物として処分はしております。
以上でございます。
182 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
183 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
184 ◆20番(鈴木みのり) 御丁寧な御答弁ありがとうございました。
それでは、ここで1つ御提案というかお聞きをしたいんですけれども、薬品の共同調達というのはどうなんでしょうか。例えば、経営状況の厳しい仲間である、失礼なんですけど、蒲郡、西尾、半田市とか、そういった中堅どころの市民病院で共同調達を実施すれば当然単価が下がると思いますし、在庫としても一病院ベースで考えるとかなり少なくなるはずです。これは、実際、全国の実施された病院共同体の中の80%で効果が出ているという総務省の発表もありますが、御検討されたりしていくことは可能でしょうか、お答えください。
185 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
186 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
187 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 共同調達には、病院間での調整が非常に不可欠でございます。今のところ、近隣病院にはそうした動きはございません。現在、共同調達のことは考えておりませんが、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
以上でございます。
188 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
189 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
190 ◆20番(鈴木みのり) 期待をして待っております。
それでは、今回の本題であります、(3)選択肢についていろいろお聞きしたいと思いますが、基本、今からお聞きすることは、紛れもなく病院関係者と私は同じ気持ちであるということを理解していただきたいと思います。市民から、あるいは近隣市の方たちから、何とかして碧南市民病院に運んでほしいだとか、紹介してほしいだとか、この病気ならやっぱり碧南市民病院だよねと、そうやって言っていただけるような、そんな自慢できる病院になってほしいという、そういう一心でお聞きするわけです。そうなれば、私たちも応援のしがいというか、仕方も変わってくると思うんです。
そこで、まず、アとして、今月出てくるであろう改革案を、19年のときにありましたけれども、もう一度信じた場合、何年後に黒字に向かうと思われるのかお聞かせください。
191 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
192 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
193 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 中期経営計画改定版では、平成32年度末における黒字化を想定しております。これはあくまで基準としている数値目標をクリアした場合であり、例えば平成26年度にあったような地方公営企業法の大幅な見直しに伴う会計制度の改正や診療報酬の引き下げなどにより想定外の事態が生じた場合は、黒字化の現実は非常に難しいかと考えております。
以上でございます。
194 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
195 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
196 ◆20番(鈴木みのり) 大変苦しい答弁をさせてしまいましたけれども、私は、会計制度の改定だとか、あるいは診療報酬の引き下げがなくても難しいと思っております。なぜか。その根拠の1つには、今回、総括質疑の事前打ち合わせと称した会話の中で、情報公開などをして事業改革を行っていくと言われました。でも、実際に現実には、いまだに市民病院のホームページ、院長挨拶が平成27年の1月で更新がとまっているような状況。おまけに、その中のコメントで、消費税問題の影響で大変なので早急に議論を進めていただき、解決されるように願ってやみませんと全く他人事のように書かれております。どうやってこれを信用して、期待をして待てばいいんでしょうかということです。
そして、その打ち合わせの直後、すぐさま29年1月として更新をされております。今では何事もなかったようになっております。まず、そういった体質を本気で変えていかなくては何も変わらない、いや、変えられないと思います。
そこで、改革案というか、まずは小さな節約の1つとして、現在、市民病院の水道代、これは上水と工業用水を合わせて1,804万円ほど使っておりますが、病院の油ヶ淵を挟んで反対側、向かい側に水上スポーツセンターがあります。ここはプールもあって大変大量の水を使用しております。ほとんど井戸水で賄っているそうです。当然、市民病院敷地内でもすばらしい井戸水が利用できると思いますが、どうでしょうか。可能ではないでしょうか。
ちなみに、衣浦東部保健所にお伺いをしたところ、その可能性は大きいと思いますとの返事をいただきました。節約する気持ちがあるのかないのかをぜひお聞かせください。
197 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
198 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
199 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 地下水の利用につきましては、先ほど議員が言われたようなこともございますけれども、最近は災害時の水確保の面もあるということから、現在は検討しているところでございます。
以上でございます。
200 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
201 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
202 ◆20番(鈴木みのり) 検討していただけるということですので、いつもの検討で終わらないように、結果を出す検討であってください。
ほかにも、ビル管理だとか清掃など、小さな節約もいろいろあるかとは思いますけれども、とりあえず次のほうに行きます。
イ、民間への一括売却案についてはどうでしょうか。以前から、某T企業や某C企業などにお願いするのはどうかといった提案はあったと認識しております。難しいことは十分理解をしております。ですので、議会のほうで議決をし、市長と一緒になって陳情活動をしてもよいのではないでしょうか。
また、一括売却といっても、国土交通省の言うPFI法の改正版、コンセッション方式という、施設の所有権は公共が保有したまま事業運営権を民間に売却するという、要するに経営委託方式も考えられると思いますが、いかがでしょうか。お答えください。
203 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
204 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
205 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 中期経営計画の改定の中に当たっては、踏まえるべき4つの視点があり、そのうち、経営形態の見直しとして、民間譲渡についての記載はございますけれども、計画の中では当面は現状を維持することとしておりますので、民間への譲渡、売却については検討しておりません。
以上でございます。
206 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
207 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
208 ◆20番(鈴木みのり) ちょっと残念な考え方なんですけれども、いつものように、私としては突拍子もないような提案なんですけれども、これでも、私、毎日のようにしてどうしたらよくなるんだろうということを本当に考えております。その考えての選択なんですね。まだ当然、これ、やっていないことですので、何か答弁もいつものようなユニークな意見としてお聞きしておきます的に言われちゃうとは覚悟していますけれども、それでも聞かせてください。
ウとして、分割して民間へ売却することはということで、括弧して冷媒的思考というふうに書かせてもらったんですけど、冷媒というのは、医局の方は御存じだと思いますけど、調剤するときに、瓶から1部ずつつくってきて、調剤をして販売しますよね。そういった意味からここへ書いたんですけれども、例えば外科、内科あるいは整形だとかああいう採算性のいいところ、そういったところだけは民間のほうに売って、採算性の厳しい手術だ、入院だ、検査だ、救急医療と、そういったところは直営にして、それぞれの民間の貸している病院から貸し館的に、手術のときに1時間10万円とか、検査だったら1回幾らとかいう形で貸し館的に使っていただくと。そうすることによって、当然、民間病院というのは黒字で経営されていきますので、納税の団体として、直営の赤字の部分をある程度補填していただけるのではないでしょうか。どうでしょうか。お答えください。
209 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
210 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
211 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) イの御質問でお答えしましたとおり、計画上では民間への売却については検討しておりません。したがいまして、分割しての民間売却についても検討はしておりませんという御回答でございます。よろしくお願いします。
212 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
213 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
214 ◆20番(鈴木みのり) さっきも言いましたけど、ない方法を言っているわけですから、検討していませんと言われちゃうとちょっと寂しい気がしますけれども。
エとして、地方公営企業法でいう財務規定のみを適用している一部適用から、組織や人事など全ての規定を適用する全部適用に移行する考えについてはいかがでしょうか。私も全協なりいろんなところで最近お聞きをしておりますけれども、改めてお聞かせください。
215 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
216 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
217 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 地方公営企業法の全部適用になりますと、当然、人事管理を初めとした全ての規定を病院で管理して運営していくということになります。
県内におきましても全部適用の公立病院はございますが、今のところは、計画上は地方公営企業法の全部適用については検討していないというのが現状でございます。
以上でございます。
218 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
219 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
220 ◆20番(鈴木みのり) さらに、そうしますと、オのその先にある地方独立行政法人化についてはどうでしょうかというこの質問なんですが、これはかなりいろんな病院が実績として成功例が多いんですけど、どうでしょうか。
221 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
222 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
223 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) この件につきましても、地方公営企業法の全部適用について、今のところ検討していないということでございまして、したがいまして、それを飛び越えての地方独立行政法人化につきましては検討しておりませんというのが実情でございます。
以上でございます。
224 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
225 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
226 ◆20番(鈴木みのり) では、さらにということで、カ、最終形として、指定管理者制度を移行する考えはということでお答えください。
227 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
228 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
229 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) これ、エとオの御質問でも御答弁いたしましたとおり、地方公営企業法の全部適用、地方独立行政法人化につきましては今のところ検討はしておりません。ということで、したがいまして、議員の言われる最終形としての指定管理者制度への移行についても現在は検討していないということでございます。よろしくお願いします。
230 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
231 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
232 ◆20番(鈴木みのり) では、これ、全くの私の私案ですので、今回の中では一押しの提案なんですけれども、キといたしまして、病床数減少案として、約半数以下になりますけれども、150床にしたらどうかというものなんですね。そうすることによって、当然ドクターも看護師も必然的に減少していく傾向にはなると思います。当然、大きく3条関係が削減されますし、何と言っても、あと残ったその170床をどうするんだということなんですが、ここがポイントで、その170床をリノベーションして、民間の企業にサ高住として経営をしていただいたらいかがでしょうか。市民病院が併設されたサ高住というのは今のところないと思いますので、大変需要は多いのではないでしょうか。これによって、どちらもウイン・ウインの関係で最高の改革になるのではと自画自賛しているんですけど、どうでしょうか。
233 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
234 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
235 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) この1月末の病院の統計を見ますと、当院の病床利用率は74.6%でございます。単純に320床の病床数を乗じますと、1日当たり239名ほどの入院患者がいることになります。きょうも80%を超えて、250名を超えている患者さんがみえます。そういった中で、議員の御提案では、90名以上の方は受け入れられないということになりますので、これは他院へ移っていただくことになります。
また、病床数を減らせば、当然従事する医師を初めとする医療職員にも余剰が生ずることとなり、場合に応じては解雇しなければなりませんし、そういった環境では研修医も当院での研修を希望しなくなります。
したがいまして、議員の言われる病床数を半減させることが当院の経営にとって、そして、市民の安心・安全の確保にとってよい結果をもたらすとは考えにくく、病床の減少は考えておりません。
以上でございます。
236 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
237 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
238 ◆20番(鈴木みのり) 今の答弁では2つの疑問が残ります。
1つは、7対1の看護師の採用をしておりますので、当然数としては自然に淘汰され、少なくなっていくでしょうし、ドクターも若干は少なくなるでしょう。しかし、さっきも言ったとおり、3条関係というところが大変大きく減るから意味があるのであって、最初に市長に、これ、お聞きしましたよねということで、費用対効果が非常に好きで、最小の費用で最大の効果をという意味からも、また、市民の方たちにもっと真剣にかかりつけの院を促す意味でも、150床というラインは絶妙かと思います。
そして、全国のデータを見ても、逆スケールメリットで小さく縮小した部分、もし赤字になったとしても、やはり少額の赤字でおさまっているのが現状なんですね。ましてや、その170床のリノベーションによる増収に関しては、今、答弁を一切されておりません。
そして、もっと大切なことは、今はやりの何とかファーストですね。ということは、碧南ファーストという精神でお聞きをさせていただきます。今、日240人とか250人とか患者がいるというふうに言われましたけれども、90人ほど受け入れられないと言われましたのでお聞きします。今、入院患者は240前後いらっしゃる中で、碧南市民の方は何名でしょうか。市長も初めの答弁で、碧南市民の安心・安全の確保と言われておりますので、たしか監査のほうでは毎月住所別入所者のデータをとっていると思いますので、すぐわかると思います。お願いします。
239 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
240 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
241 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 1月の統計で、1日当たり239人の入院患者ということでございますが、239名のうち碧南市民の方は119名になります。
以上でございます。
242 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
