◆14番(田中正男君) 14番、田中です。 まず、驚いたのが単純な事故で、なぜこんなことが起こったのかと思うんですけれども、ちょっとこの状況を知りたいんですが、これは相手方が左側に停車していたんですが、その横を十分通れるスペースがあったんでしょうか。センターラインオーバーしないとかわせないという状況だったんでしょうか。それとか、相手の車両がちょうど反対側の車線を来て、よけ切れなかったとかとそういう状況があったんでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(蒔田善江君) 事故の状況ですが、停車中の車両に気づくのが遅れたというのが一つの原因です。よけようとハンドルを切ったんですが、よけ切れずに右後方部のほうに接触したという状況でございます。
○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) この道は私も庁舎へ来るときは使う道路なんですが、この交差点、右折するには少し大回りするような感じで少し戻さなきゃならないというところなんですが、そこに車両がいたにせよ、あまりにも単純な事故ですので、気づくのが遅かったというのは誰でもある事故には事故なんですが、ちょっと驚きましたが、ほかのことで聞きたいんですが、相手方は車両には同乗者はいなかったんでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(蒔田善江君) 同乗者はいないと報告を受けております。
○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) 最後に、写真見ますと市所有の車両もかなり損傷しているんですが、これの補修額とそれはどのように会計的に処理されたんでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(蒔田善江君) 申し訳ありません、市の車の補修額についてはただいま数字のほうを持っておりません。保険のほうで処理をされているということです。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で、報告第14号の報告を終了いたします。
---------------------------------------
△議案第46号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(柴田三敏君) 日程第5、議案第46号
業務委託契約の締結について(歴史・
文化拠点施設整備事業 伊豆の
国市文化財展示施設展示設計・製作・設置業務)を議題といたします。 本案の内容説明を
企画財政部長に求めます。
企画財政部長。 〔
企画財政部長 守野充義君登壇〕
◎
企画財政部長(守野充義君) それでは、議案第46号
業務委託契約の締結について(歴史・
文化拠点施設整備事業 伊豆の
国市文化財展示施設展示設計・製作・設置業務)につきまして、内容を説明させていただきます。 議案書の5ページをお願いいたします。また、参考資料も5ページをご参照願います。 業務の名称は、令和6年度 歴史・
文化拠点施設整備事業 伊豆の
国市文化財展示施設展示設計・製作・設置業務であります。 業務の場所は、伊豆の国市四日町800番地1ほかになります。 履行期間は、着工を議決の日の翌日、完成を令和8年3月17日としております。 契約金額は、税込みで2億9,645万円であります。 契約の相手方は、東京都港区港南1丁目2番地70号、
株式会社丹青社、
代表取締役小林統であります。 契約の方法につきましては、随意契約であります。 業者の選定につきましては、令和6年5月31日に
プロポーザル審査委員会を開催し、業者からのプレゼンテーションによる提案内容を審査した結果、最終被選定者として決定し、令和6年6月13日に仮契約を締結しております。 業務の内容といたしましては、1階の
エントランス展示、2階の
プロローグ展示、常設展示、企画展示、3階の展望展示などの
展示設計・製作・設置をするものであります。 以上で、議案第46号
業務委託契約の締結についての説明を終わります。
○議長(柴田三敏君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 10番、内田議員。
◆10番(内田隆久君) それでは、3点についてお伺いいたします。 1点目は、著作権の侵害についてであります。 6月20日の
全員協議会で、著作権を侵害するから企画、展示、製作会社の
プロポーザル審査会で選ばれた企画提案を公表できないということでありましたけれども、著作権を侵害するというのは、著作権法第30条から第47条6項で認められている利用法を除き、著作者の許可を得ずに著作物を利用することであります。具体的には、著作物を無断でコピーして
インターネットにアップロードしたり、著作物を改変したり、既存の著作物と類似した作品を作成したりする行為と言われています。契約の議案審査をするために、議会に
企画提案書を公表することのどこが著作権を侵害するのでしょうか。 また、
プロポーザル実施要綱に以下のように記載があります。
プロポーザル実施要綱5ページの提出書類の取扱い(3)に、提出された書類の著作権は参加する事業者、今回の場合、丹青社でありますけれども、に帰属する。ただし、本市伊豆の国市がこの選考結果の報告、説明、公表のために必要な場合には、提出書類の内容を無償で使用できるものとするというふうに書かれています。選考の結果の報告、説明、公表できるというふうに書かれています。 今回の場合、何の法律・規則から公表できないというふうに言っているのでしょうか、ご説明ください。それが1点。 2点目ですけれども、建築費の高騰についてであります。 今回の契約の工期は令和8年3月までということで、12か月を超えるということで
スライド条項がうたわれているというふうに思いますけれども、労務費と建築資材は高騰していて、これまでの1年間を見ますと25%以上が値上がりをしているわけですけれども、今後も高騰が続いた場合には請負代金の変更をしていくことになると思いますけれども、議案として提出されている2億9,000万余の金額に併せて基本設計の段階で設計変更するのか、それとも設計を替えずに不足する金額は補正予算を組んで不足分を増額するのか、この点についてお答えください。 3点目、今回の
展示設計・製作・設置の契約に当たり、
プロポーザルで選ばれた業者の企画提案を示さないで議会に契約の議決を求めていますが、先日の
全員協議会でも、説明というのは基本設計と何ら変わらない内容を説明しただけで、2,200万円の
企画展示設計費と
展示品製作費、工事ですけれども、約2億7,000万円を議決しろというふうに言っているわけでありますけれども、議員に
プロポーザルの内容を示さず、承認を求めているのはどのような理由があるからでしょうか。 以上、3点です。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) まず、1点目の著作権の侵害には当たらないんじゃないかというご質問なんですけれども、確かに著作権はこの提案書に存在していると思います。ただ、私どもも
言葉足らずで申し訳なかったんですけれども、各他の自治体の様子を見ましても、情報公開に対応できる部分と対応できない部分というのを定めております。 その
企画提案書の内容につきましては、開示請求があってもやはりその企業の意匠ですとか著作権とかそういうものが多々含まれているため、開示に応じていないというのが各
地方公共団体等で行われている事務の一般的な取扱いですので、先般のような説明にならざるを得なかったということでご理解いただきたいと思います。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 2点目の物価高騰によって契約金額が増えるのではないかというご質問かと思うんですが、今回の展示施設は、令和6年度と令和7年度の継続費の中で
展示設計・製作・設置についての予算として3億30万円ほど予算を計上させていただいております。その中での今回の契約が2億9,645万円ということで、これを限度額として提案を受けた中での金額になるわけですけれども、この範囲の中でこれから設計をしていくわけです。 今回決めたのは、あくまでも事業者の提案内容ということが我々の審査の中で及第点を取って審査として大丈夫だろうということで、業者を決めさせてもらったというのが今回の
プロポーザルになります。その提案内容がそっくりそのまま今回の展示物になるというわけではなくて、これから提案も含め、我々の文化財の展示に特化した学芸員とかの中で協議をしながら造っていくわけですので、基本的にはこの展示の予算の中で製作・設置までやっていきたいというふうに考えております。 それから、プロポの内容をということなんですが、先般、
全員協議会でご説明させていただいたのが事業者からの提案内容になります。あくまでも、くどいようですけれども、提案内容として基本計画、こういったものに沿っているというのと、なおかつ事業者が出した提案として事業者独自の新しいアイデア、こういったものも含めて我々はこの事業者と今後設計をしていこうと、いろんな展示物についていろいろ検討していこうという事業者を決めたということですので、その内容というのが先ほど言いましたようにあくまでも事業者側の提案ですので、著作権があるということで公表はできませんが、著作権があったら、それがあの説明でもあったと思うんですけれども、それを出してしまうとまたそれだけが発信してしまうというか、そのものになってしまうんじゃないかということも懸念して、基本的には他の自治体と同じやり方させていただいているということで、とはいえ、議会の皆様にはスライドで提案内容をお示ししたというところでございます。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 10番、内田議員。
◆10番(内田隆久君) 1点目の著作権の件なんですが、一般的に情報公開に応じていないからというお答えだったんですが、私の質問の中で申し上げた
プロポーザルの実施要綱の中にうたわれているわけじゃないですか。著作権は確かに制作者にあるわけですけれども、選考結果の報告、説明、公表のためにはいいですよというふうに書いてあります。それがなぜ一般論としての情報公開に当たらないとかいうことで、著作権があるというふうに言われるんですか。私にはそこがよく分からないので、もう一度お伺いをしたいと思います。 それと、2点目は、確かに今回の上程されている議案というのは、3億円を上限に2億9,000万円で業者から提案があったので、その契約についての審議をするということなんですけれども、私が聞いているのは今後のことなんです。議決をするに当たって、今後はどうなるんですかというふうにお聞きしているわけですが、これも先ほど申し上げたように、これまで過去1年で建築資材と労務費が25%以上値段が上がっていて、この傾向はこれからも続くことが予測されるわけです。そうすると、例えばこの
