各務原市議会 > 1989-06-28 >
平成 元年第 3回定例会−06月28日-03号

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  1. 各務原市議会 1989-06-28
    平成 元年第 3回定例会−06月28日-03号


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    最終取得日: 2021-09-30
    平成 元年第 3回定例会−06月28日-03号平成 元年第 3回定例会             平成元年第三回各務原市議会定例会会議録        ───────────── ● ─────────────            議   事   日   程   (第三号)                     平成元年六月二十八日(水)午前十時開議 第  一、会議録署名議員の指名 第  二、一般質問 第  三、休会期間の決定        ───────────── ● ───────────── 〇本日の会議に付した事件 第  一、会議録署名議員の指名 第  二、一般質問 第  三、休会期間の決定        ───────────── ● ───────────── 〇出席議員 (二十八名)                             一  番  小 沢 美佐子 君                             二  番  今 尾 泰 造 君                             三  番  伊 藤 正 博 君                             四  番  小 島 軍 司 君                             五  番  横 山 隆一郎 君
                                六  番  末 松 誠 栄 君                             七  番  藤 井 国 雄 君                             八  番  伊 藤 忠 雄 君                             九  番  加 藤   操 君                             十  番  神 谷 京 三 君                             十一 番  相 沢 正 人 君                             十二 番  広 瀬 安 弘 君                             十三 番  真 谷   碩 君                             十四 番  大 野 泰 治 君                             十五 番  川 島 勝 弘 君                             十六 番  長 縄 博 光 君                             十七 番  河 田 久 和 君                             十八 番  足 立 勝 利 君                             十九 番  小 室 義 明 君                             二十 番  白 木   博 君                             二十一番  阿 部 靖 弘 君                             二十二番  中 村 幸 二 君                             二十三番  森     縋 君                             二十四番  津 田   護 君                             二十五番  栗 本   勉 君                             二十八番  横 山 重 夫 君                             二十九番  沢 野 美 得 君                             三十 番  足 立   匡 君        ───────────── ● ───────────── 〇欠席議員 (二名)                             二十六番  松 岡 憲 郎 君                             二十七番  小 島   香 君        ───────────── ● ───────────── 〇説明のため出席した者の職氏名                       市長          平 野 喜八郎 君                       助役          白 木 昭 二 君                       収入役         片 岡 喜久男 君                       企画財政部長      小 林 文 一 君                       総務部長        後 藤 幸 夫 君                       民生部長        北 川 一 一 君                       福祉部長        河 合   暁 君                       経済部長        岩 井 光 男 君                       建設部長        川 島 英 明 君                       水道部長        河 合 照 光 君                       選挙管理委員会監査委員事務局長                                   加 藤   明 君                       教育長         水 野 定 之 君                       消防長         松 井 徹 己 君                       企画財政部次長財政課長牧 田 正 明 君                       総務部次長総務課長  河 田   正 君                       教育委員会委員長    坂 井   泉 君        ───────────── ● ───────────── 〇職務のため出席した事務局職員                       議会事務局長      川 嶋 棟 治                       総務課長        遠 藤 美 好                       総務課長補佐庶務係長 五 島 敬 行                       議事調査係長      岩 井 晴 栄                       主査          森   広 子                       書記          山 下 幸 二                       書記          苅 谷   恵        ───────────── ● ───────────── (開議) 時に午前十時 ○副議長(足立勝利君) ただ今から本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付したとおり定めました。        ───────────── ● ───────────── △第一、会議録署名議員の指名 ○副議長(足立勝利君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第八十条の規定により議長において、十五番 川島勝弘君、十六番 長縄博光君の両君を指名いたします。        ───────────── ● ───────────── △第二、一般質問 ○副議長(足立勝利君) 日程第二、一般質問を行います。  昨日に引き続いて順次発言を許します。  十二番 広瀬安弘君。   (十二番 広瀬安弘君登壇) ◆十二番(広瀬安弘君) 皆さんおはようございます。二日目の一般質問の先陣を承りました。通告いたしておきました二点にわたりまして質問申し上げるものであります。  まずもって、さきの四月二十三日に執行されました各務原市長選挙におきまして、平野市長さんにおかれましては五選を果たされまして、まことにおめでとうございました。この上は、清潔にして公正な、しかも全市民の幸せを願い、また市勢発展のためにさらなる御尽力をいただきますように心からお願いを申し上げるものでございます。  まず第一点には、住宅行政についてお尋ねをいたします。老朽の木造市営住宅の改築の推進についてであります。