認定第3号 令和4年度海老名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第4号 令和4年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第5号 令和4年度海老名市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算認定について
認定第6号 令和4年度海老名市
公共下水道事業会計決算認定について
4.付議事件
議事日程に同じ
5.説明のため出席した者 27名
市長 内野 優 副市長 萩原圭一
副市長 柳田理恵 教育長 伊藤文康
市長室・
保健福祉担当理事 都市建設担当理事 松本潤朗
江成立夫
教育担当理事 小宮洋子 理事兼
まちづくり部長 谷澤康徳
市長室長 澤田英之 財務部長 藤川浩幸
市民協働部長 告原幸治 保健福祉部長 伊藤 修
経済環境部長 金指太一郎 消防長 大野公彦
教育部長 中込明宏
危機管理担当部長 村上順一
市長室次長 高田俊一 財務部次長 佐藤哲也
市民協働部次長 曽田 努
保健福祉部次長(子育て担当)
奥田ともみ
保健福祉部次長(健康・保険担当)
保健福祉部次長(福祉担当)
小松幸也 篠原勝彦
経済環境部次長 吉沢正樹
まちづくり部次長(都市担当)
清田 聡
まちづくり部次長(建設担当) 消防本部次長 河井 務
佐藤秀之
教育部次長 江下裕隆
6.出席した事務局職員 4名
事務局長 小澤孝夫 事務局次長 中島真二
議事調査係長 左藤文子 主査 江﨑英俊
7.速記員出席者 1名
株式会社 澤速記事務所
速記士 佐藤悦子
8.会議の状況 (午前9時 開会)
○議長(宇田川希 議員) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより令和5年第3回
海老名市議会定例会第2日目の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでありますのでご了承願います。
これより日程に入ります。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(宇田川希 議員)
△日程第1 認定第1号 令和4年度海老名市
一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 令和4年度海老名市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 令和4年度海老名市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 令和4年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 令和4年度海老名市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 令和4年度海老名市
公共下水道事業会計決算認定について、以上6件を議題とし、前回の議事を継続いたします。
これより質疑に入ります。
倉橋正美議員。
〔
倉橋正美議員 登壇〕
◆(倉橋正美 議員) 政進会の倉橋正美でございます。代表質疑をさせていただきます。
令和4年度は、物価高騰のあおりを受け、特に食料品、電気、水道料、ガソリンなど生活に欠かせない物品の値上げに歯止めがかからず、市民生活に大きな影響が出た年でありました。今年度に入ってもいまだ値上げの状況は変わらず、ますます市民生活に暗い影を落としている現状であります。
全国的に
新型コロナウイルス感染症が流行を繰り返す状況でありましたが、本市は、ウィズコロナで社会経済活動を止めないよう、職員一丸となり様々な事業が実施されたことは、我が会派でも高く評価をしております。特に3年ぶりに開催されましたえびな市民まつりでは、初日に1000発、2日目に5000発の花火を打ち上げ、会場にいらしていた市民の方々の楽しそうな様子を見ると、ようやくコロナ禍を抜けたのだなと改めて感じたものであります。
今年の5月には、感染症法上の位置づけが2類相当から
インフルエンザと同等の5類になりました。一部でいまだ再流行の兆しがあるものの、社会活動が通常運転となってきたことを非常にうれしく思っております。
さて、令和4年度は、「コロナ禍に光を見出す 将来の健全財政を維持」をキャッチフレーズに、行政が各事業に全力で取り組んでいただいたところでございますが、その効果や課題などを総括的に質疑をさせていただきます。
1点目として、
経常収支比率に対する所見についてであります。
本市のこれまでの施策が実を結び、魅力あるまちとして多くの方の理解の下、今年の7月14日には人口が14万人に到達するなど、人口増、税収増といった好循環を生み出しております。そういった状況から、令和4年度は再び普通交付税不交付団体となり、税収も好調であったと認識しております。しかしながら、物価高の影響などにより、残念なことに
経常収支比率が昨年度比で4.2ポイント増の93.8%となるなど、財政の硬直化が再び課題となってきていると考えております。
そこで、行政としてこの数値をどのように捉えているのか、まずお伺いしたいと思います。
2点目は、市税収入についてであります。
令和4年度の市税収入は246億4700万円となり、市税全体として8億9700万円、3.8%の増加となりました。令和4年度は再び普通交付税不交付団体となり、
臨時財政対策債と合わせて5億5000万円余りの減収となりましたが、それを上回る税収増は喜ばしいことであったと思います。来年度以降も人口増が続くであろう現状から、市税収入の増加が見込めると考えておりますが、行政としてどのように捉えておられるのか、お伺いをしたいと思います。
3点目は、
公共施設附帯駐車場の有料化についてであります。
公共施設附帯駐車場の有料化については、当会派を含めた4会派から提案し、決議された
公共施設附帯駐車場の有料化実施に対する附帯決議に基づき、柔軟な対応を検討していただき、本年3月の第1回定例会では、普通車の入場日における駐車場から出場できる時間までの
