審査の結果,各議案とも,その内容を適切なものと認め,
全会一致をもって,原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
次に,請願の審査について申し上げます。
9年第22号につきましては,さらに精査の必要ありと認め,別途
議長あて継続審査を申し出た次第であります。
10年第19
号那珂川堤防の
早期建設を求める
意見書採択を求める請願につきましては,同じ趣旨の
意見書である大雨による災害の
復旧対策に関する
意見書が9月10日に議決されておりますことから,採択されたものとみなし,議決不要の取り扱いとすべきであると決定した次第であります。
以上,申し上げました本
委員会の決定に対し,
議員各位の御賛同をお願いいたしまして,報告を終わります。(拍手)
11
◯議長(
横田修平君) 次に,
文教治安委員会委員長久保田正二郎君。
〔
文教治安委員会委員長久保田正二郎君登壇,拍手〕
12
◯文教治安委員会委員長(
久保田正二郎君)
文教治安委員会に付託されました案件のうち,本日報告を求められております議案3件及び請願4件につきまして,その審査の経過並びに結果を御報告いたします。
まず,議案の内容を申し上げます。
第129
号議案茨城県
県立学校設置条例の一部を改正する条例は,平成11年4月に,
茨城県立水戸高等養護学校を開校するために条例を改正しようとするものであります。
第137
号議案工事請負契約の締結については,
県立水戸第一高等学校管理・
特別教室棟の
改築工事について
請負契約を締結しようとするものであり,第138
号議案工事請負契約の締結については,
警察本部の新
交通管制センター中央装置等の
設置工事及び
交通管制センター移転工事について
請負契約を締結しようとするものであります。
報告第8
号地方自治法第179条第1項の規定に基づく
専決処分についてのうち別記2ないし別記5は,
警察本部所属の乗用車の運行に係る
交通事故の和解について,それぞれその承認を求められたものであります。
審査の結果,各議案ともその内容を適切なものと認め,
全会一致をもって,原案のとおり可決または承認すべきものと決定した次第であります。
次に,請願の審査について申し上げます。
7年第26号,8年第10号,8年第26号につきましては,さらに精査の必要があると認め,
議長あて継続審査を申し出た次第であります。
10年第16号については,
全会一致をもって願意妥当と認め,採択すべきものと決し,先ほど議長から報告のありましたとおり,その願意を受け,
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書を,本
委員会全員により発議した次第であります。
以上,審査の経過と結果について申し上げましたが,本
委員会の決定に対し,
議員各位の御賛同をお願いいたしまして,報告を終わります。(拍手)
13
◯議長(
横田修平君) 次に,
総務企画委員会委員長池田有宏君。
〔
総務企画委員会委員長池田有宏君登壇,拍手〕
14
◯総務企画委員会委員長(
池田有宏君)
総務企画委員会に付託されました案件のうち,本日報告を求められております
予算関係以外の議案5件,報告1件及び請願5件につきまして,その審査の経過と結果について御報告申し上げます。
まず,議案について申し上げます。
第122
号議案茨城県
行政組織条例の一部を改正する条例は,
地域保健を取り巻く環境の変化に対応するため,保健所の
再編整備について,所要の改正をしようとするものであります。
第124
号議案茨城県
県税条例の一部を改正する条例は,
地方税法の一部改正に伴い,所要の改正をしようとするものであります。
第130
号議案八千代町と石下町の
境界変更については,
土地改良事業施行の結果,八千代町と石下町の境界を変更しようとするものであります。
第131
号議案県有財産の取得については,
県民情報センターの備品として,
VOD映像検索システム機器外1件を取得しようとするものであります。
第135
号議案工事請負契約の締結については,
県立カシマサッカースタジアム増築工事外3件について,
請負契約を締結しようとするものであります。
報告第8
号地方自治法第179条第1項の規定に基づく
専決処分について別記1は,高萩県
税事務所所属の
小型乗用車に係る
交通事故の和解について,その承認を求められたものであります。
審査の結果,第122
号議案については,賛成者多数をもって,その他の案件については,
全会一致をもって,その内容を適切なものと認め,可決または承認すべきものと決定した次第であります。
次に,請願について申し上げます。
10年第11号につきましては,採決の結果,願意不適当と認め,不採択とすることに決定した次第であります。
また,7年第10号,8年第13号,9年第15号及び10年第9号につきましては,いずれもさらに精査の必要があるものと認め,別途
議長あて継続審査を申し出た次第であります。
なお,先ほど議長から報告のありました
意見書の発議について申し上げます。
本県の
過疎地域における多くの自治体では,依然として人口の減少など多くの課題が山積しているところであります。このため,
過疎地域活性化特別措置法の平成12年3月の失効後においても,
過疎地域を活性化するための特段の措置を講ずるよう働きかけることが必要でありますので,
過疎地域活性化のための新
