群馬県議会 2014-03-06
平成26年 第1回 定例会-03月06日-06号
平成26年 第1回 定例会-03月06日-06号平成26年 第1回 定例会
群馬県議会会議録 第 6 号
平成26年3月6日 出席議員 47人 欠席議員 1人 欠員 2人
中村紀雄 (出席) 関根圀男 (出席)
中沢丈一 (出席) 腰塚 誠 (欠席)
塚越紀一 (出席) 南波和憲 (出席)
黒沢孝行 (出席) 松本耕司 (欠席)
久保田順一郎(出席) 星野 寛 (出席)
須藤昭男 (出席) 岩井 均 (出席)
大沢幸一 (出席) 田所三千男 (欠席)
塚原 仁 (欠席) 織田沢俊幸 (出席)
狩野浩志 (出席) 新井雅博 (出席)
福重隆浩 (出席) 橋爪洋介 (出席)
岩上憲司 (出席) 舘野英一 (欠席)
萩原 渉 (出席) 星名建市 (出席)
大林俊一 (出席) 伊藤祐司 (出席)
茂木英子 (出席) 角倉邦良 (出席)
井田 泉 (出席) 須藤和臣 (出席)
あべともよ (出席) 水野俊雄 (出席)
続いて、第78号議案から第84号議案までの
各種基金条例の一部改正に関して、期限延長される各基金事業におけるこれまでの実績や今後の実施見込み及び基金終了後の対応などについて質疑されました。
最後に、第97号議案「権利の放棄について」に関して、未収金対策に係る病院局としての債権管理の考え方や、これまでの取り組み実績などについて質疑されました。
以上の点を踏まえ、採決した結果、当委員会に付託されました平成25年度関係の各議案については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、去る2月14日から15日にかけての記録的な豪雪による被害状況等に関して集中的に議論が行われましたので、その概要について御報告申し上げます。
初めに、各部局や県立病院における初動対応や情報収集の状況などについて質され、しっかりと再検証を行うなどしたうえで、今後の体制整備に活かしていくことが要望されました。
次に、停電時における文化施設等の対応について質され、今後も災害を想定した対策の検討が要望されました。また、倒壊した
農業用ハウスの撤去作業等を含め、ボランティアの活用についての考え方が質されたほか、義援金に対する検討状況について当局の見解が求められました。さらに、除雪等に係る県外からの支援の状況などについても質疑されました。
続きまして、福祉施設等への食料搬送の状況が質され、対応の不公平感をなくす観点から、今後、こうした状況に係る対応の検討が要望されました。また、保育所等における被害状況の確認方法について質されたほか、医療機関における対応状況や
情報連絡体制、救急搬送の状況などについても質疑されました。
このほか、委員会の所管事項に関しても各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
第70回冬季国体のポスター等のデザインについて、不適正な取引行為等を行っている事業者への対応について、
消費生活相談の現状及び相談員の処遇について、
がんセンター緩和ケア病棟整備の進捗状況等について、
前橋赤十字病院への支援について、レジオネラ症の防止対策について、
乳児担当保育士加配事業費補助の申請及び要件の見直し状況について、
利根中央病院における産婦人科医の確保状況について、
生活保護受給者への総合的支援の考え方について、福祉施設への
小型家電リサイクル作業の導入について、
生活保護費基準の改定による各種制度への影響について、地域での看取りの現状と課題についてなど、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)
──────────────────────────
厚生文化常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第61号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
2 歳 出 中
第 4 款
生活文化スポーツ費
第 5 款 健康福祉費
第 12 款 教育費中の
第 8 項 大学費
歳入歳出補正予算事項別明細書中
第2目
県民健康科学大学費
第61号議案 第2表
繰越明許費補正のうち
1 追 加 中
第 5 款 健康福祉費
第61号議案 第3表
債務負担行為補正のうち
1 追 加 中
・
群馬県民会館の管理及び運営に関する協定
・群馬県
社会福祉総合センターの管理及び運営に関する協定
・
ぐんまこどもの国児童会館の管理及び運営に関する協定
・群馬県
精神障害者援護寮の管理及び運営に関する協定
・県立ゆう
あいピック記念温水プールの管理及び運営に関する協定
・
県立義肢製作所の管理及び運営に関する協定
・群馬県
聴覚障害者コミュニケーションプラザの管理及び運営に関する協定
・
県立点字図書館の管理及び運営に関する協定
・県立ふれあい
スポーツプラザの管理及び運営に関する協定
2 変 更 中
・
自然史博物館ESCO事業に係る委託契約
第74号議案 平成25年度群馬県
病院事業会計補正予算(第4号)
(事 件 議 案)
第78号議案 群馬県
消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例
第79号議案 群馬県
社会福祉施設等耐震化等臨時特例基金条例の一部を改正する条例
第80号議案 群馬県
地域医療再生基金条例の一部を改正する条例
第81号議案 群馬県
介護職員処遇改善等臨時特例基金条例の一部を改正する条例
第82号議案 群馬県
介護基盤緊急整備等臨時特例基金条例の一部を改正する条例
第83号議案 群馬県
安心こども基金条例の一部を改正する条例
第84号議案 群馬県
地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例
第97号議案 権利の放棄について
【以上、
全会一致可決】
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長
環境農林常任委員会舘野英一委員長御登壇願います。
(
環境農林常任委員会 舘野英一委員長 登壇 拍手)
◎
環境農林常任委員会(舘野英一 委員長)
