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  1. 板橋区議会 2024-06-11
    令和6年6月11日区民環境委員会-06月11日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    令和6年6月11日区民環境委員会-06月11日-01号令和6年6月11日区民環境委員会  区 民 環 境 委 員 会 記 録 開会年月日  令和6年6月11日(火) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午前11時34分 開会場所   第3委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  副委員長     成 島 ゆかり      委員       しいな ひろみ  委員       木 田 おりべ      委員       いがらし  学  委員       山 内 え り      委員       田 中やすのり  委員       大 野 治 彦      委員       高 沢 一 基 欠席委員  委員長      五十嵐 やす子 説明のため出席した者  区民文化部長   平 岩 俊 二      資源環境部長   岩 田 雅 彦
     戸籍住民課長   北 村 知 子      文化・国際交流課長小 林 晴 臣  スポーツ振興課長 田 中 一 誉      環境政策課長   河 野 雅 彦  板橋西清掃事務所長加 藤 剛 史 事務局職員  議事係長     龍 野 慎 治      書記       外 立 龍太郎               区民環境委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 報告事項  (1)農業委員会報告について(3頁)  (2)東京二十三区清掃一部事務組合議会の会議結果について(3頁)  (3)専決処分の報告について(清掃事業用直営車両の事故に係る示談処理)(3頁)  (4)令和5年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(氏名の振り仮名法制化に係るシステム改修事業)(8頁)  (5)「いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2030」の策定方針について(13頁)  (6)所管事務概要について(22頁) 5 調査事件について    地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件(24頁) 6 行政視察について(24頁) 7 閉会宣告 ○副委員長   ただいまから区民環境委員会を開会いたします。  本日は五十嵐委員長が欠席のため、委員会条例第9条第1項の規定に基づき、副委員長の私が委員長の職務を代行いたしますので、よろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎資源環境部長   おはようございます。本日の区民環境委員会より、新たな委員会構成となっております。改めてご指導・ご教授のほどよろしくお願い申し上げます。本日の委員会でございますが、報告事項が6件でございます。誠実かつ明瞭、明快な答弁を心がけてまいりますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   次に、署名委員をご指名いたします。  しいなひろみ委員、いがらし学委員、以上お二人にお願いいたします。  なお、本日の委員会は案件が多数ございますので、各委員、理事者におかれましては簡潔な質疑、答弁、そして円滑な議事運営にご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   それでは、報告事項に入ります。  理事者の皆様におかれましては、報告事項の背景、意図、狙いなどポイントを絞って簡潔にご説明くださいますようお願い申し上げます。  はじめに、農業委員会報告について、東京二十三区清掃一部事務組合議会の会議結果については、既に配付してあるとおりでございますので、特段の質疑がなければご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   次に、専決処分の報告について(清掃事業用直営車両の事故に係る示談処理)についてを議題といたします。  本件について理事者より簡潔に説明願います。 ◎板橋西清掃事務所長   資料番号1、専決処分の報告についてと書かれた資料をご覧ください。項番1、本件事故の概要ですが、令和5年7月8日に若木一丁目1番14号付近道路上において、区のふれあい指導軽自動車車両が下り坂の狭小路地にて対向車とすれ違う際、道を譲るため路肩に乗り上げて停車したところ、相手車両とすれ違うことができませんでした。そのため、区車両はバックしようとしてギアをドライブからバックに入れる際、ニュートラルの通過時にブレーキから足を離してしまい、下り坂のため車両が前進して、相手方車両に接触いたしました。損害の程度としましては、相手側の運転席側ドアに傷及びゆがみが生じました。運転者の方にけがはございません。項番4、損害賠償額ですけれども、14万4,203円で、全額区が契約しております自動車損害賠償責任保険から支払われます。項番5、示談成立及び専決処分年月日は令和6年3月21日でございます。項番8、事故防止策の実施でございますが、事故の状況について朝の全体ミーティングで情報を共有しまして、安全意識の向上を図っております。また、所内で行っている警察署員を講師とした交通安全講習会において、本事例を研修の題材とし、注意喚起を行っております。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆木田おりべ   まず1点目ですけれども、今後の事故を防止するという観点からちょっと質問したいところがあるんですけれども、まず項番1のところで、ニュートラルの通過時にブレーキから足を離してしまいと書かれておりますけれども、なぜ足を離したのかっていうところ、これが重要なところだと思うんですけれども、今後の事故防止に生かすためには、これも情報、なぜそうなったかというところはちょっと突き詰めなきゃいけないのかなというところであるんですが、いかがでしょうか。 ◎板橋西清掃事務所長   運転者の方ですけれども、やっぱり坂道でしたので、バックをするに当たって少し緊張していたというところもあると思います。それから、バックに自分では入れてあるというような認識の下、バックしようとしたので、ブレーキからアクセルに足を移すっていうときに離れて前に行ってしまったということが理由だと思われますので、その職員も今は反省しております。 ◆木田おりべ   今ご説明があったと思うんですが、項番8のところで、事故の状況について朝ミーティングにて情報共有をされて、安全意識の向上を図ったということですが、同種事案については今後決して起こしてはならないことなのかなとは思っているんですけれども、情報共有して安全意識の向上を図るだけじゃ、正直、事故防止の観点からするとちょっと不足しているのかなというところがありまして、さっき言ったなぜブレーキから足を離してしまったというところは突き詰めて、今後このようなことがないようにしなきゃいけないと思うんですが、どのような指導を各所でされたのか、そこをお伺いします。 ◎板橋西清掃事務所長   まず本人には、起きてすぐ直接指導、それから注意喚起を行いました。それから、朝のミーティングということでこちらの報告書のほうには書いてありますけれども、そのほかに主任会議ですとか、それから班別ミーティング、個別でやっておりますけれども、そういったような様々な機会を捉えて、安全運転・作業というような啓発を行っております。また、アルコールチェックも行っておりますけれども、そのときに技能長から安全運転の啓発なども行っておりまして、今回の件につきましては、警察署員を講師とした安全講習会において研修の題材としました。警察署の方におかれましては、こういったことが起きないようにするためには一人ひとりの意識が大事ですというふうに受けておりますので、今後につきましては、一人ひとりが自分事として意識する、そういうことが大事かなと思っております。 ◆木田おりべ   そういったご指導をされてるところですけれども、今回、項番1に書かれてるとおり、ブレーキから足を離してしまったというところもあるので、バックする際、移行するまでにしっかりとブレーキを踏むことが必要だと思うんですけれども、こういった指導はされてますでしょうか。 ◎板橋西清掃事務所長   車に一緒に乗って直接指導ということはしておりませんけれども、その場、起きてすぐですけれども、指導、注意喚起するときに、運転するときは慌てないでするように本人のほうには注意をしてございます。 ◆木田おりべ   同種事案を防止するためにも、これは具体的なことになってしまうんですが、バックに移行するまでしっかりとブレーキを踏むように、引き続きご指導いただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆いがらし学   ちなみに、事故を起こされた方の年齢っていうのは、お幾つぐらいの方なんでしょうか。 ◎板橋西清掃事務所長   50代ということを伺っております。 ◆いがらし学   ちなみに、2人乗車されてたっていうことでよろしいでしょうか。 ◎板橋西清掃事務所長   私どものふれあい作業車については、職員2名が乗車しております。 ◆いがらし学   やっぱりそういった場合は、1人が降りて周りを確認する、安全確認するとか、そういうふうにしたほうがいいのかなと感じております。事故防止策の実施ということで、注意喚起は図ってらっしゃいますけれども、若木なんかはやっぱり道も細いですので、1人が降車して安全を確認するほうが、これから事故が起きないのかなと感じました。また、事故から示談までちょっと日時が空いているということを伺ったんですけれども、ちなみに相手のドライバーの方ってお幾つぐらいの方なんでしょうか。 ◎板橋西清掃事務所長   申し訳ありません、先ほど50代と申しましたのは相手様の運転者の年齢でございまして、私どもの乗車しました職員ですけれども、運転者の方の作業歴が33年、助手席の方が23年、ともに技能主任ということでございます。 ◆いがらし学   分かりました。年齢に関係なく、しっかりこういった場合は同乗の方が降りて安全確認するなどをしていけば、大体年間に1、2件はこういった事故が起きてると認識しておりますので、そうして安全対策を行っていただければと思います。 ◆しいなひろみ   2点だけ確認させていただきたいことがあるんですけれども、車の構造についてと操作について教えていただきたいんですけれども、大きいトラックとかそういった車って、止まったらサイドブレーキを引くっていうのを習慣にしているドライバーさんが多いと思うんですが、そういったことってご指導されているのか、1点。それと、該当車両は、バックをギアに入れたときって、音響で何かこう、バックしますとかぴーぴーぴーとか、そういったものは発信するような構造なのか、2点目。それについて教えてください。 ◎板橋西清掃事務所長   サイドブレーキでございますけれども、当然、運転免許を持ってる者としましては、坂道で止まって、必要があればサイドブレーキを引くということは、運転者として行うべきことでございます。今回、起こってすぐですけれども、本人に対してサイドブレーキを引かなかったのかという確認は、しておりませんけれども、委員のおっしゃるとおり、坂道で止まって、特に今回はバックですので、運転的にはいつもと違う感じですので、サイドブレーキを引くべきだったと認識しておりますので、今後機会があれば、そういったことも当然注意喚起していきたいと考えております。それともう一点目ですけれども、バック時の音ですけれども、そういったぴーぴーっていう、バックするときに音は鳴ります。鳴るんですけれども、恐らく運転手としてはそれが耳に入らないような、焦ってしまったといいますか、音がしっかり鳴ってからブレーキを離してアクセルを踏むという行為に至らなかったということが原因だと認識しております。 ◆しいなひろみ   私も本日、登庁する前に現地へ行って、道路の状況がどんな感じなのか確認をしてまいりました。確かに傾斜、角度もついてて、谷底みたいになってるところがすごく道幅が狭くなってたんで、ここなのかなって推測したんですけれども、そのときにサイドブレーキってどうなってたのかなっていう疑問があったので、今ご質問させていただきました。恐らく、一瞬の何かの隙でこういったことになってしまったのかと思うんですけれども、幸い相手の方もおけがとかはされてなかったから、本当に不幸中の幸いだったのかなとは思うんですけれども、誰の身にもあり得ることなので、引き続きしっかりご指導していただければと思います。 ◆山内えり   先ほど作業歴が33年ということで、ベテランの方に当たるのかなと思っていたんですが、こうした、今回はいわゆるごみ収集車ではなくて、ふれあい指導ということを伺っていますが、まず伺いたいのは、このふれあい自動車というのは区内で日頃何台活用しているのかというのと、全て区の職員なのか、あるいは委託の事業者が入っているのか、こうした人員の構成についてもお聞かせください。 ◎板橋西清掃事務所長   ふれあいの自動車ですけれども、西清掃事務所におきましては、車両5台を使って毎日行ってございます。それから、1台に2人体制で乗車して行っておりますけれども、全て区の職員で行ってございます。 ◆山内えり   事前にお聞きしたときは、何か委託の事業の方がおられると聞いたんですが、全員、その5台とも区の職員で対応しているということでよろしいか、再度確認させてください。 ◎板橋西清掃事務所長   ふれあいの指導におきましては、全員職員で行っておりまして、委託ですとか雇上会社っていうのは収集の職員でございます。 ◆山内えり   それから、運転している皆さんは、経験年数っていうのは長いベテランの方で、日頃からそういう事業、ふれあい自動車に関わる仕事をされていたということで理解してよろしいでしょうか。 ◎板橋西清掃事務所長   ふれあい指導に携わっております職員につきましては、ずっとふれあい指導をやってきたということではございませんで、大まかですけれども、2年に一度ぐらいで職員を替えまして行っております。ですので、その中で一人ひとりの、運転免許を取ってからの運転の経歴ですとか、それから日頃どのくらい運転しているかという、そういったものにつきましては、人それぞれ、かなりばらつきがあるかなと思っております。
    ◆山内えり   それぞれ経験年数を積まれた区の職員の方が、日頃清掃の業務についていて、今回様々な条件が、狭い道路幅であったり傾斜のある道路であったりというような状況があったんだろうということは思うんですけれども、区の仕事に携わる職員として、やはりそういった注意の必要性があると思っております。8番の事故防止策の実施のところで、交通安全講習会が行われてるということですけれども、これは年2回と伺っていますが、警察署員と共にということですけども、区の職員、ふれあいに関係する方が全員携わっているのかというのと、今回のこうした事故の状況を考えても、さらなる研修を積んでいくというお考えはあるでしょうか。 ◎板橋西清掃事務所長   交通安全講習会につきましては、年2回行っておりまして、全作業員、全職員で行ってございます。また、7月に今年度の第1回目の交通安全講習会を開きますので、そういった場でも注意喚起を行っていきたいと考えてございます。 ◆山内えり   ぜひ研修の機会が増やせるような状況や、日頃の注意喚起をして、職務に励んでいただきたいと思っております。それから最後、示談の日までおよそ8か月かかったという理由については、どういった理由だったのかご説明いただけますか。 ◎板橋西清掃事務所長   示談の日にちがかかった理由でございますけれども、過失割合につきまして、当初保険会社が相手様に提示した割合に対して、なかなか相手様のほうがご納得いただけなかったというところが長くかかってしまったということでございます。ただ、最終的には示談ということに至りましたので、相手様もご納得いただいた過失割合で示談が成立してございます。 ◆大野治彦   確認させていただきたいんですけども、先ほど説明の中で、所長さんが自動車損害賠償責任保険から支払われたって説明されたんですけども、これは通称、自賠責保険っていうことで、人身事故の場合に適用される保険なんです。これは、損害保険会社ですから任意保険ではないのかなと思うんですけども、その辺を今確認させていただきたいんですけれども。 ◎板橋西清掃事務所長   委員のおっしゃるとおり、自賠責保険につきましては人身保険しか出ない保険でございまして、今回につきましては任意保険のほうから全て出ております。私の説明が間違っていたと思われます。申し訳ございません。 ○副委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   次に、令和5年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(氏名の振り仮名法制化に係るシステム改修事業)についてを議題といたします。  本件について理事者より簡潔に説明願います。 ◎戸籍住民課長   まず、令和5年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について、事業名は、氏名の振り仮名法制化に係るシステム改修事業でございます。繰越明許の理由なんですけれども、氏名の振り仮名法制化に係るシステム改修経費が国の令和5年度当初予算に計上されて、国庫補助金の交付を受けることとなりました。