243 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
244 ◆20番(鈴木みのり) ですよね。碧南市民の安心・安全を確保するには十分な数だと思いませんか。ですから、150床という提案をしたんです。適当な数字を言っているのではありません。ですから、こういったことをみんなで真剣に考えるんです。何のためにこの議会があって、何のために市長会、議長会がそれぞれあって、7万人の自治体で全てを賄っていく時代ではもうないと思います。そういったことを腹を割って隠さずに話していく、そういうことが必要ではないのかなと思います。
次に、その質問のところに、括弧にもあるとおり、本当に断腸の思いなんです。こんな選択肢の提案はしたくありませんけれども。蒲郡、半田、西尾、碧南といった中堅どころがやはり一番苦しい経営状況かと思われます。碧南市民病院の開院当時とは取り巻く環境も大きく変わり、また、先月2月24日の中日新聞では、2020年4月、岡崎市の針崎町に救急病院藤田保健衛生大学岡崎医療センターが開院される記事が発表されておりました。もう既に着工されております。診療科目では22、病床が400、ドクターは100人前後というものです。当市の320床でドクター46人とは、残念ですが比較になりません。
したがって、そういった近隣の病院と協力を確認した上で、クとして、廃院という選択も考えなくてはいけないのではないでしょうか。お聞かせください。
245 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
246 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
247 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 御質問の最初で市長が答弁しましたように、市民の安心・安全を確保する上でも市民病院は必要な施設であると考えております。
したがいまして、議員言われるような廃院というような選択は今のところ考えておりません。
以上でございます。
248 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
249 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
250 ◆20番(鈴木みのり) では、ここで1つ確認をしたいことがあるんですけれども、今言った藤田学園といえども、この医者不足の中で100人のドクターを集めることというのは大変であることは容易に推測されます。そこで、当碧南市民病院にも藤田学園からのドクターが何名かいらっしゃると思いますが、引き抜き対策などをどのようにされているのでしょうか。これも立派な危機管理能力かと思われますが、いかがでしょうか。
251 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
252 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
253 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 確かに、市民病院の中にも藤田衛生大学の出身のドクターはたくさんおります。そういった中で引き抜かれないように、当然医局にも行きますし、中の引き締めは言い方がおかしいですけれども、しっかりしたポストにつけるだとか、いろんな形で頑張っていただくような。ことしから新しい人事評価制度もあります。頑張っていただいた方にはそれなりの形で報われるような制度も進めていきますので、そういった中で頑張っていただいて、職員が一致団結してそういったのを乗り越えていきたいなと思っております。なかなか、引き抜きとなるとやっぱり医局との関係がございますけれども、それを全力で守っていきたいなと思っております。
以上です。
254 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
255 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
256 ◆20番(鈴木みのり) 本当に切にそういった活動をしていただく。当然、とめるためにはある程度のあめも必要なときもあるでしょう。でも、そういったことに関しては、我々も当然納得できる部分ですので、そういったことを考えておいてほしいという思いです。
いずれにしましても、開院から30年近く経過をし、要するに今回も公共施設の延命としていろいろ改修されるような案が出てくると思いますけれども、これはあくまでも物理的な改修であります。病院というのはそういうものではなくて、やっぱり診療科、新しい医療が始まれば施設として広げなければいけなかったり、構造上の問題でいろいろ出てくるんです。だから、本来は診療的なことをありきで改修するというのが本当なんですけど、それ抜きで今回は改修を考えていかれるということなんだと思いますね。これだと二度手間、三度手間になってしまいますので。
そこで、最後の質問になってくるんですけれども、ケとして、失敗の本質の考え方から、市民病院あり方検討会を医療関係者だけでなく多方面からのメンバーで立ち上げて協議するときに来ていると思うがいかがかというこの質問というよりもお願いの気持ちのほうが強いんですけれども、あえてここで失敗の本質を引用させていただいたのは、恐らくそのぐらい難しい、厳しい戦いのような問題であると認識しています。
私は、御案内のとおり、ずっとサッカーばかで、サッカーをやってきました。監督として試合に臨むときに、当然いい選手を集め練習し、作戦を練って臨みます。それでも試合に負けることはあります。なぜか。エースがけがをしたり、誤審があったり、雨が降ったり、いろんな想定外のことが起こります。それを監督というのはいろいろシミュレーションして、手を打って試合に臨むんです。病院も同じだと思うんです。いろんな手を打って打って、研修医がいなくなって少なくなりました、万歳ですと、これじゃだめなんですね。それもやりながらいろんな手を考えるということで、こういうあり方検討会という姿勢をまずつくるということが大切だと思うんですが、どうでしょうか。
257 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
258 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
259 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議員の言われるあり方検討会といいますと、最近では常滑市民病院の立て直しを考える組織として100人会議を立ち上げたというふうに伺っております。そういった性質の市民会議ではないかというふうに解釈はしております。
現在、当院では、条例に基づき、市長の諮問に応じ、管理及び運営について審議する運営審議会を年2回程度開催しております。運営審議会の委員は、医療関係者だけでなく、各種団体の代表者、識見を有する者、その他市長が必要と認める者から構成されております。
今後も、市民病院の運営に関する審議についてはこの運営審議会で行ってまいりたいと思いますので、市民病院のあり方検討会の設置については今のところ考えてはございません。
以上でございます。
260 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
261 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
262 ◆20番(鈴木みのり) 大変残念です。これで市民病院の立て直しも後手後手になり、大幅におくれるように強く感じました。
念のためにお聞きします。通常の問題のないときであれば、年2回の予算と決算の報告であったり事業報告をする程度の、議長のお好きな言葉、形骸化した審議会というのもありかなというふうに思いますが、今はそんな状況ではないという危機感、そういったものはないんでしょうか。
さきの平成19年の改革プランと、今回、平成27年の改革プランを作成するに当たり、どのようなプロジェクトチームを組んでつくられたのか。それぞれのPTのメンバー構成と、何回程度会議を重ね、そこで一番肝心な市民病院の方向性をどのように決めたのかお聞かせください。
263 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
264 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
265 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 特にPT、プロジェクト会議的なものはつくっておりません。県のほうの地域医療構想がおくれてまいりましたので、それを受けて、計画の中に入れて、病院の職員の中で数値を考えると。今回は、中期経営計画を改定して、数値目標の中で数値を変えながら、ここまで努力目標といった中で32年の黒字化を目指しております。そういった中での計画を策定させていただきまして、運営審議会のほうに諮らせていただきました。それのほうがよしという形の中で、今後議員の方に御報告をさせていただくという方向になっております。
以上でございます。
266 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
267 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
268 ◆20番(鈴木みのり) 本当に信じられないというか、恐らく聞いている方たちも、そんな形で穴埋め式に数字だけ当て込んでつくった改革プランを私たちは聞かされるというような感じがするんですね。
先月、2月6日に行われましたこの審議会はまだデータというか会議録がアップされておりませんので確認できませんでしたが、21日の報告の際には、どういう議論の末、新改革案というのが認められたのか。全会一致だとか過半数だとか、あるいはその辺の経緯の報告というのはあるんでしょうか。お答えください。
269 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 議長、病院経営管理部長。
270 ◆議長(杉浦哲也) 病院経営管理部長。
271 ◆病院経営管理部長(鈴木哲夫) 計画案については審議会のほうで諮らせていただきました。特に大きな議論等はございません。ただ、委員の中から質問等は出ております。そういった中で、最終的には承認をいただいたということでございます。
以上でございます。
272 ◆20番(鈴木みのり) 議長、20番。
273 ◆議長(杉浦哲也) 20番。
274 ◆20番(鈴木みのり) 大した議論もなくなんて言われちゃうと、本当にこれだけの借金を持っていてもそれで済んでしまうことがどうしても私たち一般人としては納得できない。やっぱり自分のお金じゃないから。やっぱり口をあけて待っていればもらえるお金だから。どうしてもそういうふうに感じてしまうのは、これは私だけなんでしょうか。何か本当に一般会計頼みとしか聞こえてきません。しかしながら、一縷の望みを持って21日の改革プランを拝聴させていただきたいと思います。
また、今回、この傍聴席には、来月から入庁される新規採用職員の皆さんがいらっしゃるようですけれども、今の答弁をるる聞かれてどのように感じられたかということですね。本当に聞いてみたいんですけれども、どうか皆さん、初心を忘れずに熱い気持ちを持って、市民の皆さんのことを第一に考えて、積極的な行動、発言をしていただきますようにこの場をおかりしてお願いしておきます。
それと、さっきの職員の研修発表でカジノ構想を発表されたのを見て、ようやくこういった夢のある突き抜けた発表ができる土壌ができてきたかなというふうに、非常に僕はうれしく思いました。それだけに、今回の答弁にはちょっと期待するところがあったんですけれども、また逆に戻ってしまったのかなということで、結局、冒頭にお話ししましたパンドラの箱のエルピス、希望というのはなかなかあらわれなかったのかなというふうに感じてしまいました。
最後になりますけど、午前中もお二人の議員の方が、高松教育長初め、るる言われました。私、個人的には、議会事務局長で、今回も最終答弁していただいた病院経営管理部長、そして、エドモンズに一緒に行かせていただきました鈴木市民協働部長、そして、16年以上おつき合いさせていただきますけれども、感情がこれだけ穏やかな方はいらっしゃらないんじゃないかと思うぐらいの鈴木教育部長、本当に鈴木3兄弟ということで、私も含めて身内みたいな感じがして、本当に長きにわたり御苦労さまでしたということで、健康に十分留意をされまして、第2の人生を謳歌していただければと思います。
それでは、今回、あえて総括質疑で市民病院1本をお聞きしたこの苦しい胸の内を察していただきまして、質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。
275 ◆議長(杉浦哲也) 以上で、鈴木みのり議員の総括質疑を終わります。
この際、暫時休憩といたします。
(午後 1時 50分 休憩)
───────────────────・・───────────────────
(午後 2時 0分 再開)
276 ◆議長(杉浦哲也) それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、小池友妃子議員の総括質疑を許します。
277 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
278 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
279 ◆7番(小池友妃子) こんにちは。みらいクラブの小池友妃子です。
初めての総括質疑で大変緊張しております。
ぜひ、執行部の皆様におかれましては、わかりやすい前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。
件名1、平成29年度施政方針について~世界に誇る碧南市を目指して~。(1)財政の健全化についてです。
私は、ファイナンシャルプランナーとして、これまで多くの皆様の家計のアドバイスを行ってまいりました。入ってくるお金に対して、節約をしながらも楽しいライフイベントを取り入れ、将来に向かっての貯金やいざというときの保険をつけ、老後に備えていくことは非常に大切なことです。この考えは、私たち個人の生活だけではなく、市政も一緒です。10年後、30年後、50年後に備えて市政運営を行っていくためには、お母様方が幼い子がいながら、少しでも家計の足しになるようにと働きに出てお金を稼いだりするように、行政も新たな歳入を確保するためにはどうしたらよいかを考え行動し、お金をふやさなくてはいけません。
例えば、今夜の夕食はすき焼きだからといっても、100グラム1,000円の牛肉を買わずに、100グラム150円の豚肉を買い、気持ちの上でのぜいたくをしながら家計のやりくりをするように、行政も市民の心のぜいたくをなくさないようにしながら、無駄な歳出を抑えていくことはとても大切なことだと思います。
堅実な禰宜田市長のおかげで、リーマン・ショック以降、厳しい財政状況だった碧南市も、平成25年度以降、収支は黒字に転換してまいりました。もちろん、景気回復の後押しもあるものの、職員の皆様の御努力のたまものと感謝しております。ありがとうございます。
今年度もさらなる健全化を進めるに当たり、新たな歳入の確保として、総務部に資産活用課が新設されます。
そこでお聞きさせていただきます。
ア、新たな歳入の確保についてです。
4月からできる資産活用課でどのような事業を展開していこうとお考えでいらっしゃるのかをお聞かせください。
280 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
281 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
282 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。
御質問のありました資産活用課は、さらなる産業基盤の充実と土地及び公共施設などの有効活用を図って、定住促進及び人口対策の強化を図る、これを目的として新たにつくるものでございます。この資産活用課は、新たに設置する開発推進係と現在の行政課から移管をいたします契約検査係の2係で構成をしているということでございます。
この開発推進係におきまして、新たな工業用地の確保を推進するとともに、総務部経営企画課、行政課のそれぞれで分散で管理しておりました土地や財産などの管理を一元化いたしまして、その有効活用を推進してまいります。
また、建設部施設管理課において策定をいたしました碧南市公共施設等総合管理計画に基づきまして、今後の公共施設等の整備、管理運営等の検討も図ってまいります。
以上です。
283 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
284 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
285 ◆7番(小池友妃子) その効果をお聞かせください。
286 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
287 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
288 ◆副市長(松井高善) 新たな工業用地の確保ができますと、市内の企業が市外へ移転をするということを防ぐことができます。また、市外から新たな企業誘致をするということが可能になりまして、将来的に見ますと、市税収入の確保及び増加といった効果が期待をできるものでございます。
また、市や土地開発公社が所有する用地につきまして、その利活用を検討いたしまして、売却をしたり貸しつけしたりすることによって財産収入の増加も期待ができるものでございます。
さらには、工業用地に立地をしていただいた企業によります雇用の拡大、宅地開発の推進により、定住や移住につながりまして、人口、市民の増加にも期待ができると考えております。
289 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
290 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
291 ◆7番(小池友妃子) どのあたりに新たな工業用地を確保しようと見込まれているのでしょうか、お聞かせください。
292 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
293 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
