和解の
相手方は、
三浦市三崎町小網代1219番地、
油壺ボートサービス株式会社でございます。
和解の
具体内容は、
議案に記載のとおりでございます。
本件訴訟の第1審は本市が勝訴しておりますが、今般、
高等裁判所により
和解勧告を受けたことを重視し、速やかな
紛争解決を図るために
和解に応ずることとするものでございます。なお、この
和解により本市に
金銭的負担は生じません。
議会の議決が得られた場合には、
裁判所において
損害賠償部分の
民事訴訟について
和解が成立する見込みでございます。
情報非公開処分の
取り消し請求部分の
行政訴訟については、性質上、
和解になじまないものとして、
相手方が訴えを取り下げ、本市が同意する予定でございます。
以上で
説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○
草間道治委員長 説明は終わりました。これより質疑に入ります。
○
石原正宣委員 ちょっとお聞きしたいんですけども、この内容については大量の
説明事項になってしまうと思いますので、それはここではお聞きいたしません。以前ちょっとお聞きしたところでは、
議案のほうにも書いてあるんですけれども、対応に不十分な点があったということですね。「遺憾の意を表するとともに、今後、適切な
情報公開手続に努めるものとする」と。手続に関してどのような不十分な点があったということを、行政のほうはとらえておられるんですか。
もう一つは、第1審では勝訴という形になったと思うんですけれども、そこの部分ではあんまり行政のほうに瑕疵がなかったということで
裁判所のほうも判断されたんじゃないかと思うんですけれども、そことの比較において、第1審の言うように瑕疵はなかったのか、しかし2審では
和解勧告をされたと、その辺の部分での不十分さ、これがあったならばちょっと教えていただきたいと思います。
○
惣田昭浩協働推進課長 お答えいたします。まず、この
情報公開手続に不十分な点があったのかということですけれども、第1審で市側が勝訴していますけれども、その1審の判決の中で、
三浦市、
本市側にも
相手方に対しても、
情報公開の手続上、不十分な点があったと指摘されております。
それで、それはどういうことかと申しますと、指摘された事項としては2点ございます。1点目が、
情報公開請求を受けて、処分のときに、当初、その
情報公開請求をされた記録について市側がその存在を確認できず、また
相手側から
公開を求められていないと判断して
公開しなかった文書があったということでございます。ただ、その後の一連の手続の中で、そのところについては
相手方に
公開したということになっております。それが1点でございます。
もう1点が、やはり求められた記録について、当初、その記録を
公開することによって、そこに記録されている会社の権利、利益を害するおそれがあると判断しまして、一部を
公開しなかった文書があったということです。それにつきましても、その後の一連の手続の中で
相手方に
公開しているということでございます。
いずれにしても
裁判所から、当初から
公開されるべきものであったとして、当初の手続についての不備を指摘されたということになってございます。
○
石原正宣委員 結果的には、
情報公開請求をした方の考え方に沿った文書の
公開はあったと。
○
惣田昭浩協働推進課長 はい。
三浦市の
情報公開条例に照らし合わせて
公開をしたということになっております。
○
石原正宣委員 あと、
訴訟費用なんですけど、各自の
負担ということになっていますけれども、これは
三浦市の
負担はどのぐらいですか。
○
惣田昭浩協働推進課長 今回の一連の裁判に要した
訴訟費用は、
三浦市の
負担はございません。
○
石原正宣委員 じゃ、各自の
負担とするというふうに書いてあるけれども、実際の
負担はないということでいいですか。
○
惣田昭浩協働推進課長 そのとおりでございます。
○
石原正宣委員 わかりました。
○
北川年一委員 今、
行政訴訟の話なんだけれども、要するに
三浦市のほうでの
情報公開にかかわるスクリーニングというか、最初にいきなり、がつんと
訴訟にいくんじゃなくて、
三浦市のほうに「この対応はおかしいんじゃないですか」というふうに、まず
三浦市の機関に訴えるというのがスタートだと思うんだけれども、それは行われているわけですよね。
○
惣田昭浩協働推進課長 はい。
行政不服審査法によります
不服申し立てが行われております。
○
北川年一委員 その結果を聞きたいんですけれども、何ら異常がないと言われたのか、それとも……。多分、
審査委員の方は3人だったと思うんですけれども、どのような結論になりましたか。
○
惣田昭浩協働推進課長 情報公開審査会、3名の
