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  1. 川崎市議会 2014-12-09
    平成26年 12月まちづくり委員会-12月09日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成26年 12月まちづくり委員会-12月09日-01号平成26年 12月まちづくり委員会 まちづくり委員会記録 平成26年12月9日(火)  午前10時00分開会                午前11時30分閉会 場所:602会議室 出席委員川島雅裕委員長青木功雄委員長、坂本 茂、橋本 勝、菅原 進、      山田晴彦山田益男露木明美佐野仁昭猪股美恵粕谷葉子委員 欠席委員:なし 出席説明員:(まちづくり局金子まちづくり局長木村担当理事計画部長事務取扱綿貫総務部長、        竹田総務部担当部長庶務課長事務取扱藤原都市計画課長若林景観まちづくり支援課長、        稲本施設計画課規模施設建設担当課長       (建設緑政局金子建設緑政局長吉田総務部長鈴木緑政部長、        萩原等々力緑地再編整備室長陸上競技場整備担当課長事務取扱小金井道路管理部長、        板橋庶務課長鹿島みどり企画管理課長平井等々力緑地再編整備室担当課長、        本間管理課長 日 程 1 議案の審査      (建設緑政局)     (1)議案第150号 川崎市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
        (2)議案第158号 等々力陸上競技場メインスタンド改築工事請負契約の変更について     (3)議案第162号 富士見公園指定管理者の指定について     (4)議案第163号 川崎市緑化センター指定管理者の指定について     (5)議案第164号 市道路線の認定及び廃止について     2 陳情の審査      (まちづくり局)     (1)陳情第178号 遺体保管所開設に関する陳情     3 所管事務の調査(報告)      (まちづくり局)     (1)川崎駅周辺景観計画特定地区区域拡大について     (2)川崎市防災都市づくり基本計画(案)の策定について     4 閉会中の継続審査及び調査の申し出について     5 その他                午前10時00分開会 ○川島雅裕 委員長 ただいまからまちづくり委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のとおりです。  なお、日程に陳情の審査を追加しておりますので御了承願います。  また、議事の都合上、日程を入れかえさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、日程第1の建設緑政局関係の議案の審査に入ります。  初めに「議案第150号 川崎市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」及び「議案第158号 等々力陸上競技場メインスタンド改築工事請負契約の変更について」を議題といたします。  この議案2件は、いずれも等々力陸上競技場に関する内容でございますので、2件を一括して審査したいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、2件を一括して審査いたします。  なお、関係理事者として、まちづくり局から稲本施設計画課規模施設建設担当課長が出席しておりますので、よろしくお願いをいたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎金子 建設緑政局長 特にございませんので、御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○川島雅裕 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等もあわせてお願いいたします。 ◆佐野仁昭 委員 代表質問でも取り上げさせていただいたんですが、まず、そもそも今回メインスタンド改修工事に伴って設備が改修されるということに伴う都市公園条例の一部改正による使用料の改定という内容なんですけれども、その目的がJリーグのああいう試合をたくさんの人たちに安心して観戦していただく、ある程度設備もいいものにというそれなりの大会、Jリーグの試合に資するようなものがメーンになってくる。ということは、一般市民皆さんにとってはそれだけの設備はなくても十分楽しめるものを、あえてJリーグ仕様にするためにそれだけの設備投資をするというわけですから、例えがいいかどうかわからないけれども、例えば水道管なんかを敷設するときに大口利用者皆さんのために太い管、マックス太い管を通して、水道料金を取るときには累進料といって、結局そのための設備投資の回収をするために、逓増料累進料、このように大口利用者の方に負担を重くしているという料金体系なわけですよ。例えばここだって、そのように興行目的でやるところである程度使用料を取って、一般市民の方は今までどおりの、従来の使用料で徴収するというのが筋ではないかと思うんですけれども、そのような検討はされたんでしょうか。それで、結局今までは半分免除、また、全額負担してもらっているところもありましたけれども、今回、チケット収入なしのところは今までどおりの料金で利用できるようなことを考えなかったのか、その辺、もう一度改めて確認したいと思います。 ◎鹿島 みどり企画管理課長 各種団体使用料につきましては、青少年団体とか、体育協会等が行う競技大会につきましては2分の1減免という形で今までも行っているところでございます。また、本市が主催する競技大会身体障害者団体等が行う競技大会については免除しております。これについては今後も継続していきます。  それと、個人使用につきましては、今までと同額ということで変更しておりませんで、成人は1回200円、中高生は100円、障害者手帳なり身体障害者手帳をお持ちの方については免除ということで、個人利用は今までどおりで行ってまいります。 ◆佐野仁昭 委員 だから、今までどおりというのは、今までの値段でそのまま利用できないのか。ということは、今回倍になれば、2分の1減免でも料金は今までの倍になるわけですよ。だから、言うなれば、今までの4分の1減免という形にできないのかということです。それから、今まで免除されていない一般市民団体については例えば2分の1減免という形でできないのかということをお聞きしているんですけれども、そういう検討はなさらなかったのか。 ◎鈴木 緑政部長 佐野委員のおっしゃっていることにつきましては非常に理解するところでございますが、今回の新メインスタンドの改築に当たって、基本的に皆さんから応分な負担をいただくということがまず第一前提でございます。従来の陸上競技場延べ面積は約3万1,000平米ぐらいですか。それが新メインスタンドができたことによって4万3,600平米ぐらいになっていくわけです。さらに、諸室についても、特別室等も含めますと、今まで16部屋だったものが63部屋と47部屋もふえるということです。また、御案内のとおり、照明施設とか、さまざまなものがかなりバージョンアップしてきているということでございますので、そういった意味の中で当然維持管理費かなり上がってきているのは事実でございますので、そこについては御理解をいただきたいと考えております。  ただ、鹿島課長が述べたように、基本的にこれまでの減免または一部免除の体制ということについては引き続き利用者負担を軽減する意味も含めて続けていきたいと考えております。 ◆佐野仁昭 委員 ですから、最初に御指摘したように改修する目的はJリーグ仕様のためにグレードアップするためだったのではないかと。そのために、結局市民は別にそこまでグレードアップしてくれなんて、面積を広げてくれって、関係ないわけですよ、一般市民団体が使う分には。それをあえてJリーグ仕様にするために広げて、設備もよくしたわけですから、その負担、応分の負担をしてくれというのは違うでしょうと。だから、今までどおり、チケット収入のない一般市民団体が利用するについては今までの料金、値段、価格で使用できるようにする検討はされなかったんですかということだったんだけれども、そういうこともお考えにならなかったというわけですから、そういう意味では、私どもはそこはやっぱり今までどおり使用できるようにすべきだったのではないかということを御指摘して、この議案については賛成しかねるということを意見として申し上げたいと思います。 ◆猪股美恵 委員 私も同様なんです。