町田市議会 2019-03-13
平成31年文教社会常任委員会(3月)-03月13日-01号
平成31年文教社会常任委員会(3月)-03月13日-01号平成31年文教社会常任委員会(3月)
文教社会常任委員会記録
1 日時 平成31年(2019年)3月13日(水)午前10時
2 場所 第1委員会室
3 出席者 委員長 木目田英男
副委員長 松葉ひろみ
委員 矢口まゆ 村まつ俊孝 田中美穂 星だいすけ
わたべ真実 大西宣也 熊沢あやり
4 出席説明員
防災安全部長 市民部長 文化スポーツ振興部長
文化スポーツ振興部次長
子ども生活部長 学校教育部長 生涯学習部長 その他担当管理職職員
5 出席議会事務局職員
議事担当課長 水元友朗
議事係担当係長 大宇根章士
庶務係担当係長 門間康博
庶務係担当係長 村山勝洋
担当 折本大樹
6 速記士 波多野夏香(澤速記事務所)
7 事件 別紙のとおり
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文教社会常任委員会審査順序
平成31年(2019年)
3月12日(火)午前10時
3月13日(水)午前10時
第1委員会室
1 学校教育部
(1)行政報告 町田市学校給食問題協議会への諮問について
(2)請願第 1 号 中学校給食運用改善に関する請願
(3)第 24 号議案 町田市立学校適正規模・適正配置等審議会条例
(4)第 25 号議案 町田市立小学校等の学校給食費に関する条例
(5)第 7 号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算
(6)行政報告 町田市教育プラン2019-2023の策定について
(7)行政報告 損害賠償請求事件について
(8)行政報告 「町田市立小・中学校における働き方改革プラン」の策定について
2 防災安全部
(1)第 14 号議案 町田市消防団に関する条例の一部を改正する条例
(2)第 7 号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算
(3)行政報告 避難施設別避難者数推計事業について
3 市民部
(1)第 7 号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算
4 文化スポーツ振興部
(1)第 7 号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算
(2)行政報告 町田市立博物館での展示事業終了について
(3)行政報告 (仮称)町田市スポーツ推進計画19-28素案に対するパブリックコメント実施結果及び計画策定について
(4)行政報告 町田市立野津田公園上の原グラウンドの環境改善について
(5)行政報告 オリンピック・
パラリンピック等国際大会に係るキャンプ地招致の進捗状況について(その4)
5 子ども生活部
(1)第 17 号議案 町田市子どもセンター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
(2)第 7 号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算
(3)行政報告 「新・町田市子どもマスタープラン(後期)」について
(4)行政報告 小山子どもクラブの運営方法について
(5)行政報告 幼保小連携推進事業について
(6)行政報告 町田市大地沢青少年センターのあり方の検討結果について
6 生涯学習部
(1)第 7 号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算
(2)行政報告 「町田市生涯学習推進計画2019-2023」の策定について
(3)行政報告 「町田市立図書館のあり方見直し方針」の策定について
(4)行政報告 「町田市民文学館のあり方見直し方針」の策定について
(5)行政報告 町田市立図書館と大和市立図書館との相互利用協定の締結について
7 特定事件の継続調査申し出について
8 委員派遣について
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午前10時2分 開議
○委員長 ただいまから文教社会常任委員会を開会いたします。
3月12日に続き、当委員会に付託されました案件について審査を行います。
△第7号議案(
文化スポーツ振興部所管部分)
○委員長 第7号議案を議題といたします。
本案のうち、
文化スポーツ振興部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎文化スポーツ振興部長 第7号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算のうち、
文化スポーツ振興部所管分につきましてご説明を申し上げます。
予算書の11ページをお開きください。タブレットでは281分の17になります。
第2表、債務負担行為でございます。
11ページの下から4段目、国際版画美術館展示事業につきましては、限度額2,127万2,000円、その下の(仮称)国際工芸美術館整備事業につきましては、限度額1,400万円、2件とも期間を平成31年度から平成32年度までの債務負担行為として設定するものでございます。
続きまして、予算書の13ページをお開きください。
第3表、地方債でございます。
下から2段目にございます体育施設整備事業のため、限度額1億6,400万円を起債するものでございます。
次に、歳入の主なものから順を追ってご説明申し上げます。
予算書の27ページをお開きください。タブレットでは281分の33ページになります。
第14款、使用料及び手数料、第1項、使用料、第7目、教育使用料、第3節、国際版画美術館使用料2,177万3,000円につきましては、市民展示室やアトリエ、講堂などの施設使用料と附属設備の使用料及び展覧会の観覧料でございます。
第4節、学校施設使用料790万2,000円につきましては、地域開放をしております中学校3校の温水プール及び木曽中学校の校庭の夜間照明設備使用料でございます。
49ページをお開きください。
第16款、都支出金、第2項、都補助金、第8目、教育費都補助金、第11節、文化財保存事業費補助、説明欄の都指定文化財保存事業費600万円につきましては、本町田遺跡復元住居のカヤぶき屋根修繕に対する東京都の補助金でございます。
第14節、
スポーツ振興等事業費補助800万円につきましては、オリンピック・パラリンピック普及啓発や障がい者のスポーツ振興を目的としたイベントの実施に対する東京都の補助金でございます。
63ページをごらんください。
第21款、諸収入、第6項、雑入、第6目、雑入、第8節、教育費雑入、説明欄の講習会等参加費、国際版画美術館所管分580万6,000円につきましては、工房やアトリエでの講座の参加費等でございます。
64ページをごらんください。
説明欄のスポーツ振興くじ助成金680万6,000円につきましては、室内プールに設置いたします移動式得点板の購入及びこどもマラソン大会の実施にかかわる事業費に対するスポーツ振興くじの助成金でございます。
68ページをごらんください。
第22款、市債、第1項、市債、第6目、教育債、第5節、体育施設整備事業債の説明欄、体育施設整備事業1億6,400万円につきましては、体育施設整備事業にかかわる市債でございます。
次に、歳出につきまして「予算概要」を使って、ご説明を申し上げます。
「予算概要」では206、207ページをごらんください。タブレットにつきましては621分の212ページになります。
文化スポーツ振興部予算のポイントといたしまして、予算編成にあたっての背景・課題、予算編成の考え方、予算編成で重視した取組を記載してございます。
2019年度予算では、本年開催されますラグビーワールドカップや東京2020オリンピック・パラリンピックの気運醸成、
事前キャンプ受け入れ準備、文化プログラムの実施、スポーツを「する」「みる」機会の充実、(仮称)国際工芸美術館の整備に向けたPRなどを重視して、予算を編成してございます。
208ページをごらんください。
文化スポーツ振興部の予算総括表でございます。合計の欄をごらんいただきますと、事業費ベースで総額15億7,127万円、対前年度1億2,818万7,000円の増、一般財源ベースで総額13億1,664万4,000円、対前年度88万5,000円の減でございます。
続きまして、209ページから213ページをごらんください。
事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに、支出項目を掲載してございます。
214ページをごらんください。
事業ごとに予算の内容についてご説明申し上げます。
「予算概要」に対応いたします予算書のページは、事業名の1行下の右側に記入してございます。
文化振興費3,741万1,000円につきましては、町田市フォトサロンの指定管理委託料、一般財団法人町田市文化・国際交流財団への補助金などの経費でございます。
215ページをごらんください。
市民ホール費1億7,251万8,000円につきましては、町田市民ホールの指定管理委託料等の経費でございます。
216ページをごらんください。
鶴川緑の交流館費1億4,972万円につきましては、
和光大学ポプリホール鶴川の指定管理委託料等の経費でございます。
続きまして、217ページをごらんください。
上段にございます博物館事業費6,361万7,000円につきましては、総合管理委託料や、
博物館所蔵作品整理事業等の経費でございます。
下段にございます遺跡保存管理費1,758万4,000円につきましては、本町田遺跡公園の管理委託料等の経費でございます。
続きまして、218ページをごらんください。
(仮称)国際工芸美術館整備費1,964万4,000円につきましては、芹ヶ谷公園芸術の杜と一体的に整備を行います(仮称)国際工芸美術館の基本設計その2の設計委託料や、博物館の最終企画展、また、企画展の終了後に実施いたしますアウトリーチ展等の経費でございます。
次に、219ページをごらんください。
東京2020オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進事業費326万円につきましては、文化プログラムのイベント企画運営委託料や会場借上料等の経費でございます。
次に、220ページをごらんください。
国際版画美術館事業費1億6,012万3,000円につきましては、施設の総合管理委託料や展覧会開催等の経費でございます。
221ページをごらんください。
普及費741万2,000円につきましては、版画実技講座の実施や国際版画美術館友の会との共催によります版画美術館まつり開催等の経費でございます。
222ページをごらんください。
上段にございます体育館費2億4,696万5,000円につきましては、総合体育館の指定管理委託料等の経費でございます。
下段にございます保健体育事務費560万8,000円につきましては、スポーツ推進委員報酬等の経費でございます。
次に、223ページをごらんください。
室内プール費2億4,637万円につきましては、室内プールの指定管理委託料、室内プールに併設いたします温浴施設整備の実施設計委託料等の経費でございます。
224ページをごらんください。
上段にございます屋外スポーツ施設費3,107万7,000円につきましては、三輪みどり山球場、
成瀬クリーンセンターテニスコート、緑ヶ丘グラウンドの指定管理委託料等の経費でございます。
下段にございますスポーツ広場費981万1,000円につきましては、市内23カ所のスポーツ広場の維持の経費でございます。
225ページをごらんください。
スポーツ振興費2億9,160万5,000円につきましては、総合体育館大型映像装置の整備工事費、町田市体育協会への補助金、
小山上沼調整池スポーツ施設整備の実施設計委託料、
成瀬鞍掛スポーツ広場整備の設計委託料等の経費でございます。
226ページをごらんください。
学校施設開放費7,135万7,000円につきましては、町田第一中学校、南中学校、鶴川中学校の学校温水プール施設や木曽中学校の夜間校庭開放に伴う施設等の管理委託料、夏休み期間中の学校プール開放のための事業委託料等の経費でございます。
227ページをごらんください。
東京2020オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進事業費3,718万8,000円につきましては、ラグビーワールドカップやオリンピック、パラリンピックに向けた気運醸成やキャンプ受け入れの準備、ボランティア育成のための事業委託料や、キャンプ受け入れ国や競技団体との交渉のための筆耕翻訳料等の経費でございます。
文化スポーツ振興部の説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆わたべ 委員 「予算概要」の223ページの室内プール費なんですけれども、昨年の「予算概要」を見ますと用地借上料というものがあったんですが、ことしは、それはどこかに含まれているんでしょうか。それとも用地借上料自体がなくなっているんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 用地借上料は、ことしも計上しております。
◆わたべ 委員 ありがとうございます。
では、次にいきます。「予算概要」の225ページのスポーツ振興費のところですが、主な事業費の中に成瀬鞍掛スポーツ広場の設計委託料というものがありますが、うちのまちだ市民クラブ会派の戸塚議員が昨年12月の一般質問でも町田の南地域のスポーツ環境が少ないというか、充実していないというような趣旨の一般質問をしております。そこの中で西田スポーツ広場が工事のためにもう既に閉鎖になっておりますが、そこを利用していた団体に代替地を3月までに用意するということも言っておりますが、実は、今現在、成瀬鞍掛スポーツ広場に西田スポーツ広場を利用していた団体も一緒に利用しているという現状があります。
そのような状況の中で、今、成瀬鞍掛スポーツ広場というものを、スポーツ施設を整備する予算がつくことについては、また地元の団体がスポーツをする機会とか場所を狭められるような結果になるのではないかという懸念がありますが、それについてお答えをお願いします。
◎スポーツ振興課長 する場の環境整備についてでございますが、こういった工事を1年間、予定しております。鞍掛のスポーツ広場が1年間使えなくなることを想定しておりまして、近隣の大学、あとは民間企業がお持ちのスポーツ施設がございますので、そういったところをお借りして、する場を継続して提供していけるように今調整をしております。
また、学校開放につきましても、ちょっとルールを整理しまして、多くの方にご利用いただけるように今調整を進めているところでございます。あとは公の施設もございますので、利用時間が少ないところは一般に開放するなど、そういったところでする場の環境整備を図っていきたいと考えております。
◆わたべ 委員 ありがとうございます。以前の本会議だか委員会の中の答弁で小中学校の校庭を利用するのはなかなか難しいというようなお答えを誰かがしていたような記憶あるんですが、しっかりと調整がつく見込みがあるということなんでしょうか。調整がつかない限りは、今これを急いで進めることというのはちょっと時期が早いような気もしますが、いかがでしょうか。
◎スポーツ振興課長 学校開放につきましては、やはり皆さん多くの方にご利用いただいているような現状でございます。正直、今までどおり使える枠があいているかというと、なかなかそこは難しいということでございますが、例えば西田スポーツ広場の近辺の小中学校、今、学校開放の運営委員会の方にあき状況を確認して、あき状況があるというところは確認できておりますので、あとはそういった団体の方がいつ使いたいかという希望を募りながら皆さんが活動ができるように、する場を提供していければと考えております。
◆わたべ 委員 今、あき状況の確認という段階だということがわかりましたが、実際に今回、この予算が通って成瀬鞍掛スポーツ広場の整備が進む場合に、あとどれぐらいの期間、ここが使えるというのは、もうはっきりしているんでしたっけ。
◎スポーツ振興課長 成瀬鞍掛スポーツ広場の整備スケジュールになりますが、2019年度に地盤調査、あと基本設計をやりまして、翌年度、2020年度に実施設計、実際整備は2021年度。実施設計をしてみないと整備期間が出ませんので、今は1年を予定しておりますが、実施設計の結果によっては工事期間がずれるということになりますので、2020年度末までは引き続きご利用いただけるようなスケジュールで今想定をしております。
◆わたべ 委員 先日、3月6日でしたっけ、地域の方の説明会が行われたと聞いておりますが、その中では一応の合意というのには至ったんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 3月2日土曜日に鞍掛スポーツ広場の基本計画の説明会を開催させていただきました。お忙しい時間の中、多くの方にご参加いただきまして、市としてはA、B、2案を提案させていただきました。それに対して意見をいただきまして、もちろん周りに住んでいる住民の方と利用している方ではいろいろと求める機能が違います。なのでいろいろな意見をいただいて、そこをまとめさせていただいて進めさせていただくということで了解を得たと考えております。
◆わたべ 委員 一応3月2日の説明会で了解は得られたということですが、ますます地域の方、そして南地区の方と合意が進むように進めてください。
◆大西 委員 予算書と直接関係はないんですけれども、文化振興というのは、どういうことをやっているんですか。
◎
文化スポーツ振興部次長 文化振興課の業務でございますが、まず、文化スポーツ振興部の総務の事務というのがあります。それから、文化振興というところでは、市民ホールですとか、鶴川緑の交流館、ポプリホールの管理の事務、それから本庁舎の3階でやっております
地産地SHOWコンサート、あとは市内の文化団体等のご相談を受けましたら、それに対しての対応であるとか、それと、今大きな懸案となっておりますのは、国際工芸美術館を今後どうするかというところと、現在の博物館の管理運営というところが大きなもので、あとは二十祭まちだ、成人式のほうも担当しております。
◆大西 委員 そうすると、あなた方は、それが文化の振興になっていると思っているわけですよね。それだけのことで文化スポーツ振興部という大きな部の役割でしょう。何か余り文化そのものには本当に、役に立っていないとは言えないけれども、かなり、それだけの名前をつけてやるほど文化振興に役立っているのかな、文化ってそれだけしかないのかなというふうに思うんですけれども、どうなんでしょうか。
私は、一番不思議に思っているのは、日本の国旗、これは日本の文化の象徴だろうと思っているんですよ。ところが、版画美術館もそうだし、博物館も全く国旗が掲揚されていない。それとか、例えば体育館はどうか知らないけれども、あとは市民ホール、あるいは鶴川のポプリホール、そんなものは全く掲揚されていないよね。皆さん方は今度オリンピックに向かっていろいろ何かやろうと言っているときに、そういうことに向けての、とにかく日本の文化というのは、極論を言えば、とにかく集約されるのは国旗ですよ。世界中どこへ行ったって、公の施設には全部そういうものが掲揚されていますよ。
ところが、町田の場合、見る限りでは、ほとんどそんなものは見受けられない。市役所はやっていますね。だけれども、支所なんかはまずやっていない。ほとんど市でやっているのを見たことがないんだけれども、そういう部分については、文化スポーツ振興部とは何らかの関係があるのかないのか。その辺はどのように理解をすればいいのかね。わかれば教えてほしいんだけれども。
◎
文化スポーツ振興部次長 公共施設への国旗の掲揚ということにつきましては、文化スポーツ振興部が文化の振興でという視点ではなくて、市の管理全体のところで考えるべきところかなとは思います。
◆大西 委員 でも、文化スポーツ振興部で管轄をしている部署があるわけでしょう。例えば市民ホールだとか、版画美術館だとか、体育館とか、そういうことについてはどのように思っているんですか。あなた方、担当部として持っていて、そういうものに国旗があったほうがいいのか、ないほうがいいのか。
その辺、今からとにかくオリンピック、オリンピックと盛んにあなた方はおっしゃっているんだけれども、日本をPRする意味からいっても、そんなことはとても大切な視点じゃないのかなと私は思っているんです。当面あなた方が文化スポーツ振興の担当部として、今私が言っているような意味からいったら、ぜひ掲揚するべき場所じゃないのかと思うんだけれども、どのように考えますか。
◎文化スポーツ振興部長 まさしく今のご指摘については、うちの課長が話をしたのがベースにございますけれども、今、大西委員が言われたような文化的な視点からという国旗の掲揚ということについては、再度内部で大至急検討をして対応していきたいと思います。
ちなみに、私たちが管理している町田の総合体育館は、毎朝掲揚し、毎夕に国旗を降納するという手続はとっております。また、先日の天皇陛下の在位30年記念の祝日の際には、全ての施設で国旗を掲揚するということは行っております。
◆大西 委員 オリンピックというのは、せっかく日本をPRできるいい機会だと私は思っていますし、だから皆さん方も一生懸命力を入れておられるので、そういうことについては早急に検討していただいて、オリンピックに向けてということで掲揚をお願いしたいと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思います。
◆星 委員 各施設の利用者の推移についてお伺いをさせていただきたいと思います。市民ホールですと、2017年度から2018年度は約4万人ふえて、来年度も30万人を見込んでいる理由と、鶴川緑の交流館、ポプリホールのほうは約300人ほど、来年度、少しふえるのを見込んでいる。博物館は後ほど行政報告があると思うので飛ばさせていただいて、国際版画美術館のほうも来年度の見込んでいる人数の理由、あと体育館のところも、ここ数年減っているかと思うので、減ったまま来年度も推移を見込んでいるというところで、その理由を教えていただけたらと思います。
◎
文化スポーツ振興部次長 市民ホールとポプリホールにつきましては、ベースにあるのはほぼ前年並みというところでの見込みです。ですので、基本にあるのは行う事業、自主事業によるものと、あとは施設利用貸し出しの状況を見ながらの推計という目標を立てたということになります。
ただ、ポプリホールにつきましては、一昨年でしたか、鶴川市民センターが改修をしていましたので、昨年度その改修が終わって、会議室の利用者の方が一時的にポプリホールを使われていたんですが、また鶴川市民センターに戻られたという方もいらっしゃるようですので、その点を見込んでの推計ということになっていると考えています。
◎スポーツ振興課長 総合体育館の入場者数の想定でございますが、来年度からオリンピックに向けてプレキャンプ等も始まりますので、そこの部分を想定して、多少減で想定はしておりますが、もちろん、これはあくまで想定でございますので、これ以上ご利用いただけるように魅力的な事業を展開していければと考えております。
◎国際版画美術館副館長 国際版画美術館の想定入場者につきましては、来年度につきましては11万7,000人を目標として見込んでおります。今年度は10万7,000人ということで、今年度よりも1万人ふえるという形で見込んでおります。
その理由としましては、オリンピックを目前に控えまして、オリパラ文化プログラムとしての企画展2本を華やかに開催するということがありまして1万人の増加を見込んでおります。
◆星 委員 ありがとうございます。そうですね、やっぱりオリパラというところもあってそれぞれいろいろ動きがあるんだなということを理解いたしました。
そんな中、このオリパラのことしの大会推進事業費のところについてお伺いしたいんですけれども、ことしもう2019年になって、7月21日でしたか、ロードレースのプレレースが行われる。また、ラグビーワールドカップも秋に開催されるということで、ロードレースに向けて、あとキャンプ地受け入れについての進捗を、お伝えいただける範囲で結構なので教えていただけたらと思います。
◎オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進課長 2020年、オリパラ、それから、ラグビーワールドカップに向けた進捗状況ということでございますが、まずロードレースについては、本大会の競技日程、それから、ことし行われます1年前のテストイベントについては日程が示されているところでございます。ロードレースという競技の性格上、交通規制等もありますので、そこについて、小山、小山ヶ丘、相原という地元の関係団体の方に説明をしてまいりました。
また、年度明けて4月になりますと住民向けの説明会等も予定しておりまして、ご迷惑をかける部分がありますが、丁寧に説明していきたいと考えております。
続いて、ラグビーワールドカップの関係ですが、これももう大会日程はご承知のとおりかと思いますが、町田市としても公認キャンプ地としてナミビア代表チームの受け入れをしますので、それに向けたいろいろな準備をさせていただいております。
市として1つ大きくかかわる部分は、選手団と地元というんですかね、市民交流というか、そういうところを少し取り組みとして進めたいと思っておりまして、昨年の12月に相手国のヘッドコーチの方とお会いして方向性の確認をしております。事務調整をしながら具体的に交流事業について計画を練っていきたいと思っております。
それから、オリンピックのキャンプの関係でございますが、既に当委員会でも行政報告をしてきましたが、3カ国7競技について、今、覚書を締結という段階でございます。最終的に受け入れに関する正式な契約というところに持っていかなきゃいけないということで、相手国の競技団体と事務的な調整をしております。
また、何団体か、1年前の平成29年度にプレキャンプ、1年前合宿というか、そういう要望も受けておりますので、その受け入れに向けた準備、調整も進めているところでございます。
◆星 委員 それぞれありがとうございました。テストイベント、ロードレースのところで地元団体に説明ということだったんですけれども、そちらの反応を教えていただけたらと思います。
◎オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進課長 もう少し具体的に言いますと、町内会・自治会連合会を通じて、町内会・自治会の会長、地元の商店会組織であるアレサ商栄会、それから、JA堺に足を運んで説明をしてきております。
感触としては、生活に対する影響という部分は確かにあるんですが、おおむねオリンピックのレースが来るということで楽しみにしたいという感触を得ております。
◆星 委員 わかりました。その中で、私も先日、いろんな場所でこういったこと、ことしはラグビーワールドカップがいよいよですというところと、来年、オリパラもやっと、本当に1年前になりましたというお話をさせてもらうと、市民との交流というのはもう決まっているんですかというのが多くて、もし決まっていることがあれば、なければまだここから調整かと思うんですけれども、もしあれば教えていただけたらと思います。
◎オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進課長 相手国とのまさに調整を重ねている最中でございまして、決まったというものはないんですが、キャンプを受け入れた場合の選手と、特に子どもたちにその競技を体験してもらうだとか、それから、日本の文化みたいなものを少し選手の方に体験していただくとか、アイデアとしてはそういう感じで持っております。
その辺を相手方に提示しながら、選手のトレーニングのスケジュールもあろうかと思いますが、なるべくそういう機会を多く持てるように交渉を進めていきたいと考えています。
◆星 委員 いろいろ規制があるというのは、昨年から私も一般質問でさせていただいていて、もう重々承知しています。そんな中でも、せっかくトップアスリートが町田にやってきてくれるということなので、できる限り、あと、もちろん試合前、大会前という準備期間もあると思うんですけれども、市民との交流というところをぜひまた検討していただけたらと思うので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
◆村まつ 委員 今のオリンピックの話を少し追加でお聞きしたいんですけれども、まず、ラグビーワールドカップ2019について、大会期間中にキャンプチームを応援するためのパブリックビューイングを実施するとあるんですけれども、これは具体的に場所というのはもう決まっていらっしゃるんでしょうか。
◎オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進課長 まだ決定までには至っておりません。ただ、多くの人に見ていただきたいということで町田駅周辺の広場、それから、施設等を今視野に入れて調整をしております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。先ほど星委員からもあったとおりなんですけれども、この間、東京都の事業だと思うんですが、ワールドカップのキャラバン隊があったかと思います。町田東急ツインズの前でイベントをやられたと思うんですけれども、それに関して、商店会の方もほとんど知らなくて、直前にチラシをもらって、もっと早く言ってくれれば盛り上げることができたのにという声がございました。
ですので、都の事業だからいろいろ難しいとかというのはあるかもしれないんですけれども、ぜひなるべく早く連携していただいて、市民の皆様に伝わるような形で、今後のイベントをやっていただけたらと思います。
それから、隣のページの(3)のボランティア活動支援というところなんですけれども、このボランティア活動の支援というのは、ちょっと不勉強で申しわけないんですけれども、どういった形で市民の方に呼びかけを行っていくのかというところをまずお伺いしたいんです。
◎オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進課長 ボランティアのところでございますが、町田市では国体のときに集めたボランティアの方にまちだサポーターズという形で引き続きボランティアチームとして市内で活躍していただいております。
町田市としてはそういうベースがございますので、オリンピック、パラリンピック等に絡んで市民のお力をかりる場面には、まず、まちだサポーターズを中心にお願いしていこうかなと思っております。
既にロードレースの関係で、コースサポーターというふうに呼ばれていますが、市民ボランティアを集めてほしいと組織委員会からの要請もございまして、まちサポの拡大募集を今進めているところでございます。
支援のところでございますが、まちだサポーターズには毎年何らかの形でスキル向上の研修会だとか、あとはサポーター同士の交流の機会を設けておりまして、これから世界大会を迎えるわけで、さらにそういう講習会だとか勉強する機会等々は設けていきたいと思っております。
◆村まつ 委員 そうすると、まちだサポーターズが中心となってボランティアの募集活動なんかはされていて、それを市が支援するという形かなと、今聞いていて思ったんですけれども、一般市民の方、今ボランティアをされていない方々がどのようにかかわっていったらいいのか、そういうところはどのように考えていますでしょうか。
◎オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進課長 まちだサポーターズについては随時の募集をしております。オリンピックも含めていろんなイベントのお手伝い、ボランティアという形でかかわりたいという方については、まずはまちだサポーターズにご登録いただいて、まちだサポーターズとして活動していただくというふうに、機会を捉えてご案内はしております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。そうしたら、これからまさにもっと機運が高まってくると思いますので、少しでもいいので多くの人に幅広くかかわっていただけるような、そういうPRの方法は、町田市のほうで検討いただいて、ぜひまちだサポーターズと一緒になって盛り上げていただけたらと思います。
レガシーを残すというふうに言われていますけれども、結局かかわっていかないと何も残らないんじゃないかと思いますので、少しでもかかわると、それが自分の中で残っていくという意味で、特にラグビーワールドカップ、ここで1度かかわっていただくと、オリンピックでより深くご協力いただけるんじゃないかと思います。そういった意味で、この1年が大きなチャンスかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、続きまして49ページのスポーツをする場の環境整備事業ということで、先ほど、わたべ委員からもあったとおり、南地区は本当に少ないのでぜひ改善をしていただきたいと思っているんですけれども、学校を開放するということが先ほどもありましたが、具体的に実現性、まだそこまで言うのは早いのかもしれないんですけれども、大体感触としていつぐらいからそういうことが可能になるのかというところをできればお伺いしたいんですが。
◎スポーツ振興課長 学校開放につきましては今もやっている事業でございまして、皆さん、多くの方にご利用いただいているのが現状でございます。その中で管理運営委員会の方がいろいろと調整をしていただいて、新しく入れる枠を今探していただいているところでございます。実際何校かからは、もうここがあいていますということで候補日をいただいておりますので、そこを利用したいという団体の方と今マッチングをさせるような状況に来ております。そこの部分については、ご希望をいただければ、そこで調整をできるという段階でございます。
ただし、先ほどお話ししましたとおり、今までどおり同じ枠を使えるということはなかなか難しいのが現状でございます。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。それは学校ごとに個別にお話をされているのか、それとも教育委員会とお話をされているのか、どちらでしょうか。
◎スポーツ振興課長 スポーツ振興課のほうで個別に各学校の管理運営委員会の方と調整をさせていただいております。まだ全校をやっているわけではなく、今、西田スポーツ広場の近辺の学校に限定してやっております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。ぜひ引き続き取り組みをお願いできればと思います。
それから、215ページになります。市民ホール費についてなんですけれども、先ほど、これも星委員からあったんですが、2018年度の見込みというところで、今30万人の見込みということで、いろんな企画によって人数が多少ふえることはあると思うんですが、2017年度と比べたときに4,000人ほどふえるということを考えると、今までの動きとはちょっと違うのかなと思っております。この増加要因、大ホールの利用がふえてこうなっているのかどうなのかとか、わかる範囲で構いませんので教えていただけたらと思います。
◎文化スポーツ振興部次長 本年度はまだ事業中ということもあります。それと、2018年度、2019年度を見込みというふうにしてありますが、これは指定管理者が出している年度の目標値ということで30万人ということになっていますので、今年度も30万人ということにはなっていますが、1カ月間、あしたまで工事で休んでいる期間がございますので、実績としてはこれよりは減るのかなと思います。
ただ、2019年度は4月から1年間、予定どおりフルでやりますので、できるだけこの数値に近づけるように努力はしてもらえるものと思っております。
◆村まつ 委員 そうすると、2018年度についても、例えば2月までの実績を踏まえての見込みではなくて、年度当初に立てた見込みという理解でよろしいでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 はい、そのとおりでございます。
◆村まつ 委員 同じ観点で217ページの博物館事業費の2018年度見込み、これも年度当初に立てた見込みということでよろしいでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 博物館につきましては、今年度は6月で展示事業を終了いたしますので、今のところ4,000人ということで今回出していますが、実際はもっと大勢の方においでいただくようにということで考えております。
2018年度の見込みにつきましても、年度当初に立てたそれぞれの企画展ごとに見込みを立てまして、その合計値ということで出しているものでございます。
◆村まつ 委員 ありがとうございました。
あとは、220ページの国際版画美術館になりますが、今年度に比べて予算を500万円程度ふやしていると思うんですが、これは、どういったところに力を入れて予算をふやされているのか、お伺いできますでしょうか。
◎国際版画美術館副館長 先ほども少しお話しさせていただきましたが、オリンピック、パラリンピックを目前として、オリパラ文化プログラムとしての企画展に力を入れております。
◆村まつ 委員 わかる範囲で構わないんですけれども、具体的にはどのような内容になりますでしょうか。
◎国際版画美術館担当課長 2019年度に開催するオリパラ関連の文化プログラムとして、夏の期間に「インプリントまちだ展2019」という展覧会を開催します。もう1つ、秋には、インバウンドの方にも来ていただくようなことを狙って「浮世絵美人画展」を開催いたします。それらにかける経費が上乗せされているということと、あと、2020年度に開催いたします「インプリントまちだ展2020」という展覧会にはインドネシア人の若手アーチストを招聘するように計画しております。その若手アーチストに2019年度の秋に取材に来ていただいて、滞在して作品を制作していただくというようなことも計画しておりますので、そういったところに少し経費が上乗せされていると考えていただければと思います。
また、やはり展覧会を宣伝するための宣伝費にも少し経費を上乗せさせていただいております。
◆村まつ 委員 新しい取り組みとして、ぜひ応援をしていけたらと思います。
宣伝費というところなんですけれども、宣伝費はどのような活用の仕方を考えていらっしゃいますでしょうか。
◎国際版画美術館副館長 大型企画展の場合は、町田駅のみならず主要駅への駅張りポスターなど、それからホームページなど、インターネット絡みのそういったものを使っての宣伝が中心になるかと思います。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。ぜひSNSを活用した取り組みというのを強化いただきたいと思います。
それから、普及費のところで、恐らくこれは体験をする講座がメーンになるのかなと思うんですけれども、このあたりを来年度強化していくというような計画はあるんでしょうか。
◎国際版画美術館副館長 子ども、若い人たちに対しての取り組みは当然のことながら強化をしてまいります。特に学校へのアウトリーチですとか、あと浮世絵の版木を復刻しましたものを、それをもちましてすり体験をしていただくとか、あと子ども講座というのもやっておりますが、そういったものにもさらに力を入れてまいりたいと思っています。
◆村まつ 委員 今度、今議論されている中で国際工芸美術館も体験を重視するというようなお話が出ておりますので、子どもと体験というテーマで考えたときに、国際版画美術館ももっともっとできることがたくさんあるんじゃないかなというふうに思います。私も先日、行かせていただいて工房も見たんですけれども、一部コアというか、リピーターとしてずっと使ってくださっている方はいるんでしょうけれども、先ほどのボランティアと同じような感覚で、少しでも体験をしていく中でいろんな広がりが出てくるんじゃないかなと思いますので、やったことのない方が1回やってみる、2回やってみるとかという入り口をつくっていただくことがすごく大事なんじゃないかと思っております。
そういう中で、また美術に触れて、感性も磨かれて育たれていくお子さんもいらっしゃいますし、また、応援していこうという方もふえると思いますので、そういう観点からも、もう少し間口を広げていろんな方に入っていただけるようにしていただけたらなと思います。
もう1点は、国際版画美術館であるので基本的には版画の展示がほとんどだと思うんですけれども、そこについてもちょっと柔軟に考えて、版画の何かに関連して、もう1つオプションとして絵画の展示が、その作家に合わせてかもしれませんし、その時代に合わせてかもしれませんし、版画だけではなく何かもコンテンツとして取り込んで、より多くの方が、そこでそういうことをやっているんだったら町田まで足を運んでみようと思っていただけるような、そういう柔軟な企画も大事なんじゃないかと思っておりますので、そういった観点も含めて、より多くの来館者の方が来ていただけるようにご検討いただけたらと思います。版画美術館については以上になります。
最後になりますけれども、芹ヶ谷公園の整備事業についてお伺いをしたいと思います。先日の代表質疑でも我々の公明党会派からさまざま質疑をさせていただきました。もともと昨年の6月に、国際工芸美術館につきましては時期尚早じゃないかということで反対をさせていただいた経緯はあるんですけれども、そこから考えたときに、公園で一体として整備をしていただくということですとか、また博物館のアウトリーチの展示を積極的にしていただくというようなことでしたりとか、この部門だけではなく政策経営部に入っていただいたり、都市づくり部に入っていただいたり、公園一帯として、市も全体的なコーディネートを考えてくださっているという意味では前進していただいたのかなと感じております。