駐車場利用料金について上限金額を定めるなど、様々な要望に対して機動的な対応を行っていただいていることは高く評価しているところであります。それを踏まえ、
公共施設附帯駐車場の有料化の導入に関する総括をお伺いしたいと思います。
4点目は、
新型コロナウイルスワクチン接種への対応であります。
令和4年度も
新型コロナウイルス感染症の影響はとどまるところを知らず、市内でも感染された方が多くなり、副作用等でご苦労された方も多かったことと思います。本市は、
新型コロナウイルスの感染予防対策のため、ワクチンの集団接種を積極的に推進してまいりました。
そこで、昨年度の
新型コロナワクチンに対する取組や接種実績等についてお伺いしたいと思います。
5点目は、
市役所周辺地区のまちづくりについてであります。
令和5年3月に相鉄海老名駅北口改札が供用開始され、国分方面からの相鉄線の乗り降りが大変便利になったと思います。北口開設は長きにわたり地元自治会、市民、
商工会議所等市民要望として求められてきた施設であり、この事業については時間もかかっているものの、今後の施設として非常に重要なものであると考えております。また、
市役所周辺地区の一般保留区域の
市街化区域編入を令和6年3月に控え、海老名駅
東口周辺地区も再び大きく動き出し、海老名駅を中心として東西一体のまちづくりになっていくものと期待をいたしております。
そこで、海老名駅東口を含めた
市役所周辺地区のまちづくりの取組状況についてお伺いをしたいと思います。
6点目は、学校給食費への公費負担の考え方であります。
本定例会において、昨年度に引き続き、学校給食費の公費負担の補正予算が上程されております。食料品全体の価格上昇は歯止めがかかっておらず、今年度も公費負担が発生したものと認識をしております。令和6年4月から始まる中学校給食は、小学校給食よりも量が多く、より費用がかかるものと考えております。毎年度、公費負担が発生している状況となりますが、新たに設定する中学校給食費及び小学校給食費について、どのように捉えておられるのか、行政のお考えをお伺いいたします。
以上、6点についてお伺いをさせていただきました。市長の明快なるご答弁をお願いいたしまして、この場からの質疑とさせていただきます。
〔
倉橋正美議員 降壇〕
○議長(宇田川希 議員) 市長の答弁を求めます。
〔市長(内野 優) 登壇〕
◎市長(内野優) おはようございます。それでは、
倉橋正美議員のお尋ねにお答えいたします。
1番目の
経常収支比率に対する所見についてでございます。
経常収支比率は、地方公共団体の財政構造の弾力性を表すものとしており、人件費、扶助費、公債費などの経常的な経費に、地方税、地方交付税、地方譲与税などの経常的な収入がどの程度充当されているかを比率で示しております。この
経常収支比率が高いほど財政構造の硬直化が進んでいると言われております。本市の令和4年度の
経常収支比率は前年度比4.2ポイント増の93.8%となりましたが、指定都市を除く県内16市の平均は95.7%となっており、16市の中で4番目に低い数値となっております。
比率が上がった要因としては、歳入面では、市税や地方譲与税が増加したものの、再び普通交付税不交付団体となったことで、交付税などの一部の歳入が減少し、全体として僅かな上昇にとどまったことが要因となっております。歳出面では、燃料や電気、水道料をはじめとした物価高騰の影響で、物件費の増加などが要因であると考えております。また、経常経費の中には、
子ども医療費や障がい者医療費の助成事業など、本市が独自に拡充している市民サービスの経費が含まれております。令和4年度では、
子ども医療費が5億5000万円、障がい者医療費助成が4億3000万円、
民間保育所運営補助事業費が4億7000万円で、これを除きますと、
経常収支比率は88.5%になります。今後も物価高騰が続けば、様々な費用が上がるため、
経常収支比率はさらに上昇する可能性があると認識しております。しかしながら、
経常収支比率に一喜一憂することなく、市民生活を守るために、積極的な生活支援策や経済対策を実施してまいります。
2番目の市税収入についてでございます。
令和4年度の市税収入は、人口の増加や、海老名駅西口地区の開発の進展、企業業績の回復などにより、個人市民税、法人市民税、固定資産税など全ての税目が増加したことから、過去最高となっております。令和5年度の市税収入については、大型の物流倉庫や駅周辺の商業施設などの設備投資が、当初の見込みより多大であったことにより、固定資産税で増額の補正予算を計上いたしました。
今後の見通しにつきましては、個人市民税及び法人市民税は、
新型コロナウイルス感染症の収束傾向により、個人消費や企業収益の増加が期待されるため、増収を見込んでおります。固定資産税につきましては、新築家屋の建設が堅調であることと、海老名駅周辺の開発など、市内における地価の上昇が期待できることなどから増収を見込んでおります。また、市役所周辺の一般保留区域において
市街化区域編入を予定しており、
土地区画整理事業や民間開発によるさらなる増収効果が見込まれます。あわせて、収納率向上に向けて体制強化を図ってまいります。しかしながら、物価高騰や
ウクライナ情勢など、社会経済状況が不透明な部分があるため、その動向を注視してまいります。
また、
ふるさと納税につきましては、令和元年、2年、3年は、ある程度プラスになっております。令和4年は多少のプラスでありますけれども、令和5年度は今後の問題で、国の総務省の
ふるさと納税の基準が厳しくなったため、私ども、予定しておりました今までの部分で相当減収というか、
ふるさと納税の除外があります。例えば8億円か9億円ありましたけれども、正確に申し上げられませんけれども、そのうちの3分の2ぐらいが適用除外になる可能性があります。そうしますと、収入として、返礼品を除いた額でいくと3億円余りになろうと、3億円の減収がされると。3億円が海老名市内からどこかへ行ってしまうという形であります。そういった面で、
