三浦市議会 2013-09-26
平成25年第3回定例会(第4号 9月26日)
平成25年第3回定例会(第4号 9月26日) 平成25年第3回
三浦市議会定例会会議録(第4号)
平成25年9月26日(木曜日)午前10時開議
日程第 1 議案第37号 三浦市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
日程第 2 議案第41号 三浦市火災予防条例の一部を改正する条例
日程第 3 議案第49号 平成25年度三浦市
一般会計補正予算(第3号)
日程第 4 議案第38号 三浦市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する
条例
日程第 5 議案第39号 三浦市
介護保険条例等の一部を改正する条例
日程第 6 議案第40号 三浦市
病院事業企業職員の給与の種類及び基準に関する条
例の一部を改正する条例
日程第 7 議案第42号 平成24年度三浦市一般会計決算の認定について
日程第 8 議案第43号 平成24年度三浦市
国民健康保険事業特別会計決算の認定
について
日程第 9 議案第44号 平成24年度三浦市
後期高齢者医療事業特別会計決算の認
定について
日程第10 議案第45号 平成24年度三浦市
介護保険事業特別会計決算の認定につ
いて
日程第11 議案第46号 平成24年度三浦市
市場事業特別会計決算の認定について
日程第12 議案第47号 平成24年度三浦市
公共下水道事業特別会計決算の認定に
ついて
日程第13 議案第48号 平成24年度三浦市第三
セクター等改革推進債償還事業特
別会計決算の認定について
日程第14 議案第31号 平成24年度三浦市
病院事業会計決算の認定について
日程第15 議案第32号 平成24年度三浦市
水道事業会計決算の認定について
日程第16 意見書案第4号
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の財源
確保を求める意見書
日程第17 意見書案第5号 地方税財源の充実確保を求める意見書
日程第18 意見書案第6号 福島第一原子力発電所における汚染水流出問題について
政府の直轄による早急な改善を求める意見書
日程第19 議案第50号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第20 議案第51号
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて
日程第21 閉会中
継続審査申し出について
日程第22 議員派遣について
日程第23 報告第11号 専決処分の報告について
報告第12号 平成24年度三浦市
一般会計継続費精算報告書
報告第13号 平成24年度決算に基づく
健全化判断比率について
報告第14号 平成24年度決算に基づく資金不足比率について
〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
――
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〇出席議員(15名)
議 長 岩 野 匡 史 副議長 松 原 敬 司
(6 番) (8 番)
1 番 石 橋 むつみ 2 番 寺 田 一 樹
3 番 出 口 正 雄 4 番 神 田 眞 弓
5 番 石 川 巧 7 番 立 本 眞須美
9 番 出 口 眞 琴 10 番 草 間 道 治
11 番 藤 田 昇 12 番 小 林 直 樹
13 番 北 川 年 一 14 番 中 谷 博 厚
15 番 石 原 正 宣
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
〇出席説明員
市長 吉 田 英 男
副市長 杉 山 実
教育長 三 壁 伸 雄
理事 小 林 隆 一
政策部長 加 藤 重 雄
総務部長 井 森 悟
消防長 田 村 義 雄
市民部長 大 澤 靖
教育部長 及 川 圭 介
経済部長 若 澤 美 義
保健福祉部長 吉 川 実
病院副管理者 石 渡 秀 朗
都市環境部長 湊 聖 司
上下水道部長 角 田 秀 之
――
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〇職務のため出席した
議会事務局職員
事務局長 宮 岡 弦
庶務課長 岡 部 隆 二
議事係長 長 島 ひろみ
議事係主査 木 川 大 悟
――
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平成25年第3回
三浦市議会定例会議長報告(第2号)
平成25年9月26日(木曜日)
9月 8日 若宮相撲場において開催された第32回
若宮初声っ子相撲大会に出席し、挨
拶を述べた。
9月 9日
総務経済常任委員会が開催され、委員長より「議案審査結果報告書」及び陳
情に関する「閉会中継続審査申出書」を受けた。
(平成24年)陳情第12号
三浦市議会図書室についての陳情書
[審査結果] 閉会中継続審査
9月 9日
各派代表者会議が開催された。
9月10日
都市厚生常任委員会が開催され、委員長より「議案審査結果報告書」及び陳
情に関する「閉会中継続審査申出書」を受けた。
(平成24年)陳情第7号 「
社会保障改革中止の意見書」を国に提出する事を求める陳情
書
[審査結果] 閉会中継続審査
9月12日 平成24年度三浦市
決算審査特別委員会が開催された。
〜13日
9月16日
美山特養ホームにおいて開催された敬老祝賀式典に出席し、祝辞を述べた。
9月17日 平成24年度三浦市
決算審査特別委員会が開催され、委員長より「議案審査
〜19日 結果報告書」を受けた。
9月20日
議会基本条例策定等特別委員会、財政問題等特別委員会が開催された。
9月26日 藤田 昇議員外3人より次のとおり意見書案が提出され受理した。
意見書案第4号
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の財源確保を求める
意見書
意見書案第5号 地方税財源の充実確保を求める意見書
意見書案第6号 福島第一原子力発電所における汚染水流出問題について政府の直轄に
よる早急な改善を求める意見書
9月26日 市長より次のとおり議案が追加提出され受理した。
議案第50号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第51号
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
午前10時24分開議
○
岩野匡史議長 おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。
本日の
会議録署名議員に出口眞琴議員、
草間道治議員、藤田 昇議員を指名いたします。
諸般の報告は、お手元に配付いたしました報告書により朗読を省略させていただきます。
これより本日の議事日程に入ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第1 議案第37号から日程第3 議案第49号までの3件については、一括して議題といたします。
総務経済常任委員長の報告を求めます。10番。
[10番
草間道治議員 登壇]
○10番
草間道治議員 おはようございます。ただいま議題となりました議案第37号から議案第49号までの3件につきまして、去る9月9日開催の
総務経済常任委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。
