福祉政策課長 柏木 功 健康推進課長 安宅 道善
同課保健統括担当課長 介護保険課長 田中 歩
安本 栄
生活支援課長 須合 憲路 障がい福祉課長 石黒 和彦
国保医療課長 青野 昌樹 こども育成課長 本木 大一
保育・幼稚園課長 尾内 速斗
教育部長 中込 明宏 同部次長 江下 裕隆
教育総務課長 西海 幸弘 同課施設係長 瀬戸 圭一
就学支援課長 山田 圭 同課学校給食担当課長 山埼 淳
同課課長補佐 石田 恵美 同課健康給食係長 加藤 謙次
教育支援課長 麻生 仁 同課指導係長 土屋 葉子
学び支援課長 松本 晃子 同課学び支援係長 中島 裕子
財務部納税課長 山本 聡一
7.委員外議員 なし
8.傍聴者 (1)議 員 1名
鈴 木 さよ子
(2)その他 なし
9.事務局 3名
事務局次長 中島 真二 議事調査係長 左藤 文子
主査 江﨑 英俊
10.付議事件 1.議案第78号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第10号)〔所管部分〕
議案第79号 令和5年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第80号 令和5年度海老名市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第81号 令和5年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)
(以上4件令和5年12月6日付託)
11.会議の状況 (午前11時開議)
○会長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより
予算決算常任委員会文教社会分科会を開きます。
本日の分科会日程はお手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。
これより日程に入ります。
日程第1 議案第78号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第10号)〔所管部分〕、議案第79号 令和5年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第80号 令和5年度海老名市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第81号 令和5年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、以上4件を一括議題といたします。
初めに、
一般会計補正予算保健福祉部所管部分について保健福祉部長の説明を求めます。
◎保健福祉部長 議案第78号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第10号)のうち、保健福祉部所管部分につきましてご説明申し上げます。
第1表 歳入歳出予算補正の歳入でございます。
歳入歳出補正予算事項別明細書でご説明申し上げます。
10、11ページをお開きください。3つ目の箱でございます。14款国庫支出金1項国庫負担金1目民生費国庫負担金の説明欄をご覧ください。国民健康保険産前産後保険料負担金41万7000円の増は、産前産後期間における国民健康保険税の減額措置の導入に伴いまして国庫負担金を増額するものでございます。負担率は2分の1でございます。特別障がい者手当等給付費94万9000円の増は、歳出の障がい
者手当等支給事業費の増加に伴いまして国庫負担金を増額するものでございます。負担率は4分の3でございます。障がい者自立支援給付費2784万4000円の増は、歳出の障がい
者自立支援給付費等事業費の増加に伴いまして国庫負担金を増額するものでございます。負担率は2分の1でございます。障がい児施設措置費5440万7000円の増は、対象事業費の増加及び精算に伴い過年度国庫負担金が追加交付されることによる増額でございます。負担率は2分の1でございます。
子育て支援施設等利用給付費162万2000円の増、教育・保育給付費1000万7000円の増は、いずれも精算に伴い過年度の国庫負担金が追加交付されることに伴いまして増額するものでございます。負担率はいずれも2分の1でございます。生活保護費3088万4000円の増は、歳出における医療扶助費の増額に伴い国庫負担金を増額するものでございます。負担率は4分の3でございます。
12、13ページをお開きください。1つ目の箱でございます。生活保護費(過年度分)3086万円の増は、精算に伴い過年度分の国庫負担金が追加交付されることによる増額でございます。負担率は4分の3でございます。
2つ目の箱の2段目でございます。14款国庫支出金2項国庫補助金2目民生費国庫補助金の説明欄をご覧ください。障がい者総合支援事業費423万7000円の増、子ども・子育て支援事業費139万8000円の増は、いずれも補助対象事業費の増額に伴いまして国庫補助金を増額するものでございます。補助率は、障がい者総合支援事業費が2分の1、子ども・子育て支援事業費が3分の1でございます。
保育対策総合支援事業費168万円の増は、公立保育園における保育環境や保護者の利便性向上に向け、ICTを導入するための経費に対し国庫補助金が交付されるものでございます。補助率は5分の3でございます。
同じく3目衛生費国庫補助金の説明欄をご覧ください。
医療施設運営費等事業費209万7000円の増は、令和5年度から新たに補助対象事業が追加され、市が実施する成人歯科健診、オーラルフレイル健診が補助対象に追加されたことに伴い増額するものでございます。補助率は2分の1でございます。
14、15ページをお開きください。1つ目の箱でございます。15款県支出金1項県負担金1目民生費県負担金の説明欄をご覧ください。国民健康保険産前産後保険料負担金20万8000円の増は、国庫負担金と同様に、産前産後期間における
国民健康保険税減額措置が導入されることに伴いまして県負担金を増額するものでございます。負担率は4分の1でございます。障がい者自立支援給付費1392万2000円の増は、国庫負担金と同様に、歳出の障がい
者自立支援給付費等事業費の増額に伴いまして県負担金を増額するものでございます。負担率は4分の1でございます。後期高齢者医療保険基盤安定252万1000円の減は、令和5年度
後期高齢者医療保険基盤安定制度拠出金の額の確定に伴いまして県負担金を減額するものでございます。負担率は4分の3でございます。障がい児施設措置費2194万8000円の増は、対象事業費の増額に伴い県負担金を増額するものでございます。負担率は4分の1でございます。
子育て支援施設等利用給付費81万1000円の増、教育・保育給付費410万5000円の増は、いずれも精算に伴い
過年度分国庫負担金の追加交付を受けることにより、同様に県負担金を増額するものでございます。負担率はそれぞれ4分の1でございます。生活保護費22万6000円の増は、先ほど申し上げました国庫負担金の増額と同様の理由により県負担金を増額するものでございます。負担率は4分の1でございます。
