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  1. 岐阜市議会 1990-03-17
    平成2年第1回定例会(第4日目) 本文 開催日:1990-03-17


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成2年第1回定例会(第4日目) 本文 1990-03-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 51 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長伏屋嘉弘君) 346頁 選択 2 : ◯議長伏屋嘉弘君) 346頁 選択 3 : ◯議長伏屋嘉弘君) 346頁 選択 4 : ◯議長伏屋嘉弘君) 346頁 選択 5 : ◯二十七番(松尾孝和君) 346頁 選択 6 : ◯議長伏屋嘉弘君) 351頁 選択 7 : ◯市長(蒔田 浩君) 351頁 選択 8 : ◯議長伏屋嘉弘君) 354頁 選択 9 : ◯都市計画部長武藤治雄君) 354頁 選択 10 : ◯議長伏屋嘉弘君) 355頁 選択 11 : ◯助役(坂井 博君) 355頁 選択 12 : ◯議長伏屋嘉弘君) 355頁 選択 13 : ◯二十七番(松尾孝和君) 355頁 選択 14 : ◯議長伏屋嘉弘君) 357頁 選択 15 : ◯五番(小林 洋君) 357頁 選択 16 : ◯議長伏屋嘉弘君) 361頁 選択 17 : ◯生活環境部長(久松 賢君) 361頁 選択 18 : ◯議長伏屋嘉弘君) 361頁 選択 19 : ◯水道部長(辻 武夫君) 361頁 選択 20 : ◯議長伏屋嘉弘君) 363頁 選択 21 : ◯都市計画部長武藤治雄君) 363頁 選択 22 : ◯議長伏屋嘉弘君) 364頁 選択 23 : ◯土木部長(大橋通三君) 364頁 選択 24 : ◯議長伏屋嘉弘君) 365頁 選択 25 : ◯五番(小林 洋君) 365頁 選択 26 : ◯議長伏屋嘉弘君) 368頁 選択 27 : ◯生活環境部長(久松 賢君) 368頁 選択 28 : ◯議長伏屋嘉弘君) 368頁 選択 29 : ◯都市計画部長武藤治雄君) 368頁 選択 30 : ◯議長伏屋嘉弘君) 369頁 選択 31 : ◯五番(小林 洋君) 369頁 選択 32 : ◯議長伏屋嘉弘君) 369頁 選択 33 : ◯四十六番(武藤房数君) 369頁 選択 34 : ◯議長伏屋嘉弘君) 369頁 選択 35 : ◯四十六番(武藤房数君) 370頁 選択 36 : ◯議長伏屋嘉弘君) 375頁 選択 37 : ◯市長(蒔田 浩君) 375頁 選択 38 : ◯議長伏屋嘉弘君) 380頁 選択 39 : ◯助役(坂井 博君) 380頁 選択 40 : ◯議長伏屋嘉弘君) 381頁 選択 41 : ◯女子短期大学学長(小瀬洋喜君) 381頁 選択 42 : ◯議長伏屋嘉弘君) 382頁 選択 43 : ◯教育長(浅野 勇君) 382頁 選択 44 : ◯議長伏屋嘉弘君) 384頁 選択 45 : ◯企画部長(町田裕彦君) 384頁 選択 46 : ◯議長伏屋嘉弘君) 384頁 選択 47 : ◯四十六番(武藤房数君) 385頁 選択 48 : ◯議長伏屋嘉弘君) 388頁 選択 49 : ◯助役(坂井 博君) 388頁 選択 50 : ◯議長伏屋嘉弘君) 388頁 選択 51 : ◯議長伏屋嘉弘君) 388頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 開  議  午前九時四十二分 開  議 ◯議長伏屋嘉弘君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長伏屋嘉弘君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において二十六番船戸 清君、二十七番松尾孝和君の両君を指名いたします。            ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第二 第一号議案から第四十八 第四十七号議案まで 3: ◯議長伏屋嘉弘君) 日程第二、第一号議案から日程第四十八、第四十七号議案まで、以上四十七件を一括して議題といたします。            ────────────────              〔議 案 掲 載 省 略〕            ──────────────── 4: ◯議長伏屋嘉弘君) 昨日に引き続き質疑を続行いたします。二十七番、松尾孝和君。    〔松尾孝和君登壇〕(拍手) 5: ◯二十七番(松尾孝和君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  四点ほど質問をさせていただきたいと思いますが、まず初めに、駅周辺のもう一つの町づくりについて市長さんにお尋ねをいたします。  鉄道高架化に伴いまして、岐阜駅周辺の新都市整備計画が立てられまして、高層ビルが建ち並び整然とした町並みになり、街路はカラー舗装化されるなど、近代的な町づくりが進むことはまことに結構なことでございますが、それだけでは多様化した市民の要求に合致した町づくりにはならないのではないかという心配がございます。したがいまして、町の活性化を十分にもたらすことができるようにするためには、岐阜市には井の口の里と言われた昔から、商人と言いたいんでありますが、古い言葉かもしれませんが、あきんどと職人の町として発展をしてまいりました伝統が息づいているのであります。これが次第に近代化されまして、商品流通の機構も整備され、市場は長住町から茜部に移りまして、一般の消費者から切り離されました。一般消費者はスーパーや百貨店で表示をされている値段で一方的に購入するだけで、そこには対話もなければ値段の交渉もなく、一方通行のような消費生活の流れの中に置かれるようになってしまったのであります。そして、伊奈波神社や金神社、また美江寺や西別院や東別院など、岐阜祭りやお彼岸など門前町的なにぎわいもなくなり、夜店も次第に姿を消していきました。整然とした流通機構の中に置かれた消費者は、あり余る物の中で本当に満足をしているだろうか。小売商人の人々も直接消費者であるお客に接することが少なくなり、次第に規格化された型にはめられたような流通機構の中で、商売の妙味を本当に味わっているだろうか。市が行っている市民のひろばのにぎわいも、一つにはこういう型にはめられた流通機構からくる消費者や小売商人のストレスのはけ口であるかもしれません。すっかり定着して有名になった春日村の朝市、日曜や祭日ごとのお千代保稲荷や谷汲の門前町のにぎわいなど、多くの村おこしのイベントの例がそれであります。私たちの生活の中では、旅行や特別の行事に参加する俗にいうよそ行きの服装も必要であれば、普段着も必要であります。これと同様に美しく輝くデパートの陳列ケースの中に置かれた品物や、並べられた商品をショッピングしたい気持ちもあれば、気楽に夜店や朝市で対話しながら買い物がしたい要求もあります。これは売り手の側も同様であろうと思うのであります。だから、どこの市にも、近代的なデパートや商店街もあれば、庶民の気軽な市場もあります。近くの金沢市の香林坊のにぎわいもあれば、これ以上の活気とにぎわいを見せる近江市場もあるのであります。岐阜駅周辺の新都市整備の中で、立派な再開発ビルで商売をすることを望む人もあれば、ほかに気楽に品物を並べて商売のできる場所を求める人もあります。これらの一見相反する要素が混在し、双方競合し、共存し合って発展するのがこれからの町づくりではないかと思うのであります。鉄道の高架化に伴い、高架下を観光客や庶民の気軽な市場としたいという業者の自発的な動きが次第に高まりを見せてまいりました。高架下はJRの所有で管理権もすべてJRにあるのだからということで、駅周辺新都市整備計画の中にはっきりと位置づけをしないまま放置すれば、新しい町づくりは片手落ちになります。また高架下は物置的に考え、自転車の駐輪場や車の駐車場ぐらいに位置づけるとすれば、これもまことに芸のない話であります。楽市楽座ではありませんが、気軽に商いのできるあきんどの町の伝統とエネルギー、気軽に対話しながら買い物ができることを求める消費者の要求を新しい町づくりの中に巧みに取り入れ、活性化させることは大切な要素ではないでしょうか。
     そこで市長さんに高架下の活用計画を新都市整備計画の大切な柱として組み入れられること、その上で市民の自発的な要望を生かし、岐阜の新名所づくりをすることについてJRと積極的な意思疎通を図っていかれるかどうか、所見を承りたいのでございます。  二番目は、舟木山ゴルフ場開発計画についてであります。  昨年六月の定例市議会において、舟木山ゴルフ場開発計画について、去る昭和六十一年に市に提出された開発予備協議について市が付された条件の不十分さを指摘しました。が、その後の調査によれば、開発事業者は九三%の土地を購入したなどと宣伝したり、用水組合の同意を得たと称して、うその文書を作成したりしておられますが、実際はどうでしょうか。登記所において、舟木山の土地所有関係を一筆ごとに全部調査してみますと、岐阜市区域では全部で二百二十二筆中、買収済みが百十三筆五一%、糸貫町区域では全部で二百四十二筆中、買収済みが百七筆で四四・二%、本巣町区域では全部で四十一筆中二十四筆で五八・五%、したがって全体では五百五筆中、二百四十四筆で四八・三%という半分にも満たない買収率なのであります。これはごく最近の現状でありまして、面積的には広い柿畑となっている良好な土地は、全部と言ってよいほど、未買収で土地所有者は専業農家であり、今後土地売却をすることはほとんどありません。この一筆ごとの調査を字絵図の上に色分けして入れてみますと、とてもゴルフ場どころか工事用の車も入れない現状にあるのであります。しかも、現在土地を売っていない人は皆ゴルフ場開発に反対の意思を強く表明をしているのでございます。このような現実の上で開発申請を提出したり、それにかかわる予備協議を提出することはまことに奇妙なことであり、許されることではございません。  そこで市長さんにお尋ねをしますが、今後、開発業者より舟木山ゴルフ場開発関係の諸申請が出された場合は、何よりもゴルフ場が開発できるような土地所有関係になっているかどうか、まず調査をされること。次に、その調査結果に基づいて、とても開発できるような土地所有関係にない場合は、開発可能な土地所有関係になるまで受け付けをされないことが大切であると考えるのであります。この点は県とも協議し、すべての前提条件とされる必要があると思うのでありますが、御所見を承りたいと存じます。  三番目は、児童公園についてであります。  現在、数多く存在している市内の児童公園は、地価高騰の折から高いお金で土地を買ったり、借りたりして、都市計画上建設されておりますが、この投資効果が利用者数との対比で見ますと、余りないように思われるのであります。もっとも人が利用する、しないだけで公園の存在を云々するわけではありませんが、何か考えなければならない気がしてなりません。子供たちの社会的風潮は、家の中で過ごし、屋外で遊ばない傾向があります。一面、このような子供を外へ引きずり出すような魅力ある公園でない点を考えてみなければならないと思います。  