島田市議会 2009-07-10
平成21年第2回定例会−07月10日-06号
平成21年第2回定例会−07月10日-06号平成21年第2回定例会
平成21年第2回
島田市議会定例会会議録
平成21年7月10日(金曜日)午前10時00分開議
出席議員(23名)
1番 清 水 唯 史 君 2番 八 木 伸 雄 君
3番 藤 本 善 男 君 4番 星 野 哲 也 君
5番 村 田 千鶴子 君 6番 杉 村 要 星 君
7番 曽 根 嘉 明 君 8番 橋 本 清 君
9番 大 石 節 雄 君 10番 桜 井 洋 子 君
11番 紅 林 貢 君 12番 坂 下 修 君
13番 原 木 忍 君 14番 仲 田 裕 子 君
15番 中 野 浩 二 君 16番 平 松 吉 祝 君
17番 冨 澤 保 宏 君 18番 溝 下 一 夫 君
19番 松 本 敏 君 20番 佐 野 義 晴 君
21番 福 田 正 男 君 22番 河原崎 聖 君
23番 小 澤 嘉 曜 君
欠席議員(なし)
説明のための出席者
市 長 桜 井 勝 郎 君 副市長 高 木 博 之 君
教育長 松 田 宏 君 企画部長 仲 安 寛 君
市民福祉部長兼
総務部長 藤 田 和 義 君 石 間 鉦 哉 君
支所長
環 境 スポーツ
渡 辺 学 君 前 田 勇 夫 君
経済部長 文化部長
市民病院
建設部長 白 松 洋 一 君 小 塚 三千夫 君
事務部長
教育部長 鈴 木 静 雄 君 消防長 河 野 良 明 君
監査委員 渡 邉 紘 君
議会事務局職員出席者
次長兼
事務局長 鈴 木 昌 之 平 川 勝 裕
庶務係長
議事調査
久保田 誠 主 査 浅 岡 秀 哉
係 長
主 査 榑 林 弘 三
議事日程(第6号)
第1.報告第6号 専決処分した事件の承認について
第2.報告第7号 専決処分した事件の承認について
第3.報告第8号 専決処分した事件の承認について
第4.報告第9号 専決処分した事件の承認について
第5.報告第10号 専決処分した事件の承認について
第6.報告第11号 専決処分した事件の承認について
第7.報告第12号 専決処分した事件の承認について
第8.議案第55号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)
第9.議案第56号 平成21年度島田市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
第10.議案第57号 島田市
交通遺児育英基金条例について
第11.議案第58号 島田市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例について
第12.議案第59号 島田市過疎地域における固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例について
第13.議案第60号 島田市手数料条例の一部を改正する条例について
第14.議案第61号 島田市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について
第15.議案第62号 市道路線の認定について
第16.議案第63号 市道路線の廃止について
第17.議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)
第18.議案第65号 島田市参与に関する条例について
第19.議案第66号 財産の取得について
第20.議案第67号 監査委員の選任について
第21.議案第68号 監査委員の選任について
第22.議案第69号
教育委員会委員の任命について
第23.議案第70号
教育委員会委員の任命について
第24.議案第71号
公平委員会委員の選任について
第25.議案第72号
固定資産評価員の選任について
第26.諮問第1号
人権擁護委員の選任につき意見を求めることについて
第27.諮問第2号
人権擁護委員の選任につき意見を求めることについて
第28.
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について
第29.発議案第7号 特別委員会の設置について(病院運営に関する特別委員会)
第30.発議案第8号 特別委員会の設置について(空港を活用した
まちづくり特別委員会)
第31.発議案第9号 新たな過疎対策法の制定に関する意見書について
第32.議員派遣について
第33.議会閉会中の継続審査・調査について
本日の会議に付した事件
議事日程(第6号)と同じ
△開議の宣告
(午前10時00分)
○議長(冨澤保宏君) 出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
△議事日程の報告
○議長(冨澤保宏君) 議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
───────── ◇ ─────────
△報告第6号〜報告第12号、議案第55号〜議案第66号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) それでは日程第1、報告第6号から日程第7、報告第12号まで及び日程第8、議案第55号から日程第19、議案第66号までの19件を一括議題といたします。
各常任委員会における審査の経過及び結果について順次報告をお願いいたします。
初めに、
経済建設文化常任委員会の報告をお願いいたします。
曽根委員長。
〔7番 曽根嘉明君登壇〕
◆7番(曽根嘉明君) それでは、本会議より
経済建設文化常任委員会に付託されました補正予算案1件、条例案1件、一般議案2件の審査の経過と結果について御報告いたします。
当委員会は、去る6月30日午前9時55分より第1委員会室において、委員全員と
関係部課長出席のもと会議を開きました。
当日は、委員会構成が決まってから執行当局を交えて最初の委員会でありますので、議題に入る前に全員の自己紹介を行いました。
その後、付託されました議案の審査を行いました。
最初に議案第55号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属する事項について地方債、歳出、歳入の順で審査を行いました。
地方債については、特に質疑はありませんでした。
続いて歳出に移り、歳出2款総務費1項総務管理費11目環境対策費の審査に入りました。当局からの補足説明の後、委員より、委託料は2つの組織に均等に配分されるかとの質問に対して当局より、基本的には委託可能な組織にお願いすることを考えており、今までの経緯を考慮し、両方の組織へのヒアリングを行い、進行管理ができるか、環境塾が開催できるかを決めていくとの答弁がありました。
次に5款労働費1項労働諸費の審査に入りましたが、特に質疑はありませんでした。
次に、6款農林業費1項農業費及び2項林業費の審査に入りました。委員より、仁川で開かれる
世界都市祝典出展の経緯と予算計上の理由についての質問に対して当局より、
仁川世界都市祝典が8月7日から10月25日まで開催され、県が出展ブースの一画をスペースとして用意し、県内の市・町観光産業のPRのため使ってはどうかとの話があった。島田市としては隣の国でもあり、
富士山静岡空港の開港もあって、島田市のPRをするために1週間の出展を希望した。今回の補正予算は、それにかかわる費用を計上したものであるとの答弁がありました。
また委員より、お茶を含め物産の販売をするのかとの質問に対して当局より、今回は、島田市を知ってもらいお茶や観光などをPRしていくことを目的としている。販売行為ができないブースだと思っているとの答弁がありました。
また委員より、島田のお茶を飲んでいただいてお茶のことを説明するに当たって、理解してもらえるよう言葉が正しく伝わる通訳についてはどう考えているかとの質問に対し当局より、現地のスタッフは静岡県出身者で、お茶の事情に詳しい方を通訳として出展期間中、お茶に限らず観光面も含めて細部にわたって説明していただくようお願いする予定であるとの答弁がありました。
その他、多少の質疑がありましたが、報告は省略させていただきます。
次に、7款商工費について審査に入りました。当局からの補足説明の後、委員より、
空き店舗再生戦略事業について、営業期間を5年以上予定しているものという項目があるが、やむを得ない理由によって1年でやめた場合でも家賃の返納はしなくてもいいとの理解でいいかとの質問に対して当局より、基本的には家賃の支払については実績払いであり、翌年の4月になると思っているが、若い人にもチャンスを与えたいということで概算払いを考えている。1年でやめた場合、どうしてもやむを得ない状況であれば返還は求めないとの答弁がありました。
また委員より、空き店舗と認定する条件は何かとの質問に対して当局より、6カ月以上空き店舗であった状態と家主との情報交換の中で判定していきたいとの答弁がありました。
そのほか委員より、今回は中心市街地を対象区としているが、状況を見てほかの地域にも広げていくとのことだが、その状況とはどういうことかとの質問に対して当局より、現在、金谷駅周辺、川根の家山周辺を調査している。その調査の状況を見てから事業展開が図られるものであれば事業展開していきたいと考えているとの答弁がありました。
次に、7目温泉施設費の田代の
郷温泉施設整備経費の中で、ろ過加温装置の改修は市ではなく施工業者が責任を持ってやることにはならないかとの質問に対し当局より、あくまでも設計どおりに施工したものと理解しており、市の負担で進めていきたい。設計の段階では600人程度の利用を想定していたが、4月には1,000人を超える利用者があり、想像以上に温度が下がったもので、装備等には落ち度はなかったと判断しているとの答弁がありました。
また委員から、オープンしてから間もない中で、今回の4,000万円を超えるような改修が本当に必要なのか。もとの設計がおかしかったのではないかとの質問に対し当局より、設計の段階では近隣の施設を視察した中で、島田市の施設はあくまでも源泉かけ流しにこだわりたいということでろ過装置をつけないということの方針で進めた結果がこういうことを招いてしまった。想定していた利用者より多くの方の利用があったため対応できなかったとの答弁がありました。
このほか委員より、ろ過装置はお湯をずっと循環して使うのか。一定期間で排水して新たなお湯を循環させるのか。使用方法はどうか。またお湯に問題はないかとの質問に対して当局より、1週間に2回すべて排水して入れかえ、かけ流しも続け、新しいお湯は常に流入している状態で進めていく。問題とされているレジオネラ菌に対しては、減菌装置をつけ対処していくとの答弁がありました。
また委員より、改修はどこの業者が行うのか、工事方法はどうかとの質問に対し当局より、業者はこれから入札により決めていくので現時点ではわからない。改修工事は、8月から10月までの3カ月間で行いたいとの答弁がありました。
このほか委員より、温泉施設の
駐車場街灯設置場所についての質問に対し当局より、第2駐車場に照明を5基設置するものであり、理由としては利用者また従業員の安全対策上のため設置していくものであるとの答弁がありました。
また委員より、第2駐車場の整備は照明だけではなく
アスファルト舗装や柵等の整備も行ったほうがいいのではないかとの意見がありました。
次に、8款土木費について審査に入りました。当局からの補足説明の後、委員より、4項都市計画費の10目市街地再開発費について、事業が確定していない中、予算の算出根拠、この1億5,000万円の使われ方についての質問に対して当局より、実際の施行を行う
島田ショッピングビル株式会社からいろいろな条件が煮詰まったとして申請があり、これを受け、一定条件が認められれば補助するという要綱があり、国が3分の1、県と市が合わせて3分の1、事業者が3分の1が対象金額となる。ことしの場合は基本設計、地質調査、実施設計、建物の取り壊しが対象になるとの答弁がありました。
そのほか多少の質疑がありましたが、報告は省略させていただきます。
次に歳入の審査に入りましたが、委員からは特に質問はありませんでした。
これをもって議案第55号の質疑等を終え、採決に移ろうとしたところ委員より、採決は挙手採決でとの発言がありましたので理由を尋ねましたところ、
温泉施設改修補正の説明が納得いくものではないとの意見でした。
他の委員からは特に意見はありませんでしたので、挙手による採決に移りました。
採決の結果、議案第55号中、当委員会の所管に属する事項は賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第60号 島田市手数料条例の一部を改正する条例についての審査に入りました。
当局より資料をもとにした補足説明がありましたが、委員からの質疑等はなく、採決に移り、採決の結果、議案第60号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第62号 市道路線の認定について及び議案第63号 市道路線の廃止について審査に入りました。
委員からは若干の質疑がありましたが、報告は省略させていただきます。
質疑の後、採決に移り、採決の結果、全員賛成により議案第62号及び議案第63号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、その他の報告として定額給付金の取り扱い状況、建設課より梅雨前線豪雨による災害報告がありましたが、詳細については報告は省略させていただきます。
以上をもちまして、本会議より当委員会に付託されました補正予算案1件、条例案1件、その他議案2件の審査をすべて終了し、最後に議会閉会中の継続審査・調査についてを議長に申し出ることを決し会議を閉じました。閉会は、午後1時32分でした。
議員各位におかれましては、当委員会の決定に御賛同賜りますようお願いを申し上げ、報告を終わります。
○議長(冨澤保宏君) 次に、
民生病院教育常任委員会の報告をお願いいたします。
村田委員長。
〔5番 村田千鶴子君登壇〕
◆5番(村田千鶴子君) それでは、本会議より
民生病院教育常任委員会に付託されました議案の審査経過と結果について、主な内容を報告いたします。
当委員会は、6月30日午前9時57分より第3委員会室において、委員全員と教育長及び
関係部課長出席のもと開催いたしました。
まず、委員会の構成が決まってから初めての委員会ですので、審査に入る前に委員及び関係職員の紹介をいたしました。
また、委員会の進行については4月1日に施行された
島田市議会基本条例の「本会議等において議員相互の討議を積極的に行わなければならない」という規定に沿って、審査の中で委員同士の活発な討議、意見交換をとの共通理解をして審査に入りました。
初めに報告第8号 専決処分した事件の承認について(島田市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)の審査を行いました。
委員より改正の趣旨等についての説明をとの質問があり当局より、平成21年度の税制改正により2割減額の対象者について市長が減額は適当でないと認める場合に減額を行わない旨の規定を廃止すること、上場株式等に係る配当所得に係る
国民健康保険税の課税の特例について、配当所得の課税方法が総合課税と申告分離課税のいずれかを選択できるようになったこと、上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除に係る
国民健康保険税の課税の特例については、一定期間に生じた上場株式等に係る譲渡損失の金額と、申告分離課税を行った上場株式等に係る配当所得との間で損益通算をすることができるようになったこと、先物取引に係る雑所得等に係る
国民健康保険税の課税の特例については、先物取引に係る雑所得等の金額として譲渡所得が加えられるようになったことなどが改正の趣旨であるとの答弁がありました。
ほかに質疑はなく、採決の結果、報告第8号は全員賛成により原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第55号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属するものについて審査を行いました。
初めに歳出の審査を行い、3款民生費2項1目
児童福祉総務費中、
民間保育所運営事業について委員より、財源の組みかえであるが、その流れの説明をとの質問に当局より、平成20年度の国の二次補正により県に
安心こども基金が創設され、平成20年度から平成22年度までの保育所等の整備事業に係る補助金がすべてこの
安心こども基金から支出されることになり、県の補助金ということで組みかえを行ったとの答弁がありました。
さらに委員より、これは六合第一保育園の建てかえについての補助金で、鉄骨2階建てということだが、六合地域に待機児童が出始めていることへの対応についてはどうかとの質問に当局より、六合第一保育園は現在90名の定員であるが、この建てかえにより30人増員して定員を120名ということで待機児の解消ができるとの答弁がありました。
また、1項3目老人福祉費中、
高齢者生きがい活動支援事業の
老人福祉センター事業について委員より、玄関前から
コミュニティバス乗り場までの通路に屋根がないのは不思議である。なぜ図面上でわからなかったのかとの質問に当局より、現在、
コミュニティバス乗り場から直接田代の郷温泉に向かって屋根つきの歩廊が設置されている。当初、この歩廊と
老人福祉センターの間のスペースで朝市を開催する計画があり、また機械室にはこの通路を通らないと行けない条件があった。ここを朝市のための車両やメンテナンスをする場合の車両が通過するとのことで、今回やろうとする屋根つきの歩廊の話はあまり出てこなかったという状況があるとの答弁がありました。