市長の答弁を伺っても、公園の中で芸術が体験できるシームレスな公園にしていくという答弁もいただきましたし、以前に比べれば大きく変わってきていると感じております。ただ、まだ具体的なイメージが湧きにくいという感じがしておりまして、芹ヶ谷公園全体がどういったものになっていくのか、イメージはお聞かせいただいているんですけれども、じゃ、公園全体の中でどこに何ができるのか、どこがにぎわうのかとか、これから考えていかれるところだとは思うんですけれども、そういった意味で、まだちょっと見えづらいなというところは感じております。
ですので、今わかる範囲で構いませんけれども、その芹ヶ谷公園全体で見たときの、今、私の頭の中にあるのは、まだ(仮称)国際工芸美術館、版画美術館、冒険遊び場ぐらいしかイメージがなくて、そういったイメージがもうちょっと湧くようなものがあれば、ぜひご説明をいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎企画政策課担当課長 今ご質疑いただきました。委員もおっしゃっていただいたように、これから考えていく部分では大いにありますけれども、芹ヶ谷公園を芸術の杜として皆様に新しい価値を提供していくんだという思いの中では、いろいろ私どもも庁内で検討を進めている部分であります。その子どもと体験というところを、代表質疑の中でもご答弁させていただきましたけれども、今ある版画美術館だとか、これからできる国際工芸美術館の中だけにとどまるものではなくて、それは公園空間の中でも一体的に活用されるようなプログラムだとかも考えていきたいですし、ちょっと繰り返しになりますけれども、要は公園に遊びに来た方々がそこで行われているプログラムに自然と参加することで、もっと美術に触れるだとか、美術館の中に入っていくだとか、そういった経験ができるような、また逆に、美術館に来られた方が公園の中のすてきな空間にもいざなっていくような、そういった、シームレスという表現をしましたけれども、継ぎ目ない空間を考えていきたいと思っています。
また、それを具現化するための具体的な部分につきましては、まさにこれから考えていこうかと思うんですけれども、まちづくりの観点も当然大事ですので、中心市街地のつながりを考えたときに、原町田大通りの延伸の事業もこれから進んでまいりますが、そこからのアプローチを考えたときに、人がどうやって公園に訪れてくるんだろうなというアクセスの大きな考え方がここで見えてくると思います。
そのときに、今、原町田大通りから入ってくると小田急線側というんでしょうか、ちょっと木がいっぱいあるようなところなんですけれども、ああいう空間についてももう少し、そこに建物を建てるというわけではないんですけれども、来てくださった方が心地よく過ごせるような場所にしたい。そこに文化の、それはもしかするとソフトの面かもしれませんけれども、イベントだとか、そういった取り組みが公園全体で広がっているような、そういったイメージをまだしているところですので、これからいろんな方の意見もよくお伺いしながら検討を進めていきたい、そのように考えております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。そうすると、芹ヶ谷公園に来られる方がどういう方なのかというところなんですけれども、市内の方が来られる公園なのか、近隣市の方も来られる公園なのか、それとも関東全域ぐらいなのか、もしくは全国を目指してやることなのか、そこら辺はいかがでしょうか。
◎企画政策課担当課長 近隣の市民の方に楽しんでいただく憩いの空間としてはもちろんですけれども、要はこの芹ヶ谷公園というものを目指して近隣市の方々、また周りの方々が、そういうすてきな公園があるんだよねと言って目指してもらえるような公園にしたいと思っていますので、もちろん関東近郊の方々が目指して来てくれたらうれしいなとは思いますけれども、思いとしてはそのように考えております。
◆村まつ 委員 あとは、そうなるとプロデュースするという方が一番大事になるのかなと思っていまして、現時点で、総合プロデューサーという言い方が正しいかどうかはわからないんですけれども、全責任を持ってプロデュースされる方というのはどういう方になるんでしょうか。
◎企画政策課担当課長 まさに美術館を運営する人、公園を運営する人という観点ではなくて、芸術の杜として、あの場所を運営してマネジメントしていく方というか、そういう運営の仕方が必要だと思っていますので、まだその人が誰だとか、どういう体制がいいのかというところにたどり着いていませんけれども、ここから検討を進めていく中では、そういった視点を持って、芸術の杜の価値を発信するんだという、また、芸術の杜というコンセプトに基づいていろんなイベントとかを連携させていけるんだというようなマネジメントの方法というものを、民間の活力というか、連携も含めて検討していきたいと考えております。
◆村まつ 委員 市の中ではいろんな部門にかかわっていただいているというのはあると思うんですけれども、やっぱり総合プロデューサーが誰なのかというのはすごく肝になっていくのかなと思いますので、この基本設計をこれからされると思うんですけれども、そのタイミングできちんと入っていただけるのかどうかという、この点ではいかがでしょうか。
◎企画政策課担当課長 今回の基本設計、政策経営部のほうでも魅力向上という予算を持っていますけれども、そこに関して言うと、総合プロデューサーを選定するというよりは、総合的な視点も含めた検討体制を提案していただけるようなコンサルタントというか、そういった形をまず想定していますので、ちょっとまだ芸術の杜をプロデュースする誰々さんというものを選定するものではないんですけれども、先ほど申し上げましたとおり、持続的な管理運営をしていく観点の中では総合的な視点が必要であるということは認識しておりますので、そういった方向性で検討は進めていきたいと思っています。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。ぜひ検討していただけたらと思います。
1つ私が個人的に思うことは、今までのいろんな経緯もあってこういう形ができていると思うんですけれども、1回全く町田の方ではない外部の視点から見て、今のこの要素、芹ヶ谷公園というこの駅から近い公園ということ、あとは国際版画美術館があるということ、それから陶磁器、ガラス工芸に関したものをつくるとか、そういう前提条件をつけた上でどんなことが可能なのか。外部から完全なプロポーザルを受けるというような観点もあってもいいんじゃないのかなというのは、正直思っています。
そのほうが今までの発想に捉われないものができる可能性もあるんじゃないかと思っています。この点はいかがでしょうか。
◎企画政策課担当課長 今、委員がおっしゃられたとおり、民間の方々が町田市をどのように捉えているんだというところを、当然町田市の今置かれている現状ですとか経緯はございますけれども、そういったものを外の視点から提案いただくとか、そういった手法についても検討していきたいと思っております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。まだまだ時間としてこの計画を見る限り、基本設計第2ということで、2020年夏ぐらいまではそういう時間があるんじゃないかと思っておりますので、そういった意味で、余り考え方を狭めず、本当にいい事業にしていくべきではないかと思っております。
あと、財源的なところなんですけれども、もともと国際工芸美術館だけで30億円かかるというような話があったんですが、今回の予算を見ていると、建物をつくるのにもある程度の予算もあるでしょうけれども、公園全体の整備ということも考えていらっしゃいますので全体額がどうなっていくのかというのが気になるところと、あとは、美術館を整備するだけだと補助金が出ないみたいな話があったと思うんですけれども、今回少し見え方も変わって、公園整備、いろんな文化プログラム等も入ってくるんじゃないかなという、教育の観点もあるのかなと期待はしております。
そうなったときの総事業費のボリューム、もしわかればなんですけれども、あとは補助金というのはどうなのか、こういう観点でお伺いできますでしょうか。
◎企画政策課担当課長 総事業費につきましては、正直なところ、まだ想定はできないところであります。あと、補助金等につきましても、整備のところで言うと、委員おっしゃられるとおり、美術館単体を整備する補助金があるかないかというと、なかなか難しいところはありますけれども、今後、運営等も含めて何か少しでもプラスになるものはないかというところは調査を進めていきたいと思っております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。
あと、官民連携のところなんですけれども、これは官民連携事業手法検討支援委託料という、ちょっとわかりにくいので、このあたりを詳しく説明をいただけますでしょうか。
◎企画政策課担当課長 官民連携の支援、官民連携事業手法検討という部分には、今、公園だとか、公共空間を活用する事例というのはふえているんですけれども、おのおのがまだ、規制の緩和もありますけれども、やっぱり公共区間を活用するというのは、そもそもの、道路だったら道路だとか、公園だったら公園の役割がある中で違う使い方をするというのはなかなかハードルが高い部分があります。
ですので、今回で言うと公園がベースなんですけれども、公園を一体的に整備するときに民間の活力を活用したときにどんな方法があるのかなという調査検討を進めるための、今回は国の補助金をいただける事業になっています。なので、先導的官民連携支援事業費補助金という、先導的というのがついているのはなぜかというと、今までなかなかクリアできなかった部分をクリアするための手法だとか仕組みというものが見出せるんじゃないかという調査に対する国からの補助をいただけるものですので、今回の芹ヶ谷公園と美術館を一体的に整備する中でも、民間の活力を、整備の段階なのか、その後も含めて民間の方々とパートナーシップをどんなふうにつなぐことができるのかという部分についての調査検討を進めていきたいと思っております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。
あとは、(仮称)国際工芸美術館の基本設計委託料その2というところなんですけれども、これはその1をやられた会社と同じ会社という理解でよろしいでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 同じ会社ということではないです。それは新たにまた公募ということになります。
◆村まつ 委員 そうすると、その1として出てきた建物のイメージも変わってくるということなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 最初の基本設計を全く否定するということではありませんし、それを取り入れる可能性もあるとは思いますが、イメージが変わるということもあり得るかなと思っております。
◆村まつ 委員 そうしたら、アウトリーチのところをちょっとお伺いしたいんですけれども、恐らく行政報告でもあると思うんですけれども、博物館が閉館されたときにアウトリーチ事業を行っていただけるということで、これも私どものほうで提案をさせていただいたことを実現していただいていますので、ぜひ進めていただきたいと思っているんですけれども、具体的にはこれはいつから始められるのか、お伺いできますでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 6月まで博物館で展示事業を続けておりますので、それが終了してからということになります。ただ、もう既に先行して実施しているものもございます。例えば、先週まで、こちらの庁舎の1階でガラス作品と、あとこれまでのポスターを展示させていただいたというようなこともございますので、同様のことを今後も考えております。
◆村まつ 委員 庁舎の1階は私も拝見したんですけれども、そこには学芸員の方はいらしていましたでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 常時というわけにはいかなかったんですが、人員を割くことができる時間においては、学芸員を置いてご質問に答えられるような体制は整えて――整えてというふうには言えませんが、学芸員がいる時間もございました。
◆村まつ 委員 どのぐらいいらっしゃいましたか。
◎今井 文化振興課担当課長 毎日というわけにはいきませんでしたけれども、行ける時間につきましてはお昼から午後とか、1日2時間くらいでしたけれども、いるときを設定しておりました。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。ぜひ学芸員の方に来ていただいて説明をしていただくと、また市民の方の感覚も変わるんじゃないかなと思います。また逆に言うと、学芸員の方も市民の方がどのように感じているのか、そういう意味でお互いわかり合うことも大事なんじゃないかなと思っております。
ガラスと陶磁器、もちろん魅力はあると思うんですけれども、ただ、やっぱり限られた人にしかなかなか興味を持ってもらいづらいという観点もありますので、そういった意味で、この建物の中に工芸品、ガラスが入ると思うんですけれども、それがどのぐらいのバランスで入ったらいいのかというのは、恐らくこのアウトリーチをしながら市民の方のご理解がどれぐらい得られるのかというところでの判断になってくるんじゃないかと思うんです。
市民の皆さんが、こんなすばらしいものがあるんだったら、ぜひ新しく建てる建物の中に全部入れるべきだという声があるんだったら、そうしたほうがいいと思いますし、とはいってもなかなか人が来ないですよねという話であれば、その分スペースをちょっと狭くしていくとか、そういうことも必要になってくるんじゃないのかと思っております。
ですので、このアウトリーチをする中で市民の皆様にどれだけの理解をいただけるのか、これはすごく大事なことだと思いますので、学芸員の方にそういったことも考えていただいて、やっていただきたいと思っておりますけれども、いかがでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 6月で展示が終了いたします。その後もさまざまな業務がございますが、アウトリーチに関しましては、できるだけ委員がおっしゃられましたように時間をつくって、学芸員がいて、市民の方と直接お話をしてご説明をしたりご質問にお答えできるような体制を整えていきたいと思います。
◆村まつ 委員 ぜひよろしくお願いいたします。
済みません、いろいろ生意気なことを申し上げましたけれども、本当に大事な事業だと思っております。特に構造的収支不足になるということを市長もおっしゃられていますし、これから20年、30年を考えていくと、私は今40代前半なんですけれども、40代前半、30代、20代と考えると本当に苦しい世代になっていくんだろうなというのが予想されますので、そういう意味で、将来もきちんと運営ができるような公園、美術館でなければならないと思っています。
そういった観点で考えたときに、より真剣に考えていただいた上で計画をつくっていただきたいと思います。
ちょっと済みません、最後また戻ってしまうんですけれども、芹ヶ谷公園そのものが芸術の杜になるということはすごく賛成です。あとは、最終的には、先ほど申したとおり、これから先、財政的に苦しくなるということを考えて、公園そのものがある程度稼げる公園になるのか、それとも、それはもう市民の負担として運営されればいいというような考えなのか、その点、できれば政策経営部の方にお伺いしたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎企画政策課担当課長 おっしゃるとおり、やっぱり町田駅からほど近い、立地もすぐれた公園ですので、公園自体が稼げるといいますか、民間の方の力を活用しながら、そこでお客さんに来てもらって生み出したもので運営できるような体制がとれるのが望ましいと思っているので、当然そういう観点を持って将来のマネジメントだとか運営体制についても、それが実現可能なのかどうなのかというところで検討を進めていきたいと思っています。
◆村まつ 委員 例えばなんですけれども、ちょっと規模は違いますけれども、大阪城公園はもともとずっと赤字が続いていて、そこにJO-TERRACEというような商業施設みたいなものをつくったり、あとは子どもが遊べるような民間の会社が入ったりとか、いろんな工夫をして、今大分改善がされているというのも聞いていますし、これから将来のことを考えると、ある程度稼げるという観点もあってもいいんじゃないかと思っております。
なので、そういったことも踏まえた上で、もちろん中心市街地に人が来ていただくということもそうなんですけれども、公園事業としても、もう少し民間寄りの考え方があってもいいんじゃないかと思っております。
ですので、まだまだいろんな課題がたくさんあるんじゃないかなというのが実感としてあります。なので、15年先、30年先も持続的に価値を提供し続けるというようなコメントがありましたけれども、それはどういう内容なのかをぜひ検討してご説明をいただきたいと思っております。
基本設計その2ということで、まだまだ見えないところは多いんですけれども、そういった意味で考える時間はあると思います。ただ、その内容がよくなかったときには、実施設計、本当にしていいのかどうかというのは我々もしっかり考えていきたいと思っております。しっかりと検討をお願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆矢口 委員 同じ国際工芸美術館に関するところになるんですけれども、今、市庁舎1階に持ってきて展示していたガラスの四角い、こう――済みません、表現が下手くそで。あのガラスの展示品も国際工芸美術館に行くというイメージだと思うんですけれども、すばらしいものだなと感じたんですけれども、あのものはメーンというか、お持ちのコレクションの中でも結構柱となるようなものなんでしょうか。
◎今井 文化振興課担当課長 ご質疑の作品は、現代作家の岩田糸子さんという方から寄贈を受けたものです。岩田さんのご家族というのは、ご主人も、ご主人のお父さんもガラス作家でございます。この岩田さんの評価は大変高いんです。その岩田さんのコレクションを当博物館は多分全国でも一番に持っているんじゃないかなと思っております。
そういう現代作家のすぐれた作品も所蔵しておりますし、チェコスロバキアのガラス作品であるとか、あるいは東南アジアのほうの、これも国内では大変ユニークなコレクションでございまして、そういったものも大変多く所蔵してございますので、そういったものもほかにも多くございます。
◆矢口 委員 ありがとうございます。ちなみに、実際に展示してみて、どのくらいの方が見にこられたのかなと。これは前回6月のときにも国際工芸美術館のことに関してはいろいろ議論があった上で、ああいう中で展示されていたので、作品にどのぐらいの方が興味を持ってくれるのかというところも1つの視点として必要なのかなと思うんですけれども、どのぐらいの方が実際にいらっしゃったんでしょうか。
◎今井 文化振興課担当課長 人数はカウントをしておりまして、およそ600人の方にごらんいただきました。私も会場のほうに何日か行かせていただきましたけれども、会場に来ていただいたお客様からは、大変立派な作品ですねとか、やはりその場で接していると、いろんな感想を頂戴したり、ご質問を頂戴したりして、皆さん関心を持っていただくことができるんだなというふうに思いながら、その場におりました。
◆矢口 委員 600人の方、何日間展示されたんでしょうか。
◎今井 文化振興課担当課長 1日だけ土曜日が開庁だったかな、約2週間でございます。
◆矢口 委員 では、展示していたのは9日間ぐらいということですか。1日数十人という感じかなと思うんですけれども、手応えは予想以上なのか、以下なのか、いかがでしょう。
◎今井 文化振興課担当課長 市庁舎にお越しになる方は結構数が多いので、大体このあたりかなという感じでございます。
◆矢口 委員 かしこまりました。ちなみに、いらっしゃった方からは、例えば新しい国際工芸美術館に対する期待の声とか、そういうのはあったんでしょうか。
◎今井 文化振興課担当課長 多くのご意見、厳しい意見ももちろんございますし、賛成の意見もございました。真摯に受けとめたいと思っております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。ちなみに、厳しい意見と賛成の意見、具体的に今わかるものがあれば、ちょっと参考に聞きたいんですけれども。
◎今井 文化振興課担当課長 賛成の意見としましては、そういったガラス作品を集めているのは珍しい美術館ということなので頑張ってほしいとか、今回展示したのは女性作家の作品なんですけれども、そういった方がいらっしゃるんですねと、そういった作品を飾っていくことがガラス工芸の普及にもつながるので頑張ってくださいみたいな意見です。
反対の意見としましては、やはり2つ目の美術館ということもありますので、どういった活動をするのかということについては注目したいというようなことでございます。
◆矢口 委員 わかりました。ありがとうございます。
これはちょっとあれかもしれないんですけれども、展示の場所なんですけれども、いつもあそこに展示スペースがあるんですけれども、場所としてちょっと展示スペースが悪かったのかなという、ちょっと見にくい場所に置いてあったなと。転入届とか戸籍関係とかのところにあるんですけれども、あっち側から見ると、やっぱり全然見えないんです。皆さんが座って待っているところから見ると。今回は市民税とかの申告をやっていたので、そこに行った人からはよく見えるので、逆にその点は、今回期間としては一緒の期間でよかったのかなと思うんです。
でも、こういう流れがある中で、ちょっと見えにくいところに展示されちゃっていて、本当だったらもうちょっといっぱい意見が、今回の国際工芸美術館についての市民からの声とか、あと、国際工芸美術館について検討する上で、やっぱり市民のガラス作品に対する希望の声が多いとか少ないとか。
この間、6月の委員会のときにお話ししていたのが、市民からの要望があってつくるわけではないというのがあったんです。私は反対したときに、それが結構決め手で、市民からこういう美術館が欲しいという要望の声がないのにつくるのはどうしてだろうと思ったんです。
なので、市民からの今の反応を伺ったんですけれども、その点、あれから半年以上たっているわけですけれども、市民から国際工芸美術館をつくってほしいという強い声はありましたでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 博物館で企画展ごとにおいでいただいた方からアンケートをとっています。その中で、自由記述の欄に書いていただいているものの中では、これは最近の企画展の中での例ですが、やはり現在の博物館の立地、場所についてのご意見というのはたくさんいただいています。ここまで来るのが大変であるとか、車がないと来られない、やっぱり坂がきついとか、もう少しバスが近くを通っていたらとかというようなことはあります。
直接国際工芸美術館をつくってほしいというご意見ではございませんが、駅の近くにあったらもっと何回も来られるのになというようなご意見はいただいております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。けさ、議員ポストに博物館の最後の展示というのを封筒に入れていただいて、それを見ていたんですけれども、裏に(仮称)国際工芸美術館の開設に向けてみたいなことも書いてあって。市民に対しても、ああやって博物館にいらっしゃる方に対して、多分以前から、国際工芸美術館というものを計画していますというのをお伝えしてきたと思うんです。
お伝えしてきたんだったら、きっとアンケートとかにも国際工芸美術館を楽しみにしていますみたいなこととかがあっても、強い要望みたいなものがあってもいいのかなと思うんですけれども、その点はありましたでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 直接的に国際工芸美術館というお名前ではありません。
◆矢口 委員 わかりました。
それと、駐車場というのは、今の芹ヶ谷公園の駐車場とか、版画美術館の駐車場とかと別にいっぱい整備するんでしょうか。何台ぐらいを芸術の杜として確保する予定ですか。
◎企画政策課担当課長 現在、芹ヶ谷公園の第1期整備工事を行っているんですけれども、その中で駐車場を確保することになっているんですけれども、申しわけありません、今正確な台数が把握できていないので、後ほどでも大丈夫ですか。
◆矢口 委員 わかりました。わかり次第、後ほど教えていただければと思います。
これはちょっと私の意見みたいになっちゃうかもしれないんですけれども、先ほど、芸術の杜全体のプロデューサーというような形で進めていく方を見つけていきたいという話をしていたと思うんです。私からすると、芸術の杜のプロデューサーを見つけるのであれば、先に国際工芸美術館を建てると決めてから入れるんじゃなくて、芹ヶ谷公園芸術の杜というものを魅力あるものにしたいんです。その上で、どんな建物がいいでしょうか、どんな設備がいいでしょうかというのがマネジメントなのかなと思うんです。
もう何を建てるか全部決めてあって、さあ、マネジメントしてください、お願いしますと言っても、いやいや、ここは美術館じゃないんじゃないというふうに、もしかしたらそのプロデューサーの方が思うかもしれない。全体のプロデュースとしては、私はこれから探すんじゃなくて、例えば6月に、あのようにだめですと議会から反対が出た時点で、改めて先にプロデューサーを見つけて、そこで芸術の杜というのを発展させたいんです、美術館について、ちょっと反対意見が出ているんですけれども、いかがお考えですかというところでプロデューサーの方に意見を伺うのが順序なんじゃないかなと私は思うんです。その点、どうでしょうか。
◎企画政策課担当課長 ご質疑いただきました。国際工芸美術館については、ちょっと代表質疑の繰り返しになってしまう部分もありますけれども、博物館がここで諸事情あって閉館してしまうんだと。市長もリストラクチャリングという表現をしましたけれども、その中から価値があるものであるとか、そういうものをしっかりと芹ヶ谷公園の場で見ていただくと当時に、ほかの収蔵品も教育委員会等に移管しながら活用するという部分がございます。
ですので、今回芸術の杜については、まず1つ、ガラスと陶磁器に特化した部分をしっかりと皆さんに見てもらうんだよという思いが私どもにございます。なので、それが前提かと言われるとそうなるんですけれども、あと委員がおっしゃられたとおり、それを踏まえた上で芸術の杜はどうあるべきなのかと。町との関係性であるとか、芸術の杜というコンセプトの中で公園がどうあるべきで、その中の美術館はどういう役割を果たすのというところをまさに検討していきたいと思っているので、それが総合プロデューサーという誰々1人という形は今想定していないんですけれども、先ほど村まつ委員からもご提案がありましたけれども、要は、その状況をこれから検討していくに当たって、どういう将来像があるべきかというものを今回提案していただけるようなコンサルタントというか、パートナーとして今回検討するための業者を選定していきたいと考えております。
行く行くの管理運営の部分に着いたときに、その体制ができたときには、組織としてなのか、人としてなのかわかりませんけれども、先ほど申し上げたとおり芸術の杜という1つの軸の中で全てをプロデュースしていくんだよという体制をとりたいとは思っていますけれども、そういったことも含めて検討を進めていきたいと思っています。
◆矢口 委員 わかりました。この間の6月の委員会からなんですけれども、反対討論の中で委員から経済効果と、あと市民へのメリットをきちんと説明するようにすべきだということで、市民へのメリットということでは、今回具体的にいろいろと市長の答弁でもあったのかなと思うんですけれども、経済効果というところでは何だかまだちょっとご説明がないなと。
ただ、さっき稼げる公園みたいな話もあって、経済効果というところも恐らくやっぱり見込んでいるのかなと思うんです。そういったところは具体的に何か目指すべき姿とかがあったりとか、具体的な計画とか数字的な目標はあるんでしょうか。
◎企画政策課担当課長 前回は、館で何万人だよなんていうお話もあったと思うんですけれども、今回、何度も繰り返しになっちゃいますけれども、一体的に捉えたときに芸術の杜としてどうあるべきなのか、どう価値を提供するのかというところですので、正直、今回の現状の中で、どれだけのとか、数字的な部分はこれからしっかり考えていこうと思っていますけれども、思いとしては、町として人がどのくらい来てもらって、にぎやかになっているのかという、ちょっと数字ではかれない部分もあると思いますけれども、その経済効果というものを数字で出すのかどうなのか、また、その来館者数という数字、館なのか、園なのかというところもありますけれども、ちょっとそこは検討させていただいて、ご説明をできるようにしたいと思っています。
◆熊沢 委員 国際版画美術館が今抱えている課題等がありましたら、こうしたらもっとよくなるのになとか思っているところがあったら、予算の件も含めて、こういうところに予算がついたらいいのになと思っている件も含めて教えていただけますか。
◎国際版画美術館副館長 まず最大の課題としましては、1987年にオープンいたしまして、建物が32年たちまして、2015年度に大規模修繕はいたしましたものの、躯体は丈夫であるけれども、その他の部分で修繕が必要な部分がございますので、こういったことを気をつけて、いかにコストを減らし、効率的に修繕など、将来に向けて建物を維持していくかということが課題になっております。
あと事業のほうにつきましては、2020年のオリンピック、パラリンピック、それから、話題に出ておりますが、芸術の杜としての中での国際版画美術館の事業のあり方というところでどのように展開していくのか、さらに魅力的な事業を広めていくといいますか、展開していくことが大きな課題であると思っています。
◆熊沢 委員 コストを減らすというのはいいんですが、本当はこれがあったらいいのに、以前お伺いしたときは収蔵する場所を、もうちょっと空調があったらものがよくなるのではないかとか、いろいろと課題があるかと思うんです。以前見学に伺わせていただいたときはそういうお話がすごく出た、収蔵するところの棚の状況とか、いろいろなことがもう既に改善、いろいろと出てきたかと思うんですが、以前、三、四年前、前回私が文教社会常任委員会にいたときに見学をさせていただいたときに、いろいろと課題のお話があったんですが、その辺の課題は改善されたのか。
やはり今またコストを減らさなければならないので改善がされていないのか。どのように改善をしていく見込みがあるのか。また、大規模修繕は終わったけれども、建物維持をしていくためにどういうことが必要なのか、教えていただけますか。
◎国際版画美術館副館長 まず、収蔵庫の問題でございます。前回でしたか、お話しさせていただきましたように、所蔵品の収蔵、保管の箱の問題、段ボール箱を使用してきましたけれども、保存に適したアーカイバルボックスというようなものを多数利用して収蔵するのが理想的な形でございますが、1個当たり単価が高いということもありまして、まだまだ全点の収納は、そのアーカイバルボックスにされておりませんが、少しずつそれを導入しているような形でございます。
また、収蔵庫の棚の問題ですけれども、委員が前にごらんになったとおり、マップケースという什器で収納するようにしつらえた棚がございますが、マップケースがまだ十分には入り切っておらず、一部寄附によってマップケースをいただいたりということも進めておりますが、これも少しずつ改善できたらと思っております。
◆熊沢 委員 空調も何かあったような気がするんですが、その辺は何かありませんでしたか。
◎国際版画美術館副館長 空調に関しましては、2015年度の大規模修繕工事で空調機を入れかえまして、収蔵庫につきましては新しい空調設備で運営して保存をしております。
◆熊沢 委員 あともう1個、建物維持をするためにさまざましなければならないことがあるというお話だったんですが、どのようなことを建物維持のためにしていかなければならないのかなという。
◎国際版画美術館副館長 まずは、多数おいでいただくお客様のために、例えば、洋式トイレにトイレを改修するとか、それから、授乳室スペースが古い建物なのでございませんで、別の部屋を使っていたりということがあります。そういったところが将来的に改善されていく、それを課題にしたいと思っています。
◆熊沢 委員 それは建物維持というよりも、来館者の利便性をよくするためですよね。今、30年たって大規模修繕でいろいろなところがあるけれども、建物維持のために、躯体は大丈夫ですけれども、でも、これから先のためにやっていかなければいけないようなことはどういうことが課題としてあるんですかと聞いているんです。
◎国際版画美術館副館長 空調機につきまして、2015年度で全部を修繕できたわけではございませんので、まずそれを修繕する必要がございます。その他、電気系統の設備関係、古いものを新しくしていく必要がございます。
◆熊沢 委員 空調機は何で全部できなかったんですか。
◎国際版画美術館副館長 いろいろな事情があります。全部入れかえることによって1年近く休館にするかという問題もありましたし、あとコストの問題もありました。そういったことで、当時としては一番いい方法でということで、あと全部壊れたわけではありませんでしたので、一部使えるものは使っていきたいという考え方で、全部の修繕ではなかったということでございます。
◆熊沢 委員 コストを減らすというのは、さっきも言ったようにすごく重要なことだけれども、必要なことを適宜やっていかないと、その電気の件に関しても、空調の件に関しても、逆にランニングコストがかかることによってどんどん経費がかかってくるけれども、なぜそのコストを減らし、コストを減らしということを重要に言っているかというのは、多分予算が限られているからということと、税収が減っているさまざまなことだと思うんです。
そういうことで、やはり財政なり、どこかからコストを減らしと言っているんだけれども、必要なものまで減らさなきゃいけないコストを減らしという言葉に何となく聞こえてくるんですが、なぜそのようになっているのかを教えていただけますか。
◎国際版画美術館副館長 館の運営にとって必要なもののコストは減らさず、重要なところから修繕をしているという状況でございます。ちょっと私の説明に誤解がありましたら申しわけございません。
◆熊沢 委員 大体薄々感づいているかもしれないですけれども、ここまで版画美術館を維持するのに、常にコストを減らして、空調をできない、電気もできない、本来ならきちんと保存すべきものが、予算がなくて保存する箱が買えない。収蔵庫に関しても、きちんとしたケースで保存しなければならないのに収蔵できない。
今、国際工芸美術館をつくる理由が、博物館で収蔵するのに収蔵状況が悪いから、こっちに収蔵しますよと言ったら、国際工芸美術館のものはきちんと収蔵できるけれども、国際版画美術館のものが収蔵できないというのは矛盾があると思うんですよね。私は、つくることに対しては、体験型ができるとか、いろいろとあるかと思うんですけれども、そういう中で、隣にある国際版画美術館がうまく運営できていない状況――うまくという言い方は変ですけれども――の中で、国際工芸美術館をこれからやっていくことによって、30年後にまた今の国際版画美術館のような状況にされたら困るわけです。
なので、その辺の今の国際版画美術館の答えを聞きながら、国際工芸美術館はどのようにやっていくつもりなのか。逆に国際工芸美術館はできているけれども、国際版画美術館には予算を回せませんだと、国際工芸美術館が上がっていって、国際版画美術館が落ちていって、なぜなら隣にあるからね。片方がよくなくなって、片方がよくなる、相乗効果じゃなくなる逆の部分も出てくると思うんですが、その辺のことは考えて計画を立てられていると思うので、一体どのように考えられていますか。
◎国際版画美術館副館長 申しわけございません。先ほどの私のご説明で一部誤解があったかもしれませんので、お話しさせていただきますが、収蔵庫の状況は決して保存状況が悪いということではなく、今、最適の保存環境を保っておりますが、あくまで理想的な作品収納の保管状況としてアーカイバルボックスというものを使っていきたいというところで、数は少しずつふやしているという状況でございます。失礼いたしました。
◆熊沢 委員 ちゃんとした作品が段ボールに入れられているのとアーカイバルボックスに入れられていたら、本来ならアーカイバルボックスで置かれるべきなんですよ。だったら段ボールで置いておけばいいわけだから。わざわざアーカイバルボックスにしているということは、本当は全部アーカイバルボックスにしたほうがいいけれども、できないから段ボール。
だから、同じなんです。国際工芸美術館にしたほうがいいけれども、できないから博物館にありますよというのと、違うかもしれないけれども、私たち素人からすると同じ感覚が出てくるので、今後先、国際工芸美術館をつくりました、博物館から持ってきました。でも、私たちは最適なものとして国際工芸美術館に持っていくと聞いているんだけれども、そうじゃないと困りますから、きちんと両方ともがうまく活用できるような、30年後に大規模修繕です、空調です、何ですという状況がないように物事をやっていただきたいんですけれども、いかがですか。
◎文化スポーツ振興部長 熊沢委員のおっしゃるとおりだと私も思います。また、それこそ30年後に余計な費用がかかってしまうなんていうことがあり得ないように、きちっとその辺は事前に専門の知識を集めて研究して対応していきたいと思います。
◆熊沢 委員 乱暴な話をすると、国際版画美術館と国際工芸美術館を公共施設再編みたいな感じで一体のあり方として国際版画美術館の空調の問題とか、電気の問題とか、ランニングコストの問題とか、細々やって、公共施設の再編はそういうことじゃないですか。だから、そういう意味で全体の美術館とやる方法もあるのではないかなというのを私は思うんだけれども、余りにもそれは乱暴なのかなと思ったりもします。
早い話、博物館ができたときは博物館をずっとやりますよと言っていて、博物館は老朽化でもうだめですよ、版画美術館をつくって、版画美術館ももういいですよ、これからは国際工芸美術館でいきますよ、今度はまた国際工芸美術館で、ずっと同じことを繰り返されていくと困るので、きちんとした形で、ものが古くなっていく、老朽化していくのは仕方がないことだけれども、そういうことはなるべくやめていただきたいなと思いますので、それがみんなの懸念だと思うんですよ。
皆さんがこれは大丈夫、いいのと思うところは、やっぱり博物館をつくったけれども、博物館は老朽化でだめです。国際版画美術館も人が集まっているかといったら――最近は集まっているみたいだけれども、そういうのが繰り返されていくのが嫌なので、不安があるので、やはり不安を払拭するような形でさまざまな計画を立てていただければと思いますので、よろしくお願いします。何かありますか。
◎文化スポーツ振興部次長 芸術の杜という観点からお話ししますと、芸術の杜の構成要素は、国際工芸美術館、それから、芸術の杜全体ということに加えて、従来からある国際版画美術館も当然芸術の杜には含まれるものです。その芸術の杜の魅力をさらに高めるという意味では、今ある国際版画美術館の魅力を高めるということも考えなければいけないものと思いますので、今、熊沢委員がおっしゃられたようなことも十分考えながら検討を進めてまいりたいと思います。
◆わたべ 委員 国際工芸美術館のお話の続きで、「予算概要」218ページにある基本的なところなんですけれども、設計委託料が、今回、その2ということになっておりますが、まず、その1がどういう内容で、その2はどういう内容でということを教えていただきたいんです。
◎文化スポーツ振興部次長 その1につきましては、2015年度に公開のプロポーザルで行って、今既にできている基本設計でございます。これはもう図面になっていますし、地元の方にもご説明をさせていただいているものでございます。
その2は、2019年度に発注をする設計ですので、先ほど申し上げましたが、その1を全面否定するものでもありません。それを生かすこともあるかもしれませんが、大きく見直しをするというものでございますので、今その2がどのようなものであるということは、形としてお示しできるものはございません。
◆わたべ 委員 まだこれからということのお話でした。ただ、基本設計が今回また発注して決まると、将来的に実施設計ですよね。そこに至るまでに、もうそこで既に形とか、どういう内容、具体的なことがもうそこでほぼ確定するということの理解でよろしいんですよね。
◎文化スポーツ振興部次長 全てが確定するということではございません。あくまでも基本的なコンセプトであるとか、外観的なところは、中の部屋の構造、配置ですとかというところの基本的なアウトラインのようなところは決まりますが、詳細につきましては実施設計のところで固めていくということになると思います。
◆わたべ 委員 今、熊沢委員とのやりとりを聞いていて思ったんですけれども、この前の6月の委員会でも私は言ったかもしれないんですけれども、こういう美術館とか、特別な公共施設と言ったらいけない、町田の外からたくさんお客さんが来てもらうために、末永くそこにあり続ける、その建物自体が割と歴史的な遺産になるような建物であるべきだと思うんですが、そうなった場合に、今回の基本設計から始めて、将来的に改修が必要になったときにどれぐらいのコストがかかるとか、そして光熱費及びいろんな総合的なものがどれくらいになるというのは、これから何年先まで見越していらっしゃるのかどうかについて、もしわかったら教えてください。
◎文化スポーツ振興部次長 建物の構造ですとか大きさですとかによって当然ランニングコストも変わってきますので、現在のところは、それについての試算はしておりません。
