当委員会に付託されました案件は、議案第70号 平成25年度小松市
一般会計補正予算中、当
委員会所管分を初めとする議案3件であります。
これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、付託されました議案は、全会一致もっていずれも
原案どおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端を御報告申し上げます。
まず初めに、ふれあいワゴン事業についてであります。
さきの連合審査会でも審議されましたが、松岡町、池城町において日常生活の交通手段の確保のため、地域が主体となって運行するふれあいワゴン事業を社会実験として行うものであります。
委員からは、現在のバス路線を延長することで対応は考えられなかったのかとの質問もありましたが、今回、市で車両購入後、地域へ貸与し、維持管理費のみを支払っていくほうが有利であり、地域のニーズに応えられると判断したとのことであります。
連合審査会での審議の模様を見られた方々から御意見も寄せられており、関心の高さがうかがえます。今後、市への問い合わせがあった場合には丁重な対応をし、現在、移動手段がなく困っている地域や住民の方々のことを考慮しながら社会実験に取り組むとともに、行政としての役割をしっかりと果たし、積極的に事業を進めるよう求めたものであります。
次に、
コミュニティバス路線のバス停の命名権についてであります。
コミュニティバスの利用者に、よりわかりやすく親しまれるようなバス停名を、バス停に近接する事業所、施設等から募集し、PRとイメージアップを図るものであります。
対象となるのは、
コミュニティバス路線の
市内循環線こまちと木場線のバス停で、1カ所につき年間10万円の掲載費用を5年以上いただき、バス停のポールを新しいデザインに変えるとともに、車内放送による案内、路線図、時刻表等に掲載するものであります。
現在の
バス利用者数を考慮すると、掲載する企業にとっては費用対効果は期待できないのではないかとの意見もありましたが、今後、さらに企業のPRになるよう工夫し、費用対効果が十分に得られるようサービスを見直しながら進めるよう求めたところであります。
次に、職員の採用についてであります。
小松市民病院では、平成22年に看護師の配置基準が7対1に改定されてから慢性的に看護師が足りない状況が続いております。今年度は採用試験を6月、7月、9月と受験機会を複数設けて募集を行いましたが、募集人員20名に対し今もなお5名不足している状況であり、再度、1月に募集を行うものであります。
命を預かる仕事である看護師は確実に確保しなければなりません。こまつ看護学校の学生への
小松市民病院の就職をしっかりと促すとともに、なぜ応募が少ないのか、労働条件が原因なのか、民間の病院との差はどこにあるのかなど鋭意研究し、看護師の確保に最大限の努力を求めたものであります。
次に、本委員会における
重点調査事項についてであります。
1点目は、財政力の強化についてであります。
財政力を示す指標としてさまざまな用語がありますが、本市の財政力を知るためにそれら一つ一つを改めて詳細に確認しながら、現状を把握することから取り組んでまいりました。
まず、
標準財政規模についてでありますが、これは地方自治体が標準的な状態において、通常収入が見込まれる一般財源の規模をあらわすもので、標準的な税収入額と地方譲与税額、利子割交付金などの
各種交付金額、
普通交付税額、そして
臨時財政対策債発行可能額を足した数字になります。この
標準財政規模は、
実質公債費比率及び将来負担比率を算出する際の分母となる重要な数値であります。本市の数値は平成20年度以降240億円台で推移し、平成24年度で246億7,862万8,000円、類似団体88団体中51番目となっております。
次に、財政力指数についてでありますが、これは地方自治体の財政力を示す指数で、
基準財政収入額を
基準財政需要額で除した数値の過去3年間の平均値を指し、この数値が高いほど自主財源の割合が高く、財政力の強い団体と言えるものであります。本市の数値は平成24年度が0.669で、類似団体中55番目となっております。
次に、普通交付税についてでありますが、
基準財政需要額から市税や各種交付金の収入額におおむね75%を掛けた
基準財政収入額を差し引いた財源不足額が
普通交付税額となるものであり、本市の平成24年度の交付額は58億5,416万円でありました。
基準財政需要額とは自治体の最低限のサービスを提供するために必要な額で、その算定に当たっては人口をもととしているものが14項目あり、これらを計算すると人口が1人ふえることで約11万6,000円の普通交付税が増額になるということがわかりました。
さて、当委員会では、類似団体である鹿児島県霧島市、鹿屋市での取り組み状況について調査をしてまいりました。両市とも合併特例債があるという点では私ども小松市とは異なるものの、財政健全化に向け計画を策定し、市債残高や基金残高など、具体的な金額を掲げながら取り組んでいる状況でありました。市税の収納率を上げるための工夫や、多種多様な業種の企業誘致、そして職員の資質向上が必要であると、委員一同認識したものであります。
2点目は、公共施設の維持管理についてであります。
本市が有する公共施設は、その多くが今後、老朽化に伴う大規模な改修が必要な時期を迎えることから、その実態把握のため調査を開始したものであります。
まず、維持管理費の概要であります。現在、施設の総数は284施設でありますが、そのうち市庁舎や学校等、特定の事務事業のための施設を除く公の施設として広く住民の利用に供する施設190施設で、その維持管理費は8億2,600万円余りとなっております。その内訳として、市の直営は51施設で、維持管理費は人件費などを除く直接的な経費として1億6,100万円余り、残りの139施設は指定管理による運営で、そのうち町内に委託しているため市による維持管理費が発生していない90の
コミュニティ施設を除く残り49施設の
指定管理委託料は6億6,500万円余りであります。
次に、
指定管理者制度を導入している49施設について、制度導入前との経費の縮減効果を調査をいたしました。
制度導入直前の予算額と平成25年度の予算額を比較したところ、導入直前では8億5,900万円余りであり、制度導入により1億9,400万円余りの縮減効果が見られました。縮減の理由を見てみますと、人件費の削減効果が一番大きいものであります。
指定管理者制度が導入され7年が経過をしました。今後は、指定管理者がさらに充実した運営をできるような工夫を求めたところであります。
これらの2つのテーマについては、今後も引き続き調査を続けていくものであります。
最後に、請願第3号 「秘密保護法」制定に反対する意見書の提出を求める請願についてであります。
