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  1. 海老名市議会 2024-06-10
    令和 6年 6月 文教社会常任委員会-06月10日-01号


    取得元: 海老名市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-18
    令和 6年 6月 文教社会常任委員会-06月10日-01号令和 6年 6月 文教社会常任委員会 文教社会常任委員会会議録 1.日時  令和6年6月10日(月)午前9時開議 2.場所  第1委員会室 3.出席委員  7名         ◎戸 澤 幸 雄  ○大 塚 真 樹   宇田川   希          松 本 正 幸   葉 梨 之 紀   ありい あいこ          伊左次 雄 介 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員  17名         保健福祉部長     中込 明宏   同部次長子育て担当)                                      奥田ともみ         同部次長(健康・保険担当)      同部次長福祉担当)                    金指 芳子             山田 志保         障がい福祉課長    石黒 和彦   同課障がい福祉係長 工藤麻由子
            同課主査       大塚 啓司         教育部長       江下 裕隆   教育支援担当部長  麻生  仁         教育部次長      吉川  浩   教育総務課長    西海 幸弘         同課施設係長     瀬戸 圭一   教育支援課教育支援担当課長                                      小薗  洋         同課指導係長     土屋 葉子   同課副主幹     鈴木  真         環境政策課長     小野寺智子   同課環境共生係長  杉浦 裕樹 7.委員外議員  なし 8.傍聴者  (1)議 員 2名          田 中 ひろこ   三 宅 紀 昭        (2)その他 5名 9.事務局  5名         事務局長      小松 幸也   事務局次長     中島 真二         議事調査係長    田代 貴之   副主幹       江﨑 英俊         主事        溝呂木好弥 10.付議事件  1.陳情第6-8号 海老名市内小中学校において太陽光発電設備蓄電池導入促進に関する陳情書                              (以上1件令和6年5月27日受理)         2.報告事項 (仮称)障がい者ケアセンター建設に伴う中間報告について         3.報告事項 第4期えびなっこしあわせプランについて         4.その他 11.会議状況                            (午前8時59分開議) ○委員長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより文教社会常任委員会を開きます。  本委員会を傍聴したい旨の申出がありました。委員長はこれを許可することにいたします。  暫時休憩といたします。                    午前9時休憩                    午前9時1分再開委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  初めに、日程第1 陳情第6-8号 海老名市内小中学校において太陽光発電設備蓄電池導入促進に関する陳情書議題といたします。  陳情内容について、所管部現状説明等があればお願いいたします。 ◎教育総務課長 それでは、陳情に対する所管部説明でございます。  地球温暖化対策が喫緊の課題となっている中、海老名市では、令和4年11月にゼロカーボンシティを宣言し、2050年にCO2排出量実質ゼロを目指して取り組むことを表明いたしました。また、海老名地球温暖化対策実行計画の中で、新規供用施設では、太陽光発電設備などの設備、機器を導入することなどで省エネ推進に努めることとしてございます。  現在、市内小中学校太陽光発電設備設置状況といたしましては、東柏ケ谷小学校南棟校舎屋上設置をいたしまして、発電した電力を校内で活用してございます。この設備は、平成19年に南棟校舎建て替えした際に設置したもので、そのほかの小中学校には太陽光発電設備設置はございません。  しかしながら、学校施設においても、太陽光発電などの導入陳情で示された4項目について大変効果のある取組であるというふうには認識してございます。  