平成9年12月定例会 埼玉県川口市議会平成9年 埼玉県
川口市議会会議録5号第 4 回 平成9年12月
定例会----------------------------------平成9年12月19日(金曜日)本日の議事案件1 開 議1 議事日程の報告1 諸 報 告 監査結果報告(平成9年7月分~9月分)1 各
常任委員会付託議案の審査報告
総務常任委員長報告 民生文教常任委員長報告 経済環境常任委員長報告 建設常任委員長報告1 各
常任委員長報告に対する質疑、討論1 各
常任委員会付託議案の
一括採決-委員長報告どおり1 各
常任委員会付託請願の審査報告、質疑、討論、採決
総務常任委員会付託請願の審査報告
総務常任委員長報告に対する質疑、討論
総務常任委員会付託請願の
一括採決-可否同数-議長裁決-不採択
民生文教常任委員会付託請願の審査報告
民生文教常任委員長報告に対する質疑、討論
民生文教常任委員会付託請願の
採決-委員長報告どおり1 日程追加の決定1 追加日程の報告 議案第132号 平成9年度川口市
一般会計補正予算(第6号)1
委員会付託省略の決定1
市長提出追加議案(議案第132号)の上程1 提案理由の説明1
市長提出追加議案(議案第132号)に対する質疑1
市長提出追加議案(議案第132号)に対する討論、採決-可決1 議案第130号 川口市公平委員会委員の選任同意について 上程、提案理由の説明、質疑、討論、投票採決-同意1 議案第131号 川口市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意につ いて 上程、提案理由の説明、質疑、討論、投票採決-同意1 日程追加の決定1 追加日程の報告 議員提案第12号景気浮揚のための特別減税などを求める意見書 議員提案第13号 政府資金の借替えなど金利負担の軽減を求める 意見書 議員提案第14号 ゆとりある学校教育の実現を求める意見書1
委員会付託省略の決定1 議員提案第12号 景気浮揚のための特別減税などを求める意見書 上程、提案理由の説明、採決-可決1 議員提案第13号 政府資金の借替えなど金利負担の軽減を求める意 見書 上程、提案理由の説明、採決-可決1 議員提案第14号 ゆとりある学校教育の実現を求める意見書 上程、提案理由の説明、採決-可決1 市長あいさつ1 議長あいさつ1 閉 会
---------------- 本日の出席議員 43名 1 番 榎 本 修 議員 2 番 松 本 英 彦 議員 3 番 田 口 順 子 議員 4 番 金 子 光 雄 議員 5 番 小 沢 隆 治 議員 6 番 天 野 幸 男 議員 8 番 桜 井 由美子 議員 9 番 新 井 たかね 議員 10番 市 原 光 吉 議員 11番 立 石 泰 広 議員 12番 豊 田 満 議員 13番 山 崎 幸 一 議員 14番 最 上 則 彦 議員 15番 富 澤 三 郎 議員 16番 横 田 和 夫 議員 17番 関 口 武 夫 議員 18番 女 屋 栄 一 議員 19番 星 野 洋 子 議員 20番 吉 田 武 治 議員 21番 五 島 淳 議員 22番 飯 塚 源 嗣 議員 23番 簑 口 登志雄 議員 24番 星 野 博 議員 25番 須 賀 保 治 議員 26番 伊 藤 信 男 議員 27番 磯 部 孝 司 議員 28番 前 島 延 行 議員 29番 植 松 博 道 議員 30番 金 子 信 男 議員 31番 藤 野 栄 二 議員 32番 沼 口 達 男 議員 34番 永 井 輝 夫 議員 35番 富 田 精之助 議員 36番 山 本 晴 造 議員 37番 村 山 禎 議員 38番 志 賀 久 男 議員 39番 山 田 裕 明 議員 40番 荒 井 貞 夫 議員 42番 高 橋 義 一 議員 43番 岡 崎 清 議員 44番 松 井 健 一 議員 45番 須 田 利 男 議員 46番 山 崎 隆 広 議員 欠席議員 2 名 7 番 宮 間 満洲男 議員 33番 平 岡 一 郎 議員職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 事務局長 谷 口 寿 事務局次長 織 田 耕 次 議事課長 田 口 信 一 課長補佐 関 口 徳 三 課長補佐 加 藤 邦 則 課長補佐 津 端 秀 信 課長補佐 押 田 善 司 係 長 渡 辺 悦 男 係 長 蓮 尾 重 徳 係 長 鈴 木 伸 宣 書 記 永 井 克 昌 書 記 宮 内 克 弥 書 記 宮 澤 章 公 書 記 岩 間 裕 文地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 岡 村 幸四郎 市 長 八 木 輔 一 助 役 臼 井 宏 爾 収 入 役 石 塚 通 夫 市長室長 奥 隅 稔 総務部長 平 田 勝 郊 財政部長 田 辺 康 明 市民部長 橋 本 欣 也 社会福祉部長 鈴 木 敏 之 環境部長 相 沢 九八朗 経済部長 齋 藤 毅 建設部長 北 真 夫 技 監 兼 都市計画部長 篠 原 泉 都市整備部長 早 坂 守 義 区画整理・ 下水道部長 横 山 隆 公営競技 持 谷 正 紀 消 防 長 事務所長 二 川 勝 利 水道事業 小 林 盛 次 水道部長 管理者 原 田 充 善 医療センター 迫 脇 宏 之 医療センター 院 長 事務局長 相 上 興 信 教 育 長 中 村 良 三 教育総務部長 石 田 孝 作 学校教育部長 山 本 孝 之 選管事務局長 山 本 哲 也 監査事務局長午前10時6分開議 出席議員 43名 1 番 2 番 3 番 4 番 5 番 6 番 8 番 9 番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 19番 20番 21番 22番 23番 24番 25番 26番 27番 28番 29番 30番 31番 32番 34番 35番 36番 37番 38番 39番 40番 42番 43番 44番 45番 46番 欠席議員 2 名 7 番 33番 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市 長 助 役 収 入 役 市長室長 総務部長 財政部長 市民部長 社会福祉部長 環境部長 経済部長 建設部長 技 監 兼 都市計画部長 都市整備部長 区画整理・ 公営競技 消 防 長 下水道部長 事務所長 水道事業管理者 水道部長 医療センター 医療センター 院 長 事務局長 教 育 長 教育総務部長 学校教育部長 選管事務局長 監査事務局長
△開議の宣告
○最上則彦議長 ただ今から、本日の会議を開きます。 出席議員は議員定数の半数以上でありますので、この会議は成立しております。
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△議事日程の報告
○最上則彦議長 本日の議事は、さきにお知らせしてございます案件のほか、追加議案として、市長提出議案1件及び議員提出議案3件の審議でございますので、御了承願います。
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△諸報告
△監査結果報告(平成9年7月分~9月分)
○最上則彦議長 この際、御報告申し上げます。 12月17日付けをもって、平成9年7月から9月に係る監査結果報告書が、地方自治法第199条第9項の規定により、監査委員から提出されております。 この報告書については、お手もとに写しを配付してございますので、御了承願います。
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△各
常任委員会付託議案の審査報告
△
総務常任委員長報告
○最上則彦議長 これより、日程第17 委員長報告を行います。 各常任委員会に付託した請願を除く諸議案を議題となし、各常任委員長から審査の概要と結果について、順次報告を求めます。 初めに、総務常任委員会に付託した諸議案につき、委員長に報告を求めます。 11番 立石泰広議員 〔11番
立石泰広議員登壇〕(拍手起こる)
◆11番(立石泰広議員) 当委員会に審査を付託されました請願を除く諸議案につきまして、その主なる審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 初めに、議案第123号「川口市
職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、条例改正の背景について問われ、これに対して、昨年起きた厚生省の不祥事等に対する対応を踏まえ、改正を行うものであるとのこと。 このほか、適用の範囲について質疑応答の後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 次に、歳入の部、第12款「国庫支出金」、第13款「県支出金」及び第17款「繰越金」並びに第2条第2表「継続費補正」を議題といたしましたところ、まず、
土木費国庫補助金及び土木費県補助金に関わり、
優良建築物等整備事業補助金のうち、幸町1丁目7番地区共同ビルの減額理由について問われ、これに対して、当該共同ビルの事業費が確定した結果、当初見込みを下回ったため、減額するものであるとのこと。 また、彩の
国づくり推進特別事業費県補助金の内容について問われ、これに対して、当該補助制度は平成5年度から始められたものであり、毎年、地域の中核又はシンボルとなる事業や広域的な連携で行う事業等に対し、1事業1億円を限度として、1市2事業まで補助をするものであるとのこと。 更に、第2条第2表「継続費補正」に関わり、山王橋の
橋りょう架換事業の工期及び増額理由について問われ、これに対して、当初、工期は、平成8年度から10年度までの3か年を計画していたが、県施工の迂回路の整備の遅れ及び工法変更により工事着手が約6か月間遅れ、平成11年9月の完了見込みであるとのこと。 また、増額の理由については、施工前、施工中、施工後において、埼玉県警と3回の協議を行うが、工事施工中の協議において、新たに車道部分の拡幅並びに特殊舗装等について指摘があり、増額となったものであるとのことでありました。 このほか、民生費県補助金に関わり、
老人訪問看護ステーション整備費補助金の新たな補助対象施設の所在地について等、質疑応答の後、一括採決の結果、歳入の部、第12款、第13款及び第17款並びに第2条第2表は、起立者全員で可決されました。 最後に、議案第120号「川口市
国民健康保険事業特別会計補正予算」を議題といたしましたところ、国からの補助が一般会計を通らず、国保特別会計を通して病院事業会計へ繰り出される理由について問われ、これに対して、現在の医療センターが市民病院の時代から
国民健康保険直営診療施設となっていることから、国保特別会計にて受け、病院事業会計へ繰り出すものであるとの答弁を徴した後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)
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△
民生文教常任委員長報告
○最上則彦議長 次に、
民生文教常任委員長に報告を求めます。 26番 伊藤信男議員 〔26番
伊藤信男議員登壇〕(拍手起こる)
◆26番(伊藤信男議員) 当委員会に審査を付託されました請願を除く諸議案につきまして、その審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 初めに、第3款「民生費」を議題といたしましたところ、今回の補正が新設の
