守谷市議会 > 2019-06-13 >
令和 元年 6月定例月議会−06月13日-02号

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  1. 守谷市議会 2019-06-13
    令和 元年 6月定例月議会−06月13日-02号


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    最終取得日: 2022-12-18
    令和 元年 6月定例月議会−06月13日-02号令和 元年 6月定例月議会                令和元年守谷市議会              6月定例月議会会議録 第2号        ─────────────────────────           令和元年6月13日 午前10時00分開議        ───────────────────────── 1.出席議員 19名     議長 20番 梅 木 伸 治 君   副議長 15番 高 橋 典 久 君         1番 渡 辺 大 士 君        2番 砂 川   誠 君         3番 神 宮 栄 二 君        4番 堤   茂 信 君         5番 浅 川 利 夫 君        6番 末 村 英一郎 君         7番 高 梨   隆 君        8番 渡 辺 秀 一 君         9番 長谷川 信 市 君       10番 青 木 公 達 君        12番 山 田 美枝子 君       13番 寺 田 文 彦 君        14番 高 梨 恭 子 君       16番 川 名 敏 子 君        17番 市 川 和 代 君       18番 佐 藤 弘 子 君        19番 伯耆田 富 夫 君 1.欠席議員
            な し 1.出席説明者         市長                 松 丸 修 久 君         副市長                田 中   健 君         教育長                町 田   香 君         総務部長               坂     浩 君         生活経済部長             岩 田   賢 君         保健福祉部長             堀     浩 君         都市整備部長             古 谷 浩 一 君         教育部長               宇田野 信 彦 君         上下水道事務所長           長 田   誠 君         会計管理者              山 崎 浩 行 君         総務部市長公室長           浜 田 耕 志 君         総務部次長              川 村 和 彦 君         生活経済部次長            鈴 木 規 純 君         保健福祉部次長            稲 葉 みどり 君         保健福祉部次長            椎 名 恵美子 君         都市整備部次長            飯 塚 俊 雄 君         教育部次長              小 林 伸 稔 君         秘書課長               高 橋 賢一郎 君         農業委員会事務局長          北 澤 盛 次 君 1.本会議に職務のため出席した者         議会事務局長      高 橋 弘 人         議会事務局長補佐    山 崎 隆 裕           令和元年6月定例月議会一般質問通告事項 通 告 順 1番 青 木 公 達 議員  1.守谷市職員の資格手当〔市長・担当部長〕   (1)守谷市職員受験に資格が必須な職種は何か    ア 具体的な職種は何か    イ これらは法的に決められているのか   (2)現在の資格手当について    ア 現在,支払われている具体的な職種と月額は    イ 資格手当と特殊勤務手当の違いは   (3)守谷市にとって「資格」とは何か    ア 資格取得へ助成する基準は何か    イ 守谷市職員受験で資格が必須でないものは    ウ 図書司書の資格は必要か 2番 川 名 敏 子 議員  1.インクルーシブ公園と障がい児支援〔市長・担当部長〕   (1)公園施設設置の考え方   (2)今後の公園計画   (3)療育教室の拡充  2.障がい者のための防災手引き〔市長・担当部長〕   (1)災害弱者への対応   (2)障がい者の自助・共助・公助   (3)障がい者のための防災手引きの必要性  3.生き方を考える引きこもり対策〔市長・担当部長〕   (1)引きこもり相談窓口   (2)就労支援とその他の対応 3番 高 梨 恭 子 議員  1.Moriyaいきもの調査隊について〔市長・教育長・担当部長〕   (1)取組の目的   (2)昨年の実績と課題   (3)応募者拡大に向けて    ア 活動団体との連携    イ 小中学生への参加よびかけ   (4)地域愛着度アップと活性化に向けて  2.人生最期に備えるもしもの話「もしバナ」について〔市長・担当部長〕   (1)エンディングノート講演会の継続開催   (2)「もしバナゲーム」体験会の実施   (3)障がい者をもつ親へ「親心の記録」配布  3.みずき野第2調節池の利用について〔市長・担当部長〕   (1)これまでの利用の経緯   (2)整備の状況   (3)周辺の歩道や階段の設置 4番 堤   茂 信 議員  1.幼児教育無償化の課題と対応について〔市長・担当部長〕   (1)幼児教育無償化について   (2)幼児教育無償化による待機児童について   (3)課題と対応   (4)幼児教育無償化が財政に与える影響  2.市政に対する副市長の思いを問う〔副市長〕   (1)守谷市の現状について   (2)副市長の考える市政の課題について   (3)課題に対する対応策について   (4)副市長の描く将来像について 5番 砂 川   誠 議員  1.上下水道について〔市長・担当部長〕   (1)各施設の整備状況は   (2)地下水浄水施設について   (3)料金収入の今後の見通しは   (4)職員の育成は   (5)下水処理過程で出る汚泥の処分は   (6)ストックマネジメント計画の策定状況は  2.防災・減災の取組について〔市長・担当部長〕   (1)防災士の活用法   (2)災害時の福祉避難所の課題は 6番 市 川 和 代 議員
     1.放課後児童クラブ事業について〔市長・教育長・担当部長〕   (1)放課後児童クラブの現状   (2)今後の見通しと課題   (3)非常災害計画と訓練   (4)指導員の資格及び配置員数の堅持を  2.受動喫煙の取組について〔市長・担当部長〕   (1)守谷駅西口の喫煙所設置の経緯は   (2)市民からの苦情や意見は   (3)改善する方策は 7番 浅 川 利 夫 議員  1.報・連・相について〔市長・担当部長〕   (1)担当職員は業務(打合せ等)を常に上司に報・連・相を行っているか,また文書で伝えているか   (2)上司は担当職員(部下)業務を把握しているか   (3)言葉・説明による曖昧さはないか   (4)外部との協議の中でお互いの意思の共有化は図られているか  2.事務引継ぎについて〔市長・担当部長〕   (1)人事異動等で担当が変わったとき,担当課が変わったときの引継ぎ方法は(マニュアル)   (2)前任者の継続業務に対し外部者との協議にすれ違いはないか   (3)連携不足による不都合発生について 8番 神 宮 栄 二 議員  1.守谷市の高校について〔市長・担当部長〕   (1)守谷市の高校生の現状について   (2)近隣地区の高校の現状について   (3)公立中高一貫校の新設の可能性について  2.シルバークラブ補助金について〔市長・担当部長〕   (1)これまでの補助金について   (2)単位クラブと連合会について   (3)今後の見通し(まちづくり協議会との連携)  3.北守谷周回遊歩道の陸橋補修工事について〔市長・担当部長〕   (1)工事の目的と内容について   (2)工事内容を事前周知すべきではないか   (3)他の3陸橋の工事予定について  4.売却した公有地中央3−17−3のその後について〔市長・担当部長〕   (1)現状について   (2)これまでの経費について   (3)今後の見通しについて 9番 末 村 英一郎 議員  1.「見えバス」の総括と市民への説明責任について〔市長・担当部長〕   (1)関東鉄道グループと守谷市との間の役割分担,経費負担割合等の取り決め   (2)関東鉄道バス営業所統合計画をいつから認識していたか   (3)関東鉄道グループの「見えバス」プロジェクトに対する当初からの姿勢   (4)「見えバス」開始後の利用者への広報,プロモーション活動   (5)実証実験中止となった理由の市民への周知説明,どの手段でどのような内容で行ったか   (6)新規プロジェクトへの取組と失敗リスクに対する市の考え方 10番 山 田 美枝子 議員  1.市内の建物火災と防災について〔市長・担当部長〕   (1)守谷市の建物火災についての情報   (2)出火から鎮火まで8時間のわけは   (3)県道封鎖の影響について   (4)今後の課題  2.市内公共交通の現状〔市長・担当部長〕   (1)デマンドタクシースタートの現況   (2)モコバス減便の影響は   (3)いこいの郷利用者からの要望に対して   (4)利用料金値下げについて  3.幼児教育・保育無償化の守谷市の対応〔市長・担当部長〕   (1)10月からの無償化で変化する内容   (2)無償化されない認可外への補助は   (3)無認可保育園の経営は大丈夫か  4.市内生産緑地について〔市長・担当部長〕   (1)国の生産緑地の指定解除の影響は   (2)市内27地区3.86ヘクタールの地権者との話し合いは   (3)守谷市の立地適正化の将来像は 11番 渡 辺 秀 一 議員  1.マル福・すこやか医療について〔市長・担当部長〕   (1)高校生における現状の制度はどのようになっているのか   (2)高校生における近隣他市の取組について   (3)今後について  2.テレワークについて〔市長・担当部長〕  (1)働きながら子育てしやすい街づくりとしてテレワークの活用について     ア 行政が推進するテレワークとは     イ 行政ができるテレワーク支援とは   (2)市職員に対するテレワークの活用について     ア 働き方改革や生産性の向上などを踏まえた現状の取組状況は     イ BCP対策としてのテレワークの有効性について 12番 佐 藤 弘 子 議員  1.就学援助制度について〔市長・担当部長〕   (1)現状を問う   (2)制度の援助増額の考えは  2.母子手帳について〔市長・担当部長〕   (1)母子手帳電子手帳の導入   (2)母子手帳受け取る内容は何か(アンケート含む)   (3)虐待をなくすには,対策はあるか  3.子ども・子育て支援新制度〔市長・担当部長〕   (1)新制度でどう変わりますか   (2)待機児童解消を目指すには   (3)公立保育所・自治体が保育に責任  4.小学校建物状況視察について〔市長・担当部長〕   (1)改修改善,その後調査はどのように考えているか  5.補聴器に公的補助〔市長・担当部長〕   (1)難聴を医療の対象に  6.期日前投票について〔市長・担当部長〕   (1)駅前投票所等の設置の考えを問う 13番 高 梨   隆 議員  1.児童・生徒・市民の交通安全対策等について〔市長・担当部長〕
      (1)通学路の安全対策について   (2)市内道路の危険個所と安全対策について   (3)交通マナーについて  2.学校での事故予防対策について〔市長・担当部長〕   (1)学校での事故と事故予防対策について   (2)熱中症とスポーツ大会について 14番 寺 田 文 彦 議員  1.ブロック塀の安全確保について〔市長・担当部長〕   (1)調査結果について   (2)改善対策の進捗状況について 15番 渡 辺 大 士 議員  1.障がい者の社会生活総合支援について〔市長・担当部長〕   (1)医療的ケアが必要な子どもの支援の現状について   (2)市の日中一時支援事業実施要領について   (3)入浴支援について  2.認可保育所整備事業について〔市長・担当部長〕   (1)開設遅延の経緯   (2)開所に向けたこれからの対応   (3)入所不承諾児への対応 1.議事日程        ──────────────────────────               議 事 日 程 第 2 号                          令和元年6月13日(木曜日)                              午前10時00分開議 日程第1.市政に関する一般質問     1. 青 木 公 達 議員     2. 川 名 敏 子 議員     3. 高 梨 恭 子 議員     4. 堤   茂 信 議員     5. 砂 川   誠 議員     6. 市 川 和 代 議員     7. 浅 川 利 夫 議員     8. 神 宮 栄 二 議員     9. 末 村 英一郎 議員     10. 山 田 美枝子 議員     11. 渡 辺 秀 一 議員     12. 佐 藤 弘 子 議員     13. 高 梨   隆 議員     14. 寺 田 文 彦 議員     15. 渡 辺 大 士 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(梅木伸治君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は19名であります。  定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  日程に先立ちまして,保健福祉部長堀 浩君から発言を求められておりますので,これを許可します。  保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) おはようございます。6月5日,議案第53号 令和元年度守谷市一般会計補正予算(第2号)の原案質疑におきまして,佐藤弘子議員から,保健センター改修事業施工監理費委託料につきまして質疑がございました。その際,私が回答しましたが,保健センター改修工事予算額の約20%を施工監理として計上していると説明申し上げております。この20%につきまして,大変申しわけありません,正しくは2%でございます。おわびをして訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 本日の日程は,市政に関する一般質問であります。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(梅木伸治君) それでは,通告順に発言を許します。  通告順位1番,青木公達君,登壇を願います。  青木公達君。                〔10番青木公達君登壇〕 ◆10番(青木公達君) 通告順位1番,もりや清流会の青木公達でございます。よろしくお願いいたします。  調べましたら,今回で通算3回目のトップバッター,去年9月がトップだったので,1年でちょうど1回回ってきた感じであります。トップバッターにふさわしい内容と簡潔な一般質問にしたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  さて,今回の質問は,守谷市職員の資格手当についてでございます。この1点でございます。  平成31年3月定例月議会の議案第22号として,守谷市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例が上程され,可決されました。提案理由は,特殊勤務手当のうち,勤務に対するものではなく,資格に対する手当となっているものがある。具体的には,保健師,保育士手当及び教育指導員手当,こういうものがあるので,この3点の手当について廃止するというものでございました。要するに,特殊勤務手当の中に,職務,実際に行っている仕事に対してではなく,資格,いろいろな資格ございますが,その資格そのものに対しての手当になっているものがあるのではないかということで,資格に対する手当は廃止し,本来の仕事,職務に対する手当だけにするというものでございました。  方向性としては,私も間違っていないと思うのですが,守谷市職員の採用試験に関して調べておりましたら,いろいろ疑問が出てきましたので,伺いたいと思います。  まず,守谷市職員の募集案内を見ると,受験資格に何々の資格を有するという職種があります。このように何らかの資格が受験要件になっている職種は何か,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) お答えをさせていただきます。  守谷市の専門職員の職種ということでございますが,一般事務職の職員とは別に,採用の際資格を指定している職種は,現在雇用しているもので14種の資格がございます。  例といたしましては,先ほど議員おっしゃったように,保育士,保健師,管理栄養士,精神保健福祉士,社会福祉士,臨床心理士などがございます。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) ありがとうございます。14種類の資格があるということでした。14種類の中で,法的に必要とされている職種は,具体的に何種類でどのようなものがあるのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 法によって必要な資格が求められる職という意味では,4種類ございます。保育所に配置する保育士,地域包括支援センターに配属する保健師,社会福祉士,介護支援専門員などがあります。このうち,保育士,保健師,社会福祉士は国家資格が必要ということになります。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) 保育士,保健師,社会福祉士,それから介護支援専門員の4種類が法的に必要とされているものであるということですね。その中で,保健師と保育士,社会福祉士が国家資格ということです。  そうしますと,この4種以外のほかの10種類,先ほど14種類あるとおっしゃっていましたので,今の4種類以外の10種は,市が任意に職員採用で必要と判断しているものと理解してよろしいでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 議員おっしゃるように,市が任意で市民サービス向上または業務遂行上必要であろうという観点から資格を有する者を採用している職は,10種類でございます。  主に申し上げますと,電気,土木,水道等の技師,それから言語聴覚士などがあり,必要な部署に配置しているという現状でございます。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) 先ほど特殊勤務手当の中に,職務に対してではなく資格に対する手当になっているものがあるので,資格に対する手当は廃止し,本来の職務に対する手当だけにする。そのために,守谷市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例を上程され,可決されたと申し上げました。  確認ですが,このほかに資格手当として残っているものはあるのか,もしあるとすればどのようなものがあるか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 3月定例月議会におきましていわゆる資格手当というものを廃止させていただいたところでございますが,この3月の議決をもちまして,資格手当と言われものについては一切廃止させていただきました。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) ということは,今回の条例改正で資格手当と呼ぶものは全てなくなったということでございます。  これも確認になるのですが,資格手当と特殊勤務手当の区別がつかない部分が若干まだ私の頭の中に残っているのですが,具体的に手当の種類,金額を挙げて,特殊勤務手当についてご説明いただけますか。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 先ほど申し上げましたが,資格手当につきましては,業務に従事する職員に対するものでありました。いわゆる資格手当と言われるものでございました。しかし,当該職員につきましては,採用時にその資格を有することを前提に,その資格が必要とされる業務についてもらうという目的で採用していますので,資格を有していることのみをもって支給される手当については,廃止をさせていただいたということでございます。  これに対しまして,その他の特殊勤務手当ということになろうかと思いますが,こちらは従事した業務の内容に対して支給をしているというものでございます。  例えばの話になりますが,変死体等の死体処理作業に従事した場合は1回2,000円,それから犬猫鳥獣等の死体処理に当たった職員に対しては1回300円,著しく不衛生な環境下で業務に従事した場合も1回300円,それから生活保護業務に従事した職員の場合は1日300円,こちらは上限が4,500円になっていますが,以上の特殊勤務手当があるということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) 守谷市では,資格を有しているということだけで支給される手当は全て廃止されたということが理解できました。  それでは,次にお聞きしたいのは,守谷市職員の資格取得に対する助成に関する規定というものがございますが,この規定についてお聞きいたします。  今までの質疑で,守谷市において,職員が取得した資格と給与は結びつかないということがわかりました。そうすると,職員が資格取得を目指すモチベーションが低下するおそれがあるところですが,その一方で,資格取得に対する助成をするというある意味相反する規定があるわけです。職員が資格を取得することへ,どのような状態,あるいはどのような職種で,助成を行うか行わないか判断するのか,その判断基準等をお示しください。
    ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 市職員が資格を取得しようとする場合につきましては,守谷市職員の資格取得に対する助成に関する規定というものがございまして,こちらに基づいて受験料を助成しているところでございます。  助成の対象となる資格につきましては,職務の遂行に有益な資格といたしまして市長が別に定めてございます。したがいまして,助成金の受験料につきましては,市長決裁の上決定をしているという状況でございます。  助成対象の資格については,例えば弁護士,司法書士など国家資格を初め,公的資格,民間資格を含めまして全部で48種類を明記してございます。職員に対しまして制度の周知をすることで,職員の自己啓発への意欲を喚起したり,より一層の公務能率の向上を図っていきたいということから助成を行っているということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) 職務の遂行に有益な資格として48種類が規定されていて,助成するかどうかは市長決裁で決められるということでした。また,助成する意味は,職員の自己啓発,要するにキャリアアップへの意欲を喚起して,公務能率の向上を図っていくということかと思います。  先ほど守谷市職員の採用試験で必要な資格についてお聞きしましたが,同じような質問になって申しわけございませんが,逆に,資格が必須でない職種というのはあるのかどうか,お聞きいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 特定の資格が必須でない職種といたしましては,一般事務職が該当いたします。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) 一般事務職に関しては,資格は求めていないということでございました。  平成31年4月採用の守谷市職員の募集を見ますと,受験資格として,確かに一般事務には必要な資格の記述はありませんでしたが,看護師,保育士,管理栄養士,療育指導員──これは言語聴覚士のことだそうですけれども,それと司書には,それぞれの必要な資格の記述がございました。  ただし,この中で,看護師,保育士,栄養管理士,療育指導員は国家試験とうたわれていましたが,司書に関しては国家試験という文句はうたわれてはおりませんでした。  実は,私も勉強不足で反省しているのですが,私は今まで司書とは国家試験での資格だと思っていましたので,守谷市職員の受験資格での表示が間違っているのかなとばかり思っておりました。しかし,文部科学省のホームページを見て,明確に以上のようなことが書いてありました。  司書になるための方法として,三つの方法が紹介されていました。まず一つが,短大を含む大学または高等専門学校卒業生が司書講習を終了し資格を得る,これが第1番目。第2番目として,これも短大を含む大学で司書資格取得に必要な科目を履修し,卒業をもって資格を得る,これに通信制,夜間,科目等履修を含みますとあります。これは,もしかしたら学校の先生方の教職課程と一緒なのかなと理解しております。3番目として,3年以上司書補としての勤務経験者が司書講習を修了し資格を得るとありました。  したがって,司書資格を得るための国家試験はなく,主に大学で必要な科目を履修するか,履修しなかった場合は,司書講習を受講し,司書資格を得ることができるとのことです。  さらにいろいろ調べてみましたら,国立国会図書館のホームページに採用に対するQ&Aがございまして,「国立国会図書館職員採用試験の受験資格に司書資格は必要ですか」という問いに「必要ありません」と答え,また,わざわざ「司書資格の有無が試験の合否に影響することはありません」とつけ加えられております。  国家試験であるかどうかはともかくとして,国立国会図書館の受験に司書資格が必要条件でないことを考えると,これは守谷市ばかりでなくて,一般の市町村の図書館職員の採用条件についても同じことが言えるのですが,受験要件に司書資格を入れることに多少なりとも違和感を感じざるを得ませんでした。  一般事務に応募してきた応募者の中にも図書館運営に興味を持って来る応募者がいることも考えられる,あるいは既に職員になっている者の中にも図書館の運営というものに非常に興味を持っている職員もいるかもわかりません。そうしますと,幅広く人材を求めるという意味からすると,司書資格を受験資格から外すことが,ある意味人材確保につながる可能性があると私は思っております。  守谷市の職員募集の中で司書資格を受験資格として司書を募集するのではなく,一般事務枠の中に入れて,一般事務に例えば図書館勤務もあり得るというような注釈でも入れておけば,図書館運営に興味ある司書をお持ちの方も応募してくるのではないかということも考えられるのではないかと思っております。このような方策を守谷市でとることはできないのか否か,お考えをお聞かせください。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 図書館司書の応募資格ということでございますが,国家資格ではない図書館司書につきましては,昨年の職員募集の際にも,直営化に向けまして,図書館司書職として1名を採用しているところでございます。図書館の設置自体が任意になっておりまして,司書職の配置につきましても,自治体の自主性に委ねられているというのが現状でございます。  先ほど議員が言われましたけれども,文科省の基準では,司書となる資格を有する者を任命することが望ましいという言い回しになってございまして,法的に義務づけがされているわけではございません。  司書職には,専門的なサービスを実施する上での中心的な役割を担うことが求められますが,資格を持たない一般事務職と人事交流を交えまして,お互いの資質,能力向上を図ることも必要ではないかと考えてございます。  民間企業のほうでも,配属後にその部署で必要とされる資格の取得を促しているところもあると聞いてございますので,今後すぐにとは言いませんけれども,職員採用試験におきまして,司書職に限らず,法的に資格を有する職員以外の職種の受験資格について,特定の資格を指定しないで,採用した後に,みずからのスキルアップの手段として積極的に必要な資格を取ってもらうような環境も構築していきたいと考えてございます。  しかしながら,各課におきましては,少ない職員数の中では知識を持つ即戦力が欲しいという要望もございますので,そちらとのバランスを考慮しながらということになろうかと思います。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) 今後すぐにとは言えないけれども,研究の余地はあるだろうと。ただ,ほかの部署からも即戦力が欲しいということなので,バランスも考慮しなくてはいけないという,非常に曖昧模糊とした,グレー的なご返答をいただきました。  では,市長のご意見を伺いたいのですが,法的に求められていない職種に関して,特定の資格を指定せずに,採用した後にスキルアップさせて専門家を育てるという方法についてどのように思われるか,ご意見を伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 民間ですと,先ほど青木議員がおっしゃっていたように,ある意味では資格を取得すれば資格手当等々があって,その資格に合わせた人事配置をしていくということもあろうかと思いますが,どうしても行政全般ですと,いろいろな部署を経験させるという今までの慣例もございますし,どちらかというと,ゼネラリストにするということが非常に大きいのかなと思っています。  仕事の効率という意味からすると,事業そのものが非常に複雑になっていたり,毎年いろいろな法令関係も変わっていくという中においては,ある程度その分野に精通した人を育てていかなければいけないという思いはございますが,全体の人事の中でそうばかりは言っていられない。新人で採用した際には,今までは3年ぐらい一つの部署にいて,それから次に移って経験をさせるということも多々ありますが,それも適材適所という意味からいうと,果たして正しい選択なのかどうかということも考えていかなくてはいけないと思いますので,人事全体の新しい指針をつくった中で,これからの行政というのは経営をしていかなくてはいけないと思っています。  そういう意味では,司書のみならず,そのほかの民間の資格等々も多々ありますし,それぞれの資格ももちろんですが,その人の持っている能力等々を正当に評価し,適材適所の人事配置ということが望ましいのだろうと思っています。 ○議長(梅木伸治君) 青木公達君。 ◆10番(青木公達君) 何かますますわけがわからないご答弁になったと思いますが,私が言っているのは,別に職員に対するスキルアップとキャリアアップの話をしているのではなくて,採用するときに門戸を初めから縮めておくよりは,広目にあけていたほうがいいのではないかという点でございます。  たまたま司書ということを今回の募集案内のところで見つけましたので,司書だけを挙げていますが,これはほかの点でも言えて,資格があったほうが即戦力として確かに仕事はすぐにできるようになるでしょうけれども,ただ,長い目で見ると,言葉は悪いですが,専門ばかみたいな人がいるかもわからない。そういうことを考えると,こういうところでも働いてもらいますという条件付きで一般職を雇えば,それはそれで足りるのかなと思っています。  今も言いましたけれども,担当課が即戦力を求めるというのは,これは別に市役所ばかりではなくて,一般企業でもその専門家を雇いたいというのがどこでもあるわけです。これは別に図書館に限ったものではなくて,市役所内のほかの部署でも,そこに精通した人を雇いたいというのは部長さんの思いだと思います。はっきり言って,そこに精通したスペシャリストがいると部長は本当に楽ですから,みんな任せればそれで済むわけですから,下手すると自分の仕事の半分ぐらい減るかもわからないですから。  だから,図書館ばかりでなくてほかの部署もそういう状態にあるので,もっと門戸を広げてもいいのかなと,狭めるような方策はしなくてもいいのではないかというのが私の考え方です。  特に,守谷市の図書館運営においては民営から直営に戻したという経緯もございますから,これから硬直化することなく,なお一層のいろいろな多様性が求められてくるものだろうと思います。そのときに,確かに図書館に対するスペシャリストも必要かもわかりませんが,市長の言葉から言えば,ゼネラリストから引っ張ってきて図書館運営の専門家を育てるということも十分可能だと思うんですよ。市役所には非常に優秀な若手がたくさんいると私は思っていますので,そういう方に図書館の運営にも当たっていただいて,図書館に新しい風を入れるというのが大事ではないかと私は思っております。  そのためにも,法的な求めがない場合は,余り特定の資格にとらわれず,幅広く人材を集める方策をとったほうがいいのではないかと,繰り返しですが,述べさせていただきます。  職員を採用するときにもちろん行っているとは思いますが,短期的な即戦力を採用することも大事でしょうが,人を育てていくという長期的な視野に立って,人材を採用し,育てていくのも大事ではないかということを申し上げて,非常に簡潔なご答弁をいただきましたので短時間で終わりましたが,私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで,青木公達君の一般質問を終わります。  次,通告順位2番,川名敏子君,登壇を願います。  川名敏子君。                〔16番川名敏子君登壇〕 ◆16番(川名敏子君) 通告順位2番,公明党の川名敏子です。本日は,3点について質問いたします。  1,インクルーシブ公園と障がい児支援,2,障がい者のための防災手引,3,生き方を考える引きこもり対策についてです。  生きにくさを抱える生活弱者が安心して伸び伸びと暮らせる地域は,健康な人たちもより心地よく暮らせる地域であるはずです。誰一人取り残さないために,課題解決の糸口を探りながら一般質問をさせていただきます。  初めに,インクルーシブ公園と障がい児支援について。  インクルーシブというのは,ユニバーサルデザインと似た使い方をされていますが,一緒にとか,含まれている,個々ではなく包含されているという考え方で,差別や区別をしないやり方です。そのような遊具を備えた公園をインクルーシブ公園といいますが,茨城にはまだ1カ所もないのが現状です。  最初に,公園施設の設置の考え方について伺ってまいります。  守谷市には,遊具の設置されている公園だけでも59カ所ございます。複数の遊具や自由広場のある整備された大きな公園は,立沢公園,松ケ丘公園,北園森林公園等9カ所となっています。また,近年,ぶら下がりやストレッチ,前屈などを行う健康器具系の設置が進められ,散歩中の人がぶら下がっているのをよく見かけますので,大変利用されているものと思います。  なお,公園に災害時に役立つかまどベンチや手動のポンプがついた井戸が設置され,これも市民に大変喜ばれているものです。  公園といえば,市民の憩いの場ということになると思いますが,守谷市ではどのようなコンセプト,基本的な考え方で設置,管理しているのかを,改めて確認の意味でお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) お答えします。  現在,守谷市の緑地を除いた公園数は74ございます。これらの公園は,主に土地区画整理事業等の開発によりあわせて整備され,開園から20年以上経過し,老朽化が目立っていた状況でございました。  また,平成18年にバリアフリー新法が施行された当時,基準に合致していない施設が多く見られたため,利用者の利便性及び安全性の向上を図るため,守谷市公園バリアフリー計画を策定し,平成21年度から改修工事を実施し,現在,17公園の改修が完了してございます。  バリアフリーの主なものとしましては,ユニバーサルデザイン対応のトイレ,水飲みの設置,それから移動円滑化園路の整備や公園入り口の段差解消等の実施をしております。  また,20年以上経過してございますので,遊具の安全に関する基準に基づきまして,老朽化した遊具の更新を行いました。それに合わせまして,幅広い世代が公園を利用できるよう健康遊具を設置いたしました。  また,先ほど議員が言われましたが,井戸が設置されているところにかまどベンチを設置したという経緯でございます。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 大変に充実した公園となっておりまして,多くの方が利用し,守谷は公園がたくさんあるから好きといった声もお聞きしています。憩いの場,スポーツや散歩,ジョギングで健康づくり,子どもの遊び場,健康器具で体力づくり,自然や季節の花々を楽しむ等,公園は人々の集う大変重要な場所となっています。公園デビューという言葉もあるくらいですから,子どもや母親たちの交流の場でもあります。市民にとっては,市の魅力をはかる一つのポイントでもあるわけです。  では,今後の公園計画についてお伺いします。  ただいま20年たっているので平成21年から改修を進めているということですが,公園施設の保全,改修,新設,管理等,今後の計画で新たなものはあるのか,新たな公園設置等もあるのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) 市内の遊具の老朽化に伴いまして,平成21年度から5年かけて,利用する子どもたちの年齢を考慮しまして,全ての公園の遊具の更新が完了してございます。今後の新たな公園の設置というのは,現在のところ考えてございません。あとは,区画整理等の整備に合わせて公園ができるという状況ではないかと思っております。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) ここで,当初に申し上げましたインクルーシブな公園についてのお考えを伺います。  遊具も新しく設置し直しているところではありますが,障がい児や車椅子でも楽しめる装具の設置が今後できていけば,障がい児が外に出かける機会がふえ,どんなお子さんとも一緒に遊ぶことができることで,相互の理解が深まると考えられます。これからは,公園とは,年齢,性別,障がいの有無にかかわらず,誰もが楽しめる場所,このことを守谷の公園づくりの理念に加えていくべきだと考えます。  特に,大きな公園には十分なスペースがあります。今申し上げたようなスペシャルニーズの子どもたちにも楽しめる,座ってシートベルトをするタイプのブランコや車椅子で上れるスロープ付きの複合系遊具の設置をぜひ今後進めていっていただきたいと考えますが,いかがでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) 遊具の設置につきましては,遊具の安全に関する基準に基づきまして設置してございます。インクルーシブ遊具につきましては特別な配慮が必要となるため,一律に基準にすることは難しいということから,遊具の安全に関する基準からは除外されてございます。  このような中,インクルーシブ公園を設ける計画が,東京都で2019年度中に世田谷の砧公園,それから府中の府中の森公園に計画されております。体力が低い子どもでも利用できるブランコや,車椅子に乗ったまま遊べる大型遊具を計画してございます。障がいのある子どもが,障がいのない子どもとともに楽しく遊び学ぶことのできる遊びの場は重要と考えておりますので,東京都の今後の取り組み状況を調査し,当市においても既存公園での設置が可能かも含め,研究してまいりたいと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 大変前向きなご答弁と受け取りました。できることでありましたら,なるべくスピード感を持って早く取り組んでいただけたらありがたいと思います。  現在も,このインクルーシブな公園を求めるお母様方がおられまして,このことを市長にも面会をいただいて訴えているところでございます。この子どもたちも年々大きくなるわけですから,3年後,4年後に設置されても,今,困っている人たちが楽しく遊ぶことができなくなってしまいます。そのことは永久の課題ではありますが,なるべく早く,今,要望している方たちにも恩恵が受けられるよう配慮していただきたいと思います。  また,市長も,日ごろより「遊学」ということをおっしゃられており,遊びの中から多くを学ぶ,遊びの中から育つ,これを重要視しているものと思います。  ここで,市長にもお伺いしたいのですが,ふるさと納税等の寄附金は,ジャンルにこだわらず,市民のニーズに応える形でスピーディーに生きた使い方が望ましいと思いますが,このスペシャルニーズのインクルーシブ公園,そのふるさと納税等の活用も含めて,茨城のSDGsにのっとったインクルーシブ公園をつくるというお考えがあるか。また,早く進めていくお気持ちはあるか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 今,次長が答弁したとおりでございます。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 安全性について次長もおっしゃっておられましたが,既に国営の昭和記念公園等では数年前から設置されており,それらを参考に,東京都でも安全性を確認した上で本年度中に設置できるというものでございます。安全性についてでありましたら,それは早急に確認できるものと考えます。また,公園の広さにつきましても,特に九つの大きな公園は自由広場もそろっており,既存の遊具を損なうことなく,それに併設することで,インクルーシブ公園も設置が可能といたします。ぜひ現在障がい児をお持ちのお母様たちの願いを,一日も早くお聞き届けいただきたいと思います。これについては,今後とも具体的な提案を含めてお話しさせていただきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。  次に,療育教育の拡充について質問いたします。  3月定例月議会で,守谷市こども療育教室は手狭ではないかとの市川議員の指摘に対し,100名を超しているが,必要なときは北守谷公民館も使用して対応しているという答弁であったかと思います。  最近,3歳児で言葉のおくれや行動にも不安な面があるので,市役所に相談に行ったら,今,混み合っているので対応できるかすぐにお答えできないと言われたと聞き,心配になりました。その後も増加傾向にあるということなのでしょうか。市川議員の要望に対しての対応をお考えになっているのか,新年度になってからの現状と今後の見通しを伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  先ほどお話にありましたとおり,利用のほうは伸びている状況にあります。現在も,100人近くの契約者がいる状況です。平成29年度と平成30年度を比較しますと,平成29年度が101人,平成30年度が114人ということでしたので,同じような形で伸びていると考えております。  利用者の伸びに対して,現在,平成31年,令和元年になりますが,4月から言語聴覚士という専門職を増員して対応に当たっているところです。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 人員をふやしながら対応してくださっているということで,受けとめました。先ほど申し上げた3歳児の方は,月3回の個別指導に行くことになったそうです。週2回は行きたい,集団の教室も経験できたらいいのにと,選択肢の少なさについてはこぼしておられました。成長期の幼児の対応は待ったなしです。  先日も,北守谷の療育教室を訪問させていただきましたが,大変優秀なスタッフと指導教材の豊かさや手づくりの工夫された教材には感心いたしました。さらに,余裕を持った専門職の人員配属を確保し,利用回数においても保護者の満足のいく療育指導をお願いしたいと思います。  もう1点伺います。  重度の身体ケア児に対しては,個別指導にとどまり,グループ指導は行われていないようですが,守谷の保育園にはバリアフリー化のおくれや指導員の確保が難しいなどという理由で待機となり入れず,療育教室では集団指導の教室がないことから,6月より土浦の療育支援センターに通い始めたという親子がおります。  先日,その親子が通っている土浦市直営の「ゆりかご教室」,療育支援センターの見学をさせていただいてきました。そこでは,1クラスの定員が10名で,3人の先生がついていて,重度障がいの方も,週3回リズム遊びや運動遊び,ごっこ遊びやプール遊びなどが行われ,子ども同士のかかわりの中から集団生活のルールや豊かな情操を育てようとしておられました。  さらに,子どもの触れ合いだけでなく,保護者も学び合うことができておりました。毎月,茨城福祉医療センターから整形外科医や理学療法士などの専門家を迎え,勉強会が企画され,個々にも適切な指導が受けられるそうです。  守谷市では1日何組かの個別指導を実施しておりますが,例えば1日3組の親子が個別指導を3日間で9人するといたしましたら,1回ずつ1人を対応するのでなく,9人のお子さんを集団で教室を開いてケアすることができれば,9人の方が3日間通所することができる勘定になります。  指導方針に立ち入ったことを申し上げて恐縮ですが,希望する人がいる限り,よくお話を聞いていただき,試験的にでも集団指導を実施してみるとか,実施するには何が足りないのか等検討していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。
    ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  障がいをお持ちの方の居場所というか,場所の確保というのは大事なことであると考えております。先ほど議員が紹介をしていただきました土浦の施設,それから前回の議会でも古河等の施設がございます。守谷についても,さまざまな形でニーズがあると理解しております。  現状のところで申しますと,人員の整備,それから環境の整備という二つのことで考えております。人員の整備につきましては,ことし4月から言語聴覚士をふやしておりますが,また今後も増員をしたいということで人事のほうには希望をしているところでございます。  現状の場所でございますが,大きな部屋が一つありますので,そこをパーテーションなどで仕切って,複数のご相談等ができるという形をとってまいりたいと思っております。  集団指導であったり,個別指導であったり,現在当たっている指導については大変評価をいただいていると感じておりますので,引き続き,集団,個別等の質の向上に向けて取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 集団の指導についても一部取り組んでおられ,また,今後も検討していただけるものと思いますので,よろしくお願いいたします。  場所が足りない場合,パーテーションで仕切ったりしているということですが,市長が以前から検討していたモバイルハウスとか,トレーラーハウスなどの活用も考えられるのではないでしょうか。手狭になったときはそういったことも視野に入れていただけるか,市長に伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 先般,モバイルハウスの説明を受けさせていただきましたけれども,昨年から,時間的に短期的に建築できる,災害時にはそれを移動して別途活用できるという点については非常におもしろいものだなと思っておりますし,研究はさせていただいていますが,それが果たして療育教室としてどうなんだという点については,まだ検証もしておりませんので,その辺も研究材料の一つにはなってくるかと思っています。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 検討材料としていただけるということで,ここの施設に限らず,モバイルハウスの災害時の活用も視野に入れて考えていただけるものと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  次,2番目の障がい者のための防災の手引について伺ってまいります。  災害弱者への対応ということで,災害時の手引としては,昨年9月には守谷市災害時初動マニュアルの風水害編が全面改修され,本年4月に庁内組織変更に伴い役割分担などの修正がなされ,現在に至っております。  それによりますと,震度5弱なら警戒本部,震度5強以上なら災害対策本部を立ち上げ,各課に割り振られた班の仕事を開始します。避難所班は介護福祉課,社会福祉課,児童福祉課,市民協働推進課から73名,要配慮者対策班は社会福祉課,介護福祉課,市民協働推進課から合わせて21名,救護防疫班は保健センターから21名,国保年金課から19名等となっております。  この中で,要配慮者対策班はわずか21名ですが,避難行動要支援者の避難誘導,救助援護,救助救援,避難確認及び生活支援等を担当し,福祉避難所の開設運営に関することも任されることとなっております。  災害弱者と言われる人は,避難行動要支援者に申し出て登録されている人だけではありません。行政では,どのような人を災害弱者と捉え,どのように対応しようとしているのか。多くの要支援者がいますので,事前にはっきりと重度の障がいがあることがわかっている方には,福祉避難所や指定の避難施設を日ごろより決めて紹介しておくということはできないのか等もお聞きしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  一般的に災害弱者というのは,災害時自力で避難が通常の方より難しく,避難行動に支援を要する人々のことを,議員さんもおっしゃっていますが,災害対策基本法では要配慮者として明記をされているところです。法律では,要配慮者の中で特に避難のときに支援が必要な方を避難行動要支援者というふうに明記をされているところでございます。  先ほど紹介をしていただきましたが,市では,この法律に基づきまして,登録制ということで避難行動要支援者名簿を作成しております。ご自身の個人情報をふだんから地域に提供するということに同意された方を掲載している名簿,こちらにつきまして,自治会,町内会,自主防災組織,民生委員・児童委員さんなど関係者に提供しているところです。  そして,このマニュアルというものを昨年8月につくっております。このマニュアルには,それぞれの状況に応じた声のかけ方から,皆様方がふだんから備えていただきたい事項を掲載しているところです。これにつきましては,特に障がいの度合いに応じた声のかけ方というのが記載をされております。視覚障がいの方,聴覚障がいの方,肢体不自由の方,そして内部障がいという形で障がいを持っている方,それぞれの障がいに応じたマニュアルということで作成をさせていただいております。  これは昨年8月からスタートしておりまして,それぞれの名簿を受け取ったところにお渡しをしているところですが,まだまだ周知というところまでいっていないというのが現状かと思います。こちらにつきまして,皆様にご理解をしていただくよう周知を重ねてまいりたいと考えております。  災害時の避難所で,福祉施設という形での配慮ということでございますが,状況に応じて,例えば障がい者の方がデイサービス等に行っている場合,そこが福祉避難所として登録されていれば,日中であればそのままということもあるかもしれません。しかし,一般的には一時的に指定されている避難所に集まっていただく,そしてそこで安否を確認させていただくという,情報の一元化というものを図ってまいりたいと考えております。その中で,状況に応じて避難場所を選定させていただく形になると思います。  特に学校が避難所等になっている場合は,そこで教室等に切りかえる。それから,大勢の方で囲まれていると安定しないという方につきましては,特別の部屋が必要でしょうから,そういったところの配慮といった形で,二次的といいましょうか,そういった配慮をさせていただきたいと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 災害については,災害が起きたとき,昼であるのか,夜であるのか,通所していらっしゃる方は通所先にいるのかどうか,それぞれの場所でタイムリーに判断していただくものとなると思いますので,通所していらっしゃる方は通所先でそういったことも話題にしていただき,いざというときの対応を,わざわざ家に帰って避難所に行ってからまたそちら戻るというような無駄なことがないように,相談されていくことがよいかと思いますので,そういったことも視野に入れて検討していくよう促していただけたらと思います。  また,大変詳しいマニュアルもできているわけですが,それらの知識が必要な方全てにまだ行き渡っていないということで,区長さんやそれらを運営する方たちのところまでは名簿の提出とともに届いているかもしれませんが,これからはもっと末端までわかっていただけるような配慮が必要かと思います。  では,次の2番目に移りますが,障がい者の自助・共助・公助についてお聞きします。  ただいまの質問とも重なっているところもあるかもしれませんが,行政の安否確認や支援が届くまでには,お一人お一人には時間がかかります。多くの市民の命と財産を守るには,災害弱者でもある障がい者の皆様に公助のできる範囲と限界を知っていただき,自助でできることは最大限の準備をしていただき,地域の方々にも,自分の身を守った上で障がい者の方をどのように支援していったらよいか,詳しく知っていただく必要があります。  障がい者への自助の呼びかけや日ごろからの情報提供,共助,公助の体制について,現場での対応や現状はどのようになっているでしょうか。民生委員さん,自治会,自主防災会,ご近所の方々での取り組みとして,障がい者の方と一緒に避難訓練に参加していただくとか共助の呼びかけも必要ではないかと考えますが,避難訓練等に関してはどのようなお考えをお持ちでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  市が行います防災訓練の場合,総体的な訓練ということもありまして,現状は,委員おっしゃいますように,健常者による避難訓練ということが多いのではないかと考えます。  市が行う防災訓練の際に,自治会,町内会などで防災訓練が実施されておりますので,そこに障がいを持つ方やその家族の方が参加できるような呼びかけや周知については,改めて検討してまいりたいと思っておりますが,先ほど説明をさせていただきました支援マニュアル,こちらを皆様方に周知していただければ,自然とそんな形に全体の皆様が求めていく避難行動になっていくのではないかと思っております。  また,周知の際には,先ほどちょっと話しましたが,障がい者福祉サービスの事業所など障がい者の方にかかわるサービス事業所に,防災訓練に参加する意義というものを障がい者やその家族に周知してまいるといった努力も考慮していきたいと思っております。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 障がいをお持ちの方や車椅子の方等々,はっきりと今回の防災訓練は参加してくださいと,皆さんが参加するものですということをお示しいただかないと,遠慮してしまったり,諦めてしまったりする方も多いかと思いますので,その辺のところもはっきりと伝わるようにしていただきたいと思います。また,改めて検討していただけるものと期待しております。  3番目の障がい者のための防災手引の必要性について申し上げます。  自助については,障がいによって,できることや日ごろ準備しておくことが異なります。肢体不自由の方は車椅子に蛍光シールを張るとか,おんぶひもの用意をしておくことが必要ですし,聴覚または話すことが不自由な方は「避難所に案内してください」などの会話カードをつくっておくかメモなどが必要です。また,聴覚障がい,内部障がい,精神障がい,発達障がいの方は薬など忘れずに持ち出すことや,無理をせず周囲の人に助けを求めるようにするということが確認されるべきだと思います。また,周囲の人も,それぞれの障がい者にどのように接したらよいかを知っていく必要もあります。  そう考えておりましたら,昨日の茨城新聞にこのような大きな記事が載っておりました。「たすけてカード」を活用しているということです。この「たすけてカード」は,絵や易しい言葉であらわしてあり,障がい者や外国の方,子どもにもわかるようなカードとなっており,指さしすることによって,自分が求めている助けてほしい内容が示せるようになっております。水戸市モデルとして全国に広めたい考えとおっしゃっておりまして,障がい者側は周囲への助けの求め方,市側では具体的に支援できる範囲などの課題を掘り下げて,こちらのカードに集約しているものです。これらの「たすけてカード」も大変参考になるものと思いますので,今後,活用していってはどうかと考えます。  また,誰一人取り残さないためというコンセプトにもあるように,障がい者のための防災手引,具体的な自助・公助・共助について,それぞれの障がいに合わせたものが書かれているこれらの手引,他市のものも参考にして勉強させてもらいましたが,確かにこれは必要と考えました。このような防災手引を作成するについて,どのようなお考えでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  災害時に即対応できるということが,先ほどお答えさせていただきました,まずマニュアルを活用して,日ごろから声かけができる関係づくり,それについて皆様方にご理解,ご協力していただくことが重要と考えております。その際には,昨年から配布しておりますヘルプマーク,守谷市ではヘルプマークとヘルプカードをセットでお渡しをしておりまして,このカードの中に支援していただきたい,配慮していただきたい項目が記載してございます。このマークをバッグ等につけることによって,配慮が必要な方ということがわかっていただくような工夫をしているところです。現在,230セット余りの配布となっておりますが,こちらについての周知,配布の促進についても考えてまいりたいと考えております。  障がいをお持ちの方々の状況に応じた手引の作成ということでご提案いただきましたが,このマニュアル等にもよく書いてあるところが一つあります。ただ,ダイジェスト版であったり,特化版であったりということも,この後どのような効果があるか調査をさせていただきながら,検討を加えてまいりたいと考えています。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 大変細かく書かれたマニュアルがあることは承知しておりますが,それを見たときに,障がいをお持ちの方たちは,他人ごとのように世話してくださる方たち,担当の職員の方たちが見るものというふうに,マニュアルとついているだけでそのような感情を持つと思われます。自分のための,障がい者のための防災の手引という,名前にもよるかもしれませんが,個々の障がいに合った手引があれば,今以上に自助また公助への対応がよりスムーズになるものと思われます。これについても,今後検討していただきたいと思います。  また,ただいまヘルプカードの紹介いただきましたが,視覚障がい者災害時支援用ビブスというものを使って,ビブスを着て,視覚障がいの方は外から見たときにわからないけれどもすぐに手を差し伸べて助けてあげられる,そういったビブス,また,聴覚障がい者のための災害時支援用のバンダナ,聴覚障がいの方は周りの音に気づかずに普通にしていらっしゃることで,健常の方から見ても聴覚障がいとわからない場合が多いです。そういう方が災害時にちょっとしたバンダナ,ヘルプカードのように聴覚障がいなので支援をお願いしますとか,そのようなことが記載されたバンダナとなっているものですが,そういったものを備え,障がいの方にお渡ししている地域もあるようです。  また,ただいま紹介いただいたヘルプカード等も,どこかに入れ忘れてしまうこともございますので,身につけるケース付きのひも等が配布されれば,これの活用ももっと進むのではないかと思います。平常時にお配りしていくことが肝要です。それぞれの障がい者の組織の代表の方とよく話し合って,何が必要かを決めていただきたいと思います。これらが早期に実現するよう要望して,次の質問に移ります。  3番目に,生き方を考える引きこもり対策についてです。  引きこもり相談窓口について,前回,山田議員からも,2050や7040というお話もございましたが,自立できないと引きこもる傾向にあると言われています。目立ちませんが,主婦の引きこもりもございまして,社会問題となっております。電話相談も受けているかと思いますが,市や保健センターに相談に行くのもハードルが高く感じられ,長引いたり,掌握されずに対策がとられないままでいることはないでしょうか。自殺防止対策にも通じますが,多様な理由があり,原因をよく聞いて差し上げて,それを突きとめ,解決する方策を講じなければ前に進めません。  市では,現状をどのように掌握しているのでしょうか。相談窓口での対応はどのようになっているのかを伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  引きこもり相談につきましては,本人よりも家族の方が最初に来られるということがほとんどであるようです。引きこもりといった方への援助というのは,まず,家族の悩みや困っている方ごとに焦点を当ててそれを相談する,支援するということから始まっております。  市では,引きこもりに特化した相談窓口というのは実はないのですが,保健センターにおきまして,月に一度,心の健康相談というものを行っております。日時を設け,広く心の健康に関する相談を受けているほか,随時電話,面接,訪問等による相談にも対応している状況にあります。  件数でいきますと,平成30年度には延べ268件の相談がございました。そのうち,引きこもりに関する相談につきましては7件といった状況です。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 大変多くの窓口の相談があり,引きこもりについてもあるということで,まず,家族からの相談がしやすい環境をつくることが大切であろうと思います。家族へのアプローチやその支援が鍵となる,こういった引きこもりの対策のポイントだと思います。その上で,次の具体的な対策を打っていくということが大事です。  守谷市では,その相談員の方のみならず,民生委員さんとか社協の方とか,ほかの対応もあるのでしょうか。もしほかのアプローチや対応がありましたら,お示しいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  相談窓口の状況で申し上げますと,市内であるのが心の健康相談,こちらは保健センター,茨城県で「ひきこもり相談支援センター」,「ひきこもり専門相談」というのもあります。ひきこもり専門の相談につきましては竜ケ崎保健所という形ですので,茨城県内,竜ケ崎圏内,そして市内という形で,大きく言うと三つの相談窓口がある状況にあります。  社会福祉協議会などでもさまざまな形で相談を受けていると思いますが,引きこもりとして特化ということではないので,全体としていろいろな方の悩みを聞いているという状況にあると思います。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 悩みや相談の内容によって多くの方がかかわっていくことも必要かと思いますので,いろいろな方の力をおかりしていくということは,今後必要になってくるかとも思いますので,お伺いいたしました。  また,2番目の就労支援とその他の対応について伺いますが,今も部長のほうからございましたが,国は,平成21年度からひきこもり対策推進事業を創設し,各都道府県の精神保健福祉センター内にひきこもり地域支援センターを開設しております。茨城県でも,水戸の精神保健福祉センターにひきこもり相談支援センターを開設しているので,連携をとって1件でも多くの解決に導いていただきたいと希望します。  まずは,よく話を聞き,人間関係をつくりながらアドバイスをしていくということになると思われますが,市はどのような対策をしているのか。また,事例等がありましたら,お伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  先ほど相談件数の中に引きこもりに関する相談件数が7件と申し上げましたが,こちらは相談と申し上げても単発的なものにとどまっておるところです。ご家族の方がせっぱ詰まっている状況にあって,問い合わせだけにとどまっているというのが,前回,昨年度の状況であったと聞いております。  また,以前,引きこもりの状況から健康な状況に脱した子事例が一つあります。そちらのほうを聞きますと,やはり議員おっしゃったように,まずは,相談窓口との信頼関係が家族の方とできた。そして電話での相談から面談に移り,そして担当している職員がご自宅に伺うなど,引きこもったご本人にお会いすることができた。そこから医療の措置につながったという事例がございます。医療に行くということをご家族の方も意識していなかったということで,医療につながったことが大変大きかったと聞いております。この方につきましては,その後就労,そして結婚といった人生を歩まれております。  相談をなされる方,電話等でなされる方というのは大変せっぱ詰まっている状況でございますので,まずは,よく話を聞くということからスタートするわけですが,継続して相談をしていただくような配慮,相談内容にしてまいりたいということで,担当ともお話をしているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 川名敏子君。 ◆16番(川名敏子君) 大変好事例,成功例もあるということで,心強く感じました。  これらのことを取り上げたのも,最近,引きこもりから精神が不安定となり,犯罪につながるような事件が相次いだこともございます。大変気も弱く優しい方が,社会に出たり,会社や学校等でのトラブルから引きこもるような状況も生まれておりますので,全てが犯罪につながるようなことはないのですが,こういった事件があると,逆に萎縮して外に出られなくなる,そういった声を市民の方からも聞いております。  今,本当にこの相談業務が重要となっていると思います。敷居が低く,保健センターにも電話しやすい,また伺いやすい,そういったPRもソフトに拡大していただければと思います。  また,いきなり就労支援が成果をあらわすこともあるかもしれませんが,まずは,福祉ボランティアなどの社会参加,例えば草刈り業務のような行政の仕事のアルバイトや図書館の本の整理など,メニューをそろえて提示するとか,技能や福祉の資格を取りませんかなどの呼びかけをして家から一歩出てもらうなど,解決の方法はいろいろ考えられるのではないかと思います。今後の自分自身の生き方を考えられるような取り組みを企画し,実施するような内容をこれから検討していくことが必要と思われます。私も提案していきたいと思いますので,ともに考えていきたいと思います。見えにくいこれらの引きこもりの現状に対し,今後も,よい施策があればどんどん取り入れていきたいと考えます。  本日の私の一般質問は,以上で終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで,川名敏子君の一般質問を終わります。  ここで,10分程度休憩とします。                午前11時09分休憩          ──────────────────────                午前11時19分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問の続行いたします。  次,通告順位3番,高梨恭子君,登壇を願います。  高梨恭子君。                〔14番高梨恭子君登壇〕 ◆14番(高梨恭子君) 通告3番,高梨恭子です。通告に従い,三つの質問をさせていただきます。  まず初めに,Moriyaいきもの調査隊についてです。  昨年7月10日号の「広報もりや」に,いきもの調査隊の募集が大きく掲載されました。また,ホームページには次のように掲載されました。Morinfo(もりんふぉ)がアプリ利用者の皆さんをMoriyaいきもの調査隊に任命し,守谷市内の生き物を発見し,報告してほしいとミッションを発令しました。子供たちと一緒に市内の公園などでたくさんの生き物を探し報告してくださいというものです。大変元気のある呼びかけで,また,初めての試みとあって,大変わくわくしておりました。  私自身も,植物や昆虫の図鑑のハンドブックを片手に野山を駆け回っていた子供時代,また,南方熊楠や牧野富太郎の本を読んでいた学生時代,そして社会に警鐘を鳴らすような有吉佐和子の「複合汚染」などの著書を思い出しました。本当に環境や共生などを考える大切な取り組みだと思ったのです。  この応募の期間は平成30年7月2日から8月31日までで,対象は,野外で見つけた昆虫,野草,水辺の生き物とあります。発見した生き物は専門家から名前や特徴などを教えてもらうことができ,お子さんの夏休みの自由研究などにぜひご活用くださいというものでございました。  昨年9月末の茨城新聞に掲載されたこのときの表彰の様子や写真を見た方から,「来年もやるよね」とそのとき聞かれました。また,今回の表彰のホームページを見た方からも,「6月10日号の「広報もりや」には載ってなかったけど,やるよね」と再三念を押されております。  まず,この取り組みの目的についてお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) この事業の取り組みと経緯について,含めてお答えをさせていただきます。  まず,経緯でございますが,守谷市と株式会社福山コンサルタントさんとの間で締結をしましたグリーンインフラの推進に関する包括連携協定,平成29年11月に締結をしたこの協定に基づきまして,福山コンサルタントさんからの提案を受けて実施をしたということでございます。