2つ目の箱でございます。15款県支出金2項県補助金2目民生費県補助金の説明欄をご覧ください。重度障がい
者医療費助成事業費1617万円の増、
ひとり親家庭等医療費助成事業費319万円の増、
子ども医療費助成事業費2552万8000円の増は、いずれも補助対象事業である医療費の増加が見込まれることから、県補助金をそれぞれ増額するものでございます。補助率は、重度障がい
者医療費助成事業費及び
ひとり親家庭等医療費助成事業費は2分の1、
子ども医療費助成事業費は3分の1でございます。子ども・子育て支援事業費139万8000円の増は、国庫補助対象事業である幼稚園の預かり保育事業の増額に伴い県補助金を増額するものでございます。補助率は3分の1でございます。
16、17ページをお開きください。2つ目の箱の2段目でございます。17款寄附金1項寄附金5目民生費寄附金の説明欄をご覧ください。
社会福祉事業指定寄附70万8000円の増は、企業から保健福祉の充実に向け寄附金を受領するための増額でございます。
3つ目の箱でございます。18款繰入金1項特別会計繰入金1目
後期高齢者医療事業特別会計繰入金の説明欄、
後期高齢者医療事業特別会計繰入金1566万6000円の増、同じく2目
介護保険事業特別会計繰入金の説明欄、
介護保険事業特別会計繰入金9585万円の増は、いずれも令和4年度決算に伴い剰余金相当額を各特別会計から一般会計に繰り入れることによる増額でございます。
次に、歳出でございます。20、21ページをお開きください。3つ目の箱でございます。3款民生費1項社会福祉費1目社会福祉総務費の説明欄をご覧ください。国民健康保険事業のその他一般会計繰出金1億8204万3000円の増は、国民健康保険税の収入状況に伴う減額及び保険事業の増額に伴いまして、本補正予算における
国民健康保険事業特別会計の収支不足額を一般会計から繰り出すものでございます。産前産後保険料繰出金83万5000円の増は、出産する被保険者の産前産後期間における
国民健康保険税減額措置が講じられることに伴い市負担分を一般会計から繰り出すものでございます。
22、23ページをお開きください。介護給付費繰出金9万3000円の増は、
介護予防サービス計画給付費の増額に伴い一般会計負担分を繰り出すものでございます。その他事務費等繰出金251万2000円の増は、介護報酬改定等による
介護保険システム改修に伴い一般会計負担分を繰り出すものでございます。
後期高齢者医療事業の
保険基盤安定繰出金336万1000円の減は、
後期高齢者医療保険基盤安定制度拠出金の額の確定に伴いまして一般会計からの繰出金を減額するものでございます。
生活困窮者自立支援事業費390万3000円の増、
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業費970万9000円の増、
成年後見制度利用支援事業費4万3000円の増は、いずれも精算に伴い過年度国庫負担金、補助金の超過交付分を国に返還するものでございます。
後期高齢者医療関係経費1341万7000円の減は、令和4年度の
市町村定率負担金精算額確定に伴いまして減額するものでございます。
同じく2目障がい者福祉費の説明欄をご覧ください。障がい者福祉管理経費1984万5000円の増は、精算に伴い過年度国庫負担金、補助金及び県負担金の超過交付分を国、県に返還するものでございます。障がい
者自立支援給付費等事業費1億5197万5000円の増は、令和6年度に予定されている障がい
福祉サービス報酬改定に対応するための障がい福祉システム改修に伴う増額及び障がい
福祉サービス利用者数、利用量が当初想定を上回る見込みであることから増額するものでございます。
24、25ページをお開きください。障がい者在宅支援事業費360万円の増は、公共交通機関の運賃改定に伴い1人当たりの支給額が増加したこと及び利用者数の増加に伴いまして障がいサービス事業所に通所するための交通費助成額を増額するものでございます。障がい
者手当等支給事業費126万7000円の増は、受給対象者の増加に伴い増額するものでございます。
同じく4目福祉医療費の説明欄をご覧ください。
ひとり親家庭等医療費助成事業費638万円の増、
子ども医療費助成事業費7658万7000円の増、障がい
者医療費助成事業費3234万円の増は、いずれも医療費が当初想定を上回る見込みであることからそれぞれ増額するものでございます。
2つ目の箱でございます。3款民生費2項児童福祉費1目児童福祉総務費の説明欄、
児童手当支給事業費833万7000円の増、同じく2目児童措置費の説明欄、
子育て支援施設等利用給付事業費1010万7000円の増、26、27ページをお開きいただき、最上段の
民間保育所運営費補助事業費2899万9000円の増は、いずれも精算に伴い過年度分国、県負担金の超過交付分を返還するものでございます。
同じく3目母子福祉費の説明欄、
児童扶養手当支給事業費250万1000円の増、
子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費(ひとり親世帯分)473万2000円の増、
子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費(その他世帯分)2150万7000円の増は、いずれも精算に伴い過年度国庫負担金及び補助金の超過交付分を国に返還するものでございます。
同じく4目、児童福祉施設費の説明欄をご覧ください。
保育所施設維持管理経費455万8000円の増は、先ほど歳入でご説明申し上げました公立保育園における保育環境や保護者の利便性を向上させるため、ICTを導入するための経費を増額するものでございます。
2つ目の箱でございます。3款民生費3項生活保護費1目生活保護費の説明欄をご覧ください。
生活保護総務管理経費5922万円の増は、精算に伴い
過年度国庫負担金超過交付分を国に返還するものでございます。
28、29ページをお開きください。1つ目の箱でございます。同じく2目扶助費の説明欄をご覧ください。
生活保護費支給事業費4240万円の増は、医療扶助費が当初想定を上回る見込みであることから増額するものでございます。
2つ目の箱でございます。4款衛生費1項保健衛生費1目保健衛生総務費の説明欄をご覧ください。
保健衛生団体等助成事業費3000万円の増は、海老名市医師会が産科開設を予定する医療機関に対し実施する
産科有床診療所開設補助事業に対し、市から事業を実施する医師会に対し補助するための増額でございます。
同じく2目予防費の説明欄をご覧ください。
乳幼児等予防接種事業費4730万円の増は、
子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の再開や薬価の改定等により予算に不足が見込まれることから増額するものでございます。
成人等予防接種事業費368万5000円の増は、精算に伴い過年度国庫負担金の超過交付分を国に返還するものでございます。
健康増進指導事業費70万8000円の増は、事業者寄附金の有効活用を図り、市民の利用に供するための健康機器を購入するための増額でございます。