さらに委員より、10メートルの屋根と手すりの設置で530万円という工事費は高いような気がする。また、屋根と手すり設置は同一業者なのか入札なのか伺うとの質問に当局より、530万円から設計管理料50万円を引いた480万円が工事費となる。当初に今ある歩廊と一緒にやれば重機の搬入や仮囲い設置等といったものが一度で済み単価的には安くなったと思うが、今回改めて設置するので少し大きな金額になっていると思う。この事業費で施工できる業者から一般競争入札を考えているとの答弁がありました。
さらに委員より、このアプローチに対する今度の工事はすばらしいし、当然だと思う。いつごろ施工を考えているのか。また、施工中の利用者への対応はどうするのかとの質問に当局より、今回の工事を認めていただければ、早速入札等の準備に入りたい。まず、この奥に設置をされる田代の郷温泉の機械室、配管工事等が終わった後、歩廊の工事に入りたい。基本的には現場での作業は短くしたいと、大体1週間ぐらいと思っており、休館日の月曜日を入れるなど利用者等がある場合は安全に十分配慮して工事をしていきたいとの答弁がありました。
次に、10款教育費5項13目
山村都市交流センター費について委員より、外壁の塗りかえは既存の色合いを基本に考えているのか。その工事期間はいつごろで、宿泊客に支障が出るのかとの質問に当局より、
山村都市交流センターささまは、平成20年度で内部的な改装を行い、昔の小学校というイメージを残した色合いで施工した。今回の外壁も現状に合わせた色合いで施工していきたい。宿泊施設の工事は、宿泊客や利用者に迷惑のかからないような時期、10月の終わりか11月の初めごろから約1カ月程度で施工していきたいとの答弁がありました。
さらに委員より、もっと知ってもらうために施設までのアクセスに看板の設置をとの要望に当局より、県道沿いにある県の看板に設置をと既に県の土木に建設課を通じてお願いをしているとの答弁がありました。
さらに委員より、エアコン5台の設置場所は宿泊室か。また多額の投資に見合うだけの有効利用をするため、特に学校関係にはどんな広報活動の取り組みをされているのか。また、今後の設備投資について計画はあるのかとの質問に当局より、宿泊室は全部ついているので、音楽室へ2台、研修室へ2台、和室へ1台の計5台設置をしていきたい。また、広報活動については社会教育課を中心に施設の有効活用について各学校に周知している。設備については大きな改修はないと思うが、利用者の声を聞きながら安全にかかわるものがあれば補正をさせていただく場合があるかもしれないとの答弁がありました。
また、5項2目文化財保護費について委員より、諏訪原城内の間伐をやるということだが、見晴らしをよくするための間伐は含まれているのかとの質問に当局より、一番の目的は、堀の中が見えるように整備をしていくことである。また、4号堀の東側の平坦地ののり面の整備や5号堀とその東側ののり面の整備、そして13号堀の整備をする予定になっている。太い立ち木については今回の中では切れないのではと思うとの答弁がありました。
また1項3目
教育研究推進費について委員より、
特別支援教育支援事業は平成21年でどのようなことをしていくのか。また、教師だけではなく広く皆さんに呼びかけてほしいと思うがどうか。また研究会を公開する考えはないかとの質問に当局より、幾つかの研修会を計画しながら、それぞれの支援員や
コーディネーター等の資質アップに努める。数年前に島田市が特別支援教育の指定を受け、教員はもちろん保護者を対象にした研究部門を持ち、今も軽度の発達障害を持っている子供の保護者が定期的に研究会や情報の交換会等々を行っている。夏に支援を対象とした研修会の計画をしているので、外部の方の参加について検討したいとの答弁がありました。
続いて委員より、養護学級とのかかわりはどうなのか。また、平成22年度から始まる拠点校制度はもう学校が決まっているのか。また、今回の増員で指定校が拡大される見込みはないのかとの質問に当局より、養護学級が今、特別支援学級という形で呼び方が変わっているが、特別支援学級への補助を目的としたものではない。普通学級にて発達障害等、授業に参加できないいろいろな問題を抱えている子供たちの支援に当たるという支援員である。市内小学校6校、中学校6校を拠点校として来年度からスタートする。指定校の拡大については、焼津、藤枝等は3校程度を拠点校としており、また中学校の指定を減らすよう県教育委員会から指導を受けていることなどを考えると、指定校の拡大は大変難しい状況にあるとの答弁がありました。
そのほか若干の質疑がありましたが、報告は省略させていただきます。
次に歳入の審査に入りましたが、さしたる質疑はありませんでした。以上で審査を終了し、採決の結果、議案第55号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属するものについては全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第56号 平成21年度島田市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の審査に入り、委員より、現在、金谷北支所の中にある地域包括支援センターはどのような形態でやっているのか。また(仮称)五和地域交流センターへ移転した場合は民間に委託していくのかとの質問に当局より、現在は金谷分室という形で運営をしており、市の保健師が1名と社会福祉協議会からケアマネジャーと社会福祉士が派遣という形で事務に当たっている。平成22年度に金谷地域包括支援センターは社会福祉協議会に委託をする予定であるとの答弁がありました。
以上で審査を終了し、採決の結果、議案第56号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第57号 島田市
交通遺児育英基金条例について審査に入りました。
委員より、これから要綱等をつくっていくということだが、親の経済状況に関係があるのか。また、申請主義にてやっていくのか。また支給対象者はどうなのかとの質問に当局より、遺贈の趣旨が交通遺児の育英のためということで限定されているので、特に現在では所得要件を設ける予定はない。義務教育の小・中学校については学校教育課を経由して教育総務課へ申請書を提出し、受付、審査、支給決定をと考えている。校長をはじめとしてすべての教員に周知する中で事業を進めていきたいと思っている。また、市内に住所を有する遺児の保護者に対してやっていきたいと思っているので、遺児1人に対して幾らというような奨学金を支給するように計画をしているとの答弁がありました。
続いて委員より、今回は寄附を財源としてこの基金を積み立てるということだか、積み立てる額についての方針は決まっているのかとの質問に当局より、寄附金を原資として扶助費の予算を組んでいるので、原資がなくなったら制度は廃止と考えている。しかし、その時点の対象者あるいは基金の状況、ほかの制度の状況を踏まえて判断していきたいとの答弁がありました。
以上で審査を終了し、採決の結果、議案第57号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第58号 島田市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例について審査を行いました。委員より、分娩手当ということだが他市はどうなのか、また予算はどれくらいを見込んでいるのかとの質問に当局より、近隣では焼津、藤枝、榛原がいずれも同じような内容の手当を支給している。しかし、静岡、菊川、袋井などの市民病院は支給していない。予算については平成20年度の状況を踏まえて182件の分娩中、半分の91件が時間外、休日ということから、1件当たり2万円の支給を考え182万円としたとの答弁がありました。
以上で審査を終了し、採決の結果、議案第58号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第61号 島田市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について審査を行いました。
委員より、改正により患者さんに対しては影響がないとの理解でよいのかとの質問に当局より、抗がん剤治療のための点滴を行う外来化学治療を救急センターで行う場合、ベッド数が足りなくなることや、点滴に時間がかかる場合があったため、新しい化学療養室にベッド数が10床確保できたことにより、外来患者にとっては非常に楽になったと思うとの答弁がありました。
以上で審査を終了し、採決の結果、議案第61号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)中、当委員会の所管に属するものについて審査を行いました。
初めに歳出の審査を行い、4款1項4目保健推進費について委員より、女性の特有のがん検診推進事業は10割補助により進めると理解するが、がん検診のできる病院であればどこでも対象となるのかとの質問に当局より、市が契約した検診機関と集団検診が対象になっている。市外の検診機関は志太医師会と焼津医師会に要請中にて、今後どこの病院が対象になるか早急に詰めていきたいとの答弁がありました。
続いて委員より、島田市の乳がんと子宮がんの受診率はどうか。また受診率が上がらない要因は何かとの質問に当局より、平成18年度では全国平均が子宮がんでは19.7%、島田市の場合は25.5%、また全国平均が乳がんでは12.9%、島田市は17.7%と平均以上であるが、国が求めている50%にはほど遠い数字となっている。啓発活動はもちろんだが、集団検診は土曜日も行うようにしている。今回の場合は焼津、藤枝地区にも委託契約を結んで検診機関をふやすように考えているので、受診率は向上するのではないかと考えているとの答弁がありました。
続いて委員より、非常にわかりやすい資料が厚生労働省から示されているので、新しい事業のときはぜひ説明のときに用意をしてほしい。また受診率の向上を図るために土曜日も実施するようだが、早朝・夜間も視野に入れて検討されるかとの質問に当局より、国の指針はそうであるが、産科医や市民病院の職員の勤務が過重となり、休日、早朝、夜間の医師の確保ができない。市としては実施しない方向であるとの答弁がありました。
なお、女性特有のがん検診推進事業のイメージ図と無料クーポン券による近隣市区町村との請求イメージの資料を委員会条例第24条の規定により執行当局に要求し配付されました。
このほか若干の質疑がありましたが、報告は省略します。
以上で歳出の審査は終了し、続いて歳入の審査に入りましたが、補足説明、質疑ともなく、採決の結果、議案第64号は全員賛成により原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で議案の審査はすべて終了し、引き続き所管課から報告事項がありましたので御報告いたします。
まず市民福祉部長から企画課より出されている定額給付金取扱状況(平成21年6月12日現在)について報告があり、委員より、給付辞退者が13人、10世帯とあるが、辞退の理由は書いてあったのか。また、今後申請をしていない人には催促をするのかとの質問に当局より、個別にはよく把握していないが、定額給付制度そのものに反対だという方がいると聞いている。所管が企画課なので具体的にはわからないが、申請主義だと思うので催促はないと考えるとの答弁がありました。
次に、長寿介護課から養護老人ホーム金谷富士見寮について報告がありました。
定員50名の金谷富士見寮は、平成21年度から指定管理者制度を導入ということでスケジュールが調整されていたが、入所者が平成20年度末で34人、うち12人が島田市からの入所者であった。市外からの入所者は、各市町との連携により施設がえを進めてきたが、平成21年1月末でほぼすべての入所者が各市町の施設に移ることができたので、平成21年3月末をもって施設を廃止した。なお現在、施設は五和小学校区の放課後児童クラブが利用しているとの説明がありました。
次に児童課から、子育て応援特別手当の現在の状況について報告がありました。支給対象世帯は1,364世帯、支給対象児童は1,417人、1人につき3万6,000円の定額が給付されるということで、6月29日現在で未申請者は60世帯、64人が残っている状況である。平成21年度については平成20年度の子育て応援特別手当の拡充をするということで、第1子から支給対象にするという話は聞いているが、細かい情報等はまだ来ていないとの説明がありました。
次に、看護学校教務課から平成20年度の卒業生と平成21年度入学生の状況について報告がありました。卒業生の状況は、平成20年度18期生は37名で、国家試験は全員合格し、全国の合格率は89.9%で、本校は100%である。就職状況は23名で、64%が市民病院に就職し、1名は大学へ編入した。また、入学生は40名で、定員の40名を満たすことができたとの説明がありました。
次に、島田図書館から島田図書館整備計画検討委員会会議の内容について報告がありました。島田図書館は25年がたち、そろそろ新しい図書館をという考えが出てきている中で、市街地再開発の中で島田図書館をメーンでという話がこのような形になってきた。事業者側のスケジュール、計画に市の施設が入っていくという中で、事業者側のスケジュールが急がれ、時間がない中へ入っていかなければならないということで、図書館としても緊急に機能的なものを検討しなければならず、整備計画検討委員会の立ち上げをした。議場でもお答えしたとおり、今まで3回の会議を開催したとの説明がありました。
この説明に対し委員より、企画課との関係はどうなっているのかとの質問に当局より、2階、3階、4階は図書館がメーンだと聞いているが、全体計画は企画課が所管しているので詳しくは承知していないと。
さらに委員より、教育委員会はどういう図書館をつくりたいのか。どういうものをつくっていったらいいのかの話だけ任されているということなのか。また、企画から複合施設としての案が出されたら教育委員会としてどれだけ主張ができるかと疑問を感じるので、その関係はどうなのかとの質問に当局より、図書館としての考え方をよく検討するようにということだと思う。図書館が移転するならば、現在の図書館に欠けている部分はぜひ拡充したいと思っているし、いろいろな機能を入れるためには面積がどうしても必要になってくる。こうした機能を入れていくとどれくらいの面積が必要だということの積算は当然始めている。図書館としてはそのような計画は常に持っている必要があると思っているとの答弁がありました。
さらに委員より、委員会のメンバーは15人以内となっている。今14人なので、もう1人アドバイスをもらえる専門的な知見を持っている方を入れてもらいたいとの要望がありました。
続いて委員より、全く違うところへ新しい図書館をつくるという考え方なら、どういう理想的な図書館がいいかと検討委員会でやると思う。しかし、補助金をもらい、ビルを建て、図書館を移転するという前提があるのに、企画課と現場との意思疎通が図られていないような気がするがとの質問に当局より、企画課へもこちらの希望を伝えてあるので、調整の段階で、ある程度は理解してくれていると思っている。図書館としての機能やこういう図書館をとの考えはしっかりと持っているつもりであるとの答弁がありました。
続いて委員より、非常にいい検討をなされていることがよくわかる。そういう意味で、先取りをしてやるということも大切ではないかと思う。子供たちに今から何十年も先に本を読むという習慣をつけていく本質を忘れないで検討委員会の方々にも頑張っていただきたい。そして十分な検討をしていただき、随時情報を流していただきたいとの要望に当局より、図書館として子供に本をたくさん読んでもらいたいのが一番願うところである。中心市街地に仮に出た場合には、駅に近いということで小学校から高等学校の子供たちの利用が見込まれる。今後、機会があるごとに報告させていただきたいとの答弁があり、これをもってこの件については市長部局と緊密に連絡をとって慎重な対応を要望し質疑を閉じました。
最後に、学校教育課から和文化教育全国大会について報告がありました。10月30日・31日に島田市で全国大会が開催される。事例発表会には文部科学省のスポーツ青年局長の山中氏、2日目の基調講演はバーバラ寺岡氏で、「食害・薬害から身を守る和文化の秘密」というテーマにて講演をしていただくことになっている。パンフレットの黄色い部分は子供たちが活躍する場面であるので、見ていただけたらありがたいとの案内がありました。
そのほか若干の質疑がありましたが、報告は省略いたします。
以上で議事を閉じ、その後、市がイメージしている図書館がどういう姿なのかとの参考に3月に開館したばかりの藤枝市立駅南図書館を視察することを決定しました。
最後に、議会閉会中の継続審査・調査について議長に申し出ることを決し、午後2時2分に閉会しました。
なお、委員会資料として配付されました「島田図書館整備計画検討委員会協議内容(抜粋)」を全議員に配付いたしましたのでごらんいただきたいと思います。
議員各位におかれましては、審査議案に対する当委員会の決定に御賛同賜りますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(冨澤保宏君) 次に、総務消防常任委員会の報告をお願いいたします。
杉村委員長。
〔6番 杉村要星君登壇〕
◆6番(杉村要星君) それでは、総務消防常任委員会の報告をさせていただきます。
本会議より総務消防常任委員会に付託されました議案の審査経過と結果について報告いたします。
当委員会は、6月30日と本日7月10日の2回委員会を開きましたので、順に報告をいたします。
