平成30年 9月 定例会 議 事 日 程(第3号) 9月定例会 平成30年9月21日(金)午前10時開議
富岡市議会議長 大塚利勝第1 続・
一般質問平成30年9月21日1.出席議員(17人) 1番 佐 藤 次 郎 君 2番 島 田 進 義 君 4番 木 田 嘉 之 君 5番 黒 澤 淳 雄 君 6番 横 尾 秀 光 君 7番 長 沼 今朝男 君 8番 大 塚 利 勝 君 9番 佐 藤 信 次 君 10番 宮 澤 展 彦 君 11番 堀 越 英 雄 君 12番 壁 田 賢 二 君 13番 春 山 邦 雄 君 14番 栁 澤 敦 君 15番 相 川 求 君 16番 高 橋 總一郎 君 17番 茂 原 正 秀 君 18番 佐々木 功 君1.欠席議員(1人) 3番 小 林 寿 君1.説明のため出席した者 市 長 榎 本 義 法 君 教 育 長 横 田 公 男 君 市 長 飯 塚 幸一郎 君 総務部長 中 嶋 一 雄 君 公 室 長 ・ 危 機 管 理 監 市民生活 石 田 明 久 君 世界遺産 佐 藤 昭 二 君 部 長 部 長 健康福祉 松 本 英 雄 君 経済産業 江 原 修 一 君 部 長 部 長 都市建設 黛 好 幸 君 教育部長 佐 藤 正 和 君 部 長 水道局長 浦 野 隆 君 消 防 団 佐 藤 亘 君 事務担当 秘書課長 大 島 康 弘 君 財政課長 茂 木 進 一 君1.
事務局職員出席者 事務局長 山 内 久 志 君 次 長 茂 木 孝 之 君 議会係長 中 澤 寿 江 君 議 会 係 清 水 麻 衣 君 主 事
△開議 午前10時00分開議
○議長(大塚利勝君) おはようございます。議員の出席が定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
△日程第1 続・一般質問
○議長(大塚利勝君) 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。初めに、17番議員 茂原正秀君、ご登壇の上、質問願います。17番。 (17番 茂原正秀君登壇)
◆17番(茂原正秀君) おはようございます。それでは、議長のお許しをいただきましたので、さきに通告しました3件について質問をいたします。 1点目は、道の駅についてでございます。新たな「道の駅」の
整備計画構想を市長は凍結の方向で見直すようですが、見直しの理由についてお聞かせください。 続きまして、2点目は
富岡どんとまつりについてでございます。さきの所信表明で、「現在隔年で行われている
富岡どんとまつりを毎年開催として
中心市街地の活性化をさらに進めるとともに、人を呼び込む祭りの新企画を検討していきます」と市長は述べられましたが、
どんとまつりを毎年開催に変更することでどのように
中心市街地が活性化されるのかお聞かせください。 そして、最後は
都市計画税についてでございます。
都市計画税は、
都市計画区域内の土地や建物に課税されていますが、平成30年度の予算書を見ますとその96%は
公共下水道会計に繰り出されています。しかし、
下水道計画区域は
都市計画区域の20%ほどしかなく、80%の
下水道計画がない地区にお住まいの方にとって、この
都市計画税は不公平感がある税になっているように思われます。そこで、市長にお伺いしますが、
都市計画税に関して疑問と思える現状について市長はどのようにお考えでしょうか。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁のほどどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(大塚利勝君) 市長。 (市長 榎本義法君登壇)
◎市長(榎本義法君) それでは、茂原議員さんのご質問に順を追ってお答え申し上げます。 初めに、「道の駅」につきましてお答えいたします。「道の駅」整備の見直し理由につきましては、6月定例会における所信表明、また一般質問の答弁でも述べさせていただきましたが、改めて申し上げますと、
人口減少時代を迎え、将来市民の負担となる施設はつくってはいけないという強い思いから、場所も含め見直しといった考えに至ったからでございます。具体的には市南部の高瀬地区を計画地としておりましたが、本来「道の駅」は交通量の多い
幹線道路沿いに設置されているケースが多く、計画地は幹線道路に遠く、立地がよいとは言えない状況でございます。また、入り込み客数や
売り上げ目標等、
採算ベースに合うのか
数字的根拠が明確になっていないのが現状でございました。そこで、高瀬地区での「道の駅」の整備につきましては見直しをさせていただいたものでございます。 次に、
富岡どんとまつりにつきましてお答えをいたします。私は、6月
市議会定例会の
市長所信表明の中で
富岡どんとまつりの毎年開催を取り上げさせていただきました。
富岡どんとまつりは、本市の産業、観光振興、周辺地域との交流などのさまざまな要素を含む、市民総参加による一大行事として開催しております。
中心市街地の活性化を進めるためには、ハード面の整備と地域資源を生かしたソフト面を総合的に取り組むことが必要であると考えております。当市の場合は、富岡製糸場の
世界遺産登録にかじを切ったため、
バッファゾーンでございます
中心市街地では大規模な
ハード事業は行わない方針でございます。
富岡どんとまつりの毎年開催による
中心市街地の活性化との質問でございますが、
中心市街地のにぎわいを創出するソフト事業の一つとして
富岡どんとまつりの毎年開催を取り上げさせていただきました。祭りは、地域の高齢者から子供までが一緒に参加できるイベントであり、超高齢社会になり若い人が減っていく社会構造が見えている中で
地域コミュニティーを維持していくには若い人の力が必要になると考えております。祭りをきっかけに地域でのきずなを深め、祭りだけではなく、
地域づくり協議会などにも積極的に参加してもらえる土壌をつくっていただければと考えております。また、祭りはふだん富岡にいない地元出身者が戻ってくるよい機会であるとも思っております。市民に愛される
中心市街地を目指すためにも、市民が優しく包み込まれる空間と時間を創出することが必要でございますので、まさしく
富岡どんとまつりはこれに当てはまるものでございます。なお、今後の
富岡どんとまつりの毎年開催につきましては、現在関係者の皆様と意見交換をさせていただいているところでございます。 次に、
都市計画税につきましてお答えいたします。
都市計画税の現状に対する市長の考えとのご質問でございますが、
都市計画税は
都市計画法に基づいて行う
都市計画事業、または
土地区画整理法に基づいて行う
土地区画整理事業に要する費用に充てるという目的のもとに
市都市計画税条例に基づいて
都市計画区域内の土地または家屋の所有者に課しているものでございます。この税の課税の根拠は、
都市計画事業等の実施に伴う納税者の受益にあるとされております。これは、
都市計画事業等が実施されると一般的に居住環境の改善や土地利用の増進を通じて土地及び家屋の利用価値や地価が上昇し、所有者の利益が増加すると見込まれるからでございます。本市においては、
都市計画税は都市機能を向上させ、生活環境を高めるための事業であります
都市計画道路、都市公園、
公共下水道事業などの財源として充当しておりまして、
公共下水道事業への充当につきましてもその目的達成のために大きく貢献してきたと考えております。いずれにいたしましても、
都市計画税は本市にとりまして貴重な財源であり、必要な事業に対して充当してきたこれまでの使い道に問題はないと考えております。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) ご答弁ありがとうございました。それでは、ここからは一問一答で進めさせていただきます。 前市長さんの時代に「道の駅」の建設計画を決めましたが、そのとき当局は採算のことを全く考えずに高瀬地区の計画を決めたということなのでしょうか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 「道の駅」の設置につきましては、これまでも多くの議員さんから一般質問でご要望をいただき、また過去の懇談会などにおきましても市民の皆様から地域活性化の起爆剤として設置を望む声を聞いてまいりました。これらの意見を踏まえ、「道の駅」の適地を検討する中で
中高瀬観音山遺跡に隣接する
中高瀬地区を選定したわけでございます。選定の理由といたしましては、
富岡インターチェンジに近く、高速道路からの利用者が見込めること、
中高瀬観音山遺跡を整備した上で体験型「道の駅」としての相乗効果が期待できることなど、特色が出せる「道の駅」の整備が可能であり、採算性が見込める適地と判断したものでございます。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 私は、先ほどの市長の第1答弁をお聞きし、強い違和感を持っています。それは、先日行われた
地区別懇談会の資料にもあったことなのですけれども、入り込み客数や
売り上げ目標等、
採算ベースに合うのか、
数字的根拠が明確になっていないという部分です。この「道の駅」の計画は、
中高瀬観音山遺跡歴史公園に隣接してつくることを決めたという段階でどの程度の規模の「道の駅」にするのか、どんな内容の施設にするのか何も決まっておりません。この状況で入り込み客数や
売り上げ目標など予想することは、不可能なのではないでしょうか。「道の駅」を市長さんが見直したいというのは、それは一つの考え方ですので結構ですが、見直しの理由が誰にもわかるはずがない
数字的根拠が明確になっていないからというのは説得力がないと考えます。では、ちょっとお伺いしますが、「道の駅」の採算面の
数字的根拠が明確になっていないのが現状とのことですが、明確にする方法があるのでしょうか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 今期定例会において採算面を含めた事業の方向性を検討するため、「道の駅」調査事業を補正予算として計上させていただきました。この事業の内容につきましては、昨日
佐藤信次議員さんの答弁でも申し上げましたが、市内全域を対象として採算面を念頭にどこの場所で誰がどういった事業内容で運営を行えば施設が継続的に運営できるかを調査、検討するものでございまして、ご質問の採算面の
数字的根拠につきましてもこの調査事業の中で明確にしてまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) そのご答弁についても私は疑問を感じます。