国の仕様が示されず、令和5年度中のシステム改修は困難であったものの、区での令和5年度予算措置及び補助金の申請が補助条件とされていたため、令和5年度第7号補正予算に計上し、繰越しを行ったものでございます。令和6年度繰越額が2,374万4,000円、こちらが内訳としては戸籍住民基本台帳経費戸籍情報システム運営経費の合算でございます。繰越財源は国庫補助金、こちらの金額が1,335万1,000円。事業概要につきましては、戸籍法の一部改正により、戸籍の振り仮名の記載が記載事項として追加されました。戸籍に記載された氏名の振り仮名が、戸籍の附票や住民票等の記載事項とされるため、戸籍附票システム及び住民基本台帳システムの改修を行うものでございます。簡単ではございますが、以上で説明を終わらせていただきます。 ○副委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆木田おりべ   まず、私から何点か質問いたします。まず1つ目ですが、この繰越明許費につきましては、令和5年度の第7号補正予算で既に昨年度の2月に可決されているというところでありますが、今回このような形で報告される理由は規定などによるものか確認させてください。 ◎戸籍住民課長   7号補正について、今回の報告をする理由につきましては、地方自治法施行令第146条2項を根拠とするものでございます。普通地方公共団体の長は、繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越したときは、翌年度の5月31日までに繰越計算書を調製し、次の会議においてこれを議会に報告しなければならないとされておりまして、こちらを根拠としたご報告になっております。 ◆木田おりべ   続きまして、資料2の3ページの表に、戸籍に記載後は住民票に連携されるという形で米印のところで書かれておりますが、本籍地が板橋区で住民票が板橋区にない方への対応と、本籍地が板橋区外で住民票が板橋区にある方への対応についてお伺いしたいんですけれども、ほかの自治体との連携が必要になってくると思うんですが、そこの辺はいかがでしょうか。 ◎戸籍住民課長   振り仮名の届出は、本籍地と住所地への届出が可能となっております。届出を受けた自治体が本籍地と住所地に通知することになっていて、戸籍に振り仮名が振られると、順次住民票にも反映されていくという形になります。今ご質問をいただきましたまず1点目、本籍地が板橋区で住民票が板橋区にない方の場合、まず板橋区に本籍のある方が板橋区に届出をした場合、板橋区から住民登録をしている自治体に、戸籍に振り仮名を記載した旨の通知を送ります。そうすると、住所地で振り仮名が振られます。次に、板橋区本籍の方が区外の住所地に届出をした場合、住所地から板橋区へ通知が送られるので、その通知によって板橋区で戸籍に振り仮名を記載いたします。次のご質問で、まず本籍地が板橋区以外で住民票が板橋区にある場合、こちらにつきましては、他自治体の本籍の方をまず板橋区で受付した場合は、板橋区から本籍地へ受け付けた旨の通知を送ります。そうすると、本籍地で振り仮名が記載されます。もう一つ、他自治体本籍人が本籍地に届出をした場合、本籍地から板橋区へ戸籍に振り仮名を記載した旨の通知が届くので、本籍地で振り仮名を記載し、板橋区では住民票に振り仮名を記載するという流れになります。どちらにせよ、振り仮名は本籍地と住所地、両方に届けることができるので、その自治体間で連携をして、漏れなく戸籍と住民票に振り仮名を振っていくという形になります。 ◆木田おりべ   よく分かりました。続きまして、それに付随しまして、伺ったところ、板橋区はそもそも住民票に既に振り仮名が打たれているということですけれども、ただ一方で、住民票に振り仮名が打たれてない自治体もあると認識はしております。その場合、本籍地が板橋区で住民票が板橋区にない方の場合で、住民票に振り仮名を振っていない自治体に在住して届出をしない方って、多分出てくると思うんですよね。私の名前はこういうふうに読みますみたいな形で。そういった方への対応についてはいかがでしょうか。 ◎戸籍住民課長   届出がない場合には、本籍地の自治体において、法の施行から1年を経過した日に、氏名の振り仮名を戸籍に職権で記載することになっております。そのため、板橋区が本籍地の場合は、法が施行されてから1年後に職権で振り仮名を記載し、その旨、住民登録地へ通知するということになっております。 ◆木田おりべ   ただ、届出がない方で、例えば本当に読み方が難しい方も中にはいらっしゃると思うんですが、その場合についてはどのように判断されるのかというところをお示しください。 ◎戸籍住民課長   振り仮名が難しいっていうのは、俗に言うきらきらネームみたいな、この漢字でこのように振り仮名はっていうところでございましょうか。であるとしたら、一応、この振り仮名については一般的な読み仮名ということになるんですけれども、現時点におきましては、そういった振り仮名を利用されているというところがありますので、そのことはまず第一に尊重するということで、この読み仮名を、こういうふうに読みますっていう届出をしていただくんですね。その届出によって、今現在使われている振り仮名を戸籍に振ることができます。ただ、その届出のときには、実際にこの振り仮名をこういう形で使ってますという、証明する書類が必要になりますので、例えば銀行の口座でありますとか、そういったところの資料を出していただいて届出をしていただければ、今現在使われている振り仮名をそのまま戸籍に振ることができるようになっております。 ◆木田おりべ   届出がない場合、そこはどうなるのかなというところが心配でして、それを教えてください。 ◎戸籍住民課長   届出がない方につきましては、住民票に現在振られている振り仮名をそのまま、一旦便宜上、戸籍に振ることになりますので、1年後にその振り仮名が戸籍に振られて、その戸籍の振り仮名がまたもう一度住民票に使用されるっていう形の手続にはなるんですけれども、ご本人が届出をしていない形で職権で振られることになるので、その場合、1回に限り、本籍地にご本人が届出をすることによって振り仮名を変えることは可能です。 ◆木田おりべ   続きまして、最後に、戸籍の附票ってあるんですけれども、それについて、結構古いやつは手書きで書かれておりまして、それは電子化されてはいるんですが、そういったところ、過去に附票に名前が書かれてる部分についての振り仮名にどのように対応するのかというところをお示しください。 ◎戸籍住民課長   今おっしゃっていただいたように、手書きの附票につきましては、電子化のタイミングで、振り仮名はないような状況になっております。それで、今回の振り仮名は、まず届出をされると、戸籍に振り仮名が振られまして、その次に、連動して附票のほうに振られていくっていう形になりますので、戸籍の届出をしていただければ、そのまま附票のほうに振り仮名が自動的につくような形になっております。 ◆木田おりべ   分かりました。すなわち、過去の手書きの附票にも自動で振られるっていう意味でよろしいですか。 ◎戸籍住民課長   過去の手書きの附票につきましては、多分昭和62年頃だと思うんですけれども、住民基本台帳の電算化のときに一緒に附表も電子化しておりますので、今時点で手書きの附票はありません。 ◆木田おりべ   すなわち、その電子化された手書きの附票に対しての振り仮名についてですけれども、ぽんとこう。 ◎戸籍住民課長   手書き自体が、今板橋区ではないです。 ◆木田おりべ   手書きはないんですけども、それは手書きのものが今電子化されてますもんね。それで、その手書きされた附票の電子化されたものに、自動的で振り仮名が振られると今ご答弁いただいたと思うんですけれども、認識としては、過去のものにはもう振り仮名は振られずに、最新の戸籍のものに振り仮名が振られるというようなイメージなんですが、そこら辺はいかがでしょうか。 ◎戸籍住民課長   除票になったり、過去のものについては振り仮名はあえて振られないので、現行活用できているものだけに振り仮名が振られます。 ◆しいなひろみ   振り仮名っていうことなんですけども、振り仮名は平仮名と片仮名があるかと思うんですが、もうどちらにするかって決まってはいるんでしょうか。 ◎戸籍住民課長   振り仮名につきましては、戸籍と住基と2通りあるんですけれども、戸籍につきましては施行日の決定と同時期に国から通達で示される見込みなので、今の段階でこちらですっていうことはまだ決まっておりません。一方、住民票につきましては、片仮名で記載される旨、国から示されております。 ◆しいなひろみ   これに付随することで教えていただきたいんですけれども、私が関わる中で多いのが介護保険被保険者証とか介護保険負担割合証なんですけれども、そういうのを見ると、お名前の上のところにフリガナって項目があるんですが、やっぱり未記載のままなんです。