海老名市議会 > 2024-03-27 >
令和 6年 3月 第1回定例会-03月27日-06号

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  1. 海老名市議会 2024-03-27
    令和 6年 3月 第1回定例会-03月27日-06号


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    最終取得日: 2024-09-18
    令和 6年 3月 第1回定例会-03月27日-06号令和 6年 3月 第1回定例会 令和6年3月27日(令和6年第1回定例会第6日目) 令和6年3月27日午前9時30分、第1回海老名市議会定例会海老名市役所議事堂に招集した。 1.出席議員   22名              伊左次雄介議員    たいら学 議員              さのるみ 議員    藤枝ふみひこ議員              三宅紀昭 議員    ありいあいこ議員              鈴木さよ子議員    葉梨之紀 議員              大塚真樹 議員    森 英之 議員              森下賢人 議員    大下久美 議員              星 伸一 議員    たち登志子議員              吉田みな子議員    松本正幸 議員              倉橋正美 議員    宇田川希 議員              永井浩介 議員    藤澤菊枝 議員              戸澤幸雄 議員    田中ひろこ議員 2.欠席議員   なし 3.議事日程   日程第1  議案第4号  海老名市一般職の職員の給与に関する条例及び海老名市一般職の会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について
            議案第5号  海老名市非常勤特別職等の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について         議案第6号  海老名市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部改正について         議案第32号 工事請負契約の締結について(海老名市立中新田小学校校舎外装改修工事)                               (以上4件総務常任委員会報告)   日程第2  議案第7号  海老名市介護保険条例の一部改正について         議案第8号  海老名市介護保険給付費等準備基金条例の一部改正について         議案第9号  海老名市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部改正について         議案第10号 海老名市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正について         議案第11号 海老名市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について                       (以上5件文教社会常任委員会報告)   日程第3  議案第12号 海老名市地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について         議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正について         議案第14号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(柏ケ谷地区)         議案第15号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(市役所周辺地区)                             (以上4件経済建設常任委員会報告)   日程第4  議案第25号 令和5年度海老名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)                             (以上1件予算決算常任委員会報告)   日程第5  議案第26号 令和6年度海老名市一般会計予算         議案第27号 令和6年度海老名市国民健康保険事業特別会計予算         議案第28号 令和6年度海老名市介護保険事業特別会計予算         議案第29号 令和6年度海老名市後期高齢者医療事業特別会計予算         議案第30号 令和6年度海老名市公共用地先行取得事業特別会計予算         議案第31号 令和6年度海老名市公共下水道事業会計予算                             (以上6件予算決算常任委員会報告)   日程第6  議案第33号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第14号)   日程第7  議案第34号 令和6年度海老名市一般会計補正予算(第1号)   日程第8  保育士配置基準の引上げと保育士の処遇改善を求める意見書   日程第9  議員の派遣について   日程第10 所管事務の調査・審査について 4.付議事件   議事日程に同じ 5.説明のため出席した者 27名   市長         内野 優       副市長         萩原圭一   副市長        柳田理恵       教育長         伊藤文康   市長室・保健福祉担当理事          都市建設担当理事    松本潤朗              江成立夫   教育担当理事     小宮洋子       理事兼まちづくり部長  谷澤康徳   市長室長       澤田英之       財務部長        藤川浩幸   市民協働部長     告原幸治       保健福祉部長      伊藤 修   経済環境部長     金指太一郎      消防長         大野公彦   教育部長       中込明宏       危機管理担当部長    村上順一   市長室次長      高田俊一       財務部次長       佐藤哲也   市民協働部次長    曽田 努       保健福祉部次長(子育て担当)                                     奥田ともみ   保健福祉部次長(健康・保険担当)      保健福祉部次長(福祉担当)              小松幸也                   篠原勝彦   経済環境部次長    吉沢正樹       まちづくり部次長(都市担当)   まちづくり部次長(建設担当)                    清田 聡              佐藤秀之       消防本部次長      河井 務   教育部次長      江下裕隆 6.出席した事務局職員  4名   事務局長       小澤孝夫       事務局次長       中島真二   議事調査係長     左藤文子       主査          江﨑英俊 7.速記員出席者     1名   株式会社 澤速記事務所   速記士        佐藤悦子 8.会議の状況                    (午前9時30分 開議) ○議長(森下賢人 議員) ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより令和6年第1回海老名市議会定例会第6日目の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますのでご了承願います。  それでは、市長から、本日提案されます諸議案の一括説明を求めます。                 〔市長(内野 優) 登壇〕 ◎市長(内野優) おはようございます。それでは、本日提案いたします諸議案の提案理由について一括してご説明を申し上げます。  初めに、日程第6 議案第33号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第14号)でございます。今回の補正は、第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5643万9000円を追加いたしまして、予算総額を歳入歳出それぞれ570億5630万8000円とするものでございます。また、第2条で繰越明許費の追加をいたしたいものでございます。  次に、日程第7 議案第34号 令和6年度海老名市一般会計補正予算(第1号)でございます。これは、令和6年度当初予算が可決された際には、本補正予算をお認めいただきたく、提案いたすものでございます。  今回の補正は、第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ11億3408万1000円を追加いたしまして、予算総額を歳入歳出それぞれ520億2508万1000円とするものでございます。以上、議案第33号及び議案第34号の内容につきましては佐藤財務部次長から説明いたします。  以上、本日提案いたします諸議案の提案理由を一括してご説明申し上げました。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げまして、説明を終わります。                 〔市長(内野 優) 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) これより日程に入ります。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 初めに、 △日程第1 議案第4号 海老名市一般職の職員の給与に関する条例及び海老名市一般職の会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第5号 海老名市非常勤特別職等の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第6号 海老名市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部改正について、議案第32号 工事請負契約の締結について(海老名市立中新田小学校校舎外装改修工事)、以上4件を一括議題といたします。  この4件に関する委員長の報告を求めます。倉橋正美総務常任委員会委員長。                  〔倉橋正美議員 登壇〕 ◆(倉橋正美 議員) それでは、総務常任委員会の審査結果を報告いたします。  当委員会では、議案第4号、議案第5号、議案第6号及び議案第32号について、3月5日に審査を行いました。  採決の結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、いずれの議案も全員賛成による原案可決であります。  審査の中で、議案第4号につきましては、新設する在宅勤務等手当の支給対象として具体的に想定している業務について、在宅勤務等手当の支給額を月額3000円とした理由について、県内で既に実施している自治体の状況について、在宅勤務におけるセキュリティ上の問題点についてなどの質疑がありました。  次に、議案第5号につきましては、消防団員の報酬額の改定経緯及び改定額の算出根拠等について、学校医、学校薬剤師の改定額の積算根拠及び業務内容等について、市特別職報酬等審議会での審議内容及び意見等について、この時期に審議会委員等の報酬額を引き上げる理由についてなどの質疑がございました。  また、物価等が上昇する中、報酬額を引き上げることは必要なことであるが、報酬等審議会において委員全員の同意を得られなかったことは、改定理由や根拠がうまく伝わらなかったことも一因かと思われる、今後も報酬改定等がある場合には、説明責任をきちんと果たしていただき、議論を重ねていただきたいといった意見がありました。  次に、議案第6号では、新たに職員の派遣先に加える一般社団法人海老名市障がい者サポートセンターの事業内容及び箇所について、職員を派遣できる公益的法人等の考え方について、派遣職員の人数、役職及び位置づけ等についてなどの質疑がございました。  次に、議案第32号では、入札における調査基準価格の設定及び国や県が示す最低制限価格の指標の考え方について、含有するアスベストの種類、除去方法及び飛散レベルについて、外装改修工事の児童への影響及び騒音、振動が発生する工事内容についてなどの質疑がございました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。                  〔倉橋正美議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。  これより議案第4号 海老名市一般職の職員の給与に関する条例及び海老名市一般職の会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第4号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第4号 海老名市一般職の職員の給与に関する条例及び海老名市一般職の会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第5号 海老名市非常勤特別職等の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。