ふるさと納税の制度そのものは私は尊重したいと思いますけれども、返礼品争いの中では問題があろうと思っています。今、ホタテで話題になっております紋別市は、
ふるさと納税が200億円余りあり、それ
プラス地方交付税をもらって、一般会計は2万人の人口で400億円の予算であります。だから、全て無料であります。しかしながら、
ふるさと納税が終わったときに、そういった都城市とか、紋別市、どうなっていくのか、これは相当大きな課題になってまいります。
私ども、今後、総務省に対して、この
ふるさと納税について、しっかりとした意見を述べる機会を設けていきたいと思っています。議員各位におかれましても、
ふるさと納税で寄附をしないように、よろしくお願いしたいと思っているところでございます。自分の思っている故郷とか、そういった部分については私はいいと思っています。しかしながら、返礼品の部分を目的にする
ふるさと納税はよろしくお願いしたいと思います。
3番目の
公共施設附帯駐車場の有料化についてでございます。
令和3年12月定例会でのご決定を受け、5施設の附帯駐車場を令和4年5月9日から有料化しましたが、この間、大きな混乱はなく、各施設での運用が図られております。しかしながら、有料化開始後1年が経過し、収支状況や利用者の反応等を分析するとともに、3つの目的である受益者負担の適正化、負担の公平性、財源の確保の観点から、目的と現状の整合を評価しております。受益者負担の適正化、負担の公平性については、
駐車場利用料金を負担いただいている中で、適正利用による満車解消の効果もあり、負担に対するサービスの提供ができており、また、維持管理に充当可能な財源を確保したと認識しております。
さらに、財源の確保については、令和4年度から8年度までの5年間で約1億4000万円の収支を見込み、
イニシャルコストは3年以内に回収できるものと考えております。いずれにいたしましても、利用者のご理解、ご協力の下、3つの目的が達成されていることから、一定の効果が得られていると認識しております。今後も、利用者からのご意見などを踏まえ、適時適切に対応してまいります。
なお、総括の詳細は、報告書をまとめておりますので、9月8日の
総務常任委員会で担当から報告する予定になっております。
しかしながら、私ども、附帯駐車場の有料化というか、そこで収益を得ることが目的ではありません。負担の公平性であります。あるいは駐車場が駅周辺にあった場合については、特に文化会館等の駐車場は、そこに止めて出かける方もいらっしゃいます。あるいは運動公園等は、ゴルフに行かれる方が待ち合わせに使われていることも現実にあります。これは調べて分かるとおりであります。そういった部分では、つい最近、私も太田市に行ってまいりました。太田市の庁舎がございますけれども、庁舎の駐車場は有料であります。なぜ有料にしたのですかと聞きましたら、収益が目的ではなくて、基本的な問題として、市役所駐車場に止めて出かけてしまう人が多くなっているということも聞いております。そういった部分では、負担と公平、あるいは満車の状況を解消するといったことも目的ではないかと思っています。
有料か無料かと言えば、無料がいいのは市民の方はそう思います。しかしながら、ごみの有料化もそうでありますけれども、よりよいサービスを提供していくということも1つの有料化の効果であろうと思っています。今回も文化会館等の駐車場の整備に1億円以上の予算を計上させていただいております。これについても、全く収入がなければ、一般財源から持ち出しになろうと。それをある程度、利用者の負担で賄っていくことも必要だろうというふうに思っているところでございます。
4番目の
新型コロナウイルスワクチン接種への対応についてでございます。
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止、高齢者等の重症化予防のため、令和3年1月から
ワクチン接種体制を準備し、積極的に推進してまいりました。高齢者には安心して接種ができるよう、初回接種から移動支援を含めた集団接種体制を確保、就労世代等には夜間の集団接種、子どもには医師と保護者が十分相談できるよう、個別接種を中心に接種機会を提供してまいりました。また、寝たきり等の移動困難な方には巡回接種を実施してまいりました。
令和4年度は従来株ワクチンの4回目接種と2価ワクチンの5回目接種を実施いたしました。令和5年4月6日時点における3回目以降の追加接種の接種率は、高齢者が約87%、12歳以上が約60%と高い接種率となり、市民から大変好評をいただいております。これにつきましては、相当接種率が高いのは、私ども、国からの臨時交付金をこれに充てております。しかしながら、近隣の自治体を見ますと、そのものに使わず、違うものに使っているという形もありますので、私ども、接種体制について、それぞれの議員、いろいろな議員のお仲間がいらっしゃると思いますけれども、お聞きになれば、海老名の接種体制は県下でも評価はされております。そういった中で、何よりも市民の命を守るという基本に立って、それを第一に考えております。
今後も感染が続く中、常に市民の安全・安心を第一に考え、全ての接種対象者が速やかに安心して接種できる体制を確保してまいります。
医師会等関係機関との連携体制を維持してきたことが高い接種率につながっておりますから、感染対策にもつながったものと評価しております。
今月20日からは秋の接種が始まります。引き続き、
医師会等関係機関と連携を深め、市民が安心して接種できる接種体制を確保してまいります。また、10月以降、
インフルエンザの大流行が言われております。そういった面でも、今回提案しております65歳以上の
インフルエンザの接種無料、あるいは受験を控えている中学校3年生だけではなくて、中学校生活を一緒に送る2年、1年生にも、そういった拡大を図っております。
5番目の
市役所周辺地区のまちづくりについてでございます。
市役所周辺地区のまちづくりにつきましては、
市街化区域編入後における一体感のある魅力あふれるまちづくりに向け、
海老名市役所周辺地区まちづくり基本方針を策定しました。また、大