まず、議案第37号 三浦市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、本市職員のうち、管理職以外の者に係る平成25年10月分から平成26年3月分までの給料月額及び給料の調整額の引き下げを行うものであります。
質疑におきましては、今回の改正に至った主たる要因について、職員労働組合との協議状況について、職員1人当たりの引き下げ額について、国からの給与減額措置の要請に応じない場合の
ペナルティー等について質疑があり、その中では、改正後の本市職員の給与と
国家公務員給与との比較について、担当より、
ラスパイレス指数は101.6となり、数字としては
国家公務員給与を上回るが、これまで行ってきた手当の見直しなどから、給与実態としては国より低くなっていることが説明されました。
次に、議案第41号 三浦市火災予防条例の一部を改正する条例については、消防法施行令の一部改正等に伴い、
住宅用防災機器の名称、規格等に係る規定などを整備するものであります。
質疑におきましては、市内の
住宅用防災警報機の設置率が確認され、担当より、三浦市の設置率は84.4%で、全国平均の79.8%、県の平均の83.5%と比べると高い数値であることが説明されました。これに対しましては委員より、警報機の新たな規格などについて市民に分かりやすく周知を行い、さらに設置率を上げるよう、取り組みが求められました。
次に、議案第49号 平成25年度三浦市
一般会計補正予算(第3号)については、歳入歳出それぞれ3,108万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を158億6,593万3,000円とするとともに、債務負担行為の補正を行うものであります。
質疑におきましては、財政調整基金の積み立てと残高について、ふるさと納税の活性化と寄附金の使途の公表について、
経済対策利子補給金交付事業の今年度の見込み等について質疑があり、その中では、宮川児童会館を改修するための費用が計上されていることについて、会館を区に譲渡した後に市が改修費用を負担する方針であったものを、今回、譲渡前に改修を行うこととした理由が問われ、これに対しましては、区への譲渡後、市有地の売却収入を充てて改修することを想定していたが、施設の状況を踏まえ、先に改修を行うことを選択したことが説明されました。
そのほか、児童館の廃止等に関する市の基本方針について、あわせて質疑がされております。
以上で質疑を打ち切り、討論を省略し採決の結果、議案第37号から議案第49号までの3件については、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、ご報告申し上げます。
○
岩野匡史議長 委員長報告は終わりました。委員長報告はいずれも全会一致をもって原案可決であります。
お諮りいたします。議案第37号から議案第49号までの3件については、質疑討論を省略し委員長報告どおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第37号から議案第49号までの3件については、委員長報告どおり決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第4 議案第38号から日程第6 議案第40号までの3件については一括して議題といたします。
都市厚生常任委員長の報告を求めます。3番。
[3番出口正雄議員 登壇]
○3番出口正雄議員 ただいま議題となりました議案第38号から議案第40号までの3件につきまして、去る9月10日開催の
都市厚生常任委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。
まず、議案第38号 三浦市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例については、災害弔慰金の支給対象となる者の順位規定に兄弟姉妹を加えるものであります。
質疑におきましては、災害弔慰金に要する費用の国及び県の負担割合や、支給対象に兄弟姉妹を加えた後の支給順位等について確認されました。
次に、議案第39号 三浦市
介護保険条例等の一部を改正する条例については、地方税法の一部改正に伴い、介護保険料及び
後期高齢者医療保険料における延滞金の割合に係る特例措置の内容を改定するものであります。
質疑におきましては、延滞金の割合が引き下げられた理由について、条例の施行日を越えて分割納付した保険料にかかる延滞金の割合について、24年度に徴収した延滞金の額と対象者数等について質疑され、その中では委員より、従来の延滞金の利率は、生活が困窮し、保険料を分割納付せざるを得ない市民にとって余りにも高いものであったが、今回の改正はその利率を是正するものであり、改正内容の周知を十分に行うよう意見が述べられました。
次に、議案第40号 三浦市
病院事業企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例については、業績手当の支給について検討を行う際に、現年度の病院の経営状況を考慮する期間を設けるため、規定の整備を行うものであります。
質疑におきましては、業績手当の支給対象となる職員の範囲と人数について、業績手当の支給額と支給方法について、病院職員のモチベーションを向上させるための方策等について質疑され、その中では、業績手当の支給を検討する時期について、担当より、現年度の決算見込みの精度を高めるためには最低でも半年間の経営状況を見る必要があることから、まずは9月末の経営状況を踏まえて検討を行う考えであることが述べられました。
以上で質疑を打ち切り、討論を省略し、採決の結果、議案第38号から議案第40号までの3件については、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、ご報告申し上げます。
○
岩野匡史議長 委員長報告は終わりました。委員長報告は、いずれも全会一致をもって原案可決であります。
お諮りいたします。議案第38号から議案第40号までの3件については、質疑討論を省略し委員長報告どおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第38号から議案第40号までの3件については、委員長報告どおり決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第7 議案第42号から日程第15 議案第32号までの9件については、一括して議題といたします。
平成24年度三浦市
決算審査特別委員長の報告を求めます。4番。
[4番神田眞弓議員 登壇]
○4番神田眞弓議員 ただいま議題となりました各会計決算議案につきまして、平成24年度三浦市
決算審査特別委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、第2回定例会で設置され、議案第31号及び議案第32号が付託されたのでありますが、継続審査といたしました。そして、今定例会で議案第42号から議案第48号が付託されましたので、継続審査の2件を加えた9件につきまして、去る9月12日から19日までの5日間にわたり審査をしたものであります。
平成24年度の一般会計及び特別会計の合計決算額は、予算現額300億8,377万4,926円に対し、歳入決算額292億4,173万8,961円、歳出決算額290億4,285万9,362円、
歳入歳出差し引き額1億9,887万9,599円となり、実質収支は1億8,993万5,809円と前年度に引き続き黒字に、単年度収支につきましても3,773万7,379円の黒字となっております。