特定秘密保護法については、既に今月6日の参議院本会議で可決、13日に公布され、あわせて国民の不安を払拭すべく
第三者機関設置のための準備室が内閣官房に発足されております。よって、本請願は不採択とすべきものと決した次第であります。
以上、
総務企画常任委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いをいたします。
以上。
5 ◯議長(宮西健吉君)
福祉文教常任委員長、二木攻君。
〔
福祉文教常任委員長 二木 攻君登壇〕
6
◯福祉文教常任委員長(二木 攻君)
福祉文教常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第70号 平成25年度小松市
一般会計補正予算中、当
委員会所管分を初めとする議案7件であります。
これらの各案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、議案7件につきましては、全会一致をもっていずれも
原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程において、議案並びに所管事項に関しますさまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。
初めに、
小松市民病院についてであります。
本定例会において、診療中の医療事故に関する損害賠償の額を定めることについて議案が上程されました。
小松市民病院では、医療事故及びその疑いがあるものについては、
医療安全対策委員会で原因調査及び対応などについて協議をしているとのことであります。医療事故を未然に防ぐための取り組みはもちろんではありますが、万が一起こった場合には、病院内におけるチェック機能により全ての当事者が救済されるよう求めるとともに、南加賀の中核病院として市民との信頼関係を大切にした病院運営に心がけるよう一層の自覚を求めたものであります。
次に、
児童養護施設育松園についてであります。
小松市立児童養護施設民営化計画に基づく
移管先法人選定委員会の選定結果をもとに、市が
社会福祉法人松寿園を移管先法人として決定いたしたものであります。
今後、移管後の運営に係る提案内容の実現のため、来年4月までの間にさまざまな協議を重ねていくとのことでありますが、地元町内会に対しても詳細な説明を行うとともに意見交換を実施するよう求めたものであります。
次に、住民票の写し等の不正取得に係る本人通知制度の実施についてであります。
本制度は、住民票の写し等が他人から不正取得された場合に、個人の権利または利益の侵害や2次被害を防止するとともに、不正取得の抑止を図ることを目的とし、北陸三県では金沢市に次ぎ2番目の導入とのことであります。市民の個人情報保護につながるこの取り組みを評価するとともに、今後も個人情報の管理に万全を期すよう求めたものであります。
次に、緑の少年団についてであります。
小松市は、平成27年春に開催されます全国植樹祭に向け、全ての小学校の校下に緑の少年団を結成することとしました。緑の少年団の設立、運営に当たっては、小学校やPTA、公民館との連携が必要不可欠であるため、主管課とともに教育委員会も協力しているとのことであります。
今後、緑の少年団に係る情報については、当委員会においても報告するよう配慮を求めたものであります。
次に、全国学力・
学習状況調査についてであります。
小松市教育委員会は、文部科学省の実施要領の変更を受け、指導力や学力の向上につながるとの判断から、本市の平均正答率を公表いたしました。学校別正答率の公表については、その内容と方法についての配慮事項を踏まえ、保護者や学校関係者と十分協議の上、今年度中に決定していくとのことでありますが、学校教育への影響の大きさが予想されるものであるため、今後も随時経過報告をするよう求めたものであります。
最後に、今年度の
重点調査項目として調査を開始している社会保障の現状と今後のあり方についてであります。
さきの定例会以降、子ども・子育て支援、国民健康保険と公的年金、
介護保険制度改革、
生活保護制度、
障害福祉制度、社会保障・税番号制度について、各担当部局より概要説明を受けました。
社会保障制度については、現在、国が進めている社会保障と税の一体改革を通じて、今後、大きな変革がなされることとなっています。この大きな変革に対応していくためにも、引き続き一つ一つのテーマごとに調査研究を進め、次世代の
社会保障制度に対応した委員会運営を目指していく所存でございます。
以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
7 ◯議長(宮西健吉君)
経済環境常任副委員長、浅村起嘉君。
〔
経済環境常任副委員長 浅村起嘉君登
壇〕
8
◯経済環境常任副委員長(浅村起嘉君)
経済環境常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第70号 平成25年度小松市
一般会計補正予算(第3号)中、当
委員会所管分を初めとする議案5件であります。
これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもって
原案どおり可決、承認すべきものと決した次第であります。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端を御報告申し上げます。
初めに、新
産業団地基本調査費についてであります。
正蓮寺地区の約17ヘクタールに新たな
産業団地造成の可能性を見きわめるため、所要額を計上し環境調査並びに基本設計に取り組むものであります。昨年度実施した産業分野別の適地調査において、医薬品、医療機器、食品関連産業を初めとした成長分野産業を中心に新たな企業誘致をにらみ、産業団地の造成に向けて調査を実施するとのことであります。
委員から、今回の新
産業団地構想の発表が余りに唐突であったとし、委員会で充実した議論ができるよう、今後、計画段階から逐次説明を行うよう強く求める意見や、具体的にどのような業種、企業の誘致をイメージしているかを明確に示し、既存の串、
矢田野工業団地とすみ分けを考える必要があるなどの指摘がありました。
環境調査に当たっては、水質調査や地質調査など適切なモニタリングを行い、いかなる企業の進出にも対応できるよう安全性の確保を求めました。
次に、小松市
漁港管理条例の改正についてであります。
この条例改正は、梯川鶴ヶ島地区のプレジャーボートの暫定係留が認められたことに関連して、安宅漁港における漁船以外の船舶の一部を受け入れするものであります。今後、漁港環境の維持のため、一層努力することを求めたものであります。
これに関連して、9月の台風で壊滅的な被害を受けた
安宅漁港定置網の設置補助について、本市の水産業の存続と安宅漁港の活性化という両観点から、市として積極的に取り組むよう強く求めました。