規模開発事業者とはそれぞれに協定を締結しており、本地域におけるまちづくりの重要なパートナーであると考えております。本市としても、官民協働によるまちづくりを推進するとともに、道路や下水道をはじめとしたインフラ整備を進めるなど積極的に支援をしてまいりたいと考えております。
市役所周辺地区のまちづくりに併せて、自由通路の延伸も進めてまいります。市民にとって、安全性、利便性の向上に資するとともに、民間投資が活性化し、さらなるにぎわいと活力が生み出されることで、まちの価値が高まっていくことを期待しております。今後の目標人口15万人に向け、第8回線引きの見直しも見据えた積極的な先行投資を行い、人口の増加と税収の底上げにつなげ、さらなる海老名の飛躍と将来にわたって持続可能な都市経営に取り組んでまいります。
私は、1つの行政が地域をつくっていく、まちをつくっていく、それは理想であります。それは全面的に市が投資を全てしていく、直営の区画整理だったらあり得ると思います。しかしながら、私ども、土地の所有者との関係の区画整理、組合をつくったことに支援をしてまいりましたし、あるいは民間がやっていることにつきましても、そういった形をとっています。行政がやることは、一定の市の税金を使いながら、民間投資を促す、そういった部分を1つの基本として考えていくことも必要だろうと思っております。なぜならば、海老名駅西口のあれも、区画整理組合には20億円以上の補助金を出しました。周辺整備もある程度やりました。しかしながら、民間投資はその10倍以上の投資がされております。そういった面でも、これからのまちづくりにつきましては、海老名の特徴として、民間投資がまだされるという魅力を持っているまちだと思います。これをどうやって具体的に投資をしていただくのか、その
きっかけづくりが行政の1つの役割だと考えております。
6番目の学校給食費への公費負担の考え方についてでございます。
とかく選挙が近づきますと、こういったものが話題になります。
学校給食無償化とか、そういったことがあります。そういった面では、学校給食はまず子どもたちのためにあるものであって、
セーフティーネットを前提とした保護者負担を原則として私どもは考えております。経済的に大変困っている方については
セーフティーネットでちゃんとフォローしております。そういった中で、来年4月からは、中学校給食は完全実施されます。そういった面では、令和6年度に向けて、今、教育委員会では、
中学校給食実施検討会の中でも、給食費の基本的な価格設定など様々な意見があります。今後は検討会がある程度今後の給食費、小学校を含んだ給食費についても、いろいろなご意見をまとめていただくということになっておりますので、それを踏まえて、私ども、12月の議会で提案していきたいと思っています。いずれにしましても、安全・安心でおいしい給食の提供を実現してまいります。
以上でございます。
〔市長(内野 優) 降壇〕
○議長(宇田川希 議員)
倉橋正美議員。
◆(倉橋正美 議員) ありがとうございました。本来であれば再質疑等をするつもりはなかったのですけれども、質疑というよりも、1点だけ、我が会派として意見を述べさせていただきたいと思います。
市役所周辺地区のまちづくりについて、先ほど市長からご答弁をいただきました。本市にとって14万人というのは想像できなかった人口だと思います。それが現実のものとなり、それが15万人として想定して、これからもまちづくりを進めていかなくてはいけないという部分の中では、やはり今、大きな課題となっておる
市役所周辺地区の市街化編入、これが来年3月、これを控えて、本地区でも様々な大規模開発がされると大いに期待はしております。そういう中で、市で策定した海老名
市役所周辺地区のまちづくり基本方針によりまして、土地区画整理組合や開発事業者とそれぞれ協定を結び、官民が連携した協働によるまちづくりが推進されるものと思っております。公共として区画整理をやるのは非常に楽なことかもしれません。ただし、それには数倍のお金がかかってしまう、果たしてそれがどうかという部分では、公共施行というのはあまり得策ではないだろうと、そのように思います。その後、海老名市においても第8回の線引き見直しにつながっていければというふうに、さらなる発展が見込まれると思いますけれども、大規模な開発事業に対する道路、下水道のインフラ整備、やはりこういったものは欠かすことができないものであり、今回の
市役所周辺地区の大規模開発や第8回線引き見直しにつながる先行投資というものは、当然必要なものであるというふうに考えておりますので、市としても積極かつ速やかに進めていただきたいと思っております。
事業を進める上では、そういったこととともに、職員の皆さんのやる気があるかないか、今必要だからつくるのではなくて、将来を見据えたまちとしてどういうまちがいいのかという部分を、ぜひそれを念頭にこれからも事業を進めていっていただきたいとお願いしておきたいと思います。
詳細につきましては、後日開催されます予算決算常任委員会分科会におきまして、我が会派の各議員から、各角度からの質疑をさせていただきたいと思いますので、よろしくご協力のほどお願いを申し上げまして、代表質疑を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(宇田川希 議員) ほかに――日吉弘子議員。
〔日吉弘子議員 登壇〕
◆(日吉弘子 議員) 公明党海老名市議員団の日吉弘子でございます。議長に発言の許可をいただきましたので、議題となっております令和4年度一般会計、4特別会計及び1企業会計の決算認定について、会派を代表して質疑をさせていただきます。
5番目の給食費なのですけれども、令和4年度ということで、令和4年度は、佐々木議員から質問があって、やり取りはしましたが、そこで市は検討はしていないのですよ。ただ、基本的に私と市長は同じ考え方で、給食費は食べた人が払うのが原則でしょうと。ただ、その中で確実に