委員さんで構成されておりまして、その審議の中で、市の当初の処分が、ここは違うという指摘がございまして、それに沿って
異議申し立ての通知ということで、あわせてその部分を
公開したということになってございます。
○
北川年一委員 そうすると、
審査会の結果を得て
油壺ボートサービス株式会社という方が、
三浦市に対してさらに請求をしたということですか。
○
惣田昭浩協働推進課長 市の再処分の前に
訴訟を、同時のような形で提起されている、そういう経過でございます。
○
北川年一委員 わかりました。ありがとうございます。
○
中谷博厚委員 1点だけ。この
訴訟は結構時間がかかっていると思うんですけど、こういう事例というのは、ほかにまだ抱えていることはあるんでしょうか。
○
坪井美直
法制文書課長 現在、
裁判所に係属している
訴訟は、こちらが提起しているものとしては、例の、葉山町を相手にしている
訴訟が1件ございます。それから、
訴訟ではございませんが、類型のものとして
調停事件が1件、民間の
調停事件の中に第三者、
関係者として市が関与しているものが1件ございます。
○
草間道治委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で
議案第29号の質疑を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治委員長 それでは、
議案第30号に入る前に、資料の配付をよろしくお願いいたします。
[
資料配付]
○
草間道治委員長 先ほども副市長のほうから発言がありましたことを考慮していただきまして、質問のほうをよろしくお願いいたします。
それでは、
議案第30号
平成24年度
三浦市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
説明をお願いいたします。
○
加藤重雄政策経営部長 議案第30号
平成24年度
三浦市
一般会計補正予算(第1号)についてご
説明申し上げます。
議案書の9ページをお開きください。
第1条、
歳入歳出予算の
補正でありますが、本
補正は
歳入歳出それぞれ2,501万6,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を158億4,078万3,000円とするものであります。
それでは、
補正予算の内容につきまして、お手元にお配りしてございます
平成24年度
三浦市
一般会計補正予算(第1号)に関する
説明書により、ご
説明申し上げます。
まず、歳入であります。
説明書の4ページ、5ページをお開き願います。
県支出金713万2,000円の追加は、
民生費県補助金として
安心こども交付金609万9,000円、
衛生費県補助金として
産科医師等分娩手当補助金103万3,000円を計上するものであります。
次に、
財産収入201万1,000円の追加は、
財産貸付収入として
土地貸付収入70万2,000円、
家屋貸付収入130万9,000円を計上するものであります。
次に、
繰入金1,587万3,000円の追加は、
財政調整基金繰入金の計上であります。
次に、歳出についてご
説明申し上げます。6ページ、7ページをお開き願います。
総務費1,336万5,000円の追加は、元三
崎高校管理事業として
需用費106万3,000円の追加、
役務費3万円の減額、委託料41万5,000円、
原材料費3万5,000円の追加、
地域力創造アドバイザー活用事業として報償費270万円、徴収事業として償還金、利子及び割引料918万2,000円の追加を計上するものであります。
次に、民生費761万9,000円の追加は、児童虐待防止事業として
負担金、補助及び交付金120万円、放課後児童健全育成事業として
負担金、補助及び交付金152万円、民間保育所振興事業として扶助費489万9,000円を計上するものであります。
次に、衛生費103万3,000円の追加は、ページが移りまして8ページ、9ページになりますが、産科医師等分娩手当補助事業として
負担金、補助及び交付金を計上するものであります。
次に、災害復旧費299万9,000円の追加は、道路橋りょう災害復旧事業として工事請負費を計上するものであります。
以上で、
補正予算(第1号)の
説明を終わります。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○
草間道治委員長 説明は終わりました。これより質疑に入ります。
○
石原正宣委員 私は、1点だけお願いします。7ページの
地域力創造アドバイザー活用事業に関してです。これは先ほど副市長のほうからもありましたけれども、
地元紙においてですけれども木村 乃さんということで公表されたということで、具体的な人名についてはこのとおりでよろしいですよね。
