新発田市議会 > 2015-03-12 >
平成27年 2月定例会-03月12日-04号

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  1. 新発田市議会 2015-03-12
    平成27年 2月定例会-03月12日-04号


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    平成27年 2月定例会-03月12日-04号平成27年 2月定例会        平成27年2月新発田市議会定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成27年3月12日(木曜日) 午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議第 86号 新発田市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例制定について     議第 87号 新発田市男女共同参画推進条例制定について     議第 90号 新発田市行政手続条例の一部を改正する条例制定について     議第 91号 新発田市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定について     議第 92号 新発田市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第 93号 新発田市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第 94号 新発田市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例等の一部を改正する条例制定について     議第 95号 新発田市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第 96号 新発田市行政組織条例の一部を改正する条例制定について     議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち総務常任委員会所管分     議第115号 平成26年度新発田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議定について     議第126号 平成27年度新発田市土地取得事業特別会計予算議定について     議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分
    第 3 議第 88号 新発田市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例制定について     議第 89号 新発田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例制定について     議第 97号 新発田市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第 98号 新発田市手数料条例の一部を改正する条例制定について     議第 99号 新発田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について     議第100号 新発田市介護保険条例の一部を改正する条例制定について     議第101号 新発田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について     議第102号 新発田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について     議第103号 新発田市立保育園設置及び管理に関する条例の全部を改正する条例制定について     議第104号 新発田市立幼稚園保育料徴収条例の一部を改正する条例制定について     議第110号 新発田市児童クラブ条例の一部を改正する条例制定について     議第113号 新発田市保育園保育の実施に関する条例を廃止する条例制定について     議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分     議第116号 平成26年度新発田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について     議第117号 平成26年度新発田市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)議定について     議第118号 平成26年度新発田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)議定について     議第123号 平成26年度新発田市コミュニティバス事業特別会計補正予算(第1号)議定について     議第127号 平成27年度新発田市国民健康保険事業特別会計予算議定について     議第128号 平成27年度新発田市介護保険事業特別会計予算議定について     議第129号 平成27年度新発田市後期高齢者医療特別会計予算議定について     議第136号 平成27年度新発田市コミュニティバス事業特別会計予算議定について     議第137号 平成27年度新発田市藤塚浜財産区特別会計予算議定について     議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分     請願第 8号 国保税の減免制度の改善・拡充で「払える国保税」の実現を求める請願書     請願第 9号 国保税の値上をやめ、「払える国保税」の実現を求める請願書 第 4 議第105号 新発田市道路占用料条例の一部を改正する条例制定について     議第106号 新発田市都市公園条例等の一部を改正する条例制定について     議第107号 新発田市建築関係手数料条例の一部を改正する条例制定について     議第108号 新発田市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第109号 新発田市下水道条例及び新発田市農業集落排水処理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第111号 新発田市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第112号 新発田市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定について     議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分     議第119号 平成26年度新発田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)議定について     議第120号 平成26年度新発田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について     議第121号 平成26年度新発田市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号)議定について     議第122号 平成26年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計補正予算(第3号)議定について     議第124号 平成26年度新発田市水道事業会計補正予算(第4号)議定について     議第130号 平成27年度新発田市簡易水道事業特別会計予算議定について     議第131号 平成27年度新発田市農業集落排水事業特別会計予算議定について     議第132号 平成27年度新発田市下水道事業特別会計予算議定について     議第133号 平成27年度新発田市宅地造成事業特別会計予算議定について     議第134号 平成27年度新発田市西部工業団地造成事業特別会計予算議定について     議第135号 平成27年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計予算議定について     議第138号 平成27年度新発田市水道事業会計予算議定について     議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分     請願第 7号 農協改革をはじめとした「農業改革」に関する意見書提出を求める請願 第 5 一般質問  ─────────────────────────────────────────                 一 般 質 問 通 告 書                           平成27年2月定例会(27.3.12) ┌──┬───────┬────────────────────────────────┐ │順番│ 質問通告議員 │      通     告     項     目       │ ├──┼───────┼────────────────────────────────┤ │ 8 │石 山 洋 子│1 新発田市の防災対策、災害対策の拡充について         │ │  │       │2 婚活支援事業の更なる拡充について              │ ├──┼───────┼────────────────────────────────┤ │ 9 │湯 浅 佐太郎│1 新発田市の人口減少対策としての未来創造プロジェクトチームによ│ │  │       │  る会議の提言と27年度に反映されるものについて。      │ │  │       │2 新発田市新庁舎建設及び駅前複合施設建設にあたって市民サービス│ │  │       │  の観点から質問いたします。                 │ ├──┼───────┼────────────────────────────────┤ │10│青 木 泰 俊│1 「教育充実」の本意は                    │ │  │       │2 宴のあと・・・百年祭り以降の展望は             │ ├──┼───────┼────────────────────────────────┤ │11│加 藤 和 雄│1 負担は限界、払える国保税に                 │ │  │       │2 就学援助の拡充について                   │ │  │       │3 上中山大規模豚舎問題について                │ └──┴───────┴────────────────────────────────┘  ───────────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ  ───────────────────────────────────────── 〇出席議員(25名)   議 長   小  川     徹       副議長   青  木  泰  俊    1番   小  柳     肇  議員    2番   若  月     学  議員    3番   湯  浅  佐 太 郎  議員    4番   今  田  修  栄  議員    5番   大  沼  長  栄  議員    6番   比  企  広  正  議員    8番   川  崎  孝  一  議員   10番   小  坂  博  司  議員   11番   渡  邊  喜  夫  議員   12番   石  山  洋  子  議員   13番   入  倉  直  作  議員   14番   渡  部  良  一  議員   15番   佐 久 間  敏  夫  議員   17番   宮  野  昭  平  議員   18番   佐  藤  武  男  議員   19番   佐  藤  真  澄  議員   20番   加  藤  和  雄  議員   21番   宮  村  幸  男  議員   23番   井  畑  隆  二  議員   24番   長 谷 川  健  吉  議員   25番   宮  島  信  人  議員   26番   稲  垣  富 士 雄  議員   27番   中  村     功  議員  ───────────────────────────────────────── 〇欠席議員(なし)  ───────────────────────────────────────── 〇説明のため出席した者        市長         二 階 堂       馨        副市長        下   妻       勇        教育長        大   山   康   一        政策調整監(生活・環境)・水道局長                   大   沼   信   勝        政策調整監(健康・医療・福祉)                   市 野 瀬   節   子        政策調整監(教育・生涯学習)                    高   澤   誠 太 郎
           政策調整監(産業)                   森       康   弘        政策調整監(市民活動・行政活動)・企画政策課長                   坂   上   徳   行        会計管理者      渡   辺   昭   雄        新庁舎建設課長    青   木   孝   夫        財 務 課 長    清   野   勝   彦        地域安全課長     荻   野   正   彦        環境衛生課長     菅       一   義        こども課長      櫻   井   悦   子        保険年金課長     伊   藤   純   一        観光振興課長     山   口   恵   子        教育総務課長     杉   本   茂   樹        学校教育課長     澁   谷   一   男        中央公民館長     湯   淺   康   夫        選挙管理委員会事務局長大   竹   政   弘        監査委員事務局長   佐   藤   重   行        農業委員会事務局長  斎   藤   耕   衛        新発田駅前複合施設建設室長                   野   崎   光   晴  ───────────────────────────────────────── 〇事務局職員出席者        事務局長       白   田   久   由        参事         平   山       真        係長         石   井   昭   仁           午前10時00分  開 議 ○議長(小川徹) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  ───────────────────────────────────────── △日程第1、会議録署名議員の指名 ○議長(小川徹) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において若月学議員、渡部良一議員、佐藤真澄議員を指名いたします。  ───────────────────────────────────────── △日程第2、議第 86号 新発田市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例制定について       議第 87号 新発田市男女共同参画推進条例制定について       議第 90号 新発田市行政手続条例の一部を改正する条例制定について       議第 91号 新発田市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定について       議第 92号 新発田市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第 93号 新発田市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第 94号 新発田市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例等の一部を改正する条例制定について       議第 95号 新発田市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第 96号 新発田市行政組織条例の一部を改正する条例制定について       議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち総務常任委員会所管分       議第115号 平成26年度新発田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議定について       議第126号 平成27年度新発田市土地取得事業特別会計予算議定について       議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分 ○議長(小川徹) 日程第2、議第86号、議第87号、議第90号から議第96号まで、議第114号、議第115号、議第126号、議第140号を一括議題といたします。  総務常任委員会委員長の報告を求めます。  加藤和雄委員長。           〔20番 加藤和雄議員登壇〕 ◎20番(加藤和雄議員) おはようございます。それでは、平成27年3月4日に開催された総務常任委員会での審査結果を報告します。  当常任委員会が付託を受けた議案は、分割付託の一般会計補正予算案を含め、議案が13件です。  議案の審査に入る前に渡部良一委員より、議第86号の審議に必要なため、教育委員会の担当課長の出席を願いたい旨の要請があり、協議の結果、出席要請することとし、出席要請手続のため、10時15分から委員会を休憩し、10時40分、委員会を再開しました。  最初に、議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち総務常任委員会所管分を議題としました。補正の内容は、定年前退職の申し出などによる退職手当、新発田駅前複合施設建設事業財政調整基金費、減債基金費等の補正、新発田駅前施設建設事業での繰越明許費、債務負担行為の変更などが主なものです。担当課長等の説明の後、質疑に入り、渡部良一委員の退職手当がなぜ1億5,000万もプラスになったのか、早期退職者には人勧の影響は退職手当にはね返るのかの質疑に、当初予算では退職手当は定年退職者25名を計上しており、定年が25名、定年前が10名ということで、現在のところ35名となっている。退職手当は、早期退職にも差額は支給されるとの答弁がありました。  長谷川委員のシステム管理の業者は同じ業者なのか、一度契約すると継続するのかの質疑に、システム管理の業者はシステムごとに契約している。現時点では、7業者と契約している。システムは、リース期間に合わせておおむね5年ごとに見直すとの答弁がありました。  若月委員から、新庁舎の設計事務所における設計時の積算の誤りについて、数量の誤りというのは耐震の数字なのか、それとも鉄筋の数字が違っていたのか、その具体的な中身についての質疑に、ヨコミゾ事務所では鉄骨を約1,000トン見込んでいたが、240トンほど不足、鉄筋も約900トン見込んでいたが、100トンほど過少であった。原因は、設計事務所から積算する事務の一部委託している会社の積算、合算ミスであったためだと聞いているとの答弁がありました。  関連で小柳委員から、誤りを誰が気づいたのか、その経緯についての質疑があり、本体工事の入札の手続の際に、参加意向を示す業者から鉄骨の数量がふえて予定価格と乖離が予想されるという質疑があり、それで状況を把握した。その後設計者のほうに調査を命じ、原因が積算のほうに誤りがあるとのことで説明を受けた。質疑に対して、まだ数量が固まっていないので、受注者決定後に協議をすると回答をし、それを市のホームページに公表した。その後、一連の手続を終えて受注者が決定したので、数量、金額について協議をして調整をしたとの答弁があり、また関連で稲垣委員から、外注している下請の設計屋などから問題が発生する可能性があるのではないかと危惧する。その辺きちっとチェックをしているのかとの質疑に、契約後に現場のほうでは4工種あるが、それぞれ詳細な設計図を描き、実際の現場で調整を進めてきており、積算の間違いは出てこないと思っているとの答弁があり、関連で小坂副委員長から、今後設計変更になるのかとの質疑に、数量が変わるので、設計の変更ということで、年度内に変更契約を結び、専決処分をしたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち総務常任委員会所管分については全員賛成で可決すべきものと決しました。  次に、議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分を議題としました。補正の内容は、国の内示に伴う事業費の追加で総合戦略策定事業が主な補正です。担当課長の説明の後、質疑に入り、若月委員の総合戦略策定事業で、市として乗り越えられないハードルがあって外部委託をするのかの質疑に、専門業者の分析結果をもらって戦略的なものをつくっていく。戦略的計画は、当然担当課のほうで市民の意見を聞きながら組み立てていく。外注は、専門的な調査の部分だけとの答弁がありました。  長谷川委員の市は産業振興や過疎地対策などいろいろな案を持って戦略事業に手を挙げたと思うが、国の事業は単年度なのか、市の27年度のスケジュールはの質疑に、国は全ての自治体に平成27年度までに総合戦略を策定することとしている。平成27年度は総合計画の見直し時期だから、タイミングよく国の制度を使いながら、市独自の総合計画をつくることに取り組むとの答弁がありました。  小柳委員の委託した基礎資料をその後どのように新発田流に練り上げていくかは重要だと思う。この基礎的な情報の上に積み上げることでよろしいかとの質疑に、職員では分析できない部分についてコンサルタントに委託するだけであって、そのデータをもらって新発田市独自のものをつくることを十分心得ながら計画をつくっていきたいとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち総務常任委員会所管分については全員賛成で可決すべきものと決しました。  次に、議第87号 新発田市男女共同参画推進条例制定についてを議題としました。小川委員の男女共同参画審議会の構成はどうなるのか、男女の比率はの質疑に、現段階では12名以内の委員、任期は2年、学識経験者、関係団体を代表する者、その他市長が適当と認める者での構成を考えており、男女の比率は通常であれば50%ということで考えるとの答弁がありました。  渡部良一委員は、現在ある計画をどう扱うのか、見直すとすれば何が見直されるのか。推進体制が強化されるのか。苦情処理の手続はどのように行われるのかとの質疑に、担当課長は、プランは新しく条例が制定されても今あるものを継続していく。また、5年くらいのめどで改定する形をとっているので、その際に新しいものに変えていく。人員体制は、現在の人権啓発課の中に既に男女共同参画推進係があるので、そちらで対応していく。苦情の対応は、市民等からの苦情について受け付け、必要に応じて男女共同参画審議会の意見を聴取して、施策の改善に反映させるなど、問題解決をしていきたいとの答弁があり、小柳委員のほとんど上位法の書き写しみたいなものになるが、市の条例として持とうといった背景は何かとの質疑に、国の基本法の9条に地方公共団体は基本理念にのっとり、地方公共団体の区域の特性に応じた施策を策定し及び実施する責務を有すると定められており、そのための条例を制定する必要があるとの答弁があり、小坂副委員長はパブリックコメントや市民団体との協議での意見はとの質疑に、パブリックコメントについては1団体、4個人。個人のほうは男性1人、女性3人の5者から33件の意見が寄せられた。内容は、市民意見を反映したものが6件、市民意見を一部反映したものが7件、それから記述を変更しなかったもの15件、意見反映を求めていないものが5件との答弁がありました。  ほかに委員外議員の石山議員から質疑がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第87号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  次に、議第126号 平成27年度新発田市土地取得事業特別会計予算議定についてを議題としました。若月委員、稲垣委員の形の悪い小さい土地の売却の手法、見通しはとの質疑に、地先の方に話をして地先の方に優先的に販売している。また、ホームページ等で公表して募集している。売れ残ったところは対策を立てて検討しているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第126号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  次に、議第86号 新発田市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例制定についてを議題としました。