病院事業会計におきましては、患者延べ数は14万5,383人で前年度比1,114人の増、経営成績は2億5,024万3,970円の黒字となっております。
水道事業会計におきましては、年間配水量は671万8,314立方メートルで、前年度比14万3,829立方メートルの減、経営成績は1億9,617万7,974円の赤字となったものであります。
以下、審査の順序に従い概要を申し述べますが、一般会計の総括質疑は質疑の概略を、
一般会計歳入・歳出、特別会計及び企業会計につきましては主な質疑の項目を申し上げます。
まず、一般会計の総括質疑についてであります。総括質疑につきましては、市長に対する質疑を中心に行われております。
まず、24年度の個人市民税が前年度に比べ大きく減少していることから、今後の改善策が問われ、市長より「1次産業への投資が税収効果としてあらわれるよう、三浦の産品をアピールし、消費者のニーズを高めることが必要だと考えている。また、経済を活性化し、個人所得を上げることも大きな税収効果につながると考えているので、取り組みを進めたい」と述べられました。
また、厳しい財政運営を行う中、生活保護費を初めとする扶助費の増加が続いていることについては、市長より「社会保障は国民が平等に受けられるべきものであり、市町村が財源を負担すること自体に疑問を感じているので、財源の問題等について、国に対し政治的な解決を求めていきたい」と述べられました。
また、歳入増加策として効果が上がっているふるさと納税については、市長より「職員が一生懸命考え、作り上げた本市のふるさと納税が非常に活発に行われていることは、大変喜ばしいことだと考えている。また、寄附をいただいた方に三浦市の特産品を贈ることで、本市のPRにもつながっていると考えており、今後も継続していきたい」と述べられました。
次に、市長自ら
駅前キャンペーンに立つなど、先頭に立って進めている
ごみダイエット大作戦の成果については、市長より「横須賀市に焼却ごみの受け入れをしてもらうため、
プラスチック混入率や水分量の低減を目的に実施し、効果があらわれてきているが、ごみの減量化は、市の財政面においても大きな効果があることから、さらに成果を上げられるよう、引き続き事業を行っていきたい」と述べられました。
次に、24年度において神奈川県の新たな観光の
核づくり認定事業に城ヶ島を対象とする構想が認定されたことから、将来の城ヶ島像について問われ、市長より「構想の実現により、多くの来遊客でにぎわう城ヶ島となることを想定しており、また、その効果が三浦市全体に及ぶような取り組みを進めていきたい」と述べられました。
次に、
東京大学臨海実験所との連携協力に関する今後の構想について、市長より「まずは三浦市に著名な実験所があることを子供たちに知ってもらうことが重要だと考えており、実験所からは県内の小中学生を受け入れる姿勢が示されている。また、近隣の観光施設と実験所が連携することで観光の大きなツールになると思うので、協議を深めていきたい」と述べられました。
次に、
住宅リフォーム助成制度について、制度を利用した市民から好評を得ていることから、委員より対象範囲を商店まで拡大する提案がされ、これに対しましては市長より「検討に値する内容だと思うので、今後、関係団体の意見を聞き、検討を進めたい」と述べられました。
そのほか、人件費削減に対する考え方について、インバウンドなどの観光誘客の取り組みについて、就学援助の認定基準について、
地域力創造アドバイザーの活用等についての質疑がありました。
また、総括質疑の中では、本市の緊急の課題として、二町谷埋立地の土地売買契約に関する契約保証金の納付がされていないことから、市長に対し各委員から、契約締結に至るまでの経過や、今後の対応等について質疑がされました。
その中では市長より、支払いに関する催告状を相手方に送付しており、9月17日までに契約保証金が支払われない場合には、契約解除の通知を行う意向が示されました。
その後、9月18日の当委員会の冒頭に、市長より、相手方から契約保証金の納付がなく、支払いの意思がないことが確認されたことから、契約解除の通告を行うことが報告されるとともに、今後、次のステップに向けて、市役所一丸となって取り組む考えであることが述べられました。
続いて、
一般会計歳入の一括質疑におきましては、県税職員の派遣を受けての滞納処理について、軽自動車税及び入湯税の増収について、口座振替による納付の促進について、三浦市の歳入構造を産業別に分析すること等について質疑があり、その中では、市民税収入の減少について、担当より、大きな要因として、本市の給与所得者数及び総所得金額が減少したこと並びに土地及び家屋の評価替えに伴い、固定資産税と都市計画税が減収となったことが説明されました。
続いて、一般会計歳出の款別質疑について申し上げます。
総務費では、目安箱に寄せられた意見の取り扱いについて、広報紙や
市ホームページへの広告掲載について、税外徴収担当による徴収の成果について、防犯灯の維持管理等について質疑があり、その中では、23年度、24年度の2カ年にわたり実施された新しい公共の場づくり事業の成果について、担当より、まちカルを開催し、市民自ら情報の発信に取り組んだ結果、
まちカル参加者の企画による三崎開港祭の開催や、三崎に特化した情報を発信するウェブサイトの開設につながったことが説明されました。
民生費では、民間保育所の耐震改修について、児童虐待の発生状況と傾向について、
生活保護受給者の就労支援等について質疑があり、その中では高齢者ふれあいセンターの管理運営方針及びサロン事業の継続実施について確認され、これに対しましては、市として25年度中に管理運営方針を示す考えであり、施設内で行われているサロン事業については、この方針にかかわらず、必要な事業として26年度以降も継続して実施する考えであることが説明されました。
衛生費では、健康づくりに関する講座等で養成した人材による地域での啓発活動について、可燃ごみ等の自区外処分について、事業系廃棄物の排出事業者の把握等について質疑があり、その中では
胃がんリスク検診の成果について、担当より、24年度から個別検診において
胃がんリスク検診を実施した結果、受診者数1,843名中、がん発見者は14名であり、前年度に比べて多くのがん患者を発見できたことが説明されました。
農林水産業費では、有害鳥獣による被害と対応策について、農業及び漁業従事者の後継者対策について、二
町谷汚水処理施設の稼働について、三崎漁港区域の放置艇対策等について質疑があり、その中では沿岸漁業の振興について、委員より、これからは生産性の向上や情報の発信などに戦略を持って取り組むべきであり、市は行政課題の一つとして注力するよう要望意見が述べられました。
商工費では、
三浦ブランド商品の認定数と認定基準について、中小企業者への支援制度について、海水浴場の放射線量測定の実施について、二町谷への
企業誘致活動等について質疑があり、その中では、教育旅行誘致の実績について、担当より、24年度は北関東の小学校を中心に129校、9,992名の受け入れを行い、直接経済効果は8,553万円であったことが説明されました。
土木費では、
広域幹線道路整備の進捗状況について、急
傾斜地崩壊対策工事の推進について、公園遊具の整備等について質疑があり、その中では道路の維持補修について、市に寄せられる要望件数や直営で補修をするための原材料費が確認されるとともに、委員からは、26年度の予算編成も厳しいことが予測されるので、市民との協働も含め、整備手法を研究するよう意見が述べられました。