294 ◆副市長(松井高善) 先ほどの13番議員の御質問にもお答えをしておりますが、現在、企業訪問などを通じて、工業用地の確保について高いニーズがあるのは西端地区ということで考えております。
したがいまして、まずは西端地区での工業用地の確保について推進をしてまいります。
また、経済環境部の商工課に新たに企業誘致係を新設いたします。この係とも連携をいたしまして、企業の方々の御要望を踏まえる中で、新たな工業用地の検討をしてまいります。
295 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
296 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
297 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
次に、イ、歳出についてお聞きいたします。
市長が述べられている施政方針には、常に他市比較による市民サービスの立ち位置の確認や、職員の改善活動による事務効率化を継続して行うことにより財政構造の確立を目指していくとなっておりますが、具体的にはどのようなことに取り組まれていくのでしょうか。お聞かせください。
298 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
299 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
300 ◆副市長(松井高善) 他市比較による市民サービスの立ち位置の確認ということは、実施計画の策定や予算の編成時におきまして、碧南市の行政サービスを、西三河あるいは県内の自治体と比較をいたしまして、必要以上に突出したサービスになっていないかという点で検証すると、そういうものでございます。
一方、職員の改善活動による事務の合理化につきまして、経費の縮減、また逆に歳入の増加、事務時間の短縮につながるなどの改善を日常業務の中で行うものでございまして、これは職員提案制度といたしまして、全職員を対象に毎年現在実施をしておりまして、既に職員の中で習慣化となっているものでございます。直接的な提案の効果も去ることながら、常に事務事業全般に対する改善の意識を持つことができる職場環境づくり、これが大変重要だと考えております。
301 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
302 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
303 ◆7番(小池友妃子) それでは、市民サービスについて、この1年で削減しようと考えている、他市より突出したサービスだと感じる項目はあるのでしょうか。それから、事務時間の短縮ですが、現在、月平均残業時間は何時間で、それを業務改善によりどこまで削減しようと考えていらっしゃいますか。そして、その効果はどのくらいになるのかお聞かせください。
304 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
305 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
306 ◆副市長(松井高善) 平成29年度予算におきましては、他市比較の手法によって予算を削減するという、他市より突出した事業、こういうものはございませんでした。他市比較によりまして、突出した事業を全て削減すると、そういうものではなくて、例えば交流人口の増加を図る、あるいは定住、移住などの人口増加に向けたこういう施策につきまして、碧南市独自の事業展開を行って、他の自治体よりも逆にサービスを強化するといったことも必要であると考えてはおります。
残業時間、時間外勤務時間の件でございますけれども、まず、時間外勤務手当の対象となる職員につきまして、平成28年4月から29年1月までの1人一月当たりの平均時間外勤務数は13.3時間でございます。時間外勤務削減の数値目標としては掲げてはおりませんけれども、職員の仕事と子育ての両立の推進といたしまして、碧南市特定事業主行動計画、これを策定しております。
この中では、平成31年度で平成25年度対比10%のマイナス、時間数でいきますと1万700時間の削減、これが目標となっております。
効果ということでお尋ねでございますので、1時間当たりの時間外勤務単価、行政職の平均給料月額から算出すると総額で2,568万円の削減でございます。
307 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
308 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
309 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
次に、(2)安心安全対策について、ア、空家等対策計画策定事業についてお聞きさせていただきます。
平成29年度愛知県碧南市予算に関する説明書、一般会計、8款6項1目建築総務費についてお聞きいたします。
空家等対策計画策定事業として、今年度677万9,000円が予算づけられています。これは、空家等対策の推進に関する特別措置法、平成26年法律第127号により事業展開されるものだと思います。空き家は、平成25年現在、全国約820万とあります。
そこでお聞きさせてください。
現在、空き家は碧南市内にどのくらいあり、どの地区に集中していますか。
310 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
311 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
312 ◆副市長(松井高善) 現在、平成27年度に作成をいたしました空き家等データベースにおきましては、今年度中に、28年度中に除却を確認した16件を含みまして、全部で331件の登録をしております。これは、平成26年度に行われました愛知県都市計画基礎調査での空き家調査の結果、空き家または不明となったもの及び地区の情報提供や個人の方からの相談等をもとに登録したと、そういうものでございます。
このうち、平成27年度に実施をした郵送による所有者への空き家等状況調査や聞き取り調査によりますと、331件のうち127件の方が倉庫など何らかの利用をしておりまして、先ほど申し上げました16件の方が除却済みということで判明しておりましたので、したがいまして、残り空き家といたしましては188件ということでございます。これは、市内地区別で申し上げますと、新川地区が22件、中央地区が22件、大浜地区は61件、棚尾地区が47件、旭地区が24件、西端地区が12件ということで、大浜地区はやや多いという状況になってございますけど、特にこの地区に集中しているというわけではございません。
以上でございます。
313 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
314 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
315 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
2月に群馬県富岡市に会派で視察に行きました。群馬県富岡市では、空き家の流通活用の促進として空き家バンク制度の活用、各種補助制度として、ア、空き家の利活用を推進するための補助制度、イ、木造住宅の耐震化を促進するための補助制度、ウ、移住、定住を促進するための補助制度、エ、良好な景観づくりのための補助制度、オ、その他空き家の流通活用に有効な補助制度、これなどを創設して、さらに空き家対策相談会の開催、空き家を活用した移住者や子育て世帯向けの住宅の整備、養蚕体験農家住宅の整備、空き家を活用した宿泊施設及び店舗等の整備、空き家を抑制するための特別措置として空き家の譲渡所得3,000万円の特別控除の活用、マイホーム借り上げ制度等の活用、文化的価値の高い空き家の活用など、数多くの取り組みを行ってらっしゃいます。碧南市も富岡市のような空き家の有効活用に取り組んでみてはいかがでしょうか。お聞かせください。
316 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
317 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
318 ◆副市長(松井高善) お尋ねの群馬県富岡市の取り組みのうち、イの木造住宅の耐震化を促進するための補助制度、これにつきまして、碧南市でも既に取り組んでおります。この制度は、居住者の地震に対する安全確保を図る、こういう目的でございますので、空き家については対象としておりませんが、将来的な空き家の発生の抑制につながる制度ではないかと考えております。
空き家等の利活用に関する補助制度に関しましては、空き家等対策計画を策定していく中では検討したいと考えております。しかし、空き家は昭和56年以前に建築された古い建物がほとんどでございまして、今後利活用するためには、まず耐震改修工事が必要となります。したがいまして、耐震改修とあわせた活用や除却後の跡地の利用の取り組み、これが有効であると現在考えております。
空き家の有効活用への取り組みにつきまして、他市の空き家等対策計画の中でも方向性などを明記しておりまして、どちらかといいますと、まちづくりの観点から空き家を利用するというケースが多いようでございます。当市においても、計画を策定した後の具体的な施策につきまして、今後の課題と現在考えております。
以上でございます。
319 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
320 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
321 ◆7番(小池友妃子) 人口が減少していると言われている今、空き家対策は非常に大切な問題になってきます。ぜひ、碧南市らしい、情緒あふれるまちづくりとなる計画策定をお願いしまして、次に移らせていただきます。
(3)まち・ひと・しごとの創生について、ア、定住・移住・人口の対策についてです。一般会計、2款1項6目定住促進プロモーション事業についてお聞きいたします。
(ア)第2弾「住もまい!へきなん」PR動画の作成についてです。定住プロモーション事業として作成されるわけですが、第2弾の構想はもう既に決まっていますか。また、第2弾を制作しようと決めたのはどのような背景からですか、お聞かせください。
322 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
323 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
324 ◆副市長(松井高善) 碧南市人口ビジョン及び碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標でございます新しい人の流れづくりといたしまして、ブランド力の向上、観光強化、移住・定住の促進を挙げております。これらを実現するには、まずは碧南市を多くの方々に知っていただく、これが必要不可欠であると考えております。そこで、まず行政組織を見直しまして、碧南市のシティプロモーション強化を目指します広報戦略係、これを秘書情報課の中に新設いたしまして、この広報戦略係の主要な事業といたしまして、PR動画第2弾の作成を現在考えております。この第2弾の構想につきましては、まだ具体的に現在決まっておるわけではございませんけれども、今後協議をする中で、時間の長さも含めてですけど、最も効果的に碧南市をPRできる内容の動画になるように作成をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
325 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
326 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
327 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
若者、主婦、お年寄り、外国人、障害者などの方で、碧南市で生活を楽しんでいらっしゃる方々にスポットを当て、いかに碧南市がどんな方にでも住みやすく、よいまちであるということをPRしたドキュメント動画を作成すると心にぐっとくるものがあり、定住効果が出てくると思いますが、いかがでしょうか。
328 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
329 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
330 ◆副市長(松井高善) まずは御提案ありがとうございます。
この究極の目的でございますけれども、碧南市への移住、定住の促進につながる、こういう動画を作成する、これを究極の目的としております。このための最も効果的な内容や対象となる年代、これも熟慮をする中で碧南市をPRできる動画を制作してまいります。今後も御協力をよろしくお願いいたします。
331 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
332 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
333 ◆7番(小池友妃子) 究極の目的は碧南市への移住、定住の促進につながる動画と今御答弁をいただきました。そうであれば、第1弾のように長いものではなく、私が9月議会で定住促進の取り組みについての中で提案をさせていただいておりますが、どこでも気軽にPRができる短編ものをぜひつくっていただいて、例えば市や地区などのイベントがあるときに、イベントが始まる前の待ち時間を使って、この動画を映画の予告のように流していただくとかして、碧南市を多くの方に知っていただき、定住していただけるような効果的な動画づくりをされてみてはいかがでしょうか。
334 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
335 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
336 ◆副市長(松井高善) また貴重な御意見をどうもありがとうございます。
御指摘のように、前回のPR動画というのはドラマ仕立てになっておりまして、時間は約20分の作品でございます。大変時間的に長いものでございますけれども、現在CM版、あるいは本編を合わせて約5万3,000回の視聴をいただいておりまして、こういうものの中ではなかなかの回数じゃないかと思っております。
第2弾につきまして、同じようなものをつくっても仕方がないという中で、先ほども申し上げましたけれども、もう少し短い時間でインパクトのある動画を数本つくってみることも今現在視野に入れて考えておりますので、よろしくお願いいたします。
337 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
338 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
339 ◆7番(小池友妃子) ぜひ、斬新なPR動画ができて、2010年にスタートした10ヵ年計画である碧南市都市計画マスタープランの3、将来目標の設定に記載されているように、平成32年の碧南市の将来目標人口である7万7,000人、これに碧南市の人口が到達していることを期待します。
次に、一般会計、3款2項1目でお聞きさせていただきます。(2)です。子育て支援員研修事業についてお聞きします。
2015年に国が新しく設けたこの子育て支援員とはどのようなものなのでしょうか、お聞かせください。
340 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
341 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
342 ◆副市長(松井高善) 子育て支援員につきまして、小規模保育、家庭的保育、一時預かり、放課後児童クラブなどの事業におきまして、子供さんが健やかに成長できる環境や体制の確保とともに、地域の実情やニーズに応じてこれらの支援の担い手となる人材を確保、育成することを目的といたしまして、全国共通の子育て支援員研修制度が創設をされたところでございます。
この研修は、国の定める実施要領及び研修内容に基づき実施をいたしまして、全課程を修了されますと、市長から研修修了証明書が交付されまして、この証明書は全国どこでも子育て支援員として認定をされると、そういうものでございます。
本市につきまして、禰宜田市長3期目のマニフェスト、子ども・子育て支援の充実、これを具体化する事業といたしまして、平成28年の9月議会におきまして、国の補助制度を活用して予算化したものでございまして、今年度は保育園の保育アシスタント、児童クラブ補助員を対象といたしまして、地域保育一時預かりコースと放課後児童コース、この2つの研修を実施しているところでございます。
以上です。
343 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
344 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
345 ◆7番(小池友妃子) 子育て支援員ができた背景として、核家族化が進み、家庭と仕事の両立に悩む方々に向けて放課後児童クラブなどの保育サービスの拡充をするため、保育士以外の人材を早急に確保したいという狙いがあり、その担い手として、保育経験が豊富な主婦に期待が集まったとお聞きをしております。
2015年度より国が新しく設けたこの子育て支援員、育児経験がある主婦で、地域の子育て支援に貢献したいと意欲があれば、誰でも気軽に資格は得られます。つまり、子育て真っ最中のお母様方にも、子育てが一段落して、何か経験をもって働きたいなというお母様方にも持ってこいの資格ではないかと私は思います。
そこでお聞きいたします。
碧南市にお住まいの主婦の皆様にも職場あっせんを兼ねての一般公募をし、子育てをしながらでも働ける環境を行政として整えていくのはいかがでしょうか。
346 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
347 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
348 ◆副市長(松井高善) 御提案ありがとうございます。その中でございますけど、まずは全ての保育アシスタント、児童クラブ補助員にこの研修を受講させる、これを第一と考えております。この事業は、地域の子育てに関する仕事に関心を持っていただいて、子育て支援の担い手となる人材の確保、育成を図りまして、子育て分野の各事業に従事をしていただくことで就労支援にもつながることを目的としたものでございます。
