町田市議会 > 2024-03-15 >
令和 6年文教社会常任委員会(3月)-03月15日-01号
令和 6年建設常任委員会(3月)-03月15日-01号

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  1. 町田市議会 2024-03-15
    令和 6年文教社会常任委員会(3月)-03月15日-01号


    取得元: 町田市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年文教社会常任委員会(3月)-03月15日-01号令和 6年文教社会常任委員会(3月)              文教社会常任委員会記録 1 日時  令和6年(2024年)3月15日(金)午前10時 2 場所  第1委員会室 3 出席者 委員長 佐々木智子       副委員長 渡辺さとし       委員 秋田しづか 小野寺まなぶ 戸塚正人 おく栄一 若林章喜          細野龍子 佐藤伸一郎 4 出席説明員       営繕担当部長 市民部長 市民協働推進担当部長       文化スポーツ振興部長 文化スポーツ振興部次長 子ども生活部長       学校教育部長 生涯学習部長 その他担当管理職職員 5 参考人 清家亮三
    6 出席議会事務局職員       議事係担当係長 五十嵐大悟       調査法制係 高前田昌里       担当 山家優裕 7 速記士 三階佳子(澤速記事務所) 8 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        文教社会常任委員会審査順序                        令和6年(2024年)                      3月14日(木)午前10時                      3月15日(金)午前10時                             第1委員会室  1 学校教育部  (1)請願第 1 号 南成瀬地区小学校の統廃合計画を一旦止めて、地方自治の本来の姿として、学校のある地域に丁寧な説明をし、当事者の声を大切にし、地域の了解をえながら、一緒に進めることを求める請願  (2)請願第 3 号 本町田東小学校および本町田小学校の廃止と「本町田ひなた小学校」の開校に反対を求める請願  (3)請願第 4 号 まちだの新たな学校づくり鶴川地区小中学校計画の開かれた議論を求める請願  (4)請願第 5 号 まちだの新たな学校づくり推進計画において、子どもの意見表明の実施を求める請願  (5)第 34 号議案 町田市立学校設置条例の一部を改正する条例  (6)第 36 号議案 町田市立小学校等の学校給食費に関する条例の一部を改正する条例  (7)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (8)行政報告 町田市教育プラン24-28の策定について  (9)行政報告 新たな学校づくり推進事業の進捗状況について  (10)行政報告 「今後の町田市立小中学校のプール整備方針」の策定について  (11)行政報告 鶴川東地区統合新設小学校の建替え時期の変更について  (12)行政報告 中学校給食センター整備事業について  (13)行政報告 学校給食費について  (14)行政報告 第3期町田市特別支援教育推進計画の策定及び意見募集の実施結果の報告について  2 市民部  (1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (2)行政報告 堺市民センター及び木曽山崎コミュニティセンターの改修工事に伴う休館について  3 文化スポーツ振興部  (1)請願第 2 号 国際工芸美術館(仮称)に関し、CM方式による事業予算額が明確にされていないのに3月議会において、予算増額案を成立させないことを求める請願  (2)行政報告 芹ヶ谷公園“芸術の杜“パークミュージアム推進事業の進捗状況について  (3)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (4)行政報告 「町田市スポーツ推進計画19-28」の後期アクションプラン(2024~2028)の策定について  (5)行政報告 (仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業にかかる実施方針及び要求水準書(案)の公表について  4 子ども生活部  (1)第 27 号議案 町田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例  (2)第 35 号議案 町田市学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例  (3)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (4)行政報告 「(仮称)町田市子どもマスタープラン25-34」及び前期行動計画「(仮称)コドマチ計画(プラン)25-29」の検討状況について  (5)行政報告 「子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施結果及び計画策定について  5 生涯学習部  (1)第 37 号議案 町田市生涯学習審議会条例の一部を改正する条例  (2)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (3)行政報告 生涯学習センター改修工事に伴う休館について  (4)行政報告 鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況について  6 特定事件の継続調査申し出について  ────────────────────────────────────              午前9時58分 開議 ○委員長 ただいまから文教社会常任委員会を開会いたします。  3月14日に続き、当委員会に付託されました案件について審査を行います。 △請願第2号・行政報告(芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業の進捗状況について) ○委員長 請願第2号及び行政報告、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業の進捗状況についてを一括議題といたします。  請願者から意見陳述の申出がございます。  お諮りいたします。本日、3月15日の本委員会に、参考人として請願者である清家亮三さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午前9時59分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、参考人として請願者である清家亮三さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者清家亮三さん、お願いいたします。 ◎清家 参考人 清家と申します。よろしくお願いします。  請願の趣旨はいたって簡単です。国際工芸美術館(仮称)に関し、CM方式による事業予算額が明確にされていないのに、3月議会において予算増額案を成立させないことという内容です。  最初に、まず下を見てください。この請願書に同調している方々、申し上げます。芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワーク以下たくさんありますので、時間がないんで省略します。最後、芹ヶ谷公園近隣住民有志の会、これが私が属している会であります。  特に注目していただきたいのは、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワーク、これは町田市が地域住民の代表として公認している団体です。この団体ですら今回の手法はおかしいというふうに言っていると、我々の意見に全面的に賛同してくれて、ここに名前を連ねていただいているという状況です。  では、次に内容に入ります。その前に、昨日の夜ですけれども、私のところにメールが届きました。それは(仮称)町田市立国際工芸美術館整備工事等におけるコンストラクションマネジメント(CM)業務の進捗状況についてという文書です。これは私、フェアでないと思います。  まず、請願というのが、もし仮に裁判で例えればどういうものかというと、これは訴状に該当します。昨日、私のところに届いたこの文書、これは答弁書に該当すると思います。通常答弁書は、請願者に対して事前に公示するものです。そうじゃなきゃフェアじゃないですよね。これはたまたま私、これを入手できたから何とか答弁できるんですけれども、今からこれがあまり重要な書類でないことを証明いたします。  まず、この文書を見てください。最初に、お題目のところに進捗状況と書いてあります。進捗状況ということは、つまり、まだ継続中、途中の状況を報告しますよという内容の文書です。  その上、2枚目――あっ、お手元にこれは皆さん行っているんですかね。 ○委員長 ありません。 ◎清家 参考人 ないんですか。すいません、私の手元になぜかあるので申し上げます。  2枚目には、2枚目の途中に、そうした状況と物価変動等の動向を踏まえ、2024年12月頃の工事費シミュレーションをした結果、概算工事費、約という言葉があります、約40億円ということです。ただし、労務費の上昇や能登半島の震災の影響から、さらなる工事費の上昇の可能性があるとの報告を受けました。  これは、私が何を言いたいかといいますと、我々の主張は、CMが終了して、結果が出て、明確な数値が出ると、それまでは予算を増額しないでください。つまり、3月議会においては間に合わないであろうから、予算増額をしないでくれという請願です。  ですから、内容的にまだ明確な数字が出ていない。それに基づいて予算を増額するのはおかしいと言っているわけで、たとえこの文書が出されたとしても、我々の請願自体がそれによって影響を受けるものではない、みじんの影響も受けない、我々の主張は正しいものだと申し上げておきます。  それから、いろいろ私のところに、あと1分ですか。  では、申し上げます。1つ文書が来ています。2023年予算内の入札不調等により、事業者が決定していない予算を3月補正で全て廃止し、2024年度予算に廃止した予算を再計上しています。そのため、現在ある予算を増額するのではなく、事業を一時打ち切った後、再度予算計上するという手法が用いられるという内容が私のところに届いております。これはもう詭弁です。こんな内容が通用するはずがありません。実質的に増額することには間違いないので、ぜひその点もお含みおきいただきたいと思います。  それから最後に、時間がないんで、今、新しい状況が出ました。能登です。能登の地震、これは絶対最優先すべきですよね。町田市のいつ建ってもいい、全然急がない工芸館のために人材とか予算を使ってはいけないというふうに思います。ぜひ……。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者清家亮三さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆戸塚 委員 ご説明ありがとうございました。
     何点か伺いたいんですけれども、先ほど陳述で言われていましたメールの話ですね。これはどなたから来たものなのか、そこだけはっきりさせておいたほうがいいかなと思ったんですけれども。 ◎清家 参考人 これは新聞記者と同様でして、守秘義務が私にはあると思いますので、申し訳ありませんけれども、答えられません。 ◆戸塚 委員 では、町田市からというわけではないということですか。 ◎清家 参考人 そうですね。そのとおりです。 ◆細野 委員 夕べ届いた文書に対応して今、陳述が行われたわけですけれども、時間的に不足したようですので、そもそもの陳述されたいこと、もし不足があれば教えていただきたいと思います。 ◎清家 参考人 若干時間をいただけるんでしょうか。どうしても申し上げたかったのは、なぜこういう経緯になっているかということですね。  まず一つ、市長に対する請願が文化ゾーンネットワークから出ていますけれども、その内容を見ますと、協議の場に参加しない市民の方々にも広く説明会、意見交換会の場を設定してください。その際、施設の利用者を含む関係者等の声も十分に反映し進めてください。それはお抱えの――あっ、いけない、文化ゾーンネットワークでさえ、少なくとも我々に対する説明が足りないと。  我々が説明を受けたのは、おととしの9月になります。その9月の時点で、どうしても法律上、開催しないといけないという会議がありまして、それで概要を説明されたんですけれども、それでは全然分からないということで、我々は4回も町田市について説明会をやってくれと申し上げました。全部否定されました。  その結果、やっぱり公園の自然、豊かな公園を守らなきゃいけないとして、これだけ多くの人が集まったんですね。それで文化ゾーンネットワークのほうも、私を一応オブザーバーとして招いていただいて、決議権はないんですけれども、意見は申し上げていいということでやらせていただいて、文化ゾーンネットワークも我々も、真摯に公園に建設されることに対して考えている。真摯に対応していることは間違いなくて、考え方に差は若干ありますけれども、そういう内容のもとで1回、もう一度原点に立ち返って、この計画について我々に話していただけないかというような状況です。すいません、うまくしゃべれませんで。 ◆細野 委員 ありがとうございました。清家さん自身は、最後の芹ヶ谷公園近隣住民有志の会ということで、先ほど自己紹介がありましたけれども、この請願自体は最初におっしゃったように、7団体が名前を連ねて出された請願ということで、一致点に基づいて出された請願書だというふうに受け止めましたが、この一致点をつくるに当たって、どのような話合い、こういった皆さんで、こういう合意がつくられてきたのか、もしその辺の経緯が分かれば教えていただけますでしょうか。 ◎清家 参考人 町田市政に対して、町田市のやり方に対して不満を持っている方々がいっぱいいらっしゃると。いつの間にか、そういう人たちのネットワークができつつあるというのが現状です。  その中で、これだけしか団体が書いていないんですけれども、実はこれに署名すると言った方々は、例えば学校問題とか図書館問題とか、そのような方々も署名はしてもいいよと言ってくれたんですけれども、それをちょっと領域が違うから今回は遠慮してくださいというふうに申し上げて、そのような状況でどんどん意見が集約されてきて、その中でこれは最大公約数ですね。  手順がおかしいんじゃないかということは、文化ゾーンの方々も全員賛成だったので、それだけで本当は、あそこに建ててほしくない、もっとコストが安くて自然を破壊しない場所に建ててほしいよねと、我々は建てること自体に反対しているわけではないんです。あの場所だけ避けて、市民が参画できる話合いが持たれた後につくられればいいねと、そういうふうな状況になってきています。 ◆秋田 委員 ご説明ありがとうございました。  先ほどご説明の中にありました今回、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークが入っているというところをもう少し詳しく伺いたいんですけれども、とはいえ芹ヶ谷公園近隣住民有志の会の方というふうに伺ったので、もしお分かりになる範囲で、何かお聞きになっていたら教えていただければと思うんですけれども、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークパークミュージアム会議でこれまでも市と協議してきたと思うんですけれども、そこでその合意形成を図ってこれまで進めてきた組織と認識してよろしいんでしょうか。 ◎清家 参考人 私も文化ゾーンネットワークに招待されたのは最近ですので、過去の経緯は明確に申し上げられませんし、他の団体ですので、私が私の所感で申し上げるのは真意が伝わらないといけないので、それは失礼に当たるんで、なるべく避けてはいきたいんですけれども、ただ、ここ数回参加させていただいている限りでは、あそこの場所に建てることに賛成する方もいらっしゃいます。  これは私が感じている限りなんですが、多くの方がやっぱりもう一度見直したほうがいいんじゃないかと。ただ、文化ゾーンとして一つの意見をまとめたことはないと聞いております。そんな中で文化ゾーンも我々も、歩み寄ろうということは、例えば分断とかはしていません。私は、なるべくお互いの組織の中で話し合って、お互いに市に対して一致した意見を持っていければいいなと思っております。そんな状況です。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。  先ほどご説明の中に芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方が市長に請願を出されたんですかね。何か文書を出されたというふうにご説明があったんですけれども、パークミュージアム会議で対話を重ねている団体が市長に文書を出すというのは、すごく何か大変なことが起きているんじゃないかという感じがしているんですけれども、先ほどその文書の内容について少しご説明いただいたんですけれども、もう少しゆっくり詳しく伺ってもよろしいでしょうか。 ◎清家 参考人 今ここに市長に対する要望書があるんですけれども、そんなに長い文章じゃないので、読ませていただきます。ちょっと早口で。  2021年12月20日、私たちは以下のような要望をいたしました。  芹ヶ谷公園“芸術の杜”構想は、直接関係する多くの市民と考えていくプロセスを大切にしてください。今後は市と周辺住民と直接芹ヶ谷公園、版画美術館、工芸館に関する団体等を主とする協議の場を設置してください。協議の場では、芹ヶ谷公園の建築等の計画から運営、運用までの全般について協議し、協議の場に参加しない市民の方々にも広く説明会、意見交換会の場を設定してください。これについて私たち芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークは、市側から、2021年12月27日、以下のような回答を得ています。  回答。芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークとの協議の場を今後も継続して設定いたします。また、協議の場に参加されていない市民の方々への周知について、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの皆様にご相談させていただきながら検討してまいります。  しかしながら、その後も町田市民や協議の場に参加されていない市民の方々への周知は不十分な状態が続いており、それはいたずらに地元住民の分断、対立を招き、工芸館は地元から歓迎されざるものになろうとしています。私たち文化ゾーンネットワークは、改めて下記を要望いたします。  協議の場に参加しない市民の方々にも広く説明会、意見交換の場を設定してください。その際、施設の利用者を含む関係者等の声を十分に反映し、進めてください。  2024年2月14日となっております。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。  全てはメモが取れなかったんですけれども、一部地元住民の分断対立をという文言があったんですけれども、実際に地域で生活しておられる方々の中で、そういったことが生まれているんでしょうか。 ◎清家 参考人 私は分断とは思っておりません。みんな真摯に考えているから、個々の意見が出るのは当たり前です。その中で文化ゾーンネットワークは、このように市に対して反対している私を協議の場に入れていただきました。だから、分断とは思っておりません。これからは協働していこうと思っております。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。長くなってすいません。最後にします。  今回、請願項目に「CM方式による事業予算額が明確にされていないのに3月議会において、予算増額案を成立させないことを求める」とあるんですけれども、CMが事業予算を出して、それを審議する、審査するというのが在り方と考えていらっしゃるということでよろしいでしょうか。 ◎清家 参考人 予算というのは、もうバランスシートですから、当然明確な数字が出ないと予算になりませんよね。それを出すためには、CMの結果、明確な数字が出るはずですよね。適正価格は幾ら幾らであると。そうしたら、やっと予算案が出るわけですよね。予算案を照合して、それを見ながら、それについて審議するのが議会の在り方だと思います。それが出されていないのに審議をしちゃいけないというふうに私は思います。 ◆秋田 委員 すいません、最後と言ったのに。  今、CMの在り方についてお話しいただいたと思うんですけれども、今おっしゃっていたのは一般論としておっしゃったのか、それとも前の12月の定例会のときにCMについての説明が議会にあったので、それを踏まえておっしゃったのか、どちらか伺えればと思います。 ◎清家 参考人 予算案については、もちろん一般論です。私も司法書士会に在籍したとき、予算案は執行部として随分たたかれましたので、それでバランスシートはきっちり出すというのが当たり前のことだと思っています。  CMについては、最初はCMという言葉も知らなかったんですけれども、12月の議会に出されて、それを我々も勉強して今日に至っていると。だったら、CMの結果が出て、手続的にちゃんと出ないと、予算案として盛り込むのはおかしいだろうという主張です。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者清家亮三さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者清家亮三さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。  本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、ご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午前10時20分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時21分 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、請願第2号については、担当者から願意の実現性、妥当性について意見を、行政報告については、担当者の報告を一括して求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 請願第2号について、請願の願意の実現性、妥当性について意見を申し上げます。  詳細については営繕担当部長からご説明申し上げます。 ◎営繕担当部長 初めに、当初予算編成についての考え方をご説明いたします。  通常、建設工事費の予算については、予算編成方針でお示ししているとおり、おのおのの事業計画に基づき、年間総合予算として編成し、当初予算に計上いたします。また、当初予算編成後の状況の変化や緊急を要する工事費等は、例外的に補正予算で対応することとしております。  工事案件に関する当初予算の計上に当たりましては、これまでも基本設計等により算出した概算工事費を基に、東京都市長会の下部組織である東京都市建設行政協議会の示す標準建物予算単価の変動率を参考に予算計上してまいりました。この変動率については、多摩26市のほかの自治体においても予算計上の参考としております。  また、2024年度の当初予算編成に当たりましては、先ほどご説明した当該協議会が示す資材価格等の急激な高騰を見込んだ変動率により予算計上しております。  今回の請願の対象となっている(仮称)国際工芸美術館の建設工事費におきましても、ほかの工事案件と同様に、この当初予算編成についての考え方に基づき予算計上しております。  なお、2023年度当初予算に計上した(仮称)国際工芸美術館の建設工事費につきましても、この考え方に基づき、ほかの工事案件と同様に予算計上いたしました。  一方、最終的に発注するための建設工事費、いわゆる予定価格でございますが、実施設計等により最新の工事単価等を反映して算出いたします。  次に、CMを導入するに至った経緯と目的をご説明いたします。  この後、ご説明いたします行政報告の1番目、CM業務の進捗状況、別紙でございますけれども、こちらを併せてご覧になってください。  (仮称)国際工芸美術館整備工事は、2023年5月と6月に一般競争入札の公募を行いましたが、参加申請が提出されたものの、いずれも辞退届が提出されたため、入札を中止いたしました。その後、8月には、公募型プロポーザル方式による事業者選定を開始しましたが、期日である10月18日までに技術提案書等の提出がなかったため、プロポーザルを中止いたしました。  事業者選定が3度中止となった要因といたしましては、資材価格や人件費の高騰に加え、全国的な働き手不足の影響によるものと考えております。  こうした状況の中で、着実に工事を発注するため、第三者の客観的な視点で検証し、工事費や工期、工法等が適切であるかを評価・見直すことができるCMを導入することとし、12月に契約いたしました。  2023年度の具体的な業務内容といたしましては、当該年度に設計した(仮称)国際工芸美術館の設計図書から、工事計画の再確認や工事価格が適正であるかの確認を行っております。また、建設業界やゼネコン各社の最近の動向及び今後の物価変動等を踏まえて、2024年12月頃の発注を目指した工事費の将来予測を行うこと、工事費の縮減や品質の確保を目指したVE提案を行うこと等を求めております。  そして、2024年度は、CM業者が提案したVE提案を基に、現設計事務所であるオンデザインパートナーズと町田市との間で協議・調整を行い、そのVE提案を反映した最終図面を完成させます。  発注の際に用いる工事予定価格の算出につきましては、この最終図面を基に、東京都市建設行政協議会の示す最新の工事単価等を使用し算出いたします。その際、CM業者からは、最新の市場価格等の助言をいただきながら、市が工事予定価格を算出いたします。  今回、CM業務を委託した株式会社日建設計コンストラクション・マネジメントは、日本有数のCM業者であり、全国的に活動していることから、市としましても、市況の動向等多くの知見を得ることができます。そのため、CM業者には市況の動向についても報告を求めております。  CM業者の報告において、市場における建設物価は、今も上昇傾向が続いている状況であること、また、ゼネコン各社が多くの工事案件を抱えているため、技術者等の確保が難しい状況であることが確認されました。  そうした中、町田市としては、本事業を3月の当初予算に計上することによって、事業者へ早期に工事発注情報を周知することができ、その結果、ゼネコン各社の技術者等の確保がしやすくなると考えております。  また、CM業務完了後、CM業者から得られたゼネコン各社の動向を踏まえ、適切な発注時期を逃さず、入札手続を進めることができると考えております。  以上より、CM業務は、(仮称)国際工芸美術館整備工事に係る予算額を算定するためのものではないため、本請願の願意に沿うことはできません。 ◎文化スポーツ振興部長 続きまして、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業の進捗状況についてご報告いたします。  詳細につきましては、担当からご説明申し上げます。 ◎営繕担当部長 それでは、コンストラクションマネジメント業務の進捗状況についての報告ということで、こちらの別紙をご覧ください。  2ページございます。  まず1ページ目、こちらのほうでございます。1番目、CM業務のスケジュールでございます。  2023年度はCM①として、ABCの業務を行います。2024年度はCM②として、DEの業務を行います。ABCDE、おのおのの業務内容は、下のフロー図、業務の流れと書いてありますけれども、この二重線で囲った中にお示ししております。  まず、CM業務①のAは、工事計画の再確認及び現設計における工事価格の適正性の確認、Bは工事費の将来、CはVE提案の立案でございます。  続いて、CM業務②が、DがVE提案等を設計に反映させるための設計者との協議・調整、支援、EがVE提案反映後の設計における工事発注に向けての工事価格の適正性の確認でございます。  ここでVE提案という言葉が多々出ておりますので、2ページ目をご覧ください。2ページ目の中段、Cの下の米印にVE提案のことが書いてありますので、参考にしていただければと思います。  続いて、1ページ目にお戻りください。  2024年度は、加えて現設計を行った設計事務所と設計業務委託を契約いたします。フロー図をまたご覧ください。一番下のところの設計事務所というところでございます。  設計業務の内容といたしましては、CMから提案されたVE提案などの反映、発注に向けた最終図面の作成、最終図面における工事価格の算出でございます。こうした過程を経て、市は工事施工者と契約をいたします。CM業務は、その工事契約を発注するための支援ということになります。  続いて、2ページ目をご覧ください。  2023年度業務の進捗状況でございます。Aの業務は既に完了しておりますので、内容は記載のとおりでございます。  Bをご覧ください。Bの工事費の将来予測についてというところでございます。2024年度も建設業界は活況であるということの報告をいただいております。そんな中、一部のゼネコンでは2025年年明け、2025年1月頃だと思うんですけれども、技術者の確保が期待できそうだという報告も受けました。  それを踏まえて我々市といたしましては、12月議会承認を目指して、その頃の工事費をシミュレーションしてもらうことになりました。結果、先ほどもおっしゃっていただきましたけれども、約40億円。ただし、さらなる工事費の上昇の可能性もあるとの報告を受けました。  続いて、Cをご覧ください。CのVE提案の立案でございます。こちらはまだ進行中ではございますが、今の時点として、工事費削減といたしまして、ここに挙げているとおり、クレーンの配置の見直しなどの提案を受けました。また、工事費削減という視点ではございませんけれども、近隣住民に配慮した仮設計画の見直しなどの提案も受けております。  最後に、3番、今後の予定でございますけれども、2023年度の業務内容を踏まえ、D、Eを行います。こちらは1ページ目でご説明したとおりでございます。 ◎パークミュージアム担当課長 続きまして、資料68-1に戻っていただきまして、2番目「Future Park Labの実施について」です。  2023年12月16日(土)に「Future Park Lab 2023 Winter」及び2024年3月2日(土)に「Future Park Lab 2024 Spring」を開催いたしましたので、その状況をご報告いたします。  まず、(1)「Future Park Lab 2023 Winter」ですが、昨年度に引続き「いつもの公園を気球に乗ってみてみよう!」を実施したほか、「芹ヶ谷公園で雑木林遊び!」や、町田ゆかりのアーティストが描いた漫画の1こまを園内に展示する「芹ヶ谷まんがめぐり」などを実施いたしました。  次に、(2)「Future Park Lab 2024 Spring」ですが、「ライトアップコンサート&ランタンで公園に明かりを灯そう!」や、玉川大学のMOKURINプロジェクトと連携し、間伐材を使ったワークショップ、そして、Nature Factory 東京町田と連携した企画などを実施いたしました。WinterとSpringともに、どちらも多くの方々に、冬ですとか春、それぞれの季節の公園の自然を楽しんでいただきました。  最後に、「3 市立博物館主催の体験講座の実施について」ですが、(仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟で実施する工芸体験プログラムを見据えまして、2024年1月21日には「オリジナルのマグカップを作ろう!」、2月12日には「ガラスフュージングで小皿を作ろう!」、また、2月24日には「ステンドグラスでオーナメントを作ろう!」などの体験講座を実施いたしました。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより一括して質疑を行います。 ◆佐藤 委員 それでは、幾つか質疑させていただきます。  予算時の金額と発注時の金額について、発注の時系列なども含め、もう一度確認させてください。  請願の答弁の中で、ほかの案件でも同様に予算を積算しているとのことですが、今年度、どのような案件を、この変動率を参考にして予算計上しているのでしょうか、教えてください。 ◎営繕担当部長 直近の事案を申し上げますと、2023年度では町田市自然休暇村の改修工事、あとは三輪小学校の中規模改修工事が挙げられます。また、2024年度では、(仮称)成瀬地区子どもクラブの整備工事、あとは堺市民センターの改修工事などが挙げられます。これらは(仮称)国際工芸美術館と同様の考え方で予算計上しております。 ◆佐藤 委員 ところで、行政報告を受けてCM業務を2024年度まで行って、初めて工事費が算出されることが分かりました。つまり、CM業務は、工事予算価格算出の支援をするためのものであり、2024年度の当初予算額を決めるための業務ではないということでしょうか。
    ◎営繕担当部長 はい、そのとおりでございます。 ◆佐藤 委員 2024年度当初予算は幾らで計上しているのでしょうか。 ◎営繕担当部長 (仮称)国際工芸美術館の建設工事費におきましても、当初予算編成についての考え方に基づき、先ほど申し上げた東京都市長会の下部組織である東京都市建設行政協議会の示す標準建物予算単価の変動率を参考に算出しております。2024年度に向けた変動率については、昨今の急激な物価の上昇を加味した割増率となっておりますので、この変動率を参考に2024年度当初予算といたしましては約43億円で計上しております。 ◆佐藤 委員 一方で、2023年度のCM業務では、工事費の将来予想を行うことになっているということでしたが、2024年度当初予算額とCMで算出した将来予想、シミュレーション金額との違いについて少し詳しく教えてください。 ◎営繕担当部長 先ほどご説明したとおり、(仮称)国際工芸美術館の工事費といたしましては約43億円を2024年度当初予算で計上しております。この43億円の予算は、2024年度中に工事を発注する際の原則でございますけれども、上限額になります。  ただ、来年度も物価高騰、あと労務費の上昇が続く状況の中で、この変動率を算出した2024年度の予算額43億円というのが妥当なのかどうかというところです。その範囲で収まるのかどうか、こちらのほうに懸念もございました。  そこで、今回、CM業務を委託した日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社というところは、全国的に活躍して実績もございます。市況の動向も把握しておりますので、それを踏まえた将来予測が可能であると考えております。そのため、2023年度の業務内容にも含めております。  その結果、現段階の予測額約40億円というのは予算内であること、また能登半島の震災、こういったものの影響から今後さらに増える可能性もあると考えられるため、今まで申し上げた東京都市建設行政協議会の示す変動率も妥当であるといった見解もいただいております。 ◆佐藤 委員 今後、工事発注価格が予算金額に収まらなくなった場合は、どのようなことが考えられるのでしょうか。 ◎営繕担当部長 CM業務の結果から、現時点での工事予定価格は約40億円になると推定しており、今後さらに増える可能性がありますが、当初予算に計上した約43億円の範囲内で収まると想定しております。CM業者からも、その見解はいただいております。また、予算内に収まるからいいというわけではなく、VE提案の採用によって工事費の節減に努めていきたいと思っております。 ◆佐藤 委員 最後にしますけれども、CMがどういう目的で導入されたのかがよく分かりました。また、2024年度の予算額約43億円の背景やその妥当性に触れられ、改めて内容を把握できました。こうした情報をもっと市民に向けて発信したほうがよいのではないかと感じております。請願がいい例であり、内容が分かりづらいから疑念が生まれるのではないでしょうか。市民への丁寧な説明はやはり必要であると思いますが、市はどのようにお考えでしょうか。 ◎営繕担当部長 委員のおっしゃるとおりであると認識しております。これまでも周辺自治会・町内会の方や公園で活動している方で構成されている芹ヶ谷公園パークミュージアム会議や地元団体の皆様と意見交換等を複数回行ってまいりました。  また、工事が始まると、近隣住民の皆様や公園利用の方たちに今まで以上にご迷惑をおかけすることとなると思いますので、工事説明会、こういったものを多く開いて、工事情報を発信していく必要があると考えております。また、そうした方々からの意見にもきちんと耳を傾けて、より安全に工事を進めていかなければならないと考えております。今後も引き続き、市民に対し丁寧な説明を行い、(仮称)国際工芸美術館を含むパークミュージアム整備事業を市民の方と共に取り組んでいきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 何点か伺いたいと思います。  先ほど佐藤委員がおっしゃっておりました、今回の東京都市建設行政協議会の示す標準建物予算単価を適用した例を伺いました。私も事前のヒアリングで伺っておりますけれども、これは基本的に全て町田市が行った事業というのは、この積算単価を充当したということでよろしいんでしょうか。特にこの2024年度。 ◎営繕担当部長 原則そのとおりでございます。 ◆戸塚 委員 昨日、学校の関係または給食センターともに、今回のこの積算単価は充当していないというお話だったんですけれども、その辺のすみ分けはどういうことになっているんですか。今の答弁だと全てそうだということなんですけれども。 ◎営繕担当部長 営繕課で見積りを出すときには採用しております。 ◆戸塚 委員 ちょっと分かりづらいんだけれども、要は全ての案件については営繕を通過していないということなんですか。営繕を通過するものとしないものがあって、営繕を通過するものについては30%の適用をしているということなんでしょうか。逆に言うと、学校統廃合とかに関わるものは結構予算が大きいですよね。そういったものに関しては、特段営繕は関わっていないということなんですか、適用していないと。その辺のすみ分けがわからないと、先ほど全てと言ったからね。それで質疑しているんですけれども、そこら辺の基準をしっかり明確に答えていただきたい。 ○委員長 休憩いたします。              午前10時45分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時46分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆戸塚 委員 次に伺いたいのが、CM業務のC、恐らくここの部分が最終的にこのぐらいかかりますよという金額が出る場面だと思うんですけれども、これは具体的にいつぐらいに金額が出る予定かというのは伺っていれば教えていただきたいなと思っています。  先ほど佐藤委員もおっしゃっていたところを確認させていただきたいんですけれども、先ほどのお話だと今回、40億円になりそうだと。それ以上にかさむ可能性がありますということで、恐らくそういった担保もあって、今回、43億円で30%の増額で計上されていると思うんですけれども、事前のヒアリングの資料では、2024年の4月時点までの上昇率が32%まで上がる可能性がある。推察されるということで書いてありますけれども、仮にそうなった場合に43億円では収まりませんよとなった場合も、要は43億円以内で収めて進めますよということなのか、その辺をどういうふうにしているのか、考えているのかというのを教えていただきたい。  先ほどの行政報告の資料のBの工事費の将来予測の部分なんですけれども、CM事業者によると、今は大手、準大手のゼネコン各社が工事案件が非常に多い状況だということで、2025年年明けには工事着手ができる事業者があるんじゃないかということですけれども、これは基本的に市内事業者に対しての話なのか、それともあくまで大手ゼネコンとか市外事業者、その辺を中心に考えている見解なのか、そこは確認をさせていただきたいなと思っています。 ◎営繕担当部長 3つ質疑をいただきました。  まず、VE提案を反映した金額はいつ出るかということだと思います。先ほどご説明したとおり、あくまでも今年度はVE提案をいろいろ出していただくという段階でございまして、そのVE提案が本当に採用されるかどうかということを来年度、設計事務所と共にやっていきます。設計に本当に反映されるかどうか、設計事務所と我々とCM業者と協議をしながら進めていきまして、このスケジュールでいきますと、最終的には来年度の2024年7月以降になると考えております。  続きまして、43億円以内というところでございますけれども、先ほども答弁で申し上げたとおり、基本的には40億円が推測されると。ただ、今の情勢の中で43億円近くにもなるかもしれないというような見解もいただいておりますが、ただ、先ほども申し上げたとおり、そこはVE提案等で削減いたしまして、今の段階では43億円以内で収めるつもりで考えております。  続きまして、B、市内事業者を含めているものかどうかということでございますけれども、こちらは特に市内事業者限定ということではなく、市外、市内、幅広くゼネコン各社の動向をつかんでほしいというようなことで、その報告として2025年年明けであれば人が空いているという報告をいただいております。 ◆戸塚 委員 そうしますと、先ほどのCM業務によって幾らかかりますよというのが出るのが、今の答弁だとよく分からなかったんですけれども、一応この図だと3月と4月の間のところまで矢印が行っているんですけれども、このCの部分というのは、最終的に金額が出るというのは、具体的にいつぐらいになるのかというのは把握されているんでしょうか、そこを再度確認させていただきたい。  先ほどの市内事業者の関係、工事費の予測の部分なんですけれども、そうしますと、一応確認するけれども、町田市として市内事業者も含めて動向を調査していただきたいと、事業者のほうに依頼はしたということなんですかね。その結果、2025年ぐらいの年明けには、市内事業者も含めて着手できる事業者がありますよということなんでしょうか、その辺、明確にしていただきたいなと思っています。 ◎営繕担当部長 VE提案の件、分かりづらくて申し訳ございません。  このスケジュールで示しているCというのは、あくまでもVE提案をしていただくというだけでございまして、そこにVE提案をした上で、そのVE提案の費用が幾らかかるというところまでは算出いたしません。あくまでもVE提案を出すだけです。そのVE提案を反映させて、それが幾らになるかというのを来年度行いますので、その結果が出るのが先ほど申し上げた2024年7月以降という形になります。  あくまでも先ほど言っているBのシミュレーションというのは、これも東京都市建設行政協議会が示す推測と同じで、あくまでも試算でございますので、推測の金額で40億円ということになっております。  続いて、市内の事業者に、町田市が聞いているかということでございますけれども、そこは特別に行っているわけではございません。 ◆戸塚 委員 そうしますと、今回の請願で出されているCM方式による事業予算額が明確にされていないのに3月議会に云々とありますけれども、ここで言うCM方式による事業予算が明確になるのは来年度以降ということなんでしょうか。そこだけはっきりしないと、請願の中身にも関わるので――というのを確認させてもらいたい。  私、町田市が市内事業者の動向を調査しているんですかとは聞いていなくて、CM事業者に市内事業者の動向も含めて調査を依頼しているのかどうか。その結果が2025年の年明けになるんですかということを伺ったんですけれども。 ◎営繕担当部長 失礼いたしました。  まず、先ほど言っていた、こちらのDというスケジュールが終わって、最終的な価格というのが出てくるとは思うんですけれども、仮にそれが出た後がCM事業、CMの終わった後の事業費であるということであれば、この時期になると思います。  ただ、先ほどから申し上げているとおり、あくまでも予算は予算の原則に基づいて予算化しておりますので、CMが終わった後、その金額で予算化するということは考えておりません。  あとはCM業者が町田市の業者にも声をかけたかということに関しては、町田市の業者に対しては声をかけていないようです。 ◆戸塚 委員 そうすると、市の姿勢として、市内事業者に対する考え方というのはどういう考え方でいらっしゃるんですか。要は、再三議会でも意見が出ているとおり、これから大規模事業というのがございますよね。中学校給食の場合は、完全に市外事業者になってしまって、今後そういった公共工事が増える中で、やっぱり市内事業者に担っていただくというのは、私は町田市の責務でもあると思うんです。それをCM事業者のほうには依頼をしていないということなんですけれども、そうしたら、町田市としてはどういう考え方で、どういう動向などを調査していくのか、その辺のアプローチの話を伺いたいと思います。 ◎営繕担当部長 あえて市内事業者に依頼をしなくていいとか、そういったことを言っているわけではなく、そこはCM業者から全国で活躍しているゼネコンに声をかけて、今のゼネコンの一般的な状況を確認していただいているというところでございます。ですので、CM業者が町田市の施工業者にあえてそういう状況を確認しているわけではないということでございました。  