     事業の目的につきましては,守谷市のグリーンインフラの取り組みのPR,それから市民の皆さんが自然に触れ合うきっかけづくり,それからMorinfo,市民生活総合支援アプリを投稿ツールとして活用することで,その利用促進,それからユーザー数の増加につなげることを目的に実施をしてございます。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) ただいま目的は三つあると。グリーンインフラの推進,自然と親しむ,そしてMorinfoアプリの利用ユーザーの増ということですが,それぞれこの三つの目的に対して,どんな実績だったのかお尋ねします。  まず,Morinfoはどれくらいのダウンロードがなされてユーザー数が増加したのでしょうか。また,いきもの調査隊のほうは何件のどのような応募があったのかをお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 秘書課長高橋賢一郎君。 ◎秘書課長(高橋賢一郎君) お答えさせていただきます。  まず,Morinfoのユーザー数でございますが,事業期間前後に,市内保育所,幼稚園,小中学校を対象にMorinfoの周知チラシを個別配布したほか,防災訓練参加者をふやすため「広報もりや」8月10日号においてアプリの周知を行ったこともございまして,期間内には987人のユーザー登録がございました。  また,この2カ月の事業期間中,投稿件数につきましては119件,投稿者は37名となっております。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) Morinfoのほうは1,000名近く増加したということ,応募のほうは119件ということでございました。  その中で,課題として見えてくるものはどんなものがあったのか。分析しているようでしたら,具体的にお願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 秘書課長高橋賢一郎君。 ◎秘書課長(高橋賢一郎君) 課題としましては,初めての企画ということでございまして,準備期間が少なく,昨年度は企画立案からイベント開始までの期間が短期間であったこと等によりまして,周知期間の確保が難しかったことや周知方法が限定的になったことが課題として考えているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 福山コンサルタントの連携の事業ということで,なかなかその周知期間が短かったのかなということはよくわかりました。  さて,この分析結果等をホームページ上で拝見しているのですが,このいきもの調査隊報告状況の投稿状況マップというのをごらんになったかと思いますが,大変よくできています。守谷市の地図上に,土地利用マップ,小学校区別マップ,地区別マップと投影されており,この分析結果も一目でわかるようになっております。そんな意味からも,私はこれはぜひとも継続していただきたいと思う。そういう思いの中で,(3)の質問に移らせていただきます。  まず,アとして,活動団体との連携ということですが,市内にはさまざまな活動団体があり,自然や環境をテーマに熱心に取り組んでいる方々がたくさんおられます。写真のクラブの方も鳥や自然の名前をよくご存じですし,野鳥の観察のグループの方,里山の会員の方々,ハイキングやウオーキングの方々などは歩きながらこの草は何という草だよと名前まですらすら出る方もいらっしゃる,そういう団体への周知,連携が必要なのではないでしょうか。特に,そういうグループの中には,植物に限らず,昆虫や鳥について大変詳しい方もいらっしゃいます。そういう連携は,お考えにありますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) 市内にも,そうした関係する団体さん,あるいは専門家の方々というのはたくさんいらっしゃるだろうと思っております。  ただ,なかなかそうした情報が少なく,把握ができていないというところが現状でございます。ご協力をいただくこと,あるいは連携を図ることができれば,当然,事業の拡大にもつながると思っておりますし,また団体さんであれば,その団体さんの活動がより活発になるという効果も大きいのかなと考えてございます。ぜひそうした情報もご提供いただけると,我々も非常に助かるということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 皆さんでそういう団体とかご存じであれば,ぜひ企画担当課のほうにお話しいただいて,続けていただきたいと考えております。  では,イのほうの小中学生への応募の呼びかけということでお尋ねします。  応募の部分に,夏休みの宿題などにいかがでしょうかという呼びかけがありましたが,実際,小中学生への強い呼びかけはあったのでしょうか。例を挙げますと,下水道のポスターや習字コンクールなどは何十年もやって,多くの応募者があります。このMoriyaいきもの調査隊の新しい取り組みとして,自然に親しむ,自然の中の発見,理科の分野として,また自然の調和のありがたさを感じる環境教育の観点からも,本当に取り入れたらいいと思うわけです。  先ほども触れましたが,特に分析結果を見ますと,小学校区ごとに応募の分析もされていたりして,いろいろ利用できるのではと考えております。  本日6月13日がめでたく誕生日を迎える町田教育長,まずは,お誕生日おめでとうございます。町田教育長のご意見はどうでしょうか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) ちょっと今混乱しておりますが,高梨恭子議員には私の誕生日のことまで述べていただきまして,まことにありがとうございます。我が家においては,私の誕生日のことなど話題に上らなくなって久しく,寂しい思いもしておりましたが,きょうは朝から大変うれしい気持ちになりました。  さて,いきもの調査隊へのお尋ねがありました。答えはわかっているような感じですが,議員と同じように,考え方としては全く同じだと思います。そして学校は,生活科等では既に学校の春を見つけようとか,学校の秋を探そうとか,そういった形でいきもの調査隊の前段階のような活動ワークをしております。もしそれがいきもの調査隊につながっていくようなことになれば,小中一貫教育の観点からも,あるいは学習の連続性,接続性といった観点からも,非常に好ましい現象かなと思います。学習の活性化の意味でも,継続されることがあれば,教育委員会としては積極的に校長会等に声かけをしていきたいと思っております。  また,地域にフィールドワークを広げることによって,子供たちは,自分の地域とは違う守谷の自然に触れたり,違う守谷の人々の生活を考えたり,そういったことも出てくるかなと思います。そう考えますと,守谷意識というか,郷土愛というか,守谷に対する愛着,そういったものにもつながっていく大事な活動のようにも思えます。そして,そのことは,最終的にはついの住みかとして守谷に戻ってくる,そういう守谷人を育てていくためにも必要なことかなと,そういう思いも持っているところであります。  もしこの事業が継続されるということであれば,校長会等に話をし,啓発をし,子供たちへの参加を促していく,あわせて保護者に対してもMorinfoへの加入等について学校からも働きかけをしていきたい,そんなふうに思っているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 大変積極的なご答弁をいただき,ありがとうございます。将来的な守谷人をつくるというご発言もございましたけれども,そういった意味でも必要なこと,大切なことなのではないかなと思いまして,次の(4)地域愛着度アップと活性化に向けてということでお尋ねいたします。  地域の愛着度アップと活性化,グリーンインフラの取り組みの一つとしても大切な試みです。このいきもの調査隊について知ったときに,私は,環境省の生物多様性センターで行っている市民参加型の生き物報告プロジェクトである「いきものみっけ」というものが頭に浮かびました。  その前身である1995年に行われた「身近な生きもの調査」というものに,うちの家族で参加し,そのときのテーマがセミの脱け殻調査だったのです。私の家の子供と近所のお子さんと,一生懸命セミの脱け殻を集めたことを思い出しました。何種類かのセミの脱け殻が見つかり,それを種別ごとに1点ずつ容器に入れて,何個発見,何月何日から何日までと書いて送るものでした。後日,全国分布図が作成され,対象種の最新の分布状況の報告をいただきました。  この取り組みは継続的に行われており,地球温暖化調査の一つとして,今ではその「いきものみっけ」というのに変わったのですが,テーマを決めて,5年サイクルごとに同じテーマが来るように行われているようです。現在は,外来種のため3種類,希少生物のため3種類,温暖化に関する生物の3種類というようにテーマを絞ってやっているようです。  そういったことも頭にあってか,このいきもの調査隊について,今回の調査の中には,ヤママユという絶滅危惧種やアカボウシゴマダラという外来種の報告もあり,それらを見つけて報告された方はもっともっと守谷を好きになるのではないでしょうか。  そういった意味で,地域と地域の愛着度アップといったことに関して,ご答弁をいただけたらと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) お答えをさせていただきます。  いきもの調査隊という市民参加型の取り組みということで,より広がっていけば,子供たちに限らず,先ほど教育長のほうからも答弁がありましたけれども,自然への関心や触れ合い,あるいは生態系への興味ということ,また,自分の住んでいる地域を知ることで,より守谷への愛着心が高まるということ,それが守谷の魅力アップにもつながるのだろうと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 本当に守谷にはたくさんのいい事業が,長年続けられている事業がございます。市内中学生を対象とした富士登山もしかり,ハーフマラソンもしかり,皆,三十数年続いています。本当に続けることに意味がありますし,それを知った保護者の方が,今度中学生になる子がいる,絶対富士登山に行かせようと思って毎年待たれている方もいらっしゃるわけで,ぜひとも一回限りでなく,将来にわたり守谷の自然や環境の変化の貴重なデータベース化も考えて取り組んでいただきたいと思います。  次に,二つ目の質問に移ります。もしもの話,もしバナについてお尋ねいたします。  もしもの話は,縁起が悪いからといって避けていることが多いかと思いますが,終活ということが言われ始め,お墓のこと,延命措置のこと,相続のことなど,子供たちに迷惑をかけたくないということから,さまざまな手段が講じられています。  (1)のエンディングノートの講演会の継続開催ということでお尋ねします。  まず,エンディングノートとは,皆さんご存じかと思いますが,自分に万が一のことが起こったときに備え,あらかじめ家族や周りの人に伝えたいことを書きとめておくノートや手紙のことを指します。平成29年3月定例月議会の一般質問でこのテーマを質問したところ,その年の11月には,このエンディングノートについての講演会を市役所大会議室で開いていただきました。  講演会の申し込みも多数だったということで,大変関心のある講演会だったと思いますが,そのときの概要をまずお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  平成29年11月25日に開催いたしました。講師としましては,一般社団法人日本エンディングサポート協会の先生にお越しになっていただきまして,「エンディングノート〜人生最期の覚え書き〜」というテーマで,100人の定員に対して82名の参加で,エンディングノートの活用,人生最期のところをどう迎えるか,葬儀について等々,幅広い内容で講演をいただきました。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 市民の方からは,大変内容もよかった,電話で申し込みもしたんだけれどもいっぱいで断られたなどなど聞いております。それ以来,この手の講演会は開かれておりません。市民ニーズがある中で,このテーマの講演会は毎年行っていただきたいと考えます。  特にエンディングノートというものは,今は書店でも並べられ,さまざまなタイプのものを売っており,ネット通販でも簡単に購入できるようになっております。そういう今だからこそ,さらに充実した終活の意味を持つ講演会になると思うのですが,今後はいかがでしょうか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  今,議員のほうからもありましたように,このエンディングノート,人生の最期をどう生きるか,家族とのコミュニケーションをそれまでにどうつなぐか,そういった内容でエンディングノートは非常に大切と考えております。  今後,今年度も講演につきましては介護福祉課のほうで検討している段階です。今年度は企画をするということで,本日はお答えしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) また開催を考えておられるということで,よろしくお願いします。  では,(2)の「もしバナゲーム」体験会の実施ということでお尋ねします。  お医者様がつくられた「もしバナゲーム」というのをご存じでしょうか。36枚のカードが入っており,重病のときや死の間際に大事なこととして人が口にするような言葉が記してあるそうです。これは千葉県の亀田総合病院の緩和ケアに取り組む医師らが立ち上げた一般社団法人iACPが開発したゲームです。余名半年の想定で大事にしたい言葉を選び,自分自身の時間を考え一緒にプレーする人と語り合うように設計されているため,アドバンス・ケア・プランニングの一端に触れるような体験にもなるそうです。人生の最期にどうありたいか,多くの人が大切だとわかっているけれども何となく避けている。このゲームは,そんな話題を考えたり,話し合うきっかけをつくるためのもので,家族や友人に自分の願いを伝えて理解してもらうためのものです。  カードの使い方については,ホームページに細かく紹介されていますので省略しますが,先ほどのエンディングノートは,書くということに比べ,このカードゲームは2人から4人で行うことで,その言葉に対して話す,自分と向き合う,自分がどうありたいかという思いに気づかせてもらい言葉で伝えていくものです。一般の人はもちろん,看護師,ケアマネ等,終末期医療に関係する人のためにもなるのだそうです。  昨年末,NHKの「クローズアップ現代」でも取り上げられ,また,この3月にはTBSラジオでも紹介され,全国各地で体験会などが開かれております。  守谷市でも終活の一助として取り入れていただきたいですし,げんきサロンなどでの出前での体験会なども行っていただけるとうれしいのですが,その辺はいかがでしょうか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  先ほどエンディングノートについては触れさせていただきましたが,このゲームにつきまして私も体験はしたことはございません。ホームページ等々で読んだだけなのですが,人生最期をどう迎えるか,自分自身のあり方,生き方,ここを考える非常に有効な手段と考えております。  エンディングノートと共通の内容と考えておりますので,エンディングノートと並行しまして,このもしバナゲームの体験を交えた講演会というものを今後検討していきたいと思っておりますし,ケアマネジャー,専門職,そういった医療連携会議というものも行っておりますので,そういった中で講演をできるかどうか考えてみたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 答弁ございましたように,(1)のエンディングノート,(2)のもしバナゲーム,これを組み合わせることで,書くということと話すということでよりよい最期を迎えられる一助になるのかなと考えておりますので,よろしくお願いします。  次に,(3)障がい者を持つ親へ「親心の記録配布」ということでお尋ねいたします。  障がいを持つお子さんがいる親,つまり自分が亡くなった後,その子供が人生を安心して暮らせるようにという思いの中でつくられたのが,「親心の記録〜支援者の方々へ〜」という冊子ですが,書き込み式のものです。累計印刷部数は28万部に達しました。これは2018年12月のものです。一般社団法人日本相続知財センターが作成して,全国の必要な方に寄贈や普及をしているものです。  これはどんなものかと申し上げますと,障がいを持つ子供を育てている保護者が,自分がいなくなった後にその子供を支援してくれる方々に子供のことを知ってもらい,残された子供が適切な支援を受けながら人生を過ごせるようにと願い,作成したものです。支援者の方々が活用しやすい構成を考え,最初のページでは本人の基本情報,そして突発的なトラブルが起きたときに相談できる人の連絡先,そして次にはリスクの高い医療情報を記入するようになっており,優先的に必要な情報がわかるようになっています。障がいを持つ子供の親として,自分が亡くなっても子供が安心して人生を全うできるようにというこのノート,団体であれば無償で送っていただける,寄贈という言葉でこの団体は書いております。  ぜひとも市で取り寄せていただき,しかるべき配布や,窓口等に置いていただくようなことをお願いしたいのですが,いかがでしょうか,ご答弁をお願いします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  議員からご意見があったこのようなノート,私のほうも拝見させていただきました。ご提案していただきましたこの記録につきましては,市の窓口というのは,障がい者の申請というところが第一歩の窓口と考えております。  このノートの活用を考えたときに,守谷市障がい福祉サービス事業所連絡会といった団体等もありますので,そういった各団体のご意見も生かしながら,どこで配布したらいいか,どう活用したらいいか,そちらを検討していきたいと思っております。それを踏まえて,配布のほうを進めていきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 前向きなご答弁ありがとうございます。また,早速に取り寄せていただき感謝しております。この記録を書いておくことが,親自身の安心感につながり,子供のために何をしてあげようかと,さらに前向きに考えられるようなきっかけになることを願っております。  それでは,三つ目の質問,みずき野第2調節池の利用についてということでお尋ねいたします。  市内の調節池はさまざまなスポーツ施設として利用されていますが,みずき野第2調節池について,過去には利用があったものの,近年は利用がない状況です。ことしになってハザードマップが公開されてから,この調節池の重要性が改めて見直されています。この質問は,積極的利用をお願いするのではなく,周辺の現状からの整備をお願いするためのものです。  (1)といたしまして,これまでどのような利用がされていたのか,利用の経緯をお尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) この調節池は,地域内に降った雨を一時的にためる機能を有しております。そのため,多目的利用に当たりましては,雨水調整能力を損なうような大規模な盛り土や構造物等の設置の制限がかかってございます。  利用状況でございますけれども,正確な時期は不明でございますが,ゲートボールやサッカー場として利用されていた経緯がございます。現在は,ドクターヘリのランデブーポイントとしても指定されてございます。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 盛り土や構造物はできない,ドクターヘリの指定の場所になっているということでございますが,(2)の整備の状況として,市としては現在どのような整備等をされているのかをお尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) 現在の整備状況でございますが,改めて改修というものは行ってございません。現在,調節池の機能を維持するために,調節池全体の除草を毎年実施してございます。  除草箇所は,調節池内及び堤体の内側,外側ののり面,計2万5,000平米を年3回実施してございます。また,昨年は沈砂池の土砂清掃を実施いたしました。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) この通告をしてしばらくして,5月末から6月の初旬にかけてあそこ一帯の草刈りが行われ,本当に見通しがよくなり,すがすがしい感じになりました。年3回ほど行っていただいているということで,まことにありがとうございます。  確かに,ゲートボールで使われていたこともございましたけれども,近隣の静寂を破るような声や音のすることが周辺の理解を得にくい,また,駐車場としてのスペースの確保ができないなどということもあり,近隣の方々は,現在,その周囲に思い思いの草花を植えたり,あるいはペットの散歩の場所だったり,ウオーキングの場所だったり,調節池という場所を見守りつつ,ゆとりや癒やしの場所として捉えているのが現状と考えます。  そして,ここで(3)の周辺の歩道や階段の設置ということでお尋ねしたいと思います。  そういった癒やしの場所という中で,この調節池の北側に隣接した土地を里山として利用しているグループがございます。郷州里山の会という会は,近隣住民に憩いの場を提供するということで,放置されたままの休耕田,家電などのごみも捨てられ,荒れ放題の状態,セイタカアワダチソウやノイバラなどが繁茂していたところを近隣の人たちの自然の親しむ場所にしたらいいということで,子供たちの環境の学習の場所,植物,昆虫,鳥,動物たちとの共生する環境づくりということをテーマに,平成23年から地権者から土地を借りて10名程度で毎月活動されている会です。大きな粗大ごみ拾い集めから始め,自生の苗木の養生や保護,それから植栽,草刈り,枝打ち,倒木,枯れ木の除去など,適度な樹木と下草の環境整備を行っているものです。  現在では,春には20本ほどのヤマザクラが咲き,秋にはヒガンバナが咲くようになっています。数年前にはビオトープをつくったり,井戸を掘ったりして,ことしは蛍も見られるように水場をきれいにしています。まさしく知る人ぞ知る憩いの場所になっており,散歩の休憩のときなど,人々が訪れています。  数年前からは,町内会の福祉イベントであるウオーキング大会でもそこを休憩スポットとして利用したり,夏休みは子供たちのために自然観察会などを企画しています。アカシアの大きな木があり,そこには何十種類ものチョウチョウが見られます。郷州里山の会のホームページによりますと,日本に生息チョウは約230種,みずき野近辺ではそのうちの50種ほど見ることができますとあり,現地の掲示板には見ごろの生き物の写真などが張られております。本当に1番目の質問で行いましたいきもの調査隊に応募したらいいと思うくらいです。その方に聞きましたところ,いきもの調査隊の去年のことは知らなかったということでございました。  そんな調節池の周辺状況ですが,あの調節池の周り,土手というのでしょうか,アスファルトで通行できるようになっておりますけれども,そこが一周ぐるりとは回れない構造になっております。北東側の10メートル程度は,その土手が切り下げられており,つまり水が入ってきて,そこから水を流す,また流れるという水の道です。ほかの調節池は大概上を通れるように高架になったりはしているのですが,あそこは切り下げ状態で,人がなかなか通りにくいところになっています。