川崎の中でスポーツ団体がたくさんふえてきているにもかかわらず、なかなか使えるところが少ないということはかねてから言われてきている話で、スポーツ振興に力を入れて頑張りましょうと言っているやさきに、やっぱりその使用料が上がっていくことというのは、ある意味では逆効果を招きかねないと思うんです。今回Jリーグ仕様という、それはもう明らかにそういう形で拡大をしてきているわけで、そこはそこで進めていかれるならそれでいいと思うんですけれども、ただ、今まで使っていたところというのは値上がりしない体制で検討すべきではないかと私も思います。そうでなければ、地域なり市内にスポーツ振興に伴う施設をもっとたくさんふやすのであれば、それはそれで別ですけれども、そうではない限られた施設の中で進めているにもかかわらず、値上げをするというのは、やっぱり使っている側にとっては大変なことだなと思っていますので、私もこの議案についてはもう少し工夫をするべきだったのではないかと思い、賛成できません。 ◆橋本勝 委員 私どもも代表質問大分やりとりはさせていただきましたけれども、反対をするわけではありませんが、やっぱりちょっと腑に落ちないところはございます。私個人で言えば、平成23年度にこの案件について、たしか総務委員会にも御説明をしてもらったような記憶があります。収容人数3万人の計画にするんだ、その後、事業評価を行って3万5,000人にできるかどうかという御説明があったというふうに記憶していますが、その後、今回はどこかのいろいろな施設に倣って、ペアのシートをつくるだとか、トイレの場所をふやすだとかということになったんですけれども、その当初からそのような――多分これはコンサルさん等が絡んでいると思うんですけれども、そういう提案というのは最初のころからなかったんですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 今回の等々力陸上競技場メインスタンドの整備につきましては設計施工一括方式という形で発注させていただいておりまして、その中で要求水準書ということで必要機能、全体で入る収容人数ですとか、そういったものを一応示させていただいて、それに基づいて業者さんで提案いただいております。その中で、基本的な席数1万人程度というところ、メインスタンドにつきましては1万人程度というような数字の提案及び必要数トイレ等もあったんですが、業者さんが決まりまして、その後、具体的な詳細設計に入っていく中で、関係者との調整も踏まえた中で今回、規模としてはそのサイズの規模の施設ではあるんですけれども、実質的な運用上の中でもう少しこの位置にトイレの数をふやしてほしいとか、そういった詳細の部分の協議を踏まえて、一部その設定を見直して、結果として、人数でいえば1万席程度と言っていたものが最終的には約7,500という席で今回、変更した中で整備に至ったというような経過になってございます。 ◆橋本勝 委員 そうすると、基本的に行政の皆さんとしては、特段数字には最初からこだわっていなかったというふうに理解してよろしいんですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 もともと基本計画の中でも、今回のメインスタンドにつきましては1万席程度というような中で、実際の詳細設計の中で、利用団体の方々との協議の中で、そのほうが競技場としての利用勝手がいいとか施設魅力向上につながるという協議を踏まえて、行政としても1万の数字よりも、そちらを優先させていただいたというふうに考えてございます。 ◆橋本勝 委員 もう一つお聞きしますけれども、等々力については基金を募っていますよね、基金を。この基金は今までどのようにして募っていたんですか。このように等々力競技場が改修して、改築して、収容人数がこうなりますよ、ああなりますよと。基金を募る以上、そういうことってちゃんと説明していると思うんですよ。どのように説明されて基金を募っていたんですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 整備基金につきましては、基本的に陸上競技場メインスタンド改築工事を実施していくという方針が決まった段階で基金を設立いたしまして、具体的な活動といたしましては、等々力で行われていますホームゲームのときに基金ブースを設けまして、市の職員等随時試合のときに基金の御協力の依頼と整備計画の進捗によって、その内容を広く御説明しながら基金への協力を呼びかけてまいりました。 ◆橋本勝 委員 いやいや、その基金の募り方として、いわゆるこのように私どもに御説明いただいたときは3万人という数字は確かにあったわけですよ。基金を募っているときにそういうことは明らかにされていたんですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 陸上競技場整備計画そのものができましたのは、全体の実施計画は平成22年度になりますが、陸上競技場整備計画自体は平成23年の11月に策定しておりますので、計画の進捗に応じて、その内容についても周知しながら、その段階、段階の情報に合わせてそれを示しながら基金活動を実施してまいりました。 ◆橋本勝 委員 僕は個人的にはしていませんが、申しわけないですけれども、自分がした立場だったら、何となく内容が変わったことがわからずに、基金もどのように使われるかわかりませんけれどもということであれば、やっぱりちょっと不審に思いますので、今までどういう人が基金に協力してくれたかなんていうのはわからないんでしょう。皆さんの善意ですからわからないんでしょうけれども、ここでこのような形で基本的な収容人数だとか、設備の内容だとかを固めてきているわけですから、今後そういう基金をまた募って充てさせていただく、活用させていただくときには市民の皆さんには、そういうことはきちんと御周知されるようにお願いをしておきたいと思います。 ◆粕谷葉子 委員 私はあしたのことも忘れてしまうぐらいだから覚えていないんですけれども、当初の入札のときはかなりの金額の差があって、PFIでこの企業がとられたような記憶があるんですが、金額が変更になるのは2回目でしたっけ。そこを確認させていただいていいですか。 ◎平井 等々力緑地再編整備室担当課長 この経緯につきましては、変更自体は今回が4回目の変更になります。1度目、当初契約が平成24年の10月、同年度、平成25年の1月に1度中央園路等整備範囲拡張等によって1度設計変更しておりまして、約2億円の増額をしています。同じく同年度、平成24年度になりますが、平成25年の3月に1度、増額を伴わない各年度割支払い金額の変更を1度してございます。3回目の変更が前回の議会でお諮りしました直接的な施設設計変更で、メーン階段の拡幅ですとかひさしの拡張、残土の処理ということで3回目の変更で約8億円の増額をしてございます。今回が4回目の変更、スライドに伴う変更ということで、増額の変更は3回目という形になっています。 ◆粕谷葉子 委員 PFIで一番安かった中でかなりの差額があったんだけれども、これだけ増額変更になると、だんだん近づいていってしまうのではないかな。今後もまた、そういうことであるならば、PFIの意味が今度は問われてきてしまうんだよね。最初にPFIでこの企業がいい設計をして、いいものだというので、金額も妥当だからといって、そのように選んだのであれば、何か腑に落ちなくなってしまうんですよね。こんなに金額がどんどん上がっていくのだったら、そういうものが多少あったとしても、ちょっと多過ぎないかなと思うんです。ということは、当初の計画としても、余りにも皆さんが考えていることが合わなかったというか、ちょっとずさんだったというか、そういうことになってしまうわけですね。PFIというのは、企業さんがこういう提案をして、こうだからすばらしいとなるわけではないですか。それを何回も変えていったら、PFIではなくなってしまうのではないかなと思うんですけれども、金額が安くていいやと思ってとったのに、次々とこういうことが起こると、どうなんだろうなと思うんです。  それと、じゃ、その金額の分、こうやって8億円とか、2億円とか言っているけれども、大きな額ではないですか。そういう中で、瓦れきが出たとか、そういうのがあった場合は処理に幾らとか、細かい明細をつけて、まず、これだけ上がるんだけれども、これが幾らでという細かい、詳細をつけていただいて私たちに、そして議論させていただければベストかなと思います。私はどちらがいいとか悪いとかではないけれども、そういう異議があるということだけ思っていただいて、もう聞かないけれども、それだけは覚えておいていただければなと思います。 ○川島雅裕 委員長 ほかにございますでしょうか。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 ほかに質疑、意見・要望がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、採決に入ります。  