消防費では、新消防庁舎の建設に向けた進捗状況について、非常用食料等の備蓄状況について、救命講習の開催状況について、地域防災委員の活動状況等について質疑があり、その中では沿岸域での津波避難訓練について、委員より、訓練は一度きりではなく、継続して実施することで実際の災害時に成果が発揮できることから、各区に対し、引き続き津波避難訓練の実施を働きかけるよう要望されました。
教育費では、赤坂歴史公園用地の維持管理について、学校給食における食物アレルギーへの対応について、小中学校の不登校の状況と対応等について質疑があり、その中では、東大臨海実験所との連携による海洋教育への取り組みについて、担当より、24年度は名向小学校をモデル校に教材開発を行ったほか、市内小中学校の授業や校外学習に実験所職員に参加してもらうなどしており、子供たちは新たな知識への興味を高めたり、三浦の魅力を再発見するなど、成果があらわれていることが説明されました。
災害復旧費では、大雨や台風による被害が生じた際の復旧工事の概要について及び緊急工作隊による作業について質疑がされました。
以上が一般会計における質疑の概要であります。
続いて、特別会計及び企業会計について申し上げます。
国民健康保険事業特別会計では、国保税の収入状況と不納欠損額について、医療費抑制に向けた取り組みについて、資格証、短期証の発行に至るまでの手続等について質疑があり、その中では特定検診の受診率について、委員より、24年度の受診率19.1%に対し、25年度の目標値を20%としているが、特定検診は被保険者の健康を守り、医療給付費を抑制することを目的とするものであり、達成が見込まれる範囲内で目標値を設定することは納得できかねるとの意見が述べられるとともに、毎年度の実績が上がるよう取り組みが求められました。
後期高齢者医療事業特別会計では、短期証の交付数が確認されるとともに、委員より、後期高齢者医療制度は被保険者一人一人に保険料が課されるが、無収入の方にも保険料が発生するなど制度設計に不備があることから、本制度自体に反対するとの意見が述べられました。
介護保険事業特別会計では、介護サービスの利用状況について、介護保険料の滞納者数について、保険料の不納欠損額が減少した理由について、介護予防の取り組み等について質疑があり、その中では委員より、24年度の介護保険料の改定に当たり、本市では基準額において17.4%の引き上げが行われたが、保険料の引き上げ率を抑制するために県の財政安定化基金を全額充当すべきであったとの指摘がされました。
市場事業特別会計では、三崎魚市場の取扱数量について、貸し事務室など市場施設の利用状況について、魚市場の見学者数等について質疑があり、その中ではカツオ船の誘致について、担当より、24年度のカツオの水揚げ量は約31トンであったが、今後も関係団体等による誘致を続ける考えであり、将来的な水揚げ量は200トンを目標にしていることが説明されました。
公共下水道事業特別会計では、24年度の水洗化率が確認されるとともに水洗化率を上げるための取り組みが質疑され、担当より、年度末の水洗化率は86.6%であり、水洗化率を上げるための取り組みとしては駅前での啓発活動や未接続の世帯への訪問を行っており、公共下水道への接続がえが徐々に進んでいることが説明されました。
第三
セクター等改革推進債償還事業特別会計では、委員より、二町谷の土地が売却できても市民負担が残ること、二町谷埋立てに係る問題点を本会計で解決をしなければならなくなった経緯が指摘されるとともに、二町谷の埋立事業自体が無謀な計画だったと認識している旨が述べられました。そのほか、去る18日に解除の表明がされた二町谷の土地売買契約に関連する質疑がされました。
病院事業会計では、事業費用が前年度に比較して減少した要因について、業績手当支給に対する考え方について、脳ドックの実施状況と結果について、糖尿病予防のためのチーム医療の促進等について質疑があり、その中では、小児科の外来患者数が減少した理由について、担当からは少子化が影響していることが示されましたが、これに対しましては委員より、病院経営の観点からも、その他の要因についても検証を求める意見が述べられました。
水道事業会計では、24年度における水道事業の経営状況について、水道料金改定に対する考え方について、老朽管更新の状況等について質疑があり、その中では委員より、24年6月から水道料金の福祉減免の一部適用除外が行われていることについて、減免は低所得者等を支援するために行われている制度であり、適用除外を行うことは認めることができない旨の意見が述べられました。
以上が当委員会における質疑の概要であります。
続いて、討論について申し上げます。
まず、一般会計についての討論では、立本眞須美委員より反対の立場で、草間道治委員より賛成の立場で述べられました。
立本眞須美委員からは反対の理由として、平成24年度は土地開発公社の解散に伴い、市の借金が105億円増加しており、この返済のために市財政が逼迫し、市民生活に影響していること、就学援助制度において近隣他市との格差が解消されていないこと等が挙げられるとともに、今後、市財政はかつてない厳しさに直面することが予測されることから、市民の暮らしを守り、民主的な財政運営を行うことが求められました。
草間道治委員からは賛成の理由として、震災等の影響による長引く景気の低迷や少子高齢化、人口減少などから税収が減少し、厳しい財政状況の中、滞納処分の促進などの歳入増加策や人件費削減などの歳出削減策を行い、成果を出していること、市民の安全・安心のために災害への備えを行っていること等が挙げられるとともに、二町谷埋立地の売却や三崎高校跡地の利活用など市財政に大きく影響する課題の解決に向け、職員が一丸となり取り組むことが求められました。
以上で討論を打ち切り、採決の結果、議案第42号から議案第45号については賛成多数、議案第46号及び議案第47号については全会一致、議案第48号については賛成多数、議案第31号については全会一致、議案第32号については賛成多数をもって、いずれも原案のとおり認定すべきものと決した次第であります。
以上をもって、平成24年度三浦市
決算審査特別委員会における審査報告といたします。
○
岩野匡史議長 委員長報告は終わりました。委員長報告は、いずれも原案認定であります。
お諮りいたします。議案第42号については、質疑を省略し直ちに討論に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、質疑を省略し直ちに討論に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、これを許可いたします。7番。
[7番立本眞須美議員 登壇]
○7番立本眞須美議員 議案第42号 平成24年度三浦市一般会計決算の認定について、日本共産党を代表して反対討論をいたします。
24年度は、土地開発公社の解散に伴い、借金が105億円増加しました。その返済のため、一般会計から5億8,313万7,000円が第三
セクター等改革推進債償還事業特別会計に繰り出されています。
24年度の歳入構造は、自主財源が前年比1億1,678万5,000円、1.6%の減、依存財源は前年比4億549万8,000円の増額となりました。市債は33.3%増額をしました。市税収入が減少し、市債が増加をしました。市税では、個人市民税が7,435万3,095円の減額となっています。高齢化の進行は年金生活者の増加を意味し、担税力は下がります。
このことによる財政の逼迫は、市民生活のさまざまな場面に影響を及ぼしました。
24年度は、国保税の改定で1億円の値上げが行われました。後期高齢者医療事業で保険料の均等割額が4万1,099円に、所得割率は8.01%の値上げが行われました。介護保険事業も保険料の基準額が4,140円から4,860円に、率で17.4%の値上げがされました。水道事業会計では、