乳幼児健康診査事業費213万1000円の増は、精算に伴い過年度国庫補助金の超過交付分を国に返還するものでございます。
32、33ページをお開きください。2つ目の箱でございます。10款教育費1項教育総務費2目事務局費の説明欄をご覧ください。中ほどの
私立幼稚園支援事業費419万4000円の増は、幼稚園における預かり保育に関する補助額に不足が見込まれることから増額するものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。
○会長 次に、
一般会計補正予算教育部所管部分について教育部長の説明を求めます。
◎教育部長 続きまして、議案第78号 令和5年度海老名市一般会計補正予算(第10号)のうち、教育部所管部分につきましてご説明申し上げます。
別冊補正予算書をご覧ください。歳出でございます。32、33ページをお開きいただきたいと存じます。
2つ目の箱でございます。10款教育費1項教育総務費2目事務局費の説明欄をご覧ください。教育支援総務経費130万8000円の増は、相模原市が設置しております夜間中学に、今年度2名の生徒が在籍しております。その夜間中学の運営に要する費用負担として、相模原市へ負担金を支出する必要があることから、負担金、補助及び交付金を増額するものでございます。ひびきあう教育推進事業費174万4000円の増は、GIGA(ギガ)スクール構想による1人1台端末の使用頻度の増加に伴い端末修理件数も増えており、修理費の不足が見込まれております。使用頻度や故障数は学校によって差があることから、学校ごとに端末管理を工夫していただくため、修理費に係る委託料を増額するものでございます。
その下の3目学校給食費の説明欄をご覧ください。
中学校給食推進事業費1445万7000円の増は、業務委託を行っている中学校給食弁当の注文数が当初の見込みより増加したことから、委託料を増額するものでございます。
1枚おめくりいただきまして、34、35ページをお開きいただきたいと存じます。1つ目の箱でございます。10款教育費2項小学校費1目学校管理費の説明欄をご覧ください。
小学校施設整備事業費2491万5000円の増は、有鹿小学校ほか4小学校におきまして、空調設置を含む屋内運動場の大規模改修工事を実施するための設計を委託料として増額するものでございます。
2つ目の箱でございます。10款教育費3項中学校費2目教育振興費の説明欄をご覧ください。
スクールライフサポート事業費(中学校)6万4000円の増は、先ほどご説明申し上げました相模原市が設置しております夜間中学に在籍する生徒のうち、1名が
スクールライフサポート(就学援助)制度の認定を受けております。その就学援助費を相模原市へ支出する必要があることから、負担金、補助及び交付金を増額するものでございます。
3つ目の箱でございます。10款教育費4項社会教育費1目社会教育総務費の説明欄をご覧ください。
学童保育支援事業費3030万5000円の増は、令和4年度の国庫補助金、子ども・子育て支援交付金及び令和3年度、令和4年度の国庫補助金、
保育士等処遇改善臨時特例交付金について、交付決定額よりも実績額が下回ることとなり、変更交付申請を行った結果、返還金が生じることとなったことから、返還金、利子及び割引料を増額するものでございます。ライフ・
スタディサポート事業費181万円の増は、令和4年度の国庫補助金、
生活困窮者就労準備支援事業費等補助金について、交付決定額よりも実績額が下回ることとなり、変更交付申請を行った結果、返還金が生じることとなったことから、返還金、利子及び割引料を増額するものでございます。
大きく戻りまして、4ページをご覧いただきたいと存じます。第2表 繰越明許費補正、1 追加でございます。
最下段の10款教育費2項小学校費、有鹿小学校ほか4校屋内運動場大
規模改修工事設計委託2491万5000円が教育部所管でございます。款、項、事業名、金額は記載のとおりでございますが、内容はいずれも歳出予算でご説明させていただいたとおりでございます。これは、設計業務に期間を要し、年度内の完了が困難であることから、繰越明許費として翌年度に繰り越したいものでございます。
5ページをご覧いただきたいと存じます。第2表 債務負担行為補正、1 追加でございます。
5段目の物価高騰に係る小学校給食費の保護者負担軽減の限度額2700万円、6段目の物価高騰に係る中学校給食費の保護者負担軽減の限度額1300万円は、いずれも、先ほど行われました
文教社会常任委員会でご審議いただきました海老名市学校給食費に関する条例の一部を改正する条例の附則におきまして、保護者負担軽減策として、物価高騰に係る令和6年度における学校給食費の特例を提案させていただきました。その特例が令和6年度歳出予算を伴うこととなるものであることから、本条例改正に合わせ、期間を令和6年度とする債務負担行為を定めたいものでございます。
7段目の
海老名市立中央図書館指定管理料の限度額15億7084万8000円、最下段の
海老名市立有馬図書館指定管理料の限度額6億5093万円は、いずれも
指定管理者指定の議決後、指定管理者と複数年にわたる協定を締結したいため、期間を令和5年度から令和10年度とし、債務負担行為を定めたいものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。
○会長 次に、
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)及び
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)について、小松保健福祉部次長の説明を求めます。
◎保健福祉部次長 初めに、議案第79号 令和5年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。
歳入歳出予算補正の歳入でございます。
歳入歳出補正予算事項別明細書でご説明させていただきます。
50、51ページをお開きください。1つ目の箱でございます。1款国民健康保険税1項国民健康保険税1目一般被
保険者国民健康保険税の説明欄をご覧ください。医療給付費分現年度課税分1億1129万9000円の減、
後期高齢者支援金分現年度課税分4405万7000円の減及び介護納付金分現年度課税分1183万円の減は、いずれも出産する被保険者の産前産後期間における国民健康保険税の減額措置の導入及び今年度の収入状況から減額するものでございます。
2つ目の箱でございます。4款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金の欄をご覧ください。その他一般会計繰入金1億8204万3000円の増は、国民健康保険税の収入状況に伴う減額及び保険事業の増額などに伴い繰入金を増額するものでございます。産前産後保険料繰入金83万5000円の増は、出産する被保険者の産前産後期間における国民健康保険税の減額措置の導入に伴い繰入金を増額するものです。