内容は、平成27年度組織体制の見直しに伴い、スポーツに関する事務の職務権限を市長部局に移管する条例です。渡部委員の市民の健康増進等を含めた生涯スポーツ体制の確立とのことで、これまで教育委員会が担当していたが、産業振興に関連をさせて移行させたいというのが市長部局へ持ってくる最大の理由かの質疑に、スポーツアンドカルチャーツーリズムの推進にも教育的な面のみならず、観光客誘致の促進など、産業面、商業面など一体となった事業展開が求められることなどから、市全体として意思決定がより効果的に反映される組織体制を目指すということで考えているとの答弁があり、今回の移行について教育委員会はどう総括しているかの質疑に、スポーツツーリズムの考え方が示され、検討した時点から教育委員会の立場からすると、市民以外の観光目的とした施設利用という部分は担いにくく、検討の結果、2月の定例教育委員会で決定した経緯があるとの答弁があり、稲垣委員は生涯学習課がこれまで担当してきたが、施設の問題やほかのスポーツ団体とのすみ分けや関連がスムーズにいくのかどうかとの質疑に、移行しても事務局の役割はそのまま引き継いでいくので、関係団体や市民には迷惑のかからないものと考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第86号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  次に、議第91号 新発田市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定についてを議題としました。渡部良一委員の退職手当は何がどのように変わるのかの質疑に、総合的見直しでは退職手当については3年の経過措置がないことから、退職前の給料に調整額を加算するということとの答弁があり、小坂副委員長は全体的には相当下がるだろうが、今まで支払っている退職金から支払わなくてもいい部分が出てくるが、その辺はどうかの質疑に、前回官民格差を是正するため、支給率引き下げの改定を行った場合、400万円減額となるが、経過措置が講じられた。前回の官民格差の是正となる支給水準の見直しと比較すると影響は小さく、経過措置は講じられないことから、今回の退職手当条例の改正を行うというものとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第91号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  次に、議第92号 新発田市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題としました。渡部良一委員の昨年12月議会では提案されなかったが、どういう話し合いをして合意されたのかとの質疑に、追加提案ということで進めてきたが、合意に至らなかった。組合側、市職労としては総合的見直しについては確認書から合意の文言は入れられないということで、再度1月27日に協議を再開して改めて当市の方針を説明し、2月12日に団体交渉を行い、2月19日付確認書を取り交わしたところとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第92号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  最後に、議第96号 新発田市行政組織条例の一部を改正する条例制定についてを議題としました。渡部良一委員の図書館の再編や新生図書館の組織運営方針等も都市再生室が担っていくのかとの質疑に、複合施設なので、みらい創造課の中に教育委員会との調整役や運営にかかわる課長級の専任職員を1人置き、今後1年かけて複合施設全体や図書館そのものは教育委員会が主体になるが、そことの調整も含め、複合施設全体の運営も担うとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第96号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  ほかに議第90号 新発田市行政手続条例の一部を改正する条例制定について、議第93号 新発田市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について、議第95号 新発田市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について、以上3件はさしたる質疑もなく、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第90号、議第93号、議第95号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  議第94号 新発田市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例等の一部を改正する条例制定について、議第115号 平成26年度新発田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議定について、以上2件は質疑なく、自由討議、討論ともになく、採決の結果、議第94号、議第115号は全員賛成で可決すべきものと決しました。  以上で当常任委員会に付託された議案の審査を全て終了し、閉会しました。審査時間は、午前10時から午後3時33分まででした。  なお、委員会審査の詳細は委員会記録をご参照ください。  これをもちまして、総務常任委員会の委員長報告を終わります。 ○議長(小川徹) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ある議員の発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ある議員の発言を求めます。  宮村議員。           〔21番 宮村幸男議員登壇〕 ◆21番(宮村幸男議員) おはようございます。議第93号 新発田市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定についての討論をいたします。  1つは、昨年の農業は、稲作農家は米価格下落と減反補助金の半減など所得の激減で借金をせざるを得ない方もおります。単価が上がらず仕事はあるのだけれども、赤字になる場合もあるという加工下請の方。あるご婦人は、2つのパート先をかけ持ちで家計を支えています。アベノミクスは、まだまだ市内に及んでいないし、消費税3%増税が重くのしかかっている感じがいたします。そして、10%への値上げが待っておるところでございます。  2つ目は、当市でも特別職報酬等審議会では据え置きの答申であります。また、予算審査はこれからでございますけれども、国保の値上げ、介護保険の値上げなど待っております。しかし、年金は下がりますし、給料は上がらない傾向にあります。市長の2期目の給料も3割削減を実行しております。今回の提案は、人事院勧告によって職員の勤務手当が年間0.15月分値上げとなったことから、連動させて特別職の市長、教育長、そして議員の期末手当を同月分値上げをしようという案件であります。しかしながら、今も申し上げましたように農業も農協改革やTPPで先行きの見えない米価下落が待ち構えております。県内中小企業の経済動向調査を見ましても、円安の影響による原材料高が原因でマイナス業況判断が続いている状況下でもあり、給料も上がらない予想であります。市民が払いがたい各種の負担増を求める議会にあって、特別職が大幅値上げをするだけの市民感情と判断にないのではないかと考え、本案には反対をいたします。 ○議長(小川徹) ほかにありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) 討論を終結するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) ご異議なしと認め、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議題のうち、議第86号 新発田市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例制定について        議第87号 新発田市男女共同参画推進条例制定について
           議第90号 新発田市行政手続条例の一部を改正する条例制定について        議第91号 新発田市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定について        議第92号 新発田市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について        議第94号 新発田市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他勤務条件に関する条例等の一部を改正する条例制定について        議第95号 新発田市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について        議第96号 新発田市行政組織条例の一部を改正する条例制定について        議第115号 平成26年度新発田市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)議定について        議第126号 平成27年度新発田市土地取得事業特別会計予算議定について  以上10件に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立全員であります。  よって、議第86号、議第87号、議第90号から議第92号まで、議第94号から議第96号まで、議第115号、議第126号は委員長の報告のとおり決しました。  次に、議題のうち、議第93号 新発田市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について  に対する委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立多数であります。  よって、議第93号は委員長の報告のとおり決しました。  ───────────────────────────────────────── △日程第3、議第 88号 新発田市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例制定について       議第 89号 新発田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例制定について       議第 97号 新発田市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第 98号 新発田市手数料条例の一部を改正する条例制定について       議第 99号 新発田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について       議第100号 新発田市介護保険条例の一部を改正する条例制定について       議第101号 新発田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について       議第102号 新発田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について       議第103号 新発田市立保育園設置及び管理に関する条例の全部を改正する条例制定について       議第104号 新発田市立幼稚園保育料徴収条例の一部を改正する条例制定について       議第110号 新発田市児童クラブ条例の一部を改正する条例制定について       議第113号 新発田市保育園保育の実施に関する条例を廃止する条例制定について       議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分       議第116号 平成26年度新発田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について       議第117号 平成26年度新発田市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)議定について       議第118号 平成26年度新発田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)議定について       議第123号 平成26年度新発田市コミュニティバス事業特別会計補正予算(第1号)議定について       議第127号 平成27年度新発田市国民健康保険事業特別会計予算議定について       議第128号 平成27年度新発田市介護保険事業特別会計予算議定について       議第129号 平成27年度新発田市後期高齢者医療特別会計予算議定について       議第136号 平成27年度新発田市コミュニティバス事業特別会計予算議定について       議第137号 平成27年度新発田市藤塚浜財産区特別会計予算議定について       議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分       請願第 8号 国保税の減免制度の改善・拡充で「払える国保税」の実現を求める請願書       請願第 9号 国保税の値上をやめ、「払える国保税」の実現を求める請願書 ○議長(小川徹) 日程第3、議第88号、議第89号、議第97号から議第104号まで、議第110号、議第113号、議第114号、議第116号から議第118号まで、議第123号、議第127号から議第129号まで、議第136号、議第137号、議第140号、請願第8号、請願第9号を一括議題といたします。  社会文教常任委員会委員長の報告を求めます。  湯浅佐太郎副委員長。           〔3番 湯浅佐太郎議員登壇〕 ◎3番(湯浅佐太郎議員) おはようございます。それでは、去る3月5日に開催されました社会文教常任委員会の議案審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  なお、詳細につきましては、委員会議事録を参照願いたいと思います。  付託を受けた議案は、分割付託の一般会計補正予算案を含め、議案が23件、請願が2件であります。  初めに、請願第8号 国保税の減免制度の改善・拡充で「払える国保税」の実現を求める請願書及び請願第9号 国保税の値上をやめ、「払える国保税」の実現を求める請願書を一括議題とし、紹介議員であります加藤和雄議員の趣旨の説明、補足説明及び執行部からの意見の後、質疑に入る。佐藤真澄委員は、県内ほかで生活保護基準1.3倍の基準を設けているところはの質疑に、担当課長は、県内の生活保護基準1.3倍以下の基準を設けている市は、燕市と阿賀野市、2市である。今回の試算では、1万5,800円程度の値上げが必要なところを基金から繰り入れで1万3,890円に抑えた。今回ある程度の負担をしないと毎年税改正の負担の必要がある。今回相応の負担で今後税改正を避けていきたい。来年度以降については、その時点で基金があれば基金対応などし、全くなくなれば一般会計の繰り入れということも検討と市長も考えているとの答弁があった。  ほかにさしたる質疑なく、自由討議なく、討論に入る。中村功委員、石山洋子委員、青木泰俊委員は、請願第8号については賛成、請願第9号については、県、国に国民皆保険制度を充実させるためにも国、県からの応援を期待し、第9号については反対という討論があった。  佐藤真澄委員は、請願第8号、請願第9号に対しては、国保加入者の構造が値上げをしても国保財政が好転しない。責任は国にある。国民健康保険は公的医療保険制度であり、この2つの請願については願意妥当であるとし、賛成とし、比企広正委員は請願第8号、9号に関しては反対の討論があった。その後1請願ごとに採決し、請願第8号は挙手多数で願意妥当とし、採択すべきものと決しました。  次に、請願第9号は採決するも挙手少数で不採択すべきものと決しました。  次に、議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分を議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。中村功委員は、一般廃棄物処理手数料でごみ処理手数料が減った原因はの質疑に、担当課長は、し尿処理手数料とごみ処理の不足分、戸数も減っているとの答弁があった。敬老会の参加人数はの質疑に、対象者1万5,332人に対し、出席は4,065人と答弁があった。母子健康診査が当初よりも少なかった理由はの質疑に、今年度780件の妊娠届の見込みに対し、720件程度になる見込みで減額となったと答弁があった。  石山洋子委員は、広域保育の入所、実際に何人ぐらいの方が保育園に行っているのか。幼稚園の就園奨励支援事業、申請をされた方は何人なのかについて、担当課長は、広域入所で利用の人数は18名。理由は、保護者の勤務先地ということ。幼稚園就園奨励事業について、増額の理由は平成26年度では特に低所得者世帯、それから多子世帯への保護者負担軽減を新たに行った。制度に該当した人数は492名と答弁があった。  比企広正委員は、寄附金の詳細について、それぞれ使途の要望はあったのかの質疑に、担当課長は、こども課のほうで国際ソロプチミストはまなす様から100万円の寄附、図書館の関係で坪川様の親族から5,000万円という多額の寄附をいただいた。こども課は、子供の福祉のために使ってほしい、使途用途についてはお任せをいただいた。今検討している。図書館長は、教育事業の助成、図書館の充実について役立ててほしいという答弁があった。  他に質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第114号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち社会文教常任委員会所管分を議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。さしたる質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第140号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第110号 新発田市児童クラブ条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当所長の説明の後、質疑に入る。中村功委員は、土日の学童保育できないのかの質疑に、担当所長は、現在土曜日については朝7時半から夕方6時半まで児童クラブを開設している。日曜日は、現在のところ開設の予定はないとの答弁があった。  石山洋子委員は、住吉第2児童クラブの定員は30から40名ということだが、この人数は見込みの数字なのか、将来的に見込んで建てられたものなのかの質疑に、担当所長は、住吉第2児童クラブは面積的な定員は約70名。今現在住吉コミュニティセンター内にある児童クラブと併設して実施すれば、ある程度の人数は受け入れられるとの答弁があった。  ほかにさしたる質疑、自由討議なく、討論に入り、中村委員は、日曜日、祝祭日に希望があれば受け入れ態勢をとってほしいと要望し、賛成との討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手全員で議第110号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第137号 平成27年度新発田市藤塚浜財産区特別会計予算議定についてを議題とし、担当支所長の説明の後、質疑に入る。さしたる質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第137号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  議第97号 新発田市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。中村委員、比企委員は、廃棄物所有の件で罰則規定はないのか、窃盗なのかまたは何を持ち去るのかの質疑に、担当課長は、廃棄物を市の所有物として規定をする。行政処分の命令を出して警察に被害届を出す。罰則というよりも窃盗罪の処分という刑事罰という形をとる。所有物をきちっと市に帰属させるという内容であり、現在持ち去るのは缶と紙類、新聞紙です。現場を見ないとだめなため、条例で取り締まりたいとの答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議なく、討論なく、採決し、挙手全員で議第97号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第98号 新発田市手数料条例の一部を改正する条例制定について、また議第123号 平成26年度新発田市コミュニティバス事業特別会計補正予算(第1号)議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入るが、さしたる質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第98号、議第123号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第136号 平成27年度新発田市コミュニティバス事業特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。青木委員は、地域公共交通活性化補助金のあやめバスと川東バスで、内訳はの質疑に、担当課長は、川東コミュニティバスは4,804万5,000円、あやめバスは2,009万6,000円である。あやめバスの月別乗車が落ちている理由はの質疑に、担当課長は、あやめバスにつきましては川東地区から新しく循環に3便入れた関係で減便したが、良好に推移しているとの答弁があった。  他に質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第136号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第103号 新発田市立保育園設置及び管理に関する条例の全部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。中村委員は、保育料が今度使用料に変わる。具体的に内閣総理大臣が定める基準により算定した費用の額とは、具体的な金額はの質疑に、担当課長は、国が定める上限額の範囲の中で、現行の私立幼稚園、保育園の保育料の水準と同程度で、市でもこれを受けて現行の保育料と同程度ということで今検討、調整をしている。  ほかに質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第103号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第104号 新発田市立幼稚園保育料徴収条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。佐藤真澄委員は、今度は保育の質で金額を変えるのかの質疑に、担当課長は、法的に幼稚園の保育料の定めを条例で決める。条例の改正はあるが、具体的な金額は変更ないとの答弁があった。  ほかにさしたる質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第104号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第113号 新発田市保育園保育の実施に関する条例を廃止する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。石山委員は、子ども・子育てに変わったので、条例を改定するが、27年度の4月の募集では、もう子ども・子育ての制度での募集になっているのか、またどれくらいの人数になっているのかの質疑に、担当課長は、平成26年10月1日以降、平成27年度4月以降の入園の募集を行っている。新制度では、平成27年度4月の入園で、3月1日現在の見込みでは2,577名で、昨年同時期に比べ約150名ほどふえているという答弁があった。  ほかに質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第113号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第88号 新発田市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。石山委員は、今まで要支援の1と2のほうのサービスを市町村のほうでやり、この条例改正で今まで受けられていた通所デイサービスを市で計画できるのかの質疑に、担当課長は、今までも厚生労働省令で定められていた基準に基づいて地域包括支援センターが運営を行っていたものを市の条例で定めると規定されたことから定める。今までのサービスと変わらないとの答弁があった。  ほかに質疑、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、市町村事業になる部分がある。要支援1、2だけでも市役所の仕事がふえる。