立法措置に関する
意見書を,
出席委員全員により発議した次第であります。
以上,申し上げました本
委員会の決定に対し,
議員各位の御賛同をお願いいたしまして,報告を終わります。(拍手)
15
◯議長(
横田修平君) 次に,
予算特別委員会委員長潮田龍雄君。
〔
予算特別委員会委員長潮田龍雄君登壇,拍手〕
16
◯予算特別委員会委員長(
潮田龍雄君)
予算特別委員会に付託されました第110
号議案ないし第121
号議案及び第140
号議案について,その審査の経過と結果について御報告いたします。
これらの案件につきましては,9月17日に
委員会を開催し,慎重に審査を行った次第であります。
付託されました議案の内容につきましては,当案件が,本
委員会に付託された去る9月16日の本会議において,各
常任委員長からも報告されておりますので,割愛させていただきますが,審査の過程では,9名の委員と
委員外議員1名が質疑に立ち,執行部と活発な
質疑応答を交わしたのであります。
論議の対象となりました主な事項について申し上げますと,まず,
県政全般では,
県庁跡地の
暫定利用,有利な利率への県債借りかえ。次に,
地域振興の関係では,
ひたちなか地区開発に関する今後の方針,
百里飛行場の
民間共用化。
環境関係では,
ダイオキシン対策。
衛生関係では,
毒物混入事件に対する全庁挙げての
体制づくり。
福祉関係では,
介護保険導入に伴う諸問題。商工業の関係では,
つくば研究支援センター,
ひたちなかテクノセンターの
機能強化。
農林水産業の関係では,畜産試験場における
先端技術の取り組み。
土木関係では,那珂川の
河川改修,
工事入札改善,
常陸那珂港の
港湾利用の推進と
管理体制の強化。
教育関係では,議事堂の
図書館利用,
公立学校における
国旗掲揚と
国歌斉唱の
指導方法。
警察関係では,
異物混入事件や
暴力団抗争事件の対策などであります。
これらの論議の後,採決の結果,第110
号議案ないし第121
号議案及び第140
号議案は,
全会一致をもって,それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。
以上,本
委員会の審査の経過と結果について申し上げましたが,この決定に対し,
議員各位の御賛同をお願いいたしまして,報告を終わります。(拍手)
17
◯議長(
横田修平君) 以上で,
委員長報告を終わります。
なお,各
委員会の
審査報告書の写しをお手元に配付してあります。ごらんおき願います。
──────────────────────────
18
◯議長(
横田修平君) これより,討論に入ります。
討論の通告がありますので,これを許します。
大内久美子君。
〔5番大内久美子君登壇〕
19 ◯5番(大内久美子君) 日本共産党の大内久美子です。
私は,第110
号議案平成10年度茨城県一般会計補正予算と第122
号議案並びに請願第11号,第13号,第14号の不採択に反対を表明し,討論を行います。
今回の補正予算の問題点は,過去最高の752億円という額もさることながら,その5割近くを県債に依存し,8割近くを従来型の公共事業に投入していることです。
知事は,3月に行財政改革元年と位置づけ,公共事業の縮減を約束したにもかかわらず,半年もたたないうちに公共事業を大幅に増額いたしました。この結果,県債残高は過去最高となり,財政をさらに悪化させてしまったのです。国の総合経済対策を受け入れたとはいえ,今まで6回にわたる経済対策が,景気浮揚に効果がなかったことは,既に実証済みです。地方分権の立場から言いましても,国の経済対策を無批判に受け入れるべきではありません。
本県が作成した高齢者福祉の充実がもたらす経済的効果に関する調査研究では,福祉分野への投資と雇用効果は,公共事業より大きいと強調しているのですから,こうしたときにこそ財政運営に生かすべきです。
今回,補正で5億円の出資を計上したメディアパーク事業は,開発面積も流動的で,基本計画もないままにスタートをするものです。このような企業呼び込み型の大型事業ではなく,おくれている生活道路の改良や学校の老朽校舎の改修など,県民生活に密着した分野を優先することです。そうしてこそ,地元中小業者に仕事が回り,雇用が拡大され,同時に財政再建の道が切り開かれるのではないでしょうか。これに逆行する今回の補正予算に賛成することはできません。
次に,議案第122号は,笠間と常陸太田保健所を廃止する案件です。
本県は,既に4年前に4カ所の保健所を廃止いたしました。その結果,人口10万人当たりの保健所数は,全国44位,保健所による乳幼児健康診断受診率は,全国46位と著しくおくれてしまいました。拡充強化こそ必要なときに,さらに2つの保健所を廃止することに私は反対です。
請願第11号は,県水道料金値上げの原因となる過大な水需要の見直しを求めるものです。この運動は,短期間のうちに大きく広がり,その数は8万5,000人を超えました。企業局長自身,水道料金の6割が資本費と言っているように,過大な水源開発費が,住民負担の最大の原因であります。370万人の人口想定をもとに策定した本県の水需給計画は,明らかに過大な想定です。厚生省の国立社会保障・人口問題研究所では,本県の人口を2010年の330万人をピークに減少すると予測しており,知事も人口減少を明言しております。それならば,過大な水源開発を抑制すべきという請願は妥当であり,それを不採択とすることに反対をいたします。