3つ目の箱でございます。5款繰越金1項繰越金1目繰越金の説明欄をご覧ください。純繰越914万円の増は、令和4年度純繰越額と当初予算額との差額を増額するものでございます。
次に、歳出でございます。52、53ページをお開きください。
1つ目の箱でございます。4款保健事業費1項
特定健康診査等事業費1目
特定健康診査等事業費の説明欄をご覧ください。
特定健康診査等事業費1543万2000円の増は、今年度の支出状況から増額するものでございます。
2つ目の箱でございます。6款諸支出金1項償還金及び還付加算金1目一般被
保険者保険税還付金の説明欄をご覧ください。一般被
保険者保険税還付金300万円の増は、今年度の支出状況から増額するものです。
3つ目の箱でございます。7款予備費1項予備費1目予備費をご覧ください。予備費600万円の増は、国民健康保険税の過年度還付として充用した予備費を増額するものでございます。
続きまして、議案第80号 令和5年度海老名市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましてご説明申し上げます。
歳入歳出予算補正の歳入でございます。
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明させていただきます。
64、65ページをお開きください。1つ目の箱でございます。2款国庫支出金1項国庫負担金1目介護給付費負担金の説明欄をご覧ください。介護給付費負担金14万7000円の増は、介護サービス給付費の増額によるものでございます。
2つ目の箱でございます。2款国庫支出金2項国庫補助金5目介護保険事業費補助金の説明欄をご覧ください。介護保険事業費補助金251万2000円の増は、
介護保険システム改修に伴う国庫補助の増額でございます。
3つ目の箱でございます。3款支払基金交付金1項支払基金交付金1目介護給付費交付金の説明欄をご覧ください。介護給付費交付金19万8000円の増は、介護サービス給付費の増額によるものでございます。
4つ目の箱でございます。4款県支出金1項県負担金1目介護給付費負担金の説明欄をご覧ください。介護給付費負担金9万2000円の増は、介護サービス給付費の増額によるものでございます。
66、67ページをお開きください。1つ目の箱でございます。6款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金の説明欄をご覧ください。介護給付費繰入金9万3000円の増は、介護サービス給付費の増額でございます。また、その他一般会計繰入金251万2000円の増は、
介護保険システム改修に伴う市負担分の増額でございます。
2つ目の箱でございます。6款繰入金2項基金繰入金1目介護保険給付費等準備基金繰入金の説明欄をご覧ください。介護保険給付費等準備基金繰入金20万7000円の増は、介護サービス給付費の増額によるものでございます。
3つ目の箱でございます。7款繰越金1項繰越金1目繰越金の説明欄をご覧ください。純繰越3億9829万円の増は、令和4年度純繰越額と当初予算額との差額を増額するものでございます。
次に、歳出でございます。68、69ページをお開きください。
1つ目の箱でございます。1款総務費1項総務管理費1目一般管理経費の説明欄をご覧ください。一般管理経費502万4000円の増は、
介護保険システム改修費の増額でございます。
2つ目の箱でございます。2款保険給付費1項介護サービス諸費3目居宅介護等サービス計画給付費の説明欄をご覧ください。
介護予防サービス計画給付費73万7000円の増は、要支援認定者の介護サービス計画作成費として給付される給付費の増額でございます。
3つ目の箱でございます。4款基金積立金1項基金積立金1目介護保険給付費等準備基金費の説明欄をご覧ください。介護保険給付費等準備基金積立金1億8913万5000円の増は、令和4年度決算に伴う精算により介護保険給付費等準備基金に積み立てるものでございます。
70、71ページをお開きください。1つ目の箱でございます。5款諸支出金1項償還金及び還付加算金2目償還金の説明欄をご覧ください。国庫支出金等過年度分返還金1億1330万5000円の増は、令和4年度決算に伴う精算により国庫負担等を国及び県へ返還するものなどでございます。
2つ目の箱でございます。5款諸支出金2項繰出金1目一般会計繰出金の説明欄をご覧ください。一般会計繰出金9585万円の増は、令和4年度決算に伴う精算により市へ返還金として繰り出すものでございます。
続きまして、議案第81号 令和5年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
歳入歳出予算補正の歳入でございます。
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明させていただきます。
82、83ページをお開きください。1つ目の箱でございます。3款繰入金1項他会計繰入金1目一般会計繰入金の説明欄をご覧ください。保険基盤安定繰入金336万1000円の減は、低所得者に対する保険料軽減分を神奈川県後期高齢者医療広域連合へ納付するための保険基盤安定制度拠出金の額が確定したことに伴い一般会計からの繰入金を減額するものでございます。
2つ目の箱でございます。4款繰越金1項繰越金1目繰越金の説明欄をご覧ください。純繰越1566万6000円の増は、令和4年度決算に基づく歳入と歳出の差額が生じたため純繰越額と当初予算額の差額を増額するものでございます。
次に、歳出でございます。84、85ページをお開きください。1つ目の箱でございます。2款後期高齢者医療広域連合納付金1項後期高齢者医療広域連合納付金1目後期高齢者医療広域連合納付金の説明欄をご覧ください。後期高齢者医療広域連合納付金336万1000円の減は、低所得者に対する保険料軽減分を神奈川県後期高齢者医療広域連合に納付するための保険基盤安定制度拠出金の額が確定したことに伴う減額でございます。
2つ目の箱でございます。4款諸支出金2項繰出金1目一般会計繰出金資金の説明欄をご覧ください。一般会計繰出金1566万6000円の増は、令和4年度決算に伴う余剰金を一般会計で返還金として繰り出すもので、当初予算額及び予備費相当分を差し引いた額を増額するものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
○会長 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
◆宇田川希 委員 ご説明ありがとうございました。それでは、何点か私のほうから質問していきたいと思います。
まず、第10号の補正の補正予算書35ページの
小学校施設整備事業費委託料2491万5000円の件についてなのですが、これはご説明にもありましたように、5校の屋内運動場大規模改修工事ということで、設計の委託費であったり、工事概要についてこれから聞きたいと思うのですが、有鹿小、社家小、杉久保小、今泉小、杉本小でありますので、すみません、概要についてお伺いします。