初めに「議案第150号 川崎市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 賛成多数 ) ○川島雅裕 委員長 挙手多数です。よって、本件は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に「議案第158号 等々力陸上競技場メインスタンド改築工事請負契約の変更について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○川島雅裕 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 次に「議案第162号 富士見公園指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎金子 建設緑政局長 特にございませんので、御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○川島雅裕 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等もあわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 特に質疑、意見・要望等がなければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第162号 富士見公園指定管理者の指定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○川島雅裕 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 次に「議案第163号 川崎市緑化センター指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎金子 建設緑政局長 特にございませんので、御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○川島雅裕 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等もあわせてお願いいたします。 ◆佐野仁昭 委員 現在の指定管理者のところでお勤めになっている職員の皆さん従業員の方々、やっぱりこれだけずっと長く地域と密着してやってこられたというので、経験豊かな部分もありますし、そういう方々で本人の御希望で残りたいという方についてはどういう対応がとられるのか、それを確認させていただきたいんですが。 ◎鹿島 みどり企画管理課長 今までの職員につきましては、希望があれば新しい指定管理者と条件が合えば残れるということで考えております。 ◆佐野仁昭 委員 それは間違いないですね。新しい指定管理者の中で、そういうことで確認がとれているということでよろしいですか。 ◎鹿島 みどり企画管理課長 新しく採用する場合につきましても近隣の住民の中から採用するということで考えておりますので、今の職員につきましても継続を希望する場合は推薦するというか、お互いの条件が合えば継続できるということで考えております。 ◆佐野仁昭 委員 ただ、こういうケースの場合、事業主体が変わってしまうと、なかなかそれが継続できるというのが難しいので、やっぱりそこは指定管理の要件の中にはなかなか入れられないと思うんですけれども、できる限りその方々が雇用継続できるようにぜひ働きかけていただきたい。要望で結構です。 ◎鈴木 緑政部長 現在、公益財団法人川崎公園緑地協会管理運営をしておりますので、指定管理者だけに任せていたわけではなくて、当然公園緑地協会の職員、また、嘱託職員も中にはいらっしゃいますので、そういった意味の中で、当該法人の中でもそういったことについては検討していきたいと考えております。 ◆佐野仁昭 委員 結構です。 ◆猪股美恵 委員 ちょっと確認。審査結果を見ましたら、事業目的の達成とサービスの向上への取組というところ、あるいは次の事業経営計画のところもそうなんですけれども、少し点数が低いと思うんです。総合的に石勝エクステリアがとったということですけれども、大事な事業目的の達成とサービスの向上への取組というところなんかを今後どのように補っていくのかというようなものも出されてきているのかどうか。ここの部分は、指定管理のところで上から1つ目2つ目は大事だろうと思いますので、そこは点数的には2番目ぐらいになっているのかしら。補う方策をどのように示されているのか、お聞かせいただけるかなと思います。 ◎鹿島 みどり企画管理課長 民間活用推進委員会の審査結果についての御質問でございますが、事業目的の達成とサービスの向上への取組ということは、全体875点中450点と半分以上の点数をそこに割いておりまして、我々も一番重要な要素であるなと考えております。次の項目といたしましては、事業経営計画管理経営経費縮減等の取り組みとか、応募団体自身についての評価とか、そういうことを事業経営につきましての団体の評価等も行っておりまして、総合的に民間活用推進委員会で審査していただいた結果でございます。  それと、今回の石勝エクステリアにつきましての事業内容提案内容でございますが、温室など施設及びオープンスペースを活用した植物の展示会の実施だとか、専門スタッフを用いた緑の相談所の配置など、植物園としての魅力向上が期待できるということと、展示や講習会開催情報等をホームページに掲載しながら適時更新していくということでございますので、利用者サービスの向上を期待しております。  以上が回答でございます。 ◆猪股美恵 委員 そういう提示が2番目になったのかなと思うんですけれども、やっぱり今後、事業目的のところが多少補っていかなければいけない要素としてあるところなのかなと思います。これは要望ですけれども、今おっしゃったことを掲げていながらも、低かったことは事実ではないかなと思いますので、そこをしっかりと指導していただければ、仕様書等で補っていただければと思います。  結構です。 ◆橋本勝 委員 確認なんですけれども、改めて見直したら、ここの会社は1億円という資本なんですけれども、売上高の単位は合っているんですか。こうやって見ると、数えていくと9兆円になってしまう。9兆355億円。単位は円ということですよね。 ◎鹿島 みどり企画管理課長 どうも失礼いたしました。1,000円単位ではございません。円単位でございます。 ◆橋本勝 委員 円ですよね。わかりました。別にこれによって特段ほかが何か変わるわけではないからいいんですけれども。  私、地元なのであれなんですけれども、ここの施設も大分風通しがよくなってきたなという感じがしています。ですから、地元の皆さんが取り組んできて、イベントなんかも随分やっておられるようになっていますので、新しい管理者になられても、そういう地元の方々をうまくつないでいただけるように、ひとつよろしくお願いしたいなと思っております。  あと、どうしても公園緑地協会、今までの管理者が委員会の中で一番評価が低かったということは、実績評価点が入っても一番下なので、川崎市公園緑地協会さんは市を退職された方が大部分行っていらっしゃるわけですので、ああ、やっぱり市を卒業された方々の行っているところは、民間から比べたら何となく劣ってしまうなみたいな見られ方がされるのは、皆さんからしてもと思う部分があると思うんですよ。今まで市の中で決まった形の中でやってきたこと、また、第2の社会の現場に入ったときには新たな気持ちの中で、今までのようなことではなくて、自分もいろいろと考えて何かを生み出していくんだ、新しいことに挑戦していくんだみたいな意識とかの中で、公園緑地協会も川崎市の出資法人ですから、運営していっていただきたいなというふうにこれを見てちょっと思わせていただいたので、そのことだけ申し上げさせていただきます。 ◆露木明美 委員 この資料の最後のほう、民間活用推進委員会の審査結果を見させていただくと、結構競っているところもあると思うんですけれども、ちなみに、アメニス緑化センターグループと石勝エクステリアとの一番大きな違いは応募団体自身についてのところで15点ぐらい差がついているんですけれども、これは先ほど猪股委員の御質問にお答えしたあの部分ですか。それともどういった点で石勝エクステリアの高評価があったんですか。その辺はいかがでしょうか。 ◎鹿島 みどり企画管理課長 応募団体自身についての評価の中には、経営状況の評価というものが大きなウエートを占めております。一緒になられた団体も含めて、グループの団体も含めての経営状況の把握ということになりますので、税理士の先生から評価してもらったものを参考にしたうえで評価した結果と思っております。 ◆露木明美 委員 じゃ、経営状況というふうに考えていいということですね。わかりました。 ○川島雅裕 委員長 ほかにございますでしょうか。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 ほかになければ、採決に入りますが、よろしいでしょうか。