請願第13号は,新ガイドラインに基づく周辺事態措置法案制定や自衛隊法100条の8号などを改定しないよう求めたものです。米軍の軍事介入に対して,地方自治体の協力を義務づけないよう国に求めることは当然のことであり,採択されるべきです。
請願第14号は,母子家庭の母子や乳幼児の医療費が,本年11月から自己負担となることに対して,無料制度の継続を求めるものです。他県では就学前,さらには義務教育終了まで無料にしている自治体もあり,東京都も本年10月から3歳未満を4歳未満に拡大し,19の区では上乗せして就学前まで無料にするということです。本県でも幾つかの
市町村が,やむなく独自の無料制度を創設するとともに,県に存続を迫る決議を上げた議会もあります。財政難を理由に弱者を真っ先に切り捨てる一方,公共事業偏重では,県民が納得するはずはありません。自己負担導入を撤回し,無料制度を復活させるために本請願を採択すべきであります。
以上,反対の理由を述べまして,私の討論を終わります。
20
◯議長(
横田修平君) 以上で,通告による討論は終わりました。
これをもって,討論を終了いたします。
──────────────────────────
21
◯議長(
横田修平君) これより採決に入ります。
まず,第110
号議案,第111
号議案,第116
号議案,第117
号議案,第122
号議案,第128
号議案及び第132
号議案ないし第134
号議案を一括して問題といたします。
お諮りいたします。本件は,原案のとおり可決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
22
◯議長(
横田修平君) 挙手多数であります。よって本件は,原案のとおり可決されました。
次に,第112
号議案ないし第115
号議案,第118
号議案ないし第121
号議案,第123
号議案ないし第127
号議案,第129
号議案ないし第131
号議案,第135
号議案ないし第140
号議案及び報告第8号を一括して問題といたします。
本件に関する
委員長報告は,原案可決または承認であります。
お諮りいたします。本件は,
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23
◯議長(
横田修平君) 御異議なしと認め,本件は,原案のとおり可決または承認されました。
次に,
委員長から報告のありました請願で,
総務企画委員会に付託されておりました10年第11号及び
環境商工委員会に付託されておりました10年第13号を一括して問題といたします。
お諮りいたします。本件についての
委員長報告は,不採択であります。これを採択するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
24
◯議長(
横田修平君) 挙手少数であります。よって,本件は不採択と決しました。
次に,
福祉衛生委員会に付託されておりました10年第14号を問題といたします。
お諮りいたします。本件についての
委員長報告は,不採択であります。これを採択するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
25
◯議長(
横田修平君) 挙手少数であります。よって,本件は不採択と決しました。
次に,9年第8号,9年第16号,9年第17号,9年第31号,9年第32号及び10年第15号ないし10年第17号を一括して問題といたします。
本件は,
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
26
◯議長(
横田修平君) 御異議なしと認め,さよう決しました。
次に,
土木委員会に付託されておりました10年第19号について申し上げます。
本件は,さきに同趣旨の
意見書を可決したところであり,
委員長報告のとおり採択されたものとみなします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第2 第141
号議案,第142
号議案
27
◯議長(
横田修平君) 日程第2,第141
号議案及び第142
号議案を議題といたします。
お諮りいたします。本件につきましては,
茨城県議会会議規則第38条第2項の規定により,
委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
28
◯議長(
横田修平君) 御異議なしと認め,さよう決しました。
続いて,お諮りいたします。本件は,これに同意するに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
29
◯議長(
横田修平君) 挙手多数であります。よって本件は,これに同意することに決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日程第3 議第10号=ないし=議第13号
30
◯議長(
横田修平君) 日程第3,議第10号
過疎地域活性化のための新
立法措置に関する
意見書,議第11号
景気回復と雇用の
安定確保対策の推進を求める
意見書,議第12号
遺伝子組換え食品に関する
意見書,議第13号
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書を一括して議題といたします。