展示設計は令和7年1月までに完成しますよね。そのときに設計・製作で契約しているわけですので、設計料はともかく、展示品の製作について、値段が上がるんじゃないかというふうにお聞きしているんです。上がった場合には、設計変更するのか、補正予算を組んで増額するのかと聞いているんです。それをしっかりお答えいただきたいと思います。 3点目は、部長、著作権はあると言いましたけれども、僕はないというふうに思っていますけれども、それでこれを公開するとそれだけが独り歩きする。だけれども、これ何も隠して進めるようなことではなくて、広く公開をして市民からも議会からもいろんなご意見をいただいて、次のステップに進むというのが私は普通だと思うので、独り歩きするかどうか知りませんけれども、やはり公開すべきなんじゃないですか、この議決に当たって。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) お答えします。 仕様書のほうに記載があったということなんですけれども、全てを公開しないわけじゃない、公開できる部分は公開している。先般の
全員協議会におきましても、イメージ図については、議員の皆様方にご説明する資料の中で画面に投影して公開のほうはさせていただいております。 それと、市民の皆さんにこの
プロポーザルの内容を説明すべきだというご意見なんですけれども、この契約につきましては、契約後に提案された内容をベースにこれから設計のほうを行っていくわけで、当然我々としても、ある一定の段階を経て公開できる内容が整った場合には、市民の皆さんに、あるいは議会においても公開、説明の機会の場を設けていきたいと考えております。 以上です。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 2点目の
スライド条項のお話かと思うんですが、繰り返しになりますけれども、ここでこれから設計をしていきます。練に練って設計をして、これで行こうと決めた中で当然今度は事業者のほうが製作に入っていくわけですけれども、設計はあくまでもその間に物価の高騰とかがあれば、それは加味しながら当然設計を抑えていきたいと思っています。 ただ、実際に製作に入ってしまっている中で仮に物価が上がったとしたならば、そこは
スライド条項というのが発生してくるのかなと思います。なおかつ、その中でもし仮に予算をオーバーするようなことがあれば、それはまた議会にご説明させていただくような形になるかと思っています。 以上です。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) それで、申し訳ございません、企画提案の内容が独り歩きすることを懸念する理由はないんじゃないかというご質問なんですけれども、確かに一度、具体的な絵等を公開してしまうと、それが最終的な企画案だというふうに勘違いされてしまうおそれがやはりこういった事業においては多々あるわけですので、今回におきましては、やはり今後あくまでも設計作業を行っていくということですので、その設計が先ほど申し上げましたが、ある程度、皆様にお示しできるような内容が整った段階でしっかりと市民の皆さん、議会の皆さんに説明のほうをしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 10番、内田議員。
◆10番(内田隆久君) 情報公開で全て公開するわけじゃないと言うんですが、それは例えば製作会社の職員の名前だとかそういうことが記載されている部分は当然公開できないわけですけれども、企画提案内容に著作権で公開できないものはないと思っています。特にこの間、全協で、スライドでプロジェクターで説明いただいた平面図だとかは別にもし不都合があれば1回配って回収すればいいわけだし、あれで見ても分からないですよ、はっきり言って、何のことか。だから私は別に紙で配っても問題ないと思っていますけれども、そういうものは別に情報公開でも当たらないんじゃないですか、公開すべきじゃないですか。 次の2点目なんですけれども、部長は
スライド条項のことだということで、
スライド条項のことなんです。設計も施工も、
スライド条項で上がっちゃうんじゃないんですかというふうに申し上げているんです、今までを見ると。上がらなければいいですよ。だから上がったときに、設計変更するのか、増額するのかと聞いているんです。3回も同じこと言っているんですけれども。 それで、3番目は、今回の契約が承認されて行政サイドで調整した上で、市民と議会の議員に公表するということなんですけれども、議員は今日決めなきゃいけないんです。だから今の時点での
プロポーザルは公開すべきというのはさっきから言っているんですけれども、調整の上での市民と議員に公表するのはいつ頃になるんでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) 提案内容を公開すべきじゃないかというご意見なんですけれども、それはやはり今、軽々に判断できかねます。やはり情報公開制度というのは、いろいろこの手の開示につきましては著作権ですとか意匠の関係も絡んできますので、慎重に判断する必要がありますので、その辺りはご理解いただきたいと思います。 それと、いつ頃公開できるかというお話なんですけれども、10月あるいは11月頃にはご説明できる資料を整えたいとは考えております。 以上です。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) すみません、
スライド条項の話で少しご説明が足りなくて申し訳ございませんでした。 基本的に先ほどの繰り返しになりますけれども、設計をつくっている段階で仮に物価が上がってきたとするならば、それは設計を変えます、抑えるようにします。ただ、物をもう製作に入ってしまった、製作に入れば事業者もいろんなところから材料仕入れるわけですよね。そうするとそこで物価が上がった場合には、それは
スライド条項ということで変更できないと思うんですよね。そこは先ほど言いましたように、そのときには変更で上げさせてもらう形になるのか、それでも予算が足らなければ先ほども言いました、くどいようですけれども、議会のほうにまたご説明させてもらう形になるかと思います。 それは通常の一般の工事と同じ感覚ですよね、設計をやっている段階で設計でこれで行きましょうと。でも今度、発注して工事実際に入って物価が上がった場合は、それは
スライド条項になる、全くそれと同じ感覚ですので、そういうご理解をいただきたいと思っています。 以上です。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 12番、天野議員。
◆12番(
天野佐代里君) 12番、天野です。 これまでこの件についてはずっと容認をしてきましたけれども、今年度、あと建築の段階の承認を残すのみとなって大体の概要が分かってきましたので、ちょっと私、これまで腑に落ちていない部分について、この内容の今日は審査ということでありますので、少し質問をしたいと思います。 先日配っていただいた基本計画の中にありますが、収蔵の関係なんですけれども、もともとこの施設の構想があったときに、私、博物館ということで少しスケールの大きなものを考えていました。ですから、当然その1か所に全て伊豆の国市の重要なものを集めて、そして展示したり収蔵する中で中身を入れ替えて企画をしたりそういうものができると思っていましたが、徐々にいろいろな意味で内容が変わってきましたので、少し本意ではない部分もあります。 それで、計画の8ページなんですけれども、文化財資料収蔵施設の現状の中に、この新しい施設は文化財の資料を集約して収蔵するというものではない。ですから、今後既存の各施設において、収蔵は継続していく。そのために長期的な視野に立ったときに、この収蔵の在り方についても検討の必要があるというふうに書かれています。この下に現状の収蔵の様子が表にあるのですが、実際に今回この施設を建設したときに、この中で残さなければならないものというのはどれになるんでしょうか。 そして、実際に今回の施設に移動できるものはどこのどの部分になるのか、この表から説明をお願いします。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) お答えします。 収蔵の関係なんですけれども、多少展示には関係しておるんですけれども、現段階におきましては、収蔵は新たな文化財展示施設では機能を設けないということ。それは計画どおり、その部分は揺らいではおりませんので、文化財展示施設の基本計画の8ページ、9ページにあるこの表につきましてはこのまま、現状の収蔵施設は現状のまま管理運営していきたいと考えております。 それとあと収蔵庫にある文化財、それらにつきましては、その中からネズミ返しですとか、あとは土器、あるいは鎌倉時代や戦国時代のお茶わんですとかかわらけ、そういったものは個別に新たな展示施設のほうへ移して展示していくというようなことになります。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 12番、天野議員。
◆12番(
天野佐代里君) 今の説明ですと、図書館にあったものを移動する、そういうイメージかと思うんですが、それで12億円の費用ということなんですけれども、もともと合併特例債を使うというのは私は賛成です。ただ、特例債の期限がありますので、でしたらこの収蔵に関してもしっかりしたものでそういうものを機能を備えたものにしていくべきだとは思っていましたので、前にもそういう提案はしてあります。いずれどこかでまたその費用がかかってくるわけですから。 そういう意味では、この収蔵に関しての部分が今後課題になってくる、そのこともマイナスの部分でも、あれができたから全てそこで間に合うというわけではない、全然そういうわけではない。ですから、そこのところはやはり説明が必要だと思います。 これまでの議員のいろんな質疑の答弁を伺ったときに、場所の選定のときに、韮山時代劇場と一体化して活用しながらやっていくのに、あの場所が最適なんだという答弁がありました。それで、この計画の31ページなんですけれども、韮山時代劇場を利用した事業展開とあります。それで、ここに大ホールから全ての施設の活用の事例、こういう事業ができるのではないかという事例が挙げてありますが、時代劇場は建設して30年近くたっています。以前にも議員からも指摘がありました。いろいろな老朽化の問題もあります。そういうことを考えたときに、この一体化の計画というのは、時代劇場の改修費の部分もこれも少し影響があるのではないかというふうに危惧しています。 それで、この付随する費用が、今まで費用のことについては新しい建物についての建設の費用の増額の質問が議員からも指摘はありますが、関連するものについて、これが丸のままそのまま使えるんだったらいいですけれども、やはりいろいろな部分で老朽化の指摘があります。そうなったときに、ちょっと例は悪いですけれども、これから後の議案にも出てきますけれども、庁舎を改修するあるいは新築する、結局改修費のほうが費用がかさむわけです。でしたら、新しいものを造ったほうが安かったということがこれから起こってくると思います。そういうことを考えたときに、一体化で活用する部分についての考えはどうなんでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) 議員のおっしゃるとおり、韮山時代劇場、たしか1996年に竣工しておるんですけれども、まだ30年に満たない段階ですので、確かに老朽化して傷んでいる部分はあるんですけれども、まだまだやはり使っていくことのできる施設だと考えております。 傷んだ部分については、どういうふうに直して危険のないように、安全に使えるようにしていくかということは十分考えていく必要があると思いますので、それはまたこの文化財展示施設の展示とは別に考えていきたいと思っております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 市長。