生活保護受給者の福祉減免をカットしました。
高齢者は、医療保険と介護保険の負担増と、88歳の市民を祝う敬老事業がなくなるなどサービスが低下をしました。
児童・生徒の教育関連事業にも影響をしています。児童・生徒の義務教育を保障する就学援助制度は、近隣他市との格差は改善されず、三浦市では基準の1.0倍のままになっています。学校図書整備率が96.3%まで進んだ学校と、44.2%の学校があります。児童・生徒の進学や将来にも影響を与えかねません。学習環境の改善を求めます。
市民の生命、財産を守るため、自然災害に対する対策を急ぐ必要があります。災害時要援護者の支援体制を早急に各地域が整えられるよう、市が援助することを求めます。
高齢化等が今後も進む中で、健康づくりの取り組みが重要です。健康増進策の取り組みとして、健診受診率の向上で市民の健康を守ること、結果、医療費の減少につながることを指摘しました。健康づくり課、高齢介護課、保険年金課、各担当がそれぞれ事業に取り組んでいます。3課が連携し、市民のご協力もお願いし、一層の健康増進事業の取り組みを求めます。
今後、市財政はかつてない厳しさに直面すると思われます。しかし、明けない夜はありません。難局を切り開く英知を全職員の皆さんに期待をします。市民の暮らしを守り、民主的な市財政運営を求めて反対討論といたします。
○
岩野匡史議長 次に、9番。
[9番出口眞琴議員 登壇]
○9番出口眞琴議員 議案第42号 平成24年度三浦市一般会計決算の認定について、みうら市政会の一員として賛成の立場で討論を行います。
平成24年度も、3.11東日本大震災の復興や福島第一原発の放射能汚染水問題などの影響等により長引く景気の低迷が続き、地方財政にも大きな影響を与えております。本市の基幹産業であります、農業、漁業・水産業並びに観光業は大きな影響を受け、厳しい状況が続きました。さらに、少子高齢化や人口の減少に歯止めのかからない状況により、市民税及び固定資産税の減少により平成24年度も厳しい財政状況でありました。
この厳しい財政状況の中、市民の皆様に極力負担をかけないよう、将来の財政負担を見据え、財源対策検討委員会を設置し、歳入増加策及び歳出削減策に基づいて、経常的な経費の削減や補助金の見直し、事業の縮減・休廃止・見送り、受益者負担の適正化等の取り組みを行い、特に歳入増加策としては、収納率の向上を目指した徴収業務の強化や滞納処分の促進など、評価するところであります。また歳出削減策として、市長初め特別職の給与を任期期間中引き下げるなど、人件費の削減に向けた給与の見直しや職員数削減による成果も出ております。
また、歳出につきましては、民間保育所耐震改修費補助事業として保育所入所児童の安全確保のため耐震改修費の助成、小児医療費助成事業についても医療費の自己負担額に対する助成のうち、通院分について対象を小学校3年生までの引き上げを実施しました。
また、震災以降、市民の命を守る強い思いで、市民の安心・安全を見据え、災害資機材整備事業として救助工作車を整備し、災害の備えとして備蓄品の充実を図り、備蓄量をふやしていることや、市民避難マニュアルや津波ハザードマップを更新し、全戸配布したことは大きな成果であります。
今後は、本市の最大の課題であります二町谷埋立地の売却や旧三崎高校跡地の利活用など、三浦市財政に大きく影響する課題の解決に向け、市長初め、職員一丸となり行政執行に邁進されますことを期待いたしまして、私の賛成討論といたします。
○
岩野匡史議長 次に、11番。
[11番藤田 昇議員 登壇]
○11番藤田 昇議員 ただいま議長のお許しをいただきましたので、議案第42号 平成24年度三浦市一般会計決算の認定について、公明党といたしまして賛成の立場で討論をさせていただきます。
9月9日に内閣府が発表した4月〜6月期の国内総生産(GDP)の改定値は、物価変動の影響を除いた実質で、前期に比べて0.9%の増加、年率換算で3.8%の増と大幅に上方修正されました。日本経済はデフレ脱却への着実な動きが出てきていますが、三浦市の地域経済の環境は、依然として厳しい状況が続いております。
そのような中、平成24年度決算についてですが、歳入に関しては、景気低迷や人口減少に加え、土地・家屋の評価替えにより、市税収入が62億4,002万1,572円で前年度からは約2億4,990万円の減少をしています。一方、地方交付税が32億9,534万6,000円で、前年度より約1億55万円増加をしています。また、財政調整基金の多額の繰り入れで赤字決算にならずに済みましたが、基金残高は平成24年度末で約8,500万円となり、平成11年度以降、最も少ない残高になっています。
歳出に関しては、平成23年度決算と比較して、特に消防費が9億2,193万6,394円で前年度より約2億679万円も増加しており、主に消防指令システム共同整備と救助工作車など、市民の安全を守る事業に市債を活用して対応しています。また、公債費は20億3,529万1,389円で、前年度より約1億1,183万円増加しており、主に臨時財政対策債及び退職手当債の元金償還の増が要因になっています。また、依然として増加傾向である、生活保護費を初めとする扶助費では、前年度より約1億611万円も増加しております。
そのような中、歳入増加策として、昨年・23年度同様に市税収入の収納体制の強化を図っており、具体的な市税徴収については、休日訪問徴収、長期悪質高額滞納者の預金調査、差し押さえ、公売等に取り組み、また口座振替制度の推進など徴収率の向上に努めてきています。特にその中で、財産調査から差し押さえ、換価するという流れで県税職員と協力し滞納処分に取り組み、平成24年11月から本年3月までの5カ月間で約200件の滞納処理で、市県民税合わせて約1億1,000万円の徴収があり、市民税では5,400万円の収入が図られています。このような滞納整理により、延滞金は2,533件で約2,907万円の収入があり、過去の数字と比べ、大幅に徴収増加となり、職員の努力で徴収向上の取り組みが図られてきていることは一定の評価ができると思います。
また、ふるさと納税による寄附については、784件で1,596万3,000円の収入がなされています。また、財産貸付収入として10件で約1,486万円の収入、また土地売払収入として7,935万円の収入が図られるなど、歳入増加策に取り組んでいます。
また、歳出削減策においては、昨年に引き続き積極的な職員給与の見直しなどにより、前年度より約2,653万円の削減が図られました。また、焼却ごみ処理処分事業費においても、前年度と比べると自区外焼却ごみ量が年間8,939トンで、前年度より642トンの減量で約2,359万円の削減がなされています。まさしく、市長と職員の努力による「
ごみダイエット大作戦」の効果があらわれてきており、このように歳出削減策に積極的に取り組んできていることは評価いたします。
また、地域経済浮揚策としての事業の取り組みについては、特にシティ・セールスとして教育旅行誘致事業の取り組みにおいては、平成23年度に引き続き、三浦ならではのふれあい体験メニューを提案し、愛知・群馬・山梨県、また新たに北海道を加え、合計で129校、約1万人の児童・生徒の来訪がありました。着実に経済効果もあり、営業活動の成果があらわれてきていると考えます。
また、観光においては、県による新たな観光の核づくり事業の認定やミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2つ星の掲載など、城ヶ島を中心に観光振興への明るい話題も出てきています。