これまでのサービスが後退しないという条件で賛成すると討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手全員で議第88号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第89号 新発田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。さしたる質疑なく、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、介護保険から新発田市の事業に移行される。サービスが後退しないよう要望し、賛成と討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手全員で議第89号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第101号 新発田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。さしたる質疑、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、充実した介護サービスという賛成討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手全員で議第101号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第102号 新発田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。さしたる質疑、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、議第102号にもサービスが低下しないという観点で賛成との討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手全員で議第102号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第117号 平成26年度新発田市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)議定について、また議第118号 平成26年度新発田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)議定について、次に議第129号 平成27年度新発田市後期高齢者医療特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入り、さしたる質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第117号、議第118号、議第129号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第100号 新発田市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入るが、さしたる質疑、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、市民にとって不足している部分は一般会計からの法定外繰り入れも検討してほしいと考えるとの反対討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手多数で議第100号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第128号 平成27年度新発田市介護保険事業特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。さしたる質疑なく、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、介護保険制度の改定に反対してきた立場で反対との討論があった。他に討論なく、採決し、挙手多数で議第128号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第116号 平成26年度新発田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。中村委員は、ジェネリック医薬品によって減額している分があったが、歳出の部分でジェネリックに変更したおかげで歳出が抑えられたのかの質疑に、担当課長は、ジェネリック医薬品に切りかえた効果で約2億円分の効果があったと考えるとの答弁があった。  他に質疑、自由討議、討論なく、採決し、挙手全員で議第116号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議第99号 新発田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。佐藤真澄委員は、平成25年度は税額を引き上げた。あと、財政調整基金を活用し、26年度は医療費は増加したが、なぜ法定外繰り入れに踏み切らないのかの質疑に、担当課長は、国保会計は特別会計であり、独立した会計である。法定外繰り入れを行った場合、国保加入者でないほかの市民の皆様に負担を強いる。要するに二重の負担ということから繰り入れは行わない。国でも法定外繰り入れは行うべきではないという通知が出ているとの答弁があった。  その他質疑なく、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、国保の今の構成から市が救済するという立場をとるべきとの反対討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手多数で議第99号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議第127号 平成27年度新発田市国民健康保険事業特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、質疑に入る。石山委員は、レセプト点検はどのような効果があるのか、また点検はどこかに委託をしてやっているのかの質擬に、担当課長は、レセプトの点検は嘱託職員を4名雇用し、当市で点検をしている。1次的には連合会のほうで点検をし、それを保険者が2次的にもう一度点検をするという形をとっておる。経費は嘱託職員の報酬であり、その効果は25年度実績で600万ほどの効果があった。  ほかに質疑なく、自由討議なく、討論に入る。佐藤真澄委員は、反対の立場で討論があった。  他に討論なく、採決し、挙手多数で議第127号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で当社会文教常任委員会に付託された議案の審査は全て終了し、4時17分、閉会いたしました。  これにて社会文教常任委員会の報告を終了いたします。 ○議長(小川徹) ただいまの副委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ある議員の発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小川徹) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ある議員の発言を求めます。  佐藤真澄議員。           〔19番 佐藤真澄議員登壇〕 ◆19番(佐藤真澄議員) それでは、請願第8号 国保税の減免制度の改善・拡充で「払える国保税」の実現を求める請願書、請願第9号 国保税の値上をやめ、「払える国保税」の実現を求める請願書については、賛成の立場で討論いたします。  国民健康保険の特徴は1点目として、職域保険、国保組合、後期高齢者医療制度に加入できない人が加入する医療保険であり、国民皆保険制度の土台、国民皆保険制度を下支えする中心的な役割を果たしています。したがって、国民健康保険が日本の医療保障のあり方全体を左右しております。低所得者を対象とする医療保障制度は、生活保護の医療扶助しかありません。生活保護手前の命綱の制度であります。ですから、国保制度の中身の充実が国民全体の皆保険制度、医療保障の充実に連動します。  2点目として、加入者の構造が大きく今日変わってきていることであります。1960年代は、自営業が24.2%、農林水産業44.7%が7割近くでした。現在は、自営業14.7%、農林水産業は2.8%、2割にも満たないのです。一方、無職が43.4%、派遣やパートなどの被雇用者が35.2%と無職、非正規雇用が8割近くを占めています。さらに、65歳から75歳が3割を占めており、現役の職域保険よりも医療費が高くなっております。  3点目として、払えるかどうかの視点がない制度であります。市民が払えるかどうかに関係なく、必要な医療費を加入者に割り振って徴収する。所得や収入がなくても徴収される。特に1人当たり、1世帯当たりの定額で徴収されます。国保税が高くて払えない人には、短期証や資格証明証が発行される。国保制度が貧困を拡大しております。  新発田市は、保険税の負担軽減に一円の一般会計からの繰り入れを行っておりません。他市町村の一般会計からの法定外繰り入れをどうお考えなのでしょうか。安心して払える国保税にすることこそが地方自治体の大切な役割かと考え、請願第8号並びに請願第9号に対しましては賛成といたします。  次に、議第99号 新発田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について、議第100号新発田市介護保険条例の一部を改正する条例制定について、議第127号 平成27年度新発田市国民健康保険事業特別会計予算議定につきまして、議第128号、新発田市介護保険事業特別会計予算議定につきまして、この4件につきましては反対の立場で討論させていただきます。  国保税の改定につきましては、平成25年度に1人当たり1万1,811円、12.9%、世帯当たり1万8,626円、11.9%引き上げが行われました。平成25年度の国保事業会計の決算を見てみますと、3億480万円の黒字会計です。単年度収支では1億4,922万円の黒字ですが、これに国保財政調整基金積立金5,648万2,000円を加え、かつ国保財政調整基金繰入金3億1,452万円を差し引きますと、実質単年度収支では1億881万5,000円の赤字となっています。基金を繰り入れたにもかかわらず、単年度収支で約1億5,000万円の黒字にとどまっています。つまり国保税は、国保加入者の構造が値上げしても国保財政が好転しない状況を示しているのではないでしょうか。値上げ、滞納、さらに値上げの悪循環になりかねません。いよいよ一般会計からの繰り入れが問われております。あくまで責任は国にあります。このことは百も承知であります。しかしながら、一般会計からの繰り入れは国の国庫負担削減の代替的措置ではありますが、市民の暮らしを守るための負担軽減策であります。平成27年度の国保会計は、値上げを想定しての予算編成となっていることから、議第99号とあわせて議第127号議案につきましては反対といたします。  次に、議第100号、議第128号につきましては、国保会計と同様なんですけれども、新発田市第6期介護保険事業計画に基づき予算編成されております。介護保険制度は、2000年にスタートし、ちょうど15年経過しております。公的保険制度であります。国民健康保険制度と同様に国が国庫負担を増額すべきかと思っております。発足当初から保険あって介護なしと言われておりましたが、市民が安心して制度を利用できるように、そして保険料そのものを払えるような、そうした中身になっていないということから、議第100号、議第128号につきましては反対とさせていただきます。  以上であります。 ○議長(小川徹) ほかに討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) 討論を終結するにご異議ありませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) ご異議なしと認め、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議題のうち、議第88号 新発田市地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例制定について        議第89号 新発田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例制定について        議第97号 新発田市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について        議第98号 新発田市手数料条例の一部を改正する条例制定について        議第101号 新発田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について        議第102号 新発田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について        議第103号 新発田市立保育園設置及び管理に関する条例の全部を改正する条例制定について        議第104号 新発田市立幼稚園保育料徴収条例の一部を改正する条例制定について        議第110号 新発田市児童クラブ条例の一部を改正する条例制定について        議第113号 新発田市保育園保育の実施に関する条例を廃止する条例制定について        議第116号 平成26年度新発田市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)議定について        議第117号 平成26年度新発田市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)議定について        議第118号 平成26年度新発田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)議定について        議第123号 平成26年度新発田市コミュニティバス事業特別会計補正予算(第1号)議定について        議第129号 平成27年度新発田市後期高齢者医療特別会計予算議定について        議第136号 平成27年度新発田市コミュニティバス事業特別会計予算議定について        議第137号 平成27年度新発田市藤塚浜財産区特別会計予算議定について  以上17件に対する副委員長の報告は可決であります。副委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立全員であります。  よって、議第88号、議第89号、議第97号、議第98号、議第101号から議第104号まで、議第110号、議第113号、議第116号から議第118号まで、議第123号、議第129号、議第136号、議第137号は副委員長の報告のとおり決しました。  次に、議題のうち、議第99号 新発田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について           議第100号 新発田市介護保険条例の一部を改正する条例制定について           議第127号 平成27年度新発田市国民健康保険事業特別会計予算議定について           議第128号 平成27年度新発田市介護保険事業特別会計予算議定について  以上4件に対する副委員長の報告は可決であります。副委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立多数であります。  よって、議第99号、議第100号、議第127号、議第128号は副委員長の報告のとおり決しました。  次に、議題のうち、請願第8号 国保税の減免制度の改善・拡充で「払える国保税」の実現を求める請願書  に対する副委員長の報告は採択であります。副委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立多数であります。  よって、請願第8号は副委員長の報告のとおり決しました。  次に、議題のうち、請願第9号 国保税の値上をやめ、「払える国保税」の実現を求める請願書  に対する副委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。本案は、原案のとおり採択することに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立少数であります。  よって、請願第9号は不採択となりました。  ───────────────────────────────────────── △日程第4、議第105号 新発田市道路占用料条例の一部を改正する条例制定について       議第106号 新発田市都市公園条例等の一部を改正する条例制定について       議第107号 新発田市建築関係手数料条例の一部を改正する条例制定について       議第108号 新発田市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第109号 新発田市下水道条例及び新発田市農業集落排水処理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第111号 新発田市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第112号 新発田市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定について       議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分       議第119号 平成26年度新発田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)議定について       議第120号 平成26年度新発田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について       議第121号 平成26年度新発田市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号)議定について       議第122号 平成26年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計補正予算(第3号)議定について       議第124号 平成26年度新発田市水道事業会計補正予算(第4号)議定について       議第130号 平成27年度新発田市簡易水道事業特別会計予算議定について       議第131号 平成27年度新発田市農業集落排水事業特別会計予算議定について       議第132号 平成27年度新発田市下水道事業特別会計予算議定について       議第133号 平成27年度新発田市宅地造成事業特別会計予算議定について       議第134号 平成27年度新発田市西部工業団地造成事業特別会計予算議定について       議第135号 平成27年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計予算議定について       議第138号 平成27年度新発田市水道事業会計予算議定について       議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分       請願第 7号 農協改革をはじめとした「農業改革」に関する意見書提出を求める請願 ○議長(小川徹) 日程第4、議第105号から議第109号まで、議第111号、議第112号、議第114号、議第119号から議第122号まで、議第124号、議第130号から議第135号まで、議第138号、議第140号、請願第7号を一括議題といたします。  経済建設常任委員会委員長の報告を求めます。  渡邊喜夫委員長。           〔11番 渡邊喜夫議員登壇〕 ◎11番(渡邊喜夫議員) おはようございます。去る3月9日に行われました経済建設常任委員会に付託された議案の審査と結果について、概要を報告いたします。  付託議案は、分割付託の一般会計補正予算を含め、議案が21件、請願が1件であります。  最初に、請願第7号 農協改革をはじめとした「農業改革」に関する意見書提出を求める請願を議題とし、紹介議員の加藤和雄議員から請願書に記載の趣旨説明のほかに補足説明の後、担当課長から意見等を聞いた。質疑を求めるも質疑なく、自由討議なく、宮村幸男委員から、世界国際協同組合同盟が日本の総合農協は世界でも特にすぐれていると評価があった。家族農業にこそ世界の農業の土台があり、食料生産に大きな成果が上がっている。また、国土の保全や水源を守るなど、目に見えない大事な役割がある。農協改革案は、家族農業による価値を認めず、企業による農業を促進する。また、農家から上がった要求ではない。自給率の向上も含め、農業を守る立場から賛成の討論があった。  ほかに討論なく、採決し、挙手全員で原案のとおり請願第7号は願意妥当として採択すべきものと決しました。  次に、議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分を議題とし、担当課長から説明を聞いた後に質疑に入る。川崎孝一委員から、土木費である下川改修事業の入札状況についての質疑に、担当課長からは、JR白新線の下をまたいでいる佐々木地内の河川である。整備に当たっては、JRの指定する資格を持った業者しか施工できない状況であり、入札をかけたが、皆さんが辞退して入札にならなかったとの答弁があった。  また、同じく川崎孝一委員から、農地集積協力支援事業について、38件の予定が67件と倍近い農地集積が図られたが、農地集積の面積についての質疑に、担当課長からは、50アール以下の件数が5件、50アールから2ヘクタール以下が45件、そして2ヘクタールを超えるものが17件であったと答弁があった。  入倉直作委員からは、JAの直売所について、今後の取り組みについての質疑に、担当課長からは、今営農センターの敷地内に直売所があり、農協が経営しているが、そこからスタートしたいという状況と聞いていると答弁があった。  また、同じく入倉直作委員からは、現在工事中である西名柄橋は今後の拡幅についての質疑に、担当課長からは、今回は高欄と路面の修繕である。拡幅という部分は入っていない。西名柄橋に限らず老朽化対策として、まず修繕をして橋を延命化させることを優先したい。拡幅等の要望もいただいているが、次の段階であると答弁があった。  宮村幸男委員、大沼長栄委員からは、月岡温泉地域の雨水排水の整備がおくれた原因について、また月岡温泉は2本の河川に挟まれ、排水の悪い地域である。観光地でもあり、排水がスムーズにいくように排水機が必要ではないかとの質疑に、担当課長からは、月岡の排水工事をするに当たり、進入路、仮設道路を設置していたが、その地権者との協議に不測の日数を要し、遅くなったというものであり、また排水ポンプ施設は状況を見て考えたいと答弁があった。  大沼長栄委員からは、1級、2級河川の雑草処理の県からの委託金について、処理面積に非常にアンバランスがある。河川敷など抱えて面積が広いが、非常に金額が少ないところがある。これは、県が決めている額か。カメムシ防除などさまざま草刈り名称がついているがの質疑に、担当課長からは、カメムシ類防除対策として1、2級河川の草刈りを委託事業として新潟県から毎年委託料が来ている。それを沿線の農家組合などへ提示をさせていただいて、草刈りをお願いしているものである。本来堤防は、県なりの土木部門の管理であるが、農業側からの要望で既に30年以上、県の農林水産部で予算づけをした、土木のほうとの積算の根拠は全く違う。地域の生産者の方々には、大変にお世話になっていると答弁があった。  宮島信人委員からは、下水道課の減額補正について、自然災害防止事業が来年度工事ということだが、できるだけ早く工事をして、災害を未然に防ぐという方策をとるべきとの質疑に、担当課長からは、今年度予定の場所は金升酒造の前の水路の水害、浸水防止である。現在地域整備課で暫定整備をして赤沼川のほうへ排出をしているが、これを恒久的に整備する事業である。しかし、地域整備課から歩道設置工事の具体的な計画が示されたので、下水道課も連携し、水路整備として工事費のコストも考えながら来年度に実施したいと答弁があった。  井畑隆二委員、宮村幸男委員からは、松くい虫被害について、伐倒する計画本数や地域についての質疑に、担当課長より、紫雲寺地域を中心に約8,000本を処理する予定であると答弁があった。  宮野昭平委員からは、農道補修用原材料支給事業について、農地・水管理支払交付金制度、直接支払制度へ振り向けたということであるが、制度に参画できない地域もある。農道補修、原材料支給については当面続けていくべきである。今回の減額補正の状況、また新年度、それ以降の考え方についての質疑に、担当課長からは、今回の減額補正は農地・水を取り組む集落についても原材料支給の対象となっており、ダブっていた部分を減額した。来年度は、基本的にどの集落についても農地・水、多面的機能支払いに手を挙げていただければ採択に持っていきたい。現時点では、新年度の農道補修については減額をしたい考えであると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第114号は可決すべきものと決しました。