                     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第5号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第5号 海老名市非常勤特別職等の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第6号 海老名市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第6号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第6号 海老名市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第32号 工事請負契約の締結について(海老名市立中新田小学校校舎外装改修工事)の討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第32号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第32号 工事請負契約の締結について(海老名市立中新田小学校校舎外装改修工事)は委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第2 議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正について、議案第8号 海老名市介護保険給付費等準備基金条例の一部改正について、議案第9号 海老名市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部改正について、議案第10号 海老名市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正について、議案第11号 海老名市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、以上5件を一括議題といたします。  この5件に関する委員長の報告を求めます。戸澤幸雄文教社会常任委員会委員長。                  〔戸澤幸雄議員 登壇〕 ◆(戸澤幸雄 議員) それでは、文教社会常任委員会の審査結果を報告いたします。  当委員会では、議案第7号から議案第11号までの5件について、3月6日に審査を行いました。  採決の結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、議案第8号、議案第9号及び議案第11号は全員賛成による原案可決、議案第10号は賛成多数による原案可決、議案第7号は、可否同数であったため、委員長裁決による原案可決であります。  審査の中で、議案第7号では、介護保険料の負担割合の区分を12段階から16段階にする理由について、保健福祉事業に位置づけるデマンド型交通高齢者外出支援事業の内容、位置づけの根拠、利用料金及び民間事業者への影響について、準備基金の活用の考え方について、介護認定者数と認定率の推移と近隣自治体の状況についてなどの質疑がありました。  また、介護保険料が急増しないよう介護給付費の精査や介護予防にしっかり取り組んでいただきたい、物価が上昇し、給与が上がらない中での介護保険料の上昇は納得できないといった意見がありました。  次に、議案第8号では、介護保険給付費等準備基金の詳細と基金残高の推移について、デマンド型交通高齢者外出支援事業の財源内訳についてといった質疑がありました。  次に、議案第9号では、身体的拘束等の適正化のための措置を義務づけることの詳細について、虐待の通報件数及び認定件数について、追加される条文中の「やむを得ない理由」及び「専ら」の解釈についてといった質疑がありました。  次に、議案第10号では、国民健康保険税の支払いが困難な世帯への対応について、短期被保険者証及び資格証明書の発行状況について、子どもに係る均等割額の減額措置に関する検討状況について、国民健康保険運営協議会における審議内容についてなどの質疑がありました。  また、制度を維持するためには一定の引上げはやむを得ないと判断するが、家計への負担が増えるため、加入者への丁寧な説明及び対応をしていただきたい、払いたくても払えない人が増えるおそれがあり、今の社会情勢の中では、公費を投入して引上げをやめるべきである、国に制度の改善を求めるとともに、市が引き下げたり、据え置くことは困難だと理解するので、可能な子育て世帯への負担軽減策等を検討していただきたいといった意見がありました。  次に、議案第11号では、今回の改正の対象となる施設の状況及び求められる対応について質疑がありました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。                  〔戸澤幸雄議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。  これより議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。松本正幸議員。                  〔松本正幸議員 登壇〕 ◆(松本正幸 議員) 日本共産党議員団を代表して、議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論を行います。  2000年の介護保険制度の開始以降、3年ごとの事業計画見直しのたびに海老名市においては、これまでほぼ毎回保険料が引き上げられてきました。来年度からは令和6年度から令和8年度の3年間の第9期計画でも基準となる第5段階の保険料、月額、従来の5180円から5353円へと引上げを行う中身となっています。当条例の一部改正は、それを受けた対応を行うものとなっています。介護保険制度が始まって24年を迎え、改定のたびに値上げしてきたことによって、暮らしに大きな影響を及ぼしてきました。その上、消費税増税をはじめ、コロナ、物価高が続き、暮らしの困難さは、コロナ前に戻るどころか、ますます厳しい状況になっています。その一方で、年金支給額の引下げや、さらに第9期中に利用料2割負担の対象拡大も国で検討が進められているなど、様々な負担増が今後想定されます。こういった状況下で介護保険料を引き上げることは大きな問題です。この点からも、当条例を一部改正する条例案に対し反対する立場を述べ、討論を終わりたいと思います。                  〔松本正幸議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。吉田みな子議員。                  〔吉田みな子議員 登壇〕 ◆(吉田みな子 議員) 涼風の会の吉田みな子です。議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。  3年に1度行われる第9期介護保険事業計画の改定に当たり、介護保険料の見直しが行われ、4月から基準月額保険料を173円引き上げ、5353円にするというものです。必要な人が介護サービスを受けられることはもちろんのこと、その人らしく生き生きと生活できるように、適切な介護予防事業を実施していくための負担と給付の在り方を丁寧に見定めていくことが必要です。介護保険法で、介護保険の費用負担割合が決まっており、現在、65歳以上の第1号被保険者が23パーセント、40歳以上64歳以下の第2号被保険者の保険料が27パーセントとなっています。介護保険は、大まかに言えば、保険料が50パーセント、国、県、市の公費が50パーセントで成り立っているため、介護を受ける人が多くなればなるほど、保険料も高くなる仕組みです。調整交付金という財源としては不安定な制度も見直すべきであり、国がもっと公費負担をしなければ、介護保険制度を維持していくことはできません。海老名市としても国に対し国費をもっと出すよう制度改正を求めていただきたいことを、まず要望いたします。  9期になり、これまで12段階だった所得段階を16段階にしており、負担能力に応じた保険料にするよう改善が図られています。低所得層である第1から第3段階の保険料をより抑えるために、市独自の基準を引き続き維持するなど、評価できる点もあります。所得段階については、さらに細かな段階の設定と、さらなる所得上限額の引上げについても検討していただくことを要望いたします。  その上で、今回、介護保険料の引上げについて反対の理由を述べます。最大の理由は、本来、介護保険料の上昇抑制に使うべき介護保険給付費等準備基金、以下準備基金と言います――を5億円残し、もっと基金を取り崩せば、介護保険料を据え置くことができたことです。準備基金とは、決算で発生した余剰金を積んでいるものですが、65歳以上の第1号被保険者から集めた保険料はたとえ集め過ぎたとしても返還することができないため、3年に1度の介護保険事業計画の見直しのときに、介護保険料を抑えるために使います。市は、基金を使い切らず残す理由を、今後、介護需要がピークを迎え、保険料の高騰を抑えるため、2040年度の計画年度に基金残高3億円は残したいからであると答弁しています。安定的な介護保険会計の運営のためには、基金に3億円は積んでおきたいということであると理解します。私たちは、準備基金全額を取り崩すべきだとは言いません。しかし、せめて市が安定的な保険運営のために必要な基金残額と言っている3億円を残し、残りは第1号被保険者に還元すべきです。基金を5億円残す理由はありません。  3月6日の委員会の質問で、約13億6000万円ある準備基金を全額取り崩した場合、第9期の基準月額保険料は4900円であると当局は答弁していることから、市が自ら答弁した必要な基金残額3億円の計算、すなわち基金から10億円を取り崩せば、保険料を現在と同じ5180円に据え置くことが可能であることが分かります。県内の基金の取崩し状況を伺うと、県内平均で約9割弱とのことで、基金の多くを取り崩して第9期の介護保険料を算定しています。海老名市の基金の取崩し割合は6割にも満たない状況であり、もっと基金を取り崩すべきです。介護保険会計の財政規模や介護利用の実態が各自治体で異なっており、海老名市の介護保険料が他市と比べて低いからといって、本来取り崩すことが基本となっている基金を使わない理由にはなりません。3年前も、介護保険料を算定する際、準備基金に3億円残しており、もっと基金を取り崩せば保険料を引き上げる必要はないことを指摘し、介護保険料の引上げに反対をいたしました。3年間、予算決算を注視してきましたが、結果的に基金が過去最大の13億6000万円まで積み上がりました。第6期末の基金残高が6億円だったときの約2倍以上になっています。保険料を上げる必要がなかったと総括すべきです。今回は、3年前よりもさらに準備基金に5億円残していることから、保険料の引上げに賛成することはできません。一方で、新たな取組としてデマンド型交通高齢者外出支援事業を実施することには期待と評価をいたします。ただ、介護保険制度の仕組上、保険料が上がり続けることが見込まれる中、介護保険事業の中で今後維持していけるかどうかは、3年間の利用状況を見ながら、一般会計での事業化も視野に入れていただき、多くの方に利用してもらえるよう、周知に努めてください。  以上のことを申し上げまして、反対討論といたします。                  〔吉田みな子議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第7号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第8号 海老名市介護保険給付費等準備基金条例の一部改正についての討論に入ります  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第8号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第8号 海老名市介護保険給付費等準備基金条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第9号 海老名市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第9号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第9号 海老名市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準等に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第10号 海老名市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。松本正幸議員。                  〔松本正幸議員 登壇〕 ◆(松本正幸 議員) 日本共産党議員団を代表して、議案第10号 海老名市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正に対し、反対の立場で討論を行います。  2018年より、国民健康保険制度の財政運営の都道府県単位化が強行されました。この制度変更は、一般会計から法定外繰入れなど国保加入世帯に最も近い各市町村がこれまで行ってきた努力をやめさせ、加入世帯に高い国保税負担を求める一方、必要とされる医療費等の抑制を図ることが目的となっています。しかし、自営業者や年金生活者、非正規雇用や独り親世帯など、経済的に厳しい世帯が多く加入する国民健康保険制度において、既に高過ぎて加入世帯の担税力を大きく超えている国保税の引上げは、そもそも許されません。今回の条例改定案では、被保険者への影響を考慮して、令和6年度における激変緩和措置として市が作成した資料では、世帯所得によって違いはありますが、モデルケースとして令和6年度は4人世帯で世帯所得400万円、現行の42万7500円から年間3万3400円が、令和7年には3万4500円がそれぞれ引き上げられます。今回の引上げが強行されれば、消費税や物価高騰、異常な円安など、今後、加入世帯によっては死活的な影響を与えることが危惧されます。それだけではなく、国保税を払う意思があっても払えない世帯が大きな影響を受けるおそれがあります。  また、加入世帯に子どもが増えれば増えるほど、国保税の負担が高まり、少子・高齢化対策に逆行するとして、全国知事会、市長会、町村会など、各地方自治体も国に是正の対応を求めている子どもの均等割負担の問題は、社会的な懸案事項になっています。全国では子どもの均等割を軽減したり廃止する自治体が広がっている中、今回の条例改定案では、従来どおり、そのままにするとされており、この点でも問題はあります。法定外繰入れの削減を求める国、県の指針に基づいて、国保税の値上げを図る今回の対応は大変問題であり、そのための本条例改定案に反対することを述べ、討論を終わりたいと思います。                  〔松本正幸議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第10号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数)
    ○議長(森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第10号 海老名市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第11号 海老名市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第11号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第11号 海老名市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第3 議案第12号 海老名市地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について、議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正について、議案第14号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(柏ケ谷地区)、議案第15号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(市役所周辺地区)、以上4件を一括議題といたします。  この4件に関する委員長の報告を求めます。永井浩介経済建設常任委員会委員長。                  〔永井浩介議員 登壇〕 ◆(永井浩介 議員) それでは、経済建設常任委員会の審査結果を報告いたします。  当委員会では、議案第12号から議案第15号までの4件について、3月7日に審査を行いました。  採決の結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、議案第12号、議案第14号及び議案第15号は全員賛成による原案可決、議案第13号は、可否同数であったため、委員長裁決による原案可決であります。  審査の中で、議案第12号では、廃止される河原口相沢地区地区計画の当初の目的と新たな地区計画の関連についてといった質疑がありました。  議案第13号では、自転車等駐車場の使用料改定の目的及び改定額決定のプロセスについて、支払いのキャッシュレス化や手続のウェブ化の方向性について、キャッシュレス化等にかかる費用の見込みについて、利用者数の現状と今後の見込みについて、パブリックコメントの内容について、設備の改修予定についてといった質疑のほか、値上げ幅が大きく、利用者に与える影響が大きいと考えるため、反対する、物価高騰で生活が厳しくなっている中での値上げに賛同できないため、反対するといった意見がありました。  議案第14号では、柏ケ谷地区の住居表示実施に関する説明会の内容と、出てきた意見の詳細について、このタイミングで住居表示を行う理由についてといった質疑がありました。  