また、防災・減災の取り組みにおいては、津波ハザードマップの作成や市民用避難マニュアルの全戸配布、また各避難所運営委員会の推進、災害備蓄品の整備として非常用食料等の備蓄を行うなど、市民の安心・安全対策が図られています。
しかし現在、三浦市においては、特に定住人口が毎月減少してきており、市税収入も年々減少、その上、平成20年度から毎年1億円以上の増額が続いている生活保護費を含め、扶養費の増加は避けられない状況です。その上、三セク債を初め、市債の償還が本格的に始まる中、二町谷埋立地の売買契約も解除となり、財政措置を含め、新たな企業誘致の取り組みや三崎高校跡地の利活用など、本市の財政を取り巻く環境は非常に厳しい状況です。
今後の厳しい財政運営に向けて、市長を先頭に職員一人一人のなお一層のご努力と効率的な事業の執行を期待いたしまして、賛成討論といたします。
○
岩野匡史議長 他にございませんか。(「なし」の声あり) なければ、以上で討論を終結いたします。
これより採決に入ります。採決の方法は起立により行います。
議案第42号について、委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○
岩野匡史議長 起立多数。よって、議案第42号については委員長報告どおり決しました。
お諮りいたします。議案第43号から議案第45号までの3件については、質疑討論を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、質疑討論を省略して直ちに採決に入ることに決しました。
採決の方法は起立により行います。
議案第43号から議案第45号までの3件について、委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○
岩野匡史議長 起立多数。よって、議案第43号から議案第45号までの3件については、委員長報告どおり決しました。
お諮りいたします。議案第46号及び議案第47号については、質疑討論を省略し、委員長報告どおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第46号及び議案第47号については、委員長報告どおり決しました。
お諮りいたします。議案第48号については、質疑討論を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、質疑討論を省略して直ちに採決に入ることに決しました。
採決の方法は起立により行います。
議案第48号について、委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○
岩野匡史議長 起立多数。よって、議案第48号については、委員長報告どおり決しました。
お諮りいたします。議案第31号については、質疑討論を省略し、委員長報告どおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第31号については、委員長報告どおり決しました。
お諮りいたします。議案第32号については、質疑討論を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、質疑討論を省略して直ちに採決に入ることに決しました。
採決の方法は起立により行います。
議案第32号について、委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。
[賛成者起立]
○
岩野匡史議長 起立多数。よって、議案第32号については、委員長報告どおり決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第16 意見書案第4号
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の財源確保を求める意見書を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。14番。
[14番中谷博厚議員 登壇]
○14番中谷博厚議員 意見書案第4号
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の財源確保を求める意見書の提出について、提案理由を説明いたします。
説明につきましては、意見書案の朗読をもってこれにかえさせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
森林吸収源対策及び
地球温暖化対策に関する地方の財源確保を求める意見書
地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊の課題となっており、温暖化の防止や国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など「森林の持つ公益的機能」に対する国民の関心と期待は大きくなっている。
また、我が国は、京都議定書目標達成計画に掲げられた温室効果ガス排出削減義務6%のうち、3.8%を森林吸収量で確保する取り組みを推進することとしている。
このような経過を踏まえ、
地球温暖化対策のための石油石炭税の税率の特定措置が平成24年10月に導入されたが、税収の使途はCO2排出抑制対策に限定され、
森林吸収源対策や
地球温暖化対策に関する地方の財源については、早急に検討を行うとの方針に止まっている。
地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林の整備・保全等の
森林吸収源対策や自然環境が生み出す再生可能エネルギーの活用を、山村地域の市町村が主体的・総合的に実施することが不可欠であり、そのための恒久的・安定的な財源が必要である。
よって、国においては、自然災害などの脅威から国民を守るための森林・林業・山村対策の抜本的な強化をはかるとともに、CO2吸収源として重要な機能を有する森林の整備・保全等を推進する市町村に対し、石油石炭税の税率の特例による税収の一定割合を森林面積に応じて譲与する仕組みの構築を強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年9月26日
三浦市議会議長 岩 野 匡 史
――
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以上でございます。
皆さんのご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○
岩野匡史議長 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案については、質疑討論並びに委員会付託を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
お諮りいたします。本案については、原案のとおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第4号については原案のとおり可決されました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第17 意見書案第5号 地方税財源の充実確保を求める意見書を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。13番。
[13番北川年一議員 登壇]
○13番北川年一議員 意見書案第5号 地方税財源の充実確保を求める意見書の提出について、提案理由を説明いたします。
説明につきましては、意見書案の朗読をもってこれにかえさせていただきます。
