黒部市議会 2009-12-04
平成21年第6回定例会(第1号12月 4日)
(2)若者による、
まちづくりについて
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開 会 の 宣 告
午前10時00分
○議長(
中谷松太郎君) 本日、12月定例会が招集されましたところ、ただいまの
出席議員は「全員」であります。
定足数に達しましたので、これより、平成21年第6回
黒部市議会12月定例会を開会いたします。
これより、諸般の報告を行います。
まず、
監査委員から
例月出納検査の8月分、9月分、10月分の結果報告及び
財政援助団体等監査結果報告がありました。
お手元に配付をしたとおりであります。
説明は省略いたします。
――
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開 議
午前10時00分 開 議
○議長(
中谷松太郎君) これより、本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、「
小柳勇人君」及び「谷口弘義君」を指名いたします。
――
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○議長(
中谷松太郎君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月18日までの15日間といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中谷松太郎君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は15日間と決定いたしました。
議事の都合により、暫時休憩をいたします。
議会運営委員会及び
全員協議会を開催しますので、
議会運営委員会委員の方は302会議室に、議員の方は301会議室にお集まり願います。
休 憩 午前10時02分
再 開 午前10時40分
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○副議長(
山本達雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま議長、
中谷松太郎君から議長の辞職願が提出されました。
この際、「議長の辞職について」を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(
山本達雄君) ご異議なしと認めます。
よって、「議長の辞職について」を日程に追加し、議題といたします。
まず、その辞職願を
事務局長に朗読させます。
○
事務局長(荻野佳秀君)
辞 職 願
今般、一身上の都合により議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。
平成21年12月4日
黒部市議会副議長
山本達雄様
黒部市議会議長 中谷松太郎
○副議長(
山本達雄君) お諮りいたします。
中谷松太郎君の議長の辞職を許可することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(
山本達雄君) ご異議なしと認めます。
よって、
中谷松太郎君の議長の辞職を許可することに決しました。
ただいま議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、「議長の選挙」を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(
山本達雄君) ご異議なしと認めます。
よって、「議長の選挙」を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○副議長(
山本達雄君) これより、「議長の選挙」を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(
山本達雄君) ご異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決しました。
さらにお諮りいたします。
副議長において指名することといたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(
山本達雄君) ご異議なしと認めます。
よって、副議長において指名することに決しました。
議長に辻 泰久君を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま副議長において指名いたしました辻 泰久君を議長の当選人と定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(
山本達雄君) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました辻 泰久君が議長に当選されました。
ただいま議長に当選されました辻 泰久君が議場におられますので、本席から当選の告知をいたします。
議長よりごあいさつがあります。
〔議長 辻 泰久君登壇〕
○議長(辻 泰久君) ただいま議員各位の温かいご推挙を賜りまして、栄誉ある
黒部市議会議長に就任させていただくことになりました。身に余る光栄であるとともに感謝いたしております。また、その責任の重さに身の引き締まる思いであります。
