木更津市議会 2018-06-01
平成30年6月定例会(第4号) 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◎開議の宣告
◯議長(斉藤高根君) 議場の皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員数は23名であります。法定数に達しておりますので、これより本日の本会議を開きます。
なお、欠席の届け出がありましたので、報告します。石井 勝議員が欠席。以上であります。
(午前10時00分)
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2 ◎議事日程の報告
◯議長(斉藤高根君) 本日の議事日程は会議システムに登録のとおりであります。
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3 ◎会議録署名議員の指名
◯議長(斉藤高根君) これより日程に入ります。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第80条の規定により、高橋てる子議員と永原利浩議員を指名いたします。
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4 ◎一般質問
◯議長(斉藤高根君) 次は、日程第2、一般質問を行います。
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5 ◇大 村 富 良 君
◯議長(斉藤高根君) それでは、最初の質問者、大村富良議員、質問席へお願いします。大村議員。
6 ◯17番(大村富良君) 議場の皆様、おはようございます。会派一新の会の大村富良です。
今回の質問は、大綱3点について質問いたします。
初めに、大綱1点目、港を活かした街づくりについて質問いたします。
木更津駅みなと口から港までのいわゆる中心市街地においては、集客イベントなどの新たな木更津の個性を創出し、観光客を含めた交流人口を増大させるとともに、これからの超高齢化社会に備え、高齢者がマイカーに頼らなくても生活できるまちづくりを進める必要があると考えております。また、市民の生活に必要な商業施設や市役所、病院などの公共公益施設を有するとともに、多くのバス路線を直結した木更津駅周辺を、実際に住むまち、使うまちとして有効活用し、新たなみなと口のまちづくりに全力で取り組んでいくことが喫緊の課題であります。
さらに、木更津市の地方創生に向けた新たな取り組みとして実施しております公共埠頭を活用したクルーズ船の誘致についても、地域のさらなる活性化にとって、なくてはならない重要な施策であると認識しております。
初めに、中項目1点目、みなと口の賑わい施策についてお伺いします。
今年度も、みなと口の賑わい創出に向け、さまざまな集客イベントが予定されていると思います。これまでに実施されたイベントについても一定の効果を上げているように思われますが、今後、交流人口のさらなる増加を図るために、どのような工夫をし、木更津駅みなと口を盛り上げていくお考えなのか、お聞かせください。
次に、2点目、都市機能の集積についてですが、冒頭申し上げましたように、これからの駅周辺のまちづくりは、市民生活に必要な都市機能を集積し、快適で暮らしやすいコンパクトなまちづくりを進めることが大事であると思います。人に優しいまちづくりを進めることで、人が集まり、にぎわいが生まれ、商業の活性化も図れると考えています。
そこで、現在は、仮庁舎ではあるものの、市役所などの公共施設が駅前に移転してきたことや、現在実施事業中の街なかマンションのにぎわいに与える影響についてお伺いいたします。
次に、中項目2点目、クルーズ船の誘致についてお伺いいたします。
アジアにおけるクルーズ人口につきましては、中国を中心として急激に市場が成長しております。このため、国は、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます2020年の外航クルーズ船による訪日客数500万人を目標として掲げ、
クルーズ船受け入れのための港湾施設整備に取り組んでいるところであります。
木更津港においても、現在、公共埠頭G・H岸壁の整備が行われており、本年秋頃には
クルーズ船受け入れのためのハード整備が完了すると伺っております。このような中、木更津市としても、地方創生に向け、クルーズ船誘致に全力で取り組んでいることと思いますが、私は、クルーズ船の寄港による消費の拡大や、それに伴う雇用の創出など、さまざまな面での地域活性化を図るため、この施策を推進していくことが大変重要であると考えております。
そこで、小項目2点についてお伺いいたします。
まず1点目、外航クルーズ船寄港時におけるおもてなしの受け入れ態勢についてお聞きします。
昨年9月に、客船としては初となる「ぱしふぃっく びいなす」の木更津港入港があり、本年11月にも2泊3日の木更津港発のツアーが予定されていると伺っております。市としても、11月の客船入港時には岸壁における歓迎イベントなどを計画していることと思いますが、今後、外航クルーズ船を含む客船寄港時のおもてなしの受け入れ態勢をどのように構築していくのか、お聞かせください。
次に、2点目、ホテルシップ事業についてお伺いいたします。
政府は、東京オリンピック・パラリンピック開催時の宿泊施設の不足に対応するため、東京湾内の港湾において、大型クルーズ船をホテルがわりに使用する、いわゆるホテルシップの導入を検討しております。新聞紙上によれば、クルーズ船がホテルシップとして着岸する埠頭として、東京港、横浜港、川崎港、木更津港が候補として挙げられているとのことでありますが、市としては今後どのように対応していくお考えなのか、お伺いいたします。
次に、大綱2点目、金田西の街づくりについてお伺いいたします。
金田西特定土地区画整理事業の事業期間も残すところあと少しとなってまいりました。昨年度末には、金田西地区の工事の進捗を図る上でポイントとなっていた雨水ポンプ場の建物などが完成し、4月以降に試験運転を行っていると伺っております。雨水ポンプ場による雨水受け入れが開始されることによって、土地区画整理地内の土地利用が活発化してくるものと考えております。また、去る4月16日には、金田東地区と西地区を結ぶ金田1号線の
アクアライン連絡道下の区間が開通するなど、道路ネットワークが連携するようになり、徐々に都市の骨格が見えてまいりました。今後は、保留地分譲も進み、まちのにぎわいも生まれてくると思われますが、その反面、事業の進捗に伴うものや、まちづくりに向けた課題もあると考えます。
そこで、中項目1点目、
金田高速バスターミナルについてお伺いいたします。
金田西地区の企業誘致や宅地分譲を図る上で、金田バスターミナルの機能強化は重要であると考えます。平成28年に横浜、川崎など新規路線の乗り入れが開始されましたが、残念なことに全便乗り入れには至りませんでした。過去の答弁では、引き続き、一部乗り入れを行っている路線については、全便の乗り入れをバス事業者に働きかけていくとのことでありましたが、現在の利用状況とその後の協議状況についてお伺いいたします。
次に、金田からの始発便についてでございますが、バスターミナルのハブ化に向けては始発便の運行が重要であると考えます。今後は、企業進出や宅地分譲により利用者増が見込まれますが、始発便新設の可能性について、バス事業者の意向がわかりましたらお聞かせください。
次に、中項目2点目、区画整理事業の進捗についてお伺いいたします。
昨年度は、金田小学校敷地の再配置が行われたことにより、都市計画道路金田1号線の用地が、地区南側の区間として、中野畑沢線から
アクアライン連絡道下まで開通しております。これによりまして、幹線道路の整備が一段と進むこととなり、事業も終盤になってきたことが感じられます。
そこで、まず、地区外の雨水ポンプ場も含め、現在の
金田西特定土地区画整理事業の進捗状況をお伺いいたします。
次に、土地区画整理事業の事業期間は平成31年度までと聞いていますが、事業はどのように進んでいくのか、雨水ポンプ場を含めて今後のスケジュールをお聞かせください。
次に、中項目3点目、安全対策について3点お伺いいたします。
まず1点目、土地区画整理地内では、盛んに道路整備や宅地造成が行われています。工事が進むことによって、区画整理地区内の現道から新しい道路に切り替わる箇所も増えていると思われます。そのような箇所の交差点などは、切り替わってすぐには通行される方が不慣れなことから、危険な箇所が出てくるものと考えます。まして、地区内には小学校や中学校が存在しておりますので、安全には特に配慮が必要かと考えます。
そこで、道路を切り替える際にどのような安全対策を行っているのか、お伺いいたします。
次に、2点目、信号機の設置についてお伺いいたします。
土地区画整理地区北側の市道101-2号線と金木橋を渡ってすぐの信号を左折した先の市道102号線の交差点ですが、
アクアライン木更津金田インターチェンジや大型宿泊施設に向かう車両で交通量が増加し、実際に事故が発生している危険な交差点となっておりますので、事故防止からも信号機が必要だと考えます。さらに、休日の午後の渋滞時には地元の車両が通過できない問題が起こっております。昨年の9月議会で質問した際に、信号機の設置を警察に要望していく旨の答弁をいただきましたが、その後の進展はどのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。
また、土地区画整理地区内の主要な幹線道路が交差する箇所は、信号機の設置が予定されていると思いますが、今後、道路の整備に合わせて設置されるのか、お聞かせください。
次に、3点目、アクアライン入口の左折レーンについてお伺いいたします。
金田インターチェンジの
アクアライン入り口付近の道路につきましては、休日などに交通渋滞が発生し、車両の追突など交通事故の可能性が高くなると考えられます。市では、渋滞対策や交通事故防止の安全対策として、アクアライン入り口の市道101-2号線交差点に新たに左折レーンを設置する工事を行っておりますが、事業の進捗状況や交差点の整備形態についてお伺いいたします。
次に、中項目4点目、景観対策についてお伺いいたします。
金田西地区に隣接する小櫃川の堤防は、土地区画整理地区外となりますが、除草が行われず、竹や雑草が生い茂っている状況となっています。以前のように農地のままであれば問題がなかったのかもしれませんが、現在のように市街化に向けた整備が行われている中、今後、宅地化が図られた際に、そこに住む方たちからすると、とても景観上好ましいものとは思えません。そこで、河川堤防の景観対策についてですが、この小櫃川堤防に竹や雑草が生い茂っていることについて、市はどのようにお考えか、お伺いいたします。
最後に、大綱3点目、
金田地域交流センターについてお伺いいたします。
金田地域交流センターの整備については、平成25年に事業用地を取得して以降、今までにも幾度となく議会で取り上げ、事業の進捗状況などについて確認してまいりました。この交流センターの整備は、千葉県の新たな玄関口となった金田地区に、新しいまちづくりの拠点としてふさわしい、多様な機能を備えた複合施設建設に関する要望書が地元より提出されたことからスタートいたしました。市では、施設建設をより具体的なものとするため、基本計画に位置付け、また、建設に必要となる施設の実施設計などを行った上で、昨年10月より建設工事が始まったところであります。その間、金田地区では、区画整理事業による新たなまちなみが形成され、
三井アウトレットパーク木更津を初めとする大型商業施設が相次いで進出したことを契機に、小規模の商業施設も軒並み開業を迎えており、最近では
ドウシシャ関東物流センターが開業するなど、まちのにぎわいや地元雇用の拡大に貢献していただいております。
一方で、金田地区の人口については、平成24年度までは緩やかに減少し、地区内の人口も約4,200人でありましたが、新たなまちなみが形成されたことで人口の増加につながり、今では約5,500人を超える方々が金田地区に住まわれるようになりました。このようなことから、金田地区では、世代間の交流や新旧住民の交流などを通して、地域コミュニティの活性化を今後どう形成していくかが大きな課題となってきております。こうした課題を解決する上でも、交流センターが担う役割は非常に重要であることはもとより、一日も早い運用の開始を心待ちにしているところであります。
そこで、
金田地域交流センターのオープンに向けてお伺いいたします。
まず、工事の現状と今後のスケジュールについて、平成31年春の開館を踏まえ、現在の建設工事の進捗状況について、予定どおり進んでいるのかどうかお伺いいたします。
また、そのほかにも、指定管理者の選定スケジュールや開館に向けたスケジュールなどが決まっておりましたらお聞かせください。
次に、利用マニュアルについてお伺いいたします。
施設利用者が地域交流センターを円滑に利用するためには、施設利用のマニュアルなどがあると、利用する側にとっては非常に便利であると考えますが、そうした利用ガイド的なものを今後作成する予定などがあるのかどうか、お伺いいたします。
次に、公民館機能の継承についてお伺いいたします。
公共施設再配置計画で示されているとおり、
金田地域交流センターの開館に伴い、現在の金田公民館は閉館されるとのことですが、これまで金田公民館で行われてきた公民館機能としての主催事業やサークル・団体活動、文化祭などの地域づくりのための諸活動について、その実施状況や利用状況についてお伺いいたします。
また、それらが
金田地域交流センターへどのように継承されるのか、お伺いいたします。
あわせて、金田公民館に保管されている文化財資料についても、今後どのようにしていくのか、お聞かせください。
次に、隣接する金田東1号近隣公園の整備についてお伺いいたします。
交流センターが地域にとって利用しやすい施設となるためには、周辺環境の整備も急務と考えます。そこで、交流センターが来年度オープンを迎えるに当たり、金田東1号近隣公園の整備はどのように進めていく予定なのか、お伺いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。
7 ◯議長(斉藤高根君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。渡辺市長。
〔市長 渡辺芳邦君登壇〕
8 ◯市長(渡辺芳邦君) 皆様、おはようございます。
それでは、大村富良議員のご質問にご答弁申し上げます。
私からは、まず、大綱1、港を活かした街づくりについてお答えいたします。
初めに、中項目1、みなと口の賑わい施策についてでございます。
本市にとっての個性、木更津らしさづくりは、港に近接し、古くから歴史を有するみなと口の市街地再生に係る部分が大きいと言っても過言ではないと考えております。
また、木更津駅周辺は、今や鉄道のみならず高速バスも集結する本市のメインゲートであり、この地域の市街地を元気にすることは、市のイメージを高めるとともに、観光客も含めた交流人口の拡大につながるものであります。
まず、集客イベントについてでございますが、本市においては、ご承知のとおり、年間を通じてさまざまなイベントが開催されております。その中でも、木更津駅みなと口周辺では、毎月開催の体に優しい安心・安全な食が集まる
木更津ナチュラルバルや、駅周辺の飲食店を飲み歩き・食べ歩きをする木更津バルを実施し、にぎわいの創出を図っております。
また、内港部周辺では、本市最大のお祭りである木更津港まつりや親水性を活かしたパーク・ベイ・フェスティバルが予定されているとともに、比較的イベントの少ない冬においても、冬花火、人前結婚式を初めとする
バレンタインイベントを行うなど、年間を通してさまざまな集客イベントを開催しているところであります。
このような中、昨年度は、川崎市の小学生とその保護者約180名を招き、駅周辺のまち歩きや農業体験などを組み合わせたツアーを実施するとともに、約900名参加のウォークラリーと
木更津ナチュラルバルを組み合わせるなど、交流人口の増加に向けた試みを行ってきたところでございます。今年度につきましても、さまざまなイベントを同時開催するなど、回遊性を持たせる取り組みを行うとともに、今後、ポイント付与などを検討しているアクアコインを活用した木更津バルやナチュラルバル、週末木更津計画事業などを実施し、にぎわい創出に努めてまいります。また、新たな試みとして、
バレンタインイベントと時期を合わせ、婚活パーティー、街コンの実施も検討してまいります。
次に、都市施設の集積についてお答えいたします。
木更津駅周辺は、すぐれた都市機能の集積を活かしたコンパクトなまちづくりを実践できる重要な地区であります。さまざまな都市施設を配置することで、駅周辺のいわゆるまちの顔としての魅力向上を図り、多くの人が住み、働き、にぎわいを取り戻すことが喫緊の課題であると考えております。
そこで、ご質問の市庁舎などの公共施設や街なかマンションの影響についてでございますが、みなと口には、平成27年9月に市庁舎が一部移転し、現在は臨時職員も含め142名の職員が駅前庁舎に勤務しております。庁舎へは、職員のほか、窓口へのお客様や会議等へご出席いただく方なども来庁されております。
また、市庁舎移転と同時期の平成27年10月には、
市民活動支援センターきさらづみらいラボがオープンし、さまざまな分野の市民活動団体の拠点として、また、市民活動に関する情報収集や情報発信の場となっており、現在86の団体が登録し、活動していただいております。
さらには、7月には、中央公民館の
スパークルシティ木更津への仮移転も予定しており、こうした行政機能の進出は駅周辺のにぎわいの創出につながっているものと考えております。また、庁舎移転後の
スパークルシティ木更津には、1階にコンビニやカフェがオープンし、さらにはエントランスでフリーWi-Fiが利用可能になるなど、利便性の向上に伴って高校生など若い世代も集う場となってきており、少しずつではございますが活気を取り戻してきております。
一方、恒常的なまちなかのにぎわいづくりのためには、エリア内への定住化を促進させる取り組みも重要であると考えており、まちなかへの人口流入を促す策として、マンションの建設補助と、そのマンション住戸の取得者への助成制度を設けております。現在、対象となる2棟のマンション建設計画が進められ、完成後は120世帯を超える入居が予定されておりますことから、まちなかのにぎわいに寄与するものと考えております。
今後、さまざまな都市機能の集積を進めることによって、駅周辺の魅力が高まり、駅周辺が住みやすい地域となることで、木更津力のさらなる強化につながるものと考えております。
次に、中項目2、クルーズ船の誘致についてお答えいたします。
まず、おもてなしの受け入れ態勢についてでございますが、クルーズ船を受け入れております国内他港においては、クルーズ客に対するおもてなしの組織づくりを実施している自治体もございます。本市においても、クルーズ船寄港時におけるおもてなしイベントや岸壁でのオペレーション等を円滑に行うため、今年度、国の地方創生推進交付金を活用し、クルーズ客に対する木更津らしいおもてなしのための組織づくりを行っていきたいと考えております。これにより、本年11月に実施の客船「ぱしふぃっく びいなす」の木更津港入港時の歓迎イベントを効果的に行うとともに、今後の外航クルーズ船寄港時の訪日客の満足度向上を図ってまいります。
次に、ホテルシップの対応についてでございますが、東京オリンピック・
パラリンピック競技大会開催時のホテルシップ事業につきましては、国土交通省港湾局を事務局として、2020年東京オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けた出入国に関する関係省庁等連絡会議のクルーズ船のホテルとしての活用に関する分科会で検討されております。その中で、クルーズ船を宿泊施設として活用するために必要となる確認事項をガイドラインとして取りまとめ、今年度中に公表することとなっております。
また、これまでの分科会においては、ホテルシップ活用の可能性がある埠頭の考え方として、埠頭が安全に係留できる水深や岸壁延長等を満たしていること、埠頭の管理者側において、給水、ごみ、下水処理等の設備が整っていること、クルーズ船の長期係留を可能とするため、港湾関係者との調整が整うこと、埠頭内において、バス、タクシー等への乗り継ぎが円滑に行える駐車スペースがあることなどが挙げられております。
このうち、木更津港につきましては、公共岸壁における下水道設備が未整備であること、また、クルーズ船の長期係留について、クルーズ船の規模も含めて、港湾関係者と調整する必要があること等が課題となっておりますので、今後、港湾管理者である千葉県とも協議を図りながら、ホテルシップ事業の受け入れに向け、検討を進めてまいります。
続きまして、大綱3、
金田地域交流センターについて、中項目1、
金田地域交流センターのオープンに向けてについてお答えいたします。
まず、工事の現状と今後のスケジュールについてでございますが、建設工事につきましては、着工後8ヶ月が過ぎ、11月末の完成を目指し、計画どおり順調に進んでおり、間もなく1階部分のコンクリート工事が完了する予定でございます。また、今後の主なスケジュールでございますが、指定管理者の選定と備品の整備を行ってまいります。
指定管理者の選定につきましては、来月中旬から募集要項等の配布を予定しており、12月市議会定例会でご承認いただけるよう、遅滞なく事務を進めているところであります。
また、備品整備につきましては、10月に入札を予定しており、こちらも同様に、施設の開館に支障を来さぬよう、適切に整備してまいりたいと考えております。
続きまして、利用マニュアルの作成についてでございますが、地域交流センターには多目的ホールやイベントスペースを初めとしたさまざまな用途に対応可能な部屋などがあり、利用目的に合わせ、フレキシブルに対応できるよう工夫してございます。議員ご指摘のとおり、市といたしましても、利用者がスムーズに施設を利用していただけるよう、利用者目線に立った利用ガイドを作成してまいります。
次に、公民館機能の継承についてでございますが、金田公民館では、これまで、地域や暮らしに根ざし、子どもから高齢者までさまざまな年代を対象とした各種主催事業を開催してまいりました。また、サークル、団体など、住民の主体的で自主的な学習・文化活動を推進するとともに、文化祭など地域づくりにかかわる諸活動にも積極的に取り組んできたところでございます。
昨年度、金田公民館が実施いたしました主催事業は、22事業で計102回、サークル団体活動につきましては、52団体、延べ487件の利用がございました。
また、金田地区文化祭につきましては、今年度42回目を迎えるもので、多くの地域団体がその企画・運営にかかわり、サークルの活動成果の発表、郷土資料の展示など、金田地区の文化の継承と地域住民の交流の機会として大きな役割を果たしてきたと考えております。
これまで金田公民館が担ってまいりましたこれらの事業の継承も含め、地域コミュニティの活性化に向けて、
金田地域交流センターを発展させていきたいと考えております。
また、金田公民館に現在保管されております文化財資料のうち、金田地域に関係する資料は
金田地域交流センターにおいて展示等で活用できるよう、調整を図ってまいります。
次に、隣接する金田東1号近隣公園の整備についてでございますが、本公園は、金田東地区の中心に位置する拠点公園で、散歩やランニングなどの日常利用はもとより、地域交流の場や災害時の一時避難場所の役割も期待できることから、交流センター完成後、速やかに整備を進めたいと考えております。
私からは以上でございます。その他につきましては、関係部長から答弁いたします。
9 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、山口企画部長。
10 ◯企画部長(山口芳一君) 私からは、大綱2、金田西のまちづくりについて、中項目1、
金田高速バスターミナルについてお答えいたします。
初めに、バスの増便についてのご質問のうち、木更津金田バスターミナルの利用状況について、バス事業者に確認したところ、平成29年度末における年間利用者数は74万4,000人であり、前年度同時期の65万3,000人に比べ9万1,000人増加している状況でございます。
また、バス事業者との協議状況についてでございますが、平成28年6月の木更津金田バスターミナル開業に伴い乗り入れた新宿・川崎・品川・横浜線の全便乗り入れにつきましては、これまでも市からバス事業者へ働きかけているところでございますが、バスが満席となる便がほとんどないこと、また、新たな車両や乗務員の確保が必要となるため、いまだ実現に至っていない状況でございます。
次に、金田からの始発便についてのご質問でございますが、バスターミナルからの始発便についても、これまでバス事業者と協議を重ねてきたところでございます。バス事業者といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、バスの利用状況や車両、乗務員の確保などの課題により、始発便の新設は困難と伺っております。
乗り入れ便数の増加や始発便の新設は、バスターミナルの機能強化につながることから、市といたしましても、課題解決に向けた支援を行うとともに、バス事業者への働きかけを継続してまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
11 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、渡部都市整備部長。
12 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 私からは、大綱2、中項目2、区画整理事業の進捗についてお答えいたします。
初めに、事業の進捗についてでございますが、
金田西特定土地区画整理事業の平成29年度末までの進捗率は、事業費ベースで約80%となっております。地区内の幹線道路は、中野畑沢線とバスターミナル前の道路が全区間開通し、金田1号線、金田4号線、金田岩根線の一部区間が供用を開始しております。また、宅地造成は、これまで商業・業務施設等を計画している北側大型街区を重点的に推進してきており、造成が完了した箇所から保留地分譲を開始しております。地区外の雨水ポンプ場は、4月から試運転を行った後、6月1日より供用を開始しております。
次に、今後のスケジュールでございますが、雨水ポンプ場は、敷地内の駐車場や周囲のフェンス等を整備し、年内の完成を目標に進めてまいります。
土地区画整理事業は、引き続き地区内の幹線道路整備や北側大型街区の造成に加え、雨水ポンプ場の供用開始により、事業の進捗を図るため、中野畑沢線の南側についても上下水道等のインフラ整備や宅地造成などを進めることとしており、県からは、残った事業の精査を行っており、今後は北側大型街区の保留地販売等のPRを積極的に行い、早期完成を目指すと聞いております。
続きまして、中項目3、安全対策についてお答えいたします。
初めに、街区道路の安全対策についてでございますが、今まで利用していた道路を、工事の進捗によって新たな街区道路へ切り替える際は、必要に応じて案内看板の設置などを行うとともに、事前に回覧等により周知を図っております。今後は、このような場所が増えていくと考えておりますので、通行される方の安全に十分配慮しながら事業を進めてまいりたいと考えております。
次に、信号機の設置についてでございますが、市道101-2号線と市道102号線との交差点への信号機設置については、昨年9月議会での大村議員からのご意見もあり、継続して警察に要望を行っているところでございます。また、斉藤議長には、直接警察署へ要望に行っていただいております。今後、北側大型街区の土地利用が進み、交通量の増加が見込まれることから、早期に信号機が設置されるよう、警察に対し粘り強く働きかけを行ってまいりたいと考えております。
また、地区内の主要な交差点への信号機設置でございますが、幹線道路の整備が進み、交差点の供用が開始されるまでに信号機の設置が行われるよう、警察へ要望してまいりたいと考えております。
次に、アクアライン入口の左折レーンについてでございますが、アクアライン入り口の交差点へとつながる市道101-2号線につきましては、金田地区の商業施設などからの来客者の帰路として、また、
金田高速バスターミナルからの高速バスの運行ルートにもなっていることから、円滑な交通が求められており、渋滞緩和対策及び増加交通量に対する事故防止策として、交差点部に左折レーンを新設する工事に取り組んでおります。
事業の進捗状況でございますが、昨年9月、拡幅のための用地を取得し、本年1月末に工事に着手し、7月末の完成を目指し進めているところでございます。
また、交差点の整備形態につきましては、関係機関との協議の結果、左折レーンから常時アクアラインへ流入できる導流路方式ではなく、信号制御方式での整備となっております。
続きまして、中項目4、景観対策についてお答えいたします。
河川堤防の景観対策についてでございますが、以前より地元の皆様からご要望をいただいており、小櫃川の管理者である千葉県君津土木事務所に竹の伐採をお願いしております。昨年度は1,400平方メートルの竹の伐採を実施していただきました。今年度も引き続き、現地の状況や地元の皆様のご要望を踏まえながら、お願いを行ってまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
13 ◯議長(斉藤高根君) 答弁終わりました。大村議員。
