◆
委員(
新倉哲郎君) 僕からは、
保育に関する
質問になります。先ほどの
渡辺幹治委員とちょっと重なるところもあるのですが、6月1日に政府が方針として
こども誰でも
通園制度というのを創設することを表明されました。これは、全ての
子育て家庭に対して、多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での
支援を強化するためとされておるのですが、実際
現場では
保育士の
人数が圧倒的に足りていないという現状があります。これに対して
先ほど回答があったのですけども、もう一度念のためにお聞きしますけども、
高崎市の
対応と
考え方をお伺いしたいと思います。
◎
保育課長(
星季有君) 国の
施策等によりまして必要となる
保育士数が増え、
保育士の
確保がさらに難しくなることが想定されております。このようなことから、本
年度から先ほどちょっと御
説明いたしましたけれども
保育士情報ステーションの
設置や
保育士等家賃補助金の
2つの
事業を先駆けて実施しておりまして、
保育士確保に努めているところでございます。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。
2つの
取組をやっているということで確認が取れました。先ほどともまたかぶりますけども、
保育士情報ステーションの
設置から本日でちょうど2か月がたったわけですが、2か月間の
相談人数とそこからの
就労された
人数、これらは先ほど出ましたけども、そこからさらにどういった方が
相談に訪れているのかというのをちょっと付け加えまして、こちらも併せて御返答いただければと思います。お願いします。
◎
保育課長(
星季有君) 7月までの
相談件数は、先ほどお答えしましたけども
延べ33件で、
就労につながった
件数は2件となっております。また、
相談に訪れている方は、ほとんどが
保育士の資格を持っていながら現在働いていない、いわゆる
潜在保育士の方となっております。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。
相談件数が33件で
就労が2件ということで、潜在的には31件の方が今何かしらの
検討中、もしくは働くかどうかということかなと思います。例えばこういった
方々が実際に
現場に入っていくと、より
保育士の
確保、そして充実になっていくのではないかと思って、非常に期待したいなと思っています。
もう
一つ、続けていいですか。続けていきますけども、さらにちょっとこんなデータがありまして、今年1月の
保育士の
有効求人倍率というのが3.12倍で、これは全
職種平均1.44倍の2倍以上となっているわけです。1人の人に対して約3件の求人があるということで非常に需要があるのですが、人が足りていないという現状がこれで見えてくるのかなと思っております。また、昨年の東京都の
調査なのですが、
保育士を退職したい理由としまして、
給料が安い、これが61.6%、さらに
仕事量が多い、これが54%という結果が出ています。もちろんこれは東京都の
調査なので
高崎市がそのまま同様とは言えないのですが、個人的にもいろいろ
調査していく中で、あながち外れてはいないのではないかと
考えております。こういった結果を踏まえると、
保育士の
給料が上がっていけば
人員の
増加が見込めるのではないかと。そして、
人員が
増加していけば、その分仕事の量が分散していく。つまり、この
調査の結果で、
給料が安いということがまず改善され、それが改善されると
人員が増えるので
仕事量も分散できる、こういった
考え方もできるのではないかと思うのです。つまり何が言いたいかといいますと、
保育士の
給料のアップというのは非常に重要な要件になるのではないかと思っているのですけども、
高崎市ではこれをどのようにお
考えかお伺いしたいと思います。
◎
保育課長(
星季有君)
保育士の
給料の増額、いわゆる処遇改善につきましては、国の制度にのっとりまして平成25
年度から継続して実施しております。
令和3
年度からは、給与を月額9,000円程度引き上げる新たな処遇改善策も実施するなど、
保育士の処遇改善は段階的に図られているものと認識しております。今後におきましても、国の動向に注意しながら、さらなる処遇改善が図られるよう努めてまいります。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。政府の方針の
こども誰でも
通園制度の具体的な内容と予算組みが、現在多分まだ明確になっていない
状況だと思いますので、
高崎市においても今おっしゃられたように今後国の動向を注視していただいて、都度適切な
対応をお願いしたいと思います。
続いて、もう一個だけ最後にいいですか、もう
一つだけ。先日、山形県米沢市で起こったことなのですけども、部活帰りの女子中学生が熱中症の疑いで歩道で倒れてしまって、その後病院に搬送されたのですが亡くなられたということが起きました。昨今厳しい暑さなのですが、部活動の
現場、そして教育の
現場でも対策はもちろんしっかりとされていると思うのですが、念を押す形で現在のこの
状況や対策等を教えていただければと思います。
◎
健康教育課長(
長岡誠君) 各
学校では、部活動等の活動も含め水筒の持参による小まめな水分補給や休憩時間の
確保、食事や睡眠などの児童・生徒の健康状態を把握するとともに、暑さ指数を考慮するなどして、熱中症の予防に努めているところでございます。
◆
委員(
新倉哲郎君) ありがとうございます。僕も30歳まで格闘技をプロで、選手としてやっていまして、真夏にトレーニングをやっていると2時間ぐらいのトレーニングでも水分量が2リットルを超えるぐらい必要になって、非常に大変だなという経験をしてきました。昨今、本当に当時よりも暑い暑い毎日が続くなと思っているのですけども、そういった中で、