しかしながら、一方で、既存の校舎屋上などに太陽光発電設備設置することは、太陽光設備や、それに付随する鉄骨の重量などがあるため、既存建物への荷重であったり、耐震性に影響を及ぼす可能性があることなどが懸念されます。  本市の学校施設は築40年から50年が経過しており、学校施設整備計画において、今後の施設在り方、方針が示されていることから、将来見込まれる建て替えなどのタイミングに合わせ、導入に向けた研究を進めてまいりたいと考えてございます。  なお、ご心配いただきました、自家発電設備燃料確保につきましては、本市は自前で給油所を保有し、燃料を備蓄しているため、災害時においても安定的に電力を供給できるような体制を整えていることを申し添えます。  説明は以上でございます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆ありいあいこ 委員 ご説明ありがとうございます。こちらの陳情内容を確認しまして、私もこれが実現していけば、気候危機対策としても、また、海老名市の防災への対策としても有効であるのかなというふうに思います。海老名市がゼロカーボンシティ実現に向けて、昨年行ったポテンシャル調査の結果を見ましても、建物への太陽光発電設置ポテンシャルが高かったと思うのですけれども、その中に小中学校も入ると考えてよろしいのでしょうか。 ◎教育総務課長 先ほど申し上げましたように、小中学校においては、建て替えなどのタイミングにおいて太陽光発電設備設置について研究してまいりたいと考えてございます。 ◆松本正幸 委員 市としては建て替えタイミングに合わせて考えている、検討するということなのですけれども、実際、場所さえあれば太陽光発電設備というのは可能ではないかと思うのですが、その辺の見解を伺いたいと思います。 ◎教育総務課長 確かにいろいろな場所が想定されるかと思うのですが、建物屋上などが一般的なのかなと思います。太陽光パネルだけではなくて、その後、校舎の中の電気の配線だとか、そういうのにも影響いたしますので、一概には何とも言えません。 ◆松本正幸 委員 太陽光発電設備について、災害時に使用ということで、国からも多分補助金が出ると思うのですけれども、そういうふうな補助金を活用して進めていく、そういう考えがあるのかないのか、伺いたいと思います。 ◎教育総務課長 設置をする場合には補助金等を活用してまいりたいと考えてございます。 ◆葉梨之紀 委員 太陽光は電源としてはそんなに大きくないので、かなり広いスペース太陽光パネルをやらなければいけないということと、それから、蓄電池が今物すごくお金がかかるのですね。僕の家のやっただけでも400万円近くかかりました。蓄電池だけで。家の屋根を太陽光パネルにしたのですが、そういうことからすると、まだまだこれから開発されて、もっと安くなるのではないかなという気がするので、あまり急ぐ必要がないような、そういう気がしますが、いかがでしょうか。 ◎教育総務課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  次に、本件の取扱いについて意見がありましたらどうぞ。 ◆宇田川希 委員 私のほうから意見を申し上げます。  今回の陳情の要旨というのは、小中学校において太陽光発電設備蓄電池導入促進を希望するということで、今回、陳情が上がっております。当然、様々な理由考えると、すぐにというところはなかなか難しいのかなというふうにあるのですが、これから小中学校太陽光発電設備蓄電池導入するということは、ここにも書かれているように、学校施設での環境教育の一環であったり、省エネ、カーボンニュートラルの実現であったり、緊急時の非常電源ということであります。私もそのとおりではないかなというふうに思っております。  ただ、やはり市では、学校施設整備計画検討との兼ね合いもありますので、直近、すぐにでなければというところもありまして、今後の考え方として希望していくということでありますので、内容については私はよろしいのではないかというふうに、賛同したいと思いますので、趣旨了承ということで、意見とさせていただきます。 ◆松本正幸 委員 私は趣旨了承でいいと思います。理由は、陳情者が言うように、今、燃料がなくなった場合、燃料でやられているのですけれども、それが困難になった場合、太陽光発電設備蓄電池で得られた電力を活用していくという、そういう面では、できるだけ早く実現していってもらいたいという、そういう意味を込めて、趣旨了承でお願いしたいと思います。 ◆葉梨之紀 委員 ここに緊急時ということが書いてありますが、緊急時とは大体災害時だろうと思うのですが、内閣府が言っている南海トラフ大地震のときに、富士山の噴火が予想されているわけですが、この場合に相当な光なんかも遮ってしまうだろうと、それから、コンピューター自体が使えなくなるだろうということを地質学者が言っております。