     記憶にある限りでは,二十数年くらい前にそこに水が入ってきて,調節池の中ほどまで水が入り,水が引いた後にオタマジャクシやフナなどが取り残され,子供たちがつかみ取りをしていたなということを思い出します。といっても,ここ数年水は入ってきておらず,はしご階段が取りつけられており,その切り下げにおりて,またはしご階段を上って8丁目側の土手に出ないといけないということで,フラットに歩くことができず,つえをついた人,ベビーカーを押した人,また自転車の人は,そこの交通はできにくい状況です。みずき野の開発当初から,そこを通らずに小貝排水路のほうや取手市貝塚への水田のあぜ道へ回れるように小道がつながっており,そちらまで歩くことを日課にしている方,あるいはつくばみらい市の学校へ通う道として使っている学生さんなどがいらっしゃいます。  土手が角になっているところ,つまり尾根状になっているところから土手を下って通行しているのです。その何となく道になっている坂の部分は,かたく踏み固められ,草もほとんど生えず,現在は2本の道ができておりますが,えぐれたようになっており,滑りやすくなっていて危険を感じております。その場所に階段とかスロープとかつけていただくとか,何らかの手だてをお願いしたいわけです。  そこに道が整備されることで,郷州里山の会の方々が整備している里山のほうに行くのも容易になりますし,里山の会の場所と第2調節池側の間の排水路のふたを通って今は7丁目側というか,県道側に上れるようになっているのですが,そうすると一周できるようになるのかなと考えております。その尾根のえぐれたあたりに階段等の整備をお願いしたいのですが,いかがでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) お答えします。  調節池を囲むように天端のほうが舗装されていますけれども,こちらは管理用道路として設置されてございます。議員おっしゃいましたとおり,この堤体の天端は地域の方々がウオーキングコースとして利用されている状況を確認してございます。  また,天端からのり面を利用しまして守谷市土地改良区の道路の散歩道のコースとして利用されておりますが,おっしゃるとおり,のり面の一部に凹凸が発生しておりますので,利用しやすくなるようにのり面の補修等を実施していきたいと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 高梨恭子君。 ◆14番(高梨恭子君) 大変専門的なお答えで,私の稚拙な作文よりも,のり面とか言葉が出てきませんでしたけれども,凹凸が発生しているそうですので,早急に直していただきたいと思います。「野鳥のみち」ほどの広さの規模ではありませんが,あの地元の有志による地域づくりに対してご理解をいただき,行政のお力をおかりしたいと考えております。  また,この定例月議会において守谷市森林環境譲与税基金条例が上程されております。執行部からの説明によりますと,地球温暖化防止,樹木の成長,間伐,路網整備等に使えるということでございました。  こういう活動をしているところは,この里山の会以外にもたくさんありますので,そういうところもこの基金が利用できるのではないかと思いますので,よろしくお願いいたしまして,私の一般質問を終わります。 ○議長(梅木伸治君) これで,高梨恭子君の一般質問を終わります。  間もなく正午になりますので,ここで休憩といたします。  午後は1時より再開をいたします。                午前11時56分休憩          ──────────────────────                午後 1時00分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位4番,堤 茂信君,登壇を願います。  堤 茂信君。                〔4番堤 茂信君登壇〕 ◆4番(堤茂信君) 一般質問通告4番,もりや未来の堤 茂信です。本日はよろしくお願いいたします。  本日は,幼児教育無償化の課題と対応について,そして市政制に対する副市長の思いを問うの2項目について事前通告しておりますので,よろしくお願いいたします。  最初に,新しい経済政策パッケージが2017年12月に閣議決定され,施策の冒頭に幼児教育無償化が掲げられました。そして,2018年6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2018,いわゆる骨太方針2018で内容が具体化され,少子化対策の目玉として,本年10月より幼児教育を無償化することが決まっています。  子育て世代にとって,幼児教育無償化は大変喜ばしい施策ですし,少しでも子育てしやすい世の中になってほしいと願う反面,幼児教育無償化が及ぼす影響についてはほとんど議論されてきませんでした。  例えば,幼稚園や保育園に通う子供たちがふえて保育士の不足が加速化するのではないか,あるいは保育士の急激な採用増や保育士1人当たりが見なければならない子供の数がふえ教育や保育の質が低下するのではないか。これまで幼稚園や保育園に通う必要性が低かった,あるいは経済的な事情で幼稚園や保育園に通えなかった子供たちの需要を喚起し,入所不承諾児がさらにふえるのではないか。そういったさまざまな懸念が考えられます。  今回の一般質問では,そういった幼児教育無償化が守谷市に及ぼす影響について質問をさせていただきます。  まず,幼児教育無償化とはどのような制度なのかということですが,子ども・子育て支援新制度に移行した幼稚園や認定こども園,認可保育所などに通う全ての3歳から5歳児と住民税非課税世代の0歳から2歳児の利用料は無償になります。子ども・子育て支援新制度に移行しない幼稚園に通う場合は,月2万5,700円までの範囲で補助が出ます。認可外保育園のほかベビーホテル,ベビーシッターなどを含む認可外保育サービスを利用する場合,0歳から2歳児は住民非課税世帯に限り月4万2,000円まで,3歳から5歳児の場合は月3万7,000円までの範囲で補助が出ます。ただし,給食費,食材料費,ほか通園のための送迎費や行事費などの実費は対象外というふうに理解をしております。  制度の内容について補足がありましたら,お願いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  特に補足はございません。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) では,そういった制度だということを理解をした上で,いよいよ10月から幼児教育無償化が始まるわけですが,市内で対象となる0歳から5歳までの幼児数は何人になるか,お答えください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  0歳から5歳までということで,合計が2,118人になると見込んでおります。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 守谷市の場合は,0歳から5歳の幼児教育無償化の対象になる方々は2,118人だと今お伺いいたしました。かなり多くの方々が対象になるわけですが,その結果,保育園,幼稚園を希望する幼児数はどの程度になると見込んでおられるか,お答えを願いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えさせていただきます。  今年度,新たに保育所に入所希望されている方が714人となっております。昨年度の実績と比較しますと,約3割増加している状況にあります。これは保育所新設によるものが大きい要因であると考えておりますが,ことし1月に第2期の子ども・子育て支援事業計画の策定に当たりましてアンケートを実施しております。子育て世帯につきまして,幼児教育・保育の無償化が実現した際に,未就学児を持つ親については,現在就労していないけれども働きたいといったことについて回答をいただいております。この働きたいと回答された方が,全体の19.7%という結果になっております。  この結果に基づきますと,2割程度は増加するのではないかと考えておりますが,今年度初年度ということもありますので,保育所入所希望者数につきましては,およそ100人程度ふえるのではないかと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 冒頭,幾つか幼児教育の無償化については懸念点があると申し上げました。特に,これまで幼稚園,保育園に通う必要性が低かった,あるいは本当は通わせたいんだけれども経済的な事情で通わせることができなかった,そういった子供たちが,今回,この無償化によって幼稚園に通いたいというふうになるわけですが,今のご説明ですと,そういった無償化に対して,現在就労していないけれども,おおむね2割ぐらいのお母さん方が無償化になるのであれば将来子供を幼稚園に通わせたいという希望をお持ちのようでございます。  今,答弁にございましたように,今回初年度ということで,おおむね100人程度幼稚園に行きたいお子さんがふえるということでございます。ご存じのように,守谷市においては,幼稚園に行きたくてもなかなか希望の幼稚園に行けないお子さんがたくさんいらっしゃるわけです。そこに対して,幼児教育の無償化でさらにそういったお子さんがふえる,ここは非常に大きな守谷市の課題ではないかと考えております。  それでは,幼児教育無償化が始まる本年10月時点の市内保育所,幼稚園の受け入れ可能人数は何人になるか,改めて確認をさせていただきます。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えさせていただきます。  10月時点におきます市内の認可保育所及び私立幼稚園等の受け入れ人数見込みでございますが,幼稚園が1,328人,認可保育所などにつきましては1,347人,合計で2,675人となっております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 今おっしゃった人数というのは,既に案内を聞いておりますが,10月に開所を予定している東進ワールドキッズ守谷,こちらの増加分を含んだ数となっておりますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) そのとおりでございまして,96人の増加分を含めた数字でございます。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) そうすると,最終的には入所不承諾児童数は何人程度になるか。ここが問題なわけですけれども,何人程度と見込まれるか,お答えを願いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  10月時点の市内の認可保育所及び私立の幼稚園の受け入れ人数は96人ふえるということでありますが,無償化によって,この希望数は,先ほど申し上げたとおり約100人ふえることが予想されます。入所不承諾児童数につきましては,4月1日現在394人となっておりますが,同水準または増加ということで予想をしているところです。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) これまでも一般質問で取り上げられておりました入所不承諾児童数,これをどうやって削減していこうかということは守谷市の大きな課題で,今年度においては新しい保育園を開設していこうという中で,今回,この幼児教育の無償化によって希望者がふえて,結果的には,この入所不承諾児童数が同水準か,場合によってはさらにふえてしまうことが懸念されて,これは非常に大きな問題だと考えているわけです。  幼児教育無償化によって,誰もが幼児教育を受けられる時代になるのは大変喜ばしい一方で,現在でさえ守谷市では大きな問題となっている入所不承諾児童がさらに増加するかもしれない,そういった事態に対してどのような問題意識を持っておられるか,確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをいたします。  こちらにつきましては,増加することが見込まれていることもあります。結果,大きな問題であると認識をしているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 幼児教育無償化により入所不承諾児童数がさらに増加する,これは大変深刻な問題でございます。この課題解決に向けて,すぐにでも動き出さなければいけないと思いますが,具体的な対応策については考えておられるでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  ことし5月に,新たに令和3年4月までの開所を目指しまして,民間保育所設立運営事業者を募集しております。今後,事業者を決定するというスケジュールとなっておりますが,さらには,入所希望する世帯の子供たちが,先ほど議員も心配されました質の確保ということがあると思います。良質な保育のサービスを受けられますよう,保育施設の確保はもちろんですが,既存保育所での定員の拡充,そして保育士の人材不足の解消策としまして,保育人材確保事業を活用しまして保育士の確保に取り組むなど,入所不承諾事業の解消に向けて対策を講じていきたいと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) この件につきましては,この質問の最後に少し総括をさせていただきたいと思いますが,少し視点を変えまして,幼児教育無償化が財政に与える影響についてお伺いをしたいと思います。  まず,現在の幼児教育に係る市の予算は主にどのようなものがあり,合算するといかほどか,お答えを願いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  幼児教育・保育に係る現在の守谷市の事業は17事業ございます。合計で申しますと,21億1,838万6,000円を予算化し実施しているところです。  主な事業としては,子ども・子育て支援給付事業が約15億円,それから私立幼稚園就園奨励費補助事業1億1,200万円,認証保育園の委託事業としまして2億1,800万円を計上している状況であります。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 守谷市は,子供たちの教育に大変熱心なところは私も評価しております。この幼児教育の部分については,おおむね21億円の予算をかけて子供たちの教育に対して市は後押しをしているということかと思います。  今回の幼児教育無償化に伴って,公立の保育所,幼稚園は全額市の負担ですが,それ以外は国が2分の1,県と市がそれぞれ4分の1負担とされています。その結果,財政という視点から,市の負担がどのようになるかお答えをいただけますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  国におきましては,新制度未移行,移行していない幼稚園や認可外保育施設等の無償化に係る新規事業として,子育てのための施設等利用給付事業,これはまだ仮称でございますが,これを創設する予定となっております。これによりまして,事業費としては約3億円,市の負担としましては7,500万円ほど増加すると見込んでおります。  一方で,無償化に伴いまして,三つの事業につきましては市の負担が1億2,500万円ほど減少すると見込んでおります。増額,減額,結果として幼児教育・保育の無償化に伴って,市の財政負担につきましてはおおむね年間5,000万円ほど減少するのではないかと見込んでおります。  また,これとは別に,国から子ども・子育て支援臨時交付金,こちらはまだ案分方法などは未定でございますが,交付される予定となっております。また,無償化に係る事務費の補助金,最大で3,610万円ほど予定がされているようです。  事業で申しますと,子ども・子育て支援給付事業におきましては,この無償化によりまして国,県の負担が入ってまいります。市単独で減免しておりました保育料につきまして,市の負担額が2,400万円ほど減となります。  また,私立幼稚園就園奨励費,この事業がなくなりますので,市の負担割合3分の2から,子育てのための施設等利用給付事業,こちらまだ仮称ですが,市の負担割合が4分の1まで減少するという状況で,市の負担は7,800万円の減を見込んでおります。  私立幼稚園児保育補助事業というのがなくなりますので,市の負担しておりました2,300万円ほどが減という状況となっております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 幼児教育が無償化されることによって,希望するお子さんがふえるというところとは別に,財政の面では市の予算年間おおむね5,000万円ほど,これまでから余裕ができるといいましょうか,5,000万円ほど別のものに使うことができる。それとは別に,今現在,金額ははっきりしないということでございますが,臨時交付金としておおむね1億円程度が市に入ってくるのではないかというお話だったと思います。  市では,これら新たな財源についての使い道について,何かお考えがあれば教えていただけますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  この無償化によります新たな財源の活用につきましては,保育所の新規整備事業,それから教育・保育に関する新規の補助事業の財源として活用方法を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 新たな財源といいましても,出どころは消費増税分をそういったものに充てるということでございますから,市民目線で考えれば手放しで喜べるわけではございませんが,幼児教育無償化に伴い,さらにふえると見込まれる入所不承諾児童は,子育て王国を掲げる松丸市政の喫緊のとても大きな課題だと考えております。  先ほどもお話がございました新たな民間の保育所の開設も,令和3年4月までの開所を目指していると。まだ少し遅いんです。もっと早くしていただきたい。それを半年でも3カ月でも前倒しをしていただいて,今,自分の子供を幼稚園に入れたくても入れられなくて困っている方々がたくさんいらっしゃるわけですから,ぜひそこは重く重く受けとめていただいて,少しでも前倒しをして,そういった事業を進めていただくようにお願いしたいと思います。  また,新たな財源が生まれるわけですから,そこはぜひ子育てに使ってもいいし,あるいはまた別の用途でもいいと思います。市民の皆さんの大切なお金なので,ぜひ有益に使っていただきたいなと思って,前半の質問は終わらせていただきたいと思います。  大変テンポがよ過ぎて早過ぎますか。
    ○議長(梅木伸治君) いいえ,どうぞ。 ◆4番(堤茂信君) それでは,二つ目の質問でございます。  田中 健副市長が就任されてから,ちょうど1年がたとうとしています。私は,市外からいらっしゃった田中副市長には,守谷市の中で育った人とは異なる新たな目線,視線という部分に大変期待をしている一人でございます。市民の方々も,副市長に期待し,副市長のお考えを伺いたいとお思いの方が多数いらっしゃると思いますので,本日は,田中副市長に市政に対する考えを伺いたいと思って通告をさせてもらいました。  まず,副市長の略歴を拝見いたしますと,東大法学部を卒業後,昭和55年に自治省,現総務省に入庁されています。その後仙台市企画局長,総務省大臣官房参事官,地域創造事務局長などを務められ,平成27年に総務省を退官されています。その間,在ヨルダン日本大使館二等書記官や自治体国際化協会ソウル事務所長を歴任されるなど,多方面にわたる豊富な経験とグローバルな視野をお持ちであると推察をいたします。  そんな経験豊富な副市長にお尋ねをいたします。  まず,守谷市にいらっしゃる前に思っていた守谷市の印象と,実際に守谷市に住んでみた守谷市の印象はどういった違いがあるのか,お伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) お答えを申し上げさせていただきます。  まず,守谷へ参る前の印象でございますが,守谷は,大河利根川を越えた北に広がります関東の大地の緑豊かなまちというイメージを抱いておりました。また,以前読みました「将門記」に描かれておりますような歴史的な出来事が展開された地という風情を感じておったところでございます。  また,守谷へ参りました後は,日本一住みよいまちとはどういうまちなのかと思いながら,市内を自転車で走ってみまして,なるほどと実感をしたことを思い出します。とりわけ整然と広がります住宅地が美しく,また,昔からの地域には風情がございまして,そういうところには敷地の広い屋敷,農家などが多くございます。地域の豊かな経済的な背景を感じた次第でございます。  また,まち全体が利根川などの川に囲まれておりまして,市街地が他市と連檐しているところが少なく,市民の方々が守谷のアイデンティティーを持ちやすい地形に恵まれていると感じた次第でございます。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 緑豊かな守谷を感じていただいてということだったと思いますが,それは住んだ市民の目線ということだと思います。実際に市政に携わって,この1年,市政に対する印象はどのようなものだったのか。隣に市長がいて答えにくいということはあるかもしれないですけれども,ここは率直にお答えをいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 実際に市政に携わってみてということでございますが,住民生活に密着をいたしました基礎自治体でございます守谷市役所の業務が質量ともに本当に大きなものであること,そしてそういう業務に市役所の職員の皆さんが一生懸命に取り組んでいらっしゃることに感動いたしました。本当にすばらしい市役所であると存じます。  また,統計データなどを見ますと,守谷市は近隣自治体に比べまして,住民の構成,公共インフラの普及率,財政状況などにも恵まれた状況にございます。なぜそうなのかと不思議に思っていたところでございましたが,こちらへ参りまして,それは守谷の多くの先人たちが先見の明でまちづくりを進めてこられたご努力の結果であるとの話をお聞きいたしまして,なるほどと腑に落ちた次第でございます。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) それでは,今のは市政に携わったご印象でございますが,実際に松丸市長が進める現在の市政についてどのように評していらっしゃるのか,特に評価している点などがありましたら,お答えいただけないでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 評価などという大それたことを申し上げるものではございませんが,松丸市長が目指します守谷のまちづくりに目を開かされる思いをいたしております。  特に,市長が常日ごろ申しております10年,15年先には守谷の人口が減少を始めるかもしれない,そのときの守谷がどのように生きていくのかを考えて今の仕事をしなければなない,そういう考えとそれを実行いたします政策に対して深く共感をいたすところでございます。  