我が黒部市は、総合振興計画の推進、5年後に開通するであろうと言われております北陸新幹線の駅舎の建設、あるいは駅周辺の整備、そしてそれに関連する道路、その上にまだ新庁舎の建設などいろいろな課題が山積しているわけであります。その大変重要な時期に、若輩で未熟でありますが、皆様方のお力添えをいただきながら議会の改革を進め、円滑で効率的な議会運営に努め、執行権のある執行部と議決権のある議会とがお互いに協力し合って議論を重ね、「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部」の実現を目指して頑張っていきたいと、このように思っております。
議員各位を初め、当局の皆様方、市民の皆様方には、ますますのご支援とご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、議長就任のごあいさつとさせていただきます。
どうかよろしくお願いいたします。
○副議長(
山本達雄君) 以上をもちまして、議長と交代いたします。
ご協力ありがとうございました。
○議長(辻 泰久君) ここで、前議長の
中谷松太郎君からごあいさつをお願いいたします。
〔前議長
中谷松太郎君登壇〕
○前議長(
中谷松太郎君) 一言ごあいさつを申し上げます。
昨年の12月4日、皆さんの温かいお心で議長の指名をいただきました。あのときの感情は今でも忘れません。本当にありがとうございました。
それ以来、それなりの努力をしてまいりましてきょうまで来ました。議員の皆さんにはいろいろお世話になりました。中でも記憶に新しいのは、1月6日、出初め式、消防署員、消防団員が一丸となって市民の安全・安心、生命・財産を守るための行進、これに私は本当に感動を受けました。次に、1月10日、成人式、将来を担うであろう黒部の成人が強いまなざしで僕の顔を見詰めました。あのときも黒部は大安心という感じを受けました。これも印象深いです。それから、5月14日、北信越市長会にあいさつをいたしました。このときの感動も忘れることはできません。たくさんの市長の前でお話をするなんて夢にも思っておりませんでした。本当に感激ひとしおでありました。それから、11月5日、総務省の呼び出しで全国議長会に参加しました。新政権の交代ということで、陳情あるいは要望書の取り扱いについて、総務省の役人が説明をしました。これは本当に悲しく感じました。これからの政権に対して、我々はやっぱり地方自治の発展のため、勇気を持って進まなければならないと感じました。
ということで、いろいろありました。皆さんのおかげであります。本当に1年間、皆さんの献身的な協力に対して深くお礼を申し上げてあいさつにかえます。ありがとうございました。
○議長(辻 泰久君) 議事の都合により、暫時休憩いたします。
議会運営委員会及び
全員協議会を再開しますので、
議会運営委員会委員の方は302会議室に、議員の方は301会議室にお集まり願います。
休 憩 午前10時50分
再 開 午前11時30分
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(辻 泰久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま副議長、
山本達雄君から副議長の辞職願が提出されました。
この際、「副議長の辞職について」を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、「副議長の辞職について」を日程に追加し、議題といたします。
まず、その辞職願を
事務局長に朗読させます。
事務局長。
○
事務局長(荻野佳秀君)
辞 職 願
今般、一身上の都合により副議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。
平成21年12月4日
黒部市議会議長 辻 泰久様
黒部市議会副議長
山本達雄
○議長(辻 泰久君) お諮りいたします。
山本達雄君の副議長の辞職を許可することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、
山本達雄君の副議長の辞職を許可することに決しました。
ただいま副議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、「副議長の選挙」を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、「副議長の選挙」を日程に追加し、選挙を行うことに決しました。
――
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○議長(辻 泰久君) これより、「副議長の選挙」を行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
○議長(辻 泰久君) ただいまの
出席議員数は全員であります。
投票用紙を配付させます。
〔投票用紙配付〕
○議長(辻 泰久君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
○議長(辻 泰久君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。
投票は単記無記名であります。
投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼を命じます。
〔
事務局長議員名点呼・投票〕
○議長(辻 泰久君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
○議長(辻 泰久君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に辻 靖雄君及び山内富美雄君を指名いたします。