ですから、どの程度、これが緊急時に役に立つのか、実際にそれを証明するような何らかのことが必要ではないかと考えます。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに意見もなければ意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。  それでは、陳情第6-8号について採決に入ります。陳情第6-8号を趣旨了承とすることに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○委員長 挙手多数であります。よって陳情第6-8号につきましては趣旨了承と決しました。  席替えのため、暫時休憩といたします。                    午前9時11分休憩                    午前9時14分再開委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第2 報告事項 (仮称)障がい者ケアセンター建設に伴う中間報告についてを議題といたします。  なお、保健福祉部長から資料提示の申出があり、この申出を許可しておりますので、ご了承願います。  保健福祉部長説明を求めます。 ◎保健福祉部長 委員の皆様には、本日お時間をいただきましてありがとうございます。現在進めてございます(仮称)障がい者ケアセンター建設に伴う中間報告をさせていただきたいと思います。  説明につきましては障がい福祉課長よりご説明申し上げます。 ◎障がい福祉課長 それでは、ご覧いただいております資料、「(仮称)障がい者ケアセンター建設に伴う中間報告について」に基づいてご説明させていただきます。  1の設計業者についてでございます。令和6年3月に実施いたしました(仮称)障がい者ケアセンター設計業務委託公募型プロポーザルにおいて、最優秀提案者として株式会社シーラカンスアンドアソシエイツが決定いたしました。  次に2の設計案に対する家族会等の主な意見についてでございます。設計を進めるに当たりまして、令和6年4月26日に、わかば会館におきまして、わかばケアセンター利用者家族及び指定管理者に対し、(仮称)障がい者ケアセンター建設に伴う設計業務関係説明会を実施いたしました。ご利用家族を中心にいただいたご意見につきましては、支援を効率化するため、利用者生活する居室、ケアルームですとか特浴室ですね――をまとめてほしい、あとは、水害対策として、浸水想定に合わせた強固な建築物にし、安全に避難できるようにしてほしい、車寄せ駐車場は雨に濡れないようにしてほしい、敷地内に緑地等憩いの場が欲しいというような内容のご意見をいただいております。  3の設計案についてでございます。説明会においていただきましたご意見を踏まえ、設計案に反映した内容としております。1番目として、ケアルームを2階にまとめまして、支援の動線や生活利便性を確保しております。2番目として、有事の際の避難経路としてスロープの設置万が一、水害に見舞われた際にも、発生後の復旧を考慮し、2階部分に主な機能を集約し、1階部分RC造として第2の地面と捉え、2階に木造平家建てが乗っている構成で計画しております。また、1階は、乗降スペースを広く確保し、雨に濡れずに送迎できる設計としております。  今回ご用意させていただきました模型につきましては、いただいたご意見を踏まえ、設計案に反映したものでございます。現時点での案でございますので、今後も利用者家族等からご意見を伺い、よりよい施設建設を進めていきたいと考えております。  なお、用意した模型につきましては、予算決算常任委員会文教社会分科会終了後に再度準備いたしますので、ぜひお近くでご覧いただければと存じます。  4のスケジュール(案)でございます。スケジュールといたしましては、12月までに設計を終え、12月補正予算にて建設費等を計上させていただきたく考えてございます。  建設工事は14か月を見込んでおりまして、竣工は令和8年5月頃を目指しております。利用者に新たな場所での活動に少しずつ慣れてもらいながら、令和8年9月の開所を見据えてございます。  以上、大変雑駁な説明でございますが、(仮称)障がい者ケアセンター建設に伴う中間報告についての報告とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑意見に入ります。質疑意見のある方はどうぞ。 ◆葉梨之紀 委員 障がい者の施設として、僕は県の障がい者施設や七沢のリハビリテーションセンターなんかにも出張で行っていた覚えがあるのですが、移動が非常に難しい、突然、災害が来た場合なんかに、そこに家族が迎えに来たり、車で送迎するなんていうことはまず夢でございます。そうしますと、こういう施設に泊まるような、簡単なものでもいいのですが、家族が落ち着くまで預かるような、そういう場所が必要なのではないかという気がするのですが、僕の経験からは、そうでないと、家族が迎えに来れないとか、本人たちはどうするのだろうと、その日その日だけのものしか持ってこないです。