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1. 茨城県議会 2008-02-27
   平成20年財政再建等調査特別委員会　 本文 開催日: 2008-02-27

   
   取得元: 茨城県議会公式サイト
   最終取得日: 2024-09-09
   ↓ 最初のヒットへ（全 0 ヒット） 1 　　　　　　　　　　　　　　　　午後２時13分開議 ◯石川委員長　ただいまから，財政再建等調査特別委員会を開会いたします。 　　　　　　　────────────────────────── 2 ◯石川委員長　まず，本日の委員会記録署名委員を指名いたします。 　高橋委員と伊沢委員にお願いいたします。 　　　　　　　────────────────────────── 3 ◯石川委員長　それでは，これより議事に入ります。 　本委員会に付託されました案件は，行財政改革の徹底を図り，財政再建を進めるための諸方策についての調査であります。 　ただいまから，これを議題といたします。 　本日は，委員の皆さんだけで今後の本委員会の審議に向けて意見交換をしたいと考えております。 　12月に取りまとめた中間報告の中で今後の審議については，一つは，中間報告書の提言内容の実施時期，改革効果額の明確化を行う，もう一点は，本庁組織を初めとする行政組織のさらなる見直しを行う，としたところであります。 　このうち提言内容の明確化については，論点が明らかですので粛々と進めていけばよろしいと思いますが，行政組織のさらなる見直しについては，その着眼点についてある程度皆さんの共通意識をとりたいと考えております。 　お手元に簡単なペーパーをお配りしております。まずは，それぞれの項目に沿って委員長の私見という形で，今後の審議項目としてどのようなものが考えられるか述べさせていただきます。 　行政組織のさらなる見直しの中で，本庁組織について，事務分担の精査による定数減，ＩＴの活用，一部外部化などによる定数減，その他でありますが，事務分担の精査について定数減は，一つは，削減だけじゃなくて課題性を持ったそうした点の主張性も議論する必要があるんじゃないかということを考えております。特に今回，食品の擬装問題とか，中国の食料品等，農産物等も考えますと，農家がこれから生きていくためには物を生産するというだけじゃなくて加工品等も，商工労働部等との関連の中でそうしたものも産業振興として図っていくようなことも考えられないかとか，そのほかに，類似業務を持っている組織の再編等も考えていく必要があるんじゃないかと。特に県北振興，工業団地，県民運動，文化振興，青少年育成，家庭，親対策，食育等々たくさんあるわけでありますが，県民の方から見ると，集まり事があるけれどもみんなお題目が変わって集まるメンバーが同じであったりとか，いろいろそういったこともありますので，そういった点も効果的な課題を持ち合わせながら効率的な行政運営も必要なんじゃないかというような，また，行政組織の中では昇進待ちのようなポストがありはしないか，もっと効果的な役職というものを，そして職員の能力を常に発揮できるような場を提供する必要があるんじゃないかとか，また，ＩＴの活用につきましては皆さん方にも，特に大阪などを御視察いただいた経緯もございます。 　そういう中で，総務事務の集約化ということを大阪ではやっていたわけでありますが，それによって400人くらいの職員の削減もできた。また，契約事務の集約化，これも大阪の調査ではすべての入札を集約化することによって50人くらいの職員が削減できたとか，そうした問題もありますし，また，財産管理の効率化という面から考えますと，指定管理者制度というものを取り入れてきたわけでありますが，そうしたものの拡大すべきものは拡大するとともに，指定管理者の選定を吟味し，そしてまた徹底を図っていくというようなことも大事な問題なんじゃないかとか，庁舎管理の徹底したアウトソーシングとか，また，職員住宅の廃止とか空き地の売買とか，そういったものもありますし，そういったものを含めてひとつ検討する必要もあるんじゃないかということも考えております。 　また，教育庁の組織につきましても，教育現場の職員配置の充実であるとか，また，教育現場の見直し，教育現場における問題点を排除することによって教員負担の軽減を図っていくとか，そうした問題もひとつ御協議いただきながら，学校の先生が子供と向き合える時間というものを大事にしていかなくちゃならないんじゃないかと。そして，教師が負担になっている業務の軽減というものをより具体化して軽減を図っていくような形にするとか，対父兄対策に対しても，より教育現場において負担のかからないような組織というものを考えていく必要があるだろうとか，クラブ活動の問題とか，また，公立小中学校の規模の適正化，統廃合という問題もこれからガイドラインをつくるとか，また，今後の市町村の合併統合に対する一つの指導，助言等をしていけるようなことも少しやっていく必要があるだろうと。