◎市長(山下正行君) 天野議員の質問に今答弁しましたけれども、少し補足させていただきたいと思いますが、収蔵庫について、私、もともとやはり収蔵庫も含めていわゆる博物館、ほかの市町にあるような歴史のある、立派なといったらおかしいですが、そういう類いの施設を造りたいと思っていました。本来であれば、伊豆の国市に来る市外の方もよく言われるんですが、伊豆の国市にそういう立派なミュージアム、博物館がないのがおかしいと。そういうのがあればもっともっとお客さんが来るし、周遊もしていただけるだろう、宿泊客も増えるでしょうとそういうような話を聞いていましたので、これは伊豆の国市歴史のまちにふさわしい博物館が本当は必要だったんですけれども、財源のことを考えると、とても博物館、収蔵庫も含めた大きなものを造るというのはなかなか難しいということ。 それと、やはり合併特例債の期限がありますので、合併特例債の期限、これを使わない手はないんです。これは誰が考えても、それを使わないというのはほかの市の人たちにも笑われるような話なんです。ですから、それに間に合わせるためにベストではないんだけれども、セカンドベスト、しかもぎりぎりのものを市民の方々の意見も聞きながら、市民の方々の意見の中にはもっと立派なものを造れと、12億円なんかよりももっと20億円もかけてもいいよみたいなそういう方もいます。ですから、そうは言っても市の財政のことも考えてできるだけ抑えてぎりぎりの、本当は私はもう少しスペースを欲しかったんですが、いろんな展示をしたかった。 ただ、企画展でいろんなこともできるだろうということで、戦争の記憶なんかも企画展で展示することもできると、また伊豆半島、伊豆の国市だけでなくてここは玄関口ですから、今、伊豆は一体ということで一つ一つじゃなくて、みんなでやっていこうというそういう機運がありますので、企画展では、例えばもっと南の市町の漁具とかそういったものも展示できるのかなとそういうことでやってきました。 天野議員のおっしゃること、よく分かります。収蔵庫についても考えなきゃいけないなと。ただ、今ある収蔵庫の中に今の郷土資料館では展示できないものがありますので、先ほどもネズミ返しとかありましたけれども、ネズミ返し、それからあと、これは学芸員のほうで今検討しているんだと思うんですけれども、私は個人的には例えば鉄のよろいとか、それから鉄の鏡とか、これは古墳から出てきたものなんですが、そういったもの。また、木製品が今展示できていませんので、ネズミ返しと言わずに、ネズミだけではなくてほかの木製品なんかも山木遺跡から出てきたものも展示できるんじゃないかと思っております。 ということで、これはもう少しやっぱり原点に立ち返って、なぜ伊豆の国市にこういうものが必要なのかということを議員の皆様にご理解いただいて事業が進めていければなと思っております。
○議長(柴田三敏君) 12番、天野議員。
◆12番(
天野佐代里君) 天野です。 それと、今、市長からも答弁をいただきました、市長も何度も同じ答弁をこれまで繰り返してされていて理解はできます。 ただ、これまでの議論を聞いているときに、建物を造ることに争点が特化されていて高い安い、特例債使う。私はちょっとそのことが心配なのは、これは造るよりもその後の運営費のほうがよっぽど費用がかかるわけですよね、30年、50年。その運営についての議論があまりなかった、そして当然収支についても議会のほうからもそういう議員の発言もありました。建物の建設の収支だけでなく、やはり運営の収支、入館料幾らにするのか、そういうことについても今まで協議がされてこなかったと思います。 そういう意味で、今回、今これは戦略的な部分なので、企画課が進めていますけれども、これまでもこういう戦略・政策的なことについては企画課が始めて、そして現場に落としていくという事業も幾らでもありました、反射炉もそうでしたから。これからこれが文化財のほうに下りていくと思うんですが、それにしても来年そろそろ形を見るという段階になって、文化財課、この職員の方、そして今、企画課の部分に学芸員の方がいらっしゃっていますけれども、この辺の連携、そして特に今回は展示・設計になるわけですから、どういうものをどうやって配置しながらどういうふうに見せていくのか、その見せ方、あるいはこれまでも議員のいろんな質問でもありました運営、そこに関わる人たち、そしてコミュニティーのスペース、そういうことについて、あまりにも建物に特化した話になっていて、ちょっと説明が足りていないのではないかというふうに心配しています。今回、特に内容的なものについてのお話ですから。 それと、やはり私たちが賛否を問われるときに、予算を伴うものというのは、なかなか全体の予算の中で提出されてもほかのものもあるわけですから、単体でこのことが少し問題だから全部否決しますというわけにはいかないわけです。ですから、今回こういう形で業務の締結ということなんですけれども、ここで申し上げておきますけれども、ちょっとその辺の当局の姿勢が足りなかったのではないかと思いますけれども、文化財課とのすり合わせ、あるいは今後の進め方についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) お答えします。 文化財課とのすり合わせなんですけれども、今、この施設を整備するための準備室を企画財政部の企画課のほうに設けております。その準備室に職員を配置しておるんですけれども、その職員につきましては文化財課の職員と併任の辞令を出しております。そして、文化財課との打合せ等にもしっかりと出て、あとは当然この展示につきましても文化財課のほうとの調整は、企画課のこの事業に携わっている職員は文化財課の職員でもあるわけですので、文化財課ともしっかりと調整を取りつつ進めております。 この展示施設ができた後の教育のプログラムにつきましては、文化財課のほうでしっかりと企画課の職員も加わった中で双方連携して進めておりますので、ご心配をおかけして申し訳ございませんでしたが、その辺はしっかりと進めておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 13番、古屋議員。
◆13番(古屋鋭治君) 13番、古屋ですけれども、質問させていただきたいと思いますけれども、まず今回の契約金額2億9,645万円ということで税込みという内容になっております。これは先日、全協の中でも説明いただいておりまして、私も質問させていただいたところ、当初の予定していた予算の範囲内の金額だということで、先ほども守野部長のほうからも令和6年、7年度の予算のうちの3億30万円のうちの範囲内での提案ですということでありますので、その辺についてはよく承知をさせていただいておりますけれども、そうなりますと、全体の12億円の金額、今回の内容が約3億円の内容だということになりますと、12億円のうちの3億円だと。じゃ、残りの9億円の内訳というのは、項目別に分かると思いますので、説明いただきたいと思います。 それと、もう一点が完成が令和8年3月17日になっていますけれども、そうなりますとこの展示施設のオープンの時期、だから一般の市民の皆さん、来場者の入れる時期というのはいつからになるのか、その点についてお尋ねします。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) まず、1点目の全体的な予算の関係ですけれども、先ほども少し触れましたけれども、今回の令和6年、令和7年度の継続費として合計で10億8,460万円を当初予算の中でご議決をいただいているところです。そのまず内訳といたしまして、先ほどの展示の関係が3億30万円、それから建設工事、建物のほう、施設のほうが7億6,340万円になります。これは継続費になります。それ以外の部分については、現在も実施しております建築設計、建物の設計のほうが6,490万円、それは今年度、令和6年度になります。それと、それに付随した建築確認等の許認可の関係の業務委託、これが60万円を計上させていただいています。それらを合わせますと合計で約11億5,000万円になります。 12億円を限度とすると残った5,000万円については、令和7年度にまたお願いする形になるかと思いますけれども、今度は附帯工事、アプローチというか通路といいますか、そういったことを今考えているところでございます。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 13番、古屋議員。 〔「まだ、オープンは」の声あり〕
◎
企画財政部長(守野充義君) すみません、2点目、いつオープンかというのは、現段階では令和8年4月を目指しております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 13番、古屋議員。
