小浜市議会 > 2018-02-22 >
02月22日-01号

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  1. 小浜市議会 2018-02-22
    02月22日-01号


    取得元: 小浜市議会公式サイト
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    平成30年  3月 定例会(第1回)   平成30年2月22日小浜市議会定例会会議録(その1)●出席議員(17名) 1番  熊谷久恵君  2番  竹本雅之君 3番  牧岡輝雄君  4番  藤田靖人君 5番  佐久間 博君 6番  西本清司君 7番  小澤長純君  8番  今井伸治君 9番  能登恵子君  10番  下中雅之君 11番  三木 尚君  12番  垣本正直君 13番  藤田善平君  14番  風呂繁昭君 15番  富永芳夫君  16番  清水正信君 17番  池尾正彦君●欠席議員(なし)●地方自治法第121条の規定による議場出席者職氏名     市長        松崎晃治君     副市長       東 武雄君     政策幹       御子柴北斗君     総務部長      伊須田 尚君     総務部特命幹    安田一雄君     総務部次長     檀野清隆君     総務部次長     岩滝満彦君     総務部生活安全課長 吉岡和広君     企画部長      前川昭彦君     企画部次長     東野克拓君     企画部次長     和久田和典君     企画部財政課長   松見一彦君     民生部長      岡 正人君     民生部次長     佐々木宏明君     民生部市民福祉課長 山本佳代子君     産業部長      天谷祥直君     産業部次長     岩本喜洋君     産業部上下水道課長 青木英希君     教育長       窪田光宏君     教育部長      西田雅志君     教育部次長     前野浩良君     教育部教育総務課長 谷 義幸君●議会事務局長および書記 議会事務局長        齊藤睦美 次長            領家直美 書記            松山辰紀●議事日程   平成30年2月22日 午前10時開議  日程第1       会期決定  日程第2 議案第1号 平成29年度小浜市一般会計補正予算(第9号)       議案第2号 平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)       議案第3号 平成29年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)       議案第4号 平成29年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)       議案第5号 平成29年度小浜市簡易水道事業特会計補正予算(第3号)       議案第6号 平成29年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第4号)       議案第7号 平成29年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)       議案第8号 平成29年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第3号)       議案第9号 平成29年度小浜市加斗財産運営事業特別会計補正予算(第1号)       議案第10号 平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第4号)       議案第11号 小浜美郷小学校校舎新築(電気設備)工事請負契約に関する変更契約の締結について       議案第12号 小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結について       議案第25号 小浜市特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定について  日程第3 議案第13号 平成30年度小浜市一般会計予算       議案第14号 平成30年度小浜市国民健康保険事業特別会計予算       議案第15号 平成30年度小浜市後期高齢者医療特別会計予算       議案第16号 平成30年度小浜市介護保険事業特別会計予算       議案第17号 平成30年度小浜市簡易水道事業特別会計予算       議案第18号 平成30年度小浜市下水道事業特別会計予算       議案第19号 平成30年度小浜市農業集落排水事業特別会計予算       議案第20号 平成30年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計予算       議案第21号 平成30年度小浜市加斗財産運営事業特別会計予算       議案第22号 平成30年度小浜市水道事業会計予算       議案第23号 小浜市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について       議案第24号 小浜市議会議員および小浜市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について       議案第26号 小浜市市税条例の一部改正について       議案第27号 小浜市国民健康保険税条例の一部改正について       議案第28号 小浜市介護保険条例の一部改正について       議案第29号 小浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正について       議案第30号 小浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備および運営ならびに小浜市指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について       議案第31号 小浜市指定介護予防支援等の事業の人員および運営ならびに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について       議案第32号 小浜市指定居宅介護支援等の事業の人員および運営に関する基準を定める条例の制定について       議案第33号 小浜市特別職の職員の給与および費用弁償に関する条例の一部改正について       議案第34号 小浜市母と子の家児童発達支援センターの設置および管理に関する条例の一部改正について       議案第35号 小浜市国民健康保険条例の一部改正について       議案第36号 小浜市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について       議案第37号 小浜市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部改正について       議案第38号 小浜市簡易水道設置条例の一部改正について       議案第39号 福井県市町総合事務組合規約の変更および財産処分について       議案第40号 若狭地区障害者介護給付費等支給審査会を共同設置する地方公共団体の数の増加および同審査会共同設置規約の変更について                          午前10時00分 開会 △開会・開議 ○議長(下中雅之君) これより平成30年第1回小浜市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(下中雅之君) 諸般の報告をいたさせます。 議会事務局長、齊藤君。 ◎議会事務局長齊藤睦美君) 報告いたします。 12月21日、議会運営委員会が開催されました。 12月22日、若狭消防組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 12月24日、第31回「障害者問題を共に考えよう小浜フォーラム」が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 12月25日、全国市議会議長会建設運輸委員会等中央要望が行われ、議長が出席しました。 同日、公立小浜病院組合議会ならびに研修会が開催され、関係議員が出席しました。 12月26日、嶺南広域行政組合議会が敦賀市において開催され、関係議員が出席しました。 同日、平成29年度11月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 12月27日、若狭広域行政事務組合議会が若狭町において開催され、関係議員が出席しました。 1月5日、若狭消防組合消防出初式」が開催され、関係議員が出席しました。 1月7日、成人式が開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 1月10日、議会運営委員会定例全員協議会議会報告会連絡会北陸新幹線早期全線開業特別委員会がそれぞれ開催されました。 1月12日、第2回若狭マリンピア2017実行委員会が開催され、議長が出席しました。 同日、若狭交通安全祈願式が開催され、議長が出席しました。 同日、小浜商工会議所新春議員懇談会」が開催され、議長が出席しました。 1月15日、広報委員会議会基本条例検証見直しワーキンググループ会議が開催されました。 同日、国道162号・小浜南丹間道路整備促進期成同盟会総会が京都府南丹市において開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 1月16日、北陸新幹線早期全線開業特別委員会小浜商工会議所との北陸新幹線に関する意見交換会が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 1月17日、第201回「福井県原子力環境安全管理協議会」が敦賀市において開催され、議長が出席しました。 