普通は、こういうところには。そういうことを懸念しますが、いかがでしょうか。 ◎障がい福祉課長 こちらの施設は、緊急時、発災時等、ご利用者万が一、家に帰れないということになったときに、将来的には福祉避難所というような形での位置づけを考えておりますので、当然、利用者がそこで避難できるような体制、食事の面ですとか、ベッドの面とか、そういった部分に関しては考えております。 ◆葉梨之紀 委員 僕は東日本大震災に3年間ぐらい行きましたけれども、避難所に収容した場合に、非常にお世話が大変なのですね。そういうことを考えると、一般の人と同じような考えでいられるかどうか、果たしてそこまで搬送できるかどうかとか、その辺を懸念しますが、考えていらっしゃるでしょうか。 ◎障がい福祉課長 災害に関する避難計画等につきましては、施設の形状がしっかりした時点で、しっかりと考えていきたいと考えております。 ◆ありいあいこ 委員 緑地を求めているということで、芝生外観イメージのところに書いてあるのですが、こちらは本物の芝生を想定しているのでしょうか。 ◎障がい福祉課長 資料にあります外観イメージで今緑になっているところは、ケアセンター敷地外部分になりますので、緑地に関しては施設の中でどの程度つくっていけるかというところも、今後、設計を進めていく中でしっかりと考えていきたいと考えております。 ◆ありいあいこ 委員 家族会の方とお話ししたときに、近くに大きな道路があることで、施設の揺れ、あと、音ですとかに敏感な障がいがある方で気になると言っていた方がいたと記憶しているのですけれども、そのようなことは何かお話としては出ておりますでしょうか。
    ◎障がい福祉課長 4月26日の説明会のときにもそういったご意見をいただいております。今回、設計において、当初、木造ということで考えておったのですけれども、そういったご意見を基に、1階から2階の床までをRC造にするということで、微振動ですとか、あと、騒音の部分に関しては、建物を造る中で防音にするとか、そういったことで対策をしっかりと考えていきたいと思っております。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑意見もないようですので、質疑意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑意見を終結いたします。  本件報告でありますので、ご了承願います。  暫時休憩といたします。                    午前9時23分休憩                    午前9時24分再開委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第3 報告事項 第4期えびなっこしあわせプランについてを議題といたします。  教育支援担当部長説明を求めます。 ◎教育支援担当部長 それでは、第4期えびなっこしあわせプランについて概要をご説明いたします。お手元のリーフレットの資料があるかと思いますので、ご覧いただければと思います。  1枚目の資料になります。えびなっこしあわせプラン海老名子どもたち1人1人が、今と将来にわたって、自己実現を果たし、社会の一員として自分の力を発揮して、幸せに生きることを目指して、家庭、地域、学校、行政が力を合わせて取り組む教育計画でございます。  1枚目の資料左下あたりになります。このプラン平成26年度から第1期の取組が始まり、その時々の教育課題等を踏まえ、重点項目等見直しながら進めてまいりました。今回ご報告するのは、令和6年度から令和8年度まで、3か年の第4期えびなっこしあわせプランでございます。  第4期えびなっこしあわせプランでは、授業改善実践教育支援体制の充実、みんなで取り組む学校づくり推進を3本の柱として重点的に取り組んでまいります。そして、包摂性キーワードに、これまでの学校教育活動学校在り方教育行政取組見直し、その改善を図り、海老名の全ての子ども1人1人の学びと生活を保障してまいります。  今回、第4期えびなっこしあわせプランキーワードである包摂性といいますのは、英語のインクルージョンの訳語で、包み込んで取り込むこと、異なる意見や立場、文化や価値観などを受け入れ、調和を図ることという意味で使われております。本市が今年度より、神奈川県との協働により進めているフルインクルーシブ教育推進や、令和5年4月に策定された海老名教育大綱に示された「誰ひとり取り残さない教育」の理念とも重なる取組と言えます。  2枚目の資料をご覧いただければと存じます。先ほどご説明した3つの柱となる取組についての概要説明でございます。例えば中央にあります、授業改善実践推進委員会では、市内小中学校から各校の研究担当教員に集まっていただき、市教育委員会指導主事と共に、授業改善に向けた具体的な研究を進めてまいります。  