     次に、議第134号 平成27年度新発田市西部工業団地造成事業特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、大沼長栄委員から、西部工業団地の購入した事業所はほとんど埋まったと思うが、既に事業を開始したあるいはこれから開始見込みの事業所、まだ一切着手していない事業所はあるのかの質疑に、担当課長からは、現在残地として残っているのが2カ所。そのうち1カ所は、進出協定を締結させていただき、進出予定が来年の3月までになっている。ほかに購入はいただいたが、具体的な事業着手まで至っていないところは1カ所ある。条件が整い次第と伺っていると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第134号は可決すべきものと決しました。  次に、議第135号 平成27年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、入倉直作委員から、関係地権者等の要望に時間がかかったと聞いている。問題はなかったのかの質疑に、担当課長からは、大小さまざまなご要望があったが、できる限りのことはするということで収束はしていると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第135号は可決すべきものと決しました。  次に、議第121号 平成26年度新発田市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号)議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、宮野昭平委員からは、宅地造成の部分で公募をかけたが、なかなか売れなかった。今後の方針についての質疑に、担当課長からは、今回の場所は12月に中曽根の4区画であるが、これまで広報、ホームページ等で周知を図ってきた。今回はポスターをつくり、各支所や駅、地下通路、コミュニティバスの中づり広告をしてきた。現在のところ3件の問い合わせがある。来年度に向けて土地の売却へのインターネット活用を検討していると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第121号は可決すべきものと決しました。  次に、議第132号 平成27年度新発田市下水道事業特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、入倉直作委員、大沼長栄委員、宮村幸男委員から、新発田地域、紫雲寺地区、藤塚浜地区の下水道事業の最終年度はいつか。また、工場などの分担金について、初めて加入する場合の分担金があるが、緑地帯などがあり、面積が広いところでも全体の面積で賦課される金額が新発田市は非常に高いのではないか。隣接の阿賀野市と比べ相当の差があると聞いている。ある企業から是正できないかと申し出があったが、その後企業進出できやすいよう検討あるいは対策を講じてきたかの質疑に、担当課長からは、新発田地区は平成46年度に完了予定である。紫雲寺の2期地区は平成27年度に完了し、平成28年度から藤塚浜を予定をしている。今のところ藤塚浜と工業団地を含んで整備を完了するのは平成41年度である。また、工業団地のような広いところは、工業立地法に基づく緑地帯があり、この部分は猶予している。いわゆるお金を一旦納めなくてもよい、そういった対応をしている。各市町村の取り扱いがまちまちであるが、当市の取り扱いは20%を猶予していると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第132号は可決すべきものと決しました。  次に、議第131号 平成27年度新発田市農業集落排水事業特別会計予算議定についてを議題とし、担当課長の説明の後、宮村幸男委員、宮野昭平委員からは、新発田市の農業集落排水事業の今後の見通しと羽津地区の農業集落排水事業の整備の進捗について、また接続率の質疑に、担当課長からは、来年度は羽津地区1地区であり、佐々木地区と蔵光地区の2地区が残っているが、農業集落排水事業は加入者の同意がないとできない事業であり、同意までは至っていないのが実態である。羽津地区の進捗状況について、工事のほうはおおむね平成27年度で完了する。平成28年度から供用開始の予定である。農業集落排水事業の接続率は2月1日現在で86.8%であると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第131号は可決すべきものと決しました。  次に、議第124号 平成26年度新発田市水道事業会計補正予算(第4号)議定についてを議題とし、担当局長の説明の後、川崎孝一委員より、東日本大震災における東京電力から40万円の賠償金が来ているが、現在浄水場の汚染土の状況はどのようになっているのかの質疑に、担当局長からは、平成26年度は全て100ベクレルを下回っている。大体10ベクレルから20ベクレル台ということで推移をしている。糸魚川市のセメント工場に搬入して約289トン処理をした。水については、以前から検出されていないということで、引き続き十分安全な水を供給させていただいていると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第124号は可決すべきものと決しました。  次に、議第111号 新発田市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題とし、担当局長の説明の後、宮村幸男委員からは、大槻地区が一般の水道水の供給になるが、簡易水道についてはほかにもあるのかの質疑に、担当局長からは、市営の簡易水道の地域は市のほうで責任を持って対応している。いずれ水道事業会計と統合しなければならないという課題はあるが、今回のこの大槻については組合をつくって独自に水道水を供給しているという簡易水道である。同じようなのが松浦地区の浦のほうに1カ所あるが、いずれは上水道の区域に入れていただきたいという要望がある。今後大槻に続いて給水区域に含めていくような形になると答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第111号は可決すべきものと決しました。  次に、議第138号 平成27年度新発田市水道事業会計予算議定についてを議題とし、担当局長の説明の後、宮村幸男委員、宮野昭平委員、大沼長栄委員より質疑があり、内竹の貯水槽は40年以上経過しているが、耐震は大丈夫か。収入について工業用水を初め減収の傾向にあるが、今後値上げをする考えは。また、岡田地区では食品団地の造成事業ということで造成されるが、水道局として水道水を使ってもらえるような状況になっているのか。市でお金をかけて造成をして井戸を自前で掘ってしまうということも考えられる。進出業者と十分協議していただきたいとの質疑に、担当局長からは、内竹の貯水槽は耐震の改修工事を行って使っていく考えである。老朽化して使用ができない状況になれば、新しいものに新築していくという考えである。また、1企業が地下水に切りかえたことによって、年間にして約2,000万円の影響が出た。できるだけ水道水を使っていただきたいということで直接セールスに担当課が出向いている。昨年度に比較して約3,500万円収入が減っている。その内訳は、工場用が約6割、家庭用が約2割である。しかし、水道から地下水に切りかえる企業もあれば、新たに設備投資をして水道水を使っていただくようになった企業もある。また、値上げについては、前回平成22年に約5%ほど値上げさせていただいたが、まずは自主的な努力をし、職員も精いっぱい頑張りながら対応させていただいて、平成27年度の値上げは行わないと決定した。食品団地の造成販売に際しては上水道を使っていただきたいということで担当課にお願いをしている。ぜひ使っていただけるよう、進出される企業にもお願いに行くと答弁があった。  ほかに質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で原案のとおり議第138号は可決すべきものと決しました。  次に、議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定についてのうち経済建設常任委員会所管分について、次に議第122号 平成26年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計補正予算(第3号)議定について、次に議第107号 新発田市建築関係手数料条例の一部を改正する条例制定について、次に議第105号 新発田市道路占用料条例の一部を改正する条例制定について、次に議第106号 新発田市都市公園条例等の一部を改正する条例制定について、次に議第133号平成27年度新発田市宅地造成事業特別会計予算議定について、次に議第120号 平成26年度新発田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について、次に議第109号 新発田市下水道条例及び新発田市農業集落排水処理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について、次に議第108号 新発田市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について、次に議第119号 平成26年度新発田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)議定について、次に議第112号 新発田市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定について、最後に議第130号 平成27年度新発田市簡易水道事業特別会計予算議定について、それぞれ担当課長、局長の説明を求め、審査をいたしました。それぞれに質疑を求めるも質疑なく、自由討議、討論なく、全員賛成で議第140号、議第122号、議第107号、議第105号、議第106号、議第133号、議第120号、議第109号、議第108号、議第119号、議第112号、議第130号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で経済建設常任委員会に付託された議案審査は全て終了いたしました。  審査時間は、午前10時から午後2時36分まででありました。  なお、詳細につきましては、委員会議事録をご参照願います。  以上で経済建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(小川徹) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑ある議員の発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ある議員の発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) 討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議題のうち、議第105号 新発田市道路占用料条例の一部を改正する条例制定について        議第106号 新発田市都市公園条例等の一部を改正する条例制定について        議第107号 新発田市建築関係手数料条例の一部を改正する条例制定について        議第108号 新発田市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について        議第109号 新発田市下水道条例及び新発田市農業集落排水処理施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について        議第111号 新発田市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について        議第112号 新発田市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定について        議第119号 平成26年度新発田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)議定について        議第120号 平成26年度新発田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定について        議第121号 平成26年度新発田市宅地造成事業特別会計補正予算(第1号)議定について        議第122号 平成26年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計補正予算(第3号)議定について        議第124号 平成26年度新発田市水道事業会計補正予算(第4号)議定について        議第130号 平成27年度新発田市簡易水道事業特別会計予算議定について        議第131号 平成27年度新発田市農業集落排水事業特別会計予算議定について        議第132号 平成27年度新発田市下水道事業特別会計予算議定について        議第133号 平成27年度新発田市宅地造成事業特別会計予算議定について        議第134号 平成27年度新発田市西部工業団地造成事業特別会計予算議定について        議第135号 平成27年度新発田市食品工業団地造成事業特別会計予算議定について        議第138号 平成27年度新発田市水道事業会計予算議定について        請願第7号 農協改革をはじめとした「農業改革」に関する意見書提出を求める請願  以上20件に対する委員長の報告は可決、採択であります。委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立全員であります。  よって、議第105号から議第109号まで、議第111号、議第112号、議第119号から議第122号まで、議第124号、議第130号から議第135号まで、議第138号、請願第7号は委員長の報告のとおり決しました。  次に、分割付託の議第114号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第10号)議定について及び議第140号 平成26年度新発田市一般会計補正予算(第11号)議定について討論ある議員の発言を求めます。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小川徹) 討論なしと認め、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  以上2件に対する各委員長の報告は可決であります。各委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 ○議長(小川徹) 起立全員であります。  よって、議第114号及び議第140号は各委員長の報告のとおり決しました。  ───────────────────────────────────────── △日程第5、一般質問 ○議長(小川徹) 日程第5、これより一般質問を行います。  石山洋子議員。           〔12番 石山洋子議員登壇〕 ◆12番(石山洋子議員) おはようございます。公明党の石山洋子です。通告に従いまして、一般質問を行います。  2011年3月に発生した東日本大震災から4年目を迎えました。新たな法制度による措置を含め、被災地の一日も早い真の復興を心から願うものです。また、最近は忘れる間もなく多くの自然災害が発生しています。国は、その災害から得られた教訓を踏まえ、ハード面における国土強靱化、防災、減災を計画的に実施しています。そして、災害の多い国土に暮らす私たちにとっても、防災は常日ごろ考えておかなければならない問題でもあり、当市においても従来から防災を重点課題として取り組んでいることは言うまでもありません。一般的に災害被害の軽減は、自助、共助、公助の効率的な組み合わせで実現されると言われています。災害の少ないまち新発田、災害に強いまち新発田、そして市長が掲げる日本一住みやすいまち新発田。  1項目めは、新発田市の防災対策、災害対策の拡充について伺います。1点目は、地域防災リーダーである防災士の育成について。災害時、それぞれの現場の状況に対応してリーダーシップを発揮し、その活動の中核となることが期待される防災士は、1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓から地域防災力の向上を担う新しい民間の防災リーダーを飛躍的に拡大、養成することを目指した日本防災士機構が設立され、2003年10月に初めて防災士が誕生し、防災士制度がスタートしました。2014年9月末現在、全国では8万2,000人、新潟県においても2,236人が認証されています。地域の安全、安心に貢献する防災士の育成は重要と考え、①、当市における防災士認証者数の推移。②、防災士育成に取り組む自主防災組織への助成制度について。③、研修講座の新発田市開催についてを伺います。  2点目は、災害時、要援護者を受け入れる福祉避難所の指定や協定について伺います。新潟県地域防災計画では、避難体制の整備において福祉避難所の指定があり、市町村長は障がい者等、一般の避難所での共同生活が難しい災害時、要援護者のための福祉避難所の予定施設をあらかじめ指定する。福祉関係者と協議し、福祉避難所開設時にケアに当たる要員配置を事前に定めるよう努めるとあります。災害時、要援護者の方々が安心して避難できるためにも指定や協定に向け、関係各機関と協議を進めていくべきものと考えます。  3点目は、遠隔自治体との連携で、災害情報のホームページ代理掲載について伺います。東日本大震災では、発災直後、多くの被災自治体でホームページが運用できない状態に陥りました。サーバー機器の破損やインターネット回線切断、アクセス集中等により閲覧不能となる場合に備え、他市ホームページ、当市の被災状況、避難情報等の災害情報を掲載できるよう、相互協力の協定を締結し、災害時における情報発信能力の向上を図るべきものと考えます。  4点目は、避難所運営ゲーム(HUG)の活用と普及について伺います。  2項目めは、婚活支援事業のさらなる拡充について伺います。これまでは少子化対策としてこども課に係を設置し、出会いの場を提供する婚活支援事業を行ってきました。多彩な工夫を凝らしたイベントは好評を博し、今までに90組のカップルが成立しました。今年度は、申請により結婚に至ったカップルには、3万円相当の商品券か旅行券をプレゼントするということです。とてもよいことであり、たくさんの申請があることを期待しています。市民の皆さんからは、少子化対策だけではなく、年齢の枠を外した婚活を行ってほしいとの声があり、さらなる婚活事業の拡充に向けて市長の見解を伺います。  1点目、これまでの婚活事業の検証と今後の取り組みについて。  2点目、人口減少や定住促進の観点を踏まえた婚活支援について。  3点目、婚活を応援するアドバイザーの委嘱について伺い、1回目の質問を終わります。           〔12番 石山洋子議員質問席に着く〕 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。           〔市長 二階堂 馨登壇〕 ◎市長(二階堂馨) おはようございます。石山洋子議員の新発田市の防災対策、災害対策の拡充についてのご質問にお答えをいたします。  初めに、地域防災リーダーである防災士の育成についてであります。防災士とは、特定非営利活動法人日本防災士機構が認証する資格を取得した地域防災力の担い手として期待される方をいい、当市における防災士認証者数は、平成27年2月末時点で33名であり、年々増加傾向にあります。  次に、防災士育成に取り組む自主防災組織への助成制度についてであります。当市では、自主防災組織の活動に対し、その活動費用の一部として活動費補助金や資機材購入補助金を交付し、自主防災に向けた組織化の促進及び活動の支援、強化を行っておりますものの、現在個人が防災士資格を取得するための認証費用に係る助成制度はありません。一方、県内では新潟市、妙高市、佐渡市等がこれに係る助成制度を設けていることを踏まえ、個人が取得する資格が確実に地域の防災力向上に生かされるようにするために、他市の事例を参考に検討する必要があると考えているところであります。  次に、防災士育成に向けた研修講座の新発田市開催に向けてであります。県内においては村上市、新潟市、上越市、魚沼市、佐渡市等で研修講座の開催実績があると伺っております。当市においては、市社会福祉協議会において災害ボランティア養成講座等を展開しているものの、防災士育成に向けた研修講座としては、まだ開催実績はありません。しかしながら、地元での開催は移動等の時間、旅費及び宿泊費等などの研修受講者の経費負担も抑えられ、地元受講者の増加が期待できることから、市社会福祉協議会と連携を図り、防災士認証を主催する日本防災士機構への働きかけについて検討してまいりたいと考えております。  次に、災害時、要援護者を受け入れる福祉避難所の指定や協定についてであります。これまで当市においては、福祉避難所の指定及び協定締結の実績はありませんが、先般市内の障がい者施設から福祉避難所として活用いただきたい旨のお話もいただいているところであります。現状として協定内容を初め、まだまだ調整が必要な点も多いことや、当市での初の試みであることも踏まえながら検討し、協議を重ねてまいりたいと考えているところであります。  次に、遠隔自治体との連携による災害情報のホームページ代理掲載についてであります。災害時には、通信網の途絶、損壊、混乱等に左右されない情報伝達手段の確保は極めて重要な事項であり、遠隔自治体の協力による被災状況や避難情報等の周知を可能とする方策は、大変有効であると考えているところであります。当市においては、既に締結している県内外62市区町村との災害協定の中で、議員ご提案の点も含んでいるものと理解をしておりますが、ホームページの代理掲載に特化した協定については、昨年6月に新潟市と堺市がホームページによる災害情報発信の相互協力に関する協定を結んだと伺っており、より確実な情報伝達手段の確保という観点から、これまでの協定以外にもそうした協定締結の機会があれば前向きに検討してまいりたいと考えております。  次に、避難所運営ゲーム(HUG)の活用と普及についてであります。避難所運営ゲーム(HUG)は、災害時の避難所において実際起こり得る場面を想定した図上訓練であり、避難所の運営面での問題点や課題解決の手法として有効な実践的訓練であると認識をしております。これまで当市では、地震や水害、土砂災害などの自然災害を想定し、自衛隊や警察を初め、消防本部、消防団などの防災機関、団体及び自治会と連携した住民参加型の災害対応の実働訓練のほか、本年2月には国、県との合同開催による図上訓練を行ってきたところであります。市内における避難所運営ゲーム(HUG)の取り組み実績としては、平成24年2月定例会で石山議員のご提案を受け、災害ボランティア養成事業に取り組む市社会福祉協議会へ申し伝えた結果、これまでの間、同事業の上級講座の一環として2回実施をされております。訓練の手法は、その目的や対象者等によって選定することが重要であることから、当市が今後計画する防災訓練において、議員ご提案の訓練方法の導入についても検討してまいりたいと考えております。  次に、婚活支援事業のさらなる拡充についてのご質問にお答えをいたします。初めに、これまでの婚活事業の検証と今後の取り組みについてであります。婚活支援事業につきましては、独身男女が出会い、カップルになり、結婚、出産へとつながることを願って、平成24年度から婚活イベントを開催をしております。今年度は親御さんの婚活セミナー、中高年向けの婚活イベント、今までよりも参加人数をふやした大規模な婚活イベント等の新たな試みを加え、平成24年度から今年度までの3年間で独身男女対象イベント12回、独身男女対象セミナー1回、親御さんセミナーを3回の計16回を実施し、90組のカップルが誕生いたしました。さらに、市のイベントに参加して結婚し、1年以上市内に居住されるご夫婦に対して、結婚祝い品として3万円分の商品券または旅行券を贈呈することとして、これまでに2組のご夫婦が申請され、着実に婚活イベントの効果があらわれてきていると喜んでおります。今後も引き続き新発田市の特性を生かして、独身男女に出会いの場を提供し、より多くのカップルが誕生し、結婚、出産につながるよう実施してまいります。  次に、人口減少や定住化促進の観点を踏まえた婚活支援についてであります。当市においてもこれまでの少子高齢化という問題に加え、人口減少というこれまで経験したことのない深刻な事態に直面しております。このようなことから、来年度は婚活応援係を新たに設置されるみらい創造課内に移管し、これまでの婚活支援事業に加え、U・J・Iターンの推進や定住化促進などの施策と有機的に関連づけながら、当市の魅力や地域の活力を最大限に活用した新たな婚活支援事業を提案し、労働や結婚、出産が大いに期待される若い世代の流出を抑え、市外から市内への転入を呼び込む定住促進を図り、人口減少の流れを食いとめたいと考えております。  次に、婚活を応援するアドバイザーの委嘱についてであります。当市では、平成24年度から婚活イベントを実施したことで多くのカップルが誕生し、2組のご夫婦から結婚されたとのご報告をいただいておりますことから、ある程度の事業効果があらわれてきていると考えております。議員ご提案のアドバイザーの委嘱についてでありますが、以前はどこにでも世話をやいてくれる方が独身男女の恋の橋渡し役をして結婚に結びついていたものであります。ところが、最近では独身男女の勤務条件の多様化、プライバシーの保護等で個人が独身男女の情報を把握することが難しくなってきていることから、以前のような仲人さん的な役割を担う人を見かけなくなりました。このようなことから、独身男女の橋渡し役として婚活応援アドバイザーを配置している自治体もあるようですので、既に実施している市町村の実施状況や成果等を研究したいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(小川徹) 石山洋子議員。 ◆12番(石山洋子議員) ご答弁ありがとうございました。幾つかの項目の中で前向きに検討していきたいというご答弁をいただいておりますので、それをまたプッシュできるような質問を少しさせていただきたいと思います。  まず、防災士についてでございますけれども、新発田市にも33名の方がいらっしゃるということでございました。防災士は、なかなかまだ耳に新しい言葉だと思っていらっしゃる方もいらっしゃると思いますが、消防士さんとかそういったところに携わっている方の防災士の取得が多かったりするんですけれども、33名の方はどういった職種の方が多かったのかということを1点聞かせてください。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 防災士の構成のメンバーについては、担当課長から答弁をさせます。ただ、これは個人情報になるのか、大丈夫か……いずれにしろ、個人情報になるのかどうかわかりませんけども、33名は聞いておりますけども、どういう方がなっているかはわかりませんが。ただ、いずれにしろ、基本的にはここにいらっしゃる議員の湯浅議員は、方面隊長でありますので、分団長以上は防災士の資格を有するということでありますので、あるいは広域消防の消防士長以上は防災士になるということは、資格としてはあるわけであります。個人的な防災士33名については、もし知っているようであれば担当課長から答弁させます。 ○議長(小川徹) 荻野正彦地域安全課長。 ◎地域安全課長(荻野正彦) 今ほどのご質問でございますが、33名の数字は日本防災士機構からの聞き取りでございまして、その詳細についてまでは承知をしておりません。  以上であります。 ○議長(小川徹) 石山洋子議員。 ◆12番(石山洋子議員) 特別追求するものではないんですけれども、どういった方たちが防災士になっていて、また今いろんな自然災害が起こっている中で、自助、共助、公助ということで、もちろん市の職員の方たちも第一線でもしもの場合は活動してくださるんだと思うんですが、広く大勢の方がいろんな知識を持って防災に携わっていければ、新発田市もより安全な安心なまちになるのではないかなということで、要望といたしまして個人的なことでございますけれども、市のそういった関係の方、またあるいは地域における自主防災組織を立ち上げている中での、そういった人材育成をしていただく中で、防災士というものを大勢の方に取得をしていただきたいということが1点でございます。  次の質問なんですけれども、自主防災組織には防災資機材の購入などの新発田市自主防災組織補助金交付要綱というものがありましたけれども、その中でいろんな資機材を初め、補助交付をしているということがありました。市長の答弁の中にも一部これから防災士という人材を育成する中で検討していきたいということでしたが、活動費の中に旅費というものも含まれておりますし、また地域の自主防災組織の方たち活動する中で、一人でも今言いましたように多くの方がそういった知識を身につけてよりよい地域の防災に活動してほしいということも含めまして、この活動費、旅費ということについて防災士の補助の一部として使われることはできるのかということをご答弁お願いします。
    ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 当市は、まだ自主防災組織の整備率が非常に県下に平均から見てもまだ低いという状況でありまして、今一生懸命地域の自治会の連合会の皆さんを通じて、ぜひ自主防災組織を立ち上げてほしいということで運動をしているところであります。今石山議員がご指摘のそういう自主防災組織の皆さんには3年間でわずかでありますけれども、資機材あるいは組織について助成をさせていただいているところであります。その中には、防災士資格取得への認証への実は制度設計が入っていないということであります。実は、今資料を見させていただきますと、大変高額な金額になっているようでありまして、なかなか地域防災ということで全体には差し上げているんですが、これはもうあくまでも個人取得になるんです、資格としては。そういうことでありますので、まだそんなところはちょっと制度設計的には入っておりませんけれども、私としては地域の皆さん方に差し上げた助成でありますので、そしてその地域が防災士が必要だということで、もしも私どもの助成金を一部をそこに充てるということは、私は不可能だというふうには思っていないんでありまして、その辺はまだ担当課と詳細に詰めたわけじゃありませんけど、今石山議員からのご質問をいただいた中で、確かに項目の中には入っていないけれども、十分その辺は運用で私は解決できるんじゃないかなと思いますけども、ただ私が差し上げている助成金の中では、ここには充てるだけの金額には到底ならないなというふうになっておるところであります。この辺は少し研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(小川徹) 石山洋子議員。 ◆12番(石山洋子議員) ぜひ検討をよろしくお願いいたします。  村上市では、今回研修講座ということで募集をして防災士資格取得の講座を開催いたしました。今市長が言われるように資格取得には2日間びっちり勉強をして、それで資格を認証していただくという制度、試験を受けて認証していただくということですけれども、確かに費用も高額でありますし、また今開催をしている場所が東京、大阪、首都圏であったり、北海道であったり名古屋であったりとかいうことで、それぞれの都道府県にいつ来るかというのは全くわからない状況ですし、日程は出ているんですけれども、私たち新潟からまた行くと旅費もかかって、なおかつ取りにくいという状況であります。先回村上では、大勢の方が受講に来ていらっしゃって、その中には会社が全員連れてきたという会社もおりましたし、自治会長さん、また福祉施設の関係の方ということで、大勢の方がそれぞれどういう費用で来ているかはわかりませんけれども、大勢の方が受講されておりました。本当にそういう話を聞くと、そういうのを勉強したいなという方も大勢いらっしゃると思いますけれども、また研修講座を地元に持ってくるということも含めて検討をしていただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 予算でありますので、大概議員の皆さん方がご質問という形でいろいろな施策のご要望をいただいてあります。全て市民にとっては効果的なもの、全部がそうだというふうに私は思っているんですが、しかしそれを全部かなえるということは予算的にそれは不可能なわけでありまして、今石山洋子議員がおっしゃるような予算をとれば、どこかではその予算が持ってこざるを得ない、大きな歳入の中からたくさん使えるという状況ではありませんので、そうそう簡単には他市がやっているから、そしてやったほうがいいかどうかというだけを問われれば、絶対やったほうがいい、提案いただいているほとんどがそうであります。全部またかなえるということはできないということ、その兼ね合いの中でやっているわけでありまして。さっき言ったように分団長以上の方々がもう防災士の資格としてあるんだということになれば、私どもの地域、地域には必ず消防団が存在をしているわけでありまして、分団長以上経験者ということになれば、相当数の人間になっていると思うんです。そういう人たちがOBになってもそれで終わるんではなくて、それこそOBになったら今度は自主防災組織の中に防災士という役割の中でかかわっていくということになれば、まさにそれこそが地域活動になるような気がするんです。そういうことを全部が公費でやっていくというのはなかなか難しい部分はありますが、でも石山議員からのいつでもこういう前向きなご提案ばっかりいただいておりますので、今回もまた研究をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(小川徹) 石山洋子議員。 ◆12番(石山洋子議員) ぜひ公費をふんだんに使ってというふうには言っていないわけでありまして、防災士のまた普及も含めて検討していただきたいということです。  それからもう一点、ホームページの代理掲載ということにつきまして質問をさせていただきます。先ほど二階堂市長がおっしゃったように、新潟市は大阪の堺市と提携を結んだということで、今現在政令市では新潟市が1市、そして全国的に市町村でいいますと、まだわずか5市町ということで、お互いに結んでいるので、10市町になると思うんですけれども。今回東日本大震災のときに宮城県の大崎市というところが全部ホームページも使えなくなったというときに、たまたま北海道の当別町とこういう提携を結んで、数ある中でここの当別町と提携を結んでいて本当に助かったと。今までのアクセスの10倍以上のところがアクセスをして、地元だけじゃなくって、親戚とか皆情報が知りたいわけであって、それを他市のホームページから知ることができるということは、本当にいろんな情報が錯綜する中で、また情報が使えない中で大変すばらしいことだったというふうに称賛しておりました。新発田市も本当に災害は少ないですけれども、より安心していられるような、そういう安全対策というのはつくっておいたほうがいいのではないかなということで、新潟市のほうに行ってまいりましたら、費用的にもホームページに掲載するだけなので、ふだんは別な情報を発信していますけれども、災害のときにはそういったお互いに協定を結んだところのホームページを地元のところが発信をするということで費用的には少ないとおっしゃっていました。これは要望になるんですけれども、ぜひ取り組んでいただければ、また市民の皆さんも安心の一つとして担保できるんじゃないかなというふうに思いますが、もう一度市長の見解を。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 先ほど防災協定を結んでいる市区町村は62という答弁をさせていただきました。確かに数の上では62ありますけども、例えば忠臣蔵サミットの関係でということでやったり、あるいは新潟県の近隣市町村という大きなくくりの中で全部入れているわけですから、それを全部やるということは別としましても、例えば単独に防災協定結んでいるのは千葉県の浦安市と結んでいますよね。こういうところとかあるいは加賀市と友好都市を結んでいます。こういう特定の市町村と今石山議員がおっしゃるような、そういう災害時における相互掲載ができるホームページの関係について、私は余りコンピューター関係は詳しくありませんので、よくわかりませんけれども、でも直感として何かこれはやれるなという気がします。ですから、これはすぐ今言ったような浦安だとか加賀市だとかあるいは須坂市だとか、こういう姉妹都市、友好都市あるいは防災協定を結んでいる特定のところとは話をしてみるだけの価値はあるだろうと思っていますんで、すぐ担当課に命じてその調査をさせたいというふうに思います。 ○議長(小川徹) 石山洋子議員。 ◆12番(石山洋子議員) ただ、余り近いと同じような災害に遭っていても困りますので、済みません、これは質問ではないんですが、兵庫県とも義士親善友好都市交流会議ということで災害応急対策活動の相互応援に関する協定ということで結ばれているようですので、兵庫県あたりがいいのではないかなというふうに提案をさせていただきます。  済みません、あともう一つ、婚活の件で最後質問させていただきたいと思います。人口減少、定住促進ということで今回U・J・Iということで、今年度からの機構の改正ということでこども課から、そしてみらい創造課へということでございますけれども、やはり市民の皆さんの要望の中で少子化対策もそうなんですけれども、やっぱり新発田で幸せになりたいと。先回49歳の女性の方が私も応募しようと思ったんだけど、やっぱり勇気がなくて応募できなかったというお話もあって、結婚したいという方たちは男女を含めて年齢の枠を超えて大勢いらっしゃるというふうに私は認識しているんですけれども。それで、アドバイザーというのも、実はイベントに参加したいけども、恥ずかしくてイベントに参加できないという方で、胎内市さんのほうでもそういった支援事業をやっていまして、今回公募で手を挙げてくれたアドバイザーの方が29歳の他県からお嫁に来た女性の方だったそうです。自分と同じ結婚したいけどということで悩んでいるから、自分は結婚したので、その人たちのためにアドバイザーになりたいということで今大活躍をしているというお話もありました。ぜひまた年齢の枠を超えて人口減少もそうなんですけれども、定住促進ということで。登録して応募をしてくださった中には、新発田市の男性の方も胎内市さんのところに登録をしているというのは、仕事場がそこだということで。逆に新発田市に他市からも仕事に来ている女性の方たちも、もしそういう制度があれば登録をして結婚をしたいという方も中にはいらっしゃるのではないかと思うんですが、これは要望で終わりますけれども、みらい創造課のところでこういった検討をさらに少子化対策と加えて今後取り組んでいっていただきたいというふうに要望をして質問を終わります。 ○議長(小川徹) この際、午後1時15分まで休憩いたします。           午後 零時02分  休 憩  ─────────────────────────────────────────           午後 1時15分  開 議 ○議長(小川徹) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ───────────────────────────────────────── ○議長(小川徹) 一般質問を続行いたします。  湯浅佐太郎議員。           〔3番 湯浅佐太郎議員登壇〕 ◆3番(湯浅佐太郎議員) では、お疲れさまでございます。新発田政友会の湯浅佐太郎でございます。通告に従いまして一般質問いたします。  最初に、新発田市の人口減少対策としての未来創造プロジェクトチームによる会議の提言並びに27年度、来年度予算に反映されるものについてであります。二階堂市長が昨年より議会でも答弁されておりますが、昨年の6月議会におきましても新発田市の人口減少問題において、新発田の未来を創造していこうという意欲のある若者を中心とした庁内各課のよりすぐりのプロジェクトチームが結成され、何度か会議を重ねていると伺っております。また、市長は人口減少問題の対策として、若い世代が未来を担う子供たちを育て、安心して生活ができる環境を確立すると27年度予算についても提案理由でも述べられております。10万都市にこだわり、新生しばたの創造のために結成されたプロジェクトチームと、その会議における提言やご意見と、その会議より提案されたものが27年度の施策や計画にどのように反映され、実施されていくのかを伺いたいと思います。  新年度予算の提案理由でも、「こどもたちに夢を まちに活力を しばたみらい創造予算」として編成されたとも述べられております。子供たちに対しては、かかりつけ保健師制度や子育てコンシェルジュなど切れ目のない支援体制でやっていくと、これからがもっともっと重要であり、どのように具体的に27年度に反映されていくのか、私も楽しみにしているところでございます。  また、市長は教育・生涯学習でも各地域の豊かな自然や歴史、文化資源とともに、支え、培ってきた市民の文化を育み、創造する心がある。市民や訪れる人にあって魅力にあふれ、市民が心の財産として誇れる文化の薫り豊かなまちづくりを目指すと、非常に市民の気持ちを高める、私どもも気持ちが高まる機運を醸し出していただけると考えております。そこで、未来創造プロジェクトチームの実態と提言について4点ほど伺います。  1、プロジェクトチームのメンバーはどのような方々なのか伺います。  2、会議の内容と提案されていることはどのようなことなのか伺います。  3、人口減少、少子化対策として、具体的な戦略は出されたのか伺います。  4、27年度のその戦略でどのような施策、計画がなされるのか教えていただきたいと思います。  次に、新庁舎建設や駅前複合施設建設に当たり、市民サービスの観点からぜひ実行していただきたいと思いまして、質問をさせていただきます。せっかく50年ぶりに建設される庁舎、または駅前の複合施設の建築でありますが、たびたびの議会報告会でも市民の方々に説明させてもらっておりますが、多くの市民の方々は心配しております。これから来るべき消費税10%、社会福祉関係予算の増加、生活困窮者の増加、エネルギー関係または光熱費の値上げ、米価の引き下げなど、それに加えての人口減少で市町村の消滅などと多岐にわたる心配事の上、当新発田市におきましては100億をかけてのこの新庁舎及び複合施設の建設であります。  市長は、2月市議会全員協議会でも平成36年までの財政計画を説明されました。その詳細をぜひ市民にわかりやすく、市民の方々に市の財政、または市の財政状況についてかみ砕いて公開していただきたいと思います。  そこで、伺います。1番、平成36年までの市の財政計画の歳入歳出について、市民にわかりやすく冊子で公開、提供してはいただけないものでしょうか。  2番、現在建設されている新庁舎と駅前複合施設の建設中の建物の中を市民、または市内外の学生などに見学または研修会などの実施はできないものでしょうか。  3、市民に愛着と親しみを持っていただくために、タイムカプセルや有料で名前を刻んで残せるようなスペースをセッティングできないものでしょうか。今あっちこっちでありますが、メモリアルまたはモニュメント、またはオブジェなどいろいろな方法があると思うんでございますが、市長のお考えを伺いまして、1回目の質問とさせていただきます。           〔3番 湯浅佐太郎議員質問席に着く〕 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。           〔市長 二階堂 馨登壇〕 ◎市長(二階堂馨) 湯浅佐太郎議員の人口減少対策としての未来創造プロジェクトチームによる会議の提言と27年度に反映されるものについてのご質問にお答えいたします。  初めに、プロジェクトチームはどのようなメンバーなのかについてであります。未来創造プロジェクトチームにつきましては、人口減少問題は他人事ではなく、今まさにこの新発田市が直面している問題であるという危機感を持ち、消滅可能性都市と突きつけられた衝撃から市として取り組むべきものとは何かを改めて問い直すために立ち上げたものであります。未来創造という名のとおり、これからの未来を牽引していく若手職員から、新鮮で、よい意味で我々の思いもよらないような斬新な考えを聞きたいと大いに期待を寄せ、意欲ある職員を募集したところ、企画、住民参画、福祉、産業、教育などの部署11課から採用2年目から係長級までの平均年齢36歳という若い職員16名が我こそはと名乗りを上げ、発足したものであります。  次に、会議の内容と提案されていることはどのようなことなのかについてであります。プロジェクトチームによる会議は、提案発表会を含めて全4回開催したところであります。人口減少はどうしたら改善できるのか、メンバー一人一人の考えを聞いた上で、自発的に4つのグループに分かれ、人口減少対策としてどのような取り組みを行うべきか、グループごとに検討を進めてまいりました。最終的には3世代同居の方向性や働きやすい環境も含めた保育に着目した子育て支援、U・I・Jターンの視点から、新発田を離れた若者を呼び戻そう、新発田暮らしを体験してもらおうといった定住、移住促進、そのほか積極的な情報発信や魅力ある地域づくりなどに係る12件もの事業提案があったところであります。特に子の親である職員、首都圏に出ていった若者の友人である職員など、職員である以前に市民側の目線に立った上で魅力ある新発田にしたいという熱い思いが込められた提案の数々に、私自身、大いに心を動かされたことは言うまでもなく、まさに新生しばたの幕あけを象徴するものではなかったかと考えております。  次に、人口減少、少子化対策として具体的な戦略は出されたのかについてであります。このプロジェクトチームは、人口減少対策として、あくまでも平成27年度当初予算へ盛り込むべき事業の提案に向けて検討を進めてきたものであります。限られた時間の中での検討であり、提案された内容は具体的なものから若干具体性に欠けるものまでさまざまでありましたが、先ほども申し上げましたとおり、いずれの提案も熱い思いが込められたものばかりであり、若い職員の自由な視点による提案が今後の取り組みの方向性や道筋の光となったことは、当初目的としていた以上の成果が得られたものと考えております。  次に、平成27年度、その戦略でどのような施策、計画がされるのかについてであります。提案された事業の中でも、将来性があり、きらっと輝くものを27年度に事業化いたしました。提案事業からは、来訪者向けの地域交流型の簡易宿泊施設を整備し、市の魅力発信やまちなかの定住化を促進していこうとするヤドカリ(宿仮)Shibata事業と都市部の人材を受け入れ、地域活動を通して地域の活性化を促し、移住、定住につなげる地域おこし協力隊設置事業に取り組むこととしております。  また、U・I・Jターンを推進するための専門職員の配置に加え、来年度以降の人口減少対策の取り組み体制といたしましては、企画政策課をみらい創造課に改め、定住促進や婚活の応援、そして情報発信を積極的に進めることについても、このプロジェクトチームからの提案によるものであります。  なお、新組織でありますみらい創造課の「みらい」の表記を平仮名とさせていただきましたのは、当市の将来は漢字からイメージされるかたい、決まり切ったものではなく、平仮名からイメージされる未成熟ではあるが、逆に言うと、まだまだどんな方向にも発展できる、無限の可能性を秘めているものでありますという思いのあらわれであります。  これからの未来の鍵を握るのは地方であることは論をまたないところでありますが、このみらい創造課が中心となって、地域が一体となり、市の新たな可能性であるダイヤモンドの原石を掘り起こすこと、それが地方版総合戦略であり、その原石を磨いていくことが、新たな「みらい」を創造する、まさに地方創生であると考えております。  平成27年度は、輝けるダイヤモンドを次の世代の子供たちに贈るため、プロジェクトチームの若手職員を初めとした人口減少問題に戦略的に取り組む体制を強化するとともに、新発田の魅力を、そして人口減少を克服していこうとする当市の姿勢を市内外に向け、大いに発信していきたいと考えております。  次に、新庁舎及び駅前複合施設建設に当たって、市民サービスの観点からのご質問にお答えをいたします。初めに、財政計画について、市民にわかりやすく冊子で公表できないかについてであります。当市におきましては、過去の決算状況や国、県の動向など、現状で想定される条件を考慮した上で向こう10カ年の財政計画を作成しております。  去る2月19日の全員協議会において配付した財政計画の資料は、全国の自治体を対象とした地方財政状況調査、いわゆる決算統計の区分に準じ、歳入は款に相当する目的別に、歳出は節に相当する性質別に区分して作成しております。当市の財政計画は、他自治体の公表と比較しても、より詳細な内容としております。また、毎年度見直しを加えながら、議員の皆様にご説明申し上げ、それをホームページで公開している自治体は少ない状況であると聞いております。しかしながら、内容が詳細であるがゆえに、また財政の専門用語を用いていることもあり、市民の皆様にとってはわかりにくい表現となっていることは否めません。  現在財政計画については、計画見直しの手法や財政用語の解説等を加えた上でホームページで公開しておりますが、議員ご指摘のとおり、よりわかりやすいものとして市民の皆様に市の財政状況を理解していただくため、ポイント解説や財政の専門用語を極力使用しないなど、他自治体の事例も参考にしながら、冊子等の作成とホームページでの公開について改善を図ってまいりたいと考えております。  次に、新庁舎と駅前複合施設の建設中の市民見学、研修会の実施についてであります。まずは、市民見学会などについての基本的な考え方であります。ご案内のとおり、新庁舎と駅前複合施設につきましては、中心市街地の顔、いわゆる鼻と口になる施設でありますので、オープン前から市民の皆様に愛着を持って、なれ親しんでいただけるよう、市民に見学会などのイベントを積極的に行っていきたいと考えております。  建設中の市民向け現場見学会につきましては、新庁舎は免震装置が設置される、また駅前複合施設は建物全体の姿が見えてくることしの秋ごろを予定しているところであります。  また、新発田南高校と職業能力開発短大から、授業の一環として現場見学の依頼があり、実施に向けて現在調整を進めているところであります。  次に、市民に愛着と親しみを持っていただくために、タイムカプセルや有料で名前を刻んで残せるようなスペースをセッティングできないかについてであります。新庁舎につきましては、スペースや設計の関係から市民に名を刻んでいただくなどの計画はありませんが、竣工年月などを彫り込み、建設時の図面や新聞などを入れる定礎を設けたいと考えております。  駅前複合施設につきましては、施設オープン前後においてイベント等を計画しておりますので、ご提案の件は実施の可否を含め、計画の中で考えてまいります。  また、市民に愛着と親しみを持っていただくという趣旨で、来年度には新庁舎、駅前複合施設、県立病院跡地の3施設の愛称を市民の皆様から募集したいと考えております。