○木村靖彦
政策経営課長 外部専門家ですが、今
委員おっしゃるとおり、現在、木村 乃氏を招聘する予定でございます。
○
石原正宣委員 我々のほうに詳しい情報提供といいますか……嫌味ではなくてね、なかったわけで、
地元紙のほうが先なので、そこの記事をちょっとおかりしますけど、これは総務省の事業だと思いますけど、地域人材ネットということで、登録者というのは何名なんですか。206名と書いてあるんだけど、こういう数字でよろしいんですか。
○木村靖彦
政策経営課長 平成23年度末現在で206名というふうに、ホームページなどで公表されております。
○
石原正宣委員 それだけおられるわけですよね。今回、その中から木村 乃さんになったという、いわゆる想定しているということで、絞ったわけですよね。そこのところの一番の決め手になったのは、206名おられて木村 乃さんになった、そこの決め手になった部分をちょっと聞かせていただきたいと思います。絞った理由です。
○木村靖彦
政策経営課長 今回の事業は、
一般質問の中で市長も答弁しておりますが、新たな観光の
核づくり認定事業を初めとし、本市の懸案事項等、諸問題について
三浦市に対して実務的アドバイスをいただきたくということで予定しておりまして、その中で一番、市の実情にも詳しいということなどが絞った理由でございます。
○
石原正宣委員 ほかの登録者より、市のコンセプトを満足させるにふさわしい人物だというふうに判断したということですね。
○木村靖彦
政策経営課長 そのとおりです。
○
石原正宣委員 この制度にのっとって、今までで、
三浦市ではこういうアドバイザーを入れての事業というのは……、これが初めてですか。
○木村靖彦
政策経営課長 総務省の外部専門家を活用した事業は初めてでございます。
○
石原正宣委員 似たような、アドバイザーを入れたようなことはありますか。総務省じゃなくても。
○
草間道治委員長 今すぐ出なければ……。わからなければ、わからないにしなよ。
○木村靖彦
政策経営課長 ほかの制度、具体例を挙げては申し上げられないんですけれども……。承知している状況ではないです。申しわけございません。
○
石原正宣委員 後でわかったら教えてください。
それで、
資料要求をいたしましたので、今回の認定事業の中で、ほかにも
一般質問の中では、この方にお願いする事業内容は認定事業だけではないよということはあったんですが、認定事業にかかわって、この
募集要項の中で一番かかわりの深い部分はどこになりますか。
○若澤美義
経済振興部長 この事業は、
一般質問でもお答えしていますとおり、行政、地元、あるいは民間団体等が、できれば共同で提案していきたい、地元が一丸となって提案していきたいということを目指しているんですけれども、仮に認定された後は、推進組織をつくりまして、それぞれ構成する団体等がそれぞれの役割分担を担っていくというふうになってまいります。その中で、国際観光都市という非常にスケールの大きな課題でございますので、行政へのアドバイスという側面から、例えば規制緩和のことですとか、場合によっては特区の申請もあるでしょうし、企業の情報ですとか先進事例の情報、あるいは国との連携、こういうことに専門的な知識をお持ちの方に、行政のアドバイザーということで役割を担っていただきたいというふうに思っております。
○
石原正宣委員 今のお話は認定後が中心だったと思うんです。実は、認定をされなければ、この話は始まらない話なので。認定前、いわゆる応募していく際の原案、提案についてはどのぐらいのかかわり方があるんですか。
○若澤美義
経済振興部長 第1回の応募の締め切りが来月17日ということで、1カ月強ということで、今後、急ピッチでこの作業を進めていかなければいけないんですが、この構想の段階では、ほとんどフリーハンドで書けるというか、そういう内容でもいいよというのがQ&Aに出ているんですね。いろんな制約が余りない。国際観光都市にふさわしい構想として出してくれということですので、それに当たりましては、予定しております木村さんにつきましては、第4次
三浦市総合計画の策定あるいは地域再生計画の策定、こういうことで
三浦市にかかわりを持っておりまして、その辺の専門的な知識もございますから、多分、構想の中にはそういう観点も盛り込んで出していくというふうに考えております。
○
石原正宣委員 提案していく際にも、かなり重要な位置を占めているというふうに思うんです。もう一度確認したいんですけど、この行政担当者、部長以下おられると思うので、その行政担当とアドバイザーとの関係、いわゆる提案する際に。原原案はやはり行政でつくるんですか。
○若澤美義
経済振興部長 一応、行政のほうでたたき台といいますか原案をつくり、地元の皆さん、あるいは共同提案していただけるような企業の方たちにご