◆わたべ 委員 わかりました。多分国際版画美術館ができたときもすばらしい建物で、BELCA賞という長寿命の建物として表彰もしてもらっているけれども、今のやりとりだと、やっぱり空調設備のこととか、時代とともに電化製品はどんどん新しく効率のいいものが出ますから変わってくるんですけれども、それだけやっぱり将来にわたって、初期投資もかかるけれども、コストがかかるものがこういう文化的な建物ではないかと思うので、それに見合った出費をしていかなきゃいけないというのは、議会も覚悟しなきゃいけないし、市民も覚悟しなきゃいけないという、とても大事な決断をするときだと思うんですけれども、ちょっと私も本当にその辺、素人判断の範囲でしかできないので、それは本当に行政の方がきちんとまじめに――まじめにはやってくださっていると思うんですけれども、その金額を責任を持って提示していただいているということの理解でよろしいですか。
◎文化スポーツ振興部次長 責任を持ってと言われると大変返事の苦しいところではあるんですけれども、当然今後実際に建設するに当たりましては、ライフサイクルコストというか、長年にわたってどのぐらいの費用がかかるかというところは考えなければいけないことだと思いますので、そこは十分配慮して検討を進めてまいりたいと思います。
◆大西 委員 今のやりとりをいろいろ聞いていまして、1つは、課長がおっしゃった部分は何件ぐらいアンケートの答えがあったんですか。
◎文化スポーツ振興部次長 博物館においでいただいた方の全件の記録をとって、何について何件というところはとってございませんが、手元にある資料で、これをまとめたものですので、具体的に何件というところはございませんが、特にやはり交通の便のこと、それから坂道のこと、あとは施設でのトイレのこととかということで、全体でいいますと100件近くはマイナスイメージのお答えをいただいているものはあるのかなと思います。
◆大西 委員 マイナスのイメージが100件近くあるというのは、どういう意味ですか。
◎文化スポーツ振興部次長 場所がよくないとかという、博物館に対して、もっといい場所があったらという直接的なご意見は少なかったんですけれども、坂を上るのがきついですよとか、バスの便が悪いですよとかというご意見があったということでございます。
◆大西 委員 今のお話だと、具体的な件数はわからないとおっしゃるんだけれども、少なくともここでそういうことを答弁する以上は、きちっとそういうものはこのぐらいありましたぐらいの話はしてもらわないと、本当にたくさんあったんですかと言われて、ありました、じゃ、何件あったんですか、マイナスのイメージが100件近くあります、それでは全然議論にならないんじゃないかと思います。
やっぱりそういう問題については、あなた方もきちんと把握をされていて、必ずこういう問題は質疑が出るわけですから、それはしっかり今後のこととして受けとめてもらってもいいんだけれども、そんなものはしっかり把握しておいていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。
それから、担当部と企画政策課は考え方がちょっと違っているような気がするんですけれども、そんなことはないですか。例えば、さっき、基本設計は動かせませんと。違う……。
◎文化スポーツ振興部次長 そうは言っていません。
◆大西 委員 基本的なことは動かせませんけれどもというようなことをおっしゃったような気がします。では、何とおっしゃった、ちょっと教えて。
◎文化スポーツ振興部次長 基本設計を否定するものではないですということは言いましたけれども、基本設計からその2で大きく変わるという可能性もありますよということはお話ししました。
◆大西 委員 では、ちょっと僕の聞き間違えだったかもわからないんだけれども、特にこの国際版画美術館の問題については結論が先にあって、やりますよということで、私は、矢口委員が言ったように、本当にコンサルタントに援助を求めるとすれば、先に相談すべきじゃないんですか。ある程度基本的なコンセプトができていて、これで何かやりましょうと言われたって、それは相手だって困るんじゃないですか。全体的なこと、国際版画美術館だけのことを考えているのかどうかは知らないけれども、芸術の杜全体をどうしようかということを考えるんだったら、あなた方にそれだけの能力があるなら別にコンサルタントに頼むことなんかないですよ。もしコンサルタントにそんなことを依頼しようとするのであれば、最初から役所の考え方と彼らの考え方が一緒になってやらなければ、余りいい答えは出てこないんじゃないの、その辺はどうなんですか。
◎企画政策課担当課長 今回進めるに当たっては、当然私どもも芸術の杜というのはこうあるべきだというか、目指すところがございます。そこについても、当然こう思っているんだけれども、外から見たというか、コンサルタントとしてはどうなのというところからスタートしたいと思っています。
◆大西 委員 したいと思っていると言ったって、もう既に文化スポーツ振興部は予算までつくって、基礎設計までやってみたいな話になっているじゃないですか、それはどういうことになるの。
◎企画政策課担当課長 ですので、今回は我々としても予算を1つ、芹ヶ谷公園の魅力を向上させるという予算を持っているものと、文化スポーツ振興部の国際工芸美術館の基本設計、あと公園自体の設計の予算、これを1つの事業として捉えて、要は、芹ヶ谷公園芸術の杜はこうあるべきだよねというものをしっかり整えながら、それをおのおのの設計に反映していきますよという進め方をしたいと考えております。
◆大西 委員 そうすると、基本的には国際工芸美術館は必ずつくりますよと、そういう前提は変えられないということなのかな。
◎企画政策課担当課長 博物館の閉館に伴って、国際工芸美術館という形で、ガラス、陶磁器はこちらに持って参りますよという思いというものは、それを持った形の中でどういった関係性が一番いいのかという検討になると考えております。
◆大西 委員 あと、国際版画美術館は32年たって、本当にお客さんが毎年毎年ほとんどふえていなくて、私は、現状維持よりか多分マイナスになっているのかなという気もしていますけれども、どうですか、館の人たちの出入り。
ただし、あなた方の根拠というのは、日常展示というのかな、それと企画展示、1つの館に入り口で中に入ったら、それは必ず2つにカウントするよね、していませんか。多分そういうふうにカウントしていると思うんですよ。それは倍にふえちゃうというカウントの仕方、実際に人が何人来たかというカウントの仕方じゃないだろうと私はずっと思っているんですけれども、そのように聞いていましたが、その辺はどうなんでしょうか。
◎国際版画美術館副館長 まず、展覧会の観覧者数の推移につきましては、そこに書かれているとおり、2015年度から2018年度まで右肩上がりでふえているところです。
先ほど、カウントの問題で常設展示室と企画展示室の入り口のカウントのあり方をおっしゃられたんだと思いますけれども、常設展示室は基本的に年間通して無料の場所ですし、企画展のほうは有料の展覧会の場合もあり、有料の場合はつながらないようにもちろん壁をつけていることが、100%そうですので、カウントのあり方というのはつながっておりません。
それで、当館のほうでも常設展示室と企画展示室のお客様の動向を知りたいと思いまして、昨年からアンケートの中に、どこをごらんになりましたかという項目を入れまして、企画展なのか常設展なのかをお選びいただけるようにいたしました。有料企画展の場合は、その企画展を見て常設展示を見るという形ができるわけなんですけれども、必ずしも有料企画展にいらしたお客様が常設展を見て帰るわけではないということがアンケートの結果として出ております。
ですので、ほかの美術館で、もしかしたらそのような入り口のトリックをやっているところもあるのかもしれませんが、当館につきましては、知らないうちにカウントが倍になっているという形でのカウントではございません。
◆大西 委員 そうすると、要は美術館に入場した人、無料、有料にかかわらず、その人だけをカウントしている数なんですか。
◎国際版画美術館副館長 基本的に館にお入りになる場合というのは、全くカウントはされておりません。美術館自体にお入りになるときにはカウントがされておりませんで、2階に上がって常設展示室の無料スペースに入るところでカウントいたします。また、市民展示室とか貸し出しスペースとか、何かイベントをやっているときは必ずそこにお貸ししている方のスタッフの方が配置されたり、当館のスタッフが配置されたりして、それで正確にカウントしております。
例えばエントランスホールは通常誰でも入れて、奥に行きますとハイビジョンギャラリーが無料でごらんいただけますが、トイレを使って、ハイビジョンギャラリーをごらんになってお帰りになるという方は全くカウントの中に入っておりません。
◆大西 委員 そうすると、市民展示室に入った人はカウントされているわけでしょう。その人がまた企画展に行くじゃないですか。その人もやっぱりカウントされるわけでしょう。そうしたら、1館で2人にカウントされているという計算になるんじゃないんですか。
◎国際版画美術館副館長 市民展示室をごらんになった後で、チケットをお買いになって2階の企画展をごらんになった場合は、そこでカウントされますので、館に一度に入られても、もちろん市民展示室でカウントされますし、2階の企画展でカウントされます。
ただ、市民展示室のほうは私どもの主催の事業ではございませんので、当館の企画展、常設展のカウントの中に数字は入ってきません。
◆大西 委員 わかりました。
それと、2015年から2018年まで右肩上がりだというんですけれども、具体的に何人ふえたという数字を教えてもらえますか。
◎国際版画美術館副館長 2015年度に5万8,490人だった展覧会観覧者が2016年度には8万7,357人、2017年度に10万1,325人、今年度ですが、10万7,500人を見込み数としております。
◆大西 委員 何人ずつふえたかを聞かせてください。
◎国際版画美術館副館長 済みません。ちょっと今、数字を確認して、後ほどお答えさせていただきたいと思います。
◆大西 委員 そうすると、これだけふえれば多分収入もふえているんだろうと思いますけれども、毎年大体どのぐらい収入というのはふえているんですか。この3年間、2015年から2018年で、毎年毎年。
◎国際版画美術館副館長 収入につきましては、必ずしも人数と比例してたくさんふえているということではございません。歳入よりも歳出のほう、修繕費とかそういったこと――済みません、もう1回確認いたします。
○委員長 休憩いたします。
午後零時 休憩
―――◇―――◇―――
午後零時1分 再開
○委員長 再開いたします。
◎国際版画美術館副館長 大変失礼いたしました。観覧料、施設使用料、特別閲覧手数料等の収入につきましては、2015年度が645万1,000円でありましたのに対して、2016年度が1,442万円、2017年度は1,822万円ということでございます。
◆大西 委員 人数は。
◎国際版画美術館副館長 人数の推移につきましては、2015年度から2016年度が2万8,867人増、2016年度から2017年度が1万3,968人増、2017年度から2018年度が5,675人増の見込みということでございます。
◆大西 委員 それはそれでわかりました。
ここのところで急にふえているという感じなんですけれども、何でこんなにふえるようになったんですか。
◎国際版画美術館副館長 オリンピック、パラリンピックに向けての取り組みを強化していると同時に、2017年度に関しましては「横尾忠則HANGA JUNGLE展」という現存の有名なアーチストの展覧会をいたしまして、それが歴代3番目の入場者という形になりまして、このような数字の増加になりました。
◆大西 委員 そうすると、ここから見えてくるものは、有名な人をやればどんどんふえるという考え方というか、そういう見方が成り立つということですか。
◎国際版画美術館副館長 有名のあり方にもいろいろありまして、必ずしも有名な方で企画展をやってもお客様が「横尾忠則HANGA JUNGLE展」ほどに入るということもございませんが、ただ一方で、魅力的であり、内容もあり、お客様もたくさん入られるというような展覧会を模索してまいりたいと思っております。
◆大西 委員 それは当然、皆さん方はプロですから、そういうすばらしいものをやってもらって、大いにあれしてもらいたいと思っているんです。
ところで、国際版画美術館と国際工芸美術館、相乗効果というのは本当にあるんですか。私もこの前、市長が答弁しているのを聞いてびっくりしたんですけれども、版画という特殊なものをやったためにお客さんがすごく多いんですと。私なんかは全然少ないと思っていますよ。もっともっと版画以外のいろんなものをやれば相乗効果はすごくあるような気がするわけですよ。ところが、また今度こっちは、国際工芸美術館は国際工芸美術館でガラスだけをやっちゃおうという、特殊なものをやろうというわけでしょう。あなた方、企画している人たちは、本当にそんなに人が入ると思っているんですか。もうとにかく国際版画美術館で人が入らなくて困っているはずですよ。特殊なものをずっとやっていたわけで。
本当は、私の持論から言うと、あんなものはお金持ちの東京都に売っちゃえと。町田市からそのものがなくなるわけじゃないですから。そうしたら、町田市の財政負担はうんと少なくなるだろう。そこまで私は何回も考えたことがあるんです。
何でかと言ったら、昔、あそこの国際版画美術館運営協議会というのがあったんです。そのときに大学の先生が委員長でいろいろ議論したことがありましたよ。そうしたら、あそこは、まず市民に使わせなかったの、国際版画美術館は。大学の先生と話をしているうちに、「素人が使ったら、あそこの品が落ちます」と。「ふざけるな」と僕は言いましたよ。町田市民の税金でつくっているのに、「町田市民が使ったら格が落ちますから」と。「冗談を言わないでくれ」と、随分やりましたよ。それでとうとう押し切って、最後は、「委員長、ここで決をとりましょうよ」と言って、そこまで言って、三橋國民さんがそのとき市民代表の委員長か何かでやっていたんです。そうしたら、とうとう最後、僕らも押し切っちゃって、それで今の一部が使えるようになったんです。2階かな、市民何とかといってよく使っているでしょう。そんなことがあったぐらいですよ。
だから、そのぐらい専門家というのは本当に頭がこちこちというのか、全然融通がきかない。市長だって、本当にあそこはずっと赤字でいくんであれば、私は東京都に売っちゃったっていいと思う。町田市から逃げるわけじゃないんだから。部長、その辺、どう思いますか。
◎文化スポーツ振興部長 今のお話は、済みません、私も初めて耳にしたことなんですけれども、私が今、部長としてやらせていただいている国際版画美術館や、今後建設をさせていただきたい国際工芸美術館については、専門家の方によりますと、本当に価値のある貴重な収蔵品がたくさん収蔵されているんだということ、また、特徴的なという言葉になってしまうかもわかりませんけれども、すばらしいものがとにかく国際版画美術館にもたくさんの点数収蔵されているんだというところを、私はこの職についてつくづく感じておりますので、今の段階で東京都へ売ってしまえというようなことについて、そのとおりだということは思わない状況なんですけれども、とにかく広く市民の方に、これだけすばらしいものを持っているんだというのを広めていくのが私たちの使命ですので、より多くの方にこれからも足を運んでいただけるような美術館にしていきたい、また、今、企画の者が説明をしましたけれども、あの公園全体をそういう魅力的な場所にしていきたいと考えております。
◆大西 委員 別に売り飛ばせというのは言葉のあやか、多分僕の本音だろうと思うんだ。別にあんなものは抱えることはないと思っている。でもね、あそこは版画なんていうのは本当に特殊でしょう、そういうものだけでやるということがいいのか、あるいは、例えばピカソの絵を呼んでくるだとか、そういうこともやるような方向性で考えていけば、もっともっと多分人は集まるんだろうと思っているんですけれども、そういう考え方、あくまで版画という特殊なものでやるという考え方なんですか。
◎文化スポーツ振興部長 もう現在となっては、今、大西委員が言われたようなことでなくて、版画専門の美術館として全国に本当に名前がとどろいておりますので、これからも版画を専門とした美術館であり続けたいと思っております。
◆大西 委員 全国に名前が知れ渡っているからというのは、入場者を見れば、ほかの美術館と比べたら全然違うんじゃないですか。じゃ、山梨の有名な美術館があるよね、あれと町田市の美術館を比べたらどっちが入っているんですか。明らかに山梨でしょう。それはそんな特殊なものじゃなくて誰が見たってわかるようなものをやるから人が来るんですよ。町田なんかは明らかに特殊ですよ。全国に知れ渡っているような、そういうものについては、もっと方向性を考えて、本当に町田市のものとするとすれば、誰が行ったってわかるような、そういうものをなぜやらないのかということですよ。
◎文化スポーツ振興部長 おととしの「横尾忠則HANGA JUNGLE展」に代表されるようなたくさんのお客様が集まった展覧会を考えてみますと、やっぱり収蔵している数万点の資料の中には、本当に人を引きつける魅力のある作品もたくさんございますので、そういうものを極力市民の方に多く見ていただけるような展覧会のあり方をきちんと検討して、より多くの方に町田の財産を、市民の財産を見ていただけるような展覧会を企画立案していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆大西 委員 ちょっと国際版画美術館の人に聞きたいんだけれども、入場者は町田市の人が来ているのか、それとも市外の人が多いのか、そういうアンケートはとられたことはありますか。
◎国際版画美術館副館長 アンケートは展覧会をやるごとに必ずとっておりまして、有料企画展につきましては、純然たる町田市というところで回答された方は2割強ぐらいということになります。それ以外は、もちろん近隣も多いんですけれども、ほかの場所からのお客様が多うございます。
◆大西 委員 そうしたら、部長、町田市民は2割しか来ないというんだよ。だったら、もっとほかのやり方をすれば町田市民がもっとふえることは幾らでも考えらえるんだろうと思いますよ。あれだけの立派なものを持っていて、それこそ世界に誇ると言われるような収蔵品を持っていて、たった2割しか来てもらえない、それは方向性が明らかにちょっと違っているんじゃないかと。なぜ2割しか来ないんですか、少な過ぎませんか。そう思わない、町田市民よ、町田市の財産です。
というわけで、おしまい。
○委員長 休憩いたします。
午後零時12分 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時10分 再開
○委員長 再開いたします。
◎企画政策課担当課長 先ほど矢口委員からご質疑いただきました公園の駐車場の件なんですけれども、現状は国際版画美術館横に31台、ちょっと離れたところの第2駐車場で74台あるんですけれども、現在、芹ヶ谷公園の第1期整備で工事している範囲の中では暫定として20台分の駐車場が整備される予定となっております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。ちなみに芹ヶ谷公園に来る方たちの中で、もしくは国際版画美術館に来ている方たちで、来場の際、どうやって来ているかというのは、車で来ているのか、電車で来ているのか、交通機関をどういうので来ているかという情報はありますでしょうか。
◎国際版画美術館副館長 申しわけございません。その点についてはアンケート項目にございません。
◆矢口 委員 ちなみに、芹ヶ谷公園に来る方たちがどうやって来ているかという情報はここでは持っていらっしゃらないですよね、この課の方たちは――ないですよね。わかりました。
ただ、そこを把握しておいたほうがいいんじゃないかと思っていまして、そもそも新しくここに美術館をつくろうというんだから、たくさんの人に来てもらおうというんですよね。遠くの方々、近隣市の方々にも来ていただきたいということなので、まずは今の芹ヶ谷公園がどういうふうに皆さんが来ているのか考えないと、そもそも整備だって、車で来ている方がほとんどだったら、やっぱり駐車場がなきゃ、幾らいい設備をつくっても来にくくて全然人が来てくれないかもしれないし、そういうところの調査も行われていないみたいですけれども、そこの議論は今までなかったでしょうか。皆さんがどういう交通でいらっしゃるとか、そういう議論は今までしたことがありますか。
◎企画政策課担当課長 済みません、私が把握していないだけかもしれないんですけれども、再整備基本計画というのを公園の計画でつくったのが2016年にやっていますが、その過程の中でやっているかもしれないんですが、ちょっと確認をしておきますというか、そういう視点も持ちながら、これから検討を進めていきたいと思います。
◆矢口 委員 わかりました。
先日、市庁舎の1階でもガラス工芸品を展示してくださっていて、例えば、もともと最初にこの美術館をつくるという計画は、恐らく博物館が老朽化してきて、その作品たちをどうするかというところが始まりだったのかなという議論があったと思ったんですけれども、そのときに、例えば、今回市庁舎に展示したときみたいに、ローテーションでそういうところに展示するとかと、あとは国際版画美術館に展示するとか。
でも、あえて美術館にする必要もないんじゃないのかなと。保存するのに環境が整っていなきゃいけないのはわかるんですよ。その保存するところはそこで、例えば国際版画美術館の隣とかに最適な環境で保存できるようにつくっておいて、そこから、例えば市庁舎とか国際版画美術館とかにローテーションで持ってきて、それがもしも好評であって専用にそういう美術館を建設してほしいという要望があったら、初めて大きな投資をして美術館をつくりというような流れとかは考えなかったでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 方法の1つとしてはあるかもしれませんが、現在のところは、そのやり方は考えておりません。
◆矢口 委員 わかりました。まだこれから設計をしていくということになるので、ちょっと幾ら総工費がかかるとかもまだ不明のままだと思うんですけれども、美術館を建設しようというので少額で済むはずはないと思うんです。
私としては、やっぱりまだ市民から要望がないというのが、強い要望がないのに何で進められるんだろうと。今、国際版画美術館でもアトリエとか、そういったところがありますよね。あるけれども、そこが、例えばもういっぱいいっぱいになっているとか、特にそういう現状は余りないと前回聞いた気がするんですけれども、もう1度確認していいですか。国際版画美術館でキャパオーバーになっているところはありますでしょうか。
◎国際版画美術館副館長 版画工房の一般のお客様への貸し出しに関してですけれども、版画の種類によって、ご要望が多くて、定数がありますので抽せんをすることはございます。
ただ、それはいつもという形ではございませんで、ご希望どおりにお使いいただけることも多うございます。
◆矢口 委員 わかりました。版画の貸し出し……。
◎国際版画美術館副館長 版画工房を貸し出ししておりまして、特殊な機材がございますので、版画をつくるときにそこをご利用いただいております。
◆矢口 委員 では、予約がとれないときもあるけれども、常に予約がいっぱいということはない、特に何曜日に集中してとれないとか、土日にとれないとか、そういうことなんでしょうか。
◎国際版画美術館副館長 特に曜日とか、そういうことではございません。
◆田中 委員 ほかの委員の方々からいろいろ質疑が出ているんですが、(仮称)国際工芸美術館についてお尋ねしたいんですが、基本設計ということで、今回ここの部では、国際工芸美術館の建物を建てるには結局どのぐらいの予算を想定されているということなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 今回は基本設計から見直しをすることになりますので、でき上がったものについての積算ということになりますので、今のところ工事費が幾らになるというところは出しておりません。
◆田中 委員 工事費は出していないということなんですが、一応基本設計を立ててもらうに当たって、大体幾らぐらいだということで基本設計をやってもらうということではないんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 前回のときはおおむねの予算ということで出しておりましたが、今回は、場合によっては根本的な見直しになるということもあり得るということですので、見込み額というものは、今のところは出しておりません。
◆田中 委員 6月議会のときの、その1の設計のところでは大体30億円という額だったと記憶をしているんですけれども、それから大幅に膨らむ可能性があるのか、その前後なのか、そのぐらいは多分想定をされているんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 市長も代表質疑の中で答弁しましたようにリストラクチャリングという観点で行いますので、その考え方に沿った金額にしなければならないのではないかと思っています。
◆田中 委員 市長答弁の中であったということですが、想定する金額のもとになる計画というか、そういったものがあるということなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 今のところ図面ができているとかということではなくて、場合によっては真っさらな状態から考え直すということもありますので、それができてから初めて金額は算出されてくるのかと思います。
◆田中 委員 ちょっと私の勉強不足かもしれないんですが、基本設計を立てる前に、町田市もこれまでいろいろな事業をやってきたと思うんですけれども、大体何年間で何か事業をするときに、大体の総額というのは基本設計を立ててから出すものなんですか。それとも、一応総額はこのぐらいでということで基本設計を立てていくのか、どうなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 私も建築のほうの専門ではないので立て方というのは不詳ですが、今回の場合は、まずどんな部屋が必要なのか、それの大きさがどのくらいになるのかというところがあって、さらにそれを支えるための構造はどうなのか、あるいは周囲と溶け込むためにはどうするのかというようなことが設計されてくると思いますので、それに基づいての算出になるということだと考えております。
◆田中 委員 総額のイメージがない中で判断するというのが結構難しいなと思うんですけれども、目安としては、とはいえ、今まで国際工芸美術館ということで考えてこられたものが、先ほど基本設計もその1を踏襲する可能性もあるし、そうでない場合もあるというご答弁だったんですけれども、そうなると、やっぱり規模的には同じぐらいなのかなと受け取るんですけれども、どうなんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 今回は特に子どもと体験というところを重視するということを打ち出しております。そこの部分をどう考えていくかというところで、また構造とかが変わってくると思いますので、それがしっかり固まらない段階では、どのぐらいというところは申し上げられないという状況でございます。
◆田中 委員 現状は決まっていないというか、基本設計の後でということでわかりました。
それでは、今の子ども、体験というところも新たにコンセプトに加えるということで、代表質疑の中でほかの会派の方のお話や市長の答弁の中でもあったんですけれども、市長の答弁の中では具体的な、みなとみらいですとか、養老公園などの、そういった名前が出てきていますが、そういったものを参考に考えていらっしゃるということでよろしいんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 例として挙げさせていただきました。今回は、子どもと体験ということにつきましては、体験は子どもさんだけではないと思いますが、芸術の杜全体としてのアートの体験ということも考えておりますので、一例として横浜美術館の取り組みというようなことも挙げさせていただいたというところでございます。
◆田中 委員 子どもと体験というのも新たに加えるということで、例として挙げられたということなんですけれども、例えば、今でも指定管理になりましたひなた村でもいろいろな子どもが体験できる場所があったりですとか、各中学校区ごとにできている子どもクラブや、あとは子どもセンターのほうでも、主には子どもセンターかと思いますが、そういった中でも体験型の講座も実際やられていると思うんです。
身近なところでそのような事業がやられている中で、なぜ改めてここで子ども、体験ということをあえて入れる必要性というか、もくろみが、人がそれで来るという算段があるのかというところを伺いたいんです。
◎文化スポーツ振興部次長 子どもセンターやひなた村でも確かに芸術的なというか、アート的なという取り組みはしています。ただし、子どもセンターは子どもたちにとっての居場所であり、芸術だけを体験する場ではありません。私どもが今回提案させていただいている国際工芸美術館を初めとする芸術の杜というのは、名前が示すとおり、さまざまな芸術ができるゾーン、美術館としての役割ということを考えておりますので、そこが子どもセンターやひなた村との違いであると考えております。
◆田中 委員 市民感覚からすると、身近なところで体験ができる場所もありながら、かつ博物館が老朽化する、廃館というか、展示については終了するということで国際工芸美術館ということなんですけれども、やはり規模が余りにも違い過ぎる。総額はおっしゃられませんでしたけれども、それだけお金がかかるということでは、身近なところで体験ができるのだったらそれでいいのではないかというような考え方もあると思うんです。
なので、やはりこれだけのお金を、そうは言ってもそんなに少ないお金でできるものではないと思いますので、その点については、国際工芸美術館に対しての必要性というところでは、やはり疑問があるなと思っております。
別件というか、関連して、「予算概要」の55ページですが、今回、文化スポーツ振興部だけでなく他の課と連携をして芸術の杜ということでやっていると思うんですけれども、スケジュールの中で官民連携事業手法検討というところで官民連携の手法の検討が入っているんですが、この官民連携事業手法の検討の対象となっているのは、どこの施設になるのか伺いたいと思います。
◎企画政策課担当課長 今回の、要は公園整備、美術館整備を進めるに当たってというところですので、目指すところは整備について官民連携の手法はないのかというのと、その先の持続的な運営、マネジメントのところまで民間の活力を活用して、よりよいものを提供できるような体制がとれないかという調査検討をしたいと思っています。
◆田中 委員 ということは、芹ヶ谷公園内にある全てのものということでしょうか。
◎企画政策課担当課長 議場で市長も申し上げましたけれども、これからの公園のあり方を考えたときに、その管理の仕方というのは、さっき申し上げましたけれども、公園は公園、館は館じゃなくて一体的にというところですので、これから管理運営等を考えていく中では版画美術館もありますし、国際工芸美術館もありますし、そもそもの公園もありますという全体のことを考えていく必要があると思っております。
◆田中 委員 全て入っているということで了解をいたしました。
それでは、もう1点だけ国際工芸美術館に関してのことなんですが、博物館の閉館に伴って国際工芸美術館ということをずっとおっしゃっていて、博物館の閉館に伴っては、国際工芸美術館につながるようなファイナル展、最終展をやるということなんですけれども、博物館の中には工芸品だけではなくて、今まで町田市に関する資料ですとか、そういったものを収集、研究する役割もあったと思うんです。そのファイナル展にかかわっては工芸品にすごくスポットが当たっているように思うんですけれども、博物館の機能ですとか、博物館の今までの事業というところはどのあたりに反映がされているんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 今、委員からお話ししていただきましたとおり、博物館にはガラスとか陶磁器の美術的な工芸品だけではなくて、今、考古・民俗資料も収蔵しております。そちらの資料につきましては、これまでも申し上げてまいりましたが、考古、歴史、民俗の資料については教育委員会に移管して活用をいたします。
ですので、機能として博物館での展示ということはできませんが、先ほどからも申し上げましたとおり、展示は期間的には短くなってしまいますが、アウトリーチでの展示というのも予定しておりますので、今までどおり博物館としての機能は継続できるものと考えております。
◆田中 委員 ということは、行政報告の中でもあるとは思うんですが、最終の展示の中には工芸品だけでなく、そういったものも展示されるということなんですか。
◎今井 文化振興課担当課長 博物館には、委員のおっしゃっているとおりに、工芸美術品以外に民俗資料とか考古資料とかがございます。これは、今回のファイナル展の前に「まちだ今昔展」というのを開催いたしまして、別の企画で展示をさせていただいた経緯がございます。
◆田中 委員 前にやっていた「まちだ今昔展」にて展示をしたということで了解をいたしました。
では、別の予算の件で、あと2点伺いたいと思います。
「予算概要」の225ページのスポーツ振興費に関してなんですけれども、2019年度の取り組みで、スポーツに関心がない市民や、スポーツ習慣がない子どもを対象として、身近な市民センターなどで教室事業を行いますということなんですが、スポーツ推進計画をもとにこういった事業を計画されていると思うんですけれども、どういった対象者になるのか。年何回、何カ所ぐらいを予定しているのか伺いたいと思います。
◎スポーツ振興課長 この市民センターでやる教室につきましては、身近な場所でスポーツができるような環境を整えるという機会を提供していければと考えております。
実際、対象者は2パターンございまして、1つは、働き盛りの方、20代から30代の方がお子さんと一緒にスポーツをできるような、そんなことを催すのが1件と、あとは高齢者の方を対象に教室を開いていくということを考えております。
回数につきましては、子どもを対象にしておりますものと高齢者、合わせて10回から12回という形で、1日に2回ということも想定しておりますので、数多く提供していければと考えております。
◆田中 委員 ここにあえてスポーツに関心がないですとか、習慣がないというふうに範囲を、さらにスポーツをしてほしいということでこのように書かれていると思うんですけれども、なかなかそこに一歩踏み出すというところでは、スポーツが余り得意でない私なんかは足を踏み出しにくいというところがあったりして、どのようにそういった方に参加を促すのかなというのが単純に疑問だったんですけれども、何かお考えがあれば。
◎スポーツ振興課長 やはり体育館とか、専用の建物とかグラウンドになりますと、本当にスポーツをやるぞという方しかなかなか来られないというか、敷居が高い部分がありますので、まずは身近に感じている市民センターでこういうことをやることによって、ちょっと敷居を下げてあげるということでスポーツを始めるきっかけをつくっていきたいと考えております。
PRにつきましては、近隣の町内会・自治会、あとは小学校にチラシをまいて、そのチラシの内容で、今みたいな敷居を下げるような表現をして、今までスポーツができなかったというか、ちょっと私はスポーツがという抵抗がある方は、その抵抗を排除していけるようにPRしていければと考えております。
◆田中 委員 場所の工夫や内容の工夫ということでわかりました。ありがとうございます。
最後に、市民ホールのことについて伺いたいと思います。市民ホールが前回の議会のところで条例改正があって、市民ホールの予約の時点から消費税増税に対応した料金になるという、10月以降の分についてはその料金になるということで条例が通っていると思うんですけれども、現在、市民ホールの10月以降の予約に関しては、値上げ分が入った料金で支払いを請求しているのか。
もう1点は、そのように10月を見越して、予約の段階で値上げ分ということで徴収をしている町田市と同じような対応をとっている自治体が26市でほかにあるかどうか。
2点、伺いたいと思います。
◎文化スポーツ振興部次長 昨年12月の議会のときにお話ししたとおりの方法で現在進めております。ほかの自治体の状況ですが、聞いている限りで申し上げますと、同じような方法をとっているところはないと聞いています。
◆田中 委員 市民ホールを予約したことがないので、わからないので教えていただければと思うんですけれども、10月以降の、1年前から予約ができると思うんですが、予約の時点でお金を払うというシステムになっているんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 正式にどういうお金を取るのか、今確認をいたします。申しわけありません。
◆矢口 委員 225ページのスポーツ振興費について伺いたいんですけれども、全国大会とか国際大会に出場した個人や団体の活動への支援というのがあるんですけれども、多分入らないんだろうなと思うんですけれども、学校の部活動とかは、全国大会に行ったら、スポーツ振興課からも何かするということなんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 町田市立中学校部活動全国大会等参加費補助金交付要綱の補助の対象になるものには支給しないということになっております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。
もう1点なんですけれども、部活動の場所がなくて、どうやら部活動の人数制限が出てきている学校があるらしいんです。希望の部活に入れない、そういったところとかの連携とかで、例えば場所がなくてスポーツができないという学校の部活動があるんだったら、じゃ、地域のクラブハウスはこういうところがあるからこっちへおいでよとか、そのような課同士での連携みたいなものは、ここの中でやっていただけるんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 部活動の活動に支障がある、人数が余りそろわないということは現状ございまして、そういったときには、地域のスポーツクラブが連携をしまして、場所を提供するとか、あとは一緒に練習をしてあげるとか、そういった調整はしております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。人数が足りなくて部活動が成り立たないというのはもちろんあるんですけれども、地域スポーツクラブでやるというのはすごくいいことだと思うんですけれども、部活動の人数に入らなくて、オーバーした人は好きな部活に入れないという現象が一部の中学校で起こっているらしいんです。
そういうことがあるんだったら、例えば地域のほうでスポーツをできるよとか、もしくは、そういう地域では地域スポーツを立ち上げるようなお手伝いをしてあげたりとか、そういうのはやれますでしょうか。
◎スポーツ振興課長 地域スポーツクラブは多種目、多世代、多志向という、誰でもどこでもスポーツができる環境を提供しましょうということでございますので、そういった方がいれば、ご希望であれば地域スポーツクラブにご相談いただいて、一緒に活動することは問題ないと思います。
◆矢口 委員 わかりました。ありがとうございます。各学校とかでそういう現象があったら、うちに来ていいんだよというようなことを積極的に取り組んでいただけると子どもたちも助かるのかなと思うので、力を入れていただければと思います。お願いします。
◎企画政策課担当課長 たびたび済みません。駐車場の件なんですが、先ほどの再整備基本計画と芹ヶ谷公園をつくったときのことを私は言及したんですけれども、そのときは、独特の調査をやったわけじゃないんですけれども、国土交通省が行った都市公園の利用実態調査というのがあるんですけれども、その結果をもとに同種、同規模の立地だとか、公園の種類をもとに、計画の中では、この公園ではこれだけ必要だろうという算出をしたとのことでした。
◆矢口 委員 ありがとうございます。その算出の結果、芹ヶ谷公園には新たに20台で足りるとなったということでしょうか。
◎企画政策課担当課長 今暫定は20台なんですけれども、将来的には130台という数を目指しているところです。
◆松葉 委員 何点かなんですけれども、「予算概要」の49ページのスポーツをする場の環境整備事業についてお伺いします。
今回、小山上沼調整池スポーツ施設と成瀬鞍掛スポーツ広場の2カ所ということで挙がっておりますけれども、今回この2カ所が挙がったというのはどんな理由によるものなのか、教えていただければと思います。
◎スポーツ振興課長 このスポーツする場の環境整備につきましては、現在の町田市の5ヵ年計画の取り組みに掲げております。実際、その中の取り組みとしてスポーツする場が少ないので、スポーツ広場や、あとは調整池などを活用してスポーツする環境を整備しましょうということで取り組みを進めているところでございます。
◆松葉 委員 そうしますと、公の施設にしていくということで、ほかの場所なんかも今後こういうシステムに移行していくんでしょうか。
◎スポーツ振興課長 スポーツ広場に関しましては、今市内に多数ございます。5,000平米を超える市が所有するスポーツ広場は7施設ございますが、そこは公の施設として整備するという方針がございます。
◆松葉 委員 そうしましたら、今までこういうシステムに移行する前に団体利用、例えば、地域のお祭りだったりとか、そのような形で利用されていた方というのは、やっぱり予約をしてという感じになるんですか。
◎スポーツ振興課長 公の施設に整備しますと、通常は指定管理者の管理になるところでございます。指定管理者の管理の条件の中に地域貢献というのがございまして、地域貢献事業につきましては優先的に使用できることもございますので、そこは指定管理者と相談をしながら、そういった地域の事業は継続できるように検討していければと考えております。
◆松葉 委員 ありがとうございます。