◆13番(古屋鋭治君) ただいま説明いただいて分かりましたけれども、説明の中ではトータル11億5,000万円で、残りの5,000万円が附帯工事を予定しているということなんですけれども、ただ、今回の6月定例会で一般質問、そういう中で質疑応答聞いていますと、どうしてもこの12億円じゃ済まないだろうということが想定されていまして、先ほど内田議員のほうからもそうなった場合はどうするんだという内容についても、具体的に答弁いただいていないので、分からないんですけれども。 私が心配するのは、もしこれまで市民の皆さんだとか議会に議員に説明して12億の事業費でやりたいんだということで、3月定例会の中では議会の了解は取り付けたということになりますけれども、今度12億円という金額をオーバーすることについて了解をいただいているわけじゃないので、議会の。そうなりますとそのときになって駄目だという結論が出た場合は、私は大変なことになるなと思っているんです。ですから、そうならないように、例えば設計の段階で12億円を超さないようなそういう設計にしていこうというような考えを持っているのが、私は当然だと思うんです。 ただ、心配するのは、この前、今回の定例会の中で内田議員が提出した資料の中に、市長は計画を縮小するというような考えは持っていませんよというような内容がありましたので、そう考えると、計画を変更しなかったら当然これ12億円超すだろうと私は思っているんです。ですから、そういう心配があるので、やっぱり見直しをする必要があるんじゃないかと思うんですけれども、その点、もう一度、内田議員が何度も聞いていますけれども、もう少し明確に答えていただければと思うんですが。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) この文化財展示施設につきましては、繰り返しになりますけれども、合併特例債を活用して令和7年度までに建築する、整備をするという形でご議決をいただいております。予算も12億円ということでご議決をいただいていると思います。その中で基本的にはその12億円という我々が出した、算出の中には、当然、基本計画というものがあって、その中で今、規模、床面積が1,200平米であるとかそういった規模で整備をしていくということを決めた上で、議会の皆さんのご理解を得られたんだというふうには理解しております。 確かに12億円ということで、今後、物価の上昇で予算をオーバーするのではないかということでご心配されておられるし、我々も実はそこはちょっと心配しているところなんですけれども、ただ、現段階では、先ほど言いましたように今、基本設計をしております。基本設計をしている中で、なるべくシンプルにということでなるべく構造も複雑なものでなくということでやっています。じゃ、そのもともと何かと言うと、今回の床の平米単価につきましても、以前もご説明させていただいたかと思うんですが、全国でいろいろな博物館があって、一番直近でできたようなところを参考に平米単価を出させてもらっています。それに比べて我々が今設計している段階のやつは非常にシンプルなものにしようと今考えている中で、そういったことも加味しながら今設計をしているところなものですから、現段階ではそれがどうなるか分かりませんので、何とも言えないところです。 ただ、先ほども言いましたように、もうこの規模で進めていくんだということで市民にも説明したり、文化財の先生方にもご了解を得て進めておりますし、皆様のご理解も得られているというふうにしておりますので、これは進めていきたいというふうに考えております。 ただ、またこれも繰り返しになりますけれども、もしどうしても物価の上昇で超えてしまうようなことがあれば、それはもうまた議会のほうにご説明させていただくような形になります。ただ、幾ら物価が上昇しているかといって、12億円が20億円になったりとかそこまでは当然考えられないと思っていますし、なるべく12億円で抑えられるように、それは今現段階でやっているということでご理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 13番、古屋議員。
◆13番(古屋鋭治君) 13番、古屋ですけれども、今ご答弁いただきましたけれども、いずれにしても物価の上昇、人件費の上昇、こういうものは昨日今日降って湧いた問題じゃないものですから、そういうのは織り込み済みでしょうと当然私は思っていましたけれども。 ですから、3月定例会で12億円の範囲でやりますよということで議決をいただいて、いよいよこの事業が進むことになりましたけれども、そして最終段階行って13億円、14億円になりましたということになって、これ議会が否決したということになったら完成できないじゃないですか。そうならないように、私は12億円の範囲内の中でちゃんと収める責任はあるんじゃないですかということを申し上げているんです。私はそういう心配していますけれども、いかがですか。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 議員のおっしゃることよく分かりますが、先ほど言いましたように、今、設計段階の中で削るものは削ろうといろいろやっていますので、そこはご理解いただきたいと思います。 ただ、くどいようですけれども、ここの段階で今、設計もやっている段階で規模小さくするとか何とかというと、それはまた振り出しに戻ってしまう形になってしまいますので、今の段階のまま進めていきたいと思っていますし、その中で先ほど言いましたように、落とせるものは落として何とかしたいというふうには考えておるところでございます。 ただ、繰り返しになりますけれども、それでもどうしてもどうしても超えてしまうような場合があったら、そこはご相談させていただくという形になると思います。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 13番、古屋議員。
◆13番(古屋鋭治君) 部長のおっしゃることは分かりました。 ただ、私が心配していることも十分理解していただければと思います。そうしないと、せっかくスタートを切った、私のスタンスは伝えてありますので、承知されているかと思いますけれども、いずれにしても、議会としては造りましょうという方向にかじ切ったわけです。かじ切った以上、仕上げるための努力は当然行政側もする必要あると思いますし、そういう意味で12億円ということも、市民にも議会にも説明してきているわけです。それが最終段階になったら13億円、14億円になりましたといったなら、最後に行ってゼロになったらこれまずいでしょうということを何度も申し上げているんです。そうならないように12億円の中で収めるように、これからも努力していただきたいということを申し上げて終わります。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) 私も古屋議員と同じ質問なんですが、思いは一緒であります。 市長も、ずっとこの間、市長と語ろうとか地区懇談会でも12億円でも市の負担は4億円ですよと言って、市民との約束なんです。合併特例債、要するに12億円が14億円になりました、それでも市の負担は4億円で済みますかといったら、済まないんです、やっぱり。合併特例債は、増えたからといって負担が減るわけではありませんので、それは決まっていますので、やはり上限が決まっている以上、それに併せる努力は必要だと思います。努力ということは、イコール約束ですので、設計段階でも本当にそれを見込んで、物価高騰分を見込んでしっかり設計するということが必要だと思います。本当に古屋議員が言うように、最終的に最後に議会の議決を得られなかったらできませんので、これ市民との約束ですし、議会へも約束ですので。 絶対ということはありませんけれども、極力です。あってはならないと思っていますので、その辺は十分に肝に銘じてほしいと思います。これは回答は分かっていますので、意見だけで終わりにします。 もしあれば市長どうですか、市民との約束と思いませんか。失礼しました。質問します。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 繰り返しになりますけれども、今まさしく精査していますので、鋭意調査をして何とか収まるようにしたいというふうに考えています。 ただ、これも繰り返しになりますけれども、どうしてもというときにはご相談させていただくということで、ご理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたします。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可します。 10番、内田議員。 〔10番 内田隆久君登壇〕
◆10番(内田隆久君) 議席番号10番、内田隆久です。 令和6年伊豆の国市議会6月定例会、議案第46号
業務委託契約の締結について(歴史・
文化拠点施設整備事業 伊豆の
国市文化財展示施設展示設計・製作・設置業務)について、反対の立場から討論をいたします。 市はなぜ
プロポーザル事業者の企画提案の内容を公表せず、議会の契約承認を求めたのでしょうか。6月20日、議会
全員協議会で
プロポーザル審査の報告があり、本日、議案が上程されています。
全員協議会で説明された提案内容は、1階のインフォメーションにマップがあり、プロローグとして時代のダイジェストを大型映像により紹介、2階の常設展示は5つの歴史区分によるテーマ展示とし、直接手の触れることができる展示、シンボル展示、深掘り展示と戦国時代の特別映像、企画展示は気密性の高いケースを設置、3階の展望施設は床面航空写真と周辺情報解説というものでした。 また、審査員の講評としては、この審査員は教育長、教育部長、文化財課長、学芸員3名、
企画財政部長、
まちづくり政策監、8名という構成でした。その講評としては、稼働と維持管理の観点については、シンプルなシステムで管理費用の低減が図られている。独創的な展示内容、展示配置、市内周遊につながる提案が高く評価され、造形の進度に応じた展示手法が提案された。基本計画の課題に対し、的確な手法が提案されたというものでした。これでは議員は、
プロポーザルで選ばれた業者の具体的な企画提案内容が全く分かりません。先ほど伺いましたが、著作権の侵害に当たらないのに、それを公表しない理由としています。 一定金額以上の請負契約、今回の場合、伊豆の国市は1億5,000万円以上は
地方自治法で議会の議決事項になっています。議会の議決とは、議会の意思を対外的に表明するために行われています。議会は、3月定例会では、文化財展示施設の3億円の展示関係費と8億円の建築関係の継続費を承認しました。今回、
展示設計と展示物の製作・設置の契約の議決を求められています。資材と人件費が年間25%以上上がれば、2年間で建設費総額が12億から18億円かかることになるかもしれません。建築総額が決定する前提となるのが、今回の
展示設計・製作の契約であります。重要な展示の設計と製作の具体的企画内容の説明がありません。議員が知らされているのは、先ほど述べたことが全てであります。市が
プロポーザルの提案内容を隠す理由は不明であります。 市は、3月定例会の予算審議から、やみくもにこの事業を進めようとしています。議会が契約内容を確かめることもできず、承認することは行政の決裁手続が形骸化しているということであります。内容が分からない契約を承認すれば、市民の議会に対する信用は失墜するでしょう。 5月時点で、物価変動を加味した実質賃金は前年同月より2.5%減り、24か月連続のマイナスとなっていて、1991年以降で過去最長を記録しています。市民は物価高騰に賃金が追いつかず、苦しんでいます。また、市の地方債残高の令和6年度末見込額は274億6,000万円と過去最大となっています。今後、金利上昇に伴う地方自治体を取り巻く経済環境は一層厳しくなることが予想でき、令和7年度予算編成はこれまで以上に困難なものとなります。これが私たちを取り巻いている現状であります。 議員には、これから令和6年12月までに、建設費の高騰に伴う