同日、小浜市体育協会の新年会が開催され、議長が出席しました。 1月19日、市内において、新春「初釜」が開催され、議長が出席しました。 1月21日、小浜市身体障害者福祉連合会の「新春のつどい」が開催され、議長が出席しました。 1月22日、公立小浜病院組合議会行政視察が富山県黒部市で実施され、関係議員が出席しました。 1月23日、議会基本条例検証見直しワーキンググループ会議が開催されました。 1月26日、議会運営委員会が開催されました。 同日、平成29年度12月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 1月28日、小浜市遺族会の新年会が開催され、議長が出席しました。 1月29日から30日にかけて、議長ならびに北陸新幹線早期全線開業特別委員会により、北陸新幹線早期全線開業を求める中央要望が行われました。 1月30日、岩手県釜石市議会行政視察を受け入れ、副議長が歓迎の挨拶を述べました。 1月30日から31日にかけて、福井県原子力発電所立地市町連絡協議会による中央要望東京都内において実施され、議長が出席しました。 2月1日、全国広域連携市議会協議会第68回理事会ならびに第49回総会が東京都内において開催され、議長が出席しました。 2月2日、広報委員会が開催されました。 2月4日、「婦人のつどい」が開催され、議長が出席しました。 2月5日、議会基本条例検証見直しワーキンググループ会議が開催されました。 2月6日、7日の両日、若狭消防組合議会行政視察が岐阜県岐阜市、愛知県豊山町で実施され、関係議員が出席しました。 2月9日、定例全員協議会議会報告会連絡会がそれぞれ開催されました。 同日、社協役職員「新年のつどい」が開催され、議長が出席しました。 2月13日、全国市議会議長会第161回建設運輸委員会東京都内において開催され、議長が出席しました。 2月14日、北陸新幹線早期全線開業特別委員会が開催されました。 同日、公立小浜病院組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 2月15日、議会運営委員会が開催されました。 同日、若狭広域行政事務組合議会代表者会議が若狭町において開催され、関係議員が出席しました。 同日、嶺南広域行政組合議会代表者会議が高浜町において開催され、関係議員が出席しました。 2月16日、全員協議会が開催されました。 2月19日、議会基本条例検証見直しワーキンググループ会議が開催されました。 2月20日、若狭消防組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 ただいまの出席議員は17名であります。 地方自治法第121条の規定による本日の議場出席者は、松崎市長ほか21名であります。 以上、報告いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(下中雅之君) 本日の会議録署名議員は、小浜市議会会議規則第79条の規定により、議長において8番、今井伸治君、12番、垣本正直君を指名いたします。 本日の日程は、配付いたしました印刷物のとおりであります。 △会期決定 ○議長(下中雅之君) 日程第1 会期決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長より申し出のとおり、本日より3月23日までの30日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日より3月23日までの30日間と決定いたしました。 △所信表明 ○議長(下中雅之君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) 平成30年3月小浜市議会定例会の開会に当たり、所信表明の機会をいただきましたことに対しまして、深く感謝を申し上げます。引き続き、市民の皆様の負託に応えられますよう、強い決意を持って小浜市の発展に向け、全力を尽くしてまいりますので、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 さて、私は市長3期目の重責を担わせていただいてから約1年半が経過したところでございますが、自分自身のミッションを「全ての市民の幸せのために尽くす」と定め、市民の皆様が夢と希望を持って生活できる社会の実現に向け、全力で市政の推進に取り組んでまいりました。 こうした中、来る平成30年度は「福井しあわせ元気国体福井しあわせ元気大会」の開催や北陸新幹線の進捗も期待されるなど明るい話題も多く、小浜が未来に向け大きく羽ばたいていく年となることを確信いたしております。 まず、本年秋には「福井しあわせ元気国体福井しあわせ元気大会」が開催されます。両大会には、全国から多くの選手、監督、大会関係者が本市を訪れることになりますが、これらの皆様におもてなしの心を持って、満足していただけるよう万全の体制でお迎えしたいと考えております。 また、市内の開催機運を盛り上げるため、本市の取り組み目標であります「みんなで盛り上げよう」「みんなで楽しもう」「みんなで発信しよう」の実現に向け、両大会に多くの市民の皆様に何らかの形で参加していただけるよう取り組んでまいります。 この50年に一度のビッグイベントが市民総参加のもと、喜びと感動を共有できる記憶に残る意義のある大会となりますよう全庁体制で取り組んでまいりますので、関係機関、各種団体および市民の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。 次に、北陸新幹線につきましては、一昨年12月の北陸新幹線小浜京都ルートの正式決定に続き、昨年3月には大阪までの全区間のルートが決定するなど全線開業に向け大きく前進をいたしました。北陸新幹線全線開業は、地域の発展に欠かすことができないものであり、市民の皆様もその効果に大きな期待を寄せておられることから、本市の最重要課題として、行政、議会、地域住民が一体となって取り組み、2030年度末の北海道新幹線札幌開業より早い開業をかち取っていく必要があります。 こうした中、今後、北陸新幹線早期全線開業に向け、特に次の3つの項目に重点を置いて取り組んでまいります。 1つ目として、北陸新幹線全線開業に必要な整備財源確保の議論を早く進め、見通しをつけることで早期に全線開業できるよう、県とともに国に対し引き続き強く要望してまいります。 2つ目として、インフラ整備によるストック効果など、新幹線の機能がもたらす中長期的な経済的効果を明らかにすることで、早期開業のメリットを強調しながら、関西、北陸の沿線自治体や、経済団体等と連携し、官民一体となった広域的な取り組みにより早期開業を推進してまいります。 3つ目として、早期開業には市民の皆様の意識を高め、地域を盛り上げていくことが重要であることから、昨年5月から着手しております北陸新幹線全線開業を見据えた新まちづくり構想の策定作業を着実に進め、新しいまちの将来像を明らかにし、啓発活動などを通して、市民の皆様とともに早期開業に向けた機運の醸成を図るとともに、市民の皆様のまちづくりに対する意見を広くお聞きする機会を設けたいと考えております。 また、平成34年度末の敦賀開業を見据え、新年度においてアクションプランを策定し、JR小浜線定時性確保を初めとする二次交通の整備や、観光交流の推進、定住、移住の促進など、今まで取り組んできた施策をさらに磨き上げ、交流人口の拡大等につなげてまいります。 今後とも市民の皆様のご理解、ご協力、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。 また、北陸新幹線全線開業の運動にあわせて、その受け皿となる魅力あるまちづくりを進めていかなければなりません。 小浜市は、古くは朝廷に食材を供給した「御食国」としての歴史があり、「若狭もの」と呼ばれる小浜の食材は、京都の食文化を支えてきました。その歴史と伝統は今も脈々と受け継がれており、小浜市は食に豊かなまちとして発展してきました。 そして、近年では平成27年度の「御食国若狭と鯖街道」の日本遺産認定や、ミラノ万博への出展、平成28年度の「鯖、復活」プロジェクトの開始、平成29年度のSAVOR JAPAN(農泊食文化海外発信地域)の認定と、大きく成果があらわれてきております。 このような流れの中で、今後は食のまちづくりの原点へといま一度立ち返り、本市の食にかかわるあらゆる産業を地域外から外貨を稼ぐ基盤産業へと育てていくため、農林水産業や観光業、飲食や宿泊が連動する仕組みを構築していく必要があります。 去る2月12日には、本市の食と密接なかかわりのある京都において、「御食国アカデミー」の創設を宣言いたしました。これは、本市全体を、日本の食文化のルーツを学び、体験し、発信するフィールドとして捉え、観光客はもちろんのこと、食について学ぶ料理人や学生に小浜ならではの食を体験する場を提供し、発信していただくことを目指しています。 さらに、ことし4月に食マネジメント学部を開設する立命館大学と連携協定を締結したことは、本市の食のまちづくりをアカデミックな視点から検証し、食による一層の地域経済の振興の可能性を探っていけるものと大いに期待しております。 今、さらなる飛躍のために「小浜を研く」という観点に立ち、まちづくりを推進する上で本市が活用すべき資源は、やはり歴史と伝統を誇る食であります。例えば、農林水産省の地理的表示保護制度、いわゆるGIは現在、全国で58の産品が登録されておりますが、小浜市からは「谷田部ねぎ」と「若狭小浜小鯛ささ漬け」の2つが登録されているように、小浜市には全国でもここにしかない、小浜ならではの食が数多くあります。本当においしいものは、都会ではなく地方にこそあり、それらの本当のおいしさを知っているのはこの土地に住んでいる私たちなのです。これらのすばらしい食に自信と誇りを持ち、地域、民間、行政が一体となって磨きをかけ、A級の食のまちづくりに取り組んでまいります。 さらに、国内外から小浜ならではの食を求める多くの人々を呼び込み、食を育む自然や文化とともに楽しんでいただくことで小浜のファンとなっていただき、共感の連鎖を生み出し、地方創生につなげてまいります。 