町田市といたしましては、そういう中ででも、議員がおっしゃるように、町田市の業者のほうになるべく工事をお願いしていきたいなとは思っておりますけれども、こういうような方策で市内事業者にお願いするということは今の時点では特に考えておりません。 ◆戸塚 委員 今回、日建設計にお願いしているわけなので、あそこは全国的に一番大きい設計会社になりますので、当然調査の依頼をかけると、全国規模の大手が中心の動向調査になると思うんですよ。ここはやっぱり市内事業者になるべくと今、市の姿勢として示されているんであれば、そういった市内事業者に対する調査もしっかり依頼するべきだと私は思うんですけれども、その辺はどう考えますかというのが1点。  あと、今回、CMの方式を取ったということに関しては、私は全く異論はないです。言っておきますけれども、ないですけれども、昨年3月に増額予算を通していますよね。その後、1年で3回入札中止になっているんですよ。相当異例なんですね。1回目の入札を中止した後に、2回目の入札を公募したのが、告知したのがたしか4日後だったんですよ。  実際に当時の行政報告の中でも、財務部長の答弁でスケジュールを重視してやった結果がこうだったということで言われているわけですよね。では、なぜ増額の予算で議会が通って、入札が中止になった段階でさんざんほかのやり方も考えられるんじゃないかと意見もほかに出ていたと思うんですよ。そのときに一度、こういった方式もあるんじゃないかと検討できたんじゃないかなと思うんですね。  そうすることによって、私も地域の方々の雰囲気を見ていると、入札が増額したのに中止になっていったら、それは普通、今のままでは設計変更したほうがいいんじゃないかという声だって、それは多分地域で出てくるのは当然だと思うんですよね。そういった意味でもう少し慎重に、どういうふうにしたら入札が完了するのかと考えるべきだったんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はどうなんですか、どういう見解をお持ちですか。 ◎営繕担当部長 我々といたしましても、年度内でついた予算の中で、なるべく工事費を縮減しながら、きちんと予算を執行して、工事を進めていきたいという思いで今年度は進めておりました。  その結果、いろいろな方式でやって、3回目はプロポーザルという方式を取りまして、プロポーザルという方式を取れば、市内事業者の方も参入できるかなというような考えもありましたし、そういう中で進めてまいりました。それが中止にもなりまして、今回CMに至ったわけなんです。  そういう中で我々としても、委員がおっしゃるように、もう少し先手でいろいろなことを考えればよかったなということは今さらなんですけれども、思うんですけれども、今はもう過去を振り返ってもしようがないので、今このCM方式で得た知見をもって来年度に進めていきたいと思っております。 ◆戸塚 委員 結果論の部分なので、これ以上別に議論するつもりはないんですけれども、もう少し慎重に、どういうやり方だったらできたのかというのはしっかり考えるべきだったかなと、私も担当部長と同じように思っております。  そのまま請願の中身について、特にこの間の説明について伺いたいんですけれども、先日の代表質疑でうちの会派から代表質疑をさせていただいておりまして、既に3回の入札中止になっている状況で、関係者や団体の中でも疑念を抱かれていると、それは先ほど申し上げたとおりなんですけれども、2023年度について地元に対してどのような説明をしましたかということで質疑をさせていただきました。  そこで出てきた答弁が、周辺自治会・町内会の方や公園で活動している方で構成されている芹ヶ谷公園パークミュージアム会議や地元団体と意見交換等を計4回行ってまいりましたとありまして、それぞれ5月、7月、11月、今年の1月に説明をしておりますというふうにご答弁をされていますけれども、この5月、7月、11月、今年の1月というのは、それぞれ誰に対してどういう説明を行ったのかというのは分かりますか。 ◎パークミュージアム担当課長 5月と7月と11月につきましては、芹ヶ谷公園パークミュージアム会議として芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々と市の協議する場でご説明をさせていただいております。また、今年の1月、2024年1月につきましては、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの会議にお邪魔させていただきまして、現在の(仮称)国際工芸美術館を含む状況についてご説明をさせていただいております。 ◆戸塚 委員 ちなみに、この4回というのは、どちらが開催の要望を出して開催されたんでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 5月につきましては、公園エレベーター棟及び公園案内棟の市民向け説明会を市で行いましたので、その内容を事前にご説明する会として、これはどちらかというわけではなく、市と文化ゾーンネットワークで話し合って、やっぱりこういうものは説明したほうがいいだろうというところで説明をさせていただいております。  また、7月にはPFI事業の状況について、それから11月については入札の中止の状況など、どちらかというより、これは協議する場なので、両者で話し合って必要ということでお話をさせていただいているところでございます。 ◆戸塚 委員 ありがとうございます。今回の請願に、先ほど請願者も言われていましたけれども、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークが入ったというのは、すごく重要なことだと私は認識しておりまして、これはどういうことかというと、今まで芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々は、別に(仮称)国際工芸美術館に反対を表明している団体でもございませんし、町田市のほうも様々な説明責任を問われたときの答弁で、芹ヶ谷公園パークミュージアム会議、そして芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークを窓口に、いろいろご説明をしていますということで今まで言われてきているわけですよ。そこから請願が出ているということはどういうことかというのは、市のほうでどういう認識をされているのかというのが1つ。  私が伺っているのは、この1月の芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークに対する説明会もCM業務、そして中止になった3回の入札に対しての説明が全くない。それで行政側に芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの会議に来て説明をしてくれと依頼したと伺っているんですけれども、それは本当なのかどうか伺いたいんですよね。 ◎パークミュージアム担当課長 1つ目のご質疑の今回、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークも含めた請願というところでございますけれども、コンストラクションマネジメントの実施については、12月の文教社会常任委員会でご説明した内容を1月23日に芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの皆様に説明をしております。  今回、CM、今回の3月議会での行政報告の内容を含めまして、きちんと今後、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々にご説明するということを考えております。その際には、予算の提出が2月でございますので、その前でございましたので、予算についていろいろご質問もいただきましたけれども、まだそこの部分にはお答えできずに、コンストラクションマネジメントについてご説明をしているというところでございます。  もう1点、1月23日の芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークでの説明ということでございますけれども、こちらは文化ゾーンネットワークの方々から説明してほしいというふうなお声もありましたけれども、我々としても、現在の状況をきちっと説明しておきたい、12月の行政報告の内容もきちっと説明しておきたいと。そういったこともございますので、どちらかというところではなく、必要だというところで開催をしているところでございます。 ◆戸塚 委員 分かりましたけれども、パークミュージアム会議というのは、先ほど課長が言われているとおり、今後どういうふうにしていくかというのを基本的には協議していく場なので、それは定期的にやっているというのはすごく分かるんですけれども、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークというのは、今までいわゆる地元の方々と行政の架け橋になっていた窓口的な団体の方々で、非常に調整をいろいろしてもらっていたと思うんですよね。  そういった意味では、昨年の3月に増額予算が通った段階で、先ほど来お話ししているとおり、入札が3回中止になっていますよね。先ほど私も申し上げたとおり、中止になればなるほど疑念というのは相当上がっていたと思うんですよ。それを今年の1月に1回だけ、私が聞いた話を尊重すると、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々がいろいろうわさで聞いて入札が3回中止になったのは紙面で見ているし、CM業務をこれからやろうとしているそうだということで、恐らく行政側に依頼をかけたんだと私は推察しております。  そういった意味で、あまりにも説明をしなさ過ぎじゃないかなと思っていますし、そういったところが原因となって今回、説明をしっかりしてくれという請願を芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々が出してきているんだと思うんですよね。先ほど請願者の方々から言われていた要望書も私は見ておりますけれども、これは実は2021年12月に出された要望書を、簡単に言うと全然行政が守っていないじゃないかという話なんですよ。  2021年に既に芹ヶ谷の(仮称)国際工芸美術館の話については、ちゃんとした協議の場をプラットフォームとしてつくってくれと、簡単に言うとそういうことなんです。それを2年間かけて、そのときの行政側の回答としては、今後、意見交換の場を設定に向けて検討してまいりますと書いてありますよね。芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの皆さんとご相談させていただきながら検討してまいりますというふうに回答していますよね。  それで2年過ぎて全然守られていないというこの要望書、改めて協議の場を設けてくれという要望書が出ること自体が、今まで行政がどれだけ説明をしっかりしてきたのかというのが顕著に表れているんじゃないかなと私は推察しますけれども、どういうふうに思っていますか。今回、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの皆様、随分矢面に立ってもらっていたと思うんですよ。その方々が今回、請願を出されたというのは非常に重いことで、皆さん、町田市はどう思っているかなと思いますね。ぜひ部長に答弁してほしいですよね。 ◎文化スポーツ振興部長 先ほど担当からご説明をさせていただいたとおり、私どもとしては丁寧にやってきたつもりではございますけれども、今、委員からのご発言の中にもありましたとおり、丁寧にお話合いをしている相手方も請願に賛同しているという事実もございますので、そのあたりを真摯に受け止め、より一層丁寧に対応させていただきたいと考えております。(傍聴席より発言する者あり) ○委員長 傍聴者に申し上げます。傍聴席にあるときは、騒ぎ立てるなど会議の妨害になるような行為は禁止されておりますので、静粛にしてください。 ◆戸塚 委員 丁寧にやってきたつもりだといって結果がこうなっているので、何とかしてほしいなというのが率直な意見であります。  それと同時に、先ほど来お話ししましたとおり、増額予算を通すというのは本会議としても重いことなんですよね。それに対して入札が3回中止にもなっているのに、これは重大なことなんですよ。それをいち早く、あなた方の答弁で窓口でやってもらっていると言って、説明の先に窓口になってもらっている方々に都度慎重に説明しないというのはどういうことなんだということなんです、私が言いたいのは。じゃ、部長、行きましたか。この間、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの会議に昨年度、一度でも行きましたか。 ◎文化スポーツ振興部長 会議は担当に任せておりますが、事務局長だとか代表の方とは、これまでお話ししたことは何度かございます。 ◆戸塚 委員 まさにそこの責任感だと僕は思いますけれどもね。説明責任って、そういうことじゃないですか。増額予算を通して入札が3回中止になって、しかも今までの背景からしたって、近隣住民を含めて公聴会だって7割が反対していたわけじゃないですか。慎重にならなければ、しっかり説明しなければ、うまくいかない重大案件ですよ、これは。それなりの責任ある方々がしっかり説明に伺うというのは、私は町田市として筋じゃないかなと思いますけれども、改めて教えていただきたい。  もう一つ、今回、要望書が芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークから出ている、この協議の場のプラットフォーム、これは至急つくるべきだと思いますけれども、その点についてもいかがでしょうか。 ◎文化スポーツ振興部長 繰り返しになりますけれども、より一層丁寧に対応しなければいけないということは考えております。その点は真摯に受け止めてございます。  プラットフォームにつきましては、過去に芹ヶ谷公園パークミュージアム会議でも市側からお話をしたことがございますが、まだ進んでいないところがございますので、そこは丁寧にできるだけ早く何らかのお話ができるように考えてまいりたいと思います。 ◎営繕担当部長 すいません、先ほど戸塚委員のご質疑で学校の件がございました。特に学校のPFIの話だと思います。PFI事業においては、事業主管課が直接契約もしております。その性格上は設計から工事、運営までを一体的に契約するものでございますので、設計の積算も事業者の責任の中で行っております。そういう中でPFI事業であっても、予定している学校についてはコンサル会社のほうから物価の上昇予測を含む金額で提案しているということです。 ◆細野 委員 それでは、何点か質疑させていただきます。  今、戸塚委員が質疑しましたが、やはり団体の方への説明、これまで町田市は、地域の住民の方々の中で芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークという組織をつくって、その組織に参加された方々を対象に丁寧に説明してきたという経緯があって、それ以外の今回幾つかの団体、先ほども質疑させていただきましたけれども、この地域として考えた対象となる団体の方々は、その説明会なり懇談会なりに参加できないという状況でずっと来ているのかなと思います。  改めて伺いますが、住民の方々も含め、市民全体に説明会を開催してきたというのは、直近ではいつの段階でどのような形で行われましたでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 市民を対象にした説明会ということでございますけれども、2022年5月にパークミュージアム整備計画説明会、また、2023年5月に(仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟などの整備説明会を開催いたしました。また、定期開催しているFuture Park Labですとか、あと芹ヶ谷公園で開催されるさくらまつり、それからゆうゆう版画美術館まつり、こういったところでもPRブースを出展しまして、広く市民の方に説明する機会ですとか意見交換の場というのを設けてまいりました。 ◆細野 委員 要するに、市のほうで地域の住民の様々な要望は、集まった目的なり、それぞれの組織でちょっと異なるということはあるかもしれませんが、そういった方々の中に分断の組織をつくり、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークだけということで説明を丁寧に進めてきたというふうに市はこれまでもおっしゃっていたんです。  ここに来て、そういう組織も含めて、戸塚委員が指摘したように、やはりいろいろな問題が起きる中で不十分だということを、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方もそう考えているし、当然それ以外の組織の方々は、さらにきちんと説明を受けていないという不満を持ちながら、市のこうした事業を見てきたという点では、やはりそういった分断を市のほうから持ち込むのではなくて、そういったいろんな意見や考えも含めて持っている方々にきちんと説明をして理解してもらうということを努力していく必要があったのではないか。  これまでのことを言えばあったと思いますし、今回、そういう意味では新たにCMも実施して、きちんと根拠も、VEなども行ってということで努力もされていくということですが、今後の事業推進の上では、その前にしっかりと説明していくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 これまでの説明経過の中で補足をさせていただきますと、今回、請願をいただいている芹ヶ谷公園近隣住民有志の会の方々からも、2022年でございますけれども、要望書を5通ほどいただいておりまして、それに対して我々が4回ほど訪問させていただいて、市の考え方とか、そこら辺をご説明させていただいております。  また、公園で反対する方とお会いしたときも、いろいろなお声がけをさせていただいて、市からも積極的にコミュニケーションを取りながら、今の状況ですとか考え方というのをいろいろ意見交換、情報交換させていただいているところでございます。今後も、市民の方々に丁寧にご説明しながら、一緒にこの事業を進めていきたいと考えております。 ◆細野 委員 努力はしてきたということだと思いますけれども、やはりそれが特に芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークについて、周りの方から見れば、そのほかの団体の方から見れば、そこが市と密接な関係を持ちながら、丁寧に説明を受けているというふうに受け止められていると思います。  求めがあれば、そういった他の団体にも説明をされたということでありましたけれども、やはり同じ機会をしっかりと保障していくべきだと思いますし、情報については公平に提供していく努力をぜひしていただきたいと思います。これからぜひその点については改善していただきたいということを申し述べ、次に行きたいと思います。  CM、コンストラクションマネジメント、私も今回初めて聞いていろいろ見たんですが、まだよく理解はしていないんですけれども、12月議会にCMを導入するということで予算がつきまして、契約をCM事業者と結ぶ。日建設計コンストラクション・マネジメントという企業と結ぶ。かなり全国的に有名な企業なんだというのを今回初めて知ったんですが、そういう企業と結んだわけです。  そのときの契約では、3月19日までの契約ということになっていますが、そこで一定の、契約ですから、そこまでにきちんと求めたものを受け取るといった契約の終了日を迎えることになると思いますが、19日までになっていますので、その間の求めたことについて、きちんと回答が――回答がというか、求めたものを市として受け取ることができたのでしょうか。 ◎営繕担当部長 これからその成果物を受け取る予定でございます。 ◆細野 委員 19日ですので、間もなくそういった成果物を受け取るということになると思うんですが、その中で工事価格も含めて求めていたと思うんですが、この1回目の契約の中では、どこまでを、ごめんなさい、さっき説明されたと思うんですが、もう一度教えていただけますでしょうか。 ◎営繕担当部長 先ほど行政報告の別紙をご覧になっていただいたと思うんですけれども、こちらの2ページ目をご覧ください。こちらのABCという業務を今年度やっておりますので、こちらのABCの業務内容を今やってもらっていて、Aはもう終わっていますので、Aは報告も受けております。ただ、成果物としてはまだ出ておりませんが、これから出てきます。  Bも将来予測として報告は受けておりまして、先ほど申し上げた、あくまでもCM業者の推測でありますけれども、40億円という推測をいただいております。  Cが、そういう中でVE提案を現在もいろいろと担当者とやっておりますけれども、VE提案を出してもらっているところでございます。19日には、この提案も全て出てくるんじゃないかなと思うんですけれども、我々もいろいろな要望を出しておりますので、間に合うかどうか分からない状況ではあるんですが、きちんとしていきます。 ◆細野 委員 そうしますと、このAの段階の工事計画の再確認は行われたということで、既に口頭で受け止めた。それが今回の説明の中にも入っているということですが、これでまだということで、VE提案をこれから業務の中で進めていくということで、再度ABCを踏まえて、2024年度、予算がまた入っていますので、再度CMの契約を結ぶということになると思うんですが、この事業所については、もちろん同じ業者になるかなというふうに思うんですが、そのように予測されているんでしょうか。 ◎営繕担当部長 はい、そのとおりでございます。
    ◆細野 委員 そうしますと、日建設計が2024年度のVE提案等の事業についても、CMで進められていくということになると思うんですが、やはり今回、先ほど戸塚委員も指摘しましたけれども、3回不調に終わった。2度通常の入札を行い、プロポーザル方式という手法でのことも含めて、3度不調に終わったということで、コンストラクションマネジメント業務が必要だというふうになったと思うんです。  プロポーザル選定業者として日建設計が関わってきたわけですけれども、日建設計がアドバイスして、こういうものを使ったらどうかという提案があったということで想定していいんでしょうか。プロポーザルが不調に終わってしまったという段階で、このCMを導入するということで決めたということなんでしょうか、その経緯について教えてください。 ◎営繕担当部長 アドバイスもいただきました。そういう中で我々も、もう3度中止になったということを重く受け止めまして、その要因を探りまして、それは先ほどから申し上げているとおり、資材価格の高騰だとか人件費の高騰、それに加えて働き手不足というのがあったということでございます。それは当初想定していなかった建設業界の環境の変化というふうに捉えておりまして、その環境変化への対応を市だけで行うのはちょっと厳しいのかなというところで、今回、CMの力を借りようという経緯になりました。 ◆細野 委員 先ほど戸塚委員も指摘していたので、東京都の単価設定に使う指標も、やはりこの間、資材高騰に関わってかなり上がるということを想定して単価設定が行われているわけで、町田市の場合は、契約の際にはそれを想定しながら使われてきたと思うんですが、それで大体何とか契約が行われてきたわけです。  今回は、こういう事業者を入れるということになったこと自体が、やはり契約の在り方として、先ほど話がありましたので繰り返すことになりますが、本当に必要なことだったのかなと思います。  そもそも不調に終わった要因については、最初は工事単価などが上がっているということが、ちょうどそういう時期だったのか、資材高騰とか、そういったことが明らかになってきた段階で、33億円という当初の予算で不調だった状況というのは予測されたと思うんですが、その辺について、それでは契約がうまくいかないということで、CMを用いざるを得なかったのか。再度、東京都のかなり率を引き上げた単価設定でもう一度検討するということは考えなかったんでしょうか。 ◎営繕担当部長 我々もいろいろ考えて、3度目の入札にも臨みました。そういう中で我々も最新の単価を使いながらやってはいるんですけれども、最新の単価を使って工事設計をした、その後の契約までの間に、その期間だけで今年度においてはすごい上昇をするというような傾向もございましたので、(仮称)国際工芸美術館以外の案件でも、非常に厳しい状況でありましたけれども、(仮称)国際工芸美術館は規模も大きいですし、金額も高いというところで、そこら辺が顕著に出てしまったのかなと考えております。 ◆細野 委員 今年度の予算として、2024年度から2026年度43億8,686万4,000円と、かなり細かに刻んだ予算になっているんですが、先ほどのお答えでは、これは限度額というか、43億円程度が、このぐらい予算をつけていけば、大丈夫かなという予算だということでしたが、かなり設定が細かい予算になっているというのは、その辺についての考え方を教えていただきたいと思います。 ○委員長 休憩いたします。              午前11時30分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時31分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆細野 委員 すいません、後ほど聞かせていただきます。  プロポーザルを導入してつかなかったということも含めて、想定したのは単価の増額とか人材不足とかということだけで、契約、入札の応募者がいなかったというふうに想定していらっしゃるのか、その辺の考え方について伺いたいと思います。  1回目、2回目のあたりで、そういった物価高騰とか資材高騰とか人材不足、こういったことがあるんじゃないかみたいなことを指摘したことがありましたけれども、そのときには、いや、それだけではないというふうに想定しているという答弁があったと思うんですが、その辺の考え方について、1回目、2回目不調に終わったときの予算だけではない、額だけではない問題があるというふうな受け止めが担当者のほうにあったのかどうか、教えていただきたいと思います。 ◎営繕担当部長 2回目が不調になった後も、今の問題は確かにありました。そういう中でも、先ほど申し上げたように、年度内で予算を執行するために3回目のプロポーザルへ臨んで、その結果、不調という結果になりました。そういう中で、おっしゃる資材高騰、あと人材不足というのが先ほどから申し上げているとおり大きな要因だと考えております。 ◆細野 委員 それだけということでお考えということですか。今回、CMに委託したのも、資材高騰、人材不足等のそういったことが想定できないということということでよろしいのでしょうか。 ◎営繕担当部長 そうですね。それだけというか、先ほどからご説明している、それが基にあって、そこの中で本当にこのまま進めていけるのかどうか、あと、いろいろなアドバイスもいただきたいというところでCMのほうにお願いいたしました。 ◆細野 委員 すいません、最後にしますが、今、請願が出ていますけれども、こうした請願がこれまで何度も見直しを求め、あるいは訂正を求める、そういった請願がこの間、市民の皆さんから、地域住民の皆さんから出されてきた。そういったことについても、市のほうとして、そういうことも工事を進めていく上で、また業者の方には、そういった地域住民の理解も深めてほしいということも含めてお願いしているということもあったと思うんですが、そういった問題も一つネックになっているというようなことはありませんでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 工事事業者からのヒアリングにつきましては、先ほど営繕担当部長が申し上げたような技術者不足、それから工事費の高騰というところでヒアリング結果がございます。  先ほど来、申し上げているように、今後も市民と共に、この事業を進めていくというふうに本会議でも答弁しておりますので、工事の方法とか、そういうふうなところ、また工事説明会、こういったもので丁寧に説明しながら進めていきたいと考えております。 ◆細野 委員 市民とともに進めるということですと、今日出された請願そのものがそういう内容になっておりますので、願意に沿えるということでよろしいんでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 今回の請願は予算についてというふうな請願でございますので、ここは先ほど来申し上げている願意に沿えないというところでございますけれども、市民とともに進めるというのは今後もきちっとやっていきたいと考えております。 ◆秋田 委員 請願者の方の陳述の中で、3月補正で全て廃止して、2024年度予算に廃止した予算を再計上していてというお話、多分定例記者会見での説明のことをおっしゃっていたのかなというふうな印象を受けたんですけれども、今回、打ち切り再計上を行う理由を改めて確認させてください。 ◎パークミュージアム担当課長 3月議会の補正予算につきましては、執行できなかったというところで不用額として落としております。当初予算につきましては、先ほど来ご説明しているように、年間総合予算としてこの事業をきちっとやっていくというところで、東京都の都市建設行政協議会の予算単価などを参考にしながら予算計上しているところでございます。 ◆秋田 委員 一度全部廃止して、改めて再計上するということは、どのような効果というか、メリットがあるんでしょうか。 ◎営繕担当部長 予算の原則ということでございます。先ほど請願の説明でもさせていただいたんですけれども、通常建設工事費の予算については、予算編成方針で示しているとおり、おのおのの事業計画に基づいて年間総合予算として編成いたします。また、緊急の場合だとか、そういった場合、そういったときは例外的に補正予算を組むという形になっております。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。今回、増額ということで、43億円で大丈夫だろうということなんですけれども、概算で承認するときもやっぱり根拠が欲しいなというのがあって、ふわっとした説明で承認ボタンを押すのはすごく抵抗があるんです。  40億円については、東京都市建設行政協議会の変動率が根拠となっていると思うんですけれども、3億円は先ほどの話では、能登の地震のそういったところでCMの方から出されたというふうに答弁があったと思うんです。3億円の部分は、もう一度どのような根拠かというところを伺えればと思います。 ◎営繕担当部長 予算計上というのが我々、先ほどご説明したとおり、東京都市建設行政協議会というのがございまして、そちらで標準建物の予算単価というのをつくっております。そこで出ている変動率、その変動率が約30%、来年度に向けては30%なんですけれども、その30%を今年度の予算に乗じて43億円というのを出しております。  それは一般的なやり方でございまして、多摩26市、ほかの自治体でもやっておりますし、先ほど申し上げたほかの工事案件でも同じような変動率を乗じて出しております。ですので、決して43億円というのは根拠がない数字ではございません。 ◆秋田 委員 失礼いたしました。行政報告の資料のBの説明のところが43億円、先ほどのお話は変動率を用いた金額で、もう一方でCMの方が算出したのがBのところに記述がある概算工事費約40億円ということだと思うんですけれども、能登の震災の影響から、さらなる工事費の上昇の可能性があるというところを含めて43億円という理解で大丈夫でしょうか。 ◎営繕担当部長 今ご覧になっていただいている行政報告の資料の2ページ目のBというのは、あくまでもCMの日建設計コンストラクション・マネジメントの出した推測値でございます。先ほど申し上げたのが我々の一般的な予算の計上の仕方でございます。その一般的な予算の計上43億円が妥当であるというのを、このBで示していただいているというところでございます。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。先ほど来、今年度の3回の不調ですとか中止のお話があって、やはり次はというところがあるので、ますます慎重になる必要があると思うんですけれども、CMの方も大丈夫だろうという見解なんですが、何が起こるか分からない世の中というところで、今回、通常の年間総合予算として当初予算に計上するのが一般的だというご説明があったんですけれども、もしものときのためを考えると、やっぱり公告に近い6月の補正のところで出してもいいのかなと思うんですけれども、それが駄目な理由をもう一度確認させてください。 ◎営繕担当部長 先ほど戸塚委員の答弁でもご説明したとおり、CMで出る最終的な金額というのはVEを反映させたものになります。そうすると、7月以降になりますので、6月ではもう間に合わない段階になります。ましてや、その金額が出てから、さらに予算計上するに当たってまた時間がかかりますので、その時間の間にまた上がってしまう可能性もございますので、そうすると、どんどんさらに先を見越した予測値で予算計上をする必要もございますので、今回の計上をしております。 ◆秋田 委員 分かりました。  続きまして、行政報告の資料の2ページ目のAの2の原設計における工事価格の適正性の確認というところで、2023年8月時点の工事費について、適正性を確認されているんですけれども、これは今年度のCM業務として、いつ、どの工事価格の適正性の確認を行うみたいな仕様が決まっていたんでしょうか。 ◎営繕担当部長 今年度のCM業務の仕様書の中に、この内容をうたっております。 ◆秋田 委員 恥ずかしながら、私が大分勘違いをしておりまして、一応12月の委員会も録画を見て議事録も読んだんです。でも、今回の行政報告資料が出てきて、適正性の確認が8月の内容だったというところで、12月の委員会の中でCMの業務の4つのうちの一つとして工事価格の適正性の確認とあったので、今後の追加予算が出るときの根拠になるのかなと思っていたんです。  実際は、先ほど佐藤委員の質疑の中でご答弁があったとおり、CMは当初予算を決めるものではないというのを本日知ったところなんですけれども、例えば12月の委員会のときに、そういった説明はあったのでしょうか。 ◎営繕担当部長 そこまでの細かい説明は確かにはしておりません。ただ、CMが出た後にCMのお金で予算を計上するという話はしておりません。 ◆秋田 委員 工事価格の適正性の確認という文言だけだと、誤解が生じるような感じがしていて、聞かれなかったから答えなかったというところだとは思うんですけれども、説明の方法として不十分だと私は思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ◎営繕担当部長 ちょっと分かりづらかったというところはあると思いますけれども、あくまでも工事費の適正性の確認というところは、もう原設計があるんですけれども、その原設計等の工事費を出すための内訳がございますけれども、その内訳が図面と合っているかどうか、そういったものを確認してもらう作業をここでは言っております。 ◆秋田 委員 説明の方法についてもう少し伺いたいんですけれども、先ほどやり取りの中であった芹ヶ谷公園パークミュージアム会議、今年は1月に行われたということだったんですけれども、そこでは工事価格の適正性の確認についてどのように説明されていますでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 1月に開催されたのは芹ヶ谷公園パークミュージアム会議ではなくて、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークへ我々がご説明をさせていただいているところです。このときの内容につきましては、12月の行政報告の内容でございますので、コンストラクションマネジメントについてどういったものでございますとか、いつまでのスケジュールでやるとか、そういったことをご説明させていただいております。 ◆秋田 委員 今回の請願項目だと、CM方式による事業予算額が明確にされていないのに、3月議会において予算増額案を成立させないこととなっているので、この請願を書く段階で皆さんで話し合われた前提としては、予算増額案はCMが出した事業予算額をもって決めるものだということが前提になっているように思うんですけれども、いかがでしょうか。先ほど質疑いたしました。 ◎パークミュージアム担当課長 12月の行政報告の資料の中に、コンストラクションマネジメントについては、適切な工事の発注に向けて設計図書を客観的な視点で検証し、工事費や工期、工法などが適切であるか評価、見直しをするCMを導入するというふうなことで書いております。ですので、特に予算について、これを基にしてというふうなところは、芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々にご説明はしておりません。  なお、この1月のときには、まだ予算についてもオープンになっていない段階でございますし、予算についていろいろご質疑もいただきましたけれども、この時点でまだ決定していないものでございますので、そこについてはちょっとお答えできないというふうなお話をさせていただいております。  その後、2月に予算をオープンにした後に、この請願が出てきているというふうな状況でございますので、まだ芹ヶ谷公園・文化ゾーンネットワークの方々に対して、予算についてCMとの関係性というのはご説明はできていないというふうな状況でございます。 ◆秋田 委員 文化ゾーンの方への説明が、工事価格の適正性の確認というところが、やっぱり請願項目を見ると、すごくそごが起きているのかなというふうに思います。なので、もうちょっと密に丁寧に今後はやり取りしていただきたいなと思っております。  では続きまして、CMについて伺いたいんですけれども、プロポーザル支援業務とCMを行っている会社が同じだということなんですが、それぞれ選定するまでの経過を時系列で教えていただけますでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 プロポーザル支援業務、日建設計コンストラクション・マネジメントにお願いをして契約したのは8月10日でございますので、8月10日から10月31日の契約でプロポーザル支援業務委託というのを行っております。また、工事発注3回目の中止となったのは10月19日でございます。そのうち、建築工事発注支援という3回目のコンストラクションマネジメントの業務委託につきましては、12月15日に契約をして3月19日までの契約でございます。 ◆秋田 委員 今の書類の日付について伺いたいんですけれども、確認が取れますでしょうか。例えば、契約に関わる手続に必要な書類の日付ですね。見積りですとか、契約書ですとか、例えば今回のCMについては随意契約だと聞いているので、そういった随意契約に伴う必要な書類があるかと思うんですけれども、その日付を教えてください。 ◎パークミュージアム担当課長 見積りにつきましては、プロポーザル支援業務委託につきまして8月10日に契約を結んでおりまして、この日で正式に見積りをいただいて契約を結んでいるということでございます。  また、建築工事発注支援業務委託、3回目でございますけれども、こちらは12月15日に文化スポーツ振興部の適正化委員会などを開催いたしまして、契約を結んでいるものでございます。 ◆秋田 委員 すいません、基本的な質疑で恐縮なんですが、今、見積りと契約書は8月10日だとおっしゃっていたと思うんですけれども、一般的な工事の流れだったり契約の流れだと、見積りを提出して発注になると思うんですけれども、同じ日付なんですか。 ◎パークミュージアム担当課長 プロポーザル支援業務委託につきましては、50万円以下で手続上、整えばすぐに契約を結べるというところで8月10日というところでございますけれども、すいません、先ほど3回目のCM業務、発注検討業務につきましては、11月13日付で見積書をいただきまして、その後、契約手続、こちらの場合は500万円ほどですので、いろんな手続が必要になりますので、その後、契約事務適正化委員会などを経まして、12月15日に契約をしているところでございます。 ◆秋田 委員 8月10日のところをもう1回聞きたいんですけれども、見積りをもらって上長の承認とかをもらって発注ではなくて、見積りと契約が同時ということなんですか。 ◎パークミュージアム担当課長 先ほども申し上げましたけれども、見積りをいただいて、この場合、50万円以下の少額というところでございますので、その日付で契約書などの書類を処理しまして、契約を結んでいるということでございます。 ○委員長 秋田委員、請願審査に関わるということでよろしくお願いします。 ◆秋田 委員 では、行政報告の資料についてもう少し伺いたいと思います。  2枚目のAの①②なんですけれども、CMの報告によると、工事計画も工事価格も適正だったという報告になると思うんですけれども、8月というと、その少し前に入札があって、その少し後にプロポーザルがあったんですけれども、どちらも不調とか中止になっていて、でも、CMは適正だったと評価しているんですけれども、これについてはどう思いますか。 ◎営繕担当部長 適正というのは、あくまでも先ほど申し上げた数量と内訳、金額が合致していたとか、あと、図面上に未記入の部分がなかったとか、そういったところで不整合がなかったというところを確認していただきましたので、そこに特に――よかったという感想でございます。 ◆秋田 委員 では、自分たちが支援したプロポーザルは中止になっちゃったけれども、大丈夫だったと自己弁護とかではないということですか。 ◎営繕担当部長 もちろん、弁護ではなく、この後、BだとかC、あと、来年度工事を進めるに当たって、その基になる図面だとか、あとは内訳が正しいのか正しくないのか、そこをまずきちんと確認しようという思いでAの業務をやっております。 ◆秋田 委員 続きまして、Bの工事費の将来予測のところなんですけれども、先ほど工事着手の時期については、ゼネコンに確認を取っているということだったんですけれども、どのように確認されたのかとかお聞きになっていますでしょうか。 ◎営繕担当部長 先ほど申し上げているとおり、日建設計コンストラクション・マネジメントというところは全国的に展開しておりまして、いろいろなゼネコンとのお付き合いもあるというふうに聞いております。そういう中で、いろいろな情報も持ち合わせているということなので、そういう情報の中で、その情報を聞いたということを聞いております。 ◆秋田 委員 きっと大丈夫なんだろうけれども、念のため、自分の中で違和感があるので確認なんですけれども、例えば一部の何社かのゼネコンが大丈夫だよという時期に向けて、その計画を進めて発注するというのはあまり公平じゃない感じがするんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎営繕担当部長 あくまでも我々としては、その時期に探してきた業者だけに――探してきたというか、手が空いているという業者だけにお願いするというわけではございませんので、世間一般的にその時期であれば、手が空いているゼネコンもいるという情報を得て、その時期をターゲットにして発注に向けて動いていくということでございます。 ◆秋田 委員 では、すいません、先ほども質疑した同じBに書かれている約40億円についてなんですけれども、その1行、2行で書かれているだけで、少し寂しいなという感じがするんですけれども、変動率ではなくて、CMが算出した約40億円の増額の根拠を教えていただけますでしょうか。 ◎営繕担当部長 根拠といたしましては、あくまでも先ほども申し上げている日建コンストラクション・マネジメントというのは、かなり市況の動向も知っております。一般的な建設物価調査会とかというところがあるんですけれども、そこで出している物価の指数よりか、さらに市況を組み入れた独自のシミュレーションを採用するというところで、この40億円を出しております。  細かい内訳においては、日建のほうの情報管理というのもありますので、そこら辺はちょっと控えたいと思います。 ◆秋田 委員 最後にいたします。工事契約の再確認、12月の委員会のときにあったCMの業務内容の中に、工事価格のところで支障がある場合は解決策の提案とあるんですけれども、今回、特にこちらの記述がないんですけれども、支障ある場合はなかったということでよろしいでしょうか。 ◎営繕担当部長 それが先ほどのAのところでございますけれども、支障はなかったということを聞いております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって行政報告の質疑を終結いたします。  それでは、請願第2号の質疑の途中でありますけれども、これより議員間討議を行いたいと思います。ご発言があれば、お願いします。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午後零時1分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時2分 再開 ○委員長 再開いたします。  これをもって請願第2号の質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆細野 委員 請願第2号に賛成の立場で討論を行います。  請願の願意は、先ほど回答がありましたけれども、内容としては、この請願趣旨については願意に沿えないということでしたが、そもそもこのような請願が出されたという経緯には、やはり市民、それから地域の住民の方、そういった方々に、この意味についてきちんと情報提供がされていなかったということが大きな要因だと思います。  前の日に、そういった請願者の方に情報が提供されましたが、それを皆さんで確認するということも難しい中で、こうした請願が出されたということでは、この請願の趣旨自体も、やはり予算をつけないでほしいといった趣旨に、今年度の予算については、それにつけないでほしいという、担当者にとっては、そういった重い内容だと思います。  でも、それだけの思いが住民の方々に、また市民の方々に広がっているということを重く受け止め、今回この予算をつけないということをもって、やはり市民の十分な理解を、何度もお答えされていますけれども、丁寧に説明し、合意を得ながら一緒に進めていく、この立場をぜひ求めて、そして、この願意も重く受け止めていくべきだと考え、本請願に賛成いたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  請願第2号を採決いたします。  本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 可否同数です。ただいま報告いたしましたとおり、可否同数であります。よって、町田市議会委員会条例第17条第1項の規定により、委員長において本件に対する可否を裁決いたします。  本件について、委員長は採択すべきものと裁決いたします。