まず1回目は、6月30日午前9時59分より第2委員会室において委員全員と関係部課長全員の出席のもと会議を開きました。
当日は委員会の構成が決まって最初の委員会であったため、まず各委員及び部課長の自己紹介を行い、次に報告第6号 専決処分した事件の承認について(島田市税条例の一部を改正する条例)の審査に入りました。
特に質疑はなく、採決の結果、報告第6号は全員賛成により原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、報告第7号 専決処分した事件の承認について(島田市都市計画税条例の一部を改正する条例)の審査をいたしました。
委員より都市計画税がかかる地域について尋ねたところ、都市計画税は都市計画区域内5,762ヘクタール(尾川、大草、相賀及び湯日並びに農振地域内の山林・原野及び農業地域を除く)に所在する土地及び家屋に対して課税しているとのことでした。
また委員より、金谷地区の都市計画税の税率はどうなっているのか尋ねたところ、金谷地区の税率が合併時からの協議事項で0.2%から0.3%まで上げており、平成21年度は0.3%で旧島田市と同等になるとのことでした。
採決の結果、報告第7号は全員賛成で原案のとおり承認すべきものと決しました。
続いて報告第9号 専決処分した事件の承認について(島田市議会議員の報酬及び費用弁償等支給に関する条例の一部を改正する条例)、次に報告第10号 専決処分した事件の承認について(島田市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)、次に報告第11号 専決処分した事件の承認について(島田市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例)の審査をいたしましたが、質疑はなく、採決の結果、報告第9号、報告第10号並びに報告第11号はいずれも全員賛成により原案のとおり承認すべきものと決しました。
続いて報告第12号 専決処分した事件の承認について(島田市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)の審査をいたしました。
委員より、今回の改正で年間どのくらい下がることになるのか尋ねたところ、6月期の期末手当の支給額で約7万円強の減額となる。そして、12月の期末手当にも影響が出ると考えている。その段階で最終的な年間の金額がわかると思うとのことでした。
採決の結果、報告第12号は全員賛成により原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第55号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属するものについての審査に入りました。
まず、条文第1条から第3条までの条文と関係諸表について審査しました。
委員から、議案書53ページの地方債に関する調書について、前々年度末現在高は旧川根町及び旧島田市・北榛原地区衛生消防組合から債務承継した金額が除かれているが、その金額は幾らであったのかと尋ねたところ、それぞれ承継した地方債は旧川根町分が31億9,698万3,000円であり、旧島田市・北榛原地区衛生消防組合分が61億8,403万4,000円であるとの説明がありました。
次に、歳出2款総務費1項4目情報管理費及び7目企画費について審査しました。委員より、中心市街地交流拠点施設基本計画策定事業及び都市再生整備計画策定事業にそれぞれ300万円予算化されているが、この2つの事業の違いは何かと尋ねたところ当局より、中心市街地交流拠点施設基本計画は、図書館を主体とした幾つかの交流拠点を兼ね備えた拠点施設の基本計画を市が任意に策定するものである。都市再生整備計画は、都市再生特別措置法という法律に基づいて中心市街地の活性化を図るためまちづくりの整備方針や具体的な事業、さらにその事業効果等をあらかじめ計画としてまとめ国へ提出するものである。国の承認が得られれば、まちづくり交付金の充当対象となるとのことでした。
続いて委員より、教育委員会のほうでは図書館整備計画検討委員会が開かれているが、その審議内容を集約したものがこの交流拠点施設基本計画の中に入ると考えてよいかと尋ねたところ、検討委員会では書架の高さとか配本の仕方とか、かなり具体的な議論になっている。これらは本年度の基本計画の中にではなく実施設計、基本設計の中に反映させていきたいと思っているとのことでした。
続いて委員より、現在の図書館の利用者数は何人か、さらに図書館の移転は市長からのトップダウンとのことであるが、今の図書館は市民から非常に親しまれているため、その移転については市民の意見を聞くなど慎重にやってほしいと考えるがどうかと尋ねたところ、利用者数は平成19年度で9万9,000人くらいであり、移転については市民に愛されている図書館を発展・継承するということで市民の意向や意見を反映させることは大変重要なポイントであると考えている。そのため、意向アンケート調査を400サンプル行う予定であるとのことでした。
さらに委員より、今の図書館のスペースは1,700平方メートルであるが、新しい図書館のスペースは十分広く取ってほしい。新しいビルの3つのフロアを買うようだが、この中に児童館や児童福祉センターなどが入ると図書館スペースが減ってしまうおそれがある。スペースは十分取れるのかと尋ねたところ、文部科学省からの通達によると、島田市の人口規模で望ましい図書館面積は4,200平方メートルということになるが、藤枝市の新図書館でも3,300平方メートルということであり、どこの市でもなかなか文部科学省の基準面積を確保している図書館は見当たらない。今回の新図書館は3,000平方メートル程度というような言い方をしているが、図書館を全面移転するか、一部機能を残して連携をとっていくかという、その辺の方針も決まっていない。まだそういう基本的な機能のところまで確認している状況ではないが、そういう意見も踏まえて考えていきたいとのことでした。
続いて委員より、図書館は普通、教育的・文化的、また、緑を伴った落ちついた雰囲気・環境のところにあると思うが、今回は中心市街地へ移転ということで立地条件として問題はないのか、議論はしたのかと尋ねたところ、島田市では中心市街地の活性化基本法に基づく計画を平成10年7月に策定しており、その中でいわゆる公共公益施設や教育文化施設など中心市街地での立地の必要性について位置づけており、今回の図書館の移転もその考えのもとで進めているとのことでした。
続いて委員より、中心市街地に交流拠点をつくることについて経済効果はどのように考えているのかと尋ねたところ、交流拠点施設立地に伴う経済波及効果はまだ算定していないとのことでした。
続いて委員より、図書館の移転計画があることをどのように市民に周知させるのか。また市民アンケートを行うということだが、どのようにして行うのかと尋ねたところ、議論の状況など、できる限り情報は公開していきたいと考えている。市民アンケートの内容はこれから検討していきたいと思っている。交流拠点施設の施設整備方針については、できれば12月くらいまでに素案をまとめて1月にパブリックコメントにかけていきたいと考えている。そうした中でいろいろな意見が出てくると思うので、その辺も含めてまとめをしていきたいとのことでした。
続いて委員より、超短波放送活用事業についてFM放送の内容でこれまで市民からクレームがなかったか。市は放送内容についてチェックをしたという経過はあるか。放送内容のよい・悪いを判断する内規的なものを市は持っているかと尋ねたところ、局でホームページを持っており、その中で意見が寄せられている。スポンサー料を支払っている番組については事前のチェック、審査は行っている。市としての番組提供方針というようなものはまだつくっていないが、開局1周年に間に合うように8月・9月で検討してつくっていきたいとのことなどの回答がありました。
続いて委員より聴取率を上げるためのハード的な取り組みについて尋ねたところ、難聴対策として初倉南原の市営住宅、金谷北五和会館の敷地内、そして伊久美の小川に中継局を増設していく予定である。また、本年度は高齢者等の世帯3,700世帯に携帯ラジオを配布する予定であるとのことでした。
続いて委員よりFMを利用した議会放送の計画について尋ねたところ、今回の補正予算の中には中継経費あるいは特別番組経費というものも入れてあるので、具体的な議会放送については議会だより等に関する特別委員会と話し合いを進めていきたいとのことでした。
その他、若干の質疑はありましたが、報告は省略させていただきます。
次に8目空港対策費及び22目地域コミュニティ施設建設費について審査に入りました。
委員より合併推進体制整備費補助金の6,200万円については今回は確実というが、不安材料はないのか尋ねたところ、内示を受けて6月9日に県を通じて国へ申請してあるので間違いはないと思うとのことでした。
さらに委員より五和の地域交流センターの年間維持経費はどのくらいになると想定しているのか尋ねたところ、今のところまだ試算していないが、金谷南地域交流センターの予算が一つの参考になるだろうとのことでした。
このことに対して委員より、金谷南地域交流センターの維持管理費の予算は幾らになっているのか尋ねたところ、五和の地域交流センターには該当しない常駐警備員やエレベーターの経費を除くとおおむね1,000万円であるとのことでした。
続いて委員より五和地域交流センターの借地料は幾らか、買い取りの検討はしたのか尋ねたところ、借地料は8カ月分で150万円を予算計上してある。地権者と話し合ったところ、借地でお願いしたいとのことであったということでした。
さらに委員より、契約の期間はどうなっているのか尋ねたところ、基本的には1年ごと更新をしていきたいが、他の契約状況も参考にしていきたいとのことでした。
続いて委員より、工事請負費が2億5,837万1,000円であり、面積が220.31坪である。計算すると坪単価が117万2,000円になるが、こんなにするのかと尋ねたところ、工事請負費には建築本体の部分と機械設備工事、電気設備工事、それから外構工事が含まれており、建築本体の部分は平方メートル当たり約31万円程度になっている。なお、設計については国や県の基準に基づいて積算しているとのことでした。
その他、若干の質疑はありましたが、報告は省略させていただきます。
次に、歳入14款国庫支出金2項1目総務費国庫補助金並びに15款県支出金2項1目総務費県補助金の審査に入りました。
委員より、繰入金の地域情報化推進基金は幾らあるのかと尋ねたところ、平成20年度末で1億4,022万5,000円であるとのことでした。
次に18款繰入金1項基金繰入金及び20款諸収入5項3目9節総務雑入中、(財)自治総合センターコミュニティ助成金及び21款市債1項1目総務費の審査に入りましたが、特に質疑はありませんでした。
以上で審査を終了し、採決の結果、議案第55号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会の所管に属するものについては全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第59号 島田市過疎地域における固定資産税の特例に関する条例の一部を改正する条例を審査いたしました。
委員より島田市の過疎地域という根拠づけについて尋ねたところ、過疎地域振興特別措置法第33条の過疎地域のみなし地域であり、本市の場合は旧川根町の行政区域が指定を受けるとのことでした。
採決の結果、議案第59号は全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)中、当委員会の所管に属するものについて審査に入りました。
まず条文第1条及び関係諸表について審査しましたが、特に質疑はありませんでした。
次に、2款1項総務管理費について審査しました。委員より、特別職の職員給与費507万6,000円の算出根拠について尋ねたところ、収入役の月額給料、この額に勤務体系による4分の3を乗じた額をもとに算出をして、それの9カ月分450万円と社会保険料の9カ月分57万6,000円を合わせたものであるとのことでした。
さらに委員より、給与を月額50万円とした根拠は何か、今回の特別職は非常勤だから10万円でも20万円でもよいのではないかと尋ねたところ、現在の特別職の給与額、それから参与職を置いている他の自治体を参考にする中で50万円と設定したとのことでした。
さらに委員より、専門職ということで市長のアドバイザーであるなら何に専門特化するのか、先の参与に関する議案質疑の中で民間とのクッション役あるいは調整役という仕事内容とのことだが、それなら専門的な知識は必要ないだろうし、それだけで月50万円の給与を用意して雇用する必要があるのかどうか疑問である、どう考えるかと尋ねたところ、出資している法人に対して職員だとなかなか言えないことについても特別職であるがゆえに物が言える。あるいは市民的な目線で物が見えるといった観点もあろうかと思う。そういったことから雇用する必要はあると思うとのことでした。
その他、幾つかの質疑がありましたが、報告は省略させていただきます。
以上で質疑を終わり、採決に移ろうとしましたが委員より、次の条例の参与に関する議論をした上で第64号議案の採決をしたらどうかという提案があり、他の委員の賛同も得られたことから、議案第64号の採決は第65号の条例案の後で行うことにいたしました。
次に、議案第65号 島田市参与に関する条例についての審査に入りました。
委員より、参与は市長に中間的な立場で具申していくということの説明だったが、参与にはどんな権限があるのか。また、年間の報酬が費用対効果を考えると不釣り合いではないかと尋ねたところ、権限は特にないとのことでした。また、なかなか市長では見えないところを、その中に入って取り組み、その中で問題を抽出してそれを市長に進言する、あるいは具現化の方法を見出していく、こうしたことは非常に大きな役割だと思うとのことでした。
さらに委員より、権限のない参与が市長に具申したとして、市長がその具申を受け入れる保証がどの程度あるのかと尋ねたところ、条例の第4条の中に、参与は市長が特に必要と認める専門的な事項に関し市長に対し意見を具申するとなっており、市長の特命事項のもとで行うので、意見具申されたものについては相当部分受け入れてもらえるものと考えているとのことでした。
続いて委員より、参与は部課長会議に出席しないとのことであったが、会議で何が議論になっているのかわからないまま意見具申できるのか、また、副市長が力不足なので参与を置かなければならないということなのか尋ねたところ、参与は行政組織の中には組み込まれていないため、基本的には部課長会議には出ないが、ケース・バイ・ケースで出ることはあると考えているとのこと。そして、市長、副市長、部課長は組織の中で動いているため、第三セクターや民間の企業に口出しすることはなかったが、これからは民間の力を活用していこうという中で中間的な立場から市長に具申して改善を図っていく、そのような形で力を発揮してもらいたいと考えているとのことでした。
続いて委員より、専門的事項とは何か、第5条の市政に対する識見または経験を有する者とは何か、そして第7条の50万円を超えない範囲とは10万円でも30万円でもいいということかと尋ねたところ、専門的事項を具体的に言うと、まちづくり島田、FM島田、あるいは川根温泉といったものを具体的なものとしてとらえている。第5条の識見または経験を有する者は、広く一般的なものを指している。そして、第7条は50万円を超えない範囲でと考えている。したがって、予算のほうも最大限の50万円を計上しているということでした。
さらに委員より、第7条の50万円を超えない範囲を決めるのはだれかと尋ねたところ、市長であるとのことでした。
続いて委員より、参与条例に該当する参与の役割の具体的な事例について委員が納得いく形で提案してほしい。これまでの説明では、参与条例の必要性について理解しかねる。また別の委員より、FM島田、川根温泉、まちづくり島田などの関係で具体的にどういう役割を参与が果たすのか見えてこない。今まで参与がいなかったため、こういう問題があったから参与が必要なんだという説明をしてほしいと尋ねたところ、第三セクターというか市が出資している団体に対していろいろな事業報告等をして、あるいは会議に報告したりということは今までも行われていたが、具体的に民間の企業だからということであまり市としてそういった企業に対して経営状況とかあるいは事業計画等について関与するというのはあまりしてこなかったと思う。FM島田もまだスタートして間もないことから、安定した経営のためにいろいろな角度から検討してもらうということ、あるいはまちづくり島田についても立ち上げるときからかかわっていたので、そういった経験を生かしていろいろな形で活躍してもらえるのではないかと考えているとのことでありました。
その他、幾つかの質疑がありましたが、報告は省略させていただきます。
以上で質疑を終了し、採決をした結果、挙手少数により議案第65号は原案を否決すべきものと決しました。
次に議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)中、当委員会の所管に属するものについての採決に入り、議案第65号の参与に関する条例が否決すべきものと決したことから、当委員会としてどのように採決を進めるべきか協議したところ、補正予算から特別職の職員給与費507万6,000円を削除した修正案を委員会として本会議に提出することが決まり、修正案を次回の委員会で審議することに決まりました。
次に、議案第66号 財産の取得についてを審査いたしました。