このように、ことしは「福井しあわせ元気国体福井しあわせ元気大会」の成功に向け、市民が一丸となって取り組んでいくとともに、北陸新幹線早期全線開業に向けた運動の強力な推進と、市民とともにつくる新たなまちづくり構想の策定、共感の連鎖へとつながるA級の食のまちづくりを進め、食にかかわるあらゆる産業を基盤産業へと育て、雇用の拡大、所得の向上、人口増につなげ、小浜市のさらなる発展を図ってまいります。 こうした将来ビジョンを見据え、市政全般にわたり各諸施策を進めていくため、3期目の公約、スローガンとして「地方創生と、活力ある小浜の創造」、「小浜を研く」を掲げ、5つの公約を定め、その実現のため着実に施策を進めており、その主なものについて申し述べさせていただきます。 初めに、「産業をみがく」について申し上げます。 まず、水産振興について申し上げます。 「御食国若狭と鯖街道」が日本遺産への認定を契機としてスタートした「鯖・復活」プロジェクトは来年度で3年目となります。昨年は「鯖を愛するまち」宣言をするとともに、サバの魅力を発信する「株式会社鯖や」と連携協定を締結し、鯖街道のアンテナ料理店SABAR鯖街道」が大阪、京都、東京に出店いたしました。いよいよ、ことしの3月には、田烏にて小浜店を出店する予定とお聞きしております。これらの店舗を開く費用として「株式会社鯖や」が取り組んでいるクラウドファンディングは、累計で700人を超える方に投資していただいており、支援の輪が広がっております。 これらの店舗を積極的に活用し、鯖街道の起点・小浜市を全国に向けて発信してまいります。 マサバの養殖につきましては、初年度は約1,000尾でスタートいたしましたが、今後の民間による養殖の定着を見据え、約1万尾の養殖に取り組みたいと考えております。安定供給に向けた取り組みとして、小浜市漁業協同組合、福井県立大学、福井県等と連携し、人工種苗生産IoT技術を活用した効率的な養殖技術の開発を進めることにより、養殖コストの削減や安定供給につなげてまいります。 また、養殖サバの新たな活用法として、小浜の伝統料理である「へしこ」や「なれずし」への加工試験にも取り組んでおり、刺身での提供とあわせ、鯖街道の起点・小浜ならではの魅力を最大限に発信してまいりたいと考えております。 さらに、小浜市にはサバだけではなく、四季を通じて水揚げされるさまざまな魚介類や、京都とのつながりで発達した水産加工品、景観と海を生かしたアクティビティが体験できる漁家民宿等、海と密接にかかわるさまざまな資源がございます。 このような小浜の魅力の一つである海を生かしていくため、平成29年3月には、内外海地区活性化計画が策定されました。この計画を実現するため本議会におきまして、旧田烏小学校内外海地区共同加工場として改修するための予算を提案させていただいております。加えて、次世代の担い手を育成していくことも重要であり、新規就業希望者に対し、ふくい水産カレッジと連携した研修を行ってまいります。 これらの取り組みにより、地域資源や人材を有機的に連携させることで、水産業を魅力ある産業として磨いてまいります。 次に、農業振興について申し上げます。 現在、本市の多くの地域で、今後の農業のあり方に関する話し合いが行われ、農地中間管理機構を活用した担い手への農地の集積、集約化が進んでおります。さらに、一昨年に農地集積に取り組んだ飯盛地係では、農業の基盤整備である土地改良事業の検討を進めており、また、堅海区では地域農業の新たな担い手として、農事組合法人「千石の郷」が設立されたところでございます。 今後も地域に足を運び、皆様とともに考えることで、地域の意識の高まりを一つ一つ形にしてまいりたいと考えております。 また、次世代の担い手を育成していくことも重要です。本市では、県外から新規就農希望者を呼び込み、研修を行う「おばまアグリスクール」を運営しております。現在2名が研修を行っており、これらの人材の定着に向け、新たに「小浜市食と農の人材育成センター」を設置し、関係機関が連携して支援する体制を構築してまいります。 さらに、農林漁業者等による6次産業化については、地域の特色を生かした商品の開発から磨き上げ、販路開拓までを総合的に支援してきたところであり、大都市圏で販売される商品も出てくるなど、一定の成果を上げつつあります。今後も農林漁業者がみずからの商品に自信と誇りを持ち、一層の磨きをかけ販売する力をつけられるよう支援を行ってまいります。 これらの取り組みにより、地域の基盤産業である農業を地域全体で守り、発展させていく体制づくりを進めてまいります。 次に、伝統産業育成支援について申し上げます。 小浜市を代表する伝統的工芸品として、若狭めのう細工や若狭塗があり、特に若狭塗箸は全国的にもトップシェアを誇っております。平成27年度以降、海外販路拡大への取り組みに力を入れており、平成28年度に引き続き、昨年も「日本秋祭りin香港」へ出展し、私みずから現地で若狭塗箸トップセールスを行ってまいりました。本県出身の在香港日本国総領事館、松田大使を初め、「ABCクッキング香港」の田丸社長、「イオン香港」の生田副社長と面談して貴重な意見交換を行ったほか、出展会場での箸研ぎ体験を通じて、現地の方に若狭塗箸の魅力を伝えることができました。現地では若狭塗箸の評価の高まりを肌で感じられたことから、今後の販路拡大、産業の活性化につながっていくことを期待しております。 次に、「企業誘致の推進と企業団地の造成」について申し上げます。 昨年9月には、「株式会社木田屋商店」と「有限会社峰山石油」が黒駒区へ2社同時に進出することが決定し、関係者による協定の締結を行いました。両社とも平成30年度中の操業開始を目標としておられ、雇用者も約30名創出されることから、今後の両社の発展を期待しているところでございます。 また、昨年若狭町のテクノバレーに「株式会社エイ・ダブリュ工業・若狭」が進出し、小浜にその独身寮を構えられました。小浜市からの通勤圏内に新たな職場が創出されたことに加え、寮には最大120名の従業員が居住されることから、移住、定住の促進につなげてまいりたいと考えております。 また、竜前の企業団地につきましては、複数の企業からの問い合わせもいただいているところであり、残りの分譲地の売却に向けた交渉を進めております。 新企業団地につきましては、民間事業者が下加斗地係へ進出の意向を示しており、現在関係機関との調整を行っております。事業進捗の経過を見極めながら、引き続き関係者との協議を慎重に進めてまいります。 次に、私の公約の2つ目に掲げる「観光をみがく」について申し上げます。 まず、「DMOによる稼げる地域づくりとインバウンドの推進」について申し上げます。 株式会社まちづくり小浜「おばま観光局」につきましては、昨年11月28日付で日本版DMOへ昇格を果たし、名実ともに小浜の観光を牽引する司令塔としてお墨付きを得たところでございます。地域の観光振興を図る上では、マーケティングおよびマネジメントの手法は重要であり、観光客のニーズを的確に捉え、観光コンテンツの磨き上げを行っていく組織としてその手腕を存分に発揮していただきたいと考えております。新年度におきましては、これまで継続してきた各種ソフト事業のブラッシュアップはもとより、旅行会社、バス会社へのプロモーション、着地型観光プラットフォームの拡充などに取り組んでいただくほか、国の補助制度を活用して古民家のリノベーションによる新たな宿泊施設の整備や、英語ツアーガイドの育成、各種モニターツアーの実施など、さらなるインバウンドの進展を見据えた取り組みにも注力していただきます。 そのような中で平成27年に認定されました日本遺産に加えて、昨年12月にSAVOR JAPAN(農泊食文化海外発信地域)に本市が認定されたことは大きな追い風になると考えております。これは、農林水産省が地域の食と、それを生み出す農林水産業を核としてインバウンド誘致を目指すために創設したもので、現在全国で15地域が認定されております。海外における日本食、食文化に対する関心は和食のユネスコ無形文化遺産登録、ミラノ国際博覧会等を通じて近年大きく高まっており、日本を訪れ、本場の日本食を体験したいという外国人のニーズも高まっているといわれております。国は、このSAVOR JAPANをミシュランガイドのような統一ブランドによる品質保証を通じた認定地域の訪日デスティネーションとしての地域の質、ステータス向上につなげることを目的としており、本市としてもこのブランドを積極的に活用してまいりたいと考えております。本市ではこの認定を契機に、内外海地区活性化計画に位置づけられているさまざまな取り組みをさらに進め、市内の漁家民宿等で滞在しながら、本市ならではの山、里、川、海の食材を活用した郷土料理を楽しんでいただくとともに、漁業体験や和食の料理教室、さらにはさまざまな民俗行事に参加していただくなど、本市の魅力ある暮らしを諸外国の方々に触れていただく体制を構築してまいります。 本事業により、多くの外国人の方々が本市を訪れることで、小浜の農林水産業や漁家民宿を活性化させるとともに、先人たちから受け継いできた食と伝統文化を次世代につなげていくことを目指してまいります。 このように、今後も引き続きレビックを初めとするふくい観光活性化ファンドのお力添えをいただく中で、おばま観光局を司令塔として、体験型観光基盤の整備、的確な情報発信に基づく国内外の誘客を一層促進し、観光入り込み客数の増加はもとより、最も重要なミッションの一つであります市内経済の活性化実現に向けて取り組んでまいります。 次に、「漁業体験施設等を活用した教育旅行の誘致」について申し上げます。 教育旅行の受け入れにつきましては、ブルーパーク阿納を擁する阿納区において大きな成果を上げており、これをいかに他の地域へ波及させるかということが課題となっております。市では、内外海地区活性化計画に基づき、教育旅行の横展開を図るべく、地元事業者との協働により矢代区における受け入れ体制の整備を模索してまいりました。このような取り組みにより、昨年には大阪府内の中学校の受け入れが実現したほか、本年1月には一昨年来営業活動を行ってまいりました長野県内の旅行会社が矢代の視察に訪れるなど、徐々にではありますが取り組みの成果があらわれつつあると認識しております。 