◎市長(小口利幸君) 〔登壇〕 開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。 まず最初に、
新型コロナウイルス感染症の対応について申し上げます。御承知のように我が国では、3年ぶりとなります行動制限のない大型連休が終了いたしました。この間あるいはその後、一時新規陽性者は若干増加したわけでございますが、現在ではおおむね減少傾向で推移しております。したがいまして、国では基本的な
感染防止対策を徹底しつつ、重症化リスクの高い高齢者等への
ワクチン追加接種、積極的な検査の実施、医療提供体制の強化等を進めるなど、オミクロン株の特徴を踏まえた対策の重点化・迅速化を図っておるところとして承知しております。 長野県におきましては、4月20日に独自の「医療警報」を発出し、総合的な感染対策を講じてまいりましたが、5月中旬には「
確保病床使用率」が警報レベルの25%を安定的に下回る状況となったところでございます。こうしたことから、5月23日には「医療警報」を解除するとともに、各圏域の
感染警戒レベルを切り替え、その結果、松本圏域はレベル3となりました。マスク着用や手・指等の消毒、密集・密接・密閉の回避をはじめ、体調不良時の早期受診等の徹底を図るといった基本的な
感染防止対策を講じながら、社会経済を活性化させていくこととしております。 本市におきましても、一旦、学校や保育園等での感染が拡大するなど、若年層を中心に
新規陽性者数が増加したものの、現在はおおむね減少傾向でございます。しかしながら、今なお明らかな第6波の収束が見通せない状況でございますので、県と連携し、基本的な
感染防止対策の徹底を図るとともに、
社会経済活動の本格的な再開に向けた出口戦略を検討しつつ、感染状況等に応じた対策を迅速かつ柔軟に講じてまいります。 次に、
新型コロナウイルス感染症対策の柱でありますところの
ワクチン接種についてでありますが、医師会、医療機関などの関係機関の皆様の多大な御尽力と御協力によりまして、3回目の追加接種が進み、併せて5歳から11歳までの子どもたちに対する接種と、接種を控えていた人の初回接種を実施しておるところであります。 3回目の追加接種につきましては、2回目の接種完了からの接種間隔が5か月間に短縮されたため、それに対応する接種体制を整備するなど、さらなる追加接種の加速化を図っております。5月末時点の2回目接種者に対する接種率につきましては、65歳以上が95%、12歳以上64歳以下が63%となっております。特に若年層の追加接種率が伸び悩んでいる現状から、3回目の未接種者を対象に、改めて接種を勧奨し、一層の接種率の向上に努めてまいります。 さらに、このほど国の方針によりまして、4回目の
ワクチン接種の実施が示され、3回目接種から5か月経過した60歳以上の人と、18歳から60歳未満で基礎疾患等を有する者を接種対象としております。 今後は接種間隔に応じ、順次接種券を送付し、6月下旬には高齢者施設の入所者等から接種を始め、一般の対象者は7月1日から開始する予定であり、お盆までには可能な限り多くの対象者に接種ができるよう努めてまいります。 次に、このウイルスによる影響を受ける市内企業、事業所等への支援状況等について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、家計が急変し収入が減少するなどの生活に困窮する市民の皆様に対する国の支援策のうち、「
住居確保給付金」と「
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援給付金」につきましては、感染症の
社会経済活動への影響が長期間にわたっていることから、申請期間が8月末まで延長されております。関係する経費につきましては、本定例会に補正予算として提案させていただきましたが、引き続き
生活就労支援センター「まいさぽ塩尻」など関係機関と連携して、自立に向けた相談支援の強化を図ってまいります。
新型コロナウイルス感染症の第6波の到来により、持ち直しつつあった地域経済がさらに厳しい状況となっていることから、市内の
中小事業者等に対し緊急的な経済支援策として実施してまいりました「塩尻市第6波
対応中小事業者等緊急支援金」につきましては、去る5月18日に専決処分をし、申請者全員に対し支払いが完了いたしました。最終的には942事業者に対し9,217万9,000円の支給実績となり、市内事業者への経営支援の一助になったものと認識しております。 また、地域の消費喚起の拡大を目指しまして、3回目となりますが、
プレミアム付商品券を7月に販売いたします。こちらにつきましては、発行総額は7億8,000万円で、プレミアム率は前回と同様30%とし、1万3,000円分の買物ができる商品券を1冊1万円で購入でき、かつ
地元中小事業所で利用できるいわゆる「地域応援券」を前回同様7,000円とすることによりまして、地域事業者を支援してまいりたいと考えております。 また、加えまして、引換券による申請者全員が購入できるよう事前申請方式とし、申込み状況から市内経済への波及効果等を見定めながら、補正予算等を含めた臨機応変な対応を心がけてまいります。