◎教育総務課長 屋内運動場大規模改修工事の概要でございます。令和2年度に上星小、中新田小、あと柏ケ谷中学校の3校で実施をいたしましたエアコン設備の新設を含む屋内運動場の改修工事のときと同様に工事を考えてございます。概要といたしましては、空調設備はもちろんなのですが、足場を組みまして屋根や外壁、また内部の内装であったり床など、老朽化した部分を改装するとともに、エアコンを設置いたしますので、断熱効果を高めるための建具、サッシだとか扉といった部分の改修についても検討してまいります。
◆宇田川希 委員 前回3校、上星小、中新田小、柏ケ谷中学校をやって、今回、先ほど言った5校でありますけれども、これはまず、仕様については、同じ仕様で工事をされるのかということと、あと、改修工事というのはいつ実施されていくのか、予定についてお伺いいたします。
◎教育総務課長 仕様ということですけれども、今回設計委託の中で具体的に現地を確認しながら、改修箇所について定めてまいりたいと考えてございます。それに基づきまして設計が組み上げられますが、工事の時期がいつかということなのですけれども、今回の設計委託につきましては、予算を認めていただきましたら速やかに入札の作業に入ってまいります。おおむね委託の期間といたしましては5か月ほどを作業として見込んでございます。その後に、今度は工事の入札にかけてまいりますので、最短で来年の9月頃、工事業者さんとの契約になるような見込みで今考えてございます。
◆宇田川希 委員 ありがとうございました。仕様については現地確認後ということでありましたので分かりました。これも繰越明許費として設定していくということでありますので、近年、繰越明許が多いものですから、その辺も踏まえてよろしくお願いしたいと思っております。
大谷小学校の工事ということでありましたけれども、今回、そうすると、先ほどの5校プラス大谷小学校ということになろうかと思うのですけれども、残りの市内の学校、順次進めていくと思うのですけれども、スケジュールとかがもしお決まりであれば、その辺についてもお伺いしたいと思います。
◎教育総務課長 大谷小学校につきましては、今年度既に予算を認めていただいてございまして、既にもうその作業は完了してございまして、設計のほうは済んでいるという状況でございます。令和2年度のときに3校、今回要求させていただいている5校プラス大谷小学校ということで、6校の設計が終わったら工事に入っていくという流れなのですけれども、このたび文科省の国庫補助で、時限的な措置ではございますが、国土強靱化の推進から、従来屋内運動場の空調設置に係る補助金というのが7分の2出ておりました。ただ、今回時限的な措置で、7分の2が令和7年度末まで2分の1にかさ上げされることから、所管といたしましては、この補助率のアップの期間を十分活用いたしまして、補助金の確保に努めるとともに屋内運動場の整備の拡充を図ってまいりたいと考えてございます。
◆宇田川希 委員 7分の2から2分の1にかさ上げということで、非常にありがたいなと思うのですが、素朴な疑問なのですけれども、未設置の学校の中で、例えば今回設計に挙げられた学校に優先理由とかはあるのか、その辺についてもお伺いしたいと思います。
◎教育総務課長 今回設計に挙げた優先の理由ということでございますが、建物の老朽化であったり、これまでの施設の補修状況などを踏まえまして、市内中学校区に散らせて選定を行ってございます。今後、中学校のほうに着手をする際に、やはり部活動への影響が懸念されることから、改修後の近くの小学校の体育館を代替に使用していただければと考えてございます。いずれにいたしましても、改修工事の期間は7か月間ほどを要しますので、できるだけ教育活動に支障が出ないよう学校とも細やかな調整を図りながら工事を進めてまいりたいと考えてございます。
○会長 本分科会を傍聴したい旨の申出がありました。会長はこれを許可することにいたします。
暫時休憩といたします。
午前11時38分休憩
午前11時39分再開
○会長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◆宇田川希 委員 ありがとうございます。小学校の体育館も利用していくということでありますから、十分トラブルのないように気をつけていただきたいと思っております。また、昨今、今もそうですけれども、夏も冬も異常な天気で暑くなっておりますので、体育館にエアコン設置というのは、教育の環境上、または避難所としても機能強化というのは必要と思っています。学校体育館、平日もそうですけれども、夜間、週末、一般利用もされておりますので、利用団体にとっても本当にありがたいと思いますので、ぜひ計画的に設置を進めていただきたいことを要望させていただいて、この質問を終わります。
続いて、補正予算書の26、27ページなんですが、
保育所施設維持管理経費の455万8000円の増について伺います。
公立保育園にICTを導入していくという、増額をしていくということでありますけれども、内容についてお伺いをいたします。
◎保育・幼稚園課長 公立保育園4園におきまして、保育園向けICTサービスのCoDMON(コドモン)を導入したいものでございます。導入に当たりまして、端末の費用や通信費用を計上しております。
◆宇田川希 委員 ICTのサービスを導入していくということで理解をしたんですが、端的にどのようなメリットがあるのか、それについてもお伺いいたします。
◎保育・幼稚園課長 メリットについてご説明いたします。現在、公立保育園では、園児の登降園の記録であるとか保育の記録等を全て紙で行っております。これらの記録の電子化であるとか、保護者との連絡をアプリ上で実施することによりまして、保育環境や保護者の利便性の向上を図るものが目的でございます。これまでの業務のやり方であるとか、プロセスを大幅に改善することができるため、業務の省力化であるとか、ひいては保育の質の向上につなげていくこともできると考えております。
◆宇田川希 委員 ありがとうございます。保育の質の向上につながるということで大いに期待をしたいと思うのですが、最初の答弁で、端末費用であったり、通信費用ということの予算だということで答弁があったと思うのですが、実際にどういった端末を使ってネットワークを使用するのか、その辺についてもお伺いいたします。
◎保育・幼稚園課長 CoDMONでは基本的にiPadのみで動作保証がされていることから、端末はiPadを購入していくことを想定しております。ネットワークにつきましては、現在市で使用しているもの、いわゆるLGネットワークと呼ばれているものなのですけれども、こちらでは保護者との通信ができないということから、一般回線で保育園内にWi-Fi環境を構築していく予定でございます。保護者とシステム上で通信を行うことができるようになりますので、出欠の連絡であるとか、お便り帳をアプリ上でやり取りすることが可能になります。これまでも電話連絡で、すごく園が混み合っていたりとかそういうこともあったのですけれども、基本的に電話連絡が不要になるということにもなりますので、保護者にとっても保育士にとっても大幅に利便性が向上するものであると考えております。