また,そのためにも地域内分権を進め,合併前の旧町村の単位において地域が果たしておりました役割を復活させるべきであるという市長の考えは,これからの地域社会や行政のあり方について,示唆するところまことに大きなものがあると存じております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) それでは,そのような松丸市政の評価を踏まえて,ここは大変大事だと思いますが,副市長は何が課題であるとお考えでいらっしゃるのか,お答え願えますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 課題は何であると考えるのかというお尋ねでございますが,守谷市としての重要政策を着実に実行していくということに尽きるものと存じます。そのためにはいろいろな具体的な課題があるものではございましょうけれども,守谷市役所といたしまして,職員が気概と創造性を発揮しつつ,存分に仕事に取り組めることが大事であろうと存じております。  限りあるマンパワーでございますが,そうであるからこそ,気概と創造性を発揮してまいることが重要であるものと存じております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) どうやったら副市長の本音をうまく引き出せるかなと,今,質問者の技量が問われているような気にもなっているのでございますが,守谷市にとって最重要政策というのは,副市長は何であるとお考えでいらっしゃいますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 各行政分野におきまして,それぞれ重要な政策があるものではございますが,もし一つを挙げるといたしますと,地域主導,住民主導のまちづくりということかと存じます。  多岐にわたりますさまざまな課題に取り組む上での共通の基盤となりますのは,やはり地域力であろうと存じます。そして,これからの成熟した社会,あるいは次代を築く理念といたしましても,また実際の課題解決の手法といたしましても,地域主導,住民主導が大変重要であると存ずる次第でございます。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 最重要施策をいかにして着実に実行していくかが課題というふうなお考えだと理解をいたしましたけれども,そこは副市長の立場としてどのようにかかわっているのか,どのように対応していくべきとお考えか,お答え願えますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 守谷市の政策の着実な推進ということで考えますと,やはり市長のリーダーシップのもと,現場を熟知いたします職員が一丸となりまして仕事に取り組んでまいりますことが大事でございます。  私自身が直接お役に立てますことは限られてはおりますが,市役所の職員といろいろと議論いたしながら,市役所の仕事が少しでも前に進むように努力をしてまいることができればと存じております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 副市長というのはいろいろなタイプの方がいらっしゃると思います。市長とともに先頭に立つタイプの方もいらっしゃれば,そっと陰から支える方もいらっしゃれば,違うアプローチもあると思いますが,田中副市長が考えるこの守谷市におけるご自身の副市長としてのスタンスというのは,どのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 副市長としてのスタンスについてのお尋ねでございますが,市長にとりまして副市長は,最近では余り使われない言葉でございますけれども,昔で申しますところのいわば女房役でございます。松丸市長を補佐いたしまして,松丸市長の政策を実現するために,まことに微力ではございますが,一生懸命に努めてまいる所存でございます。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 今のお話だと,さまざまなタイプがいる副市長の中で,田中副市長は市長を陰からサポートする,そういったお考えだという説明だったのかなと思います。  そうすると,副市長の描く守谷市の将来像,これは政治に携わる方として将来のビジョンをどう描くのかというのは大変重要だと思います。守谷市の将来像はどのようなもので,その実現に向けてどのようにかかわっていくべきか,どのように考えていらっしゃるのか,ぜひその思いをお答えをいただきたいなと思います。 ○議長(梅木伸治君) 副市長田中 健君。 ◎副市長(田中健君) 守谷の将来像についてのお尋ねでございますが,今の世代,その次の世代,そしてまたその次の世代と,市民の皆様が幸せな生活を送ることができる守谷とはどのような守谷であるのかということかと存じます。  世界の中の日本,日本の中の守谷でございますので,なかなか予測が難しいわけでございますが,やはり持続可能性,環境への優しさ,人と人とのつながり,こういった価値観が共有される社会となっておりますこと,そしてその中で衣食住が満たされ,安全・安心で快適に暮らせる基盤が保たれている守谷,これといって目新しいものはございませんけれども,そのようなことかと感じております。  また,世界や日本がどのように変化するにいたしますにせよ,その変化に対して柔軟に対応できることが重要であろうかと存じます。  そういう意味で,将来にわたりまして生きがいと創造性が豊かに育まれる守谷であることを願っておりまして,そのような観点から少しでもお役に立ってまいることができればと存じております。 ○議長(梅木伸治君) 堤 茂信君。 ◆4番(堤茂信君) 今回,田中副市長に対する一般質問に際して,ぜひ田中副市長の人柄を引っ張り出してほしいという意見を何人かからいただいて,余りうまく素の副市長を引っ張り出せなかったかもしれないですが,大変謙虚な答弁が副市長の人柄をあらわしているのかなと思います。強いリーダーシップを発揮する市長と,それにつく市の職員の皆さん,これをしっかりとサポートをする,それが田中副市長の役目なのかなと感じたりもするわけですけれども,課題とおっしゃっておられた重要施策の実行の後押しをぜひそういった形でお願いしたいなと思います。  また,冒頭申し上げましたけれども,守谷市の外から来ていただいた方の発想,そこを強みに,豊かな経験をベースにして,副市長ならではのご提言をぜひとも期待をしております。今,1年がたったばかりでございます。この先,ぜひともそういった豊かな経験を守谷市の市政に生かしていただきますようにご期待を申し添えまして,私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(梅木伸治君) これで,堤 茂信君の一般質問を終わります。  次,通告順位5番,砂川 誠君,登壇を願います。  砂川 誠君。                〔2番砂川 誠君登壇〕 ◆2番(砂川誠君) 通告順位5番,公明党の砂川 誠でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今回の私の質問は二つ,一つは上下水道について,それと二つ目,防災・減災の取り組みについての2点であります。通告の順に従いまして質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず,一つ目の上下水道についてお伺いをいたします。  上下水道は,全国的に高度成長期に集中的に整備が進められてきました。守谷市においても,昭和40年代後半から大規模な住宅団地の整備が進められ,昭和46年に守谷地区簡易水道事業が発足をしております。翌年には簡易水道の給水が開始され,首都圏へのベッドタウンとして発展,生活環境が大きく変化しております。安定した水源の確保,保全,水質管理の維持強化,災害時に強い水道施設,何よりも安全でおいしい水の安定供給,これが求められているのではないかと思います。  下水道につきましては,昭和56年に下水道事務所を設置して,終末の処理場の運転を開始しております。その後も現在に至るまで事業を拡大し,市内全域の水管整備が完了しているとお聞きいたしました。  上下水道ともに,普及率ほぼ100%に達していると思います。しかしながら,水道事業が昭和46年,下水道事業が昭和56年に開始をしてから,かなりの年数が経過をしております。水道施設に関しては耐用年数は40年,下水道施設に関しては50年が施設の耐用年数だとお伺いをいたしました。  施設の老朽化対策,これが課題になってくると思いますが,現在の各施設の例えば埋設されている管であるとか建物,それにまつわる設備等の整備状況,これをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  水道事業は供用開始から47年,下水道事業は38年が経過し,確実に老朽化対策を進める必要がございます。  水道事業の更新につきましては,平成18年度から平成19年度に老朽化した中央監視設備の更新工事を実施し,また,平成18年度から耐震性に劣る石綿セメント管更新事業に着手し,今後整備を予定しております都市計画道路等の一部を除きまして,昨年度までに全て発注を終え,一部繰り越しとなりましたが,今年度で完成する予定でございます。  下水道事業ですが,こちらは平成12年度から浄化センターの改築更新事業に着手し,これまで機械棟や管理棟,中央制御監視室等の更新工事を進め,平成27年度からは老朽化したコンクリート製マンホールふたの更新工事を実施してきました。  その他上下水道事業では,老朽化した機械や電気設備等について,包括管理業務委託によりまして定期的な修繕や日常点検の結果に基づく突発的な修繕を実施しております。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) 水道が47年,下水道が38年を経過しているとお伺いをいたしました。先ほど耐用年数を私申し上げましたが,やはり時間がたってくるに従って老朽化が進んでくるという現象が起きてまいります。しかしながら,今の話を聞いていますと,業務に支障なく順調に整備をされているということがうかがえます。非常に安心をいたしました。  次に,地下浄水施設についてお伺いいたします。  現在,守谷市の水道資源は,県の企業局,利根川浄水場からの受水が約8割,守谷市に7カ所ある井戸からくみ上げている地下水が約2割の水源で賄われているとお聞きしております。令和2年度から浄水施設の運転を取りやめて,市の水源を100%県企業局の利根川浄水場からの受水に転換するということが決定をしております。  そこでお伺いをいたします。  市の水源を全て県の利根川浄水場からの受水に切りかえた後,これまで井戸からくみ上げてきた地下水の浄化に使用してきました浄水施設,これをどういうふうにして廃止をするのか。また,井戸施設は残すのか,または全て撤去するのか,そこら辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  現在,浄水施設につきましては,昭和53年の供用開始から41年が経過し,老朽化に伴い機器の故障が頻発していますが,費用を抑制するため,できるだけ更新をしないで簡易な修繕で対応している状況でございます。  そのため,現在,茨城県利根川浄水場からの送水量増加のための試験運転を開始し,9月末で浄水施設の運転をとりやめ,10月から全量受水に転換できるように準備を進めており,浄水施設の撤去につきましては,令和3年度から5カ年を予定してございます。  また,井戸施設につきましては,今年度撤去に係る設計業務を予定しておりまして,地権者との協議に着手したところで,来年度以降撤去工事を予定してございます。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) 41年が経過して故障が頻発しているという浄水施設,私はこの井戸施設は残せないのかなという思いがあってこの質問をさせていただいたのですが,ヒアリングの際に,維持管理に多大な費用がかかるということ,それと県水の受水が守谷浄水場に送られる配管が2条になっているという話を伺いました。ルートが二つあるというお話です。しかも,耐震化されて非常に頑丈なルートが二つあると。地震等にも強い,災害にも強いということで,災害時の井戸水のくみ上げ利用というのを考えたときに,その維持管理に係る費用というものを計算したときに,県水受水が100%あるのであれば安心なのかなと私自身納得をしたわけでございます。  ただ,この井戸水,何とか災害時に利用できないのかなと思ったときに,公園等に災害時の井戸水があります。生活用水に使用する井戸水の利用も,これからやっていかなくてはいけないのかなと思います。  続きまして,次の質問です。料金収入の今後の見通しについてお伺いをいたします。  水道事業は,地方公営企業会計の原則があります。経費は経営に伴う収入をもって充てなければならないという原則があります。独立採算方式の原則であります。事業運営の健全化,または安定性,これには適正な水道料金による収入の確保が不可欠だと思います。しかし,その料金収入が不足しているため,老朽化した管路施設や施設設備等の適切な時期における更新の耐震化の推進を図ることができない水道事業者がふえていると聞きます。  全国の水道事業が直面しているこの課題に対応するために,昨年12月に水道法が改正されました。適切な資産管理の推進で水道の基盤強化を図り,将来にわたり安全な水を安定的に供給するためには適切な更新が必要となると思いますが,そのための財源である水道料金収入について守谷市の今後の見通しをお聞かせください。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  昨年度,大量更新を迎える水道施設の費用を平準化するために策定しましたアセットマネジメントに基づき,今後10年を計画期間として財政収支を見据えた経営戦略を策定しております。わかりやすい計画とするために現在最終調整中ではありますが,計画期間内での料金改定の予定はございません。  しかし,計画期間以降となります令和10年以降の中長期的な見通しでは,令和17年度に給水人口がピークを迎え,その後は給水量が減少していく推計となってございます。そのため,ダウンサイジングによる施設規模の適正化や適切な維持管理,水道料金の適正化について検討することが重要となることから,経営戦略を適宜見直してまいります。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) 今,お答えの中に経営戦略を適時見直していくとおっしゃいましたけれども,この適時とは大体どのくらいの期間をもってするのかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  経営戦略の見直しですが,おおむね3年から5年の間で見直しを行いたいと思っております。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) これは10年後をめどにということで,計画期間中についての料金改定の予定はないというふうにありました。施設の規模の適正化,適正な維持管理,水道料金の適正化,これが今後大きな課題となってくるのかなと思います。  次に,職員の育成についてお伺いをいたします。  将来にわたって上下水道を安定的に維持するためには,技術職員を初め,専門的な知識を有する人材確保が欠かせないのかなと思います。これまで徹底した組織人員の削減,それに加え,団塊の世代と言われた職員が多く退職し,深刻な職員不足,人員不足に直面している自治体の話をよく見聞きをいたします。  職員1人当たりが受け持つ利用者の数は年々増加する一方で,経験豊富な職員の空洞化が生じているような気がいたします。このような状況下で,日常的なサービスに加え,突発的な事故等の迅速な対応や災害時の緊急対応などによっては,これまで培ってきた住民との信頼を損ねることにもなりかねません。
     そこでお尋ねをいたします。  守谷市と同規模の事業体との比較,それと人材育成のためどのような技術承継に取り組んでいるのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  上下水道事業は,土木工学や建築工学ばかりでなく,機械工学や電気工学,環境衛生工学等の専門的な技術の知識や経験に加えまして,企業会計による経営を行っておりますので,経理等の会計処理においても複式簿記等の専門的な知識と経験が求められます。  上下水道事業の普及率の向上により,職員1人当たりが受け持つ利用者数は年々増加し,水道事業を例にしますと,同規模の類似事業体の平均職員数は21人ですが,守谷市の水道事業支弁職員は10人と半数に満たない状況であり,職員1人当たりの給水人口は,類似事業体の平均3,359人に対しまして,守谷市は6,670人と倍近い現状となってございます。  そのため,職員の増員や技術職員の新規採用により,日々の経常的なサービスを維持しております。  しかしながら,経営戦略の結果では,水道事業だけでも,今後10年間で,毎事業年度で約4億円の更新工事を予定はしており,現在の約2倍の建設改良事業を確実に進めなければならないため,技術職員の適正な配置について今後は検討が必要となってきます。  人材の育成に関しましては,主に宅地に係る給配水設備の書類審査や検査については,再任用職員を配置し,経験の浅い職員の技術承継に取り組んでいます。建設改良事業や企業会計特有の会計処理に関しましても,ベテラン職員を配置し,若手職員に対して専門的な指導,育成に取り組んでいる状況でございます。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) この数量を聞いていると,少数精鋭で業務をこなしているのかなと思います。他の類似自治体に比べて約半分,半数に満たない状況で職員が業務をこなしているという状況がうかがえます。  今の所長の話を聞いていますと,他の事業体に比べると,守谷市の職員,特に水道に携わる者をふやしてほしいという思いが伝わってきます。ほかの自治体ではほぼ倍の人数でこなすところ守谷市の職員は半分でこなす,働き方改革が昨今叫ばれている中,ますます守谷市の職員に負担がかかってくるのかなとも受け取れます。こういった人員数が現実にあることを市長はどういうふうにお考えなのか,市長のお考えも聞いてみたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) お答えいたします。  水道,下水道ともに,我々市民にとって,当然人間にとって最低限必要なインフラであると思っております。そういう中で,今,砂川議員が歴史を述べていただきましたが,これまで40年以上かけて,守谷市の上下水道はほぼ100%という環境にございます。  ただ,これから十数年後,推計ではございますが,人口が減少してくる。そうすると,水道を利用する人も減ってくる,需給のバランスが崩れていくということにおいては,当然ではありますが,個々人にかかる負担をふやしていただかなければいけないということでございます。ただ,それを1年でも2年でも長く値上げをせずにサービスを続けるようにするためには,今現在,うちの職員本当に一生懸命やっております。そういう中で,包括の委託という手法もとらせていただいて,何とか今ある仕事をこなしているというところでございます。人員1人もしふやせば,正職員の場合はすぐにその場でやめろということはできないというのが現実でございますので,それらの事業を外部に発注をしながら,何とかその時期を乗り切っていければいいのかなと考えております。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) 十数年後を見越して,人口減少に伴い職員の数もそれに比例してくる,そういう市長の思いがあるということはわかりました。先ほども青木議員から,いろいろな資格を持っている職員というふうな質問がありました。水道事業に関して,技術職員というのは経験を必要とするところなのかなと思います。突発事故に対応できる目と知識と,そういうものが備わって初めて柔軟に対応できるのかなという思いもあります。  先ほど市長もお話しされましたが,数年サイクルで各部署に移っていろいろな経験を積んでいくという手法もあるのかなと思いますが,この技術職に関しては人材育成という面で少し時間がかかるのかなと,若い世代が育ってくるのが少し時間かかるのかなと思いますので,先ほども市長が話しました適材適所,これをきちっと行っていって,人材育成をしていっていただきたいなと思います。  それでは,次の質問に移ります。下水処理の最終処理における汚泥の処分についてお伺いいたします。  現在,浄化センターにおける下水道事業では,平成27年度に消化ガス発電事業を開始し,再生可能エネルギーの有効利用に取り組んでおります。汚水を処理する際に発生する汚泥についても有効利用し,環境に配慮した取り組みが必要なのではないかと思います。この最終的に出る汚泥,これはどのように処分をしているのか,お尋ねをいたします。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  浄化センターで発生する汚泥ですが,全て再資源化し,有効利用しております。汚泥は,消化タンクや脱水機などで水分を取り除き,堆積を減少させた後,運搬業者により産業廃棄物処理場に運搬し,セメントや堆肥,固形燃料として再資源化されております。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) 最終的には,最終処分場へ持っていって,そこでいろいろな材料になると。セメントの材料であったり,堆肥になると,今お伺いしました。ガスは売電をしておりますが,汚泥も再資源化されるということがわかりました。  次に,ストックマネジメント計画の策定状況についてお伺いいたします。  国は,下水道施設の維持管理計画と改築,改善,修繕計画を,中長期的な視点を踏まえた一体的な計画として下水道ストックマネジメントの計画の策定を要請しております。その計画の内容と,それによってもたらされる効果,これについて教えていただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  下水道事業におけるストックマネジメントは,下水道施設全体を客観的に把握,評価し,長期的な施設の状態を予測しながら下水道施設を計画的かつ効率的に管理するもので,リスク評価等による優先順位づけを行った上で,施設の点検調査,修繕改築を実施し,施設全体を対象とした施設管理を最適化することを目的としています。  ストックマネジメントは,二つの計画で構成されます。  一つ目は,おおむね100年程度の長期的な視点で改築事業のシナリオを計画する実施方針でございます。実施方針では,地域防災計画に位置づけられる避難所や救急告示病院等の汚水を排水する幹線や緊急輸送道路及び鉄道軌道下に埋設されている幹線等の重要施設,また腐食環境下にある施設,その他の一般施設等で改築の優先順位を定め,長期的な改築事業のシナリオを設定いたします。  また,点検調査の方法や頻度を定め,施設の状態を把握しながら異常の有無を確認するとともに,施設の健全度を予測し,緊急対策を必要とする事態を抑制し,将来の更新費用を平準化するように定めます。  その上で,経営的側面や執行体制の観点から,現実的に実行できるように総合的に勘案した計画がストックマネジメント実施方針で,本市では,今後,毎事業年度約10億円の更新費用が見込まれるところでございます。  二つ目は,実施方針を受けて,おおむね5年から7年の短期的な更新計画を定めた実施計画でございます。実施計画では,実施方針に基づき更新する施設を選定し,劣化診断や対策の必要性を検討し,詳細な更新費用や工法等について計画するもので,今年度に業務委託の発注を予定しているところでございます。  