新型コロナウイルス感染症は、本市の観光にも大きな影響を及ぼしておりますが、ウイズコロナにおける感染対策を講じた新たな取組を始めるなど、明るい展望も多少見えてきております。 行動制限のなかった大型連休中の観光客の入り込み客数でありますが、奈良井宿約9,000人、昨年同期と比較いたしますと約36%の増加となりましたが、コロナ前の令和元年の同期の数字と比べますと、いまだ5分の1にとどまっております。 一方、高ボッチ高原においては、約1万4,500人程度の入り込みがあり、昨年と比較すると4倍強、コロナ前の令和元年と比較しても1.4倍の入り込みなど、密を避けた
アウトドア人気を象徴する形となっております。 本市といたしましては、昨年8月の豪雨災害による市道の復旧に取り組むとともに、キャンプ場の整備、管理棟の改修、高ボッチグッズの販売、トイレの全面改修など、よりよい環境を整え、全国の皆様に高原の360度の大パノラマ、清らかな空気を堪能していただくことでブランド力や満足度を向上させてまいります。 さらに、2年にわたる延期を経まして、去る5月28日、29日の両日、
塩尻ワイナリーフェスタ2022を平出遺跡公園で、感染症対策を講じながら開催いたしました。参加者は例年の3分の1の1日900人として縮小実施をいたしましたが、開催を心待ちに全国から訪れた皆様方に「塩尻ワイン」を存分に堪能し、よかったねよかったねという声が会場の一面から聞こえてきた次第であります。 また、明日3日から6月5日まで、3年ぶりとなります「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」も同様に、
新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じて開催いたしますので、多くの皆様方のお出かけを期待するところでございます。 次に、
姉妹都市ミシャワカ市との交流について概要を申し上げます。 本市と
アメリカ合衆国インディアナ州ミシャワカ市は、昭和47年6月5日に姉妹都市の締結を行い、今年50周年を迎えました。この節目に当たりまして、4月25日から28日までミシャワカ市を訪問させていただきました。訪問中は、まず長年両市の交流に尽力していただき、昨年逝去されました塩尻市
特別名誉市民のドナルド・クロフォードさんの墓前において、感謝や哀悼の意を伝えたところでございます。 続きまして、姉妹都市50周年を記念した植樹式とレセプションに出席し、
デイブ・ウッド市長をはじめとした多くの
ミシャワカ市民の皆様との交流を深めることができました。また、さらに本日から6月9日までの日程といたしまして、7名の
ミシャワカ市民訪問団が来塩されます。これを機に両市の絆が一層強固なものとなり、多くの分野で市民が主役となった交流が促進され、末永い友交関係が深まることを大いに期待するものでございます。 次に、懸案事項等につきまして、その進捗状況を御説明申し上げます。 まず、第六次総合計画の策定について報告申し上げます。今年度は第五次塩尻市総合計画第3期中期戦略の中間年に当たります。「確かな暮らし 未来につなぐ田園都市」の実現を目指し、第五次総合計画の総仕上げに向けまして、本市を取り巻く環境等の変化や新たな行政需要に機敏に対応するとともに、令和6年度を始期といたします第六次総合計画の本格的な策定作業を開始する極めて大切な年となります。 前年度は、大学教授など有識者で構成されました経営研究会を4回開催し、第五次総合計画の中間総括を行うとともに、第六次総合計画の在り方について検討いただきました。
次期総合計画の策定に当たりましては、経営研究会の報告内容を尊重し、計画期間には社会環境の変化に機敏に対応するため、1期を3年とする中期戦略を3期、全体で9年間として第五次総合計画の考え方を継続する中で、計画の基本的な構成を中長期の未来視点から優先的に投資するべき施策を明確にする「
未来投資計画」とし、市政の羅針盤となる最上位計画として、さらに重点化を明示し、より戦略化することなどを基本方針としております。 5月9日には、第1回
総合計画審議会を開催し、計画策定の諮問を行うとともに、経営研究会の検討計画の報告や策定方針などについて協議いただき、5月17日の
議員全員協議会でも策定方針の概要について御報告させていただきました。 現在、10年後の塩尻市を思い描き、投資すべき分野や魅力を洗い出すため、1,500人を対象に
市民アンケートを実施しております。今後は各事業部から選出した職員による
庁内策定チームを設置し、具体的な策定作業を進めるとともに、各地区でのタウンミーティングや関係団体とのワークショップの開催により、まちづくりに関わる多様な主体の意見を反映し、随時、市議会の御意見をいただきながら計画策定を進めてまいります。 それでは、以下、主要事業につきまして、第五次塩尻市総合計画の基本戦略の項目に沿って概要を報告申し上げます。 初めに、「基本戦略A 子育て世代に選ばれる地域の創造」について申し上げます。 まず、「子どもを産み育てる環境の整備」についてでありますが、積極的勧奨が再開された「子宮頸がん