また、福井県におきましても、北陸新幹線敦賀開業を控え、嶺南地域の新たな振興策を検討する中で内外海地区を重要視しており、今後一層県との連携を深める中で教育旅行の進展に努めてまいります。 次に、旭座の観光活用と人的交流、経済活動の推進について申し上げます。 まちの駅は一昨年にオープンして以来、約32万2,000人の方にご来場いただき、そのうち旭座には、6万4,000人余りの方に入場いただきました。放生会のお囃子会を初め、市内の文芸団体や学校などの芸能発表の場として、また、舞や謡、演劇、落語会などの多彩な催し、大衆演芸や若手芸人の興行にもご利用いただいております。また、まちの駅では休日等にはフリーマーケットやイベントが開催されるなど、にぎわうことがふえてきたように感じております。今後も指定管理者と連携し、市民と観光客の交流の場としての役割を担えるよう、人が憩える雰囲気づくりに努めるとともに、まちづくり協議会など地元の方々のご協力を得ながら、市民が集い、観光客も楽しめる催しを開催し、まちの駅を盛り上げてまいりたいと考えております。 次に、私の公約の3つ目に掲げる「文化・教育をみがく」について申し上げます。 まず、「小浜美郷小学校の開校に向けた取り組み」について申し上げます。 建設事業につきましては、一昨年10月の起工以降、校舎や屋内運動場および屋外プールの建築工事が順調に進んでおり、現在は主に壁や床などの仕上げ工事に入っており、建物関係につきましては来月末に工事を終える予定でございます。また、並行して建物周囲の舗装、外周フェンスやグラウンドなどの整備についても進めており、今年の秋ごろには学校敷地を含めた全ての工事が完成できる見込みでございます。 次に、開校準備でございますが、校歌や校章につきましては昨年決定させていただき、現在学校運営やPTA組織に関することなど、新たな学校づくりのための準備を進めております。平成31年4月の開校に向け、関係各位のご理解とご協力をお願いするとともに、引き続き建設工事、開校準備に鋭意取り組んでまいります。 次に、「子育て支援」について申し上げます。 本年4月から中学3年生までの児童の医療費について現物給付化し、子育て世帯の窓口負担を軽減いたします。その他、子育て環境のハード整備として、平成31年4月の小浜美郷小学校の開校に合わせ、小学校の敷地内に小浜美郷小学校区の4地区を統合した児童クラブ施設を建設中であり、年度内の完成に向け、鋭意工事の進捗を図っているところでございます。 さらに、来年度には平成32年度から5カ年を1期とする小浜市子ども・子育て支援事業計画の改定に向けて、子育て世代を対象にしたアンケート調査を実施し、子育て世代のさまざまなニーズを計画に反映させ、妊娠期から子育て期にわたる子育て世代を社会全体で支援する環境づくりに全力で取り組んでまいります。 次に、「文化財の整備・活用」について申し上げます。 今年度から、民俗、音楽、美術工芸等の専門委員で構成する「小浜放生祭総合調査委員会」を立ち上げ、小浜放生祭の調査を実施してまいりました。地元地区の皆様には、見送り幕、彫刻類の調査や、区内に残る古文書類の確認作業において多大なご協力をいただき、結果、円滑な調査につながり、十分な成果を上げることができました。今月に開催した調査委員会では、この調査で判明した事項を各委員が共有し、来年度の調査に反映していくことを確認したところでございます。今後も引き続き区民の皆様と連携を図りながら積極的に調査を進め、小浜放生祭の文化財としての価値を明らかにしてまいりたいと考えております。 また、酒井家文庫や市が寄贈を受けた古文書類の解読、整理事業についても調査を継続してまいりました。来年度は幕末明治150年に当たることから、福井県とも連携し、杉田玄白、梅田雲浜など、江戸後期から明治に活躍した郷土の偉人にスポットを当てた企画展を予定しております。企画展では偉人に関する文書類や資料だけでなく、通常は非公開としております文化財についても公開展示していく予定をしており、今後ともあらゆる機会を通して、市内外に本市の文化財の価値、魅力を発信してまいりたいと考えております。 次に、「杉田玄白没後200年記念事業の実施」について申し上げます。 本年度は解体新書を発刊し、後の日本の医学発展に寄与した小浜藩医杉田玄白の没後200年の節目に合わせ、官民上げて杉田玄白の活躍や功績をたたえることを目的に、杉田玄白没後200年記念事業を実施いたしました。平成30年度につきましても、杉田玄白没後200年記念事業として、幕末明治福井150年博と連携しながら、引き続き企画検討委員会との協働により、解体新書や養生七不可などの企画展示、杉田玄白賞や地域医療シンポジウムの実施などの事業を予定しているほか、杉田玄白に関係する新商品の開発や関係都市との交流イベントの開催、杉田玄白を中心とした演劇の開催、杉田玄白を初めとする本市の偉人を一堂に会した企画展示など、同事業の仕上げの年度として多方面による事業展開を予定しているところでございます。 次に、私の公約の4つ目に掲げる「生活をみがく」について申し上げます。 まず、「自然災害への対応」について申し上げます。 昨年は、2月の大雪のほか、8月から10月にかけて台風が3度も接近するなど災害の多い年でありました。特に、10月22日から23日にかけて本市に最接近した台風21号においては、北川、南川の両河川が氾濫危険水位に達し、私が市長に就任して以来、初めて避難指示を発令する事態となりました。今回の災害から得た教訓を生かし、避難所の開設につきましては、常に円滑な運営を行うことができるようマニュアルを作成するなどの工夫をしてまいります。また、避難者に対してきめ細かな情報提供を行うため、避難所との連絡体制を強化するとともに、自主防災組織や防災士等との連携を推進し、地域防災力の強化に努めてまいります。 あわせて、出前講座、広報紙等を活用し、市民の皆様の災害時における自助、共助意識の啓発を図ってまいります。 次に、「原子力災害対策」について申し上げます。 原子力災害発生時における災害対策本部の機能維持のため、現在、市庁舎において原子力災害対策施設整備に取り組んでおります。 また、平成30年度は、避難を行うことによって、かえって健康リスクが高まる恐れがある避難行動要支援者が一時的に退避するための屋内退避施設の整備を加斗小学校体育館において行うこととしており、今後も順次整備を行っていく予定でございます。これらを通して、市民の皆様の安全・安心のまちづくりに積極的に取り組んでまいります。 次に、「介護保険事業、高齢者福祉の取り組み」について申し上げます。 介護保険事業につきましては、3年ごとに事業計画等の見直しを行っており、平成30年度からの3年間を計画期間とする小浜市高齢者福祉計画および第7期介護保険事業計画の策定を進めてまいりました。第7期介護保険事業計画につきましては第6期計画で進めてきた各種事業を評価、検証した上で、これまでの取り組みのさらなる充実を図るとともに、今後必要となる介護サービス等を盛り込む方針で計画を策定しております。中でも、ニーズの増大が予想されます在宅での医療サービスの提供に対し、介護サービスとの連携も含めた在宅ケアの充実に努めてまいりたいと考えております。 また、認知症ケアの推進も重要な課題であり、早期発見、早期対応を行うために、平成29年11月に設置いたしました認知症初期集中支援チームの周知に努め活動を充実させるとともに、引き続き認知症サポーター養成講座を開催し、認知症の方やその家族を地域で見守る体制づくりに努めてまいります。 高齢者福祉におきましては、介護サービスの充実はもとより、支援を必要とする高齢者を、地域で支える仕組みづくりが重要となってまいりますので、今後も不足する担い手を確保するため、ボランティア養成講座の開催や、地域住民が主体となったふれあいサロン等の集いの場の充実に向けた取り組みに力を入れてまいりたいと考えております。 次に、「国民健康保険事業の制度改正」について申し上げます。 国民健康保険制度は、市民の健康維持と医療サービスのセーフティーネットとして重要な役割を果たしておりますが、年齢構成が高い、医療費水準が高い、低所得者が多い、小規模保険者が多いという構造的な課題を抱えております。それに加え、近年の医療技術の高度化に伴う医療費の増加などによりまして、保険財政は非常に厳しい状況となっております。このような中、国民健康保険の財政基盤の安定に向け、平成30年度から財政運営の責任主体が市町村から都道府県へ移行することになり、本市におきましても新たな国民健康保険制度が円滑に実施されるよう準備を進めているところでございます。特に、財政運営が県に移行いたしますと、県が市町ごとの国保事業費納付金と標準保険税率等を決定し、市がそれらを参考に保険税率、額を決定、徴収して納付金を納めるという方式に変わります。 また、現行の賦課方式である所得割、資産割、均等割、平等割からなる4方式から、将来的には資産割を除いた3方式への賦課方法へ移行する予定をしております。本市も県の示す標準保険税率等を参考に、来年度は平成20年度以来の国保税改定を予定しております。今後も県の運営方針にのっとり、安定的な財政運営や効率的な事業運営を進めるため、事務の効率化、標準化、広域化を推進し、引き続き健全な事業運営に努めてまいります。 次に、「空き家対策」について申し上げます。 空き家対策に関する基盤整備として、昨年6月に小浜市空家等対策計画を策定し、10月には小浜市空家等の適正な管理に関する条例を制定いたしました。12月からは、特定空き家等に認定された建物について、所有者や相続人の確認ができた物件から指導を開始し、解体等に向けて所有者等と協議を行っているところでございます。今後は適正に管理されていない空き家をふやさないよう空き家の所有者や管理者にさらなる啓発を行い、早目の利活用を勧めてまいります。 また、老朽化空家等につきましては、解体費用の一部を負担する補助制度の創設を行い、危険空家の解体促進を図ってまいります。 次に、「小浜縦貫線および大手橋・西津橋の整備」について申し上げます。 まず、小浜縦貫線の整備につきましては、第1期工事として、現在未整備となっております白鬚交差点から市道川縁線までの区間を拡幅するもので、平成25年度から着手し、現在川縁線側から用地、物件補償交渉を順次進めているところでございます。