そこで行政サイドで考えた画一的な公園ではなく、市民や子供に求められる公園とはどんな公園なのか、どんな施設が必要なのかについて民間の人々や教育関係者などによる審議会を設けて白紙で答申を求めてはどうかと考えてみるのでありますが、また公園の管理面において思い切って地域や関係団体の人々に参加してもらった管理協議会をつくり、住民参加によるユニークな公園の管理運営をされれば、市の公園という感じが住民の日常生活の中での身近なおらが公園となって、かえって親しまれ、大切にされるのではないでしょうか。この二点について、都市計画部長さんにお尋ねをいたします。  第四番目は、金華山トンネルの防災対策についてであります。  私は以前から金華山トンネルの防災対策について何回か意見を述べてまいりました。つい最近も、かつての日本坂トンネル事故について、東京地裁は道路管理者である日本道路公団の安全対策に欠陥があったと判決を下しました。金華山トンネルは岐阜市に現在存在するトンネルの中では最も長く、八百四・四メートルの長さがあり、その交通量は多大なものがあります。しかも、鴬谷トンネルのように上下別々のトンネルでなく、上下相対通行でしかも直線ではなくカーブしています。今日まで大きな事故もないことは幸いでありますが、万一トンネル内で衝突事故があれば最近の特徴は火災発生があわせて起こり、ラッシュ時は消防車両の進入も困難な幅員しかなく、何よりも人の退避口が入り口と出口の二方しかないのです。車から出て歩いて退避するのが常であります。車は詰まっております。私は酸欠によって倒れる人は避けられないと思うのであります。煙はスプリンクラーによって、外へ出るようにしかけられているといいますが、何よりも大事なのは非常口であります。これがどうしても設けられない場合はやむを得ませんけれども、金華山トンネルの場合には設ける所がちゃんとあるのです。したがって、特に国際都市で、コンベンション都市ということで、対岸には長良川メッセができて、国際施設もでき、せっかくの金華山や清流も、長良川の清流も一瞬にして悲惨な事故現場に変わったのではたまったものではありません。私は以前から述べているように、水源地の東側には道路が入り組んでおりまして、ここから非常口を設けておいて、通常は使用しなくても、ホテルの非常口の表示のように電灯によって非常口の表示をして、いざというときはここから退避ができるような、ちょうどこれ真ん中ぐらいであります、表示をする必要があるのではないか。  この点について、技術助役さんに県に対して申し入れをしていただいて、早く防災措置をとっていただくようにお願いをしたいのでありますが、この点についてのお答えを技術助役さんにお願いをしたいと思います。  御承知のように恵那山トンネルの場合におきましても、長い間公団と警察との間におきまして、長大トンネルの安全措置についていろいろ論争があったんでありますけれども、結局は警察の言われる安全措置をとるということで措置がされておる、これは皆さんも御承知のとおりであります。しかも、最近の東京地裁における判決ですね、判決の特徴はですね、河川などに関する事故に関してはなかなか司法の方も行政サイドのガードを守っていてくれて、住民の側が敗訴する場合が非常に多いんです。ところが、特徴的なのは事、道路やトンネルに関しては全く逆でありまして、最高裁まで一貫して厳しい行政側に対しての判例を示すようになってきておる、これが特徴であります。したがってですね、私はこういうような事故にならないうちに、予見できる措置としてとっておかなければならない。予見してできたにもかかわらずそれがやられなくて、不幸なことが起きてからやるというのでは、せっかくのお金が死ぬばかりではなく、国際コンベンション都市、金華山、清流長良川の本当の足元でですね、こんなことになっては大変だと思うのでありますから、この点をひとつお願いをしておきたいと思うのであります。  以上をもって、第一回の質問を終わります。(拍手) 6: ◯議長伏屋嘉弘君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 7: ◯市長(蒔田 浩君) 松尾議員の御質問にお答えを申し上げます。  高架事業が着々とただいま進行をいたしておるわけでありますが、今後、これに合わせまして駅周辺の商業を含めましたあらゆる業務地としての開発整備が整っていくということでございます。もちろん、そういう都市拠点となる上においては近代的な都市拠点として高層的なビル化が進むことも、これも避け得られない内容であると。またそれを望む面も大いにあるというふうに考えるわけであります。またバスターミナル、タクシーターミナルその他、人の広場ということにも進むわけであります。従来のこの駅周辺というものは、大体こう乗降客のためにつくられておるわけでありますけれども、これからの町づくりの一つには乗降客プラスそこに一般市民の方々も、新しい市場として、拠点として多く集まるそういう要素をつくらなければ町の勢いと申しますか、力といいますか、活力といいますか、そういうもの、あるいはまた市民もまた買い物ばかりではなく、散歩もしたり、あるいはまた文化拠点という所をもできるということになればそういうとこへも集まるというように、駅周辺というのはかなりそうした面の新しい一つの地域として発展はしておるわけでございます。したがいまして、今、御質問者がおっしゃるように特に高架下は岐阜市の高架事業の全体を眺めますと、七万平米ということでありますから、相当長く、ある程度また幅の広さを持ったあの高架下というのが使われるわけであります。したがいまして、この高架下の利用ということは十分注目されることになろうと思っております。いろいろ使い方もまだ具体的に何も出ておるわけではありません。まあ、基本的にはJRの高架下でありますから、あるいはまた敷地もJRでありますから、JRがまずどんなふうにものを考えるかという、そういうことをつくっていくだろうと思いますし、都市側は都市側で高架下利用につきまして、公共的なもの、あるいはまたその他のものにつきましてもいろいろ要望をしていき──さらに県もあるでしょう。したがって、県と市とJRとが相互に協議をしてつくっていくことになろうと存じます。駅業務を行う最も中心的な所とだんだん縁の方になっていくわけでありますが、そういう所と、あるいはその高架下でも周辺の業務地と申しますか、地域といいますか、そういうとの関連もまたいろいろあるだろうと思うわけであります。したがいまして、私もエプロン掛けで、あるいはまたげた履きで散歩がてら、買い物がてら、ぶらつきがてら、そういうような所もあってはいいのではないかというふうに思うわけであります。何でも画一的なことだけで人間というのは満足しないわけであります。ちょうど、岐阜市の全体の町が起伏に、山もあるとか、川があるとか、田んぼがあるとか、盛り場があるとかという、おもしろく町ができておるわけでありますが、やっぱり人間というものは片っ方が動であれば静が欲しい、静であれば動が欲しいと、右があれば左も欲しい、上も下もと。いろいろ人間というものはそういう生活をしてこそ初めていろいろな豊かさとか、楽しさを感じるわけであります。町にもそういうものが必要だということで、私も同感をしておるわけであります。  先般も知事さんと雑談をしておる中に、こんなこともお互いに話し合っておるわけであります。まあ、どこにどういう内容でというところまではありませんが、ひとつそういうことも考えようではないですかというようなことも話し合っておるわけでありますから、主体事業者の県にもそういうお気持ちがあるということでございますから、今後もそういう点につきまして、協議をしていくことになろうというふうに思い、おもしろい町をせっかくならつくったらいいではないかと、このようなことは同感であります。  次に、舟木山のゴルフ場が計画されまして、予備協議というようなことがあるわけでございますが、開発行為につきましては、都市計画法第三十三条の技術基準の中で細かく規定いたしておりますが、その中で開発行為における権利関係の規定がございます。それによりますと、開発行為の施行または行為の実施の妨げとなる権利を有する者の相当数の同意を得ていることとされております。その相当数の同意ということにつきましては、すべての権利者の三分の二以上、所有者の三分の二以上、かつ総面積の三分の二以上となっております。しかし、工事実施段階では当該土地について権利者のすべての同意をまた必要とするということになっておるわけであります。そこで同意の確認といたしましては、所有権者等の判定のため、土地の登記簿謄本の添付が必要であります。その他、妨げとなる権利を有する者がある場合には、開発行為施行同意書の添付が必要となるわけでございます。この施行同意書には、同意行為の真意を判断するために印鑑証明書の添付を要求することになります。いずれにいたしましても、ゴルフ場の開発につきましては、近時特に農薬散布等の問題で全国的に取り上げられておるところでございますので、他法令との整合性を吟味しながら、慎重にチェックをして、そして遺憾なき対応をしてまいりたいと、かような考え方をもって今後の進め方を当該部においても確認を現在しておるということでございます。  以上をもちまして、私に対する答弁とさせていただきます。 8: ◯議長伏屋嘉弘君) 都市計画部長、武藤治雄君。    〔武藤治雄君登壇〕 9: ◯都市計画部長武藤治雄君) お答え申し上げます。  児童公園についての御質問でございますが、児童公園に設けるべき施設といたしましては、都市公園法では次のように規定しております。すなわち遊戯広場、植栽、ブランコ、滑り台、砂場、ベンチ及び便所等をつくることとされておりますが、市といたしましては、これらの施設をいろいろ工夫をしながらアレンジして魅力あるものに組み合わせ、設置しているところでございます。ところが、最近では御指摘のように子供たちの遊びも多様化してまいりまして、特に屋内での遊びが多くなってきております。そこでこの子供たちを外へ誘い出す作戦を考えねばなりませんが、それには子供たちの夢を誘うような、そしてイベントの催しを含めて楽しく遊べる公園づくりが必要であると思っております。本市では昭和六十一年度から戦後間もなくつくられました古い公園の再整備計画を立てまして、順次進めておりますが、この場合地元の住民の方々にいろいろ意見、要望等を聞きまして、これを計画に反映させてとり進めております。しかし、さらに広く意見を聞きまして利用の増大を図ることは大変重要なことと思いますので、御提言を踏まえまして検討させていただきます。また管理に伴う地元住民の方々の参加についてでございますが、これにつきましては、既に公園周辺の住民の方々、例えば子ども会、愛護会、自治会等の方々に要請をいたしまして、管理の協定を結び、進めておるところでございます。特にこの公園の管理というのは地元の住民の方々の御協力が本当に大事でございますので、さらにこれを拡大いたすと同時に内容も充実いたしまして、進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 10: ◯議長伏屋嘉弘君) 助役、坂井 博君。    〔坂井 博君登壇〕 11: ◯助役(坂井 博君) 金華山トンネルの防災対策についてお答えを申し上げます。  