現在あの蘇原栄町地内には六戸の一戸建て木造住宅がありまして、六世帯十二人の方々が居住しておられます。これまでの住宅政策を振り返りますと、住宅公団やあるいは県の住宅供給公社、あるいは各務原市においては改良住宅の建てかえ、改築など戸数が絶対的に不足していたために、量的な面での住宅の確保に力点を置かれて供給されてまいりました。今日では金属団地の雇用促進事業団宿舎の改築に見られますように、良質で幅の広い需要に対応する住宅として居宅改造の整備が行われておることは、皆様もすでに御承知のことだと思います。この栄地区住宅利便性の高い、かなり立地のよいところにありますけれども、老朽化が進みまして、土地の有効利用が図られていないというのが現状であります。これでは維持管理にも相当の経費と労力を必要とするところでありまして、重ねて申し上げますが、敷地の効率的な利用から申しましても積極的な建てかえ事業を推進すべきだと考えますが、この地区の対策についてまずお尋ねをいたします。  次に、今や民間資本によるマンションの建築、分譲マンションあるいは賃貸マンションなどの建物が盛んに建設されている建築ラッシュとも言うべき時代でありまして、これは東京を中心とする地価高騰が地方へも波及いたしまして、サラリーマンにはマイホームの夢はさらに遠のいたとも言われておる昨今でございます。持ち家志向が強い我が市におきましても、思うような土地が手に入らないということになりますれば、これらの需要にこたえて良質な民間住宅の供給を促進することも大変重要なことではなかろうかとも思います。しかしながら、一戸三千万円以上もするようなマンション、あるいは一カ月の家賃が五万五千円、六万円というようなふうに言われている中で、とても生活のゆとりが感じられないとする一般庶民の嘆きの声を忘れることもできないわけでありまして、そういう意味で、より幅広いニーズにこたえるための公的な、所得階層別住宅建設が待ち望まれるわけであります。ここ三年間、市営住宅申し込み状況などを、資料をいただきましたものを拝見いたしますと、六十年、六十一年などの申し込み状況が、六十年度分ですね、六十年度分ではちょうど五十人の応募者数がありますし、六十一年度は十九人でありました。六十二年度では四十七人の申し込み、また六十三年、平成元年合わせまして三十五人の応募申し込みがあったというふうに、資料をいただきましたけれども、このように見てみますとさいが、少ないようにも見受けられますですけれども、しかしこれはこの第一種、第二種の収入所得の階層が現状に合わないということもありまして、そのようなことで少ないかと思われるわけでありますが、潜在的にはそういった良質な、低家賃の公営住宅を望む声というのは私は非常に多いものがあると思います。今後とも総合的な街づくりの観点からいたしまして、住宅団地開発適地の選定のために力を注がれることを希望すると同時に、本市の第三次総合計画が着手されようといたしておりますけれども、住宅政策の構想があればお尋ねをいたしますが、お聞かせいただきたいと思います。  第二点目に、国民健康保険事業についてお尋ねをいたします。我が家にもこの六月になりまして保険料納入通知書をいただきました。昨年度も最高限度額の四十万円でありました。今年はと思って開けてみましたところが、やはり四十二万円の最高限度額となっておりまして、高くなったなあというのが率直な私の感想であります。で、昨年は国民のその総医療費というのが十九兆円を超えるものがあったと言われております。今年も二十兆円に近いものになるだろうと、二十兆円に迫るものであろうというふうに推定もされております。このままいきますと、西暦二千年には四十四兆円の国民総医療費になるというふうにも言われております。その時の老人医療だけでも十九兆円というふうにも推定されておるわけであります。本市の国保事業だけを見ましても、被保険者の増加は毎年三百人からせいぜい三百五十人ぐらいの微増なのに対しまして、医療費の方は四億円あるいは六億円とすさまじいほどの伸び率となっておりまして、これは一人の被保険者がふえることによって百万円をはるかに超える計算になるわけでありまして、これは社会のどこかが狂ってるんではないかというふうに思いたいぐらいであります。これらの傾向は他の政管保険あるいは共済健保あるいは組合健保などにも一様に見受けられるわけでありますけれども、とりわけ国保加入者の層の関係で医療費の増高が非常に顕著であります。  最近、この民生部から全戸に配布されたものでありましょうか、各務原国民健康保険というもので二面刷りでいただいたものを拝見いたしますと、昭和五十八年には被保険者数が三万四千八百五十六人でありましたものが、三万四千八百五十六人の被保険者でもって三十六億二千百八十八万円の国保医療費でありました。それが四年後の昭和六十二年度では三万六千六百六十七人の被保険者数医療費の方は五十二億八百七十八万円となっておりまして、被保険者数ではわずかに一・〇五倍。ところが、国保医療費だけでございますけれども、この医療費だけで見ましても一・四三倍と、つまりたった五%の被保険者の増加なのに対して、医療費の方は四三%もふえているというふうに、このグラフは示しているわけであります。こういう状況を見るにつけて、この先、この国民健康保険は一体どうなっていくんであろうかという不安というものは、私一人が感じているものではないと思います。そこでまずお尋ねいたしますが、毎年このふえ続ける医療費、それに伴い保険料負担の増高を保険者として一体どのように受けとめてみえるんでありましょうか。これがまず私の第一点目の質問であります。  第二点目に、医療費抑制策の一環といたしまして、医療機関からの診療報酬明細書─一般にレセプトと言われておりますが、これを一たん国保連合会で一次査定をして適正な請求に見直す作業を依頼していることは、皆様もすでに御承知のとおりであります。これも資料をいただきましたものを御紹介いたしますと、これは六十二年度だけの国保連合会による一次査定の実績でございますが、実はこの診療報酬明細書は年間、国保だけですけれども二十万八千百三枚の点検を依頼したということでありますが、過誤調整を行った枚数は千三百四十一枚──これは全体の〇・六四%にしか過ぎません。そして、過誤調整を行った結果によりまして、三千四百三十七万六千六百七円という医療費のいわば不正な請求に対するカットが行われたと。しかし、これは二十四億七千七十一万九千三百七十円のうちのわずか一・三九%の実績でしかないと、こういうことであります。  このような実績ではありますけれども、私はまだまだこれでは十分とは言えないと思いますので、私は従前からこの国保連合会による査定とは別に、市独自でも二次チェックのできる専門家を採用いたしまして、さらに厳しい姿勢で臨むべきだという考え方をもっておりました。それは医師の間でも巷間、社会保険ダブルチェックがあって厳しいが、国保は比較的甘いという定説がありまして、釈然としない思いを抱いていたからであります。それでも、聞くところによりますと、本市ではこの五月から専門家を雇い、二次査定を行うようになったとうかがいましたけれども、経費以上の効果が上がるものと期待をするものでありますが、まだ始まったばかりでありますけれども、その成果についてお答えいただければと思います。  第三点目には、国民健康保険料賦課方法というのがいろいろありますけれども、本市の場合は四方式、つまり所得割、資産割、そしてまた均等割、平等割のこの四方式を採用いたしておりまして、いわば所得割、資産割の応能負担が七〇%、そして均等割、平等割応益負担と一般に言われますものが三割で徴収をかけておるわけであります。この七対三では、つまり所得のあるところから、取りやすいところから取るという言葉には語弊があるかと思いますけれども、実は厚生省の指導でも、また地方税法の第七百三条の第四項でも、この三方式いずれも五〇%ずつ、いわゆる能力に応じた負担も五〇%、そして応益割も五〇%と、こういうふうに理想的な原則論地方税法でも定めておりますけれども、ただ市民の所得に応じて、あるいは市民階層のいろんな諸条件に応じて、これを市町村で調整することができるということにおいて、当市ではこの七対三という割合をもって賦課徴収をしておっていただけるわけでありますが、この取りやすいところから取るというやり方に対する批判も一方あります。この点でのお考えはどんなものであるか、これが私の第三点目の質問であります。  それから第四点目に、医療通知制度というものが昭和五十五年から発足いたしておりますが、昨年までは年四回全員に対して通知を──これは社会保険も一般的にあるわけですけれども、国保も実施していただいております。この年四回の医療通知制度というものを、今年からは年五回にふやすということであります。昭和五十五年から発足したこの医療通知制度のねらいというものは、膨大にふくらむ医療費、ひいては国保事業会計の実態を国保加入者、被保険者にもよく認識していただくということとともに、正しい医療の受け方を考えていただきたい。