展示設計・製作費の補正予算の審議があると思います。先ほどの
スライド条項のことであります。 令和7年4月の市議会議員選挙の前の1月から3月に、総額が18億円を超えるかもしれない大きな金額の文化財展示施設の建築全体の契約議決が行われることが推察されます。以前にも、設計前に14億円だった工事費が、設計が出来上がった段階で21億円の工事費となり、その契約を議会で承認したことがあります。ただ単に文化財展示施設を令和7年度末、令和8年3月に完成させるという事情から、なし崩し的に進めようとしている契約締結を承認するのか、否決するのか、伊豆の国市議会と議員の真価が問われています。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 反対討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第46号
業務委託契約の締結について(歴史・
文化拠点施設整備事業 伊豆の
国市文化財展示施設展示設計・製作・設置業務)は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(柴田三敏君) ご着席ください。起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩とします。再開は10時35分といたします。
△休憩 午前10時24分
△再開 午前10時35分
○議長(柴田三敏君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。
---------------------------------------
△議案第47号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(柴田三敏君) 日程第6、議案第47号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 伊豆長岡庁舎大
規模改修工事)を議題といたします。 本案の内容説明を
企画財政部長に求めます。
企画財政部長。 〔
企画財政部長 守野充義君登壇〕
◎
企画財政部長(守野充義君) それでは、議案第47号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 伊豆長岡庁舎大
規模改修工事)の内容を説明させていただきます。 議案書の7ページ、また参考資料につきましても7ページをお願いいたします。 請負契約の締結についてでありますが、工事の名称は、令和6年度 庁舎大
規模改修事業 伊豆長岡庁舎大
規模改修工事であります。 工事の場所は、伊豆の国市長岡地内。 工期は、着工を議決の日の翌日、完成を令和8年1月30日としております。 契約金額は、税込みで4億9,280万円であります。 契約の相手方は、静岡県裾野市富沢394番地の1、渡辺建設株式会社、代表取締役渡辺正高であります。 契約の方法は、6月14日に制限付一般競争入札を執行いたしまして、6月21日に仮契約を締結しております。 工事の概要といたしましては、昭和54年に建築されました
伊豆長岡庁舎の施設の延命化を図るため、大
規模改修工事を行うものであります。改修内容の主なものといたしましては、給排水設備、トイレの更新、空調機、換気設備の更新、エレベーターの更新、屋上防水、外壁部分の補修、照明LED化などであります。 以上で、議案第47号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 伊豆長岡庁舎大
規模改修工事)の説明を終わりにします。
○議長(柴田三敏君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) いつも入札契約について質問していますので、同じようなことを質問したいと思います。 まず、今回の契約の予定価格、それから入札率、また制限付一般競争入札の制限付はどのような内容だったのか、お願いします。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) まず、予定価格になります。予定価格は、税抜きで5億599万円、税込みで5億5,658万9,000円となります。 それから、落札率ですが、88.54%となります。 それから、今回、制限付一般競争で行いましたが、その参加資格の要件ですけれども、1点目が、建設業法第3条の規定に基づく土木一式工事に関わる特定建設業の許可を受けている業者、それから2点目が、伊豆の国市、当市に競争入札参加資格の認定を受けた本社または営業所等を有する業者、それから3点目が、建設業法第27条の23の規定に基づく経営審査事項、こちらの建築一式工事の総合評点、いわゆるP点が1,000点以上の業者、それから4点目が、平成26年度以降に国または地方公共団体が発注した契約金額1億円以上の建築一式工事を元請として施工した実績を有すること、こういったことなどを資格条件としております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) 分かりました。 今回、落札率が88.54%と、今までのこういう建設関係では破格というか、相当低いんです。いつも95%前後の落札率が88.54%と低かったんですが、これは市がどうこうできる話じゃなくて、応札した業者がそういう金額を提示したと思うんですけれども、実際の応札社数と、それからどういう業者が入ったのか。落札したのは渡辺建設ということで裾野市なんですが、これは市内に営業所か何かがあるということなんでしょうか。ちょっと応札の業者を説明してください。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 応札した数、5社ございます。 先ほども資格要件の中で少し申し上げましたけれども、伊豆の国市に競争入札参加資格の認定を受けております本社または営業所等を有するということで、営業所がある事業者5社が入札に参加しております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) 私、手元に公表されています入札結果を見ているんですが、これ見ますと市内の業者は1社もないですね、本社が市内というのは。渡辺建設のほかに加和太建設、小野建設、佐藤建設、山本建設ということで、市内の業者が1社も入っていないんですが、条件は制限には入っているかと思うんですが、今回入らなかったということからでしょうか、落札率が低かった。 イコールでないですけれども、これは憶測ですけれども、かなり競争が行われたのかなと思いますけれども、市内の業者が1社も入っていなかったということについて知っていることというか、聞いていることは何か。要するに都合が、市内の業者は忙しくてこの時期にはできないとか何かそういうことがあったんでしょうか。今回、市外の業者だけ5社で入札して88.5%という落札率になったということで、これによって市のほうでは5,800万円、約6,000万円近く安くできる予定なんですけれども、ちょっと市内の業者が入らなかったことについて伺います。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 私、少し説明が足りませんでしたけれども、渡辺建設さんは確かに本社が裾野市になります。ただ、それ以外の4社については、伊豆の国市内に営業所があるということです。 今回、なぜこうだったのかというのは競走が働いたということしか言いようがないんですが、競走が働いた中で、我々としても任せられるんではないかということです。 以上です。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 申し訳ございません、私、入札参加資格の中で、伊豆の国市の建設工事の競争入札参加資格の有する静岡県内、私、市内と言ってしまったんですけれども、静岡県内ということで申し訳ありません。 以上です。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 6番、笹原議員。
◆6番(笹原惠子君) 笹原です。 まず、ここの
伊豆長岡庁舎の大規模改修ということで、結構な金額、大きな金額が出ているなというふうに思いました。これは前に私たち議員に説明が少しあったのか、合併特例債を使うということでよろしいのですよね。その辺の確認と、それから8ページのところの発電のほうを少しお聞きしたいのです。 自家発電設備というふうに書いてありますけれども、この自家発電というのがどのくらいのレベル、伊豆長岡の庁舎の中で使うもの、災害時の対応とかそういうものを含めたときにどれくらいのものに対応できるのかということをちょっとお聞かせ願いたい。 それと、その下の太陽光発電の設備ですけれども、これは初めて庁舎でやるということだと思いますけれども、具体的に屋上になるのかどうかその辺のイメージがちょっとつきませんので、その辺を説明していただきたいのと、太陽光発電設備については、長年使っていると使っていたものが大変老朽化して、10年、15年、20年たつと。今は老朽化したものの処理に大変困っているというそういうことがニュースでも騒がれております。その辺についてはここには全然内容的には含まれていないのかどうか、ちょっと私もよく分からないので、その辺についても説明をいただけますでしょうか。
○議長(柴田三敏君) 総務部長。
◎総務部長(公野克己君) まず、合併特例債の関係ですけれども、こちらも説明をさせていただいておりますが、今回の工事費に対しまして95%を借り入れます。それの7割が交付税措置されるということで、実質、市の負担は33.5%ということになります。ですので、今回、両庁舎合わせて11億3,600万円程度の契約をしたわけですが、実際市の負担は、利息等があるということを言われますけれども、単純に計算しますと3億8,070万円ということになっております。 この3億8,070万円の考え方で、これはやはり少なくとも20年もたせようということを考えますと、これを20年で割りますと約1,900万円です。合併以来、昨年度までの庁舎に関する工事費ですとか修繕費、平均しますと約1,000万円かかっています。ですから、20年間もたせるために、普段支出している金額よりも900万円負担するだけで、あと20年間延命するということであります。 次ですけれども、自家発電設備の関係であります。こちらにつきましては、今回、長岡庁舎にやるのは自家発電設備、既に改修済んでおりますので、その自家発電設備、停電が起こったときに最初に動かすための蓄電池、これの12個の交換を予定しております。 次に、太陽光発電の関係でありますが、こちらも平成22年に既に長岡庁舎についてはついております。ついておりますので、パネルにつきましては使えますので、そのパネルでつくられる電力というのが直流電流なんです。それをいわゆる市役所であったり、家庭で使われる電力、直流電流から交流電流に変換するための機械、いわゆるパワーコンディショナー、これを2基取替えをするというものであります。 あと、太陽光の先ほどの処理の関係ですけれども、実際に20年以上もつと言われていますので、今回はそのパワーコンディショナーだけ処理をして、パネルにつきましてはそのまま利用するというふうに考えております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 6番、笹原議員。