議員の御提案につきましては、定員等の状況を踏まえまして、研修受講者に一般公募枠も設けたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
349 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
350 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
351 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
資格を取得した後は保育士のサポート業務に従事できるほか、放課後児童クラブの補助員や児童養護施設の補助的職員など、子育て支援の幅広い分野で活躍できます。研修を受けるだけで保育のプロとしての知識や技術が身につくのかとの声もあるかと思います。しかし、どんな仕事でも初めはみんな新人です。ただ、子育て支援員のよいところは1つ、お母さんの経験がある人です。子供を育てたことがある人です。経験を重ねることにより、保育士を援助できるすばらしい子育て支援員が碧南市でも誕生し、しいては定住化にもつながってくる1つの要因になればと期待しております。ぜひお母様方の社会進出のためにも積極的に取り組んでいただきたいとお願いし、次に進ませていただきます。
イ、協働社会の構築について、(ア)周年事業についてです。
一般会計、2款1項11目の元気ッス!へきなん実施事業についてお聞きいたします。
元気ッス!へきなんは、市民と行政が一緒になってつくる市民まつりです。第20回を迎えることしは、元気ッス!へきなん市民会議の皆様もこれまで以上に力が入り、思い出となるすばらしい元気ッス!へきなんになるために、日夜、企画運営に全力を注いでくださっているとお聞きします。元気ッス!へきなんをこよなく愛し、1部も2部も、毎年踊りづめな私は今から楽しみで仕方がないです。
そこで、1つ提案させてください。
全国的な有名なお祭りに負けないくらいのイベントにするためには、発信力の強化をしていかなくてはなりません。そこで、執行部の皆様にお願いがあります。碧南市を市内外に広めるためにも、これまで以上に他市へのPRに出向いて営業活動をしていただけませんか。
352 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
353 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
354 ◆副市長(松井高善) まず、元気ッス!へきなんの1部、2部の両方に御参加もいただき、また、こよなく愛していただいているということで大変ありがとうございます。
元気ッス!へきなんということでございますけれども、平成10年の市制50周年を記念して開催され、ことしで記念の20回目ということでございます。これを全国的に有名なお祭りにするため発信力の強化を図ってはという御提案でございます。まさしくそのとおりでございます。多くの方に元気ッス!へきなんを楽しんでいただくために、また、市外の方に碧南市を知っていただくきっかけとするために、PRというのは大変重要であると考えております。
元気ッス!へきなんのPRにつきまして、例年、広報へきなん、それから広報へきなん折り込みのチラシ、ポスターの掲示、フェイスブック、キャッチやピッチFMの出演、碧南市のホームページへの掲載に加えまして、情報サイトや情報誌への掲載依頼も行ってまいりましたけれども、今後はさらに元気ッス!へきなんをより多くの方に知っていただけるように、これ以外にもあらゆるツールを利用して、積極的にPRをしてまいります。
355 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
356 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
357 ◆7番(小池友妃子) 平成24年度から元気ッス!へきなん市民会議が始まっています。これまで多くのメンバーの方が縁の下の力持ちとして元気ッス!へきなんを盛り立ててくださってきました。広報へきなんやホームページ上では随時メンバーを募集し、少ないメンバーで頑張ってくださっています。
そこで提案させていただきます。第20回を記念し、例えば市役所のロビーを使って、これまで元気ッス!へきなんの裏方で頑張ってくださっていた市民会議のメンバーの歴史やパネル写真などを掲示したりしながら、元気ッス!へきなんのさらなるPRに努めたり、そこに市民会議のメンバーの応募用紙も置き、さらに市民会議のメンバーを取り込んでいけるように早急に取り組まれてみてはいかがでしょうか。
358 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
359 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
360 ◆副市長(松井高善) 元気ッス!へきなんにつきましては、従前、実行委員会形式で進めておりましたけれども、平成24年度より市民会議の皆さんに企画と運営を担っていただいて現在に至っているということでございます。
現在、56名の方に参加をしていただいておりまして、最近では、20回の開催に向けて市民会議の皆さんが知り合いの方に声をかけるなどして、そういう地道な活動でメンバーは徐々にふえてきておりますけれども、もっと多くの方に参加をしていただきたいというふうには考えております。
この市民会議のPRにつきまして、現在やっているのは、毎年広報へきなんでメンバーの募集をしているほか、活動内容はフェイスブックで投稿するなどして、現状情報発信に努めているところでございます。
議員御提案の市民会議のメンバーのこれまでの歴史や活動をPRするパネル展示をしたらどうだということでございますけど、この件につきましては、市民会議の皆さんにこの案を報告させていただきます。
いずれにいたしましても、市民会議の活動を多くの方々に知っていただく機会をつくりまして、その結果として、市民会議のメンバーがさらに拡充につながっていくような、そういう取り組みを考えていきたいと思っております。
ことしのイベントが市民会議の皆さん、イベント参加者の皆さん、来場者の皆さんにとって思い出に残る元気ッス!へきなんとなるように、市といたしましても全力で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
361 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
362 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
363 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
市民会議の皆さんが楽しく活動されている姿を見ていただければ、私のように元気ッス!へきなんをこよなく愛すファンはさらに踊りに力が入ってくるし、これまで市民会議のメンバーに何となく見て興味があった方々も、仲間に入りたいなと感じられる方もいます。ぜひ早急に御対応をよろしくお願いいたします。
次に、市制70周年記念事業についてお聞きさせていただきます。
一般会計、2款1項5目に市制70周年記念事業があります。その実行委員会委託料として330万円が予算づけされていますが、どのような方々をメンバーにされる御予定ですか。
364 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
365 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
366 ◆副市長(松井高善) 現在、市制70周年記念事業を円滑に推進するために、市制70周年記念事業推進会議及び3つの世代別会議を組織したいと、このように考えております。
この推進会議につきましては、市内の関係団体の代表者などで構成をしていきたいと考えております。
次に、世代別会議につきましては、学生から30代までの社会人を対象とした若者会議、20代から40代までの子育て世代を対象としたパパママ会議、それから、40歳以上の方を対象としたシニア会議ということで、この3つを予定しております。
それぞれの世代で感じる碧南市の魅力を発見、整理し、会議の中でそれぞれ効果的な情報発信の方法を話し合って実践していくと、そんなようなことを考えております。
世代別会議のそれぞれのメンバーにつきまして、広報へきなん、ホームページを通じて公募をしてまいります。なお、3月1日号の広報へきなんにて公募の御案内をしているところでございます。
以上でございます。
367 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
368 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
369 ◆7番(小池友妃子) 市制70周年記念事業推進会議のメンバーは市内の関係団体の代表などで構成ということですが、具体的にどのような関係団体の方ですか。
370 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
371 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
372 ◆副市長(松井高善) 推進会議のメンバーの方々でございますけれども、まずは地区の代表、商工業、農業、漁業、福祉、医療、学校、文化、スポーツ、市民生活などに関連するさまざまな関係団体から御推薦をいただいた方で構成をお願いしたいと考えておりまして、今後、関係団体との調整も図ってまいります。
以上です。
373 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
374 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
375 ◆7番(小池友妃子) 9月の一般質問で、ママ課プロジェクトの立ち上げについて御提案をさせていただいています。総務部長より、シティプロモーションは本市における重要な課題として認識しており、効果的な広報の手法として引き続き検討を進めてまいりたいと考えています、その中で、今御提案の女性の意見を聞くということもあわせて検討を進めてまいりますと御答弁をいただいております。70周年記念事業は、碧南市のPRをするのに絶好の機会です。まさにこの機会を逃すわけにはまいりません。
そこでお聞きします。
3月1日号の広報へきなんを拝見しました。ここで募集している20代から40代までの子育て世代を対象としたパパママ会議、これが私が9月議会で提案させていただきました、子育てするなら碧南市という移住、定住の促進を図るために、子育て世代の目線で碧南市の魅力を発掘しPRしていく場ということですよね。お聞かせください。
376 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
377 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
378 ◆副市長(松井高善) 70周年記念事業の目的と方向性でございますが、これは市の文化や歴史を築き上げた先人の努力に感謝をし、市民の皆様が改めて市のよさやすばらしさを再認識し、さらには市の持つ魅力を市外に発信することでさらなる認知度の向上や交流人口の増加、そして、移住、定住の促進を図るといったものでございます。
これを踏まえまして、各世代で感じる市の魅力をその世代に伝わりやすい方法で伝えていく、こういったことにチャレンジをしていきたいと今回考えております。
パパママ会議におきましても、現在、私が申し上げたこの考えに基づきまして、積極的に働きかけてまいりますのでよろしくお願いいたします。
379 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
380 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
381 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
12月議会で、私の母校である碧南高校の生徒が傍聴に来てくださり、傍聴した感想アンケートを拝見したところ、まちづくりに興味がある学生の皆さんが多いように感じました。
また、4月から中学生になる私の娘も、学校の授業で碧南市のまちづくりがあり、授業を受けてからまちづくりに大変関心を持ち、娘と今後の碧南市について話す機会もふえてきました。
未来の碧南市を担う子供たちの意見を聞くことは非常に大切なことで、碧南市の財産にもなると思います。また、40代以上の方を対象としたシニア会議、これもこれまでの碧南市とともに歩んでこられた方々が感じる碧南市の魅力を知ることも、後世に引き継いでいかなくてはいけない非常に大切なものが出てくるかと思います。すばらしいことだと思います。私自身も積極的にPR活動をしていきたいと思います。すばらしい70周年記念事業になるようよろしくお願いいたします。
さて、70周年には間に合わないかもしれませんが、市民の方々から周年記念の発信力の強化として、「NHKのど自慢」や「おかあさんといっしょ」、または相撲の巡業などを呼ぶなどして、全国ネットのテレビを使い、碧南市をPRしてみてはどうかという御意見も出ておりましたので、そのことについてもお聞かせください。
382 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
383 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
384 ◆副市長(松井高善) 御提案の全国ネットのテレビ番組、もちろんこれは碧南をPRできる強力な発信方法であると考えております。ただ、これは多額の費用もかかりまして、費用対効果などを勘案しながら検討していきたいと考えております。
385 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
386 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
387 ◆7番(小池友妃子) 4月より広報戦略係ができるということですが、どのような部署なのでしょうか。
388 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。
389 ◆議長(杉浦哲也) 副市長。
390 ◆副市長(松井高善) 広報戦略係につきましては、先ほども若干申し上げたところでございますけれども、碧南市の喫緊の課題であるシティプロモーション、碧南市の一番弱いところでございます。ここを一層強化するために、来年度から秘書情報課広報統計係を広報戦略係ということで組織を見直すというものでございます。
広報戦略係におきまして、これまでの広報、あるいは広聴業務に加えまして、先ほど答弁をいたしました第2弾「住もまい!へきなん」PR動画の作成や、新たに若手職員プロジェクトチームによるシティプロモーションの研究、実践も行ってまいりたいと考えております。
また、さらに経営企画課政策推進係から碧南市ふるさと応援寄附金、この事務もこちらへ移しまして、これらも含めて、より一層碧南市のPRを進めてまいりたいと考えております。
このように、広報戦略係におきまして、いろいろこれまで使っていなかったさまざまな媒体を使ったPR方法を検討して、最も効果的なやり方で積極的にこれを実践していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
391 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
392 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
393 ◆7番(小池友妃子) 市長が言われる世界に誇る碧南市にするためには、世界への発信力なくしてはあり得ません。そのためにも、広報戦略係は非常に重要な部署だと思っております。碧南市を全世界へ発信していただきますようよろしくお願いいたします。
最後に1つ、市長、施政方針についての市長の思いを改めてお聞かせいただきたいと思います。
394 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。
395 ◆議長(杉浦哲也) 市長。
396 ◆市長(禰宜田政信) 施政方針ということで、とりあえず3期目のマニフェストもつくっておりますので、そして、今も稼働中の第5次の総合計画がございますので、それをこの29年度にどういうふうに入れていくかということの中でつくり上げているということであります。着実に市政を発展させていきたいというふうに考えております。
以上です。
397 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
398 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
399 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。突然の依頼で申しわけございませんが、市長の思いをもう一度私のところにかみしめていきたいと思いましたので、確認をさせていただきました。
次の件名に移りたいと思います。
2、平成29年度教育行政方針について、(1)水族館・科学館リニューアル事業について。一般会計、10款5項10目水族館・科学館費についてお聞きいたします。
3月8日の総務文教部会でされる内容と思いますが、私が部会員ではないので、ここで質問をさせていただきます。
碧南市の水族館、科学館は、昭和57年に設置されました。開館当初より、教育委員会のもと、教育活動を第一に、これまで30年の間、水辺の自然についての学習ができる場として独自性を出されて運営されてこられました。
そこでお聞きいたします。
多くの水族館を持っているレジャー的要素だけではなく、これまでの碧南市の方向性であった社会教育的施設も含めたビオトープ型野外施設となるのでしょうか。お聞かせください。
400 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
401 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