次に、緑の少年団についてであります。
平成27年春に開催される全国植樹祭を契機として、市内全校下に緑の少年団を結成するため所要経費を計上するものであります。現在7校下で結成されており、残り18校下についても年度内に結成される予定でありますが、活動の趣旨について、学校はもとより地域にも理解と協力を求めるよう求めました。また本事業について、関係部署の連携に不十分な点があったことを指摘し、体制強化を図るように求めました。
次に、旧
大和小松店跡地活用に関してであります。
旧
大和小松店跡地に複合的な施設を建設する市の構想案に対し、市民の皆様から40通の意見が寄せられております。さらに、無作為抽出による
市民アンケート調査を含む
市民参加型フォーラムの実施に向けて準備作業を進めているとのことであります。市民各層の幅広い意見、要望を集約し、
検討委員会等で慎重に検討を加え、より具体的な活用案を提示するよう求めました。
最後に、本委員会における今年度の
重点調査項目、農林業政策についてであります。
今般、小松市の林業振興と課題について、所管課の詳細な説明を求め、協議を行いました。
本市の面積の約7割を占める森林でありますが、林業の担い手不足や採算性の悪化などにより、手入れ不足となっている人工林や間伐できないで放置された放置林が増加しております。森林の有する山地災害防止や水源涵養などの多面的機能を十分に発揮するために、間伐などの森林施業の適切な実施や木材を運搬する作業道などの早期整備が不可欠となっております。
とりわけ里山では、放置された竹林の増加が問題となっていることから、整備伐採とともに、発生した竹を粉砕してチップ化し、燃料や肥料として有効利用を図る取り組みを推進するよう求めました。
これに関連して、間伐材などを燃料とするバイオマスエネルギーの活用は、
地球温暖化対策を初めとする環境保全につながるため、現在見直し検討中の第2次こまつ環境プランに盛り込むよう要望しました。
このほか、
鳥獣被害対策として、餌になる広葉樹の植栽などを進め、人と野生鳥獣の共生が図れる環境づくりを目指すよう求める意見がありました。
以上、
経済環境常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
9 ◯議長(宮西健吉君)
建設常任委員長、宮川吉男君。
〔
建設常任委員長 宮川吉男君登壇〕
10
◯建設常任委員長(宮川吉男君)
建設常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました案件は、議案第70号 平成25年度小松市
一般会計補正予算中、当
委員会所管分を初めとする議案8件であります。
これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、議案8件につきましては、賛成多数で
原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、議案第79号 消費税率及び地方消費税率の改定に伴う関係条例の整備については、反対であるとの少数意見があったことを申し添えておきます。
以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端を報告申し上げます。
まず、除雪対策費についてであります。
除雪協力業者においては、気象予報を受けて深夜、早朝からの除雪作業に備えて人員と重機を待機させているケースもありますが、実際、積雪量によっては出動しないこともあります。市では、協力業者と除雪エリアが比較的近接していることもあり、時間を拘束する待機を強いていないことから、近隣の市と同様に待機料を支払っていないとのことであります。
しかしながら、
除雪オペレーター数の減少など、除雪に関する状況は変化してきており、今後、協力業者の固定費負担のさらなる軽減など、オペレーターの労に報いるために、除雪対策の的確な運用を検討するよう求めました。
次に、
市単独道路整備費の
債務負担行為についてであります。
市単独の道路事業については、
債務負担行為を活用しながら、工事発注件数が少なくなる年度末、年度初めの契約を確保し、通年における工事発注の平準化を図ることにより、安定的な企業経営の維持に努めているところであります。今後も工事の平準化を図るとともに、適切な工期を設定し、円滑にインフラ整備を進めていただくよう求めました。
次に、報告事項でありますが、
サイエンスヒルズこまつについてであります。
12月1日に一部オープンし、来年3月に
グランドオープンを予定する
サイエンスヒルズこまつで、
LEGOワールド、航空実験教室、見上げてみよう冬の星空など自主イベントも始まり、今後も計画されております。12月1日から11日までの9日間の来館者数は5,600人でありました。1日平均622人であります。
サイエンスヒルズこまつ建設に係る費用は、土地代を含め34億7,000万円、その他駐車場整備の1億9,000万円と合わせて総額37億6,000万円となり、当初計画より4億円以上要しております。国からの交付金などを利用することによって県、市ともに負担軽減が図られたとのことでありますが、今後も補助金、交付金、起債をうまく活用しながら、年間7,200万円を目標限度額と定めている市の管理運営費の持ち出し分を含め、市の財政負担が少しでも減るよう、県とのしっかりとした連携によって取り組んでいくよう求めました。
次に、
西軽海地域下水道の
公共下水道接続についてであります。
懸案事項でありました
西軽海地域下水道の
公共下水道接続について、12月12日に接続となりました。西軽海町地域下水道は昭和45年の供用開始から40年余りを経過し、処理施設、管渠施設の老朽化により、施設の更新を図るよりも公共下水道に接続するほうが有利となるとの調査結果から、
公共下水道接続に向けて下水道管渠の整備を行ってきたものであります。接続により、公共下水道の普及率は西軽海町2,066人増で7万6,291人、70%となりました。また、接続率は西軽海町781世帯増で2万1,756世帯、76.4%となりました。
平成27年度開催の全国植樹祭に向け、
木場潟再生プロジェクトなどさまざまな団体も水質改善に向けていろいろな活動をされています。
小松市では、接続促進のため、平成24年度に年間5,500件の戸別訪問を実施しているとのことでありましたが、今後、さらに接続率の向上のため鋭意努力するよう求めました。
また、議員を含め公職者の接続されていない方もいますので、模範を示す意味で、できるだけ早く接続を促す意見もありました。
最後に、本委員会が
重点調査項目として決めました空き家等の対策~地域の安全と活性化に向けて~についてであります。