そうすると、これが施行されると、介護保険証とか負担割合証とかそういったものにも振り仮名が自動的に入るっていうことになるんでしょうか。ちょっと所管が違ったら申し訳ないんですけども。 ◎戸籍住民課長   今の時点で、戸籍住民課として振り仮名が追加される書類について、例えば住民票の写しであるとか区様式の住民票記載事項証明書であるとか戸籍の謄本とか戸籍の附票は、現在振り仮名ということで認識しているんですけれども、ご質問いただいた、例えば国民健康保険や後期高齢医療制度の加入とか介護保険とかそういったところ、住民票のデータを基に作成される資格証明書なども記載の対象になるかが、現時点で不明なんですね。なお、戸籍住民課の中では、印鑑登録証明書については、実際に示されてないんですけれども、こちらについては行政照会中ということになります。 ◆しいなひろみ   やっぱり振り仮名が入ってるとすごく助かるので、できればそういったところも全部リンクしていただけるといいなと思います。 ◆いがらし学   ちょっと確認なんですけれども、これは46万人の本籍人に振り仮名確認通知を送るということでよろしいんでしょうか。 ◎戸籍住民課長   板橋本籍の方に対して本籍地として通知を送るので、板橋区は46万の本籍人の方がいらっしゃるので、その方たちに対して通知をお送りします。 ◆いがらし学   先ほど板橋区はもう住民票に振り仮名はついていらっしゃいますというふうなご答弁があったかと思うんですけども、そういう方々に対しても送られる。 ◎戸籍住民課長   現在、住民票についている振り仮名は、法的根拠がないものなんですね。振り仮名の収集については、例えば転入のときにお客様に書いていただいたりとか、出生届のときにお客様に書いていただいたっていうところで、それは法的根拠がないものなんです。なので、今回それをきちんと交渉して法的根拠を持たせましょうっていうところなので、実際に作業としては、今住民票に振られているものをベースとしてデータを作成して、本籍人の方々にはがきを送ってこの振り仮名でいいですかっていう確認をするので、全ての方に対してこの確認作業は行うことになります。 ◆いがらし学   分かりました。 ◆山内えり   今の対象者への通知の仕方ですけれども、全ての方にっていうことは、46万人の対象者に郵送で送るのか、それはいつ頃で、個人的に送るのか世帯に送るのか、そういった状況をもう少し詳しく教えていただけますか。 ◎戸籍住民課長   板橋区の戸籍数は全部で22万、戸籍人口は46万人なんですね。それで、法務省では、一つの戸籍の中で同住所の方には1通の圧着はがきで通知が送付できるように検討されているので、46万人の方に個々にお送りするわけではないので、46万件よりは少ないと思われます。 ◆山内えり   では、恐らく今のお話だと、22万の戸籍のある世帯というんでしょうか、そういうところに郵送で送るということなのかなと思ったんですが、先ほど、いつ頃っていうのは分かっているんでしょうか。 ◎戸籍住民課長   法の施行を待ってからになるので、予定としては令和7年の5月頃になる予定です。 ◆山内えり   それから、先ほど戸籍ということで、22万ということは世帯ということになるでしょうから、世帯主もおられたり、お子さんがおられたり、高齢の方がおられたり、障がいを持ちの方もおられるだろうと思いますと、様々な方がおられると思うんですが、基本的に世帯主の方が全ての家族の返事をするのか、振り仮名とか、こうですよって返事をするのか、そうせざるを得ないのかなと、1通ってことになるのかなって今聞いてて思うんですが、字が書けない赤ちゃんであったり、なかなかご自身の状況をお伝えできない認知症の方ですとか障がいをお持ちの方とか、そういった方への対応っていうのはどういうふうになるんでしょうか。 ◎戸籍住民課長   振り仮名の届出についてなんですけれども、2段階に分かれていまして、まず氏の届けと名前の届けが別になってしまうんですね。それで、まず戸籍の中の氏については、筆頭者が届けることになっています。名前については、個々の構成員が届けることになるので、筆頭者が氏を確定して個人が名を確定するタイムラグがあると、職権で記載される1年後までの間には振り仮名が名字は振られているけれども名前が振られてないとか、名字が振られてないけれども名前が振られてるみたいな、そういった経過措置的な振り仮名の振り方にはなってしまうんですけれども、一応、氏と名前は筆頭者と個人が振るっていう形に届け出るということになっています。それで、例えば赤ちゃんであるとかお子さんであるとか、ご自分で届け出得ない方につきましては、15歳未満については親権者が届けることになっております。また、例えば認知症とか、ご自身で届け出るのが難しいっていう方につきましては、ご本人様が何も届出をしなければ1年後に通知のとおりに記載をされるっていうことになるんですけれども、例えば老人施設の入居者の方などへの対応方法については、積極的に法務省のほうに確認をしていきたいと思います。また、届出の様式自体が現在未定なところもあるので、あくまでもこういうことを想定してやっていくっていう形になっています。 ◆山内えり   大変たくさん課題があるんだろうなというふうに思っています。そういう子どもの字が書ける書けないっていう状況だとかがあったり、DV等で世帯を、一緒に住んでいないような方もおられるでしょうし、いろんな想定をするといろんなことが考えられると思うので、職員の方も大変、法の改正というか、私たちは命名権を侵害するという状況でこの法律の改正自体が問題だなというふうに感じておりますけれども、こういった状況の中で、やはり職権で本人の意思なく変更ができるような状況についても問題点、課題があるかなと今考えています。その上で、区の職員の方は今回の改修事業に関して、職員の配置や作業時間はどれぐらいを見込んでいるんでしょうか。 ◎戸籍住民課長   この業務のために、令和6年度は、戸籍係では1名課員で増員しております。なお、7年度から8年度までは業務は継続していくので、委託が認められるところは民間委託もお願いするようにして、職員の事務量を算出した上で、今後も人事部門には要求していきたいと考えております。 ◆山内えり   非常に多岐にわたる、非常に業務が大変な状況になるんではないかと思いますし、恐らく今想定しているような状況を超えるようなことが起きてくるんではないかなと考えておりますので、国の改正ということもありますけれども、職員の方の配置ですとか、それから超過勤務も今後増えると想定されますし、十分な人の配置をしていただくことをお願いしたいと思います。 ○副委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長 
     次に、「いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2030」の策定方針についてを議題といたします。  本件について理事者より簡潔に説明願います。 ◎文化・国際交流課長   件名が、いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2030の策定方針についてでございます。まず1番、策定の背景・目的でございますけれども、令和3年3月にいたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2025を策定いたしまして、令和3年度から令和7年度までの文化芸術及び多文化共生の基本計画として推進してまいりました。絵本のまち板橋の推進や海外友好都市との交流事業など、一定の成果を上げてきましたけれども、一方で、文化会館の老朽化や外国人住民数の増加に対する施策など、課題が残されておるというところでございます。また、この間、国や都では計画や文化戦略が策定されておりまして、区にはこれらを踏まえた取組が求められているというところでございます。また、区では板橋区基本構想及び基本計画が改定の時期を迎えるため、新たに策定される板橋区基本構想及び基本計画を踏まえつつ、また整合を図りながら、今後の文化芸術及び多文化共生の推進に取り組むことが必要となっておるところでございます。以上のことから、いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2030を策定させていただきたいと考えてございます。続きまして2番、ビジョンの性格・期間の(2)計画期間でございますけれども、令和8年度から令和12年度までの5か年計画というふうに考えてございます。次のページをご覧いただきまして、3番の検討方法でございますけれども、文化芸術・多文化共生の各分野におきまして区民アンケート調査を実施するほか、区民公募委員や学識経験者、地域・関係団体等の意見などを踏まえ検討していきたいと考えてございます。また、現行計画の進捗状況や課題を整理いたしまして、国などの動き、社会の変化などを踏まえて、2030年までの施策の方向性を検討していきたいと考えてございます。