民間老人訪問看護ステーションの備品購入に対する補助金であることから、まず、対象となる備品について問われました。 これに対して、訪問用自動車、薬品保管庫、パソコン、コピー機等が補助対象になるとのこと。 また、既存のステーションにおける看護婦等の配置について問われ、これに対して、国の運営基準では、常勤換算で2.5人以上となっているが、現在ある3か所のステーションのうち、2か所については7名ないし8名、残りの1か所については3名となっており、利用希望者の増加に伴い、今後、更に増員が見込まれるとのこと。 このほか、ステーションの将来設置目標数について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は、起立者全員で可決と決しました。 次に、議案第124号「
川口市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例」並びに議案第125号「
川口市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例」の以上2議案を一括議題といたしましたところ、今回の条例改正が使用料及び手数料の改定であることから、まず、高等学校の入学選考手数料及び入学料を引き上げる理由について問われました。 これに対して、国の地方財政計画により、授業料の基準が示されたことを受け、県立高等学校の入学選考手数料及び入学料が既に本年4月1日に改定されていることから、県に準じて、1年遅れで引き上げを行うものであるとのこと。 これに関連して、今回の引き上げによる増収額について問われ、平成10年度における増収額は、高等学校分及び幼稚園分合わせて30万1千円を見込んでいるとのこと。 このほか、将来の改定予定について等、質疑応答の後、討論へと移行し、今回の改定による増収分はわずかであり、引き上げを見送っても、本市財政への影響は少ないものと思われる。昨今の経済状況を考慮すれば、県に準じて引き上げる必要性はないと言えることから、両案には反対であるとの意見が述べられたる後、一括採決の結果、両案は、起立者多数にて可決と決しました。 続いて、第10款「教育費」を議題といたしましたところ、今回の補正が芝及び飯仲小学校における
留守家庭児童保育室の新設であることから、まず、入室希望者の募集方法について問われました。 これに対して、既に入学説明会等で周知し、来年1月から申し込みを受け付ける予定であるとのこと。 また、市内小学校における保育室の設置状況について問われ、これに対して、未設置校は、芝東、新郷南、東本郷及び朝日西小学校の4校であるが、条件が整い次第、順次設置して参りたいとのこと。 更に、来年度は50人を超える保育室ができ、3年生が入室できなくなるケースが出てくるのではないかと問われ、これに対して、余裕教室の状況によるものの、全員受け入れるよう努めて参りたいとのことでありました。 このほか、入室児童数の少ない保育室の取り扱いについて、直通電話の設置状況について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は、起立者全員で可決と決しました。 続きまして、議案第126号「川口市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、今回の条例改正が小児病棟の病床数を増加するものであることから、当該病棟における平均入院期間と長期入院者の入院日数について問われました。 これに対して、平均入院期間については8日、長期入院者の入院日数については、11月末現在における最長者は429日であるとのことでありました。 このほか、他の病棟における病床数の過不足について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は、起立者全員で可決と決しました。 最後に、議案第122号「川口市
病院事業会計補正予算」を議題といたしましたところ、「
エックス線コンピュータ断層撮影装置」の購入理由について問われました。 これに対して、既存の撮影装置が導入後11年を経過したことにより、老朽化が進み、診断に影響が生じかねないことから買い替えるものであるとのこと。 これに関連して、既存装置との性能比較について問われ、これに対して、画像の鮮明度が飛躍的に向上し、かつ一人当たりの撮影時間も大幅に短縮されるものであるとのことでありました。 このほか、他の医療用備品の購入状況について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は、起立者全員で可決と決しました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)
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△
経済環境常任委員長報告
○最上則彦議長 続いて、
経済環境常任委員長に報告を求めます。 12番 豊田 満議員 〔12番 豊田 満議員登壇〕(拍手起こる)
◆12番(豊田満議員) 当委員会に審査を付託されました第4款「衛生費」につきまして、その審査概要と結果を御報告申し上げます。 まず、保健衛生費における病院費に関わり、「
エックス線コンピュータ断層撮影装置」購入費の国庫補助金の内示に伴い、
病院事業会計負担金を減額することから、その補助基準及び装置を購入するに至った経緯について問われ、これに対して、補助基準については、補助基本額1,260万円の3分の1の補助率とのこと。 また、その経緯については、現在、買取りとリースの2台を設置しているが、このうち昭和61年からリース契約している機種に代わり、新たに購入するもので、その装置は、従来の機種に比べ、画面解像度も鮮明となり、診療時間も短く、現在、1日当たり10人の受診者数は、新型機種導入により18人まで可能となるとのこと。 これに関連して、機器選定方法について問われ、医療センター内に医療器械・備品選考会が設置されており、その委員会において、機器の選定及び内容のチェックをしているとのことでありました。 また、保健予防費に関わり、
母子保健強化推進特別事業として、国からの補助金を受け入れ、外国人母子に対し、育児、健診及び予防接種など、生活全般にわたる情報提供と支援体制を整備するとのことから、本市における外国人登録者数及び
子育てガイドブックの内容について問われ、これに対して、平成9年8月末現在の外国人登録者数は9,220人で、県内では最も多く、その国別の内訳は、中国、韓国・朝鮮、フィリピン、ブラジル、ベトナム人が上位を占めているとのこと。 また、ガイドブックの内容については、妊娠時から受けられる本市の子育て全般に係るサービスを、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、タガログ語、ハングルの6か国語に訳し、ガイドブックとして情報提供をするものであるとのこと。 これに関連して、ガイドブックの配布方法について問われ、市民課及び各支所の窓口において、母子健康手帳とともに配布するほか、保健センターで実施している健診時に、また、国際交流の場においても活用していく予定であるとのことでありました。 更に、清掃総務費における公有財産購入費に関わり、今回買戻しをする
一般廃棄物処理施設建設用地購入費の内訳及び物件補償の積算根拠について問われ、これに対して、買戻しをする面積486.51平方メートルの用地費として1億4,449万3,470円、6階建て店舗を対象とした補償費として3億3,449万3,695円、そのほか諸経費10万円、借入利息2,254万8,525円、事務費501万6,356円の計5億665万2,046円であるとのこと。 また、物件補償の積算根拠については、
埼玉地区用地対策連絡協議会の算定基準に基づき積算を行っているとのことでありました。 このほか、医療機器の耐用年数について、土地開発公社における用地取得に係る営業補償について等、質疑が交わされたる後、討論へと移行し、おおむね了解であるが、
補正予算事項別明細書の説明について、用地費、補償費に分けて記載する旨検討していただきたいとの要望が述べられたる後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)
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△
建設常任委員長報告
○最上則彦議長 最後に、建設常任委員長に報告を求めます。 16番 横田和夫議員 〔16番
横田和夫議員登壇〕(拍手起こる)
◆16番(横田和夫議員) 当委員会に審査を付託されました諸議案について、その主なる審査概要と結果を順次御報告申し上げます。 初めに、第8款「土木費」を議題といたしましたところ、まず、
橋りょう新設改良費に関わり、山王橋架換工事の事業期間が1年間延長されること及び事業総額が9千万円増額となることから、それぞれの理由について問われ、これに対して、初めの事業期間延長の理由は、架換工事の迂回路に当たる領家橋の県施工工事の大幅な遅れ及び県の新
芝川不法係留船舶等の排除対策に関わる延期要請を受けたことにより、架換事業の着手に遅れを生じ、事業期間が延長となったとのこと。 次の増額理由については、平成10年度発注予定の上部工について、橋りょうが曲線で縦断勾配の大きい道路となるため、安全確保の対策を講ずる必要性から、警察との協議で、車道部分の拡幅及びすべり止め舗装を施工するよう要請されたことを受け実施するもので、拡幅部分にかかる荷重に耐えられる主桁・横構の補強及び特殊舗装にかかる費用が増額となったとのこと。 これに関連して、工事期間短縮の可能性について問われ、これに対して、工事期間には実質6か月の遅れが生じており、この遅れをすべて短縮することは困難であると考えられるが、工事期間の短縮に向け、鋭意努力して参りたいとのことでした。 また、川口駅東口市街地再開発事業費に関わり、本町4丁目地区市街地再開発事業に新たに国庫補助金が認められたことから、その内容について問われ、これに対して、旧市民病院跡地を含む当該地区の全体測量及び権利者に借地人が多いことから、実態に合わせた個別測量を実施するものであり、これに対して補助金が認められたとのこと。 これに関連して、本町4丁目地区市街地再開発事業の進捗状況及び当該事業と
川口都市開発株式会社の関わりについて問われ、これに対して、初めの進捗状況については、平成8年7月1日に準備組合が設立され、現在、平成10年度早期の都市計画決定に向けて作業を進めているところであり、参加組合員については、住宅・都市整備公団に協力を依頼しているところであるが、住宅・都市整備公団の方針変更もあり、現在検討中であるとのこと。 次の
川口都市開発株式会社の関わりについては、当該事業の準備組合に対して、初動資金の貸付を行っているうえに、事務局支援についても、準備組合からの依頼を
川口都市開発株式会社で内諾しているとのことでありました。 このほか、今回の補正で、土木費に計上された用地購入費のそれぞれの土地開発公社での購入価額及び市の買取価額について、
橋りょう新設改良費の山王橋架換工事に関わり、歩行者及び自転車の安全対策について、
優良建物等整備事業費に関わり、栄町3丁目
C共同ビル優良建築物等整備事業の今後の考え方について、
都市環境整備推進費に関わり、