                    ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第163号 川崎市緑化センター指定管理者の指定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○川島雅裕 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 次に「議案第164号 市道路線の認定及び廃止について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎金子 建設緑政局長 特にございませんので、御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○川島雅裕 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等もあわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 特にないようでしたら、採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第164号 市道路線の認定及び廃止について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○川島雅裕 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の交代を願います。                 ( 理事者交代 )        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 それでは次に、所管事務の調査として、まちづくり局から「川崎駅周辺景観計画特定地区区域拡大について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎金子 まちづくり局長 それでは、これより「川崎駅周辺景観計画特定地区区域拡大について」御報告申し上げます。  内容につきましては、若林景観まちづくり支援課長から御報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 それでは、川崎駅周辺景観計画特定地区区域拡大について御説明いたします。  表紙をおめくりいただき、資料1 区域拡大に向けた経緯と今後の予定をごらんください。1 川崎駅周辺景観計画特定地区区域拡大に向けた経緯でございます。平成23年6月に現在の川崎駅周辺景観計画特定地区指定の告示を行い、同年10月に地区指定を施行しております。その後、区域拡大の検討を開始し、平成24年度から関係権利者を対象に個別説明会を重ね、平成25年度には関係権利者説明会を3回開催しております。本年9月には都市景観審議会へ景観形成方針・基準の中間報告を行い、10月には屋外広告物審議会へ中間報告を行っております。  1枚おめくりいただき、資料2をごらんください。都市景観形成推進施策の概要を御説明いたします。資料の左側に本市の景観施策を取りまとめており、景観法に基づく施策と都市景観条例に基づく施策がございます。法に基づく施策のうちグレーの部分、景観計画特定地区における行為の制限につきましては、矢印でその右側に赤く記載してあるとおり、広域拠点等において、都市景観を保全・誘導することとしております。  右側下段の位置図をごらんください。現在、景観計画特定地区は、川崎駅西口大宮町地区、川崎駅周辺地区、新百合ヶ丘駅周辺地区、武蔵小杉周辺地区、鹿島田駅西部地区の5カ所を指定しておりますが、川崎駅周辺地区においては既に景観計画特定地区に指定している区域を拡大するものでございます。  1枚おめくりいただき、資料3-1をごらんください。川崎駅周辺景観計画特定地区の指定区域及び景観形成方針等の概要につきまして順に御説明いたします。初めに、左側上段の区域拡大に向けた方向性でございます。川崎駅東口は、景観法に基づく景観計画特定地区に指定することで、その景観の維持、発展を図っております。今回、既成市街地を含む東口駅前東地区を、当特定地区に拡大する区域として指定し、駅前広場を中心とした一体的な景観形成を誘導することで、本市の表玄関にふさわしい、良好な景観の形成を図ることとしております  中段に移りまして、特定地区の指定区域でございます。緑色の枠が平成23年度に特定地区に指定した区域でございます。今回拡大する区域は赤枠の東口駅前東地区で、既に指定されている東口駅前地区の駅前広場を取り囲むように区域を設定しております。  下段に移りまして、景観形成方針でございます。川崎市の表玄関にふさわしい「明るさと開放感」、「潤いと優しさ」が感じられる街なみづくりを基本目標とし、駅前広場と一体的な明るく開放的な都市空間を形成することなどを方針としております。駅前広場を中心とした一体的な景観形成を図ることから、これらの景観形成方針は既に指定されている東口駅前地区と統一しております。  右側に移りまして、行為の制限の概要についてでございます。上段は、施設計画・建築物等のデザインに関する定性的な基準でございます。中段は、建物特性に応じた定量的な外壁の色彩の基準と公共用地における定性的な基準でございます。下段は、民有地等についての定性的な基準でございます。これらの景観形成基準についても、東口駅前地区と統一を図っております。  1枚おめくりいただき、資料3-2をごらんください。広告物の行為の制限の概要でございます。左側上段に屋外広告物の定義を示しておりますので、適宜御参照ください。  次に、左下の①から右上の⑥までが広告物共通の規制、その下の⑦から⑭までが広告物の種類別の規制内容としております。これらの広告物の基準についても、既に指定されている東口駅前地区の基準とおおむね統一を図っておりますが、拡大区域では、⑬の袖看板について駅前広場に面する部分にも掲出可能な基準に変更し、また、⑭の窓面看板等については一定の条件で掲出面積を緩和するただし書きの基準を追加することで、既成市街地に配慮したものとしております。  なお、基準の詳細につきましては、参考資料1に川崎駅周辺地区の基準等の全文を記載しておりますので、後ほどごらんください。  1枚おめくりいただき、資料4をごらんください。パブリックコメントの実施について概要を御説明いたします。目的として、川崎駅周辺景観計画特定地区の指定区域を拡大するに当たり、パブリックコメントを実施し、幅広く市民の皆様の御意見を募集するものとしております。意見の募集期間は平成26年12月12日(金)から平成27年1月15日(木)までとしております。また、素案の閲覧場所、意見書の提出方法につきましては、通常のパブリックコメントの手続と同様の場所と提出方法に加え、閲覧場所に川崎図書館を追加しております。  最後に、資料1にお戻りください。2 今後の予定でございます。パブリックコメントの実施後、市民の皆様からいただいた御意見等を踏まえ、修正等を行い、来年2月に都市計画審議会への意見聴取及び屋外広告物審議会への諮問・答申、3月に都市景観審議会への諮問・答申を予定しております。その後、4月ごろに景観形成方針・基準等の告示、7月ごろに景観形成方針・基準等の施行と屋外広告物条例施行規則の改正を行う予定でございます。  説明につきましては以上でございます。 ○川島雅裕 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について質問等がございましたらお願いいたします。 ◆佐野仁昭 委員 3つあるんですけれども、1つはオレンジ色の今回の指定する範囲は当初はもうちょっと広かったんですか、それとも最初からこの程度の対象地域……。要はいろいろ地権者が交錯しているから、なかなか厳しいと思うんだけれども、市民的な感覚で言うと、もっと中のほうはすごい看板とかああいうのがどうにかならのかなという意見が強いものですから、対象地域をここに限定しないで、最初はもっと広かったのか。最初からこの程度、要は駅から見える部分だけきれいにすればいいというような感じでここの地域に絞ったのか、その辺の考え方が1つ。だから、今のに関連して、そうすると、将来的にはもし広げる感じだったらどういうところまでを考えているのかが2つ目。  3つ目はパブリックコメントなんですけれども、お正月、ちょうど1週間ぐらい役所の閉庁が重なる時期に、見に行こうと思っても、閉まっている時期で、その休みのときに見たいとかというのがなくて。だから、この時期にパブリックコメントをとるというのが時期としてふさわしいのかなといつも感じるんですけれども、こういう時期でないと、年明けからのあれに間に合わないというのもあるんだろうけれども、その辺はもうちょっとうまく時期をずらせなかったのかな。