効果ですが,ストックマネジメント計画を策定することで,経営管理と執行体制の課題を把握し,長期的な更新需要見通し,適切な時期に改築更新を推進することが可能となります。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) ストックマネジメントを策定することの効果ということで,経営管理と執行体制の課題を把握して,長期的な更新需要を見通せるということがありました。早目,早目の予測に対する対策が急がれると思われます。その対応が,施設の長寿命化にもつながっていくのだろうなと思います。また,この計画を立て,それが住民,市民にどういう負担軽減につながっていくのかということを説明する責任というものもこの計画の中にはあるのだろうなと思います。持続可能な下水道事業が実現できるように,日々,努力していってほしいなと思います。  以上をもちまして,この上下水道についての質問を終わります。  続きまして,防災・減災の取り組みについて質問をいたします。  昨年,つくばで行われました地域の防災リーダーを育成するいばらき防災大学校を受講いたしまして,防災士の資格を取得させていただきました。防災について総合的に学んで自主防災組織等のリーダーとして活動できる,こういったことによって自助,共助の精神に基づく災害に強い地域づくりに貢献できればと思っております。  そこでお伺いをしたいと思います。  現在の守谷市における防災士の把握,どれぐらいの方がいらっしゃるのか,お聞かせください。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 防災士についてのご質問でございますが,守谷市の交通防災課におきましては,毎年,防災士の講座や試験を行っております日本防災士機構に対しまして,守谷市在住の防災士名簿の申請をしまして,名簿を入手することによりまして,守谷市在住の防災士の人数等を把握してございます。  平成31年3月末現在の守谷市内におけます防災士につきましては,男性が101名,女性が16名,合計117名の方が防災士の資格を取得してございます。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) 現在,守谷市に男性が101名,女性が16名,合計で117名いると把握がされているということであります。117名もの防災士が守谷市にいるということは,心強い限りであります。  先月,我々公明党会派で静岡県地震防災センターへ視察に行ってまいりました。避難所運営ゲーム,ローマ字の頭文字を取った「HUG(ハグ)」について,できた背景と経緯,また活用法などを視察をしてまいりました。  このHUGというものは,避難所運営ゲームを机の上,テーブルの上,図上訓練を通して模擬的に経験すること,これで実際の避難所運営に役立てていこうという取り組みであります。防災意識を高めるこの取り組みについて視察を行ってまいりましたが,この訓練,災害時の情報を客観的に理解したり,誰かの役になって災害対応を考えたり,大量の情報を大勢で同時に処理,対応するなど,従来の実働訓練にはできない訓練がやれるということで,この図上訓練の最大のメリットは模擬体験ができるということがあります。この模擬体験,少しでも市民の皆さんに体験できれば,より一層の防災意識の向上につながるのではないかという思いが強くなりました。  そこで,市の防災士を活用してのHUG訓練等の検討ができないのか,お伺いをしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) HUG訓練の検討ということでございますが,市としましては,防災士の資格を持っている方に,地域の防災のリーダーとしまして,自主防災組織や町内会が主催する防災訓練等を通じまして,地域防災力の向上に取り組んでいただきたいと考えておりまして,県や近隣市町村の状況を参考にしながら,防災士の活用につきまして検討をしているところでございます。  議員からご説明のありましたHUG訓練の実施ということでございますが,避難者等が避難所を運営しなければならない立場になったときに,最初の段階で殺到します避難者や出来事にどう対応すればよいかを楽しみながら考えていただくゲーム感覚の訓練となっておりまして,避難所運営の訓練としましては非常に有効であると考えております。  今後,HUG訓練の実施に向けての調査研究はさせていただきたいと考えておりますが,現在は,以前,議員からご質問いただきました災害時の行動を時系列的に整理しまして取りまとめる手法を学ぶ,マイ・タイムライン講座というものの実施に向けまして,マイ・タイムラインの作成ツールであります「逃げキッド」というキットを国土交通省のほうから入手するなど準備を進めているところでありますので,まずは,マイ・タイムライン講座のほうを先に進めていきたいと考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) マイ・タイムラインの作成ツールに向けて,まずは動いていきたいというお話がありました。私も前回質問をさせていただいた折に,防災士が講座を受けて,マイスターみたいな感じでしっかり次の方に教えていける講座,そういうキットがあると伺いました。「逃げキッド」のマイ・タイムラインの作成ツールを取り寄せているということを今お伺いしまして,先ほど申し上げましたHUGも図上訓練であります。似たような,同様な訓練ができるのかなと思います。まずは,行政のほうが進めているこの講座,タイムラインの作成ツールを取り寄せての取り組みを,まずは私も見ていきたいなと思います。  と同時に,このHUGもしっかりと皆様に周知をして,こういうツールがあるんだよということも周知徹底していただきたいなと思います。  このHUGの経験者談というのが載っておりました。東日本大震災において,このHUGを経験した方が避難所運営をした際に,机の上だけの訓練ではあったんだけれども,そこへ入ってくる情報を瞬時にさばくというものは,実際現場に入ってその知識が少なからず生かされたというコメントがありました。机の上の訓練ではありますが,心の準備,その対応をふだんから培っておれば,いざというときにそれが発揮できるのかなと思います。このマイ・タイムラインツールにあわせて,HUGの取り組みもより一層お願いしたいなと思います。  次に,災害時の福祉避難所についてお伺いをいたします。  まず,災害時に福祉避難所の開設に当たり,機材や物資はどういうふうにして確保されるのか,段取りをするのかというところをお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  福祉避難所の物資,機材でございますが,市内で7カ所の福祉施設と協定を結んでおります。まず,発災当初に関しましては備蓄品を利用させていただきますが,その後必要に応じて,食料品,衛生用品等の物資は市のほうから提供する,届けられるような仕組みとなっております。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) 市内で7カ所と協定を結んでいるということで,市が届けていくという段取りになっていると認識いたします。  次に,昨年10月,朝日新聞のデジタル版に,福祉避難所の指定がふえる一方で,収容可能者数は1割程度という見出しの記事が載っておりました。これからますます高齢化が進み高齢者が増加していく中で,今後の福祉避難所の対応策,ふえていく高齢者に対しての福祉避難所の対応策というものはあるのかどうか,お伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  今後高齢者がふえていく中で,福祉避難所の受け入れ数の検討はしていくことが大事だと思っております。現在,福祉施設7カ所ですが,今後は,ショートステイ,介護保険のサービス事業所等も含めて協定のほうを考えていく,そのほかに施設の協力があってのものですので,そちらのほうは検討していきたいと思っております。 ○議長(梅木伸治君) 砂川 誠君。 ◆2番(砂川誠君) いろいろな業者と協定を結んで,この受け入れ数の拡大ということを図っていってほしいなと思います。収容人数は国が求める必要な数に追いついていないというのが現状だろうと思いますが,支援員の確保がこれからの課題になっていくのではないのかなと思いますので,これへの対策,対応をぜひともお願いしたいと思います。  以上をもちまして,私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(梅木伸治君) これで,砂川 誠君の一般質問を終わります。  会議も長くなりましたので,ここで10分程度休憩にします。                午後2時18分休憩          ──────────────────────                午後2時28分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位6番,市川和代君,登壇を願います。  市川和代君。                〔17番市川和代君登壇〕 ◆17番(市川和代君) 通告6番,公明党の市川和代です。今回,1点目,放課後児童クラブ事業について,2点目,受動喫煙の取り組みについて,以上2点を質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  初めに,放課後児童クラブ事業についてでございます。  放課後児童クラブについては,お弁当やおやつについて,また,児童クラブの民設民営の提案など,前々回も他の議員から一般質問で取り上げられた事業でございます。  守谷市は,放課後子ども教室と放課後児童クラブを一体化して,放課後子ども総合プランとして運営を民間委託しています。就労世帯の増加に伴い,また,2015年の制度改正に6年生まで拡大されたため児童クラブの利用者数がふえ,クラブ数が年々増加しております。  学童保育を行うための施設が足りなくなり,平成29年度に黒内小学校区に2クラブを開所,また,今年度は松ケ丘小学校の児童クラブの施設建設を行う予定になっております。そんな中で,児童クラブの現状についてお尋ねをいたします。  児童クラブの数は現在27かと思いますが,今年度の全体の利用者数が何人か,また全児童数の何%に当たるのかをまず伺います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 児童クラブの登録状況ということでお答えいたします。  まず,児童クラブの登録に関しましては,通年で登録されている方,それから長期の休業中のみで登録される方いらっしゃいますので,それぞれお答えさせていただきます。  まず,通年で登録されている児童の数は,5月1日現在で946名になります。それから,休業中,長期ということで呼んでいますけれども,こちらの登録は,まだ夏休みに登録,まだ最終締め切り前なのですが,5月1日現在で247名,合計いたしますと1,193名の登録をいただいてございます。  こちらの児童クラブの登録の割合ですが,市内の小学校9校に通う児童数4,236人に対して,ただいま申し上げました1,193人ということでございまして,割合にいたしますと28.16%の児童が登録されているということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) まだこれからふえる予定があるかもしれませんが,前回に比べてもそんなに大きくふえているということではなさそうでございます。委託しているアンフィニでございますが,毎年3月に運営とか保育内容,あるいは職員の対応など保護者に対してアンケート調査をしていると前回の一般質問の答弁でありました。また,担当課として更新時に聞き取りをしているということでございますが,そのアンケート調査などによって,どのような苦情があり,どのように改善または解決を図っているのかをお尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) アンケート調査ということでございますけれども,本年は2月にアンケート調査を実施しております。市で実施しておりますのは,児童を対象としたアンケートが一つございます。そちらにつきましては,結果を申し上げますと,子供たちは,「友達と遊べる」,「いろいろなことが体験できる」,「いろいろな学年の子と一緒に遊べる」などの回答をしておりまして,児童クラブは「楽しい」,「とても楽しい」,「まあまあ楽しい」を合わせて,94%の児童が「楽しい」と言っていただいているという状況です。児童からの要望としては,「もっと自由にさせてほしい」ですとか,「いろいろな遊びを教えてほしい」というようなことも書いていただいているところです。  こういったところは,実際の運営において,ある程度自由な時間,あるいは活動というのを容認することも必要だということで,改善といいますか,運営に生かしていきたいと考えてございます。
     同じく,同時期に保護者の方へのアンケートを実施してございます。この中では,全体的なことで申し上げますと,87%の保護者の方が,現状の運営に関して満足しているという回答をいただいているところでございます。自由意見の記述を見ますと,感謝やねぎらいの言葉というのもいただいておりますが,一方で,「もっと目を配ってほしい」とか「丁寧に対応してほしい」という意見もいただいているところです。  児童クラブは,児童が安全に安心して過ごせる居場所づくりということで,担い手である支援員への期待がとても大きいということを実感しているところでございまして,こういったご意見いただいて,今後の改善点として意識してまいりたいと考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 保護者に対してのアンケートというのは,確認させていただきますが,市で行ったアンケートでしょうか,それともアンフィニが行ったアンケートでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 漏れてしまいましたけれども,運営を受託している事業者が行ったアンケートでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 今,部長はさらっと答弁いただいたのですが,私は,どのような苦情があって,それをどのように改善していっているのかというふうにお伺いをしたところでございます。  事業者のアンフィニさんがやっているアンケートの中に苦情のようなものが書かれていて,その都度担当課と対応を検討しているというようなことが前回あったように思います。その点で,苦情的なものというのは具体的にあるのか,あるとすれば,例えば指導員さんに対してだとか,市に対してだとか,ちょっとお伺いをしたいところです。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) アンケートでの自由意見ということで,支援員同士の連携がとれていないといったような運営に関するご意見,苦情といいますか,ご意見になるかと思いますが,そういったことを受けて,改善ということでは,担当課もそれを受けて運営事業者との協議とか,そういったことでは行っているところです。それ以外に苦情というのは,アンケート以外においても,これは受託事業者に直接の場合もありますし,市においても保護者の方からの意見,あるいは要望,苦情といったものも当然ございますけれども,そういったものもお受けしているところです。  実際に具体的にということでございますが,先ほどお話がありましたように,クラブ生がだんだん多くなっているという中で,もうちょっと広く使えるようなというか,ふやしていってほしいというような実際のご意見はいただいているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) その都度対応をしていただいているというふうに理解をさせていただきます。  次に,今後の見通しと課題ということでお伺いをさせていただきます。  まず,お弁当についてでございます。  長期休みの弁当について,アンケート調査はしていないということでございましたが,その後どのような検討をされているのか,お伺いをいたします。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 夏休みのお弁当の提供ということでございますが,ことし2月にアンケートを実施させていただいた結果がございまして,そこでは約8割の保護者の方が利用したいという回答をいただいていると報告されてございます。  それを受けまして,各学校ごとの保護者会で検討いただきまして,各クラブで民間の事業者に給食の配食を依頼するということで,こちらについては大野小学校以外の各クラブということになるのですが,そちらで実施をするということで,ことしの夏休みから準備を進めているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) そうすると,お弁当は非常に難しい部分もあろうかなと思いますが,例えば必要な日とか必要でないとか,急に休んだりとか,そういう意味では業者に発注をするにしても非常に手間がかかったりして大変な部分があろうかなと思いますが,これは各クラブごとということであれば,委託業者アンフィニに任せるということで捉えてよろしいですか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) ご質問のとおり,運営にかかわることでございますので,事業者のほうにお願いしたいと考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 先ほど堤議員が,幼児教育の無償化で待機児童がふえるのではないか,施設が足りないのではないかという質問がありましたけれども,関連してくるだろうと思われる児童クラブでございます。放課後に子供を預けておける場所がないとか,あるいは預ける場所はあるんだけれども,親の就業時刻よりも早く預かり時間が終わるなどの理由によって保護者の仕事と育児の両立が困難になる,小一の壁と言われるようなもの,その対策や,また,保育園,幼稚園に行っているお子さんの状況などを児童福祉課と連携することで次年度の児童クラブの利用数がおおよそ把握できるのではないかなと思いますが,全体では待機児童は今のところないということですが,黒内小学校の児童クラブにつきましては,今後さらに利用者が増加するというふうに見込まれているところだと思います。  黒内小学校の児童クラブの施設,設備に関してですが,さきの一般質問で渡辺秀一議員から民設民営の提案もあったところでございますが,今後の児童クラブの利用者の推定からして,黒内小学校の児童クラブについては,民設民営の取り組みを視野に入れているというようなご答弁があったように記憶していますので,いつまでにどのように進めていくのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 黒内小学校の児童クラブにつきましては,ご質問もありましたように,急激な児童数増加が見込まれるということ,それから児童クラブの登録者の割合も黒内小学校のほうで増加するだろうという推測はしております。ただ,その数につきまして,やはり精査する必要があります。必要な児童クラブ数等も考えていかなければならないということで,その精査を現在行っているところでございまして,規模等につきましては,今後その結果を出していくという状況にございます。  同じく,今度は運営方法についての民設民営ということでございますが,クラブ数の推計のほうもございますけれども,民設民営につきましても,調べていきますと,自治体例を見ますと,独自の基準を設けて運営,あるいは補助金交付などの例,運営形態もさまざまでございまして,なかなか絞れない状況もございます。民設民営の方法,それから経費の問題,利用者負担,それから実際に対象の事業者さんが確保できるのかどうか,そういったさまざまな面がございまして,今の段階では明確にお答えできない状況でございますけれども,そういったところを踏まえて調査研究を進めているということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 確かにおっしゃるとおり,民設民営ということになれば,今は運営を業務委託しているわけですけれども,民間がということになれば,特徴のある学童保育をするということもあるでしょうし,今やっている市全体とのバランスということもあろうかと思います。その辺は,業者があるかどうかも含めて,今後検討していくことだと思いますが,全体的なものを捉えながら,ただ,場所がないということだけに限らず進めていただきたいなと思います。  それでは,3点目の非常災害計画と訓練についてという質問に移らせていただきます。  守谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例,これの第7条に,途中からでございますが,非常災害に対する具体的計画を立て,これらに対する不断の注意と訓練をするように努めなければならないというふうにあります。  具体的計画,どのように立てられているのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) こちらの非常災害計画という表記をされている部分でございますが,こちらについては,条例にもありますように,育成事業者が不測の事態に対応できるような計画,それからそれに対応するためのマニュアルの整備というのを,受委託契約をしておりますので,そちらの仕様書の中にも明示して,受託者である事業者に計画を立てていただくという形で実施してございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 訓練はどのようにされていますか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 訓練につきましては,地震による火災発生等を想定した訓練,こちらを年2回実施しております。これは各クラブで実施しておりまして,それ以外に不審者の侵入を想定した訓練,こちらを年に1回実施しているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) この訓練に関して,担当課のチェックはどのように行われていますか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 訓練に際しましては,実際の訓練においては消防署員の方の立ち会いを求めて実施しているところですけれども,各クラブとも支援員がその訓練の記録をとりまして,避難に係る所要時間,あるいは実施状況というものを実施報告書という形で提出いただいております。それを聞き取り等も含めて確認をしているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 実際に担当課,担当者は現場には行っていないというように捉えました。当然,運営をお任せしているわけですから,そちらでやってくださいでしょうけれども,やはり子供の安全に関することでございますので,記録,報告書のみではなくて,現場に行っていただくということが非常に大事なことだと思いますので,今後検討をお願いしたいと思います。  それでは,4点目に移ります。指導員の資格及び配置員数の堅持をということです。  厚労省によりますと,2018年の学童保育の登録児童数123万4,366人で,前年度比で6万3,204人増ということでございます。