県立高校の再編につきましても，適正規模，適正配置，また，学校教育も単なる普通科教育というような形に流されずに，産業界の要請に応じた高校をつくっていくとか，社会の要請，そういったものを踏まえた高等学校ということで，子供たちが効率的に勉強ができ，社会人としてきちんと勉強ができるような高校にしていく必要があるんじゃないかと。そういった等々を私の私案の中で感じるわけであります。 　警察組織につきましても，職員の増嵩については基本的には議会も認めているわけでありますが，組織運営の効率化をどういうふうに進めていったらいいのかという課題を見てきた場合にはもうちょっと精査をする必要があるんじゃないかという考えをいたします。また，そういった中で，現状の把握，今後の方向，組織運営の効率化というのを踏まえてやっていく必要があるんじゃないかというふうに感じますので，きょうは皆さん方から忌憚のない御意見をいただき，これからの委員会を進めるに当たっての参考にしながら，より効果的な委員会活動をしていきたいということでありますので，ひとつきょうは御意見等をちょうだいしたいということで本委員会を開催したところでございます。 　私の方からは以上でございますので，皆さん方から御意見をちょうだいしたいと思います。 　山口委員。 4 ◯山口委員　この委員会はいつまでやるんだ。
   5 ◯石川委員長　それにつきまして御協議をいただきたいと思っておりますが，今後の審議のスケジュールでありますが，スタートした時点ではことしの６月を目途として委員会をやっていこうということでありましたが，知事部局の状況，教育庁の状況，そしてまた，特に警察の状況等の今の状況を踏まえますと，６月で終結するのは非常に難しい状況なので，もし皆さん方で御協議していただけるのであれば，９月定例会に仕上げるような形でお認めいただければ，そういうふうに延ばしたいなという感じをしておりますが，その点についても御意見をいただきたいなと思っております。 6 ◯山口委員　今言ったような教育と警察と，それから県の行政，改革について今あなたの私案みたいなものが出たので，そういうものをつくって，分科会を３つぐらいに分けてフリートーキングをやるとなったら，そんな簡単にできないぞ。これだけ集まってフリートーキングなんかしたら大変なことだ。やるんなら３つぐらいに分けてやって，今言ったようにね。それで，私案なら私案を委員長として出して，それをあれにして皆さんの意見が出てきたもの，最後はみんなしてやるにしても，そこらでやっていかなかったらまとまりつかない。あなたが今しゃべったようなことを，分かれてやって。 7 ◯石川委員長　山口委員から今お話がありましたように，議会の方としてもより密な審議をするという形で分科会的なものをどうかという御提案がありました。教育庁の方も４月になってくると具体な提案も出てくるというような話が出てきましたので，警察の方からは，こちらからいろいろ御提案しているんですが，まだ具体には及んでいないので，ひとつ皆さん方からもそういう分科会で議会の意見をより密にしておいて，そして本気でこれに取りかかりたいなと思っております。 　と申しますと，どうしても委員会の開催はルーティングなことを考えると月１回くらいのことになっちゃいますので，その間を見て私どもだけで独自に勉強するということも，山口委員の御意見を今いただきましたけど，そういった点も御協議いただいて決定していければありがたいと思います。 　海野委員。 8 ◯海野委員　これ，例えば行政，本庁の組織でしょう，教育庁でしょう，警察でしょう，これは４月にそれなりの形で，警察は別にしてもある程度出してくるという話だよね。そうすると，その出してきたものをもとにしてやっていくというのか，それともその前から……その前からといっても現実に物理的に無理ですけれども，行政側から意見を出してくるのを待っていて進めていくのか，それとも議会側が，委員会として独自の提案をしてどんどん進めていくというのか，執行部側に提案していくのか，どっちを……。 9 ◯石川委員長　両方併用しなくちゃならないし，議会から意見をまとめて，執行部に，こういうことについて議論をしてきたので意見を求めるというような，そういうやり方と併用せざるを得ないのかなと思っていますが，どうですか。 10 ◯山口委員　それでいいんじゃないの。今まで出てきたやつはそれはそれとして，議員の方から，議員の意見は意見でまとめてやれば。 11 ◯石川委員長　それでは，そういうことで，日程等は委員長，副委員長にお任せいただいて，皆さんと協議しながら日程をつくっていきたいと思いますので，よろしゅうございますか。 　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯石川委員長　では，そのようにさせていただきます。 　ほかにございますか。 　