14 ◯17番(大村富良君) ご答弁ありがとうございました。
それでは、一問一答に入らせていただきます。
まず初めに、大綱1、中項目2のクルーズ船の誘致について再質問いたします。
東京オリンピック・パラリンピック開催中のホテルシップについては、幾つか課題もあることがわかりました。そこでお伺いいたしますが、オリンピック開催中、二、三週間にわたり、長期停泊するホテルシップ以外に、オリンピックの観戦も含めたツアーの中で木更津港に一時寄港するようなクルーズ船を誘致していくつもりはないのか、お伺いします。
15 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。栗原経済部長。
16 ◯経済部長(栗原由和君) 現在、本市といたしましては、中国・上海を中心としたアジア発のクルーズ船誘致に取り組んでいるところでございます。出港地からの距離的な問題もあり、現在は寄港地が西日本中心になっている面もございますが、オリンピック期間中につきましては、東京湾内へのクルーズ船の寄港需要も増加するものと考えられますので、短期的な寄港の誘致についても積極的に進めてまいりたいと考えております。
17 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
18 ◯17番(大村富良君) わかりました。木更津駅みなと口周辺の集客イベントの実施やマンションの建設により、にぎわいの創出を図っていただき、駅周辺が住みやすいまち・住みたいまちの実現に向けて、さらに取り組んでいただきたいと思います。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、クルーズ船の誘致を積極的に進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、金田西まちづくりについて伺います。
それでは、木更津金田バスターミナルへの増便・始発便に向けて、何点かご質問させていただきます。
平成28年6月の木更津金田バスターミナルの開業以降も、袖ケ浦バスターミナルでは乗り入れる便が増加しているようですが、内容を把握しているのか伺います。
19 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
20 ◯企画部長(山口芳一君) 木更津金田バスターミナルの新規開業に伴い、新たに横浜・川崎・品川・新宿線が乗り入れを開始した一方で、袖ケ浦バスターミナルへは東京・鴨川線(アクシー号)の20便が乗り入れを開始しております。また、昨年12月には、東京・袖ケ浦線(ガウライナー)が新設され、8便が袖ケ浦バスターミナルへ乗り入れております。
以上でございます。
21 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
22 ◯17番(大村富良君) それでは、昨年12月に新設された東京・袖ケ浦線(ガウライナー)の新設目的について、把握していれば教えてください。
23 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
24 ◯企画部長(山口芳一君) バス事業者からは、袖ケ浦駅北側の土地区画整理事業による宅地供給の進捗に合わせ、通勤・通学の足としての需要が見込めることから新設したものと伺っております。
25 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
26 ◯17番(大村富良君) 東京・袖ケ浦線の利用状況を把握していましたら教えてください。
27 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
28 ◯企画部長(山口芳一君) バス事業者に確認したところ、朝の通勤時には10人を超えるということですが、1日平均すると1便当たり3人程度と伺っております。
29 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
30 ◯17番(大村富良君) 1便当たりの乗客が平均3人と、かなり少ないとのことですが、それならば、なおさら金田バスターミナルに乗り入れて乗客を乗せた方がいいと思いますが、この東京・袖ケ浦線はなぜ金田バスターミナルを経由しないのか、伺っていますでしょうか。
31 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
32 ◯企画部長(山口芳一君) 通勤時間帯には、木更津金田バスターミナルを経由する東京行きの高速バスの路線や便数が多いことから、東京・袖ケ浦線が新たに乗り入れることによる既設路線への影響を考慮し、木更津金田バスターミナルを経由しないこととした旨、バス事業者から伺っております。
33 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
34 ◯17番(大村富良君) 通勤時間帯には、金田バスターミナルで東京行きの便の利用者が常に並んで乗車待ちの状況となっておりますが、このような状態で新たな路線が乗り入れないことに対して、当局はどのように考えていますでしょうか、伺います。
35 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
36 ◯企画部長(山口芳一君) 市といたしましては、木更津金田バスターミナルへの新規乗り入れは、利用者の利便性向上、バスターミナルの機能強化につながりますことから、バス事業者に対しまして乗り入れに向けた要請をしてまいりたいと考えております。
37 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
38 ◯17番(大村富良君) 次に、始発便についてですが、まだ満席にならないので増便や始発便が難しいとのことですが、金田バスターミナルでは大勢の人がバス停で待っている状況が実際にあります。満席で出発していると思いますが、金田バスターミナルでの高速バス利用者数の確認はどのように行っているのか伺います。
39 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
40 ◯企画部長(山口芳一君) 利用状況の確認につきましては、常時、乗務員が計測し、運行記録などにより報告を受けているとバス事業者から伺っております。
41 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
42 ◯17番(大村富良君) それでは、袖ケ浦バスターミナルでは始発便が存在しますが、どのような経緯で設置されたのか伺います。
43 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
44 ◯企画部長(山口芳一君) 平成14年に運行を開始した木更津品川線において、通勤時間帯に袖ケ浦バスターミナルで乗り切れない状況が発生し、当初は臨時便で対応しておりましたが、その後、頻繁に発生する状況となったことにより、平成24年度から午前7時台の通勤時間帯において始発便3便が新設されたとバス事業者から伺っております。
45 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
46 ◯17番(大村富良君) 以前は、乗り切れない状況となった場合、臨時便を運行したケースが見受けられましたが、近年、臨時便運行の状況はいかがでしょうか、伺います。
47 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
48 ◯企画部長(山口芳一君) バス事業者に確認したところ、現在は、路線数の増加や発着便数の増加による待ち時間の減少により、臨時便の運行は行っていないと伺っております。
49 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
50 ◯17番(大村富良君) それでは、バス事業者が始発便を出す場合の判断基準はどのようなものか、伺います。
51 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
52 ◯企画部長(山口芳一君) バス事業者に確認したところ、根本的な車両や運転手の確保などの問題を除き、恒常的に乗り切れないなどの状況が確認できた段階で、共同運行事業者と協議した上で検討すると伺っております。
53 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
54 ◯17番(大村富良君) はい、わかりました。満車とならないから寄らないとか始発便を出さないのではなく、まずは金田バスターミナルに全便乗り入れをしていただきたいと思います。金田バスターミナルに寄ることや新規路線を開拓することによって乗客を確保することの方が、バス事業者にとってメリットがあり、市としても金田バスターミナルの機能強化につながると考えます。現在の路線の全便乗り入れ、そして、新たな乗り入れ、始発便の開設に向け、粘り強くバス事業者と協議していただきたく要望します。よろしくお願いします。
次に、金田西のまちづくりについて伺います。
街区道路の安全対策については、道路を切り替える際には回覧板等によって周知を図っているとのことでしたが、地区内には小学校があり、通学路の切り替えや、場合によっては通学経路の追加も考えられますが、小学校との協議はどのようになっているのか、お伺いいたします。
55 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
56 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 区画整理事業により通学路が変わってしまうような場合には、事前に小学校にお知らせし、道路の切り替えに合わせ、通学路の変更をお願いしております。今後、中野畑沢線より南側の地区の造成が進むことにより、今までになかった小学校南側の金田1号線を利用した経路も考えられますことから、引き続き小学校との連絡調整を綿密に行ってまいりたいと考えております。
57 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
58 ◯17番(大村富良君) よろしくお願いいたします。
次に、信号機の設置についてですが、地区内で信号機が設置される交差点は何ヶ所を予定しているのか、お聞かせください。
59 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
60 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 信号機の設置につきましては、警察との協議により設置箇所が決まっております。基本的には、都市計画道路などの幹線道路が交差する7ヶ所の交差点が対象となっております。
61 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
62 ◯17番(大村富良君) その7ヶ所のうち、既に信号機が中野畑沢線の学校周辺に設置されていますが、残りの設置場所を教えてください。
63 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
64 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 7ヶ所のうち、中野畑沢線の3ヶ所の交差点は設置済みでございます。残りの箇所ですが、金田バスターミナル南側を走る金田2号線が金田1号線、金田岩根線、金田4号線との交差点3ヶ所、そして、金田小学校の南東の金田1号線と4号線が交差する箇所の計4ヶ所でございます。
65 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
66 ◯17番(大村富良君) はい、わかりました。これからも金田西の事業を推進するには、さまざまな安全対策に配慮する必要があります。信号機については、これからまだ4ヶ所の設置が予定されているとのことであり、以前、金田東地区において死亡事故が発生してから、やっと設置が行われた経緯があります。金田西地区において、安全・安心に配慮しながら、危険な交差点ができないよう事業を進めていただきますよう要望いたします。よろしくお願いいたします。
次に、アクアライン入口の左折レーンについてですが、先ほどの答弁で、金田インター入り口へ向かう交差点の整備形態は関係機関が協議を行い、その結果から信号制御になったとのことでしたが、その交差点協議について詳細を教えてください。
67 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
68 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 本交差点の整備形態につきましては、昨年6月に、千葉県公安委員会及び関係する道路管理者である国、NEXCO東日本と協議を実施しております。当初、アクアラインへの常時左折が可能な導流路方式を計画しておりましたが、NEXCO東日本より、一定方向から絶えず車両が流入すると、他方面からの流入に影響を及ぼすおそれがあるため、信号による一定時間の制御が必要との意見があったことから、信号制御方式での整備形態になったものです。
69 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
70 ◯17番(大村富良君) それでは、左折レーンの設置による渋滞解消、事故防止等の効果の見込みをお聞かせください。
71 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
72 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 左折レーンにつきましては、金田西地区の開発に伴う交通量の増加を見込んだ将来交通量の推計をもとに交差点の交通容量を確保しておりますことから、アクアライン流入の交通円滑化が図られることとなります。また、直進車と左折車を分離する交差点形態となることから、急な進路変更等による交通事故防止対策にも効果があるものと考えております。
73 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
74 ◯17番(大村富良君) わかりました。
次に、
金田地域交流センターについて伺います。先ほど、指定管理者の選定についてご答弁いただきました。施設の維持管理や貸し館業務、地域交流につながる自主事業などを指定管理者が担うこととなることは認識しております。そこで、図書コーナーの運営などについてはどうお考えでしょうか。また、図書コーナーのスペースを広目に確保してありますが、蔵書可能な冊数はどの程度なのか、お答えください。
75 ◯議長(斉藤高根君) 宮野市民部長。
76 ◯市民部長(宮野照久君) 図書コーナーの運営につきましては、施設の管理運営上、指定管理者により行うことが望ましいものと考えております。また、一般的な本を整備した場合でございますが、金田公民館の蔵書数の約2.5倍、およそ5,500冊程度を蔵書できる面積を確保してございます。
以上でございます。
77 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
78 ◯17番(大村富良君) 図書の貸し出し業務については、指定管理業務の中に組み入れる方向で条件整理を行っていることを確認いたしました。また、蔵書数も格段に増えることがわかり、地域の方々が本に触れ合える機会が今より増すことが期待できます。よろしくお願いいたします。
それでは、施設利用について、例えば選挙のときの投票所などがよい例ですが、市が施設を使う場合、どのように考えているのか、お伺いいたします。
79 ◯議長(斉藤高根君) 宮野市民部長。
80 ◯市民部長(宮野照久君) 指定管理者の募集に係る仕様書の中に、市が事業のために利用する場合は優先受け付けができるよう、条件整理をしたいと考えております。
81 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
82 ◯17番(大村富良君) わかりました。市が自ら会議室を利用する場合は優先的に利用できるよう、条件整理を行っているとのことです。
それでは、地区まちづくり協議会の総会の会場など、市が事業をお願いしている地区内の各種団体が施設を使う場合はどのように考えているのか、お伺いいたします。
83 ◯議長(斉藤高根君) 宮野市民部長。
84 ◯市民部長(宮野照久君) 市が事業をお願いしております地区内の各種団体が施設を利用する場合におきましても、市と同様に優先受け付けができるよう、条件整理をしたいと考えております。
85 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
86 ◯17番(大村富良君) はい、わかりました。市の事業を実施している団体も同様に優先的に利用できるよう、条件整理のほど、ぜひよろしくお願いいたします。
そのほかにも、地区住民が中心となって行っている地区の文化祭があります。金田地区の文化祭についてはどのように考えておりますでしょうか、伺います。
87 ◯議長(斉藤高根君) 宮野市民部長。
88 ◯市民部長(宮野照久君) 文化祭につきましては、現在、公民館職員が事務局となり、地域にある諸団体の意見などを調整しながら実施をしております。地域コミュニティの形成や活性化などを考えますと、引き続き実施するのが望ましいと考えておりますので、指定管理者制度導入後も、指定管理者により事業が引き継がれるような条件を検討しているところでございます。
89 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
90 ◯17番(大村富良君) 文化祭については、地域コミュニティの活性化を図る上で重要な事業でありますので、指定管理者に管理が移行したとしても引き続き実施できるよう、改めて要望させていただきます。
現在、金田公民館に保管されている歴史・文化財資料の数量はかなり多いと聞いていますが、閉館された後、保管できる場所はあるのでしょうか、伺います。
91 ◯議長(斉藤高根君) 岩埜教育部長。
92 ◯教育部長(岩埜伸二君) 金田公民館に保管されている文化財資料につきましては、文化課、博物館、図書館など、関係課で内容を精査し、整理した上で、
金田地域交流センターも含め保管場所を調整してまいります。
以上です。
93 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
94 ◯17番(大村富良君) わかりました。公民館にある文化財資料は、地元の歴史を知る上でも価値があるものも含まれていると思いますので、教育部でしっかり精査していただき、交流センターに引き継いでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
続きまして、金田東1号近隣公園について再質問いたします。公園の整備は、交流センター完成後、速やかに進めるとのことですが、具体的にいつから行うのか伺います。
95 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
96 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 公園の整備につきましては、平成31年度上半期に詳細設計を行い、下半期には工事に着手し、平成32年度の完成を目指したいと考えております。
97 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
98 ◯17番(大村富良君) 平成31年度4月には地域交流センターが開館いたしますので、ご答弁いただいたとおり、事業スケジュールで工事が進むよう、ぜひともお願いいたします。
では、どのような方針で整備を進めていくのか、お伺いいたします。
99 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
100 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 整備の方針といたしましては、交流センターと相互利用可能な駐車場や多目的広場、子どもたちのための遊具広場、草木によって季節を感じることができる散策路などを配置したいと考えております。
101 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
102 ◯17番(大村富良君) 地域交流センターと一体的に利用できる方針で整備を検討していただきたいと思います。
平成24年4月のまちびらきから6年もたっているのに、大型公園が使えないのは残念です。工事を分けて行い、少しでも早い供用開始をすべきと思いますが、いかがでしょうか、伺います。
103 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
104 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 早期に供用開始すべきではないかとのご指摘でございますが、工事につきましては、平成31年度に交流センター横に配置を予定している駐車場や多目的広場の整備を進め、完成したところから供用開始したいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
105 ◯議長(斉藤高根君) 大村議員。
106 ◯17番(大村富良君) 段階的に整備をする方針で考えていることが確認できました。安心しました。引き続き計画どおり事業が進むよう、よろしくお願いいたします。早く大型公園が使えるようによろしくお願いいたします。
以上で全ての質問を終わります。ありがとうございました。
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107 ◇三 上 和 俊 君
◯議長(斉藤高根君) それでは、次の質問者、三上和俊議員、質問席へお願いいたします。三上議員。
108 ◯24番(三上和俊君) 議場の皆さん、おはようございます。今日から始まる2018サッカーワールドカップロシア大会の成功と、我々に大きな感動を期待いたしまして、また、あわせて日本チームのご健闘を祈念いたしまして、早速、通告いたしました大綱3点、ただいまから質問をさせていただきます。
大綱1点目、LNGの交付金についてお伺いいたします。
地方自治体を取り巻く財政状況は大変厳しく、増え続ける扶助費、複雑多様化する行政需要に対する財源の確保は、いつまでも続く我々に対する難問題でございます。脱原発、そして、環境に優しいエネルギーへの移行等の国のエネルギー政策や、首都圏における君津地区が果たすLNG貯蔵基地の役割を考えてみました。そして、これは本市の財源にもできると、そう可能性を確信して、昨年の12月から今議会まで、LNG交付金の創設について、執念深く蛇のように質問を続けております。太った蛇がいるなというふうなことも思いますが、よろしくお願いします。
この間、多くの皆さんにお会いして確認できたことを紹介いたします。
全国市長会の石油基地自治体協議会が、要望事項の一つとして、既にLNG交付金の創設について活動していたことが1つ。
2つ目として、その構成市の議長さんも、議会独自の全国組織、石油基地防災対策都市議会協議会を組織し、同じく要望事項の一つとして活動をしておりました。
3つ目として、全国LNG火力発電所所在市町村連絡協議会という組織があり、発電所のエネルギーのLNGに限定した交付金創設活動に取り組んでおります。
4つ目として、先の5月末に、斉藤議長初め、かずさ4市の議長会として、地元森岳県議、吉本充県議同席のもと、千葉県にこの活動の説明、また協力を要請してまいりました。このとき、県の担当者からは、ハードルは高いが関係市と連携して行動していくという回答をいただいております。
5つ目、本市では、64年前、昭和30年当時の濱名儀三市長が、木更津基地に対して基地交付金をと主張し、駐留軍基地関係市の賛同を得て、全国市長会の協力のもと協議会を結成し、交付金の制度化を図った実績がございます。
6つ目として、東電富津火力発電所に関して、電源立地促進対策交付金では、35年前のことですが、市長のご尊父でございます渡辺二夫県議と、自治省からの派遣職員であった本市企画部長2人の取り組みで、富津市と境を接していない木更津市も、隣々接という新しい考えを取り入れさせ、交付金をいただいた経緯がございます。
このような過去、また経緯の中、かずさ地域の将来を語るとき、4市合併や広域連合による歳出面だけにスポットが今当てられておりますが、歳入の財源確保の観点より、施設規模日本一の袖ケ浦市、3番目でございます富津市であるとの現状を鑑み、このLNG交付金の創設の活動を、「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」、上杉鷹山の言葉でございますが、この格言のよう不退転の気持ちで取り組んでいただきたいと思い、以下4点ほど質問をいたします。
まず、取り組み状況について2点。
1点目として、LNG交付金創設に向けて、市当局の把握している全国的な活動組織をお尋ねいたします。
2点目として、私の質問の後に、富津市がLNG火力発電所所在市町村協議会に加入したと聞いておりますが、4市の取り組み状況をお尋ねいたします。
次に、今後の活動に向けて2点。
1点目として、本市の担当部署について、企画部より財務部にかわったとのことですが、その経緯についてお尋ねをいたします。
2点目として、今後、どのような方針のもと、県初め関係自治体と連携をとり活動していくか、お尋ねをいたします。
大綱2点目、道の駅を拠点とした取り組みについてお伺いをいたします。
昨年10月20日、開業した道の駅の施設整備については、農山漁村活性化整備対策として、農水省の振興交付金が財源の大きな柱であったと思います。今回の質問のため、当時の資料をチェックすると、平成28年11月25日に、当時議長でありました滝口議長、また、鎌田経済部長を先頭に、執行部と議会がともに連携して国会へ陳情に出向いております。農水省の担当者からは、農産物の直売所初め、6次産業への取り組み、女性の参画、新規就農の取り組み、起業の助成、農村レストラン、あるいは農泊など、本市が道の駅を利用した取り組みについて、また、整備目標については詳細に申請するよう、また、その内容を評価して交付額を決めるものと説明を受けました。その結果、希望額1億2,000万円満額が交付されたものと理解をいたしております。半年が経過した時点で、成果と判断しているものは何があるのかを見きわめていかなければならないものと考えます。また、地域振興のため、来客者増を図り、圏央道の高速バスが道の駅に乗り入れ、マイカーの来訪者が負担なく高速道路からの一時退出を可能とする国の社会実験、賢い料金の対象施設として追加認定いただくよう要望活動をしてまいりましたが、その結果をまずお伺いいたします。
次に、取り組みの一つとして、高速バスの実証運行についてお伺いをいたします。
私も、5月19日初日、道の駅から上りの始発便に関係職員とともに乗車いたしましたが、空席の多いのに驚きました。今後の路線拡充に向けて結果が求められる実証運行と思いますが、利用者状況からすると、大きな期待というより、反対に大きな不安を抱いております。検証、または実証、そして社会実験と、表現はいろいろあろうかと思いますが、11月まで続く今回の実証運行は何を目的に行っているのか、お伺いをいたします。また、この結果を踏まえ、次のステップとして何を想定しているのか、お伺いをいたします。私の主観ですが、今回の実証運行はPR不足であると感じております。周知・PRについて万全であったのか、お伺いをいたします。
また、通過するルートの茂原市、長南町の各市町との協議や連携が今後とも大切なことと思いますが、どう対処するのか、お尋ねをいたします。
次に、中項目2点目、農泊についてお伺いをいたします。
道の駅を拠点として、グリーンツーリズムを初めとする農業集客体験、農家民宿などを通じた受け入れ強化や交流促進を検討するとのことでもございました。
そこで質問ですが、明日15日より民泊法が施行されますが、農泊と民泊の違い、また、農泊の概要についてお伺いをいたします。
次に、農泊を通じた、また、農泊とセットにした活性化対策として、具体的にどのように取り組んでいくのかをお尋ねいたします。
次に、市内でも空き家の増加が問題になっております。空き家の活用や不要となった公共施設の活用等が課題となると思いますが、特に空家バンク制度との連携についてお尋ねをいたします。
最後に、農泊を、本市の地域特性を活かし、どのようにリードし育成していくのかを、また、今後の展望についてお尋ねをいたします。
大綱3点目、市街化調整区域のまちづくりについてお伺いをいたします。
市街化を抑制している市街化調整区域では、間違いなく人口減少と高齢化が進み、地域活動そのものが成り立たなくなり、小中学校の統廃合初め、コミュニティの維持にさまざまな問題が生じております。本市では、この問題に取り組むため、平成23年度に、県内の他市に先行して市街化調整区域における地区計画ガイドラインを策定しました。現在においては、県内では11の市町村がこのガイドラインを策定しているとのことですが、しかし、集落関係の地区計画は、まだ県内では策定の実績がないと聞いております。このため、県内に参考となる事例がないため、担当課においては独自に調査検討を行わなければならないとのことでございます。