説明をしながら修正を加えて、最終的には共同提案という形で出していきたいというふうに思っております。
○
石原正宣委員 私が聞きたかったのは、要は行政でたたき台をつくる、その際にアドバイスをいただきながらつくると、そういう解釈でいいですか。
○若澤美義
経済振興部長 そのとおりでございます。
○
石原正宣委員 最後なんですけど、総務省のホームページを開いてみましたら、このアドバイザー事業が書かれていたんですが、1点だけ、ちょっとピントがずれているかもわからないんですけど、外部専門家招へい事業という項目がありまして、それがこれに当たるということはよくわかるんですが、地域力創造のための起業者定住促進モデル事業というのもその次に書いてあって、この専門家と密接にリンクするんじゃないかと思うんですが、そういうモデル事業というのは全然、頭の中にはないということですね。
○中嶋謙一
財政課長 委員おっしゃるとおり事業が2つありまして、今回は外部の有識者の招聘事業のほうを行います。そちらは事業を行って、その事業に対しての特別交付税措置があるものでございます。もう一つ、
委員がおっしゃる地域力創造のための起業者定住促進モデル事業については、まず4月ごろに市町村が総務省に応募をします。応募して、その認定を受けて、総務省自体が調査を行います。実際、人材ネットに登録されている外部専門家を派遣するんですけれども、その場合は事業主体はあくまでも総務省になります。ですから今回違うのは、交付税のほうを算入できるということと、こちらについては3カ年できるんですけれども、起業者定住促進モデル事業ですと原則、単年度のものになります。時期としましても、もう4月の応募を過ぎておりますので、少なくとも今年度はできないという状況があります。事業内容も、今回、特に城ヶ島のほうの関係ですと、派遣事業のほうが適当かなと思っていまして、こちらの事業で選択しております。
○
石原正宣委員 わかりました。ありがとうございます。
○
小林直樹委員 関連してですけれど、270万円、財源なんですけど、
一般質問の中でも特別交付税が来るという話で、財政力指数0.8以下ですともらえるという話も聞いているんですけど、その辺のところを
説明していただけますか。
○木村靖彦
政策経営課長 財政力指数が全国平均を超えているか、平均以下であるかというところが一つの判断基準になっておりまして、当市の場合は全国平均を超えておりますので、全国平均を超えた市の場合、民間の専門家を活用した事業としては、初年度280万円が限度で特別交付税に算定される、そういう仕組みになっているということでございます。
○
小林直樹委員 わかりました。その下で、民生費です。子育て支援の充実のところで、児童虐待防止事業120万円というのがあるんですけれども、児童虐待の状況について少し
説明していただけますか。
○増井直樹
子育て支援課長 平成23年度の状況ということでお答えさせていただきます。鎌倉
三浦地域児童相談所が相談を受けました虐待の件数でございますが、
平成22年度は44件でございました。こちらが
平成23年度では40件となっておりますので、数的には4件減った。こちらは子供の数でございます。
○
小林直樹委員 件数は減っているんですけど、その内容はどういう傾向にありますか。
○増井直樹
子育て支援課長 23年度の状況といたしましては、DV被害による心理的虐待を受けたというケースが多かったということでございます。そのほか、親御さんが精神障害を持っておられる、そういったことで一時保護に至ったというケースもございます。
○
小林直樹委員 その下の放課後児童健全育成事業なんですけれど、これは152万円ですけれど、どういう内容ですか。
○増井直樹
子育て支援課長 こちらにつきましては、放課後児童クラブが障害をお持ちのお子さんを受け入れまして、そのために必要があって指導員を加配した場合に、補助金の加算を行うといったことでございます。
○
小林直樹委員 その下なんですけれども、民間保育所振興事業で、この6月に
補正が出てきているんですけれども、これは県の補助との関係があるんですか。
○増井直樹
子育て支援課長 こちらは県が、
安心こども交付金を利用して、こちらも児童虐待防止に絡んで、虐待を受けているお子さんが通っている保育園に補助をするような制度をつくりました。こちらが、要綱が決まりましたのが3月末ということでございますので、このタイミングで
補正させていただいたということです。
○
小林直樹委員 わかりました。いいです。
○佐瀬喜代志副
委員長 1点だけ教えてください。
説明書の9ページの防災対策事業、299万円、工事請負費がありますが、これを
説明してください。
○星野拓吉
土木課長 こちらの道路橋りょう災害復旧事業でございますが、5月2日から3日にかけてありました大雨、1日当たり194ミリ降ってございます。時間当たり最大で18.5ミリの雨量がございました。この中で、