     休憩いたします。              午後零時4分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時5分 再開 ○委員長 再開いたします。  お諮りいたします。ただいま採決と決定いたしました本請願については、執行機関に送付の上、その処理の経過及び結果の報告を請求することにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午後零時6分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後1時5分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第8号議案(文化スポーツ振興部所管部分) ○委員長 第8号議案を議題といたします。  本案のうち、文化スポーツ振興部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、文化スポーツ振興部所管分につきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。  154ページをご覧ください。  文化スポーツ振興部予算のポイントとして、予算編成に当たっての予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。  155ページをご覧ください。  文化スポーツ振興部予算総括表でございます。  予算額で対前年度1億2,459万4,000円の増額となっております。  次に、主な事業につきましてご説明いたします。  156、157ページをご覧ください。  文化振興費の①芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム推進事業でございます。  事業の内容につきましては、町田らしい多様なアート・カルチャーを体現する場、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアムの実現に向けて、公園の価値と資源を生かし、子どもと体験という新しい視点の取組も含めて、魅力的な企画やイベントが、緑あふれる公園や町なかと一体となって展開される状態を目指してまいります。  芹ヶ谷公園と国際版画美術館、新しく整備する(仮称)国際工芸美術館、(仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟を密接に連携した運営を実現することで、公園全体に美術活動を展開する拠点である美術エリアを形成してまいります。  次に、2024年度の取り組みでございますが、工事価格の適正化などを図るため、コンストラクションマネジメント業務を行った上で、(仮称)国際工芸美術館の整備工事を実施いたします。  芹ヶ谷公園がより愛される公園となるように育て、盛り上げていくための取組や子どもも大人も楽しめるガラスや陶磁器の制作体験、イベント会場でのPR、作品の展示などを実施いたします。  公園と美術館の密接に連携した管理運営の実現に向けて、民間事業者の公募を進めてまいります。  主な事業費は、(仮称)国際工芸美術館整備に伴う整備工事費7億6,492万4,000円、設計委託料939万4,000円、事業・業務委託料556万6,000円などでございます。  次に、債務負担行為でございますが、(仮称)国際工芸美術館整備事業、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム整備運営事業の事業期間が複数年に及ぶことから、債務負担行為とするものでございます。  最後に、主な特定財源でございますが、(仮称)国際工芸美術館整備工事を対象として、文化施設整備事業債5億7,300万円、公共施設整備基金繰入金1億1,200万円、まち・ひと・しごと創生基金繰入金602万3,000円などを計上しております。  次に、158ページをご覧ください。  国際版画美術館費の①国際版画美術館展示事業でございます。  事業の内容につきましては、魅力ある展覧会を開催し、来館者に満足していただける美術鑑賞の機会を提供します。  2024年度の取り組みでございますが、1930から40年代の版画運動を中心に紹介する「版画の青春 小野忠重と版画運動」展など、11回の企画展などを開催します。  また、大型企画展開催期間中の土曜、日曜、祝日、シルバーデーと、収蔵品による企画展期間中のシルバーデーに、町田駅と版画美術館を結ぶシャトルバスを運行いたます。  主な事業費は、展覧会ポスターなどの作成にかかる委託料857万6,000円などでございます。  次に、債務負担行為でございますが、国際版画美術館展示事業の事業期間が複数年に及ぶことから、債務負担行為とするものでございます。  最後に、主な特定財源でございますが、展覧会観覧料859万1,000円などを計上しております。  次に、159、160ページをご覧ください。  スポーツ振興費の①スポーツ推進計画に関する事業でございます。  事業の内容につきましては、町田市スポーツ推進計画19-28に基づき、様々な世代の方に向け、スポーツへの参加機会の充実を図るほか、スポーツに関わる人材と組織の充実、スポーツをする場の整備などを通じたスポーツ環境の充実や、町のにぎわい創出につながるスポーツを通じたまちづくりなど、市民のスポーツを「する」「みる」「支える」のきっかけとなる様々な事業に取り組んでまいります。  2024年度の取り組みでございますが、(仮称)町田木曽山崎パラアリーナを整備するため、事業者の公募・選定を進めます。また、子どもがスポーツを身近な場所で楽しむことができるように、ボール遊びができる公園などが掲載されたスポーツマップを作成し、ホームページで配信するほか、新小学1年生には紙で配布いたします。また、ホームタウンチームと連携し、「みる」スポーツによる地域の一体感を創出し、スポーツを通じたまちづくりに取り組むとともに、スポーツ推進委員や地域スポーツクラブを支援することで、地域のスポーツ環境を支える人材などの育成に取り組んでまいります。  さらに、東京2020大会を契機としたパラスポーツ体験会等のイベントを開催するほか、スポーツを支えるボランティアまちだサポーターズの活動を支援します。  主な事業費は、(仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備に伴う事業・業務委託料2,603万7,000円や、スポーツ推進委員報酬324万円、パラバドミントン体験会などに係る事業・業務委託料284万4,000円などでございます。  次に、債務負担行為でございますが、(仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業の事業期間が複数年に及ぶことから、債務負担行為とするものでございます。  最後に、主な特定財源でございますが、学校温水プール開放事業を対象として、中学校温水プール使用料950万円などを計上しております。  続きまして、事業別支出科目一覧でございます。  文化スポーツ振興部の全ての支出科目を掲載しております。  文化振興課分につきましては377、378ページ、国際版画美術館分、スポーツ振興課分につきましては383から386ページをご覧ください。  文化スポーツ振興部の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 それではまず、「予算概要説明書」の157ページですが、その下のほうの主な特定財源のうち、まち・ひと・しごと創生基金繰入金、こちらにある602万3,000円はどういったものなのでしょうか、教えてください。 ◎パークミュージアム担当課長 こちらは法人からご寄附いただいた企業版ふるさと納税でございます。町田市では、一旦いただいた寄附を基金、正式名称をまち・ひと・しごと創生基金と言いますが、こちらに積立てをして、その上で基金を取り崩して、特定財源として事業に活用しているというところでございます。ただいまお尋ねの602万3,000円につきましては、ご寄附の際に芹ヶ谷公園“芸術の杜”プロジェクトへの活用というものを希望して頂いたもの、こちらを基金から繰り入れて、この事業の財源として活用させていただくものでございます。 ◆佐藤 委員 かなり多くの金額だと思うんですが、芹ヶ谷公園“芸術の杜”プロジェクトへの寄附は、今年度でいうと、町田市全体での寄附のうち、どのくらいの割合を占めるものなんでしょうか。また、なぜこのプロジェクトに寄附をしたのか、その理由を把握されているのでしょうか、把握されているのであればお聞かせください。 ◎パークミュージアム担当課長 現在、これをご寄附いただく際には、まちだ未来づくりビジョンにある事業、こちらから指定していただき、寄附していただくことができるというような仕組みになっております。お尋ねの割合ですけれども、今年度、2023年度分の3月上旬時点でございますけれども、市への企業版ふるさと納税による寄附金額のうち、およそ3分の1が芹ヶ谷公園“芸術の杜”プロジェクトへの寄附でございました。  もう一つ、ご寄附いただいた理由でございますけれども、ある企業の代表者の方からは、ふだんは仕事が休みの日に子どもとよく芹ヶ谷公園に行っていますといったお声ですとか、また別の方からは、町田市のこのプロジェクトを応援したい気持ち、これから寄附をすることとしましたと、こういったお話を伺っているところでございます。 ◆佐藤 委員 寄附の実績やその理由から、企業の皆様が芹ヶ谷公園“芸術の杜”プロジェクトに注目し、そして、応援していただいていることがよく分かりました。どの事業もそうですが、事業を進めるためには財源確保は大変重要になりますので、引き続き積極的に事業周知などを進めていただきたいと思います。  最後に、今後も事業者に企業版ふるさと納税があることについて周知する予定があると理解していいのか、確認させてください。 ◎パークミュージアム担当課長 佐藤委員おっしゃっていただいたように、市としましても、財源の確保というのは大変重要であると考えております。次年度以降も力を入れて、この事業についてきちんとPRをしていきたいと考えております。 ◆佐藤 委員 続きまして、パラアリーナについてですが、(仮称)町田木曽山崎パラアリーナの役割や導入が想定されている機能などはどのようなものか、お聞かせください。 ◎スポーツ振興課長 役割や導入機能といったところのご質疑だったと思います。(仮称)町田木曽山崎パラアリーナの期待される役割としては、3点あると思っております。1点目が、地域の健康づくりの場、2点目がパラスポーツの普及啓発の場、そして、3点目が地域の多世代交流の場ということであると考えております。これらの役割を果たすためのその機能としては、現時点では、例えばブラインドサッカーですとか、フットサルの利用も可能な面積、これは大体約1,600平米ぐらいになるんですけれども、そのぐらいを確保したメインアリーナ、そういうメインアリーナでしたら、卓球だとか、バドミントンだとか、バスケですとか、例えばボッチャですとか、いろんなスポーツにも対応できるということで考えております。  それと、車椅子の方でも利用ができる機器を設置したトレーニングルーム、これは主に視覚障がい者の方がよくやっていらっしゃるんですけれども、サウンドテーブルテニスといって、ボールの音が鳴るようなテニスです。そんな利用も想定した防音を仕様としている多目的室。あと駐車場ですけれども、これは障がい者用の区画ということで、広めの区画を複数設置して、一部には屋根なんかもつけて、雨の日でも移動しやすいような駐車場ということで、障がい者も健常者も誰もが利用しやすい、そんな機能を導入していきたいということで考えております。 ◆佐藤 委員 施設の役割や導入される機能などについては確認できたところでありますが、それでは、今後この施設をどのような手法で整備や運営を行っていく考えかお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長 2021年度と2022年度に実施しました民間事業者へのサウンディング市場調査におきましては、複数の事業者から本事業への参入意欲が示されたために、PFI事業手法の導入を前提に検討を進めてまいりました。また、2023年度には、PFI事業手法の導入に向けたより詳細な検討を行う中で、事業者へのヒアリングを実施して、その結果も含めて、PFI事業手法の導入に優位性があると評価しているところでございます。  加えて、専門知識を有するコンサルティング事業者から市が仕様を示しまして、分割発注を行う従来の事業手法に比べて、民間事業者が施設の設計から施工をして、それを公共のほうに権利を引き渡して、その後、民間事業者が管理運営を行う事業形態、BTO方式に優位性があるということの見解も示されているところでございます。 ◆佐藤 委員 これで事業手法についても確認ができたところでありますが、最後に、想定する事業スケジュールをお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長 事業スケジュールというところですけれども、2024年、今年の7月に本事業をPFIの特定事業として公表した後に、事業者の公募選定に向けて各種の手続を進めて、2024年度中、来年度ですけれども、2025年3月までに事業者と契約を締結することを想定しています。そして、その後2025年から設計工事を行って、2027年度中オープンということで目指していきたいと考えております。 ◆佐藤 委員 木曽山崎団地地区における学校跡地を活用したまちづくりの最終章として、本事業が早期に実現されることを期待していますので、ぜひよろしくお願いいたします。  私からは以上です。 ◆小野寺 委員 今の(仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業のところですけれども、これは障がいの方々もという形になりますけれども、災害時の体制、対策というのは、どのような形で整備をしていくのか教えていただけますでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 今お問合せいただいた災害時の体制、対策とかはどういうふうに整備されていくのかといったところだと思いますけれども、この施設にあっては、供用が開始したオープン後には、要配慮者、体の不自由な方ですとか、そういう方が避難できるように福祉避難所として指定されるということも見込まれるので、この前、2月8日に公表しました要求水準書案において、災害時に施設を迅速に開館できますよというような体制をつくることですとか、災害備蓄倉庫の整備ですとか、あと非常用の電源設備の設置など、そういう必要な機能の導入を計画するということを要求水準書案の中では求めているところでございます。  災害時において、隣に給食センターがあると思うんですけれども、その中学校給食センターとの連携協力等についても、事業者が決まれば、その事業者と交えて検討を進めていきたいということで考えております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。大変すばらしい方向かと思います。  さらに、運営面になるんですけれども、働く側の人たち、PFIという形でお任せするような形になるかと思うんですが、障がいの方々が来てもという形ではありますが、働く側も障がい者の方々が働けるような取組ができればと思いますけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 今障がい者の雇用についてといったところだったのかと思いますけれども、先ほど申し上げた、今回公表しました要求水準書案、そちらの中で地域貢献といった項目を設けていまして、そこには障がい者の雇用促進にも努めることということと、また市内事業者の活用による雇用機会の創出とか、あと地域経済の活性化、そういったことにも資する配慮というのも、この要求水準書の案の中では求めているところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。  さらに、154ページの予算編成の考え方、重視した取り組みの中に、1として、文化振興費で、「町田市全体の魅力向上、ブランド価値の向上を目指します」とありますが、ごめんなさい、ブランド価値といったところを詳しく教えていただければと思いますけれども、一体何を指してブランド価値なんでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 こちらのパークミュージアムは、町田市中心市街地まちづくり計画といったプロジェクトの一つに位置づけて、中心市街地と公園の回遊性といったところ、それから、町のにぎわいが公園まで連続することで、町なかと公園が一体となった空間づくりというところに今取り組んでいます。そのときに、町田の中心市街地の姿というのを想像したときに、駅前のにぎわいの先に豊かな緑と水に恵まれた自然、そして、文化芸術といった体験をもたらす芹ヶ谷公園パークミュージアムが存在することが、町の魅力に大きな彩りと広がりといったものを加えるものだと考えておりまして、パークミュージアムのプロジェクトは中心市街地そのものの魅力を上げるだけではなく、さらに新たな町田の顔として商業に加えて、豊かな自然、それから、文化芸術のまち町田、こういったイメージを感じてもらうことで、町田市のブランドの価値、それから町田市の魅力、こういったものの向上に寄与するものと考えているところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。町田市といったらパークミュージアムというような、そういったつながりのブランド価値ということで認識をさせていただきました。  最後になりますが、156ページの文化振興費の事業の内容⑤で「町田国際交流センターと連携し、外国人支援や、外国人を含めた市民に対する国際理解・交流・協力機会の提供、及び情報提供を行います」とありますけれども、これは現状と、さらに課題がありましたら教えていただけますでしょうか。 ◎文化スポーツ振興部次長 今の委員からのご質疑に行きます。町田市の国際取組に関することの現状と課題ということだと思います。国際に関することに関しては、現在町田市としては、国際交流センターが基本的には担っていただいているというところになっています。市としては、そちらの国際交流センターに補助金を交付しているというのが現状の進め方になっています。実際に、国際交流センターがどのような事業を行っているかというと、大きく4つに分かれます。1点目が外国人支援に関する事業、2点目が国際に関して理解、協力を進めていくような事業、それから、3点目が国際との交流の事業、4点目については、情報提供、連携事業ということで、大きく4つの事業を進めているところです。  課題についてですけれども、外国人の登録が7年前ぐらいから、登録者数でいきますと約1.5倍で、今直近のところでいきますと約9,000人ぐらいの外国人がお住まいになっているというところで、外国人が増加しているということと、あともう1点、2015年と大分古くなってしまいますが、外国人向けのアンケートというのが実は2015年以来行えていないというところで、今外国人が求めているものが何か、どういうことが必要かということが、なかなか今ちょっと把握し切れていないというところが課題としてあるかなというところでおります。その課題について解決していかなければいけないというところで、今回予算計上まではしていませんが、国際交流センターと市民課と少し協力をしながら、ある程度のところでアンケートを実施しながら、ニーズ調査を来年度からは進めていこうかと考えているところであります。 ◆小野寺 委員 ありがとうございました。国際交流センターという形で外国人の受入れをしているようですけれども、7年前から1.5倍の9,000人に膨れ上がっているという観点からも、やっぱり外国人の方々のニーズというのが大いに変わっていると思いますので、アンケートを取って、またつながりにつなげていただければと思います。  私のほうからは以上です。ありがとうございました。 ◆戸塚 委員 何点か教えていただきたいと思います。  1点目に、「予算概要説明書」の156ページの文化振興費についてですけれども、157ページにある主な特定財源の広告掲載料(ネーミングライツ広告収入)で450万円かな、これは何の広告掲載料での特定財源なのか教えていただきたいと思います。  もう1点が、今回、計画策定料で出ている(仮称)町田市文化芸術のまちづくり基本計画策定支援について、この計画の詳細については、先日の代表質疑で心得ているんですけれども、これを策定する上で、どのようなプロセスで策定していくのかというのを教えていただければ。 ◎文化スポーツ振興部次長 まず、1点目の特定財源のところになります。これについては、鶴川緑の交流館、ポプリホールのネーミングライツになっております。  2点目の計画についてはどういうプロセスで進めるのかということですけれども、まず、検討するに当たって、今年、来年と2か年にわたって計画は策定をするということで今進めております。今年度については、計画の基本計画と当たる部分について、今年度の中である程度方向性を出していく、来年度については、基本計画を実施するための実行計画部分の肉づけの部分をつくっていくという、大きな枠でいくと、そういうスケジュール感になります。実際にその策定の中で、今、有識者も含めた、地域の方も入れた懇談会というもので意見交換をしながらというのと、文化芸術に関しては、我々の文化振興課だけで行う事業ではないと思っておりますので、庁内の中で横断的な組織をつくりまして庁内検討会という、その2つの会の中でそれぞれ意見を聞きながら、計画を策定するという流れになっております。 ◆戸塚 委員 特定財源の広告掲載料がポプリホールのものだということで、これは今回の予算のどこに配分するとか決まっているんですか。 ◎文化スポーツ振興部次長 これについては、特定財源としては、こちらのほうの中事業名できちんと言いますと、鶴川緑の交流館管理事務という中事業のところに充てております。 ◆戸塚 委員 ありがとうございます。文化芸術のまちづくり基本計画については、これは先ほど懇談会等で協議をしながら計画策定するということですけれども、懇談会のメンバーというんですか、よくありがちなのが有識者と何人かの団体の代表の方という考え方でよくやられていると思うんですけれども、メンバーはどういうことになりますか。あと、市内に文化芸術に関わる活動をされている団体とか結構いっぱいありますよね。その辺の方々のお話を聞いたり、そういったものを幅広く市民の方に聞く機会というのは、何かご用意はあるんでしょうか。 ◎文化スポーツ振興部次長 まず、懇談会のメンバーになりますけれども、学識、有識者が3名になります。あと、文化関係団体として、文化・国際交流財団、それから文化協会、郷土芸能協会から3名、それぞれ1名ずつ選出してもらっています。それから、経済関係団体ということで商工会議所、観光関係団体ということで観光コンベンション協会から、あと、今回子どものところもポイントになるのかなと思っておりますので、小中学校の校長先生それぞれ1名ずつということで、懇談会のメンバーは以上の10名になっております。  文化活動をしている方たちへの意見というところのご質疑になりますけれども、これについては、実は文化芸術活動団体へのアンケートというものを昨年度実施させていただいております。そういったところで意見を聞いたアンケート結果を今回の計画に反映するとともに、今年度については無作為抽出ですけれども、市民の文化芸術に関するアンケート調査も行っていますので、そういったものを反映しながら計画は策定していくということになっています。計画が出来上がって、ある程度方向性が見えてきたところについては市民意見募集という形で、市民に向けて内容の確認というのはまたしていきたいなと考えているところでございます。 ◆戸塚 委員 ありがとうございます。アンケートですけれども、今回、基本計画でかなりざっくりとしたものになりますよね。理念に近いような形、それを策定するに当たってのアンケートは、具体的にどういうアンケートになりますか。恐らく、普通にアンケートを取ると、こういうものが欲しい、ああいうものが欲しいみたいなことになるんだと思うんですけれども、どういうアンケートになるんでしょうか。
    ◎文化スポーツ振興部次長 アンケートは先ほど言いましたように、団体へのアンケートについてはかなり項目がありますけれども、少し丸めた形のお答えになるかと思いますけれども、今の活動状況に満足しているのかとか、どういった分野で活動しているのか、それから、今後の例えば担い手の部分はどうなっているかとか、そういったようなものを団体側には聞いているようになっております。市民へのアンケートについては、そもそも文化芸術に対してどんな認識を町田の中では思っているのか、文化芸術活動に参加できているのか、鑑賞する機会があるのかとか、そういったできない場合についてどうしてできないのかというようなことをアンケートの中で確認させてもらっているところです。 ◆戸塚 委員 そこの部分について分かりました。  前からの懸案事項ですけれども、文化芸術ホールの進捗については、今回のこの基本計画が策定されることによって進むんでしょうかということをぜひ聞きたいのです。 ◎文化スポーツ振興部次長 今のお言葉で言うと、文化芸術ホールという言葉になるのかなと思っていますが、ただ、今回の計画の中では、直接的にその文化芸術ホールという言葉まではまだ出てこない、まだこれから検討する部分に、具体的な取組は来年度で、実行部分は考えますので、これからですけれども、今の想定として考えているのは、全体の文化芸術に関連するような施設というところについては、しっかり整備する部分と活用する部分と、場合によると、民間と連携する部分みたいなことはしっかり考えて進めていかなきゃいけないよねというところは課題の中でも捉えていますので、そういった部分は考えていきますので、この先に通ずる道は残っているというところにはなると考えております。 ◆戸塚 委員 ぜひ、通ずる道を定めていただきたいなと切に思うわけでありますけれども、ありがとうございました。  続きまして、160ページ、スポーツ振興費の町田市立の成瀬体育館です。今回、仮設空調設備の設置についての文面がありまして、これは予算ではどこにかかってくるのかと思いまして、②の備品借上料に入ってくるんですか、それとも指定管理料の中に入っているのか、そこの確認と、いろいろ体育協会からも様々ご要望いただいていると思いまして、かなり大規模な改修が必要になってくるんじゃないかなというところなんですけれども、その辺のスケジュール感というか、それはどういうことになっていて今年は空調ですということになっているんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 まず、1点目の体育館空調機の借り上げについてですけれども、12月補正のときに予算の仮設空調の設置ということで、借り上げのお金を計上させていただいていまして、今、戸塚委員おっしゃったとおり、②の備品借上料3,000万円というところです。これが2024年度の借り上げ料ということで計上しております。  もう1点の総合体育館の今後のスケジュールといったところで、もちろん体育協会も含めて、事務所も入っていますし、その辺のお話ですけれども、これについては、まず予算については、今回財務部営繕課のほうの予算で計上しております。内容としては、今もう少し詳細な劣化診断というんですか、その辺を診断していくということ、あと、やっぱり外壁のタイルがかなり老朽化していますので、その辺を手を入れていくといったところで、2024年度に詳細な劣化診断の結果を得て、その後どういう手法で、改築なのか大規模改修なのかといったところを見極めていくという流れになっております。 ◆戸塚 委員 今ご答弁ありましたとおり、空調もさることながら、一応安全性の面で、やっぱり擁壁の中にかなり水がたまっているというお話も伺っていまして、いわゆる普通に不特定多数の方々が使っている際に何かあったらという話を考えると、ある程度のスケジュール感というか、その辺は考えながらということなんでしょうけれども、その辺は何か考えというのはありますか。それとも、あくまで今回の調査の部分がはっきりして、どういう改修をしていこうかといってから、スケジューリングというのは決めるんでしょうか、その辺をちょっと教えていただければ。 ◎スポーツ振興課長 やはり、利用者のための安全性というところは非常に重要なところだと思っていまして、その外壁は本当にかなり老朽化して、委員おっしゃったように水を含んでいるですとか、膨れているところですとか、そういうところは顕著に見られるところもありますので、そこは私どもだけでなく、しっかり営繕課とも情報共有しながら、利用者にとって安全で、なおかつ利便性が落ちないような形で、ぎりぎりなところになってしまうところではありますけれども、施設を閉めなくても、どこまでは入っていいよ、入ってはいけないよといったところもしっかりと示しながら進めていきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 分かりました。ぜひ、せっかくパラアリーナも計画されていますし、幾つかそういった施設ができた場合に、どういうふうに分散するかというのも検討する必要もあるでしょうから、その辺も総合的に考えて計画を立てていただければなと思っております。  もう一つが、同じスポーツ振興費のパラアリーナの整備・運営事業ですけれども、今回債務負担行為で18年ということで、かなり長いスパンの債務負担行為を組んでいると思うんですけれども、おおよそ41億6,000万円かな、そこの内訳というか、工事費がこのぐらいで、維持管理費がどのぐらいでというのが分かれば教えていただきたいです。 ◎スポーツ振興課長 今回、債務負担行為18年ということで、41億6,000万円の事業費を計上しているところでございますが、あくまでも概算といったところになりますけれども、設計から工事までというところで合計で約32億6,000万円、そして、1年間で約6,000万円の管理運営費ということで、15年間を想定しまして9億円、32億6,000万円と9億円で総事業費41億6,000万円ということで考えております。 ◆戸塚 委員 ありがとうございます。先ほど小野寺委員からもありましたとおり、ある程度どういったものを入れていくかというのは伺ったんですけれども、その中で、近隣にある給食センターとの連携もというお話で伺っていましたけれども、給食センターのほうは給食センターのほうで、昨日審議がありまして、ある程度私が聞いた範囲だと、宅配とか、そういったものがメインになるのかなという雰囲気を感じたんですけれども、連携するにしても、担当部署との連携というのはちゃんとされていて、今後、事業者選定に向けて、恐らく要求水準書が出来上がって、どういう提案が来てというのもあるんでしょうけれども、その辺の連携というのはできているんですか。 ◎スポーツ振興課長 担当者レベルでは、保健給食課とは定期的に、一応情報共有するような場は設けているところです。具体的にまだどれの連携というのは出てはいないんですけれども、これは、あそこの建物が敷地の中のちょうど半分が給食センター、そして、もう半分が体育館、パラアリーナということになっていまして、その中で、都市計画上の広場上の空地は900平米ほど設ける必要があるということになっていまして、その空地を利用したりとかでの連携とか、給食であれば多分いろんなレシピもあるでしょうし、こちらの体育館のほうでは、いろんなアスリートの方たちが使うとなると、これは一例ですけれども、アスリート飯みたいなそういうレシピでの連携みたいなものも、もしかしたら考えられるかもしれませんし、そういった意味でも、うちのほうの事業者も決まりましたら、協議体というか協議会みたいなそういうのもしっかりと、要求水準書で事業者がどういう提案を出してくるか分かりませんけれども、そういったものも当然入ってくれば、そういうところは評価して、事業者選定をしていきたいということで考えております。 ◆戸塚 委員 ぜひその辺の連携をしっかりしていったほうがいいかと思っていまして、もう1点が、隣に給食センターがありますよね。例えば、給食センターとパラアリーナ両方併せて管理運営をしてもらったほうが、運営会社として安上がりになるということはあるんですか。例えば、今年、学校の再編で南成瀬と本町田が1つのPFIで提案されていて、その理由を聞いたら、2件のほうがいわゆる採算が合いやすいという話だったんですけれども、今回も隣同士になっていますけれども、そういった考え方というのはあるんですか、それともないのか、検討の余地があるのか、その辺はどう考えているんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 管理運営のところで、どれだけ事業費を圧縮するために、共有して管理運営できるところがあるかというところですけれども、今時点でちょっと具体的にこうですという数字も持っていなくてお答えはできないんですけれども、なかなか給食センターのほうの管理と体育館をどういうふうに運営していくかというところで、それはどういうところでイコールなところというか、圧縮できる部分があるのかというのは、ちょっと今後検討しないと、申し訳ないですけれども、今すぐお答えは出せない状況です。 ◆戸塚 委員 それだけ確認できれば大丈夫です。そういう視点もあったほうが、よりPFIの効果も出るのかなと思ったので、ちょっとご質疑させていただきました。  パラアリーナについてもう一つ、連携の部分で、今回要求水準書とか策定時期は先ほど言っていましたけれども、市民との共同事業についてはどのような考えでいらっしゃるのかというのを教えていただきたいと思います。一応、事業の内容の部分で、2行目の中段にあります「地域の多世代交流の核となる施設」を目指すと書いてありますけれども、その辺も踏まえて、どういった施設運営を考えていらっしゃるのかというのを再度お伺いしたいなと思っています。 ◎スポーツ振興課長 先ほど冒頭で申し上げた地域の多世代交流の核となる施設というところは、ここのパラアリーナに期待される役割の一つということで認識しております。先ほども、そういう広場上空地のオープンスペースなどを用いて、多世代が交流できるような場所ということで考えているところではございますけれども、やはり、ここの施設というのは、障がい者の方のご利用はもちろんですけれども、健常者の方の利用をしたときに、その健常者の方たちがいろんな障がいのある方に、その障がいに対してはこういう配慮が必要なんだとか、そういったことを覚えてもらえるというか、子どもたちに来てもらって体験してもらえる、そういうところをきっかけに、多分スポーツを通じた共生社会というのが実現されるのではないかということで考えていますので、そういった教室ですとか、体験会ですとか、そんなメニューなんかも交えながら、そういう多世代交流の核となる施設ということで運営できればいいのかなということで考えています。 ◆戸塚 委員 ぜひちょっと検討していただきたくて、こちらの場所は近隣に山崎高校もありますよね。山崎高校でも結構、将来的にこのパラアリーナと連携した事業を研究していきたいとか、居場所づくりについて研究したいという考え方もあるそうなので、ぜひそういった連携も加味して進めていただきたいなと思っております。そういった意味で、地元の学校ですとか、地元の関係諸団体に早め早めの情報共有というのを積極的にしていただきたいなと思うんですけれども、そちらについてはいかがでしょうか。特段スケジュールとか、説明会の予定なんかがあれば教えていただければなと。 ◎スポーツ振興課担当課長 今、委員からお話しいただきました山崎高校のユネスコスクールにつきましてはお話を頂戴しておりまして、パラアリーナの件でお話を進めていく方向で今調整をしております。それから、先日も上山崎町内会、下山崎町内会の方々にもご説明させていただきまして、地域の自治会、地域団体の皆様にも丁寧に説明させていただいて、実際できた後も皆さんに愛していただける施設にしたいと思っております。 ◆戸塚 委員 ごめんなさい、具体的に何か地元に対する説明会等の開催予定があれば教えていただきたいんです。 ◎スポーツ振興課長 まだ日程がいつというのは決まっていないんですけれども、当然事業者を公募する前に説明はしていきたいと思っていまして、先日も忠生地区町内会・自治会連合会をはじめとして、先ほども申し上げました上下の山崎の町内会、そして、一番最初にアプローチさせていただいたのは山崎団地自治会です。そちらのほうの役員の方たちには1回お話をさせていただいています。それとシーアイハイツ自治会、周辺のところでは今そこにアプローチをかけていまして、7月の公募が始まる前に、また改めてご説明に伺いたいということで考えております。 ◆戸塚 委員 ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。  パラアリーナが以上で、最後になりますが、「予算の概要」、こちらの黄色いほうの59ページで野津田公園スポーツの森整備事業がございまして、そこの主な事業費の借上げバスによる来場者輸送委託料5,229万3,000円の部分が、恐らく文化スポーツ振興部のスポーツ振興課に関わるところだと思うんですけれども、こちらについての内容と算出根拠を教えていただければ。 ◎スポーツ振興課担当課長 こちらにつきましては、2024シーズンの4月1日開幕戦、ホームゲームは4月3日になりますが、11月分までの分と、それから来年度中にあります2025シーズンの2月から3月分のバス代、誘導員、それから諸経費について計上しているものでございます。 ◆戸塚 委員 これは借り上げバスということで書かれていますが、今の話だと何のためのバスなのかというのを教えていただきたいなと。 ◎スポーツ振興課担当課長 すみません、説明不足で。こちらは町田駅周辺と野津田公園を往復しますシャトルバスのバス代でございます。 ◆戸塚 委員 そうしますと、この借り上げバスの趣旨というと、送迎のあれもありますが、経済効果というか、そういった部分のほうが強いのかなと思っているんです。バスで町田駅と野津田ということなので、そういう理解でよろしいんですか。  もう1点ありまして、この間の鹿島アントラーズ戦なんかでは、開幕戦でいろいろ反省点もあってということで、ゼルビア側からも相当バスを借り上げていると思うんですけれども、それとは別の借り上げバスということなんでしょうか。ちょっとその辺のすみ分けを教えていただきたい。 ◎スポーツ振興課担当課長 まず、このバスの借り上げの目的についてでございますが、委員おっしゃっていただいたように、中心市街地の経済活性化は一つ大きな目的だと思っております。あわせて、交通アクセスの改善ということも非常に大事だと思っておりまして、できるだけ自家用車でなく交通機関を使っていただいて、アクセスを改善したいというふうに考えております。  それから、負担の区分ですけれども、今回、町田駅周辺から野津田公園までのシャトルバスにつきましては、町田市の負担で実施をしております。そのほか多摩センター、淵野辺、南町田、これにつきましては、昨シーズンから同様ですが、FC町田ゼルビアの負担で無料シャトルバスを出しております。鶴川につきましては、神奈川中央交通の事業者のほうで臨時バスを出していただいております。 ◆戸塚 委員 ありがとうございます。これは、簡単に言うと町田駅以外の駅に行く、鶴川は神奈川中央交通なんでしょうけれども、ほかの駅に行くものがFC町田ゼルビア側で借り上げているということですよね。ここの町田と野津田だけ、なぜ町田市負担となっているのかというのを、その辺で明快な答弁をいただきたいなと思うんです。 ◎スポーツ振興課担当課長 これは2024シーズンが始まるに当たりまして、実際バス会社もいろいろ法律改正などもありまして、ちょっと神奈川中央交通がなかなか今までと同じようなバスの台数、運転手の配置が難しいというお話がまずございました。2023シーズンまでは、町田駅、それから鶴川駅は神奈川中央交通の臨時バスで運用しておりまして、ちょっと町田便は難しいと。その代わり、鶴川のほうは増便していただいて、体制を整えますというお話でした。FC町田ゼルビアにも町田便を負担できないかというご相談をしたんですけれども、やはりJ1昇格に当たって、まだまだスポンサーの確保とか課題もたくさんあるということで、なかなか厳しいというお話をいただきました。  やはり、町田の顔ですので町田駅周辺のバスは必ず必要になりますし、先ほどお話ししました交通アクセスの改善、それから中心市街地の経済効果の意味でも、市のほうで負担して実施する必要があるということで、11月の補正でご審議いただきました。 ◆戸塚 委員 そうすると、今の話だとFC町田ゼルビア側は、町田駅までのピストンバスについても、ある程度の経済効果が発揮できた段階で、うちがやりますよということになっているのか、それとも、経済効果とか交通アクセスの向上のためなので、町田市側で今後も町田と野津田の路線だけは進めていくのか、その辺はどういう話合いになっているんでしょうか。 ◎スポーツ振興課担当課長 その辺は、ゼルビアの負担ですとか、あるいは神奈川中央交通のほうでもう一度臨時バスとか、方法はいろいろあると思うんですが、まだそこは今協議をしている状況で、今後についてどういう形かというのはまだ結論が出ていないというか、話合いをしているところでございます。 ◎文化スポーツ振興部長 少し補足になりますけれども、先ほど委員のご発言でも経済効果だとかお話がありましたけれども、そこも含めて当面、市負担で町田路線は検証も含めてやらせていただいて、今、担当課長からも話がありましたけれども、当面はやらせていただくけれども、その後については、その結果を受けてどういうやり方が最適かということでやることになると考えております。 ◆戸塚 委員 そうですね、その辺はやっぱり、ある程度ちゃんと話合いをして精査したほうが、お互いにずるずる今のままやっていくというのも、ちょっとあまりよろしくないのかなと思うので、その辺の調整はしっかりしていただきたいなと思っています。  最後に、これは先ほど来議論させていただいていて、結構経済効果とか交通手段のアクセスのものですよね。それが中心となった手段の多分バスの借り上げだと思うんですけれども、何で文化スポーツ振興部なのかなということがちょっと純粋な疑問でありまして、実は前回の総務常任委員会のときも、経済観光部が総務常任委員会なんですけれども、バスの借り上げだけは文化スポーツ振興部でみたいな感じだったんです。やっぱり、バスを税金かけて通す以上、その経済効果に対する検証とか議論は必要だと思うんですね。そういった意味で、予算の所管というのは今後検討課題かなと思っているんですけれども、部長、最後にその辺はどうですか。 ◎文化スポーツ振興部長 委員のおっしゃることもよく分かります。そのとおりだと思います。まずは、アクセス改善、これについてかなりメディアでも取り上げた過去もありますので、まずは文化スポーツ振興部所管のほうでやらせていただいて、アクセス改善も含めていろいろと検討した結果、市でどれくらいもつかというのも含めて答えを出していくと思いますので、そのときにはどうしていくかというのも当然、委員のご指摘の件も含めて検討することになると思います。 ◆秋田 委員 私も文化芸術のまちづくり基本計画について伺いたいのですが、今既に骨子案がホームページに掲載されておりまして、その基本方針と、あとその中に具体的な施策の方向性みたいなものが箇条書きで書かれているんですけれども、この具体的な施策というところは市の事業が入ってくるイメージでよろしいんでしょうか。 ◎文化スポーツ振興部次長 これからつくっていくところで、当然市としてやるべきこと、または今活動している文化芸術団体が行っていくものという、それぞれ両方の要素が入ってくるかと思っております。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。  あと、伝統文化について伺いたいんですけれども、伝統芸能と記載されていますね。その資料の中に、問題点として、高齢化していることだったり、文化の継承ができなくなることが懸念されているとあるんですけれども、その前のページには、「学校教育の中で学ぶあるいは、身近な人が行っていることから伝統芸能を知って興味を持ち、体験してみたいという声があります」というふうに子どもセンターのアンケートが載せられていて、すごく希望だなと思うんですけれども、これまでの審議会、検討委員会の中で何か、先ほどのお話では校長先生が委員として参加されているということだったんですけれども、そういった学校の中でできることみたいな議論はあったんでしょうか。 ◎文化スポーツ振興部次長 先ほど小中学校の校長先生も入っているというところでありますが、なかなか今は教育カリキュラムというか、学校教育の中で授業も多く、授業の中でなかなか含めるのは難しいよね、ただ、そうは言いながら学校という地域に根づいた場所としては、地域といろいろな形と連携を取るといった中で、文化芸術を広めていくことができるんじゃないかということでご意見を聞いておりますので、直接学校教育の教育課程の中に入れるというよりは、周りと連携しながら取組できることを具体的な中に入れていきたいかなと考えているところです。 ◆秋田 委員 文化とか芸術とかって、そのご家庭の経済状況によっても体験の格差がすごくあるなと思っているんです。お金があるおうちは習い事とかできるけれども、そうじゃないご家庭もあるという中で、学校でできるというのはすごく大きなことだなと思っているんですけれども、先ほど学校という場所で地域の方とというお話がありまして、例えばですけれども、市内の小学校の「まちとも」で日舞とか、書道とか、茶道とか、「まちとも」の中でやっている小学校もありますので、ぜひ今後、懇談会の中でもそういった事例紹介などもお願いできるといいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎文化スポーツ振興部次長 今いただいたご意見については、計画策定の中のご参考とさせていただきたいと思います。 ◆細野 委員 何点か質疑を行います。  まず最初に、これまで触れられていましたパラスポーツ施設の整備の事業ですが、内容については、地域の皆さんとも、また学校や周辺の方々とも協力しながら進められているということで、ぜひ成功していただきたいなと思うんですが、ちょっと1点だけ気になるのが、PFI手法ということで進められている事業なんですけれども、やはりこれから事業者を選定していくということですけれども、この施設の管理運営についてですが、どのような形で、施設の利用については利用料という形で、これから決まる事業者の方に収入として入ることになるのか、その際の料金設定とか、そもそも有料になるのか、もともと地域の方々からは、この場所を活用して健康増進の施設にというご要望も大変強かったと思うんですが、そういった声が生かされる施設になるのか。また、パラスポーツということで、そういった障がいの方々も活用されるということでは、そういった方々が有効に、また安心して使える場所となるのか、その辺についてはどのように検討していらっしゃるでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 まだその詳細は決まっていませんけれども、管理運営というところでは、PFI手法で管理運営期間は15年ということで、恐らくは指定管理みたいになっていくと思いますので、そうすると、管理運営というのは利用料金収入を見込むようなことにもなると思います。料金については、公共の施設ということで位置づけて、適正にやっていきたいと考えております。 ◆細野 委員 今まで学校施設でしたので、地域の方が利用する場合には、また、少年野球とか、少年サッカーとか、そういった地域のスポーツサークルなんかが無料で使ってきた施設だと思うんですが、そういうのが有料になってしまう、きちんと整備され快適に使えるという点では改善されるとは思うんですが、ぜひその辺については公正に、地域の方も一緒に話合いながら進めていくということですので、ぜひ適正に、そして皆さんが有効に活用できるように、ぜひ考えていただきたいなと思います。  続きまして、「予算概要説明書」156ページの鶴川緑の交流館について伺います。1点だけですけれども、昨年駐輪場が整備されているんですが、その駐輪場が有料になったというふうに聞き及んでいるんですが、いろいろ目的とか理由があって行われたと思っていますが、この目的、あるいは理由がかなえられた利用状況になっているのかどうかですが、施設利用者の方が使いたくても、いつもいっぱいでなかなか使えないみたいな声を想定しながら有料化も進められたというふうに伺っているんですが、その辺についてはいかがでしょうか。また、鶴川緑の交流館の利用者の方については、無料の処理も行うということで検討されてきたと思いますが、この辺の無料処理などはスムーズに行われているのか、その辺を教えてください。 ◎文化スポーツ振興部次長 駐輪場の有料化につきましては、1月16日から有料化を進めております。結論でいいますと、利用者の方から多くの感謝の言葉をいただいているような状況になっています。今までは、皆さん無料でしたので辺り構わず止めていたところが、きちんと整理されたところに止められるようになったので、利用者にとってはすごい止めやすくなったということでおります。また、施設利用者に関しては無料処理を行わせていただいておりますので、その手続についてもすごく分かりやすく丁寧に担当の方が説明してくれているということで、これに関しては本当にお褒めの言葉しかいただいていないという状況になっております。 ◆細野 委員 ありがとうございます。目的が達せられたということで、効果のある有料化だったのかなと伺いました。ありがとうございます。  続きまして、皆さんお聞きになったので、ちょっと先ほどの国際工芸美術館の問題、予算について伺いたいんですが、先ほどのご説明ですと、上限額が43億円程度になるのかなというふうな想定をされながら、今回年度当初の予算が組まれたということですが、43億8,686万9,000円と何かすごく刻んだ予算になっていて、かなり様々な細かい分析が行われて、この予算が積み上げられたというふうに受け止めると思うんですが、これについて何か考え方がありましたら、それと、この予算については、昨年の予算への30%増ということで大まかに設定して立てられた予算という、当初のというか先ほどのご説明でいいのか確認をさせてください。 ◎パークミュージアム担当課長 157ページに記載しております整備工事費(仮称)国際工芸美術館の債務負担行為の総事業費につきましては、(仮称)国際工芸美術館の工事費と工事監理費、こちらを合わせた金額で計上しておりまして、実際の整備工事費につきましては42億9,878万1,000円ということでございます。細かく刻んでいるところにつきましては、1個1個のそれぞれの工事の単価といいますか、そちらを積み上げて、それに先ほどご説明した30%、こちらを掛けて計上しているということでございますので、細かい数字が出ているというところでございます。 ◆細野 委員 分かりました。  それと、同じ157ページですが、今回2024年度の予算の中にも、先ほど行政報告の中でもご説明いただいたんですが、CMの予算が2項目入っています。それぞれ予算は、事業所としてはこれまで契約を行ってきたCM事業者ということも先ほどご答弁があったんですが、こうした予算ですと、今年度の2023年度が500万円程度で契約していたかと思いますので、次年度は同じ事業者がこの事業を取り組むと合わせて1,500万円程度になりまして、合わせると2,000万円がこのCMの業務で町田市が支出する予算になるということで、ごめんなさい、2023年度と2024年度を合わせると2,000万円程度ということでよろしいんでしょうか。 ◎パークミュージアム担当課長 157ページに記載しておりますのは2つ項目がございまして、まず、下のほうにあります事業・業務委託料((仮称)国際工芸美術館コンストラクションマネジメント業務)、こちらが先ほど来ご説明しております日建設計コンストラクション・マネジメントに今まで頼んでいるものの続きでございます。上のほうに計上しております設計委託料((仮称)国際工芸美術館コンストラクションマネジメント業務設計反映)につきましては、現在実施設計をお願いしているところに対して、今回のコンストラクションマネジメントのVEでの設計の変更部分の反映とか、あとは最新の単価への更新、こういったものを依頼するための金額でございますので、コンストラクションマネジメント全体で言えば、今、委員おっしゃる金額でございますけれども、日建設計コンストラクション・マネジメントへの委託という意味では、下の556万6,000円のみでございます。 ◆細野 委員 了解いたしました。ちょっと先ほどの質疑では日建設計にというような、行政報告の説明でそういうふうに受け止めていたものですから、工事費の将来予測なども含めてお願いしながら、一方でⅤEのほうをやるというのは、一体的には問題があるかなと思って質疑をさせていただきましたが、違う業者ということで安心をいたしました。 ◆若林 委員 57ページのパラアリーナで、これまでるる質疑がありまして、スポーツを通した共生社会の実現というコンセプトだということが分かりました。パラアスリートの声というのは、どのように聞いて反映をしていく予定なのかどうかということと、あとは、これまでの体育館というのが車椅子は使えないという形があったんですけれども、これは材質だとか整備、管理を工夫することで、このパラアリーナで練習ができるという形になるのかどうか。あとは、これができたときのオープニングイベントとかこけら落としを、この間も、先月、スポーツアワードでパラダンスの方が期待しているという声もあったんですけれども、そういった方々の活用についてはどのように考えているのかお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長 ただいま3点いただいたと思っております。  まず、パラアスリートの方たちの声などの反映といったところだったと思いますけれども、そちらについては2022年度から2023年度にかけて、パラスポーツ関連施設の現地視察なんかを行ったということと、あと、パラアスリートやパラバドミントンやブラインドサッカーのパラスポーツ団体へのヒアリングというのも町田市のほうではかなりゆかりがあるというか、関係が深いところはございますので、そういったところとのヒアリングも実施して、施設の整備方針だとか導入機能、そんなところなどの検討内容に反映をしてきました。  もう1点が、床の管理みたいな、床材のお話があったと思いますけれども、なかなか普通の体育館ですと、傷がつくから貸してもらえないみたいなそういうお声もありますけれども、そういった施設を視察に行ったところ、床材自体はいろんな床材が多分あるんですけれども、少しクッション性があるようなところもありますが、なかなかクッション性があるものですと通常のスポーツには向かないところもありますので、普通の床材であっても、使った後の維持補修ですとか、そういう維持管理をしっかりやっていって管理しているといったところが、施設の管理では視察した中ではございました。やはり、車椅子バスケですとか、車椅子ラグビーなんかで車椅子が転倒したときのそういったところで、傷がついたときの維持管理はしっかりしているというところは見てとれたところでございます。  あと、先日行われたスポーツアワードでのいろんな関わりというところで、オープニングイベントのお話があったかと思います。2027年度に一応ここはオープンする予定でおりますので、そのオープニングイベントでは、やはりパラバドミントンですとか、ブラインドサッカーなどの町田市との関わりの深い団体ですとか、町田市ゆかりのパラアスリートもたくさんいらっしゃいますので、そういう方をはじめとして、多様な種目のパラアスリートを招いて実技を披露していただくなど、多くの人々に注目されて印象に残るような、そんなオープニングイベントを行っていきたいなということでは考えております。その後の施設の運営についても、パラスポーツをする、見る機会の創出をするということで、パラスポーツの普及啓発というのを図っていって、パラアスリートの指導や育成にもつなげて、この施設を通じて共生社会というのを実現していきたいと思っております。 ◆若林 委員 行き届いた管理をしていただければと思っています。それが健常者にとっても便利になってきますし、健常者の方が便利であると同時に、気づかないような視点というのもこの施設では出てくるのかなと思いますので、ぜひ共生社会の実現につながっていければなというふうに思っております。 ◆おく 委員 57ページのところで、先ほどちょっと聞き漏らしたんですけれども、PFIのところで事業者が決定したときに、設計、整備工事が終わった後に運営と維持管理を行ってもらうという、このくだりのところで、指定管理者という言葉がちょっと頭に残っていて、この運営、維持管理イコール指定管理者という捉え方にしちゃっていいのか、指定管理者というその枠組み自体は、もうここで運営、維持管理を行うので外しちゃって、その数十年間の間は運営、維持管理をやってもらうという捉え方でいいんでしょうか。指定管理を含むという捉え方でいいんですかね。通常の公共施設に指定管理者を配置するときには、様々予算も組んだりとかするじゃないですか。その部分については、ここにはセットされていないという捉え方でいいんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 すみません、ちょっと説明の仕方があれだったんですけれども、一言で言えば、この予算の中に指定管理の部分も含んでいます。指定管理というか、管理運営の部分も含んで計上しております。 ◆おく 委員 もというのは、別のところで指定管理が入るということを言っているわけですか。 ◎スポーツ振興課長 すみません、言葉が足りなくて。もというのは、設計、整備も含めて、管理運営も含めてのこの予算ということで計上しています。 ◆おく 委員 ということは、指定管理という言葉はここには現れてこない、表現されない、こういう考え方でいいわけですよね。 ◎文化スポーツ振興部長 ちょっと説明が足りなくて申し訳ありません。PFI事業者を選定して決めて、その中の管理運営の部分について、指定管理者として指定をするということです。 ◆おく 委員 分かったようで分かっていないというか、僕の中では理解しているんですけれども、要は、指定管理者という言葉が独り歩きすると委託料が発生するので、これは期間中のものまで含んだ債務負担行為でやっているにもかかわらず、そこに指定管理者という名前が出てくると、委託費がプラスアルファで乗ってくるんじゃないかということをちょっと気にしていたんです。その辺のことを誤解ないように、もう1回言っていただくとありがたいです。 ◎文化スポーツ振興部長 おく委員のご心配いただいている誤解のないように説明させていただきますけれども、二重に別途指定管理者を指定するということではございません。 ◆渡辺 委員 先ほどの戸塚委員の最後の質疑でもあったんですけれども、野津田のバスのことで2点ほど確認をさせていただきたいと思います。  あくまで5,000万円のバスというのは、中心市街地の活性化が目的だというお話だったんですけれども、この効果検証の仕方について具体的に教えていただきたいのと、先ほど4月3日からというお話がありましたけれども、Jリーグは平日開催と週末開催とあって、3日であれば19時キックオフ、21時に終わって、町田駅に着くのは多分22時とか22時半なんですよね。そこからの経済効果をどうやってはかるんだろうなと考えると、平日開催と週末開催でバスの出す本数とか、そういった考え方が違うと思うんですけれども、ちょっとそのあたりを教えていただきたいと思います。 ◎スポーツ振興課担当課長 ありがとうございます。今回の目的の一つであります経済効果について、どのように評価していくべきかというのは、まだちょっと結論が出てはおりませんが、今、例えば経済観光部で観光カードみたいなものを用意して、そういったことでアクセスしていただくことで、まずは町なかに人に入っていただくといった仕掛けを今考えているところです。おっしゃるように、ただバスに乗せるだけでは、なかなか町に降りていただけないというのはありますので、そこはやはり中心市街地に回遊していただくような、そういったところの仕掛けとか仕組みも必要だと考えているところです。  また、委員おっしゃっていただいたように、平日の夜の開催と土日の開催では、やはり、もちろん来場者の数も違いますし、あるいは対戦相手によってどういう経路で来るかというのも違いますので、その部分も対戦相手、あるいは開催時間によってどういった形で、もちろんバスを用意するのが適切なのかというところは、今委託しておりますFC町田ゼルビアのほうとも相談をして、あるいは指定管理のほうとも話合いをしながら、適切な運営を今進めているところです。 ◆渡辺 委員 まず、経済効果のほうですけれども、そうすると、今後、文化スポーツ振興部の中で経済観光部が来て、こういった経済効果がありましたというようなご報告がいただけるということでいいのかどうか。 ◎スポーツ振興課担当課長 これは今現在の関係各部とのやり取りですけれども、今年度は5回ほど検討委員会というのを設けまして、経済観光部も入っていただいて、文化スポーツ振興部、それから都市づくり部、道路部も含めて、交通アクセスとか経済効果についての話合いを進めてきたところです。今後につきましても、同様の検討会などを含めて市役所でも連携しながら、最も効果を出すにはどうしたらよいかということも含めて話合いを続けていく予定でおります。 ◆渡辺 委員 すみません、報告があるのかどうかというところ、要は予算がここで出ているわけですから、スポーツで出ているわけですから、それに対しての効果検証をしなければ議会として意味ないと思うんですね。そのあたりに対して、ちゃんと報告があるのかどうかだけちょっと確認させていただいていいですか。 ◎スポーツ振興課担当課長 経済効果につきましては、数字で出すのは今ちょっと難しいかと思っているところです。ですので、ちょっとこの場でお答えするというのは難しいと。 ◎文化スポーツ振興部長 中心市街地の各店舗の売上げがどう変動するかというところが、どのように取れるのかという課題がありまして、明確にこういう形で数字を取りますということは今できないんですけれども、今やっているやり方で言いますと、無料シャトルバスに乗った方に、町田の案内を見ていただくQRコードつきのカードを配付しておりまして、それでどれぐらいアクセスしていただけているかというのを今見るようにしております。また、それを経済観光部がやるのか、文化スポーツ振興部がやるのかというのは内部事情でございますので、それは適切に、そのあたりの数字は把握するつもりでございます。 ◆渡辺 委員 把握していただけるということで、ご報告いただけるものというふうに、今、一応理解はしておりますので、そうでないのであれば、ここの場で予算が立っているわけですから、そこはご検討いただきたいと思います。  あと、平日開催と週末開催のほうの話ですけれども、平日開催で結果的に来街者が少なくて、町田市が借り上げているバスはがらがらだったよなんて話が来ると、どこに税金を使っているんだという話になりますから、やはり、オンとオフは切り分けて、当然週末のほうが人は多いわけですから、そういった批判がないようにしっかりと、同じ台数を出していればいいという考え方じゃなくて、しっかりと切り分けて考えていただくように、これも意見として要望させていただきます。 ◎スポーツ振興課担当課長 ありがとうございます。その辺は、今ホームゲーム2回ですけれども、もちろん事前に切り分けて、同じバスの用意はしてございません。今後も委員おっしゃるように、適切に無駄のないように配置してまいります。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって文化スポーツ振興部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(「町田市スポーツ推進計画 19-28」の後期アクションプラン(2024~2028)の策定について) ○委員長 行政報告、「町田市スポーツ推進計画 19-28」の後期アクションプラン(2024~2028)の策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 行政報告、「町田市スポーツ推進計画19-28」の後期アクションプラン(2024~2028)の策定についてご説明いたします。  詳細につきましては、担当からご説明を申し上げます。 ◎スポーツ振興課担当課長 それでは、スポーツ振興課から「町田市スポーツ推進計画19-28」の後期アクションプラン(2024~2028)の策定についてご説明いたします。  資料番号69-1をご覧ください。
     町田市のスポーツ推進は、町田市スポーツ推進計画19-28に基づき実施しております。この度、前期アクションプランの終了に伴い、2024年度から5年間を対象とする後期アクションプランを策定いたしましたので、報告いたします。  まず「1. 策定経過」についてです。  前期アクションプランの振り返りを含む町田市スポーツ推進審議会からのご意見や、2023年10月に実施いたしましたスポーツに関する市民意識調査アンケートの結果を踏まえ、スポーツ環境の変化などの課題を整理し、策定いたしました。  前期アクションプラン期間の成果指標分析及び基本目標ごとにおける後期アクションプランの主な取組につきましては、別添資料69-2をご覧ください。  こちらは「前期アクションプラン期間の成果指標分析、及び基本目標ごとにおける後期アクションプランの主な取組みについて」の補足資料となっております。  上記の表にお示ししておりますのは、町田市スポーツ推進計画19-28の計画最終年度である2028年度までの大きな2つの目標として、週1回以上スポーツをする市民の割合を70%まで上昇させること、スポーツを「する」「みる」「支える」に関わった市民の割合を95%まで上昇させることを掲げて取り組んでまいっております。  また、下記の表につきましては、4つの基本目標の町田市スポーツ推進計画19-28の策定当初である2018年度の当初値、前期アクションプランの終了年度である2023年度の現状値、計画最終年度である2028年度の目標値をまとめておりまして、これらの資料を基にご議論いただき、後期アクションプランを策定いたしました。  そのご意見の抜粋が次の「2. 町田市スポーツ推進審議会のご意見」についてでございます。  主なご意見といたしましては、新型コロナウイルスの影響でスポーツ活動が中止・縮小された一方で、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が実施されました。大会成果を一過性のものとせず、オリパラレガシーに関する事業を特に取り組んでほしいというご意見や、障がいの有無にかかわらず誰もがスポーツを楽しめる環境を整備してほしいというご意見がございました。  また、スポーツ実施率が低い働き盛り・子育て世代に効果的な取組となるよう、ICTを活用するなど生活態様の変化に対応してほしいなどのご意見もありました。  次に、今回策定いたしました「3. 後期アクションプランの主なポイント」についてでございます。  東京2020大会レガシーの継承・発展や社会状況の変化への対応が求められる中、後期アクションプランでは、以下の内容を主なポイントとして取り組んでまいります。  まず、(1)パラスポーツに関することとして2つご紹介いたします。  1つ目といたしましては、障がいのある方の「する」スポーツ環境の充実を図るため、(仮称)町田木曽山崎パラアリーナを活用したパラスポーツに関わる機会の提供を新規項目として取り組むほか、2つ目といたしましては、パラアスリートとの交流機会を創出するため、トップアスリートとの交流機会の創出について継続して取り組んでまいります。  あわせて、(2)社会状況の変化に関連することとして2つご紹介させていただきますと、1つ目は、時間や場所を選ばずにできる運動機会の提供のため、ホームページやSNS等多様な媒体・手段を活用した運動動画等の情報発信について、新規項目として取り組むほか、2つ目としましては、躍進するホームタウンチームと連携した地域活性化への取組として、ホームタウンチームと連携したPR活動に継続して取り組んでまいります。  なお、後期アクションプランにつきましては、ただいまの行政報告の後、本日中にホームページで公表いたします。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告((仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業にかかる実施方針及び要求水準書(案)の公表について) ○委員長 行政報告、(仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業にかかる実施方針及び要求水準書(案)の公表についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎文化スポーツ振興部長 行政報告、(仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業にかかる実施方針及び要求水準書(案)の公表についてご報告いたします。  詳細につきましては、担当からご説明を申し上げます。 ◎スポーツ振興課担当課長 それでは、スポーツ振興課より(仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業にかかる実施方針及び要求水準書(案)の公表についてご説明いたします。  先ほど予算のご審議の際にもご答弁させていただいた部分もございますが、改めてご説明させていただきたいと思います。  資料番号70-1をご覧ください。  (仮称)町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業につきましては、民間事業者の優れた技術、知識、資金等の活力を有効的に活用するため、PFI法に基づくBTО方式、こちらは施設を整備いたしました後に、市に所有権を移転した上で事業期間中の運営・維持管理を実施する方法でございますが、こちらの方式での導入を目指し、2023年度中の民間事業者へのサウンディング市場調査やパラスポーツ団体等へのヒアリング結果を踏まえて、実施方針及び要求水準書(案)の公表を行ったものでございます。  まず、「1 実施方針及び要求水準書(案)の公表」についてです。  こちらは、2024年度中の事業者の公募及び選定に向けて、2024年2月8日に公表をいたしました。  主な導入機能等につきましては、別添資料70-2をご覧ください。  まず、メインアリーナにつきましては、ブラインドサッカーやパラバドミントン、ボッチャなどのパラスポーツでのご利用はもちろん、フットサルができる広さを想定しておりますため、そのほかのバスケットボール、卓球などについての一般利用も可能でございます。  また、トレーニング室につきましては、誰もが利用しやすい諸室とするため、車椅子使用者も利用可能なトレーニング機器などの導入も想定しております。  次に、駐車場についてでございますが、こちらは障がいをお持ちの方のご意見をいただいた上で、複数の障がい者用駐車区画を設置するとともに、一部屋根付車室を整備する予定でございます。  そのほかといたしましては、当然ではありますけれども、ユニバーサルデザイン化、災害発生時の備え、計画的な緑化など、周辺の住環境などにもしっかり配慮した内容となっております。  次に「2 今後の事業スケジュール」についてです。  公表後に民間事業者から寄せられた意見や質問に対する回答は、来週22日金曜日に公表を行う予定でございます。その後、2024年7月下旬に募集要項等を公表し、10月下旬までに競争的対話、こちらは手を挙げていただいた事業者との対話を通じて内容を確認していくプロセスでございますけれども、こちらを実施いたします。その後、2025年1月下旬までに優先交渉権者を決定して、3月下旬には本会議にお諮りした上で本契約の締結をする予定となっております。  その後、翌2025年度から設計・工事を行い、2027年度中の施設のオープンを目指して、事業を進めてまいります。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆戸塚 委員 簡単に3点だけ教えていただきたいんですけれども、改めて今回、BTO方式にした要因というか、理由を教えていただきたい。  2023年に実施しましたサウンディング市場調査について、どのような調査結果が出たのか、主なものでいいので、教えていただければと思います。  それから、これから事業者選定に当たるわけですけれども、市内事業者への参画の配慮というか、工夫はどのようなことを考えていますでしょうか。 ◎スポーツ振興課担当課長 まず、サウンディング調査におきましては、2021年、2022年に実施いたしました。こちらは複数の事業者から参入意欲の確認ができまして、PFI事業の手法で可能だということで検討を進めてきております。加えて、専門知識を有するコンサルティング会社のご意見も伺いまして、今回のBTO方式に優位性があるとの見解が示されたこともありまして、こちらの方式を採用したいと考えているところでございます。  あわせて、市内事業者への参画についてでございますが、現在公表しております事業に関する要求水準書(案)において、総則の一つに地域への貢献として設計、建築、維持管理、運営業務の実施に当たりまして、本支社、本支店、事務所等の主たる営業所を市内に有するものの活用及び選定、雇用機会の創出等により地域経済の活性化に資するよう配慮することを求めております。  事業者の選定に関しましては、企画段階において様式を定め、工事や管理運営等に係る市内事業者への発注見込みの提案を受けることで適切に評価、審査を行っていきたいと考えております。  また、現在、事業公募が進められています(仮称)町田市子ども・子育てサポート等複合施設整備等事業に当たっては、事業への参加を希望している市内事業者へのコンタクトを取るきっかけとするために、リストへの登録及び公表を行っているところでございます。本事業におきましても、この取組の採用について検討を進めていきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 そこにつきましてはよろしくお願いいたします。  一点だけ最後に確認が、先ほどの答弁でコンサルというか、BTO方式のほうがいいのではないかという助言を受けた結果、BTO方式でということになったんですけれども、どういう助言を受けて、そっちのほうがいいという判断をされたのか、そこを教えてほしいんです。 ◎スポーツ振興課担当課長 詳細について、すいません、ちょっとここで……。後で、申し訳ございません。 ○委員長 休憩いたします。              午後2時45分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時46分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆細野 委員 今に絡んでなんですが、コンサルタントが入っているということでしたが、予算の中にも、この業者選定についてアドバイザリーの予算がついていたと思うんですが、それがコンサルタントということで受け止めてよろしいんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長 細野委員の質疑については、コンサル料ということで間違いありません。  あと、先ほどの戸塚委員の質疑についてなんですけれども、詳細な数字は今持っていないんですけれども、従来方式に比べて期間の圧縮ができるということと事業費が圧縮できるというところで、管理運営も含めてメリットがあるということで伺っております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結します。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後2時47分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後2時52分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第8号議案(市民部所管部分) ○委員長 第8号議案を議題といたします。  本案のうち、市民部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎市民部長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、市民部所管分につきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。  初めに、140ページをご覧ください。  市民部予算のポイントとして、予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。  141ページをご覧ください。  市民部予算総括表でございます。  142ページ下段の財源内訳の比較欄をご覧ください。  対前年度比524万4,000円の増となる10億960万7,000円を計上しております。  次に、主な事業につきましてご説明いたします。  143ページをご覧ください。  市民総務費でございます。  まず、事業の内容でございますが、町田市市民センター等の未来ビジョンの推進、成瀬、木曽森野、つくし野及び三輪の4つのコミュニティセンターと市民フォーラムの施設の管理運営、町田市施設案内予約システムの管理運営、南多摩斎場の管理運営費の負担を行います。  2024年度の取り組みでございますが、町田市市民センター等の未来ビジョンに基づく施策の実施、施設の計画的な修繕の実施、市民センター等のWi-Fi環境の整備等を行います。  主な事業費でございますが、施設等管理委託料6,352万7,000円、南多摩斎場組合負担金1億1,752万6,000円等でございます。  主な特定財源でございますが、市民フォーラム使用料972万3,000円等を計上しております。  次に、144ページをご覧ください。  市民協働推進費です。  まず、事業の内容でございますが、地域の課題解決に取り組む団体や町内会・自治会への支援、地域課題解決に向けたプラットフォームの構築、男女平等に関する施策の実施を行います。  2024年度の取り組みでございますが、町田市が直面している諸問題に対し、地域コミュニティが果たす役割について検証するため、教育・研究機関との共同研究、町田市性の多様性の尊重に関する条例に基づく町田市パートナーシップ宣誓制度の運用、性の多様性に関する普及啓発等を行います。  主な事業費でございますが、共同調査研究負担金800万円等でございます。  主な特定財源でございますが、町内会・自治会が行うコミュニティ活動に必要な設備等の整備に対する一般財団法人自治総合センターからの助成金であるコミュニティ助成金250万円等を計上しております。  続いて、150ページをご覧ください。  市民窓口費です。  事業の内容でございますが、各種証明書の交付、転入転出及び戸籍の届出の処理、コンビニ交付、マイナンバーカードの交付等を行います。  2024年度の取り組みでございますが、住民票等のオンライン申請やキャッシュレス決済の実施のほか、コンビニ交付、マイナンバーカードの普及促進等を行います。
     なお、マイナンバーカードの臨時交付窓口であるマイナンバーカードセンターについては、2025年1月に閉所を予定しております。  主な事業費でございますが、マイナンバーカードの交付関連事務や出前申請受付にかかる事業・業務委託料1億1,698万4,000円、マイナンバーカードセンター跡地原状復帰工事の工事負担金1,518万円等を計上しております。  主な特定財源でございますが、個人番号カード交付事務費補助金2億1,503万3,000円等を計上しております。  313ページをご覧ください。  事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業ごとに市民部の全ての支出科目を掲載しております。  市民部所管分の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 「予算概要説明書」83ページ、地域コミュニティに関する共同研究事業についてお伺いします。  町内会・自治会の方からは、若い人が町内会・自治会になかなか入ってくれない、お祭りを継続するのが難しくなっているなど、地域のつながりの希薄化への危機感に関する声が聞こえてきています。そこで、市として町内会・自治会の存在意義をどのように捉えているのか。また、今回なぜ大学と共同で地域コミュニティの研究を行うことになったか、確認させてください。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 まず、今後持続可能な地域社会をつくっていくためには、市民や地域団体、企業がそれぞれの持ち場で活動し、地域ぐるみで見守り合い、互いに支え合える場づくりが重要であり、地域コミュニティはその核になるものだと考えております。特に、町内会・自治会につきましては、消防団の支援、民生委員の選出などに協力していただいておりまして、地域における行政施策を支えていただいている欠かせない存在と認識しております。  近年、町内会・自治会への加入率の低下や民生委員や消防団員のなり手不足など、地域コミュニティが希薄化しているとの危機感は、市としても認識しているところでございます。そこで、希薄化している原因や具体的な課題を明らかにし、持続可能な地域社会とするためには、どのようなことができるのかということを研究するものでございます。 ◆佐藤 委員 了解しました。  それでは、共同研究の相手方と具体的な研究内容を確認させてください。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 まず、具体的な大学機関でございますが、こちらにつきましては、市内にキャンパスがある法政大学と共同研究を進めるということを想定しております。  あと、具体的な内容、どのように調査研究を行う予定かというところでございますが、まず、研究を進めるに当たりましては、地域コミュニティの状況を把握することが重要であるということで考えております。こちらは町田市や他自治体における事例の調査、あとは統計データの分析、市民へのアンケート調査、インタビューなどを、大学のノウハウを生かしながら行っていきたいと考えております。 ◆佐藤 委員 了解しました。  それでは、この研究で得られた成果をどのように生かしていくのか教えてください。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 こちらの成果につきましてですが、持続可能な地域社会、さっき最初に申し上げましたが、市の事業戦略の検討に寄与するエビデンスを得たいということで、まず考えております。そちらのエビデンスを研究の成果として示すことによりまして、今後の地域コミュニティの強化のための施策の策定ということを行っていきたいと考えております。まずは地域や福祉を取り巻く環境変化に対応するために、当課も計画に関わっております2026年度に中間見直しを実施する予定の町田市地域ホッとプラン、こちらのほうで反映していきたいと今のところ考えております。 ◆戸塚 委員 ただいま佐藤委員が質疑をしました「予算概要説明書」の83ページの地域コミュニティに関する共同研究事業について質疑をしたいと思います。  今回、法政大学と一緒に研究するということなんですけれども、具体的にはどういった研究内容になるのか、その辺の想定を教えていただきたいのと、2025年度の共同研究のところに、中間報告の検証・追加インタビュー等、あと、2024年度も地域活動団体、関係者へのインタビューということで書いてありますけれども、インタビュー先というのは何を対象に選定しているのかというのを教えていただきたいと思います。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 まず、具体的な内容についてでございますが、具体的な内容はこれから大学と詰めていくというところでございますが、地域の方の声を聞くということをまずは一番大事にしていきたいと思います。  先ほど佐藤委員の質疑でも申し上げさせていただきましたとおり、地域の方へのインタビュー、今現在、地域で起こっている、どのようなことが今現在、コミュニティの中で起こっているのかということは、実際に今地域で活動されている方というのが一番ご存じで、課題感も認識しているというふうにこちらも捉えておりますので、まずは今の現状分析、データの分析と直接の対面でのインタビューというところを通して、まずは現状の町田市の状況というところを把握していきたいと思っております。  2点目、今年度末の中間報告ですとか、インタビューの相手先の選定というところでございますが、こちらにつきましては、中間報告はこれからの大学との研究の中で、どういう形で出すかというところでございますが、インタビュー先につきましては、大学と今後、来年度の中で調整をしていく中で、2か月に1回程度、検討委員会みたいなものを設けて、どのような相手先にインタビューしていくのがいいのかというところを検討していきたいと思っております。  例えばですが、町内会長ですとか民生委員というところはもちろんですが、立場、声の大きい方というか、常に固定化された方だけにインタビューするのではなく、どういう形でできるか分かりませんが、実際に町内会に入っていない方ですとか、ふだん声を上げていない方というところにも、どういう形でアプローチできるか検討しながら、インタビューを実施していきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 先ほど固定化しないようにという話はされていましたけれども、最近いろいろ行政が行う意見交換というのは、どうしても同じようなメンバーに話を聞いてというのが形骸化しているのかなという部分もありますし、特にインタビューとなると、地域の事情とか、そういったものを聞くにはあまり固定化しないほうが逆にいいのかなと思いますので、その辺は柔軟性を持ってやっていただきたいなと思っています。 ◆細野 委員 何点か伺いたいと思います。  まず最初に、143ページのシステム使用料になるのかなと思うんですが、前年度より500万円減っているんですけれども、この理由、内容を教えていただければと思います。 ○委員長 何ページですか。 ◆細野 委員 143ページのシステム使用料というのが市民総務課の事業になるのかと思いますが、あるんですけれども、今すぐ出なければ、具体的なことで伺いたいんですが、今、市民センターなどにある予約システムの機械システムというんですか、その機械が3月いっぱいで使えなくなるということで、市民の皆さんが、そうなったら困るという声を何人かから伺っているんですが、その関係の予算なのかなと思って、そこをピックアップしたんですけれども、その状況について教えていただければと思います。 ◎市民総務課長 今、細野委員からご質疑がありましたシステム使用料につきましては、委員おっしゃるとおり、市民センターですとかコミュニティセンター等の施設の空き状況ですとか、あとは予約の手続をするためのシステムになります。  市民の方が困っているというお話は、実はこのシステムが先月の2月の末をもって契約期間が満了になりまして、3月1日に改めて更改をしています。そのタイミングで施設に置いてございます市民の利用者用の端末、これを撤去したわけなんですけれども、ただ、その代わりにですけれども、タブレットを別途用意しまして、これまでと同じようにご利用いただいておりますので、このことをもって市民サービスが低下したというふうには考えておりません。サービスは継続している、そのように考えております。 ◆細野 委員 タブレットが代わりに置いてあるということですが、そのタブレットは例えば夜間の場合、警備員さんしかいなくなったりして、そういう場合でも活用できるようになっているのかどうか、確認させてください。 ◎市民総務課長 運用については、これまでと変わっておりませんので、夜間でもご利用いただくことができます。 ◆細野 委員 では、地域でお知らせしたいと思います。  続きまして、140ページ、昨年から実現しましたパートナーシップ宣誓制度ですけれども、この状況について、どのように利用されているのか、また、声などがありましたら教えていただきたいと思います。 ◎男女平等・消費生活担当課長 昨年4月からスタートしました町田市パートナーシップ宣誓制度につきましては、2月末現在で9件の宣誓がございました。宣誓した方からは、この制度があることそのもので性の多様性を理解されたりとか配慮されているという安心感を持つことができたとか、自分たち性的マイノリティが公的に認められることができたとか、そういった喜びの声をいただいているところでございます。  こちらにつきましては、宣誓いただいた方から、ある一定の評価をいただいているという認識はしているんですが、一方で、さらなる制度の周知が必要というふうに認識しておりますので、次年度以降も周知啓発を図っていきたいと考えております。 ◆細野 委員 一歩スタートというところだと思います。国の制度がきちっとできれば、またもっと徹底していけると思うんですが、ぜひ町田市として頑張っていただきたいと思います。  続きまして、150ページのマイナンバーカード普及促進についてですけれども、今年の12月から健康保険証が、マイナンバーカードでの利用ということになっておりますが、現状、マイナンバーカードの取得状況及び利用状況についてはどのようになっているでしょうか。 ◎マイナンバー担当課長 マイナンバーカードにつきましては、健康保険証の廃止に伴うマイナ保険証という形につきましては、今年の12月2日からということになっております。そちらに向けましては、特に今までもマイナンバーカードの申請を受け付けてございますけれども、保険証が廃止されるということで、今まで作っていなかった方も作ろうということで、じわじわと申請は続いている状況でございます。  今も申請を受け付けまして、その後、交付できますということで通知書を送付させていただくのですけれども、そのときに保険証の利用だとかのことも含めてご案内をさせていただいているという状況でございます。 ◆細野 委員 マイナンバーカードを利用した住民票等の書類の発行等は、状況としてはどのようになっているのかということと、それから新たにひもづけされる医療、具体的には使えるようになったのは医療保険とかだと思いますが、その辺の利用状況については市として把握できるんでしょうか、それぞれ教えていただければと思います。 ◎マイナンバー担当課長 すみません、先ほど保有率をご答弁するのを忘れてしまったんですけれども、申し訳ございませんでした。  マイナンバーカードの保有率につきましては、2月末現在で73.9%という状況でございます。マイナポイントの申請だとかがもう昨年9月で終了しておりますので、かなり今は微増というような状況で続いている状況でございます。  あと、マイナ保険証のどういうような利用状況であるかというところについては、申し訳ないんですけれども、市民部では把握できていない状況です。証明書等につきましては、また担当から今お話しさせていただきます。 ◎鈴木 市民課担当課長 マイナンバーカードを利用したコンビニ交付などでの住民票などの交付についてお伝えいたします。  2022年度末の段階でコンビニ交付率に関しましては32%程度だったところ、直近では40%を超えているところです。来年度予算に関しましても、それを踏まえた伸びる形で計上しております。伸びるというふうに見込んでおります。 ◆細野 委員 証明書のほうは利用率が上がっているということで利用料も、証明書発行手数料も安いということで利用されているのかなというふうに思いますが、これについて上がると、その分、コンビニ交付手数料が、市の負担が引き上がっていくという関係になると思いますが、割合としてはどれぐらい上がっていくのか、予算の関係でお聞きしたいと思います。  それと、そうはいっても、マイナンバーカードを取らない方が26%ぐらいまだいらっしゃるということでは、恐らく取らないでしばらく様子見という方だというふうに思いますが、こういう取らないでずっといくという可能性も――可能性というか、そういうことも可能かどうか、その辺の今後の状況についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。 ◎マイナンバー担当課長 最後のほうの保険証の関係だと思いますけれども、現在のところ、国のほうでは強制ではないということで言っていますので、市のほうでも、現在のところ、強制ではないということで、取得したいという方については、丁寧な説明をして手続を進めていくというところには今までどおり変わりはございません。 ◎鈴木 市民課担当課長 マイナンバーカードを利用したコンビニ交付の負担の状況、負担率というふうにおっしゃいましたか。 ◆細野 委員 市が払うコンビニへの手数料について。 ◎鈴木 市民課担当課長 それに関しましては、1件に対して117円のコストがかかっております。それとはまた別に全体での運営費というものを支払っている状況になります。また、あとはそもそも例えば住民票ですと、窓口ですと1通300円のところ、150円という単価になります。そこについても市が負担という形になるかとは思います。 ◆細野 委員 すみません、基本的なことを。  そうすると、1通につき取られた分の差額分は市が負担するという形になるということは、その分も膨らんでいくということでよろしいんでしょうか。ちなみに、2024年度と2023年度、9%の差でどれぐらいになるんでしょうか。 ◎鈴木 市民課担当課長 コンビニ交付の利用件数が増えれば、その分、市の負担も増えるということではあるんですけれども、同じ割合で増えていくという形です。コンビニ交付自体の割合に関しましては、先ほど申し上げた形のところでは、現在、直近では40%前後のところ、来年度に関しては48%ぐらいを見込んでいますので、その分、負担もふえていくということになります。 ◆細野 委員 ありがとうございます。  市民センター、コミュニティセンターなどが老朽化して、2024年度予算の中にも工事が盛り込まれていると思うんですが、2024年度の事業について、どの施設かというのと、これから改修の予定がありましたら、その計画を教えていただきたいと思います。 ◎市民総務課長 2024年度につきましては、堺市民センターと木曽山崎コミュニティセンターの工事を予定してございます。  今後の予定というお話をいただきましたけれども、今後につきましては、やはり同じように老朽化が進んでおります南市民センター、あとは三輪コミュニティセンター等、順次改修工事を進めていきたいと考えてございます。 ◆細野 委員 ありがとうございます。後で行政報告もあるんですよね。そうしたら、中身についてはそこで伺ったほうがよろしいでしょうか。改修の内容とか。 ◎市民総務課長 後ほど2024年度に実施します堺市民センターと木曽山崎コミュニティセンターの改修工事に伴う休館という話になるんですけれども、行政報告をさせいただきます。そこで詳しくお話をさせていただきたいと思います。 ○委員長 休憩いたします。              午後3時19分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後3時48分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆小野寺 委員 何点か質疑をさせていただければと思います。  「予算概要説明書」の81ページ、共創プラットフォーム推進事業ということで、事業の背景・目的の中で、2019年4月からですけれども、町田市地域活動サポートオフィスが活動されているかと思うんですが、「寄り合い-The YORIAI-」と②の地区協議会支援との具体的なつながりがありましたら教えていただきたい。  また、各市民センターに地域市民相談室というのがありますが、また、こことのつながりというのもありましたら教えていただけますでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 まず、地域活動サポートオフィスについて簡単にご説明させていただきます。  地域活動サポートオフィスにつきましては、市内を拠点として町の困り事に取り組む担い手のサポート、あとは地域で活動する団体等というのを簡単に説明すると、支援する組織ということになります。  こちらのサポートオフィスと「寄り合い-The YORIAI-」との具体的なつながりでございますが、「寄り合い-The YORIAI-」から生まれたプロジェクトにつきまして、支援が必要になった場合には、サポートオフィスが伴走支援という形で支援を行うというような関わりがございます。また、「寄り合い-The YORIAI-」が多様な参加者を募って行う対話の場でございますので、この多様な参加者の一人としてサポートオフィスの職員が「寄り合い-The YORIAI-」に参加をして、参加をして生まれたプロジェクトの伴走支援のためにも、最初の入り口のところから関わるといったような形での関わりということがございます。  続きまして、地区協議会との具体的なつながりでございますが、サポートオフィスは、先ほど申し上げました地域活動団体と地区協議会というところもつなぐ役割というものも担っております。地域の課題を地域で話合い、解決を目指すということで地区協議会は発足をしておりますが、地区協議会につきましては課題解決に向けた取組を行う主な舞台ということで考えておりますので、このサポートオフィスにつきましては、地区協議の活性化に向けた役割というところを担っていると捉えております。  続きまして、地域市民相談室との関わりについてでございますけれども、地域市民相談室は週1もしくは月2回ということで、各市民センターと2つのコミュニティセンターで行われております。こちらは地域市民相談で寄せられる相談内容のうち、地域活動に関する相談が寄せられた場合につきましては、市とサポートオフィス間で調整をいたしまして、相談をサポートオフィスに引き継いだりですとか、あとは地域活動団体の紹介ですとかマッチングというような体制を取っているというところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。  この地域活動オフィスというのは、1か所で固定して各市民センターからのすくい上げ等の伴走型の支援で走るというイメージで、そういう形でよろしいですか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 まず、地域市民相談についてということでよろしかったでしょうか。 ◆小野寺 委員 ごめんなさい、地区協議会とか「寄り合い-The YORIAI-」からのお話をといったところの。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 地域活動サポートオフィスは、団体と団体をつなぐという役割がございまして、アウトリーチで相談受付も行っておりますし、事務所のほうで相談受付というところも行っております。  その団体の相談内容に応じまして、この団体とつなぐともっとより発展するような取組であるですとか、あと地区協議会であれば、地域協議会は地域のプラットフォームでございますので、そのプラットフォームの中に入ることで、団体にとってもつながりが広がる、地区協議会にとっても地域に関わる人が増えるといったような相乗効果が生まれるものがございますので、団体の相談内容によって、こちらにつないだり、団体の要望に応じて対応しているといったような状況でございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございました。理解させていただきました。  さらに、事業の内容のところで、町内会・自治会への加入、未加入にかかわらず、地域情報をオンラインでやり取りできる町内会・自治会システムのいちのいちの活用ということでありますけれども、こちらのいちのいちの市民の加入率、さらに町内会団体等があるかと思いますけれども、そちらの活用率というのがどれぐらいなのか教えていただけますでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 いちのいちについてのご質疑かと思います。  まず、いちのいちの登録者数についてでございますが、今、3月時点で町田市で3,500人を超える方にご利用いただいているという数字となっております。  続きまして、町内会・自治会の活用率、どのくらい町内会・自治会が活用しているかということでございますが、町田市内に今、全312の町内会がございます。その町内会・自治会のうち、最新では136団体に登録をしていただいております。活用率で言うと、約44%ということになっております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。  未加入者に対しても、僕も詳しくはあれなんですが、動き的に③のところで、災害時にシステム登録者の安否確認情報や地域に密着した避難情報を速やかに共有できるようなシステム登録者ではない方々の対策というのは、どういうような形を考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 いちのいちでございますが、町内会・自治会の未加入者も登録できるような形になっております。町内会・自治会以外の方が登録できるようにしたという理由につきましては、町内会がどういう活動をしているか分からないというところの声を受けまして、未加入者の方が町内会に入る、いちのいちを通して、その活動を知ることによりまして町内会に入っていただくという効果を狙って導入したというのも一つ目的としてございます。  実際に町内会の未加入者、10数件未加入者の方がいちのいちに入って、その後、町内会の加入につながったという事例も出てきておりますので、加入促進策としては一定の効果があるのかなと思っております。  委員ご質疑の災害時のシステム登録者の安否確認というところでございますが、こちらは未加入者の方も、この安否確認という機能で確認を町内会長、管理者の方がすることができますので、どういう形で活用するかというところは、こちらとしては町内会に委ねているというところでございますが、このいちのいちを通して未加入者の方が町内会を知ることによって、一つ加入者が増えるといったような形の効果というところで期待しているところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。全体の町内会・自治会312中136という50%にまだ満ちていないので、またさらに上がると皆さんの活用がいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。  さらに、143ページの市民総務費の2024年度の取り組み、②のところで「利用者の利便性向上を図るために、市民センター、コミュニティセンター、市民フォーラムにWi-Fiの環境を整備します。」ということで、先にお話もいただいてはありますけれども、具体的に1点聞きたいところが、玉川学園前のコミュニティセンターの地下が、市民の声からなかなかつながりにくいということで、以前も我が会派でも話を出させていただいておりますが、その辺のところを教えていただいてもよろしいでしょうか。 ◎鎌野 市民課担当課長 玉川学園コミュニティセンターのWi-Fi環境、Wi-Fiの整備状況についてでございますけれども、地下1階の多目的ホールにWi-Fiの機器を3月12日、先日、設置が終わりました。これによりまして、ホール内でもWi-Fiをお使いいただけるようになってございます。  また、先ほどお話がございましたけれども、9月の当常任委員会で地下1階のホワイエでつながりにくいというご指摘をいただいております。こちらは速やかに現地で調査をいたしまして、Wi-Fiがしっかり使えることを確認してございます。ですので、今はホールでもホワイエでもWi-Fiが使えておるという状況でございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございました。  最後になりますけれども、145ページの各市民センター費ということで、各事業の内容で幾つかありますけれども、①で手続の受付が各市民センターのところで一緒なところがありますが、最後の部分で、その他の各種手続で原付バイク等の登録、また、市立図書館資料の予約とか貸出し等、また児童図書館の貸出しや市立図書館予約資料の受け渡しサービスとありますけれども、各施設の特色を盛り込んでつけ足しをしているんでしょうか。できるものとできないものがあるということでよろしいのでしょうか。 ◎忠生市民センター長 市民センターで行う原動機付自転車等の登録や図書サービスなど、各市民センターのサービスに特色があるのかというご質疑にお答えします。  まず、原動機付自転車等についてですが、登録等の手続を行う方にとって市役所1か所だけでは大変不便なので、解消してほしいという声が市民税課に寄せられたことがきっかけとなり、2010年1月から市民センターでも手続ができるようにしております。その際に、職員体制や事務所のスペース等を勘案して、対応可能な鶴川市民センター、忠生市民センターで開始しております。  次に、図書サービスでございますが、現在、市民センターと地域図書館が同じ施設にございますのは、堺市民センターと忠生市民センターでございます。その他に小山市民センターでは、2009年5月から市立図書館の予約資料の受け渡しや市内の図書館で借りた図書の返却の受付、リクエストの用紙の取り次ぎを行っております。
     また、市民センター以外の市民部所管施設でございますが、玉川学園コミュニティセンターでは、市立図書館の予約資料の受け渡し等のサービスだけではなく、児童図書室を設置し、地域ボランティアによるおはなし会なども開催しております。いずれも、市民センターでは基本的には一律のサービスを提供しておりますけれども、例えば図書サービスに関して言えば、地域図書館との距離等により利便性や施設内のスペースなどの物理的条件、地域からの要望や経過などにより所管部署と調整の上、地域の実情に合った形でのサービスを提供しております。 ◆秋田 委員 「予算概要説明書」83ページの地域コミュニティに関する共同研究事業について伺います。  今回の総務常任委員会の行政報告で、町田市未来づくり研究所の調査研究の報告があったんですけれども、その中にこれからの自治体と市民、事業者等との在り方の提言だったり、自治会に代わる新たなコミュニティ組織が地域を担うみたいな記述もあったりするんです。  町田市未来づくり研究所は、これまでも地域の在り方について研究してきたと思うんですけれども、今回の共同研究事業と重複するところはあるのかというのと、あと、町田市未来づくり研究所ではなくて、法政大学へ研究を依頼する理由を伺えればと思います。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 まず、今年度、未来づくり研究所において地域コミュニティをテーマとして研究が行われていたということは、もちろん把握をしているところでございます。こちらは昨年から研究について準備をしておりましたので、重なる部分もあると考えまして、昨年、未来づくり研究所と調整を行いましたが、未来づくり研究所のテーマの中で6つ、仮説ということで行政報告にもあったかと思いますが、地域コミュニティの関係はその中の一つということでございまして、実際に地域の方の声を拾ったりですとか、地域の方にインタビューしたりというところが、当時、相談をする中では入っていなかったというところがまず経緯としてございます。  未来づくり研究所の研究が1年ということである中では、こちらが重視している地域の方の声を聴くというところが不十分かなというところで、別の研究ということで行うということで検討した次第でございます。  重複する部分はというところでございますが、今回の未来づくり研究所の研究結果は、地域コミュニティの研究の一助というか、こちらの研究にも生かしていきたいなということで、全く別なものではなく、未来づくり研究所は他市の事例ということで、こういう事例もあるよというような報告結果も出ておりますので、そういう結果も参考にしながら、来年度研究を進めていきたいと考えております。  続きまして、なぜ法政大学と一緒に研究をというところでございますが、まず地域コミュニティを考える上で専門のというか、地域コミュニティの知識が豊富な先生ということで、名和田教授という法政大学の先生なんですが、地域コミュニティ学会でも会長を10年以上勤めていらっしゃる権威のある先生がいらっしゃいまして、その先生がいる法政大学と一緒に研究をして、基礎研究のデータ分析、あとはインタビューというところも、どうしても町田市の視点では気づけない部分もあるかと思いますので、そういう専門の見地も活用して研究を進めていきたいということで、法政大学と研究をしていきたいというところになりました。 ◆秋田 委員 先ほどの戸塚委員の質疑のご答弁の中で、研究内容はこれから大学と決めていくということだったんですけれども、研究の基本的な考え方としては、町内会・自治会を残すといいますか、持続可能なものにするという考え方になるんでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 町内会・自治会については、我々は基本的なコミュニティを核として市民協働推進課で補助金等も含めて、相談業務を含めて対応してまいりました。今、加入率が45%程度ということまで低下をしてきておりますが、いずれにしても、この45%組織をされているコミュニティ組織というのは、町内会・自治会以外にはないということで考えておりまして、町内会・自治会というものがコミュニティの核ということで市として考えているところでございます。  なので、町内会・自治会というところの活性化、ひいては地域のコミュニティの活性化というところに、どうやったらつなげていけるかというところを研究の主眼として置いているというところでございます。 ◆秋田 委員 この説明文の中に、今後の地域コミュニティの果たす役割などについて検証するというふうに書いてあるんですけれども、現状を研究して報告いただくのか、それともそこからもう一歩踏み込んで提言みたいなものをいただくのか、いかがでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 今のところの想定としましては、大学と共同で研究をして、こういう結果になりましたよという形をいただくだけでは、大学の研究の一つというような形にしかなりませんので、実際に研究の結果、提言をいただくものにつきましては、それによって市としてどういうような方向に進んでいけるのかというところをロードマップなのか、道しるべというものを示せるような研究結果が最後の最終報告で、提言のような形でいただけるように進めていきたいと考えております。 ◆秋田 委員 続きまして、81ページの共創プラットフォーム推進事業についてなんですけれども、まず①の「寄り合い-The YORIAI-」なんですが、「寄り合い-The YORIAI-」の実施について、スケジュールには第1回、第2回、第3回と記載があるんですけれども、例えばですけれども、年度初めに募集して、このスケジュールに書いてある月に実施するということでしょうか。また、何団体ぐらいが実施できますでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 スケジュールは、第1回、第2回ということで示させていただいておりますが、実際に年度初めにどのような形でというところの仕組みというものはないような形です。なので「寄り合い-The YORIAI-」の実施要件というのは、特に要件を定めているというものではございません。  実際に「寄り合い-The YORIAI-」がどうやって始まるかというところを簡単に申し上げさせていただきますと、まず、相談から始まるというようなところです。まずはやりたいことですとか、困り事といったものの相談を受け付けます。相談を受け付けた際に、例えば担当部署に引き継ぐことで解決できる、コーディネートというふうに言っておりますが、例えば公園で何かイベントをしたいというようなものがあったときには、公園緑地課で使用申請をするだとか、そういうところに引き継ぐことで解決できる部分もございますし、あとは先ほどサポートオフィスのところでも少し申し上げました団体と団体をマッチングすることによって、解決するというか、相談が解決するようなところもございます。  そういうもので、マッチングですとコーディネートだけで解決できない案件ですとか、あとは仲間を増やしてどんどんつながりをつくっていこうというような相談者からの要望があった際には、実際にこの「寄り合い-The YORIAI-」というところの開催を相談者様と一緒に、多様な方を含めて、どういう形で対話の場が設定できるのかというところを一緒になって検討していく、そういうような流れでございます。 ◆秋田 委員 まずは相談から始まって、仲間を増やして、対話だよねみたいなことになったら実施されるのかなというふうに感じたんですけれども、例えば何か条件があるのか、何名以上そろったら大丈夫とか、そういった実施要件だったり、あとは逆にどんな場合は実施できないかとかがあれば伺えればと思います。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 先ほど申し上げましたとおり、実施要件というのは特にございません。特に仲間が、例えば1人だから駄目で3人以上が大丈夫だとか、あとはこの案件だと「寄り合い-The YORIAI-」はできないだとか、そういうことは特に定めているものではございませんので、実際の相談者様の相談内容によってサポートしていくというな形で、最終的に「寄り合い-The YORIAI-」というのが開催も含めて相談に乗っていくというような形でございます。 ◆秋田 委員 これまで子どもの参加はありましたでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 子どもの参加についてでございますが、ちょうど今月、3月につくし野のほうで「寄り合い-The YORIAI-」を開催したものがございます。その際のテーマがつくし野を盛り上げるために10年以内にできそうなことはということで、つくし野にお住まいの方が、このつくし野の地域をもっと盛り上げたいというところのタウンミーティングの一環としてご相談をいただきまして、この「寄り合い-The YORIAI-」という手法も生かしてタウンミーティングが実現したというものでございます。  こちらの第1回につきまして、つくし野の小学校6年生が9名参加いただいて、あとは中学生も参加いただきまして、未来のつくし野をどうしていきたいかというところを大人と一緒に対話の場を組んで、実際に子どもがこういうことをしたいというところを最初に発表もするような形で進めていったという事例がございます。  「寄り合い-The YORIAI-」、先ほど申し上げましたように多様な主体が集まって対話をするというところを大切にしておりますので、お子様から高齢者の方まで、立場の異なる方も含めて、いろんな方がフラットに話し合うというところからアイデア等が生まれてくることがあると思いますので、そういうところを大切にしていきたいので、今後も子どもの参加というところも検討して――検討といいますか、実施していきたい、進めていきたいと思っております。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。  次に、②の地区協議会なんですけれども、それぞれの地区で地域の方が話し合って100万円の使い道を決めていくと思うんですけれども、この補助金は各地区のエリア内で行われる事業に使うものなんでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 地区協議会の補助金についてでございますが、1地区100万円を上限として、計10地区ということで今1,000万円計上させていただいているというものでございます。こちらの地区協議会の事業につきましては、基本的には地区の中、市の10地区の中で行われる活動、その地区が活性化して魅力が向上するような事業というところに、この補助金を活用していただいているというところでございます。 ◆秋田 委員 例えば、各地区で行うものではなくて、全市的な課題とか、何か「町田シバヒロ」でやるよとか、そういったものに対しては何か補助金みたいなものはあるんでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 全市的、例えば「町田シバヒロ」でございますと、昨年で言うと「まち2フェス」という、あちらだと町田第二地区という地区協議会の地区になりますが、地域の方のお祭り、イベントというところで「まち2フェス」というものが開催されまして、そちらについて地区協議会のほうに補助金を支出したというところは聞いております。  実際にその地区だけではなく、ほかの地区にも波及する活動をその地区で展開することによって、地区協議会の地区が活性化する、魅力向上ということがその地区協議会の中で判断といいますか、そういうような形の活動ということの場合には、地区協議会への補助金において活動がされるということもあるかとは思います。 ◆秋田 委員 その地区の魅力がではなくて、町田市全体が魅力、そういった町田市全体に向けた目的のものは何かあるんでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 今現在、補助金で言うと、地区協議会の補助金ということで今申し上げましたが、その地区ごとにということで、先ほど申し上げた補助金しかございませんが、話が少し変わるかもしれませんが、今、町田市地域活動サポートオフィスで、町田で少し活動したいという方向けの基金というものを設立して、スタートアップの支援のような、本当に少額なんですけれども、そういうような支援というものを今検討して、4月には説明会を実施する予定でございます。  そこまで大きな額ではございませんが、実際に活動したい、町田市内でアクションしてみたい、行動を起こしてみたいという方の初期投資というか、初期支援みたいな形の部分ではお役立ていただけるのかなと思っておりますので、4月以降、説明会、要綱というところで公開していくというふうに聞いておりますので、そこのところも支援の一つなのかなというふうに考えております。 ◆秋田 委員 最後にします。③のいちのいちなんですけれども、先ほど詳しくご答弁いただいたんですけれども、そのいちのいちの効果検証などは行っているんでしょうか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 いちのいちの効果検証でございますが、明確な効果検証というのは行っていないというのが現状です。先ほどちょっと答弁をさせていただきましたが、未加入者の方が今10数人というところで、未加入者から町内会に加入するといった事例も出てきているということで申し上げましたが、そういう事例を積み重ねていって、あと、この前、今月と先月、2月、3月、各10地区を回りまして、いちのいちの説明会兼懇談会ということで、実際に説明を、いちのいちの体験をするというところをさせていただきました。  その中で話として出てきたのが、役員の負担軽減にもつながっているというような話も出てきてございまして、実際にいちのいち上でデータを格納することによりまして、引き継ぎが楽になったという声もあったりですとか、あとは若い役員がデジタルを使って町内会を活性化したいということで、自分が役員に立候補して、いちのいちというところがあるのであれば、自分が役員になってこれを活用、推進していきたいということで、若い方が役員になってくれたという例も懇談会の中で話が出てきました。  一つ一つの町内会がこのいちのいちを導入することで活性化というか、役員の負担も軽減につながったりですとか、町内会の魅力が発信できる、そのような事例を一つ一つ積み重ねていきたいと考えております。 ◆若林 委員 143ページ、市民センターのWi-Fiの整備なんですけれども、現時点の整備状況と2024年度はどのような整備をされるのか。  また、150ページの市民窓口費、これはオンライン申請とか行政手続のデジタル化など、市民の利便性だとか効率化に向けた新たに取り組むことというのを教えてください。 ◎市民総務課長 私からはWi-Fi整備について答弁をさせていただきます。  現在、コミュニティセンターのうち、成瀬、つくし野、玉川学園コミュニティセンターでは、会議室等の貸出し施設でWi-Fiへの接続が可能となっております。また、6つの市民センターでは、行政窓口周辺でWi-Fiへの接続が可能となっております。  2024年度でございますが、Wi-Fiを設置していなかったコミュニティセンターに加え、全ての市民センターと市民フォーラムの会議室用に貸出しWi-Fiを設置いたします。また、市民フォーラムにはホール用のWi-Fiも設置いたします。 ◎市民課長 私からは2024年度の市民窓口での新たな取組についてお話しさせていただきます。  取組といたしましては、オンラインで交付申請できる証明書の種類を増やしていく予定でございます。具体的に申し上げますと、印鑑証明ですとか戸籍届出受理証明書、除籍謄抄本などを予定しております。  それから、町田市の町田市デジタル化総合戦略2023というのをやっておりまして、住民記録システム、国の標準仕様、標準システムというものに切り替えていく予定でございます。それによってマイナンバーカードを活用したサービスについてスムーズに対応することができるかと思います。そのような取組を考えております。 ◆若林 委員 それぞれWi-Fiだとかというのも、周知をしっかりやっていただいて、災害時とかにも使えたりとかすると思いますので、分かりやすいような周知をしていただければと思います。  続いて、83ページの先ほど来の研究のところなんですけれども、この研究の答申のところで新たな組織をつくりましょうみたいな形になると、今ある屋上屋になるような懸念があるんですけれども、そういったところの結論ありきではないとは思うんですけれども、そういった懸念があるんですけれども、そういったところの考え方。  あとは、エビデンスに基づき町田市各部の事業戦略の検討に寄与することを目的というふうになっていまして、これはせっかく800万円かける予算ですので、あらゆる施策にエビデンスというのを活用していただきたいなと思うんですけれども、全庁に広める考え方というのはどういうふうなことなのか、お聞かせください。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 まず1点目、新たな組織をつくるのではないか、結論ありきの研究ではないかということでございますが、こちらの研究については、結論ありきで研究を進めるという考えはございません。  こちらの研究を行うことによって出てきた成果、最終報告書の中の提言の中で、今後、市として行うべき方向性、あとは地域のほうで実際にこういうことを行っていくと担い手が増えていくんだよというようなところを、市と地域の両面で今後の方向性というところを提言として出せればなということで思っておりますので、今現在で新たな組織をつくるというところで結論を出して、それで研究を進めるという考え方はございません。  2点目につきまして、市役所の各部署、全庁挙げて取り組んでいったほうがいいんじゃないかというところの2点目の質疑でございますが、もちろん、地域コミュニティにつきましては、町内会・自治会ですとか民生委員、消防団だけではなくて、例えば身近な相談窓口として高齢者支援センターが地域づくりのサポートというところも行っております。  地域コミュニティというのは、様々な主体で成り立っているというところで認識をしておりまして、その地域コミュニティを取り巻く市の施策につきましても、かなり多岐に及んでいると考えております。  市の事業と地域コミュニティということは、切り離すことができないというふうに考えておりますので、本研究につきまして様々な部署と一緒に連携して取り組んでいきながら、最後の提言の中で、市民協働だけの例えば町内会・自治会だけというところの提言ではなく、ほかの市全体のコミュニティの施策に関する部署の今後の在り方というところも含めて研究を進めていきたいと考えております。 ◆おく 委員 それでは、1点だけ教えてください。  「予算概要説明書」の144ページに出ております町内会・自治会補助金2,398万4,000円について伺いたいと思います。この補助金の支給の仕組みを伺いたいと思います。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 町内会・自治会の補助金についてでございますが、こちらは町内会から補助金の申請に基づいて支給をさせていただくといったものになっております。金額につきましては、1万2,000円をまず基本額としまして、200円掛ける世帯数ということで補助金の額を算定しまして、そちらに基づいて、申請に基づいて支給をさせていただいているというような補助金となっております。 ◆おく 委員 申請に基づくということを今おっしゃったんですけれども、これは仮に町内会・自治会が申請をしないときには、市のほうからフォローとか何かするんですか、しないんですかということを伺いたいんですが。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 申請に基づくと申し上げましたが、まず全町内会にこちらの申請手続ということでご案内を送らせていただきます。申請はある一定の期間で区切っておりますが、そこまでに出てこない町内会については、提出していないですけれども、大丈夫ですかというところでフォローアップをさせていただいた上で、それでも申請しないと判断した町内会につきましては、申請がありませんので支給はしない、そういうようなフォローアップ体制を取っております。 ◆おく 委員 世帯数掛ける200円ということを先ほどお話しされましたけれども、この200円というのはいつ頃から200円というのが続いているものですか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 こちらの町内会・自治会の補助金につきましては、交付要綱に基づきまして支給をさせていただいております。結構長い間、変わっておりませんで、こちらの適用が昭和56年、かなり昔になりますが、この昭和56年から、この200円という金額を変えずに支給しているというところでございます。 ◆おく 委員 昭和56年からというと、今から何年前かというと約41年でしょうかね。実は現場の声としては、なぜこの交付金が200円で推移しているのか、使い勝手が悪いんじゃなくて、足りないという言葉が現場で聞こえてくるんですよ。この辺の検討というのは、いかほどされてきたか、状況を伺ってよろしいですか。 ◎松尾 市民協働推進課担当課長 こちらの200円の検討ですが、町内会から直接200円では足りないという声は、昔からやっているからかもしれませんが、そこまで多くは寄せられていないというところが現状です。こちらの検証につきましては、予算の部分もありますが、こちらの中でそこまで検討はしてきていないという状況でございます。 ◆おく 委員 実は聞かないがゆえに定着しちゃっているという背景があると思うんです。仮にアンケートでもやれば、必ず上げてほしいという声が、誰しも書くと思うんですけれども、この辺の検討を現代に合わせて、昭和56年ですから、平成、令和と来て、3世代にわたってのこの金額を維持し続けるというのは、よほど検討されてこなかったのか、町田市民の方が、町内会がいい人ばっかりだったのか、それは分かりませんけれども、これは少し検討の余地があるんじゃないかというふうに感じるんですが、部として、また課として、そこのところについてどのように思っていらっしゃるか、教えていただけますか。 ◎市民協働推進課担当部長 おっしゃるとおり、ほかの市の事例とかも見ますと、やはり数字的にはまちまちというところがございます。今後も研究をしていくというところでありますので、もちろん直近でなるべく早くというところはあるかと思うんですが、こちらのほうもベンチマーキングとかで他市の状況も含めて検討していきたいと思っておりますので、研究してやってまいります。 ◆おく 委員 質疑だから、そこまでお願いしますということは言いづらいですけれども、今、部長からもお話ありましたので、ぜひ検討してみてください。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって市民部所管部分の質疑を終結いたします。  休憩いたします。              午後4時25分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時26分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(堺市民センター及び木曽山崎コミュニティセンターの改修工事に伴う休館について) ○委員長 行政報告、堺市民センター及び木曽山崎コミュニティセンターの改修工事に伴う休館についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎市民部長 堺市民センター及び木曽山崎コミュニティセンターの改修工事は来年度予定をしております。それに伴う休館についてご報告をさせていただきます。  内容につきましては、担当から説明させていただきます。 ◎市民課長 では、堺市民センター及び木曽山崎コミュニティセンターの改修工事に伴う休館についてご説明させていただきます。  タブレットの資料番号の67番をご覧いただければと思います。  堺市民センターと木曽山崎コミュニティセンターの改修工事を行います。この工事に伴いまして、証明発行などを行う行政窓口は継続しますが、ホールや会議室などの館内の施設の貸出しを休止いたします。  それでは、施設ごとにご説明いたします。  資料の1番、堺市民センターですが、(1)の工事内容は、主なものをこちらに記載させていただいております。  (2)の休館スケジュール(予定)ですけれども、表の2段目、貸出施設の休館期間は、今年の11月1日から2026年の1月3日までを予定し、翌1月4日から再オープンいたします。  表の3段目、証明書の発行などを行う1階の行政窓口は、場所を移動して開所する期間があります。  表の4段目、2階のふれあいけやき館も、内容を縮小して開館する期間がございます。  表の5段目、1階の堺図書館は、休館する期間がありますが、その間も予約本の受け渡しサービスは行う予定でございます。  続きまして、次のページになります。2の木曽山崎コミュニティセンターでございます。こちらはA館とB館の2つの建物があります。どちらも工事を行います。  (1)の工事内容は、主なものを記載させていただいております。  (2)の休館スケジュール(予定)ですが、表の2段目、貸出施設の休館期間は、A館、B館ともに今年の11月1日から2026年の2月28日までを予定しております。翌3月1日から再オープンいたします。  表の3段目、B館1階の行政窓口は、B館を工事している間はA館に場所を移動して開所します。  表の4段目、A館2階のふれあいくぬぎ館は、A館を工事している間は、B館に場所を移動して内容を縮小して開館いたします。  3の休館中の施設貸出についてでございますが、施設貸出を休止するため、堺市民センター、木曽山崎コミュニティセンターをホームグラウンドとしてご利用いただいている皆様、抽せん予約に参加している利用登録団体が他のセンターの抽せん予約に参加できるようにいたします。  4の周知についてでございますが、新年度の予算議決後、4月1日から、「広報まちだ」、町田市ホームページ、館内掲示、チラシの配布、それから施設案内予約システムへの掲載などで利用者の皆様にお知らせいたしたいと思います。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 それぞれ施設をなるべく閉鎖しないように工夫しながら、改修に取り組まれるということで地域の方にとっては大変ありがたい計画だなというふうに思うんです。ただ、会議室とかは使えなくなるということで早期の周知と、あと、地域でこの場所が一番よかったという方々のために、ぜひ代案なども、この場所はどうですかというような提案なども、相談があったらぜひ応じて、なかなかないと思いますけれども、知恵をお貸しいただければと思います。  あと、くぬぎ館とけやき館がそれぞれ継続して利用されるということで、高齢者施設なので、トイレなどがどうしても利用される方が多いと思うんですが、その際にそれぞれ洋式トイレをメインにした施設になっているのかなと思いますが、その辺のところがB館に移行してとか、木曽山崎コミュニティセンターのほうは館を移動してというようなことも考えているようですが、トイレ整備については、そういった高齢者の方への配慮みたいなことは、この中でされていらっしゃいますでしょうか。 ◎鈴木 市民課担当課長 トイレに関しては洋式化ということで進めていく予定です。