議案第15号では、条例改正について説明を受け、特に質疑する点はありませんでした。  議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。                  〔永井浩介議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。  これより議案第12号 海老名市地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。吉田みな子議員。                  〔吉田みな子議員 登壇〕 ◆(吉田みな子 議員) 涼風の会の吉田みな子です。議案第12号 海老名市地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について、反対討論を行います。  2016年の第7回線引き見直しにより、一般保有区域に指定された海老名市役所の東側と西側及び北側の田んぼや、中新田丸田地区が3月、市街化編入されます。それに伴って海老名市で地区計画を定めます。市街化編入される市役所周辺地区と呼ぶこれらの地域で、3500人の人口増加を受け入れるための戸建てやマンションが今後建設されていくことになります。しかし、市街化編入を知らない市民は多く、周辺に住む地域住民の方からは、自然のダムとして機能している田んぼが失われることによる不安の声も寄せられています。昨年の異常な酷暑の夏を思い出しても、気候危機がより身近なものとして感じられ、気候危機に向き合わなければならないことを強く感じます。今残っている田んぼや畑を宅地化するような都市開発をこれまでと同じように進めていくことは、持続可能な社会を目指す私たちの行動として適しているとは思えません。市役所周辺地区の開発に対し、SDGsや地球温暖化対策の観点から、市が主導して環境に配慮する取組がなされていないことは、今議会での代表質疑や一般質問からも明らかになっています。  今回、地区計画では、市役所周辺地区を用途や目的ごとにAからE地区と5つに区切り、大まかに言えば、戸建てやマンションなどの住居系の地域と商業施設や事業所などを誘導する近隣商業地域とに分かれています。地区計画では、緑化率の最低限度を定めることができ、近隣商業地域では、地区計画で緑化率の最低限度を敷地面積に対して3パーセント以上としていますが、消極的な数字です。住居系、商業系問わず、緑を多く残すことを強く求めるよう、地区計画に定めることは市として必要であると考えます。海老名市は、強い効力を持つ都市緑地法に基づく緑化地域制度を導入していませんが、世田谷区では市街化区域全域を緑化地域に指定しており、敷地面積と建蔽率とで求めている緑化基準は異なりますが、最大で緑化率46パーセントとなっています。自治体が本気になって環境に配慮し、緑を意識的に残し守ろうとすれば、できることを示しています。中心市街地にまだ田んぼや畑がある海老名だからこそ、自然を守り生かしたまちづくりをしていくことができるはずです。豊かな自然と住環境を守っていただきたいこと、その姿勢を明確に示していただきたいことを強く求め、反対の討論といたします。                  〔吉田みな子議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第12号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第12号 海老名市地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。鈴木さよ子議員。                  〔鈴木さよ子議員 登壇〕 ◆(鈴木さよ子 議員) 日本共産党議員団を代表して、議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正について、反対の立場で討論を行います。  現在、指定管理料も零円の運営で、指定管理の収支も厳しい状況であるところは認識しているところです。しかし、今回の使用料の見直しでは、原動機付自転車以外の全ての区分で使用料金が1.5倍もしくは2倍となり、対象区分、学生の使用料は800円から1200円へ、一般では1000円から1500円、また、500円から1000円といった値上げになります。賃金値上げがされても、全ての物価が上がる中で、学生、一般市民ともに生活状況は大変厳しく、これ以上、市民に負担をかけることには反対です。  以上の理由から、この議案に対して反対し、討論を終わります。                  〔鈴木さよ子議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。吉田みな子議員。                  〔吉田みな子議員 登壇〕 ◆(吉田みな子 議員) 涼風の会の吉田みな子です。議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正について、賛成討論を行います。  今回の料金改定は、月決めの料金が上がるため、利用されている方にとっては負担増になり、やめてほしいという方がいらっしゃることは十分理解します。しかし、この25年間、1度も料金改定がされていないこと、現在、指定管理料ゼロ円で維持管理運営をしてもらっていますが、2022年度の収支では300万円の赤字が出ており、このままでは指定管理料ゼロ円での運営が難しく、公費負担が出てしまうこと、何よりも支出を抑えるために受付時間の短縮が行われ、利用者サービスが低下していることなどを考えれば、料金を引上げすることもやむを得ないと判断いたします。料金引上げと併せ、これまでスタッフのいる駐輪場に行かなければ駐輪場利用申込みができなかったものを、ウェブ上で新規、更新の申込みをできるようにしたり、キャッシュレス決済を導入したり、利用者の利便性を上げる取組を指定管理者募集の際に仕様書に盛り込むとのことであり、利用者の理解を得る努力をしていることも理解いたします。値上げをすることで、一般利用料が月額1000円から1500円となりますが、海老名市のように屋外の平置き駐輪場の近隣市の料金を見てみると、伊勢原市1200円、秦野市1300円、厚木市では1300円から1550円、相模原市では1500円となっており、金額設定についても理解ができる範囲です。ただ、高架下の駐輪場以外は屋根がなく、自転車が雨ざらしになってしまうこと、駅から少し歩かなければならない立地を考えれば、1500円が高いと見られ、利用者離れがある場合は再検討も必要かもしれません。駅に近い民間の駐輪場の一時利用が12時間80円や100円のところもあるためです。立地に応じた料金設定については引き続き検討していただきたいと思います。また、可能な範囲での、自転車が雨ざらしにならないような対策をお願いいたします。  最後に、来年度、指定管理者の募集をしていくに当たり、利用者申込みのウェブ化が基本となってくるとはいえ、対面での受付も確保していただき、利用者が困ることがないよう丁寧な対応を求めます。  以上、討論といたします。                  〔吉田みな子議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。たいら学議員。                  〔たいら 学議員 登壇〕 ◆(たいら学 議員) 海老名維新の会、たいら学です。議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正について、反対の立場で討論します。  コロナが収束に向かっていますが、物価の高騰や光熱費、税金、保険料の上昇の傾向がある中、50パーセントの値上げは市民の生活を困窮させる原因になると考えております。民間の企業が利益を5パーセントから10パーセント上げるのにどれだけの努力をしているか、考えてもらいたいと思っております。50パーセントの値上げをするのに損益分岐点や費用対効果を答えられないことや、指定管理者任せの計画により、ビジョンが明確でないので、私は反対とします。値上げを5パーセントから10パーセントなど低い金額から始めて、景気を見ながら進めるなど、指定管理者や専門家にも前もって意見やプランを聞くなど、現状の経済状況を鑑みて検討してもらいたいと私は考えます。  以上で反対討論を終わりにしたいと思います。                  〔たいら 学議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。三宅紀昭議員。                  〔三宅紀昭議員 登壇〕 ◆(三宅紀昭 議員) 私は無会派の三宅紀昭でございます。本条例、議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正について、反対の立場で意見を述べたいと思います。  改定理由としては、自転車等駐輪場に関する使用料について見直しを行いたいと、過去25年間ほど値上げしていないから、昨今の人件費等に対応するために、また、太平ビルサービスが近年赤字だということで、赤字にならないように値上げをしたいという趣旨でございますけれども、太平ビルサービスについては、当初から自転車駐輪場の管理をお願いしているというのが事実でございます。しかしながら、現在、7か所ほどある駐輪場については、人員は3か所しか置いていない、現場にいらっしゃる管理人の方は、パートもしくはアルバイトということで、人件費についてはかなり抑えられていると私は考えております。改正の概要としては、キャッシュレス手続やウェブ化導入、DX導入、これは海老名市が進めている事象でもあります。  経済建設常任委員会でも討議を行いました。私がお伺いしたところによりますと、太平ビルサービスについては、こういったDX、キャッシュレス化について、会社としてまだ対応していないと、私も指定管理者の本社、並びに横浜にお伺いしましたけれども、管理しているところではまだキャッシュレスの対応にはしていないということも確認はしております。しかし、その指定管理者については、2万3000名を擁する大きな会社でございまして、既にそういったキャッシュレス化、DX導入を検討しているものと私は考えております。  値上げ幅につきましては、自転車について1000円から1500円、今のは一般の方、学生については800円から1200円、50パーセントの値上げ、一部駐輪場につきましては、500円から1000円という、2倍という料金の値上げ、これは行政としてこんな大きな値幅を行ってもいいのでしょうか、市長、私は大きく市長に問いたい。14万人の海老名市民、昔から住んでいる方、そして、夢を見て海老名市に引っ越しされた方、自転車の駐輪場は近隣と比較して非常に手頃な料金、だから、海老名のいいところではないでしょうか。今後、海老名市に引っ越されて、自転車を使う方、1000円、800円の料金、すごく魅力的だね、バスを使うのもいいけれども、健康のためにも自転車を使いたいという方がきっといると思います。(市長「そういう人はそこに住まない」と呼ぶ)市長、何でしょうか。やじは飛ばさないでください、市長。(市長「独り言です」と呼ぶ)独り言でも構いませんが、市民の声としては、古い設備をちゃんと整備してから値上げの実施を行ってほしい、これが市民の本当の意見です。  そして、50パーセントや100パーセントの値上げでなく、やるのであれば小刻みに上げてほしい。(笑声)笑っている方もいらっしゃいますが、これは市民感情ではないでしょうか。今、笑われた市会議員の方、本当に海老名市民の声を聞いているのでしょうか。私は声を大にして言いたい。今、下を向いていらっしゃいますが、恥ずかしくありませんか。  太平ビルサービスに確認したところ、今時点ではキャッシュレスには対応しているところは自転車置場にはないですが、車の駐車場についてはキャッシュレス化に対応していらっしゃるということでございます。これは今年の年末には指定管理者の応募があると考えておりますけれども、この間の行政の聞き取りについては、現在の指定管理者では難しいだろうという行政の意見がありました。今後は小田急など大手電鉄会社などの指定管理を行政も目指しているのでしょうか、どうも疑わしいところがございます。こういった値上げの議案に対しては、私は反対意見を申し上げますが、ぜひこの議場において、この議案を撤回していただきたいという気持ちでございます。  以上で私の反対討論を終わります。  以上でございます。                  〔三宅紀昭議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第13号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第13号 海老名市自転車等駐車場条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第14号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(柏ケ谷地区)の討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第14号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第14号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(柏ケ谷地区)は委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第15号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(市役所周辺地区)の討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第15号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員)
    ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第15号 住居表示の実施並びに町区域の設定及びこれに伴う字区域の変更について(市役所周辺地区)は委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第4 議案第25号 令和5年度海老名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。  お諮りいたします。本件に関する委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって本件に関する委員長報告は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第25号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第25号 令和5年度海老名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)は委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第5 議案第26号 令和6年度海老名市一般会計予算、議案第27号 令和6年度海老名市国民健康保険事業特別会計予算、議案第28号 令和6年度海老名市介護保険事業特別会計予算、議案第29号 令和6年度海老名市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第30号 令和6年度海老名市公共用地先行取得事業特別会計予算、議案第31号 令和6年度海老名市公共下水道事業会計予算、以上6件を一括議題といたします。  お諮りいたします。この6件に関する委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よってこの6件に関する委員長報告は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。松本正幸議員。                  〔松本正幸議員 登壇〕 ◆(松本正幸 議員) 日本共産党議員団を代表して、令和6年度各会計予算案に対する討論を行います。  今回、公共用地先行取得事業特別会計、公共下水道事業会計の各予算案に対しては賛成しますが、一般会計及び国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計の各予算案に対し反対する立場を明確にし、討論を行います。  今回の各予算案において、医療費助成の18歳までの所得制限なしの対象拡大継続や全員喫食の中学校給食復活など、この間、当会派が提案、要望してきた事項も含めて、評価できる点も多々あるということをまず冒頭述べておきたいと思います。しかしながら、主要な点で以下の5つの問題点から、さきに述べた各会計予算案に対し、反対するものです。  まず、1点目として、市民に対する各種保険税、保険料の負担増の問題です。来年度において、社会保障の分野で、国民健康保険税介護保険料、後期高齢者医療保険料を引き上げる予算案になっています。今回、引上げが強行されれば、長引く物価高騰や異常な円安が続く中、今後、加入世帯によっては死活的な影響を与えることが危惧されます。また、国民健康保険税では、払う意思があっても払えない滞納世帯がさらに増えることになります。資格証明書、短期被保険者証発行により、必要な医療にかかれない可能性があります。それにより国保財政そのものや、事務を含めた国保制度の運営も大きな影響を受けるおそれがあります。引上げはやめるべきです。  2点目として、市民に対する負担増の問題です。来年度においても、家庭系ごみ及び一昨年5月からの公共施設に附帯する駐車場の有料化を引き続き継続するとされています。物価高騰や異常な円安を要因とした各種値上げ等の物価高が連続しており、市民の暮らしの厳しさは既に限界に達しています。このような状況下で市による負担増を市民に強いることは認めることができません。  次に、3点目として、市立図書館の運営に関する点です。この間、指定管理者制度により運営されている同図書館は、様々な問題に対し、適宜対応可能な範囲での改善が図られていることは認識しています。しかし、公立図書館として抱える基本的、根本的な問題の解決には至っていません。5年間という短期間の指定管理期間でカルチュア・コンビニエンス・クラブ社を含めた、営利を追求せざるを得ない民間の企業に公立図書館の運営を任せることは、中長期的な視点での地域の文化及び知の拠点としての発展や継続性を保障することができないという点を、この場で再度明確に表明するものです。  次に、4点目として、指定管理者制度や業務委託などの問題です。今述べました図書館にとどまらず、市民の暮らしと福祉を守る地方自治体として、重要かつ最前線である市民窓口や福祉窓口、また、子どもたちの食の安全と健やかな成長を保障する学校給食管理など、指定管理や業務委託等により民間営利企業に委ねる運営を来年度も続けるとされています。また、行政にとって基本となる重要な業務に関しては、市の直営により責任を持って安定して行うことが必要不可欠であります。それが市職員の経験や知見、問題意識をさらに高め、よりよい行政運営、ひいては市民生活の向上と市のよりよい発展につながるものです。また、2023年に学校給食や学生寮、官公庁の食堂業務を手がけていた広島市に本社があるホーユー株式会社が、経営環境が悪化したことなどの理由で倒産を申請、業務が一時中断し、全国に大きな影響を与えました。そういう問題点も含め、認めるわけにはいきません。  最後に、5点目として、個人番号制、いわゆるマイナンバー制度に関わる問題です。令和6年度も引き続き、マイナンバーカードの普及促進や利活用のための環境整備等を進めるとされています。これまで莫大な公費が投入されている同制度は、国民のプライバシー権侵害のリスクをはじめとした様々な問題をいまだ抱えています。この間、保険証廃止の問題で、保険証廃止を強行すれば、トラブルは108万件以上にもなるという推計も発表されています。マイナンバーカードと保険証の一本化によるトラブルは、他人の医療情報がひもづけされていたなど、命に関わる危険があり、絶対にあってはならないことです。国が導入し推進している制度及び施策であり、地方自治体として対応せざるを得ないという面はあるとはいえ、当市における同制度の公費支出及び事務執行を認めることはできません。  以上の問題点を指摘して討論といたします。                  〔松本正幸議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。倉橋正美議員。                  〔倉橋正美議員 登壇〕 ◆(倉橋正美 議員) 政進会の倉橋正美でございます。議長のお許しをいただきましたので、政進会を代表いたしまして、ただいま議題となっております令和6年度一般会計予算、4特別会計予算及び1企業会計予算について、賛成の立場から討論をさせていただきます。  今年は元旦に能登半島地震で最大震度7を観測した地震が起こり、翌日には羽田空港で航空機の衝突事故が発生いたしました。このたびの能登半島地震、航空機事故により亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災地の方々が一日も早く日常を取り戻せることを心よりお祈り申し上げたいと思います。  昨年5月、3年余り続いたコロナ禍は次のフェーズに移り、新型コロナウイルスは感染症法上の扱いが季節性インフルエンザと同じ5類感染症として、感染時の対応や感染対策が個人の判断に委ねられるようになりました。我が国の経済は、行動制限が緩和され、国内外の旅行客が回復するなど、サービス産業を中心に消費が盛り返し、コロナ禍でたまったお金が消費に回ったことがプラスの要因となったことで、緩やかに回復しているとの見方もございます。一方では、円安の進行やウクライナ情勢を背景に、海外から輸入される原材料やエネルギー価格が上がり、物価が高騰したことで、食料品、家庭用品、サービス料などの値上げが相次いでおります。家計への負担感が大きいことから、本市でも小中学生の給食費を一部公費負担するための予算が、当初予算で盛り込まれているところでございます。日本経済の成長の持続性が問われる中で、令和6年の焦点となるのが働く人1人当たりの賃金が物価の上昇に打ち勝ち、景気の好循環を実現できるかどうかとされております。賃上げにつきましては、大企業では満額回答が多かった春闘が鍵を握っており、賃上げの動きが、より強いものとなれば、物価と賃金の好循環が生まれ、日本経済が力強い成長力を取り戻すのではないかと思っております。  本市は、人口がいまだ増加傾向にあり、市税も増加していることから、今後も普通交付税の不交付団体となるとのことでございました。そのため、各種施策の多くを自主財源で行わなければならないわけでございますが、裏を返せば、国にあまり依存せず事業を実施できる、強固な財政基盤を持ちつつ、社会経済情勢に対応した市民や事業者への支援を行っていくことは高く評価をしております。  さて、今定例会に提案されました本市の令和6年度予算案に目を向けますと、「まちづくり第2ステージへ ~新たなる挑戦~」と命名されております。人と企業に選ばれるまちとして発展してきた元気な海老名を次世代へつなぐため、将来の人口減少を見据えた市民、企業、他都市との3つの連携により、中新田丸田地区を含む市役所周辺地区における自立的な好循環を生むまちづくりをはじめ、高齢者、子ども、障がい者に寄り添い、全ての市民に優しいまちづくりに取り組むための様々な施策が予算に反映されているものと認識しております。  まず、歳入に目を向けますと、市税が前年度より4億4500万円、1.8パーセント増の225億3700万円となり、当初予算では3年連続の増加で過去最大となりました。また、令和6年度は、個人市民税の定額減税が実施されるため、その減税分を加えると総額262億円、前年度当初予算と比べますと4.4パーセント増となり、大幅な税収増が続いております。これは、コロナ禍からの脱却が進み、市内企業の業績が伸びたことや、海老名駅西口、駅間地区の開発などにより人口が増加していることなどが要因であると考えられます。  我が会派の代表質疑でもあったように、本市は新たなまちづくりのステージに入り、人口、税収ともに引き続き大きな上昇局面が続いていくと確信しております。今後は、市役所周辺地区の土地利用において、大規模な民間開発が実施されることにより、さらなる人口増が期待される一方で、まちの成長による人口増は、保育所の需要が急激に高まるなど、新たな財政需要が発生することもあると思います。財源とのバランスを見ながら、補正予算などを含め、適時適切に対応していただき、また、物価高騰などの社会経済情勢の変化にも柔軟に対処しながら、市民生活を守ることを最優先に財政運営を行っていただきたいと思っております。  一方、歳出に目を向けますと、「充実して暮らせるまち」では、宮城県白石市と姉妹都市を締結して30周年を迎えるに当たり、都市間交流事業を通じて、今まで以上に積極的な市民交流を行っていくと伺っております。今回の能登半島地震を受け、人とのつながりに勝るものはないと改めて感じているところであります。ぜひ積極的な交流ができるような事業が展開されるように期待をしております。  また、自転車用ヘルメット購入費補助及び録画機能付ドアホンなどの防犯用品購入費補助、一元的相談窓口、日本語教育支援、多文化交流を3つの柱とした国際化事業、自治会主催イベント等に必要としている物品の貸出しなど、市民の生活を豊かにする事業が様々見受けられました。一人でも多くの市民に、海老名に住んでよかった、これからも住み続けたいと思っていただけるような施策が実施されていくことを期待いたしたいと思います。  次に、「健やかに暮らせるまち」では、よりきめ細やかな移動支援を目指して、デマンド型による使いやすい高齢者外出支援の実証運行が開始されます。高齢者が免許を返納した後に必要なサービスとして、自宅から目的地まで移動できるサービスが求められていることから、時代のニーズに合った施策を実施する姿勢について、大変頼もしく思っております。また、がん患者等医療用補装具購入費用の助成、市内で産科有床診療所を開設する医療機関に対しての運営費の補助などを新たに実施するなど、現状に満足することなく、常に市民目線で物事を考え、実現に向けた行動力を高く評価したいと思います。  次に、「にぎわいがあり自然に優しいまち」では、今までの海老名駅周辺が一体となったイルミネーションの実施に加え、新たに海老名駅東口にシンボルツリーを設置し、事業を拡大していくとのことでございます。イルミネーションの時期は、駅周辺でイベントが同時開催され、多くの人が海老名に訪れることになり、まちがにぎわうことで、地域経済が活性化されると思っております。  次に、「便利で快適に暮らせるまち」では、土地区画整理事業により新市街地の形成に向けて取組を進めている中新田丸田地区において、道路の拡幅整備や交差点改良が必要となることから、調査、設計が進められ、併せて、市道海老名駅大谷線の東側を通る自由通路延伸に関する基本計画を策定されるとお伺いしております。市役所周辺地区の市街化編入による住宅や商業施設等の整備により、来街者や居住人口の増加が見込まれることから、海老名駅東口周辺の安全で回遊性のある良好な歩行空間の確保を図ることを評価しております。また、門沢橋地区において、既存の公共交通では対応し切れないきめ細やかな移動支援を目指し、You Bus(ユーバス)の実証運行が開始されます。実証運行による効果や課題の検証を通じ、さらなる市民の利便性の向上が図られることを要望いたしたいと思います。  次に、「豊かな学びを育むまち」では、食の創造館別館の完成に伴い、中学校給食が4月からスタートいたします。海老名産の食材を使用した献立や、子どもたちが食べるのが楽しみと思えるような魅力的な学校給食が提供されることを期待したいと思います。また、県内初となる小中学校の教材費無償化が実現されることは、原材料価格の高騰により家計への負担感が大きい子育て世帯を支援する施策として、我が会派としても非常に高く評価をしております。  次に、「安全で安心して暮らせるまち」では、3市消防指令センターについて、大和市を加え、現状の3市から4市での共同運用とし、災害状況を一元化することにより、応援体制の充実強化を図るための整備が実施されると伺っております。今後も、4市で連携を密に取り、昨年立ち上がった大和高座広域連携懇談会を中心として4市で連携できる事業を模索し、効率的に実施することで、長期的な財政負担の軽減に努めていただくよう要望いたしたいと思います。  次に、「かがやきを創造するまち」では、電子ブックを作成するサービスを導入し、多言語対応のデジタルブックが配信されるとのことであります。昨年4月のえびなスマデジ宣言から、本市のDX化は大きく進展していると認識しております。DXを推進するためには、行政を担う自治体と市民が、その意義を共有しながら進めていくことが重要だと感じております。デジタル市役所が進むことは、多くの人の便益を向上させるほか、市役所の混雑防止にもつながるものであり、これからの時代にふさわしい取組であると評価をいたしたいと思います。その他の事業も、本市が持続可能なまちとして成長を続け、まちの質が高まるよう、積極的に事業が展開されることを大いに期待しているところであります。  令和6年度予算に計上された各種事業が、内野市長の指導力と職員の皆様の1人1人の活躍により、計画的かつ早期に実施されるようお願いをいたします。  最後に、令和6年度予算の編成に尽力されました市長をはじめ職員の皆様に心から感謝を申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。                  〔倉橋正美議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。ありいあいこ議員。                 〔ありいあいこ議員 登壇〕 ◆(ありいあいこ 議員) 涼風の会のありいあいこです。議案第26号 令和6年度海老名市一般会計予算及び議案第28号 令和6年度海老名市介護保険事業特別会計予算について、反対の立場で討論をいたします。  今定例会において、市長の所信表明から始まり、各会派の代表質疑、各委員会での議案や予算の審議、また、各議員の一般質問などを通して、海老名市の来年度の予算について、また、海老名市が進めている施策、抱えている課題などについて、その詳細を知ることができました。その中で、海老名市が様々な課題を抱えながらも将来を見据えながら対応していることを理解したこと、また、市長並びに職員の方々の日々の尽力につきましては十分に尊重したいことを冒頭に申し上げておきます。  しかしながら、今回、反対の立場で討論する理由について、以下、4点、述べていきます。  まず1点目です。市役所周辺地区における新たな市街地の整備についてです。  海老名市は、市役所周辺、約39.4ヘクタールの田畑を含む土地の市街化を進めており、市長も、まちづくり第2ステージの重要な取組として掲げております。しかし、まずこの計画について、どれだけの市民が知っていますでしょうか。もちろん、市のホームページでは公開されていますし、市長タウンミーティングなどで周知もされています。しかし、そのような情報にたどり着く市民は少数であり、多くの市民はまだ開発が進んでいることを知りません。また、まちづくり基本計画の中では、開発事業者やインフラ事業者との連携については書かれておりますが、市と市民との連携、市民の声や要望を聞いていくといった姿勢は示されておりません。私の周囲からは、市役所周辺が開発されるらしいとの話を聞いて、どうして田んぼをなくしてしまうのか、これ以上海老名の自然をなくさないでほしい、市民の声を聞いてほしいとの声が聞こえてきております。  また、今は災害リスク軽減のためのグリーンインフラという考え方も注目がされております。