ワクチン接種」につきましては、ワクチンの有効性とリスクを考慮した上で接種の判断をしていただけるよう、定期接種の対象者に加え、積極的な干渉は差し控えておりました期間に接種ができなかった方を対象に案内通知を発送するなど、公平な接種機会の確保に努めております。 また、定期接種の機会を逸し、自費で任意接種を受けた方に対しまして費用の助成を行うこととし、本定例会に補正予算として提案させていただいております。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による親子の関係、子育ての心配事等の増加が引き続き懸念されることから、前年度に続きまして、大型連休中に「子ども・子育てに関する相談」を家庭支援課において開設したところ、延べ7件の相談が寄せられました。日々の相談も含め、保護者や児童の気持ちに寄り添いながら、関係機関とも深い連携の下に継続的な支援を進めてまいります。 「教育再生による確かな成長の支援」についてでございます。今年度から新たに設立いたしました「医学生奨学資金貸与制度」の運用が始まりました。医師を目指す2人の学生から申請があり、貸与の決定をしたところでございます。「未来につなぐ医療確保基金」の活用により制度を運用し、地域医療を支える人材の育成、確保を図ってまいります。 4月には県内4校目となります義務教育学校、楢川小中学校が開校いたしました。小規模校だからできることがございます。きめ細かで特色ある小中一貫教育を、地域の皆様の御理解、御協力をいただきながら創出してまいります。 国が推進する「GIGAスクール構想の実現」についてでありますが、学校のICT環境のさらなる向上と学習活動の一層の充実を目指し、引き続き、学校と連携して研究、実践をしてまいります。 今年度は導入済みの統合型校務支援システムに加え、新たに運用を開始した学校・保護者間の連絡システムの活用により、保護者の利便性向上を図るとともに、学校全体の校務負担を軽減し、児童・生徒に向き合う時間を極力確保してまいりたいと考えております。 また、塩尻市振興公社KADOのICT支援員による授業支援を継続するとともに、学習支援コンテンツ「スタディサプリ」の中学校全学年での本格導入を進めるなど、本市の教育環境や地域資源を活用した「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けまして、授業を改善し推進するなど、時代の変化に対応した能力と学力の双方の向上を目指してまいります。 次に、「基本戦略B 住みよい持続可能な地域の創造」について申し上げます。 まず、「産業振興と就業環境の創出」についててあります。「塩尻ワイン大学」は、本市としてワイン銘醸地の維持発展や農業の担い手の育成・確保、地域ブランド力の強化等に向けて取り組んでおります。 今年度は受講内容の一部を見直し、「栽培・醸造コース」には、近年常態化する異常気象に対応し、より確かな栽培技術の習得を目指すために、農業法人等へのインターンシップを導入するとともに、新たに本市の食文化やワイン産地の魅力発信を担う人材を育成する「アンバサダー養成コース」を追加いたしまして、21名の受講生で第3期を開講したところでございます。 続きまして、農作物の生育現況について申し上げますが、主力品目のレタス類の定植作業などが順調に進み、例年並みの生育状況となっております。5月上旬は低温となる日があったものの、果樹等の凍霜害被害は発生しておりません。今後は梅雨を迎えることから、引き続き、気温や天候の変化等に注視しながら、県やJAと連携して農作物管理等の適切な情報の提供や対策を講じてまいります。 次に、「域内循環システムの形成」についてであります。前年度の松くい虫被害件数は、過去最高となる年間290か所となり、被害拡大が続いております。 このような予断を許さない状況を踏まえ、今年度は松くい虫被害対策に関わる「枯損木処理委託料」及び「緩衝帯整備事業委託料」などの事業費を対前年度比1.6倍に拡大し、徹底した早期発見による早期駆除に加えて、樹種転換による緩衝帯整備を戦略的に進めることで面的拡大防止に努め、森林の有する多面的機能の維持増進による適正な森林保全を図ってまいります。 次に、「危機管理の強化と社会基盤の最適活用」についてであります。本市の悲願であります国道19号の4車線化につきましては、長年、国道19号塩尻地区整備促進協議会を通じまして国に対して事業化を要望してきたところでございますが、今年度、高出交差点から広丘駅南までの残り3.3キロメートルの未整備区間において、交通渋滞の緩和、交通事故の減少、歩道の狭あい区間の解消による安全・安心な歩行空間の確保などを目的とした事業化が決定いたしました。 本市といたしましては、早期に事業が進むように、地権者、地元区等の調整に努めるとともに、引き続き、国に対して要望活動を強めてまいります。 令和2年度から工事に着手しておりますところの小坂田公園再整備事業についてでありますが、東側の駐車場、トイレの新築工事が竣工し、5月に利用を開始いたしました。加えまして、昨年6月から一時利用を停止をしておりましたゴーカートにつきましても、4月から利用を再開しております。 