海野委員。 13 ◯海野委員　行政，教育，警察，我々自身，議会の財政改革，あるいは何らかの形で議会としても財政改革には貢献する必要があるんじゃないのかなと思うんです。じゃ何が具体にどうできるかということなんですけれども，とりあえず私ができるかなと思うのは，私の個人的な案ですけれども，宿舎，これは各会派がどれぐらい利活用しているのかわかりませんけれども，宿舎をむしろなくしてもいいのかなと。これは会派の意見を聞きながら進めなくちゃならないかもしれませんけれども，その辺のところ，委員長，ひとつ諮っていただければなと。 14 ◯石川委員長　いま海野委員から御提案がありましたように，執行部の方へは職員住宅の廃止であるとか，それの空き地についての売却等も私の方からいろいろ今詰めているところでありますが，議会がみずからスリム化に率先して動き出したという，そういう形からする場合に，議員宿舎の廃止等も検討材料に入れたらどうかという話でありますが，この件についていかがですか。御意見を伺いたいと思います。 15 ◯山口委員　議員宿舎ばかりでなくて，議会のいろいろな改革すべきものがあるんじゃないの。執行部で受け入れたいと言っているのには。 16 ◯石川委員長　いま山口委員から，宿舎ばかりじゃなくて，そのほかの議会の改革すべきことも追加したらどうかというお話がありました。これ等につきましても，ここで結論を出すわけにもいかないとすれば，ひとつ検討していただきながら，皆さん方の意見を集約してここでまた協議したいと思いますが，そういう点でよろしゅうございますか。 17 ◯鶴岡委員　議長と協議してもらいたいと思いますね，その件については。 18 ◯石川委員長　わかりました。 　飯野委員。 19 ◯飯野委員　今言ったように３つなら３つ，本庁の行政とか，あと教育と警察，３つに分ける場合に，その３つに分けた委員の選出，それもやはり委員長の方にお任せしてよろしいですか。 20 ◯石川委員長　委員長に一任でよろしゅうございますか。 　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯石川委員長　では，そのようにいたします。 　鶴岡委員。 22 ◯鶴岡委員　その際，知事部局，それから行政委員会の制度そのもののことがありますので，その辺を踏まえてやっていただきたいなと思うんです。 23 ◯石川委員長　なるほど。いま鶴岡委員から，行政委員の制度的な問題，そういったものを踏まえてという話がありましたが，そういった点も議題にひとつ……。これは執行部の方にも私の方から意見を求めておきますので。 24 ◯鶴岡委員　これは一つ例を申し上げますと，教育委員会の問題ですね。今，教育庁の組織の中に文化，生涯学習等が入っているわけですけれども，市町村の段階ではもう市長部局の中に文化とか生涯学習等は入れていいんじゃないか，教育委員会は学校教育だけに特化すべきじゃないか，こういう意見もございます。これは教育委員会そのものの議論の中に入ってくるものですから，その辺が調特の中でできるのかどうなのかという問題もあるのかなというふうに思うんです。そういう意味では，そういう部分も加味しながら協議をしていただきたいなと思っています。 25 ◯石川委員長　教育庁にとっては非常に大きな課題でありますし，これは執行部側とも詰めながら，議案として皆さん方にご提案するに当たりまして少し準備をさせていただきますので，それでよろしゅうございますか。 　　　　　　　　　　　　　　〔「はい」と呼ぶ者あり〕 26 ◯石川委員長　ほかにありましたら，皆さんせっかくの機会ですから御意見を伺いたいと思います。 27 ◯山口委員　紙に書いて出してもらったらいい。 28 ◯石川委員長　そうですね。ペーパーで。この時間だけで結論を出すということは，唐突なお願いでありますから，ひとつ皆さん方から委員長あてか書記あてに紙に書いて提案していただいて，それを事前協議の対象にさせていただきながら，また，皆さんと一緒に協議するという機会，そうした場に乗せたいと思いますが，それでよろしゅうございますか。 　　　　　　　　　　　　　　〔「はい」と呼ぶ者あり〕 29 ◯石川委員長　では，そのようにいたします。 　ほかにありましたら……。 　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯石川委員長　それでは，私の方から皆さん方に御協議する案件はすべてこれで終わりましたので，閉会してよろしゅうございますか。 　　　　　　　　　　　　　　〔「はい」と呼ぶ者あり〕 31 ◯石川委員長　では，以上で委員会を閉会いたします。 　ありがとうございました。 　　　　　　　　　　　　　　　　午後２時33分閉会 Copyright © Ibaraki Prefectural Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...