いずれにいたしましても、末永く、そして広く市民の皆様に親しまれ、愛され続ける施設になるよう、引き続き努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) どうもありがとうございました。丁寧なご説明をいただきまして、ありがとうございます。  ちょっと順番逆になりますが、新庁舎、それから駅前複合施設もあすあす本当に形になって、ホームページではこうやって定点からですか、こういうふうに今できていますよという情報をみんな出されております。なんで、市民が自分たちの庁舎、自分たちのまちの顔だよということで親近感持ったり、建てた後でもやっぱり気軽に入ってこれるとか、いつでも気軽に行けるとか、新庁舎というのはそもそもそんなものじゃないのかもしれませんけど、やはりこれだけ50年に1遍、100年に1遍の建物ですから、何とか市民が本当に気軽に行ったり、後からも話ができるような話題をつくってあげるのもひとつ大きな仕事なんではないかなと思いまして、聞かせていただきました。  駅前複合施設は、もうあすあす本当に立ち上がるということですし、階数も2階ですか、もう免震、耐震はそこそこ終わっているのかもしれませんが、でも市長のお気持ちとして、今言う新庁舎、駅前、もっと市民の方々が簡単に楽しめるようなオープンのイベントとかということで何かお考えのことは、市長のお考えの中ではそういったオープンイベントでこういうのをしたいというのがあったら教えていただきたいんですが。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) せっかくの新庁舎の建設は、まさに市制施行70周年とちょうど一緒の、時期を同じくするわけでありますので、そしてまさに今湯浅議員がおっしゃるように、50年に1遍あるかないかという大きな事業だというふうに思っておりますので、オープン記念は新発田市民が新しい新発田市のまちづくりをやっていこうという、まさに号令になるような、そんなイベントを考えたいなというふうに思っております。内容につきましては、まだ時間がありますので、明確なものはございませんけども、そういう意味ではオープンイベントを考えています。  それから、駅前の複合施設も、これは長年教育委員会からのご要望があった図書館もあるわけであります。メーンは図書館でありますので、そういう意味ではこれも市民が本当に待ち望んでいた施設でもありますので、ぜひそれにふさわしいようなイベントを考えたいというふうに思っております。  ただ、私自身がこういうイベントでやりなさいという明確なものを持っておりませんので、ですから担当課には指示をしておりませんが、しかしオープンイベントだけはやるようにとは指示しておりますので、私のほうから明確なイメージはまだ持っておりません。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) ありがとうございます。  これからまだ2年、3年とありますので、ちょっと駅前は早いんですが、ひとつその思いから、当然新発田市出身の方もそうですし、新発田出身の方で市外に出られている方々が何か参加できたりとかというのも当然来年度のふるさと納税なんかもそうですよね。結局新発田の一大イベントだということで、これからどんどん、どんどんそういうふうに盛り上げていただきたい、また私ども盛り上げなければいけないと思っているんでございますが、その建物自体が駅前複合施設と今私、新庁舎と呼んでいますが、それ自体、市庁舎とか駅前複合施設というんではなくて、やはり新発田を象徴する例えば愛称、ニックネーム、これらはぜひ私考えていただきたいと思っているんですが、市長、その辺いかがでしょうか。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) まさにそうだと思います。長岡も長岡市役所なんて誰も言いません。もうアオーレで十分通用するわけです。あれは方言を少しうまくいいネーミングしているなというふうに思います。そういう意味も込めて、新庁舎も、あるいは駅前の複合施設もそういう市民に親しまれるような愛称は募集していきたいなというふうに思っているところであります。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) ありがとうございました。ぜひすばらしいネーミングを、ある意味市民も一緒になって考えられれば一番いいのかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、同じ項目でありましたが、新発田市の財政状況につきまして、先ほど申し上げましたように、本当に議会報告会に行くたびにある程度箱物できるんだけど、その後は大丈夫なのかと、新発田市の財政大丈夫なのかという質問がやはり毎年のように、毎回のように出てまいります。私どもの全員協議会では、市長はもう10年後まで大丈夫だと、だからその思いを市民に津々浦々とはいいませんけど、何とかもうちょっとわかりやすく今の状況についてこうだよと、これから新庁舎、駅前複合施設建つけども、その後施策について、ある意味もっとこれから27年度の予算でまた審議をしてまいると思いますが、どうやったら県外から人を呼ぶ、またお金を呼ぶ、百年祭が終わった月岡温泉のこの後をどうするんだとかといういろんなものも含めて、今の財政についてこうだと、それから今後についてはこうだというものを少なくとも明かりが市民に見えるようなご提案、またはどこかの市町村でやはり冊子で今の当市の状況についてというのがあったもんですから、新発田もそういう形でわかりやすく簡単とは言いません。そんなに簡単でないと思います。ただ、我々の払った税金で我々のいいものをつくって、我々その後の運営についてもコストはかかるけど、このように運営し、またはこのように財政を潤すようなことを考えているんだよということを簡単に、大変申しわけありませんが、市民にわかりやすくできることができないかなと思いますんですが、市長、その辺もう一つお願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) いずれにしろ、まちづくりというのは、市民にどう説明責任を果たせるかというのが一番大事なわけでありますから、そういう意味ではどんなにすばらしい資料でも市民がなかなか理解できないような、そういう難解な資料であれば、それは余り資料としての価値がないわけであります。  ただ、私も思いますけれども、あの財政計画をどういうふうにすればもっとわかりやすくなるかということですよね。非常によその他市から見ると、すばらしい私は計画になっていると思います。細かくなっていますし、款から節まできちっと入っています。でも、あれを見て市民の皆さん方がどうかと言われると、今湯浅議員がおっしゃるとおり、わかりづらいよと言われれば、確かにわかりづらいかもしれませんが、しかし資料としての価値は1級だというふうに私は思っています。どの程度まで崩せるといいましょうか、わかりやすくできるかどうか、担当職員には指示をしたいというふうに思います。余りイラストなんか使い過ぎて、簡単過ぎてかえって誤解を招いても困りますんで、何とかその辺どういうふうにすればいいか、ちょっと研究をさせていただきたいと思いますし、また議会の皆さん方も議会報告会があるわけであります。あるいは皆さん方自体もまた市政報告会等が、いろいろ市民に触れる機会があるわけでありますので、ぜひそのときこそ皆さん方のほうから市民にひとつそういう新発田市の財政状況等について、いかに健全であるか、その辺を説いていただければ大変ありがたいというふうに思っています。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) ありがとうございました。いろいろな市民の方々に負担を強いなくちゃいけない部分もこれから出てくる、これからの予算審議にもかかわってきますので、新発田市だけが絶対安心だとか、絶対大丈夫とかないのかもしれません。  きのうも大沼議員の質問で、試算するベースとなるいわゆる高齢者のパーセンテージですとか、子供がなかなかふえない。これからちょっと次の質問入っていきますが、人口が本当に少ない。しかし、つい10年、20年前は出生率が2.0なんていうと、人口爆発するよなんていうおどかされ方もした時期もありましたんで、これが今1.4ちょっと、それから目指すは1.8云々、数字的な目標ばかりではなくて、その辺新発田はこうだという形で、できるだけわかりやすい光を私どももそうですが、勉強しながら与えられることができればなと思っているところでございますんで、ぜひ説明のほど、またこれからもよろしくお願いしたいと思います。  それから、1番目のプロジェクトチームの件でお話をしていただきました。私もちょっと聞かせていただいたんですが、26年の7月7日に人事の発令ということでプロジェクトチームが発足して、当初17名でしたんですが、今は各課を横断する本当に若手の方々、頑張っていただけることと思っているんですが、とりあえず人事は3月31日までというふうに伺っておるんでございますが、今あるプロジェクトチームは3月31日、先ほどの答弁ではこれからもという話というニュアンスはうかがえたんですが、市長、その辺は今後も継続してやられるというおつもりなのか、そのお気持ちだけ伺いたいんですが、ひとつお願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 今回の応募していただいた若手職員のプロジェクトチーム、本当に頑張っていただいたなというふうに思っています。幾つかこの27年度予算の中にも具現化できたということで大変喜んでいるわけでありまして、この組織はもったいないなというふうに思っております。でありますので、それらはぜひ残していきたいなというふうに思っていますが、その前に私を長とする全庁的な人口問題だけに特化したようなこういう、それこそ委員会みたいのをつくりたいなと思っています。その一つの下部組織の中に、若手職員の未来創造プロジェクトチームを入れていきたいなというふうに考えておりますので、できれば2本立てにしていくということになります。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) ありがとうございました。  このすばらしいメンバーの方々の発案とすべきところ、それからこの方々だけじゃなくて若い方々の意見も取り入れながら、活発にぜひ議論していただきたいんですが、この27年度の組織機構の改正というのも、このプロジェクトチームから提案された部分が大きいというふうに伺っているんでございますが、その真意のほどお願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 組織機構はあくまでも人事課がつくりますけれども、いろんな意味での提案、例えばみらい創造課、そしてみらい創造課にはこういう機能を付加したほうがいい、いろんな意味での人口問題関係につきましては、まさにそのプロジェクトチームからの提案であります。それをベースに考えて、今湯浅議員がお持ちの組織図になったということであります。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) ありがとうございました。  それで、先ほど4つのグループで結成され、そして16名の方々からU・J・Iターン、宿泊施設、それからヤドカリ、定住化、移住、定住とのまた新たなみらい創造課というふうに伺っておりましたので、これと前後しながら、当然人口減少問題で私どもいろいろ昨年から勉強させてもらっているわけでございますが、1つまず確認しておきたいのが、このみらい創造課という新しい再編した中に企画政策課が異動といいますか、新設、再編されまして、そこで来年度の予算の中で企画政策の中で人口減少対策としてやられるのが、要するに人口減少問題の危機感を共有し、結果人口減少問題で切れ目のない子育て支援を行うということで145万円ぐらいの人口減少対策費事業として出ているんですが、それは危機感を共有するという人口減少対策事業としてやられる中身、ちょっと何か教えていただきたいんですけど。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 細部については、予算委員会でお聞きをしていただきたいというふうに思いますけれども、みらい創造課、基本的なベースは確かに企画です。今現在あるのは企画のやつですから、そこに実は人口問題をもう完全にシフトしてしまおうということです。ですから、今までは婚活は一つの福祉という出発点で今こども課が26年度はやってまいりました。まさに婚活は福祉という観点ではなくて、人口減少対策というふうにもう捉えて、みらい創造課に移していこうよ、あるいはUターン、Iターンも含めて都会から新発田に移り住んでいただきたい、こういう定住化促進事業、これもまさに人口減少対策だということで、専門官も置いてみらい創造課でやっていくと、こういうことであります。今ご指摘の予算は、人口減少対策の講演会の事業費だというふうに思っているところであります。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) ありがとうございます。  人口減少というのは、当然皆さんもご存じのとおりと思いますが、みらい創造課というところで1つに束ねられたのかなというところでございますが、実は健康福祉であったり、こども課であったり、いろんな多岐にわたると思います。ですから、先ほど申し上げましたように未来創造プロジェクト、これがどうしてもやっぱり機能していただかなくちゃいけない。一つ一つの部署でいうと、なかなか予算がとれない。  実は、昨年、一昨年もそうなんですが、内閣府のほうで地域少子化対策強化交付金というのが補正予算で出されていまして、補助率10分の10で、これが市長もよくおっしゃっていた切れ目のない支援、結婚から妊娠、出産、育児までということで内閣府が出して、市町村事業では申請により1,000万円ぐらいまで手を挙げればもらえるようなものがあった。その中には、今申し上げましたように結婚から、いわゆる婚活から、それから出産、妊娠、そして育児、子供たちの未来のことまでちゃんと国のほうで、内閣府で提案してあるものがある。そういったものをいろんな実は来年度もそうですが、27年度の施策でも約30億近い、子育て関連事業は41事業以上、当然教育委員会は別であるんですけど、そういう予算の中でこういったいわゆる内閣、国、県等の補助金、交付金というものが活用されていてほしいなと思ったんでございますが、今新発田の現状でそういったものの手を挙げて活用しているということについては、市長ご存じでしょうか。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 今その詳細については、私聞いておりません。でも、お話を聞けば、こんなすばらしい交付金、手をつけない手はないわけでありまして、もしも私どもの手落ちでそういうところに手を挙げていなかったということであれば、それは大変申しわけないなというふうに思います。ぜひ早急にすぐ調査をさせたいと思います。
     ただ、交付金ですから、きっとその後にはいろんな条項があるんだと思います。適用されるかされないか、そういう条件がもしもかなわなくてだめだったのかもしれませんけど、今のところ、私はその交付金名を初めて聞きましたので、きっとうちのほうとしてはそれに対応していなかったんだというふうに思います。すぐ調査をさせます。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) ありがとうございます。  どうしても当然今の行政の仕組みであれば、そういう形になろうかなと。横串で全てを網羅してなんていうのは実はなかなか難しいことでありまして、本来であれば、そこからそれを何とか打破しながら、壁を越えて未来創造プロジェクトが機能していただきたい、または機能していかなければ、市長が本当に思っている人口減少に対して、国も県もこうやって本気でやっているのに、市長も当然本気でやると言っているのに、実際お金はそこの目の前にあるのに、いや、知らなかった、またはほかの事業、当然まちづくり、本来やらなくちゃいけない事業いっぱいありますんで、それがあるからこれはしなかったのかもしれないし、できないからしなかったのかもしれないし、ただできるけど、やらなかったのかもしれない。  ただ、こういったものを大いに、市長が先ほどおっしゃったようにやはり勉強していただいて、我々もそうですが、使えるものは10分の10で使えるわけですから、ぜひ有効に活用。そうすれば、例えばきのうも誰かおっしゃっていました。結局市役所の皆さんの職員の方々が忙しい手を煩わさなくても、例えばいろんなNPOであるとか、いろんな外部団体、婚活のイベント会社もそうですけど、そういったことをやっていただけるところがいっぱいあるわけです。そこで、逆に言えばいろんな仕事が回ったり、お金が回ったりするということも当然あるわけですから、そういったものが負担、これも実は税金ですから、国がやっているものでもらえるものですから、そういったものをどんどん使っていただきたい、またはそういう組織もプロジェクトチームでどんどん、どんどんつくっていただきたい。  そして、新しい改正案としての当然新庁舎もそうですし、未来創造の中でも企画政策、当然定住化促進係の新設、それから婚活応援係の移管、広報広聴係の移管も大事なんですが、やはり先ほど申し上げた企画政策の中で研修会ということなんでしょうけども、未来創造プロジェクトチームには何かそういった決定権だとか、予算とは言いませんが、どの辺までのお力といいますか、権限をお渡しできるものか、そこだけちょっと最後にお聞かせいただきたいんですが。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 基本的には、先ほど申し上げましたように、人口減少というのはもう1課や何かでできる状態ではありません。市役所だけでもできるもんではありませんけれども、本当に全市民挙げてやらざるを得ないぐらい人口減少を食いとめる、人口をふやしていくというのは並大抵のエネルギーではないと思っています。  そういう意味では、まず先ほど申し上げましたように、私を長とする人口問題に特化した委員会をまずつくります。これはもう全庁的な各課長を中心としたやつをつくります。そこにさっき言ったプロジェクトチームだとかという、そういう委員会もまた入ってくるんだろうというふうに思っていますが、今回の組織変更の一番大きな要点は、部隊長である課長を中課制に持っていくということです。中課制に持っていくということは、より今以上の権限が課長に付与されていくということでありますので、みらい創造課1課で全部が予算を云々ということはできませんけれども、その上には少なくてもそういう私を長とする委員会があるわけですので、その承認を得る形の中で十二分にそれは予算も含めて執行されていくだろうというふうに思います。ですから、今後は新しい組織、中課制の課長が非常に大きな役割を果たしていただけるし、権限も大いに与えていきたいなというふうに思っています。 ○議長(小川徹) 湯浅佐太郎議員。 ◆3番(湯浅佐太郎議員) 力強いお言葉ありがとうございました。  私ども昨年から観光議員連盟を結成しまして、月岡カリオンパーク、それから五十公野公園、それから野球場、私も子供たちの野球の指導に当たっていますけど、今度いわゆる就学前の子供たち、この子供たちを自転車ではないですが、自分の足でこいで競うストライダーという企画がありまして、この間月岡観光協会のほうにお話しに行きました。カリオンパークで全国大会ができる、全然お金かからないんです。それで、お母さん方が全国から集まってくる。だから、そういったもので一過性のものではなくて、子供たちを巻き込んで全国から集めて、今度少年少女野球大会も新発田でやるんじゃなくて、よそから連れてきてドリームチームつくってやりたい、実はこれも今度スポーツツーリズムでいろいろイースタンも来るし、そういったもので我々自体が盛り上がって、プロジェクトチームもそうですが、市長初め皆さんにご提案申し上げて、お金かかる、かからないじゃなくて、そういったもので何とかして人を集められる方法をどんどん提案していきたいと思っていますんで、ぜひプロジェクトチームもそうですし、市長のまたご理解とご協力もお願いしながら、質問を終わります。ありがとうございました。  ───────────────────────────────────────── ○議長(小川徹) 続いて、青木泰俊議員。           〔16番 青木泰俊議員登壇〕 ◆16番(青木泰俊議員) 私にとりまして最後の質問です。幸い、一昨日の会派代表質問において、宮野議員より宮野議員本人と、ついでと言っては何でしょうけども、私の引退宣言もしてくれました。改めて表明する必要もないので、宮野議員に感謝します。  会派内での茶飲み話では、「市議選の告示当日の夕方4時59分に供託金持って駆け込んだらおもしろいね」なんて言ったんですけども、それもできなくなりましたので、議員の皆様方、ご安心ください。  冗談はさておいて質問に入ります。市長に、教育の充実を掲げることの本意を問うものです。私の質問は、楷書でも行書でも草書でもなく、さらにそれを崩した書体でいつも関係の皆様方にご迷惑かけています。今回は最後でもあって、正しい明朝体で出したんですけども、なれないもんですから時間がかかってぎりぎりの提出でした。いつもだと、ほかの議員との質問内容が重複しないか確認するんですけども、今回それもせずに、結果して同じ会派の渡部良一議員のきのうの質問と同じような内容になってしまいました。会派の体をなしていないんじゃないかと言われればそのとおりで、やっぱり引退すべきなんだと。それはいいですけども、しかし教育の充実は市政の3本柱の一つですから、市長にしてみれば市民へのアピールの機会が多くなるわけですので、喜んで答弁していただけると思っています。  さて、27年度、教育充実に向けての新事業として、学力向上策としてCRTという到達度を見る学力テストを導入すること。中学の数学レベルが低いので、数学担当の指導主事を配置すること。また、土曜日の有効活用ということで、加治川地区公民館で毎土曜日に学習支援活動を行うこと。また、青少年の健全育成を目指して、旧赤谷小学校校舎を活用して青少年宿泊施設整備を行うことなどが挙げられています。青少年宿泊施設は、私もアウトドア大好き人間ですので、ぜひとも整備してもらいたいものと考えます。  新たな学力テストの導入は、ただでさえ忙しい教育現場の負担をさらに強めることになりかねません。テストであらわされる学力、点数を上げることが真の意味での学力の向上、教育の充実にどうつながっていくのか、十分に吟味が必要です。学力向上を言うなら、秋田県のように各学校においてスタッフを充実させ、総合的な授業力、授業内容の向上、個別児童生徒へのきめ細かな配慮が必要になります。  また、土曜日を利用しての学習支援も、その目的を正しく位置づけないと、単なる土曜日の授業日化、公民館の学習塾化になりかねません。土曜日の活用は、学校5日制の趣旨のとおり、地域に密着した学年を超えた総合的人間力の向上を目指す活動が必要であり、それこそが公民館活動の本来の目指すところです。市長は、教育を充実させ、保護者に新発田市を選んでもらうと言っていますけども、人口維持のための施策だとすれば、教育を手段として表面的にしか捉えていないことになるのではないでしょうか。市長の教育充実を掲げる本意をお聞かせください。  次の質問です。今度は楽しい質問します。「宴のあと・・・百年祭り以降の展望は」と題しまして、月岡温泉、堀部安兵衛、さらに大倉喜八郎を初めとする新発田出身の歴史的人物、そういったものを活用して、どう新発田の発展、産業振興、観光振興、交流人口増を図っていくかという内容です。月岡温泉開湯100年、私もこれ打つのがふなれなもんで、開湯100年というのはお湯を開くですよね、温泉100年。私が出した原稿は何と書いてあったか、アンサー、月岡に答え、回答と書いてあって、「青木さんの質問はいつも自分で質問し、自分で回答しているねか」って言われて、ああ、そうか。今回の提案自体がもう月岡回答でもって間違ったというので、いささか恥ずかしいんでありますけれども、ともかくどうでもいいんですけども、月岡開湯100年のさまざまなうたげ、イベント行事も昨年終了して、月岡温泉は今後どうすべきなんでしょうかと。  そもそも温泉地の魅力とは何か、集客力の源は何かということを考えてみますと、地理的に見て核心から周辺へと段階別に考えています。核心は何か、1番はまず温泉そのもの、お湯そのものの魅力、当然です。2番目が温泉旅館の魅力、個々の温泉旅館の魅力です。これは旅館の自助努力によるものです。3番目が温泉街としての魅力、これは例えば浴衣で歩いて温泉場の雰囲気、買い物を味わう、そういった温泉街の魅力。4番目が温泉街を取り巻く周辺環境の魅力、今先ほど湯浅議員からカリオンパーク出ましたけども、昔であればありましたね、動物園が。そういった温泉を取り巻く他の施設とか、それから自然環境、山と川とか、それの魅力です。それから、5番目に温泉地を拠点として足では行けない、車を使う周辺の他の観光スポットの魅力、そこにはバスや車でもって回る楽しみ、あるいはツアーの楽しみといいましょうか、そのように地理的に5段階に分けて考えてみるというのも一つだと思います。この5点が全て整っていれば最高の温泉地なんでしょう。  そこで、月岡温泉はどうかということを検証してみます。まず1点目、温泉そのものはどうか。温泉そのものの源泉の質はいいんですけども、量が少ないという非常に限界があります。したがいまして、伝統的な温泉地のような源泉かけ流しというような、そういったような魅力が乏しいんじゃないかと思っています。  2番目、温泉旅館の魅力はどうか。これ現実に考えると、月岡温泉を支えているのが温泉旅館の魅力です。しかも、一部のスーパー温泉旅館です。スーパー温泉旅館の魅力でもって成り立っているんだと考えてもいいかもしれません。