それから、先ほど来の(仮称)国際工芸美術館になりますけれども、アウトリーチについては、この後、行政報告がありますよね、なので、それはそちらのほうでお伺いしたいと思うんですけれども、そもそも国際版画美術館があって、その隣に(仮称)国際工芸美術館を設置するというようなことで、市民の方にお話を伺うと、隣に2つというような意見が多かったんですけれども、そもそも市としては、美術館というのはどういう場であるべきと考えていらっしゃるのか、そこのあたりをお伺いできればと思います。
◎文化スポーツ振興部次長 そもそもどういう場かという、1つには、美術館が持っている資料、美術品、私たちが今回提案させていただいている、工芸美術館であればガラスや陶磁器の資料、国際版画美術館であれば版画の作品を直接さわっていただくことができればいいんですけれども、さわっていただくことはなかなかできないんですが、直接間近に一流の品を見ていただくということで、子どもさんだけでなくて大人の方にも何らかのインスピレーションというんでしょうか、感性に訴えるものを感じていただけるものがあったらいいなというのが1つの思い。
それから、美術館としては、お預かりしている資料は市にとっての財産でもありますし、また同時に市民の財産でもあります。さらにもっと広く言うと、ものによっては町田市だけではなく世界に誇れるものがあったりいたしますので、それを後世に伝えていくというところも、また美術館としての大きな役割なのではないかと考えております。
◆松葉 委員 ありがとうございます。確かに市の財産で、市民の財産で、世界的にも価値のあるものということで、今回、ガラス工芸ということに特化してというような議論がずっと続いているわけなんですけれども、私どももこの議論の中でいろいろ勉強させていただきました。やはり価値のあるものだということは認識をしているところなんですけれども、美術館を建てるに当たって、市民にとって美術館は誰でもふらっと立ち寄れるような、そんな憩いの場であるべきなんじゃないかとすごく思っています。
今まで議論されていると、確かに価値のあるものなんだけれども、そこに特化した方々というか、一部の方々というか、そういう方々にはわかるけれども、なかなか市民からそういう、先ほど来いろんな声が出ていますけれども、市民が要望しているのかとか、さまざまあると思うんです。
やっぱりそこを理解していただくというところでは、文化芸術と考えたときに、子どもたちにとっても、やっぱり日本の文化、芸術、本物に触れるという機会を多く与えていくことはとても重要なことだと思っています。
そこの視点を忘れないでいただきたいと切に思うところなんですけれども、実際、先ほど来、子どもとか体験とかというキーワードが出てきていますけれども、そういった楽しむことを伸ばす場というんですか、確かにいいものを見ていただくというのは大事だと思うんですが、委員会でも視察に行きました石川県の金沢21世紀美術館の蓑元館長もおっしゃっていますけれども、いいものがあるから見に来てくださいというのではだめだと。やっぱり学芸員だったり、美術館関係者の方々が出向いていって説明をする姿勢が大事なんだとおっしゃっているんです。
そう考えたときに、そういう視点というのがなかなか見えてこないところが、やっぱりちょっと課題なのかなと思いますが、その点についていかがでしょう。
◎文化スポーツ振興部次長 おっしゃるとおりであると思います。先ほどの答弁ではちょっとお答えが足りませんでしたが、やはり今回、芸術の杜として考えるという中では、申し上げましたとおり。子どもと体験ということに大変重きを置いているところでございます。
ですので、美術館というとどうしても堅苦しいイメージというのはありますけれども、冒険遊び場があったり、子どもさんが多く訪れる公園の中につくるということですので、もっと気軽に足を運んでもらえる、冒険遊び場に来たけれども、美術館があるのでちょっと入ってみようか、入ってみたらおもしろいことをやっていたというようなことで、そこから芸術に対する感覚が広がっていけばいいと思っていますので、ある意味、どこまでできるかというところはこれから検討、議論しなければならないとは思いますけれども、これまでにない美術館の形というものができたらおもしろいなとは思っています。
◆矢口 委員 何度も本当に済みません。ちょっと1点最後にどうしても聞きたいなと思ったんですけれども、国際工芸美術館についてなんですが、市民意識調査のアンケート、町田市でとっているものがあるじゃないですか。これは住居別で芸術や文化に親しむ機会についてどう思っているかとか、そういうことがアンケートでとられているんですけれども、これも一応参考にした上で、やっぱり芹ヶ谷公園という立地がいいという結論なんでしょうか。
それとも、ここは余り見ていないで、例えば、このアンケートを見ると、文化芸術やスポーツが楽しめないという人たちの割合が10%以下とか、1桁だと小野路とか鶴川、成瀬とかが低いんです。町田は12.2%で、そのように楽しめない、多いのかな――済みません、逆でした。文化芸術やスポーツが楽しめないと言っているのが、例えば、小山が19.4%、小山田が14.9%とか、ここが突出して高いとか、地区別のこういう人たちがアクセスよく行けるところに次は優先的につくったほうがいいんじゃないかとか、この市民意識調査を参考にした検討は何かあったんでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 市民意識調査の中での聞き方として、確かに場所的なものというのはあります。数字としてあらわれているものは紛れもない事実でありますが、より多くの人が集まりやすい場所というところで考えますと、やはり町田駅、中心市街地から近いところでの立地というのが考えられたと思います。
◆矢口 委員 わかりました。では、改めてお聞きしたいんですけれども、この市民意識調査をもとに議論したことはありますでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 それ自体をもとに議論したということはございません。
◆矢口 委員 これは何のために市民意識調査をしているのかがわからなくなってきませんか。公共施設をつくるのに、この市民意識調査を参考にしないで進めちゃうんですか。それでいいんですかね。市としてこんなに大規模に、たくさんの人にアンケートに協力してもらってお金をかけてやっているのに、それを参考にしないで、ちょっと納得いかないですけれども、どうですか、それは。
◎文化スポーツ振興部次長 アンケートでお聞きしているのは、先ほどからお話しされている工芸美術館についてということではなくて、文化やスポーツ全体のということで捉えていると思います。
そういう意味で、それぞれの文化やスポーツは行政だけがやるものではなくて、取り組んでくださっている団体もございますし、市民と行政が一緒になって取り組んでいるものもありますので、一概にそれだけで公共施設の建設云々ということに結びつけることではないと私は考えます。
◆矢口 委員 そうだとしても、例えば2017年度の意識調査には、国際工芸美術館についての質問とかも入れてもよかったんじゃないですか。もともと文化芸術やスポーツが楽しめない、もしくは文化芸術やスポーツが楽しめるという設問はあるんですけれども、そこに新たに追加して、文化芸術についてだけわかるようなアンケートをとるとか、そういうのをお願いするとか、そういう調査とかはあってもよかったんじゃないでしょうか。
◎文化スポーツ振興部次長 国際工芸美術館につきましては、2015年に基本設計、その前の年に基本計画を立てております。博物館の新たな構想をどうするかということについては2010年ぐらいからもうずっと議論を重ねてきています。その段階では、ちょっと今手元に資料がありませんので詳しいことはお答えできませんが、現在の博物館に対するアンケートをとったりということ、それから、途中で市民にご意見を聞いたり、学識経験者の方からご意見を伺ったりということを重ねてきた上で、2015年に基本設計まで1度終わっているところでございます。
◆矢口 委員 わかりました。学識経験者の方とか地元の自治会の方とか、そういういろいろな有識者の方の意見というのは確かにすごく参考になるんですけれども、この市民意識調査というのは無作為に抽出した方々にお送りして、日々の生活に根づいたところの市民の意識を伺っているわけで、ここを参考にしないで、私は何を参考にして公共施設をつくっていくのと思ったので、今後はそういうところもしっかり見て、そこについて議論をちゃんとした上で計画を進めていっていただきたいと思っています。
済みません、意見になってしまいました。
◎
文化スポーツ振興部次長 今後、市民にはもちろん、いろんな方にご意見を聞きながら進めていきたいと考えます。
◆熊沢 委員 さっきからお伺いしていて、交通利便性がいいところに施設をつくります。そうしたら中心市街地が施設ばっかりになっちゃって物事はどうなるのかなというのを思うんです。今回たまたま芹ヶ谷公園に場所があるからいいけれども、基本的に駅周辺に、利便性があるところにものがつくれるかといったら、土地も高いですし、つくれないんです。
もう1個、博物館が交通利便性が悪いとおっしゃいますけれども、バス便がないって、博物館のところにバス便はどのぐらい来ているか知っていますか。10分に1本以上来ているんですよ。市内で10分に1本以上バスが来るところでのバス便の利便性が悪いというふうにお答えになる理由がわからないんですが、なぜそうお答えになられるんですか。
◎
文化スポーツ振興部次長 私の感覚ということではなくて、先ほど申し上げたのは、博物館においでになった方のご意見の中にそういうのがあったということでお答えをいたしました。
◆熊沢 委員 ただ、ご意見がありました。でも、さまざまな意見で博物館をなくすという中で、交通利便性が悪いという意見もありましてと、それをきちんと確認もしないで理由の中に入れているような感じがするんです。確認しているはずだと思うんですよ。市内で、博物館が、あそこは坂の上にあるからという理由が出てくるとか、でも、町田市内で坂を上るのが大変だといったら芹ヶ谷公園だって、今回エレベーターができるできないもあるかもしれないけれども、どこにも行けなく――町田なんて真っ平らなところなんてほとんどないんだから。
そこのところで、どうも博物館をなくすのがありきで理由を後からつけているようにしか感じられないような理由をお話しされているんじゃないかなと思ってはいるんです。
本当に市内で10分に1本以上バスがあったら交通利便性がいいバス停だというふうにわかるはずなので、それをまず理由に、そういう意見がありますだけじゃなくて、さまざまな答弁でも利便性が悪いのでと答えているんです。
今回はそういう意見がありましただけじゃなくて、博物館のあり方のときだって、さまざまな請願の答弁なり、私たちに説明をするときに、常に交通利便性が悪いですと言うんですが、では、交通利便性がいいところを町田市内で考えたらどこになるんですか。10分に1本のところが利便性が悪いのであるならば、徒歩何分とか、そういうことなんじゃないんですかと聞いているの。
◎
文化スポーツ振興部次長 徒歩何分以内というところで、特に私どもで線引きをしているということはございません。
◆熊沢 委員 だから、交通利便性がいいところという条件は、どのような理由で条件をつけているんですかと聞いている。家を探すのに徒歩5分とか10分とか、15分歩いたらもう歩き過ぎだとかあるわけじゃないですか。でも、さっきから言うように施設をつくるのには交通利便性がいいところ、野津田だって交通利便性が悪いとかあるけれども、やっぱり大きなスペースをとるには野津田しかないだろうし。
大きさは違うけれども、よっぽど野津田の球場より博物館のほうが利便性はいいはずだから。そこの交通利便性を、いいところの利便性という定義は何ですかと聞いているんです。
◎文化スポーツ振興部長 今のお話のように、私たちは、一般論で町田の駅という、町田の駅から歩いてアクセスができる芹ヶ谷公園を交通利便性に富んでいるというふうに表現をしてきたんじゃないかと思います。また、さっき市民のアンケートの中に書いてあった博物館の交通利便性が悪いというところ、その言葉だけをとって考えますと、確かにあれだけのバス便があるのになという今のお話はそのとおりだと思います。
ただ、多分、私もそのアンケートの方に会ったわけでありませんけれども、よく私が耳にするのは、やっぱりバスをおりてから坂を上らなければければいけないという環境立地のことを問われている市民の方が多いということで、とにかく今回は芹ヶ谷公園のあの中に国際工芸美術館をつくっていきたいんだと。それはやっぱり町田の駅からの利便性を考えて、また、中心市街地と一体に芹ヶ谷公園を考えていくんだというところから挙がってきたということでご理解いただきたいと思います。
◆熊沢 委員 別に私がさっきから言っているのは、もう何度もになるけれども、アンケートだけではなく皆さんの意見を書いたり、答弁でも言っていますよね。アンケート1つだけのことを言っているわけではないので、できればそういう答弁をするときに、あたかもあそこが不便な陸の孤島みたいなことをされていると、そうじゃないんだから、答弁でそういうことをされると、今回はこのアンケートと言っているけれども、アンケートじゃなくて答弁でも言っているし、いろいろなところで紙にも書かれているし、ぜひそういうことは、利便性というのはきちんとどういうことなのかを考えてから物事をやっていただきたいと思います。
もう1個は、芹ヶ谷公園に関しては、利便性がいいか悪いかといったら、あそこまで歩くのが嫌だという人はかなりおります。あの距離を。確かに博物館前の坂を上るのは大変と思う人もいれば、駅から歩くのが大変という人もいます。一方は、駅から近いというのは、町田市外から来る人を目的としているのであるならば、駅から近いがいいけれども、市民の方々からしてみたら、駅から近いのがいいのか――南町田を、町田市の人からすれば交通利便性はよくないわけですよ。だけれども、南町田につくるというのはまた違う意味じゃないですか。別にそれを反対するわけじゃなくて、それはそれであるんだけれども、交通利便性がいいから中心市街地につくりますといったら、ものが中心市街地にしかできないの。
でも、町田市内は広いから、堺、相原の人もいれば、南町田の人もいれば、多くの方々が物事をつくるのに、利用するのに公共施設が必要なんだから、公共施設をつくることを全て交通利便性がいいからという理由で物事をつくったり説明をするのをやめられたほうがいいんじゃないかなと。それも1つではありますが。
だったら、薬師池なんて交通利便性が――あそこはバスが15分に1本もないんじゃないかな――悪いですし、今度、ゲートハウスをつくって、上のレストランは勾配があって、かなり上るのも大変だし、一方でこれをやめる理由をつくっていて、新しくつくるほうで同じような状況のものをつくっているんだから、きちんと答弁をするなり、説明をするときには整合性を持って矛盾がないように、行き当たりばったりのように感じないようにやっていただきたいなと。いろいろな答弁を聞いていると思ったので。決して市立博物館のあるところは交通利便性が悪いところではないですので、それだけは訂正をしていただきたいと思います。
◎
文化スポーツ振興部次長 先ほど田中委員からご質疑いただいて、お答えをしていませんでした。
市民ホールの利用のお金の支払いの件でございます。市民ホールは予約をした時点でお支払いをいただいています。会議室については10日以内にお支払いいただくことになっております。
◆田中 委員 ということは、もう既に10月以降の予約をされている方については値上げ分で徴収をしているという理解でよろしいでしょうか。
◎
文化スポーツ振興部次長 はい、そのとおりです。
◆田中 委員 26市内、他市ではこういった対応をしているところはないということなんですけれども、市民ホールを借りるというところは、いろいろ多市でも興業されているような方も借りると思うんですけれども、他市ではそうじゃないのに町田市だけということで、何か混乱ですとか、声が上がっているということはないでしょうか。
◎
文化スポーツ振興部次長 特にそういう声は、私どものところには届いておりません。
◆大西 委員 国際版画美術館について伺いたいんですが、横尾忠則という作家の作品は町田市が所蔵しているんですか。
◎国際版画美術館担当課長 所蔵しております。120点ほど、作者の横尾忠則先生からご寄贈いただいた作品があります。
◆大西 委員 そういうのは、いつも何点か展示をするということはやっていないんですか。
◎国際版画美術館担当課長 収蔵品が3万点ほどありますので、そのうちの約2万点ほどが寄贈作品になります。ということで、常設の展示室も空間が限られておりますので、常に展示するということはなかなか難しい状況です。
◆大西 委員 さっき、横尾さんをやったら3番目の入場者があったという、そのぐらい集客率が高いわけでしょう。そんなものは、せっかくあるいいものだったら、いつも展示をしておけば、もっと普通の日だって人が来るんじゃないですか。そういう考え方は成り立たないの。一遍にばあっとその館を全部やらないと、それだけ人は来てくれないということなんですか。
◎国際版画美術館担当課長 最近、浮世絵が非常に人気があります。浮世絵に関しては常設展示室でできるだけ多く展示するように心がけておりますし、現在開催しております「長谷川潔展」という展覧会も百数十点の収蔵品があるわけで、それだけで展覧会をやっているわけですが、初日は無料日でしたけれども、860名以上の来館者がありましたし、オープンしてまだ3日ほどですけれども、好調な来館者があります。
基本的に、そのようにいろんな収蔵品を展示することで、いろんな方がご来館いただけるという状況があります。
◆大西 委員 そういうことの質疑じゃなくて、せっかくそうやって人を集めるいい作品があるんだったら、なぜそれを常に展示しないんですかという質疑をしているんです。
◎国際版画美術館担当課長 今後検討していきたい課題ではありますけれども、版画にも保存をしなくてはならない、常に展示しておくということもできませんので。また、できるだけ多くの作品を展示していきたいという気持ちもありますし、せっかく収蔵している財産ですので、多くのものを見ていただきたいという気持ちがありますので、常に一部の作品だけを展示するというのではなくて、いろんな企画展ですとか個展を開催する中で多くの作品を紹介していきたいと考えております。
◆大西 委員 担当課長は、専門家――何とかと言うよね、専門職の人。
◎国際版画美術館担当課長 学芸員ですか。
◆大西 委員 うん、あなたは学芸員なの。
◎国際版画美術館担当課長 はい、学芸員です。
◆大西 委員 ああそう、いいです。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって
文化スポーツ振興部所管部分の質疑を終結いたします。
休憩いたします。
午後2時10分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時11分 再開
○委員長 再開いたします。
△行政報告(町田市立博物館での展示事業終了について)
○委員長 行政報告、町田市立博物館での展示事業終了についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎文化スポーツ振興部長 町田市立博物館は、施設の老朽化などから2019年6月16日、日曜日をもちまして展示事業を終了することとなりました。本日は、その最終の展覧会と今後の博物館の活動についてご報告をいたします。
詳細つきましては、担当からご説明申し上げます。
◎文化スポーツ振興部次長 それでは、ご説明をさせていただきます。
資料の町田市立博物館での展示事業終了についてをごらんください。
ただいま部長から申し上げましたとおり、町田市立博物館は、本年6月16日をもって現在の博物館での展示事業を終了いたします。現博物館での展示事業は終了いたしますが、町田市立博物館が所蔵する内外から高い評価をいただいておりますガラス陶磁器などの貴重なコレクション資料をより多くの市民に知っていただくとともに、(仮称)町田市立国際工芸美術館に引き継ぐために、今後さまざまな事業を展開してまいります。
まず、博物館の最終展についてご説明申し上げます。展覧会のタイトルは「町田市立博物館最終展」、サブタイトルとして「工芸美術の名品」としております。町田市立博物館での最後の展覧会となる本展では、町田市立博物館のこれまでの45年間を振り返るとともに、国際工芸美術館のこれからを考えるためのキックオフ、始まりの展覧会といたしたいと考えております。
会期は、4月20日土曜日から6月16日の日曜日までです。この展覧会は最終展でございますので、長年にわたり多くの方にごらんいただきました御礼と、これからより多くの方においでいただきたいとの思いから入館料を無料といたします。
無料とする根拠でございますが、町田市立博物館条例第4条におきまして、市長が指定した資料の観覧料は無料とすることができるとされております。今回の展覧会で展示する資料を無料とすることができる資料として指定し、無料といたします。
今回展示する資料は、市立博物館が所蔵し、高い評価をいただいている資料の中からよりすぐったガラス、陶磁器など135点でございます。
あわせてさまざまなイベントを行います。オープニングのイベントでミニコンサート、町田市文化協会の皆様のご協力により、生け花、お茶、着つけ、吟詠コンサートなども行います。また、工芸美術の体験としてMy茶わん、Myはし置きづくり、練りガラス、日本刺繍などを予定しております。
また、あわせて講演会、そして最終日の6月16日には、クロージング、そしてテイクオフということでのイベントを予定しております。こちらは式典を行うとともに、市長と館長との対談、ミニコンサートなども予定しております。
また、地域行事でございますが、5月12日の日曜日に地元の皆様と協働で、博物館と遺跡公園も会場にして、まちだ〇ごと大作戦の弥生ヶ丘de町田のへそまつりというイベントを行います。
以上が最終展の概要でございます。
続きまして、6月16日以降、博物館が展示事業を終了した後、どのような活動を行うかということについてです。
博物館での展示事業は終了いたしますが、活動は継続してまいります。6月16日は最後の日ではありますが、次の活動が始まる日であるというふうに認識しております。
その展示終了以降、町田市立国際工芸美術館が開館するまでの間、より多くの市民に今まで以上に博物館が持っている資料、美術品の歴史的な意味や価値を知っていただき、工芸美術品を楽しみにしていただくために、博物館は館の外に飛び出してアウトリーチを積極的に展開したいと考えているところです。
体験プログラムといたしましては、子どもセンターでの子ども、親子向けのプログラム、公共施設での成人向けの体験プログラムなどです。
展示事業でございますが、先日も庁舎のイベントスタジオで行いましたが、同じようにイベントスタジオ、市民センター、国際版画美術館の市民展示室などでガラス、陶磁器等の資料を展示いたします。
また、さくらまつりや、時代まつりなど、市内のイベントにブースを出展して、博物館の美術品などについてPRをしたいと考えております。
そして、もう1つ、市外の美術館へ博物館が持っているガラス、陶磁器のコレクションを一括して貸し出しをいたします。ことし、来月、2019年4月から6月まで、愛知県瀬戸市にあります愛知県陶磁美術館で、「町田市立博物館所蔵 東南アジア陶磁コレクション展」が開催されます。また、2020年度以降、現在と同じような陶磁器、ガラスのコレクション展の開催につきまして、複数の館と調整を行っているところです。
ほかの美術館に町田市立博物館が持っているコレクションを一括して貸し出すことは、コレクションのPRになるということはもちろん、コレクションが高い評価を受けているあかしでもあると考えております。さらに市の外の方へ町田市のPRになるものと思います。
アウトリーチと並行しまして、国際工芸美術館へ資料を引き継ぐということがございます。博物館内で展示は行いませんが、収蔵資料の再調査を行う予定です。
現博物館での業務終了の時期については未定でございます。
なお、考古・歴史・民俗資料につきましては、これまで申し上げてまいりましたとおり、教育委員会に移管をいたします。
6月16日は展示の最後の日ではありますが、未来への新たな始まりの日と考えているところでございます。
説明は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
◆熊沢 委員 もう国際工芸美術館の件に関してはいいんですが、そもそも博物館ができたのが、あそこの藤の台団地を初め木曽山崎団地、本町田団地等々で開発が大きく進んだから、そこで出土されたさまざまなものとか、だから、あそこに立地する意味があると私は思っているんです。
あそこから出てきたもの、弥生と縄文、普通は縄文のものがあるところには弥生は出てこないとか、弥生のところには縄文は出てこないというのが、弥生も縄文も出てきて、それからもずっと人が住んでいるというところの町田の特性がある部分で、さまざまな歴史的なものがあるかと思うんですが、いつも教育委員会に移管しますだけで、それをどうするのかなというのはすごく感じて、実はよく、町田も蔵がある家が多くあって、蔵がある家に昔から本当にいいものがあったりとかするわけですよね。
徳川のものとか、豊臣のものとかという、いろいろなものが、なぜかもらっているものとかがあったりしても、「どうするんですか」と聞くと、「町田市に上げたって、どうせ大事にしてくれないからいいのよ。だったら、自分たちで処分しちゃったほうがいいわ」とかと言って処分を。本当に大事なもので、町田だけじゃなくて日本でもいいようなものが出てくるんだけれども、こういう形になると、ますます大切なものが失われていくのではないかなと。
町田だけではなく日本のことも、歴史的に重要なものが失われていくんじゃないかなというふうに思われるんですが、考古、民俗の中にもいいものはあると思うし、そういうものはどうしていくのか。やっぱり見せていかないと、伝えていかないと、その道具たちもかわいそうなんじゃないかなと思うんですが、その辺はどうするつもりなんですか。
◎
文化スポーツ振興部次長 民俗資料につきましては、常時という、1つは、三輪にありますビジターセンターの中に、小さいスペースではありますが、民俗資料の展示室をつくって、そこで展示を行っております。
◆熊沢 委員 どこにつくるって言ったの。
◎
文化スポーツ振興部次長 三輪のビジターセンターです。そこの2階には収蔵庫もございまして、そちらに民俗資料、それから、ちょっと離れておりますが、ゆくのき学園にも民俗資料を保管しております。そちらも日数は少ないですが、公開する日も設けております。
考古資料につきましては、教育委員会のほうでデジタルミュージアムという構想もあるというやに聞いております。
◆熊沢 委員 ぜひ交通利便性のいいところで展示していただければと思うんです。
ゆくのき学園とか三輪とか、バスで行くのもなかなか大変なんじゃないかなと。歩くのも大変なんじゃないかなと思いますので、ガラス工芸はすごく大事にするけれども、私たちの先祖、祖先がどうしてここに住んだのか、どうしてこの地域を選んだのかということがわかったり、どういう生活習慣をしてきたことによって私たちが今いるのかとか。
本当に貴重なものが、ひょんなものがこんなところに、こんな蔵にあったんだというようなものも町田市内には多く見受けられて、よく石器時代の石器が、うちには昔あったりとかというのもあったりとか、そういう、戦前の教科書とか、正しく日本の歴史を認識するための資料というのが本当にたくさん普通のお宅の蔵にあって、それが市に寄贈されているものも多くあるかと思うんです。
それをきちんと子どもたちに伝えるという、新しい芸術の、本物の芸術に触れていくということも重要だと思いますけれども、町田に住んでいて育つ子どもたちに、自分たちはどういう歴史があるところに住んできたんだということを、ぜひ多くの人の目に触れるように、冗談じゃないですけれども、交通利便性がいいところに、ぜひ見ていただけるように。
それは確かに集客ができるかできないかというのと違うかもしれないけれども、逆に、でも、そういう貴重なものを見ることが、人が来ることにつながるかもしれない。展示の仕方が今までも、一生懸命やっていただいた部分もあるけれども、よそに行くとすごく仰々しく飾ってあるものが、町田の博物館だと普通にぽんと置いてあるようなものもあったりとかすることもあるので、教育委員会に行くということですが、ぜひもう1度見直して、しっかりとやっていただけるように。
なくなってしまうような、また、市民の方々が、あっ、町田はこうやって民俗の大切なものを、私たちが先祖から守ってきた大切なものを大事にしてくれるんだったら町田市に寄贈しようと思ってもらえるようなやり方、ただ倉庫にしまっておくだけではなくてやっていただければなと思います。失ってからでは、もうつくれないものですから、お願いいたします。
◆田中 委員 アウトリーチについていろいろと書かれています。前回の6月の議会のときに、この委員会の中で美術工芸品、ガラスなのでアウトリーチに向かないものもあるという意見というか、答弁がいろいろあったと記憶しているんですが、その辺について、どのように解決をして今に至っているのか疑問に思ったので、伺いたいと思います。
◎
文化スポーツ振興部次長 1つには、美術作品ですので簡単に運ぶことが難しい、扱いに大変丁寧に、習熟して資格を持った方に運んでいただかなければならないというところがございます。当然それには、私どもが車で運ぶというよりも、慎重に運ばなければならないということですので、お金がかかります。今回は、そこをより多くの方に知っていただきたいということもございまして、そこの部分も含めて予算計上させていただいているということでございます。
◆田中 委員 では、そのときに話題になった壊れやすいものですとかも含めて、一括貸し出しで美術館に貸すというのだったら大丈夫かなと思うんですけれども、そのほかの場所での展示については、例えば大丈夫なものを展示するというふうに考えているのか、それとも、貴重なものだけれども、慎重に運んで展示をするというふうにされているのか、その辺の考え方を伺いたいと思います。
◎
文化スポーツ振興部次長 例えば、先週までイベントスタジオでやっていました大きいお皿2点と、大きい四角いガラス、あちらにつきましても専門の業者が輸送して設置をしております。そのような取り扱いをほかのところでも行うということです。
◆松葉 委員 3番目で国際工芸美術館開館までのアウトリーチということで、体験プログラムとか、実物資料の展示だったりとか、さまざま書かれているんですけれども、これらに関して学芸員はどのようにかかわっていくんでしょうか。
◎今井 文化振興課担当課長 3番のアウトリーチ展のワークショップについて、学芸員がどのようにかかわっているかということなんですけれども、基本的には学芸員がついて回ります。子どもセンターのワークショップ、そして、イベントスタジオの展示、今回はちょっとついている時間が少なかったんですけれども、なるべくつくようにしたいと思っております。
また、さくらまつりや時代まつりのブース出展については、その日は1日、学芸員が交代で張りつく予定でございます。
◆松葉 委員 わかりました。先ほどからいろいろ議論されていますけれども、いいものであっても、やはりそれの価値をわかるというのはなかなか難しいと思うんです。そういうときに、今回イベントスタジオでも、先ほど学芸員が時間によってはいらっしゃったとおっしゃっていたんですけれども、いついらっしゃるのかがわからなかったんです。先ほど聞いて、ああ、いらっしゃったんだと初めてわかったので、実際そういうところもやっぱり工夫が必要なんじゃないかなと思います。
イベントスタジオなんかでしたら1日ずっとでなくてもいいので、例えば10時、1時、3時とかというふうに、この時間帯は学芸員が説明しますみたいな、そのような誰もが見てわかるような形でかかわっていくとか、そういう工夫が必要なんじゃないかと思うんです。
実際、学芸員は本当にその価値というのを誰よりもわかっていると思うので、それを、そういう価値がわからない人たちにいかに興味を持ってもらうか、これが本当にすごいものなんだということをわかってもらうか。また、興味がなかった人が、その学芸員の説明を聞いて、じゃ、ちょっとほかも見てみようかと思えるような、これでもかというぐらいの工夫を学芸員にしていただきたいと思うんです。
それでないと、これはアウトリーチをしても、これをやりましたということで終わってしまって、次にはつながっていかないと思うんです。そのあたりはいかがでしょうか。
◎今井 文化振興課担当課長 大変貴重なご意見を頂戴したなと思っております。今回、(仮称)国際工芸美術館のお話を皆様に審議していただきまして、私は、これほど学芸員という言葉を議会で聞いたことはなくて、逆に大変よい機会だったと思っております。私も学芸員の一員ですけれども、ぜひ今後の仕事に生かすように、肝に銘じたいと思います。
◆田中 委員 先ほどの質疑の関連で、ごめんなさい、本来は予算で聞けばよかったんですけれども、結局、この展示終了事業、アウトリーチというか、先ほどの運ぶためのお金ですとか、展示ケースですとか、そういったものに関して、2019年度ではどのぐらいの予算をまとめて、アウトリーチに関して計上しているのか。済みません、さっき聞けばよかったんですが、伺えればと思うんですが。
○委員長 休憩いたします。
午後2時30分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時31分 再開
○委員長 再開いたします。
◎
文化スポーツ振興部次長 遅くなりまして申しわけございません。運搬と撤去を合わせて、アウトリーチで、全体で300万6,000円を計上しております。
◆田中 委員 その展示ケースなども飾るのに必要な、アウトリーチにかかっているものなのかなと思ったんですが、その辺はアウトリーチの中には入っていないんでしょうか。
◎
文化スポーツ振興部次長 ただいま申し上げたのは運搬の分だけで、備品の借上料として、そのほかに378万円計上しております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告((仮称)町田市スポーツ推進計画19-28素案に対するパブリックコメント実施結果及び計画策定について)
○委員長 行政報告、(仮称)町田市スポーツ推進計画19-28素案に対するパブリックコメント実施結果及び計画策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎文化スポーツ振興部長 それでは、行政報告の2件目でございます。
(仮称)町田市スポーツ推進計画19-28素案に対しますパブリックコメントの実施結果及び計画の策定につきましてご報告を申し上げます。
詳細は、担当の課長からご説明申し上げます。
◎スポーツ振興課長 それでは、報告いたします。
タブレットにあります57の資料をごらんください。
パブリックコメントの実施につきましては、2019年1月4日から2月1日まで「広報まちだ」や市のホームページで周知を行いまして、まちだサポーターズへの案内文の送付や、地区町会、体育協会などの関係団体へ説明する場を設けた上で、市庁舎や市の施設などで閲覧場所を設け、意見募集を行いました。その結果、55名から107件のご意見を頂戴いたしました。
ご意見の内訳を章ごとに分類したものが一番下のところにございます。
本計画は4章立てでございます。第1章、第2章につきましては各2件、第3章の推進施策に対するご意見は多くて81件、第4章、1件で、その他が21件という結果になっております。
次のページに移っていただきまして、ご意見の主な内容は以下のとおりで示しております。
なお、いただいたご意見から本編へ1件、現在作成しておりますアクションプランに13件反映しております。
今後のスケジュールでございますが、今年度中に本編、あとは、今現在作成しておりますアクションプランを策定しまして、皆様に配付する予定でございます。
ご報告は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆矢口 委員 パブリックコメントの件数なんですけれども、いつの議会だったか忘れたんですけれども、ちょっと前の議会でパブリックコメントがすごく少ないみたいな話で、ちょっとふやすように工夫をしようというのが話にあったと思うんですけれども、今回、多分一気にパブリックコメントの件数が前回より上がりましたよね。多かったと思うんですけれども、その多くなった要因、どういうところがうまくいったのか、ご説明いただければと思います。
◎スポーツ振興課長 先ほどもご説明したんですが、前回の12月議会の委員会で矢口委員からもご指導いただきましたまちだサポーターズへ直接案内文を送付しまして、ご意見を、興味を持っていただくような案内文を送らせていただいたということと、あとは関係団体に、例えば地区長会という会がある中に出向いて直接ご説明をさせていただいたり、体育協会のほうに説明に行くなどして、直接足を運んで、ちょっと興味を持ってもらうきっかけをつくったということが、件数がふえた要因であると考えております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(町田市立野津田公園上の原グラウンドの環境改善について)
○委員長 行政報告、町田市立野津田公園上の原グラウンドの環境改善についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎文化スポーツ振興部長 それでは、行政報告の3件目になります。
町田市立野津田公園上の原グラウンドの環境改善につきまして、行政報告をいたします。
詳細につきましては、担当よりご報告申し上げます。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 それでは、町田市立野津田公園上の原グラウンドの環境改善につきまして、ご報告させていただきます。
まず、項目1の事業概要ですが、昨年10月に上の原グラウンドを利用する団体から、現状のグラウンド面は固く、また、臨時駐車場として利用することもあり、雨が降った際には表面がでこぼことなり、利用者の体への負担が大きいため改善をしてほしいとのご要望がございました。
また、一方におきまして、従前からFC町田ゼルビアが選手のけがや故障を防ぐため天然芝グラウンドを整備できる場所を探しておりました。
つきましては、このような状況を踏まえまして、FC町田ゼルビアによる天然芝化の整備が進められないか調整を図ってまいりましたが、このたび調整が調いましたので、天然芝に変更することといたしました。
次に、項目2の改善する施設の概要といたしましては、グラウンドの天然芝舗装、水はけをよくするための排水設備設置、芝生に水をまくスプリンクラーなどの散水設備設置、グラウンドの周囲への防球ネット及びフェンスの設置でございます。
次に、項目3の改善手続及び費用負担といたしましては、ただいまご説明いたしました施設に関しまして、FC町田ゼルビアに対し野津田公園内に設置すること、また、その設置した施設を管理することを許可いたしました。その許可に基づきまして、設置及び維持管理に関する費用におきましては全てFC町田ゼルビアが負担するものです。
次に、項目4の環境改善後の利用方法といたしましては、原則、土曜、日曜、祝日につきましては従前どおり市民の方にご利用いただきます。その上で、利用の少ない平日の昼間につきましてはFC町田ゼルビアが利用いたします。また、ご利用に当たりましては、従前どおり予約システムで予約の上、ご利用いただけます。利用種目につきましては、従前どおり少年野球、ソフトボール、サッカー、ラクロス、ターゲットバードゴルフでございます。
最後に、項目5の今後の予定といたしましては、本年1月中旬から現場作業を開始しており、3月末までに作業を終了する予定でございます。そして、4月からの供用開始を目指しております。なお、供用開始に当たりましては、天然芝がしっかり根づくかどうか、状況を見きわめながら判断させていただきます。
報告は以上となります。
○委員長 これより質疑を行います。
◆わたべ 委員 ご説明ありがとうございました。まず最初に、今回、3月議会の常任委員会での報告なんですが、これは12月議会が終了して間もない12月23日に芝生化工事、環境改善の説明会が野津田陸上競技場の会議室で行われておりまして、まず、12月議会時点での行政報告には間に合わなかったと考えてよろしいんでしょうか。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 委員のおっしゃるとおりで、12月の行政報告ではちょっと間に合わない状況がございまして、委員会が終わった直後に、この話が実現化に向けて動き出したというような事情がございます。
◆わたべ 委員 では、具体的に言いますと、いつぐらいにこの話がまとまったんですか。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 具体的なお話といたしましては、まず10月末に、この利用団体であります町田市体育協会のほうからご要望がありました。そして、そのご要望を受けまして、11月上旬に、市としても何とかご要望に応えられるような対応をできないかということで、先ほどもご説明しましたFC町田ゼルビアが天然芝グラウンドを探しているというご意向があったもので、FC町田ゼルビアと調整を進めていこうということで協議を開始しました。
そして、協議を進めてまいりまして、12月に入りまして、12月12日にFC町田ゼルビアから、FC町田ゼルビアの負担で上の原グラウンドを天然芝グラウンドに整備するというようなご意向がありましたので、そこで天然芝化というものを市としても判断したところでございます。
◆わたべ 委員 12月の常任委員会に間に合わなかったということは理解しました。