よって、両君の立ち会いを願います。
〔開 票〕
○議長(辻 泰久君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数22票。
これは先ほどの
出席議員数に符合いたしております。
そのうち有効投票22票、無効投票ゼロ票、有効投票中、吉松定子君12票、伊東景治君8票、橋本文一君2票、以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は5.5票であります。
よって、吉松定子君が副議長に当選されました。
ただいま副議長に当選されました吉松定子君が議場におられますので、本席から当選の告知をいたします。
副議長よりごあいさつがございます。
〔副議長 吉松定子君登壇〕
○副議長(吉松定子君) 本日、突然、副議長に推挙していただきまして、まことにありがとうございます。
議員のバランスの一助になればと考えております。議長を補佐するに当たり皆様方の指導と温かい協力により全うしたいと思っております。これからもよりよい市政のために努めてまいりたいと思いますので、皆さんの温かい力添えをよろしくお願いいたします。
簡単ではございますが、あいさつといたします。
○議長(辻 泰久君) 次に、前副議長の
山本達雄君からごあいさつがあります。
〔前副議長
山本達雄君登壇〕
○前副議長(
山本達雄君) 一言ごあいさつ申し上げます。
昨年の12月4日、きょうと同じ日でございますが、皆さん方のご推挙によりまして、そして温かいご支援によりまして、1年間の副議長の職をどうにか務めさせていただきました。心から感謝とお礼を申し上げます。
副議長として議長を補佐できたかどうかはわかりませんけれども、いろいろな幅広い出会いがありまして、たくさんの勉強をさせていただいたと思っております。その間、議員各位の温かいご支援とご協力、そして市長を初め当局のご支援、ご指導によりまして、おかげさまで1年間過ごすことができましたことを心から御礼申し上げます。
なお、この後は一議員として、また一生懸命市政の発展のために尽くしていきたいと思いますので、温かいご支援をよろしくお願い申し上げまして、簡単でございますが、お礼のあいさつといたします。
どうもありがとうございました。
○議長(辻 泰久君) 議事の都合により、午後1時30分まで休憩いたします。
午後1時より
議会運営委員会及び
全員協議会を再開しますので、
議会運営委員会委員の方は302会議室に、議員の方は301会議室にお集まり願います。
休 憩 午前11時50分
再 開 午後 1時29分
○議長(辻 泰久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。
新川広域圏事務組合議会議員の
黒部市議会議員の中から選出されている議員に1人の欠員が生じました。
お諮りいたします。
この際、「
新川広域圏事務組合議会議員の
補欠議員の選挙」を日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、「
新川広域圏事務組合議会議員の
補欠議員の選挙」を日程に追加し、議題とすることに決しました。
これより、「
新川広域圏事務組合議会議員の
補欠議員の選挙」を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
さらにお諮りいたします。
議長において指名することにいたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
新川広域圏事務組合議会議員の
補欠議員に辻 泰久を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました辻 泰久を
新川広域圏事務組合議会議員の
補欠議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました辻 泰久が
新川広域圏事務組合議会議員の
補欠議員に当選しました。
ただいま
新川広域圏事務組合議会議員の
補欠議員に当選した辻 泰久に本席から当選の告知をします。
次に、
新川地域介護保険組合議会議員の
黒部市議会議員の中から選出されている議員に1人の欠員が生じました。
この際、「
新川地域介護保険組合議会議員の
補欠議員の選挙」を日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、「
新川地域介護保険組合議会議員の
補欠議員の選挙」を日程に追加し、議題とすることに決しました。
これより、「
新川地域介護保険組合議会議員の
補欠議員の選挙」を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
さらにお諮りいたします。
議長において指名することにいたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
新川地域介護保険組合議会議員の
補欠議員に辻 泰久を指名します。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名した辻 泰久を
新川地域介護保険組合議会議員の
補欠議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました辻 泰久が
新川地域介護保険組合議会議員の
補欠議員に当選しました。
ただいま
新川地域介護保険組合議会議員の
補欠議員に当選した辻 泰久に、本席から当選の告知をします。
お諮りいたします。
この際、「
議会運営委員会の
補欠委員の選任について」を日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、「