その3つをお尋ねしたいんですが。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 最初の範囲でございますけれども、今回につきましては駅前広場を中心とした駅前広場から見えるということで、初めから現在の範囲を想定して検討してまいりました。  次に、範囲の広げ、銀柳街通りでございますけれども、本来でしたら委員のおっしゃるとおりなのかもしれませんが、地権者等も非常に多く、また、業態等も含めると現実的にはなかなか難しいのかなと思ってございます。  3点目のパブコメの時期でございますけれども、年末年始ということで、お休み期間中は加味した範囲に広げてございますので、期間的には余裕を持った期間で設定させていただいたところでございます。 ◆佐野仁昭 委員 意見・要望ですけれども、その辺を考慮していただいたということなんですけれども、もうちょっと工夫があるかなと思いますので、よろしくお願いします。  それから、指定範囲ですけれども、確かにいろいろ地権者が交錯するというので、とりあえずここからということで理解しましたので、結構です。 ◆山田益男 委員 これは来年の7月に最終的な施行規則の改正ということになるんですが、例えば今、既存の建物を取り壊すとか、そういう場合には全面的にこの対象になると思うんですが、テナントの入れかえ等で、例えば来年の4月以降に最終ページにありますようなお店の名前とかがあった場合、所有者に対する規定というのは多分大丈夫だと思うんですが、テナントの中に対してはどのようなこれに従っていただく手法というか、そういうものはどのように考えていますか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 これまで地元の権利者さん、オーナーさんにお話をさせていただいておりまして、実際テナントなると、お願いしてまいりますのはオーナーさんからテナントさんに、こういった広告物等について規制があるということをお話ししていただくというのがまず基本でございます。もしオーナーからの依頼で、ちょっと話をしてやってくれという要請があれば、対応したいとは考えてございます。 ◆山田益男 委員 まちづくりなので、既存の建物に即適用するということはもちろん難しいんでしょうけれども、ある意味、こういう地域であるということをオーナーさんからテナントにということよりも、ある意味、既存のテナントの皆さんにも理解をしていただくような取り組みが必要ではないかなと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 そちらにつきましても、まず私どもからじかにテナントさんというよりは、オーナーさんを介してそういったお話というのが一番効果的なのかなとは思ってございます。 ◆山田益男 委員 特に川崎の玄関口ということで、一遍にはもちろん無理だろうとは思いますが、かなり川崎駅の雰囲気も変わってきていますので、もう少し入っている方への周知ができる、あるいは協力をしていただけるような手法を検討していただきたいということを要望しておきます。 ◆猪股美恵 委員 私、いつも思うんですけれども、川崎駅へおりても、どこの駅をおりても、駅をおりたらどこも一緒みたいな状態、材質も含めてそういう雰囲気があって、ここの川崎のらしさみたいなもの、景観計画という中でどういうふうに盛り込んでいかれるような方針があるのか、そこを聞かせてもらえたらいいなと思うんです。何からしさというようなものへのこだわりというのは余り感じられないんですけれども、どうなんですか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 まず1つは、いつも漠然とした言い方で申しわけないんですけれども、川崎の顔としての表玄関口ということで位置づけがございますので、特に駅周辺につきましては、色でございますけれども、公共部分の色につきましては下をなるべくグレーと申しますか、黒っぽい感じの色に配置して、建物的に今度は立体的な面でいきますと、白を基調にした色彩等を考えてございますので、そういった中では、川崎の落ちついた感じ、憩いという観点の中で、落ちつけるイメージの中で指導したいとは思ってございます。 ◆猪股美恵 委員 川崎らしさというのを落ちつきというところで表現されるというのは、よくわからないけれども、にぎやかさとか、庶民的とかいうようなイメージであれば何となくわかるけれども、落ちつきをというのが川崎のカラー、らしさというふうに言われるのも何だかな。誰がそんなふうに言っているんだと思うんですけれども、誰がそういうふうに言っているんですか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 川崎駅周辺につきましては、平成23年度に景観特定地区にした際に、方針、目標等の中でそういった基本的な考え方を整理させていただいた中で、公共の部分ですとか、例えば民間の敷地の部分ですとか、駅前でございますので、にぎやかさも当然必要になってくるだろうということで、民地の部分と公共の部分というような形で方針として定めさせていただいたというのが平成23年度のものでございます。 ◆猪股美恵 委員 私はもっと広域的に、ここが川崎の表玄関だというふうに表現されているのであれば、やっぱりらしさとは何かというような議論の中から景観計画特定地区というようなものを考えていくべきだろうなと思っているんです。それで、今までの流れを見ると、ずっと地権者を中心にして話をされてこられて、これからパブリックコメントで広く意見を求めるという段階に入っているんですけれども、そうであるならば、私はもっとパブリックコメントを形ばかりのパブリックコメントではなくて、私たちの表玄関でどういうらしさを表現していくのかみたいな、私はもっと議論をしていく俎上をつくるべきだろう。パブリックコメントで、しかも、暮れのなかなか意見が出ないという中でされていくのはもったいないというか、もっと違う形で市民の声を聞いていくべきではないのかなと思うんですけれども、これは言っておきます。本当に駅前のらしさというようなものをもっと私は考えていくべきだろうと思っていますので、パブリックコメントにこだわらないで、もう少しその辺は広く市民のイメージなり、声なりというものを聞き取る形をとっていただきたいなと思うんですが、どうですか。 ◎木村 担当理事・計画部長事務取扱 実は景観法の中で景観計画特定地区という形で拠点を1つのローカルエリアとして、そのローカルらしいみたいなものも打ち出しているのは全国的にそんなに多くないんです。大体どこも全市一律のルールがあって、そういう拠点とかという特別なルールをつくっているところは余りないんです。そういう意味では、最初からこういうものをつくっていこうという取り組みだったので、少しずつその拠点地区については、そこの地区らしいものにしていきたいと思っていまして、先ほどの5地区ぐらいの地区指定となりますと言ったんですけれども、地区ごとにやっぱり少しずついろいろなルールが違います。それは、やっぱりその地元らしさという特性みたいなものを考えて、ただし、余りけばけばしくないような、落ちつきというのは景観にとって非常に重要な要素ですので、そういうものを考えながらやっていく。ですから、新百合ヶ丘駅周辺地区なんかはどちらかというとにぎやかな感じですし、小杉なんかは業務系のところは広告物の掲出をかなり厳しくしたりとか、それぞれ少しずつ変えています。そういうところで、もともと景観計画自体、かなり広く市民の方に入っていただきながら議論したところもありますので、一応それをベースにしてこういう形でやっていきたいと思っています。特に建物の色とか広告物については、やはりその所有者の方の意向もかなり大きくなってきますので、そこをまず、1つ大きなハードルにして、我々と考えながら、市民のそういう要望なども取り入れてもらいながらつくっていきたいと考えています。 ◆猪股美恵 委員 私なんかは感覚音痴なのか知らないけれども、どこへ行っても一緒に見えてしまうんだけれども、今の部長さんのおっしゃったような感覚でもう一度再認識をしてみたいとは思います。  あと一つだけなんですが、看板とかいうものは、防災だとか、消防だとか、いろいろなところで規制がかかっていると思うんですね。それと今回のパブリックコメントで意見を出していくときにもう少し、例えば消防法なら消防法とか、あるいは危機管理のほうでどのように基準を決めているのかわかりませんけれども、そういう規制が一応あるというような情報も添えた上で意見を求めていったほうがいいのではないかなと思うんですけれども、看板、広告物等について。その辺はどうなんですか。