逆にそのことは、全てがそのスーパー温泉旅館で完結してしまうという大きな問題点もあるかもしれません。  3番目、温泉街の魅力です。それから、4番目には温泉街を取り巻く周辺の魅力です。この2つについて、月岡はどうも乏しいんじゃないか、弱点じゃないかと私は思っています。温泉街の整備には、足湯とか最近出た手湯とか、それから道路の美装化とか、そういったようなことに取り組んでいますけども、他県の伝統的温泉街と違って、のんびり浴衣姿で歩いてみようかという雰囲気は余り感じられません。100年の伝統だから仕方ないかもしれませんけど、ほかのところは1,000年とかありますから。  4番目の周辺環境も、かつては新潟県唯一の動物園ありましたけども、今はカリオンパーク程度で集客力があるとも言えません。  一方、温泉街南北を走る河川、温泉街のちょうど南と北に川がありまして、これなかなかおもしろいレイアウトなんです。遊歩道等ありまして、多少は整備されていますけども、まだまだそんなそこを、じゃ歩いてみようかという魅力はないですし、それからその河川の背後に数十メートルの高さの丘陵地があります。松だ、杉だ、笹だ、雑木林だの全く普通の山でありまして、普通の山で悪くはないんだけども、どこでもある普通の山でありまして、背景としての美観を形成しているとは到底言えません。  さて、5番目の周辺観光のスポットを連携させての魅力、それによる集客、それは市も力を入れていまして、バス事業の展開を図って、特に新発田市への誘導を試みていますけども、果たして成果はいかほどでしょうか。これは小柳議員が疑問を呈していましたけど、そもそも大型観光バスで大型旅館に泊まって、周辺スポットをめぐるというツアー型観光はもう限界に来ているんじゃないかと言われて久しいです。そのときに、じゃ月岡はどうするんだという問題です。月岡の弱点である温泉街の魅力、周辺環境の魅力に乏しければ、リピーターは来ません。温泉地というものが魅力なければリピーターは来ません。リピーター増大は望めません。単にスーパー温泉旅館頼みでは、温泉地の将来は見えてきません。スーパー温泉旅館が悪いと言うんじゃないですよ。いいんだけども、スーパー頼みではだめです。月岡温泉の今後の展望、青写真、特に温泉街と周辺環境の魅力をどうつくっていくのかをお聞きいたします。  次です。次、堀部安兵衛について。堀部安兵衛を顕彰する武庸会100年ということで、昨年事業展開なされました。長徳寺様にある義士堂の整備、石川小路の美装化などさまざまな事業を実施されましたが、今後堀部安兵衛を新発田の発展にどう生かしていくんでしょうか。忠臣蔵サミットとか赤穂市との交流とか泉岳寺との関係とか、考えてみますと、いずれも四十七士全体との関係です。ということは、新発田独自のものではなくて、いわば47分の1の関係なんです。  では、安兵衛は何だ。堀部安兵衛がなぜ有名になったかといいますと、堀部安兵衛は全国的に大石内蔵助親子の次に有名なんです。なぜ大石内蔵助に次いで有名なのか、これは四十七士が有名なんじゃなくて、高田馬場の決闘があるからです。高田の馬場の決闘を出したのは安兵衛しかいないんです。すなわち新発田市が100%とれるんです、その魅力を。そこらあたりを考えないと。したがって、高田馬場の集客力、高田馬場は当時江戸のまちでは安兵衛が非常に大評判になりまして、ヒーローになったんです、当時。それは歴史的事実なんです。この安兵衛を通して高田馬場との協調、強い関係を構築すべきでしょう。これは新発田市にしかできない、ほかのまちできません。新発田市だけやることです、ここがみそです。  例えばこれできるかどうかわかりませんけども、高田馬場に新発田市の市民の寄附によっていだてん走りの安兵衛像、銅像を使って、東京では渋谷の忠犬ハチ公前、上野の西郷さん前に並んで、高田馬場の安兵衛像があれば新発田の魅力は圧倒的です。その高田馬場に新発田のアンテナショップをつくると。小柳議員盛んに言っていますけども、アンテナショップをつくって高田馬場といえば新発田というような形をつくっていく、そういうふうなことが考えられます。特定のつながりがないと人は集まってきません。一般的なことだけでは集まってきません。そういうつながりをいかにつくるかということです。  3番目、新発田駅も100年迎えました。それ以前、幕末、明治にかけて新発田の人間は地方どこでもそうですけども、上京します。一旗上げよう、錦を飾ろうと。大半の人は失敗しますけども、一部の人は成功するわけです。そういった成功した人をいかに顕彰させ、この地域に持ってくるか、関係するか、そういったこともやっぱり必要です。これも一般論でなくて、個別論、特殊論としてそういった関係をつくっていくんだ、それが新発田の発展につながります。  例えて言うならば、一番関係あるのは大倉喜八郎でしょう、関連があるのは。大倉喜八郎に関して大倉サミット、大関連会社幾らでもあります。大倉サミットを開催して、やがてその人脈の中で、いずれ関連企業だ、関連団体だとか関連学校とかそういったものを新発田に誘致できるような、将来10年後、20年後でもいいです。そんなものをやっていくというような形、それにはサミットを通じて新発田の物的、人的交流を恒常的につくっていく、そういうコネクションをつくるのは政治家は一番得意ですから、コネクションをつくらないと票は集まってきませんから、そういうことを考えていくべきなんです。そのようなサミットを通じて新発田の物的、人的交流を恒常的に盛り上げていくのは可能です。  今も言いましたけども、今後のまちづくり、まちおこしとか交流人口の増大策というのは不特定多数に呼びかけるとか、大手観光業者に頼むとかそういうことでなくて、あらゆる新発田市とのコネクションを通じて、人とのつながり、特定地域、特定組織、そのつながりを求めて深めて、お互いに安心感、信頼感のある関係を増大すること、それが恐らく小さい地方都市では当たり前なんじゃないんでしょうか。顔の見えないような軽薄なつながりにとどまっている近未来社会においては、ますますそういう濃厚な関係が必要です。  このことは外国との関係にも当然言えるわけです。特に東アジア地域の人間関係というのは、情のつながり、昔からのつながり、友人ということが極めて事実あります。今韓国とは友好関係ありますけども、中国、台湾においてもどこか新発田とつながりがあるようです。そういったところとつながれば、そちらのほうからも新発田に来る可能性が十分あります。ぜひ東アジア方面からも関係をつくってもらいたいと思います。  都市間競争の時代です。これからは一般論でなく、今も言いました特定の地域、組織とのつながりをどうつくっていくか、そのため人とのつながりをどうつくるかが市の産業振興、特に観光振興の鍵を握っています。市長の政治信条は対話であると常々言っておられます。市民との対話もいいでしょう。議会、議員との対話は必要ありません。なぜか、対話ではなく論議、議論が必要なんですから。市長の方針、人口10万にこだわって産業振興を目指すというんであれば、新発田市と歴史的つながり、コネクションのある市外の人や組織との対話にこそ全力を注ぐべきです。もちろん市長一人ではできません。そのために市の組織があります。まず、市職員との対話、情報交換と信頼関係を強化し、市役所組織一丸となって100年のうたげ以降の対外戦略を構築すること、ターゲットを絞ってのマーケティングが必要と考えます。市長の戦略をぜひお聞きしたいもんであります。  以上です。           〔16番 青木泰俊議員質問席に着く〕 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。           〔市長 二階堂 馨登壇〕 ◎市長(二階堂馨) 青木泰俊議員の教育の充実の本意についてのご質問にお答えをいたします。  今ほど青木議員も引退されるやにお話がありました。その特異な発想は、常々尊敬をしておりましたがゆえに、大変寂しく感じておるところであります。  それでは、教育の充実につきまして、「住みよいまち日本一 健康田園文化都市・しばた」の実現に向け、平成26年度から新たに政策大綱の3本柱の一つに掲げているところであります。現在の変化が激しく厳しい時代を生き抜くためには、新しい価値や社会を創造する力が求められます。そのためには、全てのライフステージにおいて、常に学ぶことが大変重要であり、その礎となるのが教育の充実であります。特に子供たちの未来のために教育を充実させ、望ましい教育環境のもと、知育、徳育、体育の推進を通じて、子供たちの自己実現と生きる力を育むためには、学力の向上は重要な要素であります。  学力については、基礎的な知識の部分としての学力と応用力のように、得た知識を活用する力としての学力の両面があり、基礎知識を習得した上で、さらなる応用力をつけていくことが重要であり、このことが生きる力につながると考えております。  こうした子供たちに当市の将来を担ってもらうことが大変重要であると捉えており、そしてその結果として新発田市に住んでよかった、新発田市に住みたいという市民の満足感や新たな欲求を醸成し、人が喜んで住むまち、人が寄ってくるまちとなり、こうした意味において、教育の充実がこれからの都市間競争に勝ち抜いていくことにもつながると考えております。  次に、宴のあと・・・百年祭り以降の展望についてのご質問にお答えをいたします。初めに、月岡温泉開湯百年祭以降、どういう展望を持つのかについてであります。開湯百年祭事業については、平成26年に月岡温泉が開湯100年を迎えたことから、これまでの感謝と次の100年に向けて、さらに魅力づけを行い、全国にPRするとともに、さらに誘客を進めていくことを目的として、平成25年から27年の3カ年にわたり開催しているものであります。開催に当たっては、平成24年度から実行委員会を組織し、1年間にわたる議論を重ね、月岡温泉の新たな魅力づくり、印象に残る思い出づくり、何度も来たくなる仕組みづくりをテーマに、湯、街、味、酒の4つの観点から温泉街の魅力づくりを進めるための計画を策定いたしました。  青木議員からは、のんびり温泉街を歩いてみようかという雰囲気は感じられないとのご指摘をいただきましたが、昨年5月にオープンした手湯の杜やプレミアムSAKE蔵には現在までに約6万3,000人ものご来場をいただいており、手湯から足湯までの温泉街を歩く観光客が回遊するなど、着実に成果を上げているものであります。また、平成27年度からは、温泉街をあんどんで彩る灯りプロジェクトの実施や温泉街情緒を醸し出す景観の整備を行うため、クラウドファンディングを利用した街並み景観整備基金の創設に向けた取り組みが地元の若手を中心に動き始めています。加えて、新潟市の事業者が空き店舗に出店し、ことし5月に「新潟地物 旨」として開店することも決定したところであります。  月岡温泉開湯百年祭事業は、単なる一過性のイベントではなく、次の100年に向けた温泉街の魅力づくりを目指すものであり、引き続き官民が連携し、取り組みを進めてまいりたいと考えております。  次に、武庸会100年以降、安兵衛を新発田の発展にどう活用するかについてであります。堀部安兵衛を一躍全国的に有名にしたのは高田馬場の助太刀であることはご承知のとおりであります。私自身も当市と高田馬場との因縁は並々ならぬものがあると感じており、安兵衛だけでなくて、早稲田大学初代図書館長であり、大学の設立に尽力した市島春城との関係から、早稲田大学には日ごろから市島邸の活用や調査、研究などにおいて全面的にご協力をいただいているところであります。春城は、四十七士木像が安置されている義士堂の天井書画にあだ討ちにかける安兵衛の心情を思い、「臥薪嘗胆」と記しましたが、この天井書画の詳細調査も早稲田大学との交流が契機と聞いております。また、武庸会を初め、民間交流も盛んになってきており、堀部安兵衛助太刀隊が企画した堀部安兵衛武庸縁結びスイーツには、高田馬場の店舗からも参加いただいたほか、昨年5月には赤穂義士凱旋の道を歩くと題したツアーに25名の市民が参加し、高田馬場において大変有意義な交流が行われたと伺っております。  さらに、高田馬場だけでなく、忠臣蔵サミットの開催により、きずなを深めている赤穂市との間におきましても民間団体による交流事業や特産品のPR、販売などが行われるなど、連携の輪は確実に広がっていると感じております。今後につきましても武庸会初め、民間団体の皆様と連携をより密にしながら、堀部安兵衛を活用したPRや交流の促進による誘客を進めてまいりたいと考えております。  次に、新発田駅100年、それ以前の幕末、明治からも含めての対外戦略についてであります。当市出身の著名人を顕彰し、そのつながりで新発田のPRや集客を図ることの重要性は青木議員と同じように考えております。城下町の歴史と伝統は、数多くの偉人や著名人を輩出してまいりました。その中で、対外的な戦略としてサミットを利用することは、まさに堀部安兵衛ゆかりの義士親善友好都市交流会議、通称忠臣蔵サミット開催でもその成果が示されていると考えております。しかしながら、このほかにもさくらサミット、あやめサミットなどにも参画しておりますことから、まずは既存のものを有効活用することを優先させたいと考えております。  また、現在最終調整中であり、本議会最終日に行政報告させていただく予定でおりますが、ことし5月にフランス、パリで蕗谷虹児企画展が開催されることとなりました。虹児の才能が大きく開花し、挿絵画家として一世を風靡するきっかけとなったパリへの渡航から90年の節目の年に開催することは大変意義深いと考えております。特にフランスはアニメなどのサブカルチャーを含め、日本文化が高く評価されている国であり、虹児の作品とあわせて蕗谷虹児記念館を有する当市が大きくクローズアップされる機会になるものと期待を寄せております。NHKを初めとして、地元テレビ局などの特別番組も検討されており、企画展の開催を通じて日本でも蕗谷虹児が再評価され、多くの皆様に新発田に足を運んでいただけるきっかけとなるよう、願っております。今回の企画展は、新発田市とのあらゆるコネクションを生かしてはという青木議員のご提案をまさに具現化する取り組みであります。  また、このほかにも平成27年度をインバウンド元年に位置づけ、ASEAN諸国を初め、台湾や香港のほか、月岡温泉に興味をお持ちいただいている中国湖南省チン州市なども視野に入れたトップセールスを展開し、積極的な外国人誘客にも取り組んでまいりたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(小川徹) 青木泰俊議員。 ◆16番(青木泰俊議員) 教育につきましては、昨日渡部議員が論議深めましたんで、あえて言いませんけど、結論的に言うと、市長はどうも教育の充実イコール学力の充実なんだというようなことを言いたいのかなというのは、私の捉え方は違うかもしれませんけども、本当は教育の充実というのはそうでないんじゃないかなという気がするんだけども、教育問題というのは本当に国民一人一人全員発言できるんです。なぜかというと、みんな義務教育を得てきたから。俺、教育関係ありませんと言えないんです。ところが、千差万別なんです。だから、教育受けてよかったと言う人もいれば、学校の思い出、悪い思い出のある人もいますし、いい思い出のある人もいます。そういった中、子供たち、児童生徒たち、本当に、ああ、学校来てよかったな、楽しかったな、人間として成長したな、そういったものを植えつけてとは悪いかな、育てていくのが教育の充実なんだろうと思っていますが、そういったあたりについて、あくまでも学力だ、勉強だというふうなことばかり言って、それによって周辺から新発田の学校は点数が高いから上がってこようとなると、点数の低い子供たちは居場所がなくなってしまうというのがあります。そこらあたりのところも十分考えないと、教育というものは発展しないんじゃないかなと思って、その辺の思いをもう少し市長、お聞かせください。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) むしろ私と議論するよりは教育委員会と議論したほうが、より議論が深まっていくんだろうというふうに思っております。  ただ、今回の国の制度がえによって、市長が今度教育の総合会議を仕切るということになったことは事実であります。また、その体制で今制度がえを進めているところでありますが、ただ何か小手先で教育を捉えているという疑念を持たれているんであれば、それはまことに残念だなというふうに思いますし、あるいは今度市長が教育に口を挟んでいく、手を入れていく、そういうふうに誤解をされているんであれば、全く見当違いだということであります。  古今東西、まちづくりということにおいて、教育が大きな柱になってきた、これはもう否めない事実だろうというふうに思っているんです。もう孟母三遷の例えもありますし、まちづくりというのは人づくりでありますから、まさに教育だというふうに思っているところであります。新発田だって道学堂、あるいは長岡藩では米百俵というぐらいでありますから、どんな時代になろうとも、やっぱり人づくり、まさに教育の充実がそのまちの大きな政策の柱になっていくということは当然だということでありますので、私はそれを一つの柱に入れて教育の充実ということであります。何も特殊な学力をつけよう、そういう意味で教育委員会にハッパをかけているわけではありません。先ほど申し上げましたように、生きる力、子供たちが人として価値のあるおもしろい人生を歩んでいく、そのステージ、ステージに手助けになるのは私は基礎学力だろうというふうに思っているんです。ですから、その基礎学力をしっかりつけることが、強いては応用力をつける、結果としてそれが生きる力につながっていくというふうに思っているところであります。  学力テストだけで何かどうのこうのという気は毛頭ございません。秋田県が学力調査のテストでは大変上位にいるということはそうでありますが、その秋田県の中でも東成瀬村の教育長の言葉で、「教育は子供の可能性づくりだ。当たり前のことを当たり前にできる子供を育てるんだ」、まさに教育というのはそこなんだろうと思っています。前の収入役をされた宮坂先生いわく、「しておしまいなことはしない。しなければおしまいなことはする」、このことをしっかりと子供たちに植えつけていくということであります。それが私が言っている教育の充実の大きな柱になっていくということであります。 ○議長(小川徹) 青木泰俊議員。 ◆16番(青木泰俊議員) 哲学論議はいたしません。私も別に市長が狭い意味で学力を上げれと言っているんじゃないなということは思っていますけども、個々の生徒が新発田で本当に自己の力を伸ばしていくような形考えてまいりたい。そのために、逆に言うと、先生方が余り忙しくなって、また新しい学力テストか、またテストかというふうなことになる可能性もありますんで、その辺あたりは教育委員会としても考えてください。  それで、次、100年についても月岡ですけども、月岡はいろいろそれこそ予算をつけてさまざまなさる。それでも、そういうことはやるやらないの問題じゃなくて、やらねばだめなんだけど、私一番気になるのは4番目の周辺整備なんですね、周りの山が全く普通の山だから。例えば福島市のすぐ裏に花見山ってありますね、すばらしい桜の山。あののは本当に個人が普通の山を桜の山に変えて、観光地なんでたくさん来ます。月岡なんていうのは両側に川があって、その上に丘陵地があります。全く普通の山なんだけども、そういうのを例えば春は桜、秋はモミジ、川岸も両側いろんなものを植えてみるとか、そんな形で景観整備していったほうが、はるかに温泉地としての魅力が高まってくるんではないかというふうな気がしています。  それから、ちょっと極端なんですけども、きのううちの会派の小坂議員が言ったので紹介されましたけど、そういう新発田しかないものというのは何か。この地方創生、新発田独自のものです。そうすると、温泉地も新発田全く独自なものは何か、新発田に本社あるのはどこだかと言われたんです。新発田に本社がある日本的な大企業というと、もう何でしたっけ。           〔「ハードオフ」と呼ぶ者あり〕 ◆16番(青木泰俊議員) そうですよね。ハードオフで、例えばもう月岡にどんと日本一のハードオフの店つくって、全国からハードオフ、中古になれば新発田だというのをつくれば、例えばハードオフで扱っているものを全国からいいものを持ってくれば、全国から、あっ、月岡温泉へ行けばハードオフの中古品というか、リユース品が使える。さらに、高まれば、インバウンドで中国から来ますよ、日本のすばらしいリユース品なんだと。温泉につかって、優秀なリユース品を使って、しかもこの前の小正月は冬ですからスキーにも来れて、どれぐらい中国から来るか。何も苦労せんでもインバウンドできるかもしれません。ちょっと夢ですけど、それぐらいの新発田の独自性というものを今私、そうしてくださいというわけじゃないけど、独自性を考え出さないと、何度も言いますけども、最初に言いましたけど、そういった関係つくっていかないと地方都市はだめなんだ。  市長もおっしゃっていましたとおり、国出した。これから地方は、また都市間連携でいくのか、独自につくっていくのか。いつも言っていますね、新潟市になるのか、新発田の独自性を持つのか、まさしく岐路です。それをやったときに、どのようなまちをつくっていくんだ。豊浦、紫雲寺、加治川地区、本当に新発田に来てよかったのか。豊浦、紫雲寺だったら、別に新潟へ行ってもよかったんじゃないかとなってしまうとおしまいです。そういうまちをどうつくっていくか。それはこの前宮野議員も言っていました。地域地域におけるさまざまなやり方をどうしていくか、その観点が欲しいです。  市長は、いいことを言うんですよ、3つのこと。子育て支援だ、産業振興だ、教育充実だ、誰も反対できない。全国どこでもやっている。ということは、全国どこでも言っているということは誰も言っていないと同じことなんです。ということは、新発田の独自性は何か、常にそれが問われますので、その姿勢を忘れずにこれからも頑張ってください。  以上で終わります。 ○議長(小川徹) この際、午後2時50分まで休憩いたします。           午後 2時32分  休 憩  ─────────────────────────────────────────           午後 2時50分  開 議 ○議長(小川徹) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ───────────────────────────────────────── ○議長(小川徹) 一般質問を続行いたします。  加藤和雄議員。           〔20番 加藤和雄議員登壇〕 ◆20番(加藤和雄議員) 日本共産党の加藤和雄です。最後の質問になりました。通告に従いまして質問したいと思います。質問は大きく3点あります。1つは国保税と、2番目に就学援助の問題、そして3番目に上中山の大規模豚舎問題についてです。  それでは、最初に国保税の引き上げは中止し、払える国保税にということで最初に質問いたします。今定例会に2015年度の国保税の引き上げが提案されました。非常に残念でしたが、先ほど国民健康保険税条例の一部改正の条例が、私たち日本共産党会派は反対しましたが、賛成多数で可決成立してしまいました。引き上げ内容は、1人当たり11万6,687円で1万3,890円、13.5%の引き上げ、世帯当たりでは19万1,315円で平均2万4,085円、14.4%の引き上げです。これは一昨年、2013年度の引き上げ幅を超えるものとなっています。当市の国保加入世帯の約7割が所得200万円以下の世帯で、滞納世帯の約8割が所得200万円以下の階層に集中しており、払いたくても払えず、負担は限界に来ており、国保税の負担軽減が求められています。  3点について伺います。1、今回の引き上げは、世帯当たり平均で2万4,085円となっています。消費税や物価高など市民の暮らしが大変なときの引き上げは、市民に一層の負担増を強いる結果となります。その点について、市長の見解を伺います。  2、市長は12月議会で市民の痛みを感じているからこそ、一般会計からの繰り入れを決断したと明言していますが、なぜ繰り入れでの負担軽減を図らなかったのか。市民の暮らしが大変な中での国保税の引き上げは中止すべきではなかったかと考えますが、見解を伺います。  3、生活の困難な低所得者への減免制度の拡充を図るべきと考えますが、見解を伺います。国保の問題については、9月議会、12月議会、そして今議会、3議会連続で行いましたけれども、よろしくお願いしたいと思います。  次に、就学援助の拡充について。内閣府が発行する2013年版子ども・若者白書によれば、子供の貧困率は15.7%に上り、子供6人のうち1人が貧困状態にあると指摘しています。子供の貧困対策を総合的に推進するため、子どもの貧困対策の推進に関する法律が2014年1月に制定され、その第10条には、「国及び地方公共団体は、就学の援助、学資の援助、学習の支援その他の貧困の状況にある子どもの教育に関する支援のために必要な施策を講ずるもの」とあります。就学援助は、憲法第26条や学校教育法第19条などの関係法に基づき、経済的に困難な小中学生のいる家庭に学用品や入学準備金、給食費、医療費などを補助する制度です。当市での就学援助は生活保護基準の1.3倍の所得までを準要保護として認定しており、認定者数は2014年度では小学生で785名、16.14%、中学生で515名、19.30%、合計では1,300人、17.26%であります。国は、2010年度から補助対象品目を新たにクラブ活動費、生徒会費、PTA会費の項目を加えています。当市では、昨年に生徒会費、PTA会費を援助の対象として拡充してきました。  そこで、3点質問いたします。1、生活保護基準が2013年から引き下げられました。当市の就学援助に対しての影響についてどのように考えているか伺います。  2、クラブ活動費を補助対象に拡充すべきと考えますが、見解を伺います。  3、新入学児童の入学の際、必要なランドセルやかばん等の購入費は支給が7月下旬となっており、入学準備には間に合わず、多額の費用が必要となるので、支給時期を4月にできないか伺います。  次に、上中山大規模豚舎問題について質問します。平成16年11月、上中山大規模豚舎に豚が飼育されてから11年が経過しました。飼育開始以来、豚舎からの悪臭は現在に至っても改善されず、地域住民の生活環境がいまだに脅かされています。市は、悪臭防止法に基づく勧告を平成21年2月に、平成23年5月には2回目の勧告をし、密閉型豚舎による脱臭施設導入での改善を協議してきましたが、工事費用の問題で平成25年6月に断念となり、悪臭の改善が進まない中、市は平成26年10月に悪臭防止法に基づく3回目の勧告を行いました。勧告内容は、豚舎内の敷料を好気性状態に保つために敷料の容積重を一定以下に抑え、敷料からの悪臭発生を防ぐための改善計画に基づく措置です。措置開始は昨年の10月18日、1号豚舎から開始し、2月11日で全ての豚舎が改善勧告の措置対象となりました。  そこで、3点について伺います。1、3回目の勧告以降の悪臭発生状況について伺います。  2、1棟で最大の汚れた敷料の交換回数と量について伺います。  3、豚舎敷地からの排水は農業用水として使用されています。大腸菌群数などが多く検出される結果も出ています。豚舎敷地内からの排水はどのようになっているのか伺います。排水についての改善を指導すべきと考えますが、見解を伺って1回目の質問を終わります。           〔20番 加藤和雄議員質問席に着く〕 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。           〔市長 二階堂 馨登壇〕 ◎市長(二階堂馨) 加藤和雄議員の負担は限界、払える国保税についてのご質問にお答えいたします。  初めに、今回の引き上げは市民に一層の負担増を強いる結果となるが、どのように考えるかについてであります。前回の改定時、平成25年度における世帯当たりの保険税の引き上げ額が1万8,626円であったことと比較すれば、全体的に厳しい改定率であると認識しているところであり、特に所得の低い世帯の皆様には相当の負担をお願いしなければならないことを大変心苦しく感じているところであります。しかし、高齢化の進展や医療技術の高度化等に伴う医療費の伸びに加え、被保険者の年齢構成が高いことなどの構造的な背景もあり、国民健康保険事業の運営はますます厳しくなっております。具体的には、平成26年度の実質単年度収支は約4億円の赤字が見込まれ、平成27年度以降も同程度の赤字が予測される状況を勘案すれば、円滑な運営を可能とするためには一定程度の国保税率の改定はやむを得ないものと考えております。  次に、なぜ一般会計からの繰り入れでの負担軽減を図らなかったのかについてであります。12月議会の時点では、税率改正を行っても、なお不足する分について基金で対応するには厳しい残高であったため、一般会計からの法定外繰り入れも検討いたしましたが、赤字の見込み額が縮小したことから、基金の繰り入れで対応できることとなったものであります。  また、国保会計は独立した特別会計でありますので、一般会計からの法定外の繰り入れは国民皆保険といえども、国保加入者でない市民の皆様にも負担を強いることになることから、基本的には行うべきではないという考えは12月議会時も今も変わりはありません。国もその趣旨から法定外の繰り入れは行うべきではない旨の通知をしております。このことから、赤字の解消はまずは税率改正と財政調整基金で対応すべきもので、一般会計からの法定外繰り入れは税率改正と基金での対応ができなくなった場合の最後に行う手段であると考えております。