この道路は、小浜インターと市街地を結び、道の駅とまちの駅を結ぶ主要幹線であり、引き続き地元の皆様のご協力をいただきながら事業の進捗に努めてまいります。また、当区間では沿線住民により、道路拡幅に合わせて景観整備を行うまちづくりガイドラインが策定されており、今後沿線住民の皆様とともに鯖街道の起点としてふさわしい風情ある町並みが築かれるよう整備に取り組んでまいります。 次に、大手橋・西津橋の整備につきましては、県において現在まで測量、調査、設計等および用地交渉を進めていただいております。平成30年度につきましては、引き続き用地交渉を進めていただくとともに、工事用道路等の工事にも着手していただけると伺っております。市といたしましても、早期完成を目指して関係者の皆様との協議が円滑に進むよう、県と連携しながら事業の進捗に取り組んでまいります。 次に、「河川整備と雨水排水」について申し上げます。 近年の記録的集中豪雨は、河川氾濫による浸水被害など、流域に甚大な災害をもたらしております。昨年10月の台風21号においても多大な被害が発生し、現在復旧作業に努めているところでございます。今後、本市といたしましては、北川および南川等の管理者である国・県に対し、着実な河川整備を強く要望してまいります。また、各地域における小規模な河川につきましても、地区や区の要望等を踏まえ災害対策に努めてまいります。 雨水排水につきましては、河川と同様、近年の記録的な集中豪雨により市内各地で道路の冠水や浸水被害が発生しております。このことから、現在下水道事業において整備を進めております小浜西部地域や千種区における雨水渠整備の早期完成を目指すとともに、今後整備の必要な水取地域などにつきましても順次対策を講じてまいります。 次に、私の公約の5つ目に掲げる「行政をみがく」について申し上げます。 まず、「効率的な行財政運営」について申し上げます。 行政を取り巻く環境は、人口減少や少子化、高齢化が進行し、財政状況の厳しさが一層増す中、市民の皆様の価値観の多様化に伴い、市民ニーズは高度化、複雑化しております。このような状況の中、第5次行財政改革大綱の実施計画となる行政経営プランに基づき、限られた行政資源を有効に活用するため、民間活力の積極的な導入を引き続き推進するとともに、適正な財政運営を維持するために、市債発行額の抑制や、減債基金を活用した繰上償還などを進めてまいります。また、効率的な業務体制の整備のため、広域行政を推進するとともに、市民の皆様との協働体制を確立するため、各地区のまちづくり協議会への支援を行ってまいります。 次に、「若狭地域における広域連携の推進」について申し上げます。 若狭地域における広域連携の推進の一環として、廃棄物処理および斎場の広域化に向けた取り組みを進めております。整備が急がれる広域ごみ焼却施設につきましては、現在、若狭町以西の4市町による若狭広域行政事務組合を事業主体とし、各市町の担当部課長等による施設整備分科会において、廃棄物処理の広域化における課題解決に取り組んでおります。同時に処理方式や整備運営方針等を決定するために、大学教授等の有識者を交えた施設整備検討委員会を組織し、建設に向けた施設整備基本計画の策定を行っているところでございます。 なお、建設用地につきましては、各首長で構成する組合管理者会において選定を進めており、今後建設用地に係る基本合意等が得られれば環境影響評価等の交付金事業に順次取り組み、早期の施設稼働を目指してまいります。 また、老朽化が進んでいる若狭霊場の次期施設につきましても、同じく組合による、小浜市、おおい町、高浜町の3市町の枠組みで広域斎場整備分科会を組織し、整備までの事業スケジュールの決定や施設整備に係る基本計画の予算化に向け検討を重ねているところでございます。 今後も関係市町の連携を密にしながら、広域整備に向けて協議を進めてまいります。 次に、地域コミュニティの活性化について申し上げます。 平成27年度から、各地区においてより多くの住民が参画し、みずから地域の課題について考え、地域支援を生かしたまちづくりに取り組む組織として地区まちづくり協議会を順次立ち上げていただき、地域協働のまちづくりに取り組んでおります。 平成30年度には全地区でまちづくり協議会が設立される予定であり、市としても引き続きまちづくり協議会の活動を支援しながら、地域の特性を生かした地域住民主体のまちづくりを進めてまいります。まちづくり協議会は地区の公民館を拠点にさまざまな活動を行っておりますが、今後、公民館をまちづくりや防災、社会教育、収益事業など、幅広く柔軟に活用できる拠点施設に移行していきたいと考えております。 地域のニーズや課題等を整理しながら、公民館のコミュニティセンター化に向けた検討を進めてまいります。 以上、3月定例会の冒頭に当たり、各種施策の取り組み方針等を申し述べさせていただきました。全国的に、人口減少、少子化、高齢化が課題となっております。本市も例外ではなく、交流人口、定住人口を拡大し、まちの活性化を図っていくため、ただいま申し述べさせていただきました施策を着実に実行し、市民の皆様とともに、よりよい小浜を創造してまいらなくてはなりません。 今後とも議員の皆様を初め、市民の皆様の一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げまして、所信の表明とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 △議案第1号から議案第25号まで ○議長(下中雅之君) 日程第2 議案第1号平成29年度小浜市一般会計補正予算(第9号)より議案第25号小浜市特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定についてまでを一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(下中雅之君) 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第2をもちまして議案に供していただきました議案第1号から議案第12号までおよび議案第25号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第1号平成29年度小浜市一般会計補正予算(第9号)でございますが、歳入歳出それぞれ4億4,664万5,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ185億5,957万7,000円とさせていただくものでございます。 歳出補正は、国庫補助金等の確定等に伴う事業費の精算のほか、主なものといたしましては、市税の課税誤りによる市税過誤納還付金に4,317万5,000円、原子力災害発生時に一時退避する屋内退避施設を整備する原子力災害対策施設整備事業に2億300万円、救命救急センター運営費負担金に7,222万3,000円、台風21号により被害を受けた養殖定置網漁業者を支援する養殖・定置網漁業施設強靱化支援事業に5,707万円を計上させていただきました。 次に、議案第2号平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)から議案第9号平成29年度小浜市加斗財産運営事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、事業費等として歳入歳出それぞれ3,676万円を追加し、特別会計の総額を100億2,479万円とさせていただくものでございます。 次に、議案第9号平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第4号)でございますが、37万4,000円を減額させていただくものでございます。 次に、議案第11号小浜美郷小学校校舎新築(電気設備)工事請負契約に関する変更契約の締結についておよび議案第12号小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結についてでございますが、1億5,000万円以上の変更契約を締結することについて、地方自治法および議会の議決に付すべき契約および財産の取得、または処分に関する条例の規定により議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第25号小浜市特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定についてでございますが、このたび固定資産税等について課税誤りが判明いたしました。関係者の皆様および市民の皆様に深くおわび申し上げます。市税の課税誤りへの対応として、市長および副市長の給料を減額する特例を定める条例を制定するものでございます。なお、今後は課税業務における二重チェック体制の強化等、再発防止に全力で取り組んでまいります。 以上が、提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後担当職員から説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、前川君。