避難通路の設置につきましては、道路トンネル非常用施設設置基準によりますと、この避難通路を設置する場合はトンネル等級区分によれば延長千メートル、交通量が一日当たり四万台以上となっております。したがいまして、先ほど質問者がおっしゃいましたように金華山トンネルは延長約八百メーターでございますので、この基準に該当しないわけでありますが、金華山トンネルの警報設備といたしましては、非常用電話が四カ所、押しボタン通報装置が十六カ所、それからサイレン、赤色点滅による非常警報装置が設定され、さらに消火設備としては消火栓十カ所、避難誘導設備といたしましては表示板が八カ所、そのほか設備として換気装置であるジェットファンが三基と警報表示板が両戸口に設置されておるわけでございます。御指摘のとおり、岐阜市はやはりコンベンション都市を目指しております。そういうことでより安全でなければならないと存じます。御質問の趣旨を踏まえ、県に対しまして、いま一度要望をいたしたいと存じます。  以上でございます。    〔「議長、二十七番」と呼ぶ者あり〕 12: ◯議長伏屋嘉弘君) 二十七番、松尾孝和君。    〔松尾孝和君登壇〕 13: ◯二十七番(松尾孝和君) それぞれお答えをいただいたわけでございますが、特に駅周辺の問題につきましては、県とJR、それから市の三者でもって協議をして、知事さんも大体そういうような意向だからという市長さんのお話でございます。まことに結構だと思うんでございますが、特にいわゆる岐阜には数多くの特産品もございますし、そういったような面でひとつ積極的な施策をとっていただけたら幸いかと存ずる次第でございます。よろしくお願いをしておきたいと思います。  それから、舟木山につきましては、厳重な法令に基づくチェックをするというようなお話でございますので、これもひとつぜひよろしくお願いを申し上げたいと思うわけでありまして、特に専業農家の人々は非常に、それで生活をしておられまして、日夜、その問題を気にしておられます。これは岐阜市だけでなくて、糸貫町、本巣町のそれぞれの地域にまたがったお百姓さんがおられまして、心配をしておられる実情にございますので、よろしくお願いを申し上げておきたいと思うわけでございます。とりわけ舟木山に関しましては、三町、いわゆる岐阜市を含めて他の二町とまたがって三つの自治体に絡まった境界の上にあるわけでございますので、三つの境界がよく話し合って、同一の歩調でもって臨んでいってもらいたい。法令に示されておるんだから、どこの自治体でも同じことだと言えばそれまででありますけれども、とりわけそういう点についてよく協議し合って進めていっていただけたら、ありがたいと思うわけでございます。  児童公園については、前向きで進めていくというお話でございます。ぜひともひとつ私たちの子供のころのように、外で遊ぶ時間というものが非常に少ない、ましてや交通問題で危ないということであれば、公園というのは非常にそういう点ではいいわけでございますので、ぜひとも積極的にひとつ投資効果の上がるように進めていってもらえたらありがたいと思う次第でございます。  最後に、金華山トンネルでございますが、これも県に対して申し入れるということでございますので、いわゆる積極的に進めていただきたいと思いますが、とりわけですね、いわゆるこの今度の判決内容というものをよく御検討にはなってはおるだろうと思うわけでございますけれども、とりわけ特徴的なことは最高裁の判決の判例を見ましても、道路に関しましては道路が通常の安全性を欠いておれば、国や公共団体は特に過失がなくても賠償責任がある、財政的制約は免責理由にならないという画期的な判決、判例があるわけであります、最高裁の。したがって、こういう点になりますと、川とは全く違った趣を呈しておるわけでございますから、ぜひひとつ積極的な策を講じていただきますようにお願いをいたしまして、二回目のあれを終わらせていただきます。 14: ◯議長伏屋嘉弘君) 五番、小林 洋君。    〔小林 洋君登壇〕(拍手) 15: ◯五番(小林 洋君) 発言のお許しをいただきましたので、順次、発言通告に基づいて質問させていただきます。  初めに、放送受信障害対策についてお尋ねいたします。  週休二日制の普及に伴い、テレビ、ラジオの生活に占める割合はますます多くなり、特に高齢者、体の不自由な方、病人、幼児にとってテレビ、ラジオの重要性は言うまでもありません。そのような状況を踏まえ、お尋ねいたします。  放送受信障害対策については、建築物においては受信障害対策がとられておりますが、航空自衛隊岐阜基地の飛行回数も、昨年の十一番議員の指摘にも見られますように近年ふえておりますが、その放送受信障害対策については資料によりますと、昭和三十九年に防衛庁航空基地及び射爆場の近くの電波障害地域の中から区域を指定して、NHKが受信料の二分の一を受信者にかわって補助を始め、昭和四十五年に防衛施設庁がNHKの補助した二分の一の内の二分の一の補助を予算措置の形をもって補助を始めました。昭和五十七年より、官報一六六〇七によりますと、「日本放送協会放送受信料免除基準の一部変更について 一、日本放送協会放送受信料免除基準のうち、基地周辺受信者及び射爆撃場周辺受信者に対する免除措置を定めた同免除基準第二項(四)及び(五)を削除したことにつきましては、昭和五十七年四月二日付官報第一六五五一号に公布したとおりでありますが、これまで同免除基準により半額免除を受けていた基地周辺受信者及び射爆撃場周辺受信者は、同免除基準の変更後においては財団法人防衛施設周辺整備協会(以下、整備協会という。)の放送受信障害対策事業として従来の免除額と同額の交付を受けることができることとなりました。二、整備協会からの放送受信料の半額に相当する額の交付は、日本放送協会の放送受信料徴収に当たり整備協会から交付される額を控除した額を、額を徴収する方法により行うこととなりますので、その旨御報告いたします。なお、放送受信料の半額に相当する額の交付を辞退される受信者は、最寄りの整備協会(別表参照)または最寄りの放送局にその旨お申し出ください。昭和五十七年四月一日 財団法人防衛施設周辺整備協会 日本放送協会」という形で、別表によりますと、岐阜基地については、岐阜支所各務原市那加桜町二の一〇二と記されております。NHKから防衛施設周辺整備協会に対策事業が、今の官報にもよりますように、昭和五十七年より移りました。その後、今日まで財団法人防衛施設周辺整備協会がNHKの受信料の二分の一を補助していることを踏まえ、生活環境部長にお尋ねいたします。  第一点として、岐阜市においては対象地域の把握はされておりますか。  第二点として、障害対策はどのような基準をもってされているのでしょうか。他都市の民間空港も含めてお尋ねいたします。  次に、東部下水道についてお尋ねいたします。東部下水道の面的整備も平成元年度、二年度の予算面から見ますと、順調に進みつつあるようですが、以下の点について水道部長にお尋ねいたします。  第一点として、木曽川右岸流域下水道事業の本体、すなわち処理場工事の進みぐあいはいかがですか。従来、この議場でお聞きしているように平成三年四月供用開始の予定と理解していいのか、あわせてお尋ねいたします。  第二点として、維持管理費は基本的にはその利用者が使用料金をもって支払われるべきであり、また岐阜市民は市内いずれの地域に住んでも平等の取り扱いを受けるべきだと考えるが、使用料金、受益者負担金はどうなるのか。今後の下水道普及にも大いに関係してくると思われますが、どのような方針のもとにいつごろ決定されるのかお尋ねいたします。  第三点として、岐阜市における現行処理区は、農地については利用されるときまで受益者負担金の猶予をされておりますが、東部下水道処理区も同様と考えてよいのか。以上、三点にわたって水道部長にお尋ねいたします。  次に、土木行政のあり方について、地元の例を挙げお尋ねいたします。国道一五六号線と、左兵衛新田―米野線の交差点について、都市計画部長にお尋ねいたします。  この道路は、交差点東側部分の買収整備が行われ、交差点西側にあります住宅が障害になるような形態になっております。ちょっと見ていただければわかりますが、東西が国道一五六号線です。これが左兵衛新田―米野線であります。  ここにHさんという住宅があります。現場を御存じの方はよくおわかりだと思うんですが、特にこの交差点においては北進右折する車が多いこともあり、交通の支障を来しているところでありますが、交差点にあるH氏は交通のためにもかねてより買収に協力してもよいと話しています。また交通行政上からも問題があると思われます。そこでお尋ねするのですが、このような場合、交差点の改良も含めて当初より整備をされるのが妥当と考えますが、いかがでしょうか。  また同様な問題として、岐阜―蘇原線、北一色四丁目一二の東進道路交差点についても、道路側溝工事をされる際、十三メーターほどが工事をされず、バス道路大洞線でもあり、道路幅員八メートルの所、六メートルほどしか利用できない状況にあります。これ、岐阜―蘇原線であります。これがこういうふうに回って、県病院の近くの国松バス停というとこへ行くわけですが、ここの部分わずか十三メートルほどの側溝ができていないわけです。ちょっと見ていただくとわかりますが、このような場合、農地、特に水田ということで工事費も多少増加すると思われ、側溝工事をやめられたと察しますが、その交通上の必要性も考え、配慮された工事の必要性があると思いますが、いかがでしょうか。  いずれの場合においても、改良計画を立てられた時点で対応すべきと考えられますが、後者については土木部長にお尋ねいたします。  次に、平成元年二月に土木部内における登記ミスに対して、土木部長の適切なミス処理により事なきを得たのでありますが、市民の大事な土地を登記する、個人の財産をなぶるということでありますので、部内のチェック機能を強化し、登記に関する専門職を養成したらいかがでしょうか。土木部長にお尋ねいたします。  次に、公園整備についてお尋ねいたします。  岐阜市民一人当たりの公園面積が国の目標面積数値にほぼ達しているにもかかわらず、長森地域はその二分の一の数値しか達しておません。その中でも中心的位置にある野一色公園については早期整備が望まれるところであります。  そこで以下の点についてお尋ねいたします。  第一点として、平成二年度の整備計画並びに前一色山を含めて今後の具体的整備計画はいかがでしょうか。  第二点として、現況は南側道路への通路部分が確保されているのみで、行きどまりに近い状況もあって、防犯上も問題となっておりますが、この際、南側住宅部分を北側公園敷地と交換する、もしくは買収することによって、南側道路並びに公園予定敷地でもあるところの前一色山との接合性をよくしたらいかがでしょう。防犯の面、公園形態の面からいってもよいのではないか、提案させていただきます。  さて、昭和六十一年三月、未来博を前にして、岐阜公園前のポケットパークが整備され、六十一年二月十九日付の当時の岐阜日日新聞でもスケッチとともに紹介されました。またコミュニティぎふ平成元年三月一日にも、「岐阜公園前 さんさんとふりそそぐ太陽のもとに、豊かな緑とカラー舗装された路面とのハーモニーが、散策をより味わい深くしています」と掲載され、美的感性を味わわせていただきましたが、現在、通りますと壊されて、新しくつくられようとしていますが、わずか三年に満たないうちにつくりかえられる理由を説明お願いいたします。以上の点について、都市計画部長にお尋ねいたします。  