――
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地方税財源の充実確保を求める意見書
地方財政は、社会保障関係費などの財政需要の増加や地方財政の低迷等により、厳しい状況が続いている。
こうした中、基礎自治体である市が、住民サービスやまちづくりを安定的に行うためには、地方税財源の充実確保が不可欠である。
よって、国においては、下記事項を実現されるよう強く求める。
記
1 地方交付税の増額による一般財源総額の確保について
(1)社会保障関係費の増など、地方の財政需要を地方財政計画に的確に反映することに
より、一般財源総額を確保すること。
(2)地方の固有財源である地方交付税は、本来の役割である財源保障機能・財源調整機
能が的確に発揮されるよう増額すること。
(3)財源不足額については、臨時財政対策債の発行等によることなく、地方交付税の法
定率の引上げにより対応すること。
(4)依然として厳しい地域経済を活性化させる必要があることから、地方財政計画にお
ける歳出特別枠を維持すること。
(5)地方公務員給与の引下げを前提とした削減など、地方交付税を国の政策誘導手段と
して用いることは避けること。
2 地方税源の充実確保等について
(1)地方が担う事務と責任に見合う税財源配分を基本とし、当面、国と地方の税源配分
を「5:5」とすること。その際は、地方消費税の充実など、税源の偏在性が小さく、
税収が安定的な地方税体系を構築すること。
(2)個人住民税は、充実確保を図るとともに、「地域社会の会費」という性格を踏まえ、
政策的な税額控除を導入しないこと。
(3)固定資産税は、市町村の基幹税目であり、安定的確保を図ること。特に、償却資産
の根幹をなす「機械及び装置」に対する課税等は、現行制度を堅持すること。
(4)法人住民税は、均等割の税率を引き上げること。
(5)自動車重量税及び自動車取得税は、代替財源を示さない限り、市町村への財源配分
の仕組みを含め現行制度を堅持すること。
(6)
地球温暖化対策においては、
地球温暖化対策譲与税を新たに創設するなど、地方税
財源を確保する仕組みを構築すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年9月26日
三浦市議会議長 岩 野 匡 史
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
以上でございます。
皆さんのご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○
岩野匡史議長 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案については、質疑討論並びに委員会付託を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
お諮りいたします。本案については、原案のとおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第5号については原案のとおり可決されました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第18 意見書案第6号 福島第一原子力発電所における汚染水流出問題について政府の直轄による早急な改善を求める意見書を議題といたします。
提出者より提案理由の説明を求めます。12番。
[12番小林直樹議員 登壇]
○12番小林直樹議員 意見書案第6号 福島第一原子力発電所における汚染水流出問題について政府の直轄による早急な改善を求める意見書の提出について、提案理由を説明いたします。
説明につきましては、意見書案の朗読をもってこれにかえさせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
福島第一原子力発電所における汚染水流出問題について政府の直轄による早急な改善
を求める意見書
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から2年半が経過した。原発事故による放射能汚染水の海への流出、タンクの水漏れが明らかになった。
相次ぐ汚染水流出発覚で福島の漁業者は窮地に立たされている。9月から全面開始予定だった試験操業は急遽中断、延期せざるを得なくなった。
三浦市の漁業は基幹産業の一つであり、三浦市経済の大きな支え手となっている。漁業者のみならず、関係者は、これまでも風評被害による魚価の低迷など甚大な影響を被ってきた。今回の汚染水海洋流出が与える影響は計り知れない。海の汚染は将来にわたり影響し、漁業者の暮らしを脅かすものである。
汚染水の処理は、福島原発事故に対応する上で決定的な問題であり、もはや汚染水対策を東京電力にゆだねる事は出来ない。
国の責任で汚染水の海洋への流出を止める方策を緊急に講じる必要がある。
よって、事故対策について、非常事態との認識のもと、政府が全責任を負い、汚染水海洋流出問題の事故対策を抜本的に改めることを要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年9月26日
三浦市議会議長 岩 野 匡 史
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
以上でございます。
皆さんのご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○
岩野匡史議長 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案については、質疑討論並びに委員会付託を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
お諮りいたします。本案については、原案のとおり決することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第6号については原案のとおり可決されました。
ただいま議決されました意見書の事後の取り扱いにつきましては、議長にご一任願います
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第19 議案第50号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
市側の説明を求めます。市長。
[吉田英男市長 登壇]
○吉田英男市長 ただいま議題となりました議案第50号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、ご説明申し上げます。
本案は、
教育委員会委員の三壁伸雄氏の後任委員として、引き続き同氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。
よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○
岩野匡史議長 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案については、質疑討論並びに委員会付託を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
お諮りいたします。本案については、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第50号については原案のとおり同意することに決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第20 議案第51号