委員より、面積が1万2,699.83平方メートル、3,841.69坪で、価格が1億1,599万5,572円であることから、坪単価が3万円になる。この近辺の農地は青農地であり、相場が1万円から1万5,000円くらいであることからすると、価格が倍もしていると考えられるがやむを得ないのかと尋ねたところ、不動産鑑定上での評価であるので適切だと判断している。また、農地を農地として買う単価と農地を転用して宅地として使用していくことを想定して買う単価とでは評価額が違ってくるとのことでした。
採決の結果、議案第66号は全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次にその他に入り、各課から報告がありました。
企画課からは、1.定額給付金の取扱状況について、2.男女共同参画推進の日の記念事業について、3.経済危機対策臨時交付金について、4.島田・榛原地区広域市町村圏協議会の解散について、5.平成20年度策定の島田市総合計画概要版について、また財政課からは国の追加経済対策にかかわる補正予算の状況について、総務課からは参議院議員静岡選挙区の補欠選挙についてそれぞれ説明がありましたが、詳細は省かせていただきます。
以上で、6月30日の委員会は閉会いたしました。閉会は午後3時6分でした。
次に、2回目を本日7月10日午前8時59分より第2委員会室において委員全員と関係部課長の出席のもと会議を開きました。
早速、議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)中、当委員会の所管に属するものについて審査に入りました。
今委員会は、前回の委員会で議案第65号 島田市参与に関する条例が否決され、その後、議案第64号の採決に当たって修正案を本会議に委員会として提出することが決まったことから、その修正案を審議するためのものであります。
まず、副委員長から修正の内容について説明がありました。修正は、歳出2款1項1目一般管理費の特別職の職員給与費507万6,000円を全額減額し、歳入については繰越金を減額することによって歳入歳出総額をそれぞれ353億2,555万9,000円に改めようとするものであります。
委員からは特に質疑はなかったため、採決に移りました。
採決の結果、議案第64号に対する修正案は挙手多数により可決すべきものと決しました。
次に、当委員会の所管にかかわる事項について議会閉会中もなお継続して審査・調査する旨、議長に申し出ることとし、閉会いたしました。閉会は午前9時4分でした。
以上が、本会議より総務消防常任委員会に付託されました議案の審査経過と結果についての報告であります。
以上で終わります。
○議長(冨澤保宏君) 以上で報告は終わりました。
暫時休憩いたします。
休憩 午前11時13分
──────────────────
再開 午前11時34分
○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第1、報告第6号から日程第7、報告第12号までの7件を一括議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより報告第6号から報告第12号までの7件を一括して採決いたします。
議題の7件は委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、報告第6号から報告第12号までの7件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第8、議案第55号を議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、原木議員。
〔13番 原木 忍君登壇〕
◆13番(原木忍君) 私は、平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)に反対の立場で討論します。
2款1項7目企画費中、中心市街地交流拠点施設基本計画策定事業についてであります。問題点が3点あります。
まず1点目は、新島田ショッピングビルに島田図書館が移転することについては、一般質問答弁で市長はトップダウンで指示したこと、市民からの要望ではなく、図書館はにぎわいのまちづくりのための手段だということがわかりました。このことから、新図書館の理念や政策がないまま移転計画したことで島田市の拠点図書館としての機能が発揮されるか疑問であります。図書館の面積が決まっていないことなど、検討委員会の議事録からもそのことがうかがえます。
2点目は、この計画をしている企画部と図書館整備計画検討委員会との意思疎通が図られていないことです。このことについては、一般質問の答弁では市長は教育長が気を利かせて間に合わないから検討委員会をやっておこうと自主判断でやったことと言っており、教育長は市長から検討委員会を発足させよという指示は全く受けていませんと言っています。しかし、この答弁は不可解です。市長の指示でないとしても、企画課から何らかの指示または連絡があり、教育委員会が協議を始めたことは教育委員会の議事録、図書館整備計画検討委員会の議事録からもうかがえることであり、教育委員会が勝手にやったことにはならないと判断できます。
3点目は、トップダウンとはいえ企画・立案に関する会議記録がないことです。島田市の図書館の拠点施設をつくること、新島田ショッピングビルの2階から4階の部分を買い取ることなど重要な施策についての会議記録がないとは考えられません。重要な協議、報告は公式な記録として文書を作成、保存して市民への情報提供、職員間の情報共有にすべきであり、情報公開の観点からも問題があります。
次に、2款1項7目企画費中、金谷庁舎に関する市民意向調査事業についてであります。金谷庁舎の解体を前提とした解体後の意向調査については、合併協定の金谷庁舎を耐震補強するとの合併協定事項が変更されていないことから合併協定に反すること、意向調査の対象者が島田市全域であり、対象者の人数や調査項目の内容に金谷庁舎の耐震補強のことが入らないことにも疑問があることから反対します。
次に、2款1項1目企画費中(仮称)五和地域交流センター建設事業についてであります。問題点は3点あります。
まず1点目は、この事業について平成19年9月議会に実施設計等に要する経費3,100万円が提出されたときから一貫して合併協定事項に反するとして反対してきました。すなわち合併協定の金谷庁舎を耐震補強し金谷支所機能を金谷地区に1カ所置くこと、金谷地区の防災拠点にするという新市建設計画に反することです。
2点目は、金谷地区の公共施設が少なくなり金谷地域が疲弊することから、教育委員会を金谷庁舎に残すという約束が守られないことです。
そして3点目は、建設が予定されている場所では、道路が狭隘であることなど支所の位置としては不便だという意見が竹下地区を除く五和地域住民の中にあります。また北支所の周辺地域の住民からは、今の場所に残してほしいという声があります。現に南支所と北支所の4月・5月の窓口証明書交付件数は、北支所が75%、南支所が25%と北支所の交付件数は3倍となっています。ちなみに職員の配置数は逆で、南支所が12人、北支所が7人と北支所が約半分となっています。このことから、北支所のほうが位置的に便利だと言えるのではないでしょうか。
以上のことから、北支所を五和交流センターに移転し金谷庁舎を解体することなどは合併協定の約束違反であることから反対します。
次に7款1項7目温泉施設費中、田代の郷温泉管理運営経費についてであります。露天風呂への温泉の加熱温槽や源泉槽から露天風呂への流入施設は設計ミスではないとのことでありましたが、4,100万円の追加工事請負費が発生したことは、保温タンクから露天風呂までの流入距離を考えれば温度が下がることは予測できたはずであり、結果的には判断が間違っていたと言わざるを得ません。このことについて反省すべきではないでしょうか。
以上、4項目について問題点を指摘して、本議案の反対討論とします。
○議長(冨澤保宏君) 次に、大石議員。
〔9番 大石節雄君登壇〕
◆9番(大石節雄君) ただいま議案第55号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3号)について反対の討論がありましたが、私は賛成の立場から討論をいたします。
今回の補正は、歳入歳出予算にそれぞれ6億1,407万3,000円を追加し、予算の総額を353億887万7,000円とするものであります。補正の主な内容でありますが、2款総務費では超短波放送時間の拡大、中心市街地交流拠点施設の整備にかかわる基本計画、金谷庁舎に係る市民意向調査事業、都市再生整備計画の策定に要する経費、(仮称)五和地域交流センターの建設に要する経費などを計上、6款農林業費、7款商工費では、韓国仁川にて開催される2009年
仁川世界都市祝典に8月28日から7日間、島田茶、金谷茶、川根茶、そして島田市をPRするため出展する経費を計上しています。
7款商工費では、このほか中心市街地の活性化を図るために新たに企画した中心市街地における
空き店舗再生戦略事業に係る補助金、また、開館と同時に大変盛況で利用されている田代の郷温泉伊太和里の湯露天風呂のろ過及び加温装置設置工事等に要する経費を上程しています。
8款土木費では、国庫補助金の内示に伴い
富士山静岡空港隣接地区生活道路整備、大津通りの地区街路整備及び都市下水路整備に係る事業の増額などを計上、また国の優良建築物整備事業の採択を受け、新島田ショッピングビル建設に係る補助金を計上しています。
10款教育費では、教育費寄附金により新たに設置する交通遺児育英基金への積み立て、島田市
山村都市交流センターささまの施設整備として外壁補修等に要する経費を計上しています。
そして総務費、農林業費、土木費及び教育費にわたり現下の雇用情勢にかんがみ追加雇用対策として国の平成20年度第2次補正予算に基づくふるさと雇用再生事業及び緊急雇用創出事業として継続的な雇用機会の創出となる委託事業及び短期の雇用、就職機会の創出事業として計11事業を新たに計上しています。これらは経済の低迷の中、経済対策としても早期に実施に移されるべきものであり、また今回、補正予算に計上された各事業はさきの議会で議決しました島田市総合計画基本構想の実現に向けて推進すべき事業と考えるものであります。
さて、2款総務費に計上されました中心市街地交流拠点施設基本計画策定事業は、図書館等の建物計画を中心に施設の基本的機能、資金計画、関連公共施設の活用方針など中心市街地における交流拠点施設の整備に係る基本的事項について基本計画を策定しようとするものであり、当該施設は総合計画基本計画の施策の方向を踏まえ、中心市街地の活性化に資する施設として整備を図ろうとするものであり、新島田ショッピングビル建設と調整を図り、ぜひとも効果的な整備となるよう期待するものであります。
次に、地域コミュニティ施設建設費に計上されています(仮称)五和地域交流センター建設事業につきましては、平成19年度から合併後の金谷地域に2カ所の支所機能を持つ地域交流センターを建設するとの方針に基づき建設を進めているものであり、地元五和地域の皆様からも早期建設を推進してほしいとの要望書が提出されている状況にあります。また、予定する建設工事の外構工事においては、道路に接する建設用地の一部について道路幅員を6メートル確保するようセットバックし、通行や施設利用の利便性を確保するための対応を行うと聞いております。この(仮称)五和地域交流センターの建設は、本年度開設されました金谷南支所及びコミュニティサロン金谷南とともに、金谷地域のコミュニティ機能の一層の推進と住民サービスの拡充及び向上につながるものと確信する次第であります。
また、企画費に計上されています金谷庁舎に関する市民意向調査事業は、金谷庁舎解体後の跡地における新しい施設整備に向けた基礎調査として地元自治会と協議を踏まえ実施しようとするものであり、今後の検討に必要なものと考えます。
次に、7款商工費、温泉施設費に計上されています田代の郷温泉伊太和里の湯の施設整備として露天風呂のろ過及び加温装置設置工事等に要する経費の補正でありますが、お客様から露天風呂の源泉浴槽の温度が低いという御意見が多数寄せられたため、利用されるお客様の声を反映し、満足を高めるために施設を早期に整備していこうというもので、今回の補正はやむを得ないものであると考えます。
このように、今回の補正予算は経済の低迷の中で追加雇用対策を計上するとともに、そのほか補正予算に計上された各事業はさきの議会で議決しました島田市総合計画基本構想の実現に向けて市民生活の安定、住民の福祉増進を図る上で必要かつ不可欠な予算措置であり、また内容的に精査された適切な予算措置であると考え賛成するものであります。
以上、私の賛成討論といたします。何とぞ同僚議員の御賛同を賜りたくよろしくお願いいたします。
○議長(冨澤保宏君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより議案第55号を採決いたします。
起立による採決になりますので、よろしくお願いいたします。
本案は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(冨澤保宏君) 起立多数。よって、議案第55号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第9、議案第56号を議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第56号を採決いたします。
本案は、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第10、議案第57号から日程第14、議案第61号までの5件を一括議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第57号から議案第61号までの5件を一括して採決いたします。
議題の5件は、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号から議案第61号までの5件は原案のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第62号及び日程第16、議案第63号の2件を一括議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第62号及び議案第63号の2件を一括して採決いたします。
議題の2件は、委員長報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第62号及び議案第63号の2件は原案のとおり可決されました。
暫時休憩いたします。
休憩 午前11時51分
──────────────────
再開 午後1時00分
○議長(冨澤保宏君) 会議を再開いたします。
次に、日程第17、議案第64号を議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、松本 敏議員。
〔19番 松本 敏君登壇〕
◆19番(松本敏君) 議案第64号、これは補正予算(第4号)ですけれども、総務消防常任委員長に伺います。その中で、特別職、参与の給与費について伺います。
まず1点目ですけれども、職務内容は市長にアドバイスをすることということですけれども、このアドバイスというのはいかにも抽象的な表現ですけれども、質疑の中では具体的にどういうふうなことをやるというか具体的になったかどうか、その点を伺います。
それから2点目ですけれども、職務、いわゆるアドバイスですが、この成果・評価についてはどういうふうに明らかになるのか、この点については議論がされたのかどうか、この点を伺います。
○議長(冨澤保宏君) 杉村委員長。
〔6番 杉村要星君登壇〕
◆6番(杉村要星君) それでは、松本議員からの質疑に対するお答えを申し上げます。
まず1点目、参与は市長にアドバイスを具体的にどのような形で行うのかという御質問だったかと思いますが、会議を開くとかレポートを提出するとか、そのような具体的な形についての議論はありませんでした。
2つ目、参与の職務に関する成果や評価については、参与の必要性等に関する議論が多かったため、そこまで立ち込んだ議論はありませんでした。
以上です。
○議長(冨澤保宏君) 松本議員。
◆19番(松本敏君) 職務の内容で先ほどの委員長報告で、例えばまちづくり島田や川根温泉とかFM島田、いわゆる外郭団体に対してのいわゆる橋渡し役というお話がありました。そういうことを考えてみると、そのアドバイザーとなる方がそこに行ってそしていろいろな話を聞いて市に持ち帰り、市長にいろんな意見を具申をする。例えばそこの何らかの会議という形をもって市長に説明し具申をする、そういった行動が想定されるわけなんです。そういった場合に何らかの会議を開くとか、またはその会議を開いたらその会議録だとかそういうものも当然考えられるわけですから、そこら辺、その具体的なやり方についてもう一度、そこら辺まで議論があったのかどうか再度伺いたいと思いますがどうでしょうか。
○議長(冨澤保宏君) 杉村委員長。
◆6番(杉村要星君) 再度の御質問にお答えいたします。
先ほど申しましたようにそのような具体的な形でのお話はありませんでした。例えばこういう内容のお話でした。「なかなか市長では見えてこないところを、その中に入って取り組み、その中で問題点を抽出して、それを市長に進言する、あるいは具現化の方向を見出していく、こうしたことは非常に大きな役割だと思う」とか、「これからは民間の力を活用していこうという中で、中間的な立場から市長に意見具申してもらって改善を図っていく。そのような形で力を発揮してもらいたいと考えている」、このような表現でありました。
以上です。