それで、報告の中に環境改善後の利用方法というのがあるんですが、ここに書いてあるとおり、「従前どおり『少年野球』『ソフトボール』『サッカー』『ラクロス』『ターゲットバードゴルフ』」というふうに――少年野球は軟式ですが――あります。FC町田ゼルビアのチームが練習をするのは利用の少ない平日の昼間ということになっていますが、これは、FC町田ゼルビアがJ1に昇格するために天然芝のグラウンドが必要というのは前々から聞いていることですが、それも兼ねているという理解でよろしいんでしょうか。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 上の原グラウンドがFC町田ゼルビアのJ1昇格のグラウンドかというご質疑なんですが、上の原グラウンドを天然芝にするに当たりまして、この天然芝化によりまして、Jリーグのクラブライセンス交付規則に位置づけられたトレーニング施設であります天然芝グラウンドの要件を満たすことにはなります。
しかしながら、J1昇格には、ご存じのとおり、隣接するクラブハウスの設置が必要になります。そのため、現在、FC町田ゼルビアのほうで市内のほかの場所におきまして、クラブハウスと隣接する天然芝グラウンドが整備可能な適地を今でも探しているような状況でございまして、そちらを今、ライセンスのほうで獲得できないかというようなところを検討している状況です。
◆わたべ 委員 ということは、この天然芝は、FC町田ゼルビアが費用を出して改善と維持管理もするけれども、いずれはクラブハウスと天然芝の専用のグラウンドが見つかったら、今後は町田市が管理していく可能性もあるということなんでしょうか。町田市の公園の中のグラウンドですからね。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 クラブハウスと天然芝グラウンドが別の場所で確保できた段階におきましても、こちらの上の原グラウンドは今までどおりというか、今説明させていただいたとおり、FC町田ゼルビアによる設置管理許可というものに基づいて、FC町田ゼルビアが引き続き管理していくということを想定しています。
◆わたべ 委員 わかりました。
さらに聞いていきますけれども、公園施設概要の改善するところで、天然芝、排水設備、散水設備、防球ネット、フェンスというふうにありますが、12月23日時点の説明された内容だと、排水、散水、一応これは全部書かれてあるんですが、そこの地域の使っている市民グループで、東口を入って、駐車場から上の原グラウンドに入るところにエノキという木があって、そこに2月にオオムラサキの幼虫が越冬しているというのが、エノキの木の下で見つかって、それに保護柵を設けようとしたところ、グラウンドのそばに受水槽という水をためるタンクを設ける計画があるので、エノキを剪定しなくてはならないようだということの話になったようなんですが、この12月23日の時点で説明されたときに、受水槽の話もされていたんでしょうか。散水設備というものと受水槽はセットになっていたと考えるべきなんでしょうか。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 委員のおっしゃるとおり、受水槽につきましては散水設備の1つで、機能といたしましては、スプリンクラーを設置するんですが、直接水道管から供給するわけではなく、受水槽にためて、ポンプで送り出すようなところの散水設備一式となっております。
12月23日にご説明した際には一緒に図面もご提供させていただいたんですが、そちらのほうに、グラウンド入り口付近に四角い形状で受水槽を図示した資料をお示ししておりまして、そちらが受水槽という認識で説明させていただいております。
◆わたべ 委員 そうですか。私の理解が足りなかったのかもしれないんですけれども、環境改善の資料を見ると、受水槽というのが、どうもこの地図の中にないような気がするんです。とにかく受水槽は、小学校とか中学校の校庭芝生化のときにも当然のようにつくりますから、それは理解するものですけれども、それをどこの場所につくるかというのが、やっぱり野津田公園のこの場所の性格から考えると、すごく慎重に考えなきゃいけないところだと思います。
第二次野津田公園整備基本計画というものがありまして、それを見ますと、ちょうど上の原グラウンドのところがレクリエーションスポーツゾーンというゾーンになっていて、その隣接するところとか周囲のちょっと小高い山のような、丘のようになっているところが人と緑のふれあいゾーンになっているということで、この上の原グラウンドの改変というのはすごく慎重に行わなくてはならない場所だとも思っています。
そして、芝生を管理する上で農薬の散布も必要になると聞いていますが、隣接する人と緑のふれあいゾーンにある上の原広場への影響がないのかどうかについてもお答えください。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 先ほどお答えし忘れてしまったんですが、エノキというものが、恐らく説明会のときに図示してある四角い部分の周辺にあるかと思うんですが、これは工事をする者に確認したところ、木の伐採とか枝の剪定は一切しないで設置が可能であるということを確認しております。
説明会のときにもご質疑があったんですが、この上の原グラウンドの南西側に位置する平らな草地とか南東側に小高い芝の草地があるんですが、そちらのほうは、今回の改善の中では一切何もしないということになっております。
あと、農薬の散布につきましては、こちらも確認したところ、使用頻度は必要最低限、年数回に抑えます。また、使用量につきましても、法定量の半分ということで散布をしていくというところです。散布につきましても、もちろん強風、風があるときには散布はしないで、地面に接した低い位置から散布することで周辺に飛散することのないように十分に注意して管理していくと聞いております。
◆わたべ 委員 わかりました。農薬の散布については理解しました。
それで、同じく第二次野津田公園整備基本計画の中の多目的グラウンド、レクリエーションスポーツゾーンのところの説明に、「既存の『上の原グラウンド』は、市民のサッカー練習やスポーツ広場として親しまれているため、観客席やクラブハウスを整備しスポーツ環境を充実させる」というふうに書いてありまして、今後、スポーツ環境を充実させるためにクラブハウスのようなものも建設することになるんでしょうか。
どうもクラブハウスというと、どうしても悪いほうに、悪いほうについ考えてしまうんですけれども、J1の昇格基準の中にクラブハウスというものもありまして、それで、私は、前に議員になってすぐのときにサガン鳥栖のスタジアムを見学に行ったことがあります。そこはスタジアムだけだったんですけれども、その後、Jリーグ基準が変わって、天然芝のグラウンドやクラブハウスが必要になるということになり、結局はいろいろな場所が見つからなくて、市が持っている土地の中に天然芝のグラウンドやクラブハウスを用意したというものを見つけてしまったので、野津田公園も同じようなことになるのではないかと、つい心配してしまって、そういう方も多数いらっしゃるんですけれども、そのあたりについて、そういう心配がないということをきちんと改めて説明をしていただけますか。お願いします。
◎伊奈 スポーツ振興課担当課長 今、二次整備計画のほうでクラブハウスというような表現が確かにございますが、こちらはクラブハウスという名称がたまたま一致しているだけで、この計画をつくった際にはJリーグの要件に必要なクラブハウスであるという認識で書いていることはなく、一般的なクラブハウスというような表現にとどまっていると確認しております。
現在、野津田公園のほうは、今、予算でも計上させていただいている北側の拡張区域に着手しているような状況なんですが、今後整備が進む中で、またレクリエーションスポーツゾーンも計画に沿った整備をしていくことになると思うんですが、その際には、住民を初め関係者の方々にご説明させていただいた上で整備を進めてまいりますので、またその際にご説明ができると思います。
◆わたべ 委員 わかりました。くれぐれも人と緑のふれあいゾーンというのを本当に大切に考えていただいて、こういう草っ原は、実は都内でもそれほどなくて、そこの中に豊かな生態系があるということは本当に珍しい場所で、やっぱり野津田公園がスポーツの森として栄えるということは、それはすばらしいことだと思うし、上の原グラウンドが芝生化されて、選手の方がけがなくそこで練習できるというのはいいことだと思うんですけれども、くれぐれもそのあたりはご注意いただきますようにお願いしまして、終わります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(オリンピック・
パラリンピック等国際大会に係るキャンプ地招致の進捗状況について(その4))
○委員長 行政報告、オリンピック・
パラリンピック等国際大会に係るキャンプ地招致の進捗状況について(その4)についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎文化スポーツ振興部長 それでは、文化スポーツ振興部、最後の行政報告になります。
4件目でございます。オリンピック・
パラリンピック等国際大会に係るキャンプ地招致の進捗状況について(その4)について行政報告をいたします。
詳細については、担当の課長からご説明申し上げます。
◎オリンピック・
パラリンピック等国際大会推進課長 行政報告いたします。
タブレットに搭載しました資料番号59でございます。
オリンピック・
パラリンピック等国際大会に係るキャンプ地招致の進捗状況について(その4)をごらんください。
ラグビーワールドカップ2019の公認キャンプ受け入れ、東京2020オリンピック・パラリンピックに係る事前キャンプの招致の取り組みについては、これまで当委員会にその都度ご報告してまいりましたが、前回、12月議会以降の進捗に関してご報告させていただきます。
それでは、資料に沿って説明いたします。
資料には、キャンプ受け入れに関する現時点での進捗状況をまとめてございます。資料のうち、太字で表記しました部分が12月議会以降、進捗があった部分でございますので、その点を中心にご説明いたします。
まず、1、ラグビーワールドカップ公認キャンプ地の関係ですが、表の中段に記載しましたとおり、昨年12月17日にナミビアチーム関係者、ヘッドコーチの方でございますが、その方に練習施設の視察をしていただきました。このときがチーム関係者と初めて接触したということになります。
また、その際に組織委員会の担当者も交えてキャンプ期間中の地元交流、市民交流の取り組みについて打ち合わせを行いました。具体的な内容については公表できないことになっておりますので、ご容赦いただきたいと思います。
今後は、7月までを目途に具体的なキャンプの運営計画や、地元交流事業等について事務的な協議を進めてまいります。
次に、2、東京2020オリンピック・パラリンピック事前キャンプの関係ですが、委員の皆様においては既にご承知のことと存じますが、中段下の表に記載しましたとおり、バドミントン競技について、インドネシアバドミントン協会との間で12月17日に事前キャンプ受け入れに関する覚書を締結いたしました。
今後の動きとしましては、地元交流事業などさまざまな事柄について調整を進め、2020年3月末までに契約を取り交わす予定でおります。
なお、インドネシアのバドミントンチームは、熊本県でキャンプを行った後、オリンピックの選手村――これは晴海でございますが――に入村する直前のタイミングで町田市に移動して最終キャンプを行うこととなります。
続いて、同表の横の部分でございますが、インドネシアの空手競技について、ことし8月下旬から9月9月下旬にかけてプレキャンプ――1年前合宿と申しましょうか――を実施する方向で調整に入っております。練習会場としては、サン町田旭体育館を使用する予定でおります。これは、オリンピック空手競技のプレ大会が本年9月6日から日本武道館で開催されますが、それに出場することとなっておりまして、その大会の直前の時期に町田市でキャンプを行うということでございます。
その横、パラバドミントンについてもプレキャンプを受け入れる方向で調整を進めております。ことし11月13日から代々木体育館でパラリンピックのテストのための大会が開催されますが、空手と同様にインドネシア代表チームが出場しますので、大会直前の時期に町田市でキャンプを行うという運びとなります。
続いて、2ページ目でございますが、南アフリカと中国に関する事前キャンプ受け入れに向けた進捗状況を示してございますが、12月議会以降、新たに何か決まったというような大きな進捗はございません。
しかし、事務レベルではさまざまなやりとりを行っておりまして、引き続き最終契約に向けた調整を進めてまいります。
説明は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後2時58分 休憩
―――◇―――◇―――
午後3時30分 再開
○委員長 再開いたします。
△第17号議案
○委員長 第17号議案を議題といたします。
本案について、提案者の説明を求めます。
◎子ども生活部長 第17号議案 町田市子どもセンター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本議案は、小山子どもクラブ開設の延期に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正を行うものでございます。
内容としましては、同子どもクラブの開設を2019年10月に延期したことに伴い、町田市子どもセンター条例の一部を改正する条例の施行期日を1年間延長するものでございます。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第17号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手全員であります。よって第17号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
△第7号議案(子ども生活部所管部分)
○委員長 第7号議案を議題といたします。
本案のうち、子ども生活部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎子ども生活部長 第7号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算のうち、子ども生活部所管分につきましてご説明申し上げます。
予算書の12ページをごらんください。タブレットは281分の18ページとなります。
第3表、地方債でございます。
上から2番目、民間保育所整備事業に9,300万円、4番目、学童保育クラブ整備事業に1,200万円、5番目、子どもクラブ整備事業に1億1,200万円を計上しています。
次に、歳入でございます。
24ページをごらんください。
第13款、分担金及び負担金、項の1、負担金、目の2、民生費負担金でございます。主なものとして、節の3、児童保育費負担金12億1,699万8,000円は、民間保育所の保護者負担金でございます。
26ページをごらんください。
第14款、使用料及び手数料、項の1、使用料、目の2、民生使用料でございます。主なものとして、節の3、市立保育園保育料9,736万2,000円は、市立保育園の保護者負担金でございます。
節の4、市立保育園保育料(個人給付相当額)4億3,563万1,000円は、市立保育園の保護者に対する保育サービスの個人給付相当額を町田市が法定代理受領するものでございます。
節の6、学童保育クラブ育成料3億365万2,000円は、学童保育クラブの利用料でございます。
節の8、障がい児福祉施設使用料311万4,000円は、障がい児通所支援サービスの利用者負担分でございます。
27ページをごらんください。
目の7、教育使用料、節の1、青少年センター使用料1,017万4,000円は、大地沢青少年センターの施設使用料でございます。
33ページをごらんください。
第15款、国庫支出金、項の1、国庫負担金、目の1、民生費国庫負担金、節の5、児童手当負担金44億7,598万円は、中学修了前の子どもに手当を支給するための国負担分でございます。
節の6、児童扶養手当負担金5億1,358万5,000円は、ひとり親家庭等に手当を支給するための国負担分でございます。
節の7、子どものための教育・保育給付費43億8,136万5,000円は、民間保育園、新制度に移行した幼稚園や、認定こども園、家庭的保育事業者等に支払う給付費に対する国負担分でございます。
節の8、母子生活支援助産施設負担金3,110万5,000円は、母子生活支援施設と助産施設の措置事業に対する国負担分でございます。
34ページ、35ページをごらんください。
項の2、国庫補助金、目の2、民生費国庫補助金でございます。主なものとして、節の2、母子家庭等対策総合支援事業費補助2,288万1,000円は、ひとり親家庭の自立支援事業に対する国補助分でございます。
節の3、子ども・子育て支援交付金のうち、主なものとして、説明欄の放課後児童健全育成事業、児童青少年課2億6,337万円は、学童保育クラブの運営費などに対する国からの交付金でございます。
節の4、保育所等整備交付金1億6,060万7,000円は、認可保育所増改築整備事業などに対する国からの交付金でございます。
節の6、保育対策総合支援事業費補助2億4,444万3,000円は、保育所等に補助する保育士宿舎借上支援事業などに対する国補助分でございます。
節の8、次世代育成支援対策交付金4,005万5,000円は、小山子どもクラブ及び鶴川第二中学校区子どもクラブ整備に対する国の交付金でございます。
37ページをごらんください。
目の6、教育費国庫補助金、節の5、幼稚園就園奨励費補助4,576万円は、幼稚園児の保護者に対する国補助分でございます。
39ページをごらんください。
第16款、都支出金、項の1、都負担金、目の1、民生費都負担金、節の6、児童手当負担金9億8,617万円は、中学修了前の子どもに手当を支給するための都負担分でございます。
以下、節の7、児童育成手当負担金10億4,557万2,000円などは、国負担分と同様の都負担分でございます。
41ページをごらんください。
項の2、都補助金、目の2、民生費都補助金でございます。主なものとして、節の6、障がい者施策推進包括補助事業費補助のうち、説明欄の子ども発達支援課2,117万4,000円は、発達におくれや不安のある子どもとその保護者の相談や療育等に対する都補助分でございます。
節の12、乳幼児医療費助成事業費補助3億3,312万5,000円は、未就学児が医療機関にかかった場合の費用に対する都補助分でございます。
42ページをごらんください。
節の13、義務教育就学児医療費助成事業費補助3億6,049万5,000円は、小学校1年生から中学校3年生までの児童の医療費補助事業に対する都補助分でございます。
節の15、私立幼稚園等園児保護者負担軽減事業費補助1億8,884万9,000円は、幼稚園児の保護者に対する負担を軽減する事業などに対する都補助分でございます。
節の18、認証保育所運営費補助1億892万円は、町田市の乳幼児が入所する東京都認証保育所の運営費に対する都補助分でございます。
節の20、子育て推進交付金16億3,363万9,000円は、ゼロ歳児保育、11時間開所などの保育所運営などに対する都からの交付金でございます。
節の21、子ども家庭支援包括補助事業費補助のうち、主なものとして、説明欄の児童青少年課1億4,631万7,000円は、学童保育クラブの改修工事、子どもクラブ整備、及び冒険遊び場活動費補助などに対する都補助分でございます。
同じく保育・幼稚園課1億8,898万8,000円は、保育所等に補助する保育サービス推進事業、保育力強化事業、産休・病休等の代替職員費補助事業などに対する都補助分でございます。
43ページをごらんください。
節の23、子ども・子育て支援交付金のうち、主なものとして、説明欄の放課後児童健全育成事業、児童青少年課2億6,337万円は、学童保育クラブの運営費などに対する都補助分でございます。
節の27、児童館整備費補助4,005万5,000円は小山子どもクラブ及び鶴川第二中学校区子どもクラブ整備に対する都補助分でございます。
44ページをごらんください。
節の31、ひとり親家庭等生活向上事業費補助802万3,000円は、子どもの生活・学習支援事業に対する都の補助金でございます。
節の33、待機児童解消支援事業費補助9,593万6,000円は、認可保育所や小規模保育所の整備に対する都補助分でございます。
節の34、小規模保育支援事業費補助3,200万円は、小規模保育所整備における開設前賃借料に対する都補助分でございます。
45ページをごらんください。
節の40、保育士等キャリアアップ補助2億2,729万8,000円は、保育士等キャリアアップ事業費に対する都補助分でございます。
49ページをごらんください。
目の8、教育費都補助金、節の10、放課後子ども教室推進事業費補助9,270万8,000円は、放課後子ども教室「まちとも」に対する都補助分でございます。
51ページをごらんください。
項の3、委託金、目の2、民生費委託金でございます。主なものとして、節の4、母子及び父子・女性福祉事務委託金1,702万2,000円は、母子及び父子・女性福祉資金貸付事業に対する都からの委託金でございます。
52ページをごらんください。
第17款、財産収入、項の1、財産運用収入、目の1、財産貸付収入、節の1、土地建物貸付収入の説明欄、行政財産貸付料の児童青少年課91万2,000円は、子どもセンターただONの清涼飲料自動販売機設置、及び子どもセンターまあちのカフェ設置にかかわる貸付料でございます。
53ページをごらんください。
項の2、財産売払収入、目の2、物品売払収入、節の1、物品売払収入の説明欄、図書等販売代の児童青少年課4,000円は、創作童話入選作品集「童話の木」の販売収入でございます。
55ページをごらんください。
第21款、諸収入、項の4、受託事業収入、目の2、民生費受託事業収入、節の1、管外受託児保育事業収入531万8,000円は、公立保育園が市外の園児を受け入れた際の運営費収入でございます。
58ページをごらんください。
項の6、雑入、目の6、雑入、節の2、民生費雑入でございます。主なものとして、説明欄の電話使用料、児童青少年課3,000円は、子どもセンターつるっこの公衆電話設置料、光熱水費使用料7万1,000円は、子どもセンターただONの自動販売機、子どもセンターまあちのカフェスペースの光熱水費及び冒険遊び場の光熱水費の使用料でございます。
59ページをごらんください。
説明欄の講習会等参加費、児童青少年課113万円は、子どもセンター5館で実施する講座等の参加費でございます。
同じく、広告掲載料、児童青少年課25万円は、子どもフェアリーフレットへの広告掲載料でございます。
保育・幼稚園課16万円は、入園のしおり等に掲載する広告掲載料でございます。
同じく、職員給食代個人負担金、子育て推進課2,108万1,000円は、公立保育園職員の給食費の個人負担分でございます。
同じく、嘱託医負担金2,244万1,000円は、嘱託医の経費に対する新制度に移行した幼稚園、家庭的保育者等の負担金でございます。
60ページをごらんください。
同じく、育児支援ヘルパー派遣利用者負担金139万3,000円は、育児支援ヘルパー派遣利用者の自己負担分でございます。
同じく、自立支援給付費のうち、子ども発達支援課9,865万9,000円は、障がい児通所支援サービス等に対する施設給付費でございます。
同じく、多摩・島しょ広域連携活動助成金960万円は、多摩・島しょ地域の魅力を高める事業に対する東京都市長会からの助成金でございます。
65ページをごらんください。
第22款、市債、項の1、市債、目の2、民生債、節の1、保育所整備事業債9,300万円は、認可保育所などの整備に伴う起債でございます。
節の2、児童福祉施設整備事業債、説明欄の学童保育クラブ整備事業、児童青少年課1,200万円は藤の台小学校区学童保育クラブの改修工事にかかる市債でございます。
同じく、子どもクラブ整備事業、児童青少年課1億1,200万円は、小山子どもクラブ等の工事にかかる市債でございます。
以上が歳入でございます。
次に、歳出について「予算概要」を使い、ご説明申し上げます。
「予算概要」の333ページから336ページをごらんください。タブレットは621分の331ページからとなります。
子ども生活部予算のポイントとして、安心して、楽しく子育てができる環境をつくるため、保育所の整備の推進や子育て相談・支援体制の充実など、予算編成にあたっての背景・課題、予算編成の考え方、予算編成で重視した取組を記載しております。
337ページ、338ページをごらんください。
子ども生活部の予算総括表でございます。事業費合計で322億4,758万9,000円でございます。事業費ベースで対前年度19億8,154万1,000円を増額、一般財源ベースで11億2,776万4,000円を増額しております。
339ページから350ページをごらんください。
事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに1,000万円未満の項目についても掲載しております。
それでは、事業ごとに予算の内容についてご説明いたします。
351ページの上段をごらんください。
児童福祉事務費でございます。子ども総務課の事務経費、及び子ども生活部内の研修などに係る経費で、総額197万4,000円でございます。
下段をごらんください。
児童育成手当費でございます。ひとり親家庭で児童を育てている方、また、障がいのある子どもを育てている保護者に支給される手当に係る経費で、総額10億4,562万円でございます。
352ページの上段をごらんください。
児童扶養手当費でございます。母子家庭・父子家庭等に支給される手当に係る経費で、総額15億4,097万5,000円でございます。
下段をごらんください。
乳幼児医療費助成費でございます。就学前の児童が医療機関にかかった場合の自己負担分の助成に係る経費で、総額6億7,732万9,000円でございます。
353ページの上段をごらんください。
義務教育就学児医療費助成費でございます。小学1年生から中学3年生までの児童の医療費助成に係る経費で、総額6億7,647万7,000円でございます。
下段をごらんください。
ひとり親家庭医療費助成費でございます。ひとり親家庭等の医療費助成に係る経費で、総額1億6,334万円でございます。
354ページの上段をごらんください。
児童手当費でございます。中学修了前の子どもを養育している方へ支給される手当に係る経費で、総額64億5,013万9,000円でございます。
下段をごらんください。
子ども・子育て支援施策推進事務費でございます。新・町田市子どもマスタープラン後期計画作成や、子ども・子育て会議などに係る経費で、総額956万5,000円でございます。
355ページをごらんください。
私立幼稚園保護者補助費でございます。幼稚園児の保護者に対する補助に係る経費で、総額7億216万9,000円でございます。
356ページの上段をごらんください。
認可外保育施設利用者補助事業費でございます。認可外保育所利用者への補助に係る経費で、総額3億4,385万3,000円でございます。
下段をごらんください。
多摩・島しょ広域連携活動助成費でございます。子どもを対象として高度で大規模な感動体験を提供するための経費で、総額960万円でございます。
357ページの上段をごらんください。
保育・幼稚園事務費でございます。登園許可証の証明手数料、災害対応力強化事業などの委託料、法人立保育園協会の研修の補助などに係る経費で、総額816万7,000円でございます。
下段をごらんください。
私立幼稚園費でございます。幼稚園、認定こども園における障がいのある児童の幼稚園通園の機会を確保するため通園促進事業、園児が教育時間の後に保育を受ける機会を確保するための一時預かり事業に対する補助などで、総額1億7,021万7,000円でございます。
358ページをごらんください。
施設型給付費でございます。施設型給付に移行した幼稚園と認定こども園に支払う給付費、及び公立保育園の保育サービスに係る個人給付相当額、私立幼稚園等園児保護者補助金などで、総額35億6,763万9,000円でございます。
359ページをごらんください。
地域型保育給付費でございます。家庭的保育事業者等に対する給付費、保育士等キャリアアップ補助金などで、総額13億7,255万9,000円でございます。
360ページの上段をごらんください。
認証保育所事業費でございます。東京都認証保育所の運営費や福祉サービス第三者評価の受審費等の補助に係る経費、保育士等キャリアアップ補助、保育力強化事業補助で、総額2億5,062万1,000円でございます。
下段をごらんください。
保育料徴収事務費です。保育所保育料の保護者負担金の徴収に係る経費で、総額326万2,000円でございます。
361ページをごらんください。
民間保育所運営費でございます。市内の民間保育所の運営や保育の質の向上などに係る経費で、総額113億9,657万9,000円でございます。
362ページの下段をごらんください。
送迎保育ステーション事業費でございます。送迎保育の事業・業務委託料、一時預かり・定期利用保育補助金などで総額3,950万1,000円でございます。
363ページをごらんください。
幼保小連携推進事業費でございます。幼児期の教育と児童期の教育を円滑に接続させ、子どもの発達や学びの連続性を構築し、子どもたちの生きる力を高めていく事業に係る経費で、総額43万9,000円でございます。
364ページの上段をごらんください。
子育て推進事務費でございます。保育園、幼稚園の食物アレルギー生活管理指導表の印刷・発行手数料などに係る経費で、総額330万7,000円でございます。
下段をごらんください。
ファミリーサポートセンター費でございます。ファミリーサポートセンター事業の委託と会員活動の傷害保険に係る経費で、総額1,711万5,000円でございます。
365ページの上段をごらんください。
公立保育園費でございます。公立保育園5園の管理、運営などに係る経費で、総額1億4,825万6,000円でございます。
下段をごらんください。
地域子育て相談センター費でございます。在宅での子育てをサポートする地域拠点として、公立保育園に併設する地域子育て相談センターのスーパーバイザーなどにかかる経費で、総額401万5,000円でございます。
366ページの上段をごらんください。
マイ保育園事業費でございます。在宅の子育て家庭への情報提供や育児相談など、マイ保育園事業の委託に係る経費で、総額1億5,437万5,000円でございます。
下段をごらんください。
病児・病後児保育事業費でございます。病児保育施設の整備や市内の病児保育2施設、病後児保育4施設の委託などに係る経費で、総額1億3,134万3,000円でございます。
367ページをごらんください。
保育所等整備補助事業費でございます。小規模保育所の整備やこれまでに整備した20年間期間限定認可保育所の賃借料の補助などに係る経費で、総額7億2,290万6,000円でございます。
368ページの上段をごらんください。
保育士等人材確保事業費でございます。保育士等の人材不足を解消するため、市主導の就職相談会等を実施するための経費で、総額399万9,000円でございます。
下段をごらんください。
医療的ケア児通園促進事業費でございます。医療的ケアが必要な児童が、他の児童と同様に保育の機会が得られるよう、公立保育園に配置する看護師の委託などに係る経費で、総額704万1,000円でございます。
369ページをごらんください。
子ども家庭支援センター事業費でございます。子どもと子育て家庭に対する総合相談や子どもショートステイ・トワイライトステイ事業等に係る経費、及び児童虐待防止啓発活動(出前講座)など、総額4,565万5,000円でございます。
370ページをごらんください。
ひとり親家庭自立支援費でございます。母子家庭、父子家庭の自立に向けた就労支援を目的とした高等職業訓練給付金、ホームヘルパー派遣費、ひとり親家庭等子どもの生活・学習支援、おうちでごはん事業などに係る経費で、総額6,880万9,000円でございます。
371ページをごらんください。
母子生活支援施設助産施設措置費でございます。母子家庭の自立支援のための入所施設などの利用に係る経費で、総額6,327万2,000円でございます。
372ページから377ページをごらんください。
子どもセンターばあんを含む、子どもセンター5施設、分館1施設、子どもクラブ6施設の運営費でございます。各子どもセンター等の運営、管理などに係る経費をそれぞれ計上しています。
378ページをごらんください。
子どもクラブ整備費でございます。小山中学校区、鶴川第二中学校区等に子どもクラブを整備するための経費で、総額3億3,792万5,000円でございます。
379ページをごらんください。
児童青少年育成費でございます。放課後子ども教室事業「まちとも」や冒険遊び場事業費の補助などに係る経費で、総額2億1,808万1,000円でございます。
380ページをごらんください。
学童保育費でございます。学童保育クラブの管理運営委託と学童保育クラブの老朽化等に対応するための経費で、総額13億6,756万9,000円でございます。
381ページをごらんください。
子ども創造キャンパスひなた村運営費でございます。指定管理者制度に係る経費等で、総額6,615万7,000円でございます。
382ページの上段をごらんください。
子ども発達支援推進費でございます。発達におくれや不安のある子どもについての理解促進や、必要な発達支援の取り組みを推進する経費で、総額2,150万6,000円でございます。
下段をごらんください。
子ども発達センター費でございます。発達におくれや不安のある子どもとその保護者の相談や障がい児通所支援サービスの実施に係る経費で、総額4,432万7,000円でございます。
383ページをごらんください。
子ども発達センター管理費でございます。子ども発達センターの設備等の定期点検や警備、清掃等、維持管理に係る経費で、総額3,254万4,000円でございます。
384ページをごらんください。
大地沢青少年センター運営費でございます。大地沢青少年センターの運営に係る経費などで、総額7,479万3,000円でございます。
385ページをごらんください。
自然休暇村管理費でございます。自然休暇村の運営に係る経費で、総額9,462万4,000円でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 幾つか質疑をさせていただきます。
「予算概要」でいうと366ページの件なんですが、子育てひろば事業についてお伺いします。本年、2018年から実施園が2園減っているのかなと思うんですけれども、どこが減ったのか、また、その理由と、実施しなくなったことでその園にどんな影響があるのかとか、予算額への影響があれば伺いたいと思います。
◎子育て推進課長 マイ保育園事業、ひろば事業に関しましては、2018年度、今年度、来年度に向けてプロポーザルを実施いたしまして、ひろば事業、1型から4型まであるんですが、そのうちの1型から3型までについて検討をいたしました。そのプロポーザルの中で事業者が手を挙げなかったところがございます。実際には、鶴川地区で1つ、忠生地区で1つ、町田地区で2つ、計4施設で、子育てひろば事業の1型から3型の中で手を挙げられなかったというような状況でございます。
ただ、町田地域に関しましては、まちっこ保育園が新たにできましたので、これが1カ所追加しているということで、計3カ所減している状況でございます。
ただ、マイ保育園事業に関しましては全ての保育園で協力をいただいておりますので、子育てひろば事業とは別にマイ保育園のほうは実施していく予定でございます。
◆田中 委員 マイ保育園については地域の保育園に通っていない就学前のお子さんがいらっしゃる方が登録するというのと、子育てひろば事業というのの違い、今、1から3型までということなんですが、前も説明を受けたかとは思うんですが、簡単に違いを伺いたいと思います。
◎子育て推進課長 子育てひろば事業につきましては1型から4型までございまして、1型については年間2回の講演だとかイベントを実施していただくようなものになっております。2型、3型に関しましては、園庭開放だとか、園舎の、いわゆるホールの貸し出しだとかを行うようなものです。
それぞれ2型と3型の違いについては、実施時間だとか実施の日にち、年間通しての日にちだとかといったところの多い少ないによって分かれております。
4型に関しましては拠点型といいまして、今、町田市は3カ所ございますが、こちらについては、基本的には月曜日から金曜日までは毎日開催しているといったようなものになります。
◆田中 委員 違いについて教えていただき、ありがとうございます。プロポーザルをかけて、手を挙げ、今までやっていたけれども、手を挙げなかった園があって減ったということだと思うんですが、その減ったことで町田市の支出が減ったとか、保育園のほうで何かやることによって収入が入ってくるとか、そういった関係はどうなっているんでしょうか。
◎子育て推進課長 もちろん、子育てひろば事業をやらなければこちらからの補助はお出ししませんので、その分の収入はもちろん減るんですが、そこも含めて事業者が選択をしていると解釈をしております。実際、保護者へのサービスの低下等々については、基本的には忠生地域という土地柄、保育園に入るお子さんが今少なくなっている状況で、在宅で子育てをされている方についても、やはり減っているというような事情がございますので、周りの保育園はやられているということを考えると、特に影響はないのではないかと考えております。
また、鶴川地域の1園につきましても、同じく今までの利用状況を考えても、実際やらなくても特にサービスの低下ということは考えられないのではないかと考えております。
◆田中 委員 各地域の状況について教えていただき、ありがとうございました。できるだけ身近でそういったものが、子育てひろば、就学前で通える場所がたくさんあったほうがいいなというのが感覚としてはあるんですけれども、地域の状況によって、その辺、カバーができているということで了解をいたしました。
次に、363ページの接続カリキュラムについて伺いたいんですが、行政報告で詳しく内容についてはあると思うんですけれども、私自身、小学校の教員をやっていたときに、子育てをする前は、余り保育園とか幼稚園の子どもたちの様子がわからなくて、思ったよりも保育園で子どもたちはすごく自立しているんだなとか、実際に子どもが通ってみてすごくわかった点があって、そういったことが小学校の教員のうちにわかっていればよかったなと思ったことがあるんですけれども、例えばカリキュラムの中で、教員が保育園を見学に行くとか、そういった研修の方法などは、計画ですとか、そういったものがあるかを伺いたいと思います。
◎保育・幼稚園課長 委員がおっしゃられたような教員と保育士の相互理解というのは非常に重要なものでございます。そんな中に、我々も、そういう教員同士、保育士同士の交流という一環も含めて、おっしゃられたような保育の様子を見るような研修も今後考えていきたいと思っております。
◆田中 委員 実際に見に行くような、そういった場も考えておられるということで了解をいたしました。ぜひよろしくお願いいたします。
それでは次に、370ページの子ども家庭支援センターにかかわる予算について伺いたいんですが、ひとり親家庭自立支援費ということで、このひとり親家庭の支援の中で学習支援をやっておられたと思うんですけれども、去年は、まこちゃん教室ということで、ひとり親家庭の学習支援教室を開いていたかと思うんですが、2019年度も同じような形で予算が組まれているのか、伺いたいと思います。
◎子ども家庭支援センター長 2019年度も同様に予算計上しております。
◆田中 委員 これまでも大変利用を希望する方が多かったと以前の委員会でも伺ったんですが、計画について、拡充ですとか、人数とか場所について同じなのか、変更があるのかを伺いたいと思います。
◎子ども家庭支援センター長 事業の実施場所ですとか、委託を受ける事業者については、これからプロポーザルという形で事業者が今年度とかわりますので、またそこで、どこで事業を展開するのかというのは変わってきます。
ただ、2018年度から生活援護課のほうで生活困窮者とひとり親家庭を対象とした学習支援事業が始まっていますので、市として、今後、ひとり親家庭ですとか困窮者の家庭にどのようにサービス提供するかというのは、相互の課で検討するということで、今、検討させていただいております。
◆田中 委員 生活援護課のほうでも生活困窮者への学習支援が行われていて、子ども家庭支援センターのほうでもということで、プロポーザルについては前回もとっていると思うんですけれども、契約としては1年とか2年とか、どのようになっているんでしょうか。
◎子ども家庭支援センター長 基本的には原則1年単位ということになりますので、プロポーザルをやって同じ事業者が落ちる可能性はありますけれども、過去2年については別事業者ということであります。
◆田中 委員 生活援護課とこれから協議をしていくということですが、なるべくたくさんの方にそういった手が届くようにぜひやっていただきたいと思います。
同じ項目で、おうちでごはん事業が新規で予算が組まれていると思うんですけれども、内容ですとか、件数ですとか、そういったものについて具体的に伺いたいのと、また、ここには日中相談できない保護者のための新たな相談会ということもありますが、そこについても具体的にどういったものを考えておられるのか、伺いたいと思います。
◎子ども家庭支援センター長 まず、おうちでごはん事業ですけれども、2019年度から実施予定でして、利用の対象者は児童扶養手当を受給されている世帯のお子様とその保護者ということです。利用人数は、世帯ではなくて合計で80人です。ですから、2人ずつだと40世帯みたいな感覚でいいかなと思います。利用回数は、1人当たり年間24回を無料で提供する予定でおります。