また、地区計画を成功に導くには、財源の裏付けと執行体制の強化が必要不可欠と思います。地区計画を立ち上げ、事業化するために、どれだけ財源を投入できるのか、市として援助できる補助メニューなど明確にしてQ&Aをまとめ、住民の疑問と不安に対処していかなければならないと思います。例えば、新たに設置する道路、水道等に利用目的を絞らず、一定の金額を補助し、魅力的なまちづくりのために地区で自由に有効に活用できるようにする補助金制度はどうでしょうか。また、今年度末できさらづ未来活力創造プランが終了することから、今年度策定する第2次基本計画にしっかりと地区計画予算として仕分けしておくべきものと思います。
次に、組織体制でございますが、現在は都市政策課が主体的に取り組んでいるようですが、この取り組みを市街化調整区域全域に広げていくには、組織の見直しなど推進体制の検討が必要だと考えます。地域で生まれ育って、地域の事情に精通した職員が住民代表と協力して計画づくりに取り組んでいけたら、よい結果が出るものと思います。調整区域の活性化のため、縦割り組織を横断できる人材を育て、事業推進の仕組みを考える必要があると思います。
事業の予算付けと推進体制の強化について確認し、以下3点について質問をいたします。
まず、1点目は、下郡・湯名地区において、昨年度から本制度活用に向けて取り組みが開始されておりますが、取り組みの進捗についてお伺いをいたします。
2点目、湯名地区の場合、集落維持の観点から、地区計画制度を活用し、まちづくりに取り組んでおります。積極的に地区計画の導入を考える集落に対し、市として水道、道路、緑地等の基盤整備を支援する方法は決定したのか、お伺いをいたします。
さらに、地区計画のガイドラインを策定後、既に7年が経過していますが、立ち上がった地区は皆無でございます。遅々として結果が出ない状況ですので、市街化調整区域から都市計画区域への見直しができれば、行政も住民も苦労がない簡単明瞭な解決方法と考えられます。心配されるミニ開発の弊害は、宅地開発指導要綱を条例化し、厳格に運用すれば回避できるものと考えます。
そこで、3点目、市街化調整区域の集落維持と活性化の観点から、市街化調整区域を都市計画区域外へ見直す考えがあるのか、お伺いいたします。
以上、大綱3点、よろしくお願いいたします。
109 ◯議長(斉藤高根君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。渡辺市長。
〔市長 渡辺芳邦君登壇〕
110 ◯市長(渡辺芳邦君) それでは、三上和俊議員のご質問にご答弁申し上げます。
私からは、まず、大綱2、道の駅を拠点とした取り組みについての中項目2、農泊についてお答えいたします。
初めに、農泊の概要についてでございますが、農泊は、高齢化や人口減少が進行している農山漁村で、食を初めとする豊かな資源を活用して新たな需要を発掘することなどにより、農林水産業の振興と地域の活性化を表裏一体で進めようとする国の取り組みでございます。
具体的には、農山漁村で日本ならではの伝統的な生活体験と農村地域との人々との交流を楽しみ、農家民宿や古民家を活用した宿泊施設など、多様な宿泊手段により、観光客にその土地の魅力を味わってもらう農山漁村滞在型旅行でございます。国は、農泊を、農林水産業・地域の活力創造プランなどで、農山漁村の所得向上を実現する上での重要な柱として位置付けており、東京オリンピック・
パラリンピック競技大会が開催される2020年までに農泊をビジネスとして実施できる体制を持った地域を全国に500地域創出することとしております。一方、民泊につきましては、戸建住宅やマンションなどの共同住宅等の全部または一部を活用して、観光客等に宿泊サービスを提供することを民泊と呼んでおります。
近年、急増している訪日外国人観光客の多様な宿泊ニーズに対応するため、また、東京オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催に向けて、さらなる宿泊需要の増加が見込まれる中、健全な民泊サービスの普及を図るため、議員ご質問のとおり、明日15日に、住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法が施行される予定でございます。
農泊、民泊ともに、その言葉どおり、宿泊施設が肝要となりますが、農山漁村の振興を目的とした農泊と宿泊サービスの提供を目的とした民泊とでは、目的や狙いはもちろんのこと、取り組みの方向性や主体となる関係者などに大きな違いがあるものと考えております。
次に、具体的な取り組みについてでございますが、木更津市道の駅活性化協議会を主体として、観光地域づくりの牽引役となる木更津版DMOとの緊密な連携体制を構築するとともに、今年度につきましては、国の補助制度を活用し、宿泊・体験活動の受け入れ強化に向けた基礎調査や、地域資源と有機的に連携したモニターツアーの実施、また、観光客を受け入れる地域側での、体験を通じて地域の農産品や郷土食等の魅力を安全かつ楽しく伝えることのできる人材の育成など、持続的な実施体制の構築と、多様な観光ニーズに沿った宿泊・体験プログラムの創出を図ってまいりたいと考えております。
次に、空家バンク制度との連携についてでございますが、農泊の推進に向けては、農家民宿を初め、古民家や廃校を活用した宿泊施設など、観光客のニーズに沿った多様な宿泊施設が必要となることから、昨年12月からスタートいたしました空家バンク制度に登録された空き家の活用も一つの選択肢であると考えております。
現在、空家バンクには、市の公式ホームページで公表しております8つの物件が登録されており、内訳として、市街化区域内に6件、市街化調整区域内に2件となっております。今後、道の駅を拠点とした農泊を推進するに当たって、適した物件が登録された際は、民間活力の導入による空き家の活用も検討してまいりたいと考えております。
次に、今後の展望についてでございますが、農泊の推進に向けては、1点目として、多様な宿泊施設、2点目として、集客力や収益力を高めるための体験農園や農家レストラン等の受け入れに必要な施設、3点目として、多様な観光ニーズに沿った魅力的な体験メニューの3つの機能の充実を図り、観光客に対して、泊まる、味わう、買う、楽しむことを地域全体で提供していくことが重要となってまいります。
そのため、羽田・成田両空港からのアクセス性や都心との近接性を活かし、本市が有する豊かな自然との触れ合い、新鮮な農産物や郷土食、また、これらを活用した自然体験プログラムを創出し、インバウンド需要を含めた観光客を取り込み、宿泊者の増加や農林水産物の消費拡大につなげてまいりたいと考えております。
続きまして、大綱3、市街化調整区域のまちづくりについて、中項目1、地区計画についてお答えいたします。
まず、湯名地区の進捗についてでございますが、市は、三上議員と湯名地区にお住まいの方々からの要請に応じ、昨年の5月、8月、9月に市街化調整区域における地区計画制度などについての説明をさせていただきました。12月以降は、毎月、平日の夜、地区計画の素案づくりを検討する検討会に職員も同席をいたしました。この結果、湯名地区が市へ提案しようとしている地区計画の素案は、その対象となる区域の範囲や土地利用の方針等が具体になりつつあります。今月も、5日に行われました検討会に職員も出席をさせていただきまして、地区計画に位置付けようとしている道路などにつきまして、ともに検討させていただいたところでございます。市といたしましては、湯名地区代表の方々が熱心に取り組んでおられます地区計画の素案づくりが円滑に行われますよう、今後も引き続き支援をしてまいる所存でございます。
次に、水道、道路、緑地等の支援についてでございますが、湯名地区において、地区計画の素案に位置付けようとしている道路、公園等、地区施設の検討が今月から開始されておりますことから、この検討により、地区施設の案が具体化した後に、市がどのような施設整備をどこまで支援することができるのか、整理してまいりたいと考えております。
次に、中項目2、都市計画区域の見直しについてお答えいたします。
都市計画区域内の市街化調整区域から都市計画区域外への見直しについてでございますが、都市計画法では、首都圏整備法に基づく既成市街地及び近郊整備地帯内においては、市街化区域と市街化調整区域との区分を定めるものとしております。本市では、中郷地区及び鎌足地区については、近郊整備地帯に含まれておりますことから、都市計画区域外への見直しが不可能となっております。その一方、富来田地区は、近郊整備地帯に含まれておりませんことから、市街化区域と市街化調整区域との区分を定める必要がなく、都市計画区域外への見直しは可能と言えます。しかしながら、富来田地区におきましては、地域住民自らが地域の将来像を真剣に検討し、まちづくりに対する機運が高まっております。このことから、無秩序な市街化の拡大の抑制と集落の維持を両立させるため、都市計画区域からの除外ではなく、市街化調整区域における地区計画制度の活用という手法を用いてまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。この取り込みが湯名地区において具体化しつつありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
私からは以上でございます。その他につきましては、関係部長から答弁いたします。
111 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、高浦財務部長。
112 ◯財務部長(高浦 浩君) 私からは、まず、大綱1、LNG交付金について、中項目1、取り組み状況についてご答弁を申し上げます。
全国的な取り組み状況についてでございますが、LNGに関する全国的な組織としては、全国LNG火力発電所所在市町村連絡協議会がございます。この協議会は、LNG火力発電のさらなる効率化とCO2削減技術の向上並びに恒久的な節電意識の高揚を目指し、地球温暖化対策、エネルギーの安定供給、環境に優しい社会の構築並びに地域振興を図るため、LNGに関する技術開発の推進、電源立地地域対策交付金制度の再構築及び継続拡充、並びに環境政策の普及・啓発活動を国に働きかけることを目的に、LNG火力発電所所在市町村及びその周辺市町村で協議会の目的に賛同する者をもって会員としており、現在、11市町村が加入しております。
例年5月に総会が開かれ、同日に自由民主党議員及び経済産業省資源エネルギー庁への要望活動が行われており、本年も5月22日に、LNG貯蔵施設については石油貯蔵施設立地対策等交付金の対象とすることなどを内容とした要望書を提出したと伺っております。また、全国市長会の中に、特定の性格を有する都市の共通問題に対処する機関として石油基地自治体協議会が組織されており、例年7月に、LNGの貯蔵についても石油貯蔵施設立地対策等交付金の対象とすることなどを内容とする提言を行っております。
君津4市の取り組み状況についてでございますが、議員がLNG交付金の創設に向け、近隣市の首長や議長に対し積極的に活動されていらっしゃることは存じておるところでございます。
また、本年1月に開催された、かずさ4市議会議長会臨時総会の場において、本市の議会事務局長から4市の正副議長及び議会事務局長に対し、LNG貯蔵施設の状況や交付金制度創設に向けた諸状況の説明をされた旨、さらに、先月末には、県に出向き商工労働部に趣旨を説明した旨を伺っているところでございます。
本市におきましては、LNG基地所在市ではございませんが、4市の中でいち早く議会質問がございましたので、LNG基地の状況や交付金制度について調査研究してきたところでございます。
君津市におきましては、本市同様、LNG基地所在市ではないことから、これまで議会の質問もなく、現在は情報収集に努めている段階であると伺っております。
富津市におきましては、3月議会において、自由民主賢政会の代表質問に対し、全国LNG火力発電所所在市町村連絡協議会に加入し、国等への要望活動を積極的に行ってまいりたいと答弁しており、本年度から同協議会に加入したと伺っております。
袖ケ浦市におきましては、従来から同協議会に加入しており、5月に行われた総会において、市長がLNG交付金の創設要望について言及したと伺っております。
次に、中項目2、今後についてご答弁を申し上げます。
本市の担当課はでございますが、LNG交付金につきましては、昨年度の12月議会におきまして、議員からご提案をいただきました後、企画課において交付金制度の可能性の研究や他市町村の取り組み状況について調査を行ってまいりました。しかしながら、本市以外の君津地域3市及び本市に隣接する市原市の担当部署が全て財政担当部署であったことから、今後、本地域での連携を図っていく上で、連絡調整を密にするために、本市においても近隣市と同様に本年度から財政課を窓口としたところでございます。
今後の予定でございますが、議員の積極的な働きかけにより、近隣市における交付金制度創設に向けた機運の高まりを感じているところでございますが、各市の取り組みには温度差が感じられるところでもございます。首都圏有数の貯蔵基地を有する袖ケ浦市及び富津市を中心として、交付金制度の創設を実現させるためにも、関係各市が集まる機会を捉え、LNG基地の状況や交付金制度に対する共通理解を深めてまいりたいと考えております。本市を含めた君津地域が首都圏のエネルギー施策に貢献していることに対し交付金が創設され、隣接市として交付金の対象となるのであれば、本市財政の一助になるものでございます。LNG基地所在市である袖ケ浦市及び富津市と連携し、LNG基地のない本市も汗をかくことで、石油貯蔵施設立地対策等交付金と同じ枠組みでの交付金創設の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
113 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、山口企画部長。
114 ◯企画部長(山口芳一君) 私からは、大綱2、中項目1、高速バスの実証運行についてお答えいたします。
初めに、目的についてでございますが、市では、木更津金田バスターミナルを経由する高速バスの新規ルートを開拓し、ハブ化に向けた取り組みを推進するとともに、昨年10月に開業いたしました道の駅「木更津うまくたの里」への高速バスの乗り入れを実現するため、各施設への利用需要を調査することを目的とするものでございます。
本実証運行につきましては、議員おっしゃるとおり、茂原市、長南町との連携により行っており、両市町では、首都圏中央連絡自動車道を利活用した高速バスを木更津金田バスターミナルや
三井アウトレットパーク木更津へ乗り入れることにより、潜在している需要を掘り起こし、高速路線バスの拡充による地域住民の交通の利便性の向上を図るため、利用需要を調査するものと伺っております。
また、実証運行の結果を踏まえた対応についてでございますが、市といたしましては、まずは、利用状況や利用者からのアンケート結果を踏まえ、先ほど申し上げました目的実現に向けて、茂原市や長南町、バス事業者と協議してまいりたいと考えております。
次に、周知・PRについてでございますが、市では、茂原市や長南町、また、バス事業者である小湊鉄道と共同でチラシやポスターを作成し、各市町の主要な公共施設や観光施設への設置等はもとより、道の駅に近接した近隣市の公共施設へのチラシの設置を行っております。さらに、実証運行に係る報道機関発表を行うとともに、各市町の広報紙への記事掲載や木更津駅、海ほたる、道の駅のデジタルサイネージや、フェイスブックを活用した情報配信を行うなど、広く周知・PRに取り組んでいるところでございます。
今後は、各市町の観光情報などを相互にホームページ等へ掲載するほか、高速バス利用者に限定される
三井アウトレットパーク木更津での買い物割引制度の周知などを行ってまいりたいと考えております。
次に、関係市との連絡調整についてでございますが、バス事業者から利用状況や運行状況についての報告を受け、両市町との間で情報の共有を図っているところでございます。運行開始からおおむね1ヶ月が経過した現在の利用状況は、1台平均3人でありますので、運行ダイヤの見直しなどを含め、関係市町やバス事業者と連携し、利用者増加に向けた検討を行ってまいりたいと考えているところでございます。
私からは以上でございます。
115 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、栗原経済部長。
116 ◯経済部長(栗原由和君) 私から、大綱2、中項目1、高速バスの実証運行についての賢い料金の要望についてお答えをいたします。
議員ご質問のとおり、国の社会実験、賢い料金につきましては、今年の3月8日に、木更津市道の駅活性化協議会の委員でもございます斉藤議長、三上議員にもご同行いただき、渡辺市長とともに国土交通省に対し要望活動を実施したところでございます。この要望に対しまして、国からの意見として、1点目として、圏央道については、今後、全線にわたり4車線化を進めていくこととしており、さらなる交通量の増加が見込めること、2点目として、既に社会実験を開始している3つの道の駅では、大型車の恒常的な駐車や占有等により、必ずしも道の駅の売り上げにつながっていないケースも見受けられること、3点目として、道の駅等との連携により、アクアラインの渋滞対策に寄与するなど、さまざまな取り組みを検討いただきたいことなど、さまざまな視点からのご意見をいただくとともに、本市の要望につきましては、既に社会実験の対象として選定している全国20ヶ所の道の駅の状況を検証しつつ検討する旨、回答をいただいているところでございます。斉藤議長、三上議員にお力添えをいただき、本市の強い思いを直接お伝えできましたので、本市の要望につきましては十分ご理解いただいたものと考えておりますが、県内で唯一選定されております保田小学校の状況や、国による追加選定のスケジュールなど、今後も引き続き社会実験の動きを注視しつつ情報収集に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
117 ◯議長(斉藤高根君) 答弁終わりました。三上議員。
118 ◯24番(三上和俊君) それでは、質問になるかどうかわかりませんけども、二、三言わせていただきます。
まず、大綱1点目、LNGの話ですが、さっき濱名儀三市長の話をさせてもらいました。濱名儀三市長が、回顧録として、市制40周年の年に当たりましてまとめた本の中に、18ページに、関東市長会のときに、一か八か、どうなるかわからないけども、この基地のあることによって、今我々が言っています固定資産税相当額が減収になっていると、これはみんなにお願いしてみなくちゃわからないということで言ったのがスタートで、それが、関東市長会のときに、その場では応答がなかったんですけども、夜、宿舎で寝ていると、太田市、また、富士吉田市の両市長から、ごもっともだと、あなたの言っていることは間違いないということで、3人が力を合わせて今度は関東から全国の市長会に打って出たと。それが昭和30年の6月、また、全国に訴えたのが11月の16日ですか。先ほど申し上げましたけども、駐留軍基地関係協議会というものを組織して、この今我々が2億円ぐらい交付金としてもらっています基地交付金が創設されたと、こういうことでございます。ですから、可能性があるものを云々じゃなくて、なせば成るの上杉鷹山の話で、一生懸命努力しなさいというのが私の質問の趣旨というか、提案の趣旨でございます。
それで、市長なり執行部の尻をたたくだけじゃなくて、私も一生懸命、斉藤議長初め、地域の議長さんにお願いをして、我々本市だけが享受できるという話じゃなくて、君津4市が日本で大体20%強のシェアを持っている貯蔵扱い量になっています。ですから、将来的に、先ほども申し上げましたけど、君津郡市が1つになったときには、全国で20%のこの交付金制度ができていれば財源になると、こういう将来を見通しての、私が生きているかどうかわかりませんけども、そういう将来展望の中で取り組んでいただきたいと、ネバーギブアップの精神でやっていただきたいと。また、サッカーでいえば、自分がシュートするわけじゃない、アシストをしっかりとしてやっていただきたいと、こういうことでございます。
先ほどの答弁の中で、いろいろと取り組んでいくということで財務部の方からのお話がございましたけども、まあ、しようがないからというよりも、さっき申し上げましたけど、サッカーでいえば、ボールを奪いに行く、取りに行くと。回ってきたからぽんとこうパスするんじゃなくて、自らがボールを取りに行くという姿勢が必要だと思いますけど、その姿勢について、まずLNGの交付金について、もらえればもらうということじゃなくて、制度ができてくれればありがたいなと、めっけものと、こういうことじゃなくて、自らが切り開いていくような、そういう積極的な精神があるのかどうか再確認をさせていただきます。
119 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。高浦財務部長。
120 ◯財務部長(高浦 浩君) おっしゃいますように、この交付金につきましては、今後、本市の財政においても貴重な財源となるというふうに考えております。そのためには、やはり君津地域4市が連携していくとが大変重要だと思いますので、そういった働きかけを、全国有数の基地でございます袖ケ浦市、それから富津市、そして、あわせまして君津市とともに進めてまいりたいと考えておりますので、まずはこの地域の中で連携を深めることを考えていきたいと思っております。
以上でございます。
121 ◯議長(斉藤高根君) 三上議員。
122 ◯24番(三上和俊君) その前に聞くの忘れた。財務部長、その我々の先輩の濱名儀三先生が書いたこの本、読んだことありますか。ぜひ読んでいただきたいということで確認させてもらいます。
123 ◯議長(斉藤高根君) 高浦財務部長。
124 ◯財務部長(高浦 浩君) 申しわけございません。まだ読んでおりませんので、これから読ませていただきます。
125 ◯議長(斉藤高根君) 三上議員。
126 ◯24番(三上和俊君) ぜひ、今度は基地対策の関係で、議会でも協議会がありますし、市長の方でも組織がある、そういう我々の先輩がつくった制度で、まだその組織も一生懸命動いているということの中では、やはりその認識を持って我々は活動しなければいけないと、こういうことであろうかと思いますので、市長も多分読んでくれてあると思いますけども、財務部、また、企画部の方の幹部職員も読んでいただきたいと思います。
じゃ、次、2点目でございます。高速バスの実証運行ということでございますが、その前に、この実証運行という言葉もそうなんですけど、平日が運行されてない、また、何か1便か2便、東京とか向こうにつながってない、1路線で行ってない、また、路線が途切れちゃっています。そういうような途切れているというのは、東京とか神奈川の方、横浜の方に行っているわけじゃなくて、金田までですよね。金田から先の運行について、金田バスターミナルでおりて乗り換えればいいと、そういうようなPRもされてないというようなことの中で、ただ、三井アウトレットに行けますよみたいな実証運行の仕方ということ自体も、平日がないとか、つなぎの時間がどうだこうだというのはPRもしてない、本当に大ざっぱにただ走らせてみようというだけしか私には感じ取れない、本当に大ざっぱじゃないかなと、こういうふうに思うわけなんですけども、それを担当の皆さんは、どういうふうに今後整理して、これは始まったばっかりですから、大ざっぱだったら大ざっぱでいいよ。今までのことは反省して、今後、実証運行だから、こういうふうな気持ちで、これを本当に実証していこうと。検証じゃないわけね。実証していく。仮説をこんなことでやっていけばこういうふうになるというのが実証という言葉だと思うよ。だから、何を実証しているのかなという、その言葉に対する疑念もあったし、これからまたPRが足らないということでの実証というのはどうかなと、こういうふうに思いますけども、今後、このPR方、また、せっかくの実証運行でございますので、どういうふうにこれを実のあるようにしていくのか、お考えをお示しいただきたいと思います。
127 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
128 ◯企画部長(山口芳一君) おおむね1ヶ月が経過し、その利用状況を見ますと、茂原方面から木更津に来られた方が滞在し、折り返しで利用されていることがほとんどであると認識しております。今後は、アンケートで寄せられましたご意見等を踏まえながら、茂原方面への利用増加に向け、
三井アウトレットパーク木更津の来場者に対し、道の駅や関係市町で行われるイベントの周知・PRなどの取り組みを関係市町と連携して実施してまいりたいと考えております。
以上でございます。
129 ◯議長(斉藤高根君) 三上議員。
130 ◯24番(三上和俊君) そういうことで、まだまだ1ヶ月が経過したばかりでございますので、追っていろんなPR・周知をお願いしたいと、こういうふうに再度お願いをしたいと思います。
それから、もう1点、道の駅の関係でお尋ねをさせていただきます。
DMOというのが道の駅をターゲットにいろいろ調査研究しているという中で、自転車、レンタサイクルをキーステーションにするというようなお話、また、予算化もされているようです。過日、東京で、通産省とか厚労省、自転車というと無公害な交通手段ということで環境省も、関係するところはたくさんございます。道の整備もそうだし、いろんな観点から関係するわけなんですけど、木更津市として、道の駅をキーステーションにレンタサイクルをやるというのはいいんですけど、ある程度、市民部が駐車・駐輪場なんかもやっていますけど、そういうのはもう自転車の活用の法律ができる前に問題として市民部が解決していたわけなんですけど、今後、この法律ができて、さらに交通手段として、特に子どもたちなんかの交通手段として育てていかなくちゃいけないというときに、木更津市の担当はどこの部署になるのか、また、その中での道の駅の果たす役割について確認させていただきます。
131 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。渡部都市整備部長。
132 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 自転車活用の推進につきましては、国土交通省の基本方針におきまして、さまざまな分野の施策が示されているところでございます。本市では、道の駅を中心としたレンタサイクル事業につきましては、今、経済部の主導のもとで進められております。都市整備部としましては、自転車が安全に安心して通行できる空間の整備などにつきましては、今後検討を進めることとしております。市の内部におきましても、先ほどの三上議員のお話のとおり、市民部であったり、健康こども部であったり、関連する部署は多々ございますので、今後の整備方針や施策の取りまとめにつきましては、関係部署で連携・調整して進めてまいりたいと考えております。
133 ◯議長(斉藤高根君) 三上議員。
134 ◯24番(三上和俊君) じゃ、時間がありませんので、3番目の調整区域のまちづくり、これについて確認をさせていただきます。
市街化調整区域というものについて、我々富来田地区が、平成の6年か、都市計画区域へ編入されました。ほんのわずかが市街化区域で、調整区域が主なわけです。富岡地区に関しては、全くの調整区域だけということで、都市計画法34条の11号というのがあるんですけど、市街化に隣接して、700メートル以内に半径150メートル、直径300メートルの円を描いて、それが調整区域の中に40戸、住居系のものがあったら、空き地の中に、まあ、これは周囲に影響を与えるということはないだろうからもういいでしょうというような緩和策というか、一つの逃げ道というか、そういうことでしか、地域に全く関係のない農家の三男坊、次男坊が新宅する農家住宅ということ以外ではできないのが調整区域です。ですから、金田地区でもそうだし、矢那・中郷の地区でもそうなんだけど、直径300メートルの中に40なんてあるような田舎はないですよね。1部落で10とか20とか、そんな関係ですから、それでまた、市街化区域の縁辺から700メートルの中で離れているところだったらいいよといったって、そんなところ全くないというのが調整区域の実情ですし、また、今日、答弁の中でお話を聞いた首都圏整備法ですか、この関係では、もう見直しはできない、無指定にするには富来田地区だけしかない、できませんよと、こういうことであるわけです。ですから、これから一生懸命過疎対策をやるということをするということだと、この辺の今の首都圏整備法の網がかかっている中郷の矢那地区を、一生懸命地区計画で、今、私が一生懸命富来田地区でやっていますけど、富来田地区は見直しがきくというわけでしょう。市街化調整区域関係なく無指定でいいよというような、上位法がそういうふうに認めていれば、それに返して自由にまちづくりをやらせると。だけど、その場合に、自由にじゃなくて、ここに私も手元にありますけど、宅地開発指導要綱という要綱が木更津市にあるんですよ。それをきちっと守らなくちゃだめだよという条例化して、富来田地区にはこういうふうにしないと宅地化、非農地化はできませんよというふうに、調整区域の中に、首都圏整備法という法律によって、これを2つにきちっと分けて今後考えた方がいいんじゃないかなと、こういうふうに思いますけど、都市整備部長、どんなふうにお考えなのか。