以上で第一回の質問を終わります。(拍手) 16: ◯議長伏屋嘉弘君) 生活環境部長、久松 賢君。    〔私語する者多し〕    〔久松 賢君登壇〕 17: ◯生活環境部長(久松 賢君) 航空自衛隊岐阜基地周辺における放送受信障害について、お答えをいたします。  第一点目の対象地域でありますが、これにつきましては、防衛施設庁等の関係機関から公表されておりませんので、岐阜市として現時点では把握しておりません。  第二点目の障害対策の基準でございますが、基地周辺の生活環境の整備に関する法律によりまして、各種の生活環境保全のための事業が実施されているところであります。御指摘の財団法人防衛施設周辺整備協会が窓口になり、市内においても住宅防音工事事業が進められております。しかし、放送受信障害につきましては、その基準は公表されておりませんが、一定の補助がなされている模様でございます。また民間の空港におきましては、公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止に関する法律に基づき、同様の各種事業がなされているようであります。放送受信障害につきましても、財団法人航空公害防止協会が窓口となってNHKの受信料の補助を行っているようで、名古屋空港の周辺におきましては、国が独自に測定をして定めた、いわゆるうるささ指数七〇以上の地域において二分の一の補助がなされている模様であります。そのように聞いております。  以上でございます。 18: ◯議長伏屋嘉弘君) 水道部長、辻 武夫君。    〔辻 武夫君登壇〕 19: ◯水道部長(辻 武夫君) 東部地域の下水道事業について、お答えいたします。  今日まで下水道の整備をいたしてまいりました、北部並びに南部の両処理区の事業は、平成元年度をもちまして大略完成いたしますので、平成二年度からは長森、日野校下と東部及び芥見処理区につきまして、集中的に整備をいたしてまいりたいと考えております。そこで東部処理区におきましては、平成二年度には事業費約十七億円を予定し、同年度末には計画区域の約三〇%に当たります三百二十ヘクタールの整備を終える予定としております。  御質問の第一点目、供用開始の時期についてでございますが、木曽川右岸流域下水道事業は御案内のとおり県において鋭意施行されておりまして、二年度の事業費は大幅に増額され約七十三億円の事業費が予定され、このうち浄化センターの工事は主に電気及び機械設備工事として約三十一億円の投資が計画されており、平成三年四月には予定どおり供用開始されることとなっております。  次に、下水道の使用料金についてでございます。流域下水道の維持管理負担金につきましては、現在、県及び関係市町による維持管理検討委員会においてその検討が進められておりますが、処理原価は本市の現行単価より高くなるものと思われます。しかし、利用者にお願いします使用料金につきましては、他都市の例を見ましても同一行政区同一料金が通例でございますので、そのようにすることが望ましいと考えております。  次に、受益者負担金についてでございます。受益者負担金については、下水道事業の貴重な財源の一つとして本市では昭和四十五年に制度化されまして、一平方メートル当たり五十円と定められ、今日に至っております。しかしながら、社会経済情勢の変化による事業費の増高が著しい今日、従来のままでは財政上非常に厳しい状況にございますし、また第五次下水道財政研究委員会からは下水道整備に係る建設財源確保のため、負担金制度の活用を図るとともに負担金額が妥当な水準を下回る場合は、その適正化に努めることを提言されているところでございますので、他の都市において導入されております負担区制についての検討の必要があるものと考えております。  また、農地の取り扱いにつきましては、御質問者が述べられましたとおり、現行では申請に基づきまして、宅地に転用されるまで徴収を猶予することといたしておりますが、いずれにつきましても下水道の利用開始時期が一年後と迫っておりますので、早期に公営企業経営審議会の御審議をいただき、議会にお諮りし、決定してまいりたいと考えております。  以上でございます。 20: ◯議長伏屋嘉弘君) 都市計画部長、武藤治雄君。    〔武藤治雄君登壇〕 21: ◯都市計画部長武藤治雄君) お答え申し上げます。  まず、第一点の都市計画道路についてでございますが、都市計画道路左兵衛新田―米野線と国道一五六号線との交差点の改良についてでございます。現在、国道一五六号線の改良工事が県施行として平成四年末の完成に向けて進められているところでございます。そこで市といたしましても、この国道にタッチする左兵衛新田―米野線の市道区間、岐阜―各務原線から白山神社前の延長約二百五十メートルでございます。この改良を急務と考えております。平成二年度より事業化に向けての調査に入りたいと思っております。御指摘の交差点の改良につきましては、関係者の御理解と御協力を得ることはもちろん県とも十分協議、調整をいたしましてとり進めてまいりたいと考えております。  次に、公園整備についてお答えを申し上げます。第一点の野一色公園についてでございますが、同公園は本市の南東部における拠点的な地区公園として位置づけされ、八・二ヘクタールの計画区域となっております。そのうち約二・五ヘクタールが開設されておりますが、未開設、未買収の部分もまだかなり残されておりまして、これをまず整備することが急務と考えております。そこで平成二年度におきましては、未開設部分の国有地の用地買収や施設整備を進めることとして、国に対し補助の要望をしているところでございます。また今後につきましては、引き続き用地の取得を行いながら、あわせて施設の整備も進め、また前一色山につきましても、緑の保全を基本といたしまして、園路の整備、休憩所、ベンチ等の施設を設けていきたいと考えております。  次に、二点目の平地部分と前一色山との接続についてでございますが、現在は幅四メートルの園路によりまして連絡されており、この部分につきましては既に用地を取得しております。御指摘のようにこの連絡部分が広く、そして環境面もよくなるというようなことでございます。しかし、この地域は住宅がかなり立て込んでおりまして、この拡幅は困難かと存じますが、しかし将来の公園利用上からすれば大切なことだと思いますので、一度よく調査をいたしまして検討をいたしたいと思います。  最後に、岐阜公園前のポケットパークについてでございますが、このポケットパークは昭和六十一年度に岐阜アーバウンラウンジ計画の一環として整備したものでございます。さきの路面電車の廃止に伴うレール撤去に関連をいたしまして、このたび歩道及び交差点改良が行われることとなりまして、これによりポケットパークの再整備が必要となり、県において施工がなされているものでございます。この再整備計画につきましては、地元の金華校下を初め、県、市、公安委員会が協議をいたしまして、取りまとめられたもので近く完成の予定でございます。御理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 22: ◯議長伏屋嘉弘君) 土木部長、大橋通三君。    〔私語する者あり〕    〔大橋通三君登壇〕 23: ◯土木部長(大橋通三君) 北一色四丁目交差点についてお答えいたします。北一色四丁目の交差点は昨今岐阜―蘇原線より東進する交通量が非常に多くなっております。御指摘の交差部には側溝がなく、のり分が狭くなった状態のため、それが車の流れを阻害する原因となっております。早急に対処してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  次に、登記事務処理についてお答えいたします。御指摘されましたことについては、未然に防ぐよう、関係各課と連絡を密接にいたしまして、事務処理を遺憾のないよう進めてまいりたいと存じます。なお、御提言の専門職の養成については、関係課の専門的な課題についての研修の強化等、資質の向上に努めていきたいと存じますので御理解のほどを賜りたいと存じます。  以上でございます。    〔私語する者あり〕(笑声)    〔「議長、五番」と呼ぶ者あり〕 24: ◯議長伏屋嘉弘君) 五番、小林 洋君。    〔私語する者多し〕    〔小林 洋君登壇〕 25: ◯五番(小林 洋君) それぞれ御答弁をいただきましたが、第一点の放送受信障害対策についてでありますが、把握できていないということでありますが、私が調査したところによりますと岐阜基地関係放送受信料ということで、放送受信料の補助が六十一年、六十二年、六十三年ということで調べてみますと、件数にいたしまして、六十一年が三万三千四百件ほど、六十二年が三万三千九百件ほど、六十三年が三万四千四百件ほどと年々ふえております。金額についても同様にふえ、六十三年はほぼ二億円相当の補助金が出ております。そういう、そこら辺のところを見ますと、少々、岐阜市は環境問題に関する、特に私は最近のテレビというのは、特に高齢者のお年寄りのひとり暮らしやなんかの方は、特にテレビやなんかは大事なものでありますし、寝たきりの方は、私どもの近くの例えば県病院に入院してみえる方は、これはテレビは本当に必要なものであります。そういうのに対して、助成金の措置の関係がわからないというのはいかにもおかしいのではないか。しかし、あと、市の方で調べていただいたのによりますと、名古屋空港についてはこのように回答をいただきました。「航空機騒音障害対策費補助金交付要綱 運輸省所管により受信料の半額補助を行っているが、そのうち九五%を国(運輸省)、五%を市が負担している。ただし昨年から個人の住宅に限っており、法人については対象としていない。対象地域は七〇WECPNLということ、以上の範囲」この七〇WECPNLというのは、うるささ指数というということですが、ということで、国が決定しており、市に権限はないと。特に最近は、大蔵省がこの助成の範囲の縮小等を求めてきているが、市は反対しているということで、小牧市においてはかなり市がかかわっているようであります。それで、私は思うのでありますが、補助区域についてはこれは昭和三十九年にNHKが指定した区域なんであります。昭和三十九年といいますと、皆さん方も御存じのようにまだテレビは普及段階にあります。生活の中での占める割合もそんなに十分な必要性がなかった考えられます。そのような時期に決められた補助金対象地域では、少なくとも満足な状況ではないと思います。それから、岐阜市の発行しております「公害の現況」ページ七十一ページによりますと、そのうるささ指数が出ておりますが、例えば対象地域から外れていると思われております私ども野一色四丁目の所でも、うるささ指数の七二とか、七三とか、かなり高いものがあります。そこら辺、多分に岐阜においては山による影響とか地形的なものもあると思いますので、そういうものを勘案したところの補助金、NHKの受信料に対する補助がなされるような方に、行政としては努力されるべきだと思います。  そこで提案させていただくんですが、全国の基地周辺の市町村に呼びかけ、岐阜で電波受信障害サミットを開き、関係市町村の話し合いにより、補助区域見直し並びに防衛庁、NHK、郵政省等関係官庁に陳情をしたらどうか。部長にお尋ねいたします。    〔私語する者あり〕  第二点の東部下水道でありますが、料金についてはオーケーでありますが、受益者負担金につきましては、今後の未整備地域も大変関係しておりますので、できる限り低く抑えていただけるよう御努力をお願いいたします。できることなら現行料金に据え置く、もしくは撤廃すれば、もっと普及に拍車がかかって私はいいと思いますが、参考意見とさせていただきます。