環境農林常任委員会の委員長、舘野でございます。
環境農林常任委員会に付託されました案件のうち、平成25年度関係議案の審査経過と結果について御報告を申し上げます。
初めに、第61号議案「平成25年度群馬県
一般会計補正予算」のうち、
環境森林部関係では、補正予算に計上されている
木質バイオマス発電事業計画による渋川県産材センターとの関連性や、今後の事業展開について質され、
木質バイオマスの利活用について、しっかり取り組むよう意見されました。さらに、継続して事業実施できるよう、事業主体や自己資金等の状況が質されたほか、周辺住民からの意見内容について質されました。また、
燃料調達支援事業の実施期間や収支見込みなどが質された後、今後の事業運営を精査し、「
林業県ぐんま」 への飛躍に向け、しっかり取り組むよう意見が述べられました。
続いて、尾瀬学校に関して、事業費の減額理由やその原因について質され、さらなる参加者数の増加と内容の充実について意見が述べられました。また、造林種苗費の増額補正について内容が確認されたほか、森林保全費の
債務負担行為補正に関し、発注量が多く、資材等が不足している時期に実施する理由が質されました。
続いて、農政部関係では、畜舎の
臭気対策事業の減額理由等について質され、市町村との連携を深め、事業に取り組むよう意見が述べられたほか、
青年就農給付金事業や
放射性物質安全対策事業などの減額理由についても質疑されました。
次に、第75号議案「群馬県
農業構造改革支援基金条例」に関連し、
農地中間管理機構における貸し付け先の選定方法や今後の農地集積について質疑されました。
以上の点を踏まえ、採決した結果、当委員会に付託されました議案のうち、第61号議案及び第75号議案は多数をもって、その他の各議案は全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
次に、委員会の所管事項についてですが、去る2月14日、15日の記録的な豪雪による被害状況等について集中的に議論が交わされましたので、その概要について報告を申し上げます。
まず、
環境森林部関係では、
キノコ栽培施設の復旧に係る費用や被災農家との連絡体制について質された後、倒壊した施設の撤去や処分についての支援状況が質され、市町村に対し、処分費の減免を県から働きかけるよう意見が述べられました。また、各市町村がそれぞれに対応方針を出していることを指摘し、県内市町村が同一歩調で支援対策を行えるよう、県と市町村との連携・調整について当局の見解が質された後、災害時の廃棄物処理などには市町村と意思疎通を図り、対応するよう要望されました。
次に、山間部集落が孤立しないよう、環境森林部として林道の除雪体制のあり方について当局の見解が質されたほか、今回の大雪や過去の竜巻・地震等の災害を教訓にして、被害が起きてから支援するのではなく、災害を想定した対応の指導や案内について意見が述べられました。さらに、資材の高騰や業者不足が懸念されることから、農政部と連携したマニュアルの作成などによる支援について当局の見解が質されました。
次に、
キノコ栽培農家の被害額や、激甚災害の指定要件と既存の支援事業の活用について質疑されました。
続いて、農政部関係では、まず倒壊したハウスを再建した際の費用や県に寄せられている意見について質されたほか、自然災害に対する技術指導の状況や県単独事業の
家畜等緊急支援の詳細が質されました。さらに、高齢農家は撤去も再建もできずに廃業してしまうおそれのあることなどを指摘したうえで、災害への事前指導や県主導による市町村と連携した新たな支援策の検討など、農家を守るための先が見える支援が求められました。
次に、トマト団地のガラスハウスにおける
ガラス破損被害に対する支援策や、格納庫の倒壊により全壊した農業機械への対応が質疑された後、非常事態であることから、基準の緩和や、業者不足のため自力撤去した農家への支援、また、「
野菜王国ぐんま」 を守るため、高齢農家への対策が強く要望されました。
次に、
国庫補助対象外の案件について、県単の支援事業で追加対象とするなど、柔軟な対応を検討することについて当局の見解が求められました。
次に、意欲ある農家の
支払い済み事業が補助対象となるのかについて質されたほか、事前着工の事業を補助対象とすることや、
災害関連資金をはじめ、金融機関との連携などについても質疑され、これまでの被害とは違うといった認識や、現場に即した支援が求められました。
次に、仮に今回の豪雪が想定できたとして、どのような指導ができたのか、また、資材不足への支援などについて質され、農家の状況に合わせたきめ細かな支援が求められました。
次に、不安を抱える農家まで届くような積極的な情報発信の検討などについて当局の見解が質されました。
最後に、今回の歴史的な豪雪に対する対応については、議会としてもしっかりとした対応を求める決議をしてはどうかと考えていた旨の意見が述べられるなど、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)
──────────────────────────
環境農林常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第61号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
2 歳 出 中
第 6 款 環境森林費
第 8 款 農政費
第 13 款 災害復旧費中の
第 1 項
農林水産施設災害復旧費
第 2 項
公共土木施設災害復旧費
歳入歳出補正予算事項別明細書中
第1目
林地荒廃防止施設災害復旧費
第61号議案 第2表
繰越明許費補正のうち
1 追 加 中
第 6 款 環境森林費
第 8 款 農政費
第 13 款 災害復旧費
2 変 更 中
第 6 款 環境森林費
第61号議案 第3表
債務負担行為補正のうち
1 追 加 中
・
ぐんまフラワーパークの管理及び運営に関する協定
・県立日本絹の里の管理及び運営に関する協定
・群馬県馬事公苑の管理及び運営に関する協定
【多数をもって可決】
第62号議案 平成25年度群馬県
農業改良資金特別会計補正予算(第1号)
第63号議案 平成25年度群馬県