続きまして4番、策定・検討体制でございますけれども、ご覧のとおり、庁内検討組織及び外部検討組織を設置いたしまして検討を進めていきたいと考えてございます。次のページをご覧いただきまして、5のビジョン策定の視点でございますけれども、図下の土台に当たる部分が現行ビジョンの重点目標でございます。これらの目標につきましては、引き続き達成を目指しつつ、バージョンアップを図っていきたいと考えてございます。次期ビジョンで重視する視点といたしましては、上のほうに記載してございますけれども、記載の1番から6番までを現在考えてございます。ただ、今後検討の中でこの視点が増えていくことも想定しておるところでございます。また、最終的には現行ビジョンの基本理念でございます、一番上に記載されてございますが、豊かな心で楽しむ文化が、人と人のつながりを創造するまちを目指していきますけれども、こちらにつきましても今後の検討の中で修正等を検討していきたいと考えてございます。次のページ、最後のページでございます。6の今後のスケジュールでございます。こちらはご覧のとおり、2年間かけて検討を進めてまいります。直近の予定でございますが、来月から区民アンケート調査を実施していきたいと考えておるところでございます。雑駁ですが、以上でございます。ご審議よろしくお願いいたします。 ○副委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆木田おりべ   私から2点ほど質問させていただきます。まず1点目ですが、資料3の2ページ目の下の検討体制図の中とか、あと項目4の策定・検討体制でも、外部検討組織というところが記載されておりますが、検討体制図で、文化芸術部会のほうで文化団体等と記載されておりますけれども、これについては、例えば徳丸北野神社獅子舞保存会さんであるとか徳丸北野神社田遊び保存会さんであるとか、そういった保存会さんも含めた文化団体というところでよろしいでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   委員のおっしゃるとおり、文化団体の代表者の方にもお入りいただきたいと考えてございまして、今のところ想定してございますのが、文化団体連合会という、当然委員のおっしゃる伝統芸能・伝統文化の担い手なんかも入ってございますけれども、そういった方々の長を外部検討組織としてお迎えして、いろいろなご意見をいただきたいというふうに考えてございます。 ◆木田おりべ   続きまして、3ページ目のところですけれども、項番5のビジョン策定の視点で、真ん中のいたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2030で重視する視点④に文化芸術を身近に感じることができる活動の場や機会の充実と記載されておりますけれども、私も昨年の一般質問で、区が行っているふるさと文化伝承事業の中で、特に獅子舞について、北野小学校の児童を対象にやってる事業で、演じてるのを今までそのまま見るだけだったというところを今回体験型に変えていただいて、子どもたちも、将来獅子舞をやってみたいといった声も聞かれて、本当にありがたいなと思っているところなんですけれども、体験型を重視していることで、本当に退屈せずに子どもたちも実際体験して文化に触れることができるようになると思うんですけれども、そういったところで、ふるさと文化伝承事業の内容も含まれつつ、かつ体験型というところもまた重視していただけるというような認識でよろしいでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   委員のおっしゃるとおり、やはり体験型というのは大事な視点なのかなというふうに考えておるところでございます。ビジョンのほうにも、赤塚城の戦国絵巻武者行列の写真なんかも掲載させていただいてございますけれども、お子様に甲冑を着ていただいて練り歩くっていうのはすごくいい経験になるのかなと考えてございます。獅子舞につきましても、重要な伝統芸能だと考えてございますので、やはり体験型っていうのを進めるべきなのかなというふうに考えておるところでございます。そういった視点が次期ビジョンのほうに反映されていくような形になるのかなと考えてございます。 ◆しいなひろみ   3ページ目のビジョン策定の視点の部分でご質問させていただきたいと思うんですが、下のほうのいたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2025の重点目標、これは現行ということなんですが、3点ある重点目標①②③は実際どんな成果が今あったのか教えてください。 ◎文化・国際交流課長   まず、1番の板橋の特色ある文化芸術、魅力の創造発信でございますけれども、例えば美術館のほうでやってございますイタリア・ボローニャ国際絵本原画展の実施ですとか中央図書館のいたばし国際絵本翻訳大賞などの絵本のまちの事業の展開によって、絵本のまちというのを対外的にPRすることができたという評価ですとか、あとは美術館をリニューアルさせていただく中で、重要文化財も展示することができた、そういったところで板橋区の魅力というものを世界に発信することができたのかなと考えておるところでございます。続いて、2番目の文化芸術・国際交流、活動・活躍の場の成果でございますけれども、例えばアーティストバンクいたばしというのを令和2年度からやらせていただいて、プロの方に登録していただいて、マッチング支援ですとかイベント主催者とのやり取りを支援させていただく中で、皆さんに文化ですとか芸術に触れ合える機会を多く提供することができたという視点、成果があるのかなと考えてございます。あとは、昨年度から公益財団法人板橋文化・国際交流財団が文化会館とグリーンホールの施設管理を担うような形になったというところで、今までは事業の展開だけだったんですけれども、その施設管理を行うに当たって区民の方のいろいろなご意見を事業のほうに反映することができるということが、施策として強化することができたのかなと考えておるところでございます。最後の3点目の情操教育・多文化共生、次代を担う子どもたちの成果といたしましては、例えば財団によります、外国人講師を小中学校のほうに派遣をさせていただく国際理解教育ですとか、あと、同じく小中学校などに音楽ですとか落語なんかを体験していただくために芸術家の方を派遣するアウトリーチ事業というのをやらせていただいてございますけれども、そういった活動により、多文化共生や文化芸術の関心を高める機会の提供ができたのかなと考えておるところでございます。 ◆しいなひろみ   そうすると、①の板橋の特色ある文化芸術、魅力の創造発信っていうところで、美術館や、それから中央図書館などで様々なイベントを開催してくださったってことなんですけども、実際、来場者数っていうのは増えているのか、評価方法ってどのようにしていらっしゃるのか、この2点について教えてください。 ◎文化・国際交流課長   一応、ビジョンのほうに定めております実施事業に掲載されておるところでございますけれども、特に成果指標という形で数値を求めてはございませんで、実施することができているという状況になりますけれども、美術館を所管してございますので、実績を申し上げますと、おととし、ですので令和4年度の年間来場者実績が3万4,000人、昨年度が4万4,000人という形で、大分入場者数も増えてるというところもございます。必ずしも、コロナ禍を経て入場者数は伸びてるんですけれども、やはりご提供させていただく展示会のジャンルですとかによって、多少この入場料、入場者数っていうのがちょっと上下してくるっていうところで、一概に成果として、増えたのは当然いいところではあるんですけれども、継続的に増やすことができるかっていうとなかなか難しいかと思いますが、依然としてやはり魅力的な展示会を提供するっていうところは美術館の使命として変わらないと考えてございますので、そういったところは引き続きやらせていただいて、魅力のアップ、観客数のアップにつなげるような事業のほうを展開していきたいと考えてございます。図書館のほうは、現状の入場者数としてはちょっと把握しておらないところではございますけれども、美術館としてはそのような成果という形でございます。 ◆しいなひろみ   美術館、図書館にしても、一度足を運んでくださった方が、ああ、よかったな、楽しいなっていうご印象を持たれるとまた来ていただけるので、それでどんどん利用する方が増えていくと、より板橋が魅力的な区になると思いますので、引き続きよろしくお願いします。 ◆いがらし学   私からは1点、検討方法のところで区民アンケート調査を実施するっていうふうにあるんですけれども、ここで先ほど課長からの答弁もあったとおり、アーティストバンクいたばしの活用というところで、ぜひこのアーティストバンクの方からもアンケートを取っていただければなというふうに思います。