観音山遺跡公園の「道の駅」は、前市長さんのときに多数の議員が設置を求めて、やっと一つの形になった計画なのです。ここまで進むのに何年もかかっているのです。それを説得力が全くないような理由でまた計画を白紙にするというのは、おかしな話なのではないでしょうか。私も個人的には
観音山遺跡の近くよりもまちなかに「道の駅」はつくったほうがいいとは思っています。しかし、なかなかまちなかに適当な場所の確保ができないということもあり、
観音山遺跡の公園整備と一緒につくることにしたのではないでしょうか。
観音山遺跡公園と「道の駅」をセットで整備したら成功するのかしないのかは、私には予想できません。でも、進め方によっては非常に魅力的な「道の駅」になる可能性もあるのですから、いきなりこの「道の駅」計画は中止し、他の場所を再度探すというのは市長さんの選挙公約とすれば整合性はあるのでしょうが、市の事業の進め方としては筋が通っていないのではないでしょうか。ご答弁の中で、市内全域を対象として採算面を念頭にどこの場所で誰がどういった事業内容で運営を行えば施設が継続的に運営できるかを調査、検討すると述べられましたが、これは順番がおかしいと思います。まずは
観音山遺跡公園の「道の駅」計画についてさまざまな角度から調査を行い、ここでの「道の駅」は成功する可能性が高いのか低いのかを見きわめて、それで成功が難しいようなら他の場所を探すべきと私は考えます。 また、先日開催された平成30年度
地区別懇談会において市長みずから「道の駅」整備見直しを説明されていました。その見直しの理由の3つ目に、「道の駅」の黒字経営は困難であるという項目があり、市長は「道の駅」は黒字が1割ほどと述べておられましたが、その1割の根拠をご説明ください。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 昨年度実施いたしました
サウンディング型市場調査のヒアリングの中で、
マーケティングリサーチを行っている
民間事業者から伺ったものでございます。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君)
中高瀬観音山遺跡に隣接する「道の駅」の計画を凍結するためとはいえ、なぜ「道の駅」は黒字が1割ほどという根拠が疑わしいと思われる説明を市長が公式の場で多数の市民に行ったのでしょうか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 先ほど申し上げましたとおり、昨年度実施いたしました
サウンディング型市場調査のヒアリングの中で聞き取りをしたものでございまして、根拠が疑わしいとは考えておりません。
地区別懇談会では、「道の駅」を黒字経営にしていくことは容易ではないということをお伝えするために説明口述に引用させていただきました。1割という数値を殊さら強調するものではございません。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君)
地区別懇談会は11会場で開催され、630人ほどの方が出席されたと聞いています。それだけの多数の方が市長さんから「道の駅」は黒字が1割ほどという説明を聞いたわけですが、これも残念なことと思えてなりません。日本経済新聞やテレビ東京、東洋経済など、多くのマスコミは「道の駅」は3割が赤字、7割が黒字と推計し、報道していますが、市長が述べた黒字1割、つまり9割が赤字という見方は世の中の一般的な考え方とは余りにもかけ離れ過ぎているのではないでしょうか。
観音山遺跡公園の「道の駅」計画を中止するために、一般的には妥当とは考えられないような極端な数字を使ってしまったのかもしれませんが、残念に思います。そこでお伺いしますが、市長はあくまでも「道の駅」は黒字が1割ほどとお考えならば、「道の駅」は経営が難しいので、富岡市は今後一切「道の駅」は整備しないという方向で進めませんと矛盾しているように思いますが、その点について市長のお考えをお聞かせください。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 「道の駅」の整備につきましては、市民の間でも賛否両論あることは事実でございます。また、私といたしましても「道の駅」の有益性を否定しているものではないことはこれまでも再三述べてまいりました。補正予算で「道の駅」調査事業を計上させていただいたのもそのあらわれでございまして、今後しっかりとした検証のもと、「道の駅」の方向性を判断してまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 市長さんの今のご答弁をお聞きしますと、市長さんは何を考えているのか私には理解に苦しんでおります。市民の間でも賛否両論あるという部分、また私といたしましても「道の駅」の有益性を否定しているものではないという部分がありましたが、「道の駅」の経営は困難で、黒字が1割ほどしかないと信じているのなら、富岡市の今後の財政を考えて、新たな「道の駅」はどこにもつくらないと言い切ったほうがよろしいのではないでしょうか。「道の駅」についての市長さんの話は筋がちょっと通っていないというか、矛盾を感じずにはいられません。では、
中高瀬観音山遺跡の「道の駅」は計画を凍結しますが、今後行う「道の駅」調査事業でもしも
中高瀬観音山遺跡に隣接する「道の駅」が採算面で最も適切な立地という結果が出た場合、「道の駅」の整備をどのように進めるのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 事業の可否も含め、
調査検討委員会の結果を踏まえた上で判断してまいります。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 一度中止を決めた
観音山遺跡の「道の駅」がもしかすると復活する可能性も大いにあるように思えるご答弁でしたが、私は大きな違和感を持ちました。先ほど申し上げましたが、まずは現段階では採算が合うのかはっきりしない
観音山遺跡の「道の駅」について詳しく調査することが重要なのではないでしょうか。そして、この「道の駅」が成功の可能性が高いという結果が出たのなら、選挙公約のことなどは忘れてこの計画を進めることが製糸場の入場者数が激減している富岡市にとって必要と思います。製糸場の入場者数が
世界遺産登録直後の年間134万人から大幅に減少し、今年度は50万人を超えるかどうかというところまで減っています。「道の駅」は、その歯どめになる可能性のある施設なのですから、悠長に先送りできるような状況ではありません。市長さんの方針では、
観音山遺跡の「道の駅」は一旦白紙として、再度ゼロから検討するようですが、その方法は時間とお金を無駄に使って結論を先送りするだけのように思えてなりません。この進め方は見直すべきと考えます。では、この件の最後の質問ですが、
中高瀬観音山遺跡と「道の駅」を一体として整備する計画を立てたのに、「道の駅」だけを中止し、
観音山遺跡公園だけを整備しても観光客を呼び込めると市長はお考えなのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君)
中高瀬観音山遺跡公園につきましては、貴重な遺跡の保全と価値の伝承を図りつつ、市民の多様な余暇のニーズと健康増進に対応できる公園をコンセプトに、観光客よりも市民の利用に重きを置いた整備を進めてまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 「道の駅」とセットでつくる公園から「道の駅」がなくなれば、観光客が来るとは思えませんので、市民の利用に重きを置くしかないのでしょうが、今のご答弁を伺いますと将来なぜこんなところにお金をかけて利用者が余りいないような公園をつくったのかという議論が起きてしまうような懸念を感じます。もしも「道の駅」をつくらないのなら、公園は徹底的にお金をかけない公園にしていただきたいと思います。この件につきましては、これで終了いたします。 続きまして、
富岡どんとまつりについてでございます。地域住民の皆さんがお祭りの隔年開催を毎年開催に変えることを決めるというのなら理解できるのですが、市長みずからのご判断で変えることを所信表明で述べて、現在それを進めていることに私は違和感を持っております。そこで、確認させていただきたいのですが、
富岡どんとまつりは市の事業という位置づけで市長はお考えということなのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君)
富岡どんとまつりは、明治100年記念事業の一環として昭和43年に山車まつりとして始まり、その翌年から昭和49年の第7回までは
富岡まつりとして毎年開催しておりました。その後昭和51年の第8回から隔年開催となり、平成12年の第19回から
富岡どんとまつりに名称変更を行いました。ことしの第28回は、明治150年でございますので、ちょうど50年目を迎える節目の開催でございます。
富岡どんとまつりは、市の主催ではございません。祭りの円滑な企画運営や実務に当たるため、
富岡どんとまつり実行委員会で決定するものと考えております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) それでは、基本的なことをお伺いしますが、
富岡どんとまつりは立派な山車が出るお祭りですが、これ地域の神社などとは一切かかわりがないお祭りということなのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 第1回以前は、昭和15年に紀元二千六百年記念祭、昭和21年に新
憲法発布記念祭を行った記録がございます。それ以前の記録はございません。過去27回の
富岡どんとまつりにつきましては、関係はございません。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) この
どんとまつりについて、市長さんがさきの市長選の選挙のチラシや所信表明の中で触れていることに私はちょっと疑問を持っております。市の事業として実施しているイベントでしたら、開催方法について方針を示すのは当然ですが、
どんとまつりは市が毎回1,000万円以上の補助金を出してはいますが、市の事業ではありません。どんと
まつり実行委員会があるのに、なぜ市長のご判断で隔年開催を毎年開催に変更する方針を決めるのか理解に苦しんでおります。また、もう一つ気になるのが