その他の取組については後ほどご高覧いただければと存じます。  1枚目の左上あたりをご覧いただければと思います。第4期えびなっこしあわせプランでは、このような推進委員会協議会等、計10の委員会等を組織しており、教職員以外にも学識経験者保護者関係団体代表者等にもご参加いただき、それぞれの立場や経験、見識からのご意見等をいただきながら、今日的な教育課題への対応を目指しているところでございます。  以上雑駁ではございますが、第4期えびなっこしあわせプラン説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑意見に入ります。質疑意見のある方はどうぞ。 ◆ありいあいこ 委員 たくさんの保護者の方の意見が取り入れられて進んでいったらいいなと思うのですが、えびなっこしあわせプラン推進委員会構成メンバーとして、校長代表2名、総括教諭・教諭4名、保護者代表1名ですけれども、この1名というのがすごく少ないように感じるのですが、これは何か理由があるでしょうか。 ◎教育支援担当部長 えびなっこしあわせプラン推進委員会につきましては、えびなっこしあわせプラン全体の進捗状況ですとか、方向性について話し合う場ということで、保護者代表につきましては、市内のPTAのほうに選出を依頼して、1名のご参加をいただいています。そのほか、例えばフルインクルーシブ教育推進協議会ですとか、保護者負担経費あり方検討委員会等、具体的な話合いをするような協議会委員会には、1名ではなく、複数の保護者に参加していただいているところでございます。 ◆ありいあいこ 委員 今言ったようなその下にある様々な検討会複数人ということですけれども、これは大体2人とか3人とか、そういうイメージでよろしいですか。 ◎教育支援担当部長 委員会協議内容によって、小学校、中学校それぞれの保護者に出ていただいたり、あと関係団体保護者の方に出ていただいたりということで選出しております。 ◆ありいあいこ 委員 できれば、団体などに所属していなかったりですとか、普通の一般的な生活をしている保護者の方の声もどんどん拾っていただきたいという思いがありますので、様々な方法を取っているとは思うのですけれども、直接こういった委員会等に入りたい方がいるのであれば、もう少し門戸を広げて声をかけて、やりたい方がなかなか時間も難しかったりですとか、そんなにたくさんは手が挙がらないというのもあるかもしれないのですけれども、もしいるのであれば、そういう方が積極的に参加できるような体制というのはぜひ取ってほしいと思っておりますので、こちらは申し上げて質疑を終わりたいと思います。 ◆宇田川希 委員 「みんなで取り組む学校づくり推進」というところで、一番下の二重丸のところで、「学校予算の主体的な執行のための見直し改善」、「学校予算の運用における協議研究改善」とあるのですけれども、これは具体にどういうことなのか、教えてほしいのです。 ◎教育支援担当部長 学校予算については、ある程度、学校裁量予算執行ができます。そういった予算を計画的かつ効果的に執行する上で、各校の先進的、もしくは参考となるような取組状況を情報共有して、それをまた校長会に返していったり、19校の実践をみんなで共有して、効果的かつ有効に予算を使えるように、意見等を出していただいているところでございます。 ◆宇田川希 委員 裁量は分かるのですけれども、「主体的な執行のための見直し」と書いているので、何か見直すべきことが多くあるのかなというふうに私のほうでは捉えたので、今聞いたのですが、その辺、いかがですかね。 ◎教育支援担当部長 学校予算在り方については、ここ数年でも予算額も含めて学校のほうで市教委協議しながら、全体の仕組み等見直しを図っているところですので、そういった意味で大きな枠、そして、学校の中での執行についても、前年度等の執行状況とか、中身を見ながら、よりよいものに見直していこうということで話合い等を進めているところでございます。 ◆葉梨之紀 委員 こういう取組は大事なことだろうとは思うのですが、僕は1つ、教育については、全てが無料で大学まで行けることが、今後、将来のことですけれども、必要ではないかという考えを持っております。スウェーデンがそうですね。保健、福祉、医療とか、教育については、大学卒業まで全て無料でやっております。あそこはその代わり税金が給料の半分ぐらい取られるというようなことが出ておりますが、そういう意味では医療、福祉、それから、教育なんかについては全てが公務員なのですね。これが新自由主義、1980年代から起こったような、とにかく公的なお金はなるだけつぎ込まないようにしろと、商売をやらせろというような考えと真っ向からぶつかるわけですが、その辺は非常に格差が起こったり、貧困が起こったりすることを防げるというようなことで、北欧諸国はその辺が非常にうまくいっているのですね。