セーフティーネットをしっかりすることが。また、途中、市長から私に指示があったのは、教育長、やはり様々な今のこの状況では、どんな形で保護者の方の負担軽減がもう少し充実できるか検討してほしいのだということは私は指示を受けていますので、それを受けて、先ほど部内での検討はしたのですけれども、今、そのことを令和5年度で検討委員会で保護者の方々の意見を聞いたり、多くの保護者のアンケートで意見を集めて、今検討中でございますので、そのようにご理解いただくとありがたいです。
以上です。
○議長(宇田川希 議員) 松本正幸議員。
◆(松本正幸 議員) 最後、1点だけ聞きたいと思います。先ほど市長も、道路等公共施設なのですけれども、公共施設というのは無料で使うというのが原則だと思うのですが、今回、公共施設とつきながら有料化をやってしまったと、これはちょっと問題ではないかなと思うのですけれども、その辺の見解を伺いたいと思います。
○議長(宇田川希 議員) 市長。
◎市長(内野優) 基本的に公共施設はいろいろあります。基本的な問題として、道路は市道については無料であります。だけれども、高速道路とかそういうのは有料になっているではないですか。その辺は投資したお金を回収するためにやっている。ところが、日本の場合は、元を稼いだ場合は無料にしないといけないのに、アメリカ等は無料になっていますけれども、日本はそのまま継続していますね。だけれども、私が言ったのは、道路とか、そういう一般的な、不特定多数がみんな使うものについては大丈夫、しかしながら、特定される人が使っているものについてはそこについては受益者負担の導入というのは原則あるだろうと思っています。よって、図書館は入るのに有料になっていないではないですか。図書館の部分で、車で来る人は有料になります。だけれども、電車で来ている人、自転車で来ている人も多くいらっしゃいますから、その辺は公平性を期するというために、駐車場はある程度整備にお金もかかりますし、あそこの土地は海老名市が今一部持っていますけれども、半分ぐらいは借りている土地でありまして、それも数千万円で土地を借りているわけですから、その原資ぐらいはある程度考えていくということが今必要ではないかなと思っています。
以上であります。
○議長(宇田川希 議員) 暫時休憩といたします。
(午前10時15分 休憩)
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
(午前10時30分 再開)
○議長(宇田川希 議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに――
田中ひろこ議員。
〔
田中ひろこ議員 登壇〕
◆(田中ひろこ 議員) いちごの会の田中ひろこです。2022年度(令和4年度)決算につきまして、いちごの会を代表して、大きく3項目について質疑させていただきます。
1点目、市民の命を守る職員体制について。
令和4年度の消防本部の歳出決算額は4億4804万円で、前年度比21%の増となっています。令和4年度はコロナ禍での自粛生活からウィズコロナへと生活様式が変わり、外出機会が増えたことなどから、コロナ感染による搬送を含め各種救急が増加し、救急体制はフル活動だったのではないかと思われます。令和4年度の救急出動数は8475件、搬送人数は7627件、令和3年度は6880件、搬送は6404人で、令和3年度と比べて出動数は1500件以上、搬送人数は1200人以上増えています。救急救命士の人数は29人とのことです。救急隊にお世話になった住民の方からは、救急隊は病院に搬送するだけではなくて、病院内でも搬送移動したりして、1人の患者に15人くらいの手が必要で大変なのだよと言っておられました。
また、令和4年度の包括的支援事業は、基幹型包括支援センターを含む7か所の地域包括支援センターが、高齢者やその家族、地域に暮らす人たちの相談対応を行っています。令和4年度の相談件数は5万3280件、訪問件数は1万186件で、令和3年度の相談件数は5万1693件、訪問件数は9111件、令和3年度と比べると相談件数は1500件以上、訪問件数は1000件以上増えています。職員の数は30人です。高齢化が進み、支援対象者が増加している上に、介護者がいない一人暮らし、老老介護、認知症同士の介護、複数介護が必要な人の家族、8050問題と言われる高齢な親と障がいのある子どもの家族、児童福祉や経済困窮の課題を抱える家族など、相談は重層化しています。その上、ケアマネジャーの不足で地域包括支援センターがケアマネジャー業務を代行したり、認知症サポーター講座やフレイル事業など、地域事業が年々増加しています。行政のどの部署も、増加する市民ニーズに対応するために精いっぱい尽くしてくださっていることは承知していますが、これら現場の職員体制が十分なのかどうか、市の認識を伺います。
また、救急救命士は現在女性が2人、地域包括支援センターでは男性職員が7人働いているとのことです。ケアの現場では同性介助が当たり前の時代です。男女が極端に偏らずに配置されれば、市民は安心して助けてもらうことができますし、ケアの現場で課題となっている人材不足や人手不足に対応するためにも、男女の役割意識にとらわれない環境整備が求められます。市長のお考えを伺いたいと思います。
大きく2点目です。高齢者等が外出できる移動支援について伺います。
令和4年度の高齢者等外出支援事業費は2755万7000円、コミュニティバス運行事業費は5330万117円でした。ぬくもり号の令和4年度の利用実績は3万9959人で、1便6.5人が利用されており、相変わらずニーズが高いことが分かります。しかし、ぬくもり号は無償運行で事業の継続性が課題となり、コミュニティバスは利便性の向上を望む声が多く、市は新たな公共交通網を構築し、動き出すとのことです。
ところが、この10月からの下今泉ルート変更で、中新田コミセンに停車場がなくなり、子ども支援センターが一番近い停留所になるとのことで、障がい者の方が困っておられます。ルート変更は運用する中で改善を図るとお聞きしていますが、利用者の意見を聞く場を様々な方法でつくっていただきたいと思います。