都市防災不燃化促進事業の内容について等、質疑応答の後、討論へと移行し、
橋りょう新設改良費に関わり、山王橋架換工事において設計の変更が行われているが、これを今後の教訓として生かしていただきたいことと併せ、交通渋滞解消に向けて最大の努力を払うよう要望するとの意見が述べられたる後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 次に、議案第129号「川口市
土地開発公社定款の一部変更について」を議題といたしましたところ、今回の改正が民法に規定されている「双方代理」への抵触を避けるため、川口市長以外の者を理事長にする選任規定に改めることから、選任方法の考え方について質疑応答が交わされた後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 続いて、議案第127号「川口市再開発地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、道路境界線から壁面までの後退距離の違いについて質疑応答の後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 次に、議案第121号「川口市下水道事業特別会計補正予算」を議題といたしましたところ、まず、今回の減額補正により、事業施工延長が減ぜられることから、それによる住民への影響について問われ、これに対して、今回関係しているのは幹線の整備事業であることから、直接住民への影響はないとのこと。 また、低金利の現状の状況から、地方債を低利のものに借り替えて負担を少しでも少なくし、浦和・大宮にならって起債をしてでも事業を進めるべきではないかと問われ、これに対して、借替えについては、公営企業金融公庫からの借入れについてのみ借替えが認められているが、本市の場合は、借替えの条件を満たしていないことから困難であるとのこと。 次に、本市の単独事業による起債については、現在、低金利ではあるが、面整備には多額の費用が必要となるため、全庁的な財政状況から判断して参りたいとのことでありました。 このほか、本市における区画整理未整備地区の下水道整備の方針について等、質疑応答の後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 最後に、議案第128号「川口市水道事業給水条例の一部を改正する条例」を議題といたしましたところ、まず、今回の改正で、指定給水装置工事事業者制度が導入されたことから、現行の指定水道工事店に対する制度の周知方及び制度導入後の経過措置について問われ、これに対して、指定給水装置工事事業者制度が導入されると、主任技術者の国家試験を受けて資格を取得しなければならず、その周知方については、水道局でのPR及び管工事組合での説明会等を行っており、経過措置については、現行の指定水道工事店では、法律施行後1年間の猶予があるとともに、現行の責任技術者については、経過措置講習会を受講して認定されれば資格が得られ、試験制度は免除されるものであるとのこと。 更に、今回の改正で、市内業者以外でも工事ができるようになることから、市内業者優先の考え方について問われ、これに対して、国の規制緩和策に基づくことから、市内業者に限定することはできないが、アフターケア等の責任を明確にし、市内業者をバックアップして参りたいとのことでありました。 このほか、今後の市内指定工事事業者の市民への周知方について、近隣市の過料及び罰金の状況について等、質疑応答の後、討論へと移行し、一般市民から見た場合、今回の条例改正が緊急時に妨げにならないよう、柔軟な配慮をするよう要望するとの意見。 また、従来からある地元業者の存在は、市民にとって重要であり、国の法改正に準じての条例改正ではあるが、災害等の緊急時、漏水時、あるいは年末年始の当番制等を考慮し、従来の指定水道工事店の存続が危ぶまれるようなことのないよう強く申し入れるとともに、十分に配慮して行っていくよう要望するとの意見がそれぞれ述べられたる後、採決の結果、本案は、起立者全員にて可決されました。 以上で報告を終わります。(拍手起こる)
○最上則彦議長 以上で、各常任委員長の報告は終わりました。
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△各常任委員長報告に対する質疑、討論
○最上則彦議長 これより、委員長報告に対する質疑、討論を行います。 発言通告を受けておりますので、順次これを許します。 29番 植松博道議員 〔29番 植松博道議員登壇〕(拍手起こる)
◆29番(植松博道議員) 私は、日本共産党川口市議団を代表して、ただ今の各
常任委員長報告どおり決することには、一部に反対がありますので、要望を交えて討論いたします。 初めに、議案第124号「
川口市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例」、議案第125号「
川口市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例」については反対であります。 今回の改定は、県立高等学校などの入学料、入学選考手数料の値上げを1年遅れで実施するものであるとのことですが、これによる収入増は、合わせても年間30万1千円との試算であります。 生徒1人当たりの負担額はわずかなのだから、いいではないかとの考えもありますが、わずかな負担であるならば、なおさら不況の折、値上げの必要はないのではないでしょうか。 30万円程度の収入減は、何ら市財政の負担にもなりません。また、県からもどこからも値上げするようにとの指示もないとのことであります。 時期をずらせば、そのとき一緒に値上げすることとなり、負担が重くなるとの考えもありますが、仮に1年改定をずらしても、学費などの値上げなどと重ならないとのことであります。 繰り返しますが、不況の折、機械的な今回の値上げはすべきでありません。 次に、数点要望いたします。 民生文教常任委員会に関わって、来年度から
留守家庭児童保育室が芝小学校、飯仲小学校に開設されることになりました。関係する父母の方々は大変喜んでおりますが、女性の社会参加が進み、また、不況が厳しくなる中、共働きの家庭の増加で一層留守家庭児童対策の充実が求められています。すべての小学校に保育室の開設、開設中のところでも、申込みが多くて入れないというようなことがないように取り組まれたい。 経済環境常任委員会に関わって、清掃総務費の用地購入費、筑波産商跡地購入についてでありますが、用地購入費5億665万3千円が計上されております。しかし、審議の中で、この用地購入費には、用地購入の費用と物件補償費が含まれていることが明らかとなり、また、その詳細な説明はできない部分があるなど、あいまいであり、問題であります。根拠を明確にし、市民に開かれた行政執行とすべきであります。 建設常任委員会に関わって、土木費中、山王橋の架換工事については、事情によって工期が1年延長され、かつ工事費が1割増額し、総額9億9千万円となるとのことであります。 設計変更については、十分に納得できるものと言えず、今後このようなことのないよう工期の短縮に努め、地域住民はもとより、利用者の利便を早期に回復されるよう努力されたい。 議案第128号「川口市水道事業給水条例の一部を改正する条例」について、水道法第16条などの改正に伴う条例改正とのことでありますが、水道の使用者の利便を損なうことのないようにすることと、地元零細業者への配慮を積極的に行い、水道の安定給水に努められるよう強く要望をいたします。 最後に、今議会は、各議員の一般質問にもありましたとおり、拓銀、山一証券など大手企業が相次いで倒産するなど、極めて厳しい不況の中で開かれました。 本日は、緊急融資の追加提案もされておりますが、このような時期に当たって、本市が中小商工業の街にふさわしい、中小企業振興条例の制定など、商工対策の抜本的な充実を図ること。また、来年度予算編成に当たっては、大規模開発事業は繰り延べしたうえで再検討し、市税、公共料金の値上げは取りやめるよう強く求めて討論といたします。(拍手起こる)
○最上則彦議長 13番 山崎幸一議員 〔13番 山崎幸一議員登壇〕(拍手起こる)
◆13番(山崎幸一議員) 私は、自由民主党川口市議会議員団を代表いたしまして、本市議会定例会に提出されました諸議案につきまして、ただ今の各常任委員長の報告どおり決することに賛成の立場から、若干の要望を交え、以下、討論を行います。 初めに、予算関係議案についてでありますが、一般会計における今回の補正は、国及び県補助金の内示等に伴う事業費の変更、
留守家庭児童保育室の新設に伴う関係経費などであり、特に、老人訪問看護ステーションの整備を促進するため、新たに開設される老人訪問看護ステーション2か所の運営に必要な備品の購入費が、また、外国人母子の健康の向上を図るため、育児健診及び予防接種をはじめ生活全般にわたり情報提供と支援体制等を整備する費用が、更に、本町4丁目地区市街地再開発事業の費用などが、新たに国及び県の補助対象事業として認められたことに伴うものであり、市当局の補助金獲得の努力に改めて敬意を表するものであります。 また、各特別会計は、それぞれの目的とする事業の執行に必要な補正であると判断いたすものであります。 更に、企業会計についても、事務執行上必要な補正であると判断いたし、賛成いたすものであります。 次に、一般議案についてでありますが、議案第124号「
川口市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例」及び議案第125号「
川口市立幼稚園保育料等徴収条例の一部を改正する条例」は、我が党としても、このような経済状況の中での入学選考手数料、入学料の額の改定は考えなければならないところでありますが、既に県立高校、他市の市立高校では改定されており、本市ではそれらより1年据え置かれております。 これらの県立高校等との均衡を考慮したとき、誠にやむを得ない措置であると考えるものであります。 このほか、いずれの諸議案につきましても、非常に厳しい社会情勢の中で、市民福祉の向上を目指すものと思考し、賛成いたすものであります。 なお、今後の予算編成に当たっては、事業の進捗に応じて、十分その見通しを把握するとともに、国、県との連携を更に密にして、事業の推進を図ることに留意するよう要望いたしまして、賛成討論といたします。(拍手起こる)
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△各
常任委員会付託議案の
一括採決-委員長報告どおり
○最上則彦議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、以上で質疑、討論を打ち切り、一括採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、一括採決いたします。 おはかりいたします。 議案第119号「平成9年度川口市
一般会計補正予算」ないし議案第129号「川口市
土地開発公社定款の一部変更について」まで、以上11議案をただ今の各
常任委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立者多数〕
○最上則彦議長 起立者多数であります。 よって、上程議案は、いずれも原案どおり可決されました。
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△各