さらには、医師による不正請求がないかどうかをチェックしてもらいたいという、一石二鳥、三鳥にもと作成されているものであると認識いたしております。もちろん、この医療通知制度は被保険者医療機関、また行政の三者が相互理解の上に立ってこそ初めて成り立つものでありまして、さらに効果の上がるよう努めなければならないと考えるものであります。ただ、私のところにも相談がある中で、経営等の点でむだではないかとか、あるいはこの通知では保険者の目的が達せられるだろうかとかいうような声も聞かれるわけですけれども、市民の方々の反応はどうでありましょうか。  以上、国民健康保険事業について四点をお尋ねして、私の第一回目の質問を終わります。 ○副議長(足立勝利君) 市長 平野喜八郎君。   (市長 平野喜八郎君登壇) ◎市長平野喜八郎君) ただ今、広瀬安弘議員さんから、去る四月の私の市長選挙での当選につきまして御激励並びにお祝いをちょうだいいたしまして、大変恐縮をいたしております。新しい福祉文化都市の創造を目指しまして、全力を挙げて頑張らせていただくつもりでございますので、今後とも温かい御指導・御支援のほどを心からお願いを申し上げる次第でございます。  さて、御質問にお答えを申し上げるわけでございますが、住宅行政についての御質問がございました。まず最初に御指摘のございました蘇原の栄にございます市営住宅の問題でございますが、この市営住宅は御指摘がございましたように、昭和三十三年に当時、県常住宅という形で十戸つくっていただいたものでございます。これが三十六年になりまして、当時の蘇原町に譲渡をされまして、その後、御指摘のございましたように四戸が用途廃止をされまして、現在六戸が使用されておると、こういう状態でございます。御指摘のございましたように、建設されましてすでに三十年の歳月が流れまして、老朽相当なものがあるわけでございまして、私どもといたしましても、何とかこれを建て直そうということで検討をいたしたわけでございます。  ただ、ここで問題になりますのは、新しくこういった公営住宅を建て直します場合には、最初の公営住宅の一・二倍の戸数を、一・二倍以上の戸数を確保しなければいけないと、こういう規定があるわけでございます。ところが該当地につきましては、広瀬議員さんも御承知だと思いますが、都市計画街路の三柿野─蘇原線が計画をされておるわけでございまして、あの用地の約四割がこれにかかるわけでございます。これを除きますと東西が約二十メートル、南北が約四十一メートル、約八百二十平米ほどの細長い用地しか残らないわけでございます。ここへ十二戸以上の新しい住宅を建てるということは、いろいろな検討をいたしましたけれども、非常に困難性があるわけでございます。しかもこの都市計画街路高架構造を予定いたしておりますと、この道路ができ上がりますと、もしそこに家が建つということになりますと、日照の問題、あるいは騒音の問題が出てまいりまして、住宅といたしましては甚だ環境上好ましくないような状態になってしまうんではなかろうかと、こういう問題がございます。したがいまして、現状としては私どもも広瀬議員さんと同じように考えたわけでございますけれども、そういった現実に直面をいたしまして、厳しい現実に直面いたしまして、ちょっとこれは改良するということは困難ではないかと、こういう現在の心境でございます。したがいまして、将来的にはここを公園などの公共用地にいたしまして、整備をいたしまして、また皆様方に御活用いただくと、こんなことでいくよりまずやむを得ないのではなかろうかと、こんなふうに今考えておるところでございます。  さて、次に新しい市営住宅の建設の御提案があったわけでございますが、これはもちろん広瀬議員さんのおっしゃるとおりでございまして、我々が働きまして、そして心身ともに休めるための住宅というものは、我々の福祉の観点からいたしましても最も大切な施設であるというふうに考えております。正直申しまして、私の二人の子供も東京に今おりますけれども、二人とも賃貸住宅のようなものに住まわせていただいておりますので、よく広瀬議員さんの御指摘が身にしみてわかる立場に私もございます。したがいまして、新しい公営住宅ということにつきましては、私どももできることならばという意欲をもっておるものの一人でございますが、ただ公営住宅をつくります以上はやはり余り僻遠の地でもいけません。やはり利便性がかなり考えなければならないわけでございます。しかもそういったところにまとまった広さの用地を確保しようといたしますと、残念ながら各務原市も今相当地価の高騰があるわけでございまして、その点の悩みが出てくるわけでございます。しかも残念なことに、仮にその用地を取得いたしまして、すぐに公営住宅を建設したといたしますと、国の補助対象にこの用地が入らないわけでございます。となりますと、かなり高くなりました用地代が新しい賃貸価格の借り賃に上乗せをしてくるわけでございまして、それらの点から考えまして私どもの希望いたします、また、広瀬議員さんの御希望でございますところの比較的安い価格での公営住宅というものには、つくりましてもならないような現状になるんではないだろうかと、こんなふうに心配をするものでございます。ちなみに、最近建設されました旧車検場の跡地のサニーハイツ花みずきというのがございますが、これ、三DKでございますが、ここの賃貸し家賃が五万円でございまして、決して安いものではございません。県の住宅供給公社がつくりましたわけでございまして、しかもそんなに高いものじゃないわけでございますけれども、それでもこれぐらいの家賃を徴収しなければということでございます。そんな点からいたしますと、なかなか私どもの望みますような低所得者の方にお値打ちな住宅を供給するということが困難であるわけでございます。御指摘もございましたように、五年ごとに行っておるわけでございますが、各務原市の住宅事情調査の結果を見ましても、昭和五十八年でございますが、現在建っております建物の戸数が現在の世帯数を約五千戸上回っておるわけでございます。その後五、六年経過しておりますけれども、恐らくこの五千戸の差はふえておるんではないだろうかと、こんな気持ちがいたします。したがいまして、今全くおうちがなくて困っていらっしゃるという方は比較的少ないんではないだろうかと思います。先ほど具体的に御数字をお挙げをいただきまして、御指摘をいただきましたように、各務原市の市営住宅の入居者の募集をいたしましても、少しずつむしろ減ってきておるような数字が出ております。もちろん、これは広瀬議員さんからも御指摘ございましたように、決して快適な状態ではないということでの御要望が減っておるという点もしんしゃくして、この数字は見なければいけないだろうなという気持ちはするわけでございますけれども、しかしながら先ほどから申し上げておりますように、御生活上の利便の図られる地域で、安い価格での土地の取得ということがほとんど今各務原市は難しゅうございます。そういう点で脱線いたしますけれども、私は今一番国にやってもらいたいものは土地政策だと。国も本当に土地政策を真剣に取り組んでもらいたいと私は思っておるわけでございますが、といって今それが急に間に合うわけではございませんので、そういった点からいたしますと、私も広瀬議員さんと全く同じように良質の、しかもお値打ちな市営住宅を御提供したいという気持ちを十二分に持っておるわけでございますけれども、現状といたしましてはなかなか困難な面があるわけでございます。ただ御指摘もございましたように、第三次総合計画もこれから検討していく段階でございます。したがいまして、公団住宅公営住宅、あるいは県営住宅、こういうものとの絡みも考えながら、また持ち家住宅、賃貸し住宅との機能分担というものも考えながら、今御指摘のございましたように総合的な街づくりの観点から十分今後も検討を続けていきたいと考えておりますので、今後とも御指導を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○副議長(足立勝利君) 民生部長 北川一一君。   (民生部長 北川一一君登壇) ◎民生部長(北川一一君) 国民健康保険事業につきましての御質問につきまして、順次お答えを申し上げます。  まず第一点でございますが、毎年ふえ続けておりますところの医療費、それに伴いますところの保険料負担の増大を保険者としてどう考えるかと、こういうことでございますが、岐阜県におきましても前年度末で、実は本年の一月、最高医療費は一カ月一人で一千四百七十八万四千円という数字になっておるわけでございまして、これを本市の賦課限度額四十万円で申し上げますと、一年間かかって納めていただく保険料四十万円が一カ月で約三十七世帯、一人のために一度に医療機関に支払わなければならないと、こういうような現状もあるわけでございまして、市といたしましてもこうした高額医療をお支払いをする、そういう方々もだんだんふえてきております。