田畑の持つ大雨の際の雨水の貯蔵機能、これは代表的なグリーンインフラの1つですが、田畑をつぶしてしまうことで、このような保水、遊水の機能が失われるのではないかということを指摘する声も聞こえてきております。このように年々激甚化する豪雨の被害や夏の酷暑などを肌で感じ、気候問題について危機感を持つ市民は増えてきています。市役所周辺の土地の有効な利用の仕方について、市の方向としては、商業施設、マンション、宅地などにしていくことで、にぎわいの創出をし、さらに税収を増やして将来に備えるということとしておりますが、従来のような経済の活性化を重視する価値観による開発、これをこのまま続けていてよいのでしょうか。  気候危機が迫り、私たち、子どもたち、孫たち世代の生活を揺るがす事態にある今、大胆な価値の転換、パラダイムシフトが必要とされています。つまり、経済発展や都市開発よりも、気候危機への対応を優先していくべきタイミングに来ているということではないでしょうか。  以上のようなことから、土地の有効活用として今後開発を進めていくにしても、市民と積極的な対話の場、熟議の場を設けて、時間をかけて有意義な開発の在り方を模索していくことが大変重要であり、さらには環境保全をどうしていくのか、ゼロカーボンシティ達成に向けての数値目標を開発計画にいかに落とし込んでいくかなど、市民との協働と環境保全の観点を積極的に取り入れることが必要であると考えます。  次に、2点目です。海老名駅東口の自由通路延伸についてです。  来年度は基本計画を策定するとして2600万円が予算として計上されておりますが、今後、設計や工事の際には、さらなる多額の公費が投入されることになると思います。計画自体が10年以上前につくられたものであり、昨今の資材の高騰などでさらなる公費負担も懸念される中、このまま進めることには賛成できません。気候危機への対応として、脱炭素社会を目指すのであれば、今後、車中心社会から転換していくことは避けられないことだと考えますので、歩行者空間を生み出すことや、回遊性を高めるのであれは、歩行者を上に上げるのではなく、もっとまち全体で歩道や自転車道を広くしていくなど、歩きたくなるまちづくりを進めていく必要があるのではないでしょうか。  次に、3点目です。(仮称)大谷・杉久保地区公園整備事業についてです。  来年度は、基本設計や官民連携での支援業務を実施するとして5800万円が計上されております。官民連携でのにぎわいの創出や、将来の維持管理運営を見据えた支援業務をしていくとのことですが、市民との連携についてもっと積極的に取り組んでほしいと考えます。公園は市民の共有財産、つまり、みんなのものです。みんなの居場所であり、みんなの遊び場になるものです。そのため、新しい公園をつくるときなどは、計画の段階から市民を巻き込んで市民とともに取り組むことで、本当に必要とされている公園というものがつくれるのではないでしょうか。そのような仕組みづくりは、市民が自治に参加するという観点からも大切であると考えます。ぜひ今後、そのような取組についてもご検討をお願いしたいと思います。  次に、4点目、保育園の拡充についてです。  これまでも保育園を増やしてきていることは理解しておりますが、子育て世代の流入で保育園の需要が高まっており、保育園の数が足りていないことについて、市の説明では、今は必要であっても、将来的には子どもが減り、保育需要も減っていくことから、積極的な民間誘致は難しいとのことでした。そのような厳しい現実の中でも、来年度も民間保育園を増やし、また、公設民営の保育園の設立も進めるとの考え方を示していることは、市民の皆さんからも一定の評価がいただけると考えます。しかし、市役所周辺地区の開発により、約3500人人口が増えることを想定していながら、マンション建設時に保育所を設けるなどの規定については開発抑制になるためつくらないとしており、そこに住む人への対応よりも、企業誘致に重きを置いているのではないかと指摘せざるを得ません。今、目の前で保育所不足により、生活を変えなければならない人がいることに、もっと寄り添った対応をしていかなければならないことについて、強く求めたいと思います。同時に、一時保育がいっぱいで予約が取れない、病児保育の定員が少なく使いづらい、産前産後のヘルパー派遣が欲しいなど、働く女性が増え共働きで子育てをする世帯が増えているからこその細かいニーズにも市としてできる対応を、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。  以上、4点、反対の理由について述べてきましたが、1点目から3点目までに共通しているのは、市民参加型のまちづくりの観点です。海老名市の今までの取組を見ても、また、来年度予算を見ても、企業との連携については積極的で、市民との連携については消極的であるように感じられます。近年、ローカルイニシアティブという考え方で、地域主権主義に取り組む自治体が少しずつ増えています。トップダウンではなくボトムアップの自治、受け身ではなく市民参加型の自治、このような動きを求める市民も増えています。その背景には、国の政治に対する不信感や、気候危機や戦争、物価高による生活困窮など、今まで経験したことのない事態への対応として、受け身でいてはいけないという気づきがあると考えられます。  また、4点目に挙げた保育園の問題については、女性の社会進出が当たり前になりつつある中で、まだ制度が追いついていないことから、やはり女性が自身のキャリアや人生の計画を諦めるしかないなどの不利益を被っていることに、一体この国ではいつになったら女性の人権が尊重され、生き方に選択肢があり、それが構造的に排除されないようになるのかと思わざるを得ません。まだまだケアワークが家庭内の女性の仕事として課されている事実があります。子育てしやすいことが当たり前、働きたい人は子育てと無理なく両立ができる、子どもが小さいうちは子育てをして、その後、また望む職場に復帰できる、それが社会の制度として確立されない限り、少子化を止めることはできないと思います。もちろん国の制度が変わらなければいけないことが多々ありますので、国に対して意見を出していくことが必要だと思います。国がやるのを待っていては遅いからと、各自治体が動き始めているのが今の現実だと思います。明石市や流山市が子育て世代にターゲットを絞った予算編成をして、人口を増やし、経済も循環させているのはよい例だと思います。私は、人口が増え、子育て世代が増えている今の海老名市だからこそ、ほかの自治体に先駆けてできることがまだまだポテンシャルがあるではないかと考えております。  これまで述べてきたような環境、住民自治、ケアワーク、これらに重点を置いた取組について、市の施策として取り入れていっていただくことを求めて、反対の討論といたします。                 〔ありいあいこ議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。戸澤幸雄議員。                  〔戸澤幸雄議員 登壇〕 ◆(戸澤幸雄 議員) 公明党海老名市議員団の戸澤幸雄でございます。議長のお許しをいただきましたので、会派を代表し、ただいま議題となっております令和6年度海老名市一般会計予算案並びに4特別会計予算案並びに公共下水道事業会計予算案について、賛成の立場から討論を行います。  国際的には、ロシアがウクライナに軍事侵攻して2年が経過いたしました。今も戦況は膠着状態が続き、終わりの見えない状態が続いております。また、イスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突は、ガザ地区への軍事攻撃に発展し、こちらも終わりが見えない状況です。また、アメリカと中国の対立についても、先端技術の貿易規制を中心に亀裂を深めており、中国の経済成長の鈍化と景気不振を背景に、国際的なサプライチェーンに対する影響も危惧されております。  国内に関してましては、円安の進行とそれに伴う物価高騰が続き、不透明な部分もありますが、株高や企業業績の好調など雇用情勢の改善や人手不足の深刻化を背景に、春闘においても高い賃上げ率が期待され、実質賃金の改善による個人消費の緩やかな回復が期待されております。日銀においても17年ぶりのマイナス金利政策の解除で、30年続いたデフレ不況から脱却がうっすらと見えてきている状態と思われます。  このような中、14万人を超える人口となった海老名市のさらなる発展に向けて、「まちづくり第2ステージへ ~新たなる挑戦~」として、令和6年度予算が示されました。  予算規模は、一般会計508億9100万円、予算総額800億1200万円と、ともに3年連続の増額となり、過去最大となりました。固定資産税、法人市民税を中心に好調な歳入の増加は、これまでのまちづくりの成果であると思いますし、さらなる市政の発展と充実のために、住みたい、住み続けたい海老名の輝きを増していくためのものと思います。  具体的には、初めに、「充実して暮らせるまち」として、自治会や地域活動への物品貸出しやSNSの活用を打ち出しております。市民生活に密着し、地域課題の解決においても不可欠な自治会や地域活動へのさらなる支援と要望の吸い上げを継続して行っていただきたいと思います。また、自転車用ヘルメット購入費助成や防犯用品購入費助成につきましても、さらなる周知に努め、市民の要望に寄り添い、より利用しやすいものを目指していただきたいと要望いたします。  次に、「安全で安心して暮らせるまち」として、消防指令センターについて大和市を加えた4市の共同運用に拡大することで、より安心できる体制を目指しています。また、消防団についても、年額報酬等の見直しや福利厚生の充実を図り、地域防災力の維持強化を図っております。また、南分署の整備や、市内コンビニに常時使用できるAEDを設置するなど、市民の生命を守る体制を強化されております。能登半島地震の教訓を生かしながら、今後もたゆまぬ努力をお願いいたします。  次に、「豊かな学びを育むまち」として、4月からの中学校給食の開始があります。給食センターを見学いたしましたけれども、使いやすく非常に考えられた施設であると実感しております。どうか、安全でおいしい、子どもたちに喜ばれる給食実施に向けて万全の体制をしいていただくよう要望いたします。また、小中学校の屋内運動場への空調機設置に関しましては、災害時には避難所ともなりますので、なるべく早期の実施を要望いたします。また、家庭の経済的理由で子どもたちの進学や進路が影響を受けないよう支援するライフ・スタディサポート事業の西部地区への拡大と中部地区などでの継続について、すばらしい取組と評価をいたします。どうか、学校も含めて、きめ細かい対応をしていただき、さらなる充実を目指していただきたいと思います。また、スペシャルサポートルームを小学校13校に配置し、児童が安心して過ごせる環境整備を進めるとあります。これに対しましても、児童1人1人に寄り添い、きめ細かい対応ができるよう、また有効に活用できるようお願いいたします。  次に、「便利で快適に暮らせるまち」として、市役所周辺地区一般保留区域の土地区画整理事業や開発事業が大きく動き出すとあります。市街化編入、組合設立後、造成工事に向けた地盤改良が実施され、いよいよ新たな市街地の建設が始まるものと思います。さらなる人口増はもちろん喜ばしいことですけれども、新住民の増加によって新たに生まれる市民ニーズについても、声の吸い上げとともに、機動的な取組をお願いいたしたいと思います。  個々の項目につきましては、所属する各分科会で細部にわたり意見や要望を申し上げてまいりました。令和6年度の各予算案に対し、予算の堅実な執行をお願いいたしますとともに、今回の予算編成にご尽力をいただきました内野市長をはじめ、全職員の皆様に心から御礼を申し上げ、公明党海老名市議員団の予算に対する賛成討論といたします。                  〔戸澤幸雄議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。たち登志子議員。                  〔たち登志子議員 登壇〕 ◆(たち登志子 議員) 議長のお許しをいただきましたので、立憲民主えびなを代表いたしまして、ただいま議題となっております令和6年度一般会計予算、4特別会計予算及び1企業会計予算について、賛成の立場から討論させていただきます。  令和6年の第1回の定例会は、能登半島の地震後、初めての定例会、また、東日本大震災が発生した3月11日には本会議の日程となり、予算審査の2日目にはこの庁舎も揺れる地震も発生し、災害、特に地震に関して関心の深い中での定例会だったのではないでしょうか。  国内の状況を見ますと、SDGsの中間年である2023年を経て、世界ランク21位となった日本は、折り返しに入った2024年からはますますSDGsを、特に深刻な課題とされた気候変動やジェンダー平等などに意識していかなくてはならない状況になっていくと思われます。ジェンダー平等に関しては、特に男女の賃金格差の是正が求められることとなりますが、これは正規、非正規の差や、女性が多い職種の低賃金に起因するものもあり、男女問わず労働者全体への環境是正を求めていかなくてはならないと考えています。また、私たち会派2名が所属する立憲民主党は、女性の地位向上という意味において、社会通念的にいまだ結婚後の姓の変更が女性に多いという状況からは、選択的夫婦別姓により、男女どちらかに負担が行くのではない形で望む人には望む姓を使い続けることができる制度の実現をと望んでいます。  こういった国際的、社会的な流れ、SDGs視点にて予算を拝見させていただくと、ジェンダー平等の視点は、男女共同参画事業費やDV・女性相談事業費などのほか、会計年度任用職員等経費などにも見受けることができます。  女性の比率が大変多い会計年度任用職員への勤勉手当は、署名運動などのアクションを起こされてきた方々にとっては処遇改善に向け進んだことを実感するものではないでしょうか。それでもまだまだ女性を取り巻く労働環境には厳しいものがあります。結婚をし家庭に入ることが当たり前だった時代はかなり前に過ぎ、世間の認識でもそういった考えは古いとされながらも、労働環境だけは改善のスピードが遅く、そのゆがみの中で苦労されている方は少なくありません。今予算で示された会計年度任用職員への勤勉手当から、さらなる処遇改善へとつながることを期待しております。  次に、困難な問題を抱える女性支援推進事業費、DV・女性相談事業費では、予算の増加は相談員の報酬の引上げなどによるものだと伺っております。相談員の配置、相談対応には、よりきめ細やかな対応をとお願いいたします。女性が性差として抱える問題は多様化し、また、複雑にもなってきています。女性だから社会的に必ず弱いというものではありませんが、妊娠、出産をするのは女性であること、体力に差があること、非正規雇用として働くのは圧倒的に女性が多いということ、こういったものの複合的な要素により、相談を必要としている女性の力になっていただきたく、また、職業差別や人権問題にも注意を払っていただきながらも、傾聴と寄り添った相談と解決になるよう、ブラッシュアップなども含め期待をしております。  そして、気候変動では、CO2削減のために、できることから1つずつ対策をしていかなくてはなりません。再生可能エネルギーの拡大や省エネなど、ここ海老名からも、また、個人からもできる対策が幾つも残っているのではないかと思います。ペーパーレスにつながるデジタル推進事業費や、ゼロカーボンシティの実現に向けた環境基本計画推進事業費、地域公共交通実証運行事業費、都市公園整備事業費など多くの事業の中でその取組が試みられていると評価しております。  環境基本計画推進事業費では、市役所前の急速充電器の更新についてと伺っております。市内にある急速充電器に不具合がある、使いたいときに使えないとなると、使う側の意識の向上も停滞してしまいます。不具合が発生しないよう、メンテナンス、更新により、EV車を使われる市民の方々が安心して使い続けることができるようになることを期待しております。ゼロカーボンシティへは、さらにより本格的に取り組んでいただきたく思っております。市内各所に急速充電器を増やしていただく、EV車関係だけではなく、ほかにも再生可能エネルギーの拡大へと今後取り組める事業はまだまだあるかと思いますので、今後も環境基本計画推進事業費の充実を求めさせていただきます。