それからもう1つが、ひとり親家庭の相談会ですけれども、こちらについては、ひとり親家庭の保護者の方は日中、平日は基本的に自分の仕事をされていますので、土曜、日曜、特に日曜開庁日とかに合わせて子ども家庭支援センターの職員とハローワークの職員、それから、第一生命と業務提携を結んでいますので、第一生命のファイナンシャルプランナーも一緒に同席していただいて相談会を実施していきたいという方向で調整させていただいております。
◆田中 委員 おうちでごはん事業について、詳しくありがとうございます。
そのときに、御飯の提供もするし、同時に相談にも乗るというようなプロジェクトだったと認識をしているんですけれども、そういったところに伺う人というのは、相談員というか、どういった方が伺って、保護者の方ですとかからお話を伺うような状況になるのか、伺いたいと思います。
◎子ども家庭支援センター長 この事業の根本的なところは、町田市のほうから社会福祉協議会へ補助金という形で事業をお願いします。社会福祉協議会がお弁当の配達業者を委託先として選定していただいて、その委託先のお弁当配達業者が対象となる世帯のお宅に訪問するような形になります。
その訪問する中で、保護者の方からさまざまなニーズがあると思うんですけれども、そういったニーズを弁当の配達員が確認したところで、今度は社協の相談員が別にいますので、そこから相談につなげて、最終的に子ども家庭支援センターに情報を吸い上げるということを想定しております。
◆田中 委員 流れがわかりました。ありがとうございます。大体目安として40世帯ということなんですけれども、児童扶養手当を利用している方ということで、そういった方が利用しやすくなるような工夫ですとか周知というのは、どのように行うんでしょうか。
◎子ども家庭支援センター長 現在、児童扶養手当の受給者ですけれども、3,000人ということで確認をしております。これから時点が変わるので人数が変わるかと思いますけれども、その3,000人のお子様たちに対して全戸通知を予定しております。通知を見ていただいて申請をいただくという形を予定しております。
◆田中 委員 了解いたしました。
もう1点、先ほどの土日の開庁日などで相談会を行うということですが、ハローワークですとかファイナンシャルプランナーということですが、相談内容としてはどういったものを想定して、そういった相談員を準備しているということなんでしょうか。
◎子ども家庭支援センター長 ひとり親家庭の方は、正規でお勤めになられている方はいいんですけれども、非正規で雇用されている形態の方もかなりの数がいるような形ですので、それについては正規化につなげるようですとか、もしくは雇用だけではなくて、ご自身が家庭の中で困っていることなども含めて相談に乗っていく。
また、中学校ですとか高校、大学と進学が進みますので、その部分での金銭的な管理とか、奨学金とか、そういったものの先を見据えた相談をしようと考えております。
◆田中 委員 なかなか情報にアクセスできなくて苦労されている方も多いと思いますし、別な課ですけれども、生活援護課のほうの相談業務、自立支援ということで相談にかかる窓口に私も相談者の方と行ったことがあるんですけれども、やっぱりそういったところで一緒に相談に乗ってくれたり、自分の家の家計のことについて相談ができたりというのは本当に重要な場だと思いますので、たくさんの方に利用していただけたらいいなと思います。ありがとうございます。
◆わたべ 委員 「予算概要」の369ページの子ども家庭支援センター事業費の中で、子どもショートステイ・トワイライトステイ事業というものがありますが、これは昨年の額と比べてほぼ倍になっているんですが、こういう需要があってのことなのか、その根拠について教えてください。
◎子ども家庭支援センター長 まず、既存の事業として、市内のバット博士記念ホームで、子どもショートステイの家マルガリータというものを実施しております。新たに昨年10月から、今度は愛恵会乳児院というところでゼロ歳から2歳未満までのお子様を預かる事業が6カ月間、先行実施されております。2019年度は、この2歳未満のショートステイ事業を1枠から2枠に拡大して、その分で予算がふえております。
また、既存のショートステイ事業については現在の利用形態に合わせて、今までショートステイの枠が6だったものを4枠、それから、トワイライトについては5枠だったものを3枠ということで、それぞれ調整して予算のほうをつけております。
◆わたべ 委員 では、2歳未満を対象とした事業に重点を移すという理解でいいんでしたっけ。乳児院のほうで預かるのは2歳未満の小さいお子さんを対象ですよね。それがやっぱりかなり需要があると見込まれているということなんでしょうか。今のところの実績とか。
◎子ども家庭支援センター長 需要というよりは、基本的な施策の中で切れ目のない支援というところが第一にありまして、ゼロ歳から12歳まで切れ目なく支援が受けられるようにということで事業をしております。実際、2歳未満については10月から始めていますけれども、今現在、まだ3件だけの利用になっておりますので、需要があるかと言われると、なかなかそこは厳しいですけれども、いわゆる切れ目のない支援というところで事業展開するというところです。
◆わたべ 委員 さっきのご説明で、1枠から2枠に拡大ということは、要するに1回に預かる人数が1人から2人とか、そういう意味でよろしいですか。
◎子ども家庭支援センター長 そのとおりです。
◆わたべ 委員 371ページの母子生活支援施設のところで、利用者数も載っていますが、利用した方が母子生活支援施設に入所されるような説明なんですが、この母子生活支援施設というのはどちらにあるんでしょうか。
○委員長 休憩いたします。
午後4時17分 休憩
―――◇―――◇―――
午後4時18分 再開
○委員長 再開いたします。
◆わたべ 委員 今の質疑を取り下げるということは可能でしょうか。
○委員長 休憩いたします。
午後4時19分 休憩
―――◇―――◇―――
午後4時20分 再開
○委員長 再開いたします。
◆わたべ 委員 あと、379ページの「まちとも」のことなんですけれども、学校教育部のほうで聞こうとしたら子ども生活部のほうだと言われた部分がありまして、新たな「まちとも」でタブレットを使うということで、聞くところによりますと、タブレットの内容、いわゆるお子さんが遊びながら、そういうちょっとした学習の機会もあるという意味でのタブレットだと思うんですが、タブレットを使うことについて、特に専任の指導員がいるわけではないということのようなんですが、その認識で合っていますでしょうか。
◎児童青少年課長 ただいまのご質疑でございますけれども、タブレットにつきましては、特別難しい操作等はありません。感覚的に触れることができるソフト、そういったものを入れておりますので、特に特別に指導する人が必要というわけではございません。
◆わたべ 委員 わかりました。ということは、子どもがそこに行きたければ、操作していろいろやってもいいよということなんですね。
そのタブレットに入っているプログラム、ソフトというのかわかりませんけれども、それは最初に導入したころよりも改善されているんでしょうか。内容がいまいちだということを聞いたこともありまして、そのあたりについてお願いします。
◎児童青少年課長 当初入れたタブレットにつきましては、いわゆるドリルソフトというんですか、いろんな学習の補助になるようなものも入れておりまして、ただ、それが少し見にくいとか、そういったご意見はいただいておりました。その後、順次「まちとも」がふえていくわけですけれども、その際には学習ソフトも少し変更等をかけまして、地図のパズル的なものとか、そういったもので子どもたちも楽しめるようなものを導入しております。
◆大西 委員 少子化対策というのは、この子ども生活部――少子化に対する対策というのはどこが担当……。
◎子ども生活部長 これが少子化対策というような形ではなく、子ども生活部全体のいろいろな事業、施策が基本的には少子化対策につながるものと考えております。
◆大西 委員 私の言っている少子化というのは、どうやったら子どもを産んでもらえるんですかということを具体的に何かやっておられますか。
◎子ども生活部長 今、待機児の問題とか、いろいろなっておりますけれども、やはり働く、特に女性の方に対して、子どもが育てやすい、保育園を拡充することもそうですし、あと、また子どもの居場所を、子どもクラブですとか学童保育ですとか、そういったところを充実させる、そういったお子さんを育てるのに育てやすい、もしくは、お子さんを育てていく上で安全に、安心できる、そういった土台づくりができることによって、今、町田市は出生率が余り高くないんですけれども、出生率を高くするとか、いろいろな施策が最終的にそういったところでつながると考えております。
◆大西 委員 そうすると、それをまとめている課というのは、どこがまとめているんですか。
◎子ども生活部長 基本的には企画政策のほうでやっております。
◆大西 委員 企画政策部がやっているということ、企画部というのは、どこ……。
◎子ども生活部長 議会等でご質問いただいた場合に代表として答えておりますのは企画政策のほうで答えさせていただいております。
◆矢口 委員 ファミリーサポートセンターに関してなんですけれども、以前、アンケートを定期的にとっているという話をしていらっしゃったんですけれども、このアンケートは1年に1回でしたっけ。ことしもとるんですか。
◎子育て推進課長 1年に1回でございまして、3月、年度末にとる予定でおりますので、これからとる予定でございます。
◆矢口 委員 以前、私が一般質問したときに、アンケートの内容についてお話しして、サポートしてくださる援助会員の方が子どものいる家に、例えば訪問して、そこで見てあげるとか、今は基本的に援助会員の自宅だけじゃないですか。案内文ではそうなっているので、子どものいる家庭に行くとか、あとは公共の施設に行って子どもを見てあげるとか、そういうのを結構ほかの自治体でやっているという話をちょっと紹介して、アンケートの中に、そういうことについてどう思うかという項目を入れていただけるみたいな話をしたと思うので、ことし忘れずに入れていただければと思います。大丈夫でしょうか。
◎子育て推進課長 その辺も考慮して、今アンケートのほうを作成しております。
◆矢口 委員 わかりました。ありがとうございます。
それと学童保育に関してなんですけれども、学童保育の朝のオープンの時間、オープンと言ったら変ですけれども、今、基本何時から何時までやっていますか。
◎児童青少年課担当課長 学童保育は、基本的に放課後、授業終了後から6時までです。土曜日につきましては8時半から6時までとなっております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。土曜日は8時半で、長期休みも8時半から6時でしょうか。
◎児童青少年課担当課長 土曜日と同様で8時半からということが基本になっております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。通常、学校の登校は、学校は何時からあくんですか。8時ぐらいから学校に登校して中に入れる状況ですか。
○委員長 休憩いたします。
午後4時24分 休憩
―――◇―――◇―――
午後4時25分 再開
○委員長 再開いたします。
◆矢口 委員 学童保育は、長期休業期間中は8時半にあくけれども、ふだんの学校のときはもっと早く登校しているんだというお母様方の声が結構たくさんあって、ふだんは8時半よりも早く、平日学校に行けるのに、学童保育の期間は8時半からだから、ちょっとその時間差のラグがあるのが仕事に支障を来しているみたいな声が結構あるんです。難しいのかなとは思うんですけれども、特に1年生とか小さい子どもに関しては、結構校門で待たせているみたいな声もあるので、これは、何かしらちょっと早くするとか、そういうのは、これまで議論はあったんでしょうか。
◎児童青少年課担当課長 先ほどの説明に加えまして、基本は8時半からなんですが、特別保育という形で延長保育、土曜日あるいは長期休業期間中は8時から受けております。
◆矢口 委員 わかりました。
それと、待機児童に関しては常にご努力されていて、一生懸命ゼロに向けて頑張っていらっしゃると思うんですけれども、合否というか、どこからが入れたかというボーダーラインが自治体によっては公表されていて、私は何点だからここの保育園はだめだったんだとか、じゃ、どこどこの保育園なら行けるかな、見学してみようかなとか、多分そういう考え方も結構あるかなと思うんです。絶対にやらなきゃいけないとは思っていないんですけれども、ボーダーラインに関して、問い合わせとかというのは現状どのぐらいありますでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 ボーダーラインについては、まず申し込まれた方がご自分の選考で残念ながら保留になった場合、どこら辺がボーダーだったのかということにはお答えをしているところでございます。その際についてのご質問は、目立った形ではないと考えております。
◆矢口 委員 わかりました。私も町田市で保育園で申請して落ちたというときがあったんです。そのときにもどのぐらい惜しい状況だったのかというのもわからなくて、まあいいかとは思ったんですけれども、もし自分の点数がはっきりわかっていて、それでボーダーラインもわかっていたら、何かもうちょっと腑に落ちたのかなとか、ここの近隣の保育園のボーダーラインがわかったら、ここの保育園だったら、もしかしたら申し込めば行けたのかなとか、そういう判断もできたのかなとちょっと思うんです。
もしボーダーラインを公表することについて、特に業務で負担にならないとかということであればやったらどうかなと思うんですけれども、そういう議論はこれまでしたことはありますでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 議論はしてまいりました。
◆矢口 委員 不必要というふうになった理由とかがあれば。
◎保育・幼稚園課長 指数というのは家庭の状況に応じてつけられるものでございます。場合によっては、その園に通っている方の家庭の状況というのがそれによってわかってしまう、ある意味、個人情報に触れてしまうような場合も想定されることも考えて、なかなか慎重にボーダーというものの公表は考えているところでございます。
◆矢口 委員 ボーダーラインは、保育を必要とする要件が高ければ高いほど町田市では点数が高くなる。保育を必要とする要件が低ければ低いほど低くなる。もしボーダーラインを公表するとしたら、公表するのは一番低かった点数を公表すると思うんです。
一番低かった点数を公表する分には、保育園のそういう個人的な家庭の状況がわかってしまうとか、そこまで大きな問題にならないんじゃないかと考えるんですけれども、どうなんでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 あとは、やはり各園の情報を保護者がしっかりと取得するとか、見学に行っていただいて、その園と家庭の価値感、その辺が合うかどうかというところを中心に考えていきたいと思っていますので、そこら辺は今慎重に考えているところでございます。
◆矢口 委員 わかりました。ありがとうございます。
それと、地区ごとに子育てひろばの日程とか、そういうのを、カレンダーみたいなものを出してくださっていると思うんですけれども、ああいう地域の子育てひろばのカレンダーに子育てひろば以外の事業の情報、地域のイベントの情報はどのぐらい今載っている状況でしょうか。
◎子育て推進課長 今、件数を言うことはできないんですが、地域の幼稚園だとかのイベント等も載せるようにしております。
◆矢口 委員 ありがとうございます。子育てひろば以外も若干たまに載っているなというのは思っていて、社協のやっているふれあいサロンの子育てのものとかもあるんですけれども、そういうのも載せるみたいなことはできるんでしょうか。
◎子育て推進課長 現状、例えば市のほかの部署がやっているようなものだとか、認可の幼稚園だとかというところに限って載せているのが現状でございます。
◆矢口 委員 ありがとうございます。現状そうだと思うんですけれども、もしできたら社協とも協力し合って、ふれあいサロンの子育てのほうも一緒に載せられたら地域のお母さんはもっともっと情報がいっぱいあって助かるんじゃないかなと思うので、次から検討をいただけそうですか。
◎子育て推進課長 サロンをやられているグループを載せていくというのは、多分こちらも全てを把握し切れていない部分もございますので、ちょっとその辺は社協がもととなってというような何か基準を設けないと、なかなか難しいのかなとは思いますので、少し研究させていただきたいと思います。
◆矢口 委員 ありがとうございます。
それと送迎保育ステーションでチャイルドシートを使用していると思うんですけれども、これの取りかえの期間とかは、具体的に買いかえ期間とかはあるんでしょうか。それとも都度チェックですか。
◎保育・幼稚園課長 都度チェックで、まだ買いかえというのは、今のところ想定はしていません。
◆矢口 委員 わかりました。
それと、これまでバスでの事故とか、けがとか、そういうのは今のところないようでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 お子さんについて、特にそういったことはないです。
◆矢口 委員 ありがとうございます。以前、シートベルトをつけたかどうかのチェックの確認をしっかりやることが重要なんじゃないかという話をしたんですけれども、そういうチェック体制は、今現状はどうなっていますか。チャイルドシートと、あとチャイルドシートをつけているシートベルトがぶつかって結構とれていることとかも、そこのチェックというのは、今どうなっていますでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 その確認については、現在しっかりと確認をしているところで、今、乗るところはお子様の体型に合わせてしっかりと、ですので、便によってですけれども、基本、お子さんによって指定されている状況ですので、チェックとともに、そういった体型に合ったような、しっかりと固定されるような状況での確認を行っているところです。
◆矢口 委員 ありがとうございます。
あと、やっぱり指差しで声も出して、どこを確認するのか、3点、4点、多分、確認しなきゃいけない、締まっているかどうか、引っぱらなきゃいけないところもあると思うので、そこに関して、ちゃんとチェック表みたいな、別に毎回チェック表にチェックしなくていいんですけれども、誰が見ても、どこの点を確認すれば確実にしっかりついているのかどうかを確認できるようなマニュアル的なものは今ありますでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 しっかりと文書的になっているかどうかというのは確認したいと思いますけれども、そういった形で漏れのないようなチェック体制というのは築けていると考えております。
◆熊沢 委員 何点かあるんですが、まず、病児病後児保育事業のお迎えなんですが、認可保育園等ということは、認可保育園じゃなくてもお迎えに行ってもらえるんですか。
◎子育て推進課長 現在まだ予定なんですが、認可の幼稚園も予定はしております。
◆熊沢 委員 そういうことですね、この間、たまたま幼稚園の先生と話をしていて、幼稚園はやってくれるのかななんていう話はしていたので、ぜひやってもらえればなと思います。ありがとうございます。
とは別に、私が聞き漏れなのか、わからないのか、今度の無償化に関しての予算というのは、この中ではまだ出てこないものなんですか。
◎保育・幼稚園課長 無償化につきましては、この予算編成の段階でわかる中で組んでいるものでございます。
◆熊沢 委員 どこに出てくる……、330ページ……。
◎保育・幼稚園課長 具体的には非常に多岐にわたっておりますので、例えば、保育所等の経費ですとか、あとは認定こども園、保育所だと、361ページ……。
◎子ども総務課長 「予算概要」ですと、335ページの上のところに幼児教育の無償化の実施ということで一覧で載せております。
◆熊沢 委員 ありがとうございます。「予算の概要」ね、「予算概要」を見ていたらだめなのね。
◎子ども総務課長 「予算概要」です。済みません。
◆熊沢 委員 わかりました。10月から始まることですので、どういう状況かはいまいちまだつかめない部分はあるんですが、いろいろな幼稚園の先生たちから、園長先生なんかからお話があって、町田の場合は他市から来ている幼稚園が、子どもが相模原市から来ていたりとか、そういう子どもたちがいて、市によって対応が変わってくる部分というのはあるのかなと思うんですが、幼稚園としてはできれば書類の少ないほうがいいんですけれどもというような。
あと幼稚園側も、実はもうお月謝を払う時期で、園によっては1年間まとめて払う園とか、半月で払う園とか、毎月払う園とか、10月からどのように対応していいのかなというような、市のほうとしてもどのようになるかわからないというところがあるのかもしれないんですが、施設に給付をされるのか、直接個人に給付をされるのか。
園としてもお月謝を――幼稚園は月謝でいいんですよね――前もって払ってもらって還付する。施設に払うんだったら、多目のところは差額分を払うとか、いろいろ出てくるわけじゃないですか。そういうのをもうちょっと詳しく説明をしてほしいなという声を聞くんですが、その辺はどのように対応されて、説明をされているのか。
もう1個は、認可外というのはいろいろとあって、前はシュタイナーとかが認可外で市内に1個とかと言っていたのが、最近は、ここのところよく言っているインターナショナルスクールのプリスクールという、町田市内の子どもたちが通っている市外の認可外の幼稚園があったりとかするんですが、そういうところの対応はどのようにするか、わかる範囲でいいので教えていただけますか。
◎保育・幼稚園課長 まず、委員がおっしゃられているのは就園奨励費の件だと思います。こちらについては、今現在、国の詳細な制度がもうちょっとしたら出てくるのかなと思いますので、それに対応して早急に園に説明できるようにはしていきたいと思います。
ただ、現在、幼稚園と保育園の協会の代表の方々にお集まりいただいて勉強会というものを月々やっておりまして、そこでご意見を聞いたり、我々の現状の情報を提供したりという形でやっているところでございます。
◆熊沢 委員 保育園の場合は1日そこで預かっているからあれなんですが、幼稚園の場合は預かり保育があったりとか、話に聞くと、預かり保育は直営だといいけれども、委託だと何とかとかという、市の人もわからないけれども、もっとわからないという状況で幼稚園の先生たちがいるので、毎月勉強会をやっていただいているとは思うんですが、本当にまだわからない段階ですけれどもと言いながら連絡を密にとって、コミュニケーションをとって、多分、幼稚園の先生も通われるお母さん方から質問があったりしているのかなと思うので、お願いいたします。
そうすると、もう1個、国のことなのであれなのかもしれないんですが、私立保育園補助金とか認可外保育施設補助金とかがあるじゃないですか、あれはどうなるんですか。
◎子ども総務課長 おっしゃっているのは東京都の認証保育園への制度だと思うんですが、それにつきましては、まだ東京都のほうが詳細な制度設計を示していない状況で、現時点では、東京都の予算の中でどんな予算を組んでいるかというのでこちらのほうは今動いていて、それに対応していこうという状況ですので、細かくこうなっているということは、まだはっきりわかっておりません。
あともう1件は、無認可の幼稚園の補助金のお話でしょうか、月額3,300円……。
◆熊沢 委員 うん。
◎子ども総務課長 そちらのほうは、現行では、無認可の幼稚園は今回の幼児教育の無償化の対象外という形になっています。ですから、それについては継続という形で今のところ考えております。
◆熊沢 委員 もう1つ、335ページの私立幼稚園保護者補助費についても、多分今言った認可外保育施設、認証保育園のものと同じで、東京都と国だから見ていくしかないのかなということでよければそれでいいです。だめであれば答えてもらえればいいなと思います。
ほかに今度、送迎保育ステーションができたことによって待機児の部分が解消されつつあるんですが、現状、一番あれだと、待機児はどんな感じなんですか。
◎保育・幼稚園課長 まず、送迎保育ステーションについては30名定員で、現在フルに定員は充足しているところでございます。この4月についても5名、入れかわりということになりますが、入ると。待機児については、現在最終的な調整をしているところで、一人でも多くのお子さんに利用していただくべく調整をしているところでございます。
◆熊沢 委員 この10月から無償化になるじゃないですか、特に幼稚園が。そういう中で、ゼロ、1、2歳児に関しては、無償化というよりも非課税の方々が無償化だけれども、幼稚園や保育園に関してはみんな無償化になってくることによって、今までと変わった幼稚園、保育園の申し込み、あと、保育園から幼稚園への転園とか、そういうのは見受けられたら、多分わかると思うんです。
私が聞いている限りで、1個の保育園でも三、四人転園をするというのを聞いているので、10月までは無償化じゃないけれども、10月からは無償になるから、預かりもある程度出てくるとなると、保育園に預けていたとしても3万円ぐらいかかっているから幼稚園に預けてもというような話を聞いたので、その辺は、動向というか、状況というのは把握されているのかな。それとも、それというのは、これからじゃないとわからないのかなと思うんですが。
◎保育・幼稚園課長 今の段階では、なかなか無償化の影響というのは読みづらいところでございます。
◆熊沢 委員 そうなんですけれども、今まではそんなに幼稚園に転園している人はいなかったけれども、転園している人がいたりとか、そういうのはまだわからないものなんですか。
◎保育・幼稚園課長 今の段階では、なかなか無償化でという理由、そこはわからないです。そういう目立った形ではあらわれていません。
◆熊沢 委員 ちょこっと聞いただけで、たまたまその園だけなのかもしれないんだけれども、ずっといたけれども、転園しますといって、こども園もあるので、下の子もこども園に入れて、上の子は幼稚園に入れてというような形で、意外と幼稚園に行く方々がいたので、それが無償化だからなのか、制度が応益が応能になったからとか、いろいろとあるのかもしれないんですけれども、ここ何年かの動向を見ていただくと、これからの待機児童とか3、4、5歳の保育とか、そういうところにかわかってくるかと思うので、ぜひそういうことをお願いしたいんですが。
◎保育・幼稚園課長 今後、しっかりその辺は考えて、分析していきたいと思います。
◆村まつ 委員 25ページの待機児童解消対策事業についてなんですが、先ほど、なるべく一人でも少なくというお話があったんですが、私も先月末ぐらいに、2名、鶴川地区と南地区のお母様から、今入れない状況だというご相談を受けまして、実はまだ結構いらっしゃるんじゃないのかなというような感覚があるんです。4月1日現在になるともう少しまだあるんですが、実際どのぐらい待機児童が発生しそうなのかという予測はあるんでしょうか。
◎保育・幼稚園課長 今の段階ではなかなか申し上げづらいところでございます。例年4月に入ってすぐに、速報値ですが、公表させていただいていますので、その段階ではしっかりとお伝えできるように、公表できるようにしたいと思います。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。
あとは、新たなゼロ歳児から2歳児の保育ニーズの発生が見込まれる町田地区、鶴川地区に小規模保育を2園整備するとあるんですけれども、何となく感覚的に南地区もまだ足りていないんじゃないのかなというような感覚があるんですが、このニーズというのはいかがなんでしょうか。
◎子育て推進課長 委員おっしゃるように、実際には南地域に待機児童が出そうな感覚を持っております。予算編成時、資料等々を作成している時点で、人口推計等々、予測値の中では、町田地域と鶴川地域にこういった形で建設することが待機児童ゼロを継続していくというような形での書類作成をしたところなんですが、実際、ふたをあけてみて、今、集計作業、もしくは待機児童ゼロになるような取り組みをしている中では、町田地域と南地域で保育所が不足するというような感覚は持っております。
◆村まつ 委員 ありがとうございました。
続きまして、368ページになります。10番の保育士等人材確保事業なんですが、これは昨年は、たしか近隣市と一緒に合同で募集活動みたいなことを行ったような記憶があるんですけれども、今年度は、恐らく町田市単独でやるのではないかなと思うんですが、昨年やってみた感触と、今年度はなぜ町田市だけでやろうとされているのかというところをお聞かせいただけますでしょうか。
◎子育て推進課長 今年度も町田市独自、町田市主催で、単独で6月に実施しております。そのほかに秋口に川崎市と合同で実施したと。そのほかには東京都主催のものに町田市ものって行っているというような、3回行っている状況でございますので、来年度、2019年度も同じような状況で実施したいと考えております。
◆村まつ 委員 今年度やってみた結果というのはいかがでしょうか。
◎子育て推進課長 6月に行った町田市主催のものに関しては、80名の学生、あとは潜在保育士と言われるような方の出席をいただきました。川崎市と行った秋口のものについては三十数名の来客がありました。そのときの天気等々によっても大分違う部分はございますが、結果としてはそういう状況でございます。
来年度につきましては7月に実施する予定でおりまして、学生への周知の期間を1カ月余分にとって、チラシの枚数も倍にふやして、なるべく学生に来ていただくような就職相談会を実施したいと考えております。
◆村まつ 委員 ありがとうございます。恐らくここもかなり大きな肝になっていると思いますので、ぜひまた前向きな、より活発な取り組みをお願いしたいと思います。
それから、385ページなんですが、自然休暇村管理費というところになります。昨年行かせていただきまして、すばらしい施設だなと思いました。あとは、学校で合宿で使いたいというような声もちょっと聞きまして、川上村には村でつくった体育館もあると思うんですけれども、そういう体育館を市のほうで連携して合宿で使用するというようなことは可能なんでしょうか。
◎大地沢青少年センター所長 今のところは、町田市の自然休暇村という独自のところで、川上村の体育館との連携というのは、今図っている状況ではございません。ご利用の方が川上村の体育館の利用ができるどうかという確認をとっていただいて使用していただくという状況だと思いますので、私どもがそこに今タッチしている状況ではないというところです。
◆村まつ 委員 そうすると、恐らくなかなか難しいんじゃないかなと思うんですけれども、そういう声がたくさんあったときには、市のほうでもそういう連携をするということは検討できるんでしょうか。
◎大地沢青少年センター所長 ちょっと検討してみます。できるのかどうかと言われると、その辺はまだわからないんですが、確認をとってみることはしてみます。
◆田中 委員 先ほど、熊沢委員から幼児教育無償化の件で質疑がありましたが、ちょっと追加で私も伺いたいんですが、356ページのところで、先ほど認証保育園についての東京都の補助のお話があったんですが、認可外保育所について、対象となると書かれていると思うんですが、今まで認可外の保育園に通っている方へ何か補助自体があったのかというのと、対象は2,220人と「予算概要」には書いてあるんですけれども、これは市外の認可外保育園に通っている方も含めてということなのか、市内の認可外の保育園に皆さん通っていらっしゃるのか、伺いたいと思います。
◎子ども総務課長 まず、認可外の中でも、先ほど言いました認証保育園、保育所のほうの補助制度はございます。あと、保育所ではないんですけれども、認可外の幼稚園というものにはありますが、それ以外には、今まではありません。
こちらのほう、条件というのは、基本的に、保育の必要な子どもというのがまず大前提としてありますので、2号認定を受けて無認可の施設を使っているという子ども、無認可の施設におきましても、認可に向けて移行していって、5年間はそういう施設でもいいですけれどもと、そんな条件がついているというのは聞いております。
それと、人数につきましては、今のところ、対象の町田市における児童からの推計の人数でやっていますので、市外の施設とか、そういうところは今のところ考慮していません。市外で幾らとか、そういうところは考えていません。大体このぐらいの子どもの数がいるだろうからというところで計上させていただいています。
◆田中 委員 ありがとうございます。では、町田市内にも対象となるような認可外保育所というのはあるのか。あるとすると何カ所ぐらいあるのか、伺いたいと思います。
◎子ども総務課長 今、町田市内にあるので、東京都に届け出がされている、それがまず大前提ですので、その種類としてベビーホテルという形での届け出が6カ所、あと、その他というのがどういうのを指すのかはわからないところがあるんですが、2カ所、あと、院内保育、病院の中の保育とか、そういうところが6カ所、そのほか、事業所内保育所が9カ所、事業所としてはそういうところです。実際に子どもたちが行くところとしては、そういうところがあります。
あとほかには、登録としてはベビーシッターとか、そういうのも登録としてはされております。
◆田中 委員 東京都に届け出が出ているということで、すごくしっかりやられている無認可の保育所もあるというのは認識をしているんですが、一方、内容について質の担保というところでは、過去のところでは心配な面があるという声をちょっと聞いているんですけれども、東京都に届け出るということで、その管轄としては東京都がやっていて、町田市として何かそことやりとりをしているとか、そこに状態を見に行くとかといったことはないという認識でよろしいでしょうか。
◎子ども総務課長 現時点では行っておりません。
◆田中 委員 では、東京都のほうで管轄というか、把握をしているということでよろしいでしょうか。
◎子ども総務課長 そのとおりです。
◆田中 委員 認可外の保育所の件については了解をいたしました。ありがとうございます。
続いて、子どもクラブに関しての質疑なんですが、377ページ、(仮称)つくし野中学校区子どもクラブについてなんですが、南町田の開発の一環としてつくられるということで、ほかのところでは委託費として計上されているものが、このつくし野中学校区子どもクラブについては運営補助金という名目なんですが、違いとか、その理由ですとかを伺いたいと思います。
◎児童青少年課長 今回の南町田のつくし野中学校区の子どもクラブへの運営補助金の件でございますが、通常であれば公の施設ということで指定管理でやっておるところですが、今回の場合、民設民営ということになります。先方ともお話をさせていただいている中で、うちのほうの子どもクラブの条例上のいろんな仕様等がございますけれども、こういったところでやっていただけるということなので、その部分について民設民営なので補助という形でやらせていただくということでございます。
◆田中 委員 位置づけとしては子ども生活部がほかの子どもクラブを管理しているように、似たような位置づけというか、子ども生活部としての位置づけをもう1度伺いたいのと、また、開設の時間ですとか、日時ですとか、以前の議会では、ほかの子どもクラブと違うということが答弁であったと思うんですけれども、そのあたりについて、ほかの子どもクラブともし違う点があれば伺いたいと思います。
◎児童青少年課長 つくし野中学校区の子どもクラブにつきましては、民設民営ではございますけれども、この地域にうちのほうとしては設置をしたいと思っていたところでございますので、その部分が果たされるのであれば通常補助でやっていただくというところになります。
それから、他の子どもクラブとの違いというところでございますけれども、基本的には同じでございます。開館の時間ですとか、それから、休館日、ただ、ショッピングセンターの近くにできる関係で、私どもがお願いするところのプラスアルファの部分、例えば、夜遅くまで開館できるとか、そういったところがプラスアルファではあるのかなと思いますが、そこの部分は事業者の創意工夫でやっていただく部分なので、そこの部分に私どもは何か意見を言うとか、そういったところはございません。
◆田中 委員 事業者の裁量でということなんですが、ほかの子どもクラブは開館時間ですとか休館日というのは、皆さん一緒という理解でよろしいでしょうか。
◎児童青少年課長 私どもが指定管理でお願いしている部分につきましては、仕様としては全部統一して同じでございます。ただ、指定管理の場合、自主事業という形で、今、仕様上は夕方6時で閉めるんですけれども、9時まで、場所はできないんですけれども、例えば、キャンプファイヤーとか、そういったことをやるといった場合については、自主事業でやることは可能でございます。基本的に仕様は全部同じでございます。
◆田中 委員 ありがとうございます。
では、別な項目で伺います。381ページのひなた村のことなんですが、この間、指定管理に変更になり、その説明会が行われていると思うんですけれども、利用者の方からどのような質問などが出されているか、また、切りかえに当たって何か混乱などが生じていないか伺いたいと思います。
◎児童青少年課長 説明のほうは、利用者にひなた村に集まっていただいて説明会を開催したりですとか、幼稚園の園長会ですとか、保育園の園長会等に出向いて説明をさせていただきました。
その中では、特に目立った疑問点というのは、こういった疑問を特に受け付けたとかは特になくて、それぞれ個別の団体の事情によって、今までこれが使えていたんですけれども、これはどうなりますでしょうかとか、あとは、一般的には、例えばひなた村の行事、今までこういう行事がありましたけれども、これはどうなるんでしょうかとか、そういったご質問はいただいておりますが、施設の利用等について、ひなた村の位置づけが変わることについて利用方法が変わるとか、そういったところの質問は、特にはなかったと聞いております。
◆田中 委員 保育園や小学校の利用については、室内の利用については無料だったものが有料化になると思うんですけれども、そういったことについても説明をされているということでいいのか。また、そのことについて何か学校のほうから質問があるかどうか伺いたいと思います。
◎児童青少年課長 学校、それから幼稚園、保育園等、こちらのほうに今まで無料だった部分が有料になるというお話はさせていただきました。その部分について、特にそれは困るといったようなところはございませんでした。
あとは、実際に遠足等で来る場合についても費用がかかるんですかというような話がありましたけれども、いわゆる遠足で炊事場等を借りなければ通常の公園と同じですので、そこはかかりませんという説明をさせていただいていたところでございます。
◆田中 委員 遠足などで外を使うのは無料だというのはあれなんですけれども、雨の場合に中で食べるということで借りなきゃいけないようなケースもあると思うので、そういった利用の状況などを、今までもとっているとは思うんですけれども、ぜひ把握をしていただけたらなと。今までもどういう団体が使っているかはもちろん把握されていると思うんですけれども、把握していただけたらなと思っております。
では別件で、384ページ、大地沢青少年センターの運営費で、行政報告でも民間活力ということで報告があると思うんですけれども、今現在、大地沢青少年センターで、例えば市内の保育園の宿泊行事ですとか、あとは障がい者青年学級などで利用していたりとか、いろいろ市内の公的な園ですとか、そういった市内の団体の方が利用していると思うんですけれども、民間のグループではなくて市内の保育園や学校関係、または町田市の事業で使う利用について、何か配慮されているような面があるのか、優先的に使えるとか、使用料の件で何か補助があるとかといったことはあるんでしょうか。
◎大地沢青少年センター担当課長 青少年団体登録等をしていただきますと、青少年団体料金という形をとらせていただいております。
◆田中 委員 青少年団体登録ということで、保育園などもそういったもので登録をしているということでしょうか。
◎大地沢青少年センター担当課長 はい、そのとおりでございます。
◆田中 委員 それは、普通に借りる場合とどのぐらいの差があるものなんですか。
◎大地沢青少年センター担当課長 料金という形でよろしいでしょうか。
◆田中 委員 はい。
◎大地沢青少年センター担当課長 一例で申し上げますと、例えば宿泊の場合で申しますと、本館の宿泊料が一般の場合、1万3,000円になっています。青少年団体登録していただきますと1万円という形になっております。
◆田中 委員 わかりました。登録によってそういった配慮がされているということで了解をいたしました。
最後に、幼児教育無償化の件で、済みません、もう1度戻らせていただくんですが、今、町田市の保育料は3人目であれば無料ということで、多子世帯への配慮をされていると思うんですけれども、今回、国の無償化に伴って給食費については実費で払わなくてはいけないというような話もあって、そうなると、今は保育料として全部給食費も含めてというふうになっているんですが、給食費が無償化に伴ってどうなっていくのか、今まで保育料がかかっていなかった方について、例えば給食費がかかってくるようなことになるのか、わかっている範囲で伺いたいと思うんです。
◎保育・幼稚園課長 国が想定している取り扱いといたしましては、1号認定の子どもについては引き続きこれまでどおり、施設での実費徴収になります。2号認定の子どもについては、主食費については、これまで国が実費徴収という形で、副食費は保育料の一部として保護者に負担をしていただいたものでございますが、今後は1号認定と同じように、主食費も副食費も実費徴収という形を国は想定しているところでございます。
町田市におきましては、2号認定の子どもの主食費については、主食費補助を施設に交付することによって、これまで無償という形になってきました。今後の給食費の取り扱いについては、国の動向、この後、細かいところが示されてくると思いますので、それを踏まえて検討していきたいと思っております。
◆田中 委員 国の動向を見るということで教えていただいてありがとうございました。