これね、私も湯名地区で2ヶ所目。それで、この間、6時から10時までやったって、まだ口角泡を飛ばしてね。まあ、いい方向に進んでいるんですよ。だけど、これは職員のエネルギーとか、我々地域の代表として、自分の土地じゃないのに恨まれるわけ。この野郎、あの野郎、自分本位だろうなんていうことで、本当にこれをまとめるのは大変ですよ。普段生活しているときに、道路が宅地に10センチ入ってるとか入ってないとかということで、結構いろいろトラブルがあるものに対して、この新しく道路をつくるのに申しわけないけど寄付してくれとか、みんなのために拠出してここへ道路をつくって新しいまちをつくろうなんていうのは、本当に普通の人が中に入ってリードなんかは非常に難しい。だから、質問の中でお話ししましたように、集落系の地区計画が千葉県の中でも1つもないし、また、私も一生懸命取り組んでいるけど、立ち上がらない、誤解が生じるわけです。三上さんは不動産屋だろうなんて、わけのわかんない反論が出てくるわけですよ。そうじゃなくて、学校がなくなるというのがもう目に見えてるから、どうにかしなくちゃいけないでしょうと、こう私が力説してもわからない。やっぱり協力しないと、ガイドラインでこの地区計画というのは20戸から10戸にダウンしましたよ。10戸の中に空き地があったら、利用するところがあったらいいよということになって、条件としてより安くなったんだけど、それでもなかなか大変です。ですから、この調整区域の見直し、これについてどういうふうに考えているのか。また、これは執念深く、私の体が細くなるぐらいやらせていただきたいと思う。というのは、私が議員になったときに、当時の執行部から言われて、私も執行部と同じように都市計画区域に入れましょうよと言った責任があるからこういうふうに言ってるんです。だから、ちょっとその辺、今の私の話の中でどんなふうに思うか、30秒でお願いします。
135 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
136 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 先ほどの市長答弁の中でもございましたけども、富来田地区は、確かに都市計画区域外の見直しは可能と言えますけども、現在、三上議員のお力添えもありまして、地域の皆様、真剣に取り組んでおります。職員も、今、一生懸命一緒に地区計画制度の取り組みを行っておりますので、我々としましては、都市計画区域からの除外ではなくて、市街化調整区域における地区計画制度の活用という、この手法を用いて取り組んでまいりたいと考えております。
137 ◯議長(斉藤高根君) ここで1時10分まで休憩いたします。
(午後零時01分)
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138 ◯副議長(重城正義君) 議長席、交代いたしました。
休憩を取り消し、本会議を再開いたします。
(午後1時10分)
───────────────────────────────────────
139 ◇佐 藤 多美男 君
◯副議長(重城正義君) それでは、佐藤多美男議員、質問席へお願いいたします。佐藤議員。
140 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、通告順に従いまして一般質問を行います。
大綱第1は、オスプレイの整備、配備について、第2は、保育行政についてであります。大綱2点です。
大綱第1は、オスプレイの整備、配備問題であります。
オスプレイ問題については、私は毎議会で一般質問を行っているところでありますけども、米軍のオスプレイの機体整備の最終段階における試験飛行を間近に控えております。また、陸上自衛隊に導入されるオスプレイ17機のうち5機、木更津基地への暫定配備も取り沙汰されており、市民の不安が募る一方であります。
まず、米軍機オスプレイの整備及びそれに伴う試験飛行についてお尋ねをいたします。
機体整備の期間は、当初、1機当たり3ヶ月から4ヶ月と言ったはずでありますけども、1年4ヶ月を経過した今でも終わっておりません。このままでは、今後、米軍オスプレイが木更津にどんどん押し寄せてくるということになるのではないかと懸念されます。
まず、第1機目米軍オスプレイの機体整備の状況についての最新の情報、この開示をお願いしたいと思います。
次に、試験飛行についてお尋ねをいたします。試験飛行の予定日はいつになるんでしょう。3月議会でのご答弁では4月以降ということでございましたけども、この6月に入ってもいまだに行われる情報はありません。一体どうなっているのか説明を求めます。予定されている試験飛行の内容はどうなのか、情報開示をお願いしたいと思いますが、試験飛行のコース、これは場周経路から飛行訓練所となること、期間は1週間程度、飛行訓練場所は東京湾の南部及び相模湾の上空とされております。今までの説明と何か変化はあるのかどうか、お答えをいただきたいと思います。
第2は、陸上自衛隊オスプレイの木更津基地への暫定配備の問題であります。
マスコミの報道では、陸上自衛隊が導入しているオスプレイ17機のうち先発5機については、防衛省が暫定配備基地として、陸上自衛隊木更津駐屯地を候補として、あるいは調整中、予定だ、既に決まっているかのような論調であります。今年秋の11月とも言われておりますけども、陸上自衛隊オスプレイの木更津基地への暫定配備についての信憑性はどうなのでしょうか。市長は、詳しいことは聞いていない、ある新聞にはこう語られておりましたけども、何か詳しいことは聞いていないけども概略を聞いていたのか、あるいは、非公式の場で耳打ちなどがあったのかどうかお尋ねをしたいと思います。お答えください。また、防衛省からの情報、協議等々あったのかどうか、ご説明をあわせていただきたいと思います。もし暫定配備が木更津となった場合、防衛省からの通知、連絡はどのような形で来るんでしょうか。通知という形で来るのか、照会という形で来るんでしょうか。どうなるんでしょう。
最後に、陸上自衛隊オスプレイの木更津基地への暫定配備について、市はどのような対応をされるのかをお尋ねいたします。
大綱第2は、保育行政についてであります。
本市は、子どもの出生率県内1位を記録したと言われています。それだけに子育て支援策が急務であることは当然であります。健康こども部の新設は、子育て支援策を強く認識されているあらわれだとは思います。子育て支援は、両親、あるいはご家族、市民皆さんの強い願いであり、党派を超えた政策の一致しているところであり、積極的に進めなければなりません。ただ、子育て支援策は一面的に一方的に進めればよいというわけではないと思います。保育所の増設による待機児童の解消、保護者のニーズに応えた保育内容の充実、官民保育園の格差の是正等々、保育の量的拡大や質的改善が課題であろうかと思います。私は、その中でも保育料と公立保育園の民営化問題を取り上げたいと思います。
第1は、保育料についてであります。
子育て支援の中の位置付けについてでありますが、基本構想では、子育て支援については、地域による格差が生じることなく、次代を担う子どもを安心して産み育てられる良質な環境を地域全体で整備するとして、基本計画では、子育て支援の充実を図るために、ニーズに対応した保育環境の整備の推進とともに、子育てに係る経済的負担の軽減、これが必要だとされております。申し上げたように、保育所の保育園の増設による待機児童の解消、保護者のニーズに応えた保育内容の充実、官民保育園格差の是正等々、本市保育行政の中で課題は山積しているかと思いますけれども、保育料は保護者負担の問題として根幹的なものかと思います。国においては、消費税の税率アップを前提にした、幼稚園を含んだ保育料の無料化というのも検討されているとは思いますけども、保育料は保護者負担の問題として根幹的なものだと思います。市においても、基本計画の中で、子育てに係る経済的な負担の軽減、これが必要だとしておりますけども、お尋ねしますが、保育料、つまり保護者の経済負担について、子育て支援の上でどのような位置付けをして、どのような経済的負担の軽減策をお考えなのか、見解と具体策をお答え願います。
次に、本市の保育料と他市保育料との比較についてであります。国は、保育所徴収金基準額表を定め、目安としておりますけども、どこの市町村も国基準以下に抑制しているのがほとんどかと思います。この基準を超えてはいけない、こういうふうなことだと思います。本市の保育料が、県内他市保育料との比較において、本市保育料水準はどの程度なのか、高いのか安いのか、ご説明をいただきたいと思います。私は私の資料によれば高いと思うわけでありますが、引き下げの検討のお考えはないのかどうか、お尋ねをいたします。
第2は、民営化の問題であります。
本市公立保育園の民営化方針については、昨年6月に決定し、進められているところであります。
質問の第1は、民営化の目的についてであります。
市は、1つとして保育ニーズへの対応、2つ目として公共施設の適正配置、3番、民間保育園の力を活用した子育て支援の充実、第4には本市基本計画等における位置付けだからだとしております。
昨日の一般質問では、近藤議員から、民営化はどんどん進めろ、もっと早くやれ、わかばも桜井も全部民間保育園にしないかというふうな質問がありましたけども、私は決してそうは思いません。保育園民営化の目的に、保育ニーズの対応とか公共施設の適正配置、民間保育園の活用ということを挙げておりますけども、これはいずれも公立保育園を民営化しなければならないということの理由にはなりません。保護者の要望だって、公立のまま残してほしい、こういう願いがあります。祇園保育園の統合・廃園で、清見台地区に新たな地域格差が生じたのではないかと嘆きの声も聞かれます。公立保育園をわざわざ民間保育園に委ねるのは、財政減らしの一環であり、市の責任を放棄することではありませんか。見解を求めます。
最後に、保護者との協議・合意状況について伺います。
祇園保育園は、統合・民営化の先陣を切って、前倒しで今年3月末をもって廃園、中郷保育園と統合となりました。民営化の実施予定は、鎌足保育園と吾妻保育園は平成32年4月または平成33年の4月、中郷保育園と久津間保育園は平成34年の4月に、それぞれに民営化開始となっております。この6月に民営化保育園の運営社会福祉法人を選定するということになっております。
昨年4月に行った保護者総会での説明では、たくさんの質問、意見があったところであります。公立保育園に対する期待のあらわれが非常に強かった、多かったと思います。民営化の目的や民営化に対する不安がこもごも語られたところであります。市はそのことを包み隠さず公表していることは評価しますけども、保護者からの質問に対して適切に回答しているということは私は思いません。市は、保護者総会での説明で協議・説明は終わり、合意を得たとの解釈、認識で、民営化に一瀉千里突っ走っていく考えなのでしょうか、見解をお伺いし、私の第1回の質問といたします。どうぞよろしくお願いします。
141 ◯副議長(重城正義君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。渡辺市長。
〔市長 渡辺芳邦君登壇〕
142 ◯市長(渡辺芳邦君) 佐藤多美男議員のご質問にご答弁申し上げます。
私からは、大綱2、保育行政についてお答えいたします。
初めに、中項目1、本市保育園保育料についてのうち、子育て支援の位置付けについて、子育てに係る経済的負担の軽減についてはどのような取り組みを行っているのかのお尋ねでございますが、現在取り組んでいる負担軽減策につきましては、児童扶養手当の支給を初め、子ども医療費助成、また、保育料につきましては、第2子を半額、第3子以降は無料とするなどの軽減策を進めているところでございます。
次に、他市との比較についてでございますが、県内の主な自治体の保育料の状況につきましては、自治体により算定の基礎となる市町村民税所得割課税額の階層区分が異なりますので、単純な比較はできませんが、本市の保育料は県平均よりやや高い水準にあるものと認識しております。
次に、保育料引き下げの検討についてでございますが、議員ご承知のとおり、本市には待機児童対策という課題がございます。まずは、その課題解決に向け、民間保育園の施設整備支援及び市立保育園の民営化等を進めてまいりたいと考えております。
続きまして、中項目2、保育園民営化問題についてお答えいたします。
初めに、民営化の目的についてでございますが、昨年6月に策定しました木更津市立保育園民営化方針にも記述させていただきましたとおり、民間保育園の持つ柔軟性や効率性を活かして、保育の質を確保しながら、多様な保育ニーズに迅速かつ効率的に対応していくとともに、民間の力の活用により待機児童を解消し、あわせて、地域における子育て支援の充実に向けた取り組みを推進することを目的として民営化を進めてまいります。
次に、保護者との協議・合意状況についてでございますが、民営化方針の策定に当たりましては、平成29年3月に保護者を対象とした説明会を開催し、ご意見やご質問等に対する市の考え方を説明いたしました。また、その後4月には、市立保育園6園の保護者総会でも説明申し上げ、保護者の皆様にご理解をいただいたところでございます。今後も、民営化の進捗状況に応じ、必要な場合には保護者並びに周辺地域の皆様に丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。その他につきましては、関係部長から答弁いたします。
143 ◯副議長(重城正義君) 次の答弁者、山口企画部長。
144 ◯企画部長(山口芳一君) 私からは、大綱1、オスプレイの整備、配備問題についてお答えいたします。
初めに、中項目1、米軍オスプレイの機体整備について、整備状況及び試験飛行につきましては、関連性がございますので、一括してお答えいたします。
1機目の機体整備の状況につきましては、改めまして、防衛省北関東防衛局に確認したところ、現在、塗装の塗り直し等を行っているところではあるが、塗装の塗り直しの進捗状況については現在確認中であり、得られた情報については適宜共有してまいりたいとのことでありますので、防衛省へは引き続き迅速な情報収集及び情報提供を求めてまいります。
次に、試験飛行の予定、内容、コース、場所などについてでございますが、改めて北関東防衛局に確認したところ、今後、塗装の塗り直し等の終了後、整備された機体の機能・性能を確認するため、飛行前の各種装置等の点検のほか、地上滑走やホバリングチェックを1ヶ月程度かけて行った上で試験飛行が行われる予定であり、試験飛行の区域は、東京湾南部上空及び相模湾上空を使用する予定であると伺っております。
続きまして、中項目2、陸自オスプレイの木更津基地暫定配備についてでございますが、防衛省からの情報・協議状況及び防衛省からの通知についても一括してお答えいたします。
本年3月末の暫定配備に関する一連の報道後、情報収集に努めておりますが、防衛省としては、佐賀空港の施設整備が完了するまでの間のV-22オスプレイの一時的な措置については、さまざまな選択肢を検討しているところであり、木更津市に暫定的に配備することを決定した事実はないとのことであり、その後、防衛省からの情報、協議、あるいは通知につきましても、現時点で何もない状況でございます。
最後に、市としての対応についてでございますが、引き続き、佐賀県と防衛省との交渉状況を注視するとともに、陸上自衛隊が導入を予定しているオスプレイの関連情報の収集に努めてまいります。
私からは以上でございます。
145 ◯副議長(重城正義君) 答弁が終わりました。佐藤議員。
146 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、一問一答に移ります。
ご答弁ありがとうございました。納得できない点が多々ございますので、行ってまいりたいと思います。
通告順に従って、オスプレイの整備、配備問題から入りたいと思います。
現在の状況では、情報が得られていないというふうなことなんですけども、塗装については、1ヶ月ほどというのは、最新、何かの新たな情報があったかのようには聞いているんですけども、何も状況は変化ないんですか。今の状況を的確にお答えください。
147 ◯副議長(重城正義君) 当局の答弁を求めます。山口企画部長。
148 ◯企画部長(山口芳一君) 塗装の塗り直し等につきましては、新たな情報はまだ収集しておりません。
149 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
150 ◯23番(佐藤多美男君) すると、試験飛行がいつになるかというのは、3月議会の場合は、4月以降とか1ヶ月以降というふうなことはあったんですけども、今現在は全くそういう情報がないし、知らせてもくれないということなんですか。
151 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
152 ◯企画部長(山口芳一君) 情報収集に努めておりますが、今のところ情報は得られておりません。
153 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
154 ◯23番(佐藤多美男君) それはちょっと、防衛省、何を包み隠ししているんでしょうかね。そういう予想はつかないんですかね。これじゃ、延ばし延ばし延ばしで、どんどんどんどん後がつかえて、機体整備の米軍オスプレイがどんどんどんどんやってくると。どうなるのか非常に不安なんですけども、そういうことの不安というのは市としては感じてないんですか。
155 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
156 ◯企画部長(山口芳一君) まずは、初号機の整備に関し、安全に飛行運用できるような状況に整備を行っていただきたいと考えております。
以上でございます。
157 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
158 ◯23番(佐藤多美男君) 全く曖昧模糊とした整備状況、あるいは今後の予定なんですけども、それでいいとは思いませんけどね。もうちょっと努力してくださいよ、情報収集。防衛省についても、なぜきちんと状況を話せないのか、よく理由を聞いてください。そういうお考えはありませんか。
159 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
160 ◯企画部長(山口芳一君) 先ほどから申し上げておりますとおり、情報収集には努めておりますが、情報が得られていない状況でございます。
161 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
162 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、これも情報がないかとは思うんですけども、確認していきたいと思います。
まず、塗装が終わった段階、あとどのぐらいかかるかわかりませんけども、機体の機能と、それから性能の確認をするわけですよね。これはどのぐらいかかるのか、何回やるのか、そういう情報も全くないんですか。
163 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
164 ◯企画部長(山口芳一君) 防衛省に改めて確認したところ、試験飛行前の各種装置の点検や地上滑走、ホバリングチェックが1ヶ月程度かけて行われた後、試験飛行が行われるとのことでございます。なお、その時々の状況にもよることから、点検等の具体的な回数についてはお答えすることが難しいと伺っておりますが、所定の手順に従い、慎重かつ確実に実施されるものと考えているとのことでございます。
165 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
166 ◯23番(佐藤多美男君) 1ヶ月ほど塗装にかかるということであれば、大体見通せるんじゃないですかね。それが終わって、試験飛行は1ヶ月後ということになってくるし、大体わかるわけですね、塗装が終わるまで1ヶ月ぐらいかかると。そうすれば、試験飛行の予定は、1ヶ月ということですから、今6月中旬ですので、7月の中旬以降というふうに理解してよろしいかと思うんですが、いかがですか。
167 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
168 ◯企画部長(山口芳一君) 塗装の塗り直し等がいつ終わるか明らかになっていない状況でございますので、いつ頃から始まるということもお答えはできませんが、塗装の塗り直しが終わってから試験飛行まで1ヶ月程度はかかると伺っておりますので、7月中旬以降になるものと考えております。
169 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
170 ◯23番(佐藤多美男君) 大体予定をお答えになりました。まあ、そういうことからすれば大体わかってくるんですよね。
それで、その次ですが、エンジンテストをやると思うんですね。エンジンテストは格納庫の中でやるのか、外でやるのは当然だと思うんですけども、それは聞いておりますか。
171 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
172 ◯企画部長(山口芳一君) エンジンテストにつきましては格納庫外で行われる予定と伺っております。
173 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
174 ◯23番(佐藤多美男君) 地上の滑走、あるいはホバリングのチェックもすると思うんですけども、これは、期間あるいは回数、これはお聞きしてございますか。
175 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
176 ◯企画部長(山口芳一君) 地上滑走やホバリングチェックの期間や回数につきましても、繰り返しになりますが、試験飛行前の1ヶ月程度の間に各種装置の点検とともに行われるものと認識しておきまして、具体的な回数については、防衛省からはお答えすることが難しいと伺っております。
177 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
178 ◯23番(佐藤多美男君) 次に、コースや場所なんですけども、東京湾の南部上空及び相模湾の上空、海上だというふうなことなんですが、私は、ちょっと今まで調べてみたら、覚書を結ぶ前は、今の陸上自衛隊が、木更津飛行場の中で、CH-47、あるいはコブラ部隊AH-1S、これは東京湾南部または相模湾の上空を現在使用してやっていると。だからそこだというふうに私はてっきりそう思ってよく見たら、今度は東京湾南部及び相模湾の上空を使用するって覚書ではなっているんですね。「または」から「及び」になっているというふうなことになっているんですけども、これは何かニュアンスの違い、両方とも行う、あるいは、いずれか行う、どういう意味で解釈してよろしいんでしょうか。いかがですか。
179 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
180 ◯企画部長(山口芳一君) 試験飛行につきましては、東京湾南部及び相模湾それぞれの上空を使用することを計画していると防衛省から伺っております。
181 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
182 ◯23番(佐藤多美男君) それぞれというのも、つまり両方で行うというふうに解釈してよろしいんですね。
183 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
184 ◯企画部長(山口芳一君) 両方の空域で行うというふうに認識しております。
185 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
186 ◯23番(佐藤多美男君) 当初、今の陸上自衛隊の回転翼機は「または」というふうな表現だったのが、オスプレイについては「及び」ということで、今はっきりお答えいただきましたけども、両方で行うということでは、ますますその危険性が広がるというふうに思っておりますね。これは、そういうふうになる、1週間程度行う、こうなれば、どういう事態が予想されるかわからないと思うんですね。
そこで、総務部長、危機管理の点からお聞きしたいんですが、そういうはっきりしない、あるいは、だんだん場所が広がっている、そういう中で、もし何かあった場合は、こういう情報が不足しているもとで、危機管理上、対応できますか。
187 ◯副議長(重城正義君) どなたがお答えになりますか。土居総務部長。
188 ◯総務部長(土居和幸君) 危機管理上、細やかな連絡網がございますので、直ちに木更津市の危機管理課の方に入ってくるものと考えております。
189 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
190 ◯23番(佐藤多美男君) それは、企画部と歩調を合わせないと、どっちか片方に行くんですから、それはもちろん、どちらがどういうふうに、そういういろんなオスプレイの試験飛行の連絡、通知の連絡網といいますか、それはどうなっているんでしょう。
191 ◯副議長(重城正義君) 土居総務部長。
192 ◯総務部長(土居和幸君) オスプレイの事故に限らず、地域防災計画の航空機編で細やかな対応が決められております。
以上でございます。
193 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
194 ◯23番(佐藤多美男君) その細やかな連絡網ですが、直接防衛省から来るのか、あるいは企画部を通してそれは入ってくるのか、それはいかがですか。
195 ◯副議長(重城正義君) 土居総務部長。
196 ◯総務部長(土居和幸君) 必要に応じて所管のところから速やかに情報が来るものと考えております。
197 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
198 ◯23番(佐藤多美男君) はい、わかりました。企画部の方からで対応していくと。しかし、情報不足ですからね。情報の収集、本当に努めてくださいよ。でなければ、危機管理の対応はできないでしょう。
それから、暫定配備の方に移ります。暫定配備については、市長も、決定していないから対応のしようがない、ただ、そういう報道がされるのは非常に遺憾であり、迷惑だというふうなことを表明されました。しかし、これだけその後も木更津にもう決まっているかのような報道がずっと続いているわけですね。そういう中で、ただ手をこまねいて決まるまで待っている、それまでは対応できないということなんでしょうか。いかがでしょう。
199 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
200 ◯企画部長(山口芳一君) 市といたしましては、今後も、佐賀県と防衛省の交渉状況について情報収集に努めるとともに、防衛省からは、今年度導入する予定であるV-22オスプレイに関する情報について、継続的に確認してまいりたいと考えております。
201 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
202 ◯23番(佐藤多美男君) 引き続き情報収集に努めたいと、これはずっとそういうお答えが続いているわけですけども、ですから、きちんとした対応はできないんですかね、市長。市長は、マスコミの中での話でも、整備と配備はレベルが違う、次元が違うんだと、で、暫定配備については聞いていないから答えられない、こういうふうにあるんですが、整備は容認したけども、配備については次元が違うから、これは別な対応をとる、こういう意味なのか、整備と配備はどう違うように捉えておられるのか、お答えいただきたいと思います。
203 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
204 ◯企画部長(山口芳一君) 整備と配備の違いの認識というご質問でございますが、オスプレイに限らず、他の航空機も含め、想定されることを申し上げますと、配備の場合は、整備に比べ、航空機の離着陸回数が増えるものと考えております。また、配備の場合は、訓練も想定されますが、その航空機の運用がどの程度かは、それぞれのケースによって異なるものと考えております。
以上でございます。
205 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
206 ◯23番(佐藤多美男君) そのとおりだと思うんですね。もし何かあった場合、事故、それが危険性が増大するかどうかが整備と配備の大きな違いですね。そのとおりだと思うんです。ただ、そうであれば、暫定配備は決まっていないと言うけども、大体そのとおりに進んでいると思うんですね。全部マスコミは、木更津駐屯地として調整中とか予定というふうなことなんですけども、もう木更津だろうというふうな大方の見方です。私どもが国会に行って防衛省からレクチャーを受けても、全ての選択肢は排除しないと、木更津も1つだというふうに、これははっきり言っております。木更津基地を除外するものではない、選択肢の中の一つと。有力だとか何とかは言えませんけども、そういう状況でございます。
決まってないけども、有力な候補地として木更津基地が調整中だと、こういう認識には立っておられないんでしょうか。いかがでしょう。