     次に、生活の困難な低所得者への減免制度の拡充についてであります。当市では、保険税における減免について、地方税法の規定に基づき、災害、納税者または家族の疾病、負傷、事業の休業、廃業、営業不振、納税義務者の更生施設等への入所などを起因として、担税力が著しく低下したと認められた場合を対象とすることとしております。また、県内の他の市町村でも基本的には同じような内容で実施されております。しかし、全国的にはもう少し対象を広くしている事例もあることから、現在の減免の内容等について他市町村の状況や法律上の問題などを研究し、現行基準の拡充に向け、検討するよう担当課に指示しております。  次に、上中山大規模豚舎問題についてのご質問にお答えいたします。初めに、3回目の勧告以降の悪臭発生状況についてであります。悪臭防止法に基づき、平成26年10月7日に3回目の改善勧告を行い、11月6日に事業者から悪臭防止改善計画書の提出がありました。現在は計画書に基づいた作業を実施しているところでありますが、平成26年11月から平成27年2月までの悪臭発生状況につきましては、毎月2回、計8回実施しました臭気指数測定では、半数の4回で規制基準を超過しました。前年の同時期では8回中5回で規制基準を超過しております。また、苦情件数については、11月から2月までで54件、前年の同時期では62件となっております。  次に、1棟で最大の汚れた敷料の交換回数と量についてであります。悪臭防止改善計画に基づく敷料交換については、2週に1度の報告を受けておりますが、その中で最も規模が大きかったものは第12号舎で、平成27年2月19日から21日にかけて実施したものであり、2トンダンプ38台分の敷料搬出と42台分の敷料搬入が行われております。  次に、豚舎敷地内からの排水はどのようになっているのか、排水についての改善を指導すべきについてであります。豚舎や豚舎用の機器を洗浄した水については、おがなどの吸水材に吸わせ、堆肥とあわせて処理しており、敷地外へ排水は行っていないとのことであり、また事務所がある管理棟の浄化槽排水については、浄化槽法に基づく届け出の上、排水を敷地外へ流しているものであります。市が毎月実施する水質測定において、恒常的に汚れた水が出ている状況ではありませんが、一時的に数値に大きな変化があった場合は、事業者へ状況を確認し、改善すべき点については随時指導を行っております。  以上、答弁といたします。 ○議長(小川徹) 大山康一教育長。           〔教育長 大山康一登壇〕 ◎教育長(大山康一) 加藤和雄議員の就学援助の拡大についてのご質問にお答えいたします。  初めに、生活保護基準引き下げに伴う当市の就学援助に対しての影響についてであります。国の生活保護基準の見直しに伴う就学援助への影響については、就学援助制度の趣旨や目的、実態を十分考慮しながら、できる限りその影響が及ばないように対応するよう、国から指示が出ております。したがいまして、当市では平成26年度におきましても生活保護基準の引き上げ前の基準である平成25年度4月時点の生活保護基準を使用し、就学援助費の認定を行っており、このことで市民への影響が及ぶことはないものと考えております。  次に、クラブ活動費の対象拡充についてであります。昨年度の調査において、クラブ活動費を対象としている市は20市中4市となっており、支給していない理由としては、実態を把握することや認定対象外世帯との負担のバランスを図ることが難しいことなどが挙げられます。また、中学校のクラブ活動費を支給することを想定した場合、中学生の基準限度額に対象の496人で計算すると、1,468万円の予算が必要となることから、これまで以上の支給費目の拡大については、現在のところ考えておりません。  次に、新入学児童の負担軽減のため、支給を4月にできないかについてであります。当市を初め、多くの市では就学援助を前年の所得により審査を行って認定しており、その所得が確定するのは毎年度6月となることから、認定審査の前である4月に支給することは手続上からも難しいものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) それぞれ答弁ありがとうございました。  まず、国保の問題からちょっとやらせていただきます。国保については、本当に負担が限界だということで、多くの市民の皆さんからそういう声も寄せられていますし、実際やはり大変なんです。私、今回引き上げられたのでちょっと試算しました。夫婦2人、子供、中学1人、小学1、夫婦は41歳から59歳まで。なぜその年代にしたかといいますと、ちょっと生活保護基準と比べるためにこういうふうにさせていただきました。所得200万ですと、勤めていた場合、年間収入が311万8,000円になります。月にしますと約26万、実はきのう大沼議員が産業の振興の質問で、新発田市内の年間1人当たりの所得金額が県内でも低いと言っておられましたけども、その平均が243万だそうですね、所得が。それと比べてもらってもちょっといいかなと思いますけれども、年所得が200万、そうすると収入が311万8,000円、そうしますと月約26万円なんです。それで4人暮らすということなんですけれども、じゃ国保税が幾らになるかといいますと、月に3万488円なんです。そうしますと、それは引き上げ前です、3万488円。引き上げ後が月3万5,361円なんです。そうしますと、1年で国保税だけで、その所得で42万4,330円支払うことになるんです。これというのは、収入から311万8,000円から42万4,330円を引きますと269万3,670円なんです。そうすると、月にしますと22万4,472円なんです。この22万4,472円という額なんですけれども、これははっきり言って生活保護基準より低いんです。国保税払うと、もう生活保護基準以下になっちゃうんです。それだけ国保税が高いということです。大体引き上げ幅というのは平均でやるもんだから、ぐっと下がっているんですけども、この場合5万8,470円のアップなんです。生活保護基準なのに、それなのに5万8,470円、年間一気に上がるわけです。これでは生活できないのは当たり前なんです。だからこそ滞納がふえているし、収納率悪いと滞納整理ということで強行手段来る。本当にこれ一つとっても大変な実態なんです。だからこそ、引き上げるときは本当にいろんな階層をいろいろ調査しながら、やはりやっていただきたいと。このくらいかかるから、これをみんなで割っちゃうという、それでは市民の生活が立ち行かんです。その辺について市長の考え、お願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 国保税が各家庭生活の中で大きなウエートを占めているということは承知をしています。ですけども、そうはいっても私も国保会計を預かる者でありますので、やっぱり一定の法律、一定の制度、その中で運用していかなければならないというジレンマも当然あるわけであります。  加藤議員のほうで低所得者に対して優遇策あるいは何かないのかと再三言われておりますので、先ほど壇上での答弁にも申し上げましたけども、今回各関係法案を全部精査して、どれだけ救えるかどうか研究するように職員に指示をしたところであります。全国的にはわずかなようでありますけども、少し何か低所得者向けのようなのがあるんだということを聞いておりますんで、新発田もできればやりたいなというふうに考えているところであります。もうしばらくその研究する、調査をする時間をいただきたいというふうに思っております。  いずれにせよ、そのことも大事ですし、また特別会計という独立性も守らなければだめだし、ですから、でも市民の皆さん方が大変つらい思いをしているということも承知していますので、基金の中から今回は本来であれば1万5,000円ちょっとの値上げをせざるを得ないんでありますけども、基金を崩して1万3,000円台に何とかお願いをしたいということであります。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) 基金崩すというのは聞こえはいいですけども、今までも3億、4億、ずっと崩してきているんです。以前基金が12億くらいありまして、平成22年度は12億4,000万あったんですけども、基金を2億7,500万くらい崩しています。23年度は3億5,000万崩しています。24年度も3億1,000万、25年度でちょっと引き上げあったんで、1億1,000万、26年度は私、まだ会計出ていないんで、わからないんですけども、そういうことで基金が25年度の段階で3.1億円くらいあったんですけども、そういう中で今までも多くの基金を使って何とか抑えてきているわけですので、その辺でもうちょっと今回基金使うといっても5,000万くらいですか、だと思うんですけども、やはりそういうことを本来やっていっていただきたかったなと思います。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) ご指摘のとおり、約5,000万を基金を崩さざるを得ないわけでありまして、これは少し加藤議員にもわかってほしいんでありますけども、ずっと議員になって、まさにミスター国保と言われるほど関心を寄せていただいて、本当にありがたいと思っているんです。そういう意味では、国保税が高い高いといって、何とか引き下げろと、こういう一方の論陣を張って、それはそれで結構でしょう。あるいはこれだけ基金14億もあるなんていうのはおかしいじゃないかと。基金を崩して、少しでも国保税を支え合おうと、こういうことであります。ですから、結局21年度だったと思います。あのときに税率を下げなければ、あの基金がずっと長い間、市民の皆さん方がその恩恵にあずかれたんです。そのとき、基金は崩せ、そして国保税は下げれって、こうやってがくん、だからその一時期の市民は大変なすばらしい思いをしたかもしれませんけれども、結果としてこう来ているということです。  そこで、私が市長になって、これ以上だと、もうとても国保がもたないということで、25年度に上げさせていただきましたけど、でも当時の水準までは届いていないんです。ですから、一気に、でも全部上げるわけにいかないので、段階で上げざるを得ないということで、27年度はそれでも12月議会でお答えしたときよりは、最終的には赤字額が4億を切って3億6,000万ぐらいになりましたし、基金も1億二、三千万ぐらいにはなったような気がします。それであれば、少なくても国保会計については、税の効率性からいっても、やっぱりその中で、まずなるべく独立性を保たせるという意味では、今回この範囲内で精いっぱいだったということでありますので、その辺もひとつご理解をいただきたい。気持ちはわかります。本当に気持ち。そのかわり、低所得者に対してはこれからしっかり職員に指示をさせて、法律の範囲内でどれだけ改正できるかやらせてみますので、もうちょっと調査をさせていただきたいと思います。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) 時間がないので、ちょっとぱっと行きますけれども、先ほど担税力が著しく低下した場合ということで、そういう場合は減免申請の対象になるんだと言われましたけども、まさに国保税払うと、もう税金も払えない、生活保護基準以下だということは担税力も何もないんです。もう担税力がないんです。だから、いろんな形でいろんな階層をやはり真剣にちょっとデータをつくって、どの世帯が大変なのかとか、どういうふうにしたら減免してやれるのかとか、そういうものをぜひ細かく分析していただきたいと思います。すごい能力の職員の皆さんおられるんで、ぜひお願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) まず、著しく担税力が落ちたという場合は、先ほど言ったように、失業だとか、あるいは災害とかいろいろ想定されます。これはもう当然そういう減免措置になるんでありますけども、今職員に指示をしているのは、まさに準要保護者や、あるいは特別障がいがある世帯、あるいはひとり親家庭など公私の扶助を受ける世帯であって、一定の所得が低い、基準を下回るような、そういう世帯を対象に、その人たちのどの程度まで手を差し伸べられるかという具体的に指示をしておりますので、もう少し調査をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) じゃ、上中山の問題でちょっと行きますけれども、先ほど3回目の勧告から2月までということで、8回やったうち4回で出ていると。最近出たのが2月の26日に堆肥舎直上で17かな、そして別荘のほうで15出ています。これは2月の26日なんです。というのは、これが出たというのはすごく意味があるというか、意味が強いものがあるんです。というのは、3回目の勧告でそれぞれ豚の入れかえで、入れかえのところから措置が始まっていくということで、たしか2月の11日で全部きれいになっているんです。勧告の措置を終わっているんです。そこからまた汚れたら随時敷料をかえていくということなんですけども、10月の18日から始めて2月の11日にもう全て措置が終わって、いい環境で回転しているということになっているんです。それが2月の26日に法違反の臭気指数が出たというのは大きな問題だと思うんで、その辺市長の見解お願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 今言った2月26日は、ちょっとつまびらかに私は知っているわけではありませんので、課長に知っているんであれば答弁をさせたいと思いますが、いずれにせよ、この3月で新しい敷料の10リットル当たり6.5キロの関係が約4カ月近くになるんだろうと思っています。業者側も少し豚舎内の何か作業の関係もあって、改善をいろいろやっているようだというふうな話を聞いておりますし、間もなく今度専門家に来ていただいて、豚舎調査をさせるということも入っておりますので、改善まではまだ行っていないなと、臭気の発生状況あるいは苦情をいただいている件数から見ると、まだ完全に改善をされているというふうには私は認識しておりません。ただ、業者のほうも少しはそういう意味で努力をしているんだということは担当課から聞いているので、2月の26日の関係については、今初めてお聞きをいたしましたので、担当課のほうでその件をどう把握しているのかちょっと答弁させます。 ○議長(小川徹) 菅一義環境衛生課長。 ◎環境衛生課長(菅一義) ただいまの26日の件でございます。確かに12を超えて議員のおっしゃるとおり、17、15ということで2つありました。これにつきましては、私どもも当然事業者にどういうことだということで毎回超えれば報告を求めていることでございますけれども、その報告も地元の皆さんに報告があれば、全てその情報を流しております。現在も流してあるところでありますが、そのところにもよります、私どもの聞き取ったところによりますと、2月の中旬からちょうどはかる25日くらいまでの間に、かなり頭数的には5豚舎ぐらいで入れかえが行われていたということで、そういう意味では入れかえ作業が相当頻繁に行われていたということでありまして、私どもも6.5を超えない、超えたら速やかにかえるということでありますが、先ほども市長からもありましたように、豚舎を改善するなり、業者もどのようにかえれば一番効率いいのかということで、まだ過渡期だというか、途中だということも話も聞いておりまして、ちょうどその交換の時期が重なって、たまったということは、じゃそれで本当にいいとは決して私どもは言っていなくて、そういうところを改善するんだよということで今後先ほども市長からもありましたように、日にち的には3月の25日でありますけれども、専門家と豚舎の中に入って、かえ方だとかどのようにするのかということを十分指導していきたいというふうに思っております。  以上であります。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) 私、なぜ重要かというのは、措置が終わって、もう完全ににおいが出ないようになっているのが一応2月の11日だったもんですから、その後に出たということは、何ら効果がないというのかわかりませんけれども、やっぱりちょっと問題だと。改善勧告出しているのに、業者がきちっとやっていれば出ないはずなのに出るということなんで、その辺での対応、今までより厳しくやっぱり対応してもらわないと、今までと同じように、ただどうして出たのかという、それだけじゃちょっとだめだと思うんですけども、それ要望しておきます。  それで、水の問題なんですけれども、この水もすごく甘いんです。豚舎建てるとき、水の関係、地元の同意もとっていないし、そういう中で水は一切流さないということで、流さないからとらないんです。さっきも言いましたよね。流さないと、おがくずか何かでやって。だけど、流れてくるのが汚いということは、やはり道路が汚れていれば当然雨水で外に出る。これも重大なことは、そこからしか水とれない田んぼがあるんですよね、そこの水しかとれない田んぼが。その田んぼが、じゃどうなっているかというと、土は黒くなったり、ぬるぬるした水が来たり、本当に気持ち悪いという、そういうふうに聞いていますし、この水の問題もずっと前から言っているんだけども、水質汚濁防止法に云々云々とかいろいろ言って、市がなかなか指導してくれないんです。その辺ちょっとコメントをお願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 確かに約束では水を排水しないという約束のもとになっているということは聞いております。  ただ、今管理棟については、浄化槽等でやっているということで、そちらの法律があるんですから、そちらを今度私のほうで規制するということは、また当然できないわけであります。  ただ、聞くところによると、作業ミスで少し何か流したということを聞いて、大変下流の方々にご迷惑をかけた、そのときは強く指導したというふうには聞いておりますけども、より一層、たまたまなんていうことは許さないぞというぐらいの気持ちで、しっかり指導するように担当課長には指示をしたいというふうに思っております。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) 浄化槽でも普通私どもとか浄化槽つけた場合、どこか流さんとだめなわけですから、浄化槽をつければそれなりの同意だとか、それなりの話がどうしても必要です。これナカショクが林地開発したとき、もう一切流さないと、浄化槽だってもくみ取り式でやるということで許可とっているんです。それはもうそういうことで地元に話しして、地元からは同意得られないけども、そういうふうにしてきているんです。それなのに、勝手に浄化槽はつける、勝手に浄化槽から外流す、そして田んぼの中に汚いのを流す、入ると。田んぼの水というのは、そこからしか来れないんです。ただ、ちょっと薄まりますけど、もう一本脇に山から来る水があって、そこでちょっと薄まってくるんです。だけども、私農業用水の入り口の水質のデータいただいているんですけども、これは明らかに豚舎から来る汚いのが入っているということです。あんなに、昔は豚舎できる前はきれいな水が、今こんなふうになっているんです。だから、その対策を何とか練っていただきたいなと、話し合うなり何とかできないもんでしょうか、その辺お願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) 今もちょっと打ち合わせをいたしましたけれども、やっぱり浄化槽法で排水をすることができるわけでありまして、そこをただ普通であれば私も加藤議員も同じ常識です。当然そのことについて、下流の皆さん方に同意をとっていくというのは当然なんでしょうけども、しかしそのことをすることは法律上はできるということ、ここが今悩ましいというか、加藤議員の言わんとすることを否定しているわけじゃないんです、私は。そうなんだけれどもということなんで、何ともそれはただただ浄化槽は今管理をきちっと業者にして、そしてきれいな一定の排水をしているかどうか、そこに対してだけはきちっとできるんですけども、流すこと自体を今私の思っているもので何か規制するということはできない。ただ、普通であれば、まさに皆さん方からのお願いをして、そしてやる、それがその地域で生きるということの私はマナーなような気がします。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) それから、やはりあそこも調整池幾つかあるんで、みんな多分場内の排水が調整池に入って、調整池の上水が外に出てくるような仕組みになっているんです。だから、よっぽど調整池が汚いか何かでないと、こんな一連のデータ、多分出ないと思います。だから、雨がいっぱい降れば、上水流れちゃうし、そういう中でこういうデータが出るというのは、あの調整池がやっぱり相当汚れているんじゃないかなと思われます。ぜひ立入調査したとき、そこの水をちょっとくんでもらって、水質検査していただきたいなと思いますけれども、ちょっとコメントをお願いします。 ○議長(小川徹) 二階堂馨市長。 ◎市長(二階堂馨) わかりました。その旨、立入調査に入るときには、担当職員にそのことを伝えたいというふうに思います。 ○議長(小川徹) 加藤和雄議員。 ◆20番(加藤和雄議員) 上中山の方たち、きょうも見えられていますけれども、本当に11年という長い年月なんです。今でも悪臭で困っているし、何とかやはり早期解決を図っていただきたいということを要望して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。  ───────────────────────────────────────── ○議長(小川徹) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。           午後 3時35分  散 会    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。      平成27年  月  日        新発田市議会 議 長   小  川     徹               議 員   若  月     学               議 員   渡  部  良  一               議 員   佐  藤  真  澄...