空き家等の対策について、危険空き家などに対する市民の安全面、また空き家の有効活用による定住人口の確保などの活性化の観点から、当委員会で重点的に調査研究をしてまいりました。
今回、空き家対策に係る近隣の自治体の取り組みについて執行部から説明を受けました。その取り組み内容ですが、老朽危険空き家解体後の宅地に対する固定資産税を減免するもの、市が直接解体し地元自治会に維持管理させるもの、解体費用の一部を助成するもの、重要伝統的建造物群保存地区内に市が所有する住宅に移住者を募集したもの、町なかの空き家を購入する者に助成するものなど、さまざまな取り組み事例の紹介を受けました。
これらの事例を参考にし、小松市の取り組みについて意見交換したところでありますが、さらなる研究が必要との結論に至ったものであります。
以上、
建設常任委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
11 ◯議長(宮西健吉君) 平成24年度決算特別委員長、二木攻君。
〔平成24年度決算特別委員長 二木 攻
君登壇〕
12 ◯平成24年度決算特別委員長(二木 攻君) さきの第3回定例会で継続審査の議決をいただきました議案第64号 平成24年度小松市歳入歳出決算の認定について及び議案第65号 平成24年度小松市公営企業会計決算の認定について、議案第66号 平成24年度小松市公営企業会計未処分利益剰余金の処分について、閉会中も引き続き審査を続けてまいりましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。
審査につきましては、去る10月25日を初めとし4回にわたり委員会を開催いたしました。決算書並びに附属書類に基づき、関係部局から詳細な説明を聴取し、予算が適正かつ効果的に執行されたか、また施策や事業の目的が十分達成され、市民サービスの向上に貢献できたかなど、行政効果について主眼を置き、終始精力的に精査をしてまいりました。
その結果、議案第64号においては賛成多数、議案第65号、第66号においては全会一致をもちまして認定すべきものと決した次第であります。
議案第64号については、地域の絆アップ交付金について、わがまち防犯隊の活動支援を行った際に対象品目や交付方法に適正とは言えない部分があったため、認定できないとの一部少数意見がありましたことを申し添えておきます。
以下、審査の過程において出されました、今後、改善または検討を要すべき事項などについて主なものを御報告申し上げます。
まず初めに、財政状況についてであります。
歳入においては、年少扶養控除の廃止により個人市民税が増加したものの、3年に一度の評価がえによる固定資産税、都市計画税の減少、企業業績の低迷による法人市民税の減少により、市税全体では151億8,000万円と平成23年度に対し4億円の減少となりました。
歳出では、科学交流館等の主要事業を平成25年度へ繰り越したことによる投資的経費の減少等により、総額で428億円と平成23年度に対し約10億円の減少となりました。
市債残高は、10年ビジョンにおいて平成21年度の市債残高に対し200億円の圧縮を目指しておりますが、平成22年度は19億円、平成23年度は30億円、平成24年度は17億円と3カ年合わせて66億円を圧縮し、順調に市債残高の圧縮が進められていることが確認できております。
しかしながら、収入に対する借金返済の割合をあらわす
実質公債費比率は18.3%、収入に対する借金残高の割合をあらわす将来負担比率は196.9%と着実な改善を見せてはいるものの、依然として県内10市や類似団体と比較しても非常に高い水準であります。今後も引き続き効率的かつ効果的な行財政運営に尽力し、財政健全化に努めるよう求めたものであります。
一方、償還のピークを過ぎた小松駅周辺整備については、借金の残高だけではなく、あわせてその投資効果についても広く市民にアピールしていくよう求めたものであります。
2点目は、広告宣伝費についてであります。
「こまったら、こまつ。」に代表されるコマーシャル等のPR映像については、費用対効果を念頭にどの程度のネットワーク規模で放映すべきであるか等、より効果的な宣伝に努めていくよう求めたものであります。
また、新聞広報については、購読シェアの低い全国紙への掲載に対し、その効果を疑問視する声が一部の委員から出されましたことを御報告申しておきます。
3点目は、ファミリーサポートセンター運営費についてであります。
ファミリーサポートセンターは、子育てを支援してほしい人と支援したい人が会員となり、互いに子育てを支援し合う事業であります。しかし、近年、依頼会員と提供会員の条件が折り合わないケースが多く、利用件数が減少している状況であります。当事業が有効に機能するためにも、提供会員のさらなる増員を目指し、いま一度広く周知徹底を図るよう求めたものであります。
4点目は、空の駅についてであります。
空の駅については、環境王国こまつプロジェクトにおいて、6次産業化により地元農作物を使った商品の販路を広げるという大きな目的があります。今後も当初の目的を見失わず、売上至上主義に陥らないように求めたものであります。
5点目は、ごみダイエット作戦トリプル30についてであります。
当事業は、可燃ごみ減量化のため、市民、事業者、行政が協力して、平成22年からの3年間で可燃ごみを平成20年度比で30%削減することを目標にした事業であります。しかし、実際には9%の削減にとどまったことから、30%削減という高い数値目標がごみ削減にどれだけ効果があったか疑問が残るところであります。
今後は、数値目標ばかりを前面に掲げるのではなく、市民の理解が得られやすく、かつ市民が取り組みやすい事業を積み上げていく形でごみ減量化に取り組んでいくよう求めたものであります。
6点目は、病院事業についてであります。
小松市民病院は、平成20年度より収益的収支において5年連続で黒字を達成し、順調に繰越欠損金額を減少させております。しかし、平成24年度末の未処理欠損金額は28億7,000万円で依然として大きいため、これ以上の未処理欠損金を出さないようにするためにも、計画的な財務健全化策や収益的収支において赤字が発生したときの一般会計からの補填などの対策を早目に確立しておくよう求めたものであります。
以上が本委員会の審査中に出されました主な意見や要望であります。
今後も限られた財源をさらに有効かつ効率的に活用し、市民が安心して快適に暮らせる住みよいまち小松市の実現を目指し、本委員会の報告といたします。何とぞ皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
13 ◯議長(宮西健吉君) 小松基地・空港対策特別委員長、灰田昌典君。
〔小松基地・空港対策特別委員長 灰田昌
典君登壇〕