常任委員会付託請願の審査報告、質疑、討論、採決
△
総務常任委員会付託請願の審査報告
○最上則彦議長 続きまして、総務常任委員会に2件、並びに民生文教常任委員会に1件審査を付託いたしました請願を議題となし、それぞれの委員長から、審査の概要と結果について報告を求めます。 それでは、初めに総務常任委員長より報告を求めます。 11番 立石泰広議員 〔11番
立石泰広議員登壇〕(拍手起こる)
◆11番(立石泰広議員) 当委員会に審査を付託されました請願第9号「医療費のいっそうの負担増に反対する意見書を求める請願」及び請願第10号「医療費のさらなる患者負担に反対する意見書の採択を求める請願書」の両請願を一括議題として審査をいたしましたので、その審査概要と結果を御報告申し上げます。 まず、紹介議員に説明を求めましたところ、次のような説明を徴しました。 両請願について、医療費の改定が本年9月から行われ、本人負担分が1割から2割に、薬剤費は、薬剤の種類に応じて別途徴収され、また、高齢者の外来での負担も、月1,020円の定額から1回500円へと改定されたことにより、国民全体で約2兆円の負担増になったと言われている。 8月7日に発表された厚生省案では、本人負担が3割に、しかも大病院の外来の場合は5割とするなどの内容が盛り込まれており、これを受けた政府案でも、来年1月からの制度改正を考えているようであり、国民の負担増へとなりかねない状況にある。 そうすると、金がないから医者にかかれない、大病院には医者の紹介状がないとかかれないなど、国民の健康にとって深刻な事態となってしまう。 既に中小の診療所や医院で受診抑制が出てきており、従来よりも6パーセント前後は受診者減となっている状況にある。 政府案でも、一層の負担増となる方向が打ち出されており、高齢者の負担増も明らかである。また、薬価は欧米の3、4倍ともなっており、憲法第25条の国民の生活権にも関わることであり、大変心配である。 政府においては、来年1月からの実施に向け審議しているところであり、両請願は急を要することから、ぜひ両請願を採択していただきたいとの説明を徴した後、質疑を行いましたところ、次の3点について問われました。 すなわち、第1点、両請願のタイトルは違っているものの、請願の趣旨が同様となっていることから両請願が提出された経緯について。 第2点、だれでも値上げについては反対するところである。 両請願のように、ただ単に負担増について反対するというものではなく、値上げしないでやれる方法はあるのか、負担なしにやれるだけの原資があるのかになる。現実、国保においても、一般会計から23億円繰り入れている状況である。 願意が医療費を圧縮して、国民負担を抑えてもらいたいというのならわかるので、ただ反対というのではなく、何か上げない方向での方法を考えてもらうことはできないか。 第3点、請願文書中に、「これ以上の患者負担に反対する決議をおこない」とあるが、市議会において反対の決議を行って、意見書も提出してほしいとの願意であるのか、であります。 これに対して、1点目の両請願が提出された経緯については、提出団体において、請願の趣旨は同じだが、請願第9号については、請願事項を2項目とし、請願第10号については、一つの項目に絞って提出となったと聞いているとのこと。 また、2点目の、国民負担を上げない方向での方法については、医療費は年々増嵩していて、財源が不足しているのは十分承知しているが、社会保障全体の中で、国が進める役割は非常に大きいと思う。日本の薬価は高く、新薬の薬価を決めるプロセスを明確にすることも必要であり、薬価の是正により、医療費が約2兆円減るとも言われていることから、こうした施策を前提にした請願であるとのこと。 最後に、第3点目の願意については、市議会において、まず、両請願を採択していただき、政府に意見書の提出を求めるものであるとのことでありました。 更に、理事者に対して、医療保険と予定されている介護保険との関係についての参考意見を求めたところ、12月9日成立した公的介護保険については、医療面にあっては、ねたきり老人等のいわゆる社会的入院が減っていくとの説明がなされているが、介護を支えるマンパワーの問題もあって、そのとおりとなるか議論のあるところである。 いずれにしても、現段階では、国からは詳しい情報が来ていない状況であるとのことでありました。 その後、討論を行いましたところ、高齢化が進み、医療費が自然と増えていく状況にあり、受益者負担の観点からも、負担なしというのは本来の姿ではないことから、両請願の採択には反対するとの意見。 また、9月から改正され、今の時点でも負担は大変なものとなっており、6パーセントから2割ぐらいまで受診する患者が減ってきている。 事実上、国が受診抑制をしていることになり、診療所や個人病院では、閉鎖へとつながることにもなり、更には、社会保障の後退にもなる。 これ以上の患者負担を行わないとの両請願をぜひ採択してほしいとの意見。 更に、我が党としては、両請願の採択に賛成である。社会保障費と税を合わせると、日本が世界で一番高くなる。 受益者負担の原則は、一面真理であるが、原則だけに割り切れない部分もある。かかりたくて医者にかかるものではなく、医療については、税を充当してもよいし、現に充当しているところである。 また、行政改革が叫ばれているところであるが、不正請求や医療費の名目でむだがかなりあり、合理的に医療費の削減に努めるべきである。考えられる削減策をやったうえで、足りなければ税を充て、患者負担は最後に持ってくるべきであり、どうしても足りないときに負担を求めるべきと考え、このことを訴えるために意見書は出しておくべきであるとの意見がそれぞれ述べられたる後、一括採決の結果、請願第9号及び請願第10号の両請願は、起立者少数にて不採択と決しました。 以上で報告を終わります。
○最上則彦議長 以上で報告は終わりました。
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△
総務常任委員長報告に対する質疑、討論
○最上則彦議長 これより、委員長報告に対する質疑、討論を行います。 発言通告を受けておりますので、順次これを許します。 8番 桜井由美子議員 〔8番 桜井由美子議員登壇〕(拍手起こる)
◆8番(桜井由美子議員) 総務常任委員会に付託されました請願第9号「医療費のいっそうの負担増に反対する意見書を求める請願」及び第10号「医療費のさらなる患者負担に反対する意見書の採択を求める請願書」に賛成の討論をいたします。 国は、財政危機を口実に、2兆円もの医療費の個人負担増を国民に押しつけました。しかし、医療費や社会保障費が財政危機を招いたわけではありません。年間50兆円を公共事業費としてつぎ込み、社会保障には20兆円しか出さないなど、諸外国と比べて逆転していると言われております。 この間、国民医療費に占める国庫負担の割合は、80年の30.4パーセントから93年の23.7パーセントへと引き下げられてきました。その一方で、米軍への思いやり予算が増え続け、この20年間で45倍の増え方となっています。 また、薬と医療機器の価格が諸外国に比べて不当に高いこと、これらに手をつけず、国民にだけ負担を押しつける改悪は、まさに必要な医療、必要な社会保障を削り、後退させることです。 本請願にもあるように、8月7日に厚生省が発表した21世紀の医療制度では、患者一律3割、大病院外来では5割、慢性疾患は定額払い、高齢者本人は1割から2割の定率負担と、新設の保険料を求めるなど、まさに国民の命と健康が脅かされる内容となっております。 これ以上の更なる改悪は、今でさえ受診を抑制しているとの声もある中、より一層の受診抑制へとつながり、重体になってからの受診は、医療費をますます増大させるとの意見もあります。 受診抑制の深刻な影響については、83年の老人保健法施行以後、受診率は低下し、91年までは従前の受診率を回復することがなかったことを見ても、法改正による自己負担増がいかに深刻な状況を引き起こすかがわかります。 当時も、老人医療費の有料化と差別医療の導入により、老人の肺炎、気管支炎による死亡が急増するなど、悲惨な実態が各地に起こりました。 高齢化社会を迎える今だからこそ、社会保障の充実が必要であり、削減すべきは不要不急の公共工事や軍事費であり、高過ぎる薬価であること。決してお金がないから病院へ行けないという悲痛な思いを人々にさせてはならないことを訴え、本請願を採択することに賛成の討論といたします。(拍手起こる)
○最上則彦議長 3番 田口順子議員 〔3番 田口順子議員登壇〕(拍手起こる)
◆3番(田口順子議員) 私は、自由民主党川口市議会議員団を代表いたしまして、請願第9号並びに請願第10号の両請願の採択に反対する立場から、以下討論を行います。 我が国の医療保険制度は、昭和36年に、いつでも、どこでも、だれでもが同質の医療サービスが受けられる国民皆保険制度として実現され、その後の経済成長とともに、質、量の充実が図られてきました。 国民の平均寿命が世界最高となったことも、医療技術の進歩とともに、広く浸透した医療保険制度が国民の健康を支えた結果であるとも言われております。 しかしながら、バブル経済の崩壊後、各種の医療保険は軒並み赤字に転落し、経済成長が低迷する中、国民医療費は増え続け、平成7年には27兆1,600億円にものぼり、更に、毎年1兆円を超えるペースで医療費が増えていくことも見込まれています。 今後とも、少子高齢化の高度化などから、国民医療費は恒常的に増大していくものと予測されております。このため、政府においては、21世紀を見据えた一連の構造改革の中に、医療保険の抜本的構造改革を位置付け、改革案の検討を進めていた政府与党の医療保険制度改革協議会は、8月29日、「21世紀の国民医療を良質な医療と皆保険制度確保への指針」と題する最終方針を取りまとめております。 この最終方針は、薬価制度の改革、新しい診療報酬体系の構築、高齢者医療保険制度の創設などを改革の柱とするもので、平成12年をめどに可能なものから実施していくものとしており、焦点となった患者負担の問題については、平成12年までに新たな患者負担を生じないよう、最大限の努力との確認事項が取り交わされております。 また、政府は、平成10年予算編成での医療費の自然増を4,200億円削減する方針を示していますが、この財源についても、薬価の見直しや医療費の適正化で確保していく考えであり、請願趣旨にあるような患者負担を引き上げる内容ではありません。 更に、受益者負担という観点からも、応分の負担があることは自明の理であります。当然のことであります。 いずれにいたしましても、現在、国においては、公平公正かつ効率的な医療保険制度を確立するための詳細な検討を進められている段階であり、これらの推移を見守るべきであり、両請願の採択に反対するものであります。 以上、討論を終わります。(拍手起こる)
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△
総務常任委員会付託請願の
一括採決-可否同数-議長裁決-不採択
○最上則彦議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、以上で質疑、討論を打ち切り、一括採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、一括採決いたします。 請願第9号及び請願第10号についての委員長報告は、不採択とのことであります。 おはかりいたします。 請願第9号及び請願第10号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔可否同数〕