一件で約数百万円お支払いをしなければならないというような実例も今までもあるわけでございます。と申し上げましても、人の命はお金にかえられるわけでもございませんので、保険者といたしましても経営のみを考えた時には率直に申し上げますと、財政的にも大きな影響を及ぼす結果に相なるわけでございますけれども、これはどうあっても皆様の命を預かっていかなければいけないと、こういう立場から、保険者としても十分に考えていかなければならないと、このように思っておるわけでございます。厚生省が推計していますところの平成元年度の医療費伸び率は五・七%でございます。これは国民所得の予測を〇・七ポイント上回るものでございまして、金額に置き換えて申し上げますと、対前年度は一兆八百億円、五・七%増の十九兆九千七百億円と、こういうふうになっておるわけでございまして、近年では毎年一兆円ずつの医療費が増加をしているような現状でございまして、国民一人当たりの毎年九千円近くの医療費が増加をすることになるわけでございまして、この結果がもたらしておりますところの保険料の負担の増大につきましては、正直申し上げまして遺憾ともしがたいと申し上げざるを得ないと思っております。本市におきましても精いっぱいの経営努力の中で、一人当たり三・七一%、二千二百九十五円でございます。一世帯で申し上げれば二・三七%で三千八百六円のアップをお願いをいたしたところでございます。一方、負担の公平を欠いていてはいけないということから、年々低下の一途をたどった収納率の向上を目指しまして、わずかではございますけれども、収納率を上げることができたわけでございます。  次に、レセプトの点検の問題でございますが、当市におきましては先ほどお話がございましたように、私ども職員が点検をいたしておったわけでございましたが、それに加えまして、今年の五月から五日間の契約ではございまするけれども、ベテランの臨時職員を採用いたしましてチェック機能を十分に果たしておると、このように思っております。今後とも引き続きこれを行っていきたいと、このように思っておるわけでございますが、その成果ではございますが、実は百四枚の附せんをつけましてレセプトを国保連合会の方に返送をいたしておるようなわけでございますが、まだ現段階では結果が出ておりませんので、その点をよろしく御了承をいただきたいと思うわけでございます。  次に、保険料賦課方法についての御質問でございますが、地方税法の七百三条の四の本文を見る限りにおきましては仰せのとおりでございますが、低所得者のことを考えました時には本市の賦課方式はやむを得ないものではないかと、このように私どもも考えておるわけでございます。勤労者が増加をしているところの被用者保険につきまして、すべて給料に応じてのみ保険料が賦課をされる方式がとられておりまして、応能割額が一〇〇%になっているわけでございますし、国保で申し上げますと所得割総額の百分の四十を市町村の世帯構成等の実態等によりまして適宜変更をすることはできることになっておるわけでございますので、その点も御理解を賜りたいと思うわけでございます。  最後に、医療通知の問題でございますが、お話もございましたように、今までは四回を実施をいたしておりましたものを本年度から五回に回数をふやさせていただいたわけでございます。この方法はそれだけで効果があったと考えるものではございませんが、いろいろなお説があることも事実でございますけれども、ただ私ども申し上げられることは、医療機関へのより正確さを求める、こういう意味。また、医療費の抑制の意味もあるわけでございまして、なおいろいろと文章の表現上、また対応の工夫はあるといたしましても、保険者といたしましても必要なことだと考えておるわけでございますので、よろしく御理解を賜りたいと思うわけでございます。しかしながら、こうしてふえ続けてまいっております医療費の抑制のためには、住民の健康づくり対策を進める以外にはよい方法はないのではないかと私どもは認識をいたしております。国保財政の安定的な運営を念頭に置きまして、乳幼児から老人までを対象とした、保健事業の積極的な推進と内容の充実をさらに図ることが必要であると考えておるわけでございます。  なお、国保運営のみで解決は非常に極めて至難なことでもございますので、将来の高齢化社会における医療費の負担増を考えます時に、現在の保険事業に対する国の補助制度の充実を図っていただく。また、保健予防対策を長期的な観点に立ちまして推進をすることが、国保運営にとりまして重要なことであると私どもも考えておるわけでございまして、今後一層の努力をいたしてまいりたいと、このように思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。以上でございます。 ○副議長(足立勝利君) 一番 小沢美佐子君。   (一番 小沢美佐子君登壇) ◆一番(小沢美佐子君) 私は三つの観点から質問をしたいと思います。一つは、市民生活の充実のために慢性疾患の助成の問題とごみ収集について。二つ目は、公共施設の充実ということで図書館の設置と内容についてとプール料金について。三つ目は、各務原市に非核平和都市宣言をという内容で質問いたします。  まず最初は、市民生活の充実の点で慢性疾患の長期通院に対する助成についてです。このお子さんは今十歳くらいなんですが、不幸なことに慢性の腎炎にかかり、江南市の病院に入院されました。一カ月の入院加療後、自宅からの長期通院にかわりました。この病気は一生の間完治することは難しい病気で、これからの治療費を考えると大変な金額になると思われます。江南市の医師は、愛知県では入院費はもちろんのこと、通院費も無料なので岐阜県もそうだろうということで手続をとってくださったのです。ところが、岐阜県の場合は一カ月以上の入院は無料であるが、長期通院の治療費は出ないということがわかったのです。その病院には岐阜県の方が二人同じ病気で入院されていたのですが「県によってこんな差があるとは」とびっくりし、また嘆いておられたということです。この子供さんの母親の話では「現在一カ月一万円以上の治療費がかかり、かぜなどをひいたりすると、すぐ検査をするということで、検査をした月は二万円以上にもなるといいます。そのほかに交通費も要るので、本当に大変です。ぜひ助成制度をつくってほしい」と訴えておられます。市は、これは県の考えることというのではなく、現に市民の方が大変苦しんでみえるわけですので、慢性腎炎だけでなく、その他の慢性疾患にも助成制度を設けてくださるよう、県の方へ強く要求すべきだと思いますが、その点についての市の見解をお聞かせください。  次に、ごみ収集についてお聞きします。現在各務原市では祝日、祭日はごみの収集がなされておらず、特にゴールデンウィークなどは一週間丸ごと回収日がないという地域もあり、市民の方々から苦情が寄せられています。特に団地などごみを置く場所のないところでは、夏はにおいなどもあり、衛生上も悪く、早急な対策が求められています。私はお隣の愛知県犬山市で資料をいただいてまいりましたが、犬山市は祝祭日関係なく、日曜を除く曜日、年末年始を除いてすべて回収されています。参考までに申し上げますと、犬山市の場合、燃えるごみ週二回、燃えないごみ週一回で、その内容は乾電池などの有害ごみと空き瓶などの資源ごみについて週一回となっています。また祝日の収集の留意事項として、燃えるごみと資源ごみのみを収集するという内容で市民にとって大変きめの細かい収集内容となっています。またさらに親切なのは、各家庭に一年間のカレンダーつきで一年間の収集日が町内ごとに明示してあり、台所にかけておける、クリーン犬山、清掃事業計画のお知らせが届けられています。そこでお聞きしますが、各務原市もぜひ祝祭日にもごみの収集をしていただくこと。また不燃物についても犬山市のようになればもちろんいいのですが、最低でも月二回の収集をしていただきたいと思うのですが、お考えをお聞かせください。  私は次に、公共施設の充実という観点から、最初に図書館の設置と内容について質問いたします。六月の補正予算の中へ図書館等建設費が計上され、基本設計委託料も入っています。聞くところによりますと、図書館は市民公園の中へ建設されるという計画があるとのことだそうですが、図書館が建設されること自体は喜ぶべきことですが、市民公園の中に建設されることになりますと、市民アンケートの結果でも示されるように、特に鵜沼地域の市民が近くに図書館がほしいという強い要望をもっております。それは鵜沼地域に図書館というものがないからです。この願いはどうなるのか、またどう説明するのかお答えください。また、図書館が建設される場合の内容の問題ですが、デファレンス室を初め、視覚障害者の来館にこたえる対面朗読室、学習室や集会室、そして最近の新聞によりますと、ビデオソフト貸し出しも全国で東京や埼玉、栃木、山梨、岩手、愛知などで始められており、各務原市でも取り入れたらどうかと思います。より広く市民に利用していただくために、市としてどんな考えをおもちなのかお聞かせください。