402 ◆教育部長(鈴木重幸) リニューアル構想を策定するに当たりまして、平成22年に来館者のアンケート調査と団体引率者に対するアンケートを実施いたしました。そのアンケート結果から、体験型のキッズアクアリウム、それから、団体の集合場所や企画イベントが開催できる多目的ホール、自然体験のできるビオトープや自然保護施設などの要素が高く、それらを取り入れたリニューアル構想を提案いたしました。
今回は、その1つでありますビオトープ並びに希少魚の繁殖施設の計画を進めたところでございます。今後ともレジャー的要素を取り入れる中、社会教育施設としての役割を担ってまいりたいというふうに考えております。
403 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
404 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
405 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
家族の利用も多いかと思います。多くの方のことを考えて配慮されたコーナーが設けられるのでしょうか、お聞かせください。
406 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
407 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
408 ◆教育部長(鈴木重幸) 水族館は、開館当初からバリアフリーを掲げておりまして、規模的にも幼児を持つ家族が利用しやすい施設でございます。現在も無料ゾーンの休憩室に授乳室が設けられております。また、おむつがえ用のベッドは授乳室も含め4ヵ所ございます。
今回のトイレの改修で、多目的トイレのほかにレストランのトイレも車椅子が入れるように広い空間を設けました。
30年度末のビオトープのオープンにはエントランス部の改修も行い、水族館、科学館を一体化する予定です。その際には、レストランと無料休憩室を一体化させたフードコート的なものにならないか検討しております。
また、ビオトープの小川の部分には飛び石を設けたり、実際に川に入る体験ができるような配慮を計画しております。
409 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
410 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
411 ◆7番(小池友妃子) 今の施設はキッズスペースが非常に狭く危ないのですが、万一子供たちが走り回っても危なくない広いキッズスペースをお考えでしょうか。また、そのスペースは、これまでのような本やおもちゃだけでなく、乳幼児でも体験しながら学べるようなものをお考えでしょうか。お聞かせください。
412 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
413 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
414 ◆教育部長(鈴木重幸) 水族館は、ほかの水族館に先立ちまして、平成9年にキッズコーナーをつくりました。床や壁を平成20年度に今のやわらかい素材にかえております。現在の施設では館内に広い場所がないため、今の広さが限界でございます。そのため、この利用は小学校低学年以下にお願いをし、走り回るなどの際には注意を促しております。近年、大型のキッズコーナーを設置する水族館もございますが、やはり走り回ると、どんなに広いスペースをとっても危険でありますので、室内は走らないことを原則に利用をお願いしております。
乳幼児の利用についてでございますが、いろいろな水族館のキッズスペースを見てみますと、一般的には、幼稚園、保育園ぐらいから小学校低学年が対象となっております。乳幼児の利用となりますと、絵本やぬいぐるみが中心となってしまいますが、大水槽や円柱水槽が見渡せるキッズコーナーで、定期的にレクチャーガイドと図書館司書がコラボして、絵本の読み聞かせやクイズ、紙芝居などを今行っておるところでございます。
今後もいろんな世代で楽しめるものを考えていきたいというふうに思います。
415 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
416 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
417 ◆7番(小池友妃子) ビオトープの生態系が完全に安定化するまでには、建設後5年から10年ほどの年月を要すると、2月15日に行われた予算概要説明会にて御説明をしていただいております。
そこでお聞きします。
安定化するまでの貴重な期間を教育の期間として市内の小学校とつくってみるなどの構想はございますか。
418 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
419 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
420 ◆教育部長(鈴木重幸) ビオトープ協議会の市民委員の方からの要望で、産地のわからない木は避けて、地元西三河の植物に限定し、種やドングリからスタートしたいと考えております。そのため、木が育つのに最低5年から10年は必要であると考えています。
平成30年度は、約1年間、植物の生育期間として計画をしておりますが、その間は市民からの公募などを募り、市民参画を図っていきたいと考えております。具体的には、どんぐりの会、田んぼビオトープの会などの市民グループと協働で、公募した子供たちや家族と一緒に種まきや育てた苗の植樹、田植えや稲刈りを計画しております。
また、ビオトープのオープン後は、当館の特徴であります市内の小学校の校外学習の一環の中で、希少魚保護施設の見学やビオトープ植物の育っていく様子やそこに集まる昆虫や鳥などの変化を観察していきたいというふうに思います。将来的には、サマースクールでの利用や定期的な観察会を開催していく予定でおります。
421 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
422 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
423 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。すばらしい施設だと思います。子供からお年寄りまでのさまざまな方の笑顔あふれる姿が目に浮かんでまいります。自然の中で自然と一緒に育っていく子供たち、私自身もPRに努め、積極的に家族で利用していきたいと思います。完成を楽しみにしております。ありがとうございます。
続きまして、(2)です。碧南緑地スポーツ施設整備事業についてです。一般会計、10款6項3目社会体育費でお聞きいたします。
いよいよ1億円という予算を使ってビーチコート建設が始まります。12月議会で20番議員の質問に、昭和58年に竣工した碧南市臨海体育館は、竣工記念事業として新体操のロサンゼルスオリンピックの予選と兼ねまして全日本選手権大会を開催したと教育部長は御答弁されました。さらに、平成13年に碧南市新体操協会も創設をされました。そのことによって新体操の活動基盤も整ってきたことから、全日本ジュニア新体操選手権の大会誘致は行っておりませんとも御答弁されました。
碧南緑地ビーチコートも新体操の場合とよく似ていて、2020年の東京オリンピックに伴います事前合宿地だとか、2026年のアジア競技大会の会場としての活用を念頭に入れ、整備を進めているとお聞きしております。
私が碧南高校に在校しているころは新体操部がありましたが、今はありません。碧南高校では、このたびビーチバレー部を新設するともお聞きしています。
そこでお聞きいたします。
ビーチスポーツも定着したと判断されれば、新体操のように全国レベルの大会誘致活動をしなくなるということはありませんか。
424 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
425 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
426 ◆教育部長(鈴木重幸) 今回の碧南緑地におけるスポーツ施設整備につきましては、新たなスポーツの掘り起こしによるスポーツ機会の創出とスポーツ実施率の向上を目指すものでございまして、市民が憩い、親しみ楽しめるスポーツ施設として整備することで、市民の健康の維持増進を図ってまいります。
そういった点からも、競技スポーツやレクリエーションスポーツなど、さまざまなビーチスポーツを発掘して盛り上げていきたいと考えておりまして、それぞれの大会等の開催も可能な限り誘致活動を行ってまいりたいと考えております。
427 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
428 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
429 ◆7番(小池友妃子) ぜひ、新体操のまち碧南であることも忘れることがないように、ビーチスポーツと同じように、新体操にも全国レベルの大会誘致を今後もしていただき、同じように力を入れていただきたいとお願いいたします。
さて、臨海体育館は新体操以外でも利用できるスポーツ施設でもあり、さまざまなスポーツで積極的に利用されておりますが、ビーチコートは年間を通じてビーチスポーツ以外の利用はされるのでしょうか。何か具体的な構想があればお聞かせください。
430 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
431 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
432 ◆教育部長(鈴木重幸) 競技スポーツ以外にも、多目的に幅広い活用ができたらと考えております。ビーチレクリエーションといたしまして、ビーチ綱引きだとかビーチ大縄跳び、ビーチドッジボールなど、全国ではさまざまな競技が開催されていますので、そういった競技事例も参考にしながら、本市に見合う種目の導入を行ってまいりたいというふうに考えております。
433 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
434 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
435 ◆7番(小池友妃子) ビーチコート用の珪砂購入に2,527万2,000円の予算がついています。風の強い場所でもあるので、定期的な砂の補充にも費用がかかってくると思います。年間、砂の購入も含め、どのくらいの維持費がかかるのでしょうか、お聞かせください。
436 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
437 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
438 ◆教育部長(鈴木重幸) ビーチコートの維持費につきましては、他市の類似施設から単純試算した場合、砂の補充代として100万円弱程度と想定をしております。
そのほかに、ビーチコートの維持管理費も必要となってまいりますが、碧南緑地全体での維持管理の一部分となりまして、実際には受付業務だとか巡視点検、施設の清掃等も踏まえた全体の管理体制については現在検討中でありますので、今後精査をしてまいりたいというふうに思います。
439 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
440 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
441 ◆7番(小池友妃子) 市民の大切な税金を使って維持してまいりますので、年間全体で管理するのに幾らかかるかを早急にお示しいただきたいと思います。
さて、現在、トヨタ自動車とオリンピック合宿誘致に向けての話し合いなどはどのように進んでいますか、お聞かせください。
442 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
443 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
444 ◆教育部長(鈴木重幸) トヨタビーチバレーボール部を所管いたしますトヨタ自動車の担当者とは頻繁に話し合いを進めておりまして、その中で、相手国を探す協力の依頼もしております。
また、今月中旬でございますが、ゼネラルマネジャーの川合俊一氏も交えてビーチバレーの意見交換会も開催する予定でありますので、そういった場でも協力の依頼をしてまいりたいというふうに考えております。
445 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
446 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
447 ◆7番(小池友妃子) 世界に誇る碧南市にするための1つの手段として、世界に名の知れたトヨタ自動車へビーチスポーツ施設をネーミングライツし、トヨタに権利を渡し、契約金をいただくことはできませんか。
448 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
449 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
450 ◆教育部長(鈴木重幸) 整備後の施設を効果的に維持していくためにも、企業との連携は必要不可欠であると考えておりますので、御提案のことも含めまして、どういった連携が可能なのかを検討してまいりたいと考えております。
451 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
452 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
453 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。
ビーチスポーツにはさまざまなものがございます。最近、私が注目しているのはアルティメットというスポーツです。これは、学習指導要綱の保健体育指導教材としてアルティメットが取り上げられ、各地でその授業が展開されています。
アルティメットは、フライングディスク、フリスビーですね、これを使うチーム競技で、そのビーチ版がビーチアルティメットです。この競技は、体力さえあれば小学校1年生からお年寄りまでできるスポーツです。フライングディスクさえあれば気軽にできるビーチアルティメットを碧南市での保健体育指導教材として取り上げていくのも、せっかくつくるビーチコートを年間を通して使うことができる1つの手段だと思いますが、いかがでしょうか。
454 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
455 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
456 ◆教育部長(鈴木重幸) 保健体育指導教材としてアルティメットの導入をということでございますが、現在、通常のアルティメットを保健体育指導教材として活用している中学校が市内に2校ございます。例えば、これらの授業の一環としてビーチアルティメットを取り入れていくことは、ビーチスポーツを行うきっかけにもつながりますので、検討してまいりたいと思います。
457 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
458 ◆議長(杉浦哲也) 7番。
459 ◆7番(小池友妃子) 碧南市の中学校で既に2校あるということで、ぜひほかのところでも授業の一環として取り入れていただくように、前向きな検討をお願いいたします。
市民の大切な税金を使っての大きな事業ですので、何年たってもビーチコートをつくって本当によかったと市民が思えるような場にしていただきたいと強く要望します。決して閑古鳥が鳴くような場にならないことを切に願いまして、私の総括質疑を終了させていただきます。
高松教育長を初め、3月で退職される皆様におかれましては、この1年間、大変お世話になってありがとうございました。皆様に御指導いただいたこと、私自身のこれからの基盤としてまいりまして、さらに皆様の声が届けられる立派な議員になれるように、私も日々精進してまいりますので、どうか見守っていただきますようにお願いしたいと思います。本当にありがとうございました。
460 ◆議長(杉浦哲也) 以上で、小池友妃子議員の総括質疑を終わります。
この際、暫時休憩といたします。
(午後 2時 59分 再開)
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(午後 3時 10分 再開)
461 ◆議長(杉浦哲也) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、鍔本達朗議員の統括質疑を許します。
462 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
463 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
464 ◆21番(鍔本達朗) 大変お疲れのことと思います。私がきょうで最後ですので、あと1時間か1時間半かわかりませんが、少し御辛抱を願いたいというふうに思います。新しい碧南をつくる会の鍔本です。思ったより時間が早く終わるかもわかりません。
まず、今回は、件名1として、施政方針についてお伺いをさせていただきます。
代表質問にかわる質問というふうに考えておりますが、それならなぜ教育行政を聞かないのかと言われますと、残念ながら高松教育長がこれで退任されますので、新しい教育長が赴任されましたらしっかりと聞きたいというふうに思っておりますので、よろしくお伝えください。
では、市長の平成29年度施政方針は、相も変わらず、世界に誇る碧南市を目指してをキャッチフレーズに、他市比較による歳入歳出両面での見直し成果もあり、平成25年度以降の実質単年度収支は黒字を維持しており、最低限度の税収でも何とか市政運営が可能な財政構造になりつつありますとさりげなく自己評価をし、平成29年度の重要な市政運営の視点を3点挙げられています。
まず1点目は、財政の健全化、2点目は、安心・安全対策の重点実施、そして、最後の3点目は、まち・ひと・しごとの創生となっています。
市長みずからの自己評価は議論を待つところですが、今回はその点は後日の議論とし、財政の健全化とまち・ひと・しごとの創生、すなわち将来への種まき事業、将来への投資的事業についてお聞きしてまいります。
朝から3名の議員の方が同じような質問をされておりますので、重複する部分はあるかもわかりませんが、重複しないように質問をいたしますのでよろしくお願いします。