     第三点の土木行政のあり方についてでありますが、先ほどは大きな、皆さん方が御存じのような道路についてお話をさせていただきましたが、皆さん方も御存じのように側溝と水路の取りつけ面が悪く、カーブを曲がっていったら後輪が脱輪して水路へ落ちてしまったとか。そのような部分が非常にたくさん見受けられます。そういう所には危険だからというので、反射鏡をいただいていって立てるというのが現状であります。そんなようなことは各課同士の話し合いをうまくして、ちょっとその工事のときに手を加えていただければ、最初からきれいに解決することでありますので、特にその点を要望してお願いしておきます。  それから、登記の関係に関しましては、特に個人の財産を公印でもって職権で登記できるとか、そういう部分がありますので、非常に大事なことでありますので、これからそういう部分についてはそういう資格を持った専門職を養成するとか、そういうことで絶対にミスが起きないような、かつても前にも税務部の中で税金の間違いとかそういうことがありました。税金の間違い以上に、個人の資産をなぶることでありますから、そういう部分についてはしっかりと今後育成してやっていただきたいと思います。  それから次に、公園整備について、野一色公園につきましては今後の努力をお願いするということで、ポケットパークについてちょっとお尋ねするんですが、市はたしか九百万ほどのお金をかけてやられたと思うんですが、このつくられ、直す、まあつくり直すということに関して、県の方にできるなら、まあ多少不接合な部分があるけれども、現状を利用してやっていくというようなことを申し入れられたのか、申し入れられぬのか。とにかく私どもの貴重な税金を使われたものでありますから、これは大事に使っていただかなければならないと思うんですが、その点を一度お尋ね申し上げます。  以上で、二回目の質問を終わります。 26: ◯議長伏屋嘉弘君) 生活環境部長、久松 賢君。    〔久松 賢君登壇〕 27: ◯生活環境部長(久松 賢君) お答えします。  放送受信障害に対する区域補助率は、国が独自に決定しているのが現状のため、市として関与することは非常に困難かと存じますが、現在の社会における放送の重要性を念頭に、御質問者の趣旨を踏まえまして慎重に検討をさせていただきたいと考えておりますので、御理解のほどをお願いします。  以上でございます。 28: ◯議長伏屋嘉弘君) 都市計画部長、武藤治雄君。    〔武藤治雄君登壇〕 29: ◯都市計画部長武藤治雄君) お答え申し上げます。  この再整備計画の県と、それから市と公安委員会等の協議の中では、現在の路面電車のレールの撤去によりまして、あの交差点が非常に広いスペースがございますので、交通島の形状、それから市がつくりました当時のポケットパークの高さの問題、いろいろ車の交通の処理の関係もございまして、いろいろ協議の中で極力市がつくった施設については残してほしいということも協議の中で申し入れをしたわけでございます。それで、まあ結果的にはクスノキが市の方で最初植えてございましたが、それは残すということと、それから案内板でございますが、これも残すということで、あとは市がつくりました当時のタイル舗装等は、現在、県が計画されておりますのになじまないということもございまして、また高さ的なこともございまして、そういうことで残せるものは極力残して整備をしてほしいと。こういうことで協議をしてあのよな結果になったということでございますのでよろしくお願いいたします。    〔私語する者あり〕    〔「議長、五番」と呼ぶ者あり〕 30: ◯議長伏屋嘉弘君) 五番、小林 洋君。    〔小林 洋君登壇〕 31: ◯五番(小林 洋君) 放送受信障害対策について、私はもっと積極的に行政の中で対応を取り組んでいただきたいと思います。少なくとも、この中にお見えの中でも、かなり夏場には航空機の騒音で、例えばテレビを見ていても聞こえないとか、それは正常な人が考えてもかなりの苦痛であります。そういう中で、まあお年寄りの方とか幼児にとって、また病人の方にとっては非常に大切な問題でありますので、もっと積極的な取り組みをしていただきたいと考えております。特にこれからは環境問題が叫ばれている時代でもありますので、お願いしておきます。  公園の問題については、今後ともそういうような貴重なお金でありますので、もっと詳細な、綿密な計画を立て、将来変わるというような予測が立てられるものならば、そういうものについてはもっと違った形でされた方がよかったのではないかと、そんなことを思ってりますが、今後とも気をつけてやっていただきたいと思います。 32: ◯議長伏屋嘉弘君) 四十六番、武藤房数君。    〔武藤房数君登壇〕(拍手) 33: ◯四十六番(武藤房数君) 公明党の第三番目として発言通告に基づき、順次発言をさせていただきます。    〔私語する者あり〕  議長、大事な発言するときに何で出てかれるんですか。ちょっと中へ入っていただくように要請してください。(笑声)ばらつきが多過ぎますよ、それなりの理由が出てますか。 34: ◯議長伏屋嘉弘君) いや、わかりません。今、調査してみます。(笑声)    〔私語する者あり〕 35: ◯四十六番(武藤房数君) (続) 最初に、境川総合治水対策についてお尋ねいたします。  境川は岐阜市の東南部の主幹的河川であります。この河川流域での抜本的な治水対策は、岐阜での最重要課題となっております。境川流域の治水に対する安全性の確保こそ、流域の発展に欠くことのできない重要な問題であります。この治水工事の早期実現をたびたび要請してきましたが、その後の進捗状況はいかになっておるでありましょう。技術助役お尋ねいたします。  また、平成元年三月三日に、境川流域総合治水対策協議会の設立が行われたと聞いておりますが、その後どのような協議がなされてきているのか。さらに今後の協議会としてのあり方について、あわせてお尋ねいたします。  次に、環状線の早期完成を目指してお尋ねいたします。着工から既に二十年が過ぎ、関係者の方々は大変な御努力をしておられることと存じます。この環状線の完成はいつになったらできるかと、多くの市民からたびたび尋ねられるのであります。ここに質問させていただきます。  未着工の部分の一つ、仮称日野大橋についてでありますが、昨年より県は地下道にした場合も考えられるのではないかということで、いろいろ検討がされたようであります。結果、地下道案はなかなか難しいというようなことであります。そうなれば、橋梁しかないわけでありますから、長良川河畔の美観を損なわないような橋梁を県も検討を始められたようでありますが、観光資源の一つとなるような全国的に誇れるような橋梁にしてはどうかと思うのであります。そうしたことを考えますと、一日も早く事業認可を得て工事に着工するようなことを県に対して要望すべきではないかと思うのであります。御承知のとおり長良川にかかる橋梁くらいになりますと、着工から完成まで八年から十年はかかるでありましょう。仮称大縄場大橋が完成するのは平成四年ですから、約十年くらいかかるのであります。  もし大縄場大橋が完成してからとなると、ことしより三年後に着工することになるのであります。これでは環状線がいつ完成するかということになるのであります。例えば、平成四年に着工し、最大完成期を早めて五年としても、平成八年にしか完成しません。要するに七年か、十年先に橋梁が完成することになるのであります。これらのことを考えてまいりますと、県に対し一日も早く仮称日野大橋の工事に着工するよう、申し入れるべきであると思いますが、市長の所見を伺いたいのであります。  次に、国際交流会館の建設についてお尋ねいたします。  年々、国際交流が大きく発展しつつあります。外国の方々が日本に来て驚くことは、非常な物価高であります。岐阜市におきましても留学生、研修生、この他短期、長期に滞在しておられる外国人の方々もかなりあります。生活に必要な衣食住の中で、特に住む所を確保するのに大変な費用がかるようであります。こうした方々に少しでも負担を軽くしてあげることに尽力していくことが大変大切ではないかと思うのであります。お隣の愛知県は、愛知県と名古屋市が中心となって、昭和六十三年度から建設を進めていた国際交流学生会館が今月の二十日に落成式が行われます。鉄筋コンクリート十階建て、延べ床面積三千八百平方メートル、一階から三階は保健所、四階から十階が留学生の宿舎、単身用八十室、夫婦用が十室でいずれもバス、トイレ、キッチンつきであります。これは全国で初めて自治体が建設した留学生のための宿舎であります。全国より大変注目されておるのであります。  私が要望しますのは、国際交流会館であります。留学生、研修生と限らないで、外国人の方々が幅広く利用できる建物であります。この国際交流会館を通し、各国の国際交流が活発に進んでいくことも明らかであります。このことから日本をより深く理解し、岐阜市が世界へと友好を深めていくことにつながっていくのではないかと思うのであります。国際都市としても、こうした建物があっても当然でありましょう。市長の所見を伺いたいと思うのであります。  次に、岐阜市立女子短期大学移転と四年制大学の諸問題についてお尋ねをいたします。  きのうも何人かの方がこの質問をいたしておりまして、学長からかなり明らかになった分があります。要約してまいりますと、岐阜市に文科系の国立大学を持つ、文科系の大学を持つことが市の発展の大きなプラスになる。そして、四年制志向が強い時代になったからその方向で検討しておると。そして、文科系四年と短期大学部を残していく。要約するとこういうことでありますが、特にこの中でシンシナティ市からの教授を招聘するという話もありましたが、具体的にいつから、いつまでぐらいになっておるのか。これももう少し明らかになればしていただきたいと思うのであります。そして、この文科系の中で、特にファッションに関することをもう少し明確に、明らかにしていただきたいと思うのであります。また市長には、移転をしなければならないということは、もう明確になっておるわけでありますが、わかれば移転候補地などが何カ所か上がっておるのか、あるいはどこかに決定をしかけておるのか。その移転候補地の現況と見通しについて明らかにしていただきたいと思うのであります。  次に、学校給食についてお尋ねいたします。  四月より学校給食費が、学校給食費が財団法人学校給食会の理事会で審議の上、改定されることになっているようであります。その額は、小学校が三千四百八十円、中学校が四千百六十円で、いずれも月額で値上げ率は九・四%となっております。改定の理由は物価の上昇分と米飯給食を月二回増回し、週二・五回とし、加えて食事内容の充実を図るということであります。これができれば二・五回の米飯給食となるのであります。以前より私は、週三回、米飯給食を行うべきであると何回も本議場で要望をしてきたところであります。学校給食会主任会の調査結果表を見ますと、米飯は週何回がよいですかという問いに対し、小学校が、週二回でよいというのが四一%、週三回にしてほしいというのが二六・五%、週四回にしてほしいというのが三〇・五%、これ、週三回と四回を足しますと五七%の方が週三回ないし四回にしてほしいという結果が出ておるわけであります。