県有模範林施設費特別会計補正予算(第1号)
【以上、
全会一致可決】
(事 件 議 案)
第75号議案 群馬県
農業構造改革支援基金条例
【多数をもって可決】
第85号議案 群馬県
森林整備加速化・
林業再生基金条例の一部を改正する条例
第87号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について
第88号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について
第89号議案 地方財政法第27条の規定による市の負担について
第92号議案 土地改良法第91条の規定による市町村の負担について
承第1号 専決処分の承認についてのうち
1 平成25年度群馬県
一般会計補正予算(第4号)中
第1表
債務負担行為補正中の
1 追 加 中
・
補助公共治山委託契約
・
補助公共治山工事請負契約
・
農村地域防災減災工事請負契約
2 変 更 中
・
単独公共治山委託契約
・
単独公共治山工事請負契約
【以上、
全会一致可決・承認】
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長
産経土木常任委員会星名建市委員長御登壇願います。
(
産経土木常任委員会 星名建市委員長 登壇 拍手)
◎
産経土木常任委員会(星名建市 委員長) おはようございます。
産経土木常任委員会委員長の星名建市です。
産経土木常任委員会に付託されました案件のうち、平成25年度関係議案の審査経過と結果について御報告を申し上げます。
初めに、第61号議案「平成25年度群馬県
一般会計補正予算」の
産業経済部関係では、国の補正予算を活用した「
地域人づくり事業」について、介護・福祉分野における活用方法が問われました。また、来年度の基金事業全体の雇用見込みについて質疑されるとともに、従前の
緊急雇用創出事業の状況についても質疑されました。
次に、同第61号議案の
県土整備部関係では、まず、ゼロ県債におけるB・C業者への発注見通しが問われました。また、八ッ場ダムの基金事業について、
地域振興施設の維持管理費を負担することは困難との方針に対する地元長野原町の反応や、
生活再建事業への取り組みなどが問われました。
以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
このほか、委員会の所管事項についても各般の議論が行われましたが、特に先の大雪による被害に関しては多くの質疑が交わされましたので、その主なものを申し上げます。
まず、
産業経済部関係でありますが、県内事業者の被害の状況と今後の支援策が問われました。このうち制度融資について、利用見込みや金利引き下げの検討状況が質疑されました。
次に、被害に対する補助金の状況が問われ、国の補助金であるまちづくり補助金が挙げられたことから、県や市の上乗せについても質疑されました。また、観光地における被害について、その被害状況と今後の支援策が問われました。
次に、今回の雪害について、業界別の被害状況を把握するために再調査を行うことの必要性が問われました。
続いて、雪害に関する
県土整備部関係の質疑でありますが、まず、国道120号椎坂バイパスについて、このバイパスが開通したことにより、旧利根村・片品村地域の孤立化防止にどのような役割を果たしたのかが問われました。また、県内で初めてこのバイパスに採用された地熱方式の融雪設備の効果についても問われました。
次に、降雪開始の2月14日から週末16日までの間の土木事務所職員の待機状況が問われました。また、凍結防止剤の備蓄状況や効果的な散布時期などについても質疑されました。
次に、これほどの豪雪でありながら、警報が発令されなかった市町村が県内にあったことから、気象台の判断をどのように見ているのかが問われました。また、道路管理を担当する土木事務所で把握した孤立等の情報を危機管理室に適宜提供することの必要性についても問われました。
次に、残雪の処理について、公園への一時保管や河川への投棄などが可能かどうかが問われました。そして、今後に向けて市町村と一定のルールを定めることの必要性が問われました。
今回の記録的な大雪は県内各地に大きな被害をもたらし、その爪跡は今も鮮明に残っています。産業経済部においては、被害を受けた事業者への対応に万全を期すこと、また、県土整備部においては、これを教訓として、今後の災害対応や初動体制をより一層充実させることを委員一同、強く要望したところであります。
所管事項の質疑につきましては、そのほかにも何点かありましたので、以下、その項目を申し上げます。
産業経済部及び労働委員会関係では、群馬労働局の過重労働重点監督の実施結果について、
県土整備部関係では、不調・不落工事の状況について、公共工事設計労務単価等の改定について、公園施設使用料の減免によるプロスポーツ支援について、これらの事項につきましても活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)
──────────────────────────
産経土木常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第61号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
2 歳 出 中
第 7 款 労働費
第 9 款 産業経済費
第 10 款 県土整備費
第 13 款 災害復旧費中の
第 2 項
公共土木施設災害復旧費
歳入歳出補正予算事項別明細書中
第2目土木施設災害復旧費
第61号議案 第2表
繰越明許費補正のうち
1 追 加 中
第 10 款 県土整備費
2 変 更 中
第 10 款 県土整備費
第61号議案 第3表
債務負担行為補正のうち
1 追 加 中
・敷島公園の管理及び運営に関する協定
・金山総合公園の管理及び運営に関する協定
・観音山ファミリーパークの管理及び運営に関する協定
第64号議案 平成25年度群馬県
小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計補正予算(第1号)
第65号議案 平成25年度群馬県