今年度の工事につきましては、5月末までに約6割の工事を発注し、予定どおり事業推進を図っております。サッカー場の芝の整備についてでありますが、6月4日以降、塩尻中学校と東京都市大学塩尻高等学校サッカー部及び本市を拠点とするサッカーチーム、アンテロープ塩尻の協力によりまして、芝植え作業を実施していただくとともに、12日には松本山雅フットボールクラブの協力をいただき、市民イベントとして芝植え作業を行う予定としております。今後も多くの市民の皆様の憩いの場となるよう、魅力ある公園づくりを進めてまいります。 上下水道事業についてであります。自然災害に対するリスクマネジメントを強化するため、応急給水拠点や避難所など、緊急時の重要給水施設に水を供給する管路の耐震化を計画的に進めております。また、昨年8月の大雨災害により被害を受けた水道施設や災害復旧に関する管路の改良工事について、優先して実施しております。 令和3年度の上・下水道事業の決算状況につきましては、水道料金及び下水道使用料は、給水人口の減少はあるものの例年並みの収益となり、また適正な施設の維持管理と業務の効率化や経費の節減に努めたことなどによりまして、両事業とも黒字決算となる見込みでございます。 次に、「基本戦略を包括し機能的に推進するプロジェクト」についてであります。 「地域課題を自ら解決できる「人」と「場」の基盤づくり」についてでありますが、図書館の重点事業に位置づけております「信州しおじり本の寺子屋」は、開講から数えまして11年目に入り、今年度は例年より早く4月に開講し、17回の講演会を開催いたしてまいります。 中でも、前年度延期いたしました10周年記念講演会は、7月24日に女優の小泉今日子氏をお迎えして実施いたします。このほか有名人を招いての講演会等を予定しておりまして、本の魅力と読書の意義を多くの市民の皆様に広げることによりまして、図書館の利用拡大に努めてまいります。 次に、令和3年度一般会計の決算見込みについて概要を申し上げます。 令和3年度は、第五次総合計画第3期中期戦略の初年度に当たりまして、目指す都市像の実現に向けて、中期戦略に掲げた施策を重点分野として予算を集中計上し、掲げた施策を着実に推進するとともに、効果的な事業展開が図れるよう、成果やコストの方向性を示し、積極的な取組に努めてきたところでございます。 併せまして、
ワクチン接種体制の確保、感染拡大の防止、財政調整基金を活用した本市独自の支援などの
新型コロナウイルス感染症対策のほか、「確かな暮らし未来につなぐ創造事業」として、市民生活に密着した事業など、スピード感を持って進めてきた次第でございます。 これらの施策を積極的に推進するに当たり、歳入につきましては、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金をはじめ、国の補正予算に積極的に対応した補助金の確保、有利な起債の活用を図ったところでございます。 加えて、ふるさと寄附金につきましては、新たな返礼品を追加するなど効果的な工夫を凝らしたことなどから、前年度決算額を大幅に上回る見込みとなりまして、このような積極的な財源確保などに努めたことにより、結果といたしまして、実質収支、実質単年度収支とも黒字となる見込みでございます。 以上申し上げまして総括説明といたしますが、本定例会に御提案申し上げました各議案の説明につきましては、副市長から改めて申し上げますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして開会の挨拶といたします。 以上です。
○議長(牧野直樹君) 演壇及びマイクの消毒のため暫時休憩とします。 午前10時38分 休憩 ----------- 午前10時39分 再開
○議長(牧野直樹君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、各議案について説明を求めます。
◎副市長(米窪健一朗君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、本議会に御提案をいたしました各議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 議案は、条例案件3件、人事案件3件、事件案件4件、予算案件4件及び報告案件20件の計34件でございます。 なお、各議案の内容につきましては、議案関係資料に申し上げてございますので、私からは簡潔に申し上げます。 まず、条例案件につきまして、主な内容を御説明いたします。 議案第1号 塩尻市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律の施行により、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律の一部が令和4年4月1日に改正されたことに伴い、損害補償等を受ける権利を担保に供することができる特例に係る規定を削るため、必要な改正をするものであります。 議案第2号 塩尻市