議会運営委員会の
補欠委員の選任について」を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議会運営委員会においては、辻 泰久から、委員会条例第14条の規定により、議会運営委員の辞任願が提出され、議長においてこれを許可いたしました。
よって、ただいまのところ、議会運営委員が1人欠員となっております。
お諮りいたします。
中谷松太郎君を委員会条例第8条第1項の規定により、
議会運営委員会の
補欠委員に指名いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、
中谷松太郎君を
議会運営委員会の
補欠委員に選任することに決定いたしました。
お諮りいたします。
この際、「
特別委員会委員の
補欠委員の選任について」を日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、「
特別委員会委員の
補欠委員の選任について」を日程に追加し、議題とすることに決しました。
北陸新幹線対策
特別委員会委員の吉松定子君から、また自然・観光振興
特別委員会委員の山内富美雄君から、それぞれ委員会条例第14条の規定により、辞任願が提出され、議長においてこれを許可いたしました。
よって、ただいまのところ、北陸新幹線対策
特別委員会委員1名及び自然・観光振興
特別委員会委員1名がそれぞれ欠員となりました。
さらにお諮りいたします。
北陸新幹線対策特別委員会の
補欠委員に山内富美雄君を、自然・観光振興特別委員会の
補欠委員に吉松定子君を委員会条例第8条第1項の規定により、それぞれ指名いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、北陸新幹線対策特別委員会の
補欠委員に山内富美雄君を、自然・観光振興特別委員会の
補欠委員に吉松定子君を選任することに決定いたしました。
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○議長(辻 泰久君) 日程第3、「議案第63号から議案第74号まで」、以上12件を一括議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
市長、堀内康男君。
〔市長 堀内康男君登壇〕
○市長(堀内康男君) どちら様も大変ご苦労さまでございます。
それでは、12月定例会の提案理由を説明をさせていただきます。
本日ここに平成21年第6回
黒部市議会12月定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、市政上の重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。
提案理由を申し上げます前に、議長並びに副議長の選任がありましたので、一言ごあいさつを申し上げます。
今ほどは、人格識見ともに卓越された辻 泰久議長並びに吉松定子副議長がご就任なされましたことに対し、心からお祝いを申し上げます。市議会の代表として、市民福祉の向上や黒部市のさらなる発展に今後ますますご活躍されますことを心からご祈念申し上げるものであります。また、中谷前議長におかれましては、円滑な議会運営はもとより、黒部市総合振興計画の着実な推進を初めとする市勢の進展に多大なるご尽力を賜ったところであります。改めて敬意を表し、感謝申し上げるものであります。また、山本前副議長におかれましては、高い見識を遺憾なく発揮され、副議長としての重責を全うされましたことに心から敬意を表するものであります。中谷前議長並びに山本前副議長には、これまでの豊富な経験を生かし、今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げて、簡単ではありますが、お祝いとお礼のごあいさつといたします。
議案の説明に先立ちまして、市政の概要等について申し上げます。
初めに、最近の経済情勢について申し上げます。世界的な金融危機から端を発した経済危機は、今なお厳しい状況が続いております。日本経済につきましては、内閣府が発表いたしました11月の月例経済報告によりますと、景気は持ち直してきているが自立性に乏しく、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にあると報告されております。この現状といたしまして、国内総生産の7月から9月期の実質成長率がプラス1.2%、年率換算でプラス4.8%となり、数値の上では経済の持ち直しを示しているものの、その一方で、持続的な物価下落による企業収益の悪化や失業者の増加を招くことに加えて、急速に進む円高と株安の影響が懸念されております。本市におきましても、黒部商工会議所の直近の地域景況調査では、全業種とも景気の底打ち感はなく、いまだ不透明感に覆われていると報告されております。
このように、国内の雇用情勢が非常に厳しいとの認識から、政府においては、去る10月に成長分野における雇用促進等を盛り込んだ緊急雇用対策を取りまとめるとともに、現在雇用の確保と円高、株安対策を盛り込んだ追加経済対策といたしまして国の2次補正が検討されております。
本市といたしましても、依然として厳しい経済状況、雇用環境であることにかんがみ、国の1次補正に対応した経済危機対策事業などを着実に実施することで、地域の雇用創出を初め、景気回復に向けての道筋が確かなものとなるよう最大限の努力を重ねてまいりたいと考えております。