     次に、プールの料金について御質問いたします。三月議会で私は大人一人四百円の入場料金は高過ぎるということで反対をいたしました。その後お話を聞いた皆さん方は、「四百円は高いですが、近いところにあるということが取り柄です」とおっしゃっていました。ところが最近プールに実際行かれた方々の話を聞きますと、脱衣ロッカーに鍵をかけるのに百円とられるというのです。ですから結局計五百円を持たなければプールに行けないということで、これはいかにも高い金額になると憤慨してみえるわけです。例えばスーパーのロッカーでも、百円入れて鍵をかけても取り出す時に百円戻るというものがありますが、そうしたものにかえるか、料金の値下げを考えるか、市は多くの市民の皆様に喜んで利用していただくためにどんな考えをもってみえるのかお聞かせください。  三つ目は、市民公園の駐車場について質問いたします。市民の憩いの場としてできた市民公園が最近車で来たくても駐車場が少なく、つい足が遠のいてしまうが何とかしてほしいという声が寄せられています。付近の住民から、車が混雑して大変危険であるという声もあり、実際には市民公園に来る人以外の駐車が多いということも聞かされておりまして、その対策とともに、東側運動場の一部を、または踏切より北側に一部駐車なされているところを駐車場として広げてはどうかと思うのですが、市のお考えをお聞かせください。  最後に、各務原市で非核平和都市宣言の街を実現するために市長にお聞きいたします。さきの全員協議会の場で、六月二十二日は各務原で空襲があった日であり、この日を戦争を語り継ぎ、平和を考える日としたい旨の説明があり、よいことはすぐ実行したいと申されました。私は議員研修で基地のある街、沖縄へ行かせていただきましたが、あらゆるところに非核平和都市宣言の立て看板が立ててあり、基地のある街として市民の方々が心から非核を願い、平和を願っている姿勢に心を打たれてまいりました。現在、戦争の記憶が薄らいできている時、戦争の悲惨さを語り継がなければなりませんし、大切なことだと思います。同時に今、最も緊急に求められるのは核をなくすということだと思います。昨年九月に、日米合同委員会で岐阜基地は今後米軍との共同使用の基地となり、これからはE2Cも飛来することになりました。これからもどんな危険なことが起こってくるのか予測もつかない事態だと思います。今年の三月、私は県の平和委員会の方々と一緒にこの市役所の近辺を聞き取り調査に入りましたが、約二百軒以上の中でE2Cが入ることを知らない人が六九・五%、米軍との共同使用に反対だという人が七三・三%、最近の騒音などに不安を感じている人が五四・五%もあり、市民の方々が平和について高い関心をもってみえることがわかりました。この基地のある各務原市で非核平和都市宣言の街にすることこそがこれからの平和を真に願う姿ではないかと思いますが、市長の考えをお聞かせください。以上をもちまして私の質問を終わります。 ○副議長(足立勝利君) 民生部長 北川一一君。   (民生部長 北川一一君登壇) ◎民生部長(北川一一君) ただ今の市民生活の充実につきまして、二点の御質問がございました。  まず第一点の慢性疾患の件でございますが、この小児の慢性特定の疾患はその医療に長期間を要しますところの医療費も高額と実はなっておる疾患でございます。これは申し上げるまでもございませんが、現在慢性腎疾患を初めといたします九つの疾患が対象と現在なっておるわけでございまして、実施をいたしておりますところは、これは主体は県でございまして、医療の給付は国と県の補助で実施をされておるわけでございまして、患者の認定につきましては医療機関と県との直接の連絡によりましてこれが行われておるわけでございまして、市では患者の把握につきましては非常に困難であるわけでございます。そこでお尋ねの小児慢性腎疾患につきましては岐阜県の実施要綱によりますれば一カ月以上の入院を必要とするものに限るとなっておるわけでございます。通院治療者につきましては、認定基準から除外をされておるわけでございまして、医療費は支給をされていないと、こういう実情でございます。したがいまして、通院治療者にも至急こうした医療費を支給されるように私ども県に対しまして働きかけをいたしてまいりたいと、このように考えておりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。  次に、第二点目のごみ問題でございますが、可燃ごみの収集につきましては、御指摘のように祝日と祭日を除きます月曜日・木曜日、そして火曜日・金曜日、水曜日・土曜日とこの三つの区分によって週二回の体制で実施をいたしておるわけでございます。これを祝日と祭日も収集できないかと、こういうことでございますが、ゴールデンウィーク等のような祝祭日が連続するような場合には週二回の収集が二回とも休みとなりまして、十日余りも収集できないことになるわけでございまして、祝祭日の収集につきましての市民要望もあることは承知をいたしておるわけでございます。これを実施をすると、こういうことになりますと、祝祭日にも収集をするか、その翌日に収集をするかということになるわけでございます。祝祭日の翌日に収集をすることにつきましては、祝祭日の地域とその翌日の地域を収集しなければならないという、こういう問題もあるわけでございまして、また人的、車両的、経費的にも二倍の、現在の体制より二倍の体制が必要になってまいるわけでございまして、その時のために、通常から収集体制を確保することは無理かと現在のところ考えております。したがいまして、実施をするということになりますれば、その日に収集するということになるわけでございまして、祝祭日に収集することは業務の委託会社の福利厚生なども考慮しなければならないと、こういうことを考えておるわけでございますが、しかしながら、こうしたゴールデンウィークなどのように祝祭日の続く場合につきましては、週二回の収集が連続して二回とも休日になるような場合につきましては、一回だけでも祝日に実施をできるようにいたしたいと考えておるわけでございます。このことにつきましての収集業者などとの前向きに検討を進めてまいりたいと、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。  また、不燃ごみの収集につきましてのお尋ねでございますが、月一回から二回にとの、こういう御質問でございますが、御家庭から出されております不燃ごみの量につきましては、私どもは比較的安定をしておると、このように思っておるわけでございますが、現段階では現在の収集体制を変更するという考えはございませんけれども、しかしながら今後のごみの質の変化だとか量の増加、またそうした傾向が出てまいりました時には検討をして判断をしてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思うわけでございます。以上でございます。 ○副議長(足立勝利君) 教育長 水野定之君。   (教育長 水野定之君登壇) ◎教育長(水野定之君) 私から図書館のことから答弁したいと思います。市民公園は昭和六十三年の四月に全面オープンして以来、非常にたくさんの方々に利用していただいておるところでございますが、その公園の北側の一角に文化施設ゾーンとして約三千平米の土地が当初から県の御好意によりまして確保されております。今日までこの文化施設ゾーンに最適の施設をと心がけてまいりましたが、図書館並びに同様の性質をもっております視聴覚センター、それから歴史民俗資料館はこの目的に適合した施設であると考えております。このために、これらの施設を建設することによりまして、さらに市民公園の利用率を高めるとともに、一体化した利用を図ろうという考えでございます。  また、御要望のあります市東部における図書館につきましては、鵜沼駅前の再開発の中で同時に考えていくのも一つの方法だと思っております。施設の内容につきましては、利用者の利便を第一と考えまして、従来の言えば単なる書籍の貸し出しだけではなくて、種々の情報の収集、提供の場といたしまして、図書館の利用面における新しい付加価値も高めてまいりたいと考えております。また、研修室等につきましても考えていきたいと思っております。  次いで、ビデオの貸し出しでございますが、現在は視聴覚ライブラリーにおきまして、教育的な素材ビデオだけをもっておりまして、学校あるいは子供会等に貸し出しておりますが、この素材に限定し、一般個人にも貸し出し範囲を拡大するということは可能かと考えますが、いずれにいたしましても今後、図書館協議会委員の皆さんにもお諮りしながら検討してまいりたいと思っております。  次に、プールのことでございます。