用地先行取得特別会計補正予算(第1号)のうち
本 文
第1表
歳入歳出予算補正中の
1 歳 入 中
第 1 款 財産収入
第 2 款 繰入金
第 5 款 県債中の
第 1 項 県債
歳入歳出予算事項別明細書中
第2目県土整備債
2 歳 出 中
第 2 款 県土整備費
第 3 款 公債費
第2表 県債補正のうち県土整備費関連
限度額△1,000,000千円
第66号議案 平成25年度群馬県
流域下水道事業費特別会計補正予算(第3号)
第68号議案 平成25年度群馬県
中小企業振興資金特別会計補正予算(第1号)
(事 件 議 案)
第86号議案 群馬県
緊急雇用創出基金条例の一部を改正する条例
第90号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について
第91号議案 地方財政法第27条の規定による市町の負担について
第93号議案 土地改良法第91条の規定による市の負担について
第94号議案 下水道法第31条の2の規定による市町村の負担の変更について
第95号議案 請負契約の締結について
第96号議案 請負契約の締結について
承第1号 専決処分の承認についてのうち
1 平成25年度群馬県
一般会計補正予算(第4号)中
第1表
債務負担行為補正中の
1 追 加 中
・単独交通安全対策工事請負契約
・単独河川改修委託契約
2 変 更 中
・単独道路維持修繕工事請負契約
・単独地域道路管理工事請負契約
・単独橋りょう予防保全工事請負契約
・河川維持補修工事請負契約
・単独砂防施設委託契約
・単独砂防施設工事請負契約
・単独砂防維持管理工事請負契約
【以上、
全会一致可決・承認】
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長 文教警察常任委員会須藤和臣委員長御登壇願います。
(文教警察常任委員会 須藤和臣委員長 登壇 拍手)
◎文教警察常任委員会(須藤和臣 委員長) おはようございます。文教警察常任委員会委員長の須藤和臣でございます。文教警察常任委員会に付託されました案件のうち、平成25年度関係議案の審査経過と結果について御報告を申し上げます。
第61号議案「平成25年度群馬県
一般会計補正予算」でありますが、初めに、教育委員会関係では、まず、地域防災拠点校耐震化推進事業について、今回の補正予算によりどれくらいの進捗が図れるのかが質されたほか、耐震化を進めるうえで優先順位を判断する基準について質疑されました。また、防災拠点校の位置付けが質されたほか、地域防災計画における学校の役割を見直す必要性について質疑されました。
次に、繰越明許となる高等学校施設整備費及び特別支援学校施設整備費について、4月1日からの消費税率改正への対応が質されました。
続いて、警察本部関係では、まず、職員給料及び時間外勤務手当等の各種手当並びに赴任旅費を増額補正する理由が質されたほか、共済費が大きな減額となる理由について質疑されました。
次に、銃砲技能講習委託料を減額する理由について質疑が行われました。
以上の質疑を踏まえ、付託議案について採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、議案に対する質疑のほかにも、平成25年度に係る委員会の所管事項について各般の議論が行われました。特に、今回の豪雪被害とその対応については様々な視点から議論が交わされました。
教育委員会関係では、まず、自然災害に対する危機管理マニュアルの整備状況が質されるとともに、今後、豪雪や竜巻などをマニュアルに盛り込む必要性について当局の見解が求められました。
次に、現在までの学校施設に係る被害への対応状況が質されたほか、国庫補助制度等、今後の予算対応について質疑が行われました。
続いて、警察本部関係では、まず、今回の豪雪に伴う交通事故の状況が質されたほか、交通渋滞の原因のひとつとなった、車両の置き捨ての状況について質疑されました。また、今後、豪雪時等における渋滞や交通事故を減少させるため、不要な外出を避けるなど、県民に対して的確なメッセージを発信する必要性について当局の見解が求められました。このほか、災害時における県警ヘリコプターの活動状況について質疑が行われました。
そのほかの主な項目でありますが、まず、教育委員会関係では、振込書による県立高校の受検料等の納付状況について、スポーツの競技力向上に向けた知事部局と教育委員会との連携の必要性について、教育委員会制度改革に対する教育委員長の見解について、スクールカウンセラーを配置する効果について。
続いて、警察本部関係でありますが、高齢者が加害者となる交通事故の割合について、運転免許の自主返納の現状及び支援事業の推進状況について、ストーカー事案への対応について、これらの事項につきましても活発な議論が行われました。
以上、申し上げて委員長報告といたします。(拍手)
──────────────────────────
文教警察常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第61号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
2 歳 出 中
第 11 款 警察費
第 12 款 教育費
ただし、次の事項を除く
第8項大学費
第61号議案 第2表
繰越明許費補正のうち
1 追 加 中
第 12 款 教育費
第61号議案 第3表
債務負担行為補正のうち
1 追 加 中
・警察本部ホームページプロバイダ利用契約
・事件対応機器通信回線利用契約
・証拠物の適正保管委託契約
・生涯学習センターESCO事業に係る委託契約
2 変 更 中
・安全安心メール配信システム利用契約
・給与等計算システム構築運用保守委託契約
・
現場画像伝送システム通信回線利用契約
・給与等計算システム構築運用保守委託契約
【
全会一致可決】
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長 総務企画常任委員会萩原渉委員長御登壇願います。
(総務企画常任委員会 萩原 渉委員長 登壇 拍手)
◎総務企画常任委員会(萩原渉 委員長) おはようございます。総務企画常任委員長の萩原渉でございます。総務企画常任委員会に付託されました案件のうち、平成25年度関係議案の審査経過と結果について御報告申し上げます。