都市公園条例の一部を改正する条例につきましては、小坂田公園再整備計画に基づき、小坂田公園を再整備すること、並びに指定管理者制度を小坂田公園の管理等に導入することに伴い、小坂田公園の有料公園施設に係る規定を整備するとともに、指定管理者が行う業務、利用料等を規定するため、必要な改正をするものであります。 議案第3号 塩尻市
特定公共賃貸住宅条例等の一部を改正する条例につきましては、特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部が令和4年4月1日に改正されたことに伴い、引用する省令の条項を改めるため、必要な改正をするものでございます。 次に、人事案件につきまして御説明いたします。 議案第4号 教育長の任命につきましては、教育長の赤羽高志氏が令和4年6月26日に任期満了となることに伴い、再び同氏を適任者と認め任命することについて、議会の同意をお願いするものでございます。 議案第5号
公平委員会委員の選任につきましては、委員3人のうち伊藤高良氏が令和4年6月21日に任期満了となることに伴い、再び同氏を適任者と認め選任することについて、議会の同意をお願いするものでございます。 続きまして、議案第6号
固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、委員3人のうち小島賢司氏が令和4年7月14日に任期満了となることに伴い、再び同氏を適任者と認め選任することについて、議会の同意をお願いするものであります。 次に、事件案件につきまして御説明いたします。 議案第7号 塩尻市
過疎地域持続的発展計画の変更につきましては、塩尻市
過疎地域持続的発展計画を変更することについて、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法第8条第10項において準用する同条第1項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、議案第8号 令和2年度
社会資本整備総合交付金事業小坂田公園市民プール解体ほか工事請負契約の変更契約の締結の追認につきましては、令和2年度
社会資本整備総合交付金事業小坂田公園市民プール解体ほか工事請負契約の変更契約について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定による議会の議決を経ずに契約を締結したため、議会の追認の議決をお願いするものであります。 経緯について申し上げますと、本件契約につきましては、令和2年10月22日に1億2,100万円で当初契約を締結しております。その後、令和3年3月22日に契約金額1億2,226万5,000円とする第1回変更契約を締結し、さらに同年6月25日に契約金額を1億6,706万8,000円とする第2回変更契約を締結しております。この第2回変更契約締結につきまして、1億5,000万円を超えることとなるため、本来でありますと議会の議決を経て契約を締結しなければならなかったところ、変更契約に関する条文の解釈を誤ったことにより、議会の議決を経ずに契約を締結してしまったものであります。このため、本契約を令和3年6月25日に遡って有効とすることについて、改めて議会の議決をお願いするものであります。 法令に基づく行政を推進すべき立場にありながら、こうした事態を招いてしまいましたことにつきましては、誠に申し訳なく、深くおわびを申し上げますとともに、今後は事務手続のチェック体制の強化、職員の意識改革などによる再発防止に万全を期してまいります。 続きまして、議案第9号 令和4年度旧楢川支所及び
市立図書館楢川分館除却工事請負契約の締結につきましては、令和4年度旧楢川支所及び市立図書館楢川分館除却工事に係る請負契約を締結することについて、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 議案第10号 市道路線の認定につきましては、新たに1路線を認定することについて、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、予算案件につきまして御説明申し上げます。 議案第11号 令和4年度塩尻市
一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出ともに8,285万6,000円を増額し、予算総額を312億9,373万6,000円とするものであります。歳出の内容は、
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、物価高騰などに直面する低所得の子育て世帯に対し特別給付金を支給することに伴い、民生費を増額するものであり、歳入では国庫支出金を増額するものであります。 議案第12号 令和2年度塩尻市