また、デマンド交通の導入について、高齢者が安心して外出できるということで、熱い期待が寄せられています。市は、福祉有償事業や地域ボランティアによる移動支援事業に力を入れるとしていますが、愛知県や全国各地では、チョイソコなど民間事業者との連携が進められています。市内では民間のガーデン号が巡回していて、そうした事業者と連携すれば、運転手の確保や会員登録、会員証発行など様々な手続を簡略化できます。着手は難しいと考えておられるのでしょうか。令和4年度にはどのような検討がなされ、現在はどのように考えておられるのか伺います。
大きく3点目です。
公共施設附帯駐車場有料化後の見直しについて伺います。
日本はこの30年間、とにかくコスト削減するために民間委託し切り詰めるという緊縮の発想で、コストである公務員は少ないほうがいいと外部化し、結局は市民サービスが低下してしまうという事態が全国で起きています。市長にはこの悪循環を変え、公共の再生に取り組んでいただきたいと思います。そのような観点から3点目の質疑を行います。
令和4年5月からスタートした
公共施設附帯駐車場有料化の運営費の決算は2100万円となっています。有料化後の利用実態の変化は、当初25%と想定の1時間無料の利用が60%弱となり、年間の駐車場利用収入は、当初1億1000万円の推計が7000万円の見込みと中間報告されていました。昨年度末の状況と、その結果、どう捉えておられるのか伺います。
また、市は昨年11月に、駐車場利用の見直しを図るためとして、公共施設駐車場利用者アンケートの調査を実施し、結果の中では、有料化のメリットは、駐車場の適正利用が実現できた、きれいになった、デメリットは、支出増という答えが半分だったそうです。私のところには、市民の方から、無料に戻してほしいという声が届いています。アンケート結果は運用見直しの際に示すとのことですが、いつ頃に公表し、何を見直すことになるのでしょうか。その点について市長から答弁いただきたいと思います。
以上3点、内野市長の明快なるご答弁をよろしくお願いいたします。
〔
田中ひろこ議員 降壇〕
○議長(宇田川希 議員) 市長の答弁を求めます。
〔市長(内野 優) 登壇〕
◎市長(内野優)
田中ひろこ議員のお尋ねにお答えいたします。
1番目の市民の命を守る職員体制についてでございます。
令和4年度中は、人々の生活がウィズコロナへ変化していった年であり、コロナと通常の生活が混在した年でありました。このようなことも一因となり、救急出動件数は過去最高となりました。このような状況の中、救急に関して、救急救命士30名を含む45名の救急隊員で対応しており、そのほか、座間市、綾瀬市と応援協定の下、連携協力して、3市合計12隊の救急隊で迅速な対応ができる体制としております。また、人口増加に対し、職員定数を増員するなど、消防体制の拡充等にも幅広く柔軟に対応できるように対策を講じております。さらに、将来の人口推計も上方修正を図った中では、迅速な救急対応を継続できるよう、また、職員の労務管理といった側面からも、さらなる体制の強化や新たな広域連携の構築などについても積極的に取り組んでいく必要があると考えております。
男女の役割意識にとらわれず働ける環境整備等については、消防は男性社会という認識が強い組織でありますが、その中で救急隊員をはじめ、現在10名の女性職員が活躍しております。これは、私が市長になってから女性職員を採用しました。しかしながら、1つだけあります。女性職員を消防で採用すると、ところが、それだけでは済みません。泊まるわけですから、女性用のユニット型のものをつくらなければいけない、そういったことも必要になっています。よって、私ども、西分署や様々、つくった段階、あるいは消防庁舎の北分署の改修等、いろいろなことを行った中で、その環境整備を図ってまいりました。一概に職員をぽんと入れてすぐできるかというと、そういう問題ではありません。環境を整えないとできないという形であります。それが箱物行政になるかならないかは、市民の皆さんや議員の皆さんの判断だと私は思います。
しかしながら、消防は市民の財産、生命を守る拠点であります。そういった関係で、私ども、十分、この辺ではやってきております。県央、あるいは県下の中においても、海老名市消防は最強だと私は思っています。それとともに、地域を支える消防団も相当頑張っております。どうか、議員各位の皆さんも、地域の消防団についてご理解をしていただきながら、消防団員の欠員もありますので、できるだけそういった人材がいれば、どんどん、今、女性の消防団員も増えておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。
次に、地域包括支援センターの職員体制についてでございますけれども、近年、福祉を担う人材不足が社会問題となっており、地域包括支援センターも例外ではないと認識しております。国の基準による地域包括支援センターの職員配置は、65歳以上の高齢者3000人から6000人ごとに、保健師、社会福祉士及び主任介護支援専門員をそれぞれ最低限1名配置することが求められております。地域包括支援センターが人材不足というのもありますけれども、介護施設や様々な施設で人材不足であります。これは社会的な大きな問題になっております。地域包括支援センターが十分足りたとしても、ケアマネジャーは足りません。ケアマネジャーを多くしたとしても、今度は介護する人たちがいません。これは全体的に国が考えるべきだと私は思っています。日本の国の中で介護人材を確保するには、外国人の登用も絶対必要になってきていると私は思っています。そういった面では、門戸を広げながら、どんどんそういった形でやっていかないと、日本の少子・高齢化社会は支え切れないと私は思います。
そういった面では、私ども、7か所で地域包括支援センターをやっておりますけれども、国の基準より1名多い4名の職員配置を前提として業務委託を行っております。そういった中で、男女の比率の問題でありますけれども、職員の性別について各センターから苦情が寄せられたことはありません。高齢者の増加に伴い、独居や身寄りのない高齢者等の困難ケースが増えており、地域包括支援センター業務が増大していることは十分承知しております。そういった中で、職員の採用や人員配置についても法人主体で行っておりますが、人材確保が大きな課題であることから、今後も協議、調整を進めてまいります。今後の配置人員につきましては、高齢者数の推移や現場の課題を踏まえ、第9期高齢者プランの中で検討してまいりたいと考えております。