    ◎企画部長(前川昭彦君) それでは、3月補正予算関係につきまして、表紙右側に水色の帯が入っております平成29年度3月補正予算書に基づきまして、議案第1号平成29年度小浜市一般会計補正予算(第9号)から議案第10号平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第4号)までの10議案についてご説明をさせていただきます。 それでは、1ページをお願いします。 初めに、議案第1号平成29年度小浜市一般会計補正予算(第9号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億4,664万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ185億5,957万7,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては第1表歳入歳出予算補正に、繰越明許費の追加につきましては第2表繰越明許費補正に、債務負担行為の追加および廃止につきましては第3表債務負担行為補正に、地方債の変更および廃止につきましては第4表地方債補正にそれぞれよるところでございます。 2ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款市税は350万円の追加で、その内訳は第1項市民税が個人市民税で350万円の減額、第2項固定資産税が700万円の追加でございます。 第8款地方特例交付金、第1項地方特例交付金は18万6,000円の減額。 第9款地方交付税、第1項地方交付税は普通交付税で1億2,972万5,000円の追加。 第11款分担金及び負担金、第1項負担金は中山間地域総合整備事業(県営)の受益者負担金の追加や農地災害復旧事業受益者負担金の減額などにより9万7,000円の追加。 第12款使用料及び手数料、第1項使用料は文化会館使用料の減額により82万8,000円の減額。 第13款国庫支出金は4,268万1,000円の追加で、その内訳は第1項国庫負担金が生活保護費負担金の減額などにより1,910万2,000円の減額、第2項国庫補助金が社会資本整備総合交付金(小浜縦貫線)の追加などにより6,178万3,000円の追加。 第14款県支出金は1億7,625万5,000円の追加で、その内訳は第1項県負担金が農地農業用施設災害復旧費負担金の減額などにより3,077万4,000円の減額、第2項県補助金が原子力発電施設等緊急時安全対策交付金の追加などにより2億2,143万5,000円の追加、第3項委託金が海岸漂着物地域対策推進事業委託金などの減額により1,440万6,000円の減額。 第15款財産収入は2,341万1,000円の追加で、その内訳は第1項財産運用収入が各種基金の運用利子の追加により3万2,000円の追加、第2項財産売払収入が土地売り払い収入の追加により2,337万9,000円の追加。 第16款寄附金、第1項寄附金は小浜市ふるさと寄附金の減額などにより1億949万4,000円の減額。 第17款繰入金、第2項基金繰入金は財政調整基金繰入金などの追加により3,343万4,000円の追加。 第18款繰越金は前年度繰越金で1億1,655万4,000円の追加。 第19款諸収入、第5項雑入が嶺南広域行政組合の嶺南地域活性化推進事業補助金の追加などにより2,617万5,000円の追加。 第20款市債、第1項市債は農林水産業施設災害復旧債の減額はあるものの、社会資本整備(小浜縦貫線)や、小浜美郷小学校建設事業、また、臨時財政対策債の追加などにより532万1,000円の追加でございます。 歳入合計では4億4,664万5,000円の追加となるものでございます。 3ページをお願いします。 続きまして歳出でございますが、第2款総務費は2億6,996万3,000円の追加で、その内訳は第1項総務管理費が原子力災害対策施設整備事業などの追加により2億2,802万9,000円の追加、第2項徴税費が市税過誤納還付金により4,317万5,000円の追加、第4項選挙費が衆議院議員選挙の選挙経費の精算により124万1,000円の減額。 第3款民生費は4,984万円の追加で、その内訳は第1項社会福祉費が後期高齢者療養給付費負担金や介護保険事業特別会計操出金の追加などにより5,289万8,000円の追加、第2項児童福祉費が児童手当支給事業や小浜美郷児童クラブ建設事業の減額などにより913万1,000円の減額、第3項生活保護費が国庫負担金等返還金により607万3,000円の追加。 第4款衛生費、第1項保健衛生費は救命救急センター運営費負担金の追加などにより6,855万5,000円の追加。 第6款農林水産業費は4,246万2,000円の追加で、その内訳は第1項農業費が有害鳥獣駆除事業の減額などにより439万7,000円の減額、第2項林業費が鯖街道整備推進事業の減額などにより198万1,000円の減額、第3項水産業費が新規事業の養殖・定置網漁業施設強靱化支援事業などにより4,884万円の追加。 第7款商工費、第1項商工費は若狭鯉川シーサイドパーク施設管理経費や人魚の浜施設管理経費の減額などにより1,625万1,000円の減額。 第8款土木費は1億42万1,000円の追加で、その内訳は第2項道路橋梁費が社会資本整備(安全安心)の道路改良工事費などの減額などにより3,323万5,000円の減額、第3項河川費は河川費県営負担金の減額により222万5,000円の減額、第4項都市計画費が社会資本整備(街路:小浜縦貫線)の追加などにより1億3,588万1,000円の追加。 第10款教育費は1,868万3,000円の追加で、その内訳は第1項教育総務費が教師用図書購入などの教育指導関係経費の追加などにより197万7,000円の追加、第2項小学校費が平成12年に取得した松永小学校用地の用地費用の償還表に基づく土地開発基金への繰り出しの追加などにより1,062万9,000円の追加、第3項中学校費が中学校の消防設備等修繕などの追加により50万円の追加、第5項社会教育費が図書館の非常用照明器具取りかえなどの修繕費の追加などにより458万8,000円の追加、第6項保健体育費が若狭総合公園温水プールの燃料費等の維持管理経費の増に伴う追加などにより98万9,000円の追加。 第11款災害復旧費は8,702万8,000円の減額で、その内訳は第1項農林水産業施設災害復旧費で農地農業用施設災害復旧費、林業施設災害復旧費の減額で7,428万2,000円の減額、第2項公共土木施設災害復旧費で1,274万6,000円の減額でございます。 歳出合計では4億4,664万5,000円の追加となるものでございます。 4ページをお願いします。 第2表繰越明許費補正の追加でございますが、第2款総務費、第1項総務管理費の原子力災害対策施設整備事業から、5ページの第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費の公共土木施設災害復旧事業(単独)までの計25事業で繰越額の合計で13億3,513万円の追加をお願いするものでございます。繰り越しの主な理由につきましては、国の補正予算に対応するものや県営事業が繰り越しすること、地域関係者との協議調整に不測の日数を要したことなどでございますが、それぞれ事業の早期執行に努めてまいります。 6ページをお願いします。 第3表債務負担行為補正でございますが、追加につきまして、食文化館管理運営事業で期間を平成30年度から平成40年度に、限度額を1億319万1,000円と設定させていただくものでございます。補正の理由は、食文化館濱の湯の老朽化したヒートポンプチラーを新たに10年リースのものに更新するため10年間の契約を締結するためでございます。また、廃止につきましては農業振興推進事業でございまして、これは台風21号により被災した農業者に対する農業経営支援資金無利子貸付事業であり記載のとおりとしておりましたが、昨年12月末までに申請がなかったため廃止するものでございます。 7ページをお願いします。 第4表地方債補正の変更でございますが、児童福祉施設建設事業から臨時財政対策債までの11件につきまして、限度額をそれぞれ表記載のとおり変更させていただき、合計で602万1,000円を増額させていただくもので、起債の方法、利率および償還の方法につきましては補正前と同じでございます。 次に、廃止でございますが、治山事業につきましてその限度額を記載のとおりとしておりましたが、財源振替により廃止するものでございます。 以上、議案第1号に関する説明とさせていただきます。 8ページをお願いします。 続きまして、議案第2号平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ8,750万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34億9,319万7,000円とするものでございます。歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 9ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算の歳入でございます。 第1款国民健康保険税、第1項国民健康保険税は一般被保険者等国民健康保険税の減額などで820万円の減額。 第3款国庫支出金は9万1,000円の追加で、その内訳は第1項国庫負担金が療養給付費等負担金の追加や高額医療費共同事業負担金の減額などで24万3,000円の減額、第2項国庫補助金が国民健康保険制度関係業務準備事業費補助金の追加などで33万4,000円の追加。 第4款療養給付費交付金、第1項療養給付費交付金は1,992万1,000円の減額。 第5款前期高齢者交付金、第1項前期高齢者交付金は64万9,000円の追加。 第6款県支出金は150万9,000円の減額で、その内訳は第1項県負担金が高額医療費共同事業負担金の減額で425万9,000円の減額、第2項県補助金が財政調整交付金の追加で275万円の追加。 第8款共同事業交付金、第1項共同事業交付金は保険財政共同安定化事業交付金などの減額により2,330万7,000円の減額。 第9款財産収入、第1項財産運用収入は5万8,000円の減額。第10款繰入金は4,032万2,000円の減額で、その内訳は第1項他会計繰入金がその他の一般会計繰入金の追加などで8万3,000円の追加、第2項基金繰入金が4,040万5,000円の減額。 第12款諸収入は506万9,000円の追加で、その内訳は第1項延滞金加算金及び過料が一般被保険者延滞金の追加などで418万7,000円の追加、第4項雑入が一般被保険者第三者納付金の追加などで88万2,000円の追加。 歳入合計は8,750万8,000円の減額となるものでございます。 10ページをお願いします。 続きまして、歳出でございますが、第2款保険給付費は949万1,000円の減額で、その内訳は第1項療養諸費が退職被保険者等療養給付費の減額などで1,081万5,000円の減額、第2項高額療養費が一般被保険者高額療養費の追加などで132万4,000円の追加。 