富山県議会 2021-06-01
令和3年6月定例会 委員長報告、討論、採決
〔
賛成者起立〕
35
◯議長(
五十嵐 務君)
起立全員であります。よって、本案は各
委員長の報告のとおり可決されました。
次にお諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第104号及び
議案第105号については、事案の性質上、この際直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
五十嵐 務君)御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより採決いたします。
まず、
議案第104号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
37
◯議長(
五十嵐 務君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
次に、
議案第105号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38
◯議長(
五十嵐 務君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
議員提出議案第7号から第9号まで
39
◯議長(
五十嵐 務君)次に日程第2、
議員提出議案第7号から
議員提出議案第9号までを議題といたします。
議案を職員に朗読させます。
40 〔職員朗読〕
───────────────────
議員提出議案第7号
世界保健機関の年次総会等に台湾がオブザーバーとして
参加する機会を保障することを求める意見書
上記の
議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により
提案理由を
付け提出します。
令和3年6月30日
富山県議会議長
五十嵐 務 殿
提出者 富山県議会議員
横 山 栄
井 上 学
山 本 徹
火 爪 弘 子
奥 野 詠 子
吉 田 勉
山 崎 宗 良
岡 崎 信 也
藤 井 大 輔
澤 崎 豊
庄 司 昌 弘
令和3年6月30日
提 出 先
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 あて
外 務 大 臣
厚生労働大臣
内閣官房長官
富山県議会議長
五十嵐 務
世界保健機関の年次総会等に台湾がオブザーバーとして
参加する機会を保障することを求める意見書
台湾は、新型コロナウイルス感染症の発生直後から、検疫体制の強
化や感染症指揮センターの設置のほか、マスクの生産増強や流通管理
などを先駆的に実践してきており、こうした迅速な取組みによる成果
は世界が注目するところとなっている。
しかし、新型コロナウイルス対策を重大な議題とし、昨年5月と11
月に開催された世界保健機関(WHO)の年次総会では、台湾のオブ
ザーバーとしての参加は認められず、国際的な防疫網を構築する上で、
地理的な空白が生まれかねない状況となっている。
国際的に重要な会議に台湾が参加できないことは、国際防疫上、世
界的な損失であり、先月開催された先進7か国外務・開発大臣会合で
は、WHO会合への台湾の意義ある参加を支持する共同コミュニケを
採択したものの、その後開催されたWHO総会への参加はまたもや認
められなかったところである。
新型コロナウイルス感染症の終息に向けて、公衆衛生上の成果を上
げた台湾の有益な知見・経験を世界で共有することが不可欠であり、
WHOの次回総会から台湾の参加を認めることが必要である。
よって、国会及び政府におかれては、新型コロナウイルス感染症対
策など国際的な公衆衛生上の危機対応のため、台湾がWHOの年次総
会等にオブザーバーとして参加する機会が保障されるよう、WHO及
び関係各国に対する働きかけを一層強化するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
提 案 理 由
台湾は、新型コロナウイルス感染症の発生直後から、検疫体制の強
化や感染症指揮センターの設置など先駆的に実践し、公衆衛生上での
成果を上げていることから、新型コロナウイルス感染症の終息に向け
て国際的な公衆衛生上の危機対応のためには、台湾の有益な知見・経
験を世界で共有し、地理的空白のない国際的防疫網の構築が不可欠で
あり、台湾がWHOの年次総会等にオブザーバーとして参加する機会
が保障されるよう、WHO及び関係各国に対する働きかけを一層強化
するよう強く要望するものである。
───────────────────
議員提出議案第8号
地方財政の充実・強化を求める意見書
上記の
議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により
提案理由を
付け提出します。
令和3年6月30日
富山県議会議長
五十嵐 務 殿
提出者 富山県議会議員
横 山 栄
井 上 学
山 本 徹
火 爪 弘 子
奥 野 詠 子