○議長(冨澤保宏君) 松本議員。
◆19番(松本敏君) 市長にアドバイスをして、そしてその結果として政策的に行政として発展をしていくということがはっきりするのであれば、そのアドバイザーの効果といいますか、それがいてよかったなという形になるかもしれないです。そのためには、こういったアドバイスをした、それを市長が取り入れてそれを実践をした結果、行政がよくなったということが何らかの形となって見えなければならないと思うわけですが、委員会の議論の中では何らかの形を、例えば評価書とか、こういったアドバイスをした内容の一覧をペーパーとして出すとか、何かしら形に残るものを示すことがあるのかどうか、そこら辺の議論はどうでしょうか。
○議長(冨澤保宏君) 杉村委員長。
◆6番(杉村要星君) すみません。先ほど申し上げましたように、そういったことに関しては議論が、要するに参与が必要か、参与の役割は何だ、その入口のところでの議論に終始しておりましたので、その参与がどういう仕事をして、それをどういうふうに成果を出して、その成果をどういうふうに評価するかというところまでの話には至っておりませんでした。
以上です。
○議長(冨澤保宏君) 次に、八木伸雄議員。
〔2番 八木伸雄君登壇〕
◆2番(八木伸雄君) 議案第64号並びに第65号に対する総務消防委員長の報告に対して質疑をさせていただきます。
委員会の進行上、第65号議案を先に審議したということでございましたので、第65号ということで解釈していただければいいですが、その中で、委員長報告の中で参与に実質的権限が与えられていないから、市長に具申しても無意味であるとのような意味の報告がありました。それからもう1点、市長の補佐は副市長だけで十分であり、参与が必要なのは副市長の怠慢であるかごときの御意見がありましたが、この2つの御意見を極力議事録に忠実にもう一度報告をしていただきたいと思います。
それから2回の委員会を開かれたということでございますが、原案を否決した際の内訳、採決の内訳についてお聞きをしたいと思います。
以上です。
○議長(冨澤保宏君) 八木議員、御注意申し上げます。通告制をとっておりますので、1回目の質問はそのまま委員長がお答えすると思います。2回目の質問については、これから自席での質問がありますので、再度質問を繰り返してお願いいたします。
杉村委員長。
◆6番(杉村要星君) どの部分を言っているのかもう一度言っていただければ。
○議長(冨澤保宏君) 1回目の質問で。では八木議員どうぞ。
◆2番(八木伸雄君) 委員長報告の中で参与に実質的な権限が与えられていないということで、それでは市長に具申しても現実的に成果が上がらないのではないか、無意味ではないかというような報告があったように思います。その辺の御意見について、どなたの御意見ということはお聞きしませんが、委員からの意見だと思いますので、それを議事録にできるだけ忠実にお願いしたいと。
それからこの2番目の件も同じですが……
○議長(冨澤保宏君) 2番目は後で。
◆2番(八木伸雄君) いやいや、市長の補佐は副市長がいるわけで十分できるわけで、それについて参与を設けるということは副市長が十分任務が果たせていないのではないかというがごとき発言があったと思います。それについて議事録を朗読していただいても結構ですが、その部分の詳細な御意見についてお伺いしたい。
○議長(冨澤保宏君) 杉村委員長。
〔6番 杉村要星君登壇〕
◆6番(杉村要星君) それでは、議事録を朗読することによって、その質問の内容を御紹介させていただきたいと思います。
2つありますので、順を追っていきたいと思います。お聞きください。
まず1つ目、「これ非常に残念だと思うのは、もう市民の皆さんの間でこのことに関しては非常にうわさ話に伝わっているんです。私もそのところから情報を得たんですけれども、何でこんなものをまたつくっちゃうんだろうという残念だという気持ちが実は率直な意見として。というのは、今、ある委員が言われたこと、そしてある委員が言われたことも含んで、もう少し歳費が安いとか何とかというもので出てくれば賛成しやすかったのにという本当に残念なものが出てきちゃったと。で、ある委員がおっしゃったように、その対象となる人物の名前も、もうちまたではうわさに上っちゃっているんです。その人かどうかわかりません、まだ。でも、その人だとすると、人間的に私は悪いとかいいとかそういうことを言っているんじゃなくて、やはり天下りかなという印象がすごくあるんです。それで本当に残念なものが出てきちゃったという率直な意見です。権限がなくて市長に対して具申をして、それが市長が取り上げればいいんですけれども、そんなもの聞く耳持たぬと言えば、全然権限のない人の意見ですから反映できるという保証はないような気がするんですけれども、どの程度の保証があるんでしょうか、この人の具申に対して市長が受け入れるという保証ですね」というのが質問の最初です。
2つ目は、「さっき言い足らなかったと思うんですけれども、部長会議には出ないというような説明があったような気がするんですけれども、この参与は、そういうところに出ないと何が議論になっているのかわからないのに、何を中間的な立場で不足の部分を埋めていくのかというのがわからないというのと、副市長が力不足なので参与を置かなければならないのか。それならしようがないと。それじゃ、もうだれか補足の人をつけなきゃしようがないということがあるんですけれども、その2点どうでしょうか」。
以上であります。
○議長(冨澤保宏君) 八木議員。
◆2番(八木伸雄君) ありがとうございました。それでは、この原案に対する賛否について、全会一致でなかったわけですので、今の2つの意見、私は委員ではありませんので、この方にどういう反論をする、また後ほどそういう機会があればさせていただくのですが、ここでは質問という形ですのであれですが、委員の中から全会一致でなければ、こういった意見に対して別の角度での意見というのですか、原案に対する賛成の向きでこの2つの意見に対して何か反論とかなかったですか。
あわせて議案に対する採決の内訳もお聞きしたいと思います。
○議長(冨澤保宏君) 杉村委員長。
◆6番(杉村要星君) 通告にない質問が重なっているかと思いますけれども、お答えしてよろしいでしょうか。
○議長(冨澤保宏君) 関連でどうぞ。
◆6番(杉村要星君) それでは、議事録に基づきまして賛成の方の意見が1件ございましたので、これも原文をもって朗読させていただきます。
「市当局がこういうようにいろいろ説明をしてくれて、反対意見もごもっともな意見だと思うんだけれども、トップダウンでずっとやってきている中で、やはり自分は今度は合併して金谷とも川根とも合併した中で、空港ができるなら、それからいろいろな事業をやろうとする中で、この月50万円が大事かどうか。それならそれで50万円をやる以上の前向きに考えて手腕を発揮してもらえればいいことであって、ここでどうのと言うのはなかなか言ったって議論がまとまらないと思う」。これがその賛成の意見でありました。
それから賛否の数ですか、よろしいですか言って。
○議長(冨澤保宏君) ちょっと待ってください。
会議自体公開されておりますので、何対幾つと言って構わないということでございます。
◆6番(杉村要星君) それではお答え申し上げます。
6月30日に行われました参与に関する条例、これに関しましての採決は賛成が2でした。それから、本日行われました議案第64号修正案に対する採決でありますが、賛成が4でありました。
以上です。
○議長(冨澤保宏君) いいですか。
◆2番(八木伸雄君) 了解。
○議長(冨澤保宏君) 以上で通告による質疑は終わりました。これをもって質疑を終結いたします。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 杉村委員長。
◆6番(杉村要星君) 動議として、議案第64号の修正案を提案したいと思います。
○議長(冨澤保宏君) 修正案をお渡しいただけますか。修正案をお渡しいただくように。ありますか、持っていますか、修正案を今、紙として。
◆6番(杉村要星君) 持っています。
○議長(冨澤保宏君) それをちょっとお渡しいただきたいと思います。
では、修正案の配付を。
ただいまから修正案を配付いたします。
〔修正案配付〕
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 福田議員。
◆21番(福田正男君) 動議を許可するかどうかを採決する必要があるんじゃないですか。
○議長(冨澤保宏君) ただいま杉村委員長から委員会としての動議が出されておりますものですから、委員会としていわゆる複数の人間、規定による議案提出権2名以上というメンバーからの動議というふうに受け付けましたので、そのまま議事を進行するようにいたしました。
議案はお手元に配付されましたでしょうか。
それでは、議案第64号に対する修正案の提案理由を求めます。
杉村委員長。
〔6番 杉村要星君登壇〕
◆6番(杉村要星君) それでは、議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)に対する修正案について御説明いたします。
本修正案は、議案第64号の歳出2款1項1目一般管理費の特別職の職員給与費507万6,000円を全額減額し、また歳入については繰越金を減額することによって、歳入歳出の総額をそれぞれ353億2,555万9,000円にしようとするものであります。修正の理由は、平成21年6月30日に行われた総務消防常任委員会において議案第65号 島田市参与に関する条例が参与の役割が明確でないなどの理由により否決すべきものと決せられたことに伴い、これに関連する予算を修正するものであります。
以上です。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後1時21分
──────────────────
再開 午後1時28分
○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案第64号の修正案に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
原木議員。
〔13番 原木 忍君登壇〕
◆13番(原木忍君) ただいまの第64号の修正案に関連をして市当局へお伺いいたします。修正案が可決された場合、市政への影響はあるのでしょうか。お伺いいたします。
○議長(冨澤保宏君) 藤田総務部長。
〔総務部長 藤田和義君登壇〕
◎総務部長(藤田和義君) 原木議員の質問にお答えいたします。
今回の補正予算案は予算を伴う条例とセットで提案していますので、予算案が認められない場合は条例案が可決されても執行できなくなってしまいます。そういったことを考えますと、条例案と補正予算案のいずれも議会で認めてもらうことが参与職を設置するための前提条件であるものと考えております。
○議長(冨澤保宏君) 原木議員。
◆13番(原木忍君) 再度質問いたします。
私が質問したのは、この修正案が可決されて、この予算をもう使えなくなるわけです。その場合に、いわゆる条例の中でも言われていますように、ある一定の職務を与えているわけですから、それができなくなることによって市政への影響があるかどうか、そういうことをお尋ねいたしました。
○議長(冨澤保宏君) 藤田総務部長。
◎総務部長(藤田和義君) これまで条例については参与職という一般的な参与職についての説明をしてきましたけれども、具体的に参与にお願いしようとする方というのは想定されておりまして、その方がこれまで国・県あるいは民間との人脈も豊かな方でありますので、そういったつながりが断ち切れてしまうということについては市政への影響があるというふうに考えております。
○議長(冨澤保宏君) 原木議員。
◆13番(原木忍君) では、具体的にこれがもし否決されて修正案、いわゆる補正予算が認められた場合にどういう効果があるんでしょうか。
○議長(冨澤保宏君) 藤田総務部長。
◎総務部長(藤田和義君) 修正案が可決されるということは予算が認められないということでありますので、これまでいろいろな課題について取り組んできたという、そういった実績等を生かした形で今後、市政にいろんな形で助言をしてもらうということができなくなるということになると思います。
○議長(冨澤保宏君) 原木議員、御指摘をどうぞ。
◆13番(原木忍君) すみません。私の質問の仕方が悪かったと思う。私は逆に否決された場合です。予算が通った場合に、実際にどういう効果があるのかお聞きしたい。
○議長(冨澤保宏君) 否決されて予算が通った場合に。
総務部長。
◎総務部長(藤田和義君) 予算が否決されて原案が可決され、それで条例案が可決された際には参与を活用というか、委嘱できるということになりますので、これまでいろんな形で人脈あるいは行政経験を生かしてやってきたことが引き続き生かされるということで、いわゆる行政執行の上で非常に影響を持つことになると思います。
○議長(冨澤保宏君) 以上で通告による質疑は終わりました。これをもって質疑を終結いたします。
暫時休憩します。
休憩 午後1時33分
──────────────────
再開 午後1時40分
○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより議案第64号の修正案及び議案第64号の原案に対する討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、溝下議員。
〔18番 溝下一夫君登壇〕
◆18番(溝下一夫君) 私は、ただいま議題となっております議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)に対する賛成の立場から討論をするわけですが、初めに修正案について反対の立場から討論をいたします。
本議案は、さきに上程された議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)について、2款1項1目一般管理費の特別職参与の給与費に係る予算507万6,000円を削るものでありますが、私はこの理由から反対をいたします。
当市を取り巻く環境の変化の中、悲願であった
富士山静岡空港の開港を節目として、今後もインフラ整備が継続することが期待をされる一方、当市の一層の発展と市民の満足度の向上を図るためにはソフト部門での充実は重要かつ不可欠な要素であります。こうしたソフトの充実を図り、島田市が抱えている諸課題に柔軟に、かつ機動的に対応を図るためには、行政組織から離れた視点でこれまで培ってきた経験や実績をもとに関係機関との連携・調整を図ることができる人材の確保は重要であると考えます。こうした背景と島田市の抱える状況を的確にとらえての参与職の設置は時代に即したものであり評価できるものであると考えることから、職員給与費に係る補正予算を削るべきでないと考えます。
以上が修正案に対する反対の討論といたします。
次に、議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)についての賛成の立場から討論をいたします。
今回の補正は、歳入歳出予算それぞれに2,175万8,000円を追加し、予算の総額を353億3,063万5,000円とするものであります。今回の補正には、新たに設置しようとする参与の人件費に係る補正が含まれております。今年度、島田駅南口の開設、伊太田代温泉施設のオープン、念願であった
富士山静岡空港の開港による大交流時代がいよいよスタートし、島田市としての受け入れ体制の充実の必要性はもとより諸施設の利活用の向上を図るため関係機関との協調・連携は今後ますます重要となります。また、昨年開局したFM島田との連携や一層の事業の充実など、重要で市が政策的に進めていかなければならない課題も多く抱えていると思います。
こうした諸政策的課題に取り組むためには、豊富な経験と実績を有し、タイムリーで確実な情報収集と組織を離れた視点で関係機関と連携・調整を行う役職の必要性が高まっております。こうしたことから参与職を配置するものでありますので、参与職の人件費を含めた今回の補正は、その所期の目的を達成し十分な成果を発揮するものであることを確信し、私の賛成討論といたします。何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(冨澤保宏君) 次に、原木議員。
〔13番 原木 忍君登壇〕
◆13番(原木忍君) 私は、議案第64号の原案に反対し、ただいま提案されました修正案に賛成の立場で討論します。
2款1項1目一般管理費中、特別職についてであります。まず特別職参与の給与507万6,000円は、島田市の行政改革の基本方針、効果的かつ効率的な行政運営の推進に反すること。また報酬月額は勤務形態から考慮して高過ぎるし、費用対効果にも疑問があり、実施した場合は税金の無駄遣いになることです。そして、経済不況により民間では徹底した経費節減や人員整理を行っている社会的環境を考慮していないことや、給与費507万6,000円を雇用対策などもっと有効な使い方を考えるべきであることなどの理由から到底認めることはできませんので、原案に反対し修正案に賛成するものであります。
以上。
○議長(冨澤保宏君) 次に、八木議員。
〔2番 八木伸雄君登壇〕
◆2番(八木伸雄君) 私は、議案第64号の修正案、総務消防委員会で提出しました修正案に反対の立場で討論させていただきます。