14 ◯小松基地・空港対策特別委員長(灰田昌典君) さきの定例会で継続調査の議決をいただきました飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査について、閉会中も引き続き調査を続けてまいりました。本委員会での意見及び議論について御報告申し上げます。
まず初めに、在日米軍再編に係る訓練移転についてであります。
米軍再編に係る嘉手納基地飛行場から小松基地への訓練移転に関する訓練計画概要については、11月26日に通知がありました。
12月5日に先遣隊23名が小松基地に到着し、近畿中部防衛局が小松基地内で現地対策本部を開設いたしております。12月7日、嘉手納基地からF-15戦闘機6機が到着し、隊員、資材もC-130輸送機で到着いたしております。
実際の訓練は、天候不良のため12月9日午前1回、午後1回と11日の午前1回、計3回の訓練が行われました。
小松鉄工団地の調整池等において実施されましたF-15戦闘機の騒音測定調査では、測定値100デシベル前後であり、過去の騒音測定結果とほぼ同じでありました。
米軍はボランティア活動を毎回訓練時に行っており、今回は12月14日、悪天候の中、米軍隊員5名、自衛隊員2名が今江ふれあい公園でごみを拾い、トイレの掃除を行っており、周辺住民感情に配慮した活動であると評価するものであります。
既にF-15戦闘機3機が嘉手納基地に帰還しており、残り3機のうち2機にふぐあいが見つかり、部品交換整備ができ次第、帰還するとのことであります。
小松基地への訓練移転については市民の最大関心事であることから、今回のような訓練の実施については速やかな情報提供を求めたところであります。
次に、防衛予算の動向についてであります。
特定防衛施設周辺整備調整交付金、いわゆる9条交付金についてであります。
今年度、市に約4億8,000万円の内示があり、道路整備、側溝改修、街灯LED化の推進、消防ポンプ車の購入、屋外運動場の改修など極めて貴重な財源となっております。
11月14日、政府の行政改革推進会議秋のレビューにおいて、この9条交付金に対し、住民の実需に基づき、なおかつ本令の趣旨にのっとって運用を行えば、300億円の予算はかなり削減可能と思われるとのコメントや、交付対象を厳格化するようにとの指摘がありました。
さらに、11月22日、閣僚懇談会では、平成26年度予算に対して評価指摘事項を的確に反映させるようにとのことでありました。
このような状況を受け、国防という国民全体の利益に対し、不利益を受けている地域住民の生活環境の整備、住民福祉の向上のため、全国基地協議会、防衛施設周辺整備全国協議会が予算の満額確保に向け、緊急決議を行っております。
また、小松市議会議長が相談役を務めております全国市議会議長会基地協議会でも同様な緊急要望を行っております。
交付金の用途として、ソフト面にも使えるようになり多様化されたことで、予算が削減されていく懸念があります。そのようなことがないように、基地周辺の環境整備などハード面を充実させていくことは大変重要であります。
この交付金は、基地の設置、運用により生じている障害や不利益を軽減するための特別な施策として、まちづくりや生活環境の改善を行うための市の必要な財源であることから、関係団体と協力し、満額確保に向けての要望活動を行うことはもちろんでありますが、市政の牽引者たる市長みずからも関係省庁、地元国会議員に出向くことが大事だという観点からも、積極的にしっかりと要望活動を行うことを強く求めたのであります。
以上、本委員会の飛行の安全及び
飛行場周辺まちづくりに関する調査は、重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。
何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、御報告といたします。
15 ◯議長(宮西健吉君) 議会改革調査特別委員長、川崎順次君。
〔議会改革調査特別委員長 川崎順次君登
壇〕
16 ◯議会改革調査特別委員長(川崎順次君) さきの定例会におきまして、地方分権の時代にふさわしい議会のあり方に関する調査を行うため、8人の委員で構成する
議会改革調査特別委員会を設置をいたしました。
本委員会の調査項目は、議会の活性化と議員定数についてであります。さらに細項目として、常任委員会について、連合審査会について、議会費について、その他議会改革に付随する課題の以上4つの検討項目を設定しております。
第1回目の委員会からこれまで計4回にわたって精力的に委員会を開催し、これまでに常任委員会について、連合審査会についての2項目について協議、検討を重ねてまいりましたので、まずもって御報告をいたしておきます。
それでは、調査の経過と結果について御報告を申し上げます。
まず1点目は、常任委員会についてであります。
本委員会では、常任委員会の見直しと適正な議員定数はあわせて検討すべきとの方針で一致し、会派ごとに常任委員会再編への意見集約を行ってまいりました。
現在、4常任委員会を設置し、1議員が1委員会に所属し、各常任委員会にはそれぞれ6名が所属をしております。仮に議員定数が削減となった場合、委員会の所属委員も減ることから議論が不十分になるとして、常任委員会の数を6つに再編し議員の複数所属を認めてはどうかとの意見や、委員会の数を減らし3常任委員会にすべきなどの意見が出されました。
委員会の数をふやすことについては、一つの委員会の所管範囲が狭くなるため、より深い議論や調査ができるのではないか。また、複数の常任委員会に所属することにより、広範囲な知識を得られ、議員の資質の向上につながるのではないかとの意見がありました。
一方、委員会の数を減らすことについては、委員会の構成人数がふえ、よりチェック機能が発揮でき、審議の活性化につながるのではないかという意見などがありました。
いずれにいたしましても、仮に議員定数を削減した場合でも、委員会の数を減らしたり議員が委員会をかけ持ちすることで、常任委員会の運営に支障はないのではないかという思いで一致をいたしました。
このほか、現状の4常任委員会の6人構成が十分な議論には最適であり、変える必要はないのではないかという意見もありました。
結論として、常任委員会の構成は、前提となる議員定数によって大きく左右されることから、現状の議員定数24人の妥当性や削減する場合はその理由についても会派に持ち帰って協議、検討を進めることといたしました。
2点目は、連合審査会についてであります。
連合審査会につきましては、導入以来11回の開催を重ねており、運用方法等についていろいろと意見が出されているところであります。
本市議会における連合審査会は、議案全般について議員全員が一括審議を行うものであり、市民の皆さんに論点、争点をわかりやすく伝えるため一問一答方式による質疑を行っております。