三浦市内で何カ所か道路に関係する災害がございまして、そのうちの1点、菊名地区におきます道路の路肩崩落の災害復旧費用でございます。
○佐瀬喜代志副
委員長 わかりました。防災対策に関連してちょっとお聞きしたいんですが、「県のたより」の6月号が届きました。そこで、県の防災計画を修正しましたというふうに出たものですから、確認でお聞きしたいんですけど、今の
三浦市の地域防災計画の中に、県の指定を受けて、緊急輸送路の1次路線として市内の134号が指定をされていますが、これについて、134号は横須賀市内も含めて沿岸部を通るものですから、津波とか、多分影響が出てくるのかなと懸念をするんですけれども、その辺については県のほうでは、地域防災計画の見直しについては何かあったのでしょうか。
○小川史郎
危機管理課長 神奈川県のほうに確認をとりました。緊急輸送路については、物資の輸送用のほか、応援、支援活動用の通行をする際の道路を指定するものである。1次、2次路線である国・県道の緊急輸送路は、指定は県が行っております。その確認をとっております。
今、標高が低いという言葉がございましたが、確かに134号ですとか県道215号は標高が低いということは承知されております。その点の関係で代替路線だとか、いろいろ検討はされたということを確認しております。まず県道214号、いわゆる武上宮田線のほうは、検討した結果、カーブがきつく、一定度の幅員がないということから今回、
対象から外したというふうに聞いております。
○佐瀬喜代志副
委員長 今、課長の
説明でもありまして、ちょっと気になるんですけれども、134号、横須賀市内を含めて沿岸部を通って、この緊急輸送路というのはまさしく命の道路ということもありますから、浸水した場合に、今言われた県道214号武上宮田線、その辺も今後やはり視野に入れて、緊急ということで検討をする必要があるかなと私は思いますので、その辺、県のほうにまた働きかけをお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
○杉山 実副市長 毎年、
三浦縦貫道路、商工会議所や神奈川県、4市1町と連絡協議会を持っております。その際、私のほうからも、例えば県道の格付として、今回、みちづくり計画の中で上位計画になりましたけれども、今、佐瀬
委員がおっしゃった134号が主要道路で、ほかに海岸域のところが多うございますので、そういった防災上の観点から、鎌倉のいわゆる圏央道とのルートですとか、新たな西海岸線道路、これは高台に橋りょうが行きますので、そういった区分を分けながら行かないと、東日本大震災で災害があった気仙沼市、石巻市、南三陸町などの、開通してやっとそれで人命が救助されたというような教訓を、やはり国全体で生かしていただくということが大事だと思いますので、引き続き、ご指摘のとおり私どもも県を通じて、道路の防災上の観点からの重要性を要望してまいりたい、かように考えているところでございます。
○佐瀬喜代志副
委員長 ぜひお願いします。
最後になりますけれども、大分、風が強くなってきて、気になる台風4号が日本列島に近づいてきているという情報があるんですけれども、ちょっと気になるのは、コースにもよるんですけれども、今の予報でいきますと台風の右側に入るんじゃないかと。そうしますと風が強くなる。それとともに南風が吹き寄せて、いわゆる高波、高潮、これも21年、それから昨年もありました。この時期が大潮の時期に当たっていまして、それであしたの未明、4時ぐらいが多分満潮になると思うんですが、その大潮の満潮のときに台風が接近というふうになりますと、相当、注意が必要かなと思うんですけれども、その辺はどういうふうに考えていますか。
○小川史郎
危機管理課長 台風4号の最新の情報で、9時50分の気象庁の情報によりますと、現在、種子島の南東約110キロを1時間におよそ50キロ、かなり速いスピードだと思いますが、北北東へ進んでおります。今後なんですけれども、12時間後の夜9時には大阪市付近に上陸ということで、中心の気圧が970ヘクトパスカルということで、かなり気圧が下がっております。その後なんですが、48時間後、2日後には襟裳岬のほうに到着しますと温帯低気圧に変わるということになっております。
潮見表の関係ですけれども、確かに大潮で、あすの4時13分には159センチの潮位が予想されております。そういったことから、今回は台風の右側に位置します
三浦市は、波浪ですとか暴風雨に警戒しなければいけないというような認識を持っております。
○佐瀬喜代志副
委員長 担当もこれから大変だと思いますけれども、情報収集に努めていただいて、時間帯も時間帯なんですが、万全の体制をお願いして終わります。
○