207 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
208 ◯企画部長(山口芳一君) 先ほどから申し上げておりますとおり、木更津市に暫定的に配備することを決定した事実はないということでございます。
209 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
210 ◯23番(佐藤多美男君) 答弁の繰り返しになっているんですけども、聞き方をちょっと変えます。配備の場合は危険性が増すということは認められた。であれば、決まる前に対応する、態度を示す、このことが今、本市にとって大事だと思うんですね。決まってしまってからでの対応は、わずかな条件を出してのんでもらうしかないんですね。でしょう。コブラのときもそうでした。最初は反対的な意見をしたけども、途中から条件つき同意というふうになりましたけども、決まってからでの対応というのは遅いんじゃないですか。決まる前に何らかのアクション、態度を示すべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
211 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
212 ◯企画部長(山口芳一君) 繰り返しになりますが、市といたしましては、今後も情報収集に努めてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
213 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
214 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、市長、整備と配備は次元が違う、これは、暫定配備ということになれば、対応はもちろん違ってくるわけですよね。そのことは市長自体も考えておられると思うんですね。その腹をお見せいただけませんか。
215 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
216 ◯企画部長(山口芳一君) 整備と配備の違いについては、先ほど申し上げたとおりでございまして、私は市としての見解を申し上げたつもりでございます。
以上でございます。
217 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
218 ◯23番(佐藤多美男君) なかなかガードが固くて市長のお答えがないんですけども、それでは、まさにこの問題は大事な問題で、本市の平和、そして市民の安全、これにかかわる問題ですので、決まる前にきちんとした対応をとっていただきたい、このことを強く要望しておきます。
それでは、大綱第2の保育行政について移ります。
子育て支援、本市の出生率が県下一ということで、これは誇れることだとは思いますけども、それだけに、これもまた対応が大事になってくるわけですね。位置付けとして、子育て支援の中で、保育料問題、父母負担の軽減というふうな問題について、どんな位置付けがされているのか、これについてちょっとお答えがないんですね。やっぱりいろんな環境・条件整備で行政が支援するというのは、そこが待機児童とあわせて大事なところだと思うんですけども、その認識はいかがでしょうか。
219 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
220 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 保育料につきましては、保育の実施に要する費用の一部を、保護者または扶養義務者の所得に応じてご負担いただいているものでございます。国からの保育料の水準が示されておりますが、本市はその水準を下回る金額で保育料を設定しているところでございます。また、先ほど市長からご答弁申し上げましたが、第2子の場合は半額、第3子の場合は無料というような軽減策も実施しているところでございます。
221 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
222 ◯23番(佐藤多美男君) 保育料の位置付け、これは、今、下げるか上げるかというふうな問題になって、無料にするかどうかの論議がされているわけですけども、そこでの議論、私は引き下げの議論を提示しているわけですけども、お尋ねします。
父母負担の軽減という位置付けが、まだちょっと弱いんじゃないか。一応掲げてはあるけども、前面に出されてこないんですね。市ではやっていると。国の基準よりも低くしているのが第1。2つ目には、第2子は半額、第3子は無料。当たり前じゃないですか、これ。これをやってない市がありますか。本市がそれですぐれているというわけじゃないですよね。どこでもやっているでしょう。基準より高いところなんてありませんよ。やっぱり父母負担について、どのような位置付けをしているかというのは、やっぱり認識が薄いと言わざるを得ません。
それで、本市はやや高いというふうに市長もお答えいただきました。そのやや高い保育料の水準というのは何を根拠にしていますか、お答えください。
223 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
224 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 保育料は、自治体により算定の基礎となる市町村民税所得割課税額の階層区分が異なりますので、単純な比較はできません。本市で最も構成比の高い11階層、所得割課税額が21万3,000円以上30万1,000円未満において、第1子、標準時間という条件で県内の自治体と比較したところ、平均をやや上回る設定であったということでございます。
以上でございます。
225 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
226 ◯23番(佐藤多美男君) 木更津市より高い市というのは何市ございましたか。
227 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
228 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) ただいま申し上げた条件によりまして県内他市との比較をいたしましたところ、本市より高い設定でありましたところとして、市川市、茂原市、柏市などがございました。また、3歳未満の区分だけ比較いたしますと、本市を上回っている自治体は8市ございまして、本市が特別保育料が高い設定となっているとは考えておりません。また、本市といたしましては、金額に反映することはなかなか難しいことですが、質の高い保育の提供を心がけているところでございます。
229 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
230 ◯23番(佐藤多美男君) 本市より高いというのが8市あったと。つまり、9番目に高いということですよね。県内の市は何市ございますか。何市のうちの9番目ですか。
231 ◯副議長(重城正義君) 答弁をお願いいたします。
佐藤議員。
232 ◯23番(佐藤多美男君) それもご存じなくて9番目だということなんですが、37市あるんですよ。千葉県は市町村の数は54市です。これはもう常識的なものですからね。私もわざわざ聞くようなことじゃありませんけども、私からお答えしときます。これがやや高いという認識ですか。
233 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
234 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 手元資料には全市の分の数字はございませんが、トップランクではないかという認識でおります。
以上でございます。
235 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
236 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、37市中9位という、37を全部調べたわけじゃないからわからないということですが、本市は高いんですよ。これは、今お答えになったのは、3歳未満児の所得税課税額で30万1,000円未満のやや所得の高い方ですね。そこの資料かと思うんですが、低い、本市でいえば第2あるいは第3階層では、私の資料では、県内54市町村中、B階層、本市でいえば第2階層のBでは、木更津市は4番目に高いことになっているんですよ。C階層、260万円の年収の方ですから、かなり低い方ですけども、これは富津市がトップで1万6,500円。月額ですよ。1ヶ月、これだけの保育料。木更津市は1万6,000円。木更津市が2番目に高いんですよ。4歳児以降もやっぱり同じ傾向です。本当にトップクラスなんですね。トップクラスなんですよ。私の資料は間違っておりますか。
237 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
238 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 議員の資料と手持ちの資料の比較を精査しませんと、どちらがということが申し上げられませんので、差し支えなければ、後で資料の方を精査させていただきたいと存じます。
以上でございます。
239 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
240 ◯23番(佐藤多美男君) 前もって次長にお渡ししてございますので、そのぐらいはあらかじめチェックしておいていただきたいと思うんですね。
それでは、この4市の方に移ります。君津4市、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、ここでの保育料の格差といいますか、比較表をお持ちだと思うんですが、どのように捉えておりますか。
241 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
242 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 近隣3市と比較いたしますと、3歳未満につきましては、本市が5万7,000円ということで一番高い状況となっております。また、2号認定となりますと、富津市が一番高い金額となっており、2番目に本市、3番目が君津市、一番安い金額で袖ケ浦市となっております。また、満4歳以上となりますと、やはり一番高い市は本市、木更津市となり、続いて富津市、君津市、一番安い金額で袖ケ浦市という状況となっております。
243 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
244 ◯23番(佐藤多美男君) そしたら、本市の保育料がやや高いとか、Aクラスではないというふうに言えますか。いかがですか。
245 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
246 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 先ほども申し上げましたとおり、保育料だけを比較いたしますと、近隣の4市の中で比較的高い設定とはなっておりますが、金額になかなか反映することは難しいとは思いますが、本市の質の高い保育の提供をまた目指しているところでございます。
以上でございます。
247 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
248 ◯23番(佐藤多美男君) そのようなことも考慮して、保育料について見直しを行ってもらいたいと。平成24年の6月議会には、鈴木議員から質問しました。平成25年、私が質問いたしました。そのときのお答えはどうだったでしょうか。こうです。保育料の引き下げにつきましては、今後、国の定める徴収金基準額の決定や、近隣市との格差や動向を踏まえながら、市としての保育料のあり方を、総合的に判断した上、検討してまいると。これから何年たっているんでしょうかね。もう5年も6年もずっと検討して、こういう格差は是正しないと。方針にも地域的な格差を是正するって書いてあるでしょう。これは今までどうだったんでしょうか。検討してこなかったんでしょうか。聞きおくということだけだったんですか。お答えください。
249 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
250 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) その後、社会情勢等も変わっておりまして、現在、本市の子育て世代の支援策として、重点課題としてなっておりますのが、市立保育園の民営化、待機児童の解消、それから、子育て世代包括支援センターの充実などが優先的な課題となっていると認識しているところでございます。
保育料につきましては、この6月に、まだ原案の段階ではございますが、経済財政諮問会議により取りまとめられました経済財政運営と改革の基本方針2018、第2章、人材への投資の中で、条件つきではございますが、2019年10月から全面的に幼児教育・保育の無償化措置の実施について言及もされているところでございます。したがいまして、保育料の下げにつきましては、今後、国の動向を注視してまいりたいと存じております。
251 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
252 ◯23番(佐藤多美男君) 今後注視してまいりたいって、みんな、先ほどのオスプレイのことでも注視注視ってね。自ら何か行動を起こそう、自らの判断でこれをやろうというふうな、そういう自律的な行政というのはないんですかね。ちょっと情けないというふうに思うんですけども。ということは、つまり、結論として、子育て支援の中で、保育行政の中で、保護者負担、これを軽減するということは、本気で取り組んでいくという姿勢がないんじゃないかと思っちゃうわけですね。今後、どうですか、きちんとそういう、先ほど話したように、県内でもこの状態、4市でもこの状態、こういうことから抜本的な検討を加えるべきじゃないですか。そういう考えはありませんか。
253 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
254 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 繰り返しになりますが、本市の保育行政の中にたくさんの課題を抱えている中で、まず私どもが目指すところが、市立保育園の民営化と待機児童の解消、ここに力を注いでまいりたいと存じます。
以上でございます。
255 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
256 ◯23番(佐藤多美男君) そういうお答えでは全然納得できないですね。つまり、もう一度繰り返しますけども、父母負担の軽減というものは、じゃ、二の次、三の次、捨ておく課題、そういうふうなことだというふうに聞こえちゃうんですけども、そういう認識でよろしいですか。大変なことですよ。もう一度お答えください。
257 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
258 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 保育料の引き下げについて、決してないがしろにしているわけではございません。ただ、本市が抱える保育行政の課題は保育料の引き下げのみではないというふうに申し上げたところであり、また、優先順位としては、まず、保育園に入りたい、入りたくても入れないという方、待機児童の解消に力を注いでまいりたいということでございます。
以上でございます。
259 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
260 ◯23番(佐藤多美男君) 待機児童の解消に努めたい、それは当然ですよ。だけど、保育料の負担の軽減についてはちょっと取り組みが薄いんじゃないかと、そこは検討していただきたいと思います。
5分前になりましたので、民営化の問題について伺います。
公立保育園、これは、今まで長い間、本市が培ってきた役割があります。保育園の努力、それから保育士の努力、市民の宝であるんですね。いろんな今までの歴史、それが詰まっております。市民の宝、それがどんどん崩されていく。あるものを何でなくしちゃうのかなと、あるものを発展させるというのが私は市の責務だと思うんですけれども、だんだんなくしてしまう、民営化してしまう、民間委託を推し進めて、なおかつ、それでは足らなくて、今度は民営化だということで手放してしまう。私は、これは市としての行政放棄、責務を放棄することではないかというふうに思うんですけども、市は、そのことは一向に関係なく、民営化ということで突っ走るんでしょうか。いかがでしょう。
261 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
262 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 市立保育園の民営化は、市民ニーズに迅速かつ効率的に対応するための取り組みであり、市民サービスの向上につながるものとの認識から、今後も民営化を進めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
263 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
264 ◯23番(佐藤多美男君) 私は、民営化するのが市民サービスの向上につながるとは絶対思っておりません。そうであるならば、私は市の考え方は改めてもらいたいと思うんですね。市民サービスを向上するために公立保育園で維持して発展させるべきだと思うんですね。
私は責務の放棄だと言いましたけども、そうではないということなんですが、もう一つは、経費を削減するための一方策として民営化方針というのが練られているんじゃないかというふうに思うんですが、そういうことはありませんか。
265 ◯副議長(重城正義君) 答弁をお願いいたします。鈴木健康こども部長。
266 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 決して責務の放棄ということではございませんで、今後も民間保育園への運営費の補助等については引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。
267 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
268 ◯23番(佐藤多美男君) 時間が来ましたので、1つだけ最後にお尋ねしたいんですが、ホームページを見てみますと、7ページに及ぶ民営化方針資料の質問及び回答書、こういうのがありました。類別すると11項目ありましたけども、先ほどのご答弁ですと、民営化は皆様にご理解をいただいたというふうにありますけども、あれを見る限り、理解したとは誰も一言も言っておりません。反対というふうな表示もありませんでしたけども、あれで全て保護者が民営化に納得したということは、これは認識違いだと私は思うんですが、いかがか見解を求めます。
269 ◯副議長(重城正義君) 鈴木健康こども部長。
270 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 木更津市立保育園民営化方針策定に当たりまして、保護者の皆様に対してご説明の上、ご理解いただいたものと認識しておりますが、これからも事業を進めていく過程におきまして、必要に応じ、説明の機会を設けさせていただき、保護者の不安払拭に努めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
271 ◯副議長(重城正義君) 佐藤議員。
272 ◯23番(佐藤多美男君) 民営化の方針は撤回してください。
以上、終わります。
───────────────────────────────────────
273 ◇田 中 紀 子 さん
◯副議長(重城正義君) 次の質問者は田中紀子議員ですが、質問の中で資料を使用したいとの届け出がありましたので、これを許可いたしました。資料については、会議システムに登録のとおりであります。
それでは、田中議員、質問席へお願いいたします。田中議員。
274 ◯8番(田中紀子さん) 市民の代弁者、市民ネットワークの田中紀子です。
今回の質問は、大きく3つ、防災について、教育について、PCB廃棄物についてです。
では、大きな項目1つ目、いざというときのための市民の安全・安心の確保。
災害対策基本法第42条の規定により、木更津市防災会議が作成する計画、木更津市地域防災計画があります。東日本大震災以後、平成25年に改訂を行いました。その後、平成27年10月30日、木更津駐屯地への米海兵隊オスプレイ定期整備拠点に決定しました。そして、ここ数年、オスプレイの事故が増え、米海兵隊のヘリコプターの炎上事故では、放射性物資も一部使用されていることがわかりました。木更津市の空事情もここ数年変わってきていますが、木更津市の地域防災計画の見直しは、平成29年度には、計画作成のための業務委託費650万円を計上し、防災会議も複数回開催予定で予算が増額されたものの、結局、平成29年度の会議は行われませんでした。
そこで、現在見直し中の地域防災計画について、5点お聞きします。
1点目、見直している内容についてご説明ください。
2点目、見直しの進捗状況についてご説明ください。
3点目、遅れている理由は何でしょうか、ご説明ください。
4点目、オスプレイの対応については、今回、見直している地域防災計画にオスプレイの事故が起きた場合の対応は新たに加筆するのでしょうか。
5点目、関連するほかの計画に木更津市の国民保護計画があります。平成18年1月にでき、一度も改訂していません。平成27年9月議会で質問したときも、この計画の見直しや変更する点はないとのことでした。その後、社会状況も変わりましたが、見直す予定はないのでしょうか。また、地域防災計画の見直しにより、関連するほかの計画はどのようなものがあるのでしょうか。
次に、地域防災力の強化の検証について、3点お聞きします。
消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が制定されましたが、第14条では、消防団の装備の改善等を定めています。
1点目、安全確保のための装備について、装備品の現在の状況をご説明ください。
2点目、装備の状況を実態把握について、資料1-Aをご覧ください。安全確保のための装備について、各分団に行ったアンケート結果です。詳細は資料1-Bにも書いてありますが、劣化状況から更新が必要と思われるものの中で、特に多かったのは防火衣でした。銀色の防火服ですね。防火衣はどのような基準で各分団に貸与されているのでしょうか。また、劣化のため、更新するタイミングはどのようになっているのでしょうか。
3点目、分団や部で不足の対応についてです。消防団の装備の基準第3条によると、安全帽、救助用半長靴及び雨衣は、全部の消防団員に支給し、又は貸与するものとするとあります。台風、雨天時の対策装備に消防団用の雨がっぱの要望がありますが、現状の市の対応はどのようになっていますか。
次に、市の指定避難場所の検証についてです。2点お聞きします。
1点目は、洋式トイレの設置状況についてです。
高齢者や障がい者に優しい避難場所について、平成28年6月議会でも質問しました。耐震工事がない学校は、和式トイレで、出入り口のスロープはなし、手すりはなしなどの状況。このことに対して、総務部としては、今後、改修が伴うことから、関係部課と協議をしっかり進めていくとのことでした。
資料1-Eをご覧ください。市内の公立小中学校の平成30年4月1日の現在のトイレの設置状況です。
資料1-Fをご覧ください。市内の公立小中学校で避難場所となっているところを中学校区にあらわしたものです。これで見ると、波岡中学校区は、学校という大きな避難場所に洋式トイレがない状況です。
そこで、総務部にお聞きします。教育部と協議の結果、洋式トイレの設置状況について、どのような見解、方向性なのでしょうか。
2点目、ヘリサインの整備状況についてです。
ヘリサインとは、公共施設の屋上に書かれた施設名などの表示。ヘリサインは、災害時にヘリコプターからの識別を容易にし、災害状況の把握や救助・救急活動、緊急輸送活動などの迅速化に有効な手段であると考えられ、総務省消防庁、平成21年3月の消防防災ヘリコプターの効果的な活用に関する検討会報告書には、各自治体の地域防災計画においてヘリサインの表示について定めるとともに、少なくとも公的建物の屋上には塗料などで対空表示を施す必要があるとあります。ヘリサインについてはどのようにお考えでしょうか。
大きな項目2つ目、子どもを育む環境としての教育について。
木更津市教育委員会では、平成27年3月に策定した木更津市教育振興基本計画の基本方針、まなびあい、きらりかがやく「教育都市きさらづ」を実現するため、魅力ある教育環境の整備を図り、子どもから高齢者まで、誰もがともに学び合えるまちづくりを推進しています。今回は、子どもを育む環境としての教育という視点で質問いたします。
まず、「1/2成人式」の授業について、2点お聞きします。
「1/2成人式」の発祥は、30年以上前の兵庫県の小学校と言われています。当時小学校4年生の担任を務めていた教師が、高学年への進級を前に、子どもたちが背筋を伸ばして参加するようなイベントをしようと考案したことが始まりとされています。その後、4年生の国語の教科書で、10歳を祝おうという単元で、10年間を振り返って文集をつくろうとか、心に残る発表会をしようなどと取り上げられるようになり、これをきっかけに徐々に全国に広まっていきました。
資料2-Aをご覧ください。木更津市の「1/2成人式」の授業の実施状況です。昨年度初めて実施した学校が1校、昨年度実施した学校は19校中10校でした。
そこで、1点目、これまでの実施状況についてご説明ください。
2点目、子どもの生活環境はここ数年でどのように変化しているのかです。
資料2-Bをご覧ください。児童扶養手当に着目してみました。児童扶養手当を支給している世帯は、ひとり親です。所得による支給制限があるため、木更津市の全てのひとり親家庭とは限りませんが、傾向をつかむことができます。
資料2-Cをご覧ください。児童扶養手当を支給されているひとり親家庭は年々増えています。父子家庭に支給を始めたのが平成22年度からですが、ここ数年増えていることがわかります。
資料2-Dをご覧ください。どのような理由でひとり親家庭になったかというと、生別離婚も増えていますが、未婚の場合も増えています。
さて、このような生活環境の子どもが増えてきている中で、「1/2成人式」を実施するに当たり、どのようなことを配慮しているのか、ご説明ください。
次に、いじめの現状と取り組みについて、2点お聞きします。
国のいじめ防止対策推進法、そして、千葉県いじめ防止対策推進条例ができ、木更津市では、教育委員会でいじめ防止対策基本方針、全小中学校では学校ごとにいじめ防止対策基本方針ができました。各学校での対応は、いじめ根絶を目指して、学級経営、いじめに関する校内研修及び人権教育の充実、年3回以上のいじめ実態調査及び報告、校内指導体制づくり、関係機関との連携、さらに、児童・生徒の自治活動によるいじめ防止を推進しています。
そこで、1点目、いじめの認知件数はどうでしょう。
資料2-Eをご覧ください。平成28年度に急に下がったのは、学期ごとにいじめの数を数えるのではなく、1年で数えることに変えたからでした。では、平成29年のいじめの件数はどうだったのでしょうか、現状をご説明ください。
次に、2点目、いじめ解消率の推移についてです。
資料2-Fをご覧ください。平成27年度、平成28年度は、小学校も中学校もいじめ解消率は約80%です。では、平成29年度はどうでしたか、現状をご説明ください。
3点目、各学校のアンケートについてです。
学校で定期的に行ういじめをなくすためのアンケートは、市教育委員会でモデルをつくり、各学校でアレンジして活用しているとお聞きしました。具体的にどのような工夫をしているのでしょうか、ご説明ください。
大きな項目3つ目、公共施設のPCB廃棄物の保管と処理について。
PCBは、電気を通さない、燃えにくい性質があり、トランス、コンデンサーなどの電気機器など、幅広く使われてきましたが、昭和43年、カネミ油症事件が発生するなど、その毒性が社会問題化し、昭和47年以降、製造されていません。PCB廃棄物は、食物連鎖などで生物の体内に濃縮しやすいことなどから、国際的にもストックホルム条約で平成40年までに適正に処分することとしましたが、なかなか処理方法が確立せず、処理するまでずっと適正にPCB廃棄物は保管し続け、処理完了を平成39年度までに延期していました。
平成25年12月議会では、適正な保管状況なのか質問させていただきました。今回は、平成28年にPCB特別措置法が一部改正され、処分期間などが変更になったため、改めて公共施設のPCB廃棄物の保管と処理について伺います。
まず、平成25年12月議会後の対応について、2点お聞きします。