一方、中学校は、週二回でいいですかという問いに対して四五・三%、週三回にという問いに対しては三五・四%、週四回という問いに対しては一九・三%、三回と四回合わせますと五四・七%が米飯を要望しているのであります。明らかに米飯を週三回もしくは四回という希望が多いのであります。また文部省体育局学校健康教育課より、六十三年十一月七日付でもって各県に「米飯給食の推進等について」の通達がありました。その中にも週三回実施にするよう記載されておるのであります。これを機会に週三回の米飯給食を実施すべきであると思いますが、答弁を願いたいのであります。  問題の第二点は、副食についても、現在、統一されたものが画一的に出されているのであります。副食は私は少なくとも二ないし三品をつくり、バイキング方式にして一人一人がこの中より好きなものを好きなだけ選択して食べれるようにしてはと思うのであります。こうした様式は既に実施されているところもあるようであります。これもあわせて教育長よりお答えを願いたいのであります。  次に、余裕教室を社会教育施設として利用することについてお尋ねいたします。  二十一世紀に向けて、長寿化の進行、科学技術の急速な進展、余暇時間の増大、職業の生涯の長期化、高学歴化というような条件のもとで生涯にわたる学習機会のニーズが一層高まってきているのであります。まさに生涯学習時代の到来ということであります。したがって、地域の多様な学習意欲への体制の整備が必要であります。学校の余裕教室を利用することを考えるものであります。児童生徒の減少などで生じた余裕教室を地域住民の学習、文化活動等に活用できるようにということであります。既に体育館、運動場などの地域開放は行われておりますが、社会教育施設としての活用等、活用はまだの段階であります。生涯学習の拠点として、学校を位置づけることにしてはいかがと思うのであります。余裕教室の現況、今後の推移も含めて、その所見を伺いたいと思うのであります。教育長より御答弁をお願いします。  次に、公共施設の運動場及び広場に緑化の推進を進めるために、芝を植えることについてお尋ねいたします。  これは公共施設の運動場の周辺住民の方々は、春、夏、秋などの季節には砂ぼこりをかぶって大変な苦労をされているような所もあります。行政もよく承知のことでありましょう。このことにつきまして、本議場で私も何回か要請したこと、あります。公共施設の広場に芝生を植えることは多くのメリットが考えられます。その第一としては、まず運動場の周辺の民家の方々が大変な砂ぼこりをかぶり、被害を受けておられますが、これらの解決策の一つにもなるわけであります。第二は、芝を植えることにより緑化が進行し、空気浄化の一つにもなるわけであります。市民の健康へとつながっていくのであります。第三には、この芝の手入れは、小中学校であれば児童生徒に環境教育の一環として実習をしてもらうようにすれば、自分たちの運動場を教育の場として使用することもできるのであります。また、シルバー人材センターの協力を得ることも考えられるわけであります。このように考えてまいりますと、いかに多くのメリットがあるかおわかりいただけると思います。この点、教育長より所見を伺いたいと思うのであります。  次に、リバーフロント構想についてお尋ねいたします。  市長も本定例会提案説明の中で、金華山と長良川の持つ美しい自然と鵜飼に代表される観光を生かしたリバーフロント構想の実現による国際的なコンベション都市づくりを推進していくと、その決意の一端を述べております。岐阜市の二十一世紀に向けて、新たな都市づくりは幾多の問題もあります。緑したたる金華山、清流長良川の風情はだれもが絶賛する美観であります。この恵まれた環境を生かした都市づくりは、行政に課せられた重要な課題でありましょう。かつて本議場で論議いたしましたとき、市長もその重要性は痛感し続けている、そのチャンスは今を期してない、一日も早く構想をつくり上げ、日本一の場所に改造すると公言されているのであります。その後いまだ明確なビジョンが発表されていないのであります。こうした動きを知ってか知らざるかわかりませんが、岐阜市の市民のあるグループから提言として空間回廊と位置づけ、長良川をもっと身近にした町づくりをしようという提言であります。長良川のにじ計画と呼んで同グループが長良川周辺の大改造計画を大胆に提言しているのであります。これは岐阜新聞一月一日付に発表されていることであります。私は重大な提言であり、市民グループによる市行政のおくれを指摘されたとも受け取っても過言ではありません。  ここでお尋ねいたします。長良川リバーフロント整備計画はどこまで進んでいるのでしょうか。今後の進捗状況と、その基本的な方向はどのようになっているのか明らかにしていただきたいと思うのであります。企画部長及び市長からお答えをしていただきたいと思うのであります。  以上で質問を終わります。(拍手) 36: ◯議長伏屋嘉弘君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 37: ◯市長(蒔田 浩君) 武藤議員の御質問にお答えを申し上げます。  まず最初の、環状線の早期完成を目指すということであります。あとは四・一キロを残す環状線でございます。したがいまして、県の直買による道路、あるいはまた区画整理によってつくる道路、あるいはまた日野にかける橋もしくは地下道、さらにトンネルを掘りまして東バイパスにつけていく、それだけが残っておるわけであります。いずれも重要な地点ばかりでありまして、区画整理もようやく本腰になってきたというところであります。またこの日野にかけるところの橋につきましても、いろいろあの周辺が金華山を眺望する上において、あるいはまた鵜飼をやる地点であるということから、ただ単に簡単に橋をかければいいと、そのほかのことは構想も持たぬでもいいというようなことではなくして、やはり岐阜市にとりましても、大事な場面、場所であるということから県におきましても、地下道にするのか、橋にするのか、いろいろ既に何回も何回も有識者、あるいはまた技術者等を入れて岐阜県道の計画検討委員会ということで研究、検討が重ねられておるわけでございます。委員会は河川構造力学、景観、環境等の専門分野の大学教授、建設省、岐阜県、岐阜市、そういう関係者で構成しておるわけであります。委員会の検討された結果につきましては、今年度末に結論が得られると聞いております。岐阜市といたしましては、この結論を待って強く要望してまいる所存でありますが、従来から、もし仮にその結論が橋となるかどうかわかりませんが、従来の考え方はもしそういうことについても、あの地域の環境を十分考えて、この施設が観光資源としてでも全国から人が来て、見に来るぐらいのいい内容を持つ、美観を持つ観光資源として利用せられるような施設としてつくってもらえればということは、既に陳情いたしておるところであります。いずれにいたしましても、環状線の早期完成ということは、極めて岐阜市にとりましての町づくりにおいて大切な事業であるわけであります。西回り線ができてから、あの道路の利用度というものが急激にふえたということと同時に、道路沿線における諸開発が活発に行われ、地価もできる前と今日との価格は恐らく、私詳しくは知りませんが、非常に高い金になってきたということであります。いかにアクセスが大切かということは一方には、そういう土地が上がるということもありますけれども、それだけ魅力がその道路を持つということは、やはり商業活動、あらゆる業務活動を活発にしておるという点にもあろうかと存じますので、この環状線の早期完成というのは緊急な課題である、早期実現に向けてさらに努力をしておるわけであります。もちろん、この環状線に対します早期の促進連盟というものがありまして、国に対しましても毎年陳情を皆さん方もしていただいておりますし、県にもしていただいております。県もまた努力をしてもらっておるわけであります。あと四・一キロを残すこの問題が、早期の実現のためにも一層のただいま申し上げましたように、努力をしたいと、かように思っておるところであります。  国際交流会館でございます。ちょっとすみません。    〔蒔田 浩君降壇後、再登壇〕  現在、岐阜市に留学生だけで百五十人の人がおられます。アメリカ、中国、オーストリアその他、東南アジア関係、すべての方がおいでになって、これは主に岐阜大学の留学生、もちろん岐女短もございますし、その他の高校生も大学生もあるわけでありますが、そういう方が岐阜市に今おいでになるわけであります。一番やっぱり困っておるのは宿舎であります。岐阜大学の中に国際交流会館というものがありまして、三十一人の単身者は泊まれるようになっておりますが、それから家族は五家族ということしか施設がありません。したがいまして、その他の方々につきましては、学校側を初め、岐阜市の国際交流室でもお世話をして、民間の部屋をお借りをして、そしてあっせんをして、その方々の宿泊の利便を図っておるということは実態であるわけであります。ますますこの国際交流というのは激しくなっていきましょうし、日本に学ぶと、留学をするということは一つには大きな外国の方々の目標でもあるわけであります。したがいまして、今後さらにふえるということであります。一方、そういう人たちが岐阜市にとどまる、足をとどめておられる中においては自分らの外国人同士の交流、これも大変私は大切なことであり、望んでおられるわけであります。  したがって、どっかの拠点が欲しいということは、これは学生はまだ交流会館というものが岐阜大学の中にありますけれども、岐阜大学以外の人もおるわけでありますし、一般人の方もあるということから、前からのアンケートでも、外国人にアンケートしますと、拠点が欲しいと、自分らが集まる拠点、そしてそこに自分たの国が、あるいは日本との関係が日々どうなっていっておるのかと、いろいろなこの情報を欲しいということで、国際交流会館を望んでおられるわけであります。もちろん一方には国際交流会館といいましても、大都市がつくっておるもの、これはまたお金もまたたくさんあって、十分な施設で、ただいま御質問者がおっしゃったような施設があるわけであります。名古屋等もあるわけでありますが、なかなか岐阜市において──そういう施設があって、ねたましく思うわけでありますが、なら岐阜市でできるかと言われると、とてもとてもそこまではやっていけないということでございます。したがって、どの程度の内容で宿泊施設を持ったらいいのかどうか、いろいろなことがありますから、現在そういうことを含めまして、国際交流推進懇話会というようなことでいろいろな方の意見を求めておるわけであります。また先般、岐阜地域留学生交流推進協議会というものが学校と、それから県、市一体となり、また民間と一体となりまして設立をされ、問題の解決に当たる体制ができたということでございます。私もこの協議会の一員であるわけでありますが、いろいろこれからそういう協議会、あるいは岐阜市の懇話会その他をもちまして、岐阜市にふさわしいような会館づくりをしていくためにもいろいろな意見を聞いて、そして進めていきたいと、かように思っておるところでございます。  次に、短期大学の移転と四年制大学の諸問題についてお聞きでございます。