市民には別個の規制があるということをやっぱり前提に出した上で意見を求めていくほうが親切ではないかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 今回、消防、防災という視点の中で、この景観については建物に対する、例えば看板の設置の仕方等は、こういった中で大きさも含めて基準として定めさせていただいておりますけれども、非常口ですとか、当然そういうところに看板を立ててはいけないというのはそのとおりだと思いますので、そういった他の法的な規制がかかっているものはこの中で一緒にというのはなかなか……。設置する場所については、今言ったように法で決められた場所は当然いけないということで考えております。それ以外の場所について決めさせていただいておりますので、その辺はちょっと御理解いただきたいなと思います。 ◆猪股美恵 委員 まあ、いいです。わかりました。結構です。 ◆山田晴彦 委員 1点だけちょっと確認させてください。先ほど山田(益)委員からも指摘がありましたこと同様に考えておりまして、やはり市街化の中で最もそういうテナントさんの入れかわりが激しい中で景観計画を徹底するということは、大変に理解が必要なんだと。そうした場合にオーナーさんに全てを口頭でするのではなくて、やはり市としてのイメージを、あるいは詳細的なものをきちんとしたものとしてお渡しして、そういったものに協力してもらいたいというような形のものにすべきだと。それは一つの手法ですけれども、その辺はどのように考えているのか。条例としてあるんですよではなくて、もう少し川崎のイメージに協力してもらいたいというようなものを考えているのかどうか、ちょっとお聞かせいただけますか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 今回、区域拡大につきましては、平成23年度後半から現在の区域のオーナーさんに対しまして、本来でしたら平成23年度に一緒にできればよかったんですけれども、現状を見ますと、オーナーさんとしてもなかなか承服しかねるというところで、二段構えで今回の区域の拡大ということで、それ以降、平成24年、平成25年とちょっと時間はかかってしまったんですけれども、オーナーさんに御理解をいただいて、やっとおおむね了解していただいて、今回の区域拡大の同意をいただいたというところでございますので、その次のステップとして、じゃ、今度はテナントさんに対応するにはどうしていこうかというのは、ちょっとまたそれは検討課題かもしれませんけれども、そこはまた、オーナーさんと相談して決めていきたいと思ってございます。 ◆山田晴彦 委員 もう一つ、資料2なんですけれども、川崎全市の地図の中で宮前区が特定の指定区域に入っていないのは何か理由があるんでしょうか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 特定地区につきましては、広域拠点の駅前について定めていきましょう、特定地区で指導していきましょうということと、開発に合わせた形の中で、例えば鹿島田駅ですとか、その周辺につきましても現在、再開発事業が進んでございますけれども、そういった中で景観についても、その開発と合わせて決めていきましょうということで定めました地区の箇所でございますので、今後そういった開発と合わせて何かあれば特定地区として定めることは可能かと思いますけれども、とりあえず現在の考え方といたしましては、広域拠点の景観について定めているといったところでございます。 ◆山田晴彦 委員 そうすると、整備箇所についてそういう景観を定めているのであって、既存の施設については今のところはそのような形の定めはないという考え方なんですか。 ◎若林 景観・まちづくり支援課長 例えば地元の方が景観について定めていきたいというのは、また別の手法。例えば条例ですとか、地元でそういった景観について組織みたいなものができた中で市とやっていくというのは別として、特定地区としての位置づけ的にはまだ現在はないということでございます。 ◆山田晴彦 委員 わかりました。結構です。 ○川島雅裕 委員長 ほかにございますでしょうか。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「川崎駅周辺景観計画特定地区区域拡大について」の報告を終わります。        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 それでは次に、所管事務の調査(報告)として、まちづくり局から「川崎市防災都市づくり基本計画(案)の策定について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いします。 ◎金子 まちづくり局長 それでは、これより「川崎市防災都市づくり基本計画(案)の策定について」御報告申し上げます。  内容につきましては、藤原都市計画課長から御報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎藤原 都市計画課長 川崎市防災都市づくり基本計画(案)について御説明させていただきます。  表紙をおめくりいただき、資料1 策定の経過と今後のスケジュールについてをごらんください。1 基本計画策定の経過でございますが、本計画は平成22年度から基礎的な調査・検討を行っており、平成24年10月には都市防災や都市計画を専門とする学識者で構成する都市計画審議会「防災都市計画のあり方検討小委員会」にて審議を開始し、平成26年3月には(案)が取りまとめられております。7月から9月にかけましては庁内において関係部局と調整を行い、11月の政策調整会議(決定事項)を経て市として(案)を決定したところでございます。  1枚おめくりいただき、資料2をごらんください。計画策定のねらいについてまとめております。左上に防災関連施策の現状と課題がございます。減災都市づくり(予防)におきましては、効果的な対策として、大地震発生の切迫性が高まる中、被害想定においては多数の死傷者と建物倒壊などが予測されておりますことから、被害を最小限にするには、より一層、効果的な取り組みが必要となっております。また、自助・共助の促進として、円グラフのように過去の大震災では救助の9割以上が自助・共助によるという教訓から、市民一人一人の防災意識を高める取り組みが必要となっております。  復興都市づくりにおきましては、実践的な対策の確立として、速やかに計画的な復興を行うための事前対策が必要となります。また、対応力の強化として、突発的に発生する災害に直面しても柔軟に対応できるよう、職員自身の意識啓発と訓練が必要となります。  こうした現状と課題を踏まえ、資料右上ではまちづくり分野の新たな計画の必要性をまとめております。減災都市づくり(予防)では、人的被害の大きい建物倒壊や火災への対策において、まちづくり分野が大部分を占めており、これまで以上に効果的・効率的な対策を推進するため、組織横断的な連携体制を強化することとしております。また、防災上課題のある地域に行政が積極的に関与し、住民主体の取り組みを活性化するとともに、住民の自発的な取り組みを促すため、課題・基本方針・具体施策を一連でわかりやすく示した計画としています。  次に、復興都市づくりでは、質の高い速やかな都市復興計画を確実に策定するための事前準備が急務であり、復興計画の策定手順など職員マニュアルの整備、運用する職員のスキルアップを継続して実施することとしております。  資料下段は計画策定後の推進イメージでございます。左側の市民との連携のもと、ハード主体の領域とソフト中心の領域とを合わせ、自助・共助の促進を位置づけております。さらに、庁内推進会議を新たに設け、都市復興計画策定担当であるまちづくり局が事務局となって、減災へ向けた関係部署間の連携調整を行います。また、都市計画手法を強化するとともに、今後策定予定の国土強靭化地域計画へ反映していきます。  次に、資料3をごらんください。川崎市防災都市づくり基本計画(案)の概要でございます。項目横のページ番号は資料4の計画(案)にリンクしております。1.背景、2.目的に続きまして、3.構成がございます。Ⅱ.減災都市づくり、Ⅲ.復興都市づくりで構成されております。  次に、4.位置付けといたしましては、防災分野の地域防災計画とまちづくり分野の都市計画マスタープランを踏まえた計画としております。震災を対象とした短中期的な実行計画である地震防災戦略と連携しながら、本計画はさまざまな災害を対象とし、中長期的な視点で予防対策と復興対策をまとめています。  次に、5.対象範囲としましては、まちづくり分野の防災・減災に係わる対策全般と都市復興分野を対象としております。  次に、6.計画の目標といたしましては、地震防災戦略で示す短中期的な減災目標以上の達成を目標としております。  資料を1枚おめくりください。こちらは、上段にはⅡ 減災都市づくり、下段にはⅢ 復興都市づくりをそれぞれまとめたものとなります。