草間道治委員長 他に。(「なし」の声あり) なければ、先ほどの、アドバイザーの活用についての報告をお願いしたいんですけれども。
○湊 聖司
都市部長 先ほどの
石原委員さんのご質問の、アドバイザーを活用した例ということで答弁いたします。
平成23年度に景観事業にかかわる県市町村景観施策支援事業専門家派遣制度を県の事業として活用しております。
○
草間道治委員長 石原委員、よろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
他になければ、以上で
議案第30号の質疑を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治委員長 これより討論及び採決に入ります。
議案第26号
専決処分の承認を求めることについて、
議案第27号
三浦市国民健康保険条例等の一部を
改正する
条例、
議案第29号
訴訟上の
和解について及び
議案第30号
平成24年度
三浦市
一般会計補正予算(第1号)の4件については、一括して討論・採決を行いたいと思います。
4件について、討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。
お諮りいたします。
議案第26号から
議案第30号までの4件について、原案のとおり承認または可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
[賛成者挙手]
○
草間道治委員長 挙手全員であります。よって、4件については全会一致をもって原案のとおり承認または可決すべきものと決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治委員長 これより
陳情の
審査に入ります。
陳情第2号 神奈川県
最低賃金改定等についての
陳情を議題といたします。
質疑、ご意見等ございましたらお願いいたします。
○
小林直樹委員 最低賃金の
陳情なんですけれども、労働者の賃金を上げるということは賛成です。生活できる最低賃金にすること、そして賃金を上げることによって消費を活性化させる、景気対策にもなるということで、私は必要だと思います。
以上です。
○
草間道治委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、次に移ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
[
陳情者着席]
○
草間道治委員長 次に、
陳情第3号
三浦市議会だよりについての
陳情書を議題といたします。
この際、
陳情者より趣旨
説明の
申し出がございますので、これを許可いたします。
○大津八郎氏 それでは、趣旨
説明をさせていただきます。
「
三浦市議会だより」、今、持っているわけなんですが、これは非常に私は愛読しているんです。細かいところまで全部子細に読んで、楽しみにして、
三浦市議会の議員さんがどういう審議、あるいは活動をされているかというのがつぶさにわかるということで、非常に議会だよりを頼りにしているわけです。
ところが、この8ページを見ますと「本会議での
議案等の審議結果」という欄があります。この欄で、件名――
議案の中身です、それから議決状況というのがあるんですが、そこに原案可決というふうになっていますけれども、その中で全会一致と賛成多数、いろいろあるわけですね。賛成多数の場合には全会一致ではないので、どなたかの議員さんがこれに対して反対あるいは保留、そういう賛否をされたんじゃないかというふうに、この内容では推察するわけですね。
議員さん、私が言うのもなんですけれども、4年に1回の市議会議員選挙のときに議員さんが、我々に密接に関係する
議案、
陳情、請願、そういうものに対して議員さんが一人一人どういう態度をされたのか。賛成されたのか、反対されたのか。この議会に上程される
議案、
陳情、請願はすべて
三浦市民に密接に関係する内容なんですが、それに対して我々が選んだ議員さんがどういう態度をとられたかということが、この一覧表では全然わからない。これでは我々が選んだ議員さんは、一体、議会の中でどういう態度をとられたのかというのがわからない。これでは一体、この次の、あるいは議員さんに対する我々、選挙権者がどういう態度をとっていいかわからないということなんですね。
で、神奈川県の市町村議会の中でもそろそろ、この議会の賛否の公表の問題がいろいろ論議されていて、賛否をきちんと公表するという議会が多くなっていると聞いています。この
三浦市議会でも、議会基本
条例策定等特別
委員会の中で、今、私はこの中に持ってきましたけど、どういうことがこの特別
委員会で論議されたかというと、最後にこういうことが書いてあるんですね。「各議員の