本案は、平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)の一部であります総務管理費507万6,000円を削除するものでありますが、これは先ほど審議されたように参与特別職の給与であります。これについては先ほどの質疑で総務部長からも答弁がありましたように、議案第65号に対する影響もあります。参与というものは市が計画しています施策を円滑に進めるために内部での調整、先ほど総務部長から話がありましたように県・国とのパイプ、そういった折衝を図る上で市長が必要と認める専門事項、FM島田や川根温泉とともに、また市ではこれから大きな課題を掲げてあります。そうした上で大きな貢献が期待される重要な役割を担うものであると認識をしております。
皆さん既に御承知のように、市長においてはつい1カ月余り前に市長選挙において数々の公約を掲げて選挙を行い、市民の信任を受けられました。その結果を受け、さまざまな課題に取り組もうとする際、行政経費削減に取り組むべく職員あるいは議員の数も削減を進める中で、市長、副市長をはじめ幹部職員の業務は非常に過大であると認識をいたします。現状を考えれば、市政全般にわたり熟知しており、対外的な人脈、信頼の置ける人材を登用してさまざまな課題に対処していくのは、その報酬を差し引いても有益であると判断させていただきます。
以上を申し上げまして、議案第64号修正案に対して反対をさせていただきまして、原案に賛成させていただきます。
○議長(冨澤保宏君) 次に、松本議員。
〔19番 松本 敏君登壇〕
◆19番(松本敏君) 私は、ただいま議題となっております議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)の修正案につきまして賛成の立場から討論を行います。原案には反対をいたします。
本修正案では、当局提案の補正予算額のうちから市長に意見具申をするアドバイザー役となる参与職の報酬507万6,000円を減額し、女性特有のがん検診推進事業1,668万2,000円に限定しております。それは適切な提案と考えるからであります。
参与報酬の問題の第1は、島田市では経費節減のため行政改革を実施しております。さらに職員数にかかわる定員適正化の取り組みを推進しています。このようなときに参与職を設置することになれば、みずからが打ち出した行政改革の諸方針に逆行することになると考えます。当局は市長にアドバイスすることは市政運営の効率化をもたらすので行政改革に寄与するものと言っています。しかし、結果をどのような形で検証できるのでしょうか。それが明確にならない以上、税金の無駄遣いになることから、参与職の設置を認めことはできません。
第2に、参与職の職務や勤務形態にも疑問があります。今回提案の参与職は非常勤の特別職であり、週30時間の労働で1カ月50万円の報酬を受け取りますが、仕事上の決裁や権限などは一切ありません。市役所の組織機構に入っていないので、指揮命令系統は一切ありません。それでは、みずからの仕事をやろうとしても何もできない状態です。やることは、市長にアドバイスをすることだけなのは明らかです。その仕事内容と年度末までの報酬507万6,000円という額を比較したとき、到底市民の理解は得られません。
第3に、参与と副市長及び部長など職員との関係です。確かに地方自治法上は仕事内容や職務権限は副市長と参与は違います。しかし重要なことは、市長の周りには市長の補佐役である副市長がおり、それぞれの部署を担当している部長及び多くの職員がいます。何かあればその人たちにアドバイスを求めればいいのであって、殊さらアドバイス役を設置する必要は感じられません。
第4に、この原案が議会初日ではなく一般質問の通告後に追加議案として出されたことが問題です。追加議案として提案するのは、特に急を要するなど特別な事情がある場合に限るべきであります。このような重要な議案は当初から提案されるべきです。上程された翌日には議案質疑の通告をしなければならず、議員が検討を深めるいとまがありませんでした。
以上のようなことから、参与の報酬507万6,000円を減額して提案された本修正案は適切な提案と考え賛成をいたします。そして、参与職の報酬507万6,000円が含まれる議案第64号 平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4号)については反対をいたします。
以上、修正案に賛成の立場からの討論といたします。
○議長(冨澤保宏君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより議案第64号の修正案を採決いたします。
本案に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(冨澤保宏君) 起立少数。よって、議案第64号に対する修正案は否決されました。
次に、議案第64号の原案について採決いたします。
本案に賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(冨澤保宏君) 起立多数。よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第65号を議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、八木議員。
〔2番 八木伸雄君登壇〕
◆2番(八木伸雄君) 通告で議案第65号に対して総務消防委員長の報告に対し参与を必要なしとする委員からの発言の内容に議事録に基づいて詳細な説明を求めるということですが、先ほど議案第64号で説明いただきましたので、通告させていただきましたが、質問を取り消させていただきます。
○議長(冨澤保宏君) 以上で通告による質疑は終わりました。これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、松本 敏議員。
〔19番 松本 敏君登壇〕
◆19番(松本敏君) 私は、ただいま提案されております議案第65号 島田市参与に関する条例について反対の立場から討論を行います。
反対の理由は、参与を設置した場合の費用対効果について報酬額に見合う効果が認められず、必要性もまた認められないと考えるからであります。島田市では経費節減のため行政改革及び職員の定員適正化計画を推進しております。このようなときに本提案を行うことは、行政改革の諸方針に逆行した提案です。当局は必要性として複雑かつ専門的な行政運営を円滑に進めるためにはアドバイザーが必要としています。それには副市長や各部署を担当する部長及び多くの職員がおり、殊さらアドバイス役を設置する必要性は感じられません。当局は、勤務形態は非常勤なので週30時間となる。これは1週間の勤務の割り振りの中で決めるとしています。しかし参与は行政組織には組み込まれず、したがって指揮命令権限も持っておりません。立場としてもはっきりしない勤務形態となります。これらを考えたとき必要性が感じられないことから、本条例案に反対の立場からの討論といたします。
○議長(冨澤保宏君) 次に、溝下議員。
〔18番 溝下一夫君登壇〕
◆18番(溝下一夫君) ただいま議案第65号 島田市参与に関する条例について反対討論がありましたが、私は賛成の立場から討論をいたします。
島田市参与に関する条例は、市政の円滑かつ効率的な運営を図るため参与を設置しようとするものであります。参与の職は地方公務員法第3条第3項第3号において必要に応じて設置が認められており、本条例においては非常勤の特別職として市長が特に認める専門的事項に関し行政組織から切り離された独立した立場から市長に対して意見具申をするものとされております。当市では今年度から「人と産業・文化の交流拠点 水と緑の健康都市 島田」を将来像に定め、策定されました島田市総合計画の実現に向けて具体的な事業に取り組むことから、さらなる発展と住民福祉の向上が期待されるところであります。そうした中、本条例は豊かな行政経験と実績を生かして関係機関や関係企業との調整を図り、さらに島田市を取り巻く環境の変化に的確に対応することにより諸事業の円滑な推進と発展に寄与することを目的に参与職を設置しようとするものであり、条例の制定は適切なものと考えます。
以上、私の賛成討論といたします。何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(冨澤保宏君) 次に、原木議員。
〔13番 原木 忍君登壇〕
◆13番(原木忍君) 私は島田市参与条例について反対の立場で討論をします。
問題点が5点あります。
まず1点目は、行政改革の基本方針に反しています。島田市行政改革の推進体制の中の職員の取り組みとして、行政改革の成否は各取り組みの担い手となる担当部・課の職員の目的意識と意欲によるところが大きく、職員は市民サービスを向上させるためにコスト意識を持って効率的かつ効果的な行政運営に努め、自覚を持って行政改革に取り組むとしています。この参与条例では、報酬月額50万円を超えない範囲内で定めるとしていますが、コスト意識や効率的かつ効果的な行政運営とは言えないことから、行政改革の基本方針に反していることです。
2点目は、参与を設置する根拠が希薄であり、第4条の職務の専門事項が今回はまちづくり島田、FM島田、川根温泉など法人関係との仲介的なかかわりを持ってもらい、民間活力を生かした市政運営について意見具申を行ってもらうとしていますが、本当に必要な職務か疑問に思います。費用対効果も疑問であることから、条例どおり実施すれば市民から預かった税金の無駄遣いになると言わざるを得ません。
3点目は、行政改革の基本方針では「社会の環境や市民ニーズ等の変化に柔軟に対応し」としており、今日の社会環境では経済不況が深刻なものになっており、勤労者は一時帰休や首切り、会社の廃業などで生活が脅かされており、事業主である会社は徹底した経費削減や人員整理を行っています。国においても緊急雇用対策の補助金で地方での失業者の雇用を促しています。この参与条例は、このような社会的環境を考慮していないことです。
4点目は、条例の設置や職務、報酬等について検討した会議記録がないことも情報公開の観点から問題があり、何よりも市民から預かった税金を使うわけですから、説明責任があることを指摘せざるを得ません。国においては公文書管理法が参議院において全会一致で可決されました。公文書とは行政機関が職務遂行の過程で作成する記録全般のことで、国民への説明責任を果たすべきだと言われています。また、静岡県においては
富士山静岡空港の立ち木問題が起きたときに、県の監査委員が重要な協議、報告は公式な記録として文書を作成・保存し、県民への情報提供、職員間の情報共有ができるよう改善を求めたことが新聞で報道されましたが、まさにこのことが島田市にも当てはまるのではないでしょうか。これまでも会議記録がないことについては、金谷庁舎の耐震補強工事をしないと決めたときの会議記録がないことでも指摘してきましたが、重要な問題です。市民に自信を持って説明できるのでしょうか。
5点目は、今回の参与条例が追加議案として議会運営委員会に予告がないまま突然に出されてきましたが、そんなに緊急な議案ではないと思います。
以上のような問題点があることから、参与条例には反対をします。賢明な議員の皆さんの御賛同を期待して、反対討論を終わります。
○議長(冨澤保宏君) 以上で、通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより議案第65号を採決いたします。
本案は、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(冨澤保宏君) 起立多数。よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第66号を議題といたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
初めに、桜井議員。
〔10番 桜井洋子君登壇〕
◆10番(桜井洋子君) 私は、ただいま議題となっております議案第66号 財産の取得について反対の立場から討論いたします。
反対の理由は、無駄な箱物である(仮称)多目的産業展示施設の用地として独立行政法人種苗管理センターの跡地1万2,699.83平方メートルを1億1,599万5,572円で取得するものだからです。多目的産業展示施設の建設は、県が行う事業です。しかし、そのための用地を島田市が提供しようというわけです。県下最大のメッセを建設するには金谷中学の跡地だけでは足らないので、茶園とこの土地を取得し、約5.6ヘクタールを準備し積極的に誘致を進めようとするものです。しかし、県ではまだ構想段階であり、これから調査を始めるとのことで、まだ何一つ決まっていません。総事業費、財源の確保、施設の内容、規模、運営手法などこれからです。また、川勝新知事が誕生し、箱物構想は見直すとしています。このようなときに先行取得をしていくことは市民にも説明がつきません。島田市はこれまでも空港を核としたまちづくりをうたい、大きな財政支出をしてきました。
富士山静岡空港は開港しましたが、欠航が相次ぎ、搭乗率でも厳しい状況下にあります。県の収支は赤字が5億円とも言われています。その空港によって交流人口がふえ、このメッセによって島田市が大いに活性化するというのは過大な期待にすぎません。無駄な箱物、メッセは必要ありません。経済不況の中、市民の暮らしや福祉、教育にきちんとお金が使われる市政こそが大事です。したがって、この財産取得の議案は容認できません。
以上をもって、反対討論といたします。
○議長(冨澤保宏君) 次に、大石議員。
〔9番 大石節雄君登壇〕
◆9番(大石節雄君) ただいま議案第66号 財産の取得について反対の討論がありましたが、私は賛成の立場から討論をいたします。
昨年の9月に石川前静岡県知事と桜井島田市長が共同記者会見を行い、広く県民に対して多目的産業展示施設の設置について静岡県と島田市が共同して進めていくと公表されました。今回取得しようとする独立行政法人種苗管理センター金谷農場の土地については、多目的産業展示施設の建設候補地である旧金谷中学校跡地に隣接しており、施設建設のためには必要不可欠な土地であると考えます。今回の財産の取得に当たり、種苗管理センターは本年8月末までに引き渡し及び売却代金の支払いが完了することを売却条件としているとのことで、したがって、今、島田市がこの土地を取得しなければ民間に売却される可能性があり、そうなれば多目的産業展示施設の建設が不可能となるばかりか、旧金谷中学校跡地の有効利用も難しくなります。この多目的産業展示施設は県内最大規模の展示面積を持つ施設を予定しており、他の同様の施設を見ていただいてもわかるとおり、人、物、情報が交流する最も機能的な施設であります。そのため、島田市の交流人口の増加や経済波及効果が期待されることはもちろんのことと考えます。全国第3位のものづくり県である静岡県全体の産業振興に大きく寄与すると考えております。
なお、不動産鑑定を行い価格の算定をする中での適切な価格と判断できます。
こうした認識の上で、我々議員もその実現に向けて積極的に取り組んでいく必要があると考えており、本議案に賛成するものであります。
以上、私の賛成討論といたします。何とぞ同僚議員の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(冨澤保宏君) 次に、原木議員。
〔13番 原木 忍君登壇〕
◆13番(原木忍君) 私は財産取得について反対の立場から討論します。
私は、平成21年度一般会計当初予算について、(仮称)多目的産業展示施設については県議会の企画空港委員会の会議記録から判断して、県の方針がしっかり決まっていないことから、確かなものでなければ税金の無駄遣いになり、国の補助金も使用目的が異なった場合は返還が生じることなどを懸念して、今の段階では多目的産業展示施設に限定した用地取得は時期尚早であるとして反対をしましたが、今回の場合も多目的産業展示施設が建設されないことは想定していないと議案質疑で答弁しております。静岡県の借金は過去最高の2兆3,000万円と言われており、先日、新知事が誕生しましたが、川勝新知事のマニュフェストで行政改革で箱物の必要性を見直し、無駄なものはつくらないとしています。
以上のことから、多目的産業展示施設に限定することに問題があります。旧金谷中学校跡地や周辺地域の利活用を含め総合的な判断が求められると考えますので、慎重に対処すべきと思います。
また、施設の建設予定地の地域住民のコンセンサスを得ているでしょうか。施設ができることよって住宅地の環境が変わり、そこに住む人たちにとっては必ずしも歓迎することばかりではないと思います。何よりも建設予定地に住む地域住民の理解を得ることが大切であると思います。
以上の理由から、(仮称)多目的産業展示施設に限定した財産取得には反対します。
○議長(冨澤保宏君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。
これより議案第66号を採決いたします。
本案は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(冨澤保宏君) 起立多数。よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。
暫時休憩します。
休憩 午後2時15分
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再開 午後2時45分
○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
△議案第67号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) 日程第20、議案第67号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
桜井市長。
〔市長 桜井勝郎君登壇〕