次に、国政関係について申し上げます。鳩山内閣では、長期の視野に立った財政再建への道筋として、硬直化した財政構造を転換する方針のもと、すべての予算や事務事業を見直し、税金のむだ遣いを徹底して排除する観点から、先ごろ行政刷新会議における
事業仕分けとして各種事業の見直しが実施されたところであります。加えて、これまでの個別補助金にかわる一括交付金や
子ども手当の創設など、新たな政策も検討されております。また、政府の税制調査会においては、揮発油税や自動車重量税などの暫定税率を廃止し、環境税の創設やたばこ税の増税などが検討されております。
このように、国においては歳入、歳出に関する制度や事業の見直しなど、大きな政策転換が行われようとしております。今後国の財政再建に向けて、政府がどのような方針を打ち出し、そして新年度予算をどのように編成していくのか、注視していくとともに、地方の再生や活性化を重視した政策を推進されるよう、関係機関が一丸となって強く訴えていく必要があると考えております。
一方、地方分権改革について申し上げますと、政府の地方分権改革推進委員会から最終のものとして、去る11月9日、第4次勧告が鳩山総理に提出されました。今回の勧告の主な内容といたしましては、
地方交付税の原資である国税五税、すなわち所得税、法人税、消費税、酒税、たばこ税から繰り入れする割合を引き上げ、
地方交付税の総額を確保すること。国庫補助負担金の一括交付金化にあっては、総額を確保するとともに、交付基準には十分留意すること。国と地方との実質的な協議を早期に開始し、地方自治体の意見が反映されるよう努めることなど、地方の財政基盤の強化とその実現に努めることが勧告されております。三位一体改革以降、地方への税源移譲が十分に行われないまま、
地方交付税が減額され、以来多くの自治体において財源不足が恒常化し、財政事情は危機的状況を招いております。財政基盤を安定したものにし、みずからの判断で使途が決められる財源の拡充が必要不可欠であります。政府においては、地方分権改革推進委員会が提出した4回の勧告を尊重し、提言事項に対する適切な対応を早期に実現されるよう期待するものであり、とりわけ疲弊した地方財政を念頭に、地方の実情に配慮した改革を推進されるよう強く求めるものであります。
次に、平成22年度の
予算編成方針の概要について申し上げます。今ほどご説明いたしました動向から、国の平成22年度予算については、その編成の仕組みとともに、予算の骨格そのものが大きく変わるのではないかと考えております。
一方、本市の財政状況につきましては、平成20年度決算において経常収支比率は前年に比べ改善したものの、いまだ85%を超えるなど、財政の硬直化状態にあります。また、財政健全化判断比率の一つである実質公債費比率も22.9%と非常に高水準であり、この状況は今後も数年間は続く見込みであることから、この比率低下に向けて新たな起債の抑制や繰り上げ償還を計画的に進めていかなければなりません。
このことから、平成22年度の
予算編成に当たり、総合振興計画の重点事業を除いて、投資的経費については一般財源ベースで平成21年度当初予算額からマイナス10%、その他の経費はマイナス5%の要求基準を設定いたしました。さらに、決算特別委員会及び決算審査でのご指摘を踏まえ、歳出全体を根本から厳しく洗い直すとともに、事務事業をゼロベースから再構築していくことを旨としております。
政権交代による地方財政への影響はいまだ不透明でありますが、いち早い情報収集に努め、本市において具体的にどの程度影響を及ぼすのか十分吟味しなければなりません。その上で、適正な受益者負担などにより自主財源の確保を図るとともに、公平な負担の観点からも市税等の収納率向上に努めながら、限られた財源の効率的な配分により、総合振興計画に掲げる事業を着実に進めてまいりたいと考えております。
次に、新
庁舎建設について申し上げます。10月下旬には新
庁舎建設に関する
タウンミーティングを2会場で開催いたしました。また、恒例の
タウンミーティングにおいても、テーマの一つとして掲げ、4会場で開催したところであります。市民の皆様の関心は非常に高く、庁舎の規模、財源、そして建設位置など、多くのご意見をいただきました。加えて現在、市民の皆様からのご意見を募集しておりますので、さらに多くのご意見があるものと期待しているところであります。市民の皆様からのご意見を参考にさせていただき、議員各位との議論を経まして、来年3月までには新庁舎の建設位置を決定してまいりたいと考えております。
私は新
庁舎建設に関しては、総合振興計画の後期5カ年のできるだけ早い時期にぜひとも実現すべきものと考えております。そのためにも、この前期5年間の中で基本構想の策定や基本計画、実施計画を計画的に実施していく必要があります。議員各位には、新
庁舎建設に向けた今後の
取り組みに対しましてご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
次に、北陸新幹線整備について申し上げます。平成26年度末までには長野から金沢まで延伸し、開業を目指しております北陸新幹線整備事業に関しまして、一部沿線自治体において事業費の負担拒否の態度を示していることが報道されておりますが、国や関係機関、また関係する各県が連携してできるだけ早期に解決していただき、当初予定どおりの開業が実現されるよう願っているところであります。
そのような中、去る10月9日、
国土交通省からレール敷設や駅舎整備等に必要な工事実施計画について認可されております。駅舎建設が含まれるこの実施計画が認可されたことで、鉄道運輸機構による新たな整備事業が着実に実施され、
新駅周辺整備事業にも弾みがつくものと大変期待いたしております。
本市におきましても、