1点目、PCB廃棄物の一括保管の現状についてです。
以前、議会で質問したとき、PCB廃棄物の発生場所からの移動による一括保管は可能である、今後、一括保管に向けて調整を進めたいと答弁がありました。今回は、確認のため、平成25年12月議会後の対応について、どのように行われたのか、そして、現状についてご説明ください。
2点目、計画的に、処理費用の確保をについてです。
以前、議会で質問したとき、今後発生するPCB廃棄物を含めると、処分費用は膨大なものになると想定する、できるだけ計画的な処分費用の確保に努めたいと答弁がありました。現状についてご説明ください。
次に、資料3-Aをご覧ください。先月5月、教育民生常任委員会の視察で木更津第二中学校と第三中学校に行ったときの保管状況です。平成25年に私が視察に行ったときと比べると、保管状態が違ったことがありました。そこで、視察でわかった保管状況の変化について、1点お聞きします。
木更津第三中学校の保管状況は、以前も視察した中で、木更津市内の公共施設の中では一番すぐれており、地震対策で倒れないようにベルトで固定していました。今回、トレーを置き、漏れた場合も移染しないようにしてありました。設置した理由と、ほかの小中学校も同様なのか、ご説明ください。
次に、高濃度PCB廃棄物の処理期限について、2点お聞きします。
平成28年に法律が一部改正され、処分期間などが変更になり、高濃度PCB廃棄物の処理期限が早まりました。
資料3-Bをご覧ください。木更津市は、他市と違って、高濃度、低濃度の廃棄物のほかに、濃度不明の廃棄物もあります。千葉県の集計によると、県内でも木更津市が突出しています。高濃度PCB廃棄物の保管実態は、千葉県内の政令市や中核市である千葉市、柏市、船橋市を除くと、木更津市は15施設と多く、最も一括保管できていませんし、数量も多いです。
資料3-Cをご覧ください。県内の高濃度PCB使用製品の保管実態も同様に県内でも最も多い状況です。
資料3-Dをご覧ください。クリーンセンターに一括保管されたもののほとんどは、高濃度なのか低濃度なのか、濃度が不明です。
そこで、1点目、濃度不明PCB廃棄物の現状についてご説明ください。
2点目、濃度不明PCB廃棄物の対応について、今後どうするのか、ご説明ください。
以上で1回目の質問を終わります。
275 ◯副議長(重城正義君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。土居総務部長。
276 ◯総務部長(土居和幸君) 私からは、大綱1、いざというときのための市民の安全・安心の確保についてお答えいたします。
まず、中項目1、見直し中の地域防災計画の見直ししている内容についてでございますが、平成25年度の見直しにつきましては、東日本大震災での教訓を反映したもので、今回の見直しにつきましては、その後発生した熊本地震や、平成28年台風第10号の豪雨により岩手県岩泉町の障がい者グループホームで死者が出たことなどの大規模災害の経験も踏まえた国・県のガイドラインが作成されたことから、大幅な見直しをするものでございます。具体的には、市指定避難所ごとの運営マニュアルの作成、高齢者・障がい者などの避難支援体制の強化、避難勧告等の発令基準の見直し、業務継続計画の策定などの内容を盛り込むものでございます。
次に、見直しの進捗状況、遅れている理由につきましては、あわせてご答弁をさせていただきます。
新たな地域防災計画につきましては、県が策定する大規模地震発生による津波の被害想定見直しを反映させ、平成29年度中に策定の予定でございましたが、この津波の被害想定見直しの発表が予定より遅れておりますことから、現状では改正素案を作成している状況でございます。
今後も引き続き、県からの情報収集に努めてまいりますが、早期の策定を目指しておりますことから、期限を見きわめて改正案を作成し、9月市議会定例会でご説明した後、市民への意見公募を経て、木更津市防災会議で審議、検討の上、本年中に新たな計画を策定する予定でございます。
次に、オスプレイの対応についてでございますが、地域防災計画の航空機編は、特定の機種を限定した計画ではないことから、機種名を明記しての変更は行わない予定でございます。
次に、関連する他の計画についてでございますが、国民保護計画につきましては、地域防災計画を大幅に見直した後、国の国民保護に関する基本指針及び千葉県国民保護計画との整合を図りながら見直しを行ってまいります。
次に、関連する他の計画についてでございますが、地域防災計画の見直しを踏まえ、災害発生時、人員や資器材に制約がある状況下においても、優先すべき市民サービスを維持、提供する必要があるため、業務継続計画、いわゆるBCPを年度内に策定する予定でございます。
続きまして、中項目3、市の指定避難場所の検証の洋式トイレの設置状況についてでございますが、施設管理者と協議の結果、小中学校体育館などの避難所施設については、施設管理者の整備にあわせ、洋式トイレへの改修を実施することとなっております。しかしながら、避難所運営上の観点から、洋式トイレへの改修について前向きに検討を行ってまいりたいと考えております。
その間、施設整備が完了するまでの間でございますが、現在、1,414個の組み立て式簡易洋式トイレの備蓄と、仮設トイレに関し、民間事業者と調達、設置、撤去の協定を締結しておりますことから、これらを有効活用し、弱者に配慮した仮設トイレの設置・運営方法や、その質及び量を検討してまいります。
次に、ヘリサインの整備状況についてでございますが、議員のご指摘のとおり、本市といたしましても、大規模災害時の救援活動等に有効な手段であると考えております。県内では、平成30年4月1日現在で、県・市庁舎、警察署、公立学校、病院などの254ヶ所に整備がされております。本市内では、君津地域振興事務所、県立木更津高等学校の2ヶ所に整備がされております。今後、本市におきましても、公共施設の中から整備に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。
続きまして、大綱3、公共施設のPCB廃棄物の保管と処理についてお答えをいたします。
中項目1、平成25年12月議会後の対応についてのPCB廃棄物一括保管の現状についてでございますが、PCB廃棄物を災害時においても安全・適正に保管するため、クリーンセンター粗大工場棟内3階を一括保管場所として搬入を進めているところでございます。
まず、津波などの浸水想定区域内にある学校施設、木更津第一小学校ほか5小中学校、また、適正な保管場所が確保できない八幡台小学校等のPCB廃棄物につきまして、クリーンセンターへの移動が完了しております。学校施設以外の状況につきましては、旧庁舎保管分、公設地方卸売市場や市民会館のPCB廃棄物の移動が完了しているところでございます。しかしながら、浸水想定区域内の4施設でクリーンセンターに移動していないPCB廃棄物もございます。これらにつきましては、施設管理者により、随時クリーンセンターへ移動することとなっております。
次に、計画的に、処理費用の確保をについてでございますが、処理費用につきましては、一括保管場所のPCB廃棄物、及び、今後、各施設から発生するPCB廃棄物を含めますと、膨大なものになると考えております。そのため、費用削減対策として、昨年9月、通常処理費の3%割引となる安定器等・汚染物特別登録、いわゆる予備登録を行い、処分費用の削減に努めているところでございます。
今後の対応といたしましては、PCB廃棄物の濃度の判別を行い、数量、処分費用を算出した上で、次期基本計画に計上し、計画的な予算確保に努めてまいりたいと考えております。
次に、中項目2、視察でわかった保管状況の変化、木更津第三中学校の保管状況についてお答えをいたします。
木更津第三中学校においてトレーを設置した理由でございますが、平成28年7月に、県職員によるPCB廃棄物保管状況の確認の際、変圧器及びコンデンサーが直接床に置かれており、液漏れした場合の対応として容器などを設置した方がよいとの助言を受けたことから、平成29年1月に液漏れ対策としてトレーを設置したものでございます。また、木更津第三中学校のほか、変圧器及びコンデンサーを保管しております小学校1校、中学校3校にも同様の対策としてトレーを設置し、機器を保管・管理しているところでございます。
続きまして、中項目3、高濃度PCB廃棄物の処理期限について、濃度不明PCB廃棄物の現状及び濃度不明PCB廃棄物の対応につきましては、関連性がございますので、一括してご答弁をさせていただきます。
議員ご指摘のとおり、本市で保管しておりますPCB廃棄物のうち、濃度を判別していないものがございます。今後の対応につきましては、PCB廃棄物の濃度ごとに処分期限が定められておりますので、電気機器等の銘板の確認や、必要に応じて分析試験等を実施した上で、濃度を判別し、高濃度PCB廃棄物のうち、変圧器やコンデンサーなどの重量物につきましては平成34年3月31日まで、その他の高濃度PCB廃棄物は平成35年3月31日まで、低濃度PCB廃棄物につきましては平成39年3月31日までに処分を行えるよう取り組んでまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
277 ◯副議長(重城正義君) 次の答弁者、安田消防長。
278 ◯消防長(安田 勇君) 私からは、大綱1、中項目2、地域防災力の強化の検証についてお答えいたします。
安全確保のための装備について、消防団の装備品の配備状況でございますが、近年、地震や局所的な豪雨等による災害が各地で頻発し、住民の生命、身体及び財産を守る地域防災力の重要性が増大している一方、社会経済情勢の変化により、地域における防災活動の担い手であります消防団員を十分に確保することが困難となっていることに鑑み、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が平成25年に制定され、それに伴い、消防団の装備の基準も改正されました。
改正内容といたしましては、安全確保のための装備、情報通信機器、救助活動用資機材等の装備が拡充され、特に、東日本大震災において多くの消防団員が犠牲となったことから、消防団の安全確保のための装備が大きく拡充され、消防団員全員に安全帽、救助用半長靴、防じん眼鏡、防じんマスク、耐切創性手袋、救命胴衣、雨がっぱを配備することとされました。
お尋ねの消防団員の安全確保のための装備品の配備状況でございますが、平成26年度までは、各分団に対し運営補助金を支給し、消防団の判断で必要な物品を購入していただく方法により、また、平成27年度からは、年度当初に各分団から希望品を募り、消防本部が購入し、貸与するという形で配備してきておりますが、消防団員全員への配備には至っていないのが現状でございます。
次に、装備の状況を実態把握について、防火衣はどのような基準で各分団に貸与しているかについてでございますが、国の基準では、防火衣の数は、消防隊の隊員数に地域の実情に応じて必要な数及び部長以上の階級にある消防団員数を合算した数となっていることから、本市の消防団では各個部に最低6着配備しております。
防火衣の更新のタイミングにつきましては、消防団車両の更新の際に防火衣も一緒に更新しているところでございます。
次に、分団や部で不足の対応についてでございますが、今回のアンケートの中で要望がありました雨がっぱにつきましては、年度当初に消防団からの希望品として上げられてきた場合には、予算の範囲内で消防本部が購入し、貸与しておりますが、いまだ配備数は少ないと思いますので、今後、できるだけ早い時期に全団員に対し配備していきたいと考えております。
私からは以上でございます。
279 ◯副議長(重城正義君) 次の答弁者、岩埜教育部長。
280 ◯教育部長(岩埜伸二君) 私からは、大綱2、子どもを育む環境としての教育についてお答えいたします。
初めに、中項目1、「1/2成人式」の授業のうち、これまでの実施状況についてでございますが、平成22年頃より、10歳を迎えたことを祝う「1/2成人式」が小学校の行事として急速に全国に広まりました。小学校4年生が対象で、二十の成人式と同じ時期の1月頃に実施する学校が増えております。
内容といたしましては、子どもから親への感謝の手紙、親から子どもへのメッセージなど、さまざまな催しが行われております。
お尋ねの本市での実施状況でございますが、平成29年度に、市内19小学校のうち、実施した学校は10校で、初めて実施した学校が1校、残りの9校は前年度に引き続き実施しております。残りの9校のうち、以前は実施しておりましたが、現在は実施を控えている学校が6校、全く実施したことがない学校は3校でございました。実施を控えた主な理由といたしましては、配慮が必要な児童の心情を考慮した、複雑な家庭状況に配慮したといったものが挙げられており、「1/2成人式」の実施に当たっては、実施内容の精査や見直しなど、学校側の慎重な姿勢が伺え、全体といたしましては減少傾向でございます。
次に、子どもの生活環境はについてお答えいたします。
複雑な家庭環境に置かれた子どもたちは、年を追うごとに増加傾向にある中で、「1/2成人式」などを実施するに当たっては十分な配慮が求められるようになってきました。
そこで、学校はどのようなことを配慮しているかとのお尋ねでございますが、平成26年に民間事業者が行った「1/2成人式」に関する保護者アンケートの結果では、「とても満足」「まあ満足」を合わせて約9割の保護者が高く評価しております。主な保護者の声としては、「親への感謝の手紙の発表に感動した」「夫婦で思わず涙がこぼれた」「家族のきずなが深まった」など、我が子の健やかな成長と感謝の手紙を喜ぶ意見が多く寄せられております。このような肯定的な意見がある一方で、場合によっては一部の子どもたちを苦しめる、つらい経験となっているのではないかと、配慮を求める声もあるのも事実でございます。
このような状況を踏まえ、学校の対応といたしましては、子どもから親へ、また、親から子への個々の対応ではなく、例えば、10歳になってできるようになったこと、今頑張っていること、将来の夢等に置きかえたりするなど、学校ごとに児童の実態に応じて工夫を凝らしております。複雑な家庭環境に置かれ、配慮が必要な子どもたちが増加している昨今、前年度の行事をそのまま継承するのではなく、見直しや工夫をしていくことが大切であると考えております。
続きまして、中項目2、いじめの現状と取り組みについてお答えいたします。
初めに、いじめの認知件数についてでございますが、平成29年度末におけるいじめの認知件数は、小学校で715件、中学校で203件でございます。前年度と比較いたしますと、小学校において173件の増加、中学校においては11件の減少となっております。昨年3月に、国のいじめ防止対策基本方針といじめ重大事態の調査に関するガイドラインが改定され、それまでいじめの定義から除かれていましたけんかについても、心身の苦痛を感じていれば、いじめとして認知することとなりました。小学校の件数の増加につきましては、このようなことが大きく影響しているものと考えております。
次に、いじめの解消率についてでございますが、平成29年度3学期におけるいじめの解消率は、小学校で69%、中学校で74.9%でございます。平成28年度の同時期は、小学校、中学校とも約81%であったことから考えますと、数値の上ではいじめの解消率がかなり下がっているように見えます。これは、先ほど申し上げた改定において、いじめの解消について規定が変わり、いじめとされる行為が少なくとも3ヶ月ないことを解消の目安とするとされたことにより、3学期に起きたケース全て、解消には当てはまらないものとなったことからと認識しております。
次に、各学校のアンケートについて、どのような点を工夫しているかというお尋ねですが、例えば、アンケート用紙のタイトルを「いじめ発見調査」や「いじめをなくすためのアンケート」など、目的が明確にわかるようにする場合もございますが、「いじめ」という言葉を使うことによって、かえって記入しづらいと考えた学校では、「学校生活アンケート」「にこにこアンケート」、さらに「面談事前アンケート」などという名前で行っております。また、アンケートの用紙にいじめの定義を載せて、読むことでいじめについて理解を深め、自分の考えを書くというものもあれば、低学年にもわかりやすく、顔の表情の絵を使って自分の気持ちをあらわすという学校もございます。このように、いじめ問題を含め、困っていることや悩んでいることを把握し、話しやすい相手との相談につなげるための設問を設けるなど、各学校でさまざまな工夫を凝らし、調査を実施しております。
私からは以上でございます。
281 ◯副議長(重城正義君) 答弁が終わりました。田中議員。
282 ◯8番(田中紀子さん) では、一問一答に移ります。
1個目は地域防災計画なんですが、この地域防災計画で、特定の機種を限定しないで計画を作成とありましたが、オスプレイがどの法律に基づくかも把握した上で計画をと思うので、企画部に質問します。
航空法では、オートローテーション機能がなければ飛べないことになっています。現在ある自衛隊のヘリコプターは全てオートローテーション機能があるのでしょうか。
283 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
284 ◯企画部長(山口芳一君) 防衛省によりますと、自衛隊のヘリコプター機は、そのシステム上、全てオートローテーションにより降下できるとのことでございます。
285 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
286 ◯8番(田中紀子さん) いざというときも、とにかくちゃんと降りれるということなんですね。
陸上自衛隊が購入したオスプレイはオートローテーション機能があるのか、企画部にお尋ねします。
287 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
288 ◯企画部長(山口芳一君) 防衛省からは、米海兵隊MV-22オスプレイのオートローテーション機能について、米国政府からは、MV-22はオートローテーション機能を有しているとの説明を受けていると伺っております。また、陸上自衛隊のV-22オスプレイの導入を決定した機種選定の際にも、製造企業の技術情報に基づき、オスプレイがオートローテーション機能を有することを確認していると伺っております。
289 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
290 ◯8番(田中紀子さん) では、航空機事故の場合、地域防災計画は航空法に基づき対応とのことでしたが、陸上自衛隊のオスプレイや航空機は航空法に基づく飛行でしょうか。
291 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
292 ◯企画部長(山口芳一君) 防衛省によりますと、陸自オスプレイも、他の自衛隊航空機と同様に、原則として航空法の適用のもと運用されることとなるが、自衛隊の航空機は、任務の特殊性等を鑑み、自衛隊法第107条において航空法の一部の規定が適用除外となっており、陸自オスプレイについても同様であるとのことでございます。
293 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
294 ◯8番(田中紀子さん) じゃ、その一部が適用除外とはどんな場合なのか、ご存じでしょうか。
295 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
296 ◯企画部長(山口芳一君) 防衛省に確認をしておりますが、現段階で確認がとれておりませんので、引き続き情報収集に努めてまいります。
以上でございます。
297 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
298 ◯8番(田中紀子さん) ぜひ確認してください。
では、オスプレイもオートローテーション機能があるといっても、実際には、機体の重さの割には、ローター部分、回転翼の部分、それが短いため、オートローテーション機能が働かないと言われています。防衛省のホームページのQ&Aによると、飛行状態や高度によってオートローテーションが機能しない場合、また、期待できない場合については、回転翼機であっても、オスプレイであっても、低高度、低い高度におけるホバリング、その場でばたばた飛んでいるような適切な前進速度と降下率を得ることができない高度や速度領域が存在すると回答しています。では、ちょっと飛ぶのが難しいよという、オートローテーションきかないよというこの高度とは、どのくらいの高さなのかは、防衛省から確認はできていますでしょうか。
299 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
300 ◯企画部長(山口芳一君) ただいまのご質問につきましても、防衛省に確認をしておりますが、現段階で確認がとれておりませんので、引き続き情報収集に努めてまいります。
以上でございます。
301 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
302 ◯8番(田中紀子さん) じゃ、確認してください。
では、資料1-Gをご覧ください。自衛隊と米海兵隊の回転翼機の安全を確保するため、最低の安全高度の決まりを、私がホームページでいろいろ検索して、わかる範囲でちょっとまとめてみました。もっと違う情報があるのかもしれないけれども、一市民としてはここまでがやっとだったという形ですね。さらに、木更津駐屯地の場周高度は、西側が、回転翼機が240メートル、固定翼が約270メートルとなっています。今工事中の江川陸上競技場の上、この間、視察に行ったんですが、どんどこどんどこ着陸態勢でおりてくるんですね。そこは場周経路のところであって、ちょうど着陸態勢になるから、低いんじゃないかなと思うんですが、そんなときも、場周高度、さっき言いました回転翼の場合、ヘリコプターの場合は240メートルなんですけど、その240メートルを保つようになっているのか、そこは防衛省は何て言っているかが確認できていますでしょうか。
303 ◯副議長(重城正義君) 山口企画部長。
304 ◯企画部長(山口芳一君) 防衛省によりますと、木更津飛行場に進入、または同飛行場から出発する航空機については、安全に離発着するための適切な高度で飛行することになっていると伺っております。
以上でございます。
305 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
306 ◯8番(田中紀子さん) 今、240メートル、ちゃんと保てるのって、そこはどうなのかって聞いたけれども、結局、防衛省では、適切な高度で飛行することになっているということで、その適切な高度が私たち市民にはわからないということですね。
昨日、ふっと思いついて、ああ、そうだなと思ったんですが、休日などで、防衛大学校のグライダー部が、よく陸上自衛隊の横で訓練飛行、グライダーが飛んでいるんですね。これは、東側の場周経路を飛んでいたのを私が見たこともあるんです。東側の場周経路のところって、420メートルの高さが最低の安全高度なんですね。このグライダーも航空法に基づいているのかなとか、グライダーは飛行機タイプだから固定翼ですよね。それも420メートルなんですけど、その420メートルを保って飛んでいるのかなというのもわからないので、企画部長、わからないことをいろいろ防衛省に問い合わせてもらう質問をしたんですけど、こういうことも、市民がわからないことが今わかったということで、ぜひそういうのを調べてほしいなと思います。
総務部にお聞きします。よろしいですか。市は、国民保護措置の実施に当たっては、地域特性について配慮することになっています。岩国市国民保護計画には、在日米軍基地や自衛隊基地が存在する、三沢市国民保護計画には、航空自衛隊三沢基地及び米軍三沢基地が配置されている、横須賀市国民保護計画には、自衛隊施設や在日米軍施設、核燃料加工施設もあると明記。ところが、木更津市の国民保護計画では、米海兵隊のオスプレイの定期整備の拠点であることは、まあ、国民保護計画ができた後からのことなんですが、従来からある自衛隊のことも、地域の特性への配慮というところに関しては記述がないんですね。今後、国民保護計画を見直すとのことですが、地域の特性についての配慮をどのようにお考えでしょうか。
307 ◯副議長(重城正義君) 土居総務部長。
308 ◯総務部長(土居和幸君) 議員ご指摘のとおり、現国民保護計画において、第2章第9号、地域特性への配慮の項目では自衛隊施設などの記述はございませんが、第1章第3項第2号、木更津市の実情・特色にあった計画の項目におきまして、陸・海・空各自衛隊施設の記述をし、本市の多様な地域特性に配慮して計画を策定してございます。
今後見直す国民保護計画につきましては、特定の装備・機種を限定した計画ではないことから、それらを明記しての変更は行わない予定でございますが、自衛隊施設を含む本市の多様な地域特性に配慮した計画とし、見直しを図る予定でございます。
以上でございます。
309 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
310 ◯8番(田中紀子さん) では、見直しのときはよろしくお願いします。
今回、オスプレイが定期整備、暫定配備に関係なく木更津市の空を飛んだ場合、市民の安全・安心が確保できるのかを検証したくて質問しました。オスプレイのオートローテーションが働かない高度はどうなのか、定期整備の米海兵隊のオスプレイの試験飛行の最低安全高度は、一体陸上自衛隊に合わせているのか、日米合同委員会の高さに合わせているのかわからないと。陸上自衛隊の回転翼やオスプレイの最低安全高度はどうなのか、場周経路となっている江川陸上競技場での安全高度とはどうなのか、これらを防衛省に聞き、明らかにし、市民の安全・安心を確保するための対策が難しい場合は、毅然とした態度で、防衛省が決定する前に暫定配備は反対と意思表示を求めます。
陸上自衛隊のオスプレイ配備に関しては、佐賀空港への施設整備の完了するまで暫定配備というふうに防衛省は言っています。先週の日曜日、佐賀に行ってきました。ちゃんと図面をもらってきました。防衛省が欲しい土地は民営地です。3分の2の同意が必要です。その土地を持っている人たちは漁協の人たちです。とてもその土地を国が買って整備するというところまでには、かなりハードルが高いと考えます。暫定配備は実質配備と私は考えます。私たち市民ネットワークは暫定配備も反対ですので、ぜひ、今質問したいろいろの安全が確保できるかどうか、市民の立場に立って物事を考えて、毅然とした態度を望みます。
では、今度、消防の方に聞きますよ。
防火衣を消防車両の更新の際に一緒に更新ということ、買い替えると言っていたんですけど、消防車両の更新のタイミングというのはどうなっているんでしょうか。
311 ◯副議長(重城正義君) 安田消防長。
312 ◯消防長(安田 勇君) お答えいたします。
消防車両の更新につきましては、装備の耐用年数や走行距離などから、消防本部におきまして消防車両更新計画を定めております。消防団の消防車両につきましては、購入から15年で更新することを基準としておりますが、近年、車両の更新時期が遅れているのが実情であります。
以上でございます。
313 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
314 ◯8番(田中紀子さん) 15年以上も更新のタイミングがないって。今までと違って、今度はあれですよね。まあ、ちょっと次に質問するのに置いておこう。次に行きます。すいませんね。
国の基準では、地域の実情に応じた必要な数と部長以上の数ですね。木更津市の消防団では、各個部に6着ずつ配備しているという答弁でした。
資料1-Cをご覧ください。団長、副団長、本部長、分団長、副分団長、部長の人数の合計が76人であり、平均2人が各部で部長以上ということになります。
資料Dをご覧ください。消防力の整備指針や消防団の装備の基準から考えても、6着ずつ、それも15年間6着という、そのうちにどれかが1個傷んでしまうんじゃないかと思うんですが、実態にそぐわないのではないかと思いますが、ご見解をご説明ください。
315 ◯副議長(重城正義君) 安田消防長。
316 ◯消防長(安田 勇君) お答えいたします。
今回、消防団へのアンケートのほか、消防本部といたしましても、消防団詰所に出向き、配備状況を調べておりますが、各個部に防火衣が6着ずつしかないということではなく、副分団長以上の団員分の防火衣も消防団全体としては配備されている状況でございます。
以上でございます。
317 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
318 ◯8番(田中紀子さん) はい、わかりました。
では、資料1-Aをご覧ください。現在、合計307着ですが、そのうち62着は部や分団で購入したものです。では、確認ですが、部や分団で購入する資金源は、以前ならば、消防団の運営補助金と地域の後援会や自治会からの助成金だった、これでよろしいでしょうか。
319 ◯副議長(重城正義君) 安田消防長。
320 ◯消防長(安田 勇君) お答えいたします。
議員おっしゃるとおり、62着につきましては、平成26年度まで消防本部から消防団に交付しておりました消防団運営補助金、もしくは後援会や自治会からの助成金により購入したという捉え方でよろしいと思います。
以上でございます。
