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  1. 東京都議会 1998-03-09
    1998-03-09 平成10年財政委員会 本文


    取得元: 東京都議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    午後一時五分開議 ◯星野委員長 ただいまから財政委員会を開会いたします。  本日は、平成九年度関係付託議案審査を決定まで行います。よろしくお願いいたします。  これより平成九年度関係付託議案審査を行います。  第百六十七号議案平成九年度東京一般会計補正予算(第一号)中、予算総則歳入歳出の本委員会所管分、第百六十九号議案平成九年度東京地方消費税清算会計補正予算(第一号)並びに第百四十八号議案から第百五十六号議案までの工事請負契約を一括して議題といたします。  本案については、いずれも既に質疑を終了いたしております。  なお、第百四十八号議案から第百五十六号議案までの工事請負契約につきましては、それぞれ事業所管常任委員会からお手元配布のとおり調査報告がありました。これを了承願います。  本案に対し、発言の申し出がありますので、これを許します。 ◯浅川委員 第百六十七号議案平成九年度東京一般会計補正予算(第一号)について意見を述べます。  今回の補正予算では、環境保全費について、保存樹林地等公有化貸付資金実績減ということで減額になっておりますが、制度本来の目的は低利で貸し付けることであり、貸付金利を引き下げるなどして、緑の確保のために区市町村を支援すべきであります。清掃事業費についても、減量、リサイクルのためにやるべきことは数多くあり、こうした取り組みを検討せずに減額補正ということでは納得できません。また歳出について、押しなべて減額するもので、予算本体の性格を修正するものとなっていません。したがいまして、補正予算には反対であります。 ◯和田委員 議案第百六十九号に関連をして、意見を表明をさせていただきたいと思います。  去る三月六日の財政委員会の折りに質疑をいたしました。それは、繰入地方消費税の三百六十億の減額についてでありました。このときに当局の方は、たまたまこの減額の主要な原因というのは、消費の落ち込みが一つ、それからもう一つは、その他の理由という形で三百六十億減額の説明がなされました。私はそのときに、この三百六十億の多くは、たまたま平成八年度の十一月の最終日が日曜日であったことによって、その日曜日に領収されなく、十二月一日に消費税納付が行われたために十二月扱いになった。十二月扱いになったということで、初年度についての地方消費税は、翌々月末日払いという形が、初年度に限っては平成十年度以降に変わるという特例政令で定めておりますから、その特例にはまってしまって、三百六十億の大部分が平成十年度に繰り延べられてしまったという指摘をしたと思います。すなわち一方で、七十二億の受益者負担適正化という形で、三千百億円の歳入不足をしっかり補正しなければならないという形で、都民の皆さん方がいろんなご負担をしながら、たった一日のこの見込み違いで、三百六十億という繰入地方消費税の多くが無効になってしまうというようなことを指摘したと思います。  すなわち今までの地方税法の通念からしますと、最終日末が日曜日であれば、その翌月、十二月一日も一般の十一月扱いという形で納入日を指定されるはずでありましたけれども、今回の地方消費税法によりますと、そこの規定が、国は譲渡割納付があった場合においては、当該納付があった月の翌々月末日までに、政令で定めるところにより、譲渡割として納付された額を当該譲渡割にあわせて納付された消費税納税地所在の都道府県に払い込むものとする、こういうふうになっております。したがって地方税法の、末日が日曜日だった場合に、それを十二月一日に払い込んだものでも十一月扱いにするという規定地方消費税ではしておりませんので、十二月扱いになった。そしてまた都合の悪いことに、実際の初年度については、翌々月、すなわち二月でも、それは二月に出ずに、四月に繰り入れられてしまうというようなことの、事務的なといいますか、この地方消費税法の本来の当該初年度における特例という問題に少しく不案内であったために、このような結果になったのではないかなというふうに私は思うわけであります。  したがって、毎年のことになるかどうかわかりませんが、必ず十一月には──もしもその末日が、日曜日なり、祝日なり、土曜日になったときには、同じように一カ月おくれという形が出てくることを想定するならば、大所高所に立って、地方公共団体全部が、この地方消費税法規定地方税法規定の中で悩んでいるはずでありますから、ここのところは一括して、地方税法の取り扱いに準拠するような形の法令の改正にまで、東京都は努力することを強く要望して、私の意見といたします。 ◯星野委員長 発言は終わりました。  これより採決を行います。  初めに、第百六十七号議案平成九年度東京一般会計補正予算(第一号)中、予算総則歳入歳出の本委員会所管分起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。    〔賛成者起立◯星野委員長 起立多数と認めます。よって、第百六十七号議案平成九年度東京一般会計補正予算(第一号)中、予算総則歳入歳出の本委員会所管分原案のとおり決定いたしました。
    ◯浅川委員 ただいま廃棄されました我が党の意見は、少数意見として留保いたします。 ◯星野委員長 ただいま浅川委員から、少数意見として留保したい旨の発言がありましたが、本件は、会議規則第六十七条の規定により、二名以上の賛成者を必要といたしております。  浅川委員発言賛成の方はご起立願います。    〔賛成者起立◯星野委員長 賛成者二名以上であります。よって、本件は、少数意見として留保されました。  なお、少数意見報告書は議長に提出いたしますので、速やかに委員長までご提出願います。  次に、第百六十九号議案平成九年度東京地方消費税清算会計補正予算(第一号)並びに第百四十八号議案から第百五十六議案までの工事請負契約を一括してお諮りいたします。  本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯星野委員長 異議なしと認めます。よって、第百六十九号議案並びに第百四十八号議案から第百五十六号議案までの工事請負契約は、いずれも原案のとおり決定いたしました。  以上で平成九年度関係付託議案審査を終わります。  これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。    午後一時十五分散会...