上段のⅡ 減災都市づくりでは、6つの基本方針とともに、施策展開への3つの視点を掲げています。これらを踏まえ、地震被害想定の死傷者数割合は建物倒壊と火災延焼が9割を超えることなどから、これらの被害を抑えることを中心に重点施策をまとめております。全市的な重点施策といたしましては、1、建築物等の耐震化、2、防火地域等の拡大、6、密集市街地等の改善、7、地域住民との協働による防災まちづくりの推進などがございます。  なお、地域住民との協働による防災まちづくりにつきましては、本格実施を見据えた3カ年のモデル事業として、川崎区の渡田山王町と中原区の上平間地区の2地区において、昨年度から地元の町内会や防災専門家の方々と連携し、身近に潜むリスクを再認識した上での地域課題について議論し、その対応策の検討を進める取り組みを行っております。  次に、地域別の取組といたしまして、市域をAからJの10の地域に分け、地域の特性に応じた取り組みを整理しております。  次に、下段のⅢ 復興都市づくりでは、1.都市復興対策地区の抽出と方向性の検討を行っております。被害想定をもとに大きな被害が発生し得る地区を抽出し、同じ被害を繰り返さず災害に強い市街地の再形成に向けた都市復興対策の方向性を幅広に検討し、実際の被災状況に応じて最適な事業手法を選択できるよう整理しています。  次に、2.都市復興計画の策定手順の検討を行っています。右の図の発災前から発災後6ヶ月の復興計画の策定までの行程について取りまとめています。その他職員マニュアルについては別途策定しております。  資料4は計画案となっておりますので、後ほど御参照ください。  次に、資料5をごらんください。本計画(案)のパブリックコメントの意見募集資料でございます。意見募集期間は平成26年12月12日(金)から平成27年1月26日(月)まででございます。本案につきましてはホームページなどで広く周知するとともに、要請に応じて出張説明会を行ってまいりたいと考えております。  最後に、資料1にお戻りください。2 今後のスケジュールでございます。パブリックコメント終了後、市民の皆様からいただいた意見などを踏まえ、修正等を行い、3月には本計画を策定後、都市計画審議会へ報告し、4月には公表・周知してまいりたいと考えております。  説明につきましては以上でございます。 ○川島雅裕 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について質問等がございましたらお願いいたします。 ◆佐野仁昭 委員 復興計画を念頭に入れた計画を立てていただくという意味では、私もかねてより議会で取り上げ、そういう視点でぜひ検討してほしいということで、やっぱりこれまでの東日本大震災、阪神・淡路大震災、幾つもの災害のときには、当初から復興も念頭に置いた都市計画が非常に重要だとも感じておりますので、そういう意味では、こういう形で計画をされるのはすごく意義があると感じております。  ただ、1つとして、まず、例えば耐震改修促進計画とか、いろいろ国から出てきた計画で市は取り組んできて、結局それである程度の耐震化を促進していくという計画を立てて取り組んできたんですけれども、これまでの取り組みの到達点から見て、そこからどのように展開していくかというのがちょっと欠けているように感じるので、その辺は当然反映されていると思うんですけれども、それはどうなっているのか。というのは、促進計画では9割まで耐震化をしていくという計画になっているのに、今度の本編ではまだ耐震化に課題があると出てくるのですよ。それが、じゃ、どこまでの課題なのか。ある程度のこれまでの施策の取り組みによって改修できてきたけれども、まだこの部分については課題が残っているという積み重ねが大事だと思うんだけれども、そういう今までの到達点を踏まえた新たな計画という位置づけなのかどうか、その辺を1点確認したい。  復興計画を立てる上で大事だと思うのは、そこに住んでいる人たちの生活をどう復興させていくのかという、住んでいる人たちのイメージもやっぱりそこに盛り込んでいかないと、失礼ですけれども、長田地区で私が失敗だなと思ったのは、確かにきれいに復興ができたけれども、住んでいる人たちの生活との関係ではいろいろな課題を残してしまったんですよね。だから、そういう意味では市街地再開発事業なんかの手法を使って、ばんと市としてやりたい、早く復興させたいという計画を迅速にやる手続の資料の2ページ目のところは、そういう流れはフローチャートとしてできてくるんだけれども、そこに住んでいる人たちが希望する、願う復興都市になるのかなという課題がやっぱりあると思うので、そういう意味では、住んでいる人たちの復興都市に対するイメージをどう盛り込んでいくのかという視点を加えていく必要があるのかなと思うんだ。そうすると、災害が起きても迅速に復興できるために、事前に壊れやすいものについては早く直していこうとか、この通りについてはこういうリスクがあるから、ここは復興のためにはこういう問題があるとか、ふだんから市民もそこを念頭に置いたまちづくりを意識がけることによって、災害リスクも同時に低減できるというふうになると思うので、その住んでいる人たちのイメージも同時に加味できるような計画をぜひ検討すべきと思うんですけれども、その辺の盛り込み方はどうなっているのか。とりあえず、その2点を教えていただければと思います。 ◎藤原 都市計画課長 耐震化につきましては、これまでの計画を踏襲いたしておりまして、それを引き続き盛り込み、継続していくというのが基本的な考え方でございます。  市民の思いということでございますけれども、今回事前の減災と復興を一緒にやっている、1つの計画にしているというところが主なところでございますけれども、やはり事前対策を事前に住民とともにやっていくというところが今回、課題のある地域に対して行政も積極的に地域に入ってその課題を事前に取りまとめて対策を立てていくというような取り組みをしていきたいと思っておりますので、それが結果的に復興にもつながってくるものと考えます。そういった事前の行政と住民との関係、それと地元の思いというものをあらかじめ共有化するということが、その復興についても非常に有効になるのかなと思っておりまして、そちらについても速やかにということもありますけれども、質の高いということをうたっておりますので、それはまさしく委員おっしゃるような住民等の思いを酌んでいるということが非常に質の高い復興につながると思っていますので、そういう取り組みはここに盛り込んでいるつもりでございます。
    佐野仁昭 委員 盛り込んでいるつもりはいいんだけれども、具体的に復興都市づくりの中にそういう部分が抜けてしまっているなと。前の部分では市民との協働と出てくるんだけれども、計画段階からそういう部分が入るべきだと思うので、今後その部分に対して補足というか、強化するということなんですか。 ◎木村 担当理事・計画部長事務取扱 今回、他都市でも珍しいんですけれども、減災の都市づくりと復興都市づくり両方2つの柱で同時に出すというところが結構新しい取り組みで、なぜかというと、市民の方に復興のまちづくりって具体的にどうやるんだというのを明示することが、市民の方の事前の心構えとか準備に非常に役に立つというのがこの間わかってきたので、その2本立てにしました。  まだこれは取り組めていないんですけれども、今回の資料3の2ページ目のⅡ 減災都市づくりの中の全市的な重点施策の7番目に地域住民との協働による防災まちづくりの推進という項目もあります。先ほどもちょっと説明したんですけれども、今2地区のモデル地区でやっていまして、その取り組みの中でわかってきたのは、やはり今までの住民みずからがやる取り組みではちょっと足らないということが専門家の方が入ることによってかなり明らかになってくるんです。そういう中で、それぞれの地域の要望があるので、それを入れながら活動するのと同時に、今回復興の部分をつくりましたので、そういう活動の中にこの計画を明示して、皆さんの地区はこういうところが危ないので、復興のときにはこういうところが課題になるでしょうねというのを事前にお話しして、そういう中でいろいろ方向性の共有化みたいなものを図っていくと、割と効果的なものができそうだなという感覚があります。まだ復興の部分は提示していないんですけれども、減災の部分を地元の方々がまとめているので、そろそろ次のステップとしてこういうあたりを提示して、一緒に御議論できればいいなと思っています。 ◆佐野仁昭 委員 今の説明でわかりました。本当に他都市にない、おっしゃるように珍しいという意味では、ぜひ先進的な事例になるように工夫、これからも取り組んでいただきたいと思います。  結構です。 ◆猪股美恵 委員 減災都市という領域で言えば、もちろん自助とか、共助とかいう領域が非常にウエートが高いと思うんですけれども、復興都市計画というようなところにいけば、かなり公助というか、公の役割が非常に大きいと思うんです。