どんとまつりには市の中心部の各地区の山車が多数出ますが、これは元を正せば各地区の神社が関係しているのではないかと思われます。ということは、地域の皆さんの信仰というものが深くかかわっていると思いますので、行政は距離を置くべきであり、そのトップの市長が先頭に立ってかかわろうとするのはちょっといかがなものかと思っております。ところで、ご答弁の中に市民総参加という表現がありましたが、山車の出るまちなかと周辺地域の住民とでは
富岡まつりに対する意識に大きな差があると思いますが、その点について市長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君)
富岡どんとまつりは、各種団体のパレードから始まり、各地区参加の子供みこし、各地区や
市内企業参加のおどり流し、山車と踊りの競演が例年の流れでございます。また、祭り広場では各地区のテント村や地域の郷土芸能、公募市民の
ステージパフォーマンスなどが予定されております。また、市民の方は祭りを見に来て参加しているという意識もございますので、市民総参加の祭りであると認識をしております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 私は、山車が出ない地域の一ノ宮に住んでいます。そこの一住民としての感覚を述べれば、一ノ宮の道祖神祭や貫前神社のご遷宮祭は地元のお祭りという意識が当然ありますが、
富岡どんとまつりに対してはそのような気持ちは正直なところありません。恐らく私だけでなく、一ノ宮の方々の多くは同じ気持ちであり、それは市の周辺部の方々の共通の思いではないでしょうか。では、
どんとまつりが富岡市の産業振興、観光振興につながるというご答弁がありましたが、具体的にどのような点でメリットがあると市長はお考えなのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 毎回開催の
富岡どんとまつりには、市内外から多くの方が
中心市街地にお越しいただいております。その方々が飲食店で食べていただき、商店で買い物をしていただいております。また、祭りに参加されます方々の地元での消費も考えますと、大いにメリットがあると考えております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君)
富岡まつりには現在2年に1度の開催で1,000万円以上の予算が市から出ていますが、隔年が毎年になると市は
中心市街地活性化のために毎年1,000万円以上の予算をかけるということでよろしいのでしょうか。市長にお答えをお願いいたします。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 先ほどお答えしたとおり、今後の
富岡どんとまつりの毎年開催につきましては現在関係者の皆様と意見交換をさせていただいているところでございますので、決定しているわけではございません。予算も含むさまざまなことにつきましては、意見交換の中から出てくるものと思っております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) ということは、意見交換の中で強い要望が出れば毎年開催で毎年1,000万円以上の予算を回す可能性があるということでよろしいのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 毎年開催に係る予算につきましては、資金的な部分や役員の方々の負担もございますので、祭りのやり方や考え方で解決できることはないのか、こういったことも含めて意見交換をさせていただいているところでございます。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君)
中心市街地は、富岡駅駅舎、市役所庁舎、商工会館など、有名建築家設計の際立ったデザインの建物が建ち並び、さらに富岡倉庫も新たな観光施設となるなど、ハード面の活性化が進んでいます。
中心市街地のさらなる活性化のために
富岡まつりを毎年開催にするよりも、活力が低下している周辺地域のほうの対策を優先すべきかと思いますが、その点につきまして市長のお考えをお聞かせください。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 現在毎年開催について意見交換をさせていただいているところでございます。現時点ではそこまでの段階に至っておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 開催についての意見交換をしているところと市長はおっしゃられますが、毎年開催は市長のほうから話を投げかけて進めようとしているのですから、その段階ではないというのはおかしいように思います。人口減少の進み方が激しい周辺地域の方々からすれば、
世界遺産登録で大きなメリットがあった
中心市街地ばかりにお金は使わないでほしいという思いもあるはずですが、
富岡どんとまつりは市民総参加の祭りと当局は認識しているのなら、そうした周辺地域の方々にも毎年開催についてご意見を伺ってくださるのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君)
富岡どんとまつりの毎年開催につきましては、周辺地域の方々からもご意見をいただきたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 毎年開催について、関係者と意見交換をしているとのことですが、それはどのような方々なのでしょうか。市長にお答えをお願いいたします。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 関係者につきましては、
富岡どんとまつり実行委員会役員及び役員の所属団体の方々でございます。この意見交換会の出席依頼につきましては、祭りの事務局でございます観光協会にお願いし、お声かけをしていただきました。当日の出席者でございますが、区長会、富岡商工会議所、妙義商工会などの10団体から36名の方々にお越しをいただきました。そのほかにも各種団体の方々と機会があるごとに意見交換をさせていただいております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) その36名の方々からご意見を伺ったのはいつでしょうか。また、市長の公務として行った意見交換会がほかにもあるのならば、その全ての日にちを教えてください。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 機会あるごとに意見交換をさせていただいておりますが、意見交換会としては6月11日の1回でございます。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) ということは、5月31日の6月定例会初日に「現在隔年で行われている
富岡どんとまつりを毎年開催として
中心市街地の活性化を進めるとともに、人を呼び込む祭りの新企画を検討していきます」と毎年開催の方針を述べた時点では市民の方々から正式に意見を伺っていないということですね。よくわかりました。 では最後に、この件についての私の考えを述べさせていただきます。市長さんが所信表明で
どんとまつりの毎年開催の方針を示されてから、私はそのことについて多くのご意見をメールや手紙でいただいています。その全ては、毎年開催には反対する疑問のご意見でした。もちろん毎年開催に賛成の方は多数いるのでしょうが、私に意見を送ってくださった方は反対の方が多かったという意味です。具体的な内容ですけれども、お金のことや時間を工面することが大変なので、現状の隔年開催でやってほしいというご意見が多かったです。また、山車の地元としてお祭りに参加する子供さんのお母さん方からも毎年開催になるとお金や練習の負担が大き過ぎて困るというお手紙もいただきました。地域の大きなイベントですので、なかなか反対の声を上げることができず、その思いを伝えてくださったのでしょうが、ぜひそうした意見も表に出ないところにはたくさんあることを知っていただきたいと思います。
富岡まつりは今は隔年開催ですが、大いに盛り上がっていますので、このままでよろしいのではないかと私は思っております。もしも毎年開催に変更して、1回当たりの市の補助金を半分にするようなことになったら、逆にお祭りに勢いがなくなってしまう可能性もあるのではないでしょうか。また、市の周辺部の地区にお住まいの方々からは、もっと周辺部のことも考えてほしいというご意見も出るように思いますので、現状のままの隔年開催で
富岡どんとまつりは行うべきと私は考えます。以上でこの件の質問は終了いたします。 では最後に、
都市計画税についてですが、
都市計画区域の中には同じように
都市計画税を負担しながら下水道と都市ガスの両方が利用できる地区がある一方、その両方が使えない地区もありますが、この点について当局はどうお考えでしょうか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君)
都市計画事業には都市機能の向上と住環境の改善という大きな目的がございます。この目的のもとに整備してまいりました都市計画施設には、下水道以外にも
都市計画道路や北部運動公園などがあり、
都市計画区域の内外を問わず、広く市民に利用され、市民生活の向上に大きく貢献しているところでございます。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 私の質問に対してはっきりと答えていただけませんでしたが、それは市当局とすれば触れてほしくないポイントということなのでしょうか。でも、
都市計画税を納めていながら、下水道も都市ガスも使えない方々は皆さん疑問に思っているでしょうし、私も非常におかしなことと感じています。では、現在の
都市計画区域についてなぜこの地区は
都市計画区域なのか、区域外なのかを明確に説明できる根拠というものを市当局はお持ちなのでしょうか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君)
都市計画区域は、一体的な都市として総合的に整備、開発及び保全する必要がある区域を群馬県が指定しております。具体的には土地利用の状況及び見通し、地形等の自然的条件、通勤、通学の状況、主要な交通施設の設置状況、社会的、経済的一体性等から総合的に判断し、都市計画を一つの単位として策定する必要がある区域を指定しています。なお、県が