    ◆細野 委員 大分一般の方も便利になるなと思いますが、工事の際に、けやき館もくぬぎ館もそれぞれ活用されるということで、そういった高齢者の方が利用される際のトイレについてはいかがでしょうか。洋式になっているかどうかなんですが、その辺が何か工夫が、工事の在り方について、順番についてなど工夫されていることがあれば伺いたいんですが。 ◎市民課長 木曽山崎センターはそうなんですけれども、A館、B館と場所を移しながらになります。ですので、工事をしていないほうに一時的に動いて、施設というか、会場というんですか、場所を動かしますので、その時点ではまだ工事が終わっていないので、それはそのままの状態で使っていただくような形になりますが、戻ってきたときにはきれいになっているというような感じになるかと思います。 ◆細野 委員 やはり高齢者の方は、洋式のトイレのほうが安心して利用できるというか、そもそも和式は使えない方も多いので、ぜひ何らかの形で検討していただければと、これは要望しておきますので、工事の順番をトイレからとか、できればそういった順番を入れ替えるとか、洋式トイレの整備からスタートするとか、そういったことができればぜひお願いしたいと思います。 ◎堺市民センター長 今回、2つの施設をやるんですが、堺市民センターにつきましては、2017年の工事の段階で洋式化とか、みんなのトイレの整備は終わっておりますので、工事中も、ふれあい館を使う方がトイレを使うことはできますし、整備も終わっております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただ今の行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後4時33分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後4時38分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第27号議案 ○委員長 第27号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、第27号議案 町田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。  本議案は、内閣府令の改正に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。  内容といたしましては3点ございます。  1点目は、特定教育・保育施設等の運営規程等の重要事項について、書面掲示に加え、インターネットを利用して公にすることを義務づけるものでございます。  2点目は、特定教育・保育施設等が電磁的記録により作成している情報を、記録媒体を用いて保護者に交付する場合について、媒体の種類を特定しない表現に改めるものでございます。  3点目は、その他文言の整理を行います。  この規定は、4月1日から施行いたします。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第27号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第27号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第35号議案 ○委員長 第35号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、第35号議案 町田市学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。  本議案は、本町田地区及び南成瀬地区における小学校の統合に合わせて、学童保育クラブの名称と位置を変更するため、所要の改正を行うものでございます。  内容といたしましては、本町田東小学校、本町田小学校、南第二小学校及び南成瀬小学校内の学童保育クラブを廃止し、2025年4月に開校する本町田ひなた小学校及び成瀬小学校内に、学童保育クラブを設置します。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 新たな学校づくりの統廃合に伴って学童保育クラブを統合するというものですが、それぞれ場所と名前が変わることになります。名前自体は、これまでそれぞれの学童保育クラブが特色ある、また、学童の希望する名前になっていたかなと思いますが、その地域だけになってしまう、名称になってしまうことについて考え方を伺いたいと思います。  あわせて、定数がなくなっているというのは、45名が全部削除されているということなんでしょうか。 ◎児童青少年課担当課長 まず、名称につきましては、条例上の正式な名称については学校と同じ名前で一緒になりますけれども、愛称という形で今後、通う予定のある子どもたちにアンケートを取りまして、個別につけていくというようなことも考えておりますので、今回は名称については学校と統一するという考えでございます。  定員につきましては、条例制定時に、その施設の定数ということで、当時は45名ですとか25名というものを載せておりますが、現在は入会の児童の増加に伴いまして、一つの支援の単位という規模を40名程度というふうに別の条例で定めておりまして、そちらを基準に毎年、定員が変更となっておりますので、今回、条例から削除したという経緯となります。  説明は以上となります。 ◆細野 委員 ありがとうございます。  それで、統合する学童保育クラブについて伺いますが、2校に設置された学童保育クラブが今回統合されて1か所になるということで、今回の場合は倍に児童数が増えていくということになると思いますが、この統合の仕方についてはどのように検討されているのか。事業所が2か所それぞれ別にやっていると思いますけれども、この統合の仕方について今後のスケジュール、また、どのような手法で行っていくのか教えていただきたいと思います。 ◎児童青少年課担当課長 今、委員からのご質疑の趣旨がもし違っていたら後ほどご指摘いただきたいんですけれども、まず統合に伴いまして、現在、指定管理者制度というもので運営をしておりますので、引き続き、そちらの指定管理者のほうでやってまいりますが、こちらの統合に当たりまして、それぞれ事業者が現在異なっておりますけれども、この統合の際に公募という形を取りまして選定をするという、これまでどおり制度にのっとって行っていくということになります。  スケジュールにつきましても、指定管理者制度のスケジュールに沿いまして、2024年度、来年度選定ということを進めていくというところになります。 ◆細野 委員 学校も統合になるし、学童保育クラブも統合になるということで、子どもも増えていきますし、そういった集団をどうまとめていくかというのは、学童保育クラブも、そういった面では子どもたちにとってももちろん負担ですし、職員の方々も新たにスタートする上では、それだけ人数も必要になると思いますし、そういう際に2か所の事業所が統合するというような考え方はないのかどうか。慣れた職員の方に見てもらいたいという子どもたちや保護者の希望というのは、その辺はかなえられないということでしょうか。指定管理の指定に当たって、今後、想定される配慮の仕方とかは何かありませんでしょうか。 ◎児童青少年課担当課長 指定管理者制度というものは公募で行うというのが原則でありますけれども、その制度の中にも、従前雇用されていた従業者の雇用の継続の配慮ということを求めることは市のほうでできますので、そちらのほうで配慮をしていただきたいということで、私たちは引き続き求めていくというところです。  もう1点、指定管理者が公募によって変わるというところで、これまでのクラブ運営の引き継ぎというような期間を設けておりまして、これまで14日間ということをしておりましたが、最大90日間というところに拡大をしまして、利用者への影響というものを最小限にしていきたいというところであります。 ◆細野 委員 事業所がそれぞれ違う場合、継続といった場合に、どちらかが選択されるということになっていくと思うんですが、その選択の仕方も、ちょっと市のほうも大変かなというふうに思いますが、その辺についての考え方。  それから、事業所自体あと1年ということで、指定管理の期間もそこまでというふうにはなっていますが、やはり職員の方もいらっしゃいますし、そういった雇用の問題も含めて、どのように説明していくのか、あるいは何らかの配慮が行われるのか、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎児童青少年課担当課長 まず、指定管理者制度というものですので、公募というものになるんですけれども、選定の中で各事業者のほうから、事業の今後の運営の仕方ですとか提案をいただいて、そちらが2者以上応募があった場合は、よりよいものが選定をされるというところで、結果的には利用者の方によいサービスを提供できる事業者が選ばれるというふうに考えております。  もう1点、現在雇用されている方について1年後というところなんですけれども、これまでも指定管理者の施設長が集まる会議で、統合に伴ってこういったことでスケジュールは動いていきますという説明はさせていただいておりますので、今後も引き続き、それぞれ個別の事業者のほうには、説明が必要であれば設けていきたいというところであります。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆細野 委員 第35号議案 町田市学童保育クラブ設置条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論を行います。  この今回の提案されている条例は、新たな学校づくりの学校の統合によって行われる学童保育の統合に関わる条例改正だということで受け止めました。子どもたちにとっても大きな影響があり、また、今でもただでさえ一つ一つの学童保育クラブが、望ましい定数を超えて規模が大きい学童保育クラブが多い中で、そういった学童保育クラブも統合することになる計画であり、この条例には賛成できません。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第35号議案について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第35号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第8号議案(子ども生活部所管部分) ○委員長 第8号議案を議題といたします。  本案のうち、子ども生活部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、子ども生活部所管分につきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。  198ページをご覧ください。  子ども生活部予算のポイントとして、予算編成に当たっての予算編成の考え方、予算編成で重視した取り組みを記載しております。  199ページ、200ページをご覧ください。  子ども生活部予算総括表でございます。  事業費合計で369億4,944万2,000円でございます。事業費ベースで対前年度19億4,128万8,000円増額、一般財源ベースで5億2,643万1,000円増額しております。  次に、主な事業についてご説明いたします。  201ページ、202ページをご覧ください。  児童福祉総務費の事業の内容①と②をご覧ください。  子ども・子育て支援施策に関する計画の策定・進捗管理、町田市子どもにやさしいまち条例の施行イベント・周知啓発活動の実施、子ども・子育て会議の運営を行うものでございます。  また、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、乳幼児から中学生までの児童を対象に、児童手当(特例給付)を支給するものでございます。  次に、2024年度の取り組みですが、子ども施策の基本計画である新・町田市子どもマスタープラン(後期)の計画期間が2024年度で終了となるため、次期計画を策定いたします。  また、保育料及び育成料の在り方について、部会を立ち上げて検討いたします。  さらに、町田市子どもにやさしいまち条例の施行イベントや周知・啓発活動を行います。  また、児童手当を4万3,784人の児童を対象に支給いたします。そして、2024年10月分から所得制限の撤廃、高校生年代までの支給延長などの制度を拡充いたします。  主な事業費ですが、計画策定にかかる事業・業務委託料として1,293万6,000円、児童手当として67億5,446万円でございます。  最後に、主な特定財源でございますが、児童手当の国や都の補助金として計59億142万円6,000円を計上しております。  次に、203ページ、204ページをご覧ください。  保育・幼稚園費の事業の内容①と②をご覧ください。  教育・保育施設の安定的運営を支援するとともに、多様な保育ニーズに対応し子育てサービスの充実を図るため、保育所、幼稚園、認定こども園、小規模保育事業所や家庭的保育事業所を対象とし、施設型給付費の支給や各種事業の補助金を交付するものでございます。
     ⑧をご覧ください。多様な他者との関わりの機会の創出や在宅子育て家庭の孤立防止など、子育て支援の充実を図ることを目的に、保護者の就労等の有無にかかわらず、ゼロ歳児から2歳児の未就園児を預かる事業を新たに実施するものでございます。  次に、2024年度の取り組みですが、①の施設型給付費について、4歳・5歳児の職員配置基準を児童30人に対して保育士1人から児童25人に対して保育士1人へと改善した施設に対して新たに加算を行い、給付を行います。  また、⑧の未就園児を預かる事業につきましては、幼稚園におきまして、モデル事業として実施いたします。  主な事業費は、児童保育委託料として93億2,406万3,000円、児童保育委託料の特別保育分として23億7,309万9,000円でございます。  最後に、主な特定財源でございますが、子どものための教育・保育給付費の国分として64億8,778万1,000円、子どものための教育・保育給付費の都分として30億4,644万3,000円などを計上しております。  205ページ、206ページをご覧ください。  子育て推進費の事業の内容①をご覧ください。  病気または病気の回復期で、他の児童との集団保育が困難な児童の保育に対応するための病児・病後児保育を実施いたします。  次に、2024年度の取り組みですが、安心して子育てできる環境をつくるため、病児保育3施設、病後児保育4施設で事業を実施するとともに、病児保育施設1施設の定員を2名拡充いたします。  また、引き続き八王子市、相模原市、川崎市と広域利用協定による相互利用を実施いたします。各施設の利用状況を踏まえ、今後の施設整備について検討を進めてまいります。  主な事業費は、病児・病後児保育事業の委託料として1億1,444万8,000円、意見書作成等手数料として484万1,000円などでございます。  最後に、主な特定財源でございますが、子ども・子育て支援交付金2,604万7,000円、東京都子ども・子育て支援交付金として2,700万4,000円を計上しております。  207ページをご覧ください。  子ども家庭支援費の事業の内容③をご覧ください。  ひとり親家庭の親子を対象に無料でお弁当を届ける「おうちでごはん」事業について、事業を実施する町田市社会福祉協議会に対し、経費を補助するものでございます。  2024年度の取り組みですが、より多くの方が利用できるよう、配達食数を300食から340食に拡充いたします。  主な事業費は、宅食事業補助金1,904万2,000円でございます。  最後に、主な特定財源でございますが、児童虐待防止対策等総合支援事業費補助金として657万7,000円を計上しております。  208ページをご覧ください。  児童青少年費の事業の内容①②③をご覧ください。  学童保育クラブを利用する全ての児童が安全かつ安心して生活できる環境を整えるため、学童保育クラブの施設環境を改善するものでございます。  また、子どもの居場所のさらなる充実を図るため、子どもセンターの補完施設として子どもセンターから距離がある地域に、小型の児童館である子どもクラブの整備をするものでございます。  そして、日本ユニセフ協会が進める子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)の実践自治体として、子どもの市政参画を推進するなど、子どもにやさしいまちの実現を目指すものでございます。  次に、2024年度の取り組みでございますが、本町田地区学童保育クラブについて、遊びや生活の場としてふさわしい良好な育成環境を整えるため、改修工事を実施いたします。  また、(仮称)成瀬地区子どもクラブについては、整備工事に着手し、2025年秋の開館を目指します。(仮称)金井・薬師地区子どもクラブにつきましては、子どもの意見反映及び傾斜地活用の技術的な検討等のため、基本・実施設計に先立ち基本計画を策定いたします。  そして、子どもにやさしいまちの実現に向けては、まちだ若者大作戦の実施件数を2023年度の10件から20件に拡充し、若者が自らの力でやりたいことを実現できるよう市がサポートするほか、プランに応じた補助金を支給してまいります。  また、町田市子どもにやさしいまち条例制定のPRイベントを行うとともに、子どもにやさしいまちに関連する取組を庁内において横断的に検討し、実施してまいります。  主な事業費は、本町田地区学童保育クラブの改修工事費が550万円、(仮称)成瀬子どもクラブ整備工事費が1億6,280万円、まちだ若者大作戦補助金が360万円などでございます。  債務負担行為は、2024年度から2025年度までの2か年度にわたる(仮称)成瀬地区子どもクラブ整備の総事業費として4億1,943万円を計上しております。  最後に、主な特定財源でございますが、子ども家庭支援包括補助事業費補助金として合計で2,400万円、次世代育成支援対策交付金と児童館整備費補助金としてそれぞれ922万5,000円などを計上しております。  209ページをご覧ください。  子ども発達支援費の事業の内容②をご覧ください。  障がいのある児童や発達に支援が必要な児童とその保護者の相談を受け、必要に応じて療育等の支援を行うものでございます。  2024年度の取り組みですが、子ども発達センターを利用する児童の保護者が、時間帯や場所を問わず手元のスマートフォンなどから配布物の閲覧や必要な連絡を行えるようにするため、療育事業に児童発達支援施設運営システムを導入してまいります。  主な事業費は、システム使用料の39万6,000円でございます。  最後に、329ページから341ページをご覧ください。  事業別支出科目一覧でございます。大事業ごとに、子ども生活部の全ての支出科目を掲載しております。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 まず、子どもにやさしいまちづくりを進めていく中で、子どもに関わる施設整備に当たっては、子どもの意見を聞くことが重要だと考えるが、どのように意見を聞いてきたのか教えてください。 ◎児童青少年課長 「予算概要説明書」の35ページにおける子どもクラブ整備事業の関係かと思います。こちらには、(仮称)成瀬地区子どもクラブの整備ということで、2025年秋の開館を目指しておりますが、こちらの設計に当たっては、2023年2月に近隣の小学校ですとか成瀬高校、また中学校にも、どのような子どもクラブにしたいのかですとか、子どもクラブで一体どういうことがしたいのか、何を求めるのかというような質問のアンケート調査を実施させていただいております。  また、乳幼児としても意見を聞きたいというふうに思っておりますので、こちらは直接ご本人ではなくて、近隣の保育園、幼稚園に通う園児の保護者を対象としてアンケートを実施させていただきました。これらのアンケートでは、合計で327件の回答をいただいております。 ◆佐藤 委員 子どもの意見としては、どういったものが出されたのか、また、それらは設計に反映しているのか教えてください。 ◎児童青少年課長 子どもの意見としてアンケートで代表的なものをお答えさせていただきます。  まず1つは、読書や自習といったもののスペースが欲しいというような声が、どの世代、どの年代にもとても多かったということで、また、そこでゆったりと過ごしたいというようなお声をいただいております。  また、一方では、バスケットボールですとか、ボルダリングといったような雨が降った場合でも体を動かせるような場所が欲しいといったようなお声をいただいております。  あと、設計への反映のところでございますが、それらの声を踏まえて、まず2階のところに集会室というようなところがございますけれども、その中に図書ですとか勉強ができるスペースを設けて、そこに少し小上がりを造りまして、そこで足を伸ばしてゆっくりできるスペースというものを配置するような設計とさせていただいております。  また、同じく2階に小さな体育館である遊戯室というようなものがあるんですけれども、そこでは少し天井を高く、6メートル弱ほどの天井にいたしまして、バスケットボールができるような高さにさせていただいていることと、ボルダリングの壁というものも造っていきたいというふうに思います。そういったものに反映させていただきました。 ◆佐藤 委員 分かりました。  例年、待機児童解消対策として、保育所の準備に関する予算が計上されてきましたが、2024年度予算には待機児童解消に向けた取組はどのように反映されたのか、待機児童の状況とともに確認させてください。 ◎保育・幼稚園課長 それでは、私からは初めに待機児童の状況についてお答えさせていただきます。  2023年4月の状況では、待機児童は30人となっておりまして、1年前の2022年4月の状況と比べますと、45人減少しているような状況でございます。年齢別ですと、ゼロ-2歳児クラスで生じておりまして、特に1歳児で24人と多くを占めておりました。また、地域別ですと、南地域で18人となっておりまして、半数以上を占めているというような状況がございました。  2024年4月の待機児童の状況でございますけれども、こちらにつきましては、まだ現在精査中でございます。これに関しましては、4月に速報値で出させていただきまして、6月議会には確定値ということで行政報告をさせていただくということで予定しております。 ◎子育て推進課長 それでは、私から待機児解消に向けた取組についてお答えをさせていただきます。  2023年4月の待機児童の状況30名、南地域が特に多く占めるといった説明を保育・幼稚園課長からさせていただきましたが、2023年度の中では、新たに定員60名規模の保育所1園を南地域に整備いたしまして、来月、2024年4月から開所する予定となっております。これまで毎年度のように新設整備を進めてまいりましたが、待機児童数は毎年度、順調に減少できている状況でございまして、2024年度予算においては新設する保育園の予算というのは計上しておりません。  ただ、認可保育所の空き定員等というのがやはり発生しているところがありますので、待機児童の多い1歳児の受入れを行うための事業というのは、継続して行うような形で予算に組み込んでおります。  また、2024年4月、待機児童の状況を精査中という話を先ほどさせていただいておりますので、その結果を見ながら、今後の保育所の新設が場合によっては必要なのかどうかということも含めて、引き続き検討は進めていく予定でございます。 ◆佐藤 委員 今後の新設、整備に関しては、2024年4月の待機児童の状況次第ということであるので、結果には注視していきたいと思っております。  それでは最後に、「予算概要説明書」205ページ、病児保育施設1施設の定員を2名拡充するとあるが、拡充する施設とその時期について教えてください。 ◎子育て推進課長 病児保育施設1施設の定員増というところですが、近年の利用者の増加というところを考慮いたしまして、南地域にある南町田病児保育室じんべえの定員を、現在4名であるところを6名ということで2名増員する予定となっております。  時期につきましては現在、じんべえを運営していただいている事業者と調整中ですが、人員配置の見込みが立っているというようなお話をいただいておりますので、今のところ4月当初から拡充できる見込みで進めております。 ◆小野寺 委員 すいません、幾つか質疑をさせていただければと思いますが、まず「予算概要説明書」の30ページ、子どもにやさしいまちづくり事業ということで、事業の背景・目的の中で愛称「まちだコドマチ条例」、条例と書いてルール、これは命名はどのようになされたのでしょうか。子どもの意見を反映されたのか、また、誰に宛てての条例、ルールなのでしょうか、お願いします。 ◎子ども総務課長 子どもにやさしいまち条例、コドマチルールについてのご質疑にお答えいたします。  命名がどのようにされたのかということですけれども、本条例の愛称「まちだコドマチ条例(ルール)」は、町田の魅力を発信しまして、町田の未来を考える若者グループMSPのメンバーに愛称を考案していただいております。こちらは、多くの子どもたちに、この愛称を通じまして条例のことを知ってもらうということを狙いとして、こういった愛称をつけていただきました。  それで条例をルールと読むのは、条例という堅い言葉に対して、若者や子どもならではの表現の仕方として、ルールという身近に感じる言葉を充てていただいたものとして受け止めているところなんですけれども、ですので、誰に宛ててというところなんですけれども、条例の趣旨といたしましては、子どもにやさしいまちの実現を目指し、子どもに関わる全ての大人ですとか市民に宛てたもの、条例の趣旨としてはそういうものではないかと考えているところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。優しい言葉でということで、条例をルールにされたということで、広く広まればいいと思います。  さらに、条例の前文では、子どもの参画という形がありますが、年代別にこちらは実現することが可能なのか、それを教えていただけますでしょうか。 ◎子ども総務課長 子どもの参画についてのご質疑にお答えをさせていただきます。  町田市子どもにやさしいまち条例の制定の際には、小学生、高校生ですとか18歳以上の市民に分けてアンケート調査を行って回答をいただいております。また、子どもの意見を聞く場として、小さな子どもも参加できるシールの投票ですとか、中高生が主な参加者である子ども参画ミーティングですとか市長と語る会、また、小学校での総合の授業でパブリックコメントを取り上げていただくなど、年代別に参画の機会を設けていろいろ意見をいただいておりました。  この条例の施行後におきましても、参画の機会の拡充というのを目指しまして、子どもの年齢ですとか成長に応じた年代別の子どもの参画を含みます、これまでの子どもの参画の取組を先行事例として発信して広めてまいりたいと考えております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。今、話があったように、それぞれの年代でということで受入れをするような形を取っていただいてありがとうございます。  さらに、③でまちだ若者大作戦ですがということで、「予算概要説明書」の208ページにも通じますけれども、児童青少年費には2024年度の取り組みの中で、③の実施件数10件という形でありますけれども、こちらの10件、昨年度課題は何だったんでしょうか。  また、さらに広報媒体を活用して宣伝活用、今年はされるようですけれども、それの取組を具体的に教えていただければと思います。 ◎児童青少年課長 まず、まちだ若者大作戦、2023年度のやってみての課題というところでございますけれども、課題としては、子ども・若者のモチベーションを最後まで維持していくということを想定しております。  例えばなんですけれども、次の日曜日、3月17日に野外フェスという野外で音楽のイベントをやるんですけれども、これまでの経過を振り返ってみますと、野外で音が出せる場所というものをまず探すということがとても大変だったということを、子どもと担当のほうからも聞いております。また、音響機材というのが重かったり、デリケートなところもありますので、そういったものの手配や運搬、また、音楽を外で鳴らしますので、地域の方にご挨拶といったものも実際にはしておりまして、様々なことをやり切らなければいけない。そういう中で、野外で音を出せる場所といっても、どこでもできるということではございませんので、やはり若者がやりたいということに賛同してくれる大人の存在というものがいて初めて成り立つものだということですので、若者自らが大人に理解を求めていくというようなことも必要がございました。  野外フェスについては成功事例ということで、実施にもう数日というところにはなりますけれども、こういった話として実現までの道のりがかなりあることがありますので、途中で諦めてしまう子ども・若者も実際にはおりました。そのため、来年度実施件数を増やしていくということに向けては、子ども・若者の気持ちを高めていくというような後押しも、行政職員には求められるかなということ。あと、負担の軽減ということで、やはり少しでも若者たちが最後までやり切ろうという気持ちを絶やさないような負担軽減にも努めていきたいと考えております。  また、広報媒体を活用した宣伝というところなんですけれども、2024年度、広告料ということで載せさせていただきましたが、こちらについては、まちだ若者大作戦というこの言葉だけでは、若者が一体どういうことができるのかというのがイメージしづらいというようなお話を聞いております。  そのため、2023年度に実際にやった取組を、少し短編的な動画に今撮っておりまして、そういったものを例えば町田駅前のデジタルのサイネージのところですとか、市のホームページも含めてですけれども、そういったところで載せていく。そういったところで身近なところで見ていただいて、自分もやってみたいと思うようなものとして、広告料として上げさせていただいております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。10件の中でもいろいろな課題があって、途中で諦めてしまうようなところもありながら、やり切れるようにフォローしていただくということは非常に大事だと思います。  さらに、それを20件にしてということでございますけれども、この事業が10万円と幾らかに分かれていると思うんですけれども、この辺が市のプランに応じた補助金支給という形でありますけれども、これは特定せずに取りあえず20件集めて、その中で意見はどんどん吸い上げながら推進していくというような取組なのでしょうか。 ◎児童青少年課長 「予算概要説明書」では、31ページのところにそのプランの説明を書かせていただいております。具体的には2つのプランがございまして、まず1つ目が若者が中心となってやりたいことを実現するというやりたいこと実現プランというふうに呼んでおりますけれども、そちらが上限が10万円、また、行政課題の解決につながるものとして、あらかじめ事業の担当部署が賛同するという形を取れたものがまちづくりプランという名称に変わりまして、1プランにつき上限が50万円になるというような仕組みでございます。  こちらの両プランをどのように決めていくのかということにつきましては、子ども・若者が決めていくということにはなるんですけれども、まず、このプランをつくっていく上で、最終的には子どもたちで構成する審査会ということにかけていくことになるんですけれども、企画段階と補助金を申請するという段階が大きく2つプロセスがございます。  初めに、何かをやりたいなと思った若者は、そこの時点でどっちにしたいというのが決まっていれば、そのような企画を立てていただくことも可能なんですが、企画の段階ではまだ漠然としている場合には、まずはやりたいこと実現プランということでご提案いただきまして、また、それを具体的に詰めていく、お金がどこまで必要かというのを詰めていただいた段階で、また補助金の申請を審査いただくというような段に切り替わってきます。  そのときに、まちづくりプランに該当するということになれば、そこには柔軟に対応して、市補助金の段階では、まちづくりプランということで申請いただくことも可能ですので、子ども・若者がやりたいようにプランの選択もできるような仕組みとさせていただいております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。大変分かりやすかったです。  続いて、35ページの子どもクラブ整備事業ということで、先ほど佐藤議員からもお話がありましたけれども、この事業の内容の①(仮称)成瀬地区子どもクラブ整備という形があります。コミュニティセンターが隣にありますけれども、こちらは大人の施設ということで、大人とのコミュニケーションが図れるという形の場所ではあるかと思うんです。この環境づくりの考え方はあるのでしょうか。 ◎児童青少年課長 今ご質疑いただきました(仮称)成瀬地区の子どもクラブの整備に当たりましては、例えば今も成瀬のコミュニティセンターの中で活動いただいているかえで文庫というところがございまして、そちらの皆様に、例えば子どもクラブの中でも読み聞かせを行っていただくですとか、あとは子どもクラブにも、先ほど読書がしたいというアンケートの話をさせていただきましたけれども、そのために配架する本棚も、もちろんございますので、そこに並べる本の選書にもご協力いただくというようなことも含めて、大人とのコミュニケーションが図れる環境づくりというものも一つ考えてございます。  また、昨年も成瀬コミュニティセンターまつりの中で、私たちもブース出展させていただいたんですけれども、そういうイベントの中でも、同じタイミングでやるですとか、それぞれブース出展をし合うですとか、そういったことも考えられますので、そういった中でのコミュニケーションというものも図れるかと思います。  また、ソフトの話だけではなくて、ハード面でも、施設の構造を生かして屋根のような部分が少しできるようになるんですけれども、そこの下に、グラウンド側のところになるんですが、ベンチを設けたいと考えておりまして、座る場所、一休みできる場所があると、そこで自然と大人も子どももコミュニケーションが取れるようになってほしいという願いも込めて、そのような設計もさせていただいております。そのような工夫をさせていただいております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。立地的に隣に大人の施設ということで、多世代交流がこれからも図れればいいと思いますので、よろしくお願いいたします。  さらに、43ページの未就園児預かり推進事業、事業の背景・目的で「幼稚園等においてモデル事業を実施します。」という形でありますけれども、未就園児の受入れの対象はどうでしょうか。また、医療的ケア児に対しても、充実を図るべきということも考えられますけれども、どうでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 未就園児の受入れ対象というところでございますけれども、まずは、こちらはゼロ-2歳児を対象にしているというところでございます。また、医療的ケア児のお話もいただきましたけれども、保育所入所に関しましては、2023年度から医療的ケア児の受入れ先を公立保育園から法人立保育園にも拡大して進めているところでございますけれども、あわせて2023年度から、医療的ケア児の保育所等受入れガイドラインの見直し、具体的には医療的ケアの範囲や子どもの年齢等の見直しなどを進めているところでございます。まずは保育所入所における医療的ケア児のガイドラインというところを固めた上で、本事業につきましても考えていければなというふうに考えております。  また、本事業につきましては、国のこども誰でも通園制度の法定実施を見据えた事業として進めていこうという考えでございますので、医療的ケア児に関しましては、国の動向にも注視してまいりたいと考えています。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。実際、では、いつからということはまだ明確ではないという形でしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 今後、検討していく、研究していくというような考えでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  すいません、まだ幾つかございまして、203ページの保育・幼稚園費の中で事業の内容、④で「第二子以降の保育料は、多子世帯の負担軽減を目的として、2023年10月から無償化しています。」という形でありますけれども、これは予算書の中の104ページの10の認可外保育施設利用者補助事業費の多子世帯支援補助金としても計上されているところでございますが、2024年4月以降、第2子以降のお子様の企業主導型保育施設をご利用の場合、利用料に対する補助を実施予定という形にはなっているんですけれども、これは周知的にはどのような予定をされているか教えていただけますでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 企業主導型施設の保育施設の周知というところではございますけれども、まず、既に企業主導型保育施設に通われている方への周知に関しましては、企業主導型保育施設を通じまして、直接通われている保護者の方へ周知を行っていきたいと考えています。  そして、現在、保育所等へ通われていない、これから保育所入所を検討されている方につきましては、まちだ子育てサイトのほか、町田市「入園のしおり」で周知を図っていくということと、窓口やお電話でご相談時、お問合せ時におきましても、必要に応じて保護者の園選びの参考としてお伝えしてまいりたいと考えています。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。2024年度4月以降ということで予定なので、周知がままならないところはあるかと思いますけれども、漏れがないような形でぜひよろしくお願いできればと思います。
     さらに、2024年度の取り組みの②で「保育所、幼稚園、認定こども園、小規模保育事業所や家庭的保育事業所に、保育士等のキャリアアップに必要な経費や宿舎借上費用等の補助を行う」という形であります。この宿舎借上げ等の補助なんですけれども、これは市内に在住の方が限定なのか、町田は隣接していますので、市外から市内に通われている方への借り上げ、補助も可能なのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 宿舎借り上げの関係でご質疑をいただいたと思いますけれども、こちらの補助金に関しましては、事業者が園で働く保育士等の宿舎を借り上げて、その賃借料等を市が園に補助するというような内容になっておりますけれども、これは賃借の物件が原則市内に存するものであることが要件となっていますので、市内在住者ということになってくると考えています。 ◆小野寺 委員 市内に通われていても、市外であると出ないという認識でよろしいのでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 先ほど私のほうで原則市内に存する賃借の物件があることが必要だということをお話ししましたけれども、例外的な部分ももちろんございまして、例えば介護の関係とかでどうしても市外の物件じゃないとやむを得ないとか、そういったような例外的な場合においては、市外の場合もあり得るというところでございます。ただ、原則的には市内に存する物件である必要があるというところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。町田は、隣接地域で特殊ではありますので、市外の方でも補助がもらえてという形であれば、町田市の保育士としてやっていけるといったところもあるかと思いますので、それは柔軟に考えていただければと思います。  さらに、⑦の保育コンシェルジュは、今、何人で稼働しているのか。さらに、その範囲というのは町田全域に動くことが可能なのか、教えていただけますでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 保育コンシェルジュでございますけれども、人数自体は4名おりまして、こちらについては公立保育所の保育士職の現場経験が豊富な職員というのが担当しているところでございます。  業務内容といたしましては、保護者からの保育園等の入所や園の生活に関する専門相談に加えまして、コンシェルジュが認可保育所等を訪問して、発達に課題や障がいのあるお子様や気になる子の関わり方といったところだったり、保育園児の様子や職員体制などを確認して、保育の助言を行っていくというところのほか、例えばあとは園が抱えているような課題や悩みというところもお聞きしまして助言等を行う、それで保育の質の向上を図っていくということで活動しているところでございます。  2023年度の活動量といたしましては、合計で171園、延べで232回、市内の保育所等を訪問しまして、助言を行っているところでございまして、2024年度につきましては、活動の範囲を広げまして、お悩み相談や園長や主任保育士というところがあるんですけれども、お悩み相談に関しては担任の保育士というところも含めて、より現場の保育士さんから相談をお受けできるような環境づくりというところに取り組んでいきたいと考えています。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。保育コンシェルジュ、2024年度では、働き手の方にもお悩みという形で、保育士が実際すぐ辞めてしまうといった現状があるところがあるようですので、そちらの吸い上げもぜひしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。ただ、4人じゃ少ないかなという気はしますけれども。  さらに、207ページの子ども家庭支援費、2024年の取り組みの②ですけれども、「産後ドゥーラ資格を持つヘルパー」とありますけれども、この産後ドゥーラの詳細について教えていただけますでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター担当課長 今までの育児支援ヘルパーとの違いは、家事支援、育児支援に加えて、産後ドゥーラは寄り添い型の母親支援を強みとしております。母親の悩み事などの話を傾聴し、産後のサポートとして母子の愛着形成をより支援するというところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。伴走型というか、いろいろ悩みがある中で、相談に乗ってもらうということは非常に大切だと思いますので、産後ドゥーラがもっと広まることを期待するところでございますけれども、産後鬱とか虐待予防の観点から、産後ドゥーラが妊娠期から関わっていくことで、その役割はかなり大きいと思いますけれども、伴走型支援の一環として強くしていかなければいけないといった観点から、そちらは保健所が行っているという形になりますが、妊娠8か月時のアンケートの際に周知していただくということは可能なんでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター担当課長 まず、妊娠8か月のときの周知に関しましては、今後、保健所のほうと調整は必要かと思いますが、まずは産後ドゥーラの資格を持つヘルパーは、新たに今回、育児支援ヘルパー事業へ加わるため、丁寧な周知が必要かと考えております。そのため、当面は児童相談担当が申請者とお話をする中で、産後ドゥーラの派遣がふさわしいのではないかと考えられる方に対して個別に丁寧に説明を行い、利用に結びつけていきたいと考えております。 ◆小野寺 委員 産後ドゥーラは、実際にその現状なんですけれども、資格を持っている方というのはどれぐらいいらっしゃって、さらに産後ドゥーラを広めていくといったところがありますけれども、何人ぐらい増やすことができる予定なのかというのを教えていただけますでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター担当課長 現在、育児支援ヘルパーの中に産後ドゥーラの資格を持つヘルパーさんは登録されておりません。4月以降につきましては、今回、産後ドゥーラの資格を持つ方6人の方と契約を結ぶ予定でございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。伴走型でいてくれるというのは非常に安心なことで、産後鬱とか、その辺が改善されるということがすごい強みだと思いますので、さらに増やしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ③のおうちでごはん、1回について300食から340食にニーズにより増やすという形でありましたけれども、実際にその需要というのはどれぐらいあるのか、お教えいただけますでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 おうちでごはん事業につきましては、まず、例を挙げてご説明させていただきますと、生活保護受給世帯の方を除く児童扶養手当受給世帯の方、2023年度で言いますと2,116世帯ありまして、人数で言いますと5,331名の方が対象となるんですけれども、こちらの方を対象に、まずご案内をさせていただいております。  このご案内をさせていただいた中で、このおうちでごはんをぜひ利用したいというようなご希望をいただいているのが、同じく2023年度で言いますと257世帯、人数で言いますと704名の方についてご希望がございました。そのうち、今年度、2023年度につきましては、300名の方にお弁当を提供させていただいている、お届けさせていただいているという状況でございます。これを2024年度につきましては、340食ということで40食の追加をさせていただきたい、拡充をさせていただきたいと考えております。  毎年、少しずつですけれども、確実に増やしていくというふうに考えております。希望をされている皆さんに行き渡りますように、社会福祉協議会とも協力をしながら、毎年毎年少しでも早い段階で皆さんに届けられますように進めていければと考えております。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。5,301名に案内を出しながら、実際に704人ということで、340食という形に増やしてもまだ足りないかなといったところはありますので、さらによろしくお願いできればと思います。  最後になりますけれども、209ページの子ども発達支援費の2024年度の取り組みで、療育事業に児童発達支援施設運営システムを導入するような形になっておりますが、具体的にこれはどのようなものなのか、教えていただけますでしょうか。 ◎相談・療育担当課長 こちらの児童発達支援施設運営システムについてですが、アプリを活用しまして、保護者のスマートフォン等と直接やり取りができるようになるシステムでございます。  こちらのシステムを導入することに対する私どものメリットというんですか、保護者の利便性の向上としましては、例えば保護者がスマートフォンで、朝、お子さんの調子が悪いときなんかは、出欠の案内をすぐ連絡ができたり、あとはバスの送迎がございますので、その送迎の有無等も含めて、そういったやり取りがスマートフォンで簡単にできるようになるというところがまず保護者としては大きなメリットであるのかなというふうに考えております。  あと、こちらのシステム自体は、いろいろな機能がございますので、運営するほうとしても、管理運営に関するいろいろなソフトがついておりますので、そういったところで業務の効率化といったものも図られるのかなというふうに考えているところでございます。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。こちらのアプリなんですけれども、保護者からは記録ノートとか療育手帳、そちらが電子化されることによって、学年が上がったりとか、ほかの施設に行ったときに、自分の子どもはこうなんだというのが説明しやすい。全部手書きで書くのは大変だといったところがあったりするようなんですけれども、その辺の活用的にはいかがなんでしょうか。 ◎子ども発達支援課長 いわゆる療育手帳の電子化ということだと思いますが、今回、導入をする児童発達支援施設運営システムなんですけれども、こちらは児童発達支援に関する機能がパッケージされたものになっています。具体的には、子ども発達センターに通園される方、ご利用者の方が園との連絡に活用するというものになっておりまして、そのためにほかの機能というのは、このシステムには含まれていないものになります。  ただ一方で、例えばお子さんの成長の記録ですとかを継続してストックしていけるようなものとして、市としては手書きですけれども、療育記録ノートというものを使っています。