◆松葉 委員 「予算概要」の382ページの子ども発達センター費の中で、今回新たに療育記録ノートの作成を行うということで、ずっと当事者の方々は環境が変わるたびに同じことを何回も何回も説明をしなくてはいけないというような声もいただいていたので、やっとかなと思うんですけれども、これについては具体的にどなたがどのような形で作成をしていくのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎石井 子ども発達支援課担当課長 療育記録ノートについては、子ども発達支援課が中心に、関係機関としましては教育センター、保健所、障がい福祉課、各課連携してつくっていきたいと考えております。
◆松葉 委員 わかりました。では、しっかり横の連携をとりながら漏れのないようにということでよろしいですね。
◎石井 子ども発達支援課担当課長 そのとおりでございます。
◆松葉 委員 わかりました。
それで、この中で相談件数なんですけれども、利用者もふえていて、500件を超える相談件数が新規であるということは、従来も含めるともっとという形になるのかなと思うんですけれども、この発達センターになったことによって相談体制というのは何名体制で行われているのか、確認をさせていただければと思います。
◎石井 子ども発達支援課担当課長 相談につきましては、相談係というものをつくりまして、ケースワーカーを中心に対応しております。今年度、ケースワーカーを1人、心理職員を1人補助いたしました。
◆松葉 委員 そうすると、全部で何名で対応しているんですか。
◎石井 子ども発達支援課担当課長 初めにケースワーカーが話を聞きますが、ほかの保育士、それから専門職も初めに話を、ご相談に乗りますので7名で対応しております。
◆松葉 委員 わかりました。そうすると7名で500件というところはすごく大変かなというふうに率直に思うんですけれども、今後、人員を増員していくということでしたりとか、その体制についてはなかなか相談ができにくいというような、予約がとりにくいというような声もありますので、そこについては今後もちょっと検討していただきたいというふうに、これは要望でとどめておきたいと思います。
次に、その上の子ども発達支援推進費についてですけれども、町田市の医療的ケア児・重症心身障がい児支援協議会ですけれども、昨年は何回開催をされたんでしょう。
◎子ども発達支援課長 医療的ケア児・重症心身障がい児支援協議会としては5回の開催、それと、あと作業部会という名称で集まっていただいたことがございました。また、それとは別に、保育については通所検討会を開催しております。
◆松葉 委員 ありがとうございます。そうすると、今、通所検討会というお話もあったんですが、これにつきましては、「予算概要」でいうと368ページかな、前後しますけれども、この医療的ケア児通園促進事業費というところで、昨年、公立保育園3園で医療的ケア児を受け入れていくというようなことをうたわれたかと思うんですけれども、そこに対しての通所検討会だと認識をしておりますが、今回、この4月から受け入れということで、実際、その3枠、たしか3枠だったと認識しておりますが、それに対して何名受け入れになったんでしょう。
◎子育て推進課長 人数的にはゼロでございます。
◆松葉 委員 そうすると、この通所検討会には何名の応募があったんでしょうか。
◎子ども発達支援課長 6名の相談がございました。
◆松葉 委員 そうしますと、6名応募があって、3枠に対してゼロだったということで、さまざまな条件がそろわなかったということなのかなと理解はしますが、具体的に要件に合わなかったというところでは、主な理由としてはどういったものだったのか、お教えいただきたいと思います。
◎子育て推進課長 年齢的な問題と医療的ケアの中身です。
◆松葉 委員 年齢的なものと中身ということで、そうするとなかなか厳しい状況だったのかなとは思うんですけれども、私もずっとこれについてはご相談もいただいておりましたし、かかわってきたので、市として公立保育園で受け入れをするというふうに決めたというところはすごく評価もされたところだったと思うんですが、ふたをあけてみたらゼロだったというようなところでは、例えば、支援協議会の中のメンバー、それまでかかわられてきた方々のご意見も聞く中で、そういったような検討結果という形になったんでしょうか。
◎子ども発達支援課長 協議会は、お子さんの名前は伏せてございます。基本的には、客観的なご意見をいただく場でございます。
◎子育て推進課長 通所検討会でお医者様を含む方のご意見をいただく中で、最終的には町田市のほうで、そのご意見をもとに決定しております。
◎保育・幼稚園課長 あと、先ほど、6名の申し込みをいただいたというところでございますけれども、このうちの3名の方というのは、その後、医療的ケアが、いろいろと状況が回復したりということで不要になるなどによって入所につながっているところでございます。6名のうち3名は、医療的ケアという形ではなくて保育園に入れると。
◆松葉 委員 わかりました。今の6名のうちの3名は、その後、回復をして医療的ケアがなくなったので通常の入所というようなことで大丈夫――わかりました。
そうしましたら、ここの部分、医療的ケアはなかなか難しいと思うんです。想定していたよりも中身がちょっと重かったというようなお話も今ありましたけれども、ここで、医療的ケアの研修ですとか、あと看護師不足というところでは、やっぱりそこはすごく大きな課題なのかなと思うんですけれども、今回、看護師が配置できなくて受け入れることができなかったというようなことはないですか。
◎子育て推進課長 看護師不足で受け入れられないということよりは、お子さんの年齢、3歳からお預かりするということのガイドラインの中でやっておりますので、それより低年齢児であれば、実際には該当しないというようなところと、医療的ケアも経管栄養とたん吸引ということで絞っている部分がございますので、それ以外の医療的ケア児に関しては安心安全にお預かりする中では、お預かりできないというような判断をしたところでございます。
◆松葉 委員 そうしましたら、今後も経管栄養とたん吸引というところ以外の医療的ケアについては、検討外ということですか。
◎子育て推進課長 実際、医ケアのお子さんを預かる中で、公立保育園のほうで経験を積ませていただく中で、別の医療的ケア児をお預かりするというのがゼロではないと思います。
◆田中 委員 済みません、先ほど質疑をしようと思っていたのを思い出したので、あと2点だけ質疑させていただきたいと思います。
先ほど、わたべ委員から愛恵会乳児院のショートステイについての質疑があって、1枠から2枠にふやすということでした。また、利用が今年3件ということだったんですけれども、一泊6,000円ということで、補助制度はもちろんあるんですけれども、なかなか気軽には利用が難しい面も人によってはあるのかなと。
それで、ゼロから2歳ということで、3カ月までは助産院と新百合ヶ丘総合病院等で母子ともに利用できるところがあると思うんですけれども、今の町田の事業として、妊娠時に面接をすることでこども商品券というのをやっていると思うんですが、それが1万円、こども商品券をもらえるということで、このこども商品券を利用できるようになると、少し利用のしやすさが広がるのかなと思うんですけれども、切れ目ない支援ということで、そういった検討はなされていたりするでしょうか。
◎子ども家庭支援センター長 現在のところ検討はしておりませんが、課が違うので、その商品券をどういう目的で支給しているのかという部分の目的の部分と照らし合わせて、それが適当であれば、こちらのショートステイ事業に転用するということも可能なのではないかと思いますが、それについてはこれから研究させていただきたいと思います。
◆田中 委員 やはりゼロから2歳、母親にとっては大変不安定な時期でもあると思いますので、どんな理由であれ、そこでちょっと子どもと離れて息抜きができるという施設が町田市の中で用意ができたということは大変重要なことだなと思っておりまして、少しでも利用ができやすくなるように、他の課のことなんですけれども、ゼロから3カ月のところでは1施設、こども商品券の登録の施設になって利用ができるようになっていると思いますので、ぜひ連携をして、切れ目ない支援ということで検討していただけたらと思います。よろしくお願いします。
もう1つが保育士の確保の事業の件なんですけれども、キャリアアップの予算がこの間ついて、保育士が研修に出かける機会が多くなったと思うんですけれども、町田市は都心から離れていて、どうしても研修が都心で行われて、かつ少しでも遅刻をしたらその研修を受けたことにならないということで結構ご苦労されていると聞いておりまして、町田市内で研修が行われると、とてもやりやすくなるのかなと思うんですけれども、市内でそういった研修が行われている実績があるのか、また、そういった研修を呼び込むようなことは可能なのか、伺いたいと思います。
◎保育・幼稚園課長 実際には、そういったキャリアアップにかかわる研修というのは東京都が主導していくようになっております。確かに距離的な問題というのは理解はしておりますが、実績として市でやっているというところは、現在のところございません。
ただ、例えば協会などで行っているものが代替できるかどうかというところは、まだその辺が国で統一した見解というのが出てきたばかりで細かいところで詰まっていないところがあるんですけれども、そういったサポートは、我々もしていけるようには考えているところでございます。
◆田中 委員 キャリアアップしやすい町田なので、ぜひ町田で保育士になってほしいという、そういった魅力を発信することも可能なのかなと思いますので、ぜひ研究していただけたらと思います。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって子ども生活部所管部分の質疑を終結いたします。
△行政報告(「新・町田市子どもマスタープラン(後期)」について)
○委員長 行政報告、「新・町田市子どもマスタープラン(後期)」についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎子ども生活部長 「新・町田市子どもマスタープラン(後期)」につきまして、策定をいたします。
担当者から報告させていただきます。
◎子ども総務課長 お手元の「新・町田市子どもマスタープラン(後期)について」の資料をごらんください。
町田市におきましては、2015年にこの新・町田市子どもマスタープランというのを10年計画で策定しております。
1番、構成につきまして、この子どもマスタープランは、理念、政策としての基本計画の部分と、施策、取り組みとしての行動計画の2つの要素を合わせた形となっております。この図を見ていただくとよくわかると思うんですが、今回、この子どもマスタープラン(後期)の策定につきましては、この基本計画の部分は変更せず、行動計画の部分、取り組み内容を見直します。
あと、待機児童対策の計画であります町田市子ども・子育て支援事業計画、これ自体も取り込みまして、具体的な取り組みや数値目標を見直すことといたします。
この、町田市子どもマスタープラン(後期)の方向性としまして2番ですが、そこで3つの方向性を示しております。
1つは、裏面、2ページ目になります。子どもに関する計画の統合ということで、こちらは先ほど言いました子ども・子育て支援事業計画をあわせるだけではなくて、下位計画、町田市子ども発達支援計画とか子育て支援ネットワーク連絡会レポート、子どもの居場所の配置に関する基本構想、そのようなものの要素をこちらのほうに取り込む予定でございます。
2つ目の方向性しましては、子どもの参画のさらなる推進。現在、市民参加型事業評価とか若者が市長と語る会など、中高生が意見を発信できる機会を多くつくっております。今回のマスタープラン(後期)の策定に関しましても、子どもの意見を取り入れるために、新たな子どもの参画の仕組みを現在検討しております。
また、来年度実施します市民アンケートには、子育て世帯の保護者、あと中高生本人のほかに、初めて小学生の高学年本人にもアンケートを実施しようと思っております。
方向性の3つ目としまして、地域全体での子育て支援の推進の強化ということで、放課後子ども教室「まちとも」、そういうところでは質の向上を図るために子どもセンターの職員が定期的に巡回して、必要に応じて相談を受けて助言を行ったり、このように地域を単位とした子育てというのが着々と進んでおりますので、そういう要素もこちらのほうに取り込んでいきたいと思っております。
3番目、計画策定体制です。こちらは、来年度、2019年度に市長から附属機関である町田市子ども・子育て会議に諮問をしまして答申を受けます。事務局としましては、子ども生活部が行っていきたいと思っております。
4番目、2019年度スケジュールということで、先ほど言いましたように、4月に諮問、その後、利用者アンケート、市民アンケートは5月上旬に行いまして、9月に行政報告を1度させていただいた後、パブリックコメント、来年度末には計画の策定、公表ということになります。
説明は以上になります。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(小山子どもクラブの運営方法について)
○委員長 行政報告、小山子どもクラブの運営方法についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎子ども生活部長 小山子どもクラブを建設中でございますが、運営方法につきまして担当者から報告させていただきます。
◎児童青少年課長 それでは、小山子どもクラブの運営方法についてご説明をいたします。
タブレットの資料61番をごらんください。
児童青少年課では、現在、2019年10月の開館を目指して小山子どもクラブの整備を進めております。
子どもクラブの管理運営につきましては、原則、指定管理者の公募による運営を行っておりますが、類似施設の運営実績を持たない団体については指定管理者に応募することができない規定となっております。
昨年、施設の機能や外観等について、ともに検討してきた青少年健全育成地区委員会を中心とした地域住民の皆さんから子どもクラブの管理運営を担いたいと考えて法人を設立したというお話をいただきました。子ども生活部としては、地域団体による運営は、地域で子どもの成長を支援する仕組みとして有益な取り組みと判断いたしまして、運営に支障がない能力を有しているかどうかなどを確認した上で、今回、地域住民を中心とした団体へ業務委託による運営を行い、将来的に指定管理者となれるよう育成をするものでございます。
委託する団体に対しましては、安全で安定的な施設運営を確保するために、(1)に記載の内容等について確認を行ってまいります。
最後に、(2)委託の期間及び今後の予定でございますが、委託の期間は2019年8月から2021年3月を予定しております。
委託の期間中には、指定管理と同等のモニタリング、評価のほうを行いたいと考えております。
説明は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(幼保小連携推進事業について)
○委員長 行政報告、幼保小連携推進事業についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎子ども生活部長 幼保小連携推進事業につきまして、でき上がりましたので担当者から報告させていただきます。
◎保育・幼稚園課長 町田市幼保小連携推進事業について、資料に基づいてご説明いたします。
タブレットの資料は62番です。
まず、幼児期から小学校低学年における教育において、幼稚園、保育園、小学校がこれまで以上に連携を強化し、それぞれの園や学校で接続を意識した教育、保育の実施を促していく取り組みとして、子ども生活部と学校教育部が協働して、こちらの事業を取り組んできました。
その一環として、このたび町田市接続カリキュラムを策定しますので、ご説明をいたします。
資料1の策定の背景及び課題について説明いたします。
1点目としては、幼児期から小学校低学年における教育は子どもたちの広く社会で活躍するための資質や能力を最大限に伸ばすために大切な時期でございます。この時期を通じて、幼児期の教育で培ってきた子どもの力がリセットされることなく、小学校の教育の中でさらに伸ばされていくよう、幼保の学びが円滑に接続されていることが重要でございます。
このような中で、2点目、幼児期の教育は、遊びを通じた学びから小学校に進む中で、教科学習を中心とした学びとともに、生活、学びが大きく変化していくため、子どもたちへの支援が非常に重要だと考えております。
3点目は、カリキュラム作成に際して、全園、全校を対象にして行ったアンケート調査から把握した町田市の課題でございます。
今後、円滑な幼保小の接続を行うための重要な課題として2点を整理しました。
今ご説明いたしました背景や課題を踏まえて、資料2のとおり、策定に当たっての基本的な考え方を5つに整理いたしました。
このカリキュラムは、資料の3、(1)のとおり、5歳児後半のアプローチカリキュラムと、小学校1年生の7月までのスタートカリキュラムで構成されており、町田市における接続期の保育、教育のスタンダードとなるものでございます。
アプローチカリキュラムは、小学校の学びや生活を見通しながら、幼児期に育みたい資質や能力を育てるため、各園で実施するものでございます。また、スタートカリキュラムは幼児期の教育内容の意味や、具体的な取り組みを理解しながら子どもたちの学びや生活を小学校教育に円滑に接続させていくためのものでございます。
このカリキュラムには、保育者や教員が共通の意識で接続期の子どもたちの育ちを意識して実践していけるよう、資料(2)のとおり、町田市として接続期に目指す町田っ子像を設定いたしました。
また、接続期に適した教育、保育の内容として、2ページ目、(3)のとおり、接続期のカリキュラムの全体図を示しました。
また、資料3ページ、(4)のとおり、カリキュラムを実践するための支援のポイントなどがわかるつながりシートや、(5)のとおり、円滑な接続を見通した教育の実践事例を掲載するとともに、資料4ページ、(6)のとおり、子どもの交流、職員間の連携、家庭との連携の例を掲載しております。
各園、各校に配付して、今後活用していただきたく考えております。
説明は以上です。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 1点だけ伺います。
先ほど、各園、各学校に配付ということでしたが、大体何冊ぐらい配付をするということなんでしょうか。例えば、1年生の担任には配るとか、そういうことになるのか、学校に1つなのか、伺いたいと思います。
◎保育・幼稚園課長 基本的には各学校1冊なんですけれども、電子でダウンロードできるような形にしていこうかなと考えております。
◆田中 委員 学校に1冊で、研修に行くときに持っていくとかということになるのか、その場でタブレットで見るようになるのかはあれなんですけれども、なかなか1冊だと、正直見ない場合もあるかなと思いますので、できるだけ多くの方の目に触れるような形でやっていただけたらと思います。
◆熊沢 委員 1点だけ。この検討委員というのはどのように選んだのかなというのは、率直な疑問なんですが、幼保小連携事業なんだけれども、どうもこっちの幼稚園とこっちの小学校がリンクしない。例えて言うならば、町田こばと幼稚園と開進幼稚園の間に本町田東小学校があるけれども、そこの先生がいないから、幼保小連携だと、そのような形でしていったほうがいいんじゃないかと思うんだけれども、あえて全然違うところの先生を選んでいるのはなぜかなと思いまして。
◎保育・幼稚園課長 できれば、ペアという形でとは思っていたんですけれども、それぞれ、幼稚園、保育園であれば各協会、小学校であれば教育委員会の中で、いろんなスケジュール等の中で選定していただいた委員になっております。
◆熊沢 委員 わかりました。逆に町田第一小学校と町田第四小学校の幼稚園、保育園が、今、幼稚園はいろんなところから通っているからあれだと思うんですが、多分、開進幼稚園と町田こばと幼稚園はふだんから本町田東小学校と連携をとっているようなところなので、もう選んだんだからいいんですけれども、何か違和感を感じるなと思いますので。忠生のほうの小学校がなかったりとか、しぜんの国保育園……。だから、その辺をちょっと、選んだんですからあれですけれども、何となく違和感を感じます。
◆松葉 委員 この中で、発達に障がいがある方とか、支援が必要だというようなお子さんについての幼保小連携はすごく大事だと思うんですけれども、また、就学相談をする中で、普通学級に行くのがいいのか、支援学級に行くのがいいのかというようなことで、今現在のシステムの中では、やはりふだんの子どもを見ている人にもかかわって決めてほしいというような、実際、当事者の保護者の声なんかもあるんですけれども、そういう意味からは、この幼保小の連携というところではどういったかかわり、今回は全くそういうことではないということなんですか。それはどのようなかかわりがあるのか、教えてください。
◎保育・幼稚園課長 今の配慮が必要なお子さんの連携というのは非常に重要ですので、教育機関の連携等を引き続き密にやっていけるような仕組みづくりをしていきたいと思っております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(町田市大地沢青少年センターのあり方の検討結果について)
○委員長 行政報告、町田市大地沢青少年センターのあり方の検討結果についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎子ども生活部長 町田市大地沢青少年センターのあり方の検討結果が出ましたので、担当者から報告させていただきます。
◎大地沢青少年センター所長 町田市大地沢青少年センターのあり方の検討結果について、報告させていただきます。
タブレットの資料は63番になります。
大地沢青少年センターのあり方の検討については、2018年5月22日に附属機関である町田市子ども・子育て会議の諮問を行い、同会議に大地沢青少年センター検討部会を設置し、検討を重ねてまいりました。
このたび、町田市子ども・子育て会議において検討結果がまとまり、2019年2月15日に答申を受けましたので、ご報告させていただきます。
検討の経過としましては、大地沢青少年センターの現状を踏まえ、集客力を高めることを課題として検討部会を開催し、議論を行いました。あわせて、利用者ニーズを的確に捉えるために、無作為抽出した市民3,000人を対象としたアンケートを実施しました。検討部会は年4回開催いたしました。
検討の結果といたしましては、答申として以下の5つの提言を受けました。
提言1「皆が利用できる施設であることを、幅広い世代に発信していくことが望ましい」、提言2「特色のある事業展開・プログラムの充実を図ることが望ましい」、提言3「大地沢青少年センターの魅力を最大限に発揮するために、周辺地域との連携を図ることが望ましい」、提言4「利用者促進を図るため、施設名を変更することが望ましい」、提言5「民間活力を導入し、大地沢の魅力を活かした施設運営をすることが望ましい」。
今後の予定としましては、今回の答申を踏まえ、2019年度は最も効率的な民間活力導入方法を決定し、2020年度に事業者決定及び事業運営準備を行い、2021年度から民間活力を導入した運営を開始する予定です。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 あり方検討報告書を読ませていただいたんですが、最初のところに「大地沢青少年センターについて」ということで書いてあって、もともと大地沢というのは相原共有の入会地として管理されということが書いてあるんですが、その土地を歴史的に提供された経緯というか、もともとは多分、町田市の土地ではなかったものを、そういった施設をつくるから地元の方が提供したということを地元の方からちょっと伺ったんですけれども、そういう経緯があったんでしょうか。
◎大地沢青少年センター所長 相原の保全会という方々がお持ちの土地でございます。私どもは今も借りているところと、町田市が相原保全会から買収させていただいた土地両方あるんですけれども、そういう形で、あそこの山でまきをとったりするようなことをずっと、相原の地区の人と共有でしてきた土地を、私どもが青少年施設という形で設置したいということで受け入れていただいたものです。
◆田中 委員 買収したところと借りているところがあるということですが、無償で貸してくださっているということなのか、それとも保全会の方にお金を払っているということなのか、わかりますか。
◎大地沢青少年センター所長 有償でお借りしております。
◆田中 委員 地域の方から、貴重な場所を青少年施設だからということで、有償ではあるが、貸している、あとは買収に応じたとかというお話も聞いていたので、やはり今回、民間活力の導入という点で、地域の方の受けとめといったところですとか、検討部会が4回開かれていますけれども、そうした地域の方からの声というか、そういった方々にどのように情報発信したりしているのか、伺いたいと思います。
◎大地沢青少年センター所長 今回の部会に関して、町内会から1名、保全会から1名、大地沢の運営委員会から1名という形で、地元の方3名に出ていただいております。その中で今回の結論を導き出したという形になっております。その方々がそれぞれの会に戻ってご報告をいただいているということで聞いております。
◆田中 委員 では、もう1点、先ほど予算のところで、青少年の登録団体であれば料金の配慮があるということでしたけれども、そういったことが今後どうなるのかというところまで話し合いがされているのか、伺いたいと思います。
◎大地沢青少年センター所長 今検討中ではございますが、基本的に私どもは、今の大地沢青少年センターというところをベースに人をふやしていくということを考えております。今、大地沢青少年センターは、4割、青少年の利用がございます。そこは最大の顧客というふうに捉えておりますので、そこはきちんと維持できるような形を今後考えていければと思っております。
◆田中 委員 ということは、青少年施設というところ、民間活力がという答申ですが、青少年の何か登録団体であれば施設利用の減免というのは継続するということなんでしょうか。
◎大地沢青少年センター所長 そこも含めて今後検討していくわけですけれども、できればそういう形でしていきたいと思っております。
◆田中 委員 アンケート調査ですとか、4回の部会の内容も読ませていただいて、部会の中では民間活力の導入を前向きに言っている意見が多かったんですけれども、もともとの青少年の施設というところのあり方については、私のほうでももう少し――ごめんなさい、行政報告の質疑なのであれなんですけれども、本当に青少年の今までの利用者の方が不利益にならないような形でやっていただきたいなとは思っております。ありがとうございました。
◎子ども総務課長 済みません、先ほど言った中で、現在検討している段階ですので、それも含めて未定というところでご理解いただきたいと思っています。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後5時47分 休憩
―――◇―――◇―――
午後6時4分 再開
○委員長 再開いたします。
△第7号議案(生涯学習部所管部分)
○委員長 第7号議案を議題といたします。
本案のうち、生涯学習部所管部分について、提案者の説明を求めます。
◎生涯学習部長 第7号議案 平成31年度(2019年度)町田市一般会計予算のうち、生涯学習部所管分につきましてご説明申し上げます。
初めに、債務負担行為でございます。
お手元の予算書11ページをお開きください。
第2表、債務負担行為の下から5段目、考古・歴史・民俗資料活用事業は、町田デジタルミュージアムの構築に2021年度まで要するため債務負担行為とするものでございます。
次に、歳入でございます。
予算書の26ページをお開きください。
第14款、使用料及び手数料、項の1、使用料、目の1、総務使用料、節の14、行政財産使用料をそれぞれ計上しています。
27ページをお開きください。
目の7、教育使用料、節の2、公民館使用料1,363万7,000円は、生涯学習センターの施設及び附属設備の使用料でございます。
節の5、文学館使用料375万3,000円は、文学館の施設及び附属設備使用料並びに有料展の観覧料でございます。
37ページをお開きください。
第15款、国庫支出金、項の2、国庫補助金、目の6、教育費国庫補助金、節の6、埋蔵文化財調査事業費補助202万4,000円は、開発等に伴う試掘調査に対する国補助分でございます。
38ページ、節の7、文化財保存事業費補助1,807万7,000円は、国指定史跡高ヶ坂縄文時代遺跡の整備工事などに対する国補助分でございます。
41ページをお開きください。
第16款、都支出金、項の2、都補助金、目の2、民生費都補助金、節の6、障がい者施策推進包括補助事業費補助のうち、生涯学習センター分298万円は、生涯学習センターで実施する障がい者青年学級事業に対する都補助分でございます。
45ページをお開きください。
節の43、人生100年時代セカンドライフ応援事業費補助のうち、生涯学習センター分61万4,000円は、生涯学習センターで実施することぶき大学事業に対する都補助分でございます。
49ページをお開きください。
第16款、都支出金、項の2、都補助金、目の8、教育費都補助金、節の11、文化財保存事業費補助のうち、国指定文化財保存事業費903万9,000円は、国指定史跡高ヶ坂縄文時代遺跡の整備工事などに対する都補助分でございます。
また、文化財関係事務処理特例交付金2万円は、東京都指定文化財に係る市町村の事務への交付金でございます。
節の12、埋蔵文化財調査事業費補助101万2,000円は、開発等に伴う試掘調査に対する都補助分でございます。
節の13、家庭教育支援基盤形成事業費補助125万3,000円は、生涯学習センターで実施する家庭教育支援事業に対する都補助分でございます。
53ページをお開きください。
第17款、財産収入、項の2、財産売払収入、目の2、物品売払収入、説明欄の図書等販売代は、自由民権資料館などの図書資料の販売代でございます。
56ページをお開きください。
第21款、諸収入、項の4、受託事業収入、目の4、教育費受託事業収入、節の1、障がい者学習実践研究事業収入418万2,000円は、障がい者の生涯学習を推進することを目的とした文部科学省の委託事業、障がい者の多様な学習活動を総合的に支援するための実践研究の実施に伴う補助でございます。
62ページをお開きください。
第21款、諸収入、項の6、雑入、目の6、雑入、節の8、教育費雑入は、65ページまでにそれぞれ記載しております。
このうち、図書館振興財団助成金150万1,000円は、考古・歴史・民俗資料活用事業に対する助成金でございます。
68ページをお開きください。
第22款、市債、項の1、市債、目の6、教育債、節の2、教育施設整備事業債800万円は、国指定史跡高ヶ坂縄文時代遺跡の整備工事などに対する市債分でございます。
次に、歳出を「予算概要」を使い、ご説明申し上げます。
「予算概要」の594ページをお開きください。
生涯学習部予算のポイントとしては、高ヶ坂縄文時代遺跡整備、町田デジタルミュージアムの構築、障がい者の学習に関する実践研究事業や読書普及事業の実施などが挙げられ、予算編成にあたっての背景・課題、予算編成の考え方、予算編成で重視した取組などを記載しております。
595ページをごらんください。
生涯学習部の予算総括表でございます。事業費ベースでは対前年度2,738万円の減ですが、一般財源ベースでは5,413万4,000円の増となっております。
事業費の主な減要因は、国指定史跡高ヶ坂縄文時代遺跡の史跡内の民有地取得の完了、一般財源ベースでの主な増要因は、図書館システムの更改でございます。
596ページから601ページまでが事業別支出科目一覧でございます。大事業名ごとに全ての支出項目を掲載してございます。
それでは、事業ごとに予算の内容についてご説明いたします。
602ページ、上段をごらんください。
生涯学習審議会費216万8,000円は、生涯学習審議会委員及び社会教育委員の報酬が主なものでございます。
下段の社会教育事務費10万5,000円は、部の庶務事務などについての経費でございます。
603ページ、上段の文化財保護費6,106万9,000円は、国や都の補助を得て行う国指定史跡高ヶ坂縄文時代遺跡の整備工事などの事業経費が主なものでございます。
下段の考古資料室費250万7,000円は、町田市の考古資料の収蔵及び展示のための施設の維持管理経費が主なものでございます。
604ページの自由民権資料館費1,139万1,000円は、施設の維持管理費用のほか、資料館における展示等の事業経費でございます。
605ページの生涯学習支援事業費247万1,000円は、市民提案型事業や教室開放事業など、地域で活動する市民団体への支援事業を行う経費でございます。
606ページの生涯学習センター事業費1億1,310万4,000円は、生涯学習センターで開催する講座、講演会、障がい者青年学級等の事業費と、設備保守点検及び警備、清掃を含む総合管理負担金などが主なものでございます。
607ページのさがまちコンソーシアム費350万円は、生涯学習における学びの場の拡充を目指して、町田と相模原の大学、NPO法人等で組織する相模原・町田大学地域コンソーシアム運営経費の一部を負担するものでございます。
608ページの中央図書館費4億201万1,000円は、電算システム借上料など、図書館全体及び中央図書館の運営に係る経費でございます。
609ページのさるびあ図書館費から612ページの忠生図書館費までは、7館ある地域館ごとに図書購入費等運営に係る経費を計上しております。
613ページをお開きください。
上段、文学館管理費2,161万9,000円は、文学館の施設維持管理に係る経費でございます。
下段、文学館事業費1,332万円は、文学館の展示に係るポスター等の作成、講演会等に係る経費を計上しております。
以上、生涯学習部の当初予算の説明でございます。よろしくお願い申し上げます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆わたべ 委員 「予算概要」の608ページの中央図書館費のところですが、2019年度の取り組みとして、えいごのまちだ事業にあわせて英語おはなし会の開催とか、英語図書の収集などが書いてありますが、おはなし会はだれがどのようにするのかとか、それも含めて英語に関する取り組みを教えてください。
◎図書館長 英語おはなし会につきましては、学校で先生をしている方と図書館の職員が協力して行うということでやっております。
それから、えいごのまちだ事業にあわせて図書購入費を増額して児童用の英語図書を購入するという件につきましては、図書購入費のほうを昨年度に比較して少し増額いたしまして、そのような本を収集していくということを来年度予定しております。
◆わたべ 委員 ありがとうございます。おはなし会だから小さい子も含めてなんでしょうけれども、対象年齢を教えていただきたいことと、学校図書館にも英語図書の貸し出しをされる予定なのか、教えてください。
◎図書館長 英語おはなし会につきましては、本当に小さなお子さん向けの絵本を英語で読んで、その後、日本語の絵本をまた読むみたいな形で交互にやるわけですけれども、対象は、大きな子でも小学校低学年ぐらいの子が来ているのかなと思っています。
それから、今現在も外国語の児童図書はございますけれども、当然学校のほうから団体貸し出し、または支援貸し出し等で依頼があれば貸し出しを行っておりますが、実績を見ていますと、そのような要望は余りないというところが現在のところです。これから来年度、本のほうを少し重点的に収集することによって、そのような依頼もあるかと考えております。
◆わたべ 委員 ちょっと英語ではないんですけれども、いろいろ外国人の方が町田に、かなり何カ国もいらっしゃるんですよね。そういう方たちのお子さんを対象に、例えばハングルだったり中国語だったり、あとイスラム圏のほう、いろんな外国語の子ども向けの図書というのは、中央図書館には置いてあるんでしょうか。
◎図書館長 町田の図書館には、先ほども申したとおり外国語の絵本等も少しあります。でも、やはりどうしても中心は英語ということになっております。ここで英語図書の収集ということも挙げていますけれども、一方では、そういった多文化の方と共生していくというのが1つこれからの時代の趨勢だと思いますので、ほかの言語の本も当然収集の範囲としては考えているということになります。
ただ、冊数としてみれば英語が中心になるということでございます。
◆わたべ 委員 テレビの報道で、やっぱり自分の国の母国語の本があったらいいというようなことをちょっと見たことがあったので、ぜひよろしくお願いいたします。
◆田中 委員 生涯学習センター事業費について伺いたいんですが、障がい者青年学級のところで新たな学習プログラムとしてつくり上げますということが書いてあるんですけれども、私も発表会に行かせていただきました。皆さん青年学級を楽しみにして取り組まれておられる様子が大変よくわかったんですが、この新たな学習プログラムがどういったものなのかというのと、その学級を拡大するとか、そういった予定があるのかというところを伺いたいと思います。
◎生涯学習センター長 まず、この文部科学省の委託事業についてですけれども、この事業は、学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究という名称なんですけれども、具体的なものとしましては、障がいのある当事者が自分たちの意見を社会にPRする場づくりをしていくこと、及び当事者の学習から発表までの過程を記録しまして、学習プログラムという形でつくり上げまして、障がい者が学んだ成果を地域のみならず広範囲に広めて支援の輪を広げていくということを目的に進めているものでございます。
当然この事業を行うに当たっては、生涯学習センターで古くから実施している障がい者青年学級と密接なつながりがあるんですけれども、この事業の目的としましては、今申し上げたような、自分たちの意見や声を社会にPRする場づくりをしていくということで行っております。
この事業としましては2018年度から着手しまして、2019年度にかけて、その事業を受託することはまだ決まっていませんけれども、受託をするというふうな申請を行って、そういう事業を進めていくということです。
青年学級の、今、160名以上の学級生の方が通っておられますけれども、その学級自体を大きく広げていくとかいったことではなくて、事業として今申し上げたようなことを行って、支援の輪を広く広げていくということを目的として行うという位置づけでございます。
◆田中 委員 では、来られる方については変わらないんだけれども、内容が変わるというか、発表の仕方が変わるという、今までと違うのか同じなのかちょっとよくわからないんですが、伺いたいと思います。
◎生涯学習センター長 障がい者青年学級の活動としましては、活動を行っているんですけれども、その活動にということではなくて、その活動は活動で、委員もごらんになったような形での活動を行って、毎年1回成果発表という場を設けています。
それとはまた別の形で、実際にコンサート等も行うんですけれども、そういった場の発表を通じて、そういう活動の形を記録化して、プログラムとして広めていくという位置づけでございます。
◆田中 委員 私は成果発表会をイメージしていたもので、それもやりつつ別な発表の場ですとか、プログラムとして発信をしていくということで了解をいたしました。
608ページの図書館費全体について伺いたいんですけれども、2019年度については会計年度任用職員制度ではなくて、今後移行していくわけなんですが、生涯学習審議会の議事録を読ませていただいたところ、図書館の司書として採用している方というのは臨時ですとか嘱託の方だと思うんですが、会計年度任用職員制度に移行すると、同じ人数をそのまま雇用していれば、その分人件費がふえる可能性があり、その分、予算の大枠が変わらなければ図書館費として人件費も入っている中でしわ寄せが来るのでは、減る可能性があるのではということが書いてあったんですけれども、移行に際して、要はどのような想定をされているのかを伺いたいんです。
◎図書館長 2020年度からの会計年度任用職員への移行につきましては、制度設計は市役所全体のお話になりますので総務部のほうで行っているということでございます。図書館としては、今現在、職員と非常勤職員で図書館を運営して、それは2020年度も継続するわけですので、その移行に当たってどのような手続、具体的には採用試験がどうなるとかいったことはこれから詰めていきますけれども、大きな形としては、今の常勤職員と嘱託職員で運営していく図書館というところでは、2020年度については変更はないということになります。
それから、手当等が支給可能になりますので、経費として膨らむことは間違いないと思いますけれども、その辺についても総務部からこのような方針でいくというのが示されておりませんので、その辺は情報収集しながら今後しっかり考えてまいりたいと思っております。
◆田中 委員 待遇の改善、給料がふえるというのはすごく重要な点だと思うんですけれども、その分、資料費が減ってしまうとなると大変だなと思ったので、情報収集等々をやっていただくとは思うんですけれども、資料費の確保などは、今後ぜひ課題にしていただけたらなと思います。ありがとうございます。
◆星 委員 図書館の件でお伺いしたいです。それぞれの図書館の貸出等統計の推移というところで、ほとんどの図書館で、この推移のところ、団地のほうの鶴川図書館で言うと、2018年度もまだ見込みですけれども、2018年度の見込みからまた2019年度の見込みもマイナス5万冊ほどで、鶴川駅前のほうはマイナス10万冊ぐらい、木曽山崎もマイナス10万冊ほど、中央図書館だとマイナス15万冊ほど推移の見込みが減っているんですけれども、もちろん人数も減っているんですけれども、これは来年度、何かあるんでしたっけ。