都市計画区域を指定する場合には関係市町村及び県都市計画審議会の意見を聞くとともに、国土交通大臣に協議し、その同意を得る必要があるとされております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) 現在の
都市計画区域は、指定されてから50年ほどたつようですが、半世紀の間に富岡市の市街地は大きくさま変わりしたと思われます。よって、私は
都市計画区域を見直すべき時期になったのではないかと考えておりますが、当局のお考えをお聞かせください。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 現在の
都市計画区域は、昭和44年に決定されたものが現在に至っております。この間区域内においては、用途地域の指定、建蔽率及び容積率の指定、建築確認申請などの法的規制により土地利用と建築物の誘導を図るとともに、道路、公園、下水道などの都市計画施設を計画的に整備することで災害に強い良好な住環境の形成と無秩序な開発を防止してまいりました。このことは、
都市計画区域指定の大きな効果であると認識をしております。
都市計画区域の見直しにつきましては、今後の人口減少と高齢社会を見据え、地域のまとまりをどう維持していくのか、県の方針も勘案し、望ましい区域のあり方を検討してまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君)
都市計画区域内で下水道と都市ガスが使えるところに住んでいる方と、
都市計画区域内で下水道も都市ガスも両方使えないところに住んでいる方がただ
都市計画区域内に住んでいるという理由だけで
都市計画税が一律に課税されている現状には、大きな不公平が存在するように私には思えてなりません。この不公平感をなくすには、下水道と都市ガスが使えるところの人は現在の0.2%、どちらか1つ使えるところの人は0.1%、両方使えない人は
都市計画税の課税なしにすべきではないかと考えています。でも、そのような方法は余り例がなさそうですので、いっそのこと
都市計画税を一度全廃するのも一つの方法ではないでしょうか。実は課税の公平性などの観点を踏まえ、
都市計画税を廃止する市町村が近年ふえています。富岡市も市民にとって不要な事業を削減するなどの行政改革を進めて、
都市計画税を廃止すれば負担に苦しむ市民にとって大きなメリットがあると思われますが、市長は
都市計画税を廃止するお考えはお持ちでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君)
都市計画税は、地域の実情に応じて市町村の自主的な判断により課税できる法定外目的税であり、自主財源の確保という観点からも地方分権の趣旨に沿った税であると認識しております。その使い道については、明確に法律に規定されており、これまで
都市計画道路、都市公園、
公共下水道事業、
土地区画整理事業などの財源としてきたところでございます。今後の都市計画施設の整備や更新による財政需要を考えますと貴重な自主財源でございますので、
都市計画税の廃止という考えはございません。
○議長(大塚利勝君) 17番。
◆17番(茂原正秀君) ただいま市長さんは、貴重な自主財源でございますので、
都市計画税の廃止という考えはございませんと断言されましたが、住みたいまちナンバーワンを公約にして市長さんになられたのですから、もっと市民目線で物事を考えていただきたいと思います。現在高齢化が進み、退職されて年金で生活している市民の方々はふえています。そうした方々にとって
都市計画税の負担はとても重いのではないでしょうか。さらに、近年富岡市の事業を見ていますと当初の建設費が50%以上も膨れ上がったこの新庁舎の建設やきらびやかな商工会議所の新商工会館への建設補助金8,500万円、製糸場の映画制作にもそれに近い金額を出すなど、余りにも市民の暮らしとは関係のない事業に対し多額の出費をしているように思えてなりません。そのような無駄と思えるような出費を削減すれば、
都市計画税を取らなくても市の財政は十分にやっていけるはずです。群馬県内の35市町村の中で
都市計画税を取っていない市町村は約半分、17もあるのです。住みたいまちナンバーワンを目指すのなら、まずは不公平感が強く、一部の市民に負担を強いるような
都市計画税を廃止することから始めるべきと考えます。 以上で私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。
○議長(大塚利勝君) 17番 茂原議員の質問を終了いたしました。
△休憩 午前10時43分休憩
○議長(大塚利勝君) ここで休憩いたします。
△再開 午前10時54分再開
○議長(大塚利勝君) 再開します。
△続・一般質問
○議長(大塚利勝君) 10番議員 宮澤展彦君、ご登壇の上、ご質問願います。10番。 (10番 宮澤展彦君登壇)
◆10番(宮澤展彦君) それでは、議長のお許しを得ましたので、さきに通告してある3点について質問をいたします。 まず1点目、地方創生と地域活性化策についてをお伺いいたします。アベノミクスの3本の矢が放たれてから早いもので6年余りが経過しようとしています。安倍首相も再選を果たしまして、新しい施策をまた打ち出しながら、国のかじ取りを進めていくのだというふうに思います。これまでも国は地方経済の再生に心血を注ぎ、3本の矢を強化しながら東京都一極集中から地方に強い経済基盤の強化を進め、日本全土における経済の均一活動を目的とする地方分散型経済を図ろうとしています。そうした中で地方経済の活性化とともに地方創生をどのように進めていくのか、国も必死に模索しているところであります。そこで、市長にお伺いいたします。地方創生と地域経済の活性化策について市長はどのようなお考えをお持ちなのかお聞きいたします。また、関連して
中心市街地活性化事業や富岡ブランド発信のためのトップセールスについてどのようなお考えかをお聞きしたいと思います。 2点目、災害対策についてお伺いいたします。この7月の西日本豪雨災害や8月に台風20号、続いて21号が日本に襲来し、想定外の豪雨で災害を引き起こし、国民の人命や財産が奪われる悲しい出来事がありました。不幸にも災害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げたいと思います。そのような中、思い起こせば本市でも平成19年の台風9号の襲来による災害の大きな爪跡は決して忘れることができません。そこでお聞きします。そのときの台風9号の災害はどの程度のものだったのかを再度お聞かせ願いたいと思います。 3点目、福祉センターの建設についてお伺いいたします。若い人たちの子育て支援や障害をお持ちの方の相談、介護や社会福祉事業で多岐にわたる事業を展開する上で大変重要な拠点である総合福祉センターの建設についてお伺いをいたします。具体的にどのような手順で、どのような内容の福祉センターをいつごろまでに建設するのかをお聞きしたいと思います。 壇上からの質問は以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(大塚利勝君) 市長。 (市長 榎本義法君登壇)
◎市長(榎本義法君) それでは、宮澤議員さんのご質問に順を追ってお答え申し上げます。 初めに、地方創生と地域経済の活性化策につきましてお答えいたします。1点目の地方創生と地域経済の活性化策をどのように考えているかについてでございますが、地域経済の活性化や今後の地域づくりの担い手として定住人口はとても重要であり、国全体で人口減少社会へと向かう中におきまして人口減少による国内需要の減少や深刻な人手不足は地域経済の抱える大きな課題となっているところでございます。人口減少への対策は、今後一層重要になることから、これまで以上に切れ目のない施策をしっかりと実施していく必要があると考えているところでございます。地場産業の育成はもとより、新たな価値の創造に取り組むことは重要であります。持続的に
地域コミュニティーなどの社会的活力と地域経済の成長を維持するため、常に新しい価値づくりに取り組むことが重要であり、それは本市における就業機会の創出や起業、創業など新産業へ発展させるとともに、富岡の暮らしやすさを積極的に情報発信することで本市への移住、定住促進による人口の流入を図りたいと考えております。また、地域の稼ぐ力を向上させるために、さまざまな連携を図りながら地域経済全体の活性化につながる観光戦略を実施する専門組織として富岡版DMOを確立し、観光地域づくりを推進してまいりたいと考えておりまして、市民の皆様が本市の持つ価値を再認識し、郷土愛や誇りへと発展させ、本市の価値を次世代に継承する活動を推進するとともに、その価値を社会に広く伝え、本市への集客力を高め、来訪者の増加による地域経済の活性化につなげるために来訪者の滞在時間の延長、消費拡大、リピーター増に直結するような施策を推進してまいりたいと考えております。 次に、2点目のトップセールスについてどのような考えがあるかについてでございますが、市長は富岡ブランドのトップセールスマンであり、魅力あふれるまちを実現するために本市の農産物を初め、地元優良企業製品のセールスの先頭に立って富岡ブランドを全力でPRを行い、富岡ブランドが飛躍することにより地元中小企業や
中心市街地の活性化が図られるものと考えております。また、本市の持つさまざまな可能性を一つ一つ掘り起こし、磨き、育み、徹底したセールスにより観光客の増加、企業誘致による地域産業のさらなる振興と雇用創出を推進し、まちににぎわいと活気を呼び起こし、子供から高齢者まで市民の皆様が夢や生きがい、そして希望を持ち、元気で暮らせるまち、住みたいまちナンバーワン富岡の実現を目指し、取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 次に、災害対策につきましてお答えいたします。ことしの夏は多くの台風が発生し、日本各地で被害が後を絶たない状況が続いております。このような中、災害からの被害を軽減し、市民の安全、安心を守り抜くためには、過去の災害の教訓を生かし、平素より備えを充実強化することが重要であると考えておるところでございます。 なお、宮澤議員さんからご質問をいただきました平成19年台風第9号の災害の状況につきましては、実務的な内容となりますことから、危機管理監から申し上げます。 次に、福祉センターの建設につきましてお答えをいたします。お尋ねの総合福祉センター建設の手順や内容についてでございますが、設置については今年度中に新設による整備、または市内公共施設の統廃合による再利用のどちらか最終的な結論を出せるよう進めております。内容につきましては、将来的に保健、福祉関係施設を集約するとともに、可能であれば他の機能の併設も検討し、子育てや高齢者、障害者支援等、市民にとって利便性の高い施設の整備を進めることが市民福祉の向上につながるものと考えております。総合的な健康づくり、切れ目のない子育て支援サービスの向上を目指した子供から高齢者までが安心して集える施設として、早期実現に向け、現在施設の規模や機能、設備などを検討し、具体的な手順や建設時期がお示しできるよう進めておるところでございます。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。