初めに、付託議案について、まず、第61号議案「平成25年度群馬県
一般会計補正予算」について、現在の日中関係の厳しさが上海事務所の活動や予算に与える影響に関して質疑されたほか、文化交流の推進について、活動状況と予算の状況が質されました。また、群馬県日中友好協会の活用について当局の見解が求められました。
次に、最近の円安傾向によって上海事務所の活動費が目減りしていることに関連し、補正予算が計上されていない理由が質されました。
次に、第72号議案「平成25年度群馬県
水道事業会計補正予算」に関して、営業外収益のうち投資有価証券の利息が減額となったことについて、その運用方法等が質されました。
次に、 第76号議案 「群馬県財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例の一部を改正する条例」について、行政財産の貸し付けの対象となる財産項目と無償貸し付けを行えるようにする理由が質されました。
以上の質疑を踏まえ、付託議案について採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、全て全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
次に、去る2月14日、15日の記録的な豪雪による被害状況等に関して集中的な議論が行われましたので、その概要について御報告申し上げます。
まず、総務部関係では、災害対策マニュアルにおける全県的な大雪に関する記載の有無が質されました。また、14日の宿日直体制について平時との違いが質されたほか、災害警戒本部の設置が15日午前11時であった理由や、市町村と連絡をとり始めた時期について質疑されました。
次に、除雪に関して、危機管理室と土木事務所との連携や連絡体制について質疑され、除雪開始時期等の基準や、除雪を県の危機管理全体から考えることの必要性が指摘されました。また、15日午前4時に土木事務所が業者に除雪指示を出したことを危機管理室が承知していない点に触れ、土木事務所等との連携や連絡不足が指摘されるとともに、情報が集まる危機管理室が戦略的に除雪に対する指示を出すべきなどの意見が述べられました。さらに、市町村からの自衛隊派遣要望の状況と県から自衛隊への派遣要請の状況が質されました。
次に、災害警戒本部と災害対策本部の違いが確認された後、災害警戒本部が設置された15日の段階で災害対策本部が設置されなかった理由が質されました。また、通行止めを行うためには国や警察との連携が必要であるため、15日朝の段階で既に災害対策本部を設置すべきだったのではないかとの意見が述べられたうえで、大雪対策に関するマニュアルの見直しについて提案があり、委員会として要望することが決定されました。
続いて、企業局関係の被害状況に関しては、下久保第二発電所のみ未だに停止している原因が質され、東電側の原因で売電できなくなった場合の賠償等の扱いについて質疑されました。
なお、このほかにも委員会の所管事項に係る議論が行われましたので、以下、その項目について申し上げます。
群馬のプロモーション事業「群馬の逆襲」の事業費について、群馬のプロモーション事業に関する企画提案の状況と採用業者について、「群馬のすき焼き」としてのつくり方の統一について、これらの事項につきましても活発な議論が行われました。
以上、申し上げて委員長報告といたします。ありがとうございました。(拍手)
──────────────────────────
総務企画常任委員会議案審査報告書
(予 算 議 案)
第61号議案 本文
第61号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
1 歳 入
第 1 款 県税
第 2 款 地方消費税清算金
第 3 款 地方譲与税
第 4 款 地方特例交付金
第 5 款 地方交付税
第 7 款 分担金及び負担金
第 8 款 使用料及び手数料
第 9 款 国庫支出金
第 10 款 財産収入
第 11 款 寄附金
第 12 款 繰入金
第 13 款 繰越金
第 14 款 諸収入
第 15 款 県債
第61号議案 第1表
歳入歳出予算補正のうち
2 歳 出 中
第 1 款 議会費
第 2 款 総務費
第 3 款 企画費
第 12 款 教育費中の
第 8 項 大学費
歳入歳出補正予算事項別明細書中
第1目女子大学費
第 14 款 公債費
第 15 款 諸支出金
第61号議案 第3表
債務負担行為補正のうち
1 追 加 中
・群馬県ホームページCMSシステム更新業務委託契約
・女子大学学内ネットワークサーバー機器類リース契約
2 変 更 中
・給与等計算システム構築運用保守委託契約
・職員研修業務委託契約
・第3期総務事務システム運用委託契約
・給与等計算システム構築運用保守委託契約
・遠隔地バックアップシステム構築運用保守委託契約
第61号議案 第4表 県債補正
第65号議案 平成25年度群馬県
用地先行取得特別会計補正予算(第1号)のうち
第1表
歳入歳出予算補正中の
1 歳 入 中
第 5 款 県債中の
第 1 項 県債
歳入歳出予算事項別明細書中
第1目企画債
2 歳 出 中
第 1 款 企画費
第2表 県債補正のうち企画費関連
限度額△1,700,000千円
第67号議案 平成25年度群馬県
公債管理特別会計補正予算(第1号)
第69号議案 平成25年度群馬県新
エネルギー特別会計補正予算(第2号)
第70号議案 平成25年度群馬県
電気事業会計補正予算(第4号)
第71号議案 平成25年度群馬県
工業用水道事業会計補正予算(第3号)
第72号議案 平成25年度群馬県
水道事業会計補正予算(第4号)
第73号議案 平成25年度群馬県
団地造成事業会計補正予算(第4号)
(事 件 議 案)
第76号議案 群馬県財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部を改正する条例
第77号議案 統計法に基づく基幹統計調査の事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