◆宇田川希 委員 本当にまさにICTサービスだなと実感するところでありますけれども、こういったことというのは、当然民間保育園においてもこのようなシステムというのは導入されているのか、また、近隣市の公立園でこのようなシステムが導入されているのかということについてもお伺いをいたします。
◎保育・幼稚園課長 まず、民間保育園の導入状況でございますけれども、2年前にシステムの導入状況の調査を行ったところ、約7割の園でシステムの導入がされているということでございました。次に、近隣市の状況でございますが、綾瀬市、鎌倉市、小田原市でやはりCoDMONの導入を既に行っているということ、それから藤沢市におきましては、令和6年4月から導入を開始すると聞いております。また、隣の厚木市においては、別の会社のシステムではございますが、導入をしていると聞いております。
◆宇田川希 委員 分かりました。近隣市ということで、隣の綾瀬市も導入されているということで、海老名市も県央地区では意外と早い段階で導入されるということで評価できると思っております。
ただ、改めて、なぜこのタイミングの補正で導入することになったのかということについてもお聞かせ願います。
◎保育・幼稚園課長 なぜこのタイミングになったのかということでございます。これまでこういったICTの導入の補助金、国からの補助金があるのですけれども、公立保育園は対象外という形で整理されていました。ただ、令和5年度から公立園も補助の対象に加わったということもありますので、来年度に向けて補正対応を積極的にさせていただきたいということで計上させていただくものでございます。調整にちょっと時間を要したので、来年度の4月の当初からの運用はちょっと難しい状況と思っているのですが、試験的な運用を経た上で、6月頃には本格運用を開始できるのではないかと考えております。
◆宇田川希 委員 今年度から公立園も補助対象となったということでありますね。ありがとうございます。本当に海老名市は、総体的に常に補助金を活用して対応されていると私は認識しておりますので、時期等の問題もあろうかと思いますけれども、先進市のいろいろな取り組みを参考にして、市民サービスの向上につなげていただきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思っています。また、本当にこういったことをすることによって保護者の利便性を高めていくといったことと同時に、保育士の業務環境の改善によって保育の質の向上にもつなげていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。この件については終わります。
続いて、補正予算書の33ページ、
中学校給食推進事業費について、1445万7000円についてお伺いいたします。本事業は、注文式の給食弁当の委託料だと思っているのですが、昨年度も補正予算を編成しておりますが、今年度も補正が必要となったということであります。理由について伺います。
◎学校給食担当課長 昨年度、令和4年度につきましては、令和4年3月に小学校6年生児童への試行提供を実施したこと及び令和4年度から保護者メールにより月2回のPRを行ったことから注文数が増加したものです。その予算の不足が見込まれたということで、令和4年度補正予算にて対応いたしました。令和5年度につきましては、令和4年度並みの注文数を見込んだところでしたが、昨年度より月平均25パーセント、最大の月で33パーセントの注文数の増加がありました。この要因としましては、注文式の給食弁当の喫食率につきましては、平成29年度から令和元年度の3年間が約19パーセント、令和2年度及び3年度の2年間が15、16パーセントという程度でございました。令和2年度及び3年度に下がったのは、新型コロナウイルス感染拡大により外食を控えるような影響から、家庭からお弁当を持参する生徒が増えたこと及び学級閉鎖等が増加したことにより注文のキャンセルが増加したことが理由として考えられます。令和4年度は、こうした影響が弱まりまして、喫食率は18.6パーセント、コロナ禍前の水準に戻りました。これにつきまして、喫食率が19パーセントで推移していたことから、令和5年度の喫食率が大幅に上がることは難しく、約19パーセントの喫食率を見込んでいたものでございますので、今回補正を計上するものです。
なお、中学校に状況を聞いたところ、働くお父さん、お母さんがリモートワークで自宅で仕事をしていたところ、出勤しての仕事対応になりましたので、今まで手作り弁当を持参していたものがなかなか作ることが難しくなったという状況も一部聞いておりますので、このような状況になっております。
◆宇田川希 委員 再質問しようと思ったら、懇切丁寧に答弁をいただいたので、ありがとうございます。注文数が33パーセントも上がったというのは、本当になかなかこういうのというのは、見込みというのは正確にはぴしゃっとはいかないものであるとは思うのですけれども、今後、やはり様々な要因を研究して精査して、その辺も改善してもらえればなと思いますので、よろしくお願いいたします。この質問は終わります。
次に、特会のほうも行きます。国保の特会で50ページ、51ページなのですが、
国民健康保険事業特別会計補正予算についてお伺いしますけれども、補正予算の50ページで、国民健康保険税として1億6758万6000円の減額を計上しております。非常に大きな金額であると認識しますが、減額の要因についてお伺いいたします。
◎国保医療課長 国民健康保険税の減額の要因でございます。国民健康保険税は、医療給付費分と
後期高齢者支援金分、介護納付金分の3本立てとなってございます。それぞれ所得割額、均等割額、平等割額から積算しているものでございます。このうち所得割額の基礎となる所得金額が当初の見込みを大幅に下回ったことによって国民健康保険税の減額が見込まれ、今回補正予算に計上したものでございます。
◆宇田川希 委員 分かりました。所得の減少ということでありますけれども、要因については理解をいたしました。ただ、これはもう少し事前に予想できたのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
◎国保医療課長 予算編成時における国民健康保険税の課税につきましては、加入者の人数はある程度把握できるのですけれども、加入者の所得につきましては正確な把握が難しく、前年ベースで積算しているのが現状でございます。
◆宇田川希 委員 分かりました。正確な把握が難しいということでありましたけれども、国民健康保険事業というのは特別会計で当然経理されているのですけれども、歳入の主となる国民健康保険税に大きな減額でありますと、今後の事業運営に支障が出るのではないかと危惧します。将来的な事業運営の見通しは市ではどのように考えているのか、そこについてもお伺いいたします。