夏休みでも登校日等の生徒が集まる機会があると思いますので、いま一度水分補給、そして熱中症の対策の必要性と重要性をしっかりと周知していただきたいということを、これは要望としてお伝えして終了としたいと思います。
○副
委員長(小野聡子君)
夏休み中の子どもへの虐待とかネグレクトとか、その辺のところが非常に心配なのですけれども、この暑さの中で小
学校の
プールもほとんどやっていないし、
プールのあるときに図書室開放となっていた
学校が多いかと思うのですけれども、その辺で図書室の開放もない
学校が多くなっているというふうに聞いております。そういった中で、
子どもたちが
相談できる場所というのが少なくなっていると思うのですけれども、これまで
こども救援センター等で虐待のリスクがある御家庭とか、ちょっと
支援が必要な御家庭というのをつかんでいらっしゃるかと思うのですけれども、そういった御家庭に対して、その
子どもたちへの
対応というのはどうなっているのか、現状を教えていただきたいと思います。
◎
こども救援センター所長(山本晋也君)
学校は
夏休み期間になっておりますが、虐待のリスクのある家庭や
支援の必要な家庭につきましては、
こども救援センターの職員が定期的に家庭訪問を行い、子どもや親御さんと直接会い、困り事や家庭環境の把握に努め、
学校などの関係機関と情報の共有を図り、必要に応じて個別
会議を開催するなど、
夏休み期間中であっても
子どもたちが適切な
支援を受けられるよう努めているところでございます。また、虐待の通告があった場合には、原則24時間以内に子どもの安全を確認し、適切な
対応で子どもの安全
確保に努めております。
○副
委員長(小野聡子君) ありがとうございます。心配な御家庭には訪問等をしていただいて、子どもの様子を見ていただいて、親御さんにもいろいろ声かけをしていただくという、そういう御
対応をしてくださっているということで、
一つ、ああよかったなというふうに思います。ただ、
夏休み中は虐待の心配がある御家庭でなくても、皆さん暑くておうちの中に籠っていると親子でストレスが溜まって結構しんどいという声を伺っています。特にこの虐待の心配のある御家庭は、例年
夏休みの後半からお母さんも心身ともにばてばてで、本当にレスパイトを使いたい、ショートステイを使いたいというお声も度々お聞きするのですけれども、このショートステイ、この辺の利用に関してどんな
状況になっているのか、使いたいという方が使える
状況なのか、その辺もちょっと教えていただきたいと思います。
◎
こども救援センター所長(山本晋也君)
担当者が定期的に訪問しており、ショートステイを使っている御家庭にはその都度御案内をしております。そういったことでレスパイトをしていただくことで、児童虐待の防止にもつながるというふうに
考えております。ただ、
施設側の受入れ
人数にも限界がありますので、利用が重なってしまった場合には別の日程を御案内するなど、できるだけレスパイトととしてショートステイが使えるような形で御案内をしております。
○副
委員長(小野聡子君) ありがとうございます。どうかきめ細かに寄り添った御
対応で、
高崎の
子どもたちが本当に楽しい
夏休みを過ごせますようによろしくお願いいたします。
◆
委員(金子和幸君) 新型コロナ感染症が5類になりましたが、なかなか感染
状況が
市民の
方々に分かりにくい
状況にあると思うのですけれども、今現在、
高崎市での感染
状況と医療
現場での
対応が十分にできているかどうかというのをちょっとお聞きしたいのですけれども、お願いします。
◎
保健予防課長(橋爪千秋君) 5類移行後の感染症発生動向
調査の市内定点医療機関からの
報告ですが、5月8日からの1週間の
状況は患者数25人で1医療機関当たり1.79人でしたが、7月17日からの1週間の患者数は67人で1医療機関当たり4.79人となっており、
増加しております。また、県全体では、7月17日からの1週間の患者数が745人で、1医療機関当たり8.66人と8週連続して
増加しております。ただし、第8波における
本市の1医療機関当たりの推測患者数の約30人と比較すると、大幅に下回っている
状況です。また、県全体の7月26日時点の病床使用率は21%となっており、病床が逼迫している
状況ではございません。
◆
委員(金子和幸君) ありがとうございました。
市民の皆さんの活動も通常に戻りつつある中で、まだコロナの後遺症で苦しんでいらっしゃる方も大勢いますので、これ以上感染を増やさないためにも
市民への感染対策の周知をこれからもよろしくお願いしたいと思うのですけれども、それに対してなかなか強制ができなくなってきていますが、その辺でどんな周知の工夫をされているかお聞きしたいのですけれども。
◎
保健予防課長(橋爪千秋君) 新型コロナウイルス感染症は、現在警報と注意報の基準値が示されていないため、定点値の公表という形になっております。
高崎市内では、感染症の定点値はホームページに掲載しているというような
状況です。
◆
委員(金子和幸君) ありがとうございました。ホームページに掲載されているということで、ホームページをなかなか見られない方もいらっしゃると思いますので、広報
高崎やその他に掲示していただくようなことも、またよろしくお願いしたいと思います。
○
委員長(
青柳隆君) ほかにありますか。
────────────────────────────────────────────
△閉会
○
委員長(
青柳隆君) なければ、以上で本日の
教育福祉常任委員会を閉会いたします。
午後 1時59分閉会
高崎市議会
委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
令和5年8月1日
教育福祉常任委員会 委 員 長 青 柳 隆...