吉 田 勉
山 崎 宗 良
岡 崎 信 也
藤 井 大 輔
澤 崎 豊
庄 司 昌 弘
令和3年6月30日
提 出 先
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 あて
総 務 大 臣
財 務 大 臣
まち・ひと・しごと創生担当大臣
内閣官房長官
富山県議会議長
五十嵐 務
地方財政の充実・強化を求める意見書
新型コロナウイルスの出現により、いま地方自治体には新たに多く
の行政需要が発生している。
ワクチン接種体制の構築、防疫体制の強
化など、あらゆる課題に即時の対応が求められている。
同時に、医療・介護など社会保障への対応、子育て支援策の充実、
地域交通の維持・確保など、少子・高齢化の進展とともに、従来から
の行政サービスに対する需要も、これまで以上に高まりつつある。加
えて、近年多発している大規模災害、またデジタル・ガバメント化へ
の対応も迫られている。
先般閣議決定された「骨太の方針2021」では、地方の一般財源総額
について、2021年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同
水準を確保する方針が示された。
新型コロナウイルスへの対応により巨額の財政出動が行われるなか、
地方が責任を持って、社会保障や地方創生、防災・減災などの様々な
課題に対処し、地方の実情に沿ったきめ細かな行政サービスを担える
よう、十分な地方財源を確保していく必要がある。
ついては、2022年度の政府予算と地方財政の検討にあたっては、コ
ロナ禍による新たな行政需要なども把握しながら、歳入・歳出を的確
に見積もり、地方財政の確立をめざすよう、国会及び政府におかれて
は、以下の事項の実現を求める。
記
1 社会保障や地方創生、防災・減災などの様々な課題に対処し、地
方の実情に沿ったきめ細かな行政サービスを担えるよう、必要な地
方一般財源総額の確保・充実を行うこと。
2 地方交付税の法定率を引き上げるなど、臨時財政対策債に頼らな
い地方財政の確立に取り組むこと。
3 地方税の充実と税源の偏在性が小さく税収が安定的な地方税体系
の構築に取り組むこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
提 案 理 由
新型コロナウイルスの出現により、地方自治体には新たに多くの行
政需要が発生し、その対応のため巨額の財政出動が行われるなか、地
方は責任を持って、社会保障や地方創生、防災・減災などの様々な課
題に対処する必要があることから、地方の実情に沿ったきめ細かな行
政サービスを担えるよう、2022年度の政府予算と地方財政の検討にあ
たっては、必要な一般財源総額の確保・充実を行うことなどを強く求
めるものである。
───────────────────
議員提出議案第9号
最低賃金の引上げ及び
中小企業支援拡充を求める意見書
上記の
議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により
提案理由を
付け提出します。
令和3年6月30日
富山県議会議長
五十嵐 務 殿
提出者 富山県議会議員
横 山 栄
井 上 学
山 本 徹
火 爪 弘 子
奥 野 詠 子
吉 田 勉
山 崎 宗 良
岡 崎 信 也
藤 井 大 輔
澤 崎 豊
庄 司 昌 弘
令和3年6月30日
提 出 先
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 あて
厚生労働大臣
経済産業大臣
内閣官房長官
富山県議会議長
五十嵐 務
最低賃金の引上げ及び
中小企業支援拡充を求める意見書
コロナ禍の深刻な経済状況で、非正規雇用やフリーランスで働く労
働者の失業や減収が深刻である。非正規労働者の7割は女性であり、
多くがコロナ禍で貴重な役割を担っているエッセンシャルワーカーで
もある。この女性パート労働者の4割が、最低賃金の近傍(×1.15倍
の範囲)で働いている現状にある。
現在、日本の最低賃金は、加重平均で時給902円である。しかし、
この額では毎日8時間働いても月額11万~14万円(手取り)程度にし
かならない。国民の生活を底上げし、民間消費を喚起して地域経済を
回復させるうえで、最低賃金の引上げは喫緊の課題である。
加えて、現在の最低賃金は最高の東京1,013円と最低の7県792円と
では、時給221円の格差がある。全国労働組合総連合が実施している
調査でも、地方では交通費などの負担が大きく、最低生活費に大きな
格差があるとは認められない。
最低賃金を引き上げるためには、中小零細企業への支援がセットで
行われることが必要であり、コロナ禍で苦境にあえぐ事業所への経営
支援などを強めることが重要である。
また、最低賃金の引上げに向けては、雇用維持との両立を図りなが
ら賃上げしやすい環境を整備する必要がある。
よって、国会及び政府におかれては、以下のことを実現されるよう
強く要望する。
記
1 国民の暮らしを支え消費を拡大するため、最低賃金を大幅に引き
上げること。