○最上則彦議長 可否同数と認めます。 よって、地方自治法第116条の規定により、議長において、両請願に対する可否を裁決いたします。 請願第9号「医療費のいっそうの負担増に反対する意見書を求める請願」及び請願第10号「医療費のさらなる患者負担に反対する意見書の採択を求める請願書」について、議長は不採択と裁決いたします。 よって、両請願は、不採択とすることに決定いたしました。
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△
民生文教常任委員会付託請願の審査報告
○最上則彦議長 次に、
民生文教常任委員長に報告を求めます。 26番 伊藤信男議員 〔26番
伊藤信男議員登壇〕(拍手起こる)
◆26番(伊藤信男議員) 9月定例会において当委員会に審査を付託され、継続審査となっておりました請願第6の2号「遺伝子組み換え食品に表示の義務付けを国に求める意見書の提出並びに川口市立小中学校の学校給食に、遺伝子組み換え食品を使わないことについての請願」のうち、「川口市立小中学校の学校給食にあっては、消費者の不安が解消されるまでの間、遺伝子組み換え食品を使用しないこと」について、その審査概要と結果を御報告申し上げます。 まず、理事者に対して、主に次の3点について意見が求められました。 第1点、米国の農薬メーカー製造の除草剤を散布された遺伝子組み換え大豆から、人体に悪影響を及ぼすホルモン類似物質であるエストロゲンが検出されたとする報告及び、同じく米国のメーカーが開発した殺虫毒性を組み込んだトウモロコシにおける、安全性評価審議資料に疑義があり、一部団体が厚生省に対して質問書を送付している事実の情報把握の有無について。 第2点、神奈川県藤沢市以外に遺伝子組み換え食品を学校給食の食材として納入しない旨の要請を納入業者に対し行った自治体と、要請した場合における、その実効性について。 第3点、9月定例会において本請願を審査した際、遺伝子組み換え食品としての表示義務がない現況下にあって、「遺伝子組み換え食品とそうでないものが渾然一体となって輸入されており、組み換え食品とそうでないものを区別することは事実上不可能である」との意見を理事者から徴したところであるが、国等における表示の義務付けの実施に関する、その後の動向について。 これに対して、1点目の情報把握の有無については、そうした報告及び事実は把握していないとのこと。 2点目の藤沢市以外に要請をした自治体及び、要請した場合における実効性については、まず、前段の藤沢市以外の自治体は、座間市、練馬区において同様の趣旨の要請を行ったようであるが、このほかには把握していないとのこと。また、後段の実効性については、表示義務が実現していない現時点においては、要請をしても、その実効性は、事実上皆無に等しいと思われるとのこと。 3点目の、表示義務の動向については、農林水産省食品表示問題懇談会の遺伝子組み換え食品部会及び衆議院消費者問題特別委員会等において、その取組みについて引き続き検討中であるが、新しい動きは今のところないとのこと。 以上の意見を徴した後、討論へと移行し、遺伝子組み換え食品については、「表示は必要」との世論が非常に高いことが新聞紙上でも報道されているところであり、安全性が不明確な以上、遺伝子組み換え食品の表示の義務付けは強く求められるべきものである。また、遺伝子組み換え食品の安全性は、長期間の検査を要さないとわからないもので、そうした中にあって、アレルギーの子を持つ父母は特に不安を感じており、子供たちの健康と安全を守る立場からも、本請願を採択すべきものと考える。 更に、人類が体に取り入れたことのない遺伝子組み換え食品を子供たちに与えることに不安を抱くのは当然であり、議会がその重要性を意思表明するうえで請願を採択することは意味のあることなので、請願人の願意を汲み、本請願を採択していただきたいとの意見。 一方、遺伝子組み換え食品としての表示が実現していない現時点において、本請願に対する結論を下すことは非常に困難と言わざるを得ない。また、実効性の伴わない要請を業者に行っても意味はなく、よって、本請願については、今後の国の動向等を勘案しながら検討していく必要があると考え、再度、本請願を継続審査としていただきたいとの意見。 また、重要な問題と認識しているものの、表示義務がない以上、現段階では今後の状況を見守る必要があると思うことから、継続審査に賛成いたしたいとの意見がそれぞれ述べられたる後、本請願を継続審査とすることについて諮りましたところ、起立者同数のため、委員会条例第17条の規定により、委員長が本請願を継続審査とすることに決定した次第であります。 以上で報告を終わります。
○最上則彦議長 以上で報告は終わりました。
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△
民生文教常任委員長報告に対する質疑、討論
○最上則彦議長 これより、委員長報告に対する質疑、討論を行います。 発言通告を受けておりますので、これを許します。 9番 新井たかね議員 〔9番 新井たかね議員登壇〕(拍手起こる)
◆9番(新井たかね議員) 請願第6の2号「遺伝子組み換え食品に表示の義務付けを国に求める意見書の提出並びに川口市立小中学校の学校給食に、遺伝子組み換え食品を使わないことについての請願」中、請願要旨、「川口市立小中学校の学校給食にあっては、消費者の不安が解消されるまでの間、遺伝子組み換え食品を使用しないこと」について、再びの継続審査とすることなく、今議会で採択することを求め、討論いたします。 請願者は、表示に義務付けのない中、遺伝子組み換え食品は、学校給食の食材として既に本市の子供たちの口に入っていると思われると、心を痛めておられます。子供たちの健康状態には様々な問題が出ており、アレルギー等で苦しんでいる子供たちが大勢います。そして今、化学物質等の影響で、動物界に生殖異常が現れ、種の存続に関わる状況が指摘されているところです。 そのうえ、更に、これまで人類が体に取り入れたことのない遺伝子組み換え食品を子供たちに与えることに、市民の皆さんが不安を抱くのは当然のことです。 請願者の遺伝子組み換え食品への国民の不安が解消されるまでの間、子供たちが毎日食べる学校給食に使うことはぜひ避けてほしいという願いは、次の世代を担う子供たちに責任を負うべき大人としての痛切な願いと言えます。 また、遺伝子組み換え食品の表示の義務付けについては、9月議会において全会一致で採択され、既に国に意見書を送付したところですが、新聞報道によれば、衆議院の消費者問題特別委員会遺伝子組み換え食品の表示問題に関する小委員会では、メーカー側参考人も、原則として表示をと述べ、そして更に、遺伝子組み換え作物かどうか検査、識別する方法があること、分別輸入ができることが明らかにされました。 そういったことから考えても、本請願を今議会でこそ採択し、必要なあらゆる手立てをとるべきであることを申し上げ、討論といたします。(拍手起こる)
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△
民生文教常任委員会付託請願の
採決-委員長報告どおり
○最上則彦議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、以上で質疑、討論を打ち切り、採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、採決いたします。 本請願の委員長報告は、継続審査とのことであります。 おはかりいたします。 本請願をただ今の委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立者多数〕
○最上則彦議長 起立者多数であります。 よって、本請願は継続審査とすることに決定いたしました。
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△日程追加の決定
○最上則彦議長 次に、さきに配付してありますとおり、市長から提出されております追加議案1件を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、本日の日程に追加されました。
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△追加日程の報告
○最上則彦議長 局長をして、日程を報告いたさせます。 〔議会事務局長朗読〕日程第20 議案第132号 平成9年度川口市
一般会計補正予算 ----------------
△
委員会付託省略の決定
○最上則彦議長 ただ今、局長から報告いたさせました議案は、委員会付託を省略し、直ちに確定議といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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△
市長提出追加議案(議案第132号)
○最上則彦議長 これより、日程第20 議案第132号「平成9年度川口市
一般会計補正予算」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-
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△提案理由の説明
○最上則彦議長 提案理由の説明を求めます。 市長 〔岡村幸四郎市長登壇〕
◎岡村幸四郎市長 それでは、提案理由の御説明を申し上げます。 今回提案いたします予算議案は、第5次中小企業経営支援特別資金融資の追加に係るものでございます。 議案第132号「平成9年度川口市
一般会計補正予算」でございますが、長引く景気の低迷から、深刻な状態に置かれております市内産業界の経済活動を側面から支援いたすべく、過日、緊急的な措置として、中小企業経営支援特別資金融資を実施いたしましたところでございますが、11月25日の受付初日に30億円の融資枠に達する申請があり、更なる融資希望者が多数おりますことから、追加融資の補正をお願いするものでございます。 よろしくお願いをいたします。 以上であります。
○最上則彦議長 以上で説明は終わりました。
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△休憩の宣告
○最上則彦議長 この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。午前11時14分休憩
----------------午前11時37分再開 出席議員 43名 1 番 2 番 3 番 4 番 5 番 6 番 8 番 9 番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 19番 20番 21番 22番 23番 24番 25番 26番 27番 28番 29番 30番 31番 32番 34番 35番 36番 37番 38番 39番 40番 42番 43番 44番 45番 46番 欠席議員 2 名 7 番 33番 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市 長 助 役 収 入 役 市長室長 総務部長 財政部長 市民部長 社会福祉部長 環境部長 経済部長 建設部長 技 監 兼 都市計画部長 都市整備部長 区画整理・ 公営競技 消 防 長 下水道部長 事務所長 水道事業管理者 水道部長 医療センター 医療センター 院 長 事務局長 教 育 長 教育総務部長 学校教育部長 選管事務局長 監査事務局長