◎市長(桜井勝郎君) ただいま上程されました議案第67号 監査委員の選任につきまして御説明いたします。
本議案は、当市の監査委員2人のうち識見を有する者のうちから選任する監査委員が本年7月14日をもちまして任期満了となりますので、後任として伊藤 孝氏を選任しようとするものであります。
伊藤氏は、東海パルプ株式会社取締役兼副社長執行役員、株式会社FM島田代表取締役社長等の要職を歴任されるとともに、島田商工会議所副会頭、島田市総合計画審議会会長等の公職を歴任され、財務管理、事業の経営管理等に関し優れた識見を持たれ、人格的にも優れた方でありますので、当市の監査委員として適任であると考えるものであります。何とぞ市議会の御同意をいただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。この際、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第67号につきましては、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第67号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。この際、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 討論なしと認めます。
これより議案第67号を採決いたします。
本案を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第67号は原案のとおり同意されました。
───────── ◇ ─────────
△議案第68号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第21、議案第68号を議題といたします。
地方自治法第117条の規定により中野浩二議員の退席を求めます。
〔15番 中野浩二君退席〕
○議長(冨澤保宏君) それでは、提案理由の説明を求めます。
桜井市長。
〔市長 桜井勝郎君登壇〕
◎市長(桜井勝郎君) ただいま上程されました議案第68号 監査委員の選任につきまして御説明いたします。
本議案は、当市の監査委員2人のうち議員のうちから選任する監査委員が本年5月28日をもちまして任期満了となっておりますので、後任として中野浩二氏を選任しようとするものです。
中野氏は、平成15年から合併により失職するまで旧島田市議会議員を務められ、合併後も新島田市議会議員として経済建設常任委員会委員長、
民生病院教育常任委員会委員長、市議会議長を務められるなど地方自治の発展に尽力され、豊かな経験と高い識見を持たれ、人格的にも優れている方でありますので、当市の監査委員として適任であると考えるものであります。何とぞ市議会の御同意をいただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。この際、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第68号につきましては、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。この際、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 討論なしと認めます。
これより議案第68号を採決いたします。
本案を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第68号は原案のとおり同意されました。
中野浩二議員の除斥を解除いたします。
〔15番 中野浩二君入場〕
───────── ◇ ─────────
△議案第69号、議案第70号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第22、議案第69号及び日程第23、議案第70号の2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
桜井市長。
〔市長 桜井勝郎君登壇〕
◎市長(桜井勝郎君) ただいま上程されました議案第69号及び議案第70号
教育委員会委員の任命につきまして一括して御説明いたします。
当市の
教育委員会委員5人のうち染谷絹代氏と松田 宏氏が本年7月14日をもちまして任期満了となりますが、引き続き染谷絹代氏と松田 宏氏を当市の
教育委員会委員に任命しようとするものであります。
初めに議案第69号、染谷絹代氏の任命につきまして御説明いたします。染谷氏は、家事に従事する傍ら、初倉中学校PTA副会長として学校運営に積極的に協力され、生徒の健全育成に貢献されました。その後、島田市行政改革推進委員会副委員長、島田市男女共同参画推進市民懇話会会長、次世代育成支援島田市行動計画策定地域協議会座長等を務められるなど幅広い分野で活躍されております。このように豊かな経験と教育に関して高い識見を持たれ、人格的にも高潔な方でありますので、当市の教育委員として適任であると考えるものであります。
次に、議案第70号、松田 宏氏の任命につきまして御説明いたします。松田氏は、昭和39年に静岡県教員として採用され、平成14年に退職されるまでの間、伊久美小学校校長、島田第一中学校校長等を歴任されました。また平成15年10月からは島田市教育委員会教育長を務められるなど長年にわたり当市の教育行政に貢献されております。このように豊かな経験と教育に関し高い識見を持たれ、市教育行政の経験もありますので、当市の
教育委員会委員として適任であると考えるものであります。
何とぞ市議会の御同意をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。この際、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第69号及び議案第70号につきましては、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号及び議案第70号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。この際、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 討論なしと認めます。
これより議案第69号及び議案第70号の2件を一括して採決いたします。
本案を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第69号及び議案第70号の2件は原案のとおり同意されました。
───────── ◇ ─────────
△議案第71号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第24、議案第71号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
桜井市長。
〔市長 桜井勝郎君登壇〕
◎市長(桜井勝郎君) ただいま上程されました議案第71号
公平委員会委員の選任につきまして御説明いたします。
当市の
公平委員会委員3人のうち小林宏壽氏が本年7月14日をもちまして任期満了となりますので、後任として床原 敬氏を当市の
公平委員会委員に選任しようとするものであります。
床原氏は、昭和34年に静岡県に採用され、平成11年に退職されるまでの間、保健
衛生部次長、健康福祉部病院局長等の要職を歴任されるなど行政全般にわたり深い識見をお持ちの方であります。また、平成17年10月から島田市情報公開審査会及び島田市個人情報保護審査会委員を務められており、人格的にも高潔で、地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解をお持ちの方でありますので、当市の
公平委員会委員として適任であると考えるものであります。何とぞ市議会の御同意をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。この際、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第71号につきましては委員会への付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。この際、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 討論なしと認めます。
これより議案第71号を採決いたします。
本案を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号は原案のとおり同意されました。
───────── ◇ ─────────
△議案第72号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第25、議案第72号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
桜井市長。
〔市長 桜井勝郎君登壇〕
◎市長(桜井勝郎君) ただいま上程されました議案第72号
固定資産評価員の選任につきまして御説明いたします。
地方税法第404条第1項の規定により市に
固定資産評価員を設置することとなっておりますが、固定資産の評価に関する知識及び経験を有する者のうちから選任することになっております。また、島田市
固定資産評価員条例によれば、市職員がこの職を兼務することができるとされております。ついては、税務を所管する部長である総務部長が平成21年4月1日付の人事異動によりまして交替いたしましたので、大久保陽一にかわり新たに現総務部長の藤田和義を選任したいと思います。
何とぞ市議会の御同意をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。この際、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第72号につきましては、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第72号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。この際、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 討論なしと認めます。
これより議案第72号を採決いたします。
本案を原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議案第72号は原案のとおり同意されました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後2時56分
──────────────────
再開 午後3時16分
○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────── ◇ ─────────
△諮問第1号、諮問第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第26、諮問第1号及び日程第27、諮問第2号の2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
桜井市長。
〔市長 桜井勝郎君登壇〕
◎市長(桜井勝郎君) ただいま上程されました諮問第1号及び諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきまして一括して御説明いたします。
当市の人権擁護委員定数は12人でございますが、本年2月5日に委員1人が御逝去され欠員となっておりますので、後任として入屋 稔氏を、また、本年9月30日をもちまして任期満了となります岡村良子氏を引き続き推薦いたしたく、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により意見を求めるものであります。
初めに、諮問第1号、入屋 稔氏の推薦につきまして御説明いたします。入屋氏は、昭和43年静岡県教員として採用され、平成17年に退職されるまでの間、静岡県教育委員会中部教育事務所次長、藤枝市立青島中学校校長等の要職を歴任されました。人権についても造詣が深く、教育者としての豊かな経験と知識をお持ちであります。
次に、諮問第2号、岡村良子氏の推薦につきまして御説明いたします。岡村氏は昭和29年4月から平成8年3月まで静岡県職員を務められた後、平成15年10月に法務大臣から
人権擁護委員を委嘱され、人権擁護思想の高揚に務められております。
このようにそれぞれ豊かな経験に培われた人権擁護についての深い理解と高い識見を持たれ、人格的にも優れた方でありますので、当市の
人権擁護委員として適任であると考えるものであります。何とぞ市議会の御意見をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。この際、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第1号及び諮問第2号につきましては、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号及び諮問第2号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。この際、討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 討論なしと認めます。
これより諮問第1号及び諮問第2号の2件を一括して採決いたします。
本件を適当と認めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号及び諮問第2号の2件は適当と認めることに決しました。
───────── ◇ ─────────
△
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙
○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第28、
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を行います。
本件は、
選挙管理委員会委員及び補充員の任期が本年7月13日をもって満了となりますことから、地方自治法第182条第1項及び第2項の規定により議会において選挙するものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては指名推選とし、指名は議長において行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
選挙管理委員会委員には、島田市大井町2318番地の10、古木米治氏、島田市東町10番地の4、河村美佐子氏、島田市金谷栄町343番地の1、渡邉悦郎氏、島田市川根町家山277番地の2、原 英子氏、補充員には、島田市三ツ合町1176番地の7、井鍋恵子氏、島田市金谷5番地の15、池谷 清氏、島田市川根町笹間上364番地、森西昌子氏、島田市中溝町2420番地の7、土屋昇治氏を指名いたします。また補充員の順序につきましては、井鍋恵子氏、池谷 清氏、森西昌子氏、土屋昇治氏の順序にしたいと思います。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました方を
選挙管理委員会委員及び補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、
選挙管理委員会委員には古木米治氏、河村美佐子氏、渡邉悦郎氏、原 英子氏が、補充員には井鍋恵子氏、池谷 清氏、森西昌子氏、土屋昇治氏が当選されました。
───────── ◇ ─────────
△発議案第7号、発議案第8号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(冨澤保宏君) 次に、日程第29、発議案第7号及び日程第30、発議案第8号の2件を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
橋本議員。
〔8番 橋本 清君登壇〕
◆8番(橋本清君) ただいま議題となりました発議案第7号及び発議案第8号の特別委員会の設置につきまして提案理由を申し上げます。
まず、病院運営に関する特別委員会の設置についてであります。ここ10数年にわたり島田市民病院の経営が慢性的に赤字となり、市民の将来負担に不安を投げかけています。全国的にも公立病院の経営の悪化が著しく、市議会としましても早急に問題点を明確にして対応を図る必要があります。また、新臨床医研修制度が実施されて以来、医師不足による診療科の閉鎖や入院病床の閉鎖あるいは受診体制の縮小など市民への安全・安心の医療体制の確保に問題が生じています。こうした課題への積極的な調査・研究を進め、問題点を明確にし、いかなる処置が可能かを提言するよう病院問題に取り組むため発議案のとおり特別委員会の設置を提案するものであります。
なお、委員定数は9人以内、調査期間は議会が本件の調査終了を議決するまでとし、議会閉会中も継続して調査・研究を行うことができるものとします。また、委員の任期は議会が本件の調査終了を議決するまでとします。
次に、空港を生かした
まちづくり特別委員会の設置についてであります。今般、