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
市側の説明を求めます。市長。
[吉田英男市長 登壇]
○吉田英男市長 ただいま議題となりました議案第51号
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて、ご説明申し上げます。
本案は、
公平委員会委員の江川公明氏の後任委員として、引き続き同氏を選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。
よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○
岩野匡史議長 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案については、質疑討論並びに委員会付託を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
お諮りいたします。本案については、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第51号については原案のとおり同意することに決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第21 閉会中
継続審査申し出についてを議題といたします。
本件につきましては、
総務経済常任委員長から(平成24年)陳情第12号、
都市厚生常任委員長から(平成24年)陳情第7号について、会議規則第104条の規定により閉会中継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。各常任委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第22 議員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第160条の規定により、お手元に配付いたしました議員派遣表のとおり議員を派遣することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、本件につきましては、議員派遣表のとおり議員を派遣することに決しました。
なお、この際、お諮りいたします。
ただいま議決した事項について諸般の事情により変更する場合には、議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
議 員 派 遣 表
平成25年9月26日
┌─────────┬───────┬─────────┬─────────┐
│ 派遣議員 │ 派遣期間 │ 派遣場所 │ 派遣目的 │
├─────────┼───────┼─────────┼─────────┤
│ 石 橋 むつみ │平成25年 │東京都千代田区 │第9回地域医療政策│
│ 出 口 正 雄 │11月1日 │都市センターホテル│セミナーへの出席 │
│ 神 田 眞 弓 │ │ │ │
│ 石 川 巧 │ │ │ │
│ 立 本 眞須美 │ │ │ │
│ 松 原 敬 司 │ │ │ │
│ 出 口 眞 琴 │ │ │ │
├─────────┼───────┼─────────┼─────────┤
│ 石 橋 むつみ │平成25年 │長野県須坂市 │行政視察及び姉妹都│
│ 寺 田 一 樹 │11月20日〜│ │市交流 │
│ 出 口 正 雄 │11月21日 │ │ │
│ 神 田 眞 弓 │ │ │ │
│ 石 川 巧 │ │ │ │
│ 岩 野 匡 史 │ │ │ │
│ 立 本 眞須美 │ │ │ │
│ 松 原 敬 司 │ │ │ │
│ 出 口 眞 琴 │ │ │ │
│ 草 間 道 治 │ │ │ │
│ 藤 田 昇 │ │ │ │
│ 小 林 直 樹 │ │ │ │
│ 北 川 年 一 │ │ │ │
│ 中 谷 博 厚 │ │ │ │
│ 石 原 正 宣 │ │ │ │
└─────────┴───────┴─────────┴─────────┘
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩野匡史議長 日程第23 報告第11号から報告第14号を議題といたします。
市側の報告を求めます。総務部長。
[井森 悟総務部長 登壇]
○井森 悟総務部長 ただいま議題となりました各報告につきまして、順次ご説明申し上げます。
初めに、報告第11号 専決処分の報告については、物損事故に対する賠償額を22万1,550円と定め、相手方と和解することにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、平成25年8月16日に専決処分したものであります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
次に、報告第12号 平成24年度三浦市
一般会計継続費精算報告書について、ご説明申し上げます。
本報告は、総合計画策定調査業務及び景観計画策定等業務について、事業完了に伴う精算報告を行うものであります。
まず、総合計画策定調査業務でありますが、継続費総額292万6,000円に対し、実績額は292万5,300円となり、不用額は700円であります。
次に、景観計画策定等業務でありますが、継続費総額及び実績額は、同額の67万2,000円となり、不用額はありません。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
次に、報告第13号 平成24年度決算に基づく
健全化判断比率について、ご説明申し上げます。
本報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づき、
健全化判断比率を報告するものであります。
それぞれの比率でございますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率はございません。
実質公債費比率15.8%、将来負担比率200.5%で、いずれも早期健全化基準を下回っております。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
次に、報告第14号 平成24年度決算に基づく資金不足比率について、ご説明申し上げます。
本報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づき、公営企業の資金不足比率を報告するものであります。
市場事業特別会計、公共下水道事業特別会計、病院事業会計及び水道事業会計のいずれにつきましても、資金不足比率はございません。
以上で、説明を終わらせていただきます。
○
岩野匡史議長 報告は終わりました。
ただいまの報告に対し、ご質疑またはご意見はございませんか。(「なし」の声あり) ないようでございますので、以上で報告を終わります。
以上をもって、本日の議事日程はすべて終了いたしました。
よって、平成25年第3回三浦市議会定例会を閉会いたします。どうもご苦労さまでございました。
午前11時32分閉会
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
地方自治法第123条第2項の規定による署名
三浦市議会議長 岩 野 匡 史
会議録署名議員 出 口 眞 琴
会議録署名議員 草 間 道 治
会議録署名議員 藤 田 昇...