まだいろいろ懇話会の中の意見ということでありまして、あくまでそれは意見でありまして、岐阜市としての移転をどうするのかとか、あるいは四大を持つのか持たぬのか、持つともまだしておりませんし、そういう意見がどの程度あるのか、また独自で将来の岐阜女子短大のあり方というものも考えつつ、あるいはまた学科の重要性の問題もいろいろ当分まだそういうことを研究する時期であろうということでございます。したがって、仮に移転をするとしたらどこがいいのかとかいうようなことも考えなければなりませんし、まだ定まった所もあるわけではありません。環境というものも大切でありますし、千坪や二千坪の敷地ではないわけでありますから、相当の広範囲な敷地、あるいはまた女子の生徒、学生というようなこと、いろいろ総合的に考えられまして、今後、幾つかの部門の研究が煮詰まりました上において、また議会の皆さん方にも十分お諮りをし、御同意を得つつ、この仕事を進めるべきであるということと同時に、昨日も申し上げましたように、一方、メッセ計画というものもまたあるわけであります。もちろん、このメッセ計画にいたしましても、単年度の短い年度にすべてができるというようなものではないわけであります。やや長期のもの、あるいはまたできるだけ早くつくっていく必要のあるもの、これも選択をしなければならないわけであります。いろいろ、私、県とも、特に知事さんともいろいろ内容を話しておるわけであります。きのうの御質問にもありました問題もありますので、これからまた梶原知事さんともよく話をして、そして全体を眺めて、全体を眺めて後で出てきますリバーフロントの構想とも、そういうものも全体をよくあわせ考えまして、岐阜市がこの長良川、金華山を持つあの付近の整備、あるいはまた長良川は治水ということも極めて大切であります。メッセの所はあれは後から堤防を締め切った所であります。大変危険な所でもあるわけであります。したがって、国においてはあそこを高規格堤防にしたいという意見も持っておられるわけであります。そういうこともこれもまた考えなければならぬわけであります。したがって、ただ、そこに土地がある。すぐ建てればいいというようなことで事が進むわけではありません。治水はいいかどうか、治水はどいうふうの堤防をつくったらいいのかというのは建設省も考えるし、また地元もそれにあわせて、あるいはまたその付近の整備は、メッセは何を最初にしたらいいのか、どんな規模にしたらいいのか、だれがお金を出すのか、内容はどうしたらいいのか、これも一日や二日や、一年やそこらで簡単に何でも出てきません。お金の準備もしなければなりませんし、議会の皆さん方の十分御同意を得、御検討を得て、それならばどうじゃと、こういうよろしいと、そういうことを踏んまえて、踏んまえていかなければならぬと思っておるわけであります。リバーフロント構想につきましても、ただいまいろいろの学者の方々のお集まりをいただきまして、リバーフロント構想というものを詰めております。これからもう一年、この平成元年度、先般一応元年度のことは終わったわけでございますが、さらに引き続いて二年度においてもより具体的にいろいろ意見がたくさん出ております。とにかく何をするにいたしましても、これから岐阜市が国際コンベンション都市として生き抜いていく上においては、ただできただけではいかぬわけであります。その生きた、つくった施設が利用されねば何にもならぬわけであります。利用をしてもらうにはどんな内容なら利用するだろう、魅力があるのか、その施設は、環境はいいけれども、施設はどうもはっきりほめたものではないというようなことではだめなんで、お金をだけかければいいかということでも、これもだめであると思うわけであります。そういうことを考えますと、大変難しい内容を持つものであるわけであります。レインボー計画ということも、よく空間回廊の皆さん方の御提言も私は全部承知いたしておりますが、なかなかそういう方々の意見をうのみにできるわけでもありません。川の中に橋をかけ、二階の道路をつくれとおっしゃるけれども、それはまたおっしゃる側はまことにいいお考えに見えますけれども、あの長良川の三輪―早田線の上にもう一つ道路をつくれとおっしゃっても、川の中につくってはいかぬ施設をつくれとおっしゃってもできるわけではないわけであります。だれもそんなものは許可をしてくれぬわけであります。着想はいいけれども、実現は不可能ということであっては、これはやはりにじのような計画ということがレインボー計画か知りませんが、(笑声)まあ、(笑声)そういう橋のようなことはとても難しい。しかし、あそこの川に景観をつくり出すという、そういうこの空間回廊の皆さん方の着想は、また大変私はいい内容を持つということでは、私も共感をしておるわけであります。したがいまして、いろいろこれらにつきましても、道路の問題はどうしたらいいか、あるいはまたあの付近全体の鵜飼やら、旅館街やら、旅館街の後ろの道路、あるいは堤防、こういう所をどうしたらいいか、長良橋の北、東ですか、東は一体どいうふうにしたらいいか、南はどうしたらいいのか、いろいろお知恵がこうして出てくることは本当に私たちも力強く感ずるわけであります。一層そうした面につきましても、大いに勉強をし、多くの方々の知識をいただきましてより岐阜市に最も適切な、そしてできる可能のある計画を早くつくらねばならぬということで自分の気持ちの中にはいろいろ焦りも持たぬわけではありませんが、やはり多くの方の意見を聞いてやりたいと、こういうことでございます。  以上であります。 38: ◯議長伏屋嘉弘君) 助役、坂井 博君。    〔坂井 博君登壇〕 39: ◯助役(坂井 博君) 境川総合治水対策についてお答えをいたします。  流域の発展は、その流域の安全性が確保されていることが必須であることは御質問者の御指摘のとおりであります。  境川につきまして、国の理解と県の努力によりまして、昭和六十三年度総合治水対策特定河川事業に採択されまして、それから事業費も大幅に伸び、現在下流部の羽島市及び柳津町で河道掘削及び用地買収の事業がそれぞれ進められておるわけでございます。特に平成元年度には用地国債も採択になりまして、用地取得が大幅に実施されているというふうに伺っております。今後とも国、県に対しまして、この事業の推進につきまして、さらに強く要望をいたしてまいりたいと存じます。  また協議会の経過についてでございますが、御質問者が申されましたとおり、平成元年三月三日に協議会が設立され、七月には総合治水のパンフレットも作成いたしまして関係市町村に配付されております。総合治水は流域の理解と協力が絶対的に必要であり、総合治水の基本となります流域整備基本計画案に基づいて、今、国と県が詰められておるわけでございます。この案が決まり次第、協議会で実施に向けて、協議会で協議をしていきたいというふうに考えておりますのでよろしく御理解が願いたいと思います。  以上でございます。 40: ◯議長伏屋嘉弘君) 女子短期大学学長、小瀬洋喜君。    〔小瀬洋喜君登壇〕 41: ◯女子短期大学学長(小瀬洋喜君) まずシンシナティからの招聘の件でございますけれども、外国人講師の契約は年限を限ってお願いをしております。今回は三年を契約の年限として交渉しておりますけれども、向こうの方のいろんな都合がありますので、あるいは二年になるか、あるいは一年になるかというようなことで、現在交渉をしております。なお、おいでいただくのは四月からの予定でございますけれども、これも向こうの方の都合であるいは五月になるかもしれないという、そんな状況で現在進めております。  第二に、ファッション工科大学でございますけれども、昨日も申しましたように懇談会でいろいろと御意見を伺いたいと存じております。現在までにファッション工科大学の要望がいろいろとありながらも、かなり長い年月がたってまいりましたのに実現に至っておりません。これは調べてみますと、設立者をだれにしたらいいのか、あるいはどんな内容にしたらいいのか、あるいは御要望がいただきましたように、ファッション学部にしたらとか、あるいは私の大学の専攻科をしたらというようなことがいろいろあるわけでありますけれども、いろいろと検討してみますと、大学教育ということになってまいりますと、地元の業界の方々の要望の中でファッション産業だけに焦点を当てて、すぐに役立つようなファッション技術者の養成を目的とするべきなのか、あるいは貿易の拡大や国際関係の進展に対応して外国語や国際関係を充実した方がよいのか、あるいはまた官庁、企業、団体などの広く求められているような情報関係の技術者がよいのか、こんなようなことがいろいろとふくそうしてくるようでありまして、岐阜市として大学経営のあり方の中で今後検討すべきことだと思うわけであります。懇談会での検討の内容につきましては、昨日御紹介申し上げたところでありますけれども、市長も申されましたように、これは懇談会での意見でございまして、四年制大学を設置したらいいのか、あるいはどんな学部にするのか、あるいはファッション工科大学をつくるかというようなことについては、市当局、あるいは市議会の皆さん方の御検討の上での決定によるものでございますので、大学といたしましては、御指示をいただければしかるべき作業を進めたいと考えております。  以上でございます。    〔私語する者あり〕 42: ◯議長伏屋嘉弘君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕    〔私語する者あり〕 43: ◯教育長(浅野 勇君) 米飯給食は昭和五十三年に初めて導入し、翌五十四年から週二回実施して今日に至っております。米飯給食は子供たちに好評で増回希望も多いこと、また国は週三回、県は週二・五回以上の実施が望ましいとしていること、さらには岐阜市学校給食研究委員会での答申を踏まえ、二年度からは週二・五回と増回する予定であります。しかしながら、米飯給食の増回に当たっては、パンと米飯の価格の差額に米飯に合ったおかずを配慮するためコストがふえること、一回約五万二千食の米飯を用意するためには、米飯の供給元となる県教育委員会との調整、さらには県学校給食会の指定する炊飯業者の炊飯能力や配達能力が必要であること、また米飯の増回により、加工を委託しているパン製造業者との調整が必要であること、児童生徒や教職員、保護者に米飯給食の意義の理解を得ること等々必要でございますが、このたびこれらの要件を整えることができ、実施に踏み切ったわけであります。御提言のありました週三回につきましては、今回の増回による実施状況を見極めながら検討してまいりたいと考えております。  次に、バイキング給食でございますが、他の市町村の一部の学校では学校行事等に合わせて年に一、二回実施されているようであります。このよい点は、それぞれの好みを生かすことができたり、個人差に合わせた食事量をとれる点にありますが、実際に子供たちが自由に副食を選択する給食を実施するには、児童生徒が栄養のバランスを理解した上でおかずを選択するための十分な事前指導が必要であります。また副食については、多種類で、しかも多目に用意しなければならないため、二、三食分に相当する経費が必要でございます。給食内容に合った食器器具が必要であること、また調理する手間が増大すること等の要件を整えることが必要でございます。今後ランチルーム設置校などで研究していきたいと考えております。  余裕教室の現状でございますが、平成二年度で小学校百六十七教室、中学校五十一教室でありますが、児童生徒数の減少もピークを過ぎ、今後余裕教室の数も横ばいないし微増程度で推移していくものと予測しております。