2番目の高齢者等が外出できる移動支援についてでございますけれども、私ども、今までの高齢者が住み慣れた地域で暮らしていくためにぬくもり号を運行しております。例えばほかの地域ではコミバスを、それを一体となったYou Bus(ユーバス)に再編しております。よって、再編の過程で停留所がなくなった部分はありますけれども、これについては、ある程度現状を踏まえた中でやっていると思います。しかしながら、それを無視することはありません。これにつきましては、実証実験でありますから、運行上問題があるところにつきましては見直しをするということを前提に申し上げておりますので、そういった形でいろいろな意見を聞かせていただきたいと思っています。今後は、私ども、デマンド方式の活用についても検討を進めております。これにつきましても、様々な点で、料金を幾らに設定するかの問題もあります。様々な外出支援というものを考えております。
しかしながら、1つ言えることは、二十六・数平方キロメートルの、いわゆる4キロと6キロぐらいの地域でありますから、地方とは違います。地方に行きますと、集落から集落に行くのにすごい時間がかかるということがあります。愛知県の豊田市は人口40万人に行っていますけれども、11市町村が合併したらしいです。これをやるのにどうやっていくか。つい最近、総社市に行きましたけれども、総社市も合併をしております。そのために、デマンド方式を採用してやらざるを得ないという状況です。海老名は交通の利便性があり、その中でバスが走っている。そういった中で高齢者福祉として外出支援をどう考えていくか、福祉の面で、そこが大きな今後の課題でありますので、ほかの地域の実態と比べると相当差が出てくることは確かです。
例えばの話、綾瀬市はコミバスで1億円使うということで、前市長は言っておりました。なぜですかと聞いたら、うちには鉄道がないと、バスで動くしかないのだと、だから、コミバスで1億円を使うのだと言っています。大和市は駅がいっぱいあって、コミバスで4億円を使っております。この4億円をずっと海老名に置き換えますと、全てを網羅してやると、経常経費が増えることは確かです。ところが、綾瀬市も大和市も基地交付金をもらっておりますし、あるいは地方交付税の交付団体であります。うちは交付団体ではありません。そうしますと、そういった面で経常経費が、先ほどから問題がありましたけれども、増えていけば、田中議員が今度代表質疑をやるときに、経常経費が増えたではないか、コミバスを使ったからと言って、それは許されるという形になるかと。前もありましたよね。将来負担比率が高くなったという指摘が。
私も思ったのですけれども、将来負担比率は何もやらなければ増えないのですよ。私どもは、県下で借金が一番少ないまちと言っていましたよ。一番少ないのは今どこか知っていますか。綾瀬市で次が座間市なのです。次がうちなのです。3番目になっている。だから、この間、座間市長に言ったのです。何もやらないから借金が減って、こうなるのだよと。ひまわりとか大凧まつりがメインだったら、アクセス道路を、海老名から行く道路をしっかりやってくれよと、私は話をちゃんとしました。何もやらなければ借金は減る、将来負担比率も算定されないのです。だけど、海老名は発展をするということの中で、人口は増えています。人口が増えているのは、県下でも、今回の人口で、海老名は突出しています。人口の増加率は県下で1番。
地方へ行けば、皆さんも視察に行くけど、まず人口が増えているか聞いてください。ほとんど減っていると思いますよ。減っているからどうするかということで維持したい、増やしたいという気持ちになっています。海老名は増えている。その中で、どうやってそのまま住み続けたいまちにするかというのは大きな課題で、やるべき仕事は課題は多くあります。だから、高齢者の外出支援も100%を目指してやろうというふうに思っていますけれども、一歩一歩段階を踏んで、高齢者の外出支援をして暮らしやすい地域をつくっていきたい。最初は100%無理だと思います。議員の皆さんから指摘があろうと思います。その指摘を受けて、一歩一歩進化をさせながらやっていきたいと思っています。
あるいは先ほど言ったガーデン号もそうであります。ガーデン号と連携するのはいいのですけれども、行政責任の問題が出てきます。ガーデン号と提携する、ガーデン号は自らやっていますから、そこで事故があったときに、ガーデンの会社が負担します。うちは事故があったときに行政責任として負担をします。補償もします。そこの違いがあります。だから、民間がやっていることをどうやってうまく動かしながら、民間は民間の役割の中でやっていく。行政は行政の中で。それを一体化することは責任問題の中で無理な面が出てくると思います。今後、話題になっている、タクシーの運転手が不足しているということで、菅前総理と神奈川県下の河野大臣と小泉さんは言っておりますけれども。それを神奈川県に来たらどうなるのと言ったら、タクシー会社の猛反対を食らうと思います。だけど、現状の中で足らないということも事実だと思います。それはそうです。地方の観光地へ行けば。神奈川県下はどうなのかというと、それをやられると、相当タクシー業界とか、そういったものの調整が必要ではないかと私は思います。一概には、全国が、そういった外出支援をやっているから、海老名に置き換えてできるかというと、地方の実態は把握されて、今後、どういった形が海老名の特徴としていいかということをちゃんとしっかりと踏まえて考えていきたいと思っています。
3番目の