◎図書館長 貸し出しの数が、今、委員おっしゃったとおり、2018年度の見込みと2019年度の見込みを出すと、かなり落ちているんですけれども、2018年度の見込みについては昨年度の当初予算策定時に見込んだ数でして、そういった意味では、2017年度もまだ確定していない中で、ぜひ貸し出しを伸ばしたいということでいろいろ努力はしてまいりましたけれども、現実には、今こちらの資料に書いてある数値は、かなり高い数字かなというのは1つあります。
ただ、全体的な傾向として、町田の図書館全体では貸出数は減少傾向にあるということと、鶴川図書館とか木曽山崎図書館については新しく鶴川駅前、忠生図書館ができた影響で、それが他の図書館に比較して多くなっております。
やはりそのほかにも幾つか、要因としては、市民の方の読書離れみたいなところだったり、例えば人気の本なんかですと、今、1年待っていただくということもかなりありますので、そういったところで少し図書館を頼らないやり方、あるいはインターネット等の情報で十分だという市民の方もふえているところなどが幾つかの要因として考えられます。
そのような中で、我々としては、数としては減っていますけれども、今後、今までの貸出冊数ではない図書館の機能を高める努力をしてまいりたいと思っております。
◆星 委員 ありがとうございます。この後またいろいろ行政報告でも見直しというところもあるかと思うんですけれども、そこに見込みも考えてというところではあるかと思うんですけれども、いろんな委員も言っていますけれども、やっぱりいろんな地域地域でも要望とかがあると思いますが、そこも踏まえて検討していただけたらと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
◆村まつ 委員 3点だけお伺いいたします。
1つが「予算概要」603ページの文化財保護費になります。町田デジタルミュージアムというのは、ちょっとこれはまだイメージが湧いていなくて、どのようなものを想定されているのかというのをお伺いできますでしょうか。
◎貴志 生涯学習総務課担当課長 考古・歴史・民俗資料につきましては、例えば、考古・歴史資料は生涯学習部と文化スポーツ振興部、両部にわたって保管をしております。そして民俗資料は博物館が持っているんですが、これを生涯学習部で一体的に管理をしまして活用していく。そのときの活用の仕方としまして、生涯学習部には展示施設が考古資料室というわずかなところしかございませんので、できるだけ広く見ていただくために、インターネット上でこれらの資料のいいものをピックアップいたしまして公開をしていくシステムをつくるという事業でございます。
◆村まつ 委員 これはインターネット上だけなんですか。例えば、生涯学習センターのどこか1室では自由に見られるようになるとか、そういったことは考えていないんですか。
◎貴志 生涯学習総務課担当課長 なかなか生涯学習部が持っているスペースというのは限られておりますので、実物を見せるということにこだわりますと、そのスペースに見せられる資料の数が限定されてしまいますので、もちろんアウトリーチとかでできるだけ見せていく工夫には努めていきますが、数をできるだけたくさん見ていただく、それも市民だけに限らず全国の方に見ていただくということではインターネットが有効ではないかと考えております。
◆村まつ 委員 全国の方に見ていただくという意味でインターネットは非常に有効かなと思うんですけれども、例えば図書館のある一角にそういうコーナーがあって、そこにはデジタルミュージアムの機能のようなものがあって、自分たちの手で何か動かして探していくような、遊びながら触れていくとか、そういう可能性もあるんじゃないかなと思っています。大和のシリウスには、たしかそういったところが1室、ちょっとだけコーナーがありまして、図書館に来ていただいた方がそういったことにも興味を持つような仕組みもありました。
そういう意味では、インターネット上だけではなくて、そういうことも考えてみてもいいのではないかなと思いましたので、ちょっとお伝えをさせていただきました。
それから、606ページになります。生涯学習センター事業費というところで、先ほど田中委員からも質疑があったんですけれども、これは「新規」になっているんですが、先ほどおっしゃられた障がい者が学習成果の発表を通じて社会にアピールする姿を学習プログラムとしてつくるという、このことに関して新規なのか、それ以外にも新規として何かやられているのか。今までやっているような事業がほとんどなんじゃないかなという感覚がありましたので、改めて質疑をさせていただきます。
◎生涯学習センター長 この「新規」という表示ですけれども、今、委員がおっしゃったとおり、障がい者学習実践研究事業という、これは中事業という形で新たに設定いたしましたので、それ以外に何かが加わったということではないんですけれども、それが加わったという形で新規という扱いとして取り扱うということで、そういう表記になっております。
◆村まつ 委員 予算額で見たときには、前年と対比するとどのような差異があるんでしょうか。
◎生涯学習センター長 2018年度との比較では、約770万円増加しております。その要因としましては2点ございます。1点が今申し上げた文部科学省の委託事業による計上、その額が363万3,000円となっております。ほかに、生涯学習センターが入居しております町田センタービルの維持管理に関する経費としまして、人件費の上昇に伴う増加ですとか、あと装置の取りかえ等に伴いまして、負担金という形で約800万円増加しております。
一方で、事業費等の減少が、2018年度で計上していた特定の部分の修繕費がなくなっていると。そういったことで約400万円減少がございます。相殺した形として770万円の増になっているということでございます。
◆村まつ 委員 ありがとうございました。
最後になります。608ページの中央図書館費ですが、先ほど部長から最初のご説明の中で、図書館システムで一般財源のところでは変化があるというようなご説明があったんですけれども、システム使用料(電算システム)のことかなと思うんですが、具体的には前年に比べて何がどう変わっているのか、教えていただけますでしょうか。
◎図書館担当課長 システム使用料につきましては、いわゆるランニングコストとなっておりまして、こちらは図書館情報システムについてのランニングコストでございます。このほかに、2019年度の4億9,000万円の中に、今回システム更改を行うということで一時経費の部分が含まれております。この分の金額が約1億円ということで計上させていただいております。
◆村まつ 委員 1億円の一時経費というのは、どういった内容になりますでしょうか。
◎図書館担当課長 こちらの図書館情報システムは2015年から利用しております。5年間の契約期間が到来しますので、ここでシステムを継続して利用していくための機器の入れかえやソフトのバージョンアップを行います。そのための経費でございます。
◆村まつ 委員 そうすると、それは2015年の前にも同じぐらい経費がかかっているという理解でよろしいでしょうか。
◎図書館担当課長 2015年のときには、導入時はもっと金額が高くかかっておりまして、今回は更新ということで費用が抑えられております。
◆熊沢 委員 多分ここなんだと思うんですが、博物館がなくなることによって、国際工芸美術館に行くものは国際工芸美術館、あそこに残るらしいんですが、ほかのものは教育委員会に行くということなので、こっちに来るんだと、学校教育部ではなく生涯学習部に来ると思うんですが、その辺に関してどのように考えているのかなというのを。
◎貴志 生涯学習総務課担当課長 もともと生涯学習部では考古資料、あと歴史資料は自由民権資料館、こちらのほうで収集しておりました。博物館にも考古、歴史、あと民俗資料がございますので、それを一体的に活用するために教育委員会で移管を受ける予定でございます。
◆熊沢 委員 もともと博物館は教育委員会にあったのが文化スポーツ振興部に行って、博物館はなくなって物だけこっちに返ってくるようなんですが、さっき文化スポーツ振興部でも話をしたんですが、多分あそこの博物館にあるものというのは、大半、団地の開発で出てきたものとか、地域の方々から家にあったもの、出土したものを寄贈されているというもので、自由民権資料館のものとはちょっと違うのかなという部分は、町田の――全部町田ですけれども、でも、町田町として発展したものを、何かまた違うのかなというのもあるので、ただ倉庫にしまっておくだけでは意味がないと思うので、やはり人に見えるような形でしっかりとやっていく必要性もあるだろうし、みんなに同じことを聞いているんだけれども、結局、家にあった大切なものとか、本当にすごく貴重なものが、市に上げても、どうせ市は大切にしてくれないからという声が来て、だったら自分で処分しちゃったほうがまだましというような、本当に貴重な資料とか大事なもの、町田の歴史がわかるような貴重なものが出てきても、町田町の時代とか、忠生村の時代の貴重なものもそのまま捨てられてしまっているという実態もあるかと思うんです。
なので、やはり町田市はそういうものを大切にするんだというスタンスを見せるためにも、ある程度方向性を決めて、ガラスは国際工芸美術館につなげるためにアウトソーシングといって外にいろいろ出していくというのがあるから、やっぱりそういう意味でも、博物館のものも子どもたちの目に触れるような形でやっていったほうがいいかと思うんですが、そういうのはどうやって、どこで決めていくんですか。
◎貴志 生涯学習総務課担当課長 ご指摘のとおり、地域の歴史に関するものというのは、やはり地域で見ていただく、活用していただくというのが一番いいかと考えております。これまでも生涯学習部ではアウトリーチ、特に考古のアウトリーチをやってきたのですが、考古資料、歴史資料、それから民俗資料、こういうものもできるだけアウトリーチで活用していきたいと考えております。
◆熊沢 委員 だから、どのようにしていくかというのはこれから考えるということかな。
◎貴志 生涯学習総務課担当課長 考古資料につきましては、博物館の資料の移管を受けますと、今まで生涯学習部ではカバーしていない地域、あとカバーしていない時代というのがありますので、一体的に管理することによって、今までとは一味違う内容のものを提供できるかと思います。
民俗資料につきましては、まだ生涯学習部には専門の職員がおりませんので、博物館のほうからノウハウを教えていただきまして、活用できるものはぜひ生かしていきたいと考えております。
◆熊沢 委員 そうすると、博物館の学芸員はこっちに来るということ……。
◎貴志 生涯学習総務課担当課長 その辺につきましても、まだ協議をしている段階でございます。
◆熊沢 委員 協議なのかね、だって博物館は6月になくなっちゃうでしょう。国際工芸美術館の学芸員は多分これから脚光を浴びてくるのだろうけれども、博物館に関しての、もともと博物館はガラスのためにできたわけではなくて、今までの民俗資料とか郷土のためにできた本来のものが教育委員会に行って、これからどうなるかわからないというのと、学芸員も、ご本人が希望でやめられるんだったらあれだけれども、宙ぶらりんでいるんだったらしっかりとやってもらいたいなというのと。
本当に見てもらわないと物たちもかわいそうだと思うし、子どもたちが町田という地域の歴史とか、町田には本当にいろいろ貴重なものも、江戸時代に直接徳川からいただいたものとかがすごくあるご家庭もあるので、そういうものもしっかりと。有名な作家がつくった美術品じゃなくて、一方にきちんと歴史的価値がある寄贈を受けたものとか、歴史的なものがあるので、ぜひそういうのはきちんと保管するなり、寄贈を受けられるような体制をとっておいていただければなと思いますが、いかがなんですか。
◎貴志 生涯学習総務課担当課長 まさに委員ご指摘のとおりかと思います。特に考古につきましては、生涯学習部には私を含めて専門の職員がおりますが、民俗につきましては専門の職員でなくても活用できることがあるかと思います。その辺につきましては、移管を受けるまでにノウハウをぜひ博物館のほうから吸収したいと考えております。
◎生涯学習総務課長 ただいま担当課長から答弁させていただきましたけれども、考古、歴史、民俗の資料の活用というところでは、先ほどご質疑いただいきましたデジタルミュージアムのインターネット上での紹介、それとあわせて活用ということを考えていきたいと考えております。
例えば、学校に貸し出しをする、また、地域の公的な施設等への貸し出し、そういったところで、目に触れて、場合によっては手にとって見ていただけるような、そんな場を考えていきたいと考えております。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって生涯学習部所管部分の質疑を終結いたします。
△行政報告(「町田市生涯学習推進計画2019-2023」の策定について)
○委員長 行政報告、町田市生涯学習推進計画2019-2023」の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎生涯学習部長 「町田市生涯学習推進計画2019-2023」の策定につきまして報告をさせていただきます。
詳細につきましては、担当者からご説明させていただきます。
◎生涯学習センター長 「町田市生涯学習推進計画2019-2023」の策定について報告させていただきます。
iPadの資料番号64番をご参照ください。
町田市生涯学習推進計画は、町田市教育プランのアクションプランとして、町田市における生涯学習施策の全体像を体系的に示す計画という位置づけのもと、2014年3月に初めて策定されました。
今回、町田市生涯学習推進計画2019-2023を策定した目的ですが、策定から5年が経過し、生涯学習を取り巻く社会情勢は変化して、それに伴う市民の学習課題や興味、関心、地域が抱える課題なども複雑化、多様化しています。
こうした状況を踏まえ、これまでの取り組みによる成果や課題を振り返り、生涯学習施策の計画的かつ着実な展開を図るために策定いたしました。
まず、1、計画の位置づけをごらんください。
町田市基本計画「まちだ未来づくりプラン」以下との関係を図に示しております。
図の下のほうですが、これまで個別に策定していました生涯学習推進計画、町田市文化財総合活用プラン、図書館事業計画、以上のアクションプランにつきまして、各計画の整合をさらに図り、連携を密にして取り組みを進めるため、それぞれを生涯学習推進計画2019-2023に集約いたしました。
2、計画期間は、2019年度から2023年度までの5年間でございます。
ページをおめくりください。
3、計画の概要についてご説明いたします。
今年度までを計画期間とするこれまでの計画、生涯学習推進計画2014-2018との違いですが、これまでの計画は生涯学習部が所管する事業を全般的に記載しているものでした。新たな生涯学習推進計画2019-2023では、社会経済の状況変化や、これまでの取り組みの振り返りから認識される課題を着実に解決するため、今後5年間に重点的に推進していくべき39件の取り組みを掲げています。
次に、中ほどの図をごらんください。
上位計画である教育プランとの関係を示してあります。この新たな計画では、教育プラン2019-2023で定める基本方針の網かけの部分、Ⅲの2とⅣを受けて5つの施策とし、課題解決に向けた取り組みとして教育プランで定める15件の重点事業を中心に、先ほど申し上げた39件の取り組みを掲げています。
そして、この生涯学習推進計画2019-2023の特徴ですが、1点として39件の各取り組みについて、それぞれ年度目標を設定し、詳細な進捗管理を行うことができるようにしています。
もう1点、計画が目指す方向性として地域との連携、地域における事業展開、庁内、庁外との連携、学習施設のPR活動の推進、情報発信等に力を入れ、教育目標の1つ、「生涯にわたって自ら学び、互いに支え合うことができる地域社会を築く。」の実現に取り組んでまいります。
4、計画の進捗管理ですが、進捗状況を年度ごとに整理して、毎年度結果を公表し、市民への公表につきましては、本日の市議会文教社会常任委員会での行政報告を経て市のホームページに掲載し、公表いたします。なお、計画本編につきましては続けて掲載しておりますので、ご確認ください。
説明は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(「町田市立図書館のあり方見直し方針」の策定について)
○委員長 行政報告、「町田市立図書館のあり方見直し方針」の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎生涯学習部長 「町田市立図書館のあり方見直し方針」の策定につきまして報告をさせていただきます。
詳細につきましては、担当者からご説明させていただきます。
◎図書館副館長 それでは、「町田市立図書館のあり方見直し方針」の策定につきまして、行政報告をさせていただきます。
iPadの資料の65番をごらんください。
町田市教育委員会は、町田市5ヵ年計画17-21、行政経営改革プランに基づき、町田市立図書館のめざす姿や再編の方向性を示した町田市立図書館のあり方見直し方針を策定いたしました。
なお、策定に当たりましては、町田市生涯学習審議会から、2018年3月に「今後の生涯学習施策の進め方について」、2019年2月には「今後の町田市立図書館のあり方について」、それぞれ答申をいただき、この方針の内容を踏まえ、取りまとめをいたしました。
以下、あり方見直し方針についてご説明いたし
ます。
なお、12月の行政報告で中間報告をさせていただいております。
こちらのあり方見直しの原案との違いを中心に説明をさせていただきます。
1ページ、中段をごらんください。
第1、現在の図書館を取り巻く状況、第2、町田市立図書館の現状でございます。この部分につきましては、12月に説明させていただいた原案とほぼ同じ内容でございます。
続いて、2ページをごらんください。
第3、町田市立図書館に対する市民ニーズ、第4、課題でございます。この部分につきましても12月に説明をさせていただいた原案とほぼ同じでございます。課題につきましては、図書館の適正配置の検討、図書館の施設の老朽化への対応、貸出数の減少への対応、運営経費の適正化ということでございます。
第5、めざす姿と運営の基本方針でございます。町田市及び図書館を取り巻く状況の変化に対応するため、図書館の運営理念を継承しつつ、現状、課題、市民ニーズ、並びに今回の生涯学習審議会の答申を踏まえ、今後のめざす姿を定めました。
あらゆる市民が利用しやすい図書館、子どもの読書活動を充実させる図書館、地域のコミュニティー形成を支援する図書館、地域の課題や社会状況の変化に対応する図書館、この4点を今後の図書館のめざす姿としております。
続いて、3ページをごらんください。
第6、再編の必要性と方向性でございます。
この部分につきましても12月に説明させていただいた原案とほぼ同じでございます。再編を検討する図書館の方向性でございますが、集約化の対象として鶴川図書館と鶴川駅前図書館、さるびあ図書館と中央図書館を考えております。鶴川図書館は、URによります鶴川団地センター街区の建てかえにあわせて集約する方向性について検討することとしております。公共施設再編計画の短期の期間で考えてまいります。
なお、鶴川図書館につきましては、2017年9月に存続の請願が採択されており、私どもの行いましたワークショップで市民の方のご意見なども伺っております。このように市民の方の声を伺いながら、集約の際の代替手段等も検討してまいりたいと考えております。
さるびあ図書館につきましては、さるびあ図書館の持つ独自機能の継続に留意いたしまして、周辺の公共施設の建てかえなども視野に入れながら検討を継続してまいります。こちらも公共施設再編計画の短期の期間で考えてまいります。なお、さるびあ図書館につきましても2018年3月に存続の請願が採択されております。今後も市民の皆様の声を伺いながら検討してまいります。
続いて、4ページをごらんください。
複合化の対象としては、木曽山崎図書館と金森図書館を考えております。木曽山崎図書館は周辺の公共施設の建てかえ計画などにあわせて検討してまいります。こちらは公共施設再編計画の中期の期間で考えてまいります。
金森図書館は、まだ建設が新しい建物でございますので、当面は現状維持を考えております。公共施設再編計画の長期の期間で考えてまいります。なお、こちら、再編につきましては、生涯学習審議会の答申を踏まえて、サービス利用に格差が生じることのない再編の検討、図書館の機能、役割の意義、新たな利用者の獲得につながる再編の検討、コミュニティーの核となる地域住民や利用者との対話、運営体制、検討の視点、この5点を再編を進める上での留意点といたします。
最後に、第7、効率的・効果的なサービスの方向性でございます。2019年度に、先ほど申し上げためざす姿を実現するための具体的なサービスと最適な運営体制について検討し、効率的、効果的なサービスの方向性を決定いたします。
なお、今後の新しい運営体制につきましては、やはり2019年度中に決定し、2020年度に導入する形で考えてございます。
準備期間の2020年度及び2021年度につきましては、現在の正規職員と会計年度任用職員の業務範囲を見直した上での運営を行っていくことを考えてございます。
この後、こちらの見直し方針の本編を添付させていただいております。
「町田市立図書館のあり方見直し方針」の策定についての報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
◆田中 委員 幾つか質疑させていただきたいと思います。
まず、鶴川図書館について方向性が出されたということなんですけれども、請願としては、現在地の場所に残してほしいというのが市民の声であり、議会としても採択をしたということだと思うんです。今のお話だと、そういう市民の声は聞きつつも、直接的に市民の声に応えているわけじゃないと思うんですけれども、市民の声を聞くというのは、どういうところが聞いているということなんでしょうか。
◎図書館副館長 鶴川図書館につきましては、多くの方が署名された請願が採択されたということについては、部としてもしっかりと受けとめていきたいと考えてございます。
この請願を含めまして、実は2017年度に市民意識調査を行ったりとか、あと地元の皆様のご意見を伺ったり、また、ワークショップでいろいろな市民ニーズなどを把握させていただいております。
このような状況を踏まえた上で、どのようなサービスが地域、ないしは利用者の方に必要とされているかということを、これからも皆様にいろいろ継続的に伺うことによって考えていこうと考えております。
◆田中 委員 地域の方にどのようなサービスが必要とされているかということなんですが、そこで言うと、審議会の委員の方からも、その審議会の中で鶴川図書館については言及があって、高齢者の方が歩いて行けるですとか、商店街の中にあって、車をとめて子連れの方が来られるですとか、本当にいろいろな、そこにあることが市民の、地域の方のニーズに合っているということだと思うんです。
というのと、先ほど目標というところでも、やはり子どもの読書活動を充実というお話もありましたし、そうすると、さるびあ図書館のときの請願でも出されていたんですけれども、やはり子どもが歩いて行けたり、自転車で行けたりという身近な図書館というところにすごくニーズがあると思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎図書館副館長 今お話があったとおり、地元の方々のいろいろなニーズ、今この図書館があってよかったなという声をいただいていることは、こちらは真摯に受けとめてございます。
そういう中で、図書館という形、または図書館という形ではなくて、そのような皆様のニーズと申しますか、地域のコミュニティーに必要なものというのはどのように提供していくことができるかということを継続して考えていきたいと考えております。
◆田中 委員 ぜひ本当にしっかり目標を定めて、子どもの読書活動ですとか、そういったものを目標として掲げているわけですから、というのと、やはり地元の方の声をしっかり本当に受けとめていただきたいなと思っております。
それで、鶴川図書館についてはURの建てかえということを想定しているんですけれども、URが建てかえない間は、継続してそこにあるということの理解でいいですか。
◎図書館長 URの建てかえにあわせて集約の検討をするというのが今の結論ですけれども、URの建てかえが住宅課を通じていただいている情報によると、なかなか地元との調整がつかず少しおくれているという状況にあります。
もちろん、当面はURの建てかえの動向をしっかり見据えつつ検討を進めていくということでございますけれども、建てかえが余りにも、例えば中止になってしまうとか、長期にすごく先になってしまうといったときには、URの動向ということを少し置いて、鶴川図書館のことをしっかり考えていかなければいけないと思っております。
◆田中 委員 URの建てかえの件は地元の方から私も聞いているので、なかなか具体化されていないということなんですけれども、とはいえ、やはり商店街の方ですとか、これまでずっと鶴川団地にある鶴川図書館と一緒に発展してきた地元の方の声をしっかり聞いていただきたいなと思っております。
別件で、先ほど星委員が利用者の減少というところを予算のほうで質疑されていたんですけれども、審議会の中では、図書館費の資料費の減少が利用者が減ってきた要因なのではないかという点が指摘をされていましたが、その点については、この方針の中にも書かれているということでしょうか。
◎図書館副館長 こちらの今のお話につきましては、図書館の資料をどう収集するかということにもつながってくるかと思うんですけれども、新刊の人気のある本を収集するということだけではなくて、やはり長く利用できる広い分野の資料を購入していくように選書を行っていく必要があると考えております。
また、やはり貸出数の減少だけではなくて、今回、めざす姿を出させていただいたんですけれども、図書館のめざす姿に合致したような、貸出数も当然そうなんですけれども、それ以外の指標というのも必要であると考えております。
◆田中 委員 指標をさまざまにということでしたが、今、質疑しました資料費の減少という点については、方針の中に書かれているかどうか。
◎図書館担当課長 今のご質疑なんですけれども、冊子版の13ページのところに表がございまして、そちらのほうに図書購入費の推移を掲載しておりますので、後でごらんいただけますでしょうか。
◆田中 委員 今見つけました。2011年度は8,000万円あったものが2017年度は約3,000万円と半分以下に、この6年ぐらいで減っているというのはなかなか大きいものだなとは思うんですけれども、とはいえ町田市の方の1人当たりの貸出冊数というのは、そういった中でも割と上位というか、大変多いという意味では、町田の市民の皆さんは本当に本を借りて読まれているんだなというのを審議会の資料を見させていただいて思ったんです。
であるならば、本当にそれがやっぱり、今でも十分だとは私は思わないですけれども、もっとあったほうがいいと思いますけれども、少なくとも今8館ある図書館がその役割を果たしているということのあらわれでもあると思うので、かつ、最初のほうに書いてありますアンケートの結果でも、市民が求めているのは、資料をもっと充実させてほしいですとか、今の館数でいいという意見ですとか、財政状況が厳しいのはわかるが、サービスは向上してほしいということで、減らしてもいいという人は、そのアンケートの中では11%だったと思いますので、やはり市民ニーズにもしっかり沿った形で検討をしていただきたいと思います。
◆わたべ 委員 今回の図書館のあり方見直しは、既に生涯学習審議会に諮問した段階で、もうある程度原案ができ上がっていたということで、審議会の中でそのことに関して何かご意見とかはあったんでしょうか。ちょっとすごく急いでこれができたなという印象があるんですけれども、いかがですか。
◎図書館長 生涯学習審議会委員には、3回の審議を経てこの答申をいただいたわけなんですけれども、その前に、先ほどもあったかと思いますけれども、第3期の審議会のほうからいただいた今後の生涯学習施策の進め方といったものも踏まえつつ、今回、教育委員会では原案をつくって審議会に諮問をして、答申をいただいたという形になります。
生涯学習審議会の意見の中ではさまざまな意見があったかと思いますけれども、もちろん、図書館は身近にあってこそというような意見もありますし、先ほどお話しになった資料費のことをやはり考えなきゃいけないのではないかという意見もありましたけれども、こちらが諮問した内容としては、めざすべき姿、そういった今までの貸し出し中心の考え方から脱皮した新しい図書館はどんなものですかということを諮問したことと、仮に、再編に当たっては、注意しなきゃいけない、留意しなきゃいけないことの答申をいただいておりますので、こちらとしては、さまざまな意見をいただきながら、その答申をいただいた内容を踏まえて今後進めていくということになります。
◆わたべ 委員 昨年、私どもは、文教社会常任委員会の決算に対する意見の中にも、図書館は貸出数だけにこだわらず、別のいろいろな視点で評価するべきだということは意見として出しております。
ただ、鶴川図書館というところが、今本当に団地再生とかが叫ばれる中で大変重要な位置を占めているものだと思うし、鶴川図書館の将来を心配する団体が市長に要望書を出したりとか、そういうこともしていることは認識されていると思いますが、やはりこういう結論に至ったということなんですかね。
◎図書館長 図書館だけではなく、今、市のいろいろな部署で公共施設の再編という問題を考えていますけれども、それは、今後どんどん進んでいく少子・高齢化の中で、次を担っていく若い人たちに負担を残してはいけないというのが多分根本にあると思います。
図書館についても、もちろん身近にあれば利用されるというのはよくわかりますけれども、そういった大きな視点で物事を考えていくという形で、この見直し方針を取りまとめいたしました。
◆わたべ 委員 私もいろいろ町田の公共施設を考える中で、大きな視点というのが、どう大きな視点を持ったらいいのか、大きな視点はさまざまな小さい市民の声や地域の要望の上に成り立っていると思うので、この件については、私も非常に悩んでいるところなので、とりあえずこれで終わります。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(「町田市民文学館のあり方見直し方針」の策定について)
○委員長 行政報告、「町田市民文学館のあり方見直し方針」の策定についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎生涯学習部長 「町田市民文学館のあり方見直し方針」の策定につきまして報告させていただきます。
詳細につきましては、担当者からご説明させていただきます。
◎市民文学館担当課長 「町田市民文学館のあり方見直し方針」の策定につきまして報告させていただきます。
タブレットの資料番号は66でございます。
町田市5ヵ年計画17-21、行政経営改革プランに基づき、町田市民文学館ことばらんどの役割や存在意義を明確にし、効率的、効果的な運営を実現するため、町田市民文学館の事業及び施設の見直しの方向性を示した町田市民文学館のあり方見直し方針を町田市教育委員会定例会、2019年2月1日開催で策定いたしましたので、報告いたします。
なお、策定に当たりましては、町田市生涯学習審議会から2018年3月に今後の生涯学習施策の進め方についてと、10月には、この町田市民文学館のあり方について、それぞれ答申をいただき、この答申の内容を踏まえまして取りまとめをいたしました。
では、ごらんの資料に基づき見直し方針の主な内容についてご説明いたします。
町田市民文学館は、2015年5月に実施した市民参加型事業評価の対象となり、要改善の評価を受けております。
文学館のあり方見直しを行うに当たり、まず、市民参加型事業評価に対する分析を行っております。
1、評価及び指摘事項でございます。
市民参加型事業評価の結果は要改善とされましたが、その内容は、施設の存在意義が問われるなど、大変厳しいものでございました。
2、厳しい評価を受けた要因の分析としましては、市民目線の欠如、情報発信の不足の2点を挙げております。
続きまして、第2、第3の項目では文学館の実績の確認とアンケート調査による分析を行っております。
1ページおめくりください。
文学館の存在意義です。
この項目では、文学館の存在意義を定義し、あるべき姿として、(1)文学館は市民が文学に触れ合うきっかけ、文学の扉となり、豊かな心を育む場所となるなど、6項目挙げております。
続きまして、文学館の存廃についてでございます。
これにつきましては、6項目の理由を挙げまして、文学館を存続し、事業を継続することとしております。
1ページおめくりください。
事業及び施設の見直しです。
1、事業の見直しでは、文学館の認知度、利用度を高めるため、(1)シティプロモーションの推進、(2)子ども向け事業、中高生から20歳代の若い世代を対象とした事業の充実など、5項目について取り組むこととしております。
2、公共施設再編を見据えた施設の見直しについては、建物の耐用年が2038年でございますので、それを踏まえまして、(1)中・長期的な方向性と、(2)短期的な方向性を示しております。特に短期的な方向性として、現有の施設で文学館事業を継続する間の管理運営につきましては、効率的、効果的な運営手法を取り入れることとしまして、近隣の施設や同種の施設の動向も踏まえながら、①から③までの3項目に留意し、指定管理者制度を含む民間活力の導入を進めてまいります。
以降のページについては、方針の本編を掲載してございます。
報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
△行政報告(町田市立図書館と大和市立図書館との相互利用協定の締結について)
○委員長 行政報告、町田市立図書館と大和市立図書館との相互利用協定の締結についてを議題といたします。
本件について、担当者の報告を求めます。
◎生涯学習部長 町田市立図書館と大和市立図書館との相互利用協定の締結につきまして報告させていただきます。
詳細につきましては、担当者からご説明させていただきます。
◎図書館副館長 それでは、町田市立図書館と大和市立図書館との相互利用協定の締結につきまして、行政報告させていただきます。
iPadの資料67番をごらんください。
大和市と町田市は、それぞれの市民が行政区域を超えて相互に図書館資料を利用することができるように相互利用協定を締結いたします。
町田市では、現在までに、こちらの資料に出ております8つの市と図書館の相互利用協定を締結しております。今回の大和市との相互利用の開始により、利便性がさらに向上いたします。
相互利用の開始日につきましては、5月15日を予定してございます。
相互利用の範囲は、書架、本棚などにありまして、その場で借りることができる資料の貸し出しという形になります。大和市には3館の図書館と2つの学習センター図書室というところがございます。
続いて、2ページをごらんください。
こちら、大和市の図書館の位置を地図で示してございます。大和市は大きく分けると市が北部、中央部、南部に分かれているんですけれども、それぞれの北部、中央部、南部に1館ずつ図書館が配置されてございます。そのほか、2つの学習センター図書室というところがございます。この5館全てが本当に駅のすぐそばにありますので、町田市民にも大変利用しやすいことと考えております。
町田市立図書館と大和市立図書館との相互利用協定の締結についての報告は以上でございます。
○委員長 これより質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって質疑を終結いたします。
以上でただいまの行政報告を終了いたします。
休憩いたします。
午後7時14分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時15分 再開
○委員長 再開いたします。
これより第7号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。
◆田中 委員 第7号議案、町田市一般会計予算について反対の立場で討論を行います。
今回の予算において、教育的な分野では給食費の公会計の予算や小中学校体育館への空調設備の整備、環境改善の整備予算など、教育環境の改善や、児童生徒が安心して学校に通うための予算、また、子育て分野では、子育て世帯への支援事業、例えば病児保育の拡充などの予算が組まれていることについては大変重要で市民のためになると考えます。
一方、教育予算の中では、学校用務員の委託化がさらに拡大をされる点、また、小学校5年生、中1、2年の移動教室の補助金が削減をされております。
あえて言うならば、補助金は全体の予算から見たらたったの1,000万円と個人的には思います。削減は大変残念なことだと思います。削減をされたことで保護者に負担がふえていること、また、各センターや市民ホール等の利用料については10月から負担増となること、そういった住民負担をふやしている一方、公共施設再編計画が進められて、住民が必要だと声を上げているものについて集約化などが計画をされている一方で、2018年6月議会において、その補正予算が反対をされたにもかかわらず、今回再度、(仮称)国際工芸美術館の新たな基本設計のための委託料が計上されていること、今回の委員会で美術館全体が幾らになるかは答えていただけなかったんですが、今後大きな整備費がかかってくることは想定がされます。
よって、そういった市民負担増や、また、公共施設の再編を進めながら、そうした大型の事業にお金をかけていくことは市民理解を得られるとは考えられません。
よって、第7号議案に反対をいたします。
◆矢口 委員 第7号議案に反対の立場で討論をいたします。
国際工芸美術館の基本設計にかかる事業費が計上されている部分についてのみ反対します。
先ほど、図書館にあっては市民から存続を求める声がたくさんある中で、それでももう再編しなきゃいけないという苦渋の決断のもと進めていくという話だったんですけれども、その反面、国際工芸美術館は市民からの強い要望がないということも既に答弁で確認できていますし、ましてや市民意識調査という町田市が最も市民に対して大規模に行っているアンケート調査を参考にすることもなく、それを議論することもなく、こんなに大きな事業の設計を進めていくというのは、とてもじゃないけれども、ちょっと私は賛成できません。
地方公共団体は、最小の経費で最大の効果を上げるようにしなきゃならないということが地方自治法で定められているのにもかかわらず、こんなに大きな予算を使って市民が要望していない施設をつくろうという計画はとても認められないと感じました。
なので、ほかの予算については賛成なのですが、この予算について反対のため、残念ですが、第7号議案に反対させていただきます。
◆わたべ 委員 第7号議案、一般会計予算に賛成の立場で討論いたします。
まちだ市民クラブ会派の代表質疑でも触れましたが、昨年6月、第2回定例会におきまして、国際工芸美術館の予算の減額補正に賛成しております。それ以降の取り組みについて、本日伺うことができました。今回は基本設計ということもあり、進捗の状況を注視していくことを申し添えまして、賛成討論といたします。
◆村まつ 委員 第7号議案につきまして、芹ヶ谷公園芸術の杜・(仮称)国際工芸美術館整備事業につきまして、附帯決議をつける前提で賛成討論を行います。
昨年6月からさまざまな改善が見られるのは評価をしております。ただし、総事業費、また、公園全体のイメージ、そして(仮称)国際工芸美術館の公園とのバランスがまだわからないという状況にあります。
また、アウトリーチ展示を行っていくとのことですけれども、その結果も踏まえてさまざま検討していくべきではないかとも考えております。
そして、官民連携の内容、こちらにつきましてもまだこれから検討するということで、この内容は注視をしていかなければならないと考えております。15年先、30年先も持続的に価値を提供し続けるという言葉がありましたけれども、そういったものになるのかどうか、まだまだ注視が必要だと考えております。こういったことを踏まえまして、今後も随時議会での行政報告というものも必要かと思います。
そういった観点から、附帯決議をつけるという前提で第7号議案につきましては賛成という立場で討論をいたします。
○委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第7号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○委員長 挙手多数であります。よって第7号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。
休憩いたします。
午後7時23分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時24分 再開
○委員長 再開いたします。
△特定事件の継続調査申し出について
○委員長 特定事件の継続調査申し出についてを議題といたします。
特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申し出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
休憩いたします。
午後7時25分 休憩
―――◇―――◇―――
午後7時26分 再開
○委員長 再開いたします。
△委員派遣について
○委員長 閉会中の委員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。5月20日から22日までの3日間の日程で、特定事件の調査のため、委員全員を派遣いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。
視察市につきましては、正副委員長で協議の上、後日通知いたします。
以上ですべての案件の審査が終了いたしました。
これをもって文教社会常任委員会を閉会いたします。
午後7時27分 散会...