小中学校の入学ですとか、卒業ですとか成人になるとか、そういったライフステージの変化に応じて、情報の引き継ぎがスムーズにできるということで、ご好評をいただいているものになります。  ただ、一方で療育記録ノートに記載するような内容、取り扱う情報は、例えばお子さんの障がいの状態ですとか病状とか、かなり特別な情報になります。これは、個人情報保護法上は要配慮個人情報というものに該当しますので、情報セキュリティーの観点から、町田市では電子データの送受信といいますか、そういった形での取扱いが難しい類いのものになっています。こちらの電子化については、現段階ではほかのシステムも含めて導入する予定というのはございません。 ◆小野寺 委員 ありがとうございます。親御さんのほうがちょっと大変だといったところがありますので、その辺、軽減がどうにかなるような形もお考えいただければと思います。  すいません、大変長くなりました。以上でございます。 ◆戸塚 委員 何点かお伺いさせていただきます。  「予算概要説明書」の203ページの民間保育所保育体制強化事業、先ほど来お話がありましたけれども、今回、配置基準を30対1から25対1に改善した民間保育園に対して、給付金の加算を行いますということですけれども、この加算の給付金は、特段用途としては何のために使ってくださいという給付金なのかというのが分かれば教えていただきたいんですけれども。 ◎保育・幼稚園課長 そういう意味では、人件費の部分に当たってくるようなところではございます。保育士の人件費の部分に当たってくるというところでございます。 ◆戸塚 委員 そうだろうなと思ったんですけれども、結局、基準が30対1から25対1になるということは、保育士が増えるということなので、多分そこの部分の人件費を、それで充ててくださいということだと思うんですけれども、並行してこれをやるのであれば、保育士の確保に対する対策というのは、市としても進めるべきかなと思うんですけれども、そこら辺の対策というのはどういうふうに考えられていますか。 ◎子育て推進課長 保育士の確保策というところでございますが、これまでも市主催の就職相談会というものに加えまして、2022年度から町田市の法人立保育園協会と連携をして、保育所の見学会というものを開催させていただいたり、また、法人立保育園からご協力をいただいて、保育士の就労体験というようなことで、保育園で試しに働いてみるようなところというのも、ご提案をしていただいているようなところがございます。  そういったところであるとか、保育士というところで採用が難しい部分については、保育補助者ということでの雇い上げの費用を民間の保育所に支出をするなどという形で、保育士あるいは人手の確保というところでのサポートを実施しておりますので、引き続き、法人立保育園協会の意見を聞きながら、取組は進めていきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 取組のほうも「予算概要説明書」にも出ているんですけれども、いろいろ保育園の方に聞くと、この事業がどれだけ効果が出ているのか、結構疑問だということで言われているんですね。その辺の実績というか、そういうものが分かれば教えていただきたいなと思っていまして、これは数年前からたしかやっていると思うんですね。実績としてどのぐらい出ていて、効果の件を町田市としてどのように評価しているのかというのを教えていただきたい。  もう1点が、最近、例えば週に1回でもいいからということで、先ほどちょろっとおっしゃっていましたけれども、週に何回かだけでもいいので勤務してもらえませんかというやり方もされていると思うんですけれども、そういったものは今回の加算とかに該当するものなんですか。 ◎子育て推進課長 実績のほうですが、コロナ前であると割と参加が多かったものが、コロナの中で中止等々も含めてちょっと縮小というか、参加が伸び悩んだというところ、それから恐らく保育士不足というところが慢性化している部分もあるかと思うんです。  2023年度の市主催の就職相談会を8月に開催した際には11名という参加、これは少ないかなというところの評価ではあります。  また、バスツアーのほうは、2022年度、2023年度と全5回ずつ開催、1回当たり1日、午前中に3か所の保育園を見ていただくというような形なんですが、2023年度が5回開催して延べ33名ご参加いただいたうち、法人の保育園からの報告によると、2名は就職につながったというところで、2023年度の全5回の中では18名の参加がありまして、1名が就職につながったというところで、少なからず成果はあるんですけれども、十分かどうかというところの評価でいくと、なかなかうまくつながらないなというところで考えているところでございます。 ◆戸塚 委員 さっきの勤務形態によって……。 ◎保育・幼稚園課長 勤務形態によってというところ、スポット的なところだったりというところはありますけれども、配置基準の改善が常時改善されているような状況であれば、対象になってくるというふうには考えておりますが、ただ、いかんせん、まだ国から細かい具体的な詳細というところが示されていないところもありますので、そこについては引き続き注視していきたいと考えています。 ◆戸塚 委員 この強化事業については、いい取組であるとは思うんですけれども、いかんせん、国のほうでも、もう少し保育士の待遇をよくしてもらいたいなというところもあるんですけれども、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています。  同じページの下の未就園児預かり推進事業、「予算概要説明書」だと203ページ、205ページになるんですけれども、こちらの実施園数と対象のエリア、あと年齢別の預かり人数等を教えていただきたいのと、今回の金額の算出根拠を教えていただきたいと思います。 ◎保育・幼稚園課長 未就園児預かり推進事業でございますけれども、まず、実施園数というところで言うと、今回、予算計上させていただいているのは1園分というような形で計上させていただいております。モデル園ということで1園を設定してというところでございまして、ただ、こちらにつきましては現在、幼稚園協会を通じて意向調査を行っておりまして、その状況によってというところでございますので、また今後についても、そこの園数については検討していきたい、そのような考えを持っております。  また、エリアについてなんですけれども、これもモデル園の選定を今現在進めているところでございますので、その辺のバランスも見ながらやっていきたいという考えでございます。  あとは人数的なところがございましたけれども、基本的に意向調査を行っている段階では、ゼロ歳児は3名、1歳児6名、2歳児6名ということで、通常の保育士の配置基準にのっとった形で、15名を施設で受け入れてもらえる。そして、最低でも2時間以上見てもらえるというところを、前提の考えを持って意向調査を進めさせていただいている状況でございます。 ◆戸塚 委員 認識について伺いたいんですけれども、今まで本会議でも実施してほしいということで言われていたときに、ずっと待機児童が解消していないので、未就園児預かりはなかなかできないというふうに言われていたと思うんです。今回、試行的にということですけれども、これはある程度町田市としては待機児童が落ちついたなといった認識のもとの話なんですか。 ◎保育・幼稚園課長 待機児童に関しましては、保育所等のゼロ-2歳児の部分で、保育所で待機児童が生じてしまっているという状況がございます。今回は、そういった状況もございますので、幼稚園等ということで、幼稚園と認定こども園の部分、そういったところでモデル事業をまずは実施していこうということで予算計上させていただいたところでございます。 ◆戸塚 委員 分かりました。  続きまして、「予算概要説明書」の334ページの子ども家庭支援センターの事業費の中の委託料、この中にショートステイとかトワイライトステイの送迎費用について多分入っているかと思うんですけれども、こちらの費用については、2024年度、送迎費用が上がるということで話を聞いているんです。2024年度、どのようにこの辺は考えていらっしゃるのか教えていただきたいんですけれども、金額もともにですね。 ◎子ども家庭支援センター長 ショートステイ、トワイライトステイというのは、約20年前からスタートしておりますけれども、今までこの金額の見直しというのが行われていなかったというところがございます。今回、このショートステイ、トワイライトステイの内容について見直しをさせていただきました。  見直しの内容としましては、まず利用の日数、今まで制限がありましたけれども、その制限、それと送迎サービスの料金、それからトワイライトステイの金額設定という部分、この大きな3つでございます。  送迎サービスにつきましては、20年前から片道500円という金額でずっと設定させていただいておりましたけれども、今回、想定しておりますのは片道2,500円ということで検討させていただいております。  この見直しに当たりましては、理由が何点かございまして、大きいところを1つ言いますと、1つは、ここでこども家庭庁が立ち上がりまして、視点を子ども目線で考えるというような形になっております。  今まで、これは始まった当初からなんですけれども、この送迎につきましては、基本的に親御さん、保護者の方に原則お願いをしているというところです。やむを得ない、例えばご病気もしくは入院、そういったご事情がある場合には、送迎のサービスをさせていただきますというところが最初だったんですが、近年で言いますと、保護者の方の利便性という部分を優先して行わせていただいておりました。  初心に立ち返ってといいますか、改めてお子さんの視点で考えたときには、この送迎の時間というのをぜひ親子で一緒に過ごしていただく貴重な時間になるのかなというところがありまして、改めて可能な限り親御さんに、保護者の方に送迎をお願いしたいというのが1点ございます。  もう一つ、この送迎の予算上のお話になりますけれども、例えば2023年の12月末時点で言いますと、送迎費用がこの委託料のうちの1,000万円を超えているという状況がございます。このままですと、送迎サービスのほうに予算が回って、お預かりのサービスの充実が図れなくなってしまうんじゃないかといった懸念もございまして、今回改めて考えて算出させていただいたというような状況になっております。 ◆戸塚 委員 理由を幾つか伺いましたけれども、一つは、今回の改定で利用料金も改定されるというお話でしたけれども、こちらの――見直ししたけれども、しない……。 ◎子ども家庭支援センター長 はい。 ◆戸塚 委員 そういうことなんですね。では、いいです。  送迎の今の理由、子ども目線に考えてというお話でしたけれども、単純に分からないんですけれども、毎年どのぐらいの利用者数がいるんでしょうか。子ども目線で考えると、送迎費用を上げたほうがいい、なるべく親が送ったほうがいいとおっしゃるんですけれども、それが送迎費用を上げる理由になるのかどうかというのは、もう少しご説明をいただきたいなと。  あと、費用面で1,000万円を超えてというのは、一定の理解はしますけれども、今回、今まで片道500円から一気に2,500円になっていますけれども、この2,500円にした根拠というのは何かあるんですか。 ◎子ども家庭支援センター長 まず、タクシーの利用につきましては、今年度2023年度で言いますと、あくまで12月末現在ということになりますけれども、今がトータルで1,053回の送迎がございます。  この2,500円の根拠というところなんですけれども、ここにつきましては送迎のサービス自体は、我々としても継続していきたいというふうに考えておりまして、それが2,000円の根拠というよりも、実際に今の送迎サービスを続けていくためには、このぐらいのご負担をいただかないと、なかなかこのまま続けていくのは難しいかなというようなところで算出したのが今回の2,500円ということだったということでございます。 ◆戸塚 委員 今の答弁だと、根拠はないのかなという感じなんですけれども、2,500円にして、恐らく500円から2,500円、2,000円分ですね。その分をご負担いただいて、ただ、事業は継続していくけれども、恐らく片道2,500円ですから、往復5,000円ですよね。  そうなった場合に、もともとこの事業を受ける方々は、子育ての疲れの緩和ですとか、児童虐待の発生予防とかというためなので、もともと家庭的にそんなに裕福な世帯ではないと思うんです。恐らくこれを上げたことによって負担になって逆に、事業は続けたいけれども、利用者数は減るということも当然考えられますよね。その辺、どういうふうに一気に5倍に上げることにしたんですかね。今の答弁だと全く理解ができない状況なんですけれども。 ◎子ども家庭支援センター長 今の件数から金額、タクシーですので、単純に片道平均幾らかかっているかといいますと、8,500円ぐらいかかっております。今まで8,500円平均として、8,000円を市のほうで負担させていただいていたんですけれども、それを支払い、予算上、補うのがちょっと難しくなってきた。額面も1,000万円を超えていますのでということもありまして、今回2,500円という数字を算出したという形になります。  委員おっしゃるとおり、我々の懸案としましても、もちろん上げなくて済むにこしたことはないんですけれども、それによって例えば利用者が少なくなってしまうですとか、もしくは虐待の懸念があるんじゃないかというようなご心配はもちろん我々としてもございます。  そういったところは、今度、子ども家庭センターというのができますので、なるべく訪問回数ですとか、そういったところを増やしていって、そういった危険につながらないようにというところは考えてやっていきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 恐らく同じような答弁がずっと続いて、納得いかないままもやもや続くんでしょうけれども、最後にしますけれども、やっぱり上げるにしても、ちょっと幅が大き過ぎるかなというところがありまして、それの虐待防止的なものが行けなくなれば虐待の可能性が出るというところも、そこもある、考えないといけないということで、そこの対処法はしっかり検討していただきたいですし、対応策は打ち出していただきたいなと思うのとともに、一度検証して、2,500円にしてみて、利用人数ですとか財政的な部分とかもちゃんと検証してもらいたいなと思うんですね。慢性的にもう1回変えたから2,500円のままとか、そういうのはちょっとまずいかなとは思っていますので、ご指摘させていただきたいと思います。  次に、208ページの子どもにやさしいまちづくり事業でCFCIの部分なんですけれども、これで市政に興味を持っていただくように子どもたちにやっていきますということなんですけれども、具体的にどんなことを考えていらっしゃるのかというのを教えていただきたいと思います。 ◎児童青少年課長 これまでにも町田創造プロジェクトという若者が立ち上げるというところでも、自らやりたいという気持ちもあれば、行政側から課題提起をさせていただく中で、図書館のイベントを企画につなげていくだとか、そのようなアプローチをさせていただいております。  それは一つの例とはなりますけれども、大作戦もそうなんですが、やってみたいという気持ちを少しでも実行に移してもらうような工夫を少しずつこちらからも投げかけつつ、若者がやってみたいという声は、それを後押しさせていただく、そのようなことを通じて子どもたちが参画する意欲を高めていただきたいというようなことで考えております。 ◆戸塚 委員 子どもの市政参画を推進ということで、今のお話だと基本的にはイベントが中心になるのかなと思うんですけれども、その辺の検証というのは、どのようにされていくんでしょうかというのが1点。  もう1点は、どうしても子どもがメインなので、イベントに重心を置くのは分かるんですけれども、やはり日常の教育の場面とか、そういったところに、こうした参画を意識できるようなものも並行してやらないと、なかなか難しいのかなと。その1日は感じられたけれども、日常に戻ると忘れてしまうみたいな、そういったこともあると思うので、両輪でやっていただきたいなという部分があるんですけれども、その辺、認識を。 ◎児童青少年課長 まず、先ほどイベントのことを例示でさせていただいたんですが、例えばこれまでにも、まちだ未来づくりビジョン2040をつくる際にも、子どもたちからも意見をいただいておりますし、今回、子どもマスタープランというものをつくっていく過程の中でも、参画ミーティングという形でさせていただいております。  また、今日のお話にもありました文化のまちづくり計画ですとか、そういったところでもアンケートのような形で参画いただくなど、計画のところにも参画をいただいております。  また、町田の事業を評価するという市民参加型事業評価というところでは、1回のイベントは11月に2022年度は行いましたけれども、それまでに四、五回のミーティングというのを行って、高校生とかが自分が興味のある事業を日常の中から拾い上げていただいて、それを評価するというような取組もさせていただいております。  なので、先ほどはイベントの話を一番取っつきやすいということで挙げさせていただきましたけれども、計画的な話もあれば、そのように日常からの課題感を事業の評価という形でやっていくというような取組もさせていただいております。  これらのイベントですとか計画への参画に当たっては、例えば高校に回らせていただいて、高校の中でそれの参画するためのチラシを配布させていただいたり、そういうことで皆さんの目につくように、もちろん広報ですとかホームページでも周知はするんですけれども、そのような形でさせていただいております。  また、検証という意味では、CFCIのチェックリストというものがあって、その中で今年やった行動というものとそれの評価ということでやっておりますので、まだ何回以上やるともっと点数が高くなるとかいうことまでではないんですけれども、やったかどうかを確認するという意味では検証させていただいております。 ◆戸塚 委員 ぜひそのように進めていただければなと思っています。  続きまして、203ページの保育・幼稚園費の事業の内容の部分で、⑤の「定員に比較的余裕のある施設の有効活用」と書いてある。いわゆる欠員が出ている保育園という意味なんでしょうか、そのように理解したんですけれども。 ◎保育・幼稚園課長 こちらについては、比較的欠員が出ているような部分の施設というところを有効的に活用していくというところでございます。委員のおっしゃるとおりです。 ◆戸塚 委員 言い回しをソフトにしていただいたんだなと思ったんですけれども、これは年々欠員の保育園が結構出てきたなというのは私のこの間、資料要求させていただいて見た印象なんですね。  とはいえ、対応というのは一時期すごく効果があったんですけれども、ステーション保育を実施しながら、そこの部分を埋めていく、もっと待機児童が多いエリアから比較的少ないところにということなんですけれども、その中で欠員が結構出てきているというところは、町田市としてはどのように認識されているのかなというのと、恐らく私の考えだとステーション保育をこれからずっと一辺倒でやっていてもなかなか減らないかなというところがあるんですけれども、何かその辺の施策とか取組というのは考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎子育て推進課長 全体的な待機児童がまだ残っているのに反して、地域によっては3、4、5歳児といったところで定員割れを起こしているような地域もあるというところで、一つの方策として、これまでステーションを利用していたというところがありますが、それも限定的といいますか、それを上回るような部分については利用定員というような形、認可の定員よりも、いわゆる公定価格の費用に関しては定員構成によって単価が変動するんですけれども、そのあたりを実情に合わせた定員構成ということで、利用定員というような仕組み、枠組みがあるんですけれども、こちらを利用しまして、少し規模の小さな保育園の単価、ですので、規模が小さいと単価が上がるような反比例するような仕組みになっていますので、そういったところで定員割れが起きているような施設に関しては手挙げをしていただいて、設定し直しをするというような取組を今進めております。  今後については、その状況を見ながら、まだ少し先になるかと思うんですが、これまで町田市で20年型期間限定認可保育所というような形で進めてきたものが、もう五、六年するとちょうど20年たってくるというようなところもございますので、2023年度の取組としてなんですけれども、今後、いよいよ20年の節目を迎えるというところで、事業者の保育園のほうに今後のところを、賃貸型でやっているような保育所になりますので、オーナーさんとの話を計画的に進めてくださいと。  続けられるのか、ここで閉めるという判断をされるのか、両方は事業者が選択していただくことにはなるんですけれども、そのガイドラインというようなものを9月頃作成いたしまして、事業者の方、それからオーナーの方にも10月に説明会をさせていただいて、今後のところというのでご検討いただきたいという話をさせていただいております。  そのあたり、短期的な利用定員という仕組み、それから長期的には施設の運営というところを法人の相談に乗っていくというようなところで組み合わせながら、今後進めていきたいと考えております。 ◆戸塚 委員 ありがとうございます。まさに先ほど答弁にあったように、そろそろ20年保育が節目を迎えるので、その中で欠員が出ている保育園も出てきているという状況で、そろそろその節目の部分をどういうふうにしていくかというのは考えておいたほうがいいのかなと思った次第です。  ちなみに事業者、オーナーさんとかに、そういったどうしますかというお話とか、説明会をやった中でちょっと厳しいなみたいな、様々意見が出ていると思うんですけれども、もし参考に、そういうご意見があれば教えていただきたいと思います。 ◎子育て推進課長 一つは、市が主導でそのガイドラインを策定いたしましたので、そのあたり、ふだん事業者のほうでいくと、五、六年先を考えるのは少し早いというふうな部分もあるんですけれども、整理がついたというところと、特にオーナー様から、そういう仕組みなんだというのが分かったというようなお声をいただいております。  一方で、20年間期間限定のほうは補助事業という形で、議会でもご承認いただいている債務負担行為として20年間という補助金設定になっておりますので、そこで補助制度が終了になるというところになります。  ただ、2015年度の新制度に変わった段階で、賃借料が公定価格の中に含まれるというような形になったので、20年間期間限定、当初は町田市の市単の事業として実施していたものの、8割方が公定価格から補填されるというところで、20年たった時点で町田市の20年間期間限定の補助金が止まっても、補助金が一気にゼロになるということではないので、即運営に影響するということではないので、そのあたりを勘案して事業者のほうで今後の採算も含めてご検討いただいて、ご相談いただきたいというようなお話を今させていただいているところです。 ○委員長 休憩いたします。
                 午後6時11分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後6時29分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◆秋田 委員 私からは、コドマチルールと、おうちでごはんの2点について質疑させていただきたいと思います。  先ほど、戸塚委員がコドマチルールに関して子どもたちの日常という観点で質疑されて、MSPですとか、子ども参画ミーティングなどをご紹介いただいたんですけれども、何となくこの広い町田の中で一部の子たちの話のような感じがしていて、日常というと、やっぱり学校の中でどんなふうに意見が大切にされていくかというところなのかなと思うんですけれども、子ども総務課では、教育委員会とはどのような連携を取っているんでしょうか。 ◎子ども総務課長 コドマチ条例の教育委員会との連携というところでのご質疑ですけれども、コドマチ条例制定の際にも条例制定の検討部会には教育総務課長がメンバーに入りまして、一緒に委員の方との議論の中に加わって、教育委員会とも議論の進捗などを共有しながら条例の検討を進めてまいりました。  そして、条例制定後に学校で、教育現場などでも条例について広く周知啓発ですとか、意見の反映などを広めていただきたいと思っておりますので、条例の広報物、ガイドブックですとか、あとは副読本、これは教育現場でも活用できるように作られておりますので、そういったものを作成し、学校の先生方に対しても活用について啓発もしておりますし、また、生徒に配られている端末についても、ブックマークを設けるような連携もしておりますので、そういった形で条例の活用をしていただくような連携を取っております。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。配付物などを作ってくださったということなんですけれども、今後、施行後も定期的に意見交換などは実施していただければと思います。  あともう1点、昨日、教育委員会の審査のときに、どういった政策について子どもたちの意見を聞いていくのかみたいなやり取りがあったんですけれども、こども基本法でも、子ども施策に関して必要な意見を聴取したりとか、そういったことをしていくとなっているんですけれども、どういった事柄について意見聴取して、反映させていくかみたいな、そういった認識合わせみたいなことは行われているのでしょうか。 ◎子ども総務課長 子どもの意見表明ですとか参画の促進につきましては、条例では第18条に定めているんですけれども、その中では、「市は、子どもに関わる市の施策について、子どもが意見等を表明し、市政に参画する機会を提供します。」とあります。それについては、どういったものという定めはないんですけれども、子どもに関わるものについては、子どもについての意見ですとか、意見表明の機会を提供するというのが望ましいというふうには考えております。  ただ、その手法ですとか、どういった形で、どういった案件で意見を聞いていくかというのは個々の事業の性質ですとか内容によりますので、その辺は事業課のほうで考えていくものだと認識しております。 ◆秋田 委員 昨日は、結構、これは聞くけれども、これは聞かないみたいなやり取りがありまして、ぜひ子ども総務課からも、そういった大人が忖度して何か決めるというものではないということを改めて周知いただければと思います。ありがとうございます。  続きまして、207ページのおうちでごはんについて伺いたいんですが、先ほど小野寺委員が質疑されて詳しく教えていただいたんですけれども、応募に対してどのような基準で決定しているのかというのと、あと、応募したけれども対象にならなかった方へは何かフォローがあるのか、あと、費用について、宅食事業補助金1,900万円くらいの内訳を教えてください。 ◎子ども家庭支援センター長 3点、ご質疑いただいたかと思います。  まず、応募に対する基準ですけれども、こちらにつきましては社会福祉協議会で選定をされているということでございます。  対応できなかった方につきましては、例えば、フードバンクのご利用をいただいたりですとか、そういったところで何かしらのフォローをさせていただいているところでございます。  それから、費用の1,900万円の内訳につきましては、大体人件費、それから、食材費になります。それが主になります。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。社会福祉協議会で選定しているということだったんですけれども、その社会福祉協議会のほうでお困り感が強いおうちに行き届くといいなという思いがありまして、社会福祉協議会でもそういった状況を把握できるものなのでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 社会福祉協議会には、一応審査をさせていただく一覧表、基準表というのがありまして、そちらで判断されていると聞いております。 ◆秋田 委員 費用について、人件費と食材費ということだったんですけれども、例えばお弁当を作ったり、配達したりというのは有償で行っているんでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 1,900万円の中の人件費、それから食材費が主なんですけれども、運営費という形でお渡しをさせていただいていますので、もちろん配達にかかる、例えばお弁当箱を購入いただいたりとかという部分も全て含めてお支払いをさせていただいているところでございます。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。  配食数についてなんですけれども、計画に基づいて増やしていっていただいていると思うんですけれども、先ほどの応募者に対して配食できているのが半分以下というところで、少しニーズに対して増加させていくのが緩やかなのかなと思うんですけれども、それは予算の課題なのか、それとも人手の課題なのか、どういったところでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 予算というよりも、実際、調理をいただく方、それからお届けをしていただく方の人的な要因のほうが大きいかなと考えております。できれば40食は最低でも毎年増やしていけるような形でやっていければと考えております。その人的な要因につきましては、引き続き社会福祉協議会と調整をさせていただいて、なるべく早い段階で皆さんにお届けができるようにと考えております。 ◆細野 委員 何点か伺いたいと思います。  まず最初に、ちょっと細かいところから、330ページの児童福祉総務費なんですけれども、たくさん項目がある中で認可外保育施設利用者給付費という項目があるんですが、この対象施設と内容を教えてください。 ◎子ども総務課担当課長 内容でございます。認可外保育施設利用者給付費7,043万7,000円の内訳でございますが、東京都の認証保育所、ゼロ歳から2歳の方が延べ17人分、それから、その他、認可外保育所等が延べ163人で4万2,000円で算出しております。  それから、3歳から5歳児が東京都認証保育所分で延べ593人で3万7,000円、その他、認可外保育所等で1,255人の3万7,000円で算出しております。 ◆細野 委員 ありがとうございます。その中には、先ほど質疑がありましたけれども、企業主導型保育所については、ここには入ってこないということになるんですか。 ◎子ども総務課担当課長 企業主導型のほうは、多子世帯支援補助金4,248万円で算出しております。 ◆細野 委員 いろいろ企業主導型の保育園の状況なども、企業によって大きな企業ですと様々な支援もあって、補填もあってということで、その企業の職員の方が預けるというふうになっていると思うんですが、小規模なところですと、いろんなところから1人とか、この企業から1人ということで預けている、そういう企業主導型という保育園もあってということで、ちょっとタイプがいろいろあると思うんですが、そういう保育園だと補助がないということで、国の費用だけで運営されているということだと思うんですが、そうなると3万7,000円の自己負担が発生していると思うんです。こうした認可外保育施設利用者補助金の中で、そういったところも少し吸収できないのかなと、そういう対象には上げられないんでしょうか。 ◎子ども総務課担当課長 市のほうでは保育の内容とかというところを把握しておりませんので、東京都が認めている企業主導型施設は東京都で許可を出している施設となっておりますので、同じような扱いはできないというふうに考えております。 ◆細野 委員 認証型も、最初、東京都が主導して、初めて町田市も補助を出してという形で保育者の負担軽減も進められてきたと思うので、ちょっと実態に合わせて、土日休めない保護者の方は、この企業主導型に預けなきゃいけないという方もいらっしゃるということを聞いていますので、ぜひまた実態把握などをよろしくお願いしたいと思います。  それから、ついでに330ページの高校生等医療費助成費について、現在の対象者数について、今、所得制限がかかっていると思うんですけれども、ちなみに、大変だということは重々承知しながら、全員を対象にすると幾らぐらいかかるのかを検討していれば教えてください。 ◎子ども総務課長 全体で無償化した場合の市負担額ですけれども、ちょっとこちらは今お調べして……。 ◎子ども総務課担当課長 現在、対象者は8,000人の方がマル青の受給者証をお持ちになっております。 ◆細野 委員 了解です。分かれば、後ほどでも高校生を全員対象にした場合に幾らぐらい費用がかかるのか教えてください。 ◎子ども総務課担当課長 現在お持ちでない方が持つようになりますと、所得制限を撤廃した場合には約7,400万円ぐらい予算が増える計算になります。所得制限内の方にかかるお金が約2億1,000万円ぐらいになっておりますので、全員の分を負担するとなると約2億9,000万円ぐらいになる計算になります。 ◆細野 委員 国が制度などをやってくださるといいなと改めて思います。ありがとうございます。  ほかの方が聞いたのもあるんですけれども、207ページの子ども家庭支援費の、今回対象になったんですけれども、産後ドゥーラの資格を持つヘルパーはどれぐらいいらっしゃるのか。  また、こうしたヘルパーを希望して受けたいという方、どれぐらいを想定していらっしゃるのか。希望すれば受けられるような状況にあるのか、教えていただきたいと思います。 ◎子ども家庭支援センター担当課長 まず、先ほどお伝えしましたように、産後ドゥーラの資格を持っているという形での登録ではございませんが、育児支援ヘルパーとしての登録ということで、主には、資格としては保育士資格ですとか、あとは社会福祉士資格ですとか、そういうほかの資格を持っている方が行っているような状況です。 ◆細野 委員 先ほど伺っていたのは聞いていたんですが、基本的に、産後ドゥーラという資格もあるにはあるんですよね。資格があると思うんですけれども、町田市内にいるのかどうかという、いないから今のような資格で受けられるというふうになっていると思うんですけれども、その辺の状況についてはいかがでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター担当課長 すみません、先ほどは産後ドゥーラに関しての希望というところでございましたが、まず、今まで育児支援ヘルパー事業として産後ドゥーラが入っていなかったというところがございます。内容的には、やはりドゥーラの資格というところを踏まえますと、今までの育児支援ヘルパーの方と同じ金額ではなかなか厳しいということがございましたので、今回、ご本人様の自己負担をそこで増やしていただくことによってドゥーラも入っていただいたところになります。  また、先ほど資格というところで社会福祉士とかとお伝えしましたが、きちんといたしましたところでは、保育士と、ほかに幼稚園教諭や介護福祉士、ヘルパー2級というところの資格を持っている方が今現在、育児支援ヘルパー事業で実施していただいている方たちになります。実際に支援を希望している方に関しては、皆さん利用ができているというような状況になっております。 ◆細野 委員 了解いたしました。産後ドゥーラという資格を出しているような研修を受けてというような資格もあるようですけれども、町田市内では、そういった方々に専門的な知識があるということで認めているということで了解いたしました。  次に、先ほど、30ページの子どもにやさしいまちづくりについて皆さん伺っていたんですが、CFCI、ユニセフに町田市が子どもにやさしいまちだということで選定されて、2021年からCFCIのチェックリストを導入していると思うんですが、このチェックリストについては、チェックして、それを公表するというふうになっていると思うんですが、これは公表されているんでしょうか。公開については、どのようになっているでしょうか。 ◎児童青少年課長 こちらの結果については、市のホームページですとか、あとは、子ども・子育て会議の中で報告もさせていただいておりますので、そちらで見ることが可能かと考えております。 ◆細野 委員 ちょっと探したけれども、見つからなかったので、すみません、後で教えてください。よろしくお願いします。  次に、児童青少年課になると思うんですが、子ども食堂について予算というのが入っていないんですか――子ども食堂の事業について、町田市として増えてはいると思うんですが、こうした子ども食堂を実施する事業所への支援という対応をどのような形で行っていらっしゃるんでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 子ども食堂を実施されている方々への支援といたしましては、まず、これから始めるという方については様々お悩みがございますので、ご相談に乗らせていただいております。可能な限りサービスの提供もさせていただいておりますけれども、あとは運営費の足しにしていただくために補助金をこちらのほうでお出ししているといったところになります。  大きいのは、どちらかといいますと、最初にお伝えしましたご相談にこちらのほうで対応させていただくというのが大きな点かと思います。 ◆細野 委員 運営費補助金については、東京都の予算でということになりますでしょうか。町田市として上乗せ部分は特に行われていないというところで、検討はいかがでしょうか。 ◎子ども家庭支援センター長 現在、東京都の補助金を活用させていただいて、市からお渡しをさせていただいているという状況でございます。これに上乗せでということにつきましては、現在のところ、検討はしていないんですけれども、東京都が、例えば補助金を打切りということになりましたら、もちろんこちらのほうでは引き続き検討はさせていただきたいと考えております。 ◆細野 委員 子どもたちの何とか居場所づくりにと、食の提供にということで頑張ってやっていらっしゃる子ども食堂が多いと思うんですけれども、一番のネックは、最初の費用がなかなか生み出せないということで、開店していくまでの、最初にその補助金を前倒しで出してほしいという希望も、これまでも何度も言われていますけれども、そういった制度もぜひ検討していただければと思います。  続きまして、209ページの子ども発達支援課の予算についてですけれども、今回、保育園、幼稚園の医療的ケア児の方への看護師派遣が予算化されたということで、これも大変前向きな事業だというふうに思いますが、この対象となる医療的ケアのお子さんについて、基準とか考え方はどのように検討されているんでしょうか。  また、対象がどれぐらいを考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎子ども発達支援課長 医療的ケア児に関しては、今現在、3行為を対象にしております。経管栄養と導尿と喀たん吸引という形になっています。先ほども答弁が幾つかありましたが、保育園の受入れに関して、ガイドラインの改定の協議をしていますので、そこで、今後どういった形でニーズに応えていくか、協議をして検討していきたいと思っております。  予算上で、今現在は、保育園を来年度、2024年度は1名、小学校のほうで6名を予定しておりますので、そういった形で計上させていただいております。 ◆細野 委員 受け取る側、学校とか保育園、幼稚園にしても看護師がいてくださるというのは大変心強いと思うんですが、看護師の関わり方としては、あくまでも医療的ケアを行うということを前提で入るということでよろしいんでしょうか。  あと、医療的ケアのお子さんがみんな車椅子とか肢体不自由というわけではないでしょうけれども、一緒にそういうお子さんを支えて支援する方の配置というのはどのようになっているでしょうか。 ◎子ども発達支援課長 派遣する看護師については、もちろん医療的ケア児の方を対象にした形で、基本的にはお1人にお1人、看護師を派遣という形を取っております。  そのほかに、特に保育園のほうでは、障がいのあるお子さんに対しては加配の配置という形で保育士もつけておりますので、そこで対応しているというような状況になっております。 ◆細野 委員 了解しました。大分安心して受け取れるような体制ができたなと思ってうれしく思います。  続きまして、児童青少年課、すみません、また戻ってしまって、先ほどの予算のほうにしか言葉が出てこなかったかなと、冒険遊び場事業について伺いたいんですが、今回、都の補助金で処遇改善の予算がついたかなと思うんですが、その予算については、この冒険遊び場、2024年度の予算の中には反映されているんでしょうか。 ◎児童青少年課長 この補助金自体については運営費を中心に載せているものを計上させていただいておりますので、処遇改善名目という認識ではなく、運営費を含めた補助金として活用させていただいております。 ◆細野 委員 ちょっと昨年のと比べたんですが、予算に差はないので、そういったものが処遇改善費というところではなく、またほかのところに使われたということでよろしいんでしょうか。 ◎児童青少年課長 これから新設される補助金につきましては、今お話しいただいたんですけれども、これから6月頃に新しいものが届くというところもあるんですけれども、これまでの補助金との入替えになる可能性もあるので、それについては今後も研究というか、注視していきたいと考えております。 ◆細野 委員 了解いたしました。また6月議会に注視させていただきたいと思います。  続きまして、子どもクラブの増設について伺いたいと思いますが、成瀬コミュニティセンターの中に成瀬地区子どもクラブが、今、整備費が予算化されたんですが、ここは元学校施設ですので校庭がかなり広くて、いろいろな団体などがこの園庭を使って遊んでいたんですけれども、この子どもクラブができるということで、ちょっとそのスペースが狭くなるというような心配の声を聞いたんですが、その辺についての配慮とか、何か建設するに当たって考えられたことはあるでしょうか。 ◎児童青少年課長 子どもクラブにつきましては、成瀬のところについて、グラウンドが狭くなるというところもありましたので、当初は小山田のような1階、平屋建てみたいなところも考えておったんですけれども、それを2階建てにさせていただくとともに、建物の構造もグラウンドのところは少しへこんだようなところもやっていますので、そのような配慮をして、一番東寄りにしたことも含めて対応させていただいております。 ◆細野 委員 いろいろご配慮いただいて、ありがとうございます。  ちなみに、校庭というんですか、園庭のスペースというのはどれぐらい残ることになるか、分かれば教えていただけますでしょうか。 ◎児童青少年課長 工事の期間はともかくとしまして、半分以上は残るような感じになろうかと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって子ども生活部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(「(仮称)町田市子どもマスタープラン25-34)」及び前期行動計画「(仮称)コドマチ計画(プラン)25-29」の検討状況について) ○委員長 行政報告、「(仮称)町田市子どもマスタープラン25-34)」及び前期行動計画「(仮称)コドマチ計画(プラン)25-29」の検討状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、「(仮称)町田市子どもマスタープラン25-34)」及び前期行動計画「(仮称)コドマチ計画(プラン)25-29」の検討状況について報告をさせていただきます。  詳細は担当よりご説明申し上げます。 ◎子ども総務課長 それでは、「(仮称)町田市子どもマスタープラン25-34」及び前期行動計画「(仮称)コドマチ計画(プラン)25-29」の検討状況についてご報告させていただきます。  現行計画でございます新・町田市子どもマスタープランが2024年度末で終了することから、社会情勢の変化や国や東京都の動向、市の現状などを踏まえまして、次期計画として(仮称)町田市子どもマスタープラン25-34及びその前期行動計画でございます(仮称)コドマチ計画(プラン)25-29を、市の附属機関でございます町田市子ども・子育て会議や庁内での検討会を設置いたしまして検討しております。その検討状況についてご報告をさせていただきます。  まず、1番目、現行計画についてでございますが、現行の計画である新・町田市子どもマスタープランは、子どもに関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的にいたしまして、2015年度からの10年間の計画として策定されております。こちらは理念を示す基本計画と具体的な施策をまとめた5年間の行動計画として策定をしております。  こちらの図にあるとおりでございまして、現在2023年度、翌年で計画期間が終了する予定でございます。  続きまして、2番目の次期計画についてでございますが、今回策定をしております(仮称)町田市子どもマスタープラン25-34は、2025年度からの10年間の計画として策定をいたします。こちらは現行計画と同様に、10年間の基本計画とその前期分の5年間の行動計画でございます。前期行動計画の名称として(仮称)コドマチ計画(プラン)25-29、こちらを一緒に策定いたします。  3番目に、次期計画の方向性についてでございますが、3つの方向性を今示しておりまして、1番目が「町田市子どもにやさしいまち条例」(まちだコドマチ条例(ルール))の理念の反映でございます。2023年12月に制定いたしましたまちだコドマチルールの理念を次期計画に反映することで、町田市全体で子どもにやさしいまちのさらなる推進を図ってまいります。  2番目は『子ども』の声の尊重でございます。本計画の主役でございます子どもの声を聴く機会を設けながら、計画の策定を進めてまいります。子どもが考える子どもにやさしいまちとは何か、どうしたら子どもにやさしいまちになれるのかなど、子どもの声を聴き、子どもの視点に立った子どものための計画となるように策定をいたします。  3つ目は「市町村子ども計画」を内包した計画になるということでございます。令和5年4月に施行されましたこども基本法では、市町村は国が定める少子化対策大綱、子供・若者育成支援推進大綱、子供の貧困対策に関する大綱の子どもに関する3つの大綱を一元化しましたこども大綱を勘案し、市町村子ども計画を定めるよう努める旨の規定がこども基本法に置かれております。  次期計画では、市町村子ども計画を取り込み、国の意向も意識した計画となるように策定をいたします。  策定のスケジュールでございますが、2023年4月、昨年の4月に町田市子ども・子育て会議へ次期計画策定について諮問をしております。  2024年3月、本日でございますが、行政報告を行い、2024年5月には子どもや保護者に対するアンケート調査を実施する予定でございます。  6月には、同じく子どもや保護者へのヒアリングを実施いたしまして、11月には計画の素案を完成し、12月にその素案についての行政報告を行った後に、パブリックコメントを実施したいと考えております。来年の2025年2月には子ども・子育て会議から、この計画についての答申をいただき、3月には計画の策定、公表及びそちらの行政報告を行いたいと考えております。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆秋田 委員 4の策定スケジュールについて伺いたいんですけれども、5月、6月のアンケートやヒアリングについて、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