まず、(1)財政の健全についてお聞きしてまいります。
財政運営の根幹は市税収入であります。市税収入の現況をしっかり把握することと将来の市税収入をどのように見込み、無駄な経費の削減とともに、市税収入の増加策をどのようにしていくのかが肝要であると思うわけであります。そこでまず、ア、財政運営についてお聞きしてまいります。
最初に、(ア)についてお聞きします。
施政方針の冒頭に、碧南市の財政運営の現況を最低限度の税収でも市政運営が可能な財政構造になりつつあると説明されています。具体的にどのような構造のことを言うのか、まず御説明願います。
465 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
466 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
467 ◆総務部長(金沢宏治) 平成20年秋のリーマン・ショック、このような景気低迷に再び直面したといたしましても、安心・安全対策、あるいは人口減少、少子高齢化社会への的確な対応など、必要な政策経費を確保していかなければなりません。
税収に対応できる財政構造といたしましては、過去の議会においてもお答えをしておりますとおり、税収規模としてはリーマン・ショック後に最も落ち込んだ155億円、これを一番下、下限値として考えておりまして、経常収支比率が90%を切ることが望ましいと、このように考えております。
以上です。
468 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
469 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
470 ◆21番(鍔本達朗) 税収に対応できる財政構造と最低限度の税収でも、市政運営が可能な財政構造とでは、意味が少し違うのではというふうに思います。その点の御答弁をまずお願いするところであります。
そして、御説明いただきました内容では、財政構造の実態がいま一つ理解できません。現状の市財政構造は税収が155億円でも必要な政策経費が確保できるならば、市政運営上の必要経費をどのように見積もり、政策経費をどのように見積もるのでしょうか。具体的なイメージが見えてきません。
経常収支比率のことを常に言われますが、これは税収がふえればおのずと下がるものでありますので、無駄な経費の削減とともに、いかに安定した税収を保つことができるのかが最も重要な点ではと思います。
税収に対応できる財政構造とは税収に見合った財政構造であり、税収は不安定なものであるという認識のもと、預金である財政調整基金で財政運営の弾力性を確保するというものではないのでしょうか。いかがでしょうか。
471 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
472 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
473 ◆総務部長(金沢宏治) 最低限度の税収を指すというのがリーマン・ショックに最も落ち込んだ、先ほど言った155億円でございます。こうした状況におきまして、市政を停滞させることなく市政運営を行っている財政状況を最低限度の税収でも市政運営が可能な財政構造と表現をいたしております。そのため、御質問の税収に対応できる財政構造とは意味が違うということではなく、ちょっと狭い意味での話をさせていただきました。
平成29年度当初予算といたしましては、御承知のとおり大幅な税収は見込めない、このことから、財源を補うために財政調整基金から10億円余の繰り入れによる予算編成を行っております。
質問者のおっしゃるとおり、財政調整基金につきましては、財政運営の弾力性を確保するものではございます。ですが、この残高にも限りがありまして、リーマン・ショック後の数年間で約60億円余を取り崩しておることから、税収規模155億円を想定しながら、今後も不要な歳出の削減に努め、限りある基金を有効に活用してまいりたいと考えております。
以上です。
474 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
475 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
476 ◆21番(鍔本達朗) それでは、もう一点だけお聞きします。
平成29年度予算案の段階では、財政調整基金は37億円余となる見込みです。最低限度の税収を155億円と想定するなら、財政調整基金はどの程度を積み上げておくべきなのか、お考えをお聞きいたします。
477 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
478 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
479 ◆総務部長(金沢宏治) 先ほど、リーマン・ショック後に約60億円、これを取り崩したということもお話をさせていただきます。こういった不測の事態に備えて、ある程度の基金残高、これは確保しておかなければ財政運営上必要ということになりますので、目標としては、50億円程度は積み立てておくべきだろうと考えております。
以上です。
480 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
481 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
482 ◆21番(鍔本達朗) 先ほどの市長の答弁では、今後3年間の実施計画の中で財政調整基金を31億円というふうに数字を具体的に言われました。ということは、50億円でということを想定するならば、実施計画の財政調整基金は少ないというふうに考えておみえなのか、その点もう一度。
483 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
484 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
485 ◆総務部長(金沢宏治) 先ほどは3ヵ年の実施計画の中の財調の見通しを申し上げましたが、ここについて若干上振れもしてまいりますし、実績を見ておると繰越金が若干出てこようかというふうに考えております。
そういった意味では、見込みよりも若干財政調整基金を積み立てることができるのではないかなという感触は持っています。
以上です。
486 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
487 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
488 ◆21番(鍔本達朗) では、(イ)でありますが、財政の基本である市税収入をどのように算定しているのかお伺いいたします。
489 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。
490 ◆議長(杉浦哲也) 市民協働部長。
491 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 市税につきましては、基本的に前年度の決算見込み額を基本数値としまして、それぞれの個別要因等を勘案して積算をしております。
まず、個人市民税につきましては、賃上げ状況から給与所得の増収分を1.9%と見込み、計上をいたしております。
また、法人市民税につきましては、大手自動車関連企業など、各企業が発表しております決算見通しを参考にしまして、今期については、主な原因としまして、為替の影響が大変大きく軒並み減収を見込んでいるため、15.5%の減というふうにしております。
固定資産税及び都市計画税につきましては、平成29年度のような評価がえの中間年度では、土地は地価の時点修正等に伴う影響を見込んで計上しまして、家屋は過去数年の新増築、滅失件数の平均を見込んで計上いたしております。
なお、3年に1度の評価がえの年度につきましては、土地は評価がえによる地価の変動等に伴う影響を加味しまして計上して、家屋は経年減価による減額を加味して計上しているところでございます。
あと、償却資産につきましては、過去数年の新規投資状況及び減価償却に伴う減価分を見込み計上いたしております。
あと、軽自動車税ですが、前年度の調定見込額に税制改正等の影響額を見込んで計上しておるところでございます。
492 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
493 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
494 ◆21番(鍔本達朗) 詳しく御説明していただきありがとうございました。
それでは、(ウ)についてであります。
市税収入の比較を当初予算で行っています。その年度の市税は、決算による調定額が実数であります。この実数である調定額が重要であると思いますので、リーマン・ショック以後の市税収入について、当初予算額と調定額の推移をお聞かせください。
495 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。
496 ◆議長(杉浦哲也) 市民協働部長。
497 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) リーマン・ショック後の平成20年度から平成27年度までの当初予算と調定額でお答えをいたします。
20年度当初予算200億3,030万1,000円、調定額211億1,638万7,834円、21年度当初予算152億2,700万1,000円、調定額157億1,094万4,903円、22年度当初予算157億500万1,000円、調定額166億8,110万1,202円、23年度当初予算160億1,900万1,000円、調定額164億5,507万4,707円、24年度当初予算155億700万1,000円、調定額161億942万4,287円、25年度当初予算154億4,900万1,000円、調定額161億4,826万4,506円、26年度当初予算158億7,900万1,000円、調定額183億1,798万6,294円、27年度当初予算168億8,000万1,000円、調定額179億483万6,259円。
以上でございます。
498 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
499 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
500 ◆21番(鍔本達朗) それでは、平成28年度はどのようになっているのでしょうか。決算見込み額で結構ですのでお聞かせください。
501 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。
502 ◆議長(杉浦哲也) 市民協働部長。
503 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 28年度の当初予算は168億300万円、決算見込み調定額は180億6,253万円でございます。
504 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
505 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
506 ◆21番(鍔本達朗) この差額が問題でありまして、歳入不足に陥らないように市税収入の算定を行うのは当然でありますが、この差額が余りにも近年では多いのではなかろうかということをまず指摘をしておきます。
それでは、財政運営についての最後の質問でありますが、(エ)についてお伺いします。
市税の算定により歳出が決まってくるものと思います。当然のことながら、市税収入を低く見積もれば歳出も制限せざるを得ないわけでありますので、必然的に投資的経費が少なくなることとなります。
あとで補正という修正で年度途中から投資的経費を使うという手はあるわけでありますが、当初予算でそのようなことを考慮に入れてもよいのか疑問であります。直近3年間の実際の市税収入の推移を見れば、税収見込みを少なく抑えているという印象でありますが、いかがでしょうか。
507 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。
508 ◆議長(杉浦哲也) 市民協働部長。
509 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 確かにここ3年間につきましては、歳入超過による歳入補正をさせていただいております。これは、当初予算ではなかなか予想できないものでありまして、法人市民税につきましては、企業の決算見通しなどから予想するわけでございますが、それが手がたい情報であるために、結果的に企業決算の上振れに伴いまして、法人市民税も上振れをしてきたのがこの3年間の結果でございます。
この結果を踏まえまして、平成29年度につきましては企業の決算見通しをベースに上振れ部分も考慮して予算化をいたしております。
その結果、近隣の、碧南市と同様に法人市民税の影響を受ける豊田市、みよし市、刈谷市については前年度対比50%近くの大幅な減の法人市民税の当初予算となっておるところでございますが、碧南市では前年度対比15.5%減にとどめているということでございます。
法人市民税につきましては、今後予想される不透明な景気動向に伴いますそれぞれの企業の利益に左右されるために、安定的な財源ではありません。その中で、近隣市は歳入割れをしないために堅実な予算計上をしているところでございますが、碧南市では先ほど申し上げましたとおり、15.5%減にとどめておるということで、御理解をいただきますようお願いいたします。
510 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
511 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
512 ◆21番(鍔本達朗) 御答弁では、ここ3年間は法人市民税の予想の難しさを言われます。確かにそうであるかもわかりませんが、3年続く大幅な税収見直しがされるというのは、当初予算の市税収入を低目に設定し過ぎているように思われます。
また、平成29年度予算における法人市民税の削減率を近隣市と比べておみえですが、豊田市、刈谷市、みよし市は大手自動車関連企業の法人市民税に大きく頼っている市であります。碧南市もそのような面を持ちつつ、中電や多企業も多く立地している状況から、単に比率を比較するだけではいかがなものかと思います。
堅実な財政運営の観点からすれば、収入を低く見積もる姿勢は重要であります。しかしながら、当初予算と決算による調定額との差がリーマン・ショック以後でも5億円前後あり、平成26年度以降は10億円を超えてます。景気動向の見きわめの難しさはあっても、これはいかがなものかと思うわけであります。
当初予算を組むとき、この差額をどのように見積もるのか、それともそのような見込みはしないのか、差額の適正値は持っているのか、お聞かせ願います。
先ほども申し上げましたが、税収をどのように見込むかにより歳出は決まっていきます。市税収入を低めに設定するということは、その分だけ建設費や政策経費に直接結びつき、まちづくり等の政策的な事業の後回し生むことになると思うわけであります。
財政当局としては、税収不足にならないように健全財政を維持するために、厳しい見込みをすべきは当然であると思いますが、市全体の活性化の推進のための財政運営の観点からの税収見込みも必要と考えますが、いかがでしょうか。
513 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。
514 ◆議長(杉浦哲也) 市民協働部長。
515 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 法人市民税の積算につきましては、先ほど申し上げましたとおり、前年度の決算見込み額をベースに、大手自動車関連企業につきましては、企業の発表する決算見通しの中で営業利益額を予想しまして、その上で為替見通しによる乖離額、外国税額控除の見込み額、あと欠損繰越額を考慮して積算をしているところでございます。
したがいまして、必ずしも低目の積算をしているわけではなくて、予想できる堅実な予算を作成しているわけでございますので、よろしく御理解をお願いいたします。
516 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
517 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
518 ◆21番(鍔本達朗) 当初予算額と調定額との差額の適正値についてのお答えがなかったわけでありますが、そのようなことは考えていないということでしょうか。当初予算の市税収入の見込みにより、その年度の政策的な投資的経費が必然的に決まってくるのではないのでしょうか。
必ずしも低目の積算をしているわけではないと言われますが、これまでの調定額との差額を見れば、説得力のないものではないのでしょうか。余りにも堅実な財政見通しは、市の活力をそぐものとなるおそれがあることを指摘しておきたいと思います。
それでは、イ、市税収入の増加、新たな歳入確保についてお聞きしてまいります。
先ほども申し上げましたが、市税収入が財政運営の基本となるものでありますので、当然のことながら、市税収入をいかに確保していくのかが最も重要な施策となるわけであります。施政方針でも、最初に財政の健全化において政策経費の確保を挙げられ、新たな歳入確保に取り組むことを明言されました。
そこで、お聞きしてまいりますが、朝からの13番議員、7番議員の質問にて回答されておりますので、回答されてみえない部分をお聞きしてまいりますので、よろしくお願いをいたします。
やっと重い腰を上げられたという感覚のする新たな工業用地の確保でありますが、西端地区を想定しているということであります。
しかしながら、どういうふうに進めていくのか、具体的な指針が答弁されていません。具体的にはどういうことなのか、西端地区のどの地域をターゲットにしていくのか、どの程度の工業団地を目指すのか、実現に至るハードルは何があるのか、それをどのように解決していくのか、また工業団地の建設における安城市との連携、あるいは県内に、特に近隣市における同様の動きとの連携は、商工会議所の連携はなど、具体的な方向性とその問題点をお聞かせ願いたいというふうに思います。
519 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
520 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