3・11、東日本大震災のときにも、後、すぐに動けたところ、動けなかったところ、どこが違っていたのかというと、1つは県との関係性とお金の流れというのが非常に決め手になってきていて、仙台なんかは県とけんかしてでも自分たちのお金の中でまずやったということで、早くに復興が進んできたのと、それから、日ごろからの廃棄物業者とか、あるいは建設業者の人たちが即組合を通して復興に力をかしてきて、瓦れきなんかの分別なんかもあっという間に進めていったというのが仙台方式なんだけれども、復興都市を計画するのであれば、やっぱり建設組合だとか、廃棄物業者の組合だとか、そういったところの活用というのも、現実的な話として本当に大事なのではないかなと思うんですが、その辺のところの組み込みはこういう計画の中では示されていないわけですか。 ◎藤原 都市計画課長 この中では復興計画の策定の手順までにとどまっております。今後、実際に復興をどうするのかというところで、都市復興のほかにも、生活復興とかいろいろ復興していく部分はありますので、ほかの施策との連携を図りながら、足りないところが出てきたところで取り組んでいきたいと思っております。 ◆猪股美恵 委員 これは、発災後6カ月ぐらいの範囲の中でどのようにしていくのかといったときには、生活の支援はもちろん、ソフトの部分もあるんですけれども、かなりハード的なところへの東日本の教訓というのをもう少し組み入れていくようなこと。あの当時、すごく進んでやれたところ、やれていなかったところ、どこに問題あったのかというところをもう少し生かしていけたらいいのではないかなと思います。  それと、お金の問題とか県との関係というのが、見てきた中ですごくハードルになっていたような気がしますので、もうちょっとこれから中身というふうな話をされるのであれば、その教訓も少し参考にしていけばいいかなとは思います。申し上げておきます。 ○川島雅裕 委員長 ほかにございますでしょうか。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「川崎市防災都市づくり基本計画(案)の策定について」の報告を終わります。  ここで理事者の退室を願います。                 ( 理事者退室 )        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 それでは次に「陳情第178号 遺体保管所開設に関する陳情」を議題といたします。  なお、本件につきましては、昨日12月8日の委員会におきまして、国宛てに意見書を提出することとし、その案文につきましては正副委員長に御一任いただいております。  つきましては、正副委員長案をお手元に配付してございますので、まず、事務局から意見書(案)を朗読させます。 ◎仁平 書記 (遺体保管施設に関する法整備を求める意見書(案)朗読) ○川島雅裕 委員長 それでは、ただいまの意見書(案)につきまして、御意見がございましたらお願いいたします。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 特にないようでしたら、それでは意見書(案)の採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、国宛てに「遺体保管施設に関する法整備を求める意見書(案)」を提出することについて、賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○川島雅裕 委員長 全員挙手です。よって、本意見書(案)は全会一致をもって国宛てに提出すべきものと決しましたので、その案文を議長宛てに提出させていただきます。  それでは次に、陳情の取り扱いについて御意見をお願いいたします。 ◆橋本勝 委員 行政側もこの陳情を受けとめていただいて、いろいろと行動を起こしていただいたというところもありますし、そういう意味ではというところもあるんですが、なかなか現実として営業というものがスタートしている段階で、内容的に少し把握しづらい部分があるようなきのうの議論のやりとりでしたので、そういうところを少しでも明らかにしていくような取り組みも求めていったほうがいいのかなという思いもありますから、継続でよろしいのかなと思います。 ◆山田晴彦 委員 うちのほうも昨日いろいろ議論させていただきました。今こうした遺体保管に対してのルールがないということで、行政としても要綱等について検討をしていくということでございますし、それにおけるパブコメ等もやっていくということでございますので、この内容につきましてはしっかりと注視をしていきたいなと思っているところでございます。  継続でお願いしたいと思います。 ◆山田益男 委員 きのうの議論でも要綱の裏づけとなる法的なものが整備をされれば、もっと要綱も改善できるというようなコメントもありましたので、私どもも推移を見守りたいということで、継続でお願いします。 ◆佐野仁昭 委員 本当であればぜひ採択、趣旨採択をということを考えて、お願いしたかったんですけれども、今の皆さんのお話を伺って、なかなか採択、趣旨採択でまとまらないというような状況もありますし、今言ったパブリックコメントの募集ということで、その経過も今後報告されていくということもあると思いますので、きょうのところは継続ということで皆様おっしゃっていますので、私も継続で結構です。 ◆粕谷葉子 委員 継続で。 ◆猪股美恵 委員 この陳情を通して要綱ができたり、意見書が出されたりということでいえば、その願意、趣旨は達成しているのではないかなと思って、本当はこれは趣旨採択ではないかなと思ってきたんですけれども、今までのお話だと、主張してもきっとあれでしょうから、継続で結構でございます。 ○川島雅裕 委員長 それでは、皆さん継続ということでございますので、「陳情第178号 遺体保管所に関する陳情」につきましては、継続審査とすることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、本件は継続審査といたします。        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 次に「閉会中の継続審査及び調査の申し出について」を議題といたします。  まずお配りした資料に基づいて、事務局に説明させます。 ◎大藪 書記 それでは、お手元に配付させていただきました「まちづくり委員会付託の請願及び陳情」につきまして御説明申し上げます。  請願第4号ほか10件の請願11件及び陳情第2号ほか18件の陳情19件の閉会中の継続審査及び所管事務の調査を議長宛てに申し出ることについての御協議をいただきたいと思います。  なお、12月5日の本会議で本委員会に付託され、継続審査の議決済みの請願・陳情についても御参考までに記載しております。 ○川島雅裕 委員長 ただいまの説明のとおり、閉会中の継続審査として請願11件、陳情19件及び所管事務の調査について議長宛て申し出ることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、そのように議長宛て申し出をさせていただきます。        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 次に、その他として今後の委員会日程でございますが、改めて御相談させていただきたいと思います。  なお、詳細につきましては、事務局から連絡をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────── ○川島雅裕 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、本日は年内最後の委員会でございますので、私から一言御挨拶をさせていただきたいと思います。  ことし1年間、本当に青木副委員長にがっちりとサポートしていただきまして、また、委員の皆様に御理解、御協力をいただきまして、円滑な委員会運営をさせていただくことができました。お礼、感謝申し上げます。皆様におかれましても、年末を迎えて大変お忙しい時期だと思いますし、また、日本の将来を左右する大事な時期でもございますが、皆様、どうぞお体を大事にしていただきまして、明年も元気にまた集い合えればと思っております。  最後になりますが、新年が皆様にとってすばらしい1年になりますことを心から祈念いたしまして、一言御挨拶とさせていただきます。ことし1年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。  それでは、以上で本日のまちづくり委員会を閉会いたします。                午前11時30分閉会...