     地域公共交通実証運行事業費による交通不便地域の足となるYou Bus(ユーバス)も、門沢橋ルートが4月から実証運行となることに非常に期待をしております。この試みは、高齢者や子育て世代の移動というだけではなく、環境省が求める、マイカーから公共交通機関等の低炭素な交通手段への転換という観点からも、非常に強みのある事業であると考えております。そのためにも、公共交通手段をもっと便利に、環境にも配慮した公共交通を構築していただきたく、期待をしております。  「豊かな学びを育むまち」としての事業については、待ちに待った中学校の完全給食の実施が始まるということで、ようやくという思いが込み上げます。私も子どもが中学生の頃に、何をどう持たせればいいのか、夏の暑い日には食中毒対策に悩み、冬の寒い日には、冷え切っても子どもが食べたくなるメニューに悩み、夜になると、次の日のお弁当で頭がいっぱいになっていた頃を思い出し、今の保護者の方がそういった悩みから少しでも開放されること、また、子どもたちも栄養があり温かな食事でおなかいっぱいになり、午後からの授業も部活にも力が発揮できること、大変期待をしております。そんな中、やはり気になるのは物価高の影響で、食材の高騰もまだまだ落ち着きが見えません。保護者の方の負担軽減の一部公費負担も大変評価しております。  また、スペシャルサポートルーム事業については、全ての子どもたちに学びの保障をと、環境や人間関係、また、個人の抱える様々な問題により学校に行けなくなってしまった子どもたちや、メンタルが弱ってしまった子どもたちが、心穏やかに学べる環境を、これからもしっかりと整えていただきたく思っております。その中で、令和6年度予算においても、しっかりとインクルーシブ教育推進事業費において、スペシャルサポートルーム支援員の強化を示され、子どもたち1人1人の案件に対応を見据えられていることに、子どもたちの安心して過ごせる場所づくりをと願わざるを得ません。  また、海老名市は、神奈川県からもフルインクルーシブ教育推進市町村に指定され、インクルーシブ教育をこれから神奈川県、そして全国に向けて先進的な取組を進めていく都市となっています。県の資料によりますと、フルインクルーシブ教育推進の事業には、仮想空間(メタバース)等を活用した普及及び啓発も推進事業の中に盛り込まれているようです。以前、私も一般質問にて発言させていただきました不登校とメタバースの関係については、メタバース登校について、今後、海老名市において不可能ではないと考えております。様々な困難を抱える子どもたちが、その問題が何であれ、学校に関わっていられること、学ぶことができる、そういった場所が海老名から始まるのではないかと大変期待をしております。  そのほかの事業に関しても、令和6年度も市民の声を大切にし、期待を裏切らないように、丁寧かつ速やかな実施となりますようお願いをいたしまして、賛成討論とさせていただきます。                  〔たち登志子議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより1件ごとに採決をいたします。  初めに、議案第26号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 起立多数であります。よって議案第26号 令和6年度海老名市一般会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第27号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 起立多数であります。よって議案第27号 令和6年度海老名市国民健康保険事業特別会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第28号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 起立多数であります。よって議案第28号 令和6年度海老名市介護保険事業特別会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第29号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○議長(森下賢人 議員) 起立多数であります。よって議案第29号 令和6年度海老名市後期高齢者医療事業特別会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第30号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 起立全員であります。よって議案第30号 令和6年度海老名市公共用地先行取得事業特別会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第31号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 起立全員であります。よって議案第31号 令和6年度海老名市公共下水道事業会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  暫時休憩といたします。                            (午前11時19分 休憩)      ――――――――――――――――― ○ ―――――――――――――――――                            (午前11時35分 再開) ○議長(森下賢人 議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、 △日程第6 議案第33号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第14号)を議題といたします。  財務部次長の説明を求めます。               〔財務部次長(佐藤哲也) 登壇〕 ◎財務部次長(佐藤哲也) 議案第33号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第14号)につきましてご説明申し上げます。  別冊補正予算書の2ページをご覧いただきたいと存じます。  第1表 歳入歳出予算補正の歳入でございます。各款項の補正額とその主な内容につきましてご説明申し上げます。  14款国庫支出金2項国庫補助金、306万7000円の増は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額などでございます。  15款県支出金2項県補助金、1457万円の増は、子ども医療費助成事業費などの増額でございます。  18款繰入金2項基金繰入金、3880万2000円の増は、本補正予算における財源不足額を財政調整基金から繰り入れるものでございます。  歳入合計は、5643万9000円の増でございます。  3ページをご覧いただきたいと存じます。  歳出でございます。こちらも各款項の補正額とその主な内容につきましてご説明申し上げます。  2款総務費1項総務管理費、453万2000円の増は、元日に発生した能登半島地震の被災地支援に継続して応援職員を派遣したことに伴います、職員給与費の増額によるものでございます。  3款民生費1項社会福祉費、4177万6000円の増は、医療を必要とする機会が増えていることから、予算が不足することに伴います、子ども医療費助成事業費などの増額によるものでございます。  7款商工費1項商工費は、財源更正によるものでございます。  9款消防費1項消防費、706万4000円の増は、総務管理費と同様の理由により、職員給与費を増額するものでございます。  13款諸支出金2項基金費、306万7000円の増は、財政調整基金への積立金の増額によるものでございます。  歳出合計は、5643万9000円の増でございます。  4ページをご覧いただきたいと存じます。  第2表 繰越明許費補正の1 追加でございます。  9款消防費1項消防費、海老名市消防団員準中型自動車免許取得費補助金の翌年度繰越額100万円は、免許取得が年度をまたぐことから、補助事業の年度内完了が見込めないため繰越明許費を設定するものでございます。  10款教育費4項社会教育費、海老名市立中央図書館ブラインド改修工事の翌年度繰越額63万5000円は、他機関との調整に不測の時間を要し、年度内完了が見込めないため繰越明許費を設定するものでございます。  次の5ページから13ページまでは歳入歳出補正予算事項別明細書でございます。また、14ページは補正予算給与費明細書でございます。後ほどご高覧いただきたいと存じます。  以上、大変雑駁な説明でございましたが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。               〔財務部次長(佐藤哲也) 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) これより質疑に入ります。吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) それでは、質問いたします。  まず、現在も七尾市に職員派遣をされているということで、まだ能登のほうでは復旧、復興は遠く、日常を取り戻せていない方も多いと聞いていますし、市役所と役所でもなかなか現地の役所では手いっぱいという状況の中で、海老名市の職員が応援されていること、本当に敬意を表しますし、引き続き、できる限りのことをやっていただきたいということをまずお伝えさせていただきます。  今回、職員の時間外勤務手当として、現在でも消防も含めて延べ100人以上の職員が派遣されていると聞いています。今回、時間外手当、予算では1100万円ぐらい計上されていますが、全体として災害派遣の関係では800万円ぐらいだと事前に聞いているところです。  そこでお聞きしたいのですが、今回、時間外手当の中で、移動にかかる時間も含まれていると聞いていますが、その詳細についてどのような整理をされているのか、お聞かせください。 ○議長(森下賢人 議員) 市長室長。 ◎市長室長(澤田英之) 移動についてということで、通常、通勤手当等であれば、そこは時間外勤務手当の対象にはならないのですが、今回の派遣につきましては、公用車を使って派遣先まで遠路を行くというところからしてまずかなりの時間を要すると、その間、業務としての拘束を要するというところがありまして、そこは時間外手当というふうにさせていただいております。  以上です。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 分かりました。海老名市から現地へ行くまでの移動時間も含まれていますし、今回、被災地に宿を取れないということも報道でも承知していますし、職員の方の宿泊地もかなり遠かったというふうに聞いています。その分の移動分を拘束時間として時間外手当を支給しているということで理解をしています。この移動時間も時間外に含めるというのは、これまでの災害対応についても同じような対応をしていると、そういう理解でいいのでしょうか。 ○議長(森下賢人 議員) 市長室長。 ◎市長室長(澤田英之) これまでこういう形での災害支援という形はあまりなかったと思います。東日本大震災等のときには、ちょっと記憶にはございませんが、配慮できるものについては配慮してきたというふうに考えております。  以上です。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 被災地での応援ということは、職員にとっても非常にストレスにもなっていますし、その分、何かしら職員を励ますためにも、モチベーションを維持するためにも手当が必要だと思います。ただ、公務員である以上、一定、規程などに縛られるといいますか、何か問われたときにきちんと応えることができなければならないと思います。また時間外手当だと、管理職には出ないということもありますよね。そうしたことからも、海老名市独自で定めるのは非常に厳しいのかもしれないですが、県や国等に働きかけることも含めて、災害応援に行ったときの職員の手当などをどうしていくかは、ぜひ議論を深めていただきたいですし、移動時間に時間外手当を支給ができること、それが法律的に妥当かどうかも、顧問弁護士もいらっしゃると思いますので、そういうような仕組みの検討というのですか、規約等を整備することも今後必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森下賢人 議員) 市長室長。 ◎市長室長(澤田英之) 今後の研究材料にしていきたいと思います。  以上です。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) ぜひ一貫した対応が必要だと思いますので、今回はこういう対応をして、次はしないとか、そういうようなことにもならないためにも、ぜひ研究、検討を進めていただきたいことをお願いしたいと思います。  次に、医療費の助成事業費増額について、12月議会でも増額補正をされていたと思います。学級閉鎖等も非常に多くなっていることもありますし、インフルエンザの流行等もあるのだなというふうに思ってはいるのですけれども、去年と比べて、医療費の推移が分かれば教えていただけますか。 ○議長(森下賢人 議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊藤修) 今回、補正予算で、我々のほうから、子ども医療費助成と障がい者の医療費助成を予算計上させていただいておりますけれども、まず、両方に共通している予算の積算についての考え方からまず簡単にご説明させていただきますと、予算を積算する際にそれぞれの医療費の対象となる人数をまず我々として想定した上で、過去数年の実績ですとか、直近の状況等を踏まえて、1年間の予算を積算することになります。それが年度が明けて執行する段階になりますと、当然対象者数が変わってきたり、また、令和5年度で言うと、令和5年の5月から新型コロナが2類相当から5類に移行、また、それによって、今まで受診控えがあったものが受診が増えたりですとか、あとはさらに、途中で薬事承認等があり非常に高い薬が承認されると、それで医療費が一気に上がってしまうというような状況から、1年間通して医療費を積算するのが非常に難しい状況がございます。  このような中で、12月補正を要求させていただいた後に、医療費の請求は2か月遅れで参りますので、11月以降の状況についてご説明をさせていただきますと、子ども医療費につきましては令和4年11月が4128万円であったところが、今年度28.8パーセント増で、令和5年度は5317万円、12月分も同様に令和4年度が4580万円であったところが、19.7パーセント増で5481万円、1月分につきましては、令和4年度が4515万円で、これに前年度比16.9パーセント増で、今年度が5277万円、2月分につきましても、同様に、令和4年度4652万円に対しまして、22.2パーセント増で、令和5年度が5685万円と、これが子ども医療費の状況でございます。  以上でございます。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 分かりました。薬代などもあって、なかなか一概に、感染症とかインフルエンザ等が増えたからというわけではないにしても、やっぱり前年度と比べても今年度は医療費が伸びているということで理解をいたしました。  最後に、消防のことを1点お聞きしたいのですが、今回、消防団の方への中型免許補助だと思うのですけれども、実際に、今年度、免許が取得できなくて次年度以降に繰越しをされていると思いますが、いつぐらいから免許を取り始めた形になりますか。 ○議長(森下賢人 議員) 消防次長。 ◎消防本部次長(河井務) 確認をした時期ということでよろしいですか。今年度、10名の方がこの制度をご利用されているのですけれども、そのうち5名の方が年度内に取得できないというお話になって、定期に進捗状況については確認しているのですけれども、今回につきましては、11月が一番最後の入校ということで、2月に確認させていただいて、その段階で、年度末になって教習所が混雑してきてスケジュールが取れないということで、年度内の取得が難しくなったということでございます。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 新たな取組ということで模索していることは十分承知しているのですが、今後、入校時期も含めて、年度内で完了できるようなことも含め、検討をしていただければということを申し上げて、質問を終わります。 ○議長(森下賢人 議員) ほかに――鈴木さよ子議員。 ◆(鈴木さよ子 議員) 能登のほうに応援職員を派遣されていることについて質問します。  先ほど吉田議員もおっしゃいましたが、現状でもまだまだ能登半島、復旧が難しい状況で、現地で日夜問わず働いている公務員の方、ボランティアの方、本当に大変なことだと思います。海老名市からも多数の職員が派遣され、その働きに敬意を表したいと思います。  質問ですが、3月いっぱいで支援を終了して引き揚げるといった市町村が多いと聞いていますが、海老名市のほうではいつまで職員を派遣するという予定がありましたら教えてください。あと、また、他市との連携等ありましたら、その辺もよろしくお願いします。 ○議長(森下賢人 議員) 市長室長。 ◎市長室長(澤田英之) まず、いつまでというところなのですが、先方からは、今おっしゃられたとおり、大分ほかの市の支援が引いてきているというところもありまして、あとできれば2か月程度お願いできないかというご要望はいただいております。それと、他市との連携ですが、いろいろなところで連携をしながら、連携できるところは助け合いながらサポートしている状況にあります。  以上です。