議案に対する賛否を市民に公表すべきではないか」と。これが
審査の概要の中に出ているんです。だから、
三浦市議会でもこういうことをそろそろはっきりすべきじゃないか、公表すべきじゃないかという流れになっているというのは、この概要を見てわかりました。
私は数年前にこのことを
陳情したんですが、継続
審査になってしまったんですね。
三浦市はどうなっているのかなと、数年前に議会事務局へ来たんですよ。したらば議会事務局は、
平成4年に議会だよりの編集
委員会でそういう話が出たけれども、時期尚早だと、今までどおりでよかろうというようなことで簡単に、公表されないように編集
委員会で決まったように、議会事務局の方から聞きました。1枚のA4判のペーパーを見ました。そういう点から考えれば、あれから20年もたっていて、本当に開かれた議会というのがどこの議会でも叫ばれて、この
三浦市議会でもそういうふうに考えられていると思うんですけど、そういう中でぜひ今度は、議員さんの各個人ごとの賛否を議会だよりの中にちゃんと公表していただきたい。
三浦市の
情報公開条例は、
対象は議会も入っているわけですね。この中に
条例の目的として、開かれた行政、開かれた議会ということが一番先に、重要な項目としてうたわれているわけです。だから、開かれた議会ということで一番肝心な、各議員さんの
議案に対する賛否の問題が公表されないとしたら、これは開かれた議会にはならないのではないかというふうに思いまして、私は以上の趣旨で
陳情いたしました。よろしくご審議のほど、お願いいたします。
以上です。
○
草間道治委員長 説明は終わりました。質疑、ご意見等ございましたらお願いいたします。
○
中谷博厚委員 議会事務局のほうにお伺いしますけど、今、議会だより編集
委員会があるんですけれども、その辺についての現況について、ちょっと……。
○山田廣一
庶務課長 編集
委員会の、現在の賛否の状況についての審議状況ですけれども、議会だよりへの賛否の掲載につきましては、ことしの3月に行われました議会だより編集
委員会で話題となっておりますが、現在の状況は、まだ結論は編集
委員会では出ておりません。
○
中谷博厚委員 そういう部分で、議題にはのっかっている形で受けとめてよろしいんですかね。
○山田廣一
庶務課長 そのとおりです。
○
中谷博厚委員 そういう部分であるならば、やはり
陳情者の方の意向もありますし、
平成4年の時代もあったでしょうけど、今、財政が大変厳しい部分もご存じだろうと思うんですけど、その辺については協議して、予算化できるものであるなら入れてもらえるような形で、私なんかもそういう部分ではやぶさかではありませんし、いいと思うんですけれども。
○
草間道治委員長 他に。
○
石原正宣委員 いつも熱心に議会だよりをお読みいただいて、ありがとうございます。
先ほどお話の中で、議会基本
条例策定等特別
委員会でそういうふうに書かれていたという部分があるんですが、ちょっと検討はいたしました。検討いたしまして、今お話があった議会だより編集
委員会、そちらとの関係もありますので、まだ検討中ということでは変わりがないんですね。ですから、もうちょっと結論は先送りになると思うんですけど、そういうことでご理解いただければと思います。基本
条例が制定されたわけではないので、そういう意味の検討です。
○
小林直樹委員 何点か話はあるんですけれども、議会基本
条例を今つくっているんですけど、諸事情によって
委員会が開けていないんですよ。なんていうのもあるんですけれども、議会の中でも賛否を公表しようじゃないかという議論になっています。
陳情者の方も言われていたんですけれども、これは事務局のほうがいいのかな、県下で
公開している、していないという状況をもしつかんでいましたら、お願いします。
○山田廣一
庶務課長 平成24年3月の状況で、県内19市の状況を把握しております。議会広報紙で表決態度を公表しておりますのは、県内19市中15市であります。そのうち、会派の表決態度を公表しているのが12市、個別の議員の表決態度を公表しているのが3市となっています。
○
小林直樹委員 公開をしている市が多い。個別になるのか会派になるのかというのはあるでしょうけれど、会派で割れるという場合も出てきちゃうと、表現の仕方なども工夫しなければいけないのかなと思います。
陳情者が言われるように、議員がどういう態度を示したのか、賛否でどういうふうに判断したのかというのは重要なことだと思いますので、私は賛否の
公開について賛成です。
以上です。
○
草間道治委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、次に移りたいと思います。
陳情者の方には退席をしていただいて結構でございます。ご苦労さまでございました。
[
陳情者退席]