しかしながら、全国の地方議会において、連合審査会にかわるものとして、予算決算常任委員会等の設置や本会議における質疑・一般質問に一問一答方式を採用している事例もあることから、連合審査会のあり方については、それら事例を参考にしつつ、より発展的な方策がないかも含め検討する必要があるというふうに考えております。
このほか、二元代表制の下で執行部に対する監視機能の強化、充実を図るべきとの意見や、委員会の総意で政策立案、政策提案をしていく手段として、さらなる議員間討議の充実を図るべきとの意見がありましたことを申し添えておきます。
本委員会は、今後も引き続き残された項目や新たな課題に対し、市民の負託に応えるべく検討を重ねてまいります。
なお、委員会の模様を、毎月、テレビ小松で録画放映いたしておりますので、ぜひごらんいただき、より多くの市民の皆さんに御意見や御感想を賜ればありがたく存じます。
以上、当委員会の地方分権の時代にふさわしい議会のあり方に関する調査はまだ調査研究途中であり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。
何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げて、本委員会の報告といたします。
17 ◯議長(宮西健吉君) 以上で委員長報告は終わりました。
これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
18 ◯議長(宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。
橋本米子君。
〔19番 橋本米子君登壇〕
19 ◯19番(橋本米子君) 私は、今議会に提出されました
市長提出議案中、議案第79号及び継続審査中の
市長提出議案第64号、また請願第3号に反対であります。その他の議案には賛成であります。
以下、理由を述べます。
初めに、議案第79号 消費税率及び地方消費税率の改定に伴う関係条例の整備に関する条例についてであります。
この条例は、国が来年の4月より消費税率を5%から8%に引き上げを決定したことに伴い、公の施設の使用料等の改定に伴う条例の一部改正と
小松市民病院事業の診断書、証明書の発行手数料、特別施設の利用料などの改定に伴う条例の一部改正を定めたものであります。
私は連合審査会でも討論したように、消費税率の引き上げは市の歳出を3億円ふやし、市民負担増は上下水道料を含め1億円余にもなることから、市の財政や市民負担の増大になり、景気対策にも逆行すると思いますので、私はこの議案には反対であります。
次に、継続審査中の
市長提出議案第64号 平成24年度小松市歳入歳出決算の認定についてであります。
昨年の大きな出来事といえば、民主党政権最後の年であり、暮れの12月には自公政権に交代する衆議院選挙もありました。
小松市政では、まちのイメージづくりとして「乗りもののまち」「歌舞伎のまち」「科学と交流」「環境王国こまつ」と4つの主要なテーマを決め、広告宣伝や情報発信が強化された年でした。
こういう中、平成24年度の決算では、歳入決算額は436億2,407万2,000円、歳出決算額は427億7,499万3,000円で歳入歳出差し引き額は8億4,907万9,000円で、翌年度への繰越財源となる2億4,249万8,000円を除いた実質収支は6億658万1,000円の黒字となっております。
平成24年度の決算で強調したい点として、ことしの3月議会で平成24年度の3月補正を組まれた際、国の大型補正予算を積極的に活用するとして、一般会計で過去最大の37億円余を組まれ、JR小松駅東側に建設している(仮称)科学交流館整備費に平成25年予定の前倒しとして19億850万円が計上されました。
私は、この3月議会では、国の補正予算分34億2,980万円余のうち一般会計分は29億4,780万円余ですが、この(仮称)科学交流館の整備費はそのうち64.7%、約65%も占めるほどの大型公共事業費となっております。これではまさに聖域としての税金の使い方だと思いますと厳しく指摘してきました。
平成24年度の決算では、(仮称)科学交流館整備費として11億6,890万円余、また(仮称)科学交流館設計費として4,195万円が計上されておりますが、幾ら科学と交流の新しいシンボル施設といっても総事業費34億8,300万円を短期間で使い切る大型事業は余りにも聖域としての税金の使い方ではないでしょうか。
一方、小松市は第5次行財政改革プランの中でも重点項目と位置づけている公立保育所の統廃合・民営化計画の中期計画を強力に推し進めております。
平成24年度では、小松市立矢田野第一保育所及び小松市立ひかり保育所の民営化が昨年の6月議会で提案され、平成25年4月より民営化が実施されております。それに伴って保育士の職員数が平成23年度には98名でしたが平成25年の4月1日では78名にも少なくなり、20名の減員となっております。
また、昨年の12月議会では、小松市立知的障害児通園施設として南加賀の知的障害児のための和光学園が平成24年度末で廃止されることにもなりました。
私は、民間活力の導入の名のもとに、公立保育所の統廃合、民営化を進めたり、児童施設の民営化を進めることは児童福祉法で義務づけられている公的保育制度の後退と思います。
大型公共事業を聖域で進める一方、住民生活や福祉を切り捨てる地方行革推進の市政には反対であります。
また、平成24年度は小松市国民健康保険税及び介護保険料、さらに後期高齢者医療保険料においても保険税や保険料の引き上げを行いました。まさにトリプルパンチとなって市民生活に襲いかかってきました。
特に国民健康保険税は平成23年度と平成24年度の2年間連続しての引き上げで、今回の平成24年度は昨年度より1世帯当たり9.4%、1人当たりは10.5%も引き上げられ、1世帯当たり、また1人当たりの保険税は県内の19市町の中でもトップクラスの高さとなっております。
介護保険料も第5期の福祉計画として基準額の月額4,850円を900円引き上げ5,750円としました。18.6%の大幅なアップ率でした。
後期高齢者医療保険料は75歳以上の方の保険料の改定ですが、軽減後の保険料で年間5万7,728円から6万3,548円に引き上げ、1人当たり年間5,820円、10.8%の値上げでした。
私は、国民健康保険制度も介護保険制度も市民が生活をしていく上でなくてはならない保険制度だと思います。しかし、国民年金だけの年金額では月4万円から5万円の方が多く、年金が徐々に少なくなっており、もう支払いに限界だという声もたくさん聞いております。支払うことができる保険料に、また滞納者をふやさないよう、一般会計から繰入金をふやし、軽減策を図ることを求めたいと思います。
次に、請願第3号 「秘密保護法」制定に反対する意見書の提出を求める請願についてであります。
12月6日深夜、1万5,000人もの人々が国会前に駆けつけました。国会では、「廃案に」「慎重審議を」という声を無視し、安倍政権は秘密保護法案を強行可決しました。数の力で憲法を踏みにじる暴挙は許されません。強行可決後も国民や市民の不安と怒りはさらに広がっております。