市民プールにつきましては、議会の諸先生を初め関係各位の御理解・御協力によりまして、五月四日にオープンいたしましたところでございますが、オープン以来、約二カ月になろうとしておりますが、三万人近くの方が御利用になっておりますし、非常に多くの方々から好評をいただいておる実情でございます。御質問の使用料につきましては、先般の三月議会の質疑にお答えいたしましたように、諸般の実情あるいは近隣の施設などを勘案して設定したものでありますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。ちなみに、定期的に利用される方も大変多ございまして、これらの方々には健康づくりのためには決して高くないという声もうかがっておるような実情もあるわけでございます。以上、答弁申し上げました。 ○副議長(足立勝利君) 建設部長 川島英明君。   (建設部長 川島英明君登壇) ◎建設部長(川島英明君) お尋ねのうち、市民公園の駐車場の件についてお答え申し上げます。昨年三月に開園いたしまして以来、多くの市民の方々に御利用していただいておりますことは御承知のとおりでございます。しかしながら、市街地の中心部に位置をするというような非常に好条件ということもございまして、御指摘の駐車場の確保につきましては利用者に十分満足していただけるような面積確保は極めて困難なことであると、こういうふうに考えておるわけでございます。御案内のとおり、近隣の都市を見ましても、市街地の中心部にございますところの公園につきましては、いずこもその規模に対しまして駐車場が足りないと、少ないというのが現状でございます。ひとつよろしく御理解をいただきたいと思います。以上でございます。 ○副議長(足立勝利君) 総務部長 後藤幸夫君。   (総務部長 後藤幸夫君登壇) ◎総務部長(後藤幸夫君) 私から、非核平和都市宣言についてお答えいたします。戦争の種類、方法を問わず、いかなる戦争をもこれは人類全体の敵であり、平和は人類にとってかけがえのない最高の価値があると確信をいたしておるわけでございます。  先日、平和を願う記念講演会が開催されまして、平野市長が「平和の日に想う」というタイトルで万葉集の中の防人の歌や壷井栄の「二十四の瞳」などを引用され、歴史を語り継ぐことで愚かな戦争を繰り返してはならないと訴えておられました。聴講者の中には目頭を押さえておられた方もありました。聴講者の心をとらえた熱のこもった、すばらしい講演でございました。市は平和を守り推進する施策といたしまして、戦争は悲惨なものであるということを若い世代の人に伝え、平和の誓いを新たにするためにも、昭和二十年六月二十二日の多くの犠牲者が出ました各務原空襲の日を「平和の日」として地道な活動を続けて、平和のとうとさを市民の皆様にアピールする日にしていきたいと考えております。  また、非核平和都市宣言の問題でございますが、この問題は従来の都市宣言の決議と同様、市民の代表でいらっしゃいますところの市議会の総意に基づく御意向に沿うのが最善の方法であると考えておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。   (「議長、再質問」と呼ぶ者あり) ○副議長(足立勝利君) 一番 小沢美佐子君。 ◆一番(小沢美佐子君) 御答弁をいただいたわけですが、慢性疾患については強く県の方へ要望していっていただきたいと思います。  そこで再質問なんですが、ごみの収集ですけれど、ゴールデンウィークに二回とも休みだった場合に一回だけは収集するということ、今おっしゃったわけですけれども、それでは余りにも消極的な態度ではないかと思うのですね。これからはどうしても祝祭日も収集していかなければいけないと思います。夏場なんか特ににおいもありますし、団地なんかは特に置く場所がないものですから、ぜひその辺実施していっていただきたいと思うのですが、その辺についてお聞きいたします。  また、図書館ですけれども、鵜沼の駅前開発と同時に考えていくとおっしゃったんですけれども、もうそれは十年先、二十年先という話も聞かされておりまして、現に今鵜沼の方たちが図書館がないということで困っておみえになるわけですから、その辺どうなさるのかということをお聞きしたいと思います。  それから駐車場の問題ですけれども、今どうすることもできないという返答だったのですが、やはり当面住民の方が困ってみえるわけですから、何とか当面じゃあどうするかということをお聞きしたいと思います。  それから非核都市宣言のことですけれども、市長に御答弁していただきたかったんですけれども、現在日本で五〇%以上の方が非核平和都市宣言をした自治体のもとで暮らしておみえになります。岐阜県でも中津川市を初め御嵩町、池田町などこの宣言の決議を堂々とされているところがあるわけですね。で、この各務原市は街の真ん中に基地がありまして、騒音などで不安を感じている方がたくさんおられるわけです。ですからこの各務原市で戦争の悲惨さを語り継ぐ平和の日は制定できるのに、核をなくすという非核三原則に基づいたこの宣言がなぜできないのか、そこがわからないわけです。その点について詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(足立勝利君) 市長 平野喜八郎君。    (市長 平野喜八郎君登壇) ◎市長平野喜八郎君) 鵜沼の駅前の再開発は小沢議員のおっしゃるように十年、二十年というような気の長い話ではございません。これはすでに昨年の暮れに策定委員会も発足いたしまして、これから逐次積み上げていくわけでございますので、何年ということは、これは相手がある問題でございますから言えませんが、十年、二十年というような気の遠くなるような問題ではございません。  それから非核都市宣言の問題につきましては、先ほど総務部長から御答弁いたしましたように、議会からの御発議によってぜひお願いをいたしたいと思います。 ○副議長(足立勝利君) 民生部長 北川一一君。 ◎民生部長(北川一一君) ごみの収集の問題でございますが、ゴールデンウィークにつきましては先ほどお答えいたしましたとおりの内容でございますが、私どもといたしましては、こうした委託会社の福利厚生の問題もございます。人的な問題、車両の問題、そして経費等のいろいろな問題が出てまいりますので、先方の委託会社ともこれは詰めていかなければいけない問題でございますので、まず私は先ほど申し上げましたゴールデンウィークには二回というお説でございますが、それを一回でもできるようにこれから努力をさせていただくと、こういうふうにお答えを申し上げたわけでございますので、いずれにいたしましても、今後ふえるであろうごみの収集体制につきましては、十分考えていかなければならないと、このように考えておりますので御理解をいただきたいと思うわけでございます。 ○副議長(足立勝利君) 建設部長 川島英明君。 ◎建設部長(川島英明君) 駐車場の問題につきまして、それじゃあ当面どうするのかと、こういうお尋ねでございますが、御提案の中にもございましたように、現在駐車場として、市の職員の駐車場として一部植物園の跡地を利用しておるわけでございますが、通常の日と違いまして、特に非常に利用が多いというのは一般的に考えても祝祭日、あるいは土曜日等の比較的そういうウィークエンドにかかってくるわけでございますが、その時は幸いにいたしまして市の方もお休みということもございまして、利用者の方はあそこが満杯の時は現在百台が駐車できるスペースをもっておるわけでございまして、これで入り切らない時は実際は旧の植物園跡地を利用されておると、こんなような応用的な動作で処理がされておるということでございます。当面、こういうことでひとつ御辛抱をお願いしたいと、こう思うわけでございます。   (「議長、再質問」と呼ぶ者あり) ○副議長(足立勝利君) 一番 小沢美佐子君。 ◆一番(小沢美佐子君) 先ほど再質問でちょっと漏らしたのですけれども、プールの料金ですけれども、教育長は高くないという意見の方をお聞きになってみえるのですけれども、私のところでは本当に高いという意見が圧倒的に多いのですね。でその辺について、高いという方に対してどうなさるのかお聞きしたいと思います。  それから駐車場ですけれども、今駐車している踏切から北側のところですけれども、それじゃあ今職員の方がとめられているみたいなんですけれどもね。じゃあ、ここはどんなふうになさるのか、そこを聞きたいと思います。 ○副議長(足立勝利君) 教育長 水野定之君。 ◎教育長(水野定之君) プールの使用料のことについてお答えをいたします。高いという考え方、安いという考え方、それぞれいろんな考え方がございましょうけれども、先般スタートいたしました時にお決めいただきましたようなふうで進めたいと思っております。 ○副議長(足立勝利君) 建設部長 川島英明君。 ◎建設部長(川島英明君) 当面のお話として申し上げたわけでございますが、御指摘のようにそれじゃあ一部の施設、その他を駐車場にしたらそれじゃあ十分かと、こうおっしゃいますと、正直言いまして、一日のうちに日祭日等は千人、二千人というような市民がおいでになると、こういう方が全部毎回おいでになるという前提で考えれば到底どういうような方法をとってもそれまた問題が出てくるということで、公園そのものを全部駐車場にもしかねないということになりかねます。こういうことからかんがみまして、現在百台あって、そして土曜、日曜等のあいておる時は、現在の職員駐車場にしておるところをひとつ利用していただきたいと、こういうことをお願いするわけでございまして、当面はこういうことで御辛抱お願いしたいと思います。 ○副議長(足立勝利君) 八番 伊藤忠雄君。   (八番 伊藤忠雄君登壇) ◆八番(伊藤忠雄君) まずもって、この四月に行われました市長選挙に見事五選連続当選されました平野市長さんに心からお祝い申し上げます。過去十六年間の実績は市民のだれもが評価するところであります。市長の就任以来の清潔、融和、市民総参加の基本的な政治理念を貫き、十三万市民の幸せを願って行政運営をつかさどり、御健康に御留意されまして、御活躍されんことを希望いたします。  さて、発言のお許しをいただきましたので、発言通告に基づきまして順次御質問いたしますが、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。  初めに、市民プールへの乗り合いバス運賃と入場料割引についてであります。市民待望の温水プールが完成し、来春にはレジャースポーツの拠点となる市民プールに子供たちは大変期待し、今から楽しみにしております。しかしその反面、琴が丘、桐野など西部に住んでいる主婦にとって、バス運賃が深刻な問題になっております。尾崎から運賃を試算してみますと、市民プールまで大人で往復一千二百六十円、小児は六百四十円、仮に母親と子供二人が利用しますと運賃は二千五百四十円となります。入場料などを含めますと、台所を預かる主婦にとって相当な負担額になりますので、子供たちの誘いに応じ切れないと言っております。特に来春には流水プール、ジャンボ滑り台、冬にはアイススケートと四季を通じて楽しめる、まさに子供の夢の楽園であります。より多くの人たちに御利用していただくためには、利用しやすい料金割引制度の導入を採用していただきたいと思うのであります。遠隔地利用者には無料入場券の配布、バス利用者に回数券の配布などの方法も一案と思いますが、いかがなものでしょうか。なお、各種スポーツ施設の充実に市民は期待しております。市民球場、多目的広場など、ただ今建設中の施設の進捗状況をお伺いします。  第二点としまして、安全なる通学路の確保についてであります。桜丘中学校開校以来三年余り経過しましたが、その間、毎年PTAの要望により広報会長と市長と語る会の要望議題として取り上げてまいりましたが、一向に前進が見られないのが残念でなりません。PTA地区懇談会においても行政に対する不満が募り、信頼感が薄れることを心配しております。通学する三百五十一名の生徒が市長さん、ぜひ通学に安全な道を早くつくってくださいと叫んでいる声が聞こえませんか。通学時の交通事故は毎年二十件程度発生しているそうですが、幸いにして死亡事故は起きておりません。しかし、道路が狭い上、歩車道の区別のない道路では、いつ起きても不思議でない状況にあります。学校の先生方と交通安全委員の皆様の御努力によって安全が守られていると言っても過言ではありません。何らかの手は打っていると思いますが、早急に対策を講じていただきますようお願い申し上げるとともに、今後の見通しについてお伺いいたします。  次は第三点の、尾崎西町駐車場対策についてであります。この問題につきましては、岐阜県住宅供給公社が事業主体である尾崎団地の問題で、市当局には直接関係ないとしながらも、住民が大変困っている問題として、協力要請と思ってお聞きください。まず、尾崎団地に高層住宅住宅供給公社の手によって一世帯一住宅政策により、毎年次々と建てられ、最終的には三十三棟、一千百八十六世帯、自家用車保有台数一千四百六台。そのうち駐車場確保台数が一千七十一台であります。現在問題となっている路上駐車台数三百三十五台の扱いに苦慮しており、一人一台の時代となって、車庫証明も要らない軽自動車が急激にふえ、路上にあふれ出たもので対応に頭を痛めているところであります。モータリゼーションによって、全国どこの団地でも悩みを抱えている問題であり、路上駐車によって社会問題になっている昨今、法に従って違反は違反として片づけてしまえば簡単ですが、今の時代は住民感情から言って望ましくないと思います。  では、どのような手を打ったらよいか。千葉県の浦和市の住宅団地で、全国でもめずらしい団地内道路の改良実験が行われ、歩行者と自動車が共存する道路であるところから、オランダ語で「生活の庭」の意味のボンエルフ実験を行い、道路を全面的に見直し、歩道の撤去、側溝蓋の設置、緑地帯の修正、空閑地利用等、限られたスペースを有効に生かし、駐車場を確保した例もあることから、火災、救急等の非常事態を踏まえ、市当局も路上駐車解消に真剣に取り組む姿勢こそ必要であり、積極的な御指導・御協力をお願いするものであります。なお、岐阜県県営住宅課に可能な範囲で善処していただけますよう働きかけをお願いいたします。  次に、第四点におきましては主要幹線道路網の整備、請願インター建設についてであります。本市は東西に長く、旧中山道を初めとする旧国道二一号線沿いに発達をし、北はおがせ街道があって、それなりに東西の街道筋としての重要な路線であったわけであります。そうした昔ながらの街道によって各務野を築き、発展した各務原市であり、二十一世紀に向けた生活基盤は新しくつくられる道路によって大きく変わっていく。道路のないところに発展は望めない、そのようなことから、産業の発展と各務原市の将来の都市形成に合った計画が必要であると考えます。各務原市は人口も十三万から十五万、二十万都市を目指し、あすへの道づくりを進めていく必要があると考えます。  そこで、東海北陸自動車道岐阜・各務原インターより一宮インター間の進捗状況に合わせ、那加地区北部、蘇原地区に請願インターの道を開くことによって、各務原市の無限の発展につながる思い切った施策こそ、青年都市、夢の実現であり、ぜひ東海北陸自動車道岐阜・各務原インターと関インターとの中間に当たる地区、蘇原宮塚、岐阜市岩滝地内あたりに各務原市と岐阜市とが手を携えて請願インター、仮称岐阜・各務原インターパート2の実現を提言するものであります。都市再開発整備事業もさることながら、新しい土地開発も重要な要素として、各務原市全域にわたる道路網整備は不可欠であり、そのような観点から特に南北道路網整備が不十分であるため、請願インターを核とする道路網整備によって大きく開け、ハイテク産業などの工場誘致を積極的に実施して、二十一世紀に向けた基盤整備の一つとして、各高速道路を結ぶ東海環状自動車道と主要幹線交通網との接続により、各務原市の新しい街づくりに期待するものであります。よって、市当局のお考えをお伺いします。  次には第五点、分離校問題跡地の土地利用等について質問いたします。尾崎にとっては、那加中分離校問題の舞台となった土地でもあり、忘れることのできない山崎町地内の権現山。あの広大な土地があのような状態で何年先まで放置されるのか。自然環境破壊問題が新聞紙上などで騒がれている現在、市民が関心をもって眺めております。当初の計画から見て、予想外に地質が固かったこともあって、大変難儀されている様子がうかがえるわけですが、高度成長期から安定期に入って、土の利用の少ないことから搬出量も少ないという悪循環によるものと理解はしますが、一向に山の形が変わっていかないが、いつごろ、どのような土地利用を計画されているのかお伺いします。  なお、二、三年前から地元業者が採石プラントを設置、採石生産工場として利用しているが、採石採取契約と土地利用をどのような内容で契約しておられるのか。また、土地については市がすでに取得済みであるとうかがっているが、取得金額並びに支払い金額を差し支えなかったらお示しください。権現山の緑と対照的に、どこから見ても自然環境破壊と思える土色の山肌が目につき、美観を損ねていると思いませんか。ある人が、あれが各務原の顔だよと言われた。市長さん、どう思いますか。私は山は緑のものと思っている。そこで提案ですが、環境と美観上からも、両サイドののり面の形を整え、植樹か緑した吹きつけなどで処置されたらいかがなものでしょうか、お伺いします。  以上で私の質問を終わります。誠意ある御答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(足立勝利君) 市長 平野喜八郎君。   (市長 平野喜八郎君登壇) ◎市長平野喜八郎君) ただ今、伊藤忠雄議員から私の今回の選挙につきましてのお祝いをいただき、また、しっかり頑張れと、こういう御激励をいただきまして、まことにありがとうございました。