△再開の宣告
○最上則彦議長 再開いたします。
----------------
△
市長提出追加議案(議案第132号)
○最上則彦議長 これより、上程議案に対する質疑を行います。 発言通告を受けておりますので、順次これを許します。 45番 須田利男議員 〔45番
須田利男議員登壇〕
◆45番(須田利男議員) この追加資金の融資については、非常に私ども公明は高く評価をするものであります。 現在の不況の中、市内の中小企業の多くの皆さんが大変苦境に立っております。仄聞するところによると、埼玉県は県で30億円、川口市と同額であります。私は、川口市の中小企業支援に対する施策は全国一であると、このようにも思います。 前回の資金融資について、何点か説明を求めたいと思いますが、初日の11月25日午前中に融資枠に達することとなったと聞いておりますが、事前にPRあるいは用紙の配付があったのか。あったとすれば、どういう方法で行ったのか、詳細な答弁を求めます。 二つとしては、今回の追加分については、どういうかたちで実施するのか。 3点目は、更に、一般質問、さきの関口議員の質問で、金融機関数を拡大すべきとの質問がありました。これについて、何らかの変化あるいは前進があったのかどうか。 以上3点について質問します。 以上で終わります。
◎相沢九八朗経済部長 まず、第1点目の、前回の融資についての、なぜ初日午前中に融資枠に達することになったのかということでございますけれども、11月11日に実施いたしました産業界の代表者の方々との懇談会におきまして、特別融資の早期実施方の要請を受け、必要との判断から実施したものでありますが、年末への資金手当との考えから、書類交付日と受付日を同日とせざるを得なかったものでございます。 また、年末の資金需要に加え、相次ぐ金融機関の経営破綻による金融不安がもたらす影響が拍車をかけたこと。また、早期是正措置が来年4月から導入されることによりまして、金融機関の貸出し姿勢が厳しくなったことも影響したものと考えてございます。 次に、事前にPR等用紙配付があったのか、また、あったとすれば、どういう方法かというお尋ねでございますけれども、特別融資実施の周知徹底につきましては、広報紙に掲載するいとまがないことから、11月18日をもって金融機関並びに各業種組合などに周知方をお願いいたしたところでございます。 なお、申請用紙の配付につきましては、11月25日に一斉配付を行ったところでございます。 次に、2点目の、今回の追加分について、どういうかたちで実施するのかというお尋ねでございますけれども、今回の追加分につきましては、第5次の追加融資との考え方から、11月25日に申請をされておらない方を対象に、一企業当たり融資額2千万円以内、貸付期間5年以内、据置期間1年以内、貸付利率年1.1パーセント、原則として信用保証付きなど、同一の融資状況をもって実施して参りたいと考えてございます。 また、具体的なスケジュールにつきましては、1月8日、9日に書類の交付をいたしまして、書類受付につきましては、16日と17日に実施して参りたいと考えてございます。 したがいまして、その間は申請者の書類の準備期間となりますので、よろしく御了承賜りたいと存じます。 続きまして、3点目の、更に関口議員の一般質問で、銀行数を拡大するとの質問があったが、これについてはどうかというお尋ねでございますけれども、関口議員さんの一般質問に対する答弁におきましては、新年度から金融機関の枠の拡大について検討して参りたいと御答弁申し上げたところでございますが、その後、金融機関との調整が進みまして、急きょ、1月に実施をいたす予定の追加融資分から、北海道拓殖銀行と徳陽シティ銀行を除いた全金融機関に枠を拡大して実施して参りたいと考えてございます。 以上でございます。
◆45番(須田利男議員) 若干、補足で質問しますので、自席からお許しをいただきたいと思います。 追加分から金融機関の拡大を図れるということで、大いに結構なことだと。つまり、中小企業の人たちが借りやすい状況になるわけです。 ただ、一つだけお伺いしておきたいことは、この融資に対する預託金は川口市はゼロで、金利はもらっていないと。これは5、6年前から私どももこれはかなり強く言ってきたので、大いに結構ですが、更には、預託金額の倍が今、貸出し枠になっているわけですね。これも昨年からと聞いております。つまり、かなり金融機関にとっては有利な状態に、川口市はそこまで、かなり譲歩してきているわけですね。 ちなみにお尋ねしたいんですが、埼玉県あるいは近隣の同じような支援の貸出しをやっているところの預託はどういうふうになっているか、お尋ねをしておきたいと思います。 それらを踏まえて、私は、結論的に言えば、つまりそれだけ川口市は、かなり金融機関に貸しやすい状態をつくってきているので、そのことを私は、市長が強く言っていただかないと、つまり借りやすい人は借りて、なかなか借りにくい人もいると思うんですね。そういう点をぜひお願いしたいと。この点は要望でとどめたいと思います。 以上で終わります。
◎相沢九八朗経済部長 この預託金利でございますけれども、これは一応、実質の金融機関の金利が2パーセントぐらいに、実質金利を保てるようなかたちで預託金の比率を決めてございます。 したがいまして、私ども、1.1というのは埼玉県で一番低い貸付金利でございますので、大体、金利によりまして預託率が決まりますので、近隣の市とは、その率においては大体同じような比率で預託をしていると、こういうわけでございますので、御理解いただきたいと思います。
◆45番(須田利男議員) 具体的にね、川口市は、いいですか、預託金利をゼロにしているんですよ。だから、したがって、埼玉県及び近隣はどういうふうにしているか、これを聞いているんです。
◎相沢九八朗経済部長 埼玉県は、預託金利はゼロでございます。浦和、大宮はちょっと調べてございませんけれども。
○最上則彦議長 20番 吉田武治議員 〔20番 吉田武治議員登壇〕
◆20番(吉田武治議員) 追加補正になる中小企業経営支援特別資金融資について、数点伺います。 去る11月25日から28日の4日間の日程で行われたわけですが、初日のわずか数時間で融資枠30億円を超えたということで、希望者の大半が申請できなかったとのことであります。 この追加補正は、関係企業としては非常に待ち望んでいることでありますので、十分対応されたいということをまず申し上げたいと思います。 数点伺いますが、一つは、11月25日行われ、数時間で融資枠を超えたわけでありますが、この全体の内容について、詳細に御報告いただきたいと思います。 二つ目は、今回は申請書の交付と受付期間とは同時じゃないわけでありますが、受付体制についてはどのように考えられているか。 3点目については、事前の周知徹底については、どのように考えているか。 4点目は、県の信用保証協会の、つまり保証渋り、これはあってはなりませんけれども、その点の心配はないのかどうか。 5点目として、前回のようにですね、また融資枠を超えるというほどの希望者となった場合には、十分な対応が必要と思いますが、その点についてはどのように考えられているか。 以上であります。
◎相沢九八朗経済部長 第1点目の、特別融資の実績についてのお尋ねでございますけれども、融資申請件数につきましては、総数で255件でございまして、申請金額は36億3,230万円でございました。うち製造業は116件で、全体の45.5パーセント、非製造業は139件で、54.5パーセントでございました。 また、1件当たりの平均申請金額を見ますと、製造業では1,487万1千円、非製造業では1,379万6千円となってございます。 業種別の中で、最も申請件数の多かったのが建設業の57件で、全体の22.4パーセントとなってございます。 続きまして、2点目の、申請書の交付及び受付期間と日時についてのお尋ねでございますけれども、先ほど御答弁申し上げたとおり、1月8日、9日を申請書類の交付、1週間後の16、17日を申請書類の受付日と考えてございまして、したがいまして、その期間は申請者の書類の準備期間となるわけでございますので、よろしく御了解賜りたいと存じます。 続きまして、融資条件についての詳細でございますけれども、これも先ほどの須田議員さんの質問への答弁のとおりでございます。 続きまして、事前の周知徹底についてのお尋ねでございますが、第5次経営支援特別資金融資の周知徹底についてでございますけれども、御可決していただきましたならば、記者クラブへ周知をいたし、併せて金融機関、各業種組合に周知をお願いいたします。また、「広報かわぐち」の1月号においても詳細に掲載いたし、周知を図って参りたいと存じておりますので、よろしく御理解をいただきたいと存じます。 続きまして、取扱金融機関の拡大についてでございますけれども、これは先ほど御答弁いたしましたとおり、北海道拓殖銀行及び徳陽シティ銀行を除きました全金融機関につきまして拡大をして参る所存でございます。 続きまして、6点目の県信用保証協会の保証渋りはあったのではないか、その心配はないのかというお尋ねでございますけれども、保証渋りについての心配でございますけれども、さきの11月25日に実施いたしました第5次経営支援特別資金融資に当たりましては、従来の一般保証で対応して参りましたが、市町村制度融資特別保証といたし、また、本市産業界の実情に訴えて、保証取付けについて強く要望したところでございます。 また、今回の追加融資につきましても、過日、かねて保証取付けについてお願いいたしたところでございます。 続きまして、最後の7点目の、前回のように融資枠を超える希望者となった場合の対応でございますけれども、今回、15億円の補正を計上いたしまして、30億円の融資枠をもって追加融資を行うものでございますが、融資枠を超えるような状況になりました場合には、借入者の意向を汲みながら、通常の制度融資の中で対応して参りたいと存じます。 なお、政府資金や県制度についても、併せて活用して参りたいと考えてございます。 以上でございます。 〔20番 吉田武治議員登壇〕
◆20番(吉田武治議員) 5点を質問したけれども、7点答弁をいただきまして、ありがとうございました。 1点目のですね、11月25日行われたときの申請書交付の数は何人ぐらいあったのかですね、大変多かったとも伺っておりますが、その点だけ聞いておきます。 それから2点目はですね、受付の体制、これについて伺ったんですが、これは答弁がなかったですね。 それから、前回行われたときには、申請書交付と受付が同時だったという関係がありまして、慣れている人については、その準備も手早く、しかも受付ができたという話も伺っておりますが、なかなか慣れない方のために、窓口での申請書交付の以降ですね、申請を行うまで丁寧に説明をしてやらないと、あるいは書類をそろえる手助けをしていかないといけないのではなかろうかという感じさえするわけなんですが、その点についてもどうするのか伺っておきたいと思います。 それから、先ほどの質問にもありましたけれども、預託金利がここのところないということですが、かつては預託金利があったんではなかろうかというふうに認識するんですが、かつての預託金利の状況はどうであったのかですね、伺っておきたいと思います。 以上です。