321 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
322 ◯8番(田中紀子さん) この件については、平成28年度の決算審査でも質問がありましたね。そのときわかったことは、消防団の活性化の法律ができて、これまで500万円の消防団の運営補助金をやめて、消防団活性化対策費395万円とした。以前は、消耗品や備品などで、現金で補助金として各団に渡していたが、今度は、消防本部でまとめて不足する備品などの注文をとって、まとめて発注して渡すという形に変えた。消防団の団がどういったものを購入するのかとかは任せていたが、整備の法律もできたので、本部の意向も反映させるとともに、注文をまとめて発注し、幾らでも安く購入できるからということでした。今回、消防団の方から防火衣を買わなくちゃならないという声があって、消防団への一斉アンケートをさせてもらい、実態把握に努め、質問に至りました。雨がっぱは、早い段階で全団員に配備することですね。雨がっぱの注文を取りまとめているというものではないと思うんです。
今回は質問しませんでしたが、安全靴も市からの支給は少ない状況です。防火衣も車両更新時ではなく、また、消防団の装備に関しては、地域や団体の負担にさせることのないよう、消防団の安全確保に努めていただきたいものです。
では、2つ目の教育の方へ行きますね。
「1/2成人式」については、各学校の実情に合わせ、授業を進めていることがわかりました。道徳が教科化になって、父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくろうとする気持ちを育てるなど、そういう狙いの授業を行うものも今後想定されています。そんな場合も、やっぱりさまざまな家庭環境の子どもに配慮した道徳の授業を希望します。
じゃ、いじめについてお聞きしますね。いじめの解消の基準が変わったということですが、解消とされる状況について、もう少し詳しくご説明ください。
323 ◯副議長(重城正義君) 岩埜教育部長。
324 ◯教育部長(岩埜伸二君) 国のいじめ防止基本方針では、いじめの行為が少なくとも3ヶ月起きていない状況であること、さらに、いじめを受けている子どもとその保護者に対し、面談等によりまして心身の苦痛を感じていないことを確認すること、この2点が確認されたときに解消と定義付けされております。
以上です。
325 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
326 ◯8番(田中紀子さん) いじめの解消の定義もわかりました。
いじめアンケートについて、各学校で工夫されていることを、その学校だけじゃなくて、ほかの学校とか情報交換して、よいと思うところを取り入れると、子どもの実態に即したよりよいアンケートになると考えますが、教育委員会としてはいかがでしょうか。
327 ◯副議長(重城正義君) 岩埜教育部長。
328 ◯教育部長(岩埜伸二君) 教育委員会といたしましても、調査用紙や実施方法等、それぞれの学校の工夫について情報を共有したり、これまでの方法を見直したりすることは、より効果的な調査になるものと考えております。したがいまして、今後、校長会や生徒指導部会等、機会を捉えて情報交換に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
329 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
330 ◯8番(田中紀子さん) 今回、この質問に至ったのは、いじめのアンケートがホームページであったので、教育委員会のバージョンがあったので見たんですが、そのときに、子どもって往々にして、いじめを自分が受けていても、他人が受けていたように見たとか聞いたとか言って、自分が受けていることを他人事のように話してやっと話せるということもあります。その場合に、誰にも相談したことがないのか、もう既に相談しているのかというところも項目であったらいいなと思ったので今回質問に至ったのですが、こうやっていろいろ調べていくと、先生方が各学校で工夫していたということでわかりました。今回は触れませんでしたが、障がいのある子どもは通常の8倍のいじめに遭うとも言われています。特別支援学級の先生同士で情報交換もして、またそれぞれの学校の特色に合ったようにしていただければと思います。
では、PCB廃棄物に行きます。
PCB廃棄物について、教育部にお聞きします。液漏れ対策のトレーについてですが、小中学校以外の教育施設はどのような状況でしょうか。
331 ◯副議長(重城正義君) 岩埜教育部長。
332 ◯教育部長(岩埜伸二君) 小中学校以外の教育施設のうち、変圧器及びコンデンサーを保管・管理しております施設は、図書館と中央公民館にそれぞれございます。まず、図書館につきましては、木更津第三中学校と同様に、液漏れ対策としてトレーを設置してございます。また、中央公民館については、トレーの設置ではなく、金属製の箱に収納し、保管・管理をしております。
以上です。
333 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
334 ◯8番(田中紀子さん) 教育部以外の施設はどうかと思うと、保管している施設の所管課に幾つか聞き取りしたところ、トレーに入れて保管するというところは、教育部以外では対応していないことがわかったんですね。
資料3-Eをご覧ください。平成28年度の保管状況が県に提出した書類でわかったんですが、八幡台小学校で保管していたPCB廃棄物をクリーンセンターに移動したら、トレーに保管されていない状況でした。また、5月に岡田議員と竹内議員と3人でクリーンセンターの保管状況を視察しましたが、やはりそのときもトレーに保管されていませんでした。せっかく教育部内でトレーに入れて保管という対応ができたのに、クリーンセンターではそれが活かされていないのが現状です。先ほどの答弁では、各施設管理担当課が一括保管場所であるクリーンセンターへ随時搬入作業を行うとのことでした。クリーンセンターで保管されているものを県に報告するのは環境部ですが、クリーンセンターに搬入された後の一括保管の管理はどこなのかが明確ではないのです。
そこで、総務部にお聞きします。庁舎内で司令塔となる所管課がはっきり決まっていませんが、一元的に対応できる所管課を決めることは考えていないのでしょうか。
335 ◯副議長(重城正義君) 土居総務部長。
336 ◯総務部長(土居和幸君) 一元的な管理でございますが、今後、処分に向けて、事務の効率化、経費節減のため対応を行う必要がございますことから、事務の所掌について対応を行う予定でございます。
以上でございます。
337 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
338 ◯8番(田中紀子さん) ぜひ対応してください。
次、水道部に聞きます。来年度、広域統合を予定している水道部です。県庁で平成28年度の報告書を縦覧してきたところ、4市で水道施設にPCB廃棄物を保管し、県に報告しているのは、木更津市と袖ケ浦市、そして君津広域水道企業団でした。現在保管しているPCB廃棄物はどのように処理するのか、今後の処理見込みについて教えてください。
339 ◯副議長(重城正義君) 小川水道部長。
340 ◯水道部長(小川和広君) 君津地域水道事業の統合・広域化を予定しております各事業体によって、PCB廃棄物の数量、種類及び保管状況などが異なりますことから、(仮称)かずさ水道広域連合企業団で予定しております10年間のセグメント会計の中で対応してまいりたいと考えております。
なお、PCBの廃棄処理に関しましては、処理業者が限られ、また、順番待ちの状況でありますことから、計画的な処分費用の確保を含め、国から示されております期限内処理に努めてまいります。
以上でございます。
341 ◯副議長(重城正義君) 田中議員。
342 ◯8番(田中紀子さん) PCB廃棄物に関しては、司令塔となる所管課をつくる。PCB廃棄物を保管している各施設でPCB廃棄物が漏れたら、建物そのものが廃棄物となるため、対策を早急にとる。職員の安全確保を徹底し、速やかに濃度不明を調べ、処理期限に間に合わせる。以上のことを確実に行うことを要望し、質問を終わります。
343 ◯副議長(重城正義君) ここで午後3時30分まで休憩といたします。
(午後3時12分)
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344 ◯議長(斉藤高根君) 休憩を取り消し、本会議を再開いたします。
(午後3時30分)
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345 ◇平 野 卓 義 君
◯議長(斉藤高根君) 次の質問者、平野卓義議員、質問席へお願いいたします。平野議員。
346 ◯13番(平野卓義君) 議場の皆さん、こんにちは。3日連続でトリを務めさせていただきます、会派羅針盤、日体大出身の平野卓義です。
さて、今回は、大綱3点について質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
大綱1は、木更津駅周辺の活性化についてです。
木更津駅周辺の活性化につきましては、私の選挙公約の一つでもありますレインボープランの大きな柱になっております。木更津の顔づくり、定住・交流人口の増加などを訴え、今までも議会でも何度も取り上げさせていただきました。
3月議会の三上議員のご質問にもありましたが、民間の活力を活用した港湾地域の開発や木更津駅周辺への新たなマンションの建設等々、木更津駅周辺の活性化について新しい芽も出始めてきており、市といたしましても、中心市街地活性化を目指し、地域政策課を立ち上げるなど、新しい取り組みを始めようとする頼もしさを感じております。
そこで、ここで中項目3点につきまして確認をさせていただきたいと思います。
中項目1は、木更津駅周辺活性化対策の現状についてです。4点伺います。
市は、平成28年3月に改定されました木更津市都市計画マスタープランの木更津地区まちづくり方針の中で、JR木更津駅周辺地区は、本市の中心として、魅力ある拠点を形成するために、商業・業務、行政、医療・福祉、文化芸術、居住など、複合的な都市機能の集積を図ります。特に、JR木更津駅西口地区については、官民連携により商店街の活性化を図り、木更津らしさを活かしたにぎわいの創出を目指します。また、内港地区、築地地区と連携することにより、来街者の回遊性を誘発し、相乗的に広域的な集客効果を高めます。
内港地区は、JR木更津駅から近距離にあり、海を身近に感じ、親しめる憩いの空間であることから、港を訪れた人をもてなし、港の魅力を体感できる回遊性のある商業地の形成を図ります。
築地地区は、商業・アミューズメント等の機能集積を促進し、多くの人が交流する商業地の形成を図りますとしておりますが、1点目として、具体的な見通しについて伺います。
2点目は、高速バス利用者の現状と推移、今後についてです。
にぎわいを生み出す上で、人の行き交いは重要であると考えます。かなり前の話になりますが、木更津駅みなと口地域は、高速バスが運行する前はフェリーに向かう人が行き交っていました。今はありません。高速バスの発着をみなと口に持ってくれば、みなと口に人を呼び込めると考えます。平成22年度に策定した木更津駅駅前広場整備計画では、高速バス発着箇所をみなと口に集約することとしていました。そこで、木更津駅からの高速バス利用者数の推移について、また、今後、みなと口発が増える予定はどのようになっているのか、バス事業者との協議状況について伺います。
3点目は、木更津駅周辺の宿泊・滞在機能についてです。
木更津駅周辺の宿泊・滞在機能は不足しているということでしたが、最近、駅周辺にホテルが完成し、営業を始めております。現在の状況はいかがでしょうか、伺います。
4点目は、アクアコインを活用した可能性についてです。
木更津市と君津信用組合、木更津商工会議所が連携して導入・普及を図る電子地域通貨アクアコインの実証実験が3月28日からスタートしています。電子地域通貨アクアコインを、君津信用組合の役職員、木更津商工会議所職員、木更津市職員など約1,200名が、市内の202店舗の参加店にて、6月24日までの約3ヶ月間、実際に使用することで、技術面や運用面の課題を検証し、今秋に予定する本格稼働に向けて、システムや手順の改良を図り、利用者、参加店ともに使いやすい仕組みにするためのものであると聞いております。私も協力させていただいておりますが、アクアコインが流通することで、特に駅周辺において、どのような形で活性化につながっていくのか、現時点での市のお考えを伺います。
中項目2点目は、中野畑沢線について、新宿交差点から富士見通りまでの中野畑沢線中央工区について、整備の現状と今後の見通しについてお伺いします。
この区間は、木更津駅周辺の活性化において重要な役割を果たす路線でありますが、現状は都市計画道路の整備が進んでいません。高速バスの運行ルートも内港方面に迂回している現状を考えますと、この区間の整備を進め、交通利便性の向上を図るべきと考えますが、これまで実施してきた整備の経緯と現状についてお伺いします。また、整備が終わっていない区間については、今後どのようにしていくのか、整備の見通しについてお伺いします。
中項目3点目は、ちばアクアラインマラソン2018についてです。
木更津の顔となりました、ちばアクアラインマラソンも、早いもので第4回を迎えました。沿道の小中学校の協力もあり、沿道応援は日本一だと評価され、高い人気を継続し、全国的にもすっかり定着した感があります。私も毎回出場させていただいておりますが、当日の人出、にぎわいは相当のもので、木更津市のPRと駅周辺の活性化には大きく貢献しているイベントであると考えております。江川総合運動場に陸上競技場が完成すれば、さらに盛り上がりが期待できるものと考えております。
そこで、ちばアクアラインマラソン2018について、エントリー状況について、新たな取り組みについて、駅周辺での取り組みについて、3点伺います。
続いて、大綱2は、木更津市の新しい子育て支援について伺います。
子育てといえば、先月、また、新潟で小学校2年生の女子児童が下校途中に誘拐され、殺害され、線路に放置されるという痛ましい事件が発生しました。容疑者は、近所に住む20代の若者ということでした。ご両親のご心痛を思うと言葉もありません。心からご冥福をお祈りし、お悔やみを申し上げます。
記憶に新しいと思いますが、昨年のこの時期にも、本県の柏市で同様の幼女殺害事件が発生しています。先日、我が母校である木更津一中で開催されました、今年で14年目を迎える学校安全ボランティア総会に出席してまいりましたが、その会場でも話題になっておりました。やはり地域の大人が協力して見守っていくしか有効な手だてはないのではないかと思いますので、今後とも微力ながら地域の見守りに協力していきたいと考えております。
さて、篠崎議員の質問にもありましたが、市が今年度より健康こども部を新設され、子育て支援の充実を図られたことは、まさに英断であったと考えております。以前から私も子ども成長支援センターの開設を強く訴えてきた経緯がございますので、私からも中項目1点のみ、子育て世代包括支援センターにおける発達相談事業について、3点伺いたいと思います。
1点目は、有資格専門職等の体制についてです。
何といいましても、子育て支援関係のセンターの充実は、臨床心理士や言語聴覚士等の専門職を市独自で雇用できるかどうかにかかっていると言っても過言ではないと思いますが、今回立ち上げた子育て世代包括支援センターにおける専門職等の雇用体制についてはいかがでしょうか、伺います。
2点目は、子育て世代包括支援センターにおける具体的な事業内容、教室等について伺います。
3点目は、木更津市には、既にまなび支援センターに、言語発達に課題のある就学前の幼児を継続的に支援する幼児言語教室がありますが、幼児言語教室との関係はどのようになるのでしょうか、伺います。
大綱3は、東京2020オリンピック・パラリンピックへの対応についてです。
2年後に迫りました東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会も、開会式の舞台となる新国立競技場の建設が山場を迎える年となり、2019年末の工事完了までにかかわる作業員の数は延べ約200万人と言われております。この大規模プロジェクトの大会を、全国自治体では、内閣官房が進める文化プログラムであるbeyond2020プログラムや、東京オリンピック・
パラリンピック競技大会組織委員会が進める参画プログラムに大勢の人々が参加して、徐々に盛り上がってきているようです。本市におきましても、平成30年3月議会で、竹内議員の質問に対し、東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会に向け、オール木更津として本市の取り組みを推進していくとの答弁がありました。
そこで、中項目の1点目として、現在のオリンピック・パラリンピックに向けた取り組み状況について、3点伺います。
まず、1点目として、取り組み方針についてお伺いします。
今年度、企画課内にオリンピック・パラリンピック推進担当が設けられ、本市の取り組みがいよいよ加速していくものと期待しております。オリンピック・パラリンピックを契機とした取り組みは、2020年に向けてだけでなく、大会後にもつながる方向性の共有が大切だと感じています。そこで、市の取り組み方針をどのように考えているのか伺います。
次に、2点目といたしまして、市が一丸となって取り組むためには、旗振り役となる推進組織が必要となりますが、この推進協議会の組織編成、進め方についてお聞かせください。
次に、3点目ですが、キャンプ誘致について、現在までに進捗がありましたらお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いします。
347 ◯議長(斉藤高根君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。渡辺市長。
〔市長 渡辺芳邦君登壇〕
348 ◯市長(渡辺芳邦君) それでは、平野卓義議員のご質問にご答弁申し上げます。
私からは、まず、大綱1、木更津駅周辺の活性化について、中項目1、木更津駅周辺活性化対策の現状についてお答えいたします。
所信表明でも申し上げましたが、本市が持続可能なまちとして存在していくための市政運営に関する3つのポイントの一つ、木更津力のさらなる強化に位置付けたまちなかの憩いとにぎわいの創出は、喫緊の課題であると考えております。これまでの都市の拡大成長を前提としたまちづくりの結果、本市においても、居住・商業などさまざまな都市機能が郊外へ拡散し、中心市街地が空洞化しており、今後迎える人口減少・超高齢社会に向けては、さまざまな都市機能をコンパクトに集約した歩いて暮らせるまちづくりを進めることが重要であると考えております。そして、コンパクトなまちづくりを実現していくためには、都市機能の拡散抑制と中心市街地への都市機能の集約の2つの方向から推進しなければならないことから、木更津駅を中心とした中心市街地の再生に取り組んでいるところでございます。
ご質問の木更津駅周辺活性化対策の具体的見通しについてでございますが、木更津駅周辺地域において、福祉施設や子育て支援施設といった公的サービス機能、また、利便性を活かした住機能や、近隣商業施設や医療機関などの生活支援機能、さらに、行政機能を中心とした複合的な都市機能や、まちを歩きたくなるような憩いの環境機能など、さまざまな機能の集積と連携を図り、市内外の多くの人が集い、にぎわう拠点を形成することを目的に、木更津市中心市街地活性化基本計画策定への取り組みを始めたところでございます。
計画策定に向けた組織といたしましては、拠点の整備に係る施策を総合的に推進するための庁内調整を行う新たな組織として、コンパクトなまちづくり推進連絡調整会議を5月に設置いたしました。今後は、地域住民やまちづくりの担い手など、さまざまな主体の参画をいただき、官民連携の協議の場として中心市街地活性化協議会を組織し、広くご意見をいただきながら計画に反映させてまいりたいと考えております。
この基本計画は、中心市街地の活性化に関する法律に基づき策定し、内閣総理大臣の認定を受けることによって、計画事業への重点的な支援を受けることができるようになることから、策定に当たっては、官民の役割分担を明確にしつつ、計画事業を所管する関係行政機関と十分な調整を図りながら、平成31年度末の認定を目指して取り組んでまいりたいと考えております。
次に、高速バス利用者の現状と推移、今後についてでございますが、木更津駅を発着する高速バス利用者数の現状と推移につきましては、平成27年度が133万3,000人、平成28年度が133万2,000人、平成29年度が132万1,000人となっており、近年、若干ではございますが、減少傾向となっております。これは、平成28年度に新設した木更津金田バスターミナルに川崎・品川・新宿・横浜方面への高速バス路線が乗り入れたことにより、これまで木更津駅から高速バスを利用していた方々が金田バスターミナルへ移行したものと考えております。
また、今後の高速バスの駅西口への集約に向けたバス事業者との協議状況についてでございますが、木更津駅駅前広場再整備計画の策定以降、これまで、バス事業者に対し、駅西口への集約を要請してまいりましたが、多数の利用者が駅東口を利用していることや、袖ケ浦バスターミナルまでの所要時間の増加による利便性の低下、また、運行経費の増加などを理由に、いまだにバス事業者の理解が得られていない状況となっております。西口駅前広場の利活用を推進することが、東口駅前広場の渋滞緩和や安全対策にもつながることから、今後も粘り強くバス事業者へ要請してまいりたいと考えております。
次に、駅周辺の宿泊・滞在機能についてでございますが、東口駅前に、昨年10月、ビジネスや観光の拠点として木更津ワシントンホテルがオープンしたところでございます。まず、その利用状況についてでございますが、客室の稼働率は高く、また、会議や研修、懇親会などでの利用状況もおおむね良好と伺っております。
また、駅周辺宿泊施設における宿泊者数の推移についてでございますが、3ヶ月に1回実施の観光入り込み調査の結果では、木更津ワシントンホテルオープン後の本年1月から3月までの3ヶ月間における宿泊者数は約4万9,000人で、昨年同時期と比べて約1万4,000人の増加となっております。このことから、木更津駅周辺における宿泊・滞在機能が向上し、それに伴い、地域の活性化にとって大きな影響を及ぼす交流人口の増加や滞在時間の延長にもつながっているものと考えております。
次に、アクアコインを活用した可能性について、特に、木更津駅周辺において、どのような形で活性化につながっていくのかとのお尋ねでございますが、初めに、今般のスマートフォンを活用した電子地域通貨アクアコインは、店頭に設置したQRコードを読み取ることにより、商品等の代金の支払いが可能となるものでございます。ICカードやクレジットカードのように専用端末の導入費用が不要であることから、商店街等でも容易にキャッシュレス決済の環境を整備していただけるものと考えております。また、駅周辺の商店街全体でアクアコインを導入していただき、エリア限定の情報配信機能を活用することにより、割引やイベントなどのさまざまな情報提供を行うなど、集客及び回遊性の促進を図るキャッシュレス社会に対応した新たなツールとして、大きな可能性を有しているものと考えております。
また、木更津港への大型外航クルーズ船の寄港が実現した際には、木更津駅周辺においてもインバウンド需要が見込まれることとなりますので、本需要の取り込みに当たっても、外国語対応を追加整備することで、このアクアコインを有効活用できるものと考えております。
市といたしましては、本年秋の本格稼働に向けて、木更津駅周辺の活性化に資するようなアクアコインのさまざまな活用方策を検討してまいりたいと考えております。
続きまして、中項目2、中野畑沢線中央工区についてお答えいたします。
中野畑沢線中央工区につきましては、主要地方道木更津富津線の新宿交差点から富士見通り交差点までの約500メートルの区間で、道路幅員は25メートルでの整備計画となっております。
整備の現状でございますが、新宿交差点から南側285メートルにつきましては、平成3年から整備を実施し、平成16年に暫定形での供用を開始しております。また、富士見通りまでの残りの区間215メートルにつきましては、多額の移転補償費等が想定されたことや、地元との調整が整わなかったことから、都市計画道路の整備には着手していない状況でございます。
今後の見通しにつきましては、道路線形の見直しや、県への整備依頼など、整備手法につきまして、さまざまな方策を検討・協議するとともに、地元の皆様からのご理解とご協力を得ながら整備の促進を図ってまいりたいと考えております。
続きまして、大綱3、2020東京オリンピック・パラリンピックへの対応について、中項目1、取り組み状況についてお答えいたします。
初めに、取り組み方針につきましては、東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催が、本市の取り組む自立・循環・共生の理念に基づくオーガニックなまちづくりを一層推し進める新たな契機となり、市民、関係団体、国や県、さらに近隣自治体等の多様な主体と方向性を共有し、連携を図りながらさまざまな取り組みを実施するための指針となるものでございます。
この方針に基づき、事前キャンプ誘致や国際交流の進展、スポーツ・教育・文化の向上や経済・観光振興などの取り組みを推進し、今後のまちづくり、人づくりに寄与するレガシーを創出し、本市の発展と未来を担う次の世代へつなげてまいりたいと考えております。
次に、推進協議会についてでございますが、オリンピック・
パラリンピック競技大会に関する取り組みは多岐にわたりますことから、市の関係部局やスポーツ関係団体、経済関係団体、有識者等による官民一体となった組織体制を7月にも整え、大会開催に向けた情報共有や団体間の協力連携を図ってまいります。
取り組み方針に位置付ける取り組みの方向性に沿い、事前キャンプ誘致部会、国際・文化交流と共生社会部会、スポーツの普及と健康づくり部会及びおもてなし・魅力発信・快適なまちづくり部会の4つの専門部会を推進協議会内に設け、事業を検討し、推進してまいりたいと考えております。
次に、キャンプ誘致についてでございますが、今年3月14日に、駐日ナイジェリア連邦共和国大使館のモハメッド・ガナ・イサ大使が本市を訪問され、建設中の江川総合運動場陸上競技場や宿泊施設等を視察されました。当日は、事前キャンプ誘致に係る受け入れ時期や経費負担、交流事業の考え方などを市から伝えたところでございます。視察内容やキャンプ受け入れ条件などについては、既に大使からナイジェリア本国の青年・スポーツ省に報告がされたとのことであり、今後は、事前キャンプ実施に関する覚書締結等に向けた協議を進めてまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。その他につきましては、関係部長から答弁いたします。
349 ◯議長(斉藤高根君) 次の答弁者、鈴木健康こども部長。
350 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 私からは、まず、大綱1、中項目3、ちばアクアラインマラソン2018についてご答弁申し上げます。
初めに、エントリー状況についてでございますが、平成30年4月13日から5月8日をエントリー期間とし、フルマラソン1万2,000名、ハーフマラソン5,000名の募集が行われ、フルマラソンにつきましては1万7,206名、ハーフマラソンにつきましては1万6,853名の応募をいただきました。倍率は、それぞれフルマラソン1.43倍、ハーフマラソンが3.37倍となり、抽せんの上、出場者を決定したところでございます。
続きまして、新たな取り組みについてでございますが、木更津市実行委員会における新たな取り組みといたしましては、マラソン初挑戦企画「Road to アクアラインマラソン2018」と題し、木更津市PRランナー5名の枠の中にマラソン未経験者2名を募集いたしました。選出されたマラソン初挑戦の方に対しまして、市実行委員会では、完走を目標に、大会当日までトレーニングや健康・栄養面でのサポートを行ってまいります。
また、お二人のトレーニング風景の様子は、現在、市ホームページ上のきさらづチャンネルで動画配信しており、今後も大会当日まで1ヶ月に1回のペースで動画配信していく予定でございます。
なお、前回2016大会からの主な変更点2点を申し上げますと、1点目は、フルマラソンコースの一部変更といたしまして、袖ケ浦駅周辺整備に伴い、駅北側から南側へのアンダーパスの利用により、本市伊豆島付近が折り返し地点となること、2点目は、フルマラソンのゴール地点でのイベント会場を、消防本部庁舎建設工事に伴い、旧木更津市役所西側駐車場とした点でございます。
続きまして、駅前周辺での取り組みについてでございますが、JR木更津駅のご協力により、みなと口付近でランナー及び来訪者へのお土産販売ブースの出店を計画しております。本取り組みにつきましては、前回、大変好評であったことから、本大会におきましては、出店スペースの拡大を検討しているところでございます。また、あわせて、スパークルシティ北側におきまして
木更津ナチュラルバルを開催し、木更津市内外から訪れる方々へのおもてなし企画も予定しているところでございます。