    ○議長(森下賢人 議員) 鈴木さよ子議員。 ◆(鈴木さよ子 議員) 今回も時間外勤務手当等いろいろと派遣するにはどうしても税金を使う必要があると思いますので、もちろん、向こうの現地のほうはずっと継続して来てもらえれば本当に助かるとは思うのですけれども、その辺、いろいろと見極めながら、支援のほうをよろしくお願いしたいと思います。他市との連携というと、あまり具体的なことは今は難しいですかね。 ○議長(森下賢人 議員) 市長室長。 ◎市長室長(澤田英之) 具体的なところで言うと、直接、市だけではないのですが、NPOとかと関連しているところもあるのですけれども、総社市ですとか、そういったところから七尾市のほうに支援に行って、それにできる範囲での行政としての支援も行っております。  以上です。 ○議長(森下賢人 議員) 鈴木さよ子議員。 ◆(鈴木さよ子 議員) ありがとうございます。海老名市しかできないような特徴的な支援というのがもしありましたら教えてください。 ○議長(森下賢人 議員) 市長室長。 ◎市長室長(澤田英之) 海老名市にしかできないということはなかなか難しいご質問かと思うのですが、海老名市に関しましては、災害時の物資をたくさん蓄えているところもございますので、被災直後に、2日には出発できるような準備をして、まず必要だと言われた水について、必要とされる市町村に運んでいるというところが、市としての動きが近隣の中でも早かったところではないかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(森下賢人 議員) 鈴木さよ子議員。 ◆(鈴木さよ子 議員) 質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森下賢人 議員) ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第33号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第33号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第33号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第33号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第14号)は原案のとおり可決されました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第7 議案第34号 令和6年度海老名市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。  財務部次長の説明を求めます。               〔財務部次長(佐藤哲也) 登壇〕 ◎財務部次長(佐藤哲也) 議案第34号 令和6年度海老名市一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。  別冊補正予算書の2ページをご覧いただきたいと存じます。  第1表 歳入歳出予算補正の歳入でございます。各款項の補正額とその主な内容につきましてご説明申し上げます。  14款国庫支出金2項国庫補助金、11億6935万6000円の増は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金(給付金・定額減税分)などの増額でございます。  18款繰入金2項基金繰入金、3527万5000円の減は、財政調整基金繰入金の減額などでございます。  歳入合計は、11億3408万1000円の増でございます。  3ページをご覧いただきたいと存じます。  歳出でございます。こちらも各款項の補正額とその主な内容につきましてご説明申し上げます。  2款総務費は8億8851万6000円の増でございます。  1項総務管理費、303万3000円の増は、定額減税に係る人事給与システムの改修に伴います給与厚生事業費の増額によるものでございます。  2項徴税費、8億8548万3000円の増は、国の補助金を活用し、住民税の定額減税において、定額減税し切れないと見込まれる所得水準の方に、定額減税補足給付金を支給することに伴います、定額減税補足給付金支給事業費の増額によるものでございます。  3款民生費1項社会福祉費、2億4556万5000円の増は、国の補助金を活用し、物価高騰による負担感が大きい低所得者世帯を支援するため、住民税非課税世帯や住民税均等割のみ課税世帯に対して、1世帯当たり10万円を支給することに伴います、生活支援臨時給付金支給事業費の増額によるものでございます。  10款教育費1項教育総務費は、財源更正によるものでございます。  歳出合計は、11億3408万1000円の増でございます。  次の5ページから13ページまでは歳入歳出補正予算事項別明細書でございます。また、14ページは、補正予算給与費明細書でございます。後ほどご高覧いただきたいと存じます。  以上、大変雑駁な説明でございましたが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。               〔財務部次長(佐藤哲也) 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) これより質疑に入ります。吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) それでは、質問いたします。  まず、次年度、定額減税が行われる予定で、職員の給与費のシステム改修費で、今回、300万円ほど予算計上されて、情報システム基金から繰り入れていますが、国が決めた定額減税に対しては、これは国費で今後来ることが見込まれるものになるのでしょうか、いかがですか。 ○議長(森下賢人 議員) 市長室長。 ◎市長室長(澤田英之) 今のところ国費は入らないというふうに伺っております。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) これからいろいろなものが確定して、国からも、自治体事務、本当に丸投げされているもので、非常に事務負担も重くなっていると聞いています。職員の給与費であったとしても、定額減税に係るものであるので、事あるごとにぜひ国に対して、こういった費用も含めて、国で出すべきだということは求めていただきたいなと、それはお願いしたいと思います。  次に、今回、定額減税に係るものと、2024年度、来年度、非課税世帯と均等割のみがかかる方で今年度、対象になっていない方に対しての給付金と2本立てになっていると承知をしています。それぞれに保健福祉部と財務部とに予算が分かれているのでお聞きしたいのですが、今回、給付金対象になる方がどのぐらいいるかということと、いつぐらいに支給できるか、それぞれの担当所管課にお聞かせいただけますか。 ○議長(森下賢人 議員) 財務部次長。 ◎財務部次長(佐藤哲也) まず、定額減税補足給付金のほうについてお答えします。対象の人数といたしましては、約2万人を見込んでございます。いつぐらいから支給できるかということでございますけれども、まず住民税のほうの課税が、当初賦課が6月になりますので、そこからおおむね1か月程度、扶養の調査をかけます。扶養の調査をかけた後、確認書の送付等を含めまして、8月からぐらいから事務をスタートできるかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(森下賢人 議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊藤修) 我々のほうといたしましては、生活支援臨時給付金を担当しますけれども、まず対象となるのが、令和5年度は課税世帯であったところが、令和6年度の課税で住民税が非課税となる世帯、また、均等割のみ課税となる世帯で、非課税となる世帯については1200世帯を想定しておりまして、均等割のみ課税となる世帯が700世帯を想定しております。今後のスケジュールでございますけれども、令和6年度の課税の確定をもって対象者が決まりますので、基準日が6月3日となっております。そこから確認書、申請書等のやり取りを行いますので、支給につきましては8月くらいの支給になろうというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 定額減税をし切れない方に対する補足給付金については、事務が8月頃ということですが、給付そのものはいつぐらいになりそうですか。 ○議長(森下賢人 議員) 財務部次長。 ◎財務部次長(佐藤哲也) 先ほど申し上げましたように、事務の開始が8月頃というところで、その後、確認書を送付した後に、対象者から回答をいただくような形になりますので、給付金については、9月の上旬ぐらいから給付の開始ができればというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 分かりました。どちらの方に対しても、なかなか給付が――課税状況が確定しなければならないということは理解するのですが、やはり生活が厳しい方に対しては、本当に速やかに給付していただきたいなと思います。  保健福祉部の給付金については、これまで給付対象になっていない方が対象になるのかなと思っています。口座情報とかは市として把握されていないという方たちでよろしいのでしょうか。 ○議長(森下賢人 議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊藤修) 先ほど申し上げましたが、令和5年度まで対象となっていない方で、新たに令和6年度対象となるということから、口座情報等を持ち合わせていない世帯がほとんどになりますので、まず、正しく事務を行うためには、確認書、申請書等によって確実に正確な事務を行うために、そういった手続を考えますと、8月ぐらいの支給になるかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 分かりました。逆に言うと、そういう給付金に慣れていない方たちにもなってくると思うので、より丁寧な対応をお願いしたいと思います。  定額減税で補足されないという方は、さらに自分が対象であるかどうか分かりにくいと思うのです。周知は本当に強く分かっていただけるような取組の工夫が必要と思いますが、現時点で周知方法はどのようにお考えですか。 ○議長(森下賢人 議員) 財務部次長。 ◎財務部次長(佐藤哲也) まず、対象者の方につきましては、必ず確認書の送付がされます。その中で、給付額等の記載も含めて、送付をする予定でございます。周知という点でございますけれども、急に市役所から文書が送られてきて、これ、何だろうというところがないように、市のホームページ、あるいは広報を今考えてございます。  以上でございます。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 「広報えびな」であったり、様々、LINEシステムとかもあると思うので、お知らせについては分かるようにお願いしたいと思います。  定額減税し切れない方は、年金世帯の方も多くいらっしゃるということを事前に聞いているのですが、現役世代の方でも対象になる方がいらっしゃると思うのですが、年収で言うとどのぐらいの方が今回対象になるか、お伺いをいたします。 ○議長(森下賢人 議員) 財務部次長。 ◎財務部次長(佐藤哲也) 年収が変わってくると当然変わってきますし、あとは扶養の人数とか、その扶養の内容、そういったものによっても若干変わってきますので、一概にということは言えないのですけれども、モデル的なケースで考えますと、給与所得者ですと、40歳程度で収入が200万円程度というところで、配偶者が1名いられる、要するに本人と扶養が配偶者1人という状況ですと、市県民税のほうについては減税し切れるのですが、所得税については扶養の分と含めて、5万円程度の給付になるのかなと、そのあたりが1つの基準かというふうに考えます。  以上でございます。 ○議長(森下賢人 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 年収200万円ぐらいで本当にぎりぎりの方もいらっしゃいますので、そうした方はどうしても日常に追われていったりして、対象であるのに、申請ができないということも考えられるので、とにかく周知等に努めていただきたいということを重ねてお願いして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(森下賢人 議員) ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 質疑を終結いたします  ただいま議題となっております議案第34号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって、議案第34号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