◎相沢九八朗経済部長 まず、1点目の質問でございますけれども、申請書の交付件数でございますけれども、これは750交付してございます。 それから、受付体制でございますけれども、御指摘のとおり、申請書の窓口説明等のこともございますので、今回は広い場所で対応して参りたいと、今のところでは市民会館を考えてございますけれども、広い場所でそういう申請書の添付書類等の説明も併せて万全を期して参りたいと、このように思います。 また、預託金利でございますけれども、過去、預託金利は、現在の融資はゼロでございますけれども、各制度によって、個別融資につきましては0.5から0.7、それから1.5、こういうふうなかたちで金利を設定してございます。 また、組合転貸につきましては0.5、それから特別不況対策の、従前に行いました不況対策につきましては、0.6パーセントの預託金利を設定したものもございます。 以上でございます。
◆20番(吉田武治議員) 自席から要望させていただきますが、現下の経済状況でありますので、初めて融資を受けたいと、そういう方々も少なくないんではないかというふうに思われますので、それらの皆さんに対する親切丁寧な対応とですね、融資枠を超えた場合、引き続きですね、それに対応できるように強く要望しておきたいと思います。 以上です。
○最上則彦議長 ほかに発言通告を受けておりませんので、以上で質疑を打ち切ります。
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△
市長提出追加議案(議案第132号)
○最上則彦議長 これより、上程議案に対する討論を行います。 発言通告を受けておりませんので、以上で討論を打ち切り、ただ今上程中の議案について採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、採決いたします。 おはかりいたします。 議案第132号「平成9年度川口市
一般会計補正予算」を原案どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立者全員〕
○最上則彦議長 起立者全員であります。 よって、上程議案は、原案どおり可決されました。
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△議案第130号 川口市公平委員会委員の選任同意について
○最上則彦議長 次に、日程第18議案第130号「川口市公平委員会委員の選任同意について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-
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△提案理由の説明
○最上則彦議長 提案理由の説明を求めます。 市長 〔岡村幸四郎市長登壇〕
◎岡村幸四郎市長 議案第130号「川口市公平委員会委員の選任同意について」御説明申し上げます。 本議案につきましては、田島良雄氏を選任いたしたく、地方公務員法第9条第2項の規定により同意を求めるものでございます。 田島氏につきましては、議案に添付いたしました経歴書のとおり、要職を歴任され、活躍されておられた方でございます。 同氏は、人格高潔で地方自治の本旨及び民主的で効率的な事務に理解があり、かつ、人事行政に関し識見を有する方でありますので、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 なお、政党には所属しておりません。 以上であります。
○最上則彦議長 以上で説明は終わりました。
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△議案第130号に対する質疑、討論、投票採決-同意
○最上則彦議長 これより、質疑、討論を行います。 発言がありませんので、直ちに投票をもって採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより、投票を行います。 投票は、無記名といたします。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場を閉鎖する〕 〔このときの在席議員数 42名〕1 番 2 番 3 番 4 番 5 番 6 番8 番 9 番 10番 11番 12番 13番15番 16番 17番 18番 19番 20番21番 22番 23番 24番 25番 26番27番 28番 29番 30番 31番 32番34番 35番 36番 37番 38番 39番40番 42番 43番 44番 45番 46番
○最上則彦議長 ただ今の出席議員は42人であります。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、 2 番 松 本 英 彦 議員 27番 磯 部 孝 司 議員 以上のお二人を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。 〔投票用紙を配付する〕
○最上則彦議長 投票用紙の配付もれはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 配付もれなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱を改める〕
○最上則彦議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本案に同意することを可とする方は賛成と、また、否とする方は反対と記入のうえ、点呼に応じて順次投票願います。 なお、投票中に白票がありましたときは、これを否とみなし、反対として取り扱うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、さよう取り扱うことに決定いたしました。 点呼を命じます。 〔点呼に応じ、1番議員より順次投票する〕
○最上則彦議長 投票もれはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 投票もれなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 松本英彦議員、磯部孝司議員、立会いをお願いいたします。 〔立会人、立会いのうえ開票する〕
○最上則彦議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数 42票 有効投票 42票 無効投票 な し 有効投票中 本案を可とする者 賛成 42票 本案を否とする者 反対 な し 以上のとおりであります。 よって、賛成は全員でありますので、本案は同意されました。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場の閉鎖を解く〕
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△議案第131号 川口市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意について
○最上則彦議長 続きまして、日程第19 議案第131号「川口市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意について」を議題といたします。〔参 照〕-市長提出議案-
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△提案理由の説明
○最上則彦議長 提案理由の説明を求めます。 市長 〔岡村幸四郎市長登壇〕
◎岡村幸四郎市長 議案第131号「川口市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意について」御説明申し上げます。 本議案につきましては、金子治男委員が本年12月31日付けをもちまして任期満了となりますので、同氏を引き続き選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、同意を求めるものでございます。 金子氏につきましては、弁護士として豊富な知識、経験を有し、議案に添付いたしました経歴書のとおり要職を歴任され、活躍されておられる方でございます。 同氏は、その人格、識見ともに優れ、誠実な方でありますので、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 なお、政党には所属しておりません。 以上であります。
○最上則彦議長 以上で説明は終わりました。
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△議案第131号に対する質疑、討論、投票採決-同意
○最上則彦議長 これより、質疑、討論を行います。 発言がありませんので、直ちに投票をもって採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより、投票を行います。 投票は、無記名といたします。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場を閉鎖する〕 〔このときの在席議員数 42名〕1 番 2 番 3 番 4 番 5 番 6 番8 番 9 番 10番 11番 12番 13番15番 16番 17番 18番 19番 20番21番 22番 23番 24番 25番 26番27番 28番 29番 30番 31番 32番34番 35番 36番 37番 38番 39番40番 42番 43番 44番 45番 46番
○最上則彦議長 ただ今の出席議員は42人であります。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、 2 番 松 本 英 彦 議員 27番 磯 部 孝 司 議員 以上のお二人を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。 〔投票用紙を配付する〕
○最上則彦議長 投票用紙の配付もれはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 配付もれなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱を改める〕
○最上則彦議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本案に同意することを可とする方は賛成と、また、否とする方は反対と記入のうえ、点呼に応じて順次投票願います。 なお、投票中に白票がありましたときは、これを否とみなし、反対として取り扱うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、さよう取り扱うことに決定いたしました。 点呼を命じます。 〔点呼に応じ、1番議員より順次投票する〕
○最上則彦議長 投票もれはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 投票もれなしと認めます。 投票を終了いたします。 開票を行います。 松本英彦議員、磯部孝司議員、立会いをお願いいたします。 〔立会人、立会いのうえ開票する〕