富士山静岡空港が開港され、今後はこれを地域の発展にいかにつなげていけるかが大きなテーマであり、市民生活の向上にいかに寄与するか市議会としても大いに調査・研究すべきところであります。特に、現在構想中の多目的展示施設の効果についての検証や、道路・橋を含めた周辺整備の現状と将来展望、市の発展に必要な施設や機関など空港を生かしたまちづくりがいかに充実して実現できるかを議論し研究することにより、議会としての提言をしていく必要があります。このため、発議案のとおり特別委員会の設置を提案するものであります。
なお、委員定数は7人以内、調査期間は議会が本件の調査終了を議決するまでとし、議会閉会中も継続して調査・研究を行うことができるものとします。また、委員の任期は議会が本件の調査終了を議決するまでとします。
以上、提案理由の説明といたします。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後3時25分
──────────────────
再開 午後3時26分
○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第29、発議案第7号を議題といたします。
これより発議案第7号に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議案第7号につきましては、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第7号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより発議案第7号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第7号は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま設置されました病院運営に関する特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により議長において村田千鶴子議員、橋本 清議員、原木 忍議員、仲田裕子議員、平松吉祝議員、溝下一夫議員、松本 敏議員、佐野義晴議員、河原崎 聖議員の9名を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました9名を病院運営に関する特別委員会の委員に選任することに決しました。
日程第30、発議案第8号を議題といたします。
これより発議案第8号に対する質疑に入ります。
ただいまのところ質疑の通告がありません。よって、質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議案第8号につきましては、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありません。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第8号は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
ただいまのところ討論の通告がありません。よって、討論なしと認めます。
これより発議案第8号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第8号は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
ただいま設置されました空港を活用した
まちづくり特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により議長において杉村要星議員、曽根嘉明議員、紅林 貢議員、坂下 修議員、中野浩二議員、福田正男議員、小澤嘉曜議員の7名を指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました7名を空港を活用した
まちづくり特別委員会の委員に選任することに決しました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後3時29分
──────────────────
再開 午後3時39分
○議長(冨澤保宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
病院運営に関する特別委員会及び空港を活用した
まちづくり特別委員会が開催され正・副委員長が決定しましたので、事務局長より報告いたします。
◎事務局長(鈴木昌之君) それでは、両特別委員会の正・副委員長を御報告いたします。
病院運営に関する特別委員会は、委員長に仲田裕子議員、副委員長に橋本 清委員、空港を活用した
まちづくり特別委員会は委員長に小澤嘉曜議員、副委員長に曽根嘉明議員でございます。
以上、御報告申し上げました。
○議長(冨澤保宏君) 病院運営に関する特別委員会及び空港を活用した
まちづくり特別委員会の正・副委員長は、ただいま事務局長からの報告のとおりであります。
───────── ◇ ─────────
△発議案第9号の上程、説明、採決
○議長(冨澤保宏君) それでは日程第31、発議案第9号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
平松議員。
〔16番 平松吉祝君登壇〕
◆16番(平松吉祝君) ただいま議題になりました発議案第9号につきまして、提案理由を申し上げます。
案文の朗読により説明にかえさせていただきます。
新たな過疎対策法の制定に関する意見書
過疎対策については、昭和45年に「過疎地域対策緊急措置法」制定以来、3次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果を上げたところである。
しかしながら、人口減少と高齢化は特に過疎地域において顕著であり、路線バスなど公共交通機関の廃止、医師及び看護師等の不足、耕作放棄地の増加、森林の荒廃など生活・生産基盤の弱体化が進む中で、多くの集落が消滅の危機に瀕するなど、過疎地域は極めて深刻な状況に直面している。
過疎地域は、我が国の豊かな自然や歴史・文化を有するふるさとの地域であり、また、都市に対して、食糧の供給・水資源の供給、自然環境の保全といやしの場を提供するとともに、森林による地球温暖化の防止に貢献するなどの多面的・公共的機能を担っている。
過疎地域は、国民共通の財産であり、国民の心のよりどころとなる美しい国土と豊かな環境を未来に引き継ぐ努力をしている地域である。
現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は平成22年3月末をもって失効することとなるが、過疎地域が果たしている多面的・公共的機能を今後も維持していくためには、引き続き、過疎地域の振興を図り、そこに暮らす人々の生活を支えていくことが重要である。
過疎地域が、そこに住み続ける住民にとって安心・安全に暮らせる地域として健全に維持されることは、同時に、都市をも含めた国民全体の安心・安全な生活に寄与するものであることから、引き続き総合的な過疎対策を充実強化させることが必要である。
よって、新たな過疎対策法の制定を強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成21年7月10日
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
農林水産大臣
国土交通大臣様
静岡県島田市議会
以上、発議案第9号について説明いたしました。
○議長(冨澤保宏君) 説明は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議案第9号は議員全員による発議案ですので、質疑、委員会への付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第9号は、質疑、委員会への付託及び討論を省略し、直ちに採決することに決しました。
これより発議案第9号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第9号は原案のとおり可決されました。
───────── ◇ ─────────
△議員派遣について
○議長(冨澤保宏君) 次に日程第32、議員派遣についてを議題といたします。
本件は、会議規則第78条の規定に基づく議員の派遣であります。
派遣内容は、まず平成21年7月13日、藤枝市で開催されます大井川新橋等建設促進期成同盟会総会への平松吉祝副議長、紅林 貢議員の派遣。次に、同じく平成21年7月13日、藤枝市で開催されます栃山川改修促進協議会総会への曽根嘉明議員、桜井洋子議員、平松吉祝議員、佐野義晴議員、福田正男議員の派遣。次に、平成21年7月14日、島田市で開催されます島田吉田線バイパス建設促進期成同盟会総会への星野哲也議員、紅林 貢議員、小澤嘉曜議員、河原崎 聖議員の派遣。次に、平成21年7月28日、静岡市で開催されます中部四市議会議長協議会への平松吉祝副議長の派遣。次に、平成21年8月24日、静岡市で開催されます静岡県市町議会議員研修会への全議員の派遣であります。
お諮りいたします。
議員派遣につきましては、ただいま申し上げましたとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、議員派遣につきましては原案のとおり可決されました。
なお、派遣の内容等に変更が生じた場合は議長一任とさせていただきますので御了承願います。
───────── ◇ ─────────
△議会閉会中の継続審査・調査について
○議長(冨澤保宏君) 次に日程第33、議会閉会中の継続審査・調査についてを議題といたします。
本件は、各常任委員会及び議会運営委員会から所管にかかわる事項について閉会中もなお継続審査・調査を行う必要がある旨、委員会条例第37条の規定により申し出があったものであります。
お諮りいたします。
各常任委員会及び議会運営委員会からの申し出のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨澤保宏君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員会及び議会運営委員会からの申し出のとおり所管にかかわる事項については閉会中もなお継続して審査・調査を行うことに決しました。
───────── ◇ ─────────
△閉会の宣告
○議長(冨澤保宏君) 以上をもちまして、本定例会に提出されました議案、その他全部を終了いたしました。
これをもちまして平成21年第2回島田市議会定例会を閉会いたします。
閉会 午後3時47分
委 員 会 報 告 書
平成21年6月30日
島田市議会議長 冨 澤 保 宏 様
経済建設文化常任委員会委員長 曽 根 嘉 明
本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会条例第36条の規定により報告します。
記
┌─────┬────────────────────┬─────┬──────┐
│事件の番号│ 件 名 │採決の結果│ 決定理由 │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第55号│平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3 │原案可決 │適当と認める│
│ │号)中、所管に属するもの │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第60号│島田市手数料条例の一部を改正する条例につ│原案可決 │適当と認める│
│ │いて │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第62号│市道路線の認定について │原案可決 │適当と認める│
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第63号│市道路線の廃止について │原案可決 │適当と認める│
└─────┴────────────────────┴─────┴──────┘
委 員 会 報 告 書
平成21年6月30日
島田市議会議長 冨 澤 保 宏 様
民生病院教育常任委員会委員長 村 田 千鶴子
本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会条例第36条の規定により報告します。
記
┌─────┬────────────────────┬─────┬──────┐
│事件の番号│ 件 名 │採決の結果│ 決定理由 │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│報告第8号│専決処分した事件の承認について │承 認│適当と認める│
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第55号│平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3 │原案可決 │適当と認める│
│ │号)中、所管に属するもの │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第56号│平成21年度島田市介護保険事業特別会計補正│原案可決 │適当と認める│
│ │予算(第2号) │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第57号│島田市
交通遺児育英基金条例について │原案可決 │適当と認める│
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第58号│島田市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改│原案可決 │適当と認める│
│ │正する条例について │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第61号│島田市病院事業の設置等に関する条例の一部│原案可決 │適当と認める│
│ │を改正する条例について │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼──────┤
│議案第64号│平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4 │原案可決 │適当と認める│
│ │号)中、所管に属するもの │ │ │
└─────┴────────────────────┴─────┴──────┘
委 員 会 報 告 書
平成21年7月10日
島田市議会議長 冨 澤 保 宏 様
総務消防常任委員会委員長 杉 村 要 星
本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会条例第36条の規定により報告します。
記
┌─────┬────────────────────┬─────┬───────┐
│事件の番号│ 件 名 │採決の結果│ 決定理由 │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│報告第6号│専決処分した事件の承認について │承 認│適当と認める │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│報告第7号│専決処分した事件の承認について │承 認│適当と認める │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│報告第9号│専決処分した事件の承認について │承 認│適当と認める │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│報告第10号│専決処分した事件の承認について │承 認│適当と認める │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│報告第11号│専決処分した事件の承認について │承 認│適当と認める │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│報告第12号│専決処分した事件の承認について │承 認│適当と認める │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│議案第55号│平成21年度島田市
一般会計補正予算(第3 │原案可決 │適当と認める │
│ │号)中、所管に属するもの │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│議案第59号│島田市過疎地域における固定資産税の特例に│原案可決 │適当と認める │
│ │関する条例の一部を改正する条例について │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│議案第64号│平成21年度島田市
一般会計補正予算(第4 │修正可決 │適当と認める │
│ │号)中、所管に属するもの │ │ │
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│議案第65号│島田市参与に関する条例について │原案否決 │適当と認めない│
├─────┼────────────────────┼─────┼───────┤
│議案第66号│財産の取得について │原案可決 │適当と認める │
└─────┴────────────────────┴─────┴───────┘...