アメリカにしろ、ヨーロッパなんかにしろ、公的なお金はなるだけつぎ込まないように縮小して、いろいろな企業にもうけさせろというような考え方がいろいろな問題を起こしているということからは、そういう考え方が必要かなという気もしているのですが、どうお考えでしょうか。 ◎教育支援担当部長 今、委員のおっしゃられた課題は非常に大きな課題だと思いますので、このしあわせプランの中でどうこうということは私はご説明は難しいと思うのですが、しあわせプランの中にも、保護者負担経費のあり方検討委員会というものを設けておりますので、市として様々な保護者負担軽減の政策を取り組んでいるところですが、さらにそれを見直したり進めたりするようなこともこの委員会で含まれていますので、そういったところでも話題にしていければと思っております。 ◆大塚真樹 委員 「みんなで取り組む学校づくり推進」というところで、「こども、教職員、保護者、地域、市民と連携・協働した学校運営」という部分と、あと、「教育支援体制の充実」というところの「学校包摂性を高めるため支援環境の整備と支援活動を充実します」という部分が、恐らく連携してくると思うのですけれども「地域、市民と連携・協働」という部分では、どういう形で協働を今考えているのか、ざっくりと、教えていただきたいと思います。 ◎教育支援担当部長 地域の方との連携、協働という部分では、「みんなで取り組む学校づくり推進」の中の「コミュニティ・スクールの推進」というところで、「学校運営協議会の充実」という部分で、各校、委員の選出、運営方法等工夫しながら、基本的には地域との結びつきとか、地域との協働について日頃から話合いを進めておりますので、こういった組織を核として、より進めていければと考えております。 ◆大塚真樹 委員 コミュニティ・スクール、学校運営協議会というのは、私も4年ぐらい前に一緒にやっていたのですけれども、やっぱり学校の先生は、地域のことをあまりよく知らない先生とかも多くて、そういうのがすごく重要だという思いがあります。子どもたちにも地域特性に合わせた授業であったり、教育であったりというのがすごく大事だと思っておりますので、早急にでも学校運営協議会、コミュニティ・スクールをしっかり確立させていただいて、教育のほうに進めていただければと思っております。  あと、もう1点なのですけれども、フルインクルーシブ教育というところで、今週末ぐらいからですか、教育長とかとのミーティングが入ると思うのです。私も参加するのですけれども。今、一般の子ども保護者よりも、障がいのある子ども保護者のほうから申出が多くて、うちの子どもが一般の教育に入ったときに、皆さんに迷惑をかけてしまうのではないかというのをすごく懸念されている方が多いのです。その方たちの心配事というのも吸い上げていきながらやっていければいいと思うのですけれども、そういう方からの意見の聴取はされているのでしょうか。 ◎教育支援担当課長 これから対話の場を進めていくに当たりまして、市民の方々、保護者の方々に周知を図っております。今、確かにフルインクルーシブ教育ということで、フルという言葉の持つ意味が皆さんの理解によって様々な解釈が分かれておりますが、我々が目指すものとしては、海老名市の全ての子どもが同じ場で、共に学び、共に育つ環境の実現をうたっておりまして、その子がその子らしくいられるように環境の実現を考えていくということを考えております。今回、初めて我々の取組の第一歩として対話の場を持っていきますので、もちろんそういった方々のご意見も伺わせていただいたりすることもありますし、あとはそれぞれの障がいの関係団体の方々とも今後対話の場を持っていく予定でございますので、そういったところで話はまたいろいろ聞かせていただいて、共に考えていきたいと考えております。 ◆大塚真樹 委員 フルインクルーシブ教育というのは様々な意見が今多く出ております。その方たちの不安という部分もしっかりと考えていただいて、これ、神奈川県とも協働でやっている事業でありますし、ぜひとも成功したいと私も思っておりますので、協力してやっていければいいなと思っております。よろしくお願いします。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑意見もないようですので、質疑意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑意見を終結いたします。  本件報告でありますので、ご了承願います。  次に、日程第4 その他に入ります。各委員から何かありますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 各部長から何かありますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして文教社会常任委員会を散会いたします。                                    (午前9時41分散会)...