○議長(大塚利勝君) 危機管理監。
◎危機管理監(中嶋一雄君) 命によりまして、宮澤議員さんの災害対策についての平成19年台風第9号の災害の状況につきましてお答え申し上げます。 この台風は、平成19年9月5日、6日の2日間を中心に本市に大きな被害をもたらしたものでございます。高田川におきましては9月5日、また鏑川におきましては9月6日に、現在まで記録の残っている範囲でございますが、最高水位を記録してございます。市では、5日の午後7時53分に災害対策本部を設置するとともに、同日午後9時45分に予備動員体制をとり、翌6日の午後5時に1号動員体制に移り、災害対応に当たりました。また、5日から7日にかけまして191名、82世帯の方々に避難勧告を発令し、避難者総数は最大時で302名、118世帯でございました。この台風による被害でございますが、人的被害といたしましては軽傷者1名、物的被害といたしましては全壊1棟、一部損壊7棟、床上浸水23棟、床下浸水90棟、家屋への土砂流入22棟、土砂崩れ72カ所、市道通行どめ47カ所となっており、被害総額は約11億4,277万円に及んでおります。 以上、第1質問の答弁とさせていただきます。
○議長(大塚利勝君) 10番。
◆10番(宮澤展彦君) では、これから一問一答で、まず地方創生と地域経済の活性化策についてをお伺いいたします。 地域経済の活性化には、今言われたように定住人口の増加はどこの自治体も考えていることだというふうに思います。人口が少ないから経済の活性化は難しいということなのでしょうか。お聞きいたします。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 定住人口の増加につきましては、出生数と死亡数の動きをあらわす自然動態、転入数と転出数の動きをあらわす社会動態、1人の女性が一生のうちに産む子供の数である合計特殊出生率がございますが、いずれも人口を減少させる数値となっており、全国の地方都市におきましても同様に人口減少社会が進む中で定住人口の増加は極めて困難であると考えております。そのような中で、経済の活性化につきましては観光振興による観光客の増加、産業、文化振興による通勤、買い物、文化鑑賞で訪れる人々の増加を図るなど、交流人口を増加させることにより地域の活力を高めてまいりたいと考えております。また、ふるさと納税の寄附者など、地域や地域の人々と多様にかかわる人々である関係人口にも着目し、市外から交流や継続的なつながりを持つ機会を提供するきっかけづくりに努めてまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 10番。
◆10番(宮澤展彦君) 人口減少が大変なことになっているのですけれども、国では中心市と、それから近隣市町村が互いに連携、協力して圏域全体の活性化を図ることにより地方圏での人口定住を促進するという目的がある定住自立圏構想があるのですけれども、富岡市としては定住自立圏構想に取り組むつもりはあるかお聞きいたします。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 本市は、中心地となる要件を満たしておりますので、定住自立圏構想の確立を目指しているところでございます。現在医療、産業振興、地域公共交通など庁内調整を図っているところでございまして、国の財政措置を活用し、地域住民の生命と暮らしを守るため、圏域全体で必要な生活機能を確保し、人口定住を促進してまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 10番。
◆10番(宮澤展彦君) 定住自立を進めるということは、定住人口を富岡市が中心となって近隣の市町村と関係を深めながら人口をふやしていこうという目的があると思います。そうした中で病院を核として定住自立を進めていけば、やがて……たしか増田レポートってありましたよね。消滅都市がそこらじゅうで甘楽町も下仁田も南牧も当然そうですけれども、安中市までが2040年には消滅都市に入ってくるということになっています。そうした中で富岡市だけは消滅都市から抜け出すことができるということの中で、5万都市が中心となって定住自立圏を進めてほしいということが国の考え方だと思います。そういうことにのっとって、定住自立もぜひ進めていっていただきたいというふうに思います。 また、今言われた、新たな価値の創造ということに取り組むことが重要ですと言われました。もう少し具体的にお聞かせ願いたいと思います。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 本市には、当時の最先端技術を結集し建設された富岡製糸場とこれまで長年にわたり絹産業を支え続けてきたように、歴史、文化、伝統が現在まで引き継がれ、さまざまな産業の振興が図られております。持続可能なまちづくりを実践するためには
地域コミュニティーを基礎とする社会的活力と地域資源を生かした産業振興による本市ならではの魅力や価値をつくり出すことが必要であります。本市ならではの富岡ブランドの確立もその一例であり、このまちの持つ魅力、資源を最大限に活用し、全ての市民が住みやすく、そして住み続けたいと思える、ひときわ輝くまちづくりに向けて新たな価値の創造を重点施策に掲げ、推進してまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 10番。
◆10番(宮澤展彦君) 新たな価値の創造を見つけながら、地方創生を進めていく、そういうことだと思いますけれども、地方創生を推進する上で地域経済の発展と観光振興は密接なつながりがあると思います。地方創生を促進するための情報を提供することを目的としたリーサス、地域経済分析システムを活用することにより、観光客の動きを可視化するなど、そのデータを取得し、検証、分析する中でどこを、誰をターゲットにすべきか、目指す方向性が見えてくると思います。その結果、観光産業が活性化し、観光振興に大きく寄与するというふうに思います。 観光地域づくりを推進するということなのでしょうけれども、少しリーサスの話をさせていただきたいと思います。リーサスは、内閣府のまち・ひと・しごと創生本部が今地域経済の分析をするためにいろんなビッグデータを1つに集めて、リーサスの中で検証できるということをやっています。そのリーサスの中に実は観光マップというのがあるのです。観光マップをきょうも見ましたが、平成29年は軽井沢に790万人のお客様が見えています。その790万人のお客はどこから来ているかというと、大体3分の1は長野県、そしてほかは関東圏、東京、埼玉、群馬もそうですけれども、東京、埼玉、群馬、それから横浜、神奈川ですね、それと千葉、そういったところからお客さんが半分以上見えているわけです。そうすると500万人以上の人がここのところを行き来しているのです。高速を使って行き来しているお客さんが多いということがリーサスでもよくわかります。 そういった中で、やはり「道の駅」をつくろうというのは高速から道を引き入れて、そして国からもらった創生資金の55%を国から出してもらって、45%は民間活用でまずつくると。そして、それをPPPでつくりながら民間の活力を入れて「道の駅」をつくるということだったのです。その「道の駅」にどの程度のお客が入ってくれるかということを、高速から引き入れて何人の人たちが大体寄っていただけるかという、そうした調査をするということがこの前の国から富岡市に与えられた1,900万円の調査費だったのです。残念ながらその調査費は国のほうにお断りして返してしまったので、そこでまた新たに500万の調査費をつけて検証するというのは大変おかしな話だと私は思うのです。その1,900万でつくる、つくらないではないのです。検証する検査費用でしょう。検査というか、調査費用です。調査費用だったのだけれども、何で返してしまったのか私にはわからないのですけれども、そういうことがあったということは事実であります。そして、富岡の「道の駅」は普通の「道の駅」をつくるのでは国の創生本部からは金も入りませんから、一ひねりするには民間活力を入れてどういったものをつくるかということを検証する、そしてそういうものをつくりながら、富岡市からはお金を出さない。それが失敗しても、失敗しなくても民間の責任なのです。ですから、ある程度そういうことも含めながら進めていこうということがあった。ただ、物をつくって監査をするというか、いろんな業者とか、それから普通の富岡の人たちが作物をつくってそこへ売る、そういったときには富岡市でしっかりと検証していくということをやっていくのだと。そういう「道の駅」で、そして隣接に
観音山遺跡あったから、それをうまくコラボレートしながら「道の駅」をつくろうということが「道の駅」をつくるということの目的だったということでありました。そこで、観光地域づくりを推進するということですけれども、このことについてどのようにお考えかお聞かせください。
◆12番(壁田賢二君) ふるさと納税者をターゲットに、今各自治体ではさまざまな知恵を絞って関係人口をふやす施策を考えて、我が地域へと取り込もうとしております。今市長公室長のほうから答弁されていましたけれども、富岡市のふるさと納税者は1,923名、件数については2,675件ということであります。このように多くの方が富岡市のふるさと納税を利用されておるわけであります。返礼品のほかに本市をアピールするようなパンフレットなどを入れているのかお聞かせ願います。
○議長(大塚利勝君) 市長公室長。
