10: 【
文化学事課長】
世界心道教は、創始者の会田ヒデさんという方が昭和19年に東京で設立した団体である。
11: 【
武藤委員】
宗教団体からの寄附は、過去からあるのか。
12: 【
文化学事課長】
過去にもある。
13: 【
武藤委員】
受け入れてはいけない寄附については、法律上どのようになっているのか。
14: 【
文化学事課長】
宗教団体から寄附を受けることについては、道義上問題がある場合があるかもしれないが、何らかの法律に抵触することはないと考えている。
15: 【
武藤委員】
例えば、暴力団から寄附を受けるのは、道義上問題があるので断り、それ以外の団体からの寄附については、喜んで受けるということでよいか。
16: 【
文化学事課長】
文化振興を進めるに当たって寄附をいただけるなら、道義的な問題がある場合があるかもしれないが、一般的には、それを受けて文化振興のために役立てていきたい。
17: 【
武藤委員】
一般的な寄附や目的を持った寄附を受ける方の制約は、全くないと考えてよいか。
18: 【
県民生活部長】
これらの寄附については、県政の目的に合わせて受けており、何ら問題はないものと考えている。
19: 【
武藤委員】
これまでに、世界心道教以外の宗教団体から、寄附を受けたことはあるか。
20: 【
県民生活部長】
県民生活部以外のものについては、把握していない。
21: 【
武藤委員】
県民生活部としては、世界心道教以外からの寄附はないものと理解してよいか。
22: 【
文化学事課長】
文化に対する寄附としては、世界心道教のみである。
23: 【調整監兼県民課長】
宗教団体からの寄附についてであるが、平成13年度は世界心道教のみとなっている。
24: 【堀委員】
私立高校の生徒数が見込みを下回った点について、理由を詳しく説明されたい。
25: 【
私学振興室長】
生徒数の積算に当たって、高校の全日制については、計画進学率を93%、公私受入れ比率を2対1としており、平成13年度の私学の募集計画数は、23,745人となっている。そのうち、入学者は、21,853人となっており、1,892人の減となっているのが主な要因である。ここ数年、こうした傾向が続いており、実績進学率は、平成13年度においては、公私合わせて90.1%となっている。
26: 【堀委員】
見込みを下回った理由は、進学率が全体として下がってきていることによるものとしてよいか。
27: 【
私学振興室長】
実績進学率については、ここ数年では、ほぼ横ばいで推移している。
28: 《県民生活部以外の部局関係》
【堀委員】
高齢福祉総務費補助金の減額理由についてであるが、これは、市町村における介護支援が予定よりも行われなかったことに伴うものと考えてよいか。
29: 【調整監兼財政課長】
実施市町村数の減に伴うものである。
30: 【堀委員】
今回の補正の中身は、小泉内閣の2001年度第2次補正予算に対応するものと説明があった。
まず、小泉流の構造改革は、成功していると考えているのか。その上で補正を組んでいるのか、お伺いする。
次に、県は1999年8月に財政の中期試算を発表しているが、この中期試算における経済成長の見通しと実際の経過との違いは、どのようであったのか。また、今回の補正は、今後の景気の動向をどのように見通して組んだのか。
次に、県は、今回の補正でも、万博や新空港、関連道路などの大規模プロジェクトに関する予算について、県債を増大させながら組もうとしている。現在、2002年度の予算案も審議をしているが、これも県債を過去最高額まで発行して推進しようとしている。こうした県民の家計からお金を吸い上げ、大手銀行や大手ゼネコンに注ぎ込むような、そういう無駄で浪費の政治の手法から、県民の暮らしを支える財政運営、政治に切り替えて行くべきではないか。そうした立場から補正も行っていく必要があると考えるが、所見をお伺いする。
31: 【調整監兼財政課長】
まず、小泉内閣における構造改革についてであるが、経済が先行き不透明ではあるが、第2次補正予算を編成するなど機動的、弾力的な対応をしていると考えている。したがって、現在、国会で審議中である14年度予算とあいまって効果が上がるものと期待している。
次に、中期試算の関係であるが、前回の中期試算においては、国の経済戦略会議における日本経済の潜在成長率が2%強であることを前提に県税の伸び率を2%として試算した。結果的に、経済成長率は11年度 0.2%、12年度マイナス 0.3%等となっていて2%には及ばなかった。税収は個別の要素もあって、結果としてそれぞれ違った姿になっている。
次に、今回の補正予算に当たっての景気動向の見通し等についてであるが、国においては、デフレスパイラルに陥ることのないようにという観点から、第2次補正予算を編成しており、本県においても、それに呼応した形での補正予算であると考えている。
最後に、万博・空港の2大プロジェクトからの方針転換についてであるが、これまでも再三答弁しているとおり、この地域の将来の発展に資するプロジェクトであると考えており、着実に推進することとしている。当然、福祉、教育、環境、地震防災といった分野についても、バランスのとれた財政運営に極力努めている。
32: 【堀委員】
愛知県としても、国の言いなりではなくて、県民の具体的な生活の実態に促した独自の見通しを研究し立てていくべきである。国の見通しが違ったから県も全然違ってくるという、こうした財政運営は改めるべきではないのか。その点を要望しておく。
次に、繰入運用の200億円について、これは、あまり正常な姿ではないと思うが、この点での考え方はどうなのか。
33: 【調整監兼財政課長】
基金の繰入運用によって、翌年度の当初予算に活用する手法は、歳入、歳出を見直す中で、どうしても収支のかい離が埋められなかったため、臨時的な財源対策としてやむを得ず行っているものである。
34: 【堀委員】
こうしたこと自体に県の財政を追いやっている実態があると思う。繰り返しになるが、万博、空港などの2大プロジェクトを強引に進めようという中で、非常に矛盾が出ていると思うので、こうした不健全な財政運営を1日も早く改善するために、2大プロジェクトの見直しを要望しておく。
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