御提言のあります学校開放に向けては、体育館や運動場の開放と同様に学校開放運営委員会のような管理運営上の組織と、施設面での開放ゾーンの設置等、条件整備が必要であろうと思います。したがいまして、学校長ともよく協議し、その意見も踏まえ、さらにまたこれらの条件整備が整った段階で順次、開放に向けて努力してまいりたいと思います。  運動場の緑化の問題でございますが、学校の運動場や公共広場に砂じん防止と緑化推進のため芝生を植えてはどうかということでございますが、運動場の砂じん防止対策として現在、各小中学校の運動場に防じん剤を年一回散布し、砂じんの防止に努めているところでございます。御指摘のとおり、学校の緑化対策として校庭に芝張り、植生は児童生徒に安らぎと潤いを与え、情操教育に効果が期待されるものでございます。また運動場の砂じん防止の一助となることも考えられます。既に早田小学校、芥見南小学校、青山中学校等の一部で実施しておりますが、この芝生が日ごろから散水、除草、芝刈り等、その維持管理の徹底と、一定の養生期間を保つことが必要と言われております。体育授業や部活動、社会開放等の使用頻度が高い現状では運動場での全面施工は難しいかと考えております。校内に緑は大切でございます。したがいまして、これまでの生け垣、植栽、庭木、石等の修景整備にあわせて、校庭の一部や校舎周辺の環境整備工事の中で実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 44: ◯議長伏屋嘉弘君) 企画部長、町田裕彦君。    〔町田裕彦君登壇〕 45: ◯企画部長(町田裕彦君) お答えいたします。  先ほど、市長の答弁で示された考え方を踏まえまして、事務当局として鋭意具体化に向けて詰めておるところでございます。六十三年度につきましては、忠節橋から藍川橋までのリバーフロントの整備のあり方について検討をいたしたところでございますし、本年度につきましてはアフターコンベンション魅力創出調査等の中でさらに具体化に向けて詰めておるところでございます。また今回御審議をいただいております来年度調査につきましても、所定の予算を計上しておるところでございます。なお、空間回廊の御提案でございますが、こちらにつきましては、私、直接メンバーの皆様方にお会いをいたしまして意見交換をさせていただきました。さまざまなアイデアが含まれておる御提案でございますが、そのようなアイデアの中には、まあ示唆に富んだものもございますので、そのようなものにつきましては、今後の調査検討の中で具体化に向けて詰めさせていただきたいと考えております。  以上でございます。    〔「議長、四十六番」と呼ぶ者あり〕 46: ◯議長伏屋嘉弘君) 四十六番、武藤房数君。    〔武藤房数君登壇〕 47: ◯四十六番(武藤房数君) 再質問を若干させていただきます。  発言の通告に基づいて再質問をさせていただきますが、最初にですね、境川総合治水対策について、技術助役からいろいろお話がありましたが、要するに今後とも進むように、国、県に対して要望していくということで現在、下流部から用地買収に入っていくということでございますが、境川流域総合治水対策協議会、これは昨年、元年度三月三日に開催をいたしましたですね、それ以後何回行われたのか、ちょっと答弁していただきたいと思うわけであります。どうも私の聞く範囲では、開催しただけで今日までどうも開かれていないんじゃないかなというふうに思いますけれども、御答弁願いたいと思います。  それから、環状線の早期実現については、市長から既に、いろいろな大事な場所ですから、岐阜市としても大事な場所だから陳情しておるということでございますが、この私の情報の中ではどうも地下道は大変難しいというようなことで、たしか市長もおっしゃったように今年度末ですから、もう恐らく今月末に県としても結論を出す時に来てるんじゃないかと思います。どうか、大変重要ないい場所でありますので、日本に誇れるようなすばらしい橋梁ができること、できるように、なお努力していただきたいことを御要望申し上げておきます。  それから、国際交流会館ですけれども、まあ確かに必要なことは認めておられるようですけれども、お隣の愛知県や名古屋市が共同でつくったような、そんな立派な施設はなかなか難しいということで、一遍、協議会などで検討しておる。岐阜は岐阜で、できるだけいろんな意見を聞いて、外国人のアンケートなんかを見ますと、大変に現在、岐阜市に滞在しておられる外国人の方もそういうどっかの拠点を強い要望しておられるということも認識しておられますので、これはできるだけ早くですね、先ほど申し上げましたような国際交流会館というようなものをですね、実現できるように要望申し上げておきます。  で、女子短期大学の移転と四年制大学の問題についてはですね、きのうの答弁とは随分違ったというか、後退してきたという感じですね、皆さん方も御承知だと思いますが。どうも懇談会でかなりの、きのうの話では煮詰まってきたようなお話でありましたが、きょうですと、きょうの市長の答弁ですと、それも懇談会でまだこれから決定していくんだと、移転用地にしても、千坪や二千坪で済むようなものではない。幾つかの部門で明確になった時点に移転先も検討するということでありますし、また全体的な構想の中、あるいはメッセ構想も含んで大学のことを考えていくという、大変、きのうより後退したような答弁でありましたけれども、いずれにしても、もう移転しなければならぬことは、もう明確でありますし、そして後の跡地の利用についても早急に進んでいく方向に進んでおりますので、そんな悠長なことは言っておれないわけでありますので、どうか懇談会で早い時期に結論が出るようにしていただきたいことを要望申し上げておきます。  それから、学校給食の米飯についてですね、教育長は要約すれば今度の週二・五を実施して、その状況を見て、次考えるということでありますが、これは先ほど申し上げましたようにですね、大変データ見ますと、調査を見ますとね、三回、四回という要望が多いんですね。特に三回、四回の要望の中で、そのいろんな問いかけがあるわけですね。それを読んでみますと、パンがおいしくない、三回の人はですね、パンがおいしくない、食欲がわく、たくさん食べられる、米飯が好き、いろいろな主食が食べたい、これ、主食が食べたいというのはいろんな要望をしているわけですね、一品だけで、これしかないからこれだけ食べなさいよというやり方は。もう既にいろいろな主食が食べたい、副食も食べたい。四回の方は、三回の方も御飯がおいしい、パンが嫌い、朝はパンだから一日置きに、朝パンだから一日交代だといい、力がつく、おなかがふくれると。週四回はですね、御飯が好き、毎日でもよい、御飯がおいしい、食べやすい、パンが嫌い、主食は御飯、日本人の食事、パンより多く食べられる。このように三回、四回の子供たちは非常に御飯の要望が強いわけですね。中には、朝、家で朝食がですね、パンを食べてくる。で、学校でまたパンを食べる。だから、せめて学校でおいしい御飯が食べたいというですね。(笑声)こういう声があるわけですね。また食べてない、朝食をとってこない子もおるわけですね。だから、いろいろこういうことを見ますと、大変、この米飯をふやしていくということは大変大きな力になっていくと思うんですね。そして、なお米の余り現象もですね、解決の一部ですけども、解決の方向につながっていく。こういうことですから、まあ、教育長がおっしゃったように、今回、週二回半ですけども、できるだけ早くですね、そりゃ、いろいろパン製造業界の問題もあるでしょう、いろいろな関係もありますから、一挙にいかないということは私もよく知っております。これ、通達見ますと──これ文部省から来ている通達ですね──週一回未満実施校の解消に、週一回実施校については、週二回実施の方向に進んでほしいと。また既に過半数を占める週二回実施校の設置者については、週三回実施への回数の増加を図られるようあわせて御指導願いますと、こう言ってるわけですね。週三回にしていきなさい、将来的には週三回にしていきなさい。確かに県教委からはですね、当面週二・五でやったらどうかという通達もありますけれども、文部省は逆に早く週三回を取り入れていったらどうかということの通達が来ているわけですね。だから、早い時期に週三回を取り入れてほしいと思います。  あとはですね、学校給食は──それから、公共施設の運動場に芝生の緑化をということを申し上げたが、確かにいろいろな問題点はあることは私なりに知っております。一定の芝の手入れ、そして非常に校庭を使う時間が多い。芝の手入れに大変な時間がかかる。いろいろ難しい問題があることは知っておりますが、まあ、シンシナティ市を訪問したときに、ある学校へ行ったときに運動場に大変美しい芝が張り詰めてあるんですね。で、トラックの所だけは地肌が出てるわけですけれども、実にすばらしい校庭なんですね。そういうとこを見ますと、やはりそれなりの努力はされておるようですけれども、ぜひ、そういう難しい問題があるとわかりますが、運動場に芝を張ることを、どっかテスト的にですね、やってみてもいいと思うんですね。今、校庭の一部で実施していくということでありますし、既に校庭の一部でやっておられる所もありますが、全体的に芝を張ってやってみるということも大きな効果が出てくるんじゃないかと。  ま、いろんな問題があることはわかっておりますけれども、ぜひ実施してほしいと思います。  そして、次にリバーフロント構想についてですね、私がですね、昭和六十三年九月、六十二年の九月と二回この議場でリバーフロント構想に似た提言をしているわけですね。それなりのいろんな組織、懇談会をつくって、いろいろ協議しておられますが、たしか、今度ですね、道路の問題で、いろいろな問題がこれからあそこは出てくることが想定されるわけです。そのチャンスを除いて、あのあたりを再開発するということはもう不可能なんですね。だから、その辺の時期が今だと思うんです。だから、これはいろんな懇談会なり、学者の方に検討していただいておるようですけれども、ぜひですね、早く構想をまとめていただきたいことを、これは要望申し上げて、再質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 48: ◯議長伏屋嘉弘君) 助役、坂井 博君。    〔坂井 博君登壇〕 49: ◯助役(坂井 博君) 再質問にお答え申し上げます。  協議会は、三月三日以降開かれておりません。先ほど申し上げましたように、総合治水の基本となります流域整備計画案を、今、国で詰めておりますので、それができ次第協議会で実施に向けて諮りたいということでございます。
       〔私語する者あり〕            ━━━━━━━━━━━━━━━━ 延  会 50: ◯議長伏屋嘉弘君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯議長伏屋嘉弘君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。本日はこれをもって延会いたします。  午後零時 延  会 岐阜市議会議長       伏 屋 嘉 弘 岐阜市議会議員       船 戸   清 岐阜市議会議員       松 尾 孝 和 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...