公共施設附帯駐車場有料化の見直しについてでございますけれども、先ほどの冒頭で、業務を民間委託する中で――これは全く違うと思います。行政の業務を委託することと、公共施設の駐車場有料化は別の話でありまして、だから、基本的な問題として、管理の問題がありますけれども、基本的に行政サービスで、民間にできることは民間がやったほうがサービスが向上する場合は、そのほうがいいと思っています。それには最少の経費だと私は思います。その中で、図書館もそうでありますし、窓口業務の委託もそうでありますし、あるいは給食センター、保育園の調理の委託もそうでありますけれども、そこでそういうことをやることによって経費が削減できて、同じサービス、それ以上のサービスがあればいいと思います。
よって、先ほどの図書館の指定管理もそうであります。教育長は力説しておりました。88%の市民が満足している、じゃ、前の図書館を皆さんどうだったのか知っておられると思います。ひどかったではないですか。4月に入ると10日間ぐらい休んで、年末年始休んで、そして、昼間行くと、寝ている人ばかり、勉強する人は多少いて。もっとさかのぼっていくと、中央図書館、駅の東にありました。中央図書館と公民館が一緒でした。勉強する、冷暖房はなし、それが進化して今のところに図書館をつくって、あの図書館も一番上はプラネタリウム、3階は教育支援センター、使っているのは1階と2階しか使わなかった。下は書庫でありました。ずっと誰も入れません。それが今、地下から4階、全部使っているのですよ。だから、経費も前よりは上がっている。しかし、市民サービスは向上していると思います。夏場の暑い時期、一番混んでいるのは図書館であります。私もびっくりしました。そういったことでありますので、ご理解いただきたい。
それから、公共施設の関係の中で、先ほども説明しましたけれども、
イニシャルコスト、私ども、駐車場の管理運営をやっている業務というのはあまりありません。だから、見込みが甘かったと言えば甘かったと思います。しかしながら、市民もいろいろな工夫をされて、出たり入ったりやっている。それから、現状の中で、違法というか、止めている人も何人いるか、それも把握ができていない、そういう問題で台数が減ったということもあります。
しかしながら、何回も申し上げたとおり、海老名市は駐車場で収益をどんどん上げていきたいという業者ではありません。公平をモットーにしながら、ランニングコストが出ないか、あるいはその余った部分について、今後、文化とかスポーツとか、そういったところにお金が回せないか、そういったことであります。例えば今回も文化会館駐車場の1億円の整備を、一般財源から出すなら、あるわけです。ところが、収益もありますから、将来考えると、一般財源から出さなければ、その1億円は文化の向上とかに回るではないですか。お金に色はついていません。予算上の項目はついていますけれども、総収入の中で、総支出で考えれば、そういった形になると思っています。
よって、今後、この部分につきましては、いろいろな関係がありますけれども、市民の意見を聞きながら、見直すところはやってまいりたいと思っています。これにつきましては、報告については、9月8日の
総務常任委員会で説明させていただきます。その中で様々な意見をいただきたいと思います。報告書については、公表の仕方はいっぱいありますけれども、市のホームページで公表していきたいと思っています。
以上でございます。
〔市長(内野 優) 降壇〕
○議長(宇田川希 議員)
田中ひろこ議員。
◆(田中ひろこ 議員) 市長、答弁、ありがとうございました。
再質疑しないと事前には言っていたのですが、ちょっと質疑したいと思うのですが、先ほどの地域包括支援センターの職員の数については、私も高齢者に入るので、本当に意見をいっぱい聞いているのですね。何か言えば、すぐに来てくれて、自転車で包括の方は走り回っています。海老名市内を本当に走り回っていて、高齢者からも、電話すればすぐ来てくれて、本当に安心だよと、海老名の市長が言われる住みやすいまちをそこで体現してくださっているなというのを本当に感謝しているのですけれども、そういう意味で、確かに介護の現場も人材不足だよとか、そんなことを言ったら、どこもみんなそうだよということはあるのですが、実際にそこを担う職員の数を検討していただきたい。さっき市長は、協議して、それから、プランの中でも調整しますということをおっしゃっていただきましたけれども、ぜひここはお願いしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
それとあと、ガーデン号のことなのですけれども、ガーデン号のことも理解したいのですが、事故があった場合の補償とかというのはもちろん当たり前であって、市がやるべきこともあると思います。そして、ぬくもり号やコミバスでも事故があれば、それは対応しなければいけない。それぞれ違うと思いますけれども、対応という意味では、責任があることはあるわけですから、民間との連携ということを、市長だからこそできると私は思っていますので、ぜひここは強く要望したいと思います。
それと、先ほど駐車場の件ですけれども、市民からは、2時間は無料にしてほしいという声がすごく多いのですね。着替えたり何かすると、プールに行っても1時間ではとても使えないと、確かに使う人と使わない人がいるではないかという、考え方としては分かるのですけれども、市民からは、やっぱり2時間は無料にしてほしい、指定管理のほうでゼロにできることもあると前に市長はタウンミーティングでもおっしゃっていましたので、私は市民にとって公共施設が使いやすいものになるということをぜひ市長がこれを実現していただければなというふうに思いますので、どうかよろしくお願いいたします。要望といたします。ありがとうございました。
○議長(宇田川希 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております認定第1号から認定第6号までについては予算決算常任委員会に付託いたします。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。
なお、次の会議は9月14日午前9時から開きますので、所定の時刻までに議事堂にご参集くださいますようお願い申し上げます。本日は大変お疲れさまでした。
(午前10時58分 散会)...