◎市長公室長(飯塚幸一郎君) 返礼品の発送につきましては、現在各事業者が行っておりますので、本市をアピールするようなパンフレットなどは同封しておりませんが、自社製品のパンフレット等を返礼に同封し、発送する取り組みは行っているようでございます。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) 自分のところの商品のパンフレットは入れているということでありますけれども、富岡市のふるさと納税者に富岡の魅力をアピールするパンフレットの同封をしっかりと考えていってもらいたいと思います。またちょっと違う考え方ですが、妙義地域を例に言うのであれば、都会では体感できない取り組みを妙義地域では行っております。その取り組みは、星空コンサート、星空観察会、そしてその場で行っているイルミネーション、またボランティア活動としてアジサイの植樹などが本年も行われる予定となっております。また、富岡製糸場においては春、夏のライトアップがされております。また、本年は2年に1度の
どんとまつりもございます。このような市内のイベント案内を返礼品に入れることを提案いたしますが、市のお考えをお示しください。
○議長(大塚利勝君) 市長公室長。
◎市長公室長(飯塚幸一郎君) 返礼品に同封いたしますと、各事業者の協力が必要となりますので、返礼品とは別に本市から寄附者全員に発送するお礼状や寄附金受領証明書、こちらにアピールするパンフレットや各種イベントの案内を同封することを検討させていただきたいと思います。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) ぜひとも早期の検討と対処をお願いいたします。 この件でもう一点、富岡を回遊してもらうような返礼品商品として富岡市の公共施設の年間パスポートなどを考えたらどうかと思っておりますが、市のお考えをお聞かせください。
○議長(大塚利勝君) 市長公室長。
◎市長公室長(飯塚幸一郎君) 現在ふるさと納税寄附者に対しましては、寄附を契機に富岡市に来ていただくことを目的に富岡製糸場と市立美術博物館の招待券各2枚を差し上げております。公共施設の年間パスポートを発行した場合の管理面や発行に対する費用対効果などをさまざまな観点から検討させていただきたいと思っております。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) では、都市部にない移住体験ツアーの商品開発をされてはどうか、お考えをお聞かせ願います。
○議長(大塚利勝君) 市長公室長。
◎市長公室長(飯塚幸一郎君) 現在本市では、先ほど総務部長も答弁しましたが、リノベーションまちづくり事業を推進しております。まちなかの空き家を改修して、年内にもまちやどとして生まれ変わる予定となっておりますので、宿泊をしていただきながら本市の魅力を存分に体感していただくなど、将来的に移住体験ツアーにつながるような取り組みになればと思っております。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) ぜひともよろしくお願いします。現在富岡製糸場と市立美術館の招待券を2枚差し上げているとご答弁をいただきました。先ほど言いました年間パスポートもちょっと検討していただいて、もう一点、年間パスポートがだめであれば市内の回遊券、今市長公室長が言われた富岡製糸場と美術館の券は2枚発送していますけれども、回遊性を含め、妙義のふるさと美術館だとか温泉の回遊券も一緒につけたらどうかと思いますので、その辺のこともひとつ考えていただければと思っております。また、都会では体験できないこのような取り組み、富岡の魅力をホームページの1面で発信して、富岡市のにぎわいを創出し、移住はできないが、富岡で何かをしてみようという関係人口の推進をよろしくお願いいたします。 次に、通学路の安全対策と子供の健康を守れで幾つか質問させていただきます。ご答弁でブロック塀の調査を6月に実施し、該当の3校は対応され、7月に各学校から報告があったのが129カ所、そして今後危険と判断された箇所は所有者に協力を求め、必要に応じて通学路の変更を考えているとございました。危険箇所の調査では、通学路以外、市内全域を調査されたのか、またこの129カ所の所有者は民地ということでいいのかお聞かせ願います。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 今回の調査は通学路を対象に実施したもので、市内全域を調査したものでございません。なお、危険箇所として報告のあった129カ所は全て通学路沿いの民地に設置されたものでございます。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) できれば市内全体を……富岡の市民、そして子供たちのことを考えると市内全体の調査をするべきと考えておりますけれども、その辺の考えがあるかないか、ちょっとお聞かせください。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) ブロック塀につきましては、そのほとんどが民地にあり、個人のものとなっていることから、所有者に維持保全の義務がありますので、市が市内全域のブロック塀を調査し、その結果に対応することは難しいと考えております。なお、市では8月の「広報とみおか」でブロック塀の点検のチェックポイントを掲載し、民地にあるブロック塀の点検をお願いしております。ブロック塀の施工業者や個人でも簡単にチェックすることができますので、まずはブロック塀の点検を行うとともに、安全確保についての理解を深めていただきたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) では、この民地129カ所の危険箇所があるということでありますけれども、危険箇所の除去や整備をお願いに回り対処されるのか、どのような方向でされるのかお聞かせ願います。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 調査時に所有者に対して調査状況を説明し、安全確保、維持保全のお願いをしております。しかしながら、ブロック塀は個人の所有物であることから、除却をお願いするまでは難しいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) この件で、渋川市では10月から個人を対象に除去費を最大15万円補助することを目的に補正予算として275万円計上し、9月の定例会に提出すると聞いております。市内のお年寄り、子供たち、そういうことの安全を考え、早急な対応をしていただくため、このような渋川での取り組み、ほかの市町村でも行っているところがございますけれども、除去や新設するものに対して補助をされてはどうかお聞かせ願います。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 危険と思われるブロック塀の減少を図るために、除却や除却をして新設する場合の補助制度の創設は一定の効果が期待できるものと考えております。しかしながら、ブロック塀の中には基準に適合していないものも多く見受けられ、不適合のブロック塀の除却に対して公費を投入することに慎重かつ消極的な自治体も多いようでございます。本市でも現時点で補助制度を創設する考えはございませんが、今後周辺自治体の動向を見ながら適切に対応してまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) 私も市民の皆様の何人かからブロック塀の件で意見を伺っております。大阪での事件、ブロック塀で押し潰され女の子が亡くなられたということで、ほかの市で補助が出ているところがあると、少しでも補助が出ていればうちの塀も直したいというような意見も伺っておりますので、しっかりとその辺のことも聞いておいてもらいたいと思います。では、この129カ所が危険箇所とされておりますけれども、最も危険な重要箇所は市内何カ所あるのかお聞かせ願います。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 129カ所の内訳でございますが、ブロック塀が84カ所、その他につきましては石積みの塀や屋根の劣化、樹木の繁茂などでございました。84カ所のブロック塀は、全て基準に適合していないため、危険と判断されました。調査には独自の点検表を使用し、高さ、控え壁の有無などの基本性能や外観の劣化度をもとに採点で評価いたしました。その結果、特に危険と言えるブロック塀は52カ所でございました。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) 子供が通う通学路の安全確保はしっかりと取り組んでいかないといけないと思っております。今
都市建設部長のほうから話がありました。特に危険な箇所が52カ所ということであります。その中でもしっかりと優先順位をつけて除去や新設に対して補助を幾ら出すのだかわかりませんけれども、補助をすれば直すという方もおられますので、しっかりとその辺の対処をしていくことをお願いしておきます。 では、ランドセルの重量についてでありますけれども、各学校において各教室の一角に児童生徒一人一人の個人スペースを確保し、家庭学習で使用しない教科書や音楽、書道の道具などを置けるよう配慮しているとの教育長のご答弁をいただきました。これは、公明新聞なのでありますけれども、参議院議員の佐々木さやか議員が文科省のほうにこうお願いをしました。佐々木議員が聞いたのは、子供、生徒、児童、保護者から上がっている、このようなランドセルが重いということを受けて、文科省にお願いしたところ、文科省は今月9月の6日に全国の教育委員会などに対し、一部の教材を教室に置いて帰る、いわゆる置き勉、これを認めることなど、対策を検討するよう通知を出したということであります。また、先ほど私が壇上から言いましたけれども、大正大学の人間学部、白土健教授の話も先ほどさせていただきました。1年生の女の子で9.7キロです。1年生の体重は大体20キロ前後です。そうすると、自分の体重の約半分をランドセル肩にしょって2キロも3キロも歩くわけです。そういうことを考えると、本当に子供たちの健康は守られるのか、こういう心配がされて、佐々木さやか議員が文科省のほうにお願いして、何とかできないかということをして、こういう結果になったわけでございます。教育長、自分も体感していただいて、自分の半分のものを担いで2キロ、3キロ歩いてください。子供の気持ちがわかると思います。しっかりと体感をしていただいて、各学校にもっときめ細やかな対処をしていくことをお願いして、この質問は終わらさせていただきます。 次に、ICT教育についてお伺いをいたします。西中でのICT教育の検証が進んでいることを先日視察をさせていただきました。西中の校長を初め、関係職員の説明をいただき、ありがとうございました。また、勉強時間中にもお邪魔させていただきました。まことにありがとうございました。ご答弁で今後の計画は11月19日に西中学校でタブレットの授業を公開し、近隣の学校に成果を周知し、この成果をもとに来年度以降、市内全中学校にタブレットを配備してまいりたいとのご答弁をいただきました。文科省では、教師のICT活用指導力の改善の指標を出されております。そこでお伺いいたします。教える立場である教師への講習会を早期に行うべきと考えますが、ご答弁のほどよろしくお願いします。