その点はいかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   そうですね、今のところ、アンケート調査の中には利用団体、要は文化会館とグリーンホールを利用されてる方に対するアンケートなんかはやらせていただくところでございますけれども、アーティストバンクに登録されてる方については今のところちょっと想定はしておらないところでございますが、検討はさせていただきたいと考えてございます。 ◆いがらし学   よろしくお願いいたします。 ◆高沢一基   まず、外部の検討会についてお聞きします。今年度中に設置をする予定ということで、資料の2ページにもいたばし文化芸術・多文化共生ビジョン検討会ということで、学識経験者、文化団体等、区民公募等って書いてありますけれども、先ほど文化連の代表者等っていう話もありましたが、もう少し具体的に、どういった方々を対象にビジョン検討会をお願いしていこうと思っているかご説明いただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   具体的な選出につきましては今後決めていくような形になろうかと思いますけれども、ちなみに現行ビジョンの検討会のときにも外部組織のほうを組織させていただいてございまして、例えば学識経験者でいうと、淑徳大学の名誉教授の方を会長に据えまして、そのほか、日本大学の芸術学部の方ですとか大東文化大学の文学部の方で組織をさせていただいてるのと、あとはやっぱり絵本関係の有識者というところで、駒形先生に入っていただいたりっていうのをやらせていただいてございます。このような体制は引き続きやらせていただいて、検討はさせていただきたいと考えてございます。ちなみに、区民公募員の方も入っていただいてございまして、2名入っていただこうかなというふうに今のところ考えておるところでございます。 ◆高沢一基   ということは、現行ビジョン策定時の検討委員会のメンバーが基本という印象でよろしいのかということと、あと区民公募は2名っていうお話だったんですが、全体のビジョン検討会の委員数といいましょうか、人数としては全体は何名ぐらいで、その中で区民公募が2名なのかっていうこともお聞かせいただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   同じ方にお願いできるかというのはちょっと難しいところもあろうかと思いますけれども、ジャンル的には同じような方に入っていただいて、多様な、多角的なご意見をいただきたいなと考えてございます。人数につきましては、現行ビジョンですと15名の方に入っていただいてるというところでございますので、同じぐらいの人数を想定しておるところでございます。 ◆高沢一基   全く同じ人って意味じゃなくて、同じ分野ってことなんだと思いますけれども、それに限らず、やっぱりぜひ新規にも、いろいろ探すのは大変かとは思いますし、依頼するのも大変だとは思うんですが、ぜひ新規に広げていただいて、より新しいビジョンになるような形で、この外部の検討会っていうのも大きな位置づけになるかと思いますので、ご検討いただけたらありがたいなというふうに思うところであります。それと次、3ページのビジョン策定の視点ということで、図が表記されてます。この中で、重視する視点として、6項目挙がってますけれども、②番の海外姉妹友好都市などとの交流推進っていうことで書いてありますけれども、この海外姉妹友好都市は分かるんですけども、などっていうふうに振られてるんですけども、などっていうのはどういったことを想定して記載をされてるのかお聞かせください。 ◎文化・国際交流課長   皆さんもご存じのとおり、板橋区では5か所の都市と協定を結ばせていただいておるところでございますけれども、実際はそのほかにも、大使館を通じて表敬訪問をご依頼いただくような形が多うございます。そのような場合にも、基本的には日程が合えばという形になりますけれども、積極的に受入れを行って、いろいろな各都市の文化のいいところを取り入れたりですとか、逆に板橋の魅力ある文化を発信していくっていうのを積極的に展開していきたいと考えてございまして、そういった意味でのなどという形で考えてございます。 ◆高沢一基   現在、バーリントン市とボローニャ市、ペナン州、それから北京市石景山区、国としてはモンゴルともやってるという形だと思いますけども、今言ったなどというのは、それ以外の国ともやるっていうお話なんでしょうけれども、姉妹都市とか友好都市みたいな、そういう協定を締結するような都市をほかの国においても広げていくっていうイメージなのか、そうではなくて、もう5か国、4都市プラス1国は維持をしたままで、ほかは別に協定とかではなくて部分的な交流っていうことで考えていこうとしているのか、将来的な展望についてはどういうふうにお考えかお聞かせください。 ◎文化・国際交流課長   今後の展望でございますけれども、基本的にはその5都市を重視しつつ展開していくような形になろうかと思います。協定を結ぶ都市として、こちらのほうから指名するというところでは、やっぱり積み重ねがどうしても大事なのかなと考えてございますので、もし積み重ねていって協定を結ぶに値するような魅力的な都市という形になれば、増えてくることも想定されるのかなと考えてございますけれども、ただ現状としては、今の5都市を中心に考えていきたいと考えておるところでございます。 ◆高沢一基   相手方のある話でもありますし、それに、交流の積み重ねっていうことで、ごもっともなお話だというふうに思うところであります。そんな中で、私もちょっと取り組ませていただいてる話で、台湾の新北市の板橋区ということで、我々と同じ名前の自治体があります。15年ぐらい前ですかね、坂本区長の親書をお預かりして私もお邪魔しまして、当時は市だったんですが、先方の当時の板橋市長、にもお会いさせていただいて、交流のお話とかもあったので、これももちろん先方の問題がありますからあれなんですが、そういったご縁を使ってぜひ、様々な都市や様々な国と交流することが、それぞれの国を理解するということと、やっぱり本当に世界平和につながっていくことなんだろうなというふうに思ってるところでありますので、台湾の新北市板橋区も含めて、ぜひ今後積極的にチャンネルを広げて進めていただけたらありがたいなと思います。 ◆山内えり   4ページのところに、来月から区民アンケート調査を実施するということですけれども、調査する対象ですとか、それから内容については、これまで頂いた報告書と同じような人数、状況なのか、それとも今ご意見でもあったような、いろんな、アーティストバンクの方だとか、対象を広げる検討があるのかとか、人数を増やす検討があるのかとか、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   基本的には、現行ビジョンを策定するために取ったアンケート調査を土台に、どうしても経過でどういうふうに数値が推移していくのかっていうのを見たいと思っていて、同じような質問をさせていただいて、その経過をはかっていきたいと考えておるところでございます。対象者としましても同様に、簡単に申し上げますと、文化芸術に関する調査ですと、区民の方で18歳以上の2,000人を無作為抽出した調査をさせていただくのと、あとは区内中学生を対象に調査をさせていただいてます。区内の5地区から各1校を選出させていただいて、その中の中学2年生の方を対象にした調査をさせていただくと。あと、区外の方ですと、外部モニターの方にご協力をいただいて、お願いをするような調査を考えておるところでございます。続いて、多文化共生に関する調査といたしましては、外国人区民と日本人区民を別に調査をさせていただく予定でございまして、外国人区民ですと18歳以上の外国籍区民の方を3,000人、日本人区民の方は、18歳以上日本国籍区民の2,000人を対象にした調査のほうを考えておるところでございます。ただ、文化芸術に関する調査におきまして、実は今、当課のほうで文化会館とグリーンホールのハード面、設備面でのあり方検討っていうのを進めてございまして、その過程で、ちょうど皆さんのご意見をいただくいい機会でございますので、例えば皆さんがどういう施設を文化会館、グリーンホールに求めてるかっていうのを主題にした調査のほうを追加でさせていただいて、そういった意見を基にあり方検討を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 ◆山内えり   今ちょうどお話があったので、文化施設、特に今グリーンホールですとか文化会館のお話がありましたけれども、やはりアーティストバンクを利用されている団体ですとかいろんな文化団体の皆さんから、繰り返し文化会館の音響の施設、音響面で様々な声が届いてると思います。