第3款後期高齢者支援金等、第1項後期高齢者支援金等は108万2,000円の減額。 第4款前期高齢者納付金等、第1項前期高齢者納付金等は1万5,000円の追加。 第6款介護納付金、第1項介護納付金は137万5,000円の減額。 第7款共同事業拠出金、第1項共同事業拠出金は過去3年間の医療費等の実績に伴う保険財政共同安定化事業拠出金の減額などで7,625万9,000円の減額。 第9款基金積立金、第1項基金積立金は支払準備積立金で5万8,000円の減額。 第10款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金は国庫負担金等償還金で74万2,000円の追加。 歳出合計は8,750万8,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第2号に関する説明とさせていただきます。 11ページをお願いします。 次に、議案第3号平成29年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ20万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億4,693万4,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出補正予算によるところでございます。 12ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第5款諸収入、第2項償還金及び還付加算金で、保険料還付金などの追加で20万9,000円の追加で、歳入合計も同額の20万9,000円の追加となるものでございます。 13ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第3款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金は保険料還付金で20万9,000円の追加で、歳出合計も同額の20万9,000円の追加となるものでございます。 以上、議案第3号に関する説明とさせていただきます。 14ページをお願いします。 次に、議案第4号平成29年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,614万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億1,185万2,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出補正予算によるところでございます。 15ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款保険料、第1項介護保険料では特別徴収保険料の追加などで1,295万6,000円の追加。 第2款サービス収入、第1項介護予防給付費等収入は介護予防サービス計画費収入の減額で604万9,000円の減額。 第3款分担金及び負担金、第1項負担金は認定審査会設置経費負担金の減額などで51万9,000円の減額。 第5款国庫支出金は3,230万3,000円の追加で、その内訳は第1項国庫負担金が介護給付費負担金で2,351万9,000円の追加、第2項国庫補助金が実績見込みなどによる現年度分調整交付金の追加などで878万4,000円の追加でございます。 第6款支払基金交付金、第1項支払基金交付金は介護給付費交付金などの追加で3,264万円の追加でございます。第7款県支出金は1,614万4,000円の追加で、その内訳は第1項県負担金が介護給付費負担金で1,566万8,000円の追加、第3項県補助金が地域支援事業交付金で47万6,000円の追加でございます。 第8款財産収入、第1項財産運用収入は1万2,000円の追加。 第9款繰入金、第1項一般会計繰入金は1,291万1,000円の追加。 第10款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で2,523万6,000円の追加。 第11款諸収入、第3項雑入は第三者納付金で51万1,000円の追加。 歳入合計は1億2,614万5,000円の追加となるものでございます。 16ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款総務費は114万6,000円の減額で、その内訳は、第1項総務管理費は財源振替を行うもので補正はございません。第3項介護認定審査会費は114万6,000円の減額でございます。 第2款保険給付費は1億2,056万8,000円の追加で、その内訳は第1項介護サービス等諸費が居宅介護サービス給付費、地域密着型介護サービス給付費、施設介護サービス給付費の追加などで1億2,501万6,000円の追加、第2項介護予防サービス等諸費が地域密着型介護予防サービス給付費の減額などで607万8,000円の減額、第8項特定入所者介護サービス等費は特定入所者介護サービス費で163万円の追加でございます。 第3款介護サービス事業費、第1項介護予防支援事業費は183万2,000円の減額。 第5款地域支援事業費は99万3,000円の減額で、その内訳は第3項介護予防・生活支援サービス事業費が400万1,000円の減額、第4項一般介護予防事業費が財源振替で、第5項包括的支援事業・任意事業費が家族介護支援事業で300万8,000円の追加、第6項その他諸費が財源振替でございます。 第6款基金積立金、第1項基金積立金は954万8,000円の追加。 歳出合計は1億2614万5,000円の追加となるものでございます。 以上、議案第4号に関する説明とさせていただきます。 17ページをお願いします。 続きまして、議案第5号平成29年度小浜市簡易水道事業特会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ214万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,260万3,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 18ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第6款繰入金、第2項基金繰入金は512万2,000円の減額。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で298万2,000円の追加。 歳入合計は214万円の減額となるものでございます。 19ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款簡易水道事業費、第1項簡易水道管理費は水質検査委託料の減額などによる簡易水道管理運営経費の減で214万円の減額。 歳出合計も同額の214万円の減額となるものでございます。 以上、議案第5号に関する説明とさせていただきます。 20ページをお願いします。 次に、議案第6号平成29年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,125万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億3,726万6,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正に、繰越明許費につきましては第2表繰越明許費に、地方債の変更につきましては第3表地方債補正にそれぞれよるところでございます。 21ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款分担金及び負担金、第1項負担金は下水道事業受益者負担金で2万円の減額。 第2款使用料及び手数料、第1項使用料は下水道使用料の減額で845万4,000円の減額。 第6款繰入金、第1項一般会計繰入金は公債費に係る繰入金の追加などで623万6,000円の追加。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で1,611万2,000円の追加。 第8款諸収入は322万9,000円の減額で、その内訳は第2項貸付金元金収入が316万円の減額、第3項雑入は6万9,000円の減額。 第9款市債、第1項市債は2,190万円の減額。 歳入合計では1,125万5,000円の減額となるものでございます。 22ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款下水道事業費は624万6,000円の減額で、その内訳は第1項下水道管理費が水洗便所改造資金貸付金の減額などで625万円の減額、第2項下水道建設費が管渠整備事業で4,000円の追加。 第2款公債費、第1項公債費は市債の償還利子の確定などで500万9,000円の減額。 歳出合計では1,125万5,000円の減額となるものでございます。 23ページをお願いします。 第2表繰越明許費でございますが、第1款繰越明許費、第2項下水道建設費の管渠整備事業におきまして5,060万2,000円を翌年度に繰り越すものでございます。繰り越しの理由は工事区間に想定外の地下埋設物が発見され、その調査および対応につきまして関係機関との調整、協議に不測の日数を要したことによるものでございます。 24ページをお願いします。 第3表地方債補正の変更でございますが、下水道事業につきまして限度額を2,190万円減額し4億6,160万円とするもので、起債の方法、利率、および償還の方法につきましては補正前と同じでございます。 以上、議案第7号に関する説明とさせていただきます。 25ページをお願いします。 続きまして、議案第7号平成29年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,119万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億8,747万3,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正に、繰越明許費につきましては第2表繰越明許費に、地方債の変更につきましては第3表地方債補正にそれぞれよるところでございます。 26ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第2款使用料及び手数料は106万9,000円の追加で、その内訳は第1項使用料が104万3,000円の追加、第2項手数料が2万6,000円の追加。 第4款県支出金、第1項県補助金が最適整備構想策定事業費補助金の追加で25万円の追加。 第5款財産収入、第1項財産運用収入は2,000円の減額。 第6款繰入金は643万8,000円の減額で、その内訳は第1項一般会計繰入金が175万2,000円の減額、第2項基金繰入金が468万6,000円の減額。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で785万4,000円の追加。 第8款諸収入、第1項雑入は税還付金などで875万8,000円の追加。 第9款市債、第1項市債は地方公営企業災害復旧事業債で30万円の減額。 歳入合計では1,119万1,000円の追加となるものでございます。 27ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款農業集落排水事業費、第1項農業集落排水事業費は農業集落排水基金積立金の追加などで1,119万1,000円の追加。 第2款公債費、第1項公債費は財源の振りかえを行うもので歳出の補正はございません。歳出の合計では1,119万1,000円の追加となるものでございます。 28ページをお願いします。 第2表繰越明許費でございますが、第1款農業集落排水事業費、第1項農業集落排水事業費の農業集落排水施設災害復旧費におきまして688万8,000円を翌年度に繰り越すものでございます。繰り越し理由は機器の製作および運転調整に不測の日数を要したことによるものでございます。 29ページをお願いします。 第3表地方債補正の変更でございますが、災害復旧事業につきまして限度額を30万円減額し450万円とするもので、起債の方法、利率および償還の方法につきましては補正前と同じでございます。 以上、議案第7号に関する説明とさせていただきます。 30ページをお願いします。 続きまして、議案第8号平成29年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5,542万9,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 31ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第2款使用料及び手数料、第1項手数料は119万9,000円の追加。 第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が137万7,000円の減額。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で32万8,000円の追加。 第8款諸収入、第1項雑入は1万6,000円の減額。 歳入合計では13万4,000円の追加となるものでございます。 32ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款漁業集落環境整備事業費、第1項漁業集落環境整備事業費は漁業集落排水施設管理運営費の追加で13万4,000円の追加。 歳出の合計では同額の13万4,000円の追加となるものでございます。 以上、議案第8号に関する説明とさせていただきます。 33ページをお願いします。 続きまして、議案第9号平成29年度小浜市加斗財産運営事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3万6,000円とするものでございます。歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 34ページをお願いします。 まず、第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款財産収入、第1項財産運用収入は運営基金利子で1,000円の減額。 第2款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で2万7,000円の追加。 第3款繰入金、第1項基金繰入金は4万2,000円の減額。 歳入合計では1万6,000円の減額となるものでございます。 35ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款総務費、第1項財産区管理会費は1万6,000円の減額で、歳出合計では同額の1万6,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第9号に関する説明とさせていただきます。 36ページをお願いします。 最後になりますが、議案第10号平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第4号)についてでございます。 収益的収入および支出につきまして、収入の部では第1款事業収益を給水収益の増加で721万4,000円を追加し、総額を5億99万1,000円とし、支出の部では第1款事業費を有形固定資産減価償却費の増加などで1,764万8,000円を追加し、総額を4億2,579万7,000円とするものでございます。 資本的収入および支出につきましては、収入の部では第1款資本的収入を企業債などの減額に伴い1,807万2,000円を減額し、総額を2億5,033万1,000円とし、支出の部では第1款資本的支出を第3期拡張工事などの減額に伴い1,802万2,000円を減額し、総額を4億7,755万1,000円とするものでございます。 以上、議案第10号に関する説明とさせていただきます。 平成29年度3月補正予算に関する議案第1号から第10号までの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(下中雅之君) 総務部長、伊須田君。 ◎総務部長(伊須田尚君) それでは、私のほうからお手元の議案書によりまして、議案第11号、12号、議案第25号のご説明をさせていただきます。 議案書の1ページをお願いいたします。 議案第11号小浜美郷小学校校舎新築(電気設備)工事請負契約に関する変更契約の締結についてでございますが、提案理由は1億5,000万円以上の契約に係る変更契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的および契約金額でございますが、小浜美郷小学校校舎新築(電気設備)工事請負契約の契約金額の増額でございまして、219万2,400円を増額し、変更後の金額を2億415万2,400円とするものでございます。増額の理由でございますが、消防署との協議により配線用ブレーカーの追加をすることおよびラーニングセンターの照明を変更することなどによるものでございます。 2ページをお願いいたします。 議案第12号小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約に関する変更契約の締結についてでございますが、提案理由は1億5,000万円以上の契約に係る変更契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号および議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。契約の目的および契約金額でございますが、小浜美郷小学校体育館新築(建築)工事請負契約の契約金額の増額でございまして、453万6,000円を増額し、変更後の金額を4億7,325万6,000円とするものでございます。増額の理由でございますが、外部出入り口の階段について、外構工事から本工事へ移行したためなどによるものであります。 議案書の8ページをお願いいたします。 議案第25号小浜市特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定についてでございますが、提案理由は市税の課税誤りへの対応として、市長および副市長の給料を減額する特例を定めるものでございます。 9ページをお願いいたします。 第2条は平成30年3月1日から同月31日までの間において、市長に対する給料の月額の支給に当たっては、市長の給料の月額から当該給料の月額に100分の10を乗じて得た額に相当する額を減ずるものでございます。 第3条は平成30年3月1日から同月31日までの間において、副市長に対する給料の月額の支給に当たっては、副市長の給料の月額から当該給料の月額に100分の7を乗じて得た額に相当する額を減ずるものでございます。 附則でございますが、第1項で施行期日を、第2項で有効期限を定めております。 以上、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) ただいま議題となっております各議案を、先に配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 △延会 ○議長(下中雅之君) お諮りいたします。 本日の会議は、この程度にとどめ延会いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 明23日は定刻本会議を開きます。 本日は、これにて延会いたします。                          午前11時28分 延会 上会議の次第を記し相違ないことを証明するために署名する。           平成30年  月  日           小浜市議会議長           署名議員   8番           署名議員   12番 上会議録は地方自治法第123条の規定により調製したものである。        小浜市議会事務局長  齊藤睦美...