◎国保医療課長 国民健康保険事業につきましては、今おっしゃっているとおり特別会計で経理しております。国民健康保険の加入者の医療費を加入者が納める保険税や国や県からの公費を財源として賄ってございます。あわせて、平成30年度の国保制度改革以降、市町村は決算補填等を目的の法定外繰入金を解消させることが国から求められてございます。これを受けまして、本市におきましても、決算補填等目的の法定外繰入金を解消させるため、令和2年度に赤字解消計画を策定したところでございます。これまで、令和2年度に8年ぶりに税率の見直し、令和4年度には後期分、介護分の税率等の見直しや財政調整基金の取崩し等により、決算補填等目的の法定外繰入金の解消に努めてきたところでございます。
しかしながら、被保険者数の減少に加え、令和6年度の診療報酬の改定も予定されていることに伴い医療費等の高騰が想定されますので、赤字解消のところが今困難な状況にございます。今後、国民健康保険の安定的な財政運営に当たり、国民健康保険税の税率等の見直し等は必要であると考えてございます。国民健康保険税の税率等の見直しにつきましては、今後開催されます国民健康保険運営協議会に諮問を行い意見を求めてまいります。
◆宇田川希 委員 ご丁寧にありがとうございました。国保の財政状況が本当に厳しい状況であるということであります。税率等の見直しを行う際には、社会情勢は当然ですけれども、被保険者の影響を十分に考慮していただいて、国民健康保険の安定的な運営につながるように慎重に進めていただくことを要望し、この質問も終わります。
最後になりますが、介護保険になります。特別会計でございます。介護保険給付費等準備基金元金積立金になりますけれども、
介護保険事業特別会計補正予算についてですが、69ページになります。介護保険の給付費等準備基金の内容について詳しく教えてください。
◎介護保険課長 準備基金なのですが、介護保険事業において発生した余剰金を積み立てるものでございます。介護保険につきましては、公費の部分と保険料の部分が半額ずつというところになりまして、前年度の精算に基づき余剰金を積み立てていくというところになります。
◆宇田川希 委員 ありがとうございます。
それでは、介護保険給付費等準備基金の残高について教えてください。
◎介護保険課長 第7期、令和2年度末の介護保険準備基金の積立残高が9億9269万7770円、第8期に入りまして、令和3年度末が14億6269万5966円、令和4年度が13億9462万3966円となりまして、ここで補正をお認めいただきますと、基金積立額が約1億8900万円、基金の取崩額が約2億1748万円となることから、差引き約2848万円が引かれまして、令和5年度末の見込みなのですが、基金残高は約13億6000万円になる見込みでございます。
◆宇田川希 委員 ありがとうございます。今年度末の基金の残高が今のご答弁ですと13億円以上であると見込まれているとのことであります。そうしますと、第8期の介護保険料というのは、値上げする必要はあったのか、その辺についてもお伺いをいたします。
◎介護保険課長 第8期の介護保険料につきましては、高齢化の進展を見据えまして、団塊ジュニアと言われる世代が全て65歳を迎える令和22年まで基金を計画的に活用し、3年に1度の保険料改定ごとに3億円を取り崩した場合、保険料基準額はおおむね6パーセントと緩やかな上昇で推移するものと見込んで推計したものでございます。第8期の月額基準額は5180円でございまして、前回第7期の保険料が5120円のところから、月額にして60円、率にして1.2パーセントの増加となりました。全国平均の6014円より834円、県平均6028円より848円低く、県内19市で見ましても4番目に低い状況となってございます。
◆宇田川希 委員 結果としては県内の19市の中で4番目に低い保険料であるということは理解をしました。全国的にも県に比べても低いよという話であります。
それで、改めて準備基金なのですが、今後どのように活用していくのか、その辺についてもお伺いをいたします。
◎介護保険課長 今年度、第8期の最終年度となりまして、現在、第9期の計画の策定が行われております。高齢化の進行、団塊ジュニアの世代というところを見据えまして基金を活用していくことが必要であると認識しております。今後も保険料の上昇を極力抑えつつ、将来に向けて安定かつ健全な運営に基金の活用を図っていきたいと考えております。
◆宇田川希 委員 ありがとうございました。この介護保険制度というものが今後とも持続可能な制度として維持されていくためには、原資として保険料が必要となってまいります。制度の適正な運用が大前提でもあります。えびな高齢者プラン21第9期の計画について現在パブリックコメントを実施中であろうかと承知はしておるのですが、保険料についても基金活用で圧縮の検討をしていただくとともに、大前提である介護保険制度の適切な運営に努めていただきますことを改めて要望させていただきます。
◆松本正幸 委員 それでは、質疑させていただきます。
補正予算書の29ページに保健衛生総務管理経費が3000万円あると思います。これは産科の開設の補助金だと聞いていますけれども、この経緯について最初に伺いたいと思います。
◎健康推進課長
保健衛生団体等助成事業費3000万円の部分での経緯でございます。これにつきましては、海老名市は今、分娩を取り扱う医療機関というのが徐々に減少し、現在、分娩を取り扱う医療機関は1か所となってございます。令和4年度の市民の出生数で見ますと、約1100人生まれているのですが、そのうちの約77パーセントが市外の医療機関で分娩しているという状況で、こちらは市と医師会のほうで話をして、市の課題だといったところで、医師会とも共通認識してきたところでございます。
そういったところ、先般、海老名市医師会の会員医師から、市内に産科医療機関を開設したいという意向が示されましたので、医師会といたしましても、こういった環境整備を目的として支援協力をしていきたいといったところで、市のほうにも支援協力の要望がございました。それを受けまして市といたしましても、市民の安全・安心につながる、この産科開設は必要といったところで、医師会のほうに3000万円の準備支援の補助をするといったものでございます。
◆松本正幸 委員 総合病院と今度開設する2件と聞いていますけれども、さらに増やす考えはあるのかどうか、伺いたいと思います。
◎健康推進課長 産科医療機関につきましては、本当に今は海老名総合病院1件で、ただ、まだ1件あるといったところがございますので、今回新たに産科が必要といったところで、手を挙げてくれた医師会の会員医師がいたので、誘致といった形で協力させていただきましたけれども、今後、新たにまた産科がここでさらに必要かどうかというのは、市単独で判断するのは難しいことになりますので、もしまた海老市内で産科を開設したいという医師がいた場合は、医師会と協議をさせていただいて進めていきたいと考えております。
◆松本正幸 委員 引き続き進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
それであと、
健康増進指導事業費70万8000円、これは寄附金で買われたと思うのですが、買われた品物というのはどういうものでしょうか、教えてください。