年々,守谷もそうですけれども,国としても増加しているという傾向にあるようでございます。  中でも,大きく伸びているのが障がいのある児童で,2018年の登録数は3万9,231人だそうです。障がい児を受け入れるということ,守谷の学校教育は既に障がいを持っていらっしゃるお子さんも手厚く受け入れをして,介護員をやっていただいていますので,他のところと比べたら本当に一生懸命やってくださっているなと,常々感謝しているところでございます。  学童保育というのは,親にかわって子供を預かるのが学童保育の指導員でございまして,この指導員さんというのは,安心・安全に子供を預かり,また,子供が伸び伸びと過ごせるようにということで,非常に責任も重く体力も必要なお仕事だと思っております。  以前,学童保育指導員になるために教員免許といった公的な資格の必要はなかったのでございますが,2015年4月に放課後児童支援員の資格が創設されて,単位ごとにおおむね40人以下の児童に対して2人以上の支援員を置き,そのうちの1人は有資格者ということで,国としてはそれを従うべき基準というふうにされました。  昨年3月定例月議会の常任委員会のときに,その資格者に対して私質問させていただきましたけれども,児童クラブの有資格者は,その時点では26名,そして平成27年から研修を受けて研修が終われば有資格者とみなすという人が11人いますという答弁でございました。  そんな中で,国においては,昨年9月に新放課後子ども総合プランを策定して,放課後児童クラブについては2021年度末までに約25万人分,2023年度末までには30万人分の受け入れを整備するという目標を立てております。  先ほど障がい児を受け入れているというお話をしましたが,全体で55.9%,過半数を占めて障がい児を受け入れている児童クラブがあるそうです。障がい児を受け入れるには,障がいの特性をよく理解した専門の人材確保が必要になりますし,また,保育環境の整備も必要になります。  そういう保育所の待機児童が多い。そしてまた放課後児童クラブも,守谷はありませんが,全国的には待機児童が多い。その中には,放課後児童クラブの支援員,あるいは補助員の人材確保が非常に困難だというようなことがあるようでございます。全国知事会,あるいは全国市長会から,この従うべき基準について,参酌すべき基準に移行すべきである,市長会からは参酌基準化することという意見が出されて,2018年11月19日に開催された地方分権改革有資格者会議提案募集検討専門部会合同の会議の中で,放課後児童健全育成事業に従事する者及びその員数に係る従うべき基準について,現行の基準の内容を参酌すべき基準とする対応方針が示されまして,この施行後3年を目途として,その施行の状況を勘案し,放課後児童健全育成事業の質の確保の観点から検討を加えて,その結果に基づいて必要な措置を講ずるということが閣議決定されたということでございます。  守谷市は,平成24年から民間に運営業務を委託しておりまして,2期目の契約が今年度で終わることになっています。ある児童クラブでは,やめる方が多いとも聞きます。これがどういうことが原因でというのはわかりませんけれども,現在,インターネットで守谷市の児童クラブの求人案内がよく出ています。当然,守谷市に限らず,基準を満たす人員の確保が難しいということ,あるいは非正規で雇用される,また経験や知識が給与に反映されないなど,待遇の悪さが原因で指導員の確保が難しいということも言われています。  ここで,この参酌すべき基準になった場合ですが,守谷市として,子どもの命を守るための安全管理,危機管理を初め,育ちの場として質の低下にならないためにも,指導員の資格及び配置員数の堅持を求めるべきであると私は考えますけれど,市のお考えをお聞かせください。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) ご質問にもありましたように,従うべき基準から,参酌すべき基準と表現が変わっております。こちらにつきましては,令和2年4月から施行ということで伺っております。この基準をもとに,今現在もまだ従うべき基準ですけれども,ここの基準をもとに定めておりますのが,先ほど議員からご紹介ありました守谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例でございます。こちらの条例に従うべき基準ということで,それを遵守して制定したものでございます。  今後の参酌すべき市基準という形になった場合に,この条例についてどう考えるかということになろうかと思いますが,現在,市としてはこの条例を変更する予定はございません。今までの基準を遵守して,児童クラブの運営をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 人員確保の面とか,お弁当も含めて,さまざま大変なことがあるのかなと想像するところでございますが,市長が常々おっしゃっているように「子育て王国もりや」,どこよりもいい環境でしっかりと子育てをお願いしたいと思います。  それでは,大きい2点目の受動喫煙の取り組みについての質問に移らせていただきます。  5月31日は,世界禁煙デーということでございます。ここに,5月31日付の新聞記事がございます。読ませていただきます。  世界保健機構WHOは,29日,受動喫煙が原因で死亡する人は年間100万人に上っており,5歳未満の子供も6万人以上が呼吸器感染症で犠牲になっていると発表し,各国に受動喫煙対策の強化を求めた。ずっと飛ばしまして,日本では,改正健康増進法により,学校や病院などがことし7月から屋内全面禁煙となるほか,飲食店なども2020年4月以降一部の例外を除き原則禁煙となるということで記事がありました。  ここには屋内全面禁煙というふうになっておりましたが,行政機関や学校,病院などはことし7月から全面敷地内禁煙かと思います。それで,一昨日の新聞で,県庁の敷地内禁煙ということで,出先機関も禁煙にしますという記事もありました。  さて,私,今回この受動喫煙の質問をさせていただくのは,守谷駅西口の喫煙所についてでございます。エスカレーターや階段をおりてくると,突然たばこの煙のにおいがすることがあります。階段下で,公衆トイレの出入り口に近い場所に喫煙所が設置されていますから,駅やトイレを利用する人,特に幼児や子供たちにとって,あの場所に喫煙所があること自体いかがなものかと思っています。  まず,どのような経緯で設置されたのか,喫煙所設置の経緯をお伺いします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 守谷駅の喫煙所設置の経緯についてということでございますが,守谷駅の指定喫煙所につきましては,西口と東口それぞれ1カ所ずつ設置をしております。この喫煙所の設置の経緯につきましては,平成20年5月に施行いたしました守谷市ポイ捨て等防止に関する条例の制定に当たりまして,平成19年度に守谷市ポイ捨て等禁止条例検討会を発足いたしました。この条例を制定するための基本的な事項であります対象物,対象地域,罰則等の検討とあわせまして,指定喫煙所の設置の是非につきましてもこの検討会の中におきまして協議をしてございます。  この検討会の協議におきまして,全面禁煙ではなく,喫煙所を設置して分煙としたほうが歩行喫煙をする方に対しても注意がしやすいこと,また,当時実施いたしましたアンケートにおきましても「喫煙場所が必要である」といった意見が多かったことなどから,指定喫煙所の設置が必要であると決定されまして,条例施行前に喫煙所のほうを設置したところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 東口はちょっと離れた場所にありますので,特段そんなに感じることはないのですけれども,西口について市民から苦情とか意見があればお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 市民からの苦情ということでございますが,駅の喫煙所におきまして市民から寄せられた苦情につきましては,朝のラッシュ時に大勢の方が指定喫煙所内を利用したり,煙やにおいが拡散し,ホームやエスカレーター側にも煙やにおいが流れ込んで通行人にとっては不快である。また,たばこの吸い殻であったり,箱,飲み物等の空き缶等をポイ捨てしてしまっていて汚いといった意見等が寄せられているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 受動喫煙防止の観点から,今,パーテーションで目隠しをしたような感じで喫煙所が設けられているわけですけれども,そのあり方について,パーテーションで囲ってあるだけで問題はないのかということをお伺いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 改正後の健康増進法におきましては,学校,児童福祉施設,病院,行政機関等の第一種施設につきましては,施設内禁煙となっておりまして,屋内に受動喫煙を防止する必要な措置がとられた場所におきまして,喫煙ブースなどの喫煙場所を設置する必要があるということになっておりますが,駅頭で野外喫煙場所を設置する場合には,喫煙する場所がパーテーション等で区画されていること,それと,その場所が喫煙場所であることを記載した標識等を掲示することが必要な措置としてとることとされております。  守谷駅の西口,東口の指定喫煙所につきましては,このパーテーションで区切ること,また喫煙場所の標識の設置など必要な措置は講じておりまして,健康増進法を遵守した形での設置となってございます。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 法的には問題ないというご答弁だったと思いますが,現状を改善して,たばこを吸う人も吸わない人も気持ちよく駅を利用し,また,受動喫煙を防止するための改善策,今よりも何かできることがあればお示しをいただきたいと思います。例えば市役所の喫煙所のようなブースは設置できないものでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 市役所の喫煙ブースのようなものができないかということでございますが,西口,東口の喫煙所につきましては,いずれも道路法上の市道,道路の敷地上に設置されておりまして,設置するスペース等も限られているといったことから,市役所にあります喫煙ルーム,喫煙ブース,そのような建物等の構築物を設置することは難しいのかなと考えております。  ただし,先ほど議員からありましたように,子供たちへの影響等を鑑みますと,パーテーションの外側で喫煙をしてしまったり,ごみ捨てなど汚いといった問題等もございますので,改善策につきまして,今後,受動喫煙防止関係の所管課であります保健センターであったり,パーテーションの設置等喫煙所設置の整備にご協力をいただきました日本たばこ産業株式会社等から意見を伺うなどしまして,調査研究を進めてまいりたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市川和代君。 ◆17番(市川和代君) 設置されている場所が市道の敷地上ということだったと思いますが,全くそういう認識がございませんでした。設置場所として,西口のほかの場所というのもなかなか移設するのも難しいかなと私も思うところです。  ただ,トイレ付近ということもありますし,多くの方が利用する場所の横にあるわけですから,今,答弁にありましたように,現状を少しでも改善するように努めていただきたいというお願いを申し上げまして,私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで,市川和代君の一般質問を終わります。  次,通告順位7番,浅川利夫君,登壇を願います。  浅川利夫君。                〔5番浅川利夫君登壇〕 ◆5番(浅川利夫君) 通告順位7番,もりや創世会の浅川です。今回,初日で7番ということで,想定していなかったのですが,中間試験が1日早まった心境で質問させていただきます。  今回,報・連・相について,二つ目が事務引き継ぎについて,この2点について質問させてもらいます。  最初に,報・連・相ですが,皆様,報・連・相といえば,野菜のホウレンソウを思い出しますけれども,今回は,一般的な形で普通の生活の中で言われている報・連・相,報告については部下が上司の指示に取り組みつつ途中経過を報告すること,連絡については自分の意見や憶測を含めない関係者への状況報告,そして三つ目の相談は自分だけで業務上の判断が困難なとき上司に意見を聞く,このような報・連・相を日々皆さんは行われて仕事に励んでいるかなと思います。  最初に,今,言った三つについて,業務を円滑にするためには,部下から上司への報・連・相が常に的確にされていることが重要かなと思います。このときの報・連・相については,口頭での報・連・相,文書での報・連・相,この二つあると思いますが,市では,報・連・相のやり方については,決まった取り組みといいますか,そういう指示というものはあるのでしょうか,お願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) お答えをさせていただきます。  仕事を円滑に進めるためには,報告,連絡,相談は必要不可欠なことでありまして,市においても,年度当初に,各部長及び課長から所属部下,職員に対しまして指示事項などで徹底を図っているところでございます。
     報・連・相の中でも,特に報告及び連絡につきましては正確性が求められるものであるため,重要なものについては文書で行うよう指導をしています。しかしながら,簡易的なものまで全て文書で行うということは非効率な面もありまして,業務量の増大にもつながるため,やり方につきましては,各部署,各課長の判断に任せているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 浅川利夫君。 ◆5番(浅川利夫君) 今,回答があったように,報・連・相については,重要なものについては必ず報告義務がある,簡易的なものについてはその限りではないというようなことかなと思います。  報・連・相が本当に適切に行われていれば,上司と部下との業務については,上司は必ずその内容をつかんでいて,また仕事の指示についても的確に指導されているかなと思いますが,市では,上司や部下の業務内容,日々の業務,それから進捗について,的確に把握,つかんでいるのか,その点お願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 報・連・相につきましては,当然,業務上大変重要で必要不可欠なことでございまして,できていて当然でございますし,これができないと円滑な業務が進まないと考えています。  しかしながら,現実的には急な業務が入ったり,出張また会議等の連続で上司が自席にいない時間も多かったり,休暇等によりタイミングを逃してしまったりすることもあり得るため,全てにおいて完全に把握するというのは,簡単なようでなかなか難しいのかなと考えています。  上司が部下の業務を把握することは重要なことであるため,最低限業務を行う上での重要事項につきましては,年度初めにスケジュール表を作成して進行管理を行うとともに,業務の流れについて事前に報・連・相を徹底して行うよう,今後も努めてまいりたいと考えています。 ○議長(梅木伸治君) 浅川利夫君。 ◆5番(浅川利夫君) 上司,部下の間の中では,連絡の不適,漏れがない,そのようなことかなと思いますが,もう一つにおいては,言葉,説明の曖昧さといいますか,言葉一つとっても,その人の語彙の多様性,立場の協調性とか,そういうことになると,往々にして言った言葉が逆にとられたとか,そういう問題も発生するのかなと思います。はっきり言うことと,それからよく日本人においては,忖度という言葉もこのごろ数多く出ますけれども,その曖昧さの中に何かをつかむような,そういう危険性もあろうかなと思います。言葉の説明については,市のほうとしては,その曖昧さがないような形での取り組みというか,上司から部下に対しての指導とかそういうものはあるのでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 確かに,口頭で物事を伝えると曖昧な部分が出るということで,できれば文書で行うのが一番いいのだろうと思いますが,最初の質問に対する答えと似たようなことになってしまいますが,全て文書でやりとりするということになりますと,非効率な面がかなりあるということで,全てを文書で行うことは現実的にはできないと考えてございます。  簡易なものか否かの判断は難しいかもしれませんけれども,後々まで残すべき事項につきましては,なるべく文書で行うように徹底をしてまいりたいと考えています。 ○議長(梅木伸治君) 浅川利夫君。 ◆5番(浅川利夫君) 極力,誤解のないような形での取り組みというのは本当に必要だし,そのような形で行政のほうでもやっているところは心強いかなと思います。  ただ,往々にして外部との協議の中で,お互いの意思の共有化,そういう面でちょっとずれがある,そういうこともお聞きしました。確かに同じことでも,立場の違いによっては,言ったことが,また捉えた言葉が往々にして相反するような形,よく言われるのが,政治言葉で措置をするという,この中で皆さんも結構耳にすると思いますが,措置をしてくれるのであれば大丈夫だなと安心するような考えを持つし,また,言ったほうでは,措置というのはその状況が変われば変わりますよと,そういう意味が含まれているということも聞きました。そういう中で,お互いの意思の共有化というのはどのような形で図るべきかというのは私自身がすごく迷います。  そうした中で,外部との意思の疎通,共有化というものは,どういうふうに行政として図るような努力をしているか,よろしくお願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 議員おっしゃられた外部との会議の中で,担当者と管理職の話が違うという場面があったというふうなことでございますが,実際そのようなことがあったとすれば遺憾なことですし,この場をもっておわびを申し上げたいと思います。  当然,報・連・相が的確に行われていれば,そのようなことはないと思ってございます。ただ,人間が行っているということもありますので,全てを完璧にするのは難しいかもしれませんが,その報・連・相を徹底させていただいて,できる限り上司と部下の意思疎通がしっかりとれるよう,また重要事項の理解には相違が出ないよう,市全体として心がけていきたいと考えております。  また,報・連・相を徹底するためには,風通しのよい職場環境というのも重要であろうかと思いますので,日ごろから上司と部下が円滑なコミュニケーションをとるように努めてまいりたいと考えます。 ○議長(梅木伸治君) 浅川利夫君。 ◆5番(浅川利夫君) 報・連・相については,行政側としてもかなり真摯な形で捉えて,それを日々の業務の風通しのほうにつなげているというのがよくわかりました。  しかしながら,人間のやっていること,よくことわざではないですが,「熱さも喉元過ぎれば」云々という言葉もあろうかなと思います。それは一方的な話だけでなく,お互いに関係者が十分注意しながらやっていければ,その一時的な思いも時間とともに忘れることもないかなと思います。やはり的確な指導と,それから今話された報・連・相の実行,そして継続されるよう願いまして,次の質問に入らせていただきます。  二つ目の質問ですが,事務引き継ぎについて質問いたします。  よく業務一般に言われるわけですが,人がかわったり,ある場所で人がかわって,それから仕事がある組織から別な組織にかわったときに,なかなかそれが100%次のセクションに引き継がれるということは難しいかなと思います。往々にして大事なことが忘れられたり,不必要なものがいかにも重要な形で引き継ぎがなされる,そういうこともあるのかなと思います。  人事異動とか担当がかわったときの引き継ぎ方法の中で,マニュアルのようなものはあるのか,それとも一般的な引き継ぎの中での教育という面で指導しているのか,その辺お願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) お答えをさせていただきます。  職員が異動となった場合には,守谷市服務規程第13条の規定によりまして,事務引継書を作成しまして,後任者に引き継がねばならないことになっています。また,引継書やマニュアルだけでは伝えることが難しい事項につきましては,前任者が後任者へ実務指導を行うなど,業務内容や経験等に応じて引き継ぎ漏れがないよう努めているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 浅川利夫君。 ◆5番(浅川利夫君) かなり気を使ってなされているようなことを感じました。しかし,その前任者のやったことと,それから先ほども話された外部との関係の場合が一番問題かなと思いますが,そのときの協議内容のずれというものの発生は余りなく,完全に引き継ぎがなされているとお思いでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 外部との協議においてもということでございますが,先ほど申し上げたとおり,報・連・相と同じく,事務引き継ぎが行われていれば支障を来すことはないと考えますが,こちらも人が行っているという部分がありますので,全て完璧にするのは難しい面があろうかと思います。日ごろから業務をマニュアル化することに努めまして,懸案事項等を明確にして,わかりやすい引継書をつくるような,円滑な引き継ぎができるような形に努めてまいりたいと考えます。 ○議長(梅木伸治君) 浅川利夫君。 ◆5番(浅川利夫君) よく新聞なんかでも,連携不足による,特に虐待関係なんかでも後でわかってあのとき申しわけなかったとか,そういうことが新聞等で多く記事として出されています。今まで過去において,守谷市の中においては,連携不足による不都合というものは発生したことがあるのかないのか,お願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 今,私の知るところで,連携不足による不都合が生じてという話は,私の耳のほうには入っていないのが現実でございます。 ○議長(梅木伸治君) 浅川利夫君。 ◆5番(浅川利夫君) そのようなことであれば,これは本当に喜ばしいことですが,往々にして連携不足とか誤解,勘違い,あとはお互いの温度差といいますか,そういうことが後々問題を引き起こす,隠れた問題が後になって発生する,そういうことがほかの例でも時々見たり聞いたりしますので,守谷市においては,現在のところそのような問題が発生していないということではすごく安心しました。  これからも,報・連・相とかそういうマニュアルに沿って,職員一同,市民の側に立って仕事を進めていくようにお願いしまして,私のほうの質問をこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで,浅川利夫君の一般質問を終わります。  本日の一般質問はこれをもって終了し,明日14日は通告順位8番の神宮栄二君から続行したいと思います。ご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅木伸治君) ご異議なしと認めます。  よって,本日はこれで散会いたします。                午後3時24分散会...