承第1号 専決処分の承認についてのうち
1 平成25年度群馬県
一般会計補正予算(第4号)中
本 文
【以上、
全会一致可決・承認】
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長 以上で委員長報告は終了いたしました。
● 討 論
○
久保田順一郎 議長 これより討論に入ります。
通告がありますので、発言を許します。
──────────────────────────
本 日 の 発 言 通 告
┌────────┬───────────────────────────────┐
│氏名(所属会派)│発言通告内容 │
├────────┼───────────────────────────────┤
│酒井宏明 │第61号議案、第75号議案、第96号議案の委員長報告に対する反対討論│
│(日本共産党) │ │
├────────┼───────────────────────────────┤
│新井雅博 │第61号議案、第75号議案、第96号議案の委員長報告に対する賛成討論│
│(自由民主党) │ │
└────────┴───────────────────────────────┘
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長 委員長報告に対する反対討論者酒井宏明議員御登壇願います。
(酒井宏明議員 登壇 拍手)
◆酒井宏明 議員 日本共産党県議団の酒井宏明です。
会派を代表して、通告してあります各議案について反対討論を行います。
第61号議案「平成25年度群馬県
一般会計補正予算」案は、主に国の基金積み増しと大型公共事業の積み増しです。基金の中には暮らしや雇用、教育など県民生活に有用なものもありますが、増額した国補正関連の223億円のうち公共事業が147億円も占め、特に上信自動車道などの道路、橋梁関係だけで約85億円に上るなど、大型公共事業中心の補正予算です。それは安倍政権の国土強靱化政策や、4月からの消費税増税への対応策による公共事業ばらまきに連動したものです。これまでも景気対策などと言って大型開発が繰り返されてきましたが、地域の活性化や県民所得の向上には結び付いてきませんでした。アベノミクスに追随し、借金を増やすだけの本補正予算には反対です。
次に、第75号議案「群馬県
農業構造改革支援基金条例」及び関連予算についてです。これは農地中間管理事業の推進に関する法律の制定に伴い、国から交付される補助金を基金として積み立て、この基金の取り扱いを定めた条例を制定しようとするものです。この法律は、農業への参入の促進、農地利用の効率化・高度化などを目的に、離農者や小規模農家の農地を
農地中間管理機構が借り受け、利用条件の改善などを行い、その農地の利用を希望する農業経営者に貸し出すとしたものです。
日本共産党は、この法律が家族経営農業を否定し、財界の音頭で農業を企業のビジネスチャンスにするためのものだとして反対してきました。第1の問題は、農地の貸し出しに当たって、機構が行う農用地利用配分計画の作成の際に発生します。この配分計画は、必要があれば市町村に案の提出を求めることができ、また、市町村は、必要があれば農業委員会の意見を聞くものと規定されています。これは、規制改革会議が昨年9月、農地貸し付けに当たって、農業委員会の法的な関与は要しないこととすべきであるとの露骨な注文を忠実に取り込んだものになっています。このことについて、周知のとおり、全国農業会議所の会長が、農業・農村の現場から著しく乖離したものと厳しく批判したところです。このように、農業委員会の農地の貸借に関わる許認可権を事実上排除し、農地制度に決定的な風穴をあけ、農地に関する権限を現場から奪うものであります。
第2の問題は、この法律が条件の悪い耕作放棄地を除外したことです。耕作放棄地の解消がクローズアップされる中で、それを逆手にとるように、耕作放棄地の中から条件のよい農地のみを協力金を出してまで機構に集め、農業法人や企業などに貸し出すものとなっています。まさに地域農業振興とは無縁の、優良農地を企業に差し出す役割を機構に担わせようとするものです。また、引き受けた農地も、一定期間貸し出し先が見つからない場合には所有者に戻されることになっており、逆に耕作放棄地を増やすことになりかねません。結局、機構創設の根底にあるのは、農地の多面的機能や農地法の理念、農業委員会の役割を否定し、耕作放棄地問題の解決策ともならないものであります。よって、本基金条例及び関連予算に反対です。
第96号議案は、八ッ場ダム関連の架橋工事の請負契約ですが、八ッ場ダムの本体工事に反対する立場から賛成できません。
以上で私の反対討論といたします。(拍手)
○
久保田順一郎 議長 委員長報告に対する賛成討論者新井雅博議員御登壇願います。
(新井雅博議員 登壇 拍手)
◆新井雅博 議員 おはようございます。自由民主党の新井雅博でございます。
会派を代表いたしまして、上程中の各議案、県民生活の向上に資する議案につきまして、委員長報告に賛成の立場から討論を行います。
本題に入る前に、我が党においては、今回の豪雪被害に対しましての議論、先ほど委員長報告がありましたとおり、真剣に、そして活発に議論を行ったところでございます。あわせて、我が党の各議員は、豪雪の当日から個々の各議員が除雪に対する対応、地域住民の生活の安否確認を含めた被害状況、あるいは農畜産物、商工業、観光業、そういったそれぞれの立場の人たちの被害状況の確認に奔走してきたところであります。あわせて、自民党内におきましては、須藤昭男幹事長を豪雪被害対策本部長として直ちに本部を立ち上げて、関係各議員が地域の様々な情報の共有を図り、あるいは被災地、被災者の声を真摯に受け止めながら、様々な諸課題を取りまとめて県執行部へ要請したところでございます。また、我が党の選出の国会議員に対しましても、すぐさま激甚災害指定等々を含めた対応を中曽根県連会長を中心に強く要請して、農水大臣をはじめ各関係大臣に働きかけをしていただいたところでもございます。