○議長(大塚利勝君) 教育長。
◎教育長(横田公男君) 教師のICT活用指導力の向上は喫緊の課題であると思い、計画的に取り組んでいく必要があると考えております。タブレット等の技術的な活用方法につきましては、導入前に業者や専門家による講習会を開催し、対応してまいります。また、各小中学校では校内研修の一環としてICT教育を計画的に位置づけ、指導力の向上を図ってまいりたいと考えています。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) 大人が急にタブレットを、教師が使っていると思うのですけれども、使いなれないものでありますから、まず動かす人間が知らない限り動かせません。ですので、しっかりと教師にそういう講習などを受けさせていただいて、早期の対応をよろしくお願いします。では、来年度以降、市内中学校にタブレットを配備してまいりたいとのご答弁をいただきました。文科省の指標に、普通教室の無線LANの整備や学習用パソコンを3クラスに1クラス分程度の整備などを挙げております。来年度以降に全中学校に配備していきたいとのご答弁でありますけれども、西中のICTの活用した授業を私は拝見いたしますと、一日も早く同じ環境を市内全小学校、また中学校につくっていかなければならないと実感をしたところであります。市長のお考えをお願いします。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 文科省のICT環境整備計画の方向性を考慮しながら、まずは市内全中学校に、その後全小学校へと段階的に充実を図ってまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 12番。
◆12番(壁田賢二君) ぜひとも素早い対応をよろしくお願いします。というのは、子供たちがこれから社会で働くのは10年後、20年後、30年後になっていくかと思っております。10年、20年、30年先にはもう必ずと言っていいほどICT教育、ICTが使われる社会になっております。また、その先のAI、人工知能の時代となっていくことは絶対間違いないことでありますので、そういうことができるような小学校、中学校の環境をつくっていただいて、市長、教育長、よろしくお願いいたします。1点だけ、今AIの教育のことで言いましたけれども、文科省の教育用コンテンツで授業で使えるスリーD画像や動画など、教育用のコンテンツが開発されております。インターネットで提供しているようでありますので、授業で活用できればと参考までに話をさせていただきます。 次に、ヘルプマークとカードについてお伺いいたします。この件で同様のマタニティマークのご説明を健康福祉部長のほうからいただきました。妊娠期から切れ目のない支援の一環として妊婦の届け時に全員にマタニティマークが入ったシール、ステッカー、バッグなどにつけるキーホルダー、車に張りつけるマグネットの3種類を配布していると詳細にご説明をいただきました。同様にヘルプマークがございます。目に見えない障害者の方たちのためのヘルプマークでございます。援助や配慮が必要な方々が周囲の方に配慮を必要としていることを知らせ、援助が得やすくするためのヘルプマークでございます。また、カードでございます。市長から導入に向けて広報やホームページなどで周知を図っていくとの、導入するとのご答弁をいただきました。早期の導入に向けて事務手続や要綱などをしっかりと準備をしていただきながらお願いし、私の一般質問を閉じます。どうもありがとうございました。
○議長(大塚利勝君) 以上で12番 壁田議員の質問を終了いたしました。 次に、6番議員 横尾秀光君、ご登壇の上、ご質問願います。6番。 (6番 横尾秀光君登壇)
◆6番(横尾秀光君) ただいま議長からのお許しをいただきましたので、私は2件について一般質問をさせていただきます。 1点目の花のあるまち富岡について。昨年春に花と緑のぐんまづくりフェスティバルが開催され、まちなかや上州富岡駅前広場に花壇があり、市民や観光客の目を癒やしてくれたと思います。森林組合でつくった木のプランターにそれぞれのお宅や店先できれいに植栽されてある光景を目にしますが、全然管理されていないプランターをまちのあちらこちらで目にすることがあります。このようなプランターが観光客や市民の目にどう映っているのか気になってしまいます。7月に行政視察で伺った北海道北斗市では、函館北斗駅の駅前に常設の色鮮やかな花壇がありました。また、視察先からの移動中の街角でも色鮮やかな花が出迎えてくれました。富岡駅前や富岡のまちなかにもこのような風景が広がっていれば、観光客へのおもてなしになると感じたところです。市長のお考えをお聞きしたいと思います。 続きまして、2番目に「道の駅」についてお伺いします。富岡市には妙義に「道の駅」がありますが、売り場も少なく、新規参入するにはほかの人が出していない品物やそこには売られていない目新しい農産物でなければ地元の生産者の品物で間に合って相手にされないと思います。最近若手農家の会合で、「道の駅」についての話が出ました。このところ市場の相場が安定しないので、全体的に売り上げが落ちているから、市場への出荷割合を減らして、もし「道の駅」が富岡にできればそこで農産物を売りたいという話でした。市長は、
観音山遺跡の「道の駅」については見直しとなりましたが、富岡産農産物や富岡の銘菓を観光客がお土産として購入できる「道の駅」についてどのようなお考えでしょうか。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(大塚利勝君) 市長。 (市長 榎本義法君登壇)
◎市長(榎本義法君) それでは、横尾議員さんのご質問に順を追ってお答え申し上げます。 初めに、花のあるまち富岡につきましてお答えいたします。昨年開催いたしました花と緑のぐんまづくりふるさとキラキラフェスティバルは、群馬県を初め、共催市でありました安中市、また市議会、区長会を初めとする各種団体など、関係各位のご支援とご協力により盛大に開催することができました。このイベントでは、約1カ月間にわたり色とりどりの花と多彩な催しで観光客や来場者をお迎えし、好評をいただいたところでございまして、期間中お客様のおもてなしとして木製プランターを作成し、希望する商店や施設の協力によりまちなかの通りをにぎやかに演出していただきました。終了後は、配布先での活用をお願いしたところですが、管理がなされていないものもあり、花を生かしたまちづくりを進める上で改善すべき点であると考えております。富岡駅前や富岡のまちなかでの花による出迎えについてでございますが、まずは各交流館や広場などの市有施設において継続的に取り組む中で市民参加による花の維持管理ができる仕組みづくりを検討してまいります。昨年のイベントを通じ、改めて花の持つ魅力と花はまちづくりの貴重なアイテムであることを認識したところでございますので、引き続き花と緑のまちづくりを推進してまいります。 次に、「道の駅」につきましてお答えいたします。高瀬地区に計画されておりました新たな「道の駅」の整備につきましては、
人口減少時代を迎え、将来市民の負担となる施設はつくってはいけないという強い思いから見直しをさせていただきました。しかしながら、市民の中にも地域活性化の起爆剤として「道の駅」へ期待する声が多いのも事実でございますし、私としても「道の駅」の有益性を否定するものではございません。そこで、今期定例会に上程した補正予算の中に「道の駅」調査事業を計上させていただきました。これは、市内全域を対象として採算面を念頭にどこの場所で誰がどういった事業内容で運営を行えば施設が継続的に運営できるかを調査検討するもので、検討に当たっては、仮称ではございますが、富岡市「道の駅」
調査検討委員会を設置し、第三者の意見も取り入れ実施していく予定でございます。富岡の農産物や銘菓が購入できる「道の駅」の考えはとのご質問でございますが、今回の検討結果を踏まえた上で事業の可否等も含め判断をしてまいりたいと考えております。 以上、壇上からの答弁とさせていただきます。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。 それでは、これから一問一答で行いたいと思います。昨年開催された花緑では、富岡へ入る道路沿いや富岡駅前や多くの場所に色鮮やかな花や緑が植栽され、観光客や多くの市民が感動し、おもてなしになったと思います。花緑フェスティバル期間終了とともに撤去されましたが、富岡駅前広場については残してはどうかと当時の都市計画課長に伺いましたが、枠組みが仮設で花壇をつくってあり、長くはもたないので撤去するとのことでした。富岡駅に下車した観光客を色鮮やかな花が出迎えてくれれば最高のおもてなしになると思いますが、常設の花壇を設置するか、市長のお考えはどうでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 富岡駅前は市の玄関口であり、富岡の魅力づくりのために重要な場所でございます。現在工事中の富岡倉庫、県道前橋安中富岡線、ひかり公園の整備が完了すれば、駅から市役所前広場一帯が魅力的な空間に生まれ変わります。観光客のおもてなしとして花によるお出迎えはぜひ取り組みたいことでありますが、常設花壇の設置につきましては一体的な空間を演出する中で管理面、費用面も含め、しっかりと検討を重ねた上で進めてまいりたいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。観光客のおもてなしとしての常設花壇については、一体的な空間を演出する中で管理面、費用面も含め検討を重ねて進めるとのお答えでした。ここで私から提案ですが、駅前に常設花壇がもしできたなら、その植栽の方法ですが、中央に高さのある花木や宿根草を植えて、その周りに季節ごとに市内で生産されている草花を利用して花の消費拡大につながるようになればいいと思っております。 続きまして、行政視察で訪れた函館や金沢市などは歩道にある柱に直径50センチぐらいのハンギングバスケットが2メートルぐらいの高さに設置され、そこにその時期の花がきれいに植栽されていました。