◎健康推進課長 まだ購入のほうはこれからといった形で、この補正予算の決定をいただいてからといった形になりますけれども、現在購入を考えているものが、健康増進、食育といった観点から、現代人に不足しがちと言われている野菜の摂取度を測定することができる機器を今候補として検討しております。また、これを設置する際は、びなウェルのほうに設置しております未病センターに置いて、市民に使用していただきたいと考えております。
◆松本正幸 委員 野菜の測定、具体的に言うとどういう機械なのでしょうか、私は初めて聞くのですけれども。
◎健康推進課長 まず測定器といたしましては、30秒で測定ができるものなのですが、機械に手を添えて、手のところから測るものになるのですが、人差し指と薬指に光を照射して皮膚の反射率を求めて、独自のアルゴリズムで野菜の摂取度というものを測るといったものになっております。
◆松本正幸 委員 野菜摂取の状況を測れるということでは、大変いいものだと判断しています。これはどこに設置されるのでしたか。すみません。
◎健康推進課長 ViNA GARDENS PERCH(ビナガーデンズパーチ)の中にありますびなウェルの総合待合の場所にあります未病センター、こちらのほうに設置させていただきます。
◆松本正幸 委員 どうもすみませんでした。
続きまして、子宮頸がんワクチンのことについて伺いたいと思います。
これは
乳幼児等予防接種事業費4730万円だと思うのですけれども、子宮頸がんワクチンの予防接種は急激に増えていると聞いているのですけれども、その要因というのはどういうものがあるか、分かれば教えてください。
◎こども育成課長
子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の再開により接種者が増加いたしましたことが大きく挙げられると思います。加えて、令和4年4月からキャッチアップ接種として接種機会を確保する対策が取られたことによりまして、接種者が急増したことによると考えられます。
◆松本正幸 委員 副作用の問合せとかそういうのがあるのかどうかを伺いたいと思います。
◎こども育成課長 いわゆる副反応の報告のことだと思いますので、そちらでご回答させていただきます。重篤なものはないと認識しておりますが、これは県のほうに報告が行くようになっておりますので、今後も県からの報告を確認してまいりたいと考えております。
◆松本正幸 委員 分かりました。
続きまして、35ページになると思います。先ほど宇田川委員からも質問があった小学校管理経費のことについて伺いたいと思います。エアコン設置に伴って補助が出るということで、令和7年度まで国から2分の1ということになると思うのですけれども、その時点でどのぐらいのエアコン設置を計画しているのかを伺いたいと思います。
◎教育総務課長 先ほどの宇田川委員の答弁と重なるかもしれませんが、教育委員会といたしましては、順次整備を進めてまいりたいと考えてございます。令和7年度まで補助率が先ほどの2分の1にアップされますので、そちらを十分活用して進めていきたいと考えてございます。
◆松本正幸 委員 分かりました。
次に、
スクールライフサポート事業費、これは夜間中学校2名について伺いたいと思います。大変いいことだと思うのですけれども、実際そういう要望、要求がある人たちは結構多いのでしょうか、その辺を教えてください。
◎就学支援課長 本夜間中学校に海老名市から行っている方が2名いらっしゃって、そのうち1名が対象となっております。
◆松本正幸 委員 直接受けたいということで、直接要望されて来られるのでしょうか、どういう形で。
◎就学支援課長 この
スクールライフサポートにつきましては、相模原市立大野南中学校分校就学奨励規則の認定基準に基づいて認定されるものでございます。
◆葉梨之紀 委員 幾つかあるのですが、今松本委員が質問されたことにちょっとかぶるのですが、
乳幼児等予防接種事業費4730万円の補正についてお伺いします。補正予算書28、29ページです。
◎こども育成課長
乳幼児等予防接種事業費4730万円の増についてでございます。今回の補正に当たりまして、これだけ大きな金額が出てきているというのは、大きく2点ほど、
子宮頸がん予防ワクチンに関係する要因があろうかと思っております。1点目につきましては、先ほど松本委員にもお答えしたとおり、
子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の再開によりまして接種者が増加し、かつ令和4年4月からキャッチアップ接種として接種機会を確保する対策が取られたことにより接種者が急増しております。接種者についてはこのような見解が立てられると考えております。
また、2点目といたしましては、令和5年4月から
子宮頸がん予防ワクチンに9価のワクチンが定期接種ワクチンとして加わり、このワクチンが非常に高額であることから執行額が伸びているという状況になってございます。
◆葉梨之紀 委員 子宮頸がんワクチンをみんなやらなくなった経過はございましたね。全身に痛みが走って、日常生活に困るようだったという。それは今はどういうふうに考えているんですか。なかなか治らないということで問題になったわけです。僕も子宮頸がんワクチンをやることは賛成なんですね。というのは、大体二十歳前後の人がなると半年かからないで死亡してしまいますね、あっという間です。ですから、かなり若い人のがんというのは早いとは言いますけれども、これは何とか早くやらなければいけないなと僕は思っていましたが、そういう副作用についてはどういうふうに今考えられているのでしょうか。
◎こども育成課長 ワクチンには副反応というものが伴います。これは腕など接種部位が痛いという影響が小さなものから、身体に重篤な異常が出ると、いわゆるこれは全身の疼痛みたいな今委員がおっしゃったことなども影響が大きいものになるかと思います。大きな副反応についても、予防接種全般に言えることですけれども、全くないということは断言できないと思います。しかしながら、その因果関係においても簡単に結びつけることは難しいと言われております。子宮頸がんワクチンについては、平成25年4月に定期接種化されたわけでございますが、接種部位以外の広い範囲に持続する痛みが報告されたということで、一時的に積極的勧奨を差し控えるという状況が長く続いておりました。しかしながら、令和3年11月12日の専門家会議におきまして、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから、積極的勧奨の差し控えが終了となった経過がございます。市といたしましても、この国の決定に基づきまして接種勧奨を再開していると、このような状況でございます。
◆葉梨之紀 委員 子宮頸がんワクチンをやるようになったということは、僕は非常にいいことだと思うのですが、がん自体は早期発見、早期治療が非常に重要なものですから、これはしっかりやっていただきたいと思います。要望とさせていただきます。
もう1点、
保健衛生団体等助成事業費についてお伺いします。医師会の
産科有床診療所開設補助事業に対する補助の実施ということで3000万円の補正予算が計上されていますが、この概要について教えてください。