音響の部分では皆さん方もいろんな事を聞いていらっしゃると思うんですけども、そういった施設の改善ですとか、それから今後、板橋駅西口等でもいろんな公益施設の検討がなされているということもありますし、数であったり内容についてもそういった声を聞いていただいて、ぜひ改善についても検討の中に入れていただきたいというふうに思っています。もう一点、多文化共生のところで伺いたいんですが、頂いた薄紫のページでいくと1ページなんですが、2019年、令和元年のときは外国の方が2万8,000人ということでした。最新の情報で、今板橋区の外国籍の方が2024年5月1日時点で3万4,547人ということになってますから、約5年で6,500人外国の方が増えていると思っております。それぞれ、増えているということは、お子さんですとか児童生徒の方も増えているかなと思っておりまして、今日本語学級がある学校が中学校で2校、小学校で3校と聞いております。そこもなかなかいろんな課題があって、そもそも人が足らない、教員も足らないですとか、教室が大変厳しい状況っていうのをこの間伺ってきているんですが、こうした教育委員会との連携については、今回の検討の中でどのように進めていくのかお聞かせください。 ◎文化・国際交流課長   教育委員会との連携というところでございますけれども、当然、今申し上げた調査をさせていただく中で、中学生を対象にした調査というのがございまして、そういったところでまず教育委員会のほうにもご協力いただかなければいけないように考えておるところでございます。そういった意見を基に、ビジョンとしてまとめていくような形になろうかと思います。あとは、教育面でのビジョン策定における連携といいますと、やはり委員のおっしゃったとおり、日本語を話すことがなかなか難しい児童の方の対応というところで、そこは大きな課題になってくるのかなと考えてございます。委員のおっしゃるとおり、日本語学級というのもございますし、実は財団のほうで日本語教室というものをやらせていただいてございます。ただ、年齢で区別といいますか仕切りをさせていただいてございまして、財団のほうの日本語教室は、15歳以上を対象にした教室になっておるところでございます。ただ、財団で今検討させていただいておるのが、やはり日本語教室の対象範囲を拡大させていただいたりですとか、あと今のところ初級の日本語をお教えする教室となってございますけれども、その上級の、さらにレベルアップした内容についてお教えするような取組ができないかっていうのを検討させていただくというふうに考えておるところでございます。 ◆山内えり   こういった、これから新たなビジョン2030を策定していくっていう、今回方針という形での報告ですので、そんなに中身まで深くとは思っていませんが、ただ、やっぱりこれだけ外国の方が増えてきて、今後も恐らくもっと増えるであろうと、今各地で再開発事業なりが大きい中では、恐らく増えていくという状況の中で、こうした多文化共生や外国籍の方が増えていくという視点を様々な範囲で取り、文化芸術のみならず、教育分野ですとか、いろんな部署と恐らく連携していく、国保、介護等、いろんな社会保障に関わるところも影響してくると思うんですね。なので、今いろんなリーフレットで多言語の部分が広がっているとは思いますけれども、さらにそういった他の部署との連携という状況で増やしていただきたいし、区民の声の聞き方も、同じ人数でいいのかなと。見てると、20%、30%台で回答していただく方が多くはないですけれども、やっぱり増えている人口に対して声を聞く数も増やしていくっていうような努力もしていただきたいというふうに思っております。 ◆大野治彦   多文化共生ビジョン、いたばし文化芸術のビジョンの策定についてなんですけども、基本的にビジョンというと、創造とか将来像ということで、理想とか方向性を示すものではないかなというふうに思うんです。具体的な数値目標とかを決めるのが、文化・国際交流財団という組織がありますけども、その組織で細かなことを決めていくのが流れかなと思うんですけども、その方向性というか進め方について確認をさせていただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   委員ご指摘のとおり、基本的にビジョンでございますので、やはり大まかな指標といいますか施策をお示しさせていただくものなのかなと考えておるところでございます。ただ、今現行のビジョンのほうで、成果指標というのは実は何点か設けさせていただいてございます。例えば文化芸術部門ですと、区民が過去1年間に文化芸術に触れた割合ですとかっていうのが成果指標で求められておるところでございますけれども、これを達成できるためにビジョンを推進していくという形になろうかと思いますけれども、おおむねそのような方向で考えてございまして、やはり具体的な施策になってきますと、それぞれの、財団も含めていろいろな所管がございますので、そちらのほうでの実績を数値として積み重ねていくような形になるのかなと考えてございます。 ◆大野治彦   そこで、令和3年度から令和7年度までの文化芸術・多文化共生の基本計画を着実に推進しているというふうに報告いただいてるんですけれども、あと1年少し期間はありますけれども、着実に推進しているのは先ほどどちらかの委員の答弁でお聞きしたんですけれども、課題というのがあればお聞かせいただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   やはり2つあるかなと考えてございまして、例えば多文化共生の分野ですと、先ほど答弁させていただきましたけれども、外国人の住民の方が大分増えてきてるというところで、どうしてもその方々を受け入れる意識もそうですし、外国の方にルールを守っていただく、あと日本語の教育といいますか、勉強をしていただく、そのための事業のほうは展開していく必要があるのかなと考えておるところでございまして、そういうのを引き続きやらせていただく必要があるのかなと考えておるところでございます。また、文化芸術の分野ですと、やはり大きな課題として挙げられるのが、若い方、若年層の方に対する振興というのが大事なのかなと考えてございまして、例えば文化芸術機会の確保ですとか、あとは伝統芸能の担い手の確保っていうのはやはり大きな課題なのかなっていうふうに考えてございます。日常、若い頃からそういったものと触れ合っていただく中で、担い手を確保していく、文化を当たり前のものとして受け入れていくっていう取組がどうしても必要になってくるのかなと考えてございます。5年間の計画をちょっとお示しさせていただいてございますけれども、そういった点というのはやはり長いスパンの考えで動いていかなければいけないというところで、引き続き課題として認識してやらせていただきたいなと考えておるところでございます。 ◆大野治彦   まだ1年余りの期間がありますので、課題があるんであればこの期間に解消して、次期の多文化共生ビジョン2030に結びつけるということで、理解はさせていただきました。最後にお聞きしたいのが、国の文化芸術推進基本計画、そして障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画が策定され、令和9年度まで推進する取組が提示されているとか、あと東京都の東京文化戦略2030が策定されて、令和12年度までの文化行政の方向性や重点的に取り組む施策が提示されてるということなんですが、この中の、国や東京都の施策を有効活用されてるのかどうかをお聞かせいただきたいと思います。 ◎文化・国際交流課長   例えば国の施策でいいますと、やはり設けているのが、文化施設というものをより開かれた施設にしなさいという視点が設けられてございます。そういった指針なんかも出ておるものですから、文化会館のホワイエを利用していないタイミングに開放させていただいて、ワークショップですとかロビーコンサートですとかをやらせていただいたり、あと、これからちょっと展開させていただきたいと考えてございますのが、一方で文化施設で美術館がございます。美術館のほうでも、小中学生の方を招いて、絵画ですとか絵本に触れ合っていただくような取組を進めてございますけれども、そのさらにバージョンアップといいますか上の取組で、DX化をしてくださいという法令なんかも出ておるところでございます。なので、これからやらせていただきたいのが、デジタルアーカイブを進めていきたいと考えてございまして、美術館で所蔵している品を、例えば写真を撮って、それをインターネットで、ホームページでアップしたりすることによって、展示するタイミングでしか見ることができなかったんですけれども、それをインターネットでも、そういった作品を楽しんでいただくような取組っていうのをちょっと推進していきたいなと考えてございまして、これからそういった取組をやらせていただきたいと考えておるところでございます。 ◆大野治彦   取組を行うには予算がかかると思うんですけども、その予算については国や東京都から補助金等があるのかどうか確認させてください。 ◎文化・国際交流課長   今のところ、そういう補助金ですとかの提示のことは伺ってございませんけれども、いずれにしても、できる限りでやらせていただくような形になろうかと思いますので、そういうようなことになろうと考えてございます。 ○副委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   次に、所管事務概要についてを議題といたします。  本件については、今後の調査等に向けて事業の現状や所管の範囲を確認するための議題となりますので、特段の質疑がなければご了承願います。  質疑につきましては、現状確認程度にとどめ、意見や要望を述べたり理事者に見解を求めるのは他の機会に行っていただくようお願いいたします。  また、質疑の際は、所管事務概要のページ数を述べていただいてから質疑くださいますようご協力をお願いいたします。 ◆山内えり   所管事務概要の53ページで、体育施設の運営について伺います。屋内施設と屋外施設の表記がありまして、少年運動場との記載があります。今、無料の施設ということで伺っているんですが、それぞれの少年運動場の登録の団体名と団体数と利用状況についてお聞かせいただけますか。 ◎スポーツ振興課長   利用団体名は、今手元に資料がないので、後でお示ししたいと思います。利用状況なんですが、例えば令和5年度ですと、赤塚体育館の少年運動場であれば1万8,383名の方が利用しております。あと、東板橋公園運動場ですが、もう一つの運動場ですけども、こちらのほうは2,375名の方が利用されている状況になります。 ◆山内えり   ちょっと現状を知りたいものですから、資料でそういう運動団体の詳しい名前が知りたいというよりは、どういう団体の人たちが何人ぐらい、何団体で、利用状況の推移についても知りたいので、コロナ前の2019年から2023年の5年間で団体の利用の状況が分かる資料のほうを要求したいんですが、いかがでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   2019年からの5年間で、団体の数と団体に登録されている方の数の推移が分かればよろしいですかね。であれば、大丈夫だと思います。 ◆山内えり   よろしくお願いします。あともう一点確認したいのは、赤塚の少年運動場のほうは、午前中がゲートボールだとかグラウンドゴルフ等の利用時間ということで、こちらも登録制になってるかと思うんですが、いわゆる少年団体だけではなくご高齢の方も使っている運動場なのかなと、ホームページを見てうかがえました。そのように思ってるんですが、そうなのかという確認と、あと東板橋のほうは、少年専用となっているので、基本的には高齢の方の利用はない場所という認識でいいのか、そちらの確認もさせてください。 ◎スポーツ振興課長   野球場と運動場に関しては、野球の利用がないときに関しては、グラウンドゴルフであったりゲートボールであったりっていうところで使うことは可能です。小豆沢、城北、徳丸ヶ原の野球場と東板橋と赤塚少年運動場、こちらについてはそういう形で、野球としての利用がないときにはほかの用途で使っていただいているっていうのがあります。 ◆山内えり   ということは、先ほど伺った東板橋公園のほうは、少年専用と書いてあるけれども、空いているときは、こちらも高齢の方のグラウンドゴルフだとかそういったことで利用されている場所ということでよろしいでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   そのとおりです。 ◆山内えり   分かりました。続いて、よろしいですか。次が、126ページのアスベスト等飛散防止対策のところで少し伺いたいと思います。今、令和10年でしょうか、この解体がピークになるというふうに言われていて、昨年も上板橋南口等の再開発事業に関わる解体が進められてきて、地域の皆さんからいろんなご不安の声とかが寄せられた状況です。今年は多分、板橋駅西口の解体も、今年度中あるいは来年始まっていくのではないかということで、様々心配の声が出ているので、現状を伺いたいと思っております。この126ページの記載で、事前調査報告の受理件数は3,930件でしたけれども、イの立入検査に関する件数674件というのは、全部できない理由と、この検査に入る基準みたいなものがあれば教えてください。
    環境政策課長   令和5年度の事前調査結果報告は3,930件のうち、立入検査については674件となっております。立入検査が全数でないというところにつきましては、検査の実施体制の関係から、年間に立入検査を行うことができる検査数が限られておりますが、令和5年度は674件、前年度が520件ですので、154件の増という状況にございます。立入検査の考え方でございますが、大きく分けて2つの視点で立入検査を行っております。アスベストの含有建材の種類、飛散性の高い低いというところを見据えながら、飛散性が特に高いレベル1という吹きつけ材と、飛散性が高い保温材等の解体工事、これはレベル2になりますが、これについては全件立入検査を行うという方針の下、比較的飛散性が低いレベル3も併せて行っているということでございます。また、解体工事等の状況、周辺への影響が懸念されるケースなど、そういったものについては選定、立入検査の対象に入れるというようなところを総合的に整理をして、立入検査先を抽出しているという状況でございます。 ◆山内えり   そうすると、レベル1、レベル2については全件立入りしていて、レベル3の場所は総合的な判断ということですけども、その総合的な判断っていうのは主にどの辺のことを重視してレベル3で行かれてるのか、そちらについてもお聞かせください。 ◎環境政策課長   レベル1、レベル2については、全件立入検査を行っております。レベル3については、解体工事の状況を判断してということで、より適切な取扱いが求められる解体工事の手法のケース、例えば仕上げ塗材の除去などは一定の技術が必要になりますので、そういうケースについては適切に行われてるかということを見るために対象に入れるというような、そういった考え方でレベル3については抽出しているということでございます。また、苦情をいただいた案件については、立入検査先に含めて行っているというところも入っております。 ◆山内えり   それから、昨年からでしょうか、有資格者の義務づけが、義務ということで法改正になってきたかと思うんですが、今板橋区の職員の方で、アスベストのチェックができるというんでしょうか、有資格者の資格の名前と、あと人数をそれぞれ、何種類かいらっしゃるなら、その何種類、名前と人数をそれぞれお聞かせいただけますか。 ◎環境政策課長   資格は2種類ございまして、アスベストの建築物石綿含有建材調査者の資格でございます。昨年度、1名が取得をしまして、現在計3名ということでございます。また、アスベストの石綿作業主任者の資格ということで、これも令和5年度に1名が取得をいたしまして、現在は2名の取得者でございますので、2種類で、今全体で5名の資格保持者という状況でございます。 ◆山内えり   そうすると、先ほどお聞きした立入検査は、この5人の方が全地域を1年間で回ってチェックしているのか、それとも有資格でない区の職員の方も行って様々なチェックをしているのか、現状の回り方とか立入検査っていうのはどういう状況で行われてるのか、現状をお聞かせください。 ◎環境政策課長   ただいまの有資格者を含めて、資格を持っておらない職員も含めて、チーム制で回ってるということになりますので、混合で対応しているという状況でございます。 ◆山内えり   分かりました。またいろいろお聞かせいただきたいと思います。 ○副委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   次に、調査事件でありますが、引き続き地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関わる調査の件につきまして、別途議長宛て継続調査の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○副委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   次に、行政視察につきましては、お手元に配付しております案のとおり、地方都市における施策を参考とするため、7月24日から25日にかけて、大阪府豊中市では文化芸術創造拠点における地元アーティストの育成支援について、京都府亀岡市では使い捨てプラスチックごみの排出量ゼロに向けた取組について視察する旨、別途議長宛て行政視察の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○副委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○副委員長   以上をもちまして区民環境委員会を閉会いたします。...