521 ◆総務部長(金沢宏治) 御質問者のおっしゃるとおり、先ほど来よりこの御質問をいただいておるわけですが、基本的には総務部に資産活用課、これを新設いたしまして、今まで以上に積極的に推進してまいりますが、まず、西端地区を想定しておるということなんですが、具体的にどこだということは今決めておりません。資産活用課が創設してから具体的に進めてまいります。
ただ、何度も申し上げておりますように、立地の利便性、そういったことからニーズが高いということで、1つのポイントとしては西端地区を考えております。また、その問題点といたしましては、多分一番課題となるのは、農地法における農業振興地域の除外及び農地転用の許可、このハードルは一番高いかなというふうには考えております。
その他さまざまな問題がございますが、そこの解決のためにも、4月から資産活用課で検討していきたいなと思っています。具体的には、先ほど申し上げましたが、基本的な方針は今後決めていくというものでございますので、御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
522 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
523 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
524 ◆21番(鍔本達朗) 理解するところでありますが、これから進んでいくということでありますけれども、確かに農振地区を外すというのは非常にハードルが高いと。しかしながら、これをやるというふうに1歩進められたわけでありますので、県への陳情等、特に大村さんとは、碧南市の出身の知事でありますので、いわゆるより強い関係にあるということの交渉の優位さを持ってしっかりとやっていただきたいというふうに思います。
それと、少し言いましたが、安城市ではどういうふうな経過をもって、いわゆる工業団地を拡張されましたよね。それから、刈谷市も多分今後、工業用地をつくるという方向にあると思います。県内でもいろいろあると思いますけれども、これは臨海部では、東北大震災の津波の経験をして、臨海部ではなかなかリスクが多いということで、内陸にも工業用地が欲しいと、できたら両方持ちたいという形のニーズが高いということで、こういった結果になっているというふうに思います。
その点を踏まえて、どういうふうにやっていかれるのか、もう一度御説明願いたいと思います。
525 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
526 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
527 ◆総務部長(金沢宏治) 他市との連携というのが1つ御質問にありましたが、安城市あるいは高浜市、そういった市がいわゆる23号線に近い地域での工業団地の造成をしておるという情報は承知をしております。
こうした情報を得ながら、碧南市としてどういうやり方でやっていくか、同じやり方ではちょっとスピードが負けてしまっておりますので、今からどうやってやっていくかは今後検討していきます。その情報は全部承知をしているところでございます。
それと、臨海のことですが、要望があれば臨海のほうにも積極的にそういった工業用地の造成については検討してまいりますが、適地というものがなかなかございません。広い土地がございません。あったとしてもスポーツ施設が配置をされておるところですので、これについてはすぐにすぐというわけにはいきませんが、全体のスポーツ施設の配置計画を含めながら、検討すべき課題であるというふうには認識しております。
以上です。
528 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
529 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
530 ◆21番(鍔本達朗) 碧南市の将来の命運をかけての事業だというふうに認識をしております。ですから、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。
次に、(イ)についてお聞きします。
市税収入の増加策について、新たな工業用地の確保とともに、市有財産の活用を挙げておられます。この市有財産の活用とはどのようなことなのかお伺いをいたします。
531 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
532 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
533 ◆総務部長(金沢宏治) これも資産活用課のほうで事業として、これは今行政課が持っておる市有財産、普通財産、行政財産も含めてでございますが、それと計画課が持っておる土地開発公社の土地もございます。こういった土地を有効活用という観点で、売却あるいは貸し付け、こういったものを図っていきながら、新たな収入源の確保を図っていきたいなと思っています。
以上です。
534 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
535 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
536 ◆21番(鍔本達朗) 具体的にどのような市有財産を売却するのか、貸し付けるのか、お聞かせいただきたいと思います。土地の売却なのか、そのような土地があるのか、何をどこに貸し付けるのか、お伺いいたします。
537 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
538 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
539 ◆総務部長(金沢宏治) まず、市有財産のうち、普通財産ございますが、まだ未利用地、これについての売却は想定はしております。具体的には、中松町2丁目の旧農協跡地、下山第二区画整理地内の土地、それと、今もう募集中でございますが、通山町1丁目、入船町6丁目、権現町2丁目、こういった土地を今後順次、売却を進めてまいりたいと思っています。それと、今碧南レールパークを整備して、平成29年度で完了ですが、三河旭駅前の碧南市土地開発公社が所有しておる土地、これについてもあわせて検討をしてまいります。
貸し付けについては、まだ具体的なものについては決まっておりませんが、今やっておる太陽光屋根貸し、あるいは今本庁の1階にございます案内地図板、こういったものについて新たに貸し付けをして、収入が得られるかどうかも今後検討をしてまいります。
以上です。
540 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
541 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
542 ◆21番(鍔本達朗) 最後に、(ウ)についてでありますが、財源確保策として、経費削減や事業見直しによるものではなく税収確保としての、さきの2点以外に何か考えておられるようでしたらお聞かせください。
543 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
544 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
545 ◆総務部長(金沢宏治) 例えば、普通建設事業につきまして、基本的には国県の補助金、この採択を受けることが見込まれる事業、これについては優先的に行ってまいります。そのため、先ほど若干申し上げましたが、これまで以上に国や県に出向き、関係を密にするとともに、日ごろから情報収集を行うため旅費も増額をしておるところでございます。
さらに、市債についても、世代間負担の公平性の観点から、残高を十分考慮する中で適債事業に活用してまいりたいと思っております。
以上です。
546 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
547 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
548 ◆21番(鍔本達朗) 日ごろから国や県に出向き情報収集を行うことは大いに結構なことで、このことがこれまで結構おろそかにされていた感が拭えないところであります。しっかりと行っていただきたいというふうに思います。しかしながら、国県の補助金には、特に国の補助金には起債がついて回るわけであります。特に注意が必要ではないのかと思います。
補助金が見込まれる事業を優先するのではなく、碧南市が必要とする事業を優先して、その事業のための補助金を確保することが肝要かと思います。でなければ、補助金のための補助金確保となり、要らぬ事業までも行ってしまうことになりかねないのではと思います。要らぬ心配でしょうか、お伺いいたします。
また、商店街の活性化について、税収確保の観点から重要政策として位置づけられないものかと思います。新たな商業活動への支援策、アンテナショップの開設支援など、商業を下支えするような事業を推進することが新たな税収確保策になるのではと思うのですが、その点の見解をお聞きします。
549 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。
550 ◆議長(杉浦哲也) 総務部長。
551 ◆総務部長(金沢宏治) 採択する事業ということでございますが、先ほど来、市税が若干低く、今後落ちていくという見込みもございますので、碧南市として事業効果が見込める必要な事業、これについて積極的に補助金の確保に努めていくということでございます。
以上です。
552 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。
553 ◆議長(杉浦哲也) 経済環境部長。
554 ◆経済環境部長(鳥居典光) 商店街の活性化ということですけれども、それについては重要なことだと思っております。アンテナショップではございませんが、販路拡大のための、平成27年度から見本市や物産展等への出展料に対する補助制度を設けております。
また、昨年8月からは、新たに商業活動にも御利用いただける新規ホームページの開設に対する補助制度を実施しております。
また、新年度におきましては、従前からの補助制度ではありますけれども、商店街の要望によりまして、空き店舗活用に対する支援も予定しているところでございます。
商店街につきましては、従前より多くの補助制度を設けております。今後とも、時代やニーズに即した補助制度とすることで、商店街の活性化を支援してまいりたいと考えております。
555 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
556 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
557 ◆21番(鍔本達朗) 財政の健全化についてお聞きしてまいりましたが、現状の財政運営では、堅実な財政運営ではありますが、碧南市の活力を生むような視点が見えていなかったのが残念であります。平成29年度予算案では、初めて新たな税収確保に向けた本格的な積極策に重い腰を上げられました。
産業基盤の充実として、西端地区の工業団地、商業の活性化が碧南市の大きな課題であります。市税収入の見込みに対する不満はありますが、税収の安定している状況でありますので、この機を逃さず、碧南市の将来に視点を置いた政策を推進するよう指摘するところであります。
次に、まち・ひと・しごとの創生、将来への種まき事業についてお聞きしてまいります。
2月15日付の中日新聞、西三河版に掲載された碧南市予算案の記事の解説に交流人口増へ独自色という見出しで、主にビーチコートとビオトープについて、進化し続けるための種まきの具体策として好意的に書かれていました。しかしながら、ハード整備には、市民の厳しい視線が向けられるとも書かれており、この2つの事業の問題点を暗示しているのではと思われます。
これまでの禰宜田市政にない、将来への投資へ向けた大きな事業であることは間違いがないものと思います。しかしながら、それが適切なものか、市民が要望しているものなのか、市民満足度の最大化を目指す市長の施策としてはかなり冒険的なものであると思われます。特に降って湧いたようなビーチコートの整備は負の遺産になる可能性が大いにある事業ではないかと危惧するところであります。
そこで、将来への投資的事業として、ビーチコートを整備する碧南緑地スポーツ施設整備、水族館・科学館リニューアル事業、そして、県事業ではありますが、交流人口の増大が期待できる油ヶ淵水辺公園の整備、産業基盤の根幹となる道路整備についてお聞きしてまいります。
これは、8番議員、それから7番議員がしっかりと質問をされました。特に8番議員のお考えでは、ビーチコートを整備するというよりも、第2期工期のほうが市民が切望している、そちらのほうができないならビーチコートはやめたほうがいいというような意味合いのことを言われましたが、私もそのように思います。
そこで、まず、ビーチコートを整備するのに国県の補助が一切ないというようなことを言われたことがあるというふうに記憶しております。予算案では、スポーツ振興くじ助成金2,000万円が特定財源と挙げられています。これはどういうふうに使われるのか、まずその点をお聞きいたします。
558 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
559 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
560 ◆教育部長(鈴木重幸) まず、国県の補助が一切ないということではございません。県と市の共同事業でありまして、それぞれの役割を持って整備をしていくものでございます。
県は、国の交付金の財源の一部に充てて整備すると伺っております。それから市は、今回予算案に上げさせていただいておりますスポーツ振興くじ助成金を活用して、これはビーチコートの整備事業に充当するものでございます。
以上でございます。
561 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
562 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
563 ◆21番(鍔本達朗) それでは、(イ)愛知県負担の工事について、どのようになっているのかお聞かせください。
564 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
565 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
566 ◆教育部長(鈴木重幸) 愛知県の管理でございます碧南緑地におきまして、第1期整備エリアのうち、碧南市が上部を占用して整備するビーチコート、多目的スポーツ広場、総合管理棟に係る整備工事とその底地の施設撤去工事が碧南市の施工範囲となります。
したがいまして、それ以外の周辺の緑地の改修工事、施設の撤去工事及びトイレの改修工事が愛知県に施工していただく範囲となり、県と市の共同で施工していく事業となります。
567 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
568 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
569 ◆21番(鍔本達朗) それでは、(ウ)についてでありますが、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックのビーチバレーの合宿地及び2026年開催のアジア大会に向けた準備はどのように進められているのかをお聞かせください。
碧南市を合宿地とする国の確保、宿泊施設の確保、交通アクセスの整備、駐車場の確保、観客席の確保などなど、またどのような準備がいるのか、その問題点となるものがあるのかどうかなどお聞かせください。
570 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
571 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
572 ◆教育部長(鈴木重幸) まず、東京オリンピックの事前合宿につきましては、相手国を決める必要がございまして、ビーチコートの整備後に東京オリンピックの競技大会組織委員会が作成をしております事前キャンプ候補地ガイドへの登録を考えております。
また、碧南市が活動拠点となるトヨタビーチバレーボール部の関係者へ相手国を探すための協力を依頼しているところでございます。
さらに、ことしの5月になりますが、市長が姉妹都市であるクロアチア共和国プーラ市に提携10周年を記念して訪問される際に、在クロアチア日本大使にビーチコート整備についての情報伝達を予定しております。
事前合宿地に選ばれるためには、宿泊施設も大事な要素でありますので、まだ一部の宿泊施設ではございますが、言語や食事内容等、どういった対応が可能なのかのアンケートに御協力をいただいております。
駐車場や観客席につきましては、事前合宿地でありますので、必要に応じ、臨時駐車場や仮設対応を行ってまいります。
2026年に愛知県で開催予定のアジア大会につきましては、碧南緑地に整備するビーチコートが会場候補地に選定された段階でございまして、こちらのほうはこれから準備を進めていくという格好になると思います。
573 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
574 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
575 ◆21番(鍔本達朗) 具体的な招致活動を始めてみえるようでありますが、見込みとして何ヵ国の予定をするのでしょうか。
そして、1点だけ、宿泊施設についてお伺いします。宿泊施設をどのように確保するのか、現状どのような施設があるのかどうか、お聞かせ願いたいというふうに思います。
また、事前合宿地ということでありますので、滞在期間はいつごろになり、何日間を見込めばよいのか、何人分の宿泊施設が必要となるのか、その間どのような対応が必要なのか、お聞かせ願えればと思います。
576 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
577 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
578 ◆教育部長(鈴木重幸) オリンピックに出場するためには、数々の予選を勝ち抜くことが必要でありまして、その可能性のある国をある程度絞って誘致活動を進める必要がございます。事前合宿地として誘致を目指すのは1ヵ国というふうに考えております。