     これより議案第34号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第34号 令和6年度海老名市一般会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第8 意見書案第1号 保育士配置基準の引上げと保育士の処遇改善を求める意見書を議題といたします。  提出者の説明を求めます。宇田川希議員。                 〔宇田川 希議員 登壇〕 ◆(宇田川希 議員) それでは、意見書案第1号 保育士配置基準の引上げと保育士の処遇改善を求める意見書について提案説明をさせていただきます。  賛成議員各位の氏名及び案文についてはお手元に配付のとおりでございますので、ご高覧いただければと存じます。  保育施設は誰もが安心して子どもを産み育て、働ける社会を実現するための不可欠な社会資源であります。子どもたちのために、どのような状況があっても安心・安全で質の高い保育を格差なく保障するためには、保育士の配置基準の改善など、保育従事者の処遇改善、保育環境の整備は重要な課題であります。  保育士の配置基準については、基準制定後75年以上見直されておらず、保育の現場からは保育士配置基準の見直しの声が上がり、来年度から4・5歳児の保育士配置基準が30人から25人になりました。  保育士は高い専門性が求められ、責任の重い仕事にもかかわらず、平均年収は全産業の平均より著しく低くなっております。子どもの育ちを保障するだけでなく保護者の労働や家族の生活を支え、地域の子育てを支援する役割を果たそうとするほど長時間過密労働となり、大きな負担がかかっております。  今後、新たな保育需要の増大も見込まれており、海老名市においては処遇改善加算による給与の引上げは行われているものの、近隣市や政令市等でも同様に行われているため、保育士の獲得競争は過熱しております。子どもの安全と、より豊かな保育を格差なく保障するために、国の責任でさらなる保育士配置基準の改善、保育従事者の処遇改善を図ることは喫緊の課題であり、以下、3点を強く求めるものであります。  1、保育に関わる施設基準を引き上げること。  2、保育士配置基準の改善を図り、保育士の増員を図ること。  3、保育従事者の処遇改善に必要な財源を十分確保すること。  議員各位におかれましては、よろしくご賛同くださいますようお願い申し上げ提案説明とさせていただきます。                 〔宇田川 希議員 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) これより提出者に対する質疑を行います。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております意見書案第1号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書案第1号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) 討論を終結いたします。  これより意見書案第1号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって意見書案第1号 保育士配置基準の引上げと保育士の処遇改善を求める意見書は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま可決されました意見書の送付先等の取扱いについては議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書の送付先等の取扱いについては議長一任と決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第9 議員の派遣についてを議題といたします。  神奈川県市議会議長会では、令和6年4月24日、川崎市において第212回神奈川県市議会議長会定例会を予定しております。本市議会から、議長会の会員となっております副議長の松本正幸議員、そして私、森下賢人が参加することになります。  お諮りいたします。会議規則第160条の規定により、松本正幸議員を派遣することについてご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(森下賢人 議員) 次に、 △日程第10 所管事務の調査・審査についてを議題といたします。  お諮りいたします。各常任委員会等委員長から、お手元に配付いたしました内容について調査・審査をしたい旨の申出がありました。  よって本件については議会閉会中も調査・審査できることとしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。  以上で本日の議事は全て終了いたしました。  閉会に当たりまして、市長からご挨拶をお願いいたします。                 〔市長(内野 優) 登壇〕 ◎市長(内野優) 令和6年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  議員の皆様におかれましては、2月26日から本日まで、会期31日間にわたり、提案いたしました諸議案を鋭意ご審議いただき、厚くお礼申し上げます。  さて、本定例会に上程されておりました諸議案に加え、本日上程されました令和5年度海老名市一般会計補正予算(第14号)をはじめとする全ての議案につきましても可決いただき、心から感謝申し上げます。  新年度予算のテーマは「まちづくり第2ステージへ ~新たなる挑戦~」でございます。「便利で快適に暮らせるまち」といたしまして、中新田丸田地区土地区画整理事業の推進による新たなまちづくりや、「豊かな学びを育むまち」として、小中学校全児童生徒の教材費の無償化など、スピード感を持って数多くの事業を進めてまいります。  先ほど反対討論の中で、いわゆる田園地域の問題が出ました。しかし、考えてみてください。海老名駅西口のときも、いろいろな議論がありました。駅を降りたらカエルの声がすることがいいだろうと。今、カエルの声はしません。しかし、多くの皆さんでにぎわっております。そうした面では、まちづくりというのは、一方では、マイナス部分というか、デメリットもあるでしょう。しかしながら、海老名の発展がどうしてここまで可能性があったものができなかったのか、それは農地が多いという形であります。その農地も水田であります。山があったり、畑だったら、区画整理とか、まちづくりはできます。それはなぜかというと、農家の方が一番管理しやすいのは水田であります。畑ですと、夏場で行きますと、毎日のように草刈りをやらないといけない、あるいは山ですと、何も価値観がない、そういった中では、海老名はちょうどど真ん中に駅があり、その周辺が農地、特に水田が多くあったことが1つの可能性を止めていたという形があります。しかしながら、西口区画整理も30年来の説得によって地権者の皆さんがまとまりました。今回は中新田の丸田地区も、今まで病院を誘致しようとか、倉庫を誘致しようとか、いろいろなことがありました。しかしながら、秩序あるまちづくりをつくりたいという形で地権者がまとまったわけであります。  今後、この周辺も含めて、始まりますけれども、それでは、市役所周辺の農地が全部残っているかというと、残っておりません。ほとんど駐車場や、利用されています。これを農地に戻すことはできません。そういった部分でいくと、農地を維持するには、農家の方が、それを維持することが必要です。行政だけでは守れません。行政は手助けをすることです。農家の方がやる気を出して農業をやっていく、このことが必要です。しかしながら、今の農業の実態を見ると、後継者は不足しています。それから、先ほどからいろいろな生活の大変だということを聞きましたけれども、農家の方も相当大変な状況があります。保険は国民健康保険を使って、それから、朝から晩まで働いている、そういった状況があります。これを何とか一般の数値まで戻すには、オーストラリアみたいに、バイトを雇ったら1時間3000円払うような農業を進めなければできないと私は思います。そんなことが現実に日本で今できるのでしょうか。今後、最低賃金は上がっていくと思います。そうすることによって、農業に従事する人は少なくなってきます。そういった部分では、農業支援センターが今後大きな役割を果たすと私は思っています。そういった部分では、私どもは、バランスを考えて、自然とまちづくりの発展を調和を持ってやっていく、このことが必要ではないかなと思っております。様々な問題は出てきます。それを1つ1つ皆さんと話し合いながら、特に議会の皆さんは市民の代表であります。そのことを踏まえながら、皆さんの意見を聞きながら、業務の執行に当たっていきたいと思っているところでございます。  今回、一般質問でも多くの質問をいただきました。能登半島地震の教訓は、今、現実の中で、職員が、消防隊が行きました。その後、職員が今行っております。神奈川県は志賀町に、あるいは珠洲市に職員を派遣ということが、この3月で終わりになります。その中で、七尾市は今まで継続していたものを継続してほしいということで、5月いっぱいまで職員を派遣します。あるいは七尾市では、総社市と関係ある野口健さんとテント村をつくったそうであります。これはNHKでも放映されておりますけれども、相当ボランティアがそこに集まります。そういった部分で、私どもは、設営するときに職員を派遣しました。今後は、職員とともに、社会福祉協議会の協力を得て派遣していきたいと思っています。  何しろ災害はいつ来るか分かりません。そういった中で、海老名市にとって、どうやるかという問題では、実体験をした職員が多くなることによって、それはプラスになると私は確信しています。そういった部分で、管理職を含めて行くようになると思います。先ほど時間外手当の話が出ました。時間外手当どころではなくて、食事もまちょうにできないそうであります。保健師や管理栄養士が行ったときに、寝ているところはコミセンの床のところにマットを敷いて寝袋で寝たそうであります。食事もインスタントの食事しかないという状況であります。それだけまだ被災地は、私たちが考えるより進んでいないということです。しかし、それを私たちが関心を持ちながら、日々の活動をしながら、できることをやっていくということが必要であります。そういった中では、海老名が元気を出して活性化することも必要です。その活性化することが、元気が向いてくるのだとつくづく思っております。  また、ハラスメントに関する質問もございました。海老名市のハラスメントの状況を見ますと、他市に比べてまだ自浄作用で適正に対応できると私は思っています。できないときにはそういった第三者委員会が必要です。何しろ六十数名のアンケートが出ましたけれども、それは現場を見たとか、あるいはそう感じたという問題であります。そこだけでいいのか悪いのか、第三者委員会を開いたり、第三者に委ねていいのかという問題があります。しかしながら、職員は一生懸命仕事をやっているわけでありまして、全体の中でハラスメント、セクハラがないような職場をつくっていこうということは常に日頃言い続けておりますので、そういった面では、このまま、今の状況の中で進んでいきたいと思います。そういった中では、アンケートを取ったり、実態を把握することも必要でしょう。そういったときに、私自身も判断しながらやっていきたいというふうに思っております。  また、自治会の関係が多くの課題を呼んでおります。自治会の組織率が低下している、あるいはコロナによってコミュニティがなくなった、これを再生しなければなりません。その面では、令和6年度は、自治会を中心とする地域コミュニティの活性化を図るために全力で取り組んでまいりたいと思っているところでございます。  さて、中学校給食の調理施設が、食の創造館が完成し、来月9日から中学校給食が始まります。給食が開始されることで、中学生の食を保障するとともに、物価高騰に関わる学校給食費を補助し、保護者の負担軽減を図ってまいります。  いよいよ新年度がスタートいたします。本定例会初日に萩原副市長、伊藤教育長の選任に対し同意をいただきました。これからも引き続き、海老名市の発展のため、一層ご尽力いただけるものと確信しております。  また、この議場で私とともに市政を引っ張っていただきました江成理事、金指理事兼経済環境部長、村上市長室危機管理担当部長、藤川財務部長並びに小澤議会事務局長が役職定年となります。小宮教育担当理事が学校にお戻りになります。議員の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。6名に代わり厚くお礼を申し上げるとともに、役職は変わりますが、引き続き職員として市民の皆様のためにご尽力していただけるものと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。  4月から新たな体制となり、海老名市政の発展のために職員一丸となってしっかりと取り組んでまいります。  終わりに、議員の皆様におかれましては、新年度を迎えるに当たり、健康には十分留意いただき、ますますご活躍いただきますようご祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)                 〔市長(内野 優) 降壇〕 ○議長(森下賢人 議員) 閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。  2月26日から本日までの会期31日間にわたり、議員各位におかれましては、各案件の審議に終始熱心に取り組まれ、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことを議長として厚く御礼申し上げます。  さて、今定例会では、令和6年度各会計予算をはじめ、多くの重要な案件を審議いたしましたが、各案件の執行に当たりましては、審議の過程において各議員から表明されました提言、要望等を十分に反映されますようお願い申し上げる次第であります。市長をはじめ職員の皆様が、今回成立した予算を効果的かつ効率的に活用して、まさに元気な海老名を次世代につなぐまちづくり第2ステージを始動し邁進していただくことを大いに期待したいと思います。  年明けに発生いたしました能登半島地震から3か月ほどが経過いたしますが、いまだに避難生活を余儀なくされている状況が続いております。そのような中、市長におかれましては、発災の翌々日に石川県かほく市に飲料水を届けたことを皮切りに、輪島市への緊急消防援助隊の派遣や、七尾市、志賀町、珠洲市等へ、多くの職員が現地で被災地の支援に従事していただいておりますことに敬意を表します。また、被災地の皆様方に対しましては、一日も早い復旧、復興がなされますよう祈念いたしております。  さて、本日、3月27日は、さくらの日です。桜と聞くと、私は入学式や卒業式が思い浮かびます。先日、地域の小中学校の卒業式に出席させていただきましたが、生徒代表から保護者への謝辞の中で、3年間お弁当をつくってくれたことへの感謝の気持ちが述べられておりました。子どもにとってお弁当は、保護者とのつながりの1つのアイテムではないでしょうか。また、えびなっ子らしさが残る子どもたちの正体は、これまでの毎日のお弁当にあったのではないかと感じました。4月からは中学校の完全給食が始まります。完成した食の創造館別館を先日、議員全員で見学させていただきましたが、衛生面等配慮されたすばらしい施設でありました。これからは温かくておいしい、そして、何よりも安全な給食を海老名の子どもたちへ提供していただきますようお願いをいたします。  最後になりますが、本年度末をもって退職される職員の皆様方におかれましては、長年にわたり本市の発展にご尽力いただきました。この場をお借りし、市議会を代表して感謝を申し上げます。ありがとうございました。今後も健康に十分ご留意をされ、ご活躍いただきますよう祈念申し上げます。また、市長をはじめ職員の皆様におかれましても、年度末の業務多忙な時期でございます。お体を大切にしていただき、体調を崩されませぬようお祈り申し上げ、閉会の挨拶といたします。(拍手)  これをもちまして令和6年第1回海老名市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。                            (午後0時24分 閉会)      ――――――――――――――――― ○ ―――――――――――――――――  以上は、会議の顛末であるが、その内容に相違ないことを証するために、ここに署名する。    令和6年3月27日              海老名市議会議長   森 下 賢 人               同   副議長   松 本 正 幸               同  署名議員   鈴 木 さよ子               同  署名議員   葉 梨 之 紀...