私もこの表現の自由、国民の知る権利を侵害する秘密保護法の撤廃を求めて今後も取り組むことを表明し、反対討論といたします。
以上であります。
20 ◯議長(宮西健吉君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
21 ◯議長(宮西健吉君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第70号から議案第78号まで、議案第80号から議案第85号までの以上の15件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の15件は、いずれも委員長報告のとおり可決、承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
22 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の15件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。
次に、議案第79号を採決いたします。
本案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
23 ◯議長(宮西健吉君) 起立多数。
よって、本案は委員長報告のとおり決しました。
次に、継続審査中の議案第64号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
24 ◯議長(宮西健吉君) 起立多数。
よって、本案は委員長報告のとおり決しました。
次に、継続審査中の議案第65号、議案第66号の2件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり認定、可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
25 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本件は、委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26 ◯議長(宮西健吉君) 起立多数。
よって、本件は委員長報告のとおり決しました。
次に、継続調査中の小松基地・
空港対策特別委員会の調査並びに
議会改革調査特別委員会の調査の以上2件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
27 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。
───────── ◇ ─────────
◎
市長提出議案第86号の上程、説明、
質疑、委員会付託、委員長報告、委員
長報告に対する質疑、討論、採決、諮
問第4号の上程、説明、質疑・委員会
付託・討論省略、採決
28 ◯議長(宮西健吉君) 日程第2、
市長提出議案第86号 工事請負契約の一部変更について及び諮問第4号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての以上2件を一括して議題といたします。
市長より提案理由の説明を求めます。
市長、和田愼司君。
〔市長 和田愼司君登壇〕
29 ◯市長(和田愼司君) それでは、追加提出いたしました議案1件、諮問1件について御説明申し上げます。
まず、議案第86号 工事請負契約の一部変更についてであります。
こまつドームの屋外運動場につきましては、9月議会での議決を得て、年間を通じてより多くの利用が可能となるよう天然芝から人工芝への改修工事を実施しているところであります。
このたび、改修工事に伴い発生する土砂の処分について、工事箇所での再利用が可能となったことなどにより事業費の減額に伴い、工事請負契約の一部を変更しようとするものであります。
次に、諮問第4号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてであります。
人権擁護委員、白尾三郎氏、林洋子氏の委員任期は平成26年3月31日をもって満了となります。白尾氏には2期目の再任として、また林氏には人権擁護委員として御尽力、御活躍いただいたことに心から感謝を申し上げ、後任として、千代町・北村由美子氏を人権擁護委員として法務大臣に推薦しようとするものであります。
提案いたしました白尾氏、北村氏におかれましては、広く社会の実情に通じ、人権擁護に深い御理解を有しておられますので最適任と考えるものであります。
以上2件につき御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。
30 ◯議長(宮西健吉君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第4号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、質疑の省略及び会議規則第37条第3項の規定による委員会の付託の省略並びに討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
31 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は質疑及び委員会の付託並びに討論を省略することに決しました。
次に、
市長提出議案第86号 工事請負契約の一部変更についての提出者からの提案理由の説明に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
32 ◯議長(宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第86号 工事請負契約の一部変更については、
総務企画常任委員会に付託いたします。
この際、委員会審査のため暫時休憩いたします。
休憩 午後 2時48分
再開 午後 3時15分
33 ◯議長(宮西健吉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより委員長の報告を求めます。
総務企画常任委員長、北出隆一君。
〔
総務企画常任委員長 北出隆一君登壇〕
34
◯総務企画常任委員長(北出隆一君)
総務企画常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会に付託されました議案は、議案第86号 工事請負契約の一部変更についてであります。