    ◎子ども総務課長 こちらは、内容については子ども・子育て会議のほうで今整えているところでございますけれども、現在、子ども・子育て会議でお示ししている内容といたしましては、こちらも年齢別といいますか、対象の子どもにしても分けて実施する予定でございまして、一応5つに調査を分けて、就学前児童保護者、小学校低学年保護者、小学校高学年保護者、小学校高学年のお子さんと中学生、高校生という形で対象を分けて実施をする予定でございます。  また、条例策定のときに活用いたしましたウェブでの回答なども活用する予定でございます。こちらの内容につきましては、子ども・子育て支援法という法律によって、こういう内容を聴くというような内容もございますけれども、経年で子ども施策について、進捗などを推し量るためのものですとか、あとは子どもですとか保護者の方から、施策について伺うような内容ですとか、そういったところを今まとめているところでございます。 ◆秋田 委員 子どもと保護者に聴いていくということだったんですけれども、市内には子どもたちの育つ支援をされている方々がたくさんいらして、例えば「まちとも」の見守りの方とか、冒険遊び場とか、あと子ども食堂とか、いっぱいいらっしゃるんですけれども、そういった方も対象になるといいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎子ども総務課長 アンケートにつきましては、決められた内容を問わなければならないものもございますので、こちらにあるアンケートとヒアリング、そのヒアリングで様々な方を対象にしながら、ご意見を伺う機会なども持てればと考えております。具体的な内容は、また子ども・子育て会議にご相談、意見をいただきながら考えてまいりたいと思います。 ◆秋田 委員 アンケートとかヒアリングというのが何だか一方通行な感じがしていて、例えば見直しのときとかはパブコメだけとか、そういうこともあると思うんですけれども、今回、10年間の大事な計画の策定となるので、例えば何か住民ワークショップみたいな、みんなで話して、みんなでつくっていくみたいなプロセスが必要だと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎子ども総務課長 条例の策定の際にも、子どもを対象としましたワークショップ的なことを開催したりもしておりますので、今までのそういったノウハウも含めて、子ども・子育て会議の意見をいただきながら考えてまいりたいと思います。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「子ども発達支援計画行動計画2024~2026)(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施結果及び計画策定について) ○委員長 行政報告、「子ども発達支援計画行動計画2024~2026)(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施結果及び計画策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎子ども生活部長 それでは、「子ども発達支援計画行動計画2024~2026(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施結果及び計画策定について、報告をさせていただきます。  詳細は担当よりご説明申し上げます。 ◎子ども発達支援課長 それでは、私から「子ども発達支援計画行動計画2024~2026)(第三期障害児福祉計画)」策定に係る意見募集の実施結果及び計画策定についてご報告を申し上げます。  資料は72となります。では、72をご覧ください。  まず、「1 意見募集の実施結果」について、ご報告いたします。  意見募集の実施に当たっての配付資料としましては、本計画の素案及び概要版を公表いたしまして、配付もいたしました。  実施期間といたしましては、2023年12月15日から翌1月12日まで、周知方法といたしましては、子ども発達センターをはじめとしまして、市庁舎等の窓口、市のホームページ、「広報まちだ」の掲載、旧ツイッター、今で言うⅩでの配信のほか、LINEのプッシュ通知での周知を行いました。そのほか、都立町田の丘学園にご協力いただきまして掲示をしたりとか、あと市内小中学校、また町田市医師会の協力によりまして、市内の医療機関等にもポスターを掲示いたしました。  意見の提出方法につきましては、郵送、ファクス、メールまたは資料閲覧場所の窓口、その他LINEでも提出ができるようにいたしました。  次に、意見の提出状況です。このたび提出をいただきましたご意見は、全部で16件、7名の方がご提出くださいました。主なご意見といたしまして、資料には3つ要旨を掲載しております。  1つは、発達に課題のある子どもの計画相談の受け手が少ないのではないかというご意見、次に、各種サービスの申請窓口を含めて、分かりやすい情報発信をしてほしいというもの、3つ目は、療育記録ノートにつきまして知らない保護者がまだ多いので、配付の強化と一層の周知をお願いしたいといったものなどがありました。  市といたしましても、これらは全て課題と認識しております。これらは本計画にもそれぞれ掲載をいたしまして、サービスの拡充、適切な情報周知・普及等に一層取り組んでまいりたいと思います。  なお、いただきましたご意見及び市の回答・考えにつきましては、ホームページ等で3月中に公表を行う予定でございます。  続きまして、次のページとなります。  2の「計画の策定」について報告をいたします。  まず、(1)計画の位置付けですが、本計画は新・町田市子どもマスタープラン(後期)に取り込んでおります町田市子ども発達支援計画に関する行動計画となりまして、児童福祉法上の障害児福祉計画に位置づけております。  (2)計画期間につきましては、2024年度から2026年度までの3か年となります。  次に、(3)策定までの経過ですが、市の附属機関であります子ども・子育て会議に、本計画策定のための検討部会を設置いたしまして、アンケートですとかヒアリングの実施及びその結果等を踏まえまして、検討を進めてまいりました。  続きまして、(4)計画の概要です。  本計画の基本理念・基本目標につきましては、上位計画であります新・町田市子どもマスタープラン(後期)と同一としておりまして、また、基本施策は昨年12月に制定いたしました町田市子どもにやさしいまち条例の理念を踏まえて定めております。  取組の方針につきましては、アンケート・ヒアリング等の結果ですとか、各種統計データなどから現状や課題を分析した上で設定しております。  今回、初めて障がいのある子ども本人へのアンケートですとかヒアリングを実施いたしました。その結果につきましては、一部ですが、コラム形式という形ですが、紹介もしております。  最後になりますが、本計画の最終原案につきましては、去る3月5日に子ども・子育て会議の吉永会長及び鈴木副会長から答申をお受けしたところでございます。  報告は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後7時17分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後7時20分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第37号議案 ○委員長 第37号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎生涯学習部長 それでは、第37号議案 町田市生涯学習審議会条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。  本議案は、社会教育委員を廃止し、その職務を生涯学習審議会に統合するため、所要の改正を行うものでございます。  内容といたしましては、町田市社会教育委員の設置に関する条例を廃止し、現在の社会教育委員の職務である教育委員会に対し意見を述べること等を、生涯学習審議会の所掌事務に加えるものでございます。  また、専門的事項を調査するため、生涯学習審議会に部会を置くことができるよう規定を追加いたします。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 何点か伺いたいと思います。  まず、条文で伺いますが、改正前ですと「生涯学習の振興及び社会教育に関する基本方針を立案すること。」とありましたが、これまでどのような形で行われていたのか。  そして、今後、(2)「教育委員会が必要と認める事項」について「2 審議会は、前項第1号に掲げる事項について意見を述べることができる。」と規定されています。その辺の変更がどのように具体的に変わるのか、教えてください。 ◎生涯学習総務課長 まず、これまでの社会教育委員の立案ということについてでございますが、社会教育委員につきましては、生涯学習審議会が設置されるまでは、社会教育についての提言等をいただいておりました。  それから、「意見を述べることができる。」ということについてでございますが、この改正につきましては社会教育委員の役割を生涯学習審議会に統合するということで、社会教育委員のほうに意見を述べることができるという規定がございましたので、そちらを生涯学習審議会のほうに加えております。 ◆細野 委員 確認なんですが、「立案すること」ができるということがカットされて「意見を述べることができる。」というふうに変わったということでよろしいんでしょうか。 ◎生涯学習総務課長 立案することができるという規定は確かにあったんでございますが、それまでに立案ということは行っていただいてはおりません。これまで生涯学習審議会になかった「意見を述べることができる。」という規定を加えたものでございます。 ◆細野 委員 社会教育委員の設置を廃止する、社会教育委員の条例について廃止するということになると思うんですが、第3条の(1)がなくなってしまうということなんですけれども、社会教育委員の資格あるいは規定について、これまで町田市はどのように置いていたんでしょうか。8人ということでしたが。 ◎生涯学習総務課長 社会教育委員につきましては、学識経験者、それから学校教育の関係者、社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う方ということで構成をされておりました。 ◆細野 委員 それが廃止され、委員が替わるんですが、その構成について、具体的に人数、それから内容について、どのように変更になるんでしょうか。 ◎生涯学習総務課長 これまでも社会教育委員、これは定数8人以内なんですが、その方々はそのまま生涯学習審議会の構成員として参加していただいておりました。生涯学習審議会のほうは15人以内という構成になっております。なので、生涯学習審議会のほうにこれまでと同様に社会教育委員としての構成の役割を持っていた方々も入っていただいて、審議を行うということでございます。 ◆細野 委員 最初に聞けばよかったんですが、その目的、それから理由について教えてください。 ◎生涯学習総務課長 町田市教育委員会では、社会教育委員は市制施行の1958年に設置しております。その後、生涯学習支援の方向性を整理検討して、2012年4月に町田市生涯学習センターをオープンし、生涯学習審議会を設置しております。2024年度から町田市教育プラン24-28を開始いたしますが、これまで個別に策定してきた生涯学習推進計画を統合して、市民の学習のしやすい環境づくりを行うとしております。  生涯学習と学校教育の施策を同一の方針のもとに織り込むということで、市民の学びを推進するということを既にご説明しております。今後は生涯学習という広い概念のもとで、学校教育、それから社会教育、家庭教育、これらについて一体的に審議し、町田市の生涯学習、社会教育の推進と支援の充実を図るものでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆細野 委員 今ご説明いただいたんですが、公民館の時代から、こういう社会教育の社会教育委員が立案し、公民館事業を市民の生涯学習を推進するためということでやっておられたと思いますが、それが生涯学習センターに変わり、その内容も大分変わってきたと思います。  ただ、生涯学習センターとして責任を持って、こういう生涯学習及び社会教育に関する施策についてはしっかりと責任を持って社会教育委員が立案するといった制度は、やはり存続するべきと考え、本条例改正には反対いたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第37号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第37号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。 △第8号議案(生涯学習部所管部分) ○委員長 第8号議案を議題といたします。  本案のうち、生涯学習部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎生涯学習部長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、生涯学習部所管分につきまして、「予算概要説明書」を使い、ご説明申し上げます。  298ページをご覧ください。  生涯学習部予算のポイントとして、予算編成に当たっての予算編成の考え方、予算編成で重視した取り組みを記載しております。  299ページをご覧ください。  生涯学習部予算総括表でございます。  予算額で対前年度1億1,502万3,000円の増となっております。  次に、主な事業につきましてご説明いたします。  300ページ、社会教育総務費の①をご覧ください。  町田市固有の文化財の保存・公開に関する事業でございます。  2024年度は、市内で唯一の国重要文化財である旧永井家住宅の耐震対策を行うため、耐震基礎診断を実施いたします。
     また、国指定史跡高ヶ坂石器時代遺跡のうち、八幡平遺跡の整備等を行います。  主な事業費は、耐震診断委託料911万9,000円、整備工事費500万円でございます。  主な特定財源は、文化財保存事業費補助金としまして、国補助分887万8,000円、都補助分443万9,000円を計上しております。  301ページ、自由民権資料館費の①をご覧ください。  自由民権資料館、三輪の森ビジターセンター及びアウトリーチで町田の歴史に関する展示を行う事業でございます。  2024年度は、自由民権資料館において2つの企画展を行います。  主な事業費は、展示のパネル、ポスターなどの作成委託料42万円でございます。  続いて、③をご覧ください。  市民が町田の歴史を知ることができる講座や小中学校向けの事業を実施いたします。  2024年度は、まち歴講座と称して、アウトリーチを主体とした古文書講座や、小中学校向けに町田市の歴史を学ぶ出張授業を行います。  主な事業費は、講座などの講師謝礼44万6,000円でございます。  302ページ、生涯学習センター費の①をご覧ください。  市民の学習活動や地域活動の場として活用していただくため、生涯学習センターのホール・学習室や市立小中学校の特別教室等の貸出しを行う事業でございます。  特別教室の地域利用は、小学校2校、中学校2校で実施いたします。また、町田第一中学校では、図書室を自習スペースとして開放いたします。  主な事業費は、事業・業務委託料1,161万3,000円、施設等管理委託料1,149万5,000円でございます。  主な特定財源は、子ども・長寿・居場所包括補助事業費補助金1,000万円を計上しております。  債務負担行為でございますが、2024年度から2025年度にかけて生涯学習センターの改修工事を行うことに伴い、工事期間中の事務所移転先に係る建物借上料につきまして、2024年度から2025年度の債務負担行為事業として設定しております。総事業費は788万7,000円でございます。  続いて、②をご覧ください。  デジタルデバイドの解消に取り組むため、デジタル技術を活用する機会を支援する学習事業を行います。2024年度は、基本的なデジタル技術を習得している方に向けた応用講座を新たに実施いたします。  主な事業費は、事業・業務委託料92万2,000円でございます。  303ページ、図書館費の①をご覧ください。  図書館資料の貸出し・閲覧サービスの充実を図る事業でございます。  2024年度は、引き続き電子書籍サービスの提供を行うほか、外国語児童書や絵本を充実させ、英語学習の機会を提供いたします。  主な事業費は、図書購入費3,625万8,000円、電子書籍システム利用料341万円でございます。  主な特定財源は、広告掲載料46万円、複写機等使用料37万3,000円を計上しております。  続いて、②をご覧ください。  図書館のめざす姿の実現に向けて、効率的・効果的な運営体制の構築に取り組む事業でございます。  2024年度は、図書館システムの更改により利用者の利便性の向上と業務の効率化に努めます。  主な事業費は、システム使用料1億3,198万7,000円、システム導入委託料1億1,133万5,000円でございます。  債務負担行為でございますが、施設等管理委託料につきましては、2024年度から2027年度の債務負担行為事業として設定し、総事業費は1億8,095万9,000円でございます。  続いて、③をご覧ください。  鶴川図書館を地域と共に創り、共に運営する図書コミュニティ施設へ転換することで、目的や用事がなくても気軽に過ごせる地域の居場所をつくります。  2024年度は、コミュニティスペースの運営及び民設民営化に向けた準備、運営団体の伴走支援を行います。  また、中央図書館とさるびあ図書館について、地域との対話を重ねながら、集約方法の検討を進めてまいります。  検討に当たっては、地域との対話を継続するとともに、幅広くご意見を伺うためにワークショップを実施するほか、さるびあ図書館の今後に関するアンケート調査を実施いたします。  主な事業費は、事業・業務委託料1,766万3,000円でございます。  304ページ、文学館費の①をご覧ください。  文学館ならではの展覧会などを実施する事業でございます。  2024年度は、町田市の名誉市民である森村誠一氏の没後1周年に合わせて、森村氏の足跡を振り返る特別展を開催いたします。  また、若い世代が文学に興味を持てるよう、創造性を育み、創作の魅力を感じられる事業や、文学の概念にとらわれず、言葉や文字といった分野を幅広く取り込んだ事業を実施いたします。  主な事業費は、パネル・展覧会ポスターなどの作成に係る作成委託料579万2,000円、事業協力謝礼167万円、備品借上料70万円でございます。  主な特定財源は、展覧会観覧料270万円、受託販売収入60万円、まちだ未来づくり基金繰入金15万5,000円を計上しております。  376ページをご覧ください。  事業別支出科目一覧でございます。このページ以降383ページまで、大事業名ごとに生涯学習部の全ての支出科目を掲載しております。  第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、生涯学習部所管分の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 ちょっと伺います。  まず、298ページの図書館の費用ですけれども、ここで鶴川図書館の位置づけについて、効率的・効果的な利用についてということで、2024年度、その準備に入るということでした。この効率的・効果的な鶴川図書館の運営ということが、今年度は市立図書館、公立図書館という位置づけだと思いますが、今後どのように変わっていくんでしょうか。 ◎図書館担当課長 後ほど行政報告でも報告させていただくところなんですけれども、2024年度は公立図書館としての運営をしておりまして、2025年度から民設民営の図書コミュニティ施設に転換するということになっております。 ◆細野 委員 これだけ。民設民営ということですので、運営される方についても後で説明いただくんだと思うんですけれども、大丈夫ですか。 ◎図書館担当課長 運営団体につきましては、前回の12月議会での行政報告にて報告させていただきまして、運営団体ができ上がっておりますので、そこの団体が運営に当たるというところで今準備を進めているところでございます。 ◆細野 委員 地域の方々が中心となったいろいろな組織ということで承っているんですが、それについて地域の住民の皆さん、ここに来るまではいろんな意見があったと思うんですが、現段階でどのような意見を聞いていらっしゃるでしょうか。 ◎図書館担当課長 直接運営団体に対して意見をいただいているというところは聞いていないんですけれども、運営団体自体に自治会の関係の方とかも入っておりますので、そういったところからは特に何か運営に対して、これはというところはございませんので、今はその運営団体のメンバーが中心となって、よりよい運営を目指して準備を進めているところでございます。 ◆細野 委員 もう一つ、さるびあ図書館について、同じページですか、298ページのさるびあ図書館についてアンケートを実施するということですが、目的、内容について、また対象について教えてください。 ◎図書館担当課長 目的に関しましては、中央図書館とさるびあ図書館の集約ということを進めるに当たりまして、2026年度に集約方法を決定するということで今取り組んでおります。そういった中で、どういった方法がいいのかということを地域の方々から広くご意見を伺うためにアンケートを実施するところでございます。今回の予算に関しましては、町田第二地区地区協議会のエリアを対象にして、そこの対象に住む方1,500人の方にアンケート調査をお送りして、それを回収する。それでどうかというのを見ていきたいと考えております。 ◆細野 委員 さるびあ図書館は、一番古い図書館ですし、歴史のある図書館なので、利用者も広くいると思うんですが、そういった市民全体に対するアンケートとはいかないまでも、意見を聴取したりする機会というのは検討していらっしゃらないんでしょうか。  それと、そよかぜ号のような図書館貸出しの車両が、これまでさるびあ図書館にあったと思うんですが、その辺の考え方については、どのように検討されているでしょうか。 ◎図書館担当課長 まず、利用者の方々にも、ご意見を聞くという観点からしますと、今回、2024年度は利用者の方々も対象にして、広く参加いただけるようなワークショップを開催したいと考えておりまして、予算もそれを見込んで計上しているところでございます。  移動図書館に関しましても、さるびあ図書館が持っている特徴的な機能がございますので、それを維持向上するというような視点からも、地域の皆様からご意見をいただいて考えていきたいと思っておりますので、まずはそういったところも含めて、地域の方々と今まさに対話を続けているところでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって生涯学習部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告(生涯学習センター改修工事に伴う休館について) ○委員長 行政報告、生涯学習センター改修工事に伴う休館についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎生涯学習部長 行政報告、生涯学習センター改修工事に伴う休館についてご報告いたします。  生涯学習センターは、施設の改修工事のため、2024年10月1日から休館を予定しています。  詳細は、生涯学習センター長からご説明申し上げます。 ◎生涯学習センター長 それでは、生涯学習センター改修工事に伴う休館についてご報告いたします。  タブレットの資料番号73をご覧ください。  町田市生涯学習センターを設置しております町田センタービルは、建設から21年が経過し、設備の老朽化が進んでいるため、施設の改修工事を実施いたします。  工事に伴い、設備が使用できなくなるため休館いたします。  休館中は、事務所を館外に移転して継続し、学習相談等に対応するとともに、講座事業などは市内公共施設等を活用して実施いたします。  「1 休館スケジュール(予定)」です。  休館期間は2024年10月1日から2026年1月3日までの1年3か月を予定しております。  なお、改修工事の期間は2024年10月中旬から2025年11月まででございますが、事務所及び施設内の机椅子をはじめとする全ての荷物を移動する必要があることから、前後に移転期間を設けております。  「2 工事内容」です。  空気調和設備改修工事、床・壁内装改修工事、照明設備改修工事、舞台照明改修工事などでございます。  「3 休館に伴う施設利用の中止について」です。  休館中は、生涯学習センター6階から8階のホール・学習室など全17部屋の貸出施設の利用ができません。  「4 休館中の実施事業について」でございます。  市民大学などの講座事業は、市立図書館・市民文学館・各市民センターなどの他の公共施設等を活用して実施いたします。また、学習情報の提供や学習相談は引き続き行ってまいります。  「5 休館中の事務所移転について」でございます。  現在、市内公共施設への移転を検討しております。  「6 周知方法」です。  4月1日から休館についての情報提供を開始いたします。「広報まちだ」、町田市ホームページ、生涯学習情報誌「生涯学習NAVI」への掲載、SNSによる情報発信を行います。また、案内文を館内に掲示、利用団体へはチラシを配付、施設案内予約システムにお知らせの案内文を掲載いたします。  なお、事務所の移転先も、決まり次第、別途周知してまいります。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 生涯学習センターが利用できなくなるということで、講座事業については場所を変えて実施するということで了解いたしました。  ただ一つ、障がい者青年学級なんですが、大きなホールを使っての事業が、障がい者の方々も活動しやすいし、これまで有効に活用されていたと思うんですが、その代わりの施設というものはどういうところを想定してらっしゃるでしょうか。 ◎生涯学習センター長 今、休館中の代替施設等を検討しているところでございます。できれば町田駅周辺でと考えておりますが、音を出す活動が制限されていたり、飲食ができなかったりと様々な制約がございます。探しているところでございますけれども、例えばなんですが、市民フォーラムですとか、町田第一中学校などを候補に今検討しておりますので、もう少しそれぞれの施設の状況を整理しまして、検討させていただきます。  生涯学習センターを利用している団体はとても多くいらっしゃいます。中心市街地のほかの施設に活動場所を移して皆さん活動されますので、あまり我々の事業で使い過ぎるということも考えなくてはいけませんので、そのあたりの状況を踏まえまして今後決定してまいります。 ◆細野 委員 了解いたしました。ぜひ継続ができるようによろしくお願いいたします。 ◆戸塚 委員 1点だけ確認させてください。  1年3か月ということで、結構な規模の改修工事だなと思うんですけれども、ちなみに改修工事の工事費用の規模、多分休館中がほとんど工期になるのかなと思っているんですけれども、その辺だけ教えてもらえますか。あと、議会にどういうスケジュールでされるのか。 ◎生涯学習センター長 今年度の予算の中で文教社会の管轄ではなくて、総務の予算として、改修工事費用は当初予算書の75ページに掲載させていただいております。 ◆おく 委員 今、戸塚委員からもお話が出ましたけれども、角度を変えるというか、この工事内容を見る限りは、内装だとか空調だとか、パーツごとの工事で6階から8階まで全部変えますと。そうすると、間取り自体は従来と変わらないということでよろしいんですよね。
    ◎生涯学習センター長 おっしゃるとおりでございます。 ◆おく 委員 今申し上げていただいたようなことを踏まえると、使い勝手も変わらないということですよね。 ◎生涯学習センター長 機能の向上といいますか、主に空調が今本当に使えなくて、そのおかげでちょっとホースを垂らしてとかという状況になっておりますので、そちらを主に改善いたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況について) ○委員長 行政報告、鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎生涯学習部長 それでは、行政報告、鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況についてご報告いたします。  詳細は図書館長からご説明申し上げます。 ◎図書館長 それでは、鶴川図書館における図書コミュニティ施設に向けた取組状況について報告いたします。  タブレットの資料番号74番をご覧ください。  町田市立図書館では、将来にわたり町田市の図書館サービスを継続していくために、町田市公共施設再編計画及び効率的・効果的な図書館サービスのアクションプランに基づき、図書館再編の検討を重ねてまいりました。  鶴川図書館では、2025年度に民設民営の図書コミュニティ施設へ転換をすることとし取組を進めておりますので、現在のその状況を報告いたします。  まず、項番1「図書コミュニティ施設への転換に向けた施設改修について」でございます。  2024年2月1日から3月11日まで、フロアレイアウトを変更するとともに、コミュニティスペースを創出する改修工事を実施いたしました。新しく設置したテーブルや椅子は今まで鶴川図書館で使用していた書棚を活用して作成しております。  改修後のレイアウトは、別紙1として添付してございますので、ご覧ください。  続きまして、項番2をご覧ください。  2023年11月、昨年11月に設立された図書コミュニティ施設の運営団体が企画したイベントを、今回、新たに創出したコミュニティスペースを活用して実施いたします。  イベント名は「“ともに語ろう!新たなコミュニティ”まずはおしゃべりから始めよう」と題しまして、3月17日、明後日になります。3月17日の11時から15時まで実施をいたします。  当日は、地域の魅力を地域の方々と語り合うトークセッション、羊毛フェルトなどを使った工作、認知症の当事者やご家族が交流できる場であるDカフェの開催、あとは本棚造りであるとか読み聞かせの体験会を実施いたします。  こちらは別紙2にイベントのチラシを添付してございます。  次に、項番3をご覧ください。  2024年度は、公立図書館として運営することと並行いたしまして、図書コミュニティ施設運営団体の取組を支援してまいります。  運営団体の取組は大きく3点ございます。1点目は、運営体制の構築などの2025年度の民設民営化に向けた準備でございます。  2点目が、コミュニティスペースを活用した学習支援やおはなし会などの定期的な開催でございます。  3点目といたしましては、先ほど項番2で紹介いたしましたようなコミュニティ形成などに関するイベントの実施でございます。  それでは最後に、項番4をご覧ください。  「今後のスケジュール」でございます。  まず、2024年4月からは、項番3でも申し上げましたが、運営団体によるコミュニティ機能の運営や民設民営化に向けた準備を開始いたします。  その後、2024年9月には、町田市立図書館条例の一部改正について議案として上程させていただく予定としてございます。議決をいただきましたら、2025年3月末をもちまして、公立図書館としての運営を終了いたします。そして、2025年度から民設民営の図書コミュニティ施設として運営を開始する予定となってございます。  説明は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆細野 委員 図書コミュニティという施設の位置づけで来年度からということですが、図書と言うからには蔵書があると思うんですけれども、蔵書についてはどのような検討がされているんでしょうか。また、費用、予算とかはつくんでしょうか。 ◎図書館担当課長 蔵書につきましては、現在改修工事が完了して、おおむねレイアウトができ上がっておりますので、基本的に運営団体が必要だと思う図書だとか雑誌だとかに関しましては、引き継ぐというんでしょうか、お渡しするというところで考えております。 ◆細野 委員 本ですので、読まれればどんどん古くなっていくと思うんですけれども、それ以降については何か市からの支援とか、考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎図書館担当課長 本の購入する部分に関しましても、補助金で運営する、民設民営に移行したときにも経費として算定できるように考えているところでございます。 ◆渡辺 委員 今後のスケジュールのところなんですけれども、図書館サービスを継続していくために、今回、民設民営ということでございまして、2025年の段階で団体のほうに運営を引き継ぐということなんだと思うんですが、市と団体との契約関係みたいなものはどのような感じになるんでしょうか。 ◎図書館担当課長 基本的には、町田市として運営団体に補助をするというような形で展開する予定なんですけれども、契約関係という関係からしますと、基本協定というんですか、そういった協定、何らかの協定を締結して運営はしていただくのがいいかなというところで考えているところでございます。 ◆渡辺 委員 その場合は、先ほど細野委員も話をされていましたけれども、図書の提供であったりとか、サービスの提供であったりとか、あと賃料、家賃の話も出てくると思いますけれども、そのあたりはどのようになるんでしょうか。 ◎図書館担当課長 確かに、そういったところの取り決めだとかは、役割分担というんでしょうか、そういったところは決めないといけないところになりますので、そういったところを整理して、運営団体と何らかの形で取り交わしをしようと思っています。賃料とかに関しましては、我々が今借りているところでございますので、それをそのまま使っていただけるように、いわゆる取り決めをしていく、そういったところを考えております。 ◆渡辺 委員 賃料の部分は、そういうお話で理解はしましたけれども、このセンター街区の話で言えば、今後建て替えが行われていくと思うんですけれども、このときにURと市が話をしながら、このコミュニティ施設を残していこうとするのか、それとも団体とURが話をするのかというのは、どういう線引きになっているのか教えていただいていいですか。 ◎図書館担当課長 もちろん、団体と私たちとも話をしながら進めていくんですけれども、基本的には借りているのが今我々ですので、我々とURとでいろいろ協議をしながら、今までも結構協議を重ねてきましたので、これからもそういった話合いを続けていく、そういったところでございます。 ◆渡辺 委員 そういうことは、もう建て替えも後も含めて、URとの話合いが残す方向で始まっているという認識でいいのかどうかだけ、最後に確認させてください。 ◎図書館担当課長 工事期間中も運営が継続できるようにURとは協議をしていますので、途切れることがないように我々からもそれはお話はしていきたいと考えております。 ◆秋田 委員 基本的なことも分かっていなくて恐縮なんですけれども、この図書コミュニティ施設は、久美堂とかと同じように、本の受け取り、返却、リクエスト用紙による予約はできるということでよろしいでしょうか。 ◎図書館担当課長 いわゆる予約受け渡し場所と言われる機能に関しましては、委託で実施をしようと考えております。 ◆秋田 委員 先ほどの質疑の中で、今後、賃料だったり役割分担、詳細をこれから決めていくのかなというふうに受け取ったんですけれども、2024年度にそれを決めていくという認識でよろしいでしょうか。 ◎図書館担当課長 取り交わし自体は2024年度に行うというところを考えております。 ◆秋田 委員 今、3の運営団体の取組というところを見ると、学習支援とか、おはなし会とか、あまり収益事業になるようなものが見当たらないんですけれども、今後も2025年度以降も、補助という形で支援いただけるということなんですけれども、人件費とか、そういったところも補助していただけるということでよろしいんでしょうか。 ◎図書館担当課長 この事業というか、取組につきましては、地域の方々に方向性をお示ししたときにも、町田市が運営費を補助していくというところになりますので、この団体が活動できるような補助というか、もちろん予算の制約は出てきてしまうんですけれども、それは補助して運営をしていただくというところを考えております。 ◆秋田 委員 すいません、最後に、例えば建て替えのときの費用とかも町田市で負担するということで大丈夫でしょうか。 ◎図書館担当課長 基本的には我々が借りているところになりますので、移転する費用だとかというのはURと話し合って決めていくことになりますので、もちろん、移転費用を出さない、出すとかといって運営が継続できないというわけにいきませんので、何らか我々がするのか補助するのかというのはやっていきたいと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 ○委員長 休憩いたします。              午後8時3分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後8時6分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより第8号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。 ◆細野 委員 第8号議案の町田市一般会計、文教社会常任委員会所管部分について、反対の立場で討論を行います。  本予算には、第2子からの給食費の無償化や給食費値上げ分に対する保護者負担分を抑制するための予算、中学校全員給食実施に向けた整備など、あるいは不登校対策の拡充とか老朽化したコミュニティセンターの改修とか、そのほか子どもにやさしいまちづくりを進めたり、市民がスポーツを楽しんだりする、そういった大変重要な施策に対する予算が盛り込まれているのは重々承知しています。  しかし、2024年度実施される事業の中で、残念ながら市民への情報共有、あるいは市民合意を確立するのが不十分なまま進められている事業が新たな学校づくり推進計画、また(仮称)国際工芸美術館など、本議会でも多数の請願が出されていることについては看過できないと考えます。経済性を優先としたFC町田ゼルビア試合時の臨時バス借り上げについても、これをスポーツ振興費で負担していいのかということも議会の中で議論となりました。  また、子ども・子育てサポート等複合施設整備が民間企業任せ、あるいは利用者、議会の関与が困難になるPFI手法によって行われるということについても問題だと考えます。  以上の点から本予算に反対いたします。 ◆戸塚 委員 それでは、第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算に対する賛成討論を行います。  今回の当初予算においては、中学校給食センターや中学校エレベーター設置工事、出産子育て応援事業など、子育てや教育環境の充実を図る予算であり、一定の理解をしているところであります。  しかしながら、以下の点について指摘せざるを得ません。  まず1つ目に、(仮称)国際工芸美術館整備工事についてでございます。この事業については、以前より住民合意を目指し、市民や関係諸団体などへの説明責任が指摘をされており、市議会でも説明責任を果たすよう対応を求めるとの附帯意見を付されております。この間、町田市は、本会議や常任委員会において、文化ゾーンネットワークなどを通じて説明を行っていると答弁をされております。  しかし、今回、文化ゾーンネットワークより協議を行う場を設ける要望書を提出され、請願も出されております。昨年度以来、資材高騰を理由に予算を増額したにもかかわらず、入札が3回も中止になったということは、町田市の積算が甘かったということは明確です。にもかかわらず、文化ゾーンネットワークに対し、説明責任がほとんどされておらず、理解されていないということが明らかになりました。これは町田市が3回の入札中止の重要性を理解されていない結果であると言わざるを得ません。  2つ目に、新たな学校づくり推進事業についてです。こちらの事業につきましても、先ほどと同様、生徒、保護者、地域住民との合意形成を図られたいという意見が本会議でも多数出ております。また、町田市は計画策定当時、生徒の通学環境についてスクールバスや路線バスの交通手段を取り入れるとの見解を示しておりました。しかし、計画を進めている現段階においては、スクールバスは考えていない、路線バスを必要に応じて検討すると方向転換しております。  こうした状況において町田市が行った生徒、保護者へのアンケートでは、通学環境についての不安との回答が大多数を占めており、学校再編の対象校では、毎議会において通学環境についての不安を訴える請願が提出されている状況です。このような状況は極めて異常であり、改めて生徒、保護者、地域住民への合意形成を図るためにも、生徒の通学環境の充実に対する対策を早急に打つ必要があると考えます。  また、学校再編における防災体制についても、議論の中で明らかになったとおり、いまだ対象校の具体的な防災体制は定まっておらず、鶴川東地区の計画変更においても、行政側の都合にもかかわらず、いまだ擁壁工事を行う際の防災体制が整っていない状態にあります。このような中で計画を進めることは、スケジュールありきで市民不在と考えます。  最後に、野津田公園スポーツの森整備事業のうち、借り上げバスによる来場者輸送委託料についてです。今回の借り上げのバスは、FC町田ゼルビアの試合開催時の来場者輸送のための予算であります。J1昇格による来場者の増加に対する対策としての費用であることは理解をしておりますが、代表質疑でも申し上げましたとおり、中心市街地での経済効果を考えることは町田市にとっても大きな課題であります。  今後、中心市街地への経済効果がどれほどあるのかを検証すること、また商店街などと連携して、経済効果を上げる方策を実施することが必要です。  以上の点から、借り上げバスによる来場者輸送委託料について、試合開催時における経済効果の検証と方策の実施、(仮称)国際工芸美術館整備事業及び新たな学校づくり推進事業について、関係諸団体、生徒、保護者、地域住民との合意形成、特段新たな学校づくり推進事業においては、PFIによる事業者決定の予算が出される9月議会までに合意形成のための取組を進め、防災体制を組むことを条件に賛成討論といたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第8号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第8号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後8時14分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後8時15分 再開 ○委員長 再開いたします。 △特定事件の継続調査申し出について ○委員長 特定事件の継続調査申し出についてを議題といたします。  特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。
       (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。 △委員派遣について ○委員長 閉会中の委員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。5月14日から5月16日までの3日間の日程で、特定事件の調査のため、委員全員を派遣いたしたいと思います。  なお、視察先については、正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  視察先につきましては、正副委員長で協議の上、後日通知をさせていただきます。  以上ですべての案件の審査が終了いたしました。  これをもって文教社会常任委員会を閉会いたします。              午後8時16分 散会...