次に、宿泊施設ですが、事前トレーニングで候補地ガイドに定められている主な要件といたしまして、練習会場に近接している、目安は30分以内、選手団全員を収容できるキャパシティがある、少なくとも英語で対応ができる、充実した飲食サービスができるなどがございます。
現在市内では、衣浦グランドホテルが施設規模的には大きく、東京オリンピックの事前合宿の件でもお話をしておりまして、アンケートにも御協力をいただいておるところでございます。
事前合宿の滞在期間でございますが、一般的にはオリンピックの1ヵ月半前から1週間前までの間で事前合宿を行ってから選手村に移動するということであります。実際の期間は、各国の競技団体、競技種目によって異なるということでございます。
人数的には、ビーチバレーボールは限定された2人1組の競技でありますので、交代選手も必要な団体競技と比べてかなり少数になると推測されます。その国のオリンピックに出場できるチーム数によっても変わってまいりますが、練習相手の選手、指導者、トレーナー等も含めて十数名程度ではないかと想定をしております。
事前キャンプの目的は、時差の解消やコンディションの調整でありますので、宿泊する際には、食事内容などにも細かく対応する必要があると考えております。
579 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
580 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
581 ◆21番(鍔本達朗) エについては7番議員が質問されておりますので、これは省略させていただいて、(オ)多目的スポーツ広場の活用方法等についてお伺いしてまいります。
多目的スポーツ広場を使用するに当たっての条件など、またどのようなスポーツで使用可能なのか、利用できる時間など、お聞かせ願います。
582 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
583 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
584 ◆教育部長(鈴木重幸) 多目的スポーツ広場につきましては、最終的な整備構想では、既存の少年サッカー場の天然芝を移設して利用してまいりたいと考えておりますが、当面の間、土広場として整備し、使用許可の必要のない無料スポーツゾーンとして、さまざまなスポーツやウオーミングアップ場所としての利用を考えております。また、イベント時における臨時駐車場としての活用も視野に入れております。
585 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
586 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
587 ◆21番(鍔本達朗) それでは、(カ)の第2期工事についてお伺いしてまいりますが、これは、8番議員がしっかりとお聞きいたしましたので、私も同感ではありますが、いわゆるビーチバレーコートを突然トヨタ自動車から言われてつくるということになったわけでありますが、市民要望はそこにあるわけではなく、第2期工事の陸上競技のできるトラックの整備が主目的であるというふうに思っております。
これも碧南緑地につくるのがいいかどうかは、個人的には碧南緑地ではなく油ヶ淵内陸部につくるというのが私の考えでありますが、このことについては質問をカットするということにいたします。
では、ビーチコートを碧南市が整備するに当たっての費用対効果をどういうふうに考えるのかということをお聞きしたいと思います。
588 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
589 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
590 ◆教育部長(鈴木重幸) 費用対効果としての具体的な算出はできませんが、ビーチバレーに限らず、ビーチスポーツの普及を図ることで、新たなスポーツの取り組みとスポーツ実施率の向上による健康増進やビーチスポーツの大会や合宿誘致をすることによって、トップレベルの選手のプレーを間近に観戦できることで、精神的な高揚と技術的向上に期待するとともに、結果として来訪者の増加を期待するものでございます。
(発言する者あり)
591 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
592 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
593 ◆21番(鍔本達朗) ビーチコートを整備することで、スポーツ振興についての理想的な期待感ですよね、今のは。本当にそうお思いなのかはちょっと疑問なんですが、まず、ビーチスポーツを行っている市民がどれぐらい存在するのか、全く基盤のないところから新たな開拓としてビーチスポーツの振興を図らなくてはならないということであります。
どのようにして行うのか、ビーチスポーツ人口をどのようにふやしていき、組織していくのか、その数値目標をどのように設定するのか、これをしっかり行わないと、整備しただけで終わる施設となりはしないかと危惧するところですが、7番議員も危惧されておりましたが、その点いかがでしょうか。
594 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
595 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
596 ◆教育部長(鈴木重幸) ビーチスポーツの普及振興を図るためには、関係団体との連携を図っていく必要があると考えていますが、何よりも市民の皆様が取り組みやすい環境づくりを考えるならば、レクリエーション的な要素の種目にも力を入れていくことが大切だと感じております。
全国的にはさまざまなビーチを使ったレクリエーション競技が行われておりますので、そういったものを取り入れながら進めてまいりたいと考えております。
597 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
598 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
599 ◆21番(鍔本達朗) ビーチバレーのコートをこういった形でつくるというのもスポーツ振興ということでというふうに御説明されるわけでありますが、昨日NHKのニュースで、パラリンピックのことがありまして、パラリンピックの選手を養成しているということで、碧南市の何とかという方がカヌーをやられる方で、その方が出てみえました。ごらんになりましたか。非常にパラリンピックの選手として有望視されている方なのかどうかわかりませんが、恐らく2020年に選手として出られると思います。岐阜まで行って練習をしているということでありますが、むしろそういった方の支援をしたほうが非常に税金として使い道がいいのではなかろうかというふうに思います。
そういったことを御存じか、そういう観点から考えられるのかられないのか、お聞かせ願いたいと思います。
600 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
601 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
602 ◆教育部長(鈴木重幸) 障害者の方で、そういったパラリンピックに出られるような実力を持たれる方がおみえになるというのは、申しわけございません、承知はしておりませんでしたが、やはりもし、そういう方がみえるのであれば、碧南市としても支援していくべきだというふうに思っております。
603 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
604 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
605 ◆21番(鍔本達朗) ぜひ支援してあげてください。調べればすぐわかると思います。
最後に、(ク)についてお伺いします。
ビーチコートの整備は唐突に進められています。市民との共通認識もなく、碧南市にとって必要なものなのか、碧南市が整備しなければならない施設なのか、大いに疑問の湧くところであります。愛知県の土地に碧南市が整備するわけでありますので、オリンピックやアジア大会は国際大会であります。県が主導すべきではと思います。本来的には県が整備するものであると思いますが、いかがですか。そうでなければ、しっかりした支援を申し出るべきと思いますが、いかがでしょうか。
606 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
607 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
608 ◆教育部長(鈴木重幸) 市としてビーチコートを活用した新たなスポーツの掘り起こしにより、スポーツ機会の創出とスポーツ実施率の向上につなげるため、既存のテニスコートや少年サッカー場など、スポーツ施設が集積されている碧南緑地にスポーツの拠点として整備を進める考えでございます。碧南緑地は県有地でありますが、県の御理解により無償で専用させていただくものです。施設整備に当たっては、県と協力を進めてまいりたいと思います。
609 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
610 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
611 ◆21番(鍔本達朗) 県の土地を無償で借用をするわけであります。
では、いつまで無償で借りることができるのですか。今回の場所、県との共同事業ということであるならば、その期限はないのが常識でありますが、この点、確認しておきます。
612 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
613 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
614 ◆教育部長(鈴木重幸) 県の土地を占用する場合には、申請をして占用の許可をいただいています。今回は、公共スポーツ施設ということで、借用期限というものは特に定めはありませんが、5年ごとに更新手続をしていくことになります。
615 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
616 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
617 ◆21番(鍔本達朗) 5年たったら知らんと言われないように、しっかり頑張っていただきたいというふうに思います。
それでは、次に、イ、水族館・科学館リニューアル事業についてお聞きしてまいります。
これも7番議員が詳しく質問をされております。私のほうからもいろいろ聞きたかったのでありますが、先に聞かれましたので、水族館につきましては、ビオトープを整備することにより、集客数の増加をどのように見込んで、費用対効果をどのように見込んでいるのか、その点1点だけお聞かせ願いたいと思います。
618 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。
619 ◆議長(杉浦哲也) 教育部長。
620 ◆教育部長(鈴木重幸) 教育委員会所管の登録博物館として、教育的配慮のもと計画を進めております。よって、レジャー施設のような派手なパフォーマンスの計画はしておりませんが、さまざまな体験企画によって利用増を見込んでおります。
屋外施設であるということから、建物の中の水槽ではわからなかった四季の変化を感じたり、観察会や田植え、稲刈りなど、体験型の企画を充実させて、リピーターの確保が可能であると考えております。
また、アンケート調査によりますと、現在の滞在期間は30分から90分で、平均でいきますと60分ぐらいとなっています。この新しい施設ができることによって、滞在期間が2割から3割延びると想定をしております。
教育、文化、芸術、そして自然についての費用対効果の評価は困難ではございますが、社会教育的な施設の役割として、自然科学や自然保護の啓発普及に努めていきたいと思っております。
一度失った自然はなかなか戻ってきませんので、これを後世まで残していくことが私どもの使命であると考えております。
621 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
622 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
623 ◆21番(鍔本達朗) そのようにお願いをいたしたいというふうに思います。
では次に、ウ、油ヶ淵水辺公園の整備についてお伺いをいたします。
これは、13番議員の質問に答えられております。12月議会でしっかりと質問させていただきましたが、何ら答弁は変わっていないということでありまして、工事期間の延伸期間がどうなっているのか、愛知県議会が終わらないと決まらないということであろうかというふうに思いますが、1つだけお聞きいたします。
延伸期間がわかった時点、工事の日程がわかった時点で、ぜひとも全協なり部会において報告をしていただきたいというふうに思いますが、その点いかがでしょうか。
624 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。
625 ◆議長(杉浦哲也) 開発水道部長。
626 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 12月議会で答弁した内容と同じく、当初事業認可期間であります平成28年度に第1期工事の完了が見込めない状態と今なっております。それで、事業認可の延伸手続中でございまして、具体的な延伸の期間については現在手続中であることから申し上げられませんけれども、事業認可期間である平成28年度中には延伸手続を終わる予定であるというふうに愛知県からお伺いしております。
また、今後具体的な時期が判明次第、部会等で公表したいと思っております。
627 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
628 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
629 ◆21番(鍔本達朗) よろしくお願いいたします。
最後に、道路整備についてであります。これも県事業、吉棚線の話であります。いつまでたっても開通しません。29年度に開通するという話でありますが、このことについてお聞きいたします。
630 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。
631 ◆議長(杉浦哲也) 建設部長。
632 ◆建設部長(中村正典) 都市計画道路吉浜棚尾線でございますが、御存じのとおり愛知県が事業主体で行っておる事業でございます。平成21年度に事業に着手いたしまして、昨年の10月末で事業用地の取得を全て終えました。現在工事中ということでございます。
道路取得には21名の方の地権者の御理解、御協力と、地元の熱い支援でもって今日に至っておるということです。碧南市においても愛知県と一緒になって用地交渉等に当たっており、皆様の協力が得られることになりました。関係の皆様に心より感謝申し上げます。
開通時期でございますが、現在延長440メートルのうち、8割程度が既に工事には着手しておるということですが、引き続き70メートル区間の工事だとか信号機の移設が未着手となっております。これを順次進めていくというふうに聞いておりますので、細かな部分での残工事があるということで、具体的な時期については未定というふうに伺っております。ただ、平成29年度中の開通ということは伺っておりますので、県に対しまして、一日も早い開通をお願いしているということでございます。よろしくお願いします。
633 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
634 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
635 ◆21番(鍔本達朗) いつまでたっても開通しない、非常に長くかかっています。いつだか29年度中だけれどもいつだかわからない、これも油ヶ淵水辺公園と同じです。ぜひとも全協なり部会なりで報告をしていただきたいというふうに思いますが、その点1点だけ確認をしておきます。
636 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。
637 ◆議長(杉浦哲也) 建設部長。
638 ◆建設部長(中村正典) 県のほうから報告がございましたら、何らかの形で報告をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
639 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
640 ◆議長(杉浦哲也) 21番。
641 ◆21番(鍔本達朗) これで私の総括質疑を終わるわけでありますが、高松教育長並びに3人の鈴木部長さん、それと今年度で退職される職員の皆さん方には大変感謝申し上げております。
第二の人生といいますか、定年後の人生を謳歌していただくよう願っております。皆様方に感謝を申し上げ、総括質疑を終えさせていただきます。どうもありがとうございました。
642 ◆議長(杉浦哲也) 以上で、鍔本達朗議員の総括質疑を終わります。
これにて本日の総括質疑を終結いたします。
───────────────────・・───────────────────
643 ◆議長(杉浦哲也) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
この際、お諮りをいたします。
議事の都合により、明日から3月5日までの3日間は休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」という者あり)
644 ◆議長(杉浦哲也) 御異議なしと認めます。
よって、明日から3月5日までの3日間は休会することに決しました。
再開は3月6日午前10時であります。
本日は、これにて散会いたします。
(午後 4時 9分 散会)
───────────────────○────────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成29年3月2日
碧南市議会
議 長 杉 浦 哲 也
議 員 小 池 友妃子
議 員 鈴 木 みのり
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