本案件は、平成25年9月に議決したこまつドーム屋外運動場をロングパイル人工芝の多目的運動場に整備する工事において、工事の際に発生した残土の再利用を図ったことにより、工事請負契約金額を300万円余り減額し1億7,125万5,000円に変更するものであります。
この案件につきまして慎重な審査を行いました結果、処分費を減額することは大変評価できるものであり、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
以上。
35 ◯議長(宮西健吉君) 以上で委員長報告は終わりました。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
36 ◯議長(宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
37 ◯議長(宮西健吉君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第86号 工事請負契約の一部変更についてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
38 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員長報告のとおり決しました。
次に、諮問第4号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
39 ◯議長(宮西健吉君) 起立総員。
よって、本案は原案に同意することに決しました。
───────── ◇ ─────────
◎議員提出議案第11号の上程、説明、
質疑、委員会付託省略、討論、採決
40 ◯議長(宮西健吉君) 日程第3、議員提出議案第11号 中国による防空識別圏の設定の即時撤回を求める決議を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めておりますので、これを許します。
杉林憲治君。
〔23番 杉林憲治君登壇〕
41 ◯23番(杉林憲治君) 議員提出議案第11号 中国による防空識別圏の設定の即時撤回を求める決議について御説明をいたします。
去る11月23日、中国政府は突如、東シナ海防空識別区を設定いたしました。
中国側が設定した空域は、我が国固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき表示をしており、このような力を背景とした不当な膨張主義を民主主義・平和主義国家として我が国は断じて受け入れることはできないことから、公海上空における飛行の自由を妨げるような今回の一切の措置を、中国側が即時撤回することを強く要求するとともに、アメリカを初め、自由・民主主義、基本的人権、法の支配といった共通の価値観を有する周辺諸国・地域を含む国際社会及び国連を初めとする国際機関と緊密に連携しつつ、我が国の主権と国民の生命・財産を断固として守り抜くため、冷静かつ毅然たる態度で必要なあらゆる措置を講じることを政府に強く求めることを、小松市議会として決議しようとするものであります。
何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願いいたします。
以上であります。
42 ◯議長(宮西健吉君) これより提出者からの提案理由に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
43 ◯議長(宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第11号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
44 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は、委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
45 ◯議長(宮西健吉君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議員提出議案第11号 中国による防空識別圏の設定の即時撤回を求める決議を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
46 ◯議長(宮西健吉君) 起立総員。
よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
───────── ◇ ─────────
◎議員提出議案第12号及び議案第13
号の上程、説明省略、質疑、委員会付
託省略、討論、採決
47 ◯議長(宮西健吉君) 日程第4、議員提出議案第12号 地方財政の充実・強化を求める意見書、議員提出議案第13号 手話言語法制定を求める意見書、以上2件を一括して議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第第12号及び議案第13号の2件については、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
48 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の2件は提案理由の説明を省略することに決しました。
これより議員提出議案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
49 ◯議長(宮西健吉君) 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第12号及び議案第13号の2件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
50 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の2件は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
51 ◯議長(宮西健吉君) 討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議員提出議案第12号 地方財政の充実・強化を求める意見書、議員提出議案第13号 手話言語法制定を求める意見書、以上の2件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
以上の2件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
52 ◯議長(宮西健吉君) 御異議なしと認めます。
よって、以上の2件は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
───────── ◇ ─────────