◆6番(笹原惠子君) 先ほど金額について説明で、年間900万円プラスになるという形でこのような金額が設定されたということで、長い目で見るとどこかで改修しなきゃならないということでこういうふうな選択をしたということで、ねばならぬものが大変ある、給水のほうも水が漏れた、ああだこうだということをちょっとやっぱり聞いておりますので、しっかりとやっていただきたいということと同時に、この金額が無駄にならないように、きちんと大規模改修をやるというふうに決めてこれだけの金額をかけるわけですので、合併特例債があるからということでこれだけ大規模に長岡も大仁もやるということですので、本当にもうがっちりとやっていただきたいというのが私の希望です。 そして、自家発電についてもきちんとやっていただいているということがありますので、パネルとかそういうものの処理についても、今後同時に考えていっていただきたいということがありますけれども、その辺については同時に進めているのでしょうか。
○議長(柴田三敏君) 総務部長。
◎総務部長(公野克己君) 後のほうの質問ですけれども、まだ現時点では今後の予定は組んでおりません。 あと、今、議員おっしゃったがっちりとやってほしいということありました。これ本当はがっちりやりたかったんですけれども、やはり血税を使ってやるわけですので、我々、当初予算に計上させていただいた金額よりも実際かなり下げました、設計額。やはり本当にあと20年はもつであろうというところはやめました。なぜかというと、設計業者はやはりがっちりやりたいので、がっちりした全て更新したりというような形を取るんですけれども、やはり使えるところは使おうというような方針を立てまして4月の末に設計額が決定し、今回入札に付されて、実際の予算よりもかなり低い金額で契約ができたものと思っております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 6番、笹原議員。
◆6番(笹原惠子君) がっちりという形にはならなかったというふうに部長から答弁がありましたけれども、できるだけねばならぬところをやっていただきたいというそういうふうな気持ちはあります。 以上です。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 13番、古屋議員。
◆13番(古屋鋭治君) 13番、古屋ですけれども、ただいま説明いただきましたけれども、今回、大規模改修ということで長岡庁舎と大仁庁舎ということになっていますけれども、その前には長岡庁舎の増築ということで課題・問題が8項目あるという説明がされてきていましたので、今回のこの改修やることによってそれらの課題が解消できる内容というのはあるんでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
まちづくり政策監。
◎
まちづくり政策監(小池正登君) お答えします。 課題につきましては、すみません、今ちょっと手元に資料がないんですけれども、会議室が足りないですとか、防災の関係の部屋がないですとか多々あったんですけれども、それらは現状の施設を工夫して使っていくということで解決していくとそういうような考えでおります。したがいまして、今回の改修が直接過去に抽出された課題を解決できるかというと、一概には言えない部分もあるんですけれども、今回改修することによって、この庁舎自体を有効活用していくというそういう点では課題の解決に資するんじゃないかと思います。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 13番、古屋議員。
◆13番(古屋鋭治君) 13番、古屋ですけれども、今回の工事概要を見ますと、庁舎の中で増築のときに課題としていた内容というのは、私はないんじゃないかなと思っているんですけれども、今回の内容を見ますと設備の更新だとかとあるわけですけれども、そのときからそういう更新の必要があるんだという説明もあれば、今回こういう内容で出てきても特に違和感感じないんですけれども、そのときに全くこういう内容の説明がない中でいきなり大規模改修やりますといってトータルで11億円程度ですか。 それで、私は増築やっていただけると思っていたものですから、増築のときにはお金がかかり過ぎるからやりませんということなんです。今回これ見ると11億円というお金は、私は高額だなと思っているんですけれども、いずれにしても、この内容、その当時になぜそういう問題・課題があるという指摘がなかったんでしょうか。
○議長(柴田三敏君) 総務部長。
◎総務部長(公野克己君) その当時はこのような課題なかったわけではなくて、増築した場合どうなるかということを考えたわけです。ですから、今回やるものというのは、増築したとしてもやるんです。やらなきゃ20年もたないんです。ですから、今回、最低限のものをやりましょうというようなわけです。 増築するとなると年月が当然かかりますので、合併特例債の期限に間に合わない可能性もあるんです。そういうことをトータル的に考えて、今回、大規模改修をやると。当然、これにつきましては、令和5年度の当初予算、あるいは令和6年度の当初予算のときに、細かな説明というものは当然補修なものですから、細かな説明してもまた変わりますので、随時見直ししますから。ですから、そのようなことで今回、大規模改修をやるということになったわけです。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 13番、古屋議員。
◆13番(古屋鋭治君) そういうことなら、長岡庁舎増築のときに、併せてそういう大規模な改修の必要があるんだ、仮に増築をしなくても大規模改修はありますよという説明があればまだ理解できるんですけれども、そういう説明もなく、増築はやらないから、結局この大規模改修やりますよという話になってきたという私は認識なんです。ですから、そういう説明されるなら、事前に併せて今後こういう課題があって、もう一つはこういう課題があるんです。これでできなかったらこちらはやりますよというような説明があれば、まだ理解しやすいんですけれども、そうでなかったからちょっと理解できにくいなというふうに私は思っています。今後は、先を見た提案をしていただければと思います。 以上です。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 15番、三好議員。
◆15番(三好陽子君) 15番、三好です。 私たちこの関係の大規模改修の予算につきましてはもう通っているわけで、今回は契約という段階で、いよいよここで事業が始められるかどうかというところの判断を今、迫られているところなんですけれども、私は基本的に今あるこの庁舎、大仁庁舎、延命を図って大事に使える部分だけ使っていこうという姿勢は非常に大事なことだというふうには思っております。 それで、先ほど笹原議員の質問の際に総務部長のほうから、最初の説明では延命化を図るための大規模事業ですということで企画部長から説明があったんですが、笹原議員の質問の中で今回がっちりやってほしいよという中で、総務部長ががっちりとはいかないような予算を縮小をしたんだよというような説明があったので、ちょっと最終的に確認をしておきたいんですけれども、今回の改修で20年は使えるということは間違いない。こういうところは難しいところですけれども、市としては20年は使えるだろうということでよろしいのかという点と、もう一点は、今回、設備関係をやるわけですけれども、この建物自体の耐震性との関係で果たして今後20年安心して使えるのかどうか、その点の確認をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(柴田三敏君) 総務部長。
◎総務部長(公野克己君) まず、長寿命化に対する20年の関係ですけれども、当然、毎回毎回言わせていただいておりますが、最低20年というふうに思っています。これが絶対かというと、これもいつも言わせてもらっていますが、絶対というのはないと思っていますので、何らか小さな補修等はあり得るのかなというふうに考えておりますが、本当に最低限、空調であったり、屋根の防水であったり、外壁、こちらをやりますので、大きな問題はないというふうに私は認識をしているところであります。 また、耐震の関係でありますが、長岡庁舎につきましては平成20年に既に補強済みであります。大仁庁舎につきましても耐震性はある庁舎ということでありますので、これが先ほども言いましたが、絶対というのはないんですけれども、耐震診断の結果、東海地震に対しては耐震性能を有するというふうにされておりますので、基本的には壊れたりすることは多少は壊れるかも分かりませんけれども、ぐしゃっといくようなことはないというふうに考えております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 市長。