渾身の努力を払いまして、一生懸命頑張らせていただきますので、今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げます。  さて、先ほどの五つほどの御質問のうちで、尾崎からの桜丘中学への通学路の安全な方法を早く考えよという、子供さんたちの声が聞こえていないかと、こういうおしかりをいただきましたので、私にもそのお声は聞こえておりますので、その問題についてお答えを申し上げます。おしかりをいただくのは当然でございまして、一生懸命、開校以来努力をさせていただいたわけでございますが、御承知のように先ほども広瀬安弘議員さんの御質問にも蛇足でございましたけれども申し上げましたように、今非常にむつかしいのは用地の問題でございまして、土地の私権が私に率直に言わせていただけば、余りにも強過ぎます。したがって、なかなかお願いしても聞いていただけない、こういった場合には全く私どもといたしましては万策尽きてしまうわけであります。したがいまして、一生懸命努力をしてまいりましたけれども、一部の地権者の方から、どうしてもこの新しい通学路のルートについての御同意がいただけませんので、もう断念せざるを得ないだろうと思っております。したがいまして、ルートの変更も考えまして、新しき決意をもって対処したいと思っております。何とか明年度から整備に着手したいと、こんなふうに思っておりますので、ルートの変更をせざるを得ないと、こんなふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(足立勝利君) 経済部長 岩井光男君。   (経済部長 岩井光男君登壇) ◎経済部長(岩井光男君) 私から、市民プールへのバス料金の割引の配慮についてお答えいたします。現在市内には九路線のバス運行がなされておりまして、これまで住民の強い要望によりまして、年々路線の拡充を図りながら要望にこたえてきたわけでございます。ところが、住民の利用度も低いために赤字路線が非常に多く、市も昭和五十五年度より多額な赤字補てんの補助金を出しまして、現在運行を援助しておるというのが現状でございます。そこでお尋ねのございましたバス料金の割引の問題でございますが、料金の算定は御承知のように、基本的には走行距離の算定ということが基礎になっておりますので、したがいまして、市民一人一人が御利用、御乗車をする際のその都度割り引くということは非常に難しいと考えておりますが、先ほどのお説の中にもありましたように、回数券の割引の発行とか、あるいはまた団体割引等々につきまして、今後岐阜バス株式会社に対しまして強く要望をしてまいりたいと、かように考えております。よろしく御理解願います。 ○副議長(足立勝利君) 教育長 水野定之君。    (教育長 水野定之君登壇) ◎教育長(水野定之君) 市民プールへのバスの料金の負担からくる市民プール無料入場券の配布でございますが、ある特定の地域だけへの無料入場券の配布につきましては考えられませんので、ひとつ御了解をいただきたいと思います。  また、現在建設中の体育施設について、進捗状況ということでございますが、市民球場につきましては、八月六日、日曜日でございますが、隣接しております勤労者総合グラウンドにつきましては八月八日、火曜日でございます、に、それぞれ竣工式をとり行いたいと思って今進めておる予定でございます。  なお、教育委員会所管のもう一つの問題でございます桜丘中学校建設予定地でございました権現山でございますが、岩石の採取は地元の採石業者に行ってもらっておりまして、採石取得契約については採石法の認可に基づきまして採取契約を行っておるのでございます。近年の全般的な土砂の需要の減少を考え、約五年後をめどに搬出が完了する予定で進めております。  土地の取得につきましては、昭和六十三年の三月に市が公社より買い取りました価格は総額で七億五千万円でございました。また、のり面の処理でございますが、土砂搬出完了後、採石法の技術基準を遵守いたしまして、御要望を踏まえて対処したいと考えております。土地利用でございますが、教育施設として利用してまいりたいと考えておりまして、具体的には第三次総合計画の策定に当たりまして、十分御意見をお聞きしながら検討してまいりたいと思っております。御了承をお願いいたします。 ○副議長(足立勝利君) 建設部長 川島英明君。   (建設部長 川島英明君登壇) ◎建設部長(川島英明君) 路上駐車対策ということで、駐車場の確保という御質問にお答えいたします。御指摘のございましたように、路上駐車の原因がセカンドカーの増加にあるということでございます。一般的には自動車を保有する際には車庫を確保するということが前提となっておりまして、また第二台目の車につきましても、これを前提に考えるべきで、駐車場所を路上以外の方法で考えていただくのが本筋ではないかと、こう思うわけでございます。しかしながら、問題解決のためにはそれぞれの立場のみを主張いたしておりましても具体的な解決に至らないというのが、またこれも実態でございます。このような観点から考えまして、御要望のございましたように、県の住宅供給公社並びに県の住宅課に対しまして、本件の問題解決に向けての協議をひとつ行っていきたいと、かように考えます。当然、その節には地元の住民の方々にもいろいろ御協力やら御指導をいただくことに相なると思いますが、その節にはひとつよろしくお願いをいたします。以上でございます。 ○副議長(足立勝利君) 助役 白木昭二君。   (助役 白木昭二君登壇) ◎助役(白木昭二君) 最後に、第二各務原インターの御提案についてお答えいたします。非常にスケールの大きい御提案でございますが、この地域は御案内のとおりに、岐阜市内を通っている場所でございます。したがって、我が市だけでは何ともならない、こういう地域でございます。それに、請願インターといいますと、近いところで羽島インターが二十年近くもかかって非常な運動をし、非常な経費もかかってやっていると、こういうことで、その請願インターの不利なこと。それから難しいこと。これは建設省御出身の伊藤議員よく御存じのはずでございますけれども、これをまとめてみますと、まず第一番に道路公団の設計要領の中でインターチェンジ配置基準があり、短い間隔での設置が非常に難しいということ。すぐに関のインターがあると、こういうことでございます。それから第二番目には、高度ないわゆる使用が見込まれるということ。そういう面からしても非常にむつかしい。それから一番の問題は、先ほど駐車場の問題で市長が言いましたとおりに、用地の確保が非常にむつかしいということ。それから地元負担額が非常に巨額になるということ。それから先ほど申しましたとおりに、我が市だけでは進めていくわけにはなかなかいかない。いろいろと同盟会等、近隣等々つくりまして、そしてまず財政から考えなければいけない、こういうようなことでございます。さらに、特に御承知の自動車建設審議会こういうようなものの議も経なければならない、このようなことでございますので、これは大変むつかしいことであると。それから、議員御指摘のとおりに道路網の整備が一番必要であると、こういう力説されたわけでございますけれども、このような非常に金もかかり大変むつかしいことよりも、今すでにおくれている何本かの都市計画街路、これからまずこれの一本でも余計にやるのが急務ではないか、かように思うわけでございますが、せっかくの御提案でございますので、まず第一番に岐阜市の意向を打診する、これから始めていきたいと、かように思うわけでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○副議長(足立勝利君) これをもって一般質問を終結いたします。        ───────────── ● ───────────── △第三、休会期間の決定 ○副議長(足立勝利君) 日程第三、休会期間の決定を議題といたします。  おはかりいたします。明六月二十九日を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○副議長(足立勝利君) 御異議なしと認めます。よって、明六月二十九日は休会することに決しました。        ───────────── ● ───────────── 一、散会 ○副議長(足立勝利君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。 (散会) 時に午前十一時三十二分        ───────────── ● ─────────────  右会議録の正当であることを認め左に署名する。                    各務原市議会副議長      足 立 勝 利                    各務原市議会議員       川 島 勝 弘                    各務原市議会議員       長 縄 博 光...