そして、群馬県にあっては、知事のリーダーシップのもと、我が党の集めた県民の要望を踏まえて、被害状況の把握、支援、国への働きかけ等々、スピード感を持った対応をしていただきました。感謝を申し上げるところであります。あわせて、大澤知事にあっては、まずは除雪を徹底的に行う、あるいは人命救助を最優先にする、その後にあっては自ら甘楽郡内に赴き、あるいは藤岡市内のハウスの倒壊現場に赴き、現地を確認し、自らの肌にしっかり刻み込んでいただきました。その後にあっては、我が党の県議団長である狩野浩志議員の一般質問において、少なくとも農業用施設においては70%以上の補助をしなければ施設園芸農家の再生はあり得ないという強い要請に後押しをされたように、知事にあっては総務省に豪雪被害に対する特別地方交付税の予算の獲得、あるいは農水省に直接赴いて農業用施設等々を含めた補助制度の拡充にと奮闘をいただきました。
その結果、御案内のとおり、従前3割の補助規定というものを大幅にアップしていただき、5割国が補助する、そのような決定を受けて、すぐさま、今日の朝の新聞に記載をされていたように、群馬県では関係市町村と早急に協議を重ねて、4割さらにかさ上げをして9割、すなわち農業者の負担は1割に抑える、このような決断をしていただいたことは、農業者にとって、本当に前を向いて、明日の明かりが見えたように思うわけでありまして、ぜひ今後、知事をはじめ当局におきましては、補助制度を含めて、被害者に寄り添った特段の対応方をとっていただくように改めて御要請、お願いを申し上げる次第でございます。
それでは、本題に入ります。
第61号議案「平成25年度群馬県
一般会計補正予算(第5号)」については、国の補正予算に関連して、消費者被害の防止などを図る基金、子どもを安心して育てられる基金、輸入木材に負けない強い林業・木材産業をつくる基金、若者や女性などの雇用を生み出す基金、これらの積み増しを行うほか、特別支援学校の未設置地域をなくすため、榛名養護学校吾妻分校を整備しようとするものをはじめ、ぐんまの木で家づくり支援事業の増額、
木質バイオマス発電を支援するなど、我が会派の政策要望と合致するものであり、また、減額については、事務事業における不用額を減額するものであり、効率的な予算執行に努めた結果と考えます。予算の増額、減額とも、県民ニーズや国の動向に対し適切に対応した補正であり、賛成をいたします。
次に、事件議案についてであります。第75号議案「群馬県
農業構造改革支援基金条例」は、農業経営の規模拡大、農用地の集団化など、今後の農業構造改革を進めるため、事業執行に必要な財源を基金として積み立てようとするものであり、当該議案に賛成をいたします。
次に、第96号議案「請負契約の締結について」は、水源地域整備事業として、町道長野原線が白砂川を渡り、国道292号に接続するため、(仮称)白砂川橋を整備しようとするものであります。これは八ッ場ダム建設により影響を受ける地元の方々の生活再建などに必要なものであり、当該議案に賛成をいたします。
他の議案については、会派において慎重に審議をした結果、全て委員長報告に賛成をいたします。
以上をもちまして私の賛成討論といたします。(拍手)
○
久保田順一郎 議長 以上で討論を終結いたします。
● 採 決
○
久保田順一郎 議長 これより採決いたします。
まず、第61号、第75号及び第96号の各議案について採決いたします。
これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○
久保田順一郎 議長 起立多数であります。よって、各議案は委員長報告のとおり可決いたしました。
次に、ただいま採決いたしました各議案を除く上程中の平成25年度関係の各議案につきましては、いずれも委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○
久保田順一郎 議長 起立全員であります。よって、各議案は委員長報告のとおり可決及び承認いたしました。
● 特別委員会の設置
○
久保田順一郎 議長
△日程第2、議第1号の発議案を議題といたします。
発議案はお手元に配付しておきました。
──────────────────────────
議第1号議案 特別委員会の設置について
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により提出します。
平成26年2月27日
群馬県議会議長 久保田 順一郎 様
提出者 議会運営委員長 狩 野 浩 志
議第1号議案
特別委員会の設置について
1 委員会名称 交通安全対策特別委員会
2 委員定数 12人
3 設置目的 交通事故に対し不安のない県民生活の実現を目指し、交通安全基本条例(仮称)の制定、交通安全思想の普及啓発等について、一体的、横断的、集中的に審査を行うため
4 付議事件 交通安全基本条例の制定に関すること
交通安全環境及び施設整備に関すること
交通安全思想の普及啓発に関すること
──────────────────────────
● 提 案 説 明
○
久保田順一郎 議長 ただいま議題となっております議第1号の発議案について、提出者の説明を求めます。
議会運営委員会狩野浩志委員長御登壇願います。
(議会運営委員会 狩野浩志委員長 登壇 拍手)
◎議会運営委員会(狩野浩志 委員長) 議会運営委員会から発議いたしました議第1号議案「特別委員会の設置について」御説明申し上げます。
現在、県では、交通安全業務を県土整備部で所管しておりますが、当該業務は警察本部や教育委員会など他部局と密接に関係しております。現状においては、それぞれ所管する常任委員会が異なることから、なかなか議論が深まらないという問題が生じております。
群馬県は車社会であります。人口10万人当たりの交通事故発生率は依然として高止まり傾向にあって、特に車の運転免許を取って1年未満の、いわゆる初心者マークをつける人たちの事故発生率が高い状況にあります。そのような状況を踏まえ、1件でも悲惨な交通事故を減らすべく、仮称でありますが、交通安全基本条例の制定などを目的として、新たにこの特別委員会を設置しようとするものであります。