新駅周辺整備事業につきましては、地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、用地取得、
物件移転等を進めているところであり、先ごろ
県道黒部宇奈月線と新駅中新線を結ぶ市道新黒部駅前線道路整備工事を発注したところであります。このように、新幹線新駅周辺の本格整備を迎えておりますので、今後とも適時適切に地元の皆様に対するご説明を重ねながら、さらにご理解とご協力を賜りまして、円滑かつ着実に整備事業を進めてまいりたいと考えております。
それでは、本日提案いたしております議案についてご説明申し上げます。
まず、予算関係について申し上げます。
「議案第63号」は「平成21年度黒部市
一般会計補正予算(第3号)」であります。
補正額は3,774万1,000円の追加でありまして、補正後の予算総額を213億4,037万9,000円とするものであります。
補正予算の概要について申し上げます。
職員給与等につきましては、人事院勧告に準じた給与改定及び更正に伴いまして、計上している各款にわたり改定、更正をいたしております。
議会費では、人事院勧告に準拠して、議員期末手当の減額を計上いたしております。
総務費では、市庁舎や保育所などにおける新型インフルエンザ対応に関する所要経費と地震や国民保護等の情報を防災行政無線で自動送信する
J-ALERT、
全国瞬時警報システムの整備を追加するほか、いわゆるふるさと納税による寄附金をふるさとサポート基金積立金として計上いたしております。
民生費では、社会福祉振興事業基金積立金のほか、障害者自立支援法による介護給付費や訓練等給付費の増加分を追加するとともに、国の補正予算見直しで凍結とされた子ども応援特別手当の第1子拡充分を減額するものであります。
衛生費では、低所得世帯に対する新型インフルエンザのワクチン接種費のほか、新川広域圏施設に対する地元対策費活用事業補助金を計上いたしております。
農林水産業費では、既存施設の有効活用を図るため、農業施設リフレッシュ補助金を追加したほか、宇奈月麦酒館に併設する
農産物直売所の備品経費を計上いたしております。また、市が事業主体となった農地有効利活用支援事業につきましては、国の1次補正見直しによる取り扱いが未定であることから、この事業費を減額する一方、関係土地改良区を事業主体として、この対象範囲をさらに広げることとし、その所要経費を計上いたしております。
土木費では、関西電力愛本社宅の市営住宅化に向け、地上波デジタル放送対応工事などの施設整備費を計上するものであります。
教育費では、旧愛本公民館跡地における宇奈月小学校スクールバス待合所の整備費のほか、
桜井中学校の耐震診断、耐力度調査に係る経費を追加補正するものであります。また、指定寄附による教育文化振興基金積立金からの繰入金により、図書館大型絵本購入費や美術館所蔵作品購入費、優秀スポーツクラブ育成助成金を計上いたしております。
これらの補正に要します財源といたしましては、県支出金、寄附金、繰入金、繰越金により充当するとともに、国庫支出金等を減額することといたしております。
次に、特別会計等の補正について、概要を申し上げます。
「議案第64号」は「平成21年度黒部市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」であります。
市内若栗地内での下水道整備費と国道8号バイパスの本格的な整備開始にあわせた下水道管移設工事費を追加するとともに、給与費の改定、更正に伴う一般会計からの繰入金を減額いたしております。
「議案第65号」は「平成21年度黒部市
水道事業会計補正予算(第1号)」であります。
国道8号バイパス整備事業や市内
下水道事業に伴う水道管移設工事費を追加するとともに、犬山水源地移設工事の繰り延べに伴い、所要経費を減額するものであります。
次に、条例関係について申し上げます。
新たに制定するものといたしましては、住宅の確保を図るための黒部市
単独住宅条例及び公共
下水道事業、農業集落排水事業の企業会計方式への移行を図るための黒部市
下水道事業の設置等に関する条例を提出いたしております。
また、一部改正するものといたしましては、黒部
市民病院における救急勤務医の確保を図るための黒部市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正ほか4件を提出いたしております。
その他議案といたしましては、
指定管理者の指定に関する議案のほか1件を提出いたしております。
以上、本日提出いたしました議案につきまして概要を申し上げました。
なお、詳細につきましては、質疑、委員会等でご説明申し上げたいと思います。
何とぞ慎重ご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げて提案理由といたします。どうかよろしくお願いいたします。
〔市長 堀内康男君自席に着席〕
○議長(辻 泰久君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
議事の都合により、12月7日から9日までの3日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。
よって、12月7日から9日までの3日間は、本会議を休会とすることに決しました。
なお、12月5日及び6日は、市の休日でありますので休会です。
12月10日は、午前10時開議、議案に対する質疑、委員会付託、
一般質問の代表及び個人質問を予定しております。
一般質問の通告書は7日正午までに提出願います。
本日はこれをもって散会いたします。
散会 午後 2時00分...