一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出ともに1億2,643万5,000円を増額し、予算総額を314億2,017万1,000円とするものでございます。歳出の主な内容は、総務費では一般財団法人自治総合センター等に申請していた助成事業が採択されたことに伴い、コミュニティ活動支援事業を増額するほか、固定資産評価審査委員会に提出のあった審査申出について、固定資産評価額を修正したことに伴い、固定資産税及び都市計画税を還付するため、賦課事務諸経費を増額するものなどであります。 民生費では、離職等による収入減少世帯に対する
住居確保給付金及び
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期限が延長されたことに伴い、生活困窮者自立支援事業を増額するものなどであります。 衛生費では、新型コロナウイルス
ワクチン接種について、12歳から17歳までの3回目の追加接種及び60歳以上の4回目の追加接種等、新型コロナウイルス
ワクチン接種事業を増額するものなどであります。 商工費では、地域おこし協力隊員の起業等に伴い、関係人口創出事業の増額をするものでございます。 土木費では、地域振興バスの車両修繕に伴い、輸送対策事業を増額するものであります。 教育費では、総合文化センターのLED化工事について、物価高騰などに伴い、総合文化センター管理事業を増額するほか、姉妹都市であるミシャワカ市へ青少年を派遣することに伴い、青少年育成事業を増額するものであります。 歳入では、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金、諸収入及び市債を増額するものであります。 議案第13号 令和4年度塩尻市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに114万2,000円を増額し、予算総額を58億631万3,000円とするものであります。歳出では諸支出金を増額し、歳入では繰入金を増額するものであります。 議案第14号 令和4年度塩尻市
国民健康保険楢川診療所事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに70万2,000円を増額し、予算総額を3,462万1,000円とするものであります。歳出では総務費を増額し、歳入では繰入金を増額するものであります。 次に報告案件につきまして御説明申し上げます。 報告第1号 塩尻市税条例等の一部を改正する条例の
専決処分報告につきましては、地方税法の一部が令和4年3月31日に改正されたことに伴い、塩尻市税条例等の一部を改正する条例を去る3月31日に専決処分いたしましたので、報告し承認をお願いするものであります。 主な改正内容でございますが、市民税の配当所得等の課税方式を所得税と同一にしたもの、及び商業地等に係る令和4年度分の固定資産税及び都市計画税の課税標準額を改めたものなどであります。 報告第2号 塩尻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の
専決処分報告につきましては、地方税法施行令の一部が令和4年3月31日に改正されたことに伴い、塩尻市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を去る3月31日に専決処分いたしましたので、報告し承認をお願いするものでございます。 改正の内容につきましては、国民健康保険税について、基礎課税額及び後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額を引き上げたものなどであります。 報告第3号 塩尻市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の
専決処分報告につきましては、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準じて、塩尻市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例を去る5月25日に専決処分いたしましたので、御報告し承認をお願いするものであります。 改正の内容は、一般職の職員、常勤の特別職の職員、議会の議員及び会計年度任用職員の期末手当の支給割合を引き下げたものであります。 報告第4号 損害賠償の額の決定の
専決処分報告につきましては、消防団の年末特別警戒中に積載車でフェンスの基礎の一部を破損させてしまった損害賠償の額の決定について、去る3月23日に専決処分をいたしましたので報告をするものであります。 報告第5号 損害賠償の額の決定の
専決処分報告につきましては、市道のグレーチングがトラックが乗ったことにより跳ね上がり、燃料タンク等を破損した損害賠償の額の決定について、去る3月25日に専決処分をいたしましたので報告をするものであります。 報告第6号及び第9号の損害賠償の額の決定の
専決処分報告につきましては、市道の舗装の一部が自動車が通過した際に跳ね上がり、タイヤ等を破損した損害賠償の額の決定について、報告第6号については去る3月28日に、報告第9号については、去る4月27日に専決処分をいたしましたので報告するものでございます。 報告第7号 損害賠償の額の決定の