◎市長(山下正行君) 少し補足させていただきたいと思いますけれども、これまでも市は、市庁舎の問題について新しい庁舎を造るのかどうかとか、そういうようなことも過去にはいろいろ検討をされていたんじゃないかなと、私が市長になる前です、というふうに聞いていますが、私が市長になってから使えるものはできるだけ使っていこうじゃないかと、一遍に何かどこかに、またここかもしれませんが、新しい庁舎を、今、三島市は考えているわけでありますが、そういうことを考えるというのは、まだ庁舎が使える以上、時期尚早じゃないかということでできるだけ使っていこうということからの始まりなんです。 先ほど古屋議員がおっしゃった増築の話は、新しい庁舎を造るかどうかという中でそんな話がちょっと検討の対象にしたんですが、現実問題として、なかなかお金もかかるだろうということでなったわけです。 私も未来永劫この庁舎が使えるとは思っていません。それはいずれかの段階で新しい庁舎を造るということも検討しなければならないと思っています。ただ、それはまだ今この段階で言えるような話ではありません。そういう中において、大規模改修という名の下にどれぐらいの投資をしたら経済的にといいますか、合理的なのかというそういう問題なんです、これは。ですから、あまりにもがっちりというか、提示されているお金以上のお金を使って立派なものを造るのが投資の効果としていいのかどうか、いずれは将来何ていいますか、新庁舎ということも考えなきゃいけなくなる、それは長期的にですけれども。そういうことでどれだけ投資したらいいのかというそういうところで良識といいますか、合理的な考えの下に大規模といいますか、今の庁舎で使っていてやっぱり現代の庁舎として、現代お客さんが来る仕事が中断するような水漏れとか、それからトイレの改修もしなきゃいけないとかそういう必要最小限度以上の、必要最小限度というのは本当に小さなものなんですけれども、それ以上で目いっぱいやるかというと、どこまでをお金をかけてやるかということなものですから、これが中庸的な合理的な判断を我々がしたということでございます。
○議長(柴田三敏君) 15番、三好議員。
◆15番(三好陽子君) 15番、三好です。 市長のほうから庁舎についての考え方というか、ここに至った経過について説明をいただきまして、これ契約の議決案件なんですけれども、やっぱり庁舎というのは市民にとっても非常に日々関わりのある大きなものですし、
公共施設の再配置計画も今、計画を持って進捗しているという中で非常に大事な問題なので、少し議案としては質疑が広がってはおりますけれども、思い起こせば平成25年に、実は前任の市長のほうから増築をしたいというようなお話があって、庁舎の議論というのはスタートしていて、ここでようやく一定の20年先の方向性が決まるのかなというふうに思っています。先ほどの文化財の展示施設じゃありませんが、ベストではないかもしれませんけれども、今の段階でのベストかなというふうには思っております。 庁舎というのは一元化で1か所にするという考え方が主流に今なっていると思うんですけれども、今回は次に出てくる大仁庁舎についても大規模改修するということでは、市民のサービス、いろいろな手続が身近にある、この先もそれが担保されるという点では、私は市民にとっては非常に大事な今回の大規模改修だというふうに思っております。 質問というのは先ほど耐震性のことを質問いたしましたので、それ以上のことはないんですけれども、あと言ってみれば、改善センターが今、韮山地区のほうの窓口になっていますから、そちらのほうも含めて大仁も直すことですから、保障するという方向で行ってほしいなというふうに思っています。ありがとうございました。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第47号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 伊豆長岡庁舎大
規模改修工事)は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(柴田三敏君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第48号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(柴田三敏君) 日程第7、議案第48号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 大仁庁舎大
規模改修工事)を議題といたします。 本案の内容説明を
企画財政部長に求めます。
企画財政部長。 〔
企画財政部長 守野充義君登壇〕
◎
企画財政部長(守野充義君) それでは、議案第48号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 大仁庁舎大
規模改修工事)の内容を説明させていただきます。 議案書の9ページをお願いいたします。また、参考資料につきましても9ページをお願いいたします。 請負契約の締結についてでありますが、工事の名称は、令和6年度庁舎大
規模改修事業大仁庁舎大
規模改修工事であります。 工事の場所は、伊豆の国市田京地内。 工期は、着工を議決の日の翌日、完成を令和8年1月30日としております。 契約金額は、税込みで6億4,350万円であります。 契約の相手方は、静岡県伊豆の国市北江間1728番地の212、加和太建設株式会社伊豆の国営業所、所長三澤康介であります。 契約の方法は、6月14日に制限付一般競争入札を執行いたしまして、6月21日に仮契約を締結しております。 工事の概要としましては、昭和53年に建築された大仁庁舎の施設の延命化を図るための大
規模改修工事であります。改修内容の主なものといたしましては、給排水設備、トイレの更新、空調機、換気設備の更新、エレベーターの更新、屋上防水、外壁の部分補修、照明LED化、太陽光発電設備の設置などであります。 以上で、議案第48号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 大仁庁舎大
規模改修工事)の説明を終わります。
○議長(柴田三敏君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) 田中です。 同じように予定価格、落札率、それから制限の条件の内容と、それから応札社数をお願いします。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) まず、予定価格ですが、税抜きで5億9,389万円、税込みで6億5,327万9,000円になります。 落札率が98.5%になります。 それから、参加資格は先ほどと全く同じです。 それから、応札は5社ございました。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 14番、田中議員。
◆14番(田中正男君) これも先ほどの
伊豆長岡庁舎と同じ5社で、応札がやっぱり市内の業者が入らず、先ほどの長岡と同じ業者5社が市外に本社がある5社なんですけれども、県内に本社・営業所ということで皆さんそれには満たしていると思うんですけれども、ただ違うのは、先ほどは88.5%だったんですが、今回は98.5%とかなり今度こちらは落札率高いんです。5社のうち3社は予定価格をオーバーしているんです。 先ほど長岡庁舎は80%台が1社で、あとは90.3から96%まであるんですけれども、この違いは何かといったら、私は積算していって違いが出てしまったのかなと思うんですけれども、確かに内容的には大仁庁舎のほうが多いから金額が高いと思うんですが、応札の金額が予定価格を超えるというところが3社出るということは、何か積算の根拠になるものが長岡、大仁少し違ったのかと思うんですが、その辺の何か見当に当たるようなことがあるんでしょうか。
○議長(柴田三敏君)
企画財政部長。
◎
企画財政部長(守野充義君) 今回の大仁庁舎につきましては、予定価格に入ったのが確かに2社でございましたが、その辺は何とも言えないところなんですが、事業者の考え方、積算の違いなのか分かりませんけれども、とはいえ2社入っていたわけですので、我々の設計の中ではいいのかなというふうに考えています。 それから、大仁が低かった理由の一つとして我々が考えているのは、大仁はどちらかというと、二次製品ですとか見積もりで積算をするのが多かったわけです。それは見積もりというのは当然設計するときに平均を取ってやるんですけれども、今回応札する業者の中でその見積もりをある程度安価で取れたことから、長岡のほうは安かったのかなというふうには考えております。 以上です。
○議長(柴田三敏君) ほかにありませんか。 16番、高橋議員。
◆16番(高橋隆子君) 16番、高橋です。 大仁庁舎の大規模改修ということなんですけれども、大仁は福祉の関係がたくさん入っていますので、バリアフリーとか、あとユニバーサルデザインのほうでこちらから何か要求することというか、気をつけていることなどありましたら教えてください。
○議長(柴田三敏君) 総務部長。
◎総務部長(公野克己君) 現在、大仁庁舎につきましては、特にバリアフリー等考えてはおりません。ただし、事業を進めていく上で必要なものは変更契約で進めていきたいと思いますし、とにかくすみません、時間がなかったので、急いで設計をしたというところ、あと当然必要なところはあるとは思うんですけれども、今、不便を感じているというところの市民からの意見もなかったものですから、現状はこのように進めているところであります。 以上です。
○議長(柴田三敏君) 16番、高橋議員。
◆16番(高橋隆子君) 例えば多目的のトイレが1つあったりとかということもあって、男子厚生室1か所というのもあるんですけれども、そういうところで何か工夫をされているのかなと思いました。 あとは、車椅子の方とか働いている方たちのこともありますので、ぜひそういうことは考慮して、こちらからも要求するといいと思うんですけれども、不便を感じている声がないというのはそういうことは本当なんでしょうか。
○議長(柴田三敏君) 総務部長。
◎総務部長(公野克己君) 先ほど多目的トイレ、こちらにつきましては当然全部改修をさせていただきますし、改修の工事の工程の中で、例えば車椅子の職員もおりますので、1階のトイレをやるときにはエレベーターの工事をしないというような配慮も当然しています。本当は外の仮設のトイレも造りたかったんですけれども、こちらは結局造っても車椅子の方、ちょっと使えるかどうかも分からないというところもありましたので、現在あるトイレを使っていただきたいということで、工程管理の中で進めていきたいと思っております。 また、先ほどの最後の声がないのかということで、申し訳ございません、私の耳には入ってこないというところでご理解を願いたいと思います。
○議長(柴田三敏君) ほかにございますか。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は伊豆の国市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 議案第48号
工事請負契約の締結について(庁舎大
規模改修事業 大仁庁舎大
規模改修工事)は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(柴田三敏君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△委提第3号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(柴田三敏君) 日程第8、委提第3号
刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書の提出についてを議題といたします。 なお、説明終了後、質疑応答に入りますので、鈴木