2 生活費の実態にあわせ、最低賃金の地域間格差を是正すること。
3 最低賃金引上げの際には、コロナ禍での様々な経営支援、下請け
取引の適正化、各種財政支援など、
中小企業への支援を強化するこ
と。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
提 案 理 由
コロナ禍の深刻な経済状況で、非正規雇用やフリーランスで働く労
働者の失業や減収が深刻であり、多くが国民の生活を底上げし、民間
消費を喚起して地域経済を回復させるうえで、最低賃金の引上げは喫
緊の課題であることから、
中小企業への支援強化の上、最低賃金を大
幅に引き上げることや、地域間格差を是正することなどを強く求める
ものである。
───────────────────
41
◯議長(
五十嵐 務君)お諮りいたします。
ただいま朗読した
議案については、この際直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42
◯議長(
五十嵐 務君)御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより採決いたします。
議員提出議案第7号から第9号までについては原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43
◯議長(
五十嵐 務君)御異議なしと認めます。よって、以上の
議案は原案のとおり可決されました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
請願第3号から第6号まで
44
◯議長(
五十嵐 務君)次に日程第3、請願第3号から請願第6号までを議題といたします。
請願の審査結果は、お手元にお配りした報告書のとおりでありますので、この際直ちに採決いたします。
まず、請願第3号及び第4号を採決いたします。
以上の請願に対する議会運営
委員長の報告は不採択であり、採択しないことに決しております。
以上の請願は
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
45
◯議長(
五十嵐 務君)起立多数であります。よって、以上の請願は
委員長の報告のとおり不採択とし、採択しないことに決定いたしました。
次に、請願第6号を採決いたします。
本請願に対する教育警務
委員長の報告は採択であります。
本請願は
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
46
◯議長(
五十嵐 務君)起立多数であります。よって、本請願は
委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
次に、請願第5号を採決いたします。
本請願に対する厚生環境
委員長の報告は採択であります。
本請願は
委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
47
◯議長(
五十嵐 務君)御異議なしと認めます。よって、本請願は
委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
なお、本
定例会に受理いたしました陳情は、お手元にお配りした報告書のとおりでありますので、御了承願います。
(請願
審査報告書及び陳情処理状況報告書は本号末尾に掲載)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
常任委員会及び議会運営
委員会の閉会中継続審査
48
◯議長(
五十嵐 務君)次に日程第4、
常任委員会及び議会運営
委員会の閉会中継続審査の件を議題といたします。
常任委員長及び議会運営
委員長から、審査中の事件につき、会議規則第74条の規定により、お手元にお配りいたしました申出一覧のとおり、閉会中の継続審査の申出があります。
お諮りいたします。
各
委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
49
◯議長(
五十嵐 務君)御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
50
◯議長(
五十嵐 務君)以上で本日の日程は終了いたしました。
これをもって本
定例会に付議されました諸案件の審議は全て終了いたしました。
終わりに、本
定例会中は終始熱心に御審議いただきました議員各位に対し、また、知事はじめ執行部並びに報道機関各位の御協力に対し、感謝を申し上げる次第であります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
閉 会 の 宣 告
51
◯議長(
五十嵐 務君)これをもって令和3年6月富山県議会
定例会を閉会いたします。
午後2時02分閉会
Copyright © Toyama Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...