富岡製糸場へのメーン通りに、歩行者の通行に邪魔にならないように、下から見上げるように柱からつるすハンギングバスケットの設置を考えてはいかがでしょうか。年に数回は植えかえが必要であったり、管理面での費用はかかりますが、当局のお考えはいかがでしょうか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 製糸場へ続く通りには市有の施設や広場がございますので、これらを最大限に活用し、花による観光客のおもてなしを進めてまいります。ご提案の柱からつるすハンギングバスケットにつきましては、費用面、管理面など函館や金沢市の例を参考に、実施方策の一つとして検討させていただきたいと思います。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございます。ここでもハンギングバスケットについて、ハンギングバスケットは下から見上げて観賞します。これに使う植物は、横にはう性質の植物と上に伸びる植物を寄せ植えすることでより立体的になり、華やかになります。ちなみに、横にはう性質の植物についてはペチュニア、ニチニチソウ、アイビーゼラニウム、ビオラ、パンジー等、ほかにも多数ありますので、検討していただきたいと思います。 続きまして、しるくるひろばに展示された花はきれいに見えていましたが、この後どのような計画を考えていますか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) 6月下旬にしるくるひろばに設置したハンギングバスケットは、昨年開催の花と緑のイベントの後継事業として富岡製糸場の
世界遺産登録4周年を記念して実施したものでございます。今年度は、後継事業の2つ目として市民向けに花飾りの教室を年内に開催したいと考えております。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございます。6月に市民ボランティアによってつくられたハンギングバスケットですが、用意された花苗の状態が余りよい苗でなかったとボランティアの方から聞きました。次に花飾りの教室を年内に開催する予定でしたら、より新鮮な若い花苗を用意していただきたい。そして、教室に参加した人の創作意欲が湧くように、そしてほかでももっと花を植えて市内全体に花があふれて、観光客のおもてなしになるようになればよいのではないでしょうか。 続きまして、ひかり公園が完成後、どのような公園にする計画なのでしょうか。花苗を年間数回植えかえをして、色鮮やかな花壇をつくる、このようなイベントを市民参加でできないものでしょうか。
○議長(大塚利勝君)
都市建設部長。
◎
都市建設部長(黛好幸君) ひかり公園の整備につきましては、地元住民及びひかり公園愛護会の方々からご意見、ご要望を伺い進めてまいりますが、既に花壇、植栽、遊具、トイレなどの設置についてご要望をいただいているところでございます。設置する花壇の運用につきましては、地元のご意見を伺う中で検討してまいりたいと思います。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございます。ひかり公園については、ひかり公園の愛護会があるようですので、その方々の意見、要望に沿ってよい公園をつくっていただきたいと思います。 続きまして、妙義山パノラマパークについては春に菜の花と秋にコスモスの2回を植栽し、観光客の集客を狙った取り組みをしているそうですが、この運営はどこが行って、どのような管理をし、毎年同じ花を植栽しているのでしょうか。毎年同じ植栽ではなく、計画的に品目や設計を変えるのも必要だと思います。例えば春には手前にブルー系のパンジー、ビオラ、奥に菜の花、秋には手前にガーデンマム、その奥にメドーセージを植えて、またその後ろにコスモスを植えるというデザインを変えてもいいのではないでしょうか。当局のお考えを聞かせてください。
○議長(大塚利勝君) 総務部長。
◎総務部長(中嶋一雄君) 妙義山パノラマパークの管理につきましては、これまで行政が行ってまいりましたが、今年度より妙義高田地区の
地域づくり協議会の皆様にもご協力をいただき、管理を行っております。また、秋のコスモスはおおむね20年前から、春の菜の花はおおむね15年前から妙義地域の観光の目玉として植栽を行ってまいりました。島田議員さん、壁田議員さんにもお答え申し上げましたとおり、妙義山パノラマパークを含むエリアにつきましては
サウンディング型市場調査の結果や提言内容、地元や関係団体の皆様の考えなどもお聞きしながら、エリア全体の活用方法を決定してまいります。そのようなことから、来年度以降の花壇の活用につきましては現段階では未定でございますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ご答弁ありがとうございました。妙義ふるさと美術館、妙義ふれあいプラザ、妙義山パノラマパーク等の提案でございますが、入り口付近に観光客をおもてなしするために花の植栽をしていただきたい。また、「道の駅みょうぎ」の入り口付近やのり面には宿根草のシバザクラやクリーピングタイムなどを植栽すれば土どめの効果もあり、景観もよくなります。また、妙義山周辺の整備方針が固まった際には、市民や観光客に対する憩いやおもてなしの一つのツールとして花を活用していただけるようお願いを申し上げます。また、新たに秋には9月、10月ごろに咲くガーデンマム、春にはシバザクラやポピー、夏には赤、白、ローズ、オレンジ、紫色が映えるサルビアが一面に植栽された観光名所を富岡でつくっていただければ、また花で観光客のおもてなしができるのでないかと考えております。ここで花のあるまち富岡についての質問は終わりにします。 続きまして、「道の駅」についての質問についていきたいと思います。富岡市「道の駅」
調査検討委員会を設置し、第三者の意見を取り入れ実施していく予定との答弁ですが、先進地の「道の駅」を参考にしたモデルケースはあるのでしょうか。どのような「道の駅」を目指していくのか、そのお考えがあるのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 先ほど申し上げましたとおり、「道の駅」調査事業の検討の中で事業の可否等も含め判断をしてまいりたいと考えております。したがいまして、ご質問の現時点で先進地の「道の駅」を参考にしたモデルケースがあるのかや、どのような「道の駅」を目指していくのかなどにつきましては、現段階でお答えできるものはございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ありがとうございました。「道の駅」調査事業の中で事業の可否等も含め、第三者の意見を取り入れて判断するとのお答えですが、それはどのような方々で行うのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) 委員選考につきましては現在調整中ではありますが、予断なく議論をいただくため、観光や経済面に知見をお持ちの有識者等を考えております。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) この判断は、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。
○議長(大塚利勝君) 市長。
◎市長(榎本義法君) まず、調査につきましては今年度中に完了させたいと考えております。その間並行して委員会を開催し、検討していただくわけでございますが、委員会の報告を受けて最終判断をさせていただくことになりますので、来年度になると考えております。
○議長(大塚利勝君) 6番。
◆6番(横尾秀光君) ありがとうございました。この件につきましては、佐藤議員、茂原議員、宮澤議員のほうからありましたので、私は要望になりますが、もし「道の駅」ができた場合のことですが、「道の駅」調査委員会の報告を受けて最終判断の結果が出るのが来年度になるとの答えでした。私は、「道の駅」ができることを望んでいます。ここでその思いを話したいと思います。 ことしもですが、職場体験のために地元の中学生が1人私のもとに来ました。ことしの暑い時期の職場体験でしたが、3日間を無事終了しました。終了したときに、どうして農業体験を希望したのか聞いたところ、将来自分も農業をしたいので、職場体験の場として来たというのです。そういう考えなら、農業について勉強はもちろん、研修をしながら自分が思う農業者になれるようになったほうがいいのではないかとアドバイスをしました。このように若くて将来農業を目指している人がいる、こういう若者のためにも農産物を自分自身で価格を決め、有利販売をして計画生産ができる農業経営の後押しも必要ではないのでしょうか。そのためには、市外や県外から多くの観光客が押し寄せる「道の駅」が必要だと思います。9月3日にヴァンヴェールにおいて来年春にAコープ富岡店東隣にオープン予定のJAファーマーズの説明会が行われ、多くの食彩館に出荷している生産者が参加しました。そこでの説明では、食彩館と同じものを同じ価格で販売したいので、今までの倍の数量をつくってくださいとのことでした。この説明会に参加した生産者からは、近くに直売所が2つあっても売り上げが伸びないのではないかとの質問がありました。そこで、JAファーマーズの方からはやってみないとわからないから始めるとのことでした。これではお客のとり合いになるのではないかという意見も出ました。来年度もし「道の駅」をつくるという結論が出ましたら、市外や県外から多くの観光客が押し寄せる「道の駅」になるよう、もっと調査研究を重ねていただき、富岡の「道の駅」に来なければ買うことのできない新しい商品を実業高校の生徒や市民に広く募集して開発していただき、そこで新商品を販売して、よその「道の駅」では扱っていないブランドの富岡野菜などを販売し、観光客のおもてなしになる「道の駅」を考えていただければよいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(大塚利勝君) 6番 横尾議員の質問は終了いたしました。
△散会
○議長(大塚利勝君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、9月25日午前10時から開きますので、ご出席をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。大変ご苦労さまでした。 午後 2時02分散会...