専決処分報告につきましては、公用車で後退した際に、相手方住宅に接触し外壁等を破損してしまった損害賠償の額の決定について、去る3月29日に専決処分をいたしましたので報告をするものであります。 報告第8号 損害賠償の額の決定の
専決処分報告につきましては、市道を走行中の自動車が凍上により隆起した舗装に接触し、バンパー等を破損した損害賠償の額の決定について、去る3月30日に専決処分をいたしましたので報告をするものであります。 報告第10号 令和4年度塩尻市
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分報告につきましては、歳入歳出ともに1,088万円を増額し、予算総額を312億1,088万円としたものであります。歳出では、
新型コロナウイルス感染症の第6波対応中小企業等緊急支援事業負担金について、見込みを上回る申請があったことに伴い商工費を増額したものであり、歳入では繰入金を増額したものでございます。 報告第11号 令和3年度塩尻市
繰越明許費繰越計算書につきましては、令和3年度塩尻市一般会計の繰越明許費に係る事業費及び財源を令和4年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2号の2項の規定により報告をするものであります。主な内容は、国の補正予算に対応し、追加した事業のほか、事業の進捗状況などに応じて令和4年度へ繰り越すものであり、繰越事業の合計は39件であります。 報告第12号 令和3年度塩尻市
水道事業会計予算繰越計算書及び第13号 令和3年度塩尻市
下水道事業会計予算繰越計算書につきましては、いずれも令和3年度に支払い義務が生じなかった経費を令和4年度に繰り越しましたので、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告をするものであります。主な内容は、関連する業務との調整に不測の日数を要したことなどにより年度内の事業の完了ができなかったため、それぞれ令和4年度で繰り越すものであります。 報告第14号から第20号までにつきましては、令和4年度の塩尻市土地開発公社、
一般財団法人塩尻市
文化振興事業団、
一般財団法人塩尻市振興公社、
一般社団法人塩尻市農業公社、
一般財団法人塩尻筑南勤労者福祉サービスセンター、
一般社団法人塩尻市森林公社及び
一般財団法人塩尻・
木曽地域地場産業振興センターの経営状況を説明する書類を、地方自治法第243条の3第2項の規定によりそれぞれ提出するものでございます。 以上が各議案の概要でございます。何とぞ御審議くださいますようお願い申し上げます。 以上でございます。
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△日程第6 議案質疑、委員会付託
○議長(牧野直樹君) 日程第6 議案第11号を議題といたします。 この際、議案調査のため午前11時10分まで休憩といたします。 なお、議案質疑は所定の文書により午前11時5分までに通告願います。 午前10時57分 休憩 ----------- 午前11時10分 再開
○議長(牧野直樹君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 これより、議案第11号に対する質疑を行います。発言の通告はありませんが、よろしいでしょうか。----ないので、質疑を終結いたします。 この際、申し上げます。議案第11号については、お配りしてあります委員会付託案件表のとおり、担当委員会に付託いたします。 この際、暫時休憩いたします。 午前11時11分 休憩 ----------- 午前11時35分 再開
○議長(牧野直樹君) それでは、休憩を解いて再開します。
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△日程第7
委員長審査報告、質疑、討論、採決
○議長(牧野直樹君) 日程第7 これより委員長から審査報告を求めることにいたします。 議案第11号を議題といたします。予算決算常任委員長の報告を求めます。 15番 中村 努さん。
◆予算決算常任委員長(中村努君) 〔登壇〕 御指名がございましたので、予算決算常任委員会に付託されました議案第11号 令和4年度塩尻市
一般会計補正予算(第2号)について、審査の結果を御報告いたします。 当委員会は6月2日に開催し、慎重審査の結果、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上を申し上げまして、
委員長審査報告といたします。
○議長(牧野直樹君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第11号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。 以上により、本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日の本会議はこれにて散会といたします。誠にお疲れさまでございました。 午前11時38分 散会...