議会運営委員会委員長におかれましては登壇したままお待ちください。 それでは、本案につきまして、
議会運営委員会委員長から提案理由の説明を求めます。 7番、
鈴木俊治議会運営委員会委員長。 〔7番 鈴木俊治君登壇〕
◆
議会運営委員会委員長(鈴木俊治君) 議席番号7番、議会運営委員長、鈴木俊治です。 それでは、伊豆の国市議会の
追加議案書の1ページを御覧いただきたいと思います。 委提第3号
刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書の提出について。 上記の件について、別紙のとおり伊豆の国市議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。 令和6年6月28日提出。 伊豆の国市議会議長 柴田三敏様。 提出者、
議会運営委員会委員長 鈴木俊治であります。
議会運営委員会は、去る6月6日の
議会運営委員会において当委員会が取り扱うことを決定し、
刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書の採択を求める陳情につきまして、6月6日、当委員会委員全員の出席を得て慎重に審議しましたので、結果をまずは報告いたします。 当委員会では、陳情の趣旨や理由を理解し、現在審議中の袴田さんの裁判でも長きにわたる時間をかけていることにいかがかということ、そして幾つかの冤罪事件により命を落とし、人生を棒に振っている人が何人もいることなど、さらに専門家の方々が審議してこのような法改正の考えを提示していることなどから考えをまとめました。 よって、冤罪被害を救済するために、この再審法の改正を求める意見書を採択することが適当ということで全員の意見が一致しました。このことから、委員会提出議案として提出することに決定いたしました。 それでは、本件の提案説明をさせていただきますが、3ページの案の朗読をもって提案理由とさせていただきます。
刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書(案)。 冤罪は、国家による最大の人権侵害の一つである。冤罪被害者の人権救済は、人権国家を標榜する我が国にとってはもちろんのこと、地域住民の人権を守る義務を有する地方自治体にとっても重要な課題である。 しかし、冤罪被害者を救済するための再審手続に関する法律(
刑事訴訟法第四編「再審」)上の規定は、僅か19か条しかなく、再審手続をどのように行うかは、裁判所の広範な裁量に委ねられていることから、再審請求手続の審理の適正さが制度的に担保されず、公平性も損なわれている。 また、過去の多くの冤罪事件では、警察や検察庁といった捜査機関の手元にある証拠が再審段階で明らかになり、冤罪被害者を救済するための大きな原動力となっているが、現状では捜査機関の手元にある証拠を開示させる仕組みについて、現行法に明文化された規定がなく、再審請求手続において証拠開示がなされる制度的保障はない。そのため、裁判官や検察官の対応いかんで、証拠開示の範囲に大きな差が生じているのが実情であり、これを是正するためには、証拠開示のルールを定めた法律の制定が不可欠である。 さらに、再審開始決定がなされても、検察官がこれに不服申立てを行う事例が相次いでおり、冤罪被害者の速やかな救済が妨げられている。再審開始決定は、あくまでも裁判をやり直すことを決定するにとどまり、有罪・無罪の判断は再審公判において行うため、検察官にも有罪立証をする機会が与えられている。したがって再審開始決定がなされたのであれば、速やかに再審公判に移行すべきであって、再審開始決定という、言わば中間的な判断に対して検察官の不服申立てを認めるべきではない。 よって国においては、冤罪被害者を早期に救済するため、次の事項について、
刑事訴訟法の再審規定(再審法)を速やかに改正するよう求める。 記 1 再審請求手続の審理の適正化に資する規定を整備すること。 2 再審請求手続において、全ての証拠を開示する規定を整備すること。 3 再審開始決定に対する検察官の不服申立てを禁止すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和6年6月 日。 静岡県伊豆の国市議会。 衆議院議長 額賀福志郎殿。 参議院議長 尾辻秀久殿。 内閣総理大臣 岸田文雄殿。 総務大臣 松本剛明殿。 法務大臣 小泉龍司殿。 以上です。 議員の皆様のご賛同をいただきたく、よろしくお願いいたします。
○議長(柴田三敏君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 鈴木委員長、席へお戻りください。 次に、討論に入ります。 最初に、本案に対する反対討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 反対討論なしと認めます。 次に、本案に対する賛成討論の発言を許可します。 〔「ありません」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 賛成討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。採決は起立表決により行います。 委提第3号
刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(柴田三敏君) ご着席ください。全員起立であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
追加議案書意見書(案)の(案)の文字を消して、日にちの欄に28を記入してください。
---------------------------------------
△閉会中の継続調査について
○議長(柴田三敏君) 日程第9、閉会中の継続調査についてを議題といたします。
議会運営委員会及び福祉文教委員会の各委員長から、お手元に配付いたしました閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。各委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査に付したいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 異議なしと認めます。 よって、各委員長の申出のとおり、これを閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。本定例会で議決された事件の字句及び数字その他の整理を要するものにつきましては、伊豆の国市議会会議規則第43条の規定に基づき、その整理を議長に委任させていただきたいと考えますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(柴田三敏君) 異議なしと認めます。 よって、整理を議長に委任させていただきます。
---------------------------------------
△市長挨拶
○議長(柴田三敏君) ここで、令和6年第2回(6月)伊豆の
国市議会定例会の閉会に当たり、市長から挨拶を求められておりますので、これを許可します。 市長。 〔市長 山下正行君登壇〕
◎市長(山下正行君) 議長からお許しをいただきましたので、閉会のご挨拶を申し述べさせていただきます。 令和6年第2回伊豆の
国市議会定例会は、6月6日から本日までの23日間にわたり開催され、議員の皆様には慎重なるご審議を賜り、誠にありがとうございました。この間、条例の一部改正や補正予算、
工事請負契約の締結など、追加議案を含め27件の議案等のご審議を賜りました。議決案件は全て可決いただき、深く感謝申し上げる次第でございます。 議会審議の過程で議員の皆様からいただきましたご意見やご提言、また3日間にわたる12名の議員の皆様からの一般質問につきましては、いずれも厳正に受け止め、現状並びに課題の所在を十分に認識し、今後の市政運営に当たってまいりたいと考えております。 さて、6月18日の豪雨では、21日時点で床上浸水が4戸、床下浸水が14戸ということでしたが、人的被害はなかったとの報告を受けております。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 また、本市が管理する公共土木施設の被害状況は、道路冠水が11か所、倒木が7か所、のり面の崩壊が14か所であります。災害復旧につきましては、当面予備費により対応することとしました。今後、必要に応じ補正予算を編成することも考えられますが、その際は改めてご報告させていただきたいと思います。 今年は平年よりも梅雨入りが遅く、本格的な雨の時期は始まったばかりであります。今後も、18日と同等以上の雨が降る可能性も考えられますので、気象情報等に注視しつつ、災害発生時の迅速かつ適切な対応に備えてまいりたいと考えています。 それから、7月6日の土曜日から7日の日曜日の2日間、第89回伊豆長岡温泉源氏あやめ祭が開催されます。温泉場通りや古奈もみじ公園、湯らっくす公園での出店や盆踊り等に加え、昨年度と同様、源氏山のライトアップや奉納風車なども企画されております。なお、本年度は、4日、5日の2日間、源氏山ライトアップを前寄せして、メディア、SNSでの情報発信の強化を図っていくと聞いております。 また、8月1日の木曜日には、狩野川大仁橋付近できにゃんね大仁夏まつりが、8月3日の土曜日には、狩野川千歳橋付近で伊豆長岡温泉花火大会狩野川まつりも開催されます。例年、市内外を問わず多くの方々が訪れ、迫力ある花火を楽しんでいただいております。いずれも本市における代表的な夏祭りであり、市民の皆様に楽しんでいただくことはもとより、まちのにぎわいや関係人口の創出につながっていくことを期待しているところでございます。 結びに当たり、議員の皆様におかれましては、健康にご留意され、ますますご活躍いただきますようご祈念申し上げまして、令和6年第2回伊豆の
国市議会定例会閉会のお礼の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
---------------------------------------
△閉会の宣告
○議長(柴田三敏君) これをもちまして、令和6年第2回(6月)伊豆の
国市議会定例会を閉会いたします。 皆様方には会期中、慎重なるご審議を賜り、誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。 それでは、皆様、大変お疲れさまでした。
△閉会 午前11時34分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議長 柴田三敏 署名議員 二藤武司 署名議員 内田隆久...