また、この時期に特別委員会を設置する理由でありますが、本県議会では、特別委員会を「県政の特に重要なテーマを審査する委員会とし、1年程度を目安に議会としての意見・提案をまとめる」として、平成22年5月定例会以降、毎年5月定例会でその時々の重要課題に関する特別委員会を設置してまいりました。しかしながら、交通事故発生率の高止まりは由々しき問題であり、一日も早く県民の誰もが安全で安心して暮らせる社会をつくる必要があるため、交通安全に関する条例の早期制定を目指し、例年より早いこの時期に設置しようとするものであります。
こうしたことから、交通安全基本条例の制定とともに、交通安全環境及び施設整備、交通安全思想の普及啓発など、本県の交通安全対策について審査を行おうとする交通安全対策特別委員会の設置について提案させていただくものであります。
議員各位におかれましては、発議案の趣旨を御理解いただき、御賛同いただきますようお願い申し上げ、提案説明といたします。(拍手)
○
久保田順一郎 議長 提出者の説明は終わりました。
● 討 論
○
久保田順一郎 議長 これより討論に入ります。
通告がありますので、発言を許します。
──────────────────────────
本 日 の 発 言 通 告
┌───────────────┬───────────────────────┐
│氏名 │発言通告内容 │
│(所属会派) │ │
├───────────────┼───────────────────────┤
│伊藤祐司 │議第1号議案に対する反対討論 │
│(日本共産党) │ │
└───────────────┴───────────────────────┘
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長 ただいま議題となっております議第1号の発議案に対する反対討論者伊藤祐司議員御登壇願います。
(伊藤祐司議員 登壇 拍手)
◆伊藤祐司 議員 日本共産党の伊藤祐司です。
議第1号 「特別委員会の設置について」、議会運営上の問題点を指摘して反対討論をいたします。
まず、今回のようにイレギュラーなタイミングで特別委員会を設置するには、相応の必然性と緊急性が必要です。県政に深刻な事態が起きたときとか、重大な事件、事故、災害が起きたなどがそれに当たるでしょう。今回つくろうとしているのは交通安全対策特別委員会です。交通安全対策が重要であることは議論をまちません。しかし、県政が直面している様々な問題に先んじて、特別委員会を前倒しで設置していく必然性や緊急性があるでしょうか。付議されているのは、1、交通安全基本条例に関わること、2、交通安全環境及び施設整備に関すること、3、交通安全思想の普及啓発に関すること、わずか1会期を先行しなければならない理由は見当たりません。
さらに問題なのは、この委員会だけの前倒し設置が議会運営の悪しき前例になりかねないという点です。議会基本条例第11条第3項には、「会派間の調整に当たっては、少数意見について配慮するものとする」と記されています。しかし、今回つくられる特別委員会の定数は12で、日本共産党と爽風は最初から参加する余地がありません。相当の緊急性があるというのならば、少数会派に委員が割り振られる定数にするべきです。定数12は来年度つくられる特別委員会の前倒し設置だからというのならば、来年度の特別委員会の設置についての意見を同様に前倒しで調整して、4つの委員会を内示し、少数会派も含めた選択に付すというのが筋と言うべきではないでしょうか。
いずれにしても、今回の特別委員会のイレギュラーなタイミングでの設置は、自分たちが決めた議会基本条例の精神にも反するものであります。このような議会運営が今後行われないよう強く求める意味から、この議案に反対を表明し、討論といたします。(拍手)
○
久保田順一郎 議長 以上で討論を終結いたします。
● 採 決
○
久保田順一郎 議長 これより採決いたします。
議第1号の発議案について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○
久保田順一郎 議長 起立多数であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。
● 特別委員の選任
○
久保田順一郎 議長
△日程第3、特別委員の選任を行います。
お諮りいたします。
ただいま設置されました交通安全対策特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
久保田順一郎 議長 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を交通安全対策特別委員に選任することに決定いたしました。
──────────────────────────
特 別 委 員 名 簿
交通安全対策特別委員会(12人)
南 波 和 憲 黒 沢 孝 行 須 藤 昭 男
大 沢 幸 一 福 重 隆 浩 橋 爪 洋 介
岩 上 憲 司 井 田 泉 須 藤 和 臣
井 下 泰 伸 高 田 勝 浩 金 井 康 夫
──────────────────────────
○
久保田順一郎 議長 ただいま選任されました各委員は、御会合のうえ、正副委員長を互選して、議長のもとに報告願います。
● 休 憩
○
久保田順一郎 議長 暫時休憩いたします。
午前10時52分休憩
午前11時4分再開
● 再 開
○
久保田順一郎 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
● 諸 般 の 報 告
○
久保田順一郎 議長 諸般の報告をいたします。
交通安全対策特別委員会の正副委員長の互選結果につきましては、委員長に南波和憲議員、副委員長に橋爪洋介議員が選任されましたので、御報告いたします。
● 休 会 の 議 決
○
久保田順一郎 議長 お諮りいたします。
明7日、10日から14日、17日及び18日の8日間は委員会審査等のため本会議を休会にいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
久保田順一郎 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
以上をもって本日の日程は終了いたしました。
次の本会議は、3月19日午前10時から再開いたします。
● 散 会
○
久保田順一郎 議長 本日はこれにて散会いたします。
午前11時5分散会...