○最上則彦議長 投票の結果を報告いたします。 投票総数 42票 有効投票 42票 無効投票 な し 有効投票中 本案を可とする者 賛成 40票 本案を否とする者 反対 2票 以上のとおりであります。 よって、賛成は過半数でありますので、本案は同意されました。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場の閉鎖を解く〕
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△日程追加の決定
○最上則彦議長 次に、お手もとに配付いたしてあります議員提出議案3件を本日の日程に追加いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、本日の日程に追加されました。
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△追加日程の報告
○最上則彦議長 局長をして日程を報告いたさせます。 〔議会事務局長朗読〕 日程第21 議員提案第12号 景気浮揚のための特別減税などを求める意見書 日程第22 議員提案第13号 政府資金の借替えなど金利負担の軽減を求める意見書 日程第23 議員提案第14号 ゆとりある学校教育の実現を求める意見書
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△
委員会付託省略の決定
○最上則彦議長 ただ今、局長から報告いたさせました諸議案は、委員会付託を省略し、直ちに確定議といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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△議員提案第12号 景気浮揚のための特別減税などを求める意見書
○最上則彦議長 これより、日程第21 議員提案第12号「景気浮揚のための特別減税などを求める意見書」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 31番 藤野栄二議員 〔31番 藤野栄二議員登壇〕
◆31番(藤野栄二議員) 案文を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。 議員提案第12号 景気浮揚のための特別減税などを求める意見書 バブル経済の崩壊に伴う構造的な不況に加え、平成9年4月からの消費税率の引き上げ、9月からの医療費の引き上げ、加えて、特別減税の打ち切りなどにより、経済成長はマイナスとなり、とりわけ個人消費の冷え込みは、不況を一層深刻なものにしている。 本市においても、この影響は著しく、先般、中小商工業へ30億円の緊急融資を実施したものの、景気の自律的回復を目指す国の抜本的対策が求められている。 よって、政府は、国民負担を軽減し、個人消費を直接喚起する大幅な特別減税など、有効な景気対策を講じるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定にもとづき意見書を提出する。 平成9年12月19日 川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりでありますので、よろしくお願い申し上げます。
○最上則彦議長 以上で説明は終わりました。
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△議員提案第12号の採決-可決
○最上則彦議長 本案は、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、採決いたします。 本案を可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、よって、本案は可決されました。
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△議員提案第13号 政府資金の借替えなど金利負担の軽減を求める意見書
○最上則彦議長 次に、日程第22 議員提案第13号「政府資金の借替えなど金利負担の軽減を求める意見書」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 38番 志賀久男議員 〔38番 志賀久男議員登壇〕
◆38番(志賀久男議員) 案文を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。 議員提案第13号 政府資金の借替えなど金利負担の軽減を求める意見書 地方自治体は、市民の安全、健康、福祉の向上へ最小の経費で最大の効果をあげるため、日夜努力している。 しかしながら、バブル経済崩壊に始まる長引く構造的な経済不況は、景気回復の兆しさえ見えず、地方財政にも大きな影響を与えている。 一方、本市においては、経済不況、超低金利の続く中、効率ある財政運営を進めるうえで、今日地方債の中で高金利となっている政府資金に対し、低利への借替え及び利率引き下げ等、金利負担の軽減へ厳しい指摘が寄せられているところである。 よって、政府においては、地方債にかかる金利負担の軽減を図り、地方財政の健全性を確立するため、政府資金の借替え債の発行及び繰上償還について弾力的な運用をするよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定にもとづき意見書を提出する。 平成9年12月19日 川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりであります。 よろしくお願いを申し上げます。
○最上則彦議長 以上で説明は終わりました。
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△議員提案第13号の採決-可決
○最上則彦議長 本案は、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、採決いたします。 本案を可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、よって、本案は可決されました。
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△議員提案第14号 ゆとりある学校教育の実現を求める意見書
○最上則彦議長 最後に、日程第23 議員提案第14号「ゆとりある学校教育の実現を求める意見書」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 31番 藤野栄二議員 〔31番 藤野栄二議員登壇〕
◆31番(藤野栄二議員) 案文を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。 議員提案第14号 ゆとりある学校教育の実現を求める意見書 現在、子どもたちをめぐる教育環境は、不登校やいじめ、高校中退など様々な問題が山積しており、今や教育改革は、国民全体の課題となっている。 こうした中、第15期中教審が、21世紀を担う子どもたちの教育について「ゆとり」と「生きる力」が必要と言明しているように、子どもたちにとって真にゆとりある学校教育の実現は急務であり、多様な価値観の中で自ら生きる力を育んでいくことが求められている。 昨年、本県は、教育立県とすることを表明し、すべての中学校へ「さわやか相談員」を配置するなど他県にさきがけて諸施策を実施してきたが、まだ様々な問題を抱えていることから、本県が真の教育立県を目指すには、さらなる教育条件整備の推進が必要である。 よって、県においては、下記の改善措置を早急に実施するよう強く求める。 記1 中学校免許外教科担当の解消に向け、現在の12学級規模での配当基準をさらに引き上げること。2 子どもたちへの豊かな教育を保障するため、教職員配当基準を見直し、 各小学校に専科教員を増員すること。 以上、地方自治法第99条第2項の規定にもとづき意見書を提出する。 平成9年12月19日 川口市議会議長 提出先、提出者、賛成者は記載のとおりでありますので、よろしくお願いいたします。
○最上則彦議長 以上で説明は終わりました。
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△議員提案第14号の採決-可決
○最上則彦議長 本案は、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、採決いたします。 本案を可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○最上則彦議長 御異議なしと認め、よって、本案は可決されました。
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△市長あいさつ
○最上則彦議長 以上をもちまして、本定例会に提出されました案件はすべて議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 市長 〔岡村幸四郎市長登壇〕
◎岡村幸四郎市長 議長のお許しをいただきましたので、閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今回提案いたしました各議案につきましては、慎重御審議のうえ、いずれも原案のとおり御可決をいただきまして、誠に有り難く、御礼を申し上げる次第でございます。 今議会は、高齢化への施策、教育問題、環境問題、景気低迷への経済対策、更には、市民生活に直接関連いたします身近な問題など数多くの課題について、大変貴重な御意見をいただいたところであります。 これらは、いずれも本市が解決すべき重要な課題でありますので、今後でき得る限り、それらを生かしながら、計画的に事業の展開を図って参りたいと存じます。 現在、国におきましては、平成10年度の予算編成に向けての作業が大詰めを迎えております。今後、国等に対し、あらゆる機会を通して、更に強力に働きかけて参りたいと存じておりますので、議員の皆様におかれましても、より一層の御支援、御協力をお願い申し上げる次第でございます。 結びに、議員の皆様におかれましては、年末の何かと気ぜわしい折から、健康には十分御留意をされまして、本市発展のために、なお一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げますとともに、来るべき新年がよい年でありますよう、心から御祈念を申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。 どうも大変ありがとうございました。(拍手起こる)
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△議長あいさつ
○最上則彦議長 去る12月2日より本日まで、長期間にわたり、議員各位におかれましては、終始御熱心なる御審議をいただき、かつまた、本会議の議事運営につきましても御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
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△閉会の宣告
○最上則彦議長 これをもちまして、平成9年12月市議会定例会を閉会いたします。 どうもありがとうございました。午後0時30分閉会
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