続きまして、大綱2、木更津市の新しい子育て支援についての中項目1、子育て世代包括支援センターにおける発達相談事業についてご答弁申し上げます。
初めに、有資格専門職等の体制についてでございますが、子育て世代包括支援センター、通称きさらづネウボラにおける専門職は、常勤の一般職の保健師、指導主事、保育士のほか、非常勤特別職は、母子保健コーディネーター及び訪問指導員として助産師、保健師、発達相談員として臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士の総勢30名の有資格専門職を配置しております。
次に、具体的な事業・教室についてでございますが、こどもの森では、個別相談を発達相談員2名で隔週、委託先の臨床心理士、言語聴覚士2名で隔週実施することにより、本年度は5月から、週1日8件、年間350件以上の相談に対応できる体制と拡充しております。また、集団指導につきましては、年齢区分により2つの教室を設け、それぞれ隔週、月に4回実施しております。加えて、新規事業として、幼稚園、保育園等からの要請により、臨床心理士が各園を巡回し、実際に園での児童の様子を見て、先生、保育士などへ直接専門的な助言を行う巡回相談事業を始めております。各園では、個別の児童に対する具体的な対応方法などのアドバイスを受け、より質の高い保育の提供に期待しているところでございます。
次に、幼児言語教室との関係についてでございますが、幼児言語教室は、言葉の発達状況などが心配な就学前児童を対象に、言語指導等の支援によって、スムーズな小学校就学に結びつけることを目的とした支援教室でございます。一方、子ども相談では、児童の成長の様子を実際に見た専門職から今後の適切な支援へのアドバイスを行っております。
今年度より子ども相談体制が拡充されたことで、利用希望者が多く、やむなく年長児を優先して対応している幼児言語教室の補完的な役割を果たすことができ、相互の連携はより一層深まっております。
私からは以上でございます。
351 ◯議長(斉藤高根君) 答弁は終わりました。平野議員。
352 ◯13番(平野卓義君) ご答弁ありがとうございました。
それでは、一問一答に入らせていただきます。
先ほどの答弁で、駅周辺の活性化に向けて、新たに官民連携組織である中心市街地活性化協議会を立ち上げるとのことでしたが、その構成員にはどのようなメンバーを考えているのでしょうか、伺います。
353 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。山口企画部長。
354 ◯企画部長(山口芳一君) 現時点におきまして、構成員には、木更津商工会議所を初め、木更津駅周辺の商業者や自治会、公共交通事業者、金融機関の皆様などにご参画いただきたいと考えております。また、基本計画の策定に向けて協議を重ねる中で、都市機能の増進を担っていただける民間事業者の皆様にもご参画いただきたいと考えております。
以上でございます。
355 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
356 ◯13番(平野卓義君) わかりました。木更津駅周辺の活性化に向けて、実現性のある中心市街地活性化基本計画となるよう、関係者が知恵を出し合い、活発な協議の場としていただきたいと思います。
先ほどの答弁では、木更津駅からの高速バス利用者数が減少傾向であるとのことでしたが、太田山口、みなと口の内訳は、それぞれどのようになっていますか、伺います。
357 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
358 ◯企画部長(山口芳一君) 木更津駅東口は、平成27年度が89万9,000人、平成28年度が85万7,000人、平成29年度が83万6,000人となっております。また、木更津駅西口は、平成27年度が43万5,000人、平成28年度が47万5,000人、平成29年度が48万5,000人となっております。東口では年々減少しているものの、西口では年々増加の傾向となっております。
以上でございます。
359 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
360 ◯13番(平野卓義君) わかりました。みなと口(西口)は増加傾向とのことでした。このことから、現在、太田山口(東口)発の便をみなと口(西口)に移行しても、バス利用者の減につながらないと思いますので、みなと口のにぎわいや太田山口駅前広場の安全対策の観点からも、今後も粘り強くバス事業者と協議を継続してもらいたいと思います。木更津駅周辺の活性化対策について、今までにないと言っては言い過ぎかもしれませんが、市としての並々ならぬ意気込みを感じております。木更津駅周辺の時代は終わったなどと言う人もいますが、やはり木更津市がコンパクトシティを目指し、持続可能なまちづくりを進めていくためには、木更津駅周辺の活性化はなくてはならないものであると考えますので、よろしくお願いいたします。
次に、小項目の3、駅周辺の宿泊・滞在機能について質問いたします。
昨年10月末にオープンした木更津ワシントンホテルの利用状況が好調であることは先ほど答弁いただいたところでありますが、宿泊客におけるビジネス客、観光客の割合がわかれば教えていただきたいと思います。また、実際の稼働率についてはどれくらいなのか、お伺いいたします。
361 ◯議長(斉藤高根君) 当局の答弁を求めます。栗原経済部長。
362 ◯経済部長(栗原由和君) 宿泊客におけるビジネス客、観光客の割合についてでございますが、電車や高速バスなど公共交通網の拠点である木更津駅から至近距離にあることも理由の一つと思われ、ビジネス客が7、観光客が3の割合とのことでございます。
また、稼働率につきましては、土日、平日を問わず、80%から90%であると伺っております。
以上でございます。
363 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
364 ◯13番(平野卓義君) はい、わかりました。
ホテル正面の1階には既に店舗がオープンしておりますが、そのほかにも工事中の部分もあるようであります。その部分の今後の予定などを把握していれば教えてください。また、宿泊客に対して、駅周辺飲食店などの紹介をしているのかどうかもあわせてお聞かせください。
365 ◯議長(斉藤高根君) 栗原経済部長。
366 ◯経済部長(栗原由和君) 現在工事中の部分につきましては、7月3日に、ヨーグルト、ジェラートを扱うカフェがオープンする旨を伺っております。
また、近隣飲食店の紹介につきましては、市が季節ごとに発行している週末木更津計画を配布していただくなど、積極的に行っていただいております。
以上でございます。
367 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員、一問一答が基本でございます。よろしくお願いします。
平野議員。
368 ◯13番(平野卓義君) 失礼しました。
要望です。木更津ワシントンホテルが予想以上の稼働率であることがわかりました。ビジネス客が7割ということですので、恐らく、かずさアカデミアパークの会社関係の宿泊客であると思われます。現在、木更津市では国際会議の誘致を推進しておりますが、その誘致推進の中でも、木更津駅周辺の宿泊客を増やしていくような働きかけもお願いしたいと思います。
引き続き、アクアコインについて伺います。商店会全体でアクアコインを導入していただきたいとのことでしたが、これまでに商店街や木更津商工会議所会員を対象に説明会等を行ったのでしょうか、伺います。
369 ◯議長(斉藤高根君) 栗原経済部長。
370 ◯経済部長(栗原由和君) 商店会に対しましては、4月に、木更津市商店会連合会及びきよかわ商店会の会合におきまして、お時間を頂戴し、説明をさせていただきました。また、商工会議所会員に対しましては、3月5日、6日に説明会を開催し、約80者の参加をいただいたところでございます。
以上でございます。
371 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
372 ◯13番(平野卓義君) わかりました。木更津駅周辺の商店街全体に導入していただきたいということであれば、まだまだ周知が足りないと思いますので、より積極的に説明を行っていただきたいと要望します。
次に、外国語対応を追加整備することのことでしたが、いつ頃を考えていますか、伺います。
373 ◯議長(斉藤高根君) 栗原経済部長。
374 ◯経済部長(栗原由和君) 本市に先行し取り組みを進めております飛騨信用組合におきましては、本年冬頃に外国語対応の導入を予定していると伺っております。その導入後の状況等を参考に、アクアコインの外国語対応について検討を行ってまいりたいと考えております。
375 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
376 ◯13番(平野卓義君) わかりました。インバウンドの取り組みに当たっては、外国語対応は必須だと思いますので、ぜひとも導入していただくよう要望します。
次に、中野畑沢線について伺います。中野畑沢線中央工区については、整備の促進を図ってまいりたいという方向性は伺いました。整備に当たっては、地元との調整を進めることが重要であると考えます。事業化に向けて、いかに地元との協力体制を整えようと考えているのか伺います。
377 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
378 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 本工区の事業化に向けましては、議員おっしゃるとおり、地元の皆様との協力体制を整えることは大変重要であると考えております。今後は、整備手法などにつきまして、地元の皆様との意見交換を行いたいと考えており、まずは、地元の代表の方などの意見を伺いながら、意見交換の時期、方法などについて調整を進めてまいります。
379 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
380 ◯13番(平野卓義君) わかりました。地元との意見交換について、地元代表の方などのご意見を伺いながら、意見交換の時期、方法などについて調整を進めていくとのことです。ぜひ地元との調整を進めてもらいたいので、私も地元議員として積極的にかかわっていきたいと思いますが、いかがでしょうか。
381 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
382 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 議員のご意見を伺い、大変心強い限りでございます。執行部といたしましても、ぜひとも地元議員のお力添えをいただきながら、地元の皆様との意見交換を進めていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
383 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
384 ◯13番(平野卓義君) では、地元との意見交換を行うに当たり、地元は、整備スケジュールについて市がどのように考えているのか聞きたいと思います。地元に整備スケジュールを説明する必要があると思いますが、いかがでしょうか。
385 ◯議長(斉藤高根君) 渡部都市整備部長。
386 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 中央工区は重要な路線でございますが、整備時期につきましては、現在進めている桜井工区や、今後予定をしております貝渕工区の整備状況を考慮するとともに、周辺の交通状況を踏まえて検討したいと考えております。したがいまして、現時点では、整備スケジュールについては具体的にお示しできませんが、地元の皆様との意見交換を行うことによって、整備手法などを検討し、整備に向けて前進させたいと考えております。
387 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
388 ◯13番(平野卓義君) はい、わかりました。市としての苦しい立場も理解できますが、整備の促進に向けて動き続けていることが地元に見えているということが大切であると考えます。ぜひ少しでも前に進めるように最大限の努力を要望します。
次に、健康こども部に、ちばアクアラインマラソンについて伺います。先ほど、2018大会のエントリー状況についてご答弁がありましたが、前大会と比較してどうですか、伺います。
389 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
390 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) フルマラソン、ハーフマラソンともに、前回の2016大会と同様、いずれも抽せんとなっております。
エントリー数の比較でございますが、フルマラソンは前回より693名の減、ハーフマラソンにつきましては逆に3,291名の増となっております。
以上でございます。
391 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
392 ◯13番(平野卓義君) わかりました。
前回大会と比較して、フルマラソンは減、ハーフマラソンは増となっていますが、それぞれの理由をどのように分析していますか、伺います。
393 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
394 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) ちばアクアラインマラソンの初回開催となりました2012年前後より、全国各地で多くの一般市民向けのマラソン大会が新たに開催されていることから、大会参加者が分散しているものと推測しております。関東近圏に限定いたしましても、本大会の1週間後に横浜マラソンが、約1ヶ月半後には湘南国際マラソン、さいたま国際マラソンが開催されることから、その影響が少なからずあるものと考えております。
ハーフマラソンのエントリー数の増加につきましては、本大会の最大の魅力である東京湾アクアラインがハーフマラソンのコースに含まれていることが大いに影響しているものと推測しているところでございます。
以上でございます。
395 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
396 ◯13番(平野卓義君) はい、わかりました。
前回から始まったふるさと納税のエントリー状況はいかがでしょうか、伺います。
397 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
398 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) ふるさと納税のエントリーにつきましては、先着23枠を3月15日に開始しましたところ、翌3月16日で申し込み数に達し、エントリーを終了しております。
以上でございます。
399 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
400 ◯13番(平野卓義君) 2日を待たずにいっぱいになったということ、ちばアクアラインマラソンが依然として人気の高い大会であることを認識しました。
次に、新たな取り組みのマラソン初挑戦企画「Road to アクアラインマラソン2018」の目的について伺います。
401 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
402 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) マラソン初挑戦ランナーを市全体でバックアップするとともに、当日までの練習風景を映像配信し、市民一体となって大会機運を盛り上げていくこと、また、これからスポーツを始めたい方々の興味を促し、スポーツを通じた健康・体力づくりに寄与することが本企画の目的でございます。
403 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
404 ◯13番(平野卓義君) わかりました。
次に、初挑戦ランナーへのサポート体制・内容はどのようになっていますか、また、初挑戦ランナー2名の現在の状況はいかがでしょうか、伺います。
405 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
406 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) まず、健康面でのサポートといたしまして、健康推進課栄養士による栄養面でのアドバイスや、健康診断結果等を受けての健康面でのアドバイスを実施しております。また、トレーニングサポートといたしまして、きさらづスポーツコミッションの協力のもと、ランニングクリニックへの参加、日常的に練習する際のサポートを受けております。
2名の初挑戦ランナーにつきましては、10月21日の大会当日に向け、それぞれのサポートのもと、日々トレーニングに励んでいただいており、体力面、健康面の向上を図っていただいております。
407 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
408 ◯13番(平野卓義君) 積極的にトレーニングに励んでいるということです。ぜひ完走をしていただきたいと願います。
次に、駅前周辺での取り組みについてですが、駅前周辺にお土産出店ブースを設けた経緯について伺います。
409 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
410 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 初めてちばアクアラインマラソン大会が開催されましたとき、せっかく木更津に来たのに、ご当地商品を買う場所がなかったとの声があったことから、JR木更津駅のご協力により、前回2016大会から、みなと口側にお土産販売ブースを設置いたしましたところ、JR、高速バス等、公共交通機関を利用して帰る方々に大変好評をいただくようになり、継続しているものでございます。
411 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
412 ◯13番(平野卓義君) わかりました。本大会で4回目を迎えるちばアクアラインマラソンは、全国的にも認知され、人気のある大会として本市最大のスポーツイベントとなりました。今後も恒久的に実施していただき、このイベントを、木更津市のまちづくり、駅周辺の中心市街地の活性化に結びつけていただきたいと思います。
次に、大綱2、木更津市の新しい子育て支援について伺います。
まず、有資格専門職など発達相談事業を担うスタッフの人材育成や研修については、どのように考えているのか伺います。
413 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
414 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) それぞれの専門職ごとに、定期的な事例検討などの勉強会、関係機関との意見交換会を実施しているところでございます。また、外部の研修等へ参加することで、最新の知識を得る機会をつくってまいります。
以上でございます。
415 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
416 ◯13番(平野卓義君) 次に、臨床心理士などの専門職は非常勤特別職とのことですが、重ねて申し上げますが、支援の充実は市独自で雇用できるかであると考えますが、正規職員として任用することについてのお考えを伺います。
417 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
418 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 安定的、継続的な事業を実施するためには、正規職員として任用することが有効と思われますが、現在の業務量は非常勤特別職で対応が可能でございます。今後、状況を見ながら、正規職員としての任用も考えてまいりたいと思います。
419 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
420 ◯13番(平野卓義君) わかりました。
子ども相談事業を拡充したとのお答えでしたが、この個別の相談事業とは具体的にどのようなものなのか伺います。
421 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
422 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 児童の様子や保護者の心配事について、臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士が、それぞれ専門の立場から相談を受け、保護者の児童へのかかわり方や、その児童に合った支援先などを紹介させていただいております。
以上でございます。
423 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
424 ◯13番(平野卓義君) わかりました。
きさらづネウボラは始まったばかりであり、発達相談事業も拡充しているとのことでありますが、私が訴えてきた子ども成長支援センターなど、今後、支援事業へ拡大していくことについてお考えを伺います。
425 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
426 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 発達相談事業は、相談窓口、つまり入り口にすぎず、それぞれの児童が適切な支援を受けられる専門支援施設へつなぐことが求められておりますが、保育園民営化方針により、市立保育園として残る園の役割の中で、支援事業の実施の可能性について協議してまいりたいと考えております。
427 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
428 ◯13番(平野卓義君) 子育て世代への支援として、気軽に相談できるワンストップ窓口ができたので、まずは市民の皆さんに知っていただくことが大事であり、きさらづネウボラに相談してみようということを広く定着させてほしいと思います。篠崎議員の質問においてもございましたので、重ねてではありますが、ぜひ積極的な広報・PRをお願いしたいと思います。
次に、大綱3、東京オリンピック・パラリンピック2020への対応について伺います。
キャンプ誘致の有力な候補地となる江川総合運動場陸上競技場の供用開始が来年6月と伺っておりますが、陸上競技場の供用開始に当たり、オープニングイベントは何か考えていますか、伺います。
429 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
430 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 現時点におきましては、小中学校の陸上競技大会・記録会のほか、競技者のみならず、多くの市民の皆様が参加していただけるようなイベントを検討しているところでございます。
431 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
432 ◯13番(平野卓義君) 現時点におきましては、小中学校の陸上競技大会を開催するということですが、ここは教育委員会との調整が必要であると思いますので、よろしくお願いいたします。
陸上競技場オープン後の2020年に、仮にちばアクアラインマラソンが開催された場合、同施設のPRや利用促進等の観点から、ハーフマラソンのフィニッシュ会場として活用する予定はありますか、伺います。
433 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
434 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 2020大会の開催の有無はまだ決定しておりませんが、仮に開催となった場合は、議員おっしゃるとおり、本市初となる陸上競技場の絶好のPRの機会となるため、主催者である千葉県へ選択肢の一つとして提案することも考えてまいります。
435 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
436 ◯13番(平野卓義君) 本市悲願の陸上競技場であることから、ぜひオープニングイベントを開催し、施設のPRに努め、市民の生涯スポーツの場として利用促進を図っていただきたいと思います。
鈴木健康こども部長におかれましては、アルコールは受け付けないが、たばこはたしなむとのことです。部の先頭を切って、健康には気をつけていただきたいと思います。定期的な運動をしていますか。
437 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木健康こども部長。
438 ◯健康こども部長(鈴木賀津也君) 4月より健康こども部長を拝命いたしましたので、今後、心がけてまいりたいと存じます。
439 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
440 ◯13番(平野卓義君) ぜひ立場を考えて継続していただきたいと思います。
最後に、企画部に質問します。ナイジェリア本国の青年・スポーツ省に報告がされ、今後は事前キャンプ実施に関する覚書の締結に向けた協議をするということですが、覚書を結んだ後の展開をどうお考えですか、伺います。
441 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
442 ◯企画部長(山口芳一君) 覚書の締結を契機として、ナイジェリア選手団の事前キャンプ実施に向けた具体的な準備を加速させてまいります。また、今後手続を進めるホストタウンとしての取り組みを通じて、来日する選手とのスポーツ交流機会や、ナイジェリアの文化を紹介する催し物など、オリンピック・
パラリンピック競技大会に向けた市民の機運を高めるとともに、友好関係を深める事業展開等を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
443 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
444 ◯13番(平野卓義君) ぜひお願いします。木更津市と目と鼻の先、東京で開かれるオリパラ大会は、私たち、特に子どもたちにとって、世界各国を身近に感じる大イベントになると思います。キャンプ誘致やホストタウン登録を進めるナイジェリアだけではなく、本市が友好を深める国や都市を初め、さまざまな国との交流が進むことを期待しますが、いかがでしょうか。
445 ◯議長(斉藤高根君) 山口企画部長。
446 ◯企画部長(山口芳一君) オリンピック・
パラリンピック競技大会は、外国を身近に感じ、国際理解を深めるとても貴重な機会だと考えておりますので、木更津市国際交流協会の協力もいただきながら、推進協議会において、さまざまな取り組みを検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
447 ◯議長(斉藤高根君) 平野議員。
448 ◯13番(平野卓義君) わかりました。私は、東京2020オリパラ大会がゴールではないと思います。2020年以降も、市民一人ひとりがスポーツを通じた健康づくりや国際交流などを継続していくよう、さまざまな取り組みを後世につなげるレガシーにしていただきたいと思います。ご答弁ありがとうございました。
以上で質問を終わります。
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449 ◎散会の宣告
◯議長(斉藤高根君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
次会は、明15日午前10時から本会議を開きます。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
(午後4時26分)
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◎本日の会議に付した事件
1.会議録署名議員の指名
1.大村富良君の一般質問及び当局の答弁
1.三上和俊君の一般質問及び当局の答弁
1.佐藤多美男君の一般質問及び当局の答弁
1.田中紀子さんの一般質問及び当局の答弁
1.平野卓義君の一般質問及び当局の答弁
上記会議録を証するため下記署名いたします。
平成 年 月 日
議 長 斉 藤 高 根
副 議 長 重 城 正 義
署 名 議 員 高 橋 てる子
署 名 議 員 永 原 利 浩
Copyright © Kisarazu City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...