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
[
陳情者着席]
○
草間道治委員長 次に、
陳情第4号 「
消費税増税反対の
意見書」を国に提出することを求める
陳情を議題といたします。
この際、
陳情者より趣旨
説明の
申し出がございますので、これを許可いたします。
○立本昭治氏 私は、
三浦民主商工会会長の立本です。先般、議会事務局のほうに
陳情書を提出させていただきまして、きょうはそれの趣旨
説明を、提出させていただきました
陳情書を読み上げて趣旨にかえさせていただきたいと思います。
「
消費税増税反対の
意見書」を国に提出することを求める
陳情。
陳情趣旨。民主党・野田政権は、社会保障の改悪と消費税増税の一体改革を強行しようとしています。しかし、今行うべきことは、東日本大震災からの復興や東電原発事故による放射能汚染の除去に力を尽くし、税金の無駄遣いをなくすことではないでしょうか。生活費に税金をかけ、弱い者に重い
負担を押しつける消費税は、中小業者の営業を脅かし、景気を悪化させ、被災者の生活再建や社会保障の財源に最もふさわしくありません。
三浦市内においても、長引く不況に追い打ちをかける震災以降の売り上げ減少により、休業や廃業に追い込まれている業者が多数います。私たち中小零細業者は、売り上げに消費税を転嫁できず、身銭を切って消費税を納税しています。免税業者でも、仕入れや経費には消費税がかかっています。今の安値競争の中で、これ以上の値上げはできません。
税制の大原則は、生活費に税金をかけないことと、能力に応じて公平に税金を
負担することであり、この原則を踏まえた税制によって財源を確保すべきです。
こうした趣旨から、以下のことを
陳情します。
陳情項目。1.「
消費税増税反対の
意見書」を国に提出してください。
以上です。よろしくお願いいたします。
○
草間道治委員長 説明は終わりました。質疑、ご意見等ございましたらお願いいたします。
○
小林直樹委員 意見で。今、国会で審議されているんですけれど、消費税8%、それから10%にしようということなんですけれど、消費税が上がりますと、今でも景気が悪いですけれど、ますます景気を悪くしてしまう。景気が悪くなると、消費税は上げた分、収入になるかというとそうでもなくて、増収も思ったよりも上がらない。それと、
陳情されている内容があるんですけれども、中小企業にとっては大変であります。ですから、消費税増税には私は反対です。
以上です。
○
中谷博厚委員 三浦市経済、今は本当にどうしようもないくらい落ち込んでいます。これをまた消費税を上げることによって、大変打撃が来ると思うんです。その部分について、私は自民党とか云々ではないんですけど、
三浦の一市議会議員として賛成いたします。
○
草間道治委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、
陳情者の方には退席していただいて結構でございます。ご苦労さまでございました。
暫時休憩いたします。
午前11時18分休憩
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
午前11時39分再開
○
草間道治委員長 再開いたします。
これより
陳情の採決に入ります。
お諮りいたします。
陳情第2号及び
陳情第3号につきましては、議長に対し、閉会中の継続
審査の
申し出をしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治委員長 お諮りいたします。
陳情第4号について、了承できるものと決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
[賛成者挙手]
○
草間道治委員長 挙手全員であります。よって、全会一致をもって了承できるものと決しました。
意見書案の
取り扱いにつきましては、正副
委員長にご一任願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治委員長 次に、閉会中の
委員派遣についてお諮りいたします。
本件は、
平成24年度の当
委員会の行政視察に関することでございます。
去る
平成23年6月27日に議決されました当
委員会の調査事項について、閉会中の
委員派遣を行う必要が生じた場合、議長に対し、
委員派遣承認の手続を行うこととし、派遣する
委員、日時、場所、目的及び経